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群青 曲名 群青 (ぐんじょう) 作曲 イガラシ 作詞 ichigo 編曲 岸田教団 THE明星ロケッツ 収録 『セブンスワールド』 歌詞 こめかみから疼きだす痛みの向こうだけ色づく あなたとの距離を測りかねては見えなくなっていく 眼をこらす 一縷の望みも踏みつけるみたいに強くして 欠けていった月のように置いていって さよならに染まった夜空に何を祈ろう? 貫けないよ これ以上欲しがれない あなたの瞳に映る群青 あとどれくらい不自由を抱きしめたら その指がほどけるの? 明日になれば知らないふたりになれるのなら それがいいけど 触れたいと触れないの隙間で疲れていくのね 立ち止まってしまうくらいなら 置いていってさよならに 染まった言葉に何を見つけよう? 揺さぶらないで これ以上拒めそうにない あなたの瞳に宿る群青 この脚を斬ってから行って 立てないように 追いつけない速さでもっと遠くまで 欠けていった月のように置いていって さよならに染まった夜空に何を祈ろう? 貫けないよこれ以上 欲しがれない あなたの瞳に映る群青 言わないの好きだなんて 次曲(Circleend) コメント 名前 コメント
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人物・経歴・略歴 スチーブンス(Lee Stevens) ローレンス高-エンゼルス-近鉄 1967年7月10日~ 左投左打 192cm99kg 背番号:33(1994~1995) 年度別成績・通算成績 シーズン打撃成績 年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 勝点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四球 故意 死球 三振 併殺 打率 長率 1994 近鉄 93 334 302 44 87 21 0 20 168 66 - 3 1 0 3 28 1 1 100 3 .288 .556 1995 近鉄 129 527 476 54 117 29 1 23 217 70 - 0 0 0 4 46 4 1 129 13 .246 .456 通算 2年 222 861 778 98 204 50 1 43 385 136 - 3 1 0 7 74 5 2 229 16 .262 .495 守備成績・各種成績 シーズン守備成績 年度 総失策数 守備位置別出場数 1994 4 外74一13指2 1995 6 一85外43 通算(2年) 10 外117一98指2 ポジション別守備成績 守備位置 試合数 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 94一 13 82 1 1 3 .988 94外 74 103 2 3 0 .972 95一 85 739 60 5 65 .994 95外 43 61 5 1 1 .985 1994年方向別本塁打-左5中5右10 1994年ノーストライク時打率.462、9本塁打 1994年無走者時打率.217、走者有時打率(得点圏ではない).369 タイトル・表彰・記録 最多連続試合本塁打 6(1995.4.7~4.13)[パリーグ記録] 資料情報 外部リンク ウィキペディア http //www2.plala.or.jp/ippeifuji/gaikoku/Buffaloes04.htm http //www.geocities.co.jp/Athlete-Athene/3320/order/1995buffaloes.html その他
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Chapter:天主 (ミッション詳細確認) モニカ: GVからの通信、途絶えたわ… 衛星拠点アメノウキハシ… 無事侵入できているといいんだけど ジーノ: あいつのことだ 心配ないさ また、シアンちゃんを連れてスカした顔で戻ってくるに違いねぇ… モニカ: …ええ、きっとそうよね… (アシモフ、もしあなたもその場所にいるのなら…) (どうか、二人のことを守ってあげて…) (Chapter:天主) ついに相見える天塔の主 “高天の支配者(バベルマスター)” 謡精を操り、巨大な力が振り下ろす正義(スメラギ)の鉄槌 (ミッションスタート) 紫電: フフ…囚われの姫巫女を助けに来たようだね… ねえ、モルフォ…いや、シアンと呼んだ方がいいかな? シアン: ………… 『GV…』 ふと、シアンの声が聞こえたような気がした―― (ニンジャ) ニンジャ: 紫電様の元へは行かせんぞ! 皇神(スメラギ)グループ万歳!! GV: …どけ! ボクの邪魔をするな! (シアンの声) シアン: 『GV…わたし…は…』 GV: …シアン…無事でいてくれ…! シアン: 『…わたし…は…あなたの…ことが…』 GV: 助ける…ボクが、必ず…! (ボス前) GV: 感じる…彼女の歌の波動を… この先にシアンが… (紫電登場) GV: …! 紫電: ようこそ、ガンヴォルト こうして会うのは初めてだね あの時、通信機ごしに聴いた声…忘れはしない…こいつが―― GV: 紫電…! 紫電: 覚えていてくれて光栄だよ 紫電の後ろには、機械につながれたシアンの姿… 紫電: …ああ、これかい? これは、電子の謡精(サイバーディーヴァ)の力を制御する装置さ ここに来る途中、アキュラ君に出会っただろう? この装置だけじゃない… 皇神(スメラギ)が保有する能力者関連の技術…その基盤をつくったのがアキュラ君のお父様なんだ まったく…今の皇神があるのは彼のお父様のおかげだよ… アキュラ君には今度お礼でも… GV お前と無駄話をするつもりはない… シアンを解放しろ 紫電: やれやれ、せっかちだな…まあ、いいか 今からキミは、この装置の優秀さを、身をもって知るんだから 紫電の背後に現れたのは、モルフォだった だが、どこか様子がおかしい… モルフォ: 『…………』 目の前の彼女からは、かつてのはつらつとした意志の強さは感じられない まるでそれは、感情の無いプログラムデータのように見える GV: モルフォに何をした…! 紫電: 言っただろう? 電子の謡精(サイバーディーヴァ)を制御する装置だって 今のボクには、モルフォの加護がある… いくらキミでも勝ち目はないと思うよ? (紫電戦闘開始) 紫電: モルフォが生み出すこの電子障壁(サイバーフィールド)がある限り、キミの攻撃はボクに届かない そして同時に、彼女の力がボクの第七波動(セブンス)“念動力(サイコキネシス)”を高めてくれている… “宝剣”を使わずにこのパワー やっぱり彼女はすごいね! モルフォ: 『…G…V…』 GV: …ッ! モルフォ: 『お願い…アタシを…止め……て……』 紫電: まだ意識があるのか…でも、ムダなことさ キミの力はすべて、ボクの手中にあるんだから GV: シアン(モルフォ)の心をもてあそぶ…お前だけは絶対に許さない! 紫電: テロリストの許しなんか最初から求めちゃいないさ すべては平和のため……中途半端な覚悟ではないつもりだよ GV: 平和…だと? 紫電: アキュラ君も言っていただろう? ボクたち能力者は危険なバケモノ… 一人一人が未知の兵器を所持しているようなものだよ…危険極まりない… 管理が必要なことぐらい、キミにもわかるよね? GV: こんなやり方じゃなく他の方法だってあるはずだ… 紫電: 時間をかければあるいは…ね? でも、ないんだよね…時間もさ 知っているかい? 今、多くの海外企業や団体…果ては某国の政府までが この国を支える能力者の――“皇神(スメラギ)の技術”を狙っている… 皇神(スメラギ)…いや、この国はいろいろと敵が多いんだ フェザーだってその一つ… 国家存続のためにも、今は一刻も早く危険要因を取り除いて―― 兵力をたくわえなければいけない時なんだ 歌姫(ディーヴァ)プロジェクトなら、そのどちらもが短時間で、同時にまかなえる つまるところ、これは正義の行いなんだよ GV そんなものが… そんなものが正義だというなら…ボクは悪(テロリスト)でもかまわない…! ボクはシアンを救い出す…ただそれだけだ! 迸れ! 蒼き雷霆よ(アームドブルー)!! 正義すらも貫き崩す雷光一閃の揺るぎない意志となれ! 紫電: やれやれ…やっぱりキミは根っからの悪者だね プロジェクトを完遂するまで、ちょっと休んでいてもらうとしよう (紫電変身) 紫電: 驚いた、強いね…キミは さすが皇神(スメラギ)の最高傑作…ボクも本気を出さざるを得ないようだ 見るといい…これがボクの真の力だ…! 三本の宝剣とシアンが浮かび上がり、紫電の元へ引き寄せられていく… GV: ……! 今までの能力者とはケタ違いの…圧倒的な巨体とプレッシャー… まさか、シアンをとりこんだ…? これが紫電の…ヤツの第七波動(セブンス)の力だと言うのか…! 紫電: 神にも等しきこの力…すべては守るべき民と国土のために! ボクの正義が、悪をくじくッ!! (紫電第二形態戦闘開始) 紫電: “精神”に干渉して操る彼女の“電子の謡精(サイバーディーヴァ)”と “物質”に干渉して操るボクの“念動力(サイコキネシス)” 精神と物質…全ての生物を構成するこの、二つからなる要素を支配できるボクは まさに全能の存在だ! この力を使い、ボクは全世界の第七波動(セブンス)能力者を支配する 能力者も、無能力者も、このボクの前では等しく弱者… 絶対なる統治が、全ての弱者(たみくさ)を守り平和へと導くだろう そう、ボクは…天を統べる神の皇(ザ ラストエンペラー)―― ボクこそが“皇神(スメラギ)”なんだッ!! GV: …驕るな! そんな権限は、お前にない! 紫電: なら、キミにはあるというのかい? ボクを否定する権限が GV: 権限なんて…誰にもない… だけど…言ったはずだ! ボクはお前を許せない…! シアンをもてあそび、利用するお前を! ボクとシアンが出会ったあの日、彼女はボクに願ってくれた 『わたしは……』 『わたしは外の世界で、わたしの歌を唄いたい…!』 その願いがある限り、ボクは彼女を助ける なぜなら―― GV: かつてアシモフが、ボクに自由をくれたように… 今度はボクが彼女の翼(チカラ)になる 紫電…お前がシアンをとらえる檻ならば… ボクの雷撃で打ち砕く! ボクに眠る第七波動(セブンス)の因子―― “蒼き雷霆(アームドブルー)”が熱を帯び始める 全身の細胞がざわめき立つ この熱量を―― 猛る想いを―― ヤツにぶつける! GV: 迸れ! 蒼き雷霆よ(アームドブルー)!! シアンとの約束(ちかい)…果たすための翼(チカラ)となれ!! 紫電: まったく… 世界の平和より、たかが一人の少女を選ぶとは… 浅はかだよ、ガンヴォルト! 皇神(スメラギ)の御名(ぎょめい)のもと、このボクが…キミに神罰を下そう!! ボクの意志は、星をも動かす! (紫電撃破) 紫電: バカな…このボクを…秩序を…砕くか…! 愚かだ…キミは…実に…愚かしい…… その先に待つのは…渾沌と…破滅…だけだと…いうのに…… 秩序を失った能力者は…叛乱を起こすぞ…! GV: …!! 紫電: ボクだけが…この国を… GV: しまった…! シアンッ!! モルフォ: 『間一髪…ってトコロね…』 GV: モルフォ… モルフォ: 『けど…力の使いすぎで…アタシも…そろそろ限界…』 『GV…このコのこと…頼んだわよ…』 GV: …ああ (訪れる悪夢) GV: なんで、あなたがここに… アシモフ: ご苦労だったGV…それにシアン 紫電を倒すとは…お前たちこそ、新たなる時代のキングとクイーンに相応しい シアン: 何を…言っているの…? アシモフ: この騒動で皇神(スメラギ)は混乱している…今が絶好のチャンスなのだ GV: アシモフ…? アシモフ: GV、お前はフェザーを離れ私が想像した以上に成長したようだ フェザーに戻って来い、GV いまならその少女(シアン)にも居場所はある シアンの歌と、この衛星拠点…そして、お前の力があれば 愚かな皇神(スメラギ)や、無能力者どもを地上から一掃することも可能だろう GV: !? アシモフ: 私はフェザーを設立し、この日が来るのをずっと待ち望んできた… 今こそ、我ら能力者が“自由”の名の元に立ち上がる時が来たのだ さあ来い、GV、シアン 共に自由ある世界を勝ち取ろう シアン: GV……わたしは… 怯えた瞳で、シアンがボクを見つめる GV: 大丈夫だよ、シアン…心配しないで… アシモフ…あなたには返しきれない恩がある… ボクを皇神(スメラギ)の研究所から救い出し、育ててくれた―― その恩を忘れるつもりはない…だけど! それが…そんなものが、あなたの野望だと言うのなら あなたは…あの紫電や、アキュラと同じだ! シアンを利用するつもりなら、ボクが止める…! アシモフ: そうか、残念だよ…GV… デッドエンドだ アシモフの手には、見覚えのあるリボルバー銃―― GV: アキュラの…銃…… アシモフ: ここに来る途中に居た無能力者から奪っておいた ヤツと争った際に私も一発かすってしまったが…驚いたよ どうやら、こいつの弾丸には我々能力者の第七波動(セブンス)を阻害する効果があるらしいな …いかにお前といえど、無事では済むまい アスタラビスタ(サヨナラだ)…GV 胸が…燃えるように…熱い…… ――意識が…遠のい…て―― シアン: いやっ……そんな… GVーーー!! アシモフ: 君もだ、シアン かすむ意識の中…倒れこむシアンの姿が…見えた… ……そんな……ボク…は…彼女を…まも……れ… ………… アシモフ: アキュラ…だったか? 無能力者の分際でこんなものを造るとは…やはり、ヤツらは早々に淘汰せねばならん… GVとシアンが居てくれればイージーだったが…仕方あるまい プランの修正(リビルド)が必要か …… …………
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語り部:ベアトリス・マクスウェル エーテル能力―― 星から排出され、有機無機の関係無く、全ての物質に内包される未知のエネルギー。通称エーテル。 そのエーテルを自らの意思で自在に操って、殺して、壊して、踏み躙る事だけに特化した異能の力。 力を持たない人間……無能力者は私達、エーテル能力者を恐れる。 そして、力の低い低級能力者は力の強い、上級能力者を妬む。 誰もが恐れ、羨む異能の力……こんな力が宿ったせいで、私の全てが狂った。狂わされた。 この力は未来を切り開く力なんかじゃない……ただ絶望と、死を広げるだけの狂った力。 こんな能力があるせいで、何もかも全部、みんな、みんな、私の前からいなくなってしまった。 パパ、ママ、庭師のライコフ、メイドのアリエッタ、コックのサントス、ペットのロッソ、親友のリズ。 命以外の全てを失ったあの日から三年―― ただ死んでいないだけの無意味な命を守るために、私は私以外の他人を踏み躙り続けて来た。 今日も、明日も、明後日も、来週も、来月も、来年も、死神の鎌が私の首に振り落とされる日が来るまでずっと、きっと…… だって仕方が無い。理不尽に抗う術は無く、反抗する力も無いんだから、殺されないように殺すしか無い。 私のせいで、大好きだったあの人たちはみんな死んじゃった。死んじゃった人たちのためにも私は死ねない。 ――ソレハ、ゼンブウソ――タダノ、イイワケ――ワタシハ、シヌノガコワイ――シニタクナイ―― 嗚呼、何て私は醜いんだろう。何て私は情けないんだろう。何で――私は弱いんだろう。 帝国なんか怖いだけで思い入れなんて無いし、共和国に怨みがあるわけじゃない。 地球人類の統一なんてどうでも良い。幸せだった、あの日を返して。 ――お願いします。返して下さい。 帰ってこない穏やかで幸せな日々――それを奪い取る側の立場になったくせに返してだなんて都合の良い話。 自分勝手で何が悪い? 望んで何が悪い? 自分勝手な事を考えても、望んでもどうせ手に入るわけが無い。 せめて、心の中で都合の良い未来を妄想して何が悪い? 悪くない。悪いはずがない。 悪いのだとしたら、どうすれば良い? 無謀にも抗えば良いの? それとも死ねば良いの? ――ふざけるな。フザケルナ。フザケルナフザケルナフザケルナ―― 自分がやっている事が悪い事くらい最初から分かっている。 だけど、抗えるものなら抗っている。抗えなんて簡単に言わないで。 じゃあ、死ねって? 死ぬのが怖いって何度も同じ事を言わせないで欲しい。 怖いから、優しい妄想を思い浮かべるしか残されていないんだから、それに縋って良い筈。 みんな同じ。みんな同じように奪われて、同じように絶望したのに……何で、あの人はみんなと同じじゃないんだろう? 人間狩りに襲われて、目の前で親しい人を多くの人を殺されて、圧倒的な力で抑え付けられたのに何で折れないの? 何で反抗しようとするの? 何で戦えるの? その身に宿るエーテル量は私と同程度、戦いに関しては素人で私よりもずっと弱い。 なのに私の事を同情してくれた、理解しようとしてくれた。私と違う。 エーテルナイトの存在すら知らなかった癖に陸戦騎を奪い取って、簡単に起動させた。 そんな能力者を見た事も無ければ、聞いた事も無い。私たちと全然、違う。 無駄なのになんで? なんで違うの? ――嗚呼、どっちにしても私に殺されるから、なんでなのか聞く事も出来ないのは少し残念。 あの人が差し伸べてくれた手は救いだったのかも知れない。 なのに、それを振り払ってまで、妄想の世界に救いを求めている自分の弱さが嫌になる。 誰か、この世界から私を助け出して……私に気付いて……私はずっと此処で泣いている……! 機神幻想Endless 第二話 エーテルナイト スクレイル帝国本土から遥か南方の広大な海に浮かぶ、七つの小島。通称セブンス。 文明と、時代と共に三国が引き起こした戦争からさえも置き去りにされた楽園。 だが、その楽園も一世紀遅れで惨劇の時を迎えた。 女、子供、老人、病人、怪我人の区別無く、命ある者は全て惨殺され、まるで絨毯の様にその残骸を大地に広げていた。 どれが誰の残骸なのかも定かで無い程の死界。気が狂いそうになるような惨状に人々の無念がセブンスの大空を茜色に覆い尽くした。 そして、この世の地獄と化したセブンスに四つの醜悪なオブジェクトが屹立していた。 セブンスのエーテル能力者と“交渉”するために派遣された人型機動兵器。 スクレイル帝国の主力兵器、エーテルナイト。その一号機、陸戦騎である。 尤も、四機の内一機はセブンスのエーテル能力者、閼伽王によって奪取されている。 最早、交渉の余地など何処にも無く、後は誰が死んでセブンスの土になるか、誰が生きてセブンスから出て行くかを決める為に殺し合うだけだ。 帝国兵が駆る三機の陸戦騎は脚部のローラージェットからエーテル光を放ち、砂塵を巻き上げながら油断無く、閼伽王を包囲した。 エーテルナイト乗り――エーテルライダーとしての経験は素人同然だが、帝国兵達は閼伽王に対して一切の油断も無く、侮りもしない。 本来、陸戦騎のカラーリングはカーキ色だが、閼伽王が奪取した陸戦騎は乳白色に染まっている。 特別仕様に塗装したのでは無い――ある意味、それでも間違ってはいないが、塗料を使って色を変えたのでは無い。 エーテルナイトにエーテルを使用するという性質上、力の強い能力者が搭乗すると、搭乗者のエーテルの色に染まる事がある。 乳白色に染まった閼伽王の陸戦騎。その白濁の色こそが閼伽王のエーテルの色であり、強い力を持つ能力者であるという事を示している。 能力者としての力量は閼伽王の方が遥かに上。その厳然たる事実が彼等から慢心を完全に奪い取っていた。 だが、愛機と共に幾多の死地を踏破して来た実績、三対一という数の利が彼等の表情から悲観の色を打ち消していた。 それに閼伽王が優れた能力者であるとは言え、その能力をエーテルナイトに生かせられるか如何かは別の問題だ。 相手を侮らず、油断せず、慢心せず。さりとて、恐れ過ぎる事無く、三人の帝国兵は一撃必殺の機を虎視眈々と狙う。 竜巻の様な高速旋回。迫り来る津波の様に間合いを詰めたかと思えば、何の行動を起こす事も無く、引き潮の様に間合いを広げる。 間合いの定まらない、その動きは包囲した者に疑心と、焦りを呼び、集中力を磨耗させ、精神力を削り取る。 ――その筈だった。 「こっちは既に右の頬を殴り飛ばされてんだ! 兆倍にして返してやんよォッ!!」 猛る怒りで、冷静な思考力を失った閼伽王に、帝国兵達の動きなど意識に無い。 閼伽王にあるのは、平穏を乱した輩が不愉快で仕方が無い。だから、ブチのめす。徹底的にブチのめす。ただ只管、ブチのめす。 精々、その程度の事しか無く、相手の意図など気付きもしない。 三機の陸戦騎が間合いを詰めた瞬間、閼伽王は白濁のエーテルを背に、弾丸の如く帝国兵の陸戦騎へと肉迫した。 警戒も、躊躇も、恐れも、迷いも無く、抜刀すらせずに拳一つ構えて、砂塵を巻き上げながら一直線に駆け抜ける。 彼等はその様を見て、閼伽王の事を一つの事しか考えていないが故に、迷いも恐れも無い。だからこそ質が悪いと評した。 そして、その評価は概ね正解。と言うよりも、今の閼伽王に余計な思考を差し挟む事が出来るだけの余裕は残されていない。 コクピットと一体化したエーテルジェネレーターが、閼伽王に流れるエーテルを喰らい尽くさんと貪欲に奪い取る。 陸戦騎を操る際に消耗するエーテル量は普段能力を使う時の比では無く、まるで血液ごと抜き取られていく様な虚脱感が全身に圧し掛かって来る。 だからこそ―― 「秒殺されちまいなァッ!!」 咆哮と共に力強い足取りで大地を蹴り抜き、閼伽王は迅雷の如く勢いで正面の陸戦騎に追走する。 それを迎え撃つ帝国兵は閼伽王の陸戦騎に向き直り、腰部にマウントされた強化セラミックソードを引き抜き、斜に構えて攻撃に備えた。 更に閼伽王の背後に回った二機の陸戦騎が強化セラミックソードから水飛沫の様なエーテル光を迸らせ、閼伽王を両断せんと駆け抜けた。 それでも、閼伽王は背後から迫り来る二振りの斬撃を意に介する事無く地を蹴った。 そして、閼伽王の拳が正面に捉えた陸戦騎に炸裂すると共に、頭部への縦一文字、腰部に横一文字、二つの剣閃が閼伽王に喰らい付いた。 閼伽王が放った乳白色のエーテル光を纏った拳打は盾代わりに構えられていた強化セラミックソードを圧し折り 閼伽王に放たれた剣閃は拳同様、装甲表面を満遍なく覆う乳白色のエーテル光に阻まれ、かすり傷一つ付ける事が出来ないでいた。 エーテルナイトは搭乗するエーテル能力者の能力を増幅し、その性能を何倍にも発揮するという性質を持っている。 そして、エーテル能力はより強いエーテルによって打ち滅ぼされる。それがルールであり、摂理である。 それまでに彼等がやってきた数の暴力を質の理不尽で捻じ伏せるというものを、そっくりそのまま閼伽王に返されたのである。 「くぅぅぅたぁぁばれぇぇぇぇぇぇぇッ!!」 帝国兵の硬直は一瞬。だが、その刹那の瞬間を無限に拡張するのがエーテル能力者という存在だ。 刹那の瞬間が無限ならば、最早、目の前の障害などただの案山子でしか無く、案山子を相手に技や構えなど無用、純粋な力が一つあれば事足りる。 閼伽王は逆手に引き抜いたセラミックソードを目の前の案山子の股間から斬り上げた。 閼伽王の怒りが込められた烈火の如き苛烈な一撃は、エーテル震となって空間を蹂躙し周囲を轟音で包み込んだ。 エーテル震が鳴り止むと同時に閼伽王の一撃で、へしゃげた強化セラミックソードごと一刀両断にされた陸戦騎が地面に崩れ落ちた。 その断面は滅茶苦茶に湾曲し、切り裂かれたと言うより力任せに捻じ切ったような有様ではあるものの 電光石火の早業は陸戦騎に乗る帝国兵に断末魔の声すら上げるどころか、自らの死を知覚する暇すら与えていない。 「まずは一機……ッ!?」 閼伽王が意気揚々と声を張り上げると共に分断された陸戦騎から分断された陸戦騎から爆轟が巻き起こり、密着状態にあった閼伽王を弾き飛ばした。 生命や物質が崩壊する際に発生するエーテルの突風――エーテルバーストと呼ばれる現象である。 本来ならば周囲に影響を及ぼす事は無く、エーテル能力者ですら意識を傾けなければ知覚するのも困難なのだが エーテルナイトの力で増幅されたエーテル能力と同様、エーテルバーストもまた増幅され、爆轟となって閼伽王を襲い掛かったのである。 閼伽王にとっては災難だが、帝国兵にとっては状況を打破する千載一遇の好機。 そして、エーテルナイトが破壊された際に発生する強烈なエーテルバーストの事を熟知している帝国兵達は 既に安全圏に離脱し左手に空間が歪曲する程の高密度のエーテルを収束していた。 エーテルを纏った陸戦騎の左手首の手甲がスライドし、排煙と共にエーテル発生装置の姿が露になる。 そして、発生装置から三叉槍の様な刀身が形成され、空を引き裂く甲高い音と共に閼伽王に向けて放たれた。 「ッざけてんじゃねぇぞ!!」 やぶ蚊の様に飛び交う二つの飛刃を紙一重の所で身を捩って避けると、鋭く尖ったエーテルの刀身は墓標の様に大地に深々と突き立ち、その動きを止めた。 だが、閼伽王が一息吐いたのも一瞬。 武装名、エーテル制御式ショットランサー。 エーテルによって形成された刀身を持ち、エーテルによって制御される無線遠隔攻撃装置である。 その名が示す通り、エーテルによって形成された不可視の腕に地面から引き抜かれ、再び、勢いを取り戻して閼伽王に襲い掛かる。 立ち上がる暇も無く、地面を転がりながら乳白色の装甲を泥で汚しながら、必死に逃げ惑う閼伽王を嘲笑うかの様にエーテルによって制御されたランサーは 常に最高速度を維持しながら、慣性を無視した軌道で獲物を狙う蛇の如く閼伽王を確実に追い詰めていく。 「しゃらくせェッ!!」 逃げ続けていては埒が開かないと、フラストレーションを溜め込んだ閼伽王は、怒声と共に背中のバネを使って宙を舞う。 その瞬間、ショットランサーの軌道が変わり、閼伽王を刺し貫かんと二条の閃光が空を走った。 そして、閼伽王が装甲全体を補強すると同時に二本のショットランサーが陸戦騎の両肩に突き刺さる。 閼伽王は生唾を飲み込むと同時に機体全体に回したエーテルを両肩に収束し、損傷を最低限に押さえ込むんだ――というのが閼伽王の目論みだった。 だが、閼伽王がエーテルを操作するよりも早く、両肩を捉えたショットランサーは間抜けな音を立てて地面を転がった。 「ああ?」 決死の覚悟とは裏腹にあまりにも間の抜けた結果に閼伽王は肩透かしを食らったような表情を浮かべる。 不発か? 否――帝国兵が企てた計略は、ほぼ完成していると言っても良い。 ただ閼伽王の意識をショットランサーに向ける。それも可能な限り長く。それが彼等の目的だった。 陸戦騎が弾き飛ばされる程のエーテルバーストに驚き戸惑った閼伽王が、愚直な怒りさえも忘れた事を帝国兵達は見逃さなかった。 そこで思考を乱した閼伽王に感知されるだけの膨大な量のエーテルを収束し、その警戒心を煽る。 案の定、閼伽王は膨大なエーテルの収束直後に放たれたショットランサーが一撃必殺の威力を持つエーテル兵器であると誤認した。 だが、事前行動とは裏腹にショットランサーに込められたエーテルは、発動に必要な最低限度の極僅かなエーテルのみ。 クラス分けされる程に差がエーテル能力者を相手に、不利を覆すのは並大抵の事では無い。 ましてやセラミックソードの直撃にも耐え得る閼伽王を相手に、ショットランサーでは威力不足であるのは彼等にとっても承知の上の事だった。 それでも、彼等に撤退の二文字は無い。何故なら、その不利を覆すだけの威力を持った兵器が陸戦騎に装備されているからである。 エーテルキャノン――搭乗する能力者のエーテルを物理的な破壊衝動に変換し撃ち出す、陸戦騎に装備された唯一のエーテル兵器である。 能力者の力量に大きく影響される上、発射準備にかなりの時間を要し、能力者に与える負担も決して無視出来ない程の物だが 大きな代償と引き換えに、大半の戦闘兵器を一撃で消滅させて有り余る圧倒的な火力を誇り、正しく切り札という形容が相応しい兵器である。 そして、帝国兵の思惑通り、閼伽王が長々とショットランサーに気を取られていた隙に、悠々とエーテルキャノンの発射準備を終える事が出来ていた。 陸戦騎の左腕に収束されていた膨大なエーテルはエーテルキャノンの砲口に飲み込まれ、二機の陸戦騎の姿を陽炎の様に揺らめかせた。 次の瞬間、無音の光芒が二条の閃光となって閼伽王の心臓を喰らい尽くそうと獣の様に宙を駆ける。 刹那――視界がセピア色に染まり、閼伽王は流れる時間が遅くなっていくのを感じた。 (どうせ殺るなら一思いに一気に殺りやがれってんだ……!) 時間の流れが遅く感じられても、自分の動きが早くなったわけでは無い。 ゆっくり――ただ只管、ゆっくりと眼前に迫り来るエーテルキャノンの弾光に閼伽王は内心で悪態を吐いて、破壊衝動の波に呑み込まれた。 だが、帝国兵の表情に喜色の色は無く、エーテルキャノンの再チャージを開始する。 エーテルナイト同士の戦いが始めてという事もそうだが、力が増幅された上位能力者との差が大きく広がっている事を嫌という程思い知らされた直後である。 既に彼等の頭の中では、今の攻撃で閼伽王を撃破出来ていなかった場合の対応策が頭の中で練られ始めていた。 そもそも、撃破出来ていない事はエーテルバーストが発生していない事からも明らかであった。 良くて虫の息。最悪の場合、無傷で反撃の機を伺っているという可能性も充分すぎる程に考えられる。 もしも、これで閼伽王が無傷だとしたら、必殺の機会を逃した彼等に勝ち目は無くなったと言っても良い。 今の一撃が彼等に出せる最大の一撃で、何をどう足掻いても先程以上の威力を出す事も、奇襲を仕掛けるのも困難だ。 何の脈絡も無く、唐突にBクラスのエーテル能力者にクラスアップすれば話は別だが、そんなに都合の良い話は滅多に無い。 そして、恐れていた最悪の事態が起ころうとする兆しが見え始め、彼等は思わず息を呑んだ。 セブンス全体を覆い尽くす程の急激なエーテルの高まり。大地から立ち上る、乳白色のエーテル光。 これが閼伽王から放たれているエーテルである事は把握出来るものの、閼伽王の気配は愚か、陸戦騎の姿すら何処にも見えない。 エーテルの出所を探ろうにも閼伽王のエーテルはセブンス全体に満遍なく、均一に広がっており、何処にでも居るような錯覚を起こしそうな程であった。 一回り近く年下の上官に縋り付きたくなる様な気弱な感情を必死に押し殺し、二体の陸戦騎は無言で背中合わせに立って全周囲を警戒する。 だが、一度自覚した恐怖を容易く払拭出来る筈も無く、背後から閼伽王が剣を振り被っているのではと根拠の無い疑心を抱く始末だった。 恐怖を自覚出来る程度には冷静なのだと自身を言い聞かせ、押し潰されかけた自らの意思を奮い立たせようとするが、その思考こそが恐怖に屈した事を意味する。 現に恐怖に破れたが故に彼等のすぐ傍で息を潜めている閼伽王に気付く事が出来ないでいたのだから。 「間一髪って奴かぁ? マジで死ぬかと思ったぜ……流石に年がら年中戦争やってる兵隊サンは場慣れしてやがんぜ」 閼伽王は陸戦騎のコクピットの中で冷や汗を拭う様な仕草をして深い溜息を吐いた。 「けど、使い方は把握した! 一方的にぶん殴られんのは終わりだ、な?」 必要以上にエーテルを膨張させ、帝国兵の恐怖心と、警戒心を煽り、検討違いの方向を警戒させる。 そして、湧き水の様に溢れるエーテルで砲弾を鋳造し、思考の海に浮かぶ砲身へと装填し、錆付いた撃鉄を火花と共に引き落とす。 照準を合わせる必要は無い。三者の距離は殆ど零距離。外しようが無い。 「ブッ飛べェェェェェェェッ!!」 閼伽王の咆哮と共に二機の陸戦騎の足元に亀裂が走り、その破片を押し上げるように乳白色の巨大な光芒が天を貫いた。 そして、光の昇天に呑み込まれた二機の陸戦騎が爆散し、大規模のエーテルバーストを引き起こした。 「畑弄りに能力を使っていたのが、こんな所で役に立つたぁな……世の中、何が役に立つか分かりゃしねぇな」 閼伽王は得意気な口振りで、地中から飛び出し、地表へと降り立った。 エーテルキャノンに飲み込まれる瞬間、閼伽王は足元の地面を溶かし、地下へと逃れ、帝国兵の足元という絶好の射撃ポジションを確保していたのだった。 セブンスに流れ着いて三年。途切れる事無く、能力を使ってセブンスの畑を耕してきた閼伽王にとって地質を操る程度、造作も無い。 それでも、気を抜ける様な状況では無い。セブンスに降り立ったエーテルナイトは四機。そして、始末した帝国の能力者は四名。 そして、セブンスに訪れたエーテル能力者は五名、後一人。セブンスの人間狩りを指揮するエーテル能力者―― 「ベアトリス……何処に行った……?」 一方、ベアトリスはアルトールの小屋から一歩も動かずに閼伽王の戦いを眺めていた。 同格の力を持つとは言え、つい先程、エーテルナイトの存在を知ったような物知らずが陸戦騎を帝国兵から奪取し 何の訓練も受けていないにも関わらず、容易く、陸戦騎を起動させ三人の帝国兵を撃破。 「そんな捕縛対象、見た事も聞いた事も無い……アイツが共和国に渡ったら、帝国は困った事になる……」 少数で戦火を広げ、戦渦を巻き起こし、戦果を得る力を持つ、エーテルナイトの台頭により帝国は圧倒的な力を身につける事が出来た。 それに対する共和国は技術力で帝国に遅れを取っているものの、潤沢な資源、物資、物量だけで帝国と拮抗出来るだけの力を持ち合わせている。 初期量産型の陸戦騎など帝国にとって人間狩りの部隊に宛がうか、廃棄処分して再利用する程度の価値しか無い。 だが、閼伽王が陸戦騎を手土産に共和国へと流れ、大量生産などされでもしたら帝国には打つ手が無くなる。 ベアトリスにとって帝国がどうなろうと知った事では無いが、そうなった場合、彼女に科せられる処遇は――ベアトリスは考えたくも無いと首を振った。 「おいで……」 その小さな呟きに応え、空の彼方から風を越え、雲を突き抜け、天空を自在に舞う第二の騎士がベアトリスの前に降り立った。 姫君に頭を垂れる騎士の様に肩膝を付いて、ベアトリスの搭乗を待つエーテルナイトは細身のシルエットをしており、陸戦騎の様な質実剛健さは無い。 だが、搭載されたエーテルジェネレーターは、陸戦騎に搭載されている物よりも遥かに大容量で、エーテルの循環効率に優れている。 更に血管の様に張り巡らされたオリファルコンの含有量は、陸戦騎の二十パーセント増で、搭乗する能力者のエーテルを余す事無く生かすことが出来る。 Bクラス以上のエーテル能力者の中でも、一際優れたエーテルライダーに支給されるエース専用エーテルナイト―― 「行くよ、空戦騎」 ベアトリスがコクピットに乗り込み、自身のエーテルを流し込み循環させると迷彩模様の空戦騎の装甲が深緑に染まり、額の単眼が深緑の光を放った。 背中のドラム缶の様な形状の二基のブースターから深緑のエーテル光を迸らせ、その名が示す通り空へと飛翔する。 そして、左腕に携えた長槍、強化セラミックランスを構え、閼伽王へと落雷の様に肉迫する。 「そのエーテルはベアトリスか!?」 雷光の如く勢いで急接近するエーテルを察知した閼伽王は、振り向き様に叫びながら剣を水平に振り抜いた。 間一髪――背後から陸戦騎を貫かんとしていた長槍は閼伽王の剣に阻まれ、火花を散らしながら陸戦騎の左肩を掠めた。 硬直する両者。閼伽王はベアトリスが二の手を使うよりも早く、更に一歩深く踏み込みながら、一刀両断にせんと縦一文字に剣を振り落とす。 「やっぱり、騎士の能力者を相手に格闘戦は不利……」 ベアトリスは臆するわけでも無ければ、口惜しげにするわけでも無く、淡々と述べながら残像を残して、斬撃の間合いから逃れる。 「逃がすかよッ!!」 閼伽王の叫び声と共に浮遊していたショットランサーが疾風を切り裂き、空戦騎に襲い掛かる。 「でも、騎士の能力者が魔弾の能力者に飛び道具を使うのは無謀――」 空戦騎の右腕に構えられたエーテルライフルに深緑のエーテル光が収束され、ショットランサーを飲み込んで尚、陸戦騎を穿たんと疾駆する。 「チッ……騎士だの、魔弾だの意味分かんねぇっての!」 閼伽王は吼えながら脚部のローラージェットから、乳白色のエーテル光を吹かしながら、空戦騎の銃撃を避け続ける。 怒鳴ってみせたは良いが、閼伽王の内心は焦りの色が見え初めていた。空戦騎の機動力は陸戦騎を遥かに圧倒している。 その上、空に逃げられたら陸戦騎には追撃の手段が乏しいのにも関わらず、空戦騎のエーテルライフルのチャージ時間は無いに等しい。 「対抗する手段はコイツだけか……」 左肩のエーテルキャノン。陸戦騎を一撃で葬り去る程の威力を持つが、チャージに時間がかかり過ぎる。 エーテルライフルを避け続けながら、チャージを完了させる事が出来るのだろうか? 両者の能力者としての力は同程度。一撃で仕留められる程、容易い相手なのか? 「まあ……知った事じゃねぇよなァッ!!」 一々、考えていては知恵熱を起こして脳が壊死してしまう。そして、閼伽王は自分の頭で考えても結果に繋がらない事を自覚している。 だからこそ、取り合えずやってみれば良い。なる様になるだろうという短絡思考で、迷う事無く動き出す事が出来る男なのだ。 閼伽王はローラージェットから出鱈目な軌跡を描きながら、空戦騎から断続的に放たれる銃弾を避け、エーテルキャノンのチャージを開始する。 「初めてでよく粘る……でも、もうこれまで」 「勝手に決め付けてんじゃねぇ! 俺はお前等なんざとは違うんだよォッ!!」 「そうだね……本当にそう思う。能力もだけど心も強い。此処まで歯向かえる能力者と出会えたのは初めて。 でもね、私も死ぬのが嫌だから……私が生きるために死んで……私から逃げる事が出来ても、もう道は無い」 「勝手に決め付けて、勝手に諦めて、勝手に帝国なんぞに負けてんじゃねぇ! 死ぬのが嫌なら歯ァ食い縛って死に損なえ! 先に道がねぇんなら、テメェで切り開け! テメェに宿ったエーテル能力は何だ! ただの貧乏くじか! テメェより弱い奴を殺す力か! それとも何か! テメェより強い奴に尻尾ふる力かよ! そんな奴等を相手に誰が逃げるかよッ!!」 「五月蝿い! 何も知らないくせに……!」 「自分の事を知らせようともしねぇ他人の事なんざ知るか! 辛いんだったらなぁ! 辛いから助けてくれって腹の底から叫んでみせろ! 勝手に絶望して、勝手に塞ぎこんで、勝手に自己完結してんじぇねよ、馬鹿餓鬼が! 心を殺さなくたってなぁ! 道なんざいくらでも選べんだよッ!」 そして、閼伽王は陸戦騎のローラージェットを停止させ、その動きを止める。 左肩のエーテルキャノンの砲口には乳白色のエーテル光が球状に収束され発射されるその時を今か、今かと待っている。 「ベアトリス。これで最後だ。俺は進むべき道を見つけた。お前はどうする?」 ベアトリスは閼伽王の問いかけに対し、エーテルライフルを下ろして応えた。 「私に同情してくれるって、私の言う事なら何でも聞くって言ってくれて……私の事を理解しようとしてくれてありがとう。 今も私を救い出そうとしてくれてありがとう……私と同じ立場なのに……本当に嬉しかった……」 「ベアトリス……」 ベアトリスの空戦騎が纏うエーテルが苛烈な物から穏やかな物へと変わり、閼伽王の表情が柔らかくなる。 「でも、ごめん」 ベアトリスのエーテルは穏やかでありながら、静かに研ぎ澄まされた殺気へと変貌し、ライフルの銃口には空間が歪んで見える程の高密度のエーテルが収束されていた。 「これが私の選んだ道……後には引けない。だから……さようなら」 ベアトリスにとって閼伽王の言葉はあまりにも甘美な猛毒の様なものだった。後一つ、小さく些細な切欠があれば帝国を棄ててしまいそうになる程の。 だから、ベアトリスは張り裂けそうになる想いを殺意で押し退け、言の葉を銃弾に変えて、閼伽王と共に行く道を撃ち貫いた。 「馬鹿餓鬼が……!」 閼伽王はこれ以上の説得は無意味だと悟り、空戦騎から放たれる光弾を飲み込む程の巨大な光芒を放った。 「本当にごめん……そして、騎士の能力者が、飛び道具で魔弾の能力者に戦いを挑むのは無謀だと言った」 光芒と光弾が衝突する寸前、光弾はその軌道を変え、光芒を縫う様に駆け抜け、陸戦騎のエーテルキャノンを破壊する。 そして、空戦騎へと迫る光芒にベアトリスは眉一つ動かさずにエーテルライフルを構え、光弾では無く、光芒を放つ。 空戦騎から放たれた光の柱はエーテルキャノンの光芒ごと、一瞬にして閼伽王の陸戦騎を飲み込んだ。 巨大なクレーターを穿たれ、セブンスから平穏な日々を謳歌していた島民達の痕跡が消滅し クレーターの中心地では、装甲を欠落させ、満身創痍の体となった陸戦騎が膝から崩れ落ちた。 とは言え、行動不能に陥っただけで閼伽王自身の死には程遠く、ベアトリスは感心の中に苛立ちを含ませた。 だが、それも此処までだ。ベアトリスは躊躇う事無く、エーテルライフルの銃口を陸戦騎のエーテルジェネレーターに向ける。 「バイバイ……嫌いじゃなかったと思うよ」 そして、ベアトリスが無感情にトリガーを引こうとした、その瞬間――空戦騎の右肩が爆発を起こした。 「エーテル攻撃……!」 陸戦騎が戦闘不能に陥った今、ベアトリスの空戦騎にエーテル攻撃を仕掛けられる相手は限られている。 と言うよりも空戦騎に攻撃を仕掛ける命知らずなど一陣営しか存在しない。 「共和国の戦闘航空機……今なら勝てると思ってるんだ……随分と甘く見られている」 ベアトリスが戦いに身を投じるようになって三年。閼伽王の様な敵と戦うのは初めてだったが、空を覆い尽す共和国の部隊と対峙してみて分かった事がある。 「他人の命なんて軽いくらいで丁度良い……」 自分を理解しようとして、必死に声をかけてくる閼伽王を撃った時の気分は最悪以外の何物でも無く、後ろめたさしか残らなかった。 だと言うのに、自分に殺気を向ける共和国の兵に向けて放つエーテルライフルのトリガーは何と軽い事か。 「だから……殺してあげる」 四機の陸戦騎を失った上に捕縛対象の閼伽王は死んだも同然。せめて、共和国の一部隊くらいは滅ぼしておかなければ割に合わない。 ベアトリスの呟きと共に空戦騎からエーテル光が放たれ、空を深緑に染めると同時に共和国の戦闘航空機――ズィーダーは一斉にエーテルキャノンを発射する。 刹那――ベアトリスはエーテルキャノンの弾道、弾速を読み取り、迫り来る弾幕に真正面から飛び込んだ。 そして、砲撃の軌跡が空戦騎の肩や脇、腰の隙間を、紙一重の所で通り抜けていくのを尻目に航空機部隊の中心に躍り出た。 一斉に散開しようとする戦闘航空機の中から、僅かに逃げ遅れた者がセラミックランスをコクピットの中に叩き込まれ、ズィーダーの中で木端微塵に弾け飛んだ。 更に空戦騎は錐揉みしながらエーテルライフルのトリガーを引き、放射線状に光芒を放ち、敵部隊の半数を撃墜し、速度重視の弾丸を鋳造し三連射。 何と無く逃げ足が遅い気がする――曖昧な判断基準で選ばれた敵は必死に回避運動を取ろうとするが、光弾はその軌道を自在に変え、猟犬の様に追い立てる。 そして、光弾を振り抜き、雲を抜けた瞬間、ズィーダーのキャノピーに差す陽光が、暗い影に覆われて途切れ――パイロットの意識は途切れた。 「この程度で私に挑むなんて、とんだ馬鹿……」 ベアトリスの表情から疲労の色は隠せないが、ズィーダーのエーテルキャノンでは脅威足りえるには程遠い。 エーテル兵器とは言え、エーテルジェネレーターで増幅されていなければ、通常兵器に毛が生えた程度の性能しか無いのだから。 それでも、共和国の兵士達は健気にもエーテルキャノンで必死に応戦しようとする。 ――強いエーテル能力は、より強いエーテル能力によって捻じ伏せられる 一斉に逸れた筈のエーテルキャノンの軌跡が鞭の様に撓りながら突如と軌道を変え、豪雨の様に空戦騎に降り注いだ。 閼伽王を撃った事による動揺、能力と性能差のある相手への慢心がベアトリスを窮地に追い込んだ。 「何……!?」 微弱なエーテルの中にその姿を隠していた禍々しいエーテルが急速に膨張し、深緑の空を白濁に染めていく。 だが、閼伽王は未だ陸戦騎と共に沈黙を保ったまま。閼伽王と同じエーテルの色を持ち、尚且つ、ベアトリスのエーテルを侵食する程の力の持ち主―― 「ドゥアーッハッハッハッハッハーイ!! どうよ、帝国の小鳥ちゃんよぉぉぉぉお!!」 「……気持ち悪。濃い、暑苦しい、汗臭い」 実際に顔を合わせたわけでは無く、ただの印象でしか無いが、その印象は概ね正解と言えた。 小麦色に焼けた肌は鍛え抜かれた筋肉で脂ギッシュにテカリを放っており、ズィーダーのコクピットの中で缶詰の様に抑え付けられている。 そして、顔はバナナの様に長く弧を描くように反っており、顎は二つに割れ、顔の半分程もあるのでは無かろうかという程の巨大な口に図太い眉毛。 鶏の鶏冠の様に立派にそそり立つ金髪のモヒカンはズィーダーのキャノピーで押し潰されていた。 これをベアトリスの言葉で簡潔に一言でまとめると―― 「不快」 「人の事を気持ち悪いだの不快だのとよぉぉぉお!! このAクラス能力者ワーグナルド・ミッテルシュナウダー様を舐めてんのかあああん!?」 「名前もウザいし、そもそも、聞いてない」 不快とは言え、Aクラスのエーテル能力者である事には変わりは無い。 そして、その実力はエーテルジェネレーターで能力を増幅していないにも関わらず、仲間の弾丸を操作し、空戦騎を追い詰めた事から察するに余る。 だが、それ以上に―― 「顔見てないけど、顔が生理的に無理」 ベアトリスは空戦騎のエーテルジェネレーターからスパークが迸っているのも無視して、侮蔑の言葉と共にエーテルライフルをマシンガンの様に連射した。 ワーグナルドは少女の声で自身を徹底的に否定され悲しみに暮れている所に銃弾を打ち込まれ、慌てて回避に転じる。 「あんまり手間ぁかけさせるなよォ? 大人しくソイツを渡せば、上には従順だったって報告出来るんでなァ!」 「こうも同じだと本当に嫌になる……」 つい先程の自分を焼き増したようなワーグナルドの言葉にベアトリスは不快感を露にした。 こんな不快な男と同じ言葉を発していた事に――閼伽王は今の自分と同じ気持ちになっていたのかと思うと―― 「……本当に不快」 「いい加減に黙れやァァァァァアア!! お前の言葉は地味に傷付くんだよォ!! そういう事を言っちゃダメって、ママから言われなかったんかぁ!? ああん!? 十八歳未満お断りなお仕置でもされたいんか、アアン!? 寧ろ、ヤんぞゴルアアアアッ!!」 「下衆」 ワーグナルドの怒鳴り声を一言で一蹴し、ライフルの銃口に収束したエーテルを散弾の様に拡散し、弾幕の網でワーグナルドを封じ込める。 「共和国のAクラス能力者ならミスの埋め合わせに丁度良い……私が生き残るために死んで……それに不快」 「まァだ言うか、この雌ガキャアッ!!」 空戦騎のライフルの銃口に深緑のエーテルが、ズィーダーのキャノンの銃口に乳白色のエーテルが収束され、まさに一触即発の状況。 そんな最中、空戦騎のコクピット内に新たな命令が届き、その命令内容にベアトリスは驚いた様な表情を浮かべた。 「現作戦及び、戦闘行動を破棄並びに中断。即時撤退命令……Sグレードの最優先命令……どう言う事……?」 だが、ベアトリスが疑問を差し挟む余地は何処にも無い。 どんな状況下にあろうとセブンスに放置されている四機の陸戦騎の残骸を放置してでも所属基地へと戻れ。それが、ベアトリスに下された命令である。 「エーテルナイトを棄ててでも戻って来い……帝国にとって私はまだ利用価値がある……まだ……生きていられる……」 「なァにをブツブツ言ってやがる!! ぶっっっっっ殺すぞぉぉぉぉああ!!」 「勝手に殺して、死んでいれば良い……下衆に付き合っていられない……」 ベアトリスは空戦騎を反転させ、空間が捻じ曲がりかねない程のエーテル震を巻き起こして、空の彼方へと飛び去った。 「暴言吐くだけ吐いて逃げんのか!? おおい!!」 ワーグナルドが叫び終わった頃には既に空戦騎の姿は芥子粒程の光点になるまで遠ざかっている。 追いかけようにも単機で帝国本土付近の海へと接近する程、無謀な男でも無い。 気を取り直したかの様な表情で、セブンスに穿たれた巨大なクレーターの中心地に横たわる陸戦騎を睥睨した。 「陸戦騎四機分の残骸に死に損ないのBクラスが一人か……」 セブンスのエーテル能力者、閼伽王の存在に気付いていたのは共和国も同じだったが、立地の都合上、帝国を出し抜くのは不可能だった。 其処でワーグナルドは、この事態を静観しつつも、彼の権限で動かせる兵力をベアトリス達に勘付かれない地点に配置させていた。 そして、セブンスで始まった戦闘は彼にとって非常に好都合なものだった。 閼伽王の手によって三機の陸戦騎が撃破され、閼伽王の陸戦騎も比較的綺麗な状態で撃破された。 彼等にとって一番厄介だった空戦騎と、ベアトリスは閼伽王との戦闘でエーテルを消耗し、精神状況も決して良好では無い所まで追い詰められていた。 残った陸戦騎の能力者も消耗状態。貴重なエーテルナイトのサンプルを手に入れる潜在一隅のチャンスが到来したというわけだ。 「空戦騎も欲しかったんだが……まあ、一先ずは成功だなぁーハッハッハッハァッ!!」 誰も為し得る事の出来なかったエーテルナイトの鹵獲。与えられる恩賞は如何程の物かを想像して、込上げる笑いを堪える事無く、大空に大きな笑い声を鳴り響かせた。 一方、帝国では―― 下士官の軍服に身を包んだ若い帝国兵が基地司令の執務室で、虚空に映し出された共和国の将官の立体映像と向かい合っていた。 「其方にエーテルナイトのサンプルと、野良を送った……G計画の進捗はどうなっている?」 「陸戦騎の鹵獲という切欠を得た今、長く見積もっても二ヶ月といった所だ」 「取り合えず、十機程完成させたら此方を襲わせろ。性能を確認しておきたい」 「了解した……相変わらず、随分な暴れようだな?」 帝国の下士官の背後には、帝国の将官や下士官達の骸が折り重なり、壁や天井には、おびただしい量の鮮血が飛び散り、あるいは滴り落ちていた。 「芝居に夢中になり過ぎる癖があってな。偶には塵を塵扱いしておかなければ、本当の自分を忘れそうになるのでな」 「……二ヶ月以内にGによる強襲を仕掛ける。そのつもりでいろ」 帝国の下士官は悪びれた様子も無く、おどけた態度で肩を竦めていると共和国の将官は呆れた口振りで通信を終了した。 「き……貴様……共和国のスパイか……!」 その一部始終を見ていた帝国兵が骸の山から這い出て、呼吸の乱れた荒い声を上げた。 自身の物か、それとも、他人の物かも分からないおびただしい量の血液に全身を染め上げた、その姿は地獄から現れた亡者の様にも見える。 「おやおや……すまんな」 スパイの容疑をかけられた帝国の下士官は、その様が無性に愉快だったらしく、目を細めて、口角を吊り上げ―― ――殺し忘れていた そして、紅い血肉が弾け飛び、新たに鮮やかな紅が執務室を塗り潰した。 【次回予告】 ヴィルゲスト共和国本土に運び込まれる四機の陸戦騎の残骸と、閼伽王。 遂に共和国はエーテルナイトの開発に大きな一歩を踏み出し、帝国に対し反撃の狼煙を上げた。 その最中、閼伽王は時代の影で、人を喰らう異形の群れと戦う学徒――君嶋悠との出会いを果たす。 機神幻想Endless 第三話 覚醒者 ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
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【作品名】ケータイ捜査官7 【ジャンル】ドラマ 【名前】フォンブレイバーセブン 【属性】歩くケータイ 【大きさ】携帯電話並み 【攻撃力】握力は20kg。サイズからすれば達人並み。 【防御力】人間に乱暴に投げられたりしても割と平気。 【素早さ】歩行時1km/h、疾走時4km/h。サイズからすれば達人並み。 【特殊能力】コンピューターをコントロールして制圧することができる。 射程10cmぐらい。所要時間5秒でその間セブンは無防備になる。 【長所】ソフトバンクから発売中 【短所】ケータイは投げるものではなぁ~い! vol.6 439 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2009/12/08(火) 15 01 03 ID 1ZbPrj4o ウラヌス:素の防御 クレイプ:防御のバルカンの威力がない セブン:ロボじゃない リモコン系はロボの全長分距離とるんだっけ? 441 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/12/08(火) 15 35 33 ID SS88vs3D 素の防御は大きさ相応でいいんじゃないの? フォンブレイバーってロボットだと思うが 人型自律行動型で充分ロボットと言えると思うんだけど リモコンについては、俺もロボの全長分でいい思う 442 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/12/08(火) 15 57 16 ID 1ZbPrj4o ロボではなく携帯だろ? 443 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/12/08(火) 16 03 57 ID ZjEmwPKp 確かに携帯だが広義ではロボだろ 447 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/12/08(火) 20 03 15 ID lk3js89n 442 確かに携帯なんだけど、手足があって人型の、自立行動する機械なので 参戦するには十分じゃないかと思う 462 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2009/12/11(金) 02 07 17 ID AhbUAK7i フォンブレイバーセブン考察 ○蚊 自爆勝ち △アシモ 倒せない倒されない ×ホイホイさん サブマシンガン負け ×コンバットさん ライフル負け ホイホイさん>アシモ=フォンブレイバーセブン>蚊
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ここでは一切自演してねえぞ! -- (セブン) 2011-03-03 12 05 14
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777 -スリーセブンー 登場人物 コメント 小沢としおによる漫画作品。 登場人物 アギルダー:マスクマン コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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一番星ヒカル 「必殺、大宇宙超銀河破壊波動砲(そんな技は作中にはありません)!」 基本情報 名前 一番星ヒカル(いちばんぼし ひかる) 学年・クラス 高等部 1年Z組 性別 男 年齢 16 身長 170 体重 64 性格 熱血。短気 生い立ち ごく普通の少年。最近異能に目覚め学園に入学する 基本口調・人称 ~だぜ。~僕。~お前 特記事項 趣味は天体観測 キャラデータ情報 総合ポイント 20 レベル 6 物理攻防(近) 3 物理攻防(遠) 3 精神攻防 3 体力 3 学力 2 魅力 3 運 3 能力 サイコキネシス 特記事項 なっしんぐ その他詳細な設定 能力:典型的なサイコキノ。威力はそれほどでもないが高い応用力を持ち、宇宙での活動も可能 装備:なし 特徴:最近英会話を習っているらしい 登場作品 【セブンス・ギャラクシーデイズ】 作者のコメント 誰かイラストかいてくれー
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マイスロ詳細 ミッション 称号 キャラクターカスタム エピソード 楽曲BGM 設定推測を更新しました。 ミッションリストついに完成!ご協力ありがとうございました! ミッション一覧はこちらから 情報提供ありがとうございます!皆様のおかげで成り立っています。感謝です。 ちょっとだけミッションを見やすくしたつもりですが提案があればがんがんコメント下さい。頑張って編集します! エピソード&楽曲BGM&キャラクターカスタム 完成しました。ご協力ありがとうございました! 何か違いがあればコメント欄までお願いします 称号カスタム 4 . 9 . 11 情報募集中 称号カスタム一覧はこちらから 公式 http //www.sammy.co.jp/japanese/product/pachislot/eureka2/ 導入日 11/5~ 交響詩篇エウレカセブン 2013年10月25日~2013年11月28日まで全50話 無料配信中 http //www.b-ch.com/contents/feat_eureka2/ *注意* 携帯&スマホを見やすくしたいと思いましたのでTOPに画像貼り付けを辞めました。 編集して下さいる方もTOPには画像を張らない方向性でお願いします。
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セブンボール(7ボール)ゲーム ルール ここに書かれたセブンボールのルールは、完璧なセブンボールのルールを作るために、いろんなところからの情報の集めて、編集されたものです。 セブンボール(7ボール)ゲーム ルール セブンボールゲームは、進み方の早いビリヤードのゲームで、他のゲームと同じように、多くの技術と、(多分)少しの運を必要とするゲームです。 The game of seven ball is a fast-paced billiards game that requires a lot of skill and perhaps a little bit of luck, like most games. テーブルの上には7つのボールがあるだけで、ゲームをするのに長い時間が必要になることはほとんどありません。(7番以外の)6個のボールはどこのポケットに落としても良いことで、より短い時間でゲームが終わります。 With only seven balls being on the table there is little need for the game to go on for an extended period of time, making the game even more of a quick finish is the fact that six of the seven balls need not go in any particular pocket. セブンボールは9ボールのバリエーションで、基本的には同じルールですが、2つの違いがあります。 7 ball is a variation of 9 ball. It uses basically the same rules with 2 changes. セブンボールの素晴らしいところは、プレイヤーの実力に違いがあるときでも、セブンボールをプレイすることが出来ると言う点です。 One of the beauties of seven ball is that you can play it when you have two players of unequal skill. たとえば、経験の少ないプレイヤーは、7番を入れるときに4つのポケットを使ってポケットしてよいけれども、経験の多いプレイヤーは7番を狙ってよいポケットは2つだけの限られる、など。 The player with less experience may have four possible pockets in which to hit the seven ball while the more experienced player may have only two possible holes. もし、あなたが7ボールゲームをスピーディに行いたいなら、7番を落とすときに6つのポケットどれでも使ってよいことにしてもよいです。 If you choose to play seven ball just for the speed of the game you can agree to be able to pocket the seven ball on any of the six holes. より詳細なルールは、以下に記載したルールで確認できます。 You ll find more details on 7 ball billiard rules below. 各プレイヤーは、7番を落とすときに片一方の側のポケットのみ狙ってよい。 7番を狙ったときにファールをしたら、負けになります。 Each player only has 1 side of the table to pocket the 7 ball. A foul on the 7 ball is loss of game. セブンボールのラック The first step to having a successful and competitive game of seven ball is to rack the balls according to the rules. ちゃんとしたセブンボールゲームをするための最初のステップは、セブンボールのルールに従ってラックすることです。 In seven ball billiards, the balls are to be placed in a circle with the one ball being in front and two through six being counterclockwise from that spot. セブンボールのラックでは、1番をトップにおいて、2から6番は時計と逆周りに円を描くように置きます。 The seven ball is placed in the center of the circle and, when the breaking shot is made, it must legally pocket one ball or be re-racked for the opposing shooter to break. 7番は円の真ん中に置かれ、ブレイクショットが行われたとき、(最低でも?)一つのボールはポケットに入らなければならず、そうでない場合は、ブレイクを交代してもう一度ラックが組まれます。 Balls numbered 1 through 7 are racked in circular form, with the 1-ball at the head and the 7-ball in the middle. The sequence of all other object balls is irrelevant. 1番から7番のボールは、円を描くようにラックされ、1番はヘッドの位置に、7番は中心に置かれます。そのほかのボールの順序は関係ありません。 See the IMAGE of the 7 ball rack below. セブンボールのラックのイメージは下図を見てね。 It is an image of racking up a game of seven-ball using a special hexagonal seven-ball rack, and incidentally also using a special 7 ball that borrows the black color and stripe, respectively, of the "money balls" in the games of eight-ball and nine-ball, to make it stand out more. これは、セブンボール用の特殊な6角形を使ってセブンボールゲームのラックをしたところの図です。ついでにより目立たせるために黒でストライプされた特殊な7番ボールを使っています(ナインボールとエイトボールのゲームボールから借りてきてます)。 The 1 ball is on the foot spot. 1番ボールはフットスポットの上に置かれます。 セブンボールゲームのブレイク Player s can either lag or flip for the break. プレイヤーは、ブレイクのためにバンキングやコイントスしてしてもよいです。 A legal break occurs when an object ball is pocketed or at least four object balls contact a rail. ブレイクにおいては、的球がポケットされるか、少なくとも4つの的球がクッションにさわらなければなりません。 The 1-ball must be contacted first. また、1番ボールには初めに当たらなくてはなりません。 If this does not occur, the opponent can accept the table as is or request a re-rack and be awarded the break. もし、これらが発生しなければ、対戦相手はそのまま続けるか、ラックを組みなおしてブレイクが与えられます。 If the 7-ball is pocketed on the break, and a foul does not occur, it is a win. もし、ブレイクで7番ボールが落ち、ファウルが発生してなければ、勝ちになります。 If the 7-ball is made and a foul doe occur, the 7-ball is spotted and the opponent has ball in hand throughout the table. All balls, with the exception of the 7-ball, remain pocketed. もし、ブレイクで7番ボールが落ち、ファウルが発生した場合は、7番ボールを(フット)スポットに戻し、対戦相手にフリーボールが与えられます。その場合、7番ボール以外のボールがポケットされていれば、ポケットされたままにしておきます。 In seven ball billiards the balls have no point value and the object is to legally pocket the seven ball. セブンボールゲームでは、ボールに得点が割り振られてはいません。ゲームの目的は、7番ボールをポケットすることです。 However, after the opening shot the two opposing shooters must choose a side of the table to attempt to shoot the seven ball into. しかし、ブレイクの後、プレイヤーは、7番ボールをテーブルのどちらの側のポケットに落とすか選ばなくてはなりません。 So, either player is able to shoot balls one through six into any open pocket, but once the seven ball is left it must go into the pocket on the side that he/she declared after the opening break. そして、各プレイヤーは1番から6番までのボールはとこのポケットに入れてもかまいません。しかし、一旦7番ボールが残されたら、7番ボールはブレイクの後に選ばれた自分の側のポケットに入らなければ成りません。 セブンボールゲームでのプッシュアウト Immediately following the break, regardless of which player is shooting, a push out can occur. ブレイクの直後であれば、どちらのプレイヤーにおいても、プッシュアウトがコールできます。 If the player does not feel confident with the location of the cue ball, they are allowed to shot it to a new location on the table. もしプレイヤーがその手球の位置で自身が無いなら、違う位置に手球を撞いて移動させることが出来ます。 They are not required to contact any object ball and no foul can be called, with the acception of a scratch. その場合には、手球が的球に当たらなくても、ファールにはなりません。スクラッチでもなりません。 The player must notify their opponent that they are going to push out, else it will be considered a regular shot. プレイヤーは、プッシュアウトする場合には事前に対戦相手に伝えなくてはなりません。そうでなければ通常のショットだとみなされます。 After the push out, the opponent has the option to accept the cue ball where it lies or can make the player shot again. プッシュアウトの後は、プッシュアウトされた対戦相手は、その手球の位置で続けるか、(自分ではプレーせずに)プッシュアウトした相手につかせるかを選ぶことができます。 A push out can occur only once in a game and only on the shot immediately following the break. ブッシュアウトは1ゲームで1回だけブレイクの直後のみ行うことができます。 セブンボールをポケットするテーブルのサイドの決め方 After the break, the non-breaking seven ball player picks a side of the table, where he/she is going to pocket the 7 ball. ブレイク後、ブレイクをしていない側のプレイヤーが7番ボールをポケットするための自分のサイドを決めます。 The breaking player has the opposite side of the table. ブレイクしたプレイヤーはその反対側になります。 セブンボールでの有効な(ファウルでない)ショット The player must contact the lowest numbered object ball first and either pocket any object ball or cause contact an object ball or the cue ball to contact a rail after initial contact. プレイヤーが撞いた手玉は、テーブルの上の最小番号のボールに初めに当たらなくてはなりません。 そして、何らかの的球がポケットされるか、的球に当たった後に、手球か的球がクッションに入らなくてはなりません(つまり、ノークッションファウルは適用されるということ)。 Object balls need not be called. If the seven ball is pocketed on the shooter s side of the table during a legal shot, it is a win. コールショットは必要ありません。もし7番ボールが入ったのが、撞いた人の側のポケットであれば、勝ちになります。 If the seven ball is pocketed on his/her opponet s side, it is spotted. もし、7番ボールが相手側のポケットに入ってしまった場合は、(フット)スポットに戻ります。 To recap, the shooter, on any shot except the final seven ball, must first contact the lowest numbered ball on the table before a shot is considered legal. However, if the opening shooter pockets the seven ball on the opening break, after first contacting the one ball, it IS enough to declare the opening shooter the winner of the game even though they had not declared a side of the table to pocket the ball yet. 7 Ball - Frozen object ball If an object ball is in direct contact with a rail, it is said to be frozen. The opponent is required to notify the shooter that a ball is frozen to a rail. If a player attempts to pocket a frozen ball, it is a foul unless they make the ball, or any other object ball cause the frozen ball to contact a different rail, or cause the cue ball or any other object ball to contact a rail Seven Ball - Pocketed Balls Any object ball pocketed illegally will remain pocketed, with the exception of the 7-ball. If the 7-ball is illegally pocketed, it will be spotted. 7 Ball - Object balls off the table If a player causes any object ball to leave the playing area, it will be pocketed and the shot considered a foul. Seven Ball - Jump shot For a jump shot to be legal, the cue tip must strike the cue ball above center, forcing the cue ball into the table. Any contact below the cue ball, causing it to scoop off the table, is a foul. Note that if a player is attempting to hit low on the cue ball during a regular shot (such as a draw shot) and unintentionally scoops the cue ball, it is not a foul. 7 Ball - Push shot A push shot occurs when the cue ball and an object ball are frozen together. If the player shoots (pushes) through the balls, it is considered a foul (this will be noticeable because the cue ball and object ball will travel down table at the same speed). To avoid a foul, the player is required to elevate their cue during the shot. It is the responsibility of the opponent to ask a third party to referee over the shot before it takes place; otherwise, a foul cannot be called. Seven Ball - Double Hit shot Similar to a push shot, with the exception that the cue ball and object ball are not frozen. Rather, they are very close together and the effect of a player shooting (pushing) through both balls is likely. All statements mentioned above regarding a push shot apply to a double hit. 7 Ball - Foul A shot will be considered a foul if a player Fails to make a legal shot Pockets the cue ball or sends it off the table Shots while not having contact with the floor causes a push shot causes a double hit performs an illegal jump shot The penalty for all fouls is ball in hand for the opponent throughout the table. Three consecutive fouls is loss of game. After the second foul, it is the responsibility of the other player to warn the fouling player that he/she is "on 2 fouls." If the fouling player is not warnned, it is not loss of game. Then the foul count will be reset back to zero.