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栞菜との約束が愛理に漏れたらしい事がわかり、僕は愛理に呼び出されることになった。 自分のいないところでそんな約束が交わされていた事が許せないらしく、愛理はすっかりご機嫌斜めだ。 「ちっさー君、あれはどういうことなのかな? 栞菜に私をりぃちゃんと引き離す約束してたっていうじゃん」 「えぇと、何だっけ。ちょっとわかんないな。あはは、ごめんごめん」 「へぇ~しらばっくれるんだ。知らないと思っているみたいですけど、バレバレですから」 「しらばっくれてなんてないよ。してない約束をしてるとは言えないじゃん」 愛理がキッズ時代にはよくしていた座った目をして、僕を睨みつけてきている。 自分でもあの頃を思い出して、生意気だったと言うあの目だ。 僕は当時、そんな目をして自分だけは特別だと思っていた節のある愛理を遠ざけていた。 嫌いなどではなく、苦手、というのが僕の心情をよく表していると思う。 同じ歳なのに、私は何でも知っているということが多くて、僕はついていけなかった。 りぃちゃんにしても、皆から可愛いとチヤホヤされていたし、気づけば自然と舞ちゃんと遊ぶのが多かった。 舞ちゃんも生意気だけれど、愛理とは違って子供らしい意地の張り方をするから、僕は苦手ではなかった。 愛理は大人ぶろうとしていたから、どうにも話がしづらかった。 怒ると今も話しづらい、こんな風に。 「ちっさー、惚けるんだね。これは本人が口を滑らせたんだし、黙ってても無駄だよ。素直になりなよ」 「えっ・・・栞菜が自分で言ったの? 本当に?」 「そうだよ。栞菜がちっさーにお願いして割り込むようにお願いしたって言ったの。だから、ちっさーも隠さなくていいよ」 さっきまでの尋問にあうみたいな重い空気はなくなり、静かな雰囲気になった。 愛理の顔から怒りが消え、笑顔になったので僕はちょっと怖くなってきた。 かえって、これが嵐の前の静けさのような気がするからだ。 どうしてここで笑顔になれるのか知りたいよ、とっても怖い。 「さ、君も素直になりたまえ。正直にいえば、私は許すよ。胸に抱えてるばかりではなく素直になりなって」 「素直になってるよ。僕は知らないって言っただろう? 愛理こそ、そんな話をどこで聞いたのさ」 「本人だって言ってるじゃないか。ちっさー、今なら許すよ。10を数え終わったら、後で謝っても許さないから」 いくよ、と掛け声をかけて10からカウントダウンしていく愛理。 まるで死の宣告をされているみたいで怖かった僕は、待ったをかけて話すよと言ってしまっていた。 しまった、と思ったときには既に遅く、愛理は手を下ろしてまたにっこりと笑った。 つい慌てて、話すと言い出した自分が憎らしい。 終わった事とはいえ、栞菜を裏切っているみたいで申し訳ない気持ちになってきた。 「やっぱりね。どおりで栞菜がやたらとちっさーに視線を送ってるなと思った」 「えぇ~と、栞菜から話を聞いてたんじゃないの? だから気づいたって言ってたじゃん」 愛理は鈍感な僕をみて、やれやれと首を横に振って呆れ顔を作った。 「あれはね、そういえば君が話すだろうと考えての作戦なんだよ。ちっさー、甘いね」 「嘘。じゃあ、愛理はそれだけで気づいたっていうの? 何もかも」 「さすがにそれだけじゃないよ。だって、栞菜がやたらとりぃちゃんを邪魔者扱いするし、ちっさーの方へいったらって 言ってきてね。これは何かあるなと思って、自分なりにどういうことか考えてみたってわけ」 「す、すっごいね・・・探偵になれるよ。キューティー探偵事務所またやるなら、愛理主役だね」 「こんなんで探偵出来るわけないでしょ。お世辞言ってもダメだよ。それと、君には言わなくちゃならないことがある」 言わなくちゃならない事が何なのかさっぱりわからず、僕は首を傾げる。 どうにもこうにも愛理が言おうとしているものが想像がつかず、空いた間がまた不安を煽る。 何だ、何を言おうとしているんだよ。 僕は掌に汗をかきだし、ズボンで汗を拭おうと手を擦りだした。 また別の緊張感が僕を不安にさせだした頃、愛理はようやく切り出してきた。 「舞美ちゃんと舞ちゃん、ちっさーはどっちをより好きなのかってこと。はっきりさせた方がいいよ」 考えてもみなかった事だ。 僕はメンバーだけでなく、キッズの皆が大好きで、いつまでも一緒にいたいと思う。 それとは違う感情をもって、僕は舞美ちゃんを一人の女の子として好きになってしまった。 でも、愛理は思春期によくある年上のお姉さんに対する”憧れ”を好きだと思い込んでいないかという。 「舞美ちゃんをただの憧れのお姉さんだと思っていない? 本当に女の子として好きなの?」 そんな筈はないさ、僕は舞美ちゃんといるとすごくドキドキしてしまう。 この胸の高鳴りを説明するなら、恋という以外何があるって言うんだ。 嫌だ、僕は”憧れ”だなんて認めないぞ。 僕は舞美ちゃんを好きで、好きで、好きでたまらないんだって自信が誰よりもある。 あの笑顔が向けられる度に、僕は舞美ちゃんを何度抱きしめたくなったかわからないって言うのに。 それを”憧れ”だなんて、いくら愛理が観察が得意だからって馬鹿げている。 「舞ちゃん、あの子と一緒にいる時はどうなの? 実は舞ちゃんといる時が一番幸せだったりしないの?」 それは幸せだ、幸せに決まっている。 舞ちゃんだって僕は好きだ。 好きな気持ちを恋愛かどうか判断するには早いし、違う気がするんだけど、はっきりとは言い切れない。 舞ちゃんはいつだって僕の側にいてくれた。 『ちさと、いつか大きくなったら・・・まいと・・・』 いつか舞ちゃんと交わした約束、それが急に記憶の奥底から蘇ってきた。 僕が舞ちゃんの頬っぺたにキスをして、照れた舞ちゃんと一緒に撮った写真の後に言われた言葉。 大事な言葉のはずなのに、肝心なところが途切れてしまって、何を言われたのかわからない。 あの時、確かに僕は返事をしていたはずだ。 思い出せないのがもどかしい。 きっと、きっと、その言葉を僕は守らなくちゃならないんだ。 「ちっさー、私がしている事はお節介だと思う。でもね、一番大事に想う人を二人もいたら変だよ。でしょ」 確かに愛理のしている事はお節介なんだろう。 これは愛理に言われるまでもなく、僕が自分で決めなくてはならない事だから。 それでも、愛理が言う通りに一番大事な人が二人もいたらおかしいのかもしれない。 僕には舞美ちゃんも舞ちゃんも同じくらい大事だけど、どっちか一人に決めろなんて無理だ。 二人とも大事な人には違いないんだ。 「私から提案があるんだけど、今度のソロイベント。誕生日にサプライズ用意しておくね。その時までには決めておきなよ」 サプライズがあの組み合わせによるお祝いだなんて思いもしなかった。 ←前のページ 次のページ→
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789 :1/5:2012/09/03(月) 20 59 38.73 0 【ツンデレと久しぶりに会ったら】 なんか超なんか。なんか。なんかー! 夏休みが終わったとか。なんか! 「今日は登校日なんだ。今日は登校日なんだ……」 そんなわけであずまんがの智ちゃんよろしく自分に言い聞かせながら教室に入ると、何やら寂しそうな顔をした奴が視界に映った。どうしたのだろうと見ていると、その生物が顔を上げた。瞬間、目が合った。 途端、目をきらきらさせ、にっこりと幸せそうな笑みを浮かべるではないか。だがその生き物はその表情をぱっと改め、急にしかめっ面になった。そして、何か言いたげにじーっとこちらを見ている。 見られたからには仕方がない、自分の席へ移動して鞄を置き、そのまま寝る。 「違うだろっ! そこはみことのところへ来るところだろうっ!」 なんか席の前がやかましくなったので顔を上げると、件の生き物が何やら半泣きで俺の席の前に立っていた。 「おはよう、みこと」 「う、うむ。お、おはよう」 ので、とりあえず挨拶をかわしてみると、腕を組みながら鷹揚に返事をくれた。ただ、なんか頬がひくひくとひくついている。なんだろう。 「久々の登校日に俺は早起きして眠いので寝る。お休み」 「む? 何を言っている。登校日ではなく、今日から学校だぞ?」 「みことは子供だから知らないかもしれないが、登校日なんだ」 「子供じゃないっ! それに、登校日ではないぞ。もう9月に入っているし」 「冗談は背だけにしろ」 「また馬鹿にしたな!? ううう~……やっぱ貴様なんか嫌いだっ! ふんっ!」 「それは残念。ところでみこと」 「なんだっ! みことは今、ヒジョーに不機嫌なのだっ! くだらん用事だと張り倒すからなっ!」 「久々に会ったことだし、帰りにどっか寄っていこうか?」 「うんうんっ、行く行くっ!」 なんか満面の笑みでうなずかれた。 「…………」 そしてみことが止まった。 「……と、とでも言うと思ったか、た、たわけめ」 790 :2/5:2012/09/03(月) 21 00 10.17 0 何やら顔を赤くしながら、しどろもどろになりながら、みことは途切れ途切れに言った。 「ええと。どうすりゃいい」 「……貴様に武士の情けがあるのなら、流せ。頼む」 うつむきながら、絞りだすようにみことがつぶやく。良く見たら身体が震えてる。 「ふむ、分かった。で、最初の満面の笑みの『うんうん行く行く』はどういうことだ?」 「武士の情けーっ!」 みことは顔を真っ赤にして、半泣きになりながら俺をぺこぽこ叩いた。 「生憎ただの学生なので、武士の情けは存在しないなあ。学生の情けがあるなら、と言っていたら流していたのだけど」 「やはり貴様は大大、だーい嫌いだーっ!」 「わはは」 ぺけぽけしてくるのが楽しくて、みことの頭をわしわしとなでる。 「うぅー……」 「どうした」 「なんでもないっ! がるるる!」 がるるる言うこのみことは怖いなあ、となでながら思った。 今日は初日ということで、あっという間に放課後になった。さて、どうするかと思ってたら、何やら視線を感じる。けど、まあ、気のせいだ! 「さあ帰ろう帰ろう!」 「ええっ!?」 何か怪訝な声が聞こえたのでぐるりと教室を見回すが、特に異変は見つからない。ただ、強いて言うなら、みことが何もない壁の方を向いて、口でぴょーぴょー言ってるだけだ。口笛のつもりか。 「……気のせいか。さあ、帰ろうか!」 「ぴょーぴょー!」 妙に口笛風のぴょーがうるさくなった。一体なんだというのだ。そちらを見るが、やはり壁の方を見てぴょーぴょー言ってるばかり。 「……ああ! そういえば!」 「ぴ、ぴょ? ぴょー?」 「腹が減った。早く帰って飯を食おう」 791 :3/5:2012/09/03(月) 21 00 40.74 0 「みことと遊びに行く約束だろうっ!?」 どでででとこちらに走りより、みことは俺をがっくんがっくん揺さぶった。 「なのに貴様は帰ろうとか腹減ったとか! どういうことなのだ!? みこととどっかへ行く約束はどうなったのだ!?」 「いや、覚えていたのだけど、忘れたフリをしたらどうなるかなあと思い実験したら、こうなった」 「…………」 ややあって、みことから湯気が出た。 「みっ、みことは貴様なんかと一緒に遊びに行くのなんて、ちっとも楽しみになんてしてないからなっ!?」 「いやお嬢さん、それは少々無理があるかと」(なでなで) 「無理などないっ! みことはそんなの全然楽しみになどしてないからなっ! あと頭なでるなっ!」 「いいえ」 「いいえ!?」 「で、どうする? 行くか、行かないのか」 「…………い、行く」 「──えーと」 「色々言うなっ、たわけっ!」 なんか半泣きだったので、いじめるのはここまでにしようと思った。 そんなわけで。 「えへへー♪」 みことと一緒に街をぶらぶらしたりしているわけなんですが。 「あの、みことさん」 「ん、なんだ? あっ、このアイスはやらんぞ! みことをいじめた罰なんだから、それくらい当然だぞ!」 俺から守るようにみことはアイスを急いでぺろぺろ舐めた。だが、急ぐあまりクリームが口の周りにつきまくりだ。 「あーあー、クリームがついてるぞ。ハンカチ持ってるか?」 「持ってるわけないだろう」 「はぁ……。ほれ、こっち向け」 792 :4/5:2012/09/03(月) 21 01 47.79 0 みことと一緒にいるとこういう事態が多々起きるので、俺はハンカチを持ち歩くのが習慣づいている。そんなわけで、ポケットからそれを取り出し、みことの口元を拭う。 「んー、んぅー」 「ほれ、動くな。……ん、よし。終わりっと」 「綺麗になったか?」 「perfectでございます、お嬢様」 「うむ、褒めてつかわす!」 二人してわははと笑う。 「……えへへー」 笑い終わると、みことは何やら嬉しそうにこちらに寄ってきた。 「どした」 「んー? いや、なんでもないぞ。ほら、学校が始まったなー、って思っただけだ」 「あー……そうな。ああ、夏休みが一年あればいいのに」 「それじゃ毎日が夏休みじゃないか」 「なんて夢のある生活なんだ。そうなればいいのになあ」 「……みことはそんなの御免だ」 「なんと。学校が楽しいとかリア充か。ちくしょう、こんなところまで来て非リアの俺を攻めるか」 「みことという美しい女性と一緒にいて、何を言うか」 「ああそういやそうだった。みことという可愛い子供と一緒にいるし、俺もリア充なのか」 「じょせい!」 「子供」(なでなで) 「じょーせーい! れでぃ扱いしろっ!」 「任せろ!」(なでなで) 「言動不一致だぞ! まったく……」 ぷんぷん怒りながらも、みことは俺になでられるがままだった。 「──で、家の方は?」 ベンチに座り、ぼやーっと人の流れを眺めながら切り出す。 793 :5/5:2012/09/03(月) 21 02 30.54 0 「相変わらずだ。歌に舞に茶にと、大忙しだ。下手に家がでかいと、苦労が絶えん」 「そか。ま、学校にいる間くらいは息抜きしろよ。ぶっ壊れちゃ、元も子もないからな」(なでなで) 「……ん」 金持ちには金持ちの苦労があるよな。せめて学校にいる間くらいは、笑っていてほしいものだ。 「……何より、休みの間は貴様に会えんからな」(ぼそり) 「ん?」 「なっ、ななな、なんでもない! 何も言っとらんっ!」 「なんでそんな顔赤いの?」 「あ、赤くなどないっ!」 「俺も本当は休みの時にも会いたいんだけど、いつも門前払いされちゃうんだ」 「聞こえているではないかーっ!?」 「わはは」 「忘れろ! 全部忘れるのだ!」 「や、俺もみことに会えなくてずっと寂しかったよ」 「も、ではない! みことはちっとも寂しくなどなかったぞ! 学校が始まるのを指折り数えなどしなかったらからな!」 「……はは、なるほど。じゃあその分を埋めるべく、しばらく一緒にいましょうね」 カレンダーを見ながら指折り数えてるみことを想像すると、思わず笑みがこぼれる。それを隠すため、という名目のもと、みことを膝にのっけて頭をなでる。 「寂しくないと言っているだろう! ……だ、だが、人の厚意を無碍にするのもなんなので、我慢してやる。と、特別だぞ?」 こちらに振り返り、上目遣いでそんなこと言われた日には、そりゃもう。 「ああもうみことは可愛いなあ!」(すりすりすり) 「ひゃああああ!?」 「今すぐにでも一緒にお風呂入って洗いっことかしてえ!」(すりすりすり) 「は、犯罪だ、馬鹿者! そ、それより、すりすりするなあ!」 「ふっにふにでモチみてえ。ああもう一生こうしていたいなあ!」(すりすりすり) 「ふにゃー!」 うららかな街角でみことの悲痛な声が響くのだった。
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子どもという表記 文責:りょうたん 2009.5.6 「子ども」と表記するか、「子供」と表記するかの問題。 正直に言ってしまえば、それ自体は非常にくだらない問題。言葉狩りであり、表記の統一を無理にはかろうとするのは、問題視されるべきやもしれない。 しかし、とりあえずRootsでは原則「子ども」と表記するのが好ましいと思われる。 教育界や保育の世界においては「子供」という表記が忌避され、「子ども」を使おうという運動があるようである。 「子供」の表記が嫌われる理由は、「供」という字は供えもの・従うものという意味があり、よろしくないというのが大きいようである。またソフトな印象がよいという(差別を根拠とする論とは関係ない)意見もある。 しかしこれには有力な反論がある。歴史的変遷として「子ども」の「ども」は複数をあらわす意味(この場合漢字は「共」)から発展して、現在は意味を失しており、「供」は当て字に過ぎない、といったものである。そして「児童」の「童」にもしもべの意味があり、これを問題にしないのはアンバランスだといった指摘もある。 また近年は「ども」を罵り言葉として使うが、「子ども」の表記はむしろそういった用法を彷彿とさせるという批難も存在する。 以上の流れから、筆者は「子ども」推進派の意見の恣意性を感じないわけでもない。他人への過度の強制は問題を含むだろう。 ただ、たまに本当に子どもを自分の付属物とか従物とか思う人間もいることを喚起する(軽度なものは子どもの財産は親が処分できるという類の思い込みなど)点においてこの議論を知ることは意味があり、またその表記のソフトさといった利点を見逃す手はない。そういった意味において、このことについて知っておくことは重要であろう。 よってRoots内では極力――不使用に一切のサンクションはなく――「子ども」の表記に統一することが適当と考える。 ソース:Wikiの「子供」(というわけでいい加減なので、その点注意すること!)
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JUDOは考える。 もし、自分がこの殺し合いで優勝した後、これと同じ催しを開いた時、どのようなことをしようかと。 そうする際の目的はすでに思い付いている。 殺し合いの優勝者の肉体を、自分の新たな”器”にしようかということを。 本来、そのための”器”を用意する計画は別に元からある。 人間をJUDOの元の体と全く同じに改造したサイボーグ『ZX』、それが本来のJUDOの器だ。 JUDOは、そのZXと人格を交換することで魂の牢獄からの脱出・復活を計画していた。 しかしJUDOの精神は今、牢獄ではなくこの殺し合いの中にある。 ZXとの入れ替わり計画の必要性が1つ無くなったのだ。 ならば、ZXとは別に新たな器候補を用意するのも良いかもしれないと、JUDOは思った。 今JUDOの器として機能している門矢士のままでいることも選択肢の1つだ。 どうも仮面ライダーディケイドの力は、この肉体で扱ってこそ真の力を発揮する、そんな感覚が存在する。 だが、これよりもJUDOにふさわしい器が、他にあるかもしれない。 そんな条件を満たせそうなものとして、JUDOが開く場合のこの形式の殺し合いの優勝者のものという考えが浮かんでくる。 中の精神が何者であろうと殺し合いに優勝できる身体であれば、それはあらゆる世界で最も強き肉体と言えるかもしれない。 もしかしたら、今いるこの殺し合いの主催者達も、JUDOと似たようなことを目論んでいる可能性も思い浮かぶ。 その場合は、主催者達は優勝者に報酬を与える気が無い可能性も高くなる。 もしそうだった場合は、どうにか力付くで奴らの力や立場を奪うことを試みよう。 まだ全然決定事項にするつもりは無いが、そんなことを、JUDOは窓越しの雨を見ながら考えていた。 ◆ 「ふむ、これは…」 食事が終わった後、JUDOは葛飾署内で何気なしに地図を広げて眺めてみた。 そこで、新たに1つ表示されているものがあることに気付いた。 変化のあった場所はG-3、そこの森の中に地下通路があることが地図に新たに記されていた。 地下通路は、先の放送において新要素であるモノモノマシーンが置いてある場所として発表された施設だ。 この地下通路に対し、JUDOは興味を抱く。 その場所は、他のモノモノマシーンがある場所である網走監獄や、もう片方の地下通路の入り口よりもここから近い位置にあった。 放送を聞いたばかりの時は距離故に行くことを考えていなかったが、それを改めることになりそうだ。 新たなアイテムは入手できるに越したことはない。 それに、JUDOが所有しているディケイドライバーはどうも、何らかのアイテムによりまだ拡張できる可能性もあるようだった。 モノモノマシーンは、それを入手するチャンスでもあった。 新たな地下通路の入り口が地図に記されていることは、その場所に他の参加者の誰かがたどり着いたことも意味するが、それは大きな問題ではない。 その参加者がその場所から離れているかそれとも動いているかは分からないが、どちらにせよターゲットの一人であることには変わらない。 (この地下通路に向かうのも良いかもしれん。……だが、風都タワーはどうするか) ここでJUDOに少し迷いが出る。 JUDOは元々、休憩後は風都タワーに行き、前に仕留め損なった者達やそれらと入れ違いに来るかもしれない者達を探して戦うつもりだった。 しかしここで、タワーの方には向かわず、森の地下通路の方に行った方が良いのではという考えが浮かんできてしまった。 元からの考えでは風都タワーの用事が終わった後は西か東かの方面で行動することを考えていた。 なお、2つの地下通路口の位置関係上、JUDOが森の方から地下通路に入ればそこからは果的に東方面に移動することにはなる。 とにかく、ついさっきまではここから南の方の森に行くという選択肢はなかったわけだ。 けれども、考えてみるとその森方面で行くべきなのではという思いの方が出てきてしまう。 どうせ闘争をするのなら、装備はより潤沢な方が楽しめるかもしれない。 自分以外にも新たな地下通路口の存在に気付いた者達がそちらの方に向かい、その者達との闘争が楽しめるかもしれない。 早めに行かないと、D-8にあったらしいもののように、モノモノマシーンのある場所が禁止エリアに指定されて使えなくなるかもしれない。 風都タワーの方には絶対に今も誰かがいるとは限らないこともあり、すぐにども森の地下通路に行くべきなのではという考えの方にだんだんと傾いてきていた。 けれども元からの考えが風都タワー方面に行くことだったために、少し悩ましい気持ちが出てきてしまっていた。 (……いや、ここは逆に考えてみるか?) ここで、発想を逆転させることを思い付く。 風都タワーに行くか行かないかで考えるのは一旦止めた。 いっそのこと、地下通路での用事が終わった後に、風都タワーに行けば良いのではという考えが出てきた。 その方が、良いのではという考えが思い浮かんでいた。 (ならば、そうするか) 少し考えた後、JUDOは最終的に南の森の地下通路の方に先に向かうことを決めた。 もしかしたらそっちに行っている間に風都タワーの方が禁止エリア指定される可能性だってあるが、その時はその時だ。 そうなった時に後から考えれば良い。 「では…そろそろ動くか」 窓の外を見てみれば、街に広がっていた火の勢いが雨により収まってきていた。 完全に鎮火しているわけではないが、街中を歩く分には十分なほど火は小さくなってきているようだった。 動くことを決めたからには、これ以上ここで立ち止まっている暇はない。 JUDOは新たな戦いの予感に気を引き締めて、レインコートを羽織り、葛飾署から外に出て歩き始めた。 【E-4 葛飾署/午後】 【大首領JUDO@仮面ライダーSPIRITS】 [身体]門矢士@仮面ライダーディケイド [状態]負傷(小) [装備]ディケイドライバー+ライドブッカー+アタックライド@仮面ライダーディケイド、レインコート@現実 [道具]基本支給品×5、賢者の石@ドラゴンクエストシリーズ、警棒@現実、アクションストーン@クレヨンしんちゃん、トビウオ@ONE PIECE、タイムふろしき(残り使用回数:1回)@ドラえもん、精神と身体の組み合わせ名簿×2@オリジナル [思考・状況] 基本方針:優勝を目指す。 1:闘争を楽しむ。 2:ここから南の森の地下通路の方に行き、モノモノマシーンを探す。 3:2の後、風都タワーに向かい誰かいれば闘争を楽しむ。 4:風都タワーでの用事が終わったら、西か東に向かう。 5:改めて人間どもは『敵』として殺す。 5:屈辱と侮辱をした痣の男(ギニュー)は絶対に絶対に絶対に絶対に殺す。 7:宿儺とは次に出会ったら、力が戻った・戻ってないどちらにせよ殺しあう。 8:疲れが出た場合は癪だが、自制し、撤退を選択する。 9:優勝後は我もこの催しを開いてみるか。そして、その優勝者の肉体を我の新たな器の候補とするのも一興かもしれん。 [備考] ※参戦時期は、第1部終了時点。 ※現在クウガ~響鬼のカードが使用可能です。 127 チェンジ・チェンソー・アマゾン 投下順に読む 129 檀黎斗の憂鬱 時系列順に読む 108 ディケイドリベンジャー-cry baby- 大首領JUDO 135 アウトサイダーズ
https://w.atwiki.jp/e11899s/pages/15.html
仕事が好きだという人がいたので、とても驚きました。 確かにたまに耳にはしますが、 ほとんどの人は、仕事は生きていくためにとか義務だとか、そういう意見しか身近では聞いたことがありません。 私もしないですむなら、もちろんしたくはないと思っていました。 ただ、それでも自分なりにやりがいを探したり、楽しいと思える部分もみつけたりするように意識して仕事をしていました。 なので、はっきりと仕事を好きだと言いきれる人は尊敬の眼差しでみてしまいます。 偉いですし、ポジティブだと思います。 その話を主人にしたら、 自分も仕事が結構好きだし、やりがいがあると思っている と言われました。 確かに、結果をだしたり、仕事に役立つかもしれないと本を読んだりしている姿は見ていましたが、 まさかそんな答えを言える人だったなんてと すごく嬉しくなり、なおさら見直しましたし、優しくできました。
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新スレがほしい、と思ったらこれを使ってください。 ずれていますが問題ないはずです。 お好きなほうをお使いください。 パターン1 ,. -一……ー- 、 / { / ‐- 、 丶 \ / /´ ̄ ̄__\、 l,. -―、 / // /  ̄、 \ ヽヽ≦、ス=、、 / / |,.イ l 丶 \ X ', ヽ、 ヽハ ',ヽ f´ ̄! l _|_|\ \--/,r=ミ| lヾく l ', | | ヒア_| l | N,≧ミ、トゝ ハ心}! K ヾニ二ヽ ただの人間には興味ありません。 ,r=ヽレ| | l |{ ト心 `'" ! | !', |ハ ! ` この中に宇宙人、未来人、異世界人、 // | | ハ!、 ヾゝゞ'′ _'_,.ヘ / / |_! l リ 超能力者、波紋使いにスタンド使いがいたら // !ハ//| | ヽ 丶、__丶 _ノ/| /イ ハヘ!ヽ_ あたしのところに来なさい。以上 L! /ヘ | |ミニ='⌒ (⌒ヽ´ _ !イノl/ | ! ! !L_ 〈_{ ヾ.,!/ , ´ \ ∨,.‐、| l | |ノ ! __!\ / __ム V⌒! ! ! ! ハ /__レ-〈 / f´ ヽ. '. __! //./-‐ '´ / ヽ! |r' \l__ V/ /-‐ / 「 ! { `\_f_ノ∠ミヽ! / / ヽ`ヽ.二ニァ'V∠二ハ ,!- / ヽ---/´/レ!ト-- /‐ / / ̄ヽ二ノ´l ヽノ_ r‐! / l / `ヾ==、ー-- 、 / ̄| ヽ./ 〃 /人 `ト、 \ , / ,!\ |l \ / \ 〈 | ′ / | ` | ! / ` L.__ / ! ! ヽ / ! ` iー---一 Tー-∨-r‐ ´ | }} 前スレ もしジョジョキャラがハルヒのSOS団に入ったら part3 http //anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1189945405/ まとめ http //www12.atwiki.jp/jojost/pages/11.html パターン2 ジョジョキャラがもしハルヒのSOS団に入ったらというクロスSSスレです __ __ _. _ , '"´ ,. _ ___`丶、 / ` / /´-‐ァー-ヽ \. / /下7 ..///. . / . . ト、 ヽ ただの人間には興味ありません。 / └イ_j/ . //;へ、/!. . / .}ヽ ', ,' ///!l . j. lイ仔くヽ/,.イ,.ム .', l , '〈/f`| l l`' ゞゾ '´ rャjノ .l . | この中に未来人・宇宙人・異世界人・超能力者・ | l l ! {、| l | マソハ | | スタンド使い・波紋使い・回転使い・吸血鬼・ | l l i个| l l! l⌒ヽ′} . } .l l 柱の男・究極生命体がいたら私のところまで来なさい。 | lハ l { ', {、 ヽ.ノ /. / .l l l ! | ', ', ヽ ヽ\._ /. / /l ;!. ', { {、 ヽ\ \;ゝ `「 フ´! /; / 〃. ヾハj>''´ ヽ ト、_..上くイ { { {/ |ヽ | |_ 「 〉 /⌒ヽ、\ ` \-ー ̄\ヾ ⊥ 人_ _|_ |/ / ヽ \\ \´ ̄`ヽ、 O. l ', \\ \ __| \. | ', \`ヽ、 ∨n| } ト、 前スレ もしジョジョキャラがハルヒのSOS団に入ったら part4 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1203844253/l50 まとめ http //www12.atwiki.jp/jojost/pages/11.html 注意書き ,、,、,、 /^Yニニニヾヽ 団員規則です、初めに読んでください。 ! { {八{从)} ! ・荒らしはスルーしましょう。 ノ ,イリ ゚ヮ゚ノリ八 ・次スレは490KB頃には立てておきましょう。 ( ( ⊂)孚iつ )) ・日本語は正しく使いましょう。 /く_{__} ヽ あと、メール欄には基本「sage」でお願いします。. じフ _ , ^ `ヽ 投下後何らかのアクションがもらえると イ fノノリ)ハ 作者たちは嬉しい。 リ(l|゚ -゚ノlリ 新作投下の場合、名乗り出てもらえば誰も邪魔はしない。 /つ{⌒l^0 恐れずに挑戦して欲しい。あなたの投下を待つ人がいる。 ただ、空気は読むこと。 ☆SOS団団員名簿☆ 団長:涼宮ハルヒ!! 名誉顧問:鶴屋さん 空条承太郎(徐倫のお父さんね) 副団長:古泉くん 一般団員: 有希 みくるちゃん キョン 億泰(杜王町に知り合いが居るの) 汐華初流乃(団員候補生!日本まで来てくれたわ!) 徐倫 アナスイ ウェザー エルメェス(アメリカ支部支部長よ!) ディアボロ(娘と親友を探してるらしいわ) 花京院くん(意外とゲーマーなのよ) 広瀬くん(背が小さいわ) ジョニイ(足が悪いから車椅子に乗ってるわね) 億泰(ジョニイの友達、だったかしら?) フーゴ(イタリアからの転校生、頭が良いわ) プッチ神父(名誉郊外団員!) ミキタカ(変人……よくわからないわね) ペット:セッコ(地底怪獣もぐらすよ)
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安価『当方不敗!マスターアジアだァァァ』 「石破!天驚ぉ拳!!」 「なんの!十二王方牌大車併ぃぃぃ」 「うるさいよ朝っぱらから」 男という生き物は、いつになっても子供だ。ロボットが大好きな子供だ。 僕の目の前で必殺技を叫びじゃれあっている馬鹿二人などは、その典型。 「なんだよー、お前も二週間前まで男だったんだし、わかるだろ?Gガンの熱さがよ!」 悠平―――馬鹿の片割れは、わざとらしく口を尖らせ言う。 『二週間前まで男だった』という言葉に、心がチクチク刺されるような気分がした。 僕は、所謂女体化を経験した男……いや、元男だ。童貞だった。 本来なら、気持ち悪いと蔑まれてもおかしくない存在。だから、今もこうして僕とつるんでくれる二人には 感謝こそすれど、文句なんて言う権利はない。 ふるふると頭を振り、心に感じたわだかまりを無理にでもかき消して。僕はまた変わらぬ口調で悠平に言い返す。 「知らないよ、そんなの。ほら、席についてついて」 「ところでさ、綾」 時間軸で言えば、放課後。学校からの帰り道、悠平が真面目な顔をして僕の名前を呼んだ。 「お前さ、女体化してから暗くなったよな」 「ぇ・・・そんなこと、ない、よ」 今朝まで友達と小学生のようにじゃれあっていたとは思えないほどの、張り詰めた声。 初めて聞く悠平の声に、僕は不安の色を隠しきれず――― 「嘘つくなよ。そんなに女体化したのがショックだったか?」 「・・・」 ―――今度は、返答の出来ない質問を前に返答に窮する。 へこまない訳ない、嫌に決まってる。今更、悠平はなんてことを聞くんだろう。わかりきってるくせに。 「そ、そりゃそうだよ。嫌に決まってるよー」 無理につくる笑顔が痛い。でも、憂いたような表情の悠平を見つめるのは、もっと痛くて辛い。 それでも、何故か目を逸らしたくないような気がして。何となく気まずく目を泳がせる僕。 すると、悠平は不意に踵を返し、 「――じゃ、俺と付き合おうぜ!」 全く予期せぬ告白の葉を紡いだ。 後ろ姿しか見えなかったけれど、顔は夕陽と遜色ないほど真っ赤に染まっていたと思う。 背中を向けた理由が、わかった気がした。 それから、2日ほどは経ったかな。 結局、お互いになんとなく『告白の件』を口にするのは気後れしてしまい、僕は返事をできずじまい。 だけど、答はもう決まっている。女体化なんて関係なしに僕を見てくれていたのは、誰よりも近くにいた親友。 もとい、僕の大切な人。あとは、いつ返事をするか考えるだけ。 「わしの名は当方不敗!マスターアジアだァァァ!!!」 「来たなマスターアジア!俺の右手がぁぁぁ!真っ赤に燃えるぅぅぅぅっ」 「……だからうるさいってば」 おわり
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何これ?って装備があったらtalewiki参照 装備全般について 装備の火力(STAB,HACK,INT)は、ステータスの火力の3倍の効果がある なので基本的に火力は装備で稼ぎ、ステータスは防御の必要分を稼ぐのが基本 ただし序盤はステータスが不足しがちなのでDEF,DEX,AGIを装備で補う事が多い なおAGI型はクリティカルも火力のうちなので クリティカル補正(通称C)にもこだわりたい +武器 初心者武器→Lv28→(Lv42→)Lv52→Lv125~ 初心者武器で28まではいける、28装備は70以上のやつに頼んで忍桜で買ってもらえ 28装備以降は52武器か上級42武器、人によっては28武器をLv125くらいまで使う Lv62装備などは装備条件のきつさの割に性能が高くないので、ある程度低めの装備に抑えてステータスを確保する ただし助手など微妙に事情の変わるキャラも多いので自分のキャラの情報はなるべく調べておくこと また装備条件やステータスの関連で最適な装備は変わるのでそこも調べておくように Lv125以降は合成武器メトゥラ→モナorLv175→メギ(Lv190)~220武器~→ルベorベイラス→シエナ メギ(Lv190)以上は桁違いに高いので貧乏人はモナか175武器はかなり長い事お世話になる 200まではお肉できなくもないので200でネオテ進出して武器を出すという選択肢もなくはない、が1日1回でも確率も相当低い 最終的にベイラス以上は持ちたい +兜 低レベルはヘルムかサンタ帽子でいい。 Lv70以降で里に入れるようになったら虚無僧(SHIFMXA0~5)安定。 虚無僧は物理キャラなら長く使える 魔はINTのウィンキィ・MRなら虚無僧・キングクラウンあたり 245を超えたら兜アビリティのレベル制限を満たすので火力が1ランクあげられる が、サンスルリア・レンム系統以外のほとんどの兜はスロット0でアビをつけられず虚無僧はここでお亡くなりになる 245からはエターナルティアラやシシャーク、兜も買えない貧乏人はムラート・ヒョルド兜で一応繋げるが早く買え スロットの有無はwiki参照 早見表(N品は真の補正の-0~3程度) 名前 S H F I M X A Q C 合成 条件 スロット サンタ帽子 0 0 7 0 1 1 1 0 1 MAX 無し 無し パイレーツバンダナ 3 3 9 3 6 0 0 0 0 MAX Lv45 無し 虚無僧笠 5 5 5 0 5 5 5 0 4 MAX Lv70 無し 古めかしいウィンキー帽子 0 0 3 9 3 2 0 0 0 MAX Lv50 無し ウィンキー帽子 0 0 5 15 4 2 0 0 0 MAX Lv50 無し キングクラウン 0 0 14 0 14 3 0 0 1 MAX Lv55 無し キツネ人形帽子 5 5 10 7 4 3 3 3 2 MAX 無し 無し 法師の法冠 0 0 1 25 20 2 2 0 2 MAX Lv230 無し 真・エターナルティアラ 6 6 12 6 12 6 6 6 6 MAX Lv240 1 真・勇士のシシャーク 7 7 15 7 13 7 7 7 7 MAX Lv245 1 真・ベロニカタリーヘルム 8 9 22 9 16 9 9 9 9 3 Lv255 1 真・ペドラチャンプヘルム 10 12 26 12 19 12 12 12 12 3 Lv260 1 真・ロードギガントヘルム 12 14 28 14 21 14 14 14 14 2 Lv260 1 +鎧 名の通り防御を大きく補強できる防具 序盤はとにかくDEF第一 重鎧を装備できるキャラは重鎧、次いで魔鎧 後は軽鎧>スーツ>ローブなのでテチ・クロエ・ナヤ・ミラ等は軽鎧 レベルもあがってAGI型に転向したらAGIやDEXの高いスーツ、ローブ、軽鎧、西遊記などを ディアブロアーマー程度の鎧があればとりあえずは安泰 Lv205から開始できるデリヘル進入クエでもらえるヒョルドのアーマーがコスパ優秀 名前 S H F I M X A Q C 合成 分類 条件 スロット プレートコート 23 1 1 3 重鎧 条件 アイスリングアーマー 1 20 1 10 1 3 魔鎧 Lv24 DEF4 リザードメイル 20 0-19 4 2 3 軽鎧 Lv24 DEF4 高機動スーツ 17 6 5 3 スーツ Lv24 X12 F4 フェザーローブ 5 8 2-4 3 ローブ lv24 MR6 名前 S H F I M X A Q C 合成 分類 条件 スロット ラセットアーマー 33 31 13 4 3 軽鎧 Lv62 F22 1 エンシェントアーマー 44 36 18 3 軽鎧 Lv90 F28 1 レイドンスーツ 44 30 3 3 スーツ Lv105 F10 X30 1 ブレスローブ 40 34 12 15 3 ローブ Lv105 MR30 1 大将の肩当 67 27 6 17 3 MAX 全員装備可 Lv115 0 元帥の首飾り 78 34 7 23 3 MAX 全員装備可 Lv140 0 大聖の鎧 82 36 8 24 3 MAX 全員装備可 Lv178 0 魔王の鎧 88 40 9 25 3 MAX 全員装備可 Lv210 0 ヒョルドのアーマー 68 62 34 3 全員装備可 Lv240 1 +サブアーム 盾・護符・ナックル等 各キャラ毎に装備できる盾は1~2種類程度なのでほぼ選択権なし こまめに買い換えると高くつくので財布が傷まない程度に上の装備を ただし115から装備できる西遊記盾は全キャラ共通装備、全ステを広く浅く補強する ミラ、ナヤ、ルシ、助手(強化) 等盾で火力補強のできないキャラには優秀 +顔 序盤はそこらへんで拾えるものを適当に使っておけ 下記の品は入手しやすい割にまぁまぁ使える TW1から初めて貧乏な奴は先に武器や鎧を揃えた上で買った方がいい デモニがあれば最後まで使っていける 買えない奴は物理はシャルンかH強化京劇、魔法はI強化京劇などで火力を補強したい AGI型ならCの数字にもこだわりたい 早見表(N品は真の補正の-0~3程度) 名前 S H F I M X A Q C 合成 条件 ハゼ人形ヘアピン 0 0 1 0 0 2 2 2 0 MAX 無し 舞踏会仮面 3 3 0 0 0 2 0 0 0 MAX Lv15 黒縁めがね 0 0 0 0 0 3 3 3 10 MAX 無し デモニックイヤリング 4 4 0 4 0 0 0 0 6 MAX Lv36 隻眼の魔封面 2 2 0 3 10 0 2 2 1 MAX Lv87 射手のサングラス 0 0 0 0 0 15 0 3 3 MAX Lv100 クリスマスブローチ 0 0 3 0 3 12 2 3 3 MAX Lv100 真・タイムスコープ 6 6 12 6 12 6 6 6 6 MAX Lv240 真・名誉のアミュレット 8 8 18 8 15 8 8 8 8 MAX Lv245 真・ベロニカアイアンマスク 9 9 19 9 18 9 9 9 9 3 Lv255 真・ペドラチャンプマスク 11 11 25 11 25 11 11 11 11 3 Lv260 真・ケルベロスの首輪 12 12 25 12 24 13 12 12 12 2 Lv260 +体 序盤は補助鞄か亀甲羅でDEF確保 亀甲羅はCP2クリアすればタダでもらえる Lv60超えたらDEFでもAGIでも物理でも魔でもグリッド安定。 カンストまでグリッドで行く者は虚無僧グリッダーと崇められる 取り方は 恐怖の家グリッド 参照。 金持ちはキツネ、招きしっぽ。NPにして20k前後の最強装備。 しっぽは超ブルジョア最終装備。金持ちは手に入れろこれがあれば月曜日泣く必要がなくなる貧乏人は泣いてろ世の中弱肉強食 早見表(N品は真の補正の-0~3程度) 名前 S H F I M X A Q C 合成 条件 補助かばん 0 0 5 0 2 0 0 0 0 MAX Lv8 亀甲羅 0 0 5 0 2 0 0 0 0 MAX Lv15 トラマント 0 0 10 0 0 4 0 0 0 MAX Lv38 懐中時計 0 0 35 0 20 11 3 0 0 MAX Lv120 聖プラチナウィング 6 6 12 12 8 8 10 8 6 MAX Lv70 恐怖のグリッドウィング 7 7 13 13 9 9 9 8 7 MAX Lv60 キツネ人形しっぽ 7 7 13 13 9 9 11 9 6 MAX 無し サンバドラム 0 0 0 0 0 15 0 0 15 MAX Lv100 熾天使の翼 8 8 14 14 10 10 12 10 8 MAX Lv200 真・ダイダロスウイング 11 11 20 17 20 12 14 12 12 MAX Lv215 オメガウイング 12 12 20 16 20 11 13 11 11 MAX Lv100 真・時間旅行者 9 9 16 9 14 9 9 9 9 MAX Lv240 真・ケランクラウスウイング 12 12 18 12 18 12 12 12 12 3 Lv255 真・ウィングオブヘロルド 13 13 20 13 19 13 13 13 13 3 Lv260 真・ウイングオブエイシャントクロック 15 15 22 15 21 15 15 15 15 2 Lv260 +手 最初はナルビクでもらえる師弟装備でおk レベルがあがってきたらクリスタルリング、ダイヤモンドリングの強化品を買って火力を メインスキルがSH物理複合の奴は 弟子を卒業させて †初級師匠の指輪 をとるのもあり 弟子1人卒業させればよほど運が悪いかPが少なくない限り1個はもらえる 補正が気に入らなかったらMRできる MRキャラはナステでもつけてろ PK用に極命中や極回避などもあれば使える 最終的にはアビをつけられる女王の祝福リング以上のサンスル・レンム手 素SHIが劣っても245致命(ダメージ+3%)と他ステの補強がトータルで上回る 早見表(N品は真の補正の-0~3程度) 名前 S H F I M X A Q C 合成 条件 スロット 普及用高級手袋 6 6 6 0 0 1 2 1 3 MAX Lv46 無し 初級師匠の指輪 6 6 0 0 0 3 0 0 1 MAX Lv70 無し ナステの指輪(極) 0 0 6 0 6 4 3 3 0 MAX Lv180 無し ダイアモンドリング 0 0 0 2(14) 0 1 0 0 0 1-2 Lv50 無し クリスタルリング 2(14) 2(14) 0 0 0 0 0 0 1 1-2 Lv50 無し 極・命中の指輪 0 0 0 0 0 12 0 0 0 MAX 無し 無し 極・回避の指輪 0 0 0 0 0 0 12 0 0 MAX 無し 無し オーシャンガントレット 0 0 0 0 20 0 0 0 0 1 無し 無し 骸骨武者の籠手 8 8 4 6 6 6 3 0 4 MAX Lv70 1 真・女王の祝福リング 7 7 7 7 7 7 7 7 7 MAX Lv245 1 真・支配者の指輪 8 8 8 8 8 8 8 8 8 3 Lv245 1 真・アクロガントレット 8 8 8 8 8 8 8 8 8 3 Lv255 1 真・ペドラチャンプガントレット 10 10 10 10 10 10 10 10 10 3 Lv260 1 真・フレアバーストガントレット 11 10 12 11 12 10 11 11 10 2 Lv260 1 +脚 移動速度は基本靴で変動する 最初はナルビクでもらえる師弟装備でおk ()は移動速度 師弟装備(+0)<わらじ(+1)<ジョギングシューズ(+2)<イグニス(+2) <ウィングシューズ(+3)<Lv45↑師弟靴(+3)<デックスト(+4)<テシス(+4)(CP10報酬) 旅人(+2)買えるならそっちでも良い。速度は微妙だがXA補正が嬉しい 後は西遊記靴でも履いてろ魔はしあわせのくつとか法師とか 早見表(N品は真の補正の-0~3程度) 名前 S H F I M X A Q C 合成 条件 ウィングシューズ 0 0 2 0 0 0 2 2 0 MAX Lv28 旅人の靴 0 0 0 0 0 3 3 3 1 MAX 無し 神仙の靴 0 0 0 0 0 10 2 2 4 MAX 無し デックストシューズ 0 0 3 0 2 1 1 1 1 MAX Lv70 大将の脛あて 0 0 1 0 0 2 7 6 0 MAX Lv115 しあわせのくつ 0 0 0 10 0 3 0 2 0 MAX Lv100 魔王の靴 0 0 4 0 1 2 10 9 6 MAX Lv205 法師の靴 0 0 2 15 15 1 11 10 1 MAX Lv230 真・シャドウウォーカー 6 6 6 6 6 6 6 6 6 MAX Lv245 真・ロボットシューズ 8 8 8 8 8 8 8 8 8 MAX Lv245 真・スフィアスカイウォーカー 8 8 8 8 8 8 8 8 8 3 Lv255 真・ペドラチャンプブーツ 9 10 12 9 9 9 9 11 8 3 Lv260 真・ロードギガントブーツ 11 11 11 11 11 11 11 11 11 2 Lv260 +称号 レベル50でかけだし冒険者 狩りだったら物理キャラはバーサーカー、魔キャラは影の実力者で十分 取り方はggrks PK称号はAGI3のサンスルリアの希望 イサマキは☆北極星☆で命中確保 +エフェクト 序盤は野に咲く一輪の花が手元にあれば、誤差レベルなのでなければ裸で問題ない OMに出品できる荒々しい虎の魂が一番入手しやすく最終装備候補になる 虎を始めCにバラつきがある装備が多いのでクリ鑑定は必須 名前 S H F I M X A Q C 合成 条件 野に咲く一輪の花 1 1 1 1 1 1 1 1 1 MAX なし 最上級茶の湯セット 3 3 2 4 MAX なし 荒々しい虎の魂 6 6 6 6 6 6 6 6 6 MAX なし ストロベリ子の魂 6 6 6 6 6 6 6 6 6 MAX なし イフリートコア 6 6 6 6 6 6 6 6 6 MAX Lv100 ゴーレムパルス 6 6 6 6 6 6 6 6 6 MAX Lv100 式紙-紙人形 6 6 6 6 6 6 6 6 6 1 Lv220 守護符籍 6 6 6 6 6 6 6 6 6 1 Lv220 ○○の火吹き竜 5 5 5 4 4 4 3 なし ゼリーキングの宴 2 2 3 2 3 8 6 6 8 MAX なし 影猫ノニェム 4 4 4 4 4 8 6 4 8 MAX なし ALL6固定品…小泉の超能力・まどかの魔法・火の滅竜魔法・知恵の泉 +AF 序盤のAFはウンコなのであったら装備する程度 物理はLv120に妖しい遺物 魔キャラはLv185には呪われた品物を用意したい 材料さえ揃えば製作もMRも安価、クラブのイケメンに作ってもらえ 最終的には黄金聖杯かレア産火力AFに乗り換える +Lv200に揃えたいユニクロ装備 高レベルになるにあたって最低限確保したい装備 この程度揃えられない場合は金策しろ 低火力ププー 物理 【 武器 】モナ↑ 【 兜 】虚無僧 【 鎧 】Lv105↑軽鎧、スーツ、S強化魔鎧、西遊記 【 腕 】各キャラ火力装備、西遊記、 【 顔 】デモニ、シャルン、H13↑京劇 【 体 】上級グリッド 【 手 】SorH11↑クリスタルリング 【 足 】西遊記 【エフェクト】SH8↑虎 【称号】バーサーカー 【AF】聖杯or火力AF 魔法 【 武器 】モナ↑ 【 兜 】古臭いウィンキ 【 鎧 】魔耐アビつきローブ・軽鎧・、西遊記 【 腕 】I20↑テカバリ 【 顔 】デモニ、I13↑京劇、隻眼の魔封面、クリスマスブローチ 【 体 】上級グリッド 【 手 】I12↑ダイヤモンドリング 【 足 】しあわせの靴、西遊記 【エフェクト】I5↑虎 【称号】影の実力者※ 【AF】聖杯or火力AF ※取得にはシャム族の村への侵入が必須 シャム族の村:Chapter12まで進行していないEP1キャラは 「カーディフフリマ」のテレポ→「悔恨の砂漠」→ 「悔恨の砂漠入り口」でリログすると村に入れる。 EP2キャラは「砂漠の遺跡」から進入可能。
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892 :NPCさん:2011/06/10(金) 12 21 45.38 ID ??? 886 タイムリーなネタはやめとけ 以前に大多数の精気を効率的に集めるため、 媚びたアイドルユニットに化けた侵略者ってネタをコンベでやったんだが、 卓中一番温厚で協力的だったPLさんが帰り際に 「ベタな昭和アイドルだから安心しましたが、AKB48をディスったシナリオならプレイ中でもキレた可能性ありましたよ」と真顔でいわれた 906 :NPCさん:2011/06/10(金) 13 32 15.88 ID ??? 892 地味に地雷ギリギリだったという新しいパターンな気がするな 実際何事もなかったし、コンベで他人の趣味をどうこう言うのはそっちが困ったちゃんだと思うが 907 :NPCさん:2011/06/10(金) 13 37 14.81 ID ??? そこで「昭和アイドルDisってのかゴルァ」にならなくてよかったと思うw 910 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 00 32.22 ID ??? 歌手になりたかった女性の声をサンプリングして作られた電脳アイドルが意志を持ってその女性の体をのっとる公式シナリオをやったらボカロDisんなとか言われんのかなw 911 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 01 52.64 ID ??? 910 マクロスプラスかと思ったわ 912 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 02 07.52 ID ??? ちょっと待って♪神は言っているここで今の言葉を出す運命ではないと♪ 913 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 05 57.01 ID ??? サタスペではみんなカラシニコフを持った48人組アイドルAK48とかよく見る 914 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 08 40.50 ID ??? 910 普通に面白そうだな。 915 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 14 19.34 ID ??? 911 いやそのままマクロスプラスのことだろ 有名所の話を丸パクリするシナリオは、よほど自信がない限りやるなよ 916 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 16 35.97 ID ??? 910 マクロスプラスパクんなああああああああああああ と言われるに一票 917 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 16 41.08 ID ??? 913 オオサカのスタンダードアイドルだな。 サタスペで女子高生48人がAK持って襲ってくるとか考えただけでこのクソDDと罵りたいがw 918 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 18 16.07 ID ??? 亜種でニューナンブで武装した… 919 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 21 00.71 ID ??? AKM74 920 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 21 18.75 ID ??? まあ 910はGFに掲載された公式シナリオなので文句はFEARに言ってね、で済むけどな イラストはほとんどミクだったけど 928 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 45 35.92 ID ??? 917 別に女子高生じゃなくても1回の戦闘で敵が48人出るだけでDDを殴っていいレベルw 929 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 50 31.18 ID ??? まとめて一体のモブ扱いなら… 930 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 50 52.35 ID ??? 928 三下48人でも十分すぎるぐらい亜侠を殺せるからなあw 931 :NPCさん:2011/06/10(金) 14 50 54.90 ID ??? N◎VAの火星では日常のことだけどな 935 :NPCさん:2011/06/10(金) 15 18 20.15 ID ??? 930 と言うかマップに入りきらないし、そもそもDDが面倒くさくてやってられんだろう 936 :NPCさん:2011/06/10(金) 15 45 21.45 ID ??? 10人一纏めを4、あとの8人は選抜だから一体ずつとしても12体か、キツいな 937 :NPCさん:2011/06/10(金) 15 54 42.40 ID ??? 鳥取ではBoss+3神+12如来+28将軍+256部隊長の 額面や演出では300体、ユニット的には5ユニットの敵を相手にしたことはある 939 :NPCさん:2011/06/10(金) 15 59 13.30 ID ??? ミスした。失礼。 アルシャードの60レベルの話を思い出した。 PC2の条件が、15000体のエネミーを、回避判定させずに壊滅させること。 これをオープニングでやってた。 940 :892:2011/06/10(金) 16 12 06.22 ID ??? 906 (言えない、GM的にはガチでAKB48リスペクトな侵魔だったなんて) PLさんが紳士だったのか、演出の技量不足で昭和臭が滲み出ていたのがわかりませんが、タイムリーな政治、思想、スポーツ(サブカル)はマジで触れない方がいいと実感したわ 俺が困ったちゃんでした スレ274
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前ページ次ページラスボスだった使い魔 「う゛~~~~……」 ルイズは部屋の中で一人、唸り声を上げていた。 「う゛う゛う゛~~~~~……」 納得いかない。 どうしていきなり長姉がやって来て、自分の使い魔を強引に連れて行ってしまうのか。 どうしてあの馬鹿は、それに対して抵抗らしい抵抗もせず、ただ黙ってついて行ったのか。 姉が自分に対して命令口調で説明を行っている時、銀髪の男が黙って部屋の中を掃除していた記憶が頭をよぎる。 最近になって、自分の中で使い魔に対しての羞恥心が猛烈に湧き上がってきたので、洗濯や身の回りの世話はルイズが自分でやるようになっていた。 なので、使い魔の仕事が朝起こすことと髪を梳くこと、それと掃除くらいしかなくなってしまったのだ。 とは言え、残ったそれらの仕事に関しても、ルイズは微妙な気恥ずかしさを感じていたりするのだが……。 閑話休題。 ……あの無表情を思い出すと、ムカついてくる。 いや、まあ、長姉に逆らえないのは自分も同じだし、苦手意識がかなり深いところに根付いてしまっているから、思わず『は、はい』と言ってしまったけれども。 よくよく思い返してみれば、あの馬鹿からも……なんだか諦めてるような空気が出てたけれども。 それにしたって、どうして姉はよりによって自分の使い魔なんかを連れて行ったのだろうか。 確かに『研究者』としては……優秀、だろう。 実はこっそり使い魔の書いたレポートを読んでみたことがあるのだが、なんとも斬新な―――と言うか、珍妙な視点からハルケギニアの魔法についての考察を重ねていた。しかも、それがいちいち的を射ているのである。 あれなら、エレオノールが一目置くのも分かる。 では、『戦う人間』としては……そんなに強くもない、とは思うのだが……。 (仮にもワルドに勝ったらしいし……) 自分がその光景を見たわけではないし、どうせ奇をてらった戦いをして不意打ちに近い勝ち方をしたのだろうが、少なくとも『弱い』ということはないだろう。 「……………」 こうして考えてみると、なんだか自分の使い魔ってけっこう凄いのでは? という気がしてきた。 「いやいや、ちょっと待ちなさいルイズ」 その能力は高くても、人間的に問題がかなりある。 無愛想だし。 いちいち理屈っぽいし。 何を考えてるのかよく分かんないし。 生意気だし。 そもそも貴族に……って言うか、御主人様に対する敬意もないし。 必要以上の会話をしようとしないし。 同じ部屋で寝なくなったし。 なんだか最近、わたしにかまってくれてないような気がするし。 「う゛う゛う゛う゛う゛~~~~~~~…………!」 また唸り始めるルイズ。 本当は差し迫るアンリエッタの結婚式に向けて、詔(ミコトノリ)を考えなくてはならないのだが……こんな正体不明のモヤモヤした気分を抱えたままでは、とても出来そうにない。 「う゛~~~~……」 でもやらなきゃいけないことなので、取りあえず机に向かって、ボンヤリと詔に関係あることないことを考えたりするルイズなのであった。 数十年の時を経て、荒れ果ててしまった寺院跡。 かつて開拓されかけ、しかし『ある理由』からその開拓を途中で放棄されてしまった場所である。 その寺院跡に、一人の男が立っていた。 男の狙いは、かつての寺院の司祭がこの地から離れる際に置き去りにしてしまった『秘宝』にあったのだが、それを手に入れるには1つの……しかし強大な障害を解決しなくてはならない。 ここでこうして立っている分には、平和でのどかな平原でしかないこの場所に、一体どのような障害があると言うのか? 男はその『障害』に思いを馳せ、身震いした。 後方では、自分をサポートするために仲間が控えている。イザとなれば、必ずや自分を助けてくれるだろう。助けてくれるはずだ。助けてくれるに決まっている。助けてくれないと困る。 そして、何故に自分がこのような場所にいるのかを考える。 (……気が付いたらここにいた、ということしか分からない……) あの高慢でプライドばかり高そうで、そして胸がほとんどない金髪眼鏡の女性は、さも当然とばかりに自分に命令を下す。 くそう、家が名門だからってそんなに偉いのかよう。 ……偉いんだよなぁ。 そうして男は―――ギーシュ・ド・グラモンは、ガックリと肩を落としたのだった。 「って言うか、何で僕が前衛なんだ!?」 普通に考えれば、ユーゼスが前衛で、自分はワルキューレなどで後方支援、そしてほとんど攻撃魔法が使えないエレオノールが物陰からちょこちょこサポートをする……となるはずだ。 なのにユーゼスが前衛だったのは最初の戦闘くらいで、以降は全部この自分が前衛なのである。 ギーシュも1~2回目くらいまでは『まあ、ユーゼスもワルキューレで色々と試してみたいことがあるんだろうな』と快く引き受けていたのだが、さすがに6回目ともなると不満が爆発してしまう。 そりゃあ、最初から最後までずっと孤立無援というわけではないし、ユーゼスも本当に危なくなった場合は援護してくれた(エレオノールは本当に何もしなかったが)。 ……しかしユーゼスに関しては、秘宝が目当てではなくて『実験』の方が重要なんじゃいかと思っている。 人の魔法を使って実験なんかしないでくれ、と言いたい気持ちもあるにはあるが、何だかんだ言って役に立っているのは事実なので、そう大っぴらに文句も言えない。 「ぐぬぅ……。……っ!?」 そんな感じにギーシュが悩んでいると、いきなり爆発音が響いた。 自分が先日『錬金』で作った爆発物が、エレオノールの『着火』によって爆発したのである。 ……その爆発音によって、この村跡が打ち捨てられてしまった『ある理由』が飛び出してきた。 「ふぎぃ! ぴぎっ! あぎっ! んぐぃぃいいいいいッ!!」 オーク鬼の群れである。 あんなのが大挙して押し寄せて来ては、開拓民たちも逃げ出すしかないだろう。開拓民たちはオーク退治を領主に訴えたらしいが、その訴えは却下されたらしい。ハルケギニアでは、そんな話はよくあることだった。 そして自分はオーク鬼の群れから逃げ出したいけど、逃げられない。ギーシュはエレオノールに逃亡と今回の宝物の探索の取り止めを何度も訴えたが、その訴えは却下された。毎回そんな感じであった。 「ええい、くそっ……!」 バラの造花を振り、その花びらからマントを羽織ったゴーレム……ワルキューレを5体ほど造り上げる。 敵の総数は……目測で20よりは少ない。 ギーシュはまずワルキューレを1体だけ前に出し、ユーゼスが言っていた『実験技』を繰り出してみることにした。 この『実験技』は当たりもあればハズレもある、半分バクチのようなものなのだが、今回はどうなることか……。 「……!」 考えている間にも、オーク鬼の群れは迫ってくる。 とにかく、やってみないことにはどうにもならないので、実行に移す。 ワルキューレに拳を作らせ、その腕を前方に突き出し、拳を対象にして更に『錬金』をかける。 どうにも自分のセンスからは外れている技の名称だが、イメージがしやすいのでギーシュは技の名称を叫んだ。 「無限パーーーーンチ!!」 突き出した拳に『錬金』がかけられ、その拳が変化して新しい手首となる。 新しい手首の先には、また拳がついていた。 そしてその拳に、更に『錬金』をかけ……これを延々と繰り返す。 伸びていった腕は、見る見る内に敵であるオーク鬼へと伸びて行き……、やがてその中の1体に、ゴガン、とぶつかった。 「よ、よし……!」 ユーゼスが言うには、このまま拳で持ち上げて、更に地面に叩き付けるのだとか。 取りあえず言われた通りにやってみるか、と手首の角度を変えて体長2メイルほどもあるオーク鬼の身体を持ち上げようとして……。 ベキリ、とワルキューレの腕が途中で折れた。 「ええっ!?」 ギーシュが仰天していると、更にバランスを崩したワルキューレが伸びた腕の重みで転倒してしまう。 「何だそりゃああああ!?」 唖然とするギーシュだったが、攻撃されたオーク鬼たちの方は激怒し、興奮し、いきり立った。 おまけに厚い皮と脂肪を鎧としているオーク鬼には、生半可な拳の打撃など大して効果がないらしい。 つまり結果だけ見ると、精神力を無駄遣いしてオーク鬼を怒らせただけだった。 「ああもう、何でこうなるんだぁ~!!」 転倒したワルキューレの腕にもう一度『錬金』をかけ、伸びた腕を切り離して普通の長さに戻す。 しかし、オーク鬼十数匹に対して、こちらの戦力は装甲が厚めのワルキューレ5体、プラス自分。 1体分の精神力は無限パンチで使い果たしてしまったし、『最後の手段』のためにラスト1体分の精神力はキープしておかねばならない。 何とも、心もとない布陣である。 そして剣や槍で武装したワルキューレたちは、真正面からオーク鬼にぶつかったが……。 「よ、弱い……」 それなりに善戦はしているのだが、やはりオーク鬼にはちょっとやそっとの切り傷など何もしていないのと同じである。 ワルド戦で使った『ディスタント・クラッシャー』を使えばそれなりにダメージを与えられはするのだが、あくまで『それなりのダメージ』であって致命傷には至らない。奴らを戦闘不能に追い込むためには、最低でも2発は食らわせる必要があるようだ。 だが、ワルキューレの『ディスタント・クラッシャー』は火薬を仕込んだ単発武器。そしてワルキューレの腕は2本だけで、場に出しているのは5体。 ……オーク鬼を4体ほど倒した時点で、ワルキューレたちに打つ手はなくなってしまった。 あとは個々の能力と、何よりも数が物を言わせ―――それでも1体だけオーク鬼を倒したが―――ワルキューレは全滅してしまう。 「あ、あわわ、あわわわわわわ……!」 もはや丸裸同然のギーシュは、ガクガク震えながらたった1人で10匹前後のオーク鬼と対峙する。 そして、ギーシュの頭脳はこれまでの17年間の知識を総動員しながらフル回転し、ある1つの行動を主人に導き出した。 逃げよう。 ダッ、と全速力で後ろへと駆け出すギーシュ。 当たり前だが、オーク鬼たちは怒り狂って追いかけてくる。 (お、追いつかれたら、死ぬ……!) 『命を惜しむな、名を惜しめ』という父の言葉が一瞬だけ頭をよぎったが、こんな戦いに名誉も誇りもあったもんじゃない。だから今は命を最優先だ。 しかしオーク鬼のスピードは、人間よりも明らかに速かった。 逃げ惑うギーシュへと迫り来るオーク鬼の棍棒。その大きさは人間1人分ほどもある。当たれば良くて大怪我、普通で即死、悪ければ苦しんだ末に死ぬだろう。 「ひっ……!」 オーク鬼の荒い息遣いが聞こえ、黒い影が自分を覆う。 ギーシュは必死の逃亡もむなしくオーク鬼に追いつかれ、棍棒に強打されてその短い人生を閉じようとしていた。 (も、) もうダメだ、と思う間もなく棍棒は振り下ろされ、 赤い血が草原を染め、 ギーシュはまだ走っていて、 僕は死んでるはずなのに何でまだ走ってるんだ、と思ったギーシュがふと右を見ると、 銀髪の男が遠くから鞭を振るっている光景が見えた。 「……やはり駄目だったか」 長い鞭を飛ばしてオーク鬼の首をはね飛ばしたユーゼスは、ポツリと呟いた。 ワルキューレに転用が出来そうな攻撃方法はないものか……と、クロスゲート・パラダイム・システムを使って様々な次元世界を覗いてみたのだが、『無限拳』は無理があったようだ。 そもそもアレは『アクエリオン』というロボットだからこそ可能な技であって、外見だけ真似できるからといってそうそう上手くいくわけがないのである。 しかし出来ないと99.9%理解していても、残りの0.1%を検証せずにはいられないのが研究者や科学者という種類の人間なのであった。 ……ギーシュに聞かれたら殴られても文句が言えないが、言うつもりなど全くないので特に問題はない。 それに、このトレジャーハントの旅の途中で、ワルキューレについては色々と試した。 成功例としては、ワルキューレの腕を弓にした『ゴーガン』(弓を武器にも転用出来たので採用された)や、身体の一部を始めから刃にしておいて戦闘時に取り外して武器にする『スラッガー』などがあった。 他にも『ディスタント・クラッシャー』の時に使う鎖を、『ディスタント・クラッシャー』に使わずにそのまま敵の動きを束縛するのに使ったり、その鎖の先に鉄球を付けて武器にしたりした。 また、目くらましや動きをさえぎるカーテン程度にしか役に立たないと思っていた『マントを羽織らせる』というアイディアはギーシュがえらく気に入ったようだ。何でも見栄えがグッと良くなるらしい。 ……アイディアの元は海賊のガンダムから頂いたことは、黙っておこう。 ワルキューレの足に車輪を付けてみる、というアイディアもあったのだが、これはスムーズに動けるようになるまで少し習熟期間を要するため、保留となっている。 そして、成功例があれば失敗例も数多くあった。 ワルキューレの身体を一度バラバラにして、もう一度合体して再構成を――― とギーシュに話したら『無茶を言うな』と言われてしまった。やはりゴーレムに飛行機能が付加出来ない以上、『手の平サイズで空を飛ぶ』ことが大前提のビット兵器のようなものは無理らしい。 ……では他の方法で飛行する方法はないものか、と考えはしたのだが……。 極限まで軽量化して、鳥の骨格を模して飛ばせるのはギーシュが鳥について徹底的に熟知する必要があるので無理。 背中にジェットやロケットのような物を付属させるのは、ワルキューレが弾丸になるだけなので駄目(これはこれで良い攻撃方法ではあったが)。 それなら詳しくは知らないが『LFO』という機体のようにボードに乗せてみてはどうかと一瞬思ったが、よくよく調べてみたらあれはトラパー粒子とやらが存在しないと飛べないと判明したので口には出していない。 結論、ワルキューレを飛行させることは不可能である。 ……他にもワルキューレを人型から獣形態に『錬金』を使わずに変形させようとしたが、人型形態か獣形態のどっちかが、どうしてもイビツになってしまうので駄目だった。 ならば始めから獣形態ならどうか……と、ユニコーン型、ライオン型、ヘビ型、竜型、イノシシ型、牡牛型の6種類のゴーレムを作らせてみたのだが、『やっぱり人型の方が動きのイメージがしやすい』ということで没。 上半身が人型のままで、下半身を馬のような四足歩行にした『パーンサロイド』も試してみたが、やはり違和感を感じるらしい。 だったらこれはどうだ、と複数体のワルキューレを物理的に合体させようとしたが、変形と同じ理由で駄目だった。 結論、ワルキューレは人型で単体のままが一番。 ……ワルキューレそのもののバージョンアップがこれ以上無理なら、使わせる武器を考えようともした。 まず最初に『ドリル』を付けようとしたのだが、あのスパイラル状の形状はともかくとして、『回転させる』機構を『錬金』のワンアクションで再現するのは無理だ、と言われたので断念。 ワルキューレの全長を上回るほどの巨大な斧や、巨大な剣……『使い勝手が悪すぎる』と不評だったので断念。 ワルキューレに銃や大砲を付けてみる……ドリルと同じく機構の再現が出来なかったので断念。 両手に剣を持たせ、高速で横回転させて攻撃する『シュトゥルム・ウント・ドランク』はどうかと思ったが、『高速で横回転』がどうしても『ただ踊っているだけ』に留まってしまうため断念。 やはり機体の能力はともかくとして、ガンダムファイターの『技』を再現させるのは不可能であった。 結論、普通の武器で普通に戦った方が良い。 と言うか、ここまで来るとワルキューレの運用方法よりも、ギーシュの『操り方』の強化をした方が良いのではないだろうか? そんなことを回想しつつ考えながら、ギーシュがオーク鬼から逃げる光景を眺めていると……。 「……む」 ギーシュが逃げる方向をこっちに向けた。 (あれでは私も巻き添えを食ってしまうな) そんなことはご免こうむるので、とっとと逃げ出すことにする。 するとギーシュは、物凄い形相で何かを叫びながら自分を追いかけてきた。 (足止めをしたいのならば、青銅のトラップでも仕掛ければ良いだろうに……) そう思いはしたが、錯乱しかけているギーシュにそんなことを言っても無駄だろう……と結論づけて、ともかくユーゼスは逃げる。 ……取りあえずはモグラのヴェルダンデが掘った穴まで、あのオーク鬼たちを誘導しなければなるまい。 「も、もう、もう嫌だぁぁあああああああ……!!」 『戦利品』である真鍮製のネックレスやイヤリングを見て、ギーシュが嘆く。 ……あの後、どうにかこうにかオーク鬼たちを迎撃しつつ落とし穴まで誘導し、落としたオーク鬼たちに用意しておいた油を浴びせ、更に火薬を満載させた最後のワルキューレを1体放り込んで『自爆』させて事なきを得た。 結果としてオーク鬼たちは全滅し、ユーゼスは『自爆させるくらいなら、頭や下半身をミサイルのように飛ばせば……』などと考えたりしていたが、ギーシュの精神はかなり参っていた。 ギーシュは切実かつ切迫した様子でユーゼスに訴える。 「……も、もう、もう魔法学院に帰ろう!? そもそも、僕たち3人だけでこんな危険なことをするってこと自体が間違いだったんだよぉ……!!」 「確かに3人で、というのは少々厳しかったな」 出発する直前、他について来てくれそうなメンバーに声をかけようとはした。 最初にキュルケの所に行こうとしたのだが、『ミス・ツェル―――』と言いかけた時点でエレオノールに物凄い形相で睨まれた。そう言えばヴァリエール家とツェルプストー家は物凄く仲が悪かった、と思い出してキュルケは諦めた。 次にタバサに声をかけようとしたが、部屋まで行ってノックしても返事がない。どうやらどこかに出掛けているらしく、何でもタバサはたまにこうやって学院からいなくなることが多いそうだ。 ではダメ元でモンモランシーはどうかという話になり、『ならば僕に任せてくれたまえ』と自信満々でギーシュが向かったが、10分後に頬に赤い手形をつけて戻って来た。 他にも色々と声はかけてみたのだが、返事は全てNO。 まあ、あるかどうかも分からない宝を探して、大怪我どころか命すら危ない道中に身を投じるために授業をサボタージュするような酔狂な人間はそういるまい。 しかも実際に命が危なくなったのだから、ギーシュが嫌になるのも無理はなかった。 「大体、直接的な戦闘に向いている人間が一人もいないって時点で……!」 と、必死になってユーゼスに帰還を呼びかけるギーシュだったが、今回の宝探しの『そもそもの元凶』の出現によってその口は閉ざされる。 「……泣き言を言うのはそれまでにしておきなさい。それでも元帥の息子?」 「ミ、ミス・ヴァリエール……!」 苦手意識どころか、もはや軽い怯えすら見せてエレオノールから後ずさるギーシュ。 『もうやめましょう』、『もう帰りましょう』、『もう諦めましょう』と言う度に徹底的に言い負かされ、自分の意思を無視され、そして強引に……と言うか無理矢理にここまで付き合わせた女性である。 なお、このエレオノールとの一件によってギーシュには『年上の女性』が少々トラウマになりつつあるのだが、本筋とは関係がないので割愛する。 そんなギーシュはなけなしの勇気を振り絞って、エレオノールに上申した。 「ミス・ヴァリエール、もう7件目です! この1週間……いえ、もうそろそろ10日になりますが、あなたがどこからか手に入れた地図を頼りに行ってみても、見つかるのはせいぜい銅貨が数枚! 地図の注釈に書かれた『秘宝』なんて、カケラもないじゃないですか!」 「フン、最初から失敗を恐れてるようじゃ、成功は望めないわよ」 「限度がありますよ!! いくら何でも!!」 (……確かにな) ユーゼスは道中でのエレオノールの言動や行動を見るに、彼女は『宝探し』よりも別に目的があると考えていた。 特に先ほどのような戦闘中は、自分に視線が向けられていることを感じる。 (目的は……『私』か?) ガンダールヴの能力の見極めか、あるいは自分という人間を判断するためか。 妹を預けるような形になっている以上、心配することは理解が出来ないでもないが……。 ともあれ、さすがに10日間というのは長い。 「その辺りにしておけ、ミス・ヴァリエール」 「……何よ、ユーゼス。あなたも文句があるの?」 ジロリとこちらに視線を向けるエレオノール。 ちなみに一週間を越える時間を経て、彼女のユーゼスに対する呼び方は単なる『ルイズの使い魔』とか『平民』から、『ユーゼス』に変わっていた。 「持って来た保存食料も底をつき始めた。それに夜具やテントも使い込んで調子が悪くなりつつあるからな、いい加減に切り上げ時だろう」 「……むう」 確かに、一理ある。 体力も辛くなってきたし。 そろそろテント生活が耐えられなくなってきたし。 何より、肌がどんどん荒れてきたし。 「…………なら、最後にあと1件だけ行ってみて、それで終わりにしましょう」 そのエレオノールの言葉を聞いて、ギーシュの顔がパッと明るくなった。しかし直後に『まだあと1件あるのか……』と落ち込み始める。浮き沈みの激しい男である。 「最後の1件か。……どのような場所にある、どのような宝なのだ?」 「場所は……ラ・ロシェールの向こうにあるタルブって村ね。名前は……『銀の方舟』だとか」 「……『銀の方舟』?」 聞き覚えのある名前だった。 アレは確か……。 「話は道中でも出来るでしょう。それじゃ、早速出発するわよ」 ユーゼスが思い出している途中だったが、それに構わずエレオノールは馬車に乗り込む。 (出来ればアレは放置しておきたかったのだが……) 口でエレオノールに勝てるとはとても思えないし、他の人間ならともかくこの女性に対して嘘をつき通せる自信もない。 取りあえず『現物』を見てから考えよう、とユーゼスはギーシュを引っ張って馬車に乗り込んだのだった。 その日の夜。 街道の脇で馬車を止めて、一行は野宿することにした。 近くには手頃な村もないので、こうするしかないのである。 馬車を操る御者はその馬車の中で休んでおり、ギーシュは自分の使い魔のヴェルダンデと抱き合いながらテントの中で眠っていた。 ユーゼスは転がっていた丸太に座って焚き火の見張りをしながら、何をするでもなく星を眺めていたのだが――― 「……雰囲気の暗い男ね。そうして火に照らされていると、危ない人間にしか見えないわよ?」 エレオノールが横に置いてあるもう一つの丸太に布を敷いて、その上に腰掛ける。 そんな彼女を一瞥すると、ユーゼスはぞんざいな口調で『それで構わん』と呟いた。 ……暗い人間だとか、危ない人間だとか言う評価など、別に問題ではない。 むしろ、自分を的確に表現していると言えるだろう。 しかし、言われた彼女の方は自分の言葉に納得がいかないようだった。 「この道中、あなたとはそれなりに関わってきたけど―――何だかあなた、人とあまり関わろうとしていないのね」 「ふむ」 少し驚く。 ただ頭ごなしに命令するだけかと思っていたが、意外と人のことを良く見ているものだ。 ……いや、自分の観察に重きを置いていたようだったから、その程度のことは分かって当然か。 「いかにもその通りだ。……私は、人との関わりを避けている」 「……………」 「どうした、そんな驚いた顔をして。お前の見立ては間違いではなかったのだぞ?」 「……いえ、普通はそこで『そんなことはない』って言うんじゃないの?」 「否定しても意味がないだろう。同様に、人と積極的に関わることも意味がない」 意味のないことは、極力しない主義だ。 それにこの女性は自分と話をしたいようであるし、ここで否定しては話が途切れると考えたので、あえて肯定してみた。 まあ、無意味と言うのなら、この会話こそが無意味ではあるが。 「『無意味なことに意味がある』……なんて哲学的なことを言うつもりはないけど。あんまりそうやって効率を重視したり簡潔すぎたりすると、息苦しくなるわよ?」 「特に問題はないな。息苦しさなど、昔からずっと感じていたことだ」 「……………」 呆れた視線でエレオノールはユーゼスを見る。 ……そんな目を向けられても、自分の人生はこれまでずっと息苦しさを覚えるようなものでしかなかったのだから、仕方がない。 ずっと何かに追い立てられていた。 ずっと何かに焦っていた。 ずっと何かに苦しんでいた。 ずっと何かを求めていた。 ずっと……何かと戦っていた。 今となってはその『何か』の正体も分からないが、そんな状況で息苦しくないわけがない。 ユーゼスにとって、『息苦しさ』とはもはや日常であった。 「しかし、『息苦しい』と言うのならば……」 そうしてユーゼスは、ゆっくりとエレオノールを見つめる。 「……何よ?」 いぶかしげな様子で、今度は自身がユーゼスの視線を受け止めるエレオノール。 だが次に彼が放った言葉によって、彼女の表情は固まった。 「いや、『息苦しさ』ならば、お前も感じているのではないか?」 「…………な」 『そんなことはない』、と否定しようとして―――だが、エレオノールはその言葉を否定しきれない。 貴族として。名門ヴァリエール家の長女として。アカデミーの主席研究員として。 物心がついた時から両親には厳しく躾けられ、常にトップであることを義務づけられ、なまじ才能があったばかりに――― 「……っ」 強引に思考を打ち切る。 このことについて、深く考えては駄目だ。 止めないと……何かが、止まらなくなる。 エレオノールは少しわざとらしく咳払いをして、話題を転換した。 「……そんな抽象的な話はともかく……」 「お前から話を振ってきたはずだが」 「うるさいわね! ……ともかく、もうこの話はやめましょう。それこそ息苦しくなってくるんだから」 「そうだな」 転がっていた小枝を薪として焚き火に放りながら、ユーゼスは同意する。 ……ある程度の期間を一緒に過ごして分かったのだが、どうにもこの男には『主体性』というものが見えにくかった。 とにかく受動的と言うか、意志の強さが感じられないと言うか……。 あのグラモン家の四男のゴーレムにあれこれ注文を付けている時は、そんなものも見え隠れしていたが、一旦『研究』から離れるとすぐ元に戻ってしまう。 まるで人生全てを諦めているような、あるいは人生でやるべきことを全てやり尽くしてしまった後のような、そんな印象をエレオノールは感じていた。 (見た目は若いわよね……) どう見ても自分と同年代程度にしか見えないこの男が、そんな密度の濃い人生を送っているとも思えない。 何かの呪いか、あるいは魔法で不老にでもなったのかしら―――とも思ったが、それなら『ディテクト・マジック』に何らかの反応があるはずである。 ……そこまで考えると、この銀髪の男が妹に召喚される前のことが気になった。 よくよく思い返してみれば魔法学院の生徒や、主人であるルイズですらユーゼスの過去は知らないようであるし。 興味本位でそれを尋ねてみると、 「……人に語って聞かせるような、立派なものではない」 アッサリと、そう返された。 そして逆に尋ねられる。 「では、お前のこれまでの経歴はどうだ? 人に物を尋ねるのであれば、まずは自分から語るのが道理だろう?」 「え……」 そう言われても……それこそ、語って聞かせるようなものではないような気がする。 だが、まあ、立て続けに自分から話を振っておいて、自分で話を打ち切るのはどうかと思ったので、簡単にではあるが『自分の経歴』をユーゼスに話した。 ヴァリエール家の長女に生まれたこと。 幼い頃から『立派な貴族であるように』と、さまざまな教育を受けたこと。 トリステインの魔法学院に入学し、優秀な成績を残し続け、首席で卒業したこと。 卒業後はアカデミーに鳴り物入りで入所し、以後は様々な業績を残して主席研究員にまで登りつめ、現在に至ること。 「……………」 ユーゼスは、黙ってエレオノールの話を聞いていた。 「……まあ、こんな所かしら」 語り終わって、何だかむなしくなった。 何と言うか―――意外に早く、自分の経歴を語り終えてしまったのである。 もちろん細部には色々なエピソードがあるし、努力もしたし、壁にぶつかったことも一度や二度ではない。 プライドの問題があるため言わなかったが、恋だって少なからず経験がある。……全部破れたが。 だが、こうして簡潔にまとめてみると……『簡潔にまとめてしまえる』ことに、何だか落ち込んでしまう。 「ふむ、なるほど」 自分の話を聞いていた銀髪の男はそう言って頷くと、 「私もそれと大差がないな」 唐突に自分のことを語り始めた。 おそらくエレオノールが過去を語ったので、自分も語る気になったのだろう。 ユーゼスは『子供の頃など、もはや全く覚えていないので省くが』と前置きした上で、自分の過去を語り始めた。 「……学術機関に在籍していたのは、そちらと同じだ。そこで自分の決めた研究テーマに打ち込み、それなりに結果も出した」 「研究テーマ? ……どんなことを研究してたのよ?」 「汚染された大気や自然環境の浄化、だな」 「?」 何よそれ、とばかりにエレオノールは首を傾げる。 無理もない。 このハルケギニアでは『環境汚染』などという概念は、あまり馴染みがないのだから。 「……何と説明すれば良いか―――そうだな、『空気や水を通して世界中に広がる毒』を除去する、とでも考えてくれ」 「はあ……」 まだ得心がいかない様子のエレオノールだったが、ユーゼスは概要はおぼろげながら理解したと判断して話を進める。 「その後は……あまり多くは語りたくないのだが」 「何よ、気になる言い方ね」 「そうかね? ともあれ詳細は隠させてもらうが、分不相応な野望を抱いて、それに破れた。破れた直後は何をするでもなく一人でいたが、そうしている内に御主人様に召喚され……後は知っての通りだ」 「……肝心なところが隠されてるから、いまいち要領を得ないけど……。その『野望』って言うのは何なの?」 「語りたくない、と言っただろう?」 「それは気になる言い方だ、とも言ったわね」 「……………」 「……………」 沈黙する二人。 そのまま少しの間、そうしていたが―――やがて焚き火の中の枝がパチンと弾け、ラチが明かないか、とユーゼスは根負けしたように自分から口を開く。 「……笑われるか呆れられるかされることを、覚悟で言うが」 「言ってくれなきゃ、反応のしようもないでしょう」 そしてユーゼスは、さも言いたくなさそうに、まるで『自分の恥部』を告白するかのように、言った。 「神になろうとした」 「…………え? 何ですって?」 思わず聞き返すエレオノール。 よく聞き取れなかった……と言うか今、この男の口から凄い言葉が出たような気がする。 主人から『無愛想で何を考えているのかよく分からない』と評された使い魔は、ハルケギニアに召喚されてから初めて苦々しげな表情を浮かべ、もう一度その言葉を口にした。 「……神になろうとした、と言ったのだ」 「…………神ぃ?」 エレオノールは唖然とした。 神? この理屈や理論を何よりも重視し、不確かな存在など一切認めないとでも言わんばかりの、このユーゼス・ゴッツォが? 『実際には神とは違うのだが……』などとブツブツ言ってはいるが、例え話にしても『神』とは……。 「何と言うか……」 吐息と共に、言葉が漏れる。 それを聞いたユーゼスは額を指で小突きながら、 「……だから言いたくなかったのだ」 と、深い溜息と共に小声で言うのだった。 「ふぅん……。まあ、確かに壮大すぎると言うか、身の程知らずと言うか、馬鹿みたいな考えねぇ……」 「……………」 やはり言うのではなかった、と後悔してももう遅い。 これ以降、この話を元に自分が散々からかわれたり馬鹿にされたりする光景を思い浮かべて、ユーゼスは少し落ち込んだ。 ……落ち込むような精神がまだ自分に残っていた……いや、そんな精神が新たに芽生えていたことに、驚きも感じていたが。 そしてエレオノールは、ユーゼスに蔑みやあざけりの言葉を、 「でもまあ、それも良いんじゃないの?」 「?」 ……そんな言葉は、放たなかった。 まさかそのようなリアクションが返って来るとは思わなかったので、思わずユーゼスは疑問を顔に浮かべる。 その疑問に、エレオノールは答えた。 「何だか安心したわよ。……悪いけど、私は今まであなたに対して『人間味』みたいなのをあまり感じてなかったから、そういう『願望』みたいなのがあったって分かるとね」 「そういうものか?」 ユーゼスとしては、どうにも信じがたい理屈である。 「そういうものよ。たまにあなたのこと、ゴーレムかガーゴイルかって思うこともあったし。 ……その内容はいただけないけど、でも……」 エレオノールは、軽く笑みを浮かべた。 「あなたもちゃんと『人間』なんだって、安心した」 「……………」 「……何よ、その絶滅したはずの幻獣を見たような顔は?」 「…………お前が笑っている所など、初めて見た」 ユーゼスが言った言葉に、カチンと来るエレオノール。 その言い方では、まるで自分が笑い方を知らないようではないか。……いや、確かに他人に笑顔などを見せるのは随分と久し振りなような気がするが。 「悪い? 人間なんだから、怒りもすれば笑いもするわよ」 って言うか、笑わないのはそっちも同じじゃないの……と、拗ねたような顔をして、ユーゼスに言う。 そして次の瞬間、今度はエレオノールが驚いた。 「フッ……、そうだな。結局、私は―――どこにいようと、どこまで行こうと、どれだけ時が経とうと、人間でしかない……」 「……………」 「……何だ、そのありえない現象を目撃したような顔は?」 「…………あなたが笑ってる所、初めて見たわ」 その言葉を聞いて、ユーゼスは自分の顔を右手でペタペタと触る。 だがすぐに気を取り直すと、エレオノールに向けて反論を開始した。 「悪いか? 人間なのだから、怒りもすれば笑いもするだろう」 金髪の女性は、銀髪の男の言葉にキョトンとして――― 「……フフ、そうね」 ―――もう一度、軽く笑う。 つられたユーゼスもまた、もう一度軽く笑った。 「それじゃあ、もう寝ましょうか。明日も早いんだし、もしまた何かの亜人や幻獣がいたら寝不足じゃ対応しきれないわよ?」 「そうだな」 ユーゼスはギーシュと同じテントに、エレオノールは専用の少し豪華なテントに向かう。 意味があるのか無いのか、よく分からない話はこれで終わりだ。 明日には、最後の秘宝があるというタルブ村に着くだろう。 それに備えて、睡眠をとらなくてはならない。 「朝にはちゃんと起こしなさいよ?」 「起こしたのならば、きちんと目覚めることだ」 就寝のあいさつ代わりに、言葉を交わす。 二人はそれぞれ違う場所で毛布を被り――― (……そう言えば……) (……あれ以前に最後に笑ったのは、いつのことだったか……) ―――全く同じことを考え始める。 しかし記憶を漁ることに疲れ始めると途中で切り上げ、やはり二人ともほぼ同じタイミングで眠りに入ったのだった。 前ページ次ページラスボスだった使い魔