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概要 糞コードの例☆インデントがされていない関連 ☆「メモ帳」でソースを書いている ☆☆☆グローバル変数が多用されている ☆☆変数の名前が1文字1重のループカウンタ イテレータ 慣用される1文字変数 個数 一時的な変数 コーディング規約 コーディングの好みインデント 演算子の前後のスペース ~の表現新しい行を使う派 後に付ける派 中括弧の後に続ける派 中括弧の後に続けない派 概要 糞コードの乱用は国民の生命、身体に危害を及ぼすのみならず、家庭を崩壊させ、学校、職場、サークルの秩序を乱し、国の活力を低下させる等、その害悪ははかり知れません。 また、糞コード乱用は、人類にとっても、最も深刻な社会問題でもあります。世界的には、次代を担う青少年の糞コード乱用が増大しております。 糞コード乱用に対する正しい知識の普及、つまり、糞コード乱用が精神、身体に及ぼす悪影響を国民によく理解していただき、これを許さない国民世論を形成していくことがなにより大切であります。 このような観点から、閣議の了承を踏まえて、民間団体(財団法人糞コード乱用防止センター)が設立され、糞コード乱用防止活動を国民運動として、糞コード乱用を許さない「ダメ。ゼッタイ。」の社会環境づくりを実施することを推進しております。 このページは、糞コードの例を提示し、それによる被害を把握することで同じ過ちを犯さないようにすることを目的としています。 糞コードの例 ☆ 軽度の被害が想定される。修正は容易である。 ☆☆ 中度の被害が想定される。修正に時間がかかるが、なんとかなる。 ☆☆☆ 重度の被害が想定される。もはや誰も手を付けられない。 ☆インデントがされていない インデントとは、ソースコードで意味のあるまとまりを字下げすることで、その意味のあるまとまりをわかりやすくするための技法のことです。 意味のあるまとまりとしては{から}の中、が有名です。以下は妥当なインデントの例です。 if(a) { // これがインデント switch(b) { case 10 // caseはインデントしない場合が多い func(); // これもインデント break; default break; } } だめな例は以下の通りです。 if(a) { // これがインデント switch(b) { case 10 // caseはインデントしない場合が多い func(); // これもインデント break; default break; } } インデントがされていないソースは、そのソースが何を意図されて書かれたのか分からなくなることが多くあります。インデントをすることで、そのブロックがすべきことを明確にします。逆に、インデントがされていないソースを書いている本人は、頭の中に構造が浮かんでいないことでしょう。 関連 ☆「メモ帳」でソースを書いている メモ帳には、オートインデント機能がありません。オートインデント機能とは、改行したときに、その行のインデントを引き継ぎ、自動的にインデントをした状態で次の行を生成する機能です。このため、インデントを怠るケースが想定されます。 対処法としては、オートインデントを実装するテキストエディタに乗り換えること、推奨される対処法としては、IDEを使うことが挙げられます。 ☆☆☆グローバル変数が多用されている グローバル変数が多用されることは、ローカル変数なら1つの関数の中だけ把握すればいいのに対して、グローバル変数だとファイル全体を見なければならないことからあってはならないことです。グローバル変数とは、関数の中で宣言しないで、関数外で宣言された変数のことです。 以下の例では一体a, b, c, dはどこまで影響を及ぼすのでしょう。 int a, b, c; int d[10]; void f1(int n) { a = b + c; d[n] = a; } void f2(int x) { b = c - x; } void f3(int n) { a = b; d[n] = a; } void f4(int x, int y) { b = x; c = x + y + a; } 対処法としては、グローバル変数は一切使わない、というものがあります。特に初心者は心がけるべきで、最初は不便だと思うくらいがちょうどいいです。グローバル変数がどうしても必要なケースに遭遇したら、よく考えた上で、ファイルスコープ上でstaticを付けて宣言して下さい。そうすれば1つのファイルの中でのみ使えるグローバル変数となります。 C++をかじったことのあるひとなら、C言語で言うファイルスコープ上のstaticな変数は、クラスで言うstaticな変数と同じです。クラスの中でしか使えない、ファイルの中でしか使えない、という意味で同じです。 もう一度言いますが、グローバル変数を使うのは禁じ手です。使う必要性をA4レポート1枚にまとめられるくらいになったら使ってもいいレベルで禁じ手です。禁じ手と言うよりも滅びの呪文だと思って下さい。バルス ☆☆変数の名前が1文字 変数の名前は重要です。変数の名前が適当でいいという人は機械語でも直接書いていて下さい。変数は意味のある名前にすべきで、例外は余りありません。長いと思うくらいがちょうど良いのです。 気軽にa, b, c, ...などと名付けてはいけません。使っていいのは、明らかに分かる場合のみです。明らかに分かる場合とは、以下の例くらいでしょう。 1重のループカウンタ 慣習的に使われているループカウンタiです。これはindexの略として捉えられ、十分通じますし、逆に長い名前を付けることもないでしょう。 for(i = 0; i n; ++i) { // loop } ただし、2重ループではほとんどの場合不可です。大丈夫なケースはi, jを交換しても同じ動作をするときのみです。 for(i = 0; i m; ++i) { for(j = 0; j n; ++j) { // loop } } 例えば、i, jが座標なら、どの方向の座標なのか分かるように、x, yにしたり行/列ならrow(r), columun(c)にするなど工夫するべきです。 イテレータ C++などイテレータを使う場合は、そのオブジェクトが分かるのでitなど略しても構わないでしょう。 慣用される1文字変数 x, y, zなどが特定の方向の座標を表すのは、数学に理解のある人なら当たり前のことでしょう。 個数 ループと被りますが、m, nなどが自然数の個数を表すことはわかるでしょう。ただし2つ以上混在する場合は、明確にするべきです。m1, m2, ...などと名前を付けてはいけません。 一時的な変数 スコープが非常に狭い変数では、一時的な作業用の変数としてtemp、tなど用いても構わないでしょう。ただし、その変数は1画面に収まる内に消え去るべきです。temp_を先頭に付けることを推奨します。 コーディング規約 このような糞コードを量産しないために、プログラマーに縛りを課して糞コードを増やさない試みがなされています。このような縛りをコーディング規約と言います。 コーディングの好み コーディングには好みが現れます。例えば、変数名の付け方、インデントのスペース/Tab、{ }の位置、スペースの挿入の好み、returnなどの使い方、制御構文の使い分け、クラスの継承/包含の選択、I/Fの実装の仕方……おそらくたくさんの好みがあると思います。あなたの好みをここにまとめてみましょう。 インデント スペースインデント どの環境でも同じようにインデントされる タブインデント 1インデントにつき1文字だから、多くの環境でBackSpace=逆インデントとなって効率が良い 貧弱な環境でもインデントがきれいに揃う 演算子の前後のスペース 常に入れる 入れない場合がある 例えば3分の2を表現するなら2/3で2 / 3としないなど。 優先順位の高い演算子にはスペースを入れないなど。 {~}の表現 新しい行を使う派 if() { // 新しい行を使う } 後に付ける派 if() { // 新しい行を使わない } elseの中括弧の位置も好みが分かれます。 中括弧の後に続ける派 if() { // 正常 } else if() { // 正常 } else { // 異常 } 中括弧の後に続けない派 if() { // 正常 } else if() { // 正常 } else { // 異常 }
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公演データ ダメ!ゼッタイ!ノードラッグキャンペーンイベント 2006.7.16(Sun) 渋谷中央街ウェーブの広場 セットリスト 1.あの坂道を越えたら 2.月と十七歳 3.we 4.ボクノスイッチ 公演メモ ライブレポート(外部リンク) 旧公式ブログ 名前 コメント
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2020年10月4日 出題者:AKH48 タイトル:薬物、ダメ、ゼッタイ。 【問題】 3種類の粉が入ったある物は、比率が4 3であるという。 それを口にしたカメオは幸せな気分になった。一体どういうこと? 【解説】 + ... ある物とは、「ねるねるねるね」。 「ね」と「る」の比率が4 3であり、中には3種類の粉が入っている。 ねるねるねるねを作って食べたカメオは幸せな気分になった。 《パズル》《全年齢向け》 配信日に戻る 前の問題 次の問題
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ゼッタイジン(絶対神) 陰陽道の書に登場するタイサイシン(大歳神)の奉公人の一。
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良い話だ・・・ -- (律ちゃんLOVE) 2010-01-06 19 14 51 イイハナシダナー -- (名無しさん) 2010-06-27 05 49 09 りっちゃんイケメンだー -- (りっちゃん応援し隊長) 2010-07-29 21 03 36 タバコぐらい別に問題無いだろ -- (假) 2011-05-18 23 39 13 りっちゃーん (泣) -- (あいつ) 2012-02-14 11 19 43 まさに姉弟だな -- (あんときの) 2012-02-14 11 20 51 タバコ・・・・だと? 聡よ・・・あなたにはまだ早い -- (たったった) 2012-02-15 13 54 33 俺も律にビンタされたい -- (田井中.最高) 2013-07-26 16 56 25 タバコを吸う所までやってたら、どうなってた事やら -- (律澪) 2013-11-10 18 31 36
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502 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 05 29 sm27たん「運営どうして私の事イジメるの?私がいなきゃ湯浅できなかったんだよ!」 504 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 05 44 ゚・+。 *・ +,。皆どうして俺の事イジメるのぉ?俺がいなきゃニコニコできないんだよぉ!。, ゚・+。 *・ + 514 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 06 39 皆どうして俺の事イジメるんよ^^俺がいなきゃニコニコできないんよ!^^ 527 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 07 45 みんなどうして俺のこといじめるんよ^^ 俺がいなきゃニコニコできないんよ^^ そもそも存在できないんよ^^ 530 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 08 08 皆どうして良平の事イジメるの?良平がいなきゃミクシーできないんだよ! 540 名:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 08 55 皆どうしてtgrnの事イジメるの?tgrnがいなきゃおtttttttttできないんだよ! 541 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 08 59 皆どうして僕の事見てくれないの?僕がいなきゃイケメン見れないんだーよー! 553 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 09 58 皆どうしてかまやつの事イジメるの?かまやつがいなきゃお不細工って言っても誰も援護したりできないんだよ! 565 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 10 27 皆どうしてhrmtの事イジメるの?htmtがいなきゃぶっこみできないんだよ! 572 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 11 23 川○○<皆どうしてのえるの事イジメるの?のえるがいなきゃ三往復できないんだよ! 589 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 12 37 皆どうしてうんべの事イジメるの?うんべがいなきゃインスト集でないんだよ! 592 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 12 47 皆どうしてうんタクの事イジメるの?うんタクがいなきゃ跡部がいないんだよ! 603 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 13 58 皆どうして虫川の事イジメるの?虫川がいなきゃ爽やかに女子と接吻できないんだよ! 621 名前:名無し戦隊ナノレンジャー![sage] 投稿日:2007/12/23(日) 01 15 43 皆どうして川久保君の嘘の情報を流すの?川久保君はスレンダーな子役なんだよ!
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ゼッタイスマイル (忍装束氏所有) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ゼッタイスマイル.JPG) 短評 名前 コメント
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巨
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八章 ………不愉快だ。何だ、この体の芯から湧き上がってくる黒い感情は。 吐き気がしてくる。この暗闇が、他人の家特有の匂いが、目の前にいる男の寝息と寝言が、とてつもなく不愉快。 オレは何のアクションも起こすことなく、その場にしゃがみ込み、ただ呆然としていた。 わかってる、何をすべきかは。オレのやるべきは彼を警察に通報すること… やっとの思いでオレはケータイを取り出した。 だが……… ――なぜ裏切った!古泉ぃ!!―― あいつの言葉が脳裏をよぎり、邪魔をする。オレは…また親友を… 違う!!今回はあの時とは違うんだ!これが最良の……… 突然オレのケータイが鳴りだした。 電話の相手は、さっきから彼が名前をつぶやいている二人の女性のうちの一人。 春日美那……… 「もしもし、古泉くん?ごめん、寝てた?」 「いえ………」 控え目に聞いてくる彼女にオレは吐き捨てるように否定を述べる。 「そう、よかった…あのね?今日のこと謝ろうと思って。」 「…………」 「ご、ごめんね?古泉くんのこと薄情者みたいな言い方しちゃって… 古泉くんは悪くないよ!悪いのはいつまでも引きずってるあたしだから…だから全然気にしないで!あはは…」 「ああ…そうですか……」 もっと他に謝るべきことがあるだろう。 「ね、ねえ!!来週暇な日あるかな!?久し振りに遊びたいな~、なんて思っちゃったりして…」「今彼の家にいます。」 「え…」 「明日話がある、場所は…今日のパーティ会場の近くにある喫茶店にでもしましょうか…」 「え!?ちょ、ちょっと!!…」 ガチャリ!!と、電話機を叩っ切るような勢いでケータイの電源ボタンを押す。 ふう、さて、次はこの目の前の男をどうするかだな。 「………きろよ……」 まいったな、涼宮さんに何て伝えればいいんだ。 「おき…ろよ………!」 第一涼宮さんはどこまで知っているんだ。あの電話ではいまいち分からない。 「起きろって言ってんだよ!!!」 それは警察に通報するのを先送りにしたいという理由からきた行動かもしれないし、 単純に彼を許すことが出来なかったからなのかもしれない。 オレは彼の胸倉を掴み、無理矢理直立体勢にした。にも関わらず、 彼は未だ今回の騒動の発端を春日さんとする、確たる証拠を垂れ流しているだけだ。 「クソ、こんなもの!!」 彼が離すまいと指を絡めるように掴んでいる注射器を、無理矢理奪い取ったそのときだった。 「返せッッッッ!!!!」 声としてギリギリそう聞き取れる叫びをあげながら、彼が目を醒ました。 「返せ!なんで奪って行くんだ!!!返せよ!ハルヒを…………返せぇぇぇ!」 今までにない吐き気が襲った。ハルヒを………返せ?それって……… ドゴ! 「ガフッッッッ!」 人の力は通常時は強く抑制されていて、実はその半分程も発揮されていない。 人体の研究が進んだ現代において、それは周知の事実だろう。 しかし、そのリミッターのはずれた力を身をもって体感した人間は、そう多くないはずだ。 機関に鍛えぬかれたオレの体は彼のたった一発のボディーフックによって、床に沈んだ。 思わず手からこぼれ落ちたそれを、彼はとびつくかのようにつかんだ。 「ハルヒ!!」 !!!!!! ダメだ!こいつは一発殴ってやらなくちゃ気がすまない! 思考が先か、体が先か、オレは体勢を持ち直し、すでに彼の顔面を殴っていた。 しかし、吹っ飛び、倒れながらも彼の手は『奴』を離すことはしない。 「はぁ、はぁ…俺にはこいつが…ハルヒが必要なんだ………!そうだ誰よりも!!誰よりもなぁぁ!!!」 誰か…教えてくれ…かつて彼の口から出ることを願ってやまなかったその台詞を今、オレはどうやって受け止めればいい? 「それ以上涼宮さんを愚弄するな!!」 ……………… 彼がガバッと上半身を起こした。 「俺がハルヒを…?」 その表情には驚きと困惑がはっきりと見てとれた。 「そうだ!あなたが掴んでいるそれは悪魔だ!人の心を惑わし、偽者の快感を与え、蝕んでいく 最低最悪の悪魔だ!そんなのと…そんなのと涼宮さんを一緒にするな!」 その言葉を最後に、沈黙がリビングを支配した。しばらくすると、彼が口を開いた。 「こ、古泉…」 彼がすがるように呼んでくる。 「たす…けて…………うわあああ!」 『奴』を投げ捨てながら彼が後ろに飛び退いた。 「うわ!虫、ムシが…」 その言葉だけで今、彼がどういう状態なのか大いに想像できた。 腕や足…体中を払う手の力は次第に強くなり、掻きむしる形に移行しようとしている。 「やめてください!」 とっさに彼を押さえ付けようとするが今の彼に力で敵うはずなく、押し返され、尻餅をついた。 彼は先程自ら投げた注射器を再度掴もうとしていた。 …その時だった。 「なに…これ…」 一瞬時間が止まったかのように思われた。そこに響くはずのない声が聞こえてきたからだ。 思わずリビングの入口に顔を向ける。そこには朝比奈さんと長門さんを連れた涼宮さんが立っていた。 「ハルヒ…なんで…」 「古泉くん!!!!」 「…は…はい!!」 彼女の唐突な呼び掛けに変な声を出してしまった。リビングに入ってくる涼宮さんのおぼつかない足取りを、朝比奈さんと長門さんが支える。 「説明して!何であんた達がこんな真夜中に取っ組み合いのケンカをしてるのか! そこにいるバカキョンはあたしに何を隠してるのか!! 春日さんが…どうしてあたしをここに向かわせたのか!!!」 なに? 「涼宮さん、どういうことですか?」 「病室にいたら春日さんから電話がきたわ。ケータイの番号なんて教えた覚えないんだけどね。 キョンの言葉の本当の意味が知りたいならこいつの家に来いってね。」 「他の方たちは?」 「とっくに帰ったわ。」 オレの考えていた以上に呆然としていた時間は長かったようだ。 「早く質問に答えて!」 この暗闇の中でも彼女の表情ははっきりと分かる。しっかりと前を見据えた表情だ。 ここに来るまでに相当な覚悟をしたのだろう。これはごまかせそうにないな。 「彼は…覚せい剤を服用しています」 ……………………………… ……………………… 長い沈黙がとても居心地が悪い。涼宮さんは無表情のまま、何か言葉にしようと口を開け、 すぐにやめる動作を繰り返している。 先に話し出したのは朝比奈さんだった。 「はは、何言ってるんですか?古泉く…」 「古泉くん…」 涼宮さんは表情を無表情から一気に苦悶の表情に変えると、朝比奈さんの言葉を遮り、ようやく話し出した。 「ウソ…ドッキリなら…今のうちになら……白状するなら…ビンタ50発で許してあげるから…… あげるから………教えて………………それは本当?」 昔の、力を持っていた涼宮さんなら確実に世界を滅ぼしていただろう。それほどまでに彼女の表情は歪んでいた。 「本当の…ことで…」 「うわあああああああ!!!」 その声に驚き、振り向くとオレに最後の句を言わせまいとばかりに彼がこちらに突っ込んでこようとしていた。 オレは目を瞑り、来たる衝撃にそなえようとしたが一向にそれは訪れなかった。 目を開くと涼宮さんが彼を優しく、包みこむように抱き締めていた。 「大丈夫だから…怖くないから…安心して。今まで怖かったよね…気付けないで…ごめんね…」 震えた声で、にもかかわらず優しく、彼女は言った。 「ハ…ルヒ……本物の…ハルヒ…………」 「自分から家に上げといて何が出ていけよ。何が二度と姿表すなよ。 あんたが言ったことなんて全部却下よ!却下…あんたとずっと一緒にいるから… すぐにもと通りのあんたに治してあげるから…」 ちょ、ちょっと待て… 「涼宮さん、それは警察に通報せず、僕達で彼を何とかするということですか?」 「当たり前じゃない!こんな時こそSOS団の出番よ!団長のあたしにかかれば麻薬なんてどうってことないわ!!異論は許さないわよ!」 やめてくれ…そんな絶望の中から必死で希望を見つけようと、もがくような澄んだ目で見ないでくれ。 決心が…………揺らいでしまう。 「ふざけないでください!!!!」 オレは彼女に対して初めて怒鳴り声を上げた。 古泉くんは今まであたしに見せたこともないような憤怒と困惑を混ぜた表情であたしを怒鳴りつけた。 ごめん、あなたの言いたいことは分かるわ。 「覚せい剤ですよ?彼は覚せい剤を乱用していたんです!!!罪は…………償わなければならない……」 本当に言いたいことを押し殺しているような、歪んだ表情で古泉くんはいう。 「それだけ?」 突然有希が、一言呟くように言った。 「古泉一樹……あなたが言いたいのは本当にそれだけ?真実を伝えないで自分の言い分を通そうとすることほど愚かなことはない。 大丈夫。彼女はちゃんと受け止めてくれるはず。」 有希のその言葉で、古泉くんの表情から迷いが無くなったような気がした。 「まったく、あなたには敵いませんね。全てお見通しですか……なら……涼宮さん」 古泉くんがあたしに向き直った。 「もう一度考えなおして下さい。彼のことを想うなら、尚更です。」 「何でそう思うの?」 「僕は知ってます。麻薬に侵された人の末路を。」 「それは何?」 「…………自殺です。」 「よく聞く話ね。」 そこで古泉くんはまた一瞬迷ったように顔を伏せたがすぐに立ち直るとまた話し出した。 「僕の親友でした。」 その言葉であたしは今まで古泉くんが何を迷っていたのかを理解した。 「……機関で出来た親友ね。」 「!!!!!…………はい…」 「原因は神人狩りによるストレス?」 「…………は、はい。」 「それと春日さんが関係してる………これは復讐ということね。」 「はい……僕は親友……河村の最期を見ました……麻薬はあなたが思っているほど甘くはない。」 そういうことか。古泉くんが通報することに固執するわけ………… 「それを聞いてますます通報する気が失せたわ。」 古泉くんが驚いたように顔を上げる。 「つまり、今回のことの大本はあたしが原因だったということね。なら、落とし前はあたしがつける。」 「ですが……」 「信じて!!こいつの強さを……絶対に元通りにしてみせるから…罪を償うのはそれからでも遅くないでしょ?」 気がついたらキョンはあたしの腕の中で寝ていた。とても安らかな表情で… 「……涼宮さん、一つだけ約束して下さい。もし、彼があと一回でも覚せい剤を使用したら、僕は警察に通報します。」 動揺したように目をあちこちに揺らしていた古泉くんはしばらくすると 目を厳しくしながらも、いつものような暖かい笑顔でそう言った。 「ええ……分かったわ。それから……ごめんね……」 我慢出来ない。もう、泣いてもいいよね…… 「ごめんなさい…ごめんなさい!!……あなたの…春日さんの………本当に…本当にごめんなさい……う…うわあああん!!!」 後ろから、あたしとキョンの二人分をそっと抱き締めてくれたみくるちゃんの体は、とても柔らかくて暖かかった。 九章へ
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imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ゼッタイリョウイキ2.JPG) ゼッタイリョウイキ号 (たんく氏所有) 全6戦 4-1-1-0 勝率66% 連対率83% 主な勝ち鞍 【GⅠ】全日本2歳優駿 産駒成績 [重賞] 3勝