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龍鍋ユウ様発注SS ラプソディ イン ブルー いつでもどこにでもあるふつうの光景。 でもそれは過ぎ去ってから気づく黄金の時かもしれない。 そんなひとときが小笠原にも訪れる。 南国、照りつける日差しがゆるく和らぐ夕刻。 海からの風が家路をたどる若者達の間をすり抜けて行く。 陽光が小笠原分校の白亜の外壁をより一層輝かせ、幾何学模様に走る濃藍とのコントラストが、校舎を美しく彩っていた。 ほどなく校舎に掛けられたニクキュウ時計が、学生に終礼の時刻を知らせた。 「はー、今日も終わったー!」 龍鍋ユウは肩をコキコキしながら下足箱で自分の靴を履き替える。 ポテポテとピロティーを出たところに、いつもの顔ぶれが龍鍋を待っていた。 守上藤丸、比月コウ、くま、かすみ、さるにぁだ。 「ユウ、さあ帰ろう!」 かすみが待ちわびたように手を振った。 「くまっちー、お腹すいたー」 「うん、お腹すいたねー藤丸~」 くまはおどけて、守上にお腹を押さえて見せた。 かすみの隣で比月が手を振る。龍鍋にではない。その後に向かってだった。 「あ、竹内君だー!」 龍鍋は今自分が出てきた校舎を振り向く。 そこでは竹内優斗がのんびりと手を振っていた。 「やあ、ユウさん。今帰り?」 分校の制服に身を包んだ竹内は、優しげな顔に無邪気な微笑を浮かべていた。 なんとなくユウと竹内は肩を並べて、みんなのところまで歩いた。 待ってくれていた比月と同級生たちに、竹内は言った。 「みんな一緒でかえろっか、コウちゃん。」 「ちょーっとまってーほら、滋賀君が来るよ~」かすみが竹内を引き止める。 再びピロティーを見ると、地味な眼鏡をかけた小柄な少年が出てきたところだ。 「滋賀くん、一緒に帰ろう?」 竹内が滋賀に声を掛けた。 滋賀は声を掛けた竹内に目を留めた後、ぷいっと横を向いた。 竹内からそらした顔の、形のよい眉と唇が、滋賀の内心を子供っぽく示していた。 龍鍋は滋賀の態度に「あいかわらずだなー」と思いつつ、となりの竹内の肩を、チョイチョイっとつついて、小声でフォローした。 (きっと滋賀君、岩手先生が休みだから不機嫌なんだよ) 同じように滋賀の態度から事情を察したかすみが言った。 「明日は岩手先生来るよ。だから今日は帰ろう?」 「だれが、あんなやつなんか」(死ね。死ね。死ね。いや、俺が殺す。殺す前に踏みつける) 滋賀は頑なにそっぽを向いたままだ。でも会話を拒絶するようでいて、学校で美術を教えてくれる「岩手先生」という言葉にはちゃんと反応しているのだから、同級生たちを完全に無視しているわけではなさそうだ。 竹内はそんな滋賀を心配げに見つめ、一方くまは微笑ましく眺めていた。(かわいいな滋賀さん…) はたまた、そんな滋賀がいいと言うかすみという人もいるのだから、人の心は様々なかたちをしている。 まあまあ、という様子でさるにぁが滋賀の背を押した。 「滋賀さん、そんなふて腐れないで!どっか気分転換で寄り道でもしてかない?みんなお腹減ったって言っているし、買い食い買い食い!!」 「そーそーなんかおいしい物食べに行って気分転換しようよ、滋賀君?」 「いいですね藤丸さん!どこがいいかなぁ…」 守上とくまが、お互いの知っている店とメニューを挙げ始めた。 といっても狭い島内、候補となる店の数は自然と限られているのだが… かすみが笑顔とともに滋賀に手を差し伸べた。 「行こう。岩手先生はあなたの不機嫌な顔より笑顔を望むはずだよ」 滋賀はかすみの手を無視して、ぶっちょうづらのまま守上に答えた。 「アンミツだ」 放置されたかすみの手がへにゃっとしおれる。 かわいい顔をかわいくない顔にした少年は断固として宣言した。 「俺はアンミツを食べたい。今すぐだ」 けなげに気を取り直してかすみが言う。 「じゃあ甘味処にいこうか」 「お!!アンミツいいですね!」 「おしゃー じゃあ今日はあんみつー!」 かすみの様子を気にしつつ、さるにぁと 守上が元気良く場を盛り上げる。 そんな様子に竹内も再び笑みを浮かべつつ、さらっととんでも無いことを言った。 「みんなで手繋いで帰ろうか?」 (あぁ、竹内くんてこういう人だから…) 龍鍋がニッコリと竹内に笑い返して言った。「よし、三人で手繋ごう」 それを聞いたコウが突然のことに動転しつつ、でも喜んだ。 「て、手…!手ですか…!?じゃあ、竹内君真ん中で、手を繋ぎましょうー!」 龍鍋は比月の手と竹内の手を繋げて、そして自分も竹内のもう片方の手を握った。 「うん、三人で繋ごう。小助くんも手、つなぐ?」 「いらん!!」 間髪を入れず滋賀は竹内に怒鳴った。 「そっかぁ、手を繋ぐのは嬉しいし、岩手先生は喜んでいたんだけどなぁ。あ、僕は甘いの強いよ。なんでも食べれる~」 竹内は滋賀の拒絶にもいやな顔をせず、両手を繋ぐ二人に話しかけた。 滋賀はそんな竹内に更に強い口調で言葉を返した。 「なんでそこであの男が出る!」 なれあいに興味が無い風で、でも人を遠ざけることで一番傷つくのが滋賀という少年だ。心の奥で人同士の交わりを大事に思っている。そうでなければ「岩手」という名前にこれほど激しい執着を示すはずが無い。 「滋賀君…怒鳴らなくてもー…」 比月はそんな滋賀に(しょうがないなー)という思いで苦く笑ってしまった。 その一方、彼女は歩くリズムに合わせ自然に揺れる竹内と繋いだ自分の手を見て、素直な喜びを感じていた。 「手を繋ぐと嬉しくなりますねー」 「仲良しこよしだねー」龍鍋も手をブラブラ。 (仲いいねぇ…)くまはそんな三人を微笑ましく見守る。 龍鍋の後を歩くくまは、となりのかすみと話す。 「あんみついいですね。かすみさんもあんみつ好きですよね?」 「はい。大好きです~」 さらにそのとおりを歩くさるにぁは、店への道筋を思いながら提案した。 「おいしい店知っているので、皆でアンミツ食べに行きましょ!!」 寄り道は楽しい。みんな一緒ならなおさらだ。 歩道には南国の木々が内地と異なる葉を茂らせ、その根元には色とりどりの花が無造作に咲いている。 花の間を走る生き物がいる。グリーンアノールか、オガサワラトカゲか。 耳を澄ますと鳥の声、風の音、木々のざわめき。 海を見れば鯨の潮吹きをみることもできる。 自然の豊富な小笠原では、人間も世界を織り成すひとつであることを実感できる。 なにわともあれ小笠原分校の同級生たちは、そんな島の中を歩いていた。 「あんみつかー、竹内君は甘いの何が好き?」 と、竹内と手を繋いで歩く龍鍋。 (いいなぁ。手をつないでるの・・・) 守上はちょっとうらやましげに、そんな三人をぽけらっと見ていた。 「比月さんあまいのは好き?」 「はい!私は大好きですよー!チョコもアイスも好きです」 比月は歩くリズムに合わせて答えた。三人で手を繋いで歩くだけで楽しい様子だ。 (あれ?) 比月は繋ぐ手から竹内の手が消えていることに気がついた。(?!) 「僕と一緒だよ、藤丸、コウ!」 「うわぁ!?」 比月の後を歩いているはずの守上が、ヘンな調子の声を上げた。 なんと竹内が、知らないうちに後に回り込み、守上の首っ玉に抱きついたのだ。 突然の抱擁にうろたえる守上に「してやったり」とやんちゃな笑みを見せる。 なんとまぁ、人懐っこい竹内らしいいたずらだ。 「みんなで行こう」にっこりと竹内。 そして後を振り向き、相変わらずの偏屈な同級生を気遣わしげに見やった。 竹内たちから離れること5メートル。滋賀は遅れて付いて来ていた。 一緒に並んで歩く距離でもなく、しかしまったく集団から離れたわけではない微妙な距離。 いかにも滋賀らしい間の取り方だった。 「しーがさーん」かすみがそんな滋賀に気を揉んで呼びかける。 「うるさいぞ。かすみ」 すげない返事の滋賀。しかしその横着な答えはなんだ滋賀、お前はどこぞの関白宣言な亭主か。 守上とさるにぁは心持ち足の運びを緩め、滋賀の並んで歩こうとする。 (!) 二人が滋賀の隣に並びかけると、滋賀は少し速度を速め、体ひとつ前に出る。 それならばと歩みを速めると、滋賀は歩みを遅くした。 いこじになって守上とさるにぁを隣に並ばせたくないようだが、それでも竹内たちから離れてしまわないのは、滋賀の子供っぽい意地の表れなのだろう。 ややあきれて 龍鍋が言う。 「滋賀君もみんなと一緒に行かないと寂しいよ」 かすみも滋賀のあんまりな言葉から立ち直り、滋賀の隣に並びつつ(しなくてもいいのに)詫びた。 「遅れないようにといいたかっただけです。心配無用ならすみません。」 滋賀はその言葉を聞いて、守上とさるにぁに歩みをあわせた。 しかし隣を歩くかすみの肩の位置を見たとき、滋賀はかすみが近づかないように手で押した。自分の背の小ささが強調されるのが嫌だったのだ。 「(あぅー)ごめんなさい…」 かすみは(しなくてもいいのに)再び謝った。 くまはそんな二人のやり取りを背中で聞きつつ、ポン、ポンっと色のついた歩道のタイルだけを踏んで歩く。「滋賀くんも素直になればいいのにー」 ようやく滋賀と並んで歩けた守上は甘味の話題を振った。 「抹茶あんみつとか最近流行ってるみたいだよー滋賀君。食べた事ないけど」 「アンミツ以外?……ずんだもち」 「わ!私もずんだ餅大好きなんですよ!」 同じく滋賀と並んで歩くさるにぁが、意外な好みの一致に驚いた。 守上はやや眉をしかめた。ずんだ餅が苦手だったのだ。 「ずんだもち…今度チャレンジしてみよう、うん」 「メニューにずんだ餅があったらアンミツの他に頼みましょうか?」 さるにぁは滋賀に話しかける。返事は返ってこなかったが。 スキップ交じりに歩くくまは、あきらめずに滋賀に話しかける。 「ところてんもあるんじゃないかなぁ。ところてんは黒蜜と酢醤油どっちがいいかなぁ」 「黒蜜」 「私の地元も酢醤油ですよ。くまさん!!」 めずらしく滋賀が答えた。単語だけだが。さるにぁも話題を繋げる。 ようやく三人の会話らしきものが始まった。 「酢醤油と黒蜜色が似てて騙されることがありますね!顔近づけた瞬間気づいたりですよ」 くまは大いに頷きながら、滋賀の気持ちが開きつつあることを嬉しく感じた。 ここで集団の先頭を歩く三人に戻る。 「三人ででっかいパフェかなんか注文して食べるのもいいかもしれないねー」 龍鍋が言った。 「甘いの好きなの一緒なんですね!じゃあとびきり甘いの食べましょう!」 比月は竹内に話しかける。 だが答えがなかなか来ない。(?) 比月がちょいと竹内の顔を覗くと、どんよりと精彩の無い表情を浮かべていた。 「…え。ああ。そうだね…」 自分を伺う顔に気づくと、とってつけたような返事をする。 「ん?…大丈夫ですか竹内君?何か顔色がちょっと…良くないようですけど…」 比月の言葉に、龍鍋も竹内の失調を感じて言葉を添えた。 「あんみつやパフェ以外にもスナック菓子とかもあるし、色々食べるといいかもね。冷たいのばっかりも大変だし……」 竹内の微笑みは少々ひきつっていた。 そうこう三人で言っている間に、さるにぁに案内された甘味屋に到着した。 『甘味処「兄妹船」』(…) 純和風の店舗は、内地では珍しくないが小笠原では少数派だ。 こじんまりとした店舗ながら、様々な年代の女性で店内はにぎわっていた。 「ありがとー!また明日ね~!」 ちょうどおばちゃんの集団が出てくるところだった。 竹内が席を見つけた。「みんな。こっちに」 「はーい!行きますー」 比月が竹内の示す席に座ると、ウキウキした様子で顔を輝かせ、早速机の上のメニューを広げて見せた。 「メニュー見ましょうか。何食べようかなぁ。龍鍋さん何にしますー?」 「そうだねぇ、みんなでバラバラなの頼んでわけっこする?じゃあ、店員さーん、甘さひかえめでおすすめなのあります?」 「あ、分けっこ良いですねー!竹内君、何にしますか?」 竹内は思わずうめく。(うわ、逃げられない) 「きょ、今日はあんまり甘くないので」 比月は竹内の耳に顔をよせ、ひそひそ声で尋ねた。 (本当は甘いもの苦手なんじゃ…) 竹内も同じようにひそひそ声で伝える。 (ううん。みんなが甘いもの好きだから、こういうのは僕も嬉しい) (そうですか…?竹内君がそう言うならと引き下がりますけど…) (青春だね~)机の反対側に座るくまはつくづく傍観者で、そんな二人を生暖かく見守っていた。 「いらっしゃい」 音楽的な響きを持ち冷気を運ぶ声が、本来似合わない歓迎の言葉を告げる。 涼しげな作務衣に紺の前掛けをした店員がお盆を持って現れる。千葉昇だった。 竹内、滋賀以外のメンバーはあまりのミスマッチに唖然として言葉を無くす。 「なんだ、その表情は」 怜悧な表情の昇がお冷を差し出す。 しかもその後ろに、同じ服装でカウンターに立つ玖珂晋太郎がくすくす笑っていた。 「晋太朗さん!?」 思わずかすみが驚きの声を漏らす。そんなかすみを見た滋賀の眉間にしわが寄った。 比月は思う。(何かすごい甘味処…) 気を取り直して注文することにした。 「どれにしようかな…よし、私はあんみつでー!龍鍋さんは?」 「……甘さ控えめなお得セットにしようかな」 「ユ、ユウと同じのにしようかな。ぼく。あははは」 竹内はどこかうつろな微笑を浮かべた。 「じゃあ、龍鍋さんと竹内君のと、私のあんみつこうかんしましょうねー」 守上が気を利かせる。 「おしぼりとお水、まわしまーす…わけっこいいねぇ。あ、じゃあ、わらびもち下さい。」 「ずんだ餅あるや!口直しに塩昆布付きだー!店員さん!ずんだ餅をお願いします!」 さるにぁはようやく食べ物にありつけるのでほくほく顔で言う。 「あんみつについてるお餅。たくさん入れてください」 「白玉かな?くまさん」 さるにぁが答えた。 「注文は以上で…」 昇はかなり上等な店員だった。クールだが受け答えはよどみなく、メニューの質問にもきちんと答えてくれる。島のおばさんたちも放って置かないだろう。 「すごい甘味屋さんですね。どうりで女性客が多いと思いました~」 くまはぽけーっと綺麗なお兄さん達を見ていた。 昇は口元にだけ笑みを作ると厨房に消えていった。 龍鍋が比月とこそこそ小声で会話する。 (これは……ってよく考えたら、下で呼んでもらってるから友達なら下の名前でってヤツかな? ……ズバリ優斗君と呼んじゃうのかな?比月さん?) アグレッシブな龍鍋に対しオロオロと比月。 (し、下の名前で…ですか、龍鍋さん…) 「コウちゃん、何話しているの?」 竹内が妙な比月の様子に気づく。 しかし二人は、このときばかりは竹内すらもうっちゃっていた。 (友達なら、下の名前でってヤツかな?んじゃ、優斗君って呼ぶね)あくまで冷静に盛り上がる龍鍋。 (えっと、そうですー下の名前で呼んでもらってますからね…!なので下の名前で呼ぼうと、その…優、優斗君って…)負けずにぐるぐると龍鍋 (二人一緒に、せーのっ!) 「「優斗君!!」」 「は、はい、なんでしょう!ユウ?コウちゃん?」 「あ゛」名前を呼ぶことにグルグルして、続く言葉を用意していなかった二人は、顔を見合わせて笑ってごまかした。 「…なんでしょうね~アハハ」 竹内も笑った。それで丸く治まる気がした。 滋賀はかすみと隣り合って座っていた。椅子だと身長差がそれほど目立たないので気を許したらしい。 かすみがちょっとしょげた声で滋賀に謝った。(繰り返すがしなくていいのに) 「滋賀さん、なんか嫌われることしたみたいですみません。お詫びになにかおごります…」 「別に嫌いじゃない。お前の背が高いだけだ」 滋賀は意外なことを聞いたというように眉を動かしたが、口は出さなかった。救いようが無い。 「同級生なのに、俺のほうが弟に見えるから嫌なだけだ」 「そうでしたか。安心しました」 笑顔の戻ったかすみの顔を見た滋賀は、ついと茶を一口含んだ。 そしてカウンター奥の晋太郎に目を留めた。かすみが晋太郎に反応したことを思い出す。 たちまち険悪な感じに眉が寄り、またそっぽを向いた。 (ああ、またっ!) かすみは滋賀の不機嫌になる理由がわからず、どうすれば滋賀の機嫌が直るのか、頭の中がグルグルする想いだった。 くまは、相変わらずかすみと滋賀のやりとりを傍観者の視点でほんわかと見ていた。 滋賀はその視線に気づくと矛先をくまに向け、珍しくかすみ以外に干渉した。 「くま、うるさい。それより岩田はどうしたんだ」 くまは滋賀の突然の詰問にうろたえたようにおでこをテーブルにぶつけた。 「岩田はたぶんがんばってるよ…」 「ずんだ餅半分あげるから怒らないの、滋賀さん!」 さるにぁが滋賀を食べ物で釣ろうとする。 滋賀、黙殺。 何事にもよく気が回るかすみは、会話の調子を変えようとする。 「あんみつお願いします。滋賀さん何がいいですか」 そっぽを向く滋賀はそれでもかすみの言葉を聞いている。 「お汁粉」 守上も話題を変えようと滋賀の言葉に乗る。「滋賀君、黒蜜やめたの?」 「今日はお汁粉だ。気分悪い」 「じゃああんみつとお汁粉お願いします。」 かすみは店員を呼んだ。晋太郎が来る。滋賀の眉間にしわが刻まれる。 そして繰り返し。 晋太郎がそれぞれの注文した品を持ってくる。人数が多いので昇も一緒だ。 「はい、どうぞ」晋太郎は仲のよい学生達の会話に、くすくすと笑っていた。 「滋賀さん大丈夫?」 滋賀は黙って食べている。しるこを行儀悪く音を立てて飲むと、誰に聞かせるとも無くつぶやく。 「愛想のいい大人は信用ならない。絵を書く奴は特にだ」 滋賀らしい言葉にかすみは笑顔でほんわかした。 くまは求肥ばっかり食べながら頷く。 「フクザツなんだねぇ…」 「じゃあ、わらびもちあげるからお汁粉一口ちょうだいー」 守上はにこにこしながら滋賀に話しかける。滋賀、黙殺。 「わらびもちいらない?滋賀君?…」 さるにぁも挑戦する。「はい!滋賀さんにずんだ餅!」 黙殺。 さるにぁはめげない。相手を変えた。 「竹内さんには、ずんだ餅の口直しの塩昆布をあげよう!」 「ありがとう!」 竹内は大げさに手をあわせて見せた。よほど辛いものに飢えていたらしい。 さるにぁが残ったずんだ餅を食べながら舌鼓を打つ。 「甘さ控えめで美味いぃ!!」 「さるにぁさん、求肥とずんだもち一個交換してください」 「はいどうぞ!かすみさん!」 「わーい」(もぐもぐ。美味~) かすみは、かいがいしくあんみつを小皿にとって滋賀に渡す。 滋賀は「ありがとう」も言わずに黙ってもらう。 傍から見たら何様という滋賀だが、かすみには充分らしい。 二人だけに通じるものがあるようだ。 塩昆布と緑茶を堪能した竹内は、湯飲みを置くと滋賀の言葉を思い出しつぶやく。 「岩田先輩見ないよね。最近どうしたんだろう」 比月も思案げにつぶやく。 「岩田先輩…ですか…そういえば見ないですね?」 聞きとめた滋賀が突き刺すように言う。 「愛想つかしたんだろ。竹内がうざくて」 竹内は滋賀の言葉に胸が痛んだように言いよどむ。 「そ、そうかな。そんなことないと、いいけど」 比月は滋賀のあまりの物言いに 強く言葉を発した。 「滋賀君っ!う、うざいってー …竹内君はそんなことないですよ…っ。竹内君は優しいですよ。ほら、私なんて元気を沢山もらってますから!」 かばわれる竹内の肩は落ちていた。 滋賀は、自分のした仕打ちにしょげる竹内に、いらいらしつつ吐き捨てた。 「人の表情を伺いすぎなんだよ。お前は」 竹内が顔を上げキッと滋賀を見据えた。 「滋賀くんは……」こらえるように口をつぐむ。でも留められない思いが唇を振わせる。 「滋賀くんは人のことをもっと気にしたほうがいい。かすみちゃんのことを気にするべきだ。岩手先生だって!」 緊迫する店内に同級生たちははあわてた。 さるにぁが滋賀の湯飲みにお茶を注ぐ。 「滋賀さん落ち着いてー!ほら、お茶でも飲んで!」 比月は竹内の剣幕に驚き腰が浮く。おろおろと竹内と滋賀の間に視線をさまよわせる。 「け、喧嘩は駄目ですよー…!」 くまは流されずに自分のスタイルを保つため、意味も無く頷きながらお茶をすする。 「うん。竹内君気にする事ないよ。たぶん滋賀君も気にしてるんじゃないかなぁ。わかりにくいだけで」 眉をひそめた龍鍋は二人をたしなめる。 「優斗君、滋賀君。今は楽しむ時間だし、それぞれのスタンスがあるわけで……」 さるにぁが晋太郎に泣きついた。 「店員さーん、お茶のおかわりお願いできますか?」 「はい。お茶ですよ」 音も無く現れた晋太郎は、泰然たる慈顔で若者達の短気をなだめる。 「喧嘩はめーだよ」 さるにぁは安堵に思わず涙ぐむ。 「お茶ありがとう御座います。そうです喧嘩は、めーなのですよ!!」 そしてかすみは、そっぽを向く滋賀に無言でお茶を渡した。 しかし与えられる調和を振り切るように 竹内が吼える。 柔弱に見える竹内の核にある厳然とした思いが、彼に口をつぐませない。 「好きなら好きともっとはっきり言うべきだ!」 瞬間滋賀の顔に血液が集まり、真っ赤になったかと思うとそのままぶっ倒れる。 その唐突さはさながら銃撃された兵士のようだった。 同級生は固まる。さるにぁは思わず滋賀の生死を危ぶんだ。(し、滋賀さーん!!!) 竹内は肩をいからせたまま、頭をぶるぶると振った。上った熱を散らそうとするかのようだった。 「すっきりした…」 竹内はつき物が落ちた顔だった。 龍鍋が悩ましげに顔を曇らせ、それでも竹内に話しかけた。 「優斗君、どうしても言えない人もいるんだよ……岩崎先輩もそうだったわけだし……」 竹内は龍鍋の言葉を素直に聞きつつ、それでも自分の思いを隠すことは無かった。 「前から言いたかった。この人といい。岩崎さんといい……」 さるにぁが厨房に走り、水と冷たいお絞りもらってきた。 かすみはひざの上に滋賀の頭を抱え、冷たいお絞りを額に載せその顔をぬぐった。 「まだ学校に近いから、保健室へ運んであげて!」 龍鍋が守上、くま、さるにぁに指示する。 さるにぁは滋賀が倒れた原因である竹内を見た。 「竹内さん! 貴方も手伝うのですよ!! 運ぶのー!!」 かすみに介抱される滋賀を見て、竹内は悲しげにつぶやく。 「せいぜいかすみさんに面倒見てもらえばいいんだ」 竹内は机を飛び越え、龍鍋、比月と、同級生達に小さくわびた。 「ごめん…」 店の引き戸を開けると立ち止まり、一瞬小笠原の空を見上げる。そしてそのまま走り去った。 同級生たちは、開け放たれた引き戸を呆然と見ていた。 我に返った龍鍋は比月を呼ぶ。 「よし、滋賀君のフォローはみんなに任せて、比月さん、優斗君を追いかけよう!」 「はい、いっしょに行きます!」 二人は昇、晋太郎に詫び、店の外に駆け出す。 そして途方にくれる。 甘味処から左右に伸びる道のどこにも、竹内の姿は見えなかった。 「優斗く~ん!」 比月の必死な声が響くが、潮騒と木々のざわめきに呼ぶ声は掻き消えた。 龍鍋は目をこらすが、天地に広がる青緑の境目に好ましい少年の姿は見えなかった。 (優斗君は、相手の事を考えすぎて、自分を省みなくて… 君に、もうちょっと自分見せてもいいと思うよって言いたかったんだけど、でもせっかく優斗君らしいところを見せてくれたのに、こんなのはイヤだよ…) 龍鍋と比月はあてどもなく走り出した。 二人の足元から影と共に伸びる歩道の脇には、人の気も知らず名も知れぬ南国の花々が莞爾と咲いていた。 「優斗君…」 龍鍋は腕時計を見た。 島に、同級生達に夕闇が迫る時刻だった… (文章:九頭竜川) 20070612上梓 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 最初の小笠原分校の描写に鍋の国が学校祭りで仕上げたのを思い出し、そして竹内君の行動に記憶が蘇ってきました。それにしても体験卓な呼び方、結局されなかったなぁ。 -- 龍鍋 ユウ@鍋の国 (2008-03-21 01 34 27) 名前 コメント 発注者:龍鍋 ユウ@鍋の国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=22;id=gaibu_ita 受注者:九頭竜川@愛鳴藩国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=111;id= 引き渡し:2007/ counter: - yesterday: -
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Quiet and Secluded,Waiting for the Spring 幽居待春【春を待ちわびて】 『2』中八重花樱梨的人物主题曲。 其主题曲共有两首,分别如下。 幽居待春 第一乐章【春を待ちわびて "第一楽章"】 前两年八重花樱梨所使用的主题曲。 压抑感没有那么强烈,但和其他女生的主题曲相比,还是有一些阴暗的感觉的。 此外,『相逢在马戏团』的PV中,此曲被谱了歌词人声演唱,标题名换为『樱花树的窃窃私语』。 PV中描绘了如下场景:初期风格阴暗,一棵树上没有花开,难道会这样一辈子沉寂下去…?及其后续。 之后,解开心结的花樱梨终于恢复了往日的阳光,宛如迟开却开得最为绚烂绽放的樱花一样,一飞冲天,BGM也随之更换。 幽居待春 第二乐章~化雪之时~【春を待ちわびて "第二楽章"~雪どけの流れ~】 第三年某特殊事件后,花樱梨的BGM变更为此曲。 节奏曲调和之前别无两样,但明显风格相比第一乐章要明快不少。 遗憾的是此曲只在游戏中可以欣赏,原声CD中未收录此曲。 如此明快的曲风,才适合真正的花樱梨吧。 此外,『心跳回忆2对战彩球方块』中,花樱梨以前两年的阴暗气场登场,但使用的BGM却是第二乐章,非常诡异。 此曲在『Dancing Summer Vacation』的ED中配词谱上人声演唱,更名为『星空之夜』。 相关页面 音乐 游戏用语 人物主题曲 八重花樱梨
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【総まとめパワーアップ版】 6 :名無したんはエロカワイイ:2006/10/18(水) 11 21 17 ID AyesPD9A 三爪痕ことトラ様こと蒼炎のカイト様は ├アウラが造ったんだよ(アウラお母さん派) │ ├アウラは優しいよ(アウラ保護者派) │ ├て事はゼフィはお姉ちゃんだよ(八 相 の 転 換) │ ├アウラは鬼畜だよ(鬼畜アウラ様派) │ └トラはMだよ(アウラ トラ=SM派) ├ハロルドが造ったんだよ(ハロルドお父さん派) │ ├アウラを復活させるんだよ(相変わらずの親バカ派) │ ├アウラ!帰って来てくれ!(見苦しい父親を冷めた目で見よう派) │ └て事はアウラはお姉ちゃんだよ(八 相 の 転 換) ├新しい神だよ(システム管理神派) ├寧ろ神だよ(信者) ├鬼畜だよ(黒トラ様萌えー!派) ├放浪AIだよ(一番無難派) ├カイトのPCボディが命を持ったんだよ(放浪カイトPCボディ派) ├トラ様可愛いよトラ様(もう可愛いからなんでもいいや派) │ ├トラ様ギョロカワイイよw(ギョロ目に惚れた派) │ ├トラ様脱がせたいよ―ツギハギ服ハァハァ派 │ ├トラ様にアイスあげたいよ(物で釣る作戦派) │ └ 一緒に遊びたいよ(海・花火を夢見る派) └カイトだよ(トラ=カイト派) ├ゲームのやり過ぎだよ(カイト不眠症説派) ├演技してるんだよカイト(秘密主義説派) ├バグって声出ないんだよ(呻き声に耳を傾けて!派) ├二重人格だよ(トラとカイト紙一重派) ├ちょっとした悪戯心だよ(黒カイト様素敵ー!派) ├こんな世界、ブッ壊してやる(悪カイト様素敵ー!派) ├僕は新世界の神になる(神カイト様素敵ー!派) ├AIDAに憑かれたんだよ(AIDA・PC説派) ├事故だよ(とりあえずなんか言ってみる派) ├ハロルドの嫉妬による呪いだよ(ハロルド現況派) ├アウラが寝かせてくれないんだよ(鬼畜アウラ様参 上派) ├トラなカイト、カイトなトラが好きだよ(中身の性格Wミックス派) └カイト大好きだよカイト(もうカイトならなんでもいいや派) 75 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/18(水) 22 22 05 ID cFjaX99D 252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/18(水) 22 14 55 ID ucXywYGG0 送信者:カイト アァァァァァ・・・・・ アァァ アァァァァァァァァ 返信 エア それはねーよw マジで? 253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/18(水) 22 14 56 ID Y4U35M370 送信者;カイト 題名:ァァァ・・・ 本文: Δ ア゙ァ゙ァ゙ ウェァァ ァァウ アァァァァァァ・・・!! 257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/18(水) 22 16 38 ID z5wSFacc0 253 (カイト・・・何の用だ?とりあえずΔ隠されし 禁断の 聖域に行こう 259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/18(水) 22 17 38 ID YpRvZX6m0 253 エリアワード Δ ア゙ァ゙ァ゙ ウェァァ ァァウ を入手した 260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/18(水) 22 17 53 ID MxUhgrjn0 253 カイトに呼ばれている…Δサーバー、隠されし 禁断の 聖域へ行こう 76 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/18(水) 22 22 45 ID cFjaX99D 262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/18(水) 22 18 20 ID IEWWslwK0 送信者;カイト 題名:Re フラワーギフト 本文:アァァァァァァァ(はぁと 263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/18(水) 22 18 29 ID 0arDyEbjO ハセヲ「カイト、何の用だ?」 カイト「アァァァァァ…。」 ハセヲ「な…!?本当なのか!?」 カイト「アァ…」 269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/18(水) 22 19 37 ID JK/aQG330 253 カイトに呼ばれてる・・・Δサーバー隠されし 禁断の 穴兄弟へ行こう バレスレwwwww 78 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/18(水) 22 37 40 ID cFjaX99D 287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/18(水) 22 25 48 ID 0arDyEbjO 仮にしゃべったとしても、 カイト「ハ、セヲォォォ…。イッショ…ニ、ボウケン…ニ、イクォォォォ…。」 とかになるのか 288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/18(水) 22 25 59 ID NDMqNdxi0 プレゼント レア:(* ´∀`)アゥアァ~vvv 普通:(*゚w゚)ヴァア~ ショボ:ヽ(#゚Д゚)ノヴァァァァ!!?? メール カイト「タイトル:アゥアアァ 本文:ヴアァアアア アアァアウゥ......アゥア?」 ハセヲ「(…カイトに誘われている…どうする?)」 ハセヲ「返信:解った、一緒に行こうぜ」 送信ピッメール受信ピッ カイト「タイトル: lp9yqe8[@}*_1` 本文:アァアアァアアアァアアゥvvvvv」 148 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/20(金) 17 19 05 ID QsclqbCU さて、トラ様(この場合カイトというべきか)が仲魔になる可能性が日に増し肥大化してきたところで・・・ トラ様がPTに入るとして、トラ様の会話口調とはどんなものなんだろうか? 1.『うぅ・・・ウゥゥゥ』な呻き声 2.『・・・・・・・』完全な沈黙 3.『&%ΩδΓζδRぇ^¥』もはや言葉でもない 4.完全に話し方がカイト 5.『こ%らど¥し&う?』アウラのように文字化けがある 6.『・・・・ウザイよ』司? 7.オルカ&バルムンク配合 この内アナタはどれがいい?(選択増やしてもおk) 149 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/20(金) 17 34 21 ID gIohfUJ2 8、片言 で 153 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/20(金) 18 01 11 ID VRjcUOkh 9.「ダッテ、ボクハシュジンコウダカラ」 人格がパロディ版 172 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/21(土) 02 02 22 ID I30Br4Mk 三蒼騎士の無印での属性イメージは カイト:無(雷とか木とか) 廃神:水 足臭:足 G.U.で登場した後は カイト:火(てか蒼炎) 廃神:水(そのまま) 足臭:臭 になってるな俺 182 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/21(土) 17 20 27 ID hZolTDq9 耐火シートをあげると最上級のリアクションをしてくれるというバルムンクだけの仕様 183 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/21(土) 18 29 27 ID L1cMdCRW ハセヨがXthになるとカイトの言葉がわかるようになる!(他の奴はアアァ…としか聞こえない) ってのだといいな 184 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/21(土) 18 31 25 ID dttQtlyn 星1 無言 星2 ため息 星3 うめき声 星4 雄叫び 星5 ばるばるー 185 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/21(土) 18 59 59 ID zSzhavp/ 184 バロスwww トラ様達の無言っぷりは解決されるんだろーか? 特に触れないままってのもカナシス 191 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/22(日) 17 30 54 ID +2i/juef 189 早くコレ食らいたいwww むしろVol.3で聖堂戦→ハセヲ勝利?→色々あって張り手と同時にメンバーアドレス渡す、 そんなトラ様を今妄想した。 これなんてダンデレ? 192 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/22(日) 17 35 35 ID eUW/z4O8 トラ様の事をどう友人に説明するか迷ってたんだが ああそうか!トラ様はダンデレなのか!と今 191を見て覚醒した よし、友人には「ツギハギギョロエロカワイイダンデレ」と説明するわ ダンデレトラ様(*´д`*)ハァハァ 193 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/22(日) 18 20 54 ID +2i/juef 「ダンデレ」を知って以来、トラ様を表現するならコレだと思ってたから言ってみた Vol.1で「ダンマリかよ」と言ってのけたハセヲにその点では感謝している 192友人に上手く伝えてくれw っていうかダンデレ決定でいいの? 194 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/22(日) 18 37 20 ID 7Okr4rP7 ダンデレってなんだ?と思い、今ググってみた自分が通りますよ… これがダンデレか!! トラ様ダンデレ! 191マジGJ!!! 195 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/22(日) 19 34 03 ID RQ0SdA7F ダンデレトラ様モエスww 196 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/22(日) 21 25 33 ID +2i/juef 自分で言っててアレだがダンデレがどういうもんかは理解しきれてry ハセヲ「・・・へっ、俺の勝ちだな・・・!」(辛勝) トラ様「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 (ゆっくり双剣をしまう) ハセヲ「―っ!?」 バッシィィィィィィィィィイイイインン!!! (トラ様が高速で走りよってハセヲの顔面に張り手) ハセヲ「ぶぁっ!???」(吹っ飛ぶ) ハセヲ『まさか、またデータドレインを・・・!?』 ピロン♪ ハセヲ「・・・・・・・・・・・・ぁ?」 トラ様「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 【カイト の メンバーアドレスを 手に入れた! ▼ 】 ハセヲ「・・・は?・・・・・・・・・えっ?」 トラ様「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 (踵を返す) ハセヲ「・・・って、おい、ちょっ・・・待てよ!?何なんだオマエは!?」 トラ様「・・・・・・・・・・・・ァアァァァアアア・・・・・・」 足臭 「勘違いするな、今は認めてやる・・・。と言っている」 ハセヲ「・・・・・・認めるって・・・」 トラ様「・・・・・・・・・・・・・・・ゥゥゥゥウウウゥ・・・」 足臭 「それは貸しだ、以前のDDからこれで貸し借りなしだ、と言っている。」 ハセヲ「か、貸し借りって、オマエな・・・・・・」 トラ様「アアアアァァァァァ・・・・・・・・・」 足臭 「異変が起これば呼べ、と言っている。」 ハセヲ「・・・・・・ぁ、ああ・・・。 ・・・ありがとな・・・」 トラ様「!!」 (肩が思いっきり震える) トラ様「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ、・・・・・・」 ハセヲ「・・・?」 トラ様「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、・・・フン。」 (青い炎になって消える) ハセヲ「・・・・・・は、はは。ヘンなヤツ・・・」 足臭 「じゃぁ俺のメンバーアドレスも」 ハセヲ「それはいらねぇよ。」 233 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/24(火) 00 31 52 ID SEtX6Oun 蒼炎は可愛いではなくかっこいいと思ってる俺はここは場違いですか? ハセヲ「さて、このフィールドのミッションは……(ゾクッ)何だこの寒気……」 蒼炎「(ギョロ見して)……ゥアアアアアアァァゥ……(コイツイツカ殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス殺ス……)」 アトリ「……(この人さっきからハセヲさんに熱い視線を……でもハセヲさんは私のモノです!!><キョッキョ♪)」 257 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/25(水) 01 12 50 ID GHLzVKzD 256 よく覚えていないけど白太が「客を招いた覚えは無いが…」みたいな台詞を言うムービー アレを俺はトラ様が「おじいちゃん、お小遣い頂戴!!」みたいな勢いで飛びついたと思っている 258 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/25(水) 01 37 02 ID 9vBpjTRS 太白「客を招いた覚えは無いが…」 グオオオオオオオオ!! 太白「うおおおおおおお・・・・お?」 カイト「ポリポリ・・・」 太白「あぁ、もうちょっと下だ。 むぅ、クセになるな・・・コレは」 259 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/25(水) 01 47 12 ID KNmvuhTy ちょwww理想の祖父と孫wwww 260 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/25(水) 06 51 45 ID ILW3A+es 蒼炎「うぁああぁぁぁぁうぅ……」 蒼天「はぁぁぁぁぁぁああぁぁ……」 アトリエッジ「キョォォォォォ……」 足臭(さるぐつわ装備)「フガッ!!フゴォッ!!」 ハセヲ「何やってんだアトリィィィィィィィ!!」 261 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/25(水) 08 07 58 ID d9/oyY3M 260 足臭服従計画か・・・ 263 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/25(水) 08 57 07 ID ILW3A+es オーヴァン被害者の会 会長 ハセヲ 主な被害:語り尽くすのが難しい 蒼炎:濡れ衣着せられたうえに右腕もがれた 大火:AIDAにより接続を弾かれ、弟子の試合の解説に来れなかった 足臭:オーヴァンに足を臭くされた 264 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/25(水) 09 11 11 ID 05qMrzEZ パイ:せっかくのムービーの出演中にオーヴァンから台本にもない不意打ち アトリ:まだ一言も喋ってないのにPKされたうえ 志乃:手違いで未帰還者にされた 318 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/27(金) 22 24 27 ID 1t0TScAm 実は全部ロールプレイだったとか。 仲間になったとたん爽快な口調でべらべら喋り始める三蒼騎士達・・・ 319 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/27(金) 23 14 08 ID bCmYuyR6 318 それはそれで見物・・・か?ww ベラベラとまではいかなくていいから、まぁ何か喋っては欲しい。 320 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/27(金) 23 37 50 ID IowuKr5Z 蒼炎「YATTA!」 蒼天「YATTA!」 蒼海「YATTA!」 321 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/28(土) 00 02 55 ID K8uBe9KP 318 蒼天「ちょっと聞いてくれる? 俺さ…実を言うとさ、 何度もこのゲーム止めようと思ってたんだよね… でもさ、R1が燃えちゃったっていっても、一応フィアナの末裔蒼天のバルムンクじゃん? 何か止められなくてさ…巡回中は喋るの禁止とか目立つの禁止とか色んな条件呑まされたんだけど、 昔みたいにカイトやオルカとザ・ワールドが出来るなら、それでもいいかなとか思っちゃってさ… 結局こうしてズルズルとプレイし続けてるんだよね…」 蒼海「R2になってもオルカを使わせてくれるって言うから張り切って働いてたのにさあ… 世間じゃ死の恐怖だのトライエッジだのと訳の解らない奴らが出張ってるしさあ… 俺だって…俺だってさあ…もっと活躍したかったんだよおお…!」 こうですかわかりません 322 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/28(土) 00 18 24 ID ZKD3OT5D 321 ハセヲ「お前・・・よくあんな奴らと付き合ってられたな・・・」 カイト「まぁね。僕は主人公だから」 こうですか(ry これらの技を仲間になったカイトが使ってくれないかと期待する俺ガイル ちょっと違うモーションでもかまわんから使ってくれないものか 384 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 17 44 27 ID A/JcRXUC 383 ふたりはプリアバ(Prettey Avatar) ハセヲ 「ブラックサンダー!」 トラ様 「アジュラサンダー!」 トラ様 「プリアバの美しき魂が」 ハセヲ「邪悪なAIDAを打ち砕く!」 ブラック&アジュラ 「プリアバ・マーブル・スクリュー!!」 物凄く自然に元ネタが脳内再生されたんだが Azureってどう日本語読みすればいいんだぜ?_| ̄|○ 385 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 17 46 37 ID x1ULYAay アスラじゃね 386 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 18 03 53 ID x1ULYAay ごめん間違えた さっき調べたら アズール アジュール とか読むらしい。 387 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 18 14 05 ID A/JcRXUC 386 ㌧クス!タメになった ↓修正 ハセヲ 「ブラックサンダー!」 トラ様 「アジュールサンダー!」 トラ様 「プリアバの美しき魂が」 ハセヲ「邪悪なAIDAを打ち砕く!」 ブラック&アジュール 「プリアバ・マーブル・スクリュー!!」 アジュール採用。 調べていくうちにプリキュアが見たくなってきたよ・・・ 388 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 20 00 57 ID 3VGO+bEg 俺はアズールって読んでたんだがな・・・。 なんか凶悪な感じがするし。個人的にだけど。 389 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 20 02 40 ID o6Ux3Pv2 プリキュアトラ様ハァハァ… 初期設定の黒いトラ様と現トラ様で脳内変換したトラ様漬けな俺。 390 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 20 11 00 ID 1F1c/2tP AzureFlameGod(蒼炎の守護神) アズール・フレイム・ゴッド アジュール・フレイム・ゴッド 個人的には前者かな… ファンブックだと AZURE KITE AZURE BALMUNG AZURE ORCA で三蒼騎士(蒼炎のカイト・廃神のバルムンク・足臭のわびすけ)統一されてるんだよな 391 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 20 13 59 ID zYqXm5jV アズールは青色の意。 Xiのプレイヤーキャラクターが色の名前だったから覚えてる。 392 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 21 09 56 ID oYjgWLMA 自分もアズールって読んでたorz いつか描いてみるか…プリアバ 393 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 21 22 10 ID A/JcRXUC 392 wktk ってかアズールの方が人気高いのな。英語疎すぎか俺(´・ω・`) 394 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 21 29 45 ID mAIYPZZU アズールのほうがなんかかっこいいと思フ声 396 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 21 56 41 ID XFJG9gWF 発音はアジュールに近いね 397 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 22 04 44 ID A/JcRXUC 396 ほうほう。 ・・・ってなんか英語の授業みたいになってきたwww 398 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 22 23 09 ID qY6ci/Q4 俺のトラ様なんかアズレ・フレーム・ゴッドだぜ(^ω^)ちょっとDDされてくる 399 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 22 34 48 ID mAIYPZZU アズーレフレイムゴッドだとおもてた 400 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 22 50 55 ID 0SIQ6Dj9 もうアザトースでいいよ 401 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/10/31(火) 23 33 15 ID oYjgWLMA 400 なんかタートルズ(マンホールから亀がでてくるやつ)を思い出した 558 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/11/10(金) 19 58 42 ID qExnThtk ここで選択肢 ①何事もなかったように拾って取り付ける。 ②落ちた手が消え、新しい手が再構築される。 ③懐から新しい手を取り出して取り付ける ④近くのPCを襲い(DD)腕のデータを奪取 さぁ、選んでみてくれたまえ 559 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/11/10(金) 20 27 48 ID Tiug9R2s ⑤俺がDDされる 560 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/11/10(金) 20 29 07 ID Vkd5DEID ⑥プレイヤーが(見た目はハセヲだが)腕を拾ってリプスで治癒してあげる 「チッ 手間かけさすなよ…」 「……」そっぽ向きながらだまって腕を差し出す ダンデレ(*´Д`)ハァハァ 561 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/11/10(金) 20 41 01 ID Mbtfrgzb それなんて萌えゲー? 今日は良い流れですね 563 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/11/10(金) 21 48 29 ID PvebRUiM 560 ハセヲ「リプス!…よし、腕治ったな」 トラ様「………」 突然ぬうっと手をハセヲへと伸ばすトラ様。 そしてその手をハセヲの顔へと押し付け、いきなり0距離レイザス!吹き飛ばされるハセヲ。いつかの再現。 ハセヲ「ぐあっ!おま、何す…」 ピピッ(ショートメール受信) ハセヲ「何……宛先、カイト?…『ありがとう』……?」 トラ様「………」 そっぽ向き知らん顔でぴょんぴょん跳ねるトラ様。トラ様なりの照れ隠し。そして再び取れる腕。 894 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/11/26(日) 18 32 24 ID AOFlQHjQ トラ「…」 足臭「何だ?」 トラ「ヴゥァアアァ…ァァア」 足臭「なかなかこのスレ住人が元気にならないから心配して夜も眠れない、だそうだ」 トラ「アァゥ」 足臭「みんな元気を出してくれ、だそうだ」 足臭「どんな姿なろうがみんなの心に居る、そして輝きつづけ、更にまた目の前に現れてくれる」 足臭「だからめげずに!欝にならずに!ただ、トラを愛してればいいんだぜ」 足臭「そうすれば俺は永遠に君たちの心の中n」 廃神「足臭自重しろwwwwうるさくて眠れねぇwwwww帰れwwww」 みんな元気を出すんだ… こっちまで悲しくなってくるぞ! 954 名前: 名無したんはエロカワイイ 2006/11/27(月) 00 34 06 ID aMNR7jjE (今日のトラ様まとめ) ・朔のスレ立てに偶然居合わせたトラ様 ・糞スレ立ててんじゃねぇぇぇ朔↓↓ わし名義でスレタテたぁ肝すわっとんのぉ小娘ぇぇぇ ・誰か立て直せや ・朔はボクじゃないよ ・うんうん誰か立て直してね ・ちょwボクは朔じゃないってば! ・無視してんじゃねぇー ・ …帰ゆ。うっく…うぇ…
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登録日:2024/01/08 Mon 20 00 00 更新日:2024/01/26 Fri 12 48 07NEW! 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 キングメーカー 中国史 仲虺 伊尹 伊摯 儒家 儒教 商 夏 夏末殷初 孟子 孫子 桀王 殷 湯王 竹書紀年 謀反 道家 道教 韓非子 伊(い)尹(いん)とは、中国史の人物。 湯王(とうおう)に仕え、殷王朝の建国に携わった名臣として知られる。 なお殷は商という名でも知られる。実のところ中国では今も昔も「商」表記が一般的なのだが、本稿では殷で統一する。 姓は姒(じ)、氏は伊(い)、名は摯(し)。 「尹」というのは官職名で、個人の名前ではない。 また「阿(あ)衡(こう)」という官職につけられたため、これを別名とされる。 湯王に「伊尹」に任命されるまでは伊摯(いし)というべきだが、本稿では断りない限り、一般に知られる「伊尹」の名で記述する。 【来歴】 ◇出生 夏王朝末期から殷王朝初期に掛けての人物。 中国ではとりあえず紀元前1649年の出生だとしているが、もちろん「大体それぐらい」という意味である。 『列子』によると、伊尹は空桑に生まれたという。現在の河南省・洛陽市の伊水県あたりと言われる。 『墨子』の尚賢篇では、伊尹の素性は有莘(ゆうしん)氏という諸侯の娘に仕えていた下僕であったという。 『水経注疏』の伊水篇にはこんな伝説がある。 「伊尹の母親は伊水のほとりに住んでいた。息子を妊娠していたとき、夢に伊水の神が現れて『臼に水があふれていれば洪水の兆候であるから東に逃げろ』と告げた。 果たして彼女は臼に水があふれているのを見た。彼女は隣人たちに洪水が来ると告げながら逃げたが、洪水はあっという間に村を飲み込んだ。 母親は空桑(地名ではなく、中に空洞のある桑の大木)に変化して、命と引き換えにその子を守った。 洪水が終わったあとに、有莘氏の女がこの桑の木のなかから赤子を見つけて拾った。その子はやがて料理人に養われ、成長するに及んで賢能と人徳を磨いていった。 殷は彼を尹に任命し、そこから伊尹といわれた」 別の説では、父親は屠殺と料理を専門職とする奴隷、母親は桑の葉を摘んで養蚕業を行う奴隷だったという。 父親のことに言及されるのは珍しいようだ。 この『水経注疏』の話はいかにも神話じみているが、とにかく出生が伊水流域であること、そして有莘国の料理人に養われる身となったことだけは確からしい。 やがて農耕に励みながらも、尭舜の道を楽しんで実践していたという。 また農業をする傍らで料理人の養父から料理の技術を教わった。もともとの勤勉さから、こちらの道も急速に飲み込んでいった。 長じては有莘国の君主・有莘氏からも見込まれ、料理人として仕えた。 ◇殷の湯王 ところで、当時は禹を始祖とする夏王朝の末期である。君主は桀王(けつおう)。名は履癸(りき)。 なお桀王の名前に関してだが、周代初期まで中国の君主は「十干王号」を用いた。そのため「桀王」という名は後世の諡号で、当時の彼は「履癸」が王号であったとみられる。また癸は十干の一つであるため、本名は「履」一字であろう。 当時はいわゆる封建制で、夏王朝を盟主として多数の諸侯国が同盟を組んでいた。有莘氏もそうした諸侯の一つである。 しかし、夏王朝はいつの頃からか勢力を減衰させており、諸侯の反乱が相次いでいた。 (この時代、遠くエーゲ海のサントリーニ島で大規模な火山噴火が起き、地球全土で大規模な気候変動が起きた。史書にも記述されている桀王在位時の天候不順や不作はこれが原因とも言われる) これに代わって勢力を伸張させ、新たな盟主として期待を寄せられつつあったのが、大邑商(しょう)の大乙(たいいつ)、後世に言う殷の湯王(とうおう)である。 伊尹はやがて湯王に仕える。 甲骨文のなかには「大乙と伊尹を併せ祀る」との記載もあり、王と併称されるほどの存在だった模様。 (余談ながら、殷代の甲骨文字や金文字では大乙は湯ではなく「唐」となっているらしい) この湯王に仕える過程は、『史記・殷本紀』には二つの説話が記録されている。 ひとつは、有莘氏の姫の下僕として仕えたという話。 もともと湯王に仕えたいという思いは伊尹にあったが、当時の身分制はほぼ絶対のものであり、春秋戦国時代のように「剣一本をひっさげて門戸を叩く」というわけにはいかなかった。 おりしも、有莘氏は姫を湯王に嫁がせるという政略結婚を進めていた。伊尹はこれを知ると、その姫に料理役の下僕として仕えた。 そしてその姫が湯王に嫁ぐと、伊尹は料理道具一式を携えて同行。滋味にすぐれた料理を出し、湯王が感心したところで徐々に王に接近した。 やがて湯王は、この料理人がただの料理人ではなく賢人であると知ると、彼を抜擢した。 こちらは、伊尹のほうから湯王に接近しようとしている。 『墨子』や『韓非子』はこの説に基づく記述をしている。 もうひとつは、湯王が伊尹を有莘氏から身請けしたという話。 湯王はかねてより伊尹が賢人であることを知り、なんとか味方に加えたいと願っていた。 そこで、有莘氏の領内にいた伊尹に何度も使者を送って宝物を差し出し、こちらに来てくれるよう懇願。 伊尹は五回も断った末にとうとう湯王に仕え、素王(王者の徳を持ちながら、王とならない賢人)や九主(三皇五帝のような過去の賢帝)の話を伝えて、湯王に王者のあり方を伝授した。 しかし、こちらの話では伊尹は湯王のもとを去り、いったん夏王朝に仕えた。 やがて桀王統治下の夏王朝はもう長くないと悟り、再び湯王の元に戻って、改めて殷に仕えた。 こちらでは、湯王の側から伊尹を招聘している。 『孟子』万章篇ではこの説が詳しく説明されている(*1)。 また『孫子』用間篇ではいちど伊尹が夏に仕えたことについて「湯王の密命でスパイとして赴任した」としている。 いずれにせよ、伊尹は湯王に仕えると、その参謀・軍師的立ち位置として活動を開始した。 儒家(孟子)は「尭舜の道を湯王に教えた」というものの、実際は夏王朝攻略の方略を湯王と練ったと言うことだろう。 また湯王には以前から仲虺(ちゅうき)という賢臣もおり、伊尹と仲虺が両翼となって湯王を補佐したという。 (仲虺は薛を領邦にしたという。また『尚書』には「仲虺作誥」なる文があった) ◇夏殷易姓革命 時に夏王朝は、三代前の甲孔の時代から諸侯への統制が乱れて兵乱が多発していた。 また当代の桀王(履癸)も、有施氏を討伐してその娘末喜(ばっき)を王妃とすると彼女のため宮殿を建てる、諫言を試みた臣下の関龍逢を斬り殺す、討伐した諸侯・岷山(びんざん)氏の娘を強引に奪って愛妾にする、それで寵愛の薄れた末喜を追放する、参勤した湯王を捕らえて監禁するなど、各諸侯の反感を買っていた。 なお、『竹書紀年』によると末喜は桀王から追放されて憤慨し、伊尹と同盟したという。 『史記』や『列女伝』を筆頭に、一般に末喜は桀王の寵愛を一身に受け、ともに快楽と堕落の限りを尽くしていたと言われるのだが、『竹書紀年』では少し違った趣で描かれている。 『韓非子』難四篇にも「桀王は岷山氏の娘を求めて攻め込んだ」という話が書かれており(末喜追放のことは書かれていないが)、春秋戦国時代後期にはそういう話も知られていた模様。 また末喜が追放されたのは洛水地域だったと言うが、伊尹の故郷・伊水は洛水のすぐ近く。 『孟子』や『孫子』用間篇などに記載された「伊尹は桀王のところにスパイに赴いた」というのはこのあたりの消息かも知れない。 やはり春秋戦国時代に編纂された『国語』には「伊水と洛水が涸れて夏が滅んだ」という記述もあり、伊尹と末喜(およびこの二人を中心とする勢力)の同盟は夏王朝にとってかなりの脅威となったようだ。 湯王は夏王朝転覆のため、まず夏王朝の首都・斟鄩(しんじん)(現在の二里頭遺跡)と街道でつながっている亳(はく)(現在の二里岡遺跡)という場所に本拠を移す。 続いて、各地の諸侯から信頼を受けるべく、近隣諸侯で神々・祖先霊への祭礼を欠いていた葛氏を討伐した。 この葛氏は、宗廟の祖先や神々の祭祀を怠ったばかりか、話を聞いた湯が「祭礼のための供物にされたし」と葛に送った家畜を自分が食らってしまった。さらに、湯が再び家畜を送ると、その使者に立った子供まで殺害した。これで、とうとう湯は葛を討伐した、という。 もっともこのあたりはプロパガンダだと思われるが、「祭礼を怠る者や兵乱を起こす者を討伐して、各地の諸侯に『秩序をもたらす新たな盟主』としての存在感を示す」というのは実際に湯王もやっただろうと思われる。 やがて湯王は、桀王・夏王朝への貢納や入朝を停止。これは湯王への本格的な反抗であった。 桀王は王者としての威厳を示すべく、各地の諸侯を糾合してこれを討伐。 この時は九つの諸侯が夏サイドに合流したため、不利を悟った湯王が降伏してわびを入れた。 が、一年後には再び湯王が反乱。 しかもこの時には、先の戦いで桀王側についた諸侯のうち顧氏・韋氏・昆吾(こんご)氏の三つを、拡充した戦力で打破していた。 昆吾氏については、桀王の失政に乗じて夏王朝への反乱を起こしたが、湯王は「夏王朝傘下の筆頭諸侯として、夏王に代わって」これを討伐したという。 桀王は湯王を討伐するべく、再び諸侯に派兵を発令するが、今度は諸侯が集まらなかった。 夏王軍と殷王軍は鳴条で激突。今度は、兵力が不足した夏軍を、湯王を中心とする連合軍が打ち破った。 敗走した桀王は都からも落ち、南巣(安徽省の巣湖市・居巣区)に逃げ込んで余生を送ったと言われる。「鳴条で戦死した」とも言われるが、少数のようだ。 いずれにせよ、中国の諸侯の盟主としての夏王朝はここに滅亡し、以後は殷王朝が中国の支配者として、長期政権を築く。 ただ、湯王は戦後処理の一環として夏の子孫(というか亡命した桀王本人?)をどこかの諸侯に封じた。その子孫は殷末まで続き、周公旦の封建で杞国に封じられた。「杞憂」という言葉はこの杞国の話である。 ◇伊尹と太甲 さて、桀王にとって代わった湯王(大乙)は、伊尹を尹に封じた。伊摯が正確に「伊尹」と呼ばれるのはこの時からである。 この「尹」については各文献や学者でいろいろと言われているが、要するに伊水一帯を治める諸侯にして殷王朝の傘下諸侯の筆頭、といったところだろう。 春秋戦国時代の楚の宰相を「令尹(れいいん)」というので、諸侯にして宰相的な存在、江戸幕府で言うところの老中(*2)のようなものであったと推定される。 湯王もやがて死没するが、当時の王権は兄弟相続だったので、その王位は湯の弟である外丙へ、また外丙の死後は末弟の仲壬へと受け継がれていった。 仲壬の死後、湯王の嫡孫・太甲が即位する。息子ではなく孫なのは、湯王の長男だった太丁は父より先に死去していたからだ。 しかし太甲は、湯王が定めて叔父たちが受け継いできた礼法を破る振舞いに多く及んでいた。 これに怒った伊尹は、湯王の霊廟があった桐という地に太甲を幽閉して、「伊訓」「肆命」「徂后」などの書物を書き送って、教育をし直したという。 またその間の政治は、伊尹が摂政として天下の政務を差配した。 幸い、太甲は自分のかつての行いを改悛し、伊尹の訓戒を修めて仁義に復したというので、伊尹も彼の監禁を解き、太甲を改めて殷王に復位させた。 伊尹が太甲に代わって統治していたのは三年だったという。 太甲の没後は、王位は息子の沃丁に受け継がれる。 伊尹は沃丁の八年に死没した。湯(太乙)、外丙、仲壬、太甲、沃丁の五代の王に五十余年に渡って仕え、没したときの年齢は百歳だったという。 ただ、このあたりは『孟子』にて、弟子たちの「過去の偉人にはこれこれと言った儒教的徳目に合わない伝説もありますが」という質問に対して、孟子が「いやそうではない、本当はこれこれこういう話の方が正しい、そういった非儒教的な伝説は俗説だ」と反論する場面である。 要するに「儒教の理想にあわせた偉人伝」を語っている場面での「伊尹の摂政」であるため、実際にそこまで浮世離れした美談であったとは少し信じがたい。没年がちょうど百歳というのも出来すぎである。 実際、『竹書紀年』では孟子のいうような美談ではなく「伊尹は太甲を放逐したあと自らが王位に就き、七年間にわたって君臨した。しかし太甲は七年をかけて勢力を回復し、ついに伊尹を殺害して王位を奪還した」「ただし伊尹の遺児である伊陟・伊奮には、伊家を復興・継承させた」とする。 こちらも、決して無条件に信用できるものではない。この直後には「周公旦も同様に甥の成王を放逐して、自ら王位に就いたが、やがて成王によって巻き返されたのだ」としており、伊尹と周公旦を被らせている。 しかし、もしそれが事実なら、周公旦が殺されもせず、本人も息子たちも諸侯として取り潰しもされていないのは不自然である(*3)。伊尹は『竹書紀年』では殺害されたことになっているのでなおさらだ。 要するに『孟子』も『竹書紀年』も、自説にあわせて伊尹(や周公旦)の伝説を書き起こしているわけで、そっくりそのまま真実だとは肯んじがたいところである。 殷代の資料はよく分かっていない部分も多く、なおさらである。 (例えば周公旦なら、周公旦の子孫である周公や魯侯の存在は文献のみならず出土資料からも明らかなのだが、伊尹の資料となるとそうはいかない) ただ、どの言及でも「伊尹が太甲に対して監禁する行いがあった」という点では一致している。 そういった伝説の根拠となる事象はあったのだろう。 ◇没後 伊尹が百歳で死ぬと、あとは息子の伊陟・伊奮が継いだ。 殷の王位は、沃丁の死後は弟の太庚が継承。 太庚死後は、太庚の長男の小甲、次男の雍己、三男の太戊へと兄弟相続した。 伊陟は、太戊の代に政策の諮問を受けたことが『史記』に記されている。 沃丁と太庚は湯王の曾孫で、その太庚の子が太戊なので、湯王からすると玄孫に当たる。 伊尹が仕えてから五代目の子孫に仕えたのが伊尹の息子、とは少し考えづらいので、伊陟は伊尹の孫ぐらいかも知れない。 ◇出土資料 甲骨文字の資料では、殷代末期の甲骨文に伊尹の存在が見られるという。 それによると、殷では末期でも伊尹を祀っており、生贄として捧げる家畜は殷の歴代王と同じ数が用意されていたとのことで、これは最大級の敬意が払われていたとみて良いだろう。 とすると『竹書紀年』の記述はやはり信用しがたいところか。『孟子』もそのまま鵜呑みにできるわけではないが…… 発掘資料によると、夏王朝の都・斟鄩(しんじん)の跡地とみられる望京楼遺跡にて、大規模な戦闘の痕跡が見つかっている。 見つかる遺骨の多くは切断や打撲のあとが見られ、建物もほとんどが破壊された状態で見つかるという。やはり当時も「戦争」と言うにふさわしい規模の戦いがあったようである。 【評価】 伊尹は後世、王業を支える名臣として知られるようになった。 例えば『孫子』や『韓非子』では太公望らとともに君主をよく補佐する名臣として伊尹の名を挙げている。 しかし一方で主君である太甲を監禁・放逐したエピソードから、『竹書紀年』に記されたように「大逆の臣下」「臣下が君主に危害を加える例」としても記憶されていた。こちらは周公旦とは大違いである。 前漢の権臣・霍光(かくこう)が、一度は昌邑王劉賀を帝位につけながら、わずか27日で「素行不良」といいながら廃し、代わりに宣帝を即位させたこととあわせて、こうした「君主の素行不良を口実に臣下が君主の首をすげ替える、大逆の行い」を「伊霍之事」といった。 『三国志』で少帝廃立と献帝即位を画策する董卓に対して、盧植(ろしょく)がこの故事を引き合いにして反発したという記述がある。 (ニュアンス的には「伊尹と霍光だから君主の廃立というものができたのだが、董卓ではムリ」というもので、伊尹を直接に大逆の臣下とそしっているわけではないが……) 『竹書紀年』が発掘されたのは呉が滅亡する直前の279年だったので、 盧植はともかく 陳寿は恐らくこの『竹書紀年』を読んでいただろう。発掘前にこのことが人口に膾炙していたかは不明だが(*4)、当時はかなりセンセーショナルな話題となったであろう。 【伝説】 ◇散逸した文献 古代に登場した伝説的な人物であるため、彼にまつわる、または彼の名にあやかった文書・書籍は非常に多い。 さらに殷王朝初期の人物ということで、様々な分野で「始祖」として扱われているのも特徴的。 『漢書・芸文誌』では、伊尹の情報をまとめた「伊尹五十一篇」や「伊尹説二十七篇」などがあったという。残念ながら現在は伝わらない。 この「伊尹五十一篇」は道家の項目に筆頭として記されていたことから、後世伊尹は道家思想の系譜に分類された。 「伊尹説二十七篇」は小説家(*5)の項目だが、ここでもやはり筆頭に置かれている。 『漢書・芸文誌』に三十二巻あったという医書『湯液経法』は伊尹の著書という伝説であり、医学の祖としても扱われている模様。 『湯液経法』自体は唐代には散逸したものの、一部医書に引用された文章でそうしたことが記録されている。 多くの古典で、伊尹は料理人として人生をスタートさせたと言われている。 おかげで後世の料理人から、厨房の祖として祀られるようになった。 夏王朝を殷王朝が滅ぼした際の詳しい記録は、もちろん残っていない。だから伊尹がどの程度軍事知識を持っていたかは不明である。 しかしいずれにせよ、夏王朝に勝利した側の重要人物であることは確かなので、兵法家の始祖としても扱われている。 上述した「伊尹五十一篇」や「伊尹説二十七篇」についても、班固の注釈によると、兵法について多く記してあったといい、春秋戦国時代にはそういう認識であったようだ。 まあ「兵法家の始祖」の位置は一般には武成王こと太公望が置かれがちだけど。 【余談】 日本史にも伊尹にまつわる人物は登場している。 藤原家で初めて「関白」という称号を冠した藤原基経は伊尹の官職「阿衡」に由来する「阿衡事件」を起こして藤原氏の権勢を天下に示したことで知られる。 また藤原伊尹という、その名もずばり伊尹に由来する人物もいる。 追記・修正は三年間にわたって引きこもった人物にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 漫画版の封神演義の影響で殷周革命についてはある程度知っているけど夏殷革命はほぼ知識ゼロなので勉強になりました -- 名無しさん (2024-01-10 05 14 36) 名前 コメント
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冬になってきましたけど、各化粧品会社では冬用のコスメが出てきていますね~ 冬用っていうと、乾燥対策や紫外線対策に合わせて、開発していますよね。 私は乾燥肌なので、冬用の化粧品は春先まで、結構長く使っています。 とくに乳液が重宝していて、たまにハンドやボディークリーム代わりに使うときがあります。 だから、化粧水よりも乳液の方が、カラになるのが早いのよ。 今年は安いときに1本多く買おうかしら。 あわびじんのトライアルを購入 あわびじん トライアルについての真相を暴露!@写真公開中 かとうかずこ 白髪染め かとうかず子白髪染め@私のリアル体験談レビュー暴露中!
https://w.atwiki.jp/aopen4/pages/610.html
+2015年版 +打率 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 打率 打数-安打 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 足 1 川端慎吾 .336 581-195 8 かわぼと 東京B 7 10 8 8 2 山田哲人 .329 557-183 38 やもだ 東京B 10 7 7 10 3 筒香嘉智 .317 496-157 24 つっこん 横浜 8 9 7 6 4 ルナ .292 496-145 8 ルアー 名古屋 7 9 6 7 5 ロペス .291 516-150 25 ペロス 横浜 9 7 7 5 6 平田良介 .283 491-139 13 ひだだ 名古屋 8 7 5 7 7 鳥谷敬 .281 551-155 6 からすだに 兵庫 7 6 9 9 8 福留孝介 .281 495-139 20 ふくだも 兵庫 9 6 7 6 9 マートン .276 544-150 9 ムータン 兵庫 7 7 7 6 10 梶谷隆幸 .275 520-143 13 かじかじ 横浜 7 8 5 10 パシフィック・リーグ 順位 選手名 打率 打数-安打 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 足 1 柳田悠岐 .363 502-182 34 やだぎた 福岡 9 9 7 10 2 秋山翔吾 .359 602-216 14 あきはま 埼玉 7 10 8 9 3 近藤健介 .326 435-142 8 こんでう 北海道 7 8 8 6 4 清田育宏 .317 489-155 15 けよた 千葉 8 8 7 7 5 中村晃 .300 506-152 1 なかもら 福岡 6 9 10 7 6 角中勝也 .293 427-125 6 かなかく 千葉 7 8 8 8 7 松田宣浩 .287 633-153 35 まつな 福岡 10 6 6 8 8 森友哉 .287 474-136 17 もれ 埼玉 8 7 4 6 9 田中賢介 .284 532-151 4 たのかケン 北海道 6 7 9 7 10 内川聖一 .284 529-150 11 むちかわ 福岡 7 7 9 5 +本塁打 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 パシフィック・リーグ 順位 選手名 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 +打点 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 打点 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 パシフィックリーグ 順位 選手名 打点 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 +盗塁 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 企盗塁 盗塁 成功率 ニックネーム チーム 足 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 パシフィックリーグ 順位 選手名 企盗塁 盗塁 成功率 ニックネーム チーム 足 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 +犠打 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 企犠打 犠打 成功率 ニックネーム チーム 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 パシフィックリーグ 順位 選手名 企犠打 犠打 成功率 ニックネーム チーム 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 +2014年版 +打率 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 打率 打数-安打 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 足 1 マートン .338 532-180 14 ムータン 兵庫 8 9 7 6 2 菊池涼介 .325 579-188 11 けこち 広島 7 8 8 10 3 山田哲人 .324 596-193 29 やもだ 東京B 8 8 6 8 4 大島洋平 .318 585-186 2 おおちま 名古屋 6 9 8 10 5 ルナ .317 467-148 17 ルアー 名古屋 8 8 6 7 6 雄平 .316 547-173 23 ようへい 東京B 8 7 5 7 7 鳥谷敬 .313 550-172 8 からすだに 兵庫 7 8 9 9 8 畠山和洋 .310 422-131 17 はだけなら 東京B 8 7 7 3 9 丸佳浩 .310 536-166 19 まり 広島 8 7 6 9 10 川端慎吾 .305 580-177 10 かわぼと 東京B 7 8 9 8 参考(200打席以上規定打席(447打席)未満で打率.305以上) 選手名 打率 打数-安打 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 足 ロサリオ .336 238-80 14 (ルザレオ) 広島 未登録 アンダーソン .319 295-94 15 サンダーサン 東京A 8 8 6 5 松山竜平 .318 233-74 7 まつなま 広島 7 8 7 4 會澤翼 .307 179-55 10 あいわざ 広島 8 6 5 5 飯原誉士 .306 222-68 4 いりはな 東京B 7 7 5 8 グリエル .305 239-73 11 グリグリ 横浜 8 8 7 8 パシフィック・リーグ 順位 選手名 打率 打数-安打 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 足 1 糸井嘉男 .331 502-166 19 いとぴ 大阪 8 9 7 9 2 銀次 .327 459-150 4 げんじ 東北 7 9 7 6 3 柳田悠岐 .317 524-166 15 やだぎだ 福岡 8 8 6 8 4 中村晃 .308 571-176 4 なかもら 福岡 6 8 9 7 5 内川聖一 .307 488-150 18 むちかわ 福岡 8 9 9 6 6 李大浩 .300 566-170 19 イ・ダフ 福岡 8 6 8 2 7 長谷川勇也 .300 473-142 6 はえなわ 福岡 7 8 7 8 8 陽岱鋼 .293 471-138 25 のう 北海道 8 6 7 10 9 松井稼頭央 .291 444-129 8 まつりカズ 東北 7 6 8 8 10 メヒア .290 396-115 34 メシア 埼玉 9 7 6 5 参考(200打席以上規定打席(447打席)未満で打率.300以上) 選手名 打率 打数-安打 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 足 松田宣浩 .305 392-118 18 まつな 福岡 8 7 4 8 +本塁打 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 エルドレッド 37 ヘルドラッド 広島 10 7 4 2 バレンティン 31 パラディン 東京B 10 7 5 3 山田哲人 29 やもだ 東京B 8 8 6 4 ゴメス 26 ゴマス 兵庫 8 8 5 5 雄平 23 ようへい 東京B 8 7 5 6 筒香嘉智 22 つっこん 横浜 8 7 7 ロペス 22 ペロス 東京A 9 5 4 8 村田修一 21 むらら 東京A 8 6 6 9 丸佳浩 19 まり 広島 8 7 6 阿部慎之助 19 しゅんのすけ 東京A 8 5 6 パシフィック・リーグ 順位 選手名 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 メヒア 34 メシア 埼玉 9 7 6 中村剛也 34 おにぎりくん 埼玉 10 6 6 3 ペーニャ 32 バーニャ 大阪 10 5 4 4 中田翔 27 なたか 北海道 10 6 5 5 陽岱鋼 25 のう 北海道 8 6 7 6 T-岡田 24 D-おがた 大阪 8 7 5 ジョーンズ 24 ジャーンゾ 東北 10 5 5 8 糸井嘉男 19 いとぴ 大阪 8 9 7 李大浩 19 イ・ダフ 福岡 8 6 8 10 内川聖一 18 むちかわ 福岡 8 9 9 松田宣浩 18 まつな 福岡 8 7 4 +打点 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 打点 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 ゴメス 109 ゴマス 兵庫 8 8 5 2 エルドレッド 104 ヘルドラッド 広島 10 7 4 3 雄平 90 ようへい 東京B 8 7 5 4 山田哲人 89 やもだ 東京B 8 8 6 5 森野将彦 86 もれの 名古屋 8 7 7 6 マートン 84 ムータン 兵庫 8 9 7 7 畠山和洋 79 はだけなら 東京B 8 7 7 8 筒香嘉智 77 つっこん 横浜 8 6 7 9 ルナ 73 ルアー 名古屋 8 8 6 鳥谷敬 73 からすだに 兵庫 7 8 9 パシフィックリーグ 順位 選手名 打点 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 中田翔 100 なたか 北海道 10 6 5 2 中村剛也 90 おにぎりくん 埼玉 10 6 6 ペーニャ 90 バーニャ 大阪 10 5 4 4 陽岱鋼 85 のう 北海道 8 6 7 5 糸井嘉男 81 いとぴ 大阪 8 9 7 6 T-岡田 75 D-おがた 大阪 8 7 5 7 内川聖一 74 むちかわ 福岡 8 9 9 8 メヒア 73 メシア 埼玉 9 7 6 9 ジョーンズ 71 ジャーンゾ 東北 10 5 5 10 銀次 70 げんじ 東北 7 9 7 柳田悠岐 70 やだぎだ 福岡 8 8 6 +盗塁 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 企盗塁 盗塁 成功率 ニックネーム チーム 足 1 梶谷隆幸 47 39 .830 かじかじ 横浜 10 2 大島洋平 40 28 .700 おおちま 名古屋 10 3 丸佳浩 37 26 .703 まり 広島 9 4 片岡治大 31 24 .774 かなおか 東京A 8 5 坂本勇人 28 23 .821 はやた 東京A 9 菊池涼介 33 23 .697 けこち 広島 10 7 上本博紀 30 20 .667 うえまと 兵庫 8 8 荒木雅博 18 17 .944 あまき 名古屋 8 9 上田剛史 20 16 .800 むえだ 東京B 9 10 山田哲人 20 15 .750 やもだ 東京B 8 参考(代走専門選手) 順位 選手名 企盗塁 盗塁 成功率 ニックネーム チーム 足 11 赤松真人 17 12 .706 あかなつ 広島 10 12 鈴木尚広 13 11 .846 すずみタカ 東京A 10 パシフィックリーグ 順位 選手名 企盗塁 盗塁 成功率 ニックネーム チーム 足 1 西川遥輝 54 43 .796 にしかう 北海道 10 2 柳田悠岐 39 33 .846 やだぎだ 福岡 8 3 糸井嘉男 40 31 .775 いとぴ 大阪 9 4 ヘルマン 46 30 .652 ヒルモン 大阪 9 5 安達了一 39 29 .744 あがち 大阪 8 6 中島卓也 37 28 .757 なかじか 北海道 9 7 本多雄一 29 23 .793 ほんな 福岡 10 8 金子侑司 27 21 .778 (かねね) 埼玉 大引啓次 27 21 .778 おおはぎ 北海道 7 10 陽岱鋼 26 20 .769 のう 北海道 10 +犠打 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 企犠打 犠打 成功率 ニックネーム チーム 巧 1 大和 52 50 .962 はまと 兵庫 9 2 菊池涼介 44 43 .977 けこち 広島 8 3 山崎憲晴 42 38 .905 やきさま 横浜 7 4 荒木雅博 38 33 .868 あまき 名古屋 9 5 片岡治大 24 23 .958 かなおか 東京A 8 6 梵英心 18 17 .944 さなぎ 広島 8 黒羽根利規 19 17 .895 こっぱね 横浜 7 8 石川雄洋 19 16 .842 ひしかわ 横浜 7 上田剛史 16 16 1.000 むえだ 東京B 8 10 白崎浩之 16 15 .938 しろきさ 横浜 5 参考(投手の犠打数) 順位 選手名 企犠打 犠打 成功率 ニックネーム チーム 巧 12 久保康友 14 12 .857 こぼ 横浜 3 13 菅野智之 11 11 1.000 すげーの 東京A 7 石川雅規 13 11 .846 ひしがわ 東京B 5 パシフィックリーグ 順位 選手名 企犠打 犠打 成功率 ニックネーム チーム 巧 1 今宮健太 71 62 .873 みまいや 福岡 9 2 安達了一 50 45 .900 あがち 大阪 8 3 藤田一也 42 41 .976 ふぜだ 東北 8 4 伊藤光 40 39 .975 いのう 大阪 7 5 渡辺直人 38 35 .921 わなたべナオ 埼玉 9 中島卓也 36 35 .972 なかじか 北海道 7 7 細川亨 31 29 .935 ほそなわ 福岡 6 8 大引啓次 29 26 .897 おおはぎ 北海道 8 9 鈴木大地 25 22 .880 ずつき 千葉 8 10 木村文紀 24 21 .875 けもら 埼玉 5 +ゴールデングラブ賞 [部分編集] セントラル・リーグ 守 選手名 試合 刺殺 補殺 失策 守備率 ニックネーム チーム 肩 守 投 前田健太 27 9 39 4 .923 マツケン 広島 8 9 捕 阿部慎之助 111 699 69 1 .999 しゅんのすけ 東京A 8 7 一 森野将彦 138 1160 92 6 .995 もれの 名古屋 7 7 二 菊池涼介 144 359 535 12 .987 けこち 広島 7 10 三 村田修一 141 73 229 9 .971 むらら 東京A 8 7 遊 鳥谷敬 144 208 363 5 .991 からすだに 兵庫 8 10 外 丸佳浩 144 293 8 2 .993 まり 広島 7 8 大島洋平 140 287 8 6 .980 おおちま 名古屋 7 9 大和 111 224 3 1 .996 はまと 兵庫 8 9 ※成績・守備適正はその守備位置でのもの パシフィック・リーグ 守 選手名 試合 刺殺 補殺 失策 守備率 ニックネーム チーム 肩 守 投 金子千尋 26 4 32 0 1.000 かなこ 大阪 7 7 捕 伊藤光 136 945 72 3 .997 いのう 大阪 8 8 一 T-岡田 123 955 86 6 .994 D-おがた 大阪 6 6 二 藤田一也 140 326 379 4 .994 ふぜだ 東北 7 10 三 松田宣浩 101 50 166 7 .969 まつな 福岡 8 7 遊 今宮健太 144 248 433 15 .978 みまいや 福岡 9 8 外 陽岱鋼 119 266 5 1 .996 のう 北海道 8 9 糸井嘉男 139 223 5 3 .987 いとぴ 大阪 10 8 柳田悠岐 144 273 6 6 .979 やだぎだ 福岡 8 7 ※成績・守備適正はその守備位置でのもの +2013年版 +打率 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 打率 打数-安打 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 足 1 ブランコ .333 483-161 41 フラスコ 横浜 10 8 3 4 2 バレンティン .330 439-145 60 パラディン 東京B 10 9 5 5 3 村田修一 .316 519-164 25 むらら 東京A 8 8 5 4 4 マートン .314 566-178 19 ムータン 兵庫 7 10 7 6 5 ロペス .303 429-130 18 ペロス 東京A 8 8 4 3 6 阿部慎之助 .296 422-125 32 しゅんのすけ 東京A 9 7 7 3 7 西岡剛 .290 497-144 4 にしのか 兵庫 7 9 7 9 8 森野将彦 .286 399-114 16 もれの 名古屋 8 7 7 5 9 鳥谷敬 .282 532-150 10 からすだに 兵庫 7 7 9 9 10 長野久義 .281 590-166 19 ちゃうの 東京A 8 7 5 8 パシフィック・リーグ 順位 選手名 打率 打数-安打 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 足 1 長谷川勇也 .341 580-198 19 はえなわ 福岡 7 9 10 8 2 今江敏晃 .325 508-165 10 いまれ 千葉 7 9 8 6 3 ヘルマン .319 518-165 4 ヒルモン 埼玉 6 9 6 10 4 銀次 .317 482-153 4 げんじ 東北 7 9 7 6 5 浅村栄斗 .317 543-172 27 あさぬら 埼玉 9 7 7 7 6 内川聖一 .316 570-180 19 むちかわ 福岡 7 10 9 6 7 中村晃 .307 427-131 5 (なかもら) 福岡 未登録 8 中田翔 .305 407-124 28 なたか 北海道 10 7 5 6 9 李大浩 .303 521-158 24 イ・ダフ 大阪 9 7 8 2 10 糸井嘉男 .300 524-157 17 いとぴ 大阪 8 8 7 9 +本塁打 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 バレンティン 60 パラディン 東京B 10 9 5 2 ブランコ 41 フラスコ 横浜 10 8 3 3 阿部慎之介 32 しゅんのすけ 東京B 9 7 7 4 村田修一 25 むらら 東京A 8 8 5 クラーク 25 ケラーコ 名古屋 9 5 5 6 マートン 19 ムータン 兵庫 7 10 7 長野久義 19 ちゃうの 東京A 8 7 5 8 ロペス 18 ペロス 東京A 8 8 3 9 和田一浩 18 わな 名古屋 8 7 7 10 梶谷降幸 16 かじかじ 横浜 8 7 6 森野将彦 16 もれの 名古屋 8 7 7 ミレッジ 16 メリッジ 東京B 8 6 5 パシフィック・リーグ 順位 選手名 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 アブレイユ 31 アバラーユ 北海道 9 6 5 2 中田翔 28 なたか 北海道 10 7 5 マギー 28 モギー 東北 9 7 6 4 浅村栄斗 27 あさぬら 埼玉 9 7 7 5 ジョーンズ 26 ジャーンゾ 東北 9 5 5 6 李大浩 24 イ・ダフ 大阪 9 7 8 7 井口資仁 23 ひぐち 千葉 9 8 7 8 松田宣告 20 まつな 福岡 8 6 5 9 長谷川勇也 19 ほせなわ 福岡 7 9 10 内川聖一 19 むちかわ 福岡 7 10 9 +打点 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 打点 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 ブランコ 136 フラスコ 横浜 10 8 3 2 バレンティン 131 パラディン 東京B 10 9 5 3 阿部慎之介 91 しゅんのすけ 東京A 9 7 7 4 村田修一 87 むらら 東京A 8 8 5 5 マートン 85 ムータン 兵庫 7 10 7 6 和田一浩 76 わな 名古屋 8 7 7 7 新井貴浩 70 わらあと 兵庫 8 6 5 クラーク 70 ケラーコ 名古屋 9 5 5 9 鳥谷敬 65 からすだに 兵庫 7 7 9 長野久義 65 ちゃうの 東京A 8 7 5 パシフィックリーグ 順位 選手名 打点 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 浅村栄斗 110 あさぬら 埼玉 9 7 7 2 アブレイユ 95 アバラーユ 北海道 9 6 5 3 ジョーンズ 94 ジャーンゾ 東北 9 5 5 4 マギー 93 モギー 東北 9 7 6 5 内川聖一 92 むちかわ 福岡 7 10 9 6 李大浩 91 イ・ダフ 大阪 9 7 8 バルディリス 91 バルドゥロス 大阪 8 7 6 8 松田宣浩 90 まつな 福岡 8 6 5 9 長谷川勇也 83 はせなわ 福岡 7 9 10 井口資仁 83 ひぐち 千葉 9 8 7 +盗塁 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 企盗塁 盗塁 成功率 ニックネーム チーム 足 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 パシフィックリーグ 順位 選手名 企盗塁 盗塁 成功率 ニックネーム チーム 足 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 +犠打 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 企犠打 犠打 成功率 ニックネーム チーム 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 パシフィックリーグ 順位 選手名 企犠打 犠打 成功率 ニックネーム チーム 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 +2012年版 +打率 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 打率 打数-安打 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 足 1 阿部慎之助 .340 467-159 27 しゅんのすけ 東京A 9 7 6 4 2 坂本勇人 .311 557-173 14 はやた 東京A 8 7 7 8 3 大島洋平 .310 555-172 1 おおちま 名古屋 6 7 7 9 4 長野久義 .301 574-173 14 ちゃうの 東京A 8 9 7 8 5 ミレッジ .300 476-143 21 メリッジ 東京B 8 7 5 8 ラミレス .300 476-143 19 ラミパス 横浜 9 7 5 3 7 川端慎吾 .298 453-135 4 かわびて 東京B 7 7 8 7 8 和田一浩 .285 508-145 9 わな 名古屋 9 6 7 4 9 井端弘和 .284 479-139 2 いどば 名古屋 5 6 10 7 10 中村紀洋 .274 442-121 11 ノリノリ 横浜 8 7 6 4 パシフィック・リーグ 順位 選手名 打率 打数-安打 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 足 1 角中勝也 .312 477-149 3 かなかく 千葉 7 8 7 7 2 中島裕之 .311 499-155 13 ながじな 埼玉 9 7 7 8 3 糸井嘉男 .304 510-155 9 いとぴ 北海道 7 9 9 9 4 内川聖一 .300 523-157 7 むちかわ 福岡 7 10 10 6 5 田中賢介 .300 457-137 3 たのかケン 北海道 7 8 8 9 6 秋山翔吾 .293 403-118 4 あきはま 埼玉 7 8 6 8 7 稲葉篤紀 .290 449-130 10 いのば 北海道 8 8 8 8 8 栗山巧 .289 394-114 2 くりあま 埼玉 7 9 8 7 9 陽岱鋼 .287 533-153 7 のう 北海道 7 7 8 9 10 李大浩 .286 525-150 24 イ・ダフ 大阪 9 6 5 2 +本塁打 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 パシフィック・リーグ 順位 選手名 本塁打 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 +打点 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 打点 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 パシフィックリーグ 順位 選手名 打点 ニックネーム チーム 長 ヒ 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 +盗塁 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 企盗塁 盗塁 成功率 ニックネーム チーム 足 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 パシフィックリーグ 順位 選手名 企盗塁 盗塁 成功率 ニックネーム チーム 足 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 +犠打 [部分編集] セントラル・リーグ 順位 選手名 企犠打 犠打 成功率 ニックネーム チーム 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 パシフィックリーグ 順位 選手名 企犠打 犠打 成功率 ニックネーム チーム 巧 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コメント これより前のコメントはコメント/選手成績ランキング 名前
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2021年7月3日 出題者:りこまま タイトル:「再デビューってムズカシイ☆(c/w 雨の日はウミスー)」 【問題】 久しぶりにファンの前で踊った彼女を見て、待ちわびていたファンは彼女から目を背けた。何があった? 【解説】 + ... 彼女はアイドル。コロナでコンサートが長期中止になり、 彼女のダンスを間近に見られなくなったファンはコンサートの復活を待ちわびていた。 そんなある日、彼女はデマ情報をツイッターで拡散してしまい(=デマに踊らされ)、 見限ったファンにフォローを外されてしまった。 配信日に戻る 前の問題 次の問題
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http //www.excite.co.jp/News/politics/20070309200657/Kyodo_OT_CO2007030901000671.html 安倍首相は9日午後の参院予算委員会で、太平洋戦争中の従軍慰安婦問題に関して、「おわびと反省」を表明した1993年の河野洋平官房長官談話を安倍内閣として継承していることを重ねて強調した。首相は「慰安婦の方々が極めて厳しい状況に置かれて辛酸をなめたことに心から同情し、既におわびしている」と述べた。 共同通信
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トップページ>日本>日本学研究 『日本学研究』90, 2012.2 PDF 金鎔均「黄表紙に現れる断定表現「だ」の定着に関する考察」 김한식「放送通訳の忠実性と理解容易性:TVニュースの韓日同時通訳を中心に」 閔丙燦「伴信友と神代文字:平田篤胤との比較を中心に」 嶋津百代「第二言語学習者の言語活動の理論的考察:第二言語習得研究の動向が示唆する言語教育実践の課題」(日) 李康民「『和語類解』と『日語類解』:下巻の対照分析を中心に(2)」 李美淑、宋正植「韓日初等学校1、2学年国語教科書を通じて見た両国の社会・文化的価値観研究:教科書政策及び挿話を中心に」 李受香「近松世話物浄瑠璃に現れる推量の助動詞「ん・う・よう」の表記形態と文体的特徴」 田有娜「時間限定を表す「マデニ」節と「マエニ」節の用法について:韓国語形式との対応関係を中心に」(日) 朴裕河「後藤明生『夢かたり』:植民地的身体の戦後の日々」(日) 朴利鎮「『近代文学』「文学者賞」についての試論:戦後文学形成期「近代的主体、知識人文学者」が持つ談論構造」 尹福姫「『聖書之研究』創刊前後」 이지형「芥川賞と日本女性文学:2000年以後受賞作を中心に」 김수희「日本古典文学のストーリーテリングと観光産業:『源氏物語』と観光商品」 최관「『征韓録』についての一考察」 許坤「芭蕉と嵐蘭の俳諧を通じた交流に関する考察」 金津日出美「『東亜医学』と帝国の学知:「提携・連携」と侵略のはざまで」(日) 具見書「日本における大学発展戦略としての国際化の特徴と展望」 鄭夏美「ドラマ「不滅の李舜臣」の映像に現れた「浮世絵」を眺める多面的認識について」 『日本学研究』89, 2011.11 PDF 曹大峰「中国におけるコーパスを利用した日本語研究:多言語コーパスの構築と利用に向けて」(日) 金鎔均「明和・安永期江戸洒落本の断定表現「だ」と「じゃ」に関する考察:「だ」の定着を中心に」 金恩恵「日本語の空間名詞「うち」と「なか」の意味用法:コーパスに基づく連語構成の分析を中心に」(日) 金廷珉「「みたいな」と「다는」に関する日韓対照研究」(日) 成知炫「「してみる」に使われる動詞の語彙的な意味の特徴」(日) 宋永彬「専門用語の難解さについて:物理学用語を中心に」 李康民「『和語類解』と『日語類解』(1):上巻の対照分析を中心に」 李賢珍「コミュニケーション能力モデルにおける方略的能力とコミュニケーション方略」(日) 韓静妍「非情の受身と「によって」」(日) 申允珠「夏目漱石の『門』に現れた同居についての考察」 이민희「芥川龍之介の「素盞鳴尊」論:1920年代ナショナリズム創出としての素盞鳴神話と関連して」 李在聖、朴勝艾「大江健三郎の『飼育』に関する考察:「監禁状態」から現れた祝祭と共生」 이지형「島崎藤村『新生』の論理学:「告白」と「母性」の相関関係」 任苔均「島崎藤村「子に送る手紙」論」 조경숙「明治期児童雑誌『少年世界』と朝鮮」 金弘来「末摘花物語における閨怨詩の受容と変異」(日) 이애숙「光源氏の老い:柏木登場の意味」 李允智「能における義経失意期伝説受容:能「忠信」を中心に」 韓正美「物語文学における賀茂信仰の変貌:『落窪物語』『うつほ物語』『狭衣物語』を中心に」(日) 許坤「芭蕉の講演者杉風の俳諧観に関する考察」 朴銓烈「江戸時代の茶道批判論と煎茶道」 이진원「アイデンティティ変容の側面から見た在日コリアン」 전영수「日本の高齢者老後所得と定年延長に関する研究」 『日本学研究』88, 2011.8 PDF 金鎔均「日本語敬語表現「ござります」から「ございます」への変化に関する考察」 権赫建「夏目漱石作品『夢十夜』「第七夜」と黒明栄華『夢』「第六話 赤富士」比較研究」 金煥基、山崎正純「在日ディアスポラ文学の「脱近代」的想像力」(日) 盧英姫「『洋子物語』考察」 李正旭「朝鮮と日本の狭間で:村山知義のシナリオ「春香伝」を中心に」(日) 이지형「戦時期小林秀雄の大陸旅行記と植民地」 고영란「江島其磧の蓄財認識に関する小考:正徳期作品を中心に」 許坤「蕉門の門人去来と其角の俳諧に関する考察」 金雄基「戦後日本のアジア市場再進出に関する研究:日本工営を中心に」 鄭有景「日本の景観市民運動の性格に関する一考察:関さんの森の事例を通じて見た葛藤的側面」 趙容蘭「夜咄の茶会に現れたわびの特徴」 黄奎大、全正煥「韓日自動車産業における完成車-部品企業間の協力関係に関する比較研究」(日) 『日本学研究』87, 2011.5 PDF 金英淑、金熹成「日本語と韓国語における状態記述二次述部:韓国語形容詞DSPの成立と関連して」(日) 김원기「日本語動詞活用の成立について」 吉田玲子「「XにとってAはB」に関する考察」(日) 李成圭「ナル形敬語とレル形敬語の使用実態:話体的要因を中心に」 李忠奎「日韓語の形容詞語幹について:「語幹の自立性」という観点から」(日) 早川杏子、玉岡賀津雄、金秀真「音声から書字への転換とその聴解への影響:英語から日本語に借用された外来語の韓国人日本語学習者による書き取りを例に」(日) 金青均「村上春樹の『1Q84』論:「均衡」と「引き寄せ」の意味を中心に」 김태경「植民主義を懐疑するきっかけとしての「植民性」:「光の中に」と『旅愁』に描かれた「南」」 송혜경「佐多稲子の朝鮮体験と朝鮮認識:「二言語状況」を中心に」 이민희「1920年代物書きのパラダイム内から見た芥川龍之介の「文章」論」 李在聖、朴勝艾「川端康成の『千羽鶴』に関する研究:魔界と形代に関して」 鄭炳浩「1910年代韓半島内日本語雑誌の刊行と「日本語文学」研究:『朝鮮及満州』の「文芸」関連記事を中心に」 韓吉子「樋口一葉「十六夜」論:「上」「下」二段構成をめぐって」 김미옥「『平家物語』に現れた景清関連逸話の考察:「源頼朝暗殺の試み」逸話を中心に」 許坤「芭蕉と杜国の交流に関する考察」 곽진오「1954年韓国の独島切手発行と日本対応の限界:日本議会独島関連記録集分析を中心に、1954-1955」 具見書「ネオ国際化期の日本アニメーションに現れた思想」 具兌勲「17世紀後期日本社会と倹約令」 이정환「民官協同の両面的発展:小泉時代脱均衡発電の地方経済政策改革」 『日本学研究』86, 2011.2 PDF 金栄敏「結果構文の分類に関する一考察:韓国語と日本語の結果構文を中心に」 김한식「公共サイトの「リーダビリティ」に関する一考察:韓日翻訳サイトを中心に」 閔丙燦「落合直澄と韓語:『日本古代文字考』を中心に」 朴善玉「中古の文章『枕草子』の混種語について:『源氏物語』の混種語と対照して」(日) 白同善「新語・流行語としての日本語「族属語」についての一考察」 孫貞淑「「力型語幹」形容動詞の内部構造について」(日) 呉海蓮「「和語名詞」+「和語名詞」型複合名詞の語構成」(日) 李康民「春園李光洙の日本語学習書『日後独解』について」 大塚薫、朴敏瑛、李暻洙「画像参加型日本語講読ティーム・ティーチング授業における日本語母語話者教授者の役割」(日) 李炳萬「現地語学研修を通じた日本語体験学習」 李成圭「ナル形敬語とレル形敬語の使用上の基準:複数の尊敬語形式が混用されている例を中心に」 林炫情、玉岡賀津雄、宮岡弥生「否定によって日本語の行為要求疑問文はより丁寧になるのか」(日) 田惠敬「付帯状況を表す「~タママ」と「~ナガラ」節について:「維持」というアスペクト的性質の観点から」(日) 김환기「戦後在日コリアン文学の変容と特徴:大阪生野地域の小説を中心に」 朴裕河「後藤明生『夢かたり』論:内破する植民主義」(日) 昔貞姫「夏目漱石とクレイグ専制」 李在聖、崔廷銀「太宰治の後期作品に現れた女性像:『ヴィヨンの妻』と『おさん』を中心に」 鄭炳浩「1940年代韓国作家の日本語詩と日本語雑誌の「南洋」言説研究」 고영란「「奴の小万」の文芸化についての小考」 金時徳「済州に漂着した日本人セルトウスは誰なのか:尹行恁『碩斎稿』を通じて見る、朝鮮時代の日本壬辰倭乱談論受容様相」 金忠永「『忠度』に描かれた主人公の執心」 이현정「黙阿弥散切物の登場人物に関する一考察:『満二十年息子鑑』の士族を中心に」 許坤「芭蕉と其角の俳諧観に関する考察」 中村平「受動的実践と分有:中村勝の台湾先住民族の歴史経験の記述をめぐって」(日) 남상호「近代日本の国際論と敬神崇祖」 梁起豪「日本民主党の政策路線と生活政治」 이진원「大正デモクラシーと地方制度」 鄭夏美「琉球王国の「両属」問題とペリーの上陸」 朴銓烈、최중락「映画「男はつらいよ」の心想空間」 『日本学研究』85, 2010.11 PDF 宋永彬「漢字専門用語の固有語化について」 安元実「断定表現「ダ」の語史」(日) 李吉鎔「韓国人日本語学習者の丁寧体と普通体の習得に関する一考察」(日) 李徳培「明治20年代落語の「ちまう」「ちゃう」」 李受香「推量の助動詞「む」の意味用法変化とその背景について」(日) 李埈瑞「「だけ」条件文の話用論的意味」 張元哉、木内明美「日韓の料理名における計量的特徴をさぐって」(日) 任苔均「島崎藤村の『エトランゼエ』論:自己発見の旅行」 鄭炳浩「韓半島植民地「日本語文学」の研究と課題」 金忠永「『松風』に描かれた主人公の執心」 朴一昊「家持歌における実在と観念」(日) 安貞愛「語り物の演劇化としての『出世景清』論」(日) 李允智「能「摂待」一考察:能における義経失意時代伝説受容様相」 林瓚洙「幽玄の意味変化研究:鵜鷺系の歌論書と『正徹物語』を中心に」 許坤「『去来抄』に現れている芭蕉と凡兆の俳諧観に関する考察」 具見書「自立期の日本アニメーションに現れた思想」 金弼東「「韓流」論小考」 朴貞玉「日本におけるニューカマー韓国人にとっての理想の子ども像:東京韓国学校に子どもを通学させる親の文化選択志向性を中心に」(日) 塩見俊一「戦後初期日本における柔拳興行に関する一考察:1950年代前半の実態と大衆娯楽的側面及び柔道との関係に着目して」(日) 『日本学研究』84, 2010.8 PDF 企画セミナー:韓国と日本:100年の回顧、100年の展望 宮島博史「儒教的近代について:21世紀東アジア研究のパラダイム」(日) 松本健一「日本のナショナリズム:天佑侠から韓国併合まで」(日) 山室信一「国民帝国・日本の編成と統治文化の連鎖」(日) 稲葉千晴「日露戦争史最考:戦争の性格・目的・責任」(日) 岡本真希子「朝鮮総督府官僚の任用制度と俸給制度:朝鮮・台湾・本国、交錯する法域と民族」(日) 多田井喜生「帝国日本の植民地金融政策:「紙でやった戦争」の1コマ」(日) 片桐芳雄「韓国植民地時代の教育政策と教育実態」(日) 論文 倉持香「協働学習におけるグループ編成に関する考察:大学での日本語授業を中心に」(日) 金庚洙「「させる」と「시키다」の意味的な関係及びその背景」(日) 金英淑「日韓両言語における状態記述二次述部」(日) 金廷珉「文法化理論を応用した日韓語の文末形式に関する対照研究:「のだ」と「것이다」の意味変化の対比を中心に」(日) 羅福順、長谷川香摘「話しことばにおける韓日の「呼びかけ」表現の対照的考察:相手を指し示す表現を中心に」(日) 閔丙燦「平田篤胤と『訓蒙字会』」 安志英「要求・依頼を表す複合辞「~てほしい」の通時的研究」(日) 李成圭「剰余的選択性に基づいた「なさる」と「される」の使用上の基準:新約聖書(新共同訳)の4福音書を対象にして」 磯野英治「日本語母語話者のターン交替における語用論的特徴について:機能的分類による定量的分析と会話教育への示唆」(日) 崔少栄「非言語的コミュニケーション機制としてのエモーティコン(emoticon)使用及び翻訳に関する研究:『電車男』の日韓テキスト事例を中心に」 辻野裕紀「日本語東京方言と韓国語大邱方言の韻調に対するアクセント論的考察:アクセント体系と出現頻度、類型論」 権赫建「韓国人による日本近現代文学研究の過去・現在・未来照明:夏目漱石を中心に」 金青均「日本語雑誌『朝鮮』(1908)の歴史物と韓国の表象」 尹福姫「内村鑑三の「天然」観」 趙柱喜「村上春樹の『ノルウェイの森』研究:女性同姓愛を中心に」 黄益九「「記憶」の反転:田宮虎彦「異端の子」における戦後ナショナリズム」(日) 許坤「芭蕉の俳諧世界に影響した荘子の「物」に関する考察」(日) 김애경「江戸後期名所絵に内包した宗教的表象の意味:歌川広重「名所江戸百景」」 金弼東「韓日文化交流と「アジア・アイデンティティ」」 『日本学研究』83, 2010.5 PDF 金栄敏「日本語時間表現の格表示に関する一考察」 金恩希「地域語復興運動の日韓比較研究:沖縄と済州の場合」 南美英「照応と主名詞の類型:照応形式の有無と必須度を中心として」(日) 閔丙燦、張美「ヘボン・ブラウン訳『新約聖書馬可伝』について」 朴江訓「韓日両言語における「밖에」と「しか」の統語的認可条件」 安平鎬「場所名詞句主題化構文に関して」 山口美佳「韓国人学習者の発音に見られる日本語の外来語アクセント」(日) 오정배「韓国人大学生の日本人イメージの形成メカニズム:イメージ形成の因果モデルの提案」(日) 李善姫「韓国人日本語学習者のコミュニケーション・ストラテジー」(日) 李成圭「「おいでになる」と「行かれる・来られる」の使用上の基準:新約聖書(新協同訳)の4福音書を対象にして」 李恩美「ポライトネスの観点から見た「思う」のヘッジ性」(日) 張根寿「「どうやら」と「どうも」の意味分析」(日) 彭玉全「頻度の副詞と文末表現との共起制限について」(日) 金鶴童「張赫宙の「朝鮮傀儡部隊の最後」論:抗日軍討伐に臨む間島特設隊朝鮮人将校の弁明」 김효순「伊藤整の『変容』論:老年の暮らしにおける性の意味」 盧英姫「新田次郎の『望郷』論」 朴京延「『注文の多い料理店』の比喩と暗示」 尹福姫「内村鑑三論:清日、露日戦争期の一断面」 이은례「梶井基次郎と近代都市東京」 李在聖、임유희「宮沢賢治童話に現れた「風の又三郎」一考察」 許坤「芭蕉の俳諧世界に影響した荘子の「生死観」に関する考察」(日) 곽진오「日本の独島政策と韓日関係:露日戦争と米日講和条約を中心に」 金弼東「戦後日本の「文化外交」における「アームズ・レングス」政策の導入背景」(日) 박균섭「高句麗文化現象と植民教育」 이진원「戦後日本政治学研究の傾向:『年報政治学』掲載論文分析を中心に」 林南寿「韓日夾紵像の制作技法に関する私考」(日) 『日本学研究』82, 2010.2 PDF 金栄敏「日本語の自他交替に関する語彙意味論的研究」 金英淑「「名詞+で」句と状態記述二次述部」(日) 김원기「形容詞「多シ」とカリ活用「多カリ」について」 김한식「政治的用語についての翻訳者の介入様相研究:マスコミ機関の韓日翻訳を中心に」 水口里香「日韓辞書における意味記述方法の再考:「言う」と「話す」について」(日) 李康民「1894年刊『朝鮮語学独案内』について」 이경수「翻訳原典を活用した日本語複合動詞表現の研究:語彙的複合動詞「こむ」の多様性を中心に」 李成圭「「おっしゃる」と「言われる」の使用上の基準:新約聖書(新約共同訳)の4福音書を対象にして」 金美廷「「眠れる美女」の「空間」論:主人公「江口」の身体と感覚世界を手がかりに」(日) 申河慶「ネット・コミュニティの登場とメディア・ミックス:2ちゃんねる『電車男』を通じて」 이민희「芥川龍之介の「保吉の手帳から」に関する考察:「午休み:あ或空想」を中心に」 이시준「黒澤明の「続姿三四郎」考:成長の主題を中心に」 許坤「芭蕉に影響した荘子の「逍遥遊」と「天」に関する考察」(日) 高選圭「日本の政党造成金制度と政党政治の変化」 具見書「戦前における日本アニメーションの特徴」 金暎根「国際エネルギー環境パラダイムの変化と日本の戦略」 金雄基「日本の役務賠償による賠償外交とアジア市場への再進出」(日) 金宗植「三井の有限責任株式会社成立過程」 中村平「「日本の旅行文化」講義=討議の試み:大学における研究と教育をつなぐオートポイエティックな実践」(日) 柳嬉承「天狗の原形に関する研究:東アジア妖怪文化との関連を中心に」 전영수「日本的協商文化の背景と特徴」 鄭夏美「「義経北行伝説」の発生と流布の構造:「北国漂倭」に関連した記録の発見」 金弼東「書評:김종덕 외『그로테스크로 읽는 일본문화』책사랑、2008年」 姜竣「書評:安丸良夫『近代天皇像の形成』岩波書店、1992年(岩波現代文庫、2007年)」(日) 『日本学研究』81, 2009.11 PDF 権英秀「「断り表現」における「理由」の位置づけ:日韓両大学生を対象に」(日) 金庚洙「「漢語する」に対応する韓国語の漢語動詞の体系」(日) 方允炯「現代日本語における「した」「もと」の意味と機能」(日) 申媛善「日本語会話の「同調」現象:形式面の生起条件を中心に」 安平鎬「主題化と現代日本語のアスペクト移行現象:韓国語母語話者に対する日本語教育的な観点から」 이경철、송재한「蟹摂3等甲類祭韻の呉音形について」 李吉鎔「日本語のスタイル切換え項目の習得順序に関わる要因」(日) 許宰碩「日本語の「してある」と「しておく」について:韓国語の「해 놓다」「해 두다」との対照の観点から」(日) 黄龍夏「中古における「うつくし」の意味に関する一考察」(日) 権赫建、李虎揆、黄恩美「日本近代文学に現れた近代と伝統の考察:夏目漱石の『夢十夜』「第八夜」を中心に」 朴裕河「引揚げ文学論序説:戦後文学のわすれもの」(日) 申河慶「BC級戦犯裁判と「戦争責任」についての記憶の変化:映画「私は貝になりたい」を中心に」 呉聖淑「森田草平の告白文学の形成」(日) 임태균「島崎藤村の「旧主人」論:『破戒』への道程」 鄭炳浩「韓国の「朝鮮文学(史)論」形成と中国思想の表象:「日本文学史」と「朝鮮(人)論」の比較を通じて」 康志賢「後期洒落本と『春香伝』に見える滑稽化方法について:「反予期・スカトロジー・卑猥」を中心に」(日) 吉岡浩人「「まつらさよひめ」と説経節「松浦長者上方版」の比較研究」(日) 이예안「王朝の始祖と海宮:海宮における結婚と呪物獲得の意味」 林瓚洙「『近代秀歌』の恋歌の特徴:「有心」と関連して」 許坤「芭蕉における深川庵と幻住庵が持つ意味に関する考察」 곽진오「日本の独島領有権主張の限界に関する研究:日本議会速記録を中心に、1951-1953」 김준석「「芦田解釈」の背景についての考察:日本の安全保障に関する芦田均の思考を中心に」 朴銓烈「日本茶道形成に借用された中世の文化要素:茶人武野紹鴎と連歌の美意識を中心に」 71-80 81-90 91-100
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そして日曜日。 東方司令部の空を震わせ、火矢が鳴った。 練兵場観客スタンドは満員。客席の間にはジュースやビール、軽食売りも出ている。 会場南側に設置された貴賓席テントの中、 今は見事大総統秘書官に出世したレベッカ・カタリナ中尉が主賓の前に珈琲を置きながら言った。 「今日は北方軍の人間もかなり来てるみたいですね、っ!」 現大総統グラマンが立ち去ろうとする彼女の臀部をつるりと撫で、悲鳴を上げさせる。 何事かと緊張し駆け寄る護衛たちに「何事もないない」と合図して見せ、 下がらせてから音を立てて珈琲をすする。 胸元に抱えた銀盆を怒りに震わせながらレベッカは内心思っていたことを問いただした。 「いいんですか、こんな馬鹿騒ぎ」 「みんな『約束の日』の後は酷使されてるからねえ。息抜きにいいじゃないか」 はっはっは、と声を立てて笑い、グラマンは時間を確認する。 「ほら、そろそろ始まるようだよ」 「レディースっ、アーンド、ジェントルメーン!」 司会の任を仰せつかったデニー・ブロッシュ曹長が放送席の側で声を張り上げた。 「えー、本日は東方司令部練兵場へようこそ、お越しくださいましたっ。 それでは、早速ただいまより、本日のメインイベントを開催致しますー!」 観客から大きな拍手と口笛がわき起こる。 東と西の入場口が開き、人影が現れた。 「我らが東方&北方軍司令官、『氷の女王』オリヴィエ・ミラ・アームストロング大将!」 進み出る、長身の女性。濃紺の軍服の背中に垂らしたまっすぐな金髪がまばゆく光り輝く。 「対するはシン国の「仮面の乙女」ランファン!」 つきそいらしい白い服の女性と別れ、仮面をつけた小柄な黒装束の人物が歩み出る。 「オリヴィエ様ー!」 「負けないでー!!」 女性兵士の黄色い声援と 「どうせ応援するならー」 「女の子ー!」 男性兵士の野太い声援が入り交じり場内を震わせた。 場の中央で2メートルほどの間を取って向かい合い、 「若は返してもらうゾ、女将軍…!」 低く身構えて唸るランファンに応え、オリヴィエが無言で愛刀を抜き放つ。 一呼吸分の沈黙の後。 「始めー!」 ブロッシュ曹長の声が響き渡った。 「あ、賞品の紹介すっ飛ばされた」 「誰ガ賞品ダ」 貴賓席とは戦いの場を挟んで向かい側、地面に置かれた悪趣味な装飾付き檻の中で あぐらをかいて座りこんだリンが唸る。 「だいたいエドワード君とは一緒にホムンクルスの腹の中から脱出した仲なんだシ、 ちょっとはこっちに味方してくれてもいいんじゃないかなア」 手でひらひらと自分を仰ぎながら、檻の制作者であるエドワードが白々しく答えた。 「だって僕『国家錬金術師』だしー。司令官様の命令には逆らえないしー」 こわいから。 「居心地の悪い場所で申し訳ないが、もうしばし我慢していただこうリン殿」 その隣で、今日もつやつやピカピカ朗らかな笑顔で アレックス・ルイ・アームストロングが告げる。 「我がアームストロング家の未来のために、姉上が初めて興味を示された異性を 逃すわけにはいかんのでなあ」 「貴殿が当主位を取り返せば問題なかろウ」 「姉上はそんなにいかんか? まあ年上だし多少猛々しくあられるが文句なしの美人だぞ」 猛々しいのが一番いかんのだ、一番。 「そもそも名家ならば異国人の血が入るのは問題ではないのカ」 「優秀な血を積極的に取り入れてきたからこそ今のアームストロング家がある故、 それは特にたいした問題ではないな」 「あきらめたまえよシンの皇子殿」 一人パイプ椅子に腰掛け、リザ・ホークアイを背後に控えさせた ロイ・マスタングが気障な笑顔を見せた。 「あの女王様に目を付けられたのが君の不運さ」 てめーはてめーでしっかり美人侍らせやがってこの野郎。 「ふン」 不機嫌に鼻を鳴らし、リンは戦いの場へ目を向けた。 最悪、この3人だけが相手なら少々傷を負おうとも脱出できないわけではないが、 この場には他にも軍人ばかりの大観衆の目がある。 とりあえずはおとなしく機をうかがうしかない。 皆が見つめる場の中央では、激しい戦いが繰り広げられていた。 地を蹴り、迫るランファン。 最小限の動きでかわしつつ斬りつけるオリヴィエ。 軍刀と機械鎧がぶつかり、火花を散らす。 早さは明らかにランファンの方が上だが、オリヴィエは長さのある軍刀を巧みに操り、 相手をその身に近寄せない。 最初は野次雑談混じりに見てい観客たちも、次第に二人の気迫に呑まれていく。 貴賓席からやや離れてアルフォンスのために用意された小さなテントの中、 メイはひそかに焦っていた。 ここについてからずっと、アルフォンスの古い知り合いであるらしい マリア・ロス中尉がずっとそばにいるというのは予想外だった。 頃合を見計らって抜け出し行動を起こすという手配だったのに、これでは動けない。 じりじりと時間ばかりが経っていく。 正面を見据え、じっと戦いに見入っているようだったアルフォンスが口を開いた。 「ロス中尉、僕、観客席で売ってるあの袋入りのジュース飲んでみたいです」 「そう? じゃあ買ってくるわね。何味がいい?」 「オレンジ、ありますか?」 「多分大丈夫だと思うわ」 できるだけ早く戻ってくるわねと優しい笑顔を残し、 マリアが日よけのため周囲に張られた幕をくぐって出て行く。 「…ありがとうございましタ」 アルフォンスの意をくんだメイが静かに声をかけた。 車椅子の前にひざまずき、彼の手を取り額に押し当てる。 「アル様、…シンに戻りまス」 別れの言葉を。 「どうぞお健やかニ」 心からの祈りを込めて告げ、未練を振り切るように勢いよく立ち上がり、身を翻す。 走り去る足音。遠ざかる気配。 無人になったテントの中、アルフォンスは思わず手で口を押さえた。 …行ってしまった。 予想していたより激しく強い孤独感が胸を締め付ける。 肉体と魂の再融合を果たし戻ってきて数日間はそれこそ夢も見ずに眠れたものの、 それからは眠るたびに悪夢が待っていた。 扉に飲み込まれる感覚の再現。肉体に戻ってきたものの立ち上がることさえできず ばらばらにちぎれ崩れる自分の肉体を別の視点からまざまざと見ることになったり、 誰も戻ってきた自分に気付かず結局死んだことにされてしまったり。 そんな悪夢にうなされ目を覚ますと、必ずメイがそこにいてくれた。 小さな温かい手でほおに額に手に触れ、 「大丈夫です、アルフォンス様はちゃんとここにいます」とささやいて、 また自分が眠りにつくまで他愛もない話をしたりシンの子守歌を歌ってくれて。 今夜から、眠れぬ夜を慰め、いたわり支えてくれた彼女の優しい手は、もう、ない。 ふと、心に影がよぎる。 今なら、誰かに言えば、メイの「計画」を止められるかもしれない。 そうすれば騒ぎは起きずこの場は混乱せず彼女は自分の側に戻って─── 「…ダメだ」 頭を大きく横に振って黒い誘惑を振り払う。 そして考える。 メイが単に仲間と落ち合うためだけにわざわざ今この場所で自分と別れたということはないだろう。 そしてここで何が行われているかを考えれば、ねらいは何となく読めなくもない。 ならば周囲の目を自分に引きつけることは彼女の助けになっても邪魔にはならないはずだ。 テントに足音が近づいてくる。 「ごめんね、オレンジが売り切れてたから、レモンソーダで」 明るく言いながら袋を手にテントの後ろから幕をくぐったマリアは 車椅子の上で胸を押さえて体を折るアルフォンスの姿に悲鳴をあげた。 「アルフォンス君!?」 のぞき込んだ顔は蒼く、呼吸も荒い。 「ロス、大尉…兄さんを、呼」 ついさっきまで普通に観戦を楽しんでいたはずのアルフォンスが 何故急に体調を崩したのかは分からないけれどただごとではないと判断し、彼女は叫ぶ。 「誰か、誰かーっ! 鋼の錬金術師と医官を呼んで!」 ランファンとオリヴィエの戦いの向こう、アルフォンスがいるはずのテントに あわただしく人が出入りし始めたのを見とがめたエドワードは 続いて走ってきた伝令の知らせに顔色を変えて怒鳴った。 「あの豆粒どチビ、何やってんだっ」 駆けつけたいが、自分に命じられているのはリンの見張り。 迷う彼の心を見透かしたようにロイが声をかける。 「君の代わりはリザにさせる。ここは大丈夫だ、行きなさい」 エドワードは答える間も惜しんで駆けだしていった。 ややあって丈の長い白い上着を羽織った女性が夫を伴いその場に現れる。 アレックスが盟友、シグ・カーティスの姿を認めて目を輝かせた。 「久しぶりだ」 「我が友…!」 おたがいの筋肉を誇る暑苦しい友情の儀式が行われる横でロイとイズミは握手を交わす。 「マスタング大尉、お久しぶり」 「イズミ・カーティス殿か。ダブリスにいらっしゃるはずのあなたがどうしてここに?」 「オリヴィエちゃんのお願いで、ちょっとね」 …「ちゃん」付け、だと…? 畏怖する軍人2人民間人1人を横に、イズミはリンを捕らえている檻に近づいた。 見上げる彼と目を合わせ、にっこりと笑う。 「貴方がランファンちゃんのご主人ね?」 その呼び方には少々語弊がある気がするが、と思いながらリンはうなずく。 「何の用ダ」 「やーねえ、そこから出してあげようと思って来たのに」 「それはならぬ」 檻とイズミの間に割って入ろうとするアレックスをシグが押しとどめる。 「我らが友情に免じてこの場は見逃してくれないか、我が友アレックス」 「…友の頼みならば仕方ないな…!」 おいおいそれでいいのか暑苦しい。 何はともあれ障害のひとつは解消されたのを見てとったイズミがロイの方に振り返る。 「と、言うわけなんだけどいいわよね? マスタング大尉」 「私はこのとおりの盲目ですから何も見えておりませんよ」 「あら感謝」 交渉成立。 拳で檻の鉄棒をコンコンとたたきながらイズミは改めて周囲を見回した。 「この悪趣味な檻はエド製ね。で、あの子は?」 「アルフォンス君のところだ。急に体調を崩したらしい」 「なんですって」 もう一人の息子の名と状態を聞いた彼女が顔色を変えたその時。 さらにもう一人、招かれざる客がその場に姿を現した。 褐色の肌、赤い瞳、額から目にかけて大きな傷。筋肉が盛り上がる両腕には錬成陣の入れ墨。 「スカー? 何故ここに?」 リザが呼んだ名にロイがはっと反応する。 無表情のままスカーは一歩踏み出す。 「我が友の願いにて、その男もらいうける…!」 闘気がゆらりとそのたくましい体を覆い、その場の全員を身構えさせた。 肩で息をつき、黒装束のあちこちを裂かれて白い肌をのぞかせるランファンに オリヴィエは乱れたところ無く立ちはだかる。 …ふと、気付けばあちこちで妙な騒ぎが起きているようだ。 周囲に視線を流したオリヴィエにランファンがまなじりをつりあげた。 「よそ見をするナ!」 飛びかかる。 オリヴィエの軍刀がひらめき、飛びずさってかわしたランファンの服の胸元が大きく裂け、 さらしを巻いた胸元から引き締まった腹部までが一気にあらわになる。 女性兵士たちが思わず我が身に置き換えてあげた悲鳴を男どもの歓声がかき消した。わきあがるオリヴィエコール。 「無礼をわびるなら今のうちだぞ、小娘」 腕と闘志と根性は気に入った。他人のものながらいい部下だ。 「お前が私の足下にひざまずくならシンの皇子については考えてやろう」 「…誰ガ、おまえなどニ!」 上げた左腕で胸元を隠しながらもなおも闘志尽きぬ瞳のランファンからは 予想通りの答えが戻ってくる。 最初から全速力で飛ばしていた相手に比べこっちはまだ体力に余裕があるが、 そろそろ勝負をつける頃合いだろう。 オリヴィエは試合が始まって初めて自分から動いた。 一気に相手に迫り、鋭い突きを繰り出す。かわされればそのまま横に振るい、振り下ろし、斬り上げる。 それまでの防衛中心の剣技から一転、滑るような足裁きで縦横無尽に攻めていく。 ついに必殺の一撃がランファンの仮面を中心線で断ち割った。 だがランファンは止まらない。隙も作らない。 むしろ、弱点をとらえたと思いこんでいたオリヴィエの方に油断ができている。 一気に懐に飛び込んだランファンがとっさにかざされた刃を機械の左手でつかみ、 押さえながらオリヴィエのほおを思い切り右手で張り倒す。 「弱点が、いつまでもそうだと思うナ!」 水曜日の夕方、ホテルに「仮面のこと司令官に言っちまったすまん」と わびを入れに来たエドワードをイズミと二人がかりで締めてからずっと その克服に励んでいたのだ。 これで決まったか、と誰も思った次の瞬間、 オリヴィエが平手を張り返しランファンの腹に蹴りを入れ反動で体を引き離す。 「甘く見ていたのは私の方だとはな」 それまで余裕があった薄氷色の瞳に本気の殺気が宿った。 「だが、これ以上は許さん」 相手を圧してなおやまない怒気のすさまじさに、 いつのまにか場内を席巻していたランファンコールがぴたりと止まる。 「遅いぞ、スカー」 ロイの言葉にはい?とあっけにとられる他の4人をよそに彼は続ける。 「リザ、距離を」 名を呼ばれ、あらかじめ聞かされていた手順を思い出した彼女は 改めて上司に問い返した。 「…いいんですか」 「あの女に一泡吹かせてやれるチャンスなんてそうないだろう」 全くこのひとは仕方ない、とため息をつき、リザ・ホークアイは振り返り 場内を見据えた。 「左45度、15メートル」 「鷹の目」が目標地点を見定め、告げる。 ロイが静かに両手を合わせた途端に、はるか前方でにらみ合う オリヴィエとランファンの中間地点が爆発した。 「右30度17メートル、そこから2メートル間隔で3回」 指示は続き、次々と爆発が起きる。土埃がもうもうと舞い上がり、 観客たちがざわめき混乱しはじめる様子がここまで伝わってくる。 「彼の目的は貴方と同じですよ、イズミさん」 ロイの言葉にうなずいたスカーが檻に近づき、右手であっさり「分解」する。 リンは弾かれたように立ち上がった。 「何だか分からんガ、助かっタ」 「来い、近くに車が待っている」 「しかし、ランファンガ」 土煙に覆われたままの場内を見やってためらうリンにロイが声をかけた。 「彼女なら他の者が手引きする手はずになっているよ」 「…分かっタ」 踵を返しかけてじろり、と見据えるスカーの視線に、 軍人&民間人一同は口々に白々しく答える。 「私は盲目なので、誰も見えてないよ」 「私は…不審者に真っ先に倒されましたので何も分かりません」 「私たちは元々ここにいるはずのない一般市民だから関係ないわね、あんた」 「我が輩は…見逃そう」 友情と姉とを秤にかけ、結局友情を取ったアレックスだった。 爆発の衝撃を身をかがめてやりすごし、オリヴィエは土煙の向こうに目をこらした。 神経をとぎすまして気配を探るが…土煙はともかく、 聴覚が多少おかしくなっているのが痛い。 「上に立つ者が敵を作りすぎるのはよくないでスよ、将軍さン」 どこからか、凛とした少女の声。 いつの間にか、足下を囲むように突き立つ5つの #37858;。 その間を閃光が走り、衝撃がオリヴィエの体を灼いた。 容赦なく体力を奪う電撃に思わずひざをついた彼女の周りから 手早く #37858;を回収したメイがランファンに駆け寄る。 「無様ですねランファン」 シン語。土煙を透かして見た姿にランファンは驚きの声を上げた。 「メイ・チャン!?」 「リン・ヤオはこちらで確保しました」 「何」 「話は後です。早く!」 オリヴィエとの勝負がついていないことには未練が残るものの、 確かにこの機を逃す訳にはいかない。 最後に一瞬だけ彼女がいるはずの方をにらみ据え、 ランファンはメイに手首をつかまれたまま土煙の中を走りだした。 混乱する練兵場の通路を一気に駆け抜け、 不幸にも出会った相手は的確に倒し、司令部を脱出した二人は 近くの路地に止めてあった「ハボック雑貨店」の大型トラックの荷台に転がり込む。 そこにはすでにリンとスカーが待っている。 「若…!」 別れたときと変わらぬ姿の彼を確認してランファンが安堵のあまり涙ぐむ。 メイが荷台の前方に走り、運転席との仕切窓をコンコンとたたいた。 「マルコーさん、揃いました。車出してくださイ」 エンジンが唸り、トラックが走り出す。 荷台の一同はそれぞれ壁にもたれて座り込み、しばし黙って呼吸を整えていた。 やがて暗がりに目が慣れ、おたがいの様子が見えてくる。 「ランファン」 リンが上着を脱ぎ、隣に座るランファンの肩にかけた。 「ずいぶん手ひどくやられたな」 腕、肩、胸元、腹、脚。今更ながら素肌のさらされっぷりに気付いて 赤面しながらランファンは襟元をかきよせる。 「はい。恐ろしい…相手でした」 正直もう二度と戦いたく…会いたくない。剣術もだが、あの気迫が何より恐ろしい。 「確かにな」 揃って身震いする主従に、反対側に座るメイが声をかけた。 「その恐ろしい相手から助けてあげたんですから、お礼を言っていただきたいところです」 リンに視線でうながされ、 「…感謝する」 ランファンは不承不承頭を下げた。 すまし顔で鷹揚にうなずいて返すメイの肩の上でシャオメイがガッツポーズを取る。 「第十七皇女メイ・チャン」 しばらく後、リンが静かに口を開いた。 「同国人のよしみだけで助けてくれたわけはないな」 「取引をしましょう、第十二皇子リン・ヤオ」 メイの、常には「愛らしい」と評される黒目がちの瞳がしたたかに光る。 「何が望みだ」 「貴方が帝位につくことです」 「…ずいぶん大きく出るな」 「昨日、信用できる筋から皇帝の容態悪化の情報が入りました。 一日二日の間にどうこうとまではいかないですが、予断はできないと」 その言葉の意味を悟ったリンが顔色を変える。 「急ぎシンへ戻り、この機に乗じて次の皇帝に」 「勝手なことを」 「一人でやれとは言いません。皇帝に取り入るための人員は確保しています」 マルコーにもそのことは打ち明け、承知してもらっている。 「私自身も今度のことでかなりの知識を得ましたし、 もしも皇帝が死ぬ前に会うことができればどうにか延命できるかもですよ」 「…で、お前への褒賞は?」 「我がチャン族に妥当な地位を」 そう、メイの望みは自分が皇帝になることではない。 一族の地位が今より引き上げられればそれでいいのだ。 だから後ろ盾になる勢力のない自分が一人で動くよりは、 50万人からなるヤオ族の勢力を持つリンに協力し恩を売り 見返りを得る方が確実だと判断しての…今回の救出作戦だ。 おたがいの地位と誇りをかけ、二人の皇族の視線が火花を散らす。 ややあって、口を開いたのはリンの方だった。 「承知」 「若…!」 「わざわざ後で裏切るために手間暇かけてお前まで助ける者もいないだろうよ」 実際、最初は従者の一人も持たなかったはずの彼女がマルコー、スカーを味方に付け ロイ・マスタングに通じアメストリス国脱出のための車まで手配するとは たいした手際だ。仲間にすれば心強い相手であることは間違いない。 「皇位につけと言うからには、血まみれの道。存分に働いてもらうぞ、メイ」 オリヴィエが体の自由を取り戻したときには、 当然すでに敵の姿も賞品の姿も消えていた。 やっと周囲が見える程度に土煙も晴れ、係員観客の混乱っぷりも見えてくる。 …情けない。 「アテンション!」 気迫のこもった大音声が練兵場を震わせる。 軍刀を手に背筋を伸ばし、皆の視線にもひるまず一人立つ女将軍。 その姿は厳しく、りりしく。 「ぐだぐだ騒ぐな。総員、即座に自分の部署に戻り配置に付け!!」 「イエス・マム!」 声を揃えて答えたのは、オリヴィエの叱責に慣れている北方司令部の人間たち。 その迫力に引きずられるように東方司令部の人間たちもわたわたと動き出す。 「東方司令部。全員、あとでじっくり性根をたたき直す…!」 低く唸り、逃亡したシン国人捕獲の指揮を執るために彼女は軍服の裾を翻した。 そして月曜日の早朝。 げっそりとやつれはてた顔で病室に現れたエドワードが、 起きたばかりのアルフォンスの脚の上にぱたりと倒れ込んだ。 「アールー」 「兄さん、重い」 「おまえさー…ほんっとにメイから昨日のこと何にも聞いてなかったんだよな…?」 アルフォンスは深々とため息を返す。 「聞いてたらいきなり『シンに戻ります』って出て行かれて びっくりして具合悪くなったりしないって」 嘘じゃない。周囲の注意を引くための仮病の演技が結局本物の過呼吸を引き起こしてしまったのだから。 「じゃあ、結局メイたちはシンに帰れそうなのかな」 「今んとこ捕まってないってことは多分大丈夫だろ」 昨日、練兵場で急に起こった爆発の混乱が収まってすぐに 逃走したシン国人たちの追跡が司令官直々の指揮の下行われた。 しかし東方司令部必要最小限の人数をのぞいたほとんどが練兵場で観客と化していたため 街の警備はもののみごとに手薄になっており、 深夜になってやっと一行の構成と足取りが判明したときには、 彼らはすでに国境の大砂漠に入ってしまっていたのだ。 公的には単なる密入国者であるシン国人たちが、 自ら祖国へ帰還するというのをあえて追い捕らえようとする理由は私怨以外になく …私欲で軍を動かすことを最も嫌うオリヴィエが、そうと分かっていて 必要以上の追跡を命じられるわけがない。 もちろん賞品の見張り役たちも厳しく尋問されたが、 ロイ・マスタング、リザ・ホークアイ、アレックス・ルイ・アームストロングの3名は のらりくらりと言い逃れ、 エドワードだってリンやランファンと知り合いなうえに 真っ先にその場を離れたからあやしいと言われても何も知らない以上答えられることは何もなく。 …だというのに、怒気を隠そうともしないオリヴィエ直々に詰問され続けた夜明け前の3時間は、 無人島での1ヶ月および機械鎧をつけてからのリハビリ期間に勝るとも劣らぬ 苦難の時だったと断言する。 ちらりと思い返しただけで泥のような疲労がずしーんと全身にのしかかってくる。 もうダメだ、とりあえず仮眠させてくれーと エドワードが一昨日までメイが使っていた付添用ベッドにもぐりこもうとした、 その時。入り口がノックされた。 「アルフォンス・エルリックの病室だな?」 廊下から聞こえた声にエドワードは音を立てる勢いで凍り付く。 「入るぞ」 地獄のドアが開く音が聞こえる…! ゆーっくりと振り返ると、つい1時間前まで自分をしつこく厳しくしつこくしつこく尋問していた その相手、オリヴィエ・ミラ・アームストロングがアルフォンスのベッドへ近づくところだった。 「しっ司令官、なななななな、何故ここにっ」 「司令部内で体調を崩した民間人のもとに 司令官の私が直々に見舞いに来て何が悪い」 心臓に悪いです。ボクの。 昨日の激闘および激務の疲れをちらりとものぞかせず、 しわひとつない軍服をきっちりと着こんだオリヴィエは持っていた花束をアルフォンスに差し出す。 まだ朝露も消えていない白薔薇からつみたての緑の香りを秘めた芳香が匂い立つ。 「君がアルフォンス・エルリック、…あの鎧の中身か」 「はい」 いきなりの訪問に内心激しく狼狽しつつも、 それを面に出すわけにはいかないと覚悟を決めアルフォンスは笑顔を作る。 「お久しぶりです、オリヴィエ・ミラ・アームストロング大将」 「兄とはあまり似ていないな」 「僕は母親似なんです」 はらはらと見守るエドワードをよそに二人の会話は続く。 「そうか。昨日は大変だったそうだな」 「大将の戦いを最後まで見られなくて残念でした」 「ほう。昨日、東方司令部で君が倒れてから何があったかは知っているな」 一応「民間人」相手だからかオリヴィエの口調は多少柔らかいが、質問は的確だ。 「逃げたシン国人のうちの一人は君のつきそいだったそうだな」 「はい」 「まさか、君が奴らの手引きをしたわけではないだろうな?」 ここが正念場。 気力を振り絞り、アルフォンスはオリヴィエの目をまっすぐに見つめ返した。 「僕は何も知りません」 簡潔に言い切る。 「そうか。朝早くからすまなかった」 呼吸5つ分の沈黙の後、オリヴィエはそう言って踵を返した。 アルフォンスよくがんばった、兄はおまえを誇りに思うぞ…! と 感激するエドワードにちらりと視線を投げて。 「エドワード・エルリック、お前にはまだ聞きたいことがある。 9時に司令室に来い。遅れるなよ」 言い残し、軍靴の足音を響かせ部屋を出て行く。 揃ってぐったりと脱力したエルリック兄弟を、 窓から差し込む朝日が明るく照らし出していた。