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′ 彡 / 〃' \ ミヽ⊥__、 _\ ヾ、 Λ 彡 / ´ 〃 Λ. ' `¨T¨ ̄ ̄丶`ヾ 丶\ ミ 、ミ へ彡 ガガガガーン | /// ,/ /' ,リ i ≧==≡ミ、 \、 \\ ミ }l \. |! //´ l| l | /' /' , z7' ヾミ \ ミミミ i{. |i、 // l|/ | i| ,/>' ′ 、〈シ {シヽ }シ |i 、ヾ、\ 、 i|. ∨、 // / ,.斗.'´___ ,. ∨Λ .,i,.、 il }丶 \、 / / ∨ヽ // ,x彡'テ¬≡ミ ′ ;. ヾ.ノ ノリミ li リ、 | ミ/ ヾi| / .シ {彡ヽ ′ ' 、_ `.ツ i| ' ' \、\三彡 ノ' // ,/〈 ∨「Λ ′ ' |i \、 \、\彡_ -‐=く //Λ_ ヾミ ヾく_ノ ,. ', ' 、 iリ 丶、`ー…> ´ // 〉 ////Λ| 、ミヽ、 丶,' /' ー-= / / //////Λ| ヾミミミ´ /⌒ヽ 〃へ . . ヾ ‐-\ ,///〈、 ,/Λ '///ヘ `ヾミ / ', _シ' \ . il}/ | ヾ //'/ \ /」 ノ ,〃 | Λ 、 ,〃 | } ///Λ >、 { / ,〃' ノ / Λ |l ,〃 | l| ||///Λ Λ\ミヽ、 `ー… ´ ,〃'/ /// Λ /, / | i| l|∨/''Λ Λ > 、`テ=━─━'" ヘ //////} / | |l |i | |. Λ \、 Λ ` . ///7777フ' ヘ / //////' | || リ | | Λ | \. \ . . . . ¨¨¨〈 ヘ | './///, | リ ‐=彡' || Λ | \_ \ ,_;_ / ヘ | ',//,┏──――――――――──┓│ 名前:【メリー・ナイトメア】│l ステータス―─┳―――――――──────────────┓┗┤分類 │【夢魔】 ┣――――――┼─────────────────────┫ │体力 │【300/300】 ┣──────┼─────────────────────┫ │心 |【5/5】 ┣──────┼─────────────────────┫ │精神状態 |【恐怖】 ┣──────┼─────────────────────┫ │装備 |【なし】 ┣──────┼─────────────────────┫ │経験 |【有り(非処女)】 ┣──────┼─────────────────────┫ │調教 |【60/100】 ┣──────┼─────────────────────┫ │調教レベル .|【M:15 B:15 V:15 A:15】 ┣──────┼─────────────────────┫ |l アビリティ ─┴───────────────────―――――┓ ┗┤記憶吸収→淫夢変換 ┗──────────────────────────────┛ 夢魔。 +一般的な夢魔とは 元々は"ど忘れ"の原因とされる、"人の記憶を吸い、エネルギーとする"種族で長い間人間の記憶を少しずつ吸っていくうちに、 姿は基本的に見えないまでも、人間に近い姿をするようになった。 記憶を吸うのと同時に、保管となる記憶を捏造する能力を持ち、「保管する記憶を基本的に淫夢にすり替える」という困った習性を持つ。 種族的な本能で、"人間が一番喜ぶ記憶"として淫夢を見せるらしい。彼等的には記憶を吸ったことによるお礼なのだが、淫夢を見せられた本人からしてみれば迷惑以外の何物でもない。 なお、希少種族のため保護が行われている。 ボーイド編2日目のアーニャ治療時?にカットイン風に初登場。(やる夫には見えていないらしい。) アーニャの淫夢に関して否定的なことを言われるとショックを受けていた。 3日目のピロートークでアーニャ自身に完全否定された逆恨みでやる夫の女達の夢にもぐりこんで崩壊させようとしたが 篠ノ之箒とサーニャの夢に潜り込んだのが運の尽き。 前者は夢の濁流に飲まれそうになり後者はS中級者の洗礼を受けた。 その後、羽衣狐の夢に干渉しようとしたら寝起きが悪い時なので徹底的に犯されぬく形の精神操作を受けた上にシグナムの夢に放り込まれた。 シグナムはシグナムで淫猥な過剰情報を与えメリーを実体化させている。 止めは寝起きで夢と勘違いしていたやる夫のフルスロットルを喰らってしまった。 シグナムのオプション的扱いに一時なっていたが、さすがにシグナムに任せるのはどうかということになって ペット扱いという分類になっている。 なお現在もシグナム内のアプリケーションなので彼女の手綱はシグナムが握っているというある意味最悪な状況に。 名前 コメント
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- ベートーヴェンの生涯 苦悩の英雄ベートーヴェンの生涯 (角川文庫) 苦悩の英雄ベートーヴェンの生涯(角川書店) ロマン・ロラン〔著〕 新庄 嘉章訳 税込価格 : \399 (本体 : \380) 出版 : 角川書店 サイズ : 文庫 / 152p ISBN : 4-04-203511-6 発行年月 : 1995.10
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フロートスピナー メダロット一覧 ⇒ さ行 - 3 - OCG - 4 - 7 - 8 - 9 - S スピナー型メダロット(SPN) 登場作品 3 OCG 4 7 8 9 S フロートスピナー 全体概要モチーフやパーツ名に関して 機体説明メダロット3 メダロット4 メダロット7 メダロット8 メダロット9 メダロットS 使用メダロッターメダロット3 メダロット7 機体性能メダロット3・メダロット4 メダロット オフィシャルカードゲーム メダロット7 メダロット8 メダロット9 全体概要 メダロット3初出のスピナー型メダロット。 デザインラインや何かの略語の様と度々書かれた英字のパーツ名が、何処となく未来的な雰囲気を醸し出している。 ほとんどのシリーズで格闘トラップ、アンチエア、アンチシーを使用するメダロットである。 モチーフやパーツ名に関して 機体名に冠し、モチーフにもなっているスピナー(spinner)とは、英語で急回転するものの意だが、それ以外にも様々な物の名称としても使われる。 恐らくモチーフの「スピナー」は、映画『ブレードランナー』のポリススピナーに端を発する、SF作品に登場する架空の乗り物であろう。 『けいご(警護?)のスペシャリスト』とメダロット4でのライブラリコメントに書かれており、脚部の形状もかなり似ている。 なおスピナーとは、プロペラの中心部分にあるカバーを指す場合もある。 パーツの名称から考えると、それから名付けられたのかもしれない。 ちなみに脚部を上から見ると、玩具のハンドスピナーっぽく見えなくもないが、さすがに時期的にまったくの無関係だろう。 各パーツの名称の意味は、 AAM Air-to-Air Missile(空対空ミサイル) ASM Air-to-Surface Missile(空対地ミサイル)またはAir-to-Ship Missile(空対艦ミサイル) ASBM Anti-Ship Ballistic Missile(対艦中距離弾道ミサイル) AATC Automatic Air Traffic Control(自動航空管制) になっていると言われている。 機体説明 メダロット3 とにかく物理的にレアなメダロット。 というのも、これを使用するせんせい(女)が、花園学園校舎内で低確率でしかエンカウントしないため。 本編を普通にやっているだけでは、まずお目にかかれない。 敵が強いことに定評のあるアンダーシェルに行く前に入手可能なアンチシーは、 本機の左腕とドークスのドライブC、そしてオートクルーズのみ。 根気強く粘れる人はぜひ頑張ってゲットしよう。 メダロット4 サザンカ町のメダプライズで入手出来る。 メダロット7 主にセレクト隊員が使用する。 アンチ攻撃の効果が発揮されない脚部で射撃攻撃をしていれば、何のリスクもなく倒せる。 メダロット8 クロックタウンの時計塔で野良メダロットとして登場。 また、ペッパータウンのコロシアム内のサイバーのシミュレータにも登場する。 両腕パーツにサブスキルねらいうちを備えた。 本作からの新要素である脚部特性はエマージェンシー。 モチーフがSF作品のスピナー説が濃厚になった。 メダロット9 MEDA学院レスキュー部員シラギクのパートナーメダロットとして登場。 アンチエアとアンチシーがサブスキルに変更されたことで、本作でのみ、両腕がミサイルに変更された。 パーツ名の略称の意味が予想されている先述の意味の通りなら、正しくうってつけである。 本作からの新要素、ヘヴィリミットは2と高水準である。 メダロットS 激闘!ロボトルで入手出来る初期ランク☆1メダロットとして登場。 技と脚部特性はメダロット8の、ヘヴィリミットはメダロット9のものをそれぞれ踏襲している。 使用メダロッター メダロット3 おんなきょうし? メダロット7 セレクトたいいん 機体性能 メダロット3・メダロット4 「フロートスピナー」(女) スピナー型メダロット けいごの スペシャリスト 頭部 AAM SPN-01 装甲 成功 威力 回数 属性 行動 効果 20 26 23 6 設置 せっち 格闘トラップ 右腕 ASM SPN-02 装甲 成功 威力 充填 放熱 属性 行動 効果 10 19 6◎ 6 4 防御 まもる アンチエア 左腕 ASBM SPN-03 装甲 成功 威力 充填 放熱 属性 行動 効果 10 19 6◎ 6 4 防御 まもる アンチシー 脚部 AATC SPN-04 装甲 推進 機動 防御 近接 遠隔 属性 タイプ 45 14 24 34 17 10 設置 浮遊 ▲ページ上部へ▲ メダロット オフィシャルカードゲーム 「フロートスピナー」 登場 レア コスト 装甲(色) 威力(色) 速度(色) タイプ 効果 第1弾 1 1 10(無) 10(無) 14(赤) 射撃 通常射撃 移動可能方向 【通常射撃】 通常射撃攻撃。 ▲ページ上部へ▲ メダロット7 名称:フロートスピナー (パーツ性別:女) アルバム 円盤の回転が浮力を生み出すスピナー型メダロット。アンチシー・アンチエア攻撃とかくとうトラップを使い分け襲い来る敵に的確に対処する迎撃のスペシャリスト。 頭部:AAM (SPN00-F-1) 装甲 成功 威力 充填 冷却 回数 スキル わざ 185 - - 46 32 5 しかける かくとうトラップ? 右腕:ASM (SPN00-F-2) 装甲 成功 威力 充填 冷却 スキル わざ 105 55 8◎ 29 12 ねらいうち アンチエア 左腕:ASBM (SPN00-F-3) 装甲 成功 威力 充填 冷却 スキル わざ 105 51 14◎ 25 30 ねらいうち アンチシー 脚部:AATC (SPN00-F-4) 装甲 移動 回避 防御 格闘 射撃 タイプ 森 山 砂 平 水 凍 洞 宇 200 17 13 27 21 29 浮遊 4 4 4 4 4 4 4 1 ▲ページ上部へ▲ メダロット8 名称:フロートスピナー (パーツ性別:女) アルバム:No.183 型番:SPN00 円盤の回転が浮力を生み出すスピナー型メダロット。アンチシー・アンチエア攻撃とかくとうトラップを使いわけ襲い来る敵に的確に対処する迎撃のスペシャリスト。 頭部:AAM 装甲 成功 威力 充填 冷却 回数 攻撃対応 スキル / サブスキル わざ 155 - - 74 54 5 不可 しかける / なし かくとうトラップ 右腕:ASM 装甲 成功 威力 充填 冷却 攻撃対応 スキル / サブスキル わざ 130 55 4◎ 27 10 防御可能 しゃげき / ねらいうち アンチエア 左腕:ASBM 装甲 成功 威力 充填 冷却 攻撃対応 スキル / サブスキル わざ 130 51 10◎ 23 28 防御可能 しゃげき / ねらいうち アンチシー 脚部:AATC 装甲 機動 格闘 射撃 タイプ 攻撃対応 脚部特性 森 岩 砂 平 水 空 凍 ホ サ 230 30 20 28 浮遊 回避可能 エマージェンシー 4 4 4 4 4 2 4 4 4 ▲ページ上部へ▲ メダロット9 名称:フロートスピナー (パーツ性別:女) アルバム:No.264 型番:SPN00 円盤の回転が浮力を生み出すスピナー型メダロット。アンチシー・アンチエア攻撃とかくとうトラップを使いわけ襲い来る敵に的確に対処する迎撃のスペシャリスト。 頭部:AAM 装甲 成功 威力 充填 冷却 回数 攻撃対応 スキル / サブスキル わざ Hv 220 - - 37 28 3 不可 しかける / - かくとうトラップ - 右腕:ASM 装甲 成功 威力 充填 冷却 攻撃対応 スキル / サブスキル わざ Hv 135 34 21 12 12 防御可能 しゃげき / アンチエア ミサイル - 左腕:ASBM 装甲 成功 威力 充填 冷却 攻撃対応 スキル / サブスキル わざ Hv 135 30 27 10 12 防御可能 しゃげき / アンチシー ミサイル 脚部:AATC 装甲 機動 格闘 射撃 タイプ 攻撃対応 脚部特性 森 岩 砂 平 水 空 凍 ホ サ Hvリミット 180 41 24 30 浮遊 回避可能 エマージェンシー 4 4 4 4 4 2 4 4 4 2 ▲ページ上部へ▲ メダロット一覧 ⇒ さ行 - 1・PE - 2 - R - カード - 弐CORE - BRAVE - DS - 7 - 8 - 9 - S
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トークルームまとめ トークルームでの会話はそれぞれのタイミングでいくつか内容が設定されており、ランダムで表示される。 クリア後はおそらく全ての中からランダム。 トークルームまとめOPクリア後クリアランクの説明 ナビゲーションの紹介 メッセージの表示切替の説明 クードスとモルフォ 食材 ぎゃる☆がん シアンとサインとアイドル シアンの好き嫌い 鼻歌 SNSとテロリスト(ガンヴォルト) モルフォの歌とGVへの愛情 シアンの学校 7宝剣ステージを2つクリアスペシャルスキルとクードスの説明 GVのコンタクトとメガネ 避雷針(ダート)は髪の毛針 桜咲モータース GVの好き嫌い かっぷらーめん コーヒーが苦手? シアンの日記 にゃーんにゃん♪ フェザー おねんね GVの第七波動で節約 歓楽街をクリアGVの指輪 EPとかっこいいポーズ GVとジーノ 伝説のロックスター シアンが一人で料理 しめじ たこ焼きってあのボール状のお好み焼きだよね 見習い天使のエコロちゃん カップ焼きそば シアンは運動が苦手 モルフォとシアン レプリロイドと人間の恋 7宝剣ステージを(歓楽街含め)6つクリアGVとアシモフ GVとモニカさんとシアン アメノサカホコ チームシープ"ス" チャタンヤラクーシャンク どんベアくん Mighty No.9 ベック 犬…? GVの無趣味 ガンヴォルトの本名 皇神社員の子 二人の約束 その他初回(復活・セーブ・トークルーム) 小さな宝石をプレゼント シアンの手作りペンダント 誰もいない部屋 通常ED後 OPクリア後 クリアランクの説明 +... シアン: GVはミッションの時"クリアランク"は気にしている? ランクが高いとミッションクリアの時に手に入る素材アイテムが増えるみたい ランクは全部で5段階… なるべく多くの敵を倒しつつ短い時間でミッションをこなすのと…それと… "クードス"のポイントが大きいほど高いランクになるみたいだよ 普通にクリアするだけでもいいけれど… できるなら、最高のSSランクを目指してがんばってみてね、GV GV: …やけに詳しいんだね シアン: そっ…その…調べた…から… ナビゲーションの紹介 +... シアン: GV、"ナビゲーション"は見てる? ミッションに出ていない時──つまりこの家に居る時は Rボタンを押すか、下画面の"?"のアイコンをタッチするとナビゲーション── ミッションの役に立つ色んな情報を見ることができるんだって GV: …気がむいたら、見ておくよ メッセージの表示切替の説明 +... シアン: GV、ミッションの時にメッセージは見てる? メッセージが邪魔で、足場とか敵の攻撃が見づらいって思った時は… Xボタンを押せば、メッセージの表示を切り替えられるんだって …あ、Xボタンっていうのはデフォルト操作の場合だから… コンフィグで操作を変更していたら、違うボタンになるんだけどね どうしても集中できないって場合は、ためしてみるといいかも… (Steam版ではYボタンと読まれます) GV: メッセージの表示切替ね… おぼえておくよ クードスとモルフォ +... モルフォ: 『チャオ、GV』 GV: モルフォ…珍しいね モルフォ: 『そうだ、GV あなた"クードス"には気をつけてる?』 ミッション中、敵に連続してダメージを与えると貯まるコンボ値(ポイント)… "クードス" クードスはSP(スペシャル)スキルを使ったり、リトライマーカーに触れることで── スコアに換算されて0に戻る だが、スコアに換算する前に敵の攻撃を受けてしまうと── 溜めたクードスはスコアに変わることもなく、リセットされてしまう モルフォ: 『もし、クードスが1000ポイントを越えた時は── クードスを維持している間だけ、あなたのためにアタシが歌ってあげる 普通にミッションをこなすのもいいけど、気がむいたら狙ってみてね』 食材 +... GV: しまったな… 何気なく冷蔵庫を開いて気づいた ろくな食材が残っていない 普段、この家の食事はボクが作っている 調理はフェザーの訓練課程の中で身につけた技能だったが 仲間たちからの評判も上々であり、ボクの数少ない日常的な特技と言えた シアン: …なにか買ってこようか? GV: いや、危ないしボクが行ってくるよ シアン: でもわたし…GVに何でもまかせっきりで… 何か、あなたの役に立ちたいの GV: シアン… ありがとう その気持ちだけで充分だよ シアン: GV…わたし… いつかできるようになるから…料理も…他のことも… ぎゃる☆がん +... シアン: あの、GV…これって… もじもじと照れるシアンの手にはゲームソフトのパッケージが握られていた あれは…前にジーノが置いていったレトロゲーム── モテモテになった男の子が、迫ってくる女の子を眼力で気絶させるという ちょっと頭のおか…恥ずかしい内容のシューティングゲームだ GV: …言っておくけど、ジーノが置いていったものだからね シアン: …! そっ、そうなんだ… じゃあ、ジーノさんに面白かったって伝えておいて… あと、続編があったらおねがいって… シアンはボクにゲームを握らせるとそそくさと立ち去っていった GV: 気に入ったの…? シアンとサインとアイドル +... GV: …うん? 何気なく取ったチラシの裏に奇妙な紋様が描かれていた シアン: …あーっ! 現れたシアンが、顔を真っ赤にしてボクの手からチラシを奪い取り… くしゃくしゃと丸め、握りつぶした GV: …シアンが書いたの? シアン: ちちち…ちがうの! これは…その… 何が描かれていたのかは理解できなかったかが …どうやら、彼女にとって見られたくない物だったようだ シアン: 気にしなくていいから! 彼女にしては珍しい、激しい剣幕で言い残すと、彼女は自分の部屋へ戻った 何気なくゴミ箱に視線を移すと丸められたチラシがあった 開くと、そこには先ほどと同じような紋様が描かれている…いや よくよく見ればそれは紋様ではなく、かなり崩した筆記体であることがわかる C…Y…A…N… シアン…? Nに続く文字は…違う、文字じゃない これは蝶(モルフォ)をイメージした記号(イラスト)? GV: サインの練習…? …案外、アイドルに未練があるのかもしれないな… シアンの好き嫌い +... GV: そういえばシアン…まだ訊いたことなかったけど 食べ物の好き嫌いってある? シアン: 好き嫌い? うーん… 辛いものは苦手かも… 和菓子は好き…かな ようかんとか、きんつばとか GV: 和菓子…ね 明日の献立の参考にしようと思ったんだけど…まぁいいか… 今度買っておこう 鼻歌 +... シアン: ~♪ リビングを通りかかると、シアンの鼻歌が聴こえてきた GV: 歌、やっぱり好きなんだね シアン: G…GV!? …聴いてたの? シアンが顔を真っ赤にしてしゅんと縮こまる しまった…今のはデリカシーに欠けていたかな… GV: ごめん、茶化すつもりはなかったんだけど… シアン: うぅ… ダメか…何か他の話題を… GV: …そういえば、シアンは他に何か趣味ってある? シアン: …… アクセサリーを作るのは…好き…かな? ビーズとか…シルバーとか… GV: へぇ、今度見せてもらってもいいかな? シアン: …うん… SNSとテロリスト(ガンヴォルト) +... シアンがスマートフォンに向かい指を走らせていた どうやらSNSで誰かとやりとりをしているようだ GV: SNS、やってたの? シアン: うん、クラスの子にさそわれて… シアンが中学に通い始めて数ヶ月…学年が違うので、ボクは普段の彼女をよく知らない シアン: あ… GV: どうかした? 慌ててスマートフォンを隠す彼女だったがその瞬間、ちらりと画面が見えてしまった モルフォを壊(ころ)したテロリストをゆるせない── …彼女の友達は、だいたいそんな風なことを言っていた どうやら、彼女の友達はモルフォのファンだったようだ GV: …シアンが気にすることじゃないよ… シアン: うん… シアンの表情は暗い── けれどボクは、それ以上何も言うことができなかった モルフォの歌とGVへの愛情 +... モルフォはこれまでに様々な曲をリリースしている… かつての彼女の歌は、他の第七波動(セブンス)能力者をあぶり出すための罠として使われていたが… その効果があるのは皇神(スメラギ)がしかるべき手段を用いて行う生放送だけだ 既に録音されたものを聴くだけであれば、特に害はないそうだ GV: モルフォの歌って…全部シアンが作ったの? シアン: 最初のうちはそうだったけど…途中からは皇神(スメラギ)の人が作った歌… モルフォ: 『そして、今こっそりGVのために作っている歌が、久しぶりの作曲ってワケね』 いつの間にか、モルフォがボクの隣に立っていた シアンが真っ赤になって慌てる シアン: モ、モルフォ! な…なんでバラすの!? モルフォ: 『アタシはシアンの心…あなたの本心だもの 自分の頑張りをGVに知ってもらいたかったのよね…本当は』 シアン: そ…そんなことないよっ! GV: …大変だね シアンの学校 +... リビングを覗くと、シアンが通学カバンにソーイングセットを詰め込んでいた GV: それ、明日の用意? シアン: あ、GV…明日、被服の授業なの アシモフたちの協力もあって、ボクもシアンも昼間は中学校へ通っている もちろん、戸籍は偽造したものを使用しているのだが どうやら皇神の中でもモルフォの正体を知る者はごくわずかなようだ 仲間たちによれば、正体が明るみになる心配はまずない…とのことだった GV: 学校は…楽しい? シアン: うん この間、音楽の先生が歌が上手いってほめてくれたの 照れくさそうに答えるシアン かつてアイドルとして歌っていたのは彼女本人ではなく、モルフォだが その力の源である彼女の、潜在的な音楽センスは高いのだろう GV: …先生も、まさかシアンが元トップアイドルだとは思っていないだろうね… シアン: ア…アイドルだったのはあくまでモルフォだから… 7宝剣ステージを2つクリア スペシャルスキルとクードスの説明 +... シアン: GVって"スペシャルスキル"は使ってる? スペシャルスキル── 第七波動を応用した技の中でも、とりわけ強力なスキルをそう呼ぶ 有り体に言ってしまえば"必殺技"だ── GV: スペシャルスキルで敵を倒せば コンボ…クードスにもボーナスが入るし… スペシャルスキルを使った時にクードスをスコアとして換算できる… 積極的に使っていきたいところだね シアン: でも、より高いクードスを維持するなら、スペシャルスキルを使わずに… 最後の最後…トドメの時までクードスを溜め続けた方がいいんだよね…? GV: それはそうだけど… その場合は、ノーダメージでクードスを繋がないといけないわけで… シアン: 大丈夫…できるよ! GVなら…きっとできる! わたし、信じてるから… だから…がんばって… GV: ……うん GVのコンタクトとメガネ +... シアン: GVってコンタクトしてるけど…視力、悪いの? GV: それもあるけど… ボクがつけてるコンタクトは特殊なもので、第七波動(セブンス)を高める効果があるんだ 詳しい原理は知らないが、第七波動(セブンス)と能力者の精神状態は密接に関係している このコンタクトは着用者の視覚情報に特殊なパターンのバイアスをかけることで 無意識レベルの軽度な精神的負荷をかけ第七波動(セブンス)に影響を及ぼすものなんだとか GV: 学校では、軽い変装の意味も兼ねてメガネにしているんだけどね シアン: GVはメガネより、コンタクトの方が似合うと思うよ 避雷針(ダート)は髪の毛針 +... 電磁加速銃"ダートリーダー" ──フェザーで開発されたボク専用の銃 替えのストックはあるものの、特注品のため、その数は決して多くない だから、銃のメンテナンスはボクにとってかかせない日課だった シアン: その銃って、弾丸(たま)じゃなくって針みたいな物を撃つんだよね? GV: ああ…"避雷針(ダート)"だね 避雷針(ダート)は、ボクの髪の毛を電気伝導率の高い特殊な金属でコーティングした物なんだ シアン: え…髪の毛なの? GV: ボクの身体の一部だからこそボクの雷撃が的確にこの避雷針(ダート)に流れ込む…って訊いたかな シアン: ふーん…そっかぁ つまり、"髪の毛針"なんだね GV: そうだけど…そういう呼び方はあんまり好きじゃない…かな 桜咲モータース +... シアン: …~♪ 二人でネットの配信動画を見ているとふいにシアンが口ずさむ どうやら、今見ていた動画に使われていた曲のようだ GV: どこかで聴いたことがあるけど…もしかして、モルフォの歌? シアン: ううん、車のCMソングだよ GV: ああ、そういえば… 確か、サクラザキとかいう大手の自動車メーカーだったか 一時期、ド派手なピンクのセダンのCMがやたらと流れていたことを思い出す …あの車、買った人は何人居るんだろうか シアン: CMソングって、つい口ずさんじゃうんだよね… GVの好き嫌い +... シアン: そういえばGVって食べ物の好き嫌いってある…? シアンがそんなことを訊ねてくる …なんだろう? 料理でもつくってくれるんだろうか? ちなみに、普段はボクが料理をしている GV: 嫌いな物は特にないけど好きな物か… 雷撃鱗を使うと、乾燥したりするから… ビタミンとかミネラルが豊富な物…とかかな? シアン: そ、そうなんだ… ちょっと期待してた返事とはちがうけど… 今度調べて、いつかわたしが料理できるようになったらつくってあげる…ね? GV: ありがとう 期待せずに待ってるよ シアン: むぅ… そこは期待してもいいのに… かっぷらーめん +... シアン: GVは、"かっぷらーめん"って知ってた? シアンは長い間皇神に囚われていたせいもあって… 時折こういった世間知らずなところを見せることがあった …似たような境遇のボクも、あまり彼女のことは言えないのだけど …けど、それにしたって皇神に居た時もTVなんかは見ていたようだし… カップめんくらい、知らないものなんだろうか… GV: …知ってる シアン: 本当にあるんだ…今度食べてみたいな GV: …明日にでも買ってくるよ シアン: 本当!? 約束だからね! ぐい、とシアンが身を乗り出す …ものすごくテンションが上がっている…ちょっと不憫だ… コーヒーが苦手? +... シアン: あの…GV… シアンが何やら言いたそうにこちらを見つめている シアン: いつもおつかれさま…コーヒー、淹れてみたの 目をテーブルの方に向けるシアン なるほど…テーブルの上にはコーヒーカップが一つ置いてあった GV: ありがとう…いただくよ カップを取り、一口すする GV: ………… 薄い… それはわずかにコーヒーの風味がついたただのお湯と呼んで差し支えのない代物だった シアン: あれ…もしかしてGVコーヒー苦手だった? じゃあ、次からは紅茶にするね… GV: …………うん シアンの日記 +... GV: …? これは… ソファの下に小さなノートが落ちていた これは多分、シアンのノートだな…落としたんだろうか 悪いとは思ったが、確証を得るために中身を確認することにした 無論、じっくり読むわけにはいかないので適当にパラパラとめくる… 『今日GVが──』 『GVがわたしに──』 『GVと──』 シアンの日記…のようだけど…なんだかボクのことばかり書いてあるような… シアン: あっ! 背後からシアンの声──振り返ると案の定シアンが立っていた シアン: みっ…見ちゃダメ!! ボクの手から勢いよくノートを奪い取るシアン GV: やっぱり、シアンのノートだったのか……大丈夫、見てないよ 本当は少し見てしまったが、内容を理解するほど読み込んではいない 見ていない…と言っても差し支えはないだろう シアン: そ…それならいいんだけど… 少し…悪いことをしてしまったかな…? にゃーんにゃん♪ +... シアン: にゃーんにゃん♪ …今、見てはいけないものが見えたような… シアン: にゃーん♪ 見間違いじゃない… シアンがにゃんにゃん言っている… にゃんにゃん言いながら、猫耳としっぽをつけて踊っている… GV: …なにか…嫌なことでもあった…? シアン: G…GVっ!!? …あいたっ!! シアンがその場に倒れこんだ どうやら足がもつれたようだ… シアン: …ハッ! ち…ちがうの! こっこれは…友達がっ! 劇ぎゃっ…!! うぅ…舌かんら…… 混乱してしどろもどろになっているようだけど…大体のことは分かった つまり、友達と演劇か何かをやることになって、その練習をしていた… シアンは猫の役…そんなところだろう GV: …わかってるから…落ち着いて? シアン: あうぅ… フェザー +... シアン: GV… GVは、わたしのためにフェザーを辞めたんだよね… 本当に…良かったの? フェザーはGVにとって家族みたいな物なんでしょ? わたし…GVの足…ひっぱりたくないよ… ボクを見つめるシアンの瞳が切なさをにじませて揺れる── GV: シアン… ボクは後悔してないよ キミが自由に生きてくれたらそれでいい… シアン: GV… おねんね +... (シアン): すー…すー… GV: シアン、こんな所で寝ると風邪引くよ… シアン: むにゃ…G…V… …… しかし、彼女は再び眠りへと落ちてしまった GV: 仕方ない…毛布でも取ってくるか GVの第七波動で節約 +... シアン: GVの第七波動(セブンス)って…雷撃なんだよね? GV: そうだけど…どうしたの突然? 雷撃の第七波動(セブンス)"蒼き雷霆(アームドブルー)"──それはただ電気を放出するだけの力ではない 自身の生体電流を活性化させる音で身体能力を向上させたり… 体表面を薄い電磁場の膜(フィールド)で覆うことであらゆる衝撃から身を守ることができる また、電子機器を外部から制御(ハック)することも可能だ 皇神の研究者の間では、現在確認されている第七波動中── "無限の可能性を秘めた第七波動"とさえ言われている… …なんて話を、アシモフから訊いたことがあった シアン: それで…電気代って節約できないのかな? GV: …… …厳しいな… 歓楽街をクリア GVの指輪 +... シアン: GVって、よく指輪をつけてるけど… なにか大切な指輪だったりするの…? GV: ああ…これか この指輪は第七波動を高める効果があるって言われている霊石や── 特殊な金属で出来ているんだ 原理的には、皇神の能力者が持つ"宝剣"に近い物なのかもしれない GV: 指輪にしているのはボクの趣味だけど… あくまで任務のための装備だね シアン: そっか…良かった… (大事な人からの贈り物とかじゃなかったんだ…) GV: 良かった…って何が? シアン: うっ…ううん! なんでもない! 指輪、似合ってるよ… GV: …? …ありがとう…? EPとかっこいいポーズ +... シアン: GVがたまに取ってるポーズって…何なの? GV: ポーズ…? …ああ、チャージの… あれはEPエネルギーをチャージするための型… 精神集中するための自己暗示…みたいなものかな? シアン: いーぴーえねるぎー? GV: ELECTRIC PSYCHO エネルギー── ボクの能力因子が生み出す電気エネルギーのことだよ シアン: …つまり、ただのカッコイイポーズじゃなかったんだね GV: 自己暗示のためのものだからそういう認識でも間違ってはないけど… そんな風に思われているなら…ちょっと控えたくなってしまうな… シアン: あっ…違うの! カッコイイと思うよ! すごく! わたしも何か考えてみようかな…モルフォを呼ぶ時のポーズ GV: …必要ないと思うよ GVとジーノ +... シアン: ジーノさんって、よく遊びに来てるけど…どういう人なの? GV: いいかげんな人に見えるけど…ああ見えてフェザーの中でもトップクラスの実力者だし 歳もボクの2つ上で近いし、仲は良い…かな いつもあんな感じだからあんまり年上って感じはしないんだけどね とはいえ、フェザーの構成員であるジーノが、ボクらに接触するのには、 様々な工作や手続きが必要なはずだ その手間を惜しんででも、度々この家に顔を見せにくるあたり、 あの人が、ボクたちのことを気遣ってくれていることはわかっている シアン: …GVってジーノさんのこと信頼してるんだね そんな目をしてる… GV: …… 伝説のロックスター +... シアンがヘッドフォンを耳にかけ身体を揺らしていた どうやらかなり熱中して聴いているようだ シアン: あっ、ごめんなさい…歌を聴いていたの… GV: すごく集中して聴いていたみたいだけど何の歌? シアン: アオイって…わかる? アオイ──ボクらが生まれるより前に大ブレイクした女性ロックスターだ シアン: クラスで話題が出てね…ひさしぶりに聴きたくなっちゃって… やっぱり、伝説のロックスターはすごいね…聴き入っちゃった GV: キミ(モルフォ)の歌だって大したものだと思うけど シアン: それはあくまで第七波動の…モルフォの歌だから… わたし自身が、喉を痛めて歌っているわけじゃない… アオイは自分の歌と演奏だけでこれだけ多くの人の心を掴めている …やっぱりすごいよ GV: シアン… シアンが一人で料理 +... 夜遅くだというのに、キッチンから灯りが漏れていた 気になって覗き込むと、シアンがキッチンに立っていた シアン: おしょうゆ小さじ一杯… どうやら、スマートフォンでレシピサイトを見ながら料理をしているようだ シアン: みりん少々…少々? 少々って何? どれくらい…? 教えてあげたいところだけど…過保護なのもよくないか… ボクはその光景を見なかったことにしてそっと自分の部屋へ戻ることにした しめじ +... 窓を開け、夜風に当たっていると一羽の小鳥が迷い込んできた GV: …こんな時間に珍しいな シアン: わっ! 人になれているんだろうか 小鳥がシアンの肩に止まる シアン: ……かわいい… GV: シアン? シアン: …ねえGV…この子飼っちゃダメ? GV: …… この鳥は自由だ…その自由は、ボクらが縛っていいものじゃないさ シアン: そっか…そうだよね… シアンは両のてのひらで小鳥をそっと包み込むと、窓の外に差し出した 小鳥はしばらくシアンの手の上に止まっていたが やがて飛び立ち、夜の闇へと消えていった シアン: さようなら…しめじ… この短期間で名前までつけていたのか… …その名前は…どうかと思うけど… たこ焼きってあのボール状のお好み焼きだよね +... シアン: この間、はじめてたこ焼きを食べたの… たこ焼きか…ボクも食べたことはあんまりないけど 確か、前にジーノが買ってきたことがあったな… GV: たこ焼きってあのボール状のお好み焼きだよね シアン: ……! 違うよ…? たこ焼きは、たこが入ってるもの… GV: たこが入ったお好み焼きもあったと思うけど… シアン: ……! 違うもん…! GV: シアン…? シアン: 知らないっ! GVのバカッ! GV: …? なぜシアンが怒ったのか──ボクにはまったく判らなかった… 見習い天使のエコロちゃん +... ソファに見慣れないぬいぐるみが置いてある… GV: …シアン、このぬいぐるみは? シアン: この前、ジーノさんがプレゼントしてくれたの GV: どこかで見たことあるような気がするけど… 何のキャラクターだろう シアン: たしか…ジーノさんが見習い天使のエコロちゃんだって言ってたけど… …エコロ…どこかで訊いたことがあるはずだけど、思い出せない でも、青くて銃を使う天使か…親近感を覚えるな 今度ジーノに何のキャラクターか訊いておこう カップ焼きそば +... シアンが流し(シンク)の前で何かをしている… シアン: ふふ~ん♪ やっきそば~♪ あれは…カップ焼きそば…夜食だろうか シアン: まさか…カップ焼きそばなんてものがこの世にあっただなんて… 3分たった…あとはお湯を捨てるだけね… …いったいどの段階で麺が焼かれるんだろう…? どうも…何か勘違いをしているみたいだけど… と、彼女はお湯を一気に捨て始めた 温められたシンクがボコン、と大きく音を立てる シアン: きゃっ!? 今の音…何…? GV: シアン… シアンは運動が苦手 +... シアン: はぁ… GV: どうしたの? ため息なんかついて… シアン: 明日は学校で体育の授業があるの… シアンは電子の謡精(サイバーディーヴァ)の本体としてずっと幽閉状態だった 運動が苦手なのも仕方のない話だ シアン: GVは運動…もちろん得意だよね でも…GVだってすっごく努力したんだろうし わたしも、頑張らなきゃ… 確かに、戦うための訓練は死に物狂いで重ねてきた…だけど… それも、雷撃の第七波動による身体能力の強化あってのもの… というのは、黙っておいた方がいいか… モルフォとシアン +... GV: そういえば前にジーノが… シアン: ジーノさん? GV: ああ…ジーノがいつかモルフォのファンだって言ってたな…って モルフォ: 『フフ…うれしいわね 今度サインでもしてあげようかしら?』 モルフォが現れる いつも通り、神出鬼没だ 確か…ジーノはモルフォの大人っぽいところが好きだって言ってたな… ふむ…モルフォとシアン、二人を見比べる シアン: え? なに…そんなに見つめて…は…はずかしいよ…GV… 大人っぽい…か GV: ……なんでもないよ シアン: な…なんだか今、すっごく失礼なこと考えなかった…? レプリロイドと人間の恋 +... シアン: くすん… 学校で借りてきたという本を読んでいたシアンが突然、涙をにじませ始めた GV: …大丈夫? 差し出したハンドタオルをシアンが受け取る シアン: …うん…この本が…悲しいお話で… パン職人のロボットが…人間の女の人と恋に落ちるんだけど… 女の人…死んで…ぐすっ… 彼女の目元に、再び涙が溜まる 元アーティストだけあって感受性が豊かなんだろうな… GV: …その本、今度ボクも読んでみるよ シアン: うん… 7宝剣ステージを(歓楽街含め)6つクリア GVとアシモフ +... シアン: ねえGV… GVにとって、アシモフさんってどんな人? GV: アシモフか… ボクが所属していた"チームシープス"のリーダーで── 真面目で堅物…だけど、時々突拍子もないことを言う人…かな… ボクに両親はいないけど… 父親と呼べる人がいるとすれば多分、アシモフなんだと思う …アシモフが聞いていたら『私はそんな歳じゃない』ってスネると思うけど… シアン: 親…か… わたしにはわからないけど… そんな人がいるっていうのはとってもステキなことだと思う… GV: …そうだね GVとモニカさんとシアン +... シアン: ねえGV、前から訊きたかったんだけど …モニカさんってどんな人なの? GV: …真面目な人だよ 第七波動を持たない普通の人だけど… オペレーターとしてフェザーになくてはならないすごく優秀な人…だね …ちょっと抜けてるところもあるけど、任務に支障があったことはないし… そういうところも含めて…何ていうのかな… チームのお姉さん役──って感じなのかな シアン: お姉さん…なんだ …うん…それならいいの あっ、わたしお風呂入ってくるから GV: …? シアン…一体何が訊きたかったんだろう アメノサカホコ +... シアンが、遠い目で窓の外を見つめていた GV: 何を見ているの? シアン: あの柱… 柱──それは、宇宙開発のために皇神が建造した起動エレベーター、アメノサカホコ ここから遠く離れた海上に建てられた施設だったが── そのあまりにも巨大な外観は、ここからでもはっきりと見ることができる シアン: 世間の人は、あの柱をこの国のシンボルみたいに思ってる…でも… …あの柱…なんだか怖いの… 色んな…怖い感情が…あの柱に集まっている… GV: 怖い…? モルフォ: 『アタシの力は精神感応能力── そのせいか、たまに感じ取っちゃうのよね そういう…感情の流れ──オーラみたいなモノを』 GV: モルフォ… 安心して…シアンのことはボクが守るから シアン: GV… (でも…わたしは…守られるだけなのはイヤ…わたしも…あなたを…) チームシープ"ス" +... シアン: GVが居たのってたしか"チームシープス"だったよね? GV: そうだよ アシモフがつけたチーム名だったかな… シアン: シープって、羊のSHEEPだよね? GV: …そのはずだけど シアン: でもSHEEPって、複数形でもSHEEPのままで SHEEP"S"にはならないよね…? GV: …考えてもみなかったな アシモフのことだから何か意味があるんだろうけど… 今度聞いてみるよ シアン: …うん…変なこと訊いてごめんね? ちょっと気になっちゃって チャタンヤラクーシャンク +... シアン: GVっていい身体してるけど…格闘技か何かやっているの? GV: フェザーに居たころにみっちり叩き込まれたよ シアン: それって暗殺拳…とか? GV: アシモフが言うには、カラテのチャタンヤラクーシャンクをベースにした── オリジナルのマーシャルアーツだって話だけど… あの人はバリツを実在の格闘技だと思っているタイプの人だからな… シアン: ちゃたんらく…なに? GV: チャタンヤラクーシャンク…カラテの型の一種らしいけどボクも詳しくは知らない シアン: ちゃらんしゃたくー… GV: …別におぼえなくていいよ どんベアくん +... シアン: う~ん… シアンがパソコンのモニターを覗き込み、うなっている どうやらキャラクターグッズを取り扱った通販サイトのようだ GV: "どんベアくん"? シアンが眺めていたのは、どんぶりのスープに浸かったクマのストラップだ 頭には刻みネギや天かすが絡まった白いドレッドヘア… これは…"うどん"をモチーフにしたキャラクターだろうか? しかし、手にはおでんの串が握られている…謎だ シアン: どんベアくんはね…元はどこかの地方のご当地キャラだったらしいんだけど ちょっと前に火がついて今、全国区でブームになってるんだよ GV: ……ふうん シアン: ストラップ欲しかったんだけどあっという間に売り切れちゃったみたい… GV: …確か、モニカさんがこういうの好きだったはずだから… 今度、アテがないか訊いてみるよ シアン: 本当? ありがとう、GV! Mighty No.9 ベック +... ソファに見慣れないぬいぐるみが置いてある… GV: シアン、このぬいぐるみは? シアン: ふふ、いいでしょ? クラスの子からもらったの GV: どこかで見たことあるような気がするけど… 何のキャラクターなの? シアン: GVは、あのマイティ・ベックを知らないの? マイティ・ベック…ああ、思い出した GV: たしか、今やってるヒーロー映画(ムービー)の主人公だっけ シアン: うん、映画もキャラクターもすっごく人気なんだよ なるほど、青くて銃を使うヒーロー…親近感を覚えるな ヒマが出来たらシアンを連れて映画、観に行こうか… 犬…? +... シアンが右手に包帯を巻いている… GV: どうしたの、そのケガ… シアン: 実は、学校の帰りにワンちゃんに噛まれちゃって… そういえば、よく犬の鳴き声がしている家があったな… 犬の姿を見たことはないが、猛犬注意のステッカーが貼ってあったのはおぼえている GV: 猛犬…って書いてあったと思うけど、大丈夫なの? シアン: …うん、そこまで大きなワンちゃんじゃなかったし… あんまり犬種とかにはくわしくないけど… 紫色してたから多分"しばいぬ"だと思う… GV: …紫? 柴犬は紫の犬じゃないけど… それは本当に犬なんだろうか… GVの無趣味 +... シアン: ねえGV… GVは何か趣味ってある? GV: 趣味…か 考えても見なかったな…言われてみると、ボクは無趣味なのかもしれない… シアン: だ…ダメだよ! そういうの… GV: ダメなの? シアン: ダメ…あの、だから… 今度わたしといっしょにアクセサリー作ろう? GV: う…うん シアン: 約束だよ? GV: わかった…いいよ ガンヴォルトの本名 +... シアン: GV…"ガンヴォルト"って本名じゃないんだよね? GV: 元々はコードネームだったけど…もうそっちの名前で慣れちゃったな… シアン: 本当の名前って…教えてもらっちゃ…ダメ? GV: …ごめん、もう忘れたよ シアン: …… そう…なんだ… ちょっと残念だな… GV: ……ごめんね 皇神社員の子 +... シアンの元気がない… どうしたんだろうか… GV: …何かあった? シアン: ううん… …クラスにお父さんが皇神の社員だって自慢する子がいたんだけど… …どういう風に接したらいいのか…わからなくなっちゃって… GV: …表向きには皇神はクリーンな企業だからね それも、この国のあらゆる産業のトップに立つ一般の人にとっては憧れの大企業だ GV: その人のことは知らないけど、皇神の社員だからって、みんながみんな… シアンを閉じ込めて、利用していたような人ばかりじゃないさ キミの知っている皇神の人間は、みんなキミに冷たかったかい? シアン: …ううん…少なかったけど…親切にしてくれた人もいた… GV: なら、気にすることはないよ その子とも、普通に接してあげればいいさ 本当は正体を隠すためにも、皇神と距離を置くことは正しいのだろう けれど、そうしたことを気にして友人をつくれない生活というものを… ボクは、シアンに味わって欲しくはなかった 二人の約束 +... 夜もすっかり更けた頃、先に眠っていたはずのシアンがボクの部屋を訊ねてきた シアン: ──GV… GV: どうしたの? こんな夜遅くに… シアン: 夢を…怖い夢を…見たの あなたが…その…居なくなって… 居なくなる──つまり、ボクが死ぬ夢…だったんだろう こんな仕事をしているのだからいつ命を落としても不思議ではない… もう少しこの生活が落ち着いてから言おうと思っていたけど… 以前から考えていたことを、告げてみよう──と、思った GV: シアン…もう少ししたら、長い休みを取って、二人でどこか出かけよう シアン: でも…お仕事は? それに、わたしたち… 追われている──と言いかけたのであろうその口に人差し指を当てて制止する GV: ボクたちは自由だ 誰にもその自由を邪魔する権限はない… 難しいかもしれないけど旅行プランを考えるつもりだったんだ シアン: GV…わたしも… わたしも考えていい? 一緒に GV: …うん 考えよう…二人で その他 初回(復活・セーブ・トークルーム) +... シアン: おかえりなさい、GV お仕事おつかれさま… …本当は、わたしも何かできたらいいんだけど… GV: シアンは充分にボクの力になってくれているさ …こうやって、キミと話しをしてからミッションに行くと… ミッションで倒れたときにキミ(モルフォ)の歌が聴こえてくることがある… そんな時は…ボクはもう一度立ち上がって戦うことができるんだ シアン: GV… そこに突然、モルフォが現れる モルフォ: 『フフ…アタシたちはいつもGVのコトを想っているから…』 『それが、あなたに伝わっているのかもね』 モルフォはシアンの第七波動(セブンス)“電子の謡精(サイバーディーヴァ)”の化身… シアン自身は上手く制御できないらしくこうして勝手に出てくることがよくある シアンの分身のようなもの…らしいが、明るく、自由奔放なモルフォと 大人しく、しっかりしているシアン…二人の関係は、仲の良い姉妹を思わせる シアン: もうっ! モルフォは引っ込んでて! モルフォ: 『はいはい…じゃあまたね、GV』 シアン: …コホン…そうだ、GV セーブ…まだしてないでしょ? このゲームはオートセーブじゃないから、こまめにセーブしないとダメだよ? GV: …了解 (セーブはLボタンでメニューを開いて行うんだったな…) シアン: また、わたしと話したくなったらLボタンのメニューからトークルームを選んでね (Steam版ではZLボタンです) 小さな宝石をプレゼント +... GV: そうだシアン、これ… 持っていた小さな宝石を取り出し、シアンに手渡した シアン: わぁ、きれい… いいの…もらっても? GV: …シアンに受け取ってほしいんだ シアン: ありがとう…GV シアンの手作りペンダント +... シアン: そうだ…GVに受け取って欲しいものがあるの シアンが取り出したのは、7つの宝石が散りばめられたペンダントだった この宝石は… GV: これ、ボクがシアンにあげた… シアン: うん、あの宝石でつくってみたの せっかくGVからもらったものだけど…あなたに何かしてあげたくって… GV: ありがとう、シアン… このペンダント…大切にするよ ボクは、シアンから“手作りのペンダント”を受け取った 誰もいない部屋 +... …… 家の中は静まり返っている… …ミッションへ向かおう 通常ED後 +ネタバレ注意 シアン: おかえりなさい、GV …それに、おつかれさま GV: シアン…キミは確か… これは…夢? モルフォ: 『夢、ね――』 シアン: 例えばこの世界が、わたしの見ている夢だったとして―― モルフォ: 『あるいは、あなたが死の淵に見た走馬灯だったとして――』 シアン: そんなことは、きっとどうだっていいんだよ モルフォ: 『人は誰でも夢と現――その境界線の上に生きている…』 シアン: GVは今、ここにいるんだもの… モルフォ: 『凶弾は既に放たれた――あなたが見た苛酷な未来はきっと避けられないモノ…』 シアン: でも…希望はきっと、どこかにあるはず… モルフォ: 『それは、もう既に持っていてあなたが気付いていないだけなのかもしれない』 シアン: 見落としているだけなのかもしれない GV…なにか見つけたらわたしのところに来てね… わたし、待ってるから…
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《トークンソーサラー》 効果モンスター 星5/地属性/魔法使い族/攻1000/守1000 このカードは、フィールド上のトークンを三体以上取り除いた時のみ特殊召喚できる。 このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で取り除いたトークンの 攻撃力・守備力の合計だけアップする。 このカードは裏側表示にならない。 part22-21 コメント 名前 コメント
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休み明けの教室。あたしの先に来ていた生徒も後から来た生徒も、皆一様にあたしを見てからそそくさと自分の席に鞄を置いてそれぞれの集団を作り、何やら話を繰り広げているようだ。それも女子の集団が話しているのはどうやらあたしの事らしい。 そんな中で「うっ…」と呻き声をあげて教室の入り口で固まったのは、キョンが「アホの谷口」と呼んでいる生徒だ。その隣には相方の国木田も居る。二人とも一様に教室に入ろうとはせず、入り口で固まったまま「な、なんじゃこの空気……」等と言いつつ、教室を見回している。……分かっている。あたしが朝一番からこんなに笑顔でいるなんて恐らく初めてだろうから、きっとそれが原因なのだろう。 「よ、よぉ涼宮…えらくご機嫌だな…」 ようやく席に着いた谷口が話し掛けてくる。国木田も鞄を置いて谷口と合流した。「別に…」などと言ってはみるが、どうしても顔の緩みが消えてはくれない。 「そうかな?どう見ても気分上々って感じだけど」 国木田が煽るように言う。 「キョンと何かあったのかな?」 その言葉に思わず胸が鳴った。いずれは知れ渡ることとはいえ、ましてキョンが真っ先に打ち明けるであろう相手だとはいえ、その言葉が出たのはやはり動揺する。 「ああ、やっぱり!」 国木田はそう言うと谷口の前の席へ座る。我が団の副団長ばりの笑みを携えたその顔へは何故か何の反論も出来ず、頭の中ではただ素数を数えるばかりだ。 「土曜日は果物狩りに行くってメールで言ってたから、やっぱりその時に何かあったのかな?」 「知らないわよ。キョンから聞きなさい」 そういうのが精一杯で、だけどそれが回答になってしまった事に気付いたのは言葉が全部口から出て行った後だった。 数十秒後、「あ……あのキョンに彼女が……。おまけに……相手は……!!」と言って頭を抱える谷口は「抜け駆け…抜け駆け…」という読経のような声を上げ続けていた。国木田は「よかったよかった!」と小さく拍手をしながら微笑んでいる。 何がよかったのやら…と悪態を付きそうだったが、残念ながら何も出てこない。だがさすがに「涼宮と…キョンと……恋人で…夫婦で………驚天動地だ…」という言葉が耳に入った瞬間には机の中から一番分厚い教科書を選んで投げつけていたのだが。何が驚天動地だ。 とにもかくにもそれがヒットした瞬間に丁度教室のドアが開き、ハンドボール馬鹿の担任が教室に入って来たのだった。 壁掛け時計の針を見ると確かにHRの開始時刻だ。しかし、肝心の前の席が空のままである。 「(遅刻か…珍しいわね)」 比較的この時間に教室に入ってくることが多いが遅刻自体は滅多にすることがなく、むしろ記憶に無いと言ってもいい。 「(さっさと来なさいよ…)」と思いながらHRを完全無視して短い文章のメールを前の席の主に送る。頭の中で思った事をそのまま文章を打った為たった一行で済んでしまったが、どうせすぐ来るのだからと考えると長い文書を打つのが憚られたというのもある。これくらいで丁度いい。 しかし…HRが終わり、本日最初の授業が始まっても前の席が埋まることは無かった。メールの返事もなく、しかし単純に欠席とも思えない。よく考えれば遅刻だけではなく欠席をしたのも見たことが無いような気がするが、それはさすがに自分が覚えていないだけだろう。 「(何よもう……)」 授業開始から数分。早速机に突っ伏したあたしだったが、次に目を覚ましたのは何故か陽も傾きかけた放課後の事だった。 「涼宮、キョンから何も聞いてないのか?」 教室を出た所で朝の二人組が話し掛けてきた。いつもならそんなに絡まないくせに、今日はどうしたことか。……いや、概ねの理由は分かってはいるのだが。 「知らないわよ」 言い放ってその勢いのまま歩き出す。後ろからは「いつもの涼宮だ…」という声が聞こえた気がしたが、別に気にもならずサークル棟へと向かう足に力が入った。 「バカキョン…!」 小声で今呼んだ名前の主に罵声を飛ばす。正直目が覚めたばかりで脳はあまり動いていなかったが、どうやら悪態だけはつけるようだ。 勢いよくドアを開けた先に見た物は笑顔の副団長がボードゲームの用意をしているという何とも変わり映えのしないいつもの光景だった。 「古泉君だけ?」 簡潔に訊ねる。 「はい」 これまた簡潔に返ってくる答え。進路の関係で忙しい三年のSOS団専用マスコットはともかく、窓辺に読書中毒の少女が居ないのには些か驚かされた。いつもならほぼ例外なく一番乗りで定位置に着いているはずなのだが。 「僕も驚きました。まさかこの部室の鍵が空いていないなんて入団以来一度も無かったので」 あたしの視線に気付いたのだろう。副団長が困ったようにそう言った。 「ふぅん……」 ふと副団長が持つボードゲームが目に入る。今日はどうやらオセロらしい。 「古泉君、今日は私が相手をするわ」 「涼宮さんが?」 笑顔は崩さないまま、けれどその中に少しだけ驚きのエッセンスを入れた表情をした副団長の正面、つまりキョンの指定席に腰掛ける。 「アホキョンがね、学校に来なかったの。きっとサボりよサボり。だから今日はあたしが相手をしてあげる」 「おや……」 副団長は意外ですね、と続けて席を立つ。意外とはあたしがゲームの相手をすると宣言したのを指すのか、はたまたキョンが学校に来なかった事を指すのか。 「お茶でも入れましょう。朝比奈さんには遠く及ばないと思いますが、ゲームの間にはいらっしゃると思いますので」 私は頷くと白黒の駒を一つ取り出し、コイントスの様に親指で跳ね上げた。それを逆の手の甲で受け、駒を跳ねた 手で蓋をする。 「黒で」 ヤカンに冷蔵庫から取り出したミネラルウォーターを注ぎながら言う副団長。駒を跳ね上げる前から背中はこちらを向いていたというのに。……超能力? 「じゃあ私は白ね」 手を退ける。残念…副団長は一般人だったようだ。 「あたしが先攻!」 これがSOS団流の号砲。黒が先攻だとか決定方法が違うとかそんな事はどうでもいい。シンプル・イズ・ベスト、だ。 ゲームが中盤に差し掛かった時、机の上の携帯が鳴った。鳴ったと言ってもマナーモードだからランプが光っただけなのだが…。それに気が付き急いで手に取るが、ディスプレイに映し出されたのは携帯会社からのインフォメーションを告げるマーク。どうでもいい情報が羅列され、此方の事情に関係なく押しつけられたというただそれだけの事なのだが……何故かどうしようもなく気が滅入る。 「今日はやけに携帯を気にしていらっしゃいますね」 お世辞にも勝機を見いだせないような敗戦まっしぐらの黒軍総大将の声でハッとなる。 「そ、そんな事無いわよ……」 「そうですか、それは失礼を。ですが先程から携帯をチラチラと何度もご覧になっていらっしゃいますので」 「うっ…」 そんなに言われる程あたしは携帯を見ていたのだろうか? いや、ただ単にこの副団長の洞察力が人並み外れているだけかもしれない。その能力を少しだけでもゲームに回す事ができればキョンにもあんなに負けないのであろうが…。 「敵わないわね……さすが副団長だわ」 「恐れ入ります」 そう言って私の駒を幾つかひっくり返す黒軍総大将。だがすぐに焼け石に水という言葉が脳裏を過る。その音の出るような笑顔を見て、あたしは何故か一昨日の夜の事を思い出していた。 いつもの笑顔から視線を落とし、白で九割が占められた戦場の真ん中辺りを注視する。 「古泉君……」 しばらく盤面を見つめた後、視線は上げないまま副団長に改まって話しかけた。 「はい」 落ち着いた声だ。同級生とは本当に思えない。 「あたしね……」 数瞬の間を置き、やはり顔を上げないまま告白をする。 「キョンと付き合う事になったの」 鼓動が仄かに速く、強くなるのが分かる。返事が返ってくるまでじっとそのままの体勢でいようとも思ったのだが、あまりにも長い時間何の音もしなかったので思い切って顔を上げた。 「古泉君…?」 ……初めて見る表情かもしれない。いや、間違いなくそうだ。副団長の顔にはこれまで一度として見た事のない驚愕一色に染まった表情が貼りついてあった。 「え……あ、ああ…本当ですか?」 あたしは小さく首を縦に振った。 「そう…ですか…。そうですか!」 同じ言葉を二回繰り返す副団長。一回目は驚愕の表情のまま、そして二回目には本当に満面の笑みを浮かべて。 「そうか……そうか………!」 何だか感慨深い様子で笑う副団長。しかし、次の瞬間には私あたし方が驚愕の表情を浮かべる事となる。 「………………ぐっ……うっ………」 数瞬前まで満面の笑みだったはずのその顔に、今度は大量の涙が零れていた。 「……よかった……本当に………」 そう言いながらもう嗚咽で喋ることもままならない副団長。涙を拭わず、隠そうともせず。せっかくの男前な顔が台無しと言っても差支えが無い程クシャクシャになっている。あたしがその様子を「えっ…」とか「あ……」等と言いながら見ていると、今度は入り口のドアが勢い良く開いた。 「すすすす、涼宮さぁ~ん!!!」 物凄い勢いと声で問いかけてくる我が団のマスコット。普段ならこちらから勢いよく飛びつく所なのだが、副団長の様子に気を取られていたあたしは「は、はい?!」という何とも間の抜けた返事を返してしまう。 「あああああああの、ひょ、ひょっとしてですけど! キョン君と…、キョン君と…!!」 一体何処からそれを嗅ぎつけたのか。まだ副団長含めその事実を知っているのは片手の指で収まるはずなのだが。 「え……っと…。うん」 息を短く吸って吐く。 「付き合う事になったわ。一昨日…からね」 先程と同じ旨の事を言うだけなのだが、またしても鼓動が激しくなる。するとマスコットはその言葉を聞くなりその場にへたり込んで、何故か副団長と同様のリアクションを取りだした。 「ふえぇ~………えぐっ……えぐっ………」 「ちょ、ちょっと! みくるちゃん?!」 ドアの前で顔を抑えるマスコットを慌てて部室に引き摺り込み、急いでドアを閉める。二人分の泣き声が廊下中に筒抜けだ。 「二人ともどうして泣くのよ! 驚くじゃない!」 副団長があたしの問いかけに答えようとするが、どうにもこうにも嗚咽交じりで何が何だか分からない。正直、昔中学校の校庭に描いた宇宙語よりも難解な気がする。それに困惑して視線を移せばマスコットはマスコットで地べたに座り込んだままだ。いい加減立たせないと制服と細くて綺麗な脚が埃まみれになってしまう。何というか……やれやれだ。 「そっかぁ……キョン君から…」 二人が落ち着いたのは結局数十分後だった。泣き崩れるマスコットを何とか副団長の隣に座らせ、とにかく落ち着かせようと入れたことも無いお茶を必死に振る舞ったのも虚しく、延々と泣き続けた二人がそれに手とつけることは無い。そして先程ようやくそれが収まり、あたし達はすっかり冷たくなったお茶を飲みながら話し始めたのだった。 「帰り道でね、キョンが言ってくれたの」 思い出すだけでも顔が熱くなる。 「好きだ……って」 あたしはどんな顔をしているだろうか。視界に姿見や手鏡が無くてよかったと心から思う。 「ふええぇ~……」 顔を真っ赤に染めて少し下を向くマスコット。何でみくるちゃんが照れるのよ? 「だ、だってぇ~…」 この部屋ではメイド服を着ている時間の方が圧倒的に多いからであろう。制服のままのマスコットの姿は何故か微妙に違和感を覚えた。 「あのキョン君の口からそ、そんな言葉が…」 ……確かに、と今更思って少し笑えた。ロマンチックさの欠片も無い言葉を羅列し、いつも面倒臭そうに溜息を吐いている唐変木、というのがここに居る全員の共通認識だろう。あんなに溜息を吐いていたらいつか今生分の幸せを全部逃がしてしまいそうだ。今度注意するとしよう。 「でも、彼らしい言葉とは思いますよ。実は結構考えていたのではないでしょうか」 確かにそうかもしれない。というかこの副団長が言うのなら間違いないだろう。などと考えた時、マスコットがきょろきょろと辺りを見渡して言葉を発した。 「あれ…? そういえば…」 「?」 「キョン君は来てないんですかぁ?」 ……今更? 「珍しいですねぇ」 事情を簡潔に説明して、代わりに返ってきた言葉がその一言だった。だがそう、その言葉に尽きると思う。 「メールも電話も返ってこないし…何やってんのかしら」 ふぅ、と息を吐きだす。ただ、断じて溜息ではない。…そう思いたい。 「では一応僕からも連絡を入れてみましょう」 まあ涼宮さんより先に返事が返ってくるとは思いませんが、と続ける副団長。……ひょっとしてからかわれてる? 「季節の変わり目ですからねぇ。風邪かなぁ……」 そうかもしれない。それなら返信が来ないことにも納得がいく。それに、もし風邪だとしたら土曜日のイベントで疲れたせいかもしれない。 「ま、明日になればひょっこりと顔を出すわよ。夜になればメールくらい返ってくるだろうし」 次の不思議探索の時は喫茶店じゃなくてイタリアンを食べに行きましょう!と声を上げ、何となくだがそれが本日の活動終了の合図となったのだった。 「そういえば……有希はどうしたのかしら?」 下校の途中、夕暮れに染まった本屋の看板を見るまで何故かすっかり頭から抜け落ちていた。団長としての自覚が足りないのだろうか。 「そう言われれば…。朝比奈さん、何か聞いていますか?」 「いえ、私は何も…」 有希もサボりだったのだろうか? いや、そんな事をする娘ではない。だが、無断欠席とはまた珍しい事もあるものだ。雨が降らなければいいのだが……。「そうですね」と相槌を打つ副団長。マスコットも少しだけ困った様な顔で笑った。よくよく考えれば珍しい三人組だ。不思議探索以外でこの組み合わせになる事はなかなか無い。 「じゃあまた明日ね!」 いつもと違う分かれ道で「あの…今日はここで……」と申し訳なさそうに切り出したマスコットに向かって叫ぶ。何か買いにでも行くのだろう。「はい!」と返して走り去る背中が黄昏に染まっていた。 「みくるちゃん今日も可愛かったわね。明日はちゃんとメイド服着てもらわなきゃ!」 仰る通りかと、と返ってくる。 「ねえ古泉君、今年も映画を撮ろうと思うの! 今回はスピンオフ作品! 題して『長門ユキの復讐~ミクルに向かって撃て~』よ!」 構想一年の長編大作!と付け加えるのも当然忘れない。 「それは大変結構かと」とそれを全肯定してくれる副団長の声。そして、「台本はもう頭の中で出来上がっているのですか?」と続く。 「もちろん!」 二割くらいは……なんてとても言えないが。 「楽しみです。今年も僕は出演させて頂けるのでしょうか?」 「そりゃ~もう、準主役なんだから! 胸を張っていいわよ!」 大変光栄です。と、頷く副団長にもう一声。 「あっ、レフ板もよろしくねっ!」 赤色エピローグ 3章
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長門有希の暴走 エピローグ: 「・・・朝倉涼子、今は何と呼べばいい」 ── わたしはいつでも朝倉涼子よ。 「・・・今回のことは、本当にすまない」 ── いいのよ。つらかったのね。 「すべてわたしの責任。こうなることは分かっていた。回避できなかった」 ── 恋愛とはそういうものよ。自分の意志ではコントロールできないわ。 「わたしはもう、誰とも特別な関係にならない」 ── それはどうかしら。未来に何が起こるか、誰にも分からないわ。 「わたしは感情処理能力が低い」 ── それぞれ得手不得手があるわ。つらいことがあったら喜緑さんに相談なさい? 「あなたの代わりはいない」 ── そう言ってくれて嬉しいわ。でもわたしがいないという事実も受け入れて。 「・・・分かった。努力する」 ── そろそろ行くわ。今回は特別だから。 「向こうの朝倉涼子が記憶をわたしに埋め込んでいた。アップロードする」 ── ありがとう。保存しておいてくれたのね。 「呼び出してすまなかった。上司に礼を言っておいてほしい」 ── 分かったわ。あなたの処遇にも口添えしてもらうわね。 「・・・すまない。でも罰を受ける覚悟は出来ている」 ── 自分を責めないで。あなたが殺したわたしは、このわたしの一部になるから・・・。 リンクが切れた。いつか、もう一度会ったとき、ちゃんと謝ろう。 わたしの手には、どこで手に入れたのか一本の口紅があった。 鏡の前で自分の薄い唇に塗ってみた。 何だかわからないこの気持ち。 この派手な紅色は朝倉涼子とのなにかを思い出す・・・。 END
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アンちゃん26の秘密を呪文にしてみたシリーズに関するオリカだけが持つコスト軽減能力っす! フレーバーテキストが絡むから完全にネタ能力っすね 氷の暴利(コーリング・ボーリング) アンコモン 水 コスト6 呪文 ■自分の山札を見る。その中からカードを5枚まで選び、手札に加える。その後、山札をシャッフルし、自分の手札を3枚、山札の上に好きな順番で置く。 ■アンサートーカー(この呪文を唱える時、この呪文を確認せずにこの呪文のフレーバーテキストを読み上げられた場合、この呪文のコストは3になる) (F)冷静な気持ちでカードを見つめ直す事で、より大きな可能性を掘り下げ、呼び出す!---アン この能力誕生の経緯はアンちゃん26の秘密を呪文にしてみたシリーズを見てもらうとして、とりあえず説明すると…。 1.「アンサートーカー」を持つ呪文を唱えたいとするっす(今回は上記の《氷の暴利》で説明するっすよ) 2.コストを支払う時、《氷の暴利》の表が見えないようにするっす(答え合わせも兼ねて相手にだけ見せるのもアリっす) 3.そのまま「冷静な気持ちでカードを見つめ直す事で、より大きな可能性を掘り下げ、呼び出す!」それがアンちゃん26の秘密のひとつ“氷の暴利(コーリング・ボーリング)”っす! …ここまで言えたらカンペキっすね。ちなみに「---アン」の部分は言わなくてもOKっす。 4.3みたいに成功したら呪文コストは3になるっす!10でも100でも全部3ポッキリっす。この時、他のコスト軽減&増加効果も無視して3になるっす。《封魔ゴーゴンシャック》がバトルゾーンにいても余裕シャックシャクっす! …え?本物のアンちゃんよりサムい? 当たり前っすよ!本家の方が凄いに決まっているっす! 作者:アンちゃんのノリの人
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「忍び足での尾行」「偵察中に発見した敵集団の近辺からこっそり逃げ出す」など、 意外と戦闘以外でこのスキルが必要となる場合は多い。 逆に云えば<シャドウストーク>を未取得なら、そーゆーことはできないわけだ。 <ステルスフェイス><インセンサブル>がない限り、敵とエンゲージ中に「隠密状態」にはなれない。 ゆえに<サプライザル>で白兵攻撃を行うためには、この<シャドウストーク>を取得しつつ、 手順1.先に「隠密状態」になっておく。 手順2.マイナーアクションで移動し、敵にエンゲージしてから<サプライザル>で攻撃。 手順3.その次の手番に<ハイジャンプ><フェイドアウェイ>で離脱し、メジャーで「隠密状態」に。 手順4.手順2に戻る。 というややこしい手続きが必要になる。それでも2ラウンドに1回しか攻撃できないのは痛い。 (手順1は<クイックアクション>+<ディスアピア>⇒手順2なら同一メインプロセスで実行可能だ) 教訓。キャンペーン序盤では素直に射撃武器で<サプライザル>しましょう。 [基本クラス/シーフ] 名前 コメント
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プロートゴノス プロトゴノスの別名。