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チュン、チュン… チュン、チュン… と、現世にもいる様な朝の訪れを知らせるさえずりが聴こえ、眠い目を擦りながら俺は起きた。 「ワタル おはよ… //////」 俺より先に目を覚ましてたのだろう… ベッドにもぐったまま俺のほうを向いているミーナの第一声は少し"はにかみ"を含んでいた。 もう、朝か。 (昨日が終わって、今日…か) なんて無意味な思考がプカプカ浮かんでは寝起きの頭は自動的に記憶を構築してゆく。 そうだ、昨日は…ミーナとっ ////////。 昨日シャワーを浴びた後も、朝まで"二人きりの世界"に浸って居たかったが そこはまぁこの状況だけに (キキーマに先起きられちゃぁ会わせる顔もないし)別々のベッドで眠りについたんだった… 昨日の事が、文字通り"夢のよう"に感じる。 …夢オチ? (でも、あれが限りなくリアルな"夢"だったら 絶対夢精してる筈だが、 …してないし …って事は やっぱり///////。) …。 思い返すほどに恥かしさが込み上げ、同時に …喜びが、嬉しさが 上乗せでやってきた。 「ぉ.…おはよう ミーナ。」 とようやく答えて俺はベッドから起き上がる 何ともない今朝なのに日差しが一段とまばゆく降り注いでる様に感じた。 「う” グッ… ゴ… ン"んあ"~~…良く寝た"ぁ~」 あ、キキーマも丁度起きたか、 おはよ~… って大丈夫かっ!? …本人は少しよろめきながらも 普通に(?)起きて、 …しかしやはり様子が変だった。 出掛ける支度中には何度かフラついては、俺のほうに寄り掛かってきたりして、 勿論、俺がキキーマの体重を支えられる筈がなく、危うく下敷きになる所だった。 「ぉおっと! ワタル何かオレ、寝違えちまったみてぇだ。すまねぇな~ハハハ!」 「そ…そう?キキーマおだいじに~…ははは。」 昨日の事なんて言える筈もなくそう言って誤魔化す俺、(キキーマすまん…)と心の中で声を大にしてた俺とは裏腹に 「もぅ~キキーマったらぁ~♪」 って茶化すミーナの、犯行目撃者である俺は複雑な心境で(女って恐い)とか思わなくも無い… にしても、痛くないのか?大丈夫なのか!? 衝撃を物語っているかのような床に砕け落ちているロウに目をやると、自分まで痛々しい気持ちになる。 あの"一撃"はどうやら痛みすらを通り越したのだろう… 今現在、あの野太い尻尾には感覚が通ってないらしく、それによるバランス感覚の欠如が見て取れた。 (キキーマ、マジでっ ゴメン !!) せめてもの"トリート"をしてあげたいが… ガタンッ! 「キャッ!ちょっ!? キキーマ危ニャいってぇ~」 「うをっと…ットット…失礼~。」 「キャッ…」 …; ともあれ、それ以外支障のない感じで安心だ。 **************************************************** 無事歩みを進められたが、昨日の夜更かしが響いてしまい一瞬意識が飛んでは醒ましを繰り返していた ガタン,.ゴトン,...荷ダルババ車の一定のリズムが心地良い ……~* それも束の間、いきなり騎士団に囲まれそんな"まどろみ"も吹っ飛んでしまった 剣を向けられるし冗談じゃぁないよ。 まったく…後先不安だな~; しかしまぁ…おかげで眠気は覚めた、いつまでも"初体験"の余韻に浸っている場合ではないんだ。 ここは"ニホン"じゃない、危険と隣り合わせの"ビジョン"なのだから。 **************************************************** その"シュテンゲル騎士団第一遊撃隊隊長"ことロンメルさんも悪いヒトって訳じゃ無さそうで、疑われつつも誘導してもらい(これは連行と言った方がいいのか?) "関係者以外立ち入り禁止"みたいな騎士団専用通路の方へと入らせてもらった。 この優遇は有難かった。近日、検問前では長い行列が出来ておりヘタすれば丸一日ここで時間を割くことになるそうなのだ。 後に何故かと聴いたら ナルホド、明日は管轄外のブランチまでも赴く大きな会合となるらしく(確かに管轄がガサラのカッツさんと合流なんておかしいと思ってたんだよなぁ…) で、その内容を小耳に挟んでしまった俺は 案の定かなり凹んでしまい、なかなか寝付けなかった。 「はぁ… ホントに戦争なんてものが起きてしまうのか…」 独り言ともいえぬ溜め息のような息を漏らしながら俺は、どこへ行こうとも無く、ただ夜風に当たろうと入り江の方へと足を運んだのだった。 ちゃぷ,,ちゃぷ.,しっかり整地された港独特の穏やかな水音が聴こえてくる...."近代的"なここは落ち着きを取り戻すには丁度いい …何故かというと勿論、現世を思い出すからだ、 でも…ざわつく心が消える分だけ、その空いたスペースには懐かしさからくる寂しさが押し込まれてゆく事はしょうがない。 そう、"しょうがない"。周りの状況は、ここにいる限り切り離せないのだ、受け入れるしかない。 … …と言っても諦めたわけではないっ あとは俺自身がどうするかなのだからっ! ギッ”とコブシをつくり弱気な思いに傾きかけてる気持をリセットしようと頭を振った。 …よし。 (いい景色だと思った所で一息いれよう)と歩きながら、 日も落ちて大分経ち閑散としてる港沿いを歩いていた。 月明かりが等間隔で漏れている路地の隙間を横目に、その隙間から覗き見る海を見る 目を見張るほどの都市化が進んでいる所なのに"ゴミ"と呼べる浮遊物は 一切ない事に気付いた。 なんと言うか、街中に根付くモラルを感じるな。この国の規則とか、ただ単にそんなんじゃないのかもな。 自然を崇める市民の思想の表れという感じがするんだ… どんなに技術が発展しても、素朴で、飾らない綺麗さがここにはある。 なのにさ、"ここが戦場になるかもしれない"だなんて…。 …。 「…ん?」 しばらく歩いていると… 入り江の反対側にある灯火の逆光でそこに居る二人の人影を写していた。 (ははは…いいムードってやつだね) と心の中で茶化しながら通過した。ああいうの見ると世界が平和に見えるな~ な~んて… …。 …ぇ? あれっ!? もしかして… 何だか見覚えが~っと 引き返してよく見てみたら、いや、よく見なくても他ならぬカッツさんと、ロンメルさんだあれは。 「!? こっ、これはどういう … 。」 …。 (ぇ.....え~っと….,;) …….。 (うんっ♪ ここは見なかった事にしよう) と すり足気味に急いで立ち去ろうと…… -- 『*見~つけたっ*(*`ω´*)♪』 イキナリ後ろからガバッ"と抱きつかれた! 「!?●△x!」 ミーナッ;!!心臓が飛び出しそうな程ビックリしたが、とっさに自分の口に人差し指を押し当て”シィ~ッ” 静かにしてとサインを送る。 ”にゃに?”とミーナは視線を遠景に移すと空気を読んだのか直ぐにワタルと同じ様に体を隠す。 「 (ふ~ん”ニャるほど あんな関係だったニャンてねぇ~) 」 表情はと言うと 今にも ”ニシシシ…”と ほくそ笑みそうな顔だ。 7メートル先では何か”イイムード”になっちゃってるっぽい二人の戦士。 まじまじと見ると さっき素通りしかけた時は感じていなかったのに…何だかもう、自分事じゃ無いのに恥ずかしくなって、 あぁ見てられないっ//////。 「 (ミーナっダメだってッ! ここは見なかった事にっムグxむぐっ!) 」 「 (シィ~ッ!今いいとこニャンだからっ //////。) 」 逆に”静かに”と制す様に俺の口を塞ぎながら、 二人の動向に釘付けになっていた。 ……。 …wwww○×;ww+ ;* (((…ってぇ!鼻まで塞がってるっ!…ミーナっ息できないっ! 息できてないっ! 俺っ;xx))) ――ぷはぁッ;., …はぁはぁ。 …仕方なく俺も”見守る”ことにした… 女の子って何でこういう秘め事的なモノ見るの好きなんだろうか… 俺なんてバレないうちに今すぐにでもここから立ち去りたいのに … はぁ~。 この距離じゃぁ二人の声はこっちまで届かなくて分からないけど、 別に”親しい戦友”だった ってだけかも。 普段事務的な、むしろ険悪そうに見えるのはきっと立場上のせいでもあるんだろうな (それでも意外すぎる組合わせだが。) ふと、会話が一段落したのか、口の動きが無くなる。 …ごくっ… ミーナの唾を飲む音が聞こえる; 縮む二人の距離… あれ? なんか…。 腰に手を回しちゃってる二人… … …もしかしてっ ―――もしかするのかっ!? ”おいおいおいっ ; 俺たちの前でっ、そんな事ッ;!?” (って盗み見ている俺らが悪いのだが;) 後ろで固唾を呑んで”見守る”ミーナが俺の肩にギュっと握力を込めている ゆっくり目を閉じる二人。 ”ああぁああぁ二人ともっ、俺ら見てるし、こんな所で早まっちゃ! アッ――――――” 俺たちが潜んでる事は知る由も無いでだろうその"お二方"は物陰(=俺ら) 7メートル先で、熱い口付けが 交わされていた… ミーナも『にゃヒャっ~♪』って両手で口元を覆い、嬉し恥ずかしの顔してる…。 ―――”ガタンッ!!” 『!』 「「!誰だっ」」 流石と言うべき反射神経で声をハモらせ一斉に振り向く二人に、ギリギリのタイミングで顔を引っ込める俺ら。 後ろを見たら木の板が倒れていて、どうやらミーナが興奮してかシッポを激しく振り回してたらしい ( …ってイヌじゃないんだから!) そうこうしてる内に二人分の足音がズンズン近づいてくるっ ヤバィ ヤバイっ ヤバイッ! 「ワタルっ立ってッ!」 グイッと引っ張られ、座りっぱなしで痺れてしまった俺は足を縺らせながら 「うぉッ;! ちょっ 待っ―――ミーナ!」 走るっ、走るっ!! ミーナに手を引かれ。 ********************************************************** 「ゼェ,.ゼェ,.ゼェ,.…」 …危なかった、一時はどうなる事かと… ミーナの”冒険好き”もいいんだけど少しは自重して欲しい… 「ふぅ~。 あ~怖かった~」 俺を引っぱりながら猛ダッシュしていたのに息一つ上がってないミーナが凄い…。 「ゼェ,.ゼェ,.,.でもまさかあんな関係だったなんてな。」 「んふ♪ いいもの見ちゃったミャあ~」 …いいものか? 女の子の考え方はホント良く分からない… それに今考えたら猛ダッシュで逃げる必要あったのかどうか… でも、「ワタル、中々スリルあったね♪」 とはしゃぐミーナを見ていると、 何だか俺も、童心に返った様にちょっと愉快な気分になってしまった。 「何やってんだろな俺ら。」 「知らにゃ~い♪」 ニャハハッ!ってちらりと覗く八重歯が可愛いらしい。 肩で息しながら笑う俺。 バカバカしい事やって楽しむミーナ…。(ピンポンダッシュ。とかよくやったなってふと思い出したり) 戦争告知という押し潰されそうな重圧でさえ何とかなる様な、そんな気持ちになるんだ。 こんなささやかな事がミーナを通して凄く身に沁みる… これが"幸せ"なんだって… ひとしきり笑った後、急にシーン…としてしまい、何だか照れ臭くなる。 大分遠くまで来ちゃったな… 「…戻ろっか、ミーナ。」 「ウンッ!」 しばらく歩いてたら、ふいに自然と手を繋ぐ、 改めてつながれた手は温かくて、この静かで少し寂しげな路地裏にも明かりが灯ったような安心感で包み込んでくれるようだった。 「 …。」 ミーナは何か話したいけど、これといって話題が無い様で静かな”間”に恥ずかしそうにしている。 こういう雰囲気は苦手らしい。 俺も、さっきと同じ会話になりそうな事しか思い浮かばないし、でも こうやって歩くの嫌いじゃないから。 珍しく物静かになっているミーナの横顔をチラリと見つつ そんなミーナの反応を密かに愉しんでいた。 … …。 「…ねぇ。」 静かな空間に呟くように口を開くミーナに 「ん…なに?」小さく間をおいて俺は返答を待つ。 「…"まさか"な展開だったね」 「 ああ… ホント驚いちゃったよな」 やっぱその話題になっちゃうよな。 そりゃまぁ頭から離れにくいシーンだな。現世で言うところの"週刊誌もの"だあれは。 「あの。。。二人…。けっこう激しかったね。」 「ん? あぁ。」 ふと立ち止まり 俺を見詰めるミーナの、上目づかいの青い瞳に上空の三日月が綺麗に写りこんでいる。 「 …どうかした? ミーナ。」 …。 「…ねぇ。私たちもその… しよっか…」 「 … えっ!?」 「 …。 」 (えっ…っと これはキスをってことかな;!… え、でも いや何というか、急に言われても.. そんな…) いきなりの欲求に、返答を詰まらせている俺を前にしたミーナは …次第にオロオロしだして 「ご…ごめん …ニャさぃ…」 と顔を赤らめてうつむく (あっ やべっ いまの俺の態度 嫌がってるみたいか!?) とミーナに訂正したくて俺もテンパって、 「もも 、もっ、もちろん俺は大歓迎だよっ!!」 …と口走る… … あぁ....。 … ムードぶち壊しだ 俺… orz 「……」 今度は逆に 俺が思いっきり落ち込んでる..... . . . 反応の無いミーナ…。 怖ろしいほどの間がイタイ… 痛すぎる…。 「……」 「ぷっ;くふふっ....ニャハッ! ニャにそれ,.ワタッ… ニャハハハハッ!」 ”飾り気の無さ過ぎるヘタレ発言に堪え切れなかった”、という風に思いっきり噴き出すミーナ。 顔が熱い。 穴があったら入りたい…。俺は穴の中で死んでしまえばいい…。 にゃははっハァ,.ハァ,.ごめん.. まだ笑ってる。…いくらなんでも笑い過ぎだって、ミーナ…orz くるしいッ にゃははははタスケテ はぁ はぁ… と涙腺が崩壊しているミーナが必死で目を拭いながら 可愛いっ♪ と潤んだ瞳(笑い過ぎの為)でワタルに飛び込む。 「ワタルのそんニャとこ、大好きッ!」 ネコっぽい小さく突き出てる鼻面を俺の胸にふにゅりと押し付けて目を細める。 「…じゃぁ、お言葉に甘えちゃおうかミャぁ~////////」 いつものミーナらしい本調子で呼び掛けて ミーナはそのままクイッと顔を持ち上げる。 ――― 「ちゅ♪」 下唇に優しい弾力が触れ、その感触はすぐに離れた。 高さが合わずミーナは爪先立ちでキスをしていたから。 んう~; っとミーナが自らの身長差に物言いたげな顔をしていた。 ”こんな浅いキスじゃ。ニャいもんッ”って感じか、 不満がってるその表情が 何かイイ。 そうだった …俺らはもう、 恋人同士 なんだよな… 「ミーナ…////////」 そっと、そのしなやかな身体に腕をまわした。 ギュッと腰から持ち上げるように軽く抱きかかえると、なんの抵抗なくミーナは身体を寄せてくれる 身体はこわばらず自然体で。 ふわりと繊細な毛並みが俺の手の平を軽く埋まらせて。 そしたら、直ぐミーナがあどけなくふらつかせながらもキスを迫る。 「んちゅ♪ …んんッ♪ …」 ファサッ …前髪が俺の眉間辺りに垂れ、くすぐったい。…微かに香るミーナの匂いが鼻腔を包み込む。 今度はちゃんと唇を合わせあえて。 ゆっくり瞳を閉じるミーナを見つつ俺も目を閉じて、視覚という一つの五感を省いて 感触だけを静かに感じた。 んっ ………… 。 「…んぱぁ―――ん,あッ ワタルっ」 もっと、もっとッ.,届かせようとしてミーナもすがる様に俺の首に腕をまわすとそれによって自身の体を宙に浮かせるようにして距離を縮ます。 必死そうで、こんな時に見るあどけなさが愛おしくって"キュンッ"てなってしまから――…ミーナ、俺ッ” 「ミーナッ!」 ミーナを抱えるようになったその格好で思わず乱暴に道路脇の壁へと押しやった。 「ミャウンッ! ///////。」 コンクリート状の冷たい壁に背を付けビクッと小さく声を上げるミーナに 「ご、ゴメ…x"」 言いかけて塞がる 熱いミーナの責めに頭の後ろまで熱が届いたみたいにクラクラとなる。 ゴメンの"メ"の字で閉じかけた唇の、そして口内に 侵入するモノ 今まで含んだ事のない様な艶めかしい感触に息が詰まる 思わず舌を引っ込めて、そうするとミーナは首を傾けて更にグイグイと挿れてくる (んっ;あっ;) いれてくる?… !?これ、ミーナの舌ッ!?; ようやく気付いた、 そんな事されるのはじめてだからでもあるけど…。 そんな緊張している俺をミーナはそっと頬から頭にかけ、撫でてくれて、撫でながら俺のアクションを待ってくれていた。 まるで宥められているようだった。 (あぁ、またリードしてもらっちゃってる)なんて思いながら後押しされてきっと顔が真っ赤であろう俺は恐る恐るミーナへと滑り込ませていった。 「「んンっ …チュぱ...にゅむにゅ... ンn ムチュ」」 トロトロなミーナの舌に触れ合うたび”ムゴムゴ”と発っせない声を上げる俺、 この前のミーナとはじめてしたものは"ソフトタッチ″な感じの口付けだったのに その にゅるにゅると攻め込むミーナの舌は俺がもし獣人族だったらならば全身の毛が逆立ってるだろう程に不思議な快感に誘い込まれ、占領される。 「ンっ…チュ… ワふぁりゅ♪ んっ」 絡み続ける舌に、溺れるようにミーナを受け止めている。 手は震えながらミーナの後頭部へと周り、無意識の内に、更に引き寄せたいと押し付ける俺。 「んッ …ンぁンっ … … …。」 … 「「んんっっ っ っ 。. . !!! ぷはっ。」」 何秒経っただろう。…ミーナと俺は同時に、急いで口を離した。 気付いた時には"苦しかった"のだ。 息する事を忘れてしまっていたから。 「ふぅ、はぁ、はぁ。。。」 「ハァ.,ハァ.,…ニャんだか クラクラしちゃった…」 どうやらミーナもそうだったらしく、息を上げ、艶かしさの残る吐息が俺の頬を撫でている。 そんなミーナを俺はただただ見詰め返すだけしか出来ず それに気付いたミーナが慌てて 「イ、いきニャりごめんねっ///////。」 と手の甲の、うっすらと生え揃った体毛で軽く口を拭いながらバツの悪そうな感じに うつむいた。 「いいや、その…嬉しかったよ。」 もちろんキモチ良かったし、 それに キスしてくれてた間、心を温かさで染めていく様だった。 落ち込んでた事なんて忘れるくらいに。 「ミーナ、 ありがと、」 「えへっ////////。」 顔を上げたミーナは真っ赤になっていて俺を見詰めている 頬が染まってるのが濃紺の星の下でもほんのりと判るその高揚さが愛しい…。 … コツ …コツン …コツンッ。 あ、誰か来る? ネコのような耳を音の来る方角へと いつも以上にピンと立て辺りを伺うミーナに従い 俺も耳を澄ました。 聴き取れる位になりはじめると 金属的な擦れ音が混じるその足音がこちら側へと向かっている様だった。 …その音からして大体想像出来る、ロンメルさんでないが別の、どうやらシュテンゲル騎士団の見回りらしい。 「?…どうかした ミーナ?」 再び俯くミーナは さっきのそれとは違い、動揺みたいなのが見てとれた。 そっか…そういえばミーナ、疑われてるんだったな。 その件も在るし、こんな薄暗い路地裏にいちゃぁ、問質されてしまうだろう。 今別に悪い事なんて一つもないのにな、… 「ミーナ、戻ろっか…」 ミーナの額辺りを軽く撫でて俺が言ったら、硬い表情のまま俺の腕にキュッ”って掴まってくるミーナに再びドキドキしながら もと来た道を引き返した…。 ******************************************************* 「んッ~… ニャァ~*…っ やっと着いたぁ~!」 と大きく伸びをしているミーナ。 ようやく俺たちの泊まる宿に付く事が出来たのだ。 この街の統一感のある石造りの建造物は、言い換えると"似たような建物"ってヤツで、結構迷ってしまい、何だかんだで小一時間歩き通しである。 そうだ、何だかんだと言えば 今日からロンメルさんには宿泊まで用意して貰っていた。(ここの宿は昨日より断然良い佇まいである) ありがたや~。 その上、種族の違う俺達に気を配ってくれたのか一人各部屋だ。 階段を上り2個目のドアにはキキーマがいるはずなのだが、ドアに はめ込まれている曇りガラスからは光が漏れておらず、もう寝てるらしい。 そのドアの次が俺の、そして一つ隣のミーナとなっている。 時間はもう遅いし…連続の夜更かしにならない様にしなくては…明日は重要な会議に出席しなくてはいけないらしいし。 来たるべきそれを受け入れる体力を残しとかないと。 … な~んてね。 「じゃぁおやすみ、ミーナ。」 「うんっ オヤスミ~」 俺たちはそれぞれの床に着いた ガチャ… がしっ! 「ミーナ?」 ドアを閉めるギリギリの所でミーナの手が扉にスッと挟みこまれた 「ミーナ、危ないよ?」 どうしたんだろうか… まるで締まるドアを遮って居るような行為…っていうかそうとしか受け止められない行動に …妙に緊張しだす俺。 ゆっくりと扉を開けるとその頭一つ分の隙間からネコのようにスルリと入って来た。 「…して貰ってニャい。」 「な、なにを?」 「あにょ//////… オヤスミのキスッ!」 「うおあっ!」 いきなり俺の懐に潜り込み力いっぱい押してくるミーナに踏ん張りが利かない俺は、相撲の寄り切りみたいに後方へと押し遣られ, 「!¥○*+; ちょっ…」 ドタッ... ベッド脇の壁際にまで着き、ミーナの吐息に触れられ、 俺は昨日のコトを思い返してしまい 顔が熱いッ....。 「でもね ワタル… キスしニャいよ。 …だから私、オヤスミしにゃいよっ…」 ミーナの腕には懇願しているかの様な力が篭っていた。 今日はこのまま居させてというように… ふと俺は気付く… 抱き止めているしなやかな身体からは、小さな震えがあることに…。 そして、それが俺の胸の中で次第に大きなものになっていったことも… 「… こんな事思いたくニャいけど 戦争がはじまったら 私たち…。」 もう、嫌ニャのに… 争いニャんて… はぐれる事ニャんて... 「ごめんなさい。 こっ、コワくなっちゃって… 震えが止まんニャい…」 「ミーナ…」 "争い"に対して本当の実感を持って知っているミーナ。 …俺が感じている以上に恐れ、怖がっているのだ。 今は俺だって恐いけど、…俺の方は実際の戦争なんて未だ何も知らないのだと知る…。 だって俺は、昨日の事なんて思い返しているのだから… そんな自分が軽率すぎてミーナに申し訳なかった…。 でも、 でも これだけは言えるよ。 "ミーナは大丈夫だ"って! 「俺は騎士団でも無いんだし一緒に居れば離ればなれになんてならないって、なっ そうだろ?」 そうさ、絶対にそんな事させないから。 「うんっ ありがと…」 そう言って俺に身体をあずけているミーナは 更にグイッと顔を埋めて、潤んだ瞳を俺のシャツに隠すように染ましていた。 … ねぇ。ワタル… … 今日は、みんな別室だから だから、気兼ね無く愛し合えるから こんニャ事って …もしかしたら もう二度と … 「今日も …いや "今日"だから、 ワタルとっ////// したい …にゃ。」 ようやくミーナの震えは解け、そっと俺の頬へ触れるその手は、再びの温もりを取り戻したかのように火照っていた。 「ミーナ…。」 どちらが誘導するともなくゆっくりと自身の体をベッドの方へと寄せる俺ら。 ミーナは顔を赤らめて、ベッドの感触を確かめる様に恐る恐る 先にベッドに腰掛ける。 その隣へと俺も腰掛けようとした時 「そっ..そのまま居てて…」 と止められ、 目を逸らしつつ、そっと俺のズボンに手を添えモジモジとしていた… 愛したい のに … なのに未だ、隠し切れない恥じらいに…。 そりゃそうだよな… 俺らは お互いの"はじめて"が早過ぎたんだ… それに、つい二日前までは"旅仲間"という認識だったんだから。 一般的に言うところの"お付き合いから"とかなんてしてないし、 そう、ホントはデートとかしたかった事は否めない。 セックスみたいな直接的な行為より先に、もっと やりたい事、いっぱいあったよね、ミーナ…。 …分かってるさ、 今 この世界(ヴィジョン)の現状では叶う事の無い希望なのだって …でも 平和な日常で出会い、純粋に恋して、そうやってお互い知り会えたら そう想うと胸が苦しくて…。 「…ミーナ。 ごめんね。」 何に対して言ってるんだ俺は…抗う事の出来ない事なのに、無意味な 謝罪でもない"ゴメンネ"を言ったところで お互い辛くなるだけなのに..... 「ぐすっ....」 ミーナ?…泣いてるのか ゴメン… 「"ごめん"ニャんて そんニャ事 …言わニャいでッ」 ミーナの右手がソッと俺の股に添えられ除々にその手がズボンの紐へと伝う それをクッっと引っ張り降ろしはじめる。 「ミーナ…。」 そして何かを決心したかの様に すぐさまその下着の上から舌を這わせていた。 「はみゅぅんッ… …くちょ..。。」 性器が一枚の薄い布越しにジットリと舐められる…本人は一歩引いた感じの行為なのだろうソレは余計にエロティックでその行為に俺は恥じらいを隠せず声を上げる。 「う… あっ//////…」 次第にミーナの唾液が繊維に染み込んできて浸透して、満たされて、ピチャ.,ピチャ.,と舌先の水音が鳴りはじめる。 "あたたかい…" 口内の温度がはっきりと伝わり始める中で俺の性器は大きくなり、気持ちいいと言っているかのように張り詰めていた。 「ぺちょっ…はみゅ! ワタルっ わたしっ!」 ミーナも目の前に立ち込めてきた"性の匂い"に、敏感な嗅覚が胸を狂おしく責めてきて、最後に張り詰めている下着の膨らみに沿ってジットリと舐め上げると 唾液でいっぱいになったその下着を勢い良く脱がした。 「ミーナっ////////。」 「ワタルっ… 欲しいミャッ"///////」 "んにゃぁ///// はむぅっっ。" !ぐちっっっ 我慢出来ないといった感じに口を大きく開いて、咥えると言うより一気に挿入させる勢いで押し込む。 「んはぁっ//////」 生暖かい舌の上、そして熱い吐息に 滑り込むような感触と、ぐにゅん"とノドの奥にまで触れる事の出来た性器が快感の余り、小さく痙攣を起こすっ。 「――っっっこふっ! こへっ!.,、こへ.,、! 」 「っっぅあッ だ、だいじょうぶ!?」 一気に入れ込んだせいで少しむせているその息遣いすらも気持ち良過ぎて、冷静さを失いつつも、 やはり心配な思いが頭をよぎり、急いで腰を引く。 いつも必死になると後先見ずになってしまうミーナ、たくましさとは裏腹の そんな不安定な一面を見せるミーナがホント心配で… だから それが、一層いとおしくもあるんだと。 俺はミーナの背中をさすると安心したのか 咥えたまま小さな吐息と共に "ちゅぷっ♪" と、俺が腰を引いた分を戻す様に押入れ、 くちゅくちゅ”と舌全体で絡ませていく。 「ぅあぁっ…ぅぐっ ミーナっ/////。」 今度は無意識に引ける腰に、ミーナも上目遣いに顔を赤らめて続けてくれて、 ”んくっ んみゅ. ...ちゅぽっ” としてる最中に ”ンパッ”と口を離し 「気持ちイイ?」 と律儀に訊いてくれる。 そんな初々しさがホントに可愛いくて... ”..ありがとう..” 軽く伏せてるフサフサの耳を撫で気持ち良さを伝えると ミーナはその大きな瞳を俺に向けながら再び"あむあむ"と イタズラっぽく咥え、口中でじゃらす。 くちゅくちゅ.,、くちゅくちゅ.,、♪ んふぅっ///// 俺の反応を愉しんでいる様に見えるその仕草に堪らなくなり、 !ビクッ…俺の性器が軽い痙攣を起こす。 「…んむんぅ?」 "出ちゃう?"って顔して訊かれ、俺は急いで頷く。 この前グエッてなっていたミーナが頭を過ぎり、(あんな事っさせたくないしっ!) と切なさを必死に振り切って自制心を出し、引き抜こうと腰を後退させようとした、 ガシッ” …ミーナが離れないようにお尻を掴んでいる …制止させているのだ。 「だ… メっ、そ、外に出すって…」 押し出そうな切なさに何とか言い終わると、 ううん))..このままで いいよ。 と性器が外れない程度に軽く頭を振っている... あ、ありがとう。 …最後までしてもらえるのだ …俺はミーナに身をゆだねる あみゅ!、、、っんちゅ! くちゅ.,くちゅ.,くちゅ.,, 一番気持ちよく、果たしてあげたいんだと一生懸命スパートをかけるミーナ! 「うっ …あッ ;あぐッ…;」 ミーナの顔をずっと見ていた俺はせり上がる限界に一端天井を仰ぎ、俺から見てミーナの一番遠い身体の位置、足元に視線を向ける。 うつ伏せの状態のミーナは足をユラユラとさせていて、尻尾もかわいらしく ヒョコヒョコ とリズムを取っていた。 …そこだけを見るとまるで、寝そべりながら読書してるだけみたいで、 真下でされている艶かしい行為とのギャップがっ …くるおしくってッ 「うっ.,、あぁっ! 出るッ;! うっ …――んあっ ;!!!」 ぺちょ.,ぺちょ.,、んふぁっ/////―――んきゅ!んきゅ.,;んきゅぅ!! 腰にっ力が入らない!思わずミーナの肩をギュゥッっと掴むと 強く脈打ち始める俺をミーナはお尻から強く抱き寄せ、押し付けるっ 吸い込まれるようにグチグチと 喉の奥まで導かれ、そこでもう、限界だった。 「ミーナぁぁっ;!」 ドッ…ドクッ;..,トパッ.,、; 「んみゅぅっ;! きゅむっっッんくっ.,んくっ.,んくっ!…」 全身を震わせる快感に倒れ込みそうになりながらもしっかりと支えてくれる 射精したそばからすぐに、吸い取って、飲み下してくれているとハッキリ感じるっ…。 「う… ふぁ… 」精液が付着して、ネットリとした舌先が 最後に 射精が収まっていく俺のを拭ってくれていた… ぺろぺろ… んっ ――ぷふぅ//////。 …… … 「ふへぇ… …ねぇ。キモチ良かった?」 はぁ.,はぁ.,, 俺は何だか心が一杯になって言葉が出なくって、 返事が出来ない その代わりにと、とにかく伝えたくって ミーナを抱き寄せた。 "んにゃぁ/////"小さく声を発しそのしなやかな身体をくねらせるミーナ。 射精して、ソレを口まで受け入れてくれるなんて、 いくら好いててもさ、そこまでしてくれるヒトはそうは居ないだろうに.....。 心から信頼して、愛してくれてる。 その事が今、体の気持ち良さ以上に 何より嬉しくて堪らなくなって 俺はミーナとベッドの上で鼓動を感じながらずっとそのまま、背中をさすっていた。 ********************************************************** 「ミーナ、ありがとう。」 俺も、同じ気持ちにさせてあげたい、そう思った。 俺も、ミーナと同じキモチなのだと… 「その...;俺も ミーナと同じトコ、キスしたい… 。」 ミーナは耳をピンと立てて顔を赤らめる。 軽く開いてた脚を意識しだしてか その股の間にスルリとしっぽが滑り込む。 「恥ずかしい … ミャッ。」 視線を堪えているように自分の胸を腕で隠しながらミーナは言う。 視線を何処に定めればいいのか分からず必死にそらす そんな仕草がかわいい。でも反面、そんな仕草は、どこかオドオドとしていて”嫌われたくない…一人になってしまうから”という表情も映し出しているような気がした…。 そんなミーナをたまに感じてしまう俺はなんだかやるせない気持ちになってしまう。 「わ… ワタル。 嫌じゃニャイ?」 そう言って尻尾をスルリと股の間へ滑り込ませ、大事なところに押し当てている。 嫌なわけが無いんだけど… 「 … ミーナ 大丈夫?」 俺は太腿を優しく撫でてあげながら、 「さっきもいったけど、”俺は大歓迎”なんだけどね。」 わざと そう茶化したら 「も…もうっ ワタルったら…」 こんニャタイミングで言わニャいでよぅ;と俺の冗談に少しはにかんで見せる。 「…うん。 ワタシも 大丈夫 …大歓迎 …ミャッ。」 そう言って硬く閉ざしていた尻尾をそっと大事なとこから離す。 陰部に当てがっていた所が愛液で濡れてしまったのだろう、宙へと漂わせた尻尾の一部がこの街独特の相波発電の灯りにキラリと反射している。 「ミーナ…」 小さく呼びかけ俺はそのしなやかな尾をたどり、ミーナの大事なところへ指を伝わす…。 なだらかに ふくらみを持つ陰部 中心に向かってキュッっと締まったスリットが、ミーナ自身の柔らかく白い体毛すら拒むように桃色に対比させている。 ”はじめてだった昨日”はドキドキし過ぎて まともに見る事の無かったそれを… 俺は素直に綺麗だと知った。 と同時に、ミーナを流血させてしまった自分に少し罪悪感も沸いてしまう… …。 「そんにゃに… みなくってもっ…」 髭をピンと広げ再び顔を真っ赤に火照らすミーナに気付いて俺は 意を決して そっと唇を重ねた。 「ちゅ… んぅ…」 「キャッ! ぁアッっ;;」 初めて触れるその感触、こんな関係にならなければ絶対してもらうことの無いだろうその行為に。小さく体を震わす。 「ん… ンっ …」 俺はキスした状態のまま、太腿のお尻側から手を周してゆく、 それに誘導される様にミーナが膝を持ち上げてゆき、それに沿って滑らせる手が、ゆったりと腰辺りに添えられた。 次第にじっとりと唾液ではない別の、ぬめり気のある、なんとも言えない味覚が溢れてくる。 どこか野性的で、 それは想像とは違った、少し甘い香りがした。 胸が苦しい。 呼吸がしにくいのでは無く、鼓動が高鳴っているからだ。 女の子の柔らかい”性”の香りが直接感じてしまうその行為に呑まれて行くように…。 「んぅっ。。。はっ んはあッ・・ ニャ////// んにゃぁっ//////♪」 次第にミーナの息づかいにはキモチよさそうな声が混じりはじめる。 「んぐっ; んっ …ミーナ」 スッと俺の耳の後ろから温かいものがよぎる。 頭上から耳の後ろへと伝い、離れ それを繰り返す。 腕を抱え、こわばっていたミーナの手が 今は俺の頭へ添えられいるのだと判った。 ミーナ… んぱッ; 俺は一端口を離すと心配する様にミーナの秘所をみつめる。 と、今まで遮っていたのだろう、膣口からじくじくと愛液があふれてきていた。 息がかかる度にビクッと腰を浮かせ反応するミーナ。 俺の右脇から背中の方へ鉤爪状に周り込んでいた尻尾がしだいに催促をするようにキュウッ;っと締め付けてきて、 「ミーナ。 舌、入れるよ…//////」 クチュ… 再び口を添えるとそっと割れ目に舌を伝わす。 「んぅ。…ちぅ。 …くちゅっ;」 すごくやわらかい …感触を確かめるように2、3度じっとりと舐め上げると、ぬめり気のある舌触りを感じながらそのまま舌の平で膣口を覆うように密着して小さく擦り合わせる。 「んにゃぁあぁぁっっっ;! きもちぃッ///////」 耐え切れず体をよじりだしてきて、チュルンと離れてしまいそうになった俺はしっかりと支えてあげようと両腿を押さえ付けて性と嬌声の混じる思考に、俺も無意識に激しく責めあげていた。 ぐちゅぐちゅ;と掻き出すように押入れては引き込み、再び押入れ、繰り返し、熱を帯び 溢れそうなミーナの粘液を零さぬように「んくっ んくッ!」と自分の喉へ送る。 じゃぷッ、じゅるっ! 「ミャぁああああっ////// ぁッ!! みゃぁああああん///// 」 今までに感じたことの無い刺激に、その強い脚力は俺の両腕を押し上げ、俺の頭を挟み込んだ ミーナ、そのままイッていいよ 俺はそう伝える代わりに続けて大きく動かし、まさぐる様に舐め回すと、しだいに舌を上部へと移動させていった。 これは、尿道だろうか 小さくポツリと開いているそこをマッサージするみたいに舌先で軽くつついては、くちょくちょと弄り回す。 「ふぁあッ!! んにゃあっ////// ワタッ…ソコはっ.., ダッ…!」 ブルッ と全身を震わせ“もうっダメッ! ミャァアッ!”と訴えはじめるミーナは もうすぐ訪れる絶頂にぎゅっと目をつむっている。 俺は尿道の上にある、弄り始めてから次第に キモチ良さそうにぷにゅっと膨らんできていた小さな突起が気になって、そこに唇を重ねる。 その小さくてかわいい膨らみと俺の唇の間には唾液と愛液で満たされ、その中で滑らかに舌で揉みしごき続けた。 「ふぁぁっ!あっ アツイよっ… ワタルっッ」 フニュリと弾力の感じる舌触りに、ピクッ.、ピクッ.、と痙攣が始まり、頭を撫でていた手が次第に俺を抱えこむように周り込んできた。 その腕の中でトクトクとミーナの速い鼓動が聴こえる。 その音に合わせる様に俺は一気に責め上げるっ。 「んくっ チュ!クチュ!グチュ!くちょ.,くちゃ.,!」 ぐぐぐぐっ! 尻尾が震えながら締め付けてきていて そして、腰を反らして俺を強く押し付ける! 「あっ!.、アッ!.、アッッ!!――― うにゃああっ///////――ニャぁアアああん!!!」 発情期の雌猫のような、ノドから搾り出す嬌声とともにミーナが絶頂に達した。 トッ―――! .トパッ!..トパッ! 解放される様に次々と膣から湧き上がってくる愛液を俺は歯が当たらないように受け止め、お尻を支えてあげていた。 口の端からぬぐいきれなかった愛液が重力に従い なだらかにベッドへと落ちてゆく。 タポッ.タポッ.、とシーツの上で一瞬ゼリー状に形を残しては、すぐ布地に吸い込まれ 水染みとなっていった…。 「きゃうぅぅぅ;.….. ハァ―… ハァ―… ハァ―…」 宙を仰ぎ、苦しそうに深呼吸をしているミーナの股からそっと顔を離す。 果てるまで見ていた俺。ミーナが自分をさらして 俺に見せた瞬間…。恥ずかしさを越えて、俺を受け入れてくれたのだ…。 「ミーナ。」 すぐに抱きしめてあげたくってミーナの前に馬乗りの姿勢になろうとしたら、…なんだかしきりにもじもじしだす。 なんか 切羽詰った表情で顔を赤らめ目を反らすその様子に 「大丈夫?…ミーナ!」 めちゃくちゃ不安になってしまった俺に答えようとしているのか もごもごと口を動かしていた。 ―…。 「ワタルっ …― もっ….」 …も? 「我慢できにゃいッ―!! ////////ごめんニャさい;;.,、」 テンパって俺を押し退けると転がるようにベッドから降り、 トタタタタタ…..ガチャ バタンッ! ア然としている俺の耳に小さく ”チロロロロロ…“ と水音が届く。 「…」 ガチャッ… しばらくして入っていった個室から ミーナが顔を出す。 そのドアには現世でいう「W.C」のサインマークが付いていた。 「ごめん。 …我慢してた?」 「ううん。 ワタルにしてもらったら、急にっ//////。」 耳を伏せて「ムードぶち壊しニャ…」とおもいっきり凹んでいるミーナに思わずにやけてしまった俺は 「ミーナのそんなとこ、好きだけど。」 と路地裏の時のお返し風に言って見せた。 「ワタルの イジワルっ;//////」 言いながら照れ笑いで返すミーナに、ふわりと抱き付かれ、二人ともベッドに沈み込んだ。 その拍子にミーナと鼻先が触れ、俺はキスしようと顔を寄せると、ミーナはその分引いて見せた。 “お休みのキスは、まだっ” そう言うかの様に俺を見つめて…。 「つづきッ。 あにょ…. ….交尾しよっ! ////////♪」 気を取り直してって感じにストレートに切り出すミーナの言葉に自分の鼓動が速くなるのを感じながら、 「あした、遅刻しちゃうかもな。」とミーナの背中に手をやり、やさしい毛並みを感じた。 俺とミーナの夜はまだ、終わりそうにない。 …というか終わって欲しくは無いけど。 ベッドに染みている愛液の、しっとりとした感触を背中に感じながら俺はそう思っていた…。 {終}
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機動精霊エルザ・ブレイブ 火/光 レア コスト5 6000 エンジェル・コマンド/アーマロイド ■マナゾーンに置く時,このカードはタップして置かれる。 ■このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分のグレートメカオーが破壊された時、自分の墓地からその破壊されたクリーチャーと同じコストのグレートメカオーを1体選び、自分の手札に加える。 ■このクリーチャーと快造の精霊キテレツ・ウェズドゥンがバトルゾーンにある時、自分の名前に《竜王機》とあるクリーチャーは、パワー3000以下のクリーチャーにブロックされない。 「ふぅ、これで修理完了・・・・って、また壊したのチーフ!?もぉ・・・いい加減にしろぉぉぉぉ!!」(チュドーン)―機動精霊エルザ・ブレイブ 作者:神戸 自分のメカオーをぐるぐる回すエンジェル・コマンド。破壊されると能力発動するメカオーって以外と意地悪いのが多いかな?ボーンキラーとか・・・ 設定では、ウェズドゥンが自分の助手として作った機械天使、だが火文明の技術を用いたため、性格が少々(?)荒っぽくなってしまった。 収録:機界編(マシーナ・ワールド) 評価 名前 コメント
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イエローストーン 磯野カツオ(ギルガメッシュイソ-ノ)さんからとある日の出来事報告です。 ギルガメッシュイソーノ 「あーーーくそ紙がねえ。ここ多いんだよな。うんこする前にいつも確認しなきゃいけない。もうきちんと言おう…」 ギルガメッシュイソーノ 「すみませんトイレの紙がないんですけど。」 ネクロフォビア 「あっすみません今入れます。」 ギルガメッシュイソーノ 「あの…ここの店多いよ。お客さんから言われないの?」 ネクロフォビア 「いや毎朝確認してるんですけど」 ギルガメッシュイソーノ 朝だけなのーー?今夕方の18時だぜ そういうのって3時間おきとかに確認するんじゃないの っていうか… ギルガメッシュイソーノ 「トイレの上の棚にストックしておけばいいじゃん」 ネクロフォビア 「そうですよね。気をつけまーす。」 ギルガメッシュイソーノ 盗難防止なのかなあ…てかルーズだよな… まあいいやチキンサンド買って! ギルガメッシュイソーノ 「じゃあこれお願いします。」 Pi! ネクロフォビア 「すみません。これ賞味期限が切れてるんです。」 ( ゜д゜)え? ギルガメッシュイソーノ 「そんなの置いてるの?」 ネクロフォビア 「すみません。」 ギルガメッシュイソーノ 「いやいいですよ。1日ぐらい切れてても」 ネクロフォビア 「レジが受け付けないんですよ。」 ( ゜д゜)え? ネクロフォビア 「すみません。今日の9時までならOKだったんですけど。」 ( ゜д゜)ええええ? ギルガメッシュイソーノ あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! な…何を言ってるのか、わからねーと思うが おれも何をされたのかわからなかった… 頭がどうにかなりそうだった……。 牛丼が喰いたいだとか百歩譲ってケンタッキーが喰いたいだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……。 ギルガメッシュイソーノ 「じゃあいいよハムカツサンドで」 Pi! ネクロフォビア 「合計7ドル30セントになります。ありがとうございました。」 ギルガメッシュイソーノ 「7ドル超えたから吉本カードのくじ引けるよね。」 ネクロフォビア 「そんなのあるんですか?」 ギルガメッシュイソーノ 「いや別のセブンイレブンではあったんですけど。」 ネクロフォビア 「いやうちではやってません。」 ギルガメッシュイソーノ 「カリフォルニア限定?イエローストーンではやらないの?」 ネクロフォビア 「そういうわけではないんですけど。」 ( ゜д゜)どういう訳なんだ! ギルガメッシュイソーノ 7ドルまとめて買えばくじが引けると思ったからまとめ買いしたんじゃないかい 俺の7ドルを返せ ネクロフォビア 「あ、このカードでよければお渡ししますどうもすみませんでした。」 べり ギルガメッシュイソーノ 「たむけん ----- あんじゃねええか?!」 ギルガメッシュイソーノ よりによってなぜたむけん…小笑いだぜ 金輪際、リアクション投稿において日記を書くことを固く禁じます。 2010年7月27日、日記不掲載の御誓文、テストに出るよー。 和泉さんすみません。。。 HN コメント
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かつて大文明を築いたストーンカ帝国の末裔コリンコリンが、自然保護と帝国再建を掲げて結成した小規模な軍。 戦略的価値が低く周辺国からも放置されていた地域で、他国との国交はほとんどない。 兵士の大半は野人や獣で構成されている。 拠点 ガッツォ 君主 コリンコリン 所属武将 『フォース』ほか ブサイク 『愛しき邪悪』ほか ヒヨキング ブサイク 同盟勢力 なし 登場作品 スペクトラルフォース スペクトラルフォース2 スペクトラルフォース~愛しき邪悪~ 純情で可憐メイマイ騎士団 スペクトラルフォース聖少女外伝 ネバーランド研究史 いつかこの手が穢れる時に -SPECTRAL FORCE LEGACY-
https://w.atwiki.jp/unmo/pages/48.html
ストーンゴーレム 石で作られたゴーレム。 材料が安価な分作られた数も多いようで、 冒険者が出会う頻度もかなり高い。 強さは材料の価値に見合ったものだが、 それでも並の怪物より手ごわいので注意。 ゴールデンドール 全身金ピカの煌びやかなゴーレム。 製作者の方向性が、戦闘用から鑑賞用にシフトしてしまったようだ。 しかし、やはりメッキなのが製作者の限界か。 イリュージョンゴーレム 天の鍵イルカルオの防衛システムであるゴーレム。 しかし神出鬼没の性質から、目撃談はあれど倒したという報告は一度もない。 ここで倒すことができれば、イルカルオの探索史に名を残せるかもしれない。
https://w.atwiki.jp/ffa_ver_tales/pages/69.html
戦術普通に戦う 攻撃中心に戦う 防御中心に戦う 勇気を剣にのせる 無謀なまでの勇気を剣にのせる(ダメージが増加するが、被ダメージも増加する) 秘奥義をねらう 技魔神双破斬 緋凰絶炎衝,火 殺劇舞荒剣 秘奥義エターナル・インフィニティ,元時名前にもう迷いはない!! ただ武器名を手に前へ進むのみッ!! 立ちはだかるものは倒すのみッ!!(Boost時) 名前にもう迷いはない!! ただ武器名を手に前へ進むのみッ!!(Boost無し) ブレイブフェンサー品揃え
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名前:ブレイブ・ウォーリア 性別:男 年齢:8歳(見た目は20歳前後) 身長:181Cm 容姿:黒のショートヘア、パイロットスーツの上から黒いレザージャケットを着用、ベルトにビームガンとビームソード 性格:クレイジー&フリーダム 階級:S 機体:ブラックフェニックス 備考:クローン施設で生まれたとある人物のクローンでウォーリアの名前は彼ら全員につけられるいわば苗字。脱走した後ギャラクシーホエールにたどり着き、そのまま住み着いた。ケタ違いの反射神経の持ち主で神世機の格闘攻撃を器用に当てる。縛られることを嫌う自由奔放な青年。メカニックでもある。 なぜ5歳なのに20歳前後に見える理由は、20歳前後の体型、体力を手にするまで1年~2年で完了するように遺伝子操作されている。体は大きくとも所詮8歳なのでバカ正直で幼稚な面を時折見せる。
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エンドブレイカー エンドブレイカーとは他人の「瞳」を見ることで、数週間後に起こるであろう、その人物の『エンディング』を見る能力。 もしくはエンドブレイカーの能力を持った人物の総称。 エンドブレイカーの能力があるからといって一般人よりも身体的能力が優れているわけではない。 <<目次>> 概 要 能力 その他情報 関連項目 概 要 エンドブレイカーは「終焉を終わらせる者」という意を持ち、他人の「瞳」を見ることで、数週間後に起こるであろう、 相手の『エンディング』を見る能力を持っている。 他人の「瞳」を見ることで「エンディング」がわかる能力ではあるが、数週間後に死ぬような特に「重大なエンディング」を抱えた人物が近くにいた場合、若干ながら、瞳を見なくても『エンディング』の予感を感じられる可能性がある。 [編集] 能 力 他人の「瞳」を見ることで、数週間後に起こるであろう、相手の『エンディング』を見ることができる 特に劇的な「エンディング」を迎えない人物の場合、瞳を見ても何も見えない 特に劇的な「エンディング」を持つ人物の場合、「瞳」を稀に覗かなくてもそれを感じることがある 相手の「瞳」は結構離れていても見ることができるが、心情的に近くに寄ったほうが見やすいと感じる エンドブレイカーは定められた「エンディング」を破壊し、変更する力がある 「エンディング」は映像のようなイメージで見ることになる 「エンディング」には「例え数週間後であっても、本人が絶対に知り得ないような関連情報」を得られる事もある 『エンディング』は、「エンドブレイカー」や「エンドブレイカーに関わった人」が関わっただけで揺らぐ可能性がある マスカレイドの仮面を認識できる マスカレイド化しない マスカレイドに憑依した「棘(ソーン)」を滅ぼすことができる [編集] その他情報 不幸な『エンディング』を見てしまうと、その結末を叩き潰さずにはいられないという気質があるからこそ、エンドブレイカーの能力を得ることができた エンドブレイカーは能力であり、特別に強い肉体を持っていたり、特別な魔法知識に長けていたりはしない。 エンドブレイカー達を統べる特別な組織などは存在しない。 エンドブレイカーは一般には浸透していないうえに証明する手段もないので理解してもらえない。 自分がエンドブレイカーであるということを隠す必要もない。 エンドブレイカーは公的権利を持っているわけではないため、マスカレイド化した人物を倒した場合は私刑を行使したことになる。そのため事件が表面化した場合犯罪者として扱われる可能性がある(βシナリオ“逃げ出す先にあるものは”) [編集] 関連項目 エンディング マスカレイド 棘(ソーン) [編集]
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チュン、チュン… チュン、チュン… と、現世にもいる様な朝の訪れを知らせるさえずりが聴こえ、眠い目を擦りながら俺は起きた。 「ワタル おはよ… //////」 俺より先に目を覚ましてたのだろう… ベッドにもぐったまま俺のほうを向いているミーナの第一声は少し"はにかみ"を含んでいた。 もう、朝か。 (昨日が終わって、今日…か) なんて無意味な思考がプカプカ浮かんでは寝起きの頭は自動的に記憶を構築してゆく。 そうだ、昨日は…ミーナとっ ////////。 昨日シャワーを浴びた後も、朝まで"二人きりの世界"に浸って居たかったが そこはまぁこの状況だけに (キキーマに先起きられちゃぁ会わせる顔もないし)別々のベッドで眠りについたんだった… 昨日の事が、文字通り"夢のよう"に感じる。 …夢オチ? (でも、あれが限りなくリアルな"夢"だったら 絶対夢精してる筈だが、 …してないし …って事は やっぱり///////。) …。 思い返すほどに恥かしさが込み上げ、同時に …喜びが、嬉しさが 上乗せでやってきた。 「ぉ.…おはよう ミーナ。」 とようやく答えて俺はベッドから起き上がる 何ともない今朝なのに日差しが一段とまばゆく降り注いでる様に感じた。 「う” グッ… ゴ… ン"んあ"~~…良く寝た"ぁ~」 あ、キキーマも丁度起きたか、 おはよ~… って大丈夫かっ!? …本人は少しよろめきながらも 普通に(?)起きて、 …しかしやはり様子が変だった。 出掛ける支度中には何度かフラついては、俺のほうに寄り掛かってきたりして、 勿論、俺がキキーマの体重を支えられる筈がなく、危うく下敷きになる所だった。 「ぉおっと! ワタル何かオレ、寝違えちまったみてぇだ。すまねぇな~ハハハ!」 「そ…そう?キキーマおだいじに~…ははは。」 昨日の事なんて言える筈もなくそう言って誤魔化す俺、(キキーマすまん…)と心の中で声を大にしてた俺とは裏腹に 「もぅ~キキーマったらぁ~♪」 って茶化すミーナの、犯行目撃者である俺は複雑な心境で(女って恐い)とか思わなくも無い… にしても、痛くないのか?大丈夫なのか!? 衝撃を物語っているかのような床に砕け落ちているロウに目をやると、自分まで痛々しい気持ちになる。 あの"一撃"はどうやら痛みすらを通り越したのだろう… 今現在、あの野太い尻尾には感覚が通ってないらしく、それによるバランス感覚の欠如が見て取れた。 (キキーマ、マジで ゴメン !!) せめてもの"トリート"をしてあげたいが… ガタンッ! 「キャッ!ちょっ!? キキーマ危ニャいってぇ~」 「うをっと…ットット…失礼~。」 「キャッ…」 … ともあれ、それ以外支障のない感じで安心だ。 **************************************************** 無事歩みを進められたが、昨日の夜更かしが響いてしまい一瞬意識が飛んでは醒ましを繰り返していた ガタン,.ゴトン,...荷ダルババ車の一定のリズムが心地良い ……~* それも束の間、いきなり騎士団に囲まれそんな"まどろみ"も吹っ飛んでしまった 剣を向けられるし冗談じゃぁないよ。 まったく…後先不安だな~; しかしまぁ…おかげで眠気は覚めた、いつまでも"初体験"の余韻に浸っている場合ではないんだ。 ここは"ニホン"じゃない、危険と隣り合わせの"ビジョン"なのだから。 **************************************************** その"シュテンゲル騎士団第一遊撃隊隊長"ことロンメルさんも悪いヒトって訳じゃ無さそうで、疑われつつも誘導してもらい(これは連行と言った方がいいのか?) "関係者以外立ち入り禁止"みたいな騎士団専用通路の方へと入らせてもらった。 この優遇は有難かった。近日、検問前では長い行列が出来ておりヘタすれば丸一日ここで時間を割くことになるそうなのだ。 後に何故かと聴いたら ナルホド、明日は管轄外のブランチまでも赴く大きな会合となるらしく(確かに管轄がガサラのカッツさんと合流なんておかしいと思ってたんだよなぁ…) で、その内容を小耳に挟んでしまった俺は 案の定かなり凹んでしまい、なかなか寝付けなかった。 「はぁ… ホントに戦争なんてものが起きてしまうのか…」 独り言ともいえぬ溜め息のような息を漏らしながら俺は、どこへ行こうとも無く、ただ夜風に当たろうと入り江の方へと足を運んだのだった。 ちゃぷ,,ちゃぷ.,しっかり整地された港独特の穏やかな水音が聴こえてくる...."近代的"なここは落ち着きを取り戻すには丁度いい …何故かというと勿論、現世を思い出すからだ、 でも…ざわつく心が消える分だけ、その空いたスペースには懐かしさからくる寂しさが押し込まれてゆく事はしょうがない。 そう、"しょうがない"。周りの状況は、ここにいる限り切り離せないのだ、受け入れるしかない。 … …と言っても諦めたわけではないっ あとは俺自身がどうするかなのだから! ギッ”とコブシをつくり弱気な思いに傾きかけてる気持をリセットしようと頭を振った。 …よし。 (いい景色だと思った所で一息いれよう)と歩きながら、 日も落ちて大分経ち閑散としてる港沿いを歩いていた。 月明かりが等間隔で漏れている路地の隙間を横目に、その隙間から覗き見る海を見る 目を見張るほどの都市化が進んでいる所なのに"ゴミ"と呼べる浮遊物は 一切ない事に気付いた。 なんと言うか、街中に根付くモラルを感じるな。この国の規則とか、ただ単にそんなんじゃないのかもな。 自然を崇める市民の思想の表れという感じがするんだ… どんなに技術が発展しても、素朴で、飾らない綺麗さがここにはある。 なのにさ、"ここが戦場になるかもしれない"だなんて…。 … 「…ん?」 しばらく歩いていると… 入り江の反対側にある灯火の逆光でそこに居る二人の人影を写していた。 (ははは…いいムードってやつだね) と心の中で茶化しながら通過した。ああいうの見ると世界が平和に見えるな~ な~んて… … …ぇ? あれっ!? もしかして… 何だか見覚えが~っと 引き返してよく見てみたら、いや、よく見なくても他ならぬカッツさんと、ロンメルさんだあれは。 「!? こっ、これはどういう … 。」 … (ぇ.....え~っと….,;) … (うんっ♪ ここは見なかった事にしよう) と すり足気味に急いで立ち去ろうと…… -- 『*見~つけたっ*(*`ω´*)♪』 イキナリ後ろからガバッ"と抱きつかれた! 「!?●△x!」 ミーナッ;!!心臓が飛び出しそうな程吃驚したがとっさに自分の口に人差し指を押し当て”シィ~ッ” 静かにしてとサインを送る。 ”にゃに?”とミーナは視線を遠景に移すと空気を読んだのか直ぐにワタルと同じ様に体を隠す。 「 (ふ~ん。ニャるほど あんな関係だったニャンてねぇ~) 」 表情はと言うと 今にも ”ニシシシ…”と ほくそ笑みそうな顔だ。 7メートル先では何か”イイムード”になっちゃってるっぽい二人の戦士。 まじまじと見ると さっき素通りしかけた時は感じていなかったのに…何だかもう、自分事じゃ無いのに恥ずかしくなって、 あぁ見てられないっ//////。 「 (ミーナっダメだってッ! ここは見なかった事にっムグxむぐっ!) 」 「 (シィ~ッ!今いいとこニャンだからっ //////。) 」 逆に”静かに”と制す様に俺の口を塞ぎながら、 二人の動向に釘付けになっていた。 ……。 …wwww○×;ww+ ;* (((…ってぇ!鼻まで塞がってるっ!…ミーナっ息できないっ! 息できてないっ! 俺っ;xx))) ――ぷはぁッ;., …はぁはぁ。 …仕方なく俺も”見守る”ことにした… 女の子って何でこういう秘め事的なモノ見るの好きなんだろうか… 俺なんてバレないうちに今すぐにでもここから立ち去りたいのに … はぁ~。 この距離じゃぁ二人の声はこっちまで届かなくて分からないけど、 別に”親しい戦友”だった ってだけかも。 普段事務的な、むしろ険悪そうに見えるのはきっと立場上のせいでもあるんだろうな (それでも意外すぎる組合わせだが。) ふと、会話が一段落したのか、口の動きが無くなる。 …ごくっ… ミーナの唾を飲む音が聞こえる; 縮む二人の距離… あれ? なんか…。 腰に手を回しちゃってる二人… … …もしかしてっ ―――もしかするのかっ!? ”おいおいおいっ ; 俺たちの前でっ、そんな事ッ;!?” (って盗み見ている俺らが悪いのだが) 後ろで固唾を呑んで”見守る”ミーナが俺の肩にギュっと握力を込めている ゆっくり目を閉じる二人。 ”ああぁああぁ二人ともっ、俺ら見てるし、こんな所で早まっちゃ! アッ――――――” 俺たちが潜んでる事は知る由も無いでだろうその"お二方"は物陰(=俺ら) 7メートル先で、熱い口付けが 交わされていた… ミーナも『にゃヒャっ~♪』って両手で口元を覆い、嬉し恥ずかしの顔してる…。 ―――”ガタンッ!!” 『!』 「「!誰だっ」」 流石と言うべき反射神経で声をハモらせ一斉に振り向く二人に、ギリギリのタイミングで顔を引っ込める俺ら。 後ろを見たら木の板が倒れていて、どうやらミーナが興奮してかシッポを激しく振り回してたらしい ( …ってイヌじゃないんだから!) そうこうしてる内に二人分の足音がズンズン近づいてくるっ ヤバィ ヤバイっ ヤバイッ! 「ワタルっ立ってッ!」 グイッと引っ張られ、座りっぱなしで痺れてしまった俺は足を縺らせながら 「うぉッ;! ちょっ 待っ―――ミーナ!」 走るっ、走るっ!! ミーナに手を引かれ。 ********************************************************** 「ゼェ,.ゼェ,.ゼェ,.…」 …危なかった、一時はどうなる事かと… ミーナの”冒険好き”もいいんだけど少しは自重して欲しい… 「ふぅ~。 あ~怖かった~」 俺を引っぱりながら猛ダッシュしていたのに息一つ上がってないミーナが凄い…。 「ゼェ,.ゼェ,.,.でもまさかあんな関係だったなんてな。」 「んふ♪ いいもの見ちゃったミャあ~」 …いいものか? 女の子の考え方はホント良く分からない… それに今考えたら猛ダッシュで逃げる必要あったのかどうか… でも、「ワタル、中々スリルあったね♪」 とはしゃぐミーナを見ていると、 何だか俺も、童心に返った様にちょっと愉快な気分になってしまった。 「何やってんだろな俺ら。」 「知らにゃ~い♪」 ニャハハッ!ってちらりと覗く八重歯が可愛いらしい。 肩で息しながら笑う俺。 バカバカしい事やって楽しむミーナ…。(ピンポンダッシュ。とかよくやったなってふと思い出したり) 戦争告知という押し潰されそうな重圧でさえ何とかなる様な、そんな気持ちになるんだ。 こんなささやかな事がミーナを通して凄く身に沁みる… これが"幸せ"なんだって… ひとしきり笑った後、急にシーン…としてしまい、何だか照れ臭くなる。 大分遠くまで来ちゃったな… 「…戻ろっか、ミーナ。」 「ウンッ!」 しばらく歩いてたら、ふいに自然と手を繋ぐ、 改めてつながれた手は温かくて、この静かで少し寂しげな路地裏にも明かりが灯ったような安心感で包み込んでくれるようだった。 「 …。」 ミーナは何か話したいけど、これといって話題が無い様で静かな”間”に恥ずかしそうにしている。 こういう雰囲気は苦手らしい。 俺も、さっきと同じ会話になりそうな事しか思い浮かばないし、でも こうやって歩くの嫌いじゃないから。 珍しく物静かになっているミーナの横顔をチラリと見つつ そんなミーナの反応を密かに愉しんでいた。 … …。 「…ねぇ。」 静かな空間に呟くように口を開くミーナに 「ん…なに?」小さく間をおいて俺は返答を待つ。 「…"まさか"な展開だったね」 「 ああ… ホント驚いちゃったよな」 やっぱその話題になっちゃうよな。 そりゃまぁ頭から離れにくいシーンだな。現世で言うところの"週刊誌もの"だあれは。 「あの。。。二人…。けっこう激しかったね。」 「ん? あぁ。」 ふと立ち止まり 俺を見詰めるミーナの、上目づかいの青い瞳に上空の三日月が綺麗に写りこんでいる。 「 …どうかした? ミーナ。」 …。 「…ねぇ。私たちもその… しよっか…」 「 … えっ!?」 「 …。 」 (えっ…っと これはキスをってことかな;!… え、でも いや何というか、急に言われても.. そんな…) いきなりの欲求に、返答を詰まらせている俺を前にしたミーナは …次第にオロオロしだして 「ご…ごめん …ニャさぃ…」 と顔を赤らめてうつむく (あっ やべっ いまの俺の態度 嫌がってるみたいか!?) とミーナに訂正したくて俺もテンパって、 「もも 、もっ、もちろん俺は大歓迎だよっ!!」 …と口走る… … あぁ....。 … ムードぶち壊しだ 俺… orz 「……」 今度は逆に 俺が思いっきり落ち込んでる..... . . . 反応の無いミーナ…。 怖ろしいほどの間がイタイ… 痛すぎる…。 「……」 「ぷっ;くふふっ....ニャハッ! ニャにそれ,.ワタッ… ニャハハハハッ!」 ”飾り気の無さ過ぎるヘタレ発言に堪え切れなかった”、という風に思いっきり噴き出すミーナ。 顔が熱い。 穴があったら入りたい…。俺は穴の中で死んでしまえばいい…。 にゃははっハァ,.ハァ,.ごめん.. まだ笑ってる。…いくらなんでも笑い過ぎだって、ミーナ…orz くるしいッ にゃははははタスケテ はぁ はぁ… と涙腺が崩壊しているミーナが必死で目を拭いながら 可愛いっ♪ と潤んだ瞳(笑い過ぎの為)でワタルに飛び込む。 「ワタルのそんニャとこ、大好きッ!」 ネコっぽい小さく突き出てる鼻面を俺の胸にふにゅりと押し付けて目を細める。 「…じゃぁ、お言葉に甘えちゃおうかミャぁ~////////」 いつものミーナらしい本調子で呼び掛けて ミーナはそのままクイッと顔を持ち上げる。 ――― 「ちゅ♪」 下唇に優しい弾力が触れ、その感触はすぐに離れた。 高さが合わずミーナは爪先立ちでキスをしていたから。 んう~; っとミーナが自らの身長差に物言いたげな顔をしていた。 ”こんな浅いキスじゃ。ニャいもんッ”って感じか、 不満がってるその表情が 何かイイ。 そうだった …俺らはもう、 恋人同士 なんだよな… 「ミーナ…////////」 そっと、そのしなやかな身体に腕をまわした。 ギュッと腰から持ち上げるように軽く抱きかかえると、なんの抵抗なくミーナは身体を寄せてくれる 身体はこわばらず自然体で。 ふわりと繊細な毛並みが俺の手の平を軽く埋まらせて。 そしたら、直ぐミーナがあどけなくふらつかせながらもキスを迫る。 「んちゅ♪ …んんッ♪ …」 ファサッ …前髪が俺の眉間辺りに垂れ、くすぐったい。…微かに香るミーナの匂いが鼻腔を包み込む。 今度はちゃんと唇を合わせあえて。 ゆっくり瞳を閉じるミーナを見つつ俺も目を閉じて、視覚という一つの五感を省いて 感触だけを静かに感じた。 んっ ………… 。 「…んぱぁ―――ん,あッ ワタルっ」 もっと、もっとッ.,届かせようとしてミーナもすがる様に俺の首に腕をまわすとそれによって自身の体を宙に浮かせるようにして距離を縮ます。 必死そうで、こんな時に見るあどけなさが愛おしくって"キュンッ"てなってしまから――…ミーナ、俺ッ” 「ミーナッ!」 ミーナを抱えるようになったその格好で思わず乱暴に道路脇の壁へと押しやった。 「ミャウンッ! ///////。」 コンクリート状の冷たい壁に背を付けビクッと小さく声を上げるミーナに 「ご、ゴメ…x"」 言いかけて塞がる 熱いミーナの責めに頭の後ろまで熱が届いたみたいにクラクラとなる。 ゴメンの"メ"の字で閉じかけた唇の、そして口内に 侵入するモノ 今まで含んだ事のない様な艶めかしい感触に息が詰まる 思わず舌を引っ込めて、そうするとミーナは首を傾けて更にグイグイと挿れてくる (んっ;あっ;) いれてくる?… !?これ、ミーナの舌ッ!?; ようやく気付いた、 そんな事されるのはじめてだからでもあるけど…。 そんな緊張している俺をミーナはそっと頬から頭にかけ、撫でてくれて、撫でながら俺のアクションを待ってくれていた。 まるで宥められているようだった。 (あぁ、またリードしてもらっちゃってる)なんて思いながら後押しされてきっと顔が真っ赤であろう俺は恐る恐るミーナへと滑り込ませていった。 「「んンっ …チュぱ...にゅむにゅ... ンn ムチュ」」 トロトロなミーナの舌に触れ合うたび”ムゴムゴ”と発っせない声を上げる俺、 この前のミーナとはじめてしたものは"ソフトタッチ″な感じの口付けだったのに その にゅるにゅると攻め込むミーナの舌は俺がもし獣人族だったらならば全身の毛が逆立ってるだろう程に不思議な快感に誘い込まれ、占領される。 「ンっ…チュ… ワふぁりゅ♪ んっ」 絡み続ける舌に、溺れるようにミーナを受け止めている。 手は震えながらミーナの後頭部へと周り、無意識の内に、更に引き寄せたいと押し付ける俺。 「んッ …ンぁンっ … … …。」 … 「「んんっっ っ っ 。. . !!! ぷはっ。」」 何秒経っただろう。…ミーナと俺は同時に、急いで口を離した。 気付いた時には"苦しかった"のだ。 息する事を忘れてしまっていたから。 「ふぅ、はぁ、はぁ。。。」 「ハァ.,ハァ.,…ニャんだか クラクラしちゃった…」 どうやらミーナもそうだったらしく、息を上げ、艶かしさの残る吐息が俺の頬を撫でている。 そんなミーナを俺はただただ見詰め返すだけしか出来ず それに気付いたミーナが慌てて 「イ、いきニャりごめんねっ///////。」 と手の甲の、うっすらと生え揃った体毛で軽く口を拭いながらバツの悪そうな感じに うつむいた。 「いいや、その…嬉しかったよ。」 もちろんキモチ良かったし、 それに キスしてくれてた間、心を温かさで染めていく様だった。 落ち込んでた事なんて忘れるくらいに。 「ミーナ、 ありがと、」 「えへっ////////。」 顔を上げたミーナは真っ赤になっていて俺を見詰めている 頬が染まってるのが濃紺の星の下でもほんのりと判るその高揚さが愛しい…。 … コツ …コツン …コツンッ。 あ、誰か来る? ネコのような耳を音の来る方角へと いつも以上にピンと立て辺りを伺うミーナに従い 俺も耳を澄ました。 聴き取れる位になりはじめると 金属的な擦れ音が混じるその足音がこちら側へと向かっている様だった。 …その音からして大体想像出来る、ロンメルさんでないが別の、どうやらシュテンゲル騎士団の見回りらしい。 「?…どうかした ミーナ?」 再び俯くミーナは さっきのそれとは違い、動揺みたいなのが見てとれた。 そっか…そういえばミーナ、疑われてるんだったな。 その件も在るし、こんな薄暗い路地裏にいちゃぁ、問質されてしまうだろう。 今別に悪い事なんて一つもないのにな、… 「ミーナ、戻ろっか…」 ミーナの額辺りを軽く撫でて俺が言ったら、硬い表情のまま俺の腕にキュッ”って掴まってくるミーナに再びドキドキしながら もと来た道を引き返した…。 ******************************************************* 「んッ~… ニャァ~*…っ やっと着いたぁ~!」 と大きく伸びをしているミーナ。 ようやく俺たちの泊まる宿に付く事が出来たのだ。 この街の統一感のある石造りの建造物は、言い換えると"似たような建物"ってヤツで、結構迷ってしまい、何だかんだで小一時間歩き通しである。 そうだ、何だかんだと言えば 今日からロンメルさんには宿泊まで用意して貰っていた。(ここの宿は昨日より断然良い佇まいである) ありがたや~。 その上、種族の違う俺達に気を配ってくれたのか一人各部屋だ。 階段を上り2個目のドアにはキキーマがいるはずなのだが、ドアに はめ込まれている曇りガラスからは光が漏れておらず、もう寝てるらしい。 そのドアの次が俺の、そして一つ隣のミーナとなっている。 時間はもう遅いし…連続の夜更かしにならない様にしなくては…明日は重要な会議に出席しなくてはいけないらしいし。 来たるべきそれを受け入れる体力を残しとかないと。 … な~んてね。 「じゃぁおやすみ、ミーナ。」 「うんっ オヤスミ~」 俺たちはそれぞれの床に着いた ガチャ… がしっ! 「ミーナ?」 ドアを閉めるギリギリの所でミーナの手が扉にスッと挟みこまれた 「ミーナ、危ないよ?」 どうしたんだろうか… まるで締まるドアを遮って居るような行為…っていうかそうとしか受け止められない行動に …妙に緊張しだす俺。 ゆっくりと扉を開けるとその頭一つ分の隙間からネコのようにスルリと入って来た。 「…して貰ってニャい。」 「な、なにを?」 「あにょ//////… オヤスミのキスッ!」 「うおあっ!」 いきなり俺の懐に潜り込み力いっぱい押してくるミーナに踏ん張りが利かない俺は、相撲の寄り切りみたいに後方へと押し遣られ, 「!¥○*+; ちょっ…」 ドタッ... ベッド脇の壁際にまで着き、ミーナの吐息に触れられ、 俺は昨日のコトを思い返してしまい 顔が熱いッ....。 「でもね ワタル… キスしニャいよ。 …だから私、オヤスミしにゃいよっ…」 ミーナの腕には懇願しているかの様な力が篭っていた。 今日はこのまま居させてというように… ふと俺は気付く… 抱き止めているしなやかな身体からは、小さな震えがあることに…。 そして、それが俺の胸の中で次第に大きなものになっていったことも… 「… こんな事思いたくニャいけど 戦争がはじまったら 私たち…。」 もう、嫌ニャのに… 争いニャんて… はぐれる事ニャんて... 「ごめんなさい。 こっ、コワくなっちゃって… 震えが止まんニャい…」 「ミーナ…」 "争い"に対して本当の実感を持って知っているミーナ。 …俺が感じている以上に恐れ、怖がっているのだ。 今は俺だって恐いけど、…俺の方は実際の戦争なんて未だ何も知らないのだと知る…。 だって俺は、昨日の事なんて思い返しているのだから… そんな自分が軽率すぎてミーナに申し訳なかった…。 でも、 でも これだけは言えるよ。 "ミーナは大丈夫だ"って! 「俺は騎士団でも無いんだし一緒に居れば離ればなれになんてならないって、なっ そうだろ?」 そうさ、絶対にそんな事させないから。 「うんっ ありがと…」 そう言って俺に身体をあずけているミーナは 更にグイッと顔を埋めて、潤んだ瞳を俺のシャツに隠すように染ましていた。 … ねぇ。ワタル… … 今日は、みんな別室だから だから、気兼ね無く愛し合えるから こんニャ事って …もしかしたら もう二度と … 「今日も …いや "今日"だから、 ワタルとっ////// したい …にゃ。」 ようやくミーナの震えは解け、そっと俺の頬へ触れるその手は、再びの温もりを取り戻したかのように火照っていた。 「ミーナ…。」 どちらが誘導するともなくゆっくりと自身の体をベッドの方へと寄せる俺ら。 ミーナは顔を赤らめて、ベッドの感触を確かめる様に恐る恐る 先にベッドに腰掛ける。 その隣へと俺も腰掛けようとした時 「そっ..そのまま居てて…」 と止められ、 目を逸らしつつ、そっと俺のズボンに手を添えモジモジとしていた… 愛したい のに … なのに未だ、隠し切れない恥じらいに…。 そりゃそうだよな… 俺らは お互いの"はじめて"が早過ぎたんだ… それに、つい二日前までは"旅仲間"という認識だったんだから。 一般的に言うところの"お付き合いから"とかなんてしてないし、 そう、ホントはデートとかしたかった事は否めない。 セックスみたいな直接的な行為より先に、もっと やりたい事、いっぱいあったよね、ミーナ…。 …分かってるさ、 今 この世界(ヴィジョン)の現状では叶う事の無い希望なのだって …でも 平和な日常で出会い、純粋に恋して、そうやってお互い知り会えたら そう想うと胸が苦しくて…。 「…ミーナ。 ごめんね。」 何に対して言ってるんだ俺は…抗う事の出来ない事なのに、無意味な 謝罪でもない"ゴメンネ"を言ったところで お互い辛くなるだけなのに..... 「ぐすっ....」 ミーナ?…泣いてるのか ゴメン… 「"ごめん"ニャんて そんニャ事 …言わニャいでッ」 勢いよく降ろすズボン。 そして何かを決心したかの様に すぐさまその下着の上から舌を這わせていた。 「はぅんッ… …くちょ..。。」 性器が一枚の薄い布越しにジットリと舐められる…本人は一歩引いた感じの行為なのだろうソレは余計にエロティックでその行為に俺は恥じらいを隠せない 「う… あっ//////…」 次第にミーナの唾液が繊維に染み込んできて浸透して、満たされて、ピチャ.,ピチャ.,と舌先の水音が鳴りはじめる。 "あたたかい…" 口内の温度がはっきりと伝わり始める中で俺の性器は大きくなり、気持ちいいと言っているかのように張り詰めていた。 「ぺちょっ…はみゅ! ワタルっ わたしっ!」 ミーナも目の前に立ち込めてきた"性の匂い"に、敏感な嗅覚が胸を狂おしく責めてきて、最後に張り詰めている下着の膨らみに沿ってジットリと舐め上げると 唾液でいっぱいになったその下着を勢い良く脱がした。 「ミーナっ////////。」 「ワタルっ… 欲しいミャッ"」 "んにゃぁ///// はむぅっっ。" !ぐちっっっ 我慢出来ないといった感じに口を大きく開いて、咥えると言うより一気に挿入させる勢いで押し込む。 「んはぁっ//////」 生暖かい舌の上、そして熱い吐息に 滑り込むような感触と、ぐにゅん"とノドの奥にまで触れる事の出来た性器が快感の余り、小さく痙攣を起こすっ。 「――っっっこふっ! こへっ!.,、こへ.,、! 」 「っっぅあッ だ、だいじょうぶ!?」 一気に入れ込んだせいで少しむせているその息遣いすらも気持ち良過ぎて、冷静さを失いつつも、 やはり心配な思いが頭をよぎり、急いで腰を引く。 いつも必死になると後先見ずになってしまうミーナ、たくましさとは裏腹の そんな不安定な一面を見せるミーナがホント心配で… だから それが、一層いとおしくもあるんだ。 俺はミーナの背中をさすると安心したのか 咥えたまま小さな吐息と共に "ちゅぷっ♪" と、俺が腰を引いた分を戻す様に押入れ、 くちゅくちゅ”と舌全体で絡ませていく。 「ぅあぁっ…ぅぐっ ミーナっ/////。」 今度は無意識に引ける腰に、ミーナも上目遣いに顔を赤らめて続けてくれて、 ”んくっ んみゅ. ...ちゅぽっ” 口を離して 「気持ちイイ?」 と律儀に訊いてくれる。 そんな初々しさがホントに可愛い... ”..ありがとう..” 軽く伏せてるフサフサの耳を撫で気持ち良さを伝えると ミーナはその大きな瞳を俺に向けながら再び"あむあむ"と 悪戯っぽく咥え、口中でじゃらす。 くちゅくちゅ.,、くちゅくちゅ.,、♪んふぅ///// 俺の反応を愉しんでいる様に見えるその仕草に堪らなくなり、 !ビクッ…俺の性器が軽い痙攣を起こす。 「…んむんぅ?」 "出ちゃう?"って顔して訊かれ、俺は急いで頷く。 この前グエッてなっていたミーナが頭を過ぎり、(あんな事っさせたくないしっ!) と切なさを必死に振り切って自制心を出し、引き抜こうと腰を後退させようとした、 ガシッ” …ミーナが離れないようにお尻を掴んでいる …制止させているのだ。 「だ… メっ、そ、外に出すって…」 押し出そうな切なさに何とか言い終わると、 ううん))..このままで いいよ。 と性器が外れない程度に軽く頭を振っている... あ、ありがとう。 俺はミーナに身をゆだねる …最後までしてもらえるのだ あみゅ!、、、っんちゅ! くちゅ.,くちゅ.,くちゅ.,, 一番気持ちよく、果たしてあげたいんだと一生懸命スパートをかけるミーナ! 「うっ …あッ ;あぐッ…;」 ミーナの顔をずっと見ていた俺はせり上がる限界に一端天井を仰ぎ、俺から見てミーナの一番遠い身体の位置、足元に視線を向ける。 うつ伏せの状態のミーナは足をユラユラとさせていて、尻尾もかわいらしく ヒョコヒョコ とリズムを取っている …そこだけを見るとまるで、寝そべりながら読書してるだけみたいでっ、 真下でされている艶かしい行為とのギャップがっ …くるおしくってッ 「うっ.,、あぁっ! 出るッ;! でちゃうっ …――んあっ ;!!!」 ぺちょ.,ぺちょ.,、んふぅ///// んきゅ!んきゅ.,;んきゅぅ!! 腰にっ力が入らない!思わずミーナの肩をギュゥッっと掴むと 強く脈打ち始める俺をミーナはお尻から強く抱き寄せ、押し付けるっ 吸い込まれるようにグチグチと 喉の奥まで導かれ、そこでもう、限界だった。 「ミーナぁぁっ;!」 ドッ…ドクッ;..,トパッ.,、; 「んみゅぅっ;! きゅむっっッんくっ.,んくっ.,んくっ!…」 全身を震わせる快感に倒れ込みそうになりながらもしっかりと支えてくれる 射精したそばからすぐに、吸い取って、飲み下してくれている…。 「う… ふぁ… 」精液が付着して、ネットリとした舌先が 最後に 射精が収まっていく俺のを拭ってくれていた… ぺろぺろ… んっ ――ぷふぅ//////。 「…ねぇ。キモチ良かった?」 はぁ.,はぁ.,, 俺は何だか心が一杯になって言葉が出なくって、 返事が出来ない その代わりにと、とにかく伝えたくって ミーナを抱き寄せた。 "んにゃぁ/////"小さく声を発しそのしなやかな身体をくねらせるミーナ。 射精して、ソレを口まで受け入れてくれるなんて、 いくら好いててもさ、そこまでしてくれるヒトはそうは居ないだろうに.....。 心から信頼して、愛してくれてる。 その事が今、体の気持ち良さ以上に 何より嬉しくて堪らなくなって 俺はミーナとベッドの上で鼓動を感じながらずっとそのまま、背中をさすっていた。 ************************************************************ 「ミーナ、ありがとう。」 俺も、同じ気持ちにさせてあげたい、そう思った。 俺も、ミーナと同じくらい好きなんだって… だから、勇気を出して訊いてみた。 「その...;俺も ミーナと同じトコ、キスしたい… 。」 こんな事言うのは、勿論はじめてで、…かなり引かれてしまうかもだけど… ミーナは耳をピンと立てて顔を赤らめる。 軽く開いてた脚を意識しだしてか その股の間にスルリとしっぽが滑り込む。 「ごめん。 そうだよね、恥ずかしいトコに顔を近づけるなんて、ましては女の子のソコにさ…。」 …。 ミーナは、おもむろに 俯いたままソッと 俺の目の前で 仰向けに寝転がった。 -続- …もうPC使えない環境になりつつあるから続かんかもです...orz
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ムーンストーンヘルム 出現ダンジョン ドラゴンの巣