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ロマンシング東方(仮) (by ◆FoxIeVftR) ロマンシング東方(α) (by 無名の位) 概要 東方シリーズを知る人には色々突っ込みたいところがあると思いますが… 女性→人間 男性→妖怪 が前提です エレン→霊夢 自由人だから? 得意武器:棍棒=お払い棒 ユリアン→アリス エレンにアタックしてたので 得意武器:素手=蹴リス ミカエル→レミリア 何か偉そうだし 得意武器:槍=神槍「スピア・ザ・グングニル」 カタリナ→咲夜 レミリアに仕えてるってことで 得意武器:小剣=ナイフ モニカ→魔理沙 女性=人間なので 数合わせ 得意武器:素手=思いつかなかった トーマス→鈴仙 フルブライト=こーりん(予定)で最萌2の絡みから 得意武器:棍棒=餅つきの杵 サラ→永淋 弓 得意武器:弓=そのまんまイメージ ハリード→紫 強そうだから 得意武器:大剣=他に剣を使いそうなキャラが妖夢くらいしかいないと思ったから ゆかりんなら使えそうな気がする 幽々子&妖夢はまた今度 セリフはオープニングだけ中途半端に変更してあったり 鈴仙がモニカベースで結構髪の毛を一部流用してたり 永淋がゴゴイチ氏のクローディアベースで髪の毛とか一部流用してたりするのは 時間の都合で楽をしようと…いろんな意味ですみませんorz 無名の位より バージョンアップの関係でダウンロードとか何とか消えていますが、ご了承下さい。
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変な猪ロマンシングなブログにようこそ ここは変な猪ロマンシングのブログのTOPです。 管理人の独り言 ここでは、変な猪ロマンシングが 普段何気に思ったことを書きつづっていこうと思います。 とはいえ、毎日書くとは限りません。気分次第ですね。 書くことがあれば書く、書く事がなければ書かない、 という感じにします。いい加減ブログですね、ホントに。 ↓管理人情報↓ ハンドルネーム 変な猪ロマンシング 年齢 20歳 独身 好きな食べ物 ラーメン全般 趣味 サッカー 暇つぶしにする事 MMO巡り(すぐやめますが) 一言 まあよろしくね。 EXLOVEなら時々顔出してると思うんで、声かけてくれるとありがたい。いや、声かけてくれ。
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今日 - 合計 - ロマンシング サ・ガ3の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 18時55分45秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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今日 - 合計 - ロマンシング サ・ガ2の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 18時55分45秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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タイトル ロマンシング サ・ガ3 ジャンル RPG 対応機種 SFC 外見 主人公は8人から選択 装備 装備品によって変化 セリフ あり(一部キャラクター別) ボイス なし 育成 HP、JP(MP)、武器スキル、術スキルの向上だけ キャラメイクゲーとしても、サ・ガシリーズとしても微妙な立ち位置にいる作品。(「1が好き」「2が好き」という人は多いが、コレが好きという人は割と珍しい)主人公は名前・得意武器・守護星(能力値に影響する)が決められるが、性格や出身が決まっているため、キャラメイクをした感は残念ながら全くない。ただしスクウェアのSFCにおける後期作なので、芸術的な至高のドット絵を楽しめる。(以降ポリゴン表現の時代に移るので「恐竜的進化を遂げたドット絵の最栄華期」と言って良い)サ・ガシリーズお約束のバグも随分減り、あからさまな手抜きは全く見られなくなった。…のだが物足りない。キャラクター別のミニゲームもあるが、それもトーマスとミカエルのみ。ドット絵と派手なエフェクトを求めているキャラメイク勢には勧められるが…。ちょっと2があまりにも偉大過ぎて割を食ってる作品のように思える。(実際完成度はすこぶる高いのです) 名前 コメント
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ロマンシング サガ3 ストーリーRPG ターン制コマンド式 クラシック SFCリマスター 3,500円(税込)1.7GB スクウェア・エニックスを代表するタイトルが、HDリマスター版で登場! グラフィックの向上に加え、新ダンジョン、新エピソードなどの新要素もお楽しみいただけます! 1995年の発売から今なお愛され続ける不朽の名作『ロマンシング サガ3』が初のリマスター化。 8人の個性あふれる主人公たち。 誰を選ぶか、どんな行動をとるか、プレイヤーの選択次第で可能性は無限に広がる。 HDリマスターで新たに生まれ変わる『ロマンシング サガ3』に是非ご期待ください。 ■STORY■ 生き残った「運命の子」をめぐる壮大な物語が、今再び 死食… 死の星による不吉な日食が起きるたび、新しい命が失われ、混乱が世界を覆い尽くす。 今から600年前の最初の死食で、ただ一人生き残った赤子は魔王となり世界は荒廃した。 それから300年後の死食で生き残った赤子は聖王となり 邪悪な者を全て打ち倒し世界に平和をもたらした。 さらに300年、3度目の死食が起こる。 今回現われるのは魔王か聖王か、それとも…? メーカー スクウェア・エニックス 配信日 2019年11月11日 対応ハード Nintendo Switch セーブデータお預かり対応 対応コントローラー Nintendo Switch Proコントローラー プレイモード TVモード, テーブルモード, 携帯モード プレイ人数× 1 対応言語 日本語, 英語 レーティング CERO B 犯罪, 麻薬 今回好評な部分 以前のものを踏襲した部分 今回酷評されてる部分 リマスターされたところほぼ全て+新たなバグ もうこれSFC引っ張り出してきた方がマシだろ -- 名無しさん (2019-11-14 00 20 35) 追加シナリオ無し、新キャラ無し 理由は間に合わないから 本当にバカの極みだろ -- 名無しさん (2019-11-14 00 22 16) ウィンドダート発射音が違うとか逃走モーションが違うとかBGMの切り替わりがぶつ切りだったりとか SFC版やってると細かいとこ気になってしまうな -- 名無しさん (2019-11-14 00 35 26) なんか技撃つとすっごいスローになるんだが? -- 名無しさん (2019-11-14 00 35 49) 2DドットゲームにFPSは誤差だとは思うが、 Switch版よりPC版の方が入力が早いわ Switch版は遅延を感じるレベル -- 名無しさん (2019-11-14 00 42 20) 3の方は操作性とか処理落ちは問題無いけどバグが多い 一部修正されてるけど割と重大なバグもあるからそれを許容できるなら サガスカのリマスターは全般的にほぼ完璧な出来なんだがロマサガは外注だったんかね -- 名無しさん (2020-12-15 17 43 33) バグ多いけど快適で楽しかった 追加ダンジョンで道場やり放題だし定価で買っても満足でしたわ -- 名無しさん (2020-12-15 17 43 48) 名前 コメント
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トップページ ラウンジ ロマサガ1リメイク記念にアイスソードを集めよう ガイドライン 熱情の律動のガイドライン 熱情の律動のガイドライン 2ヘェーラロロォー 熱情の律動のガイドライン 3ヘェーラロロォー キャラネタ&なりきり ロマサガ1総合スレ ロマサガ1総合スレⅡ(含むミンサガ) 【棒読み】ナイトハルトだ【黒い悪魔】 サルーイン様の僕スレ〔ロマサガ〕 【神は人を】ミンサガ総合スレ【人は物語を】 【サルーイン】邪神と愉快な下僕達【ミニオン】 【Romancing】グレイ と呼んでくれ【SaGa】 ◆◇ロマサガ◆◆闇の神殿◆◆ミンサガ◇◆ 【再び】 ミンサガ総合 【マルディアス】 なりきりネタなんでもあり 【ロマサガも】やっぱオリキャラだろ【飽きてきた】 ロマンシングサガ-ミンストレルソング- モテない男性 ロマンシングサガ ミンストレルソング ロマンシングサガ ミンストレルソング 2週目 スロット機種 パチスロ・ロマンシングサガ-ミンストレルソング- ゲームサロン ロマンシング サガ-ミンストレルソング-難民スレ ロマサガ・ミンストレルソング-避難所2 ロマサガ・ミンストレルソング-避難所3 ロマサガ・ミンストレルソング-避難所4 ロマサガ・ミンストレルソング-避難所5 ロマサガ・ミンストレルソング-避難所6 ロマサガ・ミンストレルソング-避難所7 ロマサガ・ミンストレルソング-避難所8 ロマサガ・ミンストレルソング-避難所9 ロマサガ・ミンストレルソング-避難所10 ロマサガ・ミンストレルソング-避難所11 ロマンシングサガを買うべきか迷ってる人が集うスレ ロマサガ ミンストレルソングの不満点を語るスレ ロマンシングサガ-ミンストレルソング-雑談すれ ミンサガ買えなかった人が今買うソフト ぱんだのミンサガ&ツクール実況スレッド ロマミンプレイ中の香具師が休憩するスレ ミンサガ買えなかったやつらが集うスレ 【疑問】ロマサガ【教えて】 ミンサガのクソシナリオどうにかしろ ロマサガ クローディアで始める奴は犯罪者予備軍 ロマサガ・理想的・チャート?? ミンサガのパッケージからオナラの臭いがする 【ロマサガ】マルディアス学園【ミンサガ】 【ロマサガ】マルディアス学園【ミンサガ】 【ロマサガ】私立マルディアス学園週目【ミンサガ】 【ロマサガ】神立マルディアス学園四週目【ミンサガ】 【ロマサガ】神立マルディアス学園五週目【ミンサガ】 マルディアス学園 まとめサイト http //mardias.fc2web.com/ こんなミンサガキャラは嫌だ! ロマサガの神話、世界観を考察するスレ アルツールで強盗殺人、ガラハドさん死亡 南エスタミルのガキうぜえ DSFF4vsミンサガ 家庭用ゲーム攻略 今年発売のFFとロマサガを語ろう ロマンシングサガミンストレルソングの改造コード ロマサガ-ミンストレルソング-質問スレ ロマサガ-ミンストレルソング-質問スレ2 ロマサガ質問スレ ロマサガ質問スレPART4 ロマサガミンスト質問スレPart5 ロマサガミンスト質問スレPart6 ロマサガみんすと質問スレPart6 ロマンシングサガミンストレルソング質問スレPart8 ロマンシングサガミンストレルソング質問スレPart9 ロマンシングサガミンストレルソング質問スレPart10 ロマンシングサガミンストレルソング質問スレPart11 ロマンシングサガミンストレルソング質問スレPart12 ロマサガ質問スレ パート13 ロッマンシングサガ-ミンストレルンソグ-質問スレpart13 5 ロッマンシングサガ-ミンストレルンソグ-質問スレpart14 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart15 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart16 ロマンシングサガ-ミンストレルンソグ-質問スレpart17 ロマンシングサガ-ミンストレルンソグ-質問スレpart18 ロマンシングサガ-ミンストレルンソグ-質問スレpart19 ロマンシングサガ-ミンストレルンソグ-質問スレpart20 ロマンシングサガ-ミンストレルンソグ-質問スレpart21 ロマンシングサガ-ミンストレルンソグ-質問スレpart22 ロマンシングサガ-ミンストレルンソグ-質問スレpart23 ロマンシングサガ-ミンストレルンソグ-質問スレpart23 ロマンシングサガ-ミンストレルンソグ-質問スレpart24 ロマンシングサガ-ミンストレルンソグ-質問スレpart25 ロマサガ-ミンスト質問スレPart26 ロマサガ-ミンスト質問スレPart27 ロマサガ-ミンスト質問スレPart28 ロマサガ-ミンスト質問スレPart29 ロマサガ-ミンスト質問スレPart30 ロマサガ-ミンスト質問スレPart31 ロマサガ-ミンスト質問スレPart32 ロマンシング佐賀-ミンストレルソング-質問スレPart34 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart35 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart36 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart36 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart37 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart37 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart38 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart39 ロマンシングサガ ミンストレルソング質問スレ40 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart51 ロマソシグサガ-ミンストレルソング-質問スレPart38 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart62 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart43 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart44 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart46 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart47 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart48 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart49 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart50 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart51 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart52 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart53 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart54 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart55 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-質問スレPart53 ロマンシング・ハゲ-ミンストレルガラハゲ-質問スレPart54 ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-質問スレPart55 ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-質問スレPart56 ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-質問スレPart57 ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-質問スレPart58 ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-質問スレPart59 ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-質問スレPart60^^ ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-質問スレPart61 ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-質問スレPart62 ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-質問スレPart62 浪漫シング佐賀-ミンストレスソング-質問スレPart63 ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-質問スレPart63 ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-質問スレPart65 ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-質問スレPart67 ロマンシング・サガ-ミンストレルソング-質問スレPart68 ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略1サガ ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略2 ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略3 ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略4 ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略5 ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略6 ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略7 ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略8 ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略9 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-攻略10 ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略11 ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略12 ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略13 ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略14 ロマンシングサガ‐ミンストレルソング‐攻略15 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-攻略情報収集スレ16 ロマンシングサガーミンストレルソングー攻略17 ロマンシングサガーミンストレルソングー攻略18 ロマンシングサガ-ミンストレルソング-攻略情報収集スレ19 ロマンシングサガ -ミンストレルソング- 攻略情報収集スレ20 ロマンシングサガ -ミンストレルソング- 攻略情報収集スレ21 ロマンシングサガ -ミンストレルソング- 攻略情報収集スレ22 ロマンシングサガ -ミンストレルソング- 攻略情報収集スレ23 ロマンシングサガ -ミンストレルソング- 攻略情報収集スレ24 ロマンシングサガ -ミンストレルソング- 攻略情報収集スレ25 ロマンシングサガ -ミンストレルソング- 攻略情報収集スレ26 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収集スレ27 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収集スレ28 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収集スレ29 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収集スレ30 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収集スレ31 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収集スレ32 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ33 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ33 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ34 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ35 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ36 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ37 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ39 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ40 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ41 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ42 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ43 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ44 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ45 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ46 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ47 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ48 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ49 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ50 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ51 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ51 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ52 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ53 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ54 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ55 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ57 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ58 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ59 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ60 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ61 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ62 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ63 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ64 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ65 オマンチンコサガ -ミンストレルソング- 攻略情報収集スレ23 ロマンシングサガ ミンストレルソング 攻略情報収拾スレ33 ロマサガ‐ミンストレルソング改造コードスレ ロマサガ‐ミンストレルソング改造コードスレ2 ロマサガ‐ミンストレルソング改造コードスレ3 ロマサガ‐ミンストレルソング改造コードスレ4 ロマサガ‐ミンストレルソング改造コードスレ5 ロマサガ‐ミンストレルソング改造コードスレ6 ロマサガ‐ミンストレルソング改造コードスレ7 ロマミソ改造コードスレ-FINAL ロマサガ‐ミンストレルソング改造コードスレ8 ロマサガ ミンストレルソング改造コードスレ9 ロマンシングサガ改造コードスレFINAL-2 ロマサガ一人旅クリア専用スレ オマンチンコサガ -ミンストレルソング- 攻略情報収集スレ23 シャイニングフォースとロマサガどっちがオススメ? ミンサガ閃き関連スレ!!!! 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(家ゲーRPG) ミンストレルソングの海賊シルバーたんはエロカワイイ2 ミンストレルソングの海賊シルバー様は親分カワイイ3 ミンストレルソングの海賊シルバー様は親分カワイイ4 ミンサガの海賊シルバー様は親分カワイイ5 ミンサガの海賊シルバー様は親分カワイイ6 ミンサガの海賊シルバー様は親分カワイイ7 ミンサガの海賊シルバー様は親分カワイイ8 ミンサガの海賊シルバー様は親分カワイイ9 ミンサガの海賊シルバー様は親分カワイイ10 (家ゲーRPG) ミンストのクローディアたんはエロカワイイ2 ミンサガのクローディアたんはクールエロカワイイ ロマサガのサルーイン様はエロ小物 8等身のツフ姐さんはキモイ ミンサガのダーク様はエロキモカコイイ ミンサガのダーク様はエロキモカコイイ2 ミンサガのファラたんは田舎娘カワイイ [麻痺]ミンサガのゴーストシップはイカカワイイ[即死] ミンサガのミニオン様はエロカワカッコイイ ロマサガのガラハドはアイスカッコイイ! ミンサガのグレイはもっさりフサフサ ミンサガのグレイはもっさりフサフサ3 ミンサガの吟遊詩人たんはナレーションカワイイ!! ミンサガの吟遊詩人タンを痔にしたい奴の数→ ミンサガの吟遊詩人たんのすべてを愛しく思うスレ ミンサガのフリーレ様は幽閉カワイイ ミンサガのフリーレ様を崇め讃えるスレ ガラハドとともに苦難を乗り越えて行くスレ ガラハドとともに苦難を乗り越えて行くスレ 2本目 (?) ガラハドとともに苦難を乗り越えて行くスレ 4本目 ガラハドとともに苦難を乗り越えて行くスレ 5本目 ガラハドとともに苦難を乗り越えて行くスレ 6本目 ガラハドとともに苦難を乗り越えて行くスレ 7本目 ガラハドとともに苦難を乗り越えて行くスレ 8本目 ガラハドとともに苦難を乗り越えて行くスレ 9本目 ガラハドとともに苦難を乗り越えて行くスレ 10本目 ミンサガのフラーマたんは電波キモイイ ミンサガのシェリルタンは不幸カワイイ ミンサガのデス兄様は開門カッコイイ! ミンストレルソングのジャミルはカワカコイイ (家ゲーRPG) ミンサガのアルベルトは超萌えキャラ 【熱き野望は】ナイトハルト皇太子殿下【全土統一】 ミンサガのテオドール様は小泉カッコイイ アル☆ベルトは蝶萌えキャラ!! ガラハドのペニス ミンサガのラファエルは死の剣にするよな? ミンサガのマリーンをブッ殺すスレ ミンサガのマリーンは腹黒カワイイ(><) ミンサガのマリーンタソは>< ミンサガのバーバラ姉さんは三十路カワイイ (家ゲーRPG) ミンサガのゲラ=ハはダンディカコイイ2 ミンサガのゲラ=ハはダンディカコイイ3 ミンサガのゲラ=ハはダンディカコイイ4 ミンサガのゲラ=ハはダンディカコイイ5 ミンサガのアイシャはだぁめぇなのぉ~カワイイ ミンサガのフリーレ姉様はオブシダンカワイイ ミンサガのジャミルたんはシティ派 ロマサガキャラとミンサガキャラの比較 ミンサガのお宝の地図たんはツンデレかわいい 【ミンサガ改変】シェリルの悲しい話 ゲーム音楽 関戸がFF1・2・ロマサガに続きFF3を汚染 決戦!サルーインはSFC派?PS2派? ネトゲ実況 ロマサガがリメイクされるのにお前らはFFか ロマサガの新作が発表されたのに ロマンシングサガオンライン 詩人からアメジスト貰う踊り子って何なの? 超久しぶりにミンサガやるんだが ミンサガ2キタ━━━ノД`)・゚・。━━━!!!!! ミンサガ久しぶりにやったらヌルゲーになってわろた ロマサガミンストレルソングはミンストレルコートのパクリ ミンサガ始めました 声優総合 ロマンシングサガ・ミンストレルソングの声優陣 ピンクのキャラサロン 森の番人†ミンサガ・クローディア( ~_~)゙…3
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ロマンシング・サガ バトル2 127様より あああ さえつ ぐあう びえま りなけ ずてせ ほへの けえむ みびか へかる くぶわ ぶろう へおげ ほみり ふわぎ ふびい そあえ にんた ずんぬ おばの とよみ げめち こなず がぜや らじす あくう ぞゆな ふゆあ すおす ごさぬ ぐばじ げぐほ どはふ おおほ ああむ あごじ へはく ちはき ふざぜ ばずと べよや こらあ ばすよ べどむ ぞをに のふあ
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ロマンシング サ・ガ2 8-396~398・411・413~414・417~422・432~437・456~458、 9-7~17 396ロマンシングサガ2sage04/06/03 14 45ID iBcGUlW/ あるPUBの屋内。客の喧噪が続くなか、一人の子供が吟遊詩人にお話をねだる。 ロマンシング・サ・ガIIの物語は、吟遊詩人の語りより始まる。 かつてバレンヌがまだ共和国ではなく、帝国であったころのこと。 そのころのバレンヌは、北バレンヌの東端アバロンに依拠する地方政権の一つに成り下がっていた。 第30代皇帝レオンは、かつての威光を取り戻すべく、国力の強化と兵士の鍛練を繰り返し、 再び領土の拡大、世界統一を図ろうとしていた。 彼には二人の王子がいた。武力においては帝国一の第一皇子雄々しきヴィクトール、 学問に長けた第二皇子心優しきジェラール。ある日レオンは、ジェラールをつれ、近隣を騒がす南にある モンスターの巣の討伐に向かった。 討伐したモンスターの巣を封印したレオンはアバロンへ帰還する。 出迎えたヴィクトールは苦労の耐えない父をねぎらうとともに弟を気遣う。 弟に甘い兄と息子に厳しい父の間で衝突が起きようとしたが、 レオンは、謁見を願う魔術師オアイーブの話をダシにして長男の追求を拒むのだった。 397ロマンシングサガ2sage04/06/03 15 09ID iBcGUlW/ オアイーブは「ソロモンのクジンシーに気をつけろ」と言い残して去った。 レオンは休むことなく ウォッチマンの巣”を攻略しに、ジェラールと選りすぐりの 帝国兵を連れ出かけた。しかし、無事攻略を済ませアバロン宮殿に戻った時、事件が 起きていた。アバロン宮殿が何者かに攻められ、ヴィクトールが城下の道端に倒れて いたのである。ヴィクトールが再び目を開けることはなかった……。 レオンは、生き残った帝国兵士から状況を聞いた。アバロンを襲ったのはあの ”七英雄”の一人である”クジンシー”だったというのである。一通り話を聞いた レオンは、思い出したような表情をしていた。 以前七英雄の危険性を告げに来ていた女魔道師”オアイーブ”を 呼び出したレオンはクジンシーのことを問いただした。 その時、クジンシーの特殊な戦い方に勝つための秘法をレオンは知る。 かくしてレオンとジェラール、そして帝国兵士達はクジンシーのいるソーモンへ 向かった。ソーモンの館でクジンシーを追いつめるレオン。 思わぬ攻勢を前ににクジンシーも最後の手段を使わざるをえなかった。 398ロマンシングサガ2sage04/06/03 15 15ID iBcGUlW/ アバロンに運ばれたレオンはすでに虫の息であった。 枕元にいるジェラールにレオンは語る。 オアイーブという女魔道士が教えたクジンシーを倒す方法は ”伝承法”。伝えるものと受け継ぐものに強い意志が存在した時、 その志と能力が受け継がれるという。 レオン 「あの女が何者なのか、そしてこの方法がでまかせなのか分からん。 しかし、お前とこの国が生き延びていくには、この方法に頼るしかないのだ…… 奴の必殺技、ソウルスティールは見切った。この見切り、お前に伝えよう」 空からジェラールに向かって光が降りてきた。 ジェラールの中に新たな力を感じたまさにその時、アバロン内にも変化が 生じていた。主無き状態の弱った国を、近隣のモンスターが襲撃したのだ。 しかし、レオンの力を受け継いだジェラールの前にゴブリンの集団は何ら敵しえなかった。 モンスターの襲撃を一蹴したジェラールは、ソーモンのクジンシーに復讐を挑む。 ソウルスティールを見切られたクジンシーはもろかった。 「……この俺がやられるとは……また長い間眠らねばならぬのか……だが、 復讐してやるぞ、必ず!」 こうして、ジェラールはカタキである”七英雄”の一人、クジンシーを倒した。 気になる捨て台詞を残してクジンシーは去った。同時に北バレンヌを制覇したバレンヌ帝国の 長い戦いの始まりでもある。 411ロマンシングサガ2sage04/06/06 14 10ID HXMWJDyh あ、まじだ。アバロンは西の端だった。すまそ。 413ロマンシングサガ2sage04/06/06 23 27ID HXMWJDyh ソーモンのクジンシーを倒して北バレンヌを制覇した一年後、 ジェラールは南バレンヌに帝国軍を進めた。 進軍の途中に立ち寄ったニーベルの街で龍の穴に住む格闘家の集団に興味を示したジェラールは、 彼らの元を訪れる。おりしも格闘家たちは、ニーベル近辺の魔物の巣の攻略に手を焼いているところだった。 協力を約束した皇帝は、格闘家を悩ます軟体系モンスター ゼラチナスマター をファイアーボールとウィンドカッターの 二つの術でうち倒した。皇帝のおかげで面子を保てた格闘家たちは、以後帝国への協力を誓うのだった。 帝国の財源を確保するべくジェラールはルドンの宝石鉱山へ向かう。 鉱山の探索と魔物の群をいっそうしたジェラールは、宝石鉱山を帝国の直轄とした。 ここで年代ジャンプは絶対だったっけ? まぁ、よく覚えてないのでこの後もジェラールでしておこう。 414ロマンシングサガ2sage04/06/06 23 40ID HXMWJDyh ヴィクトール運河とは南バレンヌにある海峡にかつて帝国が築いた運河である。 現在は何者かがこの運河に難攻不落の要塞を築き運河の通行権を支配していた。 これは帝国の威信に関わる問題でもあり、またこの運河要塞の影響により海賊が横行し ソーモンの港への多大な影響があったので帝国としては見過ごすことの出来ない問題となっていた。 しかし要塞は強固な防御を盾に帝国の侵攻を阻んでいる。攻略法は意外なところからまわってきた。 当時アバロンには、泥棒の噂でひとしきりであった。 どんな警戒網もすりぬけて金を盗む泥棒を前に、皇帝自ら警備に乗り出すこととなった。 皇帝の調査の結果、一連の事件はシーフギルドの仕業であることが発覚した。 皇帝とシーフギルドは取引を交わし、シーフギルドは運河要塞攻略のための裏工作をすることとなる。 シーフギルドの協力の結果、運河要塞の司令部を攻撃する手はずが整い、思わぬ奇襲をうけた要塞は もろくも陥落した。 こうして、南北バレンヌを統一した事業を終えたところでジェラールの戦いは終わることになる。 次からは名もなき皇帝たちの活躍の時である。 417ロマンシングサガ2sage04/06/08 23 41ID LR4AmSBR そして、ヴィクトール運河を取り戻してから78年後の帝国暦1080年、新たな皇帝が即位した。 新皇帝は更なる帝国の繁栄を望み、新たな交易路の開拓を模索していた。バレンヌの東にはオレオン海を挟み カンバーランドがある。しかしこの頃のアバロンは航海技術があまり発達しておらず海路はヌオノの武装商船団に 牛耳られていた。そこで皇帝は南に目を付け、ルドンを経由して更に南のナゼール、東の南ロンギットへの交易を 考える。 皇帝一行はまず帝国領最南の町、ティファールに到着した。そこで地元の者の話からルドン高原を通って ナゼール地方への新たなる道が開拓できないかと考える。ルドン高原は多くのモンスターが棲み付く危険な場所だが、 ここを抑えればナゼール、南ロンギットへの行き来が楽に行える。そのために皇帝は自らがルドン高原へ行くことを決意した。 途中、美しい湖などを見つけたりし南下していくとサイゴ族の村にたどり着く。この村は東にあるトバと交易を行っているが 、最近その途中にできたモンスターの巣が邪魔で、交易が行えないと言う。 この交易路を使えると判断した皇帝は洞窟へ向かう。洞窟内には多数の蛇が住み着いていたが、帝国軍に 掃討されてしまった。 418ロマンシングサガ2sage04/06/09 00 05ID gXIToyjk 皇帝はそのまま東のトバ、マーメイドへと抜けて行く。 マーメイドから北に抜け、北ロンギット経由でバレンヌに戻ろうとした皇帝の行く手には広大な砂漠が広がっていた。 砂漠の熱砂と夜の極寒の大気を前に披露する帝国軍は、流砂に巻き込まれた末に這々の体で砂漠の街テレルテバにたどり着いた。 皇帝は、そこで名だけしか知らぬ東の大国ヤウダの名を耳にする。 ヤウダは折しも七英雄筆頭ワグナスの侵攻を控え、厳戒態勢に入っていた。 国主であるアト王は帝国の領土欲を警戒した結果、謁見を求めに来た皇帝を袖にした上、返す手で ワグナスと同盟を結ぼうとした。 重臣であるセキシュウサイの必死の諫めも聞かず……。 結果、ヤウダ首都チョントウ内にはモンスターが跋扈、ヤウダの兵士は国を見限り脱走した。 アト王の側に控えるはセキシュウサイのみ。魔物のリーダーを倒した皇帝の前に、ヤウダの威信をかけ セキシュウサイが一騎打ちを申し込む。必殺の無刀取りも、皇帝の音速剣の前にはなんら意味をなさなかった。 アト王は追放され、魔物の勢力は首都から一掃された。セキシュウサイの孫ジュウベエはセキシュウサイの 遺言に従い、イーストガードを結成して皇帝に仕えると表明した。以後、ここにヤウダの覇権をめぐる帝国と ワグナスの激しい戦いが、何代にもわたって繰り広げられるのであった。 419ロマンシングサガ2sage04/06/09 00 15ID gXIToyjk ワグナスの本拠ハクロ城に攻め込んだ皇帝は、城を空にとばすという七英雄の神技を目の当たりにし、 攻め手を欠いた。人間は空を飛べない。この当たり前の道理を前に進軍を失った皇帝は、ヤウダの安定を延期して、 当初の予定通り探索を開始する。目指すは密林の密集するサラマット。 モンスターを避けつつジャングルの奥深く進む皇帝は、そこで、モンスターに襲われる現地の女性と遭遇する。 女性を助けた皇帝は彼女の村へと案内される(注:女でないと案内してもらえない)。 彼女たちはこの付近にあるエイルネップの住人であったが、七英雄ロックブーケの魅了の魔力で町は 支配されてしまった。そこでサラマット内に村を作り逃げ延びてきたのだ。正体を明かして訳を話すと ジャンヌは皇帝達に協力を約束する。皇帝も打倒七英雄のためロックブーケを倒す協力することを約束した。 アマゾネスたちと交渉を終えた皇帝は、ジャングルを越えアバロンに帰還する途中、サバンナで大蛇のモンスター に襲われた結果命を落とした。一説では、命と引き替えに鳥のの巣を守ったからだとも言われている。 第三代皇帝ヒュッポリテー。業績、特になし。 420ロマンシングサガ2sage04/06/09 00 20ID gXIToyjk 進軍する術を失った……が抜けていた……。まぁ、誤植はなおらんだろうから一生このままでいいか。 421ロマンシングサガ2sage04/06/09 00 52ID gXIToyjk 帝国暦1127年、光が選んだのは側近の一人であった格闘家であった。 こうして、伝承法により帝位についた皇帝の元へカンバーランド王ハロルドからの使者が訪れる。 皇帝ははそのまま使者と共にカンバーランド国へ向かった。 当時カンバーランドは王位継承権で揺れ動いていた。ハロルド王には3人の子供がおり、 王は病のために死が迫っていたからである。彼の3人の子供、ゲオルグ、ソフィア、トーマは3人とも皆優秀で 次王には誰が就いてもおかしくないそうだ。言われるまま三人の王族と顔合わせをさせられた皇帝は、 国王より後継者に誰を選ぶべきか相談を受ける。文面からして、国王は末子のトーマに王位を渡したい臭いを ぷんぷんと発していた。それが鼻についたのか、ストイックな外見に似合わず好色なのか。よくわからないが、 格闘家が選んだのはソフィアであった。皇帝がトーマを選ばなかったのがショックだったのか、 国王は「ソフィアはもう とう がたっていまして、誰ぞいい相手はいないものでしょうか?」などとのたまうであった。 ともあれ、こうしてカンバーランドの平和な一日は終わりを告げる。翌朝、状況は激変する。 422ロマンシングサガ2sage04/06/09 01 08ID gXIToyjk カンバーランド激動の一幕は、国王の急死からはじまった。 後を継ぐは末子のトーマ。ディオ様ではないですが、臭いくらいぷんぷんにおいます。 「え? 俺、そんなやつ選んでないよ」とばかり適当な兵士を捕まえて問いつめる皇帝。 恐ろしいまでに冴えた皇帝の推理を前に逆切れした兵士は皇帝に襲いかかります。 敵を返り討ちにした我らが皇帝陛下。トーマを連れてネラック城まで悠々と逃走するのでした。 こうして、ネラック城にてゲオルグとトーマの涙の再会イベントを演出した皇帝陛下。 事態は次の局面に移行します。火星に現れたソフィアから陰謀の主が宰相サイフリートにあると知り、 ダグラスに進軍しようした一同の前に、国境を襲うモンスターの報が入ります。 焦るゲオルグを説き伏せた皇帝は、自らモンスターの排除に動くのでした。地下道をうごめく砂漠の蛇を 皇帝が倒したとき、ゲオルグとソフィアの連合軍もダグラスを陥落させていました。 残すはサイフリートがたちこもる北の砦のみ。 432ロマンシングサガ2sage04/06/10 21 38ID c52WamJI 北の砦を攻めるには戦力を整える必要があるらしい。 しかし、そんなものは待っていられない。文字通り行き急ぐ皇帝は、側近だけで北の砦を攻める。 古より難攻な砦を落とすには少数精鋭に限るとは言うが、無茶しすぎのような気がしなくもない。 ともあれ、砦の奥で舟で逃走を図るサイフリートを補足した皇帝は、サイフリートの放つ混乱を誘発する プリズムライトの方術に惑わされつつも、龍陣からなる連携でサイフリートの一味を倒すことに成功した。 七英雄にカンバーランドを土産に永遠の命を……というサイフリートのはかない願いは絶たれた。 「永遠の命などゆがんだ夢」と言い切った皇帝の心境やいかに。 こうして、カンバーランドの混乱は治まった。新王トーマの意志によりカンバーランドは帝国に属することと なるが、皇帝の厚意と打算にによりその統治は以前と変わらぬようカンバーランド王家が行うものとした。 この事件の後ゲオルグとソフィアは聖騎士団ホーリーオーダを結成し、帝国に仕える身となった。 433ロマンシングサガ2sage04/06/10 22 09ID c52WamJI カンバーランドもその身に抱き込み、帝国の領土は増加する一方。 西から太陽は姿を現さないが、まさに日の出の勢いである。 それから一年、玉座について一服した皇帝は、帝国の抱える懸案の一つ、武装商戦団の件に着手する。 モーベルムの町へ向かった皇帝団は、まず商船団の船長らしき男と交渉する。敵のかなり強気な態度に 殴りかかりそうになった皇帝だが、彼らの抱えている問題であるメッシナ鉱山の魔物退治に行くことを条件に、 彼らと協力を取り付ける。鉱山へ向かうため街を出た皇帝は、偶然にも武装商船団のリーダーを町の屋敷で みかける。こっそり忍び込んだ皇帝は、見張りの男に酒を運ぶふりをしてこの見張りを倒し、中での会話を 盗み聞きする。話の一部をまとめると、ヌオノへはハリア半島から陸続きだがとても人が通れるところでは ないということだ。そこからならば奇襲をかけられるのではないか?そう考えた皇帝は、ティファールへ立ち寄る。 地元の者の話では獣道程度の物ならあるらしい。翌日皇帝ははそのままハリア半島へ向かう。 魔物がひしめく難所を乗り越え半島を抜けた皇帝はまんまとヌオノに潜入。商船団リーダー、エンリケの部屋に 忍び込み、動揺するエンリケに一方的なペースで押し切り武装商船団を帝国の支配下に置くことに成功する。 ここで、第四代皇帝フリッツの記録は終わりを告げる。 業績 カンバーランドの制圧。武装商戦団との同盟。 434ロマンシングサガ2sage04/06/10 22 20ID c52WamJI フリッツ皇帝の活躍から115年後、光は武装商戦団の男を皇帝に選んだ。 帝国歴1243年のことである。 この年、ソーモンのヒラガ10世の発案により帝国の繁栄の象徴ともいえるレオンブリッジがミラマーに 建設させられる。普段はヴィクトール運河に巨大な橋を架け、船が通行するときには橋を上げるという 大型の跳ね橋だ。また、この橋の建設中にかねてからの要請があったコムルーン海峡越えに挑む。 いままで多くの船乗り達がこの海峡に挑んだが誰一人として帰ってこなかった。 自らが船乗りである皇帝は船乗りの誇りにかけてこの海峡を越えることを決意した。 複雑な潮の流れと棲み付く魔物が船を苦しめるが、マゼラン帝は無事この海峡を制覇、 コムルーンへの新たな海路が通じ、交易によりカンバーランドと帝国に富をもたらすことになる。 海峡を越えた皇帝はそのまま島の調査に入る。当時コムルーン島はどこの領土でもなかった。 国があるわけではなく火山の麓に小さな町が個々で存在する程度だった。そして火山は常に活動を続け、 この島は頻発する地震といつ噴火するか分からないという不安に悩まされていた。 皇帝はこの火山に悩まされる地域を帝国領にできないかと思い、周辺の調査を行った。ちょうどその頃、 この島に住む魔道士が火山活動を停止するという道具を開発し、町ではこれを火山の頂まで持って行く者を 探していたが危険な火山に挑む者などいるはずもない、という状況だった。 この役を引き受けた皇帝は、火山活動を止めることに成功した。この功績によりコムルーン島への帝国の統治が 受け入れられたのである。 1244年、帝国の勢いはとどまることを知らなかった。 435ロマンシングサガ2sage04/06/10 23 47ID c52WamJI 帝国暦1244年、人口拡大する帝国のなかから有能な人材を育成する、という目的から学術機関として 「アバロン帝国大学」が設立された。フォーファーに置ける学校とは違い、勉学意欲のある人間のみを対象としている ことや学費が高いという問題から設立当初は生徒も集まらずこの案は失敗したかと思われた。しかし「皇帝奨学金」 という金銭面での補助や、皇帝が自ら入学するといった努力によりたちまち生徒は集まった。 その後、物見遊山の旅に出た皇帝は、先々代の皇帝が訪れたというテレルテバを訪れる。 かつてここで先の皇帝は、テレルテバにそびえる三つの塔に住み着くモンスターに挑み、そこで七英雄ノエルが 裏にいることを知った。しかし、肝心の中央の塔を守るモンスターは手強く、攻めあぐねた皇帝はノエルのいる 「移動湖」に向かい、彼と交渉することでテレルテバを解放した。ノエルは、移動湖の奥にたたずむザクサーという 男から何かを知ったようだが、その真実を皇帝が知ることはなかった。ともあれ、平和になったテレルテバで 皇帝はシャールカーンという男と出会い、彼が率いるデザートガードを配下にした。 その後、先送りにされていたメッシナ鉱山をモンスターから解放し、ルドンの南ナゼール地方で、 サイゴ族の越冬を妨害するモンスターの巣を取り除くと、皇帝は姿を消した。一説では南の果てで 氷海に呑まれて死んだとも言われている。 第五代皇帝マゼラン。アバロン大学の設立。コムルーン海峡の発展。コムルーン島、ナゼールを帝国領に。 436ロマンシングサガ2sage04/06/11 00 01ID 6NafVhRz それから58年後の1302年、光は宮廷術師の女性を差した。 第六代皇帝の誕生である。帝位についた皇帝は、それまでの皇帝たちが蓄積したノウハウを結集して、 まず術法研究所の成立に着手した。新たな術法の開発に着手するべく、東方に出向いた皇帝は、 ある時、サバンナの村で一泊した。近頃この村は大量の白アリに苦しめられていた。 皇帝は噂の真偽を確かめるべく、そこに滞在したのだ。皇帝が訪れたその夜騒ぎが起こった。 慌てて跳び起きた皇帝が見た物は、なんと人間大の白アリの姿であった。逃げるように入ったアリの巣穴で、 皇帝は、地底に住む精霊モール族と出会う。彼らは、すみかを乗っ取ったシロアリの猛威を前に二人を残すのみで あった。モール族と協力を誓った皇帝は、その最奥で卵を産み続ける女王アリを発見するや戦いを挑み、 激闘の末に勝利した。生き残ったモール族と、サバンナの人々は帝国の庇護を求め、サバンナにも帝国の 支配権が確立した。 437ロマンシングサガ2sage04/06/11 00 02ID 6NafVhRz テレルテバイベント書き忘れていたので強引に後付け。このイベントの後でないとワグナスはヤウダで活動しません でした。 456ロマンシングサガ2sage04/06/14 00 56ID qW25haZw サバンナを保護区に定めてより一年後、皇帝の元に急使が訪れた。 コムルーン島で、異常なまでに地震が頻発していたのだ。かつて先々代の働きによりこの地での火山活動は停止したはずだが、 これが火山噴火の前触れだとしたら住民の生活はたいへんな危険にさらされる。コムルーン島住民への 避難命令は幾度となく出されていたはずだが一向に住民が移動する気配はなかった。そのため、宮殿内での 反対は大きかったが皇帝自信がこの島で直接住民の説得にあたることにした。 コムルーン島へ到着した皇帝は、まず地震の大きさとその間隔の狭さに驚かされる。 この地に古くから住むサラマンダー族の村を訪ねた皇帝に、サラマンダー達はコムルーン火山の大噴火が 近いと語る。しかもそれは皮肉にもかつての皇帝が火山の火口を封じたことにより火山内に力の行き場を 失った溶岩の噴出するエネルギーによるものだという。更にこのままでは噴出する溶岩の力に耐えられなく なった火口は大爆発を起こし島そのものにも大きな影響がでてしまいそうだという事であった。 皇帝はこの事を住民達に話し、急いでこの島から避難するよう命令した。住民は避難させたが、 このままでは島の存亡に関わるほどの大噴火が起きることは明らかだ。 封じた火口を解き放つべく火山を登った皇帝だが、溶岩石の固まりをうち砕くことはできなかった。 火山は噴火し、ふもとの街と村を溶岩が覆った。無力さに打ちひしがれる皇帝を暗い影が覆った。 コムルーン島の上空に巨大な浮島が現れたのだ。浮上島に乗り込んだ皇帝を待っていたのは、 宝箱に治まった古代の宝具と一冊の魔道書であった。そこに現れるは、かつて皇帝に火山の火口を封じるよう 差し向けた魔術師であった。魔術師は語った。古代の英知の証である冥の魔道書を手に入れるために、 火山を噴火させる必要があったこと。だまされたことを知った皇帝は怒り狂うが、それも後の祭りであった。 ストーンシャワーを多用する難敵魔道士を倒し、浮上島の宝物には手をつけることなく アバロンに帰還。その年に責任を取って退位した。その後の消息を知る者はいない。 第六代皇帝エメラルド。業績、術法研究所の創立。サバンナを帝国領に。火山を噴火させ、浮上島を出現させる。 457ロマンシングサガ2sage04/06/14 01 07ID qW25haZw 退位した皇帝の後を継いだのはホーリーオーダーの青年であった。 彼がまず着手したことは、先代の汚点ともいえる浮上島の探索である。魔物をかきわけ、冥の魔道書を 手に入れた彼は、これを術法研究所に持ち込み、強引に研究させる。森の片隅にひっそりとたてられた術法棟 で皇帝は冥の術法を習い、密かに研究を開始した。 そんな彼の元に、カンバーランド長城からステップにボクオーンの巨大戦艦要塞が建造されているという情報が入る。 いよいよ七英雄との対決である。だが、地上を走る巨大戦艦を攻める策もなく、具体的な攻撃手段が決まらないという状況が続いた。 策を探して帝国大学に訪れた皇帝は、ここでシゲンという学生に出会う。この男の策で地上戦艦は撃破されることになるのだ。 まずフォーファーで船を一隻用意し、これをステップに運ぶ。そしてその船を帝国戦艦建造として改造して敵の注意を引き付ける。 この作戦は上手く行き、ジェイコブ帝は少数で地上戦艦に潜入、ボクオーンに迫る。 命乞いをした後に背後から襲いかかる卑劣なボクオーンも、皇帝の側近たちが張るソードバリアの結界の前に 打つ手を無くし倒れた。 ステップは解放され、新たにノーマッドと呼ばれる遊牧民が帝国の傘下に入るのだった。 458ロマンシングサガ2sage04/06/14 21 19ID qW25haZw ・コルムーン島外伝 サラマンダーからコルムーンハンマーを受け取った皇帝は、コムルーンハンマーの固有技「グランドバスター」 で溶岩の固まりを破壊。噴きだしたマグマで重傷を負うも、火山の噴火を差し止める。 皇帝に感謝の念を伝えた後、サラマンダーは皇帝の軍隊に力を貸すことを約束するのだった。 7ロマンシングサガ2sage04/07/26 18 56ID qI6JzfU8 ステップを蹂躙するボクオーンを蹴散らし、新たに帝国の領土を広げて一年後、 皇帝は立ち寄ったマーメイドの町で行方不明になる。ルドン高原で見かけた者もいるので魔物に倒された、 との噂があるが行方不明になる数ヶ月前に一度マーメイドの町へ立ち寄ったときから様子が変わり、 その頃から密かになにかの準備をしていたという。 そして早々と次の継承者を決めるとそのままどこかに去っていき、以後はその姿を誰も見ていない・・・。 皇帝は人魚の虜となり、二度と地上に帰ることはなかったという…… 第七代皇帝ジェイコブ。業績、冥の術法の研究。七英雄の一人ボクオーンを撃破。ステップを帝国領に。 8ロマンシングサガ2sage04/07/26 19 04ID qI6JzfU8 ボクオーンを倒してから128年の時が流れていた。 この光は、軍師の男を選んだ。着任早々拡大する帝国に起きる様々な異変を鎮めるべく彼は動き出す。 帝国歴1431年、帝国の重要な財源であるルドンの宝石鉱山で、 鉱夫が相次いで倒れるという事件が発生していた。帝国直轄の鉱山での問題に皇帝は自ら鉱山へ赴いた。 鉱山内の構造ははるか昔、ジェラール帝の頃とは大きく変わり、 数多くの魔物達がさまよう危険な場所となっていた。この奥で皇帝は輝く宝石を発見、 この宝石が鉱夫の生気を吸い取っていたようだ。皇帝はこの宝石を破壊し、無事ルドンでの事件は解決した。 翌年、帝国武装商船団が独立という動きを見せる。商船団は帝国の重要な財源の一つである。 この事態を前に帝国としては早期解決のために乗り出した。この問題は、商船団内のギャロンという者が 帝国を快く思わない団員を率いて商船団内で反乱を起こした事から始まった。再び要塞と化したヌオノに 攻めることとなった皇帝側だが、過去に皇帝が侵入したといわれるハリア半島側の警護が強化された現在となっては、 迷路水路からの正面突破をせざるを得ない状況であった。だが帝国に忠誠を誓う商船団の脱走者達の手引きに より迷路水路は難なく攻略。待ちかまえるギャロンは撃破された。しかしこの時、寸前のところでギャロンは ヌオノから脱出、この男を重罪人として帝国は領内外での探索にあたるが、その行方は杳として知れず。 逃亡するギャロンが口にした七英雄スービエの名前、ロンギットにまだ平穏は訪れない 9ロマンシングサガ2sage04/07/26 19 52ID qI6JzfU8 この年、以前にサイゴ族から聞いたナゼール海峡の南に古代遺跡があるという情報を元に、なにか 七英雄を倒す手がかりがないかと皇帝達は氷の遺跡へ向かった。結局、すでに魔物の巣と化していた 遺跡からは何も得られなかったがアバロンへ戻る途中、海峡の北、サイゴ族の住処ではサイゴ族の子供が 行方不明になる事件が発生していた。付近の洞窟では強力な魔物が多数目撃されているという危険性から 皇帝も捜索に加わる。その過程で、なんと七英雄のダンターグと遭遇。ダンターグは語る。 「ワグナスやノエルはあいつらに復讐するつもりのようだが、俺は復讐などに全く興味がない」 と。それに続く皇帝は、かなり強気だった。「ダンターグ、見逃してやるから立ち去れ!」 なめられたダンターグは怒り狂って襲いかかるが、皇帝とそのお供のはる金剛盾にほとんどの攻撃を無効化され、 持久戦の末に倒れ伏した。子ムーと子供を救い、アバロンに帰還した。 第八代皇帝シゲン。業績、北ロンギットを帝国領に。ダンジョンにて七英雄の一人ダンターグを撃破。 10ロマンシングサガ2sage04/07/26 20 00ID qI6JzfU8 時は流れ、1686年。帝国の象徴たるレオンブリッジが何者かに破壊されると言う事件が起こった。 そして調査の結果ワイリンガ湖に住む巨大な一角鯨の仕業であることが判明した。 光が新たに選んだのは、インペリアルガードの女性だった。皇帝は帝国の威信にかけてこの魔物を討伐、 無事レオンブリッジも再建された。強大な海の主も、稲妻を関した剣技、槍技、召雷の前に倒れ伏した。 同年、南ロンギット海で激しい嵐が止むことなく続いていることが報告される。 南ロンギット海は帝国領外とはいえ、海続きである北ロンギット海もこの影響を受けていた。 現地の海女の調査報告によると百年ほど前に沈没した海賊船が原因の霊的な障害によるものだという。 その原因である沈没船は深い海底、打つ手無しと思われたが幸運にもアバロン倉庫内には”人魚薬”という、 海底に潜るための秘薬が保存されていることが分かった。かつてアバロン皇帝が魔女に命じて作らせた物らしい がなぜそのような物を作らせたのかは謎のままである。帝国の基本は少数精鋭。いかなる問題にも皇帝が立ち向かう。 原因究明は、当然 直接皇帝が挑むことになった。 事前調査の末、沈没船があると思われる地点の真上まで帝国船で行き、皇帝は海中に潜った。 沈没船内には多くの霊達と海棲生物がさまよっていた。苦戦の末、ついにたどり着いた沈没船の操舵室 で、皇帝は一人の幽霊と出会う。その名はギャロン、かつて帝国武装商船団の内部で反乱を起こし皇帝に 倒されたが寸前のところで逃亡、その後は行方不明となっていた男である。皇帝からは逃げたものの、 その直後に海の主と呼ばれる者に船を沈められたらしい。その無念の気持ちが霊達を呼び、この地に大嵐を 起こしているようである。復讐を叫ぶギャロンだが、皇帝の剣の一振りでその怨念は無惨にうち砕かれた。 敗者にかける言葉はないのである。 11ロマンシングサガ2sage04/07/26 20 11ID qI6JzfU8 こうして亡霊を地獄に送った皇帝は、この薄気味悪い沈没船を去ろうと海面に向かった。が、その時、 七英雄スービエが現れた。暗く不安に満ちた海の底で突如現れた巨大な七英雄の影、「何故戦う?」と 問いかける皇帝に、七英雄自らがその真相を語る。 「この海はあなただけのものではないわ。スービエ、一体何が狙い? 七英雄は何を考えているの?」 「七英雄は自分たちを異世界に追いやった者達に復讐するためにこの世界に戻ってきた。きてみると、奴らも違う世界に行ったようだ。 奴らはどこに行ったのか? 探しているのさ、復讐のために!」 水の精霊ネレイドが貼る光の壁と、皇帝自らが貼る火の壁、白鯨の姿を取るスービエの攻撃は人間には届かず、 アマゾネスの槍技を全身の至る所に受け七英雄は倒れた。後には、七英雄のが恨みを向ける相手という 謎だけが残った。ロンギットの海にとうとう平穏が訪れたのだった。 12ロマンシングサガ2sage04/07/26 20 20ID qI6JzfU8 残る七英雄は、ワグナス、ノエル、ロックブーケの三人。 知的なノエルの態度を過去の皇帝から受け取っていた当代は、長年闘争を続けた相手である ワグナスを倒す道を選んだ。ヤウダを浮遊城で席巻するワグナスの驚異を前に、帝国側はなす術もない。 皇帝は、天才発明家ヒラガ29世の手による人力風起こしを使い、浮遊城に潜入を果たす。 城内には多くの魔物がワグナスを守っていたが、皇帝はこれをことごとく撃破してワグナスの前にたどり着いた。 激闘の末、ワグナスは倒れたが、皇帝もまた全生命を使い果たした。これも、海の主を倒した呪いだろうか? 第九代皇帝ミネルバ。業績、南ロンギットを帝国領に。南ロンギット海でスービエを撃破。 翌年、ヤウダでワグナスを撃破。ヤウダを帝国領に。 13ロマンシングサガ2sage04/07/26 22 26ID qI6JzfU8 時は流れ、帝国歴1836年、一人の女性が光に選ばれ帝位についた。 女の経歴については不明な事柄が多く、装いからインペリアルガード出身であることがわかるのみ。 愛用するムーンライトは月の力を宿す秘剣。即位したばかりの若き皇帝の前に、一通の手紙が届く。 『レオンの封印せし地のダンジョンにて待つ クジンシー』 クジンシーの名に驚く皇帝の前に、かつてレオンに伝承法を伝えた女魔導師オアイーブが突然謁見を願い出てきた。 800年以上前の姿と変わらぬその姿に驚く皇帝にオアイーブは語る。 「七英雄の本体は別にあり、それがある限り彼らは何度でもよみがえる」と。 「ならば、私が一命をかけてクジンシーを倒し、最後の戦いは後人に任せようと思う」と言う皇帝に、 オアイーブはもう一つの衝撃的な事実を語る。伝承法にも限界はあり、おそらく陛下が最後の伝承者だと。 「チカパ山の奥に、私の一族が住む町があります。クジンシーを倒したらそこへ」 そう言い残してオアイーブは去った。 最後の皇帝の初陣がはじまった。初代皇帝レオンの封印したダンジョン。かつてはなかった奥へと続く階段。 最奥にある墓の前に立つクジンシーと巨大なアンデッドの群。妖刀の放つ退魔神剣とムーンライトの放つ冷気 の前にアンデッドの集団は倒れ、クジンシーもソウルスティールの見切りの前になんら敵しえなかった。 クジンシーは倒れ、残る七英雄はノエルとロックブーケの兄妹のみ。皇帝はアバロンに帰還した。 14ロマンシングサガ2sage04/07/26 22 35ID qI6JzfU8 チカパ山に向かう前、皇帝はアバロンの地下墓地へ向かった。ここは歴代の皇帝達が眠る場所である。 最後の決戦に向かう前に歴代皇帝達の前に訪れた女帝だが、ここで恐ろしい物を見る。 墓の様子がおかしい。不審に思ったフィアナ帝がその墓を開けると、中には無数の白アリがいた。 それはかつてモール族を全滅の危機に追い込んだサバンナの白アリそのものであった。 奥には深い穴が掘られており、中に入った皇帝はは予想どおりの姿を見る。それは今正に脱皮しようと言う 女王アリであった。サバンナでの戦いの折り、密かにアリの卵を皇帝に付けてここまで成長したという。 恐るべき執念だがアバロンの民をアリの餌にするわけには行かない。部下とともに全力でクィーンを倒した 皇帝は残った卵をすべて焼き尽くした。 翌年、皇帝はイーリス族の案内によりチカパ山の向こう、古代人が住んでいるという街を訪れた。 かつてスービエを撃破した時に、この七英雄から「七英雄はかつてこの世界の住人だった。そして現在は何者か に復讐するために戦っている」という話を聞いた。これが真実であるのなら古代人は何かの情報を知っているか も知れない。~忘れられた町~ではオアイーブと、その他の古代人がいた。彼女の口から明かされたのは、 真実の一部。すべての真相を彼女は語ってはくれなかった。 「最後の一人になれば、血盟が動き、七英雄は本体を護りに行かなければならない」 明らかにオアイーブは皇帝を利用して七英雄を倒させようとしている。しかし、 結果的にアバロン皇帝は七英雄と戦うこととなったが、皮肉にも七英雄がもたらした混乱を利用して 世界平定を成し遂げつつあるというのもまた事実なのである。最後の皇帝は、ロックブーケを倒すべく エイルネップの古都へ飛んだ。 15ロマンシングサガ2sage04/07/26 22 50ID qI6JzfU8 サラマットはジャンヌ帝の時代からロックブーケの支配下にあった。この地の女王として崇められるロックブーケ、 彼女には男達全てを魅了する力があった。彼女はその力を利用してエイルネップの遺跡を男達に捜索させていた。 皇帝の頭に古代人から聞かされた話がよぎった。 ・古代人は長命である。 ・肉体的寿命が来るとき、「同化の法」を使い新しい肉体を得る。(自分の魂を他の肉体になじませる) ・長命な故に死を恐れた。モンスターは恐ろしい敵だった。ただの人間は居るだけで彼らに死を連想させた。 七英雄について ・ワグナスとノエルはモンスターに立ち向かった。 ・ワグナスとノエルは同化の法を強める研究をしていた。そして新たな力を得た。そして仲間に力を与えた。 ・死を恐れずに立ち向かう彼らを七英雄と呼ぶようになった。 世界について ・世界の気候が大きく変化したとき古代人の多くは別世界へ移住した ・大昔、古代人はそれ以外の人間を召使いとしていた。技術や知識は古代人の物が伝わった。 -------------------------------------------------------------------------------- 女皇帝は疑問を解くべく、ロックブーケに先んじた。神殿の守護者を倒し、過去の遺物~沈んだ塔~ へ入った。最奥にたたずむ水竜は、退屈しのぎと称して一片の事実を皇帝に語った。 数千年前、世界に大異変が起きた。 ・塔は別次元の移動のために古代人が作った。 ・七英雄を先頭とし、多くの者が別世界へと移動した。 ・七英雄が送り出されるとき、装置が上手く作動せず彼らは行方不明になった。 ・変動によりある場所は砂漠、ある場所は海中、ある場所は氷の中と姿を変えた。 ・水竜は古代人との誓いによりこの塔に束縛されている。 皇帝は理解することを止めた。ある意味七英雄も、古代人に利用された歴代皇帝と同じ存在だったのだ。 敵を理解すれば倒せなくなる。エイルネップに入った最後の伝承者はロックブーケに戦いを挑んだ。 ロックブーケの秘術も、側近をすべて女性で固めた皇帝団の前に無意味だった。 16ロマンシングサガ2sage04/07/26 23 07ID qI6JzfU8 玉座に座った皇帝の前に、火急の報が入る。ナゼール海峡の南、大氷原にモンスターの大軍が集まっていると。 いよいよ最後の決戦が始まる。それは同時に、伝承法の力が終わることも告げていた。 大氷原へ到着したフィアナ帝。そこは吹雪が荒れ狂う極寒の地であった。大氷原のダンジョン・・・ 地下に長く伸びる洞窟を発見した皇帝は、少数の部下とともに突入した。中は多くのモンスターに溢れていた。 モンスターをかわして進む皇帝は、奥で遺跡のような建物を発見する。 その場所にノエルがいた。鎧兜に身を固め、皇帝と同じ刀を持つこの男は、妹ロックブーケの復讐を果たすと 宣言し、斬りかかってきた。勝ったのは皇帝だ。ソードバリアの剣陣の前に、ノエルの剣技はまるで意味をなさなかった。 ノエルの屍を乗り越え皇帝は祭壇の奥へと入っていった。不気味な声が「にがさん、おまえだけは」と響くなかを。 当然皇帝に逃げる気などなかった。 中は異様な空気に包まれていた。ゼリー状の不気味な巨体はまるで生きているようで、中からは七英雄の 気配が感じられた。皇帝とその部下の攻撃に呼応するように敵の攻撃もまた始まる!まずはロックブーケ、 そしてノエルの影が現れ激しい攻撃が投げつけられる。スービエの津波、ダンターグの突進技など 次々と七英雄達の姿が現れ連続攻撃が始まり、部下が次々と瀕死の重傷に追い込まれる。 ワグナス、ボクオーン、クジンシー、すべての七英雄の影がそろうと同時に戦いは最高潮に達した。 正攻法では勝てないと断じた皇帝は、クイックタイムの連唱に入る。水系最高位のこの術法は、時の流れを 自在に操る。加速する人達間の攻撃の前に反撃もならず七英雄の姿が次々と削り取られていく。 戦いは皇帝の勝利に終わった。消えていく七英雄の姿を後に、部下達が去っていく中、殿を務めたのは皇帝 だった。最後に去っていく皇帝の後ろで、澄み切った青空へと高く高く登っていく七英雄の姿があった・・・ 彼らは果たして死んだのだろうか…… 17ロマンシングサガ2sage04/07/26 23 17ID qI6JzfU8 「ねぇ、その後皇帝陛下はどうなったの?」 子供の無邪気な問いに、吟遊詩人が答える。 「大氷原にて七英雄を打ち破った皇帝は、アバロンに帰ると間もなく”帝国制”を廃止して共和国を建てると、 その姿を消した。」 酒場で吟遊詩人の語りが終わるのと同時に、店内も灯りを落として店じまいをしようとしていた。 暖炉の火が消え、客がドアを開けて去るなか、一人の女性だけがいつまでもテーブルについて酒を飲んでいた。 「おい、もう店じまいだぞ」 店員が追い出しのため荒々しく声をだすが、女は動かない。しびれをきらした店員の前に、酒場の親父が 「その人はいいんだ」となだめるように声をかける。店員も消え、店長も帰り、店内には詩人と女だけが残った。 物語の感想を聞く詩人に、女は面白い話だったと語る。女の正体をほのめかすような言葉をかけると詩人は ようやく店から出ていった。感傷の現れ、女の脳裏に歴代皇帝達の姿が浮かんで消えたとき、店のドアを開けて ネレイド、アマゾネス、女傭兵、ホーリーオーダー、かつての部下が入ってきた。 ロマンシング・サ・ガ2 ~完~
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ロマンシング サ・ガ 概要 ストーリー 特徴・評価点 問題点 バグ 未完成な要素 ゲームシステム 重要アイテム(?) 総評 移植・リメイク 関連作品 その他 ロマンシング サ・ガ (WSC) 概要(WSC) 改良点 その他変更点 賛否両論点(WSC) 問題点(WSC) 総評(WSC) 参考 携帯アプリ版 ロマンシング サ・ガ 【ろまんしんぐ さが】 ジャンル RPG 高解像度で見る裏を見る 対応機種 スーパーファミコン メディア 8MbitROMカートリッジ 発売・開発元 スクウェア 発売日 1992年1月28日 定価 9,500円(税抜) セーブデータ 3個(バッテリーバックアップ) 配信 バーチャルコンソール【Wii】2009年11月24日/800Wiiポイント【WiiU】2013年12月18日/800円【New3DS】2016年11月21日/823円 レーティング CERO C(15才以上対象)アイコン:犯罪※バーチャルコンソール版のみ 判定 ゲームバランスが不安定 賛否両論 ポイント 当時の他RPGとは一線を画す自由度バグの塊イベント作りかけ通路を埋め尽くす敵肩透かしばっか自慢から始まる悲喜劇これら全てひっくるめて多大な魅力となる サガシリーズ 概要 ゲームボーイから始まった『サガシリーズ』の第4作にして、シリーズ初のSFC作品。 『魔界塔士Sa・Ga』および『Sa・Ga2 秘宝伝説』のスタッフが制作してはいるものの、同シリーズはおろか他のどのRPGにも見られない斬新なシステムの数々が盛り込まれており、実質まったく別のゲームとなっている。 キャラクターデザイン・イメージイラストも幻想的な絵柄の小林智美氏が担当となり、世界観も近未来的なものから中世ファンタジーに方向性が変わっている。 ストーリー 創造神マルダーによって作られたマルディアスと呼ばれる世界。人間が世界に生まれてまだ間もない頃、デス、シェラハ、サルーインという三柱の邪神がいた。この兄弟神たちは恐ろしいモンスターを率いて神々の王エロールと人間たちに戦いを挑み、激しい戦いの末にデスとシェラハは降参したが、サルーインだけは戦いをやめなかった。人間の英雄ミルザは、神々の王エロールから与えられた10種の宝石「デステニィストーン」によってその命と引き換えにサルーインの封印に成功したのであった。時が経つにつれ邪神の存在は伝承上の存在として語られるのみとなっていったが、邪神はひそかに復活の気配を色濃くしつつあった。 そんな中、運命に導かれし8人の戦士たちがデステニィストーンを巡る戦いに身を投じていくことになる。 特徴・評価点 このゲームの大きな特徴は、シナリオ・システムの両面でプレイヤーの選択の自由度が高いことである。自由度の高さゆえに、プレイヤー1人1人がそれぞれ異なったプレイ体験を持てるように設計されている。 主人公は8人のうちから1人を選ぶことができる(ただし、初期イベントとEDくらいしか違いはない)。 パーティー人数は最大6人までと多めで、また仲間も十数名のキャラ(他の主人公候補7名+α)から自由に選ぶことができる。あるいは仲間を入れない1人旅も可能。 レベル制でなく、戦闘で使用した技能によって能力値が上昇するというスタイルも健在。キャラを魔法使いにするのも、戦士にするのも自由。 また、ゲーム開始からクリアまでに、一本の決まった流れはない「フリーシナリオ」である。ゲームの最終目的はラスボスを倒すことだが、それに関わるイベント以外はクリアしなくてもいいものが大半。大体のイベントは手を付けず無視したり、途中で投げ出したりしてもゲームクリアが可能である。ひたすら戦闘を行っているだけでも、そのうちラストバトルへ向かうイベントが発生する。 もちろん、イベントはなるべく多くクリアしたほうが報酬も手に入って良い。 イベントの選択肢や攻略スタイルも複数用意されていることが多く、選択次第で盗品を横領したり殺人を行ったりと様々なプレイ体験を持つことができる。しかも、本作では「悪事」に対するペナルティが比較的軽めで、「悪いことしちゃったからゲームオーバー」というような明らかな「作者罰」は存在しない。 これらのプレイヤーの選択が終盤のイベントに影響することになる。悪行を幾つも行うと、冥府で死の王と仲間の命を代償に取り引きができる展開に、人助けなどの善行を多く行っていると、光の神から勇者となるための試練を受ける展開へ向かったりする。 序盤から移動可能地域が広い。 本作では同時期のドラクエ・FF式のフィールドは存在せず、世界は地図で表現されており、地図上に表示されている地名を選択するとその場所(都市、ダンジョン)に直接移動できる仕組み。 ただし地図は地域別に分割されており、地域ごとに地図を持っていないと移動可能にならない。特定のキャラを仲間にしたりして地図を教えてもらえば、序盤からあちこち移動できる。 そのため、一般的なRPGのように「ストーリーが進んで次の町に行けるようになってそこで新しい装備を買い換える…」を繰り返すスタイルとは少し異なる。序盤から行ける町でもう準最高レベルの武器や防具が購入可能である。代表的なのが、アルツールの町で販売されているアイスソード。 シンボルエンカウントを採用しており(*1)、以降のサガシリーズでも引き継がれている。ダンジョンを徘徊している敵シンボルに接触することで戦闘となる。 敵シンボルは鬼、悪魔、骸骨、虫、植物、魚などの種族分けがされており、種族シンボルによって戦うモンスターの中身も異なる。 敵シンボルは操作キャラ(主人公)目がけて接近してくる。敵シンボルの種類によって移動速度も異なり、基本的にはゾンビ系は遅く、有翼系はプレイヤー操作キャラの移動速度を上回る高速で追い回してくるなど、種族の特徴もある程度反映されている(ただし場所によっては逆に有翼系がゆったりと動いていたり、ゾンビ系がこちらと同じかそれ以上の速度で追い回してくるといった様になっていることもある)。 特定の種族を狙って戦闘したり、テクニック次第で敵との戦闘を回避していくことが可能になった(もっとも本作では敵を避けるのはまだ難しいものであったが)。 戦闘回数の増加によって時間の経過を表現するシステム。 戦闘回数が一定に達することで一部のイベントの発生あるいは終了が決まる。先述したように、適当にただ戦っていたらいつのまにか邪神の復活間際まで時間が進んでしまうこともありえる。 多くイベントをクリアしたいなら、イベントが終了しないよう戦闘回数は適度に抑えなければならない。一種の制限時間のようなシステムだが、このような時間経過を取り入れたのは少々珍しかった。 ちなみに、戦闘から逃げ出しても戦闘回数はカウントされてしまう。 戦闘回数が増加すると通常モンスターはだんだんと強くなっていく。敵シンボルの中身は戦闘回数の増加でどんどん入れ替わっていき、弱いモンスターは消え、より強いモンスターが現れるようになる。 このため、多くのRPGで行われる「序盤から雑魚との戦闘を沢山こなしてキャラを成長させて、ゲームを楽に進める」という方法はしづらい。 別の言い方をすれば、ザコ敵の強さは戦う地域によって決まるのではなく、戦う時期によって決まるということ。敵の強さに地域差がなく、パーティーの成長に合わせ変化するため、世界各地をどのタイミングで回っても敵が弱すぎ、または強すぎるといったことがないように調整されている。 後発作品と違い、敵の強さと時間の経過が明確に連動しているため、納得感はそれなりにある。 世界観として、モンスターの侵攻が熾烈になっていくさまがはっきり描写されている。 装備した武器を使えば、その武器の熟練度レベルが上がって武器固有の技を使えるようになっていく。 どの武器もレベルは最大で15まで上がる。Lv3で初級技、Lv6で中級技、Lv10で奥義、Lv15で秘技を覚える。「飛翔脳天撃」「皆死ね矢」など技名は独特なセンス。 武器欄は複数あり、いくつも武器を持てる。 熟練度は武器毎に独立しているため、強い武器を入手しても0から育てる必要がある。一応、同系統の武器の熟練度が高ければ、上がりやすくなるようにはなっている。 装備から外した武器は熟練度が初期化されるため、入手した武器は使い回さず、1人に装備させたまま使い込ませるのが基本となる。 戦闘はFFシリーズと同じサイドビュー式になり、隊列が視覚化された。隊列は前・中・後列の三段階が存在し、前列のキャラが倒れると後列のキャラが前に出る。隊列の概念は敵にもあり、敵前列を全部倒すとパーティーキャラが歩いて背景と敵が右へとスクロールして、敵側も前列へと自動詰めされる。 武器には射程があり、剣や斧は前列で近接する敵のみ攻撃可能だが、槍は1列先の敵を、弓など遠距離攻撃は後列でも全ての敵を攻撃可能。戦闘中に前進や後退が可能であり、射程に入れるため前進したり、敵の標的から逃れるため後退といった戦略性がある。ザコ戦でいちいち位置移動に1~2ターンも費やす無駄を避けるため、遠距離攻撃できる技や術の価値が相対的に高くなる。 戦闘時の陣形を自分で設定することができる。3x3のマスに最大6人のキャラを配置し、側面や背後から襲われた場合にはその方向から見た距離に初期位置が変化する (配置設定は縦3x横3で同じ列は3人までだが、戦闘では加入順に上から並ぶ縦6x前中後3に展開され他の仲間との前後関係はない)。これによって正面火力は強いが側面+後方が無防備な編成や、正面火力を落としても側面までカバーしやすい編成、L字に3名をおいただけで側面時のロスを減らす編成、面倒だから全員弓…等、プレイヤーの好みに合った編成が可能になった。 このためか、本作ではLRを押すことでキャラの向きを固定したままの移動(ムーンウォークやカニ歩き)が可能である。任意の方向を向いたまま敵と接触することも可能。 ちなみに最前列が空列だと自動で詰まる。これを利用して、前列と中列のみの編成も可能。 4人以下なら、どの方向からでも後列が発生しない配置が可能。 5~6人のL字陣形では、側面からでも前列1人か後列1人なので、前列1人が下がれば自動詰め、または後列1人のみに2歩のロスor遠距離攻撃、のように前列と中列のみの編成に近い運用をできる。 敵もプレイヤー同様に距離制限を受けるため、敵前列1体と敵中列2体のとき、前列を残して遠距離攻撃で後ろの敵を狙う戦術が有効な場合もある。 前列に近接武器のキャラを3人並べると、側面や後方からの戦闘の際に移動の回数が増えてロスが大きい。近接武器×2、槍×2、弓×2を上段か下段を空けて前2中2後2で配置すると、側面からでも近接武器を持ったキャラ1人の1歩分しかロスは発生しない。ただし後方からだと近接2人に2ターンのロスが発生する。側面エンカウントの想定を片方に絞って、片側を壁に付けて移動する等の小技も有効。敵を回避しようとして失敗した結果側面からの戦闘もよく発生するため、陣形にはその事態も想定しておくべし。 このシステムにより戦術性は高まるものの近接武器の使いづらさや戦闘ごとにいちいち武器を変えなければならない煩わしさ、移動のためのターンロスに繋がってしまい敵の多さと相まってプレイしづらい要素ともなっている。 本作を語る上で欠かせない、やたら印象的なセリフ。 「かえれ!」「まもってあげたい タ! イ! プ!」 「なんだー おめーたちはよー」「おおー しんじられぬー」など、ネタ成分が強くシュールな言い回しが多い。 特に、選択肢セリフが「ざけんじゃねえよ」「なめてんじゃねーよ」「たたきころす」「はい どうぞ!(*2)」「かっこいい男!ぜひなかまにせねば」「なんだこいつ 助けてやったのに!もうしらねー」「てめえが つよすぎるんだよ 大女め!」「人のみらいを かってにきめるなよ」など妙に乱暴だったりで異様。 会話の中で「はい」・「いいえ」だけの単純な選択肢が当たり前だったRPGが多かった中、前述の「かっこいい男!ぜひなかまにせねば」のように実際のセリフとしては不自然だがプレイヤーの心境を表すかのようなネタ成分の強い選択肢の採用は新鮮であった。この路線は続編にも継承される。 余談だが「いっきょく いかかですか」「しごとを ひきうてくれないか?」「かいぎの みとうしは きびしいぞ」「なにお! ゆるさーん!!」「おまえが やったんじゃないんですか?」など、誤字・脱字やおかしな表現もやや多い。 説明書とゲーム内の台詞を見比べると会話用に想定していた領域をオーバーしてしまったのか、言い回しを短く削ったりした形跡が見られる。 衝撃的な展開を見せるイベント。 先述のアイスソード(両手剣)を要求されるイベントがあるが、アルツールへ買いに行くと、既にガラハドというキャラが買ったあとで売り切れている。 + ネタバレ 「ねんがんのアイスソードをてにいれたぞ!」と自慢するように喜ぶガラハドに対し幾つかの選択肢が表示されるのだが、「そう かんけいないね」「ゆずってくれ たのむ!!」に混じって「 殺してでも うばいとる 」という物騒な選択肢が。 戦闘は発生せず「な なにをする きさまらー!(*3)」とだけ叫んであっさり死んでいくガラハドが哀れで、プレイヤーに強い印象を残し、もはや伝説となるほどにネタとして弄り回された。 余りにもぶっ飛んだ展開ゆえ、どうしてもネタ要素が先行しがちである当イベントであるが、「英雄として活躍するも悪人に成り下がるのも全てプレイヤーの自由」という当作ならではの独自性を正に体現したものと言える。 なお冥府で死の神デスに謁見することで、殺してしまったガラハドを生き返らせてもらうことも可能。 モニカという女性を訪れ、合い言葉と依頼主は誰かを話す必要がある。 + ネタバレ そこで依頼主の名前を間違えると「私 ウソつきって だいきらいなの!あなたの いままでのどりょくを すべて むだに してあげるわ」と言われ、画面がブラックアウト。 これはすぐに直り「ってね! じょうだんよ! でも もういちどやったら ほんとうにやるわよ」と言われる。 が、さらに間違えると「2どめはゆるさないって いったのに!バカ!!」と言われ本当にゲームオーバーになる(その時に「○○たちは まけた・・・・」と表示されるのがシュール)。 ラスボスは味方の強さに応じて強くなるため、一筋縄ではいかない。 + 条件ネタバレ注意 戦闘開始から一定ターンにラスボスに与えた累積ダメージでラスボスの強さが決まる。 これにより、最強武器で熟練度を極めたキャラを揃えても、そこまで及ばず市販武器メインのPTでも、技ポイントが尽きるか、尽きてから数ターン後という非常にハラハラするタイミングで勝利する事が多くなっていた。条件を知ってしまえばそれまでだが、非常に優れたバランス調整と言わざるを得ない。 その他 SFC初期の作品であり、グラフィック面は全体的にまだ粗いが、戦闘時のモンスターグラフィックはなかなかのもの。フレイムタイラントやラスボスは特に迫力と威厳がある。 モンスターグラフィックは単純な色違いをあまり使わず、各部を変えてあるものが多い。 実は世界の神々や神話、各国の成り立ちや歴史などは細かい設定があるのだが、ゲーム中ではあまり多くは語られていない。NTT出版の攻略本や『ロマンシング サ・ガ大事典』などの書籍で設定資料を知ることができる。 ディレクターの河津氏のTwitterによれば、本作は「本格的なファンタジーRPGを作ろう」と意気込んだプロジェクトだったらしい。舞台設定は緻密に作られており、リアリティが感じられる世界が出来上がっている。以降のサガシリーズも舞台設定の作り込み・魅力は評価が高い。 ちなみに本作ではキャラクターのセリフが漫画のフキダシで表示されるという若干新しい表現を行っており、従来のメッセージウィンドウよりもキャラクター同士の会話が視覚的に自然なものになっている。 『秘宝伝説』に続き伊藤賢治氏の担当したサウンドは高評価。勇壮で熱いバトル曲からダンジョン曲まで人気を得た。 ゲームボーイのサガシリーズで使用された植松氏作曲の『涙を拭いて』が本作でも一部のイベントにて流れる。 下水道や一部のダンジョンで流れる曲が、下水道のBGMとしてはあまりにもかっこよすぎるため「世界一かっこいい下水道」と呼ばれ愛されている。ちなみに曲名はそのものズバリで「下水道」と直球なネーミングとなっている。 伊藤賢治氏曰くフィールドマップ用のBGMとして製作したが、ロマサガにはフィールドマップが無いのでダンジョンに使われたとのこと。 後にサガシリーズのバトル曲アレンジアルバムに収録。バトル曲でもないのにアレンジ収録であり、楽曲の人気具合がよくわかる。 問題点 バグ 本作には発生しやすい上に数知れないバグ・不具合がある。 愛や魅力といった一部のパラメータの効果が説明書の表記と違う。 詳述は省くが、上の2つは実質的にほとんど無意味なパラメータである。説明書の記載では、回復術法の効力に関わる重要そうな能力値なのだがそんなことはなかった。 これらのステータスが上昇した時、ひねりを入れた後にキックポーズを決め、「愛がアップ!」「魅力がアップ!」というセリフを発するというシュールな光景が拝めることがネタとして取り上げられることがままあるので、そういったモノとしては愛されている要素ではあると言えるかもしれない。 術法関連は非常にバグが多い。 多くの回復術が戦闘中は能力が低くても全快できてしまう大きな回復量である(フィールド上では正常な回復量)。 ある回復術だけは効果量が使い物にならない少量。設定資料集に自動回復付与術の扱いと思しき記述があるため少量の回復が毎ターン続くのが本来の意図だったと思われる。(なお自動回復効果がある装備をしている場合のみ、自動回復量上乗せという形で本来の効果が発揮される) 召喚系の術法を使うと、元の姿に戻れなくなることがある。また、敵が召喚系術魔法を使って無敵になることがある。 召喚アイテムでもバグは起きる。 召喚は最悪の場合、セーブデータ消去を引き起こす場合がある。そのため後期ROMでは戦闘中におかしくなったらすぐリセットを押すよう注意書きがある。 戦闘中だけ強めの武器を出現させる術「スターソード」を、消えずに残るようできてしまう。 戦闘中に分身使用状態から本体に戻るため一時的に出現するコマンド「もどす」を戦闘終了後にも残すことができる。さらに、この「もどす」を利用して装備品増殖まで出来てしまう。 武器の補助技の効果量を決定付ける要素が、なぜか火術8種類のどれを覚えているかのラインナップで決まり、調整次第でカウンターストップまで育てた同名の補助術より強くできてしまう。 「回避率を上げる(自分を攻撃した敵の命中率を下げて計算する)」補助術がバグのせいで「(自分の)攻撃時の命中率を下げる」という完全な役立たずになってしまっている例もある、など。 竜特効技のはずの「竜破剣」や鳥特効技のはずの「燕返し」「鳥殺弓」、悪魔&不死特効のはずの「撃魔斬」が、即死効果もなく対応している種族に1ダメージしか与えられない。 「一文字斬り」や「一文字突き」は即死効果発動時に同時に1ダメージ表示になるという挙動なので、同じように1ダメージ表示になりつつ即死させるのが本来想定された挙動だったと思われる。(*4) なおWSC版では「竜破剣」「燕返し」「鳥殺弓」「撃魔斬」の種族特攻は微妙な防御無視効果になった。 同系統武器の武器LVが高いと武器LV上昇率が上がるのだが、同系統武器LVが高くて育成中の武器が低LVだと255を突破して逆に上昇率が下がってしまうという事態がしばしば起こる。(*5)このため上昇率の仕様を完全に理解した上でなら有効活用出来るかもしれないが、武器LVを上げる際は上げたい武器と同系統の武器は外しておいた方が無難と言えるかもしれない。 最速攻撃できる技「ハヤブサ斬り」「ふどう剣」を選択し、キャンセルして別の行動を選び直しても最速効果が残る(通称「ハヤブサキャンセル)。 なお、バトル担当プログラマーが設定資料集で戦闘関連バグの多さに謝罪していたりする。 + ... 吉枝悟 バトルプログラム Battleを担当したProgrammerの吉枝です。Battleで発生する数々のBugはすべて私の責任です。懺悔します。スーファミの☓☓☓(自主規制)だから気力が萎えてしまったとか、HyperCard2.0やSystem7が出たものだから遊んでしまったとか、言い訳してるけど私の責任に相違ございません。 直前マップの宝箱がフラグだけ残っており、同じ座標を調べれば前のマップにある宝箱を開けられる。 一部の移動しない固定シンボルのモンスターの戦闘で逃げると、そのシンボルが消滅する(画面切り換えで復活)。 同じキャラを2人以上仲間にしたり、最大人数の6人を越えてパーティーにキャラを加入できる。逆に一人旅なのに仲間と別れたり。 バグマップを経由して様々な現象を引き起こす青メルビル 没キャラへのグラフィック変更も可能。 また没アイテム入手や基本的に敵専用である闇術や邪術の習得にとどまらず、敵専用の技なども装備アイテムとして入手可能。 特定のダンジョン内でのみ仲間になる(ダンジョン脱出で離脱するはずの)キャラを連れ回せる。 一部のイベントでは依頼を受けて事件を解決しても、依頼人がいなくなるため何も貰えない。 データ内には礼金を貰える展開は存在しておりフラグミスの様子。 ある意味本作の象徴とも言える「レイディバグ」の存在。 戦闘回数が10,000回を超えると、ラストダンジョンに入れなくなる、仲間が突然いなくなる、一部のイベントキャラがいなくなる、メルビルから人が消えるといった深刻なバグが発生する。 とはいえ普通にプレイすれば、ラストダンジョン突入までの戦闘回数はせいぜい1,000回程度なので、影響を受けた人はほとんどいないだろうが。 一応ラストダンジョンに関しては、冥府にいるデスからサルーインに関しての話を聞けば再突入可能ではある。 また戦闘回数が65,535回を超えるとカウントがリセットされてしまい、敵の強さがゲーム開始直後の状態に戻ってしまう。 上記以外にも大小様々なバグが山のようにあり、どこまでがバグでどこまでが仕様の範疇なのか判別に困るものも多い。普通なら仕様で済むものでも、こうバグが多いと「これも何かの設定ミスでこうなっているのでは」と勘ぐってしまう。例えば…… 複数の敵に攻撃できる技は必中効果がある。ゲーム中や攻略本ではそういった説明は一切ない。 これだけならまだ仕様の範囲と言えるのだが、レイピアなどの単体必中攻撃もこの複数体への攻撃と同じフラグを使用して必中効果を表しているため、いくつかのバグの温床となってしまっている。 通常の武器と弓のダメージ計算式が違う。「弓は威力が小さい武器」と購入時に説明されるが、計算式の関係上、中盤では大剣や斧などより大ダメージを出せることが多い。一方で装備直後の状態だと力が99あってもほとんどダメージが通らない(簡単に言うと弓系は武器LVに比例して威力が上昇し、逆に力は殆ど計算に関わらない仕様になっている)。 「王者の剣」は全ての雑魚敵および一部のボス敵を100%即死させる技(攻略本等によれば敵全体を逃走させるという効果の技)だが、そのあとに覚える「光明剣」が単なる全体攻撃であることを考えるとちょっと強すぎる。なお後続の作品における全体即死技は命中率が低めに設定されいたたり、アンデッドには無効化されるなどの欠点を抱えるようになった。 「防御法」という術法(使用ターンのみダメージ半減の効果)は、唱える前から効果が発揮されている。 本作は強い敵と戦うと能力値が上がりやすいのだが、ほぼ全ての固定敵(必ず同じ敵が出現する敵シンボル)が「直前に戦った敵」と同様の強さと判定される。そのため強い雑魚敵を倒してから、海賊などの弱い固定敵を倒し続けるだけでガンガン強くなれる。 敵も味方と同様にさまざまな武器を装備しており、遭遇するタイミング次第で使う技が決まる。しかし折角装備しているのに全く使わない武器が結構な数存在する。そのせいで通常プレイではエフェクトを拝めないものも。 などなど。普通にプレイしていても膨大な数のバグ(らしきもの)の影響を受けることになる。 未完成な要素 納期までに完成出来なかったあるいは容量の都合などで中途半端に放棄されたと感じてしまうようなイベントやダンジョンもあり、思わせぶりなくせに実は何もなかったという肩透かしが度々ある。 設定資料集にはいろいろ書かれていてもゲーム本編をプレイしただけではなんの説明もないので謎の場所だったりと中途半端。 バーバラ編のOPでナタリーという少女の存在が紹介されるも、その後一切登場しない。 エスタミル下水道に謎の地下神殿がある。設定資料集によるとシェラハ神殿ではなく、正しくはかつての邪神としてのデスではなく現在の冥府の神としてのデスを崇拝するデス教団の神殿。リガウ島の拠点を置く邪神としてのデスを崇拝して地上への再来を信じるデス教団「冥府を説く」との抗争により衰退しており、近年は「冥府を説く」によるテロ事件も各地で勃発している設定だとという。せめて生き残った神官に台詞は欲しかったところ。 ブルエーレの屋敷についてもゲーム中に説明はない。 この辺りはイベントの前振りの予定だったのではなく、作った設定をゲームに反映したもののゲーム中では描写不足なだけという感じもある。 三柱神の1人シェラハに至っては、ゲーム中にはまったくイベントが用意されていない。 過去の戦いで力を封印され記憶を失って人間の女シェリルとして各地の酒場を転々としながら働いているが、酒場のカウンター内に居るので話しかけられず会話などはない。 シェリルに関しては邪神シェラハと戦闘できるイベントを用意する予定だったのに作りきれなかったことが明言されており、WSC移植版でイベントが追加された。 バグの中には、発生させるとボツアイテムやボツキャラが現れるなど、開発中のボツ設定を考察できるものもある。 三邪神もパーティーキャラになる予定だったのではないか、ガラハドからは戦ってアイスソード奪う予定があったらしい、など。 ゲームシステム 全体的に突き放したゲームであり、初プレイヤーはまず戸惑う。 戦闘ではお金があまり手に入らないため、イベントのクリア報酬やダンジョンの探索で入手するのが基本である。これを知らないと、序盤から金欠に陥る。 船による移動では結構高い船賃がかかる(しかもパーティー人数が多いほど高い)ので無駄な船の使用は控えたい。 逆に中盤以降では、敵の持っている資金や宝箱の資金も増え、更に敵のシンボル数も増える為戦闘回数もかさむ結果、所持上限の9999をオーバーする事も頻繁に発生する。 オーバーした分は消えてしまう。それを避けるためには店で何かアイテムを売却して「ジュエル(金1万の価値)」に換金するか、適度に高価なアイテムを購入して所持金を減らすことになる。ほとんどの武器の上位装備は店買いが可能にもかかわらず異様に高価なので、買い物の際も煩わしさがある。 しかも本作の宝箱は8割方金が入っている。宝を取り尽くすためには何度も換金作業を繰り返し、そのたびにダンジョンへ出入りしなければならない。 逆に、ダンジョンのどこら辺から回収していけばクリアで丁度9999あたりになるか…と計算してみたり、使用方法・換金頻度・購入売却のバランスを考慮していくのは腕の見せどころでもある。冒険RPGにそんな考慮が必要かについては議論のあるところであるが。 自由度が高すぎて、次にどうすればいいのか迷いやすい。 熱心に町の探索や聞き込みなどを行わないと、現在どのイベントが発生しているか、どうすればイベントをクリアできるかわかりにくい。戦闘回数がイベント発生条件になるので敵を避けまくっていると本当に今起こせるイベントがなかったりすることも。 一本の決まったストーリーが無く、基本的に序盤の主人公固有イベントを終えた後は自由な進行である。その都度「次はこうしろ」と教えてくれる配慮は薄く、プレイヤーが自分から各地を回ってイベントを探していくことになる。 イベントの謎解きやクリア方法に関しては、どうすればいいか完全ノーヒントなイベントはあまりない(ヒントを見つけられるかがポイント)。 地図が増やせず序盤には「どこにも行けない」という状況になりやすい。 仲間によって地図を得ないと移動できる場所が増えない。しかし、全体的に仲間にできるキャラが少なく、仲間が何処のPUBにいるかは現在の戦闘回数で決まっておりどこのPUBだと仲間が得やすいかも偏っているため、PUBへいってもなかなか仲間が得られない。世界中を回れず倦怠感に襲われることもある。 とりあえず仲間がPUBにいない時は、ある程度戦闘回数を上げてみてからPUBに仲間が現れたか確認、というのが解決方法。 ただし仲間の中にはあまり役に立たない地図を持っているキャラも何人かいるので、ただ仲間を増やせばいいという訳でもないので注意が必要。行動範囲を広げたい時は、地図や町の情報を多く持っているグレイとバーバラを仲間にすることが重要である。仲間が増えれば戦力増強になるので全く無意味と言うわけでは無いが。 金さえあれば船である程度は世界を回れることが多い。船では行けないがある程度の戦闘回数があれば詩人から貰える地図などもある。 主人公によっての差異は序盤の専用イベントとテーマ曲だけであり、中盤からはED以外にほぼ違いがない。ラスボスも共通であり終盤の展開も結局三つにしぼられる(しかも実はそれぞれ両立も可能である)。これはほとんど後作の『ロマンシング サ・ガ3』にも言える。 また仲間にできるキャラは主人公候補がほとんどを占める(*6)。誰を主人公にしてもメンバーが似てくる。 しかも主人公候補以外の仲間は、パーティから一度でも外すと基本的に二度と仲間にできなくなる。 武器の熟練度を上げることで覚える技は、後の作品で言う「技力(WP)」によって管理されている。しかし今作では技力が明示されておらず、一見すると技ごとに独立した使用回数を持つような表示になっているため分かりにくい。 技ごとに消費量が決まっており、表示されている数値は現在のWPを消費WPで割った結果の数値なのである。なので技を使うと他の技における残り使用回数もそれに応じて減少していく。 技力は武器ごと個別に設定されるので、他の武器の使用回数が減るようなことはない。おかげで余計に理解しづらくもなっているわけだが。 大抵の武器種では最初に覚える技における消費WPは1であるため、そういった武器における最初に覚えた技の残り使用回数が現在の残りWPということになる。ちなみに本作のWP成長限界値は99となっている。 術の残り使用回数においても同様の仕様だが、こちらは法力の残量と最大値が表示されている。また、こちらも術の系統ごとに法力が存在する。 ゲームバランスにも問題がある。 本作はランダムエンカウントではなくシンボルエンカウント方式なのだが、敵が通路を埋め尽くすほど配置されており、しかも皆こちらを追尾してくる。 敵の多さに関しては流石にうんざりしてしまうところ。また、ダッシュ機能も搭載されていないので(一部の野外ステージでは馬や馬車が使えるが)、敵を避けていくのは難しい。 敵から逃げてもシンボルは残るため逃げるのも難しい上、本作では一人ずつ「にげる」コマンドを選択して順次逃げるシステムであるため時間がかかってしまう(一応同社のFFシリーズの様にLRを同時押しすると「逃げる」を一発で選択出来る様にはなっている。が、本作は一人一人逃げる選択をしなければならないので結局のところやはり時間はかかる。逃げると素早さが上昇することがあるので、素早さを上げたいキャラだけを逃す際には役に立つかもしれないが)。 また、戦闘回数に応じて消滅するイベントもあるため、敵をひたすら倒していけばいいというものでもない。 基本的には戦闘回数制限の厳しい初期のイベントは、主人公に選んだキャラによってクリアしやすいイベントになっていたり、主人公が別のキャラの場合はそのキャラを仲間にできたりと言った形で、ストーリーラインが表現されているとも言える。 中盤以降のイベントは制限があまりなかったり、報酬も特に目立たないため、完全コンプリート狙い等で無ければ戦闘回数を抑える必要はない。 一撃でこちらを殺す技を持った敵が思い出したように出てくる。序盤から終盤まで。 最後だとやたら素早く、全体攻撃一撃でこちらを全滅させる敵が出る(ラルバ・スカルゴイル・イフリート・フルフル・風の精霊等)。 こいつらを倒さないと脱出できない場所が何ヶ所もあり、多くのプレイヤーを絶望の淵に追いやった。強力な全体攻撃を属性無効化の装備や召喚で防いだり、即死技で一撃で倒したり、といった対策をとる必要に迫られることも多い。 逆にこちらが使える即死攻撃も豊富。弱点属性の攻撃をするだけでも「クリティカル」と表示されて即死効果になったりする。 キャラのHPが0になって気絶してしまうと、その戦闘中は回復する方法がないのも結構シビアである(戦闘終了後はHP1の状態で回復している)。 武器熟練度は通常攻撃でなければ上がらない。そのためザコ戦では技を控えることになってしまう。 さらに、能力成長確率上昇効果も通常攻撃のみで、技には付いていない。 武器が通常攻撃を強いられる分、相対的に全体攻撃やクリティカル即死などを気軽に出せる攻撃術が使いやすい面はある。 術法は店で購入して覚えるのだが、役立たずな術が多くあり、攻略本でも効果がハッキリしないと書かれているものがいくつもある始末。 直接的な攻撃術法はそのほとんどが武器による攻撃と比べ明らかに弱く、「最強の攻撃術法」ですら威力が「最強武器による通常攻撃」と大差ない。当然のように法力も消費するため、ダメージ源としては明らかに微妙。 全体攻撃や、即死の追加効果を持つ攻撃術などは利用価値もあるが、それですら武器による技と比べ、積極的に採用するほどかというと疑問符が付く。 その一方で、「幻影/身代わりを作り戦わせる」ことで技や術の消費0になる上に種類によっては特定属性無効化付きで倒されても本体が無傷で復帰する圧倒的すぎる効果の術、敵の能力依存で強力な反撃ダメージを与える術、弱い攻撃術を最強攻撃術以上の強さにできる補助術など、バグ以外でも術法関連の混沌ぶりは簡単には説明しがたい。 また前述の通り、術は使いこむことで法力や能力値が成長するため、武器による技よりも気楽に選択しやすいメリットはある。成長させたところで武器の通常攻撃より弱い術法が大半だとか、最弱の術であっても法力を消費するのでガス欠になりやすいとかいったデメリットも大きいが。 防具の中で、盾は防御力ではなく回避率を上げるのだが、あまり役に立たない。 正確に言うと装備している防具が重いほど盾の回避率が下がる・両手を使う行動をとっていると盾が使えないという設定になっているのだが、このこと自体はもちろん防具の重量も表示されないために盾の効果を実感できなくなっているのである。 またこの仕様は『2』や『3』でも同様となっているのだが、本作では盾での回避に成功した場合の演出すら表示されない。 付け加えるなら、戦闘中に入力するだろうほとんどのコマンドは「両手を使う」ものと判定される。 多用するコマンドの中で片手行動と判定されるのは、「片手武器による通常攻撃」のみと言っていい。片手武器でも技を使うと両手判定になり、盾の効果が発揮されない。 他に盾が有効となる行動は、パンチ系の技の一部(*7)、雨雲の腕輪による攻撃術レインコールの効果、隊列移動くらいのもの。 それ以外の技・術法・アイテムがすべて両手行動扱いになっているため、強敵相手の戦いになるほど役に立たない。 上述の様に盾は有効活用出来る装備とは言い難い代物となってしまっている。両手剣を購入する際に「盾が使えません」と大きなデメリットになってしまうかの様に店員に言われるのだが、正直なところ気にする必要はないレベルの話となっている。続編においては効果が発動した際にしっかり盾で防御する動作が表示される様になり、防御効果も十分に機能する様になったので本作においてはまだまだ発展途上のシステムと言えたのかもしれない。 なぜか大半のボス敵が弱い。 雑魚モンスターが全体的に強いのに反し、ボスとして配置されたモンスターは、その大半が拍子抜けするほどに弱い。 いつでも戦えるタイプのボスならば、時間の進行により周囲の通常モンスターの方が強くなっていても納得は行く。しかし時限イベントのボスですら同時期の雑魚より弱いというのは理解に苦しむ。雑魚モンスターの強さとイベントの時間管理は、完全に連動している仕様なのだが。 たまに思い出したように強いボスも出てくるが、シナリオ上の描写やマップ配置上で強そうな扱いのボスが強いとは限らない。なんでこんな位置の奴が強いの?とか、なんであいつの後でこんな弱いのが出るの?といった不可解な配置が頻繁に出る。 幸いにして、ラスボスはちゃんと強い。 河津氏いわく「3回目が一番楽しくなるように調整してある」とのことだが、2回クリアして3回目を始めるプレイヤーというのは想定のハードルが高過ぎる。 しかし同時に、当時からある程度の人気と批判を受け、一部にコアなファンを獲得していた。現在ではプレイヤーの好みに合えばスルメゲーといった評価になっているのは、ある意味狙い通りと言った所だろうか? フォントが 漢 字 だけ 大 きくなっており 読 みにくい。 「 リ ガ ウ 島 へ 旅 する」のように漢字以外に大きい文字が使われる箇所もある。 なお上記のリンク先では勘違いされているが、四倍角文字(通常の文字サイズの縦2倍x横2倍の文字)ではない。 同様の対応をしているゲームは他にもあるが、ひらがなだけよりは誤解も少なく読みやすいので「出来る範囲で頑張った」結果とも言える。 ちなみにOPではゲーム中のものと異なるフォントが使用されているが、そちらは全ての文字が大きいサイズで作られている。 重要アイテム(?) 全10種類(*8)あるという「デステニィストーン」。 これはかつて銀の騎士ミルザに与えられラスボスを封印するために使われた宝石で、OPデモやゲーム中でもいかにも重要アイテムであるかのように扱われているのだが、実際はすべてを揃える事は不可能かつ1つも取らなくてもクリアできる。 説明書には、長い年月の中でいくつか(*9)消失したデステニィストーンがあるためサルーインが復活、サルーインは自分の力を更に強力にするため力を封じている残りのデステニィストーンも破壊しようとしている筈なので一刻も早く探し出すよう書かれている。 つまりプレイヤーに示されているデステニィストーン入手の目的は、ラスボスの力がこれ以上解放されないようにするためのデステニィストーンの保護である。 ナイトハルトや魔道士やシェリルなどによる所持も、保護された状態とはいえるのかもしれない。 なお作中で敵の手に落ちるイベントがあるのは「邪のオブシダン」と「火のルビー」の2つのみ。なお「闇のブラックダイヤ」は実は既に破壊済みという設定。 邪のオブシダンはラスボス戦に影響するが、火のルビーは影響しない。 ちなみに説明書によればデステニィストーンはサルーインの対になる属性の力を封じている設定(*10)。闇と邪気を司り火術を得意とするサルーインにとっては破壊して力を取り戻してもあまり足しにならなそうな属性ばかりだったりする。そのためか邪のオブシダンは自身で装備して使うという形になっておりラスボスのグラフィックに反映される。 後にリメイク版(ミンストレルソング)で、破壊される形ではないが、ディステニィストーンを捧げられることで封じられた力を取り戻していくサルーインが実現することになった。 性能自体も役に立たないものが殆ど。装備すれば特定の魔法を無効化するという触れ込みだが、実際はプログラムミスのため有効なものはアクアマリンとアメジストのみ(*11)。これと武器であるオブシダン以外はイベントアイテムでしかない。 その中でアクアマリンは依頼で取りに行ったものなのだが、律儀に返した場合に得られる報酬はショボイ。多くのプレイヤーは借りパクする道を選ぶ。 手強い中ボスを倒してようやく入手できるオパールは、装備しても防御力が1上がるだけの頭防具。 散々イベントをクリアしてようやく貰えるルビーに至っては何の効果も無い。酷い。 ムーンストーンも防御力1の腕防具だが、こちらはイベント時に解呪の特殊効果を見せる。 トパーズも防具としては無価値ではあるが、地底人たちとの会話に必要になる。 10種類のうち3つは絶対に入手できない。 前述した通り、デステニィストーンをすべてを揃える事は不可能。上述の通りブラックダイヤはサルーインの手下が破壊したという設定だが、ダイヤモンドとエメラルドは個人が所持しており、いかにも手に入りそうな描写があるにもかかわらず入手できない。特にエメラルドは「それを取りに一度しか行けない島に行く」というイベントがあるにもかかわらず入手できずに帰ってくることになり違和感が強い。 WSC版ではダイヤモンドとエメラルドを入手可能になった。ただし追加イベントなので、他の7つを集めるのが前提になっているなど条件は厳しくなっている。 なおSFC版の攻略本には、ダイヤモンドは戦争で消失し、それがサルーイン復活の原因となったと書かれたものがあり、設定の変更があったことが窺える(*12)。 また、敵ボスキャラの一体・ジュエルビーストは「10種類とは別のサルーインが作ったデステニィストーン・サファイアが埋め込まれている」という設定だが、倒してもサファイアを入手できるといった事はない(そもそもアイテムデータが入ってすらいない)。 『ミンストレルソング』では「ディステニィストーン10種類(の複製品)が埋め込まれている」という設定となり、サファイアの設定そのものが無くなっている。こちらでも倒しても消滅して入手はできない。 なおソーシャルゲーム『ロマンシングサガ リ・ユニバース』では、術無効化に特化した11個目のディステニィストーン「無のサファイア」としてミルザが存在を語るが、サプライズバースデーパーティのための作り話だった様子。 後に、河津ディレクターは『ミンストレルソング』の攻略本で「ディステニィストーンは全部入手できるとプレイヤーは全部取らなければならないと思いがちなので、最初から全部取れないから集めなくてもいいんだよという感覚だった」と語っている。 またTwitterでも「全部集まると、集めるのが正解になってしまいます。それが嫌だったのです。集めても集めなくても良い、を明確にする為に全部集めを放棄しました。」と語っている。 ちなみに資料集によると、サルーイン封印用の結界を作成するために神によって使用され、ミルザは戦闘には用いたが封印に関してはサルーインを神が作成済みの結界に追い込んだだけという形。 ミルザは耐性防具としてだけでなくデステニィストーンを介して各種術法を使用した設定。ゲームではこのような使い方はできない。 なお一部のデステニィストーンは、戦いに使ったのではなく修行に使用した設定。 邪のオブシダンはゲーム的には気術の成長を妨げるのだが、ミルザは気を抑える性質を逆利用して爆発的に気を高めた(なおミルザは死後、気を司る神になっており、気術もミルザ神殿で売られている)。ゲームではこのような使い方はできない。 闇のブラックダイヤは闇の力の恐ろしさをあらかじめ知っておくために用いられた。 総評 多くの問題点と強い魅力を併せ持ち、人によってがらりと評価が変わるという毀誉褒貶が著しい作品。 サガシリーズにバグが多いのはいつものことだが、本作は普通にプレイしていても発生するほど頻度が高く、モロに戦闘バランスに影響を与えているのが問題。 しかしその一方で、当時既に異彩を放っていたスクウェア音楽スタッフ陣のBGMも相まって、今尚その魅力の虜となっているプレイヤーも少なくない。 単純にクソゲーと断じられる作品でないことは、一度ならず二度までもリメイク(*13)された事実が物語っている。 散々な評価をされながらも数知れぬファンサイトを持ち、その一部ではよくわからないカルト的な人気を誇る作品でもあり、挙句本家から複数回のリメイク…というこの異様な経歴こそ、まさに「クソゲーと人気作は紙一重である」ということを非常によく表しているソフトの1つと言えるだろう。実際、バグ多発、新しい試みが多いという点で同時期に生まれたクソゲーと共通点が多いのである。 また本作はまだ荒削りの感が強いが、シンボルエンカウント制や陣形・地相の概念など、本作から採用され、後のシリーズでより改良と発展が加えられていったシステムも多い。野心的なシステムを導入した方向性自体は失敗とも言えない所である。 主人公にアイスソードを 殺 してでも奪い取られる悲喜劇の男・ガラハドや数知れぬ迷台詞(「な なにをする きさまらー!」「おおー しんじられぬー」「てめえがつよすぎるんだよ 大 女 め!(*14)」など)、それに数々のネタ(アルベルトにハルベルト、伝説の武器の「レフトハンドソード」というネーミング、命名の仕様で名づけられやすいキャプテンキャプテンホーク(*15)など)も未だに人々に愛される要因である。 移植・リメイク 後にワンダースワンカラーで追加要素を加えて移植したWSC版『ロマンシング サ・ガ』が発売される。詳しくは下記参照。 オリジナル版で絶対に入手できないダイヤモンドとエメラルドについてはフォローが入り、シェラハのイベントも追加。 一部バグが修正され愛や魅力といったパラメータも機能している。しかし、新たな別のバグも生まれてしまっている。 その後、バーチャルコンソールと携帯電話アプリで配信された。 なお、VC版はSFC版、携帯版はWSC版がベースとなっている。 リニューアル作品として『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』がある。 本作が未完成な状態で発売となってしまったことは開発スタッフとしても不満足だったらしく、WSC版を経て『ミンストレルソング』でシェラハやデステニィストーン関連のイベントはようやく完成といったところ。 関連作品 1994年に漫画版が発売された。作者は紺野さおり。全2巻。 アルベルト(愛称「アル」)をメイン主人公とし、8人の主人公全員とガラハドとミリアムの活躍が主に描かれる。ディアナやナイトハルトの扱いは原作と大きく異なる。 『Sa・Ga』シリーズの3作目をGBで作るかSFCか開発班で議論していたところ、上から両方作れとお達しが来た結果、1つの開発班で2本同時に作るのは無理があるので、本作『ロマサガ』とスクウェア大阪による『時空の覇者 Sa・Ga3 完結編』の開発ラインが同時に走ることになった。 結果的にどちらもサガでありながら前作『Sa・Ga2』から派生してそれぞれ別の方向へ進んだことになる。 『ロマサガ』の名を冠するシリーズとして、後に『ロマンシング サ・ガ2』・『ロマンシング サ・ガ3』が発売されている。 本作とは世界観的な繋がりはないものの、タイトル画面のテーマ曲や旅の吟遊詩人などは共通して登場する要素となった。 PSにて『4』も発売される予定だったが、そちらは最終的に『サガ フロンティア』と名を変えて新たなシリーズとなった。サガフロンティアの攻略本に開発時の資料として、ロマサガ4として作成されていた時のタイトル画面が載っていたりもした。 その他 NTT出版から出た3冊の攻略本はゲームには活かされてない記述ばかりであり、ゲーム中での思わせぶりな演出の数々も相まって「これは入手できるのか!?」「これって本当に可能なのか!?」という数々の疑問や憶測を生み出してしまった。 擁護しておくならばこの攻略本、世界観を楽しむための副読書として見るならば悪くはない。イラストや画面写真が多用されており、ファンブックと割り切る分にはなかなかに楽しめる。 単純に「攻略」本としてもミスの多さから要検証要素が多いだけで、ゲーム攻略の参考には十分なる。信じすぎると痛い目を見る攻略本ではあるが…。 奇抜すぎたり難解だったりする仕様に加え、明かなバグや設定ミスと思しき要素も多々あることから、露骨に嫌われることも少なくない。そういった人々からは「わけのわからないゲーム」「狂ったソフト」と呼ばれ、また『クソゲー白書』という書籍の「あなたがクソゲーだと思うゲーム」のRPG部門では最悪のクソゲー扱いを受けていた。 ただし十数票でワースト1位というような、票数が少な過ぎてあまり意味のない「最悪」に依拠したクソゲー扱いである。おかげで、その書籍のランキングを統計的に全く無意味な例として題材に使った論文まで存在する始末。 タイトル画面とEDで「1991」と表示されているが、実際の発売は1992年1月となった。 初期構想ではグラフィック面なども含めてキャラメイキングできる予定だったとのこと。しかしスペック上の問題で無理になり、名残として利き手・両親の職業を選択する程度の要素になった。 目の色なども選択できる予定だったとのこと。 細かくキャラメイキングできるなら主人公の性別選択があればいいだけなのに、なぜか当初からそれぞれ背景設定を持つ男4名女4名の主人公を用意してしまったという。(自由にメイキング可能でもサンプルとして何人かメイキング済みのプレジェネレーテッドキャラクターを用意してあること自体は珍しくはない) 当初の予定では各武器に8種類ずつ技がある予定だったが、容量不足のため半分の4種類になった。 本作においての虫系、ひいては全モンスターの中でも最弱と言える敵として「コロコロムシ」というキャラクターが登場する。非常に小さな虫(ダンゴムシに似ている、もしくは何かの幼虫?)といった外見のモンスターで攻撃力もかなり低く、特殊な行動として糸を出してこちらの素早さを下げるなどしてくるが大したことはないという、愛らしい(?)見た目も相まってロマサガのマスコットと言える存在なのかもしれない(ドラ○エシリーズにおけるスライム的な)。 と、いった様に妙に印象に残るキャラであり、後のサガシリーズのマスコット的な存在になっていくのかと思いきや、シリーズにおいては本作以外には一切登場していない。なんとリメイク作である「ミンサガ」においても、である(一応「ゴロゴロ虫」という敵が「ミンサガ」と「スカーレットグレイス」に登場する。ただしコロコロムシと違い戦闘力がそこそこあり、同じ感覚で挑んだ本作の経験者を手こずらせたという話題も存在するキャラとなっている)。 しかし妙な印象を残した存在だった為か、同じスクウェア作品への外部出演がそこそこあるキャラクターだったりする。特に有名なのは「半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!」と「ライブ・ア・ライブ」であろう。「半熟英雄」においては本作同様に最弱クラスのキャラ(何故か分類は強力なモンスターが多い「スーパーエッグ」)となっているのだが、「ライブ・ア・ライブ」においてはかなり強力な敵キャラへと変貌を遂げており(名前が「ころころムシ」表記に変わったからなのだろうか?)ロマサガ経験者を驚かせた。なお両作品とも時田貴司氏(サガシリーズの河津秋敏氏と同期)の代表作である。時田氏はコロコロムシがお気に入りなのだろうか? 決戦サルーイン!がMAD曲に使われてしまい、ニコニコ動画の曲がある動画ではある動画のコメントが大量に使われてしまう。 ロマンシング サ・ガ (WSC) 【ろまんしんぐ さが】 ジャンル RPG 対応機種 ワンダースワンカラー(専用) メディア 32MbitROMカートリッジ 発売・開発元 スクウェア 発売日 2001年12月20日 定価 5,200円(税抜) 判定 ゲームバランスが不安定 賛否両論 ポイント 原作にあった多数のバグはほぼ全て削除デステニィストーン関連イベントなどいくつか追加要素ハードの関係で劣化点あり作りかけイベントの一部が放置されたことに不満意見も 概要(WSC) SFC初のサガシリーズで、非常に野心的な作品としてシリーズの新しい方向性を示す画期的な作品であった一方、そのあまりに多いバグ・プログラムミス・イベント作りかけなどの中途半端ぶりでも良くも悪くも有名になってしまったソフト『ロマンシング サ・ガ』のWSC移植版。 原作から約10年経っての移植であった。 後に同作が携帯アプリに移植された際は、本作を元として製作されている。 当時のWSCへのスクウェア作品移植計画「スクウェアマスターピース」の一環であり、他の移植作品と同様、大きな追加要素は少なくあくまで忠実移植に近いものである。 改良点 多くのバグが修正された。 山のようにあったバグはおおむね消失しており、SFC版のバグはほぼ一掃されたと言ってよい。 回復術の回復量がおかしい、特攻が正しく発揮されないなど高確率で遭遇するものから、レイディバグなどの意図的に起こすものまでほぼ全て直っている。 耐性やダメージに関するバグなども直っているため、ゲームバランスにも色々と影響を与えている。 苦労して手に入れるデステニィストーンも、ようやく耐性を得るアイテムとしての価値を得られるようになった。 バグなので修正されるのは仕方ないが、修正されたバグにはゲームを有利にできるものも多かった為、残念に思う声も多かった。 ゲームバランス バグの修正とは別に、ゲームバランスに関して各所で調整が行われている。 ラスボスを含めた一部の敵の行動パターン変更、HPの上昇率の変更など。 種族に特効の攻撃は、微妙な防御無視の効果へ変更された。 追加要素 原作では10種のうち7種しか入手できなかったデステニィストーンだが、「エメラルド」と「ダイヤモンド」が新たに入手できるようになった。 残る「ブラックダイヤ」は本作でも入手できないが、これは上記の通り元々既に破壊されているという設定である。 三邪神の1人である「シェラハ」と戦えるようになった。条件を満たして酒場のカウンターから話しかけると戦闘でき、隠しボスらしく非常に強い。 もっとも、イベント内容は非常に簡素で、二言三言の会話のあと選択肢を選ぶとセリフもなく唐突に戦闘が始まるというやや投げやりなものだが。 ここでの戦闘曲として、原作と同じ伊藤賢治による専用の新曲「決戦!シェラハ」(*16)が追加されており、曲の評価も高い(*17)。 後述の通り追加内容に問題はあれど、追加イベントがあるだけでも御の字ともいえる。 快適性の向上 文字サイズが漢字もそれ以外も同じ大きさに統一され、読みやすくなった。 誤字脱字の修正が行われているほか、画面が狭くなったことで若干のセリフは削除や漢字変更などの措置が取られている。 高速機能の追加 Bボタンを押している間、マップ上の敵味方などあらゆるキャラクターが速く動くようになる。 ダッシュ機能として使うことになるが、敵も同じように高速化するので厳密にはダッシュではない。シンボルエンカウントなので、自分だけ速く動くと敵避けに利用できてしまうが故の措置だろう。 戦闘時のコマンド選択のレスポンスが向上した。 その他変更点 一部のキャラやモンスターの名称が変更された。 キャラクター名では、「アフマド(SFC) → ドマファ(WS)」、「ハルーン(SFC) → ルーハン(WS)」がある。 前者はイスラム教の開祖ムハンマド、後者もムハンマドの叔父の子孫であるアッバース朝第5代カリフの名前が語源であり、問題を避けるために変更されたという説が有力である(イスラム諸国はムハンマドに大変敏感)。 SFCのVC版でも同様に、アフマドからドマファ、ハルーンからルーハンに名称が変更されており、更にグラフィックも元の中東風の衣装(ターバン姿)から一般的な西洋風兵士の姿に差し替えられている。 その他、「ゲルショッカー(『仮面ライダー』に同名の敵組織がある) → ショッカージェル」、「スレイブオーガ(「スレイブ(奴隷)」という言葉遣い) → オーガバトラー」、「めつぶし → くらやみ」、「いなづま → いなずま」等、細かい名称変更がいくつかある。 もっとも、シナリオ上の「どれいしょうにん」などはそのまま残っているので、果たしてこのような変更が必要だったかという疑問は若干残るが。あるいは名前の借り元であるミニチュアゲーム絡みで訴訟リスクを避けたのかもしれない。 戦闘関連の効果音がいくつか変更された。 賛否両論点(WSC) ゲームバランス 凶悪な攻撃の使用確率が減っているなど調整された部分あり。 特にラスボスの攻撃などは調整がぬるすぎるという意見も。 サルーインソードや撃剣波を使う確率が1%程度。 当初の数ターンで与えたダメージの半分がHPから減る。そのためSFC版で仕様を知らず普通に戦った場合に比べてWSC版のHPは大幅に少ない。 バグ修正 種族特効系属性がある技に追加効果が設定されておらず対象種族に対して1ダメージになるだけのデメリットになっていたのは解消された。しかし追加効果が、SFC版で本来設定される筈だったであろうクリティカル効果ではなく、微妙な防御無視効果になってしまっている。 全体的な突き放した造りにも、良くも悪くもフォローは入っていない。 問題点(WSC) ハードの性能ゆえに劣化した点もある。 BGMは音源にあわせリアレンジされている。ゲームボーイの音に近い。 画面にキャラクターが多く表示されると処理落ちにより動きが悪くなる。 高速機能を使っても、それでやっとSFC版並の速度になる、というほど処理落ちする場面もある。 追加イベント 追加されたイベントなどが少なく展開も強引。 エスタミル地下神殿の穏健派デス教団の神官のような、中途半端な存在もそのまま。 宗教の教派による抗争と過激派によるテロ事件という、モチーフがヤバげな背景設定なのが問題だったのかもしれない。 バグ 従来のバグは消えたが、新たに「ショートカットバグ」「キャラ外しバグ」「足バグ」「穴バグ」といった複数のバグが発生してしまっている。 後者2つは意図的に行わなければまず発生しないものだが、前者2つは状況は限られるが偶然起きてしまうこともあり得るもので、場合によってはデータが飛ぶ。 もっとも、ゲーム全体を覆うような重大バグがいくつもあった原作よりは随分と穏やかなものではある。 バグを利用すればフラグなどのデータ値がアイテムとして表示され、消費することで値を減らすことも可能になるため、各イベントをクリアした上で高くなってしまった善行値を減らして三地点制覇といったことも可能。 他のサガシリーズでもそうだが、バグを利用した裏技で遊び方の幅が広がるものに関しては歓迎するプレイヤーも多い。 総評(WSC) バグだらけで、普通にプレイするだけでも多数のバグと遭遇していた原作からバグはほぼ全て取り除かれており、新たなバグもあるがそこまで遭遇しやすいものではなくなった。 『半熟英雄』や『魔界塔士Sa・Ga』と同様、追加イベントの導入やインターフェースの強化もありがたい。 ハード性能による音源や処理の劣化が残念だが、やるべきことはやった及第点レベルの移植作品である。 マイナー機の作品であるため今からやる機会は少ないだろうが、後のリメイクである『ミンストレルソング』とはまた違う味が出ており、プレイには十分耐えうる。 惜しむらくは、おざなりな部分が多かったイベントの仕様に修正が入らなかったことだが、忠実移植が念頭に置かれている「スクウェアマスターピース」のブランドの趣旨を考えればやむを得ない部分でもある。遊び易く調整を施した点だけでも評価に値する作品と言えよう。 参考 携帯アプリ版 2009年配信の携帯電話アプリ版(iアプリ・S!アプリ・EZアプリ)は基本的にWSC版をベースとしている。なお、2018年をもって「スクエニモバイル」サービス終了に伴い配信終了している。 変更点として、移動中のキャラクターが若干描き直されて大型化され、一部のサブキャラクターのドット絵がデザイン案に近づける形でリニューアルされている(特にコンスタンツ・モニカ辺りが顕著)。 また、敵モンスターのシンボルの数が減少し、移動ルーチンもある程度近づかなければ敵に察知されない、ソフトリセットが無い代わりに「タイトルに戻る」が追加されている等、携帯電話の操作性に合わせて変更されている箇所がいくつかある。