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ゆっくりと勇気あるゆっくり 森の奥には、ゆっくりと言えど近づくことはない。 人間が入ってこれなくとも、更なる脅威が待ち受けていることを、ゆっくり達 は理解しているのだ――。 ・ ・ ・ 「みんな、ゆっくり理解したかな!」 「「「ゆー!」」」 ここは、森の中にあるゆっくり教室。 大人のゆっくりが、周辺の子ゆっくりを集めて、生きる術を教えるプレイスだ。 その間親ゆっくりは狩りにいそしむことが出来るため、この一帯に生きるゆっく り達は、他よりも比較的にゆっくり出来ていたのだ。ゆっくり教室を立ち上げた のは、一人のゆっくりれいむであった。回復の早いゆっくりであるに関わらず、 頬や頭に穿たれた古傷は癒えることはなく、子ゆっくり達に威圧感と、それに勝 る信頼感を与えていた。 数年前に行われた、ゆっくりプレイス調査。森の中で、さらにゆっくり出来る プレイスを探し出す、主に子ゆっくり達が大人に隠れて行った大探検だ。探索は 複数回に渡り行われ、その都度新しいゆっくりプレイスを見つけることが出来た。 その歩みを森の奥へと進めるまでは。 彼女はその「生き残り」であった。子供たちが尋ねても、森で何があったのか を詳しくは語らない。だが、森の奥にだけは行かないように、周りのゆっくり達 に話して聞かせるのであった。 「いいかい、草と草がこう絡まっていたら――」 「少し地面の色が違う場所、一部だけ草に覆われたがあったら――」 「敵を攻撃するには必ず集団で、連携をして攻撃――」 「複数の敵に襲われた時に姉妹が怪我をしたら、すぐ逃げるんだよ、それはおび き寄せるために殺していないのだから――」 などと、講義の内容は自然を生き抜くだけでなく、罠の見分け方、殺戮下にお ける生存方法などが主眼となされていた。そのため、大人達は彼女のことを、 「きっと狡賢い人間に酷い目に遭わされたのだろう」と考えていた。また、この 教育を受けた子供たちは、人間の罠に掛かることも、逃げ帰ることも多かったため、 教室が潰されることはなかった。 「あう゛っ! い、いだいよー!」 殺傷能力の少ない罠に掛かった子れいむが、涙ながらに彼女の元へ寄ってくる。 「どれどれ……ああ、これならすぐゆっくり治るよ」 「ほんとう?」 「ゆっくりしていなさいね」 子れいむの傷口に口をあて、モゴモゴと舐める仕草をする教師れいむ。彼女に は不思議な力があり、簡単な怪我であれば治すことが出来た。特殊能力と言うわ けではない。口内の傷口から餡子を出せるようになってしまっただけだ。重傷の ゆっくりを直すには自分の餡子に限りがあるが、軽傷であれば負担にもならない。 多少重い傷のゆっくりに、自分の頬を食べさせたこともあった。 「う゛ー、う゛ー、……う? 痛くない! ゆっくり治ったー!」 「「「せんせいすごおおおおおい!」」」 彼女は騒ぎ立てる子ゆっくり達をまとめながら、新たな罠について説明をする のであった。 「ゆっくり帰ってきたよ!」 一日も終わり、住処へと帰る教師れいむ。 「ゆっくりお疲れさま!」 「「ゆっくりしていってね!」」 つがいのゆっくりまりさが優しく出迎える。教師れいむはこのつがいのことを、 誰よりも深く愛していた。共に野原を駆け回った幼馴染。そして自分のせいで怖 い思いをさせた「生き残り」の一人。彼女はゆっくりまりさの愛らしい顔に刻ま れた、幾筋かの古傷を見るたびに、あの出来事を、考えの至らなかった自分の態 度を、深く憎むのであった。 「学校はゆっくり出来るの、れいむ?」 そんな自分の思いを見透かしたかのように、まっすぐ自分を見つめて話を振る つがいに、照れたように視線をそらすゆっくりれいむ。 「もうすぐみんな、卒業だね。これで皆ゆっくりできるよ!」 自分が教えることはもうあまり残っていない。後は自分達で考え、生き残る努 力をするだけだった。それに秋も深まっており、そろそろ餌集めの手伝いをしな ければいけない時期に差し掛かっていた。そこまで考えた彼女は、自分を見つめ る熱を帯びた視線に気が付いた。 「ま、まりさ……っ」 「れいむっ! わ、私の子をゆっくり生んでねっ! みんなを守れるくらい、勇 気に満ちた、可愛らしいまりさ達の赤ちゃん産んでねっ!!」 当たり前だよ、と、れいむは微笑んだ。だって、自分とまりさの子供なのだから。 優しく口付けをするつがいに、そう心で呟いた。 ・ ・ ・ 襲撃があった。 これから生まれる赤ゆっくりに思いを馳せて、次第に育つ枝ぶりを愛おしく眺 めていた、そんな時に限ってだ。 襲撃者は群れはぐれゆっくりだそうだ。飾りを失い、生き延びて、なお生き残る ために群れ、ゆっくりを襲うはぐれゆっくりだ。襲ったゆっくりから飾りを得る のではなく、命を奪い去るのであるから性質が悪い。飾りを奪い取ったとたん、 他のはぐれから裏切りの烙印を押されるのであるから、彼女らにすればそれは当 然なのだろうが。 きゅ、と唇をかみ締める。「生き残り」であるからには、例えゆっくりだとし ても忘れることの出来ない思い出があるのだ。教師れいむは、つがいのまりさと 共に住処を飛び出した。 ・ ・ ・ 「生き残り」の教育とその場の指示が的確であったためか、騒ぎは次第に沈静 化していった。死傷者は少なからずいたが、被害はそれほど多くは無かったのだ。 生存者を探し、残党を狩りつつ、ゆっくり教室を開いている広場にたどり着い た彼女達が見たものは、複数のはぐれゆっくりと、襲われ嬲られている教師れい むの教え子達であった。 「いっくぞー、ほーれ♪」 「ぎゃはははは! ゆっくりしね~♪」 「ゆ゛っぐぢいいいい」 「きゃっちぼーるはゆっくりできるなあ~♪」 ただ投げあうのではなく、皮を毟るように子ゆっくりをほおり投げるキャッチ ボールなど、存在していいはずがない。 「ほーら、まりさの体はゆっくりしてて美味しいだろ~?」 「あがががが! あがっががが!」 小さい口に無理やり大人の体をねじ込んで、顎を引き裂く真似など許せるはず がない! 「ほーれ、ぷっすぷっす♪」 「いだあああ! ゆっぐぢおうじがえどううううう!」 体を貫く細い枝は迫害された時に埋め込まれたのだろうか、悪意を憎悪として 他者に向けるなど、してはならないのだ!! 教師れいむはその鬼畜どもに体当たりを食らわせた。 「ゆっくりとしんでね!! ゆっくりとしんでいってね!!」 憎い憎い飾り付きをいたぶっていたお楽しみを邪魔されたはぐれゆっくり達は、 いきりたちその牙を彼女へと向けた。注意をこちらに引き付けたところで、死角 に回り込んだつがいまりさが攻撃を仕掛ける。一撃必殺とまでは行かないが、目 の部分に体当たりをすることで大幅に戦闘力を削ぐことは出来る。 一撃ごとに姿をくらまし、教師れいむが挑発し、また一撃を加えるという作戦 は、極めて効果的であった。問題は、駆逐に時間を要したことだ。 「ぜんでぇ……たずげ……」 「ひぃ……ゆっぐりじだ……」 「おがあじゃ……」 最後の一匹を屠るまで、生命力の乏しい子ゆっくりたちは着実に命を散らし始 めていたのだ。教師れいむが子ゆっくり達を助けるために番いの傍を離れた、そ の刹那。息を潜め、死んだふりをしていたはぐれゆっくりが、猛然とつがいまり さに襲い掛かった。 不意を付かれたつがいまりさに為す術はなく、教師れいむが助けに入るその数 瞬きの間に皮膚を割かれ、餡子をすすられてしまった。 ――致命傷。だが、自分の餡子を全て吹き込めば、つがいまりさは息を吹き返 すだろう。だがそれを押し止めたのは、他ならぬつがいまりさであった。 「どーじで! までぃさ死んじゃうよ!?」 「まりざより……あのご達を……お願いじばず」 「でも、でも……!」 「まりざをだすけだら、あのご達は……」 つがいのまりさは助けられるだろう。だが、つがいまりさを助けてしまったら、 今助けを求めている子ゆっくり達は、一体誰がその命を助けると言うのであろう か。教師れいむには、番いの言いたいことは痛いほどよくわかった。 「でもっ!」 「まりざばっ!!」 引きつったように笑みを浮かべて、送り出すように告げるつがいまりさ。 「か弱いゆっぐりを助ける、そんな優しいでいぶが、だいずきでず……っ!!」 「……!! ――ごめん! ごめんでばでぃざ! だずげらでなぐで、ごべんで えええ!」 一生をかけて愛した番いの最後に背を向けて、己の勤めを果たそうとする彼女 に向けられた一言は、彼女の勇気を奮い立たせるに足りるものであった。 ――ありがとう、ゆっくりと愛してくれて―― 「産むからで! でいぶだじのがばいいあがじゃんを、とてもいざまじいあがじ ゃんを! か弱いゆっぐでぃをだずげる、ゆっぐりなあがじゃんを産むがだで! だから、――ゆっぐりじでいっでで!!!!」 返事は聞こえなかったが、彼女の胸の中では、最愛のまりさがゆっくりと微笑み を浮かべていた。 ・ ・ ・ 生き残ったゆっくり達を迎えたのは、惨状であった。教室のあった場所に累々と 積もるはぐれゆっくり達の屍骸。痛ましく寄り添う教師れいむとその番いの屍骸。 そして教師れいむから猛々しく伸びる新たな命と、怪我も癒えた子ゆっくり達の姿 であった。 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 敵が居ないこと、自分達の子ゆっくりが無事なことを喜び、集落の勇者達が命を 落としたことに絶望し、その勇者達が新しい希望を紡いでいたことを、複雑な心境 ではあるが、喜んだ。 頬の傷を癒してもらおうと教師ゆっくりを探していたゆっくり達は、彼女がも う居ないことを嘆いた。 「先生の顔を食べると、傷が治って、とてもゆっくり出来たんだよ!」 「ゆっ、本当だよ! 他にも直してもらったれいむもたくさんいるよ! 昨日も!」 「先生は食べた時もぜんぜんゆっくりだったよ! だから直してもらいたかったの に……」 なるほどと大人のゆっくり達は思いを馳せる。確かに、幾度か怪我を直してもら った覚えもあった。ある者が呟く。 この赤ちゃん、先生の子供だよね! じゃあきっと、……。 ・ ・ ・ 煌き始める地平線に、輝く未来に向かって伸ばされた枝は、ゆっくりを守り抜き、 ゆっくりと生きるはずの、勇ましく生きるはずのその命は、ただの一度も朝日を拝 むことはなかった。 このSSに感想を付ける
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(続き) 翌日、ドスとパチュリーは群れのみんなを広場に集めた。 どのゆっくりもドスへの不信感を高まらせていた。 それも当然、今の今までお野菜を採りにいけず、森の草やキノコといった今までと 何も変わらないような食生活を強いられてきたからだ。 ある意味、群れのゆっくり達は我慢の限界だった。 昨日帰ってきた時に野菜を取ってはいけない指示が解除させると踏んでいた事もあってか 解除されない事に対して裏切られたと考えたゆっくりは多数存在した。 「かってにはえてくるおやさいさんをとったらだめって、どすはなにかんがえているのぉぉぉ!!」 「ゆっくりをゆっくりさせないドスなんてドスしっかくだよ!!」 どのゆっくりも怒りに怒っていた。 群れのゆっくり達が愚痴っていると、広場に大きなゆっくりが現れた。ドスだ。 ドスが現れたのを皮切りに、群れゆっくり達の不満の嵐が飛び交った。 「どぼじでおやざいざんをどっだらだめなのぉぉぉぉぉ!!」 「れいみゅのあかちゃんをみてよ!!こんなにおはだがしろくなっちゃって・・・・ ドスがおやさいさんをたべさせなかったからだよぉぉぉ!!せきにんとってねぇぇぇぇ!!」 「ぴぇぇぇぇん!!れいむのおひゃだぎゃこんにゃにちろくなちゃったよぉぉぉぉ!!」 酷い言いがかりが混じってはいたが、ドスはとりあえず無視し、広場の中にある台のような 所にたった。 ちなみにゆっくりの肌は元から白色である。 「みんな!!ゆっくりきいてね!!これからみんなにはにんげんさんとのじょうやく をはっぴょうするよ!!」 この一言に、群れのゆっくりはざわめき始めた。 いままで何処に行っていたのだと考えていたら人間さんの所に行って条約を結んでいた 事が分かったからだ。 「さすがドスだね!!にんげんさんをゆっくりせっとくしてきたんだね!!」 「にんげんさんにちゃんとただしいちしきをおしえてきたのね!!とかいはだわ!!」 ざわめく群れゆっくりにぱちゅりーはしずかにするように指示を出し、みなを静かにさせた。 静かになったことを理解してから、ドスはゆっくりしゃべり始めた。 「じゃあみんなしずかになったからゆっくりはっぴょうするね!!」 ドスは人間との約束を話し始めた。 最初はどのゆっくりもゆっくりにとって有利な条約であろうと考えていたが、最初の すっきり制限の話題がでた途端、どのゆっくりも騒ぎ出した。 そんな馬鹿なという顔をしていたが、二つ目の食べ物の乱獲制限で疑問が確信に変わった。 このドスはゆっくりのために働いてなんかくれていないと・・・ 三つ目の人間さんのルールを人間に対して破るなという所で幹部以外のゆっくりは 切れた。 「ふざけるなぁぁぁぁぁ!!!なんでにんげんさんのルールをまもらなきゃいけないのぉぉぉ!!」 「にんげんさんがゆっくりのルールにあわせればいいでしょぉぉぉぉ!!」 群れのゆっくりは思い思いに叫んだ。 ゆっくりからすればお腹一杯む~しゃむ~しゃすることも、かわいいおちびちゃんを思う存分 産むことが出来ないのだから当然と言えば当然だった。 しかし、ドスはそれを認めれば何が起こるか餡子に刻み込まれているため、首を縦に 振ることはできなかった。 4つ目の条約を言う前に、群れのみんなを宥めることにした。 「みんな、ゆっくりきいてね!!ドスたちがゆっくりするためにはこのにんげんさんとの じょうやくをまもらないといけないんだよ!!だからゆっくりきいてね!!」 「うぞいうなぁぁぁ!!そんなじょうやくじゃあみんながゆっくりできないぃぃぃぃ!!」 群れのゆっくりの中でも特に体が大きいまりさが答える。 「おなかいっぱいたべちゃだめ!!あかちゃんをいっぱいつくっちゃだめ!! にんげんさんのルールにあわせろ!! わけがわからないよぉぉぉぉ!!みんなゆっくりできないよぉぉぉ!! そんなおやくそくをしたどすなんかいらないよぉぉぉ!!でていけぇぇぇ!!!!」 「そうだよ!!やくたたずなドスなんかいらないよ!!ゆっくりむれからでていってね!!」 『で~ていけ!!ゆっくりしないでで~ていけ!!』 幹部を除いた群れゆっくり達は一斉に出て行けコールを始めた。 自分達から勝手に集まっておいて何を言っているのかと問いたいがゆっくりに言うこと、 人間とは異質な価値観で動いているのだから致し方ない。 「むきゅ~・・・・どすしよう、ドス。みんなきくみみもたずだわ・・・」 ぱちゅりーは心配そうにドスに問い尋ねる。 ドスはぱちゅりーになんとかすると言って必至に皆を説得しようとするも馬の耳に念仏、 取り合おうともしなかった。 そして、ドスは苦渋の選択をすることになる。 「わかったよ・・・ドスはでていくよ・・・」 「「「「「ゆ?」」」」」 幹部ゆっくり達はドスから思いもしない回答が飛び出たことに驚いた。 幹部のみょんが聞く 「ドス・・・それはほんきだみょんか?」 「ゆぅぅぅ・・・みんなをきずつけたくないし、みんなきいてくれないし・・ もうこれしかないよ・・・・」 ドスは頭をうな垂れながらそう答えた。 一方の群れゆっくり達は大喜びであった。 自分達をゆっくりさせないわるいドスを追い出すことが出来たからだ。 「ゆわ~~い、ゆわ~~い、これでゆっくりできるね!!」 「みんなゆっくりしあわせなれるよぉぉぉ!!」 皆が騒ぐ中、あの体が大きいまりさがドスの目の前に立った。 「これでわかったでしょ!!みんなゆっくりできることをのぞんでいるんだよ!! そんなみんなをゆっくりさせようとしないドスはほんとうならここでせいさいされるべき だけど、まりさはやさしいからみのがしてあげるね!! わかったらゆっくりしないではやくでていってね!!」 そういいドスに体当たりをしかけた。 もちろんその体格差からドスにダメージが来るはずがなかったが、ドスの純粋な心には重く響いた。 ドスの目からは大粒の涙があふれ出ていた・・・・。 その日の夕方、ドスとそれに従う幹部ゆっくりと群れゆっくりのほんの一部は群れをでた。 出発に準備が思いのほかかかったり、群れゆっくりの一部からどうしてもドスについていきたい と志願するゆっくりがほんの少しいたためである。 これから群れを出発するドスに、あのまりさは喋った。 「ドスがあんなにひとりじめしようとしていたおやさいさんはあしたさっそくみんなで とりにいくね!! どすのぶんはもちろんないよ!!そのでっぷりふとったおなかのなかにいっぱいおやさいさんが おさまっているのはわかりきっているけど、まりさからのせんべつということにしておいて あげるね!!じゃあね!!にどとこないでね!!」 ドスは泣きたくなる顔を必死に隠しながら群れを去った。 翌日・・・・ 実質的に新らしい長になったまりさは広場で演説を始めた。 内容は、新しい群れの掟だった。 その内容は非常にゆっくりらしいものだった。 1:赤ちゃんはゆっくりできるからたくさん作ろう 2:ごはんさんをお腹一杯食べたらゆっくりできるから一杯食べよう 3:お野菜さんはみんなの物(無論人間は入ってない)だから好きにとっていい 4:みんな好きな時に思う存分ゆっくりして良い 5:ゆっくりのルールはちゃんと守ろう 以上の5つであった。 ドスは確かにドスになりたてで一番重要な所でミスを犯しはしたが、それでもみんながゆっくり できるためにいろんな条約を作って必死に頑張っていた。 その例としてはみんなで働こうと促したり、好きな時にゆっくりしてはダメといったものだった。 ドスのときには叶わなかった事がこのまりさに変わった途端OKになった。 群れゆっくり達に拒否する理由などなかった。 それどころか、みなまりさが最も偉大なリーダーだと認めた。 みなが喜ぶ姿をみて、まりさは受け入れられた事を喜び、さっそく最初の仕事にかかることにした 「それじゃあみんな!!さっそくみんなのおやさいさんをとりにいくよ!!」 群れゆっくりは大喜びし、さっそく野菜さんを採りに行く準備を始めた。 家族に今日のごはんはおいしいおいしいお野菜さんだよと予告するまりさ 採ってきたお野菜さんを土産にあのまりさに告白しようときめたありす どのゆっくりも思い思いの幻想に浸って行った。 自分達がこれからどんな目にあうかもわからずに・・・・ 準備が整ったのはまりさが号令をだした1時間後だった。 リーダーまりさは特に怒ることもなくゆっくりと皆の準備を待ち、ゆっくり出発した。 その行軍も非常にゆっくりしたもので、人間の足なら5分程度の距離を30分かけて到着した。 群れゆっくり達は疲れたといって騒いでいたが、野菜畑をみてその疲れが吹っ飛んだ。 赤々と実ったお野菜さん、白くて太い野菜さん、緑色のトゲトゲがついたお野菜さん それが全部食べられる!!どのゆっくりも自然と駆け足になっていた。 「れいむはあのあかあかさんをたべるよ!!」 「じゃあまりさはあのみどりのトゲトゲさんをたべるよ!!」 「とかいはのありさはあのしろくてふといとかいはなものをたべるわ!!」 群れゆっくり達は畑に駆け出し、自分達が食べたい野菜の名を挙げた。 だが、それが叶うことはなかった。 「ゆ?・・・・・・どぼじでごごにいるのぉぉぉぉぉぉ!!!」 群れのれいむが畑にいるものを見て思わず叫んだ。 そこには・・・・・追い出されたはずのドスと取り巻きがいたのだ。 長となったまりさはそんな馬鹿なという顔で畑に近づいて行った。 「ドス!!なんでみんなのゆっくりプレイスにいるの?はやくでていってね!!」 長はぷくーをして威嚇した。 それにこたえるかのようにドスはゆっくりとまりさの方へ振り向いた。 「なんでみんなのゆっくりプレイスなの?なにもめじるしもにおいもないよ!! うそいわないでね!!それにここはドスたちのゆっくりプレイスになったからゆっくりでていってね!!」 ドスははっきりとそう答えた。 なぜこのような事が起こったか、それはドス達が群れを追い出された時にまで戻らないといけない。 群れを追い出されたドス達ゆっくりはそのままお引越しを行わず、お世話になった村長の家に向かった。 「ゆっくりこんばんわ!!」 村長の家の前に立ったドスは村長を呼び出した。 運よく村長は家にいた。 この村長はドスの殊勝な態度が気に入ったらしく、快くドスの来訪を迎えた。 「おお、ドスか。どうした?なにか相談か?」 ドスは群れに帰ってからの経緯を説明した。 村長はまあ仕方無いわなという顔で聞いていた。 「そいつは確かに困ったな・・・ところでドス、俺との約束は覚えているよな?」 村長はドスに話しかけた。 ドスはもちろんと言わんばかりの顔で答えた。 「もちろんだよ!!」 ドスはすらすら4つの約束を喋った。 言い終えると、村長はこう切り出した。 「おぼえているのなら4つ目の約束は覚えているな?1~3までの約束を破ったら皆殺しというやつだ。 言っておくが俺達人間はお前達が人間を特定できないのと同じで人間もお前らの種族程度しか判断できない。」 ドスはこのとき、いやな予感を感じ取った。 「・・・どういうこと・・ゆっくりせつめいしてね・・・」 村長は真顔でこう答えた。 「結論からいうと、お前について行ったゆっくりと群れでやりたい放題しているゆっくりを区別する 方法が人間にはない。だからおそらく約束を違えたらお前達もあの群れと一緒に皆殺しにされる 可能性があるんだ。俺はしないが、村の者なら平気でやるだろう。」 一時の静寂がゆっくりを包んだ。 だが、ドスの一言が静寂を破った。 「どぼじでぇぇぇぇぇ!!ドスたちはむれのゆっくりじゃなくなったのにぃぃぃぃぃ!!」 「ついでにいうと、付近にいるゆっくりも皆殺しになるわ」 「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」 ドスと幹部たちは拒絶するかのように咆哮した。 だが、数分も経つとさすがに疲れたらしく叫び声も弱くなってきた。 「ゆぅぅぅ、ゆぅぅぅぅぅぅ・・・どうすればいいの?ドスたちもうおひっこしをするよりょくも ごはんさんもないよ・・・。それよりみんながくるしむのをみたくないよ・・・・ どうすればいいの?そんちょうさん」 村長は頭を抱え、悩み始めた。 悩むこと3分・・・村長はいい考えが浮かんだ。 「よしドス、お前らは村に留まれ」 「ゆ?」 このとき、ドスは一瞬えっという顔をした 「おまえらゆっくりを村に置いておいてやる。わかりやすく言うと村の一部をお前らのゆっくり プレイスにしてやる」 「ゆ!!いいの!!うわぁぁぁいこれでみん「ただしただじゃない」ゆ?」 村長はドスの会話に割り込んだ。 「村に置いてやる代わりにゆっくりから野菜を守ってもらう。ある程度守ってくれたなら野菜 も一部あげよう。ただし、ある程度以上野菜に被害がでたら、お前ら共々ゆっくりを 皆殺しにするからな。」 ドスには否定するだけの選択肢はなかった。 こうして今に至る。 村長からは野菜畑にある土地の一部をゆっくりプレイスとしてもらった。小屋も付いており ゆっくりにとってはこの上なく住みやすい所であった。 だが、ドス達ゆっくりは「お野菜さんがゆっくりに食べられたら皆殺しにされる」という 脅迫観念から素直に喜んでいるゆっくりは一匹もいなかった。 ドスたちは人間さんに許可をもらって匂い付けを行い、一応の対策を済ませてからその日は寝た。 そしてお野菜を守るために見回りをしている時、まりさ達がやってきたのであった。 皆を引き連れてきたまりさは激怒した。 みんなのゆっくりプレイスに先回りをして皆が来ないうちに匂い付けをし、みなからゆっくり プレイスを奪ったからだ。 まりさが考えていたことは他の群れゆっくりとて同じだった。 みんなが見つけたゆっくりプレイスを匂い付けをしてない隙を狙って奪った。 これだけでもばんしに値する。 群れゆっくりからは出て行け!!死ね!!コールが絶え間なく続いていた。 それに答えるかのように、長まりさがドスの前にやってきた。 「ドスぅぅぅ!!しふくをこやそうとしていてにおこたらず、こんどはみんなのおやさいさんが はえてくるプレイスをうばうなんてゲスのやることだよ!! いまならおおめにみてあげるからゆっくりしないででていってね!!」 長まりさは必死に怒りを抑えながら言った。 だが、ドスは何か疲れたような顔をしながら答えた 「おやさいさんはね、かってにはえてこないんだよ!!ゆっくりおせわをすることでようやく おやさいさんになってくれるんだよ!!ドスたちはここでおやさいさんのおせわをすることに なったからもうこないでね!!こんどきたらゆっくりできないことをせざるおえなく なっちゃうからおねがいだよ・・・」 ドスは泣きそうな顔でそう返した。 だが、そんなことで群れのゆっくり達が納得するわけがなかった。 「なにいっでるのぉぉぉぉぉぉ!!おやさいさんはかってにはえてくるんだよぉぉぉぉ!! なんでドスなのにそんなこともしらないのぉぉぉぉ!!」 「にんげんにだまされてそんなこといっているんだねぇぇぇ、わかるよ~、わかるよぉぉ!!」 群れのゆっくり達が堰を切ったかのように文句を言いだした。 皆ゆっくり特有の固定観念に忠実なものだった。 お野菜さんは勝手に生えてくる、草さんもキノコさんも勝手に生えてくる。 このゆっくり達はあくまで普通のゆっくりであった。 長まりさは群れのみんなが黙るまでひたすら下の方を向き、体をプルプル震わせていた。 群れゆっくりが静かになったのを引き金に、まりさはため込んでいた感情をぶちまけた 「ふざけるなぁぁぁぁぁ!!なにがおやさいさんはかってにはえてこないだぁぁぁぁ!! なにがおせわだぁぁぁぁぁぁ!!そうやってみんなのごはんをひとりじめするでぶがぁぁぁぁ!! もういいよ!!がまんのげんかいだよ!!こんなゆっくりのみちをはずしたゲドウに おんじょうをかけていたまりさがばかだったよ!! みんな!!このゲドウをえいえんにゆっくりさせてごはんさんをとりかえすよ!!」 群れのゆっくりは待ってましたと言わんばかりにドス達がいる畑を目指して駆けだした。 この光景をみたドスはさらに悲しい顔をした。 「おねがいだからむれにもどってゆっくりしてよ!!じゃないとみんなゆっくりできなくなっちゃうよ!! ドスは必死になって皆を説得した。だが、群れからドスを追い出すという選択を選んだゆっくり 達がドスの説得など効く筈がなかった。 「いいかげんにじろぉぉぉぉぉ!!ごのでぶばりざがぁぁぁぁぁ!!」 「どがいはをなめるなぁぁぁぁぁ!!!!」 「まっじろになっじゃっだおじびじゃんのうらみぃぃぃぃぃ!!」 一匹もドスの説得を聞こうともしなかった。 ドスは説得が無駄であることを悟ると、半泣き顔で帽子からキノコを取り出し噛み始めた。 ドススパークだ。 「ごめんねぇぇ!!ごめんねぇぇぇぇぇ!!」 ドスは長がいた中央にドススパークを放った。 手加減をしたらお野菜さんが食べられる事をかんがえ、手加減なしで撃った。 「ゲドウはゆっくりしねぇぇぇぇぇぁああああああぁぁぁぁぁっぁぁ!!!!」 長の体はドススパークの威力に耐えきれず皮は燃え、餡子は蒸発し、目は爆発し、 生前の名残を思わせる部分を一切残さずに死んだ。 ドスは皆がドスに恐怖してそのまま逃げてくれるであろう事を祈って長まりさ目掛けて ドススパークを撃った。群れゆっくりの隊列の中央に大きな穴が空く。 だが、どの群れゆっくりも歩みをとめるどころか穴を塞いでさらに近寄ってくる。 そこまでドスへの恨みが強かったのだろうか、それともお野菜という食べ物にそれだけ 魅了されていたのか。おそらく両方であろう。 ドスは歩みを止めないゆっくり達にひたすらドススパークを連射せざる負えなくなった。 一発一発撃つたびに、まりさから大粒の涙が溢れ出た。 そして数分後、その平原にはゆっくりの体の破片があちらこちらに転がっていた。 結局逃げ出すゆっくりは一匹もおらず、襲ってきたゆっくりは全滅した。 ドススパークを掻い潜って野菜畑の柵を乗り越えるところまで行ったゆっくりもいたが 幹部ゆっくりによって一匹残らず全滅した。 野菜の被害はなし。それほどまでに脅迫観念にとらわれていたのだろう。 ドスは村中に響き渡る程大きい声で泣き叫んだ それから数ヶ月後 あのドス達はまだ元気にやっていた。 村長や村の人間達からはよくがんばっているなとご褒美にお野菜さんをもらえるが、どの ゆっくりも「お野菜さんがゆっくりに食べられたら皆殺し」に脅え、 どれだけおいしいごはんを食べてもゆっくりできない日々が続いていた。 時折やってくるゆっくり達には必死になってお野菜さんを食べないでくれとお願いするも まともに聞き入れてくれるゆっくりは一匹もおらず、結局その場で殺さざる負えなくなった。 村長の方はといえば、嘘のようにゆっくりによる被害がなくなりホクホク顔になっていた。 あのドスが来てくれたことに心から感謝しており、近い内に饅頭でも差し入れてあげようと 考えていた。 本人にとってはあの脅し文句がそこまでゆっくり達に影響があるものと考えもしなかったであろう。 一方あの群れはというと、誰もいなくなっていた。 お野菜さんという魔力にひきつけられ、二回目のお野菜さん狩りに行く時、群れみんなで やって来たため、全滅したのだ。 群れの跡地には流れ着いてきたゆっくり達が営みを始めていた。近い内にあの群れに負けず劣らず の群れが出来上がるだろう。 朝、今日もドスと幹部達のゆっくりしたいという一声でゆっくり達の一日が始めるのであった。 完 あとがき 思いつきで書いた作品のオチを必死に考えてはみたものの、結局こんなオチになってしまいました。 それに大分描写が甘かったりいい加減な所があるし・・・。 私よりうまく作品を書ける人が本当にうらやましいです。 あと避難所でも書きましたが、デビュー作「まりさの馬鹿」はご自由にしても構いませんので 遠慮なくどうぞ 作者 アイアンゆっくり 過去作 まりさの馬鹿 ゆっくり地縛霊 れいむ親子の場合 ゆっくりおしえてね!! 1~ 世界で一番短い虐待 ゆっくり地縛霊 まりさ達の場合 鬼斬 1~ このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/tamutaitinoseki/
ほとんどコピペです すいません 魔理沙、友達思いで行動力のあるリーダー、仲間のために自分が犠牲になることも。 魔理沙、ずる賢く自分が助かるためならどんな事でもする汚い性格。 霊夢、純真無垢で人を疑うことを知らない優しい子。 霊夢、群れて調子に乗る上に我が儘ですぐぐずるウザいまんじゅう。 お母さん霊夢、子供達を心の底から愛し、最後まで子供を守る優しいお母さん。 お母さん霊夢、自分が飢えると子供を食ってしまう般若に変身するお母さん。 アリス、とかいはを自称しプライドが高いが、ツンデレで面倒見もいい。 アリス、一考えてることの逆を言う習性があるようだ。 アリス、とかいはとかいはと無駄にプライドが高く、自分を他より特別な存在と思い込んでいる。 アリス、発情すると子供はおろか死体にまで性交を試みる色欲の塊。 パチュリー、病弱だが知識は他のゆっくりより高く、群れのブレーンを勤める。 パチュリー、病弱な振りをし同情を誘おうとする汚い性格。 パチュリー、チラシの類でも本と認識するらしい パチュリー、識字能力は他のゆっくりと大差は無い パチュリー、部屋に文字のある物があると、その部屋を自分のとしょかんと言い張って読みたがる。(体つきに主にみられる特徴) みょん、ちーんぽっ! ちぇん、わかるわかるよー ちぇん、虐待厨は死ね!に始まる罵詈雑言を浴びせかけてくる。 レミリア、うーうーとしか言えないおしゃまなお嬢様。希少種だが紅魔館付近には多く生息する。 レミリア、ぷでぃんぷでぃん煩く、困ると咲夜に助けを求める。自身を紅魔館の主と思い込んでいる。 フラン、残虐非道なハンター、獲物をなぶり殺す事を最大の快楽とする。 レティ、巨大で鈍重なハンター、素早く動く舌で器用に獲物を捕る。頬に獲物を溜める性質も。 幽々子、巨大だが俊敏なハンター、恐るべき速度で移動しながらゆっくりをむさぼり食う。 幽々子、俺の胃袋は、宇宙なんだよ… 幽々子、こぼねー ゆうか、綺麗な花が咲く所によく見られる。 のうかりん、田舎に住んでいる幽香の母親。時々収穫物を幽香に送る。 のうかりん、スレ住民にらっきょうを育てる方法を教えてくれる。 天子、ブロント様。 天子、ドM。 きめぇ丸、強いものには逆らわない、ゆっくり種が大嫌い。 きめぇ丸、突如首を高速で振動させるという奇癖を持っている。 美鈴、何かを守る習性を持つ他のゆっくりを思いやる優しいゆっくり。「じゃおおおん!」と鳴く。 美鈴、ずっと寝てばかりいる癖に報酬は要求する怠け者。 チルノ、お馬鹿だけど優しく花も育てたりするゆっくり。息は冷たく、ゆっくり程度なら凍らせられる。 チルノ、後先考えずに行動するから他の生き物に迷惑をかけるゆっくり。 神奈子、背中にオンバシラという飴を背負い、それを飛ばして攻撃する。 神奈子、しめ縄っぽいのはドーナッツ。うめぇ、めっちゃうめぇ! 諏訪湖、ゆっくりを食う帽子を被り、ゆっくりを食べさせたり自分が食べられたりしている。
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ゆっくりと勇気あるゆっくり 森の奥には、ゆっくりと言えど近づくことはない。 人間が入ってこれなくとも、更なる脅威が待ち受けていることを、ゆっくり達 は理解しているのだ――。 ・ ・ ・ 「みんな、ゆっくり理解したかな!」 「「「ゆー!」」」 ここは、森の中にあるゆっくり教室。 大人のゆっくりが、周辺の子ゆっくりを集めて、生きる術を教えるプレイスだ。 その間親ゆっくりは狩りにいそしむことが出来るため、この一帯に生きるゆっく り達は、他よりも比較的にゆっくり出来ていたのだ。ゆっくり教室を立ち上げた のは、一人のゆっくりれいむであった。回復の早いゆっくりであるに関わらず、 頬や頭に穿たれた古傷は癒えることはなく、子ゆっくり達に威圧感と、それに勝 る信頼感を与えていた。 数年前に行われた、ゆっくりプレイス調査。森の中で、さらにゆっくり出来る プレイスを探し出す、主に子ゆっくり達が大人に隠れて行った大探検だ。探索は 複数回に渡り行われ、その都度新しいゆっくりプレイスを見つけることが出来た。 その歩みを森の奥へと進めるまでは。 彼女はその「生き残り」であった。子供たちが尋ねても、森で何があったのか を詳しくは語らない。だが、森の奥にだけは行かないように、周りのゆっくり達 に話して聞かせるのであった。 「いいかい、草と草がこう絡まっていたら――」 「少し地面の色が違う場所、一部だけ草に覆われたがあったら――」 「敵を攻撃するには必ず集団で、連携をして攻撃――」 「複数の敵に襲われた時に姉妹が怪我をしたら、すぐ逃げるんだよ、それはおび き寄せるために殺していないのだから――」 などと、講義の内容は自然を生き抜くだけでなく、罠の見分け方、殺戮下にお ける生存方法などが主眼となされていた。そのため、大人達は彼女のことを、 「きっと狡賢い人間に酷い目に遭わされたのだろう」と考えていた。また、この 教育を受けた子供たちは、人間の罠に掛かることも、逃げ帰ることも多かったため、 教室が潰されることはなかった。 「あう゛っ! い、いだいよー!」 殺傷能力の少ない罠に掛かった子れいむが、涙ながらに彼女の元へ寄ってくる。 「どれどれ……ああ、これならすぐゆっくり治るよ」 「ほんとう?」 「ゆっくりしていなさいね」 子れいむの傷口に口をあて、モゴモゴと舐める仕草をする教師れいむ。彼女に は不思議な力があり、簡単な怪我であれば治すことが出来た。特殊能力と言うわ けではない。口内の傷口から餡子を出せるようになってしまっただけだ。重傷の ゆっくりを直すには自分の餡子に限りがあるが、軽傷であれば負担にもならない。 多少重い傷のゆっくりに、自分の頬を食べさせたこともあった。 「う゛ー、う゛ー、……う? 痛くない! ゆっくり治ったー!」 「「「せんせいすごおおおおおい!」」」 彼女は騒ぎ立てる子ゆっくり達をまとめながら、新たな罠について説明をする のであった。 「ゆっくり帰ってきたよ!」 一日も終わり、住処へと帰る教師れいむ。 「ゆっくりお疲れさま!」 「「ゆっくりしていってね!」」 つがいのゆっくりまりさが優しく出迎える。教師れいむはこのつがいのことを、 誰よりも深く愛していた。共に野原を駆け回った幼馴染。そして自分のせいで怖 い思いをさせた「生き残り」の一人。彼女はゆっくりまりさの愛らしい顔に刻ま れた、幾筋かの古傷を見るたびに、あの出来事を、考えの至らなかった自分の態 度を、深く憎むのであった。 「学校はゆっくり出来るの、れいむ?」 そんな自分の思いを見透かしたかのように、まっすぐ自分を見つめて話を振る つがいに、照れたように視線をそらすゆっくりれいむ。 「もうすぐみんな、卒業だね。これで皆ゆっくりできるよ!」 自分が教えることはもうあまり残っていない。後は自分達で考え、生き残る努 力をするだけだった。それに秋も深まっており、そろそろ餌集めの手伝いをしな ければいけない時期に差し掛かっていた。そこまで考えた彼女は、自分を見つめ る熱を帯びた視線に気が付いた。 「ま、まりさ……っ」 「れいむっ! わ、私の子をゆっくり生んでねっ! みんなを守れるくらい、勇 気に満ちた、可愛らしいまりさ達の赤ちゃん産んでねっ!!」 当たり前だよ、と、れいむは微笑んだ。だって、自分とまりさの子供なのだから。 優しく口付けをするつがいに、そう心で呟いた。 ・ ・ ・ 襲撃があった。 これから生まれる赤ゆっくりに思いを馳せて、次第に育つ枝ぶりを愛おしく眺 めていた、そんな時に限ってだ。 襲撃者は群れはぐれゆっくりだそうだ。飾りを失い、生き延びて、なお生き残る ために群れ、ゆっくりを襲うはぐれゆっくりだ。襲ったゆっくりから飾りを得る のではなく、命を奪い去るのであるから性質が悪い。飾りを奪い取ったとたん、 他のはぐれから裏切りの烙印を押されるのであるから、彼女らにすればそれは当 然なのだろうが。 きゅ、と唇をかみ締める。「生き残り」であるからには、例えゆっくりだとし ても忘れることの出来ない思い出があるのだ。教師れいむは、つがいのまりさと 共に住処を飛び出した。 ・ ・ ・ 「生き残り」の教育とその場の指示が的確であったためか、騒ぎは次第に沈静 化していった。死傷者は少なからずいたが、被害はそれほど多くは無かったのだ。 生存者を探し、残党を狩りつつ、ゆっくり教室を開いている広場にたどり着い た彼女達が見たものは、複数のはぐれゆっくりと、襲われ嬲られている教師れい むの教え子達であった。 「いっくぞー、ほーれ♪」 「ぎゃはははは! ゆっくりしね~♪」 「ゆ゛っぐぢいいいい」 「きゃっちぼーるはゆっくりできるなあ~♪」 ただ投げあうのではなく、皮を毟るように子ゆっくりをほおり投げるキャッチ ボールなど、存在していいはずがない。 「ほーら、まりさの体はゆっくりしてて美味しいだろ~?」 「あがががが! あがっががが!」 小さい口に無理やり大人の体をねじ込んで、顎を引き裂く真似など許せるはず がない! 「ほーれ、ぷっすぷっす♪」 「いだあああ! ゆっぐぢおうじがえどううううう!」 体を貫く細い枝は迫害された時に埋め込まれたのだろうか、悪意を憎悪として 他者に向けるなど、してはならないのだ!! 教師れいむはその鬼畜どもに体当たりを食らわせた。 「ゆっくりとしんでね!! ゆっくりとしんでいってね!!」 憎い憎い飾り付きをいたぶっていたお楽しみを邪魔されたはぐれゆっくり達は、 いきりたちその牙を彼女へと向けた。注意をこちらに引き付けたところで、死角 に回り込んだつがいまりさが攻撃を仕掛ける。一撃必殺とまでは行かないが、目 の部分に体当たりをすることで大幅に戦闘力を削ぐことは出来る。 一撃ごとに姿をくらまし、教師れいむが挑発し、また一撃を加えるという作戦 は、極めて効果的であった。問題は、駆逐に時間を要したことだ。 「ぜんでぇ……たずげ……」 「ひぃ……ゆっぐりじだ……」 「おがあじゃ……」 最後の一匹を屠るまで、生命力の乏しい子ゆっくりたちは着実に命を散らし始 めていたのだ。教師れいむが子ゆっくり達を助けるために番いの傍を離れた、そ の刹那。息を潜め、死んだふりをしていたはぐれゆっくりが、猛然とつがいまり さに襲い掛かった。 不意を付かれたつがいまりさに為す術はなく、教師れいむが助けに入るその数 瞬きの間に皮膚を割かれ、餡子をすすられてしまった。 ――致命傷。だが、自分の餡子を全て吹き込めば、つがいまりさは息を吹き返 すだろう。だがそれを押し止めたのは、他ならぬつがいまりさであった。 「どーじで! までぃさ死んじゃうよ!?」 「まりざより……あのご達を……お願いじばず」 「でも、でも……!」 「まりざをだすけだら、あのご達は……」 つがいのまりさは助けられるだろう。だが、つがいまりさを助けてしまったら、 今助けを求めている子ゆっくり達は、一体誰がその命を助けると言うのであろう か。教師れいむには、番いの言いたいことは痛いほどよくわかった。 「でもっ!」 「まりざばっ!!」 引きつったように笑みを浮かべて、送り出すように告げるつがいまりさ。 「か弱いゆっぐりを助ける、そんな優しいでいぶが、だいずきでず……っ!!」 「……!! ――ごめん! ごめんでばでぃざ! だずげらでなぐで、ごべんで えええ!」 一生をかけて愛した番いの最後に背を向けて、己の勤めを果たそうとする彼女 に向けられた一言は、彼女の勇気を奮い立たせるに足りるものであった。 ――ありがとう、ゆっくりと愛してくれて―― 「産むからで! でいぶだじのがばいいあがじゃんを、とてもいざまじいあがじ ゃんを! か弱いゆっぐでぃをだずげる、ゆっぐりなあがじゃんを産むがだで! だから、――ゆっぐりじでいっでで!!!!」 返事は聞こえなかったが、彼女の胸の中では、最愛のまりさがゆっくりと微笑み を浮かべていた。 ・ ・ ・ 生き残ったゆっくり達を迎えたのは、惨状であった。教室のあった場所に累々と 積もるはぐれゆっくり達の屍骸。痛ましく寄り添う教師れいむとその番いの屍骸。 そして教師れいむから猛々しく伸びる新たな命と、怪我も癒えた子ゆっくり達の姿 であった。 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 敵が居ないこと、自分達の子ゆっくりが無事なことを喜び、集落の勇者達が命を 落としたことに絶望し、その勇者達が新しい希望を紡いでいたことを、複雑な心境 ではあるが、喜んだ。 頬の傷を癒してもらおうと教師ゆっくりを探していたゆっくり達は、彼女がも う居ないことを嘆いた。 「先生の顔を食べると、傷が治って、とてもゆっくり出来たんだよ!」 「ゆっ、本当だよ! 他にも直してもらったれいむもたくさんいるよ! 昨日も!」 「先生は食べた時もぜんぜんゆっくりだったよ! だから直してもらいたかったの に……」 なるほどと大人のゆっくり達は思いを馳せる。確かに、幾度か怪我を直してもら った覚えもあった。ある者が呟く。 この赤ちゃん、先生の子供だよね! じゃあきっと、……。 ・ ・ ・ 煌き始める地平線に、輝く未来に向かって伸ばされた枝は、ゆっくりを守り抜き、 ゆっくりと生きるはずの、勇ましく生きるはずのその命は、ただの一度も朝日を拝 むことはなかった。 このSSに感想を付ける
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ふたばゆっくりいじめSS一覧 1101~1200 anko1222ふたば系ゆっくりいじめ 1101 老夫婦とまりさ1 anko1223ふたば系ゆっくりいじめ 1102 ゆっくりサスペンス劇場 anko1224ふたば系ゆっくりいじめ 1103 あるちるのの一生 ずっと続いていく物語 絵×2 anko1225ふたば系ゆっくりいじめ 1104 森から群れが消えた日(前編) 絵 anko1226ふたば系ゆっくりいじめ 1105 森から群れが消えた日(後編) 絵 anko1227ふたば系ゆっくりいじめ 1106 ふらまりんぐないと anko1228ふたば系ゆっくりいじめ 1107 老夫婦とまりさ2 anko1229ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です anko1230ふたば系ゆっくりいじめ 1109 ノリノリまりさ anko1231ふたば系ゆっくりいじめ 1110 いほうありす anko1232ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 anko1233ふたば系ゆっくりいじめ 1112 スポーツでゆっくりを虐待!!in魔界 anko1234ふたば系ゆっくりいじめ 1113 少女とまりさ後編 01_02 anko1235ふたば系ゆっくりいじめ 1114 老夫婦とまりさ3 anko1236ふたば系ゆっくりいじめ 1115 ある中華料理人の3倍返し anko1237ふたば系ゆっくりいじめ 1116 雪原のまりさ 絵 anko1238ふたば系ゆっくりいじめ 1117 ゆっくり漂流記 漂う命 anko1239ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ anko1240ふたば系ゆっくりいじめ 1119 本当ですよ anko1241ふたば系ゆっくりいじめ 1120 ゆっくり教材Vol.1『野良に憧れるれいむ』 絵×3 anko1242ふたば系ゆっくりいじめ 1121 職業見学 加工所のふらんちゃん 後編 anko1243ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク anko1244ふたば系ゆっくりいじめ 1123 いまじん anko1245ふたば系ゆっくりいじめ 1124 おひさまさんをつかんでしまった 絵 anko1246ふたば系ゆっくりいじめ 1125 特集『ゆっくりに脅かされる農家』 anko1247ふたば系ゆっくりいじめ 1126 老夫婦とまりさ4 anko1248ふたば系ゆっくりいじめ 1127 天井に近い所 絵 anko1249ふたば系ゆっくりいじめ 1128 おそらをとんでるみたい! anko1250ふたば系ゆっくりいじめ 1129 まりさの思い出 絵 anko1251ふたば系ゆっくりいじめ 1130 世界一頭のいいれいむと、それを生んだれいむの話 anko1252ふたば系ゆっくりいじめ 1131 あまあまプレイス anko1253ふたば系ゆっくりいじめ 1132 ゆっくりと毛皮のフード anko1254ふたば系ゆっくりいじめ 1133 タラ○「ゆっくりはいきてるかちがないでーす」 anko1255ふたば系ゆっくりいじめ 1134 いつもの風景 anko1256ふたば系ゆっくりいじめ 1135 ユグソウ 前半 anko1257ふたば系ゆっくりいじめ 1136 ゆっくり教材Vol.2『大人になれないまりさ』 anko1258ふたば系ゆっくりいじめ 1137 農家の悩み anko1259ふたば系ゆっくりいじめ 1138 ゆっくり漂流記 抗う命 anko1260ふたば系ゆっくりいじめ 1139 ゆっくり実験するよ!! anko1261ふたば系ゆっくりいじめ 1140 夕暮れ 絵×2 anko1262ふたば系ゆっくりいじめ 1141 ゆっくりってなんだ? anko1263ふたば系ゆっくりいじめ 1142 スポイラー anko1264ふたば系ゆっくりいじめ 1143 電球 絵 anko1265ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 anko1266ふたば系ゆっくりいじめ 1145 のるま 01_02 絵 anko1267ふたば系ゆっくりいじめ 1146 ゆっくりしていただけの群れ anko1268ふたば系ゆっくりいじめ 1147 虐待鬼意山の流儀 anko1269ふたば系ゆっくりいじめ 1148 愛でたいお姉さん 絵 anko1271ふたば系ゆっくりいじめ 1149 ゆっくりシャンティー anko1272ふたば系ゆっくりいじめ 1150 ゆっくり教材Vol.3『ゆっくりありすの注意点』 anko1273ふたば系ゆっくりいじめ 1151 ゆっくり漂流記 漂流の果てに anko1274ふたば系ゆっくりいじめ 1152 まりさとつむり anko1275ふたば系ゆっくりいじめ 1153 自慢のゆっくり anko1276ふたば系ゆっくりいじめ 1154 ゆっくり種 anko1277ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール 絵 anko1278ふたば系ゆっくりいじめ 1156 ゆっくり種2 anko1279ふたば系ゆっくりいじめ 1157 学校:春 絵 anko1280ふたば系ゆっくりいじめ 1158 新製品・慢慢地醤 anko1281ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命 anko1282ふたば系ゆっくりいじめ 1160 まりさとおにいさん anko1283ふたば系ゆっくりいじめ 1161 ありすの婚活 絵 anko1284ふたば系ゆっくりいじめ 1162 臭いつき anko1285ふたば系ゆっくりいじめ 1163 ラブドール anko1286ふたば系ゆっくりいじめ 1164 ゆっくりをハサミで切るだけの話 anko1287ふたば系ゆっくりいじめ 1165 ゆっくりクラブ anko1288ふたば系ゆっくりいじめ 1166 罠 anko1289ふたば系ゆっくりいじめ 1167 春きたるらし anko1290ふたば系ゆっくりいじめ 1168 癒しを求めて anko1291ふたば系ゆっくりいじめ 1169 ゆっくり種3 anko1292ふたば系ゆっくりいじめ 1170 感性の違い anko1293ふたば系ゆっくりいじめ 1171 微笑みの代償 前編 anko1294ふたば系ゆっくりいじめ 1172 益虫? 害虫? 絵 anko1295ふたば系ゆっくりいじめ 1173 縁日に行こう anko1296ふたば系ゆっくりいじめ 1174 まりさとまま anko1297ふたば系ゆっくりいじめ 1175 微笑みの代償 後編 anko1298ふたば系ゆっくりいじめ 1176 ゆっくりにかけるかね anko1299ふたば系ゆっくりいじめ 1177 僕はゲスが嫌いだ anko1300ふたば系ゆっくりいじめ 1178 まりさひどい目に遭う anko1301ふたば系ゆっくりいじめ 1179 飼いゆ無双 絵×2 anko1302ふたば系ゆっくりいじめ 1180 自動販売機(ゆっくり) anko1303ふたば系ゆっくりいじめ 1181 巨餡族のお兄さん anko1304ふたば系ゆっくりいじめ 1182 れいむと・・・ anko1305ふたば系ゆっくりいじめ 1183 はじめてのぎゃくたい 絵 anko1306ふたば系ゆっくりいじめ 1184 オレンジジュースを買いに anko1307ふたば系ゆっくりいじめ 1185 ぷちぷち 絵 anko1308ふたば系ゆっくりいじめ 1186 すろーりぃな計画 anko1309ふたば系ゆっくりいじめ 1187 あなたの町のお医者さん anko1310ふたば系ゆっくりいじめ 1188 ゆっくり種4 anko1311ふたば系ゆっくりいじめ 1189 スィークリング anko1312ふたば系ゆっくりいじめ 1190 銀の翼は呪いの翼 anko1313ふたば系ゆっくりいじめ 1191 まりしゃ脱出行 絵 anko1314ふたば系ゆっくりいじめ 1192 まりさとおちびちゃん anko1315ふたば系ゆっくりいじめ 1193 老夫婦とまりさ5 anko1316ふたば系ゆっくりいじめ 1194 ゆっくり亡き改革 anko1317ふたば系ゆっくりいじめ 1195 売れるゆっくりを開発せよ!! まりさつむり量産計画Ⅰ 絵 anko1318ふたば系ゆっくりいじめ 1196 必然の死 anko1319ふたば系ゆっくりいじめ 1197 漁夫の利 anko1320ふたば系ゆっくりいじめ 1198 プレミアムゆン ~餡子~ anko1321ふたば系ゆっくりいじめ 1199 爆竹でどーん anko1322ふたば系ゆっくりいじめ 1200 雑な飼い方 いじめSS 一覧 1001~1100 いじめSS 一覧 1201~1300 トップページに戻る
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ここは人間の里何度かドス率いる群れに襲撃されていただからそういうことには慣れていた最初はかなり巨大なゆっくり魔理沙がきたので最初はみんなたじろいで契約にしたがったが 勇敢 と言うよりこわい物知らずのやつが向かっていくとドスはドススパークや巨体を活かした攻撃を仕掛けたがほとんど全員の人が所詮ただのゆっくりだと言うこととどちらの攻撃も弱点があると言うことをほぼ瞬時にわかった なので攻撃を避けながら攻撃しているとすぐに倒れた 「ゆ ゆ ゆあああああ!!ドスぅぅぅぅぅ!!」群れの幹部であろうパチュリーが叫ぶと混乱は群れに伝わっていった「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」「ばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」しばらくこれは続いたそして数分後にやっと落ち着いてきたそして気づいた 人間のことをやっと認識したのであるほとんどのゆっくりはこれから何があるか予想がついていた そしてその予想は見事的中 すぐに人間たちがゆっくりたちを潰してきた「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!ひでぶぅ!」「ゆんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ぶちゅっ!「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!やべでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」ぶちゅっ!「霊夢はかわいいから殺したらだめだよぉぉぉぉぉぉ!!!」ぶちゅっ!!「魔理沙は強いんだぜぇぇぇぇぇ!!だから殺しぶぅぅぅぅぅぅ!!!」そんなわけで数匹のみ重症で帰り途中で全滅した 最初以外は似たことが何度かあったそしてまたドスはやってきたそして里の人は戦闘準備をした が ドスが言ってきたことも態度も違った脅しをする様子もなく 見下す目で見ることもなく契約をしようとしたことかなりまともだった 契約とはこうだ 1人間はゆっくりに危害は加えないがゆっくりが契約を守らなかった時だけ破ったゆっくりにだけ危害を加えてもいい2ゆっくりを働き手として雇いそれに見合った物をくれる3働くゆっくりにのみすみかを与える という物だった里の人はゆっくりがこんなまともな契約をしたことと群れにゲスと見える態度をすることゆっくりもいずに全員人間で言えば頭を下げる動作をしてきたので人々は喜んで契約を結んだ そんなわけで数日が過ぎたこの頃はまだ誰も契約を破らずに働いているゆっくりは真面目で給料として野菜を貰いすっきりすると迷惑になると思いやらなかった 2匹の夫婦を除けば この夫婦は善良種の行動はほとんどすべて知っていたのでばれなかった最初だけは この2匹は働かせてもらうとさぼってばかりで契約にはないと言う理由で給料をもらっていた そして同じ理由で大量にわけてすっきりし子供を50匹ほど生んでいたがこの生活も簡単に終わりを迎えるある日2匹は子供が生まれたので食料を大量にもらいにきたこの2匹の妄想ではもらった大量の食料を子供なんかには与えず全員餓死させまたすっきりして大量の子供を生んで の繰り返しのはずだった しかしこの2匹はかなり嫌われていた この群れの他のゆっくりだったら喜んで野菜をあげていただろうなにせこの群れの優しさはれいぱーに産まされた子供でも普通に愛す程であるもちろんれいぱーは殺して子供の餌にするが だが自分達も使ったそんなの契約にはないと言われあっさり断られる ただそういった以上契約を破るわけにも行かないので危害は加えない そしてその日その2匹についてドス達に相談に行ったそして緊急会議が行われた結果はあの2匹と子供を群れから追い出すということに決まったそれと従わないなら殺していい そして翌朝腹をすかせながらどうやって騙すか考えていた所に村長と群れの幹部とドスがやってきたそしてこういった「会議で決まった、君たち二人と子供には出て行ってもらう」 「ゆ?そんなの従わなければいいんだぜ 無理矢理追い出すことも契約っさんで無理なはずだぜ」「あー そのことなんだが会議で無理矢理追い出すこともできるし殺すこともできるようになったから生きてこの群れと里から出るかここで一家皆殺しかだ」「ゆぇぇぇぇぇぇぇ!!そんなの聞いてないよぉぉぉぉぉぉ!!」「そもそもいま初めて言ったからな で どっちを選ぶ?」「ゆ··ゆ··『ピコン!』そうだ 魔理沙達の子供を全員殺していいのぜだからせめて魔理沙と霊夢は残してくれだぜ」清々しいほどにゲスである するとやっとドスが口を開いた「そんなゲスなら、なおさら群れに置くわけにはいかないのぜ、なぜならここの群れはゲスは禁止だぜ」「どぼじでぞんなことを言うのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」「決まっているでしょ、ゲスだからでしょ で、どっちにするの?」「子供を殺して魔理沙と霊夢は残るよぉぉぉぉぉぉ!!」「なるほどじゃ一家皆殺しで」「なんでぇぇぇぇぇぇ!!」「殺すか出て行くかだよね無垢な子供を犠牲にしてまで生き残るゲスは死ねぇ!、じゃ、人間さんなるべく苦しませて死なせてください」この群れは優しいがゲスにとっては地獄の群れである「そうだ!近所にゲス専用虐待お兄さんがいるから任せよう!」虐待お兄さんに事情を話すと喜んで引き受けてくれた
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実に投棄場行き 虐待成分薄めどこか0 ――――――― ゆっくりを虐めたい、そう思い立ち山を歩くこと数分、ゆっくりまりさを見つけた。 草を千切り、口に詰め込んでいるが食べている様子はない。 巣に持って帰るのだろうと思い、ゆっくりまりさの後をつける、 しばらくするとゆっくりまりさの巣であろう小さなほら穴に到着した。 「ゆっくりもどったよ!」 「おかえり、まりさ」 家族がいるようだ、後をつけてよかったと口をゆがめる。 そっと中を覗き込むとにんっしんしているのであろうゆっくりれいむが一個、 幸せでないと胎生の出産はしないと聞くが、心なしかそのゆっくりれいむは悲しそうに見える。 「ここをあかちゃんのねるばしょにしようね!」 ゆっくりまりさは運んできた草をゆっくりれいむの前に広げた なんという幸運、ゆっくりの出産まで見ることができそうだ、 饅頭の事情なんぞ知ったことではない、子ゆっくり共々どうやって虐めてやろうかと思いを馳せる。 「…まりさ、あっちにいってもいっしょにゆっくりしようね」 「ずっといっしょだよ!やくそくするよ!」 あっちに行く?逝く?、出産で死ぬということなのだろうか、どちらにしても意味がわからない。 「ゆげっ…げぷぅ…ぇ゙っ…お゙げぇ゙ぇ゙゙ぇ゙」 エレエレエレエレ 突然ゆっくりれいむが"何か"を吐き出しはじめた、 カエルの卵のような"何か"を。 出産が始まるとばかり思っていたのだがそれよりおぞましい光景に目が釘付けになる。 数分後、いや数秒のことだっただろう、残ったのは白目をむき、苦悶の表情のままピクリとも動かないゆっくりれいむ、 カエルの卵のような"何か"、そしてゆっくりまりさ。 「れいむ、いっしょにゆっくりしようね…ゆぶぅっ…げべぇ…ぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙」 エレエレエレエレ 一言放ちゆっくりまりさは白くてどろどろした"何か"を、カエルの卵のような"何か"に吐きかける。 やせ細り、この世の終わりのような表情を浮かべ、ゆっくりまりさも動かなくなった。 後に残されたモノは気持ち悪い"何か"、動かなくなった二つの饅頭、静寂。 「うわああああああああああ!」 何故だかとても恐ろしくなった俺は大声を上げ、その場から逃げ出した。 逃げながら心のどこかで思った、俺は虐待お兄さんにはなれない、と。 ――――――― 最後まで読んでくれた人ありがとう!そしてごめんなさい。
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お兄さんに引き渡された子供は怯えていたただ2匹はまだ余裕かましていた「さて、では殺すね」 「ゆ?劣った種族の人間が何言ってるの?ばかなの?死ぬの?」 「そうだぜクソ人間なんてったって魔理沙には最終兵器があるんだよ?このエクスカリバーが」そう言ってそんなに尖っていない鉛筆を取り出してきた「うわー強そうだなーわかった奴隷になるよ(棒)」「ゆっへっへそうしないとこれでクソ人間ぐらいひと刺しだぜ」すっかり罰を受けにきたのを忘れたらしいまあ好都合だが俺はそうやって油断させておいたそしてすぐさま奪ったついでに帽子も「ゆゆっ?クソ人間何するんだぜ!早くお帽子さんとエクスカリバーを返すんだぜ!そうしないと殺すよ?」返事は帰って来ない そしてお兄さんは帽子びりびりに破いた「ゆわぁぁぁぁぁ!!まりしゃのお帽子さんがぁぁぁぁぁ!!」「·····」霊夢は黙って見ていた「おい!!クソ人間!!!!もう殺してやるぅぅぅぅぅ!!!!!」そう言って突進していったもちろん全然効かない「ゆゆっ何でぇぇぇぇぇ!?ゆわぁぁぁぁぁ!!なんでだぜ!?なんでだぜ!?」「黙れ」パーン!!お兄さんのビンタが炸裂した「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!いぢゃいいぢゃいいぢゃいよぉぉぉぉぉぉ!!霊夢!助けてくれだぜ!」魔理沙は霊夢と一緒に戦えばこんな人間すぐやっつけられ、群れに報復できて里を乗っ取れると思っていた だが霊夢は予想を裏切った ドーン!ポスっポスっポン「ゆ?霊夢?なんでだぜなんでだぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??」「1人で勝てないゲスはしねえぇぇぇぇぇ!!」 「ふーん なら霊夢は勝てるかな?」「ゆ?当たり前でしょ?霊夢は最っ強なんだよばかなの?死ぬの?」また同じように突進してきたもちろん全然効かない「ゆぅぅぅ!!こんのっ!こんのっ!!こんのぉぉぉぉぉぉっ!!!」「ん?それで本気なの?俺に1人で勝てないならここの全員敵に回すことになるよ?」「ゆ?ゆ?ゆ!?ゆぅぅぅぅぅぅぅぅ!?!?」「ゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりゆっくりぃぃぃぃぃぃ!!」どうやらプライドが崩れたのと全く効かないので狂ったらしいただ 数分後には息を切らしながら戻っていたそして数分後には死ぬだろうと言うものを食らわしてやった『ゆ?ゆ?何で?何で最強の霊夢が負けたの?何でこうなったの?そうだすべての原因は魔理沙だ魔理沙が勝てないから霊夢はやられたんだくそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!魔理沙めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』「魔理沙ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」霊夢は最後に魔理沙を恨みながら死んでいったさて次は子供だだけど子供は雑に潰していった3分後···さてこいつで最後か「ま 待ってだぜぇぇぇぇぇ魔理沙を殺すとおとーさんとおかーさんに殺されるよぉぉぉぉぉぉだからやめてねぇぇぇぇぇ!!」「おかーさんは死んでるけどね」「何でなのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぶっ!?」さて後は魔理沙だけか ん,そうだこいつは山に捨てよう!「魔理沙安心しろお前だけは怪我させずに山に戻してあげる!」「ゆ?本当かぜ?」「ああ」魔理沙はその瞬間最高の喜びを感じた シュルッ 気づくとリボンがほどけていたこれで手として使うこともできない「ゆ?何でなのぉぉぉぉぉぉ!!お兄さん約束が違うんだぜなんでリボンさんほどくのぉ!」「約束は守ってるよだってまだ怪我はさせてないだろ?」その瞬間魔理沙は直感したどういう目的かをだが時既に遅しもう山の方に飛んでいた「お空をとんでるみたべっ! ゆ?ここはおやまさん!ついに生きて戻ってきたのぜ!また群れに入るのぜ!」まだ魔理沙は気づいていない帽子がないことに「ゆ?あそこに群れだぜ!おーい」パ「ん魔理沙?」ア「都会はな魔理沙の声だわぁぁぁぁぁん!!」「魔理沙どこなの?」「魔理沙どこぉぉ」「魔理沙ー」「ゆ?ここにお帽子のないゆっくりがいるよ?」「ほんとだわ帽子のないゆっくりだわ」「ゆ?」「魔理沙ーすっきりしましょうねぇぇぇぇぇ!!」「嫌だあぁぁぁぁぁすっきりーすっきりーすっきりー」数分後あとには茎のはえた黒ずんだだけだった 完
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『日常風景。』 12KB 制裁 考証 小ネタ お家宣言 飼いゆ 野良ゆ ゲス 都会 現代 独自設定 結構特殊かな、とか思ったり。 初作 anko1241 ゆっくり教材Vol.1『野良に憧れるれいむ』 前作 anko4120 人間とゆっくり 独自設定 ※結構注意 世界観的にゆっくりは総数がそう多くない。 野良と野生では野生の数の方が多いが、淘汰されやすいので人前にはほぼ現れない。 など他にもSS内でいろいろな独自設定あり。 上述含め、現存のテンプレとは違う部分が多いので、気になる方はスクロールをせずにそっと閉じていただけたらと。 個人的にはこれくらいが丁度いいかなぁと思ってます。あとははっきりと会話が出来るだけで十分かなと。 基本的に淡々とした内容。 小ネタとかそんな短編と思っていただきたい程度のもの。 ヒャッハー!!的な要素はほぼ皆無と言っていいと思われ。 キュンキュンしたいとかそんな感じの鬼意山は、他のSSにレッツゴーした方が、時間に優しいかと。 わりと思いつきを書いただけなので、流れが見づらいとは思いますが、どうぞお付き合いいただければ幸い。 出演ゆっくり れいむ まりさ 以上 ゆっくりしていってね……この奇怪な生物が世に現れて幾年経っただろうか。独特の鳴き声と、人間の頭をデフォルメしたようなその特異な外見に、人は最初こそは物珍しげに相手をしていたが、一部を除き、次第に普通の一生物としての扱いとなった。 完全な生物的メカニズムが解明されたわけではないが、人間で言えば筋肉の機能を司る甘味状の内容物を持つこの生物は、生物の脳が未だに未解明である事と同じで、研究は遅々としている。 一応、中枢部にある固形物が最大の急所であり、ゆっくり種全ての生命活動の基盤である事がわかっている。生物と同じく、ここから発せられる電気信号が、内容物(れいむであれば餡子に似たものなど)に刺激を与えて流動し、運動能力に変えているという。 また電気信号は記憶や経験の情報を全体に流しており、それが餡子などとされる内容物に一時的に留まるため、排泄や嘔吐などで内容物が体外に出された際に記憶が一部抜けるとされている。 と、説明が長くなったが、まぁ、ゆっくりというのはそういう、現世に現れたUMAのような存在なのだ。 何かと憎たらしいその顔。街に住む野良のゆっくりは見た目どおりに行動も憎たらしく、人間の家に侵入しては荒しては駆除される、などの愚行を繰り返すという、傍迷惑な存在だ。 野生に住むと言われるゆっくりは、これとは逆に、臆病で警戒心が強く、滅多な事では人間の目に触れないと言う。一部では吉兆の印とも言われているらしい。 「ゆっくりしていってね!!!」 野良ゆっくりの一種、れいむ種のれいむ。れいむは今日も大きな音を立てて、もはやおなじみの音を発する事から一日が始まる。 「ゆゆ! きょうもにんげんがいっぱいいるよ! きょうこそごはんさんをうばうよ!」 ご多分に漏れず、このれいむも害物のひとつとして毎日のように、人間に近付いては奇声を発して食べ物を奪い取ろうと無駄な努力を繰り返す。 その汚れた姿は、気味の悪い外見を更に気味悪く、そして醜く映す。そして奇声をあげて近付いては五月蝿く喚き散らすゆっくりに対してまともな対応をする者など、今となっては希少だろう。 「ゆっくりしていってね!!!」 「うぉ……びっくりした、こいつゆっくりかよ」 人間、誰しも突然近くで大きな音を出されれば驚くだろう。これもゆっくりの迷惑ぶりのひとつだ。 「やだなぁ、楽しいでぇとの前にヤな気分になりたかねーんだけど……どっかいけ、シッシッ!」 若者は虫やカラスを避けるように言うが、ゆっくりはこの程度では動きもしない。 むしろ、今若者が手に持っているおにぎりしか気にしていない。 「れいむにごはんさんをちょうだいね! すぐでいいよ! いっぱいでいいよ! そうしたらげぼくとしてつかえさせてあげるよ! こうえいにおもってね!」 何故か、街中の野良と化したゆっくりはこのように高圧的な態度を取る。 なまじ顔に限っては造詣が多少似ている部分があるせいか、自身よりも体(顔)が小さいと判断して、自身の方が強い、と考えるようになるという。 動物的と言えば動物的な考え方であり、そういった意味では間違ってはいないだろう。 ただし、人間の体というものをきちんと理解はしていないらしい。 「なんでむしするのぉぉぉぉ!! ばかなの!? しぬの!? はやくごはんさんをれいむにちょうだいね! れいむはかわいそうなんだよ! ひもじいんだよ! いのちはびょうどうなんだよ!」 「あぁもう五月蝿い! どっかいけくそ饅頭妖怪!!!」 「ぐぶぇ!?」 さすがに、あれだけ騒がれれば周りにも注目されてしまう。若者は堪忍袋の尾が切れ、れいむを蹴り飛ばした。 これが犬などの動物であれば、周りの目は冷ややかなものだっただろう。しかし、ゆっくりはそんな目で見られない。むしろこれは日常だ。 犬などと違ってどれだけ人間がいても喚き散らしながらまとわりつき、猫のように可愛げもなく、鳥のように警戒心が強いわけではないゆっくりは、こうでもしないと引き剥がせないのだ。 こればかりは人間の間で暗黙として通る行為である。今現在、ゆっくりというのは動物と言うより蟻などの踏み潰しても何も言われない昆虫のレベルの扱いが常なのだ。 「いじゃいよぉぉお!! どぼじでごんなごどずるのぉぉぉぉ!!!」 更に迷惑な事に、放って置いても喚き散らし、かといって蹴飛ばして引き剥がしてもこうして喚き散らすという、対処に困る存在なのだ。 「ねぇ、ちょっとくらいならあげたら? アレ、あなたの食べてるものが欲しいから近付いたんでしょう?」 「だめだめ、おまえだって野犬とかに餌なんてやらないだろ。それと同じだよ。変に知識与えるわけにはいかないんだよ」 若者の待ち人が来ていた。彼女は食べ物を渡せば穏便に済むだろうと考えている。 事実、食べ物を渡せばその場は凌げるのだが、そこは他の動物と同じで、下手に餌を与えると後々が面倒になる。それでなくても、ゆっくりというのは、一度成功すると更なる増徴を招くと言われている。 この場合の若者の対応は正解であろう。今がとてつもなく五月蝿くはなるが。 「ゆっぐ、えっぐ、どぼじででいむがごんなべにあばないどいげないどぉぉぉ……」 野良の日常などこんなものである。 「おい、くそにんげん! まりささまがそのごはんさんをたべてやるんだぜ! ありがたくおもうといいんだぜ!」 別の場所ではまりさと呼ばれるゆっくりの一種が、やはり休憩中のサラリーマンの昼食にがっつこうとしていた。 「っせーな、キーキー、キーキーと喚くな。飯が不味くなるんだ、よ! っと」 「くそどれいがなまいきなことい、ゆ?! ぶっ―――!!」 まりさは即座に潰された。 このサラリーマンは、常日頃からゆっくりに付けねらわれるように昼飯時にゆっくり出来ない。 時間帯の問題で、近場は満席。外で食べるしかないわけだが、ゆっくりは人間の都合などお構いなし。公園のベンチで昼食をとる者にひと時の平穏すら与えない。 まりさのように潰されるゆっくりは珍しいものではない。むしろ最近はどんどん増えている。 総数は野良犬や野良猫に比べれば多いゆっくりだが、格別繁殖能力が高いわけではなく、食事事情も相俟ってまともに生きられるものは少ない。 おかげで直接的な被害こそ数える程度の頻度だが、如何せんうざいのだ。そしてとても弱い。 ちょっと本気になっただけで重傷になり、最悪死ぬ。勢いをつけて踏めば即死する場合が多い。 潰されたゆっくりは潰した者が処理しなければならない。これは最低限のモラルで、マナーのひとつ。犬の糞を片付けるのと同じである。 正直、それが一番面倒な事だろう。 ゆっくりは潰しても白い目で見られる事は無い。これが日常となっているからだ。 ゆっくり被害で一般人が面倒で出遭いたくなのものと言えば屋内被害だろう。 「ここはまりさのいえにする―――」 「あぁぁ!!! くそ、やりやがったな、このコソドロ饅頭!!!!」 「ぐぼへっ?!」 一発で昏倒させられるまりさ。 底面以外は基本的に柔らかいゆっくりは、平手一発でも大きな衝撃となる。 特に、中枢が比較的近い後頭部を強打されると、中枢の機能が一時的に麻痺して、完全に気を失う。 「あーあ、好き放題しやがって……。ゴミ袋はどこだったかなぁ―――お、黒ゴミ袋じゃんラッキー」 家主は今は古い黒一色で中が見えないゴミ袋を引っ張り出す。 それにまりさを乱暴に突っ込む。 「うべっ!? なにすんだぜくぞびぶぎゅ―――!!!」 まりさは乱暴に扱われた衝撃で覚醒したが、気付いた瞬間に絶命した。 家主がゴミ袋の上から踏み潰したからだ。 家荒しのゆっくりはこうして処分されるのが通例。逃がす者などまずおらず、有無も言わせない。そうでないと、別の家に被害が行く可能性が高いからだ。 中が見えないゴミ袋を選んだのは、やはり生き物の潰れる瞬間は見たくは無いという事だろう。 最近ではゆっくりのために、専用の大きなゴミ袋を常備する家も増えている。 害物は排除される。それはゆっくりとて変わらない日常の風景。 「れいむはおなかがすいてるよ! かいぬしさん、さっきのだけじゃたりないよ! もっとごはんをちょうだいね!」 飼われているゆっくりも世間にはちらほらいる。 「あれー? れいむちゃんったら騒いじゃってどうしたのー?」 「れいむはおなかがすいてるんだよ! おかわりちょうだいかいぬしさん!」 「あらら、もう、バタバタ動き回って元気ねー。私がいなくて寂しいのー?」 「ちがうよぉ! れいむはごはんさんがたべたいんだよー! なんでわからないの? ばかなの? れいむおこるよ!!」 れいむは頬を膨らませ、ゆっくり特有の威嚇の体勢をとる。 ゆっくりというものは大きさで強さを判別する。だからこそ、少しでも大きく見せるために頬を膨らませ、モミアゲ、オサゲなど、動く部分は全て広げて全身を大きく見せようとする。 本能に頼った行為なので、効果が無いとわかっていようとわかってなかろうと、この行動はゆっくりが怒ると必ず行われる動作だ。 「あ、怒られちゃった。ごめんね、でも私もお出かけの用事があるの。 お昼までには帰るから、あんまり騒がないようにお留守番しててね?」 飼い主はばたばたと支度を済ませ、家を飛び出す。 残されるれいむ。 「ゆあああああん! おなかすいたよぉぉ---!! かいぬしさぁぁん! はやくもどってきてぇぇぇ!!!」 ゆっくりはゆっくり同士で、人間同士が行うような会話が出来る。人間の言葉も基本的には理解している。 しかし、実のところ、人間にはゆっくりの言葉を理解しきれない。 人間からすれば「ユクッリーシテ!!」「ユクリ、ユクリ!!シテテネ!!!」「ユク、ユックシシ!!シシッネ!!」「ドシテ、ユク!!リシテ、ハヤ!!ク、スイ!!」などのように、なんとなく、「ゆっくりしていってね!!」という言葉を発していて、他にも微妙に人間の言葉のような鳴き声を発するという程度の認識だ。 それはオウムが鳴くのに近く、言葉数は無いも同然。ただし、人間のように表情が豊かなので、ある程度には感情が読み取れるといったところ。 そういった点で、犬猫に比べてゆっくりは扱いやすい。だから家に飼う人間も少なくは無い。だが、前例のように全部がわかるわけでは無いので、勘違いもまた起こるわけだ。 更に、ゆっくりは自身は誰しもがわかる完全な主張を行っていると思っている。ただし、これは人間に対してだけでなくほかの動物、果ては無機物にまでと、思い込みは強いらしい。 人間は、その時と前後の出来事とゆっくりの表情などから自己解釈するしかない。先ほどの場合は、もう朝ごはんは済ませたのだから、遊びたがって騒いでいたのだろう、という勘違いが起こっているわけだ。 「ただいまー。ごめんねー、今お昼作るからちょっとここでまっててねー」 先ほどの飼い主が帰宅する。れいむはおなかが空いてご機嫌斜めだった。 「うぅぅぅ、れいむをゆっくりさせないかいぬしはゆっくりしねーーー!!!」 「きゃ!」 れいむが飼い主の腕に噛み付いた。れいむは渾身の力で噛み付く。 「もう、れいむちゃんったら甘えん坊さんなんだからー」 「どぼじでしなないのぉぉぉ!?」 「あらあら、泣いちゃうほど寂しかったの? ごめんね、今日は一緒に遊んであげるから許してねー」 ゆっくりと言う存在は弱い。それは生物的には元より、能力全般だ。 まず骨格というものが無いにゆっくりには、顎が無い。 移動に使う底面の多少の硬さと、上頭の重さの勢いでしか噛む力が発揮できず、虫を噛み殺すのが精々だ。人間の皮膚など、一発で噛み貫けるものではない。 このように、力が無い噛み付きは、あまがみとなんら変わらず、人間にとっては友愛や寂しさの表れにも映る。 そして、こうした勘違いが続くうちに、ゆっくりはストレスで死んでしまう。 ゆっくりを飼う家庭での、ゆっくりの平均寿命が一年程度なのはこれが原因だ。 だが、それに気付くか犬は基本的に少ない。だから、ゆっくりは大方は昆虫を飼うようにすぐ替わっていく。 ゆっくりもまた、ただのペットだった。人間の日常を彩るひとつのパーツに過ぎない。 ゆっくりという生物は、生物として、とても微妙な位置で生きている。 とても貧弱で、虫以上動物未満。その奇怪な生態ゆえに、警戒心の強い動物はあまり襲おうとしないが、それでも多少のことで命を落とす。 全身が浸かる水の中に入れば溺れ、柔らかい体故に水を含みすぎると柔らかくなって、這うだけならまだしも跳ね回る事はできなくなり、無理に跳ねればすぐ裂傷を負う。 どのように発生し、どこから現れ、どこから来たのか、それはまだ誰も知らない。 現在、その内容物が甘味となる事から、それを加工した菓子作りの計画が上がっていると言うが、安全性はまだ確認の段階。 そもそも、本当の甘味かどうかわからないのだから、長期的に見てどんな悪影響があるかわかったものではないのだ。 今のところ、中枢部が珍味として扱われている場所が少しある程度で、ゆっくりそのものを加工して食品にするにはまだまだ時間が掛かりそうである。 それでも、ある程度人間に受け入れられていると言う事で、ゆっくりが絶滅する事は当分無いだろう。 そうした意味では、その脆弱性に関わらず、幸運な事なのかもしれない。 これはとある生物の、人間世界での日常風景。 人間と関わった事が幸運なのか不幸なのか、それは誰にもわからない。 終 anko1241 ゆっくり教材Vol.1『野良に憧れるれいむ』 anko1257 ゆっくり教材Vol.2『大人になれないまりさ』 anko1272 ゆっくり教材Vol.3『ゆっくりありすの注意点』 anko2390 ゆっくり教材Vol.4『ゆっくりぱちゅりーの弱さ』 anko4106 ゆっくり教材Vol.5『ペットとちぇんと野良と飼い主』 anko1246 特集『ゆっくりに脅かされる農家』 anko2426 ゆっくり研究所 anko2430 ああ、無情。 anko2433 ゆっくりは繰り返す anko2439 ゆっくりがいる日常。 anko2421 生きてるのは知ってるけどそれが何か? anko4103 ゆっくりと人間は違う anko4107 れいむ anko4110 れいむは、今日もゆっくりしていた。 anko4112 まりさは、今日もお仕置きされている。 anko4120 人間とゆっくり
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概要ゆっくり茶番 ゲーム配信 言動野良パーティーに対する悪態 自演による擁護 生放送内にてフレンドいじめ(個別記事あり) 配慮に欠けたタイトル トラブルを起こした時の対応 罹患していると考えられる病気 概要 御尊顔 別名義 トーリス・ロリナイティス、本田菊 など ゆっくり動画製作者 モンスターハンター、マインクラフト、地球防衛軍などPvEのゲームを好む プレイスキルは低く、基本的に野良パーティやフレンドに頼って攻略していくスタイル game8の地雷掲示板から知られるようになった(現在は閉鎖済) ゆっくり茶番 茶番の時は立ち絵を並べるだけで動くことがほぼ無く、クオリティは低い キャラクターの背景ぐらい切り抜いてあげたらどうだろうか ゆっくり実況 ゲームの実況ではなく、ゲームと全く関係のないパーティー内の雑談などを垂れ流す動画 3日坊主のため、どの実況も序盤で終わっている。 ゲーム配信 前述の通りでソロプレイでの限界は早く他のプレイヤーに依存する形のため上達することもなく見ごたえはあまりない。 モンハンを例にした流れ 申し訳程度のダメージ ⇩ ⇧ 攻撃をもらう ⇧ ⇩ ⇧ ⇧ 回復 長時間安全な場所でウロウロして味方に押し付け 本人の貢献度基準は 微火力0死>>>高火力n死 となっているため 救援で代わりにタメージを出してもらっているにも関わらず、毒を吐く場面が見受けられる。 トップへ 言動 自分を棚に上げていくスタイルで批判される原因 野良パーティーに対する悪態 41 50~ このメンバー終わってんなぁ…だって閃光弾は無いわ、回復道具無いわ…せんこうだーーん!終わった… 自演による擁護 【集】ゆっくり暁 @0kd6ajatuki 親友に裏切られました その親友にツイートで公開処刑されました LINEの内容全部公開されてました 名前隠されていても自分だとわかる内容でした 私にも悪いところありましたが 一応何度も謝ったですが 許して貰えてません その親友とは十年以上の付き合いでした 堀尾聡史 @horiosa0928 返信先 @0kd6ajatukiさん 親友なのに晒すとかないわぁまじありえんそんなやつ親友じゃないよなぁ https //archive.vn/9HNHA 堀尾聡史 @horiosa0928 https //youtu.be/idkUtWLnDgU 集え戦士のモンハンうぷ主は暁ことトーリス………らしいぜ 12 17 PM - 25 Mar 2016 https //archive.is/v3Oz8 堀尾聡史 @horiosa0928 https //youtube.com/watch?v=vKC5RLK4Sn4 feature=youtube_gdata_player モンハンで暁担当です☆ 6 30 AM - 17 Sep 2013 https //archive.is/8jKMj 生放送内にてフレンドいじめ(個別記事あり) 問題の生放送、未だ当事者への謝罪は無し 詳しくは→生放送内でのイジメ配信 配慮に欠けたタイトル 台風19号 2019年10月12日午後7時頃より伊豆半島に上陸し、日本列島に多大な被害をもたらした台風で 数日前よりニュース等で危険性を報道されていた程の台風であり、備える人も多数いた程 そこにゆっくり暁本人が同日17 47より「台風19号美味しいよ モグモグ」というタイトルで配信を始めた 現在はタイトル変更済み 生放送→https //youtu.be/lHeH_SmXq5o 言論統制 自分に意見する人はブロック&削除、通報すると公言している。 「ゲームの音量が大きくて声が聞こえづらいです」「誤字してます」 などの意見は全部アンチとみなされ削除対象となる。 この頃は批評に対して素直に反省し次に活かすコメントも残している(2017/07/01) アンチを過剰に気にする姿勢は昔からの様子 トラブルを起こした時の対応 https //archive.is/xHt4R https //archive.is/9UQYj https //archive.is/kUn7F LINE、twitterブロック、ゲームフレンド削除 https //archive.is/bgkOd 追求されるとTwitter等で「迷惑かけて申し訳ございません」「自●します」 具体的に自分の何がどう悪かったのかはおそらく理解しておらず、トラブった肝心の相手とは話し合わない、謝らない。 自●や自傷を自身に対する批判を封殺するための武器にしている節があり批判の原因となっている その後新たにフレンドを集い、精神病ゆえに上記の行動を繰り返す。 トップへ 罹患していると考えられる病気 現在診断書等のはっきりしたソースは無し 魚拓『いままでの経緯と うつ病について 私が喧嘩や口悪い理由』 https //archive.is/Mhkjk 写っているオランザピン錠5mg「杏林」の効果・効能より 統合失調症 双極性障害(躁鬱) + ヤブ医者? 記憶喪失と自殺願望が激しい日々 記憶喪失のほうはうつ病 か 若者何とか?って病気の症状ににてた どちらにしろ ストレス 病院は28日に行くですが 前に、いったとき何ともないで返された気がするが https //archive.is/NtS2T 病院行きました 記憶無くなるわ、気分が落ちすぎて 大変なんですよねと伝えた 薬飲んでも戻らない お医者さんから回答 いつもの薬飲んで下さいね のみ ヤブ医者め https //archive.is/ZCm90 支離滅裂な言動 自分の意見を持てて発言できる人を排斥し、一人に対し多勢で戦争をけしかけようとした人間がリツイートする内容ではない。 記憶障害 ツイートに記憶がない、消えた等の発言が見られるが、別れたFさんの件を2年弱覚えていた事から疑惑が残る。 さらなる疑惑 4年近く前のドラゴンズドグマでの喧嘩を覚えている。 元? トップへ