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Revision.D は、EX-Class (エキスパートクラス) のみの更新です。 エントリークラス(初級・中級・上級)は Revision.A にございます。 トライアルモードのプレイヤー参加方法の説明書は、 参加方法・レギュレーション 認定証とメダルについて を、それぞれご覧ください。 EX-Class1 メダル各色ボーダー 合計 Rank Point 銅 240 銀 255 金 270 曲名 ★ アップロードID オンラインID 朝、起きられたら、いいな。 7.0 5V+eT 6Ndb? NSqp %tGJ? qw u-roncha 昨日見た夢 7.5 M%su+ 2NJtu y%7Hk nj?ag ox shell_n かさねてと(譜面+PV) 7.0 LjXEE rBjQG ZxGMj D#58J Yz OMEGAmk1 EX-Class2 メダル各色ボーダー 合計 Rank Point 銅 240 銀 255 金 270 曲名 ★ アップロードID オンラインID 終わり行く世界と、最後の僕ら。 7.5 HuDRw #PcVU nD!t8 8MerJ Ay QminimumQ ヤー・ライアー(EXTREME) 8.0 Kxn?# 3fxVM fQqB? 5#Nsa uy tanaka2365 はらり 8.0 gNTyj n5c m8NIV KBfUU Gw Riche_st EX-Class3 メダル各色ボーダー 合計 Rank Point 銅 240 銀 255 金 270 曲名 ★ アップロードID オンラインID テトロドトキサイザ2号 EXTREME 8.0 q65bX pvv43 roiA PRcz7 Qx japan_rikka0818 むに(PV+譜面) 8.5 SFJQo fzsgQ UTv6p 6TY!m Fw kamyu123 虫ケラハート / ★↑ 8.5 gk !x Hy3?4 ?ngtq n!hV+ fw time_thfl EX-Class4 メダル各色ボーダー 合計 Rank Point 銅 240 銀 255 金 270 曲名 ★ アップロードID オンラインID 愛情狂現 -Ver.len- 9.0 WoX!f KpCyU ?CZmh o2TPo tz TsuKiO_h Balloon flower 9.0 9N 9 d?+Tp cYQRf H6Kf? oy vic_to_ria アンリアル黙示想 【 EXTREME 】 8.5 VkjV BXRVf ARj?m 5sLk4 Xz sazan_Y EX-Class5 メダル各色ボーダー 合計 Rank Point 銅 240 銀 255 金 270 曲名 ★ アップロードID オンラインID 宵月舞唄 9.0 BePm+ %TXGb 2fE8G 8nT X hw acid-chain_26 カラフルスムージー(譜面のみ) 9.0 NFWmC s Ks6 n#cQ2 unkRH ux Flair_XB8eKarenE 下から目線 [EXTREME] 9.5 MkQHd NzmiJ sGw4B kQuo8 9y stc_0902 EX-Class6 メダル各色ボーダー 合計 Rank Point 銅 240 銀 255 金 270 曲名 ★ アップロードID オンラインID プリティパンティ☆悪マリン PV+譜面 9.5 Iw7mZ y?j5L 7W35x k4+R# Kx pori_125 M.I.J 10.0 fBDU5 RAnd3 ZQ+iu 66AyJ ox m3edit 【PV】サヨナラ電子世界【譜面】 10.0 q2NZi pXaAs KAgtL bRcU uw cirnochoco アップロードIDミニ知識 アップロードIDに使われている文字は以下の64種類です。 23456789!#% +? ABCDEFGHIJKLMN PQRSTUVWXYZ abcdefghijk mnopqrstuvwxyz 取り除かれているものは数字の0(ゼロ)、1(イチ)、大文字O(オー)、小文字l(エル)の4文字です。
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へきちゃ【登録タグ 作へ 作り手 絵師】 【ニコニコ動画】 特徴 名だたるレン廃絵師の一人。 これまでに tysP・ムスカP・ギガP・150P・キッドP などとコラボしている。 リンク ピアプロ 「碧茶さん」のページ pixiv 曲 ANIMAL Apple Ripple Triplet awake to survive Clepsanmia crystal mic Fallin Down KEEP×OUT! LKL! Loose Change Lost Destination Mare Foecunditatis No,1にさせて Promise ~約束の地~ ShootingStarLight Stayin Alive Sweets Love Magic With... “Panda” virus あたりまえに言えたこと エンジェル・ハート 男の娘さーきゅれーしょん おやすみなさい/ムスカP 風の旅人~A traveler of wind~ キラキラなコドモ 銀の少女 くるくるふわふわ 鍵盤の国のアリス 恋のチャイナ横町 五番目のピエロ コラボレーター 極上ディナーショー 春雪の華 次代のドアを開け放て(Come Together) ストロベリー♡プリンセス ソーシャル・ネットワーク・ディストピア たとえ世界のすべてが僕らを忘れてしまっても 地平線の向こうへ ツンデ恋歌 テトロドトキサイザ2号 渚のビーチフラッグ 夏色列島 虹色の少年 眠りについたおもちゃ箱 ノスタルジア/花一 初恋BOX 果てなき想いを解き放て (Here Comes the Sun) バナナ☆キッス ハリネズミの恋 はるかぜ、ふわり。 氷月 ぴんこすてぃっくLuv フラッシュ/aoi ホワイトクリスマス 08 ホーリーバレンタイン ボクノサケビ ボーイズスクールパレード ましゅまろたべた マセ恋歌 無名のフォルダ ラブ・アクセント 鎮魂歌(レクイエム) レンくんがあなたをデートに誘いたいようです レンレン★サマーフィーバートゥナイト CD PANDA VIRUS all my ballads 2 ~Eternal Dream~ all my Ballads~Forever Love~ ALL MY BEST Angelist Another Colors Another Heavens Fallin Down fate of・・・ Fruits Mix Fruits Mix+ INFINITY-∞- kagamination kagamination2 LEN COMPILATION「LC」 Love Is Not Hidable/キミトメグルセカイ picture of world~for U~ Q Rock ReaLignment Seventh Heavens TALES White Flower~all my Love~ 移り季 おやすみなさい/ムスカP 黄色の魔法 黄色の魔法II -次代のドアを開け放て- ぎがばなな ざ べすと~USUSHIO味~ くるくるふわふわ くるくるふわふわ/アニバーサリー 恋のチャイナ横町/Ocean Dream-海の落し物- 恋のチャイナ横町 次代のドアを開け放て 次代のドアを開け放て(Come Together) 十夜十宴 夏色列島 果てなき想いを解き放て はるかぜ、ふわり。 無名のフォルダ/Filtering ラブ・アクセント/CD レンレン★サマーフィーバートゥナイト レンレン★サマーフィーバートゥナイト/CD 動画 コメント ページ出来たんだ!乙!! -- 名無しさん (2012-04-18 17 22 15) ページ作成乙です!! 碧茶さん大好き!!! -- 名無しさん (2012-04-18 20 12 10) やっとページ出来たのか!碧茶さんの可愛くてかっこいいイラストが大好きです! -- 名無しさん (2012-04-22 10 03 23) ページ作成乙! 碧茶さんのレンが一番好きです。 -- 名無しさん (2012-05-02 10 28 04) 碧茶さんが絵師さんの中で一番好きです!!本当にかわいすぎ!! -- 名無し (2013-03-06 18 36 16) 碧茶さんのレン君、めちゃめちゃかっこいい! -- 名無しさん (2013-03-29 13 18 55) 碧茶さんのレンきゅんはカッコいいのもかわえぇのも好きだ!! -- 名無しさん (2014-08-09 05 13 43) 歌詞可愛くてよかった!曲との相性良かったからもっと歌詞書いて欲しい。 -- なか (2015-03-14 18 24 35) 名前 コメント
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お品書き 表紙 秋月春日 読み物 ┣短編 ┗長編 輪区
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【検索用 てとろと 登録タグ 2017年 VOCALOID て 夢眠ネム 曲 曲た 牧瀬夕那】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:牧瀬夕那 作曲:牧瀬夕那 編曲:牧瀬夕那 唄:夢眠ネム 曲紹介 曲名:『テトロド』 歌詞 (動画内歌詞より転載) 「猛毒の愛」なんてモノが僕を縛る 「君を愛してる!」と 笑えない僕が言うから 異種間の禁断を少し覗いたようなのです 揺れる息で変えられないもの 不確実に縋りついている 有毒、君に沈んでいく 僕を変な人だと言うがいい 誰も何も言えなくなるぞ 夢に堕ちてまで君が好き alkaloid愛の歌 夢眠る海のアイシテル 溺れるなら、死んでもいい。 「僕のどこがいいの?」と純粋な水槽で 死んでいく愛のこと 何と形容してみれば?? 言葉が見つからないけど tetrodo深い愛渕に 沈めalkaloidの深海 僕らはここで死に絶えるよ 有毒、君に沈んでいく 僕を変な人だと言うがいい 誰も何も言えなくなるぞ 夢に堕ちてまで君が好き alkaloid誰の歌 夢眠る海のアイシテル 溺れるなら、死んでもいい。 あれれぇ?段々君も僕に犯されてきた そんな感じがするよ 今日は深い夜の奥に Platonicな中毒、泥沼 愛を与えてさ。 夜の隙という名、猛毒 生きるという字の反対で 「猛毒の愛」なんてモノが僕を縛る 「君を愛してる!」と 笑えない僕が言うから 異種間の禁断を少し覗いたようなのです 揺れる息で変えられないもの どうせなら咬まれて死にたいよ。 コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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秋月春日が惚れてる方々です。 もっと増えるといいなぁ…… ポタージュ様のサイト。絵や音楽がございます。 弐瓶勉ライクな世界観がたまりません(*´Д`)
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城の最も中心に位置し最も高くそびえる塔。その塔の最上階に、リェードはいた。最上階の、部屋の外。ここまでリェードは、誰にも見つかることなく、跳躍だけでたどり着いた。 目の前には大きな窓があった。床から天井まで伸びる、窓というには大きすぎるガラスの扉だった。部屋の中からの明かりは見えないが、かなり広い部屋だということはわかる。 静かに手で押すと、窓は静かに開き、夜風が窓に備え付けられたカーテンを揺らした。 「誰だ」 リェードが部屋に入ると、男の声がした。低い、老人の声で、部屋の大きなベッドから聞こえる。 むくりと、ベッドから起き上がる影が見えた。窓辺で月光を浴びるリェードを見る。 「獣か」 「…………」 「デクストロ、マルデクス、仕事だ」 老人が静かにそう言うと、部屋の暗がりの中から甲冑姿の兵士が二人現れた。長い両刃剣と巨大な盾を持ち、重厚な造りの兜から素顔は見えない。 左にいた兵士が、リェードに向かって高速で剣を薙ぎ払った。並みの兵士ならば反応する前に首を刎ねられるであろう速度だったが、剣を振り切った兵士が見たものは、太刀筋を飛び越えるように跳躍したリェードの姿だった。右手一本でハルバードを真横に構え、鋭い獣の眼が、兵士を睨みつけている。 そして、兵士の首が宙に舞った。 リェードが着地するよりも速く放たれたハルバードの一振りは、兵士の首を強固な鎧ごと簡単に切り取ってしまった。 リェードの着地と同時に、目の前の首なし兵士が盛大に血を噴き上げながら倒れる。リェードは首なし兵士に既に興味はなく、横目でもう一人の兵士を見ていた。 数秒と持たずに相方が殺されたことに同様したのか、兵士は自らの剣を構えなおす。そのとき既にリェードは、攻撃に移っていたのだが。 次の瞬間には、兵士の前にハルバードを振り切ったリェードがいた。そして目の前の兵士の動きが止まったかと思うと、右肩から袈裟に斬られた半身がずるりと落ちた。 「…………」 二人の兵士を文字通り瞬く間に斬ったリェードは、静かに三人目へと向き直った。 ある若い兵士は恐怖していた。 噂には聞いていた、牙の者達と呼ばれる“半獣人”の武装集団。少数で教会に乗り込み、一平卒に至るまで全てを駆逐するという狂人。 それがまさか、こんな辺境の街にやってくるとは。 それがまさか、これほどの強さだとは。 城の中庭で暴れている者がいると聞いて駆けつけてみると、そこで行われていたのは“暴れる”などという生易しいものではなかった。ただただ一方的な、虐殺。 兵士の目には、赤いドレスを着た栗毛の女が映っていた。女は防具も着けず、カタナ一本で教会の兵士たちを雑草のように切り捨てていく。 「さあ、来い来い。まだ足りないぞ。まだ五十も斬っちゃいない。私のカタナはまだ腹ペコだ」 女は笑いながら、向かってくる兵士を鋼鉄の鎧ごと一刀のもとに殺していく。首を飛ばし、頭を割り、半身を斬り飛ばした。女に斬られて動いている者は、一人としていなかった。 兵士は剣を構えてはいたが、最早戦う気などとうの昔に削がれていた。今は一刻も早くここから逃げ出したかった。 「ひ、ひいいいっ!」 彼ではない別の若い兵士が、背を向けて逃げようとした。すると今そこにいたはずの女はいつの間にかいなくなり、逃げる兵士の目の前に立っていた。 「客を持て成さずに帰るなよ」 女がカタナを斬り上げると、逃げようとした兵士の体は左右にぱっくりと割れた。吹き出る鮮血を浴びる女の顔は笑っていた。 「さあ、次はどいつだ。誰が私の相手をしてくれる」 そして、若い兵士は女と目が合った。目が合い、兵士は自らの最後を悟った。 ふと女が何かに気付いたように、上を見上げた。 「…………」 見上げたまま動かない女に、周囲も気になって上を見上げる。若い兵士もまた、上を見上げた。 落ちてくる巨大な塔の先端が、目の前にあった。 「終わったのか」 「終わった」 城の中庭に、瓦礫と化した塔が横たわっていた。瓦礫の下には多数の兵が潰れて血を流し、瓦礫の上には、赤いハルバードを持った少女、リェードが独り立っていた。 女が再び上を見上げる。先ほどまでリェードのいた塔の上部数メートルが、綺麗な断面を残して斜めに切り取られていた。月明かりを反射しそうなまでに滑らかに斬られたその断面は、およそ石材の断面だとは思えなかった。 リェードの体躯も、手に持ったハルバードも、塔を一刀両断するなどという神業を成すには全く不十分なものだったが、それでも彼女とその獲物が、塔を斬ったということは紛れもない事実だった。 「あとは雑魚を掃除するだけだ。行くぞ」 「うん」 そして再び殺戮と破壊が始まり、夜明けには終わった。 日が昇るころ、城があった場所には何もなかった。大勢いた兵士も、天に向かって伸びる塔も、そして赤を全身に纏った妙齢の女性と少女も、どこにも見当たらなかった。 あるのはただ積み重なる瓦礫の山と、赤黒い血だまりに沈んだ死体ばかりだった。 そうしてこの街の教会は、一夜にして完全に崩壊した。
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Log.156 3230313130393231 31323134 昼食のポタージュを食べていたら、クロフテイフから針工員が二人やってきた。 ゴゴウサントの地下で第三機層と思われる洞穴が見つかったらしい。 彼らは私に協力を要請してきたが、私には平穏な日々を送るという義務があった。当然すぐに断らせてもらった。 しかし彼らは食い下がる。針工員によると既に顕像の出現が確認されているらしかった。なおさら行くものか。 再度断ると(今度は苛立った風を装った)、針工員達は帰って行った。今更クロフテイフに関わるなんて冗談じゃない。 ポタージュはおかわりした。 Log.157 3230313130393232 31323536 今日も針工員が二人やってきた。昨日とは違う面子だった。 向こうが口を開く前にイヤですよと言ったら、話だけでもと言って勝手に話し始めた。 機層を深く降りてみると、さらに早化した空間が見つかったこと。そこが埋土前期の機層だと思われること。野生化した針により顕像とは比べ物にならない被害を出したこと。エトセトラエトセトラ…… 何故この人たちは私が行く気を更に失くすであろうことをこうもペラペラと話すのか不思議だったが、私も昔こんな風だったのかと思うと頭痛がした。 駆人を投入すればいいじゃないと言うと、既に六機も投入しているとのこと。当然通常使用される針も。 それを聞いて更に頭痛がひどくなる。なぜそんなところに私を連れて行こうとするのか。 何やらもうどう断ってもダメな空気が部屋に漂っていたので、しぶしぶ承諾した。 私の装備はすでに用意してあるらしく、すぐに出発するとのことだった。 ポタージュぐらい食べさせてほしい。 Log.158 3230313130393232 31343232 機層へ向かうメンバーは、私を入れて六人だった。針工員二人、駆人四人。あとは針が六基。 何故駆人の数が前回より少ないのか全く意味が分からないが、今私の隣を歩いているメ頭駆人のニクラガヌツに出会えたことを鑑みるとまあ、スルーしてやってもいいだろう。 私より歳が一回りも若い女性で、物静かそうな外見とは裏腹に質問攻めにされた。 なぜ私しかヒ頭駆人殻を使いこなせなかったのかといった誰もが訊く質問に始まり、どうしてクロフテイフを辞めたのか、今は何をしているのかという日常的な質問になったかと思えば、顕像二基に対して単機で戦うにはどうするのが効果的かといった専門的な質問に飛ぶ。 忙しなく楽しそうに喋る彼女のおかげで、何を考えているのか分からない針工員や仏頂面の駆人達の存在を忘れることができた。 今Logを書いているところを不意に覗かれたが、ノートを見た彼女は顔を赤らめて喋るのをやめてしまった。ううむ、可愛いな。
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Log.156 3230313130393231 31323134 昼食のポタージュを食べていたら、クロフテイフから針工員が二人やってきた。ゴゴウサントの地下で第三機層と思われる洞穴が見つかったらしい。 彼らは私に協力を要請してきたが、私には平穏な日々を送るという義務があった。当然すぐに断らせてもらった。 しかし彼らは食い下がる。針工員によると既に顕像の出現が確認されているらしかった。なおさら行くものか。 再度断ると(今度は苛立った風を装った)、針工員達は帰って行った。今更クロフテイフに関わるなんて冗談じゃない。 ポタージュはおかわりした。 Log.157 3230313130393232 31323536 今日も針工員が二人やってきた。昨日とは違う面子だった。 向こうが口を開く前にイヤですよと言ったら、話だけでもと言って勝手に話し始めた。 機層を深く降りてみると、さらに早化した空間が見つかったこと。そこが埋土前期の機層だと思われること。野生化した針により顕像とは比べ物にならない被害を出したこと。エトセトラエトセトラ…… 何故この人たちは私が行く気を更に失くすであろうことをこうもペラペラと話すのか不思議だったが、私も昔こんな風だったのかと思うと頭痛がした。 駆人を投入すればいいじゃないと言うと、既に六機も投入しているとのこと。当然通常使用される針も。 それを聞いて更に頭痛がひどくなる。なぜそんなところに私を連れて行こうとするのか。 何やらもうどう断ってもダメな空気が部屋に漂っていたので、しぶしぶ承諾した。 私の装備はすでに用意してあるらしく、すぐに出発するとのことだった。 ポタージュぐらい食べさせてほしい。 Log.158 3230313130393232 31343232 機層へ向かうメンバーは、私を入れて六人だった。針工員二人、駆人四人。あとは針が六基。 何故駆人の数が前回より少ないのか全く意味が分からないが、今私の隣を歩いているメ頭駆人のニクラガヌツに出会えたことを鑑みるとまあ、スルーしてやってもいいだろう。 私より歳が一回りも若い女性で、物静かそうな外見とは裏腹に質問攻めにされた。 なぜ私しかヒ頭駆人殻を使いこなせなかったのかといった誰もが訊く質問に始まり、どうしてクロフテイフを辞めたのか、今は何をしているのかという日常的な質問になったかと思えば、顕像二基に対して単機で戦うにはどうするのが効果的かといった専門的な質問に飛ぶ。 忙しなく楽しそうに喋る彼女のおかげで、何を考えているのか分からない針工員や仏頂面の駆人達の存在を忘れることができた。 今Logを書いているところを不意に覗かれたが、ノートを見た彼女は顔を赤らめて喋るのをやめてしまった。ううむ、可愛いな。 次へ 短編目次
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アーマードコアの二次創作はに。 赤ずきん 1 2 3 4 デジモータルへのオマージュ短編。 元ヒ頭駆人の日記 1 2 3 敬愛するポタージュ様が「うちの子書いてもいいのよ」と仰るので、 「うちの子」どころではなく「うち」自体を書かせてもらいました。
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街から少し離れた森の中を、栗毛の女と金髪の少女が歩いていた。寒色を基調とした地味な服装に、旅荷物の詰まったリュックとどこから見ても旅人のようだったが、その顔は教会を破壊した二人に間違いなかった。 「次は?」 金髪の少女、リェードが隣を歩く女に訊く。 「西だ。一週間ほどかかる」 「そう」 「…………」 ふと女が立ち止まって、リェードを眺めていた。その表情は、どこか困っているようにも見える。 「どうしたの?」 足を止めた女に、リェードが振り返る。 「“牙”に入団した時にはずっと泣きじゃくってたガキが、今じゃ眉一つ動かさずに仕事をこなしやがる。随分と不気味だなと思ってな」 「……泣いてても、何も変わらないから。それに、今の私にできるのは、教会を潰すことだけ」 「じゃあせめて、笑うとか怒るとかしてくれ。まるで人形と旅してるみたいだ」 「……今は何も楽しいと思えないし、おばあさんが殺されたら、もう他に怒るようなことも見つからない」 「…………」 女は参ったようにぼりぼりと頭をかいた。 「分かったよ。変に感情的になられても逆に困るしな。教会が全部ぶっ潰れるまで、そのままでいろ」 「うん」 再び歩き出した女、リェードも付いて歩き出す。 「……教会が潰れて、ヒトと獣人が安心して一緒に暮らせるようになったら」 「?」 「お前も笑うかね」 「……たぶん」 その返答に、ふん、と女は鼻で笑った。 「早く笑えよ」 「うん」