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【検索用 こはんのうた 登録タグ 2021年 VOCALOID bob holy こ たかぴぃ ねじ式 みくばんP 初音ミク 斉藤初音 曲 曲か 清水藍】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:清水藍 作曲:清水藍 編曲:ねじ式 調声:清水藍・たかぴぃ 演奏:ねじ式 イラスト:清水藍・斉藤初音・bob sound direction:holy 動画:みくばんP 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『ごはんのうた』 CBCラジオ『RADIO MIKU EX』のパーソナリティ、清水藍がねじ式氏の指導で初音ミクの使い方をマスターする企画『目指せ!ボカロPへの道』で制作したオリジナル曲第1弾。 『ボカコレ2021秋』開催期間に投稿された本作だが、公式番組での企画による投稿のため集計対象外となっている。 歌詞 (piaproより転載) あさ6時 まだねむい お布団ふわふわ きもちいなぁ ゆめのなか まだいたい けれども時間は待ってくれないないない おしゃれな喫茶店で 優雅なモーニングを 食べたいけれど そんな時間は 女の子にはない あさ起きて 歯をみがく コーンフレークかごはんかな? 白いご飯 しゃけ入れて ピンクになったよ かわいいななな しあわせの みなもとは おいしいごはんだ「いっただきまーす!」 残さずに 食べましょう 最後は… 「せーのっ ごちそうさまでした~!」 コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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ドラえもん のび太と緑の巨人伝 DS 【どらえもん のびたとみどりのきょじんでん でぃーえす】 ジャンル ひみつ道具アクション 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512MbitDSカード 発売元 セガ 開発元 インティ・クリエイツ 発売日 2008年3月6日 価格 5,040円(税込) プレイ人数 1~4人 セーブデータ 4箇所 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 なし ポイント DSドラえもんゲーム唯一の横スクロールアクションひみつ道具の多彩さが魅力丁寧な作りながらも大味な面も… ドラえもんシリーズ ドラえもん のび太と緑の巨人伝 DS 概要 主なルール 主なモード 基本ルール ひみつ道具 どうぐレンジ 心の友 ミニゲーム 評価点 問題点 総評 余談 概要 説明不要の国民的アニメ『ドラえもん』のゲーム化の一角。"ニンテンドーDSでリリースされたドラえもんゲーム"としては通算3作目にあたる存在。同年上映されたアニメ映画『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』を題材にしており、概ね映画版と同じストーリー描写がゲーム内で再現されている。 前作・前々作のDSドラえもんゲームのジャンルはカードバトルRPGだったが、本作は横スクロールアクションゲーム(+ ミニゲーム集)となっている。 開発は近年の『ロックマンシリーズ』やキャラ ゲーのアクションゲームに関わる事が多いインティ・クリエイツが担当。 任意セーブ方式。メイン操作は十字ボタンとボタンで行うが、ミニゲームなどではタッチ・マイク操作を要する。一部ボイスあり。 主なルール 主なモード メインゲーム 一人プレイ専用の本作のメインゲーム。モード決定後に以下の項目が選べる。 「はじめから」「つづきから」:前者は新しくゲームを始める。後者は以前セーブした箇所からゲームを再開する。ゲーム内でセーブをしてしまうと、前者の選択はできなくなる。 「だいずかん」:ゲーム中に登場した様々な"ひみつ道具"の情報を鑑賞できる。内容は原作における情報であり、ゲーム中の効果情報ではない。 「パスワード」:パスワード入力に成功すると何かのアイテムが入手できる。パスワードは発売当時「コロコロコミック」の紹介コーナーなどで掲載され、その後は公式サイト(現在閉鎖)にて全てのパスワードが公開されていた。 「チャレンジ」:ゲーム内でプレイした事のあるミニゲームを自由に選んでプレイできる。 「クリアデータではじめる」:一度ゲームをオールクリアすると出現する項目。前周で入手した"ひみつ道具"などを引き継いだ状態で、ゲーム最初からのプレイができる。 対戦プレイ ミニゲームの1つ「けんじゅうおうコンテスト」が対戦形式でプレイできる。二~四人プレイ対応。 ダウンロードプレイ専用で、ソフトは1つのみでOK。なお、他のミニゲームの対戦プレイは行えない。 基本ルール ゲームの流れ。 本作のステージは、横スクロールの「アクションパート」とミニゲームの「ミニゲームパート」の2タイプがあり、どのステージも必ず通らなければならない道となる。 アクションパートでは「フィールドステージ」と「戦闘ステージ」を行き来する展開でゲームが進行する。 フィールドステージは、ゲーム前半は「のび太達の住む町」、後半は「緑の星」が舞台となる。ここでは敵があまり登場せず、自由に行動ができる。クリア条件が指定される場合もある。 戦闘ステージは「特定地点まで進む」「ボスを倒す」などのクリア条件を達成すればステージクリアとなる。クリア後は必ず何かしらのイベントが挟まれる。一度クリアした戦闘ステージは、フィールドステージを通して何度でも再挑戦が可能(例外あり)。再挑戦中は、途中で抜けてフィールドステージへと戻る事もできる。 フィールド・戦闘ステージ共に、画面内で倒した(消えた)雑魚敵や仕掛けは、画面を移動させると何度でもリセット(復活)する。 特定のアクションパートのステージをクリアするとミニゲームが始まる。 該当ミニゲームをクリアすると、その周回のメインゲームにおいては二度と発生しない。一度プレイしたミニゲームは、チャレンジ内にて単体で自由にプレイできる(上記)。 操作系統(アクションパート)。 本作は"ドラえもん"と"のび太"を切り替えながら操作する方式を採用している(例外あり)。 一度に操作できるのは"ドラえもん"・もしくは"のび太"のどちらに限られる。待機(非操作)状態のキャラは、原則として自動で操作キャラの後ろへと付いていく。 後述「キャラクターチェンジ」で操作キャラ・待機キャラの切り替えが可能。各キャラには独自の性能差があり、お互いを使い分けていく事こそが攻略の鍵となる。 ゲームの関係上、待機キャラが落とし穴に転落するなどで画面内から消える事があるが、これにはミスなどのペナルティはない。消えた待機キャラは後述操作でいつでも呼び戻せる。 ドラえもんとのび太の操作は以下の通り(各キャラ共通)。 十字ボタン左右で左右移動。キー下でしゃがみ動作。キー上下で"つた"のしがみつき・及び昇り降り動作。 Bボタンでジャンプ動作。ボタンの押す長さによってジャンプ力が変わり、ジャンプ中の移動制御が可能。 特定地形にいる場合、十字ボタン下とBボタン同時押しで下位置へと落下できる。 Yボタンで装備系ひみつ道具(下記)を使用する。 Xボタンでキャラクターチェンジを行う。詳しくは前述を参照されたし。 LかRボタン押し・もしくは"ひみつきち"にいる待機キャラをタッチすると、待機キャラを呼び戻せる。 付近に会話キャラがいる場合、近づいてAボタンで話しかける事ができる。 操作系統(下画面)。 アクションパート中における下画面には「ひみつきち」という部屋があり、下画面のタッチ・もしくはSTARTボタン押しで以下の行動を起こせる。 「ポケット」「どうぐ」:装備系・自動系・使用系の各種ひみつ道具の装備などが行える。 主なルール ひみつ道具 「でる」:一度クリアした戦闘ステージ中限定で選択可能。戦闘ステージ途中からフィールドステージへと戻してくれる。 「もくてき」:今いるステージのクリア条件や、簡易なヒント情報が聞ける。 「どうぐレンジ」:素材やレシピを使い、ひみつ道具などの作成を行う。 主なルール どうぐレンジ 「ひみつきち」:どうぐレンジで作成したドレスアップアイテムを、"ひみつきち"内に飾り付ける。 「待機キャラ」:"ひみつきち"にいる待機キャラをタッチすると、ゲーム内に呼び戻せる(上記)。 「心の友」:"ひみつきち"にいるジャイアン・スネ夫・しずかちゃんのいずれかをタッチすると、各キャラ専属のサポート技を発動できる。 主なルール 心の友 なお、"ひみつきち"の行動中はポーズ機能も兼ねている。 アイテム・お助けキャラについて。 ステージ中における敵の撃破・及びどこかに放置された形で以下のアイテムが出現する。 「ハート」:小と大の2種類があり、前者はライフ値1つの半分・後者はライフ値1つが回復する効果。 「鈴」:コスト値のストックが1つ回復する効果。 「ドラ焼き」:1UPの効果。最大で9までの残機ストックが可能。 「素材アイテム」:何かしらの素材アイテムが1つストックされる。複数種類あり。 「レシピアイテム」:何かしらのレシピアイテムがストックされる。複数種類あり。 ステージ中には以下の「お助けキャラ」が出現し、話しかける事で様々な恩恵を受けられる。 「ミニドラ(赤)」:操作などのチュートリアル解説をしてくれる。ミニドラによっては、攻略に適切な装備系ひみつ道具を勧めてくる事もある。 「ミニドラ(緑)」:一度クリアした戦闘ステージ限定で登場。戦闘ステージ途中からフィールドステージへと戻してくれる。 「神様ロボット」:「最大ライフ値1増加」「最大コスト値1増加」「一定時間無敵」「心の友ゲージ全回復」の各効果。前2つに関しては、ロボット一体につき1回のみしか受けられない。 ミス条件について。 アクションパートにおいては、ライフ 残機制を採用している。残機がすべて尽きるとゲームオーバー。 初期ライフ値は4つで、神様ロボットの恩恵を受けると1つづ増していく。ダメージによるライフ値減少量は、敵の種類などによって変わる。 ダメージ条件は「操作キャラが大方の敵や敵攻撃に触れる」「トラップに触れる」のいずれとなる。 「操作キャラが落とし穴に転落する」「壁同士に挟まれる」「自動系ひみつ道具のエラチュ-ブなしで水中へと潜る」と即ミス。 ミス後は該当ステージ内の戻り復活方式。ステージ途中に配置されている「中間ポイント」に操作キャラが触れると、ミス後の復活はそこからの再開となる。 ゲームオーバー後のコンティニューは無制限に可能。該当ステージの最初に戻される事を除けば、コンティニューによるペナルティはない。 ミニゲームパートにおいては、クリア条件を達成しなければ即ゲームオーバーとなる。 こちらもゲームオーバー後のコンティニューは無制限。ミニゲーム最初からのやり直しになる以外でのペナルティはない。 オールクリア後の特典について。 一度メインゲームをオールクリアすると、ゲーム終盤・もしくはゲーム最初からの周回プレイが行える。 項目の"つづきから"を選ぶとゲーム終盤から、"クリアデータではじめる"を選ぶとゲーム最初からのプレイとなる。双方共に、前に入手した"ひみつ道具"などの引継ぎがされた形となる。 オールクリア特典として「くろうみそ」という特殊な"ひみつ道具"が入手できる。 "クリアデータではじめる"時では「"くろうみそ"を使用するか否か」という選択があり、それを使用すると「ハードモード」としてゲームを始める事ができる。 ハードモードでは「操作キャラの最大ライフ値制限」「敵のスピード上昇」「自動系ひみつ道具の"ひい木"を装備しないと、敵がアイテムを落とさなくなる」などの過酷な条件が加わる。 一度ハードモードにすると、プレイデータ内における"くろうみそ"使用の取り消しは行えない。プレイヤーの腕前によっては詰みに近い状況に追い込まれる可能性も考えられる。 ひみつ道具 ひみつ道具について。 本作では多種多様な「ひみつ道具」が存在し、"ひみつきち"内からそれらを自由に装備・及び使用ができる。道具のタイプは下記の3つ。 ゲーム初期時では限られた道具しか持っていないが、「イベント入手」「どうぐレンジ作成」などの方法で道具の数が増えていく。 装備系ひみつ道具(持つ) ドラえもんとのび太に1つづつ装備させ、行動手段として使用できる道具。ドラえもんとのび太では装備できる道具が異なる。 各キャラが装備できる道具は、そのキャラ専用の装備となる。すなわち、ドラえもん専用の道具をのび太が装備する事はできない(その逆もしかり)。 ドラえもんの道具は特殊移動性特化・のび太の道具は攻撃性特化に優れるものが多い。ほとんどの道具は先へ進む為に必要不可欠。道具の総数は12種類(ドラえもん6種類・のび太6種類) + 装備系ひみつ道具一覧 「水中」は水中時での使用が可能か否かを示す。 ひみつ道具 紹介 水中 装備系ひみつ道具(ドラえもん専用) くうきブロックせいぞうき ドラえもん手前上に空気の足場を作れる。最大で同時5回の足場作成が可能。足場を"のび太"の"くうきほう"で当てると前方に飛ばせる。 不可 SLえんとつ Yボタン連打でドラえもんを猛スピードで突進させ、その途中にいる敵を体当たりで倒せる。移動中はブレーキとジャンプ以外の移動制御が効かず、状況によっては危険も伴ってしまう。 不可 タケコプター 使用中はドラえもんを八方向飛行させ、空中を自由に飛び回る事ができる。しかし、飛行時間が10秒程度と極めて短く、使用中は完全無防備というリスクもある。 不可 バショーせん 近距離用の武器。大方の当てた敵を前方に吹き飛ばせる。溜め攻撃が可能で、通常では効かない重い敵をも吹き飛ばす。 不可 ペンシルミサイル 単発の高威力ミサイルを上方向へと発射する。ミサイルは十字ボタンで操作できる。発射中は身動きがとれず、敵が多くいる場所で使用するのは自殺行為以外の何者でもない。 可 ひらりマント ドラえもんが地上にいる場合、Yボタン押しっぱなしでマントをかざし、大方の敵攻撃を跳ね返せる。空中でも使用可能。地上使用時はドラえもんが動けなくなる制限あり。 不可 装備系ひみつ道具(のび太専用) ウマタケ Yボタンで"のび太"がウマタケに乗り、乗馬中に再度Yボタンで降りられる。乗馬中は跳ね上がる感じで動き、敵を踏みつけて攻撃できる。 不可 くうきほう 連射が効きにくい上に射程制限があるものの、クセが少なく使いやすい飛び道具系武器。ドラえもんの"くうきブロックせいぞうき"を前方に飛ばせる。 不可 アタールガン 威力は低いが、3連射可能で若干のホーミング機能を搭載した飛び道具系武器。水中戦では使用できない"くうきほう"の代役として活躍する。 可 ドリームガン 一切の攻撃力は持たないが、当てた敵を眠らせる飛び道具系武器。眠った敵は足場として利用できる。 可 デンデンハウス 使用中はのび太がデンデンハウス内に篭り、完全無敵状態となる。しかし、使用中はジャンプ以外の行動ができない為、完璧なる無敵保持をできる訳ではない。 可 ショックガン 最強の攻撃力・連射可能で端まで届く射程・水中でも使用できる飛び道具系武器。欠点らしい欠点がなく、入手すれば劇的に敵を倒しやすくなる。 可 自動系ひみつ道具(付ける) 装備させると自動的に効力が発揮される道具。ドラえもんとのび太による性能差はない。 ゲーム初期時では1つの道具しか装備できないが、ゲームを進めると最大で3つの道具が装備可能。一部道具は装備しないと先に進めない場面あり。道具の総数は16種類。 + 自動系ひみつ道具一覧 ひみつ道具 解説 エラチューブ 水中時における必須道具。これを装備しないと、水中に入った途端3カウント後にダメージとなってしまう。 しあわせカイロ 最大ライフ値が1つ上乗せされる。 グレードアップえき 最大ライフ値が2つ上乗せされる。 じしんヘルメット 最大ライフ値が3つ上乗せされる。 ハッスルネジまき 地上時における移動スピードが速くなる。 かいそくシューズ 通常での水中時は移動速度が低下するが、これを装備すると地上時と同じスピードで移動できる。 トランポリンゲン ジャンプ力が少し高くなる。 スーパーシューズ 装備系道具のウマタケに関係なく、敵を踏みつけ攻撃ができる。 パワーてぶくろ 体当たり・踏みつけ系の攻撃力が上がる。 ほあんカンバッジ 飛び道具系の性能が上がる。 がんじょう ダメージによるライフ値消費が半減する。 みみバン 音波系の敵攻撃が効かなくなる。心の友"きょうおんぱはっしんき"のダメージも無効化できる。 いたみはねかえりミラー ダメージを受けると、相手の敵にも同時にダメージをあたえられる。 オーバーオーバー ライフアイテムなどのライフ値回復が倍になるが、ダメージも同様に倍となってしまう。 エスパーぼうし 通常では見えない通路を透視できる。 ひい木 倒した敵がアイテムを落としやすくなる。ハードモード時では"これ"を装備しないと、敵がアイテムを落としてくれない。 補助系ひみつ道具(助ける) 任意で使用でき、何かしらの効果が得られる道具。後述の理由により使用回数の制限が付く。 道具を使用すると「コスト」というストックが特定数消費される。コスト値が足りないと該当道具の使用ができない場合がある。消費したコストは鈴アイテムを取得する事で回復する。また、神様ロボットに話しかけると最大コスト値が増やせる(初期コスト値は4つ)。 一部の道具は「コスト値は減らないものの、使用してしまうと存在そのものが消滅する」ものもある。消滅した道具は、どうぐレンジで作成しなければならない。 装備・自動系道具とは違い、使用しないと絶対に先に進めない場面はなく、使うも使わないもプレイヤーの自由である。道具の総数は10種類。 + 補助系ひみつ道具一覧 ひみつ道具 紹介 コスト コンクフード ライフ値を3つ回復する。 消滅 グルメテーブルかけ ライフ値を5つ回復する。 消滅 はたけのレストラン ライフ値を7つ回復する。 消滅 まんびょうやく ライフ値全回復に加え、敵攻撃の一種である痺れを直す。 消滅 ヘソリンスタンド 一定時間、ライフ値が徐々に回復され続ける 消滅 ミチビキエンゼル 一定時間、放置アイテムの場所を教えてくれる。指示を無視するとキレかかる(ペナルティなし)。 1 おもちゃのへいたい 一定時間、そばにいる敵を片っ端から射撃攻撃してくれる。 4 ムードもりあげがくだん 一定時間、ダメージによるライフ値消費が半減し、攻撃力全般が増す。 4 ころばしや 周囲にいる敵を3回気絶させる。 3 ミニドラえもん 攻撃援護やライフ値回復をしてくれるが、たまに失敗もする。 2 どうぐレンジ どうぐレンジについて。 ステージ内などで入手した「レシピ」と「レシピに記載された素材」を持っていると、素材を合成して"ひみつ道具・及びドレスアップアイテム"を作成する事ができる。 作成できる"ひみつ道具"などは必ず1回のみの作成となる。同じものを2回以上作成する事はできない。 レシピは全76種類あり、どのレシピも1つしか持てない。素材は全54種類あり、各素材は最大で9つのストックが可能。 心の友 心の友について。 ゲームをある程度進めると、ジャイアン・スネ夫・しずかちゃんによる「心の友」が使用可能となる。 心の友とは「各キャラが専属のサポート技を行ってくれる」というもの。心の友抜きでは先に進めない(レアアイテムなどが取得できない)場面が多い。 心の友を使用すると、各キャラに用意された「心の友ゲージ」が消費され、ゲージが足りないと該当キャラの心の友が使用できなくなる。消費したゲージは時間経過で回復する。 心の友は「キャラ3人 × サポート技3種類」の全9種類。心の友ゲージはサポート技1種類毎に設定されており、ゲージが減るのは使用中のサポート技のみである(*1)。 + 心の友一覧 サポート技 紹介 心の友(ジャイアン専用) エースキャップ 一定時間、自動でボール投げ攻撃で援護してくれる。 モグラてぶくろ 近くにある特定の壁を掘ってくれる。 きょうおんぱはっしんき 画面内にいる敵すべてに大ダメージをあたえるが、耳バンがないと操作キャラ自身にもダメージが及ぶ。 心の友(スネ夫専用) なおしバンとこわしバン 一定時間、壊れた機械の修復・及び×印の機械の破壊を行ってくれる。 むてきほうだい 一定時間、自動射撃攻撃で援護してくれる。 ホームズセット 隠されたアイテムを発見してくれる。杖に近づいてAボタンでアイテム取得。画面が暗転するまで効果が続く。 心の友(しずかちゃん専用) チアガールてぶくろ 一定時間、ライフ値が徐々に回復され続ける タスケテぼう 一定時間、身近にいる敵を倒してアイテム化し、操作キャラが落とし穴に転落するとミスを無効にしてくれる。 おいしゃさんカバン ライフ値を完全回復してくれるが、画面内にいる敵全員も全回復してしまう(一部回復しない敵や、逆に倒せる敵もいる)。 ミニゲーム ミニゲームについて。 メインゲームでは7種類のミニゲーム、対戦プレイではその内の「けんじゅうおうコンテスト」がプレイできる。 ミニゲームでの操作は「アクションパート同様、十字ボタンとボタン使用」「十字ボタンとマイク使用」「タッチのみ使用」といったものがある。 + ミニゲーム一覧 けんじゅうおうコンテスト ビッグライトでおいかけろ! すごいぞ! キー坊 がんばれ! キー坊 ふくらみすぎごようじん ユラユラおちばのヒットマン とべ! スカイリーフ 評価点 徹底的な原作再現。 アニメ映画版のダイジェストは大方踏襲されており、映画同様のストーリー展開が楽しめる。 ゲームの関係上、多少の尺が縮められている節があるものの、ゲームの邪魔にならない程度のイベントが定期的に導入される。 DSのゲームとしてはボイスの量は多めな部類。オープニングデモ・エンディングのイベントは完全フルボイスと大盤振る舞い。 映画版自体にも当てはまる事だが、ドラミや出木杉などのキャラの出番がかなり少ない。原作再現といわれるとそれまでだが、少々残念なところではある。 「のび太に惚れる」ゲーム。 本作はアクションパートやそれ以外の場面でも"のび太"の使用率が高い。ドラえもんゲームとしては割と珍しいキャラ配置ではないだろうか。 飛び道具の装備系ひみつ道具を駆使して敵をなぎ倒す様は、まるでロックマンみたいでかっこいい。ここまでイカした"のび太"を拝めるドラえもんゲームは貴重かもしれない。ただし、これが後述の問題点に繋がってしまうが…。 ひみつ道具の多彩さ。 おそらく、本作における"ひみつ道具"の収録網は、アクションゲームとしてのドラえもんゲームの中でも頂点クラスだと思われる。特に「アタールガン」のようにてんとう虫コミックス未収録作品の道具(*2)をメインに起用した例もある。 上記ルールで述べた"ひみつ道具"(心の友も含む)はすべてゲーム中に使用できるものばかり。「この道具はどういう効果なのか?」と使いこなす楽しみが多く詰まっている。 一時的な演出専用ではあるが「どこでもドア」や「ビッグライト」などの定番道具も収録。ストーリーの関係上、「タイムマシン」が収録されていないのはちょっと残念だが…。 "ひみつきち"におけるドレスアップアイテムにも様々なものが用意されている。 「ちきゅうはかいばくだん」「にんげんせいぞうき」といったトラウマ道具から、「キレイなジャイアン」「ロボ子」といった人型の道具(?)まで、多種多様なものが存在する。 キャラの動きが細かい。 アクションパートのグラフィックはすべてドット描きで表現されているが、これが非常に美麗で一見の価値あり。 「まるでアニメキャラをそのままゲームとして操作している」といっても過言ではない程で、ドラえもんやのび太を筆頭とした主要キャラのアニメーションパターンも非常に豊富。 インティ・クリエイツ開発のアクションゲームは全般的に上質グラフィックだが、その中でも本作のグラフィックの美麗さは上位に位置するだろう。 丁寧に作られたアクションゲーム。 ひみつ道具が多くて美麗なだけでなく、アクションゲームとしての出来も侮れない。 キャラを動かす操作性は超軽快であり、アクション慣れしているプレイヤーならば即効で入り込める。この辺もインティクオリティというべきだろうか。 やり込み要素の多さ。 ただ単にゲームを進めるだけでなく、「レシピや素材を集め、ひみつ道具やドレスアップアイテムをすべて集める」というやり込み要素も用意されている。 通常では1周プレイだけですべてのレシピを集めるのは不可能(説明書にも書かれている)。その為、やり込み目的でいうならば、本作は周回プレイ前提のゲームという事になる。 もちろん、レシピ・素材集めは直接クリアに影響しないので、「単にオールクリアしてエンディングを見たい」プレイヤーに対する配慮もなされている。 問題点 画面切り替えの煩わしさ。 確かにキャラを動かす操作性は超軽快だが、それ以外の操作に手間がかかりやすいという問題も抱えている。 本作は「状況に応じて様々な"ひみつ道具"を使い分けていく」方式を採用している。すなわち、事ある毎に"ひみつきち"画面へと切り替えなければならない。 道具切り替えまでの手順としては「下画面の"ポケット(どうぐ)"をタッチ ⇒ 使いたい道具を選択 ⇒ アクションパートに戻る」となる。ここで問題なのは「ドラえもんとのび太の装備系道具(2種類)・自動系道具・補助系道具・心の友」を頻繁に選び直さなければならない点にある。ゲームを進める上で補助系道具以外は必ず切り替える必要があり、それが進行テンポの阻害に結びついてしまっている感は否めない。 ゲームバランスは正直よくない。 子供向けを対象にしている関係上、全体的に難易度が抑えられている本作だが、それにしても易しすぎる節が強い。 特に指摘されすいのが心の友の1種である"チアガールてぶくろ"の性能が過度に強いという点。これを多用するだけで、強行突破が可能な程。チアガールてぶくろ使用中は、簡単にライフ値を全快できてしまう。しかも、心の友ゲージは全キャラ共に非常に早い為、少し間を置いただけで無限に使用できる。 他にも"のび太"の装備系ひみつ道具であるショックガンの性能も過度に高い。とあるボス敵は3発位で倒せる程の性能(*3) もっとも、チアガールてぶくろ・ショックガン共に嫌なら使わなければいい話ではある。使わないとクリアできない難易度にはなっておらず、ショックガンに至っては"そもそも"どうぐレンジで作成しないと入手できない。 体感的な難易度はむしろ高い部類。 一度倒した雑魚敵が画面外が消えると何度でも復活する為、「前の画面に戻ると、さっき倒した敵に触れてダメージ」という環境に追い込まれやすい。 しかも、本作は操作キャラが大きめに描かれている上に、一画面に登場する敵の割合も多めなので、異様にダメージを食らいやすい傾向にある。 実際、大方単発のボス戦よりも、多勢に無勢な道中戦の方が過酷な場面に遭遇しやすく、この辺もゲームバランス的に首を傾げたくなる。 "これでもか"という位に"ひみつ道具"やアイテムが大量入手できる故に、ゴリ押しによるクリアは容易いが、縛り(もしくはハードモード)のプレイは確実に鬼畜難易度となるだろう。 ドラえもんの扱いがやや悪い。 原作者が明言している通り『ドラえもん』の主人公はドラえもんである(*4)が、ゲーム全体ではのび太を操作することが多い為、どうしてもドラえもんの出番が少なめに…。 のび太とドラえもんの違いは装備できるひみつ道具と「ネズミ系の敵に対する反応」しかない上、ひみつ道具もドラえもんは移動系に優れている代わりに攻撃に乏しいものとなっていて、ドラえもんを中心に操作して進めようとすると難易度が途端に上昇する。 ネズミ系の敵のいる場所では逃げ出してしまい(ドラえもん操作時は強制的に走り出す上にボタン操作が左右逆になる、のび太操作時は勝手に"ひみつきち"に戻ってしまう)、実質のび太しか動かせないステージもある。 しかも初回プレイではドラえもんに装備できる道具は水中では使用できない。 「SLえんとつ」は「星のカービィシリーズ」のホイールなどと同じく「高速走行で前にある敵を蹴散らす」のだが、ボタンを連打しないと走り続ける事ができない。指とゲーム機の負担が無駄に大きく、停止は壁にぶつかるかしばらく放置するか装備している道具を切り替えるしかないし止まらないと向きを変えられない。 「ボタン一つで走行と停止を切り替える」でも事足りるはずだが。 映画での使用率が高い「ひらりマント」も終盤まで登場しない。 ドラえもんで敵を倒したりストーリーを進めたいと思う人も当然存在するが、ゲームの仕様上ドラえもんの主人公らしい勇姿を拝める機会が少ないのが残念な所。 もちろん、「ドラえもんの方が進めやすい」「のび太はそもそも操作すらできない」ステージもある。ドラえもんだけを操作してボスと戦うステージも存在するが、それでも全体的にのび太を操作することが多いため、人によっては寂しさや物足りなさを感じてしまう。 全体的に見るとステージは多くない。 やり込み要素は多いものの、総合ステージ数は控えめである。 1周あたりのステージ数は30。一見では多そうに思えるかもしれないが、これは「ミニゲームパート」「数分で終わるお使い」「ボス戦だけ」のステージも含めた総数である。 ステージ自体のバリエーションは多彩ではあるものの、敵の種類が少なめで、各ステージの構造も長くない。この辺もインティ開発のアクションゲームにありがちな問題である。 ミニゲームが単調気味である。 7種類あるミニゲームはそのどれもが軽いものばかりで、続けてプレイすると確実に飽きてくる。 難易度選択などのバリエーションがない為、ある程度プレイすれば「もういいや…」という気分になる。周回プレイ時におけるミニゲームパートのスキップもできない。 時間無制限タイプのものはスコアが伸びるほど難しくなるが、それでも慣れてくればゲームオーバーになるタイミングを委ねられているようなものである。メインモードと同じく「特定の点を取るとクリア」にして、クリアまでにかかる時間を記録するシステムにするだけで十分な改善になっていたであろう。 対戦プレイが"けんじゅうおうコンテスト"にしか対応していないのも謎。(*5)これを入れる位なら、メインモードをより作り込むべきだと思うのだが…。 一部イベントが飛ばせない。 周回プレイ時はイベントスキップが一部可能となるが、何故か飛ばせないイベントがある。 特にエンディング全般は一切スキップ不可能。フルボイスな上にイベント自体も長い為、終わらせるには結構な時間を消費してしまう。 しかも「見たい時に見る」モードもない。去年と一昨年のソフトの問題点を見事に受け継いでいる。 総評 ドラえもんゲームとしての愛情と、アクションとして作り込まれたゲームシステムの評価は非常に高い作品。 その反面、初心者向けを意識しすぎた故につまらなくなってしまう面も目立ち、何とも勿体無い感がある。 余談 3作続いてきたドラ映画ゲーはここで一旦途切れ、『新宇宙開拓史』『人魚大海戦』『新鉄人兵団』を挟んで3DSでの展開に移行することとなった。
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休日のある日・・・ 「ママ、今日はやけに2階が騒がしいね。」 「当たり前ですよ。今日はのび太が友達を大勢連れてきてるんですから・・・」 「さてはまたポケモンをやっているな・・・どれ、ちょっと様子を見てみるか。」 そう言うと野比のび助は立ち上がり、2階にある息子の部屋へ向かった。 今この町ではポケットモンスターというゲームが大流行している。 近所の子供達のほとんどはこのゲームを持っていた。 そしてのび助も先日息子ののび太にゲームを買ってくれとねだられた。 もちろん最初は断ったが、それでもしつこくねだってくるのび太に、 とうとう折れて「じゃあ今度のテストで40点以上取ったら買ってやる」と言った。 すると驚くことにのび太はそのテストで56点を取った。 これには母の玉子ものび助も驚いたが約束は約束だったので、 のび助はのび太にDSとポケットモンスターダイヤモンドを買ってあげたのだった。 のび助はのび太の部屋にあがった。 「やぁみんな、ポケモン楽しんでるかい?」 「あっパパ・・・」 部屋にはのび太、のび太の友達のジャイアン、スネ夫、しずか、出木杉、 そして猫型ロボットのドラえもんがいた。 今はスネ夫とジャイアンがポケモンバトルをしていた。 残ってるポケモンはそれぞれ1匹ずつ・・・スネ夫がレジアイス、 ジャイアンがガブリアスだった。 「よしっ、レジアイス、冷凍ビームだ!」 「お、俺のガブリアスが・・・」 「また僕の勝ちだね。」 「く、くそぉ~・・・また負けた。」 「ねぇ、スネ夫。君のレジアイスってポケモン、 見たことないんだけど・・・どこで手に入れたの?」 のび太が初めて見るポケモンに興味を示し、スネ夫に尋ねる。 「なんだよ、のび太。レジアイスを知らないのかよ。 こいつはエメラルドバージョンから連れて来たんだよ。」 「エメラルドバージョン?」 「ゲームボーイアドバンスのソフトのことだよ。 DSのダブルスロットに差し込むことによってアドバンスからDSに ポケモンを連れてくことができるんだ。」 出木杉が補足する。 「へぇ~・・・そうなんだ。僕もエメラルドバージョン欲しいなぁ・・・」 のび太はのび助に目をやる。 「お、おい・・・パパはこれ以上は買ってやれないよ・・・」 「じゃあドラえもん、エメラルド買って~!」 「買ってあげることはできないけどポケモンの世界に連れていくことはできるよ。」 「え?どういうこと?」 全員が一斉に尋ねる。 「こういうことさ!」 そう言うとドラえもんは四次元ポケットの中から『もしもボックス』を取り出した。 「さ、みんな早くもしもボックスに入って・・・」 ドラえもんはみんなをもしもボックスに入れた。 そしてもしもボックスの受話器を取り、こういった。 「もしもここがポケットモンスターエメラルドの世界だったら!」 ドラえもん達がもしもボックスから出るとそこは美しい自然が広がっていた。 「うわぁ~、綺麗ね・・・」 「本当だね。」 しずかと出木杉は感激した。 「おい見ろよ、あそこに野生のポチエナがいるぞ!」 「ジャイアン!あっちにはジグザグマが!」 ジャイアンとスネ夫も本物のポケモンを見て、感激した。 「綺麗な自然だねぇ、のび太君・・・あれ?」 ドラえもんは驚いた。 そこにいた人物はなんと野比のび太ではなく、野比のび助だった。 「パ、パパさん!何でここに・・・」 「何でって・・・君が僕をもしもボックスに入れたんじゃないか。」 「しまった・・・のび太君と間違ってパパさんを連れてきちゃった・・・」 ──その頃現実世界ののび太は・・・ 「しくしく・・・ひどいよドラえもん・・・ 僕とパパを間違えて連れて行くなんて・・・」 「ドラえもん!今から僕を現実世界に戻すことはできないのかい?」 のび助がドラえもんに尋ねる。 「現実世界に戻る方法はこの中の誰かがチャンピオンになるしかないんだ。」 「チャンピオンってなんだい?」 「だ、だからそれはそのぅ・・・」 ドラえもんとしずかと出木杉はのび助にこの世界のルールを簡単に話した。 「なるほど・・・つまりジムバッジというのを8つ集めると、四天王に挑戦できるんだね?」 「そういうことです。そして四天王を倒した人がチャンピオンになるんです。」 「ジムバッジを8個集めるにはどれくらい時間がかかるんだい?」 「そうだな・・・早い人でも大体1ヶ月くらいかかるかも・・・」 「そんな!明日は仕事だっていうのに・・・どうしよう・・・」 「その点は大丈夫。この世界と向こうの世界では時の流れが違うから・・・」 「どういうことだい?」 「向こうの世界の1日はこっちの世界では大体100日くらいなんだよ。 つまり100日以内にゲームをクリアできれば、パパさんは仕事に間に合う。」 「なるほど・・・つまり100日以内にこの中の誰かが四天王を倒して、 チャンピオンになればいいのか・・・」 しばらくみんなが黙っているとジャイアンが口を開いた。 「なぁ、早くポケモンを貰いに行こうぜ。」 「そうだね。ここで黙ってても拉致があかないし・・・」 彼らはオダマキ研究所へと向かった。 ──オダマキ研究所・・・ 「やあよく来たね。そこにモンスターボールが6つある。好きなのを選んでくれ。」 「よし!じゃあまずは俺から・・・行けっ、モンスターボール!」 ジャイアンはモンスターボールを手に取り、投げた。 するとモンスターボールからドガースが出てきた。 「げっ、ドガースかよ・・・」 「ははっ、ドガースなんてジャイアンらしいね・・・じゃあ次は僕が・・・出てこい!」 スネ夫が選んだモンスターボールからはケーシィが出てきた。 「げっ、ケーシィだ・・・」 ケーシィは「テレポート」しか覚えないので、最初のポケモンには不向きだった。 「じゃあ次は僕が・・・よし、このボールにしよう!」 出木杉が選んだボールからはミズゴロウが出てきた。 「ミズゴロウか・・・悪くないね・・・」 「出木杉の奴、ミズゴロウを当てるなんて羨ましいぜ・・・」 「次は私が・・・出てきて!」 しずかが選んだモンスターボールからはアチャモが出てきた。 「アチャモだわ・・・可愛い!」 そしていよいよ残ったモンスターボールは2個となった。 「パパさん、選ばないの?」 「ドラえもんから先に選んでいいよ。」 「そう?じゃあお言葉に甘えて・・・出てこい、僕のポケモン!」 ドラえもんが選んだモンスターボールから出てきたのはねずみポケモンのサンドだった。 「ね、ねずみ~!!」 サンドを見たドラえもんは気絶した。 「おや、この青狸君はねずみが苦手なのかい?」 オダマキ博士が不思議そうに尋ねる。 「ええ。どうやらそうみたいです。」 出木杉が答える。 「いよいよ僕の番か・・・」 のび助は最後に残ったモンスターボールを手に取った。 (緊張するなぁ・・・一体どんなポケモンが出てくるんだろう・・・) のび助は手に取ったモンスターボールを投げた。 のび助のモンスターボールから出てきたのは、キモリだった。 「このポケモン・・・!可愛い・・・」 キモリはモンスターボールから出るや否やのび助のほうをうるうるした目で見てきた。 「な、なんて可愛いんだろう・・・」 そのままのび助とキモリはしばらく見つめ合った。 「おい、のび太のパパの奴、ずっとキモリのこと見てるぞ。」 「相当気に入ったみたいね。」 「さて、旅立つ君達にこれをあげよう。」 オダマキ博士は一行にポケモン図鑑とモンスターボール5個を渡した。 「さぁ君達の冒険は今ここから始まるんだ!気をつけていってくるんだよ!」 「ああ!じゃあ、行くぞドガース!」 「ケーシィ!僕達も行こう!」 「ミズゴロウ!楽しく旅しよう!」 「アチャモ!私達も行きましょう!」 こうして4人の少年少女達は旅立った。 (ね、ねずみ~・・・) (ああキモリ、君は何て可愛いんだ・・・) サンドを見て気絶しているドラえもんとキモリに見とれてるのび助・・・ 彼らの旅はいつ始まるのだろうか、次回に続く。 現在の状況()内は覚えてる技 のび助 キモリ♀LV5(はたく、にらみつける) ドラえもん サンド♂LV5(ひっかく、丸くなる) スネ夫 ケーシィ♂LV5(テレポート) ジャイアン ドガース♂LV5(毒ガス、体当たり) しずか アチャモ♂LV5(ひっかく、泣き声) 出木杉 ミズゴロウ♂LV5(体当たり、泣き声) ──102番道路、いち早くここに来たジャイアンは1人の虫取り少年と戦っていた。 「ドガース、毒ガス!」 「どうしよう・・・僕のケムッソが毒状態になっちゃった・・・」 「今だ、体当たり!」 ドガースの体当たりがケムッソに炸裂し、ケムッソは戦闘不能となった。 「よっしゃ!これで7連勝だ!」 ジャイアンは102番道路でトレーナーを倒し、 ドガースのレベルアップと賞金稼ぎを行なっていた。 その頃101番道路のスネ夫は・・・ (参ったな・・・最初のポケモンがケーシィじゃなぁ・・・ 他のポケモンを捕まえようにも、この辺にはポチエナやジグザグマが いないしなぁ・・・) スネ夫が悩んでいたとき、1人の若い青年がポケモンに技マシンを使っていた。 「よし、これでジグザグマが10万ボルトを覚えたぞ。」 「あのー、すみません・・・」 スネ夫が青年に話しかける。 「何だい?」 「サイコキネシスと目覚めるパワーの技マシンを持ってたりしませんか?」 「持ってるけど・・・それが何か?」 「できれば譲っていただけませんか?1万円で買うんで・・・」 「1万円だって!?よし、売った!」 スネ夫は青年からサイコキネシスと目覚めるパワーの技マシンを買った。 (よし、これをケーシィに覚えさせれば序盤の攻略が大分楽になる・・・) ちなみにスネ夫のゲーム内での所持金は99万9999円だった。 その頃、103番道路のしずかは・・・ 「アチャモ、火の粉よ!」 アチャモの火の粉が野生のキャモメに炸裂する。 「今よ、モンスターボール!」 キャモメを入れたモンスターボールが3回ほど揺れ、やがて揺れが止まった。 「やったわ!キャモメをゲットしたわ!」 「いやー、見事だよ。しずかちゃん。」 「出木杉さん!いつからここに・・・?」 「さっきからいたよ。声かけるのも悪いかなぁって思って、 君がキャモメを捕まえるのを見てたんだよ。」 「そうだったの・・・ところで、ポケモンの調子はどう?」 「絶好調だよ。そうだ。良かったらお互いの一番強いポケモンで バトルしないかい?」 「いいわよ。」 こうして出木杉としずかはポケモンバトルをすることになった。 「行け、ミズゴロウ!」 「アチャモ、負けないで!」 ──そして・・・ 「負けたわ・・・出木杉さんのミズゴロウ、強いわね。」 「いやいや、しずかちゃんのアチャモもかなり強かったよ。 もう少しレベルが高かったら、 僕が負けてたかもしれない。」 「ありがとう。じゃあ私はもう行くわ。」 「そうかい。今度会ったらまたバトルしよう。」 「ええ。」 しずかはそう言うと、103番道路を後にした。 現在の状況()内は覚えてる技 のび助 キモリ♀LV5(はたく、にらみつける)所持金1万円 ドラえもん サンド♂LV5(ひっかく、丸くなる)所持金1500円 スネ夫 ケーシィ♂LV5(テレポート、サイコキネシス、目覚めるパワー氷) 所持金98万9999円 ジャイアン ドガース♂LV10(毒ガス、体当たり、スモッグ、煙幕) 所持金3500円 しずか アチャモ♂LV13(ひっかく、泣き声、きあいだめ、火の粉) キャモメ♀LV3(水鉄砲、泣き声) 所持金2700円 出木杉 ミズゴロウ♂LV11(体当たり、泣き声、どろかけ、水鉄砲) 所持金3000円 「う、う~ん・・・」 気絶していたドラえもんが目覚めるとのび助とオダマキ博士が仲良く、 お茶を飲んでくつろいでいた。 「あっ、ドラえもん。気がついたのか。良かった・・・」 「パパさん!何でオダマキ博士と仲良くお茶してるの?」 「君が目覚めるのを待ってたんだよ。僕1人で旅するのは心細いからね。」 「ドラえもん君、話は大体のび助さんから聞いたよ。のび助さんはポケモンのことを 全く知らないみたいじゃないか。一緒に旅してアドバイスしてやったらどうだい?」 「頼むよ・・・」 のび助が弱々しい声でドラえもんにお願いする。 ドラえもんはのび助を気の毒に思った。 自分はのび太やジャイアン達がポケモンをやっているのを見ていたので、 ポケモンのことは大体知っていたがのび助はポケモンのことを全く知らない。 いわばド素人なのだ。 そもそものび助がこの世界に来ることになったのは、自分のせいだ。 「分かった。パパさん、僕が色々とアドバイスしてあげるよ。」 「本当かい?ありがとう!」 こうしてドラえもんとのび助の奇妙な2人旅が今、始まったのであった・・・ ──101番道路・・・ 「ねぇ、ドラえもん・・・」 「何?」 「ジムリーダーからジムバッジを貰うにはポケモンバトルで勝たないと いけないんだよね?」 「そうだけど・・・」 「ポケモンバトルっていうのは、どうやってやるんだい?」 「そうか・・・まずはポケモンの基本中の基本、ポケモンバトルからパパさんに 教える必要があるね。」 ちょうどそのとき草むらからポチエナが飛び出してきた。 「ちょうどいい・・・あのポチエナと戦ってみなよ。僕がアドバイスするから・・・ パパさん、モンスターボールからキモリを出して。」 「わ、分かった。出てこい、キモリ!」 「キャモ!」 モンスターボールから可愛らしい目をしたキモリが出てきた。 「ああ・・・お前はいつ見ても可愛いなぁ・・・」 「キャモ・・・」 のび助とキモリはお互いを見つめあっていた。 「パパさん!キモリー!後ろ、後ろ!」 「ガウ!」 ポチエナがキモリに体当たりをしてきた。 「キャモ・・・」 「あっ!キモリ!おいお前!僕の可愛いキモリに何をするだァー!」 そう言うとのび助はポチエナを渾身の力で殴りつけた。 「パ、パパさん・・・なんで自分でポケモンに攻撃してるの?」 「だ、だってあいつ・・・僕の可愛いキモリを・・・」 「ガウガウ!」 のび助に殴られたことで、ポチエナは頭に血が上った。 「お前、まだ懲りてないのか!僕の可愛いキモリを傷つける奴は! 絶対に許さない!」 そう言うとのび助はポチエナを殴り続けた。 「君が泣くまで!殴るのをやめない!」 「パ、パパさん・・・やめて!」 「何でだい?こいつは僕の可愛いキモリを傷つけたんだよ?」 「その『僕の可愛いキモリ』って言葉、何回使うつもりなの・・・ しかも自分でポケモンにダメージを与えるなんて・・・ ジャイアンだってそんなことしないよ。 それに、自分でポチエナを倒しちゃったら、キモリに経験値が入んないよ。」 「経験値って何だい?」 のび助がドラえもんに尋ねる。 「経験値っていうのは、ポケモンを倒したときにもらえる数値のことで、 一定の経験値をもらうとポケモンはレベルアップするんだ。 レベルアップすることでポケモンは強くなる。」 「なるほど・・・つもり僕の可愛いキモリがポチエナを倒せば、 キモリに経験値が入るんだね?」 「そういうことだよ。パパさんが弱らせたから、ポチエナのHPは ほとんど残ってないはず・・・キモリの『はたく』一発で倒せるよ。」 「分かった。僕の可愛いキモリ、『はたく』だ!」 「キャモ!」 のび助の指示を受け、キモリはポチエナに『はたく』で攻撃をした。 するとポチエナは倒れた。 「やった・・・ポチエナを倒したぞ!」 「キャモ!」 「パパさん、キモリ、おめでとう!」 「ありがとう。でも僕の可愛いキモリがポチエナの攻撃を受けて 弱っちゃったよ・・・」 「それなら大丈夫。ポケモンセンターに行けば、体力を回復させることが できるよ。」 「ポケモンセンターって何だい?」 「まぁ、行ってみれば分かるよ。」 ──ポケモンセンター・・・ 「はい、お預かりしたキモリは元気になりましたよ。」 「ありがとう。」 のび助はジョーイさんからキモリのモンスターボールを受け取った。 「なるほど。ポケモンセンターはポケモンの体力を回復させるために、 ある場所なのか・・・」 「そういうこと。自分のポケモンが全滅しちゃったらゲームオーバーだから、 ポケモンセンターにはまめに行ったほうがいいよ。ちなみにゲームオーバーになると 現実世界とこの世界の狭間の世界に飛ばされちゃうんだ。」 「その狭間の世界に飛ばされるとどうなるんだい?」 「誰かがチャンピオンになるまで、 ずっとその世界の狭間で待ってないと行けないんだ。」 「そうなのか・・・なぁ、ドラえもん。自分の手持ちポケモンを増やすには どうしたらいいんだい?」 「ポケモンを増やすにはモンスターボールを使って、野生ポケモンをゲットすれば いいんだけど・・・教えるより見せたほうが早いな。僕に着いて来て。」 のび助とドラえもんは101番道路へ再び戻ってきた。 するとさっきとは別の個体のポチエナが襲い掛かってきた。 「ウガー!」 「ちょうどいい。僕があのポチエナを捕まえて手本を見せてあげるよ。 行け、サンド!」 ドラえもんはモンスターボールからサンドを繰り出した。 「行け、サンド!ひっかく!」 サンドのひっかくがポチエナにヒットした。 今度はポチエナがサンドに体当たりをくらわした。 「ああ、ポチエナの体当たりがクリーンヒットしちゃった・・・」 のび助が絶句する。 しかしドラえもんは落ち着いてる。 「サンドの防御力を甘く見てもらっちゃ、困るな。サンド、もう1発ひっかく!」 サンドは2度目の『ひっかく』をポチエナにくらわせる。 「よし、そろそろいいだろう。行け、モンスターボール!」 ポチエナを入れたモンスターボールは1回、2回、3回と揺れ、 やがれ揺れが止まった。 「やったー!ポチエナゲットだー!良くやったな、サンド!」 ドラえもんはサンドに抱きついた。 いつの間にか2人の間に友情が芽生えていた。 「こういう感じでポケモンをゲットするんだ。今度はパパさんが挑戦してみて。」 「分かった。誰をゲットしようかな・・・」 すると、草むらからケムッソが飛び出してきた。 「ケムー!」 「ドラえもん、あのポケモンは何だい?」 「ケムッソだよ。成長が早いから序盤にはお勧めのポケモンだ。」 「なるほど・・・じゃああいつをゲットしよう。行け、僕の可愛いキモリ!」 「キャモ!」 モンスターボールからキモリが出てきた。 「キモリ、先制攻撃だ!ケムッソに『はたく』!」 「キャモ!」 キモリの『はたく』がケムッソにクリーンヒットする。 「ケムー!」 今度はケムッソがキモリに『糸をはく』で攻撃する。 「パパさん、気をつけて!『糸をはく』は素早さを下げる技だ!」 「分かった!キモリ、『糸をはく』に注意しながらケムッソに『はたく』!」 キモリは『糸をはく』をくらったことにより、動きが鈍くなっていたが、 2発目の『はたく』をケムッソにくらわせることができた。 「よし、ここでモンスターボール!」 のび助はモンスターボールを投げた。 ケムッソはボールの中に入り、ボールは3回揺れ、やがて揺れが止まった。 「やった・・・ケムッソをゲットしたぞー!!」 のび助は初めてポケモンを捕まえたのがよっぽど嬉しかったのか、 その後20分間は踊り続けた・・・ 現在の状況 のび助 キモリ♀LV5(はたく、にらみつける)所持金1万円 ケムッソ♂LV3(体当たり、糸をはく) ドラえもん サンド♂LV5(体当たり、丸くなる)所持金1500円 ポチエナ♀LV3(体当たり) ジャイアン、スネ夫、しずか、出木杉は前回参照の事。 次へ
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【登録タグ は りあす 初音ミク 曲 鏡音リン】 作詞:りあす 作曲:りあす 編曲:りあす 唄:初音ミク・鏡音リン 曲紹介 りあす氏の8作目 イラスト・動画もりあす氏が手がけている 出だし前半リズミカルで微笑ましいが、後半は不気味さを漂わせた曲調となっている。 歌詞 ミクちゃんが教えてくれた みんなが喧嘩しない方法 みんな仲良く出来るおまじない それが・・・半分こ ママが買ってきてくれた 私が大好きなケーキ 甘くってフワフワなケーキ 一口食べたらほっぺがおちちゃう どこから食べよっかな? クリームからイチゴから そんな時に突然 友達が来た 嫌な視線 まるでケーキをなめ回されてるような痛い視線 もーなによこっち見ないでよ だれがあんたにやるもんですか! この間私のファミチキ 勝手に喰って逃げただろうがっ! お前に食わせるケーキはねぇよっ! 戦闘態勢に入った時・・・ ミクちゃんが現れて 「私にまかせてっ!」 そう言って微笑んで ケーキを真っ二つ はーんぶんこっ なんて素敵なんでしょう 一つのものが二つに増えた これで二人で食べれちゃう お友達とも仲直り 一緒に食べたら 更においしいね 君がニコニコ みんな笑顔 半分こ それだけで嫌な争い なくせちゃうんだ 素晴らしいだって 半分なくなったようだけれども もう半分は幸せに変わるんだ 私が前からほしかった かわいいふかふかクマのぬいぐるみ やっと手に入れたUFOキャッチャーで 使用総額30,500円 今夜は一緒に寝ようね ご飯も一緒に食べようね もちろんお風呂も一緒だよ なんだか弟ができたみたい リンちゃんに紹介しよう 「弟のネオドナルディギアまさあきだよ」 「まぁ!なんてかわいらしいのでしょう!わたしもほしいなー」 そういうだろうと準備してたの 私にまかせてっ! 幸せおすそ分け せーのっはーんぶんこ なんて素敵なんでしょう 一つのものが二つに増えた まるで双子の兄弟だ お友達ともさらに仲良し 二人で遊べば 楽しさも二倍 君が幸せ みんなが幸せ 半分こ それだけで君の信頼 作れちゃうんだ 素敵ねそれって 半分消えちゃったようだけれども もう半分は思い出にかわるんだ 今もどこかで誰かが悲しんで 誰かが怒って誰か恨んでる そして誰かが悩んで追い詰められて 命を落としているだなんて どうしてみんな喧嘩したり 傷つけ合ったりするの 分け合ったり共有したら 解決するはずなの 好きなの半分 嫌いも半分 独占して争うよりも? 分け合いましょう 分かち合いましょう 世界中が平和になれますように それではみんなでやってみようよ半分こ 私の笑顔が素敵で 優しくってやんちゃなあの人 付き合い始めてまだ一か月 今日もこれから海でデート ドキドキしちゃって 手も握れないの そんな私を見て彼が突然 口づけしたの その時後で誰かの 視線を感じて振り向いたら そこから立て見てたのは 私の親友ミクちゃんだったの ミクちゃんは言いました 「それ私のだよ」 そう言うと彼は笑いながら こう言いました 「お前らなんてただの遊びだよ ごちそうさまおいしかたよ」 そう言って去って行った 悔しくって するとミクちゃんが 虚ろな目でつぶやいた「私に任せて」 はーーーんぶんこ なんということでしょう 一人の彼がふたつになった これで修羅場はなくなっちゃう 恋人とも更にラブラブ 君が幸せ わたしもも幸せ 半分の君と近いのキス ハッピーエンド・・・なわけない 半分こで、世界を平和になんてできるわけないじゃないか 争いは続く欲望が渦巻く限り 争い奪い合い血を流すんだ それでも争いのない日を願って るりれろ らろれろ られりる れろらろ れるろり ら コメント 名前 コメント
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すくみず~フェチ☆になるもんっ! 機種:PC 作曲者:猫目こめっと,桃井はるこ,鷲崎健,mobo 編曲者:小池雅也,mobo,佐々木ルル 発売元:CIRCUS FETISH 発売年:2003年 概要 スク水にこだわったアドベンチャーゲーム。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 ツルピトな恋 作:桃井はるこ編:小池雅也 歌:UNDER17 sweet berry 猫目こめっと twilight park 猫目こめっと save the earth 猫目こめっと jingi ninkyo 猫目こめっと blue candy 猫目こめっと 夏だ!海だ!スク水だ! 作:mobo編:mobo 歌:UNDER17 titanium peach 猫目こめっと time signal 猫目こめっと ブルコンのテーマ 作:鷲崎健編:佐々木ルル 歌:ポアロ graduation 猫目こめっと black lounge 猫目こめっと after the rain 猫目こめっと virtual summer 猫目こめっと little pain(jungle mix) 猫目こめっと warmth(cold mix) 猫目こめっと envelop(last summer mix) 猫目こめっと 泳・げ・な・い 作:桃井はるこ編:小池雅也 歌:UNDER17 サウンドトラック すくみず~フェチ☆になるもんっ!オリジナルサウンドトラック
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それは、宇宙に手が届きそうな、とても透き通った夜だった。 マサラを見下ろす小高い丘。その中腹の斜面に寝転がっていたヒロムは、夜空に浮かぶ月が、いつの間にか二つになっていることに気がついた。 三日月だった。 それが、とうやら遠くにある天体ではなく、傍らに立っている何かの額にかかる、一握ばかりの金糸であることに気づくのに、暫くの時間を要した。 綺麗だった。 その一束の巻き毛は、緩やかな曲線を描いていた。ふわふわと夜風に揺れ、とても柔らかそうに映った。 そして、暗闇の中でぼんやりと美しく光っているようだった。 まるで満月の光を吸い込んだような、冷たく淡い色だった。それともそれは、その金髪以外の、真っ黒な毛並みがそう見せるのだろうか。 明るい月夜に追いやられた闇を凝縮したように、底知れぬ漆黒に満ち満ちたそのシルエットは、どこまでも透明なこの夜、そのものであるような気がした。 ヒロムは、思わず耳につけていたイヤフォンを外した。 その光景だけではない。音も、温度も、辺りに満ちる空気ですら、一瞬でも逃すのが勿体無くなるような、そんな漠然とした焦燥感に駆られていた。 「にんげん」 夜が、ぽつりとつぶやいた。 それは夜風のように涼やかな声だった。そして、決して声量は大きくないのに、まるで耳元でささやかれたようにこそばゆく、よく通った。 それは、静かに中腰になり、ヒロムの目を食い入るように覗き込んだ。 存在感が危うすぎるコントラストの中で、緋色の双眸だけは、強烈な色を放っていた。 少しばかり尖った、物憂げな感情を湛えたまぶたの奥にある赤色は、鉱物的な冷たい輝きを湛え、じっとヒロムを見つめて放さなかった。 ヒロムは、まるで金縛りにあったように、その瞳から視線を外すことができなかった。 魅入られる、とは、こんなときに使う言葉なのかもしれない。 「きみの、とうめいなひとみに、ねがいごとをしたい」 彼女はそういって、静かに手を差し出してきた。 こんな、この世界で一番透き通っていると思えるものにそう言われるのは、正直、お世辞でも悪い気はしないと思った。 「わたしに、いちどだけちからをかしてほしい」 だからだろうか、差し出された手を、ヒロムは思わず握り返していた。 底抜けに柔らかいくせに、どんな色もはね返してしまいそうな、銀に近い白い肌。 触れた先の体温は、冷たく、華奢なくせに、吸い込まれるような魅惑に満ち満ちていた。 一陣の風が吹き、遠くに草木のざわめく音が聞こえた気がした。 ◇ ◆ ◇ こんな夜更けにも関わらず、研究所の明かりはまだ灯っていた。 ヒロムは、心強い存在感にほっと胸をなでおろしながら、静かに呼び鈴を鳴らした。 やがて、慌しげな足音と共に玄関の照明が灯り、扉が開いて、初老の男性が顔を覗かせた。 「おぉ、ヒロムか、どうしたんじゃ、こんな遅くに」 線の太い白髪に、黒色の濃い眉が印象的な、朗らかそうな人物だった。ここ、マサラタウンでは知らない人などいない、もえもん学会の権威、オーキド博士だ。 何分多忙な為か、その顔には若干疲労の色が見て取れたが、人懐こい笑顔は相変わらずだった。 だれ? とヒロムの傍らに立つ『夜』が抑揚の無い声で尋ねた。 ヒロムはその問いかけに、オーキド博士だよ、と簡単に紹介をしてから、丘から連れてきた『彼女』の細い肩をとって、自分の前に立たせた。 オーキドは、それを見て一瞬だけ怪訝な顔をしてが、直ぐに驚きに目を見開き、大きな声を上げて驚いた。 「これは、一体どうしたことじゃ!」 オーキドはそう言って、酷く慌てた様子でそれに駆け寄ると、小さな頭のてっぺんから、可愛らしい裸足のつま先まで、しげしげと観察をはじめていた。 それから、「間違いない、信じられん!」と声を張り上げると、感極まったように、ひしとそれに抱きつく。 そんなオーキドの反応に、ヒロムはやっぱりか、と安堵の息を吐く。 そうだ。この人がこんな反応を示すものといえば、もう、たった一つしかないだろう。 まぁ、確かに日頃よりは、愛情表現が大げさなきもするけれど。 ヒロムは、少し躊躇いがちに、連れてきた生き物にすっかり夢中になってしまった研究者に向かって、おずおずと声をかけた。 「……あの、それってやっぱり、もえもん、なんですか?」 たずねながら、確めるように、問題の方に視線を向ける。 そう、ヒロムは彼女がもえもんであるという事に、少しばかり疑問を抱いていたのだ。 だが、今それは、もえもんを愛してやまない人間にもみくちゃにされている。 なるほど、彼女は見た目に違わず大分おとなしい性格をしているようだった。無遠慮なスキンシップを図るオーキドにずっとされるがままだったが、 さすがに一晩中ほったらかしらしい無精ひげには辟易しているのか、少し渋い顔をしていた。ここにくるまでずっと感情の色を表さなかったが、 なるほど、極限まで鉄面皮というわけではないらしい。 ヒロムは、そんな生き物らしい面をやっと垣間見れた気がして、一瞬吹き出し、 「なんと、ヒロムはそんな事もわからんのか!」 直後、オーキドの放った、驚きと落胆を最高レベルで混成したような素っ頓狂な声に、すみません、としゅんと頭を垂れる。それでも、首を捻るばかりではあったが。 もちろん、ヒロムにだって、それが人間でないことくらいは、直ぐに分かった。 自分の胸下くらいまでしかない背丈。小さな頭のやや後ろから、ツインテイルのお下げのように伸びるまとまった黒毛や、何よりお尻から顔を覘かせる尻尾。 一見すれば、きっと誰もがもえもんだと判断するだろう。 それはヒロムとて例外ではなかった。例え、彼女の外見が、オーキドから学んだ、一五〇種のもえもんの知識の中に該当しなくても、 もしかしたら、他の地方から流れてきたか、それとも新種かなんて、突拍子も無いことすら考えたりする頭くらいは持っている。 だが、それにも増して、いくつか不自然な点があったのだ。 その一つの要因は、毛並み。 問題のもえもんの体毛は、とてもよくくしずけられており、月夜にもつややかな光沢すら放って見えた。仮に野生のそれとするならば、 これほどまでに身なりが整えられていることは無いと言っていい。 その日を生きるのに必死な野生のもえもんは、そうした見た目になど、ほとんど気を使う余裕は無いからだ。 それに、彼女の場合は、その所作も言動も、粗暴なもえもんと一線を臥している。この時点で、ヒロムは彼女が、野生のもえもんではないと判断しのだが。 ところが、飼い主と逸れたのかと思えば、どうやらそれも違うらしい。 逸れたのか? との問いに、彼女はふるふると首を横に振った。 どうやら彼女は、数の少ないもえもんであったが、そこだけは頑なに否定する素振りを見せていた。もちろん、飼い主と喧嘩したとか、あるいは逸れたなんて事例も、 無いことは無いらしいが、それでも、人に飼われているもえもんがそれを隠すなどという話は、聞いたことがなかった。 ならば、野生でありながら、相当の強さと気品を兼ね備えたもえもんだということになる。そんなのが果たして存在するだろうか。 ――それとも、まさか。 そこで、ヒロムは一つの結論に辿りついた。 そういえば、居るんじゃないのか? 生きるための余裕に満ち溢れ、そして何人に服従することも無いといわれる、それこそ絶対的なな存在が。 そう、それは属に「伝説」とも称される、一般のもえもんとは一線を画すもの。 ――圧倒的な能力を持つ自然界の結晶。自然そのものと言ってもいいかもしれない。 三年前、この街から旅立ち、それこそ伝説的なトレーナーとなった人物の言葉が、ヒロムの脳裏に蘇る。 オーキドの、日頃にない大げさな反応も、少年の妄想に拍車をかけた。 「それって、もしかして、伝説のもえもん、とか言うやつですか?」 ヒロムは、僅か声を震わせてオーキドに問いかけた。 旅立ちを間近に控えた少年の下に、ある日突然伝説のもえもんがやってきた、なんて、幼い頃に見たアニメの話そのままだ。 男なら、こんなシチュエーションに燃えない訳が無い。 ヒロムは、全力で夢見る少年になって、思わずオーキドに詰め寄った。 「いや、そういう類の問題ではないの」 「――ま、そうですよねー」 もちろん、人が夢を見ると書いて、儚いと読むわけだが。 少年をとうの昔に卒業したオーキドの言葉は、空気が読めない上に底抜けに辛辣で、少年の心をた易く気づけた。ヒロムはまさかとは思いつつも、 心のどこかで期待していた淡い希望に軽く絶望して、がっくりと頭を垂れる。 オーキドはそんなヒロムの様子をみて、どうしたんじゃ? と首を傾げていたが、 「ふむ、じゃが、何かの結晶、という意味では、強ち間違いではないかもしれんのぅ」 と、ヒロムすらびっくりするようなことを、ぽろっと口にした。 「ほ、ほんとですか!?」 「ああ、本当じゃとも」 「い、一体、何の結晶なんですか?」 そういって続きを促すヒロムに対し、オーキドはおほん、と大げさな咳払いを介してから、 「愛じゃよ、ヒロム。愛じゃ」 もったいぶった上に、やおら臭い台詞を真顔で言い放った。 ヒロムは、それに一瞬、はぁ? と怪訝な表情を返したが、 「……すいません、あとよろしくお願いします」 そう言って、直ぐにぺこりと頭を下げると、さっさと帰宅の途につこうとした。 「あああ、いやいや。待て、待たんか」 オーキドは、そんなヒロムの服の襟を慌てて掴み取る。 「せっかくここまで来たんじゃ。お茶の一杯でも飲んでいかんか? うん?」 そういって引き止めるオーキドに対し、ヒロムは「えー」と、あからさまに不機嫌である。 「お茶でもって、どうせ僕が入れるんじゃないんですか? それ」 「まぁ、そう言わんとな。ほれ。何なら、わしがトレーナーだった頃のしてやってもいいぞ? 旅立ちの日を間近に控えたお前さんにとっても、決して悪い話ではあるまい。うん?」 オーキドはそういって、ヒロムの好む一人旅の話をちらつかせる。 ヒロムがしぶしぶ頷くと、オーキドは「決まりじゃ!」と嬉しそうに笑って、例のもえもん共々、研究所の中に押し込むように招待した。 ◇ ◆ ◇ 研究所の奥には、申し訳程度に据えられた応接用のソファーとテーブルが置かれていた。 ヒロムは手持ち無沙汰に、その部屋をぐるりと囲んだ本棚を眺めていた。 最小限の照明に照らされた、ずらりと並んだ分厚い背表紙は、どれも手垢に塗れて、重厚な雰囲気を醸し出している。 それは、人間ともえもんの、歴史の蓄積とも呼べる、膨大な情報の山だ。 だが、これだけの研究を積み重ねても、まだまだ分かっていない事は、沢山ある。 「不思議じゃ、普通では考えられんことじゃ」 そんなヒロムの心の声に同調するように、オーキド博士が渋い顔をしてやってきた。 博士はソファーに座ると、重苦しいため息をついて冷め切った緑茶を手に取り、それを一気に喉に通す。 それから、相変わらず渋いのを入れおる、とますます顔を顰め、天井を仰いだ。 ヒロムは、そんなオーキドの様子を怪訝そうな顔で見ながら、おずおずと声をかけた。 「……すみません、たぶん置いてけぼりを食らっていて、何がそんなに深刻なのか、分からないんですけど。一体どうしたんですか?」 オーキドは、いつも笑顔を絶やさない人だ。 特にもえもんのこととなると、まるで子供みたいに、楽しげに話をする。 ギャロップに頭を焦がされようが、ウツボットにばっくりと噛み付かれようが、眉間に皺一つだって寄せたりはしない。 それどころか、そんな反応に大喜びして、三たびスキンシップを図りにいくような、盲目的なところすらあるのだ。 しかし、そんな大人が今、他ならぬもえもんのことに対して、こんなにも難しい顔をしている。 その、恩師の普段とのギャップは、ヒロムを萎縮させるには十分だった。 「そういえば、さっき、あれはこの地方のもえもんではないといってましたけど、あのもえもんがここに居るのって、そんなに不味いことなんですか?」 「……うむ、その言い方も間違えてはおらんが、別に存在そのものが不味いと言っておる訳ではない。おかしなのは、あの子の行動じゃな」 「行動、ですか?」 「そうじゃ」 オーキドは重い所動作で顔を上げると、ゆっくりと振り返って、玄関先にいるブラッキーに視線を移した。 彼女は、絨毯の上にぺたんと座り込んだまま、近くに転がっているさいころのおもちゃを、そのしとやかな尻尾で弄ぶように転がしていた。 だが、その表情はやはり物憂げなままで、とても遊んでいる、という雰囲気では無かった。 「ヒロムは、イーブイというもえもんなら、知っておるじゃろう」 「イーブイですか? ……はい、それは、もちろんですけど」 ヒロムは、オーキドから、意外なもえもんの名前が出てきたことに驚いた。 イーブイと言えば、特殊な進化、――レベルではなく、石で変化するもえもんとして有名だ。 とりわけその種類によって三つの異なるタイプに分化するとなれば、どんな教科書にだって写真つきで載っている。 そういえば、一番可愛く写ってたのは、確かシャワーズといったかしらん。 ヒロムは記憶を探りながら、ふとどうでもいい事を考えていた。だが、そんな浅ましい値踏みは、次のオーキドの言葉で簡単に吹き飛んだ。 「あれはな、そのイーブイの一つの進化体系の中にいると言われておる」 「へ?」 「驚きじゃろう?」 そこで、オーキドはここに来て初めて、少し悪戯っぽい笑みを浮かべて見せた。ヒロムは二、三度目を瞬かせてから、 そういえば、と、それまでずっと疑問に思っていた事の一つを、先生であるオーキドにぶつける。 「……あ。じゃあ、やっぱり、イーブイは他の石にも反応を示すって事なんですか? ほら、特別な力を持った石は、リーフやほのお、みず以外にもあるのにって、 博士に聞いたことありましたよね?」 他のもえもんと異なり、多様な石に反応を示すイーブイ。 しかし、特別だと言われる石は、その進化形よりも多く存在するのだ。 つまりは、イーブイでも反応を示さない石があるという事になる。 ヒロムはその理由が全く分からずに、過去にオーキドを質問攻めにしたことがあった。 オーキドは、その当時のことを思い出したのか、しまったな、と困惑した表情を浮かべたが、目線を逸らしつつも、その一つの可能性について、初めて口を開いた。 「いや、そういう訳ではないのじゃが、それ以外にも要因があるのじゃ」 「――と、いうと?」 「さっきの、あのもえもんは、愛の結晶だと言ったよの?」 「はい、……冗談ですよね?」 「いいや、本当のことじゃ」 オーキドはそう言うと、僅か上半身をかがめて、両膝の上に手を組んで見せると、そこから真剣な眼差しをヒロムに放つ。 「……やっぱり帰ります」 だが、それに対し、ヒロムは深くため息をついて席を立とうとした。 「や、や、まちたまえ」 オーキドは、ヒロムに冗談に付き合うつもりがないことを悟ったのか、慌てて姿勢を崩すと、その続きを矢継ぎ早に口にする。 「別に持論を展開しようとしておる訳ではない。ただ、正確にわかっている事では無いというだけの話なのじゃ。何しろ、愛情というものは目に見えんものじゃから、 確実に証明する手段など無いのじゃ。それに、信頼できるデータを統計として打ち出せるほど、実例も少ないしの」 「……はぁ」 「もえもんが、飼い主に寄せる愛情。わしらはそれを、なつき度、と呼んでおるがの」 オーキドは、そういって、何かを思案するようにゆっくりと目を閉じ、言葉を選ぶように、ゆるやかな口調で説明を続ける。 「この値が極端に高いと思われるイーブイが、これまで知られていなかった系統に進化するという理論が提唱されたことがあるのじゃ、 ブラッキーは、その内の一種だといわれておる」 「――愛情で、進化する」 「そうじゃ」 「でも、それが、一体どんな風に問題だっていうんですか?」 ヒロムには、さっぱり話が見えなかった。 何だ、そんな進化の話に、ことさら大きな問題があるとは思えないし、むしろ喜ばしい結果なんじゃないかとすら思える。 それはトレーナーともえもんの、最上の絆の証みたいなものじゃないのか。 「大有りじゃとも」 だが、オーキドはさも当然のようにそれを否定してみせると、険しい顔をして呟く。 「それほど飼い主に懐いておるはずのもえもんが、どうして今こうしてたった一匹でおるのか。お前さんはそれを、大した問題ではないと思えるかの?」 「……あ」 そこで、ヒロムはやっと気づいた。 そうか、その通りだ。 オーキド博士の言っていることが正しいとするならば、その飼い主がなぜ、この場にいないのか。 その関係に深い愛情があるというのなら、なぜあのもえもんは、まるで飼い主の存在を否定するような、あんな態度を取り続けているのか。 「まず、あのもえもんは、間違いなく野生では無いじゃろう、それは確かじゃ。ヒロム。お前さんの判断は正しい。 それに、彼女の進化要因には、飼い主という存在が必要不可欠じゃからの。じゃがそれ故に、この状態は異常なのじゃ、わかるの」 「まぁ、それは、僕も、あの子の身なりから、ある程度想像はしましたけど、……でも、それなら、飼い主を探してあげるって、 すごく適当な解決策があると思うんですけど?」 それは、至極当然の帰結にも思えた。だが、オーキドは渋い表情を崩さない。 「……、一つだけ可能性があっての」 「何ですか?」 素朴な疑問を抱くヒロムに、オーキドは言いにくそうに二、三度唸ったが、ヒロムの視線が揺るがない事を察したのか、やがてため息混じりに口を開いた。 「例えば、そうじゃな。飼い主と、死に別れた可能性じゃ」 「――あ」 それを聞いて、ヒロムは少し、自分の無鉄砲さを反省した。 そんな事、考えた事なかったな。というより、考えないようにしていたのだろう。 それは、きっとペットを飼おうとするときような、あの期待ばかりに膨らんだ気持ちに似ているのかもしれないと思った。 きっと誰だって、その動物の最後を想像しながら、新しい家族を迎え入れたりはしないだろう。 「じゃからな、かなり気をもんだよ。なにしろああいうもえもんは、すべからく主人の後を追うことが大半だと聞いておるからの、 まさか死に場所を求めて彷徨っておるんじゃないかと」 「そ、そこまでですか?」 「何をそんなに驚く必要があるのじゃ? 愛とは最も深い感情じゃ。そしてもえもんと人間を結びつける最終的な絆でもあり、最高位の感情であろう。 そう考えれば、そうした結末に至るのは、何ら不思議なことではない。お互いに長い年月を共に過ごしてきたもえもんと人間とは、もうそういうところまで来ておるのじゃ」 だから、生半可な覚悟でトレーナーになるものではない、というオーキドの教戒に、ヒロムは静かに頷く。 「そしてな、ヒロム、彼女はお前の力を貸してほしいと言っておる。それがなぜかはわからぬ。じゃが、そこには必ず理由があるはずじゃ。 お前さんがわしを頼ってここに来てくれたことは嬉しい。 じゃが、今わしがしてやれるのは、お前さんの親御さんに、捨てもえもんを持ち帰る息子さんのフォローをすることくらいじゃ」 「――はい。って。ち、ちょっとちょっと! 待って下さいよ! いつのまに僕がお持ち帰りすることになってるんですか!?」 「……ふむ、帰りたくないか? では、ここに泊まっていくかの?」 いいのう昔を思い出すわい、とにやり笑うオーキドに、ヒロムは連れて帰ります、と根負けしたようにうつむき、白旗をあげた。 本当に、旅立ちをすぐに控えた微妙な時期に、妙なことに巻き込まれたものである。 加えてヒロムは別れ際、オーキドに、よろしく頼む、と頭を下げられた。 それは、間違いなく、もえもんを愛してやまない人間のそれで、ヒロムは慌ててそれを制止しながら、わかりました、と確かな決意を持ったのだった。 ◇ ◆ ◇ 「なぁ、願い事って何なんだ?」 研究所からの帰り道。 ヒロムは、頭のどこかで、帰りが遅くなったり、こうしてはぐれもえもんを拾って帰ることの、母親への言い訳を考えながら、 隣を歩くもえもんに向かって、ふとした疑問を呟いた。 それは、これまでのことではなく、これからのこと。 ヒロムは、乗り気でないまでも、とにかく一つだけ、強く意識していることがあった。 飼い主の事や、あんなところに一人でいた理由。そうした、彼女の過去を掘り下げるようなことについて、できるだけ触れないようにすることだった。 それは、オーキドが無言の内にヒロムに向かって投げかけてきたお願いであったし、ヒロムもその問題に触れるのは、何となくいけないような気がしていた。 だが少なくとも、彼女が自分に近づいてきた理由だけは、聞きたいと思ったし、同時に聞かなければいけないだろうと感じていた。 だから、ヒロムはあくまで、このブラッキーというもえもんが、これから自分に何をお願いしたいと言っているのか、それを話して欲しいと思ったのだ。 「うん」 彼女は、……ブラッキーというもえもんは、ヒロムの問いに、少し迷うような仕草を見せた後、思い切ったように口を開いた。 「おこらないでね」 「うん?」 ヒロムはそこで、ブラッキーがいつの間にか立ち止まっていることに気づいた。歩くのをやめると、彼女の方を振り返る。 「たすけたい娘がいるの」 その視線の先、すこし俯いた姿勢で立つ彼女は、その小さな体に、あらん限りの強い意志を漲らせていた。 「助けたい?」 「そう」 「……一体なにから?」 ブラッキーの言葉は、一々断片的過ぎて、ヒロムはその本位を汲むのに難儀していた。 ただ、彼女のいう助けたいというものが、恐らくはいま、彼女の手の届かないところにいるのであろうことは、 その切羽詰ったような表情から、なんとなく、汲み取ることができた。 ブラッキーが口を開いたのは、それからどれだけの時間が経ったことだっただろうか。 「わたしの、かいぬし」 「え?」 そう、それは、彼女の口から、触れてはいけないはずの過去が漏れた、正にその時だった。 ブラッキーは、その続きを紡ぐか紡がないかの境目で突然体を低くすると、間髪いれずに、ヒロムの方に向かって飛んだ。 「え?」 その体が自分の顔の直ぐ側を掠め過ぎるまで、ヒロムは一体何が起きたのか分からなかった。 「きっ!」 同時、直ぐ側から、何かのうめき声のようなものが聞こえ、それが風と共にあっという間に後ろにぶっとんで行ったのが認識できただけだった。 ヒロムは、慌てて後ろを振り返り、そして、飛び込んできた光景に思わず息を呑んだ。 そこにあったのは、土がむき出しのあぜ道、その隅に四つ足で立ち、何かを組み伏せるような体勢をした、ブラッキーの姿。 まるで、獲物を捕えた肉食動物のような、野性味に溢れたその姿勢に、ヒロムは認識を新たにした。いやむしろ、その時初めて意識したのかもしれない。 ――もえもんだ。 そう。ブラッキーがもえもんであるという、確かな現実を、少年はその時強烈に意識した。 今まで、普通に会話を交わし、歩調を合わせて歩いていたのは、決して人間ではない。 そして、その口元、黒い何かがうごめいている何かを認識して、ヒロムは我が目を疑う。 ズバット!? そう、ブラッキーに組み伏せられていたのは、他でもなく、ズバットと呼ばれるもえもんの一種だった。普段なら洞窟などにしか生息しない。 こんな海沿いの田舎町では、まず見かけることのないい、その種類。そんなもえもんが、どうしてこんなところに? 「――きをつけて」 だが、そんな常識との照合も、ブラッキーの冷ややかな忠告に、あっという間に霧散する。 慌てて周囲を見渡す。 当然街灯の一つだってない宵闇の中では、闇にまぎれる事に特化したもえもんの姿など、ヒロムのような人間の肉眼では、とても捉えることができない。 だが、わかる。 夜に溶け込むような微かな羽音、その音は、ヒロムの聴覚を四方八方から埋め立てている。一匹や二匹なんて生易しい数じゃない。 何十、いや、既に恐怖感に縛られつつある少年の五感には、それは何百とも感じられた。 「おこらないでね」 それはフラッシュバックか、それとも彼女が再び放った断りなのか。 ただ、ヒロムはそのとき初めて、自分が巻き込まれつつとんでもないことを、心のどこかで何となく察していた。
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前回のあらすじ WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY 今日でこのお家ともしばらくオサラバか。 一抹の寂しさを感じる。 帰ってくる頃俺はどうなってるのやら。 マスター「ただいマンモス」 フシギダネ「えっと・・・おじゃまします!」 カーチャン「あら、お帰り。・・・その子は?」 マスター「この娘はフシギダネ。今日から俺のパートナーになるんだ。」 フシギダネ「よろしくお願いします!」 カーチャン「随分唐突ねぇ。どうしたの?」 マスター「明日から俺はこの娘と旅に出ることになった。」 カーチャン「ああ、シゲル君のお爺ちゃんから話を聞いたわよ。 その子が一緒に旅に出る仲間ってところかしら」 流石俺のカーチャン、飲み込みが早い カーチャン「・・・そうね、男の子はいつか旅に出るものなのよ。 テレビの話だと思ってたらまさか我が子が旅にでるなんてねぇ・・・」 マスター「カーチャン・・・」 カーチャン「歴史に残る偉大な仕事だそうね。寂しいけど・・がんばりなさい」 マスター「そりゃもう」 フシギダネ「はい!」 カーチャン「さぁさ、今日はがんばらないとねぇ フシギダネちゃんは何が食べたい?」 フシギダネ「んっと・・・マスターが好きなものでー」 ぐは、なんという破壊力の高い発言を。 ほんとにこの娘は優しいのね・・・ カーチャン「マスターってあんたのことなの?」 マスター「そうでーす」 カーチャン「とってもいい子じゃない。大事にするのよ」 マスター「うい」 カーチャン「旅にでるのなら・・・ああ、そうだわ」 マスター「?」 カーチャン「フシギダネちゃん、ちょっとこっちへおいで」 フシギダネ「??・・はーい」 カーチャン「作るついでに料理を教えとかないとねぇ あの子の大好物教えてあげるわ」 フシギダネ「お願いします!」 どうやらあっちでフシギダネたんに料理を教えてくれるらしい。 実は俺が料理を作ろうと思ってたのだが、この分だとその必要はなさそうだ。 マスター「俺はどうしたらいいすかww」 カーチャン「お風呂沸いてるから先に入っときなさい」 マスター「はーい(´・ω・`)」 ちっ・・フシギダネたんと一緒に洗いっこしようと思ったのに・・・ そんなわけで一人寂しく入浴。 ・ ・ ・ マスター「あーさっぱりー・・・」 カーチャン「元気ないわねぇ、ご飯ちょうど出来上がってるからおあがんなさい」 マスター「へーい」 さて、3人で食卓につく。 今日の晩御飯は俺の大好きなオムライスだ。 よくシゲルに「がきっぽい」と言われたもんだが 好きなもんは好きなのでしょうがない カーチャン「そのオムライス、フシギダネちゃんが作ったものなのよ」 マスター「ほほー、見た目はまず合格だぜ」 カーチャン「この子、お料理の才能あるわよ、いいお嫁さんになるわー」 フシギダネ「えへへ・・///」 褒められて照れてる。 テラモエスwwwwwww マスター「んじゃいただきまーす。」 フシギダネ「いただきまーす!」 カーチャン「ちゃんと残さず食べるのよ」 どれどれ・・・ ほうほう、なかなかうまいじゃまいか。 初めてでこの出来はたいしたもんだ。 カーチャンの言うとおりフシギダネは料理の才があるようだ。 マスター「うん、うまい」 フシギダネ「よかったー、おいしいって言ってもらえました!」 カーチャン「よかったわねぇ。今日からこの子が料理作るんだから、今の内にお礼言っておきなさい」 マスター「ありがとな、フシギダネ」 フシギダネ「はい!///」 またちょっと照れとる。 ああ・・旅にでるのがマジで楽しみになってきたぜ。 ・ ・ ・ マスター フシギダネ「ごちそーさまー」 カーチャン「はい、お粗末さまでした。」 マスター「いやー食った食った。」 カーチャン「それじゃぁフシギダネちゃん。私とお風呂に入ろうか」 フシギダネ「はーい!」 ・・・いいなぁ しかし覗くともれなく余計なもんまで見えてしまう・・・ くやしいっ!ビクビクッ テレビでもみてボーッとしとくか・・・ ・ ・ ・ フシギダネ「マスター。きれいになりましたー。」 カーチャン「パジャマ、古着でこしらえたんだけどよかったかしら。」 フシギダネ「着心地いいです。おかーさんありがとうございます!」 カーチャン「あらあら、おかーさんだなんて・・・ 新しく子供ができたみたいねぇ」 うはwww湯上りの少女wwしかもパジャマww カーチャン「明日は早いんだからもう寝なさい。 フシギダネちゃんは・・・」 フシギダネ「私はマスターと一緒がいいです。」 まじっすかwwwwwwwwwwwww うはwwwみなぎってきたwwwwww カーチャン「わかったわ。狭くなっちゃうけど、二人でベッド使うのよ。」 フシギダネ「はーい」 マスター「おkwwwwwwwwwwwwwww」 カーチャン「?」 というわけでおんなじベッドを使うことになったわけだが。 ついでに言うと枕も一個しかないので俺とフシギダネたんで半々ずつのスペースを使うと言うことだ。 狭いwwwだがそれがいいwwwwwうひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ フシギダネ「マスターのベッドふかふかー♪」 マスター「さて、寝る前に戦闘訓練をしようか」 フシギダネ「訓練ですかー?」 マスター「うむ、この間は結局うやむやになってろくに訓練できなかったからな。 それに夜に鍛錬を積むことで睡眠中の整理が云々で効率も倍増するらしい」 フシギダネ「へー。」 マスター「寝る前に辛いかもしれないが頑張ろう」 フシギダネ「はい!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ んで 色 々 あって、俺達もご就寝。 お疲れ様フシギダネ。 フシギダネ「すー・・・すー・・・」 ・・・こ れ は 眠 れ な い 枕一個しかないから顔がとっても近いんだぜ。いい匂いがするんだぜ。 とってもやわらかそうなんだぜ。 ちょっとぐらいなら触っても・・・ ぷに フシギダネ「すー・・・すー・・・」 マスター「ふへぁー・・・やわらかー」 ぷにぷに フシギダネ「んぅー・・・」 たまらんです! ああー・・かわいいなぁもう。 だけどもうフシギダネは疲れてるわけだ。 ここはほっぺをぷにぷにするだけでぐっと我慢する。 マスター「俺眠れるかなぁ・・・ははは」 フシギダネ「んんー・・ますたー・・・zzz」 ・ ・ ・ カーチャン「ほら、はやくおきなさーい」 マスター「ふぇ~い・・・・」 フシギダネ「ん・・・むにゃ」 心の中で葛藤してるうちに気が付いたら眠ってたようだ。 俺とフシギダネたんはカーチャンの声で目が覚めた。 カーチャン「早く下に下りてくるのよー」 俺達はさっさと着替えて1階に待つカーチャンの所に行った。 カーチャン「はい、朝ごはん。ちゃんと残さずにね」 マスター「ふぁ~い」 フシギダネ「いただきまーす」 朝食をちゃちゃっとカッ喰らう。 んーむ、この朝飯ともしばらくはお別れとなるとさびしいもんだね。 マスター「んじゃいってきまーす」 フシギダネ「えっと、いってきます!」 カーチャン「気をつけて、いってらっしゃい!」 俺とフシギダネたんは我が家を後にした。 3度目の正直、やっと俺とフシギダネたんの冒険が始まるわけだ。 マスター「それじゃいくぞ!フシギダネ」 フシギダネ「はい!」 続く...