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光の国、M78星雲。 二人の戦士が、地球の様子を見ていた。 ウルトラ兄弟長男、ゾフィー。そして六男、ウルトラマンタロウである。 「なんという醜態だ……ウルトラ兄弟ともあろう者が、カエルに弱みを握られるなどと!」 呆れるようにゾフィーが呟く。 「ゾフィー兄さん!そんなこと言ってる場合ですか! 今地球では、とんでもないことが行われているというのに!!」 「う、うむ。そうだな……」 タロウの言葉に、事の重大性を思い出すゾフィー。 「このバトル・ロワイアルは明らかに異常だ。いったい地球で何が起きたというのか……」 「そんなことより!!今地球にはメビウスがいるんですよ!!!」 「え?あ、ああ」 物凄い喧騒でタロウはゾフィーに突っかかる。 「ああっなんてことだ、私の可愛い教え子がっ!! 待っていろメビウス、今私がすぐに助けに行くぞっ!!」 「タロウ?いや、あのな……」 ウルトラマンタロウ。彼は、今地球の守りについているウルトラマンメビウスの教官でもある。 しかし、最近の彼のメビウスに対する愛情は、なんというか、異常であった。 「ゾフィー兄さん、地球へ行きます!このままでは私のメビウスが危ない!!!」 「え、えーとタロウ、メビウスは君の教え子だろう、もっと信じて……」 「そんなこと言ってられません!タロウファイヤー!!」 タロウの手から炎が噴出される。 そしてそのまま、ゾフィーの頭に引火した。 「ぎゃあー!!熱い熱い、頭っ、頭が燃えるー!!」 「すみません兄さん。必ずやメビウスを、そして地球を救って見せます!! 余力があれば兄さん達もついでに助けますんで!それでは!!」 タロウは地球へ向けて飛び立った。 そして、後には転げまわる無様な長男のみが残った。 「ちょ、ちょっと待って……火を、せめて火を消してから……熱いー助けてー!!」 ウルトラマンタロウは地球へと降り立った。 「さて、兄さん達はどうでもいいから、まずはメビウスを探さなくては。どこに……ん?」 タロウは、首まわりに違和感を感じた。 ふと首元を触ると、見覚えのない首輪が嵌められているではないか。 「なんだこれは?一体いつの間に……まさかこのバトルロワイアルと関係があるのか?」 首輪を外そうと、タロウは首に手をかける…… その時。 「待つんだ!!その首輪を外すんじゃない!!」 足元から何か声が聞こえてきた。 見下ろしてみると……何かゴキブリのような変な生き物が、自分に向かって叫んでいた。 しかし、ゴキブリの声が届いた時には既に遅かった。 「なんだあれは?首輪がどうしt」 ぼんっ!! 爆発音と共に、タロウの首から上が木っ端微塵に弾けとんだ。 「ああっ!……くそっ、なんてことだ……!」 【東光太郎@ウルトラマンタロウ 死亡確にn―――――― ………………あれ? 「あー、びっくりした」 「うわ!?」 あっけらかんとした台詞で、あっさりタロウは復活した。 そう、タロウはウルトラ心臓があれば即座に再生できる体質なのだ。 ウルトラダイナマイトなんて無茶な技を使う彼のこと、首が弾け飛んだところで大したことはない。 「まったく、死ぬかと思ったよ」 「いや、普通死ぬんだけど……」 何でもあり、と恐れられたそのゴキブリ――いや、仮面ライダーBLACK RXすらも、呆れながらツッコミを入れた。 タロウとRXは互いに敵意がないことを確認し、変身を解除して名乗りあった。 「僕の名前は東光太郎。ウルトラマンタロウだ」 「あなたも光太郎なのか!?俺も南光太郎というんだ。またの名を仮面ライダーBLACK RX」 「へぇ、奇遇だなぁ。それじゃ僕はトンちゃんだからあなたはナンちゃんですね!」 はいはい、二人ともどっかで聞いたネタはいいから。タロウもこれ以上天然ボケにならないように。 ……とにかく、情報を交換し合い、二人の光太郎は共に行動することにした。 「それじゃタロウ、まずは一緒に四国へ向かってくれないか。俺の先輩が、そこで何かあったらしい……!」 「わかった。じゃ、君の先輩を助けに行こう。それが終わったら……」 「ああ、あなたの教え子のヒビノミライ君を捜すのに協力するよ! 大丈夫、さっき話したクリリン達も協力してくれるから!」 タロウは、地球に来て心強い仲間が出来たことを喜んだ。 (よし……待っていろメビウス!すぐに教官が、いや兄さんが助けに行くぞっ!!!) まあ、いろいろ突っ込みたい所は多いが。 とりあえず、確かなことは一つ。 特撮において、光太郎という名前の男は、末っ子のイメージがあるということ。 そしてどちらにしろ、殺しても絶対死にそうにない、タチの悪い奴らだということには違いない。 【岡山県 3日目 22時】 【東光太郎@ウルトラマンタロウ】 〔状態〕健康。首輪なし。メビウスが心配 〔装備〕ウルトラバッジ 〔道具〕ウルトラマンメビウスのフィギュア×10(光の国から持ってきたタロウのコレクションです) 〔思考〕1、メビウスが心配 2、今はRXと共に四国に向かう 3、メビウスを探す 〔備考〕メビウスが心配 〔補足〕メビウスが心配 〔追記〕メビウスが心配 【南光太郎@仮面ライダーBLACK RX】 〔状態〕健康。首輪なし 〔装備〕魔神のマイク@ドラえもん・ギガゾンビの逆襲、アクロバッター 〔道具〕支給品一式 〔思考〕四国に向かう。そこでの戦いが終わり次第、クリリンのもとに帰る。タロウのメビウス捜索に協力 〔備考〕黒幕はゴルゴムまたはクライシス帝国であると確信(ただし根拠ゼロ) 【M78星雲 3日目 22時】 【ゾフィー@ウルトラシリーズ】 〔状態〕頭が燃えている。激しい混乱状態 〔装備〕なし 〔道具〕なし 〔思考〕熱い熱い誰か助けてー!!
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探索キー:狩猟部屋の鍵(1000キラン) 探索レベル:12 熟練度 消費エネルギー 見つかるもの 報酬:経験値 報酬:キラン 探索時間 探索数 ノービス 45 不死鳥の卵ティラノザウルスのヒレ肉酔っぱらいジョーのウィスキー王太子のコニャックディプロドクスのフリカッセティラノサウルスの頭蓋骨ジャック・ザ・ラビットブーメランとブッシュマンフォックステリアビーグルダ・ヴィンチの狩猟トラップタバコ1パッククラインのフラスコ 28 36 5 00 9 トレーニー 50 誘惑のワインマンモスの牙象狩りの男ピグミーの狩人ポインターガトリングクロスボウインディアンパイプクラインの花瓶メビウスの弓シュレーディンガーの青箱-クラインのフラスコ 32 40 4 40 12 ベテラン 55 焼きバジリスクのリンゴ添えチェロキー族のドリームキャッチャーヒューロン族のドリームキャッチャー弓のこサーベルタイガーの牙叫ぶインディアンシュレーディンガーのトラップ水タバコ-クラインの花瓶-メビウスの弓-シュレーディンガーの青箱 36 44 4 20 15 プロフェッショナル 60 タイムフリーズクラーケンの触手プテロダクティルスの翼ジプシーの鞭捕鯨するアリューシャンハウンドテスラライフルパイプシュレーディンガーの黄箱+シュレーディンガーの青箱+クラインの花瓶+メビウスの弓 40 48 4 00 18 エキスパート 65 エプロンダコタ族のドリームキャッチャーナポレオンのケーキオバマのチョコレートムースシーザーのフルーツサラダミカドのスイートロールトム・ザ・ラビットタミー・ザ・ラビットバーゼル・ザ・ラビットセッターベートーベンの鴨笛葉巻-不死鳥の卵-ジプシーの鞭 44 52 3 40 20 探索アイテム: アフリカのマスク カーテンタッセル 貝がら 鍵たば 火災報知器 ククリナイフ サイ 水槽 探検帽子 弾薬 弾薬帯 蝶々コレクション トマホーク 鳥の羽 バックパック ババロア帽 バロメーター ハンティングナイフ ベル 望遠鏡 マスケット銃 めざまし時計 槍 リンゴ ワニの頭蓋骨
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https://w.atwiki.jp/ultraman_collection/pages/22.html
2010年1月28日発売 税込希望小売価格1個609円 全12種(+シークレット1種) 1BOX8個入り 「その目に漲る、決意の光」 ラインナップ 01:ウルトラマン(Aタイプ) 02:ウルトラマンタロウ 03:ウルトラマン80 04:ユリアン 05:ウルトラマンチャック 06:ウルトラマンパワード 07:ウルトラマンシャドー 08:ウルトラマンガイア 09:ウルトラマンアグル 10:ウルトラセブン21 11:ウルトラマンメビウス(フェニックスブレイブ) 12:ウルトラマンヒカリ シークレット:ミラーマン 配置情報(上段が奥、下段が手前) A 01:Aタイプ 04:ユリアン 08:ガイア 10:セブン21 03:80 06:パワード 09:アグル 12:ヒカリ B 01:Aタイプ 06:パワード 09:アグル 10:セブン21 05:チャック 08:ガイア 07:シャドー 11:メビウス C 01:Aタイプ 05:チャック 07:シャドー 12:ヒカリ 03:80 09:アグル 10:セブン21 11:メビウス D 05:チャック 02:タロウ 08:ガイア 07:シャドー 03:80 06:パワード 09:アグル 11:メビウス E 02:タロウ 05:チャック 08:ガイア 07:シャドー 03:80 06:パワード 09:アグル 11:メビウス F 02:タロウ 04:ユリアン 06:パワード 11:メビウス 03:80 05:チャック 09:アグル SP:ミラーマン G 01:Aタイプ 04:ユリアン 08:ガイア 10:セブン21 03:80 06:パワード 09:アグル 12:ヒカリ H 07:シャドー 06:パワード 09:アグル 10:セブン21 05:チャック 08:ガイア 01:Aタイプ 11:メビウス I 01:Aタイプ 04:ユリアン 08:ガイア 10:セブン21 03:80 06:パワード 09:アグル 12:ヒカリ J 01:Aタイプ 05:チャック 07:シャドー 12:ヒカリ 03:80 09:アグル 10:セブン21 11:メビウス K 02:タロウ 04:ユリアン 06:パワード 07:シャドー 03:80 05:チャック 09:アグル SP:ミラーマン L 01:Aタイプ 04:ユリアン 08:ガイア 10:セブン21 03:80 06:パワード 09:アグル 12:ヒカリ カートン(96個)の内訳 ウルトラマン(Aタイプ):8個 ウルトラマンタロウ:4個 ウルトラマン80:10個 ユリアン:6個 ウルトラマンチャック:8個 ウルトラマンパワード:10個 ウルトラマンシャドー:7個 ウルトラマンガイア:8個 ウルトラマンアグル:12個 ウルトラセブン21:8個 ウルトラマンメビウス(フェニックスブレイブ):7個 ウルトラマンヒカリ:6個 ミラーマン:2個 コメント欄 名前 コメント すべてのコメントを見る
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――誰かが言っていた。エースとは、三つの種類があると。 強さを求める奴。 プライドに生きる奴。 戦況を読める奴。 方向性は様々だが、どれもエースであることには違いない。 だから――全てのエースに言えることだ。 エースとはすなわち、戦闘と言う分野において高い能力を発揮する者である。 エースとはすなわち、破壊と殺戮に特化した者である。 エースとはすなわち、人殺しである。 ACE COMBAT04 THE OPERATION LYRICAL 第28話 Mobius1 ――そこには終わりもなく、始まりもなく、無限は円環へと昇華される。 停止されたはずのメガリス、そのメインコンピューターが再起動へのカウントダウンを始めた。 「何故だ!? 曹長、停止命令は――」 「確実に送りました。でも……別の、もっと優先権の高い回路から命令が来てるんです!」 疑う訳ではなかったが、ベルツはメガリスを停止させた張本人であるリインフォースを問い詰めた。もちろん、彼女がミスをするはずはない。メガリスの停止は確かに一度、上空のゴーストアイまでもが確認している。 となれば、彼女の言うとおり、リインフォースが停止命令を送った回線とは別のものから、再起動への命令が送られていることになる。 サブコントロールルームのディスプレイに、メガリス再起動へのカウントダウンが表示された。残り時間は五分。どうにかして止めなくては、また隕石が降り注ぐ。 しかしどうやって? 試しにベルツは拳銃を引き抜き、サブコントロールルームのメインサーバーと思しき器材にマガジン一個分の銃弾を叩き込んでみた。もちろんカウントダウンが止まる様子はなかった。 「あ……っ」 くそ、とベルツが苦虫を噛み潰したような表情を浮かべていると、先ほどからコンソールを叩いていたティアナが何かに気付き、声を上げた。 「何か分かったか、ランスター?」 「再起動の命令を送ってる回線を辿ってみました……発信源は、上空!?」 彼女の言葉で、サブコントロールルームにいる全員が首を上げ、天井の向こうに存在するであろう発信源を思い浮かべる。 上で何が起こっているかは分からない。通信回線を開いてもかろうじて味方の混乱した様子の声が雑音混じりに聞こえるだけだ。 とりあえず、ゴーストアイにメガリスが再起動へのカウントダウンを開始したとの報告を入れたが、受信したかどうかはこれも分からない。 ただ一度だけ、何を言っているのかはさっぱりだったが、落ち着き払った、しかしどこか強い怒りを持った声が聞こえた。ティアナだけは、その声の主が誰なのか理解出来た。 何が起きているのかはさっぱり分からない。もはや今の自分たちに出来るのは祈ることくらい。 だから彼女は、上空にいるであろう一人のエースに向かって呟く。 「頼みます、リボン付き――幸運を、メビウス1」 「ダメだ、メガリスが再起動へのカウントダウンを開始! メビウス1、交戦続行!」 ティアナたちの送ったメガリス再起動の報告は、幸いにもゴーストアイに届いていた。 だが、ゴーストアイの言葉が彼――メビウス1の耳に入ったかどうか。 仲間が、皆が、なのはが落とされた。その事実が、彼の胸のうちに圧し掛かり、そして理性を吹き飛ばす。 愛機F-22のキャノピーの向こうでは、真っ赤に彩られた見たこともない新型機を駆る無限の欲望――スカリエッティが、さも楽しそうに笑っていた。 「素晴らしい、この威力――あれだけ恐れられた管理局の白い悪魔を、いとも簡単に落とすとは。これさえあれば世界制覇も夢ではない、そう思わないかリボン付き?」 黙れ、黙れ、黙れ。狂人が何を言う、この大量虐殺者め。 湧き上がる黒い感情は、怒り。それが、今のメビウス1の原動力だった。 「メビウス1、聞こえているか!? 状況分析を開始する、それまで持ちこたえろ!」 持ちこたえろ? 冗談を言うな――力任せにエンジン・スロットルレバーを叩き込み、アフターバーナー点火。彼の精神に同調するかのように、F-22のF119エンジンは咆哮を上げてどっと機体を加速させる。 「奴が持ちこたえられるかどうか……メビウス1、交戦!」 奴を、スカリエッティを撃墜する。それが最後の任務だ。 急加速するメビウス1のF-22はスカリエッティの機体に正面から立ち向かう。弾薬は残り少ないが問題ない、最速で撃墜する。 ウエポン・システムに手を伸ばし、指を素早く踊らせて使用する兵装、短距離空対空ミサイルのAIM-9サイドワインダーを選択。AIM-9の弾頭はただちにスカリエッティ機を捉える。 躊躇せずミサイルの発射スイッチを押そうとして、メビウス1はスカリエッティの機体に何か動きがあるのを目にした。 まずい。根拠がはっきりあった訳ではないが、エースとしての"カン"がメビウス1に危険を知らせる。 ラダーペダルを蹴飛ばし、機体を横滑りさせる。直後、F-22の右主翼をかすめ飛ぶのは、赤い閃光。なのはを撃墜した、おそらくはレーザーだろう。閃光が見えてからでは回避は間に合うまい。となれば、常に動き回って照準をかわし続けるか、単純に後ろを取るか。 ぎりぎりのところでレーザーを回避したF-22はスカリエッティ機と交差する。迷うことなく、メビウス1は振り返ってスカリエッティ機を眼で捉えると、操縦桿を引いて思い切り急旋回。たちまち強いGが彼の身体を押し潰さんとばかりに圧し掛かってきたが、胸のうちの怒りはそれすら耐え抜く。高速で旋回したF-22は、再びスカリエッティ機を正面、今度は後ろを取る形で捉えた。 「おや、降ってきたね」 後ろを取られたと言うのに、通信機に入ってくるスカリエッティの声はまだまだ余裕だった。日常生活でありふれた光景を見たかのように、降り始めた雪のことを口にしている。 すぐに黙らせてやる、とメビウス1はF-22を加速させ、スカリエッティ機に急接近。AIM-9の弾頭が再び奴の機体のエンジンから発せられる赤外線を捉えようとして――突如、赤い翼が翻り、スカリエッティ機は左に急激なロール。ミサイルのロックオン可能範囲から逃れようとする。 逃がすかよ――メビウス1はスカリエッティよりも速く、ラダーペダルを蹴ってF-22の機首を強引に左に向けた。スカリエッティ機はメビウス1のF-22の前に、自ら躍り出る形になってしまう。 見たこともない新型機になのはすら一撃で落とすレーザー、確かに脅威だが操縦するパイロットは所詮素人同然。メビウス1にとっては押しやすい相手のはずだった。 「不死身のエースとは、長く戦場にいた者の過信だ――君のことだよ、リボン付き」 だが、現実は違った。スカリエッティ機はF-22の前に躍り出た直後、機首を上げて急減速、赤い機体がF-22に飛び掛る。 「!」 たまらず、メビウス1は操縦桿を右に倒し、ラダーペダルを踏み込む。F-22は主翼を翻して右へと回避機動。キャノピーのすぐ外で、赤い機体が後ろに飛び去っていくのが見えた。 空中衝突は避けられた――だが、結果としてメビウス1はスカリエッティに後ろを取られてしまった。とても素人の機動とは思えない。 胸のうちで呪詛の言葉を吐き捨て、メビウス1はラダーペダルを交互に、そしてランダムに踏む。F-22の機首を左右に不定期に振って、少しでも狙われにくくするのだ。 がくがくと身体を左右に揺らされながら、メビウス1は後ろを振り返る――赤い閃光が、スカリエッティ機の機首で瞬いていた。 息を呑み、彼は衝撃に備える。レーザーの赤い光がF-22の右主翼の真下を飛び抜けていったのは、その数瞬後のことだ。 「くそ……」 自惚れるつもりはないが、数々の激戦を戦い抜いてきた自分が、こうも好き放題にされるとは、メビウス1にとってまったく予想外のことだった。機体の性能差を差し引いても、何故戦闘機に乗るのは今回が初めてであろうスカリエッティに、後れを取るのか理解できない。 「君の世界の技術には、ときどき驚かされるよ」 悔しさともどかしさを噛み締めながら回避機動を続けるメビウス1の耳に、スカリエッティの声が入ってきた。 「無人機のZ.O.Eシステム、隕石を落とすメガリス、そしてこのファルケン。まったく人と言うのは、人殺しの道具が大好きらしい。ゼネラル・リソースとか言ったかな――戦闘機と人間の脳神経を接続するこの技術など、実に斬新で画期的だ。素人同然の私さえもが君と互角に戦える」 要するに、彼は操縦桿を握って操縦しているのではない。神経と戦闘機のセンサーを直接接続し、自分の身体を動かすのと同じ感覚で操縦しているのだ。だからここまで動けるのだ。 ええい――メビウス1はスカリエッティの機体、ファルケンを睨み付けて、操縦桿を思い切り捻る。 機体性能にあぐらをかくような奴に、負ける訳には行かない。F-22は左主翼を下げると、強引な形でファルケンの真下に潜り込み、後ろを奪い返す。 この距離なら、とメビウス1はファルケンをロックオン。今度こそミサイルの発射スイッチを押し込む。 「フォックス2!」 主翼下ウエポン・ベイが開き、中からAIM-9が飛び出す。ロケットモーターを点火したAIM-9は魔力推進の証である白い光を描きながら、ファルケンに突撃する。 行け、とメビウス1は叫んでいた。この距離なら回避機動もフレアも間に合うまい。AIM-9はファルケンに直撃し、破片と爆風でその赤い胴体を引き裂くはずだった。 ――否。どういう訳か、放たれたAIM-9は目標を目の前にして突然、進路をまったく別の方向へと変えた。そのまま迷子になったAIM-9は訳も分からず信管が作動し、爆発する。無論、距離が離れすぎてファルケンには何の損害も与えられなかった。 「な……どういうことだ!?」 目の前の信じられない光景に驚くメビウス1をよそに、ファルケンはアフターバーナー点火。狂気に犯された赤い怪鳥は天へと昇り、ある程度F-22と離れたところで失速反転、機首をメビウス1に向けてきた。 撃たれる――咄嗟にメビウス1は操縦桿を左に倒してラダーペダルを踏み込む。右主翼を垂直に立てて降下するF-22、その翼を掠めるのは赤い閃光。上空からレーザーで狙い撃ちされているに違いなかった。 当たれば致命傷は免れない。逃げ出したい恐怖が腹の底から湧いてきて、しかしメビウス1は操縦桿を手放さない。 上空からは何度も何度も赤い閃光が降り注ぐ。それらが着弾する寸前、メビウス1のF-22は右へ左へと機首を振り、主翼を翻し、必死に回避を続ける。 低空へと下りたため、キャノピーのすぐ外には氷山があった。回避したレーザーがそれらに当たり、氷を砕き、海面に大きな水しぶきを上げさせる。 「こちらゴーストアイ、第一分析が終了した!」 そんな時、ゴーストアイからの通信が入り込んできた。しかし"第一"と言うことは、全てが終わった訳ではない様子だ。あのミサイルが突然捻じ曲げられたことも、分かっていない。 「敵機から地上への信号を確認、奴がメガリス再起動の鍵を握っている!」 なるほど、通りで奴が現れてから――と言うことは、奴を落とせばメガリスの再起動も止まるのではないか? いや、きっとそうだろう。 ならばここで回避を続ける訳にはいかない。メビウス1は思い切って操縦桿を引き、F-22を上昇、反転させてファルケンへと立ち向かう。 「む、レーザーのエネルギーが尽きてしまった……さすがだね、リボン付き」 そりゃどうも、とメビウス1は投げやりに胸のうちでスカリエッティに言葉を返す。ひとまず、厄介なレーザーが無くなったのは好都合だ。 急上昇、F-22はファルケンと同高度へ。もう一度仕切り直しだ。 先ほどミサイルを捻じ曲げられたのは気にかかるが、だからと言って攻撃の手を緩める訳には行かない。メビウス1は使用する兵装を機関砲に切り替えて、ファルケンに再び立ち向かう。 レーザーが無いなら、真正面から近付ける。そう考えたメビウス1はあえてファルケンの正面に回りこみ、アフターバーナー点火。ファルケンも加速し、双方の距離は一気に縮まっていく。 その瞬間、コクピット内に鳴り響くのはロックオン警報。やはり正面から近付くのはリスクが大きい。 だが、それ相応の成果も得られるはずだ――。 耳障りなロックオン警報は、正面に捉えたファルケンの主翼下から白煙が吹き出すのと同時に死神の笑い声――ミサイル警報へと切り替わる。それこそが、メビウス1の狙いだった。 正面から突っ込んできたミサイルをぎりぎりまで引きつけ、メビウス1はここぞと言うタイミングでフレアの放出ボタンを叩く。そして操縦桿を捻り、F-22をぐるりと一回転させた。 放たれたフレアはF-22のエンジンのそれより強烈な赤外線を放ち、ミサイルを誘い込む。回避成功、スカリエッティの放ったミサイルはF-22を素通りし、フレアへと突き進む。 そしてミサイルが飛んできた方向の向こうにいるのは、発射直後で無防備な状態のファルケン。メビウス1の狙いはこれだった。あとは逃げられる前に急接近し、機関砲を叩き込む。 「もらった……!」 照準が、ファルケンの鋭角的な機体に重なる。メビウス1が引き金に指をかけた――その瞬間、フレアに食いついたミサイルが爆発した。 ただの爆発なら、何の意味も無かっただろう。だが、生み出された爆風と衝撃は、通常のミサイルとは桁違いだった。 コクピット正面上位に設置していたバックミラーに巨大な白い閃光が映った時は、もう遅かった。背中を思い切り蹴飛ばされたような感覚がして、機首の向き斜めにされてF-22は数十メートル上へと跳ね飛ばされてしまった。 訳も分からずメビウス1は操縦桿を抑え、機体の制御に全力を尽くす。機体の電子制御も必死に安定を保とうとして、かろうじてF-22は失速することなく水平飛行へと移った。 「――くそ、なんだいったい!?」 「散弾ミサイル、とでも言うべきかな。大した威力だ、並みの機動では避けられんよ」 マスクから送られてくる酸素を貪るように吸うメビウス1の問いに、スカリエッティが答えた。彼のファルケンはメビウス1が必死に安定性を取り戻そうともがいている間に悠々と旋回、再びF-22の上空後方に位置して、その牙を向けようとしていた。 「ここからはメガリスがよく見えるね。なぁリボン付き」 しかし、スカリエッティはすぐには撃たなかった。何をするかと思えば突然、メビウス1に対して言葉を投げかけだした。 「あれこそ争い好き人そのものじゃあないか。君の世界の人々は散々隕石で苦しめられたのに、ただ敵に勝つためにこの隕石を落とす要塞を作った。愚かとしか言いようが無い」 「――御託並べる余裕があるのかよ」 眼下のメガリスにちらっと視線を送りながらも、メビウス1は操縦桿を引いてF-22を上昇させる。一刻も早く、ファルケンの射程から逃れなければ。 だが、ファルケンはF-22を追おうとしなかった。空戦の真っ最中だと言うのに、スカリエッティは言葉を発し続ける。 「この世界もそうさ。戦闘機人、戦闘機、ゆりかご、戦争の道具がいっぱいだ。デバイスひとつ取ったって、目的は戦いのため――」 「……お喋りが過ぎる!」 スカリエッティの言葉を無視する形で、メビウス1のF-22は上昇から旋回、緩やかに降下しながらファルケンの真上に到達し、機関砲を放つ。 赤い二〇ミリの曳光弾はしかし、ファルケンの赤い胴体を叩くことなく、その軌道を見えない何かによって捻じ曲げられていく。 くそ、とメビウス1は酸素マスクの中で言葉を吐き捨てた。原理はさっぱり分からないが、あの機体には普通の攻撃は通用しないらしい。 どうすればいいか彼が悩む最中、やはりスカリエッティは黙らなかった。そして、彼の次の言葉が、メビウス1の心に深く響いた。 「君だってそうだ、リボン付き。元の世界で散々人を殺して、しかし周りは君を"エース"と褒め称える……人を殺して褒められるとは世も末だねぇ」 「……っ違う、俺は!」 「何が違う、どう違う!? 戦争だから? 任務だから? 理由は様々だろうけどね、君が人を殺したと言う事実は決して消えないのだよ。君の両手はもう血で真っ赤だ」 スカリエッティに言われて、メビウス1は思わず自身の手を見た。飛行手袋で覆われた手、しかしこの手はユージア大陸でいくつものエルジア軍兵士の命を奪っている。 別に、ISAFと言う組織のために戦っていた訳ではない。ただ、そうすることでより多くの味方が生き残れるから、戦ってきた。そして、エースと呼ばれるほどになった。 だが、スカリエッティの言うとおりだ。いかなる理由があろうと、人を殺したと言う事実がこの手から消えることは無い。 そう思うと、急に自分が今何のために戦っているのか分からなくなってきた。戦争と言う狂気ゆえに許された殺戮行為。敵機を撃墜してガッツポーズを取る過去の自分。敵機からパイロットの脱出が確認できていないことなど、知る由も無い。 「君こそまさに、メガリスと並ぶ争いが大好きな人間そのものだ。エースと聞こえはいいが、その実態は――」 「――やめろ。違う、俺は」 そこから先は、聞きたくない。封印していた罪の意識が、開かれてしまう。見なかった、否、見たくなかったものを、見てしまう。 だが、スカリエッティは言葉を続けた。 「その実態は、ただの大量虐殺者だ。私は君も含めて、争いが大好きな人間に、自分たちがいかに愚かか教え、救おうと言うのだよ。認めたまえ、"人殺し"!」 いつの間にか後ろへと回り込んでいたスカリエッティのファルケンから、ミサイルが放たれる。先ほどと同じ、散弾ミサイルだ。 白煙を噴きながら迫るそれが、メビウス1には今まで自分が殺めてきたエルジア軍兵士の怨念のように見えた。 「っく……」 ミサイル警報までもが、怨念のように思えてきた。 生きたかったのに。家族に会いたかったのに。どうしてくれる。何故殺した。 幻聴のはずだ。ミサイル警報は甲高い高音、恨みの言葉など発しない。だと言うのに、メビウス1は身体中を誰かに掴まれ、よく動けないような気がした。 メビウス1は振り返る――散弾ミサイルは、もうすぐそこまでやって来ていた。 どうしようもない恐怖が、彼の思考を支配する。ただ逃げたくて、メビウス1はアフターバーナーを点火させた。F-22は急加速、散弾ミサイルの魔の手から逃れようとする。 次の瞬間巻き起こったのは爆発、衝撃。散弾ミサイルが起爆した。 爆風と衝撃が容赦なくメビウス1のF-22に叩きつけられる。衝撃はコクピット内にまで達し、メビウス1は頭を計器に強く打ってしまった。 視界が闇に閉ざされていく感覚。必死にもがいてみたが、誰かに両手両足を掴まれて、彼の意識は深い奈落へと落ちていった。 ――結局、俺は人殺しに過ぎないと言うことか。エースと呼ばれたところで、奴の言うとおり人を殺した事実は消えない。 深い闇の中で、メビウス1はため息をひとつ吐いた。 ――本来なら許される行為じゃない。俺は、とっくの昔に死刑になってもおかしくないはずなんだ。それだけの数を殺した。それだけの命を奪った。 もはや、今の自分は戦えない。スカリエッティを止める資格など無い。自分も奴と同じ、大量虐殺者。そんな人間に世界の行く末をどうして任せられようか。 ふと視線を下に下げてみると、何本もの血塗れた腕や焼け焦げた腕が、こちらに向かって伸びてきていた。おそらくは、過去に自分がユージア大陸で殺めたエルジア軍兵士のものだろう。 いいだろう、と彼は眼を閉じ、腕がこちらに迫ってくるのを待つことにした。こちらが呪われることで奴らの気が少しでも晴れるなら、遠慮はいらない。 しかし、誰かに突然肩を掴まれ、上へと引っ張り上げられた。視線を今度は上に上げると、眩い青空が見えた。誰かが、自分をあそこに連れて行こうとしているのだ。 「らしくないな、メビウス1。君が弱気になるなんて」 自分を引っ張っている誰かだろうか、いきなり聞き覚えのある声が耳に入った。 ――中将、そりゃ弱気にもなります。俺が今までやってきた行為は人殺しだったんだ。 「確かに、君は元の世界でいくつもの命を奪った。その事実は変わらん。私が地上を守るためとは言え、奴に協力していたように」 引っ張る誰かの腕が変わる。同時に、声も変わった。これももちろん、聞き覚えはあった。 「だがな、リボン付き。そうしてお前に守られた命だって、大量にある」 ――13。だが、俺はお前の部下や仲間を……。 「上がってからのことは恨みっこ無しだ。飛ぶ前にやられるのは腹が立つがな」 声の主は笑って、そう答えた。根っからの戦闘機乗りらしい意見だった。 声はまた変わる。今度は男のものではなかった。 「殺すために戦ってきた訳じゃないですよね? 仲間を守るために戦ってきたなら、責められることは本来無いはずですよ」 ――なのは、か。確かにその通り、その通りなんだが……。 「なら、いいじゃないですか」 「君がここで諦めたら、私が死ぬ気で守った地上はどうなるのだ」 「俺の教え子たちも巻き込まれる。今の奴なら、我が子同然の相手であっても躊躇しないだろうな」 「皆さんこう言ってますし――だから、諦めないで。諦めないことが、エースか否かの分かれ道。そうでしょ?」 「そう、だな……」 ぼやけているが、視界が徐々に元に戻ってきた。 首を振ってぼんやりする思考を叩き直し、メビウス1は愛機の状況を確認する。 散弾ミサイルによってダメージはあったが、撃墜されるほどではなかったらしい。パイロットが気を失っている間、電子制御が必死に機体の安定性を保持してくれていた。 「そうか――お前も、まだ諦めるつもりは無いんだな」 F-22の計器を優しく叩き、彼は操縦桿とエンジン・スロットルレバーを握り直す。 機体の状況は決してよくない。ミサイルが格納されているウエポン・ベイは散弾ミサイルのおかげで開かなくなっている。せっかく残り一発だが存在するAIM-9が使えないのだ。残っているのは機関砲弾一一〇発、使えるのはこれだけだ。 やれるか? とメビウス1は自分自身に問いかける。相手はファルケン、得体の知れない新装備を装備し、パイロットであるスカリエッティは機体と神経を直接接続することでベテランパイロットと同等の動きを見せる。 だが、メビウス1は胸のうちで断言する。やれる、と。それが何だと言うのだ。戦闘機の性能とは、パイロットの技量も含めて言うものだ。 レーダー画面に眼をやると、ファルケンが正面、はるかに高い高度にいることが分かった。完全に勝ったつもりでいるらしい。 ――いいだろう、教育してやる。 エンジン・スロットルレバーを叩き込み、アフターバーナー点火。F119エンジンから赤いジェットの炎が上がり、F-22は猛然と天へ向かって加速していく。 「……ほう、上がってくるとは。まだやるかね?」 通信に入ってきたスカリエッティの声は、少しだけ意外そうだった。 メビウス1は酸素マスクを付け直し、不敵な笑みを浮かべて答える。 「何度だってやってやるさ……」 例え死神と呼ばれようと、悪魔と罵られようと、鬼神と恐れられようと、凶星と蔑まれても。人殺しと言われても。 はるか後ろには、何千何万もの命がある。それを守るためなら、なんと呼ばれても構うものか。 人殺しだろうがなんだろうが、命をかけて守り抜いたものに、偽りなど何一つ無い。 「こちらゴーストアイ、聞け、メビウス1!」 そんな時、まるで彼の背中を後押しするように、ゴーストアイと後方の"アースラ"にいるはやてからの通信が入り込んできた。どうやら、敵機の分析が終わったらしい。 「ロングアーチとの敵機合同解析が終了した、通信を中継する!」 「――こちらロングアーチ、はやて。メビウスさん、聞こえます!?」 「おう、なんだ」 緊迫した様子のゴーストアイとはやてに対し、メビウス1は気楽な返事。任務中にどうかと思うが、余裕があるのは大事なことだ。 「あの機体……スカリエッティの乗ってる戦闘機は、ADF-01ファルケンって言うようです。この機体は、ECM防御システムが搭載されてる――機体の周囲に強力な電磁波を纏って、ミサイルも機関砲も捻じ曲げてしまうんや。もちろん魔力弾さえも……」 「通りでミサイルも機関砲もダメな訳だ。対抗策は?」 「唯一の弱点は前方のエアインテークのみです。そこを狙えば……」 はやてに言われて、メビウス1はファルケンの機体構造を注視する。エアインテークはその名の通り空気の取り入れ口だ。おそらく、ここにまで電磁波を展開するとエンジンの機能に支障が出るのだろう。ゆえに、エアインテークだけは無防備だ。 しかし現実問題として、エアインテークのみを狙うことなど可能なのだろうか。しかも攻撃は正面からになる。敵の火力が最も集中する場所に、自ら突っ込んで敵弾を回避しつつ、針の穴を通すような射撃でインテークを狙う――いいや、出来る。なんと言っても、彼はエースパイロットなのだ。 「今そこで奴を撃てるのはあなただけや」 「正面角度から攻撃を行い、ファルケンを撃墜せよ」 「頼みます、ラーズグリーズ……」 「リボン付き……いや、メビウス1」 『幸運を祈る!』 声を揃えて、はやてとゴーストアイが言った。彼女と彼に出来るのは、ここまでだ。 いいだろう、やってやるさ――操縦桿を握りなおし、メビウス1はファルケンを睨む。 「貴様を撃墜する。それが俺の……"メビウス1"の任務だ!」 「よかろう――やってみたまえ!」 響き渡るのは轟音。F-22もファルケンも、ほぼ同時にアフターバーナーを点火したのだ。 狂気に満ちた赤い怪鳥に跨るのは無限の欲望。 迎え撃つのは、鋼鉄の猛禽類を駆るリボン付きの死神。 正真正銘のラストダンスが、今始まった。 不思議な高揚感があった。真正面からの一騎打ち、まるで中世の騎馬に乗った槍騎士のような戦い。 ファルケンは旋回し、真正面からメビウス1のF-22に立ち向かってくる。スカリエッティはここに来て、逃げ回ってメガリス再起動まで時間を稼ぐつもりは無いらしい。 「私は軍人ではないからね――いいじゃないか、正面からの一騎打ち」 通信機に入ってきた彼の声は、状況を存分に楽しんでいるかのようだ。例えその果てにあるのが世界の終わりだったとしても構わない。それこそが彼の望みであり、彼の言う人間への"救い"なのだから。 もちろん、メビウス1はそんなものは許さない。突っ込んでくるファルケンに向かって、彼はアフターバーナーを点火させた。 機関砲弾は一一〇発、毎分六〇〇〇発の連射力を誇るF-22のM61A2機関砲では、わずか一秒引き金を引くだけで弾切れになる。要するに、チャンスはほぼ一度だけだ。失敗すれば後は無い。 どちらも速度を上げながらのため、F-22とファルケンは急接近。ファルケンの方はレーザーも散弾ミサイルも撃ち尽くしたが、まだ通常の短距離空対空ミサイル、そして機関砲がある。注意しなければなるまい。 キャノピーの向こうに映るファルケンは最初は点のような大きさだったが、数秒後にはミサイルと機関砲を撃ち散らしながら迫ってきた。 メビウス1はフレアの放出ボタンを叩き、操縦桿を捻る。ありったけのフレアを放出しながら、彼のF-22はミサイルを、機関砲弾の雨を掻い潜って行く。 ――くそ、ダメだ! 照準が合わず、メビウス1は引き金に指をかけたまま、ファルケンとすれ違う。もう一度、旋回して正面から挑まなければ。 また、あの敵弾の中に飛び込むのか――心のどこかで、恐怖に震える自分がもう嫌だと言わんばかりに嘆いていた。 だが、ここで引く訳には行かない。諦める訳には行かない。 自分自身を奮い立たせて、メビウス1は操縦桿を引いて旋回、ファルケンと再び正面から対峙する。 ――さっきは回避機動が大きすぎた。最小限の機動で敵弾を回避し、その上で機関砲を叩き込もう。 フレアの放出ボタンに手を伸ばし、メビウス1はアフターバーナーを点火したまま、F-22をファルケンに向かって突っ込ませる。 ロックオン警報が鳴り響くのと、ファルケンが視界に映ったのはほぼ同時だった。そして、続くのはミサイル警報。真正面、スカリエッティがミサイルを放ったに違いない。 こちらのエンジンから広がる赤外線を捉えたミサイルは、まっすぐ突っ込んでくる。フレア放出ボタンにかけた手に力を入れようとして、いや、とメビウス1は首を振る。 まだ早い、もっと引きつけろ――今! 放出ボタンを叩く。F-22から赤い炎の塊が放出され、ミサイルはF-22ではなくフレアに誘惑され、進路を逸らす。 喜ぶのはまだ早い。次は機関砲の雨が待っている。 ミサイルを避けて数瞬後、F-22の主翼を掠めるのは赤い曳光弾。何発かは主翼を叩き、機体全体に金属ハンマーで叩かれたような衝撃が走る。 「このくらい……!」 まだ大丈夫だ、飛べなくなる程じゃない。メビウス1は被弾の影響で不安定になった機体を必死にコントロールしながら、あくまでも正面を睨む。 敵機、真正面。ファルケンの赤い胴体がはっきりと見えるほどの距離。 ここに来て、メビウス1は空中衝突の恐怖を覚えた。ぶつかる、と右腕が操縦桿を引きそうになった。 「――撃て、臆病者!」 叫ぶ。それは、自分自身に向けられた言葉。 操縦桿をほんのわずかに左に倒し、照準をファルケン唯一の弱点、エアインテークに合わせる。そこに至るまでの時間が、メビウス1にはひどく長いように感じた。 来い、と彼は自身も知らないうちに叫んでいた。同時に、引き金も引く。 わずか一秒、F-22の機関砲が火を吹き、二〇ミリの赤い曳光弾一一〇発が、ファルケンのエアインテークに殺到する。 そして、交差。F-22とファルケンはすれ違う。 「――見事だ、リボン付き」 戦果を確認するべくメビウス1は振り返る。一瞬遅れて、スカリエッティの声が通信機に入ってきた。 キャノピーの向こうで、ファルケンが黒煙を吹きながら地面へと向かっていき――最後に、小さな爆発が、空中に起きた。 「カウントダウンが……」 「止まった――?」 メガリス内部。サブコントロールルームでディスプレイを食い入るように見つめていたベルツとティアナたちは、停止したカウントダウンの前に、しばし呆然としていた。 カウントダウンの停止。それはすなわち――メガリスの再起動停止。 「やったんですよね……?」 「そのはずだよ?」 「ええと、つまり」 エリオ、スバル、キャロがようやく口を開くが、現実が認識できないのか、周囲に確認を取っていた。 そんな時、いち早く現実を認識できたのは、ベルツの部下のソープだった。 「そうだよ――やったんだよ! メガリス、今度こそ停止だ!」 ひゃっほーい、と歓声を上げるソープ。彼の言葉でようやくメガリスの停止と言う現実を認識した皆は、ソープに続いて歓声を上げた。 「……任務完了だ、メビウス1」 ゴーストアイからの通信。そこでようやく、メビウス1は酸素マスクを外して、安堵のため息を吐けた。 終わった。何もかも、これで。もうメガリスが地表に隕石を降らすことは無い。ミッドチルダの人々は、ようやく明日から安心して夜に眠ることが出来るはずだ。 しかし、とメビウス1は思う。彼の視線は、眼下のメガリスの排気ダクトに向けられていた。 これで、勝ったと言えるのだろうか? 出撃前のブリーフィングでは、全員の帰還が要望されていた。それなのに、黄色の13は散り、なのはは落とされた。彼らだけではない、この戦いで多くのものが犠牲になった。 「犠牲が、大きすぎる……」 「……どんな夜にも、必ず朝は来る」 そんなメビウス1の心境を察してか、突然ゴーストアイが口を開いた。 「生き残ったものが、残された未来を精一杯生きる――彼らに送る、精一杯の、手向けだと思う」 「ゴーストアイ……」 「それに、勝手に殺さないで欲しい人がいっぱいおるんやけどなぁ」 ゴーストアイとの通信に、突然はやてが割り込んできた。なんとなく安心したような嬉しそうな表情なので、メビウス1はもしや、と思い通信回線を完全にオープンにしてみた。 「――ゲホ。こちらスターズ2、どうにか生きてるぞ」 「ライトニング1、同じく無事です……出来れば救助を」 「ライトニング2、申し訳ない。誰か助けて欲しい」 「ヴィータ、ハラオウン、シグナム、無事だったか!」 六課の魔導師たちは、吹き飛ばされながらも無事だった。とりあえず今は救助待ちの様子である。 「こちらスカイキッド、もう燃料がすっからかんだ。早く下ろしてくれ」 「アヴァランチより各機、ここはどこだー? 海の上を漂流してる、早く助けてくれ。寒くてたまらん……ふぇっくしょい!」 「ウィンドホバー、ダメだ燃料切れだ。ベイルアウトするから、救助をよろしく頼む」 「あぁ、お前らも無事か! ゴーストアイ、救助を早く回してやれよ!」 「心得た」 戦闘機隊の方も、とりあえず死んではいない様だ。燃料切れで海に落ちた者がいるようだが、すでに救助のヘリが"アースラ"から飛び立っているので大丈夫だろう。 ところが、いつまでたっても――彼女の声は聞こえてこなかった。 わずかにため息を吐いてメビウス1は眼下に視線をやり――突然、はやてから通信が入る。 「メビウスさ~ん?」 「――なんだ、気色の悪い声出して」 「つれへんねぇ。せっかくうちのエースの無事を伝えようと思ったのに」 「……何?」 「通信、中継するで」 メビウス1が怪訝な表情をしていると、通信相手が切り替わった。少しばかり、通信機の向こうで咳き込む様子が聞こえて――ようやく、なのはの声が彼の耳に入った。 「……こちらスターズ1」 「――なのは!? 無事だったのか!?」 「何とか――ッケホ。本当に死ぬかと思いましたけど」 彼女の声を聞いて、メビウス1はずるずるとコクピット内のシートにだらしなく持たれかかった。それだけ安心した、と言うことだろう。 とりあえず姿勢を直して、メビウス1は彼女との通信を再開する。 「……そうか。無事でよかった、本当に」 「メビウスさんも――大丈夫でした?」 「お前のおかげでな。ありがとう、なのは」 「――どういたしまして」 てへへ、と照れ隠しに笑いながら、なのははひとまず通信を切ったようだ。とりあえず救助が来るまで辛抱してもらうしかない。 ちらっとメビウス1は燃料計に視線をやると、もう残りが少ないことに気付く。早めに帰らないと季節外れの海水浴を強いられる羽目になる。 さぁ、帰ろう。故郷へ。帰りを待ってくれている奴らが、大勢いる。 メビウス1のF-22は主翼を翻し、帰路へと着く。 それまで上空を覆っていた雲が晴れ出し、帰り道を行く彼の進路を、ようやく顔を出した太陽が暖かく照らしていた。 戻る 目次 次へ
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トップページ ロケーションリスト 【アイスボックス】 【アイスボックス】 基本情報 ロケーション名 アイスボックス 効果タイプ 公開型 テキスト お互いの手札にあるカード1枚のコストを+1する。 ロケーション効果 プレイヤー双方の手札からランダムに1枚ずつカードが選ばれ、そのカードのコストが+1されます。 ロケーションの公開時に、1回だけ解決されます。 この効果には「上限値」が設定されていません。コストの数値が7以上になる事もあります。類似の効果を持つ《アイスマン》は、コスト6以上のカードのコストを増やすことができません。 特殊な状況について ▶︎《ウェーブ》が出た場合 《ウェーブ》の公開時効果が発動した後も、このロケーションの効果によるコスト増加は残り続けます。 ▶︎《メビウス・M・メビウス》の影響 コストの数値を変える効果は、《メビウス・M・メビウス》の永続効果の影響を受けます。自分の《メビウス〜》の効果が持続中、コストが増えた自分の手札は、コストの数値が元に戻ります。 相手の《メビウス〜》の効果が持続中、コストが増えた自分の手札は、コストの数値を元に戻せなくなります。 両方のプレイヤーの《メビウス〜》の効果が持続中、両方のプレイヤーの手札はすべて、コストの数値が元に戻り、変化しなくなります。 アップデート履歴 2022/10/18 ・初期ロケーションとして実装されました。 ▶︎ロケーションリストへ戻る ▶︎トップページへ戻る
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翌日 純「なんで私も呼んでくれなかったの!?」 梓「周りは先輩ばっかりだよ?」 純「そうだけど……寂しいでしょ!」 憂「あはは」 純「あははじゃなーい!」 先生「うるさいですよー授業始めますよー」 憂「GIG」 ヨドバシ 憂「メビウスとマン兄さんのウルトラコンビネーション!」 子ども1「おお!」 子ども2「憂姉ちゃんも随分慣れたねー」 店員「そろそろガンバライドに手を出す頃合い」 憂「それはちょっと……お金が」 店員「じゃあガンプラは?」 憂「ガンダムってよく解らなくて」 店員「フィグマとかリボルテックとかロボ魂は組み立てもいらないし、クオリティも高いよ」 憂「でもやっぱり知ってる作品の玩具の方が」 店員「うーむ」 子ども2「いや仕事しなよ」 帰り道 憂「店員さん良い人だったね」 子ども1「……」 憂「?」 子ども1「憂姉ちゃん、週末暇?」 憂「今のところ予定は無いよ」 子ども1「じゃ、じゃあこれ行かない?」 憂「ウルトラマンフェスティバル?」 子ども1「憂姉ちゃん好きそうだからさ……で、でも別に俺が行きたいだけだから! 勘違いすんなよ!」 憂「何も言ってないけど」 子ども1「……」 憂「……いいよ、行こうか」 子ども1「え、マジで」 憂「うん、マジマジ」 子ども1「こ、これチケット」 憂「ありがと、楽しみにしてるね。じゃあまた」タタタ 子ども1「……」 子ども1「…………っし!」グッ ~~~~~ 平沢家 ミライ『お前は僕と兄さん達が倒したはず!』 憂「ヤプールはしつこいなぁ」 メビウス『セヤーッ!』 憂「おお、ゼットンより強い!」 憂「メビウスも段々強くなってきたなぁ、地球は安心だね」 ミライ『光の国への帰還命令……』 憂「え?」 憂「大いなる危機……なんだろ?」 インぺライザー『……』 トリヤマ『なんだこいつは……』 憂「メビウスブレイブがやられちゃう!」 憂「ヒカリもいないし、どうすれば」 デデンデンデデン♪ タロウ『メビウス! 何故帰還しなかった!?』 憂テッペイ『ウ、ウウウ、ウルトラマンタロウだーーー!!』 タロウ『ストリウム光線!』 インぺライザー『……』ボカーン 憂「やった!」 憂「さ、再生した……」 タロウ『ウルトラダイナマイト!!』 憂「やっつけたけど……タロウもボロボロだ……」 インぺライザー『……』 憂「また出た!」 ミライ『僕が……メビウスなんです』 タロウ『インぺライザーは、私が倒す!』 メビウス『僕も戦います! 勝って……仲間達の元へ帰るために!』 タロウ『そうか……そうだな!』 憂「あの可愛いメビウスがこんなに勇ましく……」 メビウス『ハアァ……セヤッ!!』 憂「ファイヤーシンボルがメビウスの胸に!」 ミライ『……』 リュウ『帰ろうぜ、ミライ』 ミライ『はい!』 憂「正体を明かしても……リュウさん格好良い」ドキドキ 憂「これでメビウスも一安心だね、タロウも認めてくれたし」 ゲン『タロウ兄さんは許したらしいが、俺は許さん!!』 憂「ええ!? レオがメビウスをボコボコにした!? 酷い!」ムカムカ ゲン『その涙はなんだ! そんなものでリフレクト星人が倒せるのか!? 地球を守れるのか!?』 憂「メビウスだって頑張ってるのに!」 ミライ『あの人の言う通りです、僕はもっと強くならなければいけない』 憂「ミライくん……」 サコミズ『レオは何度負けても立ちあがって戦い続けた。どんな辛い事があっても』 憂「そう言えば仲間が円盤生物に……だから厳しく……レオさんごめんなさい」 リフレクト星人『手を出せばお仲間はお終いですよ?』 ゲン『レオーー!!』 レオ『イヤーー!!』 メビウス『ハアァーーー!!』 憂「原始人キックだ!!」 ゲン『お前達になら託せる、俺の……第二の故郷をな』 憂「素敵な笑顔……」 ヒカリ『俺は宇宙の危機を調査する』 憂「ヒカリも認められて良かった」 ジャシュライン『ジャーシュジャッシュジャッシュ』 憂「ウルトラの父降臨祭?」 イサナ『とっつぁん、元気でな……あとメビウスによろしく』 憂「爽やかな人だなぁ……絶対に人を騙したりしないよね」 幸夫『こうしていると、地球を持ち上げてるみたいじゃないか?』 憂「この学校は……」 80『シュワ!』 憂「80!」 メビウス『セアッ!』 80『シュア!』 リュウ『ミライ、お前のお兄さんの人形を持ってきてやったぞ』 憂「リュウさん……それはよく解んないよ」 ミライ『兄さん、生徒さん達と会ってあげて下さい』 80『それは出来ない。怪獣を倒すためとはいえ、私は勝手に彼らから離れてしまった』 憂「……」ウルウル ホー『……』 メビウス『テアッ!』 憂「怪獣が泣いてる?」 80『シュア!』 生徒達『あれは……80! 俺達の、ウルトラマンだ!』 幸夫『矢的先生……矢的先生ーー!!』 80『マイナスエネルギーが生み出した怪獣なら、私が倒す』 生徒達『あおーげばーとおーとしー我がー師のー恩ー』 コノミ『あの学校が……最後に生徒を80に会わせてあげたのかもしれませんね』 憂「うう、ぐすっ」ボロボロ 憂「あと少しだけ観たら寝よう、ゴモラとか出るしね」 ゾフィー『シュワ!』 憂「ゾフィー兄さんがUFOの群れを追い払ったよ!」 メフィラス『皇帝の御命令が下りましたねぇ』 グローザム『我ら暗黒四天王の手にかかれば』 デスレム『地球など容易く滅ぼせる』 ヤプール『しかしメビウスはやっかいだ』 憂「……」 憂「ヤプールか……」 憂「寝よう」 翌日、調理実習 先生「今日はクッキーを作りましょう」 梓「えいえい」カチャカチャ 純「混ぜるの下手」 梓「うるさいなー」 純「憂を見習って……あれ?」 憂「ふんふん」 純「チョコで何描いてるの?」 憂「ファイヤーシンボルだよ」 純(また始まった) 梓「後は焼くだけだね」 憂「私達の翼だね」 純「空飛ぶクッキーとかノーベル賞狙えるよ」 純「美味しい!」パリパリ 梓「そりゃー自分で作ったのは美味しいよ」ポリポリ 純「生意気な事言いつつも手が止まらないくせに」 梓「そう、こんな風に」ヒョイ 純「私の分取らないでよ!」 憂「喧嘩しないのー」 憂(いくつか持って帰ってお姉ちゃんにあげよう) 放課後 憂「ちょっと遅くなっちゃった……早く帰ってご飯作らなきゃ」 子ども1「憂姉ちゃん」 憂「あ、またお使い?」 子ども1「いやー今日は塾」 憂「大変だねぇ」 子ども1「ガキも楽じゃないんだよ」 憂「あはは……そうだ、これあげる」 子ども1「クッキー?」 憂「調理実習で作ったの。お姉ちゃんにもあげるから、1枚だけだけど」 子ども1「あ、ありがと」 憂「疲れた時には甘いものだよー、じゃあね」 子ども1(ガキで良かった……) 平沢家、リビング ヒルカワ『お前がメビウスなんだなぁ!』 唯憂「なんて悪い人!!」 エース『それが私の、変わらぬ願いだ』 平沢父「懐かしいなぁ」 ジャック『メビウス、デスレムを倒せ!』 平沢母「この郷さんはダンディな方ね」 セブン『ウルトラマンには、人間の力が必要なんだ』 憂「メビウスってよくやられるけど、そこが可愛い」 テッペイ『これは違う!』 平沢父「お、なんか見た事ある敵だ」 メフィラス『ウルトラマン!』 マン『シュワッチ!』 平沢父「いや懐かしいなぁ……ウルトラマンってこんなに強かったっけ?」 平沢母「娘と一緒にウルトラマンに夢中なお父さん可愛い」 トリヤマ『インぺライザーが13体ぃ!?』 憂「あんなのが13体もいたら地球はお終いだよぉ」 メビウス『ハァ、ハァ……』 唯「メビウス一人じゃ……」 ヒルカワ『GUYSはメビウスの存在を隠していたんだ!』 平沢母「あらあら」 平沢父「現実的に考えればこうなるよなぁ」 少女『メビウスを、信じています』 少年『頑張れメビウス!』 トリヤマ『ヒビノミライは、私の大切な部下だ!』 唯「おおー」 エンペラ星人『もうよい、余が手を下そう』 憂「……」ドキドキ メビウス『ウアアアアーーーー!!』 唯「メビウスが消された!」 平沢父「昔でいうゼットンみたいな奴か」 憂「ゼットンならメビウスが倒したよ」 ザムシャー『助太刀する!』 ツルギ『いくぞ!』 憂「皆が来てくれた!」 唯「でも皇帝は動かないで相手してるよ」 ザムシャー『これが……守るという事なのだな』 ミライ『ザムシャーーーー!!』 ヒカリ『惑星アーブよ……感謝する!』 リュウ『セリザワ隊長!』 唯「あ……ああ……」 憂「誰もエンペラ星人には勝てないの……?」 平沢母「他のウルトラマンさんは別のお仕事なのね」 唯「もうダメだぁ、全員負けちゃったよー!」 憂「ぐすっ」 平沢父「よしよし」ナデナデ ミライ『人間との絆が……僕らの力……』 リュウ『いこうぜ……皆で!』 テッペイ『リュウさんにナイトブレスが!』 ジョージ『いくぜアミーゴ』 マリナ『うん!』 コノミ『はい!』 サコミズ『GUYS! サリィゴー!!』 GUYS『GIG!! メビウーーース!!』 憂「わあぁ……」 メビウスFB『……』 エンペラ星人『人間と融合したか……』 サコミズ『ファイナルメテオール、起動!!』 メビウスFB『セアアーーー!!』 平沢父「おお、スペシウム光線」 憂「ちょっと違うよ」 エンペラ星人『ぐぬぅ……』 唯「まだ倒せないの!?」 憂「ファイナルメテオールまで使ってるのに……」 サコミズ『このままでは……』 ?『サコミズ……サコミズ……』 平沢母「あら? 新しいウルトラマンさん?」 ゾフィー『ヘアッ!!』 平沢父「ゾフィー!」 エンペラ星人『ぐぐぐ……』 憂「効いてる! ゾフィー兄さんのおかげだ!」 サコミズ『皆……今だ!!』 ミライ『了解!』 エンペラ星人『余が……光になっていく……』 唯「さらばエンペラ星人! もう来ないでね!」 ミライ『皆さん……本当に、ありがとうございました!!』 憂「……」ボロボロ 平沢母「ほら憂、ティッシュよ」 憂「うん」 平沢母「さ、もう寝なさい」 唯憂「はーい」 平沢父「……」 平沢母「どうしたの?」 平沢父「いや、親子でこういうのも悪くないなって。うち男の子いないからさ」 平沢母「ふふふ、そうね」 憂「じゃあおやすみ、お姉ちゃん」 唯「おやすみー」 憂「……」 唯「……」 憂「……」 唯「ミライくんは私の旦那」 憂「ずるいー!」 唯「憂にはティガがいるでしょ!」 憂「既婚者だし……」 10
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トップページ ロケーションリスト 【ドリーム・ディメンション】 【ドリーム・ディメンション】 基本情報 ロケーション名 ドリーム・ディメンション 効果タイプ タイミング誘発型 テキスト ターン5に、全てのカードのコストを+1する。 ロケーション効果 ロケーション以外の領域にある全カードのコストを、一時的に変更します。 ターン5が終了すると効果は解除されます。 この効果には「コストの上限」が設定されていません。上昇後のコストは、一時的に7以上になることがあります。 特殊な状況について ▶︎《メビウス・M・メビウス》の影響 自分側/相手側のいずれかで《メビウス・M・メビウス》の効果が持続中の場合、《メビウス〜》を出しているプレイヤーは、コスト増加を無視できます。 自分側/相手側の両方で《メビウス〜》の効果が持続中の場合、自分も相手も、コスト増加を無視できなくなります。 ▶︎ロケーションリストへ戻る ▶︎トップページへ戻る
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友達にギフトを送ると、謎のギフトが送り返されてくることがある 謎のギフトで送り返されてくるアイテムをメモしていく ゾディアックルーンストーン ジンジャービスケット 懐中電灯 強化懐中電灯 タイムスネイル 強化タイムスネイル メビウスの弓 メビウスのバンド シュレーディンガーの青箱 クラインの壺 クラインのフラスコ クラインの花瓶 プラチナのナイフ エプロン ホコリ取りブラシ ドレス パグ ヨークシャーテリア チャイニーズクレステッドドッグ ベッド下のモンスター ポルターガイスト クローゼットモンスター ブラウニー マリリン・モンロー アーネスト・ヘミングウェー ジャック・ザ・ラビット トム・ザ・ラビット バーゼル・ザ・ラビット ジェーン・ザ・ラビット 酔っ払いジョーのウィスキー 海風のポートワイン 王太子のコニャック 誘惑のワイン プテロダクティルスの翼 マンモスの牙 サーベルタイガーの牙 工具セット 名前 コメント
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XEVIOUS 機種:AC, X1, FC, FM7, PC80, PC88, PC98, MZ, X68k, FCD, GBA, XBLA, 3DS, NS, PS4 作曲者:慶野由利子 サウンド (FC):大野木宣幸 (UHOHOY OHNOGI (*1)) サウンドプログラム (X68k):吉澤正敏 開発元:ナムコ、電波新聞社(X1,FM7,PC80,MZ,X68k)、エニックス(PC88, PC98) 発売元:ナムコ、電波新聞社(X1,FM7,PC80,MZ,X68k)、エニックス(PC88, PC98)、任天堂(GBA,3DS) 発売日:1983年2月 (AC)、1984年11月8日 (FC)、1987年6月25日 (X68k) 概要 シューティングの革命児。 当時は『スペースインベーダー』や『ギャラガ』、『ギャラクシアン』など固定シューティングが多かった中、縦スクロール採用。 森・海・砂漠など変化する背景と深いストーリーに隠れキャラなどSTGとしては斬新なシステム。 これ以降の作品に大きな影響を与える事となった。 サウンドはナムコの慶野由利子氏が担当。 本作の音楽がメインで収められている『ビデオ・ゲーム・ミュージック』は、ゲーム音楽では世界初のサントラと呼ばれている。 このアルバムは、『ゼビウス』の大ファンであるYMOの細野晴臣氏がプロデュースしたことでも有名。 収録曲 曲名 補足 順位 クレジットサウンド スタートミュージック インゲームミュージック アーケード100位 エクステンドサウンド ザッパー 発射1 効果音 空中の敵 破壊 ザッパー 発射2 バキュラ ザッパー命中 ブラスター 発射1 地上の敵 破壊 ブラスター 発射2 スペシャルフラッグ 通過 シオナイト 合体 ネームエントリー 1位 ザカート デスアウト 効果音 ガルザカート 発現 アンドアジェネシス 出現 ミス ネームエントリー 2~5位 ゲームプレイ BGM+効果音 サウンドトラック ビデオ・ゲーム・ミュージック (GAME SOUND LEGEND SERIES) 同名アルバムの復刻盤。アーケード版プレイサウンド、アレンジ音源を収録 ナムコサウンドミュージアム from X68000 X68000音源を収録。 DISC 4に『NAMCO VIDEO GAME MUSIC LIBRARY VOL.1』に収録された音源を、DISC 5にゲーム版音源を収録 ゼビウス (ゲーム・サウンド・エフェクト)オリジナルサウンドトラック 各種サブスクリプションサービスでの配信。 アーケード版を収録。 関連動画 AC版 (Wii VC AC) 紹介動画 FC版 (Wii U VC) プレイ動画 アーケードアーカイブス ゼビウス