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「ここはね、古手神社っていうの」 「『神社』か…。ってことは、ここには何の神様がいるんだ?」 「…オヤシロさま、だよ…だよ」 「…オヤシロさま…?」 「そうだよ…オヤシロさまはね…雛見沢の守り神なんだよ」 「ふぅん…神様、か…」 × × × 東京から雛見沢に引っ越してきて、一ヶ月が過ぎた。 この辺鄙な村落には、ゆったりと流れる時間と豊かな自然の他には何も無い。 確かに、ここはいい所だ。 だが…今の俺には、どうしても我慢出来ないことがある。 『女』だ。 『女』を喰いたい…! もてあます情熱と若さの日々が、最近ずっと続いている。 だからと言って、この俺が一人エッチをするハメになるなんて…ッ!否、断じて否! かつての俺は、くだらない勉強に日々を追われ、やりきれない鬱憤を街で女を喰らうことで晴らしていた。 表向きはモデルガンによる児童連続襲撃事件とされているが…。 それは、親父が警察上層部の知り合いと取り引きし、真相を葬るために仕立て上げられたスキャンダラスな見出しの事件に過ぎない。 真相は…連続女性暴行事件だった。 この俺が、何十人にも及ぶ女を言葉巧みに誘い、心酔させ、交わり、調教し、そして堕としていったのさ…! 下は年端もいかない幼女から、上は火照った躯を持て余していた人妻まで。「口先の魔術師」の前では、みんな股を開いた。 これはあらかじめ言っておくが、俺は性行為を強要したことは無い。女の方から望んでしたことだからな…ククク…。 だが、さすがに節操無くヤリ過ぎたせいで、俺は東京を離れるハメになった。 親父が庇ってくれなきゃ、今頃どんな扱いだったか…。ま、金持ちの家に生まれたのが幸いしたな。 そんな経緯を経て、ここ雛見沢にやって来たわけだが…。まったくもって俺は運がいい。 田舎の学校に転校すると聞いて、最初は落ち込んだものだ。 だが、転校初日に出迎えてくれたクラスメイトの女子は…正直、東京の女以上にみんな魅力的だった。 竜宮レナ、園崎魅音、北条沙都子、古手梨花。 俺を歓迎してくれたこいつらを初めて見た時…俺の中に眠っていた『鬼』が目覚めた。 『こいつらを…残らず堕としてやる』 俺無しには生きられないほどに心酔させ、その躯を喰らい尽くしてやろう。 あらゆる欲望・快楽を極め尽くし、善悪定かならぬ果てに届くまで、女を喰らい尽くす! それは、俺の思い通りの『世界』を創ることに他ならない。 閉じられた『世界』=雛見沢を、俺が望む姿へと創り直す。 …創造は、凡庸な人間に許された行為ではない。『世界』の創造を可能にする存在のことを、人間は『神』と呼ぶ。 そう…俺は、雛見沢に君臨する新しい『神』になる! その始まりとして、まずは… 竜宮レナ。 俺に一番近付こうとするこの女を、忠実な下僕に変えることから始めようか…。 神々と肩を並べるには、たった一つのやり方しかない。 ——神々と同じように残酷になることだ。 アルベール・カミュ『カリギュラ』より ひ ぐ ら し の な く 頃 に 〜鬼誑し編〜 次回 鬼畜王K1 〜鬼誑し編・其ノ壱〜
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「圭一~。ご飯できたのですよ~」 テレビの電源を切って圭一がテーブルにやってきた。 大げさにお腹の空いた素振りを見せながら、立ち上る匂いに緩んだ顔を見せている。 「もう腹ぺこぺこだぜー……。羽入にしてはえらい時間かかったんじゃねぇか?」 「気合入れましたですからっ」 夜に備えて、とは言わずに出ない力こぶを圭一に見せる。そうか、と笑って圭一は席についた。 ここまでは計画通り。圭一は料理はからっきしだしボクの腕も知っている。だから料理中は自由に動けた。 ポケットに忍ばせた媚薬も難なく混ぜることができた。 やや緊張したけれど見つかったら見つかったで、調味料なのですよと言えば圭一は納得しそうな気もする。 (ちょっと量を間違えたのですが……あぅあぅ☆) 「それじゃ、いただきますっ」 「あぅあぅ。いただきますなのですよー」 件の薬はお味噌汁の中。文献によると(忘れたのでわざわざ調べた)、効果はすぐに表れるらしい。 お味噌汁は最初に手をつける一品なので、圭一が媚薬に己を支配される時までもう幾ばくもない。 ボクはテーブル上の一挙一動に目を凝らす。 (あぅあぅ、どきどきしてきたのです。もう少しでボクは圭一に襲われてしまうのですね☆) いよいよとなると動悸が早まり、自分の身体が気になり始める。シャワーも浴びたし、下着も一番かわいいものを選んだ。 圭一のことだから可笑しな要求があることも考えて、足元のバッグにはいくつかの過激な衣装も入っている。 (準備万端、いつでもかかって来いなのですッ!) 「んんっ! こりゃうめぇぞっ!」 「あぅ? あ、あれ?」 圭一が真っ先に手を出したのは大皿に盛った炒め物だった。余程空腹だったのか、ボクの分など気にせずがつがつ食べている。 お味噌汁が、そりゃないよ~って言いたげに湯気を立ち上らせている。 「ん? 羽入、食べないのか?」 「あ、た、食べるのです。……ちょ、ちょっと圭一の食べっぷりに少し感心していたのですよ」 「ああ、腹減ってたからな。相変わらず、羽入の料理美味いしな」 褒めてくれるのは嬉しい。でも、でも、お味噌汁~。 (圭一は日本人の心が分かっていないのです。最初はいつもお味噌汁でなければならないのですよ) 全く、とふてくされてお椀を手に持つ。 ここで食べないのも変だ。少々の狂いがあったとはいえ、そのうち必ず媚薬は圭一の口に入る。 慌てることなく、自分も今のうちに栄養を補給しておいた方がいい。 (あれ? ボクのお味噌汁、こんな味だったでしょうか?) 「――ッ」 「どうした?」 急に立ち上がったボクを、圭一がきょとんとして見ている。 「トイレか? 食事中はだめだぞ、ははっ」 冗談に構っていられなかった。身体が不自然に疼き始めていたボクは、まさかと思う。 「あ、あぅっ……」 あっという間に蜜が染み出してくる。間違いない。ボクが媚薬入りの味噌汁を飲んでしまったのだ。 (で、でもなんで……?) ボクが飲んだ分だけ量の減ったお椀を見つめる。圭一のも見る。その間にも、疼きと呼吸が激しくなる。 圭一が入れ替えた? いや、そんなことはない。座る場所を間違えた? いや、それもない。 お椀を取り違えた、というのも考えられない。圭一の分はお鍋から掬ってすぐに配膳したのだから。 (……? ……あっ!) お鍋を凝視する。 (そ、そうなのですっ。ボクは、ボクは、お椀じゃなくてお鍋に媚薬を入れてしまったのですよーっ!) 自分の愚かさに涙が出、そのまま崩れ落ちる。打ちひしがれたわけではなく、腰を支えきれなかったのだ。 (あぅぅ……ボクのドジっ……マヌケっ……なのです……ぅ) 「お、おい! 大丈夫か羽入!?」 「あ、あぅ…あぅ……圭一ぃ」 圭一がテーブルを迂回してボクに駆け寄ってくる。 肩に手が置かれ、火照る身体を支えられる。何でもない、と笑い返したが、全くごまかせなかった。 正直、圭一に触られただけで、感じていた。服越しなのに。そして、直に触れられるのを求める。 (あぅあぅ……圭一にえっちな子だと思われるのです……。でも、もう、我慢できないのですっ……) 圭一の手をあそこに導いていく。全てを掴めそうに逞しい手がボクの掌収まる。 はじめは心配そうな表情に怪訝さを交ぜただけだったが、やがて自分がどこに触っているのかを理解して圭一の顔が真っ赤になる。 「は、羽入!?」 「あぅ……」 (い、一度イってしまえば、少しはマシになるかもしれないのです……。その後に、ごまかしはいくらでもきく、はずなのです……) 「――んんっ! あぁっ――!」 下着越しに、勃起した陰核を圭一に摘ませた。それだけでボクの身体は内から狂ったように燃え上がった。 かすかな余韻の後、こんなものでは足りないことに気づく。 「あ、あぁ……、圭一、圭一ぃっ!」 「んんんっ!?」 圭一を押し倒し、唇を奪った。同時に服を脱いでいく。もう止まらなかった。 (中略) 「よ、ようやく収まったのです……」 「は、羽入……」 数えきれないほどイッたボクだったけれど、圭一の射精自体は数回だった。 身体があまりに感じやすくなっていたし、収まりのきかない性欲は自分の快楽を満たすための行為しか選ばなかった。 (あぅ……一体どう事情を説明すれば……?) ボクの下で真っ裸になっている圭一の顔に非難の色が浮かんでいる。 起き上がろうとしたので、ボクは慌てて退いた。 「さて……どういうことか説明してもらおうか」 「あ、あぅ……ごめんなさいなのです」 「ったく。すっかり飯も冷えちまったじゃねぇか。味噌汁も」 圭一が、ずずっとボクの作ったお味噌汁を啜る。 それを見て、イきすぎで虚ろとしたボクの頭に閃光が走った。 「あ、あぅっ! そのお味噌汁はだめなのですぅっ!」 「ん? なんで? ――ぐぅっ!?」 「あぁ、圭一ぃ……」 「は、羽入……」 ボクを見る目がどす黒いものになっていく。見ると、下半身のイチモツが極大にまで達していた。 凶暴にも見えるそれがボクの方に向かってくる。未だ腰抜け状態のボクは圭一の欲望から逃れられなかった。 押し倒される。 (け、計画通りなのですかっ? この状況は!?) 「んむっ!」 (で、でもこれはこれで……めでたしめでたし?) ループ\(^o^)/
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※続き物になります。文末に次作へのリンクを貼っております。 CP :梨花×沙都子(リバあり) 設定:夏の終わりからの続編ですが未読でも楽しめるものとなっております。 注意:文中に生理描写がありますので苦手な方はご注意ください。 ある夏の終わりに沙都子と結ばれた。 思いもしない未来に戸惑ったけれど、それでも沙都子と共に歩む毎日はそれまで以上にきらめいて見えた。寝るのも惜しいくらいに一秒でも長く起きて沙都子と一緒に何かを過ごしていたかった。それは沙都子も同じだったのだろう、結ばれたあの日からというもの私たちはお互いの欲を満たすようにお互いを欲した。 基本的に沙都子が極端な恥ずかしがりなのか、事に及ぼうとするともじもじとしてしまうため毎度の事とは言え私は常々その些細な可愛らしさで簡単に理性を吹き飛ばして、沙都子を押し倒すという形が当たり前となっていた。なので常に攻めの立場だったから沙都子が一方的に攻められて疲れて寝てしまうというのが普通だったし、不満に感じる事はなく沙都子が私の手により日に日に開発されていくのを見守るのもまた一つの楽しみだった。 今までの世界で稀な確率で起きていた事柄、―それは沙都子に初潮が訪れるという事。今回の世界、つまり今私が生きている58年の夏を越えた世界ではその事柄は訪れてなくて、私より成長の早い沙都子の事だからきっと早いうちに初潮を迎える事があるだろうと思っていた。 繰り返される世界で沙都子が初潮を迎えた事は指折り数える程度だったけれど、その時期は大体統一されていて学年が上がってすぐ…つまりは4月か5月にはもう既に大人の身体の準備が整い始めていた。…んだけど今回はまだその予兆がないためなんとなく不思議な感じがする。まあ、輪廻の世界で私が死んでからすぐに来ていたのかもしれないしそこは分からないけれど、今の世界では予想もつかない事ばかりが起こるのでもしかして私のほうが早くきてしまうんじゃないか?と変な期待を抱いてしまっているのも否めない。――どうせ杞憂に終わるんだろうけど。 前に沙都子は男性との性行為については私以外のほとんどの女から教育を受けていたと言っていたくらいだし、多分女の身体についてだって教えてもらったりしてるんだろうから私が悶々と気を揉む事もあるまい。確かに本当はそれは私が教えてあげたかったのもあるんだけど、別にそんな事で嫉妬なんかしてない。するわけない、だって沙都子はもう心も身体も私だけのものなんだからそんな些細な事でやきもちなんか妬いたりなんてしないんだから!……私ってこんなに独占欲強かったのね…。 * 季節は初秋。瑞々しい緑で彩っていた草木も段々と秋めいた色に変わり、頬を撫でる風も心なしか冷たく感じる今日この頃。時刻は14時過ぎて日差しも心地よく、お腹の具合も満腹で非常に眠気を誘ってくれる素敵なお昼寝タイム…なわけなくていつもの教室でいつもの仲間と顔を合わせながらの授業中。 ちらりと遠くを見れば魅音はゆらゆらと船を漕ぎ始めて、圭一はレナと仲良く勉強中…かしら?レナの顔つき的にはかぁいいモードの片鱗が見える、って事は多分授業に関係ない雑談か。そして私の隣には愛らしい眠気顔の沙都子が睡魔と闘いながら算数のドリルを解いている。どう考えても贔屓目にしか聞こえないと思うけれど沙都子の表情は百面相かと思えるくらいにころころ変わり、そのどれもが可愛いので沙都子を見ているのは全く飽きない。あーこの子が毎晩私に攻められて泣きながら許しを請うているなんて、知ってる人いるわけない…わけじゃないんだった。 事の発端は沙都子がつけたキスマークのトラップ。あれはトラップって呼べるのかそれすらも不思議なところだけれど、まずレナには速攻見つけられちゃうし圭一に気づかれるわ、そうしたら仲間外れに怯える魅音は食いついてくるわで結局暴露する羽目になってしまった。 本当は誤魔化しきれるはずだったんだけど、ああいう時の沙都子は非常に狼狽しやすくて結局袋小路にあってしまったし…まぁ仕方ないか。それに仲間内に知られていれば身内では厄介事は起きないだろうし、色々面倒な事があったらどうにかなるでしょう。 ―不意にじーっと見る私の視線に気づいたのか沙都子が顔をあげて私に問いかける。 「梨花ぁ? ここの問題解けまして―…ってあら、真っ白じゃありませんの」 「み、みぃ~! 今からやろうと思っていたところなのですよ」 「…全く、毎晩遅くまで起きてるから頭が上手く回転しないのではありませんの?」 「みー☆ 沙都子がもっともっとと強請った事を忘れるとは見上げた根性なのです」 「べっ、べべべべべ別に私は…ッ!」 「それが本当かどうか確かめるためにも、今夜は寝かせないのですよ☆」 「ひっ…り、梨花ぁ~」 この年頃にしては口達者な沙都子だけど沙都子の生きてる年齢より倍以上の長さを生きている私に歯向かおうだなんて100年早いわよ。あうあうとどこかの神様みたいな口癖のような言葉を吐きながら涙目の沙都子は、私の嗜虐心を刺激してしまうわけで、結局こんなやりとりが行われなくったって今夜も沙都子は私に泣かされる運命だろう。今日は私に歯向かったって事で少し焦らしてあげるのもいいかもしれないわね――なんて悦に浸っていると日差しを遮る黒い影。 「今夜は、じゃなくて今夜も、の間違いじゃないのか?梨花ちゃん」 「はうぅ~レナも、レナも混ざりたいなっ☆はうっ!」 「くっくっく! レナが混ざっちゃったらとんだ悲劇になっちゃうんじゃないの~?」 「みぃっ! 沙都子には指一本触れさせませんなのですよ」 今日も何も変わりなく楽しい毎日だ。魅音たちの机も持ってきてお弁当を食べる時と同じように5人の机を合わせて圭一を中心としての自習を続行する。…そうでもしないと知恵がでっかいコンパスとか三角定規やらT型定規やら色々用いて脅しにかかってくるし…今やってるところは今まで習った事がないところだったので、圭一達に気軽に聞けるという利点もあって最近はこれが普通になってきている。 この授業時間が残り何分残っているか分からないけど大好きな仲間達と過ごせるのであればそれは何の苦にもならないんだからこれもまた不思議なものだ。とりあえず手始めに目の前の算数ドリルをやっつけてしまうとするか。 * 習わなかった事を学ぶのはとても楽しい。いつもいつも同じ内容の授業しか聞いてなかったから勉強なんてする気にもならなかったけれど、今は何を見るにも聞くにもするにも楽しくてこうやって教えてもらえるのも楽しい。 「うん、そうやって約分して…」 「みいー! 出来たのです」 「梨花ちゃんは覚えがいいからすぐ出来ちゃうね、はう~」 「みぃっ☆」 「圭一くん、沙都子ちゃんの方は――」 「しーっ」 「…?どうしたのですか圭一」 私はレナに、圭一は沙都子に、そして魅音はレナと圭一にという感じでいつも自習を行うのだが大抵は沙都子の方が賢いため早めに終わらせて待っている事が多かった。まぁ、あれだけ想像もしないトラップを思いつくのだからそりゃ私よりも脳の構造が少しは複雑に出来ているんだろう。…の割りに約分ミスだったり漢字の書き間違えだったりとトラップ同様最後の詰めが甘いのはいつもの事だけど。 実を言うと一人で沙都子に対抗心を燃やしていた私は沙都子より早く終わらせるという事に勉強のやりがいを見出していた。しかも今日は私の得意な分数の計算だったから調子も良かったし今日こそは勝ったなと鼻をならしてみたのだが―― 「はぅ…、沙都子ちゃん寝ちゃってる…」 「ドリルはとっくに終わっていたんだけどな、どうも身体の調子が優れないって言って臥せってたらそのまま…」 「あはははー決しておじさんが解くの遅いっていうわけじゃないんだけどね~」 「みー…朝は調子悪い素振りなんて見せなかったのです」 「うん…レナも沙都子ちゃんが具合悪いなんて気づかなかったくらいだよ」 「もうこの時間も終わりだろうし少し寝かせてやろうぜ」 「ね、ね! 圭ちゃん圭ちゃん、こっちってさ―…」 「心配しなくても大丈夫だよ、梨花ちゃん。何かあったら私たちもいるし監督達もいるんだから、ね?」 「…みぃ、ありがとうなのですよレナ」 ――数分後圭一の言った通り授業終了の鐘が鳴った。沙都子は気だるそうに身体を起こし、机を戻してまた机に突っ伏して寝てしまうのだった。 * 「さあさあ部活の時間だよー!」 「よーし魅音、この間の借りを返させてもらうぜっ!」 「くっくっく上等だよ圭ちゃん、この魅音様に適うと思ったら大間違いさっ!」 「はぅ~レナも負けないんだよっ!監督全監修の元作られたメイド服を圭一くんに着させてお持ち帰りぃ~☆」 「みぃーっ! ボクも負けて圭一にお持ち帰りされないように気をつけるのです」 「な、ななななんでオレが梨花ちゃんをお持ち帰りしなくちゃならないんだよっ!?」 「みぃ~それは大人の事情というやつなのです、にぱー☆」 「り、梨花ちゃんと圭一くんの大人の事情…はぅ…」 魅音のバイト事情だったりレナの宝探しだったり、圭一の家の事情だったりと何だかんだで延ばし延ばしになっていたため部活はしばらくお預け状態となっていた。そのおかげで沙都子と二人でいる時間が増えたからそれはそれで構わなかったのだけれど、昼過ぎからあまり元気がない沙都子を見ているのも正直少し辛かったのでこの部活を機に少しは元気を出してくれたらいいなという願掛けもあった。 「あの…盛り上がっているところ大変申し訳ありませんけれど、私本日の部活お休みさせて頂きますわ」 おずおずと自分の荷物を持ちながら訴える沙都子の申し出でその願掛けもものの数分で打ち砕かれてしまった。ここにいる誰もが沙都子がきっとこう言い出すだろうと予想出来た事とは言えやはり落胆の色は隠せない。部活はメンバー全員が揃っての行事だから例え自分抜きで気にしないでやってくれと言われても、はいそうですかと言って行うわけではなかった。…となると、沙都子が休戦宣言しているという事は今日の部活はお流れになってしまうんだろう。 「まだ体調優れないのかな…?かな?」 「ええ…大した事でもないとは思うんですけれど、万全の体勢で部活に望めないのも口惜しいですし」 「そうだよな、オレにこてんぱんにやられてからじゃ言い訳出来ないもんな」 「ほほほっ! 圭一さんに勝つ事はあっても負ける事なんてありませんのよ? 本日のところは次回に備えて体力温存しておいてくださいまし」 「みぃー沙都子、帰る用意が出来たのですよ」 「あら…梨花は部活をなさってくださってても構わないんですのよ? 私ちゃんと一人で帰れますから」 「ボクと沙都子は地獄の底までお付き合いする仲なのです。離れたくても離れられないのですよ、にぱー☆」 「じゃ、じゃぁ沙都子ちゃんの事は梨花ちゃんにお任せしても大丈夫かな?…かな?」 「任せてくださいなのですよ、沙都子には指一本触れさせないのです」 「くっくっく! それは頼もしい限りだねぇ~それじゃ梨花ちゃん沙都子の世話頼んだよ」 「沙都子も今日は早く寝るんだぞー」 「わざわざご丁寧に…、圭一さんこそ夜中に裸の女性が描かれた本なんて読まずに早く寝るんですのよっ」 「ぐ…っ何故それを…」 「をーほっほっほ! それでは皆さんごきげんあそばせ」 「また明日ー! なのです」 教室を出るとそっと沙都子が手を寄せてくる。弱いところを見せたがらない沙都子が唯一私にだけ弱いところを見せてくれる。その小さな心細い手を優しく包み手を繋ぎ昇降口を通り帰路へと向かう。沙都子の手はいつもより何となく温かく感じた。ひょっとしたら熱があるのかもしれない、家に帰ったらすぐ布団敷いて寝せよう。 * 家に帰ると急いで布団を敷いて沙都子を寝かしつける。沙都子は本当に大した事ありませんのよ、なんて世話を焼く私に心配をかけさせまいと色々言い訳をするのだけれどそれに構わずお粥を作ったり、具合を聞いたりとなんだかんだしている間に気づけば夜にもなっていて、話し相手のいない食卓も味気なく、テレビを見ていても寝込んでいる沙都子が心配で気が向かないため少し早いとは思ったけれど床につこうと決めた。 襖をそっと開けて奥の部屋を覗いてみると隙間から入る光に気づいたのか沙都子がこっちを見てぎこちなく微笑む。その笑顔にほっと一息つき並べた布団にするりと身体を潜り込ませた。ここ最近というもの布団を二間敷いていても一つの布団で一緒に寝るのが普通だったから、こうやって一人で一つの布団を占領するといつもと違って少し寂しい感じがした。――こんな事考えてるのはきっと私くらいよね、と乙女街道な思考に苦笑してしまう。 「梨花…今日は一緒の布団で寝ないんですの?」 「え?あ…、体調不良の沙都子にまでは手は出せないのです。だからボクは沙都子の寝顔を遠くで眺めながら寝る事にしますです」 「…そうですの、…離れて眠るのは寂しいですわね……」 「沙都子? 心細いですか?」 「…ええきっとそうなんでしょうね、いつも一緒に寝ていたからなんだか少し…」 「だったら一緒に寝ましょうなのです」 「……いいんですの?」 「いいも悪いも沙都子の体調を気遣っての事なのです、だから沙都子が大丈夫ならボクも沙都子と一緒に寝たいのですよ」 「ありがとうございますですわ、梨花」 「礼には及ばないのですよ、ボクも沙都子も同じ気持ちというだけの話なのです」 「そうですわね…」 思いがけない沙都子の言葉に正直心が躍った。別に交わる事がなくたって一緒の布団で寝れるというだけで嬉しい。きっと季節の変わり目からの影響で体調を崩してしまったんだろうし、明日もまだ調子が悪かったら入江のところに行けばいい。最近例の症状は大分落ち着いてきているし2,3日もゆっくり休めばまた復活してくれるだろう。沙都子が元気になったら嫌っていうくらいまた愛してあげればいいだけの事なんだから、今日はゆっくり沙都子を休ませてあげよう。 もしかして…ひょっとするとここ最近の行為は少し激しすぎたのかもしれない、大体連日連夜だとさすがの沙都子も身体にガタが来てしまうだろう。いくら求められているとは言え多少なりとも気遣いというものは必要よね、でも一度イッちゃった後の沙都子の反応が私のツボをゴスゴスと刺激しすぎるから私も暴走しかけちゃうわけで…いや暴走してしまうわけでついつい二度三度では飽き足らずそれ以上のものを与えてしまうのよね。あの快楽と辛さが入り混じった苦悶の表情が何とも言えなくて、もっともっと見たくなっちゃうし、それに最近の沙都子は快感度数(造語)が明らかに上がっていて何をしても感じちゃうし、やだやだなんて言いながら止めちゃうともっとしてくださいましなんて涙声で縋ってくるくらいなんだから一概に私ばかりが悪いというわけではないのよね。…ってなんでこんな事で私いいわけじみた事言ってるのかしら、とりあえず今日から沙都子が回復するまでは我慢するしかないわね。――うーんでも、沙都子と一緒に寝れるって分かっただけでここまでテンションあがるなんて私も相当ゲンキンだったのね。また新たな自分の一面を知ったわ。 沙都子の温もりのある布団へ身体を滑りこませる。私とは違う沙都子の匂いが鼻腔をくすぐっただけで胸が切なくきゅんっと鳴いてしまう。きっと前よりももっともっと沙都子の事好きになってるんだろうな。 いつもの癖で沙都子の方を向いて身体を寄せる。ちらりと上目遣いで沙都子を見ると…あら?この表情は――… 「…沙都子…どうしたのですか?」 「どうもしてないですわよ…」 「本当に? …ならどうして涙目なのですか?」 「そ、それはきっとあくびをしてしまったからですわね…」 「ふぅん…? …それならどうして沙都子のパジャマがこんなに乱れているのですか?」 「あ、暑くて…少しずらしてしまっただけですわ」 「暑い…? 沙都子、身体が熱いのですか?」 「…ん、え、あ…そうですわね、少し熱があるのかもしれませんわ」 「沙都子、手を出してください」 「え、ど、うしてですの?」 「もう一度言いますですよ? 沙都子、手を出してください」 「あ、あの…あの、梨花…」 「沙都子……手を出しなさい」 「……はい…」 散々沙都子の表情は目に焼き付けているから大体この顔の時はこういう事を考えているなというのは、なんとなく分かるようになっていた。私が勝手に百面相と称している沙都子の表情はまだまだ見たことがないものもあるけれど今私の目の前に見える沙都子の顔、どう考えても具合の悪い顔つきではない。これは寧ろ―… 「手が濡れていますですよ?」 「……あの、梨花…」 「沙都子、具合が悪いのではなかったのですか? それともそれは嘘だったのですか?」 「具合が悪かったのは本当ですのよ、なんだか異様な眠気にとり付かれてしまって身体全体が本当にだるくて腰もお腹も頭も痛かったんですの」 「ではどうしてこんなことを?」 「分からないんですの、身体が熱くて…梨花に触れてもらいたくてどうしようもなくなってしまったんですの」 「だけど、自分をこうやってしまうのは…」 「……」 「沙都子の言葉はとても嬉しいのです、でもまだ身体が本調子ではないのですから少しは抑えた方が…」 「…梨花、それじゃぁあの…私のお願い聞いていただけませんかしら」 「ボクに出来て沙都子の負担にならない事なら、聞いてあげない事もないですよ? にぱー☆」 「ええ、梨花にしか出来ない事ですから安心してくださいまし」 「……も、もしかして…沙都子…!」 「…お願いします、私を抱いて下さいませんか」 ――私の勘は大体当たる。それは一度見た世界の出来事だから。私は古手の巫女でオヤシロ様の使いだから予知が出来るとまで思われている事もある。 ――私の推測はまあまあ当たる。それは何回も繰り返した人生があったから。私は100年生きた魔女だから外見の年齢とかけ離れた事も言える。 ――私の沙都子論は結構当たる。それは私がずっとずっと沙都子を見続けていたから。私は生まれてから沙都子だけを見て沙都子だけしか好きにならなかったから沙都子マニアという言葉も似合うだろう。 「…だからってホントにそう言ってくるとは思いもしなかったわ…」 「…だめ、ですの?」 「だ、ダメって言うわけじゃなくて、こっちからしてみればカモネギ状態だから全然オッケー寧ろご馳走様、的な状況なのは確かよ? 確かなんだけど…でも沙都子の身体の調子が悪いと言ってるんだからまた無理させてしまう事もあるんだし…」 「梨花が…欲しいんですの」 ――完全ノックアウトです。そんな涙目で頬染めて言われて断れる輩がいるだろうか?いるわけがあるまい。 ということでそれでは古手梨花、参らせていただきます。 「もう…本当に具合悪くなっても知らないのですよ?」 「いいんですの…お願いしますわ、梨花ぁ…早く、早くシテくださいまし…」 「…全くどうしたっていうのよ、いきなり…」 「梨花ぁ~」 「分かったわよ…じゃあ沙都子、脱いで」 「はい…わかりましたわ…」 元々肌蹴ていたほんのり黄色のパジャマをするすると脱ぐ。よっぽど身体が火照っているのだろうか沙都子の息がはあはあと荒く、先に晒された上半身にはもう既に固くとがった二つの乳首。下着と共にパジャマのズボンを下ろすと部屋は電気を消して暗いというのに秘所から下着へと続く一本の光の線が。…もうこんなになるまで沙都子ったら何をやってるのよ、ホントに。 一糸纏わぬ姿となった沙都子は今までこんな事なんてなかったくらいに私を誘う。嬉しいけど、嬉しいけど…嬉しいんだけど! いつもの沙都子とちょっと違うから少し戸惑いがあるのも本当で、でもこんな事滅多にないんだから堪能させて頂くとしましょうか。 「沙都子、どこをどうして欲しいの?」 「はぁ、ぅ…梨花のシタいように、シテ下さいまし」 「そう? じゃあ沙都子に触らないっていうのもありなのよね?」 「ううぅ…、それでは……キス、して…くださいませんか…」 「それだけ? それだけで沙都子は満足するの?」 「…はぅ…」 「ふふ、悪かったわ」 くい、と顎を傾けて軽い口付けを沙都子のおでこに、続いて唇を開き口内へと舌を潜り込ませる。沙都子の口の中はもう思い焦がれるかのように熱く先刻身体が熱いと言った意味がよく分かった。身体からそれを発していればそりゃ熱くもなるだろう。 身体に大切なものは甘く感じるというけれど沙都子の唾液も私の思考をとろけさせてくれるくらいに甘くて、それと共に沙都子から発せられるいつもはない熱気に頭がクラクラしてしまう。いつもこうやって沙都子に溺れてしまう私も嫌ではなかった。熱く甘い液体を纏う舌は私の舌に絡み付いて離れようとしない。手先の器用さで言えば部活メンバーとは言え沙都子に適う者はいないだろう、元々器用さが身に付いている沙都子は回を増すごとに舌と舌との遊戯に変化を与えてくる。一体どこから学んでくるのかと訝しげに思ったこともあったけれど、きっと私を喜ばせてあげようと思ってのことだろう、濃厚すぎる深い口付けにただでさえ麻痺しそうな思考回路に舌戯も加わって以前よりももっと私の身体は疼いて止まらなかった。 いつまでも味わっていたい甘く狂おしいほどの愛しさをもつ舌を絡ませていると、するりと私の手が掴まれそのまま沙都子の胸へと導かれる。 「ふぁ、…ん、梨…花、はぁ…もっと私に触って下さいましな…」 「ん、沙都、子…む、ん…くちゅぅ」 「ぁ、んぁぅっ……ぁ、ちゅ…んむ…は、ぁ」 やわやわと沙都子の発達途上の胸をさするとそれだけでは足りないのか私の手の上に手を重ねて揉みしだくようにぐいぐいと手を動かす。こんなに強く揉んで痛くないのだろうかと一瞬心配になったけれど沙都子の上気した顔ともう既に達してしまったのではないかと思えるくらいの荒れた呼吸と汗で、多少の痛みすらも快感に変わっているんだと知った。 今日の沙都子は多少のラフプレイでも喜んでくれる、そう悟った私は直接的に熱を送ってくる熱くぬめりを帯びた舌を思いっきりジュッと音と共に吸ってみる。 「んんむっ、―ぅんんんッッ!!」 思った通り、いつもなら痛いと口を離して喚くはずの沙都子が眉間にいっぱい皺を寄せ、先刻よりも更に頬に朱を増して与えられる刺激を味わっている。突然の沙都子の身体の?異変に戸惑ってはいたけれど…これは願ってもないチャンスだと言わんばかりに今まで抑えていた衝動がむくむくと私の心を支配していく。…ふふふ、今日は今までの私の苦労を労う日ね! 苦労は報われるわけないなんて思っていたけれど報われるのね、日ごろの行いが良かったからかしらウフフフ…やっぱり見ていてくれる人は見てくれているのねぇ…フフフフハハハハフハハ! 「…ふ、はぁ…沙都子もうキスはいいでしょう?」 「は、…は、はぁ…ッ…はい…」 「これで沙都子は満足したってことでいいわよね? 私もう寝るわよ」 「…そ、そんな! 私まだ…」 「何? さっきキスして欲しいって言われたからしただけよ、もう充分でしょう?」 「で、でも…私…あの…あの…」 「何よ? 言わなくちゃ分からないわよ?」 ――なぁんちゃって、分からないわけない。火照って疼きの止まらない身体をどうにかしてもらいたいんだろう、そんな事言わなくったって重々承知しております。だけどそれを簡単に与えちゃぁダメよねえ、今なら快楽のためなら恥も外聞も捨ててだって私に縋ってきそうな勢いの沙都子だもの、だったらそれをたっぷりと楽しまなくっちゃ私も面白くないわよね。沙都子の今にも泣きそうな顔を見れば私の嗜虐心を益々そそるってものよ、今日はちょっとやそっとでおねだりを許してあげるわけにはいかないわね。大体昼間学校でも強請った事を忘れたふりしていたくらいだし、私に歯向かうなんていい根性しているわよね沙都子も…。まぁそういう弱いけど強い振りをしているところもまたきゅんきゅんしちゃうわけだけど、今日はちょっとオシオキも兼ねて楽しませて頂きましょ♪ 「あの…私を触っては下さいませんの?」 「どうして? さっき沙都子はキスをしてくださいってお願いしたじゃない、ならもう終わりでしょ」 「それは、…そうでございますが…」 「じゃあおやすみなさい、また明日ね沙都子」 はあはあと息を荒げながら私を見つめる沙都子の絡みつくような視線を尻目に布団に寝転がり寝ようとするが、一間の布団に一緒だから沙都子が上体を起こしたままのため掛け布団がまともに掛けられずに少し説得力の欠ける状態になってしまった。それでも、じっと私を見てくる沙都子の視線がちくちくと痛い。…だめ、だめよ梨花ここで折れては私の負けよ、もっともっと…もっともっともっともっと沙都子を焦らしていかに私という存在が必要かを身体に叩き込んであげなくちゃいけない。今までだって散々身体に沁み込まさせたつもりだけど、今日はそれ以上に教えてあげる必要があるんだからまだこんな初歩の段階で私が負けるわけにはいかない…! 負けるな! 屈するんじゃない! 確かにこんな沙都子の表情は母性に似た感情がきゅーんと刺激されるんだけど心を鬼にするしかない、クールになれ!! ――梨花。 煩悩と必死に戦う私にそう小さく呟く声が聞こえたと思ったら、突然沙都子が覆いかぶさってきた。突然の出来事に目を白黒させてしまった私がちょっと情けなかったけど、そんな事を思ってる隙に沙都子の柔らかく瑞々しい唇が押し付けられる。勢いが強すぎて圧し掛かる沙都子の身体の重さも私の身体全体に預けられて、―ふッと吐息が漏れる。それに後押しされたのか沙都子の舌がぬるりと入り込んでくると同時に上体が上になっている沙都子の口からとろりと甘い唾液が流れ込んでくる。体勢上それを抗う事も出来ず(ハナから抗う気なんてさらさらないのだが)、喉を鳴らして送り込まれた甘い唾液という名の媚薬を飲み込む。 「お願い…ふ、ぁ……お願いしますわ、梨花ぁ…んむ、私を触ってくださいまし…」 「ふぅ、ッ…ん、沙、都……ぅむ…」 情熱的な口付けをしているのにも関わらず強請ってくる沙都子の息は荒くなる一方で、そんな沙都子の後を追いかけるかのように私の息も自然と荒くなり始める。私の片足を挟み込むように覆いかぶさっている沙都子は息をする暇もないほどの深く舌を入れ込み、挟んだ足を自分の秘所に擦りつけ身体を上下へ動かし私の膝に肉芽を当てる。熱くぬるぬるとした液体が膝に擦り付けられる度に絡みつきその淫猥な動きに私の秘所からもとろりと熱い液体が溢れ出てくるのを下着越しに感じた。 ただでさえ自分を抑えているっていうのにさっきから一向に止まる気配のない酸欠になりそうな深い口付けと、沙都子の身体から発せられる甘い匂いと、膝に塗りたくられた愛液の匂いそして身体を焦がすほどの熱気が私の思考をおかしくさせる。不規則なようで規則的に、ぎこちないようでスムーズな動きで断続的に肉芽を擦りつけられる行為がヂリヂリと沙都子への攻めの手を進めたいと言う欲が私の身を焦がすように襲い掛かってくる。…もうだめ、かも。意志弱すぎね、私――…。 「ふは…ぁっ、沙都子ッ…はあっ!」 「は、ぁ梨花…お願い、もう…私我慢できないんですの…ぁあ、ぁっあ、あ…」 「…なら、どこを触って欲しいのか言いなさい」 「あ、あぁ…ああッ…全部、…ぁッ、……全部熱いんですの…!」 「全部? …困った子ね、ならどこが一番熱いの?」 「ァ…ア、ソコ…が熱くて、……んぁっ!」 「アソコ? 今貴方、私の膝に押し付けてるじゃないの、それじゃ満足できないの?」 「ええ、ん…ふっ、梨花に…舐めてもらいたいん、ですの…そして…ああっん」 「そしてどうしてもらいたいの?」 「…そんな、…あ、ふッ意地悪言わないで下さいまし…あ、ぁ」 「言わなきゃやらないわよ?」 「ぁあっ、やだ…んぁ…ッッ……舐めてぇ…ッ、指を、な…カに――!!」 「まだ話してる途中よ、…イッちゃだめ、沙都子」 沙都子の全身がぶるると震えるとそれと同時に全身の毛が逆立つように鳥肌が立ち始める。―全く話している最中にイこうとするなんて、とんだ淫乱ね。 腰を動かすたびにぐちゅぐちゅと濡れた水音を立てる秘所への刺激を止めるため立てていた膝をするりと折り曲げる。 「――ぁ、ふぁああん…梨花ぁ~…はぁ、お願いッお願いしますわぁ…っ…イキ、たい…ンですのぉ……」 「アソコの中に指をどうしてもらいたいの?」 「は、ぁ…い、いれ…あ、入れ…て…ふあっ、下さい…ませ……ぇ」 「もうちょっと違う言葉が良かったけど、許してあげるわ」 許すも何も、私が我慢出来なくなったんだから仕方ない。最初に沙都子を焦らして楽しませるなんて言ってたこの私が既に抑制力の限界を超えて野性的な何かが沙都子を食せと信号を送って止まない。まずは一度イキ損ねた沙都子を達させてから事に及ぶ事にしよう。 ガクガクと狂った人形のように肉芽を擦り付けていた膝を一度は折りたたんだものの、元に戻すと一瞬の隙も見逃さずとまた沙都子の秘所があてがわれ前後に身体…いや、下半身を動かす。上体を軽く上に向け私と沙都子の体勢が見事垂直というような状況になり、目を上へ向けると沙都子はもう熱に浮かされているかのように自分の胸を掻き抱くように揉みしだきながら私の名を呼び腰を振る。そのあまりの卑猥さに心臓がドクドクと早鐘をうち始め身体の芯が段々と熱くなるのがわかる。 「はぁあっ、あ、梨花ぁ…あぁ、イイ…梨、花ぁ…ん、あっ」 「…沙都子、気持ちいいの?」 「イ…イ…ですわぁあっ、は、あ…あ、やぁ……あ…ああ…」 沙都子の声色が少し高くなり、絶頂へと進んでいるのがわかった。膝でしか沙都子への攻めを与える事が出来ないのかと思い少しヤキモキしてしまうが、少しでも刺激を強く与えてあげようと円を描くように膝を動かしたり沙都子の細い腰に手を回しそれと逆の方向に動かしてみたりした。沙都子自身は前後左右くらいしか腰を動かせる状況じゃなくて私のその新たな刺激に歓喜の声をあげた。 「ひゃ、あぁああっ! 梨花、ふぁっ…!」 「どう…?」 「ん、あああ…だめ、キ、ちゃいそ、…です……わ…―ぁああっ」 「いいわよ、イッて…」 「あ、ン……んんん―ぁ、あ…ダメッ…ああっ梨花…イ、…く…ぅぅうっっ!! ――ぁああぁあぁっ!」 身体がピンと弓なりに反り、まだまだ育つであろう胸が共に上に跳ねる。とても興奮していてもある意味冷静にそれを見れる事というのも珍しくて、目に焼き付けるように沙都子を眺めればそれは非常に扇情的で私の心の衝動を更に駆る。少し肌寒くなってきたこの季節でも白い息が見えるのは珍しく、絶頂に達した沙都子の口からはぼんやりと輪郭を帯びた白い息が見えて身体から蒸発する沙都子の汗がゆらり、と糸をひくように天を目指し薄暗い部屋へ消える。あまりの光景に言葉を発する事も忘れ、ただじっと私の上で乱れる沙都子から目を外す事も出来ず。 息も絶え絶えとなった沙都子の口から私の名が綴られ、ハッと金縛りのようなものから身体が解放される。 「はあ…っはぁっ…梨花ぁ…早く、もっと…下さいませぇ」 「ええ…今あげるわよ」 「あ、ぅ…梨花、梨花ぁ…」 火照りすぎて頭がいかれてしまったのだろうか、ボロボロと涙を零し私に懇願しながらもまだ腰を振る沙都子はもう快感という感覚しか感じないように見えた。熱に浮かされている沙都子もまたいつもと違う風情があっていいものだな。 変に感心をしながらするすると沙都子の身体へと近づけ、沙都子の秘所が私の目の前にくるようなところまで身体を下まで滑らせる。膝に触れられた時も相当な量だとは思ったけれど間近で見ると更なる迫力がある愛液はおびただしいくらいに秘所に纏わりつき、零れ落ちそうなものまで。だがそれを阻止しているのは沙都子の内壁がヒクヒクと止まらずに脈打っているため液体もその脈動に合わせてぴちゃぴちゃと跳ねる。 その潤った果実をぺろりと一舐めすると一際甲高い声をあげて沙都子が跳ね、きゅっと膣口が締まる。―がまたすぐにヒクついて早く入れてくれと訴えていた。 「沙都子はエッチね…くすくす」 「ぃやぁ…、梨花ぁ…お願…はぁ意地悪、しないで…早く……ッ」 「……もう我慢できない?」 「出、来ませんわぁ…だから…だからだから…お願い、お願いします…梨花ぁ、あぁ」 いつからこんなに淫乱になったんだろう。私が開発していってあげた事も関係しているとは言えあの沙都子がこんなに快楽を追求するなんて思ってもいなかったことだ。 既にぐちゃぐちゃになってしまった蜜壷へとゆっくり指を入れると中はどこもかしこもヌルヌルしていて指を動かすたびに中で溜まっていた愛液が指に纏いて、たぽたぽと溢れ出てくる。…これは相当キてるわね。頭の上からは不規則な吐息と共にまるでうわ言のように私の名前を呼ぶ溜息のような喘ぎ声のようなそんな不思議な言葉が聞こえる。こんなになるまで私を求めている沙都子に改めて生まれる好きという感情が溢れてくる。 その想いを伝えるかのように中指と薬指をゆっくりと沙都子の中に沈め、奥の奥めいたところまでぎっちりと入れてあげる。身体全てで私を包んでくれるかのように私の二本の指をきゅきゅっときつく抱きしめ、その事により指の出し入れとはまた違う快感を感じて背中を丸くし新たな快感をじっくりとかみ締めているように感じた。とは言え寝転がっている私よりも身体を起こしている沙都子の方が身体の自由が利くんだから私が沙都子を攻めやすいように動いてもらうしかない。 「沙都子、少し腰を落として」 そう囁くと、ゆっくりと細い腰が降りてくる。私を跨いで秘所を晒している事で生まれる恥ずかしいという感情はまるで感じられない。愛液を幾筋の線を引きながら滴らせている秘所が口元へと届くと、指の埋められている箇所の少し上にある肉芽を啜り上げる。以前止まりそうにない自分の熱情を沙都子にぶつけながらきつく吸い上げた事があったが、確かその吸い上げが強すぎて痛みを伴い沙都子に注意された事があった。状況が違う今、頭上から聞こえる声は歓喜の意しか含まれていないため私はやりたい放題沙都子を抱いてあげる事が出来る。 「イキそうになったらいつでもイっていいから」 「あふ…、ありが、とう…ぁっございます…わ、はぁ…っん」 それが口火となり攻めの手を開始した。 今やまるで全身性感帯となっているであろう沙都子の身体を奏であげる事は非常に容易く、どこを触ってあげても気持ちいいと声をあげるばかり。元々感度がいいけれど声をあげるのが恥ずかしいのか気持ちよくても口を手で塞いで声を出さないようにとするのだけど、それすらも私の欲に適うわけなく強引に舌を口内へ潜り込ませたり指を入れて口を開かせてあげたり、快楽の波に溺れさせてあげないと今のようにきゃんきゃんと啼いて声を荒げて出す事はないに等しい。どの行為も私がしたくてしている事、きっと沙都子だって言わないにしろ喜んでいるんだから止めもしないんだけれど現状のように私が何の苦労もしないで沙都子がここまで乱れているというのは、新たな興奮を生み無意識の内に空いている手で自分の身体をなぞり始めてしまう。今まで触れる事しかしていなかった私にとっては何とも言えない快感を感じた。沙都子の声や仕草に当てられて確かに疼いたり濡れているだろうとは思っていたけれど、まさか自分の身体がここまで火照っているなんて思わず、そんな戸惑いのある中で自分の奥から湧き出てくる背中を這い上がる快楽に溺れそうになる。 「ぁあっ、梨花…そ、こ……イイ、ですわ、あ、く…ッ」 「んふッ……ちゅ、沙都子…は、ぁ」 つい自分への快楽を優先しそうになっていた時に丁度沙都子の啼く声が聞こえてハッと我に返る。……危ない、沙都子への愛撫を忘れて自分の事に没頭するところだった。それでも自分を慰める手の動きが止まらず、沙都子に対しての罪悪感が更なる自分の感度を増幅させているのではないかと思うくらいに自分の身体が熱く火照る。 止まらないなら、止めなければいいんだと心の奥底で思ってしまったために頭で止めろと指示しているのに身体がいうことをきいてくれない。溢れ出す快感をそのまま沙都子に伝えたくて、埋めていた二本の指を下から突き上げるように強く出し入れする。沙都子の身体がガクンと跳ね上がる、この子の感じるところは左の奥めいたところ。出し入れする度に中指と薬指で中をぐりぐりと撫で上げるかのように蠢かせると頭上からの声は益々艶めく。 「ぅんんんっ…! ああ、くぁっ…! いい、ッ…イ、イ…! あ、っ梨花…梨花……ッ!!」 「あぁ…、沙都子…ふぁ」 「はぁあぁぁ…ん、もっと…もっ……とぉ…!」 「ん、は、ぁ……こう…?」 「そこッ、―あああぁっ!! …ク、る――! んぁっ、ああ、あ、あ…ぁああああっぁっ!!」 沙都子の熱を感じる二本の指が更に熱を伝えようとビクンビクンと抱きしめる。その蠢きが治まらない内に肉芽を舌でねぶると全体がキュッと窄まり、益々私の指をきつく覆う。沙都子の癖で一度イッた後は感度が高まっているため指を抜かずに攻めていると入っている指が安心感を与えるのか断続的に達するようになっていた。あまりやりすぎると沙都子が泣き始めたりするのだけど、ならば止めますかと一度だけで止めたりすると疼きが止まらずやめないでくださいまし、なんて言ってどちらにしても泣きながら強請ってくる。勝手だけど、それが可愛い。 今日のこの状況はもっともっと楽しませてもらえると思い出した途端に頭にあった自分を慰めるという行為をぴたりと止め、沙都子への愛撫に集中する。身体自体は欲求不満を訴えていたけれど今は沙都子を可愛がってあげる事の方が先決だ、自分の疼きは近いうちに沙都子に慰めてもらう事にした。そう自分の中で整理をし、すっきりしたところで改めて愛撫の手を激しくする。―明日もまた寝不足かなぁ…。 「沙都子、まだまだ終わらないわよ」 「ひゃぁっ! ふぁああっや、あぁっダ、…ま…た、く、ぁあああっ!」 「あら、またイッちゃったの? 今日は何回イケるかしらね…くすくす」 「はあ、梨花ぁ! ああ、も、っと…もっともっと…はぁ、あ、はぁ、もっと…欲しい…で、すわ!」 「贅沢な沙都子ね、いいわ…遊んであげる」 「んんん!! あぁああぅ、ぅん…ッふぁあ、はぁ…!」 ――その夜、嬌声が止まる事はなかった。 眠れぬ夜に2へ続きます。
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玄関を開けると、外に漂っていたのよりもさらに濃いシチューの匂いが漂ってきた。 なんとなく匂いで、これはウチから漂っているものなんだなと感じてはいたが、 本当にシチューだと知ると、なんだか心が通じたみたいでうれしかった。 「ただいまー、礼奈」 「お帰り、あなた」 礼奈がシチューをかき混ぜながら返事をした。 圭奈を出産してから一ヶ月。 辛い体を動かして、毎日毎日かいがいしく家事をしてくれたことを、 感謝したい。 俺の稼ぎが少ないことに、一言も文句を言わず、 礼奈は頑張ってくれている。 ……のに。 俺は、汚れたやつなんだろうか。 礼奈の背中を見るたびに……欲情してしまう。 今まで後ろから、なんてしたことは無い。 礼奈が怖がるからだ。 いつも正面から向き合って、お互いを確かめ合うようにしていた。 「なぁ、礼奈……いや、レナ」 「ひゃ、な、何? あなた?」 「なんだ、その……昔みたいに、圭一くんって呼んでみてくれないか?」 俺は、背中から礼奈……いや、レナに抱きついて、 エプロンの肩紐を片方だけはずした。 「や、やめて、あな……ぃち君」 「何だって?」 俺はやっぱり汚れている。 こういうレナを見て、 意地悪したくなってしまう。 もう片方の肩紐をはずし、エプロンは最後の砦、腰紐だけを残し、 前がぺろんとめくれる形になってしまった。 「恥ずかしいよ……ぃち君だなんて……」 「なんでだよ? 俺はレナって、ちゃんと言えるぜ?」 レナの胸に、手を滑り込ませた。 昔、ちょうど手に収まるほどの大きさで、 とろけるように柔らかかったそれは、 今では固く大きくなっていた。 中に詰まっているものが違う。 今のレナは、一児の母なのだ。 「あっ……圭一くん! シチューが焦げちゃう!」 「やっと、呼んでくれたな」 じたばたともがくレナの口をふさぐように、キスを要求する。 無理やりなキスじゃない。 なんせ、後ろからなのだから、 レナが後ろを向かない限りできない。 レナの口の中に舌を突きいれ、 レナもそれに応えてくれた。 そして、レナのたった一つの憂慮すべき点である、 作りかけのシチューの火を消して…… そのまま俺たちは崩れ落ちた。 「レナ、レナ、いいだろ? 俺、ずっと、ずっと……」 「ごめん……私のせいだよね?」 レナが妊娠してから、ずっとレナを抱きしめていなかった。 「私が……その……手とかでしてあげたら……」 「俺……レナのいいつけ通り、一人でもしなかったんだぜ? 信じられるか? 十ヶ月も!」 「え、あはは、やだなぁ、アレ、冗談だったのに、きゃっ」 もう、胸なんかいじくるのはじれったい。 上のセーターやエプロンは脱がさず、 スカートの下のショーツだけ脱がし、 俺は、自分のいきり立ったものを取り出し、 レナの入り口へとあてがった。 「やっ……圭一くん……そんな濃いの入れたら、 また妊娠しちゃう……」 そんな台詞は、俺を加速させるだけだった。 「レナをもう一回妊娠させたい!」 思いっきりレナを抱きしめる。 それと同時に、俺のペニスがレナに侵入した。 「あふっ……け、いちく……出てる……」 情けないことに、入れた瞬間すさまじい快感と共に、 精液を放出してしまった。 一人の子供を生んだとは思えないそこは、 久しぶりの俺にはきつすぎた。 「このまま……もう一回!」 「あっ、だ、ダメだよ、圭一くん! シチューが、出来ないよ」 「俺はシチューも食べたいが、レナをそれ以上に食べたいんだよ」 そういって、セーターを半分だけ脱がし、 ブラも半分ずらしただけで、レナの胸にしゃぶりつく。 「やぁああっ、出ちゃうよ、圭一くん……あっ」 レナの乳首にしゃぶりついていると、 ほんのり甘い液体が口の中に広がった。 「け、圭一くん赤ちゃんみたい……よしよし」 そう言って、頭をなでなでするレナ。 それを聞いて、ちょっとムッときた俺は、 レナの中に力強く挿入した。 そのまま、レナに裏返ってもらう。 四つんばいの姿勢だ。 俺はレナに覆いかぶさり、 そのまま胸をもんだ。 「あぅ……胸ばっかり、いじめないで……」 「もっともっといじめてやる!」 膝をついてレナの尻を掴み、 そのまま動いた。 俺も初めての感覚に酔いしれる。 こんな姿勢のレナを、後ろから眺めるなんて初めてだ。 レナは四つんばいをやめ、 腕を崩している。 まるで、獣の交尾だった。 「レ、レナの好きな、猫さんみたいだな」 「に、にゃー、あはは、っ!」 俺の腰の動きが、勝手に加速する。 もう、意識は遠いどこかへ飛んでいた。 「あぅっ、激しいよ、圭一くん!」 服を着たまましているというのも手伝ってか、 俺の昂ぶりはすぐに上限まで達した。 だというのに、俺はまだ腰を振っていた。 「あぅ、出てる、け、いちくっ!」 レナが急に、くたっとなる。 「はっ、はっ……け……くん……はぁ……」 「レナ……」 二人とも安アパートの木造床のキッチンで、 板をぎしぎしと言わせながら、絡まりあった。 「ぁなた……のせいでシチュー冷めちゃったじゃない」 「う、ごめん、れ……な」 「うん? 誰に言ったの?」 なぜか、お互いが最初に、あなたやら礼奈やら言い始めた時みたいな、 微妙な恥ずかしさが漂う。 「れ、レナ」 「レナ? 誰かな? 誰かな? うふふ」 「あ、それ久しぶりに聞いた」 俺は、笑って誤魔化した。 「あなた、子供が生まれたら、もっと頑張ってくださいね。はい、シチュー」 「おう、そんときゃ、俺が社長だ」 「あはは、そんなところは変わってないね……」 「礼奈もな……」 そっと、レナが差し出したシチューを持つ手に、 自分の手を添える。 「いつか、家族四人でシチューを食おう。 そうすりゃ、食費も安上がりだ」 「ええ、もちろん」 レナ特製の貧乏シチューは、材料費わずか五百円ながら、 国家予算を出したって買えないレナの愛という食材のおかげで、 今日も俺の胃袋に好評だった。 幸せのシチュー ―完―
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引き続いて レナ 寝 取 ら れ ものです。 本番行為あり。 救いなどない。 フリーなカメラマン ~ネトラレナ~の続き 「あぁ、そ、そんな……そっちまでなんて、レナもう死んじゃう、死んじゃうよぉぉ……」 上の方でレナの恥ずかしがる声が聞こえながら、モニターはついに彼女の下半身を映し出していく。 女の子らしいかぁいいおヘソをスっと通り過ぎて、そのすぐ下の女性器を映していく。 すでに富竹にじっくり愛撫されていたそこは、もう透明な汁でビチャビチャに濡れていた。 それがいやらしくもカメラのレンズに反射して、ヌラヌラとした艶やかな光を放っている。 「はぅ……は、恥ずかしいよぉ富竹さん……そ、そこだけは撮らないで……」 あまりに恥ずかしいのか、レナはふとももをパっと閉じてそこを隠そうとする。 当然だ……。 だが富竹の奴はそうはさせない。 レナの足を掴みガバっと強引に開かせ、無理やり彼女の処女まんこを撮影していく。 綺麗なピンク色……しっかりと閉じている入り口。 まだ誰にも犯されたことのない、かぁいいレナまんこがモニターいっぱいに丸見えになった。 不覚にも……最低にも俺は、富竹のこの撮影によくやったと賞賛の声をあびせたくなってしまった。 だってそれくらい……それほどレナのそこはあまりに綺麗だったから。 かぁいかったから。そして、いやらしかったから。 童貞の俺には目の毒だ。 これだけで射精できそうなほど。 膣の割れ目は処女らしくピッチリと閉じている。 おまけにピンク色のビラビラとした肉壁……なんという名前なのかは知らないが、それがヒクヒクといやらしく蠢いていた。 ……なるほど、たしかにさんざ富竹の指で弄られまくったようだ。 その肉はいかにも、きもちいいよぅ…と言わんばかりに柔らかい肉を痙攣させているのだ。 おまけに大量の汁が割れ目の周り。 中からトロトロと溢れ出していて、もうすっかり男のペニスを受け入れられる準備までできているようだ。 これがほんとに未貫通のまんこかよ…。 俺が奴のカメラでレナの喘ぎに興奮している間、もうすっかりこの処女まんこは富竹の野郎にほぐされてたってわけだ……くそったれが……。 『見えるだろ圭一くん? いや~綺麗だね~レナちゃんのおまんこ。 もうこんなにいやらしいヨダレを垂らして、僕のペニスが欲しい欲しいって口をパクパクさせているよ。 ほら、こうやって指で開いていくと……この中の周りに付いている肉、見えるかい? これがレナちゃんの処女の証だよ。 これからこの薄いお肉を、僕のペニスがゴリゴリと削ぎ取っていくんだ。それが完全に剥がれたら、レナちゃんも女になるってことさ。わかりやすいだろう?』 すべて……モニターには富竹の言うとおりの映像が全て映し出されていた。 レナの割れ目からは汁がとめどなく溢れ出し、ほんとによだれを垂らしているようだ。 入り口はヒクヒクと動いていて、まるで口を開いてペニスを欲しがっている仕草にみえる。 マジでそうみえる。 そして富竹が指でレナの割れ目をパックリと開いていくと……中からピンク色の肉が……輪っか状の膜のようなものが見えてくるんだ……これが……。 これが処女……膜ってやつなのか? これがレナの処女の肉……処女肉……。 すげえエロい……それにレナ……おまえなんでこんなに膣をヒクヒクさせちまってんだ? ど、どうしてこんなまんこから……ヨダレ垂らしまくってんだよおおぉぉぉ!!! こ、これじゃあまるで、本物のAV見てるみてぇじゃねえか! 処女のくせにこんなグチャグチャのまんこして……お、おまえはこんなにスケベな女の子だったのかよぉレナぁぁ!!! モザイク無しの無修正! よくありがちな偽の処女物じゃない! 正真正銘本物の……処女AV女優竜宮礼奈のハメ撮りビデオじゃねえかよぉぉくそくそくそくそくっそぉぉ!!! あぁでも……これはレイプ物ではないんだな? レナは嫌がってはいないんだもんなぁ…?あぁなら……それならまだ、マシなのか? それともそれの方が……きついのかよ……? 「ほーらレナちゃん、撮ってる撮ってるよ~。 君の処女まんこをカメラにおさめてるよ~」 「はぅ……と、富竹さんやめてぇ……レナもう恥ずかしくて死んじゃいそうだよぉ……」 「あはははごめんごめん。 あんまりにも綺麗だから、僕もたまらなくってね。 うん……じゃあそろそろ、いいかな? もうここまで濡れてれば平気だろう」 「ふえ? い、いいかなって……はぅ……。 え、えっとその……はぅぅぅぅ……」 そろそろいいかなという富竹の言葉に、レナはしどろもどろになる。 その意味が一瞬わからなくて、だがすぐにわかって……自分が入れられている姿を想像してしまったんだろう。 「そ、その……それってやっぱり……で、ですよね?」 「もちろんだよ。 これで終わりじゃあさすがに僕もつらいなぁ、あはははは」 「はい……そ、そうですよね。 はぅぅ……でもでも、レナ……」 ……どうやらレナはこのまま流されてしまうことに多少の戸惑いを感じているようだ。 身体はもうこんなにもほぐされているというのに、やはりまだ最後までシテしまうのは抵抗があるのか……。 はたまた俺のことを考えてくれたのか、レナはここにきてもまだ貞操観念というものを捨てきってはいないらしい。 快感と理性の狭間で、どうしよう…このまましちゃってもいいのかな…?と悩んでいるのが声だけでみてとれる。 いかにも純粋な、初々しい処女の反応を見せてくれる……が。 たった今あのいやらしい割れ目を見てしまった俺には、レナのそのかぁいい仕草はあまりに説得力を感じられないものだった……。 「じゃあそろそろ始めようね。 待っててね、今ズボンを脱いじゃうから……」 「あ、あのあの! で、でもレナは初めてで! はぅ、そ、それに圭一くん……圭一くんが…」 「うん、それはわかってる。 ほんとは圭一くんにあげたいんだよね? まあゆっくり考えてていいよ、僕は『待ってる』から……」 富竹は、いまだどうしようかと悩むレナをむりやり犯していく気はないようだ。 あくまでもレナの意思を尊重し、嫌だと言ったらここでやめてあげようという紳士な態度だ。 …………あくまでも態度は、だが。 大体そんな紳士がハメ撮りなんかしねえだろ……。 しかも俺は奴の裏の顔を知っている。 ここまで嫌というほどこのイヤホンで聞いてきている。 だから富竹が当たり前のようにズボンに手をかけていくのも、特に不自然なところを感じなかった。 この男はなにがなんでも、今ここでレナの処女を奪う気なのだ。………見てみろ。 レナにゆっくり考えてとか言いつつ、もうあんなに……あんなに勃起させたアレを取り出しやがった……。 ご丁寧にも奴はそれを俺に見せつけてくれるらしい、手に持ってるカメラで自分の下半身を撮影していく。 そのおぞましい物。 男の俺でさえ見たくないそれがモニターいっぱいに写りこんでいく。 そして愕然とする。 富竹の『それ』を見て俺は呆然とする。 そして当然、レナの奴も……驚愕する。 「!?……はぅ……と、とみたけさ……それ、な、なに……かな……かな?……あぁぁ……」 「あはははは、ごめんねレナちゃん。 いきなりで驚かせちゃったかな? 見た目ほどは凶悪じゃないんだけどなぁ……」 男の俺でも驚いたのだ。 ましてや目の前で見た処女のレナが驚かないはずがない。 富竹のペニスは……あまりにも巨大だった。 大きすぎる……太すぎる……長すぎる。 俺のとはもう比べ物にならないほどだ。 あまりに違いすぎて比べる気にもならない……なんだよその化け物は……見た目は優しいお兄さん気取ってるくせに……有り得ねぇ。 おまけに富竹はよほどレナの初々しい反応に興奮しているらしい。 亀頭がヘソにまで届こうかというほどビンビンに反り返り、竿はビキビキと血管が浮き出るほどに脈を打っている。 こんなものを……こんなものをレナの身体に、い、入れる? あのピッチリと閉じている割れ目に……ね、ねじ込むのかよ? ズ、ズブズブ入れて……犯しちまうっての……か? む…………無理にきまってるだろうがぁぁぁ!!! しかもレナは、しょ、処女なんだぞ!!ただでさえ狭くてきつそうなのに、そ、そんなに極太の……は、入るか馬鹿野郎がぁぁぁ!!た、たしかにレナはあんなに濡れてはいたけど……あんなにヒクヒクさせてはいたけど!!こんな凶悪なものは入るわけがない! い、いくら富竹がレナを丸め込めたって、こ、これはいくらなんでも無理だ無理!物理的に無理だ不可能不可能不可能絶対不可能!!!! 絶対無理に決まってる! ただでさえキツキツそうなレナの処女まんこに、こ、こんな凶悪なペニスが入るなんてそんなこと有り得るかああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!! 『あははは、そうでもないよ圭一くん。 レナちゃんは処女のわりにずいぶん感度がいいから、きっと僕のこれもすんなり受け入れてくれると思うなぁ……。 いや、それどころかとても喜んでくれるかもしれないよ? さっき膣の中を覗いた時に思ったんだけど、膣壁が大分奥まで伸びそうな感じだった。 これは処女とかは関係なく、女の子の一種の才能だからね。 この僕の巨根も案外簡単に咥えこんでくれるかもしれないよ? どうかなぁ僕の推理は。 童貞の君よりは説得力あるつもりだけどなぁ、あはははは。 ひょっとしたら君の大好きなレナちゃんのおまんこはすごい名器かもしれない!ははははたまらないなぁ』 ……数々の女を抱いた経験からわかるのか、富竹は確信すらあるようにそう言ってのける。 そして奴はカメラを……レナの顔の方へと戻していく。 レナの表情を映していく。 いまだこの凶悪なペニスに、困惑しているような顔……。 ビクビクと怯えているかぁいいレナを、またもや奴は至近距離で撮影していく。 あぁすげえかぁいい……たまんねえ……。 そんなに震えて……やっぱり怖いよなレナ? そ、そりゃそうだ。 でも、だ、大丈夫だ!俺がしっかり見守っててやるから!あぁでもでも、ほんとに見ていることしかできないんだけどなぁぁくそくそ悔しい悔しいでも怯えるレナもかぁいいかぁいい……。 「はぅ、と、富竹さんレナ怖い……。 そんなおっきなもの入れられちゃったら、レナのここが壊れちゃう、お腹が破れちゃうよぉぉそんなのダメダメだめぇぇぇぇ」 「大丈夫、大丈夫だよ。 僕は慣れているから、絶対にレナちゃんを痛がらせるようなことはしない。 それどころか最高にきもちよくさせてあげるから……ね?僕を信じてごらん……」 「あ……と、富竹さんダメ……はぅぅレナに乗ってきちゃダメぇぇぇ……」 富竹は悪魔のように囁きながら、ついにレナの身体に覆いかぶさっていった……ようだ。 …………くそ! このカメラの一人称視点だと、レナの表情しかわからない。 レナの身体が今どうされているのか……どう責められているのかもわからない……。 『見えない』のが俺にとっていいことなのかどうなのかはわからないが、せめてこの光景だけははっきりと見せて欲しい。 これじゃあレナがいつ入れられるかどうかも……わからねえじゃねえかよ……くそったれ! そんな俺の願いが通じたらしい……いや、奴がそうしたかっただけか。 二人を写していたモニターがまたもやパシュンと消えていった。 そして暗闇……。 イヤホンから奴の憎たらしい声だけが聞こえてくる。 『さあ圭一くん、いよいよメインディッシュだよ。 今からこの僕のペニス……おっと、君たちはオットセイと言うんだったかな? この凶暴で凶悪なオットセイを、レナちゃんの処女まんこにブチ込ませてもらうよ!……あ、ちょっと言葉が乱暴だったかな?ごめんね言い直すね。僕がレナちゃんの初めての男になるよ。これから処女のレナちゃんを僕の……『女』にする。彼女は生まれて初めてのセックスを経験するのさ。 一生に一度の処女喪失、これは女の子にとっては忘れられない体験になるだろうね。 しかもそれがたまらないものならなおさら。しっかり見ていてね? レナちゃんの大好きな君には、これを見る権利があるよ。義務もね。 あ~そうそう。 僕のこのカメラだけじゃ見にくいだろうから、もう一つのカメラも連動させているからね。 そのままもう少し待っててくれるかな? ペニスをヒクつかせながらさ……』 こ、この野郎……いよいよ俺にとどめを差しにきやがった……。 富竹は軽いノリで淡々と言ってのける。 レナの処女をこれから奪っちゃうよ~などと……。 奴の言うとおり、目の前のモニターはすぐにまたレナの怯える表情を映し出していった。 ……しかしそのかぁいい表情は……半分だけだった。 モニター画面の映像が、真ん中で真っ二つに分かれているのだ。 左と右に。 右側はさっきと同じ視点。 レナのどアップが写る一人称視点だ。 あいかわらずレナはかぁいい……。 かぁいいよあぁそんなに目をウルウルさせて奴のペニスに怯えてたまんねぇよぉぉぉ今にも泣きだしちまいそうな目だぁぁぁぁはぁはぁはぁ……。 ……そして左側はまったくの別視点だった。 ベッドのやや後方からのものらしい。 シーツの上に横たわる、レナの身体が見える。 そしてそれの上に、憎たらしくも富竹の大きな体が覆いかぶさっている。 二人がセックスをする準備万全の格好だ……。 二人の顔はまったく見えない。 あくまでも『そこ』だけを映し出したらしい……レナの股間と奴の股間のだけを見えるようにするもの……。 つまりもしこのままペニスが入っていけば、二人の繋がっているところが丸見えになるのだ。 俺のために…傍観者の俺のためだけに用意された特別映像。 なんていやらしいカメラ。 なんてえげつないんだよ……そしてなんてエロすぎるんだよぉああありがとうなあぁぁぁ!! しかも……しかもな? そっちの映像を見て、一つ気がついたことがあるんだよ……。 奴はすでに……すでにレナのそこに、わ、割れ目にペニスを……。 『どうだい圭一くん、いやらしいところがよく見えるだろう? レナちゃん処女まんこの挿入部が丸見えだよ、あははは。 おまけにほら……実はもう僕は、レナちゃんの割れ目にペニスを擦り付けていたんだ。ほぉらヌルヌルヌル……滑る滑る滑る……おおう亀頭が擦れる…。さ、さっき画面が消えた時にね、ついガマンできなくて始めちゃってたんだよ、あはははは。 おうぅ……レナちゃんのここすごくヌルヌルしてる……これなら簡単に入っちゃいそうだねぇ。ピッチリ閉じた割れ目に、こうグリグリ押し付けていくと……あぁほらほら、今にも亀頭のところが入りそう……入りそう、入っちゃいそうだよ圭一くん。 はぁぁ……こうやって素股しているだけでも、レナちゃんのおまんこは最高だよ。 処女の膣肉が亀頭をやんわり包み込んできて、つい僕の先走り汁がどんどん出てきちゃうんだ。 あ~ごめんね、僕の汚いお汁がレナちゃんのおまんこにいっぱい付いちゃってるけど、これは不可抗力だよね?あはははは。う……おおう、き、きもちいい……とてもやわらかい……ヌルヌルだ……たまらないよぉ…。あぁこのまま入れたいなぁ入れたいよ、ああもうこのまま入れちゃっていいだろ圭一くん? ほんとはもうズッポリしちゃってても良かったんだけど、いちおう彼氏になる予定だった君には許可をとらないとなぁって思って、ずっと待ってたんだよ? 許可をくれないかなぁ……』 は……許可……だと? そ、そんなもの……そんなものするわけねえだろうがあぁ!!! い、いますぐそこからペニスを離せ!いますぐレナの身体から離れ!……あぁァァ……。 富竹の凶悪なペニスが、ピッチリ閉じたレナの割れ目にグチュグチュと擦り付けられていく。 擦られるたび、膣口の柔らかい肉がグニ…グニ…と卑猥に揉まれていく。 たしかに……これならちょっと力を入れただけで、ズッポリ中に入りこんでしまいそう……だ。 あぁ……すげぇきもちよさそう……レナの処女まんこ肉に、あんなたっぷり擦り付けて……。 ……ってちがうちがうちがう、そうじゃねえぇぇぇぇおいおい入れるな入れるなぁぁぁ!!! というか擦りつけるのも許さねぇゆるさねぇ許可しない許可しない絶対許可しないぃぃ!!! なにきもちよさそうに押し付けてやがる! レナの処女のそこは、そ、そんなふうに汚らしく!まるでオナニーするみてぇに扱っちゃダメだろうがぁぁぁぁぁぁ!!! 処女ってのはもっと神聖で尊くて儚くてあぁぁ富竹の亀頭とレナの割れ目がまるでキスするみてぇにディープキスするみてえにグチョグチョクチュクチュ絡んじまってるよぉぉぉぉ!!! クチュリ、クチュリ!グチュ!グチュ!クチュリグチュゥゥゥッ!!! 「ひあ!あ!あん!あん!……と、富竹さん、レナくすぐったいぃぃ……♪」 「ほんとにくすぐったいだけかい? こんなにおまんこクチュクチュさせて、ほんとはきもちいいんだろう? レナちゃんのヨダレが僕のオットセイにピチャピチャ付いちゃってるよ?」 「はぅ、そ、そんなの嘘です……レナきもちよくなんて……ふあ! あ、あ、あ♪」 レナの言葉にはまったく説得力がない。 ……あるはずもない。 富竹がペニスを擦り付けていくたび、彼女は『喘ぎ声』をあげてしまっているからだ。 右側のモニターを見てしまえば、それはますます顕著。 口を大きく開けて、はぁはぁ息を荒くしている。 カメラのレンズを曇らせていくほどだ……。 その潤んだ瞳も、圭一くん…レナね、もうたまらないのぉ……と語りかけてくるようだ。 処女の割れ目を、男に好き勝手に弄ばれている……女の表情。 レナはそんないやらしく、それでいていじらしい顔を魅せていた。 あぁぁレナ……おまえなんていやらしくて色っぽくて、エロイ顔晒してんだよぉ……。 「はぁ……♪ あぁ、レ、レナのとこにクチュクチュあたってる……おちんちんでいっぱいいっぱい擦られちゃってるよぉぉぉダメダメぇぇぇそんなにしたら入っちゃうぅぅぅ……」 「あははは、こんなになってもまだ悩んでいるんだ? いいよ。 じゃあ少しだけ、少しだけ入れてみようか? 先っぽだけなら痛くないだろうから、ゆっくり慣れていこうね?」 「はぅ……さ、先っぽだけ? 富竹さんのおちんちん、ちょっとだけレナに……先っぽ……」 「ああそうだよ。 ほらいくよいくよ……入る入る……レナちゃんの中にブチ込……入れていくよぉ先っぽだけだからね安心していいからねぇほぉらほらぁ……」 そう言って奴は……。 富竹はまるで催眠術でもかけるようにしながら、レナの割れ目にゆっくりと亀頭を挿入していく……。 心も体もすっかりほぐされているレナはそれを受け入れて……いく。 しまう。 そうか……いきなりあんなもの全部入れようとしたら、そりゃあ拒まれるにきまってる。 そうやって『少しだけ』『ちょっとだけ』『先っぽだけ』ってのが富竹、てめぇの処女のほぐしかたかよ……くそがっ!!! あぁうまいよなぁ、たしかに! レナは嫌だとかやめてとかぜんぜん言わねえもんなぁ!!!おまけにそんな太い腕で抱かれちまえば!こんな優しくささやかれちまえば!安心して『初めて』をまかせちまう気になるってわけだ! どんな女の子でもこれは抗えそうもねぇなぁ!ああうまいなくそうますぎるぜなんだこいつはやっぱり大人の男だな富竹ええぇぇぇぇ!!! 『あははは、お褒めにあずかり光栄だよ。 あぁ……見えるかい圭一くん左のモニターだ。』僕のペニスの先っぽが、だんだんレナちゃんの中に……ピッチリ閉じた割れ目に入っていくのが……みえるだろう? ほら少しずつ少しずつ……周りの柔らかいお肉を掻き分けて、亀頭が入り込んでいくよ……ズプズプ押し込まれていくのがよく見えるだろう? あぁたまらない……この処女の膣口を広げていく感じ、最高だよ。 亀頭がズプリズプリと入り込んで、そのたびにレナちゃんはキュッキュッっと僕を迎え入れてくれるんだ。彼女も初めてのペニスを味わっているみたいだね……膣の中がウネウネ蠢いているよ。 思ったとおりそんなに硬くない……じっくりとほぐしたかいがあるよ。 これならこのまま全部入れていけそうだ……お、おうう、き、きもちいい!亀頭が処女膣口に挟み込まれるぅぅあぁぁきもちいいはぁはぁはぁこれだけで処女は味わう価値があるよぉレナちゃんのまんこ最高だ圭一くぅん!!!』 く……左のモニター。 レナのピンク色の割れ目にズブズブと奴のペニスが埋まっていく。 まだ亀頭が入り込んだくらいだが……。 だがもうしっかりと彼女に『入ってしまっている』。 つまりレナは……もう『セックス』をしている? してしまっているのか……? いやちがう! これならまだちょっと入れられただけ。 『挿入』だけ。 まだギリギリセーフ! それにそれに……ほらアレだアレ!なんだっけ! そうアレ! さ、さっき富竹のカメラで見せられた処女膜?もまだ破れていない! いくら奴のが大きいからって、亀頭だけで……しかも入れただけで破られるわけがない! ………………はずだ。 それは右のモニター、レナの表情を見ればわかる。 だってそれはまだ歪んでいないから。 初めてで、おまけにこんな巨大なものが相手なら……レナは絶対に痛がるはず。 だがこの表情はまだまるで痛がってない……それどころか……ちょっと……。 「あぅ……は、入って…る? も、もう入れちゃってるんですか? レナの中に……」 「うん、先っぽだけだけどね。 どうだい、痛くないだろう? これだけしっかりと濡れているし、レナちゃんのは柔らかいから……ほぉら、わりとすんなり入っていくよ……」 「ん……はい……い、痛くはないです。 それになんか……あん……ん、ん、ん♪」 富竹はレナがまったく痛がってないことを確認しつつ、そのまま少しずつ腰を動かしていく。 挿入している亀頭で、ちょこっとずつ膣をついばんでいくように、ズプ…ズプ…ズプ…と何度もレナの処女まんこを味見していく。 ああ、ほんとに『味見する』って感じだぜ……。 レナもそれがうっすらときもちいいのか、眉をピクピクとヒクつかせている。 痛いとか、やめてとか、抜いてとか……。 よく処女喪失物のエロ漫画であるような言葉は一切言わず、富竹の少しずつ突いてくる腰つきにただきもちよさそうに喘いでいる。 そうか……レナも『味見』しているんだ。 生まれて初めての男のペニスを……味を。 「はぅ……あん……あん……あ、あ、あ……やぁ、こ、これなにか……んんんんん♪」 「きもちいいだろう? まだ膣の入り口あたりだけど、お腹の下がじんわりと……熱くなってこないかい?」 「はい、な、なってます♪……とってもポカポカしてあ、あ、あぁぁ……♪」 「そうだろう……じゃあ、もう少しだけ入れていいね? このまま竿のほうも入れていくよ……大丈夫大丈夫、痛くないからね……」 レナがそうしてきもちよさそうにするたび、富竹はちょっとずつちょっとずつ、挿入するペニスの幅を深めていく。 ズプ…ズプゥ…ズプゥゥゥ…っと……腰を送りこんでいく。 もうすっかり入っている亀頭を通り抜けて、レナの処女割れ目に長い竿を埋めていく……。 ……お、おい富竹……いくらなんでもそれは……や、やばいだろ……? 「そーれ入る入る……レナちゃんの処女まんこにもう……ズッポリだ」 「あ、あ、あぁ、あ、熱い……あ、こ、これなんか……なん、かぁぁ……♪」 あんなに……あんなに奴のがレナの膣に埋まって……も、もうほとんど入ってないか? 半分はイっちまってるような……お、俺の気のせい?……いやちがう、絶対半分だ! あ、あんな大きいものが半分ってことは、も、もう大分……だよな? な、なのになんでレナは痛がらねぇんだよ! おかしいだろあんなにあんあん言って! と、というかさ? それ以前に、しょ、処女膜とかそういったのはどうなったんだよ? お、俺はまだそれらしきものが『破れる音』も聞いてないし……そ、そうだ、『血』だって見てないんだぞ? 処女膜を破られると、ち、血が出るんじゃないのか? よくあれみたいに…シーツに赤いのが付くんじゃないのかよ!な、なあ赤いのは!赤いの赤いの赤いのまだ! だ、だってこれじゃあさもうさ……ほんとはこんなこと言いたくねぇけど……い、い、言うぜ? なんかまるでもう……レナと富竹が『セックスしちまってる』みてぇじゃ……。 『あはは、やっぱり圭一くんはおもしろい。まあ童貞だとそう思っちゃうのも無理ないかな?』 ああ、たしかにもう僕のペニスは半分以上レナちゃんの中に埋まっているよ。そのとおりだ。 ちなみに処女膜を破る……というか、広げても音は別に出ないからね? まさかブチブチ鳴るとでも思ったのかな、圭一くんエッチなマンガの見過ぎだなぁ。 ……あぁでももちろん、感触はあるよ。 こう、なんていうのかな……亀頭の先で柔らかい肉を押し広げていくような……って、さっきもこれ言ったかな? まあこれは僕にしか味わえなかったものだけどね。 レナちゃんの『それ』を味わえたのは、世界で僕たった一人だけだったってわけだ。 もちろん過去形だよ?だってもう誰も味わえないからね。 ああそれと……血もね、いちおう出てはいる。 僕のペニスに、うっすら赤いものが付いている程度だけど、ね。 これは女の子によって個人差があって、まったく出ない子もいるくらいなんだ。 まああれだけ濡れていたし、レナちゃんは元々おまんこがペニスを咥え込むのに適してたからあまり出なかったんだねぇあははははほんといやらしい女の子だ。 まったく処女のくせにスケベだなぁこの子は…。 ほらほら、もうすっかり僕の巨根を咥え込んでスケベに喘いでる。 アヘアヘ言ってるよ……。ほんと最高だよ圭一くん。 レナちゃんとの『セックス』は……』 ……セックス。 富竹の最後の言葉に俺は愕然とする。 あぁ……そりゃそうだよな……。 いくら半分だけとはいえ、もうレナの膣にはペニスが入り込んでいる。 ただ入れているだけならまだしも、しっかりあんな……あんなにズボズボ出し入れされちまってるじゃねえかよ? 左のモニターは、もうどこかで見たことのあるAVとそっくりだ。 男の腰がガンガン下に突き出され、女の割れ目が卑猥に広がりながらペニスをジュポジュポ飲み込んでいる。 おまけに富竹の奴も、レナの奴まですっかりきもちよさそうな声を出してるじゃねえか……。 「あふ!あん!あん、あん!と、富竹さん……どれくらい入っちゃってるんですか? ごめんなさいレナからは見えなくて……ま、まだ先っぽくらいかな? 痛くないんですけど……」 「あははは、そう思うならレナちゃんの膣はもうかなりなじんでいるね。驚かないで聞いてよ? 実はもう半分以上入ってるんだ、僕のペニスをほとんど飲み込んじゃってるんだよ?」 「……えっ!? う、嘘!うそうそ嘘だ! え、え?じゃ、じゃあレナはもうしちゃってるの? 富竹さんと……は、初めてのセックス、しちゃってるんですか? は、はぅぅぅぅ!!!」 「あはははは、かわいいなぁレナちゃんは。 ほら、もうこんなズボズボ入ってるのさ。 処女膣の中にね。 圭一くんにあげたいと思ってた処女、もう僕がもらっちゃってたんだよ。 君は今立派にセックスをしてるんだよレナちゃん? あ~……いちおう彼に謝ったほうがいいんじゃないかな、まだ好きなんだろう? さすがにこのままじゃ僕も圭一くんに悪いからね」 富竹はのうのうと言ってのけながら、手に持っているカメラをグっとレナの鼻先に近づける。 ……さっきから画面が小刻みに上下している…奴がレナのまんこをピストンしている証だ。 レナはもうほんとに……ほんときもちよさそうに……おまんこ突かれまくっててたまらないよぉ…といった表情をしながら、大好きな俺へとメッセージを向けてくる……。 「あ、あん、あん!……ああ、ごめんね、ごめんなさい圭一くん……あ、あのね、レナ今ね?『セックス』しちゃってる……ううん、いつのまにかもう『しちゃってた』。 はぅぅ、ごめん……。レナ圭一くんとしたいと思ってた『初めて』、いつのまにかもう『富竹さんと』しちゃってたよぉ許してぇぇぇあぁ初めてなのにこんなにきもちよくなっちゃってるレナを見ないでぇぇぇ……」 …………………レナ…………お、おまえ……。 いまだ腰をパンパン打ち付けてくる富竹に喘がされながら……レナはただひたすら、ごめんね…ごめんね…許してね……と謝罪を繰り返していく。 もう瞳にたっぷりと涙を溜めながら……もっともこれはセックスのきもちよさもあるのだろうが。 圭一くん…圭一くん…レナきもちいいよぉ……と喘いでいく。 鳴いていく。 まるで俺が彼女の処女を奪っているような気分。 まぁあくまで『気分だけ』だがな……。 ……あぁ、そうなると……なるほど。 このハメ撮りってやつは、自分がセックスしている気分に浸るには最高の視点ってわけだ……くそったれが……。 『あはははは、なに感傷に浸ってるんだい圭一くん。 う~ん、それにしてもレナちゃんはほんとにかわいいね? すごくかぁいいよ! 処女を散らされている最中でも、君のことをちゃんと想ってる。 なんて純粋な女の子なんだろう。 しかも僕のペニスであんあん感じているっていうのに、それでも君のことが大好きだってさ。 これはちょっと僕も嫉妬しちゃうなぁ……。………お、おおう!す、すごいよ圭一くん! レナちゃんが君の名前を呼ぶたびに、好きだっていうたびにおまんこがすごく、し、締まる! たまらないよ!こ、これは大発見だね! あぁありがとう圭一くんこれはたまらないすごくきもちいいよこんな最高の処女まんこ味あわせてくれてありがとうありがとうありがとうほんとにありがとうねうううぅぅぅ!!!』 ……………………………。 ………こ……く…く、こ、こ、このクソ野郎おおおおぉぉぉぉぉふざけんなああぁぁぁぁ!!! なんだそれなんだそれなんだそれ!何が締まるだ何がきもちいいだてめぇぇぇぇぇ!!!!こんな時でも俺を想ってくれた!こんな時にでも俺を思い出してくれた!!!レナの想いをあっさり踏みにじりやがった!純粋さを汚しやがった!純真をブチ壊しにしやがった!! しかもそれをペニスを締めあげる材料にしやがった!セックスの快感に変えやがった!!なんて鬼畜な男だ最低男が地獄におちやがれ富竹ええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!! あまりの悔しさに俺はガンガンと目の前のモニターに頭突きしていった。 イモ虫のようにモゾモゾバタバタ暴れながら、奴とレナが写りこんでいる苦々しいモニタを壊そうとしていく。 だがそんなことをいくら繰り返したところで、ただ頭が痛くなっていくだけ……。 このたかが四角いブラウン管が写しだす映像に、悲しんだり、興奮したり、激怒したり……。 しっかりとズボンの中では奴と同じ劣情を抱いているというのに、都合よく怒り狂う……。 この時の俺はすでに、半分頭がおかしくなっていたのかもしれない……。 「はぁ……はぁ…はぁ、はぁ! い、いくよ、もう根元までいくよいくよ!レナちゃん!」 「え、ええ、え、ま、待って富竹さ…い、今レナ圭一くんに謝ったばっああぁぁぁ奥にぃぃ!」 ジュップゥゥゥゥッ!!!ジュポジュポジュポ!!!ズブズブジュブブゥゥゥゥ!!! ……富竹はもう一切遠慮しなかった。 レナの処女膣をもう存分に、容赦なく、まるで壊すかのように犯していった……。 あの凶悪なペニスが半分……七割……そしてついに根元までズッポリと突き刺される。 さっきまでピッチリと閉じていたレナの割れ目が、もう奴のペニスによって限界にまで押し広げられていた。 入り口だけじゃなく、もちろん膣の中も……子宮に届くほど……。 もうすっかり富竹の巨根ペニスに、レナの身体は馴染んでしまった。馴染まされてしまった。 モニターで……俺の目の前で男と『女』がセックスを貪りあっていく……。 「どうだいレナちゃん! 僕のはもう、もう根元までズッポリ入っちゃってるからね!ほら!」 「あん!あ、は、入ってる!富竹さんの奥まで入って!あぁ入ってるよぉきもちいい……!」 「あははとうとう聞けたねその言葉が! レナちゃんの中すごくビクビクしてる!僕のおっきなオットセイがきもちいいんだろたまらないだろう!どうだおまんこの中が震えるだろう!」 「は、はい! な、なにかお腹の中が削られていくみたい! と、富竹さんのがもう奥まできちゃって、熱……くってあ!あ!あぁ!やぁ!ダメダメそれだめあんあんあんあぁぁ!!!」 スパンパンパンパンパンパン!!!!! 富竹が乱暴に腰を乱暴に動かした。 腹をおもいっきりレナの股間に打ち付けていく。 レナのまんこが奴に掻き回されていく音も聞こえて……。 パンパンパンパンパンパンパンパン!!!!!!!グチュ!グチュグチュグチュ!!!! 「ひあ!ああ!あぁぁ! や、やぁぁ!と、とみたけさ、きゅ、ぅ、に!あんあんぁぁぁあぁ!!激しすぎま!あぁぁぁぁダメダメぁぁぁああきもちいいきもちいいよぉぉぉ!!!」 「イイだろう!じゃあこんなふうに乱暴にすると最高なはずだよほらほらほらほら!!!」 「そ、そうで!け、ど!はぅぅ、す、すご! レ、レナあ!あ!レナぁぁこれえあぁぁぁぁダメダメいやぁぁぁぁきもちいいいぃぃぃレナきもちいいおなかがぁぁぁぁぁ!!!」 乱暴なピストンにレナはビクビクと身体を震わせていく。 いくらもう慣れてきたとはいえ、あんな激しくされたら痛いんじゃないかというのは全て俺の杞憂。 レナは処女膣を巨根ペニスでズボズボ犯されても快感しか感じない……。 表情はあきらかにきもちよさそう、口の端からヨダレまで垂らしてよがり狂って……。 ズブズブズブズブゥゥゥゥ!!!ズポズポズポズポズポジュブビュウゥゥゥッゥ!!!! 「ああんあん! やん!き、きもち、い!な、なにこれ!なにこれなにかななにこれぇぇぇぇ!ふあぁぁぁ!す、すごい!すごあぁぁあぁダメダメダメぇこんなのだめぇぇぇぇ!!!」 「あはははは!やっぱりレナちゃんはエッチな女の子だったね思ったとおりだよほらほらほらもっともっとおまんこ突いてあげるよどうだいどうだいどうだいほらほらほらぁぁぁぁ!!!」 「ひあぁぁぁ!!!レナダメこんなのダメだよぅたえらないこんなせっくすダメぇあぁでもきもちいいよぅきもちいいよぅきもちいいよぅだめダメこんなせっくすきもちいいのダメぇぇぇ!!!」 ………………あぁ……レナが……レナじゃなくなってる……これはもう……。 結局……結局『礼奈』は処女の痛みなど感じなかった……それどころかもうこんなに……。あんなにも激しいセックスをして……それに、あ、あんな叫び声まであげて…………。 処女を奪われてから……すぐに生まれて初めてのセックス……巨棍である富竹のをみっちり咥え込まされて……きもちよすぎるペニスの味を……女の喜びを教えこまれて……。 「ほらほらほらどうだいレナちゃん初めてのセックスは初めての交尾は最高だろう!!!」 「あ、あ、あ! あぁぁ!す、すごい! すごくイイです! こ、これが、こんなおかしくなっちゃうのがセックスなんですかあぁは!あ、あ、あ、お腹がきもちいい!す、すごいよぉ!こんなの!こんなのレナガマンできない!セックスもうきもちよくてあぁぁぁダメぇぇぇぇ!!!!」 あぁ……あぁ礼奈の奴、あんなにきもちよさそうにして……結局一度も痛いって言わねぇで……ただ富竹にまんこ突かれる女になっちまって……お、おまけに奴の背中に手まで回して……そ、それはもっと突いて欲しいってことか……? もっと奥までズブズブしてってことかよなあ……あぁぁ俺のレナが……あのかぁいい女の子だったレナが……『女』にされちまった……富竹にセックスのきもちよさを教え込まれちまったよぉぉぉぉぉ!!! 『あぁ、す、すごいよ圭一くん! レナちゃんはもうすっかり僕のペニスの虜だね! しかも!さっき亀頭だけでもキツキツだったのに根元までギュウギュウに締め付けてきて!おまけにもっともっとって更にいやらしく締めあげてくるんだ中も最高だよぉ! 柔らかいビラビラがネットリ絡み付いてくる!ペニスにもう馬鹿みたいに巻きついて来るんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!!見てごらんこのアヘ顔!あぁなんだかんだレナちゃんも女だったってことだよねぇぇあんな天使みたいに純情だった子も今じゃあもうセックス大好きなスケベ女ってわけだねぇ!!!あぁぁまた僕のを飲み込んでまんこでモミモミ揉みこんでくるよぉぉぉぉぉぉこ、これはたまらない!あぁまたそんな締めないでくれぇぇぇうぅぅもうきもちいいよぉぉぉ!!!レナちゃん処女まんこ最高だぁぁぁはぁはぁはぁたまらないよぉぉぉぉ圭一くぅぅぅぅん!!!』 ああああぁぁあぁぁあああくそくそくそやめろやめろやめろやめやがれぇぇぇぇぇぇ!!! なんだその情けない声はなんだそのきもちわりぃ声はああああああぁぁぁぁぁ!!! あんた大人の男だろうが女みてぇな声を出すな不快不快激しく不快不快いぃぃぃ! そんなきもちよさそうにレナを味わうなレナの処女まんこの感触を味わうなあぁぁぁぁぁ! 俺も入れたくなっちまう!俺もいますぐブチ込んでみたくなっちまうだろうがよぉぉぉ!!! あぁそうかいレナもやっぱり『女』だったかよああああわかってたそんなこと俺は最初からきがついてたんだよぉぉぉぉあたりまえだろうがぁぁぁぁ何もレナだけじゃねぇぇぇぇえ!!! 魅音や詩音もそうだ梨花ちゃんや沙都子だってそうだろうさ所詮女の子は!男は! 人間はセックスの快楽には絶対抗えないってことだろうがよぉぉぉぉぉまぁ俺はまだ童貞だからわっかんねぇけどなぁぁぁぁぁちくしょうがああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! 大好きなあなたと ~ネトラレナ~に続く……。 -
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前回 れなぱん!(4) SIDE レナ 夏。 私達学生にとっては楽しい夏休みの季節。 私は皆と遊んだり、圭一くんと一緒に過ごしたりして毎日が楽しくて、とても充実している。 既に夏休みの課題もやり終えてしまい、私と圭一くんは時間を持て余している訳で…。 覚えたての『気持ち良い事』に精を出してばかりになるのは仕方の無い事だった。 何事も覚えたてが楽しいのだから。 「凄い雨降ってるな…こりゃ今日の部活は中止かな?」 「うん…中止かも。これじゃお外に出れないんだよ。だよ」 窓から外を二人で見ながら私は返事を返す、今日は皆で沢に泳ぎに行く予定だった。 だが早朝から降り始めた雨が九時前から土砂降りに変わり、泳ぐどころでは無くなったのだ。 「魅音に電話で聞いてみるよ。ちょっと待っててくれ」 そう言って圭一くんが電話を掛けに階下に降りて行った。私は窓を閉め、その場に座って胸元のリボンを指で弄び始める。 五分程経ち戻って来た圭一くんに電話の結果を聞いてみると 『来週まで延期』 だそうだ。 ちょっと残念。まあ雨が止んで増水した沢ですぐに泳ぐのは危険だし当然だろう。 「あ、それと魅音が昼過ぎに来るらしいぞ」 「魅ぃちゃんが?何か用事でもあるのかな」 「さあ。暇だからとかだったりして」 圭一くんが寝転がり私の膝の上に頭を乗せて答える。 「そうかな…えいっ」 何となく私は指で圭一の頬を軽くつついてみる。 「お…何だよレナ。暇なのか?」 「ん…だって圭一くんがレナの相手してくれないんだもん。だからオシオキなんだよ。だよ」 圭一くんの頬を軽く引っ張ってみたり、またつついてみたりしていると何だか楽しくなってきた。 「はうぅ~!モチモチプリプリして…か、かぁぃぃよう!はぅっ!」 手の平で頬をグッと押したりグニグニと動かして遊んでいると圭一くんが口を開く。 「レニャ…ひゃめてくれ。俺はハムスターじゃらいんだぞ」 「で、でもすっごく柔らかくて気持ち良いんだよ。だよ!お持ち帰りしたいくらいかぁぃぃんだよ!」 「分かった。レナ分かったから涎拭けよ」 圭一くんが起き上がって私の膝から離れる。つまんない…もう少し楽しみたかったのに。 …そうだ。 「圭一くん…レナのお口拭いて?ねっ?」 私は圭一くんの手を取っておねだりする。 「ん?ああ良いぜ」 ティッシュ箱に伸びる圭一くんの手を引っ張って私は言った。 「はぅ…違うよう。レナは圭一くんに『綺麗』にしてもらいたいんだよ。だよ」 「あっ…ああ~。なるほどね…うん。そうかそうか。そういう事か」 「う、うん。そういう事なんだよ。だよ」 私の顎に手が添えられて圭一くんの顔が近付いて来る。 普段は二人で戯れ合って徐々に事に到るのだが今日は私から誘ってみたのだ。 どうせ昼までやる事なんて無いし、魅ぃちゃんが来る前に…。 そして私は朝から少しムラムラしていると言うか…お月様が近いから? うん。そうだ、アレが来ちゃったら圭一くんと色々出来なくなるから。 とか自分を納得させてみる。 「ふ…あ…ふふ♪んっ」 圭一くんの舌が私の唇の周りを這う。ちょっぴりザラザラした舌の感触がくすぐったくて思わず笑ってしまった。 「う…ん」 圭一くんにそのまま押し倒されて舐め続けられる。 「はあ…んっ…はあ」 「ほら…レナ綺麗になったぞ。次はさ…俺にもしてくれよ」 「良いよ…レナが上になるね」 私達は身体を動かして位置を入れ替わる。 圭一くんの上に馬乗りになった私は身体を倒して、かぁぃぃ唇に吸い付く。もう我慢出来なかった。 「ちゅっ…んうっ…はふ…ん…ちゅっ」 両手で圭一くんの手を押さえ込み、悪戯出来ない様にして主導権を握る。意外な事に圭一くんは何も抵抗しなくて私にされるがままだ。 「ふ…圭一くんのお口の中をお持ち帰りしちゃうんだよ…んんっ」 口内の奥まで舌を差し入れ蹂躙し始めた。舌は勿論、歯茎から頬までネットリと唾液を絡めて私は愛情を込めて圭一くんに奉仕する。 「ふぅ…っあう…ちゅる」 互いの口内が涎でドロドロになる位愛撫し合っていると、ふと思い出す。 一階には圭一くんの御両親が居る。もしかしたら見つかってしまうかもしれない。でも一度スイッチが入ったら止められ無い。 「…っは。圭一くん。魅ぃちゃんが来る前にHしちゃおっか?」 「初めからそのつもりだったんだろう?でも下に親が居るからさ。バレない様にしないとな」 「大丈夫。レナが上になったら音なんて出ないよ」 「そうだな。じゃあ布団の中入ろうぜ」 「うん!」 二人で万年床な布団の中に入り私が圭一くんの上に乗る。 「今日はレナが頑張ってみるね。圭一くんは動かなくて良いんだよ。だよ」 「そりゃ楽しみだな!よしっ!始めよう!今すぐっ!」 「もう…焦っちゃ駄目だよ圭一くん」 せっかちな圭一くんがかぁぃくてクスクスと笑いながら私は掛布団を被り、再び身体を倒していく。 「まずは…チュウからだよ。だよ…あむ」 圭一くんの頭の横に肘を付いて頭を抱き抱えて口付ける。 私は圭一くんとキスするのが好き。時間が経つのを忘れてしまう位…いやキスだけじゃなくて一緒にする事なら全部好きだ。 お話ししたり、デートしたり、身体に触れ合ったり、勿論Hだって。 「んむ…ちゅっ。ふぁ…あ…」 圭一くんの手が私の背中からお尻に動かされて行く。圭一くんは甘えん坊だから油断していると、すぐ悪戯してくる。 「っあ…だぁめ…圭一くんは何もしなくて良いんだよ…んんっ」 そう言っても聞く耳を持たない圭一くん。だったら…。 私は近くに置いてあるトートバックの中からタオルを取り出した後、圭一くんの手を捕まえて手早く縛った。それも途中で外れない様に二重に交差させて。 「レ、レナ…これはどういう事だよ?」 「圭一くんが悪戯ばかりする悪い子だからいけないんだよ。だよ」 「ひ、ひでぇ…こんな事をして…レナは俺の事嫌いなのかよ?」 う…。そんな目をウルウルさせて見られたら私がイジメているみたいではないか。 けど圭一くんの『こういう顔』も良い…。 「レナは圭一くんの事大好きだよ。だからこそいっぱい気持ち良くさせたいな…受け身なのは嫌?」 「…嫌じゃないけど、やっぱりレナの身体に触りたいって言うか…」 「うん…でも今日はレナが頑張るって言ったよね?…それに圭一くんは見てみたくないかな。かな?」 「何をだよ…?」 「…圭一くんが何もしないで良いって事は…レナのおまんこは誰がどうやってトロトロにしちゃうのかな。かな」 「んっ…それは…あっ」 そこまで言って圭一くんは気付いた様だ。 「レナが自分でするしか無いよね。ねぇ、圭一くんは見てみたくない?レナの一人H」 「レ、レナの生オナニー…」 「この先見れないかもしれないレナの一人Hが目の前で見れるんだよ。だよ。」 吐息を圭一くんの耳に当てながら私は続ける。 「例えば…レナが圭一くんのオットセイ☆をおしゃぶりしながら、おまんこクチュクチュしているの…大好きな圭一くんになら見せてあげる……どうかな?」 生唾を飲み込む音が聞こえ、少しして圭一くんが口を開く。 「うぅ…是非お願いします」 「うん☆ 圭一くんは良い子なんだよ。だよ。これが終わったらレナの身体触らせてあげるから我慢してね」 私は頭を優しく撫でながら思った。 『私も大胆になったな』って。 初体験を済ませてから、こういう事を恥ずかしくも無くできる様になってしまった。 勿論、普段は『いつものレナ』だけど圭一くんと愛し合う時、 つまりHな気分になると『女のレナ』になって淫乱みたいに大胆になってしまう。 だって圭一くんが我慢しなくても良いって言ってくれたのだ、私のスケベな部分を隠さずに見せて良いって…。 こんなHな女の子になったのは圭一くんのせいだよ…。 「んあ…あ…あふ…んむ……」 私は圭一くんを万歳させて手で押さえ付け、口内を舌で犯しつつ、下着の上から秘部に指を這わせる。 それだけでオットセイ☆は凄く元気になっている。 「んあ…あっっ…はあはあ…」 時折指に当たるオットセイ☆の感じで分かるのだ。ズボンに大きなテントを作って外に出たいって言っている。 圭一くん以上に甘えん坊さんなオットセイ☆は私の事が大好きで、起きちゃうと遊んでってせがんでくる。 でも私は今手が離せないし…ああ、そうか。良い方法が有るじゃないか。 「…んうっ。圭一くんのオットセイ☆凄く大きくなってるよう。ズボンの中だと苦しそうだね。だね…あうっ…」 「はあ…はあ…半端無く苦しい…かも」 「ふふふ♪っん…楽にして欲しいかな。かな?あんっ!」 私が焦らす様に聞いてみたら秘部にオットセイ☆を押しつけられてグリグリと刺激される。 「分かってる癖に…」 「んっ!悪戯しちゃ駄目って言ってるのに…」 二人でクスクスと笑い合って私はズボンを脱がせ、オットセイ☆を優しく擦る。 「レナと遊ぼっか?」 そしてオットセイ☆の上に乗って秘部を押し付けて腰をゆっくり前後に動かす。 これ…気持ち良い。抱き枕を抱き締めて自慰するのと似た感じ。 ただ一つ違うとしたら、硬いオットセイ☆がクリトリスを刺激する所…。 「っく…柔らけぇ…はぁ」 「あっ…あっ…けぇ…いちくぅん…き、気持ち良いよう」 この緩慢な動きが丁度良い。 だって早く動かしたら気持ち良過ぎて、大きな声が出てしまうから。 「ふぅっ…レナさ…凄く濡れてないか?」 「んぅ…?だって……だもん。あっ…」 「えっ?ゴメン。何だって」 聞こえ無かったのか…仕方無いな。 私は身体を倒して耳元で呟いた。 「レナね…ふぁあ…もう何日かしたら女の子の日が来ちゃうの…だから凄くムラムラしてて…チュウしただけで気持ち良くなっちゃった…んっ!」 そう言うとオットセイ☆がビクッて震えて、更に大きくなった…スケベ。 「はうぅ…圭一くんは変態さんなんだよ…はあっ…レナがアレが近いって言ったら…はあ、またオットセイ☆が大きくなっちゃったんだよ。だよ…んっ。んっ」 私も…まあ変態だけど…彼氏を拘束して股間にオットセイ☆を擦り付けて悦んでいるのだから。 お腹の奥が熱い。もうオットセイ☆が欲しくて仕方無い。でもまだ我慢だ。 身体を起こしてワンピースの両端を摘んでゆっくり上に上げていく。 「ほら…見える?レナのHなお露でぇっ…んっ…圭一くんのオットセイ☆凄いヌルヌルになってるよ…あふっ」 「うわ…これはエロい。眼福ってヤツだな…あ…うっ!」 それを聞いた私はオットセイ☆の頭の上で動くのを止めて腰をグリッと捻ってみる。 「クスクス…これ気持ちっ…あっ…良いんだ?んう…レナも気持ち良い…よ。もっとしてあげるね」 私は持ち上げていたワンピースを降ろして、自分の背中に手を回してジッパーを下げる。 ちなみに、この間も腰の動きは止まってはいない。上下、左右、ついで円を描く様にオットセイ☆の上で腰を捻りながら刺激しているのだ。 「くぅっ!レナ頼む!もっと速くしてくれ!これじゃあ生殺しだ!」 「はうぅ駄目だよう!これ以上速くしちゃったらHな声が下に聞こえちゃうよ…」 「で、でも辛いんだよっ!なあ後生だ!なっ!?」 「んうっ…じゃあ少しだけ……だよ?」 ワンピースを脱いで腰まで降ろし、ブラを外して畳の上に放り投げた後、私は少しだけ速く腰を前後に動かす。 「あはあぁっ♪レ、レナのぉ!おまんこビクビクしちゃっ!っくぅ!ってる!凄いようぅ!はあはぁ…こ、こうしたら、もっと…もっと!気持ち良くなれるかなっ!?かなぁ!?」 そんな事を胸を揉みしだきながら言って、 片手で下着を横にずらす。 そして先程と同じ様にオットセイ☆に秘部を擦り付けて身体を小刻みに震わせる。 「くううぅぅぅっっ!!レナぁっ!!た、堪らねぇ!!これがっ…天国っ…むぐっ!!」 「あっ!…はあ…そんな大きな声…ふう…出しちゃ駄目っ!ご両親にバレちゃうよ?んっ!んうっ!」 私は慌てて手で圭一くんの口を塞いで注意する。 「くあっ!あうぅ…わ、分かった…静かにするからっ!はあはあっ!続けてくれよ!」 「あはっ♪良いよ…。し・て・あ・げ・る…ん……うぅん」 クチュ…クチュ…。 そんないやらしい水音と私達の荒い息遣い、それに私の服の衣擦れの音。それらだけが部屋の中を支配する。 外で激しく響く雨音なんて私達の耳には聞こえ無い。それくらい自分達の世界に入ってしまっているのだ。 「んっく…あふぅ…あっ…あっ」 圭一くんのシャツの上に私の額から垂れた汗が、小さな染みをいくつも作っていく。ふと私は思い付いた事を口に出す。 「あうっ。けぇいちくぅん…レ、レナ…はう……オットセイ☆にぃ…おまんこスリスリして…オナニー…しちゃってるぅ…んう…?」 と、甘えきった声で圭一くんが喜びそうな事を、息も絶え絶えに言いつつ私は気付く。 いや前から気付いていた筈、私は夢中になっていて気付かないフリをしていた。 圭一くんが身体を時折くねらせて何かに耐えている事を…。 この動作を私は何となく知っている。 射精したいのに出来なくて切ない時の動き、多分そうだ。 圭一くんは私が激しくしてあげるか、自分のペースで動かないと射精出来ない…。 今は私のペースで動いているから…イケないのだろう。 私はネットリと時間を掛けてイクのが好きだから物足りない…かな? 「…くぅっ!うぅ…っはあ…」 「けぇ…いちくん…ふあぁ…イケ…ない?あっん…イキたくてもイケないんだ?」 ちなみに私はあと少しでイケそうだ。クリトリスがジンジンする位ギュッと押し付けてスリスリしているから。 「あ、いや…べ、別にそんな訳じゃあ無いぞ…ふぅ…アレだ。そのだな。レナのプリンプリンな…はあ…おまんこの感触を…楽しんでいるっっ…だけだ…よ」 優しいな…圭一くんは。私のせいだとは言わない。 「…嘘だ」 「う、嘘じゃねぇ。ん、本当だよ」 「はあはあ…あっ…やっぱり嘘…だよ。だってぇ圭一くん…」 腰を動かすのをピタリと止めて私はニヤリと笑いながら言った。「嘘をついたらお鼻がヒクヒクするんだもん」 と。 そして焦った顔で何か言おうとする圭一くんを遮って私は続ける。 「ゴメンね圭一くん。レナのペースに付き合わせちゃって…凄い我慢…させちゃったんだよ。だよ。反省、反省っ!」 舌をペロッと出して自分の頭を軽く小突く。 「いやレナが謝ることじゃないさ」 手が自由だったら、頭を撫でてくれながら言ってくれているだろう。ちょっと惜しい。 「ありがとう。でも…悪い事しちゃったんだよ。だからピュッてしちゃおう?圭一くんはレナのお口の中で出したい?それとも…ココかな。かな?」 再び腰を小刻みに、ゆっくり前後させながら私は問う。 「うぅ…どっちも捨てがたい。両方甲乙付けがたい気持ち良さなんだよな」 真剣に悩む圭一くんに私は助け船を出す。 「じゃあ…両方しちゃうね。まずは…こっち」 私は舐め合いっこする時みたいに圭一くんの上に跨がる。ただ、いつもと違うのは圭一くんは見てるだけという事。 つまり先程圭一くんに言ったフェラチオしながら自慰するっていうソレを実践する訳だ。 変態。いや痴女?ああ、同じ事か。『女のレナ』は貪欲だからオットセイ☆をおしゃぶりしながら圭一くんに見て貰いたいのだ、はしたない自分の姿を。 好きな人に見られて興奮して果てる姿を…。 「ねぇ?圭一くん。レナの一人H…見てくれる……かな?」 「お、おう!」 「…じゃあ始めちゃうよ」 私はそう言ってオットセイ☆の裏筋に舌を這わせる。下から上へ味わう様に。 外の雨に負けない位に激しくキスの雨を降せ、血管や陰嚢に吸い付く。愛液でベタベタになって少し生臭いと言うか。 でも圭一くんはコレを舐めてくれているのだ。そう考えたら苦にならない。それに自分の体液だから、抵抗が無いと言えば嘘になるけど大丈夫。 「ちゅっ…ちゅうぅ…ふぅ」 睾丸を口に含んで吸う、そして飴玉を舐める様に舐め回す。キュッと唇で締め付けて両方の睾丸を交互に愛撫すると気持ち良さそうな声で呻く。 「あ…うあっ…は…あぁ」 そんな声を聞きつつ、秘部へ手を伸ばして、指で拡げる。 圭一くんに私の大事な所を見せつけた後、中指に愛液を纏わりつかせてクリトリスに添えた。 「ふぅっ…んうぅ…んうぅぅっ」 中指を控え目に上下させて、たまにピンと弾く。切なげに鳴き声を出しながら身体をピクピクと跳ねさせながら自分を慰める。 ちゅぱちゅぱと美味しそうにオットセイ☆を舐めながらこんな事をしている私。 そう思うだけで、お腹の中…子宮がキュッと締まって切ない。 「うぅっ!んうぅ!…はあ…んっ」 遊ばせていた左の手の平に唾液を垂らしてオットセイ☆の頭を握る。優しく、それでいて絡み付く様に揉みしだく。 「うあっ!ああっ…くうぅっ!」 気持ち良い?と睾丸から口を離して呟く。返事を返す余裕なんて無いと分かってはいる。 大好きな圭一くんが気持ち良くなってくれていて嬉しい。もっと気持ち良くさせたい。 「あっ…うぅん…ふあぁ…!!」 クリトリスを指で転がして甘い刺激に蕩けてフワフワ飛んでしまいそうになりながら、オットセイ☆の先を舌でクリクリと拡げる様に舐めてみる。 苦くて青臭い圭一くんの味…美味しい。もっと頂戴。 「あふっ…ぴちゃ…」 先走って出て来た粘液を舐め取って、また手の平で弄ぶ。圭一くんが言ってた事を思い出しながら。 『レナの中って凄いな。オットセイ☆を揉み揉み…って…ああ~っ!堪らねぇ!!』 っていつも言いながら私を抱いているのだ。 勿論、私が意識してしている訳では無いから分からないけど、こんな感じかな? 「あっ!あはっ!け、けぇいちくぅん…ああんっ!揉み揉み、気持ちっ!良い!?はうぅっ!」 膣内に指を二本挿入して控え目に動かしながら聞いてみた。 「おおっ!?これっ!は!ヤ、ヤバいって!」 何が『ヤバい』のだろう?気持ち良過ぎてバカになっちゃいそう?それとも下の部屋にまで聞こえているから? 私は…前者なら嬉しい。理由はさっきも言ったから話さない。後者でも良い、だって私、もう我慢出来ないもん。気持ち良くて声が出てしまうから。 「あっ!あっ!あむっ!ちゅぽっ!くぷっ!!」 オットセイ☆を口内でトロトロに溶かしてあげながら思考を続ける。 圭一くんの御両親にバレても恥ずかしくない、怒られても別に良い。 だって恋人同士が愛し合う事は変な事ではないし、尊い事。そりゃあ私達には少し背伸びした行為かもしれないけど。 こんなに気持ち良くて、仲良く出来る事を覚えたら…誰だって我慢出来ないよね? その結果赤ちゃん出来ても…私はむしろ圭一くんの赤ちゃんなら……勿論避妊はするけど。 「ちゅぷっっ!ちゅぽっん!はあっ!…ぴちゃっぴちゃっ!」 力一杯吸い付いて、オットセイ☆の先を舌先で小刻みに刺激してあげる。これが腰が思わず浮いちゃう位気持ち良いんだと言っていた。 「うああっ!イクッ!イッちまうって!!」 私はオットセイ☆から口を離して、根本をギュッと握る。 「あっ…はあぁ!も、もうちょっ!っと我慢…だよ。レナ欲張りだからっ!あうぅん! 両方のお口で圭一くんのミルク…飲みっ!んうぅ!たいな!!」 これ以上奥まで入らないって所まで指を挿入して掻き回しながら、続けて言う。 「で、でもね!下のお口ぃっ!んっ!おまんこは今日っ!あうぅ!!危ないから…はあっあっ!上のお口で…おっ持ち帰りぃ!なんだよ!だよ!」 『いっぱい我慢した方が気持ち良くて、いっぱいピュッピュッ出来るよね?』と言ってオットセイ☆を締めたまま、再びしゃぶりつく。 先程までとは言っている事が違うって圭一くんが叫ぶけど、気が変わったのだ。 イジメにイジメ抜いて…って、私の中の欲張りな『レナ』が言っているから。 「も、もう良いだろっ!はあっ!あうっ!もう限界なんだよ!なあっ!レナったら!くぅっっ!」 口の中いっぱいにオットセイ☆を飲み込んで吸う。 舌全体で包み込む様にして、圭一くんの大好きなオットセイ☆の頭の下をネットリと愛撫して強い刺激を与え続ける。 オットセイ☆は早く出してスッキリしたい!ってビクビクと私の口内で暴れているけど、あと少し我慢してね。『レナ』が満足するまで。 「んふぅっ!ちゅばっ!ちゅばっ!ちゅばっ!ふあぁ…!あんんっ!んむっ!」 お返しとばかりに圭一くんが私の秘部に凄い勢いで吸い付いてきて、私は媚びる様な甘えた声で鳴いてしまう。 圭一くんは何もしなくて良いって言ったのに…仕方無いな。甘えん坊さん♪ 「んんっ!んうぅ!?ちゅぷっ!ふうっ!じゅぱ!」 圭一くん…必死だな。射精出来ないっていう、気が狂っちゃいそうなのを私の秘部に必死で吸って舐めて堪えている。 頑張っておっぱいを吸う赤ちゃんみたい…かぁぃぃよ。圭一くん。 「ちゅうううっっ!ちゅばっ!」 私の自慰をアシストしているみたいにクリトリスを荒々しく舐め回す圭一くんの為に、秘部をまさぐる手の位置を少し横にずらす。 そして私を気持ち良くしてくれている御褒美に渾身の力で吸ってあげて、締めていた手を離す。 「んむっ!?んうっ!!んん~~~っっ!?」 その瞬間、口内でオットセイ☆が大暴れながら射精する。同時に圭一がクリトリスに甘噛みしてきて不意に絶頂を迎えさせられた。 「っくあ!…ふあっ!はっ…はあはあ」 オットセイ☆の長い長い射精が終わって、私は手の平に精液を吐き出し、呼吸を整える。 予想外な大量の射精で息継ぎが出来なくて息苦しかった。 「はあ…はあ…。ん…圭一くん元気良過ぎ…だよ」 「っはあ…そりゃあ仕方無いっ…だろ?レナが…凄い頑張ってくれたからな」 グッタリした圭一くんが肩で息をしながら答えてくれる。 「あはは♪良かったかな?凄いいっぱい出たんだよ…っん」 手の平に口を付けて精液を飲み込む。喉に絡み付くくらい『濃厚なミルク』…。 「んくっ…。ご馳走さま☆」 「あ、ああ。それにしても大声出しちまったから親にバレちゃったかな…。なんて言い訳しよう」 「ふふふ♪レナと赤ちゃんを作る練習してたって言えば良いんだよ…はうぅ☆」 上機嫌になった私は『圭一くんとレナの赤ちゃん…かぁぃぃよう』と言いながら、圭一くんに向き直る。 「どうせバレてるなら…開き直っちゃおうよ。レナの事が好きなら、お母さんやお父さんに聞かれても言い訳…して欲しくないかな」 「そうだな…。うん。レナとこういう事してるのだって悪い事じゃないし、むしろ当たり前の事だからな。恋人同士なら」 と、圭一くんが確認する様に言った言葉が嬉しかった。 身体を倒して圭一くんの頬に頬擦りしながら私は答える。 「うん。コソコソしているより、堂々としてる方が変に勘ぐられなくて良い…かな?」 「違いねぇ!堂々としていた方が心配掛けずに済むしな!」 「そうだよ。自然な事なんだよ…」 圭一くんの頬から顔を離してワンピースのポケットの中を探りながら片手でオットセイ☆を扱く。 「本当はこんなの着けずに気持ち良くさせてあげたいけど…」 避妊具を取り出して口で包装を開ける。 「まだ赤ちゃんはレナ達には早いから…帽子さん着けるね」 オットセイ☆に避妊具を被せて根元まで降ろし、片膝をついて秘部をなぞる様に擦り付ける。 「ふう…レナの頑張る所…見て?」 「うん…」 それを聞いて私はゆっくり腰を沈めていく。 「んっ…うぅ」 年不相応な太い大きなオットセイ☆が、私の膣に飲み込まれて嬉しそうにヒクヒクしているのを感じる。 圭一くんのオットセイ☆に合うサイズの避妊具を探して、薬局を何件も回ったのは内緒だ。 わざわざ言う事ではないし、恥ずかしい想いをするのは私だけで良い。 「っはあ…。気持ち良い…よう」 オットセイ☆を全部咥え込んで身体が悦びに震える。 圭一くんのお腹に手を乗せて足を広げてみた。分かりやすく言うなら排尿している時みたいな感じかな? これは圭一くんが大好きなHなお馬さんゴッコの格好。 ちなみに、これは私も好き。凄いHっぽくて興奮するから。 「…ふう。レナが…いっぱいミルク絞り取ってあげるから…良い子にしててね。圭一くん」 <続く> れなぱん!(6)
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明朝4:00に開始される48時間作戦に備え、俺達は魅音の家に寝泊まりすることになった。 雛見沢の興廃はこの一戦に掛かっている。 各自、最高のコンディションを整えておくべし。……魅音の指示に従い、俺達は早めに眠りにつくことにした。 しかし……俺は寝付けないでいた。 いつもより早い時間に布団に入っても、そうそう眠れないものだというのは理解している。しかしそれ以上に、神経が高ぶってどうしようもなかったというのが大きい。 それはたぎる攻撃衝動であり、同時に防衛活動でもある。 戦いに赴く以上、本能的に湧き上がる自然な反応だというのも分かっている。しかしこれじゃ……本番前に参ってしまう。 「くそっ」 俺は舌打ちをして目を開けた。 あれ? 障子の向こうに誰かいないか? 月明かりに照らされて、人影が映っている。 誰だろう……こんな時間にやってくるっていったら、それは―― 1,クララ☆じゃないかな。かな 2,おじさんはクララ☆だと思うよ~ 3,間違いなくクララ☆ですわね 4,クララ☆なのです。みー☆ 5,きっとクララ☆なのですよ☆ あぅあぅ☆ 俺以外にまだ眠れない奴がいるのかと思い。そっと布団から抜け出し、障子へと移動する。 「クララ☆? ……どうしたんだよ? こんな時間に」 戸を開けると、そこにはクララ☆が立っていた。 「前原さんこそ、まだ起きてたんですねぇ。どうしたんです? ……眠れませんか?」 「あ……ああ、まあな。でも、それはクララ☆だって同じだろう?」 「んっふっふ~。それはそうでしょう。……私だってこれでも長い間、色々な男を見てきたんです。こういうときの男がどのような気持ちなのか、よく知っているつもりです。だから前原さんのことを考えると……気になったんですよ」 クララ☆が……俺のことを? 俺のことをじっと……優しく慈しむような目で見るクララ☆。 俺は不覚にも、その視線にどきりとしてしまった。 「あ……ありがとう。でも、俺なら大丈夫だぜ? もうすぐ眠れそうなんだ。だから、心配しないでクララ☆も明日に備えてくれ」 強がりだと自覚しながらも、俺はクララ☆にそう言ったのだけれど……。 「前原さん。それ……嘘でしょ?」 「嘘なもんか。本当だぜ? さっきからずっと眠くて眠くてしょうがないんだ……」 でも、クララ☆は苦笑を浮かべるだけで……。 「はうっ」 唐突に、俺は息を呑んだ。 「ク……クララ☆?」 「……んっふっふ~。いけませんよ前原さん。前原さんのここ、すっかり縮こまっちゃってます。今からこんなんじゃ、明日になって苦労しますよぅ?」 「あ……ああっ」 クララ☆はパジャマの上から優しく俺のオットセイ☆を揉みほぐし、そして巧みに指を絡め、擦り上げてきた。 「や……やめろよ。クララ☆ 俺……そんな……」 「恥ずかしがらなくていいんですよ前原さん。自分に素直になって下さい。男なら、至極当然なのですから」 まるでその言葉が引き金になったかのように、俺のオットセイ☆はクララ☆の手の中で大きく膨らんだ。 「うっ……ふうっ」 恥ずかしさに俯く俺。 「ええ……、それでいいんです。そのまま、感じて下さい」 はぁはぁと、俺の息が荒くなっていく。 ダメだ…………こんなんじゃ我慢出来ない。俺は……俺は……。 「クララ☆……。ごめん。俺……」 「私が欲しくなっちゃいましたか?」 俺が黙って頷くと、クララ☆は優しい微笑みを浮かべた。 「嬉しいですねぇ。……では、中に入りましょうか」 障子を閉め、俺達は布団へと向かった。 クララ☆が、その上に横たわる。 その艶めかしさに、俺は生唾を飲んだ。 ゆっくりと、クララ☆の上に覆い被さっていく。 ボタンを外し、シャツを横に開くとクララ☆のたわわに実った乳房とお腹が露出した。 俺は恐る恐る、クララ☆の胸へと手を伸ばす。 むっちりとした柔らかさと温かさが手のひらから伝わってくる。俺は優しく、クララ☆の胸を撫で回した。 「……前原さん。そんなんじゃダメですよ」 しかし、クララ☆から鋭い視線と言葉が投げかけられる。 「えっ? ……でも、俺……」 がしっ! 俺が言いよどんでいると、クララ☆は俺の両手を掴んできた。 その上、ぐいぐいと凄い勢いで自分の乳房に俺の手のひらを押し当ててくる。 それはあまりにも乱暴で粗雑で……、でもその分俺の手のひらから伝わってくる刺激はさっきとは比較にならなくて……。 俺の頭に一気に血が昇る。 「そんなもので満足なのですか? 私を抱きたいと思う気持ちはそんな程度のなのですか? もっと滅茶苦茶にしてみたいとは思わないのですかっ!! 私は、前原さんのすべてを受け入れる覚悟なんですよ? がっかりさせないで下さい」 それは、あまりにも衝撃的な言葉だった。 それこそ、ハンマーでぶん殴られても、これほどの衝撃は得られないに違いない。 プツン 切れた。……何か分からないけど、俺の頭の中にある何かが切れた。 「……いいんだな? クララ☆」 自然と、俺の目が鋭くなるのを自覚する。 「いい眼です。それでこそ漢。……私の愛する前原さんです」 俺は吼えた。 吼えながら、クララ☆の胸を滅茶苦茶に責め立てた。 しゃぶりつき、舐め回し、力一杯揉みしだく。 欲望の赴くままに、骨の髄まで味わい尽くすかのように、クララ☆の体を弄ぶ。 そして、そんな乱暴な責めにもしっかりと、クララ☆の体反応してきた。 「……どうした? もう限界か? そろそろ俺のものが欲しくて堪らないんじゃねぇのか?」 「むっふっふ~っ☆ えぇえぇ。その通りですよ。実を言うとさっきから待ちきれないんです。さあ、早く挿れて下さいっ!」 ふっ ……可愛い奴め。 俺はにやりと唇を歪めた。 スカートとパンティを脱がし、愛液が溢れ、どろどろになったクララ☆の秘部に先端を当てる。 ひくひくと花開いたクララ☆の秘部は、待ち焦がれたと言わんばかりに、スムーズに俺のものを飲み込んでいった。 「んふううぅぅっ!!」 俺のものが入るのと同時、クララ☆は満足げに体を震わせた。 肉厚のあるクララ☆のそこは俺のものを柔らかく、しかし強烈な締め付けで包み込んでくる。 「気持ちいいぜ。クララ☆。最高だ」 「そう言われると嬉しくて、照れちゃいますねぇ。んっふっふ~」 どこまでも熱く、固くなっていく俺のオットセイ☆。 俺は、ガンガンとクララ☆の膣をオットセイ☆で抜き差し、掻き回し、犯した。 その度に高いものになっていくクララ☆の嬌声。そして、俺の眼下で、快楽に顔を歪めるクララ☆。 ぱんぱんと俺の肉とクララ☆の肉がぶつかり合う音が部屋に響く。 「前原さん。……私……そろそろ……」 「イクのか? いいぜ。俺も出すぞ。クララ☆の中に出してやるっ!」 「はい。いいですよ。出して下さい。私の中にっ……!!」 「あっ……うおああああぁぁぁぁぁぁっ!1」 「ぬふほおおおぉぉぉぉっ!!」 びくんびくんと俺のオットセイ☆が震え、クララ☆の中にたっぷりと精液を注ぎ込む。 そしてクララ☆は、体を痙攣させながら、結合部が俺の精液で満たされていく感覚を愉しんでいた。 「……もう行くのか?」 暗がりの中、俺はクララ☆へと声を掛けた。 「ええ。名残惜しいですが、私は署へと戻ります」 「……そうか」 冷えた夜の空気が、火照った体に気持ちよかった。 「どうやら。もう大丈夫のようですね。どうです? 出したらすっきりしたんじゃありませんか?」 「まあな。……でも、それだけじゃねぇぜ」 「それだけじゃないとは?」 寝室を出ようとするクララ☆に、俺ははっきりと言った。 「愛してるぜ。クララ☆」 クララ☆は優しい微笑みを浮かべてくれた。 「ありがとう。前原さん。……それでは、おやすみなさい。作戦が終わったらまた会いましょう」 俺は黙って頷いて……、クララ☆は障子を閉め、去っていった。 俺は目を瞑った。 不安や恐怖といったものはもう何もない。あるのはただ……炎のように熱く、それでいて水のように落ち着いた不思議な感覚だけだった。 俺がまどろみへと落ちていくのに、そう長い時間は掛からなかった。 翌日。 「うおおおおおっ! バスターホームランッ!!!」 カキイイイイイイイイイィィィィィィィンンッ!!! 俺は渾身の力を込め、山狗をバットで吹き飛ばした。 彼はあっという間に空の彼方へとすっ飛んでいった。きっと今頃は星になっていることだろう。 「はぅ~☆ 圭一君大活躍だよ。凄いんだよ。はぅはぅ~☆」 「いやまったく、今日の圭ちゃんの動きは冴え渡ってるね。おじさん惚れ直しちゃいそうだよ」 「そうですわね。何だか、人が変わったみたいですわ」 「……そうね。100年見てきた中でも断トツの凛々しさだわ。……何か知ってる? 羽入?」 「さあ? 僕は何も知らないのですよ? きっと愛の力なのです。あぅあぅあぅあぅ☆」 そう、クララ☆と結ばれ、男から漢へと生まれ変わった俺に、もはや敵はいなかった。 俺は仲間達に振り返った。 「よっしゃみんなー。次行くぞ次ーっ! さっさとこんな戦い終わらせちまおうぜーっ!!」 『おお~っ!!!!』 俺も含め、拳を天に向ける部活メンバー。 心なしか、笑顔を浮かべる俺の歯が光った気がした。 見てくれているか? クララ☆。きっとこの戦い、勝って会いに行くからさ……。それまで、待っていてくれよ。 空を見上げると、クララ☆が笑っている気がした。 ―クララ☆END―
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「……んん……ふぅ……んぅ……。……はい、こんな感じです。お姉もやってみてください」 詩音は圭一のペニスから口を離すと、魅音に自らと同様の行為を促がした。 エンジェルモート制服に身を包まれた魅音は、ベッドに腰を下ろした圭一のペニスに、たどたどしく手を添える。 そして、しばらくの間どうすればいいのか思案した挙句、自分と同じ服装の詩音に視線を向けた。 「あ、あの……くわえればいいの……?」 「はい。でも、抵抗があるなら最初は舐めるだけでも構いません。軽く触れるだけでも、圭ちゃんは喜んでくれると思いますよ」 「う、うん。分かった……」 魅音は躊躇いながらも圭一の屹立したペニスに舌を這わせた。 ペニスの裏側を付け根から先まで舐め上げられ……その快感に、圭一の口から無意識の呻きが漏れる。 「圭ちゃん……? ……き、気持ちいい……?」 「あ、いや……別に……」 「圭ちゃんっ!! お姉は初めてなんですよ!? 気持ちいい時は、ちゃんと気持ちいいって言ってあげてください!」 「あー、……分かった。……うん。気持ちいいよ」 「……だそうです。さあ、お姉。続けてください。圭ちゃんをもっと気持ちよくしてあげましょう☆」 魅音は詩音の言葉に頷くと、さっきの詩音と同じように、圭一のペニスを口に含む。 ……元々は、魅音がウェイトレスのバイトに慣れない、と詩音に相談したのが事の発端であった。 魅音がそれほど緊張しないで済む相手……つまりは圭一で接待の練習をしよう、という趣旨であったのだが……。 詩音の『ウェイトレスはお客様を満足させなければいけない』という言葉で、何かが狂ってしまった。 ……肩を揉んだりしているうちは可愛いものだった。 しかし、詩音の行う手本と称する行為はどんどんエスカレートしていき……。 遂には前戯と呼べる行為にまで至ってしまった……。 「どうですか、圭ちゃん。私と比べて」 「し、詩音よりは……拙い、けど……。拙いなりに……気持ちは……んぐっ!? ……こ、こもってると……思う…………」 「要するにテクニックは私には及ばないけど、頑張って奉仕している姿に興奮しちゃって、今にもイキそう! と言いたいわけですね」 「い、いや、そこまでは言ってないが……」 「お姉の方はどうですか? ……あ、止めなくてもいいですよ。……気持ちいいですよね? 圭ちゃんのおっきなモノが、お口の中でぷにぷにしてて、とっても気持ちいいんですよね……?」 魅音は質問には答えず、一心不乱に行為を続ける事で答えた。 ひとつ年上の親友は、圭一のペニスに両手を添え、先端部分を口の中で転がし続けている……。 「うっふふ……。夢中ですね、お姉。……そうだ。ちょっとだけ手伝ってあげますね……」 詩音は圭一の股間に右手を伸ばす。 その手が睾丸に触れた瞬間、圭一の腰がガクン、と跳ねるように引いた。 「ほら、今のは気持ちいい証拠ですよ。お姉もやってみてください。……分かってると思いますけど、強く握っちゃダメですよ……? そうそう、そうです。そういう風に……」 魅音は、片手で圭一の睾丸を包み込むように優しく握る。 もちろん、その間も圭一への奉仕の手と口を休めない。 ……しばらく行為を続けているうちに、圭一の表情が歪んできた。 「あの、詩音……。その、そろそろ……出そうなんだけど……」 「え、もうですか!? ……お姉って、こういうことの才能でもあるんでしょうか。それとも圭ちゃんと相性がいいのかなぁ……?」 「そういうことじゃなくてさ! このままだと……み、魅音の口に……その……」 「……それは私に言ってもしょうがないですよ。お姉に言ってください」 「そ、それもそうだな……。魅音……? あ、あのさ。そろそろやめてくれよ。このままだと、お前の口に出すことになるぞ……?」 「………………」 魅音は圭一の言葉を聞き入れず、愛しそうにペニスをしゃぶり続けている……。 「お、おい、聞いてるのかよ?! このままだと本当に……」 圭一は無理やり引き離すため、魅音の頭を掴んだが……遅かった。 圭一のペニスは激しく脈動し、魅音の口内を生温い精液で満たしまう……。 魅音は圭一から口を離し、それを当然のように飲み込んだ。 そして、ぼうっとした表情のまま圭一を見つめている……。 「……あ……お、俺、なんてことを……」 「お姉、どうですか~? 圭ちゃんからのご褒美の味は」 「………………おいしい……」 「そうですよね、おいしいですよね! お姉が大好きな圭ちゃんの精液ですから、おいしくて当然です……って、お姉~ぇ? ダメじゃないですかぁ。まだ残ってますよ……」 詩音はそう言うと、放心状態の魅音から圭一のペニスを受け取る。 それを口に含み、ちゅくちゅくと……イヤらしい音をたてながら尿道に残った精液を吸いだした。 ……その間も魅音はうつろな表情で圭一を見つめ続け、圭一も魅音から目を離すことができない……。 行為を終えた詩音は圭一の様子に気づいた。 「あれ? どうしたんですか、圭ちゃん。……ああ、そっか。……お姉がいいんですね……?」 「えっ? い、いや……そうじゃなくて……」 「しょうがないですねぇ。最初は私が相手をしてあげようと思っていたんですけど……」 詩音は呆けている魅音の背後に回り、胸当て部分をぺろん、と剥がした。 人前に出ることを想定していないため、乳首にニプレスの類は貼られていない。 詩音は魅音の胸を揉み、更には下腹部へ手を這わせようとしている……。 「さ、どうぞ。お姉を可愛がってあげてください。私も手伝いますから」 「………………」 おそらく、普段の圭一なら魅音を抱け、などという提案に応じることはない。 だが、恋人の目の前で、彼自身の親友であり恋人の姉でもある女性に口内射精してしまった圭一にとっては……、そんなことは些細な問題だったのかもしれない……。 「圭一の手が魅音の豊満な胸に伸び……って、ああっ?! なにするんですかッ!!?」 ……詩音からノートを取り上げた。 詩音はベッドの上に座りながら朗読していたので、俺もベッドに上がったことになる。 「なにをするんだ、だと……? それはこっちの台詞だッ!! 人を呼び出しておいて、こんな妄想を聞かせるのが目的だったのか?! ふざけるのもいい加減にしろ!!」 「違います!! 実際にこういうことをしてみましょう、というつもりで話したんです!!」 「余計に悪いわ!! 誰がするか、そんなことッ!!」 ……この、俺に猥談を聞かせるのが大好きなヤツが、俺の交際相手なのだから頭が痛い。 立っていると余計にヒートアップしそうなので、俺もベッドに腰を下ろす。 「そもそも!! 俺だけならともかく、魅音にまでこんな話を聞かせるな!! 見てみろ!!」 ……魅音は座布団に正座したままの状態で気を失っているようだ。 顔を完熟トマトのように紅潮させ、目はうずまきのようにクルクル回り、頭からは湯気が噴出している……。 「あらら。……まぁ、たしかに生娘のお姉に聞かせるには、ちょっと刺激の強い話だったかもしれませんね」 「お前のせいでこんな面白い状態になっちまったんだぞ!? どうするつもりだ!!」 「でもほら。こういうことって、実際に体験して慣れていくことですから」 「3Pなんぞ慣れんでいいわ!! むしろ、一生体験しなくて結構だッ!!」 「……私が邪魔だっていうのなら、外で時間を潰してきますけど。三時間くらいでいいですか? あ、そうそう。避妊はちゃんとしてくださいね」 「だぁから!! なんで俺が魅音と……」 「したいんですよね? お姉と」 「はぁ?! そ、そんなこと……あるわけ……」 「あれ、おっかしいなぁ……」 詩音は俺に、すーっと肩を寄せてくる。 「私、圭ちゃんがお姉を好きだとばかり思ってました。最近、なんか妙に意識している感じでしたし」 「……べ、別に俺は……」 「……いいんですよ、圭ちゃん。他の人なら絶対にイヤですけど。お姉が相手なら、浮気しても許しちゃいます☆」 「……んぐぐ……」 ……騙されるな、前原圭一。 詩音は、俺が魅音に微妙な感情を抱いていることを知っていて、葛藤している様を見て楽しんでいるだけだ。 ……横目で詩音の顔を盗み見る。 ほらみろ、にやけてやがるぞ。 くそ、いつもいつも俺をからかいやがって……! ……よーし。 「さ、圭ちゃん。私と一緒に、お姉を大人のオンナにしてあげましょう。……大丈夫です。私に強要された、って言い訳しても構いませんから」 「……いや、いいよ。やめとく」 「またまたぁ! そんなに遠慮しなくても~」 「……だって俺には」 詩音の肩を抱き、自分の方へ引き寄せる。 「詩音がいるから」 「……へっ……?」 「詩音みたいな可愛い女の子と付き合っているのに。それなのに他のヤツとそんな事をしたいだなんて、考えるはずないだろ……?」 「え……えっ? …………か、可愛い……?」 俺の言葉に、詩音の顔がどんどん赤くなっていく。 ……最近、ふと気づいたことなのだが、詩音は色恋沙汰に強いようで意外と打たれ弱い。 容姿を褒めたりストレートな愛情表現をしてやると、簡単に動揺してしまう。 つまり、責めることには慣れていても、責められることには慣れていないのだ……ッ!! ……もじもじしている詩音の髪を手に取る。 「詩音の髪ってさ。さらさらしてて、凄く綺麗だよな。手入れとかに気を遣ってたりするのか?」 「え!? ……ぁ、はい。……それなりに気を遣ってますよ……? 週に一度はトリートメントしてますし……」 「そっか。それでこんなに綺麗なんだな。…………詩音ってズルいな」 「え、えっ!? ズルいって……どうしてですか……?」 「だってさ。詩音は可愛くて、それでいて髪はこんなに綺麗なんだから。……そんなのズルいだろ?」 「か、かわ……きれ……?」 「でも、だからこそ俺って幸せ者だよな。可愛くて、綺麗で……こんなに素敵な女の子と付き合っているんだから」 「……す、すて……きな…………おんな……のこ……」 詩音はすっかり大人しくなり、その姿はまさに借りてきた猫。 ……詩音の耳に、そっと息を吹きかけてやる。 「ふぁあ!? ……あぅぅ……」 詩音は全身をぞわぞわと震わせた後、その身体を俺に預けてくる。 気持ち良さそうにしている姿は、本物の猫みたいだ。 夢見心地な詩音の頭をやさしく撫でる。 ………………あれ? 俺って、詩音を困らせてやろうと思ってたんだよな……? ………………。 「け、圭ちゃん……」 詩音が瞳を閉じて、んー、と唇を突き出してくる。 いつものキスを求める仕草だ。 ……ま、いっか。 せっかくいい雰囲気になったことだし。 ……詩音の頬に手を添え、互いの唇を重ねる……。 「ぶっ??!」 な、ななな、なんだ!!? 詩音にキスしようとしたら、顔に何かが飛んできた。 「なんだこれ。……座布団? なんで座布団が…………あっ……」 座布団が飛んできた方向に目を移すと、魅音が投げたままの姿勢でぷるぷると震えている……。 しまった、魅音の存在をすっかり忘れていた……! 「……なにが……」 「み、魅音、落ち着けよ……?」 「……なにが俺を好きでも迷惑じゃないだぁ!! このスケコマシがぁああぁああああッッ!!!」 「うわ、バカバカ!? やめろ!!」 魅音が近くの物を手当たり次第に投げてくる! くそ、クッションやヌイグルミならともかく、置時計や本まで投げるなよッ! 俺は、こんな状況になってもキスを待ち続けている詩音を抱え上げ、慌ててベッドの陰に退避する。 安全圏から魅音の様子をみると……。 「げっ!? マジかよ……、あのエアガンを使うつもりか……」 魅音は右手にホルスターから引き抜いたエアガンを持っている……だけでなく、左手にもエアガンを装備している。 一体どこに隠し持ってたんだ……? 「詩音に圭ちゃああああん!!? 大人しく出てきなさい!! おじさん、全然怒ってないからさァ!!!」 ……血走った眼で何を言ってやがる。 ありゃあ、のこのこ出てきたら蜂の巣にしてやろうってツラだ。 「……なんか大変なことになってますね」 「お、やっと正気に戻ったか」 「どうせ圭ちゃんのせいで怒っているんですよね? 早くなんとかしてください」 「なんとかって言われても……どうすりゃいいんだよ?」 「お姉って単純だから。圭ちゃんがキスでもしてあげれば、すぐに機嫌を直すと思います」 「はぁ?! な、なんで俺が……」 「それなら他にいい方法でもあるっていうんですか?」 「い、いや、無いけどさ。でも、だからって……そんな……」 「あぁもう!! じゃあいいですよ。私がやりますから」 「は? ……あ、おい!!?」 詩音はベッドの陰から飛び出し、魅音に向かって突進する! 当然、魅音がそれに気づかないはずはない。 「詩音!? よく出てきたね、いい度胸……んんんっ??!」 俺は目の前で繰り広げられている光景に唖然とした……。 し、詩音のヤツ……魅音にキスしてやがる!!? 魅音は、予想外の攻撃に両腕をバタつかせている。 慌ててエアガンを放り出し、詩音を引き離そうと抵抗するが……。 既に、詩音によって口の中をぐちゃぐちゃにかき回されているためか、身体に力が入らないようだ。 魅音の声にならない悲鳴が、段々と高く細くなっていく……。 ……俺、いつもあんなことされてるのかよ。 どうりで詩音のキスに弱いわけだよ。 あんなの、口で強姦してるようなもんじゃないか……! 詩音は、魅音が腰砕けになり、へたり込みそうになっても許してはくれない。 魅音の声が完全に途絶え、抵抗する気力さえなくなったところで、ようやく解放した。 床に崩れ落ち、呆然としている魅音に、詩音が抑えた声で語りかける……。 「……お姉。これに懲りたら、二度と私や圭ちゃんに危害を加えようなんて考えないでくださいね」 「…………あ…………ぁ、……」 「今度こんなマネをしたら…………もっと気持ちよくしてあげますからね……?」 「ふ、……ふわぁああぁあああんんっ!! 圭ちゃああぁああん!!!」 魅音は、泣きじゃくりながら俺の胸に飛び込んできた。 ……可哀想に。 実の妹にあんなことをされれば、誰だってショックを受けるだろう。 ……魅音は俺にしがみつき、ガタガタと震えている。 「み、魅音……? 大丈夫か……?」 「えぐっ、うっく……ううぅ……」 「……だいぶ反省してるみたいですね」 詩音はベッドの上で仁王立ちし、俺と魅音を見下ろしている……。 「詩音……。もう許してやれよ。……こんなに怯えてる魅音なんて、初めて見るぞ」 「……そうですね。それじゃ、お姉も従順になったことですし。そろそろ始めましょうか」 「あ、あぁ……。……始める? ……えっと、何の話だったっけ」 「3Pです」 「…………さ……。……す、するかぁああぁああああッッ!!!!」 Chapter-1 Hold me tight Chapter-2 アンダースタンド1
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「は、はうぅ!最後の最後で負けちゃったよぅ…!」 「はっはっは!じゃ、俺の見事な逆転勝ちによって罰ゲームはレナに決定―!」 レナの落胆の叫びと俺の勝利の声が部屋に響き渡った。 今日は毎度の如く両親が東京に行ってしまったためこれまた毎度の如く レナが夕食を作りに来てくれていた。 それ自体はいつもの事なのだが、今回はいつもと違う事が1つ。 …レナの親父さんも偶然仕事の関係でいないらしい。 「新しい仕事が見つかって張り切ってるんだよ」、とレナは嬉しそうにニコニコしていた。 そんな訳で当然の様にレナはそのまま俺の家に泊まる事になった。 「圭一くん、今日も楽しかったね!」 夕食も入浴も済ませたがまだ寝るのには早い時間ということで、暫くの間俺とレナは 俺の部屋に上がって他愛もない話に花を咲かせていた。 「あぁ、全くだ。…まぁ朝っぱらから宝探しはちょいとキツかったが…」 「はうぅ…ご、ごめんね?圭一くん凄く一生懸命手伝ってくれたし疲れちゃったよね?」 今日1日を振り返って笑顔を見せていたレナが急にしゅんとする。 「い、いや、レナ!そんなに気にする事無いぞ!? いつもは昼過ぎまで朝寝坊が俺の基本スタンスだろ? それがレナと一緒に 宝探しして…まぁ、疲れたのは否定しないけどよ。 あんなに美味い夕食も作ってくれたんだ、発掘の手伝いする位なんでもねぇぜ? 俺も楽しかったし、レナもお気に入り見つけられたし最高の1日だったぜ。」 「…えへへ、やっぱり圭一くんは優しいね。レナも嬉しかったんだよ。 今日圭一くんが発掘してくれたあの人形、ずっと大切にするからね!」 …不覚にも俺はそのレナの笑顔にドキッとしてしまう。 今までの会話が日常のそれらとなんら変わりは無かったためにあまり 意識はしていなかったが 今日は俺とレナ以外に誰もここには居ない訳で、 ここは俺の部屋な訳で、 目の前には風呂上りで良い匂いのレナが微笑んでる訳で…。 お、落ち着け、クールになれ前原圭一・・・! 取り合えず今はこの空気をいつもの俺とレナの方に戻すべきだ…! 「レ、レナ!まだ眠くならないだろ?ちょっとトランプでもしないか?」 「え?それは良いけど…もしかして負けたら罰ゲームもあるのかな、…かな?」 「まぁ普通に二人でトランプするだけじゃつまらないからな、もちろんありだ! 部活じゃないからって油断してると負けちまうぜぇ~?」 「あはは、圭一くんだって最近は罰ゲームの常連だもん。昨日みたいにまたレナが勝って かぁいい罰ゲームで圭一くんをお持ち帰りしちゃうんだよ、だよ!」 「へっへっへ、上等じゃねぇか!あの時の恨み、倍にして返してやるぜ!」 …よし、何とか危ない雰囲気から抜け出す事が出来た。良くやった俺! 「…えぇと、1戦じゃすぐ終わっちまうからな。種目はスピード、先に3勝した方が勝者! 罰ゲームは…んー…。」 俺が決めかねて唸っていると、レナが何かに気付いた様に呟いた。 「圭一くん、アレはどうかな?」 「ん?アレってどれだ?」 ほら。とレナが指し示す方向に眼をやると、俺の机の下に箱が置いてあるのが見えた。 …そう言えば前回の両親不在の日、俺の部屋で部活をあった時があった。 その時に罰ゲームを書いた紙を皆であの箱に入れて使ったんだっけか。 「おぉ、ちょうど良いな。じゃあ勝った方があの中から一枚引く事にしよう。 じゃあそろそろ始めるか、覚悟は良いかレナ!?」 「レナはとっくに準備出来てるんだよ、絶対負けないんだから!」 お互いに笑いあって、いつもの様にゲームを開始した。 …今思えば、迂闊だった。 いつもの雰囲気に戻れた事に安堵して、この時気付かなかったのが失敗だった。 俺が以前あの箱の中に、どんな罰ゲームを書いて入れたのか。 その時の俺は全くそれを覚えていなかったし、気にする事も無かった。 …数十分後。 レナとの長く激しい戦いの末、遂に俺は勝利を掴み取った。 そして冒頭の部分に繋がる訳だ。良くやった前原圭一、感動したっ!!!!! 「さて、負けたレナにはかぁいい罰ゲームだよなぁ…クックック!」 「け、圭一くん…あの、あのね、なるべく優しいのが良いなぁ・・・?」 「さぁ~?でもレナのかぁいいモードにはかなり苦戦させられたからなぁ・・・。 魅音辺りは過激なの入れてそうだし楽しみだよなぁ~?」 「は、はうううぅぅぅ…!」 部活メンバーの中でもいつも一際えげつない魅音の罰ゲームを思い出しているのだろう、 かなり不安そうな様子のレナに悦を感じつつ、箱の中から一枚の紙を取り出す。 …その紙を開こうとした瞬間、俺の本能が警鐘を鳴らした。 その紙を開いてしまったら、さっき必死になってようやく抑えたあの熱が 今度こそ抑えられずに爆発する事になる、と。 …ぐ、確かにここで本当にヤバイの来てしまったら、正直かなり不味い気がするが…。 いや、きっと大丈夫だ俺、俺はあの時も雄の本能に流されず 自分の欲望に打ち勝ったじゃないか! それに俺は学んだんだ、惨劇を回避するためには自分や仲間を信じる事が必要なのだと! 自分を信じろ前原圭一!!きっと俺はやれば出来る子なんだよおおおぉっ!!!(※錯乱中) 俺は自分の中の葛藤を制して、勢い良く紙を開いた。 さぁ、どんな罰ゲームが来たって俺は耐えてみせる自信があるぜ…っ! …そこには見覚えのある字で、罰ゲームの内容が書き記されていた。 “ビリが1位にメイド姿でヨーグルトを食べさせる” ・・・・・・・・一瞬意識が飛んで、オヤシロ様が見えたような気がした。 前言撤回。・・・すまんレナ、既にもうこの時点で心が折れそうだ。 「…圭一くん?えっと、…結局罰ゲームは何だったのかな、…かな?」 紙を凝視したまま硬直している俺の様子に己の身の危険を感じたのか、 恐る恐ると言った感じでレナが尋ねてくる。 その声に漸く俺は我を取り戻して、ゆっくりとレナに罰ゲームの内容を見せた。 レナの不安げな瞳がその文章を辿る。直ぐに真っ赤になるかと思っていたが キョトンとして何回も何回も初めから読み返し、・・・5回目くらいで遂に爆発した。 「ふ、ふえええぇっ!!?こ、これやるの…?」 「・・・・・あぁ。そだ、な・・・・ 。」 「ううぅ…これってそのっ…『はい、あーん☆』で普通にじゃダメなのかな、かな…?」 きっとそれならば俺も耐えられると思う。 …だが、実際にこの真っ赤になって涙目で俺を見つめるレナを目の前にした途端、 罰ゲーム通り俺にヨーグルトを食べさせるレナの姿が頭の中に広がって…うぐ。 …気付くと「それでも良いぜ。」と言おうとしていた俺の口先は勝手にレナに罰ゲームを 実行させるためにそのスキルを発揮していた。 「ダメだ。この前きちんとやり方は教えただろ? あの時はヨーグルトが無かったから 次の日に回すつもりでいたが校長のお陰で 実行できなかったしな、ちょうど良いじゃねぇか。」 「…で、でもこう言うのって皆がいる前でやるのが罰ゲームなんじゃないのかなぁ!!?」 「…何だ?レナは周りに誰も居ないより皆に見られる方がお好みか?それだったら…」 「ちちち違うよ!そ、そうじゃなくて…っ、うぅ…分かったよぅ…。」 ・・・・皆のいる教室でするより、俺と二人きりの誰もいないこの状況下、更に布団の上で この罰ゲームをするほうがよっぽど危ないと思うのだが、幸か不幸か混乱中のレナは それに全く気付いていない様だった。 「ちょうどヨーグルトは残ってたしな。俺が取ってきてやるから心の準備でもしておけ。」 「あ、圭一くん…メイド服はどうすれば良いのかな、かな…。」 「魅音じゃあるまいしここにある訳ねぇだろ・・・あったら逆にヤバイ。」 俺の冗談にレナは漸く緊張を解いてクスリと笑った。 その笑顔を見た俺も、余計な緊張感を捨てられた気がした。 (これなら大丈夫…、かもな。) 「せめてもの情けだ、服はそのままで良いぜ。じゃあちょっと待ってろよ?」 「・・・・・・・はぅ。」 「…じゃぁ、いくからね?」 「・・・・・・お、おう。」 俺の部屋の、俺の布団の上。遂にその罰ゲームは開始された。 レナがそっと紙製のスプーンの普段は持つところを銜え、 手に持ったヨーグルトのカップから ヨーグルトを少しだけ掬い上げた。 そして胡坐をかいている俺の膝に片手を乗せ、たどたどしく顔を寄せる。 …シャンプーの良い匂いが鼻を掠めた。目の前には緊張した様子のレナの顔。 視覚と触覚と嗅覚でレナを感じた俺の下半身が急激に熱くなっていく。 (ぐお…っ、いや、まだ耐えられる…耐えられるぞっ…!) 必死にその熱を抑えた甲斐あってギリギリの所で理性は保てているのだが… ヤバイ、体が動かない。 一方レナの方は突然硬直してしまった俺に戸惑っていた。 さっさとスプーンのヨーグルトを食べて欲しいのだが催促するのもそれはそれで 恥ずかしいのだろう、ひたすら俺が動くのを待っていた。 …と、顎が辛くなってきたのか、徐々にスプーンの角度が下がっていく。 部屋の暑さのせいで少し溶け、液状になりかかっていたヨーグルトがそこから レナの手へと落ちた。 「…んぅっ…!」 突然手に感じた生ぬるさに驚いたレナはビクリと体を揺らす。 その振動で今度は急に角度の高くなったスプーンからヨーグルトが伝っていき、レナの口の端から顎までを汚していく。 『せめてもの情けだ、服はそのままで良いぜ。』 …罰ゲームが始まる前、確かに俺はそう言った。 どれだけの数を重ねてもメイド服を着用するという行為にはかなりの羞恥心が付き纏う。 哀しいかな、最近の部活で一番よくメイド服を着せられている俺が言うのだから間違いない。 …ましてやこの手の罰ゲームでメイド服、となるとその恥ずかしさは 何倍にも膨れ上がるだろう。 その時は本当に言葉のままのつもりで、 レナに手加減をしてやろうと思って言っていたんだ。 …考え無しだった。 家には誰も居ないこの状況下、俺の部屋、それも布団の上でこの罰ゲームをするとなると …確実にメイド服よりパジャマの方が遥かに破壊力がある。 考えてもみろ、風呂に入った後だからレナのまだ乾ききっていない髪からはシャンプーの 良い匂いがずっとふわふわ漂ってる。顔を近づけている今の状況なら尚更。 そして目の前のレナは口元やパジャマの胸元や裾やらを白い液体で汚していて、 潤んだ瞳は縋る様にずっと俺を見続けている(実際は早く済ませろという意味だが) …罰ゲーム開始前、よっぽど俺は緊張していたらしい。何故こんな簡単な事に気付かなかったのか…! (何という眼福…じゃなくて!これは流石に…っ!!) マズイ。もはやクールになれとかいってる余裕は無く、このままでは本気でマズイ。 (ぐおっ…と、兎に角この一口分を食べちまえば、…っ!) そう、罰ゲーム終了のタイミングは勝者のみが決定出来る権限であって敗者が口を出す 事は許されていない。 どんな恥ずかしい格好をさせられて、「もう許してくれ」と泣き叫んだとしても、 勝者が「家に帰るまで」と言えばそのまま村を歩かなければいけないのだ。 いつもはその規則のせいで泣きを見る俺だが・・・ 今はこの天国のようで地獄のような状況から 抜け出せる唯一の助けだった。 そう、一瞬だ。一瞬スプーンに口をつけるだけで俺は俺に打ち勝てる・・・! 沸騰しきった思考回路でようやくそこまでたどり着いた俺は、勢い良くスプーンの端を 口に含んだ。 …その瞬間。脳内であの時のクラウドの言葉が蘇った。 “ヨーグルトを口に入れるとき、スプーン越しに二人の唇が触れ合っている訳で…わおお!” 生ぬるいヨーグルトの甘さを無理やり喉の奥に流し込んで、ゆっくりと顔を上げる。 …レナもあの時の言葉を思い出していたのだろう、 眼を合わせたときその瞳はトロンと していて…。 俺の勝手な思い込みだろうが、…その瞳は何かを期待しているかの様に見えた。 …わーお。すまんレナ、俺はもう駄目だ。 …俺にヨーグルトを食べさせた体勢のままだから当然なのだが、 未だにレナは口にスプーンを銜えている。 (・・・・・・・邪魔だな、このスプーン。) 罰ゲームが終わった今も尚、俺とレナの間に確固として存在し続けるスプーンに、 俺は自分勝手な怒りを覚える。 「…レナ。口の周り、一杯ヨーグルトついてるぞ。」 「ん、…ふ、ぁっ…?」 ほんの数秒前、俺が長く苦しい葛藤の末に漸く加える事が出来たスプーンをもう1度銜え、 そのまま幾分か乱暴にレナの口からスプーンをずるりと引き抜く。 長い間口に銜えたままだったため口内に溜まっていたレナの唾液とヨーグルトが混ざった 白っぽい半透明の糸が、スプーンのレナが銜えていた方から滴り落ちて俺の膝を濡らす。 (…あぁ、勿体無いな、今の。) …それすらも、俺の肉欲をより強く大きくしていくための物になる。 ブッとスプーンをその辺に吐き捨て、今度は荒々しく、噛み付くような勢いでレナの唇を奪う。 「け、圭一く・・・・んく・・・ッ!!? 、・・・ぅ」 やはりと言うか何と言うか、一番先に感じたのはレナの味と言うより さっき食べたヨーグルトだった。 ちょっと残念に思いつつ、それでも夢中になってレナの口内を舌でしゃぶり回し、掻き乱す。 そうして少しづつレナの身体を倒していく俺の肩を、弱々しく押し返していた レナから急に力が抜けて、二人一緒にそのまま布団の上へと崩れ落ちるような形になった。 「んぁ…ひゃうぅ・・・・っ!!?」 と、同時にレナがずっと手に持ったままだったヨーグルトのカップからヨーグルトが 流れ出して盛大にレナの身体にブチまけられた。 俺はヨーグルトが身体に掛かる感触に驚いて小さな悲鳴を上げたレナの唇を一旦 開放する。 顎にまでかかったヨーグルトをちゅるりと音を立てて舐めとるとレナはビクリと身体を 揺らした。 「・・・・・・・・・・。」 …顔を上げて、はぁはぁと荒い息を吐いているレナを見つめる。 キスはしてしまったけど・・・・今ならまだ、戻れるから。 …何故かは分からなかったけど、レナならこれだけで分かってくれると確信していた。 「・・・・・・・・・。」 レナはそんな俺に気が付いて、俺の瞳をじっと見つめ返してきた。 そして暫くそのまま思案していた様子だったが、ふっと力が抜けたように、 だけど俺を丸ごと 包みこむ様な、そんな顔で小さく微笑んで言った。 「…圭一くんも、ヨーグルト…一杯ついてるよ…?」 それが、レナの答えだった。 …レナから確かな返事を貰った事でさっきまでの乱暴な気持ちは消えていた。 寧ろお互いの初めてだったであろう口付けを無理やりにしてしまった事を後悔する気持ちが 今更だが湧き上がってくる。 「…なぁレナ…ごめんな。」 「・・・なにが?」 「いや…レナも初めてだったんだろ、その…キスするの。 それなのに俺、突然強引に―――」 と、そう言い掛けた圭一の口にそっとレナの人差し指が当てられる。 驚いた圭一が申し訳なさから俯いたままだった顔を上げたそこには、 少し不機嫌そうな色を浮かべたレナの瞳があった。 「圭一くん。…何の話?」 「…へ?いや、だからさっき・・・!」 「…レナは圭一君が謝らなくちゃいけないような事、何もされてないよ。 …圭一くんは、レナの口に付いてたヨーグルト取ってくれただけだもんね?」 「…ぁ。」 その瞳には、既にさっきまでの気が利かない俺に対しての不機嫌そうな色はどこにもなくて、 変わりに悪戯を仕掛ける直前の様な、どこか楽しそうな色が含まれていた。 それを見て漸く俺はレナの意図を理解する。 「…俺ともあろう者がレナに余計な気遣わせちまったな、…悪ぃ。」 何となく照れくさくなって、こつんと軽く額を合わせる。 ほんとにね、とレナが可笑しそうに笑うものだから、つられてこっちまで可笑しくなってきて 暫くは額をくっつけあったまま二人してくすくすと笑っていた。 「…レナ…。」 「…、ん…。」 そうしてその笑いが落ち着くのを待って、俺はそっとレナに今度こそ「初めて」のキスをする。 1度目は触れるだけのキスを。 2度目は少しだけ角度を変えて。 3度目にその柔らかい唇を甘噛みすると、少しだけその口が開いた。 レナとしては単に息継ぎの動作なのだろうその動作が、自分から見れば誘っているようにしか 見えなくて…思わず生唾を飲み込む。 むくむくと湧き上がってくる乱暴な衝動を軽く深呼吸する事でなんとか抑え付けて、 そっとレナのそこに舌を這わせると、舐め上げられるその感触にレナの体が一瞬震えた。 …さっきの様に、レナが怖がらせる様なことはもうしたくない。 自分が出来る限りのゆっくりさで口内に侵入し、レナの舌を探り当てる。 おずおずとではあるが、レナの方からも俺の動きに応えてくれた。 「…けぇ…ぃち、く…はぁっ…」 …一方的なキスと、お互いが求め合っているキスとではこんなに違う物なのか。 あまりにも気持ち良過ぎて、何よりレナと気持ちが繋がっている今の状態が幸せすぎて 情けない事に上手く息継ぎが出来ない。 大した時間も経たない内に苦しくなって、ぷは、と唇を離した瞬間思いがけない事が起きた。 レナが俺の首に手を回して、うなじから後頭部へと手を差し入れたのだ。 「…っ!!?」 その柔らかいけれど熱いような冷たいような不思議な温度に、俺の襟足が掻き上げられる感触に ぞくぞくっと一気に何かが背筋を駆け抜けていき、急激に俺の体温が上がっていく。 と、突然ぐいとレナに引き寄せられる。 未だに熱に翻弄されている様子の俺を間近で見て、レナはうっとりとした…恍惚としか言い様のないようなの表情で一度だけ息を漏らした。 俺の耳元に掛かったその息は、思いのほか熱く濡れていて…俺をもうどうしようもない気持ちにさせる。 「ぁ…ね、圭一くん…。」 「ん…何だ…?」 「…圭一くんのお口の中、まだ一杯ヨーグルトついてるかな、…かな。」 「・・・・・・。」 「…ふ、っ…!」 今度は何も答えずにレナの唇に噛み付く。 レナの舌の動きはさっきより幾分か大胆になって、まるで本当に俺の口の中にあるヨーグルトを舐め取っているかの様にくちゅりくちゅりと音を立てて隅々まで舐め取り啜っていく。 そうしてまた暫く経ってから口を離す。 だけど・・・まだ、まだ全然足りない。 「…、はっ…はぁっ…!…な、レナ。」 「…ん、…まだついてる…?」 「…あぁ、…俺は?まだついてるか?」 「…あは…全然足りない、よぉ…ぁふ…っ」 …ヨーグルト云々は只の口実なのだとお互い分かっている。 だけど今の俺とレナにはそれが必要だったし、今更やめるのも無粋だと思われた。 「けぇいちく…、んっ、…もっとこっち来て…?」 「…ん、分かってる…。」 深い口付けを一旦やめ、単に触れるだけの軽いキスを繰り返しながらレナの求めるままに体勢を変えていく。 今までレナの顔の両脇で腕立て伏せをする時のようについていた掌を今度は両肘でつく形へ。 そうしてより一層近くなった身体をぎゅっと抱きしめると、レナは嬉しそうに笑った。 その声に誘われる様に、レナの肩口に埋めていた顔をあげ覗き込む。 …レナの柔らかく細められた瞳の中には、今のレナと似たような表情を浮かべている自分の顔が映っていて、…何故だかはわからないけど、無性に泣きたくなった。 レナも同じ様にその事に気付いたのだろう。熱に浮かされたように潤んでいたその瞳が 一瞬揺れたと思った刹那、今度はレナの方から縋る様に抱き付いてきて、俺を求める。 それに応えて再度口付ける。この気持ちをぶつけ合うために、更に深く、もっと奥へ。 最後に俺が一啜りして僅かに口を離した時、お互いの口へと結ばれた糸は レナによって舐め取られた。 それは俺がしたかったのにという意味を込めて視線をやるが、それを見たレナが楽しそうに、 …本当に幸せそうにクスクス笑うので、嬉しい反面何だかちょっと悔しくなってくる。 …ここでさっきの如く一緒に笑い出すとまた振り出しに戻りそうだしな。 そろそろ俺がリードして始めても良い頃だろう? 「ふふっ、圭一くんかぁいい…って、はうぅっ!?」 未だに笑い続けるレナの首筋から鎖骨にかけてを舌で辿ると、途端にレナの体がびくんと跳ねた。 「…ほらほら。さっきレナがカップごとひっくり返したから口だけじゃなくて身体中 ベトベトじゃねぇか。俺が綺麗にしてやるよ。・・・原因は俺な訳だしな?」 「んっ、圭一くっ…!」 レナの制止の声も聞こえない振りをして、そのまま舌を滑らせ下降していく。 パジャマは着たままであるが、季節は真夏。 当然通気性の良い薄い素材で出来ているし、その上ヨーグルトによって湿ったパジャマは レナの上半身殆どの部分にぴったりと張り付いてしまっている。 そのパジャマの中にスルリと片手を差し込んで軽くブラジャーを引っ張ると、 汗のせいなのかヨーグルトのせいなのか(両方なのだろうが後者が大部分であろう) ぬるりとした感触と共に思いのほか楽にずり下げる事が出来た。 そしてそのままブラジャーを下げた手で直接胸を揉みしだき、 同時に口で服の上からその先端に吸いつく。 「っ、は…ふあぁっ!!?う、動かさないで…あぁっ…!!」 俺が軽く甘噛みしたり舌で突くことでそこが濡れた服の生地で擦れるのだろう、恥ずかしさからか今まで声を抑えて吐息しか漏らさなかったその口から甘い声が上がる。 普段のレナからは想像できないその声に酔い、衝動に任せて夢中で愛撫を続けていると ふと床に肘を着けていた側の手首に軽く何かが触れる感触がした。 今までシーツを硬く握り締めていたレナの手。 その小さな手に俺の手首は握り締められたままレナの口元まで運ばれて…にゅるっ。 「…、うおぉっ!!?」 「…あはっ…、交代。今度は…レナが圭一くんを綺麗にしてあげる番かな、・・・かな。」 そう言い終わるか終わらないかの内にレナは再び俺の指を舐め上げた。 しかもただ舐める訳じゃない。一本一本丁寧にゆっくりと、先端なんかは唾液をたっぷりと 絡ませた舌で爪の中までねっとりと嬲られる。 その途中、俺が指と指の間を舐められることに弱いと気付いたレナは、それはもう 楽しそうな様子でそこを重点的に攻め立てた。 「…はぁっ…はっ…!れ、レナ、もう俺…!」 「ふふっ、圭一くんかぁいい…でもまぁだ。もうちょっと我慢して…?」 急激に真っ白になっていく思考に焦り、レナに交代を促す物のあっさりと流される。 主導権を取り戻すため、勝手にレナの弱い部分への愛撫を再開しようかとも思ったが・・・ レナの俺の手首を掴んでいる手とは反対の手がさっきからずっと俺の首筋や耳の辺りを 触れるか触れないかの加減で撫でていて…。 元々くすぐったがりの俺に、それはこの状況で恐ろしい程の快感に摩り替わっている。 レナは知っててやってるのか無意識なのかは分からないが…兎も角。 大体この体勢が不利なのだ。 組み敷いてる側の俺はレナを潰さない様に、必ずどこかで身体を支える必要があるので 必然的に使える部分は決まってくる。けど、下のレナにはその必要がない。 つまりレナが下から攻める立場にある場合、俺は縛られた状態の束縛プレ… …やばい、自爆だ。打開策を見つけるつもりが逆に興奮してきてしまった。 取り合えず一度無理やりにでも身体を離して…っ!! 中々に纏まらない思考で漸くそこまで考えた時。 にゅる。 …新たな感触と共に、嫌な予感がした。 今まで舌を這わせ、軽く吸うの繰り返しだったレナの愛撫に、また違う動きが加わったのだ。 指を何本か纏めて、出し入れする。 「…れ、…」 「ん、ふっ…ぷはっ…!」 にゅるにゅるっ、くぷっ、にゅくっ ピストンを加える度、レナの口内に溜まっていた唾液と舐め取った白いヨーグルトが混ざった どろりとした液体が口の端から滴り落ちる。 その光景はまるで、今俺とレナがしている行為の最後に位置するものそのもので。 …また無意識に喉が鳴る。眼を、逸らすことが出来ない。 だが唐突に、一際強く吸われる感触がしたと思った瞬間、レナは俺の指を口からゆっくりと 引き抜いた。 俺の指は名残惜しいとばかりにレナの口から例のとろりとした蜜で線を引く。 それを見たレナは眼を細め、俺に見せ付けるかの様にまたそれを舐め取った。 そうして未だに固まったままの俺に、妖艶な微笑を向けたまま、唇の動きだけで告げた。 …「交代」、と。