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アップルランドとは長野県にあるスーパーマーケットでアルピコグループの一員で和訳すると「リンゴの土地」。 概要 元々松電ストアとして開業し長野県に数百店舗を増やしていったが東信にあるマツヤやツルヤの圧倒的な安さで売るスーパーに押されて衰退気味になっている。 閉店した店 開智(かいち)店 旧丸の内医院(渚に移転)の裏手っぽいとこ。つまり入り組んだところにあった。跡地はヤクルトっぽいん。そこでうなぎの試食食べたことある。 島内店 島内駅東にある鐘紡踏切んを横切るん道路沿いにあった。跡地にJA(農協)関連施設が移ってきている。ちなみに本店があったころんの農協跡地にはセブンイレブンになっている。おかげで電車待ちの間、買い物に便利である。 栄町店 栄町バス停前にあった。撤退ゴは更地になったのち、防災広場へと変貌した。ちなみに道路挟んで向かい側にガスステーションがあったも潰れて跡地に2013年8月からセブンイレブンが建ってオープンった。近くに相沢医院があり、その近くにローソンがあり、セブンイレブンがオープンると今後さらなる客争奪戦が繰り広げられるだろう。* 池田店 池田町にあった唯一店舗。一丁目にあったが閉店している。 穂高西店 在所:〒399-8303長野県安曇野市穂高5580-1 営業時間:9 00~23 00 閉店日:2012年02月26日-10 00 閉店理由:不採算を理由が主だろうが不採算の理由なら当店から2km離れた場所にあるアミーという建物で開店していたアップルランドが立ち退いた後に圧倒的な安さで売る業務スーパーユーパレットが入居し穂高西店を利用していた客もそちらへ流れ、客がいないのに長らく続いた当店もついに閉店することになった。と推測するが真相は店長のみぞ知る。 ちなみにアミーにあったアップルランドは柏矢町にある安曇野ショッピングプラザに移転しアップルランドデリシアとして開店した。なおアップルランドはショッピングプラザ開園直前までアミー内で営業していた。 関連項目 アップルランドデリシア 松電ストア
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キラーアップル キラーアップルとは植物類に属する種類のひとつ。 概要 キラーアップルは手足が生えた巨大なリンゴのの植物。 獲物を誘うため甘いにおいを回りに放ち捕食する。 キラーアップルたちの中には群れのボスとでも呼ぶべきひときわ大きな個体がいることがあるらしい。 種を飛ばす攻撃をしてきたり、体当たりを仕掛けてきたりする。 登場シナリオ マギラント編シナリオ“ハイパー☆りんご狩りすぺしゃる!” アクエリオへの道中シナリオ“甘くて赤くて危険なヤツ” 関連項目 植物類 生態系
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【TOP】【←prev】【SUPER Famicom】【next→】 アップルシード タイトル アップルシード 機種 スーパーファミコン 型番 SHVC-7X ジャンル アクション 発売元 ヴィジット 発売日 1994-8-26 価格 9800円(税別) アップルシード 関連 SFC アップルシード PS2 APPLESEED EX 駿河屋で購入 スーパーファミコン
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1988年4月OVA発売。 監督 片山一良 原作 士郎正宗 脚本 片山一良 演出 木村哲 キャラクターデザイン・作画監督 洞沢由美子 メカニック作画監督 岸田隆宏 設定 田中精美、小倉宏昌、玉谷純、岸田隆宏 メカニックスーパーバイザー 庵野秀明 キャラクター作画監督補佐 松原秀典 メカニック作画監督補佐 竹内敦志 美術監督 小倉宏昌 色指定 石田幸恵 撮影監督 藤田正明 特殊効果 榊原豊彦 編集 掛須秀一、石田悟、牧岡栄吾 音響監督 伊達康将 調整 山田均 効果 倉橋静男 選曲 鈴木清司 音楽 山中紀昌 アニメーション制作 GAINAX 制作協力 AIC、センテスタジオ ■関連タイトル DVD アップルシード Kindle版原作コミック アップルシード1 プロメテウスの挑戦 近未来的音楽学習専科 アップルシード 黒田硫黄 アップルシードα 1 PS2 APPLESEED EX LIMITED BOX
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アップルミント アップルミント アーティスト 内田彩 発売日 2014年11月12日 レーベル 日本コロムビア デイリー最高順位 1位(2014年11月12日) 週間最高順位 1位(2014年11月18日) 月間最高順位 1位(2014年11月) 年間最高順位 48位(2014年) 初動売上 9419 累計売上 10937 週間1位 月間1位 収録内容 曲名 タイアップ 視聴 1 アップルミント 2 Breezinʼ 3 Sweet Rain 4 ONE WAY 5 Growing Going 6 オレンジ 7 キックとパンチどっちがいい? 8 Merry Go 9 ピンク・マゼンダ 10 泣きべそパンダはどこへ行った 11 ドーナツ ランキング 週 月日 順位 変動 週/月間枚数 累計枚数 1 11/18 1 新 9419 9419 2 11/25 8 ↓ 971 10390 3 12/2 15 ↓ 547 10937 2014年11月 1 新 10937 10937 関連CD 永遠フレンズ 笑顔と笑顔で始まるよ! 伝説のFLARE Blooming!
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あっぷるりんぐ 入手法/作り方 パンの種+りんご、熱する、かなり 作成アイテム 上トレイ 下トレイ 方法 時間 SUCCESS FAIL GREAT 猶予 アップルリング - わける かなり マニッシュショート(銀) 腐ったアップルリング エクステ・カール(水色) 腐り復活 上トレイ 下トレイ 方法 時間 SUCCESS FAIL GREAT 猶予 腐ったアップルリング - わける ちょっと 小麦粉 × パンの種 名前 コメント
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屋上へ続く階段。上から射す光に照らされた踊り場にアップルと安楽音は居た。 アップルが安楽音の手を握る。 安楽音が、屋上へアップルと二人きりで行かせてくれと申し出たとき、当然のごとく皆は猛反対した。笹岡に至っては、安楽音がパンツヌスムゼと内通している可能性を指摘さえした。携帯端末の画面を見せ、安楽音から闇エネルギー反応が検出された前例があること、パンツヌスムゼの出現地点にどういうわけか安楽音の姿があったことなどを矢継ぎ早にあげつらった。だが、安楽音は今日見たことを誰にも話さないかわりに、アップルにだけ自分の秘密を打ち明けたいと懇願した。その秘密さえ守ってくれるならば、超戦闘魔法少女に関する一切を忘れる、というのが安楽音の出した条件だった。訝しがる笹岡。しかし、レモンは消耗しきり、アップルの単独任務ではパンツヌスムゼを攻略できる希望はあまりにも薄い。そして、そんな状況で安楽音は「自分とアップルの二人ならばあいつを倒せるかもしれない」と言ったのだ。笹岡が何故だと訊いても安楽音は黙ったままで、あの決意に満ちた目で見つめるばかりである。そう——この子は、ノーパン通学を認めさせたときと同じく、いつもこうして覚悟を持った瞳で自分の意思を通してしまうのだな、とアップルは思った。 手を握ったまま、アップルは安楽音の袖口に目を凝らした。そこには、ドリアンヌに襲われて出来たのであろう、小さな破れ目がある。 「血、止まったみたいだね」 アップルは、扉の明かりを頼りに傷口の状態を確認して言った。 「うん! 平気だよ、このくらい。だから心配しないで!」 ことさら元気いっぱいに安楽音が声をはずませる。その後、安楽音は少し俯き加減にアップルの顔を見上げた。 「あのさ……林檎ちゃんって、呼んでもいい?」 「ふふ、いいけど、正体バレバレね」 「……だって、さっき先輩が大声で言ってたし」 「あの馬鹿……」 アップルの眉間に皺が寄る。 「それじゃさ、林檎ちゃんに……あたしの『秘密』見せるから、よっく見ててよ」 そう言って安楽音はアップルに向き直った。 「スカートの中」 安楽音の指先が、プリーツスカートの裾にかかる。そしてそのままスカートの両端を摘み、するすると一気に持ち上げた。 アップルの視線が自然、安楽音の股間に固定される。 「——どう? 何が見えた?」 心なしか安楽音の吐息が荒くなっていた。 「え……スカートを持ち上げて、安楽音さんはノーパンだから当然……なのに……」 「——何も——見えなかったでしょ?」 安楽音の言う通りだった。安楽音がスカートをめくり上げる、白い太腿が露になっていく、そして、臍まで見えるほどに安楽音の下肢を隠すものは何もない。それなのに——安楽音の股間を含んだ一帯だけが——五感から抜け落ちたように、認識できなかった。 「これが、あたしの使える中で一番ベーシックな『力』——能力名は“虚構検閲官仮説”」 安楽音は、上気させた顔に淡い笑みをたたえ、そっと両手の指先を開いた。ぱさり、とスカートが元に戻る。 「外からの認識を拒絶する境界、“事象の地平線”を構築し、特定の領域内に絶対的不可視、不可侵の空間を作り上げる。あ、あたしは別にパンツを穿くのが苦手なだけで、露出狂ってわけじゃないから、普段はずっとこの状態を維持してるの」 恥ずかしそうに鼻を掻きながら、安楽音が言った。 「じゃあ、次はこの能力の第二段階。“事象の地平線”を可視化できるところまで強化してみる」 安楽音は、両掌を体の前に出し集中する。すると、空中にピンポン玉ほどの小さな黒い球体が浮かび上がった。アップルは目を丸くして、その球体をまじまじと見つめる。 「この状態は、要するにミニブラックホールみたいなもの。可視化された“事象の地平線”は、認識だけでなく物理的にあらゆる物質、情報の進入を拒み、また、内側にある物も絶対に脱出させない。ここまでの説明、分かった?」 「う、うん。漠然とだけどね」 アップルの返事のあと、安楽音は両腕の力を抜き、ふう、と息をついて額の汗を拭う。緊張が解けると同時に、球体は散乱して消えた。 「で、ここからが本番。次に見せるのが、あいつを倒すための最終兵器! ……と言っても、あたしも正直、実際に使ったことはないから自信ないけど。実はさ——あたしのお婆ちゃん、巫女だったんだ。お婆ちゃんだけじゃない、ずっとずーっと、あたしの血筋は先祖代々、巫女の家系だって言ってた。なんでも何百年も前に、まるで怪物と呼ばれるくらい強力な力を持った女の人がいたらしくて——っと、ごめん、こんな話してる場合じゃないね。それで——これから使う能力だけど、お婆ちゃんに方法だけ教わったの。もしも、世の理を超えた、手も足も出ないような化物が現れたらこれを使え……って」 安楽音は静かに目を閉じ、自分の頬を張って気合を入れる。次に全身の力を抜き、呼吸を整えてからゆっくりと瞼を開いた。はっきりと、空気が変わるのを感じる。そこにいる安楽音は、とても希薄でありながら、手を触れたらどこまでも吸い込まれていきそうな、一切合切を超克した存在に見えた。 「よし、準備OK!」 その言葉に、アップルは我を取り戻す。 安楽音が自分の指を噛むと、滲み出た血を垂らして床に円を描いた。 「この中に入って。絶対に外に出ちゃ駄目」 一歩、二歩、前に進み、アップルと安楽音はほとんど密着した状態となった。 「じゃあ……始めるよ」 安楽音が、ぶつぶつと呪文のような言葉を呟く。時間が経つにつれ、明らかに身体にかかる重力が変化していくのが分かる。アップルの心に、不安感が沸々と募る。しかし、安楽音は薄く目を開けて、超然とした瞳を動かさない。そして—— 血で描かれた円から、“事象の地平線”が現れ、それはすぐに球体となって二人を飲み込んだ。 「……ちゃん。……林檎ちゃん」 遥か彼方から響くような、安楽音の声。アップルの意識はまだ定まらない。 球体が周囲を包み込むとき感じた、自分の身体と存在全てが無限に圧縮されていくような感覚のせいだろうか。 「林檎ちゃん、大丈夫?」 芒とした頭で、ようやく辺りの様子が視界に入りはじめた。安楽音に抱きつかれるようにして支えられている。 「……問題ないわ。ちょっとくらっと来ただけ」 アップルは、改めて自分の置かれている状態に目を凝らしてみた。 あの狭苦しい踊り場にいたはずなのに、この空間はやけに広い気がする。さらに言えば、密閉空間にも関わらず周囲は柔らかな明かりで満ちていた。 「この中、ブラックホールって言うわりに結構明るいのね」 アップルが言う。 「うん、そうなんだ。えっと……もう大丈夫みたいね。じゃあ、急ごう」 そう言って安楽音は僅かに距離を取る。 「さっきのが紛い物のミニブラックホールだとしたら、この空間は限りなく本物に近い擬似ブラックホール。その違いは——特異点の存在」 特異点? というアップルの声に耳を貸さず、安楽音は目を伏せた。 「見て」 安楽音が、ゆっくりとスカートに手をかけた。静かに、少しずつスカートをたくし上げる。その瞬間、眩い輝きが溢れた。 スカートの内側に“事象の地平線”はなく、膨大な光量で満たされている。 「ここが、特異点。無限の可能性を生み出す場所。さあ、あなたがこの場所から選び取るのは何?」 安楽音は、落ち着いた声を響かせると、アップルの右腕に手を添え、自らのスカートの中へ導いた。 「え? え?」 「あなたの『意思』と『解釈』する力があれば、あなたはここから何でも選び取ることができる。それが例え、多世界の怪物を倒す『力』や『武器』であったとしても——望みさえすれば、あなたは何もかもを掴み取れる……んっ……!」 ぐいっ、と突然強い力で引っ張られ、アップルは右手をスカートへ入れたまま体勢を崩した。 気が付けば、アップルが安楽音を押し倒したような形になっていた。 アップルの右腕は、肘まですっぽり飲み込まれている。 「ん……はぁっ……! は、早く……んんっ……あんっ……まり……時間ないか……らあっ……!」 安楽音が小刻みに身体を震わせ、息も絶え絶えに急かした。 どぎまぎしながら、アップルはありったけの平常心をかき集めて精神統一する。 私が望むもの……奴を……あの怪人を、多世界ごとぶった斬れる武器が欲しい! そう強く念じた瞬間、何かがアップルの指先に触れた。 「ひゃうんっ! しゅごいの来たあああああっ!!!! もっと、もっと……奥うううううっ……!!!!」 思いきり背中を仰け反らせて、安楽音が叫ぶ。小さな腰が前へ後ろへ跳ね回った。 アップルの爪が何度も硬い物に当たるのだが、なかなか掴めない。 「くっ、このっ。もう少し深く手を突っ込まないと駄目みたいね……えい」 「アアア、アアアアアアアア、凄い。来ます、来ます、トランザムが。だめ、死にます、死んでトランザムります、トランザムっちゃうよお、アア、アアアア、黄色いオポッサムと、紫色のオポッサムが、絡み合って、だめ、だめ、トランザムっちゃう、トランちゃん、トランちゃんなの? え、ザムさん? うそ、そんなの、だめ、死んじゃ……ん……んごほおおおおおおお!!!! は、ハバロフスクぅぅぅぅぅぅ!!!!」 安楽音が人として終わりかけている。 アップルは無造作に、ごりごりと丸太ほどはある二の腕までを突き刺し、棒状の何かを握りしめた。 「あった、これね。どうやら武器の柄のようだわ」 その大きな掌でやっと掴める太さの持ち手を、アップルは力任せに引き抜く。 ずる、と先端が安楽音の股間から現れた。しかし、どこかに突っかかって全体が出てこない。 「ヒッヒッフー、ヒッヒッフー」 安楽音がラマーズ法の構えに入った。 気合一閃。アップルが両手を使い、渾身の力で手繰り寄せた。めりめりと、何かが裂ける音が鳴りひびく。安楽音は白目を剥き、穴という穴から液体を噴き出し、狂ったように腰を痙攣させる。 「出た!」 ようやく、“多世界の生き物を一撃で葬り去ることのできる武器”の全容が現れた。 それは、超高密度のエネルギー体であり、巨大な戦斧の形をしていた。 武器の出現とともに、空間の壁に裂け目が生じた。擬似ブラックホール空間が崩壊を始める。 「の、の、能力解除ぉ!!」 腰を突き上げた格好で朦朧としていた安楽音が、急いで空間を打ち消す。二人を包み込んでいた球体が消えると、そこは元通りの階段の踊り場だった。 「行って! 外界で武器が形を保ってられるのは、そんなに長くないはずだから!」 安楽音が壁にもたれながら、アップルを促した。 「了解よ、大体どのくらいか分かる?」 「持って30秒」 「十分だわ!」 アップルは一足飛びに階段を駆け上がり、屋上へ飛び込んだ。だが、そこでアップルは立ち尽くす。 「……いない……! 奴が……どこにも……!」 やはり、神出鬼没のパンツヌスムゼを倒すことは不可能なのだろうか。全身に悔しさが溢れる。 「林檎ちゃん!」 安楽音が、ふらつく身体で扉の手前まで来ている。 「……あたしがさっき怪物達に襲われたの、偶然じゃないと思うんだ。あの場所——校舎の下であたし、能力を使いこなす練習してたの。だから、その、闇エネルギーってやつに反応してあいつらが現れたんじゃないかな。今残ってる力、全部あげるね。もしかしたらあたし、二度と力が使えなくなっちゃうかもしれないけどさ」 安楽音が右手を前に向けた。空中にミニブラックホールが作られる。ふわふわと宙を漂う球体は、屋上の真ん中まで行き、破裂した。そして、暗黒の光とでも言うような激しい放射を生み出した。 「あ、すんません」 放射に照らされ、ばつが悪い顔をしたパンツヌスムゼが現れた。 アップルは全身全霊を込めて戦斧を振り下ろした。 パンツヌスムゼの身体は見事に真っ二つになり、衝撃のあまり様々な部位に爆裂を生じた。その虐殺は、億兆個を遥かに上回るすべての多世界で同時に行われた。 アップルが距離を詰める。確実な止めを刺すために、量子の一粒すら残さず、この世界から消し去るために。 「ウルトラマジカルクリーミー・超戦闘魔法・火焔大剛拳!!」 途方もない大きさの爆炎が上がった。地上に居る笹岡達も、すぐにそれが勝鬨の狼煙だと気付くだろう。 アップルは振り返り、安楽音と視線を結ぶ。 安楽音は、少しだけ寂しそうな顔をしてから、いつものように柔らかく微笑んだ。 「ありがとう、安楽音さん。あなたがいなかったらきっと……」 アップルと安楽音が歩み寄る。すると、空が急に暗くなった。二人は驚いて空を見る。 ふわり。 ふわり。 アップルの、安楽音の身体に、たくさんの真っ白な布切れが舞い降りる。 「これ、狭山純子って書いてある」 安楽音が布切れの一枚を手に取って言った。 「奴の……いたちの最後っ屁ってところかしらね」 アップルが、また眉間に皺を寄せる。 ふわり。 ふわり。 ふわり。 舞い降りるパンツは、絶える様子がない。 「こりゃあ、後処理は公安に押し付けるしかないな……」 地上では、笹岡が空を見上げてぼやいた。 尚も空を舞うパンツは、牌ヶ原市を広範囲に埋め尽くし、地平線の彼方へ届くほどに降り注いでいた。 次回予告 秘密裏に発動していた「超戦闘魔法少女ドリルアーム化計画」。その実験体に選ばれたのは飛南瓜だった! こんな格好悪い装備はイヤだ!! 泣いて懇願する飛南瓜! 時を同じくして牌ヶ原市の地下では謎の地底怪人が胎動を始めていた! 牌ヶ原市の平和を守れるのは君だけだ! 今こそ立ち上がれ飛南瓜!! 次回、「天に星、地に乙女、人に愛」乞うご期待!! (作・見る目なし)
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このページはこちらに移転しました アップルジュース 作詞/23スレ147 作曲/24スレ3 疲れきったその体に 潤いを注ぎましょう 弾ける甘みと酸味の ハーモニー 辛い事や苦しい事は 今は少しだけおやすみ 味気ない生活にひと時の スパークリー アップルジュース 鼻の奥がこそばゆい アップルジュース 喉の向こうで広がる アップルジュース 頬に少し赤みが差す アップルジュース 美味しいな アップルジュース 音源 アップルジュース (このページは旧wikiから転載されました)
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アップルケーキ ●材料 卵 【購入可】 アップル バター 小麦粉 【購入可】
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――キィン―― 金属と金属がぶつかり合う音が、暗闇に響く。超戦闘魔法少女アップルは、岩壁に寄り添っていた。彼女の片腕は熱を帯び、白熱灯のごとく輝いている。真っ赤なドレスの脇腹部分が破れ、肌が露出している。一筋の切り傷から血がつうと流れ出ていた。アップルは親指で血を拭い、それを舐めとってから、唾と一緒に吐き出す。 「毒のたぐいは喰らってなさそうだね」 彼女が今立っているのは、牌ヶ原中学の真下、地下数キロメートルの場所らしい。もっとも、それを確かめる術は彼女にはない。 アップルはそっと岩壁に触れる。かすかな振動が皮膚から伝わってくる。次第に大きくなってくるそれに、アップルは呼吸を合わせる。そして、振動が最大になった瞬間、後ろに飛び退く。 岩壁を破って巨大な影が現れた。アップルはすぐさま発熱した拳を振り下ろす。しかし、手応えがない。 「ハハッ!」 笑い声を上げてアップルの攻撃を避けた影は、地面を鋭利な爪で抉り、石礫を飛ばしてくる。アップルは両腕を盾にしてそれを凌ぐ。アップルが腕をどけると、すでに影はどこかへ消えてしまっていた。 「また逃げやがったか!」 アップルの苛立った声が暗闇に響き渡る。不意に、背後の地面が盛り上がる。アップルは右腕に炎を灯しながら、すぐさま振り返る。 「タイムタイム、僕だよ林檎ちゃん、攻撃しないで」 軽薄で気の抜けるような声が聞こえて、アップルは慌てて攻撃を中止する。 「先輩でしたか……」 アップルは炎を消して溜息をつく。 そこにいたのはアップル、椎名橋林檎の先輩、飛南瓜光次郎だった。だが、いつもの姿とは違う。細身の、それでいて筋肉質な身体には鴉のような漆黒のマントが巻き付いている。背からは蝙蝠のそれによく似た羽が生えている。そして、腕である。彼の左手には、巨大なドリルがくっついていて、鈍い色で輝いていた。表面には一線の堀溝が螺旋を描いている。 「自分の腕にドリルが付いているってのは、子供の頃は憧れたものだけど、でも実際に付いてみると実に不愉快なものだね。重みと振動で肩は痛いし、自分の身体に当たりそうで怖い。なにより女の子にモテそうにない」 飛南瓜は溜息をつくと、ドリルになってない左手で、マントから土を払う。 「さすがに、付け焼刃のドリルでは限界があるね。アイツの速度には全然敵わないよ。どうだい、林檎ちゃんの方は?」 「だいぶ慣れてきたけど、まだ体が重いね。それに、ただでさえ空気が薄いってのに、炎をずっと出しながら戦うってのは厳しいかな」 アップルは感じたことをそのまま言う。地下に来た時から、ずいぶんと体がだるいと感じていた。生まれて一度も風邪すら引いたことのない(致死性の毒を食らったことはあるが)彼女にとって、その感覚は実に不愉快なものだった。近くに近いせいもあるだろうが、やはり酸素が薄いことが一番の原因だろう。 「大変だね。僕は反対に結構調子がいいんだ。どうも地下世界ってのは闇エネルギーが多いところらしい。一日中夜みたいなものだからかな? もっとも、こんなものをつけて戦うのには慣れたくないものだけどね」 飛南瓜はドリルを回して遊んでみるアップルは飛南瓜の腕についたドリルをじっと見た。金属の円錐はアップルの放つ光が反射している。 「ドリルってのもなかなかカッコいいと思うぞ? 男のロマンって感じで」 「え?」 「なんでもない……」 「なんだい、つれないなあ」 飛南瓜はニヤニヤと笑う。アップルは少し顔を赤らめ、そっぽを向いて土壁に触った。その瞬間、彼女の表情が一変した。目付きが鋭くなる。 「どうしたんだい?」 飛南瓜が尋ねると、アップルは返答の代わりに人差し指を立てた。飛南瓜はうなずき、すぐにアップルと背中を合わせて身構える。アップルは土壁に手を当てたまま、神経を研ぎ澄ませる。 「来る! 上だ!」 アップルは叫んで上方に拳を向ける。途端、天井が崩れ、大量の土塊が大量に降り注ぐ。 「超戦闘魔法・富士!」 アップルは片腕から熱線を天井にできた大穴めがけて放出しながら跳躍し、その場から退く。飛南瓜は一歩も動かないまま、ドリルで次々と岩石や土の塊を砕いていった。 ドリルの回転音と、土塊の中で上がった悲鳴が混じり合う。飛南瓜はドリルを上方から悲鳴のした方に向ける。アップルはもう一度熱光線を撃ちこむ。 「そんなに何度も当たらないヨッ! ハハッ!」 甲高い声がアップルの耳を突く。アップルは声の方に視線と腕を向ける。アップルの腕から放たれた光が、スナックンの姿をはっきりと捉えた。 恐らく、地下世界で視覚に頼らず聴覚だけで生活するためだろう、頭部にはやたらと目立つ円形の巨大な耳が付いている。顔にはまるで目を隠すように、黒線が一本通っている。そして、奇妙なことにどう見ても燕尾服にしか見えない衣服を身に纏っている。 その姿を見て、アップルは気を引き締める。服を着たスナックン、彼女はこれまでにも何度かそういう敵と戦ったことがある。彼らは例外なく強敵であった。服を着ているということは、知能や地位の高さを表している。そして、知能が高ければ高いほど複雑な魔法を使えるため、戦闘能力も高くなるのだ。 アップルはすぐに火炎弾を一発打ち込むが、その瞬間、地面に落ちていた大きな岩が浮き上がって、火炎弾を遮ってしまった。 「ハハッ! ムダだよ! この地下世界でこのボク、ダンディマウスに出会うなんて、キミタチはホントに運がないネ! ハハッ!」 「おしゃべりな鼠だね。キャロル!」 飛南瓜が後ろからエネルギー弾を放つが、ダンディマウスと名乗ったスナックンはそれをやすやすと避ける。 「光のない世界で育ったボクに、後ろからの攻撃なんてムダだって! ハハッ!」 そしてダンディマウスは鋭利な爪のついた両手を振り上げる。周囲に散らばっていた石ころが浮遊し、彼の手に吸い寄せられていく。そして、あっという間にダンディマウスの手を、まるで巨大な手袋のように、覆ってしまった。 「ハハッ! 行くよ!」 ダンディマウスは笑うと、その岩石の拳を林檎めがけて飛ばしてきた。アップルはとっさに腕でそれを防ぐが、岩の拳はぶつかった瞬間にはじけ飛び、アップルの全身を石礫が雨霰のように襲う。 「この程度の攻撃……」 一瞬の隙をついてダンディマウスは距離を詰めていた。そして、発射していないもう片方の岩の手でアップルの腹に強力な一撃をお見舞いする。 「ハハッ! これで終わりだよ!」 「舐めるな!」 アップルは浅黒くゴツゴツした腕を突き出し、ダンディマウスの巨大な耳をむんずと掴む。肉の焼ける匂いが、周囲に漂った。熱さに悲鳴をあげながら、ダンディマウスは岩石の拳でアップルの顔を殴る。鼻から血が流れ、アップルの彫りの深い顔を汚す。しかし、アップルは手を離さない。片耳が焼きちぎれる。 「痛いナ! ヒドイことするナ! ハハッ!」 アップルの背中に怖気が走る。こいつは、なぜ自分の耳がちぎれたというのに笑っていられるのだろうか。しかしアップルはひるまずに、ダンディマウスの顔に拳を撃ちこむ。鈍い音がして、拳が頭蓋骨を貫通する。これで終わった。そう思ってアップルが腕を抜いた瞬間―― 「ハハッ! 痛い痛い!」 ダンディマウスはまだ笑っている。さすがのアップルもぎょっとする。アップルに一瞬の隙ができたのを見逃さず、ダンディマウスはちぎれた耳を拾うと、アップルの懐から離れる。 そして、耳を傷跡にくっつけると、指をグルグルと回し、少量の土を浮遊させて、継ぎ目にくっつける。大穴がふさがり、円形の耳もくっついて、頭の形が元に戻る。 「ハハッ! これでもう大丈夫!」 「プラナリアかよ……」 「君、さっきから僕のこと無視しすぎだよ」 ダンディマウスの真横の壁が崩れ、飛南瓜が飛び出す。そして、彼のドリルが、頭部を木っ端微塵に砕いてしまう。 「だからムダだって! ハハッ!」 「しぶといなあ」 頭を砕かれてもなお、ダンディマウスは動きを止めない。岩石の腕で飛南瓜を殴ろうとするが、飛び南瓜もそれを避けて、アップルの隣に飛び退く。 「ハハッ! このままじゃ埒があかないね! それに、二対一はズルイな! ちょっと逃げさせてもらうヨ!」 ダンディマウスは首なしのまま、また地面を掘り始める。 「させるか!」 アップルは石ころを拾ってそれを火焔弾にして投げつける。そして、ダンディマウスの足に当たる。足首から先が切れ、ぼとりと落ちる。しかし、やはりダンディマウスは笑い声をあげたまま、すっかり地面に隠れてしまった。 「とんだ化物だね」 「先輩、追わないんですか?」 「いや、作戦を立てなおそう。今のままじゃ、アイツの言うとおり、埒があかない。イタチごっこさ。それに、そろそろ君の体力も限界に近いだろう? 林檎ちゃん、炎出しすぎだもの。僕もだいぶ息苦しくなってきたしね」 「……」 林檎は親指から炎を出してみる。いつもよりずいぶん弱々しい。酸素がかなり減っているのだ。 「わかりました、一旦地上に戻りましょう」 そして二人は今まで通ってきた地下道を、逆方向に歩き出した。途中であの不死身のスナックンがまた襲ってくるかとも思ったが、本当に一時退却してしまったようで、相まみえることはなかった。三十分ほど歩いて、巨大なエレベーターにたどり着く。この地下世界まで林檎と飛南瓜を運んできたものだ。二人はそれに乗り込んで、地上へと向かった。地上へ向かうエレベーターの中、林檎は超戦闘魔法少女ドリルアーム化計画について考える。 超戦闘魔法少女ドリルアーム化計画。 現在、日本国内に超戦闘魔法少女は七人存在する。そのうち、空中戦闘能力を持つ魔法少女はわずかに一人。そして、地下戦闘能力を持つものは皆無である。しかし、政府は超戦闘魔法少女の空中戦闘能力開発は研究者たちに命じたが、地下戦闘能力開発には乗り出さなかった。 そして、それに反発する研究者が数名いた。彼らは独自に超戦闘魔法少女達に地下戦闘能力を持たせようと研究と開発を始めた。それが超戦闘魔法少女ドリルアーム化計画の発端である。 超戦闘魔法少女ドリルアーム化計画研究書の第一ページには次のように書かれている。 「我らは巨大な翼で大空に羽ばたく少女たちよりも、ただ金属製のドリルが回転する様に浪漫を覚える――それがこの研究の唯一にして最大の動機である」 時はアップルと飛南瓜が地下での戦闘を開始する二日前、林檎と京子が保健室を訪れた時まで遡る。 「どういうつもりですか、先生。一般生徒に超戦闘魔法少女計画について話すなんて」 口を細めて、マグカップから昇る湯気に息を吹きかけている笹岡に、京子は歩み寄る。林檎の方は動揺からかその場に固まったまま、飛南瓜と笹岡を交互に見ている。 「まあ落ち着きなさい、無礼門くん。君もコーヒー飲むかい? インスタントだけどね」 笹岡の方はいつもの調子を変えようともしない。 「結構です」 「ああそう。でも、二人共とりあえず座りなさい。真面目な話はゆっくりしたいものだからね」 京子は目を細めて笹岡を一瞥した後、露骨にため息を付いて見せてから、パイプ椅子に座った。林檎は首を振って、私は立っていますと言った。普通のパイプ椅子は林檎にとって小さすぎるからだ。 いったいコレはどういう状況なのだ。林檎と京子は同時に同じことを考える。笹岡は十中八九、飛南瓜の秘密を知っている。そのことはどうやら間違いないようだ。数日前の事件、学校中の女子生徒からパンツが盗まれるという怪事件において提示された機械のことが頭をよぎる。スナックンが糧とする闇エネルギーを探査する機械。あれさえあれば、飛南瓜の秘密に感づくことは十分可能だ。そのことはすでにわかっていたし、飛南瓜にも注意を促しておいた。だが、それにしてもこの状況はおかしい。 どうして笹岡が飛南瓜に接触を図るのだろうか? 笹岡の専門は科学技術の研究及び開発だ。「政府」が笹岡にスナックンの血が流れていると把握したとして、笹岡に飛南瓜との接触任務を与えるだろうか? 戦闘能力も、交渉能力も皆無な笹岡に? どう考えてもありえないことだ。ならば、考えられることは一つである。笹岡は完全に独断で動いている。恐らく、上層部には闇エネルギー探知機が完成したことすら報告せずに、勝手に飛南瓜と接触を図っている。笹岡ならやりかねない、と二人は思った。ならばそんなことをする意図はなんだろうか。 「何難しい顔してるんだい、二人とも」 笹岡が首筋をボリボリと掻きながら言って、コーヒーを一気に飲み干した。そして机の上の瓶を手にとり、インスタントコーヒーの粉末をスプーンも使わないでマグカップに入れた。そして、足元に置かれた魔法瓶をひょいと持ち上げ、マグカップにお湯を注ぐ。 「さて、どこから話したものかね」 言いながら、笹岡は菓子皿に立て掛けるかたちで置かれた銀色のスプーンに手を伸ばした。そして、スプーンでカップの中身をゆっくりかき混ぜる。 「二人は知ってたかい? 飛南瓜君、人間じゃないってこと」 周囲の空気が凍りつく。林檎も京子も眉根一つ動かさず、目の前の胡散臭い中年に視線を送る。笹岡の方は一切気にする様子なく、マグカップに口を付けている。飛び南瓜もそれに合わせるようにコーヒーを啜る。京子は静かに口を開く。 「……笹岡先生はどこまで知ってるんですか?」 「それをこれから話そうと言ってるのに、せっかちだねえ、無礼門くんは」 無精髭を撫でながら、笹岡は笑う。すると、飛南瓜が溜息をつくように大きく息を吐いて、マグカップを机に置いた。 「失敬ですねえ、先生。僕は人間ですよ、少なくとも半分はね」 いつもと変わらない、紙風船みたいに軽薄な声だった。少なくとも、京子はそう感じた。しかし、林檎だけはその声がいつもと比べて、僅かに曇っていることに気がついた。 「先輩……」 林檎が唸るように声を出す。 「あー、いいよいいよ、二人共、隠そうとしないでも大丈夫。僕は生まれついての正直者なんだ。女の子に嘘を吐かせてまで自分の身を守ろうだなんて思わないよ」 「でも……」 「続けてください、笹岡先生、いや、笹岡博士と呼んだほうが?」 「博士、いい響きだねえ、でもまあ、好きに呼び給えよ。それに、そんなことは今はどうでもいいさ。とっとと話を進めよう。そうだね、僕は飛南瓜君が“普通の”人間じゃないってことに気づいている。何しろ彼は、闇エネルギーの塊だ。御存知の通り僕は闇エネルギーを探知する機械を開発中でね、そいつのおかげで簡単にわかったよ。ああ、大丈夫、上層部の連中はまだこのことを知らないよ。彼らは僕の研究になんて微塵も興味ないんだ。彼らが興味を持ってるのは結果だけさ。もっとも、僕も彼らに興味なんて全く持ってないわけだから、おあいこだけどね。話が逸れたね。とにかく、飛南瓜君については今のところ僕しか知らないわけだ。ところで、最近例の機械、闇エネルギー探知機が完成してね、給料をもらっている身としては上層部への報告義務ができたってわけさ。研究費用も落としてもらわなきゃいけないしね」 「要するに、僕を脅しているわけですね」 飛南瓜の言葉に笹岡は唇を釣り上げる。 「平たく言うとね」 飛南瓜と笹岡の視線が交差した瞬間、二人の眼の色が劇的に変化したのが、林檎と京子にもはっきりと分かった。 「僕が闇エネルギー探知機の完成を報告すれば、すぐにでも「政府」は超戦闘魔法少女計画の前線に投入することだろうね。仮にそうでなくとも、とりあえず、試用ぐらいはしてくれるだろうさ。そうなれば、君の生活は確実に崩壊するね。研究所のスナックン専門のヤツらに回されるか、そこの可愛い二人に討伐依頼が課されるか、まあそんなとこだろうね」 徐々に笹岡の口調が芝居がかってくる。 「そこで相談だ。僕は今、ある仕事を任されていてね、それを手伝ってくれるというなら、もしかしたら、君の存在をお偉いさんたちが知ることはないかもしれないね。どこかのうっかりした研究員が報告を怠るかもしれないから」 飛南瓜と笹岡は見つめ合う。僅かなときが流れた後、こんなに長い時間男と目を合わせるなんて不愉快だと言わんばかりに、飛南瓜はため息を突きながら視線を逸らした。 「いいんですか? 闇エネルギー探知機なんて便利そうなもの、早く導入したほうがあなた達の計画もスムーズに進むでしょうに」 「そのくらいは僕も考えているよ、もちろんね。闇エネルギー探知機の発明については、そのうちちゃんと報告して、ボーナスまでしっかりもらうつもりさ。そこでこいつの登場だ」 笹岡はそう言って、白衣のポケットから黒いペンダントのようなものを取り出した。 「それは?」 「このペンダントをつけると、あら不思議、君は闇エネルギー探知機に引っかからなくなる。要はチャフのようなものさ」 「チャフ?」 「電波を乱反射させて、レーダーなんかからの探知を妨害する、情報兵器の一種よ」 首を傾げる林檎に京子が説明する。 「その通り、正確に言うとチャフともだいぶ原理は違うんだが……まあ、そこら辺は長くなるから省くとして、簡単に言えばこいつがあれば、闇エネルギー探知機に引っかからなくなるって代物さ」 自分の発明に自分で対抗策を用意しているとは、と林檎は呆れる。 「なるほど、つまり僕が協力すればそれを貸してくれるというわけですか」 「その通り」 笹岡は満足気に頷く。 「僕がその気になれば今ここで、あなたを殺してでも奪いとることが出来る、そうは考えないのですか?」 「さあ、どうだろうね考えたかな、考えてないかな。でも、少なくとも今それは無理だろうね、すぐ近くに可愛らしい護衛が二人も付いているんだから」 笹岡が林檎と京子に目配せする。全ては笹岡の掌の上だと二人は同時に思った。 「わかりました、引き受けますよ。それで、僕は具体的に何をすればいいんですか?」 飛南瓜が首を振りながらため息混じりにそう言うと、笹岡は満足そうに頷いた。 「ちょっと腕にドリルをつけてくれ」 『改造手術によって腕にドリルをつけるのには無理がある。それでは超戦闘魔法少女たちの生活に支障が出てしまう。彼女たちは本当に兵器として生きることを余儀なくされ、それは超戦闘魔法少女計画の本流からも反してしまう。そこで僕が提案するのは魔法エネルギーによるドリルの具現化である。もちろん、これは誰しもが思いつく方法であろうが、しかし、それでもこれが最もリスクの低い方法であることは明白である。ただし、魔法エンジンに直接ドリルの情報をインプットすることも問題がある。物質具現化による情報キャパシティの消費は著しい。ただでさえ限界に近い超戦闘魔法少女の魔法エンジンにこれ以上の負荷をかけるのは好ましくない。そこで、外部的に魔法エンジンを取り付ける必要がある。そのエンジンに必要なときだけ魔法エネルギーを送るようにするのだ。ただし、この方法でも問題はまだ残る。いかにして外部へ純度の高い魔法エネルギーを送るかである。スナックンのような、生まれつき魔法エネルギーを操作する仕組みがあればもちろんこれは可能であろうが』――「超戦闘魔法少女ドリルアーム化計画研究書」より抜粋 つづく 次回予告 地上に戻ってきた林檎と飛南瓜。しかし、そこではレモンとダンディマウスの死闘が繰り広げられていた! 不死身のダンディマウスを倒す手段はあるのだろうか? そして飛南瓜の腕は元に戻るのだろうか!? 次回超戦闘魔法少女アップル第六話「乙女、大地に立つ!」乞うご期待!! (作・恋人が南十字星)