約 4,060,313 件
https://w.atwiki.jp/dt2-2/pages/135.html
概要 略号はDL。 闇の闘気をまとい、敵対する者の生命と精神を喰らい尽くすまで戦い続ける闘神。その漆黒の戦士から繰り出される無慈悲な一撃は、敵から全てを奪い去る。 特徴 バーサーカーの上位職。範囲攻撃や各種強化スキルによって更に攻撃能力が高まっている。 アトラクトによって全ての敵の攻撃を引き受けるタンクとしての運用も可能。アトラクト→ダークオーラのコンボで弱体をバラ撒きながらグラージアキュムでTPを回復するなど、スキルの相乗効果が自己完結している。 最初の行動順が回る前の攻撃は引き付けられないので、素早い敵や不意打ちに対応できない場合もある。また、攻撃無効化スキルはないため、強力な攻撃を持つ敵に対する防御能力ではヴァルキリーの方が優れる。一定確率で戦闘開始時最速行動を取れるスキルが追加されたため、多少は対抗出来るようになった 攻撃役としてはバーサークやパワーチャージ等で威力を高めたスキル攻撃を主軸にする。強化スキルが攻撃行動の主軸になるため、強化解除スキルに対して弱い。そういうケースでは行動順番をよく考える必要がある。 BEのフロストスラッシュ(水)、ジオブレイク(土)、DLのショックスパイラル(雷)と属性物理攻撃が豊富。今回の属性活性エリアでも役に立つ。 前作から変更された点 ファーストグリッド追加 主な装着可能装備 得意武器は斧(5%)、剣(2%)。 武器 ショートソード、ロングソード、クレイモア、ククリ、ハンドアックス、へヴィアックス、ランス、へヴィランス、メイス 盾 バックラー、レザーシールド、カイトシールド 頭 レザーヘルム、フルヘルム 胴 レザーアーマー、プレートメイル クラスツリー 基本職 Lv15職 Lv30職 運用考察リンク ファイター パラディン ヴァルキリー ヴァルキリー運用考察 侍 パラディン→侍運用考察 バーサーカー バーサーカー→侍運用考察 ダークロード ダークロード運用考察 スキル一覧 スキル名 タイプ 必要SP 消費TP 詳細 アトラクト 技 Lv×2最大Lv5 3+Lv×1 敵全員の攻撃を自分に向きやすくする。LvUp時 効果ターン数アップ 行動後速度修正アップ消費TPアップ パワーチャージ 技 Lv×2最大Lv5 12+Lv×3 次のターンの攻撃時、物理ダメージを倍増させる。LvUp時 攻撃力修正アップ 行動後速度修正アップ消費TPアップ ブラッドバイト 技 Lv×1最大Lv10 9+Lv×3(~Lv7)16+Lv×2(Lv8~) 近距離武器装備時、敵一人への与ダメージを一定量HPとして吸収。LvUp時 攻撃力修正アップ 吸収率アップ消費TPアップ ソウルバイト 技 Lv×1最大Lv10 4+Lv×2 近距離武器装備時、敵一人への与ダメージを一定量TPとして吸収。LvUp時 攻撃力修正アップ 吸収率アップ消費TPアップ ショックスパイラル 技 Lv×1最大Lv10 22+Lv×4(~Lv8)14+Lv×5(Lv9~) 近距離武器装備時、敵一列に雷ダメージ+麻痺の効果。LvUp時 攻撃力修正アップ 追加効果発生率アップ消費TPアップ メガトンプレス 技 Lv×1最大Lv10 22+Lv×4(~Lv5)47(Lv6)18+Lv×5(Lv7~) 斧装備時、敵一人にダメージ+次の行動の敵にもダメージ。LvUp時 攻撃力修正アップ 連続ダメージキャラ数アップ 行動後速度修正アップ消費TPアップ ライフブリング 魔法 Lv×1最大Lv10 15+Lv×3(~Lv5)10+Lv×4(Lv6~) 敵一列からHPを吸収。LvUp時 魔法ダメージアップ 魔法命中アップ消費TPアップ ブレイブ 魔法 Lv×2最大Lv5 7+Lv×2 味方一人の攻撃力アップ。 移動中使用可能。LvUp時 攻撃力増加率アップ 効果ターン数アップ 行動後速度修正アップ消費TPアップ ファーストグリッド パッシブ 10最大Lv1 - 行動速度に関係なく、一番最初に行動できる時がある。 グラージアキュム パッシブ Lv×2最大Lv5 - 被ダメージを一定量TPに変換する。LvUp時 TP変換量アップ ダーククエスト パッシブ Lv×2最大Lv5 - 状態異常に掛かっている程、物理ダメージが上昇する。LvUp時 ダメージ量アップ スキル解説 アトラクト 敵全体の攻撃を自身に引き付ける。攻撃を受ける確率は100%ではないので注意。 挑発よりも引き付け率は低い? Lv上昇で行動後速度修正が劇的に上がる。積極的に使用する場合は高Lv推奨。 敵へのデバフなので死亡しても復活すれば効果は継続する。 ダークオーラによるデバフばらまきやグラージアキュムによるTP回復を狙える。DLには無効化スキルがなく、盾を持たない場合が多いので下手をするとあっさり沈む。取扱注意。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 消費TP 4 5 6 7 8 効果ターン数 3 4 5 6 7 行動後速度修正 1.25 1.38 1.51 1.64 1.77 パワーチャージ 次ターンの攻撃の威力を2倍以上に上げる。DLの火力を大きく引き上げるスキル。攻撃しなくても次ターンには効果が切れるので注意。 アヴェンジャーには効果がない。 Lv上昇で威力と速度修正が上がる。高Lvの取得を推奨。 ルコは使用の次ターンに黒ルコが出現すると、3回の攻撃全てがパワーチャージ状態になる。 ヤエは使用ターンと次ターンにユニークスキルが発動すると、最大で3回パワーチャージ乗せで攻撃できる。 協力スキルにも効果が乗る(自身が発動した場合のみ)。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 消費TP 15 18 21 24 27 ATK倍率 205% 210% 216% 220% 230% 行動後速度修正 0.84 0.85 0.86 0.88 0.9 ブラッドバイト 与えたダメージの一定割合をHPとして吸収する。属性は武器依存。ENのエンチャントが有効。対象の残りHPが吸収上限。(要検証) 不死からはHPを吸収できない。ダメージは与えられる。(要検証) 威力も吸収率も低い。低Lvのうちは通常攻撃よりも弱いので扱いに困る。 パワーチャージ使ったけど自分瀕死で次が敵行動なんですけど…と言う時には使えるかもしれない。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 消費TP 12 15 18 21 24 27 30 32 34 36 ATK倍率 74% 78% 82% 86% 90% 94% 98% 102% 106% 110% HP吸収率 15% 16% 17% 18% 19% 20% 21% 22% 23% 25% 行動後速度修正 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 ソウルバイト 与えたダメージの一定割合をTPとして吸収する。属性は武器依存。ENのエンチャントが有効。対象の残りHPが吸収上限。(要検証) 不死からはTPを吸収できない。ダメージは与えられる。(要検証) ブラッドバイトと同じく威力も吸収率も低い。だが吸収するのがTPという点でこちらは優秀。威力の低さからオートガード持ちや堅い敵に使ってもほとんど回復できない。相手を選ぼう。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 消費TP 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 ATK倍率 65% 70% 75% 80% 84% 88% 91% 94% 97% 100% TP変換率 10% 11% 12% 13% 14% 15% 16% 17% 18% 20% 行動後速度修正 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 ショックスパイラル 敵一列に雷ダメージと麻痺を与える。雷属性固定。ENのエンチャントは非対応。 属性固定という特徴があるが、威力が伸びないので弱点狙いはあまり効果的ではない。属性活性エリアでは大活躍する。 雑魚戦で使いやすいが、威力はメガトンプレスの方が高い。行動順を確認してどちらを使うか決めよう。 スキルLvを上げても威力はあまり伸びないのでバーサーク等を優先して育てるのが効果的。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 消費TP 26 30 34 38 42 46 50 54 59 64 ATK倍率 96% 100% 104% 108% 113% 118% 123% 128% 133% 138% 麻痺発生率 20% 23% 26% 28% 30% 32% 34% 36% 38% 40% 行動後速度修正 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 0.8 メガトンプレス 斧装備時、敵一人にダメージ+次の行動の敵にもダメージ。属性は武器依存。ENのエンチャントが有効。行動順が連続する敵にダメージを与える、変則的な範囲攻撃。 味方キャラは壁のように扱われ、その向こうには攻撃が届かない。 ドール(敵味方問わず)、傭兵バディ、召喚マモノ等は無視して攻撃が届く。行動順をよく確認しよう。 斧専門のアタッカーなら習得しておくと便利。3体まで攻撃できるLv4が当面の目標。4体以上を狙える機会は少ないのでそれ以上は余裕ができてからで良い。先手を取れると行動順が敵味方で二分されるのでアサシンのアウェアネスがあると活用の機会が増える。 ショックスパイラルよりも威力、速度修正の点で優秀。但し対象が行動順次第なので安定しない。どちらを重視するかはお好みで。 敵の心眼が発生するとその時点で攻撃が終わる。心眼持ちの敵がいる場合はその後続から狙うという選択もアリ。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 消費TP 26 30 34 38 42 47 53 58 63 68 ATK倍率 120% 130% 140% 148% 156% 164% 170% 176% 180% 184% 攻撃対象数 2 2 2 3 3 3 4 4 5 5 行動後速度修正 0.8 0.81 0.82 0.83 0.84 0.85 0.86 0.87 0.88 0.9 ライフブリング 敵一列に無属性ダメージを与え、HPを吸収する。魔法なので詠唱があり、沈黙状態と魔法禁止ゾーンでは使用不可。 詠唱速度はINT依存。MU系の魔法と違い、Lvを上げても詠唱時間は変わらない。 不死からはHPを吸収できない。ダメージは与えられる。(要検証) DLのINTはそこそこあるが、あえて魔法型にする必要性は薄い。 物理防御が高い相手には使える…かもしれない? Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 消費TP 18 21 24 27 30 34 38 42 46 50 魔法基本値 75 120 165 210 255 295 335 375 415 450 詠唱速度 1.25 1.25 1.25 1.25 1.25 1.25 1.25 1.25 1.25 1.25 行動後速度修正 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 ブレイブ 味方一人の物理攻撃力を上昇させる。移動中使用可能。魔法なので詠唱があり、沈黙状態と魔法禁止ゾーンでは使用不可。 詠唱速度はRES依存。MU系の魔法と違い、Lvを上げても詠唱時間は変わらないが行動後速度は上がる。 バーサークと併用可能。 攻撃力増加率の高さはブレイブ>ウォークライ>サークルブレイブの順。最も効果が高い。だが即時発動で全体対象のウォークライの方が使いやすいのは間違いない。 前衛に立つDLが詠唱しなくてはならないので戦闘中には少々使いにくい。戦闘前に使っておく分には優秀なスキル。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 消費TP 9 11 13 15 17 攻撃力増加率 10% 13% 16% 19% 22% 効果ターン数 5 6 7 8 9 詠唱速度 1.25 1.25 1.25 1.25 1.25 行動後速度修正 1.25 1.29 1.33 1.37 1.41 ファーストグリッド 戦闘開始時、10%の確率で一番最初に行動できる。 アトラクトでのターゲット取り、範囲攻撃で一掃、強敵の早期撃破など素早く行動できて損をすることはない。 後半になりAGIが上がってくると、アトラクトやバーサークで連続行動を狙える。行動後速度修正が重要なのでそれらのスキルLVを高めておくと良い。 序盤のうちも便利ではあるが必須というほどではない。習得はSPに余裕ができてからで十分。 グラージアキュム 被ダメージを一定割合TPに変換する。1ダメージでもTP1は回復する。 毒やトラップのダメージでもTPが回復する。 とりあえずLv1は取っておいて損はない。 アトラクトで敵視を集めればスキルを使い放題になる…かもしれない。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 TP変換率 4% 8% 12% 16% 20% ダーククエスト 状態異常に掛かっていると物理ダメージが上昇する。 Lv1で状態異常1つでも目に見えてダメージは増える。とりあえず習得しておく価値はある。 有効な状態異常の種類は毒、凍結、沈黙、麻痺、スロウ、石化進行中。毒、沈黙あたりの行動を制限しない状態異常が狙い目。沈黙は魔法系の(*1)協力スキルも使えなくなるので注意。 敵が落とす消費アイテムの副作用などで、移動中に自ら状態異常になることも可能。全耐性100にした後も、アイテムを使う前に装備を外して耐性を下げることで状態異常を付与できる。 協力スキルにも効果が乗る? ステータス低下系、ダンスのデバフ、影縫いは効果がない? Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 ダメージ増加率 15% 18% 21% 24% 27% このページを編集 コメント 新スキルの追加と消費SP+TPを修正。スキルの%は前作のものなので注意。 -- 2017-04-27 04 03 57 メガトンプレスですが召喚キャラも貫通します -- 2017-05-05 10 45 55 雑魚戦でのファーストグリッドは素晴らしい。ボス戦ではダークオーラ擦り付けてフロストスラッシュ連打しかないけど。。 -- 2017-05-07 23 17 26 スキル一覧修正しました。 -- 2017-06-01 14 15 33 ダーククエストで強化されるのは、沈黙、毒、凍結、麻痺、スロウ、石化進行中。毒と沈黙が使いやすい -- 2017-07-22 23 23 27 ダーククエスト狙いで属性耐性にわざと穴をあけるようとすると、毒は凍結、沈黙は睡眠、と対応属性が被ってるので、完全耐性がないとたまに困る。 -- 2017-07-29 09 23 12 JOの切り札との違いを見ると、パワーチャージはATK上げてんじゃなくて最終ダメージに倍率かけてんのかな? -- 2018-04-21 10 22 23 コメント すべてのコメントを見る ここから下の記述内容のほとんどは前作Wikiからのコピペです細かい数値などはあてにしないよう注意してください今作の仕様として確認できたら、ここから上へ転記してください 特徴 主な装着可能装備 [転記済] クラスツリー [転記済] スキル一覧 スキル解説 アトラクト 行動後速度修正 1.25~1.77、敵対心 +40要検証 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 消費TP 4 5 6 7 8 効果ターン数 3 4 5 6 7 パワーチャージ 行動後速度修正 0.84~0.90 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 消費TP 15 18 21 24 27 ATK倍率 195% 205% 215% 222% 230% ブラッドバイト 行動後速度修正 1.00 殴りついでにわずかなりとも回復できるというのは悪くないので、習得しておく価値そのものは一応ある。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 消費TP 12 15 18 21 24 27 30 32 34 36 ATK倍率 74% 78% 82% 86% 90% 94% 98% 102% 106% 110% HP吸収率 15% 16% 17% 18% 19% 20% 21% 22% 23% 25% ソウルバイト 行動後速度修正 1.00 与えたダメージの一定割合を自身のTPに変換する。ブラッドバイト同様、対象の残りHPの値が上限となる。 攻撃力はかなり低く、変換量の増加も微量だが、Lv10ともなれば変換率は倍になる。ダメージ能力に応じて効果が高まるので、キャラクターの成長に合わせてLvを上げるといい。他にタンクがいてアタッカーとして運用している場合は、グラージアキュムでの回復機会が減るために役立つ場面が多い。バーサーク+両手武器なら弱った敵を仕留めつつ、TPを大きく回復できる。 不死の敵からは吸収する事ができない。また、オートガード持ちには防がれるリスクがあり、敵が硬いとダメージが出ず、回復量が低下する。相手を選ぼう。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 消費TP 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 ATK倍率 65% 70% 75% 80% 84% 88% 91% 94% 97% 100% TP変換率 10% 11% 12% 13% 14% 15% 16% 17% 18% 20% ショックスパイラル 行動後速度修正 0.82 LVを上げても速度修正に補正がないので注意 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 消費TP 26 30 34 38 42 46 50 54 59 64 ATK倍率 96% 100% 104% 108% 113% 118% 123% 128% 133% 138% 発生率 20% 23% 26% 28% 30% 32% 34% 36% 38% 40% メガトンプレス 行動後速度修正 0.84~0.93 エフェクトのせいか何故か土属性と勘違いされやすいスキル。無属性なのでエンチャントが乗る ショックスパイラルと違いこちらはLVを上げると速度修正も良くなるので、同じ対象数ならショックスパイラルよりもこちらに分がある Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 消費TP 26 30 34 38 42 47 53 58 63 68 ATK倍率 120% 130% 140% 148% 156% 164% 170% 176% 180% 184% 最大連続攻撃対象数 2 2 2 3 3 3 4 4 5 5 ライフブリング 行動後速度修正 1.50、詠唱速度 1.25、吸収率 1.00 活用できないわけではないが、ダークロードの低いINTや前衛に立つ役割とはあまり噛み合わない。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 消費TP 18 21 24 27 30 34 38 42 46 50 魔法基本値 75 120 165 210 255 295 335 375 415 450 ブレイブ 行動後速度修正 1.25、詠唱速度 1.25 移動中使用可。 他スキルと比べて効果が若干高いが、単体スキルのため、戦闘中のかけ直しには向かない。戦闘前にブレイブを使用しておき、戦闘中は他キャラにウォークライやサークルブレイブを使わせる等の役割分担をするといい。 1回ごとの消費TPは低めだが、FT系は総じてTPが低いため、PTによってはかなりの負担になる点に注意。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 消費TP 9 11 13 15 17 攻撃力増加率 10% 13% 16% 19% 22% 効果ターン数 5 6 7 8 9 ファーストグリッド [転記済] グラージアキュム アトラクトとの相性が良いため、まずはLv1の習得を。SPに余裕ができてから適宜Lvアップするといい。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 TP回復量 4% 8% 13% 18% 21% ダーククエスト Lv1の状態異常1つでも目に見えてダメージは増える。とりあえずLv1だけでも習得する価値はある。 Lv5では状態異常1つにつき27%アップするので、4つ付ければダメージが約2倍にもなる。 ただし、行動が制限されてしまうため使いどころが難しい。状況次第では特大ダメージを狙えるロマン性を持つスキル。 狙い目は沈黙。物理主体のDLにはほぼ影響はない。ライフブリングは魔法なので、沈黙になると使えなくなることに注意が必要。ほかにブレイブとエンラージブラッド、それと協力スキルも使えなくなる。そこまで致命的ではないが、忘れていると困ることも。 しかし当然ながら、ダメージアップの方が遥かに重要である事は言うまでもない。 敵が落とす消費アイテムの副作用などで、移動中に自ら状態異常になることも可能。タイミング的には警告が出る強敵の扉前が狙い目。 Skill Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 ダメージ増加率 15% 18% 21% 24% 27%
https://w.atwiki.jp/ballkantokugemu/pages/15.html
スワローズ 監督名: discord名:
https://w.atwiki.jp/pogwiki/pages/54.html
ローズオットー 父:ダンスインザダーク 母:エリザベスローズ(母父:ノーザンテースト) 性別:牝馬 誕生:2004年2月28日 馬主:池谷誠一? 生産:社台ファーム 厩舎:美浦・萩原清 兄弟 パルジファル リミットレスビット アグネスゴールド フサイチゼノン 情報 夏の北海道でデビューを予定しているがちょっと一悶着あって遅れる模様 成績 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/st2758/pages/644.html
クロービィとは、山梨県を放送対象地域とするテレビ朝日系列のテレビ局、山梨朝日放送のキャラクターである。 概要 幻の町「クローバータウン」に住んでいるクローバーの妖精の男の子。声は関智一が演じている。仲間たちは相談事があると、全てクロービィに持ちかける。キャラクターデザインは漫画家の古谷三敏。桃が大好物。趣味はバンド演奏。クロービィはバンド演奏ではギター担当。 2007年に山梨朝日放送がCIを導入する際(旧略称「ABY」から「aby」への変更、ロゴの変更など)に採用したキャラクターであり、現在はCMやabyのオープニング・エンディングシーンや自社製作番組、朝の時間帯に表示される時刻表示右の天気テロップなどabyの随所にこのキャラクターが使われている。 仲間 ぐるる君 クロービィの友達。いつも目が回っている。360°回転。バンド演奏ではサックス担当。声は田中真弓。 クロバ大王 クロービィの父親。クローバータウンの王様。「天才バカボン」のおまわりさん同様、目玉が繋がっている。声は八奈見乗児。 ヨツバ女王 クロービィの母親。性格は基本優しいがクロービィ達がいたずらをしている所を見つけると怒るとの事。声は増山江威子。 ミドリ姫 クロービィのガールフレンド。性格は優しいが怒らせると怖い。声は松井菜桜子。 にゃんポン クロービィのペット。喋る猫。野球ではいつもクロービィに負けている。バンド演奏ではベースギター担当。声は水田わさび。 グリン伯爵 クロービィの伯父。顔が「おそ松くん」に登場するダヨーンのおじさんに酷似している。声は茶風林。 グリーンゴジラ クロービィに服従され山で拾われた怪獣。「レッツラゴン」のベラマッチャ同様、クロービィに扱かれる事がある。バンド演奏ではキーボード担当。声は大平透。 クロン大将 クローバータウン一のガキ大将。バンド演奏ではドラムセット担当。声はたてかべ和也。
https://w.atwiki.jp/powerstonewiki/pages/40.html
あらゆる幸運を呼び寄せる万能石 全てのものを浄化し、生命力を活性化させ、潜在能力を引き出し、直感力、創造力を育むなど、石の中でも万能的な存在です。 あらゆる物事・人に対応するとされ、古来より魔除けや、お守り、呪術に使用されてきました。 増幅のパワーを持つとされ、エネルギーを高めてくれると言われています。 宝石言葉 会心 ・純粋 ・純真 ・繁栄 ・万物の調和 誕生石 / 守護石 4月の誕生石 ・申年の守護石 牡牛座 ・双子座の守護石 意味 / 効果 全てのものを浄化し、生命力を活性化させ、潜在能力を引き出し、直感力、創造力を育むなど、石の中でも万能的な存在です。 あらゆるもの・こと・人に対応するとされ、古来より魔除けや、お守り、呪術に使用されてきました。 増幅のパワーを持つとされ、エネルギーを高めてくれると言われています。潜在的な能力の目覚めを促し、人格を高めてくれるでしょう。 精神的な成長を願う時に身につけると、霊性に磨きをかけてくれるはずです。周囲の状況に惑わされず、冷静に物事を見極め、困難に打ち克つ力が欲しい時にもよいでしょう。今までのパターンから抜け出して、ステージアップ出来ると言われています。 無色透明の水晶は、さまざまな雑念を取り去り、集中力を高める効果があると言います。 達成したい夢や目標がある時は、願いを込めて身につけることをオススメします。強力な浄化のパワーを秘めた水晶は、ヒーリングとパワーアップの効果を併せ持つ万能パワーストーンです。持ち主を成長させるとされるため、状況がよくなるまで身につけてみてください。 あらゆるエネルギーを高め、お守りとして心身を守ってくれるでしょう。 水晶は組み合わせた他のパワーストーンの個性を引き出し、その能力を十分に発揮させると言われています。 全ての石の浄化を助け、清浄に保たせてくれるでしょう。 こんな時 / こんな人に ○ 邪気や悪い影響などを受けたくない ○ 夢や願望を達成したい ○ 全てを清め調和させたい ○ 潜在能力を引き出したい ○ 人間関係を円滑にしたい ○ インスピレーションを高めたい ○ 心身をクリアな状態にしたい ○ 複数のパワーストーンを身につけたい ○ 他のパワーストーンの効果を高めたい ○ 天然石やお部屋を浄化したい ○ あらゆる場面・場所・事象に対応します
https://w.atwiki.jp/nouryoku/pages/1100.html
【本名】 「ケツァル・コアトル」=ローズドラジェ=ソプラニーノ 【容姿】 蒼髪ツインテールに赤い羊のようなモコモコした帽子、右目に赤糸で薔薇の刺繍を施された白い眼帯、金色の糸で薔薇の刺繍があちこちに施された赤いフリルだらけの短いドレスに薄いピンクのドロワースを着た少女。 【人物】 一人称は「私」、二人称は「貴方or貴女」、笑い方は「オーホッホッホッホ」所謂お嬢様気質で高飛車、異常なまでの反射神経を持つケツァルコアトルの少女。多少捻くれており、空五倍子との仲も悪い。根は優しいらしく、たまに空五倍子を気遣ったりする。口癖は「〜ですわ」。戦闘で右目を失った。 【本人の性能】 (一般人を5、最大値を10とする) (能力の応用は一般的な能力者を1とする) (変人度は一般人を1とする) パワー 3 スピード 7 ガード 7 スタミナ 4 テクニック 10 能力の応用 7 知能 6 ルックス 7 常識 4 変人度 2 【能力名】「薔薇の三銃士(ローゼンガンナー)」 【内容】 茨が絡んだ赤い機械の銃兵を生み出す能力。発動時に空間が波打ち、そこから現れる。銃口だけ等、一部だけを生み出す事も可能だが、弾丸を撃てば無条件で消滅する。撃てる弾丸は判明している物で数種類ある 普通の弾丸…読んで字の如く 魔力弾丸…貫通性↑ 魔力凝縮弾…命中すると爆発
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/2784.html
755: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 18 59 39 ID 4HTiHH1c 高校2年11月中旬 早朝、いつも通り登校し下駄箱へ向かうと見知った顔があった。 「よう、不知火」 「…」 「ちっ、無視かよ」 この間、『他の女に関わるな』と怒られたばかりなのに、過ちを繰り返すほど愚かではないと自負しているつもりだし、華の"仕置き"も甘いものではなかった。 「遍」 「!」 「ははっ、似てんだろ。口調が似ても似つかないからあんまり指摘されねぇけど実は結構声似てんだぜ」 「…おはよう、萩原さん」 「やっと口を開いたな。単刀直入に言うが、お前に少し話があんだわ」 どうすればいいのだろう。 そもそもこんなところを華に見られたら、また僕は"罰"を受ける。 自分が取るべき行動が分からないままでいると、それを肯定だと勘違いした萩原さんは話を続ける。 「何か、色々と引っ掛かってるんだよ。こうモヤモヤするようなさぁ。いくつか聞きてぇことがあるんだけど、まず文化祭の朝の時に居た"彼女"。そして、今荒れに荒れてる高嶺の花こと高嶺華。どっちが本当の彼女だ?あるいは二股か?」 こうなってしまったら、さっさと答えてしまった方が華に見つかる心配もないと考える。 「…僕の彼女は初めから華だけだよ。萩原さんが出会った彼女を自称したのは僕の妹だ」 「なるほどな。つまりお前の妹の嘘に騙された私は、そのまま本当の"彼女"に伝えてしまって怒らせたってところか」 「…まぁ、そうだね」 「今思えばあの日から華の様子はおかしくなっていった気がするけど、お前らは一体いつから付き合ってんだ?」 「僕らが付き合い始めたのは10月初めの頃だ」 「10月初め?そうか…じゃああの時茶番を演じていたわけだ」 「あの時…?」 「お前と桐生が華に仮の告白した時だよ」 そうか、その時か。 あの時は、萩原さんの"せい"で痛い目を見たな。 頬に痛みこそは蘇らないが、熱が少し帯びる。 756: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 00 52 ID 4HTiHH1c 「ああ、そうだね。あの時はもう既に交際をしていたよ」 「じゃあなんだ。あたし達全員、一月弱の間も騙されてたってことか」 「騙すなんて人聞きが悪いなぁ。世の中、秘密裏に交際をすることはそれなりにあることなんじゃあないのかい?」 「まぁ確かに騙す…、は言い過ぎだったかもしれないな。…なんでみんなに黙ってたんだ?」 「それは、今の惨状が答えにならないかな?」 「…。くだらない嫉妬でお前に八つ当たりしてる奴は正直あたしもどうかしてると思うわ。けど、お前らが隠してる間、精一杯気持ちを伝えてた奴が居るんじゃないのか?華はもちろん、…不知火。お前にもさ」 急に頭が冴える感覚を覚える。 「…知ってたのかい?」 「あたしが今日、こんな朝早く登校してまでお前と話がしたいって言ったのは、いわばこれが本題だ。…お前、奏波に、小岩井奏波に告白されたよな?」 「…それは、間違いないよ」 「そして断った。お前には彼女がいるから」 ようやく忘れかけていた罪悪感が、また掘り起こされる。 「別にそれを責めるつもりもないし、むしろお前はある意味正しい選択肢を取ったとも言える」 「じゃあその本題ってのは、一体なんなんだい?」 「あたしが思うに、お前の彼女、高嶺華は相当嫉妬深い奴だと考えてるんだが、合ってるか?」 嫉妬深い。 それは紛れもない事実だ。 「華は、随分と嫉妬深いとは思うけれども…」 それとこれと一体何の関係があるのだろうか。 「やっぱりな。ここ最近の態度、そして最初のあたしの勘違いで怒った姿。あれはどう見てもそういう類だと思ったね」 萩原さんはもしかしてそういう類に関しては鋭い人なのだろうか。 757: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 01 29 ID 4HTiHH1c 「そこで不知火、お前に聞きたいのは嫉妬したアイツが、何をするのかということだ」 「何を…する?」 「ちょっとわかりにくい質問だったか?もっと具体的な質問にするなら、嫉妬に狂ったアイツはなにか嫌がらせや暴力のようなことをしたりしなかったか?」 なんて鋭い人なんだろう、この人は。 「…」 僕の口からは答えにくい。 制服の袖口を捲り、数多の切り傷を見せる。 それが僕からの回答だと言わんばかりに。 「…それは彼女に付けられたやつか?」 「勘違いしないで欲しいんだけど、これはあくまで嫉妬させた僕が悪いんだ。彼女は悪くない」 「彼女が彼女なら彼氏も彼氏だな。歪んでるよ、お前ら」 自分も彼女も歪んでると言われ、怒りを覚えないわけにはいかない。 「…話したいことはそれで終わりかい?」 話を区切り付けるように、目の前の萩原さんの隣を通り過ぎる。 「その傷が、自分以外に向けられた可能性を一度でも考えたことはあるか?」 思考と脚が止まる。 「僕以外に…?」 「お前に告白した奏波が、どういう目にあったか想像できないか?」 「…いや、そんな…まさか」 「私も憶測でモノを喋ってるから、あくまで可能性の一つを言ってるだけなんだけどな。奏波が学校に来れなくなったのは華のせいなんじゃないのか?」 馬鹿げた推測だと、否定することができない。 あり得る話だ。 758: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 01 56 ID 4HTiHH1c 「奏波はあたしの大事な友達なんだ。どうして学校に来れなくなったのか、知りたいんだ」 「…これ以上僕から話せることはないよ。それに…僕はあくまで高嶺華の彼氏なんだ。自分の恋人がそんな非道いことするなんて信じない」 「…自分は散々痛めつけられてるのにか?」 「…僕はいいんだよ。華は僕に強い感情をぶつけてるから僕の身体に跡として残っているだけなんだ」 「はぁぁ、どうしたらそう捻じ曲がった思考回路になるのかね」 「歪んでるとか、捻じ曲がってるとかそんなの僕には分からないよ」 「…なぁ不知火。こんなことただのクラスメイトに、ましてやあたしに言われたくないかもしれないけどさ」 「…なんだい?」 「お前の心は本当にそれで大丈夫なのか?」 急所に入れられたような錯覚が起きる。 必死に回してた歯車を回す手が止まる。 僕の心が大丈夫かだって? そんなの…そんなの… 「ごめん、変なこと言った。忘れてくれ。聞きたかったことは聞けたしさ、…まぁ気になってるところもあるけど、答えてくれてありがとうな」 それだけ言って、萩原さんはそこから立ち去って行く。 「…分からないよ…そんなの」 苦し紛れに吐いた独白は、誰の耳にも届かなかった。 759: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 02 36 ID 4HTiHH1c ーーーーーーーーー ーーーーーーー ーーーーー ーーー ー 『私はその骸を拾いあげ、咽び泣いた』 「…これで完結?」 筆を置くと、華はそんなことを尋ねてきた。 「うん」 「…」 納得いかないといった様子。 「…何かまずかったかい?」 「…ハッピーエンドじゃない」 「え?」 「ハッピーエンドじゃないよ、これ」 「まぁ、そうだね。ハッピーエンドと言える終わりじゃないけれども、僕としてはこれが一番味のある終わり方だと思ったのだけど」 凄く切迫した様で、僕を視線で射抜く。 「私たちは…、私たちはハッピーエンドになるよね?」 この場合は、僕ら二人の関係の果てについて言っているのだろうか。 「…当たり前じゃないか」 「ごめん…、不安になっちゃった」 「別に華を不安にさせるつもりはなかったんだれども。兎に角、これで何とか公募に作品を提出できそうだよ」 「うん、頑張ったね遍」 彼女は微笑みながら、僕の頭をそっと撫でる。 『お前に告白した奏波が、どういう目にあったか想像できないか?』 今朝の萩原さんの台詞が、ノイズとなって突如、脳内を掻き乱す。 「…どうしたの?」 聞けるわけがない。 聞いたところで『他の女』を心配するような真似は、間違いなく罰の対象だ。 760: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 03 15 ID 4HTiHH1c 「はは…いやなんでもない。人に撫でられるのって少し気恥ずかしいものなんだと思っただけさ」 「照れてるの?可愛い」 頬を紅に染めてる。 「…からかうのはよしておくれよ」 唇に柔らかい感触が重なる。 「からかってなんかないよ。本当に愛おしくてたまらない」 結局、僕に出来ることは自分の彼女を信じることだけ。 今となっては真相などどうでも良いのだ。 「…全く君という奴は。そういえば明後日、日曜日だろう?」 「うん…、そうだけどそれがどうしたの?」 「試験も終わったことだし、デートに行かないか?」 「え…?」 「嗚呼、勿論華の都合さえ良ければなんだけど…」 「行く!」 「はは、即答だね」 「当たり前でしょ?貴方からの誘いを断るなんて有り得ないよ。この世の何よりも貴方が大事。それに」 「それに?」 761: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 03 47 ID 4HTiHH1c 「貴方から誘ってきたことが何より嬉しい」 「…この間はテスト前でちゃんと遠出が出来なかったしね。それにいつも君が支えてくれたから作品が完成したんだ。そのお礼をしたい」 「…別にお礼なんていつでも"ここ"にしてくれたっていいのに」 ここ、と言って薄桜色の唇を指差す。 「それは…、お礼とはまたちょっと違うんじゃあないのかい?」 「もうっ、もっとキスしたいってこと。遍は奥手だから全然してくれないんだもん」 「じゃあ…」 「えっ?」 彼女の要求に応えるように、唇を重ね合わせに行く。 「これでどうかな?」 「あ…うん、えへへ」 幸福に包まれた笑顔を浮かべる。 こんな僕でも、彼女を幸せにすることができるのかもしれない。 笑顔一つでそんな自信が漲ってくる。 萩原さんの話で一々惑わされる必要なんてない。 僕は目の前にいるこの少女を幸せにすることだけを考えるべきなんだ。 「それじゃあ、あとでラインで集合場所と時間の連絡をするよ。今度こそちゃんとしたデートプラン、考えてくるから」 「うん!楽しみにしてる!」 考えろ。 考え続けろ。 どうしたら僕は高嶺華を幸せに出来るのか。 僕はこの日と翌る日を合わせて二日間、彼女を幸福にする方法を考え抜き、ある一つの"答え"を導き出した。 762: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 04 12 ID 4HTiHH1c ーーーーーーーーー ーーーーーーー ーーーーー ーーー ー 約束の場所に約束の時間の、さらに1時間程前から待ち始めて5分。 僕の彼女である高嶺華はやってきた。 「待ち合わせまでまだ1時間近くあるよ」 「そっちこそ、1時間前にいるじゃない」 「ふ」 「「あははは」」 お互いに笑いが込み上げる。 「考えること一緒だね」 「きっとこうなるんじゃないかって思って少し集合時間遅めにしたんだ」 「なによそれ。じゃあ本当はもっと早く一緒にいられたってこと?」 「いやいや、そんなことを考え始めたらいたちごっこになってしまうよ。取り敢えず行こうか」 「そういえば、今日どこ行くか聞いてない」 「そりゃあ言ってないからね」 「正直、服装とか凄く迷ったんだからね?」 「はは、ごめんよ」 「それで今日どこ行くの?」 「色々…さ」 「むぅ、まだ隠すの?」 「行ってからのお楽しみってやつだよ」 …。 今日のデートのコースは全部自分で考えたものだ。 先ずは最初の目的地へと辿り着く。 目の前の長く長く続く、急な階段を見上げる。 「ここって、羽紅神社だよね。ここ登るの?」 「うん。調べたらさ、ここ縁結びの神社らしいんだ」 「へぇそうなんだ。私も知らなかったなぁ」 「今日ここにきたのは祈願したかったからなんだ」 石段を登り始める。 763: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 04 40 ID 4HTiHH1c 「二人でここに来るのは久しぶりだね」 「確か…夏休み以来の時かい?」 「そう…。あの時は二人一緒だったのは下りの時だけ。今は二人で登ってる」 「それにしても…夏祭りか。あの時は桐生君にみっともない嫉妬をしてたな」 「どういうこと?」 「ほら、華は桐生君たちと夏祭りに来てたじゃあないか。あの時はてっきり華と桐生君が交際してるんじゃないかって思ってた」 「前にもそんなこと言ってたね。お似合いだとか、不釣り合いだとか、そんなの関係ないじゃない。大事なのは今、私が貴方を愛して、貴方が私を愛する。それだけだよ」 「そう…だよね」 「それで私は凄く満たされてる。…だけどいつも不安が付き纏ってるの。私の愛が尽きることはないけど、私の遍が何処かの誰かに奪われてしまうんじゃないかって」 「ははは…物差しで測る人たちには僕はそれほど魅力的には映らないからその心配は大丈夫なんじゃないかな」 「遍がそうやって自分のことを軽く見てるから私が余計に不安になるの」 「あ…、ごめん」 「それに…されたよね?」 「されたって?」 「告白だよ」 心臓が金縛りにあう。 「隠したって無駄だよ、私知ってるから。一度でも起きてしまったことがもう二度と起こらないとどう信じればいいのかな?」 知ってた? 小岩井さんのことを? でもあの時の告白と呼べるものは、放課後の喧騒の中で、静かにされたものだ。 近くに華がいた記憶はないし、たとえ近くにいたって分かるはずがないのに、どうして…。 「私はね、遍…貴方が他の女に奪われるのが絶対に許せないし、何よりも恐れていることなの。誰かの隣で笑う貴方を想像するだけで…、嗚呼もう…滅茶苦茶にしたくなる。私以外の女と幸せを築こうものなら絶対に壊す、壊してやる」 気がつけば石段の上で止まっていた。 今一度、覚悟を問われているように思えてくる。 この先を登って縁を結ぶか、引き返して下るか。 嗚呼でも、こんなこと考えるだけ無駄だ。 結局、引き返すことなんて出来やしないんだから。 もう壊れてしまった日常と心は帰ってきやしないのだから。 764: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 05 04 ID 4HTiHH1c 「…落ち着いて華。そんな事がないように今日はここに来たんだから。行こう」 爪先の向きは変わらず、上へ上へと登りつづける。 もう登り切る脚に迷いはない。 長い長い石段を登り終えると目前には、古びた社が建っていた。 「ここで縁結びをしよう。何があっても最後には二人でいられるように」 「うん。懐かしいねここ」 「あの時は暗くてよく見えなかったけど、今は流石によく見えるね」 「ねぇ」 「ん?」 「さっき桐生君に嫉妬した、って言ってたよね」 「うん」 「その時、遍は私の事好きだったの?」 揺れる瞳で僕に問うてきた。 今更隠したってしょうがない。 「うん、あの頃から華を…いやもっと前から好きだったよ」 「なんだ…私達、前にここに来たときには既に両想いだったんだ…」 「僕はてっきり、バレているものだと思ってたよ」 「どうだろう…。あの時の私は遍が好き過ぎて、どうしてもフラれたらどうしようとか不安で余裕がなくなってたからなぁ」 「はは…僕は"運命の相手"って思ってたんだろう?それなのにフラれると思ったのかい?」 「フラれたらどうしようというか、"運命の相手"じゃなかったらどうしようって感じかな。結果的に私たちは結ばれたけど、もし遍が拒んでたら私、何してたんだろうね?」 あんな激情を拒む方が難しいは思うのだが。 「そんな有りもしない未来を想像したって仕方がないじゃあないか」 「それもそうだね」 話しているうちに賽銭箱の前まで辿り着いていた。 765: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 06 01 ID 4HTiHH1c 「えーっと、二礼二拍手一礼、だっけ?」 「そうだね、まずはお賽銭を入れる。そしたら鐘を鳴らす。そこで二礼二拍手一礼さ」 華と僕はお賽銭を投げ入れる。 コトン 硬貨が木箱に跳ねる音がする。 次に鐘を鳴らす。 カランカラン 二礼 二拍手 そして一礼 「…。さて、参拝も済んだことだし、次は祈願しに行こうか」 「縁結びの祈願って何するの?」 「色々あるみたいだけど、絵馬が一番分かりやすくて、祈願しやすいものかもね」 「じゃあ絵馬書きに行こっか」 賽銭箱から離れ、少し歩くと御神籤や絵馬が売られている小屋が見えた。 「…。遍はここで待ってて。私が絵馬貰ってくるから」 「え?…あぁ、うん。分かったよ」 突然、よく分からないことを言われたと思ったが、なるほどそういうことか。 御神籤や絵馬を売られている所には、巫女さんがいた。 僕から女性の接点を少しでも減らしたい故だろうな。 遠くから黙って見守ってると、華が絵馬を一つ貰ってきた。 「この絵馬に二人の名前を書いて、奉納すれば縁が結ばれるんだって」 絵馬と一緒に油性ペンも貰ってきた様子。 「それじゃあ早速、名前を書こうか」 「あ、待って。ここに書くのはお互いの相手の名前みたいなの。だから私は遍を、遍は私の名前を書いて」 「へぇ、自分ではなく相手の名前か」 「そう」 華からペンと絵馬を受け取り、名を刻む。 『高嶺華』 何か誓約書を書いてるような錯覚に陥る。 「はい、次は僕の名前を書いておくれ」 書き終わった油性ペンの蓋を一旦閉じ、絵馬とペンを華へと再び返却する。 「うわぁ…遍は字が綺麗だから緊張するなぁ」 「はは、緊張することなんてないのに」 本当に緊張しているのか、そのしなやかな指先は僅かに震えてるが、それでもしっかりと丸みの帯びた文字で僕の名を刻んでいく。 『不知火遍』 「良かった、書き間違えてない」 ひとまずは安堵した様子。 766: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 06 39 ID 4HTiHH1c 「そしたら、これを奉納しよう」 「奉納したら次はどうするの?」 「とりあえず折角神社に来たんだから御神籤引いたり、一通り境内を見て周ったら、また少し移動することになるけど『歩絵夢』に行って一休みしようか」 「うん分かった。けど御神籤引くために遍を他の女とは接触させたくないなぁ…」 「無人の御神籤もあると思うからそっちに行こう」 「それなら良いね。じゃあ早く絵馬奉納しようよ」 華も縁結びに随分と乗り気な様子。 良かった。 一つ目のデートプランは上手くいったようだ。 沢山の絵馬が奉納されている場所へと向かう。 二人の名前が刻まれた絵馬を括り付ける。 「これで祈願できたのかな」 「できたと思うよ。きっと僕らの願いは届いているはずさ」 「それじゃあ御神籤を引きに行こうか」 「あそこかな?無人で御神籤引けるところ」 あそこ、と指した場所には戸棚の様なものと漆塗りの六角柱があった。 近づいてみれば、案の定御神籤であり、『一回百円』と書かれた側には硬貨を入れるであろう小さな穴があった。 「ここに100円入れればいいみたい」 「それじゃあ早速やってみよう」 チャリン 100円玉を穴に落とし、六角柱の小さな穴から棒を取り出すべく振るう。 ジャラジャラ 小さな穴から一本の棒が出てくる。 棒の先端には『八十七』という漢数字が書かれている。 「僕は八十七みたいだ」 続いて全く同じ動作を華が繰り返す。 チャリン ジャラジャラ 「私は三十七だって」 漢数字の書かれた棒を六角形へ戻す。 視線を目の前の戸棚に移す。 小さな引き出しが幾つもあり、それぞれに漢数字が書かれている。 恐らく該当する漢数字の引き出しを開けるべきなのだろう。 僕と華は黙って、各々の引き出しを開け、紙を一枚取り出す。 767: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 07 01 ID 4HTiHH1c 「あ…」 「あっ」 お互いにそんな呟きが漏れる。 「遍、何だった?」 「あはは…、僕は凶だった」 「嘘…私も凶」 そう、引いた紙には大きく"凶"の文字が書かれていた。 しかも華の手にある紙にも同じく"凶"の文字。 お互いに違う番号なのに、二人とも"凶"を引いてしまうなんて、ある意味運が良いとも言える。 「折角のデートなのに、ショックだなぁ…」 「…まぁ考え方を変えてみようよ。今の僕らの状態を"凶"と呼ぶのであれば、これからはもっと良くなるということだよ」 「それもそうかも。うん…、そういう考え方の方が良いな」 「御神籤も引いたことだし、軽く散策したら『歩絵夢』に行こうか」 「うん!」 この時は気付きもしない。 この時の御神籤が言い得て妙だと気付くのはもっとずっと、ずっと先の話だった。 768: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 07 31 ID 4HTiHH1c ーーーーーーーーー ーーーーーーー ーーーーー ーーー ー 「はい、遍くんは『マンデリン』だったわよね?」 「ありがとうございます陽子さん」 「で、華ちゃん相変わらずミルクティーっと」 「なんか、含みのある言い方だなぁ…」 「別にぃ?まぁでもあなたたちがあまりにも青春を謳歌してるから少し意地悪もしたくなるわよ」 「陽子さんって彼氏とかいないんですか?」 「女性に向かってその質問を堂々とする度胸は認めてあげよう遍くん」 「あっ…ごめんなさい」 「謝るのもまたデリカシーのない行動だよ。君は作家になるんだからデリカシーの一つや二つは学んだほうがいいよ」 「あ、いやまだ作家になるとは決まって訳じゃあ…」 「あれ?さっき言ってたじゃない公募に作品出したって」 「いや確かに出したのはそうなんですけど、当選するかどうか…」 「彼氏がこんなこと言ってるけど彼女はどう思うの?」 「遍は自信がないからこんなこと言ってるだけだよ。私は何にも心配してないよ。だって確信を持ってるからね」 「あーあー、本当にあなたたち見てると相性良く思えてきて虚しくなってきた」 「ふふん、陽子さんも早く彼氏作ったら?」 「はぁーあ、コーヒーも飲めないお子様にそんなこと言われちゃあたしももうお終いね」 「ちょっと!」 「あははは」 769: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 07 57 ID 4HTiHH1c ーーーーーーーーー ーーーーーーー ーーーーー ーーー ー 「水族館?」 「まずデートというもので、パッと浮かんだのがここなんだ。…定番すぎたかな?」 「ううん、大丈夫だよ。私は遍と一緒なら何処だっていいの」 「君ならきっとそういうと思った」 「そういう遍はどうなの?」 「同じさ。実は華と一緒ならどこでもいいんだ。だからこんな定番なところしか思いつかなかった」 「定番も大事だよ。行こう、遍。私水族館初めてなの」 「えっ…そうなのかい?」 「…なんてね」 「あ!ひどいなぁ」 「ふふ」 770: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 08 19 ID 4HTiHH1c ーーーーーーーーー ーーーーーーー ーーーーー ーーー ー 「見て遍、このクラゲすごく綺麗」 「本当だね。華、クラゲって漢字で書くとどう書くか知ってるかい?」 「え、どう書くんだろう…」 「ヒントは小学生で習う漢字だよ」 「え~、それってヒントになるのかなぁ」 「海の何かと書いてクラゲと読むんだ。何に見える?」 「んー、海星?」 「惜しいなぁ。星だとヒトデって読むんだ」 「あーヒトデかぁ」 「正解は海の月と書いてクラゲと読むんだ」 「月かぁ…確かに惜しかったなぁ。悔しい」 771: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 08 38 ID 4HTiHH1c ーーーーーーーーー ーーーーーーー ーーーーー ーーー ー 「楽しかったね遍」 「うん、華に楽しんでもらえて良かった」 「…すっかり夕暮れだね」 「まだ時計で言えば16時過ぎなんだけどね。冬至が近くなってきてるから日が沈むのが早いね」 「そうだね。この後は予定あるの?」 「うん、あるよ」 「え?あるんだ」 「意外だったかい?」 「意外というか今日は結構色んな計画してくれたんだね」 「少し前に情けないデートをしたからね。挽回しようって思ったんだ」 「もう、変なところで真面目なんだから。でもいいよ。今日はどこまでもついて行くよ」 「ありがとう、そこが僕が行きたい最後の場所なんだ」 「そっか。じゃあ日が沈む前に行こっ」 「うん」 772: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 09 12 ID 4HTiHH1c ーーーーーーーーー ーーーーーーー ーーーーー ーーー ー 日が沈む前には辿り着きたかったのだが、辿り着いた頃にはもうほとんど日が沈んでいた。 「ここが最後に来たかった場所?」 「うん」 「遍、今日は神社行ったり、ここ…"教会 "に来たり、宗教に拘ってる人なら怒られちゃうよ?」 「あはは…どうやら僕は困ったら神頼みするタチらしいね」 教会の敷地へと足を踏み入れる。 「縁結びの神社なら分かるんだけど、今度は教会に来て何するの?もしかして遍って、キリスト教徒?」 「僕は生まれてこの方無宗教で生きてきたよ。自分にとって都合の良い神様を信じる、都合の良い奴さ」 「じゃあ…教会に来たのはどうして?」 どうしてかと問われると直ぐには答えられない。 教会の敷地から教会の中へ入る。 中では美しいステンドガラスが張り巡らされており、日が沈んで暗くなってしまった教会の中を蝋燭が小さく灯りを灯している。 「神父さんはいないみたいだね」 「うん…」 「今日ここに来たのはどうしても伝えたいことがあるからなんだ」 「伝えたいこと?」 奥に張り巡らされたステンドガラスを背に向け、華と向き合う形になる。 「僕はね…子供の頃からずっと小説家になりたかった。けれどそれは誰にも理解してもらえないものだと決め付けて自分の心の内に仕舞い込んでいた」 「小説を書く以上、読み手がいるということに目を背け、一人で毎日空想を夢見てた」 「そこに華…君が現れてくれて僕の中の物語は劇的に変化した。自分の夢の難しさ、自分の覚悟の甘さ、そういった目を逸らし続けていた大事なことを、君が気付かさせてくれた」 「君は僕の夢を笑いもせず、真剣に一人の読者として僕と向き合ってくれた。そんな放課後の毎日が僕にとって、とても素敵なものだったんだ」 「いつの日からか小説家になることだけじゃなくて、君が僕の隣で笑ってくれたらなってそんなことまで愚かにも夢を見ていた」 「二兎を追う者は一兎をも得ずだと、分不相応の恋だと、自分に無理を言い聞かせて、君への想いは秘めたものにして、小説家になることに集中しようって何度も何度もこの想いを殺してた」 「だからか僕の中で酷く歪な二律背反な感情が生まれてしまって、君が好きなのに君を嫌いになろうって、破綻にも似た感情の矛盾が生じてしまってたんだ」 「本当に自分のことを愚か者だと思う。それにこんな中途半端な気持ちが、君を苦しめてるんじゃあないかって今更気付いたんだ」 「だから愚か者の僕なりに考え抜いて、一つの答えを見出したんだ。僕はね、華…君の言う通り、金輪際君以外の女性とは触れないし、喋りもしないし、関わりのしない。君とだけ、この先の人生を永遠に歩いていきたい」 「僕にはまだ資格も指輪も無いけれど…」 覚悟を決める。 「高嶺華さん。僕と結婚してくれますか?」 773: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 09 34 ID 4HTiHH1c 「え……えっ?」 困惑の様子が隠せない様子。 それもそうだろう。 まさかこんなところで指輪も無いプロポーズをされるなんて思いもしなかっただろう。 これが僕ができる彼女への誓い。 けれどいくら気持ちがあろうとも、形になるものは必要に決まっているし、こんな指輪も渡さないプロポーズ、受け入れてくれるとは限らない。 不安になり、華の様子をもう一度伺う。 「え?…華」 困惑の表情は変わらない。 しかし、彼女の瞳からは小さな涙が、止まることなく流れ落ちる。 「嬉しい…」 その一言が僕の胸を安堵をもたらす。 「じゃあ…」 「はい!不束者ですがこれからもよろしくお願いします!」 神父のいない僕の誓いは、蝋燭だけ灯された仄暗い教会で、煌く涙を美しく彩られる可憐な花に受け入れられた。 774: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 09 59 ID 4HTiHH1c ーーーーーーーーー ーーーーーーー ーーーーー ーーー ー 「また明日」 「うん、またね」 すっかり日が沈み、夜空にオリオン座が描かれている。 明日からまた月曜日が始まるのを考えると、あまり遅くならないうちに解散するのが妥当と考え解散することにした。 とはいえ冬至まであと一月程。 時計の上での時間は遅くなくとも、辺りはすっかり闇夜に包まれていた。 駅のホームで彼女が電車に乗るのを見守ると、見送るために買った入場券を改札口に喰わせてやる。 ただ寒空の下、家へ向かって歩き出す。 静かな街に静かな足音を鳴らしていく。 家へ近づくたびに、今日の疲労が脚へと溜まっていく。 やりたかったことはできたはずだ。 今日一日の出来事を噛み締めてると、自宅の影見えてくる。 そして一人の影が立っていた。 「綾音…?」 暗い玄関先で顔は見れないが、十年という時間を共にした妹の姿は何となく分かる。 「綾音!」 とはいえ、その姿を見るのは実に半月ぶりの事で、思わず声を掛けてしまう。 僕の声がかかると、僕から離れるように歩き始めた。 「…こんな時間にどこへ行くんだ?」 帰路に向かっていた脚は、目的地である家を通り過ぎ、義妹へと変わっていく。 その差を埋めるよう急ぎ足で向かうが、曲がり角でその姿を失う。 775: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 10 28 ID 4HTiHH1c しまったと思いつつ、曲がり角までさらに駆け足で向かうとその先遠くで綾音は立ち止まっていた。 僕を視認すると綾音はまた歩き始める。 綾音の意図が掴めない。 近づけば離れていく。 けれど離れ過ぎれば僕を待つように立ち止まる。 一定の距離を保ち続ける。 気がつけば僕も無我夢中で、綾音の足跡を追っていた。 住宅街を抜け、街灯一本一本の間隔がどんどん広がっていく。 こんな闇夜の中、どこへ行こうというのか。 背後の華の幻が『行くな』と何度も警告してきても、その脚は止まらない。 そうしてひたすらに義妹の姿を追い続け、彼女に追い付いたのはとある山道への入り口でのことだった。 「…はぁ、はぁ。綾音、一体こんな時間にこんな所に来て、何をするつもりなんだい?」 「…」 返答はない。 半月ぶりに姿は見れても、声は聞けないようだ。 するとまた綾音は暗い山道へと歩き始めた。 「お、おい」 その腕を引こうと思ったが、華の"言葉"が呪いとなって、触れられない。 物理的に綾音を止めることは叶わず、ただ身を案じて付いていくことしかできない。 酷く不気味な木々と山道。 幽霊の類なんてもの信じちゃあいないが怖いものは怖い。 木々の隙間を吹き抜ける風の音がやけにうるさい。 そういえば、山道に入ってから華の幻が喋ることもなくなった。 くそ、脚が重たい。 デートの疲労がここに来て、表れてくる。 「綾音、帰ろう。獣が出るかもしれないし、危ないだろう?」 僕の声は一切届いていないかのような無反応。 綾音はただ道を進んでいく。 このまま登頂するまで止めないのか? そんな馬鹿げた不安が過ぎると同時くらいに、道なりに歩いていた綾音は突如としてつま先の向きを変える。 その先は道なんてない森の中。 776: 高嶺の花と放課後 第16話『ブラックローズ』 :2020/05/09(土) 19 10 47 ID 4HTiHH1c 「おい!」 綾音の意図が全く見えない。 けれどこのまま放っておいたら死んでしまうのではないか? そんなことを考えてしまう。 でもどうしてだろう。 こんな道なき道をさも分かっているかのような足取りで木々の隙間を抜けていくのか。 適当に歩いているわけではなく、どこかを目指しているような。 雲に隠れていた月灯りが森を照らし始める。 暗順応の終えた目では、普段気にもしない月明かりですら充分な灯りだった。 紅葉の季節を超えた後の大量の落ち葉を何度も何度も踏みしめてくと、やがて少しだけ開けた場所へと辿り着く。 「家?」 開けた場所の中心には時と共に廃れてしまったであろう、古民家が一つ建っていた。 「…なんでこんなところ、…綾音?」 綾音がいない。 古民家に目をとられた一瞬で彼女の姿を見失った。 「綾音、どこーーー」 激痛が身体を貫く。 「ああぁぁぁぁぐっ」 この痛みに覚えがある。 二度目の経験だとしても、耐えることなんて容易ではなくそのまま地面へ倒れ込んでしまう。 「ゥゥゥあああああああああが」 痛みに終わりが訪れない。 気を失いたい。 いやだ、痛い。 目眩が引き起こされる、息が止まる、激痛が走る。 目の前が何も見えなくなる。 暗い。 初めての時とは違う。 長い。 長い。 終わりなんて訪れないとも思われる激痛に、身体が防衛本能を利かせる。 感覚が、意識が、遠くなっていく。 薄れゆく意識の中、一言だけ僕の耳に届いた。 「お兄ちゃんはあたしのものだから」
https://w.atwiki.jp/eldersign/pages/1523.html
通常 2015 夏先取り コメント ※個体値0のステータスを表記しています。 通常 No 職業 性別 スキル 68 サンタクロース 男 フェアリークッキー / ビーストクッキーアウタークッキー / プレゼントスロウ カード 原/亜 レア Lv 攻撃 魔力 防御 命中 敏捷 原種 銀 Lv1 700 700 600 700 500 Lv50 1750 1750 1500 1750 1250 亜種1 金 Lv1 Lv70 0 0 0 0 0 亜種2 金 Lv1 900 700 600 900 500 Lv70 2700 2100 1800 2700 1500 Illustrated by 梅丸 入手方法 2014 クリスマス 2015 夏先取り No 職業 性別 スキル 80 サンタクロース 男 太陽の季節? / バナナフロートアクアノート / ポイズンブレイスコールドシギル / 防寒布プレゼントスロウ カード 原/亜 レア Lv 攻撃 魔力 防御 命中 敏捷 亜種3 銀 Lv1 700 700 600 700 500 Lv50 1750 1750 1500 1750 1250 Illustrated by 梅丸 入手方法 期間限定ショップ#コンパニオン2015 夏先取り コメント 名前 コメント アウタークッキー アクアノート コールドシギル バナナフロート ビーストクッキー フェアリークッキー プレゼントスロウ ポイズンブレイス 太陽の季節 防寒布
https://w.atwiki.jp/gods/pages/62497.html
クロード キリスト教の守護聖人。 9/7の聖人。
https://w.atwiki.jp/battler/pages/4949.html
クローニルとは、風騎のオリジナルキャラクター。 パラメータ 30/15/15/40(スピード) 年齢…27歳 血液型…AB型 キャラクター設定 ダンサー兼格闘家。元々格闘家は趣味程度にストリートファイトをやっていたが、 数年前から本格的に始める様になった(今でも副業でダンサーをやっている)。夜型の人間で朝が苦手。 持ち前のスピードと足技を生かして戦う戦法が得意。逆に腕や拳は使わないのでアルツと真逆である。 ベルデをライバル視しているが、普段は良き友人関係である。 趣味はストリートダンスとベースギター演奏。ベルデとラーフィスでバンドが組める…? フルネームはクローニル・レイバース。 バトロイでは 2009年12月に活動再開した際に初参戦したオリジナルキャラクター。 どうやらムラッ気らしく、活躍する時としない時の差が大いに激しい。 2010年5月6日、氷雨と同率である当時の風騎軍最高記録である7連勝(現在は珍獣シュラゴンの9連勝)を上げ、5人目の歴代ランキング入りを果たした。