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アルスラン モンゴル帝国皇帝の系譜に登場する人物。 関連: トクズ (父)
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アナパウローナファンルスラント(アナ・パウローナ・ファン・ルスラント) アンナパヴロヴナの別名。
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ルスラン視点からの今回の騒動の経緯 Vanish発言 7月16日深夜 アンジュ; さん→こまで交渉ミニメ 7月17日14時 相談トピを「るすらん」に立てる 7月17日夜 交渉のお断りを自分→アンジュ; さんに送信 結果をサークルに報告 7月18日(時間不明) 交渉について,公式のネクロストピにヨスーケさんから見解が出される 7月18日深夜 協議室が立ち上げられる タイトル ご意見募集 7月17日 14 19 こまさんの代理でトピ建て致します。 ご相談がありまして,トピを立てさせていただきます。 このようなことでみなさんのお手を煩わせるのは本意ではありません。 ですがルスランの今後に関わる重大な決断になりかねず,管理一同結論が出せずにおります。 そこでみなさんのご意見をお伺いしようと思いました。 ネクロス本部サークルの幹部より持ちかけられた交渉の概要を以下に記します。 なぜかアポロさんではなく私にミニメが来たため スタッフと相談しながら対応させていただきました。 ネクロス本部サークルの交渉内容は以下。 ルスランは今の戦場を放棄。 ルスランはアザルトと協約しているが,それを破棄してネクロスと協約して欲しい。 ネクロスと協約すれば本拠地は攻めない。 一緒にアザルトを攻めよう。 ご存知の通り,アザルトサークルと「るすらん」の間に,作戦上の取引はありません。 存在していない協定の破棄を求められても困ります。 何度も誤解である旨を説明しましたが,信じてもらえませんでした。 ルスランの選択肢は ①交渉を受け入れ戦場を放棄,ネクロスと共に,アザルトを滅亡まで攻める。 ②交渉を断り,ネクロスに攻められる。 以上の二つになります。 月曜に一斉献上を行えば,全面戦争の宣戦布告と受け取り,滅亡まで攻撃するそうです。 そこでお伺いします。 ネクロス本部の交渉に対しての,ご意見をお聞かせ下さい よろしくお願いします。 副管理人TAKAの発言 私も,一兵士ならば「出撃!出撃!!」で良いと思うのですがサークルの運営・管理側としてはそういう訳にはいきません。 運営・管理側の勝手な判断で,万が一にでもルスランが滅んでしまったならサークルに参加頂いている皆様に申し訳が立ちません。 ですので,皆様にご意見を募集している次第です。 サークルに参加頂いている皆様,何卒宜しくお願い申し上げます。 管理人アポロ⑦の発言 説明不足なとこがあった為補足致します。 まずこの内容はミニメを晒したものでは無く相手が提示した交渉内容を明かしたものです。 この交渉内容ですが,ネクロス本部サークル主催,幹部,両方が認知しているネクロス本部サークル総意の意見です。 るすらん管理者一同は,この内容に対しての返答を管理だけで決めるのに疑問を感じた為に皆さんへ意見を求めました。 副管理人こまの発言 みなさんの疑問に対してのお答えになります。 Q 本部,主催は承知の事か A はい。 余りにも大きな話に驚き確認を取りましたら,先方の総意と考えてもいいとのことでした。 すでにルスラン全面攻撃へ世論が傾きつつあるとのことです。 Q なぜ公開したのか A 管理は「代表の雑用係」にしか過ぎません。 方針を相談の上決めさせていただくのは便宜上,誰かがやらなくては物事が進まないからで,上下があるからではありません。 作戦のための機密保持は仕方がありません。 でもこれは性質が違う・・・ このような重大な内容をみなさんに相談無く決めるのは,大事な仲間への裏切りです。 どちらの選択でも,明らかに不自然な状況が出来上がり,いずれは説明の必要が生じます。 その後に管理に対して不信感が残るであろう事は想像にかたくありません。 そのため概要のみに触れた上で,ご意見をつのろうという結論に達しました。 Q 誤解を解くべきでは A アザルトとの密約?については確認を取り,説明させていただきそこで長い時間のやり取りがありました。伺った限り誤解としか思えず・・・ 正直,何がなんだかわからず誤解である旨それを口実に侵攻されるのであれば余りにも理不尽であるとお返ししました。 Q 話し合いの流れ A 相手はとても感じがいい方で,お人柄から交渉係に立たれたのかと拝察します。 交渉は,「ネクロス側の譲れないライン」の提示でした。 すでにあちらでは相談が済んでいて,これがお考えになった合意ラインなのだと思います。 これが「ネクロス本部幹部」の考えなのは間違えありません。 ですが,すべてのネクロスプレイヤーの考えではありません。 そのため「ネクロス本部サークル」という表記を重視しました。 ネクロスという国を好いている方,在住されていた方が悲しくなるようなコメントはどうかご遠慮下さいますようお願いします。 などど・・・私が口出しするまでも無く楽しくて優しいるすらんの仲間が大好きです 交渉内容をサークルで明かすことは相手に失礼になるかもしれないという躊躇いや,みなさんのお心を乱してしまうかという心配があり悩みました。 ですが管理一同,何よりも大事なのは仲間同士の信頼関係と考えています。 そのため,お伺いに踏み切った次第です。 これは作戦の類ではありませんので,みなさんのお気持ちを尊重したいです。 ○古代兵器ルスランでの同盟交渉 先入観を与えないために割愛していましたが,コメントで記述が見られたので補足します。 ネクロス本部から同盟の提示があったことは,当時のサークル員さんは記憶されていると思います。 その折にも,本トピで見られたように「フリーのプレイヤーまで縛れない,同盟は不可能」という意見が出されていたと記憶しています。 ○公式での投下について 現時点で「るすらん」からの公表は見送らせてくださいm(__)m サークル間の交渉を公式に持ち出し,みなさんが混乱されることを恐れています ただ,必要な場合には状況を見て,熟考の上で対応して行きたいと考えています。 ○脅迫かどうか 「○○をしなければ△△する」という交渉は受け止め方によって脅迫と取られる可能性はあるかもしれません。 主観に負うところの大きい判断なので難しいです・・・ 私がやり取りした人はとても感じのいい方で,こちらの質問にも丁寧にお答え下さいました。 交渉内容についての受け止め方はそれぞれとは思いますが,私個人としてその方の通報は考えていないです。 副管理人こまの発言 さて,これで全面対決の形になったわけですが。。。 やることは今までと同じです♪ 戦況はとてもいいので,月曜までビシビシ頑張って行きましょう♪ 【公式投下後・報告】 こんばんは。 力及ばずこのようなことになって申し訳なかったです。 内容を晒すことは,相手の方とのお約束を破ることになるのでしたくありません。 ですが,水掛け論になるのも嫌なので公式で反論は控えようと思いました。 つぶやきでみなさんうんざりしていらして申し訳ない気持ちです。 ひとまずヨスーケさんに自重していただくようにミニメを差し上げて見ました。 余り衝突したくないのですが今回の件はちょっとやりすぎに思いました。 これ以上,公式の方にご迷惑をおかけするのはやめていただけないでしょうか? 「サークルに入るほどではないけど,作戦の動きが気になる」方へのアナウンスを任意でお願いするくらいなら許されると思います。 ですが,サークルの争いを持ち出すのはおやめいただきたいです。 英雄を楽しめなくなる方が出ることを憂えます。 ゲームはサークルのためにあるのではありません。 公式は別のサークルであり,ヨスーケさんの自宅ではありません。 どうか管理としての責任と良識を持って発言していただけないでしょうか?
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ADOLFINE GALLAND 所属 カールスラント空軍ウィッチ隊総監第44戦闘団司令欧州奪還作戦用に、自ら皇帝に申請して新設。 階級少将 身長 170cm 年齢 23歳(1944年末) 誕生日 3月19日 使い魔 ネコ系のなにか(来歴不明) 固有魔法 『魔眼』坂本美緒と同様のものだが、発動の際には首から提げた小銃用照準眼鏡GwZF4を使用。「のぞき込む」事で視界を限定、精神集中の補助となり精度が向上する。 パーソナルマーク マジックキャット(飛行服を着て葉巻を咥えた猫が、手にした銃でネウロイに見立てたネズミを撃っている) 使用機材メッサーシャルフ Bf109E扶桑海事変時に運用された、新型エンジンDB-601搭載の先行試作型。 メッサーシャルフ Bf109F-2スペシャル(W.Nr5750号機)ガランド中佐(当時)用に各種改造が行なわれた専用機。 メッサーシャルフ Me262A-1a(白の3号機) 使用武器MG42S その他撃墜数103機を誇る優秀なウィッチだが、それ以上に兵器開発や生産、ウィッチ隊や基地の組織化と運営指導、各国司令部との調整をこなす有能な指揮官。 カールスラント皇帝フリードリヒ4世から厚い信任を受け、カールスラント奪還の為の部隊編成の自由許可を得ている。この権限を利用し、ロマーニャでの第501統合戦闘航空団再結成を速やかに実現。(秘め録CD 上) また、前任者(トレヴァー・マロニー)が更迭された事で上官不在となっていた第501統合戦闘航空団を新たに自身の指揮下に置いている。 カールスラント北西、ライン川とヴェーザー川に挟まれたヴェスターホルト出身。 ヒスパニアで怪異が発生した折、カールスラントから送られたコンドル軍団の一員として参戦。本人の希望と異なり、専ら地上攻撃に駆り出された。 この後、扶桑海事変に観戦武官として送られたが、当地で飛行型ネウロイと新型ストライカーユニットの戦いを目撃すると自らも戦闘に参加、航空ウィッチへの憧れを強める。 帰国後に空軍への転属申請を出すが、対地攻撃で多数の戦果を挙げていた事が徒となり却下され、対地支援部隊設立の乗員訓練と組織作りを任された。 諦めず戦闘部隊への転属を繰り返し進言、これが実りJG27に転属。少佐に進級の後はJG26航空団司令に任命される。 後に中将に昇進、直属部隊として新型ストライカーユニットを使用する第44戦闘団を設立。カールスラント奪回作戦において多大な戦果を挙げる。この時、既にシールドを失っているにもかかわらず出撃し、ネウロイを撃退している。 皇帝からは出撃を禁じられているが、上記のような事もあり実際の撃墜数は公称より多いと思われる。 現役ウィッチ時代のカールスラント撤退戦の際、空軍大将に向かって、(ブリタニア製の)スピットファイアが欲しいと言い放つなど、歯に衣着せぬ言動でも有名。 軍上層部に欲しい物を問われた際、第501統合戦闘航空団のリネット・ビショップの名を上げた事がある。(島田フミカネTwitter) イメージモデル アドルフ・ガランド (1912-1996)フルネーム アドルフ・ヨーゼフ・フェルディナント・ガランド 愛称 「ドルフォ(Dolfo)」 撃墜数 104 その他ヴェルナー・メルダースやヘルムート・ヴィックと共に、第二次世界大戦初期のドイツ空軍を代表するエース。 バトル・オブ・ブリテンにおいてドイツ空軍が劣勢になる中、ドイツ空軍総司令官でもあったヘルマン・ゲーリング国家元帥に希望する物資を問われた際、敵のイギリス空軍の主力であるスピットファイアと言い放ち、ゲーリングを絶句させた。 事故死したメルダースの後をうけて戦闘機隊総監に就任し、第二次世界大戦中の3年の長きに渡り同職を務める。 30歳の若さで将官(少将)に昇進。最終階級は中将。また、将官時に撃墜記録を持つ数少ない一人。 早い段階でMe262の戦闘機としての優位性を確信し、これを爆撃機として運用しようとするヒトラーと折衝しながらも開発・生産に奔走。試験飛行でその乗り心地を「まるで天使に押されているような」と表現。 欧州における第二次世界大戦末期には、ジェット戦闘機隊の第44戦闘団(JV44)の司令官に任命され、自らもMe262で出撃して7機撃墜。第44戦闘団は騎士鉄十字章以上の授章者や戦闘航空団の司令や飛行隊長クラスが数多く所属し「騎士鉄十字章が部隊の徽章」とも言われたエリート部隊。ヨハネス・シュタインホフ、ギュンター・リュッツオウ、ゲルハルト・バルクホルン、ハインツ・ベーア、ヴァルター・クルピンスキー、ハインツ・ザクセンベルクといった名だたるエースが公式・非公式問わず集い名を連ねた。 戦後はイギリス空軍、アルゼンチン空軍に務め、民間に下った後は航空会社へのコンサルタント事業で成功を収めると、世界各地を飛び回り連合軍パイロット等と友好を深めた。特にダグラス・バーダーとの友情は深かった。 2度の離婚と3度の結婚を経験し、1996年2月9日に83歳で没。 海パンにゴーグル、マフラーと言ういでたちで出撃をくり返しており、普通にウィッチ化すると元ネタの人の方が露出度が多くなってしまうため、アドルフィーネは逆に厚着にされた。 出典 コンプエース/next world witches/小説版『ストライクウィッチーズ2』/秘メ録手牒 上巻/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第二集/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集
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エンブレム見本 501 1-205美緒 1-255サーニャ 1-283芳佳 1-329ミーナ 1-394シャーリー 1-431エーリカ 1-442ロマーニャ国章 1-464 1-547エーリカ 1-564エイラ 1-577ルッキーニ 1-618 1-634スオムス国章 1-697バルクホルン 1-727 1-756エイラ 1-764カールスラント国章 1-768-2 1-768カールスラント国章 1-922エーリカ 1-931部隊章502 1-961部隊章504 1-987部隊章507 エンブレム見本 501 1-205美緒 1-255サーニャ 1-283芳佳 1-329ミーナ 1-394シャーリー 1-431エーリカ 1-442ロマーニャ国章 1-464 1-547エーリカ 1-564エイラ 1-577ルッキーニ 1-618 1-634スオムス国章 1-697バルクホルン 1-727 1-756エイラ 1-764カールスラント国章 1-768-2 1-768カールスラント国章 1-922エーリカ 1-931部隊章502 1-961部隊章504 1-987部隊章507
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秩序UR 異界伯ルスラン 異界伯ルスラン MAX Lv 75 クラスチェンジ可能 性別 男性 必要統率 65 HP AT DF TOTAL 初期能力(純正品) 10030 12360 9240 31630 LvMAX時能力(純正品) 40100 41200 30800 112100 純正継承値 + 0 + 0 + 0 スキル 漆黒流遊戯味方 秩 AT +30%初期 ☆ MAX --- 売却価格 22900マーニ 入手経路 嘆きのミザリー 後編 報酬 召喚セリフ 図鑑テキスト闇の扉が開くとは、珍しいこともあるものだな。これほどの強大な力を感じるのは久しぶりだ。弟よ、あの娘を殺すなよ? 解体したい気持ちは分からんでもないが、私が弄ってやるのが先だというのを忘れるな。 レアリティ一覧(悪魔兄弟) 属性 ランク キャラクター名 Lv 統率 スキル 交換不可期間 秩序 レア 奇怪識ゲオルギー 55 25 味方 秩 AT +15% 初期 ☆ 2013/11/25~2014/02/07 Sレア 妖天博学ゲオルギー 65 40 味方 秩 AT +20% 初期 ☆ 秩序 Uレア 異界伯ルスラン 75 65 味方 秩 AT +30% 初期 ☆ レジェンド 異界太守ジルスラン 85 115 味方 秩 AT +45% 初期 ☆ SKレベル 5☆☆☆☆☆ 10★★★★★ 15★★★★★ 20★★★★★ 25★★★★★ 30★★★★★ 35★★★★★ →に近づくほど発動率がUP(効果は変わらない) コメント
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▽タグ一覧 ストパン ドイツ 姉 犬 音MAD素材 ニコニコで【ゲルトルート・バルクホルン】タグを検索する 概要 ストライクウィッチーズの登場人物 カールスラント(ドイツ)出身 使い魔:ジャーマンポインター 固有魔法:身体能力強化(怪力) 色よし張りよしなお姉ちゃん。撃墜数人類第一位。 音MADでは尻をハルトマンにたたかれた際の絶叫がよくつかわれる。
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イルアルスラン(イル・アルスラン) イスラム王朝ホラズム・シャー朝の第4代君主。 関連: アトスズ (父) アラーウッディーンテキシュ (アラーウッディーン・テキシュ、息子) トゥルカンハトゥン (トゥルカン・ハトゥン、妻) ジャラールッディーンスルターンシャー (ジャラールッディーン・スルターン・シャー、息子)
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1945年8月中旬 ヴェネツィア上空のネウロイが完全消滅してから1ヶ月半経過後 ノイエ・カールスラント 技術省所属研究所 第501統合戦闘航空団『ストライクウィッチーズ』が解散してから約半月、俺はノイエ・カールスラントから帰国命令が下り 元の所属していたカールスラント技術省にウルスラと共に戻っていた 俺「うー…ウーシュ様…そろそろお恵みを…」 ウルスラ「駄目です、次はこの問題を…」 俺はトゥルーデと本当の結婚をしてから半月 その間に俺にはカールスラントのお偉いさんから様々な命令を受けた 俺「そろそろシャバの空気を吸いたいです先生…」 ウルスラ「そういえば今日で拘束は終わりでしたっけか」 俺「そのはず…」 まずその一つが、先の単独での極秘裏な扶桑艦大和の護衛の件 守秘義務があったのにも関わらずロマーニャの新聞にデカデカと俺の姿が 取り上げられておりその守秘義務が守られなかった為に刑罰としてノイエ・カールスラントに帰国後 すぐさま研究所に軟禁状態にするという命令が下っていた ウルスラ「私はこのままでも良いのですが」 俺「やめて!ここ(研究所)は葉巻が吸えないから結構きついノ…」 ウルスラ「やめないんですか?」 俺「ん~…本数は減らしたんだけどねぇ、やっぱりたまに吸いたくなるんだ」 ウルスラ「そう聞くと何か贅沢な食べ物に聞こえますね」 俺「実際は苦いんだけどな~、苦いけど旨い」 ウルスラ「非合理的ですね…あ、そこ間違ってますよ?」 俺「あ…またかよ…この問題難しくないか…」 ウルスラ「仕官試験なんてそういう物ですよ、全て終わらないと帰れませんよ?」 ノイエ・カールスラントに帰国しての二つ目の命令は『士官試験』を受けよとの事だった 俺「あ゛~…なんでこんな事しなくちゃならないんだよ~…」 ウルスラ「不貞腐れないでください、俺『大尉』?」 俺「俺はまだ中尉だ…はぁ~…軍のメンツがあるのは分かるけど勝手に大尉昇進を押し付ける代わりに試験を受けろってのもなぁ」 ウルスラ「試験を受けていないのに中尉なのが異例なんですよ」 俺の階級は中尉だが仕官試験や教育は全く受けていなかった だが『パ・ド・カレー撤退戦』の時に戦時中行方不明扱いで軍曹から准尉へ特進、しかも俺が生きてることが発覚した為 しばらくノイエ・カールスラントに身を隠してもらう代わりに特務少尉に昇進 その後はガリアへの臨時航空部隊への応援に行って再び撃墜…そこで中尉になっており、俺の昇進は全て『特進』だった そしてこの間の『ダイナモ作戦』のおり、守秘義務どころか新聞に取り上げられロマーニャでは英雄扱い ばれてしまっては仕方が無いとばかりに俺に仕官試験を受けよとの辞令とカールスラントのお偉いさんの推薦状が届いたのだ 仕官試験合格後は即大尉に昇進するって命令に近い内容と一緒に…流石にこれ以上の異例の特進は無しみたいだ ウルスラ「この問題が終わったら今日は終わりにしましょう、バルクホルンさんが待ってますよ?」 俺「ん?トゥルーデはたしかカールスラントの前線に居るんじゃ…」 ウルスラ「休暇を取ってこちらに来ているみたいです、一昨日お会いしました 今日も俺さんの借家に居るみたいですよ」 俺「ナンダッテ…そう言われちゃ早く帰らないと、カールスラントの規律の問題をクリアしなければ…!」 ◆ ノイエ・カールスラント領内 技術省所属開発室付近 俺の家 俺「ただいまー」 バルクホルン「おかえり、遅かったな俺」 俺の家は開発室付近に隣接しており、501のように基地内にあるのではなく基地外の本当の借家で家というよりは アパートに近い物であり部屋の数も少ない 開発室にも寝泊りをする場所はあるが俺はウィッチという事で扱いに今まで困っていたが既婚者になったことで 基地外の借家に住む許可が出ている 俺「悪い悪い、士官試験の問題が結構難しくてな…」 バルクホルン「全く、そこまで難しい問題があったか?カールスラント軍人として過ごしていれば当たり前な…」 俺「ま、まぁトゥルーデやミーナ中佐の偉大さが今になって身に沁みてるよ」 ウルスラ「私も士官試験はクリアしてるんですよ? あ、お邪魔します」 バルクホルン「来たかウルスラ、上がってくれ」 ウルスラ「はい、それとバルクホルンさんこれを…」 俺と共にこの家に来たウルスラは茶色い紙袋のような物をトゥルーデに手渡す その中身を確認するため紙袋に手を入れて本を2冊取り出しトゥルーデは少しだけ笑顔を見せる バルクホルン「ありがとう、助かるよ しかし二つも…ん?」 ウルスラ「バルクホルンさんの頼みですから、それともう一つは…」 目的の本の他に重なっていたもう一つの本の表紙を確認したトゥルーデは顔を赤くして手を横に振る バルクホルン「い!?い、言わんで良い! しかしこれは…いや…有難く頂こう」 それだけ言ってトゥルーデは部屋の奥へと向かっていく 俺「何を渡したんだ?」 ウルスラ「『カールスラント式! 手料理百貨』ですよ?」 俺「もう一つもか?」 ウルスラ「それは秘密です」 俺「ぇー…」 ウルスラ(『カールスラント式! 子育て百貨』もずいぶん前に頼まれてましたが言わないほうが良いですよね) ◆ 家というより部屋といって良いほどの部屋の中に入ると良い臭いが俺の鼻をくすぐられ 誘われるようにキッチンへ足を向ける 俺「おお~、なんか美味しそうな臭いがするぞ?」 シャーリー「お帰り~、もうちょっとで完成みたいだからちょっと待ってろよ~」 俺「シャーリー!?どうしてここへ…確かリベリオンに戻ったんじゃ」 シャーリー「ああ、戻ったよ。そこでバルクホルンから俺が昇進したって手紙を貰ってな 休暇も貰ったし祝いに来たんだよ 本当は501の皆にも来て欲しかったけど私以外皆遠いからなー」 俺「ここ(ノイエ・カールスラント)はサウスリベリオンだからな~仕方ないって…それとシャーリー、俺まだ中尉なんだけど…」 シャーリー「細かい事言うなって! 仕官試験って言っても推薦状があるから形式的なもんなんだろ?」 俺「流石に酷い状態だったら推薦状あっても落とされると思うが…」 シャーリー「なーに、ウルスラと一緒に勉強してれば大丈夫だって ほら、リビングで待ってなって」 俺「りょーかい、ワインでも準備して待ってるよ」 俺はシャーリーにキッチンから追い出され、キッチンの隣の部屋であるリビングで料理にも使う為に取っていたワインを取り出して 四角いテーブルに準備して、先に座っていたウルスラの右隣の椅子に座る ウルスラ「バルクホルンさんもイエーガー大尉も俺さんが今日軟禁が解かれると聞いてやってきたみたいですね」 俺「ありがたい事だけど、大丈夫なのかねぇ…どっちもエースなんだから軍を放って置いて」 ウルスラ「そこは大丈夫だと思いますよ?」 俺「どうしてだ?」 ウルスラ「俺さんが軟禁されている間にカールスラント奪還に向けて大規模な作戦が現在準備されていますので前線問わずウィッチの 皆さんは交代で休暇を与えられているらしいです」 俺「…ついにカールスラント奪還か」 ウルスラ「そうですね、カールスラントの西のガリア、南のヴェネツィアを開放しましたからね 攻め入る準備が整ってきたと言えます」 俺(それでも北にある故郷、カイザーベルクは…遠いな) ウルスラ「…カールスラントを奪還すればカイザーベルクも開放されますから大丈夫ですよ?」 俺「うぉ!?心が読まれた…」 行き成り心を見透かされたような台詞に俺は驚いたがウルスラはくすくすと笑いながら続ける ウルスラ「そんな暗い顔をしていたら誰でも解ります、今日は俺さんの昇進祝いなんですし笑っていたほうが良いですよ」 俺「笑うって言ってもなぁ…」 バルクホルン「今日位なら腑抜けた笑顔でも構わんぞ俺?」 俺「ぬぉお…複雑な気分になる台詞だなトゥルーデ」 シャーリー「あっはっはっは、難しい事を考えないで笑えって事なんだよ なあバルクホルン?」 バルクホルン「そ、そうとも言うな」 リベリオンの赤い軍服を着たシャーリーと緑の服を着て、首にはチェーンに通された螺旋模様の入ったシルバーリングと薬指に結婚指輪をつけたトゥルーデが 大量のフライドポテトと豚肉を長時間香辛料と共に煮込んだアイスバインを持ってキッチンから出てきて料理をテーブルに並べていく 俺「おお~、旨そうだな…アイスバインなんて久し振りに食べるかも」 バルクホルン「そうなのか?」 俺「普段は軍から支給される豆とか米だったし、501では扶桑料理とかが主だったからなぁ」 シャーリー「これ作ってるところみたけど結構時間かかるみたいだしな~」 ウルスラ「アイスバインはカールスラントでの家庭料理ですが下準備に時間がかかりますからね」 俺「そうなのか…旨い物ほど手が掛かる物なんだなぁ トゥルーデの愛情を感じるよ」 俺の言葉にトゥルーデは少しだけ頬を赤らめて取り皿を配り始める バルクホルン「そういう事は食べてから言うんだな、勿論愛情も…」/// シャーリー「おいおい、惚気るなら二人だけの時にしてくれよ~ こっちまで恥ずかしくなるぜ」 俺「あ、ああ…悪い悪い、それじゃあワインを空けてっと…」 バルクホルン「あ、おい俺、私達は未成年だz」 シャーリー「硬い事言うなって、今日は特別なんだから無礼講と行こうぜ~」 ウルスラ「私もその意見に賛成ですね」 バルクホルン「う、ウルスラまでそう言うのなら仕方ないな…今日だけだからな!」 シャーリー「はいよ、それじゃあかんぱ~い!」 ◆ 俺の昇進祝いの乾杯から数時間後 シャーリー「…む~ん」zzz バルクホルン「シャーリー…床で寝るな服が汚れるぞ?」 シャーリー「や~ら~…」 ワインを3本も空けた席の中でシャーリーはすっかり出来上がっており、床に寝転がって今にも寝そうな状態だった バルクホルンとウルスラも酒が入ってる為か顔は赤いが量は少なかった為か一応自我を保っている 俺「昨日もこんな調子だったのか?」 バルクホルン「いや、酒が入ったからだろう 昨日はまともだったのに…」 シャーリー「ん~ん…」zzz 甘ったるい声を上げながらシャーリーはすっかり眠ってしまった 俺「今日はこんな所で良いだろ?寝かせよう」 バルクホルン「しょうがない奴だな…」 ウルスラ「それでは私はこれで失礼しますね」 バルクホルン「泊まっていかないのか?」 ウルスラ「これ以上人が増えると俺さんの寝る所が無くなっちゃいそうですし」 バルクホルン「しかしだな…もう遅いから泊まっていっても」 ウルスラ「大丈夫ですよ、開発省はすぐ近くですから それでは…」 俺「送っていこうか?」 ウルスラ「え…でも…」 バルクホルン「そうしてもらえ、いくらウィッチと言えど夜道は危険だ」 ウルスラ「…わかりました、俺さんお願いします」 俺「了解だ、まかせとけ~」 ◆ ノイエカールスラント 夜 俺とウルスラは並んで電灯が並んでいる開発省までの夜道を歩いていた ウルスラ「俺さんは幸せですね」 俺「ん?何がだ?」 ウルスラ「昇進をあんなに祝ってくれる人が居て…」 俺「確かに幸せだな、でもウーシュにも居るだろ?両親とかエーリカとか…」 ウルスラ「俺さんも喜びますか?」 俺「勿論だ、ずっと一緒に…数年も一緒に過ごした仲間の昇進を喜べないはずがないだろ?」 ウルスラ「そうですか…」 ウルスラはそう答えて少しだけ二人は沈黙する 俺「ありがとうな、ウーシュ」 ウルスラ「何がですか?」 俺「仕官試験の勉強見てもらったり、撃墜された時に世話してもらったり…その、今まで色々と」 ウルスラ「その時私に出来る事をしたまでですよ」 俺「それでも助かったし、今の俺があるのはウーシュのお陰だ」 ウルスラ「その言葉、私にとっても言えるんですよ? 今こうやって話したり過ごしているのも俺さんのお陰なんですよ」 俺「そ、そうなのか…?」 ウルスラ「ええ、昔からは考えられない位の成長ですよ、褒めてくれますか?」 俺「お、おおう…偉いぞウーシュ」スッ… 俺の顔を眼鏡越しに真っ直ぐ見つめるウルスラの瞳に催促されるように俺の右手が癖のようにウルスラの頭に伸びそうになる だが俺は彼女の頭を今まで通り撫でて良いのか迷い、右手が少しだけ上がった所でピクッっと体を震わせて止まる ウルスラ「…」 俺の右手が止まった事を確認したのかウルスラは寂しそうな目になり俺と視線を外す その表情を見て、止まっていた手を再び上げて彼女の頭に手を載せて優しく撫でる ウルスラ「あ…」 俺「…悪い、ちょっと迷っちまった」ナデナデ ウルスラ「撫でなくても、良いんですよ…?」 俺「俺がそうしたいからしたんだ」 ポンポンと優しく彼女の頭に手のひらを乗せて『終わり』の合図を送り、手を離すと ウルスラの瞳は寂しそうなものからとても嬉しそうな瞳に変わり 彼女は初めて俺に涙を見せた時のようにはにかんだ笑顔を見せた ウルスラ「俺さん?」 俺「なんだ?おかわり要求なら高くつく…」 ウルスラ「婚約者は一人ですけど愛人なら大丈夫らしいですよ」 俺「ぶっ!?あ、愛人!?そんな言葉どこから…」 ウルスラ「はい、この『カールスラント式!愛人百貨』に載って…」 軍服のポケットから取り出した、今までの『カールスラント式!』より小さく軍服のポケットに収まるほどの大きさの 本を取り出して俺に見せる 俺はその表紙を見ながらため息をつく 俺「なぁ…前々から思ってたけどそのカールスラント式ってやっぱ怪し…ん?」 『カールスラント式!愛人百貨』の表紙には著者の名前が書かれているがその横に見知った名前がある 著者:ユウメイ・ジーン 編集:ウルスラ・ハルトマン 俺「…これウーシュが編集したの?」 ウルスラ「はい、最近になって本を書く側にもなったので息抜きの過程で編集させて頂きました とても勉強になりますね」 俺「そ、そうか…そうか…」 ウルスラ「子供もまだのようですし、私で良ければ…」 俺「ストップ、ストップーーー!話が飛躍してますウルスラ先生!確かに子供はまだだけど…」 結婚という最大の幸せを手にした俺は幸運のストックを全て使ってしまったのかトゥルーデの間には未だ子供は授からなかった 結ばれてから一ヶ月とあればまだまだなのだろうが、最初に彼女の月ものが来た時は真剣に打ち明けられたっけ… 子作りをしたのに子供を授かれなかったと本気で落ち込んでた、いつも厳格なトゥルーデとは違ってなお愛おしいかったけど 流石に意地悪するのは気が引けた為、人間は元々妊娠しにくい体質なんだという事、子作りは定期的にしないといけない事を教えると 彼女はすぐに元気になったが、これは神様が与えてくれたチャンスなんだといって結局それ以降トゥルーデが20歳になるまで 彼女を求めるのは禁止になってしまった ウルスラ「私では不満ですか?」 俺「う…不満という事じゃなくてだな…」 下から顔を覗かせるのは反則だ… ウルスラ「私ならいつでも…いざとなれば寝ている間に全て終わりますよ?」 そう言われ、俺は瞬間的に頭にお腹をぽっこり膨らませてほっこりと笑いながらそのお腹を撫でているウルスラのイメージを思い浮かべ その父親は…と考え始めた辺りから首を左右に振って考えを強制中断させる 俺「怖い事言わないでくれ…はぁ…」 俺はトゥルーデとの間に子供が出来る頃には一悶着あるかもしれないと 今までの経験で予感しながらため息を付いた ウルスラ「ふふふ…半分冗談ですよ、でも」 俺「半分って…」 ウルスラは少しだけ俺の前に出て俺へ振り向く ウルスラ「私はまだ俺さんの事、好きですよ?これから5年、10年先も」 俺「ん…むぅ…面と向かって言われると何も言い返せないな…」 ウルスラ「こう言って拒絶しない俺さんも好きなんだと思います、いつか聞かせてください」 俺「何をだ?」 ウルスラ「誰かを好きだったからではなくて、純粋に私を俺さんがどう思ってるのか…私がお墓に入る前までにで良いですので」 俺「気の長い話だな」 ウルスラ「それまで、今まで通りに接してくださいね? この辺で良いですので 見送りありがとうござました」 俺が慌てふためいている間に気がついたら開発省の門のすぐ近く、衛兵が見えるところまで来ていた 俺「ああ、了解だ 気をつけて帰るんだぞ?」 その言葉にウルスラは肯定して俺に背中を向けて歩いていく もし何かが違っていれば俺はウルスラとどうなっていただろう 俺は彼女の願いに対して少しだけそう考えて、小さくなってゆく軍服の上から白衣を着た女神様の背中を見つめる 俺「嫌いな訳ないだろ…ウーシュ、ごめんな、そしてありがとう」 何年もの間一緒に居た相棒の背中に聞こえないほど小さな声で俺は感謝し、開発省を後にして自宅へ向かった ◆ 俺の自宅 夜 俺「ただいまーっと」 バルクホルン「おかえり、俺」 俺「待ってたのか…もう遅いから寝ても良かったのに」 バルクホルン「家族を待つのは当然だろう?」 俺「家族…か」 6年以上前に突然この世界に飛ばされ、突然として失った家族 元の世界に帰る方法も無く、飛ばされたどり着いた場所は既にネウロイの勢力圏内 生まれ育った故郷にも帰れなくなった俺に、家族と呼びかけてくれるトゥルーデに 心を温められすぎて少しにやけそうになる頬を頑張って引き締め、リビングに入って備え付けの椅子に座る 俺「家族といえば、クリスはどうだった?」 バルクホルン「クリスか?ここに来る前に面会してきたよ、入院しているというのに俺の事ばかり 聞いてくるくらい元気だったよ」 俺「ノイエ・カールスラントの病院に移っても元気にしてそうで何よりだ」 バルクホルン「そろそろ退院出来るかもしれないな」 俺「その時までにカールスラントを奪還出来ると良いんだけどな」 バルクホルン「するさ、今だってカールスラント奪還の為に各国のウィッチが集まってきている その準備も今進んでいるんだからな」 俺「大規模奪還作戦か…無理はするなよトゥルーデ?」 バルクホルン「それは私の台詞だな、俺は一人で無茶をするから困る」 俺「おいおい…あの時の約束忘れたのか?」 バルクホルン「あの時?」 俺「ヴェネツィア上空でさ、もう無理はしないって言っただろ? それに俺は大尉に昇進したら ロータリーストライカーの研究が待ってるんだ」 バルクホルン「『MRE-A01』か…」 俺「あれ、知ってたんだ ロータリーストライカーの名称」 バルクホルン「ウルスラから聞いたんだ、正式名称が決まったってな」 俺がウーシュの助けを借りつつ作り上げてしまったロータリーストライカー 最初こそジェットが作れるんだからロータリーエンジンも作れるんじゃねって簡単な発想から始めたあのストライカーも にわかの俺にはハードルが高かったが、俺を飛ばせるように…出力が高い事の優位性やエンジンの簡易性による小型化によって 余剰スペースに魔法力蓄積炉の搭載を可能にした事、その魔法力蓄積炉のお陰でストライカーオペレーションシステムが出力を減少 させずに動作させる事に成功した事… 色んな偶然が重なって出来上がったあのストライカーもヴェネツィア上空でその使命を全うし、回収された後で 正式名称『MRE-A01』という名前が付けられた 研究所に扶桑海軍から強い要望で実験機を試験飛行したいとの申し出があったから俺も大尉昇進後は ウルスラと同じく研究所に後継機を開発する為に引きこもる事になりそうだ… 俺「壊れてから名称を決められてもなぁ…」 バルクホルン「す、すまん…私が撃墜されたばっかりに」 俺「いや、良いんだよ トゥルーデを助けてくれたのもあのストライカーだしさ」 バルクホルン「そうか、ありがとう」 俺「どういたしまして…ってそれを俺が言えるのかはわからないけどw」 バルクホルン「お前の作ったストライカーだ、誇って良いぞ さて、私もそろそろ寝よう」 俺「一緒に寝るか?」 バルクホルン「だめだ、俺と一緒に寝ると何をされるかわからん」 俺「夫婦なのに警戒されてる…俺は悲しいぜ…」 机にうな垂れるようにしてへこんだというアピールをする俺にトゥルーデは慌てて手を横に振る バルクホルン「い、一緒に寝たくないという意味ではない!シャーリーも居る…だが」 俺「ん?」 バルクホルン「子を授かるのに抵抗があるわけでは無いんだ、ただ待ってほしい」 俺「分かってるよ、カールスラント奪還が目の前なんだ」 バルクホルン「ああ、我がままを言ってすまない…もしカイザーベルクに戻ったら 父上と母上に報告しよう 結婚した事、クリスの事、そして出来れば新しい家族の事を 報告できるように」 トゥルーデの言葉とその真剣な顔に俺は顔から火が吹き出そうなほど赤面する 恥ずかしい訳じゃなく嬉しすぎて… それを言葉で表しきれなくて椅子から立ち上がり座っていたトゥルーデの背後に回って 優しく彼女を両腕に包み込む 俺「そうだな、それまで無茶しないでやっていこう…トゥルーデ?」 バルクホルン「なんだ?」 俺「愛してるぞ」 バルクホルン「…私も愛してるぞ、俺 んっ…」 6年前にこの世界に前触れなく飛ばされ、家族も友人もそして故郷も何もかも失った人生で最大の不幸 けどそれは、こうしてトゥルーデが、少し恥ずかしそう振り向く最愛の嫁が出来た幸福の始まりだったのかも知れない 俺は多分これからも元の世界に帰る事は出来ないだろう、これだけ長い間この世界に居れば踏ん切りがつく… それにこの世界に俺の家族が出来た だから…いや、とっくに決まっていたのかもしれない これから何が起きようとこの笑顔を守る為に、 家族を守る為にこの世界で生き抜こうと改めて心に誓い、トゥルーデと優しく口付けを交わした fin
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チエルスラン アーサー王伝説に登場するカラス。