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モノクマ「オマエラはこの学園で一生共同生活をしてもらいます。」 舞園「いやです!!皆さん、私のそばに集まってください。」 モノクマ「何をする気なのかね?」 舞園「…テレポート!!」 ブゥン モノクマ「何ぃ!!舞園さんが皆と一緒にテレポートするなんて…!」 ブゥン 舞園「さぁ、皆さん脱出しましたよ。」 苗木「すごいね舞園さん。テレポートまで使えるなんて…」 舞園「…エスパーですから…」 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 舞園「…はっ、夢か… …流石に本当のエスパーでもないのにテレポートなんて無理か…」 終わり
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イベント開催期間 2022年6月20日 14 00~2022年7月15日 13 59まで(初級~超級) ※シナリオ1~3話は常設 イベント形式 シナリオ付きクエストのクリア及び各難易度のクリア イベント報酬 シナリオクエストクリアSRX(リュウセイ・ダテ) ハイ・フィンガーランチャー(R) 全ステージクリア(期間限定ミッション、シナリオと初級~超級クリア)ブレード・キック(SR) その他 通常のポイント形式のイベントと異なり、各難易度を一度クリアし、ミッションを達成したら周回する必要はない。 他の常設ショートシナリオイベント同様シナリオ部分は常設なので、機体&パイロットとR1枚は常時入手可能。代わりに武器パーツは恒常ガチャに追加される。(SRは期間内なら一枚だけ貰える) シナリオはPS3/4ソフト「スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ」(OGMD)の後日談。 このシナリオ中のR-GUNはヴィレッタが搭乗する特別仕様。 コメント欄 名前 すべてのコメントを見る
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その他EVEシリーズ ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 その他 EVEシリーズ 一作目の評価は高かったもののオリジナルスタッフが離れてからは総じて低評価になってしまった。 作品が変わる度にシナリオライターも変わってしまっている。 ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 新章突入となったがストーリーの展開が賛否両論となってしまった。 ダンガンロンパと言う事を差し引いても悪趣味過ぎる部分がある。
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やっぱり苗木君に似ているわね、というのが話してみた感想。 「誰とでも友達になれるのが私の特技です!」と自負するだけはある。 こまるちゃんが話題を出して、苗木君がたしなめながらもみんなに振る。 仲の良い兄妹ね――ちょっと焼いてしまうくらい。 私が来てからだいぶ時間が過ぎたけれども、会話は尽きない。 今日来ていないメンバーの話や高校生活のこと。 今自分たちがどんなことをしているかを聞くだけでも楽しかった。 「あ、僕ちょっとお手洗い言ってくるね」 会話がひと段落したところで苗木君が席を立った。 はいはーいとこまるちゃんが笑顔で見送る。 と、苗木君が見えなくなった途端。 こまるちゃんがやおら表情を真剣にしたかと思うと 「え、えーっとですね……女性の方にだけ聞いてほしいことがあるんです……」 そう切り出してきた。 「ど、どうしたのこまるちゃん?」 「なんだべ?悩みの相談だったら俺っちが一番だべ!」 「葉隠なんて一番しちゃダメな人じゃない……」 「葉隠はわかるけどよー。なんで俺や山田もダメなん?」 「えーっと……そのー……」 「ほらー。こまるちゃん困ってるでしょう?いいから向こういったいった!」 「そこまで言われると、逆にどんな内容か気になりますな」 「……桑田くん、盗み聞きしたら嫌いになっちゃいますよ?」 「あー、あたしも桑田さん嫌いになっちゃうかも~。いい人だと思っていたのに……」 「おーしお前らこまるちゃんのそばに行ったらぶん殴る!」 「……完全に操られてますわね」 「仕方がありませんな。大事な話のようですし。 ではこちらでは『外道天使☆もちもちプリンセス』の素晴らしさを改めて……」 「誰も聞きたくないべそんなもん……」 なんて会話を横目にしながら女子は机の一方に集まる。 苗木君は置いておいて……贔屓目に見ても相談しづらい男子メンバーだ。 込み入った話なら女子だけで話すというのは正解だろう。 「えーと……それでこまるちゃん、話というのは何ですか?」 みんなが集まったところで、舞園さんが切り出す。 「は、はい……実は……お兄ちゃんのことなんですが……」 まあそうだろう。苗木君がいなくなってから持ちかけたのだから。 問題は内容だ。……彼が一体どうしたというのだろう。 「うー……すいません!ちょっと先に経緯を説明します!」 「そうね、それでいいわよ。そのほうが私たちもわかりやすいだろうし」 「私としてはスパッと言ってほしいのですけれども」 「こらっ、セレスちゃん!」 「こまるちゃん、ゆっくりでいいですからね。」 と、ここで苗木君が戻ってきた。 「……あれ?何かあった?」 「う~……お兄ちゃんはいいからむこう行ってて!!」 「苗木君、悪いんですけれど少しだけ離れていてもらえませんか? ……こまるちゃんと女子トークです」 「まさか盗み聞きする……なんてことはないですわよね、苗木君?」 「い、いや……そういうことなら別にいいけど」 何を話すつもりなんだ?とつぶやきながら桑田君達のほうへ向かう苗木君。 「えっと……大丈夫ですか?こまるちゃん」 「あ、ありがとうございます……じゃあ、えっと、状況から……説明します。。 実はですね、私……お兄ちゃんには今日のお昼にこっちに着くと言っていたんですが…… 実際は午前中には駅に着いていたんです」 「……は?」 「つまり……、嘘の時間を教えていたと?」 「……はい」 「なぜそのようなことをしたのかしら?」 「いやー、ちょっとお兄ちゃんの家に突撃して、どんな暮らししてるのか見てみようと。 事前に行ったら絶対入れてくれないだろうし」 「ああ、なるほどね……こまるちゃんかわいいじゃん。」 えへへへーとこまるちゃんが照れ笑いを浮かべる。 ……本当こういうしぐさが苗木君そっくりだ。 しかし……今のところ、何も問題ないようなのだけれど。 うん?…………苗木君の家? 途端。嫌な予感がした。 「それで?苗木君の家には行けましたの?」 セレスさんが会話を続けるよう促す。 こまるちゃんも「は、はい!」と真剣な表情に戻った。 それはいいのだけれど……私はこの会話がどこに行きつくか大体わかってしまった。 それと同時に嫌な汗が背中をつたう。 「それで、お兄ちゃんの家に突撃したまではよかったんです。 住所もお母さんたちから聞いてましたし」 「さすがに苗木君でも、いきなり行ったら入れてくれなそうですね」 舞園さんが苦笑いしながら言う。 「ええ、そうなんです。お兄ちゃんたら全然入れてくれなくて。 扉の前で思いっきり叫んでやるぞー!って脅したらようやく入れてくれました」 「こ、こまるちゃんすごいね……」 「すごいしぶしぶでしたけどね。それで、ここからが本題なんですけれど……」 ああ、嫌な汗が止まらない。 「お、お兄ちゃんが……同棲しているかもしれないんです!!!!」 「「「………………………………………………」」」 その発言を聞いた途端。3人の目が一斉にこちらを見る。 「……?どうかしましたか?」 「いえ、なんでもないですよー?うふふふふ」 「ええ、なんでもないですわよ。それより、なぜそのような結論に?」 「あ、はい。えっとですね……まず、お兄ちゃんの家に入ったとき、ブーツキーパーがありました。 見えにくい位置にあったのでお兄ちゃんも気が回らなかったのかもしれません」 「ふむ……なるほど」 「あー……苗木そういうのにぶそうだからねー……ねえ霧切ちゃん?」 「……ええ、そうね」 「それよりこまるさん。まず、とおっしゃいましたわね。それ以外にも何か?」 「はい。……こっそり覗いた洗面台に色違いの歯ブラシが2本ありました。 あとはお茶碗などの食器が2組ずつあったり。極めつけはベッドにあった2つの枕! ……あまりにベタ過ぎて、私を驚かすドッキリだったんじゃないかと思うくらいです……」 でもそんなことできる兄じゃないんですよねぇ……とこまるちゃんがぼやく。 「家にいたのはお兄ちゃんが着替えるまでの短い時間だったのでこれくらいですが…… お兄ちゃん鈍いので私が気付いたことにすら気づいていないかもしれません…… それに……その、実はもう別れてしまっていて、その人が忘れられない兄がそのままにしてる…… とかだったらつらいじゃないですか!!」 「うーん……それはないんじゃないかな……」 「と、とにかくですね!お兄ちゃんに彼女がいるのか、同棲しているのか……気になって。 それで……みなさんが何か知っていないかな……と。 ……どうかしましたか?」 「「「いえ、何も」」」 こまるちゃんの相談内容を聞き終えた3人が一斉にこちらを向く。 朝比奈さんとセレスさんそのいやらしい笑みをやめなさい舞園さん笑っているようだけど目は笑っていないわよ 誠君不測の事態だったのはわかるけれどせめてもう少し何かできたんじゃないかしらなんで私は今日出張に行っていたのだろう ああもう早くここから逃げ出したい消えてしまいたい 「こまるさん。安心してくださいな」 「え?」 「!!」 「残念ながらわたくしははっきりとした答えは存じません。 ですが……この霧切さんが何と呼ばれていたかはご存じでしょう?」 「あ……!超高校級の探偵!」 「そうですよ。霧切さんならきっと調べてくれますよ。 ……それどころか霧切さんは今の話だけで推理できてるんじゃないですか?」 「ほ、本当ですか!?」 「え、ええ。そうね……」 先ほどから舞園さんの視線が痛い…… 「き、霧切さん!ぜひお兄ちゃんの彼女がどんな方なのか調査をお願いします!」 手を握られ、懇願される。 誠君とちがってこの子は積極的なのね。先ほどの話が本当ならなかなかの観察眼も持っているみたいだし 探偵にむいているんじゃないかしら――なんて現実逃避をしてしまう。 と、ここで朝比奈さんが 「ねーねー。こまるちゃんはお兄ちゃんの彼女を調べてどうするの?」 「え?」 ……そうだ、こまるちゃんは調べてどうするつもりなのだろう。 ……別れさせるつもりです!とは言わないだろうけど。 こまるちゃんはいったいなんと答えるのか……思わず緊張してしまう。 「別に、どうもしませんけれど?」 「「「「…………は?」」」」 だからその答えを聞いたとき、思わず目が点になってしまった。 周りの3人も同じらしい。 「だってお兄ちゃんが選んだ人ですもん。きっといい人ですよ。心配はしていません。 ただ……私に黙っているってひどくないですか!?秘密にされたらどんな人か気になってしまうじゃないですか!!」 ……なんというか。 「……苗木君、信頼されてますね……」 舞園さんがやや苦笑い気味に言う。 「まぁ……彼の性格なら当たり前でしょう」 「うん……苗木だしね」 ほんと……仲のいい兄妹なのね。 と、気が緩んだところでセレスさんが 「そうですわね……では、そんなこまるちゃんに1つアドバイスを差し上げますわ」 「アドバイス?……なんでしょう?」 「今後霧切さんを呼ぶときは"お義姉さん"と呼んだほうがよろしいですわよ。 ……いずれそうなりそうですし。」 「………………は?え?」 その一言を口にした。 こまるちゃんがこちらを見たまま固まってしまう。 おそらく顔を真っ赤にした私を。 ……なんというべきか頭が真っ白になってしまった。 ……こんなときはなんというべきだったか。 「……えっと、はい……なえ……誠君と……お付き合いさせていただいてます……」 ……普通こういうのは男の人が言うものではないのかしら。 言った後に若干後悔した。 そのまま、何も言えない私とこまるちゃんがたっぷり見詰め合い―― 「…………おにいちゃん!どういうこと!?説明を要求する!!!!」 「な、なんだよいきなり!!」 妹さんが誠君のもとへ駆けて行った。 赤くなったままの私を残して。 ……私たちにも説明しなさい、と訴えてくる3つの視線をどうかわそうかしら…… 結局、男子メンバーにも事の経緯を知られてしまった。 「かわいい妹がいて霧切と同棲してる……って苗木どういうことだおい!?」 「拙者からひと言。リア充爆発しろ!!」 「付き合ってるのはバレバレでしたけど、もう同棲してるなんて……ショックです」 「高校のときからよく2人でいたのに、これ以上何を隠すのかと」 「実は結婚してましたーって言われても驚かないかもねー」 「うう……お兄ちゃんがこんな綺麗な彼女作るなんて意外だよ……」 「ふわぁぁ……よく寝たべ。うん?みんなどうしたんだべ?」 なんて会話を、誠君と2人で顔を赤くしながら聞いていた。 いつかは知られてしまうことだろうけど……こんな形になるとは予想外だった。 ……こまるちゃんが来たとき、もう少し何とかならなかった?という視線を誠君に向けてみる。 誠君は真っ赤な頬をかきながら 「えっと……こんなことになって……ごめん。気づかなくて」 と少しずれた謝罪の言葉を口にした。 ……もちろん、私も本気で怒っているわけではない。 「別にいいわよ……いつかは……その、言わなきゃいけないことだし」 「う、うん。……ありがとう」 「こらそこ!いちゃいちゃしない!まだ質問は終わってないんだからね!」 まだまだ質問の嵐は収まりそうにない。 ……みんな明日大丈夫なのかしら? 「みんな乗れたかな?」 まさかこんなことになるなんて……と小さくため息をつく。 ようやく解散したのは終電……とまではいかないけど、かなり遅い時間だった。 やっぱりみんな明日も予定が詰まっているらしく、それぞれタクシーや電車で帰って行った。 残っているのは僕と響子さん、それと 「なによ、ちゃんと帰るから心配しないでよ」 なぜかまだ帰らないこまる。 そのままそっぽを向いてしまったが、時折こちらに振り向く。 ……僕に言いたいことがあるのだろう。 飲み会最中質問攻めにしてきたくせに……これ以上何かあるのか? やがて、ゆっくりとこっちを向き 「あ、ありがとね……今日無茶を聞いてくれて」 「お、おう……」 「すっごい楽しくて…次も誘ってくれるって言ってもらえて。 すごいうれしい…お兄ちゃんのおかげ」 お礼を言われた。面と向かって言われるのは久しぶりな気がして……妙に落ち着かない。 次の瞬間 「でもっ!黙って彼女作って同棲して!お兄ちゃんのくせに生意気だよっ!」 そう叫んだかと思うと、駅に向かって走り出した。 ……あいつらしいや。 思わず苦笑い。 「幹事お疲れ様。誠お兄ちゃん。……ふふふ」 「や、やめてよ響子さん。もう……」 響子さんはあの後開き直ったかのように堂々としたいつもの態度に戻っていた。 もちろん僕をからかうのも忘れない。 ……そこはゆずれないのか…… ほんと、今日の飲み会はいつもより大騒ぎだった 「それともう1つ!」 「あれ?」 見ると、妹が途中でこちらを振り返って叫んでいた。 …まだなにかあるのだろうか しかし、こまるは僕ではなく、響子さんを見ながら。 そして、わずかに考え込むようなしぐさをした後 「えっと…響子お義姉ちゃん!お兄ちゃんをよろしくおねがいします!」 「……ええ、こちらこそよろしくお願いします。こまるちゃん」 …そんなやりとりをした。 その言葉を聞いて、こまるは満面の笑顔になると――今度こそ振り返らずに走っていった。 「……いい妹さんね」 「ははは……にぎやかなだけだよ」 こんな形になってしまったけれど……響子さんとこまるは結構仲良くなれたみたいだ。 ただ…きっと帰ったら今日のことを両親に報告するんだろうなぁ…。 早く連れてきなさい!と電話口で叫ばれる未来がありありと目に浮かぶ。 それならばいっそ。 「ねぇ……響子さん、お願いがあるんだけど」 「?何かしら、誠君」 「今度、2人で旅行に行かない?行先は……僕の実家だけど」 「……あら、いい考えね。じゃあ苗木君、そのあと私の実家に行くのはどう?歓迎するわよ」 「……いいね。じゃあ明日さっそく予定の確認しようか」 「……いっそ違う報告もしちゃう?」 「ん?何かほかに報告することあるっけ?」 「……まあ急ぐ必要はないわね。……指輪もないし。とりあえず帰りましょ誠君」 「ちょ、ちょっと一人で納得しないでよもう。最後なんていったの?」 「なんでもないわよ、誠お兄ちゃん」
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やっぱり苗木君に似ているわね、というのが話してみた感想。 「誰とでも友達になれるのが私の特技です!」と自負するだけはある。 こまるちゃんが話題を出して、苗木君がたしなめながらもみんなに振る。 仲の良い兄妹ね――ちょっと焼いてしまうくらい。 私が来てからだいぶ時間が過ぎたけれども、会話は尽きない。 今日来ていないメンバーの話や高校生活のこと。 今自分たちがどんなことをしているかを聞くだけでも楽しかった。 「あ、僕ちょっとお手洗い言ってくるね」 会話がひと段落したところで苗木君が席を立った。 はいはーいとこまるちゃんが笑顔で見送る。 と、苗木君が見えなくなった途端。 こまるちゃんがやおら表情を真剣にしたかと思うと 「え、えーっとですね……女性の方にだけ聞いてほしいことがあるんです……」 そう切り出してきた。 「ど、どうしたのこまるちゃん?」 「なんだべ?悩みの相談だったら俺っちが一番だべ!」 「葉隠なんて一番しちゃダメな人じゃない……」 「葉隠はわかるけどよー。なんで俺や山田もダメなん?」 「えーっと……そのー……」 「ほらー。こまるちゃん困ってるでしょう?いいから向こういったいった!」 「そこまで言われると、逆にどんな内容か気になりますな」 「……桑田くん、盗み聞きしたら嫌いになっちゃいますよ?」 「あー、あたしも桑田さん嫌いになっちゃうかも~。いい人だと思っていたのに……」 「おーしお前らこまるちゃんのそばに行ったらぶん殴る!」 「……完全に操られてますわね」 「仕方がありませんな。大事な話のようですし。 ではこちらでは『外道天使☆もちもちプリンセス』の素晴らしさを改めて……」 「誰も聞きたくないべそんなもん……」 なんて会話を横目にしながら女子は机の一方に集まる。 苗木君は置いておいて……贔屓目に見ても相談しづらい男子メンバーだ。 込み入った話なら女子だけで話すというのは正解だろう。 「えーと……それでこまるちゃん、話というのは何ですか?」 みんなが集まったところで、舞園さんが切り出す。 「は、はい……実は……お兄ちゃんのことなんですが……」 まあそうだろう。苗木君がいなくなってから持ちかけたのだから。 問題は内容だ。……彼が一体どうしたというのだろう。 「うー……すいません!ちょっと先に経緯を説明します!」 「そうね、それでいいわよ。そのほうが私たちもわかりやすいだろうし」 「私としてはスパッと言ってほしいのですけれども」 「こらっ、セレスちゃん!」 「こまるちゃん、ゆっくりでいいですからね。」 と、ここで苗木君が戻ってきた。 「……あれ?何かあった?」 「う~……お兄ちゃんはいいからむこう行ってて!!」 「苗木君、悪いんですけれど少しだけ離れていてもらえませんか? ……こまるちゃんと女子トークです」 「まさか盗み聞きする……なんてことはないですわよね、苗木君?」 「い、いや……そういうことなら別にいいけど」 何を話すつもりなんだ?とつぶやきながら桑田君達のほうへ向かう苗木君。 「えっと……大丈夫ですか?こまるちゃん」 「あ、ありがとうございます……じゃあ、えっと、状況から……説明します。。 実はですね、私……お兄ちゃんには今日のお昼にこっちに着くと言っていたんですが…… 実際は午前中には駅に着いていたんです」 「……は?」 「つまり……、嘘の時間を教えていたと?」 「……はい」 「なぜそのようなことをしたのかしら?」 「いやー、ちょっとお兄ちゃんの家に突撃して、どんな暮らししてるのか見てみようと。 事前に行ったら絶対入れてくれないだろうし」 「ああ、なるほどね……こまるちゃんかわいいじゃん。」 えへへへーとこまるちゃんが照れ笑いを浮かべる。 ……本当こういうしぐさが苗木君そっくりだ。 しかし……今のところ、何も問題ないようなのだけれど。 うん?…………苗木君の家? 途端。嫌な予感がした。 「それで?苗木君の家には行けましたの?」 セレスさんが会話を続けるよう促す。 こまるちゃんも「は、はい!」と真剣な表情に戻った。 それはいいのだけれど……私はこの会話がどこに行きつくか大体わかってしまった。 それと同時に嫌な汗が背中をつたう。 「それで、お兄ちゃんの家に突撃したまではよかったんです。 住所もお母さんたちから聞いてましたし」 「さすがに苗木君でも、いきなり行ったら入れてくれなそうですね」 舞園さんが苦笑いしながら言う。 「ええ、そうなんです。お兄ちゃんたら全然入れてくれなくて。 扉の前で思いっきり叫んでやるぞー!って脅したらようやく入れてくれました」 「こ、こまるちゃんすごいね……」 「すごいしぶしぶでしたけどね。それで、ここからが本題なんですけれど……」 ああ、嫌な汗が止まらない。 「お、お兄ちゃんが……同棲しているかもしれないんです!!!!」 「「「………………………………………………」」」 その発言を聞いた途端。3人の目が一斉にこちらを見る。 「……?どうかしましたか?」 「いえ、なんでもないですよー?うふふふふ」 「ええ、なんでもないですわよ。それより、なぜそのような結論に?」 「あ、はい。えっとですね……まず、お兄ちゃんの家に入ったとき、ブーツキーパーがありました。 見えにくい位置にあったのでお兄ちゃんも気が回らなかったのかもしれません」 「ふむ……なるほど」 「あー……苗木そういうのにぶそうだからねー……ねえ霧切ちゃん?」 「……ええ、そうね」 「それよりこまるさん。まず、とおっしゃいましたわね。それ以外にも何か?」 「はい。……こっそり覗いた洗面台に色違いの歯ブラシが2本ありました。 あとはお茶碗などの食器が2組ずつあったり。極めつけはベッドにあった2つの枕! ……あまりにベタ過ぎて、私を驚かすドッキリだったんじゃないかと思うくらいです……」 でもそんなことできる兄じゃないんですよねぇ……とこまるちゃんがぼやく。 「家にいたのはお兄ちゃんが着替えるまでの短い時間だったのでこれくらいですが…… お兄ちゃん鈍いので私が気付いたことにすら気づいていないかもしれません…… それに……その、実はもう別れてしまっていて、その人が忘れられない兄がそのままにしてる…… とかだったらつらいじゃないですか!!」 「うーん……それはないんじゃないかな……」 「と、とにかくですね!お兄ちゃんに彼女がいるのか、同棲しているのか……気になって。 それで……みなさんが何か知っていないかな……と。 ……どうかしましたか?」 「「「いえ、何も」」」 こまるちゃんの相談内容を聞き終えた3人が一斉にこちらを向く。 朝比奈さんとセレスさんそのいやらしい笑みをやめなさい舞園さん笑っているようだけど目は笑っていないわよ 誠君不測の事態だったのはわかるけれどせめてもう少し何かできたんじゃないかしらなんで私は今日出張に行っていたのだろう ああもう早くここから逃げ出したい消えてしまいたい 「こまるさん。安心してくださいな」 「え?」 「!!」 「残念ながらわたくしははっきりとした答えは存じません。 ですが……この霧切さんが何と呼ばれていたかはご存じでしょう?」 「あ……!超高校級の探偵!」 「そうですよ。霧切さんならきっと調べてくれますよ。 ……それどころか霧切さんは今の話だけで推理できてるんじゃないですか?」 「ほ、本当ですか!?」 「え、ええ。そうね……」 先ほどから舞園さんの視線が痛い…… 「き、霧切さん!ぜひお兄ちゃんの彼女がどんな方なのか調査をお願いします!」 手を握られ、懇願される。 誠君とちがってこの子は積極的なのね。先ほどの話が本当ならなかなかの観察眼も持っているみたいだし 探偵にむいているんじゃないかしら――なんて現実逃避をしてしまう。 と、ここで朝比奈さんが 「ねーねー。こまるちゃんはお兄ちゃんの彼女を調べてどうするの?」 「え?」 ……そうだ、こまるちゃんは調べてどうするつもりなのだろう。 ……別れさせるつもりです!とは言わないだろうけど。 こまるちゃんはいったいなんと答えるのか……思わず緊張してしまう。 「別に、どうもしませんけれど?」 「「「「…………は?」」」」 だからその答えを聞いたとき、思わず目が点になってしまった。 周りの3人も同じらしい。 「だってお兄ちゃんが選んだ人ですもん。きっといい人ですよ。心配はしていません。 ただ……私に黙っているってひどくないですか!?秘密にされたらどんな人か気になってしまうじゃないですか!!」 ……なんというか。 「……苗木君、信頼されてますね……」 舞園さんがやや苦笑い気味に言う。 「まぁ……彼の性格なら当たり前でしょう」 「うん……苗木だしね」 ほんと……仲のいい兄妹なのね。 と、気が緩んだところでセレスさんが 「そうですわね……では、そんなこまるちゃんに1つアドバイスを差し上げますわ」 「アドバイス?……なんでしょう?」 「今後霧切さんを呼ぶときは"お義姉さん"と呼んだほうがよろしいですわよ。 ……いずれそうなりそうですし。」 「………………は?え?」 その一言を口にした。 こまるちゃんがこちらを見たまま固まってしまう。 おそらく顔を真っ赤にした私を。 ……なんというべきか頭が真っ白になってしまった。 ……こんなときはなんというべきだったか。 「……えっと、はい……なえ……誠君と……お付き合いさせていただいてます……」 ……普通こういうのは男の人が言うものではないのかしら。 言った後に若干後悔した。 そのまま、何も言えない私とこまるちゃんがたっぷり見詰め合い―― 「…………おにいちゃん!どういうこと!?説明を要求する!!!!」 「な、なんだよいきなり!!」 妹さんが誠君のもとへ駆けて行った。 赤くなったままの私を残して。 ……私たちにも説明しなさい、と訴えてくる3つの視線をどうかわそうかしら…… 結局、男子メンバーにも事の経緯を知られてしまった。 「かわいい妹がいて霧切と同棲してる……って苗木どういうことだおい!?」 「拙者からひと言。リア充爆発しろ!!」 「付き合ってるのはバレバレでしたけど、もう同棲してるなんて……ショックです」 「高校のときからよく2人でいたのに、これ以上何を隠すのかと」 「実は結婚してましたーって言われても驚かないかもねー」 「うう……お兄ちゃんがこんな綺麗な彼女作るなんて意外だよ……」 「ふわぁぁ……よく寝たべ。うん?みんなどうしたんだべ?」 なんて会話を、誠君と2人で顔を赤くしながら聞いていた。 いつかは知られてしまうことだろうけど……こんな形になるとは予想外だった。 ……こまるちゃんが来たとき、もう少し何とかならなかった?という視線を誠君に向けてみる。 誠君は真っ赤な頬をかきながら 「えっと……こんなことになって……ごめん。気づかなくて」 と少しずれた謝罪の言葉を口にした。 ……もちろん、私も本気で怒っているわけではない。 「別にいいわよ……いつかは……その、言わなきゃいけないことだし」 「う、うん。……ありがとう」 「こらそこ!いちゃいちゃしない!まだ質問は終わってないんだからね!」 まだまだ質問の嵐は収まりそうにない。 ……みんな明日大丈夫なのかしら? 「みんな乗れたかな?」 まさかこんなことになるなんて……と小さくため息をつく。 ようやく解散したのは終電……とまではいかないけど、かなり遅い時間だった。 やっぱりみんな明日も予定が詰まっているらしく、それぞれタクシーや電車で帰って行った。 残っているのは僕と響子さん、それと 「なによ、ちゃんと帰るから心配しないでよ」 なぜかまだ帰らないこまる。 そのままそっぽを向いてしまったが、時折こちらに振り向く。 ……僕に言いたいことがあるのだろう。 飲み会最中質問攻めにしてきたくせに……これ以上何かあるのか? やがて、ゆっくりとこっちを向き 「あ、ありがとね……今日無茶を聞いてくれて」 「お、おう……」 「すっごい楽しくて…次も誘ってくれるって言ってもらえて。 すごいうれしい…お兄ちゃんのおかげ」 お礼を言われた。面と向かって言われるのは久しぶりな気がして……妙に落ち着かない。 次の瞬間 「でもっ!黙って彼女作って同棲して!お兄ちゃんのくせに生意気だよっ!」 そう叫んだかと思うと、駅に向かって走り出した。 ……あいつらしいや。 思わず苦笑い。 「幹事お疲れ様。誠お兄ちゃん。……ふふふ」 「や、やめてよ響子さん。もう……」 響子さんはあの後開き直ったかのように堂々としたいつもの態度に戻っていた。 もちろん僕をからかうのも忘れない。 ……そこはゆずれないのか…… ほんと、今日の飲み会はいつもより大騒ぎだった 「それともう1つ!」 「あれ?」 見ると、妹が途中でこちらを振り返って叫んでいた。 …まだなにかあるのだろうか しかし、こまるは僕ではなく、響子さんを見ながら。 そして、わずかに考え込むようなしぐさをした後 「えっと…響子お義姉ちゃん!お兄ちゃんをよろしくおねがいします!」 「……ええ、こちらこそよろしくお願いします。こまるちゃん」 …そんなやりとりをした。 その言葉を聞いて、こまるは満面の笑顔になると――今度こそ振り返らずに走っていった。 「……いい妹さんね」 「ははは……にぎやかなだけだよ」 こんな形になってしまったけれど……響子さんとこまるは結構仲良くなれたみたいだ。 ただ…きっと帰ったら今日のことを両親に報告するんだろうなぁ…。 早く連れてきなさい!と電話口で叫ばれる未来がありありと目に浮かぶ。 それならばいっそ。 「ねぇ……響子さん、お願いがあるんだけど」 「?何かしら、誠君」 「今度、2人で旅行に行かない?行先は……僕の実家だけど」 「……あら、いい考えね。じゃあ苗木君、そのあと私の実家に行くのはどう?歓迎するわよ」 「……いいね。じゃあ明日さっそく予定の確認しようか」 「……いっそ違う報告もしちゃう?」 「ん?何かほかに報告することあるっけ?」 「……まあ急ぐ必要はないわね。……指輪もないし。とりあえず帰りましょ誠君」 「ちょ、ちょっと一人で納得しないでよもう。最後なんていったの?」 「なんでもないわよ、誠お兄ちゃん」
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初めて会った年には、ブランド物の香水。 後で分かったことだけれど、実は男物を選んでしまっていたようで、その辺のドジっぽさは彼らしい。 その翌年には、ガラスの容器に入れられた一輪の薔薇。 撫子色の照明までついた可愛らしいもので、柄じゃないと言いつつも、内心嬉しかったりする。 よくもまあ、毎年律義にプレゼントをくれる男の子だ。 こちらとしてはお返しを選ぶのが大変なので、遠慮したいというのが正直な気持ち。 なにせ生意気な事に、その一つ一つがどこかオシャレで、いかにもプレゼントといったものばかりなのだから。 けれどもあの子犬のような笑顔で、「おめでとう」なんて言われながら手渡されて、どうにも毎年断れなかったりする。 なので、今年は先手を打ってみることにした。 「…苗木君。実は今年から、私の誕生日は廃止されたのよ」 「えっと、何言ってるの…?」 通じなかったらしい。なかなかに手ごわい男の子だ。 「……アメリカでは、誕生日はその人自身がゲストを招いてホームパーティを開くそうよ」 「へ、へえ、そうなんだ…」 「ええ。だから近年の国際化に倣って、今回は私が苗木君を招いてもてなすという形を…」 「え、と…それ、霧切さんの部屋に行っていい、ってこと?」 数瞬の間。 見合わせた互いの顔が、同時に熱っぽくなる。 ああ、らしくもない失敗。 けっしてそういう意味を込めて言ったわけじゃないのに。 いや、別に、彼を私の部屋に呼ぶこと自体はやぶさかではないというか、それを拒んでいるワケではないけれど。 「…その、……実は、私の部屋はゴミ屋敷なの」 「そ、そうなの?」 「ええ、見たらドン引きすること請け合いよ。ホームパーティはおススメしないわ」 「あ、…うん、そっか……霧切さんが言いだしたことだと思うんだけど、まあ、分かったよ」 危ないところだった。 日頃距離が近すぎて忘れそうになるけれど、彼はこれでも男子で、私はこれでも女子だ。 仮に互いにそういう意図がなかったとしても、軽々しく苗木君を部屋に招くというのは、ちょっと気恥ずかしい。 もちろん、私が彼の部屋に押し入るのは例外だけど。 「…あのさ、霧切さん」 少しだけ元気を失くした苗木君が、躊躇いがちに尋ねる。 「もしかして、僕が毎年祝ってるの、迷惑だったりする…?」 「…どうして?」 「いや、えっと…」 言葉にするのが難しいのか、気まずそうに口籠る。 存外に人に敏い少年だ、私の顔色や語調から、悟ってしまったのだろう。 これでもポーカーフェイスが売りだったのだけれど、彼の前では形無しである。 それとも、苗木君の前だから、緩んでしまっているのだろうか。 「……そうね、祝福されるというのは、正直得意ではないわ」 「そっか…」 「…けれど、貴方の厚意は、その……悪い気分ではない、とも言えるから…」 正面から、それこそ彼のように、素直に嬉しいということが出来たら、どれだけ楽だろうか。 いっそ、苦手だから止めてくれ、とでも偽る方が、私の性にはあっているだろうに。 ああ、もう、悔しい。 たった一人の少年に、ここまで心を乱されるなんて。 彼の顔がほころぶのを見て、それすらも悪くないと感じてしまっているなんて。 苗木君のクセに、ナマイキだ。 「良かった、実は今年、もうプレゼント買っちゃってたんだよね」 「あら、用意周到ね」 「それ、褒めてるの…?」 「ええ、貴方に対しては望外の評価よ」 憎まれ口を叩いてみても、通じているのかいないのか、あはは、と軽く笑って流される。 のれんに腕押しとは、まさにこのことだ。 まあ、それも彼らしいというか、ホント。 カサ、と、紙袋の擦れる音がして、不思議な装飾でかためられた小箱を、苗木君が掌に乗せる。 「えーと、気に入ってもらえるといいんだけど…」 「その前置きも、毎年恒例ね」 例え気に入らなかったとしても、他人から貰った物をぞんざいに扱ったりはしない。 ましてや、贈ってくれる相手が、まあ、その、うん。 …自爆する前に、さっさと受け取って、御礼を言おう。 「開けてもいいのかしら?」 「どうぞ」 小箱を手に取って、ふたを開く。 現れたのは、透明感のある淡緑色の、つややかな丸。 いっそファンタジーのようなその色合いに、それが宝石だと気付くまで時間がかかってしまった。 「…クリソプレーズ」 「あ、やっぱり知ってた?」 アップルグリーンとも呼ばれる優しい緑色は、私の誕生石だ。 派手さのない落ちついた輝きと、それでいて張りのある質感が密かに人気を博している。 けれども美しさの割に流通は不足気味で、マイナーな宝石として、最も高価な水晶類の一つに数えられている、それを。 「……幾ら、したの?」 「そういうの、聞きっこなしじゃないかな…」 銀の紐と枠に型取られ、小さなタグには『K.K』と、私の名前のイニシャルまで入っている。 箱の装飾も細かく鮮やかで、見る限りでは、この小箱込みでのオーダーメイドのはずだ。 それを、この少年は、どうして、 「や、ほら、ちょっとアルバイトしてさ、…学生にも手の届く範囲だったから、つい」 「……馬鹿ね、募金する方がまだ有用じゃない…」 私の顔色を察してか、苗木君が咄嗟にフォローするけれど。 値段もそうだけれど、私のために、という自惚れた言葉が頭をよぎった。 顔が沸騰しそうになる。 大事なものが、また増えてしまった。 そういうものは出来るだけ作りたくないのに。 携えれば重く、失くすことを恐れ、壊れた時に自分の心の一部まで失った心地さえするのに。 これまで彼にもらったプレゼントだって、もったいなくて封さえ切らずに置いているのに。 ああ、もう、この少年は、私の懊悩を何一つ分かってくれない。 いや、もしかして確信犯で、分かっていながらやっているのだろうか。 どちらにせよ、これ以上ないくらいに嬉しいけど、反比例して、素直に御礼を言いたくない。 「あの…よかったら、さ」 「…何?」 「付けてみてくれないかな」 す、と、銀の紐を外して広げて見せる。 彼が手ずから、首につけてくれるということなのだろう。 …不本意ながらも、後ろ髪をかき上げた。 少しだけ私より背丈の小さい少年が、必死に伸ばした腕を、うなじの辺りでもぞもぞさせている。 近い。そこはかとなく。 どくん、どくん、と、鼓動の音が聞こえて、彼が緊張しているのか、と思いつき、 「…霧切さん、」 耳元で囁かれて勝手に身体が震え、その急かすような鼓動が、自分のものだと理解する。 「な、何…?」 「もうちょっと上げてもらっていいかな、髪」 「ええ…」 他人に装飾品を付けてあげる、という行為の意味を、きっと少年は理解していない。 もしも理解していたなら、こんなことさせてたまるものか。 邪気が無い彼が相手だからこそ、私もこんなことを許しているのであって。 結婚式で指輪を手ずから交換する、あの場面を思えば、その意味に気付きそうなものだけれど。 「…と、出来た」 ふ、と、香りや熱と共に、苗木君が離れる。 首元に、金属の心地よい冷たさ。 彼のくれたクリソプレーズは、ちょうど制服の内側に隠れた。 これじゃ、付けてもらった意味がない、と、宝石を制服の外側に出して、 パシャ と、何か軽快な音がする。 見れば、何を悪びれることもなく、苗木君が携帯電話を構えていた。 ゾク、と、嫌な予感が背筋に。 「……今、私を撮ったのかしら?」 「え? うん」 いけなかった? とでも言いたげな、いっそ清々しいほど無垢な表情。 いや、写真を撮られること自体は、問題ない。 問題は、彼がそれを、一体何の目的で撮ったのか、ということだ。 「霧切さんへのプレゼントを考えてた時、朝日奈さんとかセレスさんにアドバイスをもらったんだけど…」 ああ、どうしてこう悪い勘に限って当たるのか。 アクセサリを買って手ずから付けて渡すなんて、いくら彼でも気障が過ぎると思ったのだ。 それまでの自分が浮かれていたことを、地面にたたき落とされてようやく気付く。 どうも彼と居ると、探偵としての嗅覚が鈍ってしまう。ああ、もう。 「……えっと、いけなかった?」 「…もしかして、プレゼントを選んだのも、彼女たち…?」 「や、選んだのは僕だよ。ただ身につけるものだったから、流石にどうかな、と思って相談に乗ってもらったんだ」 「…彼女たちは、なんて?」 「『きっと最高のプレゼントだから、是非自分の手で付けてあげるべき』って」 的中も的中、この勘はど真ん中を射抜いていた。 本当に、どうしてもう一寸早く気付いてくれなかったのか、霧切響子。 愉快犯の掌の上で、浮かれていた私は、まんまと踊らされていたワケだ。 「それと、写真を撮るようにってのは舞園さんの指示で…」 「……苗木君、写真を消しなさい、今すぐに」 「あ、ゴメン…もう送っちゃった」 ずん、と、胃の中に重いものが立ちこめた。 明日以降、確定証拠と共に学校でからかわれることが確定してしまったのだから、当然だ。 特にこのネタは、舞園さんの目が怖いから、出来るだけボロを出さないようにしてきたのに。 「あー…ゴメン、なさい?」 「謝って済むなら、探偵はいらないのよ…」 思わず睨みつけると、気まずそうに笑ってごまかされる。 これでますます、素直に御礼を言うタイミングが遠ざかってしまったというのに。 彼も彼で、自分が好奇の目で見られていることに、どうして気付いてくれないのだろう。 こうなれば、自棄だ。 どうせ明日には持て囃されるというのなら、毒を喰らわば皿まで。 ちょうど彼に、良い『お返し』を思いついてしまったことだし。 「……苗木君、今日は何か用事があるの?」 「え? いや、空けてあるけど」 「そう。じゃあ、貴方の部屋に行くわよ。気が済むまで私を祝福しなさい」 「? …まあ、うん。誕生日おめでとう、霧切さん」 「……本当に、…苗木君のクセに、ナマイキよ」 御礼代わりに言い放つ合言葉と、そのまま顔を見ないようにして、彼の背中を押した。 後日。 何者かの手によって、希望ヶ峰学園に二枚の写真が広まる。 一枚は、私が首元のネックレスを摘まんで、まるで見せびらかしているように映っている写真。 そしてもう一枚は、『自分がプレゼント』という題で、私のリボンで両手を縛りあげられた、部屋着の苗木君の写真だった。
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苗木「舞園さん、すごいよね。心理学者になれるんじゃないかな?」 舞園「え?」 苗木「だって毎回僕の考えてる事当てられるんだし」 舞園「エスパーですから」 苗木「いやいやいや」 舞園「とにかく私は心理学者にはなれませんよ」 苗木「そうかな?」 舞園「はい、だって…私が分かるのは苗木君の事だけですから…」 苗木「え?」 舞園「…苗木君の事はいつも見ているんですから分かりますよ…」 苗木「いつも見ているって…僕を?」 舞園「は、はい…」 苗木「何で?」 舞園「え?何でって…」 苗木「いや、僕なんか見てても面白くないんじゃ…」 舞園「むぅぅ……」 苗木「ま、舞園さん?」 舞園「苗木君は私の考えてる事は当ててくれないんですね」 苗木「え?いや、それは…ほら、僕はエスパーじゃないから」 舞園「…………」 苗木「じ、冗談です、すいません」 舞園「宿題です」 苗木「え?」 舞園「もっと私をよく見てください。私の考えてる事を当てられるくらいに」 苗木「えぇ!?」 舞園「宿題です!いいですか!?」 苗木「は、はい!分かりました!」
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「……何たる失態かしら」 そう呟いた場所は学園エリア一階にある保健室のベッドの中。 普段から健康管理には気を遣っているので滅多に体調を崩すことなどないのだが。 なんでよりにもよって、この日に。 「…そろそろパーティーが始まる頃ね」 本日、二月五日はあるクラスメイトの誕生日である。 超高校級の幸運という肩書で入学してきた、苗木誠という少年の。 特筆すべき才能を持たないにも関わらず、クラス内の人間と大体仲良くなってしまった彼。 そんな彼の誕生日をクラス全員で祝おうと、最初に言い出したのは誰だったか。 そういう行事には普段乗り気でない自分にしては珍しく、やる気を出して準備を手伝った。 学園長に直接交渉して夜間の食堂を貸し切ったのも自分だ。 苗木君は私にとっても大切な友人であるし。 それ以上の感情も持っていたりするのだが、まあそれはいいとして。 少しでも喜んでくれたらと、思っていたのに。 「どうして当日になって熱が出たりするのよ……」 時折咳き込みながらぶつぶつと文句を言ってみるが、原因は明白だ。 プレゼントを何にするか話し合った結果、女子は全員一人一品ずつパーティーの料理を用意することにしたのだ。 買っても良かったのだが、せっかくのプレゼントなのだし、と慣れない料理に挑戦することに決めた。 そして練習の為に冷え込む夜の厨房で夜更かしを続けた結果が、本日の八度五分という高熱を伴った風邪である。 何という本末転倒。 授業にはなんとか出たものの、放課後になると限界が来て保健室に直行した。 結局料理が出来ていないどころか直接祝いの言葉すら言えていない。 既にクラスの者たちには、メールで事情を説明している。 お見舞いに行くと言ってくれた者もいたが、移してしまうといけないので丁重に断った。 まあ、自分一人欠けたところで、別段困ることもないだろうが。 ただ、出来るならきちんと祝いたかったとは思うけれど。 彼は今頃、サプライズパーティーに驚きつつも、きっと嬉しそうにしているだろう。 舞園さんあたりは特に気合いを入れて料理を作っていたようだから、さぞ美味しいものが出来ているだろうし。 「………」 二人が笑顔で楽しんでいる様子を思い浮かべて、もやもやとした気分を抱えながら布団を被る。 眠くなるような時間ではないのだが、やはり身体は疲れているのか、少しずつ睡魔が襲ってきた。 どうせ養護教諭も留守なのだし、このまましばらく寝てしまおう。 ふて腐れたように溜息をついて、ゆっくり瞼を閉じた。 どれくらい時間が経ったのか。 不快感にふと目を覚ますと、全身が汗でびっしょり濡れている。 眠る前より体が熱くて頭痛が酷くなっていた。悪化している気がする。 特別な人の誕生日を祝えないどころか、こんなに体調が悪くなるなんて。 「……苗木君の不運が移ったのかしら」 顔をしかめながら呟いた直後、 「流石にそれはひどいんじゃないかな……」 「……!?」 まさかの返事が返ってきた。 慌てて寝返りを打って反対側を向くと、ベッドの横に椅子に座る苗木君の姿があった。 「な、苗木君…?どうして、こんなところに…?」 「どうしてって…霧切さんが風邪で具合悪いって聞いたから、お見舞いに」 何でもないように話すが、そういうことではなくて。 「移るから来なくていいって伝えたでしょう?大体…パーティーはどうしたの?」 「だって霧切さん、ずっと保健室から出てないみたいだから、そんなに酷いのかなって心配になってさ。 パーティーの途中で、抜けて来たんだ」 「抜けて来たって……」 主役が何をやっているのか。 そんな胸中での突っ込みを感じ取ったのか、苗木君が苦笑しながら口を開いた。 「実はさ、葉隠クンとかセレスさんがこっそりお酒を持ち込んでて。 …知らずに飲んだせいで、結構な人数が酔っ払っちゃって、色々滅茶苦茶になっちゃったんだ」 「……」 人の誕生パーティーで何をやらかしているのだ。 思わず遠い目をしてしまう。 「それでさ、逃げて来たって訳じゃないんだけど…舞園さんに教えてもらって、おかゆ作ったんだ。 食欲ないかもしれないけど、何か食べた方がいいかと思って」 あんまり美味しくはないかもしれないけど、と笑う彼を見て。 何とも言えない気持ちで胸がいっぱいになった。 「…せっかくの誕生日にわざわざ病人のところに来るなんて、とんだお人好しね。…移っても知らないわよ」 「あはは…気を付けるよ。でもさ、弱ってる時はちゃんと誰かに頼ってね。霧切さんはしっかりしてるけど、女の子なんだからさ」 「……っ」 それはもしかしてわざと言っているのか。 「…そういうのは男女差別と言わないかしら」 「えっ!?ち、違うよ!そんな意味じゃなくてさ!」 「ふふ…冗談よ。おかゆ、ありがとう」 どうにも照れ臭いのを誤魔化しつつ、彼の作ってくれたおかゆを手に取る。 今まで気付かなかったが、他にもスポーツドリンクやタオル類、熱冷ましなども持ってきてくれている。 なんとも至れり尽くせりだ。恐らくは、舞園さんや大神さんあたりの気遣いだろうが。 「……苗木君。誕生日、おめでとう。…プレゼントは無いのだけど」 自然と微笑んで、言いたかった言葉を贈る。 体調は悪いままだが、こうして直接言えただけでも良しとしよう。 偶然とはいえ、二人きりで言えたのだし。 「あ、ありがとう。プレゼントなんていいよ、そんなの。あのパーティーの準備とか、霧切さんもやってくれたんでしょ? 気持ちだけで十分、嬉しいから」 慌てたように言う苗木君の顔は何故か少し赤くなっている。 何だろう、まさかもう移してしまったのだろうか。そんな馬鹿な。 「……熱がある時に笑うと、なんか…すごく可愛いね」 「……!?」 おかゆを噴き出しそうになって思わず咽込んだ。 そういえば忘れていたが、今の自分は汗ばんでいて、顔は紅潮しているだろうし目も潤んでいるはず。 そんな姿でずっと会話をしていたのか。 一気に羞恥に襲われる。 苗木君を見ると、言ってから恥ずかしくなったのか顔を赤くして俯いている。 何故言う前に気付かないのか。 (…もしかして、苗木君も酔ってるのかしら) 結局、食べ終わった後部屋に送ってもらうまで、終始二人して赤くなったままだった。 総合的に考えて、良かったのか悪かったのかよくわからない日。 だが少なくとも、悪い日ではないだろうと思ったから。 もし彼に風邪を移してしまったいたら、今度こそ自分で作ったおかゆでも持って、看病しに行こうと決めた。
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マイカに征服されぐったりと横たわるスーパーガール。 スカートは無様に捲りあげられて黒いレオタードの股間が剥きだしになる。 クリプトナイトの効果で動けない。抵抗する気力も失われている。 「さてと・・・そろそろ出てきたら?盗撮野郎。ふっ飛ばすわよ。」マイカは突然振り返り、手のひらにプラズマ球を作った。 ハイパードールの武器ナパームショット。手にひらで大小自由に作ることができ、小さいものでも楽に戦車を破壊する。 「なんだ、気づいていたのか。」建物の陰から男が二人出てきた。一人はスーツ姿の30代の男。すこしイケメンだ。 もう片方は見覚えがある。カオスの人造人間、人と馬のあいのこだ。 顔は馬で体は人間。変態。こんな改造されたら私なら死ぬね。 「久しぶりじゃないウママン、元気してた?」 「ウママンじゃねえ、アヴェ・ヘンクスト!。ハイパードールは糞生意気だから嫌いだ。」 あんたに好かれてもうれしく無いっての、殺すぞ。馬鹿は相手にしないに限る。 でも、カオスの連中がここにいるってことは・・・ 「ああ、そうか!」マイカは黒いスーパーガールとカオスの関係を理解した。 「どうやったのかはしらないけれど、クリプトニアンを飼いならすなんてお見事ね。」 「飼いならすなんて人聞きの悪い、捕まえてちょっと調教しただけさ」 人間の男の方が答える。 「クリプトニアンを捕まえるなんて驚き!クリプトナイト使ったの?」 「さっきから見させてもらってたんだけどね。クリプトナイトって、興味あるんだけど我々は知らないんだよ。」 え?クリプトナイト無しでクリプトニアンを捕らえるなんて。カオスの人造人間なんかじゃ不可能だし、こいつ油断ならない・・・か。 警戒心を改めるマイカ。 「生真面目な正義の味方なんて、我々の敵ではないんだよ。 さっきの変な二人組も頭使ってたじゃないか。我々も少し頭を使っただけさ。」 男は得意げに自分の頭を指差す。 10日程前の事だった。 町で暴れているサルの怪物を退治するためにスーパーガールは現場に急行した。 ほんの少し格闘して、スーパーガールは簡単にサル男の腕を取り捻りあげる。 「があああーーー」悲鳴を上げる怪物。 「俺を倒しても、すぐに次の怪人がおくられてくるぜえ。」 「そうなの?じゃあ、素から断たせていただくわ。」にっこりとほほ笑むスーパーガール。 少し腕を捻ってアジトまで案内させることにした。それが罠だとも気付かずに・・・ アジトに入るなりスーパーガールは手当たり次第に破壊を始めた。怪人達にも容赦しない。次々と息の根を止めていく無敵のスーパーガー ル。 あらかた破壊して残った最後の部屋の扉を軽くぶち破る。 そこは社長室のような構造で、正面に一つだけおかれた机に男が一人座っていた。 「見事だなスーパーガール。まさかここまでとは想定外だったよ。おかげで大損害だ。」 「あなたがボス?人間みたいね。おとなしく降参すれば命だけは助けてあげるわよ」スーパーガールは凛として警告する。 腰に腕を当てて少し反り返って立つスーパーガールの得意のポーズ。自然と胸が強調される。 男の視線がスーパーガールの身体を舐めまわす。 「どうしてあなた達悪い人はヤラシイ目付きになるのかしら。」スーパーガールが皮肉を込めて言う。 「そりゃそうだよ。もうすぐ君のアソコに僕のコレをぶち込めるのかと思うと、少しくらいはヤラシイ顔になるだろう。」 男のセリフに少し頬が赤くなるスーパーガール。 「わたしのまえでそんな事言った悪人は何人もいたわ。でもすぐにみんな後悔することになるのよ。」 「すると私が君にぶち込む最初の男ってことかな。」 男は机の上のモニターを映した。そこには幼稚園バスを乗っ取っているキツネ顔の怪人の姿があった。 「そういうことだよ。スーパーガール。」 「卑怯者・・・」 男の言うがままに床の上に四つん這いになるスーパーガール。 自慢の巨乳が垂れ下がりプルプルと揺れる。 男はスーパーガールの後ろに回り込むとスーパーガールの赤いスカートを捲りあげた。 レオタードの股間が露わになる。 「やめなさいっ!」死ぬほど恥ずかしい。頬を赤らめながら凛と拒絶するスーパーガール。 「ふふふ、良い格好だよスーパーガール。さて、これから私と勝負してもらおうか。君が勝てば園児たちは解放しよう。 もちろん受けて立つよな。」 どうせろくでもない勝負であろうが、受けないわけにはいかない。スーパーガールは頷いた。 「なに、簡単な勝負だよ。僕は指1本しか使わない。10分の制限時間内に君が潮を吹けば負け。我慢できれば勝ちだ。単純だろ。」 「な・・・」男の要求に顔が怒りで真っ赤になるスーパーガール。「そんな勝負できるわけないわ」 「おっと、言い忘れていたけど、君が拒否する度に一人づつ園児が死ぬんだよ」 その言葉に嘘は感じられない。「ま、待って、受ける。受けるわ」 スーパーガールにとって屈辱的な勝負が開始された。 男はまずスーパーガールの股間のワレメに沿うように上下に人差指でなぞる。 「ひああ!」その感触に思わず声を漏らすスーパーガール。 「おや?もう感じましたか?」男が嘲るように言う。 「・・・」スーパーガールは自分が声を出さないようにグッ歯を食いしばる。こんな男に喘がされるなどとても我慢できない。 私は正義のスーパーガールなのよ。絶対にこんな卑劣な男に屈したりしないわ。 男はレオタードの上からゆっくりとスーパーガールの大事な所を愛撫する。 「ふっ!・・・・・・ふう・・・」必死で歯を食いしばって堪えるが、鼻息は徐々に荒くなる。 男の指は益々動きを激しくして敏感な部分を擦る。 次第にスーパーガールの秘所の形がレオタードの布越しに露わになっていく。 自分の正義のコスチュームが秘所に直接擦れる感触に不覚にもゾクゾクしてしまう。 だめ、感じちゃだめよ。 「どうだい?気持ちいいかいスーパーガール。」 スーパーガールの股間の中央を指で円を描くように擦る。指がレオタードの生地を押しつける。 「ば、馬鹿なこと言わないで・・・私はあなたなどに・・・負けたりしない。子供達は必ず助けて見せるわ」 それを聞いた男は突然、その指をスーパーガールのアナルに一気に突き立てた。ズブズブとコスチューム越しに指が刺さっていく。 「あひああ!そ、そこはあっ!ど、どうしてえ!」 不意を突かれたスーパーガールが思わず悲鳴をあげる。それを聞いた男は薄笑いを浮かべながら指をグリグリと回転させる。 「あひゃああ!ひゃめてえ!あがああ、だめえ、だめええ!抜いてえええ!」 アヌスに指を入れられるなど想像もしていなかったスーパーガール。男に主導権をあっさりと奪われてしまった。 四つん這いの腕は力なく折れて床に伸び、スーパーガールの顔も床の上に落ちた。 その衝撃で男の指がアナルの中で引っかかって爪が突き立てられてしまった。 「はがああ!」 無様な悲鳴をあげさせられ、男の前に尻を突き出す形で床にひれ伏してしまった。 「ざまあないなスーパーガール。」男は指を抜くとスーパーガールの口元に添えた。 少し臭い匂いが鼻に漂う。自分の恥ずかしい匂いを嗅がされる屈辱。情けない。 心が弱まっているスーパーガールに男は追い討ちを掛ける。 「君のせいで指が臭くなったよ。舌で舐めて綺麗にしてくれないかな。」 「な・・・嫌よ・・・。」 「おや?それは拒否したのかな?園児が死ぬよ?」 「ひっ!ち、違います」思わず反応するスーパーガール。 「じゃ、舐めて!」そう言った男は、しかし、無理やりスーパーガールの鼻の穴に指を突っ込んだ。 「ふがああ!ひゃ?ひゃにっ?」予想もしない行為にまたもや無様な悲鳴を上げさせられる。 「あははは!何?ふがああ?」男嘲り笑いながら、アナルにしたのと同じように鼻の穴で指を乱暴にまわした。 「ふああ・・・ふああ・・・ふがが!」指の動きに合わせて声を上げさせられる。もはや先ほどまでの凛とした正義のヒロインの面影は無い。 「あははは、ごめんごめん。間違ってしまったよ」スーパーガールの鼻の穴から指を抜く。鼻水が糸を引いている。 「さあ、今度こそちゃんと舐めてもらうよ。」 「は、はい」無意識のうちに返事させられてしまった事にスーパーガールは気付いていない。 男の指に舌を絡めて舐め回す。ちゅぱちゅぱ。自分のアヌスと鼻の穴に突っ込まれた指を舐めさせられる屈辱にスーパーガールの 頬を涙が伝う。 「終わったかい?」男が意地悪な声で聞く。 「お、終わりました。」指から舌を話して答えるスーパーガール。唾液が唇からこぼれ落ちている床にたれている。 「じゃあ、勝負の再開だ。」 「はい。」腕を元に戻して再び四つん這いになるスーパーガール。無意識のうちの男に隷属させられ始めていた。 男はスーパーガールの調教が思ったよりも進んでいることに満足していた。 再び股間を弄ろうと男が目をやると、スーパーガールのレオタードの股間の部分がうっすらと染みになっているのに気が付いた。 その部分を指で捏ね回すと、粘液で滑る感触が伝わる。 「おいおい、スーパーガールさんよお。もう濡れてきてるみたいだぜ。」 「ち、違うわ・・・そんなことない・・・」 「これでもかい?」 男はレオタードの隙間から指を入れる。ついにスーパーガールの大事な部分が悪人の指に侵入されたのだ。 クチュクチュ・・・スーパーガールの股間が音をたてる。 「あ・・・あふあ・・・い、いやあ・・・やめて・・・」 何とか意識を保ち抵抗するスーパーガール。自分の大事な部分がぐっしょりするのがわかる。 だめよ・・・負けちゃだめ・・・私は・・・スーパーガールなのよ・・・ 身体は男の指に敗北しつつある。が、せめて心は負けてはならないと再び自分に誓う。 哀れなスーパーガールを男は更に追い詰める。 「あのねえ、さっきから違うとか、やめてとか言ってるけど、ルールでは拒否出来ないこと忘れたのかな」 「え?そ、そんな・・・」 「喘ぐときにはそこのところ、意識するんだよ。さもないと、次は子供達に死んでもらうよ。わかったね。」 「は・・・はい。わかりました。」屈辱的な返事をさせられる。そ、そんな・・・言葉でも抵抗できないなんて・・・私どうしたらいいの? 混乱するスーパーガールを男の指が襲う。 男の指はこれまでよりも深い部分を弄り始めた。鍵状に曲げられた指先がスーパーガールの大事な部分を内側から刺激する。 「あ・・・あくう・・・ああ・・・」 スーパーガールのピンクの襞々は男の指によって刺激されて愛液を染み出させる。 ついにクリトリスがムクムクとそそり立ってきた。 もはや無敵のスーパーガールの身体は完全に快感に支配されてしまっている。 男はその頂点のふくらみを確認すると、指で素早く小刻みに擦った。そして軽く押しつぶす。。 「あひあああ!あひい、ああ、ああああ」 どすっと音を立ててスーパーガールの顔が床に崩れ落ちる。再び男にお尻を突き出す格好になった。 「いい反応だよスーパーガール。」 「ああ・・・あああ・・・ふああん、あふう!」男の嘲りはもうスーパーガールの耳には届かない。 意識が朦朧としているのが男の目にあきらかだ。 イかされるなんてだめ・・・でも、私イかされなければ・・・でも・・・そんな・・・。 人質の為に拒否できない事を刷り込まれてしまい、正義の意識も混乱し始める。 潮を噴かされても負けだと言う事が更に混乱させる。 「さて、そろそろかな」 スーパーガールの愛液でベトベトの指が更に激しくスーパーガールのスポットを攻める。 「あくっあくっ!あああああああああ」 悲鳴とともにスーパーガールの身体がビクビク痙攣をおこし始めた。 目は虚ろになり焦点が定まっていない。瞳は涙で濡れ、頬を伝わっている。 口は半開きのまま舌の先がこぼれていて唾液が垂れて床を汚す。 無様に突き出されたスーパーガールの可愛いお尻から、大量の愛液がふとももを伝って床にたれている。 鋼鉄のスーパーヒロイン、スーパーガール。凛々しい姿で悪人達に立ち向かう正義の乙女はもういない。 男はお尻を突き出すスーパーガールに頭の方から跨り、股間のレオタードを右にずらして、スーパーガールの大事な部分を剥き出しにした。 そしてその指をワレメの穴に入れて上下に動かして内側から刺激する。 「あひひい!あひひい!ああああ、いやああ・・・いやあ、あああああ!」 恥も外聞も無く、大声で喘ぐ。朦朧とする意識の中、自分がイかされる寸前であるのははっきりとわかっている。必死に我慢するスーパーガール。私、潮を噴かされる!そんなの嫌よお!ああ・・・でも・・・潮噴かなければいけない・・・の? 男の指が益々速度を上げて刺激を増加させる。 スーパーガールの抵抗もこれまでだ。 「も、もう!イくうう!イかされるう!」 突き上げられたお尻がピクピクと痙攣している。 「とどめだ。」 アヌスに突っ込まれた男の指が精密機械のように震えてスーパーガールを刺激する。 快感が突き抜けた。 「私だめえ!もうだめええ!ああああああああああああああああーーーーーーー」 一際大声で鳴かされるスーパーガール。同時にその秘所から愛液が大量に噴出して床に飛び散る。 「ふふふ、他愛もないな」男は立ち上がって、スーパーガールの愛液にまみれた股間の むき出しのクリトリスの部分を思い切り蹴り上げた。 「あぎゃあ!」 激痛と絶望と屈辱にまみれ、頭が真っ白になったスーパーガールはあっけなく失神してしまった。
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そうだった. 今までスーパーガールがしたことはただ黒人男の上に座っていたことだけ... 本格的なスーパーガールのセックスは今からだった. "初めにはゆっくり...." スーパーガールの腰がゆっくり動き始めた. 上半身を固定させたまま腰の屈曲の下で円を描く彼女の動き. それは見ることだけでも男を悩殺させるほど美しかった. "ああ!" 黒人男は快楽に喘いでスーパーガールの胸を握った手に力を込めた. スーパーガールの名器に腰のテクニックが加わってやっと何秒ぶりに悦楽の天国に抜けていた. "このままならまた..." 快楽の海に掛かっていながらも黒人男は射精を堪えるために歯を食いしばった. 射精の時間がますます早くなっているという事実が恐ろしかったからだ. "堪えなくてもいいです. どうせあなたの忍耐なんか意味ない事だから" スーパーガールが腰をウエーブさせる速度を高めて膣を強く締めた. 自分の下で呻く黒人男をあざ笑うように見下ろして... "あああ!!" 黒人男の尿道が三番目の白濁液を吐き出した. もう彼がこぼし出した精液の量は医学的に出すことができることの何倍. スーパーガールの話のように人間の忍耐は彼女の前では意味ない事に過ぎなかった. "まだです." 体内で流れこんで来る射精の勢いが終わる前にスーパーガールが膣をもっと収縮させて腰を大きく回した. その瞬間... "あああ!!" 黒人男の悲鳴とともに始まった四番目の射精. スーパーガールはもう彼の肉体を支配していた. "こ... これは話にならない. 私の身に何を..." やっと何秒の間隔で連続射精だって常識的にありえない事. 全身が焼けてしまうようなオーガズムを連続で感じながら黒人男は身に何か異常が生じたということが分かった. "何もないです. 私の能力であなたの脳にある二つを変えておいただけ." "脳を変えたと?" スーパーガールが楽しい表情で黒人男の頭をぱんぱん触れた. 先ほど男の脳に向けた紫色の光線. それは生物の細胞や機関をわがまま調節する彼女の能力中一つだった. "はい... 一つは精液を作って射精を調節するリミッターをつぶしてしまいました. こんなに..." スーパーガールがまた腰を一度グラインドさせると黒人男は全身をおののいてむざむざ 射精してしまった. ただ何秒ぶりに三度や 射精してしまったのだ. "もう一つは..." スーパーガールが黒人男の左手を胸の谷間の間に導いた. 彼の手は Dカップが過ぎる美しい胸に埋めて完全に姿を隠してしまった. "どうです? 私の胸の感触は." スーパーガールがいたずらに微笑んで自分の胸に力を込めた. 黒人男の手がマシマロのように柔らかい胸に押されられた. "もう一つは, あなたの脳が苦痛を快感で受け入れるようにしました. こんなに...." 手を押していた圧迫が少しずつ高くなり始めた. 液体のようにぶよぶよしていたスーパーガールの胸が金属のように固くなり始めたのだ. スーパーガールは胸の圧力で黒人男の手を崩し潰してしまっていた. "ああ! ああっ!!!" 骨が壊される鈍重な音が聞こえた. 全世界の男たちが一生で一回でも触りたがるスーパーガールの胸. 今はダイヤモンドさえパウダーで作ってしまう押さえ具に違いなかった. しかし... "何! 何た?!!" 神経を通じて脳に伝達したことは苦痛ではない極上の性感だった. まるで手全体が大きな性器に変わってスーパーガールの胸でパイズリあうことのように... "苦痛も快感も人の脳には同じ電気信号の一種... その体系をこっそり変えたことだけです." スーパーガールが胸の谷間を開いて黒人男の手を解放させた. もう骨がパウダーになって肌と筋肉が崩し潰すは手は平たくなった干魚のように形体さえ捜してみることができなかった. "あ... ああ..." しかし,そんな無惨な姿を目で見ながらもその手の主人が感じたことは経験して見たことがない巨大な快楽だった. もう黒人男の品物はスーパーガールの中に 6番目の精液を吐き出していた. 快楽と恐怖... 相剋である二つの感覚が黒人男の頭の中に乱れているようにまじていた. "どうですか? あなたが願ったスーパーガールのセックスはこういったんです." スーパーガールが楽しく笑って手についた血を舌でなめた. 今彼女には人類に愛される正義のヒロインの姿はどこにも捜してみることができなかった. ただ加虐的で淫らな美しい化け物がいるだけだった. "だめだ... だめだ!!" 黒人男が狂ったようにじたばたした. 今やっと自分が処した現実を理解することができたからだ. "ふふ... だめです. まだ 5分が経たなかったでしょう?" 黒人男の抵抗を可愛く見下ろして血だらけになった腕時計をいたずらに示すスーパーガール. あまり遅く悟った. 5分間のセックスという約束が実は死刑宣告だったという事実を. もう自分がスーパーガールに処刑されているという事実を. "思いきり楽しんでください. 無限なエクスタシーを体験させてあげる." スーパーガールが一つだけ残った男の手を必ず握って腰を加速させ始めた. 1秒に 10回... いや 100回は超えるような... 残像さえ見えないスーパースピードのセックス. それはか弱い人間の肉体が堪えるには不可能なのだった. 手加減ないスーパーガールの力は黒人男の肉体を事情なしに破壊し始めた. 膣との摩擦力に品物の肌組職がにじられて血だらけになっていた. 騎乘位のスーパーガールを支えた骨盤の骨たちも音を出しながらこわれて行った. 普通なら苦痛のためショック死した位の負傷. しかし,今の黒人男にはこのすべての苦痛が極限のエクスタシーだった. 男を肉体を破壊しながら彼に適当な快楽を与えること. これが全世界の男たちが夢見て来たスーパーガールとのセックスだった. 事実は... 煩わしく脳を操作しないで苦痛と快楽を一緒に与える方が多かったが... "やめて!! いかしてくれ!!" 帰って来ることができない快楽の沼にはまりながら黒人男は哀願した. しかし,それも長続きしなかった. "あ... あああ...." スーパーガールの与える快楽が下半身から神経に焼けて脳に伝達するのが感じられた. 脳の信号を受けた肉体のすべての長期たちが血液を睾丸で集めるのが感じられた. 全身の血液を伝達受けた睾丸がそれらを皆精液に変えるのが感じられた. 睾丸をすり抜けて来た数リットルの精液が止めないで尿道を通じて流れ出すのが感じられた. 続く射精の与える快感がまた神経に焼けて脳に伝達するのが感じられた. 人間の身を 射精するための機械に変えてしまった快楽の循環. その中で黒人男はいつのまにか自分が死んで行っているという事実さえ忘れていた. "もっと... もっと... もっと... もっと..." 黒人男がスーパーガールの胸をもっと強く握りながらつぶやいた. 許容量の数百倍を越えた快楽で破壊された脳. もう本能的に快楽を感じて渇求すること外には何らの機能もできなくなってしまった. "ふふ... 欲心が多い人ですね. 願いならもっと気持ちいくしてあげる." 黒人男の声を聞いたスーパーガールの動きを止めた. もう約束した 5分の中で 30秒万が残っていた.