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キ「さぁハルヒ、ここでいいかな?」 ハ「キョン本当に入るの、あたし…ラブホとかはちょっと」 キ「いいから行くぞ」 ハ「キョ、キョン」 キ「あのな今日ここに来たのはハルヒお前のためなんだぞ」 ハ「あ、あたしのためってどういうこと?」 キ「ハルヒお前いつも我慢してるだろ」 ハ「えっ、なんのこと」 キ「俺の部屋でしてるとき声が漏れないようにさ」 ハ「そ、それは……だって恥かしいじゃない妹ちゃんとかに聞かれちゃ……」 キ「まぁ確かに我慢しててもハルヒのあの時の声は大きいしな」 ハ「あ、あたしそんなに大きくなんか……それはちょっとだけ声が漏れるけど…」 キ「なぁハルヒここなら、いくら声を出しても平気なんだぞラブホってのはそういうところだからな」 ハ「う、うん……」 キ「だから今日は我慢しないで好きなだけ声だしていいんだぞ、さぁどの部屋がいいんだ?好きなのを選べ」 ハ「あ、あたし……回転ベッドっていうのがいな、あるかしら?」 *********************************** キ「ハルヒ、大丈夫か?」 ハ「…キョン、あたし……」 キ「少しの間だけど気を失ってたみたいだな」 ハ「あたしは大丈夫だけど、……ここは……ラブホだっけ」 キ「あぁそうだ、しかしハルヒが無事みたいで良かったな。心配したぞ」 ハ「ありがとキョン、……一体なんで……そうだ! あの最中に……おかしくなっちゃうからもうやめてって頼んだのにキョンが……ひどいじゃない!」 キ「そうだったかな……でもなハルヒ、今までで一番気持ちよくなれただろ? 違うか?」 ハ「…い、言われてみれば……そうだったかも……でも…」 キ「きっと声を我慢しなかったからぞ、気兼ねせずに思い切り楽しめたってことだな、それともお前の言うとおり途中でやめた方がよかったか?」 ハ「そ、それは……その……ありがとキョン……その…すごく…気持ちよかったわ」 キ「……しかしお前のあの時の声は大きいな、まるで獣みたいだな」 ハ「ちょっ! 酷いじゃない!」 ******************************************* キ「ラブホもいいが部屋の時は声を我慢してるハルヒが見られるからそれはそれでいいんだけどね」 ハ「へ、部屋の時って……見たの……恥かしいじゃない」 キ「そうそう目を瞑って恥かしそうに我慢してるハルヒは凄く可愛いんだぜ、何度見ても見飽きないな」 ハ「何度もっていつも見てるの」 キ「まぁな、ハルヒは下になるのが大好きだろ、すると上になった俺は恥かしがってるハルヒを毎回見放題だな。おまけに我慢しきれずに声が漏れちゃう所なんかもばっちりだしな、俺も頑張ってる甲斐があるってもんだ」 ハ「……だって……、そうだ! あたしキョンのそういうとこ一度もみてないわ! 不公平じゃない、キョンはあたしの見てるくせに」 キ「仕方ないだろ、お前はいつも目を瞑っちゃうんだしさ、さっきだってそうだったろ?」 ハ「そ、それは……だって…だって…気持ちいいし……」 キ「それじゃしょうがない諦めるんだな、それはそうとハルヒが気を失ったから俺はまだ途中だったんだがな」 ハ「だから何よ……」 キ「わかってるくせに、ハルヒの敗者復活戦といこうぜ、そらっ」 ハ「わかったわ今度はあたしが上だから、今度こそキョンを…ひゃっ……ちょっとキョン…」 ***************************************** キ「お目覚めですか? ハルヒさん」 ハ「あたし…また……」 キ「うん、気を失ったみたいだな」 ハ「あたしが動くからキョンは動かなくていいっていったのに、最後の最後でキョンが……、酷いよ!」 キ「いやまぁ、ハルヒがあともうちょっとって感じだったから…ついな……でも気持ちよかったろ」 ハ「う、うん…そうだけど……」 キ「しかしホントに声が大きいよな、それに下から見るハルヒの表情も中々良かったぜ」 ハ「そうだ……あたし又目を瞑っちゃってキョンの見てないじゃない、どういうことキョン!」 キ「どうもこうも全部自己責任だろ、それに俺はまたもや途中なんだがな、ハルヒが目を瞑ってなくても見れなかった筈だぞ」 ハ「そ、そうなの…」 キ「でどうする? また敗者復活戦といくか?」 ハ「ちょっとまってあたしに考えがあるわ、任せて頂戴」 ハ「これなら大丈夫ね、キョンは動かなくていいわよ、あたしの手で気持ちよくしてあげるから」 キ「そうかお手柔らかにな」 ハ「それはそうとたしか……ここをなめられるとキョンは弱いのよね……、えいっ」 キ「お、おい」 ****************************** ハ「ねぇキョンまだなの? いい加減手が疲れてきて」 キ「もうちょっとだろ、頑張れ」 ハ「……」 キ「どうした、とまってるぞ」 ハ「もうやめていい? なんだか手がしびれて……」 キ「そうか……よしわかった攻守交替だな、今度は俺の番だからハルヒは動かなくていいぞ、疲れてるしな」 ハ「えっ! ちょっとどういうこと」 キ「いいからいいから」 ハ「ひゃっ! キョン……」 キ「またまたお目覚めですか? ハルヒさん」 *以下略
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その1 未「ねぇママ、未希はパパのことが大好きなの!」 ハ「そうねぇパパもきっと未希のことが大好きよ」 未「うん……だから未希はねぇ、大きくなったらパパと結婚するの!」 ハ「……それは……パパはもうママと結婚してるから未希とは結婚できないわよ、未希は他にもっとカッコイイ男の子を見つけなさいね、未希はママに似て美人だから直ぐに素敵な男の子が見つかるわよ」 未「むー……ママずるーい」 ハ「ワガママいわないの未希、こういうことは早い者勝ちよ。第一ママとパパが結婚しないと未希は生まれてこなかったのよ」 未「むー……」 ハ「ムクれないの未希、……そうねぇいい事を教えてあげるわ」 未「なぁにママ」 ハ「未希が大きくなって好きな男の子が出来たら……ちゃんと…ちゃんと『大好きっ!』って自分の気持ちを素直に打ち明けるのよ、でないと人生損するわよ」 未「損するって?」 ハ「変な見栄とか意地とかそういったものに囚われて自分の気持ちに素直になれないなんてバカらしいってことよ」 未「難しくてよくわかんない……」 ハ「未希も大きくなったらわかるわ、あっでもねぇ未希、ホントにその男の子が好きかどうかはちゃんと確かめるのよ、その男の子とずっと一緒にいて楽しいかとか その子が居なくなったら未希はどう思うかとか、あとその男の子が他の女の子を気にしてるのを未希が見て気分がもやもやしてたら確定ね」 未「やっぱり難しくてよくわかんない……そうだ、ねぇママはパパにちゃんと『大好きっ!』っていえたの?」 ハ「そうよお互い中々素直になれなかったけど……やっとね、言えたの…、だからパパとママは結婚出来たの、あっこの話は女同士の秘密のお話だからパパにはいっちゃだめよ」 キ「おっどうした二人で見詰め合って……」 ハ「なっなんでも無いわよ、……そうよね未希」 未「そう、女同士の秘密のお話だからパパには内緒なの!」 キ「?!」 - 特に落ちは無し - -------------------------------------------------------------------------------- その2 「ねぇパパ、ママ遅いね」 そうだな未希、ハルヒはちょっと買い物とかいって出ていったんだが……。 近所のおばさん連中に捕まって井戸端会議かなんかか? 「未希と遊そんでパパ、未希ブーンがしたい」 ブーン? あれは疲れるからな……、そうだ未希はこの前『大きいお姉さんだからもうブーンみたいな小さい子の真似はしない』っていわなかったか? 「いいの、今はブーンの気分なの!」 ……ワガママなところは母親譲り、ハルヒにそっくりだ。 「パパ?」 ……よしじゃぁいくぞ、Booooon! 「⊂二二二( ^ω^)二⊃」 「パパもう一回」 しょうがないな、今度は戻りだから飛ばすぞそら、Booooooon! 「⊂二二二( ^ω^)二⊃」 「パパもっともっと、未希一杯ブーンする」 ……パパはいい加減疲れてきたんだが…・・・ 「パパ?」 ……おい未希、上目遣いでこっちをみるんじゃ……可愛いところも母親譲り、ハルヒにそっくりだ…… よし、じゃぁもう一回だ、……男ってのは悲しい生き物だね、やれやれ。 「あー楽しかった、パパありがと」 あっそうだ未希、さっきのその上目遣いなんだが……、パパ以外の男の人に見せちゃだめだぞ、あれはその……。 「うん、教えてくれたママも『いざという時しか使っちゃ駄目、自分を安売りしちゃ駄目だから』っていってたの、ねぇパパ安売りってどういうこと?」 !…… - おわり - -------------------------------------------------------------------------------- その3 「ねぇパパ」 んーなんだ未希?。 「パパはどうしてママと結婚したの?」 未希もそういうことを知りたがる年頃になったのか……、男親としては感慨深いな。 あぁ~それはだな………ハルヒはまだ帰ってきてないよな…… ある日ママがなパパに『ママと結婚しないと世界を滅ぼす』っていきなり言い出してな、それでパパは世界を救うために仕方なくママと結婚することにしたんだ。 「…それ……ホントなの?」 あぁそうだ未希のママは実は悪の女王ツンデレハルハルだったんだ。 「えーっ、そうなの? 宇宙少女魔女っ子ゆきりんの? でもママはTVに出てないよ」 あーそうだな、今のハルハルやゆきりんたちはは二代目でなママは初代つまり昔のハルハルだったんだ。 「……そうなの?」 うん、そうなんだ、未希がゆきりんゴッコしてる時とかママのコスプレは凄く似合ってるだろ? 「……」 でな、あるときパパと結婚できないと世界を滅茶苦茶にするっていいだしてな それでパパはママと…いわばパパは世界を救った正義のヒーローだな。 「…………パパ……今のお話ホントなの?」 ……ツンデレハルハル云々は嘘だけど話の大筋はあってるよな。 もちろん本当だ未希、でもパパはママの事が昔から好きだったし、ママとの結婚を後悔してないぞ、それに未希だっているしな。 おっと未希、今の話ママや他の皆には内緒だぞ。 「……(絶対嘘だ…)」 - 以上 - -------------------------------------------------------------------------------- その4 未「ねぇママこれなぁに」 ハ「……これはね未希、ママの高校時代のアルバムよ、今の未希と同じ位のころね」 未「でもこの写真の人はパパでしょ? 随分若いけど」 ハ「ママとパパは同じ学校だったって言ったでしょ、だからママのアルバムにはパパが写ってるのよ」 未「そうそうパパとママってずっと同じクラスだったんでしょ?」 ハ「そうよ、教室の席もずっと一緒、パパが前でママが後ろだったの」 未「……ずっと一緒だなんてちょっと不思議ね」 ハ「確かに今考えるとちょっと不思議ね……あの頃は気が付かなかったけど不思議って意外と身近にあるのかもね」 未「いつごろからパパを好きになったの?」 ハ「…未希もそういうことが知りたいお年頃かしら? 誰か気になる男の子でも出来たの?」 未「そっそうじゃないけど…ちょっと気になって……その……」 ハ「パパと初めてあった時はそんなに気にならなかったけど……暫くしたらパパの事が気になりだして……気がついたらパパの事が好きになってたわね…でもお互い中々素直になれなくて……」 未「でも最後は好きって言えたんでしょ?」 ハ「そう、だからパパと結婚できたの、人間素直が一番ね…」 未「これはいつの写真なの?」 ハ「これは……、パパが階段から落ちて入院した時ね…(この間抜けな寝顔は今も変わってないわね…)」 未「こっちの写真は?」 ハ「クラブのみんなで雪山に合宿に行った時ね(ホントに間抜けな寝顔ね)」 未「これは?」 ハ「あぁこれは……」 未「ねぇママ……一つだけ聞いていい?」 ハ「なぁに?」 未「なんでこのアルバムはパパの居眠りしてる写真だけなの?」 ハ「!……そっそれは…その……(いえないわ、キョンの隠し撮り写真集だなんて…、これの他にまだ10冊はあるのよね……orz)」 - 以上 - -------------------------------------------------------------------------------- その5 未「ねぇママ、パパとは同じ高校で同じクラスだったんでしょ?」 ハ「そうよ、この前話したわよね」 未「それで……二人はどんなきっかけでいつごろから付き合いだしたの?」 ハ「……あら未希、そんなことを知りたがるだなんて……クラスに気になる男の子でも出来たの?」 未「ちっ違うわよ……」 ハ「あらあら……好きなら好きってはっきりその子に言っちゃいなさいよ」 未「ちょっとママ、あいつとはそんなんじゃないわよ、只のクラスメイトよ、偶々あたしの前の席にいるだけで……」 ハ「あらそうなの?」 未「まったくあいつは鈍感で……授業中はいつも居眠りばかりしてるし……成績だって赤点スレスレで……おまけに大抵間抜け顔で他の女子のことばかりみてるし……」 ハ「……あら? …どこかで聞いたような話ね……(なんだったかしら……)」 未「ちょっとママ聞いてるの! とにかくあいつと来たら、いっつもあたしのやることに反対してばかりで……苦虫噛み潰したような顔で『やれやれ』とかいってるし……」 ハ「……(なんだか身近にいる人に良く似ているような気がするんだけど……誰だったかしら?)」 未「……おまけに同級生だけじゃなくて上級生や下級生の女子ともやけに親しげだし…とにかく女に見境がないのよ! ……この間なんか小学生よ小学生! 妹の友達だって言い訳してたけど怪しいもんよ!」 ハ「……(ホントにこの辺まで出掛かってるんだけど……)」 未「ママ、聞いてるの? とにかくあいつとはなんでもないのよ!」 ハ「……ねぇ未希……一つだけ聞いていいかしら?」 未「いいけど……あいつとは本当になんでもないんだからね、只のクラスメイトよ!」 ハ「未希がさっきから話してる『あいつ』って初めて聞くけどどんな男の子なの? 今度ママやパパに紹介してね」 未「!……そっそれは…その………(しまった!…orz)」 - 以上、サンクス for ネタに協力してくれた方 -------------------------------------------------------------------------------- その6 キ「おはようハルヒ、あれ未希は?」 ハ「友達を迎えにいってるわ、今日はここでお勉強会するらしいわよ」 キ「友達って……例の『アイツ』とか? けしからんな二人きりでお勉強だなんて」 ハ「キョンたら何いってんのよ、とんだ親バカじゃない、それに他のみんなも一緒らしいわよ」 キ「むぅそうなのか…未希は純粋だから変な男に騙されないか心配だ……」 ハ「(それが親バカなのよ)……いいから早く着替えてきて、未希の友達の前でだらしない格好はやめてね」 未「みんな着いたわよ、早く上がって頂戴」 友「「「「お邪魔しまーす」」」」 キ「おっ来たのか?」 ハ「そうみたいね、お茶を持って行くからそこをどいて頂戴」 キ「では俺も一家の主として来客に挨拶でもするか」 ハ「とんだ野次馬じゃない、未希に怒られてもしらないわよ」 キ「お前だってホントは見たいからお茶を出しにいくんだろ? お互い様だ」 ハ「そ、それはそうなんだけど……」 キ「じゃぁ俺だっていいだろ、なんといっても一家の主だしな」 ハ「随分たよりない主ですこと……」 キ「おい」 キ「やぁ皆さんいらっしゃい、未希の父です、ワガママな娘ですけど皆さん宜しくお願いします」 ハ「さぁ皆さん御茶が入りましたよ」 未「ちょっと二人ともどういうつもり!」 ハ「未希、ママたちにお友達を紹介してくださらない」 未「……一番端の背の高いイケメンが大泉君」 大「はじめまして大泉と申します」 未「その隣のボーっとしてるのがヒョン」 ヒ「おい、俺の名前は…」 未「うるさいわねあんたはヒョンで充分よ、で分厚い本持っているのが優希、隣の萌っ子がみるくちゃん」 優「……」 み「はじめましてですぅ」 未「これでいい? 勉強の邪魔だから邪魔しないでよ」 ハ「まぁまぁそういわずにお友達のみんなに未希の学校での様子とか聞かせて欲しいわ」 キ「そうだぞ、未希はちっとも教えてくれないからな、皆さん部活の仲間なんだってね」 未「ちょっ!いい加減にしてよね」 ハ「若いっていいわね……」 キ「んっ? 昔を思い出したか?」 ハ「えぇちょっとだけ……、でも未希のお友達も感じがよさそうでよかったわね、あの子ちょっと突っ走っちゃうところがあるから学校に溶け込めてるか心配だったけど……」 キ「あぁそうだな……、友達は男の子2人、女の子2人だったな……それで誰が未希のいう『アイツ』なんだ? あの背の高いイケメンの大泉君か?」 ハ「あらそっちの子じゃないわよ、その隣にいたヒョン君よ」 キ「ヒョン君ってあのぼーっとしてる? (なんだろう彼とは初めて会う気がしないんだが…)でもなんだか未希には不釣合いじゃないのか? 未希みたいな美人にはもっとこう……」 ハ「未希が好きなんだからそんなの関係ないわよ(ホントに親バカね)」 キ「ほんとにヒョン君なのか? さっきだって未希はヒョン君に随分きつく当たっていたが……」 ハ「それは好きの裏返しよ、ついそういう風に行動しちゃうのね、恋する乙女は色々複雑なの」 キ「……ほんとか? それ?」 ハ「女の勘ね、というか『経験者は語る』でもいいわね」 キ「あっ? 経験者ってなんの?」 ハ「………経験者は経験者よ、……わからないならそれでいいわ…(キョンってそういうやつだったわね、あれで昔あたしがどれだけ苦労したか…)」 キ「未希は遅いな」 ハ「駅まで送っていっただけだから直ぐ戻ってくるわよ、ホントに親バカね」 未「只今」 ハ「あら未希お帰りなさい」 未「……パパもママもいい加減にしてよね、こんなんじゃもう友達連れてこれないじゃない」 ハ「そう? みんな楽しそうにしてたけど? そうだ、ねぇ未希、今度はちゃんと一人だけにして誘うのよ」 未「ど、どういうこと?」 ハ「わかってる癖に、彼と二人だけでお勉強会よ」 未「!……ア、アイツとはそんなんじゃないわよ」 キ「おい……」 ハ「駅までみんなを送っていたのも『アイツ』と他の女の子が二人きりにならないか気になったからじゃないの?」 未「そ、それは……大体ヒョンのヤツはいつだってあたしよりみるくちゃんや優希のことばかり見てるし……その……」 ハ「あらママはヒョン君なんて一言もいってないけど?」 未「!……orz」 キ「……」 ハ「未希、好きなら好きって早く告白しちゃいなさい、あとで後悔してもしらないわよ」 未「でも……アイツ……」 キ「……あぁ…未希、安心しろヒョン君だって未希にメロメロだ」 未「……ホント! でもアイツったらいつもあたしの言うことに反対して……」 キ「それは好きの裏返しのテレ隠しだな、思春期の少年の心は複雑なんだ」 ハ「それホントなの?」 キ「まぁ……なんだ『経験者は語る』ってことだ」 未「?!」 - 以上 -
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その1 …駅前… ハ「遅いわよ、キョン!」 キ「すまん、出掛けにお袋が…」 ハ「まぁいいわ、今日のデートはスーツを買いにいくわよ!」 キ「スーツってなんで?」 ハ「馬鹿ねぇ、就職活動のために決まってるじゃない、もう大学三年なんだから就活は始まってるのよ! それともニートにでもなる気?」 キ「いやぁ今月金欠で……」 ハ「お金はあんたのおかぁさんからとっくに預かってるわよ、あたしの分は貯金下ろしてきたしね」 キ「お袋め余計な事を……ってハルヒの分って…お前就職するのか? てっきり大学院かと思ってたぞ」 ハ「まぁそっちも考えたんだけど、あたしみたいな優秀な人材を象牙の塔に閉じ込めておくだなんて社会の損失よ! なるべく早く実社会にでて働くのが世のため人のためよ、いわば社会貢献ね」 キ「……(ハルヒに宮仕えが出来るとは思えないが……まぁいざとなりゃあの手でいくか)」 ハ「さぁいくわよ、デパートでリクルートフェアをやってるそうよ」 …デパート… ハ「キョンにはこっちかしらねぇ……どうかしらこれ?」 キ「いや俺はさっきのが……」 ハ「キョンはセンスないから駄目よ、あたしにまかせなさい、あんたのおかぁさんからも『見立てて頂戴』って頼まれてるのよ」 店「やはりこちらがお似合いですよ……(とっとと決めろ……バカップルがうぜぇんだよ)」 ハ「キョンのは大体こんな所かしらね、次はあたしのスーツね、これなんかどうかしら?」 キ「いいんじゃないかな……(だりぃ早く決めてさっさと帰ろうぜ)」 ハ「そっそう? じゃぁ試着してみるわね」 キ「……(さっきから店員の生あたたかい視線が痛い…)」 ハ「キョンどうかしら? ブラウスや靴も合わせてみたんだけど……スカート丈がちょっと短すぎるような気もするわね……」 キ「……(似合ってるなんてレベルじゃねーぞ、上着がきりっとした雰囲気を出し白いブラウスが清楚感を盛り上げつつもスカートの適度な短さが微妙な色気をかもし出す絶妙なコンビネーション……リクスー恐るべし! こりゃ反則だ!)」 ハ「キョン? どうしたのぼーっとして?」 キ「んっあぁ、……その…なんだ……凄く……凄く似合ってるぞ…」 ハ「ばっ馬鹿いってんじゃないわよ……」 キ「嘘じゃないホントだってば、まるで反則みたいな似合い方だ」 ハ「そっそう………(キョンたら急にどうしちゃったのかしら?)」 店「……はい、じゃぁこちらお買い上げでよろしいですね、只今お包み致しますので御召し替えを……(さっさと金置いて出てけバカップル)」 キ「なっなぁハルヒ疲れたろ、そのなんだ……ちょっと休んでかないか……(ハルヒのリクスー……駄目だ辛抱できん……)」 …ラブホ… キ「なぁハルヒいいだろ、それ着て……」 ハ「えっキョンどういうこと?」 キ「一生のお願いだハルヒ! 実は俺リクスー萌えなんだ!」 ハ「このバカキョン! かけちゃ駄目っていったのに……なにがリクスー萌えよ」 キ「すっすまん、つい……、お前のリクスー姿が似合いすぎて……」 ハ「今日買ったばかりなのにこれじゃもう着れないじゃないどうするのよ! 馬鹿キョン!」 キ「……そうだハルヒお前就活しなくていいぞ、お前の就職先はもう決まった(しかたないあの手だ)」 ハ「なに馬鹿なこといってんのよ、面接もしてないのに内定出るわけないでしょ」 キ「ハルヒは俺のところに永久就職だ!卒業したら結婚しよう!」 ハ「……馬鹿っ……、でもありがと…」 -おわり(調子にのってあと二回かけちゃたってさ) -------------------------------------------------------------------------------- その2 俺の目の前をリクルートスーツに身を包んだ女子大生らしき集団が通り過ぎた。 あぁもうそんな時期か……、まぁなんというか……この時期ならではの眼福だね、うん。 「お待たせキョン、レジが込んでて…、ちょっとキョン、何デレデレ見てんのよ! もう!」 いやその……別になにも……ほら荷物持ってやるからよこせ、ほら。 お茶でもしてから帰ろうぜ、なんか新しいサテンが出来たんだってな。 共働きの俺達夫婦には大事な休日だ、平日はお互いの都合が中々あわないハルヒのためにも休日は家族サービスに努めないとな。 女子大生と思しき集団も俺達と同じく駅前を目指しているのか俺達は彼女達のちょっと後を歩く形になった。内容はわからないものの彼女達の姦しい話し声がここまで伝わってくる。 「もうホントにキョンはリクスー好きなんだから……、デレデレしちゃて一緒にいて恥ずかしいわよ」 そういうなよハルヒ、男のロマンって奴だ、もちろんコレは俺の心の声だ。 俺だってそんなにデレデレしてるつもりはないぞ。 「リクスーなんかのどこがいいのかしら? 男の考えることは理解できないわね」 おいハルヒ、リクスーリクスーって連呼するな、聞いてるこっちが恥ずかしいぜ。 それにだな他の男どもは知らないが俺がアレを好きなのにはちゃんと訳があるぞ。 「……どんな訳よ、言ってみなさい、下らない内容だったら罰ゲームよ!」 いつだったかのお前のリクルートスーツ姿が反則的なまでに似合ってたからだよ。 こんな恥ずかしいこと言わせんなよ、でもホントに似合ってたんだぞ。朝比奈さんのメイド姿みたいになっ!。 「バカっ……」 ………。 「……思い出したわ! 一緒にスーツ買いにいったらキョンは無理やりホテルにあたしを……」 いやあれは……その……、お前のリクスー姿が可愛かったからつい……。 「あのとき『就活なんかやめて俺に永久就職だ』なんていったけどキョンのお給料安くて結局あたしも就職して……」 あれはその場の勢いでその……。 「……罰ゲームが決まったわね…………今晩ハッスルして貰うわよ…… 今日はその…大丈夫な日だし…それに……リクスー……着てあげるから……」 やれやれ、今晩も家族サービスに努めるとするか。 --------------------------------------------------------------------------------
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その1 …駅前… ハ「遅いわよ、キョン!」 キ「すまん、出掛けにお袋が…」 ハ「まぁいいわ、今日のデートはスーツを買いにいくわよ!」 キ「スーツってなんで?」 ハ「馬鹿ねぇ、就職活動のために決まってるじゃない、もう大学三年なんだから就活は始まってるのよ! それともニートにでもなる気?」 キ「いやぁ今月金欠で……」 ハ「お金はあんたのおかぁさんからとっくに預かってるわよ、あたしの分は貯金下ろしてきたしね」 キ「お袋め余計な事を……ってハルヒの分って…お前就職するのか? てっきり大学院かと思ってたぞ」 ハ「まぁそっちも考えたんだけど、あたしみたいな優秀な人材を象牙の塔に閉じ込めておくだなんて社会の損失よ! なるべく早く実社会にでて働くのが世のため人のためよ、いわば社会貢献ね」 キ「……(ハルヒに宮仕えが出来るとは思えないが……まぁいざとなりゃあの手でいくか)」 ハ「さぁいくわよ、デパートでリクルートフェアをやってるそうよ」 …デパート… ハ「キョンにはこっちかしらねぇ……どうかしらこれ?」 キ「いや俺はさっきのが……」 ハ「キョンはセンスないから駄目よ、あたしにまかせなさい、あんたのおかぁさんからも『見立てて頂戴』って頼まれてるのよ」 店「やはりこちらがお似合いですよ……(とっとと決めろ……バカップルがうぜぇんだよ)」 ハ「キョンのは大体こんな所かしらね、次はあたしのスーツね、これなんかどうかしら?」 キ「いいんじゃないかな……(だりぃ早く決めてさっさと帰ろうぜ)」 ハ「そっそう? じゃぁ試着してみるわね」 キ「……(さっきから店員の生あたたかい視線が痛い…)」 ハ「キョンどうかしら? ブラウスや靴も合わせてみたんだけど……スカート丈がちょっと短すぎるような気もするわね……」 キ「……(似合ってるなんてレベルじゃねーぞ、上着がきりっとした雰囲気を出し白いブラウスが清楚感を盛り上げつつもスカートの適度な短さが微妙な色気をかもし出す絶妙なコンビネーション……リクスー恐るべし! こりゃ反則だ!)」 ハ「キョン? どうしたのぼーっとして?」 キ「んっあぁ、……その…なんだ……凄く……凄く似合ってるぞ…」 ハ「ばっ馬鹿いってんじゃないわよ……」 キ「嘘じゃないホントだってば、まるで反則みたいな似合い方だ」 ハ「そっそう………(キョンたら急にどうしちゃったのかしら?)」 店「……はい、じゃぁこちらお買い上げでよろしいですね、只今お包み致しますので御召し替えを……(さっさと金置いて出てけバカップル)」 キ「なっなぁハルヒ疲れたろ、そのなんだ……ちょっと休んでかないか……(ハルヒのリクスー……駄目だ辛抱できん……)」 …ラブホ… キ「なぁハルヒいいだろ、それ着て……」 ハ「えっキョンどういうこと?」 キ「一生のお願いだハルヒ! 実は俺リクスー萌えなんだ!」 ハ「このバカキョン! かけちゃ駄目っていったのに……なにがリクスー萌えよ」 キ「すっすまん、つい……、お前のリクスー姿が似合いすぎて……」 ハ「今日買ったばかりなのにこれじゃもう着れないじゃないどうするのよ! 馬鹿キョン!」 キ「……そうだハルヒお前就活しなくていいぞ、お前の就職先はもう決まった(しかたないあの手だ)」 ハ「なに馬鹿なこといってんのよ、面接もしてないのに内定出るわけないでしょ」 キ「ハルヒは俺のところに永久就職だ!卒業したら結婚しよう!」 ハ「……馬鹿っ……、でもありがと…」 -おわり(調子にのってあと二回かけちゃたってさ) -------------------------------------------------------------------------------- その2 俺の目の前をリクルートスーツに身を包んだ女子大生らしき集団が通り過ぎた。 あぁもうそんな時期か……、まぁなんというか……この時期ならではの眼福だね、うん。 「お待たせキョン、レジが込んでて…、ちょっとキョン、何デレデレ見てんのよ! もう!」 いやその……別になにも……ほら荷物持ってやるからよこせ、ほら。 お茶でもしてから帰ろうぜ、なんか新しいサテンが出来たんだってな。 共働きの俺達夫婦には大事な休日だ、平日はお互いの都合が中々あわないハルヒのためにも休日は家族サービスに努めないとな。 女子大生と思しき集団も俺達と同じく駅前を目指しているのか俺達は彼女達のちょっと後を歩く形になった。内容はわからないものの彼女達の姦しい話し声がここまで伝わってくる。 「もうホントにキョンはリクスー好きなんだから……、デレデレしちゃて一緒にいて恥ずかしいわよ」 そういうなよハルヒ、男のロマンって奴だ、もちろんコレは俺の心の声だ。 俺だってそんなにデレデレしてるつもりはないぞ。 「リクスーなんかのどこがいいのかしら? 男の考えることは理解できないわね」 おいハルヒ、リクスーリクスーって連呼するな、聞いてるこっちが恥ずかしいぜ。 それにだな他の男どもは知らないが俺がアレを好きなのにはちゃんと訳があるぞ。 「……どんな訳よ、言ってみなさい、下らない内容だったら罰ゲームよ!」 いつだったかのお前のリクルートスーツ姿が反則的なまでに似合ってたからだよ。 こんな恥ずかしいこと言わせんなよ、でもホントに似合ってたんだぞ。朝比奈さんのメイド姿みたいになっ!。 「バカっ……」 ………。 「……思い出したわ! 一緒にスーツ買いにいったらキョンは無理やりホテルにあたしを……」 いやあれは……その……、お前のリクスー姿が可愛かったからつい……。 「あのとき『就活なんかやめて俺に永久就職だ』なんていったけどキョンのお給料安くて結局あたしも就職して……」 あれはその場の勢いでその……。 「……罰ゲームが決まったわね…………今晩ハッスルして貰うわよ…… 今日はその…大丈夫な日だし…それに……リクスー……着てあげるから……」 やれやれ、今晩も家族サービスに努めるとするか。 --------------------------------------------------------------------------------
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2022年9月19日 出題者:かりんぱにぱに タイトル:「ピロートークはいつだって恋愛映画のようだけど」 【問題】 タカフミは疲れていると首を動かしながら口を開けることがあるという。 タカフミは疲れすぎちゃったのかな? 状況を特定してください。 【解説】 + ... 残業をしていたタカフミはPCの作業に疲れ、目薬をさした。 その際、なぜか口もポカーンと開けてしまうことがある。 ※タイトル【ピ“ロート”ーク】→ロート製薬(目薬) 配信日に戻る 前の問題 次の問題
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キ「なぁハルヒいいだろ」 ハ「えっ、キョン一体なによ?」 キ「なにってナニに決まってるだろ、わかってる癖に」 ハ「だって今日は…勉強するから、一緒にレポート書くっていうから来たのに……」 キ「それは後でやればいいさ、こっちだって立派なお勉強だよ、ほら」 ハ「あ、あたし今日はそんなつもりじゃ……、それに今日はちょっと……」 キ「ちょっとなんだ?」 ハ「そ、そう……アノ日なのよ。急に来ちゃって……」 キ「おいおい先週終わったばっかりだろ、嘘はよくないぞ」 ハ「そ、そのぅ……」 キ「じゃぁOKってことでいいんだな、そりゃ!」 ハ「ちょ、ちょっとやめて!」 キ「……ハルヒお前……パンツ……破れてるな…」 ハ「み、見ないで……だから嫌だって……」 キ「…破れパンツハルヒか……お洒落なお前にしちゃ珍しいな」 ハ「だ、だって今日寝坊しちゃって…それに勉強だけだっていうから油断して……」 キ「油断大敵って奴だな、しかし破れてようが脱いじまえば関係ないだろ、いいよなほらっ」 ハ「ちょっとやめてよ、あたしは脱がないわよ」 キ「じゃぁ履いたままか? たしかにもうちょっと破ればそのままできそうだな、どれ」 ハ「ちょっと! いい加減にしてよ!」 キ「おい引っ張るな、破れたトコからはみ出してるぞ」 ハ「えっ! へ、変なトコみないでよ……」 キ「しかしお前はホントに毛深いよな、腕や足とかはつるつるなのにここだけ濃いもんな」 ハ「ほっといてよ……バカキョン」 キ「…すまんハルヒ、でもな破れパンツだろうがなんだろうが俺はお前にベタ惚れなんだ」 ハ「えっキョン……」 キ「ハルヒ愛してる……、だからいいだろ…お前が欲しいんだ」 ハ「ず、ずるいよ…キョン…ひゃっ!」 ************************************ キ「なぁハルヒ……」 ハ「キョン一体なに?」 キ「いいだろ?」 ハ「えっ、今日こそは勉強だけって話じゃないの? 昨日はレポートが全然進まなかったし」 キ「昨日はお前が何度もおかわりするからだろ、この食いしん坊め」 ハ「元はといえばキョンのせいでしょ、何が『破れたところがそそる』よ、このエロキョン」 キ「いやあれはあれで中々、おまけに『破れパンツ』っていうたびにお前が恥かしがるところも中々……」 ハ「と、とにかく今日は勉強だけよ、いやらしい事は禁止よ!」 キ「っていう割にはばっちり勝負下着なんだな」 ハ「へ、変なトコ覗かないでよ、キョン」 キ「変なトコというより秘密の花園って感じだがな。……草ボーボーだけど」 ハ「ちょっ! どういうことよ!」 キ「まぁまぁ……ところで昨日の破れパンツはどうした」 ハ「あ、あれはもう捨てるわよ、大体昨日だって勉強するっていうから油断して……だから今日は……」 キ「それで今日は勝負下着と……、せっかくだから俺と勝負して貰おうか」 ハ「え、勝負って……キョ、キョン……ひどいよ……」 ハ「ちょっとキョン! 勝負はまだこれからよ! ほら気合を見せない!」 キ「か、勘弁してくれ…流石に八回目なんて無理だ……」
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キ「なぁハルヒいいだろ」 ハ「えっ、キョン一体なによ?」 キ「なにってナニに決まってるだろ、わかってる癖に」 ハ「だって今日は…勉強するから、一緒にレポート書くっていうから来たのに……」 キ「それは後でやればいいさ、こっちだって立派なお勉強だよ、ほら」 ハ「あ、あたし今日はそんなつもりじゃ……、それに今日はちょっと……」 キ「ちょっとなんだ?」 ハ「そ、そう……アノ日なのよ。急に来ちゃって……」 キ「おいおい先週終わったばっかりだろ、嘘はよくないぞ」 ハ「そ、そのぅ……」 キ「じゃぁOKってことでいいんだな、そりゃ!」 ハ「ちょ、ちょっとやめて!」 キ「……ハルヒお前……パンツ……破れてるな…」 ハ「み、見ないで……だから嫌だって……」 キ「…破れパンツハルヒか……お洒落なお前にしちゃ珍しいな」 ハ「だ、だって今日寝坊しちゃって…それに勉強だけだっていうから油断して……」 キ「油断大敵って奴だな、しかし破れてようが脱いじまえば関係ないだろ、いいよなほらっ」 ハ「ちょっとやめてよ、あたしは脱がないわよ」 キ「じゃぁ履いたままか? たしかにもうちょっと破ればそのままできそうだな、どれ」 ハ「ちょっと! いい加減にしてよ!」 キ「おい引っ張るな、破れたトコからはみ出してるぞ」 ハ「えっ! へ、変なトコみないでよ……」 キ「しかしお前はホントに毛深いよな、腕や足とかはつるつるなのにここだけ濃いもんな」 ハ「ほっといてよ……バカキョン」 キ「…すまんハルヒ、でもな破れパンツだろうがなんだろうが俺はお前にベタ惚れなんだ」 ハ「えっキョン……」 キ「ハルヒ愛してる……、だからいいだろ…お前が欲しいんだ」 ハ「ず、ずるいよ…キョン…ひゃっ!」 ************************************ キ「なぁハルヒ……」 ハ「キョン一体なに?」 キ「いいだろ?」 ハ「えっ、今日こそは勉強だけって話じゃないの? 昨日はレポートが全然進まなかったし」 キ「昨日はお前が何度もおかわりするからだろ、この食いしん坊め」 ハ「元はといえばキョンのせいでしょ、何が『破れたところがそそる』よ、このエロキョン」 キ「いやあれはあれで中々、おまけに『破れパンツ』っていうたびにお前が恥かしがるところも中々……」 ハ「と、とにかく今日は勉強だけよ、いやらしい事は禁止よ!」 キ「っていう割にはばっちり勝負下着なんだな」 ハ「へ、変なトコ覗かないでよ、キョン」 キ「変なトコというより秘密の花園って感じだがな。……草ボーボーだけど」 ハ「ちょっ! どういうことよ!」 キ「まぁまぁ……ところで昨日の破れパンツはどうした」 ハ「あ、あれはもう捨てるわよ、大体昨日だって勉強するっていうから油断して……だから今日は……」 キ「それで今日は勝負下着と……、せっかくだから俺と勝負して貰おうか」 ハ「え、勝負って……キョ、キョン……ひどいよ……」 ハ「ちょっとキョン! 勝負はまだこれからよ! ほら気合を見せない!」 キ「か、勘弁してくれ…流石に八回目なんて無理だ……」
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その1 体を揺さぶるハルヒのせいで俺はいきなり目が覚めた。 どうしたハルヒ? 今日はそんな気分じゃないんじゃなかったのか。 「馬鹿っ……、そうじゃなくって……またキョンが黙っていなくなっちゃう夢で目が覚めて……そしたらあのときの事を……」 あぁ……もうそんな季節か、あれから10年近く経つんだが……あの時はごめんなハルヒ。 約束したろハルヒ、俺はずっとお前のそばにいるってさ、それに俺達には未希だっているしな。 「そうよ……約束やぶったら死刑なんだから!」 おいおい死刑は困るな、可愛い奥さんと愛する娘を残して死にたくはないぞ。 「ねぇ……手を握って」 手?……これでいいか? おいハルヒそんなに強く握らなくても……俺はどこにもいかないぞ。 安心しろハルヒ、さぁもう寝ような、お前が寝るまで見てるから、んっどうした? 「未希が昼間言ってたんだけど……妹か弟が欲しいんですって……だからキョン……」 おい今日はそんな気分じゃないってさっき…… 「今日はそんな気分なの!」 そうか……ハルヒ今度は男の子がいいな。 「馬鹿……、早くこっちに来て…」 -------------------------------------------------------------------------------- その2 俺の背中を指でなぞるハルヒのせいで俺は目が覚めた。 どうしたハルヒ?明日から出張だから朝早いっていったろ。 それにもう十代の頃とは違うんだから流石に四回戦目は無理っぽいぞ。 「馬鹿っ……、そうじゃなくって……キョンが出張から帰ってこなくなっちゃう夢で目が覚めて……そしたら悲しくなって……」 あぁ……そうか……あの時はごめんなハルヒ、泣いてるのか……。 約束したろハルヒ、俺の帰ってくるところはいつだってお前の隣だって、お前を独りぼっちになんか絶対にしないぞ。 「そうよ……約束やぶったら死刑なんだから!」 おいおい死刑は困るな、お前と未希を残して死にたくはないぞ。 「ねぇキョン……ギュッてして」 ……これでいいか? おいハルヒそんなに強くしなくても……俺はどこにもいかないぞ。 安心しろハルヒ、さぁもう寝ような、お前が寝るまでギュッとしてるから、んっどうした? 「…四回目しよっか……」 おい出張先で浮気しないようにってさっき三回も…… 流石に無理……だろ 「嘘、さっきから当たってるのは何?」 こっこれはその……お前が柔らかいからその…… 「…………」 ……おい……どうしたハルヒ? 「…………」 寝ちゃったのか? 「馬鹿……、早く来て……」 -------------------------------------------------------------------------------- その3 キョンどうしたのと俺を呼ぶハルヒの声で目が覚めた。 「出張は今日までで戻るのは夕方じゃなかったの?」 んっあぁ飛行機の予約が取れなくてなホテルをキャンセルして夜行バスで帰ってきたんだ。 「そう……おかえりキョン」 俺もただいまだ、ハルヒびっくりしたか? おどろかせようと思って電話もしなかったし、靴だって下駄箱に隠しといたんだぞ。 「馬鹿っ……未希を送って買い物から戻ってきたらこっちから物音がして……」 そうか怖かったか? 御免な。 「キョンが帰ってきたし平気よ、こっちこそ起こしちゃって……」 あぁ夜行バスが寝付けなくてな、ちょっと横になってたんだ。 「ねぇ隣いい?」 うん? ハルヒも昼寝するか? ほらここに入れ。 「ありがと……ふふ……キョンの匂いがするわね」 んっそうか? 昨日は風呂に入れなかったからかな。 「馬鹿……」 「今度からちゃんと連絡してよね、全く子供みたいなことして」 ふっ、男はいつだって子供のような遊び心をもってるのさ。 「……あらっ、体は子供じゃなくてすっかり大人みたいよ、なんか固くなってるし」 いや、これは……お前が浮気どころか独りでするのも禁止だっていうし……。 それにさっきからお前の胸とかが背中に……。 「馬鹿ねぇ……、あててんのよ」 ……っていうかどこ触ってんだよ……。 「ねぇキョン……しよっか?」 いや俺風呂入ってないし……。 「馬鹿……、そんなの関係ないわよ」 -------------------------------------------------------------------------------- その4 キ「なぁハルヒ、未希のことなんだが…」 ハ「どうしたのキョン」 キ「未希が母親のお前の真似をして俺のことをパパとかじゃなくてキョン君って呼んでるだろ」 ハ「それがどうかしたの? だってキョンはキョンじゃない」 キ「いや、それを聴いて誤解してる人が居るみたいでさ」 ハ「どんな誤解なの?」 キ「あれだ、俺と未希が本当の親子じゃなくてお前の連れ子かなんかだってさ」 ハ「あの子が生まれたのはキョンと結婚してからじゃない」 キ「そうなんだけどさ最近越して来た人で勘違いしてる人がいるらしいんだ」 ハ「あっそういえば『お宅は大変ね』みたいな事を言われたけどそういう事だったんだ」 キ「今はさ未希も小さいからいいけど、大きくなってから間違った話を真に受けて悩んだりしたら問題だろ?」 ハ「確かにそうよね、ありもしない出生の秘密とか未希に質問されても困るわよね」 キ「だからだ未希にはちゃんとパパと呼ぶように教えような、ハルヒも俺のことキョンじゃなくてパパっていうんだぞ」 ハ「確かにそうよねキョン、じゃなくてパパ……ちょっと変な感じね」 キ「おっ未希が帰ってきたみたいだな、早速頼むぞ」 未「只今~ハルヒママおなか空いた~、あっキョン君遊んで!」 ハ「未希、キョン君じゃないでしょ、キョじゃなくてパパのことはちゃんとパパって呼びなさい」 キ「そうだぞママの言う通りだ、パパって言わないと遊んであげないぞ」 未「えー変なのキョン君はキョン君じゃない」 キ「パパだパパ」 ハ「そうよ未希、パパって言わないと死刑だから!」 -特に落ちは無し- -------------------------------------------------------------------------------- その5 ハ「ほら未希、お昼寝の時間よ」 未「やだーキョン君が戻ってくるまで起きてる~」 ハ「キョン君じゃなくてパパでしょ、パパが戻って来たら起こしてあげるからお昼寝しましょうね」 未「むー…、じゃぁハルヒママお話して」 ハ「えっ又なの? そうねぇ……昔々あるところにキョン太郎というちょっとカッコイイけどドジで鈍感な男の子が住んでいました……」 ……… 未「……ハルヒママお話の続きは? キョン太郎とハルにゃんはどうなったの?」 ハ「……ZZZ……ZZZ……」 未「寝ちゃってる……」 キ「只今ー、ってなんだ二人とも昼寝中か?」 未「……あっキョン君…お帰り!」 キ「只今未希、キョン君じゃないだろパパって呼びなさい」 未「あのねぇハルヒママとお昼寝してたの」 キ「そうかじゃぁまた三人一緒にお昼寝しような」 未「むー…、じゃぁキョじゃないやパパお話して」 キ「お話かぁパパはあんまり得意じゃないんだがな、んー……昔々あるところにハル子というとても可愛いけど素直じゃない女の子が住んでいました……」 ……… 未「……パパお話の続きは? ハル子とキョン吉はどうなったの?」 キ「……ZZZ……ZZZ……」 未「寝ちゃってる……あたしもなんだか眠くなっちゃった……ZZZ……」 『子が出来て川の字なりに寝る夫婦』 -------------------------------------------------------------------------------- その6 おかえり、ハルヒ随分遅かったな。 「只今キョン、あら未希はお昼寝中?」 そうだ遊び疲れてな、ところで未希にあまり変なことを……んっどうした随分ご機嫌だな。 「ねぇそれよりキョン聞いて、あたしナンパされちゃった」 えっ? ナンパってあのナンパか。 「そうよ、駅前で買い物してたら『そこの素敵なお嬢さん僕とお茶でも』ですって」 ……確かにハルヒは美人だしスタイルもいい、一緒に歩いてても他の男の視線を感じるが…… 「あーもしかして妬いてるんでしょ、大丈夫よ、ちょっとお茶しただけだから」 えっお茶ってどういうことだよ! ナンパ野郎なんかにホイホイついてっちゃ駄目だろ! お前は俺と結婚してるし娘の未希だっているんだぞ。 この前ちょっと話題になった、「来週妻が浮気……」などという不埒なタイトルのドラマが俺の脳内にフラッシュバックされた。 大体ハルヒは俺にベタ惚れじゃなかったのか、俺だってハルヒの事が……その…好きだし……なのにナンパ男にホイホイついていくなんてどういうことだ? 「あっやっぱり妬いてるんだ、ふふ……ちょっと嬉しいわね、でも話には続きがあるの最後まで聞いてね、ナンパしてきた男って良く見たらあの谷口だったのよ」 たっ谷口ってあの谷口か? あの馬鹿いいトシしてこの休日に一体なにやってんだよ……。 「そうなの、後姿だけみて声かけてきたみたいよ、振り返ったらびっくりしてたわよ」 あいつはまったくしょうがないな……、学習能力とかないのかよ。 「遅くなったのは一緒に買い物してた奥様達とお茶としてきたからなの、もちろん全部谷口のおごりでね、地域の治安を預かる町内会婦人部としては不審人物の尋問を行うのは当然なのよ」 奥様連合の質問攻めにさらされ、更には茶代まで負担させられた谷口には同情を禁じえないが、まぁ谷口の自業自得か……合掌。 -おわりー --------------------------------------------------------------------------------
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おいハルヒ、いい加減にゲームをやめろ、ゲームは一日一時間までと某名人もいってるだろ? 同じ所に就職も決まったし卒論もでっち上げた俺達は卒業するまでの間をダラダラと二人きりで過ごしている。 そこ、爛れたバカップルとかいうなよ、それにしてもハルヒは怠惰すぎるが……。 「うるさいわね、いまやめるわよ、いま……そうだキョンあれとって頂戴」 またか? あれは昨日も食べたじゃないかジャンクフードは体に毒だぞ。それにもうすぐ晩飯だろ? あれだけで会話が成立してしまう俺とハルヒの仲な訳だが……、ハルヒが俺のアパートに入り浸っているんだから当然かね。 「いいじゃない、それにこういうのは別腹よ、別腹!」 おまえなぁ……、そんなんで来週大丈夫なのか? あとで慌ててもしらないぞ。 「来週って? 何かあったけ?」 なんだ覚えてないのか、来週は俺達内定者の健康診断だろ。バクバク食べてると泣きをみるぞ。 「ちょっとスナック菓子を食べたくらいで健康診断にはひっかからないわよ。キョンは心配症ね。」 ……ホントに気付いてないんだな、そっちじゃなくてさ、身体検査もあるんだろ? 身長、体重なんかも測るんだよな? 「それがどうしたのよ、いくらでも測らせてあげるわよ」 ……ハルヒ、おまえ自覚がないんだな。 「一体なんのこと? 勿体ぶらないではっきり言いなさいよ!」 今はいてるGパンきつくないか? 「えっ……それって……うそっ!」 嘘じゃない、すくなくとも3キロは増えてるな。 「いつ…いつわかったの…」 昨夜かな、ひさしぶりにお前が上だったろ、その時実感したんだ。 まぁあの最中に『お前太ったろ』などというなんざ野暮の極みだから黙ってた、それにちょっと肉感的なハルヒもそれはそれで悪くは無かったしな。 10代の頃とは違い今は代謝が落ちてるんだ、それなのに今まで通りにバクバク食べてりゃ当然の結果だ。 「嘘よ…嘘に決まってるわ……、あたしはいつだってベストウェイト、ベストプロポーション……、ナイスバディでみんなの注目の的……」 ハルヒは壊れたラジカセのように呟いている。 嘘だと思うんならヘルスメーターで測ってこい、数字は正直だ嘘はつかないぜ。 「そ、そうよ測れば、測ればはっきりするわ、きっと…キョンの勘違いよ……」 そうかヘルスメーターは冷蔵庫の脇だ、いってこい。 「嘘っ! ……これは…携帯が重いからよね、重いものはこっちに置いて………!、ふ、服の重さのせいよ、………脱いでもう一度測ってみれば……!、……ハ、ハルヒ落ち着いて……そうよカチューシャが……」 落ち着けハルヒ、カチューシャの重さなんか関係ないだろ、現実を直視しろ現実を。 「そ、そうよ、このヘルスメーターが……壊れてるのよ、きっとそうよ、そうに違いないわ!」 だからハルヒ現実逃避はやめろってば。 「ちゃんとした……、ちゃんとしたヘルスメーターで測れば……」 おいっ! ハルヒどこへ行くしっかりしろ。 「離して今から壊れていないヘルスメーターを買いに……」 まてまて、マズ服を着ろ服を! そのままの格好で外に出たら確実に警察に通報されるぞ。いい加減に落ち着け。 仕方ない、はっきりと現実を見せてやるか……。 ハルヒ服を着ろ服をこの服だ、ほら、と俺は以前ハルヒが置いていったリクスー一式を差し出す。 「えっ、キョンどういうこと?、……もうキョンたら好きなんだから……、あれでしょあたしにリクスーを着せたいからってこんな茶番を……、そうよねベストプロポーションでナイスバディなあたしにキョンはメロメロだもん……きっとヘルスメーターだってキョンが細工を……」 いいからさっさと着ろ……、うん終わったようだな、……うーん微妙にピチピチだ、でもハルヒは絶対に認めないだろうな。 「どう? ばっちりでしょ?」 自信たっぷりにハルヒは言い放つ。 あぁ、サイコーだ、惚れ直したよ、そうだくるっとまわって後ろも見せてくれ。 「こう? あたしにリクスー着せたいんならはっきり言いなさいよ、こんな回りくどいことしないで……」 あぁそうだなハルヒ、といって俺はハルヒを背後から抱きしめる。 「ちょっとまだ夕方よ早くない? それにこういうことはムードだって…キョンたら素直じゃないんだから……」 誰かさんの妄言に構わず俺は続けた。ハルヒ覚えてるか? 夏ごろにこの服を着たお前をこうやって後ろから抱きしめた。 「……覚えてるわ、キョンたら強引で……痴漢プレイとかいって……」 あぁそうだったな……、そう…こうやってお前を後ろから抱きしめて……手を下に降ろして……、次はどうしたか覚えてるか? 「たしか……胸をタッチしたあと下へ移動してウエストの方からスカートの中に手を入れてきて……、って今度は言葉責め?」 そうだ良く覚えてるな、でもな今はスカートの中に手が入らないんだ、ほら? ハルヒの腹にスカートがぴったりくっついてるだろ? 夏は腹とスカートの間にちゃんと余裕があった、だから手も入った、でも今は無理、これが現実だ、確実にウエストが太くなってるぞ。 「…………嘘、……」 なんだったらメジャーで測ってみるか? 「……自分でも……自分でも……なんとなく気が付いてはいたの…でも認めたくなくて…」 やっとハルヒは現実を直視する気になったらしい、長かった……。 「……キョン、あたしをみないでベストプロポーションでナイスバディじゃないあたしを見ないで……いや…」 すっかり自信喪失というか錯乱状態らしい、へたり込んだハルヒを俺は優しく抱きしめる。 あぁハルヒ、別に俺は今のぷにっとしたハルヒでも問題ないぞ、こうやってても抱き甲斐があるしさ。 ただこれ以上増えるとマズイからちゃんと節制して今の状態をキープ…っておいどうした? 「キョン……、でも…ぷには嫌、ぷには……、そうよダイエットよ! 来週までに元の体重に戻してベストウェイトでベストプロポーション、ナイスバディなあたしをとり戻すのよ!」 おいっ来週までって、無理なダイエットは体に悪いしに効果だって出ないぞ、もっと落ち着いてだな……。 駄目だきいちゃいねぇ……。 「そうと決まったら早速はじめましょう、キョンも協力してもらうわよ! 確かこの雑誌にダイエット特集が……、これよ『SEXでダイエット!』」 だからハルヒ人の話を聞けって……、おいハルヒ! 「ほらキョン、服を脱いでダイエットに協力してもらうわよ、このあたしがリクスー着てるんだし五回は頑張ってもらうわよ!」 ***************************************************************************************** ……なんだ、もう朝か……、確か昨夜は晩飯も食わずにあのまま……。 風呂場の方からシャワーの音がする、どうやらハルヒはシャワーを浴びてるらしい。 昨夜の俺達がしたコトを考えるとシャワーは当然だな。 おっとハルヒのシャワーが終わったらしい、俺もそろそろ起きるとするか。 昨夜の錯乱ぶりとは打って変わって上機嫌な、鼻歌混じりで体を拭くハルヒとご対面だ。 「おはよキョン、あんたもシャワー浴びてきなさいよ」 あぁ、随分上機嫌だな、何かいいことがあったのか? 「聞いてよキョン、一晩で一キロも減ったのよ、この調子なら一日一キロで来週までに5,6キロはいけるわね、ダイエットなんてチョロイチョロイちょろろんよ」 あぁわかった、と生返事をした俺はシャワーでざっと汗を流すべく風呂場へと入った。 しかしハルヒは何を勘違いしてるんだ、もう一回現実を直視させないと駄目だな。 「ねぇキョン、見てこんなに減ったのよ」 よほど嬉しいのかハルヒは素っ裸のままヘルスメーターに乗り俺に針を見るように呼びかける。 あぁ……その…なんだ、俺達昨日晩飯を食べてないし、今朝の朝飯もまだだよな? 「えぇそうよ、ちょっとおなかがすいて来たわね」 それでハルヒ、お前は今朝トイレにいったんだよな? 「な、なに変なコト聞いてるのよ……」 ハルヒは俺の話に不審そうな顔をする、まぁ当然の反応かな、しかし俺は心を鬼にして話を続けた。 あのなハルヒ落ち着いて聞いて欲しいんだが……人間の体重ってのは常に一定じゃないんだ。 一日の生活のうちでだと1,2キロくらいの幅でいつも上下してるんだ。 だから夜と朝で体重がちょっと減るくらいは……つまり『日常生活で発生しうる変動の範囲内』ってことなんだ。 おまけにお前は晩飯も朝飯も食ってないだろ? 食うもの食わないで出すもの出してれば1,2キロくらいはすぐに落ちるんだ。 でもそれは本当の体重とは関係ない。 「う、嘘よ……、あたし…あたし……ダイエット……」 嘘じゃない、体重が減ったのはダイエットとは無関係だ、食事をすればお前の体重は直ぐに元に戻る。 大体あんな与太記事なんかに信憑性なんかあるわけないだろ。 ハルヒはかなりショックを受けたようだ、しかし無理なダイエットは危険だ、ここは厳しい現実をみせて思いとどまらせるしかない。 「そ、そうだ、あたし……あたし…来週までゴハン食べないで我慢する、そうすれば…そうすれば……」 やめろ、そんなことしても体を壊すのがオチだ、それに絶食で体重を減らしても無意味だぞ。 腹廻りとか減って欲しいところの贅肉は落ちない、そのかわりに胸とかの減って欲しくないところが落ちるんだ。 絶食で体重は減るかも知れんがナイスバディとは正反対、本末顛倒だぞ。 「……じゃぁ…じゃぁ…ダイエット……沢山運動して……」 まだ諦め切れないらしい、まぁ無理もないか? ハルヒ『ダイエットに王道無し』だ、数日で5,6キロは無理だ、元々お前は太ってるわけでもないし、それだけ落とすのは結構難しいぞ。 「それじゃ…来週までに元の体重に戻すのは……」 無理、というか不可能だな。 「そんな……、あたしは…ベストウェイト…ベストプロポーション…ナイスバディ……、あたし……」 かなりのショックなようだが無理なダイエットでハルヒが体を壊すよりはマシだな。 しかし、ホントにショックみたいだ、ハルヒはまだぶつぶついっている。 おいハルヒ、いい加減に朝飯でも食べようぜ、ダイエットには規則正しい生活、適度な食事、適度な運動が不可欠だぞ。 「…ナイスバディなあたしはみんなの憧れ注目の的……、そんなあたしにキョンもメロメロ……」 ……ハルヒ? さん……。 「キョン…キョンはあたしのコト好き? あたしナイスバディじゃないけど……」 ハルヒ……朝からなに莫迦な…、というかさっきからお互い風呂上りの素っ裸で一体何やってんだろうな俺達は。 「莫迦なって…キョン……あたしのコト嫌いなの? キョンに嫌われたら……あたし……あたし…一生一人ぼっち…」 だから違うって最後まで聞けってば。 「そういえば…昨夜は五回っていったのにキョンは四回しか……、いつもはリクスーだったら五回でも六回でも軽いのに……これってあたしがナイスバディじゃなくったから……キョンがあたしのこと……嫌いに…」 おいハルヒ? どうした? 大体その前の晩だって『ポニーでポニー』で五回もしたんだから昨夜が四回でも頑張った方だと思うぞ、ってハ ルヒ聞いてるのか? 「キョン…キョンの大好きな『体操着に紺ブル』でも『スク水に水泳帽』でもなんでもする…から、キョンは好きなトコにかけていいから…キョンはかけるの大好きでしょ、だから……あたしを…あたしを嫌いにならないで……」 ハルヒの目に生気がない。あれっ……ひょっとして……俺…地雷踏んだ? 「…『猫耳メイド』の時だってちゃんとキョンのコト『御主人様』って呼ぶし、語尾には必ず『にゃん』ってつけるし……朝はちゃんと『メイドのご奉仕』でキョンを起こすから……」 お、おいハルヒ一体なにを……しっかりしろ、落ち着け。 俺がハルヒを嫌いになるわけがないだろ、俺の目を見ろ…って駄目だハルヒの目が死んでる……orz。 「『ごっくん』だってちゃんとする、この間はあたしが嫌がったから『只の妄言だ、忘れてくれ』とかキョンは誤魔化してたけどホントはあたしにやって欲しかったんでしょ、今度は…今度はちゃんとするから……いつもそうするから……だからあたしのコト……」 確かに俺はそう言った……、だがむしろお前の方こそ妄言だろと思うがハルヒの暴走はまだとまらない。 「……中学の時……あたしに言い寄ってくるヤツは一杯いた……けれど、みんなあたしの外側しか見てなかった……、だから…みんなこっちから振ってやったの……。 でも…でもキョンは違った…あたしの内側までちゃんと見てくれて……それであたしのコト好きって言ってくれた……、あたしのコトちゃんと見てくれるのはキョンだけ……だからキョンにだけは嫌われたくない……」 ……だったら……わかるだろ? お前がどんなだろうが俺はお前を……。…おい、ひとの話をきけって……駄目だ聞いちゃいねぇ……。 「……そうだ! 『ビリビリ』だって沢山していいから、ストッキング一杯買うから、あたし毎晩履くからキョンは履かせたまま破くの大好きでしょ、…キョンのしたいコト好きなだけしていいから……」 おいハルヒ落ち着け、俺は別そんなコトして欲しいわけじゃ無い…コトも無いわけで……むしろ…その…なんだ…。 って違う! そうじゃない、つまり……こういうことだ! 行動あるのみと俺はハルヒを抱き上げた。 「……えっ、何? キョン、一体どうしたの?」 見てわからんか? 『お姫様ダッコ』だ。 抱きかかえたハルヒを俺はベットに降ろし腰掛けさせる。 やっと落ち着いたのかハルヒの目には生気が戻ってきた。 「あのなハルヒも言ったとおり俺はお前の内面も含めて好きなんだ、だから外見が多少変わろうがお前を嫌いになるわけがないだろ?」 「ホントにホント? 嘘じゃない?」 あぁ嘘を言っても始まらない、今も言ったとおりだ。 「だったら……だったら、証拠を見せて…キョン」 えっ証拠って……。 「莫迦ねぇ、お姫様ダッコで女の子をベットまで連れて来たのよ。次にするコトなんてきまってるじゃない、来なさい…キョン、ちゃんと証拠を見せて……」 ……わかった、そうだ…猫耳メイド…してくれるんだっけか? 「莫迦!……御主人様がしたいのなら……してもいいのにゃん…」 ***************************************************************************************** ……結局あのまま朝から三回戦だ……試合の結果は俺の三連敗、というかいままで勝ったためしがないな。 連敗の証拠は…こっちはパサパサのカサカサ、一方のハルヒはツヤツヤのテカテカだ……。 俺はハルヒに覚られないようにゆっくり体を起こした、ちらと確認するとハルヒは満ち足りた表情で二度寝を続けている。 ……別に俺はハルヒは今のままでもいいんだがな、さっきだってぷにっとしたハルヒの抱き心地は中々の…… そして俺はタオルケットからはみ出ている、ハルヒの左手の二の腕の辺りを軽く撫でる、ぷにっとした感触が心地よい。と思ったらハルヒが軽く身動ぎする、起こしてしまったか? 「……zzz…今度は『ワキ』なの? 相変わらずキョンはマニアックね……zzz、…『クンクン』はいいけど『ペロペロ』は程々にしてよ……zzz、キョンは加減を知らないから…zzz…」 ……ハルヒの夢の中じゃ俺はどんだけ変態なんだ? なんだかなー、とんだ寝言だ……orz。 くさった気持ちを一新させるべく俺はシャワーを浴びることにした。 「おはよキョン」 シャワーから上がるとハルヒの声がかかる、どうやら目覚めたらしい。 「あたしもシャワー使うからバスタオル出しといて」 朝昼晩といつでもシャワーだな、お陰でバスタオルはフル回転だ。 「なに言ってんのあたしがシャワーしなきゃいけないのも全部エロキョン、アンタの所為でしょ。このスケベ……」 ……確かにそうだな、すまん一言もない……。 「キョン大変よ、着られるお洋服がないわ!」 シャワーを終わったハルヒがいきなり叫ぶ。 ……なんでだ? 洗濯なら昨日しただろ。 「なんでじゃないわよ、全部キョンの責任よ。もう一回洗濯しないと…、凄く匂うしこんな状態の着れるわけないでしょ。」 あぁ……そう…たしか昨日から今朝に色々ハルヒに着せて……、って全滅なのか? 「そうよ、キョンはホントに加減を知らないわね…」 だってハルヒ、……お前だってかけていいっていったじゃないか。 「ものには限度ってものがあるでしょ、いくらなんでも着られる服がなくなるなんて論外よ」 ……いつまでも裸でいるのもなんだろ、俺のシャツでも着とけ、ほらコレ。 とりあえずクローゼットにあるものを適当に渡す。 「ありがとキョン、…ってキョンこれYシャツじゃない、…全くキョンはマニアなんだから……」 はぁ……一体なんの話だ? 「ほらみなさいよ、上は男物のYシャツで下半身は何も履かない、これって『ブカブカ』っていうんでしょ?」 …………。 「こういうのに男は萌えるって週刊誌の『彼を萌えさせる必殺シチュエーション!』って記事に書いてあったわよ、ホントにキョンはあたしにHな格好させることしか頭にないのかしら、このエロキョン!」 …あぁ…見えそで見えないチラリズムはサイコーだな……(棒読み) この生き物はロクでもない記事しか読まないのか……。 「ま、まぁキョンがあたしにどうしてもって頼むんだったら、こういう格好でしてもいいけど……、四回目したいの?」 確かにハルヒの今の格好は……その…なんだ…、だ、駄目だ四回目なんて俺を殺す気か…。 …そ、そこに昨夜お前が脱いだGパンがあるだろ? それは無事な筈だからさっさと履け。 「そう……じゃぁ『ブカブカ』はまた今度ね。」 あぁ……今度…な。 「そうだ、キョンはなんでダイエットに詳しいの? 今までそんな話してなかったじゃない。」 どうでもいいだろ、そんなこと。 「よくないわよ、キョン! ちゃんといいなさい! でないと…かけるの禁止よ、もうかけさせてあげないから…」 わ、わかった話すけど、笑うなよ、……俺だってな…、お前にベタ惚れなんだよ、お前に嫌われないかって心配なんだ……。 だから、…お前みたいな美人の彼氏に相応しいようにってダイエットとか色々と…… 「…そうだったの、…無理に聞き出してごめんなさい」 いや、いいんだ。それでハルヒはどうしたいんだ? ダイエットするのか? 「……うん、キョンと一緒にダイエット頑張ってみる、だからダイエットのやり方とか教えて」 そうか、さっきも言ったとおりダイエットで大事なのは規則正しい生活だ、規則正しい生活のなかには食事や運動が含まれる。 規則正しい時間に適量の食事を摂り、適度に運動するこれがポイントだ。ジャンクフードで間食なんて論外だ。 そして重要なのは継続することだ、ダイエットの効果は数日とかでは出てこない、数ヶ月のスパンで実施することが基本だ。 あとはきっかけだな、『明日から頑張る』とか『これを食べてから』とかそういうのは一番駄目だ。 思い立ったらすぐに始める、そして『今日だけ』、『今だけ』を頑張ってそれを積み重ねていくこどで継続したダイエットが出来るんだ。 「ありがとキョン、あたしダイエット頑張ってみる。……ほっとしたらなんだかお腹がすいてきちゃったわね」 そうだな、朝飯でもつくるか? 勿論ダイエット仕様の朝ごはんだ、ってかもう昼飯の時間か? 「キョンお願いね、今度あたしにもレシピ教えて、そうだ時間はどれくらいかかるの? なんだかお腹がすいちゃって…」 あー、あと30分くらいかな。そういや昨夜も食べてなかったよな。 「そう、あと30分もかかるの……お腹がすいて…そうだキョンあれとって、一緒に食べましょ」 だーかーらー!
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その1 体を揺さぶるハルヒのせいで俺はいきなり目が覚めた。 どうしたハルヒ? 今日はそんな気分じゃないんじゃなかったのか。 「馬鹿っ……、そうじゃなくって……またキョンが黙っていなくなっちゃう夢で目が覚めて……そしたらあのときの事を……」 あぁ……もうそんな季節か、あれから10年近く経つんだが……あの時はごめんなハルヒ。 約束したろハルヒ、俺はずっとお前のそばにいるってさ、それに俺達には未希だっているしな。 「そうよ……約束やぶったら死刑なんだから!」 おいおい死刑は困るな、可愛い奥さんと愛する娘を残して死にたくはないぞ。 「ねぇ……手を握って」 手?……これでいいか? おいハルヒそんなに強く握らなくても……俺はどこにもいかないぞ。 安心しろハルヒ、さぁもう寝ような、お前が寝るまで見てるから、んっどうした? 「未希が昼間言ってたんだけど……妹か弟が欲しいんですって……だからキョン……」 おい今日はそんな気分じゃないってさっき…… 「今日はそんな気分なの!」 そうか……ハルヒ今度は男の子がいいな。 「馬鹿……、早くこっちに来て…」 -------------------------------------------------------------------------------- その2 俺の背中を指でなぞるハルヒのせいで俺は目が覚めた。 どうしたハルヒ?明日から出張だから朝早いっていったろ。 それにもう十代の頃とは違うんだから流石に四回戦目は無理っぽいぞ。 「馬鹿っ……、そうじゃなくって……キョンが出張から帰ってこなくなっちゃう夢で目が覚めて……そしたら悲しくなって……」 あぁ……そうか……あの時はごめんなハルヒ、泣いてるのか……。 約束したろハルヒ、俺の帰ってくるところはいつだってお前の隣だって、お前を独りぼっちになんか絶対にしないぞ。 「そうよ……約束やぶったら死刑なんだから!」 おいおい死刑は困るな、お前と未希を残して死にたくはないぞ。 「ねぇキョン……ギュッてして」 ……これでいいか? おいハルヒそんなに強くしなくても……俺はどこにもいかないぞ。 安心しろハルヒ、さぁもう寝ような、お前が寝るまでギュッとしてるから、んっどうした? 「…四回目しよっか……」 おい出張先で浮気しないようにってさっき三回も…… 流石に無理……だろ 「嘘、さっきから当たってるのは何?」 こっこれはその……お前が柔らかいからその…… 「…………」 ……おい……どうしたハルヒ? 「…………」 寝ちゃったのか? 「馬鹿……、早く来て……」 -------------------------------------------------------------------------------- その3 キョンどうしたのと俺を呼ぶハルヒの声で目が覚めた。 「出張は今日までで戻るのは夕方じゃなかったの?」 んっあぁ飛行機の予約が取れなくてなホテルをキャンセルして夜行バスで帰ってきたんだ。 「そう……おかえりキョン」 俺もただいまだ、ハルヒびっくりしたか? おどろかせようと思って電話もしなかったし、靴だって下駄箱に隠しといたんだぞ。 「馬鹿っ……未希を送って買い物から戻ってきたらこっちから物音がして……」 そうか怖かったか? 御免な。 「キョンが帰ってきたし平気よ、こっちこそ起こしちゃって……」 あぁ夜行バスが寝付けなくてな、ちょっと横になってたんだ。 「ねぇ隣いい?」 うん? ハルヒも昼寝するか? ほらここに入れ。 「ありがと……ふふ……キョンの匂いがするわね」 んっそうか? 昨日は風呂に入れなかったからかな。 「馬鹿……」 「今度からちゃんと連絡してよね、全く子供みたいなことして」 ふっ、男はいつだって子供のような遊び心をもってるのさ。 「……あらっ、体は子供じゃなくてすっかり大人みたいよ、なんか固くなってるし」 いや、これは……お前が浮気どころか独りでするのも禁止だっていうし……。 それにさっきからお前の胸とかが背中に……。 「馬鹿ねぇ……、あててんのよ」 ……っていうかどこ触ってんだよ……。 「ねぇキョン……しよっか?」 いや俺風呂入ってないし……。 「馬鹿……、そんなの関係ないわよ」 -------------------------------------------------------------------------------- その4 キ「なぁハルヒ、未希のことなんだが…」 ハ「どうしたのキョン」 キ「未希が母親のお前の真似をして俺のことをパパとかじゃなくてキョン君って呼んでるだろ」 ハ「それがどうかしたの? だってキョンはキョンじゃない」 キ「いや、それを聴いて誤解してる人が居るみたいでさ」 ハ「どんな誤解なの?」 キ「あれだ、俺と未希が本当の親子じゃなくてお前の連れ子かなんかだってさ」 ハ「あの子が生まれたのはキョンと結婚してからじゃない」 キ「そうなんだけどさ最近越して来た人で勘違いしてる人がいるらしいんだ」 ハ「あっそういえば『お宅は大変ね』みたいな事を言われたけどそういう事だったんだ」 キ「今はさ未希も小さいからいいけど、大きくなってから間違った話を真に受けて悩んだりしたら問題だろ?」 ハ「確かにそうよね、ありもしない出生の秘密とか未希に質問されても困るわよね」 キ「だからだ未希にはちゃんとパパと呼ぶように教えような、ハルヒも俺のことキョンじゃなくてパパっていうんだぞ」 ハ「確かにそうよねキョン、じゃなくてパパ……ちょっと変な感じね」 キ「おっ未希が帰ってきたみたいだな、早速頼むぞ」 未「只今~ハルヒママおなか空いた~、あっキョン君遊んで!」 ハ「未希、キョン君じゃないでしょ、キョじゃなくてパパのことはちゃんとパパって呼びなさい」 キ「そうだぞママの言う通りだ、パパって言わないと遊んであげないぞ」 未「えー変なのキョン君はキョン君じゃない」 キ「パパだパパ」 ハ「そうよ未希、パパって言わないと死刑だから!」 -特に落ちは無し- -------------------------------------------------------------------------------- その5 ハ「ほら未希、お昼寝の時間よ」 未「やだーキョン君が戻ってくるまで起きてる~」 ハ「キョン君じゃなくてパパでしょ、パパが戻って来たら起こしてあげるからお昼寝しましょうね」 未「むー…、じゃぁハルヒママお話して」 ハ「えっ又なの? そうねぇ……昔々あるところにキョン太郎というちょっとカッコイイけどドジで鈍感な男の子が住んでいました……」 ……… 未「……ハルヒママお話の続きは? キョン太郎とハルにゃんはどうなったの?」 ハ「……ZZZ……ZZZ……」 未「寝ちゃってる……」 キ「只今ー、ってなんだ二人とも昼寝中か?」 未「……あっキョン君…お帰り!」 キ「只今未希、キョン君じゃないだろパパって呼びなさい」 未「あのねぇハルヒママとお昼寝してたの」 キ「そうかじゃぁまた三人一緒にお昼寝しような」 未「むー…、じゃぁキョじゃないやパパお話して」 キ「お話かぁパパはあんまり得意じゃないんだがな、んー……昔々あるところにハル子というとても可愛いけど素直じゃない女の子が住んでいました……」 ……… 未「……パパお話の続きは? ハル子とキョン吉はどうなったの?」 キ「……ZZZ……ZZZ……」 未「寝ちゃってる……あたしもなんだか眠くなっちゃった……ZZZ……」 『子が出来て川の字なりに寝る夫婦』 -------------------------------------------------------------------------------- その6 おかえり、ハルヒ随分遅かったな。 「只今キョン、あら未希はお昼寝中?」 そうだ遊び疲れてな、ところで未希にあまり変なことを……んっどうした随分ご機嫌だな。 「ねぇそれよりキョン聞いて、あたしナンパされちゃった」 えっ? ナンパってあのナンパか。 「そうよ、駅前で買い物してたら『そこの素敵なお嬢さん僕とお茶でも』ですって」 ……確かにハルヒは美人だしスタイルもいい、一緒に歩いてても他の男の視線を感じるが…… 「あーもしかして妬いてるんでしょ、大丈夫よ、ちょっとお茶しただけだから」 えっお茶ってどういうことだよ! ナンパ野郎なんかにホイホイついてっちゃ駄目だろ! お前は俺と結婚してるし娘の未希だっているんだぞ。 この前ちょっと話題になった、「来週妻が浮気……」などという不埒なタイトルのドラマが俺の脳内にフラッシュバックされた。 大体ハルヒは俺にベタ惚れじゃなかったのか、俺だってハルヒの事が……その…好きだし……なのにナンパ男にホイホイついていくなんてどういうことだ? 「あっやっぱり妬いてるんだ、ふふ……ちょっと嬉しいわね、でも話には続きがあるの最後まで聞いてね、ナンパしてきた男って良く見たらあの谷口だったのよ」 たっ谷口ってあの谷口か? あの馬鹿いいトシしてこの休日に一体なにやってんだよ……。 「そうなの、後姿だけみて声かけてきたみたいよ、振り返ったらびっくりしてたわよ」 あいつはまったくしょうがないな……、学習能力とかないのかよ。 「遅くなったのは一緒に買い物してた奥様達とお茶としてきたからなの、もちろん全部谷口のおごりでね、地域の治安を預かる町内会婦人部としては不審人物の尋問を行うのは当然なのよ」 奥様連合の質問攻めにさらされ、更には茶代まで負担させられた谷口には同情を禁じえないが、まぁ谷口の自業自得か……合掌。 -おわりー --------------------------------------------------------------------------------