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ジェームズ・ウッズ 名前:James Woods 出生:1947年4月18日 - 職業:俳優・声優・プロデューサー 出身:アメリカ 出演作品 1990年代 1992年 ストレート・トーク こちらハートのラジオ局*(ジャック) 1997年 ヘラクレス(ハデス):嶋田久作 ★Hercules*(ハデス) 1998年 ★Hades Challenge*(ハデス) ヘラクレス (TV)*(ハデス):青山穣 ファンタズミック!(ハデス) ※ディズニー・ハリウッド・スタジオ 1999年 ★Hercules Zero to Hero*(ハデス) 2000年代 2001年 リセス ぼくらの夏休みを守れ!*(フィリアム・ベネディクト) ハウス・オブ・マウス ミッキーとディズニーのなかまたち*(ハデス):嶋田久作 2002年 キングダム ハーツ(ハデス):嶋田久作 ローリー・ポーリー・オーリー*(グルーミアス・マキシマス) ミッキーの悪いやつには負けないぞ!(ハデス):嶋田久作 2004年 キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ(ハデス):嶋田久作 2006年 キングダム ハーツII(ハデス):嶋田久作 2008年 キングダム ハーツ Re チェイン オブ メモリーズ(ハデス):嶋田久作 2010年代 2010年 キングダム ハーツ バース バイ スリープ(ハデス):嶋田久作 キングダム ハーツ Re コーデッド(ハデス):嶋田久作 2012年 ソーサラーズ・オブ・ザ・マジック・キングダム*(ハデス) ※マジック・キングダム 2019年 キングダム ハーツIII(ハデス):嶋田久作 2020年代 2023年 ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(ハデス):嶋田久作 ディズニー スピードストーム(ハデス) ※シーズン4
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ラントヴェール系 基本性能 Lv クラス名 種族 雇用費 移動型 HP MP 攻撃 防御 魔力 魔抵抗 素早さ 技術 HP回復 MP回復 移動力 召喚数 備考 1 ラントヴェール 人間 900 普通 1350 90 110 105 65 55 80 100 16 0 120 1 高い、硬い、黄色い、召喚必殺、召喚レベル70% 10 ランデシュッツェン 人間 2200 普通 2205 126 254 159 101 82 90 154 25 0 120 1 素早さ+10 20 第四十七連隊 人間 6000 普通 3155 166 414 219 141 112 100 214 35 0 120 1 素早さ+10 30 第一連隊『皇帝直属』 人間 16500 普通 4105 206 574 279 181 142 110 274 45 0 120 1 素早さ+10 耐性 Lv クラス名 銃 砲 騎馬突撃 恐慌 対騎 火 水 風 土 闇 吸血 魔吸 ドレイン 解呪 1 ラントヴェール +1 -1 0 0 +2 +1 +1 +1 +1 -1 -1 -2 -2 +5 10 ランデシュッツェン +1 0 0 0 +2 +1 +1 +1 +1 -1 -1 -2 -2 +5 20 第四十七連隊 +2 +1 +1 +2 +2 +1 +1 +1 +1 -1 -1 -2 -2 +5 30 第一連隊『皇帝直属』 +3 +2 +2 +4 +2 +1 +1 +1 +1 -1 -1 -2 -2 +5 使用可能スキル スキル名 使用可能LV 攻撃力 発動距離 射程 消費MP 属性 備考 オルディネーレ銃 LV1~LV9 attack×155 650 600 30 銃属性 減速20% 近接不可 減衰距離300 射撃角度は70度内 性能は帝国銃士隊のものと同じ グレンツァ銃 LV10~19 attack×145 40 銃属性 2連射 減速20% 近接不可 マンリッヒャー銃 LV20~ attack×135 50 銃属性 3連射 減速20% 近接不可 防御塔設置 LV1~9 700 350 0 減速20% 防御塔召喚 性能は戦闘工兵のものと同じ 防舎設置 LV10~19 減速20% 防舎召喚 要塞設置 LV20~ 減速20% 要塞召喚 及び、共有スキルの銃剣系・銃剣突撃系・装填・戦列威嚇射撃を習得。 成長 HP MP 攻撃 防御 魔力 魔抵抗 技術 HP回復 MP回復 exp_mul 召喚レベル 7 4 14 5 5 5 6 5 5 124 70% 雇用可能勢力 ベルンダ帝国 イェニ・ルーム 所属する人材 フェデリコ ダウン 所属する汎用人材 名前 LS 他の雇用可能兵科 備考 ホーフクリークスラート直属士官 素早さUP 擲弾兵 ホーフクリークスラート直属士官 素早さUP ル・テリエ銃剣銃兵隊 ホーフクリークスラート直属士官 素早さUP 帝国銃士隊 竜騎兵 近衛銃兵士官 HPUP 素早さUP 無し ベルンダ帝国の強化イベントで合計3人登場 考察 ベルンダ帝国の親衛隊。以前のverではバランスの取れた能力を持ちながらも突き抜けておらず、費用対効果はイマイチ微妙という評価だった。 が、それは過去の話。 その後の更新では、素晴らしく高い攻撃力と銃兵トップクラスの耐久性を兼ね備えた極めて強力な兵科として生まれ変わり、まさしくこれぞ親衛隊という性能となった…がこれもまた過去の話。かつてほどの圧倒的性能は持たなくなった。 とはいえその銃耐性により銃撃戦において優位なのは変わりはない。最強の銃兵とされる赤服も余裕で殲滅可能かはともかく、他の銃兵に引けを取ることはない。 強さが落ち着いた現在でも欠点らしい欠点はなく、高い攻撃力は健在。 敵に回した場合、下手に騎兵突撃を仕掛けると銃撃の火力で押し返されうるし、銃剣も弱体化したとはいえLSによる強化のない騎兵では侮れない。デーン歩兵ならば比較的安全に叩けるが、歩兵の足で追いかけるのは手間も時間もかかってしまう。その間に集中して射撃を受ければ統領やグラ・ホグヴァクテン士官などで強化されたデーン歩兵でもない限り耐えきれるか怪しくなってくる。 砲兵で混乱させたり、ガストラフェテスの必殺細菌爆弾で麻痺させたりなどで動きを止めた上で叩くと安全。また騎馬突撃への耐性や防御が一時に比べれば下がっているため、御大などの騎馬突撃は結構有効である。召喚壁の背後から擲弾兵の投擲なり、ウェーブなどの長距離射程の魔法攻撃も可。比較的最後まで生き残りやすい兵科なので人材の余った必殺技を叩き付けてもよい。 コメント欄 長期戦に強いが、重騎兵の突撃などで損害を出しやすい -- 名無しさん (2012-02-07 01 42 31) 銃撃に圧倒的な耐性を持つため配置は一番下(つまり両翼)に配置すれば、横からの敵援軍の攻撃にある程度耐えてくれる。多少固くとも騎兵突撃はどうにもならないのでデーン歩兵や工兵など、しっかり壁を作れるユニットと運用すべし -- 名無しさん (2012-02-07 02 58 53) 防御塔設置で騎兵を止めると良い。但し、召喚数が少ないため、ピンポイントで使用すること。 -- 名無しさん (2012-02-07 10 38 04) 序盤は圧倒的に優秀だが中盤以降成長の悪さが目立ってくる。それでも耐性、パラ共に高水準で防御塔設置もできる優秀さ。ベルンだの暴力の最前線を担ったが他が重装甲歩兵と騎兵なので文字道理最前線(の前衛)で頑張ってもらうのも有りである。 -- 名無しさん (2012-02-12 03 52 36) 敵騎兵がたいした数でなければ、塹壕で足止めし歩兵突撃で片づけることも可能 -- 名無しさん (2012-03-30 12 16 40) ル・テリエとならんで前衛配置を考えていいぐらい硬い銃歩兵 -- 名無しさん (2012-06-29 14 52 51) 名実ともに最強の銃歩兵 銃撃・砲撃・騎兵歩兵突撃ではまず勝てない 魔法戦力を上手く使わない限りまず倒せない -- 名無しさん (2012-07-10 21 23 05) ダウンさんの頑張りのおかげで完全な銃歩兵に近づきつつあるな -- 名無しさん (2012-07-10 22 43 52) 砲撃は、有効な戦術だと思う。 -- すごくない人 (2012-07-10 23 10 41) 技術100だから混乱が通らないこともないし通れば銃剣で自滅してくれる。一応。 -- 名無しさん (2012-07-11 01 00 44) 騎兵突撃は、十分勝てる見込みある。 -- すごくない人 (2012-07-11 08 12 55) ただし童帝ラントには通じない -- 名無しさん (2012-07-11 11 35 54) 童帝ラントには通じないって砲撃の事、耐性つくし技術上がるからな。 -- 名無しさん (2012-07-11 12 50 02) 童帝ラントは激励持ちだしな 厄介な敵のランキング上位だわ -- 名無しさん (2012-07-11 15 26 48) 通常でも銃撃と超強で騎馬突撃も胸甲騎兵じゃないとあんま効かないよな。それ以外だと狩られる。地味に被害与えられるのが防御塔空撃ちさせた後の竜騎兵突撃。対騎に耐性ないから十分ダメージ。弱点は竜騎兵も死ぬこと。 -- 名無しさん (2012-07-11 22 17 09) 意外と投擲もおすすめ。城壁にも耐性無いから数部隊で一斉に投げつければ同レベルまでなら結構狩れる。大量に現れた場合?諦めろ -- 名無しさん (2013-01-10 11 08 59) 銃兵主体だと海上赤福位しか… -- 名無しさん (2013-01-22 16 00 34) 魔法銃兵なら射程ギリギリで撃ってれば魔法の追加効果が減衰無しで当たるからどんな銃兵でも狩れる。画面端に追い詰められた?諦めろ。 -- 名無しさん (2013-01-22 17 22 37) 高コストと言われるけど、某安い銃兵を大量に雇っても前線に配置しきれずに余らせる事になる訳で。前線の配備枠に戦力を圧縮して詰め込める意義は大きく、個人的には雇用費1200でも雇うレベル。尤も、早解きする場合はこの限りじゃないけれど。 -- 名無しさん (2013-01-30 17 43 04) 防御の値がコッソリ下がってる気がするんだけど。25lvで防御249の47連隊確認。 -- 名無しさん (2013-02-23 14 51 38) 銃兵の耐久下がってから更新されてないんじゃないの? -- 名無しさん (2013-02-23 17 53 14) 編集しました。防御・耐性・召喚レベルを修正。耐性と成長がよく分からないので誰かお願い。 -- 名無しさん (2013-02-27 08 35 11) 度重なる更新で弱くなった気が -- 名無しさん (2014-01-20 01 12 20) 何故後備軍がこんなに強いんだ 史実では活躍したから? -- エァツヘルツォーク (2014-09-29 17 01 33) 最新だとそれほど圧倒的でもない、というかcom同士の場合大抵コロニアルガードに一方的に負けてる -- 名無しさん (2015-03-05 21 31 54) 性能もさることながらレベル30を越えてからのクラス名がかっこよすぎる。 ただ皇帝ってアレのことなんだよなあ... -- 名無しさん (2015-09-26 13 26 31) ↑ ヒットラーか・・・ -- 名無しさん (2015-09-28 00 57 41) 第四十七連隊 -- 名無しさん (2023-06-24 03 44 15) 第四十七連隊は恐らくオーストリア帝国(二重帝国ではなく)の歩兵47連隊で、カール大公がナポレオンを破った戦いで活躍した -- 名無しさん (2023-06-24 03 45 23) 名前 コメント
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『ジェーン・ドゥと彼奴の誕生日(クリスマス) 第四部』 トップ > SS置き場 ■ジェーンさん:白いゴスロリの魔法使い。 見た目は小学生。女難の相があるっぽい。 本名 瑠璃堂院月子 イラストは、( 「ケモ魔女メーカー」 )にて作成 ■セブンさん:ジェーンが【運命の方翼】と呼ぶ女。輪廻の中でジェーンと親子だったり恋人だったりと切っても切れない中。 セブンにはその記憶は無い。 今はジェーンへの感情に悩んでいる。 イラストは、( 「女メーカー」 )にて作成 ■那須さん:ジェーン大好き。女装男子。 中国拳法と東洋医術を修めている。 推しの幸せは...私の幸せ... イラストは、( 「ひよこ男子」 )にて作成 ジェーン・ドゥと彼奴の誕生日 第四部 12月8日 夕方 弁天寮 ジェーンの部屋 セブンは夕食の準備をしている。 この3日間、ジェーンが帰ってこない。 初日は急患でも出たのかと思った。 それでも連絡くらいは寄越せと腹が立ったものだ。 二日目、朝から姿が見えない。 またいつぞやのように、営業時間を稼ぐために診療所(ほけんしつ)に缶詰めなのだろうと、放課後になって差し入れを持っていく。 しかし、そこにいた桜木というナースが言うには、ジェーンからの連絡はないと言う。 ついでに、那須からもないと言う。 夜になってもジェーンは帰ってこない。 また、作った夕飯が余った。 三日目 朝になっても帰ってこない。 今も那須と一緒なのだろうか? 那須はジェーンのことが好きだ。 ジェーンは那須の事を恋愛対象としては見ていない……はずだ。 でも、那須幸男(ゆき)は男だ。 ジェーンと万が一のことがあったら……あったらどうだと言うんだ? 夕食の準備をしながら、部屋主の帰りを待っている。 今夜はジェーンに好評だった、豆腐づくしだ。 湯豆腐、厚揚げの揚げ浸し、豆腐サラダ。 セブンは今日も待っている。 作った夕飯を前にTVもPCもない部屋でただジェーンの帰りを待っている。 ※※※※ 12月8日 夕方 生徒会 応接室 第一書記 フレイヤ・紅葉・ミラー かつては海外の特殊部隊に所属し実戦を潜り抜けてきた猛者だ。 生徒会に入るまではメイド服がトレードマークだったが、今は軍服っぽく改造された制服を着ている。 赤毛の凛々しいイギリス人。 正面のソファーに座るのは一人の女生徒。 外見からはごく普通の、どこにでもいる学園生徒。 「で、悪徳大路の有名人がこんな日当たりの良い場所に何ようです?」 「なぁに、ちょとしたビジネスですな」 そう言ってタバコに火をつける。 紫煙を吐き出して 「夏のクーデター未遂の際に色々と書類が流出してるようですなぁ?」 「煙草は控えてもらおうか……些細な問題だ、我々は押さえるべきものは押さえてある」 そう言いながら高そうな陶器製の灰皿をだす。 煙草を灰皿に押し付けながら 「ほぅ?『厳重秘匿』の朱印が入った書類は押さえるべきものでは無かったと仰るんですな?」 「……」 無表情(ポーカーフェイス) 「まぁいいでしょう……では、これを見ていただきましょうな」 そう言って女生徒は懐から一枚の写真を取り出す。 テーブルの上を滑らせて第一書記へと寄越す。 写真には薄汚れて所々折れ曲がり皺の入った元純白の生徒会用封筒が写っていた。 そして確かに『厳重秘匿』と朱印が押されている。 「これが何か?」無表情は崩れない。 「……」 もう一枚の写真を取り出して寄越す。 そこには『y→s』と走り書きされている。 この筆跡に見覚えがある。 なぜなら、フレイヤ自身が書いたものだからだ。 無表情に綻びが出る。 「心当たりがあるようですなぁ」 「……」 「中身については見ていないので安心してくれて良いんですけど、持ち主がいらないって言うなら欲しい人に譲ろうかと思ってましてなぁ?」 新しい煙草に火をつけようとして辞める。 「落とし物を届けたウチの善意にどれ位の謝礼を包んでくれるのか、先ずはそこからお話しようと思いましてなぁ?」 第一書記は無表情のままじっと写真を見ている。 ※※※※ 12月8日 夕方 董薬房 「センセェ……温泉気持ちいいですねぇ」 「うむ、極楽じゃのぉ」 「センセェ……そっち行っていいですか?」 「もちろんじゃ、むしろ儂がそうしようかと思っとったところじゃ」 「センセェ!」 「ジェーンと呼ばんか、馬鹿者め」 「……ジェーン」 「うむ……」 「あ……セン…ジェーン……お風呂で…そんな……ああ!」 暖かいベッド。 窓から差し込む西日。 ヤカンを乗せたストーブ。 見慣れた風景。 ここは療養室。 董薬房は病院も兼ねていて、ここはその病室にあたる。 四つのベッドはどれも利用中のようだ。 「……夢かぁ…………」 夢の続きを見ようと夢の記憶を思い起こす。 「センセェと……ジェ……ジェーンと温泉…………センセェ!!」 自分がなぜここにいるのかを思い出し、ついでジェーンの事を思い出す。 最後に見たジェーンの姿を。 無惨な姿で力無く引き摺られ、薄らと雪が積もるその姿は、生者のそれではない……幸男(ゆき)は愛する人を失った喪失感と、一緒に逝けなかった悲しみと罪悪感にも似た思いで胸を抑える。 「あ……あぁあ……センセェ……あぁ“……あ”あ“あ”……センセェ センセェ」 ベッドの上で身を捩りながら後悔と喪失感とジェーンへの想いが、胸の内で絡み合い膨らんで幸男(ゆき)本人を苛む。 「(センセェ……愛しい人……守れなかった……私が……余計な事をしてしまったんだ……)」 幸男(ゆき)は拳銃で撃たれて心肺停止状態となった。 消えゆく意識はかろうじてジェーンが駆け寄ってくれた事を知っている。 次に目が覚めると、チャイナドレスの女がジェーンに馬乗りになってナイフを振り下ろそうとしてるところだった。 「(センセェがあんな女に遅れをとるはずがない……だとしたら私が足を引っ張ったんだ……私のせいで……私が……センセェを……)」 「やぁ、起きたんだね、調子はどうだい?」 ふと気がつくと姉弟子で、董薬房の助手を務める『諸葛明華(しょかつミンファ)』が立っていた。 「どうしたどうした?元気が無いぞ?」 「……明華(みんふぁ)姐さん」 「しかし君は、色んなものを引き寄せるねぇ?前回は侍で今回はアレとはね」 「……アレって、センセェの事を言ってますか?私の大事な女(ひと)をアレって言ったんですか!」 ジェーンの最後の姿を思い出す。 まるでボロ雑巾のような姿を……それでも愛しい人に変わらない彼女を、まるでモノのように言われたような気がして、憤る。 「センセェは素晴らしい人なんです!優しくて強くて!カッコよくて!美人で!私なんかでも分け隔て無く接してくれて、色んな事を知っていて!笑うとかわいいんです!普段は凛としてるのに、笑うとかわいいんですよ!今度一緒に温泉行こうって約束してたんですよ!それなのに……そんなセンセェを『アレ』とか言わないでくださいよ!」 「分かった、分かったから落ち着きなさい」 「センセェが……センセェ……が…… 」 【死】 この現実を認めたく無くて口に出来ない……けれど……けれど…… もしかしたらひょっこりと、いつもの調子で出てくるかもしれない……だから言えない……そんな幸男(ゆき)の心情を知るはずもない明華は、続ける。 「そう言えば小幸(ゆきちゃん)、いつも話ししてくれる……名前なんて言ったけな?」 「……ジェーン先生」 「そうそう、地下の霊安室(れいあんしつ)に――」 【霊安室】 ご遺体を保管する場所。 【ご遺体】 亡くなられた方の亡骸。死体。 【死】 非活動状態。生命活動の停止。永遠の喪失。 幸男(ゆき)が意識して避けていた現実が突きつけられた。 見たくなかった現実。 受け入れたくなかった彼女の――死。 べっとを飛び降り 走る ふらつく足で 廊下のあちこちにぶつかり 転びながら 地下を目指す 「センセェ!センセェ! いやだ!いやだ!センセェ!」 階段を転げ落ち体のあちこちにあざを作りながら……。 あれだけ泣いても涙は枯れる事なく、乱れる呼吸で彼女の名を呼ぶ。 そして遂に『霊安室』 そう書かれたプレートを前に足がすくむ。 ドアノブに手をかけるも手が動かない。 ここで引き返せば受け入れずに済む。 現実から目を背け続ければ、彼女の帰りを待ち続けられる。 引き返そう。 彼女は笑ってくれるだろうか……。 ここで引き返した自分に、あの笑顔をむけてくれるだろうか? 逡巡する事しばし。 「もう!びっくりするでしょ!急に走り出したりして!」 明華の声がする。 けれど今は聞きたくない。 「ねぇ!どうしたのよ!?」 意を決してドアを開く。 正面に祭壇。 やたら長い線香。 死者に捧げられた供物……が入っていた容器と、先ほどまで料理が入っていたであろう皿の山。 そして何より中央の棺桶の上に胡座を描いて、丼飯を掻き込む彼女の姿。 「おお!起きたか!カカカカ!ねぼすけさんじゃの!」 それは幸男(ゆき)が心底望んだ姿。 ボロ雑巾のように成り果て生気ない亡骸ではなく、生気溢れ命の輝きを発する。 そんな愛しい女、ジェーンの姿がそこにはあった。 「センセェ……あ…あぁ……センセェ」 ふらつく足でジェーンの棺桶へ歩み寄る。 「なんじゃ、ずいぶんふらついとるではないか……それにあざだらけ……階段からでも落ちたのか?カカカ!」 「センセェ……本当にセンセェなんですね?」 震える手をジェーンに差し出す。 丼を横に置いて 「うむ、儂じゃ。お主がここまで運んでくれたんじゃな。礼を言うぞ。流石に死ぬとこじゃった!カカカカ!」 幸男(ゆき)の手を取る。 「暖かい……あぁ……センセェだ……センセェだ……」 「なんじゃなんじゃ……泣き虫さんめ……よしよし。お主のおかげで儂は生きておる」 「はい……はい!」 「この恩には報いねばならんのぉ……なんでもよい、願いがあれば言うてみよ。可能な限り叶えてみせよう」 「……生きて……生きててくれるだけで……嬉しいです」 「そうか……しかし、何か考えておくが良い、いずれ何か必要になるかも知れんじゃろ?カカカ」 コンコンコン 見れば開けっ放しのドアをノックする明華が呆れた表情で二人を見てる。 「いったい何がどうなっているのか説明してほしいのだけど?」 ※※※※ 12月8日 夜 新町 焼肉屋『肉三昧』個室 奥にジェーン、その隣に幸男(ゆき)。 ジェーンの向かいにセブン、その隣に明華。 幸男(ゆき)はジェーンにもたれかかりデレデレ。 それをセブンが険しい表情で見ている。 空気を読まず、肉を食う明華。 ピンポーン 「すいません、タン塩とカルビとホルモンを!あとご飯!」 「……で、3日間無断で家を開けた挙句、そいつと随分親密になってるジェーンさんは、毎晩ご飯を作って待ってた俺になんの御用でしょうかね?」 「(めっちゃ怒っとるの……とは言え真実を話すしかあるまい)」 「センセェは私とずっと一緒だったんですぅ」 セブンの表情は一層険しくなる。 「ほほぅ?」 「間違ってはおらんが、誤解を招くような言い回しをするでない!」 「いいや、ジェーン……お前がどういう人間かよぅく分かったよ。」 「え?そうなのか?」 ピンポーン「すいませーん!焼きニンニクとカルビと豚トロ!あと網変えてください!」 「センセェ、セブンの事はもういいじゃないですか?セブン自身がこんなんじゃセンセェもしんどいだけでしょう?」 「あーあー!悪かったな!しんどい女で!もういい!神戸もクリスマスも無しだ!」 「ゆき!少し黙っておれ!セブンよ、お主の怒りが何なのかは予想がついておるがそれは誤解じゃ」 「センセェひどいです!あんなに熱くお互いの名を呼んだ夜の事を無かったことにするつもりですか!?」 「ジェーン……何が誤解なんですかねぇ?」セブンのこめかみは怒りでピクピクとし、いつ爆発してもおかしくない事を表している。 「ゆき!いいから黙らんか!違う!セブン誤解じゃ!」 「やだセンセェったら、セブンの誤解なんて解く必要ありますぅ?恋人でも何でもないただの隣人なんて誤解でもなんでもさせときましょうよ」 ピンポーン「すいませーん!ハラミとヒレお願いします!あと烏龍茶!」 「ゆき!黙らんと温泉はなしじゃ!」 「えぇひどいです!あんなに温泉温泉って楽しみにしてたじゃないですか?!」 「はぁ!?お前ら二人で温泉行くって言うのか!?……確かに俺はジェーンの恋人じゃねぇ。正直、そこんとこ良くわかんねぇ……けど、ジェーンが他の奴と温泉とか行くのは嫌だ!でも、俺にそれを言う権利はねぇ!分かってる!分かってるが嫌だ!」 「あらあら……ほんとお子様ね」ため息と共にそう吐き捨てる。 「ゆき!いい加減にせんか!」 「嫌です!この際だから言わせてもらいます!セブン!アンタ センセェの想いに甘え過ぎなのよ!恋人でもない家族でもない奴が人の交友関係に口出ししてんじゃないわよ!アンタの好き嫌いのためにセンセェがどんだけ我慢してきてると思ってるの!」 「(え?儂なんか我慢しとったっけ?)」 「我儘ばっかり言って、お嬢様で甘やかされて育ってきたんでしょうけどね!何でもかんでもアンタに都合よく行くと思わないでよね!」 「な!なんだと!?」 「センセェはね!その命が尽きる間際までアンタのことを気にかけて、私にセブンの事を頼むって言ったのよ!私もセンセェの願いなら、って最初は思ったわ!けど、そのセブンが!センセェの事をよく知りもしないで!センセェの思いを知りもしないで!」 「……!」 「ゆき……もうよい」 「よくありませんよ!センセェがどれだけ大事に思っていても、セブンはちっとも分かってない!これじゃぁセンセェが可哀想すぎます!」 ピンポーン「すいませーん!肩ロースとミノ!それから抹茶アイス!あと牛ハツとカイノミ!それからご飯!」 「センセェは泣いてましたよ!アンタが大事だから私の想いに応えられないって!」 「ちょ!やめよ!」 「ジェーン……お前……」 「……なんじゃ」 「お前にとって俺ってなんなんだよ?」 セブンはあの夜の事をずっと気になっていた。 あれは本当に夢だったのか、ジェーンのセリフはただの夢の産物だったのか? それを今ここで確かめたかった。 「なぁ、聞かせてくれよお前にとって俺はなんなんだよ」 「言えば……お主にとって儂は何かを聞かせてくれるか?」 「ああ……いいよ」 ピンポーン「熱いお茶くださーい!」 「わしにとって其方は、唯一無二の存在じゃ、今も昔も、そしてこれからもの」 「わかりにくいわ、つまりどう言う事なの?」 「「「(コイツ話聞いてたのか!?)」」」 「あの時も言ったが、儂もこの感情がわからぬ」 ピンポーン「網変えてください!……ジェーンはセブンの成長を見守りたいとか思う?」 「うむ……思うの」 「セブンが嬉しいと嬉しい?」 「うむ」 「セブンが悲しいと悲しい?」 「うむ」 「セブンのそばに居たい?」 「うむ」 「セブンが誰かのものになったら嫌な気持ちになる?」 「……うむ」 「セブンと手を繋いだら嬉しい?」 「うむ」 「……愛だよね」 「「「!?」」」 「それってば愛だよ。」 幸男(ゆき)は「ああ、やっぱり」と呟いて梅酒サワーを煽る。 セブンは顔を赤らめて「え?……あ……えーっと……えへへ」と嬉しそう。 明華は「(適当だったけど丸く収まるようでヨシ)」と肉を食い そして1番驚いたのはジェーン。 長い転生人生の中で最初はセブンに命を救われて、恩返しのつもりで始めた事だ。 次の人生では娘であり、次は彼女として求められた。 そんな人生ごとの役割は違えど、ジェーンから愛情を抱くなど無かった筈だ。 セブンの魂の幸福のためにそれに合わせた愛情を抱いてきた。 「(だいいち愛にも色々あるではないか……深い友情(フィリア)か無償の愛(アガベー)か家族愛(ストルゲー)なのか情欲的な愛(エロス)なのかは自分でもわからないが……まぁよい……セブンが幸せならそれで良い)」 「センセェ……また何か抑え込んでいませんか?」 「いや?特にないぞ?」 「本当ですかぁ?」 「うむ……さて、セブンよ、聞かせてもらおうか、お主にとって儂はなんじゃ?」 「…………秘密だ」 「はぁ!?お主!言うたら言うって言うたではないか!」 「今すぐとは言ってねぇ!俺が悩んだ分、お前も悩め!」 ピンポーン「てっちゃんとカルビ!とご飯!」 「「「食い過ぎだ!!」」」 ※※※※ 12月10日 放課後 委員会センタービル ジェーンの診療所(ほけんしつ) 「今日も来客はゼロですよぉ」 「ああん?俺がいるだろうが!」 「だべりに来るだけの女は客じゃありませぇん!」 「すっかり仲良くなったのぉ」 「「どこが!?」」 お互いに顔を見合わせる。 「「こんなのと仲良しだなんてごめんだ (よ)!」」 再び見合わせて「「ふん!」」 「しかし、いろいろあったのぉ……」 「死にかけましたしねぇ」 「体調はどうじゃ?」 「お陰様でバッチリです!前よりもお肌ツルツルでいい感じです!」 「カカカ!それは良いのぉ」 「おれはジェーンに愛されてるって分かって、嬉しいよ」 ドヤ顔である。 「はぁ!?センセェは私の事も大事なんですぅ!」 「ジェーンは優しいからなぁ……よかったな、ゆき」 「きぃ〜!」 「セブンよ、そう虐めてやるな」 「へーんだ!私なんてセンセェと温泉行くんだもんね!」 「ああ、それじゃがの」 「アンタがクリスマスをキャンセルしたんで、私と行くことにしたんですぅ!へっへーん!」 「クリスマス?……ジェーン、お前まさか……」 「すまん、言い出せなんだ……」 「え?え?」 「クリスマスにの……その……」 ジェーンは言い淀むがセブンに促されて幸男(ゆき)へ事情を話す。 「クリスマスにの、一緒に神戸へ行かんか?それで温泉への?」 「はい?そう聞いてますけど……?」 「あーつまりじゃ、儂とセブンが計画しておった神戸旅行に混ざらぬかと……」 「???」 「最初からそう言わねぇから混乱するんだよ……俺たちの神戸旅行は中止になってねぇんだよ、ジェーンがお前を誘ったのはこっちの予定といっしょにいかねぇかって言う事なんだよ」 「…………そうなんですか?」 「うむ……説明が足らんかったようじゃ……すまん」深々と頭を下げるジェーンを見て幸男(ゆき)はため息を吐く。 「私はそれでも良いけど、アンタはそれで良いの?」 「今回はジェーンが世話になったみたいだし?それに三人でも楽しめるだろうしな」 「うむうむ」 「ただ、25にパーティーがあってな、俺とジェーンしか招待されてねぇんだよ……」 「なにそれぇずるい」 「経済界や政界なんかを中心に招待されてるんだ……お前、そこで立ち回れるか?」 「……もし、立ち回れなかったら?」 「招待した葉車の名前に傷が付く」 「……大袈裟じゃ……無いみたいね」 「すまんの」 「センセェが謝る必要なんてありませんよぅ」 「と言うわけで21日にはこっちを出るから、準備しとけよ」 「飛行船のチケット23で取っちゃったわよ?」 「ジェーン……」視線でジェーンを責める。 「……変更になったのを言い忘れておった……すまん!」 「まぁいいよ、そのチケット返金してもらっとけ」 「でも、どうすればいいの?チケット完売してるって聞いてたけど?」 「大丈夫だから、任せとけって!」 ※※※※ 12月11日 夜 悪徳大路 楊一家 アジト 「誰だい?」 楊一家の頭、楊大姐の寝室。 ベッドに入って微睡始めた頃、室内に人の気配が現れた。 入り口には見張がいるし、ドアが開いた様子も感じなかった。 すると、最初からここに居たということか……? 「村崎かい?」 用心棒にして恋人の名前を呼んでみる。 しかし返事は全く知らない女の子の声で帰ってきた。 姿は見えず声だけが聞きえる。 「お主のとこに手首が飛んだ女が居ろう?」 「さて、誰の事かわからないね」 「先日、村崎と組んで仕事を失敗した女だよ」 「……するとアンタが【白いヤブ医者】って事かい……ウチの依頼達成に協力してくれるってわけじゃなさそうだね?」 「最初はそれでも良かったんだがのぉ、儂の身内に手を出すなどとほざきおったので、その線はのうなったんじゃ」 「……で?今夜はなにようだい?まさかウチに夜這いってわけじゃ無いんだろ?」 「そう望むならそれでも構わんがの?」 「……お断りだよ……で、何の用だい?」 「コイツを返してやろうと思っての」 ベッドに座る楊大姐のそばに2つの何かが放り投げられた。 「ふぅ、暗くて見えないねぇ灯りを」 言いかけて目の前にテニスボールほどの灯りが現れる。 「なるほど、村崎が勝てないと言っていたのはこう言うところか……あんたウチで働かないか?」 「……」 「わかった、わかったよ……そう睨まないでおくれ……でどれどれ……」 それは【二つの手首】だった。 「あの女を呼ぶがよい。つけてやろう」 「お人好しだねぇ……アンタはその見返りになにを望むんだい?」 「不干渉」 「それじゃ採算が合わないんだよ。信用や面子ってのは重要でね……失ったままじゃ生きていけない」 「そんな事は儂には関係ない、飲めないなら飲めるようになってもらうまでじゃ」 「ウチに何かあったらここはから生きて帰れると思うのかい?」 「来たからには帰れるじゃろ」 次の瞬間おでこを触られた感触と同時に意識を失った。 「夢とは言え儂が受けた魔女裁判をどこまで耐えれるかの」 目が覚めるとそこは拷問部屋だった。 そう判断できたのは周囲に拷問を受けているものがいたからだ。 以前、配下の女から『拷問器具特集』と言う本を押し付けられたことがある。 椅子に縛りつけられ身動き出来ないせいで全てを見回す事はできないが、苦痛を与えた挙句良くて不具、大体において死という結果をもたらすものばかり。 周囲からは悲鳴が聞こえる。 「ビビらせようったってそうは行かないよ!」 そう啖呵を切るも声の震えを自覚する。 目の前で焚き火が炊かれている。 執行人が火箸を焚き火に突っ込むと真っ赤に焼けた長靴のようなものが出てきた。 真っ赤に焼けた銅製のそれは、どう考えても人が履くようなものではない。 なのに、執行人は楊の足を取り容赦なく履かせていく。 「!!!!!!!」 声にならならない悲鳴をあげる。 こうして楊の心が折れるまで幾つもの拷問を課せられたのだった。 ※※※※ 12月12日 朝 悪徳大路 楊一家のアジト 楊一家はアジトに集められた。 ボスである大姐からの大号令があったのだ。 大幹部から下っ端までが一堂に会しているなかで、ボスは宣言する。 「今日この瞬間から、楊一家は解散する!全員足を洗ってカタギになることを望む。中にはこの道を進む者もいるだろうが、忠告しておく。【白いヤブ医者】とその身内には絶対手を出すな。 死ぬより恐ろしい目に遭う。あれは悪魔だ……絶対関わるな!以上、解散!」 この場には【白いヤブ医者】の一件に関わった者も多く、そうでない者もまたその者たちから話も聞いていた。 故に、大姐の言葉はすんなりと受け入れられた。 ※※※※ 手首のない女は楊大姐の言葉を背中で聞いていた。 話が始まる前、医務室に行けと言われたからだ。 「解散……どのみちこんな体じゃまともに生きていけやしない……【白いヤブ医者】あんなのに関わったばっかりに……」 医務室のドアを開けると、いつものモグリの医者ではなく、絶対関わるなと話にあった【白いヤブ医者】が待っていた。 「ヒィ!」 悲鳴をあげて部屋を出て行こうとすると鍵がかかったようにドアが開かない。 「ほれ、そこへ座れ。お主の忘れ物を届けに来たんじゃ」 「ヒィ!……あんだけやってなんで平気な顔してるの!?いくらなんでもまだ寝たきりでしょう?普通なら死んでるわよ!」 「はよ座れ、面倒は嫌いなんじゃ」 「……は……はぃ」 「手を……手首を出せ」 ジェーンは巻かれた包帯を取り縫合糸さえも取り除く。 傷口が露わになるにつれて女の顔色が悪くなっていく。 「(ああ……こんな仕返しを受けるくらいなら、死んでおけば良かった……)」 なぜか痛くないとはいえ、みるみる傷が開いていくのだから平気なはずはなかった。 脇に置いてあったフキンを取るとそこには女の手首があった。 「え?え?」 手首はさっきまでつながっていたかのように血色がよく、見るからに新鮮であった。 「この忘れ物を届けに来たんじゃ」 そう言って手品でもするように、切断面を並べたかと思うと布をかぶせる。 「熱っ!」 あまりの熱さに手を引っ込めてしまうが、そこには切り落とされたはずの手首が以前と同様に付いていた。 「この手首は儂の力でくっつけてある。いずれはそれがなくとも大丈夫になるじゃろうが早くて三年、遅いと十年はかかろう。手首を失いたくなければ、儂が無事であることを日々祈るが良い カカカカ(まぁ嘘じゃが!もうくっついとるし全く大丈夫なんじゃが!)」 「月子様……どうして……」 「(ゆきが恨まれることのないように……とは言え口にする事ではない……なんと言うべきか……)」 「月子様?」 「それをやめよ、ここではジェーンで通っておる」 「ジェーン様……なぜ私を助けてくれたんですか?」 「さて……お主の事を多少とは言え気に入ったところがあるからじゃろうか」 「ジェーン様!」 「うお!?なんじゃびっくりした!」 女は跪き「ジェーン様、お願いがあります!組織は解体されましたが、買ってきた恨みまで消えるわけではありません!このままでは早晩、骸を晒すことになります……どうか、ジェーン様の配下に加えてください!」 「厄介ごとはごめんなんじゃが」 「組織の解体、このタイミングでジェーン様がいらっしゃると言うことは解体そのものがジェーン様のご指示ですよね?でしたらその後の責任を取ってください!」 コンコンコン 「入れ」 「し、失礼しします!」 楊がビクビクしながら入ってくる。 「大姐……」 「ヒィ!」 「ちょっと効きすぎたかの……」 「一体なにを?」 「此奴の心にちょっとばかり儂の経験を追体験させたのよ……そしたらこうなった」 「大姐……大丈夫ですか?」 「鈴……私は退学する……もう…生きてるうちに……」 「鈴というのか。其奴に退学手続きをしてやるが良い、その後でまだ気持ちが変わらなければ儂のとこにくるが良い」 こうして一つの悪の組織は消滅した。 もぬけの殻となったアジトに軍事研の特殊部隊が突入するのは1時間後の事であった。 ※※※※ 12月13日 朝 セブンの部屋 今日も寒い。 神戸では雪はほとんど降らない。 南国の宇津帆島も通常時ならそうだが今年は異常気象だという。 宇津帆島にはよくあることだ。 昨日はジェーンと串カツを食べた。 串カツと言えば大阪のイメージがあるが、神戸民の中には串カツを神戸民のソウルフードという者もいる。 セブンもその支持者だ。 そんなセブンが揚げた串カツがまずいわけがなかった。 そんな余韻に浸りながら登校の準備をする。 いつものごとくTVはながら見状態だった。 『アメリカ国防総省によりますと【演算補助アプリ Om-E-Kne】の製作者は日本人であることが判明したとの事で、外務省消息筋によりますと、その人物の身柄引き渡し要求が近いうちにされる可能性があるとのことです。この【演算補助アプリ Om-E-Kne】はコンピューターの性能を飛躍的に向上させるアプリとして無料で配布されており、経済界をはじめ各学会などからも、アメリカのこうした動きに反発を――」 TVは情報を流し続ける 『昨夜、悪徳大路で上がった火柱について軍事研による作戦行動だったことが明らかになりました。作戦の内容までは明らかにされていませんが、生徒会情報筋によると、先のクーデター未遂事件に関する残党狩りの可能性が高く、これらに関連性が高いと見做されているフレイヤ第一書記はインタビューに『我々は如何なる不当な要求に応じる事はない。正義は常に我々にある』と宣言しており――』 ※※※※ 12月17日 放課後 委員会センタービル前 屋台通り 雪が降り積もる中、屋台の営業は逞しくも続いている。 生活委員会主導でその数を減らしていた屋台だが、中心人物の失踪という事もありその勢いを減衰。 屋台は今再びその数を増やしてきている。 雪に負けず屋台を出す様は逞しく、その灯りは安心感をもたらしてくれる。 香ってくる美味そうな匂いは食欲を刺激した。 出入りする客たちの笑顔は眩しくて、見ていると元気が湧いてくる。 楊一家に身を寄せていた期間はゆっくりと睡眠もとり食事も十分だった。 髪も整え髭も剃り副委員長閣下として恥ずかしくない格好だった。 けれど、五日前一家の解散という事で放り出されたのだ。 そして再び風呂にも入れず洗濯もできずにすえた匂いを放つ浮浪者のような姿になっていた。 一時は持っていた文書を楊に売った金で懐は暖かったが、遊興費に大部分を使い残りは放り出されたその日のうちにスられてしまった。 正真正銘無一文である。 何もかもがうまく行かなかった。 何がいけなかったのか? 屋台通りに手を出したことか? それとも『瑠璃堂院月子』を好きになってしまったことか? ただもっと真面目に、まともにやっておけばよかった……執務室からの景観なんて気にしてるのは間違いだった。 だって、こんなにも美しい光景を排除しようだなんて……。 嘉木城はボロを纏い、ただ匂いに釣られてフラフラと歩みを進める。 ※※※※ 「今日も寒いですねぇ」 「全くじゃのぉ」 「同感だ」 那須、ジェーン、セブンは白い息を吐きながら背を丸めてそう言った。 三人は活気を取り戻しつつある屋台通りへ繰り出すつもりだった。 「秘書官が美味いおでんの屋台を見つけたらしいんだが、そこはどうだ?」 「豚骨ラーメンの美味しいところ知ってますよ!」 「どちらかと聞かれれば、おでんじゃな」 「よし!」 「センセェはセブンにばかり優しいですね!」 「ジェーンはあんまりラーメンが好きじゃないんじゃないか?だから優しいより好みの問題だろうぜ?」 「そうなんですかセンセェ?」 「う〜む……確かにあんまり頂くことはないのぉ……美味しいとは思うんじゃがコレと言ったものに出会えておらんのじゃろ」 「ジェーンは鍋が好きなんだよな。何鍋っていうより鍋全般が好きだよな」 「うむ!セブンとご飯の時はだいたい鍋じゃな!」 「一人の時は何食べてるんだ?」 「普通に色々食べとるぞ?」 「センセェ……それってセブンと食べる鍋が好きって事じゃ?」 「「……」」 「はい!はい!ご馳走様!」 見つめ合って妙な空気を出す二人に嫉妬しながら数歩先を行く。 すると前からフラフラと浮浪者のような男が歩いてくる。 幸男(ゆき)は大きく逸れてコレを避ける。 浮浪者の様な男――嘉木城――はその動きに気がついて顔を上げる。 日はとっくに落ちているが、屋台通りの屋台のおかげで辺りは明るい。 嘉木城は目の前に立つ女生徒に気が付いた。 絹のような緩くウェーブのかかった肩まである銀髪。 狼のような力を感じさせる金眼。 その右目を覆う黒い布。 白いゴスロリ。同じ色のつば広の三角帽子。 かつて嘉木城が腹を下した時に、文句も言わずただ優しく対処してくれた彼女。 彼女のために屋台通りを撤去しようとした。 彼女に微笑んで欲しくて、彼女と付き合いたくてそんなことばかり考えていた。 そんな彼女が今、目の前にいる。 伝えたいことがいっぱいある。 けれど、言葉に成らなかった。 感情が溢れて渋滞を起こす。 ただ溢れた感情は涙となって頬を伝うばかりだ。 「え?やだ!何こいつ!センセェ!危ないですよ!」 「ジェーン、なんかお前を見てないか?」 「ふむ……どこかで会ったことがあるんじゃろうの?ただすまぬな、思い出せぬ」 「あ……あぁ……あああ……」 言葉にできないまま、声だけが出てくる。 好きだという事を伝えたい。 色んなことに対して謝りたい。 どんなに好きかを伝えたい。 「センセェ!早くこっちへ!」 「ジェーンの悪い癖……とでも言うのかな……」 「儂に伝えたい事があるのかの?」 「あぁ……あ“ぁ”……」 頷く、何度も何度も。 嘉木城は己の姿を思い出す。 薄汚れて悪臭を放ち、こんな自分から告白されたらきっと迷惑に違いない。 悲しくて悔しくてやるせない。 膝から崩れてうずくまり、ただただ嗚咽しか出てこない。 ジェーンはそんな男に歩よる 「センセェ!ダメですよ!」 「あいつは、ああいう奴なんだよ。黙って見守ろうぜ」 しゃがみ込み男に声をかける。 「あんしんするがよい、儂はここにおるぞ」 男は顔を上げるも思いを口にすることができない。 「あ“あ”ぁ……」 その姿はまるで祈りを捧げるものの様にも見える。 「よいよい……儂と共に参れ、先ずは温かい物でも頂こうではないか」 そう言って男に優しく触れて立たせると、来た道を引き返し始める。 「え?ちょ!?センセェ?!」 「あれは診療所(ほけんしつ)へ行くんだろう。シャワーとか着替えとかだろう。先に行って準備してやれよ」 「……あんたはどうすんのよ?」 「行方不明者の検索と、関係者への報告。あとは……あったかい飯を発注しておくわ」 「……私は唐揚げ弁当!レモンつけて!」そう言って診療所(ほけんしつ)へ先着するため走り出した。 こうして『生活委員会副委員長失踪事件』は幕を閉じることとなった。 ジェーン・ドゥと彼奴の誕生日(クリスマス) 第四部 了
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『ジェーン・ドゥと神在月(ハロウィン)2』 トップ > SS置き場 ■ジェーンさん:白いゴスロリの魔法使い。 見た目は小学生。 女難の相あり。←自業自得。 通称:ジェーン・ドゥ 今生名 瑠璃堂院月子 イラストは、( 「ケモ魔女メーカー」 )にて作成 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ■セブンさん:【運命の方翼】の1人。 赤いライオンヘアでトゲトゲアクセサリーのパンクな女。 実は世界有数の大財閥の令嬢。 独占欲が強く、ジェーンさんを独り占めしたがる。 本名:葉車奈菜(はくるまなな) イラストは、( 「女メーカー」 )にて作成 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ■幸男(ユキ)さん:ジェーン大好き。女装男子→女。 中国拳法と東洋医術を修めている。 推しの幸せは...私の幸せ! 【運命の方翼】武力担当 通称:ユキ 本名:那須幸男(なすゆきお) イラストは、( 「ひよこ男子」 )にて作成 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ■千穂ちゃん:お嬢様言葉を使う月子様大好き少女。 【運命の方翼】記憶担当、魔法使い(弱)、何気に高い行動力。 4人の中ではお母さん的存在。 本名:朋田千穂(ともだちほ) イラストは、( 「柊祈式女子メーカー」 )にて作成 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (download20221002001349.png) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ■ジェニー ジェーンさんの因子から組み上げられた、ナノマシンで構成された機械生命体。 生きたコンピューター。 設備なしでインターネットにつながることができる。 ジェーンさんが「魔術師(ウィザード)」であるのに対して彼女は「超級ハッカー(ウィザード)」…になるかもしれない。 通称:ジェニー・ドゥ 本名:瑠璃堂院穂子(るりどういんみのりこ) イラストは、( 「ケモ魔女メーカー」 )にて作成 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (download20221005164646.png) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ハロウィン。 言わずと知れた仮装と馬鹿騒ぎのお祭りである。 少なくとも、ここ蓬莱学園では。 委員会センタービルの1階、裏口横のジェーンの診療所(ほけんしつ)。 医療施設ではあるものの、ここの関係者達も仮装でお祭りの雰囲気を楽しんでいた。 「前回も前々回も座敷童じゃったし、セブンはメジェド様じゃったな」 「で、気に入ったのか?」 そう、ジェーンは今年も座敷童の仮装をしていた。 かたやセブンはと言えばやはり昨年と同じくメジェド様の仮装をする予定であった。 「お主とて気に入っておるんじゃろ?」 「楽なんだよ」そう言って笑う2人を横目に、幸男(ユキ)は仙女の仮装、千穂は血の滲んだ包帯を巻いたバニーガール姿で、ジェニーに羽を背負わせていた。 それは修験者の格好と合わせられていて……。 「さぁ!出来ましたわ!」 「小天狗ジェニーの出来上がりよぉ」 「可愛いではないか!さすが儂の妹じゃ!」 妹という言葉に眉根を寄せるセブンだが、以前の『娘』のように文句を言うことはなくなっていた。 「我は天狗なのか」一見無愛想に見えるが、この場にいる4人には彼女が喜んでくれている事がわかっていた。 この後5人は新町へ繰り出しお祭り騒ぎを楽しんだ後、いつもと同じように九重の邸で鍋パーティーをする予定だった。 以前との違いは、人数が増えたことだ。 ジェーンとセブンの仲はセブンの親公認である。 しかし、娘のパートナーが他にも恋人が増えたとなったら……? 今までのような友好的な関係でいられるだろうか? ジェーンの表情は自然と暗くなっていた。 「なんだよ、まだ気にしてんのか?」 ジェーンの顔を覗き込んでセブンがそう聞いた。 「ん……顔にでとったか」 「そりゃぁもう、ありありとな!」 大袈裟に、オーバーアクションで、小さな恋人の気分を少しでも明るくしようとおどけてみせた。 「……」 「……ちぇ!柄にもないことするんじゃなかったぜ!」 普段は赤いライオンヘアでトゲトゲのアクセサリー、シルバーチェーンをつけたパンクな格好で『己の道を行く』彼女は、自身の言う通り柄にもないことだった。 けれど、そんな彼女の振る舞いをジェーンは嬉しく思い、幸男(ユキ)や千穂は微笑ましく思うのだった。 診療所(ほけんしつ)を締めてさぁ出発と言ったところだったが、運命の女神はそれを許してはくれない。 ※※※※ この場に居合わせたセブン・千穂・ジェニーは、診療所(ほけんしつ)の人間ではない。 そんな彼女たちを含めて一様に、ベッドに横たわる患者を見て怪訝な顔をする。 しかしジェーンは医者である。 幸男(ユキ)は看護師である。 この2人が患者を前に怪訝な顔をするのはプロとしていかがなものか。 この場でいつもと変わらないのはジェーンの因子を素に作られた機械生命体のジェニーだけだった。 ベットに横たわる患者は自己診断で【骨折】との事だ。 通常であればレントゲン撮影を、ジェーンなら透視の魔法で診察するところだが、彼には必要ないと判断された。 「こんな患者は初めてじゃ」 「私もです」 患者の前で医療従事者2人が口々に患者の不安を煽っていく。 勿論ワザとではないのだが、目の前の患者の状態を見て思わず口に出たのっであった。 患者が不安いっぱいの声色でその心境を吐露する。 「先生!俺ってもしかして骨折以外にもヤバい状態ですか!?」 「いや……う〜む……」と腕を組んで煮え切らない様子の医者に、さらに不安を加速させる患者。 患者はその場に居合わせた女達にも視線を移す。 患者からすれば、彼女たちがナースかどうかなんてわかるはずもなく、その場に居合わせたのだからきっと関係者=看護師だろうと判断したのだ。 「ねぇ……俺って……どうなってるんですかぁ!」 届くはずもない手を伸ばして、1番目立つ大柄な看護師=セブンへ仮装のシーツを取ったセブンへそう問いかけた。 届くはずもない手が自分を求めるように伸ばされた事に恐怖を覚えたセブンは小さく悲鳴を上げ後ずさる。 その仕草をどう思ったのか……患者は診察台から起き上がり一歩、また一歩とセブンに迫っていく。 涙を浮かべながら部屋の隅で小さくなるセブンに、決して触れることなく彼女を怖がらせ続ける患者。 「いひひひひ」 「いやぁ!ジェーン!ジェーン!」 「センセェ?そろそろ止めたほうがいいんじゃ?」 「あんなセブンを見れるのはまれじゃからなぁ……もう少し見てみたいのぉ」 「センセェ、時々 意地悪ですよね……そんなセンセェも素敵です」 幸男(ユキ)は頬を赤めながら愛しの女を後ろから抱き寄せた。 普段はトゲトゲパンクに髑髏マークをアクセサリーにしている彼女(セブン)でも、本物の動く骸骨(・・)には悲鳴を上げてしまうのだった。 そう、患者とは本物の【骸骨】だ。 生徒が骸骨のコスプレ衣装を身にまとってきたのではない。 【骸骨】そのものが折れた骨を持ってジェーンの診療所(ほけんしつ)に運ばれてきたのだ。 「あー……そろそろ、勘弁してやってくれんかの?」 しかし【骸骨】は興が乗ったのかセブンを怖がらすのに夢中でジェーンの制止の声が聞こえていない様子。 「センセェ?どうします?殴って止めますか?」 「骨折が増えそうじゃから、それはなしじゃな……とはいえ、どうしたものか」 「主……じゃなかった、お姉ちゃんなら魔法で対処できるだろ?」 「儂がやれば灰にしてしまうじゃろぅ……千穂、【聖火】の魔法を覚えておるか?」 「はい月子様。ですが、私(わたくし)ので大丈夫でしょうか?」 「何事も経験じゃろ」 セブンが悲鳴を上げている傍らでほかのメンツは冷静だった。 「かけまくもかしこき ばびろにあにまします いしゅたるのおおかみ……」 (なんじゃ?神道ちっくじゃな)と、呪文などに拘らないのは、ジェーンの師匠から続く魔法道であった。 「……聖火!」 千穂が呪文改め祝詞を唱え終わると、セブンの頭の上に小さな青白い火の玉が浮かび上がる。 「ぎゃぁ!眩しい!」 出現した火の玉は決して明るいものではなかったが【骸骨】からすれば相当に眩しいようで、目元を隠しながら後ずさっていく。 「めっちゃ、効いてますねぇ」と幸男(ユキ)が笑い「初めて見る……やはり我の目では解析できぬな」とジェニーが難しい顔をして「やりました!うまくいきましたよ月子様!」と千穂が手を叩いて喜んだ。 ※※※※ 「すいませんでした!なんかすごく楽しくなっちゃって……すいません」 「いえいえ、なんて言うか……良いものが見れました」そう言って笑うのは仙女姿の幸男(ユキ)。 「なんでかわかんないんですけど、怖がられて凄く気分が良くなって……骨折の事も忘れてしまうくらいに……」 椅子に座って申し訳なさそうに身を縮める骸骨。 「まぁ多分……そう言う事もあるんでしょう」(この時期に本物の動く骸骨……センセェの周りだけなのか、それとも学園全体で起こってる異変なのか……) 嫌な予感を覚えながらも、己の恋人と己の魂を分けた存在が喧嘩する様を見て「むしろ楽しくなりそう」と感じる幸男(ユキ)であった。 「なんですぐ助けてくれなかったんだよ!」 「痛った!すぐそうやって暴力!暴力反対!」 「痛った!脛をキックしながら何が『暴力反対』だ!このチビヤブ医者!」 「普段からドクロのアクセ付けておきながら、骸骨相手にビビりおって!次から助けてやらんぞ!」 「ふざっけんな!それとこれとは別だろうが!」 「お主以外誰も怖がって無いじゃろう!このビビリパンクめ!」 「俺がビビリなんじゃねぇ!ビビらないお前らがおかしいんだよ!ユキは医者だしそれにジェーンと一緒に戦ってきて慣れてるだろうし、ジェーンは論外だし千穂はその弟子だし!俺だけが一般人なんだよ!」 「我は?」 「お前もジェーンみたいなもんだろうが!」 「……『ジェーンみたいなもん』って……」 同じ部屋に動く骸骨が居てチラチラとセブンを見てくる状況に、彼女は恐怖から半泣きになりながら声を荒げた。 「ヨシヨシ……怖いんじゃな?」 そう言ってセブンと骸骨の間に入り「これ、お主の視線にはどうやら人の恐怖を駆り立てる力がある様じゃ、耐性の無い者をあんまりみるで無い……言うこと聞かぬとさっきの【聖火】の万倍のやつをお見舞いするぞ?」 「……嘘でしょう?」 「試しても良いが?」 「……わかりましたよ!……ていうか僕患者なんですよ!もっと大事に扱ってくださいよ!」 「理性があるなら周りに迷惑をかけるな。『患者』以前の問題じゃ」 こうしておとなしくなった骸骨の骨折を治療する事になったのだが……。 「これ、くっつくと思うか?」 「……生きてるならくっつくんじゃ無いでしょうか?」 「ええ!?俺生きてますよね!?」 「「……」」 「ちょちょちょ!嘘でしょう!?」 「だってお主……ユキ、鏡持ってきてやれ」 「はぁいセンセェ」 こうして持ってきたのは更衣室に置いてある手鏡。 それを受け取って覗き込んだ骸骨は「うわぁ!」と声をあげて鏡を撮り落としそうになり、慌てて幸男(ユキ)がキャッチして割れずに済んだ。 「ががが骸骨が!……ははーん……ハロウィンだからってドッキリですね!?」 骸骨はどうやら自覚がない様だった。 「お主……自分の手足を見ても何にも思わんのか?」 「手足?……うわぁ!!」 「な?お主が「服着てない!」」 「「「「「そこかよ!」」」」」 こうしてよくわからない患者を受け入れた診療所(ほけんしつ)はハロウィンどころではなくなった。 なぜなら、その後奇妙な患者が続々とやってきたのだから。 ※※※※ 「最近眠れなくて……仕事で疲れているので、いつもならすぐ寝れそうなんですが……」天秤を持った若い女性がそう言うと 「俺も昔はそうだったな……暖かいアイマスクしたら寝れる様になったよ」と、セブンが返す。 全身打撲の痩せた男が「強くなりたい!けれどいくら修練しても体格差を埋めれないんだ!」と打撲の理由を述べると 「【柔は能く剛を制し、弱は能く強を制す】」 「……つまり……こうしたら!?」 痩せた男が幸男(ユキ)に殴りかかったかと見えた瞬間、男の体はふわりと宙を舞い幸男(ユキ)によってその場に組み敷かれていた。 「そう、こういうこと」 「なんか隣が物騒ですね」 「いつもはこんな混んだりしないんですけどね」 まるで小学校の身体測定のように列をなす患者とそれを捌くジェーン達を見ながら、バニー姿の上から白衣を羽織った千穂が順番待ちの筋骨隆々のイケメンと雑談を交わしていた。 「しかし、こんな所に我々を診れる医者がいて良かったです」 「(どこから来ての台詞でしょう?気になりますが月子様からその辺の話しには触れない様に言われてますし……)ところで、今日はどうされたんです?」 「ああ、私は引率みたいなもんでして……ただ、可能でしたら身体測定をお願いできないですかね?私だけ何もしてないのは寂しくて」と、その言葉通り先生のようなスーツ姿の男ははにかみながらそう言った。 「……それぐらいなら」 ジェーンにアイコンタクトでOKをもらって測っていく。 「身長は204センチ!おっきいですね!」 「はっはっは!いやぁ私なんかは普通ですよ」 「次は体重ですね……153キロ……すごい筋肉ですもんね!」 「鍛えてますから!」 千穂は一見おっとり系美少女である。 そんな千穂に自慢の筋肉を褒められて悪い気がしない男がいるだろうか? 「次は胸囲を測りますね」 そう言って抱きつく様な形で男の後ろへ手を回す。 男からすれば突然の至近距離であるし、腕を広げた千穂は羽織った白衣が大きく開き、バニーガールの際どい胸元など丸見えだった。 さらには千穂から香る甘くしびれる様な女の匂いに、先ほどまでの爽やかな笑顔を苦悶の表情に変えて唸り声を上げ始めた。 「え?え?どうしました!?」 「う……う”う“……」 「大丈夫ですか!?」 男の身体は筋肉が盛り上がり口は裂け牙が伸びてきていた。 「月子様!」 千穂がジェーンを呼び振り返るよりも早く、男と千穂の間に飛んで入るジェーン。 彼女たちの目の前で金属同士が衝突したような音を立てながら幾条もの火花が咲き乱れた。 「アオーーーン!!!」それはまるでオオカミのような遠吠え。 先ほどまで好青年だった彼はさらに筋肉が膨れ上がり着ていたスーツは内側からはじけ飛ぶように破れてしまっている。 「カカカカ!千穂の色気に当てられて変身してしもうたか!未熟者め!」 診療所(ほけんしつ)は混乱の坩堝となっていた。 千穂を求めて暴れ回る狼男と、その狼男から他の患者や身内を守るために張られるジェーンの結界が、花火の如き火花を散らし、逃げ惑う患者達の頭上に降り注いだ。 「ジェーン!さっさとなんとかしやがれ!」 信頼の表れか、セブンが小さな魔法使いを急かす。 「センセェ!結界を解いて下さい!私が取り押さえます!」 幸男(ユキ)が学園屈指の拳士の自負からそう申し出た。 「カカ!千穂の成長を見守ってやれぃ!」 「え!?」まさかこの状況で自身にお鉢が回ってくるとは思っていなかった千穂はビクッっとしてメジャーを取り落とす。 「カカカ!経験じゃ!思う最善をやってみよ!」 「……えぇ……(むかーしの修行から変わってないなぁ)わかりました!」 診療所(ほけんしつ)の人や物には結界が張られていて被害は出ないが、無尽蔵かと思われるほどのスタミナを持つ狼男は、千穂を求めてその結界を破ろうと何度も何度もその爪を突き立てた。 騒音があたりを支配している中、それははっきりと鮮烈に皆の耳を打った。 それは千穂による柏手。 次にあらかじめ裸足になった足を大きく上げ、力強く地面を踏みしめるように下す。 相撲の四股のような所作。 バニーガール姿でそんなことをしたものだから、狼男の興奮度はさらに増し火花は一層激しく咲き乱れている。 周囲の視線に気が付かないほどの集中を持って狼男を正視し、祝詞を口にする。 「掛かけまくも畏かしこき伊邪那岐大神、筑紫の日向の橘の小戸の――」 祝詞を口にするたび、地面を踏みしめる度、空気が張り詰め清められていく。 「――祓え給い、清め給え、 神 ながら守り給い、 荒御魂を鎮め給い……百首縛縄!」 狼男を取り囲む様に現れた小さな鳥居からしめ縄が飛び出し、自由を奪うために首や手足に巻きついていく。 「おおお!」 目の前で起こる不思議現象に周囲から歓声が上がった。 しかし、セブンは少し思うところがあるようだ。 「不思議現象続きでイマイチ感動が薄いな」 「言いたいことはわかるけど、魔法よ?魔法!いいなぁ!千穂ちゃんも魔法使いかぁ!」 (ユキはその拳で、千穂は魔法でジェーン(あいつ)の隣に立ってる……それなのに俺は……) セブンは幸男(ユキ)同様に愛する女と共に戦える様になりたいと願っている。 なのに千穂までもその実力を示して(ジェーンからして見れば千穂の魔法などまだまだ未熟ではあるものの)彼女の隣に立ったという事がセブンには堪らなく羨ましかった。 そして……1人だけ置いてけぼりになった様な、そんな寂しさも感じていた。 狼男は捕縛され千穂の魔法によって強制的に人へと戻されていた。 「……お恥ずかしいところを……本当に申し訳ない」 「幸か不幸か、相手が千穂で良かったのぉ」 「……どういう意味ですか?」 「一般生徒相手なら被害はもっと大きかったろうと思ってな。別に千穂ちゃんが被害にあって良かったというわけじゃないぞ?」 「当然です!」 「そう怒るな、怒った顔も可愛いがそれでまた変身されたら困るじゃろ?」 「今度は月子様が狙われてみたら良いんじゃないですかね!」 「いや、ロリには興味ないんで」 キッパリと狼男は口にした。 ※※※※ ジェーン(ウル)が魔法の修行をしていた時代。 北海の辺りにある【妖精の住む島】 【冬が生まれる山】の頂近く。 千里眼の修行をしている最中のこと。 「なんじゃ?お化けも見たことないんか?」 ジェーンの魔法の師匠である、ヤクサイカツチはそう言って弟子を煽っていた。 「ええ!ありませんとも!私には女神の寵愛を頂いていますからね!お化けとか寄って来ないんですよ!」 師匠の煽りに頬を膨らませる。 銀髪金眼の美女、戦と王権・愛と美・豊穣の女神=イシュタルの巫女、司祭長まで務め当時は故郷に4mほどの石像が建てられたほどの人物である。 それが今、お化けを見たことある無しで煽られてぷりぷりとお怒りであった。 そして師匠のヤクサイカツチと言えばいつもの様にふかふかの長椅子に寝そべって弟子の修行を見守りながら、邪魔をするというスタイルだった。 「わしら不老転生体とは違って人間は寿命が短い故、未練を残しやすい。つまりお化けになりやすいということじゃ」 「村長が畑仕事してる……のが見える」 師匠を振り向かずこう続ける。 「だとしたら私の周りには未練を残さず人生を謳歌した人ばかりなのでしょう」 「そんなわけあるものか。人というのは欲深く浅慮で嫉妬深く、そして不自由じゃ。お主にだって心当たりがあろう?」 「……」 確かに思い当たる節はありすぎた。 彼女がここに居るのも故郷での事があってだ。 「でも……お化けは見たことないですよ」 「お前に力がないだけじゃ未熟者め」 「じゃぁ見方を教えて下さいよ!」 「その前に千里眼を覚えんか。因みに村長は畑仕事などしておらん。彼奴は3日前から腰痛で寝込んでおる」 「……」 「畑仕事……プププ」 「……見舞いに行ってきます!」 「腰痛の薬はそこじゃ、持っていけ」 ジェーン(ウル)は肩を怒らせながら薬を手に取って『妖精回廊』の魔法に失敗し、悪態をつきながら『瞬間移動』で出て行った。 「魔法の才能ないんかのぉ……このままではいつまで経っても……まぁ良い、すでに3万年も生きたんじゃ、数十年位付き合ってやろうか」 数十年……この時はまだそう思っていたヤクサイカツチであった。 ※※※※ 平野が森に変わる頃。 「だいたい【星の声を聞く】とか【星を読む】ってなんなんですか!しかも毎日同じなのに日によって内容が違うとかあり得ないでしょう!」 「はぁ!?バッカ!お前!バッカ!何を非常識な事を言うとるんじゃ!」 「星が神々の化身なのは知っていますが、ヤックの言うそれらはさっぱり分かりませんよ!」 「かぁー!これだから未熟者は!もうお前は雛鳥でもなんでもない!卵じゃ!卵!魔法使いの必須技能ぞ!星を読めんで魔法が織れるものか!」 「ヤックのいう魔法が使えないだけで、私の魔法は使えますぅ!」 確かにジェーン(ウル)は昔から超常を起せたし、今は以前よりも強いそれを起せる様になっていた。 しかし、ヤクサイカツチの教える魔法は今のところさっぱりであった。 「まさか星の詠み方を知らんのか?」 そんなはずがないと半ば冗談でそう言った師匠に対してそに弟子は正直に答えた。 「ええ!教わってませんからね!」 「教わっておらんって……読めるじゃろ、普通は」 「……は?」 「え?」 ジェーン(ウル)が弟子入りしておおよそ数百年、ようやく認識の違いに気がついた2人であった。 結局2人の魔法に対する基準が違いすぎてヤクサイカツチの基準で魔法を伝授してもジェーン(ウル)には使えないのは当たり前であった。 現代的に言えば、2人の魔法はOSが違うから……と言ったところか。 ※※※※ 「先先先……だいぶん前の村長じゃないですか!」 (……) 「ええ!みんな元気にしてますよ!孫の孫の……元気な双子でしたよ!」 「ええい!やめんか!鬱陶しい!」 「痛い!叩くことないでしょう!」 「魔法が織れる様になったからって調子に乗って、村の守護霊をポンポンと呼び出すな!」 山の中のいつもの修行場を月明かりが照らす中、とある作業の休憩中に覚えたての魔法を使って村の守護霊を遊びで30柱目を呼び出た弟子と、それを怒る師匠であった。 しぶしぶ彼らを黄泉へと送り返したジェーン(ウル)は、作業の為に師の対面へ胡座を描いた。 「しかし……この作業めんどくさいですね」 「しょうがあるまい、わしとお主では依って立つ所が……基準が違うんじゃから」 作業に戻った二人であったが、ジェーン(ウル)がすぐに弱音を吐いた。 「全く根性のない……しかしまぁ月も三度満ちたことじゃし……あと1回登ったら寝るとするか」 「ヤックはもっと人間的感覚を持った方が良いですよ!」 「わしとて昔は人間基準だったんだがの……長生きしとるとズレてしまうんじゃな」 月明かりの中、ヤクサイカツチの両掌から半透明な蔓が空へ向かって、いく条も伸びていく。 葉をつけ枝を伸ばし、白い花を咲かせたそれは複雑に絡み合う。 「……綺麗」 感嘆のため息を吐きながら、見上げるジェーン(ウル)に 「これをお主用に書き換えねばならんのが惜しまれるの」と残念がった。 そう、これこそがヤクサイカツチの織りなす魔法の設計図、つまり魔法陣と呼ばれるモノであった。 「……ごめんなさい」 「かまわん。3万年も経てば色々変わるんじゃろ……いずれ、記号や図形のみの美しさのかけらもないのが出てくるやもしれんしな!」 そう言って笑う師匠の横顔に寂しさを見た。 「……」 師の生きた時間を想像する事しか出来ずにいる弟子には、なんと声をかければ良いか分からなかった。 彼女達にとって魔法とは手足を動かす様なものであるため、いまさらそこに違いがあるとは思っていなかったのが、発覚が遅くなった原因である。 そして今、互いに知る魔法を相手に合わせて調律する作業をしているのだった。 「のう、不祥の弟子よ」 「なんですか?無能の師よ」 「ようし、実践訓練をお望みという事じゃな?」 「なんでございましょう、偉大なる師よ」 「……そろそろ収穫祭じゃが、今年はお主が実行せよ」 「……は?」 収穫祭。 今年最後の収穫物である、蕪の収穫を待って行われる感謝祭である。 麓の村で開かれるそれは長年ヤクサイカツチを祭主として行われていた。 ヤクサイカツチはこの役をジェーン(ウル)にやれと言っているのだ。 「いやいやいや!私は神に使える巫女ですよ!?そんな他所のお祭りを主催するなんて出来ませんよ!」 「これも修行の一環じゃて!」笑いながらそう言ってジェーン(ウル)の抗議に取り合わないのは、決して面倒だからという理由では無かった。 そう面倒だからではなかったのである。 準備に忙殺され、当日は近隣の村との折衝を含めて予想内外のトラブルの対応に神経をすり減らしたジェーン(ウル)最終日にブチ切れたことは言うまでもなく、せめて祖国の祭り同様に先祖に感謝すべく...させるべく村の祖霊を呼び出したのだった。 当然、村はパニックとなった。 お化けが目の前に現れれば当然ではあったが、その正体が自分たちの祖霊であることに気が付いてからは一転して歓迎ムードであった。 こうして、ただでさえ大変な主催としての仕事に加えて、祭祀としての仕事を追加することになったジェーン(ウル)は翌年以降も任されることになったのでした。 「代わってくださいよ!」 「無理、だってわし巫女じゃないもん」 ※※※※ ジェーンの診療所(ほけんしつ) ジェーンとその彼女達は疲れ果てていた。 骨折した骸骨を皮切りに上は女神、下は悪魔まで来室して、その対応に追われていたからだ。 「ところどころ、記憶が飛んでおるが……それだけ大変じゃったということかの」 「一角獣(ユニコーン)つったか?あれが連れてこられた時には、何が何だか……」 「まぁセンセェは名医ですから」 「しかし、ものすごく暴れて大変でしたわね」 「ニ角獣(バイコーン)はなついていたじゃないか」 「あれはあれで……目が怖かったぜ」 「トラウマになりそうよぉ」 「狼男さんに通じるものがありましたわ」 (馬だけにトラウマ……いや、やめておこう)とジェーンが密かに飲み込んだギャグだったが…… 「馬だけトラウマ」とジェーンそっくりのモノマネでジェニーが言った。 「ジェニーちゃんの方から聞こえましたわ」 「なんだよジェニー!冗談が言えるのかよ!悪くなかったぜ!」 「ふふっふふふっ私もすきよぉ」 意外と好評の様子に 「儂も同じ事言おうとしたんじゃ」 セブンがジェーンの肩を叩いて「便乗はカッコ悪いぜ?」 「えぇ!?」 視線を逸らす幸男(ユキ)と千穂。 ドヤ顔のジェニー。 「……お主ら……」 こうして、彼女達のハロウィンは今年も神話級だったとさ。 ※※※※ 終わり
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容姿の特徴: 22歳、男性 身長188、体重71 天パのイケメン。たれ目で飄々としている。奇抜な服装 人物概要: イタリアのとあるギャングの暗殺チームの一員。日本語ペラペラ。 北条町には仕事で訪れていたが留流家に捕らわれ刺客となる レッド・ローズ・スピード・ウェイにスタンドの摩擦係数を最大に引き上げられ炎上。 再起不能となる。 インエクセス タイプ/特徴: 遠隔操作型で物質同化型。 スクラップと同化して発現する。 不気味な模様があしらわれた円盤でカッターのように刃が飛び出る 物質同化型だがダメージのフィードバックはある模様 能力詳細: スタンドの刃で切り裂いた箇所に干渉できなくする このスタンドで切り裂いた箇所はスタンド能力が使用できないどころか、触れることさえできなくなる スタンドを破壊すれば干渉可能になる スタンドに本体が乗って移動したりも可能 破壊力-C スピード-A 射程距離-C 持続力-A 精密動作性-C 成長性-C
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レシェール・ラヴュール lexerl.lavyrl (*1) 生年月日 ? 出生地 ? 没年月日 ? 出身校 特別警察学校 所属組織 特別警察庁→国家公安警察庁 親族 レシェール・レフィセナヴィユ(伯父) 配偶者 ? レシェール・ラヴュール(理:lexerl.lavyrl)とは、ユナ系リパラオネ人のケートニアー。特別警察官、国家公安警察官。リパコール政権においては、国家公安警察庁所長。 複数の小説の登場人物でもある。 目次 登場作品 登場作品 Kranteerl y io xal Kranteerl y io kladi'a Kranteerl y io lirca 欺瞞走駆のテクトニアー 覚悟と責任 リファーリンの誕生日 異世界転生したけど、日本語が通じなかった
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中編へ戻る。 展示室へ戻る。トップに戻る。 デュエル途中経過 ラフェールLP1000 名蜘蛛LP3000 7ターン目 ラフェールのターンのエンドフェイズ ラフェール 手札1枚 フィールド上 ガーディアン・グラール(ATK/2500 DEF/1000)攻撃表示 (ガーディアン・シールド装備) バック・アップ・ガードナー(ATK/500 DEF/2200)守備表示 永続魔法「守護神の宝札」 伏せカード1枚 名蜘蛛 手札0枚 フィールド上 金剛蜘蛛-ダイヤモンド・スパイダー(ATK/2300 DEF/2800)攻撃表示 通常罠「地獄の金剛石」 名蜘蛛「出てきな!金剛蜘蛛-ダイヤモンド・スパイダー!!」 名蜘蛛のデッキより光り輝くダイヤモンドで覆われた巨大蜘蛛が出現した。 金剛蜘蛛-ダイヤモンド・スパイダー 光属性 昆虫族 ★9 ATK/2300 DEF/2800 このカードは通常召喚できない。 「地獄の金剛石」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。 このカードは戦闘によっては破壊されない。 このカードの攻撃によって相手モンスターが戦闘で破壊されなかった場合、 このカードにカウンターを1個乗せる。 このカードの攻撃力は、このカードに乗っているカウンターの数×500ポイントアップする。 このカードに乗っているカウンターを1個取り除く事で、 そのターンのバトルフェイズ中、このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。 流斗「凄い・・・、これが名蜘蛛の切り札かよ・・・。」 颯太「こんな化け物、本当に倒せるのでしょうか・・・。」 陽菜「何言ってるのよ!こんなの見かけ倒しに決まってるわよ! 攻撃力が2300しかないんだから。」 名蜘蛛「本当にそうかどうか試してやるぜ!俺のターン、ドロー!」 名蜘蛛「・・・いいカードが来たぜ!これで俺は無敵だ! 行くぜ!フィールド魔法発動!『スパイダーズ・フォレスト』!!」 フィールドが巨大な蜘蛛の巣が張られた密林に変化した。 スパイダーズ・フォレスト フィールド魔法 フィールド上に存在する「蜘蛛」「スパイダー」と名の付くモンスターの 攻撃力・守備力は300ポイントアップする。 「蜘蛛」「スパイダー」と名の付くモンスターを攻撃したモンスターは、 「蜘蛛」「スパイダー」と名の付くモンスターがフィールド上に存在する限り 攻撃・表示形式の変更ができなくなる。 陽菜「何、この蜘蛛の巣だらけの森!気持ち悪い!」 名蜘蛛「こいつはスパイダーモンスター専用のフィールド魔法でな、 フィールド上のスパイダーモンスターの攻撃力・守備力を300ポイントアップする効果があるんだよ!」 金剛蜘蛛-ダイヤモンド・スパイダー ATK/2300→2600 DEF/2800→3100 流斗「ダイヤモンド・スパイダーの攻撃力がガーディアン・グラールの攻撃力を上回った!?」 名蜘蛛「これでテメェのガーディアン・グラールを殺れるぜ! 俺はダイヤモンド・スパイダーでガーディアン・グラールを攻撃する! 喰らえ!ダイヤモンド・デス・ブラッド!!」 ダイヤモンド・スパイダーは口からダイヤモンドの針を大量に発射した。 ○金剛蜘蛛-ダイヤモンド・スパイダー ATK/2600 ×ガーディアン・グラール ATK/2500 ラフェールLP1000→900 ラフェール「この瞬間、『ガーディアン・シールド』の効果を発動! 『ガーディアン・シールド』を墓地に送る事でガーディアン・グラールの戦闘による破壊を無効にする!」 ガーディアン・シールド 装備魔法 「ガーディアン」と名のつくカードに装備する。 装備したモンスターの守備力は300ポイントアップする。 「ガーディアン」と名のつくモンスターが戦闘で破壊される場合、 代わりにこのカードを破壊する。 ラフェール フィールド上 ガーディアン・シールド→墓地へ ガーディアン・グラール DEF/1300→1000 ガーディアン・グラールはダイヤモンド・スパイダーの攻撃を何とか凌ぐ事ができた。 颯太「何とか凌いだようですね・・・。」 名蜘蛛「本当に凌いだと思ってんのか?この瞬間、ダイヤモンド・スパイダー!効果発動!!」 ラフェール「何!?」 名蜘蛛「こいつが攻撃してモンスターを破壊できなかった場合、 こいつにカウンターを1個乗せることができるんだよ!」 名蜘蛛「ダイヤモンド・コア!!」 ダイヤモンド・スパイダーの体に巨大なダイヤモンドが1つ埋め込まれた。 金剛蜘蛛-ダイヤモンド・スパイダー カウンター0個→1個 陽菜「何よ!そんなカウンターが乗ったからってどうなるのよ!」 名蜘蛛「こいつはダイヤモンド・スパイダーの力の象徴なんだよ。 ダイヤモンド・スパイダーはこいつの数だけ攻撃力が500ポイントアップするんだぜ!」 金剛蜘蛛-ダイヤモンド・スパイダー ATK/2600→3100 流斗「この状況で3100のモンスターなんて・・・。」 名蜘蛛「もう1ついい事を教えてやるよ。このカウンターには取り除くことで、 ダイヤモンド・スパイダーはそのターン中、直接攻撃ができるんだぜぇ! つまり、テメェの命は後、1ターンしか持たないって訳だ、ラフェールさんよぉ!」 ラフェール「くそっ!」 名蜘蛛「俺はこれでターンを終了するぜ、せいぜい、次のターンをあがくことだな!」 陽菜「ラフェールのオジサン・・・。」 ラフェール「・・・私のターン、ドロー!」 ラフェールは守護神の宝札の効果で2枚のカードをドローした。 守護神の宝札 永続魔法 自分の手札を5枚捨てて発動。その後デッキからカードを2枚ドローする。 次の自分のターンからドローフェイズにカードを2枚ドローする事ができる。 流斗「こうなったら、このターンでダイヤモンド・スパイダーを破壊するしかないって事か・・・。」 ラフェール「どうやらその様だな・・・。私は速攻魔法『突進』を発動! この効果でガーディアン・グラールの攻撃力をこのターン中のみ700ポイントアップする!」 突進 速攻魔法 表側表示モンスター1体の攻撃力を、ターン終了時まで700ポイントアップする。 ガーディアン・グラール ATK/2500→3200 颯太「やりました!これでガーディアン・グラールの攻撃力が ダイヤモンド・スパイダーの攻撃力をわずかに上回りましたよ!」 陽菜「いっけぇ!ラフェールのオジサン!ダイヤモンド・スパイダーを攻撃よ!」 ラフェール「ああ、私はガーディアン・グラールでダイヤモンド・スパイダーを攻撃する! 英断の突撃!!」 ガーディアン・グラールは「突進」の効果により更に勢いを付け、 ダイヤモンド・スパイダーに突進していった。 ○ガーディアン・グラール ATK/3200:×金剛蜘蛛-ダイヤモンド・スパイダー ATK/3100 名蜘蛛LP2600→2500 流斗「これでダイヤモンド・スパイダーは・・・、 何!?そんな馬鹿な!?破壊されてないなんて・・・。」 流斗の言う様にダイヤモンド・スパイダーは傷1つ付いていなかった。 名蜘蛛「残念だったな!ダイヤモンド・スパイダーは戦闘では破壊されねぇんだよ!!」 陽菜「そんな!?それじゃ絶対に勝てないじゃない!」 名蜘蛛「ああ、そうだよ!更にこの瞬間、『スパイダーズ・フォレスト』の効果を発動だ! スパイダーモンスターを攻撃したモンスターはスパイダーモンスターが存在する限り、 攻撃と表示形式の変更ができなくなるんだぜ!もう1度、蜘蛛の糸に絡まりな!!」 ガーディアン・グラールは蜘蛛の巣に絡まり、身動きが取れなくなった。 ラフェール「ガーディアン・グラール・・・、私はカードを1枚セットしてターンを終了する。」 「突進」の効果によって上がっていたガーディアン・グラールの攻撃力は元に戻った。 ガーディアン・グラール ATK/3200→2500 名蜘蛛「俺のターン・・・、いや、テメェが死ぬターンの間違いか。」 颯太「そんなことはありません!まだ手は残っているはずです!」 名蜘蛛「ヘッ、ほざいてな。ドロー!」 名蜘蛛「さぁて、テメェのフィールドにあるカードで邪魔になりそうなのは、 間違いなくさっき出した伏せカードだな。だが、こいつがあればそんなモンは関係ねぇんだよ! 喰らえ!速攻魔法『サイクロン』発動!!」 サイクロン 速攻魔法 フィールド上の魔法または罠カード1枚を破壊する。 流斗「まずい!これじゃもう打つ手は・・・。」 陽菜「ラフェールのオジサン!?」 ラフェール「フッ、私にとってもこのカードを破壊するカードなど関係ない! この瞬間、『サイクロン』の対象になったこの伏せカードを発動する!『和睦の使者』!!」 和睦の使者 通常罠 相手モンスターからの戦闘ダメージを、全て発動ターンだけ0にする。 このターン自分モンスターは戦闘によっては破壊されない。 ラフェール「この効果によって私のこのターンに受ける戦闘ダメージは0になる! また、私のモンスターは戦闘によっては破壊されない!」 颯太「やりました!これでこのターンは凌ぐことが出来ます!」 ラフェール「チッ!また厄介なカードを伏せやがって! だがな、俺のダイヤモンド・スパイダーの攻撃まで封じられたわけじゃねえ! ガーディアン・グラールを攻撃だ!ダイヤモンド・スパイダー!ダイヤモンド・デス・ブラッド!!」 ○金剛蜘蛛-ダイヤモンド・スパイダー ATK/3100:×ガーディアン・グラール ATK/2500 陽菜「ガーディアン・グラールを破壊できるわけじゃないのに、 何で攻撃するのよ。」 名蜘蛛「何でだと?こうするために決まってんだろうが! ダイヤモンド・スパイダー、効果発動! ダイヤモンド・スパイダーが戦闘でモンスターを破壊できなかった場合、 こいつにカウンターを1個乗せて、攻撃力を500ポイントアップする! ダイヤモンド・コア!!」 金剛蜘蛛-ダイヤモンド・スパイダー カウンター1個→2個 金剛蜘蛛-ダイヤモンド・スパイダー ATK/3100→3600 流斗「攻撃力がまた上がった!?」 颯太「攻撃力3600・・・、しかも戦闘で破壊されず、 相手は1度しか攻撃することが出来ないモンスターなんて強すぎます。」 名蜘蛛「ああ、そうだぜ!時にラフェールさんよぉ、知ってるか? 蜘蛛の糸ってのは自然界では最強の繊維なんだぜぇ、 そして、ダイヤモンドは知っての通り、世界で最も固い物質だ。これが何を意味するか分かるかぁ?」 ラフェール「・・・何が言いたい。」 名蜘蛛「分からねぇ野郎だな、つまり、その両方を合わせ持つダイヤモンド・スパイダーこそが、 世界最強のモンスターって事だよ!分かったか!」 ラフェール「・・・下らんな。」 名蜘蛛「ああ?何だと?」 ラフェール「そんなものは下らんと言ったのだ。デュエルモンスターの世界では、 その様な上辺だけの力のみが、強さに繋がるわけではない。」 名蜘蛛「何だとテメェ、 そのダイヤモンド・スパイダーに手も足もでねぇ奴が言っても説得力がねぇんだよ!」 名蜘蛛「俺はこれでターン終了だ!テメェ、次のターン、殺してやるからな!」 ラフェール「ならば私は、このターンで決着を付ける!」 陽菜「そんなこと出来るの!?」 ラフェール「ああ、よく見ておけ。例えどの様な結末になろうとも、 これが私の最後のターンだ、私のターン、ドロー!」 ラフェールは『守護神の宝札』の効果により2枚のカードをドローした。 ラフェール「・・・これが最後の賭けだ、私は魔法カード『守護神降臨』を発動する!!」 守護神降臨 通常魔法 ライフポイントを半分払う。 「ガーディアン」と名の付くモンスターが出るまで自分のデッキをめくり、 そのモンスターを手札に加える。 その後、そのカードに記された装備魔法カード1枚をデッキから手札に加える。 他のめくったカードは全て墓地に送る。 「守護神降臨」は1ターンに1度しか発動できない。 ラフェール「このカードはライフを半分払い、 デッキからガーディアンモンスターが出るまでカードをめくっていき、 出たガーディアンモンスターとそれに対応する装備魔法カードを手札に加えるカード、 私はライフを半分払い、デッキの1番上からカードをめくる!」 ラフェールLP900→450 颯太「もしかしてラフェールさん・・・、あのカードを出そうとしているのではないでしょうか?」 陽菜「あのカードって何よ?」 流斗「決まっている、ガーディアン・エアトスだ!」 ラフェール(私のデッキのガーディアンはエアトス、グラール、エルマ、ケーストの4体、 グラール、エルマは既に使っているから、出るとすればケーストかエアトス・・・。 もしケーストが出れば私の負け・・・、それ以前に『女神の聖剣-エアトス』を引き当てても負けだ・・・。 めくったカードは墓地に送られるからな・・・。だが、絶対に引き当ててみせる!) ラフェール「まずは1枚目だ!」 ラフェールはデッキからカードを引いた。 ラフェール「引いたカードは永続魔法『清廉な墓地の魔力』。」 清廉な墓地の魔力 永続魔法 相手の墓地に存在するモンスター1体につき100ポイントのダメージを 相手ターンのスタンバイフェイズに相手プレイヤーに与える。 自分の墓地にモンスターカードが存在する場合、このカードを破壊する。 ラフェール「続いて2枚目だ!」 ラフェールはデッキからカードを引いた。 ラフェール「魔法カード『ソウル・チャージ』だ。」 ソウル・チャージ 通常魔法 自分の墓地からモンスターを任意の数だけ特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンは攻撃する事ができない。 発動後、自分はこの効果で特殊召喚したモンスターの数×500ポイントのライフを払わなければならない。 (払えない場合でも払う。) 陽菜「ドキドキするね・・・。」 流斗「絶対に引き当ててくれ・・・。」 ラフェール「そして3枚目だ!」 ラフェールは引いたカードを見て、少しの間、動き止まったが、 その後、こう宣言した。 ラフェール「私の引いたカードは、ガーディアン・エアトスのカード! よって、『女神の聖剣-エアトス』と共に手札に加える! そして、『清廉な墓地の魔力』、『ソウル・チャージ』を墓地に送る。」 陽菜「やったわ!大当たりね!」 ラフェール デッキ ガーディアン・エアトス 女神の聖剣-エアトス →手札へ ラフェール デッキ 清廉な墓地の魔力 ソウル・チャージ →墓地へ ラフェール「そして私は、『女神の聖剣-エアトス』をバック・アップ・ガードナーに装備する!」 女神の聖剣-エアトス 装備魔法 装備モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。 ラフェール「この効果により、バック・アップ・ガードナーの攻撃力は300ポイントアップする!」 バック・アップ・ガードナー ATK/500→300 ラフェール「これで準備は整った、 行くぞ!私はガーディアン・エアトスを攻撃表示で召喚する!!」 女性の姿をした最強のガーディアン、ガーディアン・エアトスが現れた。 ガーディアン・エアトス 風属性 天使族 ★8 ATK/2500 DEF/2000 「女神の聖剣-エアトス」が自分のフィールド上に存在する時のみ このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚する事ができる。 自分の墓地にモンスターが存在しない場合、このカードを生け贄なしで通常召喚する事ができる。 このカードに装備された「女神の聖剣-エアトス」を破壊する事で、 相手の墓地のカードを上からモンスター以外のカードが出るまでモンスターカードをゲームから除外する。 ゲームから除外したモンスターカードの攻撃力の合計分、 このカードの攻撃力がバトルフェイズ終了時までアップする。 このカードを墓地から特殊召喚する場合、「女神の聖剣-エアトス」が無くても特殊召喚する事ができる。 ラフェール「このカードは私の墓地にモンスターが存在しない場合、 生け贄無しで通常召喚する事が出来る。」 名蜘蛛「だからどうした!今更、そんなモンスターが出てきても遅いんだよ!」 ラフェール「・・・本当にそうかどうか試してやる!」 陽菜「ところで気になってたんだけど、ガーディアン・エアトスってどんな効果を持ってるの?」 流斗「それは俺も気になってた、颯太は知らないか?」 颯太「はい、知ってますよ。いいですか?ガーディアン・エアトスの効果は・・・、 はっ!そうか・・・、そうだったんですね! ラフェールという名前、どこかで聞いたことがあったと思っていたら・・・。 何故、今まで気付かなかったんでしょうか・・・。」 流斗「おい!どうしたんだよ颯太!」 颯太「思い出したんですよ!あの人のことを!」 陽菜「あの人ってラフェールのオジサンの事?」 颯太「はい。そもそも僕たちは考え違いをしていたんです。 2人はガーディアン・エアトスが最上級のレアカードだと言う事は知ってますよね?」 流斗「ああ。」 陽菜「うん、知ってるけど・・・。」 颯太「でも、2人はガーディアン・モンスターの事までは知らなかった。 何故でしょうか?」 流斗「それはお前が言っただろ。ガーディアン・モンスターは使っている人が少ないからって。」 颯太「違います。何故、その状況下でガーディアン・エアトスが最上級のレアカードとして扱われているか を聞いているんです!」 流斗「それは・・・、何でだ?」 陽菜「そういえば、何でだろう?」 颯太「過去にこのカードを使い戦っていた伝説のデュエリストがいたからですよ! その人は、デュエルキング武藤遊戯の前に、ドーマの3銃士のリーダーとして立ちはだかり、 一度はデュエルキングすらも彼に敗れたそうです。」 流斗「デュエルキングに勝った!?」 陽菜「もしかしてその人が・・・。」 颯太「はい、その人の名はラフェール。ガーディアンデッキ使いのラフェールです。」 名蜘蛛「何だと!?コイツがデュエルキングを倒したデュエリストだってのか!?」 流斗「本当なのか!?ラフェールさん!」 ラフェール「・・・昔の話だ。今の私にはオレイカルコスの力も残っていないしな。」 陽菜「凄い・・・、私、伝説のデュエリストって初めて会った。」 名蜘蛛「テメェがまさかそんなバケモノだったとはな・・・。 だがこれはチャンスだぜ。テメェを倒せば俺も伝説のデュエリストの仲間入りって訳だからな!」 ラフェール「・・・残念だが、お前に次のターンは存在しない。 このターンで決着が付くからだ!バック・アップ・ガードナーの効果を発動! このカードに装備された『女神の聖剣-エアトス』をガーディアン・エアトスに装備する!!」 バック・アップ・ガードナーに装備された「女神の聖剣-エアトス」は、 ガーディアン・エアトスの手に移動した。 バック・アップ・ガードナー 闇属性 獣族 ★4 ATK/500 DEF/2200 このカードに装備された装備カードを他のモンスターに装備する事ができる。 この効果は1ターンに1度しか使用できない。 バック・アップ・ガードナー ATK/800→500 ガーディアン・エアトス ATK/2500→2800 名蜘蛛「残念だったな!俺のダイヤモンド・スパイダーの方が圧倒的に強いぜ!」 ラフェール「・・・やはりお前は上辺だけの力しか見ていないようだな。 ガーディアン・エアトスの効果を教えてやろう。 ガーディアン・エアトスは装備された『女神の聖剣-エアトス』を墓地に送ることで、 相手の墓地の一番上から他の種類のカードが出るまでモンスターカードを除外していき、 そのモンスターの攻撃力の合計値をバトルフェイズ終了時までこのカードの攻撃力とする。」 名蜘蛛「何だと!?・・・でも残念だったな!俺の墓地の一番上にあるカードは『サイクロン』、 その効果は発動できないぜ!」 流斗「しまった!?これじゃ逆転は出来ない!」 ラフェール「そんなことは計算の内だ、 今こそフィールドに伏せられたこのカードを発動する! 『魂の解放』!!」 魂の解放 通常魔法 お互いの墓地から合計5枚までのカードを選択し、そのカードをゲームから除外する。 ラフェール「このカードは墓地に存在するカードを5枚までゲームから除外する魔法カード、 この効果により、お前の墓地に存在するカード5枚をゲームから除外する!!」 名蜘蛛「何だと!?」 名蜘蛛 墓地 サイクロン →ゲームから除外 地獄の金剛石 チェーン・サクリファイス アルティメット・コア ダイヤモンドの龍脈 ラフェール「・・・デュエルモンスターズの世界ではダイヤモンドや蜘蛛の糸などの、 地球上の強さの定理は通用しない、力はどの様なものにも宿るもの。 それらを積み上げることで生まれる結束の力は、どの様な力でも決して単体では勝つことは出来ない。 それを思い知る事だ!私はガーディアン・エアトスの効果を発動! 『女神の聖剣-エアトス』を墓地に送る事で、墓地のモンスターを上から除外し、 そのモンスターの攻撃力の合計値をこのカードの攻撃力とする! ラフェール「行くぞ!ガーディアン・エアトス!聖剣のソウル!!」 ガーディアン・エアトスが聖剣を天に向けて掲げると、一筋の光が聖剣から天に向かって伸び、 それにつられる様に名蜘蛛の墓地から、 蜘蛛の闘士ワイルド・スパイダー、ダイヤモンド・ドラゴン、SP-Z1 ランチャースパイダー の3体のモンスターが天に昇っていった。 ラフェール フィールド上 女神の聖剣-エアトス →墓地へ 名蜘蛛 墓地 蜘蛛の闘士ワイルド・スパイダー →ゲームから除外 ダイヤモンド・ドラゴン SP-Z1 ランチャースパイダー 名蜘蛛「俺のエースモンスター達が!?」 ラフェール「そして、除外されたモンスターの攻撃力の合計6000ポイントが エアトスの攻撃力に加算される!!」 ガーディアン・エアトス ATK/2500→8500 流斗「攻撃力8500!?これがガーディアン・エアトスの力か・・・。」 ラフェール「お前の犠牲にしたモンスターの力を思い知れ! 私はガーディアン・エアトスでダイヤモンド・スパイダーを攻撃する!」 名蜘蛛「ひっ!やめろ!来るな!!」 陽菜「いっけぇぇ、ラフェールのオジサン!!」 ラフェール「これで最後だ、ガーディアン・エアトスの攻撃! フォビデン・ゴスペル!!」 ガーディアン・エアトスは聖剣にエネルギーを収束し、ダイヤモンド・スパイダーに斬りかかった。 ○ガーディアン・エアトス ATK/8500 ×金剛蜘蛛-ダイヤモンド・スパイダー ATK/3600 名蜘蛛LP2500→0 ガーディアン・エアトスの放った斬撃は、ダイヤモンド・スパイダーを貫き、 名蜘蛛に襲いかかった。 名蜘蛛「グアァァァァァ!?」 名蜘蛛はガーディアン・エアトスの攻撃のショックで気絶してしまった。 ラフェール「気絶したか・・・、まあ、その方が都合がいい。」 そう言ってラフェールは名蜘蛛のデッキケースから1枚のカードを取り出した。 名蜘蛛が流斗から奪った「メタル・リフレクト・スライム」のカードである。 ラフェール「流斗といったな。これはお前のカードだ。」 ラフェールは流斗に「メタル・リフレクト・スライム」のカードを渡した。 流斗「あっ、ありがとうございました!」 流斗はラフェールからカードを受け取った。 陽菜「凄い!あの名蜘蛛を倒すなんて、オジサン、本当に凄い人だったんだね!」 颯太「僕からもお礼を言います。本当にありがとうございました。 もっと早くに気付くべきでした。あなたが伝説のデュエリストだという事に・・・。」 流斗「あの、俺、いくつか質問したいんですけどいいですか!?」 ラフェール「・・・悪いが、その時間はない。すぐにでも次の町に行きたいからな。」 流斗「えっ!?でも・・・。」 ラフェール「さらばだ。もう会うこともないだろう。」 ラフェールは流斗達に背を向けて歩き出した。 流斗「ちょっと待って!じゃあ1つだけ聞かせて下さい!」 流斗「何で俺たちを助けてくれたんですか!?」 ラフェール「言ったはずだ。ただの気まぐれだとな・・・。だが、」 陽菜「だが?」 ラフェール「だが、強いて言うなら、お前らが仲間との結束の力を信じていたから、 といった所だ。・・・私はもう行くぞ。」 流斗「ラフェールさん・・・。」 ラフェールはまた、歩き出した。 流斗達は頭を下げてそれを見送った。 そして、童実野町を去り、彼は新たな町へと向かった。 目的地のない彼の旅は、今、再び始まる事となる。 中編へ戻る。 展示室へ戻る。トップに戻る。
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脳内ヒロイン「星来 オルジェル」 読み:のうないひろいん「せいら おるじぇる」 カテゴリー:Chara/女性 作品:CHAOS;HEAD 属性:風 ATK:8(+1) DEF:8(-) 【登場】〔自分の【表】のキャラ1体を控え室に置く〕 三次元なんて信じちゃダメ! illust:5pb./Nitroplus NP-048 U 収録:ブースターパック 「OS:ニトロプラス1.10」 基本的なサイズを持つバニラの大型キャラ。 ギガロマニアックス 「星来 オルジェル」&「西條 拓巳」の代償であり、"ギガロマニアックス"デッキでの採用率は高い。
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ジェームズ・フランシスカスをお気に入りに追加 ジェームズ・フランシスカスのリンク #blogsearch2 ジェームズ・フランシスカスとは ジェームズ・フランシスカスの69%は果物で出来ています。ジェームズ・フランシスカスの12%は苦労で出来ています。ジェームズ・フランシスカスの8%は月の光で出来ています。ジェームズ・フランシスカスの7%は花崗岩で出来ています。ジェームズ・フランシスカスの2%は明太子で出来ています。ジェームズ・フランシスカスの1%は着色料で出来ています。ジェームズ・フランシスカスの1%は毒物で出来ています。 ジェームズ・フランシスカス@ウィキペディア ジェームズ・フランシスカス ジェームズ・フランシスカスの報道 gnewプラグインエラー「ジェームズ・フランシスカス」は見つからないか、接続エラーです。 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 ジェームズ・フランシスカスのキャッシュ 使い方 サイト名 URL ジェームズ・フランシスカスの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ ジェームズ・フランシスカス このページについて このページはジェームズ・フランシスカスのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるジェームズ・フランシスカスに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。