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ぼくんちをお気に入りに追加 ぼくんちのリンク #blogsearch2 Amazon.co.jp ウィジェット ぼくんちのキャッシュ 使い方 サイト名 URL ぼくんちの報道 “まみやもと“のプライベートをのぞき見気分!?間宮祥太朗さん、矢本悠馬さんCM初共演・LAVIE新CM 11月23日より放映 - PR TIMES コロナで「りえさん」の生活も激変! 毎日新聞人気連載「りえさん手帖」第3巻が11月12日に発売 - PR TIMES 鈴木涼美 強くて美しい魂は、最も汚れ蔑まれる場所で咲く(西原理恵子『ぼくんち』を読む)(中央公論) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「本格派」博多ラーメンテナント 浜松・サンストリート浜北にオープン 店主がタッグ|あなたの静岡新聞 - @S[アットエス] by 静岡新聞 〈えほん〉「ぼくんちのおふろ」作・絵 山田美津子 - 東京すくすく メイト オリジナル企画 ボーネルンドのあそび道具があるお部屋「ぼくんちの家族旅行」にて7月1日(土)から設定開始 - PR TIMES あなたが知ってる「お仏壇の ~」CMはどれ? 全国のお店をまとめてみました(全文表示)|Jタウンネット - Jタウンネット ぼくんちとは ぼくんちの66%は税金で出来ています。ぼくんちの28%は勇気で出来ています。ぼくんちの5%は祝福で出来ています。ぼくんちの1%は乙女心で出来ています。 ぼくんち@ウィキペディア ぼくんち 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ ぼくんち このページについて このページはぼくんちのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるぼくんちに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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登録日:2011/09/05(月) 21 45 21 更新日:2022/02/07 Mon 13 39 28NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 14弾 あーたn かこいかずひこ アクションフィギュア アーティル カニス ガトリング・モンスター スポ魂 タカヤノリコ バリスティックブレイズ フィギュア リンクス ロリ ロリ巨乳 ヴァオー 中原麻衣 巨乳 根性!根性!!テラ根性!!! 武器庫 武装神姫 玩具 砲兵 アーティルとは…… マッハで蜂の巣にしてやんよ! ハッハー! まだまだいけるぜメルツェェェェェル!! 根性!根性!テラ根性! この三つの言葉で表せる △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- * * * + うそです n ∧_∧ n+ (ヨ(*´∀`)E) Y Y * * * * + あながち間違いでもないが n ∧_∧ n + (ヨ(*´∀`)E) Y Y * 武装神姫に登場するMMS。シリーズ第14弾として登場。 《設定》 モチーフ 山猫型 メーカー:A/cute Dynamix(アキュート・ダイナミックス) 型番:Acd024_l 機体設定 2040年アキュート・ダイナミックス社がAcd023_eラプティアスと同時に開発した機体。 本機は背部ハンガーに装備された多機能モジュールシステムが特長で、この装備はパーツの組み換えによりウエポンプラットフォーム、スラスターユニット等多くの機能を付与することが可能であり、高い拡張性を獲得している。 ヤマネコをモチーフとしたアーティルは基本的に地上戦用であるが、背部、脚部に装備されたスラスターにより立体的な戦術にも十分に対応可能。また砲撃精度の向上を主眼として、頭部と機体各所のセンサーを統合したマルチレンジングシステムを搭載し、ハンドガン等による中距離射撃、ロングレンジの対地/対空射撃において優れた性能を有している。 さらにタッグマッチにおいては同社の空戦用神姫であるラプティアスとの連携で全戦域をカバーすることが可能であり、戦術的に大きな効果を発揮する。 向上心に富み、基本的に従順なAI設定だが判断力ではやや未成熟な部分も残しているため、指導力のあるマスター向けの機体と言えるだろう。 ここまでは箱に書かれているし、フィギュアについてもまとめサイト等に書かれているので省略する さて、この神姫…… 巨乳である 巨乳である 大事なことなので二度言いました どれくらい巨乳かというと、相方のラプティアスよりデカイ tall素体のラプティアスよりsmall素体のアーティルの方がデカいのだ つまりロリ巨乳 最高じゃないか(歓喜) フィギュア発売に先駆けてBATTLE MASTERSに参戦 リアパーツ内臓ガトリングが自重していない事で有名 どれくらい自重していないかと言うと…… 一発の弾消費で二発同時発射 恐ろしいスピードでライドMAX確定 空中で撃っても落下しない ちょっと経験値を集めるだけで即装備可能 ヘビーガンにはあるまじき構えスピードの速さ とあるRAを使うと文字通りマッハで蜂の巣にしてやんよ!状態 殆どのガトリングを産廃にしかねないトンデモ兵器である 何故作ったし、コナミ 次回作にてシナリオ追加決定! 余談だが、この弾からバトルロンド用アクセスコードが付属しなくなった 何、前にも付属しなかった神姫がいるって? 知らんなぁ〜〜 尤もバトロン廃止されたからもう関係ないが 2011年11月2012年1月にリペイント版であるアーティル・フルバレルが発売された こちらは相方共々メインカラーが黒色になっており、パーツの特性と相まって多くの紳士が多々買いする事を…… 強いられているんだ! 追加パーツは肩アーマーとDLCにも出たツインキャノン『ドレッドイーター』、盾にも使える大型センサーである 余談 バトマス初期ステータス LP:400 ATK:40 SPD:4 DEX:4 CHA:40 DEF:40 アビリティ ブースト性能−1 スピード+1 DEX+1 何故かコイツの防具アビリティは移動関係ばかりである Mk-Ⅱネタバレ LP:450 ATK:40 SPD:4 DEX:6 CHA:40 DEF:40 アビリティ ナックルAC+1 ドリル−1 機関銃+1 2011年11月17日正式配信 素体:600円(前作のをDLした場合は無料) 装備:1000円(前作のを(ry) シナリオ:500円 地味に強化されて帰ってきた しかも、リアのバリスティックブレイズが二発同時発射から一発ずつ交互に撃つ形になった以外は全く修正されてなく、更に本作から追加されたガトリングスキルのお陰で凶悪化。他のガトリングを文字通り産廃にした。 というかガトリングメインの場合はコイツ一択 更にフルセット装備にしてもかなりコストが余る そんな彼女のシナリオだが…… コジマナッコゥ! ゴッドフィンガァァァッ! えぐらせて貰うで、GA エクセリオン……バスター! 何だ今のは…… 気を取り直して説明しよう 内容はやはり想像通りスポ魂モノ。 だが、このシナリオには秘密がある それは…… 今まで入手方法が不明だったRA『シャイニングナックル』が手に入るのだ! このシャイニングナックル、ショットガードを前方に張りながら相手をぶん殴るというクロスボーンX1フルクロスが愕然としてしまいそうな代物だが、皆様ご丁寧に技名を叫んでくれる。どこのGジェネだ。 しかし、謎なのは…… シナリオ配信前にどうやって手に入れたんだ、シャイニングナックル? 余談だが、彼女の初期ステータスを見て貰えばわかるが、バトマス最強兵器と名高いナックルに適性がある しかも、武器セットのカタマランブレードはナックルカテゴリー最強火力 即ち、遠距離型だから近接戦闘でボッコボコにしてやんよとホイホイ彼女に近づくともれなくナックルで逆襲される羽目になる ハッハー!暑すぎるぜメルツェェェェェル!! また、有料DLCにドレッドイーターが追加された 追記修正は彼女をMAXまで育ててからお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] アーマードコアとどんなつながりが? -- 名無しさん (2015-02-06 10 19 16) 山猫は英語でリンクスと言うのですがそれはアーマードコアネクストのパイロットの名称と同じなんです。 -- 名無しさん (2015-02-06 10 32 05) 俺のこの手が光って唸る!根性見せよと輝き叫ぶ! -- 名無しさん (2015-02-06 10 53 37) 火器やナックルで戦うより、頭部アーマーで頭突きした方が強そうにに見える、というのは内緒だ! -- 名無しさん (2015-08-23 21 38 51) 名前 コメント
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このページはこちらに移転しました ぼくのおばあちゃん 作詞/181スレ200 ぼくの おばあちゃんは ものしりで ぼくが しらないことを おしえて くれるんだ ねぇ きょうも きかせてよ いつもの おはなしを ぼくの おばあちゃんは やさしくて ぼくの わがままを だまって きいてくれる ねぇ きょうも あそんでよ いつもみたいに ぼくの おばあちゃんは さびしがり ぼくが いなくなると ないちゃうんだって ねぇ おばあちゃん なかないでよ いつも いっしょだよ そんな おばあちゃんが だいすきなんだ いつでも いっしょに てを つないで にっこり わらっていようね って ゆびきりげんまん したんだよ だから ねぇ おばあちゃん そんな つめたい 『いし』の なかで ねむって ないで はやく でてきて あそぼうよ
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ぼくとシムのまち(Wii)の攻略 ぼくとシムのまち(Wii)の攻略ゲーム 攻略本 攻略サイト その他の関連サイト ゲーム パッケージ メーカー公式HP 価格 発売日 備考 エレクトロニック・アーツ 公式HP ¥ 6,090 2007/9/27 攻略本 表紙 タイトル 出版 価格 発売日 備考 攻略サイト サイト名をクリックで攻略サイトへ移動します。 サイト名 感想 wiki 2chまとめ その他の関連サイト 戻る
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ぼくのなつやすみ 機種:PS 作曲者:鵜飼秋子 開発元:ミレニアムキッチン 発売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント 発売年:2000年 概要 都会を離れた田舎で1か月間の夏休み生活を送るアドベンチャーゲーム。 キャッチコピーは“大人になってしまったあなたにひと月かぎりの『なつやすみ』” このゲームは演出上、自然音・環境音をメインにしている。 そのためBGMは印象的な場面でスポット的に流れる。 (次作:ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇) 収録曲(仮称・改変希望) 曲名 補足 順位 タイトル この広い野原いっぱい 歌:大藤史 ぼくのなつやすみメインテーマ ほたる沢・詩のリボン他 第5回526位第9回488位癒し130位夏13位初代PS191位 ラジオ体操 お手伝い タイトルアレンジトウモロコシ マイボニー 民謡「my bonnie」アレンジクラリネットが段階的に上達していく おかあさんのテーマ オルゴール 萌おねえちゃんのテーマ 詩ちゃんのテーマ スイカ泥棒 イベント発生 タイトルアレンジ秘密基地でガッツと遭遇・オオカミの写真など 壊しちゃった 工房 花火大会 おかあさん雲 記念日プレゼントなど 雨と虹 ハッピーバースデー おやすみなさい ジングル おわかれ メインテーマアレンジ エンディング メインテーマアレンジスタッフロール後半 サウンドトラック Game Music Collection ~Sony Computer Entertainment Japan BEST~ 「この広い野原いっぱい」が収録。 ぼくのなつやすみ3 北国篇 小さなボクの大草原 Soundtrack 「この広い野原いっぱい ~Game Ending Version~」が収録。
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低空を高速で飛行する。フィールドは『丘』。見晴らしが良く、隠れられる場所はない、まさに一騎打ちには持ってこいなフィールド。そんな場所を、両手にエウロスを握り締めながら飛んでいく。今度、柏木さんのところの筺体でこのフィールドを使いたい。こんなに気持のいい丘を、おもいっきり飛んでみたい。 だが、それは今度。今は目の前に迫る相手と対峙しないといけない。 相手は刀を真正面に構えている。剣道の構えに似ている。どの角度から来ても大丈夫なようにだろう。それに対して私は左腕を前に構える。 残り8s、私は左腕を下げた。相手から見れば下から来るように見えるはず。 そして腕を振る時、私は肘から先をあげた。そして、振り下ろす。横から見れば、筆記体のLを描くようにだ。 しかしそれも、真正面に構えた刀の前には意味を成さない。すぐに対処されてしまう。 刃と刃がぶつかり合う。相手の方が力が強い。なら、それを利用するまで。 私はあえて左手に力を込める。相手もそれに対抗して力を強める。 (シリアっ!) (任せて!) 次の瞬間、私の体は右に回転しながら斜め左前に跳ねた。回転する視界の中、アイオロスの羽が生き物のように動く。 シリアが動かしてくれているんだ。私は一人じゃない。シリアと一緒に戦っているんだ。改めてそう思う。胸の中の暖かさは、きっとシリアなんだ。 私はアイオロスの隙間から見える相手を見る。相手が刀を構え直している。それに対して、私は遠心力を乗せた右腕で容赦なく薙いだ。 再び刃と刃がぶつかる音が辺りに響く。その瞬間、今度は私は真上に跳ねた。相手を飛び越えるように。しかし、そのまま降りるようなことはしない。体は右に回転し続けている。両手のエウロスは消え、薙刀――トルネードを握る。相手は刀を真上に振りあげる。エウロスでは足りなかったパワーも、トルネードならなんとかなる。 「はあっ!!」 全力でトルネードを相手の刀に叩き付ける。歯を食い縛り、相手の刀を押しきるつもりでさらに力を加える。 「っ……!」 ふっと相手の力が消える。相手は身を捻り、トルネードの軌道からそれる。 何もない空を裂く刃、その瞬間私は左手をスライドさせて柄の後ろの方を握った。 「はっ!!」 相手の刀が私がいる場所を薙ぐ。それをトルネードでギリギリガードしながら、私はそのまま後方へ吹き飛ばされた。これは、私がブースターを使いながら。 (ストームっ!) 言い終える前にトルネードは消え、そして少し大きな短機関銃が姿を表す。地面に着地、滑りながら体勢を立て直す。 滑ることが安定したところでストームを腰だめに構える。そして、フルオートで引き金を引いた。 銃口から吐き出された無数の弾は、相手がいる地面を根こそぎ削っていく。当の相手はと言えば、そんな銃弾の嵐をものともせず、綺麗に傷一つつくことなくこちらに向かってきていた。あら、実弾武器が弾けないなら全部よければいいじゃない? そんなことを考えている間に相手はもう目前に迫っていた。さらに狙いを定めて引き金を引き続ける。しかし、相手は目の前から突然消えた。レールアクションか? (上から来るよ! 気を付けて!!) シリアの指示で、上を見上げる。そこには、太陽を遮るように黒い陰があった。 「くっ!」 私はとっさに手にした物で対抗した。 いつの間にか手にしていた薙刀で。 さっきとは真逆の立ち位置で刃が接触する。似たような構図を、エリーゼともやった。このまま押し切ることは可能だ。しかし、それではまた振りだしに戻ってしまうだけ。 ならば、違うことをすればいいだけではないか? そう思った私は即座に右手と左手を順番に逆手に持ち変えた。そして左手を押し出して右手を引く。 すると、柄の先に付いたピックが相手の脇腹に突き刺さる――はしなかった。とっさのバリア。こちらの攻撃を完全に読んだバリアだ。だがダメージは通るし、衝撃もダイレクトに伝わる。そのまま相手を引き倒す形で薙刀を振った。腕だけでなく、体全体を使って振る。 空中にいる相手の体勢は崩れ、地面へと叩き附けられる。 薙刀を振った勢いを殺さず、そのまま回転しながら飛び上がる。薙刀を握り直し、相手の胴体を切り裂くように―― 「なっ……!」 瞬間、相手の姿が掻き消える。右に消えたように見えた。 地面に着地し、右に振り返ると、数メートル離れたところに相手は立っていた。あのタイミングでのレールアクション、きっとこっちが行動を起こす前に起動していたのだろう。起動までのタイムラグを完璧に読んだのだ。 「……見事、とても見事です」 相手が開いた口からは独白のように言葉が漏れる。 「前回の反省を活かした武器の選択、連撃の精度、とっさの気転、すばらしいです」 「……どうも」 一応お礼を言っておいた。すでに片手にストーム、両手にゼピュロスを展開している。 「ですから、たった今、我が主との全会が一致しました。よって……」 呟く静の回りの空気がだんだんと変化していくのがわかる。冷たく、研ぎ澄まされるような空気。静の持っていた刀が消える。そして今、 「私たちも、本気でいかせてもらいます」 完全に空気が氷ついた。 静の手には再び刀が握られる。目立った装飾もない、決して派手ではないが、存在感ははっきりしている。言ってみれば、何処にでもある普通の刀。 だが、威圧感がまるっきり違った。触れるものを全て切り裂いて――いや、存在そのものを消してしまいかねない、そんな刀。 私は一歩も動けなかった。正確には、微動だにすることすら出来なかった。 動いた瞬間、この空気は砕け散り、私まで砕けてしまいそうになる。 「いきます」 氷ついた世界の中、静は音もなくこちらに迫ってきた。 だめだ、あれには勝てない。 心の中の警鐘が鳴る。なのに私は動けないでいる。銀色に輝く刃が真っ直ぐに振られる。 もう、だめだ……! (樹羽っ!!!) がくんっ、と体が斜め後ろに引っ張られる。刃がさっきまで私がいた場所に生えていた草をを切り裂く。私の体はそのまま上空へと舞った。 (しっかりして樹羽! 最後まで一緒に頑張ろうよ!) (シリア……) 見えないシリアの声が、私の中で反芻される。 そうだ、諦める理由がない。確かにあの刀は普通じゃないけど、それでもやりようはいくらでもあるはずだ。 私は改めて静を――相手を見据えた。さっきと同じ場所で、こちらを見上げている。 (またレールアクションを使われるかもしれない) (でも、数に限りがあるし、連続で発動できない。一回かわせばなんとかなるよ!) 相手がレールアクションで上空に上がってきても、後は落ちることしか出来ない。そこをストームで撃てばいい。 大丈夫だ、問題ない。 相手の姿が消える。同時にジャミング反応。 確かにレールアクションを使われれば相手がどちらから来るかわからない。だが、一番安全な逃げ道がある。 (視界に相手がいないなら、前によければかわせる!) 空中で前転するように前へ転がり込む。直後、真後ろで何かが高速で通り過ぎる音が聞こえたような気がした。たぶん、刀が振られた音だろう。普通あんな音しないと思うけど。 とにかく、鬼門であった初弾をかわすことが出来た。私は空中で体勢を立て直しながら振り返る。そしてストームを構えようとしたところで、やけにストームが軽いことに気が付いた。 見ると、ストームは真っ二つになっていた。あるはずの銃口はなく、トリガーを引いてもまったく意味がない。 (切ら……れた? いつの間に) (樹羽、前っ!) シリアのアラートに前を向くと、黒い羽が目の前に舞った。 それの本体は相手の背中から生えている。真っ黒な翼は、カラスを連想させた。それを使って、相手は空に浮いている。 「空中も、私たちの領域です」 言葉とともに刀を構え直す。私たちは身の危険を感じ、揃って戦略的撤退を選択した。 見た感じ、向こうにはブースターらしい物はない。つまり、移動速度はこちらが上。 (ストームは回収、エウロス出して) 役に立たなくなったストームを素早く消して、使い易いエウロスを出す。まだ諦めない。諦めるわけにはいかない。 (また消えたっ!) 後ろから反応が消える。今度はきっと、前。 斜め前に黒い影が出現する。今から止まったのでは間に合わない。全力で向かってぎりぎりでかわす。 さらに速度をあげる。迫る刃をバレルロールする形でかわす。なんとかかわせたが、視界の端でエウロスの切っ先がスッパリ切れるのを見た。今、手に負荷が一切かからなかった気がする。 (なんという切味) (関心してないで次どうするの!?) ボレアスも前の刀を併用されたら意味がない。かと言って遠距離武器がないが故に接近する他ない。相手のレールアクションはいつ切れるかわからないし、かわし続けられる自信がない。 ならば、一か八かやってみるしかないではないか。 (エウロスはもういい。トルネード出して) (……わかった) エウロスを握っていた手にそのままトルネードが収まる。相手の刀はおそらく異常なまでの代物だろう。クラスはおそらくチートクラスだ。そんな物にまともにやりあっても勝てっこない。 でも、だからこそ出来る精一杯をしたい。 (来るよっ!) 後方から相手が消失する。完全にジャンケンになるが、後は野となれ山となれ。 (前に向かってレールアクション!) 前方にくの字を描くように動くレールアクションを起動する。まずジャミングが働く。動くのに僅かなタイムラグが生まれる。 相手が目の前に現れた。予想通りだ。 (間に合えっ) 振り上げられた刃が、太陽の光に照らされる。袈裟掛けに迫る刃をただ見上げる。大丈夫だと信じて。 ふっと体が軽くなるのを感じた。次の瞬間、相手の背後が見えた。うまく回り込めたらしい。 手に力を込める。これが本当のラストチャンスだ。 相手は空を切った勢いのまま回転しようとする。その時、視線がぶつかり合った。宮下さんと同じどこまでも真っ黒な瞳。見間違いでなければ今、微かに笑ったように見えた。 「はあぁぁぁっ!!」 「やあぁぁぁぁっ!!」 二つの影が交錯する。鍔競り合いになる時、トルネードにひびが入るのを私は見逃さなかった。高々刀を三回受け止めただけなのに何故。 砕ける刃。迫る銀。お互いの腕は完全に振り抜かれ、場違いなブザーの音が辺りに響いた。 第十話の1へ 第十話の3へ トップへ戻る
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叡智を刃に、想いを力に(中編) 目測0.24ミリのワイヤーで作られた檻。その中にクララが封じられた。 藻掻けば、防御力に富む“Heiliges Kleid”といえどズタズタだろう。 だが、クララは自らの腕から引き抜いたダガーを軽く構え……投げる。 その軌道は、一見するとアラクネーとは完全に違う方向を狙っていた。 「……そなた、ハウリンタイプの癖に体力や汎用性もないのか?」 「そうだよ。ボクは同型の姉妹と比べても貧弱……だけどッ!」 「なっ……!?く、ぅうあああぁっっ!?」 だがその直後に、檻の監守・アラクネーは閃光で目を塞ぐ格好となった! 同時に鋼の糸で作られた“蜘蛛の巣”を覆う形で紫電が奔り、銀糸を壁に 固定していたアンカーボルトが、壁を破壊する形で次々と抜けていくッ! 莫大な電力が流されて、ワイヤー全体が必要以上の破壊力を持ったのだ。 そして糸は次々と床に落ち、後には感電したアラクネーとクララが居た。 「ぅ、ッ……一体何が、そなたその剣で何をしたのだ!」 「……グレネードダガー“シラヌイ”。スタン効果付きダガーだよ」 「ま、待て!逃げるかッ!?」 痺れが抜けきらないアラクネーと距離を離す為、クララは脚部に備える 走行補助装置“アサルトキャリバー”を展開、迅速に部屋を脱出した。 慌てたアラクネーが、後を追う……その時をクララは狙っていたのだ! 「きゃう!?ううっ、あああぅッ!?」 「……武器はよく見た方がいいもん。ボクも、貴女も」 「な、何故床に落ちたダガーが、こちらに飛んでくるッ!?」 「そういう仕組みだからだよ……まだ感電する?」 「断るッ!……くぅっ!!」 入口に駆け寄った所を狙い、次々と“シラヌイ”が床に叩き付けられる。 この剣は柄にボタンがあって、押すと0.35秒後に鍔のブースターが動く。 引き抜いた時にセーフティは解除されており、刀身部分が衝撃を受けると 柄のコンデンサから急速放電、命中した周囲の存在をも感電させるのだ。 この複合武器によるCQBは奏功し、アラクネーは窓から飛び出したッ! 「……ビルの外に飛び出た?」 「ここならば、その奇妙なダガーも避けやすい!それに……」 「それに……何かな?アラクネーさん」 「最初に一発、今ので八発……残りのダガーは七本だ」 だがやはりアラクネーはただ者ではない。街灯にワイヤーを引っかけて 落下のダメージを相殺したばかりか、あの猛攻の中で残数を見ていた。 未だ共通武装を持たないクララにとって、ダガーの数が攻撃の回数だ。 対してあちらは落下時にワイヤーを殆ど回収したらしい。不利だった。 「さあ、真の姿を見せろ。さもなくばそなたに勝ち目はないぞ?」 「……マイスター、いいかな?実戦運用は初めてだけど」 「構わん。“魔法少女”……もとい“戦乙女”として戦えッ!」 「マイスターがそのボケをするとは、思わなかったんだよ」 ……ちょっとした茶目っ気だ。とはいえ満更嘘でもないのだぞ? 私の檄を受け、クララは躊躇うことなく窓から飛び出したのだ! そしてバックルに手を添え、引き倒した。法衣が四方に散るッ! 『Plug-out!』 アーマーの破片がアラクネーの掴まった街灯を、次々と凹ませていく。 危険と判断したのか、彼女は街灯を離れ距離を置き……空を見上げた。 そこにいたのは、灰色の“魔女”……否、それは“戦乙女”であった! 特徴的な帽子と左手に抱えた巨大な本だけみれば、クララは“魔女”。 だが、右手の槍と背中の翼……そして装甲は間違いなく“戦乙女”ッ! 「翠月の穿姫(ジェイダイト・ヴァルキュリア)・クララ、来陣だよ」 「漸くその姿を見せてくれたか……相手にとって、不足無し!!」 「ぷちマスィーンズ、アールからデルトまで……発進ッ」 彼女は驚異的な身体能力で壁を蹴り、滞空するクララの元へ肉薄する。 対するクララは、両肩と逆関節風の両膝に付いている“角”を外した。 それは直ちに展開、三枚の電磁式安定翼で飛翔し……銃撃を開始した! そう、自分で撃てないのなら他人が撃てばいい。これが答えの一つだ。 「ぷちかッ!だが、全てハンドガン……この程度ならかわせる!!」 「なら、これもどうかな?“ドライエクス・ジステム”、全機発進ッ」 「なっ!?馬鹿な、八機のぷちマスィーンズだと……うぅ、くっ!?」 クララの腰から飛び立った八機の“三角翼機”も、銃撃を開始する。 彼女の“ヴァルキュリア・ロクス”は、遠隔攻撃用システムなのだ。 司令用の機体ならともかく、十数機もの攻撃端末を同時に動かすのは 無理な話だが……“ゲヒルン”を備えるクララならば、処理出来る! そう……こんなじゃじゃ馬の“ぷちマスィーンズ”も手懐けられる。 「“クリーンキーパー”、隙を狙い狙撃を」 『Ja(了解)』 「くっ、こいつはレーザーガンか……離れろッ!?」 『Feuer(発射)』 「何、狙撃ライフル……うあああっ!?」 同名の箒型飛行ユニットを徹底的に改造した、サイクロン掃除機型の “ぷちマスィーンズ”。背後にセットされたそれは、掃除だけでなく 自律浮遊・自動攻撃式の対MMSライフルとしても機能する主力武器! 強烈な鉛玉を受けて……厳密にはワイヤーを盾に凌いで……地面へと 落下し土煙を上げるアラクネー。直撃ならば、これで勝ったのだが。 「その箒は、隙が大きすぎるぞ……ッ!!」 「!?……しまった、切断……ッ!」 流石と言うべきか。土煙を応用して身を隠し、再び舞い上がってきた アラクネーは、間髪入れずに“クリーンキーパー”を斬り捨てたッ! 他の“ぷちマスィーンズ”も、クララの盾となる為に自ら斬られる。 結果として致命傷を与えられず、クララの“部下”は沈黙した……。 「さあ、どうする。その杖で某とまだ戦うか?」 本と杖を構えた“魔女”を、ビルの上から見下ろすアラクネー。 この段階でクララの手は完全に封じられた……誰もがそう見る。 それでもクララは諦めない。絶対的な勝算と“心”を持つ故に! 「勿論。ボクにはまだ“魔術”があるから」 「魔術……だと!?何を馬鹿な事を……」 「今、見せてあげる……ボクの、力」 ──────そして、電脳の戦場に“奇跡”が起きるの。 次に進む/メインメニューへ戻る
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確かにぼくは、相手を斬った。 手ごたえは十分あった。コレで決まってるはず。 しかし、その黒い手は勢いもそのままに、ぼくに迫った。 限界まで肉薄したこの距離で、斬っただけで勢いが殺せるわけない。 加速のついた爪先は、ぼくの胸に食い込む。 アーマーの装甲強度を超えて、メキメキといやな音を立てながら。 不思議と冷静に、ぼくはその光景を見ていた。 痛みは無い。むしろ、感覚そのものが無い。 まるでスクリーン越しからそれを見てるかのような錯覚。 そして爪は、アーマーから胸の保護材を抜けて、胸のなかの何かに触れ――― あ、まっしろ、だ――― 「……あ……」 瞬きの間に行われた、刹那の双閃。 ルリの身体に光った銀色の線と、フランの胸元に喰らいついた黒い線。 交差の後3秒後くらい、力なく、糸が切れたかのように、韋駄天の腕がだらりと垂れ下がった。 場に広がるのは静寂。 ジャッジの勝敗宣言もない。 「……フラン?」 ―――返事がない。 バッテリー、切れたか? 筐体のパネルを見るが、バッテリーは微量ながら残っている。まだ、普通に動けるだけの量は。 ガチャン。 緑色の韋駄天、ルリが崩れ落ちる。機能停止はしているが、それだけじゃ神姫は死なない。 CSCと、それらをはめ込む基盤部分さえ無事なら修理が出来る。 私の黒い悪魔、フランドールも、ルリという支えがなくなって仰向けに倒れこんだ。 ―――え? ルリのチーグルは、フランの胸部を抉っていた。 装甲を貫き、くっきりと残っている爪あとの隙間からは、紅い宝石のような煌きが―――。 待って、待ってよ。 なんであんなのが見えてるんだ? 動かないのは、フランの返事がないのは。 まさか、まさか、そんな、まさか。 「……フランッ!?」 ―――やっぱり、返事がない。 もう一回、筐体の情報パネルを見る。ウインドウには、さっきまでなかったメッセージが表示されていた。 error999 神姫からの信号に異常が発生しています 至急センター係員にお知らせください ウソだ、信じられるか、そんなわけない。 ―――じゃあ何で動かない、返事をしない、バッテリーは残ってるのに。 筐体のエラーか何かだろう、うん、そうだ、そうだよ。 ―――じゃあ、胸から見えるあれは何だ。 ウソだ、ウソだ、ウソだウソだ! 騒がしかった周りの客の声も、流れていたBGMも、ギリギリの勝利さえも、どうでもよくなった。 筐体から飛び出して、リアルバトル用のフィールドのほうに駆ける、全力で。 「……さっちゃん、なにはともあれおつかrおわッ!?」 ジャマするな晃。今はそれどころじゃない。 群がる群衆を掻き分けて、私は駆ける。 すぐそこにあるはずのフィールドが、やたらと遠い場所にあるように思えた。 「フランッ!」 たどり着いたそこには、倒れたままのルリと、フラン。 流れ弾防止用のスクリーンはすでになく、人が経ち入れる状態になっていた。 「ルリぃっ!」 向こう側から、さっき聞いたルリのオーナーの声。 そんなもんはどうでもいい、フラン、フランは! 動かないままの彼女を、私は掬い上げて、必死で呼びかけた。 「フラン!フラン!?返事っ!返事してよッ!」 でも、返ってこない。眼を閉じたままで、腕と足がだらりと、掌から下がっている。 「頼むよ!一言でいいからしてよ!」 返って、こない。 フランに返事をして欲しかった。声が聞きたかった。フザけた英語で返して欲しかった。 でも、返事は、やっぱりなかった。 「……まさか、本当にCSCが……?」 無残に抉られたアーマーパーツをはずし、胸のカバーを取り外す。 紅い、ルビー色のCSCに小さな傷が走っていた。 それから、フランは駆け付けたセンターのスタッフに集中治療室なる場所へ運ばれた。 私は、その部屋の前のベンチに座り込んでいる。 なんでも、リアルバトルで重大な損傷を受けたと確認された神姫たちを修復する場所だとか。 「……フラン」 運び込まれてから、もう1時間。 待つしかなかった。今ここじゃ、私には何もできない。 「……さっちゃん、フランちゃん、どうだい」 通路の奥から、晃と―――ルリのオーナーである彼女が来た。 「…………」 ルリの姿は、見えない。 やはりあの子も修理中なんだろうか。 「……さぁね……」 それから、静寂がその場に満ち、時間だけが過ぎていく。 遠くから聞こえてくるフロアの喧しさと、治療室の中からかすかに聞こえる声。 音はあふれてても、その場は静寂だった。 「……なんで」 ふと聞こえた声。晃の声じゃない。 「……なんで、あんなに必死だったんですか」 「……何が」 その声は、ルリのオーナーのものだった。名前は―――柚子、とか言ってたか。 「……バトルの後、自分の神姫に駆け寄って、必死に叫んでたじゃないですか」 「……だから、なんだよ」 当たり前……じゃないか。自分の大切な神姫なんだから。 「どうして、あんな酷い事を神姫にしたくせに……あんなに神姫に泣けるんですか」 「……私の大切な、パートナーだから」 「だったら、なおさらなんで平然と!あんな虐殺ができるのっ!」 蛍光灯の白光に照らされた、黒いタイルの廊下に響く怒声。 「想像できないワケじゃないでしょ!?あんなことされた神姫がどう思うか!オーナーがどう思うかッ!!」 待合椅ベンチから立ち上がり、凄まじい剣幕で私に怒りを吐き出し続ける。 「他人にあれだけのことをしたクセにッ!他人の神姫なんか、道具かなにかとしか思ってないクセにッ!」 少し、嗚咽が混ざってるのがわかる。声が震えて、しゃくりあげるようなニュアンス。 「私とルリが……どれだけ、辛かったか……知らない、クセに……っ」 涙をポロポロと落として、ソレを両手で強引にぬぐいながら、それでも私に、自分の気持ちを叩きつけ続ける。 「初めてで……ルリががんばれるって……言ってくれて……それなのに……」 「帰って、きたら……震えてて……抱きしめたけど……痛くて……辛くて……!」 それっきり、声を押し殺して、泣き出した。 晃が彼女をベンチに座らせて、困ったような顔で。 戦闘中にも思ったことだけど、彼女が言う気持ちは理解できる。 目の前で自らの大切な神姫を蹂躙されるのは、辛い。 手足を潰され、無抵抗な状態で、決着がつかない程度に散々いたぶられ、もっとも苦痛を与えるような方法でトドメを刺す。 それをまざまざと見せ付けられるんだ。それも、悲鳴というオマケもついて。 想像できないワケじゃない。 ―――むしろ、それは私たちの実体験でもあった。 「……やっぱ、私とアンタは同じだ」 「……な……なにが……っ」 未だ泣き止まぬ彼女が、私を睨む。 「されたことが……痛くて、辛くて、理不尽で、それを受け入れられない」 再び私は顔を伏せて、視線は床のタイルに。 「辛くて辛くて仕方ない、だから、復讐心で辛さを紛らわせようとするんだ」 「わかったような事いわないで……自分がやったくせに……!」 そうだ。これは自分が招いたこと。 闘いの最中、フランもいってた。 『ぼくたちが招いたことなんだよね』って。 そして、不毛な連鎖だと返した。 復讐のために力を求めて、その過程で起こった悲劇の連鎖。 自分のしてきたことの恐ろしさ、それをこんな形で実感することになるとは。 ―――自業自得じゃないか。何をいまさら感傷的になってるんだ。 『あの男』を倒すために。『あの男』への復讐を果たすために。 フランを壊し、私を壊し、幸せなあの頃をぶち壊したあのクズ野郎をぶちのめすために。 そのために力を求めてきたんじゃないか。 他人を踏みにじろうが、泣かせようが、知ったことじゃない。 今までも、弱いオーナーと神姫は散々斬り捨ててきた。 私と同じくらいの子もいたし、大の大人もいた。 でもどんな相手だって容赦しない。どんなヤツらだろうと、私の、フランの剣は相手の区別なく斬ってきた。 そして、最後には『あの男』の神姫をなますにして、私は奴を一発ぶん殴る。鼻が折れるくらいに。 そのために金を注ぎ込み時間を注ぎ込み、思いを注ぎ込んだ。フランだって、全部わかってる。 全ては、私の復讐を果たすために。 そうだろ、そのはずだ、西園寺咲耶! 他人なんかいくら傷つけようと構うものか、そう決めたんだ! なのに、なんでこんなに胸が痛い。 なんでこんなに、私が辛い。 なんで、こんなに、締め付けられるように苦しいんだ。 目の前で泣いてるヤツがいる。 彼女の、私への復讐はある意味、果たしたことになる。 試合には負けたが、フランは瀕死の重症を受けたんだ。 あとは私をなじるなり殴るなり、好きにすればいいのに。 彼女は、声を押し殺したまま泣き続けていた。 その姿は、あのときの私と、昔の私と同じだった。 「……横からになっちゃうけど、俺から一つだけ、いいかい」 いきなり思考に割って入ってきた、晃の声。 「柚子っちとさっちゃんの話は大体わかったんだ」 その声は至極、冷静に聞こえる。 私は、顔を上げた 「普段はちょっと引っ込み思案でさ、おとなしいタイプだと思ってたんだ。だから、今日はマジでビビッた」 次の言葉は少し語尾を上げて、明るそうに振舞っているように聞こえた。 「正直、柚子っちがあんなに豹変するなんて想像もできなかった……よほど、辛かったんだろうと思う」 声のトーンが少しだけ下がった。そこまで言うからには、普段は全く素振りを見せなかったんだろう。 それで今日の騒ぎ。驚きもするか。 「そこまでさせるほどのことを、本当にさっちゃんがしたんなら……正直、どうなるかわかんねぇ」 普通はね、そうだよ。 人一人どころか、何人も不幸にしたんだ。許せるなんて言葉を吐けるのはよほどのアホだけ。 「でも否定したい俺がいるってのもあるんだよ、引っ越す前のさっちゃんを考えるとさ、理解できないんだ」 「……ソレは私も気になる」 いつのまにか、晃の肩から顔を出す紅い神姫。 「マイマスターから聞いてる昔のイメージだと『元気いっぱい』な感じなんだけど、今のイメージとはぜんぜん違う」 あの頃にはいなかったムラクモまでが、私の人格に対して、疑問を投げかけてきた。 というかどれだけ私の話をしたんだよ、自分の神姫に。 「前に言ったよ、人間変わるって。昔と今のイメージの差異なんて、時間でいくらでも変わる」 「じゃあ、なんでそんな変わっちまったんだ。いったい何が、さっちゃんをそんな風にした」 睨まれてるわけじゃない、けど、向けられる二つの鋭い視線。 まっすぐ、ブレることなく突きつけられてるそれに、私は目を合わせられない。 ―――何が、わかる。壊されたことのないお前たちに。 「……さっきの言葉、私の会話ログに残ってる言葉が気になる」 ―――しっかり聞いてるのな、抜け目の無い。 「……ムラクモさん」 「関係あることだと思うから」 トーン低めの晃の声に対して、はっきりと意思を述べる、ムラクモ。 「『やっぱ、私とアンタは同じだ』そういったよね。そういう風に言えるってことは、自分も『同じような体験』をしたってこと」 「……だよな、そういう風にしか考えられない」 二人から淡々と言葉が告げられ、私は再び、視線を床のタイルに移す。 「うん……そうじゃなきゃこんな言葉は出てこない、と、私は思うんだけど……」 それは正しい。 確かに、ソレは私の実体験だ。 しかし言えない。言えるものか、あんなこと。 ―――言えるわけがないじゃないか、晃なんかに。 頭の中でぐるぐると言い訳を考える。 しかしこんなとき限って、私の頭はまるで働きそうに無かった。 砂を噛んでいるかのように、口の中が乾いてる。 手の動きも落ち着かない。 「……言っちゃくれないか。俺がさっちゃんを、信じるために」 心臓が、煩いほどに鼓動する。 気持ちがどうしようもなくざわめく。 ―――どう、すれば。 そのとき、治療室の扉が開いた。 中からセンターの制服の上に白衣を羽織り、「医療班」という腕章を巻いた女性が出てくる。 「彼女……あのストラーフのオーナーはいる?」 クセのある金髪に女性的なニュアンスにもかかわらず、男性のような低音の聞いたボイス。 見た目には美女だが、白衣の下の体つきはやたらとゴツい。 女性と呼ぶには、あまりにもアンバランスな――― 「……マリコさん?」 「ご……悟郎お兄?」 「は……?」 「あらま、貴方達だったの?」 それは、いつぞや出会った喫茶店のオカマのオーナーだった。 「悟郎お兄……喫茶店、やってたんじゃなかったの?」 「そ、そーだぜ?なんでマリコさんがここにいるんだ?」 「そりゃアンタ、私いちおーここの職員だもん。修理担当の」 ―――は。 「いや初耳ですよマリコさん!?」 「初耳っていうか、そんな人が喫茶店なんかやってていいの……?」 「……いつも、唐突にすごいこと言ったりしてるよね……悟郎お兄って……」 いったい世の中、どうなってるんだ。 「そんなしょうもない身の上はいいの、今の話はこっちよこっち」 そんなことを言いながら、長身の美女(?)は私のほうへ。 「ちょっときてくれるかしら、咲耶ちゃん?話があるのよ」 「……ここで言えないのか?」 「そうね、ちょっと二人っきりで話したいことがね」 ―――いやな予感がするのは、きっと気のせいじゃない。 二人っきりでということは、きっと、フランの……。 「さっちゃん!」 晃の声。 ―――まだ、食い下がるのか 「今は、そっち優先でいい。けど、戻ってきたら……さっきの話の続き、頼めないか?」 晃の瞳は、まっすぐに私を見据えていた。 昔となんら変わらない、バカみたいにまっすぐな目で。 けど、私はその言葉に返事をすることは無くて。 金髪の白衣とともに、廊下へ歩き出す。 黒いもやもやしたものを胸の中に抱えながら。 そして私は、現実を知る。 トップへ ねくすと ?
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きみとぼくとうみとつき【登録タグ MEIKO kam き 曲】 作詞:kam 作曲:kam 唄:MEIKO 曲紹介 週刊VOCALOIDとUTAUランキング#319・261 11/4~11/11・11/2~11/9エンディング曲 歌詞 (ピアプロより転載) きみはひとり ぼくもひとり やわらぐ 水面に ゆれてる陰 たおやかに照らして 近づいてく 泳ぐ きみの姿見るたび ぼくは こころ強くしめてく 胸の音は 強くなるのに 声に届く前に 消えてく きみとぼくはひとり きみとぼくはひとり きみとぼくはひとり きみもぼくもひとりきり まどろみ みちづれ たゆたう君 どこまでも似ている 胸の痛み ぼくも きみの姿見るたび こころ 強く強くしめてく いまもぼくは ここにいるのに 言葉交わすこともできない きみとぼくはひとり きみもぼくもひとり ぼくが手を伸ばせば きみとぼくはふたりきり コメント 名前 コメント
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武装神姫アーンヴァル コモン 火 コスト6 パワー2000+ ヒューマノイド(フレイムランス) ■スピードアタッカー ■このクリーチャーは相手プレイヤーに攻撃できない ■このクリーチャーはタップされていないクリーチャーに攻撃できる ■このクリーチャーは攻撃されない ■パワーアタッカー+6000 (F)また戦えると良いですね 久しぶりに現れて、ネタカード( 作者:紅鬼 関連 フィオナの森防衛戦 評価 このWikiでこの名前を見るとは・・・・!(ちなみに自分はアーク派です) -- マイルス (2010-12-11 11 31 51) 自分はやっぱりアーンヴァルが好きですよ -- 紅鬼 (2010-12-11 11 38 06) 名前 コメント