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ここは10番道路。チャンピオンを目指す猛者達が修行のために訪れる場所だ。 このような過酷な地においてもタブンネは生息する。レベルが高いので経験値稼ぎには最適だ。 タブンネは毎日、トレーナーに蹂躙されながらも野生ポケモンに目を付けられないように暮らしていた。 「よし、行けジヘッド!」 一面の緑の中に不自然なピンクを見つけた少年は慣れた動作でジヘッドを繰り出した。 ジヘッドは非常によく育っていて、進化の兆しがはっきりと見えていた。 「噛み砕く!」 少年の命令を聞くより早くジヘッドは草の擦れる音に反応していた。真っ直ぐに飛び出した双頭がピンクに鋭利な牙を突き立てる。 「ミビャアアアアアッ!?」 甲高い叫びを聞いた少年がジヘッドを追うと、そこには肥った腹と弛んだ首を食い付かれている一匹の成獣タブンネがいた。 「ミッ!ミヒッ!」 タブンネは逃げようともがくが、牙が肉に食い込むのを助けるだけだった。 「よし、このタブンネはレベルが高いぞ……すごい経験値だ!」 少年が興奮を抑えきれない様子で言うと同時に、ジヘッドの体が青く光り、その姿を変えた。 「やった、ついに進化したぞ!とどめだサザンドラ、龍星群!」 進化したサザンドラはタブンネを放し、尾の一振りで地面に叩き付けると3つの口から大量の光を吐き出した。 「ミグウッ!!ウアアアーーーーッ!!!」 光は瀕死のタブンネに容赦無く降り注ぎ、辺りは焦土と化した。 「……おや、タブンネじゃないか」 その声でタブンネが再び意識を取り戻したとき、目の前には一人の男がいた。 男がタブンネの口の中に大きな金平糖のような物を一つ入れるとタブンネの全身の傷が塞がり、タブンネはあっという間に元気になった。 「最近はタブンネ狩りと称して経験値稼ぎや虐待をする輩が多くてな、私がいなければ君も死んでいたよ」 「私はMr.タブンネという研究者だ。名前の通り、タブンネの研究をしている」 Mr.タブンネは白衣を纏い、研究バッグを提げた40歳程の男であった。タブンネは触角を使わずとも男が悪人では無いことを悟った。 「実はさっき君が無様に倒されるところを見ていてな…どうだタブンネよ。お前は悔しくないか?」 タブンネは龍星群のショックで何があったのかを忘れていたので首を傾げたが、 Mr.タブの両手を顔の横に持ってくるジェスチャーを見るとすぐに思い出した。 それでもMr.タブの言った事は今一つ飲み込めていないようだった。悔しくないか、とはどういうことだろう……、と。 「サザンドラに負けたのは君が弱いからだ。負けっぱなしでいいのか?一生殴られながら生きていたいか?」 それを聞いてタブンネは何だか、自分の中に今まで無かったどろどろした何かが生まれているような気がしてきた。体が熱く、固くなるのを感じた。 タブンネが初めて持ったそれは、純粋な怒りだった。 「もし強くなりたいなら私に着いてきなさい」 「ミッ!」 タブンネは迷わずMr.タブに着いていった。着いていった先は研究所を兼ねたMr.タブの家だ。 「さて、私の研究によると、タブンネは最弱のポケモンと言って差し支え無いだろう」 「ミッ!?」 いきなりの言葉にタブンネは驚いた。まさか自分が最弱と言われるとは思わなかったのだろう。 Mr.タブの説明によるとタブンネが最弱だと言う根拠は次のようなものだった。 ――まず体だが、分銅のような体型は脂肪が非常に多く、人間の赤ん坊ほどの小さな足や運動を考慮しないハートの肉球と合わせて、 走ることや跳ぶことには極めて向かない。 腕も異様に短く、四足歩行もできない。頭に毒虫が落ちてきても払うことすらできない。 大きな耳はレーダーになるが、耳管が広いわけではないので大きいことによる利点は無い。 発達した触角は鼓動から感情を読み取ることができるが、食うか食われるかの野生世界ではわざわざ近寄って感情を読み取る必要性は無い。 派手なピンクの模様は昆虫なら敢えて目立つことで危険性を主張することに役立つが、 タブンネの場合は逆に襲ってくださいと言っているようなもので全く役に立たない。 また、その模様は人間の服に似ているので、人間に恨みを持ったポケモンの怒りを買う恐れすらある。 毛皮は少なく肉がむき出しになっているので冬涼しく夏暖かく、トゲや岩角から身を守ることもできない。 次に技だが、技マシンを使わない限り接触型ノーマル攻撃しかできず、ゴーストポケモンや尖ったポケモンには一方的に攻撃される。 補助・回復技を多く覚えるが再生力でなければ自身の傷は治せず、あろうことか相手を回復する。 これではまるで、タブンネが人間や他のポケモンに媚びながら生きさせて貰っているようなものだ。いや、外見からして実際にそうなのだろう。 タブンネは一種の「ボーナス」なのだ。神からの愛を唯一受けられなかった悪意のポケモンなのだ。―― 最弱の所以の説明が終わる頃には、タブンネは拳を握り締めながら顔をぐじゃぐじゃにして泣いてしまっていた。 「まあ泣くな。確かにタブンネは弱いが、望みはある。強くなればいい」 協力者に全てを否定され絶望に沈んだタブンネだが、強くなればサザンドラを倒せるかもしれないと思い短い腕で涙を拭った。 「ミッミッ、ミィ?」 しかし、どうすれば強くなれるのか?技マシンで武装しても一撃で倒せなければ龍星群を使われる。 次に龍星群を食らって生きている保証などどこにもない。 「そこで私の研究が役に立つ。何百ものタブンネの協力のもとに作った最強の技を君に授けよう」 Mr.タブの眼が怪しく光る。タブンネはゴクリと唾を飲むがMr.タブを信用していた。 翌日。少年がチャンピオンになったと聞いたMr.タブとタブンネはポケモンリーグに乗り込んだ。 四天王はMr.タブの手持ちポケモンが蹴散らし、今二人は大きな扉の前に立っている。 「……いいかタブンネ、私の命令通り動けば必ず勝てるはずだ」 「ミィッ!」 「はじめまして、チャンピオン。私は頂点の称号など欲しくはない。彼の意思でここまで来たのだ」 少年は「彼」を見て目を丸くした。昨日経験値稼ぎに使ったタブンネが挑戦者の手持ちとして自分の目の前にいるのだ。 だがすぐに落ち着きを取り戻し、サザンドラを繰り出した。戦闘開始の合図である。 「いけっタブンネ!」 「ミッミッ!!」 「サザンドラ、流星群!」 少年はいきなり究極技を放った。例えタブンネであっても今は誇り高き決戦の間にいる戦士。これは少年のタブンネに対する敬意であった。 鉄を焼くほどの熱と力を帯びた流星がタブンネに襲いかかり、一瞬にしてタブンネは跡形もなく消し飛んだ……ように見えた。 「今だタブンネ、冷凍ビーム!」 「ミィ!」 タブンネは持っていた光の粉で龍星群の狙いを外していたのだ。 両手の先から白い光線がサザンドラ目掛けて一直線に伸び、サザンドラは氷付けになった。 氷が砕けてサザンドラはすぐ自由になったが、タブンネが必殺技を出す準備をするには十分すぎる余裕であった。 「タブンネ、ロケットパンチだ!」 「ミィィィ……ィィイイイ!!!」 タブンネは両手をサザンドラに向ける。するとなんと、タブンネの腕から火が吹き出した。 「ミ!?…ィギャアアアーーッ!アアアアアアッ!!」 タブンネの腕には機械が仕込んであり、それが必殺技ロケットパンチの正体だった。 だがアニメや漫画のようにはいかず、タブンネは腕を高温の炎と蒸気で焼かれながら引きちぎられた。 「ブミギャアアアッ!!!」 肉の焼ける香ばしい匂いと共にタブンネの腕が血のジェット噴射でサザンドラに飛んでいく。 サザンドラは腕を軽々と避けた。腕はステージの壁にぶち当たり、凄まじい大爆発を起こした。 タブンネは何が起こったのかわからず、ただ腕のあったところを押さえてのたうち回っていた。 どうして、腕が、熱いよ、痛いよ。 「やはり命中精度に問題があるな、この試作品は。おい、起きろタブンネ!今度はミサイルキックだ!」 床に倒れているタブンネの、今度は足から火が出た。 ビチビチという骨と肉がちぎれる音が響き、足の膝から下が本物のミサイルのように飛んでいく。 「ウゲァブ!ミガーーーーッ!!!!」 タブンネは体を焼かれながら裂かれる痛みに濁った奇声を上げた。 ミサイルキックは熱探知式らしく、サザンドラが火の弾を遠くに飛ばすとミサイルも遠くに飛んでいき自爆した。 「ううむ、これは想定外だったな…もっと研究しなければ」 タブンネは何か理不尽を感じていた。自分は死にそうなのに敵には傷ひとつ付いていない。これが効果的な作戦とは思えない。 しかしMr.タブがミミブーメランを命令すると新しい苦痛がやってきて考えが掻き消される。タブンネは地獄の責め苦を受けながら戦っていた。 敏感な大きい耳の神経がブチリブチリとちぎれ、勢いよく明後日の方向へ飛んでいく。 「ビャアアアーーッ!ウィィイイイイヤアアア」 そしてタブンネはMr.タブの呟きを聞いてしまい、痛みの中で全てを知ってしまった。 「もっと多くのタブンネで実験を重ねるべきだったか…」 この男にとってはタブンネは研究材料でしかないのだ。 最弱のタブンネを最強にするという狂った目的のために今まで多くのタブンネが残虐かつ陰惨な「研究」の犠牲になり血を流してきたのだ。 そして自分も……。 タブンネは少年への復讐よりもMr.タブを殺さなければならないと確信したが、 「また適当なタブンネを捕まえて実験しなければ…タブンネ、大爆発だ」 「ミバッ!!」 Mr.タブが命じるとタブンネはボンという音と同時に木っ端微塵に爆裂して死んだ。 結局タブンネは1ダメージも与えられずに死んだ。 少年は唖然として、賞金を床に置いて何も言わず帰るMr.タブを見つめることしかできなかった。 Mr.タブは研究所の裏にある大きな庭にいた。庭は薄暗く、じめじめとしていて、腐った臭いが漂っている。 臭いの正体は庭の真ん中にある赤黒い塊。それは今までに犠牲になったタブンネ達の死骸の山だった。 上の方にはハエが無数に飛び、下に目を移すに連れてゲル状の腐乱死体や白骨が目立ってくる。 山は腐汁の流れと虫の蠢きでグジュグジュと音を立てていて、それ自体がタブンネの怨念の集合体のように見えた。 Mr.タブは一人呟く。 「やはり内蔵型の武装では限界があるか、これで尊い犠牲は531匹目だ」 「ん?531と言えば、タブンネの図鑑番号じゃないか!こいつは傑作だ!ミヒャヒャヒャヒャヒャ!」 Mr.タブはいきなり狂ったように笑い出した。 「ミヒャ!閃いたぞ、内蔵武器だと自滅覚悟になるが、それなら外付けで強化すればいいんだ!タブンネパワードスーツを作ろう!」 「じゃあこいつらは犬死にか?……いや、タブ死にだな!ミヒャ!ミヒャヒャヒャ!」 Mr.タブは狂笑しながらタブンネの死骸の山に火を付け、爆死したタブンネの残骸ごと粉々に焼却してしまった。 終わり
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AM6:00 起床、新聞を取りに行くと庭のオボンの木周辺にタブンネの死体が数体転がっていた。うちのヘルガーがやったのだろう、証拠にベビンネを齧っていた AM6:30 朝食を食べながらテレビのニュースを観ているとポケセンのナースタブンネがまた殺処分されるという話題が出た、経費削減だからってナースくらいけちるなよ AM7:30 家を出る。途端に「ミィミィ」という声が、見るとタブンネが自分の子にうちの門の前で糞をさせていた。糞が終わると「よくできました」といったような顔でチビンネの頭を撫でていた。 うちを便所にしてんじゃねえ、取り敢えずママンネは尻尾を抜き取り追い払い、 チビンネは指定のゴミ捨て場に捨てた。しばらくしてママンネがゴミ箱からチビンネを救おうとしたのでベトベトンに毒突きをさせた。 「ミギィ!!」という声と共に倒れこむママンネ、ピクピクと痙攣するママンネと必死に助けを求めるチビンネの声をバックコーラスに出勤 AM7:50 駅に向かうバスの窓から外を眺めていると、首に縄をくくりつけられたタブンネが消防共に引きずられていた。耳が片方無い、あのまま学校に連れ込まれおもちゃにされるのだろう、 いくら経っても子どものやることは変わらない AM8:10 駅で電車に乗る。どうやら某路線がタブンネとの接触事故で停まったらしい、またか、いい加減対策しろ AM9:00 出社、玄関口で警備員にタブンネが締められていた。こんな都会にまで野生のタブンネが出てくるとは、よもまつだな PM0:00 昼休みのため外へ、行きつけの店に行く途中にタブンネ駆除車とすれ違う、相変わらず大漁のようだ。はるか遠くからでも捕まったタブンネたちの悲鳴が聞こえる。 あのタブンネたちは処分場に送られてみんな仲良くフーズになる。 そう言えば帰りにうちのポケモンたちのフーズを買っていかなければ PM0:15 定食屋でタブ丼を注文、しばらくして目が死んだタブンネが膳を運んできた。タブ丼を食べている間厨房からは絶えず唐揚げ用のベビンネの悲鳴が上がる。 それを耳を抑えてブルブル震えながら聞くさっきのタブンネ。タブ丼美味しかったです PM0:40 会社に戻る途中でタブンネ一家に遭遇、ママンネがベビンネを抱えてうるうるおめめで餌をねだってきた。一方パパンネは「餌を出さないとひどい目にあうミィ」と言いたそうな顔で身構えていた。 俺は笑顔でタブンネ一家を近くのタブンネ引き取り所に連れていき、「ここなら餌をたくさんもらえるよ」とタブンネたちに笑顔で告げてから別れた。 タブンネたちは礼も言わずに引き取り所の奥へ消えて行った。もちろんあそこに連れてこられたタブンネは様々な方法で世間の役に立ってもらう PM1:30 トイレに行こうと休憩室の前を通ると、サンドバック用のタブンネが新品に取り替えられていた。と言っても早速ボコられたのか、体中にアザができている。 さながら色違いのようだ。行きがけの駄賃に一発入れておく、「ミグゥッ!」という声が心地よかった PM3:00 有給が余りまくっていたので、今日はここで帰宅させてもらう。その後市役所へ、いつものごとく待たされていると、入り口から大勢のタブンネが「ミッミィ♪」 と何が可笑しいのか互いに談笑しながら入ってきた。それを連れている男が市役所の人と何事か話しをし、 その後タブンネたちと一緒に奥へと案内されていった。 PM4:00面倒な手続きが終わって外へ出ると先ほどのタブンネの集団が目に入った。どれもさっきの笑顔はどこへやら、目に涙を浮かべて俯きながらトラックに載せられていた。 目を凝らしてよく見ると全てのタブンネの白くて太った腹に焼印が入っていた。成程、あいつら食用か PM5:00 ポケモンショップでミィミィフーズと餌用ベビンネを購入、可愛がっていたベビンネを引き剥がされる時のママンネの顔はとっても面白い PM6:00 家への道を歩いていると近所の広場に沢山の人が押しかけていた。ちょっと覗いてみると広場の中央に大きな釜が複数置いてあり、 地獄のように煮えたぎっている。すると入口の方に設置されたアーチから、沢山のタブンネがおててを数珠つなぎにされて行進してきた。 そうここでは月に一度ほど捕獲したタブンネを処刑してみんなで美味しくいただくのだ。茹で上げる時のタブンネたちの悲鳴は まだ捕まっていないタブンネたちへの警告にもなる。今から処刑されるタブンネたちを先導するのもタブンネ、こいつらは仲間を殺す代わりに助命されたいわば裏切り者だ。 その裏切りンネたちが踊りながらタブンネたちを数珠つなぎにした縄を引いていく、そして釜の前にタブンネたちが整列し、 先頭のタブンネが縄を切られ処刑台代わりの釜に架けられた階段を登っていく、この瞬間どのタブンネもこの世に生まれてきたことを後悔するのだ。 「ミピュアアァァアア!!!」という断末と共に次々と裏切りンネによって釜に落とされていくタブンネたち、落とされたタブンネがしばらくして茹で上がると、元のピンクの体が真っ赤になっていた。 このあと全員の処刑が終わるとおいしいタブ肉が配られるのだが、今日は帰ることにした PM6:15 帰宅。今朝のゴミ捨て場を見るとベビンネママンネともに回収されていた。ご苦労さまです。うちのポケモンたちに餌用ベビンネを与えてから風呂に入った。 今から食われるに呑気にチィチィ♪とじゃれあうベビンネたち、やっぱりアホだな。 風呂で湯船に浸かっていると外からタブンネの「ミギャア!?」という悲鳴が、大方バカンネがどこかの家の罠に引っかかったのだろう PM7:00 晩飯。テレビをつけるとタブンネ狩り大会優勝者たちのドキュメンタリーをやっていた。 ある優勝者は自宅の敷地に養殖したタブンネを放って狩りの練習をしているらしい、金持ちだな。 インタビューでは練習中に勢い余って殺してしまうことがよくあること、餌は死んだタブンネの肉を使っていることを話していた。 その後ろでは檻の中からたくさんのタブンネが目に涙を貯めてこちらを凝視していた。 PM9:00 ドキュメンタリーの後には大人気バラエティー「ドッキリタブンネちゃん」を鑑賞、 毎週たくさんのタブンネに対して何らかのドッキリを仕掛けるシンプルな番組だ。いつも歩いていた道が熱々の鉄板になっていて大事な肉球を焼かれてしまったり、 朝起きると周りのタブンネのしっぽが抜かれていて自分の尻尾だけが健在だったりするなど、毎度ドッキリを仕掛けられるタブンネの顔はほとほと間抜けだ。 一番面白かったのはママンネが寝ている間に、孵化直前のタマゴを偽物にすり替えるというドッキリ、翌日全く動かなくなったタマゴに慌てるママンネ、 「ミィ!?ミィ!?」と喚きながらオロオロするママンネにここでネタばらし、それは偽物だよ、本物はこっちと言われてほっとするママンネにゆでたまごが返却された。 この時大爆笑 PM11:00 寝る準備をしていると何やら外が騒がしいのでもしやと思い現場に直行、 すると思ったとおりタブンネの群がオボンの木目掛けて、庭に入ろうとしていた。 それを迎え撃とうと身構えするうちのポケモンたち、ここで出ていくと柵の向こうのタブンネたちに逃げられてしまうので 一旦敷地に入れてその後撃滅するよう教えているのだ。しかし今日はタブンネの数がいつにも増して多い、 もう夜だというのにここで大乱闘が起こっては近所迷惑だ。そこで最近手に入れた「強力タブジェット改」の使用を発令。 こいつは洒落にならない威力だから滅多に手に入らないし、所持するにも届けを出さなきゃならない代物だ。 うちのポケモンを後に下げた後、風上に立ってタブンネたち目掛けてタブジェットを噴射、すると先ほどまで「ミッミィ!!」と息巻いていたタブンネたちが 一瞬ピクリとしたあと動かなくなった。何という威力、最早ここまで行くと苦しむまでもなく瞬殺されるのだ。こうして十数匹いたタブンネの群は わずか一吹きのタブジェットによって立ったまま絶命した。明日には鳥ポケモンたちに啄まれていることだろう。これで安心して眠れる。 タブンネのいる一日 終
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気が付いたとき僕は刑務所にいた。 我を忘れた僕は借金取りに重傷をおわせていたらしい。 タブンネ一家は受刑者のポケモン保護施設にあずけられ、 農作業をしたりしながら生活しているそうだ。 だが、彼らは歌わず、ふるえていることが多いらしい。 借金取りが怖かったのもそうだが、暴行を加える僕が虐待していた人間を 思い出させてしまったようだ。 僕のもとにはいろんな人が訪れたが、 救われた話は両親が僕の借金を返し、借金取りへの慰謝料も 払ってくれたことだけだった。 会社の人がやってきたときは解雇を言い渡された。 まあ逮捕されたんじゃ当然だろう、覚悟はできていた。 しかし、愛護団体の人から言われたことは 僕にとってすごくショックだった。 「君はタブンネ愛護団体から除名させてもらう」 愛護団体会長からの第一声はその言葉だった。 タブンネのためにやったことなのにどうして? 会長に問い詰めると会長は怒りながら僕に説明した。 僕が逮捕されたニュースはマスコミでも取り上げられたが、 前のアパートで住民とトラブルをおこしたこと、 タブンネのために家賃のかかり、通勤に時間のかかるマンションに引っ越したこと、 タブンネのために多額の借金をしたことなどが おもしろおかしく報道されたらしい。 そのためタブンネは「不幸を呼ぶポケモン」というイメージがついてしまい 逃がすトレーナーが多くあらわれた。 タブンネが働くポケモンセンターにも「タブンネを働かせるな!」との声が 多く寄せられているそうだ。 一方タブンネ狩りがブームになり草むらでは以前よりタブンネの死体などを みかけるようになったという。 僕はただタブンネが大好きなだけなのになぜこんなことになったんだろう? 「それはあなたがタブンネしか見てないからよ」 取り調べをしていた婦警さんが僕に言った。 「あなたはタブンネを甘やかし、可愛がれば幸せにできると思ってるみたいだけど それじゃあなたもタブンネも幸せになれないわ。 アパートの住民とのトラブルは家では歌わせず、赤ちゃんには オムツをつけさせていれば回避できたんじゃないの?」 「それにあなたはグラエナを恨んでるみたいだけど、 グラエナは優れたリーダーのいうことしかきかないポケモンって知ってるの? グラエナにもタブンネと同じように愛情を注いでいた? グラエナが頑張ったときちゃんとほめてあげた? そんなこともせずタブンネばかり可愛がっていたら グラエナに反抗されるのも当然よ」 婦警さんは僕にいろいろ言ってくれたが 僕は途中から頭に入らなった。 そうか……僕が悪かったのか…… 僕のせいで僕のタブンネ一家だけでなくすべてのタブンネが…… ごめんよ……ごめんよ…… その日、僕は一日中泣いていた。 ※分岐 +Happy End その後、僕は刑期を終え出所した。 タブンネ一家はGTSを使い海外の人にゆずることにした。 入所したころはまた一緒にくらそうと思っていたが、 彼らはまだ僕を恐れている。 それに僕のタブンネをひきとる人はいないだろうし 野生にかえしたってすぐトレーナーに狩られるのがオチだろう。 それならタブンネがいない地域にいたほうがまだいいのではないか? きっと僕よりはタブンネ一家を幸せにできるだろうし…… そして僕もまた親に借金を返すため、 タブンネのいない地域へ出稼ぎに行くことにした。 僕のせいで不幸な目にあったタブンネ達に どうつぐなえばいいのか僕はわからない。 これは逃げだとも思うが一生タブンネとかかわらないことが 僕が受けられるせめてもの罰だろう。 だから……さようなら……タブンネ。 +Bad End その後、僕は刑期を終え出所した。 あのタブンネ一家も引き取り、マンションに帰る。 が、彼らは僕を見て震えている。 「まだ僕が怖いんだろうな……」 昔の僕ならそう思っていたんだろうが 今の僕は彼らを見るとイライラしてきた。 これまで育ててきた恩を忘れやがって…… そもそも僕はお前たちのために借金をし、借金取りを殴ったんだぞ。 僕は妹タブンネの触覚をつかみ、僕の顔に近づける。 「僕が怖いのか?」 僕がそう尋ねると妹タブンネは「ミイ!ミイ!」と手足をバタバタさせる。 親タブンネたちは僕にはむかおうともせず、震えるばかりだ。 「パパもママもお兄ちゃんも助けてくれなくて残念だ……なっ!!」 僕は壁めがけて妹タブンネを投げつけた。 妹タブンネは頭をうちつけ、大声で泣いている。 それをみた残りの3匹は逃げようとするが 僕は行く手をさえぎる。 「こらこら、逃げることはないだろう 食事にしようじゃないか。さあ、テーブルにつけ!」 僕が怒鳴ると一家はテーブルについた。 僕は冷蔵庫からオボンのみをとりだし、やつらの前に置く。 といっても服役前に買ったものだから腐ってるが。 「さあ、お前らの好きなオボンのみだ。全部食べるんだぞ」 僕はそういうがやつらは食べようとしない。 「なんだ?食べ方を忘れたのか?こうするんだよ!」 僕はパパタブンネの口にオボンのみを突っ込む。 そして無理やりかませるが、オボンのみを吹き出し、僕の服にかけた。 僕の怒りのボルテージがさらに高まる 「お前の!ために!買って!やったのに! 僕の!気持ちが!受け取れ!ないのか!」 僕はパパタブンネを何度も蹴りつける。 そしてパパタブンネを蹴りながら 「お前たちも食べろ!残したらこうなるからな!」 僕がおどすとみんな涙を流しながら食べ始めた。
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「ミィーーーーーーッ!」 今日も山の中で子タブンネの甲高い悲鳴がこだまする この山にはファミリー向けのキャンプ場があり、登山道や釣り場なんかがあるのだ その中に、1メートル程のトタンの塀で囲まれた一角がある そこにキャンプ場にねぼすけのママを残したの父子が訪れた 「パパー、これやりたいよー!」 「わたしもやるやるー!」 「へえ、こんなのがあるんだ。おじさん、3人お願いします」 「あいよ、3人で900円ね」 おじさんは父子に1本ずつ太い木の棒を渡した。 そして家族は扉を開け、低い塀の中の原っぱに入っていく カサカサカサ… 「あー!いた!」 「ミィッ!?」ビクッ 草むらの中に居たのはタブンネ、と言ってもまだ40センチほどの子タブンネである 「それ、ヒロム、やっちゃえ!」 「待て―!」 「ミィィィィィィィィィ!!!!」 子タブンネは短い足で必死に逃げますがすぐに追いつかれ、脳天に棒の一撃を喰らってしまった そのダメージで子タブンネは転んでしまいました。少年はそこを狙ってさらに棒でメッタ打ちにした 「えいっ!とうっ!やあっ! バシッ!ビシッ!ゴッ!バシーン!ビシッ! 「ミギュヒィ!ミキッ!ギュミィ!ヒィッ!ヒィッ!ヒィッ!ヒィ!ビャアアアアア!!!」 タブンネは棒で殴られる度にバタバタと激しくのたうち回ったが、殴られる度にだんだんリアクションが小さくなり 20発も殴られるとほとんど反応しなくなってしまった 「フィィ・・・」 「よーしそのへんでいいだろ、ソリに乗せよう」 「はーい!」 男の子は子タブンネの耳をぎゅっと掴んで持ち上げ、ドサリとソリの上に乗せました 「パパー、やったよ!」 「ははは、ママの所で料理してもらうのが楽しみだな そう、囲いに囲われた原っぱは「タブンネ狩り掘」だったのだ 50メートル四方の草だらけの四角い土地にはたくさんのタブンネが放され、中で自由に狩る事が出来る 安全面を考え、放流されてるのは子タブンネかあんよができるくらいの赤ちゃんタブンネばかりで子供でも安全に狩る事が出来る 「ミィー!」 「うわっ、これはでかいな。ここはパパがやっちゃうぞ!」 「あーっパパだけ鉄でずるい―っ!」 最初に渡される木の棒だが追加料金で猟具を借りる事ができる 鉄の棒、ヤリ、とげ付きこん棒、さすまた、虫とり網などだ 猟具のほかにも狩り用のポケモンやおびき寄せるための餌などもある ちなみにパパが今殴っているタブンネはさっきのタブンネの兄タブンネである 「チィチィ…」ヨチヨチ 「ミィッ!」 「ん?ちっちゃいタブンネだなぁ」 「あたしがとるー!」 赤ちゃんタブンネだと小さくて動きも遅いので手づかみで捕まえるのも可能だ 「チィチィ♪」スリスリ 「かわいーっ!この子はあたしが食べるぅ!」 「ミィィィィ!!!」 ちなみにこの赤ちゃんタブンネはさっきのタブンネの妹タブンネである 「ふう、いっぱいとれたなあ、この辺でひきあげようか」 「えーっ!もっとやりたいよー」 狩ったタブンネは買い取りという形になっていて子タブンネは200円、ベビンネは80円である 「ワタ抜きお願いします」 「あいよー」 「ミギュアアアアアアアアアア!!!!」「チィィィィーーーーーー!!!」 「うわーっ、うるせー!」 狩ったタブンネはおじさんに頼めば内臓と毛皮を取ってくれてすぐに食べられる状態にしてくれる 上手くさばけないという初心者でも安心だ ベビンネだと串焼きにしてその場で食べることもできるのだ 「ママ、びっくりするだろうね」 「ははは、そうだな、今日はごちそうだ」 「はむはむ・・・」(さっきのベビンネの串焼きを食べている 幸せそうに去っていく家族を檻の中にギュウギュウに詰め込まれた子タブンネ達が涙を流しながら見つめていた この子タブンネたちはキャンプ場の近くで捕まった十数匹の♀タブンネに産ませた子タブンネなのだ ♀タブンネはキャンプ場の裏で鎖に繋がれて飼われていて 残飯やヌカやオカラをのみを餌に命が尽きるまでタマゴを産まされ、子供たちの悲鳴を聞き続ける事になる 子供たちが人を喜ばせている事を涙を流しながらとても喜んでいるだろう 楽しくて美味しいタブンネ狩り、キャンプ場に来たら是非お試しあれ
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登録日:2010/09/20 Mon 02 17 11 更新日:2023/12/05 Tue 19 43 25NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 531 BW さいせいりょく たぷんたぷんね はぐれメタル ぶきよう エクスデス カモ ゴメンネ サンドバッグ ジョーイ タブンネ タブンネ狩り ノーマル ヒヤリング フェアリー プラズマ団仕事しろ ポケセンの看護師 ポケモン ポケモンセンター ポケモン解説項目 メガシンカ メタルスライム ラッキーポジション レアポケモン 乱獲対象 多分ね 後半ネタ項目 無進化ポケモン 第五世代 経験値の塊 虐待アイドルタブンネちゃん 道場 耳の触角で 相手に触れると 心臓の音で 体調や気持ちがわかるのだ。 桁外れの聴力を持つ。かすかな音で 周りの様子をレーダーのようにキャッチする。 タブンネとはポケットモンスターシリーズにブラック・ホワイトから登場したポケモン。 ■データ 全国図鑑No.531 分類 ヒヤリングポケモン 英語名 Audino 高さ 1.1m 重さ 31.0kg タマゴグループ 妖精 性別比率 ♂50♀50 タイプ ノーマル 特性 いやしのこころ(ダブル・トリプルバトルでターン終了時に味方の状態異常を1/3の確率で回復する) /さいせいりょく(引っ込むとHPが1/3回復する) 隠れ特性 ぶきよう(持たせた道具の効果が無効になる) 種族値 HP 103 攻撃 60 防御 86 特攻 60 特防 86 素早さ 50 合計 445 努力値 HP+2 メガタブンネ タイプ:ノーマル/フェアリー 特性:いやしのこころ(ダブル・トリプルバトルでターン終了時に味方の状態異常を1/3の確率で回復する) 種族値 HP 103 攻撃 60 防御 126 特攻 80 特防 126 素早さ 50 合計 545 第五世代から新たに追加されたポケモン。 外見はとても可愛く嫁にするトレーナーは数知れず。 耳の触角で相手に触れると心臓の音で体調や気持ちが分かるというヒヤリングポケモンの名に恥じぬ能力を持っている。 名前はおそらく「多聞」「音」からきている。 /⌒>―<⌒\ <~て/ 丶厂> _>(^O⌒O^)<_ (@ノ)_  ̄ _(\の)  ̄/ ) ( \ ̄ / / | | \ マ)_/ / \丶_(ア L_) (_|) \ __ ノ |)) (( /  ̄  ̄ ■アニメでのタブンネ ポケットモンスター ベストウイッシュにてポケモンセンターの看護婦を務める。 イッシュ地方におけるラッキーポジションではあるが…… 誰か発言する度にたぶんね~と返しことごとく視聴者の笑いをとるアバウト極振りのネタポケとなっている。 しかし、『はい、あなたのポケモンは元気になりましたよ』の後に『たぶんね~』とか付けられると本当に回復したのか不安にならないだろうか? ジョーイさん、そんなポケモンで大丈夫か? ■ゲームでのタブンネ 経験値稼ぎ で人気者である。 その経験値量は何とマメパトのおよそ10倍(当社比)。 正にポケモン界のメタルスライム。 BWシリーズのレベルが上がりにくい仕様の中この経験値量は救いであり多くのトレーナーに乱獲されている。ホントね。 タブンネがいるから仕様が変わったのでは?は禁句な。 可哀想なタブンネ;; 例として、殿堂入り後ライモンドームにいるトレーナーが繰り出すタブンネはレベル65。 他人産や「しあわせタマゴ」「デルパワー」を組み合わせるとレベル1から軽く50ほど上がる。 一応レアポケモンなのだが3番道路の幼稚園隣にあるくさむらの前を走り回っていれば1分に1匹は出現してくるという仕様。 園児に悪影響?知るか。 それ以降も至る所に出現する為最早レベルを上げる機械である。これうそね。 というか、イッシュ地方でくさむらがある場所なら全ての場所に出現する。 さらにレベル35以上のタブンネは「いやしのはどう」を覚えている為、『己を狩りにきたポケモンを回復させる』という感動的なまでの健気さを見せてくれる。 ええ子や……。 ただし高い耐久性を持っておりこちらのレベルが低いと攻撃が全く効かず、逆に「おうふくビンタ」や「すてみタックル」で返り討ちに遭う可能性もある。 可愛い外見をしているが非戦闘主義ではないのである。 しかしその性質と相俟ってタブンネよりレベルが低いとやたらと攻撃し、逆に高いと補助技を使うという仕様な為、実は性悪だという声もある。 余談だがクリア後解禁される道路での出現レベルが40後半で攻撃技がノーマルオンリーなのでゴーストタイプならLV.1でも完封可能である。 XYでは6番道路の並木道にしか登場しなくなった。 両脇の植え込みから飛び出してくると言う地味な出現方法で、フシデのほうが高確率で飛び出して来るため経験値目的で狩るのは難しい。 このためポケモン育成のためのタブンネ狩りと言う習慣は滅びた。 …かに思えたが、バトルシャトーでマーキス/マーショネスまで爵位を上げるとタブンネLv.35×2しか使わないトレーナー(ふりそで)が出現する。 デューク/ダッチェスまで上げるとタブンネLv.45×3しか使わないふりそでも出現する。 しかもXYでは戦闘に顔を出したポケモンはそれぞれ経験値を100%ずつ貰えるようになり、 学習装置も戦闘に顔を出さなかったポケモンへ経験値を50%ずつ与えるようになったため、 「しあわせタマゴ」や経験値パワーLv.3などと併用すれば獲得経験値はかなり美味しい。 今回も自力習得可能な攻撃技がノーマルタイプのみなので、ゴーストタイプならLv.1で完封可能である。 更に相手に有効打がないときは「いやしのはどう」を使ってくるため、「のろい」でHPが削られても安心♪ ORASではメガシンカを習得。 フェアリータイプが追加され、防御と特防が大きく上昇。 特攻も地味にアップしている。 特性が「いやしのこころ」に固定され、更なるサポート枠としての活躍が注目される。 また本作から、ハピナスが新たな経験値稼ぎの相手として注目されている。 詳しくはハピナスの項目で。 剣盾では冠の雪原から復帰。例によってメガシンカは没収された。 特定の天気の時以外はあまり出てこないラッキーやハピナスと異なり割と野生でもホイホイ出てくるので相変わらず経験値稼ぎに使える。 推奨レベルが高いのでクリア前のレベリングには使いにくいがクリア後にけいけんアメを使わずレベリングするなら便利。 マックスレイドでも登場。ドロップがラッキーと全く一緒なのでけいけんアメ稼ぎのカモである。 と言っても冠の雪原ではデリバードレイドの方が美味しいのでタブンネは当たりとはあまり見られない。下手なレイドよりは稼げるのだが……… ■ポケモン立体図鑑BWでのタブンネ とりあえず、ARファインダーで写真を撮るときに丁度よさそうな連中とそのモーションを紹介しておこう。 ビクティニ…Vジェネレートの部分 ダイケンキ…アシガタナを高く掲げた時 ウォーグル…爪で襲撃時 ダゲキ…跳躍二連蹴り時(高さ調整が必須) ナゲキ…エア山嵐のぶん投げている時(ダンゴロを投げているように見せると良し) ペンドラー…突進(メガホーン?)時 クリムガン…爪攻撃時 キリキザン…踏み込み斬り時 さあ、貴方もLet's撮影♪ ■対戦でのタブンネ そんなタブンネだが、もちろんバトルもできる。 覚える技には「てだすけ」「なかまづくり」「いやしのはどう」「おさきにどうぞ」等、ダブル・トリプルバトルでのサポート向きの技が多い。 その他にも「かえんほうしゃ」「はかいこうせん」「10まんボルト」「れいとうビーム」等々大抵のタイプ破壊なら可能な技も技マシンで覚える。 何故「だいばくはつ」覚えないし。まあそもそもイメージに合わないから覚えないのも無理はないが、「ミストバースト」はあってもいいんじゃないかな。 メガシンカによって相性が大きく変わる(特に対格闘)ので結構いやらしい。 なお特性からしてダブル・トリプル専用……かと思いきや、そうでもない。 ダブル以上で耐久というのがそもそも難しい上、他のメガシンカポケモンを使えないという欠点がシングル以上に目立ってしまうのである。 要するに、仲間をサポートするために自分がメガシンカしてしまったせいで、サポートするべき仲間の候補が狭まるという、 なんとも言えない状況になってしまうのである。 ダブル以上において強力なアタッカー型のメガシンカポケを使えないのはやはり痛い。 結果的に、特性はトレース持ちへの嫌がらせや、「スキルスワップ」で押しつけることを前提にシングルで使うほうが無難。ここにきて隠れ特性の「ぶきよう」が活きる。 タイプ一致であるノーマル技を採用しやすいため、「○○スキン」系の特性を奪えると面白いかもしれない。 ちなみに遺伝技で「いやしのねがい」を覚える。自らを犠牲に体力を回復させる…健気である。 タブンネ「私が死んでも代わりはいるもの…たぶんね」 タブンネ 「ふーん…やっぱり理解できないなぁ、トレーナーの価値観は」 「さあ、キミもボクと契約してポケモントレーナーになってよ!」 「また君か!厄介な奴だよ、君は!在ってはならない存在だというのに」 「知れば誰もが望むだろう、君のポケモンになりたいと!君の仲間でありたいと!」 主人公「そんなこと!」 タブンネ「故に許されない、君という存在も!」 主人公「君は、それでも君は!経験値だけが君の全てじゃない!」 タブンネ「それが誰に解る?何故解る!」 「解らぬさ!誰にも!」 タブンネ「この経験値と努力値と、相手を倒すことしか考えぬ者達の世界で!」 「何を信じ!何故信じる!」 主人公「それしか知らない、あなたが!」 タブンネ「知らぬさ!所詮人は己のポケモンしか愛でぬ!」 「まだ苦しめたいか!いつか!やがていつかはと!大量の経験値に躍らされ、一体どれ程の同胞を倒し続けてきた!?」 主人公「それでも!」 「育てたいポケモンが!あるんだあぁ!!」 タブンネ「痛い痛い!やめてお願い!!!」 タブンネ「だめぇぇ!!!“グラスミキサー”だけは使わないでぇ!!」 タブンネ「うぅ…早くゲットされたいよぉ…」 タブンネが仲間になりたそうな目でこちらを見ている 仲間にしますか? はい/だめ ニアFIGHT! BAG POKEMON RUN タブンネ「チクショウ…チクショォォォォォォォ!!!」 ベル「ちょっと…やめたげてよお!」 悪魔「ニヤリ」 【しばらくして】 私は誰だ? 此処は何処だ? 誰が生めと頼んだ? 誰が造ってくれと願った? 私は私を生んだ全てを恨む。 だからこれは攻撃でもなく宣戦布告でもなく、私を生み出したお前達への――― /⌒>―<⌒\ <~て/ 丶厂> _>(^◎⌒◎^)<_ (@ノ)_ △ _(\の)  ̄/ ) ( \ ̄ / / | | \ マ)_/ / \丶_(ア L_) (_|) \ __ ノ |)) (( /  ̄  ̄ 逆襲だ 【劇場版ポケットモンスターブラック&ホワイトタブンネの逆襲】 近日公開 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] タブンネじ -- 名無しさん (2013-08-22 13 46 48) タブンネこ -- 名無しさん (2013-10-13 21 30 13) タブンネさ -- 名無しさん (2013-11-21 18 27 19) タブンネい -- 名無しさん (2013-11-21 18 44 17) て -- 名無しさん (2013-11-21 18 45 07) ポケスペのタブンネは本編の鬱憤と屈辱を晴らすかの様な悪い顔だったwww -- 名無しさん (2013-12-01 22 49 55) タブンネじ -- 名無しさん (2014-01-20 17 35 44) タブンネば -- 名無しさん (2014-01-20 17 42 40) タブンネそ -- 名無しさん (2014-01-20 21 55 16) メガ進化してゴーストタイプ付かないかな -- 名無しさん (2014-02-03 11 22 21) タブンネじ -- 名無しさん (2014-02-05 22 39 15) XYでも一部の当たりFCを手に入れたプレイヤーからラッキーと共に乱獲されてるよ。多分ね -- 名無しさん (2014-03-27 12 38 06) はい、あなたのポケモンは元気になりましたよ -- 名無しさん (2014-08-03 15 05 51) 可愛くて健気。だからこそ腹パンチしたい -- 名無しさん (2014-08-03 15 17 20) 五世代目で初のメガシンカだけど、個性潰されたプリン系統が涙目に・・・。 -- 名無しさん (2014-08-13 23 33 34) メガシンカするのは構わんけど、したところでこいつ何すんだよ。ただの経験値なんだぞ -- 名無しさん (2014-08-13 23 47 15) ↑特性が癒しの心固定だからダブルトリプル専用かねえ。威張るを味方にかまして3割で常態異常回復に賭けて、そっからの手助けブーストとか……普通にいばキーやるだけで強そうなのは内緒 -- 名無しさん (2014-08-14 01 11 40) ↑混乱など重複し、交代すると治るタイプの状態異常には適用されない -- 名無しさん (2014-08-14 08 33 10) 特性があれで耐久アップときたら役目は真ん中に立ってサンドバックよ -- 名無しさん (2014-08-14 08 42 37) 自ら育てたポケモンに喰われてトレーナーは滅ぶとなぁー!!↑↑ -- 名無しさん (2014-08-14 09 45 08) 某笑顔動画で天下統一を成し遂げたポケモン -- 名無しさん (2014-10-19 22 52 49) メガ進化はゴーストタイプが良かった -- 名無しさん (2014-10-22 17 40 35) 何故ここまで狩られ続けてメガシンカの姿はあんなに優しい笑みをしていられるんだ…聖母かアナタは… -- 名無しさん (2014-11-15 14 57 18) メガシンカする、 -- 名無しさん (2014-12-06 16 53 59) フェアリーが付いたのは格闘へのささやかな抵抗だと予想 -- 名無しさん (2015-01-05 21 38 47) ポケとるではメガタブンネに大変お世話になりました。 -- 名無しさん (2015-02-23 13 19 04) ポケスペですげー表情のタブンネがおった、たぶんね -- 名無しさん (2015-02-23 15 10 25) bw2だと、殿堂入り前に過去作のポケモンが多く登場する影響で道路によっては出現しにくくなった。特に5番道路と迷いの森が顕著で、前者は5割、後者は4割まで減少してる。 -- 名無しさん (2015-05-10 01 15 31) BWポケモンで唯一メガシンカするがメガシンカさせるほどの性能がないんだが -- 名無しさん (2016-02-26 14 37 08) いざタブンネ狩りしようとすると意外とタフで困る。耐久力はラグラージに匹敵するからな -- 名無しさん (2016-03-03 19 12 57) 癒しの心はダブルでさえ発動率が低すぎてほぼ死に特性になってるけど、シングルならスキスワで押しつけるのに使えるかな?メガ前の不器用でやれ?知らんがな -- 名無しさん (2017-05-21 14 54 17) タブンネさんほんとすこ。やっぱポケモンタブンネさんとかライチュウみたいな体型が一番可愛い -- 名無しさん (2017-06-23 21 54 25) 記事最後の茶番に吹いたwww -- 名無しさん (2019-04-25 11 25 25) メガ進化で↑5の言う通りになる位なら、普通に進化系を追加して、特性も別のにして、進化で不器用から別のに変わる様にすれば、うんと捻りが効けたのに。ゲーフリは一体どういう基準でそういうのも出してるんだ? -- 名無しさん (2019-04-25 11 54 51) USのワープライドで色違い出た。ピンクのとこが薄紫で可愛いかった -- 名無しさん (2019-04-25 13 20 24) カモネ、タブンネ、オソラクネという進化をしていくと妄想してた時期が懐かしい -- 名無しさん (2019-10-06 11 57 12) ガラル地方では狩られすぎて絶滅したってマ? -- 名無しさん (2019-12-14 13 20 46) ガラルタブンネはイエッサンになった説。実際見た目も習性も似てる -- 名無しさん (2019-12-14 13 41 14) ↑ ↑↑むしろイエッサンが海の向こうでタブンネに派生した説も考えられる -- 名無しさん (2019-12-14 16 53 24) メタ的な事情でいえばデザイナーさんが同じってのもあるよね。この子らに限らず剣盾の新ポケってBWポケのオマージュっぽいのしばしばいるように感じる。 -- 名無しさん (2019-12-20 22 51 56) タブンネ純粋に好きなmn -- 名無しさん (2020-01-27 10 19 52) ↑途中送信。好きなポケモンなんだが、画像検索するとかなりの確率で胸を締め付ける系画像がヒット…なんでや… -- 名無しさん (2020-01-27 10 21 33) 最後のネタ長すぎない? -- 名無しさん (2020-04-06 21 37 18) ↑2 一時、そういう連中が大暴れしすぎてしまったからな… -- 名無しさん (2020-09-21 22 47 58) 現状ユナイトだとランクマでは野生ポケモンとして登場しないからこれにはタブンネちゃんサイドも安堵 -- 名無しさん (2023-09-05 18 36 12) 名前 コメント
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ジャイアントホールの中で色違いの子タブンネを見つけた。 しかしその体は傷だらけでその幼い命は今にも絶えそうだった。 俺は近づいてその色違いの子タブンネにを抱える。 どうやらまだ息はあるようだ、俺はカバンからミックスオレを取り出し飲ませる。 すると体力を取り戻したようで、傷ついた色タブンネはすやすやと息を立てて眠り始めた。 それを見て安心したその時、草むらからガサゴソと数匹の子タブンネがでてきた。見たところ4匹くらいいるようだ そして俺と色タブンネを確認すると、そのタブンネは色タブンネを催促してきた。 きっとこの色タブンネはタブンネ同士の集落でいじめにあっていたのだろう。 なおのことうるさく騒いで色タブンネを要求する。 少しこいつらに苛立ちを覚えた俺は子タブンネを抱えたままモンスターボールに手をかけ、ハッサムを出す ハッサムに一匹だけ残して殺すように命令するとハッサムは剣の舞を始める。 それを見たタブンネ共は一斉に逃げ出す、ハッサムはそれを追いかけ、まず手始めに一匹のタブンネにバレットパンチをする。 手加減なしの一撃でタブンネは奇声をあげて吹っ飛ぶ。 もうあのタブンネは逃げる気力もないだろう、他のタブンネを殺すようにハッサムに命令する。 その間に俺はそのタブンネにげんきのかけらを使う。 タブンネは意識を取り戻しすぐさま逃げようとするがその前には残り二匹の二匹を惨殺し、もう残りの一匹を鋏で掴んでるハッサムが居た。 ハッサムはそのタブンネの前で掴んでるタブンネの頭をぎりぎりと締め上げる。 そして頭蓋骨の割れる音と共にハサミが閉じる、首だけ残ったタブンネは痙攣した後失禁して絶命した。 残ったタブンネは命乞いをしている、そこで俺はハッサムをボールに戻す。 そのタブンネは腰を抜かしながらも這うようにして逃げ始める、俺はそれを追いつかない程度の速さで追う。 あのタブンネは集落に戻るつもりだろう、その集落で狩りを行なうと良い経験値になりそうだ。 這って逃げていくタブンネを見ながらそう思った。 タブンネ達の集落についた、草や藁で造られた簡素な隠れ家にさっきの子タブンネは逃げ込もうとする。 しかしここまで来たらもう用がない、俺はその子タブンネの体を踏みつけ、体重をかけていく。 そして背骨の折れる音がしたあとタブンネが断末魔をあげて息絶える、うるさい。 その断末魔を聞きつけ集落から3匹のタブンネがでてくる、そしてそのタブンネは俺とその踏みつけた子タブンネを見比べると飛びかかってきた。 モンスターボールからボスゴドラを繰り出し応戦する、といっても力の差は歴然だが。 タブンネは無謀にもボスゴドラに捨て身タックルで応戦してくる。ボスゴドラは何とも言えない複雑そうな表情をしていた。 ボスゴドラはこっちを見てきた、きっと余りの弱さに反撃していいのかどうか迷っているのだろう、かわいいやつめ。 俺はゆっくり大きくうなずくと、ボスゴドラは一匹のタブンネにもろはのずつきをする。 ずつきを喰らったタブンネは内臓がミンチになるほどの衝撃をくらい、肢体がぐちゃぐちゃになる。 口から血ヘドを吐き出し、悲鳴にもならない悲鳴を上げる。 生命力の強いタブンネだ、これだけ強い衝撃を喰らってもあと数分は生きているだろう。 その様を見ていた他のタブンネは、集落に逃げ込む。 俺とボスゴドラはタブンネに集落におじゃまする、集落中のすべてのタブンネが俺と抱えている色タブンネを見つめる。 そして今度は数十匹のタブンネが応戦にでる、おそらくこの集落の雄をすべてかき集めたのだろう。 一方で雌と子供は逃げようとしている、逃がすのももったいないがこれだけのタブンネをすべて押さえておくのには無理がある。 俺はヒードランをだし、マグマストームをするように命令する。 するとその集落の周りがすべてマグマの渦に囲まれた、多少熱いがまぁそれは我慢しよう。 雄タブンネ共は一斉にボスゴドラめがけて捨て身タックルを仕掛けてきた、まぁ死ぬことはないから大丈夫だろう。 俺は手持ちのポケモンすべてを解放する。 ハッサム、ボスゴドラ、ヒードラン、アイアント、キリキザン、ナットレイ みんなそれぞれ思い思いの方法で狩りを始めた。 まず一番最初に動いたのはアイアントだった。 アイアントは逃げ惑っているタブンネのうち一匹をつかみ、そして引きずる。 ある程度群れと距離をとるとタブンネを離す。 アイアントは興奮しているのだろう、口を左右にカシャカシャ鳴らしながらタブンネに近づく。 タブンネは逃げだすがマグマストームが遮っていて逃げられない。 マグマストームの前で立ち尽くすタブンネにアイアントはシザークロスをする。 「ミギャアアアアア」という鳴き声と共にタブンネの胴体から短い脚が両方とも離れた。 アイアントはそれを拾い、咀嚼しながらクチャクチャと食べる。 タブンネはその間にと思ったのか張って逃げ出す、しかし素早いアイアントに勝てるはずもなく、呆気なく追いつかれる。 上半身を起こし助けてくれと懇願するが、アイアントはそんな様子を興奮したように口を鳴らして見ている。 再びアイアントはシザークロスを行なう、やはり醜悪な叫び声をあげるタブンネ しかし今回は右腕を完全に切り離さなかった。 アイアントは激痛で狂いそうになっているタブンネの切れかけた腕を口で挟んで、ちぎり取る。 ブチブチを筋肉や皮膚が切れる音と共に完全にタブンネの右腕が切り離された。 そして一通り腕を食べ終わった後タブンネは残った左腕をシザークロスで切り離す、タブンネダルマの完成だ しかしタブンネは悲鳴をあげない、どうしたことかと思ったら痛みの余り気絶してしまったようだ。 これではつまらないと思ったのか、アイアントは気絶して倒れているタブンネの上に乗り、そしてタブンネの頭にアイアンヘッドをかます、もちろん軽く手を抜いてだ。 それを数回繰り返し、ようやくタブンネは目を覚ました、そしてその後激痛が襲ってきたのかタブンネは暴れ狂う。 さすがに乗っていられなかったのかアイアントは軽い身のこなしでタブンネの上から降りる。 「ミビャアアアアアアアアアアアア!!!」と叫び声をあげながら暴れるカタワタブンネはまるで芋虫のようだ。 アイアントは良いことを思いついた、というあくどい笑みを浮かべ、タブンネの腹を口ではさみ、持ち上げる。 暴れていると言っても所詮タブンネ、どれだけあがいてもアイアントの力とは比べ物にならない。 アイアントは持ち上げたタブンネをマグマストームの壁に押し当てる。 半ば正気を失ったように暴れていたタブンネだが、これと共にさらに暴れだす。 しかし無意味だ、どれだけ暴れてもじわじわと焼き尽くされていくタブンネ。 そうやって焼いていくと体力がなくなってきたのだろうか、悲鳴と抵抗が小さくなっていく。 息絶え絶えのタブンネに飽きたのか、アイアントはそのままタブンネを放してしまう。 その後アイアンヘッドでタブンネを押して、ダルマタブンネは完全にマグマストームの中に入り込んだ。 焼けていくタブンネは最後に一際良い鳴き声で断末魔をあげてくれた。そのことにアイアントも満足しているようだ。 さぁ次はどんな虐待があるのだろうか、楽しみで仕方がない。 次に動いたのがヒードランとナットレイだった。 タブンネの親子を壁際に追いつめる、母タブンネは4匹の子タブンネを後ろにやりヒードラン達の前に立つ。 ナットレイはそんな母親の上からツタを伸ばし、子タブンネの上に紫色の液体を振り掛ける、そうどくどくだ。 どくどくにかかったタブンネはその場に膝をつき、徐々に顔色が悪くなっている。 「ミィ‥‥ミィ‥‥」と弱々しい声で母を呼び、母タブンネはその声に応える。 そこでヒードランが母タブンネが隙だらけの間に一匹の子タブンネを奪い取る。 母タブンネはそれに気づくが後ろには毒にやられた子タブンネが苦しがっている。 どちらの対応をすればいいか迷っているうちにヒードランは紫色の火の粉を子タブンネに吹いた。 鬼火と呼ばれる炎タイプの技だ、その子タブンネは火傷を負い、苦しみ始めた。 毒を負った子タブンネと火傷を負った子タブンネの世話をする母タブンネ、それ以外のことはそっちのけだ。 無論それは残りの子タブンネも例外ではない、幸か不幸かまだ健康な子タブンネは二匹残っている。 ナットレイはなるべく傷つけないようにそっと一匹の子タブンネを持ち上げる、子タブンネは終始震えっぱなしだ。 ぶるぶると震えてる子タブンネを、触手でゆさゆさと赤ちゃんを抱く母親のように揺らす。 その動きに緊張が解けたのか、タブンネは「ミィミィ♪」と笑いだした。 そこでナットレイはそのタブンネを軽く上にほうり投げる。 そして渾身のパワーウィップをそのタブンネに当てる、タブンネはボスゴドラの方めがけて吹っ飛んで行った。 雄タブンネの相手をしているボスゴドラの方に子タブンネが飛んでいく。 その子タブンネをボスゴドラはスマブラのドンキ○コングもびっくりなほど見事なヘッドソバット(アイアンヘッド)で地面にたたきつけた。 「ミギッ」という短い悲鳴と共に文字通りぺしゃんこになる子タブンネ、母タブンネはまだそのことに気づいていない。 ナットレイは残りのもう一匹にも手をかける、もちろん逃げようとするがヒードランが居て逃げられない。 そしてナットレイは子タブンネをつかみ、もう一度パワーウィップでボスゴドラの方に弾き飛ばした。 今度はボスゴドラは軽いアイアンヘッドで別の方に飛ばす。 そしてその子タブンネが行き着いた先はヒードランだった。 ヒードランの体に子タブンネが激突する、ヒードランは微塵も痛みを感じていなかった。 それどころかヒードランにあたった子タブンネが溶かされていってる、溶岩に飲み込まれて子タブンネは悲鳴を上げる間もなくご臨終された。 一方ボスゴドラの足元で必死に捨て身タックルを続けているタブンネ達、効いてないことがわかってきたのか、別の標的に目標を定める。 そして目を付けた先はナットレイだった、タブンネ達はボスゴドラから離れナットレイに向かって捨て身タックルをしだす。 しかしタブンネ達が当たった途端逆にタブンネ達が悲鳴を上げ始めた。 鉄のとげ+ごつごつメットのナットレイに直接触れる攻撃をしたのだ、すでにばてかけていたタブンネ達のHPをごっそりと減らす。 その頃母タブンネは弱っていく子タブンネ二匹をいやしのはどうで治そうとしていた。 しかし毒タブンネを舐めている間に火傷タブンネをヒードランに奪われてしまった。 母タブンネは返してくれとせがむが、ヒードランにはなんの意味もない。 ヒードランは火傷タブンネに息を吹きかける、熱風とも呼び辛いものだが高温のヒードランの吐息は弱ったタブンネにはそれだけで効果的だった。 母タブンネは直接触れることが出来ず少し遠めに火傷タブンネにいやしのはどうをし続ける。 そして後で「カハッ」という弱々しい吐血と共に毒タブンネが息絶えた。 母タブンネのいやしのはどうが止まる、そして毒タブンネに近づき体を揺らす。 しかし毒タブンネは答えない、母タブンネのすすり泣く声が聞こえた。 一方でヒードランも息を吐きかけるのをやめる。 火傷タブンネはすでに疲弊していて、このままでももう長くないと判断したのだろう。 そんな火傷タブンネに母タブンネはいやしのはどうを再開した。 しかし体中が火傷で蝕まれて、疲労も限界で生きているのがやっとの子タブンネにいやしのはどうはただ長く苦痛を与えるだけのものでしかなかった。 ヒードランとナットレイ達が気ままにタブンネ狩りをしていたころ、キリキザンは辺りを観察しはじめた。 そして一匹のタブンネに近づく、そのタブンネは二つも卵を抱えていて、たたでさえ鈍間なのに愚鈍さここに極まれりといったところだ。 キリキザンは足音を立てず近づき、そのタブンネを後ろから一突きした。 突然のことなので驚いた表情でタブンネはそのままその場に前のめりに倒れこむ。 キリキザンはそのタブンネに馬乗りになり、背中からグサグサと刺し始める。 刺されるたびに「ミギッ!ミギャッ!」と短い悲鳴を上げるタブンネ、しかしその攻撃でタブンネが死ぬことはない。 悪タイプ故か、ことキリキザンは相手をいたぶることに関しては秀でている。 生命維持に必要な臓器を傷つけず致命傷に至らなく尚且つ激痛がはしる場所を重点的に攻撃している。 そして一通り刺し終わった後キリキザンはタブンネの上から退き、卵をひとつ持ち上げる。 その時だった、マグマストームの渦がはれて、周りを遮るものがなくなってしまったのだ。 これを好機と悟ったのかタブンネ共が一斉に逃げ出す。 しかし、外に出ようとしたタブンネの一匹が「ミギャァァァァァァァァ!!」と叫び声を出して倒れる。 そのタブンネは目に見えない何かが刺さり、倒れたのだ。 実は俺はナットレイにステルスロックをするように命令していたのだ。 加えてそのステルスロックはマグマストームの熱で高温に熱されている状態だ、刺さればタダでは済まない。 次々とタブンネに襲いかかるステルスロック、中には這って逃げだそうとするタブンネもいたが、上からその間抜けな胴体にステルスロックが刺さるだけだった。 周りはタブンネの悲鳴で阿鼻叫喚だ、逃げ出そうとしたタブンネで無事な奴はもういないだろう。 ステルスロック自体にそこまで致死性はないので、高温のステルスロックとはいえ殺すまではいかない、だがそれがいい。 タブンネ達は地獄のような熱さと痛みにのたうち回っている、死ぬこともできず、解放されることもない。 キリキザンは辺りを見渡した後再び狩りに戻った、その前の親タブンネは再生力のおかげか体の傷がふさがり掛けていた。 そして立ち上がりキリキザンに捨て身タックルを行なう。 迫ってくるタブンネに卵を捨て、その手で一閃する。 タブンネは再び倒れる、しかしそれでもあきらめず卵の方に手を伸ばす。 その卵をキリキザンは拾い、そして殻を切り始めた。 殻の中から出てきたのは胎児のタブンネだった、少しグロテスクだ。 「ミァ‥‥‥ミァァァ‥‥‥」とタブンネ弱々しく鳴き、その胎児に手を伸ばす。 キリキザンはそのタブンネの手にそっと胎児を乗せた。 タブンネはその胎児を抱きかかえる。 しかしその胎児は息をしておらず、タブンネは「ミィィィィィィィィィィィ!!」と叫び声をあげて泣き始めた。 キリキザンはその様子を見てケタケタと笑いながらもうひとつの卵に手を伸ばした。 しかしそのタブンネが割って入り、卵を抱きかかえる。 キリキザンはその親タブンネの頭に深く手を突き刺した。 実は脳というのは神経を傷つけないと傷ついてもある程度生きることができる。 タブンネは脳が傷つき叫ぶことも体を動かすこともできず、その場に倒れる。 そしてキリキザンは先ほどのように殻を切り、中からタブンネを出した、今度はもうすぐ孵化するはずだったのかずいぶんとタブンネとしての形を保っている。 そして「ミィ‥‥」と静かに鳴きはじめたのだ、その様をみてタブンネは口をパクパクとさせ体をコイキングのようにピクピクと跳ねさせる。 キリキザンはそれを見て浅く弱く生まれたての子タブンネを傷つけ始めた。 生まれたてのタブンネは弱々しく鳴き声をあげた後、キリキザンに玩ばれて死亡した。 タブンネは何も言わない、言えないのだろうがその様をみて、体中の力が抜けたように項垂れたのだ。 キリキザンは胎児タブンネと子タブンネの死体を踏み潰し、その場を後にした。 あらかたのタブンネは片付いた。 残りはステルスロックで傷ついた生き残りや、死に至らずとも致命傷を受けて相手にされてないタブンネくらいだ。 ボスゴドラはずっと雄タブンネ達の相手をしていた、と言っても余りの数の多さに手が回らず凝った狩りができないでいた。 ボスゴドラは不満の色をあらわにする、一番の功労者ともいえるコイツをぞんざいに扱ったら罰があたるな。 そんなことを考えていると「ミィ‥‥ミィ‥‥」とか細い鳴き声が聞こえてきた。 どこから聞こえているか探していると、あるタブンネの死体から聞こえてくることがわかった。 俺はそのタブンネの死体をどける、するとその下には一匹の子タブンネがいた。 そしてこの親タブンネ、まだ息があるようだ、だが助からないことを判断してか死体のふりをして助かろうとしていたのだろう。 親タブンネは命乞いをする、幸いここからはボスゴドラから死角になっていて見えない。 俺はボスゴドラに「気の所為だった」と告げた。 その言葉を理解してかタブンネは安堵の表情に変わり、子タブンネをしっかりと抱きしめた。 そしてボスゴドラの方に戻ると俺はそっと口には出さずにあそこにタブンネ親子がいるとジェスチャーで伝える。 耳が良いタブンネに俺がボスゴドラに位置を教えたことを知らせたら逃げられてしまうかもしれないからな。 ボスゴドラは多少迂回しながらもわざと足音を立てるように歩きだした。 ドスン、ドスン、と重量感のある足音を立てながらゆっくりゆっくりとタブンネ親子に近づくボスゴドラ。 こちら側からは見えないが、きっと今頃見つからないように祈っているころだろう。 そしてついに、ボスゴドラがさも偶然を装ったようにタブンネ親子を見つける。 ボスゴドラはタブンネ親子を掴み、俺が見えるところまで持ってくる、気配りのできる良い子だ。 タブンネは仲間作りやいやしのはどうを使ってボスゴドラに命乞いをする。 ボスゴドラはその様をみてどうするか迷っている振りをする。 そしてにっこりとほほ笑み、優しくタブンネを持ち上げる。 気持ちが通じたと思ったのか、タブンネは涙を流し喜ぶ。 その瞬間、ボスゴドラのもろはのずつきが炸裂した。 急なことで理解が及ばないタブンネは「ミ゙!」という短い悲鳴をあげて数メートル先まで吹き飛んだ。 内臓が破裂したのか吐血したタブンネは、置いてきた子タブンネのところに這って向かう。 ずるずると、傷ついた体に鞭を打ちながら這っていくその姿はどこかナメクジを連想させた。 子タブンネを乱暴に掴み、その親タブンネのもとに行くボスゴドラ。 そしてその親タブンネの前に子タブンネを置いた。 子タブンネは急いで親タブンネにいやしのはどうをかけ、親タブンネは見る見るうちに回復していった。 するとその親タブンネをひょいと掴み、ボスゴドラは再びもろはのずつきを喰らわせた。 ボスゴドラはそれをずっと繰り返していた、殺しはせず死ぬほどの痛みを繰り返し与え続ける。 そしてそれを手伝っているのはほかでもない我が子なのだ。 子タブンネはそれに気付かない、傷ついては癒し、傷ついては癒し、それがどれだけ親タブンネにダメージを与えているか気づけないのだ。 そして親タブンネは理解しているのだ、我が子を自分で殺さない限り自分は助からないと。 親タブンネの悲痛な鳴き声が響いた。 タブンネたちの集落はものの数時間で焼け野原と化した。 生き残ったタブンネはほぼ0に近いだろう。 手持ちのポケモンたちはみんな俺のもとに戻ってくる。 みんなそれぞれ満足したようだ、実に充実した顔をしている。 俺はみんなをモンスターボールに入れたその時だった。 茂みから一回り小柄なタブンネがこちらにすてみタックルをしてきたのだ。 醜く贅肉を揺らすタブンネ、足は遅いが重量がある分人が喰らったら一大事だ。 だがなんてことはなく避ければいいだけで、俺は鈍足のタブンネの攻撃を避ける。 そのついでに足をかけて転ばせた、タブンネはこけて頭から滑って行く。 モンスターボールからハッサムを出しこちらも反撃開始だ。 タブンネはこちらが臨戦態勢に移ったのを見ると一目散に逃げ始めるが ハッサムのバレットパンチをくらい「ミブゥ!」と豚のような鳴き声をしながら再び転んだ。 ハッサムは方耳を持ち上げてボディーブローをし始めた。 ゲホゲホとえずくタブンネにさらに力を込めて殴る。 そして我慢できなくなったのかタブンネは胃の中のものをぶちまけた。 ドロドロに溶かされた木の実の残骸らしきものがあふれ出てくる。 ハッサムは間一髪回避したが、それでも跳ねた汚物が足元に飛び散った、帰ったら風呂に入れてやろう。 ハッサムは耳を放す、タブンネは膝をつき苦しみ始めた。 しかしそれは許したわけではない、ハッサムから怒りの表情が伺える。 ハッサムはタブンネの頭をつかむと、背中にミシミシと拳を開いて突っ込み始めた。 数ミリずつハッサムの手がめり込んで行くたびに「ミガッ‥‥」と苦しそうな声を出すタブンネ。 そしてついにその肉を突き破りハッサムの手がタブンネの背中に入り込んだ。 タブンネは悲鳴にもならない悲鳴を上げる、しかしこれで終わることはなかった。 ハッサムは今度は渾身の力を入れてタブンネの背骨を折ろうとしているのだ。 ギチギチと背骨に力が入っていくたびに苦しんでいくタブンネ。 骨が折れるのにそう時間はかからなかった、バキッという音が鳴りタブンネの背骨は二つに分かれた。 タブンネは「ミガアアアァァァァァァァ!!!」というその容姿からは想像もできないほどの雄叫びをあげて、がっくりと項垂れた。 ハッサムはタブンネを汚物の上に投げ捨てる、本来なら何らかの抵抗を示すはずだが、下半身が動かなくなってはそれもできない。 ハッサムはタブンネにとどめを刺さず戻ってきた。 このタブンネに残された道は餓死か捕食されるかしかないが、こんな汚物まみれのやつを食う奴はいないだろう。 ハッサムをモンスターボールに戻す 色違いは高く売れる、今夜のこいつらのご褒美は何にしてやろうか、帰ったら他のポケモンたちにも何か分け前をやろう。 そんなことを考えながら俺は色タブンネと一緒にジャイアントホールを後にした。 久々に読ませてもらったぜ、各手持ちが思い思いの方法でタブンネちゃんを嬲っているのは良いな -- (名無しさん) 2012-01-07 22 08 16 きっとみんな3くらいはレベル上がったんだろうな -- (名無しさん) 2012-09-15 18 11 19 売られる色違いちゃんの行く末も気になるな。集落で虐められていた方がマシだったりしてw -- (名無しさん) 2013-11-21 11 15 47 色タブちゃんサイドもみたかった -- (タブデッドの末端の末端の友達) 2018-06-05 17 23 42 名前 コメント すべてのコメントを見る
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タブンネ虐待愛好会は次世代の虐待を考案すべく異世界転送機を使って別の世界にタブンネを送り込み、 見知らぬ世界で右往左往するタブンネをモニターで観察して楽しむという虐待を実験的に行っていた カメラ係「すいません会長、タブンネを見失ってしまいました」 会長「そこで変な物と戦おうとしてる奴じゃないか?全身ピンクで腹が黄色なんてタブンネしかおるまい」 監視係「いえ、これはタブンネっぽい服を着た女の子のようです」 会長「紛らわしいな… ん!?おい、転送機の様子がおかしいぞ!」 転送機はグオオオオと轟音を響かせガタガタと激しく揺れている そしてドン!という爆発するような音がして、モクモクと煙が出てきた そして蓋がガチャリと開き、中からエーフィかコジョンドのような白くて丸い顔の生き物が出てきた その生き物は長い耳毛が生えたとがった耳をパタパタ動かし、赤くて丸い小さな瞳で辺りを見回すと人語で何か話しだしたが、 集まっていた会員たちが話を理解する間もなく会長が杖でもって首を打ち、殺してしまった 秘書「会長!どうなされたのですか?!タブンネ以外の生き物を意味もなく打ち殺すなんて…」 会長「いや、こいつは何かこうとてつもなくおぞましい物のような気がしたんだ…」 会員「しかしどういう事でしょうかね?この装置は一方通行で 今の技術では異世界の物を取り寄せたりに送った物を戻すことは不可能はずなのですが」 会長「ふむ、もしかしたらこいつには何か特殊な能力があるのかもしれないな、こいつの死体を科学虐待課に送って分析させてみよう」 その謎の生き物の分析は困難を極め、 科学虐待課の他にあらゆる分野のエキスパートを外から招いて昼夜を問わず解析が行われた そんな折、会長が科学虐待課に様子を見にきた 研究員「あ、会長。こんにちは」 会長「いつもご苦労さん、アレについて何か分かった事はあるかな?」 研究員「はい、どうもこいつは生き物というか自律して動く機械といった方が正しいのかもしれません」 会長「ロボットということか、誰が何かの目的で送り込んだのだろうな?」 研究員「誰が送ったのかは分かりませんがこいつの役目は大方判明しました。それはエネルギーを集める事です その方法は中学生ぐらいの女の子を何らかの方法で深く絶望させ、その時に発生するエネルギーを回収するのです 会長「恐ろしい奴だな…、…ところで、そのエネルギーってのはどの位の量なんだ?」 研究員「それが驚くべきことにですね、電力に換算すると個人差はあるようですが女の子一人でイッシュ全体の全消費電力2年分に相当する熱量です」 会長「それはすごいな、…そうだ!その絶望をエネルギーにする技術というのは再現できないのか?」 研究員「え?わたしの見立てでは出来なくはないとは思いますが…」 会長「女子中学生の絶望には及ばなくても、タブンネの絶望でもけっこうな量のエネルギーが発生するはずだ! タブンネの絶望で発電所を作るんだよ!」 この日から研究方針を絶望からエネルギーを取り出す方法の再現に転換したのであった そして1年の月日が流れ、ついにタブンネ絶望発電機の試作機が完成し、実験が行われる事となった 実験方法は子タブンネの目の前で親タブンネを殺し、子タブンネの絶望を集めるという物だ 実験室の水槽に閉じ込められた子タブンネたち、 絶望集積装置は水槽の底に敷き詰められているものとパラボラアンテナのような形の2タイプの試作品が設置されている その水槽の前に連れてこられた母タブンネ、不安げな表情で水槽の中の子供たちに「ミィミィ」と必死に呼び掛けている 会長「よ~し、さっそく私がこのママタブンネさんに最高の絶望を…」 研究員「いえ、その必要はありません 母タブンネには数種類の強力なキノコの毒を混ぜた団子をヘルガーの毒炎で炙ったものを事前に飲み込ませております」 会長「そうか、私がやろうかと思ってたのだが… まあいい、毒キノコを食べた時のタブンネの悶絶ダンスはかなり笑えるからな」 解放された母タブンネは水槽に駆け寄りガラス面をぺたぺたと触りながらミィミィと中の子供たちと呼び掛けている 3匹の子タブンネもまたガラス面に集まってきてガラス越しに会話をするようにミッミッと鳴いてはしゃいでいる 再会できてうれしいのか子タブンネ達は満面の笑顔だった。これから起こる事も知らずに 研究員「そろそろ毒が効いてくる時間ですよ」 「ミヒッ?!」 母タブンネは自分の鼻から鼻血が出ている事に気がついて、手でくしくしと鼻をぬぐっている 鼻だけではなく口から、厳密にいえば歯と歯茎の間からも血を垂らして鼻から顎にかけて真っ赤だった 「ミヒーッ!ミヒーッ!」 息苦しいのか、体を硬直させプルプルと震えだし、そしてじわじわと耳が赤っぽくなっていった 見物会員「耳が赤くなってやがる、あのタブンネ息が止まってるなw」 会長「いや、あれは毒で耳の毛細血管が破壊されてああなってるんだ」 「ガプッ… ガプッ…」「ミィッ!ミィッ!!!」 母タブンネはビクンビクンと激しく痙攣して血でうがいをするように赤いあぶくを噴いた それだけではない、目からも涙のようにタラタラと血を流れだした 子タブンネは母親の急変に焦り出しミーッ!ミーッ!と泣き叫んで小さな手でガラスをぺチぺチと叩きだした その中の一匹は両手を前に突き出していやしのはどうの真似事をしている 「ガバガバッ!ガババオグエエエエエエエエエエエ!!!!ミエエエエエエエエエエ!!!!!」ビタッ、ビタビタッ、ベトッ! 「ミ゙ィィィィィィィィィィ!!!ヴミィィイィィィイィィィィ!!!!」 母タブンネは突然下を向いたかと思うと口と尻から赤黒いドロドロしたものをドバドバと吐きだして、 ぐらりとふらつき水槽に向かってべチャリと倒れこんでしまった そして全身の毛穴から血を噴き出し、ピンクの毛皮を赤く染めていく 子タブンネは母親のあまりの惨状に絶叫し、ウエッ、ウエッとえづきながら涙を流している 会長「はははは!、あれは毒でもって破壊された内臓のなれの果てだw」 「ウギィィィィィィイィィイイイイイ!!!!……ガバッ!」 「ミィ!ミィミィ!キィィィィ!!!」 「無理しないで」そう叫んでいるのだろうか、子タブンネは枯れかけた声で必死に母親に何かを訴えかけている 母タブンネは最後の力を振り絞り水槽を支えに立ち上がろうとするも、水槽に当てた手の皮膚がずるりと崩れ落ち、 そのまま溶けていくアイスクリームのように全身からまんべんなくダラダラと出血して再び崩れ落ちてしまった 血まみれのゾンビのような外見になり果てた母タブンネ。もう2度と立ち上がる事は無かった 「ミィ…ミィィ…」 子タブンネたちは水槽のガラスに両手をついたまま茫然としていた、 虐待愛好会員ならば幾度となく目にしている「絶望の表情」で 研究員「タブンネの絶望エネルギーの回収に成功しました!さっそく電力に変換します」 ウイィィィィンという音と共に電力変換機のメーターの値がどんどん上がっていく 会長「どうだ、実用化はできそうか?、せめて自動車のバッテリーぐらいの電力は出ていて欲しいのだが」 研究員「いや…、それどころか計算ではタブンネ一匹分の絶望でヒウンシティ全体の1日分の消費電力に相当する電力です …危険なのでここでは一度に電力にはできませんが」 会長「なんと! …よし、虐待愛好会エネルギー課を立ち上げ、エネルギー業界に殴りこみだ! 手始めに愛好会に所属してるタブンネ農家に絶望発電機を配って発電事業をさせてみる事にしよう」 偶然と思いつきから生まれたタブンネ電力事業…それはタブンネ達のさらなる地獄の時代の始まりであった ようやく実用化にこぎつけたタブンネ絶望力発電、 最初はタブンネ畜産業者の副業として田舎から広まっていった 最初は「なんで養タブ場から電気が出てくるんだ?」と怪しんでいた人々だったが、 ちゃんと安定して電気が来ると分かるとすぐに飛び付いてきた 何せ電気代が従来の電気会社の3分の1ほどなのである、 養タブ農家では毎日のようにタブンネの虐待や屠殺を行っていて絶望には事欠かず 発電の元がタダ同然だから安いのは当たり前だが 中には、お得意さんに電気をタダで供給している農家もいた 一方、都市部では若手の虐待愛好会会員が普及に努めていた 6畳ほどのスペースがあれば発電ができるので、団地やアパートの一室など草の根活動的に発電と供給を行っていた タブンネの悲鳴がうるさいと苦情が来ることもあったが 料金の安さから学生やフリーターなど経済的に余裕が無い層を中心にゆっくりとそのシェアを広げていく 会長は巨額の自費を投じ、工場や鉄道向けに発電所という名の巨大なタブンネ拷問場を作ろうと画策していたが、 自宅に自家発電用の絶望集積機を設置したところ 一ヶ月でイッシュ全体の消費電力の1年分の電力が発生したのでそれを使い回す事にした 虐待愛好会会員の努力と絶望発電機の小型化、量産化による普及、 何よりも燃料(タブンネ)コストの安さによる電気料金の型破りの安さで虐待愛好会のタブンネ発電のシェアは70%に達していた 残る30%の旧来の電気会社も絶望発電機を導入していて、効率的に絶望させる方法を求めてタブンネ虐待を繰り返していた つまりは大陸全体のほぼ全ての電気がタブンネの絶望によって供給されるようになったのだ これによってタブンネ需要は一気に急上昇、 特に離乳するかしないかの月齢の子タブンネが 絶望したときに一番多くの電力を生み出すというので高値で取り引きされた タブンネを絶望に追い込む虐待の方法は様々だが 「もう二度と餌をあげないよ」という旨を伝えて 頑丈な箱や水槽に閉じ込めるという虐待が楽だがなかなか電力が出るので広く行われている エコロジーな電力ができた上電気代も安くなってみんな大助かりなはずだが、 タブンネ愛護団体だけは話は別だった 愛護団体は総力を結集して各種メディアを史上空前の愛護活動を行ったが 「新聞の印刷機もテレビもパソコンも動くたびにタブンネさんが絶望して死んでいくんだよw」という指摘に反論する事ができず、 またその事実に耐えられなくなる団体員も増えてきた やがて愛護団体たちは「タブンネの森」と呼んでいた樹海の奥深くのタブンネ保護区域に電気を全く使わない集落を作り、 そこを拠点に手透きのわら半紙のチラシを町で配り 電気を使わない昔ながらの豊かな生活の啓蒙をするようになった そこに描かれているのはイモやブドウなどの作物がたくさん植えられた小さな畑をタブンネと一緒に耕している風景で、 牧歌的な「タブンネと暮らす理想の田舎」といった光景だが現実はまったく逆であった なぜなら、全土から子供が捕まって電力会社に売られる事を恐れた野生タブンネ達が集落の周辺に集まってきて 集落の作物を食い荒らすようになったからである 愛護団体員はタブンネに対して軽く追い払ったり柵を作ったりしたのだがまったく効果を為さない それどころか隠しておいた種芋さえ食い尽くされてしまい 集落は一年で木の皮や雑草を食べて飢えをしのぐ飢饉状態へと陥ってしまった はじめは大勢いた愛護団体員は一人、また一人と集落を去っていき、 一番酷いのになるとグチャグチャに潰された子タブンネの死体と 「タブンネなんか大嫌いだ!」と壁にタブンネの血で書き置きを残して夜逃げしてしまった一家だった それでも熱狂的な十数人の団体員は集落に留まり続けたがもはや町での啓蒙活動は行われず 愛護団体の集落はその存在を忘れられていった それから月日が流れ、ある虐待愛好会員がタブンネ狩り中に偶然その集落を発見した そこには荒廃した集落じゅうに腐敗した大小たくさんのタブンネの死体が転がっていて その中心にミイラ化した十数人の人間の死体が折り重なっていた 愛護団体員たちは頭がおかしくなり、野生のタブンネを巻き込んで毒草での集団自殺を決行したのだ… こりゃあ皮肉だな -- (ヒビキ) 2012-05-21 02 26 54 人の好意を無にするタブンネは最低だなwwwwwwwwwwww -- (名無しさん) 2012-08-11 09 35 23 真似事なんかで回復する訳無いのに子タブンネちゃんアホすぎw仮に使えたとしてもママが余計に長く苦しむだけだしね -- (名無しさん) 2014-05-17 15 10 44 名前 コメント すべてのコメントを見る
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皆覚えているだろうか、あのタブンネ狩り大会を・・・あの大会要項にはなぜか生け捕りの方が得点が高く設定されていた。 そうすれば当然参加者は生きたままタブンネを捕獲する。何故生け捕りにするのか?捕えられたタブンネは一体どうなるのだろうか? 今日は大会後のタブンネの処遇について見ていこう。 「大会中」 捕えられたタブンネはどんどん本部へと送られ得点に換算される。どのタブンネも不安の表情でいっぱいだ。 計算の終わったタブンネはタマゴと一部反抗的なものを除き大きな檻へと入れられ、ある建物へ連れていかれる。 その屋内には大きなスクリーンがあり、タブンネが集まるとある映像が流される。 それは一匹のタブンネが捕らえられた後、街へと行きとても幸せな生活を送るというものだ。 映像内のタブンネはオボンを頬いっぱい頬張り、寝たい時に寝て、何かあればすぐ人間が駆けつけて世話をしてくれる。 さらに特殊な訓練を受けてバトルに出れば百戦百勝のまさにタブンネにとって夢のような生活をしていた。 当然捕われたタブンネは自分にもそのような未来が待ち受けていると思い込み、 それまでの不安顔から一転いつものニヤケ顔に変わる。この一見無駄なような作業も、この後タブンネの反応を楽しむためには必須だという。 「大会後」 結果発表が終わり、優勝者が決定すると大会も閉幕だ。次の大会は秋なので、それまで今回狩られたタブンネは生き長らえる。 当のタブンネはこれからの甘い生活を確信して、狩られた直後は一言も発しなかったくせにあの映像を見た後ではあらゆる檻からから 「ミッミッ♪」「ミィミィ♪」という媚びた声が聞こえてくる。ここまで来ると滑稽を通り越して可哀想である。 後片付けが終わるとタブンネたちは多数のトラックに分載され街へと向かう、無論トラックの中でも「ミィミィ♪」の大合唱、 街が見えてくるとその声は一段と大きくなる。しかし皆知っているようにタブンネが幸せになることはない、 いや、なってはならないのだ。 トラックは街の直前、つまり郊外で停まる。そこには周りの広大な土地に不釣合な鉄筋コンクリートの建物が数十棟に分かれて建っており、 タブンネは檻から出された後、建物群の入り口で数列に並ばされる。 列の先頭ではタブンネが次々と振り分けられ、どの棟に入るか指定される。実はこのグループ分けが後々重要な意味を持つのだがタブンネ達は知る由もない。 タブンネたちが振り分けられた棟へと入っていく、先程のグループ分けだが、どうやら棟によってばらつきがある。 数百匹いるところもあれば、数匹しかいないところもある。また子タブンネや赤ちゃんタブンネのみの棟もある。 タブンネたちはこのような場所に連れてこられたことに疑問を持ちながらも、まだあの映像のことを信じていた。 太陽はとっくに沈み、見える明かりは各棟の照明ぐらいである。タブンネたちにはオボンのみが与えられ、 軽い洗浄の後就寝となる。数が多いので雑魚寝だが、昨日までは野生のタブンネ、そんなことは気にならない。 さて夜が明けると各棟ごとに活動が始まるのだが、先述したとおりここには多くの棟が偏在しており、 グループも数多である。よって便宜上ここからタブンネのいる棟及びグループをAやBというふうに記述して、個別に末路を見ていく。 けいとん編 「A棟」 A棟は200匹ほどで成る大規模グループである。Aグループはこの敷地内の馬場のような場所へ行き、 朝から晩まで走らされる。走ると言ってもマラソンではなく、各10匹ほど集まってかけっこをする。 かけっこで1位のタブンネにはオボンのみが与えられるので、それが競争意識を高める。しかしタブンネは短足である。 たしかに努力しているのはわかる。1位をとろうとする気迫も伝わる。だがあのピンクの塊がトテトテ走っている姿を遠目から見るとつい笑ってしまう。 それでも走ることに向いていない種族であるタブンネたちは、オボンによるアメと途中から追加されたビリに対する罰走のムチによって、 他のタブンネと比べて非常に足が速くなった。 そんなうちに秋となった。タブンネ狩り大会の季節である。A棟のタブンネたちは競技場の外にあるイベント会場へと連れていかれる。 半年前まで住んでいた場所を見てタブンネたちも「ミッミッ♪」とはしゃいでいる。タブンネたちの載ったトラックは大きな運動場のようなところへ入っていった。 その入口には「タブンネ競豚」と書いてある看板が・・・ついにA棟のタブンネたちがこれまでずっと走ってきた意味が明かされる。 時間が来て大会が始まったが、多数の見物客が競技場ではなくこの運動場へと入っていく、彼らの目的は狩りではなく同時開催される前回狩られたタブンネを使った興行である。 そしてここではタブンネ競豚が行われる・・・。 運動場内のタブンネは、8匹ごとに分けられ、色の違うゼッケンを着せられる。ゼッケンには番号が書いてあり、 指示が受けたらその番号のゲートに入るよう命令される。タブンネは観客がたくさんいるという、いつもと違う雰囲気に戸惑っていたが、 今回の賞品である山のように積まれたオボンを見るや、今か今かと待ちきれない様子になった。 「タブンネ競豚場、第1レースタブンネ記念、芝500、右回り、天候晴れ」 出走豚一覧 1白タブンネ 今回は厳しいか 2黒タブンネ 芝は苦手 3赤タブンネ 逃げ豚の本領発揮か △ 4青タブンネ この距離では・・・ 5黄タブンネ 調子上々 ○ 6緑タブンネ 実力上位 ◎ 7橙タブンネ 冷静になれない 8桃タブンネ 出遅れなければ ▲ タブンネ達がゲートに入り、ファンファーレが鳴る。そして観客の歓声と共にゲートが一斉オープン! タブンネ競豚第1レースは、スタート直後はもつれたが、そのあと黄と緑のゼッケンを着たタブンネ2匹が抜け出し 200メートル時点で他に8豚身の差をつけ圧倒的リード、下馬評通りこの二匹の勝負となると思いきや、残り100メートルで緑が転倒! これで誰もが黄の勝利だと思った。しかしそうはいかないのがこの競豚、緑の転倒を見た黄が突如Uターンして緑に近づくと、 なんと足をくじいて動けない緑の肩を持ち一緒に歩き始めたではないか!結局ゴールするまでに他のタブンネに抜かれ最下位となったが、 タブンネ同士の厚い友情物語に我々も感動・・・・・・・・・するわけがねえだろ。 確定結果 1青タブンネ 2桃タブンネ 3白タブンネ なんという大番狂わせ、しかしレース結果などどうでもいい、ここからがこのレースの醍醐味なのだから。 1位のタブンネにオボンが渡される間、運動場内にそれ以外のタブンネが集合させられる。どのタブンネも状況がわからず 「ミィミィ?」とあたりを見回している。そのタブンネたちの前に運ばれてくる7つのミキサー。もうお解りだろう、負けたタブンネがどうなるのかが。 係員によってミキサー内に入れられるタブンネ、まだ判っていないようで、「ミッミッ♪」とミキサー内でガラスにペチペチと手や触覚を当てて興味津々だ。 そんなタブンネに構わず係員がボタンをひとつ押した。 「ミブャァァァァァくぁwせdrftgyふじこlp・・・・」 ギュイーンという起動音と共に起こる一匹のタブンネの悲鳴、下半身から溶けるようにペースト状になっていき、悲鳴が消えたと思うと、 ミキサー内はタブンネだったもので満ちていた。この瞬間観客席のボルテージは最高潮、逆に残ったミキサー内のタブンネと次のレースの準備をしていたタブンネ、 あと1位となってミキサーから逃れたタブンネがこの光景に体を硬直させた。特にミキサー内のタブンネは次は自分だとやっと悟り、渾身の力を込めてミキサーからの脱出を図った。 「ミギャアアァァァァ!!!」「ミグアアァァァァ!!」 しかし間に合うわけがない、次々とペースト状になっていくタブンネ達、一斉にではなく順番にやっていくのがなんとも心憎い、最後の一匹となるともう茫然自失となり悲鳴も挙げずに散っていった。 だがこれで終わりではない、係員たちはミキサーを1位だったタブンネの周りに並べ、あたかもシャンパンファイトのように頭から浴びせかけた。これが勝者の権利である。 「ミギュアアアアァァァァ!!」 1位タブンネはかつての仲間のペーストをかぶると、発狂したように暴れだした。まだ次のレースがあるというのにここで無駄な体力を使っていいのだろうか? 第2レースは開幕と違い16頭立てで行われたがハプニング発生、ゲージが開いてもタブンネたちが出てこない。全員座り込んで「ミィィィ・・・・」と呟いている。 成程、レースが終われば誰かが死ぬ、ならばそのレースを全員でボイコットすればいいということか。 タブンネにしてはよく考えた方だが、甘い、甘すぎる。何年もこの競技を続けてきた本部がこんなハプニングを予測していないとも思っているのか、 その証拠に誰一人慌てていない、ただ時が過ぎるのを待っている。タブンネたちの本性が現れるその時を・・・ そして10分後、ついにその時が訪れた。 「ミッ!!」 突然一匹のタブンネが抜け駆けを図った!そう、いくら示し合わせたとは言え、どのタブンネも極限状態、とても信じあえる心理ではない。 互いに疑心暗鬼となっている中、一匹のタブンネがその重圧に耐えられず仲間を蹴落してでもこの地獄から抜け出すことを選んだのだ。 もちろんこの展開を読んでいた観客たちは大爆笑、観客席の雰囲気と必死に仲間を見捨ててトテトテ走るタブンネとのギャップは見事である。 さてまだゲージ内に残っていたタブンネたちは仲間のまさかの裏切りに呆然としていたが、やがて事態の重大さに気づき慌てて裏切りタブンネを追いかけ始めた。 しかし時すでに遅し、コースの中ほどに来たときにはとっくに裏切りンネはゴール板を過ぎていた。 「ミィ・・・・・・・ミィヤーーーーー!!」 悲鳴と共にコース上に倒れるタブンネたち、ピンクの体がブルブル震えていた。 その後タブンネたちは係員にミキサーに押し込まれる時も、そしてピンクのペーストになる時も一言も発しなかった。 代わりにただ只管裏切ったタブンネをものすごい形相で睨みつけていた。 裏切ったタブンネは最初顔を背けていたが、係員によって顔をミキサーに向けられたときに、 今まさにすりつぶされる瞬間のタブンネと目を合わせてしまい、「ミヒッ!」と一言鳴いた後動かなくなってしまった。 ペーストによるシャンパンファイトにも反応なし、どうやら精神がイカれてしまったらしい、 この分では次のレースでこのタブンネも仲間のところへ行けるだろう。その時謝ればいいじゃないか、良かったな。 その後残りのレースも順調に進められ、多くのタブンネが原型を留めず死んでいった。 競豚に敗者は要らない、敗者から天に召されるまさに命がけのレース、この地獄から抜け出すには裏切りンネのように 他者を蹴落さなければならない、それも一度ではなく最後の勝者が決まるまで。 そうして200匹の頂点に立ったタブンネだけが、ミキサーではなくみんなのサンドバックとして生涯を終えることができるのである。 タブンネ競豚編 終 ダンスダンスタブンネ編 「B棟」 B棟30匹ほどの少数グループ。このタブンネたちは最初棟内で一日中ポケモンミュージカルの映像を見せられる。 するとどうだろう、なんとタブンネたちがミュージカルの真似事をし始めた。まあ娯楽がこれしかないから当然だろうが、 それにしても酷い、全くダンスというものではない、ただ贅肉を見せびらかしているだけである。しかしそんな肉踊りも3ヶ月の間インストラクターの指導や、 ドレディア等による移動公演見学などによってだいぶ上達したようだ。ここで私はあることに気がついた。タブンネの顔が違う、 ダンスが少しうまくなっただけで自信に満ち溢れている。練習が終わると観ていた私に対して「ミッミッ!」と手を振って来る。 その時のタブンネたちの顔は俗にいうドヤンネ顔なのだろう。なるほど勘違い此処に極まりか・・・ そんなこんなで秋、タブンネたちは自信満々の顔で特別に用意されたバスへと乗り込む。他のタブンネは皆トラックなので、ここでも優越感を感じるのである。 会場は大きなホール、タブンネたちはそれぞれ綺羅びやかな衣装をつけ、入念にリハーサルを行う、どのタブンネも頭の中で今まで観てきた映像のように、 大観衆から拍手喝采を浴びる自分を想像しているのだろう。いや、現にムシャーナがそう見せてくれた。 とうとう開演である。会場内は満員、タブンネたちは舞台裏で円陣を組み「ミッ!!」と気合を入れると、インストラクターに一匹ずつ背中を押され、笑顔で観客の前に飛び出した。 「ミッ♪ミッ♪」 音楽に合わせて今までの練習の成果を見せるタブンネたち、しかし観客席は水を打ったように静まり返っている。 それもダンスに見入っているわけではなく、何かをずっと待っているようだ。 「ミッ♪・・・・・・ミィ?」 それでも精一杯踊るタブンネ、だがそろそろクライマックスだというのに全くダンスに集中していない観客たちを見て、 さすがのタブンネも疑問に思って来たらしい。 「ミィ・・・・・」 とうとう全演目が終わったが、観客席からは拍手ひとつ起きない、何故?どうして誰も拍手しないの?ドレディアなんかダンスが 終わったら花がたくさん投げ入れられていたのに・・・ 自分の予想とは真逆の展開に、タブンネたちは上のセリフでも言いたそうな表情で「ミィミィ・・・」 とうなだれている。その時!突然観客席から何かが投げ込まれた! 「ミギャ!」 それは見事にタブンネに命中し、タブンネのピンクの体を黒く汚した。タブンネが恐る恐る投げられたものを確かめる・・・・・・・泥だ。 「ワアーーーー!!」 それが合図だったらしく、今まで沈黙していた観客席から鬨の声が上がり、次々とものが投げられ舞台上のタブンネを襲った。 「ミギャーーーー!!」 泣きながら必死に逃げ惑うタブンネたち、投げられているものは泥、石、ゴルフボール、ゴミ、パチンコ玉、黒い鉄球・・・おそらく観客にカイリキーがいるな・・・。 「ミブッ!」「ミビャッ!」 それらは面白いようにタブンネたちに当たっていく、これは最初不思議に思ったがすぐに分かった。タブンネの背中にいかりのこなが付けられている。だが一体いつ付いたのだろう。 「ミナブッ!」 衣装も体もボロボロにしたタブンネが転んだ。見るといつの間にか舞台上に水が撒かれている。いや、その水からは鼻をつくような強烈な臭いが放たれている・・・ガソリンだ。 最前列の客が撒いたらしいガソリンはタブンネたちを滑らせては体の毛に染みこんでいく、そして全てのタブンネがガソリンまみれになったと思うと、何か光ったものが舞台へと飛んでいったのが見えた。 「ミビャアアア!ミヤアアアア!!」 よく見るとそれはロケット花火、これもいかりのこなの効果でタブンネめがけて一直線に飛んでいく、 いつもはちょっと危険なだけの夏の風物詩も、ガソリンが染み込んだタブンネにとっては死神同然である。 「ミグバァァァァァ!!!!」 ついに一匹のタブンネに命中し、そのタブンネは炎に包まれた。これはほのおタイプのデルタ種か? 「ミガガガガ・・・・・・・・」バタッ 違った。ただのタブンネだった。炎によって黒焦げになったタブンネが息絶え倒れこむと、体からは香ばしい匂いが立ち込めた。 「ミィィィギャアアアァァァァアア!!!」「ミニャアアァァァァ!!!」 死んだタブンネに続けとばかりに、続々炎を身に纏うタブンネたち、床に残っていたガソリンにも引火し舞台は一瞬にして業火のステージとなった。 「ミビャアァァァァアアァアア!!!」 タブンネたちは体と床の炎から逃れようと身をよじったり、スッテプを踏んだりしている。はっきり言って、先程の肉踊りよりもこちらのほうが格段に面白い。 バタリバタリと図ったかのように一匹ずつ倒れていくタブンネたち、とうとう最後の一匹が「ビィィィ・・・」と言って旅立ち、 舞台に30匹分のステーキが出来上がると会場内は拍手喝采。これこそタブンネたちが夢見てきたものではないのか、しかし哀しいかな、 そのタブンネたちはもういない、あるのは黒焦げの中にほどよくレアになった肉が覗ける死体が30体のみだった。このダンスダンスタブンネに出るタブンネは、 数ヶ月の練習の成果は認めてもらえないものの、己の命を張った即興ダンスは高く評価してもらえるので、 他のタブンネよりも幾分ましである。まあどうせ死ぬのでタブンネにとっては同じかもしれないが。 「ダンスダンスタブンネ編」 終
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僕はタブンネ愛護団体に所属している。 休日はメンバーと駅前で「タブンネ狩り反対」のビラを配ったり タブンネの素晴らしさを演説している。 一方タブンネの地位向上、社会進出のため ナースタブンネを推進運動やミュージカルやCD発売といった芸能活動も行う。 僕はとにかくタブンネが大好きで、今ではタブンネの言葉も理解できるようになった。 今日もビラ配りを終え、事務所に戻ると大きな段ボールが届いていた。 先輩が中を開けてみると大きな悲鳴をあげたのでのぞいてみると 何とタブンネ一家(パパ・ママ・赤ちゃんのオス・メス)が入っていたのだ。 ただし、彼らは足から目まで全身をガムテープでぐるぐる巻きにされ、 口にもわさびが塗られたゴムボールをつめられていた。 体もやせ細り、ぐったりしていることから 日常的に虐待されていたタブンネに間違いない。 「またか…」「なんてひどい」「タブンネの痛みがわからないのか!」 メンバーは次々に怒りと悲しみをぶちまけている。 虐待されたタブンネが届くのは初めてではなく、 虐待シーンを集めたDVDや死体を送り付けられたことも何度かある。 僕はタブンネにひどいことをする人間が大嫌いだ。 「この子……どうします?」 先輩が薬を使ってガムテープをゆっくりはがしながら聞いている。 虐待されたタブンネは、団体のメンバーがひきとり育てているのだ。 といっても僕はタブンネを引き取ったことはない。 「うちのタブンネ子供産んじゃったからさらに増えると生活水準が下がるんだよね」 「私も5匹育ててるしこれ以上はキツイな~」 愛護団体は企業ではないのでタブンネを育てるのは自分のお金である。 メンバーはみんな身銭をきって頑張って保護しているのである。 先輩たちに苦労ばかりかけたくないし、何よりこの一家を救いたい。 そう思った僕はこのタブンネ一家を保護することにした。 僕はポケモンセンターで一家を治療し、夕食を買ってアパートに戻った。 僕が夕食を食べようとすると一家は目を覚まし、僕の顔を見た。 「君たちはもういじめられないよ。安心してね」 僕は笑顔で彼らに話しかけたが、タブンネはみんな悲鳴をあげながら 部屋のすみでガクガク震えだした。 「オボンのみを用意したんだ。みんなで食べようよ」 僕はパパタブンネの肩に手をおいたらパパタブンネは 「ミギュァ~~!!」と叫びながら部屋中を駆け回っている。 虐待されたせいで人間が触るとパニックをおこすようになったみたいだ。 僕は暴れるパパタブンネを抱きしめ、触覚を僕の心臓に触れさせる。 (僕は君たちの味方だよ。君たちは僕がまもるよ) するとパパタブンネはしだいにおとなしくなり、ミィと鳴きだした。 「ほら、オボンのみだよ。おいしいよ。」 僕はパパタブンネにオボンのみを渡す。 はじめは不安だったパパタブンネだが、僕の本心がわかると食べ始め、 ようやく僕に天使のような笑顔を見せた。 その笑顔をみたママタブンネと赤ちゃんタブンネも僕に敵意がないとわかったのか 僕のもとへ寄ってきてくれた。 タブンネ一家と住み始めて2週間がすぎた。 タブンネはみんな僕に心を開き、なついてくれる。 このなつきやすさがタブンネの可愛いところなんだよね。 僕は昼間は仕事があるので彼らの面倒は パパとママタブンネに任せることにした。 タブンネ一家は家では積木やボールで遊んでいる。 ただ、それだけでは運動不足になるので 人間に慣れるリハビリもかねて近所の公園で遊ばせるようにしている。 この公園ではポケモンバトルが禁止されているし、管理人もしっかりしているので 彼らをいじめる人間やポケモンはいないはずだ。 また、この一家は歌うことが大好きで、 家でも公園でもよく歌っている。 僕も夜彼らの楽しそうな歌を聴かせてもらっている。 が、ある日の金曜日事件はおきた。 仕事が終わり、家に帰ると家の前にアパートの住人と公園の管理人がいる。 タブンネたちも一緒だ。 ただ、アパートの住人達は怒っているのに対しタブンネは泣いている。 何があったのだろう? 「あんた、ポケモン飼うのはいいけど近所に迷惑かけないでくれる?」 大家さんが口を開いた。 「タブンネの歌がうるさくて、勉強に集中できないんですよ」 右隣に住む浪人生が次に口を開いた。 「昼間家の中でボール遊びしたり騒いだりするからうちの赤ちゃんが眠れないのよ!」 左隣に住む新婚夫婦も怒っている。 ここは音響対策がされていないアパートだからな…… そこまで考えていなかった。 「あとこのガキどもにトイレのしつけさせろよ! うちのドアの前でもらしたことあるんだぞ!」 「そうじゃ!公園の砂場はトイレじゃないんじゃぞ!」 ・ ・ 僕は1時間以上みんなから怒鳴られまくった。 タブンネたちは震えながら泣き出している。 ここではタブンネたちが安心して暮らせないと思った僕は アパートをでることにした。 アパートを出た僕は新しい家を探すことにした。 タブンネたちは住民たちに怒られたのが相当こたえたようで 歌うこともなく沈んでいる。 だけど彼らはやっと生きる喜びを実感しようとしていたところなんだ。 その喜びを奪うことなど許されるはずもない。 僕は絶対にタブンネが幸せになれる家を見つけてみせると誓った。 不動産屋を何件もまわり、僕は新しい家を見つけた。 そのマンションはバクオングが騒いでも音漏れしないという 超高性能防音設備を備えている。 タブンネが夜通し歌ったとしても誰からも苦情はこないのだ。 「ここなら好きなだけ歌えるよ。よかったね、みんな!」 僕がタブンネにそう言ってあげると 彼らの沈んだ顔が天使の笑顔に早変わりし、 さっそく楽しい歌声を部屋中に響かせた。 引っ越しをしてからタブンネ一家は元気を取り戻し、 前のように昼間は公園で遊び、夜は歌を歌って過ごしている。 一方僕は少し疲れている。 引っ越したはいいが新居から職場までは片道2時間もかかるのだ。 タブンネのためとはいえ満員電車に揺られるのはちょっとキツい。 それにマンションの家賃は前のアパートの倍もかかる。 以前の昼休みは同僚たちとラーメン屋めぐりをしていたが 今はひとりでカップラーメンをすする毎日だ。 ポケモンと暮らすのに一番必要なのは愛情だが 愛情だけでは暮らせないとタブンネ一家と暮らすことで分かった。 「ただ~いま~」 僕が帰ると一家総出でミッミッと鳴きながら寄ってきてくれる。 「お~よしよし、いい子にしてたかな~」 僕が子タブンネの頭をなでると「ミィ」と可愛く返事をする。 そして、僕たちは夕食を食べた後、みんなでお風呂に入り、 歌を歌う。 そうしていると仕事の疲れなどすべてふっとんでしまっているのだ。 ある日僕が仕事から帰るとまたもや事件が起きた。 タブンネたちは僕によって来るなり泣き出した。 しかも体中砂だらけである。 「ミィ…ミィ…」パパタブンネが僕に事情を説明する。 最近公園に住み着いた野生のポッポがトレーナーに飼われている自分たちに 敵意をあらわにし、砂を浴びせたらしい。 「ミッミィ~ン」ママタブンネはポッポが怖くて公園にいけないと泣き出す。 タブンネを怖がらせるヤツはポケモンでも許さない!僕が追い出してやる! だが、僕はタブンネ以外ポケモンを持っていないし、 僕が石を投げたところで追い出せると思わない。 癒しの象徴であるタブンネに戦わせるなど論外である。 ここは愛護団体の先輩に相談することにした。 先輩からのアドバイスはポケモンショップで強いポケモンを買って 護衛につけさせることだった。 ポッポに限らず別のポケモン、またはタブンネを狙う悪の組織に 襲われる可能性だってあるしな、今後のことも含めて護衛をつけさせよう。 翌日僕はポケモンショップで高レベルのグラエナを購入した。 「いいかグラエナ、ポッポが襲ってきたら追い返すんだぞ」 僕の指示にグラエナはコクリとうなずいた。 グラエナはリーダーの指示に忠実らしいので安心だ。 一方タブンネ一家は滑り台で遊んでいる。 ポッポの姿は見えない。 人間がいるので手を出せないんだろうか…? そう考えていたら兄タブンネが転がりながら滑り出した。 他のタブンネもミィミィ言いながらパニックになっている。 タブンネ自慢の聴力がポッポが近づいてくるのを察知したようだ。 「ポ~~!!」ポッポが砂場で倒れている兄タブンネめがけてやってくる。 その兄タブンネの前にグラエナが立ちはだかり、「ガウ!ガウ!」 と怖い声で吠えだした。 「ポポーッ!!」ポッポはグラエナを恐れて逃げ出した。 「みんな、大丈夫だったか?」 僕は兄タブンネのもとへ行き、起こしてやる。 「もう大丈夫だよ、君たちは僕がまもってあげるからね」 僕が兄タブンネの砂を払ってあげると兄タブンネは僕に抱きつき、泣き出した。 「よ~しよしよし、もう怖がらなくていいんだよ 汚れちゃったからみんな帰ってピカピカに洗ってあげるからね」 ポッポを追い払った僕とタブンネ一家は手をつなぎ、歌いながら家に帰った。 ポッポを追い払ってから一ケ月がたった。 あれからタブンネ一家を襲う敵は現れない。 タブンネ一家は歌に自信をつけたようで ジャンボすべり台の上で癒しの歌をよく歌っている。 今や公園の名物と言ってもいいだろう。 だが僕はもっと大勢の人やポケモンにタブンネの歌を聞いてほしいと思っている。 そうだ、今度愛護団体に老人ホームや孤児院で ボランティアコンサートを提案してみよう。 みんな彼らの歌を聞いて元気が出ること間違いなしだ。 「ピピピピピ!ピピピピピ!」 そう考えていると僕の携帯に緊急アラームがなった。 このアラームはタブンネにもしものことが起こったらなる便利アイテムだ。 彼らに何があったんだ? 僕は会社を飛び出し、大急ぎでタブンネのもとへ向かった。 「みんな、大丈夫か!」 僕はタブンネ達が運ばれたというポケモンセンターに行った。 「ミイイ……」パパタブンネが僕を見て笑顔をつくる。 他の三匹も大ケガをしているが、命に別状はなく眠っているようだ。 タブンネ達がこんなひどい目にあったというのにグラエナは何をしているんだ。 ってグラエナがいないぞ?どこへ行ったんだ? 「ミィ、ミィ」パパタブンネが襲われた時のことを語り始めた。 グラエナはと何のとりえもないタブンネの下で生活すること、 そのタブンネばかり可愛がる僕に我慢できなくなり、 タブンネ一家に何回もかみつき、逃げ去って行ったという。 毎日オレンのみをあげてトイレもかえてやっているというのに 何て恩知らずなダメポケモンなんだろう。 自分の仕事もできないどころかタブンネを傷つけるなんて。 あんな不良ポケモンを売りつけたポケモンショップも訴えてやらなくちゃな。 そのあと僕はドクターにタブンネの症状を確認しに行った。 かみつかれたケガ自体は1~2日で完治するみたいだが みんなノドをかみつかれており、もとの声に戻すには特殊な治療が必要らしい。 その治療には4匹で531000円もかかるが タブンネに歌を歌わせたい僕は治療をすぐに承諾した。 タブンネ一家が入院して3日がたった。 僕は有給をとりつきっきりで看病をする。 もともとの回復力もあってか タブンネ一家はみんな走り回れるくらいに回復した。 しかし声帯の治療は成功はしたものの、 リハビリが必要であった。 僕たちはポケモンセンターの屋上で声のリハビリを開始した。 「「「「ミッ ミッ ミィ~~♪」」」」 タブンネ一家の癒しの歌声がポケモンセンターに響く。 「ミィィ…」が、妹タブンネが泣き出す。 以前のように大きくて澄み切った声がでていないからだ。 「大丈夫だよ、毎日練習すればまた前みたいに歌えるよ。 退院したらみんなでコンサートを開こうね」 僕は妹タブンネによしよししながら話しかけると 「ミッミィ♪」とおしりをふりながらこたえた。 よ~し、じゃあもう一回練習…… 「いや~リハビリご苦労ですな、ご主人」 僕が振り返るとサングラスの男がいた。 「この子たちがあなたご自慢のタブンネたちですか~ みんなかわいいですね~」 男は僕のもとへ近づく、タブンネは僕の後ろにしがみついている。 「何ですか、僕はあなたなんて知りませんよ」 僕はそういうと 「私は借金取りってやつですよ、グラエナの購入費用も 返済できないうちにタブンネの治療費、入院費を借りちゃいましたからね~ ご主人が信用できなくなって来ちゃったんですよ」 男は不敵な笑みを浮かべながらこたえた。 そう、僕はグラエナを買いに行ったが、予想よりはるかに高く、 家賃とタブンネの世話で精いっぱいな僕は金融からお金を借りたのだ。 「まだ給料日じゃないんだ、今日は帰ってくれ、 ちゃんとお金はかえす」 僕はそう言ったが男は 「みんなそう言うんですよね~そのセリフ。信用できませんねえ、 それに、お金ならあなたの後ろにあるじゃないですか」 そういって男はタブンネを指差した。 「ミミミミミ……」タブンネ達はガクガク震えている。 タブンネ達を護れるのは僕しかいないんだ、しっかりしなきゃ。 「この子たちに指一本触れさせない!それにタブンネがお金ってどういうことだ!」 僕は両手を広げ、大声で叫ぶ。 「私がタブンネを買い取るってことですよ。ある層ではタブンネを仕事に 使う人たちがいるんです。そこに紹介してあげるんですよ。 まああなたみたいな可愛がりはしないでしょうがねえ」 「それに親子セットっていうのがまたポイントが高いんですよ。 パパさんとママさんもまだまだ子供を産めそうですしねえ」 こいつに連れて行かれたらきっと虐待生活に逆戻りに違いない。 何としてでも追い返さなきゃ。 「それにタブンネを引き取ることはあなたを救うためでもあるのですよ あなたがお金を借りる原因はこのタブンネ一家でしょう。 タブンネさえいなくなれば楽に返済プランがたてられますよ」 「うるさい!この子たちは僕が好きだし、僕もこの子たちのために 頑張っているんだ!誰にも引き離させないぞ!」 「こんなミィミィ騒ぐだけでバトルも仕事もできない役立たずタブンネなんて あなたに必要ないですよ、さあ、来るんだ」 男は妹タブンネの触覚をつかみ、無理やり引き寄せる。 「やめろ~~!!」 僕は男のサングラスめがけ拳をふるった。
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ジャイアントホールの中で色違いの子タブンネを見つけた。 しかしその体は傷だらけでその幼い命は今にも絶えそうだった。 俺は近づいてその色違いの子タブンネにを抱える。 どうやらまだ息はあるようだ、俺はカバンからミックスオレを取り出し飲ませる。 すると体力を取り戻したようで、傷ついた色タブンネはすやすやと息を立てて眠り始めた。 それを見て安心したその時、草むらからガサゴソと数匹の子タブンネがでてきた。見たところ4匹くらいいるようだ そして俺と色タブンネを確認すると、そのタブンネは色タブンネを催促してきた。 きっとこの色タブンネはタブンネ同士の集落でいじめにあっていたのだろう。 なおのことうるさく騒いで色タブンネを要求する。 少しこいつらに苛立ちを覚えた俺は子タブンネを抱えたままモンスターボールに手をかけ、ハッサムを出す ハッサムに一匹だけ残して殺すように命令するとハッサムは剣の舞を始める。 それを見たタブンネ共は一斉に逃げ出す、ハッサムはそれを追いかけ、まず手始めに一匹のタブンネにバレットパンチをする。 手加減なしの一撃でタブンネは奇声をあげて吹っ飛ぶ。 もうあのタブンネは逃げる気力もないだろう、他のタブンネを殺すようにハッサムに命令する。 その間に俺はそのタブンネにげんきのかけらを使う。 タブンネは意識を取り戻しすぐさま逃げようとするがその前には残り二匹の二匹を惨殺し、もう残りの一匹を鋏で掴んでるハッサムが居た。 ハッサムはそのタブンネの前で掴んでるタブンネの頭をぎりぎりと締め上げる。 そして頭蓋骨の割れる音と共にハサミが閉じる、首だけ残ったタブンネは痙攣した後失禁して絶命した。 残ったタブンネは命乞いをしている、そこで俺はハッサムをボールに戻す。 そのタブンネは腰を抜かしながらも這うようにして逃げ始める、俺はそれを追いつかない程度の速さで追う。 あのタブンネは集落に戻るつもりだろう、その集落で狩りを行なうと良い経験値になりそうだ。 這って逃げていくタブンネを見ながらそう思った。 タブンネ達の集落についた、草や藁で造られた簡素な隠れ家にさっきの子タブンネは逃げ込もうとする。 しかしここまで来たらもう用がない、俺はその子タブンネの体を踏みつけ、体重をかけていく。 そして背骨の折れる音がしたあとタブンネが断末魔をあげて息絶える、うるさい。 その断末魔を聞きつけ集落から3匹のタブンネがでてくる、そしてそのタブンネは俺とその踏みつけた子タブンネを見比べると飛びかかってきた。 モンスターボールからボスゴドラを繰り出し応戦する、といっても力の差は歴然だが。 タブンネは無謀にもボスゴドラに捨て身タックルで応戦してくる。ボスゴドラは何とも言えない複雑そうな表情をしていた。 ボスゴドラはこっちを見てきた、きっと余りの弱さに反撃していいのかどうか迷っているのだろう、かわいいやつめ。 俺はゆっくり大きくうなずくと、ボスゴドラは一匹のタブンネにもろはのずつきをする。 ずつきを喰らったタブンネは内臓がミンチになるほどの衝撃をくらい、肢体がぐちゃぐちゃになる。 口から血ヘドを吐き出し、悲鳴にもならない悲鳴を上げる。 生命力の強いタブンネだ、これだけ強い衝撃を喰らってもあと数分は生きているだろう。 その様を見ていた他のタブンネは、集落に逃げ込む。 俺とボスゴドラはタブンネに集落におじゃまする、集落中のすべてのタブンネが俺と抱えている色タブンネを見つめる。 そして今度は数十匹のタブンネが応戦にでる、おそらくこの集落の雄をすべてかき集めたのだろう。 一方で雌と子供は逃げようとしている、逃がすのももったいないがこれだけのタブンネをすべて押さえておくのには無理がある。 俺はヒードランをだし、マグマストームをするように命令する。 するとその集落の周りがすべてマグマの渦に囲まれた、多少熱いがまぁそれは我慢しよう。 雄タブンネ共は一斉にボスゴドラめがけて捨て身タックルを仕掛けてきた、まぁ死ぬことはないから大丈夫だろう。 俺は手持ちのポケモンすべてを解放する。 ハッサム、ボスゴドラ、ヒードラン、アイアント、キリキザン、ナットレイ みんなそれぞれ思い思いの方法で狩りを始めた。 まず一番最初に動いたのはアイアントだった。 アイアントは逃げ惑っているタブンネのうち一匹をつかみ、そして引きずる。 ある程度群れと距離をとるとタブンネを離す。 アイアントは興奮しているのだろう、口を左右にカシャカシャ鳴らしながらタブンネに近づく。 タブンネは逃げだすがマグマストームが遮っていて逃げられない。 マグマストームの前で立ち尽くすタブンネにアイアントはシザークロスをする。 「ミギャアアアアア」という鳴き声と共にタブンネの胴体から短い脚が両方とも離れた。 アイアントはそれを拾い、咀嚼しながらクチャクチャと食べる。 タブンネはその間にと思ったのか張って逃げ出す、しかし素早いアイアントに勝てるはずもなく、呆気なく追いつかれる。 上半身を起こし助けてくれと懇願するが、アイアントはそんな様子を興奮したように口を鳴らして見ている。 再びアイアントはシザークロスを行なう、やはり醜悪な叫び声をあげるタブンネ しかし今回は右腕を完全に切り離さなかった。 アイアントは激痛で狂いそうになっているタブンネの切れかけた腕を口で挟んで、ちぎり取る。 ブチブチを筋肉や皮膚が切れる音と共に完全にタブンネの右腕が切り離された。 そして一通り腕を食べ終わった後タブンネは残った左腕をシザークロスで切り離す、タブンネダルマの完成だ しかしタブンネは悲鳴をあげない、どうしたことかと思ったら痛みの余り気絶してしまったようだ。 これではつまらないと思ったのか、アイアントは気絶して倒れているタブンネの上に乗り、そしてタブンネの頭にアイアンヘッドをかます、もちろん軽く手を抜いてだ。 それを数回繰り返し、ようやくタブンネは目を覚ました、そしてその後激痛が襲ってきたのかタブンネは暴れ狂う。 さすがに乗っていられなかったのかアイアントは軽い身のこなしでタブンネの上から降りる。 「ミビャアアアアアアアアアアアア!!!」と叫び声をあげながら暴れるカタワタブンネはまるで芋虫のようだ。 アイアントは良いことを思いついた、というあくどい笑みを浮かべ、タブンネの腹を口ではさみ、持ち上げる。 暴れていると言っても所詮タブンネ、どれだけあがいてもアイアントの力とは比べ物にならない。 アイアントは持ち上げたタブンネをマグマストームの壁に押し当てる。 半ば正気を失ったように暴れていたタブンネだが、これと共にさらに暴れだす。 しかし無意味だ、どれだけ暴れてもじわじわと焼き尽くされていくタブンネ。 そうやって焼いていくと体力がなくなってきたのだろうか、悲鳴と抵抗が小さくなっていく。 息絶え絶えのタブンネに飽きたのか、アイアントはそのままタブンネを放してしまう。 その後アイアンヘッドでタブンネを押して、ダルマタブンネは完全にマグマストームの中に入り込んだ。 焼けていくタブンネは最後に一際良い鳴き声で断末魔をあげてくれた。そのことにアイアントも満足しているようだ。 さぁ次はどんな虐待があるのだろうか、楽しみで仕方がない。 次に動いたのがヒードランとナットレイだった。 タブンネの親子を壁際に追いつめる、母タブンネは4匹の子タブンネを後ろにやりヒードラン達の前に立つ。 ナットレイはそんな母親の上からツタを伸ばし、子タブンネの上に紫色の液体を振り掛ける、そうどくどくだ。 どくどくにかかったタブンネはその場に膝をつき、徐々に顔色が悪くなっている。 「ミィ‥‥ミィ‥‥」と弱々しい声で母を呼び、母タブンネはその声に応える。 そこでヒードランが母タブンネが隙だらけの間に一匹の子タブンネを奪い取る。 母タブンネはそれに気づくが後ろには毒にやられた子タブンネが苦しがっている。 どちらの対応をすればいいか迷っているうちにヒードランは紫色の火の粉を子タブンネに吹いた。 鬼火と呼ばれる炎タイプの技だ、その子タブンネは火傷を負い、苦しみ始めた。 毒を負った子タブンネと火傷を負った子タブンネの世話をする母タブンネ、それ以外のことはそっちのけだ。 無論それは残りの子タブンネも例外ではない、幸か不幸かまだ健康な子タブンネは二匹残っている。 ナットレイはなるべく傷つけないようにそっと一匹の子タブンネを持ち上げる、子タブンネは終始震えっぱなしだ。 ぶるぶると震えてる子タブンネを、触手でゆさゆさと赤ちゃんを抱く母親のように揺らす。 その動きに緊張が解けたのか、タブンネは「ミィミィ♪」と笑いだした。 そこでナットレイはそのタブンネを軽く上にほうり投げる。 そして渾身のパワーウィップをそのタブンネに当てる、タブンネはボスゴドラの方めがけて吹っ飛んで行った。 雄タブンネの相手をしているボスゴドラの方に子タブンネが飛んでいく。 その子タブンネをボスゴドラはスマブラのドンキ○コングもびっくりなほど見事なヘッドソバット(アイアンヘッド)で地面にたたきつけた。 「ミギッ」という短い悲鳴と共に文字通りぺしゃんこになる子タブンネ、母タブンネはまだそのことに気づいていない。 ナットレイは残りのもう一匹にも手をかける、もちろん逃げようとするがヒードランが居て逃げられない。 そしてナットレイは子タブンネをつかみ、もう一度パワーウィップでボスゴドラの方に弾き飛ばした。 今度はボスゴドラは軽いアイアンヘッドで別の方に飛ばす。 そしてその子タブンネが行き着いた先はヒードランだった。 ヒードランの体に子タブンネが激突する、ヒードランは微塵も痛みを感じていなかった。 それどころかヒードランにあたった子タブンネが溶かされていってる、溶岩に飲み込まれて子タブンネは悲鳴を上げる間もなくご臨終された。 一方ボスゴドラの足元で必死に捨て身タックルを続けているタブンネ達、効いてないことがわかってきたのか、別の標的に目標を定める。 そして目を付けた先はナットレイだった、タブンネ達はボスゴドラから離れナットレイに向かって捨て身タックルをしだす。 しかしタブンネ達が当たった途端逆にタブンネ達が悲鳴を上げ始めた。 鉄のとげ+ごつごつメットのナットレイに直接触れる攻撃をしたのだ、すでにばてかけていたタブンネ達のHPをごっそりと減らす。 その頃母タブンネは弱っていく子タブンネ二匹をいやしのはどうで治そうとしていた。 しかし毒タブンネを舐めている間に火傷タブンネをヒードランに奪われてしまった。 母タブンネは返してくれとせがむが、ヒードランにはなんの意味もない。 ヒードランは火傷タブンネに息を吹きかける、熱風とも呼び辛いものだが高温のヒードランの吐息は弱ったタブンネにはそれだけで効果的だった。 母タブンネは直接触れることが出来ず少し遠めに火傷タブンネにいやしのはどうをし続ける。 そして後で「カハッ」という弱々しい吐血と共に毒タブンネが息絶えた。 母タブンネのいやしのはどうが止まる、そして毒タブンネに近づき体を揺らす。 しかし毒タブンネは答えない、母タブンネのすすり泣く声が聞こえた。 一方でヒードランも息を吐きかけるのをやめる。 火傷タブンネはすでに疲弊していて、このままでももう長くないと判断したのだろう。 そんな火傷タブンネに母タブンネはいやしのはどうを再開した。 しかし体中が火傷で蝕まれて、疲労も限界で生きているのがやっとの子タブンネにいやしのはどうはただ長く苦痛を与えるだけのものでしかなかった。 ヒードランとナットレイ達が気ままにタブンネ狩りをしていたころ、キリキザンは辺りを観察しはじめた。 そして一匹のタブンネに近づく、そのタブンネは二つも卵を抱えていて、たたでさえ鈍間なのに愚鈍さここに極まれりといったところだ。 キリキザンは足音を立てず近づき、そのタブンネを後ろから一突きした。 突然のことなので驚いた表情でタブンネはそのままその場に前のめりに倒れこむ。 キリキザンはそのタブンネに馬乗りになり、背中からグサグサと刺し始める。 刺されるたびに「ミギッ!ミギャッ!」と短い悲鳴を上げるタブンネ、しかしその攻撃でタブンネが死ぬことはない。 悪タイプ故か、ことキリキザンは相手をいたぶることに関しては秀でている。 生命維持に必要な臓器を傷つけず致命傷に至らなく尚且つ激痛がはしる場所を重点的に攻撃している。 そして一通り刺し終わった後キリキザンはタブンネの上から退き、卵をひとつ持ち上げる。 その時だった、マグマストームの渦がはれて、周りを遮るものがなくなってしまったのだ。 これを好機と悟ったのかタブンネ共が一斉に逃げ出す。 しかし、外に出ようとしたタブンネの一匹が「ミギャァァァァァァァァ!!」と叫び声を出して倒れる。 そのタブンネは目に見えない何かが刺さり、倒れたのだ。 実は俺はナットレイにステルスロックをするように命令していたのだ。 加えてそのステルスロックはマグマストームの熱で高温に熱されている状態だ、刺さればタダでは済まない。 次々とタブンネに襲いかかるステルスロック、中には這って逃げだそうとするタブンネもいたが、上からその間抜けな胴体にステルスロックが刺さるだけだった。 周りはタブンネの悲鳴で阿鼻叫喚だ、逃げ出そうとしたタブンネで無事な奴はもういないだろう。 ステルスロック自体にそこまで致死性はないので、高温のステルスロックとはいえ殺すまではいかない、だがそれがいい。 タブンネ達は地獄のような熱さと痛みにのたうち回っている、死ぬこともできず、解放されることもない。 キリキザンは辺りを見渡した後再び狩りに戻った、その前の親タブンネは再生力のおかげか体の傷がふさがり掛けていた。 そして立ち上がりキリキザンに捨て身タックルを行なう。 迫ってくるタブンネに卵を捨て、その手で一閃する。 タブンネは再び倒れる、しかしそれでもあきらめず卵の方に手を伸ばす。 その卵をキリキザンは拾い、そして殻を切り始めた。 殻の中から出てきたのは胎児のタブンネだった、少しグロテスクだ。 「ミァ‥‥‥ミァァァ‥‥‥」とタブンネ弱々しく鳴き、その胎児に手を伸ばす。 キリキザンはそのタブンネの手にそっと胎児を乗せた。 タブンネはその胎児を抱きかかえる。 しかしその胎児は息をしておらず、タブンネは「ミィィィィィィィィィィィ!!」と叫び声をあげて泣き始めた。 キリキザンはその様子を見てケタケタと笑いながらもうひとつの卵に手を伸ばした。 しかしそのタブンネが割って入り、卵を抱きかかえる。 キリキザンはその親タブンネの頭に深く手を突き刺した。 実は脳というのは神経を傷つけないと傷ついてもある程度生きることができる。 タブンネは脳が傷つき叫ぶことも体を動かすこともできず、その場に倒れる。 そしてキリキザンは先ほどのように殻を切り、中からタブンネを出した、今度はもうすぐ孵化するはずだったのかずいぶんとタブンネとしての形を保っている。 そして「ミィ‥‥」と静かに鳴きはじめたのだ、その様をみてタブンネは口をパクパクとさせ体をコイキングのようにピクピクと跳ねさせる。 キリキザンはそれを見て浅く弱く生まれたての子タブンネを傷つけ始めた。 生まれたてのタブンネは弱々しく鳴き声をあげた後、キリキザンに玩ばれて死亡した。 タブンネは何も言わない、言えないのだろうがその様をみて、体中の力が抜けたように項垂れたのだ。 キリキザンは胎児タブンネと子タブンネの死体を踏み潰し、その場を後にした。 あらかたのタブンネは片付いた。 残りはステルスロックで傷ついた生き残りや、死に至らずとも致命傷を受けて相手にされてないタブンネくらいだ。 ボスゴドラはずっと雄タブンネ達の相手をしていた、と言っても余りの数の多さに手が回らず凝った狩りができないでいた。 ボスゴドラは不満の色をあらわにする、一番の功労者ともいえるコイツをぞんざいに扱ったら罰があたるな。 そんなことを考えていると「ミィ‥‥ミィ‥‥」とか細い鳴き声が聞こえてきた。 どこから聞こえているか探していると、あるタブンネの死体から聞こえてくることがわかった。 俺はそのタブンネの死体をどける、するとその下には一匹の子タブンネがいた。 そしてこの親タブンネ、まだ息があるようだ、だが助からないことを判断してか死体のふりをして助かろうとしていたのだろう。 親タブンネは命乞いをする、幸いここからはボスゴドラから死角になっていて見えない。 俺はボスゴドラに「気の所為だった」と告げた。 その言葉を理解してかタブンネは安堵の表情に変わり、子タブンネをしっかりと抱きしめた。 そしてボスゴドラの方に戻ると俺はそっと口には出さずにあそこにタブンネ親子がいるとジェスチャーで伝える。 耳が良いタブンネに俺がボスゴドラに位置を教えたことを知らせたら逃げられてしまうかもしれないからな。 ボスゴドラは多少迂回しながらもわざと足音を立てるように歩きだした。 ドスン、ドスン、と重量感のある足音を立てながらゆっくりゆっくりとタブンネ親子に近づくボスゴドラ。 こちら側からは見えないが、きっと今頃見つからないように祈っているころだろう。 そしてついに、ボスゴドラがさも偶然を装ったようにタブンネ親子を見つける。 ボスゴドラはタブンネ親子を掴み、俺が見えるところまで持ってくる、気配りのできる良い子だ。 タブンネは仲間作りやいやしのはどうを使ってボスゴドラに命乞いをする。 ボスゴドラはその様をみてどうするか迷っている振りをする。 そしてにっこりとほほ笑み、優しくタブンネを持ち上げる。 気持ちが通じたと思ったのか、タブンネは涙を流し喜ぶ。 その瞬間、ボスゴドラのもろはのずつきが炸裂した。 急なことで理解が及ばないタブンネは「ミ゙!」という短い悲鳴をあげて数メートル先まで吹き飛んだ。 内臓が破裂したのか吐血したタブンネは、置いてきた子タブンネのところに這って向かう。 ずるずると、傷ついた体に鞭を打ちながら這っていくその姿はどこかナメクジを連想させた。 子タブンネを乱暴に掴み、その親タブンネのもとに行くボスゴドラ。 そしてその親タブンネの前に子タブンネを置いた。 子タブンネは急いで親タブンネにいやしのはどうをかけ、親タブンネは見る見るうちに回復していった。 するとその親タブンネをひょいと掴み、ボスゴドラは再びもろはのずつきを喰らわせた。 ボスゴドラはそれをずっと繰り返していた、殺しはせず死ぬほどの痛みを繰り返し与え続ける。 そしてそれを手伝っているのはほかでもない我が子なのだ。 子タブンネはそれに気付かない、傷ついては癒し、傷ついては癒し、それがどれだけ親タブンネにダメージを与えているか気づけないのだ。 そして親タブンネは理解しているのだ、我が子を自分で殺さない限り自分は助からないと。 親タブンネの悲痛な鳴き声が響いた。 タブンネたちの集落はものの数時間で焼け野原と化した。 生き残ったタブンネはほぼ0に近いだろう。 手持ちのポケモンたちはみんな俺のもとに戻ってくる。 みんなそれぞれ満足したようだ、実に充実した顔をしている。 俺はみんなをモンスターボールに入れたその時だった。 茂みから一回り小柄なタブンネがこちらにすてみタックルをしてきたのだ。 醜く贅肉を揺らすタブンネ、足は遅いが重量がある分人が喰らったら一大事だ。 だがなんてことはなく避ければいいだけで、俺は鈍足のタブンネの攻撃を避ける。 そのついでに足をかけて転ばせた、タブンネはこけて頭から滑って行く。 モンスターボールからハッサムを出しこちらも反撃開始だ。 タブンネはこちらが臨戦態勢に移ったのを見ると一目散に逃げ始めるが ハッサムのバレットパンチをくらい「ミブゥ!」と豚のような鳴き声をしながら再び転んだ。 ハッサムは方耳を持ち上げてボディーブローをし始めた。 ゲホゲホとえずくタブンネにさらに力を込めて殴る。 そして我慢できなくなったのかタブンネは胃の中のものをぶちまけた。 ドロドロに溶かされた木の実の残骸らしきものがあふれ出てくる。 ハッサムは間一髪回避したが、それでも跳ねた汚物が足元に飛び散った、帰ったら風呂に入れてやろう。 ハッサムは耳を放す、タブンネは膝をつき苦しみ始めた。 しかしそれは許したわけではない、ハッサムから怒りの表情が伺える。 ハッサムはタブンネの頭をつかむと、背中にミシミシと拳を開いて突っ込み始めた。 数ミリずつハッサムの手がめり込んで行くたびに「ミガッ‥‥」と苦しそうな声を出すタブンネ。 そしてついにその肉を突き破りハッサムの手がタブンネの背中に入り込んだ。 タブンネは悲鳴にもならない悲鳴を上げる、しかしこれで終わることはなかった。 ハッサムは今度は渾身の力を入れてタブンネの背骨を折ろうとしているのだ。 ギチギチと背骨に力が入っていくたびに苦しんでいくタブンネ。 骨が折れるのにそう時間はかからなかった、バキッという音が鳴りタブンネの背骨は二つに分かれた。 タブンネは「ミガアアアァァァァァァァ!!!」というその容姿からは想像もできないほどの雄叫びをあげて、がっくりと項垂れた。 ハッサムはタブンネを汚物の上に投げ捨てる、本来なら何らかの抵抗を示すはずだが、下半身が動かなくなってはそれもできない。 ハッサムはタブンネにとどめを刺さず戻ってきた。 このタブンネに残された道は餓死か捕食されるかしかないが、こんな汚物まみれのやつを食う奴はいないだろう。 ハッサムをモンスターボールに戻す 色違いは高く売れる、今夜のこいつらのご褒美は何にしてやろうか、帰ったら他のポケモンたちにも何か分け前をやろう。 そんなことを考えながら俺は色タブンネと一緒にジャイアントホールを後にした。