約 822,206 件
https://w.atwiki.jp/mbsg_arcana/pages/126.html
※テスト用に基本型作成。見辛いところなどありましたら直接編集またはTOPコメントで要望ください※ページ削除×※ 渡す側 属性:アモーレ(愛) +... [スフィンチ]ルフィナ これ、日頃お世話になっているから、お菓子をどうぞ? 属性:カンターレ(歌) +... [スフィンチ]オノフリオ このお菓子は俺から。日頃の感謝の気持ちだから。 属性:マンジャーレ(食) +... [スフィンチ]アルマンド はい、僕からお菓子の贈り物です。どうぞ? 受け取り側 属性:アモーレ(愛) +... ★/★+ ピオ ありがとうございます。神に感謝を捧げます。 モニカ ありがとうございます。…あぁ、夫との思い出が少し甦りました。 チリーノ ……ありがとう。これは今食べてもいいのかい? エルシ ブルーノ ……そういう祭りだろ? 頂くけど。 ジローラモ なかなかのお宝だな! ラウレッタ ありがとう。……あの、アドネの分ももらっていいですか? ファビア かたじけない。 ダーニロ ありがとう! やっぱこういうのって嬉しいな。 サマンタ そんなに気を遣うことないんだけどねぇ。 ヨウリ へぇ、なかなかおいしそう。アタシの好きそうなお菓子ね。 ルフィナ ありがとう。ウサギたちにも分けてあげるわ。 マウロ そうか、だから今日のレガーロは賑やかなのか。 ブリギット ありがとう。神父様と分けさせてもらいますね。 アマリア あらあらー、嬉しいですー。 ジータ じゃあ、あたしは花をあげるよ。お返しさ。 ヴィルフレート ありがとうございます。なかなかいい匂いですね。 ナルチーゾ 当然だな、僕は貴族なのだから。 ボニート 素敵なお菓子ですね。頂きます。 ピエルマルコ ありがとう。今日は素敵な1日になりそうだね。 ★★/★★+ フェリチータ あっ…、ありがとう。 ノヴァ そうか、ありがとう。僕からも何か返させてもらいたい。 幼少フェル ありがとう。 幼少ノヴァ ありがとうございます。 幼少デビト おっ、いいのか? じゃあもらっとくな。 ジョルジョ ありがとう。いつも世話になっているのはこちらなのに、悪いね。 フレッド いいよ、もらってあげる。こういうの嫌いじゃないよ。 アルベロ あぁ、周りがソワソワしていたから、何の日かと思っていたよ。ありがとう。 ヴィットリオ ありがとうございます。いい匂いですね。 ジェルミ くぅっ、オレ感激っす! モンド ハッハッハ、レガーロの街が賑やかだったが、今日はそんな日か。 [お料理]フェリチータ じゃあ私の料理も食べてみてくれる? [お料理]ノヴァ ありがとう。僕の料理も食べてみてほしい。 [お料理]デビト じゃあ、オレの料理と交換といこうゼ? [バレンティーノ]ブリギット えっ、もうお返しをくれるんですか? [猫嫌い美少女]ヨウリ ちょうどいいわ、そのお菓子でこの猫を釣ってみてくれない? ★★★/★★★+ [レガーロの日々]フェリチータ ありがとう……、じゃあ私もこれを着て街に行こうかな。 [[イシス・レガーロ]デビト+] じゃあ少しそこで大人しくしてな、すぐに終わらせてやるからな。 [笑う角には+]幼少フェル じゃあ、いっしょにあそぼ? [無垢な仔獅子]幼少ノヴァ あっ、ありがとうございます…。 [特別な朝]フェリチータ お返しとか、気にしないでいいのに。 [えっ、私?]フェリチータ えっ、また私に!? ありがとう……。 [再会の迷子猫]フェデリカ あぁ、あなたがフランを見つけてくれたのね? [貴婦人の夜会]フェデリカ+ ウフフ、ではエスコートしてくださるかしら? [小さな迷い猫]ノヴァ よし、猫もみつけたし、任務完了だ。 [節句の宴]アマリア あらー、それではひなあられと交換しましょう。 [ほんわか女雛]アマリア+ ありがとうございますー。ひな壇に飾らせてもらいますね。 属性:カンターレ(歌) +... ★/★+ ジロー レジーナ あっ…ありがとうございます。 オルソ そんな気を遣うことないぜ? リリアーナ うふふ、お花さんたちも喜んでいるわ。 ジルド ……感謝。 カメリア あら、いいじゃない。なかなか上品な出来ね。 チェルソ うわっ、ありがとう。 ニーノ ありがてぇ。…不幸体質のおれが何か引き起こさなければいいが。 リズ あっ、ありがとう。わたしも何か返さないと。 アルゴス お前さん、なかなか気が利くねぇ。 ノエミ わー、おいしそう!! 1つで足りるかな…。 グイド よーし、ありがたく受け取るぜ! ピッポ あっ、ありがとうございます!! ドメニコ おっ、いいねぇ! じゃあ1曲いこうか! スパルタコ ホント? やったー!! 何個くれるの? ミケーレ そうか、ではお返しに1曲聴いてくれないか。 エリック あら、あたしに? いいとこあるじゃないの、ちょっと見直したわ。 マヌエレ ラウラ オノフリオ あんたのそういうとこ、嫌いじゃないよ? ★★/★★+ ルカ ありがとうございます。私はお嬢様へあげようと思っているんです。 ダンテ おう、すまない。ハッハッハ、丸くて俺の頭みたいだな! ジョーリィ 不要だ。その動物にでも与えるといい。 若きダンテ おう、すまない。揚げ菓子だな。 シモーネ あら、おいしそうね。こういう時は遠慮されない方が渡す方は助かるでしょ? ラファエロ あれ、どうしてボクに? まぁいいけど、頂くね。 クラウディオ おう、うまそうだな。ちょうど小腹が減ってたとこだぜ。 レナート そうか、すまない。そんなに気を遣わなくて良かったのに。 スクーロ おいしそうですね、ありがとうございます。 スミレ まぁ、おいしそう。うふふ、頂くわね。 [お料理]ルカ 私はレガーロ鍋なんですよ。こちらもレガーロ名物ですから。 [バレンティーノ]エリック あら、気が早いわね。まだあたしから、何もあげてないわ? ★★★/★★★+ [リエートな休日]ダンテ グー……、んん……。 [ごちそう大好き]スミレ あら、素敵ね。この料理とあうかしら。 [見守る巣立ち]シモーネ+ フフ、ありがと。なかなか上手に作れているわね、お菓子。 属性:マンジャーレ(食) +... ★/★+ マリーノ マルツィオ ありがとう。…そうだお返しに、何か他へ届けようか? ライモンド ロモロ ありがとう! 野菜が実る季節になったら、おいらもお返しするね。 ウーゴ そうか、ありがとう。 ノーノ なっ、おいしそうじゃないか。 ガスパロ あぁ、今年もそんな季節ですね。ありがとう。 ファツィオ そうか。なんだか悪いな。 タンマーロ ありがとう。はい皆さん、これがレガーロのお祭りですよー。 マーサ おや、あたしにもくれるのかい? ベアータ エリオ ヌンツィオ おおっ、これは! 旅の土産に良さそうだ。 ルキーノ おおきにです。損して得とれ、ですね。 コルラード ありがとう、頂くよ。地域行事への参加、ご苦労様。 ソニア ミルコ じゃあ、僕のドルチェはどうかな? セットで買うとお得なんだ。 ビネリオ あっ、ありがたいね。甘いものは元気になるからね。 チカ わー、おいしそうー。 トビア おっ!? くれんのか? 金なら払わねぇぞ? アルマンド わー、甘そうですね。僕こういうの大好きなんです。 ★★/★★+ リベルタ おっ、サンキュー、うまそうだな。 パーチェ ホント!? わーい、うれしいな。ラ・ザーニアと一緒に食べよう。 アッシュ へぇ、そんな祭りがあんのか。まぁもらっといてやるよ。 [追撃]パーチェ うおおおぉぉーっ! 幼少パーチェ ホント? わー、おいしそう!! そしていい匂い! 幼少アッシュ+ 俺がもらっても、いいのか? アントニオ そうか、ありがとう。 パトリック おおー、うまそうだな! ちょうど腹減ってたんだよなー。 ピノ うわー、おいしそう! ちょうどお腹空いてたんですよ。 イゴール うわっ、おいしそうですね! 俺、ハラペコだったんですよ! ロロ ふぅん、ありがとう。料理は得意な方なの? ルーチェ ボクにですか!? じゃあ何かお返しをしないと。 [お料理]リベルタ よし、ペンネ・アラビアータと交換だな!! [お料理]パーチェ 食べる!! ラ・ザーニアと一緒に!! [お料理]アッシュ 仕方ねぇ、もらっといてやるよ。……俺のトルタ・ディメーラも食うか? [聖夜ナターレ]リベルタ えっ、オレにっ!? いいのか? [バレンティーノ]ソニア えっ!? 今日はバレンティーノですけど、もう……お返しですか? ★★★/★★★+ [魅惑のラ・ザーニア]パーチェ+ うわー、それもおいしそう! ラ・ザーニアもあるし、しあわせーっ!! [舞踏会の夜]アルベルト+ では、お手をどうぞ。踊ってからにいたし ましょうか。 [大獅子変化]アッシュ+ バレンティーノ? 正月だろ? 節句の宴]ヌンツィオ よしっ、じゃあこっちきて一杯やろう! 注いでくれるか? [今日も無礼講]パトリック+ じゃあ一緒に、いっただきまーっす。 [新春対決]リベルタ じゃあ、それを打ち合って食べるっての は……、ダメだな。 メイド・トリアーデ +... [ご奉仕]メリエラ [ご奉仕]ドナテラ [ご奉仕]イザベラ 特殊掛け合い 【ルフィナからダーニロ】 +... ダーニロ ありがとう! やっぱ女の子からもらえると嬉しいな。 【オノフリオから★★[迷子猫の日]ファミリー】 +... [迷子猫の日]チリーノ 猫か……、僕の絵も通じるだろうか。 [猫嫌い美少女]ヨウリ ちょっと、この猫捕まえるの手伝ってくれない? 猫好きなんでしょ。 [迷子猫の日]リリアーナ わぁ、可愛い猫ちゃん! [迷子猫の日]ビネリオ おいっ、この猫をなんとかしてからにしてくれっ!! 【アルマンドからジョーリィ】 +... ジョーリィ 私には不要だ。
https://w.atwiki.jp/hayatooooooo/pages/60.html
1 :風吹けば名無し:2009/10/14(水) 19 56 29.84 ID V8y5Zx9l 鳥谷「わりーわりーボールぶつけちゃって」 里崎「ああんもう…大したことなかったからええけど次は気をつけてやホンマにい…」 鳥谷「サッカーって慣れてないんだよ。授業だからかったるいし、球も軽いしさ」 里崎「軽いんやぁ…ふふっ…まるで坂本君みたいやね」 坂本「おーい鳥谷ぃ、ボールまだか…あ、なんだ里崎いたのか」 里崎「あっ坂本君…(キュン)な、なんでもないんよ別に大したケガじゃ」 坂本「またそんな意地張ってんじゃないぞ!まったく里崎はたまには甘えろよ」 里崎「坂本君…(ウットリ)」 教師小谷野「てめぇら何油売ってんだコラ!!!やる気あんのかゴラァええ!!(ブンッ)」 鳥谷・坂本「ぶべらっ」 小谷野「ん、てめぇは2組の里崎…授業も出ずこんなとこで何してんだオイ…それならここで俺が肉体的指導してやるわ!オラケツ出せ!」 里崎「こ、こんなサッカー場でなんか嫌ああああ!!はやとぉぉおおお!!!!!」 http //live23.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1255517789/
https://w.atwiki.jp/oneesans/pages/220.html
僕が下唇を噛んで必死にがまんしていると、また佐紀ちゃんが僕の背中にくつきました。 「辛そうだね。手伝ってあげようか?」 「て、手伝うってなにを?あっ!んあっ!」 佐紀ちゃんが僕の縮んだ金玉袋を伸ばして、縮み上がった金玉を引き戻してくれたんです! 「あっ、ありがとう佐紀ちゃんっ!もう少し持ちそうっ!」 「また縮んだら引っ張ってあげる。ほらっ、みやのお尻に集中してっ!」 佐紀ちゃんが笑顔で僕の肩を叩きました。僕は佐紀ちゃんに頷いて雅ちゃんに向き直りました。 「うんっ!ありがとうっ!雅ちゃんっ!ちんちん復活ぅっ!さあいくよぉっ!」 「あっ!んあぁっ!速いよぉっ!お尻が熱いよぉっ!いっちゃうよぉっ!」 あんまり速く動くと雅ちゃんのお尻が心配だけど・・・あっ! 思いっきり動いたら雅ちゃんのおまんこに溜まってたヌルヌルが垂れて来ました。大丈夫みたいですっ! 僕は雅ちゃんのお尻に濡れ光ながら出入りするちんちんをまあさんとりーちゃんに見せつけながら動き方をちょっと変えました。 出し入れする長さをほんの少し長くして、先っぽのくびれでお尻の穴をめくり上げながら出し入れしたんです。 「!!っ」 雅ちゃんのお尻の穴の裏側のピンク色の部分がめくり返るのを、2人は目を見開いて見ています。 声を出すのも忘れて、口を開けたままそこから目が離せないみたいです。 「んあぁっ!おっ、お尻がぁっ!あぁっ!みやもうだめぇっ!」 「雅ちゃぁんっ!僕ももうっ!いっしょにっ!いっしょにいこうっ!雅ちゃんいこうっ!」 「んあっ!イクっ!イクから出してっ!おねがいっ!いっしょにぃっ!」 僕のちんちんが出したくて小刻みな動きに変ると、雅ちゃんもお腹を持ち上げるように仰け反って痙攣し始めました。 「雅ちゃんいくよっ!出すよっ!もうっ!出るっ!・・・あっ!んあっ!あぁっ!・・・あっ!・・・」 「あっ!もうだめぇっ!イクっ!イクぅっ!・・・んあぁっ!あっ!あぁっ!・・・ぁ・・・」 雅ちゃんのお腹が大きく持ち上がり、足と腹筋を交互にピクピクさせてイクなか 僕もいっしょにちんちんをビクンビクンさせて雅ちゃんのお尻の中に今日最初の白いのをいっぱい出しました。 「あっ!・・・んあっ!・・・んあっ!・・・あっ!・・・はぁっ!・・・ぁ・・・」 僕のちんちんが出すのに合わせて、雅ちゃんのお尻がキュキュっと締まるんです。 その度に雅ちゃんのおまんこからちょっと透明じゃなくなったヌルヌルがトロっ、トロっと溢れてきます・・・ すっごくえっちです! 僕はまあさんとりーちゃんに退いてもらい、力が抜けきった雅ちゃんの上に倒れこみました。 「はぁ・・・雅ちゃん・・・今日のは辛かったよぉ・・・」 「んあぁ・・・みやも辛かったんだからぁ・・・それに・・・恥かしかったんだよぉ・・・」 雅ちゃんのおっぱいの上で休んでる僕の頭を、雅ちゃんが優しく撫でてくれています。 僕は顔だけ上げて雅ちゃんを見つめました。 「雅ちゃん恥かしがると締まるんだもん・・・佐紀ちゃんが金玉引いてくれなきゃ出ちゃってたんだから・・・」 「ごめんね・・・締まってるのはみやにも分かってたの・・・」 「そうなの?・・・」 「うん・・・いつもよりおちんちんが気持ちよかったの・・・おちんちん大きく感じちゃった・・・」 「もうっ!分かってたんならちょっとは緩めてよぉっ!」 「ごめんねっ!」 僕がほっぺたを膨らませると、雅ちゃんが照れて笑いながら僕のほっぺたを突付きました。 「雅ちゃんちんちん抜くよ、最後にもう1回恥かしがってね。」 「ええっ!もうやだよぉ・・・」 僕が言うと今度は雅ちゃんがほっぺたを膨らませました。 「ごめんね。でも後で2人のも・・・ねっ!」 「もう・・・しょうがないなぁ・・・ゆっくり抜いちゃやだよっ!恥かしいからさっさと抜いてね・・・」 「うんっ!」 僕は雅ちゃんの上から起き上がり、まあさんとりーちゃんを手招きしました。 「じゃあ抜くから見ててねっ!」 「んっ!・・・んあぁっ!やぁんっ!ゆっくり抜かないでってばぁっ!あっ!いやぁんっ!」 そんなにゆっくり抜いたつもりないんだけど・・・ 雅ちゃんが恥かしがって締めるもんだから、結局雅ちゃんはめくれ上がるお尻の穴をもう1度2人に見られちゃいました。 「もうっ!うそつきぃっ!」 跳ね起きた雅ちゃんは僕のちんちんを掴んで力いっぱい握ったんです! 「いぃ、痛いよ雅ちゃぁんっ!僕そんなにゆっくり抜いてないよぉっ!んんっ!」 言い訳する僕のちんちんをボディーソープで洗いながら、雅ちゃんが僕にキスして舌を入れて来ました。 ちんちんを洗う雅ちゃんはなぜかちょっと嬉しそうです・・・僕にはまだ女の子のこんなところがよく分かりません。 前へ TOP 次へ 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/83452/pages/226.html
澪「唯がそんなとこいじるからだろぉ…」 唯「だって澪ちゃんの反応がかわいいんだも~ん」 澪「うぅ…あぁっ…」 唯「澪ちゃんすご~い…ビチョビチョ~」 澪「ゆ…唯…もう…やめないか…?私…変になっちゃう…」 唯「え~もうちょっと~」 澪「も…やめっ…あぅ…あひぃ…」 唯「それそれ~クチュクチュ~♪」 澪「あっ…あっ…イクっ…イっちゃうぅぅっ!」 澪「っはぁ…はぁ…」 唯「澪ちゃんのイキ顔とーっても可愛かったよ!」 澪「や、やめてくれ、恥ずかしい…」 唯「もう一回戦、行こうか?」 澪「ちょ、待ってくれ、そんなすぐに、っ!!」 唯「可愛い反応ありがと♪」 澪「だめ、ん、そんないきなりっ…」 唯「ほらほら、ここが気持ち良いんでしょ~?」 澪「っひ、あ…ダメなんだってば…」 唯「指一本でもキツキツだね…ほら、ぐにぐに動かしちゃうよ~」 澪「う…あ…気持ち良いよぉ…」 唯「ほんと?じゃあもう一本行っちゃうよ~」 澪「えっ!?ま、待ってゆいぃぃぃあぁっ!!」 唯「いいね…その叫び声なんてゾクゾクしちゃうよ私…」 澪「こわれっ、壊れちゃう、壊れちゃうっ!」 唯「やだなぁ、そんな簡単に壊れたりしないよー」 澪「っぐ、ひいっ、あ、あっ、あぁあ…」 唯「ほーら段々声が甘くなってきたっ。感じてるんでしょ、ふふっ」 澪「そんな、こんな無理矢理されてわたし、んんっ!!」 唯「澪ちゃん、大好きだよ」 澪「…っ!そんな、唯は、卑怯だよ、んぁぁ!」 唯「卑怯だなんて言わないでよもぅー」 澪「ん、んん、あっ、そこ、ダメ、やだっ!」 唯「あーここが気持ち良いんだ、ほーら、指の先でぐりぐり~」 澪「いあああっっ、わたしおかひくなっひょうよぉぉ!!」 唯「どーぞどーぞ、どんどんおかしくなっていいよ♪」 澪「いくっ、イク、いっちゃうっ!」 唯「キスしてあげるよ、んちゅー」 澪「!んむ…むっ、ん~…!」 唯「ちゅぱ…ちゅ…ん…ぷはぁ」 澪「っわた、わたし、ゆいの、だいすきなゆいのっ、ゆびと、きすで、いくっいくよっ、いっちゃうっ、ひっあ、ああぁあぁ!!」 澪「…ふぅ」 唯「つ、疲れたぁ…」 澪「あ~その、ごめんな、私だけ気持ち良くなっちゃって」 唯「まぁいつもの事だし別にいいよ」 澪「そ、そっか。何かごめん」 唯「それにしても今日のは格別凄かったな~!っくく、だいすきなゆいのゆびときすでいっちゃう~、だって。ぷぷぷ」 澪「ちょ、や、やめてくれ!」 唯「そんなに唯の指と唇は良かったかい、澪ちゅわん?」 澪「ば、馬鹿律!気分盛り下がるから終わった後もしばらく真似してくれって言ったろ!?」 律「んなこといったってなぁ、これかなり疲れるんだぞ?」 澪「そ、そうなのか?」 律「当たり前だろー…口調気をつけて、声真似しなきゃいけないんだからな…」 澪「う~ん、そんなもんなのか…」 律「あれ、カチューシャ何処いった~…?」 澪「…」 律「確か机の上に…」 澪「…」 律「澪~?私何処にカチューシャ置いたっけ?」 澪「さ、さぁ…?」 律「さあ、って。外した所見てたじゃんか」 澪「お~…ぼえてない、うん」 律(澪の鞄から微妙に黄色いのが…って) 律「おいこれ私のカチューシャじゃん。澪の鞄から見えてる」 澪「エッ、ソンナトコロニアッタノカ?」 律「なんで棒読みなんだよ」 澪「いやぁ~、ははは。何でそんなトコにあるんだろーな」 律「確かに机の上に置いた気したんだけどな…」 澪「足でも生えて勝手に私の鞄に入ったんじゃないか?」 律「そんな馬鹿な事があるか」 律(はっ…も、もしかして澪、私の私物が欲しくて思わずパクっちゃったのか…!?) 澪「だって…」 律(それで家で私のカチューシャ使ってあんなことやこんなことを…) 澪「今日、唯さ、用事あって部活来れないらしいじゃん?」 律「なんだよ澪、そういうことなら早く言え…え、唯?」 澪「うん。でも唯に会えないなんて、それが一日でも淋しくて私死んじゃうよ」 律「は、はぁ…」 澪「そこで今日は律に部活中ずっと唯になって貰おうと思ったけど」 律「…思ったけど?」 澪「律はいつもえっちした後すぐにカチューシャ付けてすぐ唯モードから律に戻っちゃうじゃん?」 律「そーだねぇ…」 澪「それでカチューシャ無くしたらずっと唯モードで居てくれるかな~…って」 律「…あっ、そ」 澪「あ、あっそってなんだよ!」 律「別に。澪は唯が好きなんだなーって再確認しただけ」 澪「なっ、あ、あんまりおっきな声で言うなぁ!」 律(ちっ…んだよ、事あるごとに唯、唯って、ムカつくな…!) 澪「何怒ってんだよ律ぅ?」 律「別に怒ってねーよ!」 紬「こんにちは~」 律「!」 律(おい澪っ、早く鞄からカチューシャ!) 澪(え?あっ、ああ) 紬「唯ちゃんと澪ちゃんね、ってあら?」 律「なーに言ってんだよムギー!!私だぞ?」 紬「あ、ご、ごめんなさい」 紬(…一瞬唯ちゃんの様な気がしたのだけれど…。なんでだろう) 梓「どーも」 律「梓も居たのか」 梓「居ましたよ」 澪「な、何か機嫌悪いな、どうした?」 梓「どーもしないです」 紬「梓ちゃん…?」 梓(さっき律先輩カチューシャ外してた。うん…間違いない) 梓(それにこの部室に漂う甘ったるい匂い…) 梓(また、澪先輩としてたんだ…!) 梓「そういえば今日、唯先輩はどうしたんですか?」 律「あ、あぁ、唯か。何か用事があるみたいで今日は出れないってさ」 梓(そういえば憂もダッシュで帰ってたな…どうしたんだろ) 澪「唯…」 律「っ…は、早く練習しようぜ!」 紬「あらりっちゃん、お茶は?」 律「今日は早く演奏したい気分なんだよ、はは!」 律(この苛々を早くどうにかしたい…!) 紬(なんだろう…唯ちゃんが居ないのもあるのかもしれないけど…) 梓(今日の部活はつまらないな…皆、ぎくしゃくしてる…) 紬「今日はもうそろそろ終わりにしましょう?」 澪「そうだな…唯も居ないしな…」 律「…」 梓「私も良いと思います」 律「じゃあ今日はとりあえず解散って事で」 部活終了後・音楽室 澪「律…」 律「み、澪?突然どうしたんだよ?音楽室に残ってくれだなんて。もう今日はあんな事したくないぞ?」 澪「あのな律。私、いつも唯の事を好きって…」 律「あ、あぁ…澪は、その、唯が大好きなんだろ?今更そんなこと、分かってるよ…」 澪「違うんだ!」 律「っえ…?」 澪「私はずっと自分の本当の気持ちが律に知られるのが怖くて…それで…」 律「澪…?」 澪「だから律とああいう事する時も、唯が好きだなんて嘘吐いて」 澪「私が律を好きって知った時の律の反応が怖くて…」 律「そんな、そんな事…」 澪「だけど私もう我慢出来ないよ。この気持ちを律に伝えたい…。律、好きだよ」 律「澪っ…、わ、私もっ、っあ!」 澪「嬉しい…いつも気持ち良くして貰ってたから今度は私が気持ち良くしてあげるよ♪」 律「え、ぁっ、ん…!」 澪「律の弱い所は全部知ってるよ…」 律「っは、あ、耳ぃ…」 澪「はむ…そうだよな、律は耳が弱いんだ。それで…首筋も」 律「ゃ…!そんな、首、舐めちゃ…」 澪「ちょっと乱暴にされるのも、嫌いじゃないよな?」 律「ひああぁっ!?ちくびっ…摘まないでぇっ…」 澪「あんま大きな声出すと、階段を降りてるムギと梓に聞こえるかも知れないぞ♪」 律「!そっ、んっ、なぁぁっ…」 澪「律って本当にえっちだよなぁ…」 律「やっ…そんな、こと言うなよ…!」 澪「耳も、首も、胸も、ほら、ふとももとか腰とか、全部感じるんだろ?」 律「ん、ちが…、それは澪だから…!」 澪「ありがとね律、大好きだよ…」 律「私も、私も大好きだから、私、なんか来てるよ、もうっ…!」 澪「いいよ…私の大好きな、りつ。思う存分イって…」 律「みおっ、みおっ、みおおぉぉっ…」 律「はぁっ…はあっ…みおぉ…」 澪「う~疲れたです…」 律「あー!お前なぁ…、すぐ口調戻すなよ!!」 梓「澪先輩の声真似疲れるんですよ…」 律「もー気分盛り下がるじゃんかー」 梓「そ、そんな事言われても…」 2
https://w.atwiki.jp/bmrog/pages/811.html
【イザベラ】「…名前?…イザベラ」 【イザベラ】「……なによ、答えたんだからそれでいいでしょ」 【イザベラ】「私のこと知らないようね…それならいいわ、よろしくね」 【イザベラ】「メイデンをしてる理由…?担ぎ上げられたのと借金ね…どうでもいいでしょ、そんなこと」 【イザベラ】 キャラシーぺたぺた、確認をを http //www.grifis.net/trpg/wiki/wiki.cgi/15thmoon/HC?page=%A5%A4%A5%B6%A5%D9%A5%E9 【GM】 ハイです、ありがとうございます 【GM】 では、次にイレーネさんお願いします 【イレーネ】「妾の名はイレーネ、女の身ではあるがクラウゼヴィッツ家の次期当主ぞ」 【イレーネ】「近年、我がクラウゼヴィッツ家は端的に言って上手く行ってはおらぬ」 【イレーネ】「しかし、何をするにも金が必要でな。ちょいと稼がせてもらうぞ」 【イレーネ】 ぺたぺた http //www.grifis.net/trpg/wiki/wiki.cgi/15thmoon/HC?page=%A5%A4%A5%EC%A1%BC%A5%CD%A1%A6%A5%AF%A5%E9%A5%A6%A5%BC%A5%F4%A5%A3%A5%C3%A5%C4 【イレーネ】 ついでにキャラ絵もぺたぺたw http //twitpic.com/1ly4u4 【GM】 ハイです、ありがとうございます。では、本日もよろしくお願いします 【イレーネ】 よろしくおねがいいたします~ 【イザベラ】 よろしくおねがいします 【GM】 【GM】 【GM】 ■□■ ランドリューフ戦記 ■□■ 黒い輸送団 開幕です 【GM】 【GM】 クラマスクの街で依頼を受けた二人の冒険者。最近、町から若い娘が行方不明になるとの事件。その解決を依頼された二人は、長い探索の末、その原因の隠れ家と思しきところまで近づいています。 【GM】 帝都から遠く離れた小さな村。村はずれにある不似合に大きな館に、街の娘たちをさらったものがすんでいるとの情報を手に入れて、その傍まで来たところです 【GM】 村に潜入して情報収集を行うには豪華な服装では目立つと考え、質素な格好をしてきていてもかまいません 【イザベラ】「…あれね」 長旅ながら表情は無表情のまま、見えてきたむらとそのはずれに有る屋敷を眺めながら 【イレーネ】「おお、ここが例の場所じゃな」上から羽織ったマントを少し煩わしげにしながら 【GM】 屋敷の入口に止められているのは、黒い布で目隠しされた大きめの馬車。これまで何度か耳にした、娘たちをさらったものが乗っていたものと思われます 【イザベラ】「…イレーネ、まずは村で聞き込みから、それとここからはえばり過ぎずに、目立ちすぎないように」 遠くから屋敷を確認しつつ隣にいるイレーネに耳打ちを 【イレーネ】「なぁに、それぐらい妾でもわかっておるわ!こう、身を低くしつつ、窮屈な感じで接すれば良いのじゃろう?」何やら腰を折りつつ妙な体勢になりながら 【GM】 村の中に入っていくと感じるのは、なぜか奇妙に生気のない様子。ほとんどの村人は畑仕事に出ているためかほぼ人気のない村の中、何件か回ってノックをしたところで、初めて家の中から反応があります 【GM】 【老人】「なんですか……おお、高貴な方」 修道服を見てぶるぶる震えるとひざをつきます 【イザベラ】「はじめまして、巡礼に赴いているシスターなのですが、この辺に教会はあられますでしょうか?…あちらのご立派な屋敷はここ一帯の領主様で?そうでしたらぜひともご挨拶を…」抑揚の無い声でベールと若干うつむいてあまり表情を悟られないようにしながら 【イレーネ】 イレーネはマントの位置をくいくいっと何度も直したりしながら横で大人しく付き添ってます 【GM】 【老人】「あのお屋敷は領主さまのものではありません。どこかの高貴な方の……」 館の話になるとまたぶるぶると震える老人。何かとても恐ろしい経験でもしたのかもしれません 【イレーネ】「ど、どうしたのじゃご老人? 震えておるだけじゃよくわからぬぞっ」 【GM】 【老人】「あ、あのお屋敷には、領主さまはいらっしゃらないので、ほかの村に行かれるのが良いかと、よいかと思います。」 二人の女性に向けて、少しでもアドバイスをしようと、かろうじて勇気を絞る老人 【イザベラ】「…何か憚られることでもあるのですか?安心してください、貴方にも神のご加護はあります…お話いただけますでしょうか?」他の建物の窓とかも一瞬チラ見しながら、自分もひざまづいて 【GM】 おびえる老人をなんとか落ち着かせようと言葉を紡ぐ2人。さあ、ではその言葉はどれくらいうまいものでしたでしょうか。知力判定をどうぞ! 【イザベラ】”まだ”判定には強いニャ! 【イザベラ】 - 6+2D6 = 6+[3,5] = 14 【イレーネ】 - 5+2D6 = 5+[3,3] = 11 【GM】 おお、二人ともなかなか 【GM】 では、時間をかけてゆっくりと落ち着かせて話をきくことに成功します 【イレーネ】「そうじゃっ、別に怖がることなどないぞっ!」と、両手で老人の手を優しく握りしめてっ 【イレーネ】 あ、屈んでから、で。 【GM】 なんでも、この村の外れの館はどこかの貴族の立てた別荘の様です。そこに時折やってくる貴族は、人を人とも思わないような残虐な人物で、村人たちの恐怖の的であるとのこと。 【GM】 国境近くのこの村は、近くに国境警備の砦があるので、そこに直訴に向かったものもいるそうですが、一人も戻ることはなかったそうです 【GM】 実害は実際に村人が、人間狩りと称する遊びに巻き込まれて何人か狩られていますね。それに、夜中に貴族たちが村に繰り出して、目についた娘とかに狼藉などという事も 【GM】 さらには行方不明者も何人も出ています 【イレーネ】「イザベラ!犯人は絶対にあの別荘に住んでおる貴族じゃ!そうに違いあるまい!」 【イザベラ】「…えぇ、そうかもしれないわね…玩具欲しさに他所で捕まえてるのかもしれないわね」 老人の前で犯人とか言い出したイレーネに、猫かぶるのも忘れてふてくされながら不機嫌そうな声を 【GM】 【老人】「犯人……まさか、国がついに我々を救うために……」 2人の言葉をきいた老人の目に光るものが 「じゃが、2人ではあぶのうございます。」 【イレーネ】「そうじゃ!すぐに懲らしめにいくべきじゃ!」と、そんなイレーネの様子に気づく事も無く一人熱くなるw 【イザベラ】「…けれど、貴方では足手まといになるわ、私たちに任せる以外に何か手があるというの?」素で返事をしながら老人に話しかけて 【イザベラ】「…ドアをノックしておとなしく投降しなさいとでも言うつもり…?」熱くなるイレーネに冷めた視線を向けながら 【GM】 【老人】「へ、兵隊さんたちに来てもらうとか」 一生懸命考えて喋る。今だ2人が国から派遣されたものと誤解している様子 【イレーネ】「なぁに、妾はこう見えても魔法に関してはそんじょそこらの相手には負けぬ!」と、老人に向けて無い胸をえっへんと張りながら 【イレーネ】 >魔法に関しては得意での、 【イレーネ】「投降せいと言っても聞かなければ、力でねじ伏せればよかろう!」と、自信満々に言い放つ 【GM】 【老人】「まさか、お二人は……メイデン様ですか。」 その名をきいたことがあるのだろう。2人の自信満々さにそれに思い当り 【イレーネ】「ふふんっ」ようやく気づいたか、とでも言いたげに自信満々の笑みを老人に向ける 【イザベラ】「…相手は貴族よ?大きく動くには証拠も必要…言い逃れされるだけ…貴方は話してくれただけで十分」 メイデンが神聖視されてることに若干違和感を覚えながらも、とりあえず安心させようと返事をして 【GM】 【老人】「おお、ではお気をつけて。」 ぺこりと二人に頭を下げて納得する老人。メイデンの武勇を知っている老人は、戸口まで出て2人を見送ります 【GM】 【GM】 【GM】 では、潜入するのでしたらそれぞれ運動の判定をどうぞ。表から行くなら判定はありません 【イレーネ】 では、イザベラに説得されて裏から行きます! 【イレーネ】 ええいっ 【イレーネ】 - 1+2D6 = 1+[5,1] = 7 【イザベラ】 - 2+2D6 = 2+[5,5] = 12 【GM】 潜入は低い方に合わされるのです…… 【イザベラ】 …その言い回しはもしや 【イレーネ】 ですよねー(虚ろな目 【GM】 裏口に回り込み、こっそり中に入ろうとする2人。裏口を開けるとそこにはひとりの少女の姿。褐色の肌、尖った耳。まだ幼さのある容貌のダークエルフのメイドが、2人向かって慇懃に頭を下げます 【GM】 攻撃する意思は感じられません 【イザベラ】「イレーネ…せめて、中を確認してからはいりなさい…」勝手に進んで中も調べずに扉を開けて、メイドエルフと鉢合わせた相方にあきれながら後ろでつぶやき 【イレーネ】「わ、な、なんじゃお主はっ」少し後ろに飛び退いて、警戒しつつ 【イザベラ】「…ここの屋敷のメイド、でいいのかしら?」懐で試験管を握りながら警戒してたずねて 【GM】 【メイド】「お客様ですね。主が待っております。どうぞこちらへ。」 屈託のない表情で笑うと、2人をどこかへ案内しようとしている様子 【イレーネ】「ほほう、主とやらは随分と物分りの良いようじゃな。良かろう、案内いたせ!」と、流石に警戒はしながら着いていこうとする 【イザベラ】「……貴族のお客様、らしいわよ…出生したわね、イレーネ、もう資金繰りには困らないんじゃない?」 背を向けるメイドに襲おうか一瞬悩むも、幼い女の子ということもあって、試験管を懐に戻して付いていき 【イレーネ】「も、元より妾は貴族の出じゃっ!今は少々、資金繰りに困ってるだけじゃっ!」と、少し顔を赤くしつつ 【GM】 そうして案内される2人。屋敷の中を歩いて2階まで上がって案内される豪勢な扉。そこの前でノックをすると、2人に一礼して扉を開ける。奥にはまるで小さな玉座の間の様な部屋があり 【イザベラ】「そうね、お金は大事…ここの主様は裕福そうだけれど…」内装を若干不機嫌気味に見渡しながら、ついていきます…他に人影は? 【GM】 部屋の奥のまさに玉座があるべき位置に、豪奢な甲冑をつけた男が腰をおろしています 【イレーネ】「お主が、この別荘の持ち主の貴族で相違あるまいな?」と言いながら、つかつかと玉座の前まで歩いていく。ついでに隠す必要もないと判断して、上から羽織っていたマントも脱ぎ捨てながら。 【イザベラ】 それに続くようにして入っていきます、とりあえず警戒をしながら 【GM】 【貴族】「いかにも。その通り。」イレーネに言葉を返し「ようこそ、私の館に。」 完全武装の甲冑の男は、どこか優雅に椅子に座ったまま二人に声をかける。 「どのような用件で来られたのかな?」 【イレーネ】「どのような用件じゃと? 知れた事をっ! ……ここに捕らえられておるはずの娘達を返してもらうぞ!」 【イレーネ】 と、ギッと貴族を睨みつけながら 【イザベラ】「少なくとも、貴方にはその容疑がかかっている…白を切るなら調べさせていただきます」 付け加えるように後ろで言葉を続けて、不機嫌そうに相手を見上げながら 【GM】 【貴族】「くく、なるほど、それはできない相談だが……今いる娘には合わせてやろう。ほれ、そこに。」 2人の剣幕にも動じる様子のない男。男の指し示す方には……2人に向かってにじり寄る触手の塊。いままで隠されていた瘴気は室内に満ち始め 【GM】 [触手球IV4*2][イレーネ・イザベラ][触手球IV4*2] 【イザベラ】(本性出して襲ってきてくれたら楽なのに…) そう思いながら相手の反応を見るも、相手の言葉に懐に手を入れながら視線を向ければ息を呑んで 「…イレーネ」イレーネに背を合わせながら触手をにらんで 【イレーネ】「ふ、ふん……そちらがその気ならば、こちらも力づくで行かせてもらうのみじゃ!」少々、予想以上の相手に狼狽しつつ、イザベラに背を合わせながら触手に対して取り出した杖を向ける 【GM】 【GM】 【GM】 では、戦闘に入ります。 【GM】 各ラウンドの最初の開幕フェイズ2人とも持ってないし敵もないので飛ばします 【GM】 そして、IV順の行動。最初はイザベラさんからどうぞ 【イザベラ】(娘に合わせてやろう…?まさか……ううん、悩むだけ無駄) 若干嫌な予感をしながらも口には出さずに試験管を抜き出しそのまま相手に投げつける!で、軽く爆発! 【イザベラ】 マルチプルスナップ 【イザベラ】 マルチプルスナップ アクセラレイション とりあえず一匹に!倒したらそっちの方のもう一匹に! 【GM】 あいさ! 【イザベラ】 一発目! 【イザベラ】 - 2D6+5 = [4,3]+5 = 12 【GM】 まだまだ! 【イザベラ】 二発目!さっきので倒れないのはわかってる!w 【イザベラ】 - 2D6+5 = [6,5]+5 = 16 【GM】 死んだ! 【GM】 [触手球IV4*2][イレーネ・イザベラ][触手球IV4] 【イザベラ】 出目が良かった!イレーネ追撃お願い、三つめ! 【イザベラ】 - 2D6+5 = [6,4]+5 = 15 【GM】 ダイス目が良い! 【GM】 まだ倒れないので、そのままイレーネさんの番です 【イザベラ】 それは同時に嫌な予感しかしない!後半わるくなるのはいつものぎんこ! 【イレーネ】 今はとにかく数を減らそうっ、 ライトニングブラスト を傷ついてる方へっ 【GM】 自分の番では能動、補助、直前を行う事が出来ます。能動補助はラウンド1回、直前はトリガー1回ごとに1回です 【GM】 OK! 【イレーネ】 ライトニングブラスト、マジックセンス、杖、スパッツ 【イレーネ】 - 2D6+6+1+2+2 = [1,2]+6+1+2+2 = 14 【GM】 [触手球IV4*2][イレーネ・イザベラ] 【イレーネ】 出目が悪かったけど、なんとか……w 【GM】 雷は敵に特効です。ダメージが5点増えて19点いただき 【イザベラ】 固定値偉大w 【GM】 そして、相手の番なのでそれぞれ攻撃 【GM】 抜けたら淫毒効果で催淫のBSを >イザベラ 【GM】 - 2D6+7 = [1,4]+7 = 12 【GM】 抜けたら淫毒効果で催淫のBSを >イレーネ 【GM】 - 2D6+7 = [3,3]+7 = 13 【イレーネ】 MP6残ってるので、シールドを両方に……って可能ですか? 【GM】 ちなみに、かばうという行動も可能です 【GM】 可能です! 【イザベラ】 ちなみに、イザベラは4点以上食らうといきなり弱体化します…うーん、庇ってくれたら後半こっちが代わりにかばうよー 【イレーネ】 えっと、それは例えばイザベラが先にスウェーで半減してから、その後シールドとか……って出来ます? 【GM】 シールドで9点止まるよ>イザベラ 【GM】 受動は効果が高い方のみ有効です 【イザベラ】 にゅあ!…そっか、装備で補正すごいのが魔力だった 【イレーネ】 なるほど、シールドは魔力6にマジックセンス、杖で合計9点ですね 【イザベラ】 それじゃあ、こっちにシールドだけお願いします!他AP受けで残りAP1! 【イレーネ】 ギリギリ3点まで防げますねw 【イレーネ】 というわけで、二人にシールドで、こちら4点食らいましたー。催淫~ 【イザベラ】 ちなみにMP無いのでスウェーは無理です…でも、確かシールド軽減してから半分だったような 【イレーネ】 とりあえず腰APかな 【GM】 4点はどのに受けますか? 基本的にはなるべくAPを0にしないように受けて行くと良いです 【イザベラ】 アクトはまだ無しで! 【GM】 了解!2人ともアクトはありますか? 【イレーネ】 こちらもまだ無しでー 【GM】 了解!では次ラウンド、イザベラさんどうぞ! 【イザベラ】 微妙に粘液とかで修道服を濡らしながら、無表情だけを頬を赤く染めてきて…でも気にしてる暇はなく、さっきと同じコンボ! 【イザベラ】 一発めー 【イザベラ】 - 1D6+5 = [4]+5 = 9 【GM】 はいな~ 【イザベラ】 2発めー!これで倒れれば… 【イザベラ】 - 1D6+5 = [3]+5 = 8 【GM】 倒れません! 【イザベラ】 だよねw3つめ! 【イザベラ】 - 1D6+5 = [1]+5 = 6 【GM】 [触手球IV4][イレーネ・イザベラ] 【GM】 三撃食らったらポーンでは! 【GM】 そのままイレーネさんどうぞ~ 【イレーネ】 では、 マジックルーン ライトニングブラスト で、催淫のBS受けてるので-1d6~ 【GM】 はいな~ 【イレーネ】 触手がスパッツの表面を掠めただけで少し刺激を感じ、身体の底から熱くなっていくような感覚を覚えながらも攻撃! 【イレーネ】 - 2D6+6+1+2+2 = [5,3]+6+1+2+2 = 19 【GM】 雷+5効いた! 【GM】 [イレーネ・イザベラ] 【イレーネ】 よし、良い出目だったっ 【GM】 周囲から襲いかかる触手の群れ。それは、2人の連携の前にほとんど触れることもできないままに蹴散らされる 【GM】 しかし、玉座の男はそれでも動く様子はなく 【イザベラ】「ッ…ふぅ…無理やりにでもさらわれた人は取り返してもわうわ…」熱い吐息をついてから、相手を向き直ってジト目で睨みながら 【イレーネ】「は……ぁ……んっ。どうじゃっ!そろそろ観念したらどうじゃっ!」と、身体の底から感じる熱さに頬を赤らめ、息を荒らげながら 【GM】 面を下ろしたままの完全武装の甲冑姿。2人の言葉に反応する様子はなく…… 【イザベラ】「…なにか、言ったらどうなの」 徐々に言葉遣いもいつもの様子に戻ってきて、体のうずきや熱さにいらだった様子で 【GM】 先ほどまでの反応がうその様に動きがない 【イレーネ】「ど、どうやら怖気付いてしまったようじゃな!だがっ、もう謝っても済まぬぞっ!」と、火照る身体を抑えつつ貴族に向かって杖を向け、魔法を唱えようとする 【イザベラ】「……イレーネ、待ちなさい」 流石に反応の無い相手に不気味さを感じて片手で制しながら、相手をよく見てみます 【GM】 呪文を唱えるイレーネにも反応はない。イザベラが用心深く相手を見ると、その甲冑が内側からぶくぶく泡立ち震え始めます。直後、ゴボリ、嫌な音と共に、面の内から鎧の隙間から粘体が噴き上がる 【イザベラ】「ッ!?撃って…!!」 粘液がスキマからあふれ出したのを見た直後にイリーネの前に出していた手を戻して距離をとりながら試験管を抜き出し…! 【イレーネ】「何故止めるのじゃ!今が千載一遇の……っ」と、最後まで言い切る前に相手の様子を見て、言葉を失う 【GM】 【??】「なかなか用心深いわね。短気な子なら、今ので捕まえられたのに」 戦闘に入ろうとする2人に、部屋の奥、今まで誰もいないと思った空間からかけられる声。 【GM】 衣類の一部が奇妙な光り方をしているところをみると、光学的な迷彩呪文をかけていたと思われるダークエルフが一人、壁にもたれるようにして立っています 【イザベラ】「…暴君な貴族なんて、最初からいなかったということ…?」 姿を見せた相手を睨みながら、構えを解かずにたずね… 【イザベラ】 粘液甲冑のほうにも意識をそらさないで、襲い掛かってくるようだったらすぐにでも投げつけれるようにしていて 【イレーネ】「全ての元凶は、お主と言うことか……っ」と、こちらはイザベラの横に立って、粘液甲冑を牽制するように杖を向けながら 【イレーネ】 あ、言ってる相手はもちろんダークエルフの方に、のつもりですw 【GM】 【??】「いいえ、いたわよ。あんまり碌でもないから殺しちゃったけどね。」 案内した少女とは別のダークエルフ。メリハリの利いた肢体を妖艶なダークエルフの衣類に押し込め、否、こぼれさせ掛け 「元凶?ずいぶんな言い方ね。何に対してかは分からないけど、そう言われて外れていた事はあまりないから、まあそうなのかもね。」 【イザベラ】「そう…それじゃあ、もうひとつ質問、さっきソレ(甲冑)に返事をさせた“今いる娘”…あれはなんのこと?」 相手の衣装に恥ずかしさを覚えながらも顔には出さず、淡々とした口調で尋ね 【ディエラ】「数人はまだ売らずに地下にいるわ。いい子にしていたら合わせてあげる。」 そう言うと2人を値踏みするかのようにもう一度見て 「私はディエラ。貴方達は?」 気安い様子で問いかける 【イレーネ】「ま、まさか……」と、今更ながらに、先ほど倒した触手と、貴族の言葉に対しての回答に思い至り、身体の底からカッと怒りが湧き上がる 【イレーネ】「お、お主なんぞに名乗る名は無いッ!」キッと、怒りのままに睨みつける 【イザベラ】「…流石に、そこまで悪趣味では無いわね…私も、名乗るつもりは無い…」 思い当たった最悪のパターンは回避しながらも、イレーネに同調して試験管を構えてジト目で睨んで 【ディエラ】「そう、ふふ。聞きだすのも楽しいわね。」 そして視線を甲冑に向ける。甲冑から湧き出すスライムの群れは止まることなく小山の様な大きさになっている。その正体は無数のスライムの群体。ただ数を増やすことに専念していたそれらが雪崩のように動き始めて 【GM】 同時に、後ろの扉からは、案内をしたダークエルフの少女も顔をのぞかせる 【イザベラ】「…そっちも、身内…?」 背後で覗いてるメイドエルフに気づけば、そちらも警戒するようにして 【イレーネ】「お、おぬっ、お主らなんぞ……妾の魔法で炭に変えてくれるわ!」 怒りのあまり少し噛みつつも、そう高らかに宣言する 【GM】 [ディエラIV12 スライムアーミーIV6][イレーネ・イザベラ][ダークエルフメイドIV10] 【GM】 【メイド】「まいります」 2人に向かって鎖と枷を組み合わせた独特の武器を構えるダークエルフの少女。その動きには隙がない 【GM】 というところで……戦闘に入りますね 【イザベラ】 はいさー 【GM】 【GM】 では、開幕なく……ディエラが何かをします。お二人とも知力判定どうぞ 【イザベラ】 催淫は継続でいいよね? 【イザベラ】 - 6+1D6 = 6+[4] = 10 【GM】 - 2D6+14 = [6,4]+14 = 24 【イレーネ】 - 5+1D6 = 5+[4] = 9 【GM】 そして、後ろのメイドさんが…… 【GM】 - 1D2 = [2] = 2 【GM】 疾風+拘束でイレーネさんに 【GM】 - 2D6+9 = [1,5]+9 = 15 【GM】 ダメコンをどうぞ。アクトは2人なのでラウンドの最後にそのラウンドのダメージなどを見て宣言しましょう 【GM】 2つまでエンディング用にとっておいてもOKです 【イレーネ】 えっと、ダメコンってダメージコントロールかな?シールド使います 【GM】 はいです! 【イレーネ】 っとと、思ったけど……イザベラがかばってくれるならそっちが嬉しいな…… 【イザベラ】 よし、庇って、他AP0に! 【GM】 OK!では、そのままイザベラさんの番です 【イザベラ】 同時にガーディアンコートの効果が失われてBS【催淫】と【拘束】に! 【イザベラ】 Lv1では回避と攻撃が両立できないので…!このままさっきのコンボで3回攻撃をスライムに! 【イザベラ】 一発目、服の中がすごいことなってるはず 【イザベラ】 - 1D6+1 = [4]+1 = 5 【GM】 どんどんどうぞ~ 【イザベラ】 に、二発目! 【イザベラ】 - 1D6+1 = [6]+1 = 7 【イザベラ】 さいご! 【イザベラ】 - 1D6+1 = [4]+1 = 5 【GM】 試験管の中身は、スライムにほとんど効果がない様子! 【GM】 そのまま、イレーネさんどうぞ~ 【イレーネ】 では、一応シールド二回分を残すために……マジックルーンを使わず ライトニングブラスト 、イザベラに続く形でスライムに 【イザベラ】 あ 【イレーネ】 にゃにゃん? 【イザベラ】 一回だけでいいよ、こっちの腰AP4だから…あー12以下なら耐えるか… 【イザベラ】 うん、シールドのこしでおねがいします、お邪魔しました 【イレーネ】 うぃうぃ 【イレーネ】 まずは邪魔なスライムからっ! 【イレーネ】 - 1D6+6+1+2+2 = [4]+6+1+2+2 = 15 【GM】 雷は効きが悪い! 【イレーネ】 なんですって!?(美味しい! 【ディエラ】「苦戦してるわね」 2人の攻撃をほとんど弾き、再生するスライムを見て言う。そして、スライムの攻撃 【GM】 >イザベラ 【GM】 - 3D6+8 = [4,3,1]+8 = 16 【GM】 >イレーネ 【GM】 - 3D6+8 = [3,4,4]+8 = 19 【GM】 それぞれダメージコントロール、アクトをどうぞ 【イレーネ】「わ、妾の魔法を受けてこの程度じゃと!?」と、少したじたじっ、と若干後ろに下がる。所にスライムが襲いかかってくる~ 【イレーネ】 二人にシールド!9点防ぐ! 【イレーネ】 けど、ギャー。胸APも10だからギリギリどっちか壊れるー。 【イレーネ】 というわけで、色々考えた結果胸APに10点受けて、胸壊れますー 【イザベラ】 胸で受けて残り胸AP7! 【イザベラ】 アクトは《貼りつく異物》と《過敏な突起》で! 【GM】 はいな! 【イザベラ】 あ、訂正《貼りつく異物 》だけで! 【イレーネ】 えっと、アクトは《貼りつく異物》《小さすぎる胸》で~ 【GM】 了解!描写、先にこっちが書きますね 【GM】 【GM】 ダークエルフの素早い攻撃。それに追い立てられると背後のスライムがぶくぶくと湧き立ち襲いかかる。不意にその粘体が弾けると、散弾のように二人に降り注ぐ。群体であることを利用した奇襲 【イザベラ】「くっ…この…!!」爆発性の試験管を投げ込むものの、スライムの中で小さな爆発が起こっただけ…逆に降り注ぐスライムたちの瘴気に、服の中で拘束具を封じている札が破れ始め… 【イレーネ】「ええいっ!このっ、このぉっ!」先ほどの触手を軽く一掃出来たはずの雷の魔法は、スライムの前にはほぼ無力であったのだが打ち続け。そうこうしてる間にスライムが弾け、べとり、べちゃり、とイレーネのドレスに付着し汚し、溶かし始める 【ディエラ】「あら?」 イザベラの身体を戒めるものに気が付いたのだろうか。どこか楽しげな視線で無愛想な少女を眺める。そのまま視線を動かすと、同様にスライムの中でもがくデコ少女を見つめ、唇の端を少し上げる。高貴な姫に向けられたことのないその視線の先には、誰に見見せることなく秘していた、小さなふくらみが捉えられ 【ディエラ】「楽しそうな二人ね。」 意味深な感想 【イザベラ】「…イレーネ、落ち着きなさ―――ッ!?」 スライムの中で悪戦苦闘する相方に、未だ苛立ち気味のいつもの表情で声をかけようとするも、服の中で札が破れ、直後に股間に食い込むように革紐が体を締め付けてくれば、瞳を見開いて思わず声を上げそうになってしまい、あわてて口を噤み 【イレーネ】「く、は……あぁっ!?」スライムに必死に抗いながらもディエラの視線から、自分の小さな胸がさらけ出されている事に気づく「み、見るなぁっ、見るでないっ!」それに気づくと、恥ずかしさと怒りと淫欲の入り交じった熱さが身体の底から溢れ出し、イレーネの耳まで真っ赤に染め上げる 【ディエラ】「やっぱり。その拘束法はみた事があるわね。昔の奴隷ちゃんだったのかしら?」 冷静さを取り繕う少女にかける声。股間に食い込む縄は、何度もあじあわされた甘さでイザベラの急所を締め、硬くなり始めためしべを捩じる 【ディエラ】「良い形じゃない。感度もよさそうだし……それに、どうしても大きくしたいなら、お手伝いするわよ。」 気楽な様子でかける言葉ながら、それの意味する内容は恐ろしく……まとわりつく冷たいスライムの温度よりも心にぞっとする物を呼ぶ 【GM】 【GM】 【GM】 そして、ラウンド回します。開幕なし。ディエラは高みの見物。ダークエルフのメイドさんが…… 【GM】 イザベラに《疾風撃》《迅雷》 【GM】 - 1D6+18 = [5]+18 = 23 【GM】 ダメコンどうぞ~ 【イザベラ】 うん、どうしようもないので腰APで受けて腰AP0に! 【GM】 はいです。では、イザベラさんどうぞ~ 【イザベラ】 さっきと同じコンボ…うーん…でもスライムかにゃぁ…さっき攻撃しちゃったし 【イザベラ】 - 1D6+1 = [6]+1 = 7 【イザベラ】 - 1D6+1 = [3]+1 = 4 【イザベラ】 - 1D6+1 = [3]+1 = 4 【イザベラ】 だめだ、固定値の防御すら抜けれないw 【GM】 パチュんパチュんと表面を。そのまま、イレーネさんどうぞ 【イレーネ】 こっちは腰AP4が防げる気がしないので…マジックルーン込みで ライトニングブラスト ! 【イレーネ】 あ、スライムにです。イザベラの攻撃もほとんど効いていないのをみて、若干恐怖に囚われながら! 【イレーネ】 - 2D6+6+1+2+2 = [4,4]+6+1+2+2 = 19 【GM】 渾身の一撃が……半分も通らない。初めて出会う圧倒的な魔族の力 【GM】イザベラ 【GM】 - 3D6+8 = [3,5,4]+8 = 20 【GM】イレーネ 【GM】 - 3D6+8 = [1,5,2]+8 = 16 【GM】 ダメコンアクトをどうぞ~ 【イザベラ】 無理!胸APふっとび! 【イレーネ】 シールドで9点防いでも…流石に無理かw 【イレーネ】 あ、いや、イザベラはなんとかなる? 【イザベラ】 ううん、もう胸APさっき食らってのこり7w 【イレーネ】 あゃー。じゃあ、演出的な意味でシールドを自分にw腰AP0ですw 【イザベラ】 アクトは《淫らなる緊縛》《はいてない》《肉桃を這う手》で! 【イレーネ】 アクトは《はじめてのキス》《お漏らし》で~ 【GM】 了解! 【GM】 【GM】 先ほどの触手の塊と戦った時に見せた圧倒的な勝利。これまでそのような戦いを繰り広げてきたメイデンに突きつけられる絶望。前後から挟まれ突破できないままに削られていく守り。イザベラの拘束を阻んでいた守りがスライムに溶かされ、イレーネが振りあげた杖が、スライムの塊に飲み込まれ 【イレーネ】「く…うぅっ…ま、まだぁっ、負けてはっ…おらぬっ…んぁっ…」つま先から胸の辺りまでどっぷりとスライムに捕らえられ。それでもなお、飲み込まれ、取り上げられそうな杖を必死に掴み、力を込める 【イザベラ】「ッ…奴隷…?なにを…んぅっ!?」ディエラの言葉に一瞬体を硬くさせるも、否定するようにスライムに抵抗をしていき…股間をきつく締め付け、おおきくなりだしたクリをこすり付ければ思わず呻き声を上げて前かがみになってしまい……修道服が溶かされていけば、あらわになるのは太もも、さらに下着を履いておらず、代わりに卑猥な黒革のが体を締め付ける姿を……革の表面はかすかに脈打ち、血管のようなものが浮かびながら、ズリズリと少しずつイザベラの体の上を這いずり回るように蠢いていて 【ディエラ】「ええ、まだ、負けていないわね……でも、心を折るなんて簡単よ?」 無垢な少女の前でスライムが寄り集まり形を作る。顔の前に突き出されたその異形の形状。見るものが見ればわかる男性器のグロテスクなパロディ。カリの張った巨大なそれは、圧倒的な圧迫感をもたらしながらその先端をイレーネに向ける 【GM】 ダークエルフの意識が姫に向かっている隙に、一矢報いようとするイザベラを、呪いの戒めが阻み、邪魔をする。キュウキュウと食い込む革はまるで生きているかのように蠢き急所を狙う。身をよじるたびにクリがねじられ押しつぶされると、いつかのように少女を屈服させようとし 【イザベラ】「ッ…あ…くぅ…この…くらい……!」 数年ぶりに襲い掛かる肉奴隷の証の責め…昼夜問わない責め苦に当時は発狂したよう喘ぎ続け、何も覚えていないでいるものの、その快楽が再び襲い掛かればそれを味わおうと体の動きは鈍くなり…ぼろぼろの修道服から取り出した試験管は投げられずに射て 【ディエラ】「向こうの子は……スライムが遊んでくれるわね。」 革の責め具に苛まれる少女のそばで囁かれる声。いつの間にかとなりによっていたディエラが、その褐色の長い指を伸ばして少女の背中をなぞる。それだけで、ぞくぞくするような愉悦が腰の奥から脳まで這いあがり――ギュっ、少し強めに握られるまだ固さを残すイザベラの尻肉。久しぶりに他人に触られ痛みと甘さの混ざり合った刺激か身体を貫いて 【イレーネ】「ひッ…嫌じゃッ…嫌じゃ嫌じゃッ!そのようなっ、汚らわしきもの…っ…んぐぅっ…んーッ!」本では聞いたことのある、先端はおろか、根からも汁を滴らせる男性器に似たグロテスクなソレに恐怖を覚え、眼と口を反射的に閉じる。しかし、スライムのソレはイレーネの口の中へ侵入すべく、閉じた口の周りをヌチャっ、ヌチャっとべとべとにしながらぐいぐいと押し付けてくる 【イレーネ】 本では聞いた>本では見たっ 【GM】 硬さと柔らかさの奇妙に混ざったスライムの感触。牡の匂いを知らない少女にゆっくりネトリとした液体を塗りつけ這いまわる。しっかり閉じた唇も、先端がとろりと液化したスライムにとっては障壁にならず、口にもぐりこんだところで、再び硬化しこじ開けられる。外から見れば、スライムペニスを頬張らされる高貴な姫の姿。しかし実際はその口の中ではスライムの愛撫が、初めての少女の唇を奪い、濃厚な舌での絡み合いの感触を刻みつける。 【イザベラ】「…私の、相手をしても…つまらないだけ…んぅっ…!!」背後に擦り寄ってくる気配に背筋をゾクッとさせながら…触れてくる人肌に心地よさを覚えてしまい、あわてて否定するように睨みながら背後の相手に返事をしようとするも、お尻を握ってくる刺激に思わず腰が前に逃げて、逆に背筋を伸ばすように姿勢を直して…目を見開いて、両手を胸元に集めながら、足をガクガクと震わせながら股は愛液と黒革からの粘液が伝い… 【ディエラ】「それは、私が決めるわね。淫らな修道士さん。」 尻タブを広げるように引かれると、先ほどまでと違う刺激が革から送られ、開かされた淫裂からさらにとろりと蜜が零れる。淫らと揶揄されたとおり、下着をつけないその下半身はまるで蜜を隠す事が出来ずに、牡を欲するかのように肌に血の色が昇るのも見せる。「後でたっぷり、この感触を思い出させてあげるわね」 小さく詠唱したダークエルフが、布地を押し上げ精製された肉棒の熱さを、神の 【GM】 使徒の腿に押し当て熱さを思い出させて 【イレーネ】「んッ、けはっ…んんぐッ、むぐッ…ん、んっ、んんっ…んぅっ、ぅ…」誰にも許したことの無いその唇をスライムに奪われた悔しさから、瞳からは涙が溢れ顔を濡らす。しかし、すぐにその涙は頬を伝い流れ、唇の周りに塗りつけられたスライムの粘液と混じり、涙なのか粘液なのか判断がつかなくなる 【イザベラ】「そんなの…んっ…ふ…勝手に腰を振って、勝手に出すだけの…ものにすぎない…!」太腿に触れてくるものの感触を理解すれば、思わず身震いをして、教え込まれた体は奉仕するかのように太腿を閉じようとしてしまうも、踏みとどまるも、揉まれるお尻の感触に菊門は緩みだしてきて、既に前は食い込んだベルトが恥部の肉に隠れて見えなくなってしまうほどになっていて 【GM】 屈辱と恐怖。それらが同時にイレーネの心を苛む。そして何より恐ろしいのは、口から感じるかつて感じたことのない刺激。スライム達が表面をプツプツ泡立てながら少女の舌に吸い付き、その中に眠る性感帯を穿り返し始めている。常人には不可能なほど繰り返される小さな刺激。それらはすべて合わさることで少女の身体から悦びを引き出す為の小さな手管。粘体にだけ可能なその動きは確実に姫に未知な刺激を与え 【ディエラ】「前の調教師の躾けが甘かったのかしら。いいわ、今度はそんなことが言えないように躾け直してあげる。貴方達の主人が何か、たっぷりとその心と魂に刻んであげるわね」 徹底的に調教するとのダークエルフの宣言は、この先の二人の暗い未来を暗示するよう 【イザベラ】「どうせ、貴女の自己満足に…んっ…んぅ…!!…すぎない…!!」相手の言葉にフラッシュバックのように陵辱と調教の記憶が戻っていき…疼きが高ぶっていけば、堪えながらも抑揚無く語っていた言葉は、甘い吐息を混ぜていき、言葉自体も焦りの色が見えてきて… 【ディエラ】「いいえ、あなたたちも、しっかり満足させるわよ。」 イザベラの身体をイレーネに向けさせる。「あの子も、だんだん雌の顔になってきたと思わない?」 【イレーネ】「ぅー…ぁっ、んっ…じゅるっ…んぁっ…はぁッ!」スライムに口を犯され、その中の性感帯を徐々に、確実に責められ続ける事により、一瞬、ぶるりと寒気のような快感がイレーネの全身を駆け巡る。それでもなおスライムは執拗に口を犯し続け、イレーネは気がつくとその感覚に集中しだしていた。そうして神経が研ぎ澄まされたからか、ふと、股の辺りから何かが込み上げてくる感覚に気づく 【イザベラ】 【GM】 無意識に内股になる少女の様子。それは多くの少女たちを調教してきたダークエルフにとってはなじみのあるしぐさ。ぱちりと指を鳴らすと、スライムに口を貪られる少女の足の間に、巨大な眼球と触手の塊が出現する。 【ディエラ】「面白いものが見れそうね。」 イザベラとイレーネ。二人の姿をイビルアイがしっかり捉える。映像を保存し、場合によってはネットワークで共有する魔界の偵察兵。それをダークエルフが邪な使用方法で扱い 【イザベラ】「イレーネ…や、め…!やめなさい…!」教えられてもいないのに奉仕のように抵抗をせず、逆に高ぶりを感じていっている相手に、思わず声をかけてしまうも…自分の姿に気づき慌てて声をかけるのを止めて視線をそらして 【イレーネ】「ゃ…ぁ?…ひぅっ!?ゃだっ…止まらないっ、やぁっ!見ないでっ、見ないで見ないでぇ!…ぅぁ…見ない、で…ぇ…」込み上げてくる感覚に必死に抗おうとするが、イザベラの声にふと顔を上げてしまい、イザベラに自分が陵辱されている姿を見られているとに気づくと、その恥ずかしさからか最後の抵抗も緩んでしまい…ぷしゃあぁぁぁっ、と綺麗な孤を描きながら、たぱたぱと床に広がったスライムへとおしっこを放ち始める。その間も恥ずかしさか 【イレーネ】 から、大粒の涙が瞳から流れ続ける 【ディエラ】「そのうち、おもらしするのも気持ち良くなるように躾けるのも楽しいかもしれないわね。」 羞恥放尿を皆に晒して、同時にイビルアイで撮影されていく高貴なる姫。スライムの上で弾ける飛沫が、ほんのりと上がる湯気まですべてをしっかり見られ、死にたくなるほどの羞恥が襲うが、わざわざ解放されていた口が再びスライムで満たされていき 【GM】 【GM】 【GM】 そして、その間もエルフメイドは2人を嬲るよ 【GM】 ラウンド回して……ディエラ見学 【GM】 >イレーネさんに拘束付き攻撃 【GM】 - 2D6+9 = [3,5]+9 = 17 【イレーネ】 ば、 バリア ー! 【イレーネ】 そして拘束状態! 【GM】 OKですさ!アクトの宣言があったらこのラウンドは先にどうぞ。描写は後でしますが 【イレーネ】 淫らなる緊縛は宣言しときます! 【GM】 ハイです! 【GM】 では……イザベラさんどうぞ~ 【イザベラ】 はいな、いつもどおりのコンボに、今回はCP6点、ファイナルストライクに積み込み! 【イザベラ】 いっぱつめ! 【イザベラ】 - 6D6+1 = [4,3,5,1,5,4]+1 = 23 【イザベラ】 もういっちょ! 【イザベラ】 - 6D6+1 = [6,4,5,3,2,4]+1 = 25 【イザベラ】 最後!これは力尽きてる! 【GM】 まだ生きてるよ、かなり! 【イザベラ】 - 1D6+1 = [2]+1 = 3 【イザベラ】 かなり!? 【イレーネ】 かなり!? 【GM】 半分以上は受けて入るけど! 【GM】 そして、イレーネさんどうぞ! 【イレーネ】 がくがくと腰を震わせながらも、イザベラが渾身の一撃を入れたのを見て少し意識が戻りっ。マジックルーン+ライトニングブラストでっ 【GM】 ポテはなし? 【イレーネ】 ぽ、ポテとな? 【イレーネ】 おお、ポテンシャルっ 【イレーネ】 では、4CPつぎ込んでダメージ増加をっ 【イレーネ】 ええいっ、このスライムさえ倒せば、残るは普通のダークエルフじゃろ!(と勝手に思ってる 【イレーネ】 - 6D6+6+1+2+2-4 = [5,1,5,6,1,6]+6+1+2+2-4 = 31 【GM】 通常攻撃がほとんど通ってないのが災いして……まだ残る。雷ではスライムは弱り切らない 【GM】 イザベル 【GM】 - 3D6+8 = [5,2,4]+8 = 19 【GM】 イレーネ 【GM】 - 3D6+8 = [6,6,1]+8 = 21 【GM】 ダメコンアクトをどうぞ~ 【イレーネ】 あ、このタイミングでいにしえの輝石使えます? 【GM】 使えますよ~ 【イレーネ】 では、使用して… 【イレーネ】 - 3D6 = [6,5,5] = 16 【GM】 おお~ 【GM】 全快した後21ダメですね 【イレーネ】 ムダに高いΣ 全開してHP23になってから21受けて、残り2に。 【イザベラ】 こっちは直撃…残り3点! 【イレーネ】 えーっと、アクトは先ほど宣言した《淫らなる緊縛》と、《純潔の証》、《ぎこちない仕草》で 【イザベラ】 それならこっちは《熱い蜜壺》《肛虐》で! 【イザベラ】 あと、エンディング用を先に宣言! 【イザベラ】 《口辱》《喉を灼く淫熱》…大丈夫かな? 【GM】 OKさ! 【イレーネ】 あ、すいません、じゃあ《ぎこちない仕草》をエンディング用にっ 【GM】 了解! 【GM】 【GM】 【GM】 2人の渾身の打撃でも、スライムの山を消し飛ばすことはできず、再び動きを封じられる。トンと軽く突かれた2人が、スライム広がる地面に折り重なるように倒れ、その無防備な様を見せつける 【ディエラ】「あら、いい格好ね。」 イレーネにかぶさるように倒れているイザベラ。顔と顔とが近いせいで、その火照った表情が、あでやかさを纏った肌がはっきり認識されて 【イザベラ】「ッ…イレーネ…何をしているの…恥ずかしがってる暇があったら…んっ…くっ…ふぁ…!!」 体を重ねられれば、目の前のイレーネに不機嫌そうな表情のまま悪態つくも、時折漏れる吐息は熱く、頬は赤く染まっていて…体を重ねる二人の間に挟まれた黒革は脈打つように蠢いてイザベラの股間と菊門を刺激して、思わず瞳を瞑り快楽に耐える様子を見せて 【イレーネ】「わ、わかっておるっ、こん、なっ…んふぅっ…じゅ、ちゅる…っ…んはぁうっ…ぁ…」イザベラの言葉に反論しようとするも、再びスライムの一部が男性器を形どりイレーネの口を犯しだすと、その感覚にイレーネの意識は蕩け始め、顔には恥辱の色が広がる。それに追い打ちをかけるようにメイドの枷と鎖がイレーネの身体を縛り、大きく股を広がせる 【GM】 イレーネの足が開かされると、上から押さえるような位置だったイザベラの膝も開かせる。重なるように晒された二人のメイデンの秘所。それを背後からダークエルフが品定めするかのように眺めて 【ディエラ】「少し、見づらいわね。」 僅かな魔力をイザベラの責め具に送る。二つの穴を覆って蠢いていた魔力に満ちた責め具がほつれ、複数の糸に変形すると媚肉を際立たせるように両側から締め、時折開いて刺激を注ぐ。イレーネの口を犯すスライムペニスは、すでに征服済みの住処をかき混ぜるかのように、濃厚な粘膜摩擦で無垢な少女の性感を煽り 【イザベラ】「あ、足くらい・・・閉じなさい…!これから何をされるか分かるで――ふぅっ…!?」 イレーネの足が開かされれば、それより外側にある自分の足も開かされてしまい…締め付けるように糸がラビアを押し込んでいけば、溢れ出すように愛液あにじみ出てきて、浮かび上がったクリがラビアの間から顔を出していて…一時期使い込まれた秘所は、綺麗なピンク色ながら簡単に広がって開いていき・・・それでいて閉まろうとしており、糸に食い込むような卑猥な様子を 【イレーネ】「じゅぷ…っ、んくぁっ…っ…くうぅっ」 言われて気づき、力を込めて足を閉じようとするも鎖はがっちりとイレーネの身体を拘束し、イレーネの秘所がくっきりと強調されるように股を開かせていた。そして、床に広がっていたスライムも徐々にその部分に向かい蠢き始め 【GM】 足を閉じようとしてまた開かされる動き。それが何とも卑猥なダンスを晒して見せる。牡を誘うように蜜をこぼす雌穴と、ぴたりと閉じたままときおり何かを期待するかのように震える処女穴。その様を眺めて近づくダークエルフが、無造作に空中から何かを取り出す。無数の黒球をつないだような淫らな形状。表面をトロトロの液体に濡らしたそれは、後ろ穴を苛むためだけに考えられた卑猥な責め具。 【ディエラ】「少しうるさいわね。奴隷のころのことを思い出してもらうわね」 言いながらその責め具を無造作にイザベラの後穴に近づけると、最初の一球をニュポンとねじ込む。久しぶりに感じる感触は、初めは鈍いだけのもの。直後液体が沁み込むとともに耐えがたい疼きと化して……ぼりゅ、ぼりゅ、ぼりゅ。幾つかねじ込まれることで、その疼きを圧倒的な甘さに還られ 【GM】 相棒が尻穴をほじくられ始めたその下では、高貴な姫の処女穴めがけてスライムが近付く。何らかの術式が施されているのか、先ほどのようにペニスの形状になることなく、その粘液の身体を最大限に利用して全体を包み込む。ひんやりとしたその感触が、尻穴の皺の一つ、処女穴の外に触れるとぞわぞわうごめき尿を愛液を舐めとり始める 【イザベラ】「何を――んっ!?ふ、んぅ・・・お…おし…お尻やめ…んふぉ…おぉ!!」 アナルに押し込まれていく球体、最初だけはキツイ締め付けが球体を拒むものの、強く押しこめば簡単に飲み込んでいってしまい・・・お尻に押し付けられる感触に怪訝そうな表情を浮かべるも、すぐに顔をしかめていき…二つ、三つと簡単に飲み込んでいけば徐々に表情が歪みだし、開いた口からは甘い声があがってきて…ビクッ!ビクッ!と腰を揺らしながら軽い絶頂を迎え 【イザベラ】 ている様子を見せて…腰が砕けてしまったのか、抵抗していた下半身の動きが止んで、糸の切れた人形のようにダラシなく足を垂らし 【イレーネ】「じゅっ…ぁあっ、んんぅーっ…ひぁ、ぁっ…」じゅぷ、じゅぷとスライムに一定のリズムで口を犯され続け、その感覚に抗おうと意識を集中させていたイレーネは、突如ひやりとした感覚を下半身に感じ、鳥肌と快感が全身を駆け巡る。そして、下半身にまとわりついたスライムは穴の中には入らず、処女穴と尻穴の外側を這い、時には締め付けるように、時には穴を広げるような愛撫をし始め、嫌悪感を感じながらもイレーネの処女穴からは徐々にトロト 【イレーネ】 ロとした愛液が溢れ始める 【ディエラ】「ふふ、いいわね。きちんと身体は調教されているみたい。後は、奴隷の心構えを教え込んで……」 ぼる、りゅ、ずる。久方ぶりに他人の力でこじ開けられる肉の道。その忘れていた感触は、普段は無愛想な表情を浮かべる少女に、不様なアヘ顔を晒すことを強要し続け、何も知らない相棒に向かって牝の顔を見せつける。「もう少ししたら、あなたにもこんな顔をさせてあげるわね。」今だ正気残すイレーネに残酷な予告を行うダークエルフ 「そろ 【GM】 そろ、名前を教えてもらおうかしら?」 指先でキンと連結球を弾くと、身体の奥底で異質な鋭い刺激が響く。まだ抵抗しようとするイザベラの様子をうかがい、口を開いて反抗の言葉を述べようとした瞬間――ズ、ズロ、ズロボゴ、ボロ、ロッロロ! 押し込んでいた球を引き抜く 【イザベラ】「んぉ…ふ…ふぉ…ふっ…は、はぁ…はぁ…誰が――ヒッ!?ふぉ、おぉおぉ!?」 押し込まれていく刺激がようやく止めば、荒く息をあげながら、ようやく表情が戻り、一度イレーネを見れば勇気付けと恥ずかしさをごまかすように視線だけできつく相手を睨みつけて気丈に返事をしようとするも、一気に引き抜かれて行く球体が 【GM】 相棒の身体の奥に連結球が押し込まれていくにつれ、イレーネを攻めるスライムの動きが激しくなる。股間の感触を、相棒の様をより強く感じさせるためか、口をふさいだスライム触手が引き抜かれると、久しぶりに口が自由になり――クリを隠す包皮のうちに液体責め具が流れ込む。ぬらりとどこまでも甘く舐めあげ、同時にきゅうっきゅと締めて屹立を誘う。処女穴を広げその隙間を舐めるスライムが、ゆっくり体をほぐし浸食し始める。お腹の上では何度も軽い 【GM】 絶頂を繰り返す相棒のお腹が、しっとりと汗に濡れ擦れ不思議な酩酊をもたらし、初めて間近で見る雌の表情が、ドキドキと少女の本能に訴える。ダークエルフがイザベラの名前をきいたその直後…… 【イザベラ】 肛門をこすり、広げていくたびに体が痙攣して、白目をむき、頬を細めながら開きっぱなしになった口からは悲鳴しかあがらずに・・・思わずイレーネの手を握りながら必死に堪えるも、大きく痙攣をすれば、触れてもいない秘所からは潮が噴出し、激しく深い絶頂を迎え 【イレーネ】「ぅ…ぁ…っ、んぷはぁっ…ふぁ…イザ、ベラ…?」 突然よがり狂い自らの名前を素直に教える相棒の姿を見て、手を握り返しながらも心は恐怖に蝕まれ、無駄だと思いながらも相棒に対して呼びかける「んはぁっ…んひぃぅあぁぁっ!」 その直後、イザベラの噴出した潮や触れ合う肌の温もりを感じながらスライムのクリ責めを受け、今まで感じたことの無い蕩けるような悦びがイレーネの口から嬌声を上げさせる。 【イレーネ】 だが、それでも直後には、再度訪れる快楽の波に抗おうと歯を食いしばり始める 【イレーネ】 突然よがり狂い自らの名前を素直に教える相棒の>突然よがり狂い始める相棒の~、でΣ 【GM】 【ディエラ】「ほら、お名前聞かせてもらえるかしら?」 開発済の奴隷に問いかける。互いに名前を呼び合っているので、すでに知っている筈ながら、自分で名乗らせようという気か……脅すように再びゆっくり球を一つづつ埋め込み始める。 【GM】 イレーネに張り付くスライムは、いつの間にか処女穴を大きく広げ、その半透明な身体を通して穴の奥、はっきりと膜が残るそこを晒して、ヌラリヌラリと何度も敏感な粘膜をねぶり、未知なる刺激で少女の性感を目覚めさせて行く 【イザベラ】「ふぁ…はぁ、はぁ、はぁ…あ、貴女なんか…話す必要は…ッ!?あ…や、やめ…!!」イレーネに胸を重ねながら、頭も垂れてイレーネの耳元で荒い息をあげているも聞こえてくる問い掛けに意識が戻れば、気丈に返事をしようとするも、お尻に再び当てられる球体の感触に、慌てて声を上げて・・・逃げようとするも足は動かず、腰を動かせばイレーネと股間を擦りあうようになってしまい 【ディエラ】「強情ね……なら、もう少ししっかり墜とすわね」 背後にすっくと立つ褐色の美女。スカートをずらしと、その腰には先に生成した牡の器官が現れる。かろうじてイレーネから見えるその肉棒はスライムのものよりは小さいものの、なぜか目を離せない禍々しさがあり、その姫の表情がイザベラにも何を見ているのかを理解させる。尻穴をミチミチにボールで膨らまされたまま背後から突かれたらどうなるか。恐怖とともに期待が心の底で芽生え……・ 【GM】 2人の身体を拘束するスライムが盛り上がると、ぴったりと2人を抱き合わせたまま、ディエラに犯しやすい高さになる。それがこれから何が起こるかを理解させ 【イザベラ】「…ふぁ…ぉ…んぅっ!?…はぁ…はぁ…イレー…ネ…?…ッ!?」二度目のパールの挿入はスムーズに呑み込んでいき、全部入り切れば苦しそうに荒く息をするも、イレーネの様子に気づけば、その後何もしてこないディエラが何をしようとしているのか理解をして、慌てて逃げようと、体を起こそうとするも、腰から下は動かず、上半身のみを浮かべただけの動きしかできずにいて…お尻で絶頂を迎えたとき、糸が食い込むほどにキツク絞めつけた秘所は 【イザベラ】 再び緩むように広げられて愛液を垂らして快楽を求めるように蠢き 【イレーネ】「くふぅっ…ひぁ…ぁっ…そ、そこは…っ、そこは駄目じゃっ…ぁっ!」 イザベラと乳首やクリが擦りつけ合わされる度に意識が飛びそうになりながらも、体躯の小さな姫は自らの大事な部分を守るために必死に声をあげる「このっ、黒肌の痴れ者がっ…んはぁっ…はぁ…そ、そのようなモノを入れおったらどうなるかっ!ば、万死に値するぞっ!」 そう言いながらも、イレーネの処女穴はスライムの責めにより蕩けきり、ダークエルフの男根を受け入れとその穴を小さくヒクヒクと震わせる 【ディエラ】「そうね、女はこれを受け入れて死ぬものよ。相棒の理性が、勇気が、抵抗が、ことごとく死んでいくのをごらんなさい。」 イレーネの言葉にこたえながら、トロトロになったイザベラの穴に凶悪なあてがうダークエルフ。触れるだけで奴隷少女の心の奥がキュンと疼くような熱と存在感。そして、これまで感じたことのない異様に濃厚な瘴気。「さあ、鳴いてごらんなさい」 ぬ、ず、ぶる、ぶぶ、ずずず。尻穴の中の球と擦り合いながら、凶暴な牝 【GM】 ペニスが修道少女の中を満たし始める。かつて奴隷時代に何度も味わった、否、かつての経験が色あせるような圧倒的な被支配感。肉穴を広げ瘴気をまぶして征服していく肉棒。牝穴はろくな抵抗すら出来ないうちに最奥まで浸食されていき--コツン、軽く、それは軽い衝撃で身体の奥の小部屋を打たれる 【イザベラ】「や、やめ…あれはもう――ひぁっ!?ひっ…ひはっ…は、はひ…お、おっき…んぁっ!?」 ラビアに触れるペニスの感触に思わず目を見開いて背後を向こうとするも、押し込まれていくペニスの感触に悲鳴をあげながら頭をのけぞらせて…大きく頭をふれば、被っていたベールがこぼれ落ち黒髪を乱しながら雌の喘ぎを・・・いつもの不機嫌そうな表情は消えきれないながらも、その表情は快楽の歓喜に歪んでいって…ギコチない笑みを浮かべながら、逃げるように腰を前に動かすも、それ以上に勢い良くペニスを押し込まれ絶頂を迎えて・・・一突きされただけでキツクペニスを膣が締め付け 【ディエラ】「ほらね。」 たった一突きで激しい絶頂に達したイザベラを、さらに強い絶頂に押し上げるために腰を使う。まるで少女の急所がどこであるのかがわかっているかのような腰使い。上から突き込むようにGスポットをゴリゴリ擦ると、二人の身体がズルリとすれて、胸と胸とが擦れ会う 【イレーネ】「ぁ…んぁ…」イザベラの黒髪の感触を頬に感じながらも、イレーネはその耳をイザベラの喘ぎに、その肌はイザベラの熱い吐息、汗、その視線はイザベラの快楽に歪む表情に支配され、それと同時にイレーネの処女穴の奥からは、自らの尻穴を濡らすほどに愛液がどろりと流れ出す 【ディエラ】「ほら、こんな感じで……たっぷり鳴いて気持ち良くなれるのよ。」 腰の動きを少し落とすと、純粋に甘い刺激をもたらすように動く。先ほどまで過剰だった快楽がゆっくり心地よいレベルに落ち、そしてが物足りなくなるころ、再び強すぎる甘さを生む。イレーネの目の前で、イザベラの心と体がゆっくり快楽という餌で懐柔されていくのが見え 「さあ、そろそろ教えてくれるかしら、お名前を」 物足りなさを覚え始めたイザベラに囁かれる言葉 【イザベラ】「ひっ…はひっ…こ、こんなの知らな…ひっ!い、息がでひ…ひぃっ!?んぁ…あ、あぁ!!」 熟成されつつある体に、開発されきった膣が犯されれば、記憶に残る快楽が消し飛ぶような深い快楽に襲われ・・・一突きごとに絶頂を迎えているのか、悲鳴をあげながらだらしなく舌を垂らせば目下のイレーネに唾液を垂らしながら、頭を上げているのもやっとの様子で腕が震えて…ついに力尽き頭が落ちれば、頬同士を重ねて…「い、いざべらでひゅ…んぅ…!」快楽で頭が回らくなっていけば、幼い頃の調教でさんざん刻み込まれた服従の心が表に出はじめ…舌足らずな言葉で返事をしながら、目の前の相手が誰だかわからないままに奉仕のキスを始めて 【ディエラ】「ふふ、そう、いいこね。」 名前を名乗る。ただそれだけの行為ながら、心の屈服をはっきり表す出来事。それに深く満足すると、ズルリと少女の身体から肉棒を引きずり出す。すっかりディエラの形に広がった穴と、イザベラの蜜でぬれ湯気の立ちそうな肉棒。その位置を少しずらすと、イレーネの処女穴にあてがう 「あなたのお名前もきいてなかったわね? 」 【イレーネ】「んぐっ、ぷはっ…よ、よさんかっ!…イザ、ベラぁ!…ぁ…んぶちゅっ…んちゅっ…ふぁっ…」 蕩けきり、雌の表情で喘ぐイザベラの姿に、これから自分の身に起こる事を想像し恐怖を覚えるが、それとは裏腹に、ディエラの肉棒をあてがわれた処女穴はそれを受け入れようと徐々に緩まる 【イレーネ】「だ、誰かおぬしなんぞに名を名乗るかっ!こ、このような事をして…っ、は、恥を知れ!この痴女が!」 だが、それでも残った気力で目の前の相手を睨みつけながら、必死に罵倒を繰り返す 【イザベラ】「んぁ…ふぁ…ご主人様…もっとぉ…」目の前の仲間が誰だったのかも理解出来ないままに、自分から腰を動かしクリ同士をこすりあわせながら、相手の首筋や耳元にキスや甘い吐息をかけて、媚びるように体を擦り合わせていて 【ディエラ】「お尻の穴まで蜜をこぼしている子には、痴女って言われたくないわね。」肉棒を揺するようにして、2人のメイデンの蜜を絡める。その卑猥な音があたりに響くと、姫にとって怒りえないはずの屈辱と羞恥を呼ぶ。「しっかりキスをしてあげて気持ち良くしてあげなさい。」 イザベラの髪を軽く撫で、先に性感帯として開発した口を攻めさせる。何度も罵声を浴びせる口を封じさせると、そこでゆっくり、本当にゆっくり、処女穴の感触を味わうように、肉棒の形を刻み込むように腰を進めて、少女の蜜穴を侵略していく 【イレーネ】「い、イザベ――んふぅっ、くふっ…くはっ、ぐ…うぅっ…んぁっ…」 再度イザベラに呼びかけようとするもその口を封じられ、更に体全体を使った愛撫で刺激を受け、また、自ら声を出せなくなった事により耳にはお互いの身体をすり合う際に生じる音しか聞こえなくなりより刺激から快楽を感じやすくなり 【イレーネ】「ん、んふぅー!ふぅー!んうぅぅぅぅっ!」 そんな中、蕩けきった蜜穴にずぶずぶと入っていく肉棒の感覚はイレーネを絶頂に向かわせるには十分な刺激で、まだ肉棒は中の半分にも達していないというのに、イレーネは軽く潮を噴きながらがくがくと腰を震わせる。 【ディエラ】「あらあら……こんなにイキまくって。処女なのに大変ね。もう普通の男との性交じゃ満足できないわよ。」 瘴気が少し強すぎたかなどと思いながら、特にそれ以上気にすることなく腰を揺らす。半ばまで埋めた肉棒の感触を確認すると――ジュブ、ゴリュ、ゴゴリュ! 一息に最奥までたたきつける。処女の道を押し広げ、弱い抵抗をする部位を引き裂き、子宮口を激しく叩いて処女喪失アクメを味合わせると……イザベラの髪を引き唇を解放させる。「どうかしら、これがセックスよ。」 最奥を押し上げるかのようにゆっくり腰を回して、しっかり牡の形状に穴を拡張し慣らす 【イレーネ】「ふあぁっ、ひっ、ひぐううぅぅぅぅぅぅ!あぐぁっ、あ、はぁぁぁぁっ!」 処女膜を引き裂かれる事で、先ほどとは一転して若干の出血と共に痛みが生じ、一瞬冷静な意識が引き戻される。しかし、ディエラに奥を小突かれると、すぐに目を見開き、口を大きくその表情に快楽の色がにじみ始め。膣内もディエラを悦ばせようと適度な締めつけでうねりはじめる「ふあぁぁぁっ…く、ううぁぁ…ふうっ…ぁ…」 【ディエラ】「あまりお預けにしてもかわいそうね。素直な子にはご褒美を」 イレーネの中が甘さを感じてキュンキュン締めつけるようになったころ、再び肉棒を引き抜くと、ほとんど蜜で処女血の流され肉槍を、お預けだったイザベラにつくた 【イザベラ】「ふぁ…ご主人さまぁ…もっと気持ちよくしまひゅ…」フラッシュバックから退行化の気配もあり、不機嫌そうな表情が薄れていき、快楽に呆けた幼い表情を浮かべながら再びキスをしていき、相手の舌を吸うように唇を重ねていき、体を重ねながら擦って自慰行為をしていき・・・ 【GM】 ミチミチと押し広げられて味わう甘さ。尻穴の球による愉悦と共鳴するそれは、心の折れた奴隷娘にとって何物にも代えがたいもの 【イザベラ】「んっふ…んぁ…ふぁ…おっひ、おっひぃでふ…ひぁ…あ、あぁ!!」膣に再び押し込まれるペニスの感触、思わずお尻と膣を締め付けながら腰を動かしてしまい、より快楽を高めていけば気持ちよさそうに喘ぎながら自ら腰を動かしていき 【ディエラ】「ふふ、良い締め方をするわね。牡に媚びる、って感じかしら。どんな風に気持ちがいいのか教えてあげなさい」 イザベラに向かって囁くダークエルフ。一度浅い愉悦を知った姫を、さらに深い堕落にいざなわせる準備 【イレーネ】「ひぅっ、んああぁぁっ!」 数度の突きで調教されてしまったイレーネの蜜穴は、ディエラの肉棒を最後まで離すまいと吸付き、最後にずるり、と肉棒が抜かれる瞬間の刺激で軽く達してしまう。そして、気がつけばイザベラに応えるかのようにイレーネ自身も喘ぎながら腰を動かしていく 【ディエラ】「ふふ、ダメよ。素直じゃない子はもう少しお預け。」 腰を動かすたびに、浅い快楽を得ることができるイレーネ。しかし、先ほどのように深い愉悦は味わえず 【イザベラ】「お、おちんひん…すごっておひ込まれると、あたままっひろになっひぇ…ひぇっ…なっひぇ…!!」相手に囁かれたままに返事をしながら、無垢な子供のような、舌足らずの言葉遣いで気持ちよさを口にしていき…であった頃から何度も注意し、悪態付きながらもイレーネを面倒見ていたイザベラの面影は消え失せていて 【ディエラ】「そうね……牝の身体はそうできているのよ。あなたもね。」 イザベラ越しにイレーネを見る。黒い瞳が心の奥底の欲望まで見通すようで……「さあ、意地を張ってないで。お名前は?」 そう言ってイザベラに対する付きを止める。ここで応じれば再び犯してもらえるであろうことがハッキリわかる 【イレーネ】「ふあぁぁ…ぁ…んうぅ…」 物足りなさを感じながらも、自らの乳首やクリをイザベラに押し付けながら快楽を得ようと体全体を動かし続ける。そして、ディエラの一言を受け「は、はいぃ…妾の名前はイレーネですぅ…だ、だから…は、早くそれを…!」 懇願するように、膣をヒクヒクと胎動させながら自らの名をあっさりと名乗る 【ディエラ】「そう、イレーネね。よくできたわね。」 再びイザベラから引き抜かれる肉棒。「でも、ちょっと面倒ね。そう、あなたはアル……今後はそう呼ぶわね。」 まるでペットに名前をつける気やすさで名前を選ぶと、その言葉をはっきり伝えるようにイレーネを貫く。引くつきながら待ち望んだ穴を、調教主が押し広げる悦び。身体の奥をココンと叩かれると、そこでまた引き抜かれ 「そして、あなたはノワ。」 髪の毛の色からとったのだろうか。適当な名前をつけてイザベラを突く。 【イザベラ】「は、はぃ…ノワ、ノワ・・・んぅ…い、いっひゃう、ノアいひまひゅ…んぅ!!」 久々に犯されるペニスは、一突きするだけでまだ絶頂をイザベラに与え、イクたびにこれまでの肉奴隷から解放された年月が薄れていくように従順になっていき… 【ディエラ】「ふふ、従順な子は可愛がってあげるわね。」 交互に二人のメイデンを突くダークエルフ。処女特有の硬さの残るぷりぷりとした高貴な姫の処女穴。奴隷調教でほぐされ締めつけるすべを知る生意気少女の牝蜜穴。それらの違うを楽しみながら、じっくり自分のペニスの形を、味を、瘴気を覚えこませていき 【イレーネ】「くふぅ――んああああぁぁ!はぁぁいひぃぃっ」 待ちかねていたイレーネは、入れられた悦びと、奥に付き入れられた悦びと、すぐに抜かれる切なさを感じながら何度も絶頂に達し、はしたなく蜜穴を開かせながら、愛液をびゅるびゅるとしたたらせていく 【イレーネ】「もっと、もっとぉ…抜かないで…アルの…アルの処女まんこをもっと満たしてくださいぃぃ!」 【イザベラ】「ひぁ!す、すご…ノワ、いっひぇ、もうあたままっひ、まっひろぉ…!!」 イレーネの両手を握り体を擦り合わせながら突かれるペニスに腰を動かし続けて 【ディエラ】「わがままなペットね。でも……折角だから二人同時に種付けして、一緒に堕としてあげるわね。」 先ほどの詠唱をもう一度。しかしかかる負担は先ほどの比ではない。蓄えた魔力を使いに本目の肉棒を形成すると……「んっ、ふっぁ、、んっ」 甘い吐息をもらして二人を同時に貫く 「もっとオマンコ同士を合わせるようにして腰を突きだしなさい。そうすれば、もっと気持ち良くなれるわよ。」 動きにくくなった分を2人の協力で補って突く。同時に奴隷たちの最奥が叩かれ、肩を並べて戦っていた時以上の一体感が、握り合った手を通して生まれ 【イザベラ】「た、たねづひぇ・・・!!は、はい!ノワに、ノワにあっつひの…んっんぅ!!」 種付けといわれればより嬉しそうに、いわれるままに自分の股間をアルに押し付けて、クリ同士を潰すかのようにしながら、股を開いていって… 【イレーネ】「ふあぁぁぁぁぁああぁぁ!突かれながらっ、アルのクリちゃんとっ、ノワのクリちゃんがっ…んはぁっ…ぴっちり、くっついちゃってりゅようぅぅぅぅ!」 言われるより早くイザベラの両手を握り返し、互いの身体をぴったりと擦りつけながらディエラに挿入され、恥ずかしげも無く喘ぎ声を大きくあげる 【ディエラ】「ンッ、ッイく、時は、はっきり宣言なさい。」 奴隷としての基礎を躾ける。イザベラは何度も教えられ、イレーネにとっては未知の言葉 「ふぁ、じゃあ、まず、一回目よ」 ゴルゴりと2人の穴を穿り返していたダークエルフが囁く。自身もかなり感じているようで、褐色の腿までぬらりと蜜をこぼして、あたりには牝の匂いを広げる。その肉棒が2人の最奥を叩きひしゃがせると、ビュ、ビュビュビュク!つぶれた子宮を精液で膨らまさんと言わんばかりの射精を行う。濃厚な瘴気の混じった白濁は、触れるだけで雌を蕩かす媚毒と化して、少女の最奥、守るもののない子宮底で何度も跳ねて熱い飛沫を粘膜に打つ 【GM】 一瞬にして感じたことのない高みに跳ねあげられる濃厚な飛沫。それは止まることなく魔狩りの少女の身体の奥を打ち続け 【イザベラ】「は、はい!ひ…ひぁ…ふ、ふひょいのいっぱ、いっぱひきひゃぁぁ!!ひっ!?で、でひぇ、でひぇる…びゅくびゅくして、あっつひのいっぱいでふぇて…い、いひゅ!いっひゃ、ノワいっちゃいまひ、ひぁ、あぁぁ!!」 子宮口を無理やり押し込み、子宮を潰すほどのペニスを感じれば、絶頂まで一瞬で高ぶられ、注ぎ込まれていくザーメンに牝の体は喜びを感じて痙攣をしながら絶頂を、ザーメンを絞りとるように膣が脈打ち痙攣しながら締め付けていき、アルに頬を重ねながらお腹に感じる精液に心地よさを感じて 【イレーネ】「んはああああぁぁぁぁあぁあああっ!で、でてりゅっ、でてりゅううぅぅぅ!あついおちんぽみるくがっ、わりゃわのなかにでてりゅううぅぅぅぅぅ!」 ディエラの言葉も全く聞こえない様子で、初めて子種を注ぎ込まれる悦びに、口からはだらしなく唾液を垂れ流し、乳首とクリをこれ以上ないほどに屹立させながら、身体全体を震わせイザベラに押し付けながらイキ狂う 【ディエラ】「まだまだ……躾けないとイケないようね。」 激しすぎる射精直後のけだるさを振りきると、硬さの変わらない肉棒で、絶頂直後の2人の穴を掘り起こし始める。突き込むと結合部から激しく噴きだす白濁が、先の射精の勢いを知らせる。精液によって敏感さを増した穴を、先ほどよりもぬめる感触でゴリゴリ擦られると、先ほどの絶頂に匹敵する愉悦が沸き起こる。しかし、それはまだまだ高みに向かって登っていく裾野にすぎない。まだ知らない 【GM】 快楽の高みは、少女たちに恐怖と期待を湧き立たせ 【イザベラ】「ひっふぁ!い、いっひぇ、いっひぇまふ!?ノ、ノワいっひぇまふから…ひ、ひぃっ!?」絶頂でキツク締め付ける膣を無理やり押し広げるようにペニスが押し込まれていけば、パニックになって悲鳴をあげながら再び絶頂に達せられていき…締め付けながらも押し広げられていけば、膣を新しくディエラように作り替えられていくように広げられていって 【イレーネ】「あはぁっ、しゅごいいぃぃっ、ひぃぁっ…あ、アルのおまんこっ、おかしくなっひゃうううぅぅぅ!」じゅぷじゅぷとディエラのカリが先ほど注ぎ込んだ子種を膣内から掻き出し、塗り付けられながらイレーネの膣は徐々に拡がり、調教されていき 【ディエラ】「楽しい子たちね。また売るのは止めて手元に置こうかしら。」 いつもの悪い癖を覗かせながら、二匹の牝を調教していく。ダークエルフの調教師としての手腕を見せるディエラのもとで、2人の少女たちはどのように変えられてしまうのだろうか…… 【GM】 【GM】 【GM】 ○ エンディング 【GM】 ガタガタと馬車が揺れて進んでいく。目隠しのされたその馬車は国境に設けられた関所の前で一度止まる。関所の詰所の中からは、甲高い牝の悲鳴が聞こえてくる。同じ時期に砦を内偵した冒険者のなれの果てだろう。御者を行っていたダークエルフの少女が書類を見せると、ニヤニヤとした衛兵が、馬車の中を確認することもなく関所のゲートを開き、再び馬車がガタガタ進む。その馬車の中からは、雌の匂いがハッキリとあたりに漂い…… 【ディエラ】「ほら、上手く出来なかった方は、今日は中に出してあげないわよ。ずっと結合部を舐めるだけにするわね。」 大きな馬車の中に一人腰を下ろしたダークエルフが囁く。その目の前には二人のメイデンがひざまづき……生成された肉棒に奉仕を行っている 【イザベラ】「んぁ…むっ、むぅ…んっふ、ぷぁ…!!ノワがおチンポもらうのぉ、お尻とオマンコにざーめんいっぱい出してもらってぇ…んぁむ…」 ベールを被らされた頭を上下に動かしながら、長い黒髪を乱れさせて熱心に舌を這わせていく少女…表情には壊れた無垢な幼い笑みを浮かべていて、子どもっぽい口調でディエラのペニスにしゃぶりついており、大きく口を広げればそのまま亀頭を咥え込んでしまい 【イレーネ】「あ、あぅ…あ、アルもぉ…ぺろっ…ぴちゃ…ちゅるっ…」 イザベラと違い、馴れていないイレーネの舌使いはとても控えめで、まるで肉棒に接吻をしているかのようで満足させるには程遠い 【ディエラ】「アル……そんな程度じゃ……」小さく魔力を送るとクリにつけた責め具がお仕置きをするかのように震え始める 「しょうがないわね…・…こっちをなさい。どこが気持ちがいいかはわかるわね。」少し腰を上げるようにして、女性器の位置をイレーネに示す。同時に、ペニスを丸ごとイザベラの口に突き込み、小さな喉まで埋めるようにする 【イレーネ】「ふあぁあっ、んっ…くぅんっ…は、はい…わかりましたぁ…」 怖ず怖ず、といった様子でディエラの股下まで這って進み、デコを竿に押し付けるようにしながら顔を近づけ、ぺろぺろとディエラの秘所を舐め始める 【ディエラ】「ふふ、あなたのおでこに、そんな使い方があるなんてね」 ひんやりすべすべとした額の感触と、熱いイザベラの口の感触の対比が心地よい。下を押し込まれるように舐められると、雌穴がとろりと蜜をこぼす 【イザベラ】「んっ!?んぐ、んふっ!?ん、んぅぅ、んぅ!!」頭を抑えられながら腰を動かされ喉までペニスを押し込まれていけば、射精の事を考えて期待を寄せるも、同時に苦しさから奉仕も上手く出来ず、ポタポタと唾液を垂らしながら、必死に加えるのが精一杯になっていて 【イレーネ】「ふあ…んちゅっ…んぁ、むぅっ…じゅぷっ…」 最初は控えめに、綺麗に秘所の周りを舐め取り。蜜が出てきたのを見ると調子に乗ったのか、蜜を求めてディエラの穴に舌を押し込みながらちゅるちゅると吸い出そうとする 【ディエラ】「本当に……前の調教師は、見つけたら奴隷に落してあげないとね。」 イザベラが喉を使った奉仕になれていないことに文句を言う 「でも、じっくり教え込んであげるわ。そのまま、吸い上げなさい。舌は乱暴でいいからとにかく動かして」 指示を出しながらゆっくりと快楽を高めて行く。それに合わせて2人の股間の責め具がびりびりと震え 【イザベラ】「んぁ・・・ふぁい・・・ん、んぅ!んむ…んじゅ…!」 相手に言われるままに頬をすぼめて一気に吸い付き、舌は相手のペニスを舐め削るように必死に動かしていて・・・股間の責め具が動きダだせば、それにあわせて黒革もうごめき、太腿をくっつけてこすり合わせるようにしながら自らも高ぶっていき 【イレーネ】「ん…くあぁっ…ふぁっ…んっ…ぷはっ…はぁ…んむっ…ちゅっ…じゅるっ…」 股間の責め具により達しそうになる。そして、先に達してしまうわけにもいかないとはわかっていても、ディエラの秘所から蜜を舐めとりながらも無意識のうちに快感を得ようと片方の手が自らの秘所に伸び 【ディエラ】「ふふ、ここは、まだ勝負はつかないわね……一回、出すわよ。ノワ、アル、二人で顔を寄せてッ」 イザベラからペニスを引き出し、顔を寄せさせる。そして、2人のあわせた唇の間に差し込みしごく 【イレーネ】「ふあぁっ、せーしっ、おちんぽみるくくださいぃ…」 拙くも必死に、舌を突き出してイザベラのペニスを舐め、放たれるであろう精液をイザベラよりも多くその口で受け止めようと乗り出す 【イザベラ】「は、はぃ、ノワに、ノワにあっついのくださぁい…!!」言われるままに鼻先が重なるくらいに顔を近づけて、ペニスを2人でしゃぶり、そのまま亀頭に顔を近づけていき 【ディエラ】「ッ、そう、そうしてっ……」 2人の口の間を突き、さらに引く。その刺激で最後のトリガーを引くと、まるでマーキングするかのように二人の顔に精を放つ。イレーネの広い額を、イザベラの不機嫌そうだった口元を……そして鼻、口、頬と何度も熱が弾け、瘴気が沁みると、それだけで高ぶっていた少女たちの身体も限界を超え 【イザベラ】「んぁ、あつぅ…もっと、もっひょくだ…ん、んぅぅ!!」瘴気の篭ったザーメンを浴びながら、それでまだ足りないのか自分からペニスを握り扱き出して、尿道を自分の頬にこすりつけながら更に搾り出そうと、空いた手で責め具を弄りながら、自分で快楽をコントロールしながらオナニーに耽りだして 【イレーネ】「んああっ、い、イっちゃうっ!アルっ!おちんぽみるくかけられただけでイっちゃいますううぅぅううぅぅんんあぁあぁ!」 ディエラの精が放たれ、イレーネの身体を汚していく度に身体はその悦びからビクビクと歓喜の震えを見せ、だらしなく開いた口からは折角注いでもらった精液をだらだらと垂らし 【GM】 馬車の後部には売り物の少女たちが別にならばされている。前方で繰り広げられる媚態にあてられ縛られたままモゾモゾする少女たち。何人かは、ごくりと喉を鳴らして滴る精液を眺め 【イザベラ】「あは、ごしゅじんさまぁ…さいごのざーめん、あのこたちにもごちそうしてあげよぉよ…」背後の視線に気づけば、顔をザーメンまみれにしたまま四つんばいになって近づいていき、身を乗り出せばノアの顔を舐めれる位置まで近づいて、楽しそうにオナニーをしながら声を書け 【イレーネ】「はぁ、ぁっ、はっ…ごくっ…んんっ…ひぃあああぁあぁっ」 大きく開いていた口を閉じ、口の中にわずかに残っていた精液をゴクリ、と嚥下すると、ドロリと濃厚な精液が喉を刺激し、口を調教されきったイレーネは激しくその身を震わせ、その場に倒れこみ。売り物の少女たちに見せつけるかのようにお尻を突き出し、秘所を大きく広げながら自慰に耽り始める 【ディエラ】「あらあら……助けに来たはずの子たちもこんなことでは。」 言いながら肩をすくめる。帝国領から無事に奴隷をつれ出した今、難しいことなど考えずに、まだしばらく遊んでいても良いかと思うと、2人のメイデン奴隷に向かい…… 【GM】 【GM】 【GM】 ■□■ ランドリューフ戦記 ■□■ 黒の輸送団 閉幕です! 【GM】 お疲れ様でした! 【GM】 2人とも超エロくて良かったですよ! 【GM】 復帰ができた感じ! 【イレーネ】 おつです! 【GM】 時間も時間なので、締めの処理をぱぱっとするね! 【イザベラ】 はいな、ありがとうございました! 【GM】 このセッションで獲得したCPSPの合計を……ってその前に、全滅表に参りましょう 【GM】 バラバラに行きましょうか 【GM】 1d6をそれぞれどうぞ 【イレーネ】 - 1D6 = [2] = 2 【イザベラ】 - 1D6 = [1] = 1 【GM】 おお~、2人ともノーペナルティーです 【イザベラ】 …ダウと!と言いたくなる結果w 【イレーネ】 う、うそだ!w 【GM】 では、CPSPの宣言をどうぞ~ 【イレーネ】 ですよねw 【イザベラ】 CP10のSP8です 【イレーネ】 えーっと(キャラシー確認中 【GM】 経験点が……失敗20+ポーン2*2+ナイト半分5+CPです 【GM】 ミアスマが8+SP/2です 【GM】 刻印:ディエラ と 互いへの人脈、それに望むのでしたらディエラへの人脈もどうぞ~ 【イレーネ】 CP12のSP9 ですね 【GM】 なので、イザベラさんが経験点が39点、ミアスマ12 【イザベラ】 はいな! 【GM】 イレーネさんが経験41のミアスマ12.5ですね 【イザベラ】 人脈もとっておきますにゃ…なんだかノワとか名乗りたくなる今日この頃( 【GM】 ミアスマの端数は管理しておいてください 【GM】 ペットネームw 【イレーネ】 うぃー 【イレーネ】 描写の部分、イレーネと書くかアルと書くか迷いましたねw 【GM】 刻印は通常ならばセッションに関係した身体のどこかに黒い鎖の印なんだけど、 【GM】 ペットネーム付きのクリピアスや首輪でも良いよ 【イザベラ】 ふに 【イレーネ】 まだSP10に達してないからなぁ…どこかに鎖の印、ぐらいで。 【GM】 はいな~ 【イザベラ】 拘束具に首輪追加かにゃ?NOIRって書いて 【GM】 舌先とか、子宮口とか? 【GM】 ほむほむ 【イレーネ】 口を弄られたのは、結局スライムにだからなぁ…w 子宮口にしますー 【GM】 なるる! 【GM】 ではお疲れ様、終盤ちょっとこっちがパワーダウンしてしまった 【GM】 一応蜂さんのシナリオとも関係あったんだよ 【イザベラ】 ほむほむ
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/112.html
「んもぅー、ギリギリまで一緒にいたいのに。あなたも、一緒にお休みする?」 「…」 意味深なセリフを吐く目の前の少女…いや『艦娘』に内心ため息をつく。 「…馬鹿なこと言ってないで、さっさと入渠してこい」 「司令官ったら、つれないわねぇ…うふっ」 ゆっくりとした足取りで執務室を出て行く駆逐艦娘を見送り、俺はドサリと椅子に腰を下ろす。 …まったく、何を考えているんだか。 何の因果か艦娘達を指揮して未知の敵「深海棲艦」を叩く「提督」となって、はや数週間。 新米提督の俺には彼女…如月のような駆逐艦娘でも貴重な戦力であり、初期に出逢った縁もあって思い入れもそれなりにある。 見た目に反して(と言っては失礼かもしれないが)秘書としてはそれなりに有能なので、未だに秘書艦を務めてもらっているのだが 彼女の言動には未だ掴みきれないところがあり、慣れないのだ。 …いやまあ、正直に言ってしまうと、あの思わせぶりな態度にいちいちドキマギしているだけなのだが 中破姿であんな事言われたら嫌でも反応してしまう。ただでさえ目の遣り場に困るのだ。 俺だってあれが信頼ゆえの冗談の類だということはわかっている。 わかっているが、淡い期待をしてしまうのが男という生き物なのだ。 「…はぁ」 本日何度目かわからない溜息をついて、次の攻略目標を確認する。 「製油所地帯沿岸」。 まだ近場とはいえ、そろそろ敵の戦力が本格的に充実してくることが予想される。 俺にできるのは、鍛錬の計画を立ててやることと、艦娘の報告を元に手持ちの戦力で攻略方法を模索することだけ。 一緒に戦ってやることができないのは歯がゆいが、俺なんかが戦場に出ても邪魔なだけだろう。適材適所というものがある。 とにかく、ここを抑えれば燃料の調達に一定の目処が立つだろう。 資源はどれも不足しているが、特に燃料不足は我が鎮守府において喫緊の課題である。 うちの戦力も充実しているとは言えないが、一応俺なりには鍛錬を積ませたつもりだ。 ベストメンバーをぶつけて、あとは上手くいくようここで祈っているのみだ。 ******************************************************************************************************** 「…まさか、これほどとは」 提出された報告書を眺め、俺は顔をしかめていた。 大破2、中破2、小破1。撃沈艦こそ出さなかったものの、惨敗である。 初めて確認された深海棲艦。暫定的に「ル級」と名付けたそれは、既存の深海棲艦の火力を大きく上回るものだった。 おそらく戦艦クラスだろう。このような近海に出現するとは… 今までは比較的楽に進めてこれただけに、ショックは大きい。少々楽観視が過ぎたようだ。 「すみません司令官…私の力及ばず…」 報告書を提出した如月もまた、手ひどくやられていた。 「いやー、やばかったやばかった。ありゃあかなりの強敵だねぇ」 「gkbrでしたよ、ご主人様ぁ」 「水上爆撃機での攻撃も、ほとんど効果ありませんでした」 「やはり私達のような軽巡や駆逐艦だけでは力不足なのでしょうか」 「…かもしれないな。ともかく、対策を考えておく。 皆、ご苦労だった。損傷を受けたものはすみやかにドックに。今日はもう休んでくれ。 …あー、如月は修復後、執務室に来るように」 「…! は、はい…」 全員の修理が完了するのは、まあ3時間後といったところだろう。 消沈した足取りで出て行く皆を見ながら、どうしたものかと考えあぐねる俺だった。 「司令官。如月、参りました」 「ん。入ってくれ」 ガチャ、とドアを開けて入ってくる如月。まだやられたショックが尾を引いているのか、やはりいつもより元気が無い。 「修復は完了したか?」 「…はい。問題ないです」 「うむ、良かった。お前が一番やられていたからな、心配だった」 「は、はい。申し訳ありません」 「はは、別に責めたわけじゃないよ。ドックの妖精さんにお礼を言いな。…で、次回の作戦だが」 「っ!」 ビクリと肩を震わせる如月。 「…ん、どうした?」 「い、いえ…」 「そうか?…コホン、製油所地帯沿岸の攻略にあたってだが、対策として…まあ対策と呼べるほどのものでもないな。 鍛錬を積み、挑むだけだ。目標として、今回攻略にあたった全員を改造できるレベルにまで引き上げる。 特に北上と千歳は、改造することでかなりの強化を期待でき―どうした?」 「え…?」 如月は呆然とした面持ちでこちらを眺めている。 「い、いえ…あの、より強力な艦の採用は考えないので?」 「うむ…俺も考えたんだがな。建造、運用ともに我が鎮守府の台所事情ではちと厳しくてな。 今のメンバーを強化する方針で行くことにしたよ」 「…」 「…と、いうのは半分建前でな」 「え?」 「正直なところ、俺は今のメンツにはそれなりに愛着があるのだよ。もちろん今後限界が来るだろうが、 それまでは頑張れるところまで頑張ろうと思っている」 「では、私を呼び出したのは…?」 「何を言ってるんだ、君は俺の秘書艦だろう?今後の予定を把握しておく必要があるじゃないか。皆に伝えておいてくれ」 「…」 「…あー、本音の部分は伝えなくていいぞ、こっ恥ずかしいからな」 「…は、はい!では、失礼しますっ…」 ドアが閉まる音を聞を聞きながら、俺も今日のところは切り上げることにする。 そういや、今回は如月のセクハラ…もとい、社交誘惑(と勝手に名づけた)は無かったなぁ、などと考えながら 風呂に入るべく執務室を後にしたのだった。 ******************************************************************************************************** 次の日から、地道な鍛錬の日々が始まった。ひたすら近海の雑魚達を虱潰しに潰して回るのだ。 漣からは「ああ、ファンタジー北島ですね」などと言われたが…正直意味がよくわからなかったので適当に相槌を打っておいた。 まあ、時間がかかるのは否めないが、今のメンバーでいくならこれがおそらく最短ルートなのである。 そうこうしているうちに千歳が改造可能になり、その副産物である甲標的を同じく改造した北上に載せると効率は飛躍的に上がった。 もちろん彼女らにずっと付き合っている他のメンバーも着々とレベルを上げ、ついに全員が改造済みとなった。 「…ふむ」 俺はその旨を報告する報告書を満足気に眺め、それを持ってきた如月に目線を向けた。 「うん、ここまで強化すればなんとかなるだろう。如月、ご苦労だったな。皆にも伝えてくれ」 「は、はいっ!」 いよいよ明日、リベンジを決行する。如月も緊張しているようだ。 「できることはだいたいやった。あとは君たちの頑張り次第だ。期待しているよ」 「はい!で、では、失礼します…」 「ははは、そう気負うな。何なら添い寝してやろうか?」 「! お、おやすみなさいっ」 「ああ、おやすみ」 パタパタパタ…がちゃん。 うん、意外に可愛い反応するじゃないか。今までやられっぱなしだったがたまにはやり返すのもいいだろう。 そういえば最近は社交誘惑の頻度も落ちてきており、無ければ無いでなんとなく寂しい気もする。 まあ忙しかったしな。疲れていてはそんな余裕もあるまい。 俺も明日に備えて早めに休むとしよう。 ******************************************************************************************************** いよいよ翌朝である。埠頭にて、出発前の艦娘たちへの激励。 「えー、ごほん。本日はお日柄もよく―」 いやいや、なぜ俺が緊張してるんだ。 「ごほんごほん。えー、今日こそは諸君らの練度を見せつけるときである。 ル級は手強い相手だが、レベルが倍になった諸君らは十分対抗できると私は信じている。 各員の奮闘を期待する」 「はいっ!」「はーい!」「はい…」「はーい」「うーい」「はっ!」 「あー…最後に一つ。帰ってくることが最大の戦果だ。そこを忘れないように。以上」 「「「「「「「はい!」」」」」」 鍛え上げた艦娘達を送り出したあとは俺にできることはない。せいぜい執務室をそわそわと歩きまわるぐらいである。 近海なので結果はすぐ出る。その時を待つのみである… やけに長い午後が終わった。待ちきれず暮れつつある埠頭で待つ俺のもとに、ついに艦隊が帰投してきた。 「提督、第一艦隊、ただ今帰投しました!」 しかし、帰投の報告をしたのは長良であった。旗艦はもちろん如月だったはずである。 どくどくと跳ねる心臓を抑え、なるたけ平静を装って長良に声をかける。 「ああ、ご苦労だった。戦果と損害を報告せよ」 「はい。我が艦隊は製油所地帯の敵の排除に成功。次のエリアに進軍可能です。 損害ですが…」 どくん。 「―大破1、中破2。如月の損害が特にひどく、撃沈は免れましたが辛うじて浮いている状態です。 航行不能のため神通が曳航しており、到着は今しばらく―」 その後の長良の報告は耳に入らなかった。 練度が足りなかったか。慢心だったのか。いや、いくら練度を上げても損害をゼロにすることはできない。 しかし敵の火力が高いことはわかっていたはずだ。「愛着がある」程度の理由は艦娘をひどく傷つける結果となっても正当化できるのか。 自問自答が頭の中をグルグルと回り、後悔の念が押し寄せてくる。 「…わかった。よくやってくれた。損傷を受けたものは、すみやかにドックに入りなさい。その後はゆっくり休んでくれていい」 「はい、分かりました…あ!神通たちが到着したようです!」 「!」 急いで港の方を見ると、神通と彼女に手を引かれている如月がちょうど入港するところだった。 「神通!」 「提督!如月が、如月が…」 涙目の神通から、ぐったりとしている如月を受け取って抱き上げ、そのままドックへ走る。 「あ…司令…官…」 「! 大丈夫か、如月!」 「わが艦隊、は…やりましたよ…私も…ううっ」 「今は喋らなくていい、すぐに入渠させてやるからな…妖精さん!」 ドックに駆け込み、周りで飛び跳ねているドックの妖精さんを呼び集める。 「こいつを…早く直してやって下さい!」 「はーい」「またひどくやられましたなー」「まあ、なんとかなるです?」「しすてむじょう、ておくれはありえませぬゆえ」 「…っ、お願いします!」 ******************************************************************************************************** ドックの妖精さんに託したら、もう俺にできることはない。執務室に戻り、如月の修復を待つ。 当然仕事など手につかず、悶々とするしかできなかった。今日初めて自覚した、俺の中での如月の存在の大きさ。 艦娘とはいえ、あんな小さな娘に無理をさせてしまった。もう少しで俺は彼女を失うかも知れなかった。 その恐怖と己の愚鈍さへの自責の二重苦に苛まれ、どれだけ経っただろうか。コンコン、という控えめなノックの音に顔を上げる 「… 如月です」 「! あ、ああ、入りなさい」 「司令官…ご、ご心配を、おか、お掛け…」 「…かった」 「え?」 「よかった…帰ってきてくれて…」 「ああ、あのあの、司令…!?」 俺は思わず如月に駆け寄り、抱きしめながら泣いていた。 俺の腕の中にすっぽり入るほど小さく、そして温かい。 ここにいてくれることに感謝しながら、俺はいつまでそうしていただろう。 「あの…ご報告を…」 「あ、ああ…」 報告なら長良から受けたが、正直あの時は動転していたのでほとんど聞けていない。 何より如月から聞かないと、報告を受けたという実感が湧かない。 「わ、我が艦隊は、製油所沿岸にて敵主力艦隊を発見。前回の接敵時と同じく、戦艦『ル級』を確認。交戦状態に入りました。 戦闘の結果、敵艦隊の撃滅に成功。我が艦隊の損害は駆逐艦大破1、軽巡・雷巡それぞれ中破1。戦果と比較すれば、軽微と言えるでしょう」 「…」 確かに、戦果と損害の比較としてならそうだろう。しかし、俺には「駆逐艦大破1、軽巡、雷巡中破2」で片付けられてしまうそれを軽微と呼びたくない。 この小さな艦娘が傷つく姿を、軽微とは呼びたくないのだ。 だがそれは艦娘の前で言う訳にはいかない。俺は提督なのだから。 「…ああ、よくやってくれた。君は俺の自慢の艦娘だよ」 「ひぅ…っ」 頭を撫でながら労いの言葉をかけると、如月は真っ赤になって固まってしまった。 「はは、ちょっと気障だったかな。…ご苦労様。ゆっくり休みなさい」 「は、はいぃ…お、おやすみなさい」 「ああ…」 退室する如月を見送り、安堵と、さっきの自分の醜態に今更ながらに羞恥を覚えながら、 俺も就寝の準備を始めるのだった。 ******************************************************************************************************** 次の海域は「南西諸島防衛戦」。ここを突破すれば、いよいよ本格的に敵を叩くことになる。 なるのだが… 「…あ、あの、おは、おは…」 「…ああ、おはよう如月」 …如月の挙動がすっかり不審になってしまったのだ。 「は、はい…」 顔を赤らめて返事を絞りだす如月。 いや…これは挙動不審というか…どう見ても、その… 原因は明らかに先日の俺の所業だろう。どうやら図らずもクリティカルヒットしてしまったようだ。 今までイケイケな如月しか見たことがないこともあり、この如月はこの如月で破壊力抜群だった、おそらくこちらが素の如月なのだろう。 当然「接待誘惑」もぱたりと無くなったが、あれは無理してキャラ付けをしていたのだろうか? まあ、そのへんはこの際どうでもいい。問題は如月の秘書業に支障が出ていることと、 ついでに他の艦娘たちの「早く何とかしてやれや(意訳」な有形無形のちょっかいがうざったいことである。 しかし、そんなことを言われても俺は提督である。個人的にはその…非常に嬉しいのだが、立場上その気持ちに応える訳にはいかないのだ。 それにこっちだってこんなことに手馴れているわけではない。…困った。 「情報によると、南西諸島には空母が出現するらしい。なので、千歳を重点的に鍛えようと思う。 …あー、それでだな。一時的に千歳に旗艦を務めさせてみようと思うのだが…」 「…はい」 あーもう、そんな悲しそうな顔をするな! 「あくまで一時的な措置だぞ。南西諸島防衛戦には君にも頑張ってもらうつもりだ」 「はい…では、千歳さんをお呼びしてきますね」 しゅんとした様子で退室する如月。 …はぁ。何とかしてやりたいのはやまやまなんだがなぁ… ******************************************************************************************************** 「提督。千歳、参りました」 「ああ、入ってくれ」 如月に呼ばれてきた千歳に、次の海域での作戦の概要を説明する。 「――というわけだ。期待しているよ」 「了解です。…ところで提督、なにかお悩みですか?」 雰囲気を察したのだろう、千歳は目端が利く。…そうだ、彼女に相談してみるのもいいかもしれない。 「いや、どうしたものかってね」 「ふふ、如月ちゃんのことですね?」 流石である。 「受け止めてあげればいいじゃないですか。よっ、色男!」 「あのなぁ…そう簡単な話じゃない。俺は…提督なんだ。艦娘と特別な関係になる訳にはいかない」 「それは規律的な意味でおっしゃってるんですか?」 「そうだ。万一そんなことになってしまったら、おそらく業務に支障が出るだろう。 贔屓をするなと如月に反感を持つものが出てくることも考えられる。第一、あんな小さい娘と―」 「提督は、あの娘のことをどう思われているんです?」 俺の台詞を遮って、千歳が質問をぶつけてくる。 「…うちの大事な艦娘の一人だ」 「そういう意味で聞いたのではないとお分かりのはずです」 「…」 くそう。「全てお見通しです」みたいな顔してやがる。 そう…俺だって、如月にどうしようもなく惹かれているのだ。如月を失いそうになって初めて自覚した、自身の気持ち。 千歳相手では、どうやら隠し通すのは無理なようだ。 「…そんなに俺、バレバレか?」 「はい」 マジかよ。即答されてしまった。 「提督。あの娘が以前、どうして誘惑するようなセリフを言っていたか御存知ですか?」 「…いや…」 「あの娘はですね、『前』はほとんど何もできないまま沈んでしまったんです。 ずっとそれを気にしていたと、せめて『ここ』では、役に立ちたい…活躍したい、と…そう言っていました」 「…!」 「だから、ちょっと無理してでも積極的に振る舞って。あれが、あの娘なりの精一杯のアピールだったんでしょうね。 もちろん、提督はそんな誘いに乗らないというのはあの娘もわかっていたでしょうけど。 でも…製油所地帯沿岸の攻略で、だいぶ心境に変化があったみたいですよ?」 「…?この間の戦いで?」 俺が如月にアレ(泣きつき&クサいセリフ)をやらかしたのは、つい先日のはずだが… 「どういうことだ」 「ふふ…本人に聞いてみてはどうですか?」 千歳が言葉尻をドアの向こうに向ける。…え、まさか… 予感は残念ながら大当たりし、頬を染めた如月がドアの影から姿を現す。やばい、全部聞かれてたか…? 「では私、ちょーっと野暮用で席を外しますね。しばらくは帰ってきませんし、 この部屋には誰も入ってきませんからご心配なく~♪」 「お、おい!」 無責任にもそう放言していなくなる千歳。ドアがバタンと閉じられて、静寂が執務室を支配する。おい、どうすんだこれ… …と、如月は無言でこちらに近づいてきて、俺のそばまでやってくる。やばい、どうする。 「あ、あのな如月…」 「以前、ここに呼び出された時です」 「え…」 「私達が製油所地帯沿岸の攻略に失敗して、ボロボロになって帰ってきた時です。 所詮、私は旧式の駆逐艦。あんな深海棲艦に、とても敵わない。私はもう司令官のお役に立てないって思いました。 ですから入渠のあと呼び出された時、きっと私は艦隊から外されてしまうんだって。い、いよいよお役御免だって。私、すごく怖かった。 でも…」 如月の目からポロポロと涙がこぼれ落ちる。 「でも、司令官は、き、如月のこと、使ってくれるって。私は秘書艦でいいんだって。 わ、わたし、まだまだお役に立てるんだって。嬉しくて…気づいたら、司令官のこと、す、好きに、なっちゃってました…」 …そうか。あれがきっかけだったのか。思えば、あの頃から如月の雰囲気は変わっていたっけ。 「…最初は諦めようって、忘れようって思ってました。司令官は司令官なんですから、こんなこと言われたって困るだろうって。 司令官だって、あくまで私を艦娘としてああいうことを言ってくれたんだろうし、私だけに向けられた優しさではなかっただろうから。 でも、大破して帰ってきた私を、あんなに必死に抱きかかえて、ドックまで連れて行ってくれて。 帰ってきてくれてよかったって泣いてくれました。おかげで、気持ちが抑えられなく…なってしまいました… 私にはそれをどうすることもできなくって、落ち込んでたら、千歳さんが相談に乗ってくれて。私に任せろ、なんとかしてやるって…」 くそう、それで千歳の奴、誘導尋問のごとくカマかけてきやがったのか。不覚… 「それで、あの、司令官…さっきのは…」 「くそっ…ああそうだよ。俺だってお前のことは好きだ。でも…うわっ!」 如月が抱きついてくる。落ち着け、落ち着け俺の煩悩。 「それは…女の子として…ですか?」 「…ああ。俺もつい最近わかったんだが、な。艦娘は皆平等に接しなきゃならんのに、提督失格さ…俺は」 「でも、私は…嬉しいです」 その言葉にどきりと心臓が跳ねる。もはや、俺には拒絶することができなかった。 俺の腕の中で如月の、物言いたげな大きな瞳がこちらを見つめている。彼女の欲していることを、俺は正確に読み取っていた。 「ん…ふ…」 唇を重ねるだけの、しかし決定的な行為。 どれだけそうしていただろう。キスを終えて、ほう、とため息を吐く如月。 「お願いです…如月を司令官のものに、して…」 上気し潤んだ瞳で投げかけられるその『誘惑』は、今までに彼女が放ってきたものとは、明らかに異質だった… ******************************************************************************************************** 執務室の奥の仮眠ベッドに如月を横たえさせる。 「あ…あの…司令官…」 「何だ?」 「私…こ、こういうの、初めてだから…」 「ああ…俺に任せてくれればいい。楽にしててくれ」 コクリと頷く如月に寄り添い、体を抱き寄せて ときおり軽くキスをしながら、背中やうなじ、頬を優しく撫でて、緊張を解してやる。 「…ん…は、あ…司令……っ」 肌に触れる度に俺の腕の中で悩ましげな吐息を漏らす如月は、それだけでどうしようもなくこちらの興奮を煽る。 今すぐ滅茶苦茶にしたい衝動を必死に堪え、丁寧に進めていく。 「…脱がすぞ」 「っ」 ぴくりと体を震わせてこちらを見つめる如月を肯定と受け取り、セーラー服のリボンをしゅるりと引きぬく。 胸元のホックを外し服の前面をぱかりと開くと、華奢な少女の素肌を覆う、少し派手な下着が現れる。 中破時に見慣れたそれは、しかしまじまじと見たのはこれが初めてである。 如月が顔を真っ赤に染めて恥じらう様子も加わって、以前よりも余程扇情的な姿だった。 「綺麗だ、如月。如月の輝く肌、もっと近くで見たい」 「や、やぁっ…」 自分で言う時は我慢出来ても、さすがに他人に言われるのは恥ずかしいのだろう。分かってて言っているのだが。 「ブラ、取るよ」 返事はない。きゅっと目をつむったまま、羞恥に耐えることしかできないようだ。 抱きしめるように如月の背中に手を回し、ホックを外してブラジャーを脱がすと、控えめながらも美しい双丘が現れた。 「如月の胸、とても綺麗だ」 「~~~っ」 まるで宝物に触るかのように、如月の胸にそっと触れる。 触られた瞬間はビクリと震えたものの、ゆっくりと撫でてマッサージするように揉んでいくと 如月の体からだんだんと力が抜けていく。 「…っあ、 …はぁ…はぁ…っん、んんっ…あ…」 時折漏れる微かな嬌声がスパイスとなり、俺自身も如月の体に夢中になっていく。 乳首は充血してツンと尖り、俺の指がそこに触れる度に一段高い喘ぎ声を上げる。 その声は俺が唇で乳首をはみ、舌で刺激するとどんどん大きくなっていく… 「はんっ…あ、しれいか、ああっ、あ、そこっ、そんなにっ…はぁんっ…」 頃合いを見計らって胸への愛撫を中断すると、物欲しげな如月の目線とぶつかる。 「…下、触るよ」 「はぁ…はぁ…っ」 宣言と同時にスカートの中に手を差し入れ、滑らかな太腿を撫でる。 撫でる度にぴくりと体を震わせるが、拒絶の意思は感じられない。 そのまま焦らすように少しずつ手の位置を陰部の方に近づけていく。 「はぁっ…はぁ…、あっ、んん…っ」 やがて…ついに如月の下着に手をかけ、その上から恥丘を、クリトリスを、スジを撫で回す。 スカートの中でワレメを下着ごと弄って、くちくちと淫靡な水音を立てているのに直接見えないその動きは、 だからこそより扇情的な刺激となって、俺と如月を煽り立てる。 「見ても…いいかな?」 荒い息のまま無言でこくこくと頷く如月。 留め具を外してスカートを取り去ると、ブラと同色のショーツが露出する。 既にうっすらと染みの付いているそれをたっぷりと時間を掛けて脱がしていく。 蠱惑的な曲線を描く無毛の恥丘が、きれいなピンク色のスジが、愛液の糸を引きながら露わになっていく… 「全部無くなったよ、如月…如月の身体、すごく綺麗で可愛い」 「やぁっ…そ、そんな、言わないで…っ」 「もっと見てみたいな。如月の身体、全部見せて欲しい。いいかな」 確認するポーズは取るものの、ここまで来たらもう止められない。 つややかな如月の太腿を優しく撫でながら、ゆっくりと股を開かせてゆく。 やがて…愛液にまみれた如月のまだ幼さを残した女性器が完全に曝け出される。 すべてを見られている羞恥にプルプルと震える如月。 「…~~~っっ…」 「全部見せてくれたね。ありがとう如月」 安心させるように抱きしめキスすると、羞恥も少しは和らいだか震えは止まる。 その体勢のまま、覆うものの無くなった如月のワレメに手を伸ばす。 「あっ…! しれ、ぃ、ゆ、び、は、はぁんっ は、はいって、ひ、ひぃんっ」 愛液でヌルヌルになったスジにそって中指をなぞらせ、膣内の浅い場所をちゅくちゅくと弄り、クリトリスを優しく指で押しつぶす。 その度に一際甘い悲鳴が執務室に響く。 自分の指先の動き一つで愛する女の子が嬌声を上げることが嬉しくて、未成熟な少女のワレメを好き放題弄くり回すことに夢中になる俺。 同時に首筋、乳首、臍…と、キスする場所をどんどん下に移していく。 「ぁぁっ…し、れい…っ そこ、だめぇっ…な、舐めるの、やぁ、やああっ…!」 下腹部、太腿の付け根、恥丘、包皮に覆われたクリトリスにキスを繰り返し、如月の一番大切な場所にぬるりと舌を這わせる。 少女の性器を味わうことで頭がいっぱいになった俺は、スジを指でくぱぁと広げ、奥に隠されていた膣口に舌を伸ばす。 時折ヒクヒクと蠢くそこを直接舌で愛撫し、止めどなく分泌される愛液を夢中で舐めとる。 「あっ…ふわぁぁぁ、んっ、ふ…っ そ、そこ、あ…あっ しれ、ぇ、ふぁ、あ、は、あぁー… っあ、あっあっあぁあー…っ」 如月はもはや甘い啼き声を抑えようともせず、与えられる淫らな快楽に身を委ねている。 トロトロにこなれた肉穴は指を侵入させると容易にそれを飲み込み、膣内を掻き回す度にぬちぬちゅと粘質な音を立てている。 トドメとばかりに、俺は露出し始めている陰核を包皮ごとちゅう、と吸い上げた。 「っくひ、ぃぃぃっ…う、あ、っ… 、あ、はぁっ、はぁっ、はぁ…」 その途端、如月の身体がブルブルと震えて膣内の指がきゅうきゅうと不規則に締め付けられ、やがてくたりと弛緩する。 どうやら達してしまったようだ。 身体を火照らせた如月の息が整えるまで待ち、もう一度唇を塞ぐ。 「んっ…ふ、ひれぇ、は、ちゅ、ぴちゅっ、んん、んぅっ…ちゅ、はぁ、司令…」 今度は舌と舌を絡め合う、濃密なキス。お互いの唇をはみ、自分の唾液を送り込み、相手のそれを舐めとる、口でするセックス。 ちゅく、くちゅる、ちゅぱちゅぽと派手に音を立て、如月の吐息さえ全て自分の肺腑に取り込みたくなる。 脳髄まで甘く蕩けて、口の周りがベトベトになってもまだやめない。やめたくない。 「あふぅ、ふっ、ふっ…はぁ、あむっ… ちゅう …っ…ぷはっ!はぁっはぁっ、はぁっ…」 限界まで如月の口腔を犯して、ようやく口を離し、抱き合ったままベッドに身体を投げ出した。 しばらく息を整えて、俺も立ち上がって衣服を乱暴に脱ぎ去る。如月との間にあるもの全てが、もどかしい。 …と、お互い生まれたままの姿になったところで、如月がひしと抱きついてきて、そのまま動かなくなる。 「…お、おい。どうした…?」 「…」 手当たり次第俺の身体にキスをしながら、そのままずるずると身体を落とし、如月の身体が、顔が、下にずれていく。これは、もしかして… そうこうしているうちに如月は膝立ちになり、如月のちょうど目の前にいきり立った俺のペニスが姿を現す。 如月のキスは、当然ソコにも降り注ぐ。 「…ちゅ、ん、はぁ、ちゅ、ちゅぷ、ちゅぴ、はぁ、はぁ、れろ、ちゅぷっ…」 やはりそうだ。如月は俺のやったことをそのまま俺に返そうとしているのだ。 如月が俺の愚息に口付けしているというだけで腰が砕けそうになり、たまらずベッドに座り込むがそれでも如月の奉仕は止まらない。 「ちゅ、ふうっ、ふう、ちゅぷっ、ちゅぴっ、ぢゅるぅ、はぁ、はぁ、くちゅっ、ぴちゃっ、ぴちゅっ…」 むしろ俺の様子を見て自信を付けたようで、フェラチオはどんどん大胆になっていく。 「はぁっ、はぁっ、き、さらぎ…根本、から、舐め上げて…それから、唾を塗りつけるみたいにっ…全体を…」 「… れろぉっ…ちゅ、ちゅっ、にゅるぅ、はぁ、れるぅっ、ちゅうっ、ちゅくっ、はぁ、はぁ、ちゅ、ぺろ…」 無言で俺のリクエストに応える如月。 如月の熱い吐息と柔らかい小さな舌が這いまわり、剛直全体が如月の唾液まみれになっていく。 拙くとも俺を気持ちよくさせようという思惟が舌遣いから伝わって、それがより快感を加速させる。 「う、ん…いい、ぞ…手でゆるく握って…しごきながら、先っぽをしゃぶってみて…」 「はぁ、はぁ、… ぱく、んふぅっ、ちゅっ、んふ、ん、んっ、はぁ、はぁ、んんぅっ、ちゅ、ちゅぴっ…」 根本が如月の小さな手で握られ、唾液とカウパーでにゅちにゅちといやらしい音を立ててゆっくりとしごかれる。 亀頭が熱い口内に包まれ、カリ首がちゅうちゅうと吸われる。 時折、これでいい?と確かめるように上目遣いで見られるのが堪らない。 「っく、はぁっ、そ、それから、出来るところまででいいから、深く咥えこんでみて…っ」 「… くぷぷっ、ぬろぉぉ、ぐぷっ、ぐっぽ、じゅぶっ、くぷっ、くぽっ、くぽっ、くぽっ…」 俺の注文になるたけ応えようと、動きはどんどん激しくなっていく。 自分の小さな口に不釣り合いな、男のモノを咥えこんでいるというのに、表情はトロンと蕩けている。 俺も如月にクンニしていたときは、こんな表情だったのだろうか…そんなことを考えているうちに、限界はあっという間に近づいてきた。 「ちゅる、じゅ、ちゅぽっちゅぽっ、ふぁ、ん、ぐっぽ、んぶぅ、ちゅっぷ、ちゅっ……ぢゅううううっ!」 「っくあっ…き、如月…離れろ…っ」 しかし如月はペニスに吸い付いたまま離れない。むしろ尿道口が舌先で弄りられながら、ちゅうっと吸い上げられた。その瞬間― ぶびっ、びゅるるるーっ! どくん、どぐっ、びゅ、びゅっ… 「っ! んぷ、っ、んっ、…っ … こぷっ、ふ、ふ、ふう、ふう…」 欲望が決壊し、性欲の塊が如月の口内にぶち撒かれる。 溢れた白濁液をぼたぼたと垂らしながらも、如月は懸命に受け止めている。 「ふー…ふーっ… …んくっ…はー、はー…」 大半は零してしまったが、確かに今、口内に残っている分を飲み込んだ。 その上、発射して萎えてしまったペニスにも舌を這わせ、精液の汚れを舐めとっている。 「き、如月…っ」 「…かったですか?」 「え?」 「きっ…気持ち良かったですか…?」 「あ、ああ…見て分かる通り…最高だった。無理を言ってすまなかったな」 「いえ…そんなここと…ないです…私が、してあげたかったんです…」 しかし…口のまわりを俺の精液で汚したままはにかむ如月は… 「如月…お前、やっぱエロいわ」 「ええぅっ…!」 今更ながらに自分のやった行為を思い出して耳まで染まる如月を、俺は抱き上げて改めてベッドに寝かせる。 仰向けの如月に覆いかぶさり、耳元で囁く。 「…できるだけ優しくする。きつかったら言えよ」 「多分…大丈夫です。司令官は優しいですから…」 「…っ」 多分他意なく放っている言葉なのだろうが、いちいちドキリとさせられる。 一気に挿入したい気持ちを抑え、剛直の先端を如月の花弁に押し当てる。 双方ともに既にいろんな体液でヌルヌルになっており、触れた場所から熱く火照った如月の高い体温が伝わってくる。 少しでも緊張をほぐそうと、こちらを見上げる如月の頭を優しく撫でた。 「…いくぞ。力、抜いて…」 「は、はい…」 腰をゆっくりと押し進め、俺の肉棒が小さな如月の胎内に侵入していく。 「っあ…」 狭い膣口に亀頭が飲み込まれる。さっきのフェラチオに似た、しかし肉で握りしめられるような感触。 「…っく、あ…あっ…」 更に慎重に進めると、亀頭に何かが突っかかる。多分、これが、如月の… 意を決して、さらに肉槍を押しこんでいく。 「ふ…うっ、はっ、は…っ くああっ…! …はーっ、はーっ、はーっ…」 プツリという感触とともに更に陰茎が膣内に沈み、やがてコリコリとした肉の壁に突き当たる… 「如月…全、部、入ったぞ…大丈夫か…?」 「は、はい… っっ!」 如月の顔が苦痛に歪む。 「っお、おい…やっぱりやめる―」 「だめッ…!」 慌てた俺の声を、如月が遮る。 「だめ…やめないで…私、は、大丈夫、です、から…」 …如月は、役に立てなくなるのが怖いと言っていた。その恐怖が、『以前』の記憶が、そう言わせるのだろうか。 だとすれば、今止めれば更に彼女を傷つけてしまうだろう。 「…如月…」 「はぁ、はぁ、ぁむ…ん…」 痛みを堪える如月に、繋がったままキスする。 同時に首筋や背中を優しく愛撫しながら、胎内の異物に慣れるまで抱きしめてやる。 しばらくそうすることで、ギチギチだった膣内も少しずつ緩くなってくる。 「ふっ…う…あぁ、はぁ、ん、うあっ、は…っ」 前戯でさんざん濡らしていたのが良かったのか、一旦動けるようになると意外と抵抗は少ない。 きつすぎる膣圧と分泌される愛液が、逆にゾクゾクする快感となって俺のペニスを責めたてる。 「あ…あん、はぁ、んん…んっ、ぁ、はぅ、はぁ、はぁ、んゃっ…」 漏れる吐息に甘いものが混ざり始めた。如月も大分慣れてきたようだ。 もう少し大胆に、膣内をかき混ぜるように腰を動かす。 「あぁ、はぁんっ、はぁ、はぁ、 ! う、あぁっ…! しれい、は、やぁんっ…!」 少女の小さな肉穴に俺の肉棒が飲み込まれ、その光景がにゅちゅ、くちゅ、という淫らな水音とともに興奮を煽る。 意識して亀頭で天井を擦り上げると、その度に甘い嬌声が上がり、膣内のモノがきゅん、と締め付けられる。 射精してしまいそうになるのを懸命に堪え、如月の美しいとしか表現できない上半身に手を伸ばす。 「ひぃんっ!あ、や、そこ、も、さわっちゃ、あっ、わ、わた、しぃっ… ~~~っ」 グミのようにしこった乳首を指でこね、押しつぶすと、如月の受けた刺激がそのまま膣肉からの刺激に変換される。 その様子があまりにもいやらしくて、射精欲も限界に近づいてくる。 腰を動かしながら無意識に如月の裸体を抱きしめて、耳元で絶頂が近いことを告げる。 「きさ、らぎっ…だす、ぞっ…お前のナカにっ…ぜん、ぶ、だす…からなっ…!」 「は、いっ… はいっ… きさらぎ、をっ…しれい、かんの、ものに、してっ…」 その懇願とともに膣内が子種を欲するかのようにきゅうう~っと締め付けられ、それがトリガーとなって欲望が爆発する。 ドクッ!ビュルル、ビュルッ、ビュッ… 肉棒がどくんどくんと脈動し、俺の精が如月の胎内に流れ込んでいく… 「はぁっ、あ、びくびくってっ…しれいかんのっ…なかに、いっぱい、あぁ…っ」 「はぁ、はぁ、きさらぎっ…」 溜めていたものを最後まで注ぎ込んだあとも、如月の小さくて熱い体を抱きしめたまま、離れることができない。 如月の華奢な腕も俺の背中を抱いて、俺達は溶け合ったかのように一体となっていた。 どれだけそうしていただろうか。 お互いの息も落ち着き、ようやく離れて萎えた陰茎を引き抜くと、生々しい色合いの粘液がごぽりと溢れ出る。 それを指先で拭い放心状態の如月の口元に持って行くと、無言でちゅぱゅぴとしゃぶりだす。 …やっぱり、如月はエロい。 「…あ、司令官…」 「ん?」 「…ずっと、お側に置いてくださいね」 初めて出会った時に聞いた、しかし全く違う意味を持った言葉。 俺もその時と同じ、だが少しだけ違う返事を返した。 「…ああ。これから も 、よろしくな」 ******************************************************************************************************** その後、如月の態度はほとんど以前の様子に戻り、秘書業にも問題はなくなった(千歳を筆頭とする他の艦娘の冷やかしは未解決のままである)。 が、「社交誘惑」に時折社交ではないものが混じるようになり、その判別に俺が苦悩することになったのは言うまでもない。
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/174.html
1 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 00 59 21.29 ID H31Dt9kp0 京介はノイローゼになった。 自由奔放で傍若無人な妹に振り回され続け、 心身ともに疲れきっていたのだ。 しかし、そんな彼を労うことなく 桐乃の態度は日に日にエスカレートしていき 京介はついに我慢の限界を超えた。 そして……。 京介「きりのー、下に降りて来いよー、麻奈実がおいしい料理作ってくれたぞー」 9 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 01 17 29.56 ID H31Dt9kp0 30分前 麻奈実「ねぇ、京ちゃん。本当にこのカレーの中に洗剤入れるの?」 京介「ああ、本当だ」 麻奈実「でも、こんなに入れたら味でわかっちゃって桐乃ちゃん食べてくれないかも……」 京介「そん時は無理でもあいつの口の中に押し込んで入れる」 麻奈実「京ちゃん……」 京介「麻奈実、悪いが俺は本気だ」 11 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 01 22 14.38 ID H31Dt9kp0 京介「こうすることしか思いつかない不甲斐ない兄だと笑ってくれていい」 麻奈実「そんなことないよ! 京ちゃんはよく頑張ったほうだと思うよ!」 京介「そうかな……」 麻奈実「あんな自分勝手な桐乃ちゃん相手でこんなにもったんだもん!」 京介「麻奈実……。桐乃は何一つ労いの言葉をかけてくれなかったのに お前って奴は……」 麻奈実「心配しないで、京ちゃん。いざというときは、私が京ちゃんのかわりに罪をかぶるからね」 京介「麻奈実ー!」 16 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 01 33 16.65 ID H31Dt9kp0 ―――――― ――― ― 桐乃「何、呼んだ?」 京介「ああ。だから麻奈実がお前のために料理をだな」 麻奈実「おじゃましてます、桐乃ちゃん。また来ちゃった」 桐乃「……」 桐乃「また、アンタ? ったく、アンタって見るたびに こっちの気分がしらけるのよね。まぁ、いいけど。フンッ」 麻奈実「え、えへへ……」 京介「……」イラッ 19 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 01 38 49.19 ID H31Dt9kp0 京介(我慢しろ、俺。今日で、今日でこんな奴とは……) 京介「それでよ、ほら。麻奈実がな、お前にカレー作ってくれたんだよ」 麻奈実「勝手に家におしかけちゃったみたいだから、そのお詫び。どうぞめしあがれ」 桐乃「……いらない」 京介「なんでだ!?」 桐乃「だって昨日もカレーだったじゃん。飽きた」 23 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 01 45 14.16 ID H31Dt9kp0 京介「しまった。そうだった!」 麻奈実「ど、どうしよう、京ちゃん……」 桐乃「それとさ、私今から合宿で三日ほど留守にするから。 引き止めないでくれる。あんたらと違って忙しいの」 京介「そんな話、初耳だぞ……」 京介(まずい……せっかく腹を決めて思い立った計画だったのに 三日とか微妙な時間おかれたら絶対宙ぶらりんになる) 桐乃「それじゃいってくるから」 京介「ちょ、ちょっと待て……!」 24 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 01 51 44.02 ID H31Dt9kp0 京介「ま、麻奈実、何かいい方法ないか!?」 麻奈実「え、そ、そんなこと言われても。えっと、えっと!」アタフタ… 麻奈実は台所の引き出しからアイスピックを持ち出し 大慌てで玄関に向かった。 麻奈実「き、桐乃ちゃん」 桐乃「なによ!? あんたの料理は食べないって言ったで……」 ブスッ 桐乃「うぐぁっ」 ドタッ 麻奈実「……こ、これでよかったんだよね? 京ちゃん」 33 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 02 08 02.63 ID H31Dt9kp0 麻奈実「きょ、京ちゃん……?」 京介「……」 間接的な殺害方法しか考えていなかった京介にとって 今の光景は信じがたいものだった。 桐乃「い、い、いたぁい……いたい。ちょ、ちょっと、あ、あ゛んた……どういうつもり……よ!」 傷口を手で押さえなら、あふれる血だまりの床にのた打ち回る桐乃。 もがき苦しみながらも悪態をつく。 麻奈実「や、やっぱりまずかったかな……?」 京介「いや、そんなことは……ない」 43 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 02 15 14.67 ID H31Dt9kp0 桐乃「な、なにぼっとしてるのよ゛……! は、ばやくきゅうきゅうじゃを゛……よ、よ、よびなさいよぉぉ、うぅ!」 京介「……」 麻奈実「京ちゃん、この次はどうすればいいの……?」 京介「……」 京介「刺せ」 桐乃「っ! ちょ、あんたぁ゛……!」 55 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 02 23 17.39 ID H31Dt9kp0 京介「ここまでやっちまったら、仕方ねぇよ……。刺せ、麻奈実」 麻奈実「ほ、本当にそれでいいんだね? 京ちゃん」 京介「ああ」 桐乃「じょ、じょうだんでし……ごほっげぼっげぼっ」 京介「苦しそうだから、一突きで楽にしてやれ……。できるか、麻奈実」 麻奈実「う、うん。京ちゃんと桐乃ちゃんのためだもんね、やってみる!」 桐乃「や、やめっ……やめっ、こない……でっ」 70 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 02 32 42.06 ID H31Dt9kp0 麻奈実「えいっ!」 ブスッ プシュウウウウウウウウゥゥ…… 桐乃「あああああ゛ぁ゛ぁ゛……あぅはぅはぅ……いた゛い、うでェ!」 京介「お、おい、何腕に当ててんだ!? 」 麻奈実「ご、ごめんなさい! 胸を刺そうと思ったのに、 桐乃ちゃんが動いて腕に……」 京介「今の声、近所に聞こえなかったろうな……」 麻奈実「つ、次こそは胸に当てるから!」 京介「頼むぞ……」 桐乃「いやぁ……いやぁ゛ぁ゛!!」 84 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 02 55 32.18 ID H31Dt9kp0 麻奈実「桐乃ちゃん……お願いだからじっとしててね。すぐ終わるから」 ガシッ 麻奈実「桐乃……ちゃん?」 桐乃「い、いい、い゛いかげんにぃ……はぅはぁう゛ぁ」 桐乃は、自分の胸へ向けて麻奈実がゆっくり 突き出してきたアイスピックの刃の部分を両手で抑えることに成功した。 京介「何もたもたしてんだ、早くしねえとお袋共が帰ってくる!」 麻奈実「でもでも、桐乃ちゃんがアイスピック離してくれなくて……うーん!」 京介「もっと引っ張れ! 力づくでぶんどるんだ!」 麻奈実「うーん! うーん! それっ!」 グリグリ ペリッ!! 桐乃「! がああぁ! ぁぁぁぁ! あああ゛ぁぁあ゛!」 京介「こ、今度はなんだ!?」 麻奈実「あわわ……。奪い合ってたら、刃の先が桐乃ちゃんの 爪の穴にめり込んでそのまま爪がはがれちゃったよー!」 96 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 03 17 56.85 ID H31Dt9kp0 京介「もういい! 俺が殺る!」 麻奈実「だ、ダメだよ! 京ちゃんが殺ったら、京ちゃんが犯罪者になっちゃう!」 京介「いや。もうすでに俺も犯罪者だ。なら、もう俺自らの手で妹を殺す。 こういう殺し方はあまり気が進まなかったがこうなったら俺がするしかないだろ!」 麻奈実「今度こそ私がちゃんととどめを刺すから。だから京ちゃんは!」 京介「いや、これはもともと俺と桐乃の問題だ。関係のないお前が 手を汚すことはないんだ!」 麻奈実「そ、そんなことないよ。私の大好きな京ちゃんのためだもん。 それくらいの覚悟はできてるよ。だから心配しないで、ね?」 京介「麻奈実……麻奈実ぃ!」 麻奈実「京ちゃん!」 グリグリグリ 桐乃「あぐああ゛ぁ゛ぁ……ああぁがいぐぁっ!」 京介「おい、麻奈美! 踏んでる! 桐乃の傷口えぐってるって!」 麻奈実「あっ! 桐乃ちゃん、ごめんなさい、ごめんなさい!!」 100 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 03 27 05.96 ID H31Dt9kp0 京介「ま、まずい。マジでそろそろお袋が帰ってくる!」 麻奈実「え、え。ど、どうしよう!」 京介「とりあえず、二人で桐乃を風呂場に運んで 血まみれの玄関を急いで掃除しよう!」 麻奈実「うん、わかった! 桐乃ちゃん、暴れないかな……」 桐乃「……」 京介「あれだけ痛めつけちまったから失神したようだ。運ぶなら今しかない、急げ!」 102 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 03 32 24.84 ID H31Dt9kp0 ゴシゴシゴシゴシ 京介「なんとか間に合えばいいが……」 麻奈実「ダメだよ、京ちゃん。においの方がなかなか消えないよ……」 京介「確かに。いくらなんでもこのにおいは絶対おかしく思われる!」 麻奈実「あんなに桐乃ちゃん、血流しちゃったもんね……」 京介「どうする……どうすりゃいいんだ」 116 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 03 50 12.68 ID H31Dt9kp0 数分後 京介母「ただいまー」 京介「お、おかえり……」 京介母「何よ、玄関で待ち構えたりしちゃって。変な子ね」 京介「そ、そうか? あはは……!」 京介母「あら? 何か変なにおいがするわね」 京介「どきっ。えっと、それはだな……」 120 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 03 52 23.22 ID H31Dt9kp0 麻奈実「ご、ごめんなさい。きっと、これのにおいだとぉ」 京介母「あら、麻奈実ちゃんも来てたのね……って、あらやだ。 くさやじゃない、くさっ! なんで、玄関にそんなもの置くの!」 麻奈実「えっと、それは、その……」 京介「風水で玄関に置くのがいいって聞いたからよぉ!」 京介母「そうなの? でも、いくらなんでもくさいから早く片付けちゃってよ」 京介「わかったわかった」 京介「サンキュー、麻奈実。助かったぜ」 麻奈実「えへへ……。危なかったね」 129 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 04 09 57.61 ID H31Dt9kp0 京介「でも、まだ油断はできない。風呂掃除や水を張るのは俺が 引き受ければいいとしても、夜入浴するとき絶対ばれる……」 麻奈実「それまでになんとか、桐乃ちゃんを風呂場から移動させて 別の場所に移さないとね」 京介「ああ。とにかく風呂場に何かあるって勘ぐられないようにしなきゃいけねえな」 麻奈実「そだね。京ちゃん、何か今私にできることある?」 京介「それじゃあ、こっそり風呂場に行って桐乃にさるぐつわしてきてくれないか。 失神中の間にしておかねえと、意識が戻った後に桐乃が騒ぎかねないからな」 麻奈実「うん、わかった!」 132 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 04 26 10.64 ID H31Dt9kp0 風呂場 桐乃「……」 麻奈実「桐乃ちゃんが起きませんようにー」 シュルシュルシュル ギュッ 麻奈実「ふぅ。よし、できた。とりあえず口はふさいだから一安心なのかな」 桐乃「……んぐっ!?」 麻奈実「あ、もしかして起きちゃった!?」 桐乃「んぐぁ……んぐぅー!!」 麻奈実「ごめんね、桐乃ちゃん。もう少しの辛抱だからね。がんばって! あ、そういえば、京ちゃんに玄関のくさやを捨てるようにも頼まれてたんだっけ。 えーっと……。とりあえず、ここに置いておけばいいかな」 プーン 桐乃「んがぁーんがぁぁ゛ぁ゛!!」 麻奈実「それじゃ、桐乃ちゃん。また来るからね」 プーーーーーーーーーーーン 桐乃「んぐああ゛ぁ゛! んぐげあぁぁ゛ぁ゛!!」 215 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 14 59 27.47 ID H31Dt9kp0 麻奈実「京ちゃん。桐乃ちゃん、意識戻っちゃったみたいだよ」 京介「何、本当か!?」 麻奈実「でも、大丈夫。その前にちゃんと、さるぐつわ噛ましておいたから。 それとついでに両手と両足も縛っておきました! 這いつくばって お風呂場から出ちゃったら困るかもって思って」 京介「そうか、気が利くな。助かる……」 216 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 15 01 25.03 ID H31Dt9kp0 京介「後は機会を窺って、なんとか夕方までには桐乃を別の場所に移そう」 麻奈実「別の場所ってどこかな……?」 京介「……。悪い、思いつかん」 麻奈実「京ちゃーん……」 京介「えぇい。とりあえず庭の物置だ! あそこなら風呂場に置くよりは見つかる 危険は少なくなるはずだ。物置の後どこに移すかは、またそのときに考えりゃいい!」 219 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 15 07 38.31 ID H31Dt9kp0 京介「とりあえず俺は一階でお袋を監視して、なんだかんだ理由をつけて 風呂場に行かせないようにする」 麻奈実「じゃあ、私も京ちゃんと一緒に」 京介「いや、いくらなんでもよそ者のお前と二人で意味もなく一階をうろうろしてたら 逆に怪しまれる。だからその間お前は、二階の俺の部屋で大掃除用の 大きなビニール袋を探しておいてくれ。物置に桐乃を移すとき 血が垂れないようにその中に詰めるから」 麻奈実「京ちゃんの部屋にあるんだね?」 京介「多分。俺の部屋になければ桐乃の部屋も探っていいから。とにかく 手ごろな大きさの袋を見つけておいてくれ」 麻奈実「らじゃ!」 221 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 15 10 45.91 ID H31Dt9kp0 京介「さてと、監視するといったもののどうすりゃいいか」 京介「やっぱ怪しいよなぁ……」 京介母「さてと」 京介「ど、どうしたんだ!?」 京介母「どうしたって、そろそろお風呂場の掃除でもしようかなって」 京介(げっ。早速、きやがった!) 222 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 15 13 09.40 ID H31Dt9kp0 京介「い、いや。風呂掃除なら俺がやっておくよ!」 京介母「あらめずらしい。でもいいわよ。せっかく麻奈実ちゃんが 遊びに来てるのに退屈でしょ」 京介「いやいや! だから、それはだな……」 京介母「……。ははーん、わかったわ」 京介「えっ。なにが!?」 223 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 15 16 59.07 ID H31Dt9kp0 京介母「麻奈実ちゃんに家庭的な男だってところ見せておきたいのね」 京介「え、あ……。実はそうなんだよー! あはは!」 京介母「やっぱり。なんだー、あんたも少しは可愛いところあるじゃない。 そういうことだったら、お母さんも協力するわよ。それじゃ しっかり風呂掃除やっておくのよ!」 京介「お、おう!」 京介「……とりあえず、恥はかいたが助かったな。 一応、様子見がてら風呂場に行ってみるか」 228 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 15 32 15.65 ID H31Dt9kp0 風呂場 プーン 京介「うぉ、くせぇ!! なんだこのにおい……。この世のものとは思えん! 鼻がひん曲がる!」 京介「なんで、こんな所にくさやが置いてあんだよ……。うげぇ!」 京介「こんなもの!」 京介は風呂場のくさやすべてを浴室の窓から投げ捨てた。 京介「おかしいな。全部取り払ったのに、まだ微妙ににおう……。まだにおいが残ってんのか、いや」 浴室に入ってから、床のくさやの方にしか目を向けていなかった京介だったが すぐに桐乃が入れられている風呂桶の中を覗き込む。すると……。 236 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 15 43 33.55 ID H31Dt9kp0 桐乃「んぐ……がぁ……あがぁあがぁ」ピチョピチョ… 京介「こいつ、吐いたのか……」 風呂桶には血だまりとは別に嘔吐物らしきものも微量に溜まっていた。 恐らくくさやの悪臭が漂う密閉空間の中に放置されたため、催したのだろう。 猿轡をされた彼女の口のわずかな隙間から顎をつたって滴り落ちている液体がそのことを物語っている。 桐乃「んぐぁ……はぐぁ……うぁ」 京介「おいおい……。と、とりあえず、念のため新しいさるぐつわをかませるか」 桐乃「んぐぁ……あぐっあぐぁ゛」 京介「いいか。もし、かえてる最中に大声なんか出したら……こ、これだからな!」 京介は桐乃の目の前にアイスピックを差し出し脅しをかける。 桐乃「んぁっ!」ビクッ 241 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 15 52 35.42 ID H31Dt9kp0 京介「それじゃあ今からさるぐつわを解くからじっとしてろよ」 シュルシュルシュル 桐乃「ぷはっ……はぁはぁぅ、げほっげぼっ」 京介「よし。後はさっさとかわりのを噛ませて……」 桐乃「うぁ……ね、ねぇ゛」 京介「な、なんだよ……?」 桐乃「お……おねがい゛……やめ、やめっ、や゛めで」 245 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 16 00 01.41 ID H31Dt9kp0 京介「くっ! 何を今さら言ってやがる。お前のせいで、俺は毎晩ろくに眠れず悩まされて……!」 桐乃「い、いま゛まで……しだことぉ、げほっげぼっ! ぁ、あ、あや……まる、からぁ゛」 京介「桐乃?」 桐乃「ほんどうにぃ゛……ご、ごめん゛」 桐乃「だ、だか、ら……ゆ、ゆるして゛……くる、ぐるぅ゛じいの……うぐぁが」 桐乃「じにたぐない……はぁはぅ」 京介「なっ!」 今にもうつろになりそうな目に涙を溜めながら、京介を見上げ許しを請う桐乃。 その彼女のあまりに惨めな姿を前に、京介は一瞬心が揺らいだ。 京介「俺はもしかして、とんでもないことをしているんじゃないのか……」 257 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 16 12 27.78 ID H31Dt9kp0 京介(そもそも今までこいつを殺す機会はいくらでもあった。 現に今、口を塞いだ後で桐乃を殺せばそれで目的は達成だ。 それでもなお躊躇しているのは、俺が殺人者になるのを 恐れていることだけではなく、俺はこいつに未練があるって ことじゃないのか……) 京介「いや、そんなはずはない……。俺を散々苦しめたこんな悪魔に 未練なんて、だけど!」 桐乃「おね、おね、おねがい゛……だずけ……で」 京介「くそっ! 一体俺はどうすればいいんだ……!」 麻奈実「あのぉー、京ちゃん……。今、お取り込み中?」 京介「麻奈実!?」 267 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 16 31 43.43 ID H31Dt9kp0 麻奈実「ちょっといいかな?」 京介「ビニール袋は見つかったのか?」 麻奈実「あ、うん。そっちの方はちゃんと京ちゃんの部屋で 見つけておいたから大丈夫だよ」 京介「そ、そうか」 麻奈実「それでね。袋を探してたら実は二人の部屋でちょっと 気になるものがあったから京ちゃんに聞きに来たんだけど……」 京介「気になるもの? なんだよ、そりゃ」 麻奈実「えっと、まず一つはこれなんだけど……///」 京介「げっ。エロ本!? なんで! 今度こそは絶対見つけられないようにと 厳重に奥に保管しておいたはずなのに! まさか、袋探すのにあんな 所まで引っ掻き回しちゃったのか!?」 麻奈実「ううん。また、わかりやすいところに置いてあったよ。机の上だったかな。 それでね、せっかくだからどこか別の場所に整理してあげようかなって思ったんだけど、 どうかな? 京ちゃん」 京介「バカな。そんなはずは……はっ! そうか、またお前なんだな。桐乃ぉ!」 桐乃「ひぐっ、い、いや゛」 272 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 16 43 14.20 ID H31Dt9kp0 麻奈実「それで、もう一つの気になるものなんだけど……」 京介「おい、桐乃」 麻奈実「京ちゃん?」 京介「あやうく、お前にだまされるところだったよ。 そうやって都合のわりぃときにだけ泣き顔で甘えるなんて お前の十八番だからな。ぶざけやがってよ!」 桐乃「やめ゛……やめ゛ぇ゛!」 京介は怒りに任せ、思い切り桐乃の腹部を蹴り飛ばした。 ドスッ 桐乃「ぐああふぅっ! うぇ゛っほうぇ゛っほ! はぁはぁ、あぅぁ」 麻奈実「きょ、京ちゃんダメだよぉ! く、口塞いでからじゃないと。聞こえちゃう」 京介「あ、いけね。そうだった!」 277 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 17 02 29.19 ID H31Dt9kp0 シュルシュルシュル ギュッ 桐乃「んぐぅーんぐぁ……」 麻奈実「よし、これで完了~」 京介「俺としたことがついカッとなっちまったぜ」 麻奈実「これからは気をつけてね、京ちゃん」 京介「ああ。それじゃあまりこんな所に長居してると 不審がられるから風呂掃除は終えたってことで そろそろここから出るか」 麻奈実「そだね」 京介「これから俺は、引き続き監視と警備をするから その間お前は俺の部屋にでも居て待機しておいてくれ」 麻奈実「うんっ。何かあったらいつでも呼んでね」 京介「桐乃。人気のない場所に移し終わったら絶対おめぇを殺すからな。 今のうちに覚悟しておけよ」 桐乃「ん、んぐぁ……はぅはぐぅ!」 282 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 17 20 26.23 ID H31Dt9kp0 夕方 京介「くそー、もうあれから結構経つのにお袋の奴 全然出かけようとしねぇ……」 京介「買い物でもいいからとっととどっか出かけてくれよ、頼むから」 京介母「何、さっきからブツブツ言ってるのよ?」 京介「あ、いや。なんでもねぇ!」 京介母「変な子」 京介(……。早くしないと親父が帰ってきてますます面倒なことに) 親父「ただいまー」 292 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 17 32 12.24 ID H31Dt9kp0 京介「げっ」 京介母「あら。おかえりなさい。今日は早いのね」 親父「朝にちゃんと言っておいただろ」 京介母「あら、そうだったかしら。ごめんなさい」 親父「まったく」 京介母「先にご飯にする、それともお風呂?」 親父「そうだな。外が随分冷えてたからな。先に風呂にするか」 304 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 17 42 34.96 ID H31Dt9kp0 京介「ま、待てよ親父!」 親父「なんだ?」 京介「そんなこと言わず飯にしとけって!」 親父「なぜだ?」 京介「なぜって、そりゃ……。そうそう、麻奈実が作ってくれたカレーがあるんだよ! だから、それを先に親父に食ってもらいたいなぁーとか思ってよ」 京介母「台所にあったカレーって麻奈実ちゃんが作ったものだったのね」 京介「そ、そうなんだよ。実は」 親父「麻奈実ちゃん……というと、小さいとき京介とよく遊んでいたあの子か」 京介「あ、ああ。久々にウチに来てるんだよ」 315 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 17 52 57.18 ID H31Dt9kp0 京介「きっと麻奈実もいち早く、親父やお袋に食べてそういうことだから、な」 親父「うむ。まぁ、そういうことなら」 京介母「先に麻奈実ちゃんのカレーいただきましょうかね」 京介「ふぅ、助かった……」 麻奈実「京ちゃん、どうかしたの?」 京介「親父が帰ってきた」 麻奈実「えぇー。ど、どうしよう!?」 京介「ああ、心配するな。なんとかうまく食事の方に誘導したから 大丈夫だ。あの二人が居間で飯食ってる間にこっそり 桐乃を運べば万事おっけーだ」 麻奈実「おぉー。さすが京ちゃん、頭いい」 326 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 18 05 30.66 ID H31Dt9kp0 麻奈実「今日の京ちゃんちの夕ご飯がよっぽどおいしそうな献立だったんだねー」 京介「何言ってんだ。お前の作ってくれたカレーが利いたんだよ」 麻奈実「え?」 京介「本当に助かったぜ。麻奈実に感謝だな。それじゃあ、さっさと 食い終わってない間に桐乃を運んじまおうぜ」 麻奈実「きょ、きょっ、京ちゃん……!」 京介「どうした?」 麻奈実「そのカレー……せ、洗剤たっぷりカレーだよぉ」 京介「……。し、しまったぁ!」 336 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 18 21 27.02 ID H31Dt9kp0 麻奈実「も、もう食べちゃってるよね!?」 京介「わからん。頼む間に合ってくれぇー!」 ガチャ 京介「親父っ! そのカレー食っちゃ……!!」 親父「うん。これはうまいな」 クチャクチャ 京介母「本当。麻奈実ちゃん、料理がお上手ね~」 モチャモチャ 京介「食っちまった……のか?」 京介母「あら、京介。すっごく、おいしいわよ。麻奈実ちゃんのカレー。 あなたたちの分もよそる?」 麻奈実「えーっと。体調の方は大丈夫ですかぁ……?」 京介母「体調? 別に何ともないけど」 親父「おかわりをくれ」 345 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 18 35 20.51 ID H31Dt9kp0 京介「どうなってるんだ? そもそも洗剤カレーなんておいしいわけがない……」 麻奈実「あ、もしかして!」 京介「な、なんだ!?」 麻奈実「やっぱり……。あの根、京ちゃん。 私、間違えて洗剤じゃなくてお酒をカレーに入れちゃったんだ」 京介「マジか? 酒と洗剤を間違えるって……」 麻奈実「私の家、使い古しの空ビンとかによく別のもの詰め替えるから。うっかり、えへへ……」 京介「……。まぁとりあえず、そのおかげで大事にはならなかったが」 353 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 18 48 03.17 ID H31Dt9kp0 親父「なんだ……急に気分がよくなってきたな……ウィ///」 京介母「あら本当……なんかこの感じ、若いときを思い出すわん……ヒクッ///」 京介「お、おい。どうしたんだよ? 変だぞ。酔ってるのか?」 京介母「ねぇ、あなた……今日は久しぶりにあの頃みたい二人で過ごさない……?///」 親父「お前がそこまで言うのなら……今夜は寝かさん……」 京介母「それじゃあ、京ちゃん。今夜は留守番よろしくねー」 京介「お、おいこら。どこへ行く気だ!?」 京介母「い・い・ト・コ」 バタン 363 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 18 56 44.00 ID H31Dt9kp0 麻奈実「行っちゃったね……」 京介「ああ。もう放っておけばいいさ……」 京介「待てよ」 麻奈実「どうしたの?」 京介「親父とお袋が出かけたってことは、今家には俺と お前と桐乃しかいないってことになるよな」 麻奈実「え~っと。うん、そういえばそうだね。あっ!」 京介「つまり邪魔者は消えたってことだ」 376 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 19 07 52.89 ID H31Dt9kp0 麻奈実「それじゃあ今のうちに桐乃ちゃんを袋詰めにして別の場所に運ぼう! えっと、どこにしよっか……公園とかがいいかな」 京介「まず外に連れ出す前にあいつを桐乃の部屋に運ぼう」 麻奈実「え?」 京介「俺に考えがあるんだよ」 麻奈実「京ちゃんが言うなら別に構わないんだけど……。なんか京ちゃん、 お風呂場で話しをしたときから様子がおかしい気がするよ。大丈夫?」 京介「べ、別に何ともねぇよ……。お前の気のせいだって」 桐乃の部屋 桐乃「んぐぁー……んぎゅぁ!」 麻奈実「よいしょ、よいしょ、よいしょっと。ふぅ、疲れた」 京介「ご苦労さん。ここに横たえてくれ」 ドサッ 桐乃「んぐぁー……んぐぁー!」 麻奈実「京ちゃん。これから何をするのかな? せっかくお家の人が 出かけたから早いところ桐乃ちゃんを遠くの場所に移した方がいいと思うんだけどぉ」 京介「麻奈実、桐乃のさるぐつわを解いてやれ」 麻奈実「え?」 445 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 20 08 26.81 ID H31Dt9kp0 麻奈実「でもでも……」 京介「いいからはやく」 麻奈実「あ……うん、わかったよ。それじゃ桐乃ちゃん、 ちょっと失礼するよー」 シュルシュルシュル 桐乃「……ぷはぁ。な、なん゛なのよぉ゛……ざ、さ、さっきから、ぅぐ」 京介「……」 桐乃「あ、あぁ゛、あんだらぁ゛……うぐぇ……こんな゛こどして……だのじいの」 京介「……」 桐乃「なん、なんどがい゛いなざいよぉ゛……! っ、ぅげほっげっほ!」 京介「ああ、楽しいよ」 465 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 20 25 09.29 ID H31Dt9kp0 桐乃「な゛!」 京介「俺はなぁ、今までお前に色々と尽くしてきたつもりだ。 それもまぁ別に慈善事業みたいなもので、俺が勝手にやっていたこと なのかもしれない。だから見返りなんかを求めちゃいなかったさ」 桐乃「じゃ、じゃあ゛、なな、なんで……!」 京介「でも、お前ときたら下手に出りゃ付け上がるだけ だったじゃないか。日に日に態度は横柄になるわ、 こんなの見返りどころの話じゃねえだろ」 桐乃「ぅぐ……!」 京介「挙句の果てには今日みたいな人を陥れる嫌がらせを平気でする始末だ。冗談じゃねーよ!」 麻奈実(やっぱり、京ちゃんエッチな本のこと気にしてたんだ……) 京介「人がよかれと思ってしてることを踏みにじったんだよ、お前はな! だから殺す前に、俺が味わった苦しみをお前にも味わらせてやるよ!」 478 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 20 38 06.96 ID H31Dt9kp0 京介「これがなんだかわかるよなぉ? 桐乃」 桐乃「っ!」 京介は押入れから、桐乃が今まで集めてきた エロゲやフィギアを彼女の前に並べた。 桐乃「な゛、なに゛するぎ……やめ、やめ゛て、……やめろぉ゛!」 京介「まずはこれからだな」 桐乃「ちょ、ちょ゛っと!」 京介「ふんっ。こんなものな、こうしてやる!!」 メキメキ バキッ!! 京介は桐乃の前で露骨にエロゲの箱を踏み潰し、ディスクを叩き割った。 桐乃「ぁ……ぁ゛っ!」 京介「へへっ、こりゃスッとする。おい、麻奈実も手伝え」 504 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 20 49 32.15 ID H31Dt9kp0 麻奈実「で、でも……」 京介「遠慮することはねぇよ。まだまだこんなにあるんだ。 そこにある初回特典ディスクってのは壊し応えありそうだぜ!」 麻奈実「え、どこどこ?」 グシャ メキメキ… バキッ!! 京介「あはは。お前もうすでに踏んでるじゃねーか! いいぞぉ!」 麻奈実「え? あ、あわわ!」 桐乃「ぁ゛ぁ……ぁぁ゛ぁ……ぁぁああ!」 京介「よぉし。この調子でフィギアも粉々だ!」 540 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 21 12 50.72 ID H31Dt9kp0 京介「そらよ! そら!」 京介は次から次へとフィギュアを壁や床に叩きつけた。 無論、その叩きつけられたフィギュアは見るも無残な形状と化していた。 京介「はっはっは。腕がもぎ取れちまったぞ! これは傑作だ!」 桐乃「ぁぁ……ねぇ゛……やめ゛てってば……ね、ねぇ゛」 麻奈美「そ、そうだよ。京ちゃん。いくらなんでも、物にあたるのは その人形を作ってくれた人に悪いよ。そうだよね、桐乃ちゃん。 はいこれ……うわっと!」 桐乃「ぁ゛ぁ゛……!」 麻奈実が誤って落としてしまったフィギュアは、見事に桐乃の血だまりで塗装された。 麻奈実「ご、ごめんね、桐乃ちゃん! こんなつもりじゃなかったんだけど!」 557 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 21 25 50.82 ID H31Dt9kp0 京介「さてと、次はどれにしようかな」 京介「ん?」 京介は桐乃の机の上においてある一つのフィギュアに目が留まった。 京介「こいつは……ははーん。あれか」 桐乃「っ! そ、ぞれ゛にざわら゛……ないでぇ゛! うぇっほ、うぇっほ!」 麻奈実「京ちゃん。なぁに、それ?」 京介「メルルだよ。ふんっ」 今、京介が手にしているフィギュア。それは 桐乃の親友あやせからもらったコレクションの中でも 一番の宝物ものともいえるメルルのフィギュアだった。 桐乃「やめ゛てぇ゛……やめ゛、そ、そ、ぞれ゛だけぁ!! だ、だめっ!」 582 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 21 48 10.08 ID H31Dt9kp0 京介「そんなに大切か、これが?」 桐乃「は、はな゛しな゛さい……そ、それ゛を……はや゛くっ!!」 京介「ああ、わかったよ。離してやる……よっ!」 ブンッ バキッ!! 桐乃「ぁっ!」 京介によって強く床に叩きつけられた衝撃で、 メルルの首はもげ宙を舞い、桐乃のすぐ目の前の床にそのまま落下した。 桐乃「……」 京介「はっはっは。無様だな。直にお前もこのメルルのフィギュアみたいにしてやるよ!」 桐乃「……」 桐乃「……く、くっ……くぅ……う、うがああ゛ああ゛あああ゛ああぁ゛ぁぁぁ!!」 604 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 22 04 36.37 ID H31Dt9kp0 桐乃「うがあぁ!」 ガリッ 京介「い、いてぇっ!!」 京介が油断している間に、桐乃は床を這い 京介のふくらはぎに思い切りかじり付いた。 桐乃「うがあぅ!!」 ギリギリギリ 京介「い、いててててて!! こ、こいつ離れろ!!」 片方の足で桐乃の顔を蹴飛ばす京介だが、なかなか離れない。 京介「いてて、いてぇって!! くそ、こいつ! 麻奈実、なんとかしてくれ!」 麻奈実「え、また私……!? えっと、えっとどうすれば!」 637 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 22 22 04.32 ID H31Dt9kp0 桐乃「うがあぁぅ!」 ギリギリギリ 京介「麻奈美ぃー!」 麻奈実「えいっ!」 バキッ!! 桐乃「がはぁっ……!」 麻奈実はとっさに机の上にあった桐乃のノートパソコン を折りたたみ、桐乃の頭めがけて振り下ろした。 麻奈実「えいっ! えいっ! えいっ! えいっ!」 バキッ バキッ ドスッ ドスッ バキッ バキッ 桐乃「あぐぁ、あがぁ、ぐあ゛ぁ、あぅ゛……ぁ」 桐乃「」 頭を抑えながらうめき声をあげていた桐乃も、やがて完全に動かなくなった。 麻奈実「はぁはぁ……。きょ、京ちゃん。こ、これでよかったんだよね?」 京介「……。あ、あぁ」 661 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 22 40 40.50 ID H31Dt9kp0 それから数日が経ち、京介は一人部屋に引きこもりの毎日を過ごしていた。 あの日の晩から出かけたっきりの京介の両親はそのまま帰って来ることはなく、 行方不明になった。 桐乃の亡骸はあの日からどこへも動かしておらず、彼女の部屋に放置されたままになっている。 京介「……」 ピンポーン 京介「……」 ピンポーン 京介「……」 麻奈美『京ちゃーん、居るんでしょー。私だよー』 京介「麻奈美か……!?」 668 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 22 44 06.44 ID tdFheWd50 一方、親たちは 親父「スゴイな、・・・おまえ。スゴく熱いぞ!」 京介母「だって、あなたがっ!・・・好きって、っふうぅぅん!好きっていってくれたからっ! くっ、ふぅあ、あんっ!我慢できっ・・・うああぁぁぁぁ~~~っ!!」 親父「ああそうとも!好きだ!大好きだ!!」 京介母「あ、もうっ、限界ですっ!!うっ、ぐぅっ・・・んんんんうぅ!!そこ・・・ぉ! んんううぅうぅう~~~~!!!!!」キュウウウウッ 親父「うぁっあ、くぅっ、ふっ、おまえの膣内に、で、射精るっ!!!あああっ!!」ビュウッ ピュッピュッ 京介母「・・・はぁ、はぁ。あなたの・・・、とても熱いです・・・」 679 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 22 50 59.15 ID H31Dt9kp0 麻奈実「あ、京ちゃん。久しぶり」 京介「ああ、本当に久しぶりだな……」 麻奈実「京ちゃん、この様子だとあの日から一歩も外に出てないでしょ」 京介「まぁな。いいじゃねーか、まだ冬休みなんだからよ」 麻奈実「そんなこといっても、明日から学校始まるよー。 だから京ちゃんもちゃんと登校するんだよ」 京介「もう、学校とかどうでもいいわ……。どうでも。 んで麻奈実、用はそれだけか?」 703 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 23 03 33.85 ID H31Dt9kp0 麻奈実「あ、えーっとね。今日、京ちゃんちに来たのは 京ちゃんに渡したいものがあったからで」 京介「俺に渡したい物?」 麻奈実「はい、これ!」 京介「なんだこれ?」 麻奈実が京介に差し出したのは、サンタクロースや雪だるまのイラストが 描かれた柄の包装紙でラッピングされた小包だった。 京介「どういうつもりか知らないが麻奈実、もうクリスマスはとっくに過ぎているぞ」 麻奈実「あ、違うって。これはね、あの日桐乃ちゃんの部屋の机の上にあった物だよ」 京介「桐乃の部屋?」 755 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 23 27 34.90 ID H31Dt9kp0 麻奈実「京ちゃん覚えてるかな。あの日さ私、京ちゃんに ビニール袋を探すよう言われたんだけど」 京介「そういえば、そんなことも言った気がしないでもないが」 麻奈実「京ちゃんは京ちゃんの部屋か桐乃ちゃんの部屋を 探してくれって言ったから、私桐乃ちゃんの部屋にも お邪魔したんだけどね。そのときに丁度この包みを見つけたんだ。 なんか京ちゃん宛てみたいだよ、それ」 京介「え……。お前、そんなこと一言も」 麻奈実「私もお風呂場に行って早く京ちゃんに渡そうと思ったんだけど あのとき京ちゃんすっごく機嫌が悪そうだったから 渡すに渡せなかったんだ。ごめんね」 京介「……。桐乃が俺宛てにって……どういうことだ?」 775 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 23 35 58.07 ID H31Dt9kp0 麻奈実「とりあえず、確かに京ちゃんに渡したからね」 京介「……」 麻奈実「あと、言い忘れてたけど。京ちゃん、あけましておめでとー! 今年もどうぞよろしくお願いします。えへへ」 京介「……」 麻奈実「それじゃ、明日また学校で会おうね。じゃあね、京ちゃん!」 京介「……」 京介「桐乃が俺に……。何かの間違いだろ。一体、何が入ってるっていうんだよ!?」 京介は包みを乱雑に破き、中身の確認を急いだ。 京介「こ、こいつは……エロゲ?」 スフィルター (試験中) 801 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 23 49 42.25 ID H31Dt9kp0 京介「なんで、桐乃が俺にエロゲを……?」 京介「まさか、クリスマスプレゼント……。いや、そんなはずはない。 あいつに限ってそんな機転の利くこと。でも、だとするとこれは何なんだ」 京介「ん? 包みの中にまだ何か入ってるな。メッセージカード?」 変態バカ兄貴へ せっかく私が選んだクリスマスプレゼント なんだからちゃんと全ヒロイン攻略すること。 それと、ちゃんと来年も人生相談に乗りなさいよ。 桐乃より 京介「……う、うそだろ……こんな。こんなことって……!」 827 以下、名無しにか - 2010/12/29(水) 23 57 38.30 ID H31Dt9kp0 京介「うわああああああああああああああああああああああああああ!」 一目散に京介は桐乃の部屋へ向かった。 あの日異常に異臭の立ち込む空間ではあったが 今の京介にはそんなことは微塵も気になることはない。 京介「きりの、きりの、きりのぉぉ! 目を開けてくれぇ、頼む!」 京介が桐乃の亡骸を何度もゆするが、目を開けるはずはなかった。 京介「うわあああああああああああああああああああああああああ」 再び、奇声をあげた京介は半狂乱状態で裸足のまま外へ駆けていった。 841 以下、名無しにか - 2010/12/30(木) 00 01 55.30 ID bYP1T6js0 京介「うわあああああああああああああああああああああああああああああ!」 ドボンッ 半狂乱状態のまま京介が駆けていった先は、近所の川。 京介は川に飛び込み、そのまま海ならず川の藻屑となった。 黄泉の世界で妹と幸せに暮らしていることを信じたい。 END
https://w.atwiki.jp/mashimaro_wiki/pages/99.html
Aパート Bパート 次回予告 Aパート 茉莉「大きくなったねー」 伸恵「このぶんじゃ、来年は水槽買い換えないといけないかな」 茉莉「そんなに大きくなるの?」 伸恵「ほっとくと、こんなんなるぞ」 茉莉「へー」 伸恵「茉莉ちゃんが大人になる頃には、きっとクジラくらいになってるな」 茉莉「ほんと?」 茉莉・アナ「お」 美羽「ゆけ変な人形一号!」 アナ「あっ、なにするんですの!」 茉莉「二匹とも驚いてる」 千佳「ってこれ、あたしが図工の時間に作ったやつじゃなーい」 美羽「だから変な人形」 千佳「人形じゃなくてはにわ!」 伸恵「つか水が汚れる。とっとと出せ」 アナ「あれ、そっちに集まってますわ」 茉莉「え?これ?」 伸恵「かわいいね」 千佳「新しいのにしたんだ」 茉莉「うん。だって、もうすぐクリスマスでしょ?」 伸恵「そっか」 茉莉「サンタさんが来るから」 茉莉「ふふ」 美羽「あー暇だ」 千佳「暇って。宿題いっぱい出たでしょ」 美羽「めんどいなー」 美羽「写さしてよー」 千佳「やなこった」 美羽「はぁー・・・」 千佳「ん?んあ」 千佳「んー無意味に椅子を下げるな」 美羽「宿題なんて後でやれよー」 千佳「どうせすることないんでしょ?帰ったら?」 美羽「なんだよー」 伸恵「ちぃはクソまじめだからなー」 美羽「なんだー、クソまじめか」 伸恵「やーいクソまじめー」 美羽「クソ!まじめー」 千佳「うるさいなー。お姉ちゃんだってレポートあるって言ってたでしょ」 伸恵「あたしはちぃと違って、友達いっぱいいるから、写させてもらうもーん」 千佳「友達なら私だっていっぱいいるわよ」 千佳「まったくもう。二人とも後で困っても知らないからね」 美羽「アナちゃんたちのクラスは?宿題ないの?」 アナ「ありますけど、ちょっとだけですわ」 茉莉「わたしは休み時間にやっちゃった」 伸恵「うわ、なーんだ。茉莉ちゃんもクソまじめか」 美羽「やーいやーい。クソまじめ」 伸恵「茉莉ちゃんはいいんだよそれで」 美羽「ですよね!」 千佳「だからお前らうるさい!」 千佳「あっ、あぁーもう相手にしないって決めてたのに・・・」 美羽「なんだよーちぃちゃんがツッコんでくれなかったら誰がツッコむんだよー」 千佳「知らないわよそんなの」 千佳「じゃーねもう話しかけても無駄だから」 美羽「しょうがない。じゃー・・・」 美羽「今日は茉莉ちゃんがツッコミね」 茉莉「え?ツッコミって」 伸恵「はーっくしょん!」 茉莉「ん・・・」 伸恵「あー美羽。ちょっとティッシュ」 美羽「あいよ」 美羽「ティッシュティッシュ・・・お?」 美羽「はい」 美羽・伸恵「ふん」 茉莉「うーん・・・はっ」 茉莉「え、えっと、こ、こっちでしょー!」 伸恵「うーん」 美羽「はぁー、つまんねー。茉莉ちゃんつまんね」 茉莉「え?」 伸恵「やってることは正しいんだけど、なんか違うな」 美羽「よし、じゃあちぃちゃんに手本を見せてもらおう」 千佳「んにぃ・・・邪魔すんな!」 伸恵「おぉー、そういうやり方があったのか」 千佳「もー!そんなに退屈なら外で遊んでくればいいでしょー」 美羽「よし行こうちぃちゃん」 千佳「人の話聞いてんのかオラ」 千佳「お姉ちゃんたちと行けって言ってんの!」 伸恵「えー。外寒いよ」 アナ「天気も悪くなるって言ってましたし」 茉莉「ほんと?」 アナ「夜には雨か雪だって」 茉莉「雨か雪・・・雪のほうがいいな」 アナ「え?」 茉莉「だって、サンタさんてソリだから、クリスマスまでに雪が積もったほうがいいでしょ?」 アナ「はぁ」 伸恵「サンタかー」 伸恵「はぁー、タバコ吸いたくなるなぁ」 伸恵「うん・・・」 茉莉「サンタさんてタバコ吸うの?」 アナ「聞いたことありませんが・・・はっ!」 茉莉「はっ」 茉莉・アナ「煙突!」 伸恵「えーっと、あれ」 伸恵「うーん・・・ん?」 伸恵「ふむ、ない」 伸恵「ないとなると、余計吸いたくなるなー」 伸恵「うーっさぶさぶ」 美羽「これでもやろうぜ」 アナ「紙相撲ですか?」 茉莉「できた」 アナ「ずいぶん小兵ですわね」 茉莉「こ、こひょう?」 アナ「やはり、力士は大きくないと」 茉莉「おっきいよー」 美羽「甘いな」 美羽「千佳の花!」 千佳「なんでよ!」 アナ「千佳乃花ですわよね」 千佳「そうじゃなくて・・・」 美羽「千佳大海のがよかった?」 千佳「上の名前を変えなさいよ」 美羽「じゃー三杉千佳」 千佳「あーもういい!勝手にやっててよ」 美羽「最初は茉莉ちゃんね」 茉莉「う、うん」 美羽「さー千佳の太も気合が入る!」 美羽「アナちゃん行司ね」 アナ「わかりましたわ」 アナ「えっと、はっけよーい、のこった!」 美羽「のーこった、こったのこった」 アナ「のこったのこった」 アナ「のこったのこったのこっ」 美羽「あ」 茉莉「あぁ」 美羽「ちぃちゃんよわ!」 千佳「うぬっ」 アナ「茉莉丸の勝ちー」 茉莉「やったー」 美羽「千佳の太名乗るのは十年早いね。腹出すぎだし」 千佳「んにぃ、うぅん」 美羽「では、勝利者インタビューです」 美羽「千佳の太に勝利した茉莉丸関です」 茉莉「えっわたし?」 美羽「今日の一番どうでしたか?力士風にお願いします」 茉莉「力士風って?」 美羽「しょーがないなー」 美羽「じゃー解説のアナちゃん」 茉莉「ん?」 美羽「千佳の太の敗因は」 アナ「えっ?え、ええっと、やっぱり立ち会いの張り差しから右四つに受け止められたのが大きかったかと」 アナ「二人は喧嘩四つですし、立ち会いの上手争いが・・・あっ?」 アナ「んっ!」 茉莉「ふぅーん・・・」 美羽「アナちゃんてもしかして相撲ファン?」 アナ「ああっ、いや、いやですわ」 アナ「ただデタラメを言ってるだけで」 美羽「そうは見えないけど?」 茉莉「あっ!」 茉莉「ご、ごっつあんです」 千佳「ん、ん、んん・・・ぷっぷぷ・・・はぁー」 美羽「じゃー気を取り直して」 美羽「にーしーちかのふとーしー」 美羽「ひがーしー、とちのーこっぽらー」 アナ「勝手に四股名をつけないでください!」 茉莉「はっけよいのこった」 美羽「いけもうちょい」 アナ「だめですわ、寄りですわ、怒涛のがぶりですわー」 アナ「んそこっ、無双ですわ、無双を切って」 アナ「あぁーあ!」 美羽「おっ」 美羽「おせー!千佳の太!とちのコッポラなんかに負けるな!」 アナ「ですから勝手に四股名をつけないでっ!」 美羽「コッポラー、コッポラコッポラー、コッポラーコッポラコッポラ・・・」 千佳「んにゃぁー・・・」 アナ「あーんもう、うるさいうるさいうるさいですわー」 千佳「あー」 アナ「絶対負けませんわよ。ってぇ」 アナ「やりましたわ!」 美羽「あぁ・・・千佳の太が負けた」 美羽「よわっちぃぞ!千佳の太!」 アナ「うわっ」 茉莉「あ」 美羽「あっ」 美羽「なんだよいきなりー」 伸恵「っくっしーぃ!」 美羽・茉莉「ん?」 伸恵「うぅー・・・」 美羽「お、お姉ちゃん」 伸恵「はあぁぁ・・・」 アナ「どうしたんですの?」 伸恵「いやー、コンビニの所でさー」 伸恵「おぉ、しっと・・・んん」 伸恵「うわぁ!」 伸恵「はぁ、つめてえー」 伸恵「風呂まだー?」 伸恵「うぅぅ、さびぃよ・・・っくし!ううぅん」 伸恵「ううぅ・・・」 美羽「ほれ」 美羽「ほれ」 千佳「お姉ちゃん、沸いたよ」 伸恵「おぉ!」 伸恵「うええさむー」 伸恵「凍える・・・」 伸恵「ん」 伸恵「ほぎゃあああああ!」 千佳「ガス屋さんに電話したら修理明日になるって」 伸恵「えー、まじでー?どうすんのよー」 千佳「どうするって、今日は我慢するしかないじゃん」 伸恵「そんなのやー」 伸恵「この風呂に入ろうと思ったあたしの気持ちはどこいくのよー!」 千佳「知らないわよそんなの」 伸恵「銭湯行こうぜ」 千佳・美羽・茉莉・アナ「銭湯?」 伸恵「そう。身体がふやけるほどにな」 美羽「はぇ?」 千佳・茉莉・アナ「ほー?」 Bパート 千佳「銭湯なんて何年ぶりだろー」 茉莉「あたし、行ったことなーい」 アナ「あたしも初めてですわ」 伸恵「おまたせー」 美羽「ほぁ、お姉ちゃんのマフラー長い」 美羽「流行に乗ってるね!」 伸恵「つーか、それはなんなんだ」 伸恵「そんなもん持ち込めるはずねーだろ」 美羽「え?浮き輪禁止だった?」 千佳「だからープールじゃないって言ったでしょ」 茉莉「それイギリスの?」 アナ「え?・・・ん?」 アナ「ううっ!ええ、やはりこちらのは肌に合わなくていつも取り寄せているんですわ」 茉莉「へぇーなんかかっこいー」 茉莉「どっちがシャンプー?」 アナ「さ、さー冷えるといけませんわ。早く行きましょ」 茉莉「なんかお寺みたいだね」 伸恵「銭湯・・・」 伸恵「はぁー、タバコ吸いたくなるな」 茉莉・アナ「ん・・・」 茉莉・アナ「あぁ」 千佳「早い時間だから誰もいないね」 伸恵「おぉ貸切貸切」 茉莉「これはなに?」 伸恵「靴箱だよー」 伸恵「んっ、ここに入れて、ふふん、札とって」 茉莉「う、うん」 アナ「どの文字にするか迷いますわね」 茉莉「茉莉のまはどこだろ」 アナ「いろは順ですから・・・ここですわね」 茉莉「すごーい。ありがと」 美羽「はいアナちゃん。好きなの選んで」 アナ「どれもいりませんわ」 おじさん「ん」 茉莉「ふひゃっ!」 茉莉「え」 美羽「茉莉ちゃん」 茉莉「え、ううぅん・・・」 茉莉「た、たのもー!」 おじさん「ふ」 伸恵「はい。子供4人、大人1人ね」 おじさん「うん」 茉莉「はぁ・・・」 伸恵「茉莉ちゃん、いいから」 茉莉「ん・・・んっ」 おじさん「ふ」 千佳「銭湯なんていつ以来だろね」 伸恵「そうだなー」 千佳「あ?」 千佳「なにやってんの」 美羽「罠」 伸恵「餌もないのに無理だろ」 茉莉「あ、あっ、あっ、あ、あっ、あっ、あっ、あぁ、あぁ、あっ、あっ」 茉莉「う、うぅ、わぁ、やあぁあー!」 伸恵「かかったんかい」 千佳「そうだね」 伸恵「ふー!しみるねー」 伸恵「やっぱ江戸っ子は、熱い風呂じゃねぇとな」 アナ「お姉さまって江戸っ子なんですの?」 千佳「たんにオヤジなだけ」 美羽「わーい遊ぼうぜー」 美羽「へへぇ」 伸恵「だから持ち込むなって言ってんだろ」 美羽「浮き輪は持ってきてないじゃん」 伸恵「いいから全部置いてこい」 美羽「は、裸になれっていうの!?」 伸恵「いや、風呂だし」 美羽「なんだよ」 美羽「あれもダメこれもダメじゃ、何にもできないじゃんかー」 美羽「大人は子供の気持ちがわかってないよね」 千佳「しょうがないよー。禁止なんだから」 美羽「けどさ、そういうのって逆効果だったりしない?」 千佳「んまー・・・そうかもしんないけど」 千佳「って、あたしに言われてもわかんないよ」 伸恵「ふむ」 アナ「あはぁ・・・」 伸恵「アナちゃん」 アナ「え?」 伸恵「これ借りてもいい?」 アナ「えっ、あ、あっ」 アナ「あぁー・・・」 伸恵「うーん」 伸恵「向こうのシャンプーって、やっぱり匂いが違うね」 アナ「いえ、えーっと・・・あぁ!あっ、あっ」 伸恵「ん?どしたの?」 アナ「いえ・・・なんでもありませんわ」 アナ「おっほほほほほ」 アナ「お姉さまのシャンプー貸していただけます?」 アナ「たまには日本のものを」 伸恵「おぉ、いいけど?」 茉莉「ふぅー?」 茉莉「きゃあああっ!冷たいよー」 伸恵「赤いのがお湯」 伸恵「切り替えといたからね」 茉莉「ありがと・・・」 茉莉「おねーちゃーん」 伸恵「だからシャワーに切り替えたって」 伸恵「しょうがないなー」 茉莉「ごめんね」 伸恵「そのままでいいから」 美羽「あーずるーい!」 美羽「お姉ちゃんあたしも洗って」 伸恵「お前さっき自分で洗ってただろ」 美羽「二回洗ってもいいじゃん」 伸恵「たくー、しょうがねーなー」 美羽「ふふん」 伸恵「なんつーか、お約束だな」 千佳「でも楽しいかも」 千佳「アナちゃんやっぱり肌白いね」 アナ「そうですか?」 千佳「あ、ここにほくろがある」 アナ「そ、そうなんですの?自分じゃ見たことありませんが・・・」 美羽「あたしの背中は?」 伸恵「ボタンがついてる」 美羽「押してみて」 美羽「へー」 伸恵「へー、って?」 美羽「ボタンなんか付いてるわけないじゃん」 伸恵「んん・・・」 千佳・美羽・茉莉・アナ・伸恵「ふぇー・・・」 伸恵「んん・・・」 茉莉「ふぐっ、うう、うぅー」 伸恵「なぁ、美羽」 美羽「あ?」 美羽「ううぅ・・・」 伸恵「お前何食った」 美羽「うわあぁなにすんのよ急に」 伸恵「あぁ!くせぇんだよお前の屁は!」 美羽「やぁーん」 伸恵「うんこ、こーんなにう」 美羽「出るもんはしょーがないじゃん!」 伸恵「人前では屁をこくな!」 おじいさん「ここも、ダメか・・・」 茉莉「あっ、あぁぁ、あっ」 茉莉「でっ、あぃたぁ」 千佳「またやってる」 伸恵「なーんかー、イギリスのシャンプーって匂いが違うなー」 美羽「お姉ちゃんこれ飲みたい」 伸恵「まいっか。喉乾いたしな」 伸恵「おじさーん、牛乳5本ねー」 美羽「んっ、んっ・・・ぷはぁー!」 美羽「ふぇ?」 千佳・茉莉・アナ・伸恵「んっ、んぐっ・・・」 美羽「マジデジマ」 千佳「うぶっ!?ぶっ、んにゃぁ」 千佳「もう笑わせないでよー!」 アナ「汚れてしまいましたわ」 茉莉「もう美羽ちゃんてば」 美羽「あたしもぶっかけられてんだけど」 伸恵「自業自得だろー!なんか拭くもの」 美羽「あい」 千佳「だぁそれあたしのシャツでしょー」 千佳「さぶーい」 伸恵「急いで帰ろうぜ」 美羽「みんな軟弱だなぁ。シベリアと比べたら寒くねー!」 伸恵「おー力強いな」 伸恵「少々バカっぽいが」 茉莉「せっかく温まったのに、これじゃ冷えちゃうね」 アナ「そうですわね」 茉莉・アナ「ん?」 茉莉「んー」 アナ「ほ?」 茉莉・アナ「わぁぁ」 アナ「雪ですわ」 伸恵「どうりで寒いわけだ」 茉莉「これでサンタさんのソリも困らないね」 茉莉「会えるといいなー、サンタさん」 茉莉「うわぁ・・・」 美羽「茉莉ちゃん、いいこと教えてあげよっか」 美羽「サンタさんなら・・・」 伸恵「えーっとさ」 伸恵「茉莉ちゃんは、サンタさんに会ったことある?」 茉莉「う・・・う、ううん」 茉莉「毎年頑張って夜遅くまで起きてるんだけど・・・」 伸恵「そっか」 茉莉「ん?」 伸恵「このぶんだと積もるね」 アナ「それにしても寒いですわね」 伸恵「ふふん・・・」 伸恵「いひひぃ!」 千佳・茉莉・アナ「うわぁっ!」 美羽「あーずるーい!」 美羽「あたしも入れてよー」 伸恵「いやー、長さ的に無理だし」 千佳「シベリアより暖かいんだからいいじゃん」 美羽「バカっぽいこというな」 伸恵「今年は会えるといいね」 茉莉「え?」 伸恵「サンタさん」 茉莉「うん!」 伸恵「にひひっ」 伸恵「うん・・・」 美羽「あたしも入れてよ」 千佳・茉莉・アナ「あああっ」 伸恵「って無理するなー」 千佳「だっうわっちょ」 伸恵「あぶね、あぶね、あぶね美羽」 千佳・茉莉・アナ・伸恵「あぁぁー!」 美羽「ふぇ?」 次回予告 千佳「雪だ!雪が積もってる」 アナ「ホワイトクリスマスですわね」 アナ「あら、あたしったらつい英語で・・・」 美羽「くらえー雪球ー!」 千佳「ぶあっ、やったなそれ!」 伸恵「よーしみんな。例の作戦開始だ」 千佳「え、なんでコスプレすんの?」 伸恵「クリスマスといえば、サンタとトナカイだろ」 アナ「なんだかジロジロ見られている気がしますが」 伸恵「トナカイ姿のアナちゃん・・・」 アナ「お姉さま!?」 千佳「あんたが見てるんか!」
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/329.html
犬と羊とタイプライター/carnaval・『表』 ※※※ 「よし―――――押し倒そう」 日暮れ後の群青色の空の下。 コブシを握り、堅い決意で誓うわんこが一人おりました。 そうとも。今日という今日はアイツを襲おう。 なぜだか今なら色欲に走っても許される気がするんだワン! ※ ランプの灯は消えて、部屋の中を照らすのはストーブの揺れる炎だけです。 ベッドの上で揺れる二人が、壁に大きな影法師をつくっています。 汗ばんだ額に、黒い髪が筋になって張り付いています。 しどけなく半開きの口元から、はっはっと短い吐息と、やわらかそうな舌がこぼれます。 男は、ベッドの仰向けに横たわって、その様子を見上げております。 その男の上に膝立ちでまたがる人影の、頭の両側に、重たそうな雄羊の角がついています。 けれどこの世界の雄のように体毛に覆われてはいません。 股間にも危険な陽物はついておらず、奥ゆかしい髪と同じ色の茂みがあるばかりです。 生まれたままのすべすべの裸体を、ストーブのオレンジの光がゆらゆら照らします。 薄闇に沈んだ部屋の中で、なめらかなラインの裸体がくねるたびに幻想的な陰影が宿ります。 男はその光景に、いきり立つよりもむしろ、深い感動をもって魅入られています。 けれど男も男ですので、敬虔な気持ちとは関係なく、息子さんは正直に天を向いております。 むき出しの下半身は、もう今か今かと待ちわびております。 その上に膝立ちでまたがりまして、雄羊のふりをした、そうでない生き物は、おそるおそる照準を定めます。 すでに男の指と舌で、身体の準備はすでに万端整っております。 改めてうっすら体毛で覆われた屹立にうるんだ視線を落として、あ、と躊躇うように息を飲みました。 ―――――こんなの無理。入んない。 そう心の中で怯えるのが、つんと男の鼻に匂いました。 男は急かさず、経験豊富の男としての矜持を支えに、じっと動きません。 ただ、すべすべふんわり、あったかい太股をゆっくり撫でさすります。 黒い髪が揺れました。唇を噛んでいます。 泣き言を口にしないのは、そもそも、初めてなのにこの体勢を要求したのは彼女だからです。 ―――――ちゃんとするもん。 軽くのけぞるように背を反らして、位置を修正いたします。 それから、タイプライターの使いすぎで腱の浮いた、すらりとした手を自分の股間に伸ばします。 茂みに分け入った白い指が、小刻みに震えながら、くちゃりと粘着質の音をたてて、その場所を左右に開きました。 自分の腰の影に隠れて見えない屹立の上に、ゆっくりと、腰を落と ※ 「……先輩? 先輩どうしたっすか!? ガン泣きっす、マジ泣きっす、悲しい夢でも見たんすか!?」 「う……うううううううう…」 案の定、そのあたりで正気に戻りましたとさ。 ここはいつもの軍の施設です。 先輩と呼ばれました男の勤め先でございます。 軍人と申しましても表立った戦争などできない犬の国、デスクワークもまた立派なお勤めです。 男はいろいろあって秘密部隊の最前線を離れておりまして、あっちこっちの部署を体よく使い回される身分です。 いまは王都の治安を守るぼくらの町のおまわりさんでありまして、後輩の面倒見も仕事のうちという次第。 いつものように出来のおぼつかない後輩の、これだけはいつも立派な出来の反省文をチェックしていた最中でした。 眼球に残る幻痛を、指で揉んでなだめます。 この男、ときおり唐突に、貧血を起して意識が飛ぶことがございます。 貧血と言うのは嘘っぱちで、彼はちょっとした幻覚を見る悪い癖があるのですが、それは一部の人にしか伝えていない秘密なのです。 幻覚を見ている間は、傍目には突然、目を半開きのまま気絶したように見られます。 戦闘員としての最盛期には、その幻覚を視ながら強引に振り切り、現実の光景を二重に捉えて行動していたものです。 近頃まったくたるんでいます。 「………なんでもない……なんでもないんだ……うう」 望陀の涙をハンケチでぬぐいまして、男は、気を取り直しました。 チェックを終えた反省文にポンとはなまる判子を押します。 わーい、はなまるっすー、と喜ぶ後輩に、しおしおになった目を向けました。 「お前はなあ………反省文だけは手本みたいにきっちり書けるのになあ……」 おもわず本音が漏れます。上司として減点です。 「え? そんなの当たり前っすよ先輩!」 高身長の多い軍部でも飛びぬけてでかい後輩、一部の心無い者たちにウドのなんとやらと呼ばれておりますが、その後輩が胸を張りました。 「だって反省文は持ち帰って書いていいっす! 妹と徹夜して書いてるっす! 出来がいいのは当たり前っすよ!」 「……………。」 ぱくん、と先輩の男の口が開きました。 その様子を、世間では唖然とか、開いた口がふさがらないとか申します。 いやいや待て待て、と眉間に手をあて聞き間違いかと考え直し、男はたずねました。 「………軍に提出する反省文、妹に手伝ってもらってるのか」 「ちがうっす先輩! おれは一人できちんと書いてるっす! でも妹が反省文があると何故か嗅ぎつけてくるっすよ! しかもおれががんばって書いた反省文、びりびり破くっす! ひどいっす、イジメっす! お兄様が軍部で叱られたってべつにどうでもいいけど、家の恥になるから仕方なく手伝ってあげますわって言うんす! 押し付けがましいっす! おれ養子だから言いなりっす! 早く寝たいのにおかげで徹夜っす! しかもおれが起きたら妹は机でぐーぐー寝てるんす! つらいっす! 養子つらいっす! でもくじけないっす!」 「……………いま、『おれが起きたら』とか言わなかったか?」 無駄な気がしながらも、男はつい我慢できず指摘しました。 「なにかおかしいっすか? 朝は起きるものと決まってるっす! 遅刻したらまた叱られるっす!」 「………今朝は思い切り遅刻してたし、徹夜してたの妹だけなんじゃ……いや、まあ、いいか」 面倒くさくなったので、男は追及を打ち切りました。 後輩君は、元々は捨て子です。 犬の都市部にありがちな孤児の一人で、幸運にも軍部に拾われ、のち王族の気まぐれな『福祉活動』の恩恵に与り、 継承権はないという条件つきで貴族の養子に潜り込んだという、奇跡のラッキーボーイです。 取り得と言えば図体のでかさと小食なことです。 小食なことは、犬の国ではイコール魔法がろくに使えないことも意味しています。 ようするに見事なまでにウドの何とやらなのです。 ステータスをすべてラックに振った一極男と呼ばれています。 彼を見る者は、その幸運を羨んだり妬んだり、なにやらちょっと安心したりすると申します。 しかし、彼のような者でも立派に生きていける社会じゃないとダメだよね、という意見もございます。 さて、反省文が合格したので、すっかり仕事のなくなった後輩君、おそろしいことに先輩の傷に塩を振りました。 「ところで先輩、どんな夢を見たんすか? オンナっすか?」 「…………。」 部署内の、デスクワークに没頭していた人々が、ぴしりと固まりました。 気温に例えると氷点下です。 けれど後輩君は怖いもの知らずですので、へっちゃらです。 「だいじょうぶっす先輩! オンナなんて下の口にねじこんじまえばあとは言いなりっすよ!」 明るく朗らかに、どんと胸を叩く後輩君です。 もう先輩君は見た目もしょぼくれて、老人が宇宙人を見る目で後輩君を眺めております。 もはや、どこでそんなファンタジー知識を拾ってきたんだ、元の場所に捨ててきなさいと言う気力もありません。 妹さんはこんな義理兄のどこがそんなに気にかかるのかなあと思いもします。 部署内のほかの人々は凍ったままです。 他の部署から回されてきた、微妙な立ち位置の中間管理職の男には、不吉な噂があるのです。 以前に休暇中に鉢合わせた事件で知り合った、見るも麗しい羊のマダラに懸想しているという、不吉な噂です。 女性の軍人も少なくないとは言え、結局は男の殿堂・軍隊に、そうした噂はつきものです。 そんなわけで、聞かないふりで聞き耳を立てながら、皆してそっと尻尾を股にはさんでガード強化の体勢です。 王都を訪れる異国の女性たちに言い寄り、それとなく諜報活動するのも男の仕事のひとつです。 仕事でオンナばっか相手にしてると私生活では男に走っちゃうんだよ、と、風の噂が申しております。 「それで、相手はどこのだれっすか先輩! おれ及ばずながらオーエンするっす! いいっす、先輩のためっす、任せてほしいっす! まずは市場で無味無臭の媚薬を仕入れて井戸にゲゴッ」 ぐらり、ばったり。 意気揚々と環境テロを実行しかけた後輩を、抜く手も見せず、男のコブシが黙らせました。 裏拳を振りぬいた姿勢のまま、シルエットになったその体の、目だけが燐光のように燃えております。 「………ばかだなあ、クスリは身体に悪いだろう?」 ぼそりと、大幅に遅れて、コメントしました。 常人の筋力を超えて、軍事機密的にパワフルな裏拳をまともに食らって、後輩君は床で大の字です。 これで午後からの仕事を邪魔されなくて済むなあと、他の面々はこっそり一安心です。 男はふと、後輩をここに寝かしとくと通行の邪魔だと気づきましたので、おもむろに椅子から立ち上がりました。 後輩の両足首をつかみますと、億劫そうに、死体に慣れすぎた墓堀人夫のように、無言でずるずる引きずって行きます。 たぶん美味しくないと評判の食堂にでも転がしてくるつもりでしょう。 こうして、部署につかの間の平穏が訪れました。 「…………ボス。ボースーぅぅぅ」 「言うな。泣くな。仕事はできる奴なんだ、仕事は」 ※ そうした経緯がありまして。 「よし―――――押し倒そう」 勤務時間を終えて軍施設を退出し。 五分ほど黙々と歩いて、ぴたりと立ち止まるなり、男はふたつの月に誓ったのでした。 道の真ん中で仁王立ち。 男は二メートル越えの偉丈夫です。 最近では隠れマッチョとか申します。 一番星を見上げる横顔は真摯で、精悍です。 でも心に誓っていることはぶっちゃけ鬼畜です。 いい年した大人がお星様を見上げて考えることではありません。 けれど心の声はおおむね他の人には聞こえませんので、誰も彼を止めません。 聞こえていれば、きっと心の優しい紳士かおばあちゃんあたりが、 あんたおやめなさい、犯罪ですよと言ってくれたことでしょう。 いまどきのお嬢さんであったなら、キモイと一刀両断のうえで通報です。 誰も止めないので、もちろん男はとまりません。 自らの誓いに、自分でぐっと胸を熱くして、歩き出しました。 帰宅を急ぐ人々を掻き分けて、のしのしと進みます。 その姿は、あたかも戦場に向かう殺人マシーンのごとくです。 鬼気迫るオーラが背後に燃えています。 もはや向かうところ敵ナシです。 標的の生命、いえ性命は今や風前の灯、生贄の子羊、ザラキエルの前にチェリーです。 そうこう申し上げているうちに標的の住まいに到着しました。 旅商人などが長期滞在に利用する、下宿のようなお宿です。 腹の足しにもならない岩石だけは豊富な犬の国、このお宿も石造りです。 勝手知ったる調子で食堂をかねた無人のホールを通りすぎ、石段を上がります。 二階のいちばん奥の角部屋が、標的の今の仮宿です。 ごんごんとノックをして、名前を呼びます。 部屋主の機嫌が悪いと、通例ですと中にも入れてもらえないのですが、今日は無理やりにも押し入るつもりです。 「………ひゃい………」 奥から蚊の鳴くような声がしました。 「……ひゃい?」 男は面食らいます。 こんな弱弱しい声なんて聞いたことがないのです。 血の気が引きました。 いったい何事かとドンドンとドアを乱打します。 「おい!? オツベル? どうした、何かあったのか!?」 どんどん、どんどんどん。 「………………んゅー……………ぐふ」 ますます様子が変です。 男は慌てふためきまして、こじあけるつもりでドアノブに手をかけました。 意外なことに鍵はかかっておりません。 開けたとたん、ガタの来ている彼の鼻にもツンと怪しい香りがしました。 「げほっ…! なん、」 鼻を手でおおって、うっすらとただよう煙をふりはらいます。 入って正面の壁際にはタイプライターの載ったデスクがあります。 デスク前の椅子の上は無人です。 あわてて左を見ますと、ベッドの上に、くたりと倒れこんでいる姿が目に入りました。 「オツベル!?」 ベッドの上、うっすら額を汗ばませて、その人物は横たわっていました。 枕は端に吹っ飛び、毛布はぐちゃぐちゃに乱れ、シーツも裸足のかきむしった跡だらけです。 オツベルと呼ばれた、頭に毒蛇的な紫と黄の雄羊の角をつけた『標的』は、億劫そうに目を開けました。 「あ………なに、かってに………はあ、はあ…出てけ、こっち、くんな……」 心配している男に吐く暴言にも、いつもの覇気がありません。 て言うか、寝乱れてます。 よほど寝心地が悪かったのか、さんざんベッドの上でもがいた形跡があります。 めくれたシャツの裾からすべすべした脇腹が、ずり上がったズボンの下から足首が覗いています。 苦悩めいた表情は、いままで見せたこともない顔です。 なにか、ひとりでどうしようもない苦痛を耐えていたかのようです。 男は思い当たることがあったのか、すぐさま取って返し、窓を開け放ちました。 まだまだ寒い犬の国、しかも陽も落ちていますので、ぴゅうと冷たい風が吹き込みます。 「んあっ……さむ」 「うるさい。馬鹿野郎が」 有無を言わせず、室内の煙を外に追い払います。 ついでにデスクに乗っていた小さい香炉を開けて、中の灰をやっぱり窓から捨てました。 じゅうぶんに空気が入れ代わったのを確認してから窓を閉じます。 ネジの鍵を閉めてカーテンを閉じ、飛び込んでから開けっ放しだったドアにも鍵をかけます。 ストーブに薪を足し、火かき棒で調整して、充分部屋が暖まるように調整します。 それから水差しの水を、干からびかけていたヤカンに足してストーブに載せます。 そこまでが流れるような動作です。 基本、几帳面でかっちりした男なのです。 散らかすのが得意な部屋の主は、まだベッドでくたりと横倒しになっています。 とろんとした目が、てきぱき働く男を見ていました。 一仕事を終えて、やっと思い出したように男はコートを脱ぎました。 オツベルが、億劫そうに身体を起します。 しかし途中で、「んうっ…」と小さく呻いて、またベッドに身体を沈めました。 「っ……はあ、はあ………ぁぅ…」 苦しいのか、身体を折り曲げて顔をしかめます。 その様子は、あたかも腹痛と頭痛発熱と肩こりと全身の倦怠感と筋肉痛とつわりがいっぺんにやってきたような有様です。 けれど男はそうではないことを正確に察していました。 怪しい香。悩ましげな顔。 導き出される推理はひとつしかありません。 なぜこんなきつい香を、どこから手に入れて、なぜ自室で焚いていたのか判りませんが、オツベルはたまに騙されたり面白がったりして意味不明な小物を買う悪癖がありました。 コートをコートかけにひっかけて、重い軍靴をごつり、ごつりと焦らすように響かせて、男はベッドサイドで立ち止まりました。 ぼうっとした目で見上げてくるオツベルを、じっと見下ろします。 ―――――旦那、なんか怖い顔。おこってる? なんで? でたらめな鼻が、ちらりと、オツベルの感情を伝えてきます。 そうじゃないと、口に出すことは出来ませんでした。 できるだけ顔を緩めて、ぎしりと、ベッドの端に腰を下ろしました。 肩越しにオツベルを振り返ります。 「………つらいのか?」 なんと声をかけるか迷いに迷って、ようやく、それだけ言いました。 オツベルは、きょとんと不思議そうに。 それから、へにゃりと笑いました。 「ちょっとねー」 ひひひ、と、せいいっぱい陰気そうに笑います。 男は、そうかと言いました。 …………たまには。そういう気まぐれもいいかも知れないと。 そんなような考えが、男の胸を行き過ぎました。 「なんとかしてやろうか?」 「なんとかー?」 ふざけた口調で、笑って首をかしげたので。 それならと、男らしく、行動で示すことにしました。 ※ 夕暮れ時を指して、黄昏時と申します。 誰そ彼時。 そこにいる人影がいったい誰なのか、夕闇混じる刻限にはふと見失うのだそうです。 人間の群れの中に、ふらりと見知らぬ誰かが紛れ込む刻限でもあるそうです。 陽が落ちて、部屋の中に宵闇が降りています。 ストーブは薪をたらふく咥えて煌々と燃え、部屋を僅かなオレンジ色で満たします。 いつもこの時間に住人によって灯されるランプは冷たく。 かわりに、おとぎ話の狼男のような巨きな影が、手の平にふうと吐息を吹きかけました。 吐息はふわりと光を帯びて、焚火に似た柔らかな明りで部屋を照らしました。 イヌの国の出身なら、たいていの者が使える魔法の技です。 円い鬼火は重みのないように浮き上がって、部屋の天井あたりで止まりました。 ベッドの上に転がったまま、オツベルはぼんやりとそれを見つめます。 オツベルに魔法は使えません。 猫の国でとっくに見慣れているはずなのに、じっと無心に光を見つめています。 それは、綺麗な星を見上げる顔によく似ています。 魔法の明りが安定したのを見届けて、イヌの男はふうと息をつきました。 「……旦那がそういうの使うの、はじめて見た」 「ん。そうだったか?」 なんでもないふりをして、男はベッドの端に腰掛けました。 この部屋に椅子はひとつきり、それは部屋の住人のお気に入りで、勝手に座ると怒られるのです。 だからいつも男の座席はこのベッドなのですが、今夜は少々遠慮がちに座っています。 安物のスプリングがぎしりと鳴りました。 反動で軽くバウンドしたオツベルが、横になったまま不思議そうに顔をあげます。 俺のは少し効率が悪いんだと、男がもそもそと言いました。 「初歩の魔法も中級くらいのも、おなじ位に消耗する。だから、あんまり使わないようにしてる」 「……そりゃーまた丼勘定だねー。ああ、煙草あんま吸わないのにマッチ持ってんの、そーゆーことかー」 オツベルがつくつく笑いながら、くにゃりとベッドの上で丸くなります。 あいかわらず顔色は悪いです。 頭の両側の雄角がとても邪魔そうです。 ぶかぶかの部屋着をまとった棒切れみたいな身体を、イヌの薄水色の目がじっと見下ろします。 ※ 選択肢を選んでください。 a.偽羊は風邪をひいている。 →避難所643さんの次回作にご期待ください。 b.風邪以外 →14へすすめ c.兎と犬の掌編を読んでいる。 →『表』のあと『裏』へすすめ ※ 14 視線と沈黙に気づいたオツベルが、すこし居心地悪そうに身じろぎしました。 でも、部屋の角に置いたベッドの上では逃げる余地はありません。 ぐらりと傾いた男が圧し掛かるように、オツベルの両脇に手を置きました。 「ふあ……っ? ふぇ、ちょ、旦那ぁ?」 「……いいから。じっとしてろ」 オツベルから見上げる男は逆光になって、まるで大きな影のようです。 押しても引いてもびくともしない大きさです。 対するオツベルは、男がちょっぴり触れただけでパキリと折れそうです。 男はそっと、精一杯慎重に、その肩に触れました。 それでもオツベルが逃げようとしないのは、男を信頼しているからでしょうか、それとも。 「身体の力を抜いて、……全部、俺に任せろ」 ※ 「んっ……う、ぁ…」 オツベルはベッドにうつ伏せにされています。 その上に男が圧し掛かり、ゆっくりとしたリズムで揺れています。 揺れるたびにオツベルはシーツをつかんで顔をしかめています。 声を漏らさないように耐えています。 「は、あ、んぅ……ふあ……」 「……ここか?」 「は、ぁん……んっ、そこぉ…ふあ、それっ……あ……きもちいー……」 とろけた声がこぼれます。 うっすら開いた目はすでに夢見心地です。 男から顔は見えないので、その声を聞いて、心地よさそうに耳を震わせます。 尻尾もふわんふわん、左右に振れています。 壊さないように丁寧に丁寧に、男はオツベルの身体に指を這わせます。 「ん、ん、んっ……は、ふぁあ……あ、や、旦那、軍人、で、なんで、こんな巧……」 絶え絶えの息の下、もつれる舌で、辛うじて言葉をつむぎます。 男は律動をやめないで、軽く頭を振りました。 「……軍人の身体は軍の備品みたいなもんだからな。維持管理も仕事のうちでね」 「は、あふ……んん、ん…維持管理、ね……っ、は、はあ…っ」 「ここ、こんな硬くなってる」 「っあう!? は、や、痛、痛い、そこ痛ぁ…!」 「ん」 男が動きを止めました。 どうしたものかな、という顔で、でっかいイヌの顎をひと撫でします。 「はっ、はっ、はっ………んう、あ、はぁぁ……」 苦痛から開放されて、シーツに突っ伏したオツベルが短く息をつきます。 その様子を目で堪能しながら、悦楽をおくびにも見せず。 男は再び、あっさりと医者の手つきでオツベルに触れました。 「ひあ、やぁっ、ちょ…!」 「ん。痛いか?」 「あ、あぅぅっ、そこダメだって、痛い、痛ぁっ、痛いっつってんだろバカぁあ…!」 たまりかねたオツベルが両腕をつっぱって上半身を反らし起します。 目じりには涙さえ浮いています。 「……力、抜いてろって」 感情を漂白したような声で男は言いました。 標的を捕縛する要領で、易々と立てた腕をすくいます。 「はぅんっ!?」 支えを奪われて、オツベルの上半身がばすんとベッドに落ちました。 太股の上にはイヌが跨ってがっちりと挟み込んでいます。 逃げられません。 崩れ落ちた細い肩を、大きな毛むくじゃらの手が押さえつけます。 「あんっ、や、痛い、いた、あああああんっ!」 「これでもまだ痛いか。……ん、まあ、大丈夫だ」 「んあ、ああ、はぅぅん……! あっあっ、だ、大丈夫っ……!?」 「うん」 子供がうなずくように、わんころコクリと請合います。 「今は痛くても、だんだん快感になってくるから」 「だっ……! ば、バカか!? それ大丈夫ちがう、うあっや、やめ、あ、あ、んはあああん!」 偽羊、陸揚げされた海老みたいにびちびち暴れますが、どうにもなりません。 閑静な住宅街を切り裂く声はすでに悲鳴の域です。 でも声の届く範囲のお宅は空き家で、下宿の他の住人は留守にしていると、男の優秀な耳はすでに リサーチ済みです。 状況、完璧。 自然と男の口元に笑みがこぼれます。 にたりと吊りあがる口はまるっきり人食い狼の顎そのものです。 ふふんふーん、とハミングさえ奏でます。 尻尾のフリフリぱたぱたはテンポを速めて、まるでお気に入りの玩具で遊ぶ飼い犬の如しです。 その下敷きになって、偽物の羊はじたばたもがき、男の指の動きにあわせて跳ねたり、 綺麗な悲鳴を上げさせられるばかりです。 ※ ところで、察しのいい方はすでに見抜いていることと思われますが。 下宿の二階の角部屋の、ベッドの上にて一人と一匹が繰り広げているこの饗宴。 実のところ、まったく色気もエロスも欠片もない作業なのであります。 端的に申しまして、按摩です。 整体です。 ツボ押しです。 横文字で表すとマッサージ、性的でない意味で、です。 こいつらここが何板なのかわかってんのかよ、です。 KYにも程というものがありますよ、であります。 うん、そんなこったろうと思ってた、と優しく微笑むお客さん、貴方には座布団一枚差し上げます。 「あー、腰椎が歪んでる歪んでる。おまえちったあストレッチくらいはだな」 「んぎゃあああああああ! ひぐぅぅぅぅぅぅぅ! ぐわああああああああ!!」 嬌声と申しますより屠殺中の家畜の悲鳴があがります。 なにしろヒトの数倍の筋力をデフォで備えたこの世界の住人ども、ドアノブひとつとっても 固いわ重いはでっかいわ、まったくもってヒトの非力さに考慮などしてくれないのです。 そのうえ机に向かって何時間もじっと固まっていることの多い文筆業、肩はがちがち、 腰は痛め、全身の血流も滞るというものです。 「痛い痛い痛い痛痛痛ぃぃんああー! ちょマジ痛いってば、んあああ! ギブギブギブ!」 肩の凝りをゴリゴリほぐされた後は腰の番です。 もうオツベルは悲鳴しかあげません。 傍目には痴態とか嬌声とか感じすぎて半泣きのような様相です。 でも当人はそろそろマジ泣きです。 愛液どころか鼻水が漏れる勢いです。 「んあっ、あ゛ぅぅっ、んくぅぅん! ひあ、は、んううううう!」 不摂生と無理の祟った体はどこのツボを押さえても激痛が走ります。 「ガチガチだなあ。こりゃ徹底的にほぐさないとなあ」 イヌの本性とは群れへの従属、同時に支配欲と征服欲とも申します。 イヌの旦那、オツベルが泣こうが喚こうが手を緩めようとしません。 普段、オツベルにいいように振り回されているせいでしょうか、オツベルを じたばた暴れさせて泣かせてるだけで、もう嬉しくてしょうがないのです。 エロ以外の大義名分で堂々と身体に触れられる上に、こんなに気持ちよく 声をあげてくれるとなると、もはや 止 ま る わ け が あ り ま せ ん 。 ニヤニヤしそうな顔だけは、まだ抑えていますが、目はすでにちょっとイッてしまっています。スイッチ入ってます。 俗にそれをSのスイッチと呼ぶ向きもございます。 オツベルの腰を男は抱え込むと、持ち上げてくるりと反転します。 「ひゃう!? ふあ、なに…!」 うつ伏せからあお向けにひっくり返して、片足をひょいと掴み揚げました。 「んあっ、はぅっ、もぉいい、もういいからぁ……!」 オツベル、雨の日の捨て犬みたいにぷるぷるとか細く震えております。 「ふっふっふ。まあそう遠慮するな。抵抗しても無駄だぞー、観念して力を抜けよー」 「ひぁん!? うあっ、やぁっ、ちょ、こんな格好やだぁあああ、あああああん!」 オツベルの片足が、高々と天に向かって挙げられました。 ぼくっ、ぼきばきべきぽきん。 「んやあああああ!? あああ、折れたあああ! すごい折れたよぉおおう!?」 「折れてないって。股関節の固まったのがほぐれたんだよ。ほら左足もいくぞー」 「やっ、だっ、やだってばああああ!? あっやぁぁ! 足、足離して、あううう!」 べきべきぼくん、ばきんぼきん。 「はぅん!? あ、は、あああ、ああああ、ぁぁぁぁん…」 男が、持ち上げていたオツベルの足を離しました。 失神寸前のオツベル、目も虚ろに、足と手とがぱさりとベッドに落ちます。 しかし、それでもなお鬼畜の責めは終わりません。 「じゃ次、足の裏な。ここが胃、ここが目、腎臓、このへんが肺」 「ッッッん゛あ゛あ゛あ゛あ゛!? ん゛がああ、あうあうあう、あはああああああんん!?」 足の裏を両手の親指でくにくにと揉み始めたとたん、力尽きたと思われたオツベルが 今まで以上に悶絶して飛び跳ねました。 ヒト世界で言う所の足ツボマッサージ、イヌ国軍部伝来の技もヒトのそれに酷似しています。 判りやすく表現いたしますと拷問です。まだしも生爪はがされるほうがマシでございます(断言)。 哀れオツベル、足先だけ捕まえられて、膝から上がくねったりもがいたり跳ねたりしています。 「あ゛あ゛あ゛! 痛い痛い死ぬ死ぬ死ぬ死んじゃうぅぅぅ! やはああああああ!」 「こんなので死ぬわけあるか。これくらいじゃ熟れた桃だって潰せない、と」 「はんんんっ、あぐ、あんんっ…! 嘘つきぃっ、痛い、イダ、あ゛あ゛、痛いもん、痛いもん…!」 旦那、そろそろ顔のニヤニヤが抑えられなくなっております。 オツベル、それに気づく余裕もなく、踊るように七転八倒中です。 開いてる足でぽこぽことイヌを蹴るのですが、まったく効きません。 「はうっ、んうっ、ぁぁあん…! 痛ぁ……! や、旦那、旦那ぁ、やあああ…」 とうとう哀願入りました。 はあはと息を荒げて、シーツを掴む手にも、もはや力が入らない様子です。 がっちり抱えられた足も、がくがくと震えています。 「ん、このあたりがイイのか?」 そ知らぬふりで、男は、狙い澄ましてぐりぐりと(指を)抉りこみます。 「うああああああん! ん゛あ、ん゛あ、っあ――――ぁ……!!」 ひときわ高い悲鳴をあげて、オツベルが仰け反りました。 「はっ、あ、ぁ! ひぅっ、痛いよぉおお…ばかぁあああ、何の恨みがあるんだよぅうう…!」 「はっはっは。身に腐るほど覚えがあるだろう。ここか? ここがイイのかー?」 「はぐぅぅぅ!? いぅっ、ぁん、ぁん、あぁぁああああん! あああ! んあああー! わ、わかったぁぁ、判ったからあ! もうしません、仕事邪魔したり砂糖いれたり カバン勝手に覗いたりしませんんんん! だからもうやだぁああああああああ!」 「うんうん、許す許す。ん~、軍式整体術二人組み式、フルコースいくからなー♪ ちゃんと最後までしてやるから覚悟しろよ? 終わる頃には身も心も病み付きになってるぞー♪」 「ひゃうんんんっ!? あ゛っ、あ゛あ゛あ゛っ、あ゛ー! やああああ、ばかぁああああ! そんなの、あ゛うっ、いらないぃぃ、はああ、あああ! は、んっんんん、んうー!」 「よーしよし。俺のことしか考えられなくしてやるからな……♪」 「ひいっ!? ちょ、それ用途違、男の台詞と違、あ、あんっあんっあんっ、あ゛、ふあああん!」 ………。 「………うっく……えぐぅ、しくしく……」 オツベルの目の淵から、ひとすじ、涙がこぼれました。 もう気も心も萎えて、くたりとベッドに沈みます。 タイトル、『このケダモノぉ……』です。 見ようによっては色気むんむんですが、端的に申し上げるなら、脱水後の ドラムに張り付いた洗濯物です。くちゃくちゃのぷーです。 対して施術を終えたイヌ、ぷふーと心地よい汗など拭っています。 やり遂げた感とほどよい運動と、何か英気を吸い取った風でつやつやぴちぴちです。 「……ふう。まあこんなところだろ。軽くなんか食って風呂に浸かって、とっとと寝ろ」 いそいそ、てきぱきと、男はコートを羽織ります。 じゃあまた明日な、なんて言いながら、返事も聞かないで部屋を出ます。 すんすんすすり泣くオツベルは見送る気力もありません。 ぱたんとドアが閉じました。 薄暗くて肌寒い廊下にひとり出て、はた、と男は止まりました。 「……ん? あれ? 俺、確か今日こそ……?」 首をひねります。 何かが胸にひっかかったのですが、思い出せません。 当社比でいつもの数倍の満足感を得たために、当初の目的を見失った様子です。 なんと恐ろしいことに、この男。 これ以上一緒にいたら本当に押し倒してしまうから、と滞在を切り上げて帰路につく 習慣が、すっかり骨身に染み込んでしまっていたのでした。 きつく張り詰めたアレやナニやらも、まったくいつも通りなので、気にも止まりません。 もはや紳士や臆病者を通り越して不能の疑惑が持たれます。 廊下を通り抜け、階段を下りながら、何だったかなあとしきりと考え込みます。 階段の途中で、とんとんと上がってくるチワワの美女と鉢合わせました。 「あら、いらしてましたの。もうお帰りですか?」 美女、ふんわりと微笑みます。 ヒトの年で言うなら二十歳そこそこ、おっとり優しげなこの美女が、この下宿の主人です。 「……あ、はい。こんばんわ。世話になってます。…もう帰るところです」 オツベルをこの下宿に紹介した男、ぺこりと頭を下げます。 「あら、お茶でも淹れますから、もうすこしいらしてくださいな」 「いえ、お気持ちだけで。……ああ、アレがちょっと調子を崩してるようなんですが」 「あら」 「たぶん今日はろくなモノを食ってないんで、その」 「はい、引き受けました。ちょうどそこのパン屋さんで焼きたてを買ってきたところなんです。 オツベルさんにおすそ分けしようと思って。スープの残りも温め来れば、軽い夕食には ぴったりですわ。いかがですか、せっかくですからご一緒に。お食事は大勢のほうが楽しい ですから」 「あ、いや。自分はもう食べてきましたから。アレを宜しく御願いします。では」 横をすり抜けて階段を下ります。 下宿の門を飛び出して、ようやく息をついて。 そこで、はた、と当初の目的を思い出しました。 「……ああ!? 押し倒……」 慌てて口を押さえたのは賢明と言えるでしょう。 振り向きますと、二階の廊下を、下宿の主が手にした明りが移動していくのが見えました。 向かう先はくちゃくちゃのオツベルの部屋です。 「あ……」 ぱくん、と呆けて顎を落とします。 完全に機を逃してしまいました。 「………。……うう。うううう。まあ…いい。いいさ。うん」 コートのポケットに両手を突っ込んで歩き出します。 丸くなった背中が侘しい佇まいです。 その夜、宿舎近くの飲み屋で呑んだくれる栗毛の軍人がいたそうですが、どこぞの旦那との因果関係は 定かではありません。どっとはらい。 ちなみにー、改造人間はアルコールくらいじゃいくら飲んでも呑まれないのねー。不便不便。 「あんたさん、カネの無駄なんだから、呑まなきゃいいのにねェ。 おらよ、火気厳禁、消毒薬の味しかしねェ高純度蒸留酒、"盛った兎でも昏倒する"銘酒・精霊殺し。 出所は聞くなよ。ストレートの燗で五合、飲めるもんなら飲んでみやがれ」 ※ 「うう……めそ…もそもそ…ひっく…」 「あらまあ。それは大変でしたわね」 「しくしく……もぐ…えうー」 「でも、今朝方よりずいぶんと顔色が良くなってますよ。痛いぶん、よく効いたんでしょうね」 「…………ずびー」 「お引越しのしたくなら、声をかけてくれればお手伝いしましたのに。重かったでしょう、この荷物」 「………もぐ…しく…」 「オツベルさんがいなくなったら淋しくなります。また遊びにいらしてね」 「…………くすんくすん…」 「お待ちしてますからね。そうそう、ところでオツベルさん、はいこれ、プレゼントです」 「………?」 「消臭効果をうんとアップした生理用ナプキン、一年分。お香って、意外と匂いは誤魔化せないんですのよ?」 「…………ふ、うう、はぅぅぅんんん管理人さぁあああんっ(ひしっ)」 「ええ、あの人なら大丈夫、以前に怪我をしたので鼻は悪いと仰ってましたから。このナプキンはイヌの国で 作られたものだから、これなら絶対に匂いではわかりませんからね。あちらに行っても元気で過ごしてくださいね」 ※ 【犬と羊とタイプライター/carnaval・表】 了
https://w.atwiki.jp/83452/pages/10220.html
梓「ん……唯せんぱぁい……♪」 身を縮こめて、甘えるように肌を合わせながら、唇を上向ける。 私、昨夜言いましたよね、お姫様抱っこは憧れだって。 だから、もう、どっきどきで……こんな場所なのに、我慢、出来ないんです。 唯「変なこと……しちゃ駄目って言ったの、あずにゃんだよ?」 梓「だ、だってぇ、唯先輩がお姫様抱っこなんかするからぁ……私、その、昨夜のこと思い出しちゃって……」 唯「昨夜のことって……なぁに?」 梓「わっ、私、好きな人にお姫様抱っこしてもらうのが夢で、ちょっぴりでしたけど、唯先輩が叶えてくれて……でも、また、こんな……うう、はうぅ……」 顔が真っ赤になってるどころか、私の頭のてっぺんからは湯気が出ているかもしれない。 どきどきどき、どきどき。 唯「んー……んっ、こほん、んん……あー、あー、あ゛」 梓「……唯先輩?」 いきなり咳払いをして、妙な発声練習なんかして、どうしちゃったんですか。 と思ってたら、唯先輩は私の耳元へ唇を寄せて、低い声でささやいた。 唯『可愛いね、梓』 梓「……にゃああ!?」 唯『梓が喜んでくれるなら、お姫様抱っこくらい、いくらでもしてあげる』 梓「んんぅ……にゃぅぅぅぅっ……!」 私を『あずにゃん』って呼ぶのは唯先輩だけだから、普段は『梓』って呼ばれる方が多いんだけど。 唯先輩に、いつものほえほえした声色とは雰囲気を変えて『梓』って呼ばれると……ものすごく新鮮で、んでもって、とっても変な感じ。 梓「ゆぃ、せんぱぃ……私、おかしな気分になっちゃいますよぉ……だから、今は、それくらいで勘弁してください……」 唯「ん、けへけへっ、ふう……そっか。あずにゃんは、今みたいにすると、触ったりいじったりしなくても、腰砕けになっちゃうんだ?」 梓「んっ、ん……唯先輩、焦らさないでっ……んっ、んぅー……」 プールのぬるま湯を追い出すように、唯先輩の首筋に抱き着いて肌を密着させる。 胸元のまろやかクッションの感触も気持ちいいし、水の中でも、私を落とさないようにってしっかり支えてくれている唯先輩の腕の緊張感も嬉しい。 それより何より、気分が昂ぶっちゃって、キスだけでもしてもらえないと、変になっちゃいそう。 唯「んふふ……あずにゃんの、えっち……んっ、ちゅうう、ちゅく……あぷ、あむ、ちゅくるっ」 梓「んんっ、くぷ、ちゅううう、くぷ、んむっ……はぁう、はむっ、んく、んっ……はあ……♪」 唯「ほっぺ真っ赤にして、ぷるぷる震えて、可愛いね。でも、泳げそうには見えないから……このまま時間まで抱っこしてていいかな?」 梓「は、い……もお、放した途端に溺れちゃいますから、しっかり抱っこしててくださぁい……そ、それと、もっと、その……キスを……」 唯「うんうん、おねだりされるの嬉しいし、あずにゃんも喜ぶし、いくらでも聞いてあげるよ。でも、ほんとに変な気分にならない程度にね?」 梓「んにゃ……い、意地悪なこと、ゆわないでくださいよぅ……」 唯先輩の首筋、鎖骨……胸元。 昨夜のあわあわ程じゃないけど、水で滑って、ほっぺをすりつけると気持ちいい。 特に、胸。 ぎゅううって身体を精一杯丸めて、顔を埋めて、ふよんふよんの感触を楽しむ。 唯「ん、あ、あはっ……あずにゃんは本当におっぱいが好きだねぇ。どーする? 一旦上がって、あの日焼け椅子で一緒に横になる?」 梓「いえ、それだと、色々とマズいことになりそうなので……それよりっ、早くキス、キスしてくださいっ」 唯「……そっか、そうだね。じゃあ、お姫様抱っこしたままで、何回もキスしてあげる……んっ、ちゅ、ちゅうっ」 梓「んむっ、はう……は、はぷ、んくっ……んっ、んっ、くぷ……ちゅぱ……はぅ♪」 結局、時間がくるまで私達はろくに泳ぎもせず。 ビーチボールとか、浮き輪とか、遊び道具もホテルのがプールサイドに一杯置いてあったのに。 唯先輩に抱っこしてもらって、抱き着いて……沢山、キスをして。 ただそれだけなのに、あんまり遊べなかったのに、とっても……心の底から、満足出来た。 ちぇっくあうと! 荷物をまとめてバッグに詰めて、忘れ物がないかチェック、チェック。 といっても、長逗留したわけじゃないから、自分のものは何がどこにあるか、きっちり把握してたけど。 梓「あ……そうだ、唯先輩。ちょっとケチ臭いかもしれませんが、一応」 唯「うん? なぁに?」 梓「テーブルにチョコとかクッキーとかのお菓子、用意してありましたよね。あれ全部タダですから、お土産に持って帰っても大丈夫ですよ?」 唯「本当っ!? あんな高そうなお菓子、いくらするかわかんないから食べるの我慢してたのに!」 梓「旅館にあるお茶のセットみたいなもんです……って、早っ。もう取りに行ってるし」 間違って備品まで持ち帰らないように、と、一応見守りにいく私。 そこには、目をきらきら輝かせてお菓子を漁る唯先輩がいた。 唯「あ、これ紬ちゃんが持ってきたことある! こっちも見覚えがあるよ!? これは知らないけど美味しそう! うわー、うわー!」 梓「どんだけ我慢してたんですか……」 唯「半分こね、はい! こっちはあずにゃんの分!」 梓「いえ、私は別にいりませんけど……こんなに甘いモノ食べると太っちゃいますし」 部活の時のティータイムだけでリミット一杯なんですよ、私は。 だから、だから……うくっ。 唯「じゃあ、半分の半分だけでいいから、持って帰って?」 そ、そのくらいなら……いい、かな? 梓「は、はい。そこまで言われたら、お断りするのは失礼というものですしね」 唯「……えへへ。帰ったら、私とここでしたえっちぃこと思い出しながら食べてね? 私もあずにゃんを想って、悶々としながら食べるから」 梓「そっ、そーゆーことなら、やっぱり半分お持ち帰りします。四分の一じゃ足りそうにないですっ」 唯「えへー……そんじゃ、はい」 袋詰めにしたお菓子セットを受け取って、バッグの隙間に放り込む。 もう変に意識しながらでないと食べられないじゃないですか、単なるお菓子なのに。 悶々とするだけならいいですけど、堪らなくなって、真夜中にひとりで変な行為に及んじゃったりしても知りませんからね? ……主に、私が。 梓「じゃあ、忘れ物はないですか?」 唯「うん。何でもかんでも用意してあったから、着替え以外はバッグから出さなかったし……あ、でも、ひとつだけ」 梓「はい?」 唯「あずにゃん。素敵な思い出を、ありがとう」 ちうっ。 梓「んっ……ちゅ……ふ、ふにゃぁ……」 急に真顔になって、迫ってきて、びっくりして動けない私の唇を奪う唯先輩。 ほんの軽く触れただけだったけど、私は硬直したまま何のお返しも出来なくて。 唯「さっ、行こっか。時間過ぎると追加料金取られちゃうんだよね?」 梓「は、い……」 さすがに唯先輩も照れてるみたい。 けど、私の方がもっと照れちゃってて、けど嬉しくって、どきどきしてて。 梓「あの……手、繋いでくれませんか、唯先輩……」 唯「……うん。いいよ、あずにゃん」 ぎゅっ、て。 唯先輩は優しく私の手を握って、ゆっくりと歩き出す。 ……はあ。 やっぱり私には、こんな風に、唯先輩の後に続いてくのがお似合いな気がしますよ? ふろんと! 梓「……結局、全部タダ券の分で済んじゃいました」 唯「ふう。ルームサービス、頼まなくてよかったね~」 梓「いえ、ちょっとした軽食とか、ジュースの一本や二本なら頼んでもよかったみたいです」 唯「えええ!? 勿体ない、今からお願い出来ないかな!?」 それは無理というものです、唯先輩。 しっかり説明書きを読んでなかった私も悪いんですけど。 梓「ええとですね、うちの両親、たまにこういうタダ券もらってくるみたいで、その時はまた奪い……いえ、もらってきますから」 梓「きっとまた一緒に来ましょうね、唯先輩!」 唯「……『きっと』?」 梓「あ、ホテルじゃない方がいいですか? 確か、こないだどっかの温泉旅館のペアチケットがどうとか言ってた気が……でも電車代がかかりそうだったのでスルーしました」 唯「私はそういうことを言いたいんじゃないよ、あずにゃん」 梓「はい?」 何だろ、また真面目な顔付きになって、キスをされそうな雰囲気じゃないけど。 後はホテルを出て、お互いの家に帰るだけなのに。 唯「行き先はどこだっていいの。大事なのは、好きな人と……あずにゃんと一緒、っていうことだから」 梓「はうっ……!?」 唯「だから、『きっと』じゃなくって、『必ず』だよ。いい、あずにゃん?」 梓「……はい。それじゃ、その……また、必ず一緒に、どこかにお出かけしましょう!」 唯「うん!」 周りから見れば、さぞかし変な女子高生ふたり組だったろう。 でも、私達は至って本気。 お互いに手を繋ぎ合って、ぽかぽかあったかい『約束』を胸に抱えて、帰路に着く。 本当は帰らないで、ずっと唯先輩と一緒にいたいけど。 でも、また一緒にお出かけする為には、離れないといけないから。 唯「えへへー」 梓「楽しそうですね、唯先輩」 唯「うん、最初はお祭りの後みたいに寂しくなると思ってたんだけどね」 梓「私もです」 唯「次があるって思うと、今は何だか、そっちの方が楽しみになってきて仕方がないよー」 梓「はいです。とりあえず、またタダ券ねだってみますけど……」 唯「ううん。あずにゃんのおうちにお泊まりとか、普通のデートとか……こういうホテルじゃなくってもいいんだ、って気付いたんだよ」 梓「……はい?」 唯先輩は、握っていた手を組み替えて、指先同士を絡めてくる。 くすぐったくて、どきどきして、思わず唯先輩の顔を見上げると。 唯「私にとっては、あずにゃんと一緒にいられれば、どこでも『特別な場所』なんだ、って……ね?」 梓「んにゃ……」 唯「だから、また、特別な思い出を作らせてね、あずにゃん♪」 梓「は……い……」 どうにかこうにか、か細い声でそれだけを絞り出した。 そりゃあそうです、私だって唯先輩が一緒でなかったら、どんな場所へ行ってもきっと楽しくないですよ。 逆を言えば、唯先輩さえいてくれたら、どこだってとっても楽しいに決まってます。 でも……でも、そんなこと、真顔で言われたら、恥ずかしすぎるじゃないですか。 唯「……あれぇ? ほっぺ真っ赤だよぉ? もしかして……また、キスして欲しくなっちゃった?」 梓「ちっ、違いますよぉ! んもう、唯先輩ってば!」 からかうような口調に、私はがあっと怒った素振りで返す。 でも、手指はしっかりと絡め合わせたままで、離さずに。 私達はゆっくりのんびり、家路を辿るのでした。 ~おしまい!~ べつのひ! 唯「あ、あずにゃんが先に来てる~」 梓「どもです、先輩方」 カバンを放り投げて、ぱたぱたと嬉しそうに駆け寄ってくる唯先輩。 そして、いつも通りといえばいつも通り、だけど密かに力加減を強めて私を抱き締めてくれる。 唯「わーい、あーずにゃんっ♪」 梓「はあ……またですか、唯先輩」 唯「んにゅ~……あずにゃん分補給開始だよ! きゅーんきゅーんきゅーんきゅーん……」 律「補給っつーより何か物騒なモノ充填してないか、その効果音」 唯「物騒じゃないよ、あずにゃん分だよ! この有り余る可愛さで癒してもらう感じだよ!」 紬「はいはい。今日のおやつはチョコタルトよ~」 ……まぁ、唯先輩とべたべたしても不審がられないのは気楽でいいですが。 何ていうか、ちょっとこの異常な光景に慣れすぎてませんか、皆さん? 澪「今日も練習出来そうにないな……はあ」 梓「いえ、練習しましょうよ。ね、唯先輩?」 唯「へ?」 梓「昨日も一昨日も、結局お茶と雑談で終わっちゃったじゃないですか」 唯「あー……うん、そうだったかも……」 梓「律先輩もですよ? 部長として、しっかり部員を発憤させてくれないと困ります」 律「お……おー」 紬「あらあらあら」 自分は蚊帳の外とばかりに、紬先輩がみんなの紅茶を用意してくれる。 ええ、確かに紬先輩は練習する日もしない日も、さり気なくお茶を入れるばかりでどっちつかずですよね。 梓「……紬先輩も、今日は練習しません?」 紬「はっ……まぁ、何ということでしょう~♪」 梓「紬先輩?」 紬「私、後輩から不真面目だって注意されるのが夢だったの~♪」 梓「……はあ。そうですか」 相変わらず、この人だけは正体が掴めない。 浮世離れしているっていうか、私達みたいな一般庶民にとっては当然のことが『夢』だとか、うん、まぁ、人それぞれだけども。 澪「よ、よおーし。ティータイムが終わったら今日こそ練習だ! いいな、律!」 律「はい、澪しゃん」 梓「私も賛成でーす」 紬「後輩に注意されて、嫌々ながら従うのも夢だったのよ~♪」 ……嫌々されるのは、それはそれで困るんですが。 唯「きゅーんきゅーん……」 梓「……唯先輩は?」 唯「んうっ!? な、何が!?」 梓「今日は真面目に練習するかどうか、っていう多数決なんですけど」 真上を見上げて、じとー、ってちょっと冷たい目で唯先輩を見つめる。 ああ、目が泳いでる泳いでる、でっかい迷ってますね? 唯「え、えっとね、私、もう少しあずにゃん分を補給して、それからでないとギー太の実力を発揮出来そうにないよ!」 梓「ふーん……」 唯「あっ、あのね、今日は真面目に授業でノート取ってたから、いつもより疲れてて、だからあずにゃん分が不足してて……」 澪「ああ、そういえば唯にしては珍しく起きてたな。ノートの内容まではわからないけど」 律「なっ!? 私も起きてたぞー!?」 澪「いや、お前は半分舟こいでたろ」 紬「あらあら、うふふ……はい、どうぞ。ちなみに多数決でもう練習することに決まってるから」 唯「んにゅう……」 梓「……というわけです。さあ、折角の紅茶を美味しくいただくか、冷めてからもそもそタルトを食べるか、ふたつにひとつです!」 唯「……わかったよ。今すぐ食べるよ……」 ぱ、と肩口にかかっていた重みが消える。 唯先輩は不承不承ながら自分の指定席に着いて、先輩方と同じくチョコタルトにフォークを入れ始めた。 紬「ふふっ……いいのかしらね、そんな冷たい態度取って」 梓「はむ?」 紬先輩の顔を見つめる、けど、普段通りに柔らかく微笑んでいるだけ。 何を考えているかなんて、少しも読み取れない。 ……冷たい態度、ですか? 10