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パチュリー×ゆっくり系 ゆっくり誕生秘話4 地下室で高らかな笑いを浮かべるはパチュリー・ノーレッジ。 動くけど二つ名は動かない大図書館だ。 そこには奇妙な光景が広がっている。見た目は白い饅頭なのだが、ふてぶてしい瞳、 不敵な笑みを浮かべる口が掘り込まれており、はげ頭の人間を模したようであった。 乾燥を防ぐため透明なケースがかぶされ、全部で8個テーブルの上に並んでいる。 パチュリーがキッチンへ向かうと、翌日の食事の仕込みをしている咲夜に会うことができた。 「パチュリー様・・・どうなさったんです!?」 そう言われるのも無理は無い。実時間にして1ヶ月程不眠不休で実験に勤しんでおり、 目の隈がひどく、小麦粉で服が真っ白な有様だ。 「さすがに着替えて少し休むことにするわ。それとお願いがあるんだけど・・。」 パチュリーは4本の300mL三角フラスコを見せた。それぞれ約3分の1の液体の培地らしき液体で 満たされており、その上に数本ずつ髪の毛らしき物体が入っていて、 R、M、A、Pと書かれていた。「このフラスコ内の時間を早めておいて欲しいのよね。 そして液が減ってきたらこれを足しておいて欲しいの。」 そして緑色の液体で半分ほど満たされた、2L容量フラスコを指差した。 「はっ・・・わかりました。それよりもパチュリー様、早くお休み下さい。」 ふかふかの布団で1ヶ月振りの休息を取る。3日間眠り続けた。 そんなに短くて済んだのは、実験結果が気になって仕方がないからだ。 「どう咲夜・・?頼んでおいたモノはどうなった?」 「これです。」フラスコを差し出した。 中を見ると、Rには黒、MとAには黄、Pには紫の髪の毛がびっしり生えていた。 「さすがにちょっと気持ち悪いわね・・。」 そう言って地下室に戻ると、フラスコ内の残った液体を捨てて滅菌水で洗浄し、 紙タオルを敷き詰めたテーブル上に髪の毛を広げた。 「Mはこれぐらいで、AはMより短くて・・。PはMよりちょっと短めかな。」 『文々。新聞』のバックナンバーを片手に、パチュリーは紙にペンを走らせていた。 「Rが難しいわね・・。長めに作って後で調整しよう。」 髪の毛を忘れ去られていたハゲ頭に植え付けていく。『文々。新聞』の写真記事を 元に、持ち主を再現していく。 「Pは簡単だわね。ここにいるし。 Aはちょっとウェーブ気味かなぁ MとRは・・・整えるのリボンが出来てからにしようかな・・。」 そういうとパチュリーは麻布にペンで一通り下書きを施すと鋏で切り抜いていった。 「こういうのは咲夜が得意そうね・・」 更に飾りを縫い付けていく。 「ようやく出来たわ。」 Rと書かれた箱には大きな赤いリボンと、赤い筒状の飾り Mには大きな白いリボン、内側に白いレースのついた黒い帽子と、小さな赤いリボン Aにはカチューシャ Pには自分とそっくりな、三日月のマスコットがついた薄紫の帽子が入っている。 「Mの帽子が一番大変だったわ・・。」 幸い実物が近くにあったため苦労しないで済んだ。 髪飾りが出来たあとは、取り付けてヘアーアイロンで形を整えていく。 少しずつ切っていき微調整。終わったら薬品をかけて髪形が変わらないようにする。 ちょっとした美容師さん気分だ。 「ふうう・・・。ようやく形が整ったわね・・。」 そこには、幻想郷の英雄たちに似た、ふんぞり返り不敵な表情をした饅頭が4種類×2個の 計8個がテーブルの上に並んでいた。 「ここから最後の仕上げよ!」 「まずは・・・」 もう一つのテーブルで、黒い紙に紫色の筆で六芒星を描く。色はどうでもいいのだが 気分の問題。そして外側の頂点に6本のろうそくを立てて中心に自分の被っていた帽子を 置いた。 「#>$%&‘?☆・・・」 何やら呪文を唱えると、帽子から青白いエクト・プラズムが昇ってきた。 これが主に大切にされたモノに宿る魂だ。 「そおい!」 叫ぶと、魂を2つに分裂させ、自分そっくりな饅頭に送り込んだ。 生命エネルギーは物理的な要因に頼っているので、魂の個数による変化はない。 続いて、リボン、人形にも同じ作業を施した。 ただ魔理沙から奪った帽子だけは、違う反応を示した。 「白いリボンと、黒い本体から別々のプラズマが・・」 ちょうど器は2体あったので、それぞれに送り込む。 「これで遂に完成よ・・!やっとゆっくり寝れる・・!」 あとは起動するだけ。起きてからにしよう、とパチュリーは再び布団に潜り込んだ。 「遂に来たわ・・!」 紅魔の実は動く大図書館、パチュリー・ノーレッジは実にノリノリであった。 と言うのも、苦心に苦心を重ねた実験がようやく功を奏しそうだからである。 おなじみ、薄気味悪い饅頭が並ぶテーブルの前に立つと、彼女は何やら目を閉じて 集中し始めた。 「・・・・・・」 何やら饅頭たちに気を送っているようだ。 最初は穏やかであったが、徐々に手の振るえが大きくなり、表情が険しくなっていく。 祈祷は最終段階のようだ。 「さぁ・・・目覚めよ・・!我がしもべたちよっ・・・・・・!」 「ゅ・・」「ゅ・・」 饅頭どもの目が少し動いたようであった。 「「「「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」」」」 呆気に取られるパチュリー。確かにこんな目つきにしたのは私だけど・・。 実際にしゃべらせてみると煩いことこの上ない。 気を取り直してサンプルRに話しかけてみる。 「あなたのお名前は?」 「ゆっ?わたしのなまえはれいむだよ!!!おねえさんはゆっくりできるひと?」 なんなんだこの物体は・・。こいつらはパチュリーの予想を145°ぐらい下回った 生物に過ぎないのだった。 「私はパチュリー。あなた達の生みの親ってところね。」 「ゆゆっ?まりさたちにはおかあさんなんていないよ?おねえさんばかなの? それよりおなかすいたからはやくごはんもってきてね。」 腹立たしさなら予想斜め上を大幅に更新した。私の苦労は一体・・ 一体・・・・ これじゃあ図書館の守りなどとてもできそうにない。 いくら腹立たしいとはいえ、実作業時間一ヶ月以上かかって作り上げた作品なのだ。 簡単にひねり潰すことなどできるものか・・。 「仕方が無いからデータだけでも集めて、論文だけでも投稿しようかしら・・。」 そうね・・まずは・・。 れいむのほっぺたをひとちぎり。 「ゆ゛っ」 餡と皮に分けて、半分はにとり製作所製ガスクロマトグラフィに放り込み、 半分は口の中に放り込んだ。 「味は・・普通の餡子とかわらないわね。」 成分分析もほぼ元の餡子と変わらないようだ。 番人としての機能は無くとも、食料としての望みはまだあるかもしれない。 「おねえさんなにするの!?ばかなの!!?ゆっくりあやまってよね!!!」 一々気に障る言い方をする奴だ。どうしたらこう尊大な態度が取れるのだ。 とりあえずこいつは無視して、分析を続けることにする。 次はサンプルMだ。 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!おねえさんおなかすいたよ!!!」 なるほど、これは彼ら共通の挨拶のようだ。 次に無言でサンプルMの頬をちぎり、質量分析機放り込む。 「ゆ゛う゛う゛う゛う゛・・・!!!ま゛り゛ざのほっべだがああああああ ま゛り゛ざのほっべだあああああああ!!!」 そう叫ぶと両目から滝のような涙を流す。 このままでは脱水症状に陥りかねないので、グルコース水溶液を与えて 涙も質量分析に回す。 「そういえば、サンプルMは2種類のエクトプラズムを放り込んだんだったわね。」 今のは白いリボンから取り出したエクトブラズムのものだ。こいつはM1としよう サンプルRと比べると大人しく、弱虫な性格なようだ。 次は黒い帽子からエクトプラズムを抽出したサンプルM2。 予想はついているので無言で頬をちぎる。 「なにするんだぜ!!!まりさのじまんの『ぷるるんっ』なほっぺがだいなしだぜ!!! ゆっくりできないおばさんははやくしね!!!」 おばさんってあんた・・。怒りを通り越して呆れるばかり。 成分、味ともR、M1、M2の間で差は見られなかった。 「れいむのほっぺはやくかえしてね!!!そしてれいむたちのへやからはやくでていってね !!!」 「そうだぜここはまりさたちのゆっくりぷれいすだぜ!!!いたいめにあいたくなかったら ばかなおねえさんははやくほっぺをもとにもどしてゆっくりしね!!!」 更に自分の場所宣言をし始めた。ゆっくり研究した結果がこれだよ!!! さて、ほったらかしになっていたサンプルAに目を向ける。 「あなたのお名前は?」 「わたしはとかいはのありすよ!!!べ、べつに話しかけてもらえなかったからって さびしくなかったんだからね!!!」 何なんだこの性格は・・。本人の斜め上を行き過ぎていて笑いが止まらない。 そしてかまわずほっぺを引きちぎる 「ゆ゛っ!い゛っい゛だい゛っ・・・ なにするのよ!!! ゆっくりできないいなかはの おねえさんはありすにゆっくりとかいはのしょくじをもってきてね!!!」 味はと・・。カスタードクリームの甘みが口いっぱいに広がる。売り出すとしたら 子供や女性向けによく売れそうだ。この生意気さを除けば・・。 最後にサンプルPに目を向ける。 「むきゅっ」 「あなたのお名前は?」 「わたしはぱちゅりーよ!おねえさんはぱちゅりーのためにごほんをもってきてね!!! むりならむっきゅりしんでね!!!」 なんということだ・・。大図書館と呼ばれる私の分身ならば、少しは知恵を持っているのかな とも思ったが、他と大して変わらないようだ。知的好奇心がある以外は。 とりあえずサンプルに死なれても困るので、食事を用意するとしよう。 紅魔館の農園でとれたリンゴを振舞う。 「うめー!めっちゃうめー!!おねえさんははやくつぎのたべものをもってきてね!!!」 「むーしゃむーしゃむーしゃ!!しあわせー!!!」 「あ、ありすはとかいはだからしかたがなくたべてあげてるんだからね!!! つぎはもっととかいはのたべものもってきてね!!!」 「むきゅむきゅむきゅー!!」 おーこわいこわいこわい。 どうしたらここまで威張れるのかが不思議だ。 紅魔館の主達はおろか、スキマ妖怪でも、蓬莱ニートでも、閻魔の山田様でも 無理ではないか。意地汚い上に食べ方も汚い。 彼奴らのいうゆっくりというのは、自分にとって都合の良いことなんだろうか。 ありすの言うとかいはって、全く以って意味が分からない。 しかも自分の分身が最も頭悪そうなのが気に食わない。素直だからよしとするか・・。 「こいつらどうしようかしら・・。粗方データ集めたら外に捨てよう。」 パチュリーは溜め息を漏らした。 「パチュリー様ー!お客様ですよー。白黒のー。」 咲夜の声が地下室まで響き渡る。饅頭どもを段ボールの箱に閉じ込めて。 「せまいよー!!」「くらいよー!!」「ゆっくりできないよー!!」 「はやくまりさをそとにだしてね」「おねえさんははやくしんでね!」 「とかいはのありすにこんなしうちするいなかはのおねえさんははやくしね!」 「むっきゅりしね!!!」 白黒の奴今更何しにきたんだ!と心の中で叫んではいても、左腕にはしっかり 黒の大きな三角帽を握り締めていた。 階段を駆け上がると。二人の金髪の少女、魔理沙とアリスが立っていた。 疲れている様子だったが、二人とも笑顔だった。 「へっへー、パチュリーすまなかったな。本はこの通り読み終えて全て返すぜ。 アリスも苦労させてすまなかったな。お前がいなかったらどうなってたかわからないぜ。」 「べ、べつに友達として当然のことをしたまでよ!」 なんてことだ。私が苦労に苦労を重ねた一ヶ月間は一体・・!? これからはアリスもついているし、好き勝手に本を持っていくことは無くなるだろう。 しかし、寂しい気もしてならない。 それに、苦労して生み出した饅頭ゴーレム達はお世辞にも警備役としては勤まりそうにもない。 尊大な態度、体力も知力も皆無に等しく、食肉用の家畜として飼われるのがオチか・・。 かと言って自分の手で潰すのも嫌だし、紅魔館の住人達にも生み出したのが自分だとは 知られたくない。結局外に放すのが一番のようだ。 「さぁて外もそろそろ暗くなってきたし、帰るとするか。」 「ねぇ・・魔理沙。また遊びに来てくれるよね・・?」 私はうつろながらに問うた。 「あぁ・・。気が向いたらな。」 その瞬間私の心の中で何かが壊れたような気がした。 「これとこれとこれ貸してあげるから!!絶対返しに来なさいよ!! 返す気が無かったら私が行ってでも返してもらうんだから!! 約束しないと、帽子返してあげないんだから!!!」 自分がどんな顔をしているかなんて考えたくも無い。 このまま会えなくなっちゃうような気がして、自分の不甲斐なさに情けなくなって・・。 「ど、どうしたんだよ突然・・。疲れてるんじゃないか・・?」 「ご、ごめんね・・。あなたはアリスに手伝ってもらったとはいえ、 帽子のためにここに来たんじゃない。素直に本を返したいと思ってここに来た。 あなたの表情を見ていたらわかるわ。でも私ったら、私ったら・・。」 気づいたら魔理沙とアリスを抱き寄せていた。 私は魔理沙を追い返そうとしていた。散々苦労して生まれた低俗な饅頭を使って。 それに帽子を返すと約束したのは私ではないか。自分から約束破ろうとしている・・。 私の目から熱いものが、行き場を無くしてとめどなく溢れている。 「はい、約束の帽子よ・・。やっぱ帽子が無いとあなたらしくないから・・。 そしてアリスの人形よ。痛めてはいないわ。」 「んー、確かに私の帽子なんだろうが、ちょっと違う雰囲気がするぜ。」 「・・・・・」 そう言われるのも仕方が無い。私がこの帽子から魂を奪い、あの愚図饅頭どもに 植えつけたのだから。 「何言ってるのよ、このリボンに、このレースに、どう見てもあなたの帽子よ。」 多分幻想郷、いやこの世界中探しても、同じもの1つか2つ見つかるかどうかってところよ。」 いや、彼女は人形の異変に気づいているはずだ。でも弱りきっている私をかばって あんなことを・・。そして彼女のセリフが覆されるまで長い時を要さなかったのは後の話。 「そうだ、アリス!今晩一緒に泊まっていこうぜ!」 「ええっ!でも・・?迷惑じゃないの?」 「歓迎するわ。なんか・・、気を使わせちゃったみたいでごめんね・・。」 「いいってことよ。何があったかよくわからないけど、泣きたくなるなんて誰でも あること。困った時は一人で悩んでちゃだめだぜ。」 そう言うと魔理沙はいたずらっぽく笑って見せた。釣られてアリスと私も笑顔になる。 しかし心の安住も長くは続かなかった。数日後、恐るべき事態に陥るわけだが その話はまたの機会にでも。 私は覚悟を決めてあいつ等を処分しておけば良かったのだ・・。 おまけ 1.ゆっくりれいむ 性格 基本的には能天気で優しい性格。 しかし知能は飛びぬけて低く騙されやすい。 →過去に霊夢がつかっていたリボンから抽出したエクトプラズムを使ったことで、 幼少期の霊夢の性格が色濃く出ていると考えられる。 2.ゆっくりまりさ 性格 ゆっくりの中では体力、機敏さに長けており、 リーダーシップを持つが狡猾で自己中心的。 →帽子の中でも、白いリボンには幼少期の記憶、黒い本体には 抜け目の無い性格が残ったと考えられる。 後にも狡猾なものと臆病者が観察されているとのこと。 結局のところゆっくりに移してしまえば、悪いところしか見えない。 3.ゆっくりありす 性格 プライドが高く、過剰なとかいはの意識。何を意味するのかはよくわかっていない。 基本的に知能は高いが、性欲が大きく(特に対まりさ種)見境なく行為に耽ることもある。 →だいたい本人の性格と似通っている。 それにしても、この人形何に使ってたんだ? 4.ゆっくりぱちゅりー 性格 知識欲は旺盛。しかし体力は弱く、ゆっくりなので知能もそれなり。 知力に対するプライドだけは高い。 →確かに知識欲はあるものの、他のゆっくりと比較しても知恵があるとは思えない。 駄作中の駄作。後に知力が高まっていくことから、代々受け継がれていくものと考えられる。 すみません、ありすの項書きたかっただけですヘ(゚∀゚ヘ) パチュリーにこの人形を渡したのも・・? このSSに感想を付ける
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◆ゆっくり親子の窯焼き◆ あつあつの鉄板にゆっくりれいむの親子を一匹ずつおきます。 当然じゅうじゅう熱されるので 「あづいよ!!! じんじゃうよぉおおお!!!」と喚きます。 ぴょんぴょん飛んで親子で仲良く逃げ出そうとするのでフライ返しで丁寧にブロックします。 さて、そのままでは子供の方が先に焼かれてしまいます。 「おがあさぁああああん!! あづいよぉおおお!!!」 「ゆ゛っ!! あがじゃん ゆっぐりおかあさんのなかにはいっでねえぇええ!!!!」 親の美しい愛情です。おかあさんれいむは少しでも灼熱地獄から 子供を守ろうと、口の中へまねきいれます。 そこですかさず親の口をホッチキスで留めます。 「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛」 これで子供が逃げ出す心配はありません。あとは思う存分熱します。 「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 「ゆ゛っゆ゛っ おがさぁああん!!! だいじょうぶぅうう!!??」 子供も子供でおかあさんの事を気遣います。素晴らしい親子愛です。 「だいじょうぶぅう!! だいじょうぶだよぉおお!!! あ゛ん゛じんじてねぇええええええ!!! だいじょうぶ……… だいじょうぶ……… ………やっばりだいじょうぶじゃないぃいいい!!! じんじゃうよぉおおおおお!!!!!」 死ぬ寸前、ゆっくりれいむは暴れまくります。 ここで中の赤ちゃんを潰さないように焼くのが腕の見せ所です。 フライ返しをさっきより芸術的に上手く使わないと、中身がつぶれてしまいます。 さて、どんどん熱していくと、当然親ゆっくりの方が先に死にます。 顔の底は焼け焦げて真っ黒になり、目は茹で上がって白濁し、凄い事になっています。 しかし問題ありません、親の方は食べないのです。 親が死んだ事を確認したらここからが本番です。 ここからは、火を中火~弱火のトロ火にして、じっくり、ゆっくりと焼きましょう。 ここでしばらく待ちます。 「ぴっぎゃぁああああああ!!!!」 おっと、赤ちゃんの悲鳴が聞こえてきました。 親が生きている時は口の中は一定の温度でしたが、親が死ぬ事で 熱が口の中まで伝わっていき、蒸し焼きとなるのです。 「あぢゅぃよぉおおおお!! おがぁさんだずげでえぇえええええ!!!!」 おかあさんはもうとっくに死んでいるので助けられません。 その事を知らない赤ちゃんゆっくりは、必死に救助を求めます。 「おがあざあぁあああああん!!!!どおじてだすげてぐれないのぉおおお?!!!! あづいよぉおおおお!!! じんじゃうよぉおおおおおお!!!!」 そのうち声は段々と小さくなり、最後には聞こえなくなります。 声が聞こえなくなった後、ホチキスで留めた親の口のスキマから水蒸気が出てくれば完成です。 お皿に盛り付けて、ホチキスを外し、ポテトなどを添え、お客様の前に持っていきます。 食べる時はお客様が、ナイフで口を開きます。 お客様が切開する事で、熱が逃げず、 直前まで蒸されているアツアツのゆっくり料理を食べる事ができるのです。 口を切り開いていくと、まずモワッと水蒸気が出てきます。 蒸気の中から出てきたのはあかちゃんれいむ、窯となった親の口の中で じっくりと蒸し焼きにされて、目はカッと見開き 舌がでろんと伸びている、ものすごい形相のまま死んでいます。 その顔にナイフをいれると、まるでクリームを切っているかのように すっと一切の抵抗なく切り分けられます。 もともと赤ちゃんゆっくりは皮ごと丸ごと齧れるほど柔らかいのですが この蒸し焼きになった赤ちゃんは口の中ですぐにとろけるほど柔らかいのです。 普通に蒸したりしてもこうはいきません。 親の美しい愛情でゆっくりと蒸し焼きになるから、こうなるのです。 今日はゆっくり料理専門のお店 ゆっくり亭の人気レシピをお届けしました。 著:Wizardry このSSに感想を付ける
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※変態お兄さんが登場します。すなわちR-18です。 ※変態お兄さん兼虐待お兄さんなのでかなり不快な野郎です。 ※この作品はfuku2091.txtの続きです。 メイドキャップ付きの銀髪三つ編みのカツラを被った変態お兄さん改め鬼畜お兄さんが洞窟最奥がにんっしんゆっくりゃのいる部屋にたどり着くと、そこには生まれたてのゆっくりゃが数匹転がっていた。 また、さきほど先に奥の部屋に行って交尾するように命令しておいた子どもたちが黒ずんで動かなくなっている。 どうやら素直に言うことを聞いて、約束通り姉妹で交尾をして朽ち果てたのだろう。 その死体の頭にはまだ茎が残っていて、中指ほどの大きさしかない体つきのゆっくりゃがまだ数匹そこに成っている。 しかし、どのゆっくりゃも声を発することすらままならずに死んだ魚のような目であたりをきょろきょろ見回しているだけだ。 「ほ~・・・体つきは体つきのまま生まれるんだな・・・」 「なにしにきたんだどー!ここはれみりゃのおやしきだどー!!」 「・・・・・・で?」 鬼畜お兄さんはにんっしんゆっくりゃの文句を聞き流し、周囲にいる生まれたて、それも子ども同士から生まれたがゆえに未熟児同然の赤ん坊ゆっくりゃの様子を伺う。 声一つも上げられないのはやはり未熟だったことと衰弱していることが原因なのだろうか? 「はやくでていくんだどー!!」 「ぎゃおー!たべちゃうどー!!」 「おやしきにいたかったらたべものをもってくるんだど-!!」 勿論、その間もにんっしんゆっくりゃが抗議を続けているが、無視を決め込んで、未熟児ゆっくりゃを回収しているお兄さんには何の効果もない。 「れみりゃのあがしゃんにさわるなーー!!」 「ふむ・・・きちんと生まれたものでも手のひらサイズか・・・」 「しかし・・・流石は痛めつけられると従順なゆっくりゃだな。まさかどっちの頭にも茎が4本も生えるまで交尾し続けるとは・・・」 「未熟児サイズが14匹と茎に残っていた中指サイズが6匹か」 その生まれたての赤ん坊達を回収し終えたお兄さんは、すぐに死んでしまいかねない赤ん坊達の口に母体となった子ども達の中の具を含ませる。 それすらも出来そうにない個体に対しては少し傷をつけてそこから具を流し込む。 「でびりゃのあがぢゃんになにするんだどーーーー!!」 状況を飲み込めないなりにも、突然交尾を始め、死んでいった子どもの残したものを育てようという感傷でも持ち合わせているのか。 それともただそこにいる赤ちゃんは自分のものだと主張したいだけなのか。 どちらなのかは定かではないが、にんっしんゆっくりゃはお兄さんを必死に赤ちゃんから遠ざけようとする。 実はこの行為は救命・延命措置なのだが、ゆっくりゃにそんなことを理解しろというのは恐らく酷というものだろう。 「・・・う?」 「・・・・・・うぅ~?」 「うっう~♪」 「・・・あう~」 その措置が功を奏して赤ん坊達は次々に産声を上げていく。 手の平サイズの未熟児だけではなく、中指サイズの未熟児とさえ呼べないような個体までも意識を取り戻し、ゆっくりと動き始めた。 「あ、ああ・・・あがぢゃんがうごいだどおおおおおおお!!」 叫び声の主はくわっと目を見開いて部屋の中央に鎮座しているにんっしんゆっくりゃ。 流石にこのサイズなら今までに出産経験もあるだろう。 動けない赤ん坊がそこにいるのに何もせずじっとしていたのは経験則からすぐに死ぬことを理解していたからなのだろうか。 もしかしたら、あれだけのコミュニティを持ちながらにんっしん出産をしているのも赤ん坊の生存率を重視しているからかもしれない。 真意を知る術は無いが、赤ちゃんが動き出したことににんっしんゆっくりゃは感極まって涙を流していた。 全員焦点が合っておらず目は機能を果たしていないし、さっきの無反応を見た限り耳も殆ど使い物にならないだろう。 それに今後建って歩けるようになるものは皆無だろうが、母ゆっくりゃはその事実を知る由もなく、ただ赤ん坊達が生きていたことに感涙している。 そんなゆっくりゃの方へ振り返り、お兄さんは優しく微笑んだ。 「これで赤ちゃんたちは元気になったよ」 「うっう~♪おじさん、ありがとうだどー!おれいににれみりゃのめしつかいにしてあげるどー♪」 どうやらこのゆっくりゃはまだ他のゆっくりたちがこのお兄さんに全滅させられていることに気付いていないらしい。 確かにこの部屋からでは入り口付近で起きた惨劇なんてあまり見えないだろうが、あれだけの叫び声を聞いておいてなんとものんきなものである。 「そうか。じゃあ、れみりゃくんが俺の主人なんだね?」 「うー!そうだどー!」 「それじゃ、主人として召使の性処理をしないといけないなぁ・・・!」 一瞬にして今までしぼんだ状態にさせていたお兄さんのモノがむくむくと膨れ上がっていく。 そして鋼の如き硬さを帯びたそれをゆっくりとにんっしんゆっくりゃの前に差し出した。 「うっうー!れみりゃはこうまがんのおぜうさまだどー!めーれーなんてされないんだどー!」 「ごちゃごちゃやかましいぞ!」 「ぎゃ!?」 お兄さんはイチモツを力強く振りかぶると、ゆっくりゃのにんっしんによって普段の倍近くにも膨れ上がった頬を殴打した。 その一振りはビシッと軽快な音を立ててにんっしんゆっくりゃの顔を揺らす。 「なにするんだ、どっ!?」 「君に!」 いきなりの攻撃に対して怒りに任せて抗議しようとするゆっくりゃだが、お構いなしに次の攻撃を打ち込まれる。 バシッ!! 「いだいーー・・・いっ!?」 「与え!」 痛さと理不尽さのあまりに目に涙が浮かんでくる。しかし、お兄さんは止まらない。 ベシッ!! 「ぎゃっ!?」 「られた!」 良く見てみると口から肉汁が滴っている。叩かれているときに喋るから噛んでしまったのだろう。 ズビシッ!! 「やべ、でっ!?」 「選択!」 ついに我慢の限界に達したらしく、涙があふれ出す。もっとも、それは攻撃をいっそう激しくする結果を招くのだが。 ズバシュ!! 「ぎゃっ!?」 「肢は!」 涙に嗜虐心をそそられたお兄さんは加速させすぎてぺにぺにで斬撃を放ってしまったらしく、ゆっくりゃの頬が少し切れている。 ザシュ!! 「いだ、いっ!?」 「咥え!」 2回目の斬撃によってゆっくりゃは反対側の頬にも切り傷をつけられる。さっきの一撃より鋭いそれはゆっくりゃの皮をかなり深く抉っているようだ。 「ぎゃおおお、おっ!?」 「るか!」 自重したお兄さんは斬撃を止め、再びビンタに戻す。しかし、切り傷に触れられるためさっきまでのビンタよりもずっと痛い。 ビシッ!! 「ぎゃっ!?」 「咥え!」 今度はかなり深く切りつけられた頬への一撃。ついでにお兄さんは「赤ちゃんは大丈夫かな?」と尋ねてみる。 バシッ!! 「あがじゃん、がっ!?」 「ないで!」 またしても肉汁が滴っている。赤ちゃんのことに触れられ、喋ろうとしてしまったのが災いしたようだ。 ベシッ!! 「ぎゃっ!?」 「死ぬ!」 涙と肉汁を撒き散らすゆっくりゃ。今度はお兄さんのイチモツによる下からの突き上げが襲い掛かる。 ズビシッ!! 「うぎゃ!?」 「かっ!」 突き上げと同時に跳躍したお兄さんは落下の勢いに任せて白目を剥いているゆっくりゃの頭部へぺにぺにを叩き込む。 ガスッ!! 「でび、りゃっ!?」 「ふたつに!」 着地と同時にお兄さんはゆっくりゃの横を駆け抜けざまにラリアットの要領でゆっくりゃの下あごを強打する。 ガッシ!! 「うぎゃ!?」 「ひとつ!」 そして、座ったままであるにも関わらず勢い良く吹っ飛ばされたゆっくりゃに向かってとどめの突きをお見舞いする。 ボッカ!! 「いだい、ぎゃっーーーーー!?」 「だっ!」 その一撃によってゆっくりゃは洞窟の壁面に後頭部を叩きつけられ、そこからだらだらと具がこぼれる。 「いだいーーーーーーーーーーー!!いだいーーーーーーーーーーーーー!!」 「さあ、どうするんだい?咥えるかい?死ぬかい?」 極上のスマイルを浮かべたお兄さんは再びゆっくりゃにモノを突きつける。そこには平仮名で「ないふ」と書かれている。 「ざぐやあああああああ!!ざぐやああああああああああ!!」 「やれやれ、全く話を聞いていないな」 が、恐怖でお兄さんの話など耳に入ってこないゆっくりゃは必死にいるはずもない従者の名前を呼びながら後ずさる。 「なんでしょうか~、おぜ~うさま~!」 勿論、さくやでも咲夜でもない。声の主はメイドキャップ付きの銀髪三つ編みのカツラを被った全裸の鬼畜お兄さん。 「ぢがううううううううう!!おばえはざぐやじゃないどおおおおおおおおおおおおお!!」 「ひどいですわ~、おぜ~うさま~!」 「ごっぢにぐるなああああああああ!!」 「そんな事いうおぜう様にはお仕置きが必要ですわね~♪」 「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ!?・・・う、うばれりゅ!!?」 散々殴られたせいかどうかは知らないが、いきなりゆっくりゃが産気づいた。 「よし、じゃあ、さっさと産んでお仕置き続行ですわ~♪」 言うが早いか、お兄さんは産道をこじ開け、手を突っ込むと中ですくすくと育っていた子ゆっくりゃを引きずり出した。 「うぎゃあああああああああああ!!いだいーーーーーーーーーーーー!!」 その乱暴な行為が母ゆっくりゃの表情をまたしても歪ませる。 「いぢゃいーーーーー!!」 一方、産道の中の子ゆっくりゃも乱暴に頭を掴まれ、産道から力任せに引きずり出される痛みで泣き喚いている。 しかし、お兄さんは問答無用。空いている手でにんっしんしているゆっくりゃの頬を掴むと勢い良く子ゆっくりゃを引きずり出した。 「ぬぅん!!!」 その一声と同時に子ゆっくりゃは産道から引きずり出され、洞窟の地面に打ち付けられ、3,4メートルほど転がって背中から壁にぶつかり、再び悲鳴を上げた。 「うぎゃああああああああああああああああああああ!!」 「しゃらっぷ!!」 即座に跳躍したお兄さんは着地の際に子ゆっくりゃの両脚を踏み潰すと前のめりに倒れ、手を突いたついでに両腕を破壊した。 「―――――――ッあああああああああああああああ!!」 「でびりゃのあがぢゃんーーーーーーーーーー!!」 唐突に四肢を破壊された子どもと母親の絶叫が洞窟の中にこだまする中、お兄さんは先ほど蘇生させた20匹あまりの赤ん坊を子ゆっくりゃのお腹の上に置く。 「う~」 「おいちいど~♪」 「うっう~」 「むしゃむしゃだど~」 「いぎゃああああああああああああ!!でびりゃをだべるなだどおおおおおおおおおおお!!」 「うぎゃああああああああああああああああ!!」 母と子がいくら悲鳴を上げたところで目も耳も使い物にならない赤ん坊たちには何の意味も成さない。 四肢を失った子どもが体をゆすって抵抗するも、動けば傷が痛むし、思った以上に赤ん坊たちは力強く、なかなか落ちてくれない。 「ざぐやああああああ、だずでえええええええ!!」 「な~んでしょうか~、おぜうさま~♪」 くどいようだが返事をするのはお兄さん。「おばえなんがざぐやじゃないいいいい!!」と喚く母ゆっくりゃにつかつかと歩み寄ると、さっきの連続ビンタで少し腫れてしまった頬を強く握る。 そして、母子の阿鼻叫喚の二重奏をBGMにお兄さんは本命と言っても過言ではない、母ゆっくりゃの産道への挿入を開始した。 慎重に狙いを定め、徐々に閉じつつある産道に「ないふ」と書かれたモノをねじ込んで、再びこじ開ける。 「ぬふぅ・・・こ、これは・・・!」 「ざぐやあああああああああ!!だずげでえええええええ!!」 「用があるなら早く言ってくださいね、お~ぜうさま~!」 そう言いながら問答無用に腰を振るお兄さん。しkし、内心こう思った・・・がばがばじゃないか、と。 「ざぐやい゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!ざぐやなんであっぢいげえええええええ!!」 「ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ! ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ! ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!」 思った以上に締まりが悪かったとこに失望した鬼畜お兄さんは始めてしまった以上最後までやらねばという意味の分からない義務感だけで腰を振りつづける。 もっとも、考えてみればアレだけのサイズの子どもが出てくる道が締まりの良い訳がないのだが。 さっさと済ませたい一心で腰を振るお兄さんにはもはやゆっくりゃへの興味など微塵もない。 「ぬんっ!!」 産道に精液を流し込むと、出し切る前に引っこ抜き、さっき四肢を潰した子ゆっくりゃのほうへ歩いていく。 射精してやることを済ましてしまえばこれ以上ここにいる理由はない。 しかし、自分をぬか喜びさせた母ゆっくりゃにはお仕置きをしないと気がすまないお兄さんはさっき生まれた子どもと赤ん坊20匹を産道にねじ込んでその場を後にした。 ついでに赤ん坊を産んだ親の屍骸もねじ込んでから、きっちり産道の入り口を封印しその場を後にした。 鬼畜お兄さんが洞窟を後にしてから数時間後。 「ゆ!ここはすごくゆっくりできそうなばしょだよ、まりさ!」 「ほんとうだね、まりさ!あかちゃんたちもゆっくりついてきてね!」 ゆっくりゃたちの巣の前にやってきたのは2匹のゆっくりまりさ。 1匹は鬼畜お兄さんに子どもを持って行かれた母まりさで、もう一匹はゆっくりゃと何度もすっきりさせられたゲスまりさだった。 2匹の連れている子どもは胴体なしのゆっくりゃが42匹とまりさが51匹のあわせて93匹。 「さっきのおにーさんがここにはたべものもいっぱいあるからすごくゆっくりできるっていってたよ」 「あやまったらまりさのこともゆるしてくれたし、いいおにーさんだったね」 わいわいがやがやとお喋りをしながら巣の中に入る一家。 そのお兄さんが言っていた通り、そこにはたくさんの食料があった。 両手両脚を縛られ、内側から子まりさに具を食べられ続けるしにぞこないのゆっくりゃ。 魔改造によって異常に長い胴体と4本の腕を得てしまった、立ち上がることもままならない赤ちゃんゆっくりゃ。 同じく魔改造によって異様に短いうえに足しかない胴体を与えられ、座ることも出来なくなった赤ちゃんゆっくりゃ。 そして6匹のゆっくりゃ種が連結され、ひとつになってしまったもの。 大量の子どもや赤ちゃんをねじ込まれ、頭部が重くなりすぎた結果、頭をゆかにこすりつけたまま身動きが取れ中なったもの。 動くことのままならない個体が10匹以上。 ここなら餌を取りに行かなくてもずっとゆっくり出来そうだと一家は思った。 ---あとがき?--- 鬼畜お兄さん。虐待お兄さんと違ってゆっくりと交尾します。 また、変態お兄さんと違ってゆっくりを虐待・虐殺します。 言動や思考はすさまじく身勝手で他のお兄さんからも煙たがられています。 俺だってこんな奴とは関わりたくありません。 今度はゆっくりをひたすら魔改造する作品とか書いてみたいな。 byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
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ゆっくり剥製 ※虐待成分は殆ど無しです。 男は幻想郷では珍しい剥製製作の技術を持っており、それで生計を立てていた。 男の仕事はまず材料であるゆっくりを見つける事から始まる。 ゆっくり達が起き出す頃合を見計らって森に分け入り、出会ったゆっくりをためつすがめつし、自分の作品に相応しいゆっくりであるか検分するのだ。 まずは輪郭。ゆっくりの特徴である下膨れの顔。その曲線のラインを見定め、時に曲線をなぞって感覚で確かめる。 基本的に体の無い生首饅頭であるゆっくりにとって下膨れの曲線の美しさこそがゆっくりの美醜を決める要因の一つになる。当然でっぷりと見苦しく太ったゆっくりなどもっての外である。 大抵のゆっくりは嫌がるが、「可愛い」とおだててやり、心ばかりの野菜くずを渡すと掌を返したように協力してくれる。つくづく単純なものだと男は時々思う。 次に髪。これは人間と同じで、傷んでなく、サラサラで色素の濃いものがいい。当然、クセっ毛はアウトだ。 最後に髪飾り。男にとってはゆっくりの髪飾りなどはどうでもいい物なのだが、依頼してくる客の殆どはゆっくりがもともと身に着けていたものでないと困る、と言う。 何がどう違うのか男にはサッパリだが、とにかくキズや汚れが少ないものを身に着けているゆっくりを選ぶ。 幸い、とある群れでメガネに叶った一匹のれいむ種を見つける事ができた。 ゆっくり達に話を聞いてみると、そのれいむは群れで1,2を争うほどの器量良しなのだとか。 ゆっくり達からも太鼓判を押されたため、男はそのれいむを「作品」にすることに決めた。 群れから連れ出す事をゆっくり達に説明すると、群れからもれいむ本人からも嫌がられた。 男にとってはそういう対応をされるのは想定内のことなので、適当に言いくるめておく。 「私もこのれいむの美しさの虜になってしまってね・・・。私の家でもっときれいにしてから必ず返すからそれまで待っていてくれないか?」 勿論賄賂代わりの野菜くずも忘れない。れいむにも特別に餡子(以前の作品を作った時に出た物)を食べさせ、納得させる。 そうして群れから材料であるれいむを連れ出し、家へと連れ帰る。 材料を確保した事でようやく本格的に男の仕事が始まる。 まずは、れいむに何でもいいから食べさせる。大抵の場合は以前の作品を作る時に出た餡子だ。 直接食べさせようものなら間違いなく汚く食い散らかし、口の周りに餡子がついて製作の際に要らない手間がかかってしまう。 その為、匙で餡子を掬ってれいむに食べさせてやる。 肝心のれいむはというと男が自分の美しさの虜になっていると完全に信じ込んでいるため、匙で食事を与えられる事が当然と思っている。つくづく調子のいい生き物だ。 食べ始めの頃は「うっめ!これめっちゃうっめ!!」だの「まじはんぱねぇ」だのテンプレ通りのセリフをほざきながら食べているが、次第に声に力が無くなり、眠るように意識を失う。 当然である。餡子の中には睡眠薬が混ぜてある。量にして人間でも軽く1日は眠り続ける程度。ゆっくりが飲もうものなら良くて仮死状態、悪くて永遠に眠る事になるだろう。 れいむが動かなくなった事を確認すると、男は別室の作業場へと移動する。 まず、ホルマリンに漬け込み、防腐処理を行う。他の動物や魚とは違い、ゆっくりは饅頭である。その皮は水分に弱く、長時間漬け込んでいると皮が崩れて台無しになってしまう。 逆に言えばホルマリンが皮に染み込むまでそれほどの時間がかからないということでもある。 閉じていたれいむの目を開き、だらしなく開いていた口をいつものふてぶてしい笑顔の形にしてホルマリンに漬け込む。 ボーダーラインは5分である。十分に成熟したゆっくりなら皮全体にホルマリンが染み込むまでにそれほどの時間で済む。 ホルマリンから引き揚げ、れいむの体が固まっている事を確認する。 そして、メスで底部に切れ込みを入れ、そこから体内の餡子を掻き出す。 仮死状態でも血肉とも取れる餡子が減っているのがわかるのか、時々「ゆ゛っ、ゆ゛っ」と小刻みに震える。 そして、完全に餡子を掻き出すと、空っぽになった皮の中に石綿を詰めていく。ここで気を抜くと折角ホルマリンで硬直した皮の形が崩れてしまう。男の顔が険しくなり手つきも慎重になる。 れいむの中身が石綿に置き換わったら、目をくり抜き、ガラスで出来た義眼を埋め込めば完成である。 「いやぁ、あなたの作る剥製は見事だ!いまにも生きて跳びはねそうだ!」 依頼主は完成したれいむの剥製を見てご満悦のようだ。 ちなみに依頼主の殆どは所謂ゆっくり愛で派と呼ばれる人種である。 「かわいいゆっくりをいつまでも可愛いままで飾っておきたい」という歪んだ、しかしある意味では共感できなくも無い理由である。 とにかく男はこれで生計を立てている。依頼主の事情には興味は無い。 ただ、自分の技術を用いて最高の作品を作る。ただそれだけである。 あとがき 多くの虐待SSに触発され、自分もそれっぽいものを書いてみました。 他の先達の皆様の様に直接的な虐待描写が浮かばないため、こんな形で間接的に虐待してみました。 ちなみに剥製製作については専門的な知識を持っていないため、多少無理があるところが多いと思います。 下手にツッコまずに、スルーしていただけたら幸いです。 このSSに感想を付ける
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『野良ゆっくり根絶計画 2』 -農村部編- 農村部は都市部に比べゆっくりが多い。飼いゆっくりはほんの僅かでありほとんどが野良である。都会のゆっくりに比べ体格がよく運動能力も高く また我侭で下種であった。被害は都市部よりも深刻であり農場荒らしに家屋侵入が主な問題であった。 「ゆぅ~はたけさんになんにもないよ~」 「むきゅ、ふゆさんがもうじきくるからね。あきらめておうちにかえりましょ」 「おうちにもたべものさんがいっぱいあるからだいじょうぶだよ!」 今年は早めに全ての野菜を収穫しておいた。秋ごろからゆっくりは越冬のため食糧を集め始める。野菜はゆっくりの大好物でありよく狙われていた。 農場を荒らすゆっくりはおめでたいお頭であった。野菜は勝手に生えてくると信じきっているのだ。ではなぜ畑だけに生えて巣の近くには生えてこないんだ? と質問すればそれは人間が独り占めしているからだと頓珍漢な回答をする。全くの馬鹿ではなく中途半端に知能があるため罠を張っていてもそれを突破して 野菜を奪い畑を荒らすゆっくりもいる。ゆっくりの死骸をぶら下げておけばゆっくりは恐れて畑に寄り付かなくなるという話もあったが代が変わるにつれ 効果は無くなった。人間に捕まったゆっくりは馬鹿だからとむしろ死骸を見てあざ笑っていた。 「ゆ!なんではたけさんにおやさいさんがはえているんだぜ?」 「れいむがたべるよ!だいこんさんはれいむのだいこうぶつだよ!」 ある日突然何も無かった畑に野菜が生えていた。キャベツ、大根、ニンジン…どれもゆっくりが大好きな野菜であった。 「むきゅう…あきさんはもうすぎたのに…おかしいわ」 「どうでもいいんだぜ!はやくおやさいさんをもっていくんだぜ!!」 ゆっくり達は畑に侵入し野菜を食べ始めた。 「「「むーしゃむーしゃしあわせー!!!」」」 「きっとゆっくりしているれいむへのぷれぜんとだね」 「ここをまりさのゆっくりぷれいすにするよ」 ここだけではなく農村部の全ての畑に突如として野菜が生えた…のではなく昨夜のうちに農家と加工所職員が埋めたのだ。善意ではない。 野菜の中には痺れ薬や毒が混入されている。 「ゆゆ!なんだかからだがじんじんしてきたよ!!!」 「なんだかゆっくりできないんだぜ!さっさとにげるんd…なんでからだがうごかないのおおおお!!!!!!!」 「ゆべえええええ!!!!」 「おきゃーしゃん!あんきょしゃんはいちゃりゃだm…ゆげえええ!!!!」 天国だった畑は一瞬して地獄と化した。あるゆっくりは餡子を吐き出して死んだり気絶した。あるゆっくりは逃げようとしたが体が痺れて動けない。 「だじげでえええええ!!!!」 「らんじゃまー!!!!うごげないよおおおおお!!!!!!」 「ゆっぐりでぎないいいいい!!!」 農村部にゆっくりの悲鳴が響く。遅れて畑にやってきたゆっくりの大半はこの様子を目の当たりにして逃げ出した。一部のお馬鹿なゆっくりは 「そうやっておやさいさんをひとりじめしようなんてあまいんだぜ!まりささまにはおみとおしなんだぜ!!」 「おやさいさんをひとりじめしたばちがあたったんだよ。わかるよー」 と自ら罠に嵌っていった。ある程度ゆっくりが集まったところで職員が袋を持ってやってきた。 「おじさん!!れいむをたすけてね!!たすけてくれたらおうたをうたってあげるよ!!」 「そんないなかもののゆっくりじゃなくてとかいはなありすをたすけてね!!」 「まりさはとってもあたまがいいんだぜ!!おにいさんをゆっくりさせてあげるからはやくたすけてほしいんだぜ!!」 農村部のゆっくりは都心部のゆっくりに比べ自分勝手であるため好き勝手喚いている。まるで自分達は助けてもらう権利があるかのように。 どこがどう頭がいいのかと?一緒に罠に嵌ってるのになぜお前だけ田舎者ではないのかと?職員は内心不愉快だった。 しかし職員は何も答えず黙々とゆっくりを袋に詰めていく。 「ゆ!!!おじさんはばかなの?れいむのいうことがわからないの?しぬの?」 「ゆっくりしないではやくたすけてほしいんだぜ!!」 もう少し自分の立場を分かったらどうなんだ?だが職員はゆっくりには喋らない。加工所職員は経験で分かっている。ゆっくりと会話するだけ無駄だ。 たいしたことは言っていない。相手したらこっちが不愉快になるだけだ。 職員がゆっくりを1袋分詰め終わり新しい袋を取りにトラックに戻ったところでゆっくりはようやく罠であったことに気付いた。 「おでがいじまずうううう!!!!!でいぶをだずげでぐだざああいいいい!!!」 「ばりざにはがわいいおちびじゃんがいるんでずうううううう!!!!!だがらおやざいざんをどっだんでずうう!!!」 「ゆるじでぐだざあいいいい!!!!あじずはいながものでいいでずがらああ!!」 助けてくれる者など誰もいない。数十分後畑にいたゆっくりは全て回収された。彼は新しい毒入り野菜を畑に埋め次の場所へと向かった。 1日にこれを3回。職員が来る度に大量のゆっくりが回収されていく。餡子脳では警戒心が無いのだろうか。 「にんげんさんはずるいよ…こんなおおきなおうちをひとりじめするなんて。ここをまりさたちのゆっくりぷれいすにするよ」 全く勝手な言い分である。家屋侵入は都市部に比べ農村部では深刻であった。都市部の住宅に比べ農村部の住宅はゆっくりに侵入されやすい。 一番多いのは窓ガラスを石で割って中に侵入するというものであった。都市部では強化ガラスを使っているため石を投げたところで割れたりしないが 農村部では普通のガラスであったため割れやすかった。そこで農村部の全ての住宅のガラスが取り替えられた。ドアも頑丈なものに換えられ補強もされた。 費用は全てタダ。胡散臭い団体から没収した財産から全て賄われている。戸締りを忘れて侵入されるケースもあったがそれは住人の責任も少しある。 「ゆ!!!!おかしいよ!!!!なんでこわれないの!!!」 「まりさ、れいむがかわるよ。ゆ!!!!どうじでこわれないのおおお!!!!」 何度も石を投げてもガラスは割れない。いつもだったらとっくに家の中に侵入できていたのに。数十分後住人が帰宅した。 「ゆ!!おじさんここはまりさたちのゆっくりぷれいすだよ!!」 「ゆっくりしないでででってね!!!!」 住人は黙ってまりさの帽子とれいむのリボンを奪い取った。 「なにするの!!!りぼんがないとゆっくりできないよ!!」 「ぼうしかえしてね!!!じじいはゆっくりしね!!!」 彼は帽子とリボンをビリビリに破いてしまった。 「「どぼじでぞんなごどするのおおおお!!」」 彼は何も答えずに今度はまりさを捕まえ髪の毛を乱暴に抜き始めた。 「いだいよおおおお!!!!なにずるのおおお!!!!」 「ばりざああ!!!!ばりざのぎれいながみのげがあああ!!!」 れいむは彼に体当たりをするが全く通用しない。まりさを禿饅頭にすると今度はれいむを捕まえ皮をちぎっていった。 「いだい!!!いだいい!!!でいぶのずべずべなはだをがえじでええええ!!!!」 「ゆ…ゆっぐりじないでばりざはにげるよ!!!!」 彼はれいむを放り投げると逃げるまりさを捕まえ底部を鷲掴みにし思いっきり破った。 「ゆぎゃあああああ!!!!!ばりざのあんよがああああああ!!!!!」 その後彼は思う存分ゆっくりを虐待しゴミと一緒に焼却処分した。 家屋侵入は一気に減っていった。それでも軒下の侵入したり倉庫に侵入するゆっくりもいる。特に冬が近づいていたため軒下を巣にしたいのだ。 「よいしょっと、うわっ!」 「「「ゆ!!!」」」 軒下を点検すると大抵の住宅でゆっくり家族が見つかった。虫の死骸やどこから拾ってきたのかくず野菜に石ころ、葉っぱなどが集められていた。 「なにするの!ここはまりさたちのゆっくりぷれいすだよ!!」 「さっさとでていってね!」 「おきゃしちょーだいね!!」 1匹として人間の住処に勝手に侵入したことを謝るゆっくりはいない。 「お願いします」 「はい」 農村部にも各家庭に加工所の職員が派遣されている。彼はトングでゆっくりを掴み袋に入れていく。 「はなちぇええええ!!!」 「おちびちゃんをはなしてね!はなさないとおこるよ!」 職員は力を込めた。 「いちゃああああいいいいい!!!!やべちぇええええええ!!!!!!!!」 「おでがいじまずうううう!!!!!でいぶのおちびじゃんいじめないでええええ!!!!」 「じじいはゆっくりしないでしね!しね!じねえええ!!」 彼は黙々と3匹のゆっくり家族を袋に詰めると軒下に集められたゴミを掃除した。 「念のため倉庫も見ておきましょう」 「お願いします」 昔は倉庫に食糧を保管する人が多かったがゆっくりが倉庫に忍び込むケースが増えてきたため最近では食糧は頑丈で鍵がなければ入れない場所に保管されている。 大抵の倉庫には農具等が保管されているがやはり住処として忍び込むゆっくりは多い。 「整理終わりました」 「ご苦労様。ゆっくりはいましたか?」 「ここの倉庫にはいませんでしたね。ここの前の家では5匹の家族が住んでましたよ」 「それはそれは」 「念のために毒入りの団子を入れておきました。ご注意ください」 「ありがとうございます」 ゆっくりは都市部と同様に原則回収であった。餡子の後処理の他に確実にゆっくりを捕獲するという目的があったからだ。痛めつけこれで死んだだろうと 思っていても意外とゆっくりの生命力は強く生き残っているケースがある。そのため痛めつける場合は確実に殺せというのが加工所からの通達だった。 農村部では虐待鬼意山というゆっくりを虐待するのが大好きな人が多くいたためかなりの人が見つけたゆっくりを虐め殺していた。 回収されたゆっくりは村の広場で焼かれていた。キャンプファイアーの如く大きな炎を上げている。 「「あづいよおおおお!!!!!!!だずげでぐだざいいいい!!!!!」」 「「ごんなのどがいはじゃないわああああああ!!!!!!!」」 「「「ぼうわるいごどじまぜん!!!!!!がっでにおうぢにはいっだりじまぜんがらああああ!!!!!」」」 「「「「「ゆっぐりじだいいいいい!!!!!」」」」」 中には串刺しにされたゆっくりを炙っている者もいる。 「あじゅいよおおおお!!!!おきゃあざんだずげでええええ!!!」 「いだいよおおおお!!!!!」 程よく焼けたところで串に刺さったゆっくりを食べ始めた。 「まだゆっくり余ってる?」 「無くなるどころか増えてるよ。ほれ、あそこの箱に入ってるから」 赤ゆっくりや小さめの子ゆっくりが串に刺さって箱の中に入れられていた。箱には"ご自由にお食べください"と書いてあった。農村部のゆっくりは都心部のゆっくりに比べ 汚れてはいなかったため水洗いをすれば食べることができる。生で食べる者もいれば焼いて食べる者もいた。辺りは焼饅頭の美味しそうな匂いが充満していた。 甘い匂いと暖かい空気に誘われて多数のゆっくりがやってくる。 「あったかいね!!れいむもここでゆっくりさせてね!!」 「おちびちゃん!!あったかいね」 「ちょってもゆっきゅりできるね!おきゃーしゃん」 すると誰かがれいむを持ち上げた。 「ゆゆ!おそらをとんでるみた~い」 「いいにゃ~。おきゃあしゃんだけじゅる~い」 ポイッ 「ゆぎゃあああああ!!!!!!!あづうううういいいい!!!!!」 れいむを焚き火に投げ入れられた。 「ぎゃああああああ!!!!」 「おきゃああじゃあああんん!!!!」 「おちびちゃん!ここはゆっくりできないよ!!ゆっくりしないd…おそらを…ゆぎゃああああああああ!!!!!」 「やめちぇね!りぇいみゅをもやさにゃいでにぇ!!!」 赤れいむは焚き火に投げられず代わりに串刺しにされた。 「いじゃああああいいいいい!!!!!!!ぬいてね!!はやくりぇいみゅをたじゅげでね!!!!」 赤ゆっくりはゆっくりのなかでは餡子の甘みが丁度よく皮の食感がもちもちしているため食用として人気があった。赤ゆっくりと小さめの子ゆっくりが 串刺しにされて食用として箱に入れられていたのはそのためである。 「しっかしこれじゃあ焼却しきれないな」 「こっちで処分する量は減らせないのか?今度はお汁粉にでもするか」 「残りのゆっくりどうなってるんだ??」 「確かゴミ焼却場で焼かれてるってさ。毎日物好きの見物客が来てるってよ」 「そいつらここに来て食べてくれないかね」 「ここ農村なんだから潰して肥料にでもするか?」 「それは大きいところでやるってよ。ここじゃこうやって燃やして食べるしか処分方法は無いよ」 数週間もやっていると農村部でもゆっくりを見なくなった。野菜トラップも引っかからない。どうやらどこかに逃げたようだ。 なかなかゆっくりが見つからなくなったところで加工所は農村部でも都市部同様ゆっくり1匹10万円で引き取ることとした。 ここでも人々は朝から晩までゆっくりを狩るようになった。山へ狩りに行こうとする人も多かったがバリケードが引かれていて山へ入れなかった。 もうじき山間部での駆除を行うらしく何か準備をしていた。ゆっくりの逃げ場はもう山しかなかった。都会へ逃げようとするゆっくりもいたが 都会から逃げてきたゆっくりから話を聞き都会をあきらめ山へ逃げていった。都会へ向かったゆっくりは待ち構えていたトレジャーハンターによって 加工所に売り飛ばされた。 残るは山間部だけ。ゆっくり根絶も最終局面を迎えることとなった。 つづく by 虐待おにいちゃん
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森でドMのゆっくりを見つけた。 なんと、踏んだり蹴ったりすると逆に喜ぶのだ 「もっと!もっとしてね!」と非常にうざいので。 木の枝に吊るして小一時間ほどサンドバックにしてたら 最初は「もっと!もっと!」って喚いてたゆっくりが 「も゛う゛や゛め゛て゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ!も゛う゛い゛い゛よ゛!い゛た゛い゛よ゛゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!」 って泣き出したから、放置して帰った 次の日言ったらすっかり衰弱してたから 「ドMだから殴れば元気になるかな?」と思ってサンドバックにしてたら 最終的には中の餡子が飛び出て絶命した。
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何処とも知れない場所にある、誰からの干渉も受ける事が無い建物。 その建物の中は時間の流れすら外とは違っており、いつから建っているのか、誰が建てたのか、 どのような目的で建てられたのかすら不明であった。ただ、建物の中には何百人もの人間が住んでいた形跡だけがある。 生きるのに必要な物は全て建物の中にあった。水も電気もガスも通っており、食料は新鮮な物がいくらでも貯蔵庫にあった。 服は利用者にぴったりの物がクローゼットに用意されており、ベッドメイキングもいつの間にか整っている。 街からそう離れていない場所に建っているにも関わらず誰も近寄らないこの怪しい建物を、 たまたま迷い込んだ男は大変気に入った。彼の欲望を満たすには、この建物はぴったりだった。 建物の近くには広場があり、いつでもあらゆる種類のゆっくりを見つける事が出来た。 その点こそが彼がそれなりに幸福だった生活を捨ててまでこの建物に移住した決定的な理由だった。 早速ナタは最初の『恋人』―――眠っているゆっくりれいむを捕まえてきて建物内に連れ込んだ。 「ゆ!!ここはどこ!!?みんなどこにいったの!!?」 れいむが目を覚ましたのは、建物の中の一室だった。 「やあ、おはようれいむ。ここは僕の家だよ。ゆっくりしていってくれ」 「わかったよ!!!ありがとうおにいさん!!!ゆっくりしていくからね!!!」 「どういたしまして。それじゃあ早速ゆっくりしようか」 「ゆっ?」 体を傾げるれいむにゆっくりと歩み寄り、その体を抱え上げて部屋にあるベッドまで連れて行く。 「ゆ!!ふかふかだよ!!!ゆっくりできるね!!!」 「ああ、そうだねれいむ。可愛いよ……」 そう言うと男は突然れいむにキスをした。 「んむっ!んむむむむむむ……!!」 れいむは突然の事に目を白黒させ、体全体を揺すって抵抗している。 だが、仔犬にも劣る運動能力のれいむがどんなに暴れても男の行為を止める事は到底適わない。 「んむーっ!!んむーっ!!っぷは!!いきなりなにするの!!ゆっくりやめてね!!!」 「ふふふ……そうやって抵抗して見せるのも可愛いよれいむ。もっと抵抗して鳴いて見せてくれ」 一分ほどで口を離し、れいむの耳元(?)でそう囁くと、今度はれいむの体全体をゆっくりを手で丹念に撫で回していく。 「ゆーっ!!きもちわるいよ!!ゆっくりはなしてね!!!」 「もう離さないよれいむ。ここは君と僕が愛を語らう部屋なんだからさぁ」 「やめてよおおおおお!!!もうやだおうちかえる!!!おにいさんとはゆっくりできないよ!!!」 「何て可愛く鳴くんだれいむ。ここを触るとどう鳴くのかな?」 恍惚とした表情でそう言うと、男はれいむの口よりやや下辺りを揉み始めた。 「ああ、柔らかい……れいむ、君のここは柔らかくて弾力があって最高の揉み心地だよ」 「そんなこといってもゆるしてあげないよ!!!きもちわるいからはやくはなしてね!!!」 「まあそう言わずに」 「さっさとはなし……んむ!!んーっ!んーっ!!」 顎を揉みながら再びれいむに口付ける。今度は口内に舌を差し込み、舐め回している。 「んむむむむむー!!ん゛ー!ん゛ー!!」 れいむは男の舌を押し出そうと抵抗するが、男の舌はその動きに合わせて絡みつき、口内を蹂躙していく。 5分ほど口内の戦いが続いた頃、れいむの抵抗が弱くなり、目が空ろになって小さく痙攣し始めて漸く男は口を離す。 「もう体力が持たないか……仕方ない、本当はもっとゆっくりしたかったけど、今日はこの位でやめておくよ」 「ゆっ……ゆっ……」 「聞こえてないのかな?まあいいや。食事はそこに置いておくから。ゆっくりしていってね!」 それだけ言って男はさっさと部屋を後にする。残されたれいむは一時間ほどで調子を取り戻し、床に置かれた食事を食べた。 「やあれいむ。ゆっくりしてるかい?」 翌朝男がれいむの部屋に入ると、れいむは部屋の隅から男を睨んでいた。 「ゆっ……ゆっくりできないよ!!おにいさんとはゆっくりできないよ!!はやくここからだしてね!!!」 「そうかそうか。まあその内出してあげるよ。じゃあ朝食の前にゆっくりしようか」 「ゆっ!!やめてはなして!!ゆっくりさせてよ!!!」 「させてやるとも。そんなに急かすなんて可愛い奴め」 そう言って男はれいむの口を塞ぐ。今度は初っ端から舌を差し込み、撫で回している。 「んむむむー!!んー!んんー!!むー!!」 前日の事を覚えているのか、より激しく抵抗するれいむ。 男の舌を噛み切ろうとしているが、顎の力が弱く歯も無いれいむに噛まれた所で、男にとっては何とも無いようだ。 いや、むしろ気持ち良さそうに目を細めている。そうしたねっとりとしたキスの後で、男は言う。 「ふぅっ……二日目でもう積極的になるなんて、れいむは本当に可愛いなぁ」 「ちがうもん!!おにいさんなんてきらいだもん!!ゆっくりはなしてね!!!」 「またまたそんな事言って。そら、今度はここだ」 そう言ってれいむを仰向けにし、自分は寝そべってれいむの体の底を舐め始める。 「ゆふぅ!!?や、やめておにいさん!!ゆっくりやめてね!!!きもちわるいよ!!!」 「れいむの底とても美味しいなりぃ」 そう言いながらレロレロと夢中でれいむの底を舐めほぐす。唾液で底がふやけてきたのを確認すると、 「じゃあそろそろ指行ってみようか」 「ゆぐぐぐ!!?やめてえええ!!はなしてえええ!!!」」 唾液でほぐれた底を指が数往復して、ゆっくりと指を差し込んだ。 しっかりと濡れて弾力が増しているおかげで皮が破れる事も無く、体内に向かってズブズブと沈んでいく。 その感触を指で楽しみながら、少しずつ体内に指を埋め込んでいく。 「ほら、分かるかいれいむ?人差し指が根元まで埋まったよ」 「い゛だい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!ぬ゛い゛でぐだざい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 「ああ分かったよ。ゆっくりと抜くからね」 言葉通りにゆっくりと指を引き抜き始める。指が動く度に 「ゆ゛っ!!!い゛ぎっ!!!ぐっ!!!」 と激しく吼えるがお構い無しだ。そして中ほどまで指を抜いたかと思うと、穴周辺を舐めながらまた差し込む。 「ゆ゛ぎぎぎぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!ぬ゛い゛で!!ぬ゛い゛でえ゛え゛え゛え゛え゛!!!!」 「そう焦るなよ。力抜かないと余計に痛い……ん、もう危ないか」 そう呟くと、男は一気に指を引き抜いた。それまでの丁寧な気遣いのようなものは微塵も見られない手つきだ。 「っっっっっ!!!!ゆ゛ぎぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!!」 白目を剥いて絶叫すると、そのままコロリと転がって動かなくなる。 完全に意識を失っており、時々ビクリと痙攣して声を漏らす。 「じゃあ、朝食は昨日と同じように置いておくからね。また明日。ゆっくり休んでね!」 失神したれいむをそのままにして部屋を出る男。その人差し指には赤みの強い餡子がべっとりと付着していた。 「おっはようさんれいむ!ゆっくりしてるか~い!?」 妙にテンション高めな男が部屋に入ると、れいむはぼんやりとした目でのろのろと男の方を向く。 前日の食事は半分以上残っていた。 「駄目じゃないかれいむ、ちゃんと食べないと。好き嫌いするとゆっくりできないぞ?」 「……れいむ、おうち、かえりたいよ……おうちにかえしてよ……」 「あはは、何言ってるんだいれいむ。ここが君のお家だろ?冗談が下手なんだなぁれいむは」 「ちがうよ……ここは、ゆっくりできないよ……おうちじゃないよ……」 「ああそうか。僕が来るのが遅かったからそんな意地悪を言うんだね?ごめんよれいむ。今日からは夜も来るよ」 「ちが……ちがうよ……」 呟くれいむの言葉を無視して、男はれいむを抱きかかえる。 「とりあえずご飯を食べないと。ほら、食べさせてあげるから」 「やめて!ちゅーはいやだ!ちゅーはいやだよお!!はなして!!」 「ああ何だ。思ったより元気じゃないか。これならちゃんと食べればまたゆっくりできるね」 安心した男は皿に盛られているエサを口に含み、よく咀嚼してれいむの口に流し込む。 「う゛ぶっ!!……ぶぶぶぶぶぶぶっ!!!」 「んっ……ふっふいはへへいっへへ」 嫌がるれいむの口に強引に食べ物を入れ、舌で押し込んで無理矢理飲み込ませる。 それを数回繰り返して皿を空にした。 「げほっ!!ごっほっ!!おええええええええっほ!!」 「はいれいむ、ご馳走様は?」 「ぉえっ!えっ!……はぁっはぁっ……」 「こらこら。ご馳走様を言わないと駄目じゃないかれいむ?」 男が射抜くような目でれいむを見つめると、怯えたように 「ご……ごちそう……さまで…した」 「はいよく言えました。ああ本当にれいむ可愛いよれいむ!今日もゆっくりしようね!!」 そう叫んでれいむを抱きしめ、ベッドにダイブする。 「い、いやだ……いやだよおおおおおおおお!!!もういたいのやだ!!気持ちわるいのやだああああああああ!!!」 「大丈夫大丈夫。気持ち悪くなんかないって」 「あああああああああ!!!やめてください!!!はなしてくださいいいいいいいいいいいいい!!!」 「そんなに怖がらなくても平気だよ。いつもみたいに優しくするからさ」 「やめてええええええええええええ!!ゆっくりさせてくださいいいいいいいいいいいい!!!」 「うーん、これはちょっとおしおきしないと駄目かもなぁ」 泣き叫んで抵抗するれいむを押さえ込み、口を口で塞ぎつつ体の底を指で擦る。その動きは前日よりも大分激しい。 「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!」 充血した目を見開いて泣き叫ぶれいむ。その叫び声は男の口の中に消えていったが、涙はベッドを激しく濡らした。 暫くすると、体の底からじっとりとした体液が滲み出てきた。男はそれを確認すると、口を離して 「ほられいむ。気持ち悪くなんてなかっただろ?」 「ひっぐ……うっぐ……!ゆ゛っぐり゛……でぎな゛い゛よ゛お゛……!!」 「ああごめんごめん。待っててな今ゆっくりさせてあげるから」 そう言って、指を体の底に沈める。前日よりも幾分スムーズに沈み込んだ。 「ほら分かるかれいむ?中まで湿ってるよ。昨日よりもっとゆっくりできてるだろ?」 「やだやだやだああああああああ!!!い゛だい゛!!ぬ゛い゛でえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「そんな事無いだろう。まあいいか。その内正直になるだろう」 一人で納得して指を抜き差しする。前日のような赤っぽい餡子の代わりに、粘性の高い液体が指に付着している。 「ほられいむれいむ。交尾してる訳でもないのにこんなになったぞ。やっぱりゆっくりできてるじゃないか」 「でぎでな゛い゛……じぇん゛じぇん゛ゆ゛っぐり゛でぎでな゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!」 「そうかい?ああそうか。これじゃ物足りないのか。よし分かった。それじゃこいつを使えば……」 男は一旦れいむから離れ、下穿きを降ろした。 れいむは始めて見たそれに対して普通のゆっくりの様に好奇心を示さずに、ただ震え上がった。 「はいそれじゃいくよ。力抜いた方がゆっくりできるよ」 「やべでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!ゆるじでぐださい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 「そーれっ」 「…………………………………………………………………………………………………………っっっっっっ!!!!」 掛け声と共に底に開いている穴に一気にそれを沈めた。 れいむは全身を仰け反らせて硬直させ、声も出せずに完全に白目を剥いて涎と涙を垂れ流している。 「っはあ……れいむって見た目通り小さくて柔らかで弾力があるんだな。それに温かい。最高だよれいむ」 「…………ぎゅっ…………がっ…………ごぉぉっ………………ぶっぐ………………!!」 男は声にならない呻き声を上げるれいむを見て満足そうな笑みを浮かべる。そして 「それじゃそろそろ動くよ。ゆっ、くりっ、してっ、いって、ねっ!」 「ぎゅっ!!がっ!!ゆ゛っ!!ばっ!!びょっ!!おごっ!!」 独特の掛け声を上げながらリズムよく腰を前後させる。れいむは半ば意識が失せた状態で声を上げ続けた。 「ゆっ、くり、くりくり、くりっくりっと。そろそろ出るよー。そーれケフィア」 そう言った直後、れいむの体が激しく痙攣し出す。声も出さずに凄まじい勢いで痙攣し続ける。 やがて目や口や底に開いた穴からどぷどぷと餡子が漏れ出る。 「おっほ!自分から動くなんてやっぱり積極的だなれいむ!ゆっくりしてくれて嬉しいよ!そらおかわり!」 振動に刺激され更にケフィアを放出する。痙攣はその激しさを増し、餡子が漏れ出る勢いも増大している。 一分ほど経過すると、びちゃびちゃと零れ落ちていた餡子は収まり、ぺらぺらの皮になったれいむと男だけが残った。 零れ落ちた餡子からは湯気が立ち上っている。 「あーあ。ゆっくりし過ぎて壊れちゃったか。後で補充しておこう。っとその前に飯にしよう」 シーツで適当に体を拭き、汚れもそのままに服を着てさっさと部屋を出る。 掃除などしなくとも、次にこの部屋に入る頃には綺麗に片付いているので何も問題は無い。 ふと耳を澄ますと、どこかの部屋でゆっくりが大声で泣き叫びドアを叩く音が聞こえる。 男はニヤリと笑い早く食って行ってあげないと、と呟いて早足に食堂へ向かった。 数十匹のゆっくり達以外に、この館の中に住む者は居ない。誰も彼らの邪魔をしない。 ここは彼とゆっくり達の閉ざされた楽園。理想の箱庭。至高のゆっくりハウスなのだ。 ENDING No.1 -NORMAL END- 作:ミコスリ=ハン このSSに感想を付ける
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冬の足音が聞こえてきた秋の昼時、枯れ木の根元に出来た穴から小さな影が4つ現れました。 「きょうはなにちてあしょぼーか!」 「おいかけっこ!」 「ゆ~それじゃゆっくちできないよ!」 「じゃあかくれんぼ!」 仲良く遊び始めたのはゆっくりれいむと呼ばれる最近になってあらわれたナマモノです。 ゆっくりれいむは紅いリボンと黒髪がトレードマークのもっとも多くいるゆっくりでした。 遊んでいるれいむたちは人間で言う子供で大きさは野球ボールぐらいでした。 まだ生まれて1年も経ってない4匹は仲良くかくれんぼを始めます。 最初ということで一番大きいおねーちゃんれいむがオニになりました。 残りの3匹は思い思いに隠れ場所を探しに行きます。 「も~い~かい!」 「ゆっくりしていってね!」 「ゆ~・・・いーち!にー!さーん!だー!らーぶ!・・・」 「ゆゆっ、ここはれいむがかくれちぇるよ!べつのところにいってね!」 「ゆ!わかっちゃよ!」 「れいみゅはこっちにいくよ!」 「じゃあれーむはむこうにいくね!」 一匹のれいむは石の影にかくれました。 もう一匹は枯葉の下に。 「もーいーかい!」 「ゆっくりできたよ!」 「じゃあいくよー!」 石に隠れたれいむも枯葉にかくれたれいむはすぐに見つかってしまいます。 「次はれいみゅのばんだよ!」 「ゆゆ・・・まだれぃむがのこっちぇるよ!」 「みゅ~さっさとみちゅけるよ!」 しかし、残り一匹はなかなか見つかりません。 それもそのはず、最後の一匹はかくれる場所を探して今も移動していたのです。 「ゆ~、なかなかみちゅからない・・・」 この子れいむは遊びということも忘れてゆっくり出来そうな場所を探していました。 やがて、今まで来たこともない遠い場所に来てしまいます。 「ゆー・・・ゆっ!ここどきょ!」 れいむは知らない場所でいることに不安を感じます。 「おねーちゃああああ!れぃむはここだよおおおおおお!」 しかし、叫んでも叫んでも返事は返ってきません。 姉れいむとは子れいむが思っていたよりも離れていました。 子れいむはもときた道を思い出して戻ろうとします。 しかし、隠れ場所を探しながら来たのでどこを通ったか覚えていませんでした。 もう少し大きくなっていれば巣に戻るための方法を親れいむから教えてもらっていたはずでした。 もう少ししたら、きっとお姉ちゃん達が来てくれる。 そう信じて子れいむは木の近くで姉達をじっと待つことにしました。 子れいむが木に寄り添うようにゆっくりし始めると、美味しそうな匂いがどこからか漂ってきます。 「ゆゆ!おいしそうなにおひ!」 子れいむは匂いに引き寄せられます。 匂いの元はある木の根元に生えているたくさんのキノコでした。 「ゆ~!おいしそうなきにょこ!」 子れいむはキノコに飛び込んでいきました。 姉れいむたちは探しても探しても見つからないれぃむを心配になり、巣にいた母れいむを呼びに戻りました。 子の訴えを聞いた母れいむはすぐに巣の周りを探し始めました。 姉れいむ達は危ないからと巣でお留守番です。 母れいむは危険そうな場所を一つずつ調べていきます。 しかし、れぃむはどこにもいません。 母れいむはあきらめずに探し回りました。 やがて、普段は来ない森の奥に足を踏み入れます。 「れいむのかわいいれぃむー!どこにいるのー!」 母れいむは懸命に叫びました。 「ゆっ?」 子れいむがお腹を膨らませてゆっくりしていたころ、どこからか母親の声が聞こえました。 「おかーしゃああああああああん!」 先ほどまでキノコを食べることに夢中で自分が迷っていることを忘れていたれぃむは母親の声で自分のおかれている状況を思い出しました。 そして、母親に見つけてもらおうと声を張り上げます。 先ほど食べたキノコのおかげで大分大きな声が出せました。 大きな声は森に響き、とうとう母親の耳に入ります。 「ゆゆ!れぃむのこえだよ!」 「おかああさああああぁぁぁぁあぁん・・・」 「いまいくよ!そこでゆっくりしててね!」 母れいむは子れいむの声に耳を澄まして位置を探ります。 森の中では声が反射し場所がわかりにくかったですが、子への愛なのか母れいむは迷わずに足を進めていきました。 やがて、一つの木の下で泣き叫んでいる子れいむを見つけました。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていっちぇね!・・・おかーしゃん!」 「だいじょうぶだった?けがしてない?」 「れぃむはごたいまんぞくだよ!」 母れいむは子れいむの声を聞き、自分の目で確かめて子の無事を確認します。 「だいじょうぶそうだね!」 「おかーしゃんごわがっだよおおおおおおおお!」 「もうひとりでこんなとおくまできちゃだめだよ!」 「ゆぅうううう、おかーしゃんごめんなさい・・・」 「わかればいいよ!もうくらくなるからはやくかえろうね!」 「ゆっ!そうだ!おかーしゃん!れいむきのこみちゅけたよ!」 「ゆゆっ!きのこ!?」 「しょーだよ!このうらにいっぱいはえちぇるよ!」 子れいむはそういって木の裏へと跳ねていきます。母れいむは道に迷わないように確認してから子れいむの後を追いました。 「このさきにきのこあるよ!!」 「ゆっゆ!・・・しゅご~い!」 「いっぱいあるからおねーちゃんたちにもあげりぇるよ!」 「そうだね!ぜんぶもってかえろうね!」 いそいそと口にキノコを含んでいく母れいむ。 子れいむはどんどん口に入っていくキノコを見て目をきらきらと輝かせました。 「おかーしゃんのいぶくろはうちゅうだね!」 「ゆふん!」 子れいむの声援に答えるように母れいむはキノコを口に含みます。 やがていっぱいになると母れいむは子れいむと共に巣に戻りました。 巣では帰りの遅い母れいむを残った子れいむが心配していました。 「おかーしゃんおかえりなさい!」 「ゆゆっ!おかーしゃんおおきくなっちぇる!」 子れいむが驚いていると母れいむは口から大量のキノコを吐き出しました。 「ゆゆゆ!おいしそう!」 「おかーしゃんどうしたの!」 「れぃむがみちゅけたんだよ!」 そういって母れいむの腋から現れた妹れいむに子供達はさらに驚きます。 「さすがれーむのいもうとだね!」 「でもしんぱいしたんだよ!」 「そうだよ!おかーさんがいないのにとおくにいかないでね!」 「うん、もうひちょりでそとにはいかにゃいよ!」 「れーむたちもきをつけるよ!」 母親と一番上の姉れいむに注意され、もう二度と勝手に遠くに行かないと子れいむ達は誓いました。 そんな子供達への説教が終わると、眼の前のキノコに話が移ります。 「これならしばらくだいじょうぶだね!」 「おかーしゃんがとりにいかなくてもへいきだね!」 「ゆ!そうだね!しばらくは巣でいっしょにゆっくりできるよ!」 「やっちゃね!」 「れぃむといっちょにいようね!」 突然降って湧いた幸運にれいむ達はうれしくてたまりませんでした。 それからしばらく、このれいむ家族は一度も巣から出ることなく、巣の中でゆっくりとしていました。 食べ物が無くなったらまたキノコを採りに行けば良い。母れいむは久しぶりにゆっくり出来たので上機嫌です。 子供達もそんな母親の様子を見てうれしくなり、母親に擦り寄って遊びました。 れいむ家族はずっとゆっくり出来ると思っていました。 しかし、四季の変わり目はもうすぐそこまで来ています。 巣からあまり出なくなったれいむ家族にはそれが分かりませんでした。 「まったく、れいむたちはなにをやってるのかしら!」 風が冷たく感じ始めたころ、一匹のゆっくりありすがれいむの巣に向かっていました。 このゆっくりありすは母れいむの友達で冬篭りの準備が出来てもやってこない母れいむに痺れを切らしてやってきたのでした。 巣の前までやってくるとありすは中にいるであろうれいむ達に声をかけます。 「ゆっくりしていってね!」 しかし、待てども待てども返事が返ってきません。 このまま待っていても埒が明かないので、ありすは巣に入りました。 中ではれいむ達がキノコを食べてとてもゆっくりしていました。 「ゆっ!おいしそうなきのこね!」 「ゆゆっ!ありす!」 いきなり現れたありすに子供達は母れいむの後ろにかくれました。 「こわがらなくていいよ!このありすはれいむのともだちだよ!」 「そうよ!さっきからよんだのにへんじがなかったわ!だからとかいてきじゃないけどあがらせてもらったわ!」 「ゆ~ありすごめんね!」 ありすの声に気付かずゆっくりしていたれいむはありすに申し訳無さそうに謝りました。 ありすはそれで少しだけ悪かった機嫌を直して笑顔を見せます。 「ありすはきにしてないわよ!・・・ってそうじゃないわ!」 「ゆゆっ、どうしたのありす!」 「れいむたちがふゆごもりにこないからよびにきたのよ!」 「ふゆごもり?」 聞いたことのない単語に子れいむが不思議がります。 母れいむは子れいむに教えようとしましたが、時間がないのかありすが急かしました。 「いまはじかんがないわ!すぐにじゅんびしてゆっくりすぽっとにむかってね!」 「ゆ!わかったよ!」 「じゃあありすはもういくわ!れいむもゆっくりしないでね!」 ありすは言いたいことを言うとすぐにれいむの巣を離れました。 れいむ達が住む地域は冬にはかなり冷え込み、ゆっくり家族だけでは越冬できませんでした。 なので、ゆっくりスポットと呼ばれる大きな洞窟などに集まって身を寄せ合って眠り春を待つようになっていました。 ゆっくりスポットにはゆっくり制限があり、主にぱちゅりーの判断で入れるゆっくりの数を制限していました。 ありすが急いでいたのはゆっくり制限で入れなくなってしまうのを恐れたからです。 母れいむも一度ゆっくりスポットで越冬を経験していたのですぐに準備を始めようとします。 「おかーしゃんふゆごもりってなーに?」 「ゆーっとね、もうすぐここじゃゆっくりできなくなるんだよ」 「ゆゆゆゆ!?」 「だから、みんなのいるばしょにあつまらないといけないの!」 「そーなのかー!」 「れーむたちもじゅんびしてね!すぐここをでるよ!」 母れいむはすぐにゆっくりスポットに行く準備を始めました。 母れいむは子れいむもすぐに準備してくれると思っていました。 なので、れぃむが反対したのに驚きました。 「やだ!れぃむはまだうごきたきゅないよ!」 「どおおおしてええええ!はやくうごかないとゆっくりできなくなるよ!」 「でもきのこしゃんまだいっぱいあるよ!」 「ゆゆゆ・・・」 冬篭りには食料は必要ありません。 だから巣に残っている食料はすべて捨てる必要がありました。 れぃむは自分が見つけた食べ物を残していくことが不満だったのです。 「まだあっちゃかいよ!きのこたべてからでもまにあうよ!」 「ゆゆゆ・・・」 れぃむの発言に母れいむは困ってしまいます。 これを見た他の子れいむは相談してれぃむの方に回ります。 この子れいむ達もキノコに不思議な魅力を感じていたのでした。 「きのこちゃべちぇからいこうよ!」 「そうだよ!」 「もっちょゆっくりしちゃいよ!」 「ゆっくち!ゆっくちぇ!ゆっくりょ!」 母れいむは子れいむの反論に去年の冬篭りの記憶を思い出そうとしました。 母れいむが入ったゆっくりスポットはまだ時期が早かったので洞窟の中はすかすかでした。 母れいむは仲間が集まる間スポットの周りの食べ物を食べたり、他のゆっくりと話したりして冬眠まで過ごしたのを思い出します。 今回もまだまだ空きがあるだろう。母れいむはそう結論付けました。 「わかったよ!きのこがなくなるまでここでゆっくりしようね!」 「おかーしゃんだいちゅきー!」 「ゆっくりしようね!」 母れいむが賛成してくれて子供達は大喜びです。 そんな姿を見て母れいむも反対しなければ良かったと思いました。 こうして、ありすの忠告も無視して母れいむは巣でゆっくりし続けました。 今は友達よりも子供達のほうが大事でした。 母れいむはしばらく巣から出てないことも忘れて、巣で子供達と仲良くゆっくりとしていました。 「ゆ~、とうとうさいごのきのこだね!」 「これをたべたらゆっくりすぽっとにむかおうね!」 「とうみんたのちみ!」 「しゅっごいゆっくりできそうだよ!」 「ゆっくちできりゅといいね!」 あれからもキノコを食べ続けて3日後、とうとうキノコがなくなりました。 キノコ以外の食べ物も残っていたので残さず食べました。 もう巣には食べ物は残っていません。 れいむ達は巣を枯葉と枝で上手に隠して外に出ました。 「ゆ~、しゃ、しゃぶいいいいいいいい!」 「ゆっくりできないいいいいいいい!」 「ゆぐぐぐぐぐぐう!」 「ぐるじお・・・」 保温効果のあった土の中からみて外の世界は極寒です。 震えてる子れいむに母れいむは用意していた白いもこもことした綿を被せました。 「これでさむくないよ!」 「ゆ・・・ほんちょだ!さみゅくないよ!」 「ぽかぽかー!」 「これならゆっくりできるよ!」 「ゆぅ~ん」 母れいむの用意していた綿は子れいむ達をすっぽり覆いました。 上手に穴を開けているので動きを妨げることもありません。 元気になった子供達を連れて母れいむは記憶の中で一番近いぱちゅりーの巣に向かいました。 ゆっくりスポットはぱちゅりーが管理してることがほとんどです。 ぱちゅりーの巣の近くには必ずと言っていいほどゆっくりスポットがありました。 れいむ達がゆっくりスポットにつくと、スポットは冬眠のために入り口を閉じている最中でした。 れいむ達は急いで中に入れてもらおうと指揮をとっているパチュリーのところに向かいます。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 「ぱちゅりー!れいむたちもなかにいれてね!」 「「「「いれちぇね!」」」」 れいむ達はすぐに中に入れてもらえると思い巣の入り口に向かいました。 しかし、ぱちゅりーが行く手を塞ぎます。 「ゆゆっ、ぱちゅりーじゃましないでね!」 「れいみゅたちはさむさでこごえしょうだよ!」 「はやくいれちぇね!」 母れいむの抗議に子れいむも声を重ねます。 それでもぱちゅりーは動きません。 ぱちゅりーは言い聞かせるようにれいむ達に話しました。 「ざんねんだけどもうゆっくりせいげんよ」 「ゆ!?」 母れいむは驚きます。 「そんなわけないよ!まだいっぱいあきがあるはずだよ!」 「あなたたちはくるのがおそすぎたのよ!こんなじきじゃあいてるわけないわ!」 「ゆぐぐぐぐ・・・」 何とか入ろうと穴の辺りを見ましたがこちらをまりさとみょんが見ていました。 ぱちゅりーだけならどうにでもできましたが、まりさとみょんが一緒では勝てません。 「もういいよ!いじわるなぱちゅりーのとこなんかいかないよ!やさしいぱちゅりーをさがすよ!」 「いじわるー!」 「ゆっくりちね!ゆっくりちね!」 れいむ達は別のゆっくりスポットに向かいます。 罵声を受けたぱちゅりーは怒るわけでもなく、どうしようもなかったのだと自分に言い聞かせ、スポットの入り口を防ぎに戻りました。 「どおしてどこもあいてないのおおおおおおおお!」 「「「「ゆわああああああああん!」」」」 あれからいくつかのゆっくりスポットを巡りましたがどこも入れてもらえませんでした。 思いつく限りの場所に向かいますが、制限になっていたり、もう既に冬眠していたりしていました。 最初は強気であったれいむ達も辺りが暗くなるころにはこのまま入れないのではないかと不安げな表情を隠せなくなっていました。 「おかーしゃん・・・」 「ゆっ、だいじょうぶだよ!きっとはいれるところがあるよ!」 「しょ、しょうだね!」 「ゆうううう・・・」 子れいむの不安を母れいむは必死に宥めます。 そんな中キノコを見つけたれぃむがみんなに向かいました。 目には涙が溜まっています。 「おかーしゃん、おねーしゃんごめんにゃさい!」 「ゆゆゆ、どーしたの!?」 「れぃむのせいでこんなことになっちゃから・・・」 「れぃむ・・・」 子れいむは自分のせいだと責任を感じていました。 母れいむも姉れいむも何も言えません。キノコのとき一緒に賛成したことを忘れていませんでした。 母れいむはそんな子れいむににっこりと微笑みました。 「つぎのすぽっとはぜったいあいてるからだいじょうぶだよ!」 「おかーさんほんとう?」 「ほんとうだよ!あそこはいちばんおおきいからね!」 母れいむの自身に満ちた顔に子れいむは涙を止めました。 他の子れいむにも元気が戻ります。 母れいむは嘘を付いていました。 しかし、今は元気であってほしいと母れいむはばれない様に懸命に演技しました。 次のスポットが母れいむの知る最後のスポットです。 ここに入れなかったられいむ達は死ぬしかありませんでした。 「ゆゆっ、ここだよ!」 「ゆ~、おおきいね!」 れいむ達は大きそうに見える洞窟の前にいました。 幸い、入り口にぱちゅりーが見えました。 まだ冬眠してはいないようです。 れいむは今度こそと自分に気合をいれ、ぱちゅりーに向かいました。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 「れいむたちをいれてください!」 頭を下げてぱちゅりーに頼み込みます。 子れいむはその様子を心配そうに見つめていました。 「ゆぅ・・・もういっぱいだったかしら・・・」 「だいじょうぶだよ!れいむたちはいれるよ!」 制限に来ているか考えるぱちゅりーをみてれいむは入れてもらおうと必死に食らい尽きます。 ぱちゅりーが難しい顔をしているとれいむ達のしった顔が現れました。 「あら!れいむたちじゃないの!?」 「ありす!」 友達の顔を見てれいむは笑顔を取り戻します。 「あなたたちどこもはいれなかったの!?」 「ゆぅ・・・」 「だからゆっくりしないでっていったのよ・・・」 ありすでも制限はどうしようもありません。 れいむが再び不安な顔になろうとした時、奥から二匹のゆっくりが現れました。 「わかるよー、はいりたいんだねー」 「そこのおおきいれいむだけならはいれるんだぜ!」 奥からやってきたのはゆっくりちぇんとゆっくりまりさでした。 ちぇんが入り口の騒ぎに気付き、まりさと一緒に数を調べてくれていたのです。 やっと掴んだ一匹の空き。しかし、れいむ達は4匹。 「おかーしゃんれーむたちははいりぇないの?」 「おかーしゃん・・・」 「ゆぐぅ・・・」 母れいむに置いていかれるのではないかと子れいむは急に不安になりました。 母れいむよりそって離れたくないと頬をむにゅっと引っ付けます。 困った母れいむにまりさは提案しました。 「いっぴきぶんのあきだけどちびたちなら4ひきいけるんだぜ!」 「かなしいのはわかるよー、でもどっちかしかはいれないよー」 「れいむ・・・」 母れいむは決断を迫られました。 答えはもう決まっていましたが。 「じゃあこどもたちをおねがいするよ!」 「わかるよー、かなしいけつだんだねー」 「わかったんだぜ!こどもたちはまりさがかならずせわするぜ!」 「れいむ、ほかにあてはあるの? れいむの決断にちぇんが同情し、まりさが子供を置いていくれいむに心配させないように話しかけ、ありすはれいむの心配をしました。 「だいじょうぶだよ!まだすぽっとはあるよ!」 「そう、ならいいわ!いそいでむかったほうがいいわよ!」 れいむの自信満々な顔にありすも納得し、れいむに激励を送りました。 「むきゅー。きまったようね」 「こどもたちをおねがいね!」 「わかったわ。じゃあここもしめるわね。」 母れいむを置いてゆっくりスポットの入り口が閉まりだします。 子れいむは徐々に見えなくなる母れいむに向かって飛び跳ねていきます。 母れいむは心配そうな子れいむを安心させるように微笑みました。 「ニヤ・・・」 「ユッ!?」 その母れいむの表情は子れいむ達の動きを止めました。 とうとう入り口が完全に閉まってしまいます。 もう子れいむではどうすることも出来ませんでした。 「おかーしゃん・・・」 「だいじょうぶだぜ!ほかのばしょにきっといけるんだぜ!」 「そうよ!それよりはるにおかーさんにあえるようにとうみんするのよ!」 子れいむ達はスポットの奥に向かいます。 初めて入ったゆっくりスポットには様々なゆっくりが犇めいていました。 「ゆ~、なんだかあかるいね!」 「ほんちょだ!おうちはこんにゃにあかるくなかっちゃよ!」 「どこかあいてるのかな?」 「ゆぅぅうん・・・」 子れいむ達はみょんに明るいスポットを不思議そうに思い、辺りを見回します。 やがて空中に浮いている白い物体を見つけました。 「あれだよ!あれがあかりゅいんだよ!」 「あれなんだろ?」 れいむの質問にまりさが答えます。 「あれはみょんのはんれいってやつだぜ!」 「はんれい?」 「よくわからないんだぜ!でもだいじなものらしいぜ!」 「ゆゆっ!」 だいじなものと聞いてれいむは自分のリボンを思い浮かべます。 「あいつがみょんだぜ!」 「ちーんぽ!」 「ゆっくりしていってね!」 初めて会ったみょんは変な泣き声でしたが子れいむ達は不思議と挨拶していました。 他にも様々なゆっくりと会った後、まりさの言っていた空きにつきました。 「ここだぜ!ちょっとまわりにうごいてもらってありすとちぇんもはいれるようにしたんだぜ!」 「さすがまりさね!」 そこには藁が敷かれていました。 これなら暖かそうです。 「わかるよー、ちょっとすくないよねー」 「さすがちぇんだぜ!」 いつの間にかいなくなっていたちぇんが戻ってきました。 子れいむ達からはまりさに隠れて見えませんでしたが、すぐに口に藁を咥えたちぇんが見えました。 「きみたちはそれじゃたりないよー」 ちぇんはそういい、子れいむ達の周りに藁を積んでいきます。 「ぽかぽか~」 「ちあわちぇ~」 子れいむは母れいむとちぇんの用意してくれた藁と綿でぬくぬくです。 しかし、まりさたちの顔はまだ晴れていませんでした。 「ゆぅぅ、これじゃたりないんだぜ・・・」 「こまったわ・・・」 「もうわらはなかったよー・・・」 悩んだ結果、まりさが防止を脱ぎだしました。 「まりさどうしたの!?」 「このぼうしをかぶせばあったかくなるんだぜ!」 「わかるよー!それならじゅうぶんだよー!」 まりさは子れいむの上に帽子を置きます。 「ゆ~、なんだかねみゅくなっちぇきた・・・」 「れーむも・・・」 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・」 「ゆゆゆゆ・・・」 子れいむ達は冬眠のための眠気で船を漕いでいました。 「もうだいじょうぶだぜ、まりさたちもいっしょにねるんだぜ」 「またはるにあいましょうね」 「わかるよー、ぜったいだよー」 既に眠っている子れいむを見ながら3匹はゆっくりと眠りにつきました。 「ざ、ざぶいいいいいいいいいい!」 木枯らし吹き荒れる森に母れいむの悲鳴が響きます。 母れいむは必死にスポットを探しました。 しかし、開いている場所を見つけれず、辺りは暗くなっていました。 さらに追い討ちをかける物が空から降り始めます。 「ゆゆっ!?ゆきだあああああああ!」 母れいむには死の雪でした。 たまらずれいむは近くにあった木の根元の穴に逃げ込みます。 雪は降り止む気配を見せませんでした。 「ゆ~、もうつかれたからあしたさがすよ!」 れいむは独り言を呟いて眠り始めました。 一日中飛び跳ねていたれいむはぐっすりと眠ってしまいます。 雪はれいむのことなど気付かないかのように世界を白く変えていきました・・・ 「ゆゆっ・・・すっきりー!」 母れいむは十分な睡眠を取り、元気に目を覚ましました。 そして穴から外に元気よく飛び跳ねます。 そんなれいむの飛込みを白い地面はしっかりと受け止めました。 「ゆ?ゆゆゆゆううううう!」 森は姿を変えていました。 白くなった地面はれいむのとんだあとを綺麗に残していました。 れいむは気付いてしまいました。 もう開いているゆっくりスポットはないのだと。 それでもれいむは探すしかありませんでした。 ちっぽけなれいむなど白い世界では唯の点です。 「ゆーしょ!ゆーしょ!」 「ゆ~、しろくてどこかわがらないいいいいいいい!」 「ゆぅ、なんだかちからがはいらないよ・・・」 「れいむのあかちゃんたちだいじょうぶかな・・・」 「ゆっ、れいむもがんばりゃないt・・・」 ちっぽけな点はやがて見えなくなってしまいました。 「おきるんだぜ!はるがきたんだぜ!」 まりさがまわりのゆっくりを起こし始めます。 その声で周りのゆっくりが目を覚まし始めました。 あれからなにも起きず、スポットの住人は無事春を迎えることが出来ました。 「「「「ゆ~、しゅっきりー!」」」」 子れいむ達4匹も初めての越冬を無事乗り越えれたようでした。 「まりしゃおねーちゃんありがと!」 「しゅっごいあたたかかっちゃよ!」 「それはよかったんだぜ!まりさもうれしいぜ!」 まりさは帽子を被りなおしました。 そこに入り口を開けにいっていたありすとちぇんが戻ってきます。 「いりぐちがあいたわよ!」 「そとははるだよー」 「わかったんだぜ!」 三匹は子れいむに向かい問いかけます。 「れいむたちはどうするんだぜ?」 「れいむはまだきてないみたいね・・・」 「わかるよー、まだおきてないんだよー」 子れいむの返事は決まっていました。 「「「「おうちでゆっくりまちゅよ!」」」」 「わかったよー!ならこれもっていってねー」 「それがあればしばらくもつんだぜ!」 「れいむがもどったらもっとおいしいものをもらいなさい!」 三匹が渡したのは巣の近くで取った植物や虫をまとめたものでした。 「ありがちょー!」 「おいししょー!」 「ちょっとたべちゃいよ!」 「だめだよ!おかーしゃんがかえるまでゆっくちたべるよ!」 それぞれ食べ物を抱えたれいむ達は3匹とぱちゅりーに見送られてこれまで暮らしていた巣に戻りました。 「ひしゃしぶり~!」 「やっぱりここはゆっくちできるね!」 「おねーちゃんゆっくちちていっちぇね!」 「れぃむもゆっくちしていってね!」 巣には食べるものは何もありませんでしたが、それ以外は何も代わりがありませんでした 貰った食べ物を置き、4匹の子れいむは母れいむの帰ってくるのを待ちました。 いつまでもいつまでも待ちました。 それでも母れいむは帰ってきません。 もう貰った食べ物は食べ尽くしてしまいました。 「おねーしゃん、おにゃかすいた・・・」 「もうすぐおかーしゃんがもどってくるからゆっくちまとうね・・・」 子れいむ達はもう食べ物をとりにいく元気は残っていませんでした。 話しているのも二匹だけで、もう二匹は既にうつろな目で上を見つめています。 それでも子れいむ達は母れいむの帰りを信じていました。 子れいむ達の巣の外では、冬を乗り越えた生き物が元気よく動き回っていました。 このSSに感想を付ける
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オレ設定に注意 ゆっくりゆうかの一生 人里より少し離れた場所には小さな花畑が存在している どれも色とりどりの花を咲かせ、それには精一杯生きようとする意志が感じられる そんな花畑にゆっくりが一匹、ひょこひょこと動いてる 緑髪をしたゆっくりゆうかだ ゆうかは花を育てて愛でる事で「ゆっくり」できる そのためかゆうか種は生まれて子ゆっくりまで育つと自分から土を弄り、花を育てようとする 彼女の父も母も姉もそうであった ゆうか種は基本的に単独でいる事を好み、群れになることを嫌うゆっくりだ 他のゆっくりはせっかく育てた花を食べてしまう上に 花も野菜も食べられるものはなんでも生えていると思っているためかゆうかはゆっくりが大嫌いであった 「ゆゆ!はながたくさんはえてるんだぜ!」「なかなかいいところなんだぜ!」「まりささまのゆっくりプレイスにするんだぜ!」 そして花畑にやってきたのはゆうかの大嫌いなゆっくり それもゲスまりさと呼ばれるまりさ種だ 本来まりさ種はスタンダートタイプを初めとしたれいむ種と同じく数多くの変種が存在する その中でも最も嫌われ、ドスすら手を焼くのがゲスまりさだ 自分が危なくなると裏切りは当たり前 家や食料を奪い、自分のものにしようとする窃盗 快楽を求めて無垢なゆっくりの強姦 自分が最も楽にゆっくりできるのようにする他のゆっくりにはない悪知恵 根拠無き自信で人間に立ち向かう無謀さ そして彼らは例外無く、その自信で自滅を繰り返し、何処かで新たなゲスが生まれていく まるで世界がそれを必要にしているように生まれるのだ 「ゆっくりおはなをたべるんだz「ゆっくりしね!!」ゆぷぁ!?」 元気よく咲いた花に近づき大きな口を開いて食べようとする しかしそれを邪魔したのはゆうかだ 基本的のゆっくりの中では身体能力に優れていても隙だらけになっているまりさを攻撃するのは簡単だ まともにゆうかのたいあたりを喰らったまりさは二回三回と引っくり返る 「ゆ゛ゆ゛!なんでまりささまのおしょくじをじゃまするんだぜ!」「くうきのよめないゆうかなんだぜ!」「おしおきがひつようなんだぜ!」 三匹のまりさは自分の食事を邪魔されて大変ご立腹のようだ しかし腹の中が煮え返っているのはまりさではなくゆうかでないことに気づかない 「いっかいはみのがしてやる…ゆっくりでてけ」 「なにいってるんだせ!ここはまりささまがみつけたゆっくれプレイスなんだせ!」 「はなをひとりじめするなんてゆっくりできないゆうかなんだせ!」 「ゆ!ゆ!ゆ!このゆうかはひとりでまりさたちにいどむきなの?ばかなの?しぬの?」 まったくの聞き耳持たず しかしそれを予測しているゆうかは驚きなど無い。むしろ自分勝手のゆっくりとして当然の反応だ 危機感能力を持つある程度賢いゆっくりならばすぐに謝って逃げていただろう しかしゲスまりさを初めとした能天気のゆっくりにはゆうかの怒りが気づかない 「…そう。ならゆっくりしね」 一匹のまりさの頬が噛み千切られた 「ゆ………?」 皮という壁を失ったまりさは内臓であり、血液であり、脳である餡子が漏れる 「ゆゆゆ…?」 それは一瞬の事。ゆっくりであるまりさにはそれは気づけない 「ゆ゛、あ゛ああ゛あ゛あ゛?!ばりさ゛さ゛まのぼっぺがあ゛あぁ゛ぁ゛?!!」 ようやく気づいた。痛みと餡子の漏れる恐怖にまりさは震えた 「い゛ばい゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!ばん゛ござんがも゛れ゛る゛ぅ゛!!」 頬の千切れる痛みと餡子の漏れる恐怖にのたうち回る その結果、傷を広げる状態になり、餡子は更に漏れる形になった 「ゆ゛びぃ゛、ゆびぃ゛…ぼぐも゛や゛っだな゛ぁ゛!」 すでにだぜ口調ではないまりさ。それはゲスまりさが余裕ではなく命の危険を示す証だ それを見逃すゆうかではない 「ゆっくりつぶれろ」 「ゆ゛ぶしっ!」 重量の乗せたゆうかの押しつぶしでまりさは原型を留めず潰れた 残るは二匹。しかしそれらはすでに逃げる準備を始めてる 「ゆっくりにげるんだぜ!」「ドスにたすけてもらうんだせ!」 自分の力では適わずと判断したまりさはドスに頼んでゆうかを殺してもらおうと考える ドスは優しい。人間の里で畑を荒らしても少々怒られるだけですぐに許してくれる 言い換えれば上に立つものとして優しすぎる馬鹿とも言えるがだからこそ利用しやすい 自分を被害者として伝えれば簡単にドスは信用し、ゆうかを殺しにかかるだろう だが、それはゆうかから逃げればの話である 「ゆっくりにがさない」 ゆうかは口内にあるキノコを噛み始め、力を収束させる そして口を大きく開くと一気に解き放つ! ゆうかの口から光線が発射されたそれは本来はドスのみが使えるドスパークだ しかし威力は人間でも黒炭にしかねないがゆうかのドスパークは火傷をする程度 それでも饅頭であるゆっくりに対しては十分の威力がある 「ゆ゛ぎあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!?ま゛り゛ざざまの゛あ゛んよ゛があ゛ぁぁ゛ぁ゛」 「いたい゛ん゛だぜえ゛ぇ゛!あ゛る゛げな゛い゛ん゛だぜぇ゛ぇ゛ぇ゛!」 元々ゆうか種は足が遅いのが多い そこでゆうかは離れている敵に攻撃する手段が必要であった のうかりんの猟銃があるように、ゆうかの離れた敵に攻撃する手段はドスパークとなったのだ しかしこれには色々な説がある ドスの使うドスパークのオリジナルは本来、ゆうかの技である説があるのだがことの真相は不明である まりさの底部は火で焼かれたように黒焦げになっている ゆうかのドスパークは正確にまりさの足を狙い打ったのだ 底部を焼かれたゆっくりは二度と跳ねたり歩いたりすることが出来ない 野生のゆっくりだとそれは一生ゆっくりできないと言っていい 何せ天敵が多く、ちょっとした天候ですら簡単に死んでしまう。最悪群れごと全滅という脆弱さだ 足を焼かれる=死ぬという図式がゆっくりの中では常識なのだ 「ゆ゛っぐり゛み゛のみじでぼじいん゛たぜ!ま゛り゛さ゛はびっし゛にあ゛やばるん゛だぜ!」 「だずげでぐれ゛だらずっぎりもじであ゛げるんだぜ!お゛はな゛さ゛んも゛だぐざん゛たべでぶげるんだぜ!」 この期に及んで命乞いである。おお、ぶざまぶざま さり気無く厚かましいお願いをしているのはゲスたる由縁か ゆうかはゆっくりと底部を焼かれたまりさ達に近づく ニッコリと可愛らしい笑顔をまりさに向けるとまりさはほっとした 助けてくれると思ったのだろう。そんなわけない 「いいひめいをあげてゆっくりしね」 ゆうかは花を育て、他のゆっくりに敵対する習性を持つ そしてそれ以外にも捕らえたゆっくりを生かさず殺さず拷問して楽しむ習性がある ゆっくりふらんは獲物を嬲り殺すに似ているが、ゆうかの拷問はそれこそ死ぬ事が許されない 全ては己の快楽のために自分のつがいとなったゆうか以外のゆっくりですら虐めるのだ そこからまりさ達の地獄が始まった 皮を餡子が出ない範囲に齧り取られ、帽子をばらばらに噛み千切り、汚物塗れにされて捨てられ 眼球を抉られ空洞となった目に枝を突っ込まれて餡子をかき混ぜられ、金色の髪の毛の一本一本を抜き取られ 丁寧に、ちまちまと、それでいて永遠に続くであろう痛みは続き、まりさが苦しむ度にゆうかの笑い声が花畑に響いた ゆうかの拷問は長くて一週間は続く それはゆっくりの体力と精神が一週間しか持たないからだ まりさは三週間も続いた 三週間も続く拷問はもはやまりさとしての姿を留めていない もちもちとした皮は既にぼろぼろで所々餡子が洩れ、眼球のない目は何も映さず奥の餡子が見えるだけ さらさらとした髪の毛も既に数本しか生えていない。側から見れば波兵頭に見える 精神も完全に破壊されている 一匹のまりさは言葉がはっきりと喋れていない。「ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ」と呻くだけである もう一匹は「ゆっくりしていってね!」としか言わなくなった ゆうかはこの二匹に飽きてきた ある程度の拷問をし、精神が壊れて反応を示さなくなったからだ ゆうかはこの二匹を花畑の近くに埋めた 埋葬ではない。花の肥料として使うからである 風が吹いた。花が風で揺れると同時に花の生えた地面が見える 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ?」「わかわかわかわかわかるよよーよー??!」「ちんぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽう」「ゆ゛ぐりゆぐりゆぐり」 「くぎゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅゅ」「ととゆかいゆいはぁぁぁ??」「おはおはおはおななななさん」「ゆひひひひひ」 数多くのゆっくりが埋められていた これはゆうかの花畑を襲いゆっくりプレイスにしようとした群れの末路だ みな、ゆうかに拷問を受け、精神が壊された後に埋められ、そのままになっているのだ 中には既に物言わずの饅頭になっているゆっくりもいるがそれは幸せなほうだろう 拷問を受けず、精神も異常のない状態で埋められ、だんだんと生きたまま花の肥料になり、精神が壊されたものもいるのだ 花も育てられてゆっくりも虐められる ゆうかは「ゆっくり」していた とても「ゆっくり」していた 大嫌いなゆっくりを苦しめる事が出来てとても満足していた 再びこの花畑を求めて馬鹿なゆっくりはやってくるだろう そしてその度に虐め、嬲り、蔑む ゆうかは笑っていた とてもいい笑顔で それはゆっくりが「ゆっくり」をしている証拠であった 森にある洞窟 そこにはゆっくりの群れが住んでいる ただの群れではない。巨大饅頭であるドスが管理する群れだ ドスは悩んでいた 食料が足りないのだ 普通の群れなら足りるだろうがドスの管理下におかれた群れは爆発的にゆっくりの数が増えてしまう 命の危険が極端に減ってしまい、ドスが群れの数を管理しようとしても自分勝手のゆっくりは聞き耳持たず 勝手にすっきりをして大量の赤ゆっくりを実らせ産んでしまうのだ それを殺して数を揃えようにもドスは優しすぎた。むしろ群れが増えた事で喜んだ その結果、群れの数は増える一方で食料が森の食べ物だけでは足りないのだ 人間さんに頼んで食料を貰うべきか… しかしその考えは最後の手段だ 人間はゆっくりに険悪している 一部は愛で派もいるらしいがそれでも畑に被害を与え、 自己中心的の害虫であるゆっくりは人里にいるだけで殺されてしまうほどだ ドスなら人間に勝てるかもしれない しかしそれは一対一の条件でだ 数、知恵、力 人間に敵対するとゆっくりはゆっくりできなくなってしまう なぜなら人間はゆっくりにはない力を持っている。知恵も持っている 下手に刺激しては群れを壊滅させられる危険性もある どうしようか… ドスは悩んでいた。いっその事増えすぎたゆっくりを潰せばいいのにドスにはそれが出来なかった 以前、それを進言してきたゆっくりできないぱちゅりーを永遠にゆっくりできなくしてやった 仕方ない、ゆっくり食料を探すよ 考え付いたのは少し離れたところまでの食料探しだ 食料を探すチームと共にゆっくりと洞窟から出る ドスは洞窟の奥から指示を出したり巣に進入した外敵から群れのゆっくりを守ったりとする しかし今回は食料がチームだけでは集まらないのだ ドスの大きい体を生かした距離稼ぎとたくさんの食料を運ぶためにドス自ら食料集めに出たのだ ドスと食料チームは食べ物があるであろう道に進んだ そしてその行き先はゆうかの花畑であった 『すごい!たくさんお花さんがはえてるよ!!』「ゆっくりできるね、ドス!」「これでおちびちゃんのごはんがとれるんだぜ!」 ドスの辿り着いたのはたくさんの花が生えた花畑だ 美味しそうな花がたくさん生えている事にドスはとても喜んだ よかった。これでみんなとゆっくりできるよ 全ての花を集めても三日で消え去るだろうが餡子脳は目先の感動で気づかない 『みんな!ゆっくりお花さんを取って巣に運ぶよ!』 「わかったんだぜ、ドス」 「ゆっくりはやくすにはこぶよ!」 食料チームはドスの帽子から飛び降りると頬にたくさんの空気を詰める そうすると地面に落ちたとき、痛みがなく、ゆっくりと地面に付く事が出来る 「ゆっくりでてけ!」 ゆうかだ。おそらく花目当てのゆっくりがいる事を察したゆうかは土いじりをやめて急いで駆けつけたのだろう 『ゆ!ゆうかだね!ゆっくりしていってね!!』 「うるさい、ゆっくりはゆっくりでてけ!」 『ゆゆ!?ゆっくりできないゆうかだね!』 話が噛み合っていない ゆうかは早く帰って欲しかった ドスとの体格差の分、勝てないと判断したのだろう 『実はね、ドスの群れのご飯が少ないからお花さんを取ろうと思ってるの!』 「!はなはゆうかがそだてたんだ!ゆっくりにあげるはなはない!」 ドスの発言に怒りが支配する これは敵だ。花を害する敵だ 「ゆっくりはこぶんだぜ!」 「おはなさん、ゆっくりたべられてね!むーしゃむーしゃ、しあわせー!」 「だめだよ、れいむ!かってにたべちゃ!」 ドスとの口論の間にゆっくりと花が抜き取られ、食べれていく ゆうかはそれに気づくと口内のキノコを齧るとドスパークの準備に入る 「ゆっくりし『ゆっくり我慢してね!』ゆぶぅ!?」 ドスがゆうかの体を押しとめた 言っても聞かないゆうかがめんどくさくなり、このような強攻策に出たのだろう 「ゆ゛ゆ゛う゛!」 体が動かない。大きく重いドスの重量でゆうかの体はまったく身動きが取れなかった 口内にはドスパークのエネルギーが残っている 「ゆっくりしね!」 自分の乗っかかるドスに向けて発射した 『ゆゆ!ちょっと熱いよ!』 まりさの底部を黒焦げにしたゆうかのドスパーク しかしドスにはちょっと焦げ目を作る程度で終わったのだ 『本当にゆっくりできない子だね!お仕置きだよ!』 ドスはゆうかから離れると威力を抑えたたいあたりをゆうかにぶつける 体格の差があるゆうかとドスでは威力を抑えてもまるで人間に蹴られたようにぶっ飛んでいく 「ドスにさからうなんて…おお、おろかおろか」 「おはなさんをひとりじめするゆうかにはいいきみなんだぜ!」 「さすがドス!れいむにできないことをへいきにやってのける!そこにしびれるあこがれるぅ!」 数十分程時間が経っただろうか ドスはその間にゆうかに「お仕置き」を、チームは花を取っていく 花の下にいる埋もれたゆっくりはゆっくりに気づかないようだ 「ドス!おはなさんをぜんぶとったよ」 「ゆっくりすにもどるんだぜ!」 『ご苦労様!じゃあ、みんなでゆっくり帰ろうね!それとゆうかはちゃんと反省してね!』 ドスは大量の花とゆっくりを帽子に乗せるとゆっくりと洞窟に帰ろうとする 後に残されたのはぼろぼろになったゆうかとゆっくり達に荒らされた元花畑であった ゆうかの目には涙が浮かんでいた なんでこんな事になったんだろう 自分勝手に荒らすゆっくりを倒せず無様に返り討ちにされた その結果、大事に育てていた花は全て取られてしまった ゆうかの父も母もそうであった まだゆうかが幼い頃、ゆっくりの群れに両親の育てた花を荒らされ、数の暴力で強かった両親は殺されてしまった それからだ。ゆうかが極度にゆっくり嫌いになったのは ゆっくりをゆっくりできなくしてやる拷問に磨き上げ、ゆうかはその快楽に酔っていた 自分と両親をゆっくりできなくしてやったゆっくりをこの手でゆっくりできなくする ゆうかはだんだんと意識が薄れていった 脳裏に廻るは大好きな両親と生き別れになった姉 ゆうかの最後は「ゆっくり」する事無く、この世を去っていった (おわり) 今まで書いたもの のうかりんランド①、② ぺにぺに饅頭 あとがき 肉まんあんまん姉妹を書くと言いながらなに別のを書いてるの?馬鹿なの?死ぬの?作者は ごめんね、まじでごめんね 次回こそ書いてみせるよ! ここから↓は「ドスの行いにストレスでマッハ」な方のおまけです ゆうかが息を引き取って数分後、黒い翼を持つゆっくりがそれに近づいた 「…!なるほど、これは…」 そのゆっくりはゆっくり嫌いで有名な体つきのきめぇ丸だ 小ばかした顔にシェイクをしてゆっくりをゆっくりしてやらないきめぇ丸だがその顔は怒りに燃えていた きめぇ丸はゆうかが好きだった。それは愛しているという感情ではなく、友達という感覚に近いだろう ゆっくりをゆっくりできなくさせるその巧みにきめぇ丸はゆうかを尊敬してる部分があった 「いったい誰が…」 きめぇ丸は辺りを見回す 犯人は害虫饅頭であるゆっくりで確定してるきめぇ丸 だがゆっくりはそこらにいて犯人の特定は難しい しかし 「おお、ぶようじんぶようじん」 それは足跡だ 大きな袋で地面を擦りながら移動したそれはドスサイズだと判る 「おお、かたきうちかたきうち」 きめぇ丸はゆうかを抱きかかえると空高く飛ぶ 全ては友のため、害虫駆除をしなければ満足に逝けないだろう きめぇ丸の翼が羽ばたくとドスのいる住処に飛んでいった ゆうかがドスに襲撃されて三日の日が流れた ドスの群れでは食料不足になっていた ゆうかの花を食いつぶした挙句、またもや赤ちゃんを増やしたのだ 『ゆぅ…もう足りないよ』 「ドス!ごはんがないちちびちゃんがげんきでないんだぜ!」 「ごはんがほしいよ!れいむのおなかがぺこぺこだよ!」 もうドスの群れの周辺には食べられそうなのはほとんどない 増やして食べて増やして食べての結果である 全てはドスの決断力の無さが起きたことであった 『ゅぅ…人間さんに食料を分けてもらいにいくよ』 群れに衝撃が走る あれだけ人間は関わるべきでないと教えていたドスが人間に食料を分けてくると言ったのだ 「ドス!ドスはにんげんさんがゆっくりできないっていったよ!」 「そうだぜ!わざわざきけんをおかすひつようはないぜ!」 『でも、このままじゃ食べ物が足りないよ。大丈夫!人間さんも分かってくれるよ!!』 「ほう、ナニが分かってくれるんだ、糞饅頭」 自信たっぷりの答えに質問する声がした ゆっくり達は声のしたほうに振り向く そこには… 「に、に、にんげんだあぁぁぁ!」 人間がいた。しかし、それは唯の人間ではない ゆっくりを虐待し、それを生きがいとする男 その名も「虐待お兄さん」であった 「おにーしゃん、ゆっきゅりできゅりゅ?」 「おにーさん、ゆっくりしていってね!」 そして人間の怖さを知らぬ赤ゆっくりと子ゆっくりが近づいていく 人間が巣に来るのは予想外だったが子供達の可愛さに人間もメロメロだ 親ゆっくりは真剣にそう思っている。しかし、ドスは違った 『赤ちゃん、ゆっくりにげ』 「おらぁ!」ぶちゅべちゃぐちゅ お兄さんは踏み潰した。躊躇いも無く、踏み潰されたそれはただの饅頭となった 「ゆ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!あかちゃんがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「ゆ゛ヴぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!な゛んでづぶぢじゃんの゛ぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」 「んー、いい叫びだ。だがまだ足りないなぁ…」 お兄さんはいい感触のする赤ちゃんを踏み潰し、それを叫び、悲しむゆっくりに大変すっきりとしている しかしまだ足りない。極限まで虐待してからこそ満足できるのだ 『ゆ゛ゆ゛ゆ゛!お兄さん!赤ちゃんを殺した罪は重いよ!一人で来たのが間違いだったね!!ゆっくりし「別に一人じゃねーぞ」』 言葉を遮るお兄さん 広いドスの部屋から続々と人間が入ってくる そう、それはきめぇ丸はドスのいる地図が書かれた手紙をゆっくり虐待をする者に適当にばら撒きまくったのだ 何の因果から「ドスを虐められると聞いてやってきました」と外の世界からやってきたお兄さんもいる 村一番の虐待お兄さんがいた 初心者の虐待お兄さんがいた 虐待の真髄を極めた虐待お兄さんがいた 外の世界からやってきた虐待お兄さんがいた ゆっくり虐めに目覚めた虐待妖怪がいた 虐待する事で快感を覚える虐待お姉さんがいた 傷だらけの虐待お兄さんがいた 服を着ていないHENTAIお兄さんがいた 足技で虐待する虐待お兄さんがいた そして─── ゆっくりを虐待する事を日常とする虐待お兄さんがいた 「「「「「「「「「「「ヒャア!虐待だぁ!!」」」」」」」」」」」 世界から集う虐待お兄さんの虐待 ドスを含むゆっくりの悲鳴はすぐに上がり、それが止まる事はなかった 「おぉ、ゆっくりゆっくり」 きめぇ丸はゆっくりの来ない眺めのいい場所でゆうかを埋葬した そこには一輪の花が咲かせている 「おぉ、きれいきれい」 それはとても綺麗だった きめぇ丸は細い目で花を見つめると顔を上げ、空に飛び上がる。何処かに飛んでいった 姿がだんだん見えなくなるきめぇ丸に花は静かにきめぇ丸を見守っているように見えた (おわり) このSSに感想を付ける
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厳しい冬が終わりを告げ、春めいた陽気の日々が続くようになると、山の竹林では一斉にたけのこが生え始める。 この竹林の周辺を住処とするゆっくり達にとっては最高のご馳走であり、冬を生き延びた自分たちへの山からのご褒美とも思えるものだ。 「ゆっゆっゆー ゆっくりしていってね!!!」 「ここに、おいしそうなたけのこさんがあるんだぜ! まりさがとってあげるんだぜ!」 「「「おとーしゃん、ゆっくちがんばっちぇね!!」」」 ここにも、6匹でなかよくたけのこ掘りに興じているゆっくりの家族がいた。 成体の「れいむ」に「まりさ」とれいむ2まりさ2の赤ゆっくり達。 たけのこは、土の中のまだ葉が開いていない物が美味とされるが、ゆっくり達はカサカサと音を鳴らし地を這うようにして動きまわり、器用にたけのこを見つけていく。 ゆっくり達の身体的な特徴は、真にたけのこを探し当てるのに適していた。 「ゆぅぅ〜 ゆぅうううーー・・・!!」 「おとーしゃん がんばっちぇね! おいしいたけのこしゃんたべさせてね!」 「あ! たけのこしゃんのおちりがみえてきたよ!あとちょっとやよ!」 「おかーしゃんすごいね! おとーしゃんすごいね!」 「ふたりちゃりとも ちぇからもちですごいね!」 かわいいわが子達の声援を受けて、両親の作業にも熱が入っていき、見事に土の中からたけのこを取り出すことに成功した。 「ゆぅぅぅうう・・・・・!!!」 「「すっぽりーー!!」」 間の抜けた、掛け声とともにたけのこを抱えたまま二匹は力を入れた方向に転がっていく。 たけのこと一緒にコロコロと2,3回転がった程度で回転は止まり、心配して跳ね寄る子供達に2匹はニッコリと微笑んだ。 「やったぜ! たけのこさんが掘れたぜ!」 「まりさとれいむにかかれば たけのこさんもいちころなんだよ!」 「ゆゆー おとーしゃんやったね!」 「これで たけのこしゃんむーしゃむーしゃできるね!」 「おかーしゃん だいじょうぶ? いちゃくなかった?」 「ゆぅぅ〜 とっちぇも ゆっくりできちょうな たけのこしゃんだねぇー!」 キャッキャッとはしゃぐゆっくりの家族達は完全に、たけのこに気をとられて浮かれていたため、周囲に対する警戒が薄くなっていた。 この時期、たけのこを狙ってイノシシなども竹林によく姿を現すし、ゆっくりにとって「ゆっくりできない」存在である人間なども竹林に入ってくる。 周囲への警戒はしすぎるということがないくらいに、厳にするべきであったのだが、この家族は取ったたけのこをその場で食べ初めてしまった。 「むーしゃ むーしゃ しししししぃーしあわせぇぇーー!!!」 「「「「ちあわしゃへーーーー!!」」」」 「うっめ! これうっめ!」 しかし、この無警戒には理由があった。 この家族がたけのこを取っている場所は、山の竹林の中でもかなり奥まっているし、やや急な斜面をびっしりと成長した竹が覆っている、竹の密集地帯だった。 そもそも、良いたけのこはある程度、竹林を伐採してたけのこの出てくる余地を作ってやって、初めて生えてくるものである。 効率を重視する人間達は、最初から目をつけた竹林に手を入れて、良質な物を手に入れようとする為、竹林の奥までわざわざ入ってくることは稀であることを、この家族は学習できていた。 野良にしては、優秀なゆっくりと言える部類であり、この家族の未来は真にゆっくりしていると言えた。 しかし、そう上手くいかないのが人生・・ もといゆん生である。 この家族の破滅の足音は、頭上50メートル付近で轟音を轟かせた。 バチバチチチッッ パァーーン ビチチチッ!! 「「ゆゆっ!!?」」 ゆっくりとしあわせーを交互に繰り返し、緩みきっていたゆっくり達の下膨れの頬が一気に緊張する。 彼女達からは目視できない、はるか頭上で鳴ったその音は親達ですら生まれてこの方耳にした事が無い音であり、赤ゆっくり達はたちまちパニックを起こしてしまっていた。 「「ゆぅーー このおちょなにぃー??!」」 「「ゆっぐじでぎにゃいよお”お”お”お”お”お”!!!」」 「おちびちゃん達! 落ち着いてね! お母さんにゆっくりついてきてね!」 「まりさが付いてるから安心するんだぜ! おかあさんにゆっくりついていくんだぜ!」 親れいむが子供達を先導し、親まりさはその場にしばらく留まって周囲を警戒した。 緊急時の役割分担すら完璧であり、自分達も初めて遭遇する事態であるにも拘らず、迅速に巣へ引き返し始めた。 先導する親れいむと親まりさにはさまれるようにして、4匹の子供達が安全に巣へ誘導された。 あたりには焦げ臭い匂いが立ち込めていたが、目に見える範囲での明確な出火は確認できず、事態を把握しきれない事に、親まりさは言いようの無い不安を覚えていた。 {何が起きたかはわからないけど、みんなのゆっくりはまりさが守ってみせる!} 心の中で、そう決意しながら家族とともに安全な巣へ引き返していくゆっくり達。 彼女達は知る由も無いことだが、餌場たる竹林の上空には高圧送電線が通っており、伸びきった竹が接触することによって、短絡(たんらく)が発生していたのだった。 そしてこの事象が、今まで人間の進入を拒んできていた竹林に人間を呼び込む原因となることを、勇敢な親まりさは知りようも無いのだった。 ==翌日== 「あーーーあぁ めんどくせぇなぁ」 そんな風に悪態をつきながら、長柄鎌とのこぎりを装備して5人の仲間と一緒に山の斜面をノロノロと登っていく一人青年の姿があった 年の頃は25、6といったところだろうか? ひたすらダルそうにしながら山の斜面を登っていく。 昨日の送電線の短絡事象は、変電所などの関連した設備にはたいした影響は及ぼさなかったが、 再発防止のため、彼らを含む複数のグループが送電線の巡回検査を行う為に山に入り込んでいた。 この青年、いつもはデスクワークなどを専門とし、現場作業にあっては下請け等をこき使う為、周囲からは白眼視されていたが、本人はそんなことは大して気にする様子も無くオフィスで砂糖のたっぷり入ったコーヒーをすすり続けており、入社以来使い続けた椅子はその重量を支えることが難しくなっていた。 シュボ スパスパ フゥーーーー あろうことか、火気厳禁の山林でタバコを吸うこの男は、他の仲間からどんどん距離を開けられていき、目的の竹林近くに到着した頃には、すでに竹の伐採が始まっていた。 「じゃあ、私達は鉄塔のところまでこのまま竹を切りながら向かいますんで、すいませんがこの辺りの竹をお願いしてもいいですかね?」 連れてきた下請け業者の責任者が、そのように申し出ると青年は何も言わずに黙ってタバコを咥えたまま、2,3度頷いた。 他の五人はそのまま、上空の送電線を確認しながら、送電鉄塔を目指して進んでいった。 青年は適当に、腰の辺りまで伸びているたけのこを鎌でつつきながら、2本目に火をつけた。 吸い切った一本目のタバコを、腰を屈めて地面にこすり付けていると、視界にふと、ところどころ齧られた跡のあるたけのこを見つけた。 大きな齧り口もあれば、小さなものもある。 イノシシかなにかとも思ったが、それにしては齧り方が控えめな様な気がした。 もっともこの青年は、イノシシの齧ったたけのこなど見たことが無いので、そんな気がしただけであり、そのうちにそんなたけのこには興味を失ってしまい、ささやかな自分の義務を遂行するために、ゆっくりと立ち上がった。 「もうちっと、””ゆっくりしても””いいかも知んないけどさ〜」などと呟きながら・・・・・・・・。 昨日の不意に起きた、破裂音を警戒して、ゆっくり達はいつもとは違い十分に警戒しながら、餌場に向かっていた。 彼女達の巣は、倒木などで出来た天然の屋根に守られており、夏は涼しく、冬は少しの工夫で寒風を凌ぐことが出来た。 入り口を塞ぐ葉っぱを取り除き、親まりさが周囲を警戒しながらでてくる。 その後に、子供達が続いて親れいむが葉っぱの上にさらにカモフラージュを施せば、出発の準備は完了である。 親達の緊張が伝わったのか、子供達も今日は口数が少ない。 しかし 昨日おなかいっぱいになり損ねた分、今日こそはいっぱいたけのこさんをむしゃむしゃしてやろうと、心は踊っていた。 親達はゆっくり餌場に移動しながら、昨日のことを話し合っていた。 「ねぇ まりさ 本当に大丈夫かしら? 昨日の事もあるし・・・ 今日は他の餌場でもいいんじゃないかな?」 「ゆぅ〜〜ん・・・ 」 「「おとーしゃん れいみゅはたけのこさんたべたいー」」 「「おかーしゃん まりしゃもたけのこしゃんむーしゃむーしゃしたいんだぜ!」」 「「ゆぅぅーーん・・」」 二匹の親ゆっくりは困ったような顔をしながらも、子供達の期待に満ち溢れた、キラキラした目に押される形で、昨日の竹林付近にまで歩みを進めていた。 そしてそこで、腰を屈めて、昨日彼女達が掘り出したたけのこを観察する人間に出くわしたのだった。 すぐさま、木の根元に身を隠した親まりさは、目配せで他のゆっくり達に静止をかけると、親れいむはすぐさま子供達の注意を舌で喚起し、近くの藪に誘導した。 臭い煙を吐きながら、たけのこをまじまじと見つめる姿を、藪の中からじっと見つめる子れいむと子まりさ達。 {しょれは おかーしゃんとおとーしゃんががんびゃってとってくれた とってもゆっくちできるたけのこしゃんなんだよ! ゆっくちかえしちぇね!!} そんな風に、ちいさいながらも憤りを覚えていた。 故に、その後に耳を打った本能を刺激する言葉に素直に、そして大きな声で反応してしまった。 「「「「ゆぅ? ゆっくちちちぇいっちぇね!!」」」」 「あぁ?」 その声に振り返る青年。 その目の前に、成体のゆっくりまりさが飛び出してきた。 「ゆっくりしていってね!!人間のおにいさん!」 この時のまりさは、半分以上死を覚悟している。 とにかく、人間の注意をそらすことのみに、考えを集中させていた、後ろにいる最愛の家族のために、ほんの少しでいい、注意を逸らす事が出来れば・・・! しかし、そんなまりさの想いを無視するかのように、青年は下衆な笑顔を浮かべて、まりさの背後の藪を長柄鎌で横なぎに払った。 間一髪で親れいむが子供達を体当たりで弾き飛ばしたおかげで、子供達は鎌の刃にかかる事は無かったが、れいむ自身は自慢の赤いリボンを巻き込みながら後頭部にザックリと鎌の刃の進入を許してしまっていた。 「ゆ”う”う”っう”−−!!」 「い”や”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ッッッ れ”い”ぶの”か”わ”い”い”お”り”ぼん”がぁぁぁ!!!」 「ははーッ ゆっくりじゃねえかよ こんな所で見つけるなんてツイてるぜ!」 青年はれいむが刺さったままの長柄鎌を手元に戻すと、ドンッと柄の部分の先端で地面を叩いた。 衝撃でれいむがゆっくりと鎌の刃からすべり落ちるように落下する。 と、地面に落ちる寸前で青年が軽くれいむに前蹴りを食らわせようとしたが、むなしく空を蹴った。 「れ” れ”い”む”ぅ”ぅ”ぅ” し”っ”か”り”し”て”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”」 大粒の涙をこぼしながら、まりさは一目散にれいむの元に跳ね寄り、傷口を舌で労わりはじめる。 子供達は体をぶるぶると震わしながら、呆然と眼前の光景を見やることしか出来なかった。 空振りの前蹴りでたたらを踏んだ青年は、悪態を付くと長柄鎌を少し持ち上げて、柄の先端を再び地面に向かって突き込んだ。 無防備にさらけ出されたれいむの後頭部に追撃の一撃を加えるつもりだ。 ジュブゥゥッ!! 最初の一撃で出来た傷口付近に叩きこまれた一撃は、空気を含んだようないやな音を立てて、れいむの後頭部にめり込んで行き、なおも力が加えられたため、完全に地面まで貫通してしまった。 青年はさらにひねりを加えながら、ゆっくりと柄に貫かれたれいむを持ち上げて、藪の近くで震える子供達の前に突き出した。 「で? これお父さん? お母さん?」 「や”べ”ろ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”!!! れ”い”む”を”は”な”せ”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”!!!!」 まりさは子供達の方に跳ねていき、庇う様に青年に向き直ると、れいむを柄からなんとか引き抜こうと、奮闘し始めた。 「ねえ どっちなの? 答えてよ?」 「「ゆ”ぅ”ぅ” お”か”ぁ”し”ゃ”ぁ”ぁ”ぁ”ん” や”め”ち”ぇ”ぇ”ぇ” 」」 「こ”ん”な”の” ゆ”っ”く”し”で”き”な”い”ぃ”ぃ”ぃ”ぃ”」 「に”ん”げ”ん”し”ゃ”ん” ひ”し”ょ”い”こ”ち”ょ”し”な”い”で”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”」 「ああ そう お母さんかー ありがとね 教えてくれて」 そう言いながら、青年は両の手で長柄鎌を持ち直して、ひどいことをしないでと懇願した赤れいむをそのまま突き刺した。 「し”ゅ”う”!?」 母親が刺さったままの鎌の柄に、ちょうど眉間の辺りを突き刺された赤れいむは、その勢いのまま腐葉土の地面に半ばめり込んだ。 青年が慎重に引き抜くと、親子れいむはちょうど向かい合う形で串刺しになっており、その姿をみた青年は「よかったね お母さんにキスしてもらえたよー」などとおどけた調子で言い放った。 「ゆ”ぅ”ぅ”ぅ” も”う”い”や”し”ゃ”ぁ”ぁ”ぁ”」 「た”し”ゅ”け”て”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ” お”と”ーし”ゃ”ぁ”ぁ”ぁ”ん”」 「お”か”ぁ”し”ゃ”ん”と”れ”い”む”を”た”し”ゅけ”て”あ”け”て”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”」 その場で絶望を表明するもの、父親に助けを請うもの、なおも他の家族を気遣うもの。 三者三様の反応であったが、共通しているのは、一匹もその場から動こうとしなかった事だ。 なまじ親が優秀すぎ、子供達が幼すぎたのが不運であったようで、三匹は恐怖のあまりその場から動けずにいたのだ。 このような時、とにかく分散して逃げてしまえば、この図体ばかり大きい愚鈍な人間からなら生きて逃げ延びる事が出来たかもしれないが、そのような判断が出来るほど成長してもおらず、危機的な状況に陥ったことが極端に少ない幸せだった赤ゆっくり達は、ただひたすらに恐怖を訴え、救いの手が頼れる父親から差し伸べられるのを待つしか出来なかった。 「お”ち”ひ”ち”ゃ”ん”た”ち”に”て”を”た”す”な”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!!」 涙でぐちゃぐちゃになった顔面に光る二つの目には、未だ闘志が灯っていたまりさは、猛然と怒りに任せて青年の膝辺りにまで飛び上がって体当たりを敢行した。 通常のゆっくりには考えられないほどの大ジャンプであるが、地形の高低差を利用した、この優秀なまりさならではの、ひねりの効いた一撃だった。 山登りで足に疲労がたまっていた青年には、一定の効果が在り、無様にもヒザカックンの要領で、青年はバランスを崩してしまった。 「がッ! くそったれ! この腐れ饅頭がッ!!」 「おちびちゃんたち!今だぜ! ゆっくり逃げるんだぜ!!」 その一声で、我に返った赤ゆっくり達は、一斉に後ろの藪に飛び込み、そこから2方向に別れて別々に逃げようとした。 ーーーーーーが、藪と赤ゆっくり達の間に、母と姉妹の体を貫いた長柄鎌そのものが降って来た。 その衝撃に足踏みした赤ゆっくり達に、まず青年の右足が踏み込まれた。 踏み込まれた右足は、なおも地面を擦り上げ下敷きになった赤まりさをすり潰す。 次に振るわれたのはノコギリで、赤れいむの顔面をザックリと裂きながらめり込んで行き、彼女に与えた苦痛の量は、意識を失わせるのには十分なものだった。 最後に残った一匹を、青年は抱え上げると、木の枝に串刺しにし、親まりさに向き直った。 「クソッ 舐めた真似してくれたもんだな?」 青年はなおも右足を地面に擦りつけながら言うと、タバコに火を点けてこう言った。 「お前が俺に体当たりなんかしちゃうからだよ 全員殺しちゃう気なんかなかったんだぜ?」 まりさは答えない。 ただ目の前の光景が信じられなかった。 ついさっきまで生きていた最愛の家族の変わり果てた姿は、まりさから戦意を奪うには十分だった。 「ゆっ ゆ・・・」 その声は、青年のすぐ傍にある木から聞こえてきた。 弱弱しいながらも、生存を主張するその声の方向に向かって、まりさはフラフラと進みだす。 「おちびちゃん ゆっくり待っててね いま まりさが・・・・」 スコンッ! まりさの目の前で、枝に突き刺さった赤ゆっくりの体が両断された。 それから数十分後、伐採を終えたメンバーと合流した青年は何事も無かったように山を降りていった。 あのゆっくりの家族が暮らした竹林には、いま6体のゆっくりの死骸がある。 顔面から背面向けて大きな穴の開いた、物が2つ 顔面にノコギリの刃を受けた後、息があった為に、丁寧な輪切にされた物 木の枝に体を突き刺されたまま体を両断され、奇跡的に皮一枚で枝からぶら下がっている物 地面に黒いシミとしてしか名残を残さない物 そして、家族を守ろうとしてついに果たせずに終わり、その心が折れた物。 4本ほどのタバコの吸殻を体にめり込ませたまま、まりさはただただ焦点の合わない目で見続けた。 今は無い、幸せだった頃の家族の姿を。 このSSに感想を付ける