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※ ざわ・・・ ざわ・・・ しないための注意点 けいおん×カイジのクロスssです 基本的にカイジが主人公です 福本作品における高度な頭脳戦や 手に汗握る心理描写はほとんどありません …… 朝―― その日は朝から太陽が活発で、ジリジリとアスファルトを焼き付ける そのアスファルトのそばに植えてある木の上では 生き延びるためにこれでもかと鳴き続ける蝉たち そして彼もまた生き延びるために 泣き続けながら走り続けていた。 「待ちやがれ!! 伊藤カイジ!!」 3人の借金取りが一人の男を追いかける カイジ「うっ…ぐぅ…はぁはぁ……」 彼は目に涙を浮かべながら懸命に借金取りから振り切ろうとする カイジ「あんな奴らに… こんな所で捕まるかっ… 死ねない… 死ねないんだっ」 「てめぇ、逃げきろうなんて考えるなよ!!」 カイジ「くそっ…… しつこい奴らだっ……!!」 ふと目をやると公園が視界に入る カイジ「しめたっ!! 公園の茂みに隠れれば奴らを撒けるっ!!」 そそくさと公園の茂みに身を隠す―― 「くそっ!! 公園に入っていくとこまでは確認したんだがアイツ何処に行きやがった!?」 「手分けして探すんだ!!」 「はっ!!」 ~~~~~~~ 唯「よし!! これだ!!」 ギターを背負った少女がくじ箱からくじを引く 店員「えっと、チャレンジ賞ですね」 店員は少女にティッシュを渡す 唯「ちぇっ、はずれかぁ……」 肩を落としながら店を後にする 唯「あ~あ、あのコンビニくじの特賞『デラックス1/1羊もふもふぬいぐるみ』」 唯「欲しかったな~ 次こそは当てたいよ」 そう呟きながらコンビニで買ったジュースを傾ける 唯「んぐっ、んぐっ。ぷはぁ。やっぱり今日みたいな暑い日は炭酸だよね~」 唯「炭酸が火照った体に染みる染みるっ……!!」 唯「……ありゃ? もうなくなっちゃった。」 唯「やっぱり暑いとすぐ飲んじゃうな~ えっとゴミ箱はと……」 当たりを見回す―― 唯「あっ、あの公園にごみ箱があったはず!! あそこに捨てようっと」 ~~~~~~ 唯「あったあったゴミ箱。これでよしっと」 カイジ「……まずいっ。声が聞こえた。あいつらが来たかっ……!!」 カイジ慌てるっ――!! ガサガサ―― 唯「んっ? 何だろ? 茂みからガサゴソ音がする。もしかして野良犬かな?」 ひょいと茂みに顔だけ突っ込み覗いてみる―― 唯「あっ」 カイジ「いっ!!」 目と目が合う。 見つめあう瞬間―― カイジ「うっ……!! まずいっ!!」 唯「え~と、お兄さん……何やってるの?」 カイジ「おっ、俺は……」 「お嬢さん、ちょっといいかな?」 後ろから声が聞こえ、唯は茂みから首を引っ込める 「この伊藤カイジって男を見なかったか?」 借金取りが唯に写真を見せる カイジ「まずいっ……!!」 カイジの額にさらに汗が流れる 唯「あっ!! この人!!」 「知っているのか!?」 唯「たった今、会いました!!」 カイジ「終わった……」 「本当か? そいつは何処にいたんだ?」 唯「駅の方ですれ違いました!!」 カイジ「……!!!」 「駅か!! そんなところまで移動してやがったか……くそっ」 「教えてくれてありがとう。お嬢さん」 「急ぐぞ」 「はっ」 借金取りは早々と公園を後にする 唯「お兄さん。もう大丈夫だよ」 カイジが茂みから出てくる カイジ「……なぜ助けた?」 唯「えっ?」 カイジ「なぜ見知らぬ俺を助けた?」 唯「だって、なんか追われている感じだったし」 唯「助けてあげた方がいいかなぁって」 カイジ「ならない……」 唯「えっ?」 カイジ「俺を助けても一文にもならないぞ」 唯「別にお礼が目当てじゃないよ~」 カイジ(お礼が目当てじゃない? そんな自分に得がないのに助けたというのか!?) 唯「?」 カイジ(いくら可愛い顔をしているからって、そんな天使みたいなことが……) 唯「伊藤カイジさんだっけ? 私平沢唯って言います!! よろしくね!!」 カイジ「あっ…その…よ…よろしく」 唯「照れてるの?」 カイジ「ばっ、馬鹿野郎…そん、そんなわけねーだろ!!!」 唯「あはは、カイジさんって面白いね!!」 カイジ「面白い? おちょくるのもいい加減に……」 唯「カイジさんって言いにくいからカーくんって呼んでいい?」 カイジ「カッ、カー…カー」わなわな 唯「そんなカラスじゃないんだから」 カイジ「お、お前なぁ」 怒りとあきらめが入り混じった何とも奇妙な感情になるカイジ 唯「なんで怖いおじさん達から追われているの?」 カイジ「そ、それは、えっと……」 唯「あ~!!!!!」 カイジ「な、何だよ!?」 唯「もうこんな時間!! 学校に遅れちゃう!!!」 カイジ「それだったら、早く、学校に……」 唯「カーくんも一緒にきなよ!!」 唯「私があのおじさん達に見つからない、とっておきの場所を教えてあげるよ!!」 カイジ「本当か!?」 唯「はら、早くっ!!」 そう言ってカイジの手を引き、共に走る カイジ「ちょ、また走るのかよ… もう少し休みた……」 唯「遅刻~ 遅刻~!!」 ~~~~~~~~~ 唯「着いたよ。ここならおじさん達も来れないよ」 カイジ「……ここって」 唯「桜が丘高校だよ!!」ふんす カイジ「女子高じゃねーか!! こんなところに俺が入れるわけねーだろっ」 唯「だいじょーぶ!! 裏から入れば誰にも気づかれないよ」 カイジ「そんなこと言っても……っておい!!」 カイジの手を引き、裏口に回る 唯「よ~し、とりあえず侵入成功だね」 唯「え~と次は」 カイジ「俺をどこに連れていくつもりだ」 唯「こっちだよ」 カイジ「ちょっ、引っ張るなって!!」 唯「ここなら安全だよ」 カイジ「ここは?」 唯「私たちの部室。さぁどうぞ!!」 中へと通されるカイジ―― 唯「でもここだともしかしたら人が来る可能性も考えられるから」 唯「この奥の物置場に隠れているといいよ」 カイジ「この中にか?」 唯「ちょっと狭いかもしれないけどここなら100%安全だよ」 カイジ「わ…わかった。すまないな……」 唯「いいえ~ 困った時はお互い様だよ」 唯「そしたら私はこれから授業があるからもう行くね」 唯「放課後になったら、向かいに来るから」 カイジ「あぁ、わかった」 唯「じゃーねー カーくん!!」 手を振りながら物置場のドアを閉める カイジ「とりあえず助かった…… 借金取りの奴らはさずがにここまで探しには来ない」 カイジ「時間をおいて夕方頃までここにいれば奴らも今日の捜索は諦めるだろう」 カイジ「危ないところだった。唯ちゃんのおかげで助かったぜ……」 カイジ「おまけに隠れる場所まで提供してくれるとは」 カイジ「天使っているんだな……」 思わぬラッキーが続くカイジだったが これから起きる不測事態にカイジはまだ気付かないのだった―― カイジが物置場に身を隠してから3時間が経過した カイジ「はぁ、はぁ、暑い……」 カイジ「何℃あるんだこの部屋……」 それもそのはず 今日はアスファルトを焼き付けるような真夏日―― クーラーもない、閉め切ったこの部屋では 新鮮な風も通らず気温は上昇する一方である カイジ「40℃はあるんじゃないのか? あつい……暑い」 カイジ「おまけに喉がカラカラだ」 カイジ「朝から走り回って、まだ水分を一滴もとってねぇ」 それに関わらず汗だけは体から出続ける カイジ「だ…脱水症状で死んじまう……」 カイジ「くそっ、もう我慢できねぇ。ここから出ちまおう」 カイジがドアノブに手をかける だが―― カイジ「だが、このまま出て大丈夫か?」 カイジ「もし、ここの生徒や先生に見つかったらどうなる?」 『21歳無職 私立女子高に不法侵入!!』 カイジ「なんて見出しで新聞の一面を飾っちまうだろうな……」 カイジ「俺はこの学校の地形を把握していない」 カイジ「誰にも見つからず、外に出るのは難しすぎるか……」 カイジ「くそっ!! 新聞の一面だけは嫌だ」 カイジ「おとなしく、唯ちゃんが帰ってくるまで待つしかないのか……」 カイジ「俺の体力が持てばいいけど……」 それからさらに3時間が経過―― 梓「純~ 早くしなよ。次体育で移動だよ」 純「行きたくないよ~ この暑い中、外で走りこみなんて御免だよ」 憂「今日、今年で一番暑い日らしいからね」 純「そうなの!? 余計行く気なくした~」 梓「もう暑いのはみんな同じだよ。我慢しなよ」 純「嫌だ~ 死んじゃう~」 梓「大丈夫、ちゃんと水分補給して自己管理すれば死にはしないよ」 梓「暑さで死ぬなんて大げさすぎ。そんなの甘えだよ」 一方物置部屋では―― カイジ「……し、死ぬっ」 カイジ「ほ、本当にはぁ…はぁ…やばっ…みっ…水」 純「むっ!! 私は甘くなんかないもん。自己管理ぐらい出来るし」 梓「ははっ、わかったわかった。そしたら二人とも行こう」 三人は教室を出ていく―― 物置部屋に戻り―― カイジ「唯ちゃん…いつ…戻るんだ?…早…早く……」 カイジ「……」 それからさらに時間は進み一時間後―― ガヤガヤ―― 澪「さて、今日も部活を始めようか」 律「その前にお茶の準備だ。ムギ!!」 紬「アイアイさ~」 梓「れ、練習はどうなるんです律先輩?」 律「お茶の後でってことで」 梓「もう……」 澪「それが終わったら練習するからな」 律「わかった、わかった」 三人が部室に入り、それぞれの席に着く―― カイジ「……」 意識が朦朧とする―― カイジ(誰か……誰か来たのか……?) カイジ(まずいっ……見つかったら……) 2
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―――― 「彼」は、腑に落ちないような顔をしていた。 幼なじみにわざわざ人づてに呼び出されただけでもおかしな事だが。 (確かに、言われたよりも早く来てしまったけど……) 指定された建物の中からは、何人もの女子たちの話し声がざわざわと聞こえてくる。 中でもよく通る声で汚い言葉を吐いているのは、メッセージを渡しに来た女子たちのリーダーではないか? (先客がいたのか……?) 首をひねりながらその場を離れようとした彼の耳に、自分の名前が入ってくる。 (……ん?) 確かに、中の話し声からだった。 そう思って聞いてみると、会話の端々で自分について触れているのが分かる。 気を引かれた彼は、足を戻す。 扉をゆっくり、細く開けて、静かに中を覗いた。 最初は何があるのかよく分からないが、薄暗さに眼が慣れるに従ってだんだん中の様子が分かるようになってくる。 目に入るのはあの、いつも群れている女子たちのグループ。 彼女たちは円を描くように立ち、言葉を交わしている。 その中心、床の上には。 (…………!) こちらを向いて突っ伏した少女の裸身。 心なしか震えているように見える。 白い肌が目を打つ。 少女は誰か。 その髪の長さから推して――。 意を決した彼は、扉を大きく開け放って中へ踏み込んでいった。 ―――― 壁に凭れていた彼が、呆れたように声を掛けた。 「……なあ、そこまでする必要はあるのか?」 「同じことしてるだけ! キミくんだって手伝ってくれたくせに!」 「……お前がやりたいなら止めないけど」腕を組んで溜息をつく。 辺りを見渡すと、彼の闖入に異変を察して飛び出してきた男たちは、一人残らず殴り倒されて隅に転がされている。 取り巻きの女子たちが一人ずつ、ローターを当てられた状態で縛り上げられている。 中心に立った彼女がリモコンを操作する度に、甘い呻きが室内を満たす。 そしてリーダーの女子は彼女と対峙している、いや狙われている。 「さぁて、アナタにもわたしとオナジコトをしてあげましょうかしらねぇ……」 「いいの? そ、そんなの入れたぐらいで、あたしがへばる訳、な、ないじゃない」 「へえぇ……本当かしら?」 会話の途中にも、手に持った醜悪な形をしたもののスイッチを入り切りし続ける。 それがモーター音を響かせる度に、縛られて目隠しをされた女子が身を震わせる。 振動させたまま、鼻先に突きつけて。 「これで、気持ち良ぉくさせてあげますからねー。大丈夫、ちゃんとローション使ってあげるから」 「それじゃ、仕返しにならないって。あ、あんたみたいなウブなのとは、違うんだから」 そうは言いながらも、無理矢理浮かべた笑みは明らかに強張っている。 「ちがーう。アナタには散々気持ちよくさせてもらったから、そのお礼がしたいだけ。ね? いいでしょう?」 入口にあてがって軽く掻き回すと、ローションの音がいやらしく響く。 「……やるなら、早く済ませなさいよ」 狙いを定め、軽く体重をかけると、ゆっくりと、丁寧に進めていく。 「そんなに硬くなることないのに。歯食いしばったりなんてしなくてもいいんですよ?」 「…………ぁ……くぅぅん…………あぅぁ………………」 巨大な異物が中を拡げ、擦り上げていく感触に呻きが漏れる。 挿入自体はスムーズだったが、あくまでも少しずつ、じりじりと進む。中がゆっくりと、慣らされていく。 「さすが、ああいう不良と付き合ってるような子はこんなのもすんなり入るのねぇ。 これ動かしたら、すぐ気持ちよくなれるんでしょう? うらやましいなぁ!」 カチッと音を立てて、スイッチを動かす。 強度は最弱。 しかし、最奥部と中の腹側、外の突起に当たるように差し込まれたバイブは、三つの敏感な個所を同時に襲う。 「あぁぁっ、ふぁぁぁぁぁぁ……ぁ…………」 「あんまり気持ちよくないの? じゃあお胸にローターも追加、っと」 「ふんっ。な、生ぬるいなあ。随分、怒ってた、み、みたいだけど、こ、こ、この程度、なの……?」 と、言葉とは裏腹に快感に蕩け崩れはじめた顔で強がる。 「…………こんなの、ぜ、全然、よ。まだまだ、ものたりな、ぁぁっ!?」 「お礼だからね、一緒にしてあげないと」もう一つの穴をゆっくりとこじ開けながら少女は笑う。 「なに、これぇっ……きゅうってなって、もっとひびくぅぅっ…………」 「このバイブってほんとうに高性能だよね。グラインドを足してあげますからねぇ……」 「ふぅぅ………………んぁっ!……っ! っ!……んぅぅぅ…………」 「あれぇ、イっちゃったの?」 「ちがぁうぅ…………んふぅぅぅ…………もう、いい、でしょ……とめてぇ…………」 「気持ちよさそうねぇ。じゃあ」 「!?」 胸に当てたローター、前と後ろに入ったバイブが一気に最大の振動になった。 突き抜けるような快感の爆発が全力で襲い掛かる。 何も分からないままに、体験したことのない絶頂に押し上げられる。 理性の最後の留め金が、弾け飛ぶ。 「ぐうっ……んふぅぅぅぁぁぁぁ! えぐぁぁっ! がぁっ! くぅぅぅぅぅぅ………………んぁぁぁ―――――っ! やっ! やあぁっ! こんらにぃっ! イきらくな――――ぁ――――――――っ! っ! っはぁぁぁっ! あへぇぁぁ……………ひぃぁぁぁっ! やらのにぃっ、イっひゃうぅぅ…………っ――――――! くふぅぅぅ……っ! ゆるひてぇっ、なんでもしゅるからぁぁぁっ! きもひいいのもうやらぁぁぁぁぁぁっ! ……ぅぁあぁぁぁぁぁ! ――――っ、んぁぁぁぁぁぁぁっ! またイっへる、イっへるの――――っ! んぅぅぅあぁぁぁぁぁぁ――――――っ! ぁぐぅぁぁぁ……………………っ…………っ!……ん"っ!……んぐあ"ぁぁっ! お"ぉぉぉぉ――――っ! お"ぁぁっ!」 痴態をまじまじと見ていた少女は立ち上がって、ぼうっと一部始終を見ていた彼のところに歩いていく。 「あの子は置いて、もう行っちゃおうか」 「……いいのか?」 「なんで今さら。あれだけみっともないのを見たら気は済んだし」 「……まあ、どうにかなるか。誰かに見付かるか、男の誰かが目を覚ますか」 「どっちでもいいけどね。でも」 扉の手前で立ち止まる。 「これじゃ、もしかしたら」 小さく振り返って、髪を振り乱して叫び続ける女子に冷たい視線をやって。 「仕返しに、なってないかもね……」 ……次の日の昼休み。 「リーダー」を替えた女子たち(元リーダーを含む)に追い回されながら、こそこそと弁当を食べる場所を探す二人の姿があった。 ―了―
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36 名前:自分の物まねをされた新妻みこちん1/2[] 投稿日:2011/04/10(日) 01 56 05.94 ID w+ZyTFTaO 『お前が料理するとは。はてさて、一体どんな下手物が生まれることやら』 「おいおい、お前と結婚するまでずっと一人暮らししてたんだぜ? 俺の腕前を見て驚くんじゃねぇぞ!」 『ふん、どうだかな。口だけであれば誰でも言える。まぁ、お前なんかが私の舌を唸らせられるとも思えんがな』 「まぁまぁみてなって!ほら、そろそろできるから席つけって!」 『……ほう、これは』 「尊の好きなオムライス作ってみました!ちゃんとトロトロにできてるぜ~」 『見た目は……とりあえず悪くないな。問題は味だが』 「食べてみれば全部分かるよ!……あっ、そうだ!」 『?』 37 名前:自分の物まねをされた新妻みこちん2/2[] 投稿日:2011/04/10(日) 01 57 11.16 ID w+ZyTFTaO 「コホンッ……か、勘違いするなよ、これは別にお前の為に作ったわけじゃないんだからなっ!!」 『なっ…!?き、貴様、何様のつもりだ!!』 「普段の尊をマネしてみたんだwほら、冷めないうちに食べてくれよ!」 『むぅ…まあいいだろう、それではいただきます』 (パクッ、モグモグ…) 『……こ、これは!?……お、お前にしてはやるじゃないか……とりあえず褒めてやらんこともないぞ…』 「ふ、ふん!!俺が作る料理がマズいわけないだろうがバカ!!もっと考えてものを言え!!」 『き、貴様、せっかく人が褒めてやってるのになんてことを言うんだ!?』 「え~俺は尊の真似してるだけだよ。お前いつもこんな感じだろ?」 『ぐぅっ……そ、それはそうかもしれないが……』 「ほら、御託はいいから早く食べてくれないか!皿が片付かないから困るんだっ!!」 『……う、ううぅ…』 「何だ、せっかくのご飯時にそんな顔をして!!せっかくの料理の時間が楽しくなくなるだろうが!!」 『…………』 「……あ、あれ、尊?」 『…………ひっく…(ウルウル)』 「う、うわぁ~ご、ゴメンよ尊、ちょっとやりすぎたよ、ただの冗談なんだよ!? だから、泣かないで!?なっ、なっ!!?」 この後、2時間近く説教されたタカシなのでした。 せっかく書いてたSSが消えるてめちゃくちゃショックだわ、ちょっと尊さんに慰めてもらってくる
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○月○日 晴れ カジノで十山当てて晴れてリスクのないニートを手に入れる事ができた。 とりあえずは人気のない森の土地を買って家を建てた、これで近所の人たちからの目を気にする事のない 生活ができる。幸い車で20分のところにショッピングモールもある、これからの人生は薔薇色だ。 ○月×日 曇り 今日は畑を耕した、そこそこ広いけど時間をかければいいだけだ。 そういえば畑を耕している最中、一匹の狼がやってきた。あ、こりゃやばいと思ったがこちらを見てる だけで襲い掛かってくる気配は感じられない。偵察に来たのか?とも思ったが、群れで活動する狼が一匹 でくるのではぐれ狼なのかなと思う。とりあえず、餌付けしてみよう。いくら狼でもこうすれば義理ぐらい は感じてくれるだろう。 そして月日は流れて… 9月△日 畑の作物の収穫に行くとレンがいた、彼(彼女?)に会って既に数ヶ月になる。最近気づいたのだがレンは 我が家周辺をテリトリーとしているみたいだ。元々なのか、それとも俺がレンに餌付けをしてからなのか それはわからないがおかげで森を散歩していると巡回中のレンと良く会う。 いっその事大きい犬小屋でも建ててみるか? 9月□日 今日、レンの為の犬小屋の材料を集めに行った。 わりとおおきい物を買ってきたからか荷物の運び込みにけっこー力を使った、疲れた。 「ふー、さて日課の日記も書いたし。そろそろ寝るか」 日記を書き終えた俺は、寝ようとベッドに向った。そしていつも通り、カーテンを閉めてから寝よう と思ったが今日の夜空には丸い見事な月が浮かんでいた。 普段は月の事など見向きもしなかった為か、今日見たそれは中々綺麗だなと感じられた。 「そういえば日本だかアジアではこの時節の満月を中秋の名月とかいうんだったかなぁ」 俺はどこかで聞いたことのある話を思い出し、ベッドに身を預けた。 そして、やがてとろとろと眠気が襲って来たのでその眠気に意識を委ね様とした時…。なにやら気配を感じた。 そう、何かに見られている。そんな感じの。 「…?」 俺はそんな違和感を感じながらも、気にすまいと眠りに意識を傾けようとした。しかし… ギシッ… 今確かに床が軋む音が聞こえた、しかも今度は気配が近づいているのを感じる。 まさか…強盗か!俺は密かに隠してある護身用のアサルトライフル(特殊弾頭装備)を手に取ろうと ベッドの裏側に手を伸ばそうとした。が… (何!!う、動かない!!) 何故か俺の体は動かなかった、まるで金縛りにでもあっているかのように。 そうこうしているまにも気配は段々近づいてきている、しかも俺のところピンポイントに (く、くそ!!誰だ!) 俺はぱっと目を開けた、するとそこにはカーテンを閉め忘れたのか月明かりのおかげでその気配の正体 が露となった。それは、手、足にはふさふさとした毛が生えつつも股から胸にかけては毛を生やさず その部分だけ生まれたままの姿を晒す美少女がそこにいた。 「気づいたか…」 「!!」 胸は少し大きめのお椀型、すらりとした腰つきでありながら均整のとれた腹筋が顔を覗かせる。 顔つきはどこか野性味をおびつつも10人に聞けば10人がクールで綺麗と答えるような顔。 さらには、吸い込まれそうな金色の瞳にそれとは対照的な銀色の髪。 そして…信じられない事ではあるが彼女の頭には立派な獣耳がぴしっと立っていた。 しかも良く全体像をみて見ると尻尾らしきものも生えていた。 「やはり、驚くよな。私も驚いたよ、この姿には」 「だ、誰だ!お前は」 「お前?あ、あぁ。そうだな、この姿ではそうなるか…」 女は残念そうにそう呟くと、意外な言葉を発した。 「私はレン…、お前がそう名づけてくれたしがない狼だ」 「れ、レン…。う、嘘だ!レンは…レンは狼じゃないか!」 「だからそういっただろう?私はお前の知っているレンだよ」 そう言うとレンを名乗る獣娘は俺の所に近づいてきた。 「我々の一族は極稀だが人間へと変化できるものがいてな、どうやら私はその稀な部類だったらしい。 群れから外された私が、というのがなんとも皮肉な事だがな」 「お、狼女…」 「そう、月が満つる時。月の力はこの地に降り注ぐ、さらにはこの時期はその力が最も強い時。 私はその月の力を得て、この姿へと変身する事ができたのだ」 と、レンは俺の頬に手を伸ばした。 「本当は完全な人としての姿で現れたかったが…どうしても自分を抑えきる事ができずに来てしまった。 すまない…」 「ほ、本当にお前、レンなのか?」 「ああ、そうだ。その証拠に…お前この間私の体洗ってくれた時色々と触ってくれただろ」 「な゛っ!?」 と優しかった声がいきなり強めの口調に変わった。どことなく怒っているようにも見える。 「わしわしと洗ってくれたのはいいが、どさくさにまぎれて胸やあそこも触って…」 と顔を紅く染めながらぷりぷり怒るレン、確かに以前あまりに泥だらけだったからちょいちょいと 誘ってぬるめの水で洗ってやった事はあるが…。 「しかも、小さい犬小屋なんぞも作りおって!私は犬ではない!」 うん、確かに雨しのぎの為の小さい犬小屋を作った事もあるけどさ…。ってここまで知ってるって事は この娘は本当にレンなのだろうか。 「だが、敷いてあった毛布…お前の匂いがしてとても良かったぞ…」 とレンは急に甘えた声を出すと俺のズボンに手をかけ始めた。 「な、何を」 「ふ、ふふ。何故私が人化してここまで来たと思っている」 「え?」 「お前にはご飯をもらったり、雨避けの小屋を作ってもらったりと色々と良くしてもらってるからな…。 その恩返しだ」 とレンはそう言うと俺のズボンを剥ぎ取り、パンツを丁寧に引き裂くと俺の上にのっかかってきた。 「ふんふん、んーいい匂い…この匂いだ…んっ」 剥き出しとなった俺の肉棒に顔を近づけふんふんと鼻を動かしつつ上に登ってくる。 そして、俺と顔が合ったところで急に唇を奪われた。レンのふっくらとした唇が押し当てられ 同時にしっとり濡れた舌が口内に伸びてくる。 あっけにとられた俺の舌はあっさりと絡めとられレンの濃厚なキスを味わう事になった。 「ん、ちゅぅっじゅるっ、ふ、んんっ」 絡めとったは良いが、その動きは慣れてはいなかった。しかし、ほぼ全裸の美少女が体を押し当て ディープキスをしてくるというシチュエーションに童貞の俺が反応しないわけはなく、肉棒は徐々に 硬くなっていく。 「んむっ!!ふぇぇっ…雄って本当にこう…なるんだ…」 おそらくは急に熱く大きく硬くなっていくそれの感触にびっくりしたのかレンは急に顔を離すと、 すでに最高潮まで勃起した俺の息子をまじまじと見つめた。 「うわ、あ、熱い…。それに硬い…」 「れ、レン。お前…もしかして」 「初めてだ…はぐれているのだから当然だろう」 レンが処女であるという事に俺は思わず興奮してしまった。 「ひゃぁっ!は、跳ねた!それにしても…す、凄い。ここから、凄い匂いがする」 今日はきちんと風呂にも入ったしきちんと洗った、自慰だってしてない。もしかして俺のは元々から して臭いのだろうかと少しショックを受けた。と、そうしていると不意に 「ふむっ」 とレンが俺の肉棒を咥えた。 「んんっ、じゅるっ…ふむむっ、ん…」 「ふぁぁっ」 キスの時同様、おぼつか無い舌使いではあるが賢明に舌を動かし俺の肉棒の垢を舐めとる様な動きを するレンの愛撫に俺は情けない声をあげた。 「じゅるじゅるっ…ふむ、お、おいひい…お前のこれ。おいひいよぉ」 「く、咥えたまま喋るな…。やばっうっ」 先端だけでなく、筋・カリ部分。またそれだけではなく竿も舐めとろうとじゅぷじゅぷと上下に動かし 俺を攻めるレン。月明かりから見える上目使いとぴくぴく揺れる獣耳、そしてふぁさふぁさ揺れる尻尾 の動きに。俺はいま狼娘にフェラチオされているのだと今更ながらに自覚してしまった。 そうなってしまうと、我慢の堰などはもろいもの。未経験なのも手伝ってかあっさりと、白濁とした欲望 をレンにぶちまけてしまった。 「んぐっ!けほっ、うひゃっ、あ、熱いぃっ」 びゅぐっと、精液がレンの顔に降りかかる。急な射精に驚き、少し飲んでしまったのかレンは咽てしまい。 さらには己の顔に降りかかる初めての精液に驚きの声をあげた。 「ん、はぁぁっ。雄の…匂い…これが…雄」 ぽぅっと熱に浮かされた表情でレンは呟いた。月明かりの中、精液で顔汚すレンの姿は非常にエロティック だった。そして、レンはつつっと下に落ちてきた精液を指で拭うとちゅぷっと舐めた。 「あ、美味しい…。お前の味がする…」 そして、レンは自分に降りかかった精液を全て拭い取ると舌を伸ばしてそれをぴちゃぴちゃ舐め始めた。 その仕草はまさに犬そのもので…僕の肉棒は射精を終えたばかりだというのに、再び力を取り戻し。 ビクンビクンと何度も跳ねた。 「うっ!ひゃぁ…お前の…あそこの先端が私のあそこに…こすれて…。せっかちなんだな」 跳ねた俺の肉棒の先端はレンの秘肉を擦りあげていた、少し粘り気のある液体が潤滑油となってその動き をスムーズにさせていた。それは俺の精液の残りカスのせいなのか、それともレンの愛液なのか…。 ただ言える事はレンのその淡い銀色の茂みの奥は濡れ始めていたという事だった。 「い、いいぞ。そんなに欲しいのならばくれてやろう」 と、レンは俺の肉棒を掴むと腰を上げて己の秘肉に押し当て一気に腰を落とした。 「ん、あぁぁっ!」 「あぁぁっ、お、おおきっ!」 頭がずっぽりとレンに咥えこまれ、きゅうきゅうとその柔らかい膣壁で俺の肉棒を締め上げる。 フェラチオで味わった柔らかい舌の味よりも絡みつきぬるぬるとしたその感触に俺は情けない声をあげた。 しかし、それでもまだ俺の全てはレンに納まっていなかった。レン自身も初めての肉の感触に驚いたらしく 充分に腰を落としきれていなかったのだ。 「ん、ぐ、ぐぐぐ。すごっ、お前の、肉が・・・私の中を、押しのけ、くぁぁっ。よ、ようやくっ!!」 「あ、あ、あぁっ…!!」 ぎゅむぎゅむと徐々にレンの中を突き進む度レンの肉はぎゅうっと俺の肉棒を締め付けてくる。リズム良く 締め上げてくるレンの膣の感触に俺は酔いしれるしかなかった。そして、レンの最奥に辿り着いた時コツン と何かが俺の先端に当った、俺の肉棒はそれに反応してビクンと少し跳ねた。 そして、それはどうやらレンを刺激してしまったらしく。レンはそのまま体を震わせた。と、急にレンの 肉がザワメキだし淫らに俺の肉棒に絡みついてくる。雄の射精を促すその動きは俺を狂わせる。 しかし、先ほどのフェラチオのせいですでに出してしまった為かすぐに射精を迎える事はできなかった。 結局、残尿感にも似た嫌な射精欲を沸き立たせただけで俺はもどかしい思いをした。 と、そんな時しょろろっと生暖かい水が俺の体に降りかけられた。 「あ!はぁっ、み、見るなぁっ」 「こ、これは…」 彼女の秘所からしょろろっと綺麗な放射線を描いて月明かりのせいか銀色に輝く小水が放水されていた。 びちゃびちゃと胸にあたったそれはアンモニア臭と共に俺の口元に雫を撒き散らした。少し塩辛かった。 「うぁぁっ、ま、マーキングしちゃった…。お前に…マーキングを…」 恥辱に顔を歪めつつ恍惚に浸りながらレンはそう呟いた。やがて放水が終わるとレンはその金色の瞳を 輝かして俺を見つめた。 「ふ、ふふふ。これでお前も私のテリトリーの一つになったな。もう逃れられぬ…」 「れ、レン…」 「私をここまで高ぶらせる雄の…お前の味。これからたっぷりと味わってやろうぞ」 とそういい終わるとレンは腰を激しくグラインドし始める。 「あ!す、すごいぃ。お前の肉が私の中をえぐ…ふぁぁっ」 「いっう、うあああああ!」 ぎちぎちとがっぷりと俺の肉棒を咥え込みレンは暴れた。 「ど、どうだ!雄の癖に雌に交尾される感想は!」 「やぁ、レ、ン!そんなに動くと」 「ほら、まだ!私の全力はこんなものではないぞ!」 と言うとレンは?がりながらも四つん這いになった。 「あ、はぁっ、き、気持ちいい…お前の…肉が私の子宮を叩いて…。あん!」 「あぁ…は、はぁ。で、出るぅ、出ちまうよぉ」 四つん這いになった事で股に力が入ったのかさらにレンは俺の肉棒を攻め上げる。 また、形の良いレンの双乳がたぷたぷと俺の顔面を優しく叩きつけられる。上と下で夢のような感触 を与えられ続けた俺にとうとう、射精感が込みあがって来た。 「出したいのなら、出すといい!お前の子種を…私の奥へ…!」 「あふぅ、あふぅ、もう限界、だ!出る!」 肉棒に残る残尿感を一気に払うべく俺は腹に目一杯の力を込め精液をレンの子宮に流し込んだ…。 「はぁっ…はぁっ…、はぁっ…」 「あ、あぁ…うぅ…ふぅ」 現在、俺はレンに抱かれお互い息を整えていた。非常に柔らかいレンの胸の感触がとても心地よかった。 「す、すごいな…さすがは私が見込んだ雄なだけはある…。ほら」 「あ、うわぁ…我ながら凄い量だ」 レンは俺から体を離すと、結合を解いた。すると逆流してきた俺の精液がレンの膣から大量に溢れてきた、 「これだけ出されたのならば…孕んでしまうな」 「え?」 「ふふ、そうなれば。私もここで暮らさなければいけなくなるな」 と、レンは微笑みながら嬉しそうに呟いた。 「そういえば、もう金縛りは解けているはずだ。少し体を動かしてみろ」 「あ、本当だ。動くぞ…ってレン。これはお前が…」 「ああ、そうだ。当たり前だろう?お前の精が欲しくてわざわざ来たんだ。逃げられてはたまらないからな」 さも当然というようにレンはそう言い放った。 「ところで…」 「うん?」 「思いのほか、お前の精のおかげで体の疼きが止まらなくなってしまったのだが。どうする?」 「どうする?って言われても…」 「私は狼式の愛し合い方でお前を満足させてやったが、まぁ攻守は別になったが…。 これではフェアではないのはわかってるよな」 「ええ!?」 と驚く俺を他所にレンはそのまま寝転がると脚を開いて秘肉を自らの指で押し開いた。くぱっと開かれると 俺の精液がどろっと、吐き出された。 「人間式の愛し方を教えてくれ…、今度はお前の方、からな」 「レン…レン!」 潤んだ瞳でこう誘惑されてNOと言われる男がいるだろうか?いやいまい。 俺の肉棒はすぐにその力を取り戻し、俺はレンの上に圧し掛かると一気にレンの中を貫いた。 それから2年後… 「お、今腹を蹴り上げたぞ」 レンの腹は見事に膨らみ、俺との愛の結晶を宿していた。結局、人化したレンが夜這いを仕掛けてきた日から レンはこの家に居ついてしまった。不十分だった人化も今では完璧となっている。まぁ家にいる時は楽をさせ ようと尻尾と耳は出しているけど。今ではすっかり俺の嫁として生活している。 来た当初は不慣れであった夜の生活に関しては今ではかなりの成長をとげ娼婦顔負けのテクで俺を虜にしている。 「なぁ…」 「ん、どうしたレン」 「この子が生まれたら、しばらくは避妊を頼むぞ」 「な!あ、当たり前じゃないか!?」 「ふ、別にこの子がある程度大きくなるまでという意味ではないぞ?こう、短期間にぼこぼこ子作りしていたのでは 私が楽しめないからな…」 「…あのなぁ」 「お前の精は強力だからな、油断するとすぐに孕ませられてしまう。ふふふ、そう情けない顔をするな。 子を産んだら、たっぷりと好きなだけ私の中に精をぶちまけても良いのだからな」 嬉しそうに微笑むレン、その顔はかつてははぐれていたものではなく。満たされた女の表情であった。
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23-251氏に戻る ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1. 「こなたお姉ちゃん。大好きです」 11月のある日、私はこなたお姉ちゃんの部屋に行って、告白した。 こなたお姉ちゃんは最初驚いたようだけれど、すぐに普段の余裕のある顔つきに戻る。 「うーん。気持は嬉しいのだけれど。ゆーちゃんはちょっと無理かなあ」 「どうして? 私のことが嫌いなの? 」 拒絶の言葉に動揺して、声の震えを抑えることができない。 こなたお姉ちゃんに嫌われたら、もう生きていくことなんかできない。 「ふふ。ゆーちゃんを嫌うことなんてないよ」 胡坐座りをしている、こなたお姉ちゃんは微笑を浮かべながら、私を見つめている。 「じゃあ。どうして? どうして無理なの? 」 震える身体を自分で抱きしめながら問い詰める。 「教えて! 私、何も知らないまま振られたくなんかないよ」 真実を知るのはとても怖い。でも、後悔だけはしたくないから、全ての勇気を振り絞って問い詰めた。 しばらく、お姉ちゃんは興味深そうに私を見つめていたけれど、やがて、苦笑しながら両肩をすくめて言った。 「分かったよ。ゆーちゃん。付き合えない理由を教えてあげるね」 お姉ちゃんは立ち上げると、書棚まで歩いて数冊の薄い本を取り出した。 ゆっくりと私の目の前まで歩いてきて、そのうちの一冊を私に本を渡す。 「ゆーちゃん。これは同人誌っていうのだけれどね。読んでくれるかな」 「う、うん」 ページを開いて読み始めて、私は息をのんだ。 読んだのは18歳以上は禁止という、エッチな本なのだけれど、ページが進むにつれて、 イヤラシイ形をしたおもちゃを膣に入れられたり、荒縄で縛られたり、肌にロウソクを垂らされたり、 三角木馬に跨がされたりと、どんどん過激になっていた。 「驚いた? 」 「う、うん」 私は真っ赤になりながらも、エッチな本から目を離すことができない。 「私は、普通の女の子とちょっと趣向が違うみたいでね。アニメやゲームにいる女の子のエロを見るのが大好きなのだよ。 だから陵辱系のアンソロ同人誌なんて買っちゃう訳だけどさ」 こなたお姉ちゃんは、少しだけ遠いところを眺めるような表情をつくったけれど、すぐに、 普段の穏やかな顔つきに戻った。 「だから、純粋なゆーちゃんの想いに応えることができない。もし付きあったりしたら、 危ない欲情を抑えることができなくなるからね」 お姉ちゃんは、私の手から同人誌を奪って、本棚に戻してしまう。 「ごめんね…… そういうことだから」 この話は終わりといわんばかりのお姉ちゃんだが、簡単に納得なんかできる訳がない。 「そんなことでお姉ちゃんをあきらめられないよ」 「ゆーちゃん!? 」 「私、こなたお姉ちゃんとのエッチなら喜んでする。お姉ちゃんのためならどんな恥ずかしいことだって、 普通じゃないことだってするよ。だから。お願い、私を捨てないで! 」 涙をこぼしながら、必死でこなたお姉ちゃんにしがみつく。 「うーん」 お姉ちゃんは考え込んだ後、ようやく声を出した。 「わかったよ。ゆーちゃんがそれ程までいうのなら、明日、一日テストをしてみようか?」 「テスト? 」 私は首を傾げる。 「そう。いわゆるお試し期間っていうのかな。ゆーちゃんが私の趣向についてきてくれるかを試したい」 「う…… うん。分かったよ 」 「詳しい話は、明日の朝に話すから。今日はもうおやすみ」 私は、こなたお姉ちゃんに促されて部屋を出た。 告白したという達成感と、テストを控える不安感を交互に味わいながら、私はゆっくりと眠りに落ちていった。 「おはよう。こなたお姉ちゃん」 翌朝、言われた通りに部屋に行くと、お姉ちゃんは既に制服に着替え終わっていた。 「ゆーちゃん。昨日、私が言ったこと覚えている? 」 「う、うん…… 」 私は、もじもじと両手を前で合わせながら答える。エッチなことに免疫がないから、どうしても緊張してしまう。 「もし駄目でも、ゆーちゃんは妹みたいに大切な存在には変わりないから安心してね」 「うん…… 」 私が頷いたのを確認してから、こなたお姉ちゃんは机の上に置かれていたものを取り出した。 「では、これを貼りつけて」 「えっ? 」 目の前に差し出されたものを見て、私は戸惑った。 ピンク色をしたうずら卵のような形をしており、端に細い紐が付いている。 「こ、これは? 」 呆然としている私に、こなたお姉ちゃんが説明してくれる。 「ローターだよ。いわゆる。大人のおもちゃって奴」 「え…… っと」 戸惑っている私に苦笑しながら、こなたお姉ちゃんは言った。 「ふふ。まあ、つけてみれば分かるよ」 足元にしゃがみ込んでから、お姉ちゃんは見上げた。 「ゆーちゃん。パジャマ脱いで」 「う、うん…… 」 私はためらいながら、パジャマの下の部分を脱いだ。ひんやりとした冷気が下半身に忍びより、 思わずふとももをギュッと閉じる。 「ショーツも脱いでね」 「え……でも」 恥ずかしくって尻ごみするけれど、こなたお姉ちゃんの手が伸びて下着がずり下ろされた。 「は、恥ずかしいよお」 「ゆーちゃんはアソコ、まだ生えていないねえ」 「わ、そんなこと言わないで…… 」 耳たぶまで真っ赤になりながら、パジャマの裾を伸ばしてなんとか隠す。 「ダメだよ。隠しちゃ」 こなたお姉ちゃんの手が伸びて、大事な部分は再び、容赦ない視線に晒される。 「ゆーちゃん。じっとしていてね」 ピンクのローターを持った、こなたお姉ちゃんが私のアソコの割れ目に手を伸ばして、 ローターをひっつける。 「クリちゃんはここかな」 「ひゃ、や、お、おねえちゃん」 もぞもぞとした感触にもだえながら、悲鳴をあげてしまう。 「落ちないようにするからね」 お姉ちゃんは、持参したテープでローターを固定させてから、私の下着をもう一回はかせた。 「はい。これでおしまい」 「えっ、これで終わり? 」 「そだよ。ゆーちゃんは今日一日、ローターをつけておくこと。外れた時は予備のテープを貼ってね? 」 テープを私に渡しながら、お姉ちゃんは言った。私は、上目づかいで尋ねる。 「もし、今日一日これをつけて平気だったら、お姉ちゃんの恋人になれるの? 」 「そだよ。がんばってね」 私は、愉しげな表情を浮かべて手を振るお姉ちゃんと別れて部屋に戻った。 「いってきまーす」 家を出た時、既にお姉ちゃんは学校へ向かった後だった。 「お姉ちゃんと一緒に登校したかったな」 ひとりごちながら駅まで歩いて、電車に乗ると、相変わらず超満員である。 「ふう」 背の小さい私にとって、通勤電車は人より辛いものだ。 顔の位置が他の通勤客の背中になってしまうので、電車が揺れるたびに押しつぶされそうになってしまうからだ。 それでもひたすら我慢を続けて、2駅ほど通り過ぎた時―― 「あくぅ」 アソコに備え付けられたローターが、突如動いた。 「ん…… んくっ」 微かな振動音とともに、今まで沈黙を守っていた卵型のローターが震えている。 「や、やだ。どうして? 」 焦りながら、スカートに手を持っていくけれど、こなたお姉ちゃんの言葉が脳裏に蘇る。 (これをはずしちゃ…… ダメなんだ) もし、お姉ちゃんの指示に背いたら、恋人になれなくなると思うと、ローターを止めることも、外すこともできない。 「ん…… ん…… 」 外に漏れないように口で手を塞いで、ひたすら声を押し殺すしかない。 今まで経験したことのない、むず痒いような、それでいて気持ちがいいような刺激が 私の下腹部に襲いかかり、身悶えしてしまう。 「んくっ…… だめ…… 」 満員電車が揺れるたびに、刺激されるポイントが微妙にずれて、その度に、びくびくと震えるが、 脂汗を流しながら我慢するしかない。 ローターの愛撫に耐えながら揺られていると、やがて電車はゆっくりと速度を落として駅に着く。 同時にドアが開いて、大勢の乗客がなだれ込んでくる。私は、人の波に押し流されて反対側のドア付近に押し込まれた。 無理矢理押し込められた通勤客と通学客を乗せて、電車が再び動き出す。 窓に頬をくっつけて深いため息をついた時、誰かが私のおしりを触ってきた。 最初は、偶然かもしれないと思ったけれど、その手は執拗にスカート越しにおしりを撫でるのをやめない。 本当のチカンだ。 (どうしよう。どうしよう) 動揺している私をあざ笑うように、尻をなでる手つきがより大胆なものになっていく。 とても気持ち悪いけれど、ここで叫んだら、ローターをつけている私が変態少女になっていることが分かってしまう。 (言えない。がまんしなくちゃ) 現実から逃れるように目を瞑って、痴漢から目を背けて、手すりに捕まる。 「ん…… んあっ、ひゃう」 抵抗がないと知った痴漢は図に乗ったようで、お尻の割れ目を執拗に弄ってくる。 同時に、アソコの中に貼りつけられたローターの刺激が、理性を確実に削り取っていく。 「んあ…… だめっ、んんっ」 小さな悲鳴をあげるだけで、抵抗はないことを知った、卑劣な痴漢の手がスカートの中に潜り込んでくる。 「や、やめてください」 蚊の鳴くような声で抗議するけれど、当然ながら無視される。 「いや、やだ、やだっ」 悲鳴混じりのうめき声を漏らしながら必死に耐える。痴漢の指先が、お尻の割れ目を執拗に責め立てる。 「お願い。やだ。やめて…… 」 ふとももをギュッと閉じるが、ローターを仕込んだことがばれたらと思うと生きた心地がしない。 「んあ、やだ、あっ、んああっ」 悲鳴をあげる口を必死に手でおさえながら、ひたすら痴漢とローターによる容赦の無い愛撫に耐える。 「だめ…… お願い、もう、や、いやあっ」 とても苦しくて、辛くて、頭がおかしくなっていまいそうだ。 「んあああっ、んあああああ、もう…… ダメ」 ついに耐えきれなくなって、大きな声をあげてしまった時―― 唐突に扉が開いて、私は、無数の人の圧力によって電車の外に押し出された。 「はぁ、はぁ」 駅のトイレの洗面所で顔を洗って、何度もうがいをする。 痴漢に執拗に撫でられた感触がはっきりと残っていて、ひどく気持が悪いが、学校を休む訳にはいかない。 ただでさえ、病欠が多い私がずる休みをすれば、出席日数不足で留年しかねない。 気力を振り絞って学校へ向かうしかない。 幸いなことに、電車に乗っている間中、いやらしい震動を続けていたローターは、嘘のように動きを止めていた。 「ゆたか、調子わるいの? 」 学校で、みなみちゃんは、私の顔を見た途端に心配そうに声をかけてきた。やっぱり鋭い。 「ううん。大丈夫。なんでもないから」 私は疲れた顔に無理やり笑顔を浮かべる。 それに、病気で体調が悪いのではなくて、エッチなおもちゃと痴漢のせいで、体力と精神力を使っただけだ。 「でも、無理はしないで」 「ありがとう。みなみちゃん」 みなみちゃんが自席に戻ったことを確認してから、私は鞄から教科書を取り出した。 あれから何事もなく3時間目までが終わった。 アソコに入れられたローターは、不気味な程、沈黙を保っている。 4時間目は黒井先生で世界史の授業である。 「今日は、えっとオスマン=トルコの盛衰やな。ほな、いくで」 黒井先生はひとつだけ咳払いをしてから、講義を始めた。 「オスマン=トルコは、小アジアのアナトリア地方から勃興してきたトルコ系の国家で、当時衰退していた 東ローマ帝国(ビザンツ帝国)の領土を奪いながら勢力を拡大させたんや。もっとも、1402年のアンカラの戦いで ティムールに敗れて一旦は衰退したものの、1453年にメフメト2世が、東ローマ帝国の首都である コンスタンティノープルを陥落させて帝国の首都にしたんや。その後、オスマン帝国は急拡大して世界的な帝国となったんや。 アジアとヨーロッパを結ぶこの街も、イスタンブールと名前を変えて発展を続けることになるんやで…… 」 黒井先生の講義はよどみなく続くが、私は授業どころではなかった。 今までなりを潜めていたローターが、再び動き始めていた。 「く、くうん」 下腹部がとろけるように熱い。快楽の波が再び押し寄せ、非力な私を翻弄する。 「は…… はあ」 よがり声をあげながら、アソコを思いっきり擦ってイッてしまいたいが、今は授業中だ。 スカートを鷲掴みにして、両方の太腿をぎゅっとすり合わせて、歯をくいしばってひたすら耐えるしかない。 しかし、太腿を抑えつけたことによって、結果としてローターはアソコを強く抑えつける形になって、 どうしても我慢ができなくなってしまう。 (声をあげちゃダメ、みんなに、先生にバレちゃう) 荒い息を必死に耐えるが、黒井先生の言葉はほとんど耳に入らない。 (先生…… ごめんなさい。でも) 「ん…… くぅん」 性的な昂りに歩調を合わせるように、ローターの震動も激しくなっている。 「や、やだ」 愛液と呼ばれる粘性の液体がアソコからあふれて、下着を通過して、太腿の付け根にたれてしまっていた。 「この問題やけど…… 小早川」 「ん、んあ、ダメ」 「小早川? 」 「…… 」 「おい! こばやかわ! 」 「は、はいっ」 大声で呼ばれた私は、慌ててたちあがった。 「なんや? めぇ、あけたまま、ねとったんか? 」 「い、いえ。すみません」 「しっかりせーや」 黒井先生のあきれた声と、クラスメイトの笑いが突き刺さり、酷く痛い。 「小早川。1571年に、ローマ教皇、スペイン、ヴェネツィアの連合艦隊が、オスマン=トルコ海軍を 破った戦いをなんというんや? 」 「あ、レパントの海戦です」 「正解や。座ってええで」 「は、はい」 私は、拍子抜けしたように席に着いた。 しかし、椅子に腰を下ろした直後に、ローターが激しく動きだす。 「んあっ…… だめっ、だめえ」 懸命に我慢をしようとするけれど、耐えられるというレベルを遥かに超えている。 おなかの下あたりを押さえて苦しげに呻いていると、黒井先生が再び近づき、心配そうに顔を覗きこんできた。 「小早川。気分が悪かったら早よ、いわんかい」 「す、すみません」 私は息絶え絶えになりながらも擦れた声で謝る。 「保健委員。悪いけれど頼むで」 「はい」 みなみちゃんが、すっと立ち上がって傍に近づき、腕をとる。 「ゆたか…… いこう」 「う、うん。みなみちゃん」 私は、みなみちゃんに支えられながら、教室を後にした。 爆発しそうになる快楽を懸命に耐えながら、みなみちゃんと長い廊下を歩いて保健室に入る。 幸か不幸か、養護教諭の天原先生は不在だった。 「あ、ありがとう。みなみちゃん 」 気力を振り絞って礼を言ってから、うずく下腹部を抑えて、背中を向ける。 「ゆたか…… 」 「な、なに? 」 再び、暴れ出したローターと格闘しながら、かろうじて声を返す。 「ゆたか。何を隠しているの? 」 「え…… 」 みなみちゃんがベッドに座り、ゆっくりと顔を近づけてくる。 「隠してなんかいないよ」 否定するけれど、みなみちゃんの追及はやまない。 「ゆたかの様子、朝からおかしかった。体調が悪いのかと思ったけれど、様子が変だし…… 」 「な、なんでもないよ。ちょっと体調がよくないだけ」 「嘘! 」 みなみちゃんが声を荒げた。怒った顔はとても怖い。 「ん…… くうんっ、だいじょうぶ…… だから 」 「ゆたか…… 」 「だめ、みなみちゃん。お願いだから! 」 ダメだ。これ以上、あえぎ声を抑えることができない。 「ゆたか。私のコト嫌いになったの? 」 「ち、ちがうの。んはっ、きゃうっ、わ、わたし、もう、だめ、だめなの」 「どうして? 何か気に障ることした? 」 「そんなこと…… あん、はうっ、みなみちゃんは、ひゃう、あん、んああ」 「ゆたか、本当におかしいよ。何があったの? 」 「ごめんなさい。ん…… わたし、わたしもう」 依然として、ローターは激しく震え続けている。 私のアソコはぐっしょりと濡れており、下着は既に用をなしていない。 みなみちゃんは怖い顔をしたまま、私をみつめていたが、とうとう堪え切れなくなったのか、 大きく息を吸ってから呻いた。 「ゆたか…… 私、ゆたかのこと我漫できない…… 」 次の瞬間、私は両肩を掴まれ、ベッドに押しつけられていた。 「みなみちゃん。嫌! 」 私は悲鳴をあげながら、豹変した親友を見上げる。 普段はとても綺麗なみなみちゃんの瞳は、どこか淀んでしまっている。 「ゆたか」 みなみちゃんが、強く抱きついてくる。 「いや、こないで」 「うそ。本当は嬉しいくせに」 「んああっ、やだ、んぐっ」 覆いかぶさったみなみちゃんに、あっさりと唇を塞がれる。 (そんな…… はじめては、こなたお姉ちゃんにあげるつもりだったのに) 「んぐ…… んん…… 」 無理矢理こじあけられた口に舌を入れられ、たくさんの唾液が中に入ってくる。 「んぐっ……んぐううう! 」 じたばたともがいて逃れようとするけれど、体力には雲泥の差がある。 必死の抵抗もむなしく、みなみちゃんの舌によって口腔内は散々に蹂躙されてしまう。 「ゆたか。大好き」 みなみちゃんの手が伸びて、私のタイをほどいていく。 「ん…… んんっ、だめ」 「ゆたか…… 綺麗」 みなみちゃんは、うっとりとした表情を見せながら囁くと、飾り気のない白いブラをはぎとってしまう。 「や、みないで」 「ゆたかの方が胸…… あるんだ」 みなみちゃんはとても悲しそうに呟いてから、形の良い唇を近づけ、乳首を吸い始める。 「や、やあああ」 二つの突起を交互に刺激される。熱い疼きが脳髄に伝わり、私は何度も悲鳴をあげる。 「ゆたか…… ゆたか…… 」 みなみちゃんはうわ言のように呟きながら、胸、首筋、脇、お腹と上半身をくまなく唾液の跡を刻みつけていく。 「おねがい。みなみちゃん。やだよう。ゆるしてよ」 私は、なんどもお願いしたけれど、みなみちゃんは決して許してくれない。 「ゆたかは…… 私のモノ」 熱に浮かされたような顔をしたみなみちゃんは、ローターが震えてくるアソコに手をのばした。 「駄目! そこはダメ! 」 大声をあげて拒絶するが、みなみちゃんは聞いてくれない。 「お願い…… やめて! 」 しかし、私の必死の願いも空しく、みなみちゃんは、細い指先に違和感を覚えて、私のスカートの中を覗き込んで、 ショーツもはぎ取ってしまう。 みなみちゃんの視線の先には、こなたお姉ちゃんに仕込まれたローターがイヤらしく震えていた。 (ばれちゃった…… ) みなみちゃんは、震動を続けるピンク色の卵をじっくり眺めた後、妙に楽しそうな表情を浮かべて、 絶望している私に尋ねた。 「ゆたか。ずっとこれで遊んでいたの? 」 「ち、違うよ! 」 私は慌てて否定したけれど、みなみちゃんは笑みを浮かべながら、クリの真上に備え付けていた ローターの近くを揉み始める。 「んああ、やああああああっ」 クリと膣口を同時に刺激されて、ひときわ大きな悲鳴をあげる。 「ゆたかはとてもえっちだ」 「お、おねがい。お願いだから、誰にもいわないで! 」 しかし、みなみちゃんは涙を流して哀願する私を横目にしながら、愛撫を続けるだけだ。 膣壁を指で刺激しながら、ふくらみかけの乳房を丹念になめていく。 「あん。いやあ、やだ、んああっ、んくうう」 私は、腰をいやらしくよがらせながら、絶頂が迫っていることに気づかされる。 「ゆたか、ゆたか」 みなみちゃんの秀麗な顔が、興奮で紅く染まっている。 私は全身汗まみれになりながら、ローターとみなみちゃんの激しい愛撫で頂きに登り続けていく。 「んはあっ、私、もう、ダメっ、いく、いっちゃうの! 」 「ゆたか、大好き…… 」 「あん、やだああ、はああ、はううっ、んあああああっ」 全身が海老のように跳ねる。リボンがほどけて髪が千々に乱れる。 「はあっ、はあああっ、んはあああっ、んあああああ」 ふいに尿意が生まれて、急激に高まってくる。 「だめ、もれちゃう、やだ、おねがい、もらしちゃうよ」 身体の異変に恐怖を覚えて絶叫するけれど、もう、自分の身体を制御することができない。 「ゆたか…… ここでして」 みなみちゃんは平然と残酷な事をいう。 「やだ、いやだよ。ゆるして、みなみちゃん、おトイレいかせて! 」 必死になってみなみちゃんから逃れようと、身体をねじるけれど、撫をやめてくれない。 「ゆたかのシーシーしているとこ。みせて」 「嫌! そんなこと言わないで。お願い。本当にもれちゃう、もれちゃうよう」 ベッドの上で頭をなんども振って必死に尿意を紛らわそうとするけれど、限界はとうに超えてしまっている。 「だめ、だめ…… 私、だめ、いっちゃう、もれちゃうよ」 「ゆたか。イッて! 」 「あああっ、んあああああ、もれちゃう、おしっこでちゃう、やああああああああ! 」 となりの教室まで聞こえそうなほどに大きな喘ぎ声をあげる。 我慢に我慢をさせられた末に、ついに私は頂上に達した。 同時に、大量の液体が溢れ出して、保健室のベッドを汚していく。 「やだ、止まらない、止まらないよ」 間欠泉のように、断続的に噴き出す潮に悲鳴をあげる。 「いや、いやあ…… やだあ、やだよ…… 」 生温かい液体にお尻を浸しながら、私の視界はゆっくりと暗くなっていった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― テスト 後編へ続く コメントフォーム 名前 コメント みなみが 鬼畜に とんだ エロス -- ラグ (2009-01-07 14 28 58) なんかいきなりえろさ爆発だなぁ -- クドリャフカ07th (2008-11-16 07 11 21)
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「よーし、今日の作戦はもうない。明日に備えて休め」 夜戦を終えて帰投した艦隊の旗艦から概ね良好との戦果報告を受け、 全ての艦に労いの言葉をかけ、この言葉を最後に提督は執務室に帰って行った。 それを皮切りに各々の面子も自室へと帰っていく。 「はー、今日も疲れたなーっと」 その艦隊の中にいた龍驤も疲れたと零しながら伸びをしただけで会議室を後にした。 ここからは艦載機の手入れをするなり寝るなり自由である。 (ちょーっち遅い時間やけど、外行って涼もう) 日付が変ろうとしている時間ゆえ、桟橋にも岸壁にも誰もいなかった。 外に出てきて鎮守府を振り返ってみると、もういくつか光を放出していない窓もある。 (でも提督は絶対起きてるんやろな) 書類関係の面倒臭そうな執務がまだ残っているだろうから、 任務を終えた第一艦隊の面子は眠ることができても、提督はまだ眠ることはできないだろう。 お疲れなこったと他人事のように考えつつフラフラと岸壁を歩いていると、 何か硬いものを踏んづけた。 足を退けて拾うと、それは最近建造された潜水艦「伊168」が持ち歩いていたものだった。 彼女はこれのことを確か「スマホ」と言っていたような。 「そういえばイムヤは今夜遠征だったっけ。 2時間ほどで帰ってくるとはいえ無用心やなぁ」 それを拾ってから、長い時間は経っていないが日付が変わった。 龍驤は人より好奇心が大きい。 そのため、目新しいものに自分の時間を奪われるのも無理はなかった。 テレビなどと違い画面に直接触るという操作には少しの慣れを要したが、 もうそれを色々弄くりながら1人笑うようになっていた。 今一度付け加えておくと、それは人(?)の私物なのだが。 「あっはっは! あーっ、ホンマおもろいなーこの話」 スマホにはごちゃごちゃとアプリが入っていて、 その中にある、笑える話をまとめたアプリを見ていた。 一通り楽しませてもらったのでアプリを閉じ、 他の面白そうなアプリを探していると一つ目に止まったものがある。 「……ん? Hな話?」 何の躊躇いもなくそれを指で触れて開いた。 そこには人によっては抵抗があるかもしれないタイトル文、 あるいは誰でも開いてしまいそうなタイトル文などが多く羅列していた。 このアプリを目にして頬を染める者、先ほどの龍驤のように笑う者など 人によって反応は異なるだろうが、龍驤は苦笑いという反応を見せた。 「うわぁ……、あんまりイメージできんけど、イムヤもこういうの見るんやなぁ」 しかし、あまり興味なさそうな顔で羅列している文章を流し読みしていた龍驤も 一つ気になるものがあったので手を止めた。 「『好きな人に胸を揉まれると大きくなる』?」 龍驤は日本では唯一のフルフラットの空母であると語られてきた。 他の多くの空母は豊満な肉体でこの現代に蘇ったのに対し、 龍驤だけこのような肉体として蘇ったのもそういう根拠があるためである。 この文にある唯一という言葉は褒め言葉にも貶し言葉にもなりうるが、 龍驤にとっては貶し言葉としか受け止められない。 「へぇ……」 実際、胸など血行が良くなるかどうかか重要であって誰が揉むかは重要ではないのだが、 あいにくとそのことはそこには書かれていなかった。 「帰れ」 今日の執務はもう終わっており、手伝っていた秘書艦も自室へと戻っていた。 秘書艦の自室にその主がいたことを確認した上で、龍驤は執務室へ出撃したのだ。 ノックもせずに入ってきたものだから、 部屋の片隅に敷いた布団に横になって本を読んでいた提督は、 避けることもできずに馬乗りにされた。 下から見上げてみても確かにフルフラットだなと心の中で失礼なことを呟きつつ、 口にした言葉はとても短いものだった。 「なんやつれないねぇ」 「明日に備えて休めと言ったろう」 まあ浮いた話も聞かないこの提督だし、押し倒しただけではダメだろう。 こう判断し、その口を実力行使で黙らせる作戦に出た。 実のところ馬乗りをされたときも不快感を感じたわけではないので、拒絶するのが遅れた。 その結果サンバイザーを頭から外し、上半身を倒してきた龍驤にあっけなく唇を奪われた。 龍驤は目を閉じそのままでいるが、提督は目を閉じずに目の前の顔をぼんやりと見ているだけだ。 唇柔らかいな、とか、上半身全体に体温を感じて心地よいだとか、 心の中では並の男とそう変わらないことを思っているが、唇を開放されたあともそれは口に出さない。 提督は少しずつ、静かに欲望に灯した火を燃え上がらせていたが あくまで冷静であることを努める。 「なぜ俺なんだ」 「ウチは別に百合趣味じゃないし」 それもそうだ。 この現代に蘇った艦娘の数ある不思議の一つに、艦娘はなぜみな「娘」なのか。というものがある。 そういえばこの鎮守府でも提督以外に男を見かけなかった。 「それに男なら誰でもええってわけでもないんよ?」 「ウチは提督のこと好きやから」 突然の告白。 しかし提督はなんと返したらいいか分からない。 今まで艦娘にはみな平等に接してきたし、異性を本気で想うということもなかったからだ。 「提督がウチらのことみんな好きなのも知っててやってるから、 今はどうこう言わなくてもええ」 そして二度目の接吻。 今度は提督も目を閉じた。 「ん、ん、ちゅ」 お互い相手の唇の感触を堪能していると龍驤の方から舌を入れてきた。 流石の提督も冷静さを欠く。 「ぇう……んんー、ふっ」 口内をかき回されて提督も自分の舌を差し出し、龍驤の舌に捕まえさせた。 提督も段々と投げやりな思考となっていき、このまま行くところまで行ってしまえという考えに至らせてしまう。 唾液もどんどん分泌されていき、それもまた提督の理性を崩すことを促した。 「はあっ……」 唇を離すやいなや顔を下のほうに移動させていき、 ベルトを外した上で提督のズボンと下穿きを下ろした。 膨らませた陰茎が外気に触れて少しスースーする。 「わあっ。……提督ぅ、もうこーんなにしてぇ……」 自分の体には自信を持っていなかったので 提督の陰茎が既に膨らんでいることは予想外だった。 「胸ないから挟むとかは無理やけど、できることはあるんやで……!」 「ぁむ、……ん、んう、んー、んちゅ、うう、ぇろ」 色々と吹っ切れた龍驤は行動に移すのが早かった。 陰茎をいきなり口に含み、拙いながらも舌を使い顔を上下させ快感を与えようとする。 提督もまた抵抗することはなかった。 「ん、う、ぐ、んぐっ、んむっ」 「……んあ、提督の、大きすぎや……」 「……ぁむ、えう、ちゅ、ちゅ」 「んぢゅううううッ」 「ッ!」 先ほどのイムヤのスマホで他のこともそれなりに予習した龍驤は 早速その知識を総動員すべくバキュームにかかる。 提督は歯を食いしばって繰り返し訪れる快感の並に抗った。 バキュームをしている間陰茎に歯が痛くない程度に無意識に添えられ、 それもまた快感を呼んだ。 「ん、ふぅ……」 一旦息継ぎをし事を再開する。 バキュームをしたかと思えばまた舌での愛撫に戻ったりと緩急をつけた。 「ふ、んんっ、ちゅる、ちゅる、ちゅう」 「んう、ううっ、ふ、んむ、ん、れろ」 「レロレロレロ……」 「ああ……」 予習したとはいえこんなことをするのは初めてなので 拙い動きでも仕方がないのだが、確かに提督は快感を感じていた。 ここ最近は処理をしていなかったことも手伝い、普段よりもすぐに限界が見えてきた。 「う、そろそろ出るぞ……」 「んんっ、ええんやへ、らひても」 「く、ああッ!」 「ん、んうううううッ!」 「はあっ……はあっ……ああ……」 「ん……う……うう……」 「……ああ? おい?」 陰茎を抜くこともせず、龍驤の口にそのまま放出した。 しばらくして陰茎から口を離したが、 龍驤は一向に生臭いはずのそれを吐き出そうとしない。 「龍驤? 無理して飲むことはないんだぞ? 出しちゃっても……」 「んんっ! ……ん、んぐ、ん、ごく……」 声をかけても首を振り、吐き出さずにそれらを嚥下したようだった。 「ん……はーっ、はーっ……」 「んもー、提督、量多いで……。どれだけ溜めとったんや」 「あ、ああ……その、3日ほど……。 というかお前、なんで飲んじまうんだよ、あんな汚いもの」 「いやあ……確かにまずくて濃いだけだったけど、 汚いとは思わんで? だって提督のやから……」 普段の凛々しい軽空母からはかけ離れ、 今やその顔は誰が見てもただの女の顔だった。
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コーネリア・ギルティランス 台詞 + クリックで表示 001秘密のエピソード 見つけた!ちょっとご主人!最近アタシに対して扱いがヌルくない!? ……もしかしてさ、消えるとか思って大事に扱おうとかしてない?余計なお世話!こんなんじゃアタシも槍たちも錆びちまう!何のためのメディウムなのよ。アタシはバトルマニアのコーネリア・ギルティランス!アンタはアタシとこの槍を使って、勝つことだけ考えてればいいのさ!戦いで消えるなら上々、それがアンタの戦いなら最高さ!もし消えずに残ったら、遊び場はなくなっちゃうかもしれないけどさ。ま、アンタとなら楽しく過ごせると思うよ。こんなアタシでもさ。 002タイトルコール 影牢、トラップガールズ。 003ゲームスタート ご主人のお目覚めだよ。今日も楽しくなりそうだ! 004自己紹介(初対面) アタシはコーネリア、ギルティランスのメディウムさ。 アンタがご主人だろ? これから楽しく遊べそうだねえ。 戦いならアタシを使いな。 この槍は、狙った獲物を逃がさない。 005自己紹介(魔神帳) ギルティランスのメディウム コーネリアさ。 アンタのところならこの槍達も存分に楽しめそうだ。 戦場に連れていけば活躍するよ? 敵を突き刺して、まとめてあげるからね。 アタシもこの槍達も、退屈なのは大嫌いだから、いっぱい遊ばせてちょうだいよ。 あと、アタシに変なことしようとしたらどうなるか……まぁ、わかるよね。 006朝のご挨拶 ギルティランス、来たよ。ねぇご主人、今日はどこで遊ぶのさ? 007ホーム1 ねえ、退屈なんだけど。 008ホーム2 あんまりふざけてると…刺すよ? 009ホーム3 あんまりジロジロ見るんじゃないよ。 010放置 暇だねえ。何か刺すものは……。あぁ、戦いでもないのに刺すのもなぁ、怒られそうだな……。くそっ、こんなに放置してあのヤロ~、見つけたら槍で刺してとっつかまえてやろうか! 011お知らせ なんか来てるよ。 012お休み 戦ってばかりも疲れるからね、休ませてもらうよ。 013貰い物 ありがとな。これでもっと楽しめるよ! 014感謝 すまないね! 015依頼 アタシに指図?まぁいいか。 016成功 こういうのも悪くないね。 017失敗 ま、私じゃこんなもんか。 018討伐出撃 さあて、どんなやつが遊び相手かな? 019戦闘開始 パーティ開始だ! 020交代登場 待ち疲れたよ。 021動かされ中 てめぇ、なにする! 022体力回復 仕切り直しだ。 023勝利 なんだ、もう終わり? 024撤退 命あってのなんとやら……だね。 025レベルアップ 気持ちいいね! 026勝利MVP まだ楽しみ足りないね! 027探索出発 しばらく勝手に遊ばせてもらうよ。 028攻撃1 ふん! 029攻撃2 はっ! 030攻撃3 そらっ! 031攻撃(発射) はっ! 032挑発 楽しませてちょうだい! 033敵を倒した 楽しかったよ。 034チャージ完了 いつでもいいよ! 035トラップを当てられる チャンスだね! 036トラップ発動1 ほら、そこ! 037トラップ発動2 逃がさない…! 038悲鳴1 ちっ 039悲鳴2 ぬっ 040悲鳴3 のはっ 041悲鳴(悔しい) ちいぃっ…! 042悲鳴(恥ずかしい) くっそぉ…! 043悲鳴(間抜け) のぉっ!? 044悲鳴(怒り) 刺してやる! 045悲鳴(炎上) あっつ! 046悲鳴(氷結) くぅっ! 047悲鳴(感電) いぐぎゃががががががががががぐ! 048悲鳴(吹っ飛び) ぐあぁーっ! 049悲鳴(地味に痛い) くっそ…。 050悲鳴(潰され) うぐっ 051悲鳴(秘密の一撃) ああぁぁぅん! 052悲鳴(からみつかれ) ぐぅっ、やめっ!はあぁん、ぁぅ…。 053悲鳴(回転) ちょ、やめろぉ~! 054悲鳴(死亡) くっそおおぉ~~~!! 055アーマーブレイク くっ……串刺しにしてやる! 056重症 面白くなってきたね……。 057瀕死 そろそろ退き時か……! 058弱点 しびっ、シビレれれれれれ! 059捕獲 これで捕まえたつもりかい? 060消失 まだ……これからだってのに……。 061還元 アタシは楽しめたけど、アンタには退屈だったかな……じゃあな。 概要 自らの消滅すらいとわない好戦的な性格のメディウム。 戦闘狂だが、戦闘以外でものを破壊することを控えるなど分別はある。 画像 + クリックで画像表示 3D画像 SD1 SD2 SD3 SD4 + クリックで画像表示 立ち絵 フォージド兵 アーマーブレイク・ウィークポイント https //ux.getuploader.com/kagreo_tg_gazou/download/204
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女の嬌声と、腰と腰がぶつかり合う肉の音と、淫らな水音が室内に響く。 月明かりだけが差し込む薄暗い部屋の中で、絡み合う二つの影があった。 「はぁっ!はひっ!いい、いいです……!」 片方の影――背後から貫かれている女が裸の胸を揺らし、美しいプラチナブロンドの髪ををなびかせる。 超高校級の王女――ソニア・ネヴァーマインド。 普段は気品に満ち、聞く者に威厳を感じさせずにはいられない声が、今は淫蕩に濡れた喘ぎを響かせていた。 「ダメっ、です……!そこ、はぁ……ああっ、あああッ!!」 後背位の体勢での力強い打ち付けに、ソニアはおとがいを反らせて快感を露わにする。 「はあっ、はぁ……ん……見て、下さってますか……そう、ださん……!」 荒い呼吸をつきながら、ソニアはベッドで情を交わしている男にではなく――部屋の隅で膝を抱える、もう一つの影に声を掛ける。 その痴態を見ながら、浅ましくペニスを勃起させる男――左右田和一に。 その日のウサミ先生の課題も終わり、自由行動となったソニアは島の探索を兼ねた散歩へと繰り出していた。 折角だから図書館の方にでも行こうかと考えながら海岸線を歩いていると、見慣れた黄色いツナギの男子が手を振りながらこちらへ近づいているのが見える。 「ソーニアさーん!」 「……左右田さん。また貴方ですか」 一点の曇りもない左右田の呼びかけと、それに対するじとりとした視線。 王族らしい博愛精神に満ちたソニアがこんな反応を返すというのは、ある意味で特別ではあった。 この場合、彼のいくら罵られても挫けないメンタリティが逆に作用しているのだが、それに気付く左右田ではない。 「はい!貴方の左右田和一です。どうですかソニアさん。こんないい天気ですし、今日は俺と遊園地なんかに……」 「……左右田さん。貴方がわたくしに好意を抱いてくれているのは純粋に嬉しく思います。ですがわたくしは……」 初めての色よい――少なくとも左右田の耳にはそう聞こえた――返事に、左右田は喜びと共に一歩近づく。 「本当っすか!いやーソニアさんも嬉しく思ってくれるなんて感激です!」 「…………」 眼を輝かせる左右田とは対照的に、ソニアは困ったように視線を落とす。 しかし、やがてソニアは何かを決意したように顔を上げると、左右田の眼を正面から見据えた。 宝石を思わせる深い蒼に見つめられ、左右田は思わず胸が高鳴るのを感じた。 「わかりました」 「そ、それじゃあ――!」 「今夜、わたくしのコテージまでいらして下さい」 「え……?え?」 続いて放たれた言葉は、そんな想像だにしない言葉だった。 混乱する左右田を気にも止めず、ソニアは一礼すると、優雅に去っていく。 その背中を追うことも忘れ、左右田は今しがた耳にした信じられない言葉を、何度も頭の中で反芻し続けた。 午後10時。 他の生徒達がコテージに戻る時間になって、左右田はそっと自分のコテージを抜け出した。 まさか、という理性と、万が一、という期待。 それらが織り交ぜになったまま、ソニアのコテージまでたどり着く。 こういう時は果たしてノックするべきなのか否かと考えていると、扉に鍵がかかっていないことに気付く。 (開けておいてくれたのか……?) いよいよ高まってきた興奮に唾を飲み込むと、意を決して扉を開け、素早く中に入り込む。 「そっ、ソニアさ――!」 そして―― そこに広がっていた光景に、左右田の思考は完全に停止した。 「あはっ……!あ……来て、下さったんですね……左右田さん」 ベッドに腰掛け――いや、正確には、そこに座る"誰か"に背中を預けるように寄りかかるソニアが、左右田を見て微笑む。 そんな、いつもの左右田ならそれだけで歓喜するだろうソニアの姿は、一糸纏わぬ全裸だった。 確認するまでもない。 それは明らかに、情事中の男女の姿だった。 「な、なに……なに、やって……?」 「すみません……口では言ってもわかって頂けないようですので、一度左右田さん自身に見て貰うことにしたのです。"彼"も了承してくれました」 彼、という言葉に、左右田は初めてソニアの背後にいる男に眼をやった。 この修学旅行が始まってから、すっかり馴染みになった男子――日向創が、何かを言いたいような複雑な眼でこちらを見ていた。 「見ての通り、わたくしと日向さんは愛し合う仲です」 「ひ、なた……と?」 「貴方にお誘いを頂くずっと前から、わたくし達は愛を交わしてきました。何度も、何度も何度も何度も、です」 「…………」 「ですから、どうかわたくしの事は諦めて下さい……わたくしはもう、身も心も日向さんのものなのです」 左右田はのろのろと首を振る。 理解できない。 否、脳が理解する事を拒否していると言った方が正しい。 「……その顔は、まだわかって頂けないようですね……では、このままここで見ていて下さい。わたくしは貴方に応えることができないのだと、理解できるまで。ですが――」 「もしわたくし達に指一本でも触れたら、そのまま出て行って頂きます。宜しいですね?」 左右田は壊れた人形のように、ただ頷くことしか出来なかった。 行為の最中、日向は幾度となく左右田に申し訳なさそうな視線を送ってきていた。 (……畜生。そんな眼で、見るんじゃねえよ) 男が二人と、女が一人。 当然の図式として、一人があぶれただけだ。 (……ただ、それだけの話なんだ) 「今日は……んっ、いつもより……優しい……ですわね」 「いや、それは流石に、な……」 日向も人に見られての行為など初めてである。 恋人のたつての願いということで了解はしたものの、なかなかいつも通りという訳にはいかない。 「お願いです……いつもの様にしてください……どうか」 「――――わかった」 再度、日向が左右田に視線を向ける。 声には出さないものの、その眼はすまないと言ったように左右田には見えた。 これから始まる光景を、直視させてしまうことに。 そして。 そこから先は。 ケダモノと化した、オスとメスの貪り合いだった。 「ひっ――あああああああっっ!!!」 日向は一度腰を限界まで引くと、勢いをつけ、全力でソニアに叩き込んだ。 しかもそれは一度では終わらず、ソニアの膣内を蹂躙するように、何度も、何度も繰り返される。 (な……んだ、それ……おい、やめろよ……ソニアさん、痛がって……) 左右田は思わず止めようと立ち上がりかけ――そしてすぐにそれが間違いだと思い知らされた。 「やぁ、んぅ、ううぅー……あっ、すご、いぃ……いぃ……あん、いぃぃ……!」 その声が悲鳴のように聞こえたのも束の間、ソニアの声は明らかに快楽の喘ぎへと変貌する。 ソニア自身も、日向の打ち込みに合わせて腰を振り、くねらせ、更に快感を引き出そうとしていく。 (う、嘘……だろ……?)) 「あっ、ひゃふぅっ……や、ふぁあっ!そ、そんな……ふぁああっ、ら、めええっ……」 (感じてる、ってのかよ……あれで……?) それはまだ経験の無い左右田にとって、俄かには信じがたい光景であった。 男女が愛を交わすというものは、もっと優しい、愛情に満ち溢れた行為ではないのか? そんな事を考える左右田を嘲笑うように、行為が更に激しさを増してくると、日向も左右田に気を配る余裕を無くしたのか、唇を歪ませて恋人の痴態に溺れていった。 ソニアの両脚が背後から持ち上げられ、後背座位の体勢になる。 その正面には、二人の情事の勢いに気圧され、へたり込む左右田がいた。 「あ……あ……」 美しいソニアの顔が汗と涙に濡れている。 陶器の様な肌は全身余す所無く晒され、豊かな乳房も、貫かれた秘部も、全てが惜しげも無く丸見えになっている。 その光景に、左右田は自分のペニスが激しく勃起するのを感じた。 「やぁっ……日向さん……!わたくし、見られて……恥ずかしいところも、全部見られて……!」 「……見られて感じてるんだろ?この雌猫」 「あッ――!!」 耳元の囁きに、ソニアはぞくぞくと身体を震わせる。 「は、はいぃ……はいぃっ……!わたくしは……淫乱な雌猫です……!」 「その雌猫は今なにをされてるんだ?」 「お……おまんこに……日向さんの逞しいおちんぽを挿れられています!!」 一国の王女ともあろう者が、そんなはしたない言葉を口走っている。 しかもそれが、自分の憧れであるソニアの口からだと言う事実に、左右田は最大まで勃起した自分のペニスを無意識にしごき出していた。 「くそっ……くそっ……!」 日向はそんな左右田を一瞥したものの、すぐにソニアへと意識を戻す。 「挿れてもらっています、だろ?」 言いながら、パァンと音が鳴るほどに激しく腰を叩きつける。 「くひぃぃっ!ふぁっ!い、挿れてもらっていますっ!!!」 「よく、言えましたっ……!」 ソニアの両腕を取り、背を反らせるようにすると、バックから腰を打ちつける。 突かれる角度が変わり、ソニアをまた新しい快楽が襲い始めた。 「くぅっ……んふぅっ、ぅぅぅぅッッ!!」 快楽から逃れるように突き出されたソニアの上半身が、自分を慰めている左右田の方へと近づく。 「あ……ああ……」 左右田の眼前で、夢にまで見たソニアの乳房が揺れる。 何度も何度も想像し、そして同じ数だけ精を吐き出したそれより、実物は遥かに美しかった。 左右田の震える指が、無意識にその胸に伸び―― 「触りたいのですか?」 耳朶に響く、氷のような冷たさを持つ言葉に、びくりと手が止まる。 快楽に蕩けていたはずの眼が、王女の威厳と共に静かに左右田を見つめていた。 「――――!!」 気付けば胸まであと1cmの距離に近づいていた手を引き剥がすと、ソニアはよく出来ました、と出来の悪い生徒を誉めるように妖艶に微笑む。 「ソ、ソニアさん……俺……俺、は……」 「ええ、わかっていますとも。左右田さんはちゃんとわたくしとの約束を守ってくれましたものね。追い出したりはしませんよ」 (ああ……!) まだここにいていいのだ。 まだ、彼女のあられもない姿を見ていることを許されたのだ。 王女の慈悲に、左右田は思わず歓喜に震えた。 「続けていいか?」 「はい……」 左右田との会話中、動きを止めていた日向の言葉に、ソニアは再び眼に淫蕩の火を灯らせる。 背後を振り向き、口付けを交わすと、遅れを取り戻さんとばかりに激しさを増した律動が再開される。 「ひゃっ、ふぁあっ、くはぁっ……ふぁっ、ひゃひぃっ……!」 息をすることも忘れ、どろどろに融け合い、一つになった二人が、お互いの絶頂を感じ取る。 「ひいっ、ふぁあっ、ふぁううっ!ふぁあッッ!!」 「ソニア……!そろそろ……射精す、ぞ……!!」 「あはぁぁっ!はいっ!はいっ!わらひ、待ってます……あなたが、しゃせい、するの、まってますぅ!!」 そう言うと、ソニアは淫蕩に染まった笑みを左右田に向けた。 「そう、さ……!ひぃっ!みれ、見れいてください!わらくしが、ノヴォセリック、次代の王を、孕むところをぉっ!!!」 「うおおああああああああ!!」 日向が獣の咆哮を挙げながら最高速でソニアを蹂躙する。 遂に限界に達しようとする二人と共に、左右田もまた限界に達しようとしていた。 ベッドが軋むほどの勢いで揺さぶられ、がくがくと震えていたソニアの身体がふいに動きを止めたかと思うと、島全土に聞こえるのではないかというほどの叫び声が響き渡った。 「――――っぁ!!ああああああああああっっっーーーー!!!!!」 「くっ――ああああッ!!!!!」 ソニアが絶頂に達した時、彼女の膣内にいる日向も、自分を慰める左右田も、ほぼ同時に精を吐き出した。 日向の精液はソニアの膣内を埋め尽くす勢いで放出され、シャワーのように噴出した左右田の精液は、ソニアの紅潮した顔や身体にびちゃびちゃと振り掛かる。 狂おしいまでの射精衝動が収まると、左右田は自分のやったことに蒼白になった。 「あ――ああああッッ!!す、すみませ……」 今にも泣き出しそうな顔になる左右田に、ソニアは倒れこんだ姿勢のまま蕩けきった笑みを浮かべた。 「はぁっ、はぁっ……ふ、ふふ……いい、ですよ……とく、べつに……許可、します……」 顔を精液で汚しながらもそう言ってくれるソニアに、左右田は安堵の溜息を漏らす。 しかし、そのやり取りに嫉妬の炎を滾らせるもう一人の男が、この場には居た。 「……ソニアがそう言うなら良いけど、自分の女が他の男ので汚されるってのは、あんまりいい気分じゃないな」 「ああっ……すみません……すみません日向さ……あっ――」 日向は脱力するソニアの腕を引くと、強引に起こしてベッドに腰掛ける自分の上に座らせる。 そこには、射精して尚硬さを失わないままの日向のペニスがあり―― 「ひっ――いあああああああああああああ!!!」 ずぶり、と、まだ絶頂に震えるソニアの膣内が、再び剛直に埋め尽くされた。 「全部塗りなおしてやるよ。ソニアが汚されたところも!俺の精液で!!全部ッッ!!!」 「ひあああぁっ!!ゆるひ……ゆるひてくら……んぐぅっっ――!?んっ、ふぅぅぅッッッ!!!」 「あ……あ、あぁ……」 再び眼前で始まる、終わらない獣の交わりに、左右田の意識はゆっくり闇へと落ちていった。 夢だ。 こんなのはただの悪い夢なんだ。 そういや、昨日は寝不足だったからな……。 ――だからさ、今だけちょっと眠らせてくれよ。 起きたら元の左右田和一に戻ってるからさ。 これが全部夢だと、そう思わせてくれ。 それくらいは……なぁ、いいだろ?
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4-2-1 赤道直下とはいえ流石に夜になると涼しい風が吹く。 煌々と光る13夜月の月光が眩しいくらいに見える。 月明かりを楽しみたいため照明は抑え目にしている。 開け放した窓から入る風に含まれる潮の香が男の心を擽る。 ―やっぱり、俺は海が好きなんだな。 柄にも無くロマンチックな気分になっている自分に苦笑する。 そして、高まる胸の鼓動が緊張からもたらされるものであることに改めて気づかされる。 ―やれやれ、これじゃ童貞だな…昔はバーって言ったんだっけか。 帝国海軍の将帥に憧れ、それに近しい立場になった男は、それ故か妙に帝国海軍士官ぶりたがる傾向にあった。 その割に完璧に士官ぶれて無いところがこの男-提督の長所でもあり短所でもあった。 これから一人の艦娘が彼の私室を訪ねてくることになっていた。 夜、艦娘が独りで自室を訪ねてくる。 それ自体は特に珍しくも無かった。 だが、今晩訪ねてくる艦娘は特別だった。 大日本帝国海軍一等巡洋艦妙高型4番艦「羽黒」。 かの大戦では蘭印攻略戦を皮切りに、サンゴ海、ミッドウェー、ソロモン、マリアナ、レイテと勇戦し大戦最後の水上戦で倒れた勇者。 幸運艦、武勲艦の名を欲しい儘にし幾多の海軍士官下士官兵に愛された傑作重巡。 その魂を継いだ艦娘が彼の部屋にやってくる。 恐らくは彼と契りを結ぶために。 そして、彼は彼女を武勲艦だから愛しているのではない。 セミロングボブの黒髪も、いつも八の字気味の眉も、伏し目がちの大きな目も、少し猫背気味の姿勢も。 引っ込み思案なところも、仲間思いなところも、芯の強さも。 気が付けば彼女の全てに彼は恋をしていた。 ―恋、しているのか?俺は! ぶふっ、と変な息を漏らしてちゃぶ台に提督は突っ伏しながら赤面した。 いい歳を恥ずかしい、とは思うが短くない人生経験からしてこれは間違いない。 部下に恋するなど、まして自分よりも随分と年下に見える娘に恋するなど思ってもみない事だった。 「ふふ、道理で、緊張するわけだ」 顔を上げると口に出して笑いがこみあげてきた。 恋する彼女との初めての夜。 リラックスできるほど彼は男前では無かった。 キッチリ決めた二種軍装。オーデコロン。髪もしっかり整えた。 無論、既に入浴を済まし念入りに体も洗ってある。 笑えるぐらいの童貞力である。 それほどに彼は羽黒に恋をしていた。 時計は2155。 私室をノックする音が響いた。 「誰か?」 扉の向こうに誰がいるのかはわかっていたが、平静を装うため誰何の声をかける。 「羽黒です、宜しいでしょうか?」 大きくも小さくも無く、ただ静かだが強さを感じる声が返ってきた。 彼の恋してやまない、彼の心を沸き立たせ、不安にさせ、切なくさせる声が。 「入って宜しい」 4-2-2 扉が開き、廊下の微かな灯りを背に受けた細いシルエットが浮かんだ。 セミロングボブの髪に銀色の髪飾り。 朱の射した顔に大きな瞳と可憐な唇。 そして、普段の妙高型お揃いの制服と同じ色の和服。 月光に冴えるたおやかな菫のような美しさに提督は息を飲んだ。 「…あの、司令官さん?」 普段の気弱気な羽黒の声で提督は我に返った。 「あ、いや、ごほん。どうぞ」 鯱ばって立ち上がると羽黒を中に招き入れる。 井草の畳に戦艦長門の模型を飾った箪笥と障子にちゃぶ台。 最近、戦果で手に入れた改修予算を一気に使って和風を好む彼は部屋を完全に和装に整えていた。 ホテルを改装した天井の高い鎮守府の部屋にいささかミスマッチではあったがここが落ち着くという艦娘も少なくない。 羽黒は出された座布団に静々と座った。 ちゃぶ台を挟み向かいに座った提督はまんじりともせずその姿を呆然と見つめた。 ―綺麗だ。 暫く沈黙が続いたが、緊張感に耐えられなかった提督は口を開いた。 「その、似合ってるな。その菫色の和服」 「……ありがとうございます」 はにかむように羽黒は上目づかいに微笑んだ。 「妙高姉さんが選んでくれました。その、司令官さんのお部屋にはこの服が合うって」 そう言って羽黒は頬を染めた。 『そうそう、和服の方が殿方は色々と致しやすいし、誘いやすっ、げふ』 と力説する足柄を那智がひじ打ちをして黙らせた事は黙っている。 ―はぅぅ、き、緊張するよぉ 誠意一杯の勇気を振り絞って提督の部屋に来たものの何をどうしたらよいか見当がつかない。 ―そうだ、お酒。那智姉さんありがとう。 『お互いいける口なんだからこれを持っていけ』 と那智から渡されたのは山形の銘酒《羽黒山・純米吟醸》の四合瓶だ。 『あ、あ奴は吟醸が好きだから…』 頬を染めそっぽを向きながら酒を渡す那智。 上がり症な羽黒と妙なところで口下手な提督の事を考えての事なのだろう。 那智の心中が複雑なのは羽黒も理解できた。 提督は那智にとって飲み仲間であり、想い人でもある。 妹が本懐を遂げられるのは喜ばしいが、焼きもちも同時に焼いてしまう。根が素直な那智の顔にありありとそう書いてあった。 妙高が酒瓶を丁寧に包んでくれた。 『羽黒。あんまり飲ませちゃダメよ』 明日は土曜日。とは言え鎮守府は現在、難関海域を攻略中であり土曜日といえど課業は普通にある。 深酒をさせて鎮守府の運行が滞っては、現在の秘書艦である妙高の立場も無い。 『そうよぉ。飲み過ぎると提督も若く無いから、いざっ!て時に、勃たないかっ、うぼぁ』 余計な事を付け足そうとした足柄の水月に那智の拳がめり込んだ。今夜提督と夜を過ごせない八つ当たりが20%くらい入っていただろう。 4-2-3 「あの、司令官さん。こ、これ。い、一緒に飲みませんか」 「ん?おお、羽黒山の純米吟醸じゃないか!羽黒、ありがとう」 そう言うと茶箪笥から取り出した湯呑茶碗を二つ並べた。 「肴、肴は~。はは、こんなのしかないか」 そう言って取り出したのは、携帯糧食のイワシの缶詰だ。 「本当は暖めた方が旨いんだけどな~」 うきうきとイワシ缶のふたを開け、割り箸を二膳、ちゃぶ台に置いてから提督ははたと気づいた。 羽黒をほったらかしにしていた事を。 「す、すまん羽黒。久しぶりの吟醸酒だから浮かれちゃって…」 ちゃぶ台の向こうにちょこんと座った羽黒に真剣に頭を下げる提督。 日本酒を前に浮かれモードの中年士官をポカンと見ていた羽黒だが、やがてクスクスと笑い出した。 「司令官さん、お酒が大好きなんですね」 「へっ?……いやぁ、恥ずかしいところを見せたな」 羽黒が怒っていないと気づき、頭をポリポリと掻く提督の前に湯呑茶碗が出された。 「お一つ、どうぞ」 「ああ、すまない。いただこうか」 羽黒は嬉しかった。 普段から厳格というには程遠い提督ではあったが、こんなにくだけた姿を見るのは初めてだった。 それだけに彼に一歩近づけた気がした。もっともっといろんな彼を見たい、知りたい、近づきたい。 一緒にいたい。 少なくとも今夜、彼の最も近しい場所にいるのは自分なのだ。 勇気を出して良かった。 応援してくれた姉妹や鎮守府の仲間に感謝しながら茶碗に美酒を満たしていく。 「ど、どうぞ」 「羽黒も飲めただろ、さぁ」 恐縮する黒髪の艦娘がそっと茶碗を差し出した。 羽黒と二人きりで飲む。 今まであるようで無かったシチュエーションだ。 欠けていた時間を埋めるよう酒が満たされていく。 「じゃ、乾杯」 4-2-4 「か、乾杯」 茶碗をかかげると提督は一気にそれを煽った。芳醇な香りの液体が喉を下る。 本来なら一口含んでじっくりと胃の腑に落としていくのが良いのだろう。 しかし今は、乾杯、その言葉の通り盃(茶碗だが)を乾してしまいたい衝動を抑えることはできなかった。 緊張とそれを上回る高揚感。目の前にいる艦娘と二人の時間を持てた事が提督には嬉しかった。 菫色の衣に身を包んだ羽黒が酒瓶を掲げて待っていた。 咳払い一つしてそっと茶碗を差し出すと慎重に酒を注いでくれる。 紗で織られた和服の菫色と羽黒の白い肌が絶妙な色気を醸し出す。 袂からチラリと見える脇と胸元の合わせ目につい目が行ってしまう。 いつも猫背気味なので、気が付かなかったがそこそこのボリュームをそこは主張していた。 「あの……や、やっぱり、気になりますか?」 ひょいと顔を上げると赤面した羽黒と目が合った。 恥ずかしがりやの彼女は普段ならこんな表情の時は目線を逸らしているところなのだが、今日の羽黒は違った。 男の方が赤面しながら恐縮して先に視線を逸らしてしまった。 「い、いや…その、なんだ、気にならないと言えば嘘になる」 ちびりと酒を口にする。妙に喉が渇く。 「……羽黒。こんな近くで君を見た事が無かったから」 茶碗をちゃぶ台に置くと羽黒の傍らに座る。 「綺麗だよ、羽黒。気付かなくてゴメン」 恋する男の顔がすぐ隣に来て羽黒の心臓は一瞬ドキリとする。 普段なら尻尾を巻いて逃げ出してしまうのだが、今日の彼女は違っていた。 羞恥や怯懦よりも彼への思慕の念が勝った。 「私も……司令官さんの顔、こんなに近くで見るのは初めてです」 そう言って彼女は瞳を閉じた。 提督は羽黒の肩に手を置いた。一万㌧重巡娘とは思えないほど細く柔らかな肩。 そのままそっと己が胸に寄せると唇を重ねた。 薄明りの和室に二人の影が重なる。 二種軍装に重なった和装の菫色が薄明るい灯りの下で静かに揺れる。 「んっ、はー……はぁはぁはぁ、しれい、官さん、んんっ」 長い接吻で苦しくなった息を継いだ羽黒だが、提督の顔をほうと見つめると自らその唇に口づけた。 ―司令官さん、司令官さん……。 ずっと恋焦がれていた男の唇は思っていたより熱くて強くて、切なかった。 ―離したくない。このまま時間が止まってしまえばいいのに………。 「んふっ、ちゅちゅちゅ、んんっ、ふぁ、んちゅ」 4-2-5 「んっ、はぁ、はぁはぁはぁ、羽黒っ、待った」 執拗に唇を求める羽黒をそっと引きはがし提督は荒い息をついた。 「はぁはぁはぁ。はー、慌てないでくれ。俺も我慢できなくなる」 こつんと羽黒の額に自らの額を合わせ提督は苦笑いする。 彼とて思い焦がれた羽黒との接吻に興奮しないわけは無かった。 「あ、あの…ごめんなさい」 いつもの口癖が羽黒の口から洩れたが、いつものように顔を俯けてはいなかった。 羞恥に染まった真っ赤な顔を提督に向け精一杯の笑顔を作って見せる。 「が、我慢しないでください……羽黒、精一杯頑張ります」 「……羽黒っ」 男に我慢などできるはずも無かった。そのまま、ぎゅっと羽黒を抱きしめる。 「きゃっ、し、司令官さん?」 「羽黒、我慢しないぞ?いいな」 こくりと頷いた黒髪の娘の手を取った提督は彼女を夜具の上に導いた。 4-3-1 菫色は不思議な色だ。 楚々として清らかなイメージと蠱惑的で妖艶なイメージが混在していた。 夜具の上に横たわった羽黒が正にそうだった。 はだけた襟から上下する白い膨らみが垣間見える。 浅黄色の帯でくくられた腰は程よく肉付いてまろやかな曲線を描いている。 乱れた裾から伸びる足は陳腐な表現だが白魚のように美しかった。 思わずごくりと喉が鳴った。 そのままもう一度口づける。 「ん、んっ?、はぁぅ、ちゅ、れろ、ふぅんっ」 今度のキスは文字通り遠慮は無かった。 可憐な唇を割り開いて提督の舌が羽黒の口に侵入する。 閉じていた前歯をそっとノックするように優しく愛撫するとゆっくりと口腔が広がった。 そっと舌と舌を逢わせるとびくりと舌が震える。 あまりにも予想通りの彼女らしい反応が微笑ましい。 そのままゆっくりと舌を絡めると羽黒も合わせるように舌を絡める。 熱く湿った肉のうねりと時折ふれる奥歯の硬質の滑らかさが心地よい。 提督の舌と共に送り込まれる唾液をごくりと飲み込むと胃の中から体中に熱が伝播していく。 「ふぅ、んふぅちゅ、ちゅちゅ、んちゅ、ふぁ、れろ」 提督は羽黒の口内を堪能するとゆっくりと彼女の舌を自身の口内に引き入れる。 おずおずと提督の中に侵入した羽黒の舌は柔らかく提督の口内をくすぐり始める。 前歯、奥歯、歯の裏、歯茎、唇の裏側、舌の付け根、次第に動きは大胆になっていく。 口と口での愛撫を続けながら、提督の手が袖から胸に侵入する。 「んちゅ、ちゅ、ん、んんっ?ふぁっ司令官さん?」 「すまん。でも、我慢できないって、言ったろ」 肌襦袢の下にたどり着いた手がふわりと膨らみに触れた。 下着に抑えつけられていなかったそれは柔らかく弾力した。 「あっ、やっ、んん」 柳眉を八の字に寄せて羽黒は思わず声を出してしまう。 初めて男の手に触れられた乳房が熱い。 「や、んん、ふぅんっ、くぅ、あはぁ、ん」 ―恥ずかしくて顔から火が出そう。でも、気持ちいぃ。 肉欲に浮かされ始め頭の芯がぼんやりとしてくる。 それでいて体の感覚はより敏感になって痺れる様な快感が広がる。 4-3-2 「羽黒、脱がせるよ」 ぼんやりとする頭でセミロングボブの髪が頷いた。 緩んだ帯をそっと外し、下帯を解く。肌襦袢を開くと白い裸身が現れた。 きめ細やかな雪肌が羞恥と情欲でほんのりと桃色に染まっている。 細身の体はその名を持つ重巡洋艦の最上甲板が作る曲線のように優美かつ引き締まっている。 華奢な印象の肢体に比べて、乳房はふっくらと盛り上がりピラミッド型に配置された前部主砲群のように存在感を主張していた。 当然のことながら主砲塔とは違いあくまでもなだらかで柔らかな双乳の先は桜色に色付いた乳首がツンと上を向いている。 荒い息で上下する初々しい乳房と相反して、贅肉のついていない腹部はなだらかだ。 縦に窪んだおへそがチャーミングなアクセントに見える。 飾り気のない白い下着が安産型の尻を包んでいる。 そこから伸びる白い太腿が内股に閉じられて淫靡さを醸し出している。 「羽黒、綺麗だ……本当に綺麗だよ」 戦場から帰ってくる艦娘達の中には艤装だけでなく着衣が大きく損傷している娘もいる。 羽黒も例外ではない。むしろ他の艦を庇って被弾し中破状態で帰港してくる事が多い。 不謹慎ながら、破れた着衣の隙間からそのプロポーションを邪推してしまったことが無いと言えば嘘になる。 しかし、眼下に輝く裸身は提督の陳腐な想像をはるかに超えた美しさだった。 提督の手が無意識に桜色の頂を持つ果実に伸びた。 「やっぱりダメ、恥ずかしぃ、です……そんなに、見ないで」 消え入りそうな声で羽黒は羞恥を告げる。 顔を真っ赤にした羽黒がおずおずと胸を隠そうとする。その手を提督は柔らかく抑えた。 「ダメ……見たい。今夜は羽黒をもっと知りたい」 そう言って乳房に指をめり込ませる。驚くほどしっとりと柔らかな肉が提督の指を包む。 少し指先に力を入れると乳肉は優しく押し返してきた。その肌触りと弾力に提督の欲情が高まる。 「あぁ、ダメ、んんん…しれぇ、官さぁん、はぁ、くぅん」 乳房を手のひらで包むように揉まれると愉悦の波が広がり、羽黒の全身に痺れる様な快感が響いた。 興奮から体積を増した白桃は提督の指に吸い付く様に弾み、その度に羽黒の口からすすり泣くような吐息が漏れる。 快感で意識がぼぉとなり、汗が噴き出す。しっとりと濡れた裸身が快楽に踊る。 「羽黒、痛くないか?」 「んぁんっ、は、はぃ。大丈夫、です、んんっ」 「じゃあ、こっちはどうだい?」 先端で切なげに揺れていた桜色の乳首を提督がクリクリと捏ねた。 既に硬く尖っていた乳首から全身に鋭く快感が走った。 「ひぅっ、あはぁぁんっ、やめぇ、はうぅぁ、はぁんっ」 一際大きな嬌声が和室に響いた。同時に提督はタガが外れたように羽黒の乳首に吸い付いた。 チュウチュウと敏感な突起を吸い、ぞろりと舌の腹で舐る。コリコリとした感触がなんとも心地よい。 口による愛撫を免れていたもう一つの蕾も提督は逃さない。 指の腹で優しく、時に強く弾く。増々硬度を増した尖りを乳肉に押しつぶしてはやんわりと引っ張り上げる。 4-3-3 「やっ、あはぁん、しれぇ、だめぇ、あはぁ、んっんん、あぁぁぁん」 乳房全体が熱く疼き、男の欲望に翻弄される桜の花芯は強烈な快感を全身に響かせる。 今まで感じた事のない快感が羽黒を責めたて、溶かしていく。 顔だけでなく首筋まで赤く染める羽黒の痴態に提督の隠れていた嗜虐心に火が付いた。 なだらかな腹をそろりと下り、いきなり純白の下着に包まれた秘苑を撫であげた。 「ひうっ、やあ、それ、はぅぅぅぅんっ」 「えっ?羽黒。お前、もうこんなに」 撫でた指先に纏いついた湿り気に提督は驚いた。湿り気というよりもそこは既に溢れる蜜でしとどに濡れていた。 「はぁはぁはぁはぁ、しれぃか、さん……私、こんな感じ、初めて」 「……嫌だったか?」 打ち続いた快楽の波で四肢の力を失い、荒く息をつきながら羽黒は喘ぎながら頭を振った。 桜色の頬に涙が伝う。チュッと提督の唇が雫を吸い取った。 そうしてから羽黒を全身に抱き寄せ耳元で呟く。 「じゃあ、もう少し羽黒のかわいいところを見せてくれ」 そういうと下着に指を滑り込ませ、ヒクつく秘裂を撫で上げた。 「あっ、いきなりっ、ダメぇ、んっ、ぁぁぁっ」 くちゅりと水音を立てて愛液が指の隙間から零れる。くちゅくちゅと探るように蠢いた指先は硬いコリコリとした器官を探り当てた。 既に包皮から頭をもたげていたそれを提督はくるりと指先で撫でた。 そのとたん羽黒の脊髄を鋭い快感が駆け上がった。 「ふあぁぁぁっ、そ、そこぉ、らめぇ、い、いきなりは、あぁぁぁぁぁん」 背筋を弓なりにして喘ぐ羽黒の裸身を片手で抱きながら、提督はもう一方の手で更にクリトリスを責めたてる。 指先で突起を摘まみすり合わせたかと思うと指の腹でグリグリと押し込む。 突起の根元から扱くように指を上下させ、先端をクリクリと弄り回す。 執拗に陰核を責めながら、唇で羽黒の全身にキスの雨を降らせる。 「ひぁっ、い、いぃ…そこぉ、すごぃ、そんな、の、あはぁぁぁぁんっ」 桜色の首筋、綺麗に窪んだ鎖骨、羽黒が喘ぐたび揺れる乳房、充血してぷっくりと盛り上がった乳輪、愛らしく形を変える臍。 それは愛撫というよりも食事だった。 飢えを満たすために一心不乱に獲物を貪る肉食獣のように届く範囲全てに唇で、舌で、提督は羽黒の全身を味わう。 生きたまま食事に供される娘には激痛の代わりに快楽が全身を支配していった。 そして、肉食獣の共演はクライマックスに向かおうとしていた。 連続する細かいオルガスムスで汗みずくの羽黒を提督は布団にそっと横たえる。 自ら着衣を全部脱ぎ去ると放心したかのような羽黒に口づけた。 「羽黒、いくよ……いいかい?」 「は、はい……司令官さん、私で良ければ」 4-3-4 ぐしょ濡れになった下着を取り去ると露に濡れた叢が現れた。少し大きめの大陰唇と小さくヒクつく小陰唇が淫靡に男を待っているかのようだ。 羽黒の足の間に体を入れた提督は己の切っ先を花弁にあてがった。触れた先端から女の胎内の熱さが伝わる。 そのままゆっくりと肉棒を羽黒に沈めていく。 亀頭が女肉をかき分けずぶずぶと奥に入る。 「くうぅっ、んんんんっ、はぅぅぅぅぅんっ」 固く目をつぶった羽黒は両手で布団を握りしめ衝撃に耐える。肉槍の膨らんだ先端が胎内を擦る感覚に羽黒は喘ぐ。 ゆっくりと挿入された男根を羽黒の可憐な秘孔は全て飲み込んだ。 ずんっと打ち込まれた提督自身が自身の胎内にあると胸の奥がほわっと暖かくなると同時に下半身が疼いてしまう。 「ん、くぅぅぅ、はぁはぁ、し司令官さんで、いっぱい、んん」 提督は羽黒に口づけた。そのまましばらくお互いの唇を啄み合う。 唇を重ねたままゆっくりと提督の腰が律動を開始した。 ぬちゅぬちゅと結合部から淫猥な音を出しながらペニスが羽黒の膣を擦り上げる。 亀頭の裏を擦っていく肉襞の感覚が提督の脳を焼く。 白熱する快感がを追い求めるように提督の腰の動きは加速していく。 びっちりと肉棒を咥えこんだ肉壁を押分けると羽黒の内臓が亀頭に絡みつきその精を搾り取ろうとしているように騒めく。 「ぐっ、は羽黒。すごい、気持ちいいよ、んん」 脳を焼く蜜壺の肉感に支配されて提督はひたすらに羽黒に腰を打ち付ける。 ずりずりと亀頭冠が膣壁を擦り、胎内を掻き分け侵入してくる。その度にゾクゾクとした快感が腰に走る。 特に膣口の裏側辺りをごりっと亀頭が通るときには頭の中が白くなるような快楽が体を貫いた。 膣壁全体で感じる肉棒の熱さと硬さが羽黒の心を満たす。 「ふあっ、あはぁんっ、しれぃかん、さん、来て、もっときてぇ」 手を上げて抱擁をねだる羽黒を抱きしめる。自身の胸板の下で柔らかく潰れる乳房の感覚が欲情を更に高める。 そのまま唇を奪うと舌を吸い上げる。羽黒も積極的に舌を絡め、ごくりとお互いの唾液を嚥下し合う。 息継ぎのため羽黒が口を離した隙に提督はたぷたぷと揺れる乳房にしゃぶりついた。 乱暴に舌でぐりぐりと乳首を舐り、唇で乳房を甘噛みする。 乳肉に刺激が与えられるたび、乳首が弄ばれるたび、愛液で滑る膣壁が男根をきゅっきゅっと締め上げた。 「あはぁっ、気持ちイイです……おっぱいも、おまたも、きもちいぃですっ」 「羽黒、俺も気持ち、イイよ。すごい、熱いっ」 愛液まみれの肉棒がトロトロに溶けた肉壺に入るたびに淫猥な水音がくちゅくちゅと響き、遅れて下腹と恥丘がぶつかり合うパンパンという音が続く。 提督の激しい息遣いと羽黒の恥ずかしげな嬌声と併せて二人の興奮を高めていく。 膣全体がペニスを包むように食い締め、ペニスはいよいよ硬度と体積を増し羽黒の胎内を圧迫する。 「羽黒、限界だ……いくよ」 4-3-5 「は、はいぃっっ、私も、もう、きちゃうっ」 強烈に腰を動かして羽黒の最奥にペニスを差し入れると提督は引き金を振り絞った。 溜りに溜った精液が陰嚢から尿道口を駆け上がるのがわかる。 膨れ上がった亀頭から爆発するように白濁液が羽黒の子宮に叩き付けられる。 二度、三度と男根が烈しく胴震いを起こしながら熱い精液を羽黒の胎内に流し込んでいく。 放たれた精液の熱さと衝撃と愛する男の子種が胎内に満たされていく感覚を感じて羽黒も絶頂を迎える。 同時に最後の一滴まで精液を搾り取ろうとするかのように子宮と膣が収縮する。 「はあぁぅぅ、熱っ、しれぃかんさっ、イクぅっっっっ」 提督にしがみつきながら全身をガクガクと痙攣させて羽黒は気をやった。 魂まで吸い取られるような膣壁の蠢動に提督も一瞬、失神しかける何とか踏みとどまる。 最後の力を振り絞り羽黒の横にドサッと寝ころぶ。 力を失ったペニスが膣から抜け、愛液とカクテルされた精液がコポコポと女孔から零れ出る。 ―羽黒、君が艦娘になってくれて、君に会えて、君を好きになれて……良かった。 横で眠る羽黒の裸身を抱き寄せて頬にキスをする。 そのまま愛しい女の体温を感じながら提督も意識を手放した。 … …… ……… 潮騒と海鳥の声に後押しされて艦娘が目を開けると自分の部屋とは違う天井が見えた。 未だ覚醒しない頭のまま、寝返りをうった彼女の視界に入ったのは提督の寝顔だった。 ―ふふ、司令官さんの寝顔、ちょっとかわいい……………へ? 一気に彼女、羽黒の意識は覚醒した。覚醒した途端に昨夜の情事を思い出す。 「あぅっ、昨日、私、司令官さんと……はぐぅぅ」 一気に茹蛸のように赤くなる羽黒。 同時に嬉しさもこみあげてくる。やっと傍にくる事ができた。私の大切な司令官さん。 しかし、同時に不安にもなる。 彼女の司令官さんは「みんなの提督」さんでもあるのだ。妙高型の姉妹を始め、榛名、鳳翔、千歳、雷を筆頭に駆逐艦勢とライバルは多い。 ―まあ、海軍士官さんともなればお妾さんの一人や二人いても当然だし。お妾さんに。 とは思うが、一人や二人で済まないのが現状である。以前の彼女だったら諦めていたかもしれない。 しかし、彼女は諦めない自分を取り戻した。 不屈の重巡洋艦羽黒はその最後まで勇戦敢闘した幸運の重巡なのだから。 けれど油断するな羽黒。 提督を好きな艦娘はこのあともどんどん鎮守府にやってくるぞ。 そして、提督がガキの頃から好きだった軍艦の実装もやってくるぞ。 頑張れ羽黒。 指輪をもらえるその日まで。
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ちゃぷ、ちゃぽん 律「どうだ澪~、気持ちいいか~?」 澪「うん…本当に、気持ちいいよ…律、ありがと」 律「へへへ~、こんなことぐらいお安い御用だぜ~」 澪「ふふっ。あ…じゃあさ、もう少し…強くこすってもらえるか?」 律「ん?強くか。これくらいか?」 ごしごし 澪「あっ…それ…いい…」 律「おんやぁ~?澪ちゃんは強くされるのがお好みですのね~♪」 澪「ば、馬鹿っ!そ、そんなんじゃない…」 律「にゃははははは!」 ごし、ごし 律「さて、と。背中はこんなもんかな。じゃあ次は腕行くか」 澪「あのさ、律…」 律「んー?」 澪「先に…胸、拭いてくれないか…?」 律「おっぱいを?」 澪「ば、馬鹿っ…!おっぱいとか…言うなっ」 律「まあ別に私はどこから拭いても構わないけど、でも何でおっぱい先のがいいんだ?」 澪「胸の下のところ…汗がたまって…気持ち悪くて…」 律「あーぁ、なるほどね。わかるわー…ってわかるかーい!巨乳自慢かこのやろう!」 澪「別に自慢とかじゃないって…な、お願い…」 律「はーいはい。わかったわかった。んじゃ、ま…」 ちゃぷ ぎゅぎゅっ 律「澪ちゃんのおっぱいをこってり堪能させてもらうとしますか」 澪「お、おい…!?」 律「冗談だって!過剰反応しすぎだっての!」 澪「むう…あんまり病人をからかうなよな…」 律「は~い。ぐへへへへ…」 澪「(本当に大丈夫だろうか…)」 律「しかし、まあ…」 澪「何だよ…あ、あんまり見るなよぉ…」 律「ああ、神は不公平です」 ぽにゅん 澪「ひあん!りっ、律ぅ…」 律「ああ、なんという手触り!丸さ!そして重さ!」 律「…それに比べてこっちときたら…」つるぺたーん 律「…あー、嫌だ嫌だ…」 澪「お前…なあ…」 律「さーて拭くとしますかー」 澪「好き勝手して…」 律「んじゃ拭くぞー。まずは下乳からがいいんだろ?」 澪「下乳って…あの、要するに…うぅ…お、おっぱいの付け根の辺りが…」 律「はいはい。私には一生汗がたまらないようなところでござんさぁね」 澪「もう…何怒ってるんだよ…」 律「怒ってないよ!そねみだよ!」 澪「そ、そうか…」 ちゃぷん ぽたっ 律「それじゃ拭くからな。よっ、と」 にゅむん 澪「あんッ…」ぷるるるん 律「うわ、澪エロいな…」 しゅっ ふにっ すうっ 澪「うッ…ううっ…」 律「…ちょっと感じすぎじゃないか?」 澪「わ…わかんない…」 律「まあいいや。さっさと終わらせちゃおう」 ぷにゅん にゅるん 律「ほい、右おっぱいはこんなもんだな。次左おっぱい行きまーす」 ぐいっ にゅん 澪「はあん!!」 律「…左のほうが感じるのか…」 澪「り、律ぅ…はやく…はやく終わらせてぇ…」 律「はいはい。やってますよ~っと」 きゅきゅっ ごしごし ぷるん 律「ふーっ、おっし、下乳終わりっ!」 澪「はふぅ…終わった…の…?」 律「おう!だいぶスッキリしたろ?」 澪「うん…はぁ、よかった…」 律「じゃ次はおっぱい全体を拭くか!」 澪「へぇっ!?」 律「『へぇっ!?』て。だってまだおっぱい自体は拭けてないだろ?」 澪「あぁ…そういや、そうだな………はあ」 律「あ、ちょっと待ってろな。お湯がぬるくなってきちった」 澪「あ…うん…ごめん」 律「いいっていいって!ついでにタオルも替えよっと」 ガチャッ 澪「律…よく働くなあ……昔から面倒見の良い子だったもんな」 律「おまた~♪」 澪「おかえり」 律「あったかいお湯で元気8倍!澪ちゃんマン!」 澪「……中途半端な倍率だな…」 律「んじゃ、おっぱい拭くぞ」 澪「う、うん…優しく…してね…?」 律「なんと…!」 ちゃぷん 律「…そんなに硬くならなくていいから。身体拭くだけなんだから」 澪「う、うん…」 ぴちゃん ぐにゅん 澪「やぁ…」 律「おほっ!やらけ~!」もにゅんもにゅんもにゅん 澪「り、律ぅ…な、なんで…あッ!…も…揉むんだ…よぉ…」 律「おっぱい拭こうとすると必然的に揉んじゃうんだよ!」 むにん 澪「そッ…こは…く、工夫…してよぉ…」 律「うーん…そう言われてもなあ……ん?…あっ!?」 澪「…え?」 律「澪…こんなとこまで硬くしちゃって…」くにくに 澪「やぁ…そ、そんなこと…言わないでよぉ…んんッ!」 澪「律…も、もう…ゆるして…」 律「しょうがないなあもう…じゃおっぱいはさっさと切り上げるか…」 ぐにゅん しゅにゅん 澪「あっ、んっ!」 律「うし、右おっぱい終わり!」 ぴちゃん ぺにゅん ぐいぐいぐいん 澪「はあぁ~っ!」 むにゅむにゅん にゅぐん 澪「あっ、あっあっあっ…」 律「気が散るなあ…あんまエロい声出すなっ!」 澪「む、無理…ひぃッ!」 律「ふぅ…ほれ、今度こそおっぱいは終わりだよ」 澪「はぁ…はぁ…」 律「まったくもう…巨乳のくせに敏感ってどんだけエロ体質なんだお前は」 澪「うぅ…律の馬鹿ぁ…!こ、こんなに、は、恥ずかしいことしてぇ…」 律「(私は澪に頼まれたからしてるんだけどなあ…別にいいけど)」 律「何だよ…別にいいじゃんおっぱいいじられて感じるくらい」 澪「よくない!よくない!それにこんな姿を人に見られた…は、恥ずかしくて死にたい…!」 律「…澪、私、今からここでオナニーしてやろうか?」 澪「…はぁ!?」 律「オナニーだよオナニー。知ってるだろ?今ここでやろうかなって」 澪「おま……な、何言ってんだよ馬鹿律!おかしいだろ、そんなの!」 律「ん?何で?」 澪「何でって…ひ、人前ですることじゃないだろう!?」 律「なはははは!わかってるって、そんなこと~!」 律「いくら私だって道ばただの学校だの部室だのでいきなりおっ始めたりしないっての!」 律「私だって花も恥じらう乙女だ。羞恥心くらい人並みに持ってるしな」 澪「じゃ…じゃあここでだって同じことだろ!?」 律「ここは…ちょっと違うんだよな」 澪「何が違うんだよ?」 律「ここには…澪だけが、いる」 澪「え…?」 律「オナニーしてるところなんか…私は絶対に誰にも見られたくないよ。見られたとわかったら舌噛んで死んだっていい」 律「でも…澪にだけなら、見られたって構わない。そう、思ってる」 澪「な…何でだ…?」 律「澪だから」 澪「私…だから…?」 律「うん。唯も、むぎも、梓も…駄目だと思う。澪だから、平気なんだ」 澪「律…」 律「私は澪にならどんな恥ずかしいことでも見られて平気だし、澪のどんな恥ずかしい姿だって受け入れる自信がある」 律「…よくわかんないけど、そんな気がするんだ。私にとって澪はそういう存在なんだよな、きっと」 律「だから、その…な?澪も…私には、その、少しぐらい恥ずかしいところを見られても…平気でいて欲しいな~なんて…」 澪「律…」 律「あ、ご、ごめん!わけわかんないワガママ言って…や、やっぱ忘れてくれ!」 澪「…ううん。……ありがとう、律」 律「澪…」 澪「そ、それに…いまさら恥ずかしがるような間柄でもないもんな、私たち」 律「へへっ!まあな♪」 澪「うん!じゃあ…続き、お願いしていいか…?」 律「おう!じゃあ次もおっぱいを…」 澪「おっぱいはもういい!」ぺちん 律「あいたーっ!…へへへっ」 澪「ふふふっ!」 律「うっし!じゃあ次は腕にするか?」 澪「うん…その前に、わきがいいな。汗かいて蒸れてるから」 律「おほぉ、ワキ汗たっぷりムレムレ状態とな…?」 澪「…また殴るぞ」 律「ンモー、澪ちゃんってばノリ悪いんだからー!わかった。じゃあ次はワキな」 澪「うん。お願い」 律「はいじゃあ片手だけばんざーい!」 澪「ば、ばんざーい」 律「ご開帳~♪…?……なぁ、澪」 澪「ん?」 律「風邪治ったら……お手入れしたほうがいいぞ」 澪「………うん」 律「…まあいいか。よいしょ」 きゅきゅっ 澪「あっ…!や、やっぱくすぐったいな…ふぅン!」 律「…くすぐったいと言われると」こちょこちょ 澪「ひゃぅっ!?」 律「くすぐりたくなるのが人ってもんだよな~」こちょこちょ 澪「ひゃっ!やっ、やめろっ!律っ!だ、だったら…!」こちょ 律「ふぇっ!おぉう!?ちょ、澪ぉ!」 澪「今度は私が律をくすぐってやる!」こちょこちょこちょ 律「にゃはははは!な、ならばこっちだって」こちょこちょこちょ 澪「あははははっ!」こちょこちょこちょ 律「うはははははははっ!」こちょこちょこちょ 澪「頭痛い…」 律「病気のくせに無茶するから…」 澪「誰のせいだよ…」 律「あー…もうお前、とりあえずそのまま力抜いてろ。腕とワキくらいならそのままでも拭けるから」 澪「あー…うん…頼む…」 律「よっと」 しゅっ 澪「んふん!」 律「まだやるか」 澪「…単なる生理的反応だ…気にしないで、続けてくれ」 律「へいへい」 ちゃぷ、ちゃぷん ぎゅぎゅっ 律「…ちょっと強くしてみるか」 ぐい、ぐいっ 澪「あ…そのほうがいい…くすぐったくないし、気持ちいい…」 律「…やっぱり強引なのがお好きですのね~」 3/4