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デフォルトですが一応。 ソースの一部抜粋 例としてLV40WIS20のサンプル有 int dark = (int) (10 + (pc.getLevel() * 0.8) + (pc.getWis() - 6) * 1.2); ダークストーンにするには、10+貴方のLVの80%と貴方のWIS値から6を引いたものを120%したものが成功率(最低成功率は10%) SAMPLE 10%+LVボーナス32%[(40*0.8)]+ WISボーナス16.8%[(20-6)*1.2] なので成功率は58.8% int brave = (int) (dark / 2.1); ブレイブストーンは、ダークストーンの確率の1/2.1で成功する。 SAMPLE 58.8%/2.1 で 28% int wise = (int) (brave / 2.0); ワイズストーンは、更に1/2.0した確率で成功する SAMPLE:28%/2.0 で 14% int kayser = (int) (wise / 1.9); カイザーストーンは、更に1/1.9した確率で成功する SAMPLE:14%/1.9 で 7.3% 合算値:LV40WIS20DEの場合 黒魔石からブレイブストーンまで成功する確率は16.46% 黒魔石からワイズストーンまで成功する確率は2.3% 黒魔石からカイザーストーンまで成功する確率は0.1679%
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ブレイブストーリー 原作:宮部みゆき 監督:千明孝一 脚本: 大河内一楼 脚本協力:吉田玲子 絵コンテ:千明孝一 大橋誉志光 前田真宏 キャラクター原案:草彅琢仁 設定原案:大橋誉志光 田中雄一 前田真宏 植田均 千羽由利子 キャラクター設定:千羽由利子 植田均 中山勝一 神戸洋行 美術設定: 小林誠 植田均 村田峻治 平澤晃弘 塩澤良憲 小倉宏昌 モンスター設定:寺田嘉一郎 幻海文字デザイン: 小林武人 デザイン協力: 白井宏旨 坂本雄二 國枝佳典 演出 大久保富彦: 橋本幸雄 別所誠人 前田真宏 演出助手: 石川俊介 市村徹夫 作画監督 山形厚史 藤沢俊幸 和田高明 鈴木俊二 奥田 淳 寺田嘉一郎 斉藤英子 香川久 神戸洋行 田中雄一 皆川智之 加藤優 増尾昭一 丹沢 学 児山昌弘 細越祐治 堀内修 川畑えるきん 吉川真一 動画検査 坂本豊 市万田千恵子 関根保浩 白井 順 江野沢柚美 日向美香 宮田知子 大田久美子 近藤梨恵 中野江美 中嶋智子 佐藤可奈子 アニメーター 戸倉紀元 奥田 淳 丹沢 学 児山昌弘 細越祐治 野崎真一 菅井翔 矢吹佳陽子 桜井邦彦 松原秀則 荒川眞嗣 宮崎康子 増尾昭一 神戸洋行 中山勝一 大橋誉志光 寺田嘉一郎 加藤優 長沼範裕 皆川智之 植田 均 山形厚史 香川 久 稲垣隆行 大塚八愛 熊膳貴志 西澤千恵 佐藤陽子 江上夏樹 満仲 勧 竹田逸子 薮野浩二 谷口繁則 日下岳史 田中誠輝 河野悦隆 坂本修司 朝井聖子 木村友美 西田亜沙子 織岐一寛 佐藤雄三 斉藤隆一 菊池聡延 竹内一義 川畑えるきん 福田道生 門智昭 小田真弓 吉田隆彦 荒川直樹 村谷貴志 阿部美佐緒 高橋英樹 江本正弘 水村良男 小平喜平 佐藤雅将 前田真宏 千羽由利子 別所誠人 高木信一郎 星和伸 堀内博之 三島利佳 松島 晃 朝来昭子 斎藤 久 桑原美佐 岡 辰也 森前和也 安西隆史 高橋典子 三輪和裕 米本亨 安彦英二 加藤 剣 鮫島寿志 森 幸子 吉田 徹 筆坂明規 安食 佳 小原渉平 内田真樹 山中正博 山本晃宏 テレコムアニメーションフィルム 友永和秀 末永宏一 宮本佐和子 野口寛明 中路景子 富沢信雄 永作友克 池添隆博 森光恵 高田洋一 小野 旭 小森谷佳美 金辺彩 白井裕美子 竹下南姫 片瀬智子 荻野良明 飯盛夏子 宮川かおり 三浦公裕 原則子 スタジオパルム 安曇俊平 井川麗奈 片山智則 加藤義貴 児玉 亮 酒井晴世 柴田則子 野村葉子 平林 孝 三浦弘二 村上ともみ 本山浩司 横田晋一 渡辺浩史 都竹隆治 新垣一成 椎名律子 柴田達也 茶山隆介 福井智子 アニメアール さのえり 高井浩一 津熊健徳 新田知子 森田岳士 山本祐子 原田大基 池田早香 山本健一郎 松雄真彦 川村有希 川村幸紀 藤原巧和 上田恵未 松井仁美 スタジオ・ライブ 竹内杏子 湯川 純 渡辺敦子 真壁 誠 石渡清美 滝澤初美 永田亜美 石川 舞 スタジオマーク 野道佳代 山内恵美佳 小林里恵 櫻井祥恵 竹内真弓 戸澤美紀 仁井宏隆 丹羽佑弥 長谷川容子 舟木翔一 森 淳 柚木英里 吉田典子 渡辺百合彦 スタジオ・ムー 藤原りえ 木元淑恵 福永智子 南部広海 富永里都 古住千秋 廣瀬誠 スタジオMAT 松坂定俊 大野泰江 奥田 延 口井令佳 盛田詩絵 中村プロダクション 渋谷 勤 岩上由武 野村洋平 塚本歩 すたじおガッシュ 斉藤裕之 新井達郎 福山剛史 荒木プロダクション 平川亜喜雄 U-NI ANIAMTION Lim Jin-Wook Kim Eun-Young Choi JAi-Hun Yang Yong-Joon Ok Dong-Shick Ko Youn-Hee Kim Soo-Hyen Choi Yoon-Seon Kim Jae-Hyung 李 珍姫 李 尚敏 朴 美羅 柳 瑄嬉 高田小知代 酒井みゆき 矢野美幸 星 公子 櫛引菖子 赤井方尚 覚張真弓 竹之内節子 東 裕子 小宮山純子 馬渡久史 足立みい子 岩佐千津子 岡崎直子 鈴木まり子 渡辺美佐 たくらんけ 寺田久美子 伊藤かおり 西河広美 稲田俊子 小澤理彦 松本健太郎 服部夏美 何曽仁美 西加奈世 関戸良恵 水津太盛 藤谷尚子 田中英美 スタジオダブ 藤井芳徳 大島 翼 成田 暁 スタジオディーン 渡辺 望 小松彩子 河野依里子 松田知恵子 粕川智美 奥村真奈美 篠田麻由 Production IG 佐藤由紀 道解慎太郎 Kimu Yoonji 豆塚 隆 中山みゆき 京極義昭 増田由希 石川真理子 斉藤言栄 河島裕樹 根布晴代 篠田知宏 松下将大 木下美香 下妻日紗子 耳浦朋彰 Hong ChangHee 酒井怜子 溝呂木理恵 菅田朋子 近藤育代 ラジカル・パーティー 寺田眞大佐子 高橋幸江 平間久美子 作楽クリエイト 川上康明 萩原真実 小嶌エリナ 徳永香織 坂口竜太郎 篠田美幸 スタジオ ワンパック 新子太一 石森愛 岩田芳美 久保田麻友 杉浦圭一 仁田野圭介 林奈緒子 本多みゆき 山村俊了 森本和郎 山田香央里 吉田 真 スタジオギムレット 桂 仁志 藤井裕子 上田実加 浦上直穂美 梅田典子 大下知之 萩尾圭太 山本浩代 加藤里香 木村都彦 アングル 田中 仁 勝山公子 田中弥絵 熊須美桂 増田麻美 松下和也 笠野充志 佐藤篤志 山下昌士 清水 佳 Wish 山田裕子 敷田エリ 丸山 収 鈴木泰子 山内絵理子 藤井 瞳 伊藤裕次 外谷 章 石井康雄 アニメ・スポット 岩井伸之 小林有希子 沢田圭子 神谷友美 館山富美子 山内玲奈 外間 亮 丸山 瞳 池田聡良 XEBEC 澤田知世 大洞彰子 小野和美 菊田幸一 鶴窪久子 中野拓也 沓澤洋子 小林千鶴 サンシャインコーポレーション 小松原聖美 金丸ゆり 柏木 聡 赤坂俊士 砂川貴哉 山田智也 兼子秀敬 牧裕淑 オープロダクション 関原美奈子 高野麻美 一之瀬美鈴 辻仁子 今野 葉 國安真一 宇多みほこ スタジオコクピット 杉山典子 村松さつき 渡辺幸枝 北田麻記子 小林由美 船本優美 井野真理絵 スタジオ座円洞 津坂周太郎 一條美菜 加藤綾 名古屋英理子 北野裕香 大場絵理 阿部圭祐 (有)アゼータ・ピクチャーズ 安達祐輔 酒井政子 小田島雄太 黒田晃一郎 佐藤あすか 徐慈美 有限会社ノーサイド 久利弘志 甕真太郎 石本卓也 中島みずほ 武田薫 猪俣信吾 A-Line 金城美保 細谷尚平 角田悦子 中津和美 鶴岡達彦 スタジオライン 古和田真弓 大原 大 高橋のぞみ 石神梨恵 岩下祐也 スタジオエル 小栗さつき 三島 聡 松村 航 菊池功一 大澤侑資 武遊 高橋勝之 吉田雄一 佐藤真史 山岡麻由子 山田香織 G G DIRECTION 松江輝之 讃井愛美 内田亜希子 G G ENTERTANIMENT Kim Du Sook Kim Jung Soon Kim Sun Young Lee Seung Mee Jang Hee Jung Choi Hee Wook Han Tae Hyun Oh Hye Rim Yoon Sun Yeon Yu Sang Hee Park Kyoung Jin Lee Eun Jung Jung Chang Taek Shin Kyung Hee Park Sea Yun Choi Moon Sook Oh Jin Hee RIC Wang Li Jin Qiao Mi Han Qiang Qin Xia Cao Shan Dong Zhou Yan Li Zhang Kai Yan Gao Jing Zhou Yan Wei タマ・プロダクション Kim Ui Young 麻奥裕介 小笠原憂 櫻本愛佳 きのプロダクション 大坪雄一郎 國井茉莉 松田綾子 井後多映子 葦プロダクション 岡部律子 菅原美智代 海保仁美 深見沙和 トランス・アーツ 村上二郎 星野麻由 山内麻沙末 高橋成美 ムークアニメーション 林 明偉 山内 翠 原 美雪 金井妙子 feel 重本和佳子 仲山智子 柏倉 優 アニメハウス 荒巻佑多 尾形友幸 逆井淳美 マッドハウス 谷口亜希子 吉田 南 嶋 謙一 カオスプロジェクト 関口 敦 吉田里沙子 吉岡佳広 デルタ・ピーク・プロダクション 西 真喜 桑原 愛 永山陽一 P.A.WORKS 高田 彩 藤澤由佳 宮岡真弓 ラディクス 管野友子 坂入勝之 反町 司 有限会社エム・エス・シー アニメ浪漫 ライトハウス 河辺光実 菊地智子 持田 愛 河合桃子 フロントライン WAOワールド スタジオキャッツ 虫プロダクション ブレインズベース
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236 名前:(*゚Д゚)さん[sage] 投稿日:2006/07/08(土) 00 01 58 ID lcT7vmV0 _,、-─── ,、- " . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . .` =x、_ /,. . . . .;、- . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . こニ=- , / . . . / . . . . . . . . . . . . . }. .. . . . . . . . . . . . . ム… / / ./ . . / . . . / . . . . . . . . . ./. . , . , . . . .. . . . . .`ー- .. / / ./ . . / . . . ./ . . | . . . . . . /.} . .} . , . . | . . - <こ ̄ . | .| . i . . . | | . ,;∧/=| | . . . ./}/==ヘ、;. } . .| |x,,|. . \ | .| . i . . . |八/.ニ.,ヽ|ハ . / /., ,.ニ.,∨ .| .| | . |\ r \ | .| . .i ; ; . { { i . . .゚ i V .i . . .゚ i }} .| .| | . | . .}\ |∧ . ; ; . ;. ` `"" `"" "レヘ川 . ∧ム.==77 ∨⌒{ "" " _, }⌒∨ . .Y . . . . . .}フ { { ハ ,、 ハ _ノ_ _ _ 、 _ _ _ノ \ニ∧ ,、--、 ;/ " . .=Zア . . .  ̄川 、 二" ./}_ . ; ;x、 . . . . . . .V} ,ィ777777フ} ̄ ̄ ̄`" =x、 ,. <二二\ ゞx、 . . . . ソ| ///// / / //`" =x_ `" =x三三) ) ) ㍉ . . . . .}7 ` =x、, / { { { { {/ {{; ; ; \\三二= _;_彡イ \`゚ 、 . . / ` {77 ̄ ̄| V; ; ; \rュ_ _ _ .... . . . . .ム_; V>ェイ \ ∨__,,V }; ; ; ; , , /片j ̄ __. . ./ ノ; ; ; ; ; ;\ \ ` =x、,.. } ̄|| ̄ } ∧;r-、; ; ;//デ"; ; ; ; ; ;  ̄}ノ八_/}; ; ; ; ; ; ; } } \ \ ` =x、 ` ⑪ ̄ ̄ア/¨/ ̄>┼く; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;| |; ; ;_;_;_ ; ; ; ; ; ;// } } ` 77} /{ {,/ / /⌒ ,; ; ; ; ; ; ; ; ; ; | |; ; _;_;_; \; ;./;;;;{. / / ∨//=rュ,/ ヽ{ {. / }\=x,.、-─┴┴、; ; ; ;\;∨; ; ;;;;;;\ / ∧{ {=rュ/ ..ハ ,/ }ニ/ / ,. ヽ、ぃ;}/; ; ; ; ; ; ;;;;;;;\ { { {ノ/∧7 ハ /ニハ { / / _}H }; ; ; ; ; ; ; ;;;;;;;;;} \\ ∨/ { / \_ _,/; ; ; L ハ_,{__{ /ニ .V/ ̄\; ; ;;;;;;;;;∧ \\ {/ \ / /; ; ; ; ; ;_;_;_;x= ̄└ 二二 .{ { . . .0};;;;;;/; ;ハ \ \\ . // ,}/ / ̄ ̄ ̄ ,、x= "; └|_之__彡介<_ ∨; ;} };ト、 }ぃ、,, } {ム ==〃. /──── "~; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;└辷川_r夕` ∨ x\ノ; 川イ;; ; ;x; {{ ,. ; ; ; ; ; ; ;,x==x、; ; ; ; ; ,z==x; ; ; ; ハ;ハ刈rタ } x、; ; ; ; ; x; };}; ㌧ . 八 /; ; ;.┬┴z、 }}}; ; ; ; ;{{{ ┴┬ //∧∨ ./ ,ゞ; x; ; ㌧; ; ; ;メメ;; ;メ、  ̄元{┐; ;┬┴; ; ; .㍉メメ; ; ; ; ;ヾx ┴┬{ { }}>ー一 ,ぃxイ; ; ㍉; ; ;`=;; ; ;シ; ; ; 「「二]|-,┬┴ rふ; ; ;``; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;┴┬∨ハ xメ; ; ; ;; メ; ; ; ;; ㍉x; ; ; ; ; 三 //人 ̄┬┴≦三三≧x、; ; ; ; ; ; ; x≦三三≧}},、ぃノメハ; ; ; "; ; ; ;三彡イ ; ;; ; _ ____{{ Li;」z┬┴ ≒三三≧x;_;_;_;_;_;_三彡ミx;〉〉; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;三彡イ; ; ;<こ_ `V小\ .... . . ∨; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;; ; ; ; ; ;; ; ; \ +X+X+X+X+X+X+// / .} ニ二三三∨+X+X+X+X+X+X+X+X+X+X… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…… ───────────────── [ ブ レ イ ブ ス ト ー リ ー ] 三谷 ワタル 210 名前:(*゚Д゚)さん[sage] 投稿日:2006/08/16(水) 18 00 49 ID PvUZKtiN / ||. \ / || \ // ..|| . 、 / / || .. | {_{ . || . . . | /-∨ . || . . . . . | ... / .| _ . _」| . . . . . . . . | \ / | / ___ . . .|「 . . . . . . . . . . . ∧ , | ∨ /____ _ __ ||. .. . . . . . . . . . . . . . . //ハ , } | ∨_,/ ./|jx=j∧|| . |冖 r- 、,|| _ _. . . . . . . . . . . . . ./ _, , ;| } / | | | . |..〃{ O . || . | jハ //frx;_;_;_; ; ; ; ; ; ; / ∨ / / | | | . | {{ 弋Zソjハ| ∨ {{弋zソハ . .| | / | | |V ` "| | | | | | . . . . . .... .... . . . j∧ . .| / \___,{Vハ. ノ ハ /|. / └┐rュ.片∧ /} ∨/ / なんで笑うのさー ]}ヨE{[/lへ ,、--、 ∠ハ]}{[_,ム======x、 おにいちゃんのばか ]}韭{[ 、__V> ., ` ,.、-‐ " ̄三}]}; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;/ハ , 、--]}F{[. `=三Z≧=== " 二三/]} -、/;/;/ ; ; ;// }} /; ; ; ; ;]}{[\ "" ̄ ̄ 二三// ∨/ ; ; ;/// ∧, /; ; ; ; ; ; ; 》《; ;{こ_ 二三7 ̄ ̄` \ ; //┼┼.∧ { ; ; ; ; ; ; ; ; ;《 》; ; ; ̄{二_ __二三/{,、-─ ∨/;|┼┼┼ハ 「\; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; 亡____ r─ヘ{ V;;/┼┼┼/ハ |土r\; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; , ; 二三| | r " ̄ ̄ |┼┼┼┼イヘ |十十r\; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; , ; ; ; | | L..-─ |┼┼┼┼彡ハ |十十十r\; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; | | ; ; ; (___ |/.;┼┼┼イ/ハ |十十十十r\}; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; | |; ; ; ; ; ; ;V/ハ.. ∨┼┼┼┼イ} |十十十十十/;/ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;.| |; ; ; ; ; ; ; }/; } V|/┼┼┼イ/ 213 名前: ◆anzu/WIWXA [sage] 投稿日:2006/08/16(水) 21 34 06 ID wQtNVaNh / || \ // || . f_{ . . || | /∨ _ . || | \ / .| /_ . . !「 ∧ . |. ∨ __._ _ _ _ .|| // ! . } |. | | |/ {心| 「 7∧_ _ ; ; ; /-∨ } / |. | | |{!弋ソ!ハ!∨ {!弋ソ} | | / |. | トi. . . . . . . |/! . .| | \_.ノハ ′ ∧/! / ワタルといえばブレイブストーリーより ]}ヨ![rへ ,、--、 ∠ハ]/_/__ 魔神英雄伝ワタルをまず思い出すよね ]}ヨ![ `=ニ>. __ `_,. -=__三}!_;_; ; /; ; /ハ /; ]}!{∧. 三 ̄ ̄ ニ三/´ ∨; ; //∧ /; ; ; ;》《; ;に-_ ニ三/ ̄` \/|┼|∧ 「\ ; ; 《; 》 亡____. -rニ/´ ̄ |r ┼|┼. |┼┼、; ; ; ; ; ; ; ; ;=三| |; ;{´ ̄ . |r ┼┼∧ |┼┼r\; ; ; ; ; ; ; ; ; ;.;.| |; ; ( ̄_ .|r ┼┼イハ |┼┼|┼ 〉; ; ; ; ; ; ; ; ;.;| |; ; ; ∨ハ ∨ ! ┼┼!}
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今日 - 合計 - ブレイブストーリー ワタルの冒険の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月12日 (金) 13時19分07秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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ブレイブストライカー スペック表 正式名称 ブレイブストライカー 分類 第二世代 用途 対オブジェクト駆逐用兵器 所属 『正統王国』 全長 100m 最高速度 540km/h 推進機関 静電気式+レーザー推進システム 装甲 1cm厚×1000層 主砲 機体貫通式金属槍投射砲(最大装弾数6発)、近接戦闘用高周波振動斧槍✕2 副砲 槍刃研磨用レーザー鑢 搭乗者 タツミ=ヴァーミリオン その他 メインカラーリング:燃え上がるような赤 解説 機体の球状本体を貫通するように配備された主砲と左右に携えた近接格闘用のハルバードが特徴の第二世代。主砲の位置の関係上、コックピットと動力炉は中心よりもやや高い位置にある。 主砲である機体貫通式金属槍投射砲は砲弾となる50mに及ぶ巨大な金属槍の「穂先」を発射前に専用のレーザー鑢によって加工することで、オニオン装甲を貫く「針」から大きく凹ませて内部に衝撃を伝える「錘 」まで自在に鋭さの調整が可能。 高周波振動斧槍を用いた近接戦闘は搭乗するエリートが勉強熱心なため、各勢力の強豪エリートの戦闘記録を基に模倣・統合した粗が目立つがそれ故に読みにくい我流で果敢に攻める。 遠近両方に対応する二種類の装備を持つが、機体貫通式金属槍投射砲には厳しい装弾制限があるため厳密には「遠距離砲撃手段を持つ近接戦闘オブジェクト」に分類される。
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ストラテス | 航空機 | エクスウイング | 石版 | 人物 GRAVESTONE 全高20~30mほどの板状石版。 時折数体編成で地上に降下しては土壌などを分解し、ケイ素を吸収して去っていく。 都市に降下すると土はもちろんのことガラスやコンクリート、生物に至るまで 見境なく分解してケイ素を奪うため、発見次第破壊する必要がある。 米軍が初遭遇した際、灰塵に帰した都市に浮かんでいた様からこの名が付けられた。 ケイ素を分離する際にも用いるエネルギーフィールド以外攻撃手段はない。 エネルギーフィールドは触れたものを即座に分解するため、 物理攻撃は余程の質量弾でもない限り無効化されるが、それ以外の攻撃に対しては無力。 ストラテス | 航空機 | エクスウイング | 石版 | 人物
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前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ 二つの月が照らし出す夜の底。 ヴェストリの広場は、昼間の喧騒が白昼夢だったかのような静寂に包まれている。 その外れで、ムスタディオはぼんやりと寝そべっていた。傍らにはブレイズガンと整備してそのままの工具、打撲だらけの体に塗りたくったポーションの空壜が転がっている。よく効く物は焼けてしまっていたため、気休め程度にしか傷は癒えていない。 ムスタディオは決闘の後すぐに部屋に戻り、自分の装備品の一切を持って出てきた。頭が空っぽだったが、とりあえず誰とも――特にルイズとは――顔を合わせたくなかった。人気のない場所へ移動し続けていたら、最終的にこの場所に落ち着いたのだった。 その瞳には色の違う双月が映り込んでいたが、ムスタディオは何も見ず、節々の痛みと気だるさにだけ身を任せていた。 あれだけ全身を巡っていた凶暴な気持ちはおさまっていた。 けれどそれは、体の奥底に格納されただけだと感じる。機会があれば、きっといくらでも発露する。 ふと夜が明けたらどうしようかと思ったが、今は何も考えたくなくて、だらりと手足を投げ出していた。 そんな彼の視界から月が消えた。何かに覗き込まれている。 身を起こすと、サラマンダーがきゅるきゅると鳴いていた。ツェルプストーとか言う生徒の使い魔だ。名はフレイムだったか。 「どうしたんだ、お前。暖でも取らせてくれるのかい?」 最初に見た時こそ驚いたが、今は飼いならしたチョコボみたいなものだと認識を変えていた。尻尾の火に手をかざしてみると、夜風で冷えた体に暖かさが沁み入る。ちょこちょこと動くフレイムがいかつい外見ながらも可愛らしく、疲れが少しだけ和らいだ気がした。 フレイムはぶるりと身震いすると、寒いから暖かい場所に行こうとばかりにムスタディオの服の袖をくわえて引っ張り始めた。 「な、なんだ? おい、放せって」 しかし人間とサラマンダーでは膂力が違う。ぐいぐいと服を引き千切られそうになったのでムスタディオは抵抗を諦めた。半ば引きずられながらブレイズガンのベルトを腕に引っ掛け、フレイムに連行されていく。 やって来たのはルイズの部屋の前だった。一瞬上着を犠牲にして逃げようかとも思ったが、どうやらフレイムの目的はその隣、キュルケの部屋のようだ。扉が開け放たれている。 「……なんなんだ」 貴族の部屋に連れ込まれようとしている。 そうと分かった途端、しまい込まれていた黒いものが蔓を伸ばし始め、身体が内側から絡め取られていくのを感じる。 「ブレイブストーリー/ゼロ」-07 フレイムに部屋に引っ張り込まれると、中は真っ暗だった。 「ようこそ、こっちにいらっしゃい」 キュルケの声が聞こえて来る。後ろでフレイムが扉を閉める音がする。 ムスタディオがそのどれにも反応せずにいると、キュルケが指を弾く音が聞こえた。 部屋の中に立てられたロウソクが、ムスタディオの側から一つずつ灯っていき、キュルケの側へと灯りで縁取られた橋が渡される。 ぼんやりと淡い幻想的な光の中、ベッドに腰掛けたキュルケはほとんど裸みたいな官能的な下着をつけている。 悩ましい姿だ、とムスタディオは素直に思った。 「そんなところに突っ立ってないで、いらっしゃいな」 キュルケが艶やかな声で言う。 しかしムスタディオは入り口の前から動かず、ただキュルケの姿を見ている。熱っぽいキュルケの目つきと無言のムスタディオの視線がしばらく絡み合った後、キュルケがじれったそうな仕草で立ち上がった。 「――緊張してるの? ならあたしから行くわ」 体をなめらかに揺らしながら、キュルケが近づいてくる。 「あなたは、あたしをはしたない女だと思うでしょうね」 褐色のすらりとした腕がムスタディオに伸びる。その指先が、頬をなでた。 「あたしの二つ名は『微熱』。松明みたいに燃え上がりやすいの。だから、いきなりこんな風にお呼びだてしたりしてしまうの。わかってる、いけないことよ。でも、あなたはきっとお許しくださると思うわ」 両手がムスタディオの顔を猫の様に通り過ぎ、頭の後ろで組まれる。 キュルケの顔は今や、すぐ目の前にあった。吐息が甘い。女の香りがする。吸ったそばから、頭の芯に霧がかかるような。 「ギーシュを倒したときの姿……あの強力な魔法……。容赦ない冷たさで、でもすごく逞しい氷だったわ。あたしの炎とは正反対」 いやがおうにも彼女の野生的な、それでいて瑞々しい肌が視界に飛び込んでくる。 胸板を撫で回されはじめていた。たおやかな指が肌をまさぐる度に、内出血を起こした箇所にかすかな痛みが走る。 しかしそれは、ぴりりとした快感でもあった。 「でも、それを見て痺れたの。あなたの心が知りたいわ。ねえ、あの魔法みたいにあなたの心は冷たいの? そうだとしたら、あたしとあなたが交われば、丁度いい温度になると思わない? ……いいえ、あたしがあなたを溶かして、熱く熱くさせてあげるわ! あたし、あなたに恋してるのよ!」 潤んだ瞳。妖艶な微笑みが見上げてくる。 ムスタディオは一言で応えた。 「ふざけるなよ」 ブレイズガンを掴む。 ◇ ――昼間の決闘の際。 遠くから決闘が終わった様子をキュルケが見ていると、ムスタディオがルイズの元に歩いていき、何かを言った。 途端、ルイズは尻餅をついてしまった。 いつまでも立ち上がろうとしなかったので、キュルケは傍に行って引っ張り上げてやる。それでもルイズは動こうとしなかった。 「何腰抜かしてんのよ、なさけないわね」 と言いかけて、ほとんど気絶してるように何も反応せず顔が蒼白になっている様子に気付き、これは尋常じゃないと慌てた。 部屋に連れて行ったが、ルイズはベッドに腰掛けたまま自失呆然としている。 タバサがルイズを指差して「手遅れ」と呟いたのが不安を煽る。 結局、ルイズは午後の授業に出てこなかった。 だから、何が起こっているのか確かめようと思った。 誘惑したのは半分くらいは冗談だった。 あの田舎ものっぽい、女に免疫のなさそうな男をひとしきり困らせて反応を楽しんだ後、ルイズがどんな様子か、そしてムスタディオがどういう人間なのか話を聞き出そうと思っていた。そして様子によってはそのまま……。 しかし、呼び出したムスタディオの反応は、キュルケの予想とは遥かに違っていた。 「ふざけるなよ」 拒絶するムスタディオの目は、人形みたいに感情を感じられない。 その得体の知れない様子にキュルケは気押され、しなだれかかっていたムスタディオから体を引いてしまう。 「オレに惚れたって。バカにするなよ、どこに惚れたっていうんだ。この銃か」 ムスタディオが杖を振り上げた。 ――あの杖は、詠唱なしで魔法が発動する。 しかしキュルケが想像した最悪の事態は起こらない。 ムスタディオはたすきがけにしていたベルトを外すと、杖を脇に放り投げたのだ。がしゃりという音が夜の静寂を一瞬だけ散らし、何本かのロウソクが床に倒される。フレイムが驚いてうなり声を上げている。 先ほどまでの押しの一手から一転、怯えたように窺うキュルケに、ムスタディオが言葉を続ける。 「どうせあんただってオレの話なんか信じやしないんだ。あんただってそうなんだろう、なあ、貴族様」 ムスタディオの目に、初めて感情らしきものが浮かぶ。 それは深い悲しみと、諦めの色だった。 ――その様子に。 『や、と成功した、って、思ったら、あ、んなし、しにそうな人で。失敗も、いいところ、じゃ、ない。こ、こんな落ちこぼれの、どこを、誰が、心配するって、いうのよ』 どうして、あの子の泣き顔を重ねてしまうのだろう。 「……話して、みてよ。じゃなきゃ、なにも分かんないわ」 気付けば、恐る恐るそう言っていた。 あれだけの力を平民の身で持ちながら、彼は何を抱え、また抱えきれずここまで追い詰められているのか。 それまでは、彼に接触する理由はルイズの使い魔だからというものが大きかった。 しかし今、「彼自身」に興味を持ち始める自分を、キュルケは感じていた。 ◇ いろいろあって、考え疲れた夜。 隣のキュルケの部屋が騒がしかった。 ルイズは最初、彼女が取り巻きの一人といちゃついているのかと思ったが、なんだか次第に声のトーンが大きくなってきた。途中でがしゃりと音もした。 その内に気付いてしまった。 もう一人の男の声、あれは――ムスタディオだ。 ルイズはベッドからはね起き、隣のキュルケの部屋へ飛び込んだ。 「あんた何油売ってんの、それもツェルプストーの部屋で」 そう言おうとして、言えなかった。 部屋ではあられもない格好のキュルケがベッドに腰掛けていた。ムスタディオは少し距離を置いて椅子に座り込んでいたが、キュルケを見るだけで何が起こったかは明白だ。 自分の使い魔が赤の他人、それもツェルプストーに誘惑された。それだけで頭にくるようなことだが、ルイズはその怒りすら感じることはなかった。 ムスタディオが振り向いて、ルイズに気付いた瞬間の目つき――それを見て彼女は思ったこと、言おうとしたことのもろもろを躊躇してしまったのだった。 「あら、ルイズじゃないの。ってムスタディオ?」 ムスタディオが椅子を立って、道端で通りすがった見知らぬ他人みたいにルイズの横を通り過ぎていく。出て行って数秒してからはっとなったが、ルイズは恐ろしくてムスタディオの後を終えなかった。 代わりに、ベッドの上で足を組み、何も言わないキュルケに歩み寄った。 「……弁解を、聞かせて、もらおうかしら?」 キュルケは肩をすくめた。 「何もしてないわ。本当は誘惑しようと思ってたんだけど、彼ったら自分からあたしに指一本触れてくれないんだもの。あれ、誰か心に決めた人がいる顔ね」 軽口を叩くキュルケを、ルイズは眉根を寄せてねめつける。 「そんな、はしたない格好で、人の使い魔に、なにを、」 「あんた」 キュルケがルイズの言葉を遮って、ため息をついた。そして次の言葉に、ルイズは固まってしまう。 「あの人がまだ自分の使い魔だと思ってるの?」 少しの間、何も言えなかった。 ルイズの顔からは先ほどまであったかすかな嫌悪が削げ落ちていた。感情を表に出す余裕がなかった。 震える唇を――かろうじて動かす。 「どう、いう意味、よ」 「あの人、あなたのことを全く信頼していないわよ。いろいろな話を聞いたけど、酷い仕打ちをしたみたいね。犬呼ばわりしたり、鞭で打ったり、彼の言うことを信じてあげなかったり」 羞恥で顔がカッと熱くなるのを感じ、思わず大声を出していた。 「それは、あいつが変だからよ!」 途端、キュルケが飄々とした様子を一転させて睨みつけてくる。 「だからってあそこまで酷い状態になる前に、対応変えられなかったの? あのね、確かにあの人の言ってることはかなりおかしいわ。けど……一方であたし、あの人はどこかの世界の英雄か、その仲間なんじゃないかって思っちゃったわ。だって、本当にそういう叩き上げの深い目をしてるんだもの」 「……あんた、あいつの言うこと信じてるの?」 「まさか。全部が全部は信じられるわけないわ」 キュルケは両手を広げて肩をすくめた後、何か哀れむような目でため息をついた。何でキュルケにそんな目をされないといけないのかと思う。 思うが、それに腹が立つような気概もルイズは使い果たしていた。 「あれだけ必死な語りかけを無視するのは酷いんじゃないって話よ」 キュルケはそう言い、少しだけ気の毒そうな顔をした。 「彼、本当に悩んで、苦しんでいるみたいだったわ。……うまくいえないけど、あの話には何かしら聞くに値する部分があると思うの。 その意味じゃ、最初っから聞く耳を持たなかった貴方も、軽率なんじゃないかなって思ったわ」 「……そ、そんなの分かってたわ! 何日も前から悩んでたもん!」 自分が分かっていることを言われる。 それはお前の悪いところが直ってないぞという指摘であり、反射的にルイズは言い返してしまう。 しかし彼女の言葉は、すぐさま自分自身に取って返された。 「じゃあ、何で何もしないの? あの人、主人が申し訳ない素振りや優しくしてくれたことはほとんどないって言ってたわよ」 「だ、だって、今更謝れないもん。それに――」 それに。 ルイズはあの目を思い出す。 そしてあの言葉を。 『口だけじゃなかっただろ』 お昼休みからさっきまで延々と頭の中で繰り返されていた。 繰り返されていた。 繰り返される自責に、もう耐えられなかった。 「――もう、許してもらえるなんて、思えないもん……」 ◇ その弱音に。 キュルケは、サモン・サーヴァントの夜のように頭に血が昇るのを止められなかった。 「ああもう! 本当は、これ以上ヴァリエールに塩を送るまねなんてしたくないんだけど! あのね、あたしは微熱って言われてる。恋に生きるあたしから一つ言うわ。 恋はね、相手に好きになってもらえるかもらえないかじゃないのよ。落とせるか落とせないかなの。そのためには手段を選ばないわ。 仲直りだってそうでしょう? 許してもらえるか、もらえないかじゃなくって。和解できるかできないか。 何が今更謝れない、よ! 甘えてんじゃないわよ! 何弱気になってんのよ!!」 今度は平手打ちは自制心を総動員して抑えた。 つかみ掛かりもしなかった。 その代わり――ルイズが、今まで見たことのないような傷ついた表情で部屋から飛び出していくのを止めはしなかった。 この間のように気を使ったりは、もうしない。 あとは二人の問題だ、と思う。 「……あたし、何でこんなことしてるのかしら」 ばかみたい。 キュルケは不満げに呟く。 そして今夜逢引きの約束をしている男の子達のことを考え始めた。 今の一連の出来事のせいで、二人との約束を反故にしてしまっている。 あんたのせいで、恋に支障がでちゃうじゃないの、ばか、と思った。 ◇ 分かっていた。 自分がどんどんおかしくなっていって、どうにかしようともがいていて、でもそれが根こそぎ裏目に出て。 今思い返せば、何だかんだ言って一番自分に関わってくれていたキュルケにすら失望されかけている。 その事実により一層打ちのめされた。 そして何より、その事実をキュルケによって突きつけられたことに、最もダメージを受けていた。 彼女にだけは絶対に負けたくなかったのだ。 ツェルプストーからの施しなんて、絶対に受けるつもりはなかった。 なのに。 くやしいけど、今のキュルケは自分よりよっぽど魅力的な女の子だ。 「バカっ……バカ! ばかぁっ!!」 キュルケの部屋を飛び出し、外をむちゃくちゃに走りながら口汚く叫んだ。 誰に対して悪態をついているのかも分からなかった。 ムスタディオに、何が何でも詫びなければならないと思った。 彼が狂っているのかどうか、もう分からなくなっていた。 狂っているのは私のほうだったのかもしれない、と思った。 絶対に変わらなければならない。 このままでは、誰の顔も見れない駄目な女になってしまう。 ◇ 翌朝、ルイズは一人で起きた。 一人で洗顔を済ませたし、身支度も全部一人でした。早起きして洗濯もやった。 朝ご飯も一人で食べ、授業も一人で受けた。色々あって忘れていた熱がまだ少し下がりきっていなかったが、全ての授業に出席した。 そうしながら一日中、部屋に戻ってこない自分の使い魔のことを考えていた。 なんて謝ろう、と思った。誠意を見せなくちゃいけないだろう。でもどうやったらいいのか。 何か贈り物をすればいいのか。土下座でもすればいいのか。誓約書でも書けばいいのか。 その他にも、クラスの生徒全員に謝れるくらいたくさんの方法を考えたけど、何かどれもしっくり来なかった。 結局、素直に頭を下げて謝ろう、と思った。 許してくれるかは分からない。キュルケが言ったような絶対に和解できるやり方は自分には思いつかなかった。 でも、相手に委ねるのも誠意の一つの形じゃないだろうか、と思った。 次の日になってもムスタディオは戻ってこなかった。 学院中を一通り回ってみたが、見つからない。 二日後も、三日後も、ルイズは一人で起床した。 その度に泣きそうになった。 四日目はもっと綿密に探し回り、皆にムスタディオのことを聞いて回った。 しかし皆が皆、ムスタディオの行方を知らないと口をそろえていた。 彼の姿は、トリステイン魔法学院から消えていた。 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
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前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ あとは実行に移すだけだった。 はずなのだが、『土くれ』のフーケは思わぬところで足止めを食らっていた。 双月の光を受けて浮かび上がった魔法学院の本塔。その五階には宝物庫が備えられている。 まさにその壁面に、フーケは重力を無視した形で垂直に立っていた。腕組みをしながら。 キュルケという生徒の素行を真似してみただけなのだが――コルベールは少し気のある素振りを見せてやっただけで見事なまでの女性への免疫の無さを発揮し、宝物庫にまつわる情報を好きなだけ教えてくれた。 それによれば強力な『固定化』の魔法が施してある宝物庫の壁は、唯一物理衝撃に弱く――フーケは荒事になるがゴーレムによって壁を破壊し、中にある宝を強奪しようと画策していた。 しかし今測量したところでは、いかんせん壁が厚すぎる。彼女のゴーレムでは、馬力が足りない。 「…………」 舌打ちをする。 盗みを中止するのは口惜しいが、無茶をした時のリスクとリターンが釣り合っていない気もする。 (奪えない、となるとさっさと消えてしまおうかねぇ……オスマンのセクハラにも、いい加減うんざりしてきたとこだし) うっすらと後ろ向きな考えが芽生えたところで、しかしフーケは思い出したことがあった。学院に潜伏している、もう一つの目的についてである。 数週間前、ヴェストリの広場で起こった騒動。ムスタディオとかいう使い魔の男と、グラモン家のぼんぼんの小競り合い。 決闘ごっこの結果など正直どうでもいい。フーケが着目したのは、ムスタディオの用いていた杖だった。 あの氷の魔法は、ムスタディオの力による物ではない。 彼自身からはさほど強い力は感じないのだ。 恐らくあの杖は、増幅器の類ではないかとフーケは当たりをつけていた。 (だとしたら、とんでもない値打ち物さ) ドット以下の力しか感じられないムスタディオが持つだけであれほどの威力を生むのだ。 ならば、トライアングルクラスの自分が持てばどうなる? 下手をすれば「破壊の杖」よりよほど価値があるかもしれないのだ。そんな宝物に手をつけず、何が『土くれ』か。 しかし今夜は、ひいては今は機会ではないようだった。 工作を打ち切って退散しようとしたフーケだったが、塔の下が騒がしいことに気付く。生徒達が集まって何かやっている。 (あれは……) フードの隙間から見下ろす目が細まる。 その中に、先ほどまで思考を占めていた人物の姿を見とめたからだった。 「ブレイブストーリー/ゼロ」-16 ◇ 「大体あんた、金目で釣ろうとするってどういう了見よ。ヴァリエール家の名が泣くわね」 「かかかか金目ですって! そそそんなやましいこと考えてないわよ! そんな下劣な発想が出てくるあんたの品格を疑うわ!」 「あら、下劣な発想はどちらかしら? あたしのはあくまで、噛み付くことでしかやり取りできないあなたのかわいそうなコミュニケーション能力を考慮した上での推論で・す・け・ど?」 「な、なななななっななな!」 どもりまくっている。 魔シンガンの掃射のようだ、というのがムスタディオの感想だった。 「あああああああんただって、あんただって色気でムスタを誘惑したくせにっ! ななな何よあのプライドも何も捨てたいやらしい格好は! ヴァリエール歴代の当主がツェルプストーを毛嫌いするのが分かるわ! なんてはしたない! 品格を疑うわ!」 「……あら? 殿方を喜ばせるのは女の嗜みだと思うけれど? 持たざる者の僻みかしら?」 「何よそのじじじじじジェスチャーはっ!?」 にやりと笑うキュルケ。胸を押さえるルイズ。 そういう話はムスタディオとしては女性だけの時にやって欲しく、見ているこちらまで赤面してしまうのである。 ぎゃんぎゃんと喚きたてるルイズをキュルケが流し目で受け流し、傍らで不気味なほどの無関心さでタバサが本をめくる。 女三人寄れば姦しいとはこういうことか、とムスタディオはタバサよりさらに一歩引いた立ち位置で、双月が照らす学院本塔を見上げた。 ――城下町の衣料店での騒動において、ムスタディオが最後に覚えているのはルイズが魔法をぶっぱなし、自分の目の前で炸裂する光景だった。 そこからは記憶が途絶える。付けば部屋でベッドに横になっていて、青筋を立てたルイズにキュルケとの仲を問い質されたのだった。 内容には触れずに「相談の交換条件に名前で呼ばさせられ、敬語を禁止された」とだけ白状したら「で、相談は何? ツェルプストーには話せて私にははばかるような内容なわけ?」と一も二もなくすごまれる。今日ようやく気付いたが、こういうのは拗ねの裏返しのようだ。 しかしまさか「ヴァリエール様の様子がおかしかったから相談していた仲」とは言えず、言葉に詰まる。何も言わずにいることさえ火に油を注ぐのか、ルイズはキュルケへの怒りを膨らませていき、 「やっぱり決闘しかないわ! あの子とは一度白黒つけなくっちゃいけないのよ!」 と一人でヒートアップして隣室のキュルケへと殴り込んでしまった。 あわや室内で決闘が始められようとしたところを居合わせたタバサが杖を取り上げてとりなし、誰にも被害が及びそうにない本塔の下の広場まで出てきた、というのが事の次第である。 それにしても、なんだろうこれは。 自分の金髪を撫でながら、ムスタディオは三人娘の様子を眺める。 「ジェスチャー? あら、ごめんなさい。そんなつもりはなかったのだけれど……でもルイズ、何かやましいことがあるからこんな何でもない仕草にも悪意を感じるのじゃなくって?」 「し、白々しいわよっ!」 最初は決闘のつもりだったのだろうが、今や泥の掛け合い、ただの口喧嘩と化している。 ルイズは魔法で競うつもりが満々だったのだが、キュルケが早々に揚げ足を取り、舌戦に転換してしまったのだった。 キュルケは表情を窺うにわざと摩り替えて楽しんでいるようだが、怒髪天をついているルイズは絶対に気付いていない。ヴァリエール様は性格が悪いのではなく、ちょっと単純なだけなのかもしれないなぁとけしからん方向へ考えを改めるムスタディオである。 万一のことを考えてブレイズガンを携行していたが、この分だと出番はなさそうである。どちらかが実力行使に出ても、キュルケがあしらうかタバサが止めに入るだろう。 そんなわけで、ムスタディオは蚊帳の外だった。こちらに来てから未だかつて、これほどのどかな夜を過ごしたことがあるだろうか。 などとしみじみしていると、ルイズの魔シンガンさながらのどもり声が本塔の壁に大きく反響した。 「な、ななななななにが女の嗜みよ! そんなのただの色ボケじゃない! なあに? ゲルマニアで男を漁りすぎて相手にされなくなったから、トリステインまで留学して来たんでしょ?」 「……言ってくれるわね、ヴァリエール……」 皮肉げだったキュルケの顔がこわばる。どうやら逆鱗に触れたようだった。 こういう展開ももはや観念していたムスタディオは、ため息をつきながらブレイズガンを構える。 「何よ、ホントのことでしょう?」 キュルケとルイズもまた同時に杖を構える。ムスタディオは二人に声をかけようとして、しかし出来なかった。 その時、言いようのない感覚に全身を圧迫されたからだった。 タバサがこちらを見ていた。剣呑な二人に見向きもせず。 タバサの視線。 キュルケには相談しなかったが、ムスタディオの気になる一つである。 ルイズほどではないが、たまにタバサも自分をじっと見ていることがある。 いつものようにタバサがこちらを見ている。 なのに、何だろう。 今日は何か頭蓋骨の裏側がちりちりする。夜闇が密になる錯覚がある。燐光が視界を掠める幻視すら覚える。 これと似た感覚を――ムスタディオは何度も味わったことがあった。 これは、そう。『奴ら』が現れる予兆だ。『奴ら』が聖石を取り出し、融合を果たす瞬間の感覚。 それか、あるいは。『奴ら』が適合者を見つけた時に、聖石が嬉々とするかのごとく瞬く瞬間の感覚。 わけもわからずブレイズガンをタバサに向けて問い質しそうになる。 それを押し留めたのは、響き渡った爆発音だった。 振り向くと杖を振り下ろした姿勢のルイズが肩で息をしている。魔法を発動したようだが、対象であるはずのキュルケは呆けたように立ち尽くしている。 ぱらぱらと何かが地面にこぼれる音の正体を目で探ると、本塔のかなり上の方の壁にヒビが入っていた。 どうやら失敗魔法が狙いが盛大にそれ、壁を破壊したようである。 キュルケが腹を抱えて笑い始める。 「ゼロ! ゼロのルイズ! あたしじゃなくて壁を爆発させてどうするの! しかもあんな上の階の! 器用ね!」 笑い続けるキュルケが、「手加減してあげるからちゃんと受け止めなさいよ!」と杖を持ち上げる。 「ば、バカにしないで!」と顔を真っ赤にしながら応戦の構えを取るルイズ。 ムスタディオが感じていた空気が弛緩する。決闘を止めようとブレイズガンを構え、口を開こうとして、しかし出来なかった。 背後に気配を感じ、振り向いた先には、塔と見まがうような巨躯があった。 それが土のメイジによるゴーレムであるなどとは、ムスタディオは知る由もない。 ゴーレムが丸太どころではない太さの腕を振りかぶる。ムスタディオはこの状況では成す術もないと瞬時に悟る。キュルケの悲鳴が上がる。 しかしゴーレムは四人には見向きもせず――本塔にその拳が突き刺さった。 ◇ 「ふん――なかなかどうして、帰属のボンボン共もたまには役に立ってくれるじゃないの!」 一人呟きながら、フーケはゴーレムが開けた穴から宝物庫に侵入した。 様々な宝物が安置してあるがどれも無視し、奥に走る。狙いは一つ。『破壊の杖』。 断続的に乾いた音と、ガラスが砕けるようなムスタディオの魔法の炸裂音が屋内に届く。悲鳴と怒鳴り声。他の魔法の音も聞こえるが、自分のゴーレムはあの程度で破壊されるようなやわな造りではない。 フーケは意に介さず捜索を続け――そして、目的の物へたどり着いた。 「……これは」 ――その形状には見覚えがあった。 彼女は壁に『破壊の杖、確かに領収いたしました。フーケ』と刻みながら、外でゴーレムと戦っているだろう者達へ意識をやる。 ますますこのままとんずらするわけにはいかなくなった、と思った。 ゴーレムのあけた穴へ戻る頃には、戦闘音は止んでいる。 ◇ ごおおお、と風を切る音が耳を覆いつくす。視界は上下さかしまで、地響きを響かせながら歩み去るゴーレムの姿が映っている。その背中や脚にはところどころ、ムスタディオによる氷が花開いていた。 腹筋トレーニングの要領で上を向く。ムスタディオは片足を風竜に咥えられ、宙吊りになっていた。その竜の上にはメイジ三人がしがみついている。 「タバサ様、ありがとうございます」 冷や汗をかきながら言うと、首のあたりに優雅に座るタバサが無言で頷いた。後の二人は身なり構わずといった体だ。 ゴーレムが出現した時、真っ先に動き始めたのはムスタディオだった。キュルケが取り乱し、ルイズが唖然とする中でブレイズガンをみだれ撃つ。追ってタバサと風竜が援護に入るが、いかんせん効き目が薄い。 そうこうしている内に背中を向けていたゴーレムが標的をこちらに見据え――激しい地団駄で踏み潰されそうになったところを間一髪拾い上げられたのだった。 「な、なんなのよあのゴーレム!」 ルイズが叫ぶ。 誰にでもないその問い掛けに応じたのはタバサだった。 「多分、『土くれ』のフーケ」 その言葉に皆が絶句する中、ムスタディオは別のことに戦慄していた。 ――ゴーレムをねめつけるタバサの目が、異様な輝きをを放っていた。 件の感覚が背筋に押し付けられる。 風竜が地面に降り立った。硬直したままのムスタディオが放り出され、ルイズとキュルケが降り、しかしタバサは使い魔の首ったけにしがみついたままだった。 次の瞬間、風竜が翼を大きくはためかせて浮き上がった。 「ちょっとタバサ、何してるのよ!」 キュルケが舞い上がるスカートと髪を押さえつけながら鋭い問いを飛ばす。 「フーケを追う」 「やめなさい! もし本当にフーケだとしたら、まず先生達に――」 タバサはそれ以上キュルケの言葉に耳を貸さなかった。 ホバリングをしていた風竜が砲弾のように飛び出す。あっという間にゴーレムの歩き去った方向へ飛び、夜闇に吸い込まれて消えた。 ◇ 「きゅい! おねえさま大丈夫なの!? あんな大きなゴーレム相手じゃ、シルフィとおねえさまだけじゃ勝ち目が薄いのね!」 股下のシルフィードが悲鳴に近い声を上げたのを一瞥する。 タバサは段々と近くなってくるゴーレムへ目線を戻し、 「大丈夫、敵わない」 「ちっとも全然これっぽっちも大丈夫じゃないのね! 引き返すのだわ! まだあちらはシルフィ達を意に介して――」 「待って!」 旋回し、方向転換をはかるシルフィードの頭を叩きながら、タバサが珍しく声を荒げた。 「大丈夫、敵わなくても殺されはしない。人質として利用されるはず」 「なおさら良くないのね! まったくもういつの間におねえさまは心の病気におかされたのかしら! シルフィなさけない!」 「考えがある。やらなきゃいけないことがあるの」 だから追って、というタバサの声には懇願の響きが含まれている。 ほどなく、学院へ戻り始めていたシルフィードが方向転換をした。再びゴーレムの背中を追って空を翔る。 「……おねえさまは何を考えているの? シルフィにはちっとも分からないのね!」 「今は言えない。でも作戦がある。私がフーケに捕まったら、まずこれを持って逃げて」 そう言って、タバサは腰からポーチを外した。一つだけ中身を取り出して懐へ仕舞い、後はシルフィードに咥えさせる。 「それから、言った通りに行動して」 タバサは口の利けなくなったシルフィードの耳に口を寄せた。 ――ゴーレムの背中が近づいてくる。 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
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前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ フーケは孤児院のことを思い出していた。 自分が貴族から奪った財産で子供たちを養っていた場所。 今はもうない場所。 ゴーレムの上から、銃の照準を合わせる。標的はルイズ・ヴァリエール。名門の娘。 フーケは結びつける。孤児院が襲撃された時、あの子は次々と殺されていく年下のきょうだい達を見てどんな行動に出たのだろう。 皆殺しにされ、自分が発見するまで野ざらしにされていた子供達を置いて一人連れ去られたのはどんな気持ちだっただろう。 「……ゼロのルイズ、って呼ばれていたわね。無能力のあんたがそれを扱ったって、焼け石に水だって分からない?」 眼下の少女が歯がゆそうに体を震わせる。ルイズもまたブレイズガンの銃口をこちらに向けている。フーケは結びつけてしまう。彼女とあの子のことを。 あの子は、今ルイズがムスタディオをかばっているように、皆をかばったのだろうか。 きっとそうに違いない。 決心が鈍る。彼女を救うために自分は鬼にならなければならない。 なのに引き金にかけた指は震えている。 「だったら、何だって言うのよ?」 ルイズがそう切り返してくる。 貴族然とした、堂々たる声だった。 「ブレイブストーリー/ゼロ」-21 ◇ 「だったら、何だって言うのよ?」 その言葉は虚勢だ、とムスタディオは思った。 彼女は興奮すると声が震える癖があるけど、今は毅然とした声音でいる。 なのにムスタディオは、小さな背中にそんな印象を抱いていた。 高級な舞台の上の、達者な踊り子を連想する。人前では決して仮面を外さず、誰かに何かを伝えるために演じるのだ。 ルイズは誰に、何を、伝えようとしているのだろう。 「ヴァリエール様、逃げろ」 そう言おうとしたつもりが、声が掠れてろくに言葉にならなかった。ルイズが流し目でこちらを一瞥するのが、ぼやけた視界の端に映った。 自分を見た瞬間、その表情にもう一枚仮面が重ねられたのも見えた。 不適に笑ったのだ。 「あんた、私たちを逃がすつもりはないでしょ。だったらここで逃げ腰になったりしたら、それこそ鹿狩りが始まっちゃうわ」 「へぇ、勇敢だねぇ。でもそれで何か変わるの?」 ルイズが無言で、ブレイズガンをぎゅっと抱き込んだ。華奢な体には無骨な銃は不釣り合いで、銃に構えさせられている格好になっている。 勇敢じゃない。無茶だ。 「ヴァリエール様」 今度は声が出た。 ムスタディオは太い荒縄みたいにぐにゃぐにゃになった腕で地面を掻き、体を起こそうとする。 「何よ」 「逃げ、てくだ」 「嫌よ」 にべもない反応。ムスタディオは上半身をなんとか起こしながら、そんなこと言わずに逃げてくれと思う。 単純な計算だ。 今彼女が飛びのいたなら、自分は弾丸の餌食になるかもしれない。それでも、彼女一人はタバサ達の助けを見込めるのだ。まだ生き延びられるかもしれない。 どの道、どう考えても自分は死を避けられそうにない。 ……そうか、オレ、死ぬのかと思う。 死にたくなんてない。最後の戦いの地で一度は覚悟した。それでも生き延びてみればやはり死ぬのは嫌だ。 それでも。 (アグリアスさん) 近しい女が死ぬのは、もう耐えられない。 「逃げろッ、ヴァリエール様!!」 血を吐くように叫んだ。 その懇願に返って来た返答は。 「――うるさい! 何よあんた、さっきから私がかばってあげてるってのに!」 ◇ ルイズは声を荒げた後にしまったと思ったがもう遅かった。ぐっと八つ当たり気味にフーケを睨む眼光に力を込める。 ルイズがここに立ちはだかっている理由。身も蓋もなく言ってしまえば、それは見栄だった。 本心は逃げたくてたまらない。 しかしそれは馬鹿なことではないと思う。 見栄のために動く。それの何が悪い。元々貴族の見栄と信念は表裏一体なんだ、と開き直って考える。そして信念とは信ずるに足る貴族像。自分の理想像だ。 信念は幾度も折れ続けてきた。ムスタディオがやってきて、一際大きく折れた。 ルイズは未だに、皆から認められたくてたまらない。同級生達から。教師から。家族から。そして一番認められたいのは。 そしてその努力を諦めた時。 「ルイズ・ヴァリエール」は根底から折れてしまうのではないか。 「あのね! 言っておくわ!」 ルイズは叫ぶ。 彼には知っておいて欲しい。 今はそんな状況ではないかもしれないが、やけだ。知ったことか。 「私はこいつを倒すし、あんたも見捨てないわ! いい? 私は魔法だって、ろ、ろくに使えないけど! それでも貴族なのよ! 貴族って言うのはね、魔法を使える者のことを言ってるんじゃないわ! 敵に後ろを見せない者のことを言うのよ!」 それが、私が信じる貴族の理想像だ。 貴方は誤解してる。 貴族は貴方が思うような存在じゃない。 ルイズは引き金を引く。 フーケもまた引き金を引こうとするのを、そのまなじりで受け止めながら。 ◇ その瞬間。 ムスタディオは意識の上を駆け巡るあらゆる感覚を忘れた。 動かない体の苦痛も、張り詰めた危機の空気も、フーケの嘲るような声も。 ルイズの背中には、先ほどまでは戦死した沢山の仲間達、好きだった女性の背中が重なっていたが――それも吹き飛んだ。 残ったのは、英雄達の既視感。 ――異端者の烙印を押されようとも戦い続けたラムザ。 ――その彼に「私はお前を信じる!」と言い放ったアグリアス。 ――信念を以って共に闘い抜いた貴族達。 絶望にまみれながらも誉れ高い、多くの背中。 「――うあああああああっ!」 ムスタディオは恥も外聞もない声を上げる。体が動く。抱きつけ。引きずり倒せ。盾になれ。引き金に力を込める彼女をかばえ。たとえ無駄な努力だとしても。 死なせるものか。 死なせてたまるものか。 ムスタディオの傷ついた体は、本人が思っているほど俊敏に動かない。 彼の手がルイズの体を掴む前に大きな衝撃が走る。 ムスタディオはもみくちゃにされて吹き飛んだ。 ◇ ……ぱり、ぱりと何かが砕ける澄んだ音があちこちで鳴っている。 まるで茂みの中で鈴虫が合唱しているみたいだ、とフーケは思った。しかしその季節にしては凍て付くような寒さだった。 「……、ぅ」 これはどういう状況なんだろう。 フーケは起き上がろうとし――全身がばらばらになるような痛みに息が詰まり、激しく咳き込んだ。しかしその痛みは我を取り戻させてくれる。 辺りは惨憺たる状況だった。 スクウェアクラス、いやそれ以上の使い手の氷魔法が炸裂したかのようだ。 森は凍て付き、木々はなぎ倒され、自分のゴーレムはというと――ガラスの人形を床に落としたように、凍てついたまま砕け散っていた。 氷が溶け始めているのか、あちこちで氷割の音が虫が鳴くように爆ぜている。 何が起こったのか、フーケは一瞬思い出せない。 自分が後手に回ったのは覚えている。 ルイズのあの言葉を聞いて、さらに逡巡が大きくなってしまった。 彼女は自分の信念に基づいて行動している。 自分は、自分の信念をどうしてしまっただろうか。 そんな迷いのために、引き金を引くのが遅れた。 「ぅ、く、」 思考がざらついて、頭が痛む。その後は。 (……まさか、この氷はあの銃の仕業だっていうのかい) 色々と思うことはあったが、フーケはとりあえずその一点に思考を絞った。 そうして心中に生じたのは驚きと。 歓喜。 あれがあれば、自分はきっと。 フーケはよろめきながら立ち上がる。 ナイフを鞘から抜き、 ◇ 空中で竜が旋回しているのを、ルイズは放心状態で見上げていた。 「……キュルケ、タバサ」 その竜の上に見知った人影を見止めた。キュルケが手を振っている。その表情が少しだけ必死だ。普段嫌っているキュルケの余裕のない顔を見て、ルイズはちょっとだけざまあみろと思う。 だけど何であんな顔をしているの、と思ったところでルイズは自分が寝ころんでいることに気づいた。 自分は立っていたはずだけど。立ってブレイズガンを抱えて引き金を―― 「!!」 がばりと上半身を起こす。体が痛む。やけに寒い。周囲の様子を見て絶句する。 「ムスタディオ!」 そして一番の心配を叫びながら立ち上がろうとして、後に誰かが立ったことに気づく。 「ムスタ!?」 振り返った先にあったのは――、フーケの顔だった。 「おとなしくしな!」 緊張の糸がぶちりと切れた。 悲鳴を上げようとした口を掴まれ、その腕が蛇のように首に巻きつきあっという間に抱き寄せられる。喉元に冷たい物が突き付けられた。 反射的に手に噛み付いたが、途端に首に鋭い痛みが走り、ルイズはひきつけを起こしたように固まってしまった。 心が、萎縮する。 「あんたらも降りてくるんだよ! ――そう、聞きわけがいいね」 瞬く間に事態が進行する。シルフィードが着地する。タバサとキュルケが手を挙げて背中から降りる。キュルケが何か悪態をついているが、内容を理解できるような心境ではなく、もう声も出なかった。 ただ、助けて、とルイズは思った。 今しがたまで自分が助けようとしていた使い魔の顔が、頭を占めていた。 ◇ 「あんたたち、動くんじゃない! 動いたらこの小娘の命はないよ!」 フーケは乱れ切った自分の呼吸を正せない。それは焦りと興奮によるものだ。 迅速かつ的確に、状況の天秤は自分の方へ傾いた。 両手を挙げたままの二人のメイジ、そしてその使い魔を睨み付けたままフーケはじりじりと移動し、転がっていたブレイズガンを空いた手で拾い上げた。 銃口を少女達に向ける。 「あんたたちに恨みはないけど、死んでもらうわ」 どちらを先に始末しようと考えて、どちらでも良いと思った。自分がブレイズガンを用いれば、とんでもない威力を発揮するだろう。竜は死なないかもしれないが、隣り合った二人の人間などひとたまりもあるまい。 そう考えてたまたま標的にした小さな少女が、何故か驚くほど平静でいることにフーケは眉をひそめた。 そして弾かれたように思いだす。 ムスタディオはどこだ。 「ムスタディオ! どこにいるんだい!? 姿を見せな!!」 フーケは叫びながら前しか見てなかった視界を急いで広げる。 その瞬間、自分と少女達以外に動く何かが掠めた。 それは砕けたゴーレムの残骸の中。 砕けた肩口に未だ固定された銃。 その無骨な兵器に、体を引きずるようにしてムスタディオが取り付いていた。 その手の甲に異様な輝きが灯っているのを見て取った瞬間、フーケの背筋が総毛立つ。 反射的にルイズを弾き飛ばした。 反対方向に跳んで逃げようとした彼女はしかし、ムスタディオの片手に刻印されたルーンの力を知らなかった。 光の筋が一直線に大気を貫く。 魔シンガンから発射された弾丸は、標的以外への衝撃波を最小限に抑え、フーケの脇腹に直撃した。 ◇ 魔シンガンを発射した瞬間に跳ね返って来た衝撃に、ムスタディオは耐えられなかった。 全身の骨が軋み、地面を転がった。 しかしのたうっていたのはほんの短い間で、すぐに細い腕に抱き起こされる。 「大丈夫、折れてるのは末端の骨だけ」 タバサ様。ありがとう、と言おうとしたが声にならなかった。 少し離れた場所では、ルイズもまたキュルケに助け起こされている。 「よかった、無事なのか……」 安堵するムスタディオの耳元で、タバサが囁く。 「フーケはあそこ」 「――――、」 見慣れた光景とはいえ、一瞬思考が止まる。 ルイズ達からさらに離れた位置に、フーケは転がっていた。 二つになって。 フーケの体は、胴体から真っ二つになっていた。 酸鼻極まる光景だ。思わずルイズとキュルケの様子を窺う。二人もまた息を呑んでフーケだった物を見つめている。 「――――――、――ぃ」 いや。 それはフーケだった物ではなく、フーケだ。 「んで、ぃ、ぃき、」 まだ上半身が動いている。手が空を掻き、獣のような息遣いが地面を舐める。 ムスタディオはタバサの手を借りて立ち上がると、よろめきながら落ちていたブレイズガンを拾い上げた。使い魔までもが固唾を飲んで見守る中、フーケのすぐ傍に立つ。 何か言おうかと思ったが、何を言えばいいか分からなかった。無言でブレイズガンを構えるとフーケと目が合った。 その眼は、殺されてたまるものか、とムスタディオを射抜いていた。 厭な汗が噴き出した。 これは呪いだ。生きたいと呪う。殺したいと呪う。渇望。 空気が冷たい。ブレイズガンのせいで冷えている、それだけではない。そんなはずはないのに酷い悪寒がする。 不意に目の前に霞がかかった気がして、ムスタディオは慌てて周りを見回した。煙幕が残っていたのかと思うが、違う。 暗がりを凝縮したような何かが、フーケの体から湧き出ている。 ムスタディオは引き金を引こうとしてたが、その前に。 ぴん、と何かが張り詰める音を聞き、 緑色の光が空間を貫くのを見た。 ◇ ――聖石の適合者よ、我と契約を結べ。 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ