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【第二回放送までの本編SS】 日中 081 ネズミは路地裏を行く ◆vV5.jnbCYw クッパ、スクィーラ 日中 F-2 082 悪鬼 ◆2zEnKfaCDc 秋月真理亜 日中 D-6 083 影濃くなれども ◆vV5.jnbCYw リンク、ルビカンテ 日中 B-3,B-4 084 炎と森のカーニバル ◆vV5.jnbCYw デマオン、柊ナナ、アイラ、吉良吉影、佐々木ユウカ、バツガルフ 日中 C-4、D-4 085 破滅の足音1 疑心、悪鬼を呼ぶ破滅の足音2 宵闇花火破滅の足音3 シオヤアブのなく頃に ◆vV5.jnbCYw ヤン・ファン・ライデン、シャーク・アイ、川尻早人、スクィーラ、クッパ 日中 F-2 086 忘却も、思い出も ◆vV5.jnbCYw 野比のび太、朝比奈覚 日中 E-6 087 未来へ ◆vV5.jnbCYw ローザ・ファレル、ミドナ、クリスチーヌ、秋月真理亜 日中 C-7 088 たとえ弱い環であっても ◆vV5.jnbCYw カイン・ハイウインド、ヌ・ミキタカゾ・ンシ、伊東守 日中 B-5 089 2丁目にあるのは廃図書館 カギがあるのは天か地か ◆vV5.jnbCYw メルビン、小野寺キョウヤ 日中 B-5 午後 090 途絶えた影の伝承歌1 冬の遠雷途絶えた影の伝承歌2 sparkle途絶えた影の伝承歌3 愛する■■へ ◆vV5.jnbCYw ミドナ、秋月真理亜、ヌ・ミキタカゾ・ンシ、伊東守 午後 C-6 091 幕間 Twin Lights ◆vV5.jnbCYw キーファ、ザント、メジューサ 午後 ??? 092 Twilight Trail ◆vV5.jnbCYw 川尻早人 午後 D-3 093 魔王の牙(前編)魔王の牙(後編) ◆vV5.jnbCYw デマオン、柊ナナ、アイラ、吉良吉影、佐々木ユウカ、バツガルフ、リンク、ルビカンテ 午後 C-3、C-4、D-4 094 見え始めた光明 ◆vV5.jnbCYw カイン・ハイウインド、ローザ・ファレル、クリスチーヌ 午後 B-6 095 しかし、誰が四枚目のカードになるのか? ◆vV5.jnbCYw 川尻早人、デマオン、野比のび太、朝比奈覚、吉良吉影 午後 D-4,E-5 096 赤くて痛くて脆い(前編)赤くて痛くて脆い(後編) ◆vV5.jnbCYw リンク、ルビカンテ、佐々木ユウカ、小野寺キョウヤ、メルビン 午後 C-3、C-4 夕方 097 闇に燃えし篝火は Apocalypse Day闇に燃えし篝火は Belladonna on the Wasteland闇に燃えし篝火は Crazy Bowsercycle闇に燃えし篝火は Deep into the dark闇に燃えし篝火は End or Fight闇に燃えし篝火は Great Days ◆vV5.jnbCYw 川尻早人、朝比奈覚、野比のび太、デマオン、吉良吉影、スクィーラ、クッパ、ローザ・ファレル、クリスチーヌ、リンク、ルビカンテ、小野寺キョウヤ、メルビン 夕方 E-5, E-6,E-8 098 第三回放送 From Players第三回放送 From Promoters ◆vV5.jnbCYw リンク、メルビン、ローザ・ファレル、小野寺キョウヤ、デマオン、野比のび太、ヌ・ミキタカゾ・ンシ、カイン・ハイウィンド、クリスチーヌ、キーファ、ザント、メジューサ、カゲの女王、??? 夕方 D-6、E-8、???
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キャラクター別SS追跡表 +アマテラス アマテラス +矢島透 矢島透 +ヘザー・モリス ヘザー・モリス +レッドピラミッドシング レッドピラミッドシング +呂布 呂布 +柳生十兵衛茜 柳生十兵衛茜 +飛竜 飛竜 +豪鬼 豪鬼 +リンク リンク +伊達政宗 伊達政宗 +高橋名人 高橋名人 +霧雨魔理沙 霧雨魔理沙 +十六夜咲夜 十六夜咲夜 +三島平八 三島平八 +ダンテ ダンテ +トロ トロ +セリア (ムーンブルクの王女) セリア (ムーンブルクの王女) +ホイミン ホイミン +モリガン=アーンスランド モリガン=アーンスランド +レオン・S・ケネディ レオン・S・ケネディ +クラウド・ストライフ クラウド・ストライフ +火のルビカンテ 火のルビカンテ +リュウ リュウ +桐条美鶴 桐条美鶴 +花村陽介 花村陽介 +里中千枝 里中千枝 +刈り取る者 刈り取る者 +ボンバーマン ボンバーマン +レッドアリーマー レッドアリーマー +ソリッド・スネーク ソリッド・スネーク +ロックマン ロックマン +ワルキューレ ワルキューレ
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ハイラルの剣士と、ゲルドの魔王は互いに剣を正眼に構えて、睨み合う。 それだけで、ビリビリとした空気が、アルスとルビカンテにも伝わってきた。 「まさかこの地で殺し合うことになるとはな。」 「俺はアンタとの縁(えにし)は切れないようだからな。」 2人は互いの名前こそは知っていたが、面と向かって出会うのはこれが初めてだった。 そうやって目を合わせると、リンクにもガノンドロフにも伝わってくるものがあった。 勇者と魔王の、幾つもの時代と幾つものハイラルを跨いだ因縁を。 まるで自分はこの男を倒す為に生まれ、この男を倒すことで未来へと進めると、誰も教えていないのに知っていたかのようだった。 「トライフォースに導かれし勇者よ。その縁をここで断ち切ってくれよう。」 「縁を断ち切るのはお前ではない。俺だ。」 リンクは地面を蹴り、ガノンドロフに斬りかかる。 同時に魔王も地面を蹴り、魔法の剣を構える。 キィンと金属特有の高音が響く。 それだけで、どちらの剣の腕前も相当なものだと伺える。 (力では勝てない……なら、手数で攻める!!) リンクは月の力を秘めた剣正宗によって、常時より瞬発力が増していた。 勇気の騎士は、先程までルビカンテを追って走ってきたのが嘘であるかのように、長剣を振り続けていた。 左腕の筋肉が、骨が、関節が悲鳴を上げているのも厭わず、更に振り続ける。 袈裟斬り、逆袈裟、横薙ぎ、逆風、そして回転斬り。 しかし力の魔王も負けてはいない。 常人から見れば二刀流はおろか、ともすれば三刀流にも四刀流にも錯覚してしまうほどの手数の攻撃を一つ一つ受け止めていく。 剣を横にして受ける、払う、身を捩る、弾く、そして同じ技をぶつけて相殺する。 勝負は互角のように見えたが、すぐにリンクの方が押されているのは誰にも分かることだった。 動きが、次第に鈍くなっていく。 (なぜだ……氷か!?) 刺すような鋭い痛みと言っても、魔王の剣が斬った空気の刃の痛みではない。 つい先の戦いでアルスさえも苦戦を強いられた、アイスナグーリのバッジは、リンクにとっても厄介な装飾品になった。 「攻撃は剣ではなく、盾で受けて!!」 「!?」 アルスの言う通りに、右手を突き出して斬撃を弾く。 衝撃こそは変わらないが、氷によるダメージを受けなくなった。 それもそのはず。リンクが持っている風の精霊の加護を受けたトルネードの盾は、氷の力から身を護る魔力を秘めている。 ガノンドロフが付けているガイアーラの鎧と同様、オルゴ・デミーラの居城に隠されていた防具だ。 既に装備していたからこそ、その秘められた力を他者に教えることが出来た。 「人に蘊蓄を垂れている場合か!私達も戦うぞ!!」 ルビカンテの声と共に、アルスも魔王へと向かって行く。 ―――参の奥義、背面…… 「隼斬……!!」 「火焔………!!」 「温いわ!!」 3人の波状攻撃を、魔王はその身を大きく回転させた一撃で吹き飛ばす。 リンク達の世界にあったスピナーの様に、激しい刃の回転が3人を細切れにしようとする。 どうにかそれぞれの得物で守ることで、即死には至らなかった。 だが、魔王に反撃の時間を渡してしまったのは事実だ。 次の手として、魔王は高く跳躍する。 誰かに目掛けてジャンプ斬りをするはずだ、とリンクは考えた。 幸いなことに、この殺し合いでリンクはカインというジャンプ攻撃の使い手と戦っている。 タイミングを見切り、斬り上げをお見舞いしようとした所……。 ガノンドロフの跳躍先は、3人のうち誰の所でもなかった。 「ブルルルルル……!!」 その先にいたのは、ルビカンテが乗ってきており、戦場の隅で座っていたキングブルボーだ。 当然主以外に近づかれた鉄の猪は、近付いてきた者を睨みつける。 「我よりその男が怖いか?」 しかし、その眼光の強さは、魔王のそれには及ばない。 牙を突き出し、魔王を倒そうとするが、反対に殴り返す。 「やめろ!!」 キングブルボーが殺されるかと思い、リンクは制止の声を上げてガノンドロフに斬りかかりに行く。 いくら敵だったとはいえ、こんな形で殺されるのは忍びない。 「ゆけ!!幻影の騎士たちよ!!」 ガノンドロフが叫ぶと、5人のファントムライダーが襲い掛かる。 半透明の馬に乗った、半透明の槍を持った兵がリンクに迫る。 (しまった……守り切れないか……。) 盾を構えて守ろうとするが、もう遅い。 騎士の槍がリンクに襲い掛かる。 「ファイガ!!」 「ライデイン!!」 しかし、ルビカンテの炎とアルスの雷がその直前で悪霊を焼き払った。 「助かる。」 だが、赤と白の魔法が晴れた先に見えたのは、驚きの光景だった。 「ブルルルル……。」 「良い子だ。」 ガノンドロフが、キングブルボーを従え、その背に乗っていた。 すぐに王の名を持つ獣に乗った魔王が、3人の下に突撃する。 その勢いは、まさに猪突猛進。 「うわ!」 「くそ!!」 その勢いに、躱すのが精いっぱいで反撃のチャンスさえつかめない。 「ファイガ……」 裏切り者には興味はない、とばかりにルビカンテは魔法を打って猪を焼こうとするも、上から魔王の剣が襲い掛かる。 慌てて詠唱をキャンセルし、炎の爪で受け止める。 だが、上からの攻撃は必然的に同じ高さからの攻撃より、威力が上がる。 ルビカンテの手の甲に、ビリビリと刺激が走り、そのまま後退させられた。 しかも、その上でガノンドロフが剣を振るってくる。 リンクならば知っていることだが、ブルボーは馬に比べて筋肉の躍動が激しいため、騎乗は勿論のこと、それ以上に背の上で出来ることが限られている。 だが、力に魅入られた魔王ならば? 人間、ともすれば魔物を上回る筋力を持ったガノンドロフならば、傍若無人に振る舞い続ける猪の上でも剣を振るい続けることが出来る。 「再び行け!騎士の亡霊よ!!」 近付けばガノンドロフとキングブルボーが、遠ざかればファントムライダーが襲い来る。 「くそ!このままじゃ……。」 リンクは道具なくして魔法を使うことは出来ず、斬撃や殴打などの物理攻撃が効かないファントムライダーからの攻撃を受けそうになる。 「真空斬り!!」 「ありがとう。」 風の魔法の力を借りた一撃が、リンクの胸に迫る騎士の亡霊を切り裂いた。 ファントムライダーは普通の斬撃こそは効かないが、魔法、あるいはその魔法を秘めた攻撃ならば通用することが分かった。 そのまま風の龍がうねるような軌道で剣を振り続け、残るファントムライダーも払い続けるアルス。 ガノンドロフを乗せたキングブルボーは、方向転換した直後だ。 (行ける!今なら!!) リンクとアルス、2人の緑の勇者が駆けていく。 だが、忘れるなかれ。 「ぐわあ!」 「くそっ!!」 敵は猪に乗って戦うことに特化した騎兵では無いということを。 ガノンドロフは2人が自分に迫りくる瞬間、結界魔法を放ったのだ。 またしても見えない壁に飛ばされる。 (しまった……既にこの攻撃は食らっていたというのに……!!) キングブルボーとファントムライダーにかかりきりで、結界魔法のことを忘れていた自分の間抜けさにアルスは腹が立った。 「ブルルルルルーーーーッ!!」 猪が咆哮し、鼻息荒く突進して来る。 そのままアルスは猪に踏みつぶされそうになる。 「火焔流!!」 しかし、ルビカンテが放った炎の竜巻により、最悪の事態は免れた。 いくら飼いならされていようと、戦場を幾たびも駆け巡ろうと、獣は獣。 炎には一瞬とはいえ怯んでしまう。 その隙に、猪の進行方向から辛うじて逃れた。 追撃とばかりに魔王の上からの斬撃が襲い来るが、リンクが盾でアルスを庇う。 一時的な危機は逃れるが、再びファントムライダーが襲い来る。 「火焔流!!」 単体攻撃に特化した炎の竜巻だけでは、全ての亡霊を払えない。 だが、そこでアルスが手を打った。 「バギクロス!!」 アルスが放った竜巻がルビカンテの炎と合わさり、火焔流の破壊力とバギ系魔法の攻撃範囲を同伴した、巨大な紅蓮の竜巻が作られる。 この世界で生み出された奇跡は、騎士の亡霊を全て薙ぎ払い、ガノンドロフとキングブルボーにも迫った。 「行け!!」 さしもの猪の王も、それには怯んでしまう。 だが、無理矢理ガノンドロフは突っ込ませる。 彼とて、無策で竜巻に飛び込むわけではない。 アイスナグーリの力を借りた回転斬りで、炎の竜巻を払おうとする。 否、ガノンドロフに味方した条件は、それだけではない。 この場にいる者は誰も知らない。 鉄の猪が走る軌道が、「黄金長方形」を描いていたことだ。 本来ならばその軌道は馬、しかも手なずけられた名馬にのみ作れる形であり、まかり間違っても走り方や足の長さが異なる猪が出来ることではない。 だが、力の魔王による強引な矯正で、その軌道は造られた。 黄金長方形を作るために、『馬の癖を最大限活かす』という、とある世界のとある家にのみ伝わる方法とは真逆のやり方で、新たな道は造られた。 無限の回転を内包する、多くの人間、時として動物の目を惹く形は、回転を助長する。 ガノンドロフ自身は黄金の回転を知るツェペリ家と関わり合いは愚か、黄金長方形のからくりを知っていた訳でさえない。 だが、彼の騎乗能力が、偶然その力を生んだのだ。 黄金の回転と、白銀の氷の加護を受けた回転斬りは、巨大な竜巻をたった一撃で薙ぎ払った。 その破壊力の裏に秘めた美しさは、魔王の敵であったアルスやルビカンテでさえも魅入られてしまうほどだった。 だが、勇者たちの攻撃はこれで終わりではない。 「でええやあああああ!!!」 「!!」 正眼に構えたリンクが、猪に乗った魔王以上に高い位置まで飛ぶ。 狙うは魔王の頭上。 どれほど研磨された回転、いや、素晴らしい回転だからこそ、その中心は無防備になる。 ガノンドロフが目の前の竜巻を薙ぎ払った隙にリンクは地面を蹴り、陸の奥義 大ジャンプ斬りを騎手めがけて放った。 「なるほど。我が頭上を狙ったか。」 だが回転の軌道をずらし、リンクの上からの攻撃を潰そうとする。 「ぬうううううう!!」 大ジャンプ斬りのジャンプ斬りと違う点は、斬撃のみならず衝撃波によるダメージも与えられること。 従って、斬撃そのものをガードされたとしても騎手にもその騎手が乗っている獣にも攻撃が出来る。 渾身の力を込めて、天から撃った一撃により、ガノンドロフの右肩から両脚まで衝撃波が行き渡り、その先にいたキングブルボーにも伝わった。 「ブガアアアア!!」 鉄の猪は悲鳴を上げ、地面に崩れる。 そのはずみで、魔王は離れた場所に吹き飛ばされる。 剣を交わしていたリンクも同じように吹き飛ばされそうになるが、身を捩って無事に着地する。 (よし、気絶はしているが、殺してはいないな……。) 猪の静かな呼吸を聞き取り、リンクは安堵する。 キングブルボーには責任はないとリンクは考えていた。 それに、リンクは長い時を牧童として、馬やヤギなどの動物に囲まれて過ごした。 悪戯心の下で、動物にちょっかいをかけたことは数多くあれど、食事以外の目的で殺そうと考えたことは無い。 殺さなければ、それに越したことは無いのだ。 だが、その安堵は一瞬で打ち砕かれる。 ガノンドロフが、キングブルボーの脳天に魔法剣を投げたのだ。 「ブルルルルアアアアアァァーーーッ!!」 当然猪は苦しみ始める。 身体を震わせたが、やがて動かずに事切れた。 「何てことをするんだ!!」 リンクは魔王を怒鳴りつける。 「キサマはなぜ怒っているのか分からぬな。」 ガノンドロフは笑みを浮かべ、その反応を面白そうに見ていた。 「君の仲間じゃ無かったのか!」 アルスもまた怒りを露わにする。 「主を地面に落とす獣など、必要ない。違うか?」 自分がしたことも悪びれる様子もなく、さも当然に様な顔をし続けるガノンドロフ。 「良く分かったよ。やはりアンタは俺が倒さなきゃいけない。」 リンクの剣を持つ手の力が強まる。 疲労など関係ない。 宿命さえも関係ない。 要らないから、自分を傷付けたからという理由で自分の手名付けた獣さえも殺そうとする男を、許しておけなかっただけだ。 「我も一つ分かった。獣を繰るより、自らが獣になった方が殺しやすいとな!!」 対して、ガノンドロフはうなり声と共に地面に両手を付いた。 その姿勢は、おおよそ剣を持った者の戦い方とは思えない。 「これで終わりだ!」 予想もつかない挙動にリンクはたじろぐことも無く、足を速めていく。 (ぼやぼやするな!僕も戦え!) 既に体のあちこちが痛むが、アルスも同様に魔王の下へ走り、ルビカンテも右手に炎を溜める。 「グルルアアアアアアアァァァァァアアアア!!!!!」 耳をつんざくような雄たけび、先のキングブルボー以上の凄まじい遠吠えと共に、人の姿をしていた魔王が、巨大な猪に姿を変えた。 (!!) ただでさえ溢れるほどに滾っていた殺意が、一層凄まじいものになる。 心臓が弱い者だったり、戦いに慣れていない者であれば、それだけでショック死してもおかしくないほどだ。 最初にその牙の標的になったのは、一番近づいていたリンクだ。 突然の変身に対応することも出来ず、貫かれそうになる。 しかし、咄嗟にトルナードの盾でガードしたことで、かつてこの世界でガノンドロフに敗れたエッジと同じ轍は踏まなかった。 「があっ!!」 しかし、あくまで一撃で致命傷を負わなかっただけ。 盾で守っても攻撃力が高すぎるあまり、両腕に雷でも落とされたかのような衝撃が走った。 アイアンブーツなしでゴロン族の突っ張りを食らった時のように、大きくリンクは跳ね飛ばされた。 「火焔流!!」 追加攻撃に炎の竜巻が襲い来る。 「グルアアアアアア!!」 魔獣となったガノンドロフの鬣を焼く。 今のガノンドロフは鎧を付けていないため、炎の攻撃の耐性は弱くなっている。 だが、生命力や攻撃力は比べ物にならない。 魔獣はしばらく苦しんでいた。 しかしその「しばらく」が終わると、炎の竜巻は両の前足の爪のたった一撃で引き裂かれた。 「何!?」 自慢の技を大したダメージも与えることなく潰され、ルビカンテも驚いた。 魔獣は地面を駆け始める 走り出した魔獣はリンクとアルスとルビカンテの3人の周囲を、ぐるぐると回り続けた。 魔獣の咆哮と、地を蹴る時に響く悪魔の太鼓のような音が、草原に木霊する。 「3人で背中を合わせて固まって!背中を見せたらだめだ!」 「命令するな!」 何処から襲ってきても良いように、1か所に固まることを提案する。 だが、ルビカンテはそれを無視して、魔獣目掛けて走る。 「いくら巨大であろうと、所詮は獣……!火に弱いことに変わりはないはずだ!!」 一度視界を遮ったこともあり、再び走る魔獣に向かって、炎の竜巻を打とうする。 「ダメだ!」 リンクも止めようとするが、ルビカンテを止めることが出来ない。 「火焔流!!」 だが、魔獣ガノンは巨体に似合わぬ高さで、跳躍した。 その高さは、炎の竜巻の高さをも超えた。 「跳んだだと!?」 猪の怪物がしでかしたとは思えぬほどのアクションで、間近にいたルビカンテは勿論、リンクもアルスも驚く。 しかし、驚いている場合ではない。 巨体が高く跳び上がったことは、地面に落ちた時の衝撃はそれだけ凄まじいはずだ。 「逃げろ!影の場所には絶対に近づくな!!」 言うが否やリンクは早速走り始め、ルビカンテも不服ながらも走り始める。 先程とは打って変わって、1か所に固まらずに散会する。 しかし、アルスのみ逃げることをしなかった。 「君も早く逃げろ!!」 リンクは走りながらも忠告する。 チャンスだと見込んだのか、魔獣の影がアルスへと狙いを定めた様だった。 しかし、アルスは動けなかったのではなく、魔法を紡いでいた。 「破邪の光よ、全てを零に導きたまえ…マジャスティス!」 魔獣の身体が地面に落ちる寸前、アルスから放たれるまばゆい光が辺りを照らす。 極彩色の光が、漆黒と真紅に覆われた魔獣を包み込む。 「ガアアアアアアアァァァ!!」 空中でけたたましい雄たけびが響く。 しかし最初に吠えた時と違い、苦しみが混ざっていた。 アルスが放った魔法は、敵を殺すことは出来ない。 だが、敵に纏っていた魔力を消失させ、元の姿に戻してしまう。 魔獣の身体がアルスを潰す寸前、魔王の姿に戻った。 「小僧が……味な真似を……!!」 しかし魔獣に変化する際、魔力を幾分か消費したとはいえ、まだ戦える力ぐらいは十分残っている。 空中で回し蹴りを放ち、狙いをアルスの細い首に定める。 ただの蹴り。しかし、それだけで並の人間の首を撥ねてしまう威力を持っている。 アルスは強力な魔法を放ったことで防御が手薄な状態だ。 「させるか!!」 死神の鎌の様な蹴りが一人の少年の命を刈ろうとした瞬間、リンクの盾が彼を守る。 「ちっ……」 蹴った反動でリンクから離れる。剣はキングブルボーに刺さっているため、その剣を取ろうとする。 しかし、リンクは休むことなく連続で攻撃を打ち込んでいく。 袈裟懸け、袈裟返し、そして突き。 「図に乗るなあアア!!」 リンクの猛攻を許さず、魔王の掌底が胸に襲い掛かる。 受ければ心臓をつかみ取られるか、穿ち抜かれかねない一撃を躱し、地面を転がり背後に回り込む。 ―――参の奥義、背面斬り その一撃が、魔王のマントを切り裂いた。 「天よ怒れ!!ライデイン!」 さらに、魔王の顔面にアルスが放った雷が落ちる。 もうアルスの魔力は残り僅かでしかない。 天からの光の矢が次々と降り注ぐ。 今度はガノンドロフは避雷針になり得る剣を持ってない。 だが、一度ギガデインを見ている以上、どのタイミングで落ちて来るかはガノンドロフに推測が付いた。 雷が落ちる平原の中を魔王は駆けていく。 そこへ、リンクとルビカンテの二人が迫りくる。 「これしきのことで、我を追い詰めたと思うな!!」 雷が止んだ後、何度目か魔王は光の結界を出し、2人を足止めする。 ライデインのみでは魔王にトドメを刺せない。 だが、ここで全ての力を使う。 アルスが持ちうる奥義の中で最強の、ギガスラッシュを。 あの技はクッパに撃った際には、倒せなかった。 (けれど!ここで決める!!) 魔法を連発したアルスにとって、最早戦える時間は僅かしかない。 電車の中でわずかな時間休んで以降、ほとんど休憩していないまま、マジャスティスやギガデイン、ライデインと強力な魔法を打ち続け、今にも気を抜けば倒れそうだ。 筋肉痛と頭痛、疲労と傷が身体を支配しようとする中、戦える時間はもうあまり残っていない。 出来るか出来ないかではなく、やるという気持ちだけを胸に、剣に雷を纏わせる。 黄金の力を纏った一撃が、魔王に目掛けて襲い掛かる。 「その程度か!!」 しかしガノンドロフは読めていた。 この速さならば後ろへ退けば躱せる。 しかし、その後ろにいたのは、蹲っていた鉄の猪だった。 ライデインは攻撃の為のみならず、逃げ場を断つために撃っていたのだ。 「これで終わりだ!!ギガ………え?」 トドメの一撃を打つ瞬間、勇者アルスは崩れ落ちた。 彼の背中、正面から見れば心臓に当たる部分に、猪の牙が生えていた。 ガノンドロフは蹲っているキングブルボーの牙を力づくでへし折り、アルスの心臓目掛けて投げつけたのだ。 アルスは悲鳴を上げず、ただ鮮血が迸る音だけが響いた。 真っ赤な血が、緑の服を汚す。 だが、リンクはその色が変わっていく様を見届けることは出来なかった。 「…………。」 突然の予想外過ぎる瞬間に、リンクは表情も、全身も硬直したままだった。 「なんだと……!?」 それはルビカンテも同じだった。 彼らにとって、アルスと共に生きた時間は、生涯のうちのほんの僅かでしかない。 それでも、少なくともリンクにとっては魔王との戦いで救い、救われてきたかけがえのない戦友だった。 そのアルスが、殺された。 実感がわかない。 世界が白黒になり、まるで時間が止まったかのように感じる。 やがて、その瞬間が終わりをつげ、視界に色が戻って来る。 それと同時に、仲間を失った怒りが、胸から神経という神経を伝う。 彼は声一つ上げず、誰よりも静かに緑の風となり、魔王へ向かって行った。 かつてリンクはイリアや村の子供たちを連れ去られた時は、怒りの矛先は弱い自分へ向かっていた。 この殺し合いでイリアを殺された時は、怒りよりも自分の行動のせいで彼女を殺した罪の意識が勝っていた。 そして、イリアが死してなお傀儡として操られていると知った時こそ怒りはあったが、その対象こそは見つからないままだった。 これほど純粋な静かで純粋な殺意と怒りを、リンクは初めて知った。 「ほう……怒りに身を委ねたか。ケダモノの様だな。」 その様を見て笑みを浮かべたガノンドロフは、剣を取り出した。 魔法の世界の少女がかつて持っていたものでは無い。 より大きく、影の世界の魔力を帯び、漆黒に染まった大剣だ。 その剣を握りしめると、血の様に真っ赤な線が刀身の中央を走った。 だが、そんなもので止まるつもりはない。 全てを擲ってでも、この男を殺そうとした。 ―――弐の奥義 盾アタック 強力な斬撃を無理矢理押し返す。 当然ながら片腕の筋肉が悲鳴を上げるが、凄まじく湧き上がる怒りは、その痛みを霧消させる。 ―――肆の奥義 兜割り その勢いで高く跳び上がり、脳天を一刀両断にしようとする。 同じように剣を上段に掲げ、その一撃を防ぐ。 (こいつを殺す。) 彼の心の内には、その7文字しかなかった。 余りの勢いに、ルビカンテは付いて行けなかった。 密着状態であるため、迂闊に炎を打てばリンクまで焼いてしまう。 「素晴らしい攻撃だ。」 何発目か、リンクの攻撃は、ついにガノンドロフの持っていた影の剣を弾き飛ばした。 否、弾き飛ばしたのではない。 リンクの攻撃に合わせて、その剣をとある方向に投げ飛ばしたのだ。 そんなことはつゆ知らず、リンクは続けざまに攻撃を仕掛ける。 その身をぐるりと回転させ、魔王の腹を切り裂こうとする。 だが、まだ浅い。 (くそ……だが次こそ必ず殺す!!) その時、足音が聞こえた。 それはルビカンテが走る時の音ではない。 間違いなく、彼が走る時の足音だ。 奇跡が起こったのか、その姿を僅かな希望を胸に戦友の姿をこの目で焼きつけようとした時。 見えたのは、戦友が自分に斬りかかる姿だった。 →
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オープニング 001話-050話 051話-100話 101話-150話 人物別追跡表 人物別追跡表 +アマテラス アマテラス +矢島透 矢島透 +ヘザー・モリス ヘザー・モリス +レッドピラミッドシング レッドピラミッドシング +呂布 呂布 +柳生十兵衛茜 柳生十兵衛茜 +飛竜 飛竜 +豪鬼 豪鬼 +リンク リンク +伊達政宗 伊達政宗 +高橋名人 高橋名人 +霧雨魔理沙 霧雨魔理沙 +十六夜咲夜 十六夜咲夜 +三島平八 三島平八 +ダンテ ダンテ +トロ トロ +セリア (ムーンブルクの王女) セリア (ムーンブルクの王女) +ホイミン ホイミン +モリガン=アーンスランド モリガン=アーンスランド +レオン・S・ケネディ レオン・S・ケネディ +クラウド・ストライフ クラウド・ストライフ +火のルビカンテ 火のルビカンテ +リュウ リュウ +桐条美鶴 桐条美鶴 +花村陽介 花村陽介 +里中千枝 里中千枝 +刈り取る者 刈り取る者 +ボンバーマン ボンバーマン +レッドアリーマー レッドアリーマー +ソリッド・スネーク ソリッド・スネーク +ロックマン ロックマン +ワルキューレ ワルキューレ +クッパ大王 クッパ大王 ▲上へ戻る
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「……それがパラディンの力か。面白い」 ルビカンテは少し考えた後、続けた。 「では私とお前の一騎打ち――」 「待て」 口を開いたのはカインだ。 「俺も混ぜてもらおうかな」 「カイン……」 「ほう……面白い。ではカイン。お前は何故私と戦おうとする」 「気に入らんのだ」 「何?」 これにはルビカンテも少し驚いたようだ。 「一時的に我々と行動を共にしたお前がな……気に入らんとな?」 「だからこそだよ。どうにもお前ら四天王という奴は気に入らぬ」 「ほほう。まあいいだろう。ではセシルとカイン。私の二対一ということか――」 「待って!」「待った!」 同時期に挙手が上がる。リディアとローザだ。 「私たちも混ぜさせてもらうわ」 「ローザ……」 見ると先ほどまでの元気のない様子は消え去りいつものローザに戻っていた。 「何がしたいのか判らぬがまあいいだろうでは四人と――」 「俺も……だ……」 エッジが立ち上がる。 「エッジ……その傷じゃ」 リディアが慌てて駆け寄る。 「そいつだけは許さねぇ……俺の手で絶対片付けてやる」 「ローザ!」 リディアがローザに促す回復魔法をという意味。 瞬時、回復魔法の光が辺りを包む。それもエッジだけでなくその場にいた全員にだ。 しかもそれはローザが詠唱を終える前だ。 「手前っ! 一体なんのつもりだ!」 その魔法の主をいち早く察知したエッジが突っかかる。 「言っただろ。私は正々堂々と戦いたいのだ。無力な君たちを相手にしても面白くない」 「へっ! その言葉後悔させてやるぜ!!」 「何度もいうがその怒り様では私に勝つ事は出来ない。少しはそこのパラディンの様に落ち着いたらどうだね?」 敵であるルビカンテに言われるのはあまり気分のいいものではないが、エッジの怒りに身を任させた振りにセシルは 危険も感じていた。 「その人間の! 怒りってモンを……見せてやるぜ!」 絆11
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RANK 》E イーノスAC // ルビカンテ Enos // RUBICANTE ”…失せろ!” 機体名 ルビカンテ - RUBICANTE 識別名 イーノス - Enos 所属 アーキバス/懲罰部隊「アッシェンズ」 戦闘評価 Eランク 強化世代 第8世代 再教育センター出身者で構成された懲罰部隊 「アッシェンズ」の一人 自罰的で凶暴な男 元はベイラム所属のMTパイロットであり 『壁』攻略戦において早々に捕虜となっていた 結果的に彼の身柄はアーキバスの手に渡ることとなる 輸送途中 脱走を試みてACを強奪するも鎮圧され そのまま殺処分となるはずだったが 戦争初期の人員不足を補うため 再教育後に投入された イーノス: アーキバス懲罰部隊「アッシェンズ」の突撃兵。 戦争初期の再教育成功例のひとつであり、再教育後は単純な整備の他、以前のようにMTパイロットとして運用された。当初の事件もあり冷遇が続いたが、最近になって実績を認められ「アッシェンズ」に異動、有り合わせながらACを与えられた。そこでようやく得意な戦法がMTよりもAC向けであったことが判明する。 粗野な性格かつ言動は攻撃的、その一方で完璧主義者。その完璧を他者に押し付けることはないが、自分が納得のいく結果を残せないと極めて強いストレスがかかり、自傷行為に走ることも。 彼の言う『納得のいく結果』とは、即ち彼が前線で自分の役割を全うできたかを指す。 AC「ルビカンテ」: 近距離戦に持ち込んでの力押しという、良くも悪くもベイラムの色が強い戦術を根本に据えた中量二脚機。 その運用方法はAC単騎、あるいはMT複数を相手にした削り合い、つまりは「ていの良い雑魚散らし」である。武装も継戦能力に乏しく、半ば使い捨てのような扱われ方をしている。 その癖に武装の多くは安いとは言えないものばかりで、予想される戦績とコストとの釣り合いから実戦投入はそう多くない。隊長スキャットバックの搭乗機「アンブラハンズ」と同様に、武装の殆どを鹵獲兵器と交換することを検討されているが、それも重要事項ではないとして議論が流され続けている。 関連項目 ≪ヴェスパー≫ V.VII バルデス ≪アッシェンズ≫ スキャットバック ブリンカドール フェリセット アニータ 投稿者 ドクドク
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「見たかよ――! ルビカンテ。これが怒りが呼ぶ力だ!」 「ぐぅう……!」 今までで一番大きな傷を負ったルビカンテ。そこから黒い血ともとれる波動が噴き出す。 「私の負けだ……」 はっきりとそう告げた。四天王で最も強く、誰よりも力を誇示し、それを求めた者からその言葉が出たのだ。 「その手があったのか、一人ひとりの力は小さくても――弱い者でも、お互いの力を併せるという手が」 「へっ今更負け惜しみかよ!」 「エッジよ――怒りにまかせたお前の力は見事であった……この私の判断を狂わしたのは間違いなくお前の力だ。 時に危険を招くその力を上手く使うのだな」 「おっ……お前の指示なんかうけねえよ!」 エッジは単純に驚いているようだ。戦いに負けた者の身からそうような言葉が出ることに。 「そしてセシル達か……ゴルベーザ様やバルバリシア、カイナツォにスカルミリョーネ……みなが手をやかれたわけは ある。皆、それぞれ性質は違うが立派な戦士達だ」 「ゴルベーザが!? 手を……」 その言葉に驚いたのはセシルであった。自分達は常に負ける。後手に回っていたと思ったからだ。 「我々とて一枚岩でない。四天王の誰もが己の目的で動いているし、あのルゲイエも独自の目的を持っていたように思える。 それにゴルベーザはお前に何か特別な感情を持っているようにもな」 「僕に!? どういう事だ!」 「最後のはあくまで私の個人的分析だ。だが、お前たちの存在が戦いを動かしているのは確かだ……」 「…………」 「では私は……既にこの身体は長くは持たない。しかし、いつの日か必ず蘇る。それがいつになるかは分からぬがな…… 最後に面白い戦いが出きた。さらばだ……」 黒い波動を噴出すると共に、ルビカンテの身体は崩れ落ち、やがてはその姿は辺り一体から完全に消えてしまった。 しばらくの間、誰も何も言わなかった。 それは強敵との戦いに勝利した安息感と達成感からなのか、新たな戦いへの緊張感と徒労感なのかは誰にも分からなかった。 絆15
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(ここは……?) 周囲は真っ暗だった。 不思議と、先程までに感じていた凍傷の痛みも、切り傷の痛みも、猪の牙に刺された激痛も感じない。 (そうだ、早くあの場所に戻らないと!!) 疲れないのを不思議に思う暇もなく、走り出す。 だが、走っても走っても景色は変わらなかった。 まるで、ヒカリゴケがない大灯台の中を歩き回っているような気分だった。 (誰か、誰かいないのか?) アルスはこれまで薄暗い洞窟の中を歩いたことはあった。 だが、この世界は違う。 闇という闇が濃縮された、黒以外の色が映らない世界だ。 「久し振りね。とはいっても、しばらく会ってないぐらい?」 黒ばかりの視界に、何色かが飛び込んできた。 だが、色の問題ではない。 アルスの目に映りこんだのは、幼馴染の少女だった。 「マリベル?」 アルスは確かめるかのような口調で、不安気に聞く。 「な~に馬鹿なこと言ってるのよ。この可愛らしい顔が、マリベルさま以外の物だと本気で考えてるわけ?」 「そうじゃないけど……君、幽霊?」 マリベルは確かに死んだはずだった。 オルゴ・デミーラのことを鵜吞みにしたわけでは無いが、確かに放送で呼ばれたはずだ。 「まあそんなところかな。」 マリベルは少し困ったような顔をして笑っている。 「うわあああああああ!!!!」 アルスは突然叫び、泣き始めた。 「ごめん!マリベル!!君がいなくなって、僕は君を大切にしていなかったって気付いたんだ!! 本当にごめんなさい!!ごめんなさい!!」 「いいわよ。」 泣き叫ぶアルスを、マリベルは静かに抱きしめた。 「人ってね、死んだときに初めて本当に想っていたかどうか分かるの。だから、あんたがあたしを好きでいてくれたってことが分かって、それだけで十分よ。」 マリベルは優しく、アルスの背中を擦る。 アルスはゆっくりと目を閉じた。 ★★★ 「うおおおおおおお!!!」 アルスの剣がリンクを刺そうとした瞬間、ルビカンテのタックルがアルスを突き飛ばした。 しかし、腹を剣で刺されたままのアルスは、何事も無かったかのようにむくりと起き上がる。 彼の異変は、腹を貫かれてなお、平然としているだけではない。 その両の眼孔が、人で無いかのような真っ赤な光を帯びていた。 「その剣は!!」 「思い出したか?どうやら貴様はこの剣を刺された魔物と戦ったことがある様だが……。」 リンクはそこまで言われて、ようやく思い出した。 あの剣は、ザントが持っていた物だったと。 かつて砂漠の処刑場の最奥で現れたザントが、竜の化石に突き刺したことで目覚めた、覚醒古代獣ハーラ・ジガントと戦ったことを。 (最悪だ……。) 自分の置かれている状況を分かってしまった。 ザントが持っていた剣は、光を影に、死を生に反転させる力を持つ。 そして、友情は敵意に反転した。 「バギクロス!」 凄まじい竜巻が、リンクに迫りくる。 影の剣は、リンクに偽物の命を与えたのみならず、魔力の供給源にもなった。 かつてその剣を刺された怪獣が、空を飛べた時と同じ原理だ。 「火焔流!!」 しかしルビカンテが炎の渦を巻き上げ、打ち返した。 かつて1つになったはずの2つの竜巻が、今度はぶつかり合う形になった。 「何をしている!!お前は早く魔王を討て!!」 「し、しかし……。」 「早くしろ!!この男は私が食い止める!!」 「分かった!そいつは胸に刺さった剣をどうにかしてくれ!!」 ★★★ 「暖かいなあ……何で僕は、君のことを大切にしてなかったんだろう……。」 少し背の低いマリベルの肩を、アルスが濡らす。 こうしていると、走馬灯のように彼女との思い出が蘇って来る。 最初に思い出したのは、物語の始まり。真夜中のフィッシュベルの浜辺 ―――ふーん、そうなんだ。じゃあどうしても教えられないっていうのねっ!? ―――う~ん、ちょっと教えられないかな ―――だったらもう聞かないわ!でもあたしはあきらめないよ。あんたたちが何をしようとしているのか、いつかきっと暴いて見せるから!! 「あの時も暴くことが出来たけれど、今度もあたしがあんたの気持ちを暴いてやったわ。」 マリベルはどこか誇らしげに、それでいて僅かに寂しそうに笑う。 アルスは、もう見れないと思っていた彼女の笑顔をただじっと眺めていた。 自分の意識と役割を放棄して。 ★★★ 再びキングブルボーから美夜子の剣を抜いたガノンドロフが、リンクに襲い掛かる。 それを正宗で迎え撃つリンク。 「どうした?剣が乱れているぞ?」 だが、その一撃はあっさりと弾き飛ばされてしまう。 「うるさい!!」 焦りのまま、攻撃を続けるリンク。 だが、その単純な攻撃は、簡単に受けられ、弾かれてしまう。 「うおおおおおお!!!」 戦略もあった物ではなく、怪物か何かの様に吠え、握りしめた正宗を突き付ける。 その姿は、剣という牙を持って暴れる獣の様だった。 紙一重で顔を逸らし、反対に肘鉄を腹に打ち込む。 だが、怒りに痛みを感じていなかった。 地面を転がったリンクは、またしても魔王に向かって行く。 目の前の男は、破壊や殺戮を繰り返すだけでは飽き足らず、死した戦友を道具にし、自分を殺させようとする外道。 許してはおけない。赦してはおけない。生かしてはおけない。 古の勇者から教わった奥義もすべて無視して、目の前の男にぶつかっていく。 ★★★ 「アルス、ごめんなさい。」 マリベルは突然アルスに謝った。 「何で謝るの?」 「あたしのせいで、アンタを苦しませて……。」 場所は変わり、初めて石板の光に導かれて過去の世界が映る。 名前は後で分かったが、ウッドパルナの森の中。 ―――……さてと じゃあ あたしは 家に帰るからね。アルス キーファ。 遊んでくれて ありがと。 つまらなかったわ。じゃあね。 ―――え?ちょっと待ってよ!! その時アルスは、勝手について来ておいて何て身勝手なんだとマリベルに対して少し幻滅した。 だが、その気持ちはウッドパルナの元凶を倒し、その島を覆っていた闇と共に消えた。 ―――……わるいけど あたしに 話しかけないでくれる? ……今 何もしゃべりたくないの。 不幸の果てに怪物になってしまったマチルダを殺してしまった後、マリベルが鼻声混じりに言った言葉は今でも覚えている。 最初にこの島に来た時に言った言葉は、自分の弱さを見せたくなかっただけなんだと初めて分かった。 そして、アルスは初めて彼女を悲しませたくないと思った瞬間だった。 「違うよ。何もかも僕が決めたことなんだ!苦しんでないし、後悔だってしてないよ。」 「そう言ってくれると……少しだけ嬉しいわ。」 「この気持ちだけは本当なんだよ。マリベル、僕を支えてくれてありがとう。」 「どういたしまして。」 マリベルは笑顔に戻った。 その笑顔は、どこか不自然な気がした。 ★ 「ぬおおおおおお!!!」 炎の爪で、アルスの斬撃を受け止めるルビカンテ。 「目を覚ませええ!!」 ルビカンテの叫びと共に、手に握りしめた炎の爪の熱が、さらに上がる。 両の目に人のものでは無い赤い光を煌々と放つアルスの動きは、どこかルビカンテの上司であるゴルベーザに操られた兵士と似ていた。 だからと言って、対処法を掴んだわけではない。 ゴルベーザに操られた雑兵に比べれば、格段に豊富な技を持っている。 「ぬお!?」 武闘家時代にアルスが培った、足払いでルビカンテはバランスを崩される。 敵は決して、剣に生き、剣に死すを信条とする剣士ではない。 すかさず懐に潜り込まれ、下腹部に正拳突きを撃たれる。 「ぐわあああああ!!」 ★★★★ 次にアルスが見たのは、床が石畳と赤い絨毯で覆われ、高い天井を持つダーマ神殿だった。 時は流れ、幾つかの大陸を解放し、冒険にも慣れてきた頃。 アルスとマリベルは、互いに転職をした。 ―――アルス、あんたは何になったの? ―――僕は戦士になろうと思っていてね。 ―――うわダッサ~。ちょっとカシムに剣を褒められたからって、天狗になってんじゃない? ―――なってないよ!そういうマリベルは何になろうとしていたの?」 ―――私は魔法使いよ。 ―――君こそサジに魔法を褒められたからなろうとしたんじゃないの? ―――はああ?どの口がそう言うのよ!! 「ねえ、マリベル、あの時、本当のこと分かっていたよね?」 「何だ、分かっていたんだ。勝手にいなくなったあいつのこと。」 あの時、お互いに確信していたし、相手のことも分かっていた。 魔法剣を覚えて、キーファが得意としていた火炎斬りを覚えたかった。 己の道を見つけたことで、いなくなった仲間の分を埋めたかった。 それをしたところで何になるのかは分からない。 だが、アルスもマリベルもどうにかしていなくなった彼の思い出を、少しでも残しておきたかった。 残っていたのは手紙だけで、彼が持っていた武器や防具は袋に紛れて、どれがキーファが持っていたのか区別がつかなくなってしまった。 それだけでは、いつ失った仲間を、本当に喪ってしまうか分からなくて、声には出せなくても怖くて怖くて仕方が無かったから。 誰が言ったか。 人は誰かになれると。 「結局僕は、何者にもなれなかったよ。」 しかし、アルスは戦士を極め、魔法使いになろうとしたが、どうにも身に合わなかった。 マリベルもまた、魔法使いを極めたが、戦士がその身に合わず、辞めてしまった。 あの時掴めなかった結果が、今まで身を引いたのだろうか。 例え魔物を倒しても、それでも零れる命は増えていくばかりで、ついには倒したはずの魔王が蘇り、大切な人を失ってしまった。 「なれなくたって、構わないわ。あんたはあたしが好きなあんたであって、あたしが好きなあんたでしかないから。」 「……ありがとう。マリベル。」 「たとえ価値が無くなっても、大丈夫よ。あんたにはあたしがいるから。」 (本当にそれでいいの?) 何かがそっとアルスに言ったが、アルスの耳には届かなかった。 ★ 吹き飛ばされたルビカンテは、悪いことにリンクの背中と衝突した。 「ぐわあああ!!」 「運が悪かったようだな。」 その様をガノンドロフが見下ろす。 「黙れエエエエエ!!」 リンクはルビカンテを突き飛ばし、再び魔王へと駆けていく。 「つまらぬ。力づくで我を倒そうなど、嘗められたものよ。」 突きを紙一重で躱し、魔王は脚を振り上げる。 鋭い蹴りがリンクの腹に刺さり、地面を転がる。 「もう終わりか?折角楽しみにしていた戦いなのに、つまらぬ終わり方だ。」 魔王は見下ろしながら、勇者を嘲る。 上半身を上げた瞬間、リンクの下腹部に今までとは違う激痛が走る。 肋骨が一本折られたのだ。 だが、その痛みも無視して戦い続ける。 正宗と美夜子の剣が鍔迫り合い、ギイギイと嫌な音を立てる。 「1つ分かったことがあるぞ?さては貴様、我を殺せばあの小僧を助けられると思っているんじゃないのか?」 「!!」 図星だった。 ミドナの援助があれど、基本的に剣を一人で振るっていたリンクにとって、アルスと共に剣を持って戦った思い出は、苦しいながらもどこか充実していた。 共に戦った時間こそ1度きりだが、ゆえに忘れがたい高揚感だった。 あの感覚を、あの気持ちを、こんな形で終わらせることだけは何としてでも食い止めたかった。 「無駄なことよ。奴を操っているのは我ではなく、あの剣だ。 それにあの剣を打ち砕いた所でどうなると思う?骸が1つ転がるだけよ。」 「!!!」 絶望を目の前で突き付け、魔王の称号を持つに相応しい笑みを浮かべるガノンドロフ。 リンクの瞳は、ただ暗い闇を湛えていた。 その瞬間、鍔迫り合いになった状態でガノンドロフは急に力を抜いた。 「!?」 予想外の行動をされ、リンクの力は行き場を失い前のめりになる。 「絶望することは無い。貴様が代わりに死ねばいいだけよ!!」 高く跳躍したガノンドロフの一撃が、リンクを真っ二つにせんとする。 ★★★★ 場所はさらに移り変る。 今度は冒険の先にあった場所ではなく、二人の故郷、フィッシュベルにあるマリベルの家だ。 ―――パパ……。 倒れた父親を見るマリベルは、まるでしおれた花の様だった。 あの顔を見たくなかったけど、それを言えばもっとマリベルやその家族が傷つきそうだから、そんな言葉は言えなかった。 マリベルはきっと戻って来ると、ガボもメルビンも言ってくれた。 けれど、アルスはその言葉を簡単に受け入れられなかった。 せっかくアイラというキーファの思い出が仲間に加わり、彼の生きた証が自分達の所に戻って来た嬉しさも全く晴れなかった。 ―――何でみんな、僕の所から離れていくんだよ。 最初に石板を集め、向こうの世界に言った3人は、アルス一人になってしまった。 その分新しい仲間が加わったが、それでもアルスにとってキーファ、そしてマリベルはかけがえのない仲間だった。 その頃には仲間になったメルビンの指導もあり、彼がアルスにもマリベルにも適した道を見極めてくれたことで、魔法戦士を目指すのをやめて僕はバトルマスターに、彼女は賢者になった。 それでもどこか互いに魔法戦士を目指していた時に比べて、息苦しさは減ったと思っていた。 だというのに、マリベルがいなくなり、自分は何をしたいのか分からなくなってしまっていた。 「ねえ、マリベル。実はフィッシュベルが闇に包まれた時……さ。」 そんなことを言うと不謹慎だが、またマリベルと冒険できる、思い出を作れると思ってしまっていた。 魔物が現れ、父ボルカノが行方不明になったというのに。 これだけ沢山思い出があり、そのたびに彼女のことを想い、悩んでいたのは、自分でも気づかなかった。 喉元過ぎれば熱さを忘れる、ということだろうか。 「それは知らなかったわ。でも、ちょっと嬉しいわね。」 その時、あくびが出た。 「アルス、眠いの?」 「僕、とっても眠いんだ。どこか、一緒に寝る場所を探してくれない?」 「あら、いいわよ。」 景色は変わり、再び闇の中へ。 でも、アルスにとってはどんな世界より落ち着けた。 マリベルが優しく手を握ってくれるから。 (優しく手を………?) ★ 「火焔流!!」 ルビカンテの撃った炎の竜巻が、リンクを吹き飛ばした。 勿論ダメージを食らったが、ガノンドロフの剣を頭から受けるよりかは格段にマシなダメージだ。 だが、本来彼の敵になっているはずのアルスに背を向けたことは、ルビカンテにとって致命傷につながる。 「小癪な……だが貴様の敵に構わなくていいのか?」 獲物を逃した。だが魔王は邪悪な笑みを絶やすことは無い。 振り向いた時、もう手遅れだった。 ドス、と腹から内臓、背中にかけて自らが放つ炎より熱い刺激が襲う。 どうにか身体を逸らしたため心臓を穿ち抜かれることは無かったが、それでも大きなダメージには変わりはない。 「ぬおおおおおおおお!!!」 だが、ルビカンテは自ら刺した剣を握り締めたため、アルスは剣を抜くことが出来ない。 上下させようとするが、剣は動くことを許さない。 「お前のような道化に、殺されてたまるかあああああ!!!」 目が合った瞬間にルビカンテは気づいた。 アルスという少年は、蘇らせられた死者のような、慈愛の無い目をしてたことに。 それが一層、滑稽さを感じた。 アルスに対してではない。 弱い自分に勝てなかった挙句の果てにゴルベーザの軍門に下り、自らの目的も無く破壊を尽くしていた自分に対しての情けなさだ。 目的も無く、ただゴルベーザの下で動いていたことに気付いたのはいつからかは分からない。 だが、ルビカンテは、強い者との戦いを好んだ。 強い者と戦うと、自分に目的があるかのように振る舞えるからだ。 (フン……こうして見てみると、自分の情けなさが分かって嫌になるな。) そのまま強引に剣を抜き、アルスを投げ飛ばす。 「目を覚ませえええええええええ!!!!!」 叫ぶ。叫び続ける。 その反動で激痛が走っても、叫び続けた。 危機は脱したが、ルビカンテの腹からは鮮血が零れる。 それを自らの炎魔法で、痛みも厭わずに焼いた。 「我を、道化に殺される愚か者にさせてくれるなあああああああ!!!!!」 痛みという痛みを無視して、かつて闇に魅入られた男は叫び続けた。 →
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作品No.000~No.050 No. タイトル 作者 登場人物 場所 000 GAME START ◆D9THRcSnZDr0 セシル・ハーヴィ、ローザ・ファレル、マルク、花村陽介 不明 No. タイトル 作者 登場人物 場所 001 眠れる恐怖 ◆2ZKOUYCe4Y 風見幽香、アドレーヌ D-3 002 常識にとらわれなくなった結果がこれだよ!!! ◆6.wcvCE63Q メタナイト、東風谷早苗 B-4 003 堕ちた竜騎士 ◆FjuL6rOGS. 花村陽介、カイン・ハイウィンド、ルビカンテ B-4、C-4 004 とある廃人の記録 ◆xgnCkD0bPc レッド、タケシ B-1 005 覚めない悪夢 ◆FjuL6rOGS. 足立透、タケシ D-2 006 赤の5、紅の15 ◆5WJyYTYBtI アカギ、レミリア・スカーレット、瀬多総司 C-4、A-3 007 二割八分六厘にも満たない楽園の素敵な巫女 ◆EW4oRdL66A 博麗霊夢 C-2 008 ぎんいろとにじいろと ◆5WJyYTYBtI シルバー、アリス・マーガトロイド E-5 009 バトロワにパワー?バトロワは頭脳だよ ◆2ZKOUYCe4Y 霧雨魔理沙、サカキ A-1 010 星の導きに ◆9RsOeV.OOc セシル・ハーヴィ、カービィ D-6 011 月夜の湖畔の森の影から ◆b1F.xBfpx2 リディア、デデデ大王 D-4 012 とあるメイドの幸運と受難 ◆dGUiIvN2Nw 十六夜咲夜、リボルバー・オセロット F-1、F-2 013 Earth, Wind & Thunder ◆RZF4IOpjgk グリーン、バルバリシア、雷電 A-4 014 支配者 ◆dGUiIvN2Nw サカキ A-1 015 THE TWIN SNAKES ◆RZF4IOpjgk ソリッド・スネーク C-5 016 咲かせてみせよう悪の華 ◆OPQhKdPpSA ゴルベーザ、天城雪子、アイク D-6 017 創る世界/壊す遊戯 ◆f0cb7STLRI キョウ、アシュナード E-6 018 The comedown ◆S33wK..9RQ 漆黒の騎士、サイボーク忍者 D-1 019 ビッグボスの遺産 ◆qh.kxdFkfM ハル・エメリッヒ、里中千枝 E-3 020 VENOM ◆S33wK..9RQ シルバー、アシュナード E-5 021 強い妖怪と弱い人間 ◆dGUiIvN2Nw 風見幽香、アドレーヌ D-3 022 IN THE MIDDLE OF CHAOS ◆S33wK..9RQ 博麗霊夢、レッド B-2 023 差し伸べられた神の手 ◆dGUiIvN2Nw 雷電、東風谷早苗 A-4 024 愛しさは、腐敗につき/友達を殺してまで。 ◆S33wK..9RQ リディア、デデデ大王、カイン・ハイウィンド、レミリア・スカーレット、瀬多総司 D-4、D-5 025 FIRE FIRE ◆5WJyYTYBtI ルビカンテ、花村陽介 B-3、B-4 026 PANIC FANCY ◆S33wK..9RQ メタナイト、スネーク C-4 027 道具 ◆dGUiIvN2Nw 博麗霊夢、サカキ B-2 028 ふしぎデカルト(The Siren s Song, the Banshee s Cry) ◆S33wK..9RQ 霧雨魔理沙 A-2 029 意地と誇り ◆dGUiIvN2Nw 天城雪子、アイク、セシル・ハーヴィ、カービィ、カイン・ハイウィンド D-5 030 へっくしゅん(前編)へっくしゅん(後編) ◆S33wK..9RQ 漆黒の騎士、十六夜咲夜、足立透、リボルバー・オセロット E-2 031 託された希望(1)託された希望(2)託された希望(3)託された希望(4) ◆dGUiIvN2Nw 風見幽香、アドレーヌ、デデデ大王、瀬多総司、レミリア・スカーレット、アシュナード、シルバー、セシル・ハーヴィ、カイン・ハイウィンド、メタナイト、ソリッド・スネーク E-4、D-4 032 冷血なりせば ◆S33wK..9RQ アカギ、バルバリシア A-3 033 GLAMOROUS ◆.dRwchlXsY レッド A-3 034 The sadness will never end ◆S33wK..9RQ アリス・マーガトロイド、キョウ、天城雪子、カービィ、ゴルベーザ E-5 035 さまよえる紅い弾丸 ◆.dRwchlXsY ルビカンテ B-2 036 一匹狼 ◆dGUiIvN2Nw ハル・エメリッヒ、里中千枝、十六夜咲夜 E-2 037 Chelsea Smile ◆S33wK..9RQ 霧雨魔理沙、足立透 C-2 038 勘違いの連鎖 ◆dGUiIvN2Nw 雷電、東風谷早苗、ルビカンテ、花村陽介 B-3 039 放送五分前 -始まりの終わり- ◆.dRwchlXsY アカギ A-4 040 第一回放送 ◆dGUiIvN2Nw マルク、八意永琳、??? 不明 041 I m Not Okay (I Promise) ◆S33wK..9RQ レッド、サカキ、博麗霊夢 A-3 042 いるはずのない真犯人(1)いるはずのない真犯人(2)いるはずのない真犯人(3) ◆dGUiIvN2Nw レミリア・スカーレット、瀬多総司、風見幽香、アドレーヌ、足立透、霧雨魔理沙 D-4 043 Shadows and Regrets(1)Shadows and Regrets(2)Shadows and Regrets(3)艶かしき安息、躊躇いに微笑み ◆S33wK..9RQ 十六夜咲夜 、 ハル・エメリッヒ 、 里中千枝 、 リボルバー・オセロット、 漆黒の騎士、カイン・ハイウィンド 、 セシル・ハーヴィ、 アシュナード 、アリス・マーガトロイド、天城雪子 、 カービィ 、 キョウ 、 ゴルベーザ E-3、D-3 044 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─狂乱劇 第二幕 ─二匹の気高き狼─狂乱劇 第三幕 ─一人の重みと八人の重み─宴を邪魔する者達 第一幕 ─折れた赤き翼─宴を邪魔する者達 第二幕 ─一輪のひまわりの花─終幕 ─円卓会議、そして新たなる怪物──Interim Report─ ◆dGUiIvN2Nw レミリア・スカーレット、瀬多総司、風見幽香、アドレーヌ、足立透、霧雨魔理沙、十六夜咲夜、ハル・エメリッヒ、里中千枝、漆黒の騎士、カイン・ハイウィンド、セシル・ハーヴィ、アシュナード、カービィ、キョウ、ゴルベーザ D-4、C-4 045 銀河に集う星たち(前編)銀河に集う星たち(後編) ◆.dRwchlXsY アカギ、雷電、東風谷早苗 B-3 046 アフターダーク ◆S33wK..9RQ 花村陽介、ルビカンテ、レッド B-2 047 神と支配者(1)神と支配者(2)神と支配者(3) ◆dGUiIvN2Nw サカキ、博麗霊夢、アカギ、雷電、東風谷早苗 D-2 048 心一つあるがまま ◆S33wK..9RQ イザナミ、マルク、八意永琳 不明 049 僕たちの行方 ◆.dRwchlXsY 花村陽介、ルビカンテ、レッド B-4 050 Reach Out To The Truth(1)Reach Out To The Truth(2)Reach Out To The Truth(3)Reach Out To The Truth(4)Reach Out To The Truth(5)Reach Out To The Truth(6) ◆dGUiIvN2Nw レミリア・スカーレット、瀬多総司、アドレーヌ、十六夜咲夜、里中千枝、漆黒の騎士 D-4
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カイン・ハイウィンド 【名前】カイン・ハイウィンド 【出展】ファイナルファンタジーⅣ 【種族】人間 【性別】男性 【年齢】21歳 【声優】山寺宏一 バロン王国八軍団の一つ竜騎士団の若き隊長にして主人公セシルの親友。 「元祖裏切りキャラ」として有名。 セシルへの劣等感や親友の恋人(ローザ)に恋してしまった自分への罪悪感から生じた 心の闇をゴルべーザに利用され、二度も洗脳されてしまう。 全ては自分の心の弱さのせいだと悟り、己の未熟さを知ったカインは 再びセシル達とともに戦うことを決意、全ての元凶であるゼムスとの戦いに赴く。 世界に平和が戻った後、彼は静かにバロン王国を後にし、一人旅に出るのであった。 ちなみにローザの父親が竜騎士をしていた関係で、彼女とは家族ぐるみの付き合いである。 【人称】 一人称→ 俺 二人称→ 【参戦時期】 現在明確な時期は不明。(一応ルビカンテとは面識がある以降の時期) 【能力】 【支給品】 ナイトキラー@ファイアーエンブレム蒼炎の軌跡 本編での動向(本編ネタバレ含みます) +開示する 初登場話 登場話数 最神話 スタンス 現在状況 キャラとの関係 キャラ名 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 セシル・ハーヴィ リディア ゴルベーザ バルバリシア ルビカンテ