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烈火の恋歌 ~夢路~ 「…では」 ……さらばだ シグナムは少しだけ最後に少しだけ微笑み、背を向けた その背にややあってベナウィの声がかかった 「…最後に…最後に、一つだけ言わせて下さい」 シグナムは強いて振り返らなかった、静かに語るベナウィの言葉をその背に聞きながら、だが少しずつ歩み始めていた ざっざっざっざ…その歩みはやがて走りだし、夜の草の野を駆け出し、そして宙に舞い上がった 満月の空に舞い浮かぶ愛する人の孤影を眩しくベナウィは見上げていた 「ありがとう…感謝しています、私は…」 ベナウィはむなしく口を2,3開閉させ夜空を見上げた、まだ間に合う、それは言える だができなかった、もう、彼女には帰るべき場所と理由があり、私には守るべき国と約束があった 言葉とは…何と陳腐なものでしょう…いや、所詮私は…無骨な武人に過ぎないのでしたね… 「…かつて我が主は私に使命を …そして貴女は… 今また…私の生に意味を与えてくれました」 ありが…とう… もう一度ベナウィは呟いた 馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿 馬鹿だ、男はみんな馬鹿ばかりだ 「はぅ…ぁっ…ぅ……うぅ……うっ…ひっ…ぐ……」 飛びながら、シグナムの顔は泣き顔でくしゃくしゃだった、澄み渡る夜空、視界が朧に霞む ゆるやかな民族衣装が風にはためきポロポロと涙が散って後方に飛んで行く 一瞬シグナムは光輝き、その身を騎士甲冑に包んでいた 何かを振り切るようにシグナムはさらに速度を上げた、主の危機を救うために、その愛する世界を守る為に行かなくてはならなかった 「例え…ぁっ…っ…ぁ…でも……この身を炎に焦がそうとも……だけど…だけど…!」 風を切り飛ぶ、言葉にならない叫びが喉から上がってくる、嗚咽を飲み込む、そして、ずっと遠くに 懐かしいリンカーコアの反応が彼女を待っているのを感じた 遠ざかる小さな焔の破片が夕闇に消えて行く ベナウィは今やただ一人、ぽつんと草原に佇んでいた 夜風が草を撫で海鳴りのような音を鳴らした どうにもならない事だと理解はしていた、いつかこんな日がくる事を解っていた気がする あのシグナムに良く似た雰囲気の女性達が王都に降り立った日から …だが取り返しの尽かない決断をしたという思いは消えない…消えようもない 本当に今一人海原に置き去りにされた幼子のような心細さを感じて苦笑した、どうしようもない 「馬鹿ですからね…」ぽつりと言葉が漏れた「私は…」 そっと胸の子を抱き直す、男にしては長い前髪がかかり揺れた、ぼそりぼそりと呟く 「…かつて……我が主は地の底に沈み、そして今また…我が愛する人は天の彼方へ去りましたか…これは業… 私のやってきた事への報い…そういう事…なのでしょうね」 胸の子が少しぐずり目を開けた、ベナウィは指先でそっとあやした 「…ええ…不甲斐無い話です…一人の女性すら幸せにできませんでした…アナタの父としても…大変…申し訳無く…」 どうもそこから先の言葉が上手く続かなかった ベナウィは黙って小さく首を振った、その肩が小さく震えていた 不思議そうにその小さな瞳が見上げていた、赤子の頬にぽたぽたと暖かい水滴が落ちてきていた、月光の輝く夜 その父の表情はその子には逆光でよく見えなかった] 風が明るく晴れ渡った草原を吹き抜けた しゃがみこんでいた少女の後ろで束ねられたダークブルーの髪をなびかせた お嬢ぉ~…! 「ん?」 遠くから聞こえる声に顔を上げた 引き締まった肢体は少女が女性になりかかっている事を示す柔らかな稜線で柔らかく縁取られていた 切れるような眼差しを伏せ、併せていた手を離し立ち上がったその少女はこの『亜人間』の世界にあっては 本来存在しない姿で獣の耳も尾もなかった、それは彼女の母親の形質の遺伝のせいである ガチャリと腰のものが鳴った彼女の年齢にはまだ少しだけそぐわない大降りな異国風の長剣だ 少女をお嬢と呼ばわった太い声の主がずんずんと草を掻き分け少女の居る開けた土の場所に近づいてきた はぁはぁと息を継ぐその男は、中年から初老に差し掛かっただが歴戦を思わせる面構えの男だった 流石に少女の傍らに立つとようやくという感じで息を継いだ 「クロウか、おまえももう若くないのだから、だからあまり無理をするんじゃないぞ」 腕を組み、少女は涼しい顔で応じた、そんな少年ぽい仕草ですら健康的な女性特有の屈託の無い可愛さがある 「ク…、ぜぇぜぇ…クロウかじゃないですよ、勘弁してくださいお嬢… …貴女の身に何かあったらオレぁ、大将とあの人になんて申し開きしたらいいか…」 「父上と、…母上か」 少女は足元の二つの小さな墓標に目を落とし、次いで暫時空を見上げた、青いそらに雲が流れていた 「………」 「…お嬢?」 呼ばれた少女は母親譲りの青い瞳で同じ色の空を見つめしばらく無言だった 「クロウ…私の母上はな…生きているのだ…」 「…お嬢?…それは…」 「生きているのだ…この空の向こうで」 視線を落とし二組の石組みを見つめた 小さい時から物静かで優しい眼差しの父の膝で、その背に負ぶわされ聞かされた お前の母上は…ウィツァルネミテア、オンヴィタイカヤン…あるいはこの父も知らぬ… …神々の世界から来た天女だったのですよ…と (残念ながら父はその天女に見限られ、逃げられてしまいましたがね) 脳裏でそう話す父はいつも寂しそうに苦笑していた すらりと腰の長剣を抜き放った 真昼の強い日差しを眩しく跳ね返したその少女の握る剣はクロウには一瞬光の塊、いや陽炎のように焔が上がったように見えた 「………」 少女は未だ見ぬ母が残してくれたただ一つの絆を空にかざした、目を閉じる 「…母上はこの世か…あるいは違う世か…だが未だに、確かに居るのだ、…私には解る、お前も… きっといつか会えるのだと、そうだ、…そうだろう…レヴァンティン?」 静かに愛剣に語りかけた、その柄には『かあとりっじ』とよばれる物が仕込まれている 今はオンカミヤリュー族の法術によって軌跡の力を擬似再現してあった 「…お嬢」 ふいに少女の口元が小さく微笑んだ 「…だからその為にも、この世かあの世か、いずれかは知らぬがな… どこかに居る我が母上に…お知らせして差し上げねばならん点我が名を… そして父の事を…あの人がどんなに母上の事を思っていたのかをな…」 まったく父上も母上も… その口元が小さく呟いた 本当に不器用な人達だったな… くるりと振り向いた 「…ではいくぞクロウ、出陣だ!」 少女は軽く笑い、レヴァンティンを腰に収めると勢い良く草原へ駆け出して行った 国境近くに野党が群れを成し暴れているとの報告が王都に上がってきていた (わが名を天下に広める手始めには調度いいではないか) クロウにはそんな言葉が駆け行く背中から聞こえて来そうだった 「ちょ、ちょ、お、お嬢!」 クロウは一瞬立ち尽くしていた、そこにあの炎を纏ったようなあの女性が舞い戻ったかのように錯覚した 駆けて行くその姿、クロウの脳裏に かつてあの人がこの地に降り立ったあの日の事 不思議な技を使い、ベナウィ達の留守で手薄だったのをこれ幸いにトゥスクル周辺部の村々を荒し回った野盗を瞬く間に打ち倒して追い払ってしまった あの人の事を、あれから、そしてようやく駆けつけたベナウィ達と出会い、そして…それから… 「うぉ、いけね!」 ハッとしたクロウは駆け出すその姿の後を追い慌てて草むらを書き分け追いかけて行った 随分と時が流れた、彼の永遠の将、侍大将のベナウィがこの世を去ってから すでに10年の月日が流れていた、当時5つをようやく数えた幼子はクロウの手に託されていた 本当の子供以上にその子はクロウの宝となった、今見違えるほど成長して今老いが近づきつつある彼の前を疾っていた 「…どうこう言いつつ親子だよなぁ…」 ぼりぼりと頭を掻いた 「おそいぞクロウー」 笑い声が遠く駆けて草原に消えて行った べるかの剣士、炎の剣士 エヴェンクルガ族と並び、そんな不思議な異国風の不思議な響きの女剣士の名が 人々の口の端に昇るようになったのは ほんの少し、後の事であった 単発総合目次へ その他系目次へ TOPページへ
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ルートA-1 第一回放送までの死者 時間 死亡者 死亡話 殺害者 死因 最後の言葉 深夜 上条当麻 0011 幻想殺し殺し 園崎詩音 射殺 (は…どういう……こ………と……) 深夜 ジョルノ・ジョバァーナ 0019 不倶暗雲 春日歩 射殺 「スタンドがあれば、戦う展開に陥っても少しは安心だ。さて、行くか……ん? 」 深夜 一方通行 0023 一方通行 クレア・スタンフィールド 殴殺 「ガっ…………くそ……ったれ…が……」 深夜 イエロー・デ・トキワグローブ 0025 思い出の中で 無常矜侍 射殺 「レッドさ……ん…………ま……た会えて…………良かった…………………」 深夜 高槻巌 002 (無題002) サー・クロコダイル 乾燥死 「……―――来たか」 深夜 野比のび太 0016 笑顔 バラライカ 射殺 「それは賛成だけどドラえもんは悪魔なんかじゃないよ。22世紀からやってきたロボットなんだ!」 深夜 エルマー・C・アルバトロス 0016 笑顔 バラライカ 頭部切断 「わ、笑おう……、笑え、ば――……」 黎明 トウカ 0042 我はここに在り ミュウツー 腹部裂傷 「某は……聖上を守る刃……永遠に、貴方を守り抜く……剣と、ならん……」 黎明 桜田ジュン 0051 残されたものは一つ ベナウィ 刺殺 (僕は……………) 黎明 エルルゥ 0057 終わらない夢(前編) バラライカ 射殺 「ハクオロさん……」 黎明 ウソップ 0059 吉良吉影は静かに過ごせない 吉良吉影 爆殺 「ま……待てっ!まだ勝負はついてない!」 早朝 劉鳳 0076 海賊ロロノア・ゾロvsアルター使い劉鳳 リヴィオ・ザ・ダブルファング 射殺(AA弾頭) 「剛なる拳……伏龍、臥龍……」 早朝 フィーロ・プロシェンツォ 0085 炸裂―エクスプロード― バラライカ 射殺 「――誰か、いるのか」 早朝 ベナウィ 0086 黄金の精神は男の信念を打ち砕く ヴァッシュ・ザ・スタンピード 射殺 「せ……ょ……」 早朝 広瀬康一 0086 黄金の精神は男の信念を打ち砕く ベナウィ 刺殺 (ヴァッシュ、さん……これが僕、の……最、後の…………) 【残り50人】 殺害数 順位 該当者 人数 このキャラに殺された人 生存状況 スタンス 1位 バラライカ 4人 エルマー・C・アルバトロス、野比のび太、エルルゥ、フィーロ・プロシェンツォ 生存 マーダー(無差別) 2位 ベナウィ 2人 桜田ジュン、広瀬康一 死亡 マーダー(奉仕) 3位 園崎詩音 1人 上条当麻 生存 マーダー(奉仕) 春日歩 1人 ジョルノ・ジョバァーナ 生存 マーダー(無差別) クレア・スタンフィールド 1人 一方通行 生存 マーダー 無常矜侍 1人 イエロー・デ・トキワグローブ 生存 マーダー(無差別) サー・クロコダイル 1人 高槻巌 生存 マーダー(無差別) ミュウツー 1人 トウカ 生存 マーダー(無差別) 吉良吉影 1人 ウソップ 生存 ??(自分優先) リヴィオ・ザ・ダブルファング 1人 劉鳳 生存 マーダー(無差別) ヴァッシュ・ザ・スタンピード 1人 ベナウィ 生存 対主催 ルートA-2 第一回放送までの死者 時間 死亡者 死亡話 殺害者 死因 最後の言葉 深夜 ジョルノ・ジョバァーナ 0019 不倶暗雲 春日歩 射殺 「スタンドがあれば、戦う展開に陥っても少しは安心だ。さて、行くか……ん? 」 深夜 イエロー・デ・トキワグローブ 0025 思い出の中で 無常矜侍 射殺 「レッドさ……ん…………ま……た会えて…………良かった…………………」 深夜 高槻巌 002 (無題002) サー・クロコダイル 乾燥死 「……―――来たか」 深夜 野比のび太 0016 笑顔 バラライカ 射殺 「それは賛成だけどドラえもんは悪魔なんかじゃないよ。22世紀からやってきたロボットなんだ!」 深夜 エルマー・C・アルバトロス 0016 笑顔 バラライカ 頭部切断 「わ、笑おう……、笑え、ば――……」 黎明 トウカ 0042 我はここに在り ミュウツー 腹部裂傷 「某は……聖上を守る刃……永遠に、貴方を守り抜く……剣と、ならん……」 黎明 桜田ジュン 0051 残されたものは一つ ベナウィ 刺殺 (僕は……………) 黎明 エルルゥ 0057 終わらない夢(前編) バラライカ 射殺 「ハクオロさん……」 黎明 ウソップ 0059 吉良吉影は静かに過ごせない 吉良吉影 爆殺 「ま……待てっ!まだ勝負はついてない!」 早朝 劉鳳 0076 海賊ロロノア・ゾロvsアルター使い劉鳳 リヴィオ・ザ・ダブルファング 射殺(AA弾頭) 「剛なる拳……伏龍、臥龍……」 早朝 フィーロ・プロシェンツォ 0085 炸裂―エクスプロード― バラライカ 射殺(AA弾頭) 「――誰か、いるのか」 【残り54人】 殺害数 順位 該当者 人数 このキャラに殺された人 生存状況 スタンス 1位 バラライカ 4人 エルマー・C・アルバトロス、野比のび太、エルルゥ、フィーロ・プロシェンツォ 生存 マーダー(無差別) 2位 春日歩 1人 ジョルノ・ジョバァーナ 生存 マーダー(無差別) 無常矜侍 1人 イエロー・デ・トキワグローブ 生存 マーダー(無差別) サー・クロコダイル 1人 高槻巌 生存 マーダー(無差別) ミュウツー 1人 トウカ 生存 マーダー(無差別) ベナウィ 1人 桜田ジュン 生存 マーダー(奉仕) 吉良吉影 1人 ウソップ 生存 ??(自分優先) リヴィオ・ザ・ダブルファング 1人 劉鳳 生存 マーダー(無差別) 【第2回放送までの死亡者】
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うたわれるもの 散りゆく者への子守唄 AQUAPLUS 日めくりCD Vol.1 うたわれるもの 10-12月 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 日めくりCD うたわれるもの(10-12月)(Amazon) 発売元・販売元 発売元:株式会社ランティス 販売元:キングレコード株式会社 発売日 2007.09.26 価格 2857円(税抜き) 内容 使用上のご注意 10月1日 衣替えですよ! 10月2日 今日のお昼は… 10月3日 ん 10月4日 ベナウィ先生とカミュ 10月5日 トウカの御側役日誌 其之一 10月6日 酒の十徳の話 其之一 10月7日 ああ! 10月8日 男心と秋の空 10月9日 ヴォフ〜 10月10日 物知りクロウ 10月11日 朝御飯談義 10月12日 ヴォ? 10月13日 今日という一日 10月14日 お神酒 10月15日 トウカの御側役日誌 其之ニ 10月16日 ハクオロお兄ちゃん♪ 10月17日 ハクオロ……お兄ちゃん 10月18日 若様の秘密 10月19日 ペナウィ先生の授業 10月20日 頭髪の日だにゃも 10月21日 花は半開、酒は微酔 10月22日 カミュちー大変 10月23日 嫌よ嫌よも好きのうち 10月24日 トウカの御側役日誌 其之三 10月25日 侍大将のたしなみ 10月26日 発売記念日 10月27日 ベナウィ先生とハチミツ 10月28日 トウカの御側役日誌 其之四 10月29日 ムックルの爪研ぎ 10月30日 オンカミヤリューの役割 10月31日 10月の終わりに 11月1日 霜月の始まり 11月2日 お布団、暖めておきました! 11月3日 晴れの特異日 11月4日 ベナウィ先生からの課題 11月5日 ウルトリィとカルラ 11月6日 鍛錬!!! 11月7日 お鍋の日 11月8日 報告書 11月9日 ムックルとユズハ 11月10日 厠の日 11月11日 見つめあう二人… 11月12日 ベナウィ先生の解放 11月13日 酒の十徳の話 其之ニ 11月14日 賭け事 11月15日 七五三 11月16日 ハクオロさんのキュフーン 11月17日 エルルゥのヴィ・アウラウン… 11月18日 ドリィ・グラァのアハハハハハハハッ 11月19日 ユズハの夢 11月20日 ハクオロのお風呂 11月21日 クロウと子どもたち 11月22日 いい夫婦♪ 11月23日 勤労感謝の日 11月24日 危険と遊び 11月25日 ムックルとウルトリィ 11月26日 至高の料理 11月27日 おとーさん 11月28日 斬る!! 11月29日 僕達の秘密 11月30日 ムツミとお父様 12月1日 12月ですよ 12月2日 かくれんぼ 12月3日 妻の日 12月4日 ムックルとトウカの八つ当たり 12月5日 クロウの年齢 12月6日 姉妹たち 12月7日 オヤツ 12月8日 針供養 12月9日 ムツミともう一人のお父様 12月10日 間に合え! 12月11日 ムックルのお風呂 12月12日 ベナウィ先生、再び 12月13日 双子の日 12月14日 忠臣蔵 12月15日 身を美しく 12月16日 酒は飲んでも飲まれるな 12月17日 クリスマスまであと… 12月18日 ムックルの小屋 12月19日 大掃除 12月20日 嘘だ! 12月21日 ディーとカミュ 12月22日 トウカの御側役日誌 その後 12月23日 買い出し 12月24日 クリスマス・イブですよ、ハクオロさん♪ 12月25日 美味しいもの食べる日 12月26日 残務処理 12月27日 今年もあと僅か 12月28日 御用納め 12月29日 若様と共に! 12月30日 バタン、キュー 12月31日 良いお年を 備考
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支給品 トウカの刀 支給者 吉良吉影 所有者の変遷 吉良吉影→ロロノア・ゾロ→春日歩→アルルゥ→ライダー(イスカンダル)→ミュウツー 説明 トウカが愛用している刀。 初登場話 0020 小鳥遊無双? シゥネ・ケニャ 支給者 ベナウィ 所有者の変遷 ベナウィ→サカキ→ゼロ 説明 初登場話 0040 あり得る事、成し得る事、求め得る事…… カルラの大剣 支給者 水銀燈 所有者の変遷 A-2古城跡居館・2階客室に放置 説明 初登場話 0173 Free Bird(前編) 非支給品 エルルゥの首飾り 支給者 エルルゥ 所有者の変遷 エルルゥ→モンキー・D・ルフィと共に埋葬? 説明 エルルゥのもつ首飾り。 初登場話 033 上から来たぞ! 気をつけろ!
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ラスボス戦時のちょい台詞 両腕を撃破する前に本体を攻撃すると発生する会話。 腕輪、薬術を使って攻撃してみたがエルルゥには無い模様。 改行は原文を再現するために行っていますが見にくかったら勝手に直しちゃってください。 ウィツァルネミテア×ドリィ ドリィ 「そんな、矢が全部弾かれる…」 ドリィ 「っ……せめて、あの腕の邪魔さえなかった ら」 ウィツァルネミテア×グラァ グラァ 「そんな、全然効いてない!?」 グラァ 「そうか、あの腕に全部弾かれちゃうんだ…」 ウィツァルネミテア×オボロ オボロ 「クッ――まるで効いちゃいない」 オボロ 「腕を…その両腕を封じさえすれば。そうなん だな、兄者…」 ウィツァルネミテア×アルルゥ アルルゥ 「う~」 アルルゥ 「もう…ヤダ‥‥おと~さん‥‥おと~さん ‥‥」 ウィツァルネミテア×ベナウィ ベナウィ 「ッ――この程度では歯が立たないというこ とですか」 ベナウィ 「まずは、あの両腕を封じるしか無いようで すね」 ウィツァルネミテア×クロウ クロウ 「ッ~~、硬ぇ。今ので無傷だなんて、そりゃ ないですぜ」 クロウ 「しかも、あの腕に阻まれて思うように攻撃 できねぇ」 ウィツァルネミテア×カルラ カルラ 「さすが、あるじ様ですわ。力を封じている のにもかかわらず、傷一つ追わせることが出 来ないなんて」 カルラ 「ならばその腕、潰すしかないようですわね」 ※「追わせる」ではなく「負わせる」だが原文どおり ウィツァルネミテア×ウルトリィ ウルトリィ 「念が通らない…」 ウルトリィ 「ぁ…両の腕を封じる…そうなのですね、ハ クオロ様…」 ※術法で攻撃した時は発生しない ウィツァルネミテア×カミュ カミュ 「これじゃあ、駄目なんだ…」 カミュ 「え? おじ様…腕を…封じるの?」 ※術法で攻撃した時は発生しない ウィツァルネミテア×トウカ トウカ 「某の技が通じないっ!? そんな、これ程ま でとは…」 トウカ 「まず、あの腕を何とかしなくては…」
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【ハクオロ】 12 0026 招かれたもの ◆mk2mfhdVi2 ハクオロ、園崎魅音 0042 我はここに在り ◆YhwgnUsKHs ハクオロ、園崎魅音、トウカ、ミュウツー 0061 Beyond ◆WDKcDkBO8c ハクオロ、園崎魅音 0070 非情な覚悟と揺れるココロと ◆UcWYlNNFZY ハクオロ、園崎魅音 0091 皇と人と ◆UcWYlNNFZY 園崎魅音、ハクオロ 0104 limitations ◆TEF4Xfcvis 園崎魅音、ハクオロ、サー・クロコダイル、レッド、ライダー(征服王イスカンダル) 0123 私らしくあるためのImagine(幻想) ◆YhwgnUsKHs レッド、ハクオロ、御坂美琴、衛宮切嗣 0136 静かに訪れる色なき世界 ◆SqzC8ZECfY レッド、ハクオロ、衛宮切嗣、ライダー(征服王イスカンダル) 0148 地獄への道 ◆b8v2QbKrCM ハクオロ、ライダー(征服王イスカンダル) 0156 知人の奇妙な行動 ◆yvUxRPre9c ヴァッシュ・ザ・スタンピード、水銀燈、伊波まひる、新庄・運切、ロロノア・ゾロ、ハクオロ 0160 Working×Walking×Warning ◆b8v2QbKrCM ヴァッシュ・ザ・スタンピード、水銀燈、伊波まひる、新庄・運切、ロロノア・ゾロ、ハクオロ 0173 Free Bird(前編)(後編)Just wanna be(前編)(後編)call my name ◆YhwgnUsKHs ヴァッシュ・ザ・スタンピード、伊波まひる、水銀燈、ロロノア・ゾロ新庄・運切、ハクオロ、佐山・御言、小鳥遊宗太 【エルルゥ】 2 0033 上から来たぞ! 気をつけろ! ◆SH/Mp7eP/Q モンキー・D・ルフィ、エルルゥ 0057 終わらない夢(前編) (後編) ◆EHGCl/.tFA バラライカ、ラッド、ルフィ、エルルゥ、クーガー 【アルルゥ】 15 0015 幼女の奇妙な冒険~ファントムリーゼント~ ◆uStZkrHCmI アルルゥ、東方仗助、劉鳳 0036 正義-Justice- ◆YhwgnUsKHs アルルゥ、東方仗助、劉鳳 0065 プッツン共の祭典 ◆EHGCl/.tFA レヴィ、東方仗助、アルルゥ 0078 目覚めた朝に ◆WDKcDkBO8c 東方仗助、アルルゥ 0118 Survivorこの世のどんなことよりもやさしい力 ◆b8v2QbKrCM 東方仗助、アルルゥ、クリストファー・シャルドレード、北条沙都子、クレア・スタンフィールド、レヴィ、カズマ、ドラえもん 0130 喜怒哀嫌 ◆YhwgnUsKHs アルルゥ、クリストファー・シャルドレード、北条沙都子、レヴィ 0135 銃弾と交渉と ◆OQO8oJA5SE アルルゥ、クリストファー・シャルドレード、北条沙都子、レヴィ 0150 クリストファー・シャルドレードは一人淡々と考える ◆Wott.eaRjU]] アルルゥ、クリストファー・シャルドレード、北条沙都子 0157 私のお墓の前で泣かないでください ◆YhwgnUsKHs クリストファー・シャルドレード、北条沙都子、アルルゥ、ゼロ 0172 赤目と黒面(前編)赤目と黒面(中編)赤目と黒面(後編) ◆GOn9rNo1ts クリストファー・シャルドレード、北条沙都子、アルルゥ、ゼロ、グラハム・スペクター、ライダー(征服王イスカンダル) 0177 歩くような速さで ◆b8v2QbKrCM 北条沙都子、アルルゥ、グラハム・スペクター、ライダー(征服王イスカンダル) 0183 あなたへの手紙 ◆yvUxRPre9c 北条沙都子、アルルゥ、グラハム・スペクター、ライダー(征服王イスカンダル) 0192 すくわれぬもの(You can not save me) ◆GOn9rNo1ts 北条沙都子、アルルゥ、グラハム・スペクター、ライダー(征服王イスカンダル) 0193 When They Cry(前編)When They Cry(後編) ◆/VN9B5JKtM ミュウツー、北条沙都子、アルルゥ、グラハム・スペクター、ライダー(征服王イスカンダル) 0194 キミガタメ(I save you from anything) ◆GOn9rNo1ts ミュウツー、アルルゥ、ライダー(征服王イスカンダル)、ラッド・ルッソ、御坂美琴 【ベナウィ】 4 0040 あり得る事、成し得る事、求め得る事…… ◆WDKcDkBO8c ベナウィ 0051 残されたものは一つ ◆Wott.eaRjU 桜田ジュン、ベナウィ、ニコラス・D・ウルフウッド 0073 想いは簡単に届かない ◆TEF4Xfcvis 真紅、橘あすか、ベナウィ、モンキー・D・ルフィ 0086 黄金の精神は男の信念を打ち砕く ◆EHGCl/.tFA 広瀬康一、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、ベナウィ 【カルラ】 4 0037 上空50メートル ◆SqzC8ZECfY ドラえもん、カルラ 0058 ネズミの国 ◆/1LLBq1Ub2 古手梨花、ニコラス・D・ウルフウッド、ドラえもん、カルラ 0077 鳥だ!飛行機だ!いや、ドラだ! ◆YhwgnUsKHs カルラ、ドラえもん、春日歩 0103 微笑みの行方(前編)(後編) ◆Wott.eaRjU カズマ、春日歩、ドラえもん、カルラ 【トウカ】 2 008 走れトウカ ◆/c74aMEADc トウカ 0042 我はここに在り ◆YhwgnUsKHs ハクオロ、園崎魅音、トウカ、ミュウツー
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◆auiI.USnCE 投下作品 No. 題名 登場人物 009 陰日向に咲く 長谷部彩、ベナウィ 016 想いの契約 カルラ、藤林椋 021 残酷なアリアを歌え、壊れモノよ 来ヶ谷唯湖 028 もう一度君に会いたい 相楽美佐枝 036 小さなブリリアント 千堂和樹、姫百合珊瑚、西園美魚 039 私と辞書と神っぽい馬鹿と 二木佳奈多、直井文人 042 アイリスの花/Reason to be 伊吹公子、幸村俊夫 047 Come with Me!! 柊勝平、クーヤ 053 神の摂理に挑む者達 十波由真、伊吹風子、椎名、霜村功 057 表は裏に、裏は表に 向坂環、宮沢謙吾 059 少年と狐のポルカ グラァ、山田ミチル 064 死というものは 御影すばる、日向秀樹、姫百合瑠璃、オボロ、綾之部可憐 065 卑怯者はだあれ? 直枝理樹、早間友則、小牧愛佳 066 血塗れて、ただ、貴方達を想う 古河早苗 070 ただ、幸せな、笑顔 芳野祐介、藤巻、菜々子 076 死と狂いと優しさのセプテット 柊勝平、クーヤ、野田、牧村南、御影すばる、日向秀樹、片桐恵 078 Strange encounter ルーシー・マリア・ミソラ、TK 080 白光の中の叫び 古河渚、竹山、笹森花梨、藤林杏、ハクオロ 085 天使の羽の白さのように ベナウィ、長谷部彩 088 インモラリスト 朱鷺戸沙耶、草壁優季 096 温もり 香月恭介、須磨寺雪緒、岡崎直幸、古河秋生、二木佳奈多、直井文人 102 真っ直ぐに駆け抜けて/温かい思いで導いて 千堂和樹、姫百合珊瑚、西園美魚 103 終わった世界で壊れた少女が歌う小唄 笹森花梨 108 何故か、夕日が眩しいと感じたのだ。 クロウ、可南子 110 出逢ったのなら……仕方ない……よね? 坂上鷹文、笹瀬川佐々美 113 doll 立華奏(harmonics1)、オボロ、姫百合瑠璃、綾之部可憐 114 例え、届かなくても 遊佐、高瀬瑞希 116 風は春色 河野はるみ、ドリィ 117 第一回放送 ディー 121 未練という叶わぬ哀しい願い 伊吹風子、相楽美佐枝、十波由真、椎名枝里 122 二人だけの楽園 直枝理樹、小牧愛佳 124 アンドロイドは電気羊の夢を見るか? イルファ 125 ただ、御許で、永遠に、咲き誇って エルルゥ、トウカ 127 紅い紅い夕陽が沈む中で 宮沢謙吾、向坂環、来ヶ谷唯湖 129 喝采すべき、英傑の唄 シルファ、三枝葉留佳、音無結弦、立華奏、岡崎朋也、春原芽衣、折原志乃、香月恭介、須磨寺雪緒、芳野祐介、カルラ 135 泣けない貴方の為に、私が出来る事 長谷部彩、ベナウィ 136 終わった世界で何もかも終わる 能美クドリャフカ、古河渚 138 護るということ(Ⅰ) 千堂和樹、姫百合珊瑚、西園美魚、クロウ、河南子 139 survive song 関根 登場させたキャラ 3回 長谷部彩、ベナウィ、千堂和樹、姫百合珊瑚、西園美魚 2回 柊勝平、御影すばる、日向秀樹、クーヤ、オボロ、二木佳奈多、直井文人、 千堂和樹、姫百合珊瑚、西園美魚、笹森花梨、姫百合瑠璃、綾之部可憐、来ヶ谷唯湖、 十波由真、伊吹風子、椎名、相楽美佐枝、直枝理樹、小牧愛佳、宮沢謙吾、向坂環、 香月恭介、須磨寺雪緒、カルラ、芳野祐介、古河渚、クロウ、可南子 1回 藤林椋、遊佐、高瀬瑞希、河野はるみ、伊吹公子、幸村俊夫、霜村功、野田、牧村南、山田ミチル、 片桐恵、ルーシー・マリア・ミソラ、TK、早間友則、古河早苗、ハクオロ、エルルゥ、トウカ、グラァ、ドリィ、ディー 藤巻、菜々子、竹山、藤林杏、坂上鷹文、笹瀬川佐々美、立華奏(harmonics1)、 朱鷺戸沙耶、草壁優季、岡崎直幸、古河秋生、イルファ、音無結弦、三枝葉留佳、シルファ 春原芽衣、折原志乃、岡崎朋也、立華奏、能美クドリャフカ、関根 コメント
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【名前】エルルゥ 【出典】うたわれるもの 【種族】人間(亜人) 【性別】女性 【口調】一人称: 二人称・三人称: 【性格】 【備考】 以下、マルチジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 エルルゥの本ロワにおける動向 初登場話 033 上から来たぞ! 気をつけろ! 死亡話 057:終わらない夢(前編) 登場話数 2話 スタンス 対主催 現在状況 一日目黎明に死亡 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 アルルゥ 仲間 アルルゥ 妹 ロワ内では再会せず ベナウィ 仲間 ベナウィさん 仲間 ロワ内では再会せず カルラ 仲間 カルラさん 仲間 ロワ内では再会せず トウカ 仲間 トウカさん 仲間 ロワ内では再会せず ハクオロ 仲間 ハクオロさん 仲間、恋人(?) ロワ内では再会せず モンキー・D・ルフィ 仲間 ルフィさん 行動を共にしていた 033 上から来たぞ! 気をつけろ! ラッド・ルッソ 敵対? バラライカとの戦闘を目撃する 057:終わらない夢(前編) バラライカ 敵対 奇襲を受け殺害される 057:終わらない夢(前編)
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◆z5z0unhh5U 投下作品 No. タイトル 登場人物 06 The Joy of Haruhi Suzumiya 涼宮ハルヒ、キョン、朝比奈みくる 07 A Photo of Admire 川嶋亜美、一方通行、フェイト・テスタロッサ 13 -Evil Flower - 櫛枝実乃梨、サブラク、桂ヒナギク 19 Water Boy Brave Story 平賀才人 23 Magus in Grandguignol 真紅、霧雨魔理沙 29 Banjo Frenzy 萩原雪歩、綾崎ハヤテ 35 Quo Vadis ベナウィ、翠星石、上条当麻 登場させたキャラ 1回 涼宮ハルヒ、キョン、朝比奈みくる、川嶋亜美、一方通行、フェイト・テスタロッサ、櫛枝実乃梨、サブラク、桂ヒナギク、平賀才人、真紅、霧雨魔理沙、萩原雪歩、綾崎ハヤテ、ベナウィ、翠星石、上条当麻 コメント
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散りゆくものたち◆/Vb0OgMDJY 和机にうず高く積まれた紙の山。 それは机と言う領域を乗り越え、床の上にまで侵食し、そこに机の上のそれと同等の高さにまで山を築き上げている。 その山の一つが、シャッ、シャッと紙を捲る音と共に、一定の間隔で低くなっていき、その隣に同じ間隔で新しい山が築き上げられる。 その音の発生源は、一人の男。 和机の前に腰を下ろした男が、片方の手で一心不乱に紙の山を減らし、もう片方の手に握った筆で何事かを書きつけ、その横に積み上げる事によって音が奏でられている。 …やがて、一つの山が完全に姿を消し、そこにあった山が隣に同じ大きさの山を築き終わる。 そして、男は間を空けずに、次の山を崩しに掛かる。 男は、その作業を延々と続けていたが、ある時ふと顔を上げた。 ドスドスっという徐々に大きくなる異音が、男の居る部屋へと近づいて来たからである。 その異音、足音の主は部屋の前まで至ると、無遠慮に扉を開いた。 そこに現れたのは、鎧を身に纏った精悍な顔つきの大男。 尖った耳と、顔に刻まれた大きな刀傷が外見を特徴付けている。 「大将、そろそろ時間ですぜ」 大男は、扉を開いた時の無遠慮な態度そのままに、部屋の主に告げる。 「そうですか」 それらの態度には構わず、男は片手に握っていた筆を机に置き、すぐさま立ち上がる。 そうして、僅かにのびをした後、 「行きますよ、クロウ」 とだけ告げて、大男―クロウの返事を待たずに、部屋から出る。 「へいへい」 というクロウの答えが、その後に聞こえた。 ◇ 謁見の間。 国の皇たる相手と会うために使われる大部屋。 その中心に、一人の女性が居た。 その場所に居る以上、この女性こそ今から皇と謁見する相手なのであろう。 長い金の髪、母性の象徴たる豊かな胸、僅かに憂いを秘めた美しい貌。 どれをとっても特徴的ではあるが、それらを差し置いてまず人目を引くのは、女性の背中の、白く美しい翼の存在であろう。 その翼こそ、この大陸において調停者と称される『オンカミヤムカイ国』のオンカミヤリュー族たる証。 そうして、この女性はそのオンカミヤムカイ国の第一皇女、名をウルトリィといった。 女性の表情は険しい。 その表情からでも、この会合は余り友好的なものでは無いと伺える。 その顔は、玉座…ではなく、その横に立つ一人の男へと向けられている。 見ると、本来謁見を行うべき皇の座る筈の玉座には、誰も居ない。 そうして、ウルトリィも、男も、この場にいる全ての人間も、それを当然の事と受け止めている。 「それでは…これでお別れになりますね、ベナウィ様」 長く、意味の無い儀礼が終わり、女性は最後の挨拶を述べる。 そう、『最後』の挨拶。 オンカミヤムカイより大使としてトゥスクルに滞在していたウルトリィ皇女に、帰国の時が訪れたのだ。 「いえ、長きに渡る助力に感謝しております」 男―ベナウィはそう礼を返す。 本来は、皇たるものが返すべき返礼は、ベナウィの口から発せられる。 玉座の傍らに立つベナウィこそ、現在、主不在なトゥスクルをを事実上統べる位置にあるのだ。 ある日、トゥスクル国にて皇たるハクオロ及び重臣数名が失踪。 その中には、ウルトリィの妹であるカミュも含まれていた。 以前に、ウルトリィも含めて数人でナ・トゥンクへと旅立った出来事もあったが、その時とは違い置手紙も存在しておらず、移動手段すら定かでは無い。 懸命の捜索にもかかわらず、手掛りすら掴めていない。 原因不明の現象ではあり、続発する気配の無いものではあったが、それでもオンカミヤムカイの皇女が行方不明になったのは事実。 そのような危険な国に、跡継ぎたるウルトリィを滞在させておく訳にはいかないという判断により、彼女に帰国の命が下ったのだ。 公的には、オンカミヤムカイはトゥスクルに対して、調停者としての立場を崩してはいない。 だが、元より二人の皇女が滞在していたという時点で、ある程度の厚遇であった事は事実。 その恩恵が無くなるどころか、カミュの行方不明によってむしろ不利に扱われる可能性すら存在する。 皇が不在なところに追い討ちにしかならない。 が、その事を理解していても、ウルトリィには他に選択できる道は無い。 ウルトリィとて、カミュや親しい友人達の安否が気がかりであったが、それでも皇女という立場では、残る事など出来る筈も無い。 むしろ、今日までの数日間、トゥスクルに残り続けていたことが彼女の出来うる限りの抵抗であったのだろう。 「少しでも早く、皆様の無事が確認できることを祈っています」 そう、話を締める。 (……しらじらしいですね) 顔には出さず、心の中で呟く。 そう、この会話は無意味なモノでしかない。 少なくとも、ウルトリィ、ベナウィ、そしてクロウの三人にとっては。 ◇ 「失礼…します」 挨拶をして、部屋に入る。 痛いほどの静寂、触れただけで割れてしまいそうなほど透明な空気。 その部屋には、静謐な空気が満ちていた。 「ウルトリィ様…」 部屋の中に居た双子の片割れ―ドリィが、訪問者を見て取り、立ち上がる。 それを片手で制して、ウルトリィは部屋の奥、この部屋の主が伏せる寝台へと移動する。 寝台の少し前に座っていたもう一人、グラァがウルトリィの為に場所を空ける。 その動きに、寝台の端で丸くなっていた白い獣が、僅かに顔を挙げ、ヒクヒクと鼻を鳴らし、そうして再び蹲る。 ここ数日、もはやそこが定位置となった獣の動きに、寝台の主が反応する。 「…ウルトリィ…さま」 僅かに、ウルトリィの方に顔を向けたのは、目を瞑ったままの少女。 「お体はどうですか…ユズハさん」 ウルトリィの訪問に対して、体を起こそうとする少女を制しながら、告げた。 …聞く必要など、無い。 誰の目にも明らかな事実。 少女は、もう、長くは無い。 元より、長くは無い身体。 ソレを永らえさせていた薬師は、この国の主達と共に消え、またその身体を蝕む病を抑える方法も、同時に消えた。 最早、彼女の体を長らえる方法は無い。 だが、彼女の体の急激な衰えは、身体的な物だけでは無い。 彼女の心が、急激に生きる力を喪っていった事が、最も大きな要因だろう。 ユズハを包んでいた世界は、壊れた。 彼女を庇護し続けていた兄も、共に過ごした友人達も、密かな想い人も、全ては消えた。 今残っているのは、兄を慕っていた双子と、友人の匂いが残る獣…いや別の友人のみ。 彼らに責は無い。 現に、ユズハの為に、今も傍にあり続けているのだから。 いや、彼らだけでは無く、ベナウィも、クロウも、ウルトリィ本人も、幾度と無く彼女の元に足を運んでは、元気付けようとした。 だが、それはあくまで残滓でしか無い。 彼女に生きる力を与えていたモノは、今はもう無いのだ。 「夢を…見ました」 少しして、ユズハが弱い声で喋りだす。 最早、彼女には声に力を込めることすら困難なのだ。 「……夢…ですか?」 少女の意図がわからず、ウルトリィは疑問を返す。 そもそも、今回ウルトリィがユズハの元を訪れたのは、彼女が話したい事があると告げられたからだ。 だから、少女の意図は未だわからない。 「カミュちゃんの、夢を見ました」 「え……」 ウルトリィは僅かに大きな声を出してしまう。 夢を見る。 それは、別段おかしな事では無い。 だが、ユズハがわざわざウルトリィに告げるほどの事柄では無い筈だ。 「ハクオロ様は、亡くなられたそうです」 少ししてユズハは、更に小さい声で告げた。 「!……」 ◇ 暖かい間隔に、ふと目を開く。 おかしな事だ。 そもそも、わたしは目を開いた事など無いのに。 けど、何故かその時だけは目を開いた。 見える筈なんて無いのに、何故か見える気がしたから。 そうして、目の前には知らない筈の女の子が立っていた。 そもそも、顔を知っている相手など、一人もいないのだけど、その子の事は知らないと理解できた。 でも、 「カミュ…ちゃん」 見たことも無い、本人とも思えない相手なのに、何故だか自然と声が出た。 それが、正解なんだって、解った。 「ごめん…ユズハちゃん」 カミュちゃんが謝る 表情は変わらないけど、とてもすまなそうな顔だった。 「お兄さん…もう、帰れないんだ」 声の調子も、とても悲しそうだった。 「おじさまも、アルちゃんも、みんな死んじゃったんだ」 カミュちゃんは続ける。 とてもすまなそうに、 「そして、私ももう、帰れない。 姉さまに、御免なさいって言って」 悲しそうに、 悔しそうに、 告げた。 そうして、静寂。 なぜだろう、わたしには、それが本当の事なんだろうって理解できた。 …悲しくは、無かった。 何故か、覚悟は出来ていたから。 そうやって、少しの間静かに向かい合っていて、 「ただ、一つだけ」 また、カミュちゃんが告げる。 「もう、こんな事は起きないから。 お父様が…死んじゃったから」 そうして、カミュちゃんは羽を広げる。 黒い羽が、辺りに舞い散る。 「だから、もう、こんな悲しい出来事はお終い。 何の救いにもならないけど…でも、それだけは確かな事」 そして、飛び立とうとするカミュに 「待って…」 声を掛けた。 ◇ 「兄様は、亡くなられてしまったのですね…」 言葉を無くすウルトリィに構わず、ユズハは続ける。 「ハクオロ様も、アルルゥちゃんも、エルルゥ様も、カルラ様も、トウカ様も」 傍に控えている双子も、何も言えない。 ただ、少女だけが告げる。 「『御免なさい』と、カミュちゃんは言っていました。 ウルトリィ様に伝えて欲しいと」 そうして、ユズハの話は終わった。 ◇ 追憶は、ここで終わる。 その数日後、ユズハは亡くなった。 彼女を見取った双子も、既にこの国には居ない。 獣は、既に森へと帰っていった。 ユズハの告げた内容は、何の根拠も無いもの。 だが、それがおそらく事実なのだということが、何故だか理解できてしまった。 その事実は、既にベナウィ達も承知している。 だからこそ、この会話も、現在も続いている捜索も、全ては無意味な行為でしかないのだ。 それでも、国としてはそのような不確かな事実を認めるわけにはいかない。 だからこそ、彼女は自身の欺瞞を強く感じるのだ。 「それでは、ウィツァルネミテアの加護のあらん事を」 そうして、無意味な会話は終わる。 その言葉が、更に自身の心を削る。 加護など、最早望む事は出来ない。 彼女の考えが正しいのならば、ウィツァルネミテアこそがこの国の皇を、彼女の妹を奪ったのだから。 それでも、彼女はオンカミヤムカイの皇女として、責務を履行する。 感情など表に出さず、ただ大使としてこの国での最後の役割を終えた。 ◇ 和机にうず高く積まれた紙の山。 それは机と言う領域を乗り越え、床の上にまで侵食し、そこに机の上のそれと同等の高さにまで山を築き上げている。 その山の一つが、シャッ、シャッと紙を捲る音と共に、一定の間隔で低くなっていき、その隣に同じ間隔で新しい山が築き上げられる。 その音の発生源は、一人の男。 和机の前に腰を下ろした男が、片方の手で一心不乱に紙の山を減らし、もう片方の手に握った筆で何事かを書きつけ、その横に積み上げる事によって音が奏でられている。 …やがて、一つの山が完全に姿を消し、そこにあった山が隣に同じ大きさの山を築き終わる。 そして、男は間を空けずに、次の山を崩しに掛かる。 男は、その作業を延々と続けていたが、ある時ふと顔を上げた。 ドスドスっという徐々に大きくなる異音が、男の居る部屋へと近づいて来たからである。 (そういえば、ここしばらくクロウの足音でしか、執務を中断することはありませんね) ベナウィはそう思考しながら、副官を、今となっては唯一の友を迎える 「大将! 西が動いたぜ!!」 開口一番、クロウは告げる。 蹴破らんばかりの勢いで扉を開き、部屋中を満たすほどの大声で叫ぶ。 最も、その勢いとは裏腹に、クロウの態度は平静そのものだ。 「…やはり、ですか」 その声を受けるベナウィも、平静そのものだ。 『エルムイがクンネンカムイへと侵攻』 西方の大国であるクンネンカムイへの、武力侵攻。 小国であるエルムイが、単独でそのような無謀な戦を行うはずが無い。 その背後には間違いなくクンネンカムイに並ぶ大国、ノセシェチカの影がある。 この大陸において、三大強国と呼ばれる内の二つの戦いとなれば、それは当事者だけには留まらない。 間違いなく、最後の一つである、シケリペチムも動くだろう。 そして、その目的は、このトゥスクルである可能性が高い。 シケリペチム皇たるノウェは、ハクオロの失踪により興味を失ったとはいえ、トゥスクルとは戦争状態にあったからである。 「直に、軍儀を開かなければなりませんね」 「おう、もう準備は出来ていますぜ!」 立ち上がり移動するベナウィに、クロウが付き従う。 シケリペチムとの戦となれば、トゥスクルの全戦力を動員しなければならないからだ。 そうして急ぐベナウィの背に、 「……大将……」 クロウらしからぬ、弱い声が掛かる。 「その話は何度もした筈です。 それに、今行っても何の意味もありませんよ」 その目的は解っている。 ベナウィに皇位について欲しいと言う懇願である。 この数ヶ月、何度も繰り返された問答である。 「だけどよ、戦争だぜ! 今度ばかりは旗印が居ないとよ!!」 クロウの言い分は正しい。 このトゥスクルという国の安定を考えれば、ベナウィが皇位につき、当面の安定を図るべきなのだ。 だが、元より新興国であるトゥスクルは様々な問題を内外に抱えている。 そうして、ベナウィは、元は圧制を行っていた旧支配者の側の人間であり、彼が国を継げば不満が噴出するのは、ほぼ確実と見られていた。 「……今は、そんな問答を繰り返している暇はありません。 急ぎますよ」 立ち止まったクロウには構わず、ベナウィは先に進む。 それを見て、クロウはしばし立ち止まる。 彼とて理解している。 「ああ、そうだよ。 ……この国の皇は一人しか居ないんだって事ぐらいは解ってるよ」 そう、元よりトゥスクルの皇は一人しか居ないのだ。 ならば (…皇を失った国は……) 不吉な予感にかぶりを振り、クロウはベナウィの後を追った。 ◇ ふと、懐かしい匂いを感じた 彼は、目を開く。 空には、大きな月が輝いている。 本来なら、眠りに就いている時刻。 だが、彼は気まぐれに身を起こし、眠気の残る体で、移動し始める。 夜気に、僅かに体を震えさせながらも、歩みは止まらない。 そうして、徐々に加速しながら、匂いを追う。 森を抜け、平地を駆け、かつて居た場所を通り越し、 やがて、彼が偶に足を運ぶ場所。 丘の上の小さな石の傍に足を運ぶ。 懐かしい匂いは、そこにあった。 「……………」 匂いの主は、何事かを告げる。 だが、元より彼には言葉は通じない。 だから、彼は態度で返す。 懐かしさから、歓喜の感情を込め、彼は吼えた。 高く… 高く…… 空に、彼方に届くように、高く… ◇ (約束…守れたのかな) 最後に残った友達の声を聞きながら、彼女は思考する。 あの時、彼女に告げられた最後の願い。 (帰ってきて…) (私たちの元に…帰って来て。 そして、自分で謝って……。 心配掛けて、御免なさいって) それだけを頼りに、残された僅かな力だけで、帰ろうとした。 少しずつ、這うように、懸命に、歯を食いしばって。 そうして、漸く、この場所まで帰りついた。 もう、長くは持たない。 元より、あの時に消え去ってしまう程度の力しかなかったのだから。 約束を果しに行く時間なんて無い。 だけど、 だから、これだけは言わないと。 「…ただいま」 【ギャルゲロワイヤル うたわれるもの 散りゆくものへの子守唄 了】 214 手を取り合って飛び立っていこう 投下順に読む 216 今日、この瞬間、この場所から始まる 214 手を取り合って飛び立っていこう 時系列順に読む 216 今日、この瞬間、この場所から始まる