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前へ その頃、コガネの北ゲート前では、アンノーンの報告通り例の黒装束集団が、 ぞくぞくと35番道路に押し寄せていた。 その隊列はきれいに三等分、前からABCと分かれている。その頃、コガネの北ゲート前では、アンノーンの報告通り例の黒装束集団が、ぞくぞくと35番道路につめかける。 それの指揮をロケット団小隊長、マンダが取っていた。 マンダには、今回の作戦には特別な思いがこもっている。 そもそも、彼には大きな不満があった。 それは、何を隠そうあの三人の幹部が原因である。 あの三幹部のお陰で、自分に全くろくな仕事が回って来ない。 何が悲しくて、小隊長の肩書きを持つ自分が荷物の運びだし等をしなければならないのだろう。 これでは自分の才能がこれでは全く見せられない。 出世の道も遠のいてしまう。 だが、そこに舞い込んできた今回の作戦の指揮の話。 総勢250人を自分が指揮出来るのだ、これは出世のチャンスを神が授けてくれたに違いない。 そして、なんとしても幹部になってやる。 密かな決意を固めるマンダ。 その時、不意に団員の一人が話しかけてきた。 団員「隊長!!道の途中にテントのような物が!」 マンダ「テントだあ?」 マンダは目を凝らし、遠くを見つめる。 確かにテントの様な物が見える。 あれが、トシミツ様が言ってた奴らの起点の本部だろう。 団員「どうされますか?」 団員がマンダに訊いたが、その答えは一秒を待たずに返ってきた。 マンダは手に持った空き缶を潰しながら言う。 マンダ「決まっているだろ。 奴らを潰す。」 冷静な口調とは裏腹に、彼の口からは渇望の達成感を味わうような笑みがこぼれていた。 マンダ「よし、これから侵入を開始する。 俺を先頭にA団から順に突撃して来い。」 マンダの命令に、部下は了解し、後列にそれを伝えに行った。 ―そして10分後― マンダはA団の人員を半数程引き連れ、テントへと向かう。 テントからは目立って大きな動きは伺えない。 多分、まだ気づいていないのだろう。 マンダ達はそう解釈し、テントまでの距離を縮める。 だが、ここでマンダは明らかな違和感を感じた。 静か過ぎるのである。 ここまで来れば奴らも気づかない筈は無いだろう。 不審に思ったマンダは数人程の偵察隊を結成し、それを相手陣内に送り込んだ。 そして数分後、やってきた偵察隊の報告は驚くべきものだった。 団員「隊長!テントの中が……テントの中がもぬけの空です!!」 マンダ「なんだと!!」 予想外の事に、マンダが驚いたその瞬間だった。 その空に黒い花火が打ち上がり、曇りに淀んだ空を埋め尽した。 ―方、自然公園でもその黒い花火は、容易に目にすることが出来た。 スネ夫「合図だ!!!」 スネ夫が叫び、のび太を見る。 のび太「フーディン!!テレポート!!」 のび太はフーディンのテレポートを発動させ、その場から消えてしまった。 打ち上がったアンノーン達は35番道路に居るマンダ達にも容易に観測できた。 マンダ「なんだ!?ありゃあ?」 マンダが驚嘆の声を上げる。 しかし、まだ驚くのは早かった。 突然、35番道路の水路からミルタンクが飛び出し、周りにいた十数名の団員を一気に薙払ったのである。 マンダ「なにぃぃぃっ!!!」 驚くマンダをよそに、次々とやられていく団員達。 そして、今度は水路の中から一人の女が飛び出してきた。 こいつは知っている。 コガネジムリーダーのアカネだ。 そいつに続き、次々とポケモンとトレーナー達が飛び出す。 マンダ「ば………ばかな……」 マンダはうめく。 その時、アカネの呟きが聞こえた。 アカネ「すごいわあ。 ドラエモンっちゅー奴の道具って。 こんなナイフとフォークで水まで切ることが出来るなんてなあ。」 マンダ『水を切る……?』 マンダは反射的に水路の方を向いた。 マンダはその光景に声を出さずにはいられなかった。 マンダ「水路が……水路が割れてる!?」 注意しなければ見逃してしまう、やっと人が一人入れるだけの広さの裂目が 水路の端から端まで続いている。 もちろんこれは、ドラえもんの道具の仕業。 ドラえもんの道具には「きりとりナイフとフォーク」という道具がある。 効果は、「地面や海等の土地を、そっくりそのまま切り出せ、 さらに切り取ったものをフォークで掴めば自由に移動する事ができる」というもの。 トリックは至って単純。 ナイフで水路の水を切り取り、空洞を作る。 そして、そこにトレーナー達を忍ばせる。 切り取った水は邪魔なので、薄く切り水路一面に等しい厚さで敷き詰め、空洞をカモフラージュした。 初めは、戦闘員全員に「てきおうとう」を浴びせ水の中に潜ませておくという作戦だったが、「てきおうとう」の電池が切れていたため、このような策に変更したのである。 マンダ「な……なんだこれは……?」 マンダは呆然としていた。 彼の目に映る光景は全てが信じ難いものだった。 割ける水路、そこから飛び出してくるトレーナー達、虚をつかれ次々と倒されてゆく250人の精鋭達。 完全に意表を突かれた自分達。 マンダはもう勝機は無いことを悟った。 もう、逃げよう。 作戦が失敗するのは嫌だが、ここでとっ捕まるのはもっと嫌だ。 そしてマンダは次の策を叫ぶ。 マンダ「待避ぃぃッッ!!!!! 全員待避ぃぃッッ!!!!」 マンダのつんざくような悲鳴にも似た叫びは、一番後列のC団まで聞き取ることが出来た。 その叫びを聞いた黒ずくめの連中は、一斉に逃げ出そうとした。 だが、それはできなかった。 逃げ出そうにも、団員達の体は不思議な力により戻され、逃げることが出来ない。 マンダ「何故だああッッ!! 何故待避しない!!」 マンダの渇いた叫びが響く。 その時、戦闘のゴタゴタの中から一人の優男が現れた。 マツバである。 この作戦に急きょ呼ばれた助っ人だ。 マツバ「無駄だよ。僕のポケモン達が君達全員に「くろいまなざし」をかけている。 逃げることは、不可能だ。」 マツバの非情な言葉がマンダに重くのしかかった。 マンダ「ちっくしょおおおおおッッ!!!!」 マンダはこの後、アカネのミルタンクにふみつけられる事になるのだが、彼はまだ知らない。 マツバ「さて……、こっちは足止め以上の効果を得た訳だけど、彼らはうまくやってくれるのかな……?」 マツバはあまごいの影響で、どんより曇った空を見て、こう呟いた。 スタッ。 のび太達はテレポートにより、コガネ内部への侵入を成功させた。 スネ夫「よし!作戦成功だ!!」 スネ夫がほくそ笑むがそんな時間はない。 ドラえもん「んじゃ、ラジオ塔へ急ぐよ。」 ドラえもんの言葉に二人は頷き、ポケモンセンターの角を曲がった。 ドラえもん「うわあ………。」 ドラえもんは、その光景に言葉を失った。 なんと、コガネシティのメインストリートは一面のクモの巣によってうめつくされていたのだ。 スネ夫がとりあえずそれを触ってみると、かなり弾力があり簡単には千切れなさそうだった。 だが、幸い巣の隙間が大きく簡単に通り抜けられる。 のび太「前に侵入した時はこんなの無かったよ! どうするの?ドラえもん。」 のび太がドラえもんに聞く。 ドラえもん「……進もう。 せっかくここまで来たんだ。 後には引けない。」 スネ夫「ドラえもん!!危ない!!!」 突然、スネ夫が叫び、ドラえもんを押し倒した。 ドラえもんがいた場所に黒い液体が降り注ぎ、それに触れた地面は音を出して溶け始めた。 ドラえもん「これは「ようかいえき」………。 一体誰だ!?」 ドラえもんは上に向かって叫ぶ。 「あら、あたらなかったのかしら。」 すると、返事と共に女がグライガーの尾を掴んで、百貨店の上から舞い降りてきた。 体格は17才程だが、幼い顔をしている。 傍らにはラフレシアを従えていた。 女は言った。 キキョウ「どうやって侵入したのかは知らないけど、その糸に触れたのは命取りね。」 スネ夫「……何故だい?」 キキョウの言葉に、糸に触れた張本人であるスネ夫が疑問を投げ掛ける。 キキョウはクモの巣を指さして答えた。 キキョウ「そのクモの巣はあたしのポケモンが出してるの。 あなた達がその糸に触れると、その振動がポケモンに伝わり、その場所を逆探知出来るのよ。」 スネ夫は唇を噛む。 キキョウ「さあて、あたしに見つかったからにはもう遅いわよ。 さて、久しぶりの戦闘だから腕がなるわ。」 キキョウは軽く腕を回しながら言った。 ドラえもん「くそっ!やるしかない!!」 ドラえもんがそう言い、ポケモンを繰り出そうとした。 しかし、その手はスネ夫によって止められた。 ドラえもん「何やってんだい、スネ夫君!」 スネ夫の行動の意図を理解できないドラえもんが言う。 スネ夫「君達は先に行ってくれ………。 ここは、僕が食い止める。」 臆病なスネ夫の意外過ぎる発言にドラえもんだけではなく、のび太も驚く。 スネ夫は続けた。 スネ夫「不用意に糸を触ったのは僕の責任だ……。 僕は、その責任をここで果たす必要がある。」 ドラえもん「でも………。」 スネ夫「いいから行ってくれええッッ!!」 スネ夫が叫んだ。 その瞬間、のび太がドラえもんの手を引いて、巣の方へ走り出した。 のび太「行こう!ドラえもん!!」 ドラえもん「え?え?」 ドラえもんはのび太の予想外の力に引っ張られてゆく。 キキョウ「ここで逃げられたら厄介ね………。 逃がさないわ!ラフレシア!ようかいえき!!」 スネ夫「させない! オオタチ!まもる!」 のび太達に向かって、先程と同じ黒い液体が放射された。 オオタチがそれの盾になる。 キキョウ「くっ!まもるのせいでノーダメージ………」 オオタチが時間を稼いでいる隙に、のび太とドラえもんは先に行ってしまった。 スネ夫「よし……。 まずは逃がすことには成功……。」 スネ夫がキキョウと戦闘を始め、のび太とドラえもんがクモの巣をかきわけているとき、我等がガキ大将はコガネの地下通路を進んでいた。 ジャイアン「局長に地下の見張りを倒してこいって言われたけど………… 人がいねえッッ!!!!」 ジャイアンの声が無人の地下通路の廊下に響く。 局長から出された指示は、こうだった。 ジャイアンが地下を見張ってる連中を全員倒す。 これだけ。 普通の神経を持った者なら、「流石にそれは無茶だ!」のような事を言うが、戦闘狂のジャイアンは、マサキの祖父と名乗る老人からもらえるイーブイを報酬に、(しかも手持ちがいっぱいだったので貰えなかった)それを引き受けてしまったのだ。 通常なら恐らくやられていただろうが、幸運なことに、現在ロケット団の連中は全員外に出動している。 まあ、それを知らないジャイアンは退屈程度にしか考えていないのだが。 結局、誰とも遭わぬまま地下通路の最後の階段を昇る。 ジャイアン『おいおいおい、もしかしてこのまんま誰とも遭わず、地上に出るんじゃねえだろうな?』 地上に上がる階段を見てジャイアンはそう思う。 そして、ジャイアンの不安(?)は的中することになる。 彼が最後に登った階段の先のドアか スネ夫がキキョウと戦闘を始め、のび太とドラえもんがクモの巣をかきわけているとき、我等がガキ大将はコガネの地下通路を進んでいた。 ジャイアン「局長に地下の見張りを倒してこいって言われたけど………… 人がいねえッッ!!!!」 ジャイアンの声が無人の地下通路の廊下に響く。 局長から出された指示は、こうだった。 ジャイアンが地下を見張ってる連中を全員倒す。 これだけ。 普通の神経を持った者なら、「流石にそれは無茶だ!」のような事を言うが、戦闘狂のジャイアンは、マサキの祖父と名乗る老人からもらえるイーブイを報酬に、(しかも手持ちがいっぱいだったので貰えなかった)それを引き受けてしまったのだ。 通常なら恐らくやられていただろうが、幸運なことに、 現在ロケット団の連中は全員外に出動している。 まあ、それを知らないジャイアンは退屈程度にしか考えていないのだが。 結局、誰とも遭わぬまま地下通路の最後の階段を昇る。 ジャイアン『おいおいおい、もしかしてこのまんま誰とも遭わず、地上に出るんじゃねえだろうな?』 地上に上がる階段を見てジャイアンはそう思う。 そして、ジャイアンの不安(?)は的中することになる。 彼が最後に登った階段の先のドアからは雨の音と、外の光が差しこんでいた。 局長「まだかな………。」 一方、地下通路の最深部では局長とその仲間が不安な面持ちで、 ジャイアンの帰りを待ちわびていた。 局長「よく考えたら、危険を冒させてまでも、 あの少年を行かせるべきではなかったのかもしれない。 ここには、百貨店から運び出した物資がまだ山のようにある。 やっぱり、無難にこの中で潜んでいるのが妥当だったんだろう。」 局長は物資の入った、ダンボールをさすりながら言う。 それを聞いた、周りの社員は、しゅんと、うつむいた。 沈黙が広いフロアを支配する。 だが、局長がそのような念を抱いた時だった。 バン、とドアが開き、先ほどの少年が現れた。 局長「おお!!君、無事だったのか!?」 ジャイアン「……………。」 局長は安堵の声を上げたが、対照的に、ジャイアンは浮かない顔をしている。 局長「何か……あったのかい?」 局長も、それを察したらしい。 ジャイアンは局長達の元へ歩みより、言った。 ジャイアン「……様子がおかしいんだ。 地下通路内どころか、町の中にも人っ子一人いねえ。 どうなってんだ?」 局長達が予想外のジャイアンの言葉を聞いた瞬間だった。 ジャイアンの来た方から人影が現れ、ジャイアンの問いに答えた。 カホウ「それはな。 全員が町の外に出撃してるからだよッ!」 局長「お前は!!」 ジャイアン「テメエは!!」 二人は、反射的に後ろを振り向いた。 そこには、体格の良いガッチリとした男がいる。 ロケット団幹部の一人、カホウだ。 カホウ「こんなとこに隠れてやがったか………。 百貨店の道具が勝手に無くなってるからおかしいとは思ったんだが……。 しかもテメエが生きていたとはな……。」 カホウはそう言い、大量にあるダンボール箱とジャイアンを見やった。 局長「な、何故ここが……!?」 局長はうめくように、声を捻り出す。 カホウ「単純だ。 俺は雨を降らすため、ラジオ塔の外に出ていた。 そんときに、偶然そのガキを見つけた訳なんだな。」 カホウはジャイアンを指差し、言った。 ジャイアン『チクショウ……。 全然気付かなかった……。』 ジャイアンは苦い表情をする。 カホウ「まあいい、お前が生きていたことは計算外。 ラッキーの方だがな。」 ジャイアン「くそっ!! 局長さん!俺は今からコイツと戦う! お前らはその間に逃げるんだ!」 ジャイアンは身構える。 局長「しかし……。」 ジャイアン「いいから!!!」 局長「………!!」 局長はジャイアンに強く言われ、何も言えなくなった。 ジャイアン「それと、マサキのじいさん。」 ジャイアンはマサキの祖父の方を振り向く。 ジャイアン「もし、眼鏡をかけたひ弱そうな奴か、2頭身の青狸を見掛けたら、そのイーブイを譲ってやってくれ。」 老人は無言で頷く。 ジャイアン「よし!逃げやがれ!!」 ジャイアンが言うが早いか、社員達と局長、老人は出口に向かって走り出した。 カホウの周りを次々と人が、地下通路の出口を目指して駆け抜けて行く。 カホウは微動だにしていなかったが、やがて言った。 カホウ「ふっふっふ………。 残念だが、お前らは出口には辿りつけない。 俺の波に呑まれて死ぬからだ。」 カホウはそう言い、スターミーを繰り出した。 ジャイアン「まさかテメエ!!!!」 カホウ「死ねええ!!!!なみのり!!」 スターミーが発生させた水が、逃げる人々を追う。 このままでは、全員、波に呑まれて溺れ死んでしまう。 しかし、局長が、死を覚悟した瞬間だった。 突如、迫り来る水の追撃が止まった。 カホウ「テメエ、味なマネしやがるな……。」 カホウがジャイアンを睨みつける。 その視線の先にはジャイアンの繰り出したイノムーがいた。 カホウ「まさか、俺のスターミーの水を凍らせて、なみのりを食い止めるとはな。」 そう、ジャイアンはなみのりの水を凍らせる事によって、 その追撃を食い止めたのである。 ジャイアン「残念だったな。 俺様の方が一枚上手だぜ。」 ジャイアンがニヤリと笑みを浮かべる。 カホウ「上手だと!? 笑わせんな!テメエがやった事をよく見てみろ!!」 カホウは、この部屋の出口を指さす。 そこは、先ほど出来た氷で完全に塞がれていた。 カホウ「テメエは氷でこのフロアのたった一つの出入口を封鎖しちまった。 もうお前は俺から逃げ出せない。」 ジャイアンは出口を見やる。 完全に氷で塞がれて、1ミリの隙間もない。 ジャイアン「これは……やべえな…。」 ジャイアンの顔から冷や汗が流れる。 カホウ「分かるだろ? 水の出口さえもない密閉空間、ということは……。」 カホウのスターミーがまた、巨大な波を作り出す。 カホウ「迫り来る波の壁から逃れる手はねえって事だよ!!!死になぁッ!!」 ジャイアン「くそっ! 戻れ!イノムー!行けッ、オーダイル!!!」 カホウ「ギャハハハハ無駄無駄ァァ!!!」 空間をスターミーの放った水が支配した。 次へ
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登録日:2011/01/09 Sun 10 29 30 更新日:2024/06/01 Sat 11 23 40NEW! 所要時間:約 17 分で読めます ▽タグ一覧 0点 あやとり いじめられっ子 おばあちゃんっ子 お人好し お調子者 なまけもののおっちょこちょいのいくじなし のび太 のび太のくせに! のび太起業シリーズ もう一人の主人公 やればできる子 スナイパー ダメ人間 デリカシーゼロ ドラえもん ドラえもん登場人物項目 ドラえもーん!! ドラえも~ん! ピンボケピーマンのダメ男 ファ~ ヘタレ リア充 一級フラグ建築士 丸山裕子 人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人 偏食 元凶 副主人公 劣等生 原作者の分身 国民的小学生 坂本真 堀秀行 塩屋浩三 大原めぐみ 大川透 大本眞基子 大長編補正 太田淑子 妻夫木聡 射撃 小原乃梨子 小学生 川中子雅人 怖がり 怠惰 意外とチート 愛すべきバカ 拡森信吾 拳銃 昼寝 普通小学校の劣等生 本気を出すと格好いい男 準主人公 漢 狙撃手 相手を怒らせる天才 真の主人公 眠りの天才 眼鏡 竹馬 落ちこぼれ 藤子・F・不二雄 藤本弘 親友 迷言製造機 野比 野比のび太 銃 銃士 鋼メンタル 門脇舞以 静香の婿 静香を幸せにできる男 いちばんいけないのは自分なんかだめだと思い込むことだよ。 野比のび太は漫画『ドラえもん』に登場するキャラクター。 ●目次 【演者】声優 俳優 【概要】◇年齢 ◇顔◆未来での容姿 ◇服装 ◇勉強・頭脳について ◇運動について ◇性格◆人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる者 ◆「僕、ダルマになる。約束するよ、おばあちゃん。」 ◇源静香との関係◆静香と結婚した未来 ◆その他の未来 ◇祖母との関係 ◇特技◆あやとり ◆射撃 ◆昼寝 ◆その他の特技 ◇発明家・起業家としての才能 ◇先祖 【演者】 声優 通常 太田淑子(日テレ版)/小原乃梨子(大山版)/大原めぐみ(わさドラ版) 丸山裕子(大山版で6話分のみ代役) 保志聡一郎。(ゲーム。のび太戦記エース) 幼少期 小原乃梨子・大本眞基子(大山版)/大原めぐみ・門脇舞以(わさドラ版) 青年期 小原乃梨子・塩屋浩三(大山版)/大原めぐみ・川中子雅人(わさドラ版)/妻夫木聡(STAND BY ME ドラえもん) 45年後 大川透(大山版)/堀秀行(わさドラ版) 日本国外 ジョニー・ヨング・ボッシュ(アメリカ・Disney XD版)/イ・ミジャ(韓国・MBC版)/キム・ジョンア(韓国・チャンプ版/映画) 俳優 坂本真(舞台『のび太とアニマル惑星』)/妻夫木聡(トヨタCM)/鈴木福(ソフトバンクCM、15歳)/堺雅人(ソフトバンクCM、45歳) 【概要】 ドラえもんの副主人公。 作者はインタビュー等で「ドラえもんが主人公でのび太は副主人公」であると発言した上で、ドラえもんに関しては日常の中に乱入した非日常の存在故に、あるいは日常から離れた大長編『夢と冒険の世界』だからこそ、ドラえもんや彼がポケットから取り出すひみつ道具が活躍出来ると述べている。 野比のび助と野比玉子(旧姓 片岡)の一人息子。 名前の由来は父親が、「どこまでも大きくのびてほしい」という願いをこめてつけた名前であるが、後述の通り大体の父系の祖先は名前にのびがついているので、単に野比家の風習をついだのを、もっともらしい理由をつけてごまかしているだけとも思える。本人は「もっとかっこいい名前にしてほしいや」と思っている。 しずか・ジャイアン・スネ夫は幼稚園時代からの幼馴染であり、彼らが大人になってからも仲良く親交を深めている。 身長は、のぶドラ版「おねがい小づち」によれば140cmであり(スネ夫より5cm高い)、青年時代では176.9cmという高身長となっている。その一方、おもかるとうの話では空き地からどぶまで吹っ飛んでおりジャイアンに「紙くずみたいにかるいやつ」と言われており、スネ夫より軽いことが示されてる。 運動が苦手で、勉強もだめという劣等生である。 本来の未来では、粗暴なジャイ子と結婚し、悲惨な未来を歩むはずだったが、 ドラえもんの介入により、源静香と結婚して幸せな将来を歩むことになる。 お小遣いは月500円でその中から漫画を買ったりしているがよくママにすてられている。また、ドラえもんとオセロを指していることも多い。 ◇年齢 アニメでは小学五年生、原作では小学四年生(小学〇年生の場合は学年が変わる)。 誕生日は8月7日。 いつもスネ夫とジャイアンにいじめられている。 実は生きてきた年齢は20歳分以上 ◇顔 , ──── 、 ゝ/ _______ヽ i | / /⌒ ヽ/⌒ヽ | _| _| ・|・ |__ , ─i 、 ヽ __ o__ ノ ヽ ! `-、 | ! \ ヽ、 ──┘ ノ / \ \二二へ二ヽ/ \ | | | | 母親によく似た、丸顔に大きなメガネというスタイル(*1)。 メガネをとると3の目になることで有名だが、これは目を細めているためであり、実際にはゴリラ顔のジャイアンやきつね顔のスネ夫、安雄やはる夫らに比べれば比較的イケメンな部類である(*2)。 連載初期には母親と同様、鼻がとがっていたが時が経つにつれ丸い鼻になっていった。 なお、幼稚園のときにはメガネをかけておらず、小学校低学年あたりでメガネをかけ始めたと思われる。 なお本人はかがみのない世界やうそつきかがみでは「漫画みたいな顔」といっているが「グラフはうそつかない」では「ハンサムといえばぼくだと思うがな」と言っている。 ◆未来での容姿 中学生~24歳頃までは髪型は同じ(出木杉に近い髪型)であるが、高校時代のみ顔にそばかすが出来ていた。 静香と結婚しノビスケが小学生になった頃には、父・のび助に似たふくよかな姿になっており、同時に幼稚園時代から久しぶりに眼鏡を外している(*3)。 更に年が過ぎて現代から45年後になると、上記の大人時代の姿をベースに髪型は伸びているが生え際が後退している。 なお、のぶドラ版では青年時代と大人時代の姿が異なっており、青年時代は髪型の分け目が違っている程度だが、大人時代では体格も含めてそれをそのまま成長したような感じ(眼鏡も掛けたまま)となっている。 ◇服装 基本は襟のついたシャツ姿。 シャツの色は日テレ版では赤、大山版では黄色(それ以外もある)、わさドラ版では前2者+多数。 ズボンは日テレ版、大山版、わさドラ共に大雪の日だろうと紺色の半ズボンを常に履いているが、これは、のび太が特別寒さに強いわけでも虐待を受けているわけでもなく連載していた昭和40年代を含めた昭和時代全般では、ごくありふれた小学生の服装である(*4)。 ◇勉強・頭脳について のび太といえば毎回テストで0点を取っているイメージがあるが、実際は5回に1回程度である(*5)。 この勉強が苦手な点に関しては 元から要領が悪い 怠け癖・飽き性と、そこからくる普段の勉強不足 本人の「ぼくなんかどうせ…」という思い込み と、ネガティブな要因が大きく響いている。(*6) ひみつ道具の素晴らしい応用力に見られるように、決して頭が悪いわけではないらしい(*7)。 あまりにも0点を取りすぎて「逆に天才」「実は全部理解出来ているが、キャラクター作りの為にわざと0点を取っているのではないか」と揶揄されることも。 実際、猛練習した末に太宰治の「走れメロス」の音読で先生、クラスメート、父兄を涙を流させるほどに感動させたり(大山版アニメ「グットタイムマシン」)、 一夜漬けとはいえ、苦手な算数で65点を取ったりとその気になればある程度の実力を出せる模様。 (実はママが体育以外優秀ということが作中で明かされているため潜在能力と考えれば自然である) ちなみに実力で1度だけ算数のテストで100点も取った事がある。 しかもそのテスト、分数や小数はまだしも、なぜか「x」が使用されている方程式を解く問題がある。 あれ? のび太って小学4・5年生だよね?(連載当時の指導要領であれば、x等の文字を含む問題は中学以降の数学で習う筈である) これ以外にも意外と暗算を本編では結構行っており、 アニメも含めたテストの答案を見ても算数が単純に苦手というよりも計算ミスが多いだけなのかもしれない(*8)。 なお、その後の中高大と、一度もテストで100点は取れなかったらしく、壮年期のび太曰く、ものの弾みとの談。 一応、それ以外にも100点を取る回が1回あるが、それは「能力カセット」という道具を使った不正なのでカウントしないように。更にわさドラの「宇宙人を追い返せ」ではまぐれで100点を取っているがヤギに食べられてしまった。 わさドラ版では、0点のテストが見つかってママに怒られるシーンがあるのだが、実は一問正解してたのに先生の採点ミスか作画スタッフのミスか分からないがバツをつけられているという、理不尽な場面が存在する(*9)。 その後の人生では、中学校も小学生時と変わらぬ成績であり、 高校には物の弾みで合格、大学には一浪をした後、しずかのいる大学へ補欠合格するという道筋を辿る。 大学生時は体力面以外では、概ね常人以上の頭脳(宇宙関係の仕事を将来していると考えられるので理系)は身につけたようで、きっちりと4年で卒業出来ている。 本人曰く、後で苦労したとの事なので、彼自身が一番苦労した時期は設定的に、思春期~青年期に至る中学卒業~大学卒業までと思われる。 また、大の読書嫌いで基本的に漫画以外は読まない上、はる夫から「のび太が図書室に入るなんて珍しい」と言われている。活字の本に関しては「手にとっただけで頭がズキンとして」「開くと熱がでて目がまわってはき気がして」「二、三ページで意識不明」(本はおいしく読もう)だとか「手に取っただけで気が重くなって」「ページをめくっただけで頭がズキンとして」「二、三行読むと目が回りはじめて」(人間ブックカバー)等とのたまっている上、わさドラで推理小説を読んでいたときは、スネ夫に「これ犯人この人だよ」と言われて読む気を失くしている(怒りのポップコーン)。しかし、出木杉から借りた「十五少年漂流記」を夜更かししてまで読破しようとしたり、「えらい人の話」や学校図書館にあった「宝島」の本を読んだり化石を自分の手で発見するために恐竜や化石の本を複数冊読破したこともある(*10)。また、しずかちゃんから「赤毛のアン」という活字の本を借りたりしている。 この一件からも、飽きっぽく、一つの事に集中出来ない代わりにハマった時の彼の集中力がとんでもない事が分かる。 また、無知ゆえに突拍子もない発想(「伝説」とされている事柄が現実のものと主張する)をするが、実は『それが真実だった!』という展開も(主に大長編で)多い。 ニホンオオカミ生存説、ネッシー実在説、恐竜生存、天上世界、鳥人伝説など。 無知も殆どは勉強不足が原因で、流行にはある程度の興味を持っている。 ◇運動について 運動が出来ないイメージが強いが、練習すれば普通にスキーや竹馬などもできるようになっており、 単なる運動音痴もやはり勉強同様、怠け癖・飽き性・諦め癖が原因と思われる。 逆立ちとかもできてるし。 人間性も怠け癖・飽き性が無ければそれなりに良識的になる。 ちなみに野球の腕前も壊滅的だが、エピソードによって「下手だからやりたがらない」ことと「レギュラーから外されてショックを受ける」ことの両方があり、野球そのものの好き嫌いについてはいまいち判然としない。 ポジションは大体外野(外野のどこにいるかは流動的)。打率は驚異の1分。 野球以外ではスキーのエピソードが比較的多く、自前のスキー板を持っているが、全く滑れず、基本的に転んでゴロゴロと雪玉のように(漫画でなければ大怪我してるレベルで)転がっていく。 とは言え、殆どの場合ひみつ道具の力ではあるが活躍すれば上機嫌になり、たまには自分から野球に行ったりスキーを始めることもある。 下手でしごかれたり笑われることを抜きにすれば、スポーツ自体が嫌いということはなさそうである(面倒がってやらないということは多いだろうが)。 ◇性格 普段の性格はのんびり屋でマイペース、昼寝好きのなまけ者でマイナス思考の弱虫。 臆病な反面、嫉妬深く、恋のライバルと見ている出木杉英才にはしずか関連は中々素直になれない(*11)。 特に諦めの早さと飽きっぽさは、彼をダメ人間にしている要因といえる。 小学生ながら反抗期と思われる映写も結構多く、ママにテストで0点をとったりして叱られる影響か反抗的な態度をとる。 父ののび助からも叱られることがあるが、のび太曰く「父に叱られて恨むことはあったけど大人になって親父の気持ちがわかった」のこと。 因みに帰りが遅いなどが原因で叱られてしまった為に何度が家出(無人島など)をしている。 明朗快活だが目上や年上の人にうっかり私語で喋る無礼な一面も多少なりともあり(流石に先生などには殆どの話で敬語を使っている)、 悪気はないのだが思った事をすぐ口に出す失言癖があり、短編・大長編問わず軽はずみで無謀なことを発言して自滅行為に走ることもある(*12)。 また乗せられやすい反面、思い込みが激しいせいかキレたり感情が高ぶっている時は妙に戦闘能力を発揮することがある。 ムード盛り上げ楽団で怒りの感情を掻き立てられればバットで殴りかかりジャイアンを「殺される」と恐慌状態に追いやったり、 疑り深くなる錠剤ギシンアンキを飲めばやはりジャイアンを執念と凄みだけで逃走させ、 強力ウルトラ・スーパー・デラックス錠の誤飲でうっかり身体が超強化されてしまった赤ん坊がようやく寝た、というタイミングでちょっかいを出しに来たジャイアンとスネ夫を必死で止めようとした結果なんの秘密道具の効果も無しに瞬殺している。 また、危険な状況や困っている人を見ると思わず手を差し伸べる男ではあるのだが、逆に平穏な時に権力を持たせると歯止めがきかず独裁的な傾向を見せる側面も有している。 良くも悪くもテンションに能力や言動が異常に左右される性格。 しかしながら、子供ゆえに失言したりいたずらすることは多いものの、根は優しく愛情深い性格の持ち主。 これは後述する父方の祖母の影響によるところが大きい。 ホットケーキが大好きでよくママにつくってもらう(*13)。 ちなみに「断ち物願かけ神社」でのび太が大好きなものとして挙げたものは、ケーキ・テレビ・やきゅう・まごやき(たまごやき?)・ジュース・マンガ・ひるね・しずちゃん。 苦手であっても野球が嫌いではないことや、しずかの存在の大きさがわかる。また、この話で「魚は嫌い」といっているがわさドラの「のび太が無人島で3000日」や「野比家の巨大マグロ」では美味しそうに魚を食べている。 (前者に関しては、無人島に漂流していて好き嫌いを言っている余裕はなかったからかも知れないが…) ちなみに、日テレ版では原作よりは自主性があり自ら水泳やスキーの練習をしたり勉強もしたすることもあった。また、2学期の学級委員選挙にも出馬している。(チョコレートを使った買収工作を行ったが)それでも成績はオール1でありある意味原作より悲惨である。 ◆人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる者 元来ののび太は優しい性格の持ち主。動植物に対しては特に慈しみの心を向け、この手のエピソードにも事欠かない。 一方で、そういった性格からペットを飼うのに憧れているものの、ママが動物嫌いなため飼うことを反対され(*14)、 よく関わる同級生のしずか・ジャイアン・スネ夫・出木杉と違ってペットを飼っていない。 持ち前の優しさを存分に活かす話も、もちろん存在する。 原作でも、 野良犬や野良猫を放っておくことができない 泣いている人を助ける いつもいじめられているジャイアンやスネ夫のピンチにも必ず駆けつける などの描写が散見される。 例え殺る気マンマンの異星人が相手でも、それは変わらない。 また多くの映画では、ひみつ道具で冒険に出かけたところ、偶然大事件に巻き込まれ、 時には人類存亡にかかわる出来事に対し、のび太の優しさが事態を打開するきっかけになっている。 実際、ドラえもんの映画(大長編)と原作は繋がっているため、 「雲の王国」、「太陽王伝説」、「鉄人兵団」など、のび太に助けられた動物や宇宙人、果ては古代人・小人までもが、のび太のピンチに駆けつけるシーンは多い。 時には、本人も知らないところで信仰の対象にもなっている(*15)。 のび太が大きく関わったリルルやキー坊なくしてハッピーエンドを迎えることが出来たかは疑わしいだろう。 また、雪の精や裏山の精霊など非人間的な存在には異常にもてる。 しかも、道具の力で擬人化されておりかなりの美少女。 因みに、のび太に好意を寄せる異性は有名所だけでも、 異星人 クレム 異世界人 満月美夜子ソフィア ロボット リルルルリィロボ子 異種族 雪の精裏山の精霊 原始人 ミグ 現代人 ノンちゃん竜宮姫子 未来人 コニー ……と、そこそこいる。 「のび太の結婚前夜」のしずかパパのセリフに涙した人も多いのでは? ◆「僕、ダルマになる。約束するよ、おばあちゃん。」 のび太を語る上で、涙なしでは語れないエピソードといえば「おばあちゃんの思い出」「あの日あの時あのダルマ」「帰ってきたドラえもん」であろう。 そしてのび太のおばあちゃんが言ったように、挫けこそするがその度に立ち直る精神力を持つ。 普段はジャイアンやスネ夫にいじめられている彼だが、 『さようならドラえもん』ではドラえもんが安心して未来に帰れるよう、ジャイアンにタイマン勝負を挑み何度もボロボロにされながらも決して敗北を認めず何度も立ち向かう根性を発揮し、ついには根負けさせて勝利するなど、 「自分がやらなきゃダメになる」というここぞという場面では、信じられないほどの度胸と根性を発揮する。 映画版では『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』にて宇宙の殺し屋ギラーミンと一騎打ちの早撃ち勝負を勝ってみせる。 TCプラス1巻収録「きらいなテストにガ~ンバ!」では、ひみつ道具・こころつき出ししゅ木(*16)で登場したのび太の良心が邪心に負けてしまうが、 良心は消滅せず頑張って宿題に取り掛かろうとしており、根の部分は挫けない性格で構成されていることが示唆されている。 のぶドラ版でアニメ化された時は、原作より立派な人になりたいという気持ちが強く表れている他、 原作通り宿題をサボっても反省して自ら徹夜で取り掛かるというオチに変わっており、のび太の長所がより強調されている。 漫画版『ドラえもん のび太の宇宙英雄記』では、自分の得意技が役に立たず悩む中、「そうか……。ぼくの得意技は…、ころぶこと…、そして…、何度ころんでも…、元気に立ち上がることだ!」と気づき、敵の拘束を打ち破って戦線に復帰している。 ◇源静香との関係 源静香に好意を寄せている。色々な事をすぐに投げ出してしまうのび太だが彼女の為なら強い決意を見せるので思いは間違いなく本物。 漫画の最初期の静香の性格が粗暴だった頃は、しずかにクラス一の劣等生とさえなじられていたが、連載が進んで静香の性格が落ち着いてくると仲は良くなっていった。 静香の誕生日プレゼントを用意する際、彼は上手下手に関係なく手間を惜しまず用意するきらいがある。 実際に「ろく音フラワー」では、のび太は金目ではなく心が大事だと言っている。 普段はのび太がぐうたら、子供っぽすぎるゆえに静香との仲が険悪になることもあるものの、どちらも気性が優しいため動植物の世話などで意気投合することも多い。 大山版アニメ後期では現代における人間関係に力を入れており、 「さきどりカプセル」で、未来で漫画家として成功したジャイ子の記念パーティーにて、ジャイ子をエスコートすることになったのび太を見て、 出席していたスネ夫とジャイアンが「お似合い」というのを聞いて静香の顔が少し引きつっていたり、 「二人のしずかちゃん」では、とある状況でのび太が自分のことをどう思っているか聞いて静香が頬を赤らめるなど、まんざらでもない描写もあった。 「できすぎラブレター」に至っては、模範手紙ペンを使わずのび太自身の力で書いた手紙(=ラブレター)が欲しいとも言っている(*17)。 「小さな恋にメロメロ」では、原作やわさドラ版では描かれていなかった二人の馴れ初めが描かれており、 入園する日に彼女を見た為にこけて膝をすりてしまった所を、静香が自分のハンカチを差し渡そうとしたのを機に彼女を惚れるようになり、 同じ日に静香が自分の帽子をジャイアンやスネ夫によってプールに飛ばされた際にはのび太がそれを取り戻しに行き、その際には静香がのび太のほっぺたにキスをしていた。 なお、「雪山のロマンス(大山版アニメ『雪山のプレゼント』)」では、 「のび太がダメダメすぎてほっとけない」という理由で静香はのび太と結婚することにしたと言っているものの、 『のび太の結婚前夜』では、静香パパから「あの青年は、人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。それが一番人間にとってだいじなことなんだからね。かれなら、まちがいなくきみをしあわせにしてくれるとぼくは信じているよ」と結婚を後押ししている。 ◆静香と結婚した未来 ドラえもんが来訪した後の正史となった、しずかと結婚する未来の場合、 大山版では環境省(環境保護局の自然調査員)に務めていることになっているため真逆の人生と言えるだろう。その後、ノビスケという自分の父親と同じ名前の子供をもうけている。 ドラゴンやらペガサス、グリフォンを生み出せるくらいだから、基からその片鱗はあったと言える。 原作・水田版では職業について触れられていないが、少なくとも一家が普通に過ごせる程の収入は確保しているようだ。 結婚した後の二人はかなりの相思相愛の関係になっている。後述する中年のび太は現代の静香に息子が結婚したことを喜んで明かそうとした。 わさドラ版ではその関係が深く描かれており、「しずかちゃんへのプレゼントはのび太」では彼女のことを素敵と評し、未来の静香ものび太の事を王子様と評している。 ちなみにこちらの未来ではスネ夫は父の跡を継ぎ立派な社長に、 ジャイアンはスーパーマーケットチェーン『スーパージャイアンズ』の経営者に、 出木杉は火星基地で宇宙開発の仕事に携わっており金髪美人と国際結婚……と言った具合にみんな揃って凄まじい成功を掴んでいる。 のび太と結ばれなかったジャイ子も漫画家として大成している。(大山版アニメ「さきどりカプセル」などでそれを示唆する場面がある) ちなみに息子のノビスケとの関係は基本良好だが、見栄を張り一回こっきりの100点の答案を見せて子供時代は成績優秀だっただのスポーツ万能だっただの大嘘をついて叱る事が多いので悪ガキであるノビスケからは舐められている。 また、どちらの人生でもセワシが生まれるという、超遺伝子の持ち主でもある。 ジャイ子と結婚した場合は兄弟姉妹ができるほど子供がいたという写真があるので、 しずかと結婚することで、ジャイ子との間に成すだろう数人の子孫は確実に歴史から消滅したと思われる。 (しずかと結婚した場合は、子はノビスケ一人だけになり、その後もセワシに至るまでの代々の直系子孫は長男一人のみであるため) なお、セワシが生まれるには、ノビスケからセワシまでのどこかの代でジャイアンの子孫と結婚しなければならないため、 結婚相手が明確になっているノビスケを除くと、のび太の孫、もしくは曾孫の代でジャイアンかジャイ子の子孫と結婚したと思われる。(*18) TCプラス5巻収録の「45年後…」では、55歳ののび太が過去の自分(現代ののび太)に会うシーンが描かれており、30歳になったノビスケがゆかりと結婚しハネムーンに言った事が語られている。 運動神経や調子乗りは相変わらず(*19)だが、大卒なだけあって頭は良くなっており両親や幼馴染に会って懐かしむなど年相応の性格の成長が見られている。 終盤では、過去の自分に対して「君はこれからも何度もつまづく。でもその度に立ち直る強さも持ってるんだよ」とエールを送っており、 祖母の影響もあって屈指の鋼メンタルにまで成長していることがうかがえる。 因みに、日テレ版では放送期間の短さと原作が始まってそう年月がたっていない時期にアニメ化されたこともあり、しずかと結婚した未来は書かれていない。というよりしずかと結婚できたかも不明。 ◆その他の未来 ジャイ子ルートとしずかルートという二つの未来がよく描かれているが、時折それ以外の未来が描かれることもある。 「人生やりなおし機」では4才の頃にタイムリープして勉強と無縁の生活をした結果、「勉強の仕方がわからない」レベルのダメ人間と化す未来をタイムテレビで見せられている。 この時は大人の姿を見せられる前に、自分から「もういい!」と断っているが。 また「いたわりロボット」では甘やかされ続けて大人になったときの姿を見せられ、その未来では乞食同然の姿になっている。 ◇祖母との関係 幼少期は同居していた父方の祖母を強く慕っており、現在の性格になったのは彼女の影響が大きい。 ちなみに母方の祖母は健在だが、あまり会っていない様子。のび太が「おばあちゃん」というと、たいていは父方の祖母を指す。 祖母が亡くなった際には押入れに閉じこもって号泣したほどで、 時を経た現在でも、その敬愛は薄れておらず、生前の祖母に会いに行くエピソードが「おばあちゃんの思い出」「パパもあまえんぼ」の二本ほど描かれた。 また、祖母との思い出の品を見つけた事をきっかけに奮起するなど、根本的におばあちゃんっ子であるのが窺える。 度々やってくるからか祖母の方も現代ののび太を認識している節があり、大山版アニオリ「のび太の家出」ではタイムマシンでやってきたのび太のあやとりの修理をするシーンが登場する。 一方、両親とはいつも叱られているからか、ママをとりかえっこ、消しゴムでのっぺらぼう、ハワイがやってくるでは自分は玉子の子供で不運だという趣旨の発言をしている。しかし寂しくなると両親を思い泣く事も多いので本気で嫌ってなどはいない。 両親からは全然信頼されておらず、宿題を終わらせたことを伝えたらママに「うそおっしゃい」と一蹴され、遠い星から鉄人兵団が人類を捕らえに来ていることをつたえても「テレビや漫画をみすぎるのよね。しまいにはお話と現実がごっちゃになっちゃって」とハナから相手にされず、初めてドラえもんがきたときは「こんなところから人がでてくるわけないだろう」と一切信用されなかった。 それでも両親からは可愛がられており、しずかちゃんの家に行く前に「長い間お世話になりました。 お父さんもお母さんもかわいがってくれてぼくは幸せでした。でもひょっとすると今日でお別れかもしれない」とママに伝えている。のび太が本格的に家出した時も最初のうちは本気にしてなかったが道具の効果で夜まで帰ってこなかったのを2.3日帰ってこなかったと感じさせられた時には「神さまのび太をお返しください…!」と泣いている。 なお原作初期は両親を「お父さん お母さん」と呼んでいるが、途中から「パパ ママ」と呼ぶようになった。 ◇特技 射撃とあやとりは天才的であり、独自の技を編み出したり、バトルシーンではジャイアンと並ぶ主戦力となる。 特に射撃については、後の大長編において目覚ましい活躍をしており、他にものび太の機転を利かせた意表を突いた行動で活躍することが多い。 ◆あやとり あやとりでは彼にしかできないレベルのものさえ存在し、 もしもボックスで「世界中の人々がサッカーやプロレスのようにあやとりに夢中になっている世界」を作り出したところ、 あやとりの国際的な学会では「至高の天才」と評価され、プロあやとり関係者からスカウトが来たりと熱い期待を寄せられている。 ◆射撃 チートレベル。 「夢中機を探せ」でその才能の資質に勘付き、以降の作品では射撃が得意な描写を多く見せるようになっている(*20)。 射撃チート設定初登場の「けん銃王コンテスト」では、計算と機転でジャイアン達を打ち倒している。 大長編『宇宙開拓史』ではその星系の宇宙で名前の知られる殺し屋ギラーミンを一騎打ちの末に倒した。 なお、ギラーミンはのび太が「おっそろしい相手」と脂汗を流すほどの銃の使い手であった。(*21) 大長編『鉄人兵団』ではリルルを捕縛した飛行中の敵ロボットに対し、敵ロボットとリルルの手錠につながっている鎖をピンポイントで狙撃して破壊、リルルの救出に成功している。 大長編『銀河超特急』ではリボルバーで最初の一発目で缶を宙に浮かべ、残りの五発全てを落下までのわずかな瞬間に同じ缶に撃ち込み、 空中で激しく回る缶の一発目を撃ち込んだのと同じ面に銃弾を叩き込んで中に弾を全部収めるという神業を見せている(*22)。 ちなみにその前哨戦とでもいわんばかりに、超特急内のショーで走行中なため不安定な列車の屋根からまっすぐ飛ぶとは思えない信号弾を見事命中させるという離れ業を披露している(*23)。 また、一人でクリント・イーストウッド並みの射撃を行い、わずか0.8秒間(実質的換算)で4人の悪人を倒し、ラスボスさえ、まぐれではなく作戦で打ち倒した。 銃撃戦に入った時の頭脳は孔明並かもしれない。 更に言えば、受け身をとり身体を回転させている最中に複数の敵を確実に射抜くゴルゴ13の十八番をこなしてのける。 早打ちの記録はわずか0.1秒であるという設定が有名だが、実は誤解から広まっていったエピソードである。 詳しくはマンガに関する都市伝説にて。 『ガンファイターのび太』では、未来の世界の射的ゲームではパーフェクト3万点を叩き出して世界新記録を樹立。 「西部開拓時代に生まれていればヒーローになれた」と自負するほどであり、実際にその腕前は高く、実際に西部開拓時代のとある街に行き、コルト・シングル・アクション・アーミー(コルト・ピースメーカーとの愛称でも知られる、当時の標準的回転式拳銃)を扱ってみせた。 もちろん当時の北米で普及していたシロモノ。重さも反動もおもちゃとは違う実銃である。 原作版のみだが、決闘をしようとした町の市長から奪い取る形で決闘を代行した時と、町を守護する際の二回ほど実弾での発砲もしており、合計6,7人ほど敵を無力化している。 後者の時には街を守るという大義名分があるためか、足がガクガクして、怯えつつもしっかり無力化している。 さすがに初めての時は撃たれて血を吹き出す悪人達を見て卒倒していたが。 しかも原作では非現実的とされる二丁拳銃で背後から町長を狙う敵を実弾で全員無力化。(しかも目をつぶっている) なお、さすがに小学生が実弾を発砲するのはまずかったらしく、大山版アニメでは「実銃は重くて扱えなかった」と改変されていた。 それでもおもちゃの玉を悪人達の馬二頭の鼻の穴の中に命中させ暴れ馬にさせることで偶然ながらも鎮圧という神業。 彼の射撃の腕前は短編においてはこのエピソードで極まった。 ちなみに迎えに来たドラミの話では、街を襲ったならず者を一人で制圧した伝説のガンマンとして歴史に名が残っているらしい。 帰った後にジャイアンとスネ夫とごっこ遊びをした際に、『ぼくが絶対に負けるわけがないんだもの!』と強情を張るほど自分の腕があると自負していた。 しかし、これだけ実戦向けなチート級の射撃スキルを持ちながらもそれが生かされるのはもっぱら大長編や映画版で、本編中では射撃を活かしたシーンがあまり見られない。 本編中、ジャイアンやスネ夫への単純な仕返しに射撃を使うことは一度のみであった(*24)。 ちなみに原作「ツモリガン」ではドラえもんが早撃ちでのび太に勝利している。ドラえもん曰く「撃ち方が早かった」とのこと(*25)。 なお、射撃の精度はあくまで射撃に集中した場合の話であり、焦りながら撃つと命中率が極端に落ちたり無駄撃ちしたりしてしまうという弱点もある。 上述した銀河超特急でも、逃げる相手に対して弾を外しまくっており、ドラえもんに「無駄弾は打つな」と言われてしまっていた。 「射撃と早寝」という特技の組み合わせはなかなか戦場向きとも言えるが、 「当たったら痛いでしょ、ひどいと死んじゃうかも」と本人も言っている通り、争いを好まない性格であるため、 どちらかと言うと実戦・決闘のような戦闘行為よりも曲芸や競技射撃向きと思われる。クレー射撃のオリンピック選手になれば大成できたのでは ただし、大長編では毎回、率先して人類を脅かす敵と戦い、原作版「宇宙開拓史」では、ギラーミンの誘いに乗る形で自ら決闘に臨んでいるので、 大長編などの明確な戦う理由がある特殊な場では、やる気スイッチが入ると思われる。 ある意味ではのび太の「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむ」一面が攻撃的な意味で発露しているとも言えるだろう。 ◆昼寝 ___ /rニー 、` ー、 /´/'´ _,. l,.....ヽ ヽ r''ヘ_ _ ,.r' l lヽ .i ,r '´l _. リ ! / l.〉 l,r l 、i(._` `ー-‐'ヽ./ l` ,r ' l !ヽ_`ヽ_,..、 '⌒r_' r‐ 、 _ i ; ;_;l-'´` ‐ ̄._ l _,、_'ノ- i、._ l `-、..-i' ´ ヽ_,.ゞ- 、 r ' ´ ̄ / `ヽ ! ,..rー、 ヽ. ヽ ./ _,...- '´ _;/ ヽ、 / ,ヽ. i. ヽ -r ' ´ ; -‐ ' ´ ) `‐/ 、__ ./ヽ,入_,ノ l ,r'´ ` ー _ _; - ' ´ _,/ /. ヽ_ _,.. -ヘ-'  ̄ r' ´ ヽ  ̄ ヽ、 _ノ ` ―― ''´ 眠りに入る速度も凄まじく、初期は3秒だったが後に0.93秒に進化している。 ちなみにこれ、立った状態から座布団を枕にして横になって寝るまでの時間である。 動きに一切の無駄が無く、全ての動作を同時に1秒未満でやってしまうためスロー映像ではない通常の視認では立った状態からいきなり上記のポーズの睡眠状態に切り替わってるようにしか見えない。 「眠るほどにえらい世界」をもしもボックスで作ったところ、彼の寝る姿は芸術的とすら評されている。 なお射撃の項にもある通り、「状況を問わず素早く寝れる」という特技は戦場では地味に重宝できる。 ベストコンディションで訓練通りの動きができれば強いのは誰でも当たり前で、 戦場ではベストには程遠い劣悪なコンディションで戦わなければならないから難しい。 特に長時間の作戦における疲労や、戦場の緊張による休息不足はその最たるもので、 それらを解消可能なこの特技は戦場向きと言える。 …が、やはり本人の性格そのものが戦場向きではないので、射撃の特技ともども戦場で活かされる事はないだろう。 あと、寝坊して戦闘に出遅れる可能性がないとは言えない ◆その他の特技 けん玉はなかなかの腕前に到達している(「ワンニャン時空伝」より)。 幼稚園の時に買ってもらって以来、今の年齢になるまで一度も大皿に載せる事さえできなかったが、「架空人物たまご」の話でようやく成功し、その後更に上達したらしい。また、「ウラオモテックス」では足でけん玉をやるという芸当も披露している。 もっとも、上記が注目されたのは連載が進んでいってからのこと。 一番最初に判明した(*26)のび太の特技(本人曰く「たったひとつとくいなこと」)は、ピーナッツを連続で空中に投げて、すべてを口に入れる。という業。しずちゃん含め女の子数人に披露していた。途中でスネ夫が持ってきたゲームに釣られて皆そっちに行くけど。 日テレ版の「キャンプ騒動の巻」では昆虫採集のやり方を詳しく知っており、林間学校で先生にほめられるシーンがあるが原作ではセミが木に巣を作ると思っていたあたり、これは日テレ版のオリジナル設定と思われる。 上手く出来ない時の印象が強いためか既に自覚している特技以外では自分ではぶきっちょと思っているようだが、 出来、不出来の差は激しいものの、工作・物作りにも結構な能力を見せる事がある。 あやとり、射撃、けん玉等と合わせて考えると、空間認識力と手先の器用さはムラこそ有れど人並み外れて高いことがうかがえる。 また逆立ちで町内一周という荒業をやってのける剛腕であるがそちらはいまいち活かしきれないようだ。 わさドラでは母親似の顔のせいで女装が得意という設定が追加されたのか「ぼくのび子ちゃん」「王子様を守れ!伝説のドラミ三剣士」「名作劇場カメラ」等でやたら女装させられる羽目に… 前者では、ジャイアンに惚れられてしまった上、中者では一国の王子にプロポーズされ、後者でもジャイアン、スネ夫、出木杉と顔なじみのメンバーにも正体をきづかれなかった。(まあ原作でも白ゆりのような女の子という話があるが…) 漫画の目利きもすごいと言う特技もあり、ジャイ子の漫画の目利きの際に発揮される。 ◇発明家・起業家としての才能 ひみつ道具が絡むと、様々なアイディアを思いつき、時には事業にしようとしたこともある。(ドラえもんは反対したり、逆にノリノリなことも) 強風を起こす強力うちわ「風神」2つを使って空飛ぶ遊び「バタバタヒラヒラ」を考案する 中々上手く作れないイキアタリバッタリサイキンメーカーで木の葉を元手にとても美味しいジュースに変化する細菌を作り出す 動物の遺伝子アンプルとクローニングエッグで普通はただの動物を生み出す所を掛け合わせることで幻獣を作り出す 遠写かがみによるCMを商売にする ドラえもんが「役に立たないから」と捨てようとしていた夜ランプで「夜を売る」商売を思いつく 雲の王国を作る際には予算を確保すべく株式にすることを提案(し、スネ夫達から資金調達)する …などなど、とにかく枚挙に暇がない。そのアイディアとトライアンドエラーはさながら安藤百福か。 ドラえもんが来なかった場合の未来においては、大学卒業(*27)後就職できなかったからと起業。ちなみに雑誌掲載時の『未来の国からはるばると』では『父の会社を継ぐ』になっていたのでまあのび太は就職なんか出来ないよというギャグなのだが(*28)…。 しかし5年以上続けたが倒産させてしまい、セワシの代まで響くほどの大借金を作っている。 ……ある意味ではそれだけの借金を借りられるほど信頼されていたのかもしれないし、 相続放棄をしていない辺り、野比家のお人好しぶりがうかがえる。 ちなみに、倒産の大きな理由は会社が火災にあってしまったからで経営破綻をした訳ではない。 ……まぁ、その火災の原因自体が花火をしていたのび太なのだが。 しかもアニメオリジナルだが『さがせ!野比家のへっぽこご先祖さま』にて新社屋を建てたその日に花火で全焼させ、その時の社屋を建てる為の借金がきっかけになった事が明かされた。 ちなみに写真に書いてある日付を見る限り、その会社を七年(火事が起きるまでなら五年)も続けさせている。しかも、原作では会社が倒産した年が1995年であり、バブル経済の崩壊後の不況を数年乗りきったことになる。 就職経験もない若者にしてはスティーブ・ジョブズ並みのすごさと失敗であった。 ちなみに、現実では会社が5年間持つ確率は82%である(株式会社帝国データバンクより) ドラえもんのひみつ道具を使った商売の時もそうだが、常識にとらわれないゆえに発想の柔軟なのび太は意外と起業の才能があるのだろう。 とまあ、今見直すと結構スゴイように見えるが本編の描写そのものは「バカでドジな落ちこぼれの末路」という感じの 嘲笑成分が強いギャグテイストで、ポジティブな描写はされていない。 ◇先祖 野比家は歴史が長く、分かっているだけでも のび作(戦国時代頃) のびろべえ(150年前。江戸時代後期頃) のび左エ門(江戸時代後期、1826年) のび作(江戸時代後期、1826年)) (一世代未登場) のび吉(曾祖父。明治、1910年) のび太の祖父(野比のびる) のび助とその弟妹(5人兄妹。代表的なのはのび郎おじさん) のび太 ノビスケ ノビスケの息子(玉子似の孫。登場する話は1話のみ) セワシの父(「2112年 ドラえもん誕生」で登場) セワシ まで、戦国時代から未来の世界まで数百年単位の家系図の繋がりが判明している。 現実だと戦国時代から家系図を引き継ぐのは不可能でないとは言え、長い歴史の中で著名な功績を残した人物でもいないと引き継がれることは少ない。 家系図や墓が受け継がれた本家筋である、本家筋ではないが一族の殆どが数百年に渡り同じ集落に住んでいる、 などの条件が揃うことで初めて家系図の情報が共有され引き継がれて行く。 数百年の歴史が共有されること自体はフィクションの世界だけの話ではないので、誤解しないように。 なお、戦国時代と江戸時代の先祖の名前が同じだが、ここまで一族そろって名前に"のび"とついていたらかぶるのも無理ないだろう。 因みに大山版では少年時代ののび助、ノビスケ、のび作の声優はのび太と同じ小原乃梨子であり、 日テレ版ののび太のママを含め小原乃梨子はのび太の血縁者を4人も演じていたことになる。わさドラではそれぞれ別の人が演じている。 その他の親戚として :母方の祖母 :北海道のおばさん(*29) :五郎(母方のいとこ) :すみれ、のび枝(いとこ) :玉夫(母方の叔父) :岡山のおじさん :大阪のおじさん が確認されている。のぶドラでは母方の曾祖母が、わさドラでは北海道のおばさんの夫と天気予報が得意な母方の曽祖父が確認されている。 中者は「おはしはのびるよどこまでも」で後姿が一瞬映り、後者は「お天気ボックス」で玉子がのび太に「ママのおじいちゃん、天気予報の名人だったのよ」と思い出話としてかたっている。 さらにわさドラ版「ぞうとおじさん」では、大叔父の”のび四郎”が登場している。 またスピンオフ作品『ドラミちゃん』では双子レベルで瓜二つの容姿を持つ親戚”のび太郎”が登場。 同作の連載開始時にはのび太やドラえもんとも対面し、ドラミが居候することになった。 しかし、同スピンオフが『ドラえもん』の単行本に収録される際、作者による加筆・修正が行われた結果、 のび太と存在そのものが統合されていることから、現在の設定上に彼が存在するかは不明である。 ___××│| /__ ヽ〟××│| / |⌒ヽ\| ヽ──┘|/ |+ |─l- 、 |  ̄ ̄ ̄| cーU # ノ / っ | / ⊂_/ ⌒ヽ\ヘ/ っ |/ ⊂j ゙ .へ  ̄ ̄ ̄| (ヽ∩ヽ二二 // ヽ | / 三 j ̄ ̄ ̄ ) l___|/  ̄  ̄ ̄ ̄| | ─── | / ,-┼ー──|  ̄ ̄ ̄ | / /´ヽ/ヽ_|.___ノ、_,- 、 ⌒ ヽ___|/ ! //ヽ/ \ | |__ l ── ) /. \ __ノ  ̄ ̄|ー !  ̄ ̄( ノ / `ー′/ :::::::::: ドラえも~ん、追記修正出来る道具出して~ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] セワシに「お前が残した借金のせいで俺らは極貧生活送らされてんだ(意訳)」とか言われて号泣しながら「生きてるのが嫌になった」というのそりゃあいきなりやってきた自分の子孫名乗る少年からボロクソ言われれば誰でも心折れるレベルだとも思うわ -- 名無しさん (2018-02-16 14 31 36) コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2018-03-01 23 15 09) 宇宙開拓史、ドラビアンナイト、南極カチコチなど、映画だとテレパシーか予知能力(もしくはその複合)としか思えない能力を発揮することがあるよね。潜在的な超能力者なんじゃないか? -- 名無しさん (2018-03-03 21 31 21) ニュータイプ的な超常的センスは持ってそうだよね。 -- 名無しさん (2018-03-11 10 26 00) ドラえもんがいたからコイツは幸せになれたんだよなあ.. -- 名無しさん (2018-03-11 10 45 44) 子供の頃はひたすらにダメなやつだと思ってたけど、大人になってから見返すと良くも悪くも素直なところや動植物に対する優しさといった人間くささが良いなぁと思える不思議なやつだよこいつは -- 名無しさん (2018-03-19 16 41 35) まあ欠点はあるが、成長したのび太よりいい男ってのはそうそういない -- 名無しさん (2018-04-18 10 10 55) もし彼が花騎士の世界で団長になったらどうなるんだろうか・・・ -- 名無しさん (2018-04-27 10 48 11) ゲーセンのガンシューティングゲームとかやらせたら凄いスコア出しそう -- 名無しさん (2018-05-23 10 44 40) 世代的に小原さんなんだけどこの前アマプラで新ドラ版ののび太の恐竜見たらピー助との別れの熱演で涙がどーどー出たわ -- 名無しさん (2018-06-23 03 39 26) 描かれた時代もあって仕方ないけど、頭ごなしに叱るんでなく合った対応してればもう少し勉強できるようになりそうだよね。現に冒険小説は興味持って自力で読んでたことあるし。 -- 名無しさん (2018-08-02 07 59 06) のび太が駄目な原因はママのヒステリックの割合が大きいと思う -- 名無しさん (2018-08-02 09 14 25) マンガ版宇宙英雄記で、のび太と特技を「何度転んでも立ち上がること」をしたのはすごくよかった。 -- 名無しさん (2018-08-25 14 50 46) 玉子がのび太少年をレインボー部隊に勧誘したというのはマジなのですか? -- 名無しさん (2018-09-16 02 59 00) その射撃能力なら五輪であっさり日本に金を齎せそうだ。ちなみに現在は9種目ある模様。 -- 名無しさん (2018-10-20 20 46 50) ↑×6 Wiiザッパーやスーパースコープといったガンコン系やFPSだと無双しそうだwwwそして唖然とするスネ夫とジャイアンって構図が出来そうだ -- 名無しさん (2018-10-20 20 50 47) 良くも悪くも人間臭いところが魅力なんだなって感じるし、生き物に対する優しさは普通に見習うべきだと思う -- 名無しさん (2018-10-26 15 00 19) ドラえもんのおかげで成功体験ができてネガティブになりすぎないでいられるんじゃないだろうか。割とすぐ「どうせぼくなんか」ってなるタイプだから、そこから盛り上がっていく体験ができたのがドラえもんの一番の功績かも -- 名無しさん (2018-11-08 22 22 35) 大山のぶ代の陰に隠れて忘れがちだけど、小原のび太もかなり個性的な演技よね。やたら早口で同じ単語を繰り返し、「ん」の音韻がやたら強調されるあの喋りは原作のイメージには無い特徴 -- 名無しさん (2018-11-17 12 18 51) 「のび太に好意をよせている異性」のうち美代子、リリルは他のメンバーと大差ない程度の絡みしかなく特別のび太を好きという表写はなかったしロボ子はレンタルした時にのび太を好きになるようにセットしただけだし竜宮姫子にいたっては元々のび太郎と絡んだ相手だし道具の効果で恩返しさせられただけだと思うが。(2018-12-16 21 28 42) 勉強もダメ、スポーツもダメ、顔もダメとか寧ろのび太に対してのネガキャンを周囲の同級生や大人たちがやっているせいでのび太自身も「どうせ自分なんて努力しても無駄」と思い込んでしまうのなら一度成功体験とかでもさせて自信持たせていくやり方取れば遅れた分取り戻すの大変かもしれないけどそのうち十分巻き返せる余地はありそうな気もしないことはないと思うのだけどなあ -- 名無しさん (2018-12-27 01 10 36) ↑無人島で10年過ごすエピソードとかひみつ道具を利用して商売をする話を見てると地頭は良いと思うんだけどね。いかんせんパニックになりやすかったり努力不足が祟って今の評価に甘んじてる感じがするからたまこさん達は叱りつけるだけの接し方を変えるべきだと感じる -- 名無しさん (2019-02-12 08 37 04) 仕返しの対象はジャイアン、スネ夫のみで安雄、ハル夫を外してるのは孤立するのを恐れてるからか? -- 名無しさん (2019-02-12 09 54 09) 来る度に小遣いくれる、おばさんとキィちゃんは親類じゃないの? -- 名無しさん (2019-02-12 13 48 27) ↑2 無人島サバイバル生活のドキュメンタリーを見るとのび太の潜在能力の高さが見える動物や精霊と仲良くできるし意外と古代で生まれたら一人で悠々と生活できた説 -- 名無しさん (2019-02-23 19 58 42) F先生は小学生の頃、配給された肝油(飴玉みたいな栄養物)を通貨にしてみんなからせしめたらしい。そのエピソードを聞くと、のび太の商才は作者譲りなのだと唸らされる -- 名無しさん (2019-02-23 21 40 34) 大長編でゲストヒロインに好意持たれてるっぽい話もあるが、それ以上にメインゲストと短期間であれだけ仲良くなるのがのび太の凄さ。仲良くなるのに時間は関係ないってことなんだろうなあ。 -- 名無しさん (2019-03-30 23 42 58) ADHDの特徴を持っていることがよく指摘される。モデルとなったらしい作者がそもそもそうだったのかも -- 名無しさん (2019-04-10 21 56 19) どこかで打率1分(.010)とかいう普通に考えてもそれどうやったら達成できる記録(四死球とかを除いた100回打席に入って1本ヒット)どうやったら達成できるのかガセなのかわからん -- 名無しさん (2019-04-29 18 33 46) ↑ヒント 記録はスネ夫の担当 -- 名無しさん (2019-04-29 18 41 15) スネ夫データだけにもしかして信ぴょう性の低いデータの可能性も? -- 名無しさん (2019-04-29 18 59 26) 実銃、実弾での実践経験があり、しかも全て勝利してるとか、一歩踏み間違えれば殺し屋になりかねない。パラレルワールドでは悟空ブラックならぬのび太ブラックとかいそうだな。 -- 名無しさん (2019-05-27 10 21 28) ↑本編のような優しい人格でありながら殺しの才能の活用を余儀なくされる富野っぽいのび太もいそう。 -- 名無しさん (2019-05-29 20 11 33) 「牧場物語」では毎朝6時にきちんと起きられるらしい。 -- 名無しさん (2019-05-29 20 42 02) 無人島や大長編を見るに生き抜かなきゃいけない状況だと色々開花する感じ -- 名無しさん (2019-05-29 21 01 38) ドラえもんいないとむしろ頑張れるってイメージにも見えるが、そこまでになったのもやっぱりドラえもんの影響もあるだろうからいないといけないんだろうな -- 名無しさん (2019-06-15 19 45 46) のび太って確かクーベルタン男爵知ってたよな。それが分かる話って何だったっけ…? -- 名無しさん (2019-10-31 15 56 59) 生き物を卵から孵したりそのまま育てたりする際には、結構愛情以って接して育てるんだよねえ。そして涙ながらの別れがワンセットと…。 -- 名無しさん (2019-12-11 12 14 50) 転んだり失敗したりボロボロになっても何度でも立ち上がる強さは、『のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』の漫画版でクローズアップされ、一行がラスボスに逆転勝利する切っ掛けになってるよ。 -- 名無しさん (2019-12-19 14 01 59) 絵の下手さを取り上げたエピソードも幾つかあるが、「つづきスプレー」では大和の舳先だけ丁寧に描くように言われた時にはちゃんと描けている。(というか、地味に海の波までちゃんと描いてる)つまり勉強と同じで基礎画力はあるけど集中力が続かない、けど続かないなりに頑張って全体を描こうとするからああなる、という事なのだろうか -- 名無しさん (2019-12-26 06 17 23) 自動販売タイムマシンの話では、のび太が物価の安かった時代の鉛筆やらお菓子やらを仕入れては、みんなに激安で売って儲けてたなあ…やっぱりこいつ、商売の才能があると思わざるを得ない。 -- 名無しさん (2020-01-29 12 20 57) 成人後のノビスケに馬鹿にされながらも一家の大黒柱として懸命に生きる姿は大人になってから読むと凄いグッと来る。 都市伝説版の超人のび太もあれはあれで夢があるけど感情移入はしにくい。 ドラえもんという夢のような存在を軸にしながら描く幸せはあくまで身近で普遍的。 そこがF先生の魅力。 -- 名無しさん (2020-02-08 12 24 58) 55歳時点では既に両親は他界しているのだろうか… -- 名無しさん (2020-06-04 17 27 47) ↑のび太(45年後・・・)の、両親に対する態度を見るとそんな気がする -- 名無しさん (2020-06-06 21 25 48) ↑x2~3大人のび太は、超人の素質はあっても凡人としての幸せをつかむ道を選んだという見方もできるだろう。もしものび太のもとにやって来たのがドラえもんではなく別の誰か(例えばバードマン)だったら、こうはなってなかったかもしれない。 -- 名無しさん (2020-07-26 17 12 28) 火災で大借金したけど、ジャイ子とは離婚してないし、子供はきちんと育てあげたんだよな、ジャイアンやスネ夫達が借金建て替えでくれたのかもしれないけど -- 名無しさん (2020-08-10 07 40 24) アニメ漫画界の最強ガンマンは誰だという話題でのび太最強説を否定する時実銃使えないからと言われがちだが原作漫画とわさび版アニメでは普通に実銃使ってるの忘れられてるか知られてない印象 -- 名無しさん (2020-09-20 10 46 02) アメリカに生まれたらCOLTやらS Wの看板背負って、軍歴全く無いイレギュラー選手ながらも優勝とかになるんだろうか FPSだと立ち振舞いがボロクソだけどAIMだけはAIMボット認定されるぐらいに上手いとかで話題の配信者になりそう -- 名無しさん (2020-10-15 17 52 32) ↑1プレッシャーに弱い上に根本的に運がないから無理だろ。何処に行ってもどんな世界だろうと結局普通の生活してると思う -- 名無しさん (2020-10-15 18 13 51) 世間的には結婚前夜で言われるようなプラス志向の人格評価(人の幸せを願い人の不幸を悲しむことができる人)をされることが多いけれど、同時に人の幸せを妬み人の不幸を楽しむことができる人でもあるよね。 むしろ原作では後者の描写の方が多い気がする。 個人的に流竜馬なみに漫画とアニメで性格の違いが大きな主人公と思う。 -- 名無しさん (2020-11-15 13 33 35) 漫画だけでも本編と大長編で性格が違ってる -- 名無しさん (2020-11-15 13 58 50) 今までの経験が次に繁栄できないスピンオフ作品に生まれたのもある意味不幸・・・なのかな -- 名無しさん (2020-11-15 14 05 26) のび太は単純に相手が友好的ないしは無関係ならばその幸福を素直に喜ぶことが多いが、相手と自分が比較される状況では相手の不幸を望むことが多くなると思う。こういう気持ちは多かれ少なかれ皆持っているが、のび太はそれを隠すのが下手という気がする。そういう意味では漫画でもアニメでも反応のパターン自体は同じで、漫画はブラックユーモアを表現するために同じ主題でもアニメよりネガティブに扱うことが多いために、のび太の反応もネガティブになりがちなのかもしれない。 -- 名無しさん (2020-11-15 15 55 07) 自身の欲望に忠実なのはのび太に限らずギャグ漫画の主人公にはよくあること。 ましてや『ドラえもん』はのび太がひみつ道具で遊び倒すのが面白さの肝だし、これが常識的な主人公が道具の使い道についてあれこれ葛藤した挙句あまり使わない、なんて展開の漫画だったら国民的な人気を得る漫画にはならなかっただろう。 人間の普遍的な欲求や好奇心を満たす内容だからこそ誰にでも面白さが理解しやすい。 -- 名無しさん (2020-11-20 19 27 41) 射撃が得意なのは実生活で役に立たない上に人を傷つける事さえあるF先生のブラックジョークという話を見て、思わず膝を打った。 -- 名無しさん (2020-11-22 22 42 48) 射撃の選手にならなれそう -- 名無しさん (2020-11-27 22 01 45) 狙撃もできるならシモヘイヘ目指せる -- 名無しさん (2020-11-27 22 06 00) 一説には単純なガンマンとしての強さだと某ラピュタ王より上ともいわれる男、流石にゴルゴやシティーハンターを相手するのはまだ早そうだが -- 名無しさん (2020-11-27 22 46 04) 誘惑に対する弱さ、それでも不器用ながら最後は踏みとどまる底意地。 単に善良なわけじゃない、人間の長所も短所もすべて詰まっている。 高潔な人や性悪説の人から見ればただのクズに映るだろうが、のび太はF先生の描く人間賛歌の集大成ともいえるキャラかもしれない。 -- 名無しさん (2020-12-08 21 39 45) ↑×5カミーユのクッソエグい自虐ネタみたいだなw -- 名無しさん (2021-01-02 14 11 57) ギシンアンキを飲んだのび太はジャイアンがいつも恐れてる母ちゃんを剣幕で押したり、ムードもりあげ楽団の音楽で復讐しに走る等、道具の力ありきとはいえ、のび太は怒りに身を任せると潜在能力を発揮するんじゃないかと思う。 -- 名無しさん (2021-01-14 22 16 18) ↑ジャイアンの歌中毒になった時もすごかったからな -- 名無しさん (2021-01-28 20 38 58) 正直、両親もクズだからな… -- 名無しさん (2021-03-29 17 59 42) ↑大半はのび太が悪いし叱られるのは当然だと思うが?のび太が悪かろうと叱ってるだけで親を毒親呼ばわりする人かな? -- 名無しさん (2021-03-29 20 38 08) ↑両親も両親で結構クズなところあると思うけど…まぁガミガミ叱ってる=親が絶対悪という認識は間違ってると思うが -- 名無しさん (2021-05-23 21 10 02) ↑では尋ねるが、ママがのび太の0点について、「学校の授業についてこれているか?どのあたりからわからないのか?」と聞いたことがあるか?いつも感情に任せて思い通りにならない息子をサンドバッグにしているばかりではないか。 -- 名無しさん (2021-05-23 21 24 43) そういえば、1問正解しているにも関わらずその問題バツにされてて、しかものび太自身も母親もその採点した先生に文句も言わないで点数だけ(1問正解があるから本当は0点じゃないのに0点)で判断してキレてるのあったよね -- 名無しさん (2021-09-18 23 00 26) ↑作画スタッフのミスじゃないかな?作画スタッフはそういうの適当に書いてそう -- 名無しさん (2021-10-15 16 10 01) 刷りこみたまご(入ってから出て最初に見たヤツに強烈な恋愛感情を抱く、それなんて催眠系エロゲ?なひみつ道具)の回はクズなんてもんじゃなかったな、一歩間違えなくてもシズカちゃんから永遠に絶縁されててもおかしくない・・・・・・ -- 名無しさん (2021-12-09 22 26 06) のび太くんのようなすぐに眠れる才能が欲しい -- 名無しさん (2021-12-09 22 58 02) まさかのグラブル参戦 フロントでは確定トリプルアタック+確定クリティカル、サブメンバー時は援護で追加ダメージと射撃の腕を振るってくれるキャラに -- 名無しさん (2021-12-21 00 09 04) 道具悪用で失敗とか痛い目にあったりするのは、教訓漫画といえばそれまでかもしれないがそれ以上に闇落ちというか、道を踏み外して欲しく無いという祖母の怨念というか願いが阻止しようとしているのかも知れん -- 名無しさん (2022-03-06 20 56 53) のび太くん作中でけっこう起業してくれるからチャレンジャー気質旺盛なのかも。 -- 名無しさん (2022-03-10 18 41 26) のび太が「頭は悪いけど誰にでも心優しい聖人君子」じゃダメなんだよね。そういう側面もあるけど、同時に我欲に忠実で図に乗りやすい人間の負の面も併せ持つ二面性があるからこそ、話に深みが出る。 -- 名無しさん (2022-08-25 08 33 04) 考えてみたらおばあちゃんってのび太が小学校上がる前に亡くなってるって事は普通に考えたら70にもなってないはずだよな。外見では完全に腰の曲がった「おばあちゃん」だけど現代の感覚だと60代ってそこまで「老人」ってイメージないからギャップあるよな -- 名無しさん (2022-12-31 21 19 56) ジャイスネは無論、時にはしずかちゃんからも弄られて虐められることもありつつも、のび太自身はそんな3人をかけがえのない大切な友達として想っている描写を見ると時折心にグンと来る。だからたまに見られる5人(ドラえもん含む)の仲睦まじいシーンは見ているこっちも微笑ましい気分になるんだよね。 -- 名無しさん (2023-01-01 21 36 54) 稀なケースではあるものの「いたずらオモチャ化機」等明らかにしずかちゃんもジャイスネの嫌がらせに加担してる時はさすがに容赦しない(主犯格のスネオへの仕返しの巻き添えにする形で)のは、怒りというより好きな人にまで裏切られた失望感によるものなのかな? -- 名無しさん (2023-01-11 18 02 37) 本質的には優しく謙虚な人間だけど(大長編の他のメンバーよろしく)普段はドラえもんがひみつ道具を出して事態を好転させることもあれば調子にのって痛い目をみたりもする。 -- 名無しさん (2023-01-11 18 26 06) ジャイ子との未来変えようとするのすこ -- 名無しさん (2023-01-13 19 29 22) いじめられっ子ではあるが、コミュ力は高いし嫌われてはいないんだよな。基本光属性でたまに闇が出る。 -- 名無しさん (2023-03-05 10 36 28) のび太は漫画を見る目は確かって評されるほどだし、漫画の編集者とか向いてそう -- 名無しさん (2023-03-13 21 18 05) のび太にSRを持たせてサバゲーとかに参加させたら一躍凄腕プレイヤーとして名を馳せそう。サブ武器はハンドガンとか持たせればマジで死角が無さそう -- 名無しさん (2023-03-29 16 43 34) のび太に、星新一のショートショートを読ませてみたいと思ってる。 -- 名無しさん (2023-04-07 21 14 03) ↑×2 乗り物系の秘密道具で標準を合わせるシーンとかを見てると意外とまごついてる描写が多いからスコープで相手を捉えて撃つスナイパーはのび太には向かないと思う。百歩譲ってショットガンなら良いかもだけど、のび太のエイム力はハンドガン特化な気がする -- 名無しさん (2023-04-11 13 19 20) 小五にもなってその発言は…ってなる事が多いけど、裏を返せば小五になっても常識や固定観念に囚われない柔軟さはある意味羨ましいなと感じる。 -- 名無しさん (2023-04-21 13 13 52) 彼の空間把握能力はもしかしたら某准将にも勝るとも劣らないレベルかもしれない… -- 名無しさん (2023-04-29 19 03 17) 柔軟だけどすぼらなのび太に対して静香は几帳面だけど頑固だから互いの短所を補い合える良い関係であるって考察を見て凄く納得した。色んな意味で静香は運命の人だったんやな -- 名無しさん (2023-05-23 13 12 30) 先祖代々名前の頭が のび で、孫の孫の代になってようやくそっから脱却してるのがなんか笑えるな。未来の時代にこんなネーミングはさすがには似合わんていう親心なんだろか -- 名無しさん (2023-05-24 11 24 32) のび太の破滅の元凶はジャイ子と結婚したことじゃなくて会社が全焼したことなのに、そこをどうにかしようとは一切しないのが謎だ。火事を防いだところで破滅ルートは避けられないってことか? -- 名無しさん (2023-05-31 12 02 37) 言っちゃなんだが、物の扱いが基本雑だと思う。借り物の本を物置に突っ込んでボロボロにしたりな…のび太の母親も2階から物をぶん投げて捨てる癖があるし、血筋かよ -- 名無しさん (2023-09-01 19 14 13) 不注意や飽きっぽさがなければテストとかでもいい点がとれる頭脳がある。(チンプイのエリ様も、) -- 名無しさん (2023-09-09 19 08 59) 出木杉くんには負けるがメガネを外せば割りと整った顔をしている。(将来の伴侶からはもっと面白い顔よ、こんな格好で笑われないかしらなどと言われたが[悪気なし]) -- 名無しさん (2023-10-03 20 52 55) 大人(結婚前夜)になってもジャイアンやスネ夫達とつるんでる辺りめっちゃ器がでかいよなのび太(ジャイアン・スネ夫共に光る一面も持ち合わせているのも大きいと思うが) -- 名無しさん (2023-10-11 12 55 01) 有名なネタらしいけど、最近こいつの早撃ち精度が獠や次元、ゴルゴと言った裏社会のヤベー奴らよりも上と知って変な笑いが込み上げたわ。 -- 名無しさん (2023-10-24 12 51 20) ↑それはデマじゃなかったか -- 名無しさん (2023-10-24 18 36 55) のぶドラだと環境省関係の仕事についてるらしいけどわさドラでも同じかしら。 -- 名無しさん (2023-10-24 19 17 53) 生まれたところが違えばギラーミンみたいな殺し屋みたいになってたかもしれない -- 名無しさん (2023-10-24 21 00 42) なお、のび太は殺人を犯している。(ギラーミン) -- 名無しさん (2023-10-24 23 03 47) ショックガンだろう。違くても相手だって殺しに来てんだから正当防衛だ -- 名無しさん (2023-11-16 19 54 49) ↑2殺傷能力のないショックガンだと明言されてるわ -- 名無しさん (2023-12-20 18 06 50) のび太戦記エースは主人公。何故か声がキラヤマトになっている -- 名無しさん (2024-04-19 16 54 28) 単行本収録時に書き直されてるけどのび太郎さんというそっくりな親族がいる。あとセワシくんはケンカが鬼のように強い(自分より体格の大きい男性三人に勝てる) -- 名無しさん (2024-04-19 16 56 32) アニメ版では青年のび太は車の運転が出来ない扱い(?)されるけど、原作みたいに普通に車の運転が出来ると何かまずい事でもあったのだろうか? 劇場版『結婚前夜』では、スネ夫とジャイアンの活躍の場を設ける(空港に猫を送り届ける)という、メタ事情もあったのだろうけど。 -- 名無しさん (2024-06-01 08 35 02) ↑漫画の結婚前夜で式場に車を運転して急ぐシーンがありますね。 -- 名無しさん (2024-06-01 11 23 40) 名前 コメント
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___ ゝ/____\ / | / . - 、 -、! l __|─| ^|^ | ( __` ー ヘー っ ヽ \ ̄ ̄ ̄/ノ mn 、二二/─(ヽ l / \/\|──`ー ′ ( ! | ,- 、 ヽ|ー──j | | | ヽ / ̄ | ̄ | |─! / ̄/ ̄ ̄ ̄`ー ′ ,-/ヽ/ ヽ二二) 名前:野比のび太(のび のびた) 性別:男 原作:ドラえもん 一人称:僕 二人称:ちゃん付け/呼び捨て 口調:少年口調 AA:ドラえもん/野比のび太.mlt 主人公の片方。漫画版のタイトルは「ドラえもん」だが、 テレ朝版先代体制での劇場版タイトルは「ドラえもん・のび太の」となっており両者が同時にコールする。 ドラえもんは普段ののび太が下記の通りであるため 本来ならば借金まみれになって子々孫々まで大貧乏になる未来を変えるべくやって来た。 ただし、現行の設定ではドラえもん誕生時に22世紀の野比家はそこまで貧困とは思えないので、 セワシ(のび太の孫の孫で本来のドラえもんのパートナー)とドラえもんが大げさに言っている可能性もある。 基本的にテストは2択で0点を取る(可能性は100万分の1)、スポーツはびりっけつ、 絵は幼稚園児並みと何をやってもダメであるが、射撃・あやとり・睡眠に関しては天才的な能力を持っている。 何より上記の借金に関しても会社を自分の持ってきた花火で丸焼きにするというのが原因であるが、 就職苦で自力で起業後、一応6年間何とか会社を持たせているので、経営センスも中々あったらしい。 (まあ、ドラえもんの道具で起業しようとするたびに持ち前のドジぶりと不運で倒産しているが) ドラえもんが来たことで、クラス一の美少女しずかちゃんと後に結婚することになった。 ダメ少年の代名詞のような人物ではあるが、いざという時は思いやりや勇気を持ち、悪にも立ち向かう男意気を持っている。 潮吹きあわび氏のAA作品「のび太「ドラえもん!」」の一連のシリーズがきっかけで、 アブノーマルな性癖をもつキャラ付けが生まれた。 また、リアルなAAも作られシリアスな活躍もしている。 キャラ紹介 やる夫Wiki Wikipedia MUGENWiki アニヲタWiki ニコ百 ピクペ 登場作品リスト タイトル 原作 役柄 頻度 リンク 備考 DIO「こんにちは、僕ディオえもん」 ドラえもんジョジョの奇妙な冒険 あわびのび太、DIOえもんと対話する 主 まとめ 完結 シノえもん ドラえもん シノえもんの日常的な下ネタ発言に困っているのび太本人役ジャイ子から好意を持たれている未来はジャイ子と結ばれる 主 まとめ 予備 完結 大長編ドラえもんのび太のそして伝説へ… ドラえもんドラゴンクエストIII 本人役、もしもボックスでDQIIIの世界を現実にする 主 まとめ 予備 完結 土・水・木・鋼・闇が主役のデジモンフロンティア デジモンフロンティア 選ばれし子供の1人 主 まとめ 安価 あんこ完結 ドラえもん のび太の異世界召喚 ドラえもん 本人役、ひょんな事でイセカイ国の勇者として闘う 主 まとめ 予備やる夫Wiki 完結 のび太「ドラえもん!」 学ぶ 「潮吹きあわび」氏の作。あわびのび太の先駆け 主 まとめ 完結 のび太の電脳幻想記 ドラえもん 本人役 主 まとめ 予備 完結 のび太のところにドラえもんは来なかったようです ドラえもん 本人役 主 まとめ R-18 あんこ完結 やるえもん ドラえもん 本人役 主 まとめ 予備予備2 完結 Yaranaios BIZARRE Life ジョジョの奇妙な冒険 ホームレススタンド使いの一人 常 まとめ 悪魔が支配する街で オリジナル やる夫に従う悪魔 常 まとめ R-18 完結 キル夫は野生のライダーのようです 仮面ライダーアマゾン アマゾンの親友・岡村マサヒコ役 常 まとめ キル穂は周防の村医者だったようです 日本史(大村益次郎) 高杉晋作役。長州倒幕派のキーマン 常 まとめ 私談・楚漢戦争 歴史(楚漢戦争) 韓信役 常 まとめ rssやる夫Wiki 完結 やる夫がオカマのかたき討ちに巻きこまれるようです 百器徒然袋-雨 益田龍一役。元刑事の探偵助手 常 まとめ 予備やる夫Wiki 完結 やる夫がロボ子と日常を歩むそうです R-TYPE・マブラヴ・GPM 元少年兵の銃砲スペシャリスト 常 まとめ rssやる夫Wiki 完結 やる夫クエスト導かれしAAたち ドラゴンクエストIV クリフト役 常 まとめ 完結 やる夫たちは「勇者の証」を手に入れたようです オリジナル 異世界から召喚された「勇者」の一人 常 まとめ 完結 やる夫たちはデジタルワールドを旅するようです デジモンアドベンチャー 選ばれし子供達の一人、パートナーはインプモン 常 まとめ やる夫Wiki 完結 やる夫と黒子の大冒険 オリジナル 冒険者でやる夫の友人 常 まとめ 完結 やる夫の青春12きっぷ オリジナル やる夫の友人。どこでも寝られるのが特技 常 まとめ やる夫は星々を騒がす落とし物を拾ったようです オリジナル 芸能事務所の社長 常 まとめ R-18 エター やる夫ファンタジーVI ファイナルファンタジーVI マッシュ役で、王の座をドラえもんに明け渡した 常 まとめ 完結 【異聞】やる夫のドラクエ5 ドラゴンクエストV サラボナの大富豪・ルドマン役 準 まとめ エター 黒鉄アルトは家の誉れを取り戻すために魔法学校で命を賭すようです オリジナル 黒寮に君臨する、腐敗貴族の筆頭 準 まとめ R-18 安価あんこ 白頭と灰かぶりの魔女 オリジナル 小鳩の創造した魔法生物 準 まとめ rssやる夫Wiki R-18 引き籠りの長門有希はリトルバスターズを結成するようです サモンナイト2 エルジン・ノイラーム枠 準 スレ やる夫Wiki あんこ 完結 元リア充のぐだ子は召喚獣に人権のない世界に放り込まれるようです サモンナイト1 エルジン・ノイラーム枠 準 スレ やる夫Wiki あんこ 完結 やる夫が『梅松論』を語るそうです。 梅松論など 北畠親房役 準 まとめ 予備やる夫Wiki 第一部完 やる夫とおっぱいゴーレム オリジナル メイデン学部の後輩 準 まとめ R-18 やる夫のオウガバトル64 オウガバトル64 ゴデスラス・ブラクニ役 準 まとめ エター やる夫の野望 南部編 信長の野望 豊臣秀吉役 準 やる夫は静岡を目指しました。 SILENT HILL2 エディー・ドンブラウスキー役 準 まとめ やる夫Wiki 完結 やる夫は私腹を肥やす悪徳貴族のようです オリジナル 二ノ国の王 準 まとめ R-18 完結 やる夫は魔法学院で繰り返すようです オリジナル 将軍 準 まとめ 完結 輸送戦艦スペース・デブリ オリジナル 反政府軍のリーダー、AAはシュバルツ・バルト 準 まとめ rss予備2 やる夫Wiki 完結 100日後に継ぐ姫 オリジナル 皇位継承5位の皇子 脇 まとめ あんこ エター あんこでPSO2 ファンタシースターオンライン2 海王種 脇 まとめ あんこ エター カミーユ・ポッターと短気な意思 J・K・ローリング「ハリー・ポッター」 ネビル・ロングボトム役 脇 まとめ 予備予備2 あんこ 完結 岸辺露伴は書き込まない 岸辺露伴は動かない 岡島緑郎の息子 脇 まとめ rss 完結 共和国の行方1918― オリジナル 共和国に密入国した連邦の同志 脇 まとめ R-18G 安価あんこ エター キル子と導かれざる者たち ドラゴンクエストIV ピサロ役、魔者ノビ・ピサロリアルのび太のAAで登場 脇 まとめ エター 射命丸文は童話を救うようです オリジナル 『踊るガイコツ』に登場する名人 脇 まとめ rsswiki やる夫Wiki 完結 翠星石は遺伝子に飛び込むようです ジーンダイバー ジーンダイバー 脇 まとめ 予備やる夫Wiki 完結 老け顔のブラッドレイ(15歳)が自由惑星同盟軍に入隊するようです 銀河英雄伝説 イゼルローン要塞司令官ノビタ・フォン・ノビ大将リアルのび太のAAで登場 脇 まとめ あんこ 完結 ポケットモンスター Yell ポケットモンスター トレーナーの一人 脇 まとめ wiki R-18 安価休止中 ヤルオとDioは逃げるようです オリジナル オリンの幼馴染の人間、ノビタ・ノビ 脇 まとめ やる夫Wiki エター やる夫は暗黒騎士からパラディンになるようです ファイナルファンタジーIV ダークエルフの子分 脇 登場回 まとめやる夫Wiki 完結 やる夫は聖騎士だったようです オリジナル 幼き王ソール8世 脇 登場回 まとめ R-18 遊☆戯☆王 ヤルオリンクス 遊戯王 イグナイト・レッド生1年 脇 まとめ 予備 第一部完 やる夫はスカヴェンジャーのようです オリジナル 官営武器店の店主 まとめ 短編 タイトル 原作 役柄 リンク 備考 AAで学ぶ日本経営者列伝 史実 浅野総一郎 まとめ 短編 学校の七不思議 学校の怪談 小学校の怪異に巻き込まれた5年生 まとめ 短編 男女の長所は短所で包丁 ドラえもん まとめ 短編 ドラえもん「やる夫スレ……?」 ドラえもん 本人役。最初は狂言回しだと思われていたが… まとめ 予備予備2 予備3 マキえもん ドラえもんチェンソーマン 本人役 まとめ 短編 許されざるいのち 帰ってきたウルトラマン「第34話 許されざるいのち」 幼い時の月 まとめ 短編
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前へ 翌日。 自然公園入り口に、大小二つの人影と、その上を飛び回る モジャモジャしたものがあった。 ジャイアンとスネ夫と棲み家を追われたアンノーン達である。 ジャイアン「遅いっ!! あいつら何してやがる………。 スネ夫!お前、なんとかしろ!!!」 スネ夫「そんなあ……」 ジャイアンが怒号をあげる。 無理もない。二人は既に、約束の時間から二時間も待たされていたのだ。 元々気が短いジャイアンにこれだけ待たせるのはやはり酷だったろう。 しきりに、スネ夫にやつあたりをかましている。 ジャイアン「もう我慢出来ん! スネ夫!殴らせろ!」 ムシャクシャするという理由で放たれた、ジャイアンの鉄拳がスネ夫の顔面に 直撃しようとした瞬間、聞き覚えのある声がした。 のび太「ジャイアーン、スネ夫ー、遅れてごめーん!」 ナイスだ。スネ夫はそう思った。 怒りの矛先は奴に向けられるだろう。 そして、案の定そうなった。 ジャイアン「のぉび太くぅん、なぜ遅れたのかな?」 ジャイアンが拳をパキパキしながら言う。 しかし、のび太の代わりにドラえもんが答えた。 ドラえもん「ごめん、僕が寝坊しちゃって。 のび太君は悪くないよ。」 スネ夫「ドラえもんが? のび太の間違いじゃないの?」 すかさず、スネ夫がちゃちゃを入れる。 ジャイアンも、意外なことに驚き、怒りも萎えてしまったようだ。 ドラえもんは遅れについて詫びた後、スネ夫に聞いた。 ドラえもん「ねえ、スネ夫君。 あの空にうごめいているのは何?」 ドラえもんがそう言い空を見上げるとジャイアンもつられたように上を向いた。 ジャイアン「うわっ、何だあれは!?」 ジャイアンが驚く。 スネ夫「ああ、あれ? アンノーンの大群さ。」 スネ夫が手を叩くとそれに応じたかのように、アンノーン達が上空から降りてきた。 それらは文字列を作る。 ドラえもん「な、なんだい?」 ドラえもんはたじろぐが、スネ夫はすましている。 スネ夫「なになに………? ナンダ、コノアオダヌキハ? テキカ?、だって? 違うよ、これは仲間さ。」 ドラえもん「僕は狸じゃない!」 ドラえもんはアンノーン達につっかかる。 それをスネ夫がなだめた。 スネ夫「まあまあ。 で、頼みがあるんだけど。 実は………」 スネ夫はアンノーン達がここに居る経緯、アンノーン達の利用法、 それと彼らとの契約で少しの間四次元ポケットの中で 彼らを暮らさせてくれというものだった。 ドラえもん「成程。 確かに、アンノーン文字さえ覚えてしまえば、これほど便利な物はないな。 いいよ。」 意外とドラえもんはあっさりOKしてくれた。 アンノーン達がドラえもんのポケットの中に、雪崩の如く押し寄せる。 それは、唯一神主演の某映画を彷彿とさせた。 その後一行は、戦力の確認をした後、コガネへ向かった。 アカネ「…………」 アカネは焦っていた。 この一週間、何も進展せず、ただ時だけが過ぎてゆく。 ロケット団の守りは、想像以上に堅く、ジムのトレーナーでも苦戦を強いられる。 アカネはあくまでも、ジムリーダー。 トレーナーとしての、力量はあるが、このような持久戦の戦い方は分からない。 そこへ、 トレーナー「アカネさん! 突入班B、D両班とも突入に失敗しました! 待機していたA班C班は………」 アカネは心の中でため息をついたが、リーダーの自分の動揺はすぐに下に伝わる。 うまく誤魔化さねば。 アカネ「大丈夫や! それらもこっちには想定の範囲内。 気にすることないで! あっ、で、A班とC班は休ましとき。 お疲れさん。」 トレーナー「はい!」 トレーナーは安心した様子でアカネの元から離れてゆく。 いい加減、演技にも疲れた。 本当は策なんて何もないのに、民衆の皆は自分に信頼を置いてくれている。 それはうれしい反面、アカネにとって、大きな心の負担になっていた。 アカネ「はぁ………」 アカネが皆の居ないところで、またため息をついた時だった。 トレーナー「アカネさん、怪しい者が何か面会を求めて来ています!」 アカネ「怪しい者………?」 誰だか分からないが、逢ってみて損ではない筈。 アカネ「面白そうやな。 連れてき。」 アカネがそう言った時だった。 ドアから押し寄せる様に、何人かの見覚えのある人間がなだれ込んできた。 ジャイアン「ってててて……… あの野郎!後でギャフンと言わせてやる!」 どうやら手荒いもてなしを受けたらしい。 その中の大柄な少年がドアに向かって叫ぶ。 その様子を見て、アカネはそれらがこの前の生意気なガキということを思い出した。 アカネ「なんや、あんたらか。 …………何しに来たん?」 アカネの言葉にキツネ顔の少年が口を尖らせて憤慨の言葉を述べる。 スネ夫「何しに来たとはなんだい!! 僕らは援軍に来たんだぞ!」 スネ夫の言葉にアカネは意地悪く言う。 アカネ「援軍を頼んだ覚えはないんやけどな。 で、何が目的なん?」 ドラえもん「目的も何もあなたは協力したければ 実力をつけろと言ったじゃないですか!? 今日は、僕らの実力を見せに来たんです!」ドラえもんが言う。 アカネは肩をすくめた。 正直期待はしてないが、今はまさに、青狸の手も借りたい気持だ。 アカネ「ええで。 あんたらの実力見してみい!!!」 ジャイアン「望むところだぜ………」 ここで、ジャイアンが一歩前に出た。 アカネ「また、あんたか。 どんだけ成長したか試してやるわ! とりあえず、外でな。」 アカネはそう言うと、一行を外に誘いだした。 アカネ「いくで! いけっ!ミルタンク!」 そう言うとアカネはミルタンクを繰り出した。 ジャイアン「ミルタンクか………。 それなら、いけっ、カイリキー!!」 一方ジャイアンはカイリキーを繰り出した。 タイプではジャイアン有利だが、アカネは動じない。 アカネ「やっぱ、成長しとらへんな。 先週の二の舞いや!! ミルタンク!! 周りで回って砂ボコりをあげぇ!!」 ミルタンクはその辺を高速で回転し、激しい砂ボコりを発生させる。 それにより、周りの視界が奪われる。 アカネ『ここで、前はメタモンに変わる作戦をとったんやな。 それなら………』 アカネは小声でミルタンクに指示を出した。 ジャイアン『奴の作戦は砂ボコりで目をくらまし、 色々なトリックを仕掛けてくること………… なら、こっちは!』 やがて、砂ボコりが晴れてきた。 だが、ジャイアンの視界の先にはミルタンクがいない。 ジャイアン「あれ? ミルタンクは?」 ジャイアンが言った。 すると、 アカネ「気付いてないみたいやな。 アホが。また潰れろや!」 アカネが叫ぶ。 アカネ『奴は、ウチ本人に警戒しすぎで、自分の後ろのミルタンクに気付いてない。 こら、また勝ったわ。』 アカネは勝利を確信する。しかし、 ジャイアン「バーカ。 潰れるのはテメェだ。」 ジャイアンがそう言った瞬間、ジャイアンの足元から一本の角が現れ、 ミルタンクを投げ飛ばした。 アカネ「なっ………」 アカネは突然の事に驚いている。 ジャイアン「ミルタンクの奇襲なんてショボい策考えやがって。 簡単に対応できたぜ。」 ジャイアンが言う。 アカネ「いや、ウチが驚いてる事はそんなことやない!! なんで、ヘラクロスがあなをほるが使えるのかっていうことや!!」 ジャイアン「そんなことより、前を見た方がいいぜ。」 ジャイアンが指をさす。 なんと、ヘラクロスに軌道修正されたミルタンクは 自分に向かって転がってくるではないか。 しかし、距離が離れ過ぎである。 アカネ「アホか。 こんな距離なら簡単によけら………」 「ゴン!」 アカネは何かにぶつかった。 アカネ「なっ、なんや!?これは!?」 いつのまにか出来た、自分の周りの壁に驚き動揺するアカネ。 ジャイアン「ヤナギ師匠からもらったウリムーの氷の壁さ。 よく注意すれば分かるんだがな。 テメェ、砂ボコりで視界が奪われるのは俺だけじゃないってことだぜ。 ちなみに、ヘラクロスはウリムーの掘った穴にただ潜ってただけさ。 あなをほるなんて使えねえよ。」 ジャイアンが話している間も、ミルタンクはアカネに迫る。 アカネ「キャアアアアアアアアア!」 逃げ場を失ったアカネは、ただ叫ぶしかなかった。 しかし、誰もが「ぶつかる。」と思った瞬間、 ジャイアンのカイリキーがミルタンクを受け止めた。 アカネは突然の恐怖から解放され、ヘナヘナとへたりこむ。 それにジャイアンは勝ち誇ったように言った。 ジャイアン「俺の勝ちだな!」 スネ夫「やったね、ジャイアン!!」 ドラえもん「まさかジャイアンにあんな戦いができるなんて…………すごい!!」 のび太「よかったね、ジャイアン。」 アカネに勝利したジャイアンは皆からの祝福を受ける。 ジャイアン「皆の衆ありがとよ!! 次はスネ夫だ! 頑張れよ!」 スネ夫は、うん、と答えると、アカネの方へ歩み寄った。 スネ夫「次は僕が闘う番だよ。 座ってないで早く準備してよ。」 スネ夫が話しかけるが、返事がない。 スネ夫はまだ知らないが、この後かなりの苦戦を強いられることになる。 スネ夫「アカネさん?」 アカネ「………グスン。ひっぐ、ひっぐ。 うああああ~ん。」 え……?、とスネ夫が思う間もなく、アカネの大号泣が始まった。 ジャイアン「あ~あ、スネ夫泣かしちまったな。」 ジャイアンが人事のように言う。 実際、ジャイアンの中では人事なのだが。 スネ夫「ち、違うよ! アカネさんが勝手に………。 はっ!」 スネ夫は気付いた。 ジムのトレーナー、そしてドラえもん達が自分を白い目で見ている。 スネ夫の苦難の道が始まった。 約二時間後、一行は35番道路に立てられたテントの中にいた。 全員が、アカネに勝ってはいないとはいえ、アカネが闘える状態ではなかったから、 ほぼ無理矢理といった形で一行はコガネの戦線に加わることができた訳だ。 アカネ「あ~すっきりした! やっぱ人間泣くことは必要やな。」 さっきまで泣いていたアカネはケロッとしている。 スネ夫の必死の説得によるものだろう。 アカネのケロリとした言葉をスルーし、ジャイアンが言う。 ジャイアン「よし、これで俺達もロケット団のイベントに 参加出来るようになった訳だな。 よし、一丁俺様がギタギタにしてくるか。」 何を血迷ったかジャイアンはそのままテントの外へ出ていこうとした。 それを慌ててドラえもん達が引き止める。 ドラえもん「何を考えてるんだ! 前にも言ったけど相手はゲームと違ってかなりの多数なんだぞ! どんなに強くても、やられちゃうよ!」 ドラえもんが凄い剣幕で止めるが、ジャイアンは独自の理論を展開する。 ジャイアン「やってみなきゃ分かんねえよ。 どっちみち、奴らの圧倒的な数じゃ成す術ねえじゃねえか。 なら、直接殴りこんで戦力を少しでも削るしかねえじゃねえか。」 ドラえもん「なんて無茶な」 ドラえもんが呆れる。しかし、ここでこの雰囲気を看破するかのごとく、 スネ夫が口を開いた。 スネ夫「あのね。 ぼくのポケモンなら、殴り込むんじゃないけど、奴らの人数を大量に削る事は出来るよ。」 ドラえもん「なんだって!?」 スネ夫の意外な言葉に全員が驚く。 のび太「どうするの?」 のび太が聞く。 スネ夫「まあまあ。 とりあえず、これにも準備が必要なんだけどね。 まず、ドラえもん。 ポケットからアンノーン出して。」 アカネ「アンノーンやて!?」 スネ夫の言葉にアカネが驚く。 無理もない。この世界ではアンノーンはまだ未解明の存在。 伝説みたいなものだ。 ドラえもん「スネ夫君。わかったよ。」 アカネの驚きはまだ続いた。 なんと、あの青い狸の腹の袋から今まで神話や、絵本でしか見たことのない ポケモンが飛び出してきたからだ。 しかも大量に。 目の前の光景が信じられないアカネをよそに、 スネ夫は普通にアンノーン達に指示を出す。 スネ夫「あのさ、頼みがあるんだけど。 コガネにいるロケット団員の数を調べてきて。 あと、蛇口の数も。」 スネ夫がそう言うと、アカネの驚きを尻目に、アンノーン達は一斉に空に散っていった。 スネ夫「アカネさん。アカネさん?」 アカネ「ん?あ、いや、何?」 スネ夫の言葉でアカネは我に帰った。 しかたのないことだろう。 余りにも変な物を見すぎてアカネは少し頭が痛かった。 スネ夫「物資を準備してくれない? 必要な物はピーピーエイダーといいきずぐすり。 それぞれ十個ね。」 アカネ「ええけど。 殴り込みはせんのと違う?」 アカネが首をかしげ、訊く。 確かにスネ夫が要求するアイテムは戦闘に関連するものばかり。 前言と矛盾が生じている。 しかし、それを無視してスネ夫は今度はドラえもん達に頼み事をする。 スネ夫「ドラえもん、のび太、ジャイアン。 君達は戦闘の準備をしてエンジュに向かってくれ。 それと、ドラえもん、てきおうとうを貸して。」 スネ夫の意味不明な策に、流石のドラえもんも頭をひねる。 ドラえもん「貸すのはいいけど、君の作戦の意図が全然分からない。 先にそれを説明してくれないかい?」 それを聞いたスネ夫はあたかもうっとうしそうに、頭を掻き言う。 スネ夫「説明は後でするから、早く行ってくれ! 時間がもったいない! 早くてきおうとうを渡してくれ。」 それを見てドラえもんは、仕方ないなあと、てきおうとうを出した。 それをスネ夫は受取り、もう用はないとばかりに去っていった。 ジャイアンは腹を立てたが、ドラえもんがうまく鎮め、 ドラえもん達はエンジュに逆戻りをすることになった。 次へ
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前へ 俺は時間犯罪者だ。 俺は時間犯罪者だ。 俺は時間犯罪者だ。 スネ夫の脳は一切の思考を失い、ただその言葉だけが頭の中で繰り返し響いていた。 呆然とするスネ夫にのび太が言う。その顔は友人のスネ夫でも、にわかには区別がつかない様になっていた。 のび太「キシシシシシシ。驚いて声も出ねえか?あ?」 声はただ純粋に楽しんでいる。 冷たい笑い声でスネ夫は目覚めた。そしてビビリながらも言う。 スネ夫「いつから……いつから入れ替わっていたんだ!?それと、何故こんなことをするんだ! 狙ってるのは僕達だろ!この人達は関係ないじゃないか!」 我に返ったスネ夫は、そうわめく。 のび太は言った。 のび太「次から次へとうるさい奴だな……。まあいい。冥土の土産に説明してやろう。 それには、まず、違うことから説明しなければならないようだな。」 のび太は腰からボールを取り出し、それを投げる。 その中から飛び出したのは、真っ黒な影のような、目の赤いポケモン。 スネ夫「ゲ、ゲンガー?」 スネ夫は当惑する。何をしたいのか分からない。 すると、のび太はバッグの中から黒い冊子を取り出し、その中のページを一枚切り取った。 のび太はそれをクシャクシャに丸めると、スネ夫へと放り投げた。 のび太「触れ。」 のび太はスネ夫にそう命令した。 彼の横で下品な笑みを浮かべるゲンガー。 とても不気味な光景だ。 地面に転がる丸まった紙屑を見てスネ夫は、何か細工があるのかと疑ったが、しばらくしてスネ夫はそれに恐る恐る手を触れた。 スネ夫「な、何が起こるんだ……?」 スネ夫は辺りをキョロキョロ見回す。 すると突如、聞き覚えの無い誰かの声響いてきた。 「よお。」 スネ夫「誰だッ!」 スネ夫はまた辺りを警戒する。 しかし、彼の周りには倒れる人ばかりで自分に声をかけてきそうな人は居ない。だが、声は已然と響いてくる。 「俺だよ俺、こっち見ろ。」 スネ夫は声の方を向いた。 信じられない光景に、開いた口が塞がらなかった。 しゃべってる。目の前に居るゲンガーがニヤケながら人語を操っているのだ。 またもやスネ夫の思考はフリーズした。 ゲンガーは言う。 ゲンガー「キシシシシシシ。ポケモンが話すのは信じられねえか? まあそんなことはどうでもいい。俺は厳密にはポケモンじゃねえんだからな。 そう、俺が時間犯罪者の本体だ。」 スネ夫「時間……犯罪者の……ホンタイ?」 流石のスネ夫の頭脳も今の状況にはついていけない。 しかし、ゲンガーはそれを無視して話を続ける。 ゲンガー「今まで俺はこのメガネを操ってお前らと生活を共にしてきた。 どうやって操っていたのかは……まあ、説明が面倒だわ。省略。」 ゲンガーはそう言うとのび太の体を操り、黒い冊子をスネ夫に中が見える様に見開きにし、言った。 それには、人の名前、ポケモンの名前がビッシリと書かれていた。 ゲンガー「そしてこれが殺しのタネだ。 このノートに名前、及び手持ちを書き込まれた者は死ぬ。」 スネ夫「なんだって!?」 スネ夫は目を丸くする。 名前と手持ちを書く、それだけで人を殺せるツール。にわかには信じがたいが、状況が状況。 本当だろう。自分が何故生きているのかは分からないが。 のび太はスネ夫の目の前でノートをピラピラとする。 その中には、ミカン、しずかの名前も書いてあった。 それがスネ夫の背中に冷たい物を走らせる。 スネ夫は言った。 スネ夫「よく分からないけど、君の正体はゲンガーで、のび太はただ操られていたって事は分かった。 でも、ただ一つ……ただ一つ府に落ちない点がある。 そんなノートがあるなら何故僕らをすぐに殺さなかった。そして、何故、今ロケット団の奴らを皆殺しにしているんだ!?」 スネ夫はそれなりの剣幕でまくしたてたが、ゲンガーは臆する様子も無く答えた。 ゲンガー「なんだ、そんなことか。超簡単だ。まず、お前らを殺さなかったのは、このイベントクリアに利用するため。 そしてコイツら殺しているのは経験値稼ぎの為さ。」 スネ夫「経験値稼ぎ?」 意味不明な言葉に、思わず聞き返すスネ夫。 ゲンガーは肩をすくめた。 ゲンガー「実はな……。このノートの力は人を殺せるだけじゃねえ。 色々なルールや効果がある。 その一つに『このノートによって殺された者の手持ちポケモンから得られる経験値の半分が俺に与えられる』といった物がある。」 スネ夫は、はっとした。 スネ夫「まさか……お前……僕らに「あまり人を殺すな」と言ってたのは……」 ゲンガー「そうさ。 『俺が』殺して経験値にするためだ。」 ゲンガーの言葉にスネ夫は体をわなわなと震わせる。 スネ夫「お前……人の命を……経験値程度に……。そして僕らを……しずかちゃんを殺し………のび太を利用して……」 スネ夫の震えは「恐怖」ではなく「怒り」だった。 しかし、ゲンガーは悪びれた様子も無く答えた。 ゲンガー「人の命? キシシシシシシ。お前面白い事言うなぁ。 コイツらゲームのキャラだぜ? ドラクエでスライム殺してんのとあんまり変わらんよ。 何か?お前もしかして「スライムかわいそ~」とか思いながらゲームするわけ? キシシシシシシ!」 ゲンガーは高笑いをする。 ゲンガー「レベルが上がってきたぞ……。 凄い!凄い!凄いぞ!力が溢れてくる!これで確実にデキスギに勝てる! 祝砲だ!」 そして、手から漆黒の球を放つ。 凄まじい威力のそれは自然公園の緑を次々となぎはらってゆく。 スネ夫「あ、あ、あ……」 それを見たスネ夫の「怒り」は「恐怖」に変わった。 どうしようも無い。レベルが違いすぎる。 スネ夫は痛感した。 失意のスネ夫を見てゲンガーは言う。 ゲンガー「分かったか?全てが。 分かったら吹き飛びな。じゃあな。」 ゲンガーはスネ夫に手をかざした。 ヤラレル。 スネ夫がそんな覚悟をした瞬間だった。 突如、目の前から黒い手が消え去った。 ゲンガー「おっと、その前に……。」 ゲンガーはスネ夫から目と手を離すと、パチリと指を鳴らした。 すると傍らにいたのび太から、黒いもやが飛び去り、のび太はその場に伏した。 ゲンガー「これでコイツのノートの所有権は解除された。 これで俺は自由に動く事が出来る。 そして……」 ゲンガーは再び手をスネ夫へ差し出した。 ゲンガー「改めてお前を殺せる。キシシシシシシ。」 キュッ。 スネ夫の胸から心臓の栓が閉まった様な音がする。 恐怖で下半身が温かい物に浸されてゆく。 スネ夫は覚悟を決める。ゲームオーバー、即ち死を経験する覚悟を。 ゲンガー「あばよ。」 スネ夫はグッと目を瞑った。 死の直前の時間は、まるで無限の様に感じられた。 歯医者で歯を削られる前に、待たされる時間が異常に長く感じられる様に。 しかし、その時間を実感する程に、スネ夫はそれがただの自分の感覚的時間だけの問題ではない事に気づいた。 スネ夫『あれ?』 スネ夫は目を開いた。 その視界は、先程とほぼ同じ。 ただ一つ違っていた事はその手は小刻に震え、自信に満ちていたその顔は不安や疑問で満ちた表情に変わっていた事だった。 ゲンガー「で……出ない……。シャ、……シャドーボールが出ない……なぜ……?」 ゲンガーは言う。 その時だった。 「ふぅ。運が良かったよ。」 何者かの声が聞こえた。 ゲンガー「誰だ!?」 ゲンガーはその方を向いた。 そこにはジャイアンと、一人のロケット団員が立っていた。 スネ夫はそのロケット団員を知っている。 先程熱く善悪論を説いていたロケット団のしたっぱだ。 ロケット団員は続ける。 ロケット団員「時間犯罪者。 お前のシャドーボールはコイツで防がせてもらった。 ここが自然公園で本当に運が良かったよ。」 団員の傍らには、一匹の中型の虫ポケモンがいる。 コンパンである。 スネ夫「そうか!コンパンの「かなしばり」か!」 スネ夫が言う。 ゲンガーは歯噛みした。 ゲンガー『くそっ! シャドーボール以外まともな攻撃技がねぇッ!』 ゲンガー「テメエただのロケット団員じゃねえな! 誰だ!?」 自然公園に響き渡るゲンガーの叫び。 団員「ふぅ。変装服は暑いから嫌なんだよなあ。」 そして、それに応えるかの様に団員はニヤリと笑うと、まるで脱皮するかの様に団員の体が裂け、中から青色のボデイが顔を出した。 ドラえもん「僕だよ。びっくりしたかい?」 スネ夫「ドラえもん!」ゲンガー「青狸ィッ!」 スネ夫、ゲンガー、二人は驚く。 両者の心境はまるで違うが。 ゲンガーはうめく様に言う。 ゲンガー「貴様……何故……何故生きてるんだぁッ!」 その声は雄叫びとなり自然公園に響く。 しかし、その金切り声にドラえもんは落ち着いて対応する。 ドラえもん「簡単さあ。 君が壊したのは僕のコピーロボット。 僕は別室から君がどのように人を殺すのか観察してたんだよ。 そもそも、正体不明の殺人能力を持つ相手にノコノコ本人が来ると思ってるのかい? しかも君は油断しきって蚊メラにも気付かなかったし。君のしてた事は全部見てたよ。 ノートに必死にロケット団員の名前を書いてたから先回りさせてもらったのさ。」 ゲンガー「俺はそんなチャチな替え玉の話や、器具の話をしてるんじゃねえ! 俺が聞いてんのはなんでノートに間違いなく名前を書かれたのに、テメエは生きてんのかってコトだ!」 ゲンガーは赤い目を更に赤くして言う。 ドラえもん「さあね? そんなことなんで君に説明しなくちゃならないんだい?」 ドラえもんは冷たく言い放つ。 ゲンガー「グッ!」 ゲンガーの顔が怒りで歪む。 すると傍らのジャイアンが小声で聞いてきた。 ジャイアン「っていうか、なんでドラえもんはノートに名前書かれたのに生きてんの?」 ジャイアンの素朴な疑問は予期せぬ言葉で返ってきた。 ドラえもん「僕が生きてた理由かい? まあ、てっとり早く説明すると君のお陰だよ。ジャイアン。」 ジャイアン「?」 思わぬ言葉に首を傾げるジャイアン。 しかし、その疑問はドラえもんが無言で見せたモンスターボールを見ることで解消されることになる。 ジャイアン「これは………イーブイ!」 ドラえもん「シッ!ジャイアン!」 ドラえもんは迂濶に声を上げるジャイアンに釘を刺す。 ドラえもんは続ける。 ドラえもん「僕はのび太君を呼び出す前に、マサキのお祖父さんから呼び出されたんだ。 そしたら、これを渡されたんだ。」 ジャイアンの記憶が蘇ってくる。 そういえば、地下通路でマサキのじいさんにイーブイをドラえもんかのび太に渡すように言ったっけ。 傍らで小さく呟くドラえもん。 ドラえもん「本当に運が良かったよ。 もし、ジャイアンがそのままイーブイを貰ってたら……。 マサキのお祖父さんがイーブイを渡したのがのび太君だったら……。 イーブイを貰うのが直接対決の前じゃなかったら………。」 考えてもゾッとする。 ドラえもんはそんなポーズをとった。 ジャイアン「成程……。良くわかった……。良くわかったところで後は……」 ジャイアンは言う。 そして右手からボールを取り出した。 ジャイアン「アイツをぶちのめすだけだな。」 ジャイアンはボールを投げ、イノムーを繰り出す。 ゲンガー「くっ!」 スネ夫「よくもロケット団の人々を殺してくれたな……。そして……」 スネ夫はスリーパーを繰り出す。そして息を思いきり吸い、叫んだ。 スネ夫「よくも僕に恥をかかせてくれたな!」 三人に完璧に取り囲まれた形になったゲンガー。 その姿はかつてない動揺をさらけ出している。 ゲンガー『チクショウ!チクショウ!チクショウ!チクショウ! なんとかこの状況を打開する手は……』 ジリジリと三人は迫ってくる。 ゲンガー『チクショウ!チクショウ!チクショウ!チクショウ!』 ドラえもんが言った。 ドラえもん「覚悟しろ!時間犯罪者!」 三人が一斉に飛びかかろうとしたその時だった。 突如、ゲンガーは不気味に笑いだした。 ゲンガー「キシシシシシシ。お前らは俺を殺せない。」 スネ夫「なに?」 謎のゲンガーの発言に一瞬脳裏にクエスチョンマークを浮かばせるスネ夫。 それに対してゲンガーはただニヤニヤと笑っているだけである。 スネ夫『攻撃できない?そんな訳が……。まさか何か……』 スネ夫がそう考えた瞬間、 ジャイアン「イノムー!じしん!!」 ジャイアンの指示が飛び、イノムーはじしんをゲンガーにヒットさせた。 ゲンガーは弱点の攻撃をモロに受けたが、レベルの差もあり大したダメージになっていない。 しかしその体は地面に伏される。 ジャイアン「ボサッとしてんじゃねえ!スネ夫!かなしばりの持続時間は限られてんだぞ!急げ!急げ!」 ジャイアンがスネ夫に罵声を飛ばす。 様子から察するに、ジャイアンはノートに触れていないから、奴の言葉が分からないのだろう。 さっきから話してたのはドラえもんだけ(翻訳コンニャクでも使ったんだろう)だし。 まあ、奴の発言は謎だが、ジャイアンの言う通り今は攻めまくるしかない。 スネ夫がそう思ったその時、 ゲンガー「イテテテテ…。」 ゲンガーがその場に立ち上がる。 ドラえもん「立ち上がったぞ! 次の攻撃………。」 その時だった。 ゲンガーの二つの目が怪しく輝いた。 そしてゲンガーの体から影のような物が出て、ドラえもん達の足元へと伸びていった。 ジャイアン「なっ、なんだ!?」 ドラえもん「よ、避けられない!」 影が三人の足元を覆った瞬間、彼らは言いようの無い寒気と悪感に襲われた。 言うなれば、インフルエンザを患った時の感触、それに似ていると言っていいだろう。 だが、永遠に続くかと思われたその感触は、次の瞬間に消え去ってしまった。 しかしなんだか、なんだか気分が悪い。 ゲンガー「キシシシシシシ。」 ただ不気味に笑い続けるゲンガー。 硬直する三人。 しかしジャイアンは、そのなんとも言えない雰囲気に耐えられなくなったのか、大声で叫んだ。 ジャイアン「テメエ!俺達に何をしたぁ!!!!」 ジャイアンの問いにゲンガーは笑いながら答えた。 ゲンガー「キシシシシシシ。 お前らに「みちづれ」をかけた。 俺を殺そうとすればお前らも巻き込まれるぜ。」 スネ夫「な、なんだって!?」 スネ夫はすっとんきょうな叫びを上げる。 ジャイアン「なんて言ったんだ?アイツは?」 ジャイアンはやはりゲンガーの言葉が分かっていないようだ。 スネ夫は無言でノートの切端をジャイアンに押し付ける。 ゲンガー「キシシシシシシ。 もう一度言う。俺はお前らにみちづれをかけた。 故に俺を殺せばお前らも自動的に死ぬ。」 ジャイアン「なんだと!」 やっと状況を把握したジャイアンは驚きの声を上げる。 この状況はヤバイ。 奴を倒せばみちづれ共倒れ。 だが、みちづれのPPが切れるまで待てば、先にかなしばりが解け、シャドーボールで全滅させられてしまう。 まさに板挟み状態。どうしようもない。 ドラえもん「どうすれば………。」 ドラえもんの嘆きに近い声も、ただ空虚に消えてゆく。 頭はフル回転しているのだが、打開策が見つからない。 ゲンガーはそれを見て満足そうに笑う。 ゲンガー「キシシシシシシ。 どうする?どうするよお前ら。」 ドラえもん達はただ立ち尽くす事しかできなかった。 ドラえもん「どうする……?」 スネ夫「どうしよう?」 ジャイアン「どーすんだ?」 三人は必死に頭を捻らせる。 時間は限られている。いつ、かなしばりが解けるか分からないのだ。 一刻の猶予も許されない状況の中、三人は焦っていた。 そしてその焦りは致命的な判断ミスをしばしば引き起こす。 三人は焦りで「みちづれ」の根本的な効果を忘れていたのだ。 みちづれ――― それは自分が倒れた時に、みちづれをかけた相手を巻き添えにするという技。 しかし、巻き添えにするのはある条件がある。 それは『相手の攻撃によって倒される』と『倒された相手しか道連れにできない』という二点である。 ジャイアンとドラえもんはその二点の存在を知らなかった、そしてスネ夫は完全に『焦り』で忘れていた。 ゲンガーはこの事を知らないでこの策を採ったのか? いや、ゲンガーは元から知っていた。 それならば何故敢えてこの策を採ったのか? 理由は簡単。他に時間稼ぎの方法がこれしか残されていなかったから。 彼の策は実を言うと心理的ブラフ。 簡単に言えば完全なるハッタリである。 しかし彼はそれに勝つ自信があった。 人を欺く事。彼の最も得意で、かつ好きな事だった。 そしてそれは今、絶大な効果を挙げている。 現にドラえもん達は彼の言葉に惑わされ、何も出来ずにいる。 ゲンガー「キシシシシシシ。 どうした?どうしたお前ら。 悔しいか?悔しいよなぁ。キシシシシシシ。」 内心のドキドキは表には絶対出してはならない。後少しの辛抱。かなしばりが解けるまで……。 ゲンガーは勝ちを確信した。 後少しでかなしばりは解ける。解ければ勝ち。そう思っていた。 しかし全てはうまくはいかなかった。 ゲンガー「さぁ!後少しでかなしばりが解ける! テメエらはもう終わりだ!」 そう言って、ゲンガーが笑い始めた時だった 突然、あの忌々しい、あの不細工なロボット狸も笑い始めた。 顔は絶望から一転、自信に満ちている。 ドラえもん「スネ夫、ジャイアン、そして時間犯罪者。 君に勝つ方法が見つかった。 君は、さっき言ったよね。団員達を倒した事によって超レベルアップをとげたって。 だとしたら僕のさっき捕まえたばっかりのコンパンと、君はかなりのレベル差があるよねぇ。」 そう言いドラえもんはポケットをあさる。 中からは赤いモンスターボールが出てきた。 しかしそのデザインは市販の物とは違っている。 ゲンガー「ま、まさかそれは……。」 ゲンガーは気づいた。それが何なのか、を。 ゲンガー「やめろ!やめてくれ!」 ドラえもん「くらえ…時間犯罪者………!」 ゲンガーがそう言う前にドラえもんは既に行動をすませていた。 ドラえもん「いけぇッ!!レベルボール!!!」 ゲンガー「チックショーーッ!」 ゲンガーの雄叫びが自然公園に響く。 コーン。 ボールは無事ゲンガーに命中した。 歓喜の余りジャイアンは言う。 ジャイアン「よし!当たったぞ!後は捕まえられるかどうかだけ…………え?」 ジャイアンの言葉はそこで中断された。 予想外の事だった。 通常、モンスターボールを当てられたポケモンは、ボールに当たった直後、それに吸い込まれる様に捕獲される。 しかし、ドラえもんが放ったボールは、その本来の効力を全く発揮する事無くどこかへ転がっていってしまった。 その場に居た一同は、皆その光景に目を奪われ誰も動こうとしない。 いや、動く事が出来なかったという表現の方が正しいか。 少しばかり時が経ち、やっとその『原因』が分かった誰かが口を開いた。 ゲンガー「…………キシッ、キシシシシシ!キィシシシシシィッ!馬鹿かお前らは!? 俺はこのメガネのポケモンだぜ? 知らなかったのか?人の物を盗ったら泥棒なんだよーッ!」 ゲンガーは緊張から解放され、かつて無い程の笑いを見せる。 スネ夫「どッ………どどどどどどどうするんだよぉーッ!ドラえもーん!ドラえもん!ドラえもん、ねぇったら!」 スネ夫は絶望的状況に泣き叫ぶ。なんか股間がムズムズする。 ジャイアン「チクショウ!チクショウ! ここまで……ここまでやっと追い詰めたのに………! チックショー!」 ジャイアンの絶望の雄叫びが自然公園内に響き渡る。 そろそろ「かなしばり」も解けてしまう。 このままでは、皆殺されてしまうのは火を見るより明らかだ。 スネ夫「マッ、ママァーーーーッ!!!」 スネ夫の股間が本格的に濡れてゆく。 ゲンガー「なんだ?テメエ、失禁か?」 そんなスネ夫の元へ、悪魔が歩みを進めてくる。 そして言った。 ゲンガー「後少しでかなしばりも解ける。 これでお前らは終わりだ。 お前らにお礼を言っとくぜ。 お前らがロケット団員を集めてくれてたからこんなにレベルアップ出来た。 これでデキスギも倒せるだろ。 だが、その前に………。」 ゲンガーは勝ち誇り、全ての物を凍りつかせる様な笑みを浮かべながら、「別にお前などどうでもいい」と言わんばかりに、今度はスネ夫の元から離れてゆく。 そしてゲンガーは最も憎むべき、彼の元へ歩み寄った。 ゲンガー「青狸。俺はテメエを許せねぇ。 俺に恐怖を与え、何度も俺をビクつかせた事が、どうしても許せねぇ。 だからテメエは始めに殺す。 抜け目ねぇ奴だしな。」 彼はそう言い、右手をドラえもんの鼻先に突き出す。コウの時と同じ格好になった。 ゲンガー「さぁ、俺にビビれ。恐怖しろ。カスが。ん?」 そこまで言って、ゲンガーはある事に気づいた。 彼はてっきり、にっくき青狸の顔は、さぞ恐怖に歪んでるだろうと思っていた。 しかし、その青狸の顔は恐怖どころか、何か違う物を含んだ笑みさえ浮かべていた。 信じられない表情にゲンガーはゾッとした。 まだ油断は出来ない。まだ何かが起こる。 ゲンガーは直感でそう感じた。 そして青狸は大きな口をゆっくりと開いた。 ドラえもん「時間犯罪者。 僕はただ君を捕まえようとして、レベルボールを投げたと思ってるだろ? 僕の狙いは君だと思っただろ? 違うんだよ。僕の本当の目的は……。」 その時だった。 「………うーーん………。」 今まで地面に伏していた「彼」が体を震わせた。 次へ
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【作品名】ドラえもん 【ジャンル】漫画、映画など 共通設定 【共通設定】 【素早さ】「のび太の大魔界」において、ドラえもん達は魔法のじゅうたんで魔界星から魔王の心臓に移動している。 魔王の心臓は地球人から星座を構成する星として扱われており、 このことから太陽系の外にあり、年周視差が十分小さいほど遠くにあると思われる。 ここでは、デモン座アルファ星が冥王星と太陽の最大距離の倍、約150億キロ先にあると考える。 一方、この時点で魔界星から地球の形がくっきり見えており、地球間近にあったことがわかる。 移動にかかった時間を長く見積もって一時間とすると、じゅうたんの速度は 150億÷3600秒≒秒速400万km≒光速の13倍 魔界の竜や星の雷は魔法のじゅうたんに後方から追いついたり攻撃しているのでそれ以上の速度。 そして、美夜子は竜の突進や星の雷を近距離から魔法で迎撃しているので光速の13倍以上の反応。 また、ドラえもんは美夜子と互角に戦った魔族の魔法をヒラリマントで跳ね返して魔族を倒している。 この時、ドラえもんは相手から1Mくらいの位置で道具を持っていない状態から道具を出して割って入っており、 反応・道具を出す速さ・タケコプターによる短距離移動速度の全てが光速の13倍以上ということになる。 また、割って入る時に「ヒラリマント!!」と叫んでいるので口の早さも反応相応。 これらは突如現れた敵にも反応している。 【名前】野比のび太 【属性】ダメダメ小学生 【大きさ】細身の小学生並み 【攻撃力】重さ129,3kgの物体を背負って数km走り続けられる 【防御力】 大砲を防ぐバリアが張ってある風雲ドラえもん城が破壊される、巨大彗星の衝撃波に耐えられる 雷の直撃、車の突進、50mくらい上からの鉄骨の直撃を食らったが行動可能 【素早さ】【共通設定】のドラえもんと至近距離で殴りあえる。他はノロマな小学生並み 【特殊能力】しあわせトランプ所持。所有者の願いを叶える事が出来る。願った瞬間発動する(任意全能) 【長所】他人の幸福を願い、他人の不幸を悲しむことが出来る人間 【短所】それ以外全て 【戦法】「相手が負けますように」と願う 200 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2011/09/23(金) 17 19 49.54 ID CaoKv65C [2/2] 考察待ちが多いので自分で考察 ぺるしゅばるで速度差で勝てるが花菱烈火以降は速度差が違いすぎるので殆ど勝てない よって 花菱烈火>野比のび太>ぺるしゅばる vol.2 313 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2011/10/19(水) 01 13 44.66 ID rPPBwwqj 野比のび太 再考察 13倍に変わったが位置は変わらず 黄猿>野比のび太>ネギ・スプリングフィールド
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登場人物 野比のび太 「咲いた、咲いた、ついに古代蓮が咲いた」 野比のび太は、「顕正会ドラえもんショー」に出演するキャラクター。 概要 立ち位置は前後編ともにドラえもんの左、前編ではのび太のパパの右、後編ではのび太のママの右。 前編では勤行をやる決意を固め、ジャイアンやスネ夫にいじめられなくなった。 後編ではスネ夫が勤行を辞めた動機の根源とされる、彼の慢心した態度を裏付ける過去の発言を証言した。 特徴 後編ではほとんど聞き手役に回っており目立った活躍がなく、台詞もラストシーンを除いて非常に少ない。特に男子部版後編では登場キャラの中で単独での台詞初出が最も遅いなど脚本的にも微妙に冷遇されている。 ただし宗教に対する知識や見識は高く、物語が進むにつれ高度な宗教用語を持ち出すようになる。 かつてはいじめられっ子だったが、前述の通り勤行に励んだ結果ジャイアンとスネ夫からいじめを受けなくなった。後編でも外見や財力で軽く嫌味を言ったスネ夫はともかくジャイアンとの対立は見られない。2人を積極的に勤行に誘う姿勢からしてかつていじめの関係があったとは思えないほど友好的に見えるが、宗教絡み故にこの接し方自体もかなり怪しい。 入信後は納豆隊と交友関係を結んでいる。 語録 前編 「静香ちゃん上手だな~!絶対芙蓉コーラスに入れるよ~!」 「僕達も新本部会館の近くに引っ越してきたんだ!」 「ねえねえ、ジャイアンとスネ夫も一緒に勤行しようよ!」 「ドラえも~ん、助けてよ~。どうしたらジャイアンとスネ夫が勤行するようになるの?」 「納豆隊、出ておいで~!」 「勤行すると、もっと楽しくなるよ!」 後編 「あ~そういえばスネ夫こんなこと言ってた。『ぼくちゃんはのび太と違ってかっこいいし、頭もいいし、お金持ちなんだっ』て」 「染まらないだけじゃないよ、世間が濁れば濁るほど広宣流布目指して頑張ろうって情熱で一杯になるんだよ」 「悪人は恐れ善人は頼る。若き獅子の大集団だね。新しい日本を作るのは僕たちだね!」 「僕も邪宗の奴らが何人かかってきても、一人で屈服させる実力を備えてまいります」 「スネ夫、ジャイアン。平成16年の一国諌暁は100万の死身弘法なくしては絶対にありえないんだ」 「100万達成を決定的にする本然終盤の戦い。その鍵たる90万突破の歴史的9月。野比班も4名の誓願、断じて成し遂げてまいります!」 関連項目 登場人物一覧
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野比のび太(Nobi Nobita) 「ドラえもん、たすけてぇ〜!!」 商品画像 情報 登場作品:ドラえもん 定価:3,465円 発売日:2011年09月03日(土) 再販日:2014年08月予定 商品全高:約140mm 付属品 手首: ひみつ道具:空気砲、バイバイン、ころばし屋、エスパー帽子、ミチビキエンゼル、タケコプター 武器:二丁拳銃 表情:通常顔、ウインク、寝顔 その他:枕、漫画本、交換用足首×2、バット、グローブ キャラクター概要 未来からやってきたネコ型ロボットドラえもんと一緒に暮らす小学生。 勉強も運動も苦手で何をやってもダメだと思われがちだが、あやとりと射撃と昼寝の特技を持つ。 ジャイアンにいじめられたりスネ夫の自慢話の復讐のためにドラえもんの道具をたよるが、 調子に乗って更に痛い目に会うのがパターンとなっている。 商品解説 魂フィーチャーズVol2で参考出品された商品。 ROBOT魂ドラえもん同様2005年春以降の水田わさび版のデザインで商品化される。 各秘密道具が付属する。 川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムのオープン日(9/3はドラえもんの誕生日)にあわせて発売される予定。 良い点 悪い点 不具合情報 関連商品 写真 コメント ドラえもんのシリーズなんて買う人いるの?磐梯社員こんなの出して頭大丈夫か? -- 名無しさん (2011-06-28 03 17 01) ↑でもある意味では仮面ライダーの武器持たせたりして遊べそうな気が…、少なくとも俺は買いますよ。 -- もち (2011-07-08 21 11 07) むしろ付属の秘密道具類をフィギュアーツやfigmaでコントっぽくディスプレイするのに使う。のび太本体は割りとどうでもいい。ロボ魂ドラえもんは出し切ったどこでもドアがついていればもっと良かったがこっちはのび太と違って他のフィギュアと絡ませやすい利点がある。 -- 名無しさん (2011-07-12 23 26 06) のび太もいいがスネ夫がほしい -- 名無しさん (2011-07-15 19 53 28) 出るみたいよ -- 名無しさん (2011-07-15 20 47 11) なんだとwww -- 名無しさん (2011-07-16 18 27 11) 劇場版キャラ出すこと前提でのび太を出すなら解せるんだけどなぁ・・・・ -- 名無しさん (2011-08-25 01 41 16) 誰得商品 -- 名無しさん (2011-08-25 10 16 44) 俺得 -- 名無しさん (2011-08-25 19 18 39) なんで水田わさびVerなのかさっぱり。 かわいいジャイアンなんか嫌だ。暴力的で威圧感のあるジャイアンは 何処へ・・・ -- 名無しさん (2011-08-26 10 46 07) 最近興味を持って買おうとしてるがなかなか中古で出回らないw -- 名無しさん (2013-08-03 15 12 59) 名前 コメント
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時間貯金箱。22世紀のスケジュール管理ツールである。 これには、預金機能の他にクレジットカード機能がついていた時期もある。 しかし、そのバージョンはあらゆる時代を見渡しても19基しか存在していない。 ”時”の貸し借り。 普通、時間とか身長の方を担保にしてもらうもんだ。そして通貨を融資する。 たとえば22世紀でも最大手の金融集団「帝愛」。 岩盤を『ピーチ缶詰や業務用の上白糖に変えながら』汗を流す債務者の一条さんにお話をうかがった。 「時は金なり、と申します」。 はい、ありがとうございました。 そして、20世紀の練馬区。 のび太「じゃあ、夜の寝る時間を持ってきて昼寝すればいいんじゃん。利子も僅か2分7厘だ。とりあえず1時間!」 最近、のび太の様子がおかしいので心配し始めるドラえもん。 きちんとスケジュールを自己管理してくれているのだろうか。 慣れるまでが大変なのは、当たり前。そこを、乗り越えて欲しかった。 だが、もう1ヶ月になるのにのび太は規則正しい生活に慣れていないようだ。成績も元のまんま。 当初は調子が良かったのに、最初の週の終わりごろから元気が無くなってきていたのも気になる。 自律神経系かと思ったドラえもんは、渋るのび太をお医者さんカバンで簡易検査した。 【生活が不規則です】 のび太より先に押入れへ到達しようと、まるでビーチフラッグの選手でもあるかのように 畳の上を滑り行くドラえもん。彼が時間貯金箱を手に取り、慣れた手つきでクルクルと回しいくつかのパネルを押す。 そして時間貯金箱が発した電子音がスタートの合図であるかのように、机のヒキダシを開けて頭を突っ込む。 タイムマシンが搭載している印刷機へデータが転送されていたのだ。 それらを止めるでも無く、のび太は襖にもたれて寝ていた。ドラえもんが何とかしてくれるとでも思っているのだろう。 「これはいかんぞ、のび太くん」。 向かって右斜め上が留められた紙の束をめくり終え、開口一番にそう言ったのはロボットではない。 顔色の悪い黒服の男性だ。 時間貯金箱の「借り入れ」は、限度額の寸前にまで届いていた。 だから、ドラえもんは急いでこちらから出向いたのだ。動きの緩慢な、のび太を引っ張って。 「この10分とか20分、初等科施設の休み時間じゃないのか?きちんとトイレには行っているのか」。 「この日の夕方、返済したと思ったら8分22秒後にまたドカンといってるが、これはなぜだね?」 黒服はいろいろと疑問点を質した。それでどうやら、のび太に返済の意志があることは伝わったようだ。 「うん、きみはまだ"何とかなる”。いや、心配しなくていい。何も、きみをどうこうしようってんじゃあない」。 だが、何が何とかなるのだろう。のび太は、掛け値無しにヘタッピすぎた。要領の問題だった。 要は時間の使い方。 「限度額と繰り入れの期限。これらにさえ、触れなければ、いい」。 「しかし、もし”その時”が来たら・・・きみは満11歳でしかも20世紀人だから、きみではなく・・・」 「22世紀世界に於ける後見人の債務となる。すなわち、ドラえもん氏だな」。 思わず「えっ!?どういうことですか!?」とソファーを跳び上がるのび太。 「まぁ掛けたまえ」。のび太が落ち着ける時間を、と紙コップのシナモン緑茶を啜る黒服。 もう温くなっているけど、作法だからフーフーと冷ますそぶりを交えつつ。 黒服が宣告した事実は、「期限までに完済できなければ、ドラえもんとの時間を失う」というものだった。 ドラえもんの時間をのび太の時間に替えて回収すれば、当たり前のことだった。 帝愛が要求する時間自体は、そんなに長くない。50時間余りだ。 しかし、ロボットに債務代行をさせたら22世紀世界に於いて二度と子守ロボットを持てなくなる。 そして次に子守ロボットが必要な事態になったら、22世紀人であれば児童福祉施設への送致・・・じゃなくて保護。 そうでなければ、レッドカードがついて二度とドラえもんともドラミとも会えなくなる。 ドラえもん、一度は「数々の冒険を共にした、仲間たちにカンパを募ろう」「地域猫からも幾許か拝借しよう」みたいな ことを言ってくれた。だがのび太、自分の意志でそれらを突っぱねた。 それからのび太は頑張った。月末には土日の殆どの時間を返済に充て、最初の関門を余裕で通過した。 借り入れを25時間弱に減らして、ラストの週に臨んだ。 昼寝する時間を飛ばして、生理的生活時間を含む「すべきこと」へ突入したり 木曜日の夜は思い切って消灯時から起床までを飛ばしてチャージしたりもした。 その甲斐あって、ドラえもんと別れなくて済んだのび太。はじめて、自分の力で成し遂げた何か。 ドラえもん、感慨無量で大喜びした。 「これじゃダメだ」。 「えっ?」 のび太が、何をダメだと言ってるのかわからないドラえもん。 「ジャイアンとのミッドナイト・タイマン。あれを皮切りに何度も、僕は奮起してきた」。 「けど、いつの間にか真剣になれなくなっていたじゃないか。日常で、真剣さを維持できない病」。 「あー・・・・・・そうだね。でもそれがのび太くんの」 今日はそれを遮るのび太。「ぼくは明日の放課後、修業をしてくるよ」。 心配だったが、少し嬉しかったドラえもん。 のび太が久々の昼寝を満喫し始めると、ポケットからパサパサと時間貯金箱の廃棄勧告書を広げ出す。 折り目や変色など、かなり前から何度も読まれていた様子だ。それを畳に置く。 そして書面の中央、魔法陣のような模様の上に時間貯金箱を置くとそれは22世紀へと転送された。 残存していた時間の代価なのだろう、明滅をやめた魔法陣には未来の小銭らしい物がいくつか積んである。 「よかった・・・・・・」。ドラえもんは、嬉しかった。 【のび太の更生・完】※この続編として、のび太がバキ世界へ鍛練に行く話を考えてます。龍書文も出てきますよ。
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No. カード名 枚数 004 ガンファイターのび太 4 006 たちむかうのび太 4 056 ほのおのこぶし 4 083 ファイアールーパー 4 086 バッファイアー 3 090 ジン 4 098 ウッドゴーレム 3 100 ツノクジラ 2 212 ひらりマント 2 223 デンデンハウス 3 230 とりよせバッグ 4 231 タイムトリモチ 3 戦法 「ガンファイターのび太」に、「ファイアールーパー」、「バッファイアー」、「ツノクジラ」を組み攻撃チームを作る。「ほのおのこぶし」は、相手のチームを倒すたびにパワーが+20されるので、とても便利だ。そして、防御チームは「たちむかうのび太」に、「ジン」、「ウッドゴーレム」を組んで作る。「デンデンハウス」を使えば、ブロックが+30されるので相手の攻撃のダメージを減らす事が出来る。