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Yahooメッセンジャーの学校と教育カテゴリーのユーザールームに所在する部屋。 24時間部屋を開けてるが、活動してるのはほんの一部だけである。 部屋では主に雑談などをしています。雑談以外に何か?
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【ライロアンデ】 説明/コンセプト ライトロードの墓地肥し能力とアンデットの墓地蘇生能力を兼ね備えたデッキ。 墓地に落とすことで効果が発動できるネクロ・ガードナー等入れてみるのもいい。 エクストラはご自由に。 デッキレシピ ―モンスター 25 上級 カオス・ソーサラー 下級 ライトロード・ビースト ウォルフ 2 ライトロード・ウォリアー ガロス ライトロード・パラディン ジェイン 2 ライトロード・マジシャン ライラ ライトロード・ハンター ライコウ 3 馬頭鬼 ゾンビ・マスター 3 ゴブリンゾンビ 2 ゾンビキャリア 魔導戦士 ブレイカー クレボンス 3 クリッター ネクロ・ガードナー 2 カードガンナー ―魔法 15 アンデットワールド 異次元からの埋葬 大嵐 おろかな埋葬 2 サイクロン 死者蘇生 生還の宝札 生者の書-禁断の呪術- 3 ソーラー・エクスチェンジ 3 ライトニング・ボルテックス ―罠 0 ―エクストラ 15 メンタルスフィア・デーモン ライトエンド・ドラゴン レッド・デーモンズ・ドラゴン 2 サイコ・ヘルストランサー 2 ブラック・ローズ・ドラゴン ゴヨウ・ガーディアン C・ドラゴン デスカイザー・ドラゴン 氷結界の龍 ブリューナク フレムベル・ウルキサス 蘇りし魔王ハ・デス マジカル・アンドロイド 2 (09/3の制限)
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片岡麻実の子育てに役立つスマートフォン×タブレット活用(ITmediaオルタナティブ・ブログ) ITmediaオルタナティブ・ブログ内「片岡麻実の子育てに役立つスマートフォン×タブレット活用」に書いた新着記事を10件表示するようにしました。教育とICTの記事が多めです。ご活用くださいませ。 教員のための仕事効率化 -GIGAスクールアンケート編-( 2021アップデート版 ) 教員のための仕事効率化 ー校務編ー ( 2021アップデート版 ) 教員のための仕事効率化 ー授業・校務編ー ( 2021アップデート版 ) 教員のための仕事効率化 -クラウド編-( 2021アップデート版 ) 教員のための仕事効率化 -授業編-( 2021アップデート版 ) 教員のための仕事効率化 -データの取り扱い―( 2021アップデート版 ) Withコロナを見通した教育ICT活用 -GIGAスクール端末の活用と注意点- Withコロナを見通した教育ICT活用 -Chromebookの活用について- Withコロナを見通した教育ICT活用 -オンライン授業の配信について- Withコロナを見通した教育ICT活用 -オンライン授業からその先のハイブリッド授業について- 10 item(s) Last-Modified 2021/08/25 17 00 30
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【検索用 はいおろいと 登録タグ VOCALOID こにゃもんた は 人間どっく 咲きかけ 曲 曲は 鏡音リン】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:人間どっく 作曲:人間どっく 編曲:人間どっく イラスト:こにゃもんた(Twitter) 動画:咲きかけ(Twitter) 唄:鏡音リン 曲紹介 機械人形の話。 曲名:『バイオロイド』 人間どっく氏の21作目。 歌詞 「ご主人様、おはようございます 私はあなたのロボットです どんな事でも致しましょう 何でも命令してくださいね」 一人の少女が言う 虚ろな瞳で僕を見ている ガラクタに埋もれた部屋の中で 生まれた機械人形が 愛情注いでた 気付いたら僕の心の中は 感情持たない少女へと今 動き始めていたから 壊して捨てちゃって 新しいアンドロイドを作ろう 次は少年の形にしよう 失敗作をゴミ箱に放りこむ 少女は悲しげに 震える肩押さえながら それは生きてるかのように 優しく呟く だから 毎日毎日毎日毎日あなたに気に入られたくて 何度も何度も何度も何度も何度も笑顔を振りまいたんだ 回る回る回る回る回る地球の真ん中で 強く強く強く強く強く響いている鼓動 拝啓、手紙を書きました 不自由な指先を動かして 何を書いたらいいのかすらも わからないまま綴ります 『愛とはなんですか? 自分の存在とはなんですか? 人間にはなれない私にも 未来はあるのでしょうか?』 動かなくなる 限りある短い時を あなたは離れていく もう覚悟を決めて 時間だ 冷たい空気と触れあいながら痺れてく信号研ぎ澄まし 考え考え考え考え考えても何も浮かばないよ 回る回る回る回る回る時計の針を見て ゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりぼやけていく視界 「短い間お世話になりました・・・・・・」 静かに止まり掛けていく歯車 また回転速度を加速して 君が君が君が君が君が動けるようにと グルグルグルグルグルグルグルグルグルグルネジを回していたんだ 回る回る回る回る回る視界の真ん中へ 強く強く強く強く君は歩き始めていた 虚ろな瞳で僕を見ていたんだ コメント あれ?いい曲なのにコメが一個もない。 -- 名無しさん (2012-05-20 22 21 32) ↑同感です 新曲のルカさんから入ったんですがクセになる歌ですね。こういうの好きです -- 名無しさん (2012-05-20 22 33 53) 毎日聴いてます! -- 名無しさん (2012-05-30 09 25 42) 中毒性のある素敵な曲ですね…!PVのロボリンちゃんも可愛い^^ -- 名無しさん (2012-06-16 14 05 13) コメ少な!本当に良い曲 -- 名無しさん (2012-06-25 07 47 13) リンがかわいい 初めて聞いてすぐに中毒になった -- リン 鏡音 (2012-11-12 12 54 17) コメ少ない・・・友達で知ってる子多いのに。 -- 浬修 (2013-03-18 15 17 35) 大好き!リピートが止まらないw -- りおな (2013-08-09 19 31 13) komenntosukunai -- 名無しさん (2013-10-23 17 38 08) 失敗したwコメント少ないよねぇ -- 名無しさん (2013-10-23 17 38 25) 人間どっくさんの曲だいすきでその中もバイオロイドが一番好き -- 名無しさん (2013-10-23 17 39 02) この曲ばっか再生してる気がするww -- 名無しさん (2013-11-02 17 18 13) めっちゃ良い曲です!!! -- スルメイカ (2013-12-25 21 23 19) 名前 コメント
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@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 RSS アーカイブ インスタグラム コメント ニュース 人気商品一覧 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 #63 Core Set (基本セット) #64 #65 Haas-Bioroid (ハース=バイオロイド) ICE (アイス) Sentry (セントリー)- Destroyer (デストロイヤー) Rez Cost (レゾコスト) 4 Strength (強度) 0 Influence Value (影響値) 1 Card Text [Subroutine]Trash 1 program. [Subroutine]End the run. カードテキスト (日本語) [サブルーチン]プログラムを1つトラッシュする。 [サブルーチン]ランの終了。 Flavor Text Whrrrrr! フレーバーテキスト ウィーン! Illus. (イラストレーター) Ed Mattinian
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Panasonic スマートフォン/タブレット まとめwiki Panasonic 製 Android 搭載端末に関するまとめwikiです。 新規購入の参考や運用テクニックの情報共有などにお使い下さい。 対象一覧 docomo スマートフォン P-07C P-01D P-02D LUMIX Phone P-04D Disney Mobile on docomo P-05D P-06D ELUGA V P-07D ELUGA power docomo タブレット P-08D ELUGA Live SoftBank Sweety SoftBank 003P LUMIX Phone 101P 102P なぜ多機種混合? Panasonic 製の Android 搭載端末のリストが欲しかった。 どの機種も Wiki がない気がしたので、総合 Wiki として作った。 ⇒ ごめん嘘。一部機種は専用wikiがあるみたいなので、その時は機種毎のトップからリンクしてます。 もし情報量が増えて機種間で情報を取り違えそうな状況になったら、好き勝手に分割してちょ 個人的にはrooted関係の情報を纏めたい‥ ちなみに、各ページ上に表示される広告は全て atwiki の広告です。 編集について 新規ページは自由に作成して下さい。もちろん既存の記事も自由に書き換えて下さい。 ページの新規作成時には、階層構造に気をつけてもらえると読みやすくなると思います。後からでも変更できます。 ページ名には、最初に「トップページ/」を入れて下さい。(例:「トップページ/Bluetooth周辺機器」など) 機種固有の情報を扱う場合、「トップページ/機種名/」の形でページ名を付けて下さい。(例:「トップページ/P-01D/Bluetooth周辺機器」など) リンクの際には、正しいページ名を指定して下さい。相対パスとかは使えないと思います。 他のページから情報をコピーしたい場合、対象ページを開いた状態で、「@メニュー>新規ページ作成(その他)>このページをコピーして新規作成」を選ぶと幸せになれます。 外部リンク スマートフォン (Panasonic) ドコモ 携帯電話・スマートフォン (Panasonic) ソフトバンク 携帯電話・スマートフォン (Panasonic) ASCII.jp:インドに進撃する中華スマホ (1/2) - ASCII.jp インドで売っているパナソニックのスマホは中国のTVメーカーが作っていた - ASCII.jp 格安SIM対応の10型タブレット「ELUGA Live P-08D」が税込4,980円 - AKIBA PC Hotline! パナソニックのスマホは日本人の知らないところで復活を遂げていた - ASCII.jp 在庫数1000台以上? パナソニックの“全部入りスマホ”が税込3980円と格安!5インチフルHD、外装難あり品 - AKIBA PC Hotline! 見た目も仕様も「VAIO Phone」!? パナソニック「ELUGA U2」が発売 - ASCII.jp VAIO Phoneの兄弟機? 台湾パナソニック『ELUGA U2』レビュー - 週刊アスキー - 週アスPLUS 「VAIO Phone」は「ELUGA U2」と同じ? - 話題の疑惑を日本通信が完全否定 - マイナビニュース ドコモの「MEDIAS X N-07D」と「ELUGA P P-03E」、不具合改善のアップデートを開始 - - ITmedia [みんなのケータイ]流行りそうで、なかなか流行らない「おくだけ充電」 - AV Watch 「さらっとスマチェン」だけじゃない! ヘビーユーザーも納得の超高機能――「ELUGA P P-03E」ブロガーイベントリポート - ITmedia NTTドコモ、「ELUGA P P-03E」に不具合……最新ソフト提供 - RBB Today パナソニックがNTTドコモ向けスマートフォンの開発を中止か - GIGAZINE ますだおかだ、おかだが講師? ELUGA Pのさらっとスマチェン!塾が開講:スマホの買い替え、しませんか? - - ITmedia ELUGA P搭載のセキュリティ機能「パーソナルプロテクト」が、コクヨのスマホアプリ「CamiApp」と連携 - PR TIMES 合言葉は「さらっとスマチェン!」――パナソニックモバイル、ELUGA P P-03E製品体験会:使いやすさ、極める(1/2 ページ) - - ITmedia 平山浩行さん出演パナソニックのスマートフォン「ELUGA P」新CM公開 - PR TIMES 第1回 サイズ感はどう? スペックは?――「ELUGA P P-03E」:「ELUGA P P-03E」の“ここ”が知りたい - - itmedia.co.jp 写真と動画で解説する「ELUGA P P-03E」(1/2 ページ) - - ITmedia 5インチフルHDスマホ比較(外観&スペック編)――持ちやすい/多機能なモデルは?:最新スマートフォン徹底比較(1/2 ページ) - - ITmedia パナの本気が詰まった「ELUGA X」の機能をチェック!! (1/3) - ASCII.jp 「ELUGA X P-02E」レビュー(後編)――バッテリーの持ちやCPUの性能を検証する(1/2 ページ) - - ITmedia 「ELUGA X P-02E」レビュー(前編)――持ちやすさはどう? 独自UIの使い勝手は?(1/2 ページ) - - ITmedia 「できない」は禁句――妥協なしの「ELUGA X P-02E」で到達した“真の全部入り”:開発陣に聞く「ELUGA X P-02E」(1/2 ページ) - - ITmedia 撮影から編集まで――使っていて楽しい「ELUGA X P-02E」の新しいカメラ:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ) - - ITmedia ドコモ、ELUGA X P-02Eのカメラ機能を改善するファームウェア - 価格.com ポケットチャージャーが当たる「ELUGA X 発売キャンペーン」がスタート - PR TIMES 「今考えられる最先端の機能を全て搭載」――パナソニック モバイル「ELUGA X」説明会 - - ITmedia ミクさんカラーのELUGA Xをみっくみくカスタムしてみた - 週刊アスキー - 週アスPlus パナソニック、「ELUGA X」の画面をTV出力するMiracast対応アダプタ - マイナビニュース パナソニックのAV技術を惜しみなく投入した「ELUGA X」 - ASCII.jp 全部入りの5インチフルHDスマホ「ELUGA X P-02E」 - ケータイ Watch 写真で解説する「ELUGA X P-02E」:注目の“全部入り”(1/2 ページ) - - ITmedia パナソニックのスマートフォンELUGA V(P-06D)に新色ホワイトを追加。「CEATEC JAPAN2012」に参考出品 - PR TIMES 「ELUGA V P-06D」フォトレビュー ワンハンドな大画面、パナソニック渾身のハイスペックモデル - ケータイ Watch ドコモ、「ELUGA V P-06D」を7月12日に発売 - - ITmedia 写真で解説する「ELUGA power P-07D」 - - ITmedia 写真で解説する「ELUGA V P-06D」:パナソニックらしさが目立つ高機能モデル - - ITmedia 10.1インチで防水、NOTTV対応のタブレット「ELUGA Live P-08D」 - ケータイ Watch 以下広告
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◇ 「舞踏会のドレスが無いわ。じいや!ばあや!」 マーガレットの声が響く。 いつもと変わらない光景。 クランの少女達は、誰もその声に耳を傾けることは無い。 「ねえ、どこなの!」 マーガレットと目が合わぬように、少女達が視線を逸らす。 ある物は侮蔑の目で彼女を眺めた。 雨のクランの遊戯室にマーガレットが現れると、自然にその周りから人が居なくなる。 頭のおかしい少女マーガレットと、関わり合いになりたいと思う者は誰もいなかった。 マーガレットは何を分からず、どうして自分の周りに誰も居ないのか理解出来ない。 お城の中の視線は全て自分を蔑んでいて、プリンセスに対する敬意の欠片も見当たらない。 不安で、マーガレットは叫び続けた。 どうすることも出来なくて、寂しくて叫び続ける。 目に涙を浮かべながら、マーガレットは毎日自分の存在を主張し続けた。 ジャスミンはいつものようにミモザ、クレマチスと連れ立ってクランを歩いていた。 もうずっと一緒にいる3人。特別な絆を感じ、いつも寄り添っていたけれど そのきっかけが何だったのかは分からなかった。 遊戯室に訪れると、三々五々お喋りに興じる少女たちが目に入る。 ジャスミン達もその輪に加わり、腰掛けてお喋りを始めた。 と、視界にたった一人で何かを叫んでいるマーガレットが映る。 誰も相手にしない、頭のおかしな女の子。 不意にジャスミンは、酷く懐かしく悲しい感覚に襲われた。 そして、マーガレットがら目を離すことが出来なくなる。 動悸が激しくなり、耳鳴りがし、胸が苦しくなるその感覚に酷く戸惑った。 ジャスミンの様子に気付き、その視線を追ったミモザとクレマチスもまた、同じ感覚に襲われる。 他の生徒たちがそんな三人を不思議そうに見た。 「どうしたのジャスミン?マーガレットなんか見て」 そう声を掛けられた瞬間、ジャスミンの中に不意に言葉がせり上がる。 「マーガレット…お姉さま…?」 思わず呟いた言葉に自分でも酷く驚いたけれど それとは裏腹に胸の内には暖かさと寂しさが満たされていった。 「お姉さまって…。私たちのお姉さまは監督生のお二人だけでしょう。 それによりにもよってマーガレットをお姉さまだなんて」 「ジャスミンも繭期をこじらせちゃったんじゃないの?」 「ちょっとジャスミン、勘弁してよ」 他の生徒が呆れるやらはやし立てる中で、ジャスミンはただじっとマーガレットを見ていた。 寂しそうに、目に涙を浮かべ一人で何かを言い続けるマーガレットをじっと。 いつしかジャスミンの目からは涙が流れていた。 「ちょ、ちょっとジャスミン?どうしたのよ」 少女たちの方を振り返る。 ミモザとクレマチスのを見ると、二人もまた涙を流していた。 その理由が全く分からないのに。 その時からジャスミンの心を不思議な感覚が埋め尽くしていた。 マーガレットの姿が頭から離れない。 そして、ミモザとクレマチスもまた同じ感覚に襲われているのだと直感した。 だけどそれを確かめあうことも出来なかった。 全く意味の分からない自分の心理状態を、どう説明すればいいかも分からなかったし ミモザとクレマチスもまた、同じ状態なのだと思った。 夜、悶々とした感覚と一日中戦い疲れて自室に戻ったジャスミンは 自分の枕元に見慣れない本を見つけた。 随分と古い、装丁のいい児童書。 そんなものが自分の持ち物にあっただろうかと思いながら 不思議な魔力に吸い寄せられるようにそれを手に取った。 異国のお姫様の物語。 美しく、聡明で、少しだけ我がままな。 みんなから愛されたお姫様の姿がそこにある。 夢中でページを捲るジャスミンの目が潤み出す。 物語を追いながら、またマーガレットの姿が頭の中を埋め尽くす。 衝動に逆らえなくなった時、ジャスミンは小さく呟いた。 「姫、姉さま…」 瞬間、とめどなく涙が溢れ出した。 ありえないはずの感覚。 だけど、胸がマーガレットへの愛おしさで溢れていく。 寂しそうに一人佇むマーガレットの姿が思い出される。 ”大好きよ、ジャスミン” 聞いたことのないはずの言葉が次々と頭の中に浮かび上がる。 ”あたた達が愛してくれるから、私は私で居られるの” それは確かにマーガレットの声で頭に響いた。 胸を掻き毟られるような、誰にどう説明することも到底不可能と思われる悲しみが襲う。 ジャスミンは居てもたってもいられず、部屋を飛び出した。 クレマチスとミモザの二人部屋の戸を強くノックしたジャスミンは その間もずっと涙を流しマーガレットのことを考えていた。 「ジャスミン?どうしたの?」 部屋から顔を覗かせた二人が酷く驚いてジャスミンに近づく。 ジャスミンは涙に濡れた、それでも強い目で二人を見た。 「ミモザ、クレマチス…私…」 二人の肩を掴み、口を開いたジャスミンは、そこで一度言葉を切った。 自分が今から口にしようとしていることが、おかしなことだと分かっていた。 もし二人がそれを聞いて、ジャスミンもまた頭がおかしくなったのだと、 そう思われたらどうしよう。 そんな恐怖がちらつく。 だけどジャスミンは、何の確証も無いまま、内から湧き上がる衝動を信じた。 「マーガレットお姉さまの…姫姉さまの側に居なきゃ…」 ミモザとクレマチスが、その言葉に驚き固まる。 それからみるみるとその目を潤ませ、ジャスミンと同じ泣き顔になった。 二人は泣き顔のまま、強くジャスミンに頷き返した。 「行こう、姫姉さまのところへ…」 3人は夜のクランを歩きマーガレットの部屋の前まで来ていた。 誰も口を開くことなく。 誰も、自分の感情を説明することが出来なかった。 冷静に考えれば、クランでも誰も相手にしない頭のおかしなマーガレットを『姫姉さま』などと呼び その元を訪れるなんて馬鹿げている。 まして、そうするだけの理由に、何の心当たりも無い。 なのに3人は同じ気持ちでそこに向かった。 根拠は心の奥底から湧き上がる衝動、それだけ。 3人でマーガレットの部屋の前に立つ。 訪れたことも無いはずのその場所が、何故か酷く懐かしい。 代表してジャスミンが小さく戸を叩くと、随分遅れて「だれ?」というくぐもった声が聞こえた。 「ジャスミンとミモザとクレマチスです」 涙を拭いジャスミンが強い声を出す。 迷いが消えていく。 怯えたように、恐る恐る戸を開きマーガレットが顔を出した。 3人を、緊張が襲う。 マーガレットが部屋の前に立つ3人を見回し、また怯えたように小さく声を出した。 「だれ…?」 拭いたはずの涙が、またジャスミンの頬を伝った。 だけどジャスミンは、笑顔を浮かべた。 怯えるマーガレットを安心させるように。 「ジャスミンです、姫姉さま。御側を離れてしまって、申し訳ありません」 自分の発している言葉が、このクランにおいてあまりにもおかしいことだとは分かっていたけれど ジャスミンは笑顔を浮かべたまま、強く言い切った。 マーガレットは戸惑いの表情を浮かべたまま、そわそわと3人の顔を見比べた。 「私たちも…一人にしてしまって御免なさい、姫姉さま」 ミモザが言う。 マーガレットがまた不安気にその顔を見た。 それから、小さな声を出す。 「…ないてるの?」 ジャスミン達は、その小さな、だけど自分達を気遣う言葉に 胸を震わせ、愛しさに満たされて笑みを深めた。 マーガレットの愛らしく小さなその胸に、飛び込みたい衝動に駆られる。 「大丈夫です、姫姉さま…。私たちは辛くて泣いてるわけではありません」 「そうなの…?」 マーガレットが心配そうにミモザとクレマチスを見ると 二人も泣きながら、だけど満面の笑みで強く肯いた。 「そっかぁ」 時間をかけて、ゆっくりと強張っていたマーガレットの表情が緩んでいった。 それから、その顔に遠慮がちな笑みが浮かぶ。 3人は震える足を気力で支えながら、ただ愛おしさと嬉しさの衝動に耐えて突っ立っていた。 「もう、遅いじゃない…。 3人とも、てぃーたいむが始まるわよ。はやくいらっしゃい」 マーガレットが言うと、3人は箍が外れたようにまた涙を流しマーガレットに抱き付いた。 その行動の意味が分からずびっくりしたマーガレットも 自分に縋り子供のように泣く3人が愛しくて、しばらくその背中を撫で続けた。 ◇ マーガレットの部屋に上がり、4人は一緒に就寝前のお茶を楽しんだ。 相変わらず、マーガレットの言うことは訳が分からないことばかりで 自分たちもまた彼女の妄想の登場人物になっているらしかった。 だけどそれを嫌とは思わなかった。 寧ろ心地よく、昼間悲しそうにしていたマーガレットが、今笑顔でいてくれることが何より嬉しかった。 お茶を飲み、夜も深くなるまで4人はお喋りに興じた。 3人にとっては、あまりにも自分たちの行動が不可解で、他の生徒たちに何と言われるか解らないものだったけれど 何を言われてもいいと思った。 頭のおかしなマーガレット。 だけど触れ合って、お話をして、マーガレットがとても純粋で心優しい少女だと分かった。 自分の奥底にある衝動とは別にしても、ジャスミン達はマーガレットのことが好きになっていた。 会話が途切れ、雨の音が響き出すと、そろそろお開きかという空気になる。 それを敏感に感じ取ったマーガレットが、不意に不安げな表情になった。 今まで得意気にお姫様の妄想を披露していたその表情が、夜に怯える子供のそれになる。 「…かえっちゃうの?えっと、タナベ…」 「ジャスミンです、姫姉さま」 ジャスミンは、会話中何度名乗ってもなかなか名前を覚えてくれないマーガレットに苦笑しながら優しく言った。 「帰りません。今夜は寂しいので、一緒に居させて下さい」 「私たちも、いいですか?姫姉さま」 「ササキ、カガ…」 「ミモザです」 「クレマチスです」 不安に揺れていたマーガレットの目が、安堵の色に変わる。 「しょうがないわね、あなたたち。 今日はあたしの部屋に泊まっていきなさい」 「はい、姫姉さま!ありがとうございます!」 4人は一緒にベッドに入った。 今まで話したことも無かったマーガレットと一緒に眠る。 それがどれだけ変なことか、ジャスミン達は重々承知していた。 だけどちっとも嫌じゃないし、どこか懐かしい感覚になった。 マーガレットを一人にしない。 そんな使命感にも似た気持ちが湧き上がる。 3人の気持ちを知らず、マーガレットは安心しきったように寝息を立て始めた。 ◇ それからジャスミン達3人は、いつもマーガレットの側に居るようになった。 それに伴い、段々と他の少女達から3人も浮いていった。 マーガレットの妄想に付き合う姿を見て、3人もまた繭期を拗らせておかしくなったのではないかと噂される。 幾度もそのことの弁明を試みたジャスミンも、やがてそれを諦めた。 自分達が何故、そうまで言われてもマーガレットの側に寄り添うのか、何も説明する言葉が無い。 まるで魂が要請しているように、ただ強い衝動によって突き動かされていた。 マーガレットを決して一人にしない。 寂しい想いをさせない。 涙を流させない。 その為に、陰口も視線も、甘んじて受ける。 時にそれは3人の心に強い負担を与えたけれど、それでもマーガレットの側にいることを選び続けた。 次第にマーガレットも3人を心から信頼するようになった。 子供のように無邪気なマーガレットはそれを表情や仕草で存分にあらわしてくれるから それが3人の支えになった。 そうして暫く時が過ぎた。 ジャスミンは、時が経てばあの時自分に襲った感覚の正体、マーガレットに固執する衝動の理由が判然とするものと思っていた。 だけどどれだけ一緒に居ても、その理由は分からず、どこにもそれをすべき記憶は無い。 そのことに次第に不安を覚えるようになっていた。 やはり、理由などはどこにもなく、ただ自分の頭がおかしくなってしまったのでは無いか。そんな不安が日に日に高まる。 だけど一緒に居て、マーガレットのことを理性の上でも好きになっていた。 だから、彼女の側に居たいという自分の衝動を、論理的な思考が否定しようとすることが怖かった。 ある日、ジャスミンはマーガレットに提案をした。 それは、禁を犯すこと。 自分の全てをマーガレットに委ねる提案だった。 だけどそれを言い出すことに、驚くほどに抵抗は無かった。 「かむ…?ジャスミンを?」 「はい、姫姉さま。お姉さまに、私を噛んで貰いたいんです」 提案を受けたマーガレットは戸惑いの表情を浮かべミモザとクレマチスを見た。 最初ジャスミンの言葉に驚いた二人も、次第にその意味を理解し、肯いた。 「私も、噛んで下さい姫姉さま」 「私も」 マーガレットにはその意味が分からず ただ真剣な妹たちの表情を不思議に思った。 「でも、痛いでしょ…?」 「痛くありません。 これは私がいつまでも姫姉さまの側にいる為の、誓いの儀式です。 プリンセスとして、そしてその妹としてとても重要なことなのですよ、姉さま」 それは血盟議会の掟で固く禁じられた行為。 だけどジャスミンは強くそれを欲していた。 自分が、マーガレットの意に沿わぬことをしてしまわぬように。 また側を離れてしまわぬように。 マーガレットの心を裏切るような真似を、絶対しないと思いたいけれど、 自分の心の強さに自信が持てない。 マーガレットを愛する理由を探してしまう自分が嫌で仕方ない。 きっと理由なんて要らない。今側に居たいと思う、それだけでいいはずなのに。 だからもしもの時の為に、イニシアチブで縛って貰いたかった。 それはただ、安心感を得たいというエゴだと分かっていたけれど。 戸惑うマーガレットにジャスミンが抱き付く。 そして束ねた黒髪を退かし、首筋をマーガレットの顔の前に差し出した。 「ここを。 お願いします、姫姉さま。大丈夫ですから」 マーガレットは、ジャスミンの白い首筋をまじまじと見つめ、暫く逡巡した後 柔らかくその透くような肌に噛みついた。 「…だいじょうぶ?」 「大丈夫ですよ。姫姉さま…ありがとうございます」 暫く抱き合いそれから身体を離す。 ジャスミンの目に涙が浮かんでいた。 それは歓びの涙だと強く感じる。 マーガレットは同じように、ミモザとクレマチスの首筋も噛んだ。 4人はそうして、イニシアチブの主従関係を結ぶこととなった。 だけどマーガレットは一度も、その力を行使することは無かった。 イニシアチブが何かも、マーガレットは理解していなかったから。 それ以降は、ジャスミン達も吹っ切れたように 他の生徒の目を気にすることが無くなった。 開き直り、マーガレットに付き合ううち、すっかりそれも馴染んでいった。 誰も親しくジャスミン達に話しかけることは無くなったけれど いつも楽しそうにクランを4人で歩き回る姿を、そういう風景として認めるようになった。 マーガレットは繭期を拗らせて自分をどこかの国のお姫様と思い込んでいる。 そのことは少女達にとって変わりなかったけれど いつも3人と楽しそうにしているマーガレットの笑顔に、嫌悪感や侮蔑の視線は薄れていた。 いつも寄り添い、妄想しながら楽しそうにしている。 まるでピエロのようだったけれど、ピエロ達の道化は時に少女達に笑いを齎した。 そうして4人は、クランの中で不思議な市民権を得た。 ある日、遊び疲れたマーガレット達は 談話室で眠りこけてしまった。 少女達は、関わろうとはしなかったけれど、幾らか微笑ましい気持ちで4人の少女達の寝姿を眺め部屋を後にする。 誰も居なくなった部屋で眠る四人のところに一人の少女が近づいた。 それはスノウだった。 スノウは、眠るマーガレットの側にそっと近づきその頭を撫でた。 「マーガレット…私は…」 ”もし私が何かを変えることが出来たなら…あなたがそれを見届けたなら。 あなたにも、何かをして欲しい。諦めて、閉じ込めてしまわず、幸せになるために何かを” スノウの脳裏には、いつかマーガレットが言った言葉が浮かんでいた。 スノウは見届けた。 マーガレットの『結果』を。 少しだけ、期待していたのだ。無責任に、マーガレットならば何かを成し遂げられると。 だけど何も変わりはしなかった。 いや、もしジャスミン達が居なければ、マーガレットは孤独の淵で苦しみ続けたかもしれない。 せめて4人が一緒に居れてよかった。 だけどクランも、ファルスも何も変わらなかった。 全てを賭け、その人格の全てを失ってまで、マーガレットが変えようとしたというのに。 スノウはもはやその目に、哀しみを浮かべることすら難しくなっていた。 みんなは覚えていない。 だけど、以前のマーガレットが『死んで』しまったことを、スノウだけが覚えているのだ。 あの時もっと強く止めていれば。 そんな後悔も、もう波が引いてしまった。 マーガレットのことを、その末路を直視することは、もう出来ない。 そんなことをすれば、本当に自分の心もまた壊れてしまう。 悲しみと絶望の為に。 だからスノウは決めた。 もう何もしない。 ただ、耐えて、このクランで生きるのだと。 もう二度とマーガレットに関わることも、誰と関わることもしないと心に決めた。 リリーにもう一度話してみようと、そう思っていた。 マーガレットが何かを成し遂げたら、そうしてみようと。 でももう、そんな気にはなれなかった。 もう一度スノウは眠るマーガレットの髪を撫で それから寂しそうに俯いてその場を離れていった。 時は過ぎ、クランからシルベチカが居なくなった。 誰もそれに気付くことは無かった。 マーガレットも、気付かない。 マーガレットは、シルベチカなんて知らなかった。 いつか微笑みを交し合った友人の死を、知らなかった。 ただマーガレットはジャスミン達と4人で、楽しそうにクランで暮らしていた。 最期は突然だった。 マーガレットが用意したお茶菓子を広げ、いつものように4人でティータイムを楽しもうと準備していた、まさにその時 何の前触れもなく剣を手に取った四人は、お互いの身体を切り裂き、胸に剣を突き立てて絶命した。 折り重なるように、ジャスミンとミモザとクレマチス、そしてマーガレットは息を引き取った。 その最後に、プリンセス・ピエレット・マーガレットが何を思ったのか、誰も知らない。 物語にも記憶にも、マーガレットのその生涯が記されることは無い。 その亡骸はただ炎の中に消えた。 終わり ←その3
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トリットの武器、道具 能面(オプシス) 戦場でも1対1の戦いを行う戦士がトリットには多く、この戦いを邪魔をするものを排除するものである。 能面登場前は従者の役割であった。 現在、能面は性能が向上し、敵の妨害阻止から足止めや直接攻撃のサポートなど多目的に利用される。 【弾丸・毒薬】 ウ・ダルタニア 敵を牽制するための小型槍。威力が低すぎるため期待は出来ない。 ダルニアス 付属のワンドで飛行中でも操作できる槍。威嚇に使う。 ゴィージア 円盤状の投擲兵器。3枚の分子崩壊刃が飛び出す。 オンブラ 星型の断面を持つ矢を高速で打ち出す。 命中した箇所を裂傷し矢が溶解する。 カッズ・オンブラ オンブラの強化版。打ち出す兵器を大型化している。 【光学・エネルギー】 アヴァボド 音声兵器。声を増幅する。 ジスアヴァボド アヴァボドの強化版。 ガオボロス 高電圧でプラズマ化した分子体を高速で射出する。 バオズッカ 後述のゲガズッカの廉価版。影響範囲を拡大したが、プラズマが不安定で攻撃力が低下した。 ゲガズッカ 高分子エネルギーを打ち出す筒。 直撃すると激しい反応を起こし損傷する。 オーガズッカ ゲガズッカ上位版。高分子エネルギー体に特別な核を用いて威力を増した。 ジスチュー レーザー兵器。人類のレーザー兵器よりも全体的に高性能である。 ガッズ・スチュー 人類のレーザー兵器を参考にして作られた。 攻撃力がそれなり高く、かつ連射性能が高い。 チョマゲスチュー 連射性の高いレーザー兵器。単発での威力はジスチューより威力は低いものの、総合的にはダメージを与えられる。 【ミサイル・補助装備】 カペンチャー 自動攻撃する攻撃機。もともとは決闘を邪魔するものを排除するための武器だった。 【支援・補助】 ゲ・オス 戦士が白兵つかう鋼の手袋。爪とパンチで攻撃する。 また手を守る。 ポイサンド 狂戦士が白兵で使う剣。右手にポイサンド、左手に後述のレブラーを装備する。 レブラー 狂戦士が白兵戦で使う剣。 パルパピアス 剣闘士が白兵に使う専用の剣。剣闘士の技とトリット技術により切れないものは存在しないと言われる。 デヴァリアシ 剣豪が白兵で使う剣。 トリット製の剣では威力が最高。 モウダージ 白兵に使われる、煙幕装置。レーダーも欺瞞する。 マオフェジョア 索敵範囲延長装置。 トッツィ 細胞を再生する生物が入っている薬。 配合を変えることで人類やアンドロイドにも利用できる。
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アンドロマコス(2) ギリシャ神話に登場するギリシア兵。 トロイア戦争でアイネイアスに討たれた。