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ヤマブキ、シルフカンパニー内部 暗く冷たい部屋にドラえもんは監禁されていた どれ程の時間経たのであろうか、ドラえもんは遂に目を覚ましたらしい ドラえもん「う、う~ん・・・あれ?体が動かない・・・此処は?」 この場を動こうとしたが体が動かない、自分の体を見てみると四肢は鎖に拘束されており、胴体には無数の電気コードのようなものがついている 一体どういう状況なのか?ドラえもんが考えるよりも早く突然部屋の明かりがついた ドラえもん「うわ!!眩しい・・」 幹部「ふっふっふ・・お目覚めかな?」 部屋にはジャイアン達との戦いを終えて帰ってきた幹部が笑いながら入ってきた ドラえもん「君は・・・此処はどこなんだ!?僕を放せ!」 幹部「此処はシルフカンパニー、ロケット団新アジトだ」 ドラえもん「ロケット団?・・・そうだ!僕は確かのび太君に会ってから気を失って・・」 幹部「あれはのび太に変装したロケット団の忍びだ・・・貴様を連れてくるために小細工をしたのだ」 ドラえもん「僕をどうするつもりだ!」 幹部「貴様はこのポケモン世界に皆を連れてきた張本人・・・私が動くのに何かと邪魔になるのでね、捕らえさせてもらったよ」 ドラえもん「そうか・・君は6人の内の誰かなんだよね」 幹部「もう黙っている必要もない・・・貴様には正体を明かしておこう」 そう言うと深くかぶっていたロケット団員用制服の帽子を脱ぎ捨てた ドラえもん「君が幹部だったのか!」 幹部「そうだ」 ドラえもん「何でロケット団に味方するんだ教えてくれ!」 幹部「良いだろう・・・」 幹部はこれまでの緯線を説明した 幹部「私はあるとき思いついたのだよ、この世界と現実世界は異次元の世界で繋がっている・・・この世界に来る時がそうだったからな」 ドラえもん「そうだよ、異次元ホールを通ることがこの世界への唯一の通行手段だからね」 幹部「その異次元に繋がる穴を私は自ら作りだしたのだよ、ポケモンの力でな」 ドラえもん「何だって!?」 幹部「ポケモンの強力な攻撃で空間に穴を開けることができたのだ、だがその時の私のポケモンでは力不足、かなり小さな穴しか開けることができなかった・・そこで思いついた」 ドラえもん「ロケット団の力を使って空間に穴を開けたのか・・・」 幹部「そうだ、ロケット団なら強力なポケモンもいるだろう、実験でポケモンの戦闘力を上げる事もできる・・・だからロケット団に入隊した」 ドラえもんは黙って幹部の話を聞いている 幹部「そして成功した、私が通れる程の穴を開けることができたのだ!そして現実世界に戻り少し細工をさせてもらったよ」 ドラえもん「まさか設定が勝手に変わっていたのは・・・」 幹部「私が変えてきたのだ、私に都合が良いようにな」 ドラえもん「結論を聞かせてくれ!設定を変えてまでしてこの世界でどうするつもりなんだ!?」 幹部「それは詳しくは説明できない・・・ただ言える事は一つある」 ドラえもん「?」 幹部「私を抜いた5人はこの世界をゲームでよく知っている、だからこれからの私の行動に邪魔になる・・・悪いがあいつらはこの世界で消えてもらうよ」 ドラえもん「その手始めが僕だったのか・・・」 幹部「ご名答、そのとおりだよ・・・もう奴等の抹殺計画は結構されている、現にスネオも今このシルフカンパニーに幽閉している」 ドラえもん「何てことを・・・」 幹部「これで二人は消えたわけだ・・・のこり3人も近いうちに消し去る」 ドラえもん「そうはさせないぞ!早く僕を放せ皆が危ない!」 幹部「少し喋りすぎてしまったかな、ふっふっふっふ・・・起きて早々で悪いがまた眠ってくれ」 最後にそう言うと手元にあるスイッチを押し幹部は部屋を去って行った ドラえもん「うわーーーーーー!!!」 スイッチを押した瞬間ドラえもんの体中についていた電気コードから電気が流れドラえもんを感電させた あまりに多くの電気を浴び、ドラえもんは再び気絶した・・・ 一方ジャイアン、のび太は出来杉としずかをこの場に集めていた しずか「何なの?いきなり呼び出して」 出来杉「また何かあったのかい?」 ジャイアン「へっ、とぼけんな!さあどっちが幹部か白状しろ!」 二人「?」 のび太とジャイアンは二人に今あったことを話した 出来杉「また幹部か・・・」 しずか「スネオさんにドラちゃんもさらわれたのね」 ジャイアン「だがこれでハッキリする、俺様とのび太は幹部と戦った張本人、スネオにドラえもんはロケット団に囚われの身・・・お前等のどっちかが幹部で間違いないだろ」 ジャイアンの説明を聞き出来杉が始めに口を開いた 出来杉「僕はそう思わないな~」 ジャイアン「何だと!?」 出来杉「まずスネオ君だけど、君はスネオ君が倒されたところしか見てないんだろ?だったら彼だって白とは言えないよ」 ジャイアン「どう言うことだ?」 出来杉「戦っていた現状を見てない以上自分のコピーか何かを使って自分を幹部の正体の選択しから消そうとした可能性だってあるんじゃないかな?」 ジャイアン「だがスネオはポケモンタワーで俺達と一緒に幹部と戦った!」 出来杉「それ自体が偽者だった可能性もあるだろ?あのスネオ君の性格ならそれぐらいやると思うんだ」 この理論にジャイアンは簡単に丸め込まれてしまった 出来杉「同じ事はドラえもんにも言えるね、君達はドラえもんの立体映像を見ただけ、本当かどうかなんて断定できないよ」 のび太「ドラえもんはそんな奴じゃない!」 出来杉「僕は可能性を述べてるだけだよ、そんなに怒らないでくれ」 ジャイアン「だったら一体誰が・・・」 静まり返る雰囲気のなかしずかが言った しずか「もう犯人探しは止めにしない?この前も結局結論はでなかったじゃない、今回も同じよ」 ジャイアン「何暢気なこと言ってるんだよしずかちゃん!俺達だってまたいつ襲われるか解らないんだぜ?」 しずかはやれやれと言った顔で話を続けた しずか「別に議論することじゃないわ、私達は皆ピンクバッチを手に入れている・・だったらつぎに私達が向かう場所は何処?」 ジャイアン「ヤマブキだ・・・」 しずか「そう、でもヤマブキはロケット団に侵略されていてジムに入れない、だからシルフカンパニーに行き嫌でもロケット団を壊滅させなきゃいけない」 ジャイアン「・・・あ!」 しずか「やっと理解したようね、そう、シルフに行けば幹部もいるスネオさん達もそこにいる・・・議論しなくても行く場所は決まってるのよ」 のび太「よ~し!だったらすぐヤマブキに行こうよ!」 しずか「待ちなさい馬鹿猿、さっき幹部にやられかけた人たちが今行って勝てるの?」 のび太「それは・・・」 しずか「無理よね、だったら大人しく私の話を聞いて」 のび太「うん・・」(しずかちゃんさりげなく馬鹿猿って言ったぞ・・) しずか「まずロケット団本拠地に乗り込むんだから今の手持ちを鍛えておく必要がるわね・・10日もあれば十分かしら」 此処で出来杉がしずかの話を遮った 出来杉「待ってくれよしずかちゃん、君はゲームでもシルフに挑む前に10日も手持ちを鍛えたのかい?」 しずか「日数が多すぎると言いたいの?相手にはゲームでこの世界を知り尽くしてる幹部がいるのよ、普通に挑めば返り討ちになるに決まってるわ」 出来杉「なるほど・・・」 ジャイアン「もっと作戦を立てておいたほうが言いみたいだな、よし!もっと決めておこう!」 こうして4人の知恵を出し切り(ジャイアンとのび太は戦力外通告)作戦は次のとおりになった ヤマブキには10日後に4人で乗り込む(それまで各自修行) ジャイアンとのび太、しずかと出来杉に別れ二人一組で別々の入り口からヤマブキに入る ジャイアン達は東門(シオン方面)、しずか達は西門(タマムシ方面)から進入 警備員への飲み物はジャイアン達が担当 別々に進入した後はシルフ前で合流、全員でシルフに突入 出来杉「これで良いんじゃないかな」 しずか「じゃあさっそく各自修行に行きましょう」 ジャイアン「よしのび太来い!俺様が鍛えてやる!」 のび太「ええ!?ちょ、ちょっと」 こうして4人は打倒幹部のためそれぞれの決意を胸に修行を開始した ヤマブキ東郊外 ジャイアンとのび太は此処でシルフでの決戦のため、手持ちのレベル上げに励んでいた 既に5日経過しておりジャイアンの手持ちはかなりレベルが上がっていた この突然のレベルの向上はジャイアンの特別修行の成果にあった この男は自ら手持ちのポケモンと戦い経験地を上げるという掟破りのレベル上げ法を行っていたのだ ジャイアン「オラ掛かって来いゴーリキー!俺を殺すつもりで来い!」 その言葉どうりゴーリキーは本気でジャイアンに殴り掛かった ジャイアン「ま、待て!もう少し手加減しろ・・ウッ!ぐわ!死ぬうううう!!!」 僅かに微笑みを浮かべながらジャイアンを殴るゴーリキー、日ごろの恨みでもあるのだろうか? しかしこのジャイアンの体を張った特訓の成果でジャイアンの手持ちのポケモン達は数10レベル以上上がっていた ついでにジャイアンの戦闘力も16から160に上がっていた(スカウター測定) 因みに一緒に修行をしていたのび太はこの特訓に着いて行けず1日で半死状態になり今は違う場所で一人で特訓している ジャイアンは食事も睡眠もとらず、限られた時間をフルに使いきっていた そして5日目の夜 ジャイアン「はぁ、はぁ・・・まだだぜ、俺と俺のポケモン達はもっと強くなる、もう幹部なんかに負けるもんか・・・」 この前の幹部との勝負で手持ちを全滅させられたのがよほど悔しかったらしい、これが彼の決意でありこれまでの行動だった ジャイアン「もう誰にも負けない!こんどこそ幹部をぶっ潰してやる・・・俺様はジャイアン!ガキ大将だ!!!」 夜中の暗闇の中、ジャイアンは無数の星が輝く空に向かい吠え立てた 同時刻、ヤマブキ西郊外 しずか「ふう・・・今日の特訓はこんなところね」 出来杉としずかは此処を修行の場に選び共に特訓をしていた しずか「それにしても・・出来杉さんは遅いわ」 この時出来杉はシルフでの決戦に備えタマムシに回復道具等を買いに出かけていた しかし出かけたのは昼間のことだ、もう時刻は11時を回っており、かなりの時間が経っている しずか「何かあったのかしら?・・・探しに行こうかしら・・・」 幹部「探しに出向く必要はないぞ・・・」 しずか「誰!?」 いつの間にかしずかの背後には幹部が立っていた 幹部「初めまして・・・と言っておこうかな」 しずか「初めて?あなたとはいつも会っているはずよ、あなたは6人の内の誰かなのだから」 幹部「ふっふっふっふ・・確かにそうだな、しかし幹部と名乗り貴様に会うのは初めてだからな」 笑いながらしずかを見つめている幹部にしずかは言った しずか「これでハッキリしたわ・・・あなたの正体が」 幹部「ほう・・なら聞かせてもらおう、貴様の考えている私の正体を・・」 静まり返る空気の中しずかはハッキリと言い放った しずか「出来杉さんなんでしょう?あなたの正体は」 再び会話は途切れ沈黙の雰囲気となった、しばらく黙っていた幹部は笑って言った 幹部「残念ながらその推理は外れだ・・・これが証拠になるかな?」 そう言うと幹部は指を鳴らした、すると遠くの暗い空からピジョットが飛んできて幹部の側で止まった しずか「証拠は何処にあるの?早く教えてちょうだい」 幹部「ピジョットの掴んでいるものを良く見てみろ・・・」 しずか「これは!?」 ピジョットが足爪で掴んでいる傷だらけで気を失ってる人間は紛れもなく出来杉だった・・・ のび太 ギャラドス(レベル35)、ピカチュウ(レベル33) 、マンキー(レベル27)、スリーパー(レベル26)、カビゴン(レベル32)、メタモン(レベル28) ドラえもん シルフカンパニーにて監禁 ジャイアン リザードン(レベル49)、ウツドン(レベル39)、ゴーリキー(レベル38)、サイホーン(レベル37) スネオ シルフカンパニーにて監禁 しずか フシギバナ(レベル60)、プリン(レベル48)、ピッピ(レベル48) 、ドードー(レベル38)、タマタマ(レベル38) 出来杉 サンダース(レベル49)、バタフリー(レベル38)、フーディン(レベル40)、ケンタロス(レベル38)、ミニリュウ(レベル33)
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/1375.html
それは、宇宙に手が届きそうな、とても透き通った夜だった。 マサラを見下ろす小高い丘。その中腹の斜面に寝転がっていたヒロムは、夜空に浮かぶ月が、いつの間にか二つになっていることに気がついた。 三日月だった。 それが、とうやら遠くにある天体ではなく、傍らに立っている何かの額にかかる、一握ばかりの金糸であることに気づくのに、暫くの時間を要した。 綺麗だった。 その一束の巻き毛は、緩やかな曲線を描いていた。ふわふわと夜風に揺れ、とても柔らかそうに映った。 そして、暗闇の中でぼんやりと美しく光っているようだった。 まるで満月の光を吸い込んだような、冷たく淡い色だった。それともそれは、その金髪以外の、真っ黒な毛並みがそう見せるのだろうか。 明るい月夜に追いやられた闇を凝縮したように、底知れぬ漆黒に満ち満ちたそのシルエットは、どこまでも透明なこの夜、そのものであるような気がした。 ヒロムは、思わず耳につけていたイヤフォンを外した。 その光景だけではない。音も、温度も、辺りに満ちる空気ですら、一瞬でも逃すのが勿体無くなるような、そんな漠然とした焦燥感に駆られていた。 「にんげん」 夜が、ぽつりとつぶやいた。 それは夜風のように涼やかな声だった。そして、決して声量は大きくないのに、まるで耳元でささやかれたようにこそばゆく、よく通った。 それは、静かに中腰になり、ヒロムの目を食い入るように覗き込んだ。 存在感が危うすぎるコントラストの中で、緋色の双眸だけは、強烈な色を放っていた。 少しばかり尖った、物憂げな感情を湛えたまぶたの奥にある赤色は、鉱物的な冷たい輝きを湛え、じっとヒロムを見つめて放さなかった。 ヒロムは、まるで金縛りにあったように、その瞳から視線を外すことができなかった。 魅入られる、とは、こんなときに使う言葉なのかもしれない。 「きみの、とうめいなひとみに、ねがいごとをしたい」 彼女はそういって、静かに手を差し出してきた。 こんな、この世界で一番透き通っていると思えるものにそう言われるのは、正直、お世辞でも悪い気はしないと思った。 「わたしに、いちどだけちからをかしてほしい」 だからだろうか、差し出された手を、ヒロムは思わず握り返していた。 底抜けに柔らかいくせに、どんな色もはね返してしまいそうな、銀に近い白い肌。 触れた先の体温は、冷たく、華奢なくせに、吸い込まれるような魅惑に満ち満ちていた。 一陣の風が吹き、遠くに草木のざわめく音が聞こえた気がした。 ◇ ◆ ◇ こんな夜更けにも関わらず、研究所の明かりはまだ灯っていた。 ヒロムは、心強い存在感にほっと胸をなでおろしながら、静かに呼び鈴を鳴らした。 やがて、慌しげな足音と共に玄関の照明が灯り、扉が開いて、初老の男性が顔を覗かせた。 「おぉ、ヒロムか、どうしたんじゃ、こんな遅くに」 線の太い白髪に、黒色の濃い眉が印象的な、朗らかそうな人物だった。ここ、マサラタウンでは知らない人などいない、もえもん学会の権威、オーキド博士だ。 何分多忙な為か、その顔には若干疲労の色が見て取れたが、人懐こい笑顔は相変わらずだった。 だれ? とヒロムの傍らに立つ『夜』が抑揚の無い声で尋ねた。 ヒロムはその問いかけに、オーキド博士だよ、と簡単に紹介をしてから、丘から連れてきた『彼女』の細い肩をとって、自分の前に立たせた。 オーキドは、それを見て一瞬だけ怪訝な顔をしてが、直ぐに驚きに目を見開き、大きな声を上げて驚いた。 「これは、一体どうしたことじゃ!」 オーキドはそう言って、酷く慌てた様子でそれに駆け寄ると、小さな頭のてっぺんから、可愛らしい裸足のつま先まで、しげしげと観察をはじめていた。 それから、「間違いない、信じられん!」と声を張り上げると、感極まったように、ひしとそれに抱きつく。 そんなオーキドの反応に、ヒロムはやっぱりか、と安堵の息を吐く。 そうだ。この人がこんな反応を示すものといえば、もう、たった一つしかないだろう。 まぁ、確かに日頃よりは、愛情表現が大げさなきもするけれど。 ヒロムは、少し躊躇いがちに、連れてきた生き物にすっかり夢中になってしまった研究者に向かって、おずおずと声をかけた。 「……あの、それってやっぱり、もえもん、なんですか?」 たずねながら、確めるように、問題の方に視線を向ける。 そう、ヒロムは彼女がもえもんであるという事に、少しばかり疑問を抱いていたのだ。 だが、今それは、もえもんを愛してやまない人間にもみくちゃにされている。 なるほど、彼女は見た目に違わず大分おとなしい性格をしているようだった。無遠慮なスキンシップを図るオーキドにずっとされるがままだったが、 さすがに一晩中ほったらかしらしい無精ひげには辟易しているのか、少し渋い顔をしていた。ここにくるまでずっと感情の色を表さなかったが、 なるほど、極限まで鉄面皮というわけではないらしい。 ヒロムは、そんな生き物らしい面をやっと垣間見れた気がして、一瞬吹き出し、 「なんと、ヒロムはそんな事もわからんのか!」 直後、オーキドの放った、驚きと落胆を最高レベルで混成したような素っ頓狂な声に、すみません、としゅんと頭を垂れる。それでも、首を捻るばかりではあったが。 もちろん、ヒロムにだって、それが人間でないことくらいは、直ぐに分かった。 自分の胸下くらいまでしかない背丈。小さな頭のやや後ろから、ツインテイルのお下げのように伸びるまとまった黒毛や、何よりお尻から顔を覘かせる尻尾。 一見すれば、きっと誰もがもえもんだと判断するだろう。 それはヒロムとて例外ではなかった。例え、彼女の外見が、オーキドから学んだ、一五〇種のもえもんの知識の中に該当しなくても、 もしかしたら、他の地方から流れてきたか、それとも新種かなんて、突拍子も無いことすら考えたりする頭くらいは持っている。 だが、それにも増して、いくつか不自然な点があったのだ。 その一つの要因は、毛並み。 問題のもえもんの体毛は、とてもよくくしずけられており、月夜にもつややかな光沢すら放って見えた。仮に野生のそれとするならば、 これほどまでに身なりが整えられていることは無いと言っていい。 その日を生きるのに必死な野生のもえもんは、そうした見た目になど、ほとんど気を使う余裕は無いからだ。 それに、彼女の場合は、その所作も言動も、粗暴なもえもんと一線を臥している。この時点で、ヒロムは彼女が、野生のもえもんではないと判断しのだが。 ところが、飼い主と逸れたのかと思えば、どうやらそれも違うらしい。 逸れたのか? との問いに、彼女はふるふると首を横に振った。 どうやら彼女は、数の少ないもえもんであったが、そこだけは頑なに否定する素振りを見せていた。もちろん、飼い主と喧嘩したとか、あるいは逸れたなんて事例も、 無いことは無いらしいが、それでも、人に飼われているもえもんがそれを隠すなどという話は、聞いたことがなかった。 ならば、野生でありながら、相当の強さと気品を兼ね備えたもえもんだということになる。そんなのが果たして存在するだろうか。 ――それとも、まさか。 そこで、ヒロムは一つの結論に辿りついた。 そういえば、居るんじゃないのか? 生きるための余裕に満ち溢れ、そして何人に服従することも無いといわれる、それこそ絶対的なな存在が。 そう、それは属に「伝説」とも称される、一般のもえもんとは一線を画すもの。 ――圧倒的な能力を持つ自然界の結晶。自然そのものと言ってもいいかもしれない。 三年前、この街から旅立ち、それこそ伝説的なトレーナーとなった人物の言葉が、ヒロムの脳裏に蘇る。 オーキドの、日頃にない大げさな反応も、少年の妄想に拍車をかけた。 「それって、もしかして、伝説のもえもん、とか言うやつですか?」 ヒロムは、僅か声を震わせてオーキドに問いかけた。 旅立ちを間近に控えた少年の下に、ある日突然伝説のもえもんがやってきた、なんて、幼い頃に見たアニメの話そのままだ。 男なら、こんなシチュエーションに燃えない訳が無い。 ヒロムは、全力で夢見る少年になって、思わずオーキドに詰め寄った。 「いや、そういう類の問題ではないの」 「――ま、そうですよねー」 もちろん、人が夢を見ると書いて、儚いと読むわけだが。 少年をとうの昔に卒業したオーキドの言葉は、空気が読めない上に底抜けに辛辣で、少年の心をた易く気づけた。ヒロムはまさかとは思いつつも、 心のどこかで期待していた淡い希望に軽く絶望して、がっくりと頭を垂れる。 オーキドはそんなヒロムの様子をみて、どうしたんじゃ? と首を傾げていたが、 「ふむ、じゃが、何かの結晶、という意味では、強ち間違いではないかもしれんのぅ」 と、ヒロムすらびっくりするようなことを、ぽろっと口にした。 「ほ、ほんとですか!?」 「ああ、本当じゃとも」 「い、一体、何の結晶なんですか?」 そういって続きを促すヒロムに対し、オーキドはおほん、と大げさな咳払いを介してから、 「愛じゃよ、ヒロム。愛じゃ」 もったいぶった上に、やおら臭い台詞を真顔で言い放った。 ヒロムは、それに一瞬、はぁ? と怪訝な表情を返したが、 「……すいません、あとよろしくお願いします」 そう言って、直ぐにぺこりと頭を下げると、さっさと帰宅の途につこうとした。 「あああ、いやいや。待て、待たんか」 オーキドは、そんなヒロムの服の襟を慌てて掴み取る。 「せっかくここまで来たんじゃ。お茶の一杯でも飲んでいかんか? うん?」 そういって引き止めるオーキドに対し、ヒロムは「えー」と、あからさまに不機嫌である。 「お茶でもって、どうせ僕が入れるんじゃないんですか? それ」 「まぁ、そう言わんとな。ほれ。何なら、わしがトレーナーだった頃のしてやってもいいぞ? 旅立ちの日を間近に控えたお前さんにとっても、決して悪い話ではあるまい。うん?」 オーキドはそういって、ヒロムの好む一人旅の話をちらつかせる。 ヒロムがしぶしぶ頷くと、オーキドは「決まりじゃ!」と嬉しそうに笑って、例のもえもん共々、研究所の中に押し込むように招待した。 ◇ ◆ ◇ 研究所の奥には、申し訳程度に据えられた応接用のソファーとテーブルが置かれていた。 ヒロムは手持ち無沙汰に、その部屋をぐるりと囲んだ本棚を眺めていた。 最小限の照明に照らされた、ずらりと並んだ分厚い背表紙は、どれも手垢に塗れて、重厚な雰囲気を醸し出している。 それは、人間ともえもんの、歴史の蓄積とも呼べる、膨大な情報の山だ。 だが、これだけの研究を積み重ねても、まだまだ分かっていない事は、沢山ある。 「不思議じゃ、普通では考えられんことじゃ」 そんなヒロムの心の声に同調するように、オーキド博士が渋い顔をしてやってきた。 博士はソファーに座ると、重苦しいため息をついて冷め切った緑茶を手に取り、それを一気に喉に通す。 それから、相変わらず渋いのを入れおる、とますます顔を顰め、天井を仰いだ。 ヒロムは、そんなオーキドの様子を怪訝そうな顔で見ながら、おずおずと声をかけた。 「……すみません、たぶん置いてけぼりを食らっていて、何がそんなに深刻なのか、分からないんですけど。一体どうしたんですか?」 オーキドは、いつも笑顔を絶やさない人だ。 特にもえもんのこととなると、まるで子供みたいに、楽しげに話をする。 ギャロップに頭を焦がされようが、ウツボットにばっくりと噛み付かれようが、眉間に皺一つだって寄せたりはしない。 それどころか、そんな反応に大喜びして、三たびスキンシップを図りにいくような、盲目的なところすらあるのだ。 しかし、そんな大人が今、他ならぬもえもんのことに対して、こんなにも難しい顔をしている。 その、恩師の普段とのギャップは、ヒロムを萎縮させるには十分だった。 「そういえば、さっき、あれはこの地方のもえもんではないといってましたけど、あのもえもんがここに居るのって、そんなに不味いことなんですか?」 「……うむ、その言い方も間違えてはおらんが、別に存在そのものが不味いと言っておる訳ではない。おかしなのは、あの子の行動じゃな」 「行動、ですか?」 「そうじゃ」 オーキドは重い所動作で顔を上げると、ゆっくりと振り返って、玄関先にいるブラッキーに視線を移した。 彼女は、絨毯の上にぺたんと座り込んだまま、近くに転がっているさいころのおもちゃを、そのしとやかな尻尾で弄ぶように転がしていた。 だが、その表情はやはり物憂げなままで、とても遊んでいる、という雰囲気では無かった。 「ヒロムは、イーブイというもえもんなら、知っておるじゃろう」 「イーブイですか? ……はい、それは、もちろんですけど」 ヒロムは、オーキドから、意外なもえもんの名前が出てきたことに驚いた。 イーブイと言えば、特殊な進化、――レベルではなく、石で変化するもえもんとして有名だ。 とりわけその種類によって三つの異なるタイプに分化するとなれば、どんな教科書にだって写真つきで載っている。 そういえば、一番可愛く写ってたのは、確かシャワーズといったかしらん。 ヒロムは記憶を探りながら、ふとどうでもいい事を考えていた。だが、そんな浅ましい値踏みは、次のオーキドの言葉で簡単に吹き飛んだ。 「あれはな、そのイーブイの一つの進化体系の中にいると言われておる」 「へ?」 「驚きじゃろう?」 そこで、オーキドはここに来て初めて、少し悪戯っぽい笑みを浮かべて見せた。ヒロムは二、三度目を瞬かせてから、 そういえば、と、それまでずっと疑問に思っていた事の一つを、先生であるオーキドにぶつける。 「……あ。じゃあ、やっぱり、イーブイは他の石にも反応を示すって事なんですか? ほら、特別な力を持った石は、リーフやほのお、みず以外にもあるのにって、 博士に聞いたことありましたよね?」 他のもえもんと異なり、多様な石に反応を示すイーブイ。 しかし、特別だと言われる石は、その進化形よりも多く存在するのだ。 つまりは、イーブイでも反応を示さない石があるという事になる。 ヒロムはその理由が全く分からずに、過去にオーキドを質問攻めにしたことがあった。 オーキドは、その当時のことを思い出したのか、しまったな、と困惑した表情を浮かべたが、目線を逸らしつつも、その一つの可能性について、初めて口を開いた。 「いや、そういう訳ではないのじゃが、それ以外にも要因があるのじゃ」 「――と、いうと?」 「さっきの、あのもえもんは、愛の結晶だと言ったよの?」 「はい、……冗談ですよね?」 「いいや、本当のことじゃ」 オーキドはそう言うと、僅か上半身をかがめて、両膝の上に手を組んで見せると、そこから真剣な眼差しをヒロムに放つ。 「……やっぱり帰ります」 だが、それに対し、ヒロムは深くため息をついて席を立とうとした。 「や、や、まちたまえ」 オーキドは、ヒロムに冗談に付き合うつもりがないことを悟ったのか、慌てて姿勢を崩すと、その続きを矢継ぎ早に口にする。 「別に持論を展開しようとしておる訳ではない。ただ、正確にわかっている事では無いというだけの話なのじゃ。何しろ、愛情というものは目に見えんものじゃから、 確実に証明する手段など無いのじゃ。それに、信頼できるデータを統計として打ち出せるほど、実例も少ないしの」 「……はぁ」 「もえもんが、飼い主に寄せる愛情。わしらはそれを、なつき度、と呼んでおるがの」 オーキドは、そういって、何かを思案するようにゆっくりと目を閉じ、言葉を選ぶように、ゆるやかな口調で説明を続ける。 「この値が極端に高いと思われるイーブイが、これまで知られていなかった系統に進化するという理論が提唱されたことがあるのじゃ、 ブラッキーは、その内の一種だといわれておる」 「――愛情で、進化する」 「そうじゃ」 「でも、それが、一体どんな風に問題だっていうんですか?」 ヒロムには、さっぱり話が見えなかった。 何だ、そんな進化の話に、ことさら大きな問題があるとは思えないし、むしろ喜ばしい結果なんじゃないかとすら思える。 それはトレーナーともえもんの、最上の絆の証みたいなものじゃないのか。 「大有りじゃとも」 だが、オーキドはさも当然のようにそれを否定してみせると、険しい顔をして呟く。 「それほど飼い主に懐いておるはずのもえもんが、どうして今こうしてたった一匹でおるのか。お前さんはそれを、大した問題ではないと思えるかの?」 「……あ」 そこで、ヒロムはやっと気づいた。 そうか、その通りだ。 オーキド博士の言っていることが正しいとするならば、その飼い主がなぜ、この場にいないのか。 その関係に深い愛情があるというのなら、なぜあのもえもんは、まるで飼い主の存在を否定するような、あんな態度を取り続けているのか。 「まず、あのもえもんは、間違いなく野生では無いじゃろう、それは確かじゃ。ヒロム。お前さんの判断は正しい。 それに、彼女の進化要因には、飼い主という存在が必要不可欠じゃからの。じゃがそれ故に、この状態は異常なのじゃ、わかるの」 「まぁ、それは、僕も、あの子の身なりから、ある程度想像はしましたけど、……でも、それなら、飼い主を探してあげるって、 すごく適当な解決策があると思うんですけど?」 それは、至極当然の帰結にも思えた。だが、オーキドは渋い表情を崩さない。 「……、一つだけ可能性があっての」 「何ですか?」 素朴な疑問を抱くヒロムに、オーキドは言いにくそうに二、三度唸ったが、ヒロムの視線が揺るがない事を察したのか、やがてため息混じりに口を開いた。 「例えば、そうじゃな。飼い主と、死に別れた可能性じゃ」 「――あ」 それを聞いて、ヒロムは少し、自分の無鉄砲さを反省した。 そんな事、考えた事なかったな。というより、考えないようにしていたのだろう。 それは、きっとペットを飼おうとするときような、あの期待ばかりに膨らんだ気持ちに似ているのかもしれないと思った。 きっと誰だって、その動物の最後を想像しながら、新しい家族を迎え入れたりはしないだろう。 「じゃからな、かなり気をもんだよ。なにしろああいうもえもんは、すべからく主人の後を追うことが大半だと聞いておるからの、 まさか死に場所を求めて彷徨っておるんじゃないかと」 「そ、そこまでですか?」 「何をそんなに驚く必要があるのじゃ? 愛とは最も深い感情じゃ。そしてもえもんと人間を結びつける最終的な絆でもあり、最高位の感情であろう。 そう考えれば、そうした結末に至るのは、何ら不思議なことではない。お互いに長い年月を共に過ごしてきたもえもんと人間とは、もうそういうところまで来ておるのじゃ」 だから、生半可な覚悟でトレーナーになるものではない、というオーキドの教戒に、ヒロムは静かに頷く。 「そしてな、ヒロム、彼女はお前の力を貸してほしいと言っておる。それがなぜかはわからぬ。じゃが、そこには必ず理由があるはずじゃ。 お前さんがわしを頼ってここに来てくれたことは嬉しい。 じゃが、今わしがしてやれるのは、お前さんの親御さんに、捨てもえもんを持ち帰る息子さんのフォローをすることくらいじゃ」 「――はい。って。ち、ちょっとちょっと! 待って下さいよ! いつのまに僕がお持ち帰りすることになってるんですか!?」 「……ふむ、帰りたくないか? では、ここに泊まっていくかの?」 いいのう昔を思い出すわい、とにやり笑うオーキドに、ヒロムは連れて帰ります、と根負けしたようにうつむき、白旗をあげた。 本当に、旅立ちをすぐに控えた微妙な時期に、妙なことに巻き込まれたものである。 加えてヒロムは別れ際、オーキドに、よろしく頼む、と頭を下げられた。 それは、間違いなく、もえもんを愛してやまない人間のそれで、ヒロムは慌ててそれを制止しながら、わかりました、と確かな決意を持ったのだった。 ◇ ◆ ◇ 「なぁ、願い事って何なんだ?」 研究所からの帰り道。 ヒロムは、頭のどこかで、帰りが遅くなったり、こうしてはぐれもえもんを拾って帰ることの、母親への言い訳を考えながら、 隣を歩くもえもんに向かって、ふとした疑問を呟いた。 それは、これまでのことではなく、これからのこと。 ヒロムは、乗り気でないまでも、とにかく一つだけ、強く意識していることがあった。 飼い主の事や、あんなところに一人でいた理由。そうした、彼女の過去を掘り下げるようなことについて、できるだけ触れないようにすることだった。 それは、オーキドが無言の内にヒロムに向かって投げかけてきたお願いであったし、ヒロムもその問題に触れるのは、何となくいけないような気がしていた。 だが少なくとも、彼女が自分に近づいてきた理由だけは、聞きたいと思ったし、同時に聞かなければいけないだろうと感じていた。 だから、ヒロムはあくまで、このブラッキーというもえもんが、これから自分に何をお願いしたいと言っているのか、それを話して欲しいと思ったのだ。 「うん」 彼女は、……ブラッキーというもえもんは、ヒロムの問いに、少し迷うような仕草を見せた後、思い切ったように口を開いた。 「おこらないでね」 「うん?」 ヒロムはそこで、ブラッキーがいつの間にか立ち止まっていることに気づいた。歩くのをやめると、彼女の方を振り返る。 「たすけたい娘がいるの」 その視線の先、すこし俯いた姿勢で立つ彼女は、その小さな体に、あらん限りの強い意志を漲らせていた。 「助けたい?」 「そう」 「……一体なにから?」 ブラッキーの言葉は、一々断片的過ぎて、ヒロムはその本位を汲むのに難儀していた。 ただ、彼女のいう助けたいというものが、恐らくはいま、彼女の手の届かないところにいるのであろうことは、 その切羽詰ったような表情から、なんとなく、汲み取ることができた。 ブラッキーが口を開いたのは、それからどれだけの時間が経ったことだっただろうか。 「わたしの、かいぬし」 「え?」 そう、それは、彼女の口から、触れてはいけないはずの過去が漏れた、正にその時だった。 ブラッキーは、その続きを紡ぐか紡がないかの境目で突然体を低くすると、間髪いれずに、ヒロムの方に向かって飛んだ。 「え?」 その体が自分の顔の直ぐ側を掠め過ぎるまで、ヒロムは一体何が起きたのか分からなかった。 「きっ!」 同時、直ぐ側から、何かのうめき声のようなものが聞こえ、それが風と共にあっという間に後ろにぶっとんで行ったのが認識できただけだった。 ヒロムは、慌てて後ろを振り返り、そして、飛び込んできた光景に思わず息を呑んだ。 そこにあったのは、土がむき出しのあぜ道、その隅に四つ足で立ち、何かを組み伏せるような体勢をした、ブラッキーの姿。 まるで、獲物を捕えた肉食動物のような、野性味に溢れたその姿勢に、ヒロムは認識を新たにした。いやむしろ、その時初めて意識したのかもしれない。 ――もえもんだ。 そう。ブラッキーがもえもんであるという、確かな現実を、少年はその時強烈に意識した。 今まで、普通に会話を交わし、歩調を合わせて歩いていたのは、決して人間ではない。 そして、その口元、黒い何かがうごめいている何かを認識して、ヒロムは我が目を疑う。 ズバット!? そう、ブラッキーに組み伏せられていたのは、他でもなく、ズバットと呼ばれるもえもんの一種だった。普段なら洞窟などにしか生息しない。 こんな海沿いの田舎町では、まず見かけることのないい、その種類。そんなもえもんが、どうしてこんなところに? 「――きをつけて」 だが、そんな常識との照合も、ブラッキーの冷ややかな忠告に、あっという間に霧散する。 慌てて周囲を見渡す。 当然街灯の一つだってない宵闇の中では、闇にまぎれる事に特化したもえもんの姿など、ヒロムのような人間の肉眼では、とても捉えることができない。 だが、わかる。 夜に溶け込むような微かな羽音、その音は、ヒロムの聴覚を四方八方から埋め立てている。一匹や二匹なんて生易しい数じゃない。 何十、いや、既に恐怖感に縛られつつある少年の五感には、それは何百とも感じられた。 「おこらないでね」 それはフラッシュバックか、それとも彼女が再び放った断りなのか。 ただ、ヒロムはそのとき初めて、自分が巻き込まれつつとんでもないことを、心のどこかで何となく察していた。
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前回のあらすじ WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY 今日でこのお家ともしばらくオサラバか。 一抹の寂しさを感じる。 帰ってくる頃俺はどうなってるのやら。 マスター「ただいマンモス」 フシギダネ「えっと・・・おじゃまします!」 カーチャン「あら、お帰り。・・・その子は?」 マスター「この娘はフシギダネ。今日から俺のパートナーになるんだ。」 フシギダネ「よろしくお願いします!」 カーチャン「随分唐突ねぇ。どうしたの?」 マスター「明日から俺はこの娘と旅に出ることになった。」 カーチャン「ああ、シゲル君のお爺ちゃんから話を聞いたわよ。 その子が一緒に旅に出る仲間ってところかしら」 流石俺のカーチャン、飲み込みが早い カーチャン「・・・そうね、男の子はいつか旅に出るものなのよ。 テレビの話だと思ってたらまさか我が子が旅にでるなんてねぇ・・・」 マスター「カーチャン・・・」 カーチャン「歴史に残る偉大な仕事だそうね。寂しいけど・・がんばりなさい」 マスター「そりゃもう」 フシギダネ「はい!」 カーチャン「さぁさ、今日はがんばらないとねぇ フシギダネちゃんは何が食べたい?」 フシギダネ「んっと・・・マスターが好きなものでー」 ぐは、なんという破壊力の高い発言を。 ほんとにこの娘は優しいのね・・・ カーチャン「マスターってあんたのことなの?」 マスター「そうでーす」 カーチャン「とってもいい子じゃない。大事にするのよ」 マスター「うい」 カーチャン「旅にでるのなら・・・ああ、そうだわ」 マスター「?」 カーチャン「フシギダネちゃん、ちょっとこっちへおいで」 フシギダネ「??・・はーい」 カーチャン「作るついでに料理を教えとかないとねぇ あの子の大好物教えてあげるわ」 フシギダネ「お願いします!」 どうやらあっちでフシギダネたんに料理を教えてくれるらしい。 実は俺が料理を作ろうと思ってたのだが、この分だとその必要はなさそうだ。 マスター「俺はどうしたらいいすかww」 カーチャン「お風呂沸いてるから先に入っときなさい」 マスター「はーい(´・ω・`)」 ちっ・・フシギダネたんと一緒に洗いっこしようと思ったのに・・・ そんなわけで一人寂しく入浴。 ・ ・ ・ マスター「あーさっぱりー・・・」 カーチャン「元気ないわねぇ、ご飯ちょうど出来上がってるからおあがんなさい」 マスター「へーい」 さて、3人で食卓につく。 今日の晩御飯は俺の大好きなオムライスだ。 よくシゲルに「がきっぽい」と言われたもんだが 好きなもんは好きなのでしょうがない カーチャン「そのオムライス、フシギダネちゃんが作ったものなのよ」 マスター「ほほー、見た目はまず合格だぜ」 カーチャン「この子、お料理の才能あるわよ、いいお嫁さんになるわー」 フシギダネ「えへへ・・///」 褒められて照れてる。 テラモエスwwwwwww マスター「んじゃいただきまーす。」 フシギダネ「いただきまーす!」 カーチャン「ちゃんと残さず食べるのよ」 どれどれ・・・ ほうほう、なかなかうまいじゃまいか。 初めてでこの出来はたいしたもんだ。 カーチャンの言うとおりフシギダネは料理の才があるようだ。 マスター「うん、うまい」 フシギダネ「よかったー、おいしいって言ってもらえました!」 カーチャン「よかったわねぇ。今日からこの子が料理作るんだから、今の内にお礼言っておきなさい」 マスター「ありがとな、フシギダネ」 フシギダネ「はい!///」 またちょっと照れとる。 ああ・・旅にでるのがマジで楽しみになってきたぜ。 ・ ・ ・ マスター フシギダネ「ごちそーさまー」 カーチャン「はい、お粗末さまでした。」 マスター「いやー食った食った。」 カーチャン「それじゃぁフシギダネちゃん。私とお風呂に入ろうか」 フシギダネ「はーい!」 ・・・いいなぁ しかし覗くともれなく余計なもんまで見えてしまう・・・ くやしいっ!ビクビクッ テレビでもみてボーッとしとくか・・・ ・ ・ ・ フシギダネ「マスター。きれいになりましたー。」 カーチャン「パジャマ、古着でこしらえたんだけどよかったかしら。」 フシギダネ「着心地いいです。おかーさんありがとうございます!」 カーチャン「あらあら、おかーさんだなんて・・・ 新しく子供ができたみたいねぇ」 うはwww湯上りの少女wwしかもパジャマww カーチャン「明日は早いんだからもう寝なさい。 フシギダネちゃんは・・・」 フシギダネ「私はマスターと一緒がいいです。」 まじっすかwwwwwwwwwwwww うはwwwみなぎってきたwwwwww カーチャン「わかったわ。狭くなっちゃうけど、二人でベッド使うのよ。」 フシギダネ「はーい」 マスター「おkwwwwwwwwwwwwwww」 カーチャン「?」 というわけでおんなじベッドを使うことになったわけだが。 ついでに言うと枕も一個しかないので俺とフシギダネたんで半々ずつのスペースを使うと言うことだ。 狭いwwwだがそれがいいwwwwwうひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ フシギダネ「マスターのベッドふかふかー♪」 マスター「さて、寝る前に戦闘訓練をしようか」 フシギダネ「訓練ですかー?」 マスター「うむ、この間は結局うやむやになってろくに訓練できなかったからな。 それに夜に鍛錬を積むことで睡眠中の整理が云々で効率も倍増するらしい」 フシギダネ「へー。」 マスター「寝る前に辛いかもしれないが頑張ろう」 フシギダネ「はい!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ んで 色 々 あって、俺達もご就寝。 お疲れ様フシギダネ。 フシギダネ「すー・・・すー・・・」 ・・・こ れ は 眠 れ な い 枕一個しかないから顔がとっても近いんだぜ。いい匂いがするんだぜ。 とってもやわらかそうなんだぜ。 ちょっとぐらいなら触っても・・・ ぷに フシギダネ「すー・・・すー・・・」 マスター「ふへぁー・・・やわらかー」 ぷにぷに フシギダネ「んぅー・・・」 たまらんです! ああー・・かわいいなぁもう。 だけどもうフシギダネは疲れてるわけだ。 ここはほっぺをぷにぷにするだけでぐっと我慢する。 マスター「俺眠れるかなぁ・・・ははは」 フシギダネ「んんー・・ますたー・・・zzz」 ・ ・ ・ カーチャン「ほら、はやくおきなさーい」 マスター「ふぇ~い・・・・」 フシギダネ「ん・・・むにゃ」 心の中で葛藤してるうちに気が付いたら眠ってたようだ。 俺とフシギダネたんはカーチャンの声で目が覚めた。 カーチャン「早く下に下りてくるのよー」 俺達はさっさと着替えて1階に待つカーチャンの所に行った。 カーチャン「はい、朝ごはん。ちゃんと残さずにね」 マスター「ふぁ~い」 フシギダネ「いただきまーす」 朝食をちゃちゃっとカッ喰らう。 んーむ、この朝飯ともしばらくはお別れとなるとさびしいもんだね。 マスター「んじゃいってきまーす」 フシギダネ「えっと、いってきます!」 カーチャン「気をつけて、いってらっしゃい!」 俺とフシギダネたんは我が家を後にした。 3度目の正直、やっと俺とフシギダネたんの冒険が始まるわけだ。 マスター「それじゃいくぞ!フシギダネ」 フシギダネ「はい!」 続く...
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「かなえキッチン」復刻とお取り寄せ - ごはん日記 08年8月-8 « prev next » ごはん日記 お取り寄せ情報 2008年8月16日 (土)「ドライプルーンとドライマンゴー」 2008年8月16日 (土)「スカットれもん」 2008年8月16日 (土)「小川軒のレーズンウィッチ」 2008年8月17日 (日)「麦茶でレモンティー♪黒糖パウンドケーキと」 2008年8月17日 (日)「♪タオルに刺繍♪」 」 2008年8月17日 (日)「ドライケーキのウエスト♪音楽&DVD鑑賞」 2008年8月17日 (日)「LUSHのボディーバター」 2008年8月17日 (日)「大辛塩の焼き鮭と塩むすび」 2008年8月17日 (日)「一保堂茶舗の三角茶袋むぎ茶」 2008年8月17日 (日)「饂飩四國の土佐定食」 « prev next »
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無口な女子高生の日常を綴った人気4コマ漫画を原作にしたOVA。優しい性格であるが故についつい考え過ぎて無口になってしまう女子高生・森田真由。母から相手の目をじっと見るよう育てられた彼女は、あらぬ誤解を受けてしまうこともしばしばで…。 森田さんは無口画像検索 森田さんは無口動画検索 森田さんは無口クチコミ #bf 森田さんは無口関連ブログ検索1 #blogsearch 森田さんは無口関連ブログ検索2 #blogsearch2 名前 コメント
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休日のある日・・・ 「ママ、今日はやけに2階が騒がしいね。」 「当たり前ですよ。今日はのび太が友達を大勢連れてきてるんですから・・・」 「さてはまたポケモンをやっているな・・・どれ、ちょっと様子を見てみるか。」 そう言うと野比のび助は立ち上がり、2階にある息子の部屋へ向かった。 今この町ではポケットモンスターというゲームが大流行している。 近所の子供達のほとんどはこのゲームを持っていた。 そしてのび助も先日息子ののび太にゲームを買ってくれとねだられた。 もちろん最初は断ったが、それでもしつこくねだってくるのび太に、 とうとう折れて「じゃあ今度のテストで40点以上取ったら買ってやる」と言った。 すると驚くことにのび太はそのテストで56点を取った。 これには母の玉子ものび助も驚いたが約束は約束だったので、 のび助はのび太にDSとポケットモンスターダイヤモンドを買ってあげたのだった。 のび助はのび太の部屋にあがった。 「やぁみんな、ポケモン楽しんでるかい?」 「あっパパ・・・」 部屋にはのび太、のび太の友達のジャイアン、スネ夫、しずか、出木杉、 そして猫型ロボットのドラえもんがいた。 今はスネ夫とジャイアンがポケモンバトルをしていた。 残ってるポケモンはそれぞれ1匹ずつ・・・スネ夫がレジアイス、 ジャイアンがガブリアスだった。 「よしっ、レジアイス、冷凍ビームだ!」 「お、俺のガブリアスが・・・」 「また僕の勝ちだね。」 「く、くそぉ~・・・また負けた。」 「ねぇ、スネ夫。君のレジアイスってポケモン、 見たことないんだけど・・・どこで手に入れたの?」 のび太が初めて見るポケモンに興味を示し、スネ夫に尋ねる。 「なんだよ、のび太。レジアイスを知らないのかよ。 こいつはエメラルドバージョンから連れて来たんだよ。」 「エメラルドバージョン?」 「ゲームボーイアドバンスのソフトのことだよ。 DSのダブルスロットに差し込むことによってアドバンスからDSに ポケモンを連れてくことができるんだ。」 出木杉が補足する。 「へぇ~・・・そうなんだ。僕もエメラルドバージョン欲しいなぁ・・・」 のび太はのび助に目をやる。 「お、おい・・・パパはこれ以上は買ってやれないよ・・・」 「じゃあドラえもん、エメラルド買って~!」 「買ってあげることはできないけどポケモンの世界に連れていくことはできるよ。」 「え?どういうこと?」 全員が一斉に尋ねる。 「こういうことさ!」 そう言うとドラえもんは四次元ポケットの中から『もしもボックス』を取り出した。 「さ、みんな早くもしもボックスに入って・・・」 ドラえもんはみんなをもしもボックスに入れた。 そしてもしもボックスの受話器を取り、こういった。 「もしもここがポケットモンスターエメラルドの世界だったら!」 ドラえもん達がもしもボックスから出るとそこは美しい自然が広がっていた。 「うわぁ~、綺麗ね・・・」 「本当だね。」 しずかと出木杉は感激した。 「おい見ろよ、あそこに野生のポチエナがいるぞ!」 「ジャイアン!あっちにはジグザグマが!」 ジャイアンとスネ夫も本物のポケモンを見て、感激した。 「綺麗な自然だねぇ、のび太君・・・あれ?」 ドラえもんは驚いた。 そこにいた人物はなんと野比のび太ではなく、野比のび助だった。 「パ、パパさん!何でここに・・・」 「何でって・・・君が僕をもしもボックスに入れたんじゃないか。」 「しまった・・・のび太君と間違ってパパさんを連れてきちゃった・・・」 ──その頃現実世界ののび太は・・・ 「しくしく・・・ひどいよドラえもん・・・ 僕とパパを間違えて連れて行くなんて・・・」 「ドラえもん!今から僕を現実世界に戻すことはできないのかい?」 のび助がドラえもんに尋ねる。 「現実世界に戻る方法はこの中の誰かがチャンピオンになるしかないんだ。」 「チャンピオンってなんだい?」 「だ、だからそれはそのぅ・・・」 ドラえもんとしずかと出木杉はのび助にこの世界のルールを簡単に話した。 「なるほど・・・つまりジムバッジというのを8つ集めると、四天王に挑戦できるんだね?」 「そういうことです。そして四天王を倒した人がチャンピオンになるんです。」 「ジムバッジを8個集めるにはどれくらい時間がかかるんだい?」 「そうだな・・・早い人でも大体1ヶ月くらいかかるかも・・・」 「そんな!明日は仕事だっていうのに・・・どうしよう・・・」 「その点は大丈夫。この世界と向こうの世界では時の流れが違うから・・・」 「どういうことだい?」 「向こうの世界の1日はこっちの世界では大体100日くらいなんだよ。 つまり100日以内にゲームをクリアできれば、パパさんは仕事に間に合う。」 「なるほど・・・つまり100日以内にこの中の誰かが四天王を倒して、 チャンピオンになればいいのか・・・」 しばらくみんなが黙っているとジャイアンが口を開いた。 「なぁ、早くポケモンを貰いに行こうぜ。」 「そうだね。ここで黙ってても拉致があかないし・・・」 彼らはオダマキ研究所へと向かった。 ──オダマキ研究所・・・ 「やあよく来たね。そこにモンスターボールが6つある。好きなのを選んでくれ。」 「よし!じゃあまずは俺から・・・行けっ、モンスターボール!」 ジャイアンはモンスターボールを手に取り、投げた。 するとモンスターボールからドガースが出てきた。 「げっ、ドガースかよ・・・」 「ははっ、ドガースなんてジャイアンらしいね・・・じゃあ次は僕が・・・出てこい!」 スネ夫が選んだモンスターボールからはケーシィが出てきた。 「げっ、ケーシィだ・・・」 ケーシィは「テレポート」しか覚えないので、最初のポケモンには不向きだった。 「じゃあ次は僕が・・・よし、このボールにしよう!」 出木杉が選んだボールからはミズゴロウが出てきた。 「ミズゴロウか・・・悪くないね・・・」 「出木杉の奴、ミズゴロウを当てるなんて羨ましいぜ・・・」 「次は私が・・・出てきて!」 しずかが選んだモンスターボールからはアチャモが出てきた。 「アチャモだわ・・・可愛い!」 そしていよいよ残ったモンスターボールは2個となった。 「パパさん、選ばないの?」 「ドラえもんから先に選んでいいよ。」 「そう?じゃあお言葉に甘えて・・・出てこい、僕のポケモン!」 ドラえもんが選んだモンスターボールから出てきたのはねずみポケモンのサンドだった。 「ね、ねずみ~!!」 サンドを見たドラえもんは気絶した。 「おや、この青狸君はねずみが苦手なのかい?」 オダマキ博士が不思議そうに尋ねる。 「ええ。どうやらそうみたいです。」 出木杉が答える。 「いよいよ僕の番か・・・」 のび助は最後に残ったモンスターボールを手に取った。 (緊張するなぁ・・・一体どんなポケモンが出てくるんだろう・・・) のび助は手に取ったモンスターボールを投げた。 のび助のモンスターボールから出てきたのは、キモリだった。 「このポケモン・・・!可愛い・・・」 キモリはモンスターボールから出るや否やのび助のほうをうるうるした目で見てきた。 「な、なんて可愛いんだろう・・・」 そのままのび助とキモリはしばらく見つめ合った。 「おい、のび太のパパの奴、ずっとキモリのこと見てるぞ。」 「相当気に入ったみたいね。」 「さて、旅立つ君達にこれをあげよう。」 オダマキ博士は一行にポケモン図鑑とモンスターボール5個を渡した。 「さぁ君達の冒険は今ここから始まるんだ!気をつけていってくるんだよ!」 「ああ!じゃあ、行くぞドガース!」 「ケーシィ!僕達も行こう!」 「ミズゴロウ!楽しく旅しよう!」 「アチャモ!私達も行きましょう!」 こうして4人の少年少女達は旅立った。 (ね、ねずみ~・・・) (ああキモリ、君は何て可愛いんだ・・・) サンドを見て気絶しているドラえもんとキモリに見とれてるのび助・・・ 彼らの旅はいつ始まるのだろうか、次回に続く。 現在の状況()内は覚えてる技 のび助 キモリ♀LV5(はたく、にらみつける) ドラえもん サンド♂LV5(ひっかく、丸くなる) スネ夫 ケーシィ♂LV5(テレポート) ジャイアン ドガース♂LV5(毒ガス、体当たり) しずか アチャモ♂LV5(ひっかく、泣き声) 出木杉 ミズゴロウ♂LV5(体当たり、泣き声) ──102番道路、いち早くここに来たジャイアンは1人の虫取り少年と戦っていた。 「ドガース、毒ガス!」 「どうしよう・・・僕のケムッソが毒状態になっちゃった・・・」 「今だ、体当たり!」 ドガースの体当たりがケムッソに炸裂し、ケムッソは戦闘不能となった。 「よっしゃ!これで7連勝だ!」 ジャイアンは102番道路でトレーナーを倒し、 ドガースのレベルアップと賞金稼ぎを行なっていた。 その頃101番道路のスネ夫は・・・ (参ったな・・・最初のポケモンがケーシィじゃなぁ・・・ 他のポケモンを捕まえようにも、この辺にはポチエナやジグザグマが いないしなぁ・・・) スネ夫が悩んでいたとき、1人の若い青年がポケモンに技マシンを使っていた。 「よし、これでジグザグマが10万ボルトを覚えたぞ。」 「あのー、すみません・・・」 スネ夫が青年に話しかける。 「何だい?」 「サイコキネシスと目覚めるパワーの技マシンを持ってたりしませんか?」 「持ってるけど・・・それが何か?」 「できれば譲っていただけませんか?1万円で買うんで・・・」 「1万円だって!?よし、売った!」 スネ夫は青年からサイコキネシスと目覚めるパワーの技マシンを買った。 (よし、これをケーシィに覚えさせれば序盤の攻略が大分楽になる・・・) ちなみにスネ夫のゲーム内での所持金は99万9999円だった。 その頃、103番道路のしずかは・・・ 「アチャモ、火の粉よ!」 アチャモの火の粉が野生のキャモメに炸裂する。 「今よ、モンスターボール!」 キャモメを入れたモンスターボールが3回ほど揺れ、やがて揺れが止まった。 「やったわ!キャモメをゲットしたわ!」 「いやー、見事だよ。しずかちゃん。」 「出木杉さん!いつからここに・・・?」 「さっきからいたよ。声かけるのも悪いかなぁって思って、 君がキャモメを捕まえるのを見てたんだよ。」 「そうだったの・・・ところで、ポケモンの調子はどう?」 「絶好調だよ。そうだ。良かったらお互いの一番強いポケモンで バトルしないかい?」 「いいわよ。」 こうして出木杉としずかはポケモンバトルをすることになった。 「行け、ミズゴロウ!」 「アチャモ、負けないで!」 ──そして・・・ 「負けたわ・・・出木杉さんのミズゴロウ、強いわね。」 「いやいや、しずかちゃんのアチャモもかなり強かったよ。 もう少しレベルが高かったら、 僕が負けてたかもしれない。」 「ありがとう。じゃあ私はもう行くわ。」 「そうかい。今度会ったらまたバトルしよう。」 「ええ。」 しずかはそう言うと、103番道路を後にした。 現在の状況()内は覚えてる技 のび助 キモリ♀LV5(はたく、にらみつける)所持金1万円 ドラえもん サンド♂LV5(ひっかく、丸くなる)所持金1500円 スネ夫 ケーシィ♂LV5(テレポート、サイコキネシス、目覚めるパワー氷) 所持金98万9999円 ジャイアン ドガース♂LV10(毒ガス、体当たり、スモッグ、煙幕) 所持金3500円 しずか アチャモ♂LV13(ひっかく、泣き声、きあいだめ、火の粉) キャモメ♀LV3(水鉄砲、泣き声) 所持金2700円 出木杉 ミズゴロウ♂LV11(体当たり、泣き声、どろかけ、水鉄砲) 所持金3000円 「う、う~ん・・・」 気絶していたドラえもんが目覚めるとのび助とオダマキ博士が仲良く、 お茶を飲んでくつろいでいた。 「あっ、ドラえもん。気がついたのか。良かった・・・」 「パパさん!何でオダマキ博士と仲良くお茶してるの?」 「君が目覚めるのを待ってたんだよ。僕1人で旅するのは心細いからね。」 「ドラえもん君、話は大体のび助さんから聞いたよ。のび助さんはポケモンのことを 全く知らないみたいじゃないか。一緒に旅してアドバイスしてやったらどうだい?」 「頼むよ・・・」 のび助が弱々しい声でドラえもんにお願いする。 ドラえもんはのび助を気の毒に思った。 自分はのび太やジャイアン達がポケモンをやっているのを見ていたので、 ポケモンのことは大体知っていたがのび助はポケモンのことを全く知らない。 いわばド素人なのだ。 そもそものび助がこの世界に来ることになったのは、自分のせいだ。 「分かった。パパさん、僕が色々とアドバイスしてあげるよ。」 「本当かい?ありがとう!」 こうしてドラえもんとのび助の奇妙な2人旅が今、始まったのであった・・・ ──101番道路・・・ 「ねぇ、ドラえもん・・・」 「何?」 「ジムリーダーからジムバッジを貰うにはポケモンバトルで勝たないと いけないんだよね?」 「そうだけど・・・」 「ポケモンバトルっていうのは、どうやってやるんだい?」 「そうか・・・まずはポケモンの基本中の基本、ポケモンバトルからパパさんに 教える必要があるね。」 ちょうどそのとき草むらからポチエナが飛び出してきた。 「ちょうどいい・・・あのポチエナと戦ってみなよ。僕がアドバイスするから・・・ パパさん、モンスターボールからキモリを出して。」 「わ、分かった。出てこい、キモリ!」 「キャモ!」 モンスターボールから可愛らしい目をしたキモリが出てきた。 「ああ・・・お前はいつ見ても可愛いなぁ・・・」 「キャモ・・・」 のび助とキモリはお互いを見つめあっていた。 「パパさん!キモリー!後ろ、後ろ!」 「ガウ!」 ポチエナがキモリに体当たりをしてきた。 「キャモ・・・」 「あっ!キモリ!おいお前!僕の可愛いキモリに何をするだァー!」 そう言うとのび助はポチエナを渾身の力で殴りつけた。 「パ、パパさん・・・なんで自分でポケモンに攻撃してるの?」 「だ、だってあいつ・・・僕の可愛いキモリを・・・」 「ガウガウ!」 のび助に殴られたことで、ポチエナは頭に血が上った。 「お前、まだ懲りてないのか!僕の可愛いキモリを傷つける奴は! 絶対に許さない!」 そう言うとのび助はポチエナを殴り続けた。 「君が泣くまで!殴るのをやめない!」 「パ、パパさん・・・やめて!」 「何でだい?こいつは僕の可愛いキモリを傷つけたんだよ?」 「その『僕の可愛いキモリ』って言葉、何回使うつもりなの・・・ しかも自分でポケモンにダメージを与えるなんて・・・ ジャイアンだってそんなことしないよ。 それに、自分でポチエナを倒しちゃったら、キモリに経験値が入んないよ。」 「経験値って何だい?」 のび助がドラえもんに尋ねる。 「経験値っていうのは、ポケモンを倒したときにもらえる数値のことで、 一定の経験値をもらうとポケモンはレベルアップするんだ。 レベルアップすることでポケモンは強くなる。」 「なるほど・・・つもり僕の可愛いキモリがポチエナを倒せば、 キモリに経験値が入るんだね?」 「そういうことだよ。パパさんが弱らせたから、ポチエナのHPは ほとんど残ってないはず・・・キモリの『はたく』一発で倒せるよ。」 「分かった。僕の可愛いキモリ、『はたく』だ!」 「キャモ!」 のび助の指示を受け、キモリはポチエナに『はたく』で攻撃をした。 するとポチエナは倒れた。 「やった・・・ポチエナを倒したぞ!」 「キャモ!」 「パパさん、キモリ、おめでとう!」 「ありがとう。でも僕の可愛いキモリがポチエナの攻撃を受けて 弱っちゃったよ・・・」 「それなら大丈夫。ポケモンセンターに行けば、体力を回復させることが できるよ。」 「ポケモンセンターって何だい?」 「まぁ、行ってみれば分かるよ。」 ──ポケモンセンター・・・ 「はい、お預かりしたキモリは元気になりましたよ。」 「ありがとう。」 のび助はジョーイさんからキモリのモンスターボールを受け取った。 「なるほど。ポケモンセンターはポケモンの体力を回復させるために、 ある場所なのか・・・」 「そういうこと。自分のポケモンが全滅しちゃったらゲームオーバーだから、 ポケモンセンターにはまめに行ったほうがいいよ。ちなみにゲームオーバーになると 現実世界とこの世界の狭間の世界に飛ばされちゃうんだ。」 「その狭間の世界に飛ばされるとどうなるんだい?」 「誰かがチャンピオンになるまで、 ずっとその世界の狭間で待ってないと行けないんだ。」 「そうなのか・・・なぁ、ドラえもん。自分の手持ちポケモンを増やすには どうしたらいいんだい?」 「ポケモンを増やすにはモンスターボールを使って、野生ポケモンをゲットすれば いいんだけど・・・教えるより見せたほうが早いな。僕に着いて来て。」 のび助とドラえもんは101番道路へ再び戻ってきた。 するとさっきとは別の個体のポチエナが襲い掛かってきた。 「ウガー!」 「ちょうどいい。僕があのポチエナを捕まえて手本を見せてあげるよ。 行け、サンド!」 ドラえもんはモンスターボールからサンドを繰り出した。 「行け、サンド!ひっかく!」 サンドのひっかくがポチエナにヒットした。 今度はポチエナがサンドに体当たりをくらわした。 「ああ、ポチエナの体当たりがクリーンヒットしちゃった・・・」 のび助が絶句する。 しかしドラえもんは落ち着いてる。 「サンドの防御力を甘く見てもらっちゃ、困るな。サンド、もう1発ひっかく!」 サンドは2度目の『ひっかく』をポチエナにくらわせる。 「よし、そろそろいいだろう。行け、モンスターボール!」 ポチエナを入れたモンスターボールは1回、2回、3回と揺れ、 やがれ揺れが止まった。 「やったー!ポチエナゲットだー!良くやったな、サンド!」 ドラえもんはサンドに抱きついた。 いつの間にか2人の間に友情が芽生えていた。 「こういう感じでポケモンをゲットするんだ。今度はパパさんが挑戦してみて。」 「分かった。誰をゲットしようかな・・・」 すると、草むらからケムッソが飛び出してきた。 「ケムー!」 「ドラえもん、あのポケモンは何だい?」 「ケムッソだよ。成長が早いから序盤にはお勧めのポケモンだ。」 「なるほど・・・じゃああいつをゲットしよう。行け、僕の可愛いキモリ!」 「キャモ!」 モンスターボールからキモリが出てきた。 「キモリ、先制攻撃だ!ケムッソに『はたく』!」 「キャモ!」 キモリの『はたく』がケムッソにクリーンヒットする。 「ケムー!」 今度はケムッソがキモリに『糸をはく』で攻撃する。 「パパさん、気をつけて!『糸をはく』は素早さを下げる技だ!」 「分かった!キモリ、『糸をはく』に注意しながらケムッソに『はたく』!」 キモリは『糸をはく』をくらったことにより、動きが鈍くなっていたが、 2発目の『はたく』をケムッソにくらわせることができた。 「よし、ここでモンスターボール!」 のび助はモンスターボールを投げた。 ケムッソはボールの中に入り、ボールは3回揺れ、やがて揺れが止まった。 「やった・・・ケムッソをゲットしたぞー!!」 のび助は初めてポケモンを捕まえたのがよっぽど嬉しかったのか、 その後20分間は踊り続けた・・・ 現在の状況 のび助 キモリ♀LV5(はたく、にらみつける)所持金1万円 ケムッソ♂LV3(体当たり、糸をはく) ドラえもん サンド♂LV5(体当たり、丸くなる)所持金1500円 ポチエナ♀LV3(体当たり) ジャイアン、スネ夫、しずか、出木杉は前回参照の事。 次へ
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