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待ちの強さ 自分の待ちがどのくらい強いのかを把握しておこう。 両面待ちリーチ 序盤~中盤先制 和了率61%、放銃率10% 序盤~中盤追いかけ 和了率43%、放銃率21% 終盤先制 和了率45%、放銃率11% 終盤追いかけ 和了率35%、放銃率21% 非常に強力。追いかけの場合、放銃率が大体和了率の半分なので、 大体相手の半分の点数があるなら押してよい、と言える。 カンチャン待ちリーチ 序盤~中盤先制 和了率43%、放銃率14% 序盤~中盤追いかけ 和了率30%、放銃率29% 終盤先制 和了率32%、放銃率14% 終盤追いかけ 和了率22%、放銃率25% 追いかけると序盤だと和了と放銃がトントン、終盤だと放銃する可能性の方が高い。 先制カンチャンは追いかけ両面より強い。 28牌と37牌にさほど差は無い。456牌ではやや和了率が落ちる。 双ポン待ち(字牌無し)リーチ 序盤~中盤先制 和了率51%、放銃率12% 序盤~中盤追いかけ 和了率32%、放銃率25% 終盤先制 和了率36%、放銃率14% 終盤追いかけ 和了率23%、放銃率25% 牌の種類によっても違うが(3~7中張牌だとカンチャン並に弱くなる)、 ひっかけになる可能性がカンチャンの2倍あるので、そこそこ強い(ヒッカケになるのを待つ程ではない)。 終盤追いかけでは放銃率が和了率を上回る為、相当の打点が無いと厳しい。 双ポン待ち(字牌含み)リーチ 序盤~中盤先制 和了率50%、放銃率11% 序盤~中盤追いかけ 和了率37%、放銃率22% 終盤先制 和了率40%、放銃率14% 終盤追いかけ 和了率33%、放銃率13% 強力。両面待ち並に強い。両方が字牌の場合の和了率は両面を超える。 追いかけになると両面よりかは不利になる。 ペンチャン待ち 序盤~中盤先制 和了率43%、放銃率13% 序盤~中盤追いかけ 和了率28%、放銃率31% 終盤先制 和了率40%、放銃率14% 終盤追いかけ 和了率33%、放銃率15% 弱い。なぜか序盤追いかけより終盤追いかけの方が数値がよい。 スジヒッカケの場合は先制だと若干強くなる。追いかけだと変化無し。 単騎待ち(字牌無し) 序盤~中盤先制 和了率44%、放銃率13% 序盤~中盤追いかけ 和了率22%、放銃率39% 終盤先制 和了率26%、放銃率13% 終盤追いかけ 和了率17%、放銃率24% 弱い。 4が切れている場合の1待ちは字牌並に出るのでそこそこ強い。 単騎待ち(字牌) 序盤~中盤先制 和了率53%、放銃率13% 序盤~中盤追いかけ 和了率36%、放銃率26% 終盤先制 和了率25%、放銃率13% 終盤追いかけ 和了率23%、放銃率25% 先制だとかなりの和了率を誇る。 序盤の追いかけはそこそこ強いが、終盤は控えた方が良さげ。
https://w.atwiki.jp/kof2002um/pages/919.html
キャラの強さ(キャラ差) 最強キャラ(鉄板):K 、香澄、ネームレス 最強一歩前:キング、クーラ、裏ロバート、雛子 尖った強キャラ:紅丸、アンディ、裏タクマ、ハイデルン 普通の強キャラ:ユリ、クリス、包 若干強キャラ:舞、香緋、フォクシー、ジョン、麟 普通の準強キャラ:チョイ、裏クリス、裏シェルミー、KUSANAGI 若干準強キャラ:レオナ、マチュア、庵、京、キム、リョウ、セス、大門 普通の並キャラ:ウィップ、ジョー、京-2、マリー、山崎、クラーク 若干並みキャラ:ビリー、裏ケンスウ、ラルフ、バイス、タクマ、鎮、真吾、テリー、 普通の弱キャラ:アテナ、ロバート、ケンスウ、アンヘル、ラモン、チャン、京-1 最弱一歩前:シェルミー、社、裏社 最弱キャラ メイリー、ヴァネッサ、マキシマ
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個々のミニオンの強さは、その装備品のレベルの合計で決まります。具体的な式は下記の通り。 (武器のレベル+兜のレベル+鎧のレベル)× 30 ÷ 29 × 10% + 100% (1%未満は切り捨て) 武器と兜の最高レベルが10であるのに対して鎧の最高レベルが9であるため、300%を29段階に区切ることになってしまい、ちょっと計算が面倒かもしれません。実用上は、レベルが1上がったら強さが10%上がるという考え方で十分だと思います(正確には10.34%ずつ上がる)。 (6月21日追記) 今まで兜の最高レベルは10だと考えていましたが、追加シナリオで入手可能な悪霊の仮面はレベル11である可能性が出てきました。その場合、400%を超える場合は400%に丸められる仕様と思われます(悪霊の仮面+ゴールド武器+レベル9鎧で410%ではなく400%だったので)。 レベル合計とミニオンの強さ レベル合計 強さ レベル合計 強さ レベル合計 強さ 0 100% 10 203% 20 306% 1 110% 11 213% 21 317% 2 120% 12 224% 22 327% 3 131% 13 234% 23 337% 4 141% 14 244% 24 348% 5 151% 15 255% 25 358% 6 162% 16 265% 26 368% 7 172% 17 275% 27 379% 8 182% 18 286% 28 389% 9 193% 19 296% 29 400% 装備のレベルについては以下のページを参照してください。 武器 兜 鎧
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暫定 hiro-taka式改。自キャラの生身での強さの自己申告(敬称略) SSS以上(星団騎士レベル。お前の強さで宇宙がヤバい。味方なら即戦闘終了レベル。敵だと絶望しかない) アムル(R.Liger) ――この辺りから超サイヤ人レベル―― SSS(マスターアジアレベル。人類において今代最強クラス。仮面ライダー、英霊、剣聖とかそんな) ザワギ(hiro-taka) パラサイト三幹部(デュナス) ――この辺りから単身でエグザマクスとも戦える―― SS(前作主人公レベル。そろそろ人間かどうか疑いが出る。単身でも死亡フラグを回避できるほど) シュバリウス(hiro-taka) アイリス(hiro-taka) ソウドウ中将(hiro-taka) キンゴルド(hiro-taka) 流(デュナス) ネロ(デュナス) キシ(デュナス) ガーネット(ナカジ) エイシン(白龍) アーサー(龍) アルス(マルフ) ――この辺りから単身でロイロイとも戦える―― S(少年漫画やRPG主人公レベル。およそ世界を救える器。装備を整えパーティを組めば魔王も撃退できる) リッカ(hiro-taka) アユ(hiro-taka) シュラ(hiro-taka) ヴィオレッタ(hiro-taka) ブロッサム(hiro-taka) 真中次郎(ナカジ) 揚羽(ナカジ) グラディス(狸心) オリエ(狸心) レイオット(狸心) 逢坂早瀬(皆月) エル(龍) クラマ暫定(デュナス) 忍(壱) ユー(R.Liger) A(ベテラン兵士レベル。戦闘訓練を充分に受けるか、別のナニかで補った一人前の戦士) ジャン(hiro-taka) イチゴ(hiro-taka) ロシ(狸心) ベレッタ(狸心) ザミーラ(狸心) ミカ(ナカジ) ミリー(ナカジ) 琴里(壱) HS(壱) GT(壱) リア(やまやま) 『EXMになるコ』(デュナス) マル(ゼロ) B(一般兵レベル。銃弾に当たれば死ぬし、ロイロイも脅威となる。まだまだ発展途中) エス(皆月) サキ(デュナス) ミルキー隊(ナカジ) 灰被り(壱) エメリア(放課後造形師) フィリス(やまやま) C(一般人レベル。生身では逃げ惑う事しか出来ない。武器が強かったり、素養があればワンチャンあり) 隊長(壱) イヴェリア(狸心) ゼロ(ゼロ) D(一般人以下。か弱すぎる。戦場よりもサナトリウム向き。むしろ机仕事が主な戦場。たまにここから化ける者がいる) ルセット(やまやま) 注:この表は、あくまでもロールプレイの参考用なので、必ずしもこの通りとも限りませんし、場合によって上下する可能性は十分にあります
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autolink AW/S18-014 カード名:本当の強さ 黒雪姫 カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:5500 ソウル:1 特徴:《生徒会》?・《ネット》? 【自】チェンジ[② このカードを控え室に置く]あなたのアンコールステップの始めに、このカードがレストしているなら、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室の「黒雪姫」か「ブラック・ロータス」を1枚選び、このカードがいた枠に置く。 【起】[このカードをレストする]あなたは自分のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+1500。 ……強さというのは 決して結果としての勝利だけを意味する言葉ではないよ レアリティ:U illust. 12/10/18 今日のカード。 フェイトVSシグナムと同じように2種のキャラを選択しチェンジ出来る1枚。 同色に2種のレベル3が収録されること自体が稀であり、更に2種のレベル3にチェンジができるのはこのカードが初となる。 手札不足ならばブラック・ロータス、再アタックによるアドを得るか回復を優先したいなら黒雪姫と状況に応じ選択できるのはとても心強い。 更に集のパートナー いのりと同じ後列向けパンプ能力を持つ。 アンコールステップでのチェンジはレストが必要なため通常は前列でアタックしてからチェンジするが、 その場合相手のアタックを1ターン凌ぐ必要がある。 しかしこのキャラは自身がレスト能力を持っているため、能力を使用すれば後列でもチェンジ可能な点は優秀。 パワーが1/0バニラ並に低いため、相手の前列が埋まっている場合は後列でチェンジすることが多くなるだろう。 また《黒の王》ブラック・ロータスのCXシナジーで山札からサーチ可能であり、 黒雪姫とブラック・ロータスのどちらか片方でも使用するなら採用する価値があるカード。 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 黒雪姫 3/2 10000/2/1 黄 チェンジ先 ブラック・ロータス 3/2 10000/2/1 黄 〃 《黒の王》ブラック・ロータス 1/0 5000/1/1 黄
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autolink P4/S08-053 カード名:本当の強さ完二 カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2000 ソウル:1 特徴:《不良》?・《魔法》? 【自】このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは相手のスタンドしているキャラを1枚選び、レストしてよい。 【自】チェンジ[② このカードを手札に戻す]あなたのドローフェイズの始めに、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室の「完二&ロクテンマオウ」を1枚選び、このカードがいた枠に置く。 今は、ハッキリ言えるぜ・・・ あの“もう一人のオレ”は、オレだって レアリティ:R illust.- ・関連カード カード名 レベル/コスト パワー/ソウル 色 備考 完二&ロクテンマオウ 1/1 5000/1 赤 チェンジ先
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【 ~『トレーナーの強さ』~ 】 普通のトレーナーは身体的にはポケモンよりも弱い。 マジで。 「カラテおう」、「バトルガール」等、ポケモンと共に鍛えるトレーナーもおり、 物理型のポケモンと普通に殴り合えるトレーナーもいないではないが… 普通のトレーナーに、そこまでの強さは求められない。 一応、ポケモンの指示や捕獲のためにある程度の運動神経は求められるが、 学校の体育の授業でついていける程度の体力があればそれで充分である。 危険な場所に行くときも、自分の護衛の為にトレーナーを雇うのが普通。 戻る
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芯の強さ 衛藤可奈美 進化前 進化後 CV 本渡 楓 ステータス ※ステータスの数値は初期値になります。 型 属性 レア度 HP ATK 巫女 赤 SSR 540 1350 アビリティ 絶対に私が助けるから 発動条件 効果 開幕 仲間全員の獲得する昇段EXP+10%、仲間全員のATK+15% 神花・覚醒 神花/覚醒時 獲得精霊 初回神花 二回目回神花 三回目神花 四回目神花 SR輪入道(赤) 一定覚醒値報酬 必要覚醒値 5 SSR輪入道(赤) 神花解放 段階 必要コイン 必要属性結晶 上限Lv30 - - 上限Lv50 - - 上限Lv70 - - 上限Lv99 - - 上限Lv150 2,048,000 勇気の結び目・魂x1 勇気の結び目・絆x1 勇気の結び目・花x1 勇者絵変更神花解放数 2回 ボイス 1 - 2 - 入手方法 刀使ノ巫女コラボ 絆ノ邂逅ガチャ 名前
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“オレ竜”の強さ 落合監督の中日のあの強さは一体何なのか? 11年の今年、開幕からズッコケた中日は それこそ最下位街道爆走状態だったがそれから2ヵ月も経たず、 気が付けばアッサリ首位の定位置にまで返り咲いてしまっていた。 落合監督になって7年全てAクラス。 内3位一回、2位が三回、そして優勝が三回に日本一まで。 ・・・誰もここまではチョット予想しなかっただろう。 しかし勝負には強いが人気はイマイチ。 これだけ勝利を積み重ねながらそれでもやはり、 中日は非常に地味な印象が拭えない。 地味なのは基本、中日が投手中心の守りのチームだからなのだが、 首位に立った現在でもチーム打率はリーグ最低の227。 何故これでトップに立てるのか?と思ってしまう程である。 落合監督が始め中日の監督を引き受けた際にも やはりチームのこの打線の貧弱さを見て、 これはもう投手を揃えてとことん守り抜くチームにしないとダメだと 決めたと言う。 野球は元々打者は打っても三割。 七割は投手に抑えられてしまう訳で圧倒的に投高打低、 守備側有利の競技。 しかも三割を打つバッターにしてもそれは非常に限られた、 優秀なバッターにして何とか残せる数字である。 開幕2ヵ月、今、個人成績両リーグの打撃十傑を見ても、 三割以上は上の五人までで残りの下の五人は既に三割を切って しまっている。 求めても満足な成果を得る事が難しい打撃テクニックの向上よりも、 安定した投手陣の構築と守備力の強化の方が勝利への近道だ。 落合監督率いる中日ドラゴンズはその掲げる目標通り、 防御率は流石のリーグトップの258。 加えて失点もリーグ最小失点の117。 とことん抑えてどこまでも守る。 中日選手達は毎年皆、十二球団一と評される地獄のキャンプでの 練習量で鍛え上げられ、 荒木・井端の二遊間コンビは今や、 落合監督をしてそれこそ自ら「十二球団随一」と 言わしめる見事な成長を遂げた。 元より練習量が豊富とは、 野球をする上で誰にとっても基本となる技術面の習得を 目指してという事だろう。 だから例え天才には及ばずとも最低限自分自身で出来る事、 それを猛練習で徹底的に鍛え上げる。 そして落合ドラゴンズの特徴として今一つ、 得点効率が高いという事が挙げられると言う。 得点効率とは打ったヒット何本に対して 何点入ったかという様な事で、 詰り落合竜は打線は貧弱でも限られたチャンスを活かし、 得点へと結び付ける勝負強さを持っているという事になる。 詰り単純に言って中日は野球が“上手い”。 一番野球が上手いのだから一番になっても当然か。 だから落合ドラは玄人の目で見て、 陰の所で色々と非常に難しい事をやっているのだろう。 しかしそれは素人目には殆どわからない。 例えば格闘技で必殺パンチで一発K・Oなら誰にでも明らかだが、 仮に傍からは全く動きのない試合で、 実は両者の間ではハイレベルな駆け引きが展開されていたとしても、 素人にはもうただの詰まらない試合にしか見えない。 落合ドラゴンズはその野球の上手さが逆に仇となってより一層、 地味に見えて損をしてしまっているのかも知れない。 2011/6/5
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強くなったねと友は言った。 かつてのままであったなら、絶体の窮地を前にして、泣き叫ぶものと思っていたと、彼女は私にそう言った。 それが強さだと見えたのならば、きっと思ったよりも上手に、周りを欺けていたのだろう。 強くなんかなっちゃいない。 人間はそう簡単に、成長なんてできやしない。 出来ることがあるならば、まるで強くなったかのように、己を見せることだけだろう。 その時の私がすべきことは、周りの皆が挫けぬように、奮い立たせることだった。 本当に強い人が帰るまで、皆の安全と気力を、十全に保ち続けるために、強さを偽ることだけだった。 もしも自分が本当に、強くなれていたのなら、それこそ会長と共に発ち、戦えていたはずなのだ。 それが出来ない私には、そうすることしか出来なかった。 河嶋桃は強くなどない。 ただ、強くならねばと、己を立たせていただけだ。 その時も、そしてこの今も、それだけが私に出来る全てだった。 ◆ 小さな水槽に閉じ込められた、色鮮やかなその魚は、自らの映し身なのだろうか。 牙の尖ったピラニアは、いつもカリカリしていると、陰口を叩かれている自分には、なおのことお似合いかもしれない。 この肉食魚の水槽が、もしもひっくり返ったら、どういうことになるだろうかと、河嶋桃は考える。 そうして、記憶を掘り下げた末にに、別にどうにもならないだろうと、己の思考を改めた。 ピラニアが自身よりも遥かに大きい、人間や馬に襲いかかるのは、血の匂いに惹かれた時だけだ。 でなければ、一撃で踏み潰されかねない、巨大な敵に挑むことなど、到底できるはずもない。 そういう意味でもこの魚は、役人に抵抗することもできない、今の己の暗示としては、相応しいものなのかもしれなかった。 (ええい、何を考えとるか) こんなものは現実逃避だ。 そう気付いた河嶋桃は、自身の首をぶんぶんと振り、無関係な思考を弾き出す。 水族館で目覚めた桃は、状況を理解し受け止めるまでに、それなりに長い時間を要した。 元々気の小さい娘だ。取り乱している姿を、誰にも見られなかったのは、幸運だったと言えただろう。 あるいは目を覚ました彼女の、目前にあったガラスケースに、解説通りのアナコンダがいたなら、立ち直れていなかったかもしれない。 そこはアマゾンの動物達を扱った、小さな特設スペースだった。 さすがに人を殺せる大蛇は、存在してはまずかろうと、事前に撤去されていたようだが。 (とにかく、ずっとここにいるわけにもいかん) できれば、リスクは避けていたい。 それでも、こんな僻地も僻地に、いつまでもとどまるわけにもいかない。 何ができるかなど知らないが、何か事を起こすためには、もう少しばかり目立つところに、移動しなければならないだろう。 決意し、ピラニアに別れを告げると、アマゾンの部屋を後にして、水族館の廊下へと出る。 日頃なら多くの親子連れで、賑わっていそうな館内も、今は静かなものだった。 そうして、巨大なクジラの剥製が、天井に吊られたスペースを一歩一歩と歩いていって。 「――っ!」 歩いていったその先で、さっそく銃口に出くわした。 「ひぃッ!?」 それを平然と受け止められるほど、桃は肝が据わってはいなかった。 それこそ赤子の首のように、ブラブラと頼りなく揺れる肝だ。先の決意はどこへやら、彼女は頭を抱えながら、素早くその場にしゃがみこんでしまった。 逃げなければ殺される。そんなことは分かっている。 それでも体はガタガタと震えて、思うように動いてくれない。 死ぬ。死ぬ。絶対に死ぬ。お願いだから殺さないで。 「……?」 と、そこまで考えて。 撃発の音が聞こえるまで、えらく時間がかかっていることに気がついた。 いい加減恐怖も混乱も、落ち着いてきた頃になっても、撃たれる気配がまるでない。 いよいよ不審に思った桃は、立ち上がり、顔を銃口へ向ける。 「……!」 殺意の矛先をこちらへ向ける、その少女の顔は――泣いていた。 モノクロのスカートから覗いた、ソックスの両足は震えている。 コンパクトなサブマシンガンを、しっかりと両手で構えながらも、その銃身はブレブレだ。 見るからに、尋常でない恐慌だった。あるいは戦車を始めたばかりで、追いつめられていた時の自分も、あんな顔をしていたのだろうか。 「……あのな。そんな状態で当たると思うか」 やれやれと溜息をつきながら、脅かすなバカと付け足しながら。 馬鹿らしくなってきた桃は、かがんだ姿勢から立ち上がり、すたすたと彼女の元へと向かう。 びくりと、肩が震えていた。見るからに少女に怯えられた。 それでも先ほどの桃同様、逃げる度胸すら持っていないらしい。であれば、さして問題はない。 「撃って殺すのを怖がるのなら、こんなもの最初から持つんじゃない」 極力棘を抑えて、桃が言う。 細く白い指の一つ一つに、ゆっくりと指先を添えながら、黒い銃身から引き離していく。 緊張で強張った指先を、折ったり捻ったりしてしまわないよう。丁寧に、そして丹念に。 「ともあれ、だ」 一回りほど小さな指が、全て離されたその後に、桃は受け取ったマシンガンを、そのまま床へと転がした。 そして自身は片膝をつき、軽く見上げる姿勢を取ると、両肩へぽんと手を添える。 色素の薄いロングヘアーが、微かに触れてふわりと揺れた。 「久しぶりだな――島田愛里寿」 潤んだ大きなグレーの瞳が、桃の両目を覗き込む。 この目を信じていいのかと、迷っているかのようだった。 大学選抜チームを率いる、島田流後継者・島田愛里寿。 それが大洗女子学園を守るための、戦いの終着点で立ちはだかった、最大最強最後の壁だ。 大学には飛び級で入学した、未だ13歳の才女は、しかし戦車を降りてみれば、あまりにも脆く繊細な童女だった。 ◆ 泳ぐ。泳ぐ。魚が群れる。 食卓に並んでいるようなものから、図鑑でしか見たことのないようなものまで、無数の魚が入り混じりながら、一つの水槽で泳いでいる。 戦場にはまるで似つかわしくない、命と自然が成す芸術の姿だ。 薄暗い水族館のスペースの中では、水槽越しの青いライトが、ただひとつきりの光源となって、桃と愛里寿を照らしていた。 ベンチに腰掛ける愛里寿の顔は、つい先程までのそれと比べて、随分と落ち着いたように見えた。 「大学選抜に数えられているということは、まだ転校先は、決まってないんだな」 桃の問いかけに、無言で頷く。 かつての大一番を経た後、愛里寿には一つの夢ができた。 それは飛ばしてしまった高校生活を、編入によって体験することで、皆のように満喫したいというものだ。 一度大洗にやって来て、結局みほとの再戦のために、よそへと行ってしまったのだが、彼女が入ったと思しき高校名は、役人には読み上げられていない。 ということは今も、自らの行き場を、探し続けている最中なのだろう。 「そうか。まぁ……なんだ……強い学校に行けるといいな」 柄ではないなと自覚しつつも、励ますようにして桃が言う。 再び大洗女子学園と、全国大会で戦いたいのなら、それまで勝ち続けることが必須だ。 愛里寿自身は恐ろしく強いが、それだけでは団体戦で勝てないことは、先の戦いで証明されている。 だからこそ、彼女が夢を叶えるためには、それを支えてくれるための、仲間の存在が必須なのだ。 もっとも、それで大洗が負けてしまうようでは、こちらが困ってしまうのではないかと、桃も頭を傾げたのだが。 「ヘッツァーの、車長と装填手をやってた人よね」 ややあって、ようやく愛里寿が口を開く。 カメのエンブレムが刻み込まれた、桃達生徒会チームの戦車の名前だ。 「覚えてくれたんだな」 返す桃の表情が、ほんの少し、明るくなった。 もとより、慌ただしい体験入学の日にしか、会話も自己紹介もしていない両者だ。 その搭乗車輌から役割までを、記憶してくれたということは、あの後未来のライバルについて、調べてくれたということなのだろう。 車長という表現には引っかかりを覚えたが、元々公式戦においては、杏が働いてない試合の方が多いのだ。それも無理からぬことかもしれない。 「あまり良い評判を聞かない」 「うぐっ」 と、少し嬉しく思った矢先に、そんな評価を突きつけられる。 情けも容赦もない上に、その上図星を突かれたときた。さすがにこれには桃も唸った。 「だっ! だが会長御自ら、車長を務められた時には、それはもうすごい活躍なんだぞ! そっちのカールだってだな!」 「貴方が成長したわけじゃなかったんだ」 「ぐぅぅ~ッ!」 こうまでグサリと言われるとつらい。返す言葉が無いのも悲しい。 杏には悪いが、あれらが自分の手柄だと、最近まで思われていたという事実も、追い打ちのように襲いかかってくる。 一段大きな悲鳴を上げると、痛む胸を押さえながら、桃はぐったりと俯いてしまう。 「……悪かったな、頼りない女で」 そうして一拍間を置いた後、か細くもやや恨めしげな声音で、何とかそれだけを言い返した。 はっきり言って、河嶋桃は、車長や砲手には不向きな女だ。 四方からのプレッシャーに耐えつつ、状況判断を下すのも苦手。照準を合わせるのも大の苦手で、弾は明後日の方向へ飛んでいく。 そりゃあ戦車道経験が、半年すら経っていないのは確かだが、だからとて命中経験が、まぐれ当たりの一発しかないのは、どう考えても異常だった。 そんな有様の桃である。逆に最強の戦車乗りである、島田愛里寿の目から見れば、大層情けない姿に見えるのだろう。 「いいの。戦車だけが強くても、アテにならないのは知ってるから」 しかし、意外にも返ってきたのは、桃をフォローする言葉だ。 一瞬意図を推し量りかねたが、愛里寿の横顔を目の当たりにして、桃はようやく理解する。 アテにならない戦車戦エース――それは他ならぬ、彼女自身だ。 戦車に乗っている時は無敵だった。ほとんど被弾らしい被弾もなく、彼女はあの無人の遊園地で、10輌もの戦車を蹂躙していた。 無双の姉妹と思われた、西住みほ・まほの両名が、二人がかりで挑んだ末に、片方を犠牲にしてまでして、ようやく勝利をもぎ取れた相手だ。 それでも、生身で放り出され、人の死を見せつけられてしまえば、即座に恐怖に支配される。 ビビって身動きすら取れなくなった、ヘタレの片眼鏡一人すらも、殺すこともできずに立ち尽くしてしまう。 不甲斐ない、ちっぽけな自分だ。それがあまりにも情けないのだ。 膝の上で両手を組み、悲しげな瞳を俯かせて。 ブルーに照らされた少女の顔は、そう物語っているようにも見えた。 「つらかったな」 その気持ちは、痛いほど分かる。 日頃から恐慌に振り回され、仲間の死まで見せられてしまった。そんな河嶋桃なればこそ、今の愛里寿の苦しみを、理解してやることもできる。 それが気休めになるのかは知らない。けれどそうせずにはいられなかった。 少し距離を詰めた桃は、左手を愛里寿の背中へと回して、軽く自身の肩へと引き寄せた。 年上で、面識も少ない上に、ガミガミとした印象ばかりが、恐らくは焼き付いているであろう女だ。 それでも今この場においては、他に頼るものもない。だからか愛里寿も、一拍の後、頭を桃の肩へと預けていた。 「これから、どうしよう」 それは独り言ではあったかもしれない。 ノープランであることが分かりきっている、桃に向けたものでないことは、何となく声音から察知できる。 それでも愛里寿は、ここに来て、恐らくは初めて明確に、弱音らしき言葉を口にしていた。 「どうもこうも言えない。だが今は、とにかく生き残ることを考えよう。 この場にいてもいなかったとしても、うちの学校が巻き込まれたなら、会長が何とかしてくれるはずだ」 「もしも、何とか出来なかったら?」 「それでもだ。誰かが何かをどうにかして、この状況を打開してくれる……それを信じて、耐えるしかない」 「自分では、どうにも出来ないの?」 そう言われて、言葉に詰まった。 誰かに頼ることばかり言って、自分でこの逆境を、打ち破るつもりはないのかと。 正論も正論の言葉を返され、桃は、次の返事に迷った。 「……悔しいんだがな。きっと私には、その力はない。それは他ならない私自身が、きっと一番良く分かっている」 それでも、彼女にはこの返事しか出せない。 この八方塞がりな状況に対して、ある程度諦めてしまっている彼女には、それを誤魔化すことはできない。 本当に悔しい話だが、河嶋桃は非才な女だ。 誰かのナンバー2にはなれても、王にも、ましてや勇者にもなれない。 どれだけ力を望んでも、それを得られない身の上に生まれてしまった、永遠の日陰者なのだろう。 「じゃあ――」 「だとしても、立ち止まることだけは駄目だ。 何かを変える力はなくても、もっと小さなことであれば、私にも為せることがあるかもしれない」 それでも。 自ら偉業を成せずとも、それだけで全てを否定して、努力を怠ってはならない。 それくらいの可能性は、試さなければならないんだと。 もう無理だと全てを投げ出して、勝負そのものを諦めることは、絶対に駄目なんだと桃は言った。 「それが生き残るっていうこと?」 「ああ、そうだ。その何かを為すためには、最低限生きていなくてはならない。 生きて、そして見つけるんだ。これだけなら出来るということを。それをもっと強い誰かの、大きな一歩へと繋げるために」 それが戦車での戦いを経て、桃が辿り着いた結論だ。 すっくとベンチから立ち上がりながら、河嶋桃は宣言していた。 廃校舎から杏が消えた時、桃は悲嘆し泣き叫ぶよりも、耐え忍び待ち続けることを選んだ。 いつか彼女が戻ってきて、何か手を打ってくれた時に、助けが必要になるかもしれない。 そのためにも、すぐに力にはなれずとも、桃は廃校舎で戦い続けた。 不安と恐怖に必死に耐え抜き、仲間の手本となるべく自らを立たせ、努めて雄々しく振る舞い続けた。 たとえその程度のことであっても、それが何かに繋がるのなら、諦めて何もしないわけにはいかない。 河嶋の力を借りられたら、どうにかすることもできたのにな――そんな言葉を、杏の口から、言わせるわけにはいかないのだ。 「……意外と、強いのね」 少し照れくさそうに、愛里寿が言った。 そう発する彼女の顔は、相変わらず明るいものではなかったものの。 それでも満更でもないような、そんな顔つきをしていた。 それくらいでもいいのなら、恐れず諦めず戦ってもいい。ライトで照らされた横顔は、そう言っているようにも見えた。 ◆ 大きな水槽の部屋を後にして、二人が向かったのはフードコートだ。 併設された売店から、水筒を新たに拝借し、ドリンクバーの飲み物をそこに注ぐ。 数日分ある食料と違って、水は手元には一日分しかなかった。 この先いつ補給できるか分からない以上、蓄えられるタイミングで、きっちりと蓄えておく必要があった。 余談だが、やたらと愛里寿がイチゴジュースにこだわったため、それもいいが糖分よりも塩分が大事だぞと、やんわりと注意する羽目になったことも追記しておく。 (意外と強い……か) 目当てのジュースは売店の小さなボトルで我慢し、スポーツドリンクを水筒に注ぐ愛里寿を見ながら、桃は先のやり取りを回想する。 (強くなんかない) 己が強く見えたのなら、それは愛里寿の見間違いだ。 ああして愛里寿と出会うまでは、内心でガタガタと震えていた、ただの臆病者に過ぎないのだ。 本当に強い人間は、あんな後ろ向きな言葉も覚悟も、きっと必要とはしない。 誰かの助けを待たずして、誰かの尻馬にも乗らずして、自ら状況を打開していくだろう。 桃にはその力がなかった。だからこそ、誰かの助けが来るまで、誰かの力になれる時までと、他力本願にひた走った。 出来ることなら、最初に出会った人間が、そういう相手だったならと、そんなことさえ考えてしまう。 (だが……そんな力は、あの愛里寿には、本当に必要なものなのか?) それでも、出会ったのは島田愛里寿だ。 当たり前の恐怖心に、当たり前に体を震わせ、当たり前に泣き崩れた、あまりにも幼く無力な少女だ。 そんな彼女には、求められない。この殲滅戦を終わらせるため、皆を救うために戦えなどとは、口が裂けても言うことができない。 だからこそ桃は、あんな情けない覚悟を、敢えて声を大にして告げたのだ。 それでもいいんだと。そのくらいの心持ちの方が、お前にはちょうどいいのだと。 誰彼の命もその身に背負って、戦いへひた走る必要などない。せめて自分自身の命を、それだけを守り抜ければいい。 その程度の目的のためなら、恐怖に震える幼い愛里寿も、再び立てるはずだろうと、桃はそう告げたかったのだ。 (今の彼女には、私しかいない) 河嶋桃は強くなどない。 力のない人間独りだけが、分不相応な荷物を背負い込んだとしても、いずれぺしゃんこに潰れてしまう。 それを知らなかったからこそ、かつての己は失敗しかけた。 それを学ぶことができたからこそ、大洗女子学園は、廃校を免れることができたのだ。 出来ないことは誰かに頼る。誰かを信じて協力すれば、小さな力も倍になる。 だからこそ、自分ならば出来ること、自分にしか出来ないことがあれば、仲間を信じて全力で取り組む。 島田愛里寿を支えるということは、そうした、今彼女の隣にいる、自分にしか出来ないことのはずだ。 (やるしかないな) なればこそ、強くない自分なりのやり方で、使命を全力で果たさねばならない。 彼女を勇気づけることが出来るのなら、らしくない勇者の振る舞いも、みっともない愚者の屁理屈も示そう。 友の死が、迫り来る死が、不安と恐怖を煽り立て、己の心を傷つけたとしても。 心が死ねば元も子もないが、それでもそうでない限りは、戦い続けるのが己の務めだ。 河嶋桃は固く誓い、当面の目的を見定めて、胸中で拳を握り締めた。 弱くてもいい、涙を流してもいい。たとえ平凡な拳でも、絶対突き出すその覚悟が、負けずに胸にあるのなら。 それこそが本当の強さだと、正確に理解できるようになるには、高校生の河嶋桃は、未だ幼く、未熟すぎた。 【A-7・水族館・売店/一日目・朝】 【河嶋桃@フリー】 [状態]健康、若干の痩せ我慢 [装備]大洗女子学園の制服 [道具]基本支給品一式、不明支給品(ナイフ、銃器、その他アイテム)、スポーツドリンク入りの水筒×2 [思考・状況] 基本行動方針:みんなで学園艦に帰る 1:生き残ることが最優先。たとえ殺し合いを止められなくても、その助けになれる時のために 2:愛里寿を保護し支える。チームを組んでおくべきか? 3:共に支え合う仲間を探す。出来るなら巻き込まれていてほしくないが、いるのなら杏と合流したい 4:状況とそど子の死は堪えるが、今は立ち止まるわけにはいかない 【島田愛里寿@フリー】 [状態]健康、若干の恐怖 [装備]私服 [道具]基本支給品一式、H K MP5K(15/15)、不明支給品(ナイフ、その他アイテム)、イチゴジュースのペットボトル、スポーツドリンク入りの水筒×2 [思考・状況] 基本行動方針:死にたくない 1:何が出来るかなど分からないが、出来ることがあるなら探したい 2:桃について行く。チームを組んでおくべきか? 3:殺し合いには乗りたくない。誰も殺したくない 4:みほや大学選抜チームの仲間達が心配 [装備説明] H K MP5K ドイツ製のサブマシンガン。「Kurz(短い)」のKを冠したこのモデルは、秘匿性重視のコンパクト仕様である。 桃は「震えていては当たらない」と言ったが、元来H Kは命中精度に優れた名銃である。 おまけにストックを外したこのモデルも、バーティカルフォアグリップを添えることで、安定性をガッチリとフォロー。 愛里寿が引き金を引いていたら、普通に蜂の巣になっていたのかもしれない。ゾッとする話である。 弾倉は15発装填の短縮タイプを使用。本来は通常の30発弾倉も使えるのだが、残念ながら今回は用意されていない。 時系列順 Back 知ってたよ。 Next 王の器 投下順 Back 知ってたよ。 Next 王の器 登場順 Back Name Next - 河嶋桃 020 鉄血/マルマン・チェッダ - 島田愛里寿 020 鉄血/マルマン・チェッダ