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「続マッサージ」by76さん 投稿日2010/03/15 「俺は麺固め、からめで脂少なめ。あんたは」 「あ、ええっと、じゃあ私もそれで」 二人の注文内容を復唱する店員の張りのある声を聞きながら、大窯から立ち上る湯気越しに遼子が 物珍しそうに 店内を見回している。 壁際には席が空くのを待つ客たちがギャラリーのように立っていた。 「こういう店、初めてだろ」 「うん。さっきの暗号みたいなの、何?」 「麺を固めで、からめってのは味を濃いめにするってこと。脂少なめってのは背脂を入れないってこと。 こういう店って、こういう風に味を指定するんだ」 「面白いのね」 一張羅を着こんだ遼子の恰好は、この店から悲しいほど浮いていた。 今日はホワイトデーだ。 遼子は本命である遠山から何らかの誘いがあると思い込んで、めかしこみ出勤してきたのだが、遠山から渡された のは 高級洋菓子店のチョコレートひと箱のみで、しかも美鈴も同じものをもらっていた。 普段の遼子ならプレゼントをもらったことを拡大解釈して、自分の良いように妄想を拡げ、鷹藤にもうるさいほど その内容を話すのだが、今日は珍しくしょげかえっている。 遼子があまりに落ち込んでいるので、ホワイトデーのお返しも兼ね、鷹藤はとっておきのラーメン店に彼女を 連れだしたのだった。 「史郎ちゃんも忙しいから、仕方ないよね」 「そうだろうな」 「もしかしたら後で、史郎ちゃんからサプライズプレゼントがあったりして」 たぶんあり得ないことだろうが、今日は即座に否定する気になれなかった。 「あるといいな」 「お菓子もくれたしね。ラッピングも素敵。史郎ちゃんってセンスいいよね。食べちゃうのもったいないなあ」 嬉しそうに、チョコレートの入った箱を取り出して見つめている。 遼子のどう考えても叶わぬ思いが哀れに感じられるためか、それともこうして遠山のことを聞かされているからか、 どうして自分が切ないのか鷹藤はよくわからぬままその姿を見ていた。 ホワイトデーといえば。もう一人チョコレートをもらった男がいた。 「ところでさ、遠山さんからお返しもらっただろ、俺からももらっただろ、兄さんからは何もらうの?」 突然兄のことが話題に出て遼子が驚いた顔でこちらを見た。 「お兄ちゃん?」 「マッサージか」 「また変なこと考えてるでしょ」 「何でだよ。考えてないって」 大窯で麺をゆでる店主の手元を見て、関心のないふりを装う。 もっとも油断ならぬ男が、どんなものを贈るのか興味があった。 「雑誌で見つけた、蜂蜜とオイルを使ったマッサージがあるみたいなの」 蜂蜜。蜂蜜。蜂蜜。蜂蜜とオイル。鷹藤の胸に、にじむ様にいやな予感が広がっていた。 「肩こりがひどいって言ったら、温めたはちみつを肩に垂らしてほぐすマッサージがあるから今度試してみようって」 気付かないのか。それって蜂蜜プレイじゃないか。妹相手に蜂蜜プレイまでするのか。しかもオイルまで使うのか。 背中へこぼれた蜂蜜を舌で舐めとる姿が目に浮かぶようだった。鷹藤は愕然とし、思考停止寸前までに陥った。 「蜂蜜って、どこでやるんだよ。ベッドでやったらシーツ捨てなきゃなんないし、まさか風呂でやんの。 オイルなんてベトベトしてそれこそ」 思わず声が高くなる。カウンターの客が驚いてこちらへ視線を向けた。 「何考えてるのよ。声が大きいって。お兄ちゃんがするなんて言ってないわよ。リラクゼーションサロンでのマッサージを プレゼントしてくれるんだって」 「そうだよな。まさか妹に蜂蜜かけたりしないよな」 鷹藤は自嘲気味に笑った。以前に遼子から聞いた、インパクトあるマッサージのせいでこんな風に考えてしまったのだ。 「そんな人いる訳ないでしょ。変なことばっかり考えてるんだから。ちゃんとプロにしてもらうのよ。お兄ちゃんと」 鷹藤の笑顔が凍りついた。 「いま、なんて」 「お兄ちゃんも隣で受けるんだって。カップル専用ルームがあるところを予約したみたいなの。お兄ちゃんも疲れてるからって。 こういうのは彼女と行くのが一番だけど、今のところ彼女もいないし、仕方がなく私と一緒に行くみたい」 仕方がない、そう言ってあの変態は、マッサージを受けて蜂蜜とオイルで輝く半身と、 恍惚とする横顔を間近で観察するつもりなのか。 これって一体何プレイだ。 変態の深謀を垣間見て、ラーメン屋の熱気で暑いはずなのに鷹藤は悪寒がした。 隣で怖気をふるう鷹藤を、遼子が不思議そうに覗きこんでいた。 エロなし連続投下、しかも変態薄めですいません…。 78 乙!吹いたw 79 GJw 変態薄めでこのありさまww 鷹藤の千載一遇のチャンス、ホワイトデーのお返しが 小汚い(っぽい)ラーメン屋とかww しかも前回も含め、話にしか出てこない兄に撃沈とかw 連続とか全然気にしなくていいと思うんだ!
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前へ 快楽は、理性で押さえつけていたころよりも遼子の躰を深く包み、思考を奪っていく。 それでよかった。この白い部屋同様、自分の脳髄の中も白く染めあげて何も考えたくなかった。 「いい!またいく!いっちゃう!」 快楽の中ですべてを忘れたい。 男の欲望で白く塗り込められたい。 兄の腰がさらなる激しさで遼子を責める。 にゅちゃ、にゅちゃ…! ひどく淫らな音が心地いい。もっと、もっと。 鷹藤の男根を扱く手の動きも、この音に同調していた。 「やべえ、…すげえいやらしいよ、あんた」 自分だけでなく、鷹藤ももっと気持ちよくさせてあげたい。 だが、兄のもたらす快楽により遼子の手が止まった。 「もう…だめぇえ!」 絶叫とともに、遼子が達した。もう何回イったかわからない。 息を整える余裕もない中で、兄が遼子の中から自身を引き抜いた。 「お兄ちゃん…」 「まだ終わらないぞ。もっと良くしてやる。四つん這いになれ」 荒い息で洸至が囁く。言われるがまま、遼子が尻を突き出す。 今度は後ろから兄が突き入れてきた。 もっとも奥深いところまで洸至自身がぶち当たる。 胎内をかき乱し、快楽を掘り起こす。掘れども掘れども快楽の泉はつきることがない。 ただその深みにはまっていくだけだ。 猛りきった鷹藤自身が遼子の顔に寄せられた。 遼子から先走りと蜜に塗れたそれにむしゃぶりついていく。 「んっ…」 遼子は欲望に渇き、ただ眼の前の男たち全てが欲しくなっていた。 最初はあれ程おぞましかった男のそれが、今は愛おしくてたまらない。 麻薬と一緒だ。甘美な快楽は罪を忘れさせ―――それが為に離れられなくなる。 鷹藤の男根がまたも逞しさを増し、遼子の中で跳ねる。 ちゅぱ!しゅぱっ!じゅるるる! 凄まじい音を立て、鷹藤自身を吸い、ねぶり、啜りあげる。 遼子は男のものに吸いつき、秘裂からの快楽に煽られ狂奔する獣と化していた。 鈴口を舌で唆し、血管の浮く竿を口唇で愛撫する。 「すげえ、吸い方…駄目だ…またいっちまう…」 鷹藤は苦しげに呻くと腰を引こうとした。が、その尻を遼子の白い指が掴み抑えつけた。 「駄目だ…口に…!」 上目遣いで遼子が鷹藤を見る。その眼に光る女の欲望を見て鷹藤が息を飲み動きを止めた。 と、次の瞬間、音が出るほど激しく鷹藤は欲望を解き放った。 幾度も喉奥に打ちこまれる樹液で遼子は恍惚となる。 甘美なそれを遼子はごくりと音を立てて飲み込んだ。 「おい…し…い」 口の端に残った白濁液を遼子は舌で舐め上げ、鷹藤に微笑んだ。 「良い子だな、遼子は…。今度はこっちに集中しろ…」 遼子の尻を兄が掴む。尻の肉に兄の腰が音を立てて当たる。 「ひゃあ、あああ!あああっ!」 ひと突きされるたびに、遼子は啼いた。 膣の肉が喜びに震える。掻き乱される度に快楽が押し寄せる。 「いい!いいの。すごくいいの!全部忘れるわ…!やっ!ここで、ずっとこうして…!」 「遼子が望むなら、いつまでも…してやるよ」 兄の汗が遼子の腰に滴り落ちた。 にゅぶっ、じゅぼっ!にゅぷっ! 愛液と男たちの精液が絡みあい、二人の躰の間で音を立てる。 遼子の全身の毛が逆立ち、眼が眩む。 「頂戴…お兄ちゃんのいっぱい頂戴」 「ああ」 洸至が男根で遼子を深く抉り、胎内深くで動きを止める。 兄自身が胎内で跳ねまわり樹液を注ぎこむ。 「あ、あああああ!いく…いっちゃううう!」 子宮の奥に放出された瞬間、とてつもない快楽が遼子を包む。洸至の射精に合わせて遼子の躰が震えた。 そして洸至が達するのと同時に、遼子もベッドの上に崩れ落ちた。 窓が薄く開けられ、カーテンが風でそよいでいた。 白い部屋を柔らかな陽光が照らしている。 「眠っているのと同じような状態です」 寝癖頭の医師がそう言った。口調はそっけないが、重い口調で鷹藤を心配させすぎないようにとの配慮も感じさせた。 ベッドの上には眠る遼子。 そのまわりには輸液スタンドが一本置いてある。そこから栄養剤が点滴されていた。 「同じような、というと」 ベッド横の丸椅子に座る鷹藤が医師に尋ねた。 「常に昏睡ほどの深い眠りにいる訳ではないんですよ。脳波をとってみると鳴海さんは浅い夢を絶え間なく見て、 それからまた深い眠りに落ちるというサイクルを繰り返しているようです。それだけなら普通の睡眠と変わり ません。ただ…鳴海さんはそこから覚醒することがない」 「何でだよ…」 鷹藤は遼子の寝顔に問いかけた。 遼子は眠り続けていた。もう5日になる。 編集部に来ない遼子を心配した鷹藤が遼子の部屋に行くと、パジャマ姿で眠る遼子がいた。 だが、何をやっても目を覚まさない。 鷹藤が救急車を呼び、遼子は救急病院に搬入され検査をしたが躰には全く異常が見られなかった。 脳神経外科的に見ても異常が見られないことから、今度は同じ病院内の精神科医が遼子を診察していた。 「これは仮定ですが」 医師が静かに切り出した。 「鳴海さんはかつて今泉医師の診察を受けていたそうですね。伝手を頼って警察が押収したカルテのコピーを見せてもらいました。 どうやら彼女は診察の際に退行催眠を受けていたようです。今泉医師が行う退行催眠はPTSD治療の為にそのトラウマとなった 出来事を復元し患者に直視させるのを目的としたものです。しかしこれは危険きわまりない治療としか言いようがない。 事件の忘却とは精神の健全さを保つ自浄作用である場合も多いのです」 医師が言葉を切る。 今泉―――遼子を診察していた精神科医だった。 鷹藤との結婚が決まって、遼子が何故かその医師の元へ足繁く通うようになった。兄と自分が持つ幼少期の記憶のずれに 苦しんでの結果だった。 しかし、その今泉医師は今、拘置所の中だ。連続快楽殺人犯レディーキラーとして、警察に逮捕されたのだ。 医師が続ける。 「しかし、治療は何故か中途半端な形で中断されました。退行催眠後のフォローがなくなった結果、抑圧され ていたはずの過去の記憶が一気に蘇ったとすれば…。想像するに相当辛く、恐ろしい記憶なのでしょう。 そこから逃れる為に、今は一時的に眠りについているのかもしれません。もしかしたら何か罪の意識に 苦しんでいるのかもしれない。恐怖の記憶も人を責めさいなみますが、罪悪感は緩慢ですが確実に人を 追いつめます。私はこうなった状態の鳴海さんしか見ていないので、彼女が何に苦しんでいるかはカルテから 推察するしかありません。鍵は幼少期の記憶のようですが…」 鷹藤が遼子の寝顔を見つめた。 そこに苦悩の影はなかった。しかし、閉じられた瞼の奥で遼子の魂は苦しんでいるのだろうか。 「じゃあ、目覚めるとしたら…」 「彼女が自分に目覚めることを許せば、きっと目を覚ますでしょう。また明日診察します」 医師は部屋を出ていった。 白一色の病室の中で、遼子は穏やかに眠っている。 鷹藤は布団の中に手を入れた。遼子の腕を掌でさする。 まだこの躰に魂があることを示すように温かい。 鷹藤が遼子の手を取り、両手で包むと自分の額に当てた。 「いつまで寝てるんだよ」 『いつまで寝てるんだよ』 遼子はその声で目を醒ました。 鷹藤はそばにいなかった。今は兄がまた躰をまさぐっている。 乳房を弄られ、くすぐったさに笑い声をあげながら兄の頭を抱いた。 白一面のこの部屋で、すべてを忘れるべく遼子が兄と口づけを交わしたときだった。 誰かが遼子の手を掴んだ。 掴まれた方の手を見るが、そこには誰もいない。ただ、誰かの温かな手の感触があった。 『帰ってきてくれ』 声の方向には誰もいない。 「聞くな。おまえはここにいた方が幸せだ。俺が―――俺で足りなければ他の男だっている。ここだったらすべてを 忘れられる」 兄が遼子の細い腰を抱きよせる。硬度を増した兄自身が遼子の太股に当たった。 「忘れるんだ…全部。俺と一緒にいよう」 「あんたが昔どれだけ辛い思いしたか俺は知らない。何に苦しんでるかも全部はさ…。 でも、そこに居る限り、哀しみは終わらないんじゃないか。あんたからどんな話を聞いても、俺は離れない。 あんたが自分を許せる時まで傍に居る。本気で待ってる人間がここにひとりいるんだぜ」 鷹藤が遼子の髪をいとおしげに撫でる。 「…苦しみも全部わけてくれよ。お願いだ。帰ってきてくれ。俺にはあんたが必要だ。家族が誰もいない 俺達だからこそ、良い家族になれるんじゃないか。糞みたいな世界でも、あんたが…遼子がいるだけで違うんだ。 だから帰ってきてくれ。遼子。頼む」 そのとき、遼子の眦から涙が一筋流れ落ちた。 「お兄ちゃん、やっぱり私…忘れられない」 ぽたぽたとこぼれ落ちる遼子の涙がマットレスの上に灰色の跡を作る。 「遼子。それでいいのか。この部屋を出たらきっと傷つくぞ」 遼子が兄の腕の中から離れ、歩き出した。 「わかってる…。でも行かなきゃ。待ってる人がいる…こんな私を必要としてくれる人が」 「…出口はお前が知っている。お前が望めば、ここから出られる」 遼子が眼を閉じる。 次に開いた時、白い壁に扉が現れた。ドアノブに手をかける。 遼子は俯いた。 「甘えてばかりでごめんね。それと…ありがとう、お兄ちゃん」 「いいさ。俺はずっとここにいる。辛くなったらまた帰ってくればいい」 遼子は兄の顔を見た。穏やかな笑顔をこちらに向けていた。 遼子は兄に小さくうなずくと、ドアノブを回し扉を開けた。 遼子ぶっかけ祭りでした。長くてごめんなさい。 こんなに長いのにお付き合いくださった皆さま、ありがとうございます。 ううーん、要望通りのものかというと。ううーーーん。これが精一杯です。すいません。 ちなみに、片山さんが比較的良い思いしているのは、お兄ちゃんに尽くして尽くして挙句 ボロ雑巾のように捨てられたので、せめてSSでは良い思いをしてほしくてこうなりましたw ぶっかけ祭り完結、お待ちしておりました!!! 今回は、この祭りをものすごく堪能させていただきました、 ありがとうございます!!! 別にそのまま兄とずーっといちゃいちゃしていればいいのn…ry 遼子陵辱話ということで、今回の話の元になっている遼子と父親の エピソードは、お待ちしていてもよろしいのでしょうか? (というか、ものすごく読みたいだけなんですがww) ぶっかけ祭り、ほんっっっとぉおおに、ありがとうございました とってもハァハァしながら読ませてもらいましたヨー しかしやっぱりお兄ちゃんはあんな鬼畜極まりない抱き方してても 結局は遼子ちゃんのことをとても大切にしてるんだなーとしみじみ… 片山さん、美味しい思いしてヨカッタねw
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前へ 洸至は遼子の肌に触れたくて、シャツのボタンを外すとブラの下の乳房に手を這わせる。 遼子の手も、洸至の胸から下へと降りズボンの上から膨らみを撫でた。 その形を手で確かめると、洸至の肩を押し、ベッドに寝かせると洸至の上に馬乗りになった。 「遼子…何を」 「この間教えてもらったの」 顔に乱れた髪が幾筋かかかっているが、遼子はそれを気にすることなく艶然と微笑んで洸至を見た。 遼子の顔の少し下では、ずらされたブラに抑えつけられて歪んだ乳房と、その頂にある桜色の蕾がはだけた シャツの間から誘うように覗いている。 洸至から見ても不器用な妹が、魔法のように素早く洸至のベルトを外しその下から洸至自身を引き出した。 「すっかり硬くなってる」 指先で裏筋をひと撫ですると、洸至が制止する間もなくそれを口に含んだ。 「ふっ…」 全身を襲う快美感。 妹を跳ねのけようと、妹に目をやると、眼を閉じせつなそうに洸至自身のものを頬張りながら上下に頭を動かしていた。 そこから拡がる快感と、その光景のおぞましいまでの淫らさに洸至は遼子を跳ねのける手を止めていた。 「んんっ」 眉をひそめて、洸至を味わっている遼子の方が感じているように吐息を漏らす。 唇をすぼめながら、舌で裏筋を撫で上げる。 音を立てながら洸至のものを啜りあげる姿は現実感を伴わない光景に見えた。 だがまぎれもない現実で、洸至は背筋が粟立つような快感に襲われていた。 口で刺激するだけでなく、洸至の睾丸を手で包むと、そこも優しく刺激し始めた。 「りょ、遼子もうやめろ。このままだと」 その言葉を聞いて、遼子が洸至をさらに強く啜りあげ、スパートをかけるように頭を上下に動かすスピードを上げる。 それでいて舌を艶めかしく蠢かしては、男の快楽を刺激し続けた。 洸至は腰から駈け上がる快感に、終わりを感じて腰を引こうとするが、遼子は引きはがされまいと抑えつけながら、 洸至を吸いあげる動きを止めなかった。 「止め…」 腰を引く間もなく、洸至は遼子の口内に出していた。 しかも、洸至の意に反して、それはいつも以上の長さで遼子の口内へ撃ちこみ続けていた。 「おいしい…」 陶然とした顔で、洸至の方を遼子が流し見た。 射精後の虚脱状態にあった洸至をかき立てるような、誘うような眼だった。 喉をごくりと鳴らして、遼子が飲み込んだ。 口から一筋白いしずくが零れ落ちる。 「気持ち良かった?」 「ああ…」 萎れたままの洸至自身の上に遼子がまたがった。 「これもね、教わったのよ」 挑戦的に笑うと、髪が乱れたまま、今度は腰を滑らすように動かし始めた。 半裸のまま、男に跨りくねらせ揺れるその姿はまるで別人だ。 熱く潤みきった遼子の亀裂が、洸至自身を刺激する。 一度出したばかりなのに、その刺激ですぐに目を醒ましたものが姿を変え始めた。 「ふふっ…。また…。…んっ」 硬くなり始めたそれが、遼子のクリトリスを刺激するのだろう、時折甘い声が交る様になってきた。 「もう、元気になったんだ」 反りかえるほどに回復した洸至自身に手を添えると、遼子が自分の中へ差し入れた。 「きゃあああんっ」 のけぞりながらも腰を沈めていく。 洸至は茫然としていた。 止める間もなく口の中で果てた後、すぐにこうして妹に呑み込まれていることが 信じられなかった。 だが洸至が茫然としている間にも、遼子は腰を振り、草むらと草むらが 深く絡みつくほど深く根元を合わせ、クリトリスを刺激させながらよがり狂っていた。 鷹藤、お前は一体何を遼子に教えたんだ…? 頭の芯が熱くなるような怒りが、逆に洸至自身をたぎらせた。 遼子の腰を抱えると、下から猛然と突きたてる。 「あっ」 つぶれるような水音を立てた後、遼子の体が固まる。 奥まで突きあげられてあまりの快感に身動きがとれなくなっているようだった。 それを見て洸至が突きあげる速度を上げる。 「どうした遼子?教えられた通りに動いてみせろって」 「きゃっ、あっ、んっ、いいっ」 のけぞっていた遼子が苦しげに洸至の胸に手を着き、動くのを止めた。 洸至は遼子の髪が揺れるほど強く下から揺らし続けた。 「鷹藤とだってこうしたんだろ?」 「あっ、んっ、うんっ、でもこんなに奥まで…あっんっ」 音が、あまりに激しい水音が部屋に響く。 「教えてもらったのに、活かせないんじゃ意味ないだろ」 洸至は遼子を挑発しているようで、いまは昏睡にも似た深い眠りの中に居る 鷹藤へ向けた言葉を吐いていた。 「んっ、だって、気持ち、いい、から」 「もっとやってみせろって」 何を俺は。 これじゃまるで嫉妬に狂った男の台詞だ。 だが、遼子を激しく突き上げる腰も、いたぶる言葉も止まらなかった。 「いじ…めないで…んっ」 「いじめてないさ。最後まで知りたいだけだ。お前が何を教えられたのか」 「もう…駄目…、なの」 洸至の胸に手を突いてなんとか上体を支えながら、遼子は襲いくる快感に耐えているようだった。 先ほどまで遼子にあった自信は露と消えている。 「何が」 「いっ、いきそう…」 その言葉で洸至は腰を止めた。 「あ、えっ…」 快楽に没頭していた遼子が、慌てたように顔を上げ洸至を見る。 「いっちゃうとわからないからな。ほら、教えてくれよ、どんなことをしたのか」 啜り泣くような声を出した後、遼子がゆっくりと腰を動かし始めた。 だがいくら動かしても思うような快楽を得られないせいで、もどかしそうに眉をひそめている。 「どうしたんだよ」 「お願い…」 泣きそうな声で遼子が言った。 「お願い、もっとして…」 「もっとどうされたいんだよ」 「滅茶苦茶にして…」 答えの代わりに、繋がったまま洸至は遼子を抱きしめると、そのまま反転して自分が上になった。 期待のこもった目で、遼子が洸至を見上げる。 次へ
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233 今ちょうど録画してた最終回を見てました。 遼子に銃を渡して両手を兄ちゃんが添えるんだけど、その手つきがエロいですww 234 俺か世界か、どちらを救うかの二者択一を迫る、凄すぎる愛の告白w エレベーター乗ってからの兄は、周りの空気が歪んで見える程の エロオーラ全開だったもんな…。 ものすごく濃厚でエロいものを見させてもらった気がした最終回だったが、 普通の意味でのエロシーンは一切無い。 兄妹としての一線を越えちゃいかんという抑圧からくる息苦しいまでの あのエロさ。 あの小澤さんは凄かったなあ。 235 今さらだけど、やっぱりDVDを買うべきか… 236 わたしも持っていない。 やっぱ欲しい。BOXだと特典もあるしな…。 237 前レスでもあったけど、特典映像で、兄妹の映像が萌えるって… ん~どうしよう。うちの近所じゃレンタルやってないし… 238 ネットレンタルがある 239 ネットレンタルがありましたね! ネットレンタルでも特典映像って見られますかね? 240 120によると、各巻に分散して入っているらしい。 241 239 自分はGEOでネットレンタルで借りたけど 特典映像あったよ 242 240、241 ありがとうございます。んじゃレンタルして、萌え萌えしてみますw
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ではお言葉に甘えて、まずは遼子バッドエンドverを投下。 まったく救われずに終わりますので、ご了承下さい。 この前はメイドのお仕事 遼子の手が力を失った様子を見て、彼は遼子の首を絞める力を弱める。 「さてと」 そう言うと、彼は次の行動に入った。 指先で遼子の秘所に触れ、割れ目をつつ…となぞっていく。 割れ目に指を浅く入れかきまぜるようにして動かすと、 くちゅくちゅといういやらしい音が辺りに響く。 彼の指は徐々に奥のほうへと侵入していくが、遼子は何の反応も無い。 と、指の動きが止まり、彼は納得したような表情を浮かべた。 抵抗の無い遼子の足を大きく開くと、片足を肩に乗せる。 「いくよ、遼子ちゃん」 意識の無い遼子には無論聞こえているはずもない。当然、返事などなかった。 自分の意思とは関係なく蜜を溢れさせている遼子の秘裂に自身を当てると 彼は遼子の中へとゆっくり挿入していった。 「んぅっ…」 気を失っている遼子の口から、くぐもった呻き声が漏れる。 「くっ…よく締まるよ、最高だよ。」 最後まで挿入すると、彼は遼子の中の感触を味わっていた。 「遼子ちゃん、動くよ?」 「はぁ・・・ん・・・」 彼が腰を前後に動かすと、遼子の口からはどことなく 快楽が混じったような声で小さな嬌声があがる。 それを聞いて、彼が突くスピードが上がると、遼子の胸が上下に激しく揺れる。 「…あぁん…あぁっ」 微かではあるが唇から漏れる喘ぎ声。しかし、その瞳は固く閉ざされている。 「くっ、もう出そうだ。」 そして遼子の中にある男根は、白濁を吐き出した。 「はぁ、最高だったよ…遼子ちゃん。」 まだ目を閉じたままの遼子の長い髪を撫でながら、彼は遼子に語りかける。 その後、彼が遼子の中から楔を引き抜くと、白濁の液体が亀裂から溢れ出た。 そして、静寂が訪れた。 どれくらいの時間が経っただろうか。 やがて遼子は目を覚ました しかし、頭がぼぅっとして考えがまとまらない。 なんで私はベッドで寝ているんだろう? ここはどこだっけ? 頭が割れるように痛い。身体も重い。 ここは…いったい? 「目が覚めた?遼子ちゃん?」 「え…あ…?」 笑みを浮かべながらベッドに近づいて来た男の顔を見た瞬間、 遼子の記憶が蘇る。思い出したくない記憶が。 そして自分の身体に残る特有の気だるさで、自分の身に起きた事も理解する。 「……どうして……どうしてこんなことを……?」 声が震え、瞳からは涙が零れる。 「言っただろう?君が欲しかったからさ。」 遼子の問いに、彼ははあっさりと答える。 「そんな…それだけ…?」 「……そうか、遼子ちゃんはあまり満足できなかったってわけだね。 じゃあ、今度こそ気持ち良くなるようにしてあげるよ。」 脱力したままの遼子の耳元で、彼は再度の挿入を匂わせる。 「え?…いや!!」 彼はいやらしい笑みを浮かべると、まだ剥き出しのままだった遼子の胸に むしゃぶりついた。 「大丈夫。まだまだ終わらないよ……」 「い……いやっ……!あぁああっ!」 再び女を欲した肉欲が遼子の奥深くまで埋め込まれ、躊躇いなく抽送が開始される。 貫き、混じり合う粘液音が漏れる。 「お願い!もう…やめて!いやあぁぁ!」 遼子は拒絶と悦楽の入り乱れた声を上げる。 「…うるさいなぁ。だから意識のある女はイヤなんだよ。」 そう言って舌打ちすると、彼は執拗に腰を打ち続けながらも、顔を掴むよう手を広げ 遼子の口を塞いだ。 「んんっ!」 「少し辛いかもしれないけど、我慢するんだよ?」 変わらぬ優しい笑みに、遼子は臆した様子で目を細める。 口を塞ぐ手に力を込め、思う存分掻き乱す。 「ん……っ!」 遼子が背を反らして限界を訴える瞬間、彼は激しい抽送に転じてその一線を越えさせる。 「んんんっ!!!」 鼻に掛かったくぐもった声が上がる度、宥めるよう髪を撫でながら一層速く腰を打つ。 190 :名無しさん@ピンキー:2012/03/01(木) 17 57 09.79 ID fy6okl+M そして欲望を再び遼子の中に放つと、ようやく悪夢の時間は終わりを告げた。 遼子はベッドから降りると、乱れた衣服のまますぐさま彼から離れた。 彼は黙ってそれを見やると、何事も無かったかの様にベッドサイドの ボードに置いたままだった書類を手に取り、それに目を落とす。 「メイド長には僕からうまく言っておくからね。」 遼子はその言葉を無視し、無言ですばやく衣服の乱れをなおす。 しかし、その瞳には涙があふれ、ブラウスのボタンをとめる手も微かに震えていた。 彼は書類を置くと、静かに遼子に近づいた。 とんとん、と肩を叩き、振り向いた遼子にとあるものを差し出した。 それは、カメラだった。 そのデジタル画面の中には、薄紅に肌を染め、衣服をはだけたままで ベッドに横たわる遼子の姿があった。 「な…」 呆然とする遼子に、彼は囁く。 「いいね、また僕が呼んだら、紅茶とビスケットを持ってくるんだよ?綾小路さん。」 ただの遼子が陵辱されるだけで終わって本当にすみません。 この後も、遼子は強請られつつ、代わりに簡単なネタの提供を受けつつ 誰にも言えずに闇を抱えたまま、関係が続き……みたいな…。 闇に堕ちたら、闇に生きる人が救い出してくれるよね、きっとw 危機一髪!verも書きたいですが、さて誰が助けに来るのがいいのかな。 でも、こんな駄文なんかより、他の職人の皆さまの素敵なSS投下を 心よりお待ちしております。 遼子メイドエピ、ありがとうございました~♪ 陵辱バージョンも良いですが、危機一髪バージョンも読んでみたいです。 あ、危機一髪で「助かる」バージョンです。 すみません、言葉が足りませんでした。 187です。 メイド遼子凌辱エピ完結編投下ありがとうございます。 GJです!! 次はダークすぎるおぼっちゃまに、危機一髪で助けたついでに 怒りの鉄槌を振るうのはやはりお兄ちゃん…w それとも鷹藤…w 組み合わせ次第では、誰でも使えそうな気がしますねw 投下、お待ちしております!
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前へ 金属質の悲鳴をあげ、ハイエースがガードレールに押しつけられる。 ハイエースのスピードが落ちるが、運転手はアクセルをベタ踏みしているらしく、断末魔の叫びを上げながら ハイエースは疾走する。 「鷹藤くん、ハンドル頼む」 洸至は運転席の窓を開けると、身を乗り出し銃を構えた。 シートベルトを外した鷹藤が慌ててハンドルを握る。 冬の風が洸至の身を切る。だが洸至は躰に充ちるアドレナリンのせいで恐怖も寒さも感じていなかった。 後部タイヤを狙う。2発ずつ撃ちこむ。ハイエースのタイヤがバーストした。 前輪だけではスピードは出ない。ポルシェに側面を押さえつけられ、ハイエースのスピードが徐々に 落ちていく。 「グローブボックスに銃がある。君は一度使ったことがあるから使い方はわかるな。間違っても俺と遼子は 撃つんじゃないぞ。車が止まったら、俺の車を盾にして銃を構えろ」 鷹藤がグローブボックスからベレッタを取りだした。銃を握ると、意を決したように洸至を見る。 洸至がハンドルを切り、ポルシェをハイエースに思いっきり押しつけた。 また耳障りな音を立てて、火花を散らしながらハイエースの塗装とスピードが落ちていく。 運転席から銃を持った手が現れた。乾いた発射音。ポルシェのフロントガラスが一瞬で白に変わる。 一発の銃弾で作られたヒビが、フロントガラス全体を覆っていた。 洸至は隣の鷹藤をチラッと見た。身をすくめてはいるが、残念ながら当たっていないようだった。 銃のグリップでガラスを叩き割ると、洸至は見晴らしが良くなり、12月の風が吹き付けるフロントから躊躇なく撃つ。 運転手の肩から赤い飛沫が散る。ハイエースのフロントガラスが赤く染まる。 気を失った運転手がブレーキを踏んだらしい。 ガラスに爪を立てるような音をたて、道路上で反回転し、スライドドアをこちらにむける形でようやくハイエース が止まった。 ハイエースの手前にポルシェを止めた。 「鷹藤くん、頼んだぞ!」 洸至がポルシェを飛びだし、ハイエース後部にまわる。 ハイエースのスライドドアが勢い良く開いた音が聞こえた。 「うらあああ!!!」 ハイエースから男の叫び声。銃を構えた鷹藤のところへ銃弾の雨が降る。 鷹藤がいい囮になってくれていた。鷹藤はポルシェのドアに隠れながら弾丸の雨に晒されていた。 ハイエースの後部ドアに手をかけると、洸至が一気に開ける。 洸至の正面にナース服姿の遼子がいた。口からは血が流れている。 遼子は暴れ、スキンヘッドの男に抑えつけられようとしていた。 洸至は反射的に、男の頭に銃弾をぶち込んだ。 不意打ちに驚いた様子のニット帽の男が、鷹藤に向けていた銃を洸至に向ける。 細身の男の眼が驚きで見開かれ、口から煙草が落ちる。男が胸元に手を入れた。 洸至が、遼子以外の車内の人間全てに銃弾を叩きこむ。狭い車内に轟音が響く。 残弾が尽きた。素早くリロードし構える。 ハイエースの車内に、硝煙と血の匂いと、うめき声が充満する。 細身の男が口から血を吐きながら苦笑いしていた。まだ息があるようだ。洸至が男に銃口を向けた。 男は胸元から携帯電話を出したが、それは手から滑り落ちた。 「仲間を囮につかったのかよ。いい性格だな、あんた」 「あいつなら、お前らに撃たれても良かったんでな」 本心に近い言葉だった。洸至が男の携帯を手に取る。発信しようとしたが、洸至に撃たれてできなかったようだ。 細身の男が喘ぎながら言う。 「俺らに手を出して、ただで済むと思うか…お前ら全員東京湾で魚礁になるぞ…」 「お前らの組織こそ、俺たちに手を出してただで済むと思うと?」 何を言っているのかわからないといった顔で、死にかけた男が洸至を見た。 その男の傍に洸至がかがむ。 「お前らが手を出したのは『名無しの権兵衛』の妹だよ。そして俺がその『名無しの権兵衛』だ。 手を出しちゃいけない相手に手を出したのはお前らだ。あらゆる手を使ってこの落し前はつけてもらう。 この携帯でいろいろわかりそうだな…お前らの組織はおしまいだよ」 洸至の昏く冷たい目で見据えられながら、細身の男が乾いた笑い声を上げた。 そしてそのまま動かなくなった。 「お兄ちゃん…」 ナース服姿の遼子が洸至を見る。髪は乱れ、口元に殴られた跡。だがやはり妹は美しかった。 ジャケットを脱ぎ、妹にかける。洸至は遼子を抱きかかえると、濃厚な血の匂いが漂う車内から二人で出た。 「夢じゃないんだ…。わたし、さっきお兄ちゃんに助けてって言ったのよ。そうしたら本当にお兄ちゃんが 助けに来てくれるなんて」 洸至の胸に遼子が顔をうずめた。シャツ越しに、遼子の涙と温もりを感じた。その髪をそっと撫でる。 硝煙の匂いも遼子の甘い匂いは消せないようだった。洸至は、遼子の匂いを久々に胸一杯に吸い込んだ。 「何もされてないか?怪我してるじゃないか」 「変なことされそうになった時、お兄ちゃんが車をぶつけてくれたから…。それとね、これは違うの…」 言い淀んだ遼子の視線の先には、スキンヘッドの男のズボンからだらしなく出ているしなびたものがあった。 付け根に血が滲んでいる。 「そうか」 洸至が遼子を降ろすと、ジャケットの前を合わせてやり、遼子のナース服とはだけた胸元を隠した。 「すごい恰好だ。ちゃんと隠せよ」 遼子が顔を赤らめた。 鷹藤が駆け寄ってきた。 「鷹藤くん…」 「大丈夫か…」 遼子が洸至の腕の中から、鷹藤の元へと行く。 鷹藤が片手で遼子を抱きとめた。 「痛ってえ!」 鷹藤は痛みに顔をしかめるが、口元は笑っていた。 「大丈夫?鷹藤くん。もしかしてあの時」 「あんたに車から放り出された時の怪我。大したことねえから気にすんな。それより」 遼子の頬を怪我していない方の手で鷹藤が包む。 「俺を助けるために無茶すんな。俺だけ助かったって、嬉しくとも何ともねえんだからな」 「うん…だけど鷹藤くんだけでも助けたかったの…」 「わかってる。だからもう無茶すんな」 「うん」 抱き合う二人を洸至はぼんやりと見ていた。 俺がどうあがいても、兄妹でしかいられないんだな、俺たちは。 どれ程尽くしても愛しても、結局は省みられない不毛さに溜息を吐くと、車が動くか確認するため洸至は 歩きだした。 遼子が鷹藤の腕の中から叫ぶ。 「お兄ちゃん行かないで!」 遼子の悲しげな声が響く。 その時だった。 「動くな」 「鷹藤くん駄目よ!やめて!」 鷹藤が銃を構えて、洸至に向けていた。 「銃は殺したい相手にだけ向けるものだぞ。鷹藤くん」 洸至が振り向き鷹藤を見た。オレンジ色の街灯に照らされ、鷹藤の手の中の銃が鈍く光る。 「殺したい訳じゃない。でも止めるにはこれしかない。あんたは自首して、それで罪償って妹の傍にいるべきだと思う」 「で、塀の中で吊るされろと?」 「裁判してみなきゃわからないだろ。父親に虐待されてたことで情状酌量されるかもしれない」 無視して歩きだそうとした洸至の耳に、鷹藤が撃鉄をあげる音が入った。 「撃つなら撃てばいい。俺はお前にとって仇だからな。撃たれても異存はないさ」 「鷹藤くんやめて!お兄ちゃんが助けてくれたのに!」 「俺はあんたを憎んでないし恨んでない。ただ…裏切られたのは悲しかった。嵌められてさ、罪をなすり つけられて…。あんたのこと、兄貴っぽく思ってた時もあったんだぜ。今度は遠くに行かないでこっちの 世界にいてくれよ」 まったく。 だから鷹藤が殺せなかった。 遼子と鷹藤が近づきつつあるのを感じた時、洸至は焦燥と嫉妬にかられ全力でそれを阻止しようとした。 だが、殺すという選択肢はその中にはなかった。罠に嵌め、陥れても、その命を取ろうとは思わなかった。 これがもし遠山や片山だったら、即座に命を奪っていただろう。 どうも憎めないのだ。この男は。 自分がこの男の家族全てを奪った負い目もあったのかもしれない。 だがそれだけではなかった。遼子と鷹藤の保護者のような立場でいるのも悪くないと思う時もあった。 「動くなよ。撃つぞ」 洸至は鷹藤の言葉を無視して歩き始めた。 ポルシェのエンジン音からすると、まだ走れそうだ。 運転席に散らばったガラスを取り除けると、洸至が座った。車に遼子が駆け寄ってきた。 遼子がドア越しに洸至に手を伸ばす。その手を洸至が掴んだ。 「一緒に行こう、遼子」 「お兄ちゃんこそ、こっちにいて。何とかする方法考えようよ、罪を償ってそして…」 それが夢物語にしか過ぎないことは妹の悲しげな眼が語っていた。 裁判を受ければ、どうあっても死刑は免れないことをお互い良く判っている。 「鷹藤くん。俺が素人同然の君に、銃をそのまま渡すと思うか?」 「何だって…」 「弾倉は空だよ。君を囮に使ったんだよ。遼子のこと頼むぞ」 「そりゃないだろ。待てって、行くなって」 追いすがる遼子に怪我をさせないようにゆるゆると車は走り出す。 遼子の手が離れた。寂しげな顔。これが妹を間近にみる最後になるだろうか。 いつも俺は遼子のこんな顔しか見ていない気がする。 ―――それも全て俺のせいか。 二人がポルシェに辿りつく前に、洸至はアクセルを踏み走り出した。 サイドミラーに走る二人の姿が映る。 ずっと見ていたかった。だが、見ていたらそこに留まってしまいそうで、洸至は眼を前方に移すとそれを 見ないようにした。 あの二人のいる世界に、居場所がない。そのことを改めて思い知らされる。 本物の家族を殺した時より、いま二人と別れた時の方が、洸至は心が千切れるような思いがしていた。 フロントガラスがないので、12月の凍るような風が車内を吹き抜ける。 視界が滲むのは、吹き付ける風のせいで眼が乾いたからだ。 眼から噴き出る熱いものを押し戻すようにして拭うと、洸至は想いを振り切る為にスピードを上げた。 長すぎてごめんなさい。 鷹藤とお兄ちゃんにタッグを組ませて遼子救出をさせたい 一心でこんな長い話を書いてしまいました。 すいません。 23 ぐっっっじょぉぉぉぶです! 素晴らしいです! 何か一つの映画とかドラマを堪能しつくした気分です。 お兄ちゃんの、鷹藤くんに対して所々で見せる あまりにも正直すぎる態度や思いが…w (ひき殺されなくて良かったね!w) 遼子への想いも変わらずで微笑ましすぎますw お兄ちゃん、これで最後とかいわず、 どんどん2人の前に現れちゃって下さい! 24 ぐっじょぶ。 25 GJ!です。 読みながら、ハラハラドキドキしちゃいました! そして最後は切なくて…。 お兄ちゃん、遼子にジャケット着せたままですよね? ジャケットを返してもらいに、是非クリスマスあたりに 再登場して欲しいです~! ところで、遼子と鷹藤は、無事に帰れたのだろうか?とか ちゃんと鷹藤は傷心の遼子をフォローしたのか?とか 余計な心配もしてみたりw
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前へ その声に一瞬怯んだが、イケメンだらけの寮に行きたい一心からであろうか、遼子は尚も食い下がる。 「ジャーナリズムと雑誌の売り上げの為で私の下心からじゃないからね!で、でね。男装して行くにあたって、 スーツ着用の決まりなの。だけどネクタイを上手く締められなくて…。それでお兄ちゃんに教えてもらおうと思ったの。 お兄ちゃん上手じゃない」 強張りかけた空気を融かすような遼子の甘え声。 この声のせいで、俺はいつもこうして遼子に乗せられてしまう。 「お前、俺が制服から刑事になった頃にネクタイの結び方教えてくれたじゃないか。俺が上手く締められなくってさ」 妹が着ているワイシャツの襟下からだらりと垂れたネクタイを洸至は思わず手に取っていた。 「ネクタイを締めてあげるのはできるんだけど、自分でやるとなると勝手が違うみたいで」 遼子がまた上目遣いで洸至を見る。無防備な甘えと視線。 それをされると洸至が大抵の頼みなら聞いてくれるとわかってやっているなら計算高い性悪女だ。 しかし遼子は全く無自覚だった。 計算がないだけに逆に性質が悪いといえるかもしれないが、それは遼子の無垢な部分の現れともいえた。 「懐かしいな…昔こうやって俺のネクタイ結んでくれたんだよな」 遼子のネクタイを掴むと、洸至が結びはじめた。 「俺の手元見てろよ。こうして…こうする…」 するすると洸至がネクタイを結ぶ手順を、焼きつけるように遼子が熱心に見ている。 こんなにも間近で遼子の表情を見るのは久しぶりだ。 ネクタイを持つ手に力を籠めて、このまま妹を抱き寄せてしまいたかった。 男装姿の遼子も中性的で悪くない。 兄と妹の倒錯した関係と、男装した妹に絡みつく自分の躰を想像して洸至の心が震える。 その時、ネクタイを結ぶ洸至の手の甲が遼子の硬い胸に触れた。 「遼子…これは?」 「ブラジャーするわけにいかないから、胸をサラシで巻いているの。きつくって…」 洸至は眩暈がした。 抑えつけられた妹の双丘を思わず想像して、欲望が振りきれそうになっている。 理性を総動員してそれを抑えこみながら洸至は作業を続けた。 「潜入取材の為ならしょうがないわよ。イケメンがいっぱいの寮に行く為なら…」 最後の仕上げに、結び目のところを軽く締めるはずが、その言葉を聞いて洸至は思わず力を入れて締めて しまった。 男装姿の遼子と寝食を共にするであろう未だ見たことのない男たちへの嫉妬が赤く煌めき洸至の視界を奪う。 「お兄ちゃん、く、苦しい!」 遼子が慌てふためく。 「駄目だ駄目だ!」 洸至は首を振ると、遼子のネクタイをいきなり緩め始めた。 「お前をそんな所に行かせる訳にはいかない」 「ちょ、ちょっとお兄ちゃんどうしたの」 「男に化けるのがちょっとぐらい上手くいっても、ばれない訳がないだろ」 「トイレとか、お風呂とかなら上手くやるし…」 「そこでばれなくとも、すぐにばれるさ」 洸至が尋問相手に出す時の冷気に満ちた声を出して囁く。 手の中のネクタイを弄びながら、遼子の怯えを感じ取り洸至は背徳的な快感を憶えていた。 「匂いだよ」 「えっ…」 「男だらけの集団にずっといて、たまに外に出ると自分が女の匂いに敏感になっているのがわかるんだよ。 警察学校の寮に居た時がそうだった。お前がこれから行くセミナーの寮もそうなんだろ?サメが遠くの血の 匂いを嗅ぎつけるように、飢えた男の中に女が入ってみろ、すぐに匂いを嗅ぎつけられて何をされるか わかったもんじゃないぞ。しかも組織の秘密を脅かそうとする女記者とばれたら…」 「洗脳はするけど、そこまで酷いことをする集団じゃないかもしれないじゃない!」 「組織の秘密を守るためなら何だってするぞ、そういう奴らは。そして、女相手の口封じの手段で最悪にして 最も効果的なのが…わかるだろ?」 洸至が最後まで言わずとも、遼子も察したらしい。顔が蒼ざめる。 「そうなる前に逃げるって」 恐怖を振り払うように遼子がひきつった笑みを浮かべる。 「ネクタイの使い方ってのは首に結ぶだけじゃないんだぞ」 遼子の手を掴むと、洸至はあっという間に両手をネクタイで縛りあげた。 「これでも逃げられるか」 「そうされたら走って逃げるわ」 「でもな、両手を封じられると走りにくいんだ。バランスも崩しやすいんだぞ」 「きゃあっ」 洸至が遼子の背を押すと、あっさりとバランスを崩した遼子がベッドに倒れ込んだ。 「だろ?」 洸至が小首を傾げて遼子を見る。 妹の瞳に浮かぶ困惑と怯え。 遼子にそんな眼で見て欲しくないと思うと同時に、その眼で見られ洸至は昏い喜びも感じていた。 自分のネクタイを外し、遼子の細い2本の脚をまた縛る。 「あっという間に動けなくなったぞ。これでどうやって逃げる?」 「叫んで…」 「叫び声が誰にも届かなかったら?」 洸至が遼子の顔の横に手を置くと、のしかかるようにして覗きこむ。 「男だらけの場所だ…セミナーは禁欲生活が基本だからな…そこに組織を崩壊させようとして来た女がいたら… それもお前みたいな女だったら…」 洸至がワイシャツのボタンをあえてゆっくりと外していく。 遼子の白い肌が露わになる。 またひとつ。 鎖骨のくぼみが美しい陰影を作っているが見える。 またひとつボタンを外す。 白いサラシに抑えつけられ、潰れた双丘の谷間が見える。 外見上は中性的な男性だが、胸にある女性的な膨らみとのギャップはあまりに淫靡だ。 「サラシだって外されるぞ」 「お兄ちゃん…怖い…」 「上はサラシ…下も男物のパンツだろ。飢えた男たちにとってはたまらない演出だろうな。きっとそれも剥ぎ取られる」 両手両足をネクタイで拘束された遼子が怯えきった眼で洸至を見ていた。 「やだ…」 洸至が遼子の耳元に口を寄せ囁いた。 「潜入取材すればこんな目に遭うかもしれない。無理せずに鷹藤君に頼むんだな」 「…鷹藤君にお願いしてみる」 「いい子だ」 そう言うと洸至は笑顔を作って、身を起した。 それから妹を拘束していたネクタイを優しく外す。 「どんなに危険かわかったみたいだな」 「うん…」 まだ恐怖からか、遼子は放心状態といった呈だ。 「着替えて夕飯にしよう」 洸至が遼子の部屋から出る時にそう声をかけた。 「そ、そうだね。お兄ちゃんも着替えて。私すぐ作るから」 「ああ、頼む。危険だとわかってくれてうれしいよ、遼子」 「私も考えが甘かったってわかって良かった。でもちょっと怖かったかな」 遼子がウィッグを外して首を振った。 さらさらと長い漆黒の髪が流れ落ちる。 普段の自分に戻ると、洸至に向け遼子がぎこちなく微笑んだ。 「お前は危険を知らなさ過ぎるから、俺もちょっとやりすぎた。ごめんな」 「いいよ、ありがとう」 洸至は遼子の部屋を出て扉を閉めた。 そこで足を止める。洸至は遼子の部屋の様子を窺った。 「鷹藤君、いまちょっといい?例の取材の件なんだけど…」 遼子が携帯を取り出して鷹藤に電話をかけ始めたらしい。 取材は鷹藤に譲る気になったようだ。 洸至は安堵と共に奇妙な失望感を憶えていた。 もし洸至があれ程脅しても、遼子が取材に行くと言っていたら…。 危険な取材をやめさせるという名のもとに己の欲望に身を任せ、先ほどの行為の続きけられたかもしれない。 だがあと少しだけ兄妹でいたい。このままごとじみた共同生活を続けたい。 共に笑い、他愛のない会話を交わし、同じ時間を共有する。 遼子にとってこれは気の置けない家族と過ごすリラックスできる生活だろう。 しかし俺にとっては脳髄の皺一本一本に全て刻みつけたい程のかげがえの無い生活だった。 だからいまここで踏みとどまるのが当然だ。 それにいつかこの偽りの安寧の日々は終わりを告げる。そのことは自分が一番わかっている。 しかし―――。 関係を破壊してもたらされる快楽を思いながら自分の部屋に入ると、洸至は扉を閉めた。 お目汚し失礼しました。 鷹藤の中の人の番組、視聴率ヤバいですね。打ち切りになりませんように…。 うわぁあ、萌える ヤバい、ヤバい、ネクタイ拘束系お兄ちゃんは鉄板 GJ!!です
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http //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88#.E4.B8.80.E8.A6.A7.E8.A1.A8 のイーサネット一覧表を参照のこと。 数値-BASE-XXとなっている場合の意味合いは以下の通り。 数値部分は伝送速度を表す。 BASEの意味は、ベースバンド伝送方式であるということ。 ベースバンド伝送とは信号を変調しないで伝送する方式で、 対してデータを搬送波に載せて伝送する方式としてブロードバンド伝送方式がある。 XXの部分はケーブルの種類を表す。TならUTP,F・SX・LXなら光ファイバー,CXならSTP等。 参考: H23年午後1問1ネットワークスペシャリスト試験
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https //www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/yamazaki/yamazaki_20090123.html 実体経済が底の年に反転する 金ジャブジャブになるから当然といえば当然 次は投売りの不動産を拾う奴が勝つ イントランス入社するかw (追記) http //www.intrance.jp/ir/library/data/tanshin_12_3q100209.pdf 作った方がはやくねーw↑
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クリスマス兄妹エロの続きです。 ただヤッてるだけで、この後の時系列とか作品背景とか無視してます、すみません。 前へ 洸至は遼子を抱きかかえると、リビングから洸至の部屋のベッドまでいわゆる「お姫さまだっこ」をして遼子を運んだ。 そして遼子をベッドに横たえると、再び口づけをかわす。 「……綺麗だ。」 囁きと共に熱い吐息を溢すの唇がそっと、遼子の首筋に落ちる。 軽い痛みと共に甘い痺れが駆け抜けると、白い肌には所有の証となる紅の花が咲いた。 「はぁ…ん……」 「もう、お前が嫌がっても泣いても止めないからな。」 「ん…いいよ…」 愛しい妹の潤んだ瞳と、震える声。 舌を絡めるキスをしながら、洸至は遼子の肌に手を這わせる。 滑らかな肌をゆっくりと味わいながら、遼子の胸に手を這わせる。 両手で乳房を包むと、遼子の体がピクンと震えた。 その反応を楽しむように、洸至はゆっくりと遼子の胸を包み、柔らかくもみ始める。 自分の服を脱ぎ捨て、遼子のバスタオルもはぎ取ると、先ほどまで感触を楽しんでいた胸のふくらみを直接味わう。 「ふっ、あぁ」 両方の頂を唇と指で弄ばれ、遼子の口からは快楽の声が漏れる。 大きな掌が優しく包み込むように乳房を揉みしだき、熱い唇は啄ばむ様に優しく触れる。 そして、輪郭をなぞるように舌と指を這わせ、硬くなった乳首を摘み、 舌で丁寧に転がし甘噛みすると、遼子の唇から漏れる吐息が甘さを帯びる。 その変化を感じ取ると。洸至の手が内股を摩り上げ、蜜を滴らせる繁みへと伸びる。 スッ…と花弁をなぞると、そこはすでに潤っていた。 「……もう濡れてるな。」 意地悪く囁く洸至の台詞に遼子は羞恥心を煽られ、思わず顔を背ける。 洸至はゆっくりと、指を遼子の中にに差し込む。 「いっっ…」 しかし、初めての異物の進入に、僅かに寄せられた遼子の眉根が苦痛を訴える。 「痛いか…?遼子、力…抜け…」 だが、慣れぬ行為に遼子の身体は強張るばかりだった。 「……俺の肩を握っていろ。」 そう言って、洸至は身体をずらすと、遼子の膝を左右に開く。 「あ……いやっ…!!」 自分さえも知らない秘所を兄の目の前に晒され、思わず遼子の口から拒否の言葉が漏れる。 亀裂の間近に洸至の息遣いを感じ、更に遼子の身体が強張るが、熱く蠢く舌が押し広げられた花弁をなぞると 次第に遼子の強張りが解けていく。 「あふっ」 トロリと溢れ出る蜜を、勿体ないとばかりに吸い付くと、噛み締めていた遼子の唇から耐え切れないような甘い吐息が零れる。 洸至は、蜜壷を丹念に味わうと舌を抜き、もう一度遼子の中に人差し指を差し入れると、そこは先程よりは容易に進入を許す。 浅いところを探れば、バネ仕掛けのように妹の体が撥ねる。一本、二本と太さを変えて壁を探る。 主張する洸至の下腹部は早く入りたいと叫んでいたが、それを押さえつけて愛撫を深めるのは、楽しい苦痛だった。 柔らかな濡れた壁にゆっくりと力を入れる。 深く突いたり、浅くかき回したり、指を広げて四方に刺激を与えたり。 その度にあがる嬌声も心地よく、ますます苛めてしまう。かき回すたびに鳴る水音も、たまらない。 「遼子…、すごい色っぽいぞ。」 洸至が熱い吐息まじりの声で囁く。 「ん…おにい…ちゃん…」 遼子が熱に潤んだ瞳で兄を見つめる。 花芽を舌で転がしながら、蜜が泡立つほどに中を掻き混ぜてやる。 その度に中からとろとろと新しい蜜が溢れてくる。 「あっ…あぁっ!」 天井のザラリとした部分を指を曲げて擦ると、遼子の背が切なく反り、指が激しく締め付けられた。 「……ここがイイ、のか?」 「あぁ……やっ…そこ…あぁ!!!」 気持ちよすぎるのか、感じているのか、苦しいのか、遼子はぽろぽろと泣きながら喘いでいた。 洸至は指を前後に動かしながら、花芽をきつく吸い上げる。 「あぁっ!もう…もう…あぁぁぁん!」 「イクか?」 遼子は悲鳴と共に全身を震わせて達した。 胎内からゆっくりと指を引き抜くと、白く泡立った粘液が指に絡みついてる。 それすら愛しくてもったいなくて、洸至は一つ残らず大切に舐め取った。 「いい、か……?」 洸至の眼差しが再び、熱を纏う。 「…………。」 その台詞の意味を理解した遼子は静かに頷いた。 シーツを握り締めていた遼子の手が宙を彷徨う。 洸至は縋るように伸ばされた手を捉えると、遼子の白く長い指に己の指を絡めた。 「……遼子」 「お兄ちゃん…来て…」 洸至は遼子の脚を抱えあげると、熱く脈打つ自身を遼子の中に埋めていった。 「……か、はっ……あぁ」 「く……ぅっ。」 内壁を擦りながら埋め込まれる楔に、遼子の中が熱く絡みつく。 洸至は痛みに仰け反る遼子の身体を優しく抱き締め、苦痛に喘ぐ唇を塞いだ。 ゆっくり、押し広げるように腰を入れると、やがて遮るモノが行く手を阻む。 洸至がグッと腰を入れた瞬間、喉の奥から、くぐもった呻きが上がる。 絡めた遼子の指に力が篭り、立てられた爪が洸至の手に食い込んだ。 「……大丈夫か?」 「……う、ん。」 雫を湛えた目尻にそっと唇を落とす。 洸至の腰が遼子を気遣うようにゆっくりと抽出を始める。 「もう、少し……我慢してくれ」 「あ……あぁ……っ、ん。」 いつしか、遼子の唇からも嬌声が漏れ始める。 その声に誘われるように、洸至の刻むリズムも次第にスピードを増す。 律動が激しくなるに連れ、洸至の全身から汗が流れだし、雫となった汗は遼子の身体に雨となって降り注ぐ。 洸至を受け入れ、熱を持ち始めた遼子の身体の上で二人の汗が交じり合う。 「はぁっ!あぁっ!」 シーツをきつく握り絞めながら遼子は悶えた。 一定のリズムを刻みながら、洸至は遼子から立ち上る淫靡な芳香に酔う。 「遼子…」 遼子と指を絡めあい、深く口付けを交わす。 愛しい妹の喘ぐ姿に見惚れながら、洸至は遼子のすべてを感じようと、無我夢中で腰を叩き付けた。 「あっ!ああん!も…う…わた…し…また…ああ…んっ!」 遼子が兄の背中に腕をまわしてしがみつく。 遼子の最後の「おねだり」に洸至が激しく遼子の最奥を突き上げると、遼子は洸至をきつく締め付け、 絶頂を迎え、そのまま意識を飛ばした。 同時に、洸至も遼子の胎内に己の“想い”を全て注ぎ込んだ。 しばらくしてそっと遼子の胎内から自身を引き抜くと、 吐き出した精とともに、そこには赤い血が混じっていた。 「遼子…」 洸至は気を失った愛しい妹の唇に優しく口付ける。 「メリークリスマス…良い夢を」 クリスマスは悪くない、洸至はクリスマスが好きになれそうだった。 あぁ、クリスマス過ぎちゃうし、結末が中途半端だし、 色々何だかごめんなさい。 ここまでやっておきながら、遼子は翌朝二日酔い記憶喪失ってことで!(逃亡) 106 兄妹エロが来たワァ*・゚・* .。..。. *・゚(n‘∀‘)η゚・* .。..。. *・゚・*!!!!! 兄妹メリクリエロGJ!! 兄と読者にとって最高のプレゼントありがとうございます。 遼子の初めてを孤独に過ごす予定のクリスマスに頂けたら、 兄、相当嬉しかったろうな~w