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注意 このSSにはぺにまむ描写、うんうん描写があります 苦手な方嫌いな方はブラウザのもどるをクリックするんだぜ! 「ゆっくしていってね!」 春、ドスまりさの群が冬を越し自らの巣から外に出る あるものは友の死を嘆き、また再開を喜んだ このれいむ親子もそうである 冬の間、雪が積もったせいで塞いだはずの入口が少し崩れ 子どもが一匹死んでしまったのだ れいむとれいむの夫婦の子で、5匹の姉妹の2人目に当たる 「はるだよ!みんなでゆっくりするよ!」 「「「「ゆっくりしていってね!」」」」 4匹になった姉妹が元気に声をあげる 入口を開け、外に出ると他のゆっくり達も外に出ていた みょんとちぇん、まりさ、そしてぱちゅりー 母れいむは幼馴染みであるみょんとの再開を喜んだ 「みょん、またゆっくりしようね!」 「れいむもゆっくりするみょん!」 みょんの子どもは動物型にんっしんっ!のため2匹しかいなかった しかし、動物型で産まれた子供のため植物型よりも少々大きく 何とか冬を越すことができた 二人が再開を喜び合うと群の長が姿を現した 「みんな、ゆっくしていってね!」 群の長、ドスまりさ ドスまりさは大きく4メートルほどもあり知能も高い 何よりドススパークやゆっくりオーラなど群を外敵から守ることもできるため群れのリーダーであることが多い ドスのまりさの帽子が揺れ、中から子ゆっくりが数匹顔を出す 「みんな、春だよ。ゆっくりできるよ!」 舌を使い子ゆっくりを地面に降ろしていく ドスまりさほどの大きさになると交尾をする相手がいなくなる そのためドスまりさは親を失ったゆっくりを引き取っていたのだ 子ゆっくりにゆっくりするためのルールや狩りの仕方を教えている いずれは独り立ちせねばならぬため、生きていくために必要な知識可能な限り授けている 中でもぱちゅりーは覚えがよく、ドスまりさも期待している 他にもちぇんとまりさは二人で協力した狩りが得意で、れいむとみょんは自分より小さい子の世話が得意だ どのゆっくりもいずれは群を率いるゆっくりになると思われる 「ゆ。ドス、またゆっくりしようね!」 「ゆっくりするみょん」 れいむとみょんは群のリーダーに挨拶しドスも 「ゆっくりしようね」 と返す。その後 「みんな、ゆっくり集まってね!」 と言い群れのゆっくりを周りに集めた そして群の数を数える 「ゆゆ…れいむの子どもとまりさとちぇんの子どもがいないね…」 ドスまりさは冬に数えたときよりも群の数が減ってることに気が付いた れいむの子どもは入口が倒壊し、まりさは食糧が減り自らの体を子ども達に食べさせた ちぇんの子どもである子まりさと子ちぇんが涙を流してそれを伝えた 「おがあざんが、おがあざんがあああ!」 「わがらないよー!だべものがなぐなっでおぎゃじゃんぎゃああ!」 子まりさと子ちぇんはみんなを見た瞬間堪えていたものが吹き出し大泣きしてしまった 二匹には小さな妹が三匹おり、母親の決断を泣く泣く受け入れた 妹たちの前では決して泣くまいと思っていた、遂に堪えられなくなったのだった 不運なことに食料庫が崩れてしまったのだ それは一週間前のことだった 「むきゅぅ、なかないでねおちびちゃんたち」 ちぇんと仲の良かったぱちゅりーが子まりさと子ちぇんを慰める 他の子どもも姉二人と一緒にいるが、幼かったために食べたものが母親だとは知らない 「むきゅぅ…ドス、ぱちゅりーも手伝うからこの子達をお願いできないかしら」 ぱちゅりーはできることなら子どもたちを引き取りたい しかし、病弱な自分では不安が残る 亡き友人の子どもを死なせないにはドスに預けるのが一番だと考えた 「分かったよ。ぱちゅりーが手伝ってくれるなら大丈夫だよ!」 ドスもこれを承諾し子ども達はドスの元で生活することになった そして最後にまりさなのだが 「みょん、まりさはおうちでしんでたみょん」 みょんがまりさを見つけたときまりさは家の中にいた そして、餌もまだ十分に残っていた 「こどもたちもいなかったみょん。おかしいみょん」 仮に共食いになったとしても死体が残るはずだ だが、死体もなく家の中にはまりさが一匹、ポツンと死んでいた 「ゆゆ、ドスにも見せてね!」 ドスまりさは死んだまりさを確認する まりさの死体は黒ずんでいた。 「ゆ、まりさの奥さんは死んだんだよね?」 このまりさは番を失っており1人でも子ども達を育てると意気込んでいた しかし、これはすっきりーのし過ぎで死んだにしかみえない 「むきゅ、たしかひとりでこどもたちのせわをしてたわ」 記憶力が良いぱちゅりーが答えた 実はこの群では度々すっきりーのし過ぎで死ぬゆっくりが出ている しかし、この群にはありすはいない だから、発情したありすが群を壊すこともないのだ 何故ありすがいないかと言うと隣の群れにクイーンありすがいる そのありすは普通のありすだったころにすっきりー中にれみりゃに襲われて ぺにぺにを壊されて去勢したのだ 子どもが作れないクイーンは孤児となったありすを引き取っており ドスまりさにもありすは自分が育てるといって孤児が出たら自分のところに寄こしてくれと伝えていた 「わかるよーかみのけをみつけたよー」 ちぇんがまりさの家から髪の毛を見つけてきた 金髪ではあるがまりさのものとは髪質が明らかに違っていた 「ありすのかみのけみょん」 「ありすはこのむれにはいないよ」 「むきゅぅ」 困惑するゆっくり達 もし、群れにありすが入り込んでいたら…と憶測が飛び交う その中でみょんはドスにクイーンの群を訪ねることを提案した ドスもレイパーが潜んでいてはゆっくりできないとクイーンの群を訪ねることにした クイーンの群れでも冬籠もりからゆっくり達が顔を出していた この群はありすだけで構成されている 詳しいものがいたらこの群の危険性を唱えるがそんなことはゆっくりには分からなかった クイーンありすが群の無事を確認しているとドスまりさがやってきた 大事な話があると言われたのでクイーンありすは群れのありすたちに狩りに行かせ ドスまりさを家に招待した 「ありすの群れに何か御用かしら」 「ゆぅ…実は…」 事情を説明するドスまりさ 群のまりさがすっきりーのし過ぎで死んだこと そのまりさの番はもういないこと そして、ありす種の髪の毛が見つかったこと クイーンは最初はそんなありすはいないと疑われたことに怒った しかし、証拠があることが分かっているので考え出した 「もしかしたら、最近群を出て行った子かも知れないわ」 この群のありすは比較的穏やかだ。 性欲を押さえるために自慰行為を義務づけている 無駄なすっきりーで他のゆっくり達を傷つけないためのことなので群のありす達も納得していた しかし、あるありすはが異を唱えた 「とかいはなありすはひとまえでこんなことできないわ!」 プライドが高いこのありすは何故自分がすっきりできないのかと喚き散らし まりさを連れてこいと言い出すようになった 「愛のあるすっきりー以外は認めないわ!とかいはは愛のないすっきりーはしないのよ!」 結局クイーンの言葉も聞かずに群を出て行ってしまったのだ 一通り説明し終えたあとでクイーンは群のゆっくりを呼んで話をしてみた あのありすのことを知らないか、と すると一匹のありすから興味深い発言が 「あのありすならドスのむれのちかくにすんでるわ。ふゆになるまえにみかけたもの」 その話を聞いてドスは群を出たありすを見かけたという場所に向かった そこには確かにゆっくりの巣があった だが、もぬけの殻な上、中には冬籠もりをした形跡もない 「ゆ…大変なことになったよ」 急いでドスは群れに戻ろうとした 早く皆に知らせないと しかし、群れに戻る途中ドスは最悪の光景を目にした 群のまりさが黒ずんで死んでいる この辺りに狩りに来たのだろう 近くには集めたと思われる虫や花が散っている そして頭には茎が生えており子どもができている まりさ種が4匹、そしてありす種が3匹 ドスまりさは即座に理解した 話に聞いたありすだ。 一刻も猶予がないと感じたドスは大急ぎで群れへと戻った だが、それは巧妙なありすの罠だった 群れに戻ると時遅し、既に何匹かのゆっくりがレイプされて死んでいた 「レイパーありすが近くにいるよ!急いで守りを固めてね!」 ドスの声に泣き叫ぶもの、怒りを露わにするものと色んなゆっくりが出た しかし、ドスまりさは大急ぎで戦えるゆっくり達に戦闘準備をさせ、子どもたちを巣の中に隠させた 「群れのゆっくり以外は絶対に入れちゃ駄目だからね!」 全員に注意を促し自分も子ゆっくり達をドスまりさ用の洞窟に避難させ ありすの捜索に向かう ありす種がレイパーモードになると戦闘力は計り知れない そのため、4匹で1チームとなり捜索に当たった 群を守るもの、捜索に出るものとを分けて注意深く探したが結局レイパーありすを見つけることができなかった 日も暮れて皆が戻ってきたので会議になった どうやってありすから群を守るか 最終的に何匹かで交代して警備をすることで落ち着いた その時だった 「ドスゥ?クイーンがきたよ!」 見張りのゆっくりれいむが来訪者を告げた 丁度広場で会議をしていたためクイーンはそこに通された 「ゆ、ありすは見つからないよ。クイーンの群には戻ってきた?」 「………」 クイーンありすは何も答えない はぁはぁと息づかいを荒くし必死に何かを隠しているように見える 見れば変な汗も出ている 「ゆ。だいじょうぶ?」 そうしてドスまりさが近づいた瞬間 「ばりざあああああああ!!!!」 クイーンありすが豹変した その前、ちょうどドスまりさが去ったあと ほどなくして件のありすが戻ってきた その姿はボロボロだった 冬籠もりのせいでそうなったと本人は言った ゆっくりが一匹で冬を越すのは困難だったと言う そしてお詫びにと茸を持ってきた 群の仲間は巣から出たばかりでお腹が空いていたので喜んで食べた クイーンには酷いことを言ったとありすはクイーンには二種類の茸を渡した 最初は怪しんでいたが皆が食べているのを見てクイーンも口を付けた 茸は美味しくクイーンも完食した しかし、明日からの食べ物を確保しないといけないので皆で狩りに行こうしたときだった 群中のゆっくりが急におかしくなった はぁはぁを荒い息づかい、段々と血走っていく目 クイーンはありす達が発情したのだと気が付いた だが、それも遅くもはや皆すっきりーすることしか頭にない 「とかいははそんなことしないわ!みんな落ち着いて!」 必死の説得も誰も聞かず、徐々に自分もむらむらとしてきた 自制心を総動員し性欲を押さえる 去勢している自分ならば押さえきれると思ったのだ 「くいーんはほんとつんでれね!すっきりしたいくせに!」 と、茸を持ってきたありすがぽんと体を叩いた クイーンは歯を食いしばり必死に堪えながら叫んだ 「このゲスがあああ!」 そのまま踏み潰そうとジャンプしようとしたときだった クイーンの下腹部からひょこっと何かが顔を上げた 「…?」 呆然とそれを見つめるクイーン。そこにゲスありすが追い打ちを掛ける 「くいーんたらそんなにぺにぺにをおおきくして!がまんできないんしょ!」 クイーンのぺにぺには昔れみりゃに食いちぎられたはずだ しかし、感触があり確かに自分のものだという実感がある そこで理性は完全に消滅した 「んほぉぉぉぉぉすっきりぃぃぃぃぃぃしたいっ!!んほぉぉぉぉぉぉぉっ」 ゲスありすが用意した茸。一つめには性欲を増幅させる効果がある そしてもう一つが、破壊されたゆっくりの性器を修復する効果だ 後に八意永琳がそれを発見し治療薬を作るのだがまた別の話である 自分のぺにぺにを見て抑えが効かなくなった こうして、ありすの群は進軍を開始した そうして、今に至る。 もはや地獄絵図。 「んほお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!! ぢゅっぎり ぢゅっぎり ぢゅっぎりい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!」 「どぼじでえええええええええええ!!!」 クイーンありすはドスまりさを相手に何回も交尾を続ける クイーンの数年分の性欲は満たされることを知らない そしてそれを皮切りにドスの群を囲んでいたありす達が一気になだれ込んでくる そして阿鼻叫喚 ドスが機能しないことでパニックに陥った 逃げ出すもの、立ち向かうもの、犯されるものと様々だ 「いやだああずっぎじじだくないぃぃぃぃぃぃ!!!」 「むほおぉぉぉぉ!!!まりさはツンデレねえぇぇぇぇぇ!!!」 「でぇんもがわいいよぉぉぉおぉぉぉ!!!」 「わがらないよおぉぉぉぉー!!!」 辛うじて立ち向かっていたみょん達もじりじりと押され初めて後退を余儀なくされる みょんは始めから闘うために木の棒を咥えていた また、ちぇんは火事場のくそ力で三倍近く早く動いた 他にも必死で抜け出すものがでる 幸いしたのはありすの群よりもドスの群の方が大きくゆっくりの数が多かったことだ 無事なものは後ろ指を指される思いで群の外へ出る 残ったもの達は悲惨な末路しかない それはれいむの親子も一緒だった 「でいぶぅぅぅぅぅぅ!!!!がわいよおおぉぉぉおぉぉ!!!」 「い"や"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!でいぶずっぎりじ"だ"く"な"い"い"い"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!」 「ツンデレのでいぶもずきよぉぉぉぉ!!」 二人がかりで犯される母れいむ 既に3本ほど茎が生えているが、そのつどできた赤ゆっくりを口に入れられる 負のスパイラルが形成される 父れいむは子どもの身代わりになり4人がかりで犯されて死んでしまった 「む"ほ"ぉ"お"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"おちびちゃんたちもずっきりー!」 「ず"っ"ぎ"じ"じ"だ"く"な"い"よ"ぉ"ぉ"ぉ"!!!!」 子ども達も次々と犯され残すは長女のみ 「やべでえええでいぶのこどもをずっぎりざぜだいでええぇぇぇぇ!!!」 母ゆっくりの叫びも虚しく長女も茎にできた赤ゆっくりを口に入れられる 母ゆっくりの精神はそこで崩壊した 「んほぉぉぉぉぉすっきりぃぃぃぃぃぃっ!!んほぉぉぉぉぉぉぉっ」 一方ドスまりさに掛かっているクイーンありすは既に10数度目の絶頂を迎える ドスまりさもクイーンに無理矢理子どもを口に詰められているため死ぬことができない 「う゛ぁでぃざぁぁあぁこんどはおくちでしてもらうからねえぇえぇぇえ!!」 そこでドスまりさは最後の賭けに出た 「ゆ…ゆっくりりかいしたよ…でも、はずかしいから向こうでしようね…」 クイーンありすは数年ぶりの交尾にドスまりさが乗り気なのだと思いこんだ ありす種は相手が嫌がっても都合よく解釈するためあっさりと同意した 「まりさったら恥ずかしがり屋さんなんだから!!」 そう言ってドスまりさに続くクイーン ドスまりさは犯されているゆっくり達が一望できるほど下がった クイーンはまだかまだかとぺにぺにと付きだしている 「まりさのまむまむもいいけどはやくおくちでしてえぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 もうこのありすはだめだ 性欲に支配され完全に発情している ドスまりさはクイーンにばれないように帽子から茸を取り出す そして、それをかじり思い切り息を吸う 急にぷくぅっとふくれるドスまりさも目に入らないクイーン ドスまりさはそのクイーン目がけて残った全ての力を使いドススパークを放つ いかにクイーンといえどそれには耐えられなかった 「ありずのべにべにがあぁぁぁぁぁ!!!」 ドスまりさは更に体をゆっくりと右から左へと回転させる クイーンありすを貫きドススパークはありす達を薙ぎ払っていく 苦渋の決断だった 自分はどうなるか分からない。だからこそ、残ったものには何とかゆっくりして欲しい ドスまりさは今レイパー達に捕まっているゆっくり事レイパーを焼き払った ドススパークを放ち終わり、しかも体を捻ったため力を使い果たしそのまま倒れ込んだ その後、ドススパークの光に気付いたゆっくり達が戻ってきた 群は酷い有様だった 特にドスまりさとクイーンありすが酷い 二匹とも辛うじて息があるが今にも死にそうだ クイーンはぺにぺにが完全に焼け落ちている と言うよりもそこから貫通して下腹部無いに近い それでも生きているのはやはりこの巨体から来るものだろう ありす達もほぼ全滅している 息のあるものにはトドメが刺された 「じね!れいぱーはじね!」 「ゆっくりできないありすはしぬみょん!」 「わかるよーれいぱーはしねばいいんだねー!」 ありす達は一箇所に集められ戦闘力の高いみょん達が監視する その殆どが死体であるが。 そして、群のゆっくりの救助が行われた しかし、れいぱー達を一緒にドススパークを受けたため生存者は少ない 「でいぶの…でいぶのおぢびぢゃんだぢ……」 あの母れいむは運良く助かった ありす二匹が壁となり、スパークをまともに受けることはなかった そして残った長女れいむも右の頬が焼けているがありすが盾となり辛うじて生きている だが、心の傷は大きく二人の頭には茎が1本ずつ残った 母れいむの茎はスパークで焼き払われゆっくりは付いていない しかし、長女れいむの茎にはまだゆっくりが残っていた 不運にも全種ありすである 生き残っているものも集められ、残るはドスとなった 逃げ延びたぱちゅりーが薬草を集めて体にすりつけていく 他のゆっくり達も傷口を舐める 一時間後、ドスはなんとか目を覚ました 「ドスゥゥ!いきてたんだねええ!!」 「わかるよー!よかったよー!」 群の仲間から歓喜の声が上がる そこでドスまりさは状況判断力を取り戻した 「ゆ!群のみんなは!?」 誰も声をあげられなかった 全滅は避けられたものの被害は大きい ようやく冬籠もりを終えて喜んでいただけに落胆している ドスはきっとクイーンをにらみつけた 「このありすはゆっくりできないよ!」 ドスのその声が合図になり皆口々に罵り始める そして一匹のみょんが木の枝で体を刺した 続いた他のゆっくりも体当たりする 「しね!れいぱーのりーだーはしね!」 「ゆっくりしね!」 「おどおざんのがだぎぃぃぃい!!!」 動けないクイーンに次々と枝が刺さり石がぶつけられる 最後にドスが一際大きい木の枝を脳天から突き刺した 最後までうわごとで 「ありずのべにべにが…べにべにが…」 と言っていたクイーンありすは事切れた これで終わったと皆が思った しかし、ドスまりさの怒りは収まらなかった れいぱーににんっしんっさせられたゆっくりの茎を食いちぎり始めた 「よくも群のみんなを!よくも!!!」 全てのゆっくりから茎を食いちぎるとその茎をはき出し踏みつけた 執拗に何回も何回も 誰もそれに口を出さなかった 特にぱちゅりーはドスの気持ちが分かっていた 自分も犯された上に群の仲間まで。 その上仲間を救うために自分の手で仲間を殺したのだ こうして制裁が終わった後、ドスまりさは我に返った 「ドスはもうゆっくりできないね…ドスは群をでるよ…」 だが、皆がそれを止めた ドスは悪くない、悪いのはありすだ、と 皆に説得されドスは留まった 中でも大きかったのはまたれいぱーが来たときにドスがいないと全滅するという一声だった 「くいーんもしょせんはいなかものだったのね!とかいはのありすはべつのまりさですっきりするわ!」 ゲスありすは襲撃に加わっていなかった 直前にスッキリしていたためだ かつてのクイーンの巣に居座り食糧を貪る日々が続いた 少なくなると他の巣の食糧に手を付ける やがて、全ての食糧がなくなった頃、仕方なく狩りに出掛けた 「とかいはのありすがかりなんてとかいはじゃないわ!」 長い間狩りをしていなかったありすは勘が鈍り、虫からは逃げられ美味しい草の見分けも付かなくなっていた 「そうだわ!とかいはのありすのみりょくでたべものをもらえばいいのよ!」 自称とかいはは一匹のまりさを見つけた 違う、このまりさは今までのゆっくりとは決定的に違う ありすの中をスピリチュアルなものが駈け巡った 「ゆっくりしていってね!」 そうしてまりさに声を掛けた 「ゆっくりしていってね!」 反射的にまりさもあいさつを返した そうして目が会う二匹 ありすは呆然と自分を見つめるまりさを見て自分の魅力にめろめろだと思いこんだ 対するまりさは小刻みに震えていた 「とかいはのありすにごはんをわけてね!」 そう言った瞬間まりさは叫んだ 「ありすだあああーーー!!!」 その叫びは近辺のゆっくりに広まった 「きゅうにさけぶなんていなかものまるだしね!けど、いいわゆるして…」 言い終わるうちにまりさはサッとありすのヘアバンドを奪い草むらへと捨てた 「なにするのよぉぉぉぉぉ!!?」 「うるさい!ゆっくりできないありすはしね!!」 まりさがありすを踏みつける その間にも他のゆっくりが集まってくる 飾りのないありすを見て口々に罵っていく そして体を噛みちぎり、あるいは木の枝を刺す 「ゆぎゃああああ!!どぼじでえええ!!!!」 体を刺され、ほおを噛みちぎられて髪の毛もボロボロになったありすは群の広場まで連れて行かれた 「どぼじでありずをぉぉぉぉ!」 だが、誰からも返事は返ってこなかった そればかりか皆殺気のこもった目でにらみつける 「ありすはゆっくりできないからはやくしんでね!」 一匹のまりさがそう言うとありすを犯し始めた それにつられ、みょんがちぇんが、ぱちゅりーがれいむが次々とありすを犯していく 「いやあぁぁぁ!!すっきりじだくないいぃぃぃ!!」 だが、多勢に無勢、敵うはずもなくすっきりさせられる 「「すっきりー!」」 茎が生えてくるのを見えて涙ぐむありす。だがそれで終わるはずがなかった 「むぐ!?」 一匹のれいむが茎をちぎってそれをありすの口に押し込む あの長女れいむだ 「いもうとのかたき!おとうさんのがだぎぃぃ!!」 無理矢理こどもを食べさせられるありす。そしてまたすっきりさせられる 「どぼじでええ!なんでえええー!!」 この群ではれいぱー襲撃後、ありすは容赦なく殺す掟が出た 例え旅のありすでも、他の種の番がいてもである そうすることでトラウマを解消し尚かつ群を守っていた ありすが来る度にかつて自分たちが受けたように皆でこうしている そうしてすっきりし終えると最後にはうんうんやしーしーをかける 「といれのくせにこえをださないでね!」 「しーしーするよ!」 そうしてありすは死ぬまでトイレの代わりを務めさせられた ありすは 「ごんなのどがいはじゃない…どぼじで…」 と最後までそんなことを口にしていた
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注意 虐待成分薄いです シンプルですよ とても すごく 「やった!!ついに完成したぞ!!」 白衣を着た男が叫ぶ。 目の前には一匹のゆっくりまりさが横たわっていた... 翌日 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!!」 森の中にあるゆっくりプレイスで思い思いの時間を過ごすゆっくり達。 そこへ ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!! ものすごい勢いで何かが近づいてくる。 「「「「ゆゆっ?」」」」 一斉に音のする方を見るゆっくり達。 遠くに見えるのは見慣れた三角帽子、ゆっくりまりさに違いない。 でもあんな音を立てて走るなんておかしいな。 そんな事を考えてるうちにまりさは近づいてきて... れいむは食べかけの花を盛大に吹き出した。 「な゛に゛あ゛れ゛え゛ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 まりさがゆっくりじゃない速さで走ってくる。 まりさがものすごい勢いで走ってくる。 まりさがばたばたはしってくる。 まりさのあしにてがはえている てのはえたまりさがものすごいいきおいではしってくる 「どういうごどなのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」 「ゆぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「ごわ゛い゛よ゛ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 「ゆ゛っぐぢでぎないぃぃぃぃぃぃ!!!」 「わ゛がり゛よ゛う゛がな゛い゛よ゛ぉぉぉぉぉ!!!」 「ばぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」 「ムギュッ...ブクブク」 余りの出来事に狂乱状態に陥る群れのゆっくり達。 そんな事をやっているうちに、腕付きまりさが群れに号泣しながら合流した。 「でいぶぅぅぅぅぅまりざにあじがはえじゃっだぁぁぁっぁぁぁ!!!」 「ごわいよぉぉぉぉお!! ごっぢにごないでぇぇぇぇ!!」 「どごのいながものよぉぉぉぉぉぉ!?」 泣きながら逃げ惑うゆっくり達、それを号泣しながら追い掛け回す腕付きまりさ。 当の本人が最も混乱しているようだ。 「「「「「ゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛よ゛お゛ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」」」 その光景を木陰から見つめる一つの影、彼こそ何を隠そう 『改造お兄さん』!!! なのだ 「う~ん...」 不満があるのか顎に手をやり考え込む改造お兄さん。 「やっぱり足の方が良かったかな?」 おしまい 後書き--- 腕付きゆっくりまりさのAAを見た瞬間、脳裏に号泣しながらこちらに走ってくる腕付きまりさが出てきて吹いた。 勢いで書いたらあっという間にデキチャッタ。 どういうことなの... 改造お兄さんの特徴 攫ってきたゆっくりを切ったり張ったりして改造するのが趣味。 その後改造したゆっくりを群れに戻して観察するのも趣味。 ガンプラの腕とか足を付け替えて遊ぶようなノリ。 ちなみにまりさに付いている腕はゆふらんの物。 『シンプルすぎるw』とか言われていますがその通りです、面白い話が書ける皆が羨ましいヨ... 不束者ですがこれからもよろしくお願いします、うぎぎ。 読んでくれた人、ありがとう ~書いたもの~ 『究極お兄さん』 『改造お兄さん』 『きめぇ丸といっしょ』 『きめぇ丸といっしょ2 ハロウィンゆっくり』 by.きめぇ丸大好きっ子 このSSに感想を付ける
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※ぺにまむ 「ぱちゅりー、きょうもかりにいってくるわ!」 おうちの入り口に立ったありすは、一旦巣の中に振り返る。 そして、中にいる可愛いパートナーに微笑みかけた。 「むきゅ~・・・ありす、さいきんがんばりすぎだわ・・・」 そう呟いたのはありすにとって何よりも大事な可愛いハニー。 紫の髪とナイトキャップのような帽子が目立つゆっくりぱちゅりーだった。 「ぱちゅりーはからだがよわいからいっしょにかりできないけど・・・むりしないでね」 「ゆふふっ、ぱちゅりーはいんぱいしょうね!ありすはちゃんとかえってくるわ!」 「む、むきゅ~・・・そうじゃないのぉ・・・」 ありすは心配性なぱちゅりーにちゅっちゅをして、外に出かけていった。 が、ありすの本当の目的は食料集めではなかった。 彼女はつがいのぱちゅりーが病弱なのをいいことに外で他のゆっくりとすっきりしているのだ。 それも、すっきりしたら死ぬサイズの相手でもお構い無しに。 そんなことをするのはぱちゅりーとすっきりすると彼女の命に関わるからと言うのもあるのだが、不誠実な行いであることに違いはない。 しかし、ありすは悪びれる様子もなく、今日も意気揚々と目を付けていた相手をすっきりさせに出かけていった。 今日、ありすのすっきり相手に選ばれた不運なゆっくりは人里のれいむ。 その家はれいむと仲の良い野良まりさがいつでも上がれるようになっていた。 つまり、ありすだって入ろうと思えばいつでも入れる。 「ゆゆっ!まりさ、おそい、よ・・・?!」 「ゆふふっ、なまえをまちがえるなんていなかものね!」 「あ、ありす・・・どうしでここにいるの!?」 「きまってるでしょ!いなかものをすっきりさせてあげにきたのよ!」 自分より一回り大きい、ぺにぺにを怒張させたありすを見つめたままれいむは少しずつ後退する。 けれど、ありすには逃がすつもりなんて毛頭なく、ゆっくりと距離を詰めてゆく。 逃げようにもれいむの後ろは壁、部屋の出入り口はありすの後ろ。 「ゆふふっ、あきらめてありすとすっきりするのよ!」 「い、いやだよッ!れいむのばーじんはまりさのものなんだよ!」 「ゆふふふっ、れいむははじめてなのね・・・もうがばんでぎないいいいい!!」 瞬間、目は血走り、口から涎を垂れ流した醜い表情を浮かべたありすは鋭く跳躍してれいむを壁に押さえつける。 そして、涙を流しながら抵抗するれいむに圧し掛かるの、彼女の柔肌に密着して思いっきり体を揺すり始めた。 「ずごいわあああああ!もぢもぢよおおおおおお!」 「やべでええええええ!でいぶずっぎりぢだぐないいいいいい!」 「ぎもぢいいぐぜにいいいいい!でいぶっだらづんでれねえええええ!!」 ありすはれいむの言葉を自分の都合のいいように解釈し、何度懇願しても犯すのをやめない。 ひたすら体をこすりつけ、れいむの純潔をありすの体から分泌される穢れた粘液で汚してゆく。 さらには舌を伸ばしてれいむの口を強引にこじ開けて口内までも容赦なく陵辱し尽くした。 それが、いまだ愛するまりさに捧げていない唇の純潔だったことをありすは知る由もない・・・いや、知ったら余計興奮するだけだろう。 「ゆぶん!ゆばぁ・・・ゆぐふぅ・・・!でいぶぅぅぅぅううう、ぎぼぢいいいよおおおおお!!」 「やべでええ!いわないでええええええ!まりざあああああ、だしゅげでえええええええ!?」 発情したありすの力は尋常ではなく、一旦押さえつけられると並みのゆっくりなら身動き一つ取れなくなってしまう。 が、れいむは愛するまりさの名を叫びながら、彼女にささげることを誓った純潔を守るために必死に体をよじる。 もっとも、その抵抗がありすにとっては性交の醍醐味であり、彼女の欲望を加速させるに過ぎない。 必死の抵抗もむなしく、与えられた刺激によって開き始めたまむまむにありすのモノをねじ込まれてしまった。 「んほぉ!んふぅ!でいぶ、いぐよ!いっぢゃうよおおおお!」 「ゆぎぃ!?やべでっ!やべでぇ!?でいぶいぎだぐないいいいい!!」 「もうでおぐれよおおおおお!んほおおおおおお!すっきりー!」 「まりざああああ、ごべんねええええええ!ずっぎりー!」 ありすのぺにぺにから放出された彼女の中身のカスタードがれいむの餡子内へと染み込んでゆく感覚を味わいながられいむはありすと共に絶頂に達する。 こうして涙とありすの粘液と強姦によって分泌させられた自身の体液にまみれた痛くて苦しい初体験が終わった。 れいむはまりさに捧げるはずだったふぁーすとちゅっちゅもばーじんも失い、代わりに深い悲しみと頭の上に生えつつある蔦が残された。 「ゆっぐ・・・まりざぁ・・・ごべんねぇ・・・!」 無理やり犯されたれいむは泣き崩れているが、ありすは彼女の容姿などまったく省みていない。 今、ありすの中にあるのは「もっとすっきりしたい」という自分本位で邪な欲望だけ。 ありすはその欲望に従って、再びれいむに圧し掛かると先ほどと同じように体を揺すり始めた。 結局、れいむは飼い主が帰宅するまでありすのすっきりによる責め苦を味わい続けた。 「何してやがるんだ、この野郎!!?」 「ゆぎゃん!?」 そう言って、飼い主の男性がありすを蹴り飛ばしてくれるまでに7回カスタードを注がれたれいむにはもう声を出す気力も残っていなかった。 カスタードまみれの体をねじって、仰向けの格好のまま何とか上を向くとうつろな目で男性を見つめ、力なく微笑む。 が、それもつかの間。安心したれいむはそのまま意識を手放してしまった。 「待ってろれいむ!すぐにジュース持ってくるからな!?」 男性は「とかいはのありすになにするの!」と喚き散らすありすを透明な箱の押し込むと、すぐに台所へと急いだ。 そして、彼と入れ替わるように本来開けっ放しにされていた玄関から入ってくるはずだったゆっくりが部屋に入ってくる。 ゆっくりまりさ・・・れいむと将来を誓った、いつもやってくる時間に少し遅れてしまった彼女の口には一輪の花が咥えられていた。 「・・・む・・・じょうぶ?れい・・・ゆっ・・・して・・・ね!?」 「・・・ゅぅ?」 数十分後、れいむが目を覚ますと彼女の大好きな飼い主とまりさの姿が視界に飛び込んできた。 一人と一匹は心配そうにれいむの顔を覗き込んでいる。 そんなふたりを悲しませないためにもれいむは出来る限り明るく微笑み、「ゆっくりしていってね!」と挨拶をした。 「ゆっ・・・ゆっくりしていってね!」 「ゆぅ・・・ねえ、おにいさん・・・れいむのあかちゃんは?」 「・・・大丈夫だ。たとえ無理やり作らされた子でも勝手に捨てたりはしないさ」 「おにい、さん・・・ありがとう・・・」 「れいむ!ゆっくりしてね!いっしょにゆっくりしようね!」 れいむが男性と話している傍らで、まりさは涙を零しながら跳ね回っている。 彼女もまた男性と同様にオレンジジュースを飲ませても回復しなかったれいむがもう長くないことを理解していた。 ただ、認めたくないだけだ。 自分の大好きなれいむが透明な箱の中でへらへらと下卑た笑みを浮かべるありすに殺されたことを。 「おにいさん、まりさ・・・れいむは、もうだめだよ・・・さきに、ゆっくりするね・・・」 「だめだよ、れいむ!いっぢょにゆっくりしようね!ゆっくりじでね!」 「赤ちゃんはどうしたらいい?」 「まりさのこじゃないけど・・・れいむの、あかちゃんだよ・・・」 「・・・わかった。お前の分までゆっくりさせてあげるさ」 「おにいさん、ありがとう・・・」 男性は既にれいむの死を受け入れていた。もっとも、大抵の場合ゆっくりは人間より先に死ぬ。 それだけに飼い始める時点でいつか別れが来ることを理解していたおかげもあるのだろう。 しかし、精神的にも未熟で、れいむより大きい程度のまりさはその事実を受け入れることができない。 泣き笑いの表情でれいむの周りをぴょんぴょんと飛び跳ねながら、ずっと「ゆっくり!ゆっくり!」と叫び続けていた。 「でいぶ!どぼぢでぞんなごどいうのおおおお!!」 「まりさ、れいむはもういっしょにゆっくりできないんだよ・・・ゆっくりりかいして、ね・・・」 「ゆっぐ・・・ゆぅ・・・」 「まりさ・・・だぁいすきだよ・・・」 それがれいむの最期の言葉になった。 それからまるで彼女が生まれ変わったかのようなタイミングで彼女の頭上の赤ちゃん達が産声を上げる。 「「「「「「「「「「ゆっきゅちちちぇっちぇね!」」」」」」」」」」 れいむの面影を残す可愛らしい子が5匹と、れいむを殺したありすに良く似た子が5匹、れいむの亡骸の上に生まれ落ちた。 「・・・ねえ、おにいさん?」 「何だい、まりさ?」 「このありす・・・どうするの?」 まりさの言う“このありす”の意味するところは2つ。 一つはれいむを犯したレイパーのことで、もう一つはれいむから生まれた赤ありすのこと。 まりさの言葉に促されるように男性は赤ありすを見た。 「ゆゆっ!おきゃーしゃんちょしゅりしゅりできにゃいよ」 「おきゃーしゃん、いっちょにゆっきゅりちようにぇ」 「「「ゆっきゅちー」」」 生まれた直後に一緒におちてきた蔦を食べてお腹の膨れた10匹の赤ちゃんは親ありすに甘えようとして、透明な壁にぶつかっていた。 確かにあれは大事なれいむを殺したありすに似ている。しかし、紛れもなくれいむの子だ。 ただ「ありすだから」という理由で殺してしまうのは流石に忍びない。 問題は彼女らの親であるレイパーありす。 「そこのいなかもの!とかいはのありすをここからだしなさいよ!」 「ありすをかわいいあかちゃんとすりすりさせなさいよ!」 「ありすのかわいいあかちゃんをみせてあげたんだからいうことをききなさい!」 などなど、自分が何故箱に入れられているかなど微塵も理解していない様子である。 しかし、こんな輩でも彼女らの親。安易に殺すわけにも行かない。 とはいえ、レイプ癖のあるゆっくりを他の飼いゆっくりもいる人里に放置しておくわけには行かなかった。 「よし、足を焼こう」 「・・・・・・そうだね、ゆっくりりかいしたよ!」 ゆっくり相手に人間がこれだけの恩情をかけるのも珍しいことである。 が、そんなこと理解出来るはずもないありすは箱の中で「あしをやくだなんていなかものね!」と喚き散らしている。 「でも、あのありすにこそだてさせたらこどもが・・・」 「・・・それもそうだな。じゃあ、他にもっとちゃんとしたゆっくりを教育係に付けないとダメか・・・」 「ゆゆっ!だったらありすのかわいいぱちゅりーをつれてきなさいよ!」 男性とまりさは思った。 まさかここまで状況を認識できていないとは、と。 この状況でパートナーを連れて来いなどと言える馬鹿がいるなんて、と。 3時間後、男性がぱちゅりーを連れてきた。 彼がぱちゅりーを床に置くと、彼女はありすの無事を確認するよりも先にまりさに頭を下げた。 「むきゅ~・・・わたしのだーりんがめいわくかけてごめんね」 「・・・ぱちゅりーがあやまらなくていいよ!」 「そうよ!ありすはとかいはなこどもをうませてあげただけなんだから!」 ぱちゅりーは少し悲しげな視線を、男性とまりさは凍てつくような視線を送っているのだがやはり気づかない。 が、男性とまりさはこいつは無視しようと決めたらしく、彼女から視線を外すと話を続ける。 「あんなのが相手でもれいむの子供だ。一応育てようと思うんだが、あいつに子育てを一任するわけにも行かん」 「だから、ぱちゅりーにはあかちゃんのおかーさんになってほしいんだよ!」 「むきゅ・・・ゆっくりりかいしたわ。ねえ、ありすはどうなるの?」 「殺しはしないさ。ただし、里のゆっくりに迷惑をかけないように足を焼いて動けなくさせてもらう」 「むきゅう・・・しかたないわね・・・」 少し俯いて涙を零すが、ありすの蛮行を、そして自分への背信行為を思えば仕方がないと顔を上げる。 それから、彼女が落ち着いたところで男性とまりさは本題に入った。外野で喚いているありすは半ばいないものと認識している。 「他のゆっくりに迷惑をかけられない・・・これは子ども達にも言えることなんだよ」 「むきゅ!?でも・・・あかちゃんたちはまだなにもしてないわ」 「ああ、その通りだ。だから、何かしたらその度にお仕置きをしようと思っている」 「・・・おしおき?」 その言葉を聞いて神妙な面持ちになったぱちゅりーの鸚鵡返しに頷くと男性は話を続ける。 「もちろん、普通の子供同士の喧嘩なら止めてあげれば良いだけだし、それが自然なことだからお仕置きはしないよ」 「むきゅう・・・わかったわ。すっきりー、しそうになったらお仕置きをするのね?」 「話が早くて助かるよ。1回目はぺにぺにを切り落とす。2回目は隔離する。3回目は足を焼く。4回目は頬を焼く。5回目には死んでもらう」 「ゆゆっ!おにーさん、まむまむは?」 「あれは他のゆっくりを危険に晒すことがないから放っておく。生殖機能を完全に奪うのも可哀想だしな」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「ゆっくりりかいしたわ」 パートナーの犯した罪に対する責任感もあって、ぱちゅりーはそれらの要求を呑み、子育てを快諾した。 そして、まりさも大好きなれいむの子供だから見守りたいと子育てに参加することを厳選した。 ありすは仮にも唯一の実母なので仕方なく子育てに参加させることになった。 こうしてまりさと、ぱちゅりーと、ありすによる子育てが始まった。 その後、子ども達をまりさとぱちゅりーに任せると、男性はありすを連れて台所に向かった。 もちろん、下手に動き回って他人の迷惑にならないよう足を焼くためだ。 「ゆゆっ!ようやくありすのいうことをきくきになったのね!」 しかし、目の前で繰り広げられていたやり取りすらもまともに聞いていなかったありすは台所に置かれた野菜を見て目を輝かせる。 男性の腕から飛び降りようともぞもぞ動くが、当然人間の力に抗えるはずもなく、身動き一つ取れない。 何度か「はなしなさいよ、いなかもの!」と喚き散らすも、男性に締め付けられて声一つ上げることも叶わなくなった。 「・・・・・・」 男性はありすを抱えたまま器用にマッチに火をつけると、蝋燭立ての蝋燭に火をつけた。 それから、何かの拍子に倒れないように蝋燭立てそのものも固定するとありすを両手で掴み、彼女の足に当たる部分を火であぶる。 瞬間、ありすはクワッっと目を見開き、手も足もない体を懸命にばたつかせて手から逃れようと暴れる。 「ゆぎょお!?ゆびぅえあ!?ぎゅばああああああ!?やべでえええええええええ!!?」 悲鳴と言うよりも奇声に近い音を発しながらうねうねと蠢くありす。 双眸からは涙が溢れ出し、全身から人間で言うところの脂汗のような粘着質な液体を垂れ流した。 その粘液のせいでありすを掴みにくくなった男性は一層手に力をこめ、彼女の頬に指を食い込ませる。 「やべでっ!?いぢゃいいいいい!?びゅりゅぇえええええええええええあああああああ!!?」 悲鳴は奇声から生物の発するにふさわしい音の外側へ達し、もはや騒音以外の何者でもなくなった。 悲鳴と同様にありすはゆっくりの種の限界を超えた力で抵抗するが、もはや手遅れ。 彼女の足は二度と跳ねる事の出来ないほどに焼かれ、食い込んだ指の先端部が皮を裂き、そこからぶりゅぶりゅとカスタードが漏れ出していた。 「ふぅ・・・あとは子ども達を怯えさせないように傷口を塞ぐだけだな・・・」 「ゆぎぃ・・・ゆがぁ・・・ゆごぅ・・・・・・・」 痛みから解放されたありすは泡を吹き白目を剥いており、見るからに虫の息と言った様子だった。 彼女をひっくり返して頭をテーブルに置くと、水で溶かした小麦粉をぬって火傷跡を隠し、頬の傷も塞いだ。 本当なら去勢もしたいところだが、ぱちゅりーの止めて欲しいとの懇願を「ありすとすっきり禁止」を条件に受け入れたので、今はこれ以上は何もしない。 「どうしてありすのとかいはなあしをやいたの!?やめてっていったのに!?」 傷を塞ぎ終える頃に目を覚ましたありすは力の差も弁えずに頬を膨らまして文句を言ってきた。 しかし男性が「べらべら喋ると舌も焼くぞ?」と耳元で囁くとすぐに黙ったので、彼はありすを乱暴に掴んでまりさ達の元へ戻っていった。 頭を鷲掴みにされたありすは小声で「ありすなにもわるいことしてないのに・・・」と呟きながらがたがたと震えていた。 それからの日々は誰にとっても非常に穏やかなものだった。 赤れいむは言うまでもなく、まだ発情とは縁のない赤ありすも非常に可愛らしくみんなゆっくりとしている。 ぱちゅりーはとても聞きわけが良く、頭も良いので体の弱さを補って余りある優秀な教育係だった。 それに、体の弱い彼女に出来ないことはまりさが代わりに何とかすることで十分以上にフォローすることが出来た。 唯一つ、ゆっくりしていないものがあるとするならば・・・ 「ゆゆっ!おなかがすいたわ!はやくありすにごはんをもってきなさいよ!」 頭がよろしくない上に、ゲス気質を持つ、足を焼かれてしまったために“実母である”という事実以外に何の役にも立っていないありすくらいだろう。 先日、男性に酷い目に合わされたにも拘らず、まるで何もかも忘れたかのようにこの家の主を気取っている。 きっと彼女の中ではぱちゅりーは面倒見の良いパートナーで、まりさと男性は召使か何かなのだろう。 「おきゃーしゃん、れーみゅたちとあしょぼうよ」 「ありしゅもおきゃーしゃんとあしょびちゃいよ」 「ゆゆっ!おかーさんはそんないなかものなことはしないわ!ゆっくりりかいしてね!」 「「ゆえーん、おきゃーぢゃんのいぢわるー!」」 本当は足が動かないから遊びようがないだけだが、子ども達に悟られるのが嫌らしくかたくなに意地を張っている。 実際、このやり取りもこれで通算7回目で、そのたびに赤ちゃん達を泣かせてしまっていた。 その度にまりさが泣きじゃくる赤ちゃんに優しく頬ずりをして慰めてあげていた。 「みんな、おかーさんはほっておいてまりさとゆっくりあそぼうね!」 「「う、うん・・・まりしゃとゆっきぃちあしょぶよ!」」 「「「「「「まりしゃおねーしゃんとゆっきゅちあしょぶよ!」」」」」」 「まりしゃおねーしゃんはやしゃちいね!」 まりさの言葉を聞いた赤ちゃん達はすぐに泣き止むとまりさのそばへ駆け寄って彼女にしがみついた。 しばらく遊んでいると、赤ありすの1匹が部屋の隅でゆっくりとまりさ達の様子を見守っていたぱちゅりーの前へと飛び跳ねてくる。 そして、彼女はニコニコと微笑み、飛び跳ねながら・・・ 「ぱちゅりーおにぇーしゃんもいっちょにあちょぼ?」 と、元気良くぱちゅりーを誘った。 野生で暮らしていた頃ながら体力がないことを理由にその誘いを断っていただろう。 「むきゅ~、わかったわ!ぱちゅりーもいっしょにゆっくりあそぶよ!」 しかし、男性の家で暮らすようになって、食糧事情が一変し多少体力のついたぱちゅりーは快く彼女の誘いに応じた。 以前の、すっきりした後に食料を集めてくるありすに依存していたときとは比較にならないほど元気良くまりさの傍へと跳ねて行く。 彼女が輪の中に加わることの出来ないありすが、今にも泣き出しそうな表情で目を逸らしたことに気づくことはなかった。 それどころか、ここ数日彼女とまともに会話をしていないことすらぱちゅりーは気づいていなかった。 つづく ‐‐‐あとがき‐‐‐ そういやゆっくり出来た日々の続きもあるのぉ・・・。 キノコ馬さん、かむばあああああああああああああああっく!! byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
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ムシゴロウ王国2 8KB 虐待-いじめ 愛で ギャグ パロディ 自滅 ドスまりさ 自然界 虐待人間 愛護人間 続き書いてみました、お楽しみいただければ幸いです。 前作で満足できなかった方すみません、調子に乗って2を書いてみました。 ジャンルは何になるんですかねー?ヌルいじめかな? ムシゴロウ王国2 「ゆひぃぃぃぃ!!なんなのごのおじいざんばぁぁぁぁぁ!!!」 いやー野性のドスは元気がいいですねー、これくらいのドスなら冬の北海道名物ドスぞりレースで優勝できますよ。 野生のドスはですね。大変プライドが高いんですね、なので人に乗られるのを嫌がるんですねー ですがこうして振り落とされないように乗っているとだんだん大人しくなっていくんですね。 「いだいぃぃぃ!!どずがらはなれでぇぇぇぇぇえ!!!」 いやー野性のドスはたくましいですね、見てくださいこの体、大きいですねー3mくらいはあるでしょうか? これは非常に優秀な固体ですね。自然界でここまで大きくなれるのは滅多にないんですよ。 可愛い鳴き声ですねーこれは喜んでいるんですねーそれを体いっぱいに表現しているんですね。 ドスは群れのリーダーになることが多く、そのため他のゆっくりとスリスリする機会がないんですね。 ドスも大喜びですねー 「よろごんでなんがいないぃぃぃぃい!!さっざどはなれでえぇぇぇぇ!!!」 「むきゅぅ?どうしたのどす?そのにんげんさんはなにかしら??」 「なんだかとかいはじゃないかんじのにんげんさんねぇ」 「このにんげんさんはおじいさんなんだね、わかるよー」 おぉ、見てください。ドスの鳴き声につられて群れのゆっくりたちが姿を現しましたねー これはぱちゅりーですねーぱちゅりーは「森の賢者」などと呼ばれることがあるゆっくりで頭がいいんですね。 ある学者が知能試験を行ったところ、なんと人間の3歳児並の知能があるとわかったんですねー ただ、賢いかわりに体は丈夫じゃないので扱いには注意が必要ですよ。 「むきゅうぅ!にんげんさん!ぱちゅをはなしてね!!」ギュムッ!ギュム! 「ぱちゅりーをはなしてね!どすのおねがいだよ!!」 このようにぱちゅりーの肌はほかのゆっくりと同じ様ではあるんですが、若干弱いので優しくなでてあげましょうね。 「むぎゅぎゅ!ぐるじいわ!!にんげんざんもうやべでぇぇぇl!!!」 「どすのはなしをきいてね!ムシしないでね!!」 可愛い鳴き声ですねー「むきゅー」というのは、ぱちゅりー独特の鳴き声なんですね。 どうやらこのぱちゅりーは寝起きで機嫌が悪いようですね。でもずっと撫で続けるとですね、ほら 「むぎゅうぅ………エレエレエレエレ………」 これは大変リラックスしてる証拠なんですねーぱちゅりーは気分がよくなるとこうやって体液の一部を分泌するんですね。 これは大変甘く、生クリームのようなんですよー、ちょっと舐めてみましょう。 「やめて!ぱちゅりーのなかみをたべないで!とかいはじゃないわ!!」 「あぁぁぁ!!ばぢゅりーがあぁぁぁぁぁぁ!!!」 「ごのままじゃばぢゅりーがしんじゃうんだねーわがるよぉぉぉ!!!」 「む………ぎゅ………ぎゅ………」 ぱちゅりーがおとなしくなりましたねーこれはリラックスしすぎて寝てしまったんですね。 起こしちゃ悪いのでそっと寝かせておいてあげましょう。 ありすとちぇんがぱちゅりーの周りに集まってきましたねー寝てるのを邪魔しちゃ悪いのでこの2匹をかまってあげましょう。 「はなじでぇぇぇ!どがいはじゃないわあぁぁぁ!!」 「やめでぇぇぇl!わがらないよおぉぉぉぉぉ!!」 「やめてね!ふたりをはなしてね!!どすのはなしをきいてね!」 ありすはですね、レイパーになるものが多数いると思われているんですが、実際はレイパー化するのは2割程度なんですね。 レイパー対策としてぺにぺにを切り落とせばいいと思っている方もいるんですがね、 これはトカゲの尻尾と同じでまた生えてくるんですねー 「やめでぇぇぇぇぇ!!ありすのどがいはなべにべににざわらないでえぇぇぇ!!」グリョッ!グチャッ!ブヂッ! こうやってぺにぺにを取り外して、ぺにぺにを体の内側にしまう形でくっつけてあげるといいんですよ。 ほら、ありすも喜んでいますねー可愛いですねー 「ゆっ…ゆっ…ゆっ…」 「ああああでぃずぅぅぅぅ!わがらないようぅぅぅぅ!!!」 「もうやめてねおじいさん!ちぇんをはなしてね!!むししないでよおぉぉぉぉぉ!!!」 ドス嬉しそうにないていますねー可愛いですねー これはちぇんですねーちぇんは姿からも解るようにネコ科なんですねーちぇんは舐めるとチョコの味がするんですよ。 「いやあぁぁぁぁぁ!!なべないでえぇぇぇぇえ!!わがらないいぃぃぃ!!!」 うーんおいしいですねー可愛いですねーやっぱり野生のゆっくりは表情豊かで可愛いですね。 幾つかある巣穴から何匹かこちらの様子を伺っていますねードスのいる群れとはいえ、 野生のゆっくりは警戒心が強いものが多いんですよー あの巣にはれいむがいるみたいですね、ちょっと覗いてみましょう。 ドサッ「うぅぅぅぅ!!わっ…わっ…がら…な…い…ぃ…」 「こっちにくるなぁぁぁぁ!ゆっくりできないにんげんはしねえぇぇぇぇ!!」 このれいむ通常のものより若干大きいですねー、でもこれは「でいぶ」と呼ばれるものとは違うんですね。 でいぶを大きさだけで判断するのは間違いなんですねー 「やめでえぇぇぇぇ!!でいぶはにんじんじでいるんだよぉぉぉぉ!!ざわらないでえぇぇぇ!!!!」 どうやらこのれいむ、お腹に子供がいるようですねー ゆっくりにはこの様に赤ゆがある程度成長するまで体内で育てるものがいるんですね。 今日は特別にお腹の中の様子を見てみることにしましょう。 ズボッ!ブニッ!「んほっ!ぬほほっ!ゆふ~ん♪ゆふ~………ゆぎぎぎぎがががg……」 いやーいつ見てもこの表情は気持ち悪いですねー、でも見てくださいお腹の中の赤れいむは可愛いですね。 幸せそうに眠っていますねー少し触ってみましょう。 ムニッムニッブチッ! ユッユッユッ………… 「ゆぎぎぎぐぐ…おちびぢゃんにざわるなあぁぁぁ!やべろおぉぉぉ!!!」 体内の赤ゆは大変弱いので扱いに注意しましょうねーでも少しの怪我ならそのうち治ってしまうんですね。 ゆっくりの生命力には驚かされますね。 母れいむがだいぶ興奮していますね。これは子供を守ろうとする母性なんですねー素晴らしいですね。 れいむはこの辺で巣に戻してあげましょう。 ドガッ!グシャッ!!「ゆがっががっ……どぼじ…で…ゆぶっ……」 「もうっゆるさないよおぉぉぉぉぉ!!おじいさんはこのどすがせいさいしてあげるよおぉぉぉぉぉ!!!!」 ドスが鳴いていますねーこれはですね、かまって貰えなかったからすねているんですね。 ドスと遊んでほしいよーという意思表示なんですね。可愛いですねー 「おじいさんはすこしいたいめをみてね!!」 ふわっ ドガガンッ!! 見ましたか?!ドスが飛び跳ねました!!いやーすごいですねー滅多に見れませんよー!見とれてて踏まれそうになりました。 遊んでもらえると解って喜んでいるんですね。可愛いですねー こちらからも少しアタックしてみましょう。 バシッ!ハキッ!ビシッ! 「やべでえぇぇぇぇ!いだいいぃぃぃぃ!!どずをなぐらないでえぇぇぇぇぇ!!!」 ドスの皮はですね、非常に分厚いんですね。ですから僕が叩いても、ドスにはなでられてるようにしか感じてないんですね。 いやーそれにしても可愛く鳴いていますねー、これは嬉しいんですね。体全体で喜びを表現してるんですよ。 おっと、ドスが距離をとりましたねー帽子から何か取り出しましたねー見えますか?あれはきのこですね。 「もうおこったよおぉぉぉぉ!!ドスすぱーくをつかうよおぉぉぉぉ!!!」 ドススパークはですね、威嚇や攻撃に使われることが多いんですがね、なんと最近の研究から求愛にも使われることが解ったんですねー これは僕に向けた最高の愛情ひょうげんなんですねー、これはしっかり受け止めてあげなくてはいけませんねー TVの前の皆さんは真似しないでくださいね。これは慣れてないとかなり危険ですからねー 「むーしゃ、むーしゃ、どずずばああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぐぅぅぅぅぅ!!!!!」 カッ!! いやー光栄ですねードススパークを喰らいましたよ。ゆっくり好きな人なら一度は味わってみたいドススパークですからね。 はっはっは、少し髪の毛が焦げてますねー、でもぜんぜん痛くないですよ。このくらいで怪我なんかしないですよ。 王国のドスたちにも最初に内には何回か喰らってますからね。でも野生のドススパークは初めてですねー 天然物はちがいますね。愛好家の皆さんもぜひ試してもらいたいですねー 「どぼじでへいぎなのおぉぉぉぉぉ?!!!やべろおぉぉぉ!ごっぢにぐるなあぁぁぁぁぁ!!!!」 ドスが元気よく走り回っていますねーいやー追いかけっこは楽しいですね。 このドスはちぇんのように走り回るのが好きみたいですねー楽しそうにはしゃいでますねー 「ごべんなざいぃぃぃ!あやばりばずがらこないでえぇぇぇぇぇ!!!」 嬉しそうに鳴いていますねー流石にこの僕も捕まえるのには苦労しましたね。 見てください、立派なおさげですねーそれに大きな帽子ですねー 野生のドスはこの帽子目当てで乱獲されていた時代があるんですよー この帽子は通常のまりさの帽子より丈夫で柔軟ですから衣服やバック等の材料にされていた時代があったんですね。 でも今は国際ゆっくり条約で保護されているんですねードスを殺して帽子を奪うのは禁止されているんですね。 「どすのおぼうしかえしてえぇぇぇぇぇ!!やめでえぇぇぇ!!やぶかないでえぇぇぇぇぇ!!!」 こうやって帽子の一部を残してドスに返しておけば、1~2年もすれば元通りになるんですねー 帽子は勝手に生えてくるという人もいますが、少し残しておかないとだめなんですね。 「どずのおぼうじがあぁぁぁぁ!どうじでごんなごどずるのおぉぉぉぉ!!!」 まだまだ元気いっぱいのドスですねーもう少しこのドスをかまってあげることにしましょう。 野生のドスに触れ合うときはプロの方を同伴しないと危ないこともありますので注意してくださいね。 それではみなさん、たのしくあんぜんにゆっくりを愛でて行きましょう。 なお、次回はゆうかにゃんの花畑に遊びに行ってみたいと思います。それではまた会いましょう。 「いやあぁぁぁぁぁ!!ぐるなあぁぁぁぁぁ!!!もうどずはおまえなんがみだぐないぃぃぃぃぃ!!!!」 挿絵 byAVあき トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る じいさん何者なんだよ・・・・・・・・・ -- 2017-03-07 17 40 33 カワイイですねー笑 -- 2016-09-04 15 52 36 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- 2016-07-15 19 29 17 絵 w -- 2016-01-25 23 36 35 鬼畜お爺さんwww つーかイラストwww -- 2014-06-26 20 17 58 おじさん強えー -- 2013-10-23 20 48 07 とても面白いです挿絵も笑えますwww -- 2013-07-04 00 57 34 あ、悪魔だ! -- 2013-06-24 17 10 31 ドススパークをまともに喰らっても平気なおじいさんが すごすぎ&面白すぎですwwww -- 2013-06-05 11 53 49 おじいちゃんネ申w -- 2013-06-03 21 13 59 このおじいちゃん超人だろw -- 2012-10-12 23 09 19 どすスパークが平気なじじいw元気良すぎw -- 2012-09-11 14 15 59 オジサン神 -- 2012-03-13 07 02 42 何回ドススパーク使ってんだよ -- 2012-01-20 14 59 56 1で、ゲスがにげるって書いてあったけど、 2で腹きりさいたれいむをもどすときも、 あれ、絶対蹴り飛ばしてるよねww -- 2011-10-14 20 33 51 このシリーズは面白いね 挿し絵もナイス -- 2011-05-24 00 31 26 お前どこのラスボスだよw -- 2011-02-19 21 46 00 愉快なおじいさんだなw -- 2011-01-08 10 30 39 ゆうかにゃん早く逃げろw -- 2010-12-10 23 25 14 なんか知らんが笑えたwwww -- 2010-09-02 17 29 27
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散歩しているとゆっくりれいむの母子がお昼寝しているのを見かけた。 親は標準的な成体ゆっくり程度の大きさで、子どもは典型的な赤ちゃんサイズが2匹。 その姿がとても微笑ましかったのでちょっと悪戯をしてみた。 とりあえず親れいむの眼球を穿り出し、出来た空洞に赤れいむをねじ込んでみる。 その間なんと2.8秒。びっくりするほどの早業だ。 そして、痛みで目を覚ました母親に気づかれないよう、素早く、しかし慎重に近くの木の陰に身を隠した。 「ゆぎゃああああ! いだいいいいいいいい!」 眠っていたこともあってか(それにしても遅すぎるが)目玉をくり抜かれてから5秒後に親れいむは悲鳴を上げた。 一体何が痛いのか全く分からない。しかし、とにかくとてつもなく痛い。 「いだいいいいいいいいい!ぢんぢゃううううううう!ぞれにな゛にもみ゛えな゛い゛よおお゛お゛お゛お!?」 言葉にならずとも壮絶な痛みを言葉異常に雄弁に語る、そんな悲鳴を上げながら親れいむはようやく自分の異変を察知した。 そう、当然のことながら目玉をくり抜かれているのだから何も見えないのだ。 しかし、眠っている間に施された処置のことなど知る由もない彼女は痛みと理解不能の暗闇にただ怯えるばかり。 ぴーぴーぎゃーぎゃーと騒音を撒き散らしながら、右往左往している。 「ゆぅ・・・おかーしゃん、どうちたの?」 「しょんなにおおごえをだちたらゆっくちできにゃいよ?」 そんな彼女の悲鳴がよほど耳障りだったのだろう。彼女のまぶたの内側で眠っていた赤れいむが目を覚ました。 口々に何か言いながらやけに騒がしい母親の姿を探すが・・・どうやっても体を思うように動かせない。 まるで金縛りのようだ、人間ならそう思ってしまうであろう事態に直面してなお赤れいむはのん気に首をかしげている。 「ありぇ・・・うごきゃないよ?」 「ねおきでうみゃくうごけにゃいね!」 どうやら事態の深刻さがまだ理解できていないらしい。 きっと寝起きだからだろう・・・そう結論付けた2匹は平和そうな笑みを浮かべて・・・ 「「おかーしゃん、もっちょゆっくちちてねぇ~・・・」」 と、のん気なことを口走っていた。 しかし、幸か不幸かその言葉が親れいむに我が子の事を思い出させるきっかけになった。 ハッとした親れいむは痛みを堪えながら「でいぶのあがぢゃんどごなのー!?」と声を絞り出す。 「ここだよー」 「れーみゅはじゅっとゆっくちちてるよ?」 「ここじゃわからないよ!おかーさんにゆっくりす~りす~りしてね!?」 親れいむはそう言うが、困ったことに両者の間には事態の深刻さの認識に齟齬がある。 更に眠気もあってか子ども達は親れいむの言うことを聞こうとしない。 「「やだよぉ~・・・れーみゅねみゅいもん・・・」」 「ゆうううううううううううう! わがままいわな・・・!?」 が、親れいむにとってはそれだけで十分だった。 赤れいむはただ喋ったに過ぎず、普通なら目で居場所を確認しなければならない。 人間と同様に目が最も重要な知覚であるゆっくりにとってそれは当然のこと。 あくまで普通の状況ならば、の話である。 「どほ゛ぢででい゛ぶの゛あ゛がぢゃんがおめ゛め゛のながにい゛るの゛おお゛お゛お゛おお!?」 体内から、それもゆっくりにとっては数少ない固有名詞を持つ器官である目から声が聞こえて来る状況は普通ではない。 おかげで親れいむは我が子の居場所を確認することが出来た。 そして、その言葉のおかげで2匹の赤れいむも自分達が異常な状態にあることを認識した。 「ゆゆっ! しょーいえばおしょらをとんでりゅみちゃい!?」 「ゆゆっ! おきゃーしゃんおこえがへんにゃところからきこえりゅよ?!」 「ゆぎぃ! あがぢゃん、あばれないでね! おめめがいだいよ!?」 流石のゆっくりもこの事態には困惑せざる得ないらしい。 親れいむはさっきよりも一層激しく叫びながら右往左往し、子ども達も泣き叫んでいる。 しかし、しばらくすると狼狽していた親れいむが落ち着きを取り戻した。 そして・・・ 「ゆゆっ!? おめめがみえるようになったよ!」 そんなことを言ってのけた。 彼女の言葉を聞いた僕はその真偽を確かめるべく母子の前に姿を現す。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっ? ゆっくりしていってね!」 「「ゆっきゅりちていっちぇね!」」 彼女達の後ろから立った状態で声をかけ、彼女らが振り返る前にしゃがんで目の高さを近づける。 振り返った彼女達は母れいむも含めて返事するときにはしゃがんだ後の僕の目を見て挨拶を返した。 なるほど、確かにちゃんと見えているようだ。 「おねーさんはゆっくりできるひと?」 「そうだよ。ゆっくり出来る人だよ」 適当に応答しながら赤れいむの視界を両手の人差し指と中指で遮ってみる。 一瞬、僕のとっぴな行動に怯んでみせたが、それ以上何をするつもりもないことを察知した彼女達は首をかしげる。 「ゆぅ? おねーさん、やめてね! ゆっくりなにもみえないよ!」 「「ゆっきゅりみえにゃいよ!」」 「ふぅん・・・じゃあ、これならどう?」 右目の赤れいむの視界を遮る人差し指だけをずらしてみる。 すると、予想通り・・・ 「ちょっとだけみえるよ!」 「ちょっとだけみえりゅよ!」 「じぇんじぇんみえにゃいよ!」 左目の赤れいむ以外は少しだけ見えると答えた。 癒着させると感覚を共有するとか、その応用でキメラが作れるとか・・・そんな話を聞いたことはある。 が、まさかただ目の中に放り込んだだけでこんなことになろうとは・・・。 「ねえ、れいむ?」 「なぁに、おねーさん?」 「多分だけど、赤ちゃんがれいむの目になっちゃってるよ?」 「ゆゆっ! どーいうことなの!?」 「「ゆっきゅりおちえてね!?」」 「だから、れいむの目の中にいる赤ちゃんの目で見ているものをれいむも見てるみたいだよ」 「な、ななな・・・なにぞれえええええええ!?」 僕の説明を聞いて驚愕するれいむ。そして、困惑する赤れいむ2匹。 僕だって驚いているんだからまあ、自然の反応だといえるかも知れない。 「おね゛ーざん! だずげでよおおおお!?」 「ごめん、ムリ・・・でも、あれだよ。赤ちゃんがどこかに行くことがなくて安全だよ!」 「「ゆゆっ! ゆっきゅりできりゅの?」」 「もしかしたら出来るかも?」 「なーんだ! ゆっくりできるんだね!」 流石ゆっくり。ゆっくりできるならそれでいいらしい。 いちいち水を差すのも野暮なので突っ込まないが、きっと彼女達が失念しているであろうことを尋ねてみた。 「でも、その状態でどうやって赤ちゃんにご飯あげるの?」 「ゆゆっ! う~ん・・・寝転がれば大丈夫だよ!」 「あと、赤ちゃんが大きくなったられいむが潰れちゃうんじゃない?主に中身とか」 僕の言葉を聞いた親れいむは再び驚愕し、ワナワナと身を震わせる。 「ゆ゛っ!? ・・・あがぢゃん、ごはんはゆっぎりがまんぢでね!」 「「ゆゆっ! れーみゅほはんたべちゃいよ!?」」 「だっで、でいぶぢんぢゃうんだよ! ゆっぐぢでぎなぐなるんだよ!?」 すると、今度は赤れいむが母の言葉に驚愕して泣きじゃくりながら身を震わせた。 「でも、食べさせてあげないと赤ちゃん死んじゃうし、目も見えなくなるよ?」 「ゆがーん!? どうずればいいのおおおおおおお!?」 答え。死なないが成長しない程度に餌を与え続ける。 もっとも、それだと喋る程度の体力は残るから、凄く喧しそうだけど。 赤れいむ達にとっても死ぬ寸前のところで生かされる格好になるのでとても辛いだろう。 「・・・まあ、そんなわけだから・・・ゆっくりがんばってね!」 原因は完全に僕にあるわけで・・・何となく気まずくなった僕はそそくさとその場を後にした。 後ろかられいむ達の「たすけてよー!」という叫び声や母子で喧嘩する声が聞こえてきたが振り返ることはしなかった。 ‐‐‐あとがき‐‐‐ 文字通り一心同体なのに家庭崩壊とはこれ如何に 3匹で1匹のれいむだから、トリニティれいむ。巫女ベースだけどトリニティ 今回のネタは応用すれば「常時自分の中身を見せ付ける虐待」なんてのも出来るかも byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
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最近ここら辺で有名になっている、「ゆっくり」。 その「ゆっくり」とは、家から勝手に食べ物をかっぱらう。 もしかしたら、ゴキブリ、いや、何よりもウザイ生物 かもしれない。 僕の場合、一週間に一回くらい、家を荒らされる。 本棚は倒れ、皿はわれ、お菓子がなくなってたり・・・ 「網戸」を破ってまで、家に侵入、さらに 家の中をグチャグチャに荒らして食べ物が盗まれる。 しかも盗まれる場所は決まって。 そうだな・・・冷蔵庫とかかな? 実際、ゆっくりは3回しか見た例がなく、 見つけたとしても逃げられる。 ・・・そこでいい考えを思いついた。 「ゆっくりホイホイ」というものを作ってみてはどうだろう。 仕組みは簡単。 真ん中から「あまあま」な匂いが出る。 そしてゆっくりたちが来て、その 「ゆっくりホイホイ」 に入る。 その直後、床の部分にくっつく! 無理して動こうとすれば、皮が破れて餡子が出て、永遠にゆっくりする。 親が助けようとしても・・・上と同じだ。 もしかしたら「ゴキブリホイホイ」を 改造するだけで作れる可能性があるかもしれない。 そうと決まれば早速レッツゴー! とそんな感じで近くのスーパーへ自転車でGO。 おっ、あったあった 「ゴキブリホイホイ」。 僕の場合、10個くらいは買ったほうがいいのかもしれない。 周りの人にいやな目で見られた。 こんな21歳の人間が「ゴキブリホイホイ」を 危ない目をして買っている・・・ いやな目でみられるのも無理はない。 「ありが・・・とうございました、せ、1000円です・・・」 店員さんまでよぉ・・・ まあいいか。 なんと家に帰ると・・・ 部屋が酷い事になっていた! 倒れた本棚、割れた皿、 あとなくなっている飴玉。 喰うの楽しみにしてたのに・・・ ・・・まあいいさ。 この僕が、永遠にゆっくりさせてあげるよ。 では、僕が今からゆっくりホイホイを作りまーす! その中、ゆっくりと見ているゆっくり達。 霊夢+子れいむ、魔理沙、パチュリーの3種。 合計8匹だ。 霊「ゆゆっ、ここだよ!」 魔「ここならゆっくりできるんだぜ!」 ぱ「むきゅ ここは人間さんの家よ?早く帰りましょう!」 後ろのほうからものすごく気配を感じる。 ・・・ゆっくり達だろうか。 黙々と作業を続ける・・・ 自動であまあまの匂いが出るような 機械を設置、コンセントも付ける。 ・・・多分完璧だ。 さて、セットしたら家を出るか。 いつこんな技術を手に入れたんだ・・・ 僕は。 外に1時間ぐらい散歩に出た。 空を舞う蝶、地面にいる蟻達、 そして・・・ その景色を乱すゆっくり。 何だ、ゆっくりなんているじゃないか。 そして家に帰ってくる。 ゆっくりホイホイをみたが・・・ しかしそこには何もいなかった。 「くそっ、失敗か!」 たまたま今日は来なかったのか、 それとも正しく動作しなかったか・・・ いや、後ろからゆっくりの気配も感じたし、 正しく動作した。 なのに・・・ なぜだろう・・・ 実は僕が出かけている間、こんな状況になっていた。 霊「ゆゆゆ、くしょじじいが出て行ったよ!早く入ろう!」 子霊「「「「ゆー!」」」」 魔「いくんだぜ!って・・ ゆ?ぱちゅりーどうしたんだぜ?」 ぱ「むきゅ・・・ぱちゅはいいわ・・・」 霊「なんで?」 ぱ「むきゅん、まどうしょ(笑)に書いてあったの・・・」 霊「ゆゆゆ、今まで入ってあんぜんっだったからだいじょーぶだよ!」 子霊「だいじょーぶだよ!」 「しょうだよ!」 ぱ「いや・・・違うの・・・その・・・」 するとぱちゅりーは話し始めた。 ぱ「にんげんのいえにはあまあまがたくさんあるの・・・ でもね、それをにんげんがとられないようにって わなっていうものをしかけるの・・・」 霊「わな ってなに?」 ぱ「ゆっくりできなくなるものよ・・・」 霊「ゆゆゆ!ゆっくり出来なくなるのは いやだね!」 魔「まりさもいやなんだぜ!」 ぱ「むきゅ じゃあにんげんさんが帰ってこない間に早く かえりましょ」 霊「わかったよ!ゆっくり理解したよ!」 そういって帰ってしまったらしい・・・ くそっ、こうなったらもう少し待つか・・・ それから1日後・・・ 昨日と同じく、家から出て帰ってみる。 するとなんということなのだろうか。 家が荒らされていた。 ということは、もしや。 僕は期待しながらゆっくりホイホイを覗く。 すると、一匹の霊夢、二匹の子れいむが引っ掛かっていた。 「ゆえーん!ゆえーん!」 「ゆっぐりざぜで~~~!」 「ゆゆゆ?おにーざん!ゴレなに!?ゆっぐりじないではやくだすけでね!!!」 コチラに気づくゆっくり。 それでも黙っていると 「ぐじょじじい!れいむが苦じんでるの分からないの!? かわいいかわいい子供がいるんだよ!? れいむおこるとづよいんだよ! しぬよ!?」 「おお怖い怖い、泥棒れいむはそこでゆっくりしんでね。」 「れいむおこったよ!?もういまさらあやまってもおそいんだよ!?」 「ふーん」 「ゆっくり しね!」 「ぐらえ!でいぶの・・・」 れいむが動こうとする。が、 ブチッ――――――― 「あ・・・あんごが・・・ぁぁ」 「おきゃーしゃん!じっがりじでぇぇぇぇぇ!」 「おにーさん!なんでたすけでぐれながっだのぼぼぼぉぉぉぉ!?」 「ぶ・・・に・・・げでぇ・・・」 「キミが泥棒するからこんなことになるんだよ。 ゆっくり理解してね。」 「もっど・・・・・じゅっぐでぃ・・・じだがっだあああ・・・」 「日本語しゃべってよ この饅頭」 「ん゛ーーー!」 どうやら子れいむの方も動き始めたようだ。 「ん゛ーーー!」 ブチッ――――― 子れいむも親と同じ状況になった。 「あぁ・・・でいぶのいぼうどがあああ・・・」 「おやおや、君の妹だったのかい・・・」 「おにーざん、おねがいじまず! にどどじまぜんがらゆるじでぇぇぇぇ!」 その必死さから助けてほしい気持ち・・・ 反省の気持ち・・・ この2つが読み取れた。 せっかくなので助けてあげることにした。 「ゆ?おにーざぁぁぁぁん、あでぃがどぅぅぅぅぅぅ・・・」 「それにしてもいいのかい?君のおかーさん もう居なくなったけど・・・」 「ゆ・・・?おかーしゃんにゃらここにいるよ!」 「ゆ?・・・・・・うごげないぃぃぃぃぃーーーーー!」 どうやらまたかかってしまったようだ。 こんなアホ霊夢始めてみたよ。 「おにーさん、もういっかいたすけてね!」 「・・・自業自得だ・・・」 せっかく助けてやったのにと思った。 チャンスを与えたのにまたかかるとは・・・ もうチャンスは無い。バイバイ。 「どぼじでごんなごどずるのおおおおお!!!???」 それにしてもこのゆっくりホイホイ、 役に立つ。 外に置いたらもしかしたら ぱちゅりーや 魔理沙、 れみりゃや ちぇんも引っ掛かるかもしれない。 あまあまを別のものに置き換えたらもしかして あの幻の希少種も・・・ 想像しただけでわくわくするよ! 「ゆえーん!たしゅけちぇえええ!」 ぱ「むきゅ!?子れいむ!?・・・まさかあの霊夢、 忠告を無視して・・・ むきゅ、今ゆっくりたすけるからまってるのよ!」 「あ、ぱちゅりー!たしゅけちぇね!はやくしてね!」 ぱ「って・・・うごけないよおおおおお!」 完 あとがき もうね、一言。 パチュリーの設定がよく分からん(笑) このSSに感想を付ける
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秋のある一日。人々はこぞりて集い、ゆっくりたちも噂を聞きつけて集まった。 「おい、ひさしぶりだなこのキ〇〇イ野郎」 「何だとこのゆっくり野郎!!」 「ゆっゆっ!れいむのためにけんかしないでね!」 「よくわからないけどきてやったのぜ!まりささまがいちばんなのぜ!」 「ああ、そちらの旦那方!ここでは喧嘩は無しでお願いしますよ! ゆっくり、君たちはこっちだ」 人里のはずれに作られた特別会場は、蜂の巣をつついたような騒ぎだ。 多くのゆっくりと人々はここで何が行われるかをいまだ知らない。 しかし、彼らを駆り立てたものは、幻想郷の住人なら誰もが好む、まぎれもないお祭り騒ぎの予感だった。 秋の一日 by ”ゆ虐の友”従業員 「えー、お集まりいただきました紳士、淑女、ゆっくりの皆様方。 ただいまより開会式を行います。 多くのお客様は当大会の趣旨をご存知ないことでしょうから、それも説明させていただきます」 司会として壇上に立った男が声を張り上げる。 「当大会は、ゆっくり達の、ゆっくり達による、ゆっくりコンテストでございます」 「ゆゆー!」 「ゆっくちちていってにぇ!ゆっくちちていってにぇ!」 「まりささまがいちばんゆっくりしてるのぜ!」 「ルールをご説明させていただきます。 参加者は、人間、妖怪、ゆっくりの各審査員の前でゆっくりアピールをしてもらいます。 しかし、ゆっくりの基準とはそれぞれあいまいなもの。 また、様々な種類のゆっくりは多くの能力において異なります。 そこで!! 皆様のゆっくりとした頑張りに応じて、 ”ゆっくりポイント” ”虐待ポイント” ”スルーポイント” の三部門のいずれかに振り分け、採点させていただくものとします。 とってもゆっくりしたゆっくりは、その度合いに応じてゆっくりポイント獲得。 ”誰?””オリキャラ?”という感じの、ちょっと残念なゆっくりは、スルーポイントを獲得。 虐…っと といった感じでございます。 それぞれ自らの個性を生かして、ゆっくりしていって下さい」 「ゆゆ!おにーさんさいごになにかゆっくりできないことをいいかけたよ!」 「いまびみょうにせつめいをはぶいたよ!」 司会は構わず締めに入る。 「本日、恵まれました好天に感謝を。この秋の豊穣に感謝を。この一時の出会いに感謝を。 それではみなさん……ゆっくりしていってね!」 「「「「ゆっくりしていってね!!!!」」」」 * * * * こうして始まったゆっくりコンテスト。 最初のゆっくり達が壇上に現れる。 「えーと、君たちは何をするのかな?」 ゆっくり達は口をそろえて言う。 「れいむのあかちゃん、とってもかわいいよ!」 「れいむとまりさのじまんのあかちゃんだよ!」 「ゆっくちちていってにぇ!」 飼いゆっくりなのだろう、言葉遣いは丁寧だ。 「……で?」 ゆっくりが何を始める様子もないので、司会は先を促す。 「なにかするんじゃないのかい?」 「それだけなんだぜ!」 「れいむとまりさとかわいいあかちゃんをみて、ゆっくりしていってね!」 「………」 「………」 「………」 「れいみゅがかわいいから、みんなびっくりしてるにぇ! びっくりじゃなくて、ゆっくりしていってね!なんちゃって!ゆふ!」 審査員一同のげんなりとした沈黙を都合よく解釈するゆっくり一家。 観客席で隣り合った愛でお兄さんに虐待お兄さんは話しかける。 「あれ、お前んとこのゆっくりだろ……」 「よくわかったなキ〇〇イ野郎。どうだ、可愛いだろう」 「そ、そうかもな……それで、芸とかは……? もしかして本当に、全然なにもしないのか?」 「その通りだ!そんなもの必要ないさ。うちの可愛いゆっくりなら……」 その時ちょうど審議が終わり、獲得ポイントが発表された。 「13虐待ポイント!!エントリーナンバー1番の家族は、特製ゆっくりぷれいす”蝋人形の館”へご招待!」 「何故だぁぁぁぁぁ!!!」 「ほら、言わんことじゃない…」 家族は大きな透明箱に放り込まれた。 「ゆゆっ!れいむにぴったりのりっぱなゆっくりぷれいすだね!」 「まりさここでゆっくりするよ!」 「とってもゆっくちちてるよぉー!」 透明箱の中には人形がいくつも置いてある。 「なにこれ?ゆっくりしたおもちゃだ……ね……?」 司会の男が合図をすると、それらはいっせいに動き出した。 ぎゅおん、と振り返ったそれは、ゆっくりできない存在の姿を模していた。 「うー!うー!」 「れみりゃだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 「ゆっぐりでぎないぃぃぃぃぃ!!!!」 「ゆびぃぃぃぃ!!!!!」 人形はゆっくりたちを囲んで、機械仕掛けでぐるぐると回る(BGM シンデレラケージ 〜 Kagome-Kagome)。 「うー!うー!」 「ごあいよぉぉぉぉーーー!!」 「おにーざんだずげでーーー!!」 「ゆー!!ゆゆーーー!!」 「うおおおおーーーん!!!でいぶぅぅぅぅ!!ばりざぁぁぁぁぁ!!ぢびぢゃぁぁぁぁぁぁんんんん!!!」 「おいやめろ馬鹿、落ち着け」 「審査員のコメントに移ります」 「餡子脳なのは仕方ないとしても、ちょっとは工夫しましょうよ(妖怪代表)」 「子れいむの駄洒落が明らかにアウト(人間代表)」 「まりさのほうがかわいいんだぜ!(ゆっくり代表)」 「…ありがとうございました」 * * * * この結果を受けて、控え室に動揺が走った。 特に、二番手の一家は青ざめている。 「ゆゆゆ……どうしよう……」 どうやら、この一家もかわいいちびちゃん自慢をするつもりでいたらしい。 ”れいむのちびちゃんならかわいいからだいじょうぶだよ!”などと、 同じ轍をあえて踏みはしないあたりはなかなか賢いようだ。 「れみりゃこわいよぉぉぉぉぉぉ!!!」 「どどどどどうしよう!?」 「よーし、次のゆっくりこっち来てねー」 一家はおびえながらもアピールを開始する。 「ゆ、ゆっくりしていってね!」 まずは挨拶。 「(れいむ、どうするんだぜ?)」 「(おかーさん、どうするの?)」 「れ、れいむ、ものまねをするよ!!ゆっくりしていってね!」 窮余の策だった。れいむはぴょんぴょんと跳ねる。 「よ、ようせいさんだよ!ふーわ!ふーわ!にてるでしょ!」 妖怪代表の審査員の表情が曇った。 まりさと子ゆっくりもそれを見て続く。 「れみりゃのものまねだよ!う、うー!!」 審査員まりさが顔をしかめる。 「にんげんさんのものまねだよ!ゆっへっへ!」 審査員の人間と観客が険悪な雰囲気をかもし出す。 「うっほぉぉぉぉぉぉぉ!!!!潰してぇぇぇぇぇぇぇ!!! わざわざ審査員全員からもれなく不興を買いやがって、馬鹿かてめえらはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 「落ち着けってキ〇〇イ野郎、席を立つんじゃない。まるで本物のキ〇〇イみたいだぞ」 「ポイントの発表です!獲得ポイントは……7スルーポイント!! それでは審査員の皆様方、コメントを……」 「ん?今なにか居た?私は何もみていないよ」 「れみりゃの物真似だけちょっと面白かった」 「まあこんなもんでゆるしてやるんだぜ」 「…ありがとうございました」 この家族は防音加工の箱に入れられ、端のほうに除けられた。 このまま大会終了まで放置される。 「どぼじでぇぇぇぇぇぇ!!??」 「おそとにでたいよ!ゆっくりだしてね!!」 「ゆっくりできないよぉぉぉぉぉぉ!!!」 * * * * 三番手、スィーに乗ったれいむとまりさが出てきた。 「れいむのかれいなどらいびんぐをみて、ゆっくりしていってね!」 「まりさのがはやいんだぜ!」 主催のスタッフがコースを用意し、レースが始まった。 「ゆぃぃぃぃぃ!!!!」 「びゅーーん!!」 二匹はなるほど運転上手で、曲がりくねったコースをそれることなく追走劇を繰り広げる。 「うぉぉぉぉーっ!!がんばれれいむ!!がんばれまりさぁぁぁぁーーーっ!!」 「お前、応援するならどっちか片方にしろよ…」 先に根気を切らせてしまったのはれいむだった。 「ゆっ!!」 わずかな気の緩みが走行ラインに影響し、まりさに抜かれてしまう。 「ゆっくりぬきかえすよ!ゆぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」 しかし、その焦りが致命的なあだとなった。 「ゆぐっ!?」 速度を上げようと、スィーを操作するためのレバーへのしかかるれいむ。 その際に跳躍の加減を間違えてしまい、底部へレバーが突き刺してしまう。 「いだい!!いだいよぉぉぉぉぉ!!!だずげでぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」 どんどん遠ざかっていくまりさのスィー。 れいむはそれを見ていることしかできなかった。 「獲得ポイントの発表です……おっと……!? とうとうゆっくりポイントの獲得者が出ました!14ゆっくりポイント!! まりささん!おめでとうございます!」 観客席から拍手が沸き起こる。 「ゆっくりー!!」 ぴょんぴょんと跳ねるまりさ。 「ゆゆー!すごいよ!」 「やったねれいむ!」 ゴールしたまりさがれいむのもとへ跳ねてくる。 「ゆゆ!れいむがゆっくりできてないよ!にんげんさん!はやくれいむをゆっくりさせてあげてね!」 その後から歩いてきた医務係がれいむを摘み上げる。 「こっちへおいで」 れいむは医務係の指で底部の穴をふさいで貰い、スィーまりさとともに表彰台に降り立った。 司会の男が言う。 「それでは、審査員の皆様、コメントを」 「いやあ、ゆっくりにしてはやるもんだね」 「器用で、見ていて感心した」 「まりさもなっとくのでっどひーとだったぜ!」 「それでは、スィーまりささんこちらへどうぞ」 「ゆゆ!おそらをとんでるみたいだよ!」 まりさは司会の手でゆっくりぷれいすへと運ばれる。 それはゆっくりできない透明な箱ではなく、餌や調度品の整った見るからに立派なゆっくりぷれいすだ。 まりさがそこへ行き着くと、また拍手が起こった。 「すごーい!!れいむもはやくつれてってね!!」 背伸びしながられいむは言う。 「いや、スィーれいむさんは負けたでしょ」 「ゆ゛っ!?」 司会の言葉にれいむは凍りついた。 よくよく見れば、観客達の注目も拍手も、実はまりさにしか向けられていない。 れいむは群集の中に、自分の飼い主の姿を捜し求めた。 お兄さんなら、お兄さんならきっと、自分にもゆっくりした言葉をかけてくれる。そう信じて。 「うおおぉぉぉー!やっぱりうちのゆっくりが一番だぁぁぁぁぁー!!」 「おにーさん……!」 「すごいぞーー!!まりさーー!!さすがはゆっくりしたまりさだーー!!」 「ゆ……」 男の目にも、れいむは映っていなかった。 司会はしょげ返ったれいむを小突く。 「わかったかな?れいむさんは敗者なんですよ」 「ゆ……たしかにそうだけど…… ぞんないいがだってないでじょぉぉぉぉ!!でいぶもゆっくりしたいよ!!はやくゆっくりさせてね!!」 「はあ、逆切れですか。いや、別にいいんですが……」 司会はれいむを持ち上げ、スィーに乗せた。 「れいむさんはこっちのコースをゆっくり走っていってくださいね」 いつの間にか組み立てられている新しいコースがある。 「ゆゆー!」 それは急勾配の滑り台だ。スタートラインは司会の男の背丈ほどもあり、 地上にほど近いところで再び上向きとなって終わる――いわゆるジャンプ台だ。 れいむはスィーごと、そのスタート地点に置かれる。 「いくられいむがいちりゅうどらいばーでも、こんなこーすじゃゆっくりできないよ! おさないでね!ぜったいおさないでね!それよりはやくゆっくりぷれいすにつれていってね!!」 司会は耳を貸さない。 「さあ、いってらっしゃい」 「やめでぇぇぇぇぇぇ!!!でいぶもゆっぐりしたいよぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 かたん。 指で弾かれてスィーは動き出す。 「とまってね!!すぃーさんゆっくりしてよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」 しかし、ブレーキは取り外されている。 「ごわいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」 果たしてそこにあるのは加速、加速、加速……とめどもない破滅への一本道だけだ。 速度はついに、れいむの体験したことの無い速さにまで達する。 「ゆぃぃぃぃぃぃぃぃ…………!!!!」 あまりの加速に、なぜかレース時のテンションになるれいむ。 そしてコースの終端へとたどり着いた。 「ゆ……!」 がたっ、ぽーーーん。 「おそらをとんでるみた……ずぅぶべどびょぉぉぉぉぉ!!!!」 「えー、それでは次の参加者……」 つづく。
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おうちは誰の物? 19KB 虐待-普通 制裁 自業自得 ツガイ 野良ゆ 現代 虐待人間 おうち宣言もの お気軽にお読みください ・今回の話は暇潰しにピッタリ!・・・かな? では、ゆっくりしていってね!!! 「「ゆっくりしていってね!!!」」 家に帰って部屋に入った途端に、けたたましい声が響いた。 何事かと辺りを見渡してみれば、そこには荒れ果てた部屋とクソ饅頭が二匹。 白黒帽子、紅白リボン、片方の頭に蔓が生えてそこに小さな実が出来ている。 そんな違いは関係がない、些細な物。クソ饅頭はクソ饅頭だ。 おそらく今朝急いでたせいで玄関以外の、窓と門の鍵を閉め忘れていたのだろう。 そういえば今日は両親も旅行に行くとかで、家には誰も居ないんだった。 よくもまんまと入りおおせたものだ。 (やられた―――このヤロウ、よくも・・・) しかしどれだけ憤ろうとも、この馬鹿饅頭たちにそれが通じるわけもない。 「ゆっ、にんげんさんだよ、まりさ!」 「ほんとだ!にんげんさん、ここはまりさたちのおうちだよ!! にんげんさんはゆっくりできないからさっさとでていってね!!」 ほら、これだ。っていうか、最初言ってた事と違うくね? まあそれもどうでも良いことだ。 そしてこれも無駄な事だろうが、一応言っておく。 「あー、よく聞けクソ饅頭。ここは俺の家だ。 お前らが勝手にどう言おうが、それは変わらんぞ?」 「なにいってるの?ここはにんげんさんがつくったおうちだけどだれもいなかったんだよ! れいむたちのおうちにするよってちゃんといったけどだれもなんにもいわなかったよ!!」 「そうだよ!!ここはまりさたちがやっとみつけたゆっくりぷれいすだよ!! すてきにこーでぃねいとしてあげたしいままでのおうちとはちがってゆっくりできるよ!!」 「ここでゆっくりたくさんおちびちゃんうもうね!!」 「ゆゆ~ん♪ゆっくりしたおちびちゃんたくさんうまれてきてね!」 このとおり、全く聞かない。 ―――やれやれ。自業自得とはいえ、面倒臭い事になった。 まあだからと言ってやる事は何も変わらないのだが。 「・・・そうか。なら―――」 「ゆっ!?おそらをとんでる―――ゆ゛げっ!!」 「まりさ!?や、やめてね!さわらないでね!あっ、おそらをとんでる―――ゆぎゃん!!」 手早く奴等を掴んで外の庭に放り投げた。糞袋どもは痛みのせいで、呻いて動かない。 残念ながらドサクサにまぎれて糞袋の素をヘシ折ることは出来なかった。 そんなクソ饅頭を、馬鹿を見るような目で見下ろしながら俺は大きめの声で言う。 「ここを俺の家にするよ!!間違っても汚い野良ゆっくりの家なんかじゃないよ!! ・・・よし、誰も言い返さないな。じゃ、ここは俺の家な。さよなら、クソ饅頭。とっとと野垂れ死ね」 そしてゆっくりが痛みと驚きで何も言い返せないうちにお家宣言を済ませた。 はい、終わりました。とでも言うように窓を閉めようとしたが、クソ饅頭が食い下がってくる。 「ま、まってね!そこはまりさたちのおうちだよ!」 「はあ?じゃあ何でさっき俺が宣言した時にそう言わなかったわけ? 今更終わってから言うとかなんなの?バカなの?死ぬの?生きてて恥ずかしくないの?」 「に、にんげんさんがれいむたちをおそとにおいだすからでしょ!?ずるいよ!!」 「なんでそれがずるいんだよ。そうしちゃいけないって決まりでもあるわけ? ないよな?悔しかったら同じ事してみれば?まあ家に近づいた瞬間に殺すつもりで蹴飛ばすけど」 「「ゆぐぐ・・・」」 言葉に詰まる糞袋。所詮ヤツらの知恵などこんなものだろう。 しかしこのまま放っておいても消えそうにない。 万が一、そのままここで餓死されても困る。後片付けが面倒くさいのだ。 バスケットボール大のゴミ饅頭の片付けなど断じて御免被る。 やれやれ・・・こういう回りくどいやり方は面倒くさいんだけどな。 「仕方ないか・・・じゃあ、ここをお前達の家にしてやろうか?」 俺の言葉を聞いて、急に目を輝かせる糞袋ども。 「ゆっ!?ほんとう?れいむたちのおうちかえしてくれるの?」 「やったねれいむ!!やっとにんげんさんもわるいことしたってみとめたんだね!!」 「ゆゆ~ん♪やっぱりせいぎはかつんだね! れいむたちきぶんがいいからとくべつににんげんさんはゆるしてあげるよ!! でもゆっくりできないからにんげんさんはさっさとおうちからでていってね!」 「それとついでにおわびとしてあまあまよこしてね!!たくさんでいいよ!」 言いたい放題の二匹。 精々今のうちに吠えていろ。本題はここからだ。 「まあ何でもいいけどな。家にするなら気をつけておけよ。 これから少しでも気を抜けば俺がここに来てお家宣言するから」 「「ゆ゛っ!!?」」 驚いて固まる二匹。当然の反応だろう。 が、かまわず続ける。 「お前達が寝ている間でも、お外に“ぴくにっく(笑)”に行っている時でも、 勿論餌の確保のために狩り(笑)に出ているときでも、気を抜けばいつでもするからな。 今度は絶対チャンスはやらないから精々気を張っておけよ」 「ゆっ、ゆっ、ゆっ・・・?」 あまりの展開にどうやら混乱しているようだ。 仕方がない。解りやすく説明してやろう。 「やれやれ・・・おまえたちはこのままゆっくりした家さえあれば生きていけるのか? 寝ずにずっと誰か入ってこないか見張ってられるか? チビが生まれたとして、やつらは我侭だぞ?ずっとこの家の中だけで我慢して過ごせるのかな? お前達だって、ずっと外に出ずに生活するなんて無理だろう?おうちは篭る為のものじゃないんだから。 それにここにはお前達の手が届くところには食料なんか無いぞ?外まで取りにいかなくちゃな。 見たところ留守番を残す余裕があるほど、お前等狩り(笑)が上手いわけでもないんじゃないか? なら全員が食料集めに出て家から誰もいなくなる間、誰かがお家宣言を止めてくれるのか? チビだけ残してもまるで役に立たないだろうし、逆に侵入者にあっけなく、無残に殺されるだろうな。 ただでさえさっきのように簡単に放り出されるのに、お前達にこの家を守る事が出来るのかな・・・? 答えは全てNOだ。お前たちにこの家を守る方法なんて一つもない。 例え俺が追い出さなくてもそこらのゲス饅頭に入られて、追い出されて、下手すりゃ殺されて、それで終わりだ。 当たり前だよな。だって侵入者を防ぐ方法なんか、お前達には無いんだから。 試しに今の立ち位置を俺と入れ替えてみるか?まあ十秒と掛からずに今の状況に戻るだろうけど」 糞袋は今の俺の話をたっぷり数十秒ほどかけて理解し、慌てふためいた。 「ゆっ、ゆっ、ゆっ。れいむ、どうしよう!!ゆっくりしたおうちさんなくなっちゃう!!」 「まりさおちついてね!!・・・そうだ!けっかいをはればにんげんさんなんか「無理だね」ゆ゛っ!?」 紅白糞袋の提案を俺は一瞬で遮って叩き落した。 「お前の言う結界ってヤツは、あれだろう? 木の棒入り口に立てかけただけの、わけの分からん粗末なやつ。 あんな物は人間が一払いすれば吹き飛ぶし、そもそもどうやって枝を立てかけるんだ? この窓はお前よりも何倍も大きいぞ。これを塞ぎたいなら、でっかい木の幹でも持ってこないと到底無理だな」 「ぞ、ぞんなぁ・・・」 紅白糞袋が一気に沈み込んだ。 それならば、と白黒糞袋が躍り出る。 「じゃあほんとはいやだけどにんげんさんをどれいにしてあげるよ!! まりさたちをおそとにつれていったりあまあまよういしたりしてね!!」 何かと思えばそんなものか。 糞袋の提案を鼻先で笑い飛ばして、俺は言う。 「ハッ。あのなぁ・・・俺をわざわざ招き入れてどうするんだよ。 奴隷もなにも前提から狂ってるぞ、それ。 ちゃんと人の話聞いてたか?どうしようもない馬鹿だなお前。バカ。バーカ。」 「う゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛!!ばでぃざばがじゃな゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!」 思いっきり小馬鹿にされて悔しそうに唸る馬鹿を余所に、 多少立ち直った紅白糞袋が体中を妙な汁で濡らしながら尋ねてくる。おそらく涙のつもりだろう。 「じゃあどうやっだらごのおうぢとられなぐでずむのおおぉぉ゛ぉ゛!!?」 「簡単だ。鍵をかけりゃいい。それだけで外からは誰も入って来れなくなる」 「でいぶだぢぞんなのわがらないよおぉぉぉぉ!!」 「そりゃそうだろ。仮に解ったとしてもお前らじゃ閉めれねーよ、饅頭モドキ」 俺の淡々とした答えに、今度こそ完全にうつむいて泣き崩れる糞袋。見苦しい事この上ない。 入れ替わりに今度は白黒が起き上がった。見事なコンビネーションだ。 事前に打ち合わせでもしていたのだろうか?などと要らない事を考える。 「解ったか?この家は俺が住んでる、人間によって作られた、人間のための家なんだよ。 お前らにとっては大した豪邸だろうが、クソ饅頭じゃ何一つ活かせないんだって。 ましてや外敵から身を守る手段も無いんじゃ住み着こうなんぞ到底無理な話さ。」 「じゃ、じゃあどぼじでばでぃざのおうちせんげんは・・・」 「そりゃ俺だって日がな一日中家にいるわけじゃないさ。 鍵はうっかり閉め忘れてたんだよ。お前等は悪運が凄く強かったってだけだな。 納得できないか? なら・・・お前達も起きてる間に狩りをするだろう?そして、それはお前達だけじゃない。 人間だって昼間は狩りと同じようなものに出かけてるんだよ。それも沢山の時間な。 それだけの時間をかけてるから、お前達よりもゆっくりしたところに住めるし沢山美味しい物も食べられる。 元々知恵も、もって生まれた身体も、何もかもが違うんだ。身の程を知れよ、クズ」 「「・・・・・・」」 糞袋達はうつむきながら、黙って聞いている。 「そもそもなんでウチに入り込んだ? どうやら人間が自分達よりも強いものだとは解っていたみたいだが」 「でいぶたちおぢびぢゃんができていまのおうちがすべなぐなっだんでずぅ・・・」 「このまえのあめさんでだんぼーるさんもこわれちゃったしどうしようっておもってたら だれもいないゆっくりしたおうちがあっだがらここをばでぃざたぢのおうぢにじようっで・・・」 一見可哀相に思えるが、子供を作ってこうなったのは自業自得だし 粗末なダンボールの家が壊れて路頭に迷う事など、野良ゆっくりにとっては日常茶飯事だ。 どれも哀れみをかける理由にはなりはしない。 最も、理由があったとしても哀れみなどかけるはずが無いのだが。 「そうか。それはご愁傷様。じゃ、さっき言ったとおりそこらで野垂れ死んでくれ。 あ、ここでは死んでくれるなよ。片付けるの面倒だから二度と姿をみせるな」 「どぼじでぞんなひどいごどいうのぉぉぉぉ!!?」 「おでがいじばず!だずげでくだざい!! がわいぞうな゛でいぶだぢをだずげでぐだざい!!!」 「嫌に決まってるだろ、馬鹿じゃねーの?あぁ、馬鹿なのか。 ・・・いや、まてよ。 おい、少し助けてやろうか」 「ほ、ほんと!!?」 俺の提案に、先ほどとは一変して目を輝かせる糞袋たち。・・・ウゼェ。 「お前達の家は用意できないけど、それ以外の事ならしてやろう」 「なにくれるの?もしかしてあまあまさん?」 「やったー!!あまあまさんだ!にんげんさん。はやくちょうだいね!たくさんちょうだいね!!」 勝手に騒ぐ馬鹿は放っておいて、話を続ける。 「それにしてもお前達も大変だよなあ。 住むところなくした上に、そんなに沢山の子供まで抱えて・・・」 「そうだよ!れいむたちかわいそうなんだからやさしくしてね!!」 「そうかそうか」 「でもおちびちゃんたちはゆっくりできるよ!!ゆゆ~ん♪」 「ゆっくりうまれていいこになってね!!」 「ああ可哀相だなぁ」 頭の蔓に、生意気にもいとおしげな視線を送る二匹。 そんな二匹を無視して 「「かわいいかわいいおちびちゃん!!」」 「だから・・・」 蔓の生えたほうの糞袋の頭に手を伸ばし 「「ゆっくりそだっていってね!!!」」 「ゆっくり間引かれていってね!!!」 蔓の根元を掴んで思いっきり引っ張った。 「「ゆ゛っ!!?」」 うろたえる二匹。そんなことにかまわず、俺は引っ張り続ける。 「い、いだい!いだいぃ゛ぃ゛!!」 「な、なにするの!?やめてよ!いたがってるよ!!」 「知るかよ!こいつらがいなけりゃもう少しお前らも生きやすくなるだろ?」 「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!じんじゃう!おちびちゃんがぢんぢゃうぅぅ゛ぅ゛!!!」 そうしてる間にも糞袋の頭の蔓は、ブチブチと音を立てて引きちぎられていく。 蔓に付いていた実も、千切れるにしたがってどんどん萎んでいった。 千切れる音以外に実からも何かが聞こえてくるが、気にしない。 「ちゅ・・・きゅ・・・・・・ち・・・」 「あ・・・きゅ・・・おきゃ・・・ちゃ・・・・・・」 「ちゃ・・・え・・・きゅ・・・りゅ・・・ちぃ・・・・・・」 「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!おぢびぢゃんがあぁぁ゛ぁ゛!!!」 「い゛やぁぁ゛ぁ゛!!までぃざだぢのゆっぐりじだあ゛い゛のけっじょうざんがぁぁ゛ぁ゛!!!」 「ハハハハハ!!もう全部死にやがったか?脆いなあ、オイ!さすがクソ饅頭の素だ!! 何が愛の結晶だ。ただの汚ねえゴミ屑じゃねえか!!“いいこになってね!!”だってよ!ハハハハ!!!」 全て萎みきったにもかかわらず、俺はかまわず引っ張り続ける。 「要らないガキはみんなゆっくりせずに死んでいってね!!!」 「「やべでぇぇぇぇぇぇ!!!」」 そして、ブチンという音と共に、蔓が糞袋から完全に剥がれた。 「「「きゅ・・・・・・っ!!」」」 「あ゛・・・あぁ゛・・・おちびちゃん・・・とってもゆっくりしてたのにぃ・・・」 「どぼじでぇ・・・?どぼじでこんなひどいことするのぉ・・・?」 ボロボロと涙を流しながら、騒ぎ疲れてぐってりした糞袋たちが尋ねてきた。 「酷い事とは随分だな。俺はお前達が生きやすいようにしてやったってのに。 まあ何でと聞かれて、強いて言うなら・・・お前等が命を語るのが気に食わなかったってだけだ」 何でもないことのように言い放つ。 「「ぞ、ぞんなぁ゛・・・・・・」」 「まあこれでお前等が人間の家に住むってことがどれだけ無茶な事なのかわかっただろ? わかったらそろそろ本当に出て行ってくれ。もう来るなよ。キモいんだよ、お前ら。 大丈夫だ。今度からはちゃんと鍵掛けとくからもうここには入れないし、安心して惨めに底辺を這いずり回れ」 「や゛だ・・・ゆっぐりじだいぃ・・・」 「ばでぃざ・・・ゆっぐりぃ・・・」 「おらよっ!!!」 「あ゛ぁ゛ぁ゛!おぞらをおぉぉ・・・・・・ぶげっ!!」 「で、でいぶぅ!!・・・ゆ゛っ、ゆっぐりやべ・・・・・・ゆ゛ぶぇえ゛!!!」 結局いつまで経っても出て行きそうにないので仕方なく、抵抗できないほど消耗したところで外に放り投げた。 どこにぶつかったかは知らないが、弱弱しく助けを呼ぶ声が聞こえるのでどうやらまだ生きているらしい。 その声を聴いて少し溜飲が下がった俺は、 手に持っていた蔓を、実ごと足で徹底的に磨り潰して土と混ぜてから、部屋の片付けをするべく窓から家に入った。 勿論思うことは一つだけ。 「ざまあみろ」だ。 ―――――――――― 翌日の夜。用事から帰ってきた俺は、家の門の前に二つの影を見つけた。 ズタボロになった薄汚い糞袋だ。どうやら昨日のやつららしい。 門に必死に身体を押し当てて中に入ろうと無駄な努力を続けていたが、俺の姿を見つけてすぐにやめる。 そしていかにも『私達は可哀相です』とでも言いたげな素振りでこちらを見てきた。 無論それを見ても、百人中九十八人が「潰したい」と思うであろう気持ち悪さだが。 「ゆ・・・にんげんさん・・・」 「れ、れいむたちをたすけてね・・・」 うぜぇ。何をしていたかは火を見るより明らかだが、一応確認しておこうか。 「・・・何の用だ?」 「でいぶたちやっぱりこのままじゃしんじゃうよ・・・」 「もういちどにんげんさんにたすけてもらおうとおもって・・・」 「へぇ、そうか。・・・で、家には入れなかっただろ?」 「「ゆ゛っ!?」」 二匹の顔色が変わった。やっぱりそうか。身体に付いた跡で丸わかりだっつーの。 そんなこともわかんねえのか。バレバレなんだよ、クソ饅頭が。 「だから言っただろ?鍵掛けてるから入れないって」 「ど、どぼじでばれちゃったのぉぉぉ!!?」 「にんげんさんならだませるとおもったのにぃぃぃぃ!!」 「おまえらみたいなマヌケ以外なら誰でもわかるわ、能無しども。 いくら極限状況でも、あんな目にあった次の日にわざわざそこに戻って助けを求めるようなやつがいるかよ。 どうせチビがいなくなってもどうしようもなかったからって、もう一度家に入って盗れるもん盗ろうとしたんだろ?」 糞袋は両方黙っている。図星のようだ。 「だから言っただろ? 万が一の悪運に縋る以外にお前らが人間様の家に入るなんてことなんかできないんだって。 今日はお前らなんかにかまってる時間は無いんだわ。別に全く残念ではないけどな。 だから・・・オラッ!!」 「ゆぶっ!!」 「ゆげぇ!!」 思いっきり糞袋に蹴りをくれてやった。 重い饅頭なのであまり飛びはしなかったが、双方共に片目から頭にかけて深くえぐれている。 「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!!ばでぃざのおめ゛め゛えぇぇ゛ぇ゛!!」 「いだい゛いぃぃ゛ぃ゛!みえないよぉ゛!でいぶちょっどじがみえないよぉ!!」 激痛と狭い視野に驚いて転がりまわる糞袋に近づいて、更に帽子とリボンもズタズタにしてやった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ばでぃざのずでぎなおぼうじざん゛ん゛ん゛!!!」 「でいぶのまっかなおりぼんがぁぁ゛ぁ゛!!!こ・・・これじゃも゛うゆっぐりでぎないぃぃ゛ぃ゛・・・」 命と同じくらいに大事な飾りを見る影も無い姿にされた二匹を尻目に、俺は門を開いて玄関へと進む。 「これは来るなって言ったのに、また来た罰だ。 俺は優しいから片方の目は残しておいてやるよ。まあ次見たら残りも潰すけど。 じゃ、精々惨めに生きて、無様に野垂れ死んでくれよ!」 あばよ、と言い残して俺は門の鍵を閉めて家に入った。 相変わらず糞袋どもは「どぼじでぇ!どぼじでごんなごどにぃぃぃ゛!!」などと言いながら転がり回っている。 俺の警告を聞いていたかどうかはわからない。 が、また来ても、それからまた来ても、何度来ても、俺はあいつらを殺さない。 「―――思う存分生きてのたうち回れ、クソ饅頭」 ドアを閉める寸前に、そうボソリと呟く。 決して楽には死なせない。俺に関わる限り、全てを生きたまま奪ってやる。 苦しんで、苦しんで、一片の救いも無くこの世の全てに絶望しきって死ね。 これはただの報復。不法侵入に対する報復。 あんなクソ饅頭ごときが人様の部屋を好き放題荒らしまわった。 たったそれだけでも、ゆっくりに対してなら十分な理由になる。 分不相応な野望を持った結果がこれだ。ざまあみろ、クソ饅頭が。 もう一度、ドアの少し向こうで転がっている奴等に向かってそう呟いて、俺は口元を歪めた。 ・ ・ ・ ・ ・ 「どぼじで・・・どぼじでぇ・・・」 片目を失くしたれいむとまりさはかつて夢見た、ゆっくりしたおうちの前で泣き崩れていた。 「ゆっぐりじだおうちさん・・・にんげんざんみだいにゆっぐりじだゆんぜいがぁ・・・」 どうしてこうなったんだろう。 あのおうちさえあれば、何もかもが上手くいくと思っていたのに。 美味しいものが食べられて、生まれてくるはずだったおちびちゃんたちとゆっくり過ごせると思っていたのに。 でもあっさりと奪われてしまった。いや、奪われたんじゃない。 実際に全部人間の言ったとおりになってしまったということは、きっとあの人間が言った事は本当だったんだ。 これはあの人間のおうち。人間のおうちに住むなんて、まりさたちには無理なことだったんだ。 「ばでぃざぁ・・・ごれがらどうずるのぉ・・・?」 つがいのれいむも、もうゆんゆん泣く気力すら残っていない。 これからどうすればいいかなんてまりさにもわからない。 じぶんたちには、なにものこってないから。 ゆっくりうまれてくるはずだったおちびちゃんたちも、 ゆっくりしたものも、そうでないものもみつけることができたおめめも、 れいむとおたがいにほめあった、とってもきれいでゆっくりできるおかざりさんも、 とってもりっぱだったまりさたちのおうち(だと思っていたもの)も、 そして、これからはいままでよりもゆっくりできるだろうとおもえていた、かすかなきぼうでさえも。 もうじぶんたちには、なにひとつとしてのこっていないんだから。 これからどうしようか。 だれか、ゆっくりをかってるやさしいにんげんさんにかいゆっくりにしてもらえるようにおねがいしようか。 ―――だめだ。いやだっていわれてきっところされちゃう。 ものごいさんになって、なにかもらえるようにがんばっておねがいしてみようか。 ―――だめだ。じゃまっていわれてきっところされちゃう。 やさしいゆっくりにたすけてもらえるようにおねがいしてみようか。 ―――だめだ。きっとおかざりもないゆっくりなんてゆっくりできないっていわれてころされちゃう。 それならこれからはれいむとふたりでだれにもみつからないようにくらしてみようか。 ―――どこで?おめめがかたほうないゆっくりじゃ、きっとゆっくりできないものをみつけられないしにげられない。 じゃあだれかからゆっくりをうばってしまうしかないのか。 ―――だれから?こんなにぼろぼろのまりさたちがかてるものなんて、どこにいるの? ―――もういいや。このままゆんせいおわっちゃわないかなぁ・・・ 「う゛ぅ・・・おぢびぢゃん・・・おうぢざん・・・おりぼんざん・・・ゆ゛っぐりぃ・・・ばでぃざ?」 かんがえても、かんがえても、じぶんたちがゆっくりできるすがたがちっともおもいうかばないので、 ぼそぼそつぶやきつづけるれいむをほうっておいて、まりさはかんがえることをやめました。 ・あとがき ゆっくり相手なら適当に屁理屈こねるだけで十分だよ。 ってことで適当に息抜きで書いたやつでも上げときます。 次の作品上げるまでのつなぎになればいいなーって思ったり。 なにか他の方の作品と感じがかぶってそうなのはスルーしてくださると嬉しいです。 あとどちらに蔓が生えていたのかはご想像にお任せします。 正直どっちでもイラッと来るのは変わらないんで。 ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございます! ではまた今度! 小五ロリあき 挿絵 byM1 ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 412 僕と『あの子』とゴミ饅頭と ふたば系ゆっくりいじめ 446 俺とゲスと自業自得な餡子脳 ふたば系ゆっくりいじめ 460 弱虫まりさとほんとの勇気 ふたば系ゆっくりいじめ 484 ドスと理想と長の資格 前 ふたば系ゆっくりいじめ 494 ドスと理想と長の資格 後 ふたば系ゆっくりいじめ 514 僕とさくやとおぜうさま ふたば系ゆっくりいじめ 548 てんことれいむとフィーバーナイト 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 559 てんことれいむとフィーバーナイト 後編 ふたば系ゆっくりいじめ 583 ゆっくりしたけりゃ余所へ行け ふたば系ゆっくりいじめ 599 はじめてのくじょ~少女奮闘中~ ふたば系ゆっくりいじめ 615 お兄さんは静かに暮らしたい ふたば系ゆっくりいじめ 659 よくあるお話 ふたば系ゆっくりいじめ 674 かわいいゆっくりが欲しいなら 小五ロリあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る まりさはやめてやれよはないわー。結局まりさは多少賢かったかもだけど同罪じゃん。 -- 2016-05-12 17 25 22 ザマァw -- 2016-04-15 18 54 58 おい、まりさはやめてやれよ。れいむだけにしろよ。 -- 2016-03-17 06 15 31 僕は小学6年生なので キリッ -- 2016-01-27 23 49 18 ↓あなたは働いているんですか? -- 2014-06-14 09 56 01 まあ、正論だよな 俺達は働いて食料を得てる訳だし -- 2013-11-29 00 15 56 お兄さんはひとつ奪い忘れたようだ。 すべて奪うなら、れいむからまりさを 奪わないとたったひとつ希望が残るよ まぁ、お兄さんの慈悲だろうがww -- 2013-04-07 01 09 13 完全論破ww -- 2013-03-15 01 08 25 あばばばばばっば -- 2012-10-17 19 59 53 ざまぁすぐる -- 2012-08-03 11 42 22 ィヤッホーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ざまあおおみじめみじめお兄さんに拍手ーーー -- 2012-07-24 18 23 32 たまんねぇなぁおい能無し糞饅頭が!あん? -- 2012-03-23 05 16 16 ヒャッハアアアアア!! 糞袋は虐待だぁあああああああ!!! -- 2011-12-16 00 44 48 ゴミ掃除がイヤだから駆除しなかったのに、動けなくなるくらい痛めつけてどうすんだよ -- 2011-07-12 20 24 15 ↓少なくともゆっくりが人間追い出して人間の家に住んでも意味が無いことは確かだろ 稼ぎの無い人間がン億の家に住んでも維持できないのと同じ 身の程を知れってことだ -- 2011-06-27 17 39 09 ↓↓人間の主張の正しさ…? ただの屁理屈だと思うが… まぁ糞饅頭を破壊することに異論はない -- 2011-06-25 14 25 21 やっぱり王道であるテンプレ展開はゆっくりできるね! -- 2011-06-22 04 48 11 最期に人間の主張の正しさと自分のクズっぷりを理解出来た点に関しては まあ、まだ見所のあるまりさだったな。 -- 2011-02-11 22 31 24 まりさかわいそう れいむはどうでもいい -- 2010-12-11 12 39 27 ざまぁwww とても気分爽快だよ、お兄さん! 論破して身分相応判らせて制裁。とってもすっきりー! -- 2010-10-26 22 41 23
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『おにいさんのこども』 「りぇいみゅはおにいさんのこどもになりゅよ!だからゆりゅしちぇね!」 「まりしゃもおにいさんのきょどもになりゅよ!!!」 「まりしゃも!」 「りぇいみゅも!!!」 「「どぼじでぞんなごどいうのおおお!!!!!」」 数時間前 「おっさん、どうしたんですか?そんなに怖い顔して」 「おう、丁度良いところにきた。さっきよ、ゆっくりが俺の畑を荒らそうとしててさ」 「災難ですね」 「何もされる前に捕まえたよ。8匹だ。あいつら見るとそりゃこーいう顔になるって」 「そのゆっくり俺にくれませんかね?」 「ああ、お前さんそっちの方の人だったな。いいぞ。持ってってくれ」 「ありがとうございます」 虐待お兄ちゃんはゆっくりを引き取り帰宅し自宅の虐待部屋の箱の中にぶち込んだ。 「なにするの!!まりさはなんにもわるいことしてないよ!!」 「しょうだよ!!りぇいみゅはいいきょだよ!!」 「ゆっくりしないでここからだしてね!おかしをちょうだいね!!」 (どうせ無駄だろうけど…) 「お前ら畑を襲っただろ」 「おじさんもそんなこというの?」 「おやさいさんはかってにはえてくるんだよ」 「ばきゃにゃの?」 「しょんなきょちょもしりゃにゃいの?」 「「「ゲラゲラ」」」 (やっぱりな。まあこのゆっくりならやりやすそうだ) 「じゃあ早速処刑をするよ」 彼は子れいむを取り出した。 「ゆ!おそらをとんでるみたい」 「いいにゃあ」 助けてもらえると勘違いしているらしい。 「ゆ!おじさんれいむをひっぱらないでね」 彼は子れいむの両頬を掴んでいた。 「ゆゆ!!!やめてね!!いたい…ゆぎゃああ!!!いだいいいい!!!!やべでええ!!!!」 「おじさん!まりさのこどもをいじめないで!!!」 彼は更に力を込めた。 「ゆぴいいいいいい!!!!!ぢぎれるううう!!!!!いやあああああ!!!!!」 「やべでえええ!!!れいむのおちびちゃんをはなじでええ!!!!」 「処刑だって言ったじゃん」 そして 「ゆびゃあああ!!!!!」 両頬が千切れ餡子が漏れ出した。彼は子れいむの頭と底を掴み思いっきり力を込めた。 「ゆげええええ!!!!!!」 子れいむの両頬から餡子が大量に噴出し、ただの皮と化した。 「やあああああ!!!!!」 「おねえちゃんがじんじゃっだあああ!!!!」 「ゆえええええん!!!!」 彼は黙って子ゆっくりを探した。またしても子れいむだった。 「おでがいじまずうううう!!!そのごをはなじでぐだざああいいい!!!」 「ばりざがわるがっだでずうううう!!!ゆるじでぐだざあいい!!!!」 親ゆっくりが懇願するが彼は無視した。 「やめてね!!れいむはかわいいゆっくりだからゆるしてね!!」 彼は何も答えず子れいむを箱に押し付けた。 「ゆぐぐぐぐぐ…むう"う"う"う"うう」 「おにぇえしゃんぎゃああああ!!!!」 「くるちぞうだよお…たしゅけちぇあげちぇえ…」 「やべでぐだざいいい!!!!でいぶがなんでもじまずがらあああ!!!!」 更に力を込めると子れいむの口から餡子が飛び出してきた。 「むむむぶぶぶぶ!!!!」 全ての餡子を吐き終えると子れいむもただの皮と化した。 「「「「ゆっきゅりしちゃいよおおお!!!!おきゃあしゃんたしゅけちぇええ!!!」」」」 「ゆるじでえええ!!!!!」 「おうぢにがえらぜでえええ!!!!」 ふと彼は何かを思い出したようなそぶりをした。 「ああ…ちょっと俺は用がある。用が済んだらお前らを殺してやるから念仏でも唱えて待ってろ」 そういうと彼は部屋から出て行った。 「りぇいみゅじにだぐないよおお…」 「おねえしゃん…ゆああん!!!」 「どうじよう…まりさ…」 「ゆっぐりじだいよお…」 箱の中からは泣き声だけが聞こえた。 「ああ、もしもし、ああ、俺だよ」 彼は電話をかけていた…のではない。彼は部屋を開けっ放しにしておいた、箱の中のゆっくりに声が聞こえるように。電話は演技だ。 わざと大きな声を張り上げた。 「でもよお…赤ちゃんが人間の子供になるって言って助かった事例もあるからよお!!!!!」 「いやだから人間の子供になるって言うんだよ!!!!!赤ゆっくりがさ」 「ゆう?」 「そういう奴もいるんだよ。赤ゆっくりが子供になるなら許しちゃうってのが!!!!」 「ゆ!まりしゃはいいきょちょきいちゃよ!」 「まあ赤ちゃんが人間の子供になるって言うからさあ」 「ゆ!りぇいみゅあかちゃんだよ!」 彼は"人間の子供になると言った赤ゆっくりが殺されずに済んだ"ということを繰り返し大声で言った。 数分後彼は部屋に戻ってきた。 「さて、念仏は済んだかな」 「おにいしゃん!おにいしゃん!」 「何だ?」 「りぇいみゅはおにいさんのこどもになりゅよ!だからゆりゅしちぇね!」 「「ゆ!!!!」」 「まりしゃもおにいさんのきょどもになりゅよ!!!」 「「ゆゆ!!!!」」 「まりしゃも!」 「りぇいみゅも!!!」 「「どぼじでぞんなごどいうのおおおお!!!!!!」」 (計画通り!) 「おいおい、お前らの親はコイツとコイツだろ。何言ってんだよ」 「ちぎゃうよ!!!まりしゃのおやはおにいしゃんだよ!」 「きょんなのおやじゃないよ!」 「おやしゃいしゃんはにんげんしゃんがしょだちぇちぇりゅんだよ!」 「きょんなゆっきゅりできにゃいゆっくりはおやじゃないよ」 「「どぼじでえええ!!!!」」 「そうか」 彼は赤れいむを別の箱に入れ替えた。 「じゃあお前らは俺の子なんだな」 「「「「しょうだよ!!」」」」 「人間の子供なんだな」 「「「「しょうだよ!!」」」」 「よし、じゃあお前らは俺の子だ」 「「やっちゃね!!」」 「「きょれでゆっきゅりできりゅね!!」」 「お前ら、こっち見ろ」 彼は親ゆっくりが入ってる箱の前にいた。 「おにいざん!!!!あがぢゃんがえじでえええ!!!」 彼は親ゆっくりを掴み思いっきり引っ張った。親れいむ親まりさ各2回ずつだ。 「「いだああいいい!!!!がわひっぱなだいでえええ!!!!」」 「「ゆ!!おかあ……ゆう…ゆう…」」 「いいきみだにぇ」 「わりゅいゆっきゅりはしにゅといいよ」 どうやら2匹は赤ちゃんながら既にゲス、もう2匹はまだ本当の親が恋しいようだ。 (まずはあの2匹だな) 「ほれお前らこれ食え」 彼は千切ったものを赤れいむの前に投げつけた。 「「むーちゃむーちゃ…ちあわせえ♪」」 「「ゆう…ゆう…」」 親の一部であるため食べづらいのだろう。 「あれ?お前ら食べないの?お兄さんがせっかくあげたのに」 「「ゆゆ!!…むーちゃ…むーちゃ…しあわせえ…」」 「よしよし、じゃあちょっと遊ぼうか」 彼はまずゲス赤まりさを取り出した。 「なあ、まりさ」 「にゃあにおにいしゃん?」 「まりさは俺の子供なんだよな?」 「しょうだよ。きゃわいいでしょ」 「俺の頭見てくれる?何もかぶってないよね」 「ゆ?」 「人間はね、家の中では帽子を被らないんだ。だからまりさも帽子いらないよね」 彼は赤まりさの帽子を取り上げた。 「にゃにしゅりゅの!おぼうししゃんがないちょまりしゃは…」 「あれ?まりさは俺の子だよな?」 「ゆ…ん…しょうだよ…」 「人間の子でもあるってわけだ。人間は帽子かぶらなくても平気だぞ」 「ゆ…ゆ…ぅ……ん…わきゃったよ…」 「うん、えらいえらい。流石は俺の子だ。俺の子になったんだ。こんな汚い帽子はいらないよね。新しいの買ってあげるよ」 彼はライターで帽子を燃やしてしまった。 「ゆああああああ!!!!まりしゃのおぼうしがああ!!!」 「こんな汚いのいらないでしょ」 「まりしゃのおぼうししゃんがないとゆっくりできないよおお!!!ゆああああん!!!」 「まりさ、俺の子だよな?」 「ゆ…ゆ…しょうだ…よ…」 「何度も言わせないでね。人間は帽子が無くてもゆっくりできるの。ね、まりさは俺の子なんだから」 「いやだあああ!!!!まりしゃは…まりしゃはあ…おぼうちしゃんがないちょおおおお!!!!」 「文句ばっか言う子はお仕置きだよ」 彼は赤まりさをでこピンした。 「いちゃい!!!やべちぇええ!!!」 「まりさは誰の子?」 「ぼういやだあああ!!!!!おうちきゃえりゅううう!!!!」 「まりさのおうちはここだよ。俺の子なんだろ」 「ちがううううう!!!まりしゃはおきゃあしゃんのこどもだよおおお!!!」 「あっそ」 「ゆぴいい!!!!」 赤まりさは彼に思いっきり壁に投げつけられた。全身を強く打ち弾けてしまった。即死だろう。 「「ゆ…ゆ…」」 「にゃんでえ…どうちてまりしゃが…」 箱に入れられた赤ゆっくりたちはその終始を見て怯えていた。 「さて…れいむちゃん」 彼は箱の中からゲス赤れいむを取り出した。 「れいむは誰の子だい?」 「ゆ!…りぇいみゅは…おにいしゃんのこだよ」 「そうだよなあ。よし、じゃあご飯にしようか」 「ゆ!ごはん!」 「ちょっと待ってな」 数分後彼はお椀と小皿を持ってきた。 「これは俺の分。これはお前の分だ」 「しゃっしょくたべりゅよ」 「待て」 「ゆぴゃあ!!」 赤れいむをでこピンした。 「食べる前に言うことがあるだろ」 「ち…ちらないよう…」 「何だお前何も習ってないのか。食べる前にはね、"いただきます"って言うんだ。れいむは俺の子なんだからわかるよな?」 「りぇいみゅおにいしゃんのこだもん。わかっちゃよ!!」 「偉いねえ」 「いちゃぢゃきましゅ!!……ゆう"う"う!!!!」 赤れいむは小皿に入った液体を飲みそして吐き出した。 「このおみじゅさんゆっきゅりできなああい!!!」 「美味いだろ。これはお味噌汁っていってな。この辺の人達は毎日飲んでるんだ」 ゆっくりは塩が苦手だ。当然味噌汁も飲めるわけが無い。 「りぇいみゅきょんなのいりゃにゃいよ!あまあましゃんがたべちゃいよ!」 「こらっ!!!!」 「ゆぎゃん!!」 彼は赤れいむをでこピンした。 「好き嫌いはしちゃ駄目だろ!それにな、おやつは3時だ。今食ってるのは夕食だ」 「いやだよおおお!!!にょめにゃいよおお!!!」 「仕方ないな、ほれ」 彼は赤れいむを掴みスプーンで小皿の味噌汁を掬い飲ませた。 「むう"う"う…」 「おくちあーんしなさい!」 「むむむ…ゆううううう…けほっ!けほっ!」 「美味いだろ、お味噌汁」 「ゆええ…ん」 「ほれもっと飲め」 彼は小皿の味噌汁を全て赤れいむに飲ませた。 「ゆふう…ゆふう…」 「れいむ、食べ終わったら何て言うんだ?」 「ゆふう…ゆふう…」 「こらっ!」 「いじゃい!!」 「食べ終わったら"ごちそうさまでした"だろ!」 「ゆふ…ご…ちそう…しゃまでしちゃ…」 「そうそう、流石は俺の子だ」 赤れいむは生きた心地がしなかった。 (そろそろかな) 彼は小皿を赤れいむから2mほど離れた壁際に置いた。 「れいむ、こっち見ろ」 「ゆう…」 「ここが今日からお前のトイレだ。しーしーがしたくなったらここでやれ」 「ゆううう…」 1分もしなかった。 「りぇいみゅは…ちーちーしゅりゅよ…」 口の下に穴が開いた…まだ一歩も動いていない。 「こらっ!!!」 「ゆう!!!」 「トイレはあっちだって言っただろ!!!早くあっちいきなさい!!!」 「ゆえぇぇぇん…ちょおいよお…」 赤れいむは必死にトイレに向かった。が数cm動いたところで 「もうがみゃんできにゃいよ…ちーちーすりゅよ……しゅっきりー!!!」 ついに漏らしてしまった。 「れいむ!!!!」 「ゆぎゃん!!!!」 赤れいむはまたでこピンされた。 「トイレはあっちだと言っただろ!!!!なんでここで漏らすんだよ!!!後片付けはお前がしろよ!!!!」 「ゆううううううう…」 彼は親ゆっくりがは入ってる箱に行き蓋を開けた。 「おでがいじまずううう!!!!ゆるじでぐだざあいいいい!!!!」 「でいぶがわるがっだでずううう!!!!あがぢゃんがえじでぐだざあいいい!!!」 赤ん坊にああまで言われても母性を失っていなかった。元はマシな方だったのだろう。だが今は関係ない。 「ゆぎゃああああ!!!!でいぶのおりぼんがああ!!!!!」 彼は親れいむのリボンを千切っていった。そしてそのリボンを赤れいむの前に置いた。 「これで拭け」 「ゆ!」 「これでお前が漏らしたしーしーを拭けって言ったんだ」 「にゃんでぇ…れいむがしょんにゃきょちょしにゃいといけにゃいの…いつもはおきゃあしゃんがやってくれちゃのにい…」 「ア"ァ?」 彼は赤れいむを掴み自らの目の辺りまで持ち上げた。 「たきゃしゅぎるよおおお…きょわいよおおおお」 「おいれいむ、今なんて言った?お前は俺の子なんだろ」 「しょ…しょうだよ…」 「おかあさん?おかしいな。お前の親は俺だ。俺は女か?俺は男だろ」 「ゆ…ゆ…」 「だったらおにいさんかおとうさんだろ。おかあさんなんていないはずだが。れいむ、お前は誰の子なんだ?」 「りぇいみゅは…りぇいみゅは…」 もう赤れいむは我慢の限界だった。 「りぇいみゅはおにいしゃんのこじゃないよおおおおお!!!!りぇいみゅはおきゃあしゃんとおちょうしゃんのこだよおおおお!!!!」 「俺の子じゃないんだな?」 「しょうだよおおお!!!!ぼういやだあああ!!おうぢがえるうう!!!!たしゅけちぇええ!!!!おきゃあしゃん!!!おちょうしゃん!!」 「お前もサヨウナラだな」 彼は赤れいむを親ゆっくりが入ってる箱に思いっきり投げつけた。 「ゆぴいいいい!!!」 当然箱に全身を強く打ちつけ弾けた。箱にはれいむだった何かが張り付いていた。中の親ゆっくりは泣くだけだった。 「さてと」 彼は親まりさの帽子を取り上げた。 「ぼうしがえじでええええ!!!!」 彼は帽子で赤れいむのしーしーを拭き取った。 「ぎゃああ!!!きたないよ!!!!やべでえええ!!!!」 「ほれ返すよ」 「くさあああいいい!!!どぼじでおにいざんぞんなごどするのおおお!!!!」 「お前の子供の不始末は親のお前が落とし前つけとけよ」 「あがぢゃん…ぼういないのにい……」 「でいぶのあがじゃあん…ごべんねええ!!!!」 一方別の箱では 「「ゆっく…ゆっく…ゆえええええん!!!!おきゃあしゃん!おとうしゃんだじゅげでええ!!!!」」 ついに残り2匹の赤まりさ赤れいむは泣き出してしまった。 「あれえ?君たちは俺の子なんだろ?」 「ちがいましゅうううううう…りぇいみゅは…おにいしゃんのこどもじゃないよおお…」 「ごめんなしゃい!!!まりしゃはうそちゅいてましたあああ!!!」 「君たちまでそんなこと言うのかい?君たちは俺の子供だよ。はやく理解してね」 「「ゆえええええんん!!!!!」」 その後数日間2匹の赤ゆっくりは親ゆっくりを千切ったものを延々と食べさせられた。 「俺の子だもん。お饅頭食べて大きくなってね」 「ゆ…っぐ…おきゃあしゃん…ごめんなさい…」 「まりしゃのおちょうしゃん…もっちょいっしょにいちゃかったよ…」 赤まりさには帽子が無い。赤れいむもリボンが無かった。2匹の髪は真っ黒になっていた。 「俺の子だもん。黒髪のストレートが一番よく似合うよ」 墨汁で髪を染めてしまったようだ。 「おぼうじざんがないちょゆっぐりできないよお!!!まりしゃのかみのけはきんぱちゅだよおおお!!!」 「でいびゅのがみがああ!!!りぼんがないといやだよおおおお!!!!」 「いやあ…世話のかかる娘が2人もいて俺は幸せだなあ」 彼は2人の娘と楽しく暮らしましたとさ。飽きる日までね。 完 by 虐待おにいちゃん
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前編から 「ゆっくちちちぇいっちぇね!!」 「ちょきゃいひゃー!!」 「みゅきゅう」 「ゆっくち!!ゆっくち!!」 赤ゆっくりが詰まった箱はまた別の部屋に運ばれた。 「ほい」 台車を押していた男性が箱を降ろした。 「うおー。また結構な数だな」 「ちゃっちゃとやっちゃいましょう」 この部屋にいた2人の男性が箱を手元に寄せた。 「おしょりゃをういちぇりゅよー」 赤れいむが摘み上げられた。 「餡子はこっち」 赤れいむは20cm四方の白い容器の中に投げ入れられた。 「いじゃっ!!!にゃにしゅりゅにょ!!りぇいみゅおこっちゃよ!!」 容器の中では赤れいむがぷくぅと膨れた。が、赤れいむを投げた張本人は容器の中を見向きもせず新たに赤まりさを摘んでいた。 「おしょらをとんでるのじぇ………ゆべっ!!」 赤まりさも白い容器の中に投げられた。そして次から次へと赤れいむと赤まりさが容器の中へ投げ入れられていった。 「ゆわー。おしょらをういちぇるわ」 もう1人の男性は赤ありすを摘んでいた。彼の右手にはバッテンの形をした焼き鏝が握られていた。 「ありちゅはありちゅよ!よろちくね!!…ゆ?」 赤ありすは見慣れぬ鏝をじっと見ていた。 「しょれにゃあ……ぴゅううううううう!!!!!!!!!!!!」 鏝は赤ありすの口に押し付けられた。ジュッと音がして口元から煙が上った。 「ひゅううううう!!!!!!!」 彼は鏝を赤ありすの口から離した。赤ありすの口にバッテンの形をした焦げ跡が残った。 「ぴゅぅぅぅぅぅぅ………ひゅぅぅぅぅぅ…………」 赤ありすは口を開くことができなくなった。完全に口を塞いでしまったわけではなく口の両端は塞がれていない。 叫ぼうにも口の両端だけでは空気が漏れるだけである。 「ひゅっ!!!!………」 赤ありすは黄色い容器に投げ入れられた。彼の前には黄色い容器、紫色の容器、赤い容器が並べられていた。 「いやああああ!!!!!らんじゃまあああああ!!!!」 彼は赤ちぇんを摘んだ。先程の作業を見ていたのか赤ゆっくり達が騒ぎ始めた。 「はなじぢぇええええええええええ!!!!!ゆびゅううううううううう!!!!!」 赤ちぇんも焼き鏝を押し付けられ口にバッテンの形をした焦げ跡が出来上がった。 「次」 赤ちぇんは赤い容器に投げられ次は赤ぱちゅりーが摘み上げられた。 「あちゅいよ!!くりゅちいよ!!」 「せみゃいよ!!」 「ちゅぶれりゅううう!!!」 一方赤れいむと赤まりさを入れた白い容器は8割方埋まっていた。 「でるんだじぇえ!!!!」 1匹の赤まりさが容器から飛び出した。 「あ、こら!!」 地面に着く前に男が受け止めた。そのまま容器の中に戻された。 「ゆああああ!!!だすんだじぇええ!!!きゅるしいんだじぇええ!!」 「あぶねえあぶねえ…」 男は容器に蓋をした。蓋といっても2cm程の穴が開いている。 「おじしゃんん!!きょきょからだちてね!!!」 「せみゃいよ!!!おにゃかしゅいたよ!!」 「おきゃあしゃんにあわしぇちぇね!!」 穴から赤ゆっくり達の文句が聞こえる。彼は応じず容器を持って移動した。 「よいしょっと」 移動といっても数歩動いただけ。大きな業務用の冷凍庫の前で止まった。冷凍庫の脇には魔法瓶が置いてあった。 「暑かったんだろ?」 魔法瓶の蓋を開け中身を穴から注ぎいれた。 「ちゅめちゃいい!!!!」 「ぴいいいい!!!!」 中身はキンキンに冷えた水だった。 「とけちゃうよ!!!!」 「ちにちゃくにゃいよおおお!!!」 「ちゅめ…ぶぐぐぶぐぶぶぐぶぐぶぐぶぐぶ…」 「だじでえええ!!!!たしゅぎぇ…ぶぶぐぐぶ…」 容器一杯に冷水を流し込んでから冷凍庫の中にしまった。 「いらっしゃいませ!!」 「喫茶幻想郷へようこそ!」 「お待たせしました!ゆっくりしていってね!!」 ある喫茶店。巫女姿のウエイトレスや魔法使いの格好をしたウエイトレスが店内を忙しそうに回っている。 「注文いいですか?」 「は…はい!どうぞ…」 猫耳に2本の尻尾を付けた可愛らしいウエイトレスだ。少しぎこちない。 「えっと……ぁあ!消えちゃった…」 「どうしちゃったの?ああ…ここはこうやるのよ。ちゃんと覚えてね。…お客様、申し訳ございません。まだこの子新人でして」 「気にしないでいいですよ」 「あ…あの…もう1回注文お願いします」 「"ゆじきんとき"1つ下さい」 「トッピングは?」 「え~っと…足焼きありすを1つと全身焼きありす1つ」 「かしこまりました」 厨房の中を覗いてみよう。シャリッシャリっという音が聞こえる。時折赤ゆっくりの悲鳴も聞こえてくる。 「あ、氷がなくなるぞ。新しいの持ってきてくれ」 数分後白い容器が運ばれてきた。水の中に浸けたり叩いたりして容器から氷の塊が出てきた。 「いい表情してるな。こいつは美味いぞ」 氷の塊の中では赤まりさと赤れいむがビッシリと詰まっていた。皆歯を食いしばり必死な形相をしている。 氷はかき氷機にセットされハンドルが回された。シャリッシャリっとかき氷機からは餡子色の氷の雨が降り注ぐ。 一山出来上がるとそこに抹茶をかけた。 「えっと…注文は足焼きありす1と全身焼きありす1か」 保温機の中の黄色い容器から赤ありすを2匹摘んだ。ひんやりしていた。 「…ゅ……ぃ…ひゅ……」 「ぴゅ…ひゅ……ゅ…」 2匹とも微かに震えながらか細い声を上げていた。口元はバッテンの焦げ跡がついていた。口を完全に塞いでは面白くない。 ガスの火がついた。箸で赤ありすを摘むと底部を炙った。 「!!……!!…!……ひゅうううう!!!!!!」 言葉にならない呻き声を上げて涙を流す赤ありす。あまり長く炙ると焦げてしまう。茶色くなるくらいで十分だ。 火から離すと氷水の中に浸けた。氷水の中に浸けるのは冷やすためと涙を洗い流すためである。 「ぴゅううう!!!!!!……!!!!!………ひゅいいいびゅうう!!!!!!!」 もう1匹は全身を丹念に炙られた。全身が茶色く焼けあがったところで氷水の中に落とされた。 「このくらいか」 2匹は氷水の中でかき回されてから小皿の上に乗せられた。 「びゅ…ぅぅぅぅぅ……」 「ぅぅぅぅ…ぴゅ……」 2匹の頭に軽く力が加わる。頭を押して口の中に入った水を押し出しているのだ。水切りを済ますと2匹をかき氷の山の脇に載せる。 最後にサクランボを山の頂上に載せると完成だ。 「どうぞごゆっくりお召し上がりください」 客席に"ゆじきんとき"が運ばれた。 「う~ん…。美味しい」 客は"ゆじきんとき"に舌鼓を打った。"ゆじきんとき"はこの喫茶店の夏限定の名物でこれ目当てに遠くからやって来る人もいるのだ。 この他にもこの喫茶店のウエイトレス目当てで来る人もいるとか。喫茶店とは思えぬほど混んでおり店の外には行列ができている。 メニュー表にはれいむとまりさの写真が貼られていた。マジックで何やら書かれている。 赤い文字で "このあんこはわたしたちがつくりました!!!!ゆっくりあじわってね!!" さらに黄色い文字で "のこしたらだめなんだぜ!!!おいしいからおかわりもしてほしいのぜ!!" と書いてあった。多分赤文字がれいむで黄文字がまりさのセリフなのだろう。 「"ゆじきんとき"くださーい!!」 「"ゆじきんとき"3人前お願いしまーす!!」 「ゆがああああ!!!!たべるなあああああ!!!」 「でいぶのおちびぢゃんがあああ!!!!」 「がえじでええええ!!!ありずのあがぢゃんがえじぇええええええ!!!!!」 「たべるなああああ!!!!やべろおおお!!!!」 先程赤ゆっくりを調達した部屋では台に載せられたゆっくり達が喚いていた。ゆっくり達は茎を生やしていなかった。 この時間帯は休憩だ。四六時中茎を生やしていると赤ゆっくりが不味くなってしまう。1日1時間、これだけで赤ゆっくりは美味しくなる。 「ほぉら、良く見てよ。特に人間さんのお顔。すっごいゆっくりしたお顔でしょ」 部屋の壁にはモニターが設置されていた。映っているのは喫茶店内の様子。映っている人達は美味しそうに"ゆじきんとき"を食べていた。 「君達の赤ちゃんは素晴らしいね。人間さんをこんなにゆっくりさせてくれるんだから。君達は優秀なゆっくりだ」 「うあああああ!!!!ありずのおちびぢゃんがああああ!!!!!」 「ぼういやだああああ!!!!はなじでよおおお!!!!」 「わがだないよおおおお!!!!!らんじゃまああああ!!!!」 誰一匹として納得するゆっくりなどいなかった。最初は"かきごおりたべたいよ!!"とか"そのあまあまよこせえ!!"とか言ってたのだが。 「ハッスルタイムですよー!!」 部屋のドアが開いた。発情しきったゆっくり達が詰められた箱を載せた台車が部屋の中に入ってきた。 「あ、もうそんな時間?」 「ああ。おやつできてるよ。食ってこいよ」 「じゃ、俺も"ゆじきんとき"食ってくるわ」 モニターを消すと彼は部屋から出た。 「ありがとうこざいました!!」 「また幻想郷に遊びに来てくださいね!!」 今日も喫茶幻想郷は大繁盛だ。 「ゆわああああ!!!だずげでえええ!!!!」 「でいぶはおいじぐないよおおおお!!!」 「ままあああ!!!!だずげでええええ!!!」 3匹の子ゆっくりが必死に走っていた。3匹の後ろには野良犬が迫っていた。 「いぬざあああん!!!ゆっくりじようよお!!」 「ありずはたべものじゃないよおおお!!!!」 さらに後方では野良猫が何かを食していた。 「ゆぎゃああ!!!!いじゃいい!!やべっ……いいい!!!ぎゃぎゃあああ!!!!」 それは子まりさだった。既に3分の1程食べられてしまっている。 「いやああ!!!!!いやああ!!!!たべn………」 甘いものが好きなのは犬や猫だって同じだ。子まりさを完食し満足そうにどこかへ行ってしまった。 「ゆぎゃあああ!!!!はなじでえええ!!!れいぶをはなじでよおおお!!!!!」 子れいむが捕まったようだ。残る2匹の子ありすは子れいむを無視して逃げ続けた。 「ありずうう!!!!ありずう!!!!だずげでよおおお!!!いながものおお!!!!!だずげろおおお!!!!!」 子ありす姉妹と子れいむ子まりさ姉妹はいつも4匹で遊んでいた。今日も仲良く遊んでいたところ野良猫に出会った。 最初はじゃれ付いて遊んでいたのだが急に子まりさが齧られた。残る3匹は逃げ出した。その途中に今度は野良犬と遭遇したのだ。 「たべないでええ!!!!!でいぶはでいぶだよお!!!!!まんじゅうじゃだいよお!!!!!ゆぎゃ!!!い…いじゃいよお!!」 犬は一口齧ったが口に合わなかったのかペッと吐き出しどこかへ行ってしまった。 「あんよじゃんがぁ……うごげないよ……だれがああ!!!ありずう!!まりざあ!!!だじゅげでええ!!!!いじゃいよおおお!!!」 その頃2匹の子ありす姉妹は命からがらおうちに辿りつき親ありすに泣きついていた。 「ごわがっだよお!!!!!!」 「ばりざがああ!!!でいぶもじんじゃっだよおお!!!!」 親ありすは2匹を宥めていた。 「よしよし。こわかったね。でももうあんしんだよ。ままがまもってあげるからね!!」 2匹はずっと泣き続けていたが辺りが暗くなった頃には泣き疲れたのかぐっすりと眠ってしまった。 「ゆふう…さ、ごはんさんをさがしにいくわよ!」 明朝親ありすは餌を取りにおうちを出ようとした。 「ままぁ…まってよぉ…」 いつもならまだ眠っていた子ありすが1匹起きて親ありすを追った。 「まだねてていいのよ。おちびちゃん」 「こわいよぉ…ひちょりにしないで…」 「はいはい。じゃ、いっしょにいこうね。おねえちゃんがおきるまえにがんばろうね!」 親子はおうちを出た。すると親ありすの頭に何かが止まった。 「ゆ!?なに??」 「ゆあ!!からすしゃん!!からすさん!!ゆっくりしていってね!!」 親ありすの行動は早かった。 「おちびぢゃん!!!!ゆっくりしないでにげるのよ!!!」 「ゆ?」 子ありすは分からなかったが親ありすはカラスの怖さをよく知っていた。子ありすにとってカラスはただの空を飛ぶ動物だったのだ。 親ありすはカラスを追い払おうとしたがそれよりも早くカラスが親ありすを突いた。 「ゆぎゃああ!!いだいい!!!!ごのおおお!!!いながぼのおおお!!!!」 カラスは飛び上がり今度は目を突いた。 「いじゃああああああ!!!!!!ありずのおべべがあああ!!!!!!」 「ま…まま……ままあ…びゃああああ!!!!!」 子ありすが近づいたところをまた別のカラスが子ありすを嘴で掴みどこかへ飛んでいってしまった。 「か…かえじぇえええええ!!!!!!!ありずのおお!!!!ありずのちびぢゃんがえぜえええ!!!!!ゆっびょおおおお!!!!」 気づけばありすの周りには数匹のカラスが止まっていた。 「ごのおお!!!!いながぼのがああ!!!!がえぜええええ!!!!!」 ありすはカラスを殺そうと一心不乱に暴れまくった。だがカラスは軽く避けありすは地面に顔から飛び込むだけだった。 「ゅ……ゆ…いながぼの…ぃながぼのぉ……」 弱ったありすをカラスが突きまくった。 「ゆぎゃあ!!!ゆびゃあ!!!………ゆっぐぢ……ぢょがい……」 動かなくなったありすを軽く食べてからカラスたちは何処かへ飛んでいってしまった。 「ゅゅ……ままぁ……いみょうとは?……ひとりにしないでよ…こわいよ…」 おうちに残された子ありすが起きたときおうちには誰もいなかった。正確に言えば妹も親もカラスによってゆっくりできなくされていた。 「こわいよおお!!!!!ままああ!!!ゆっくりじないでがえっでぎでよおおお!!!!」 子ありすは泣き喚いていた。 「どうしたの?」 「ゆゆ!!ままああ!!!!」 子ありすはおうちに入ってきたゆっくりに飛び掛った。 「ままあ!!!ままあ!!!」 「ゆ!!れ…れいむはままじゃないよ!!どうしたの!!??」 それは親ありすではなくれいむだった。れいむの頭には子まりさが乗っていた。 「どうしたの?ありす」 子まりさが降りて問いかけた。 「ままがね…ままがね…いないの…こわいよおお!!!!」 「ゆ~ん。ひとりはこわいよね。じゃあれいむがちょっとだけままになってあげるね!!」 「まりさはまりさだよ!!よろしくね!」 子ありすはれいむにぴたっとくっついて離れなかった。 「ゆゆ~。そんなのこわかったんだね。よしよし」 れいむは子ありすをあやした。 「ありす」 れいむが話しかけた。 「なぁに?」 「ゆっくりたべられてね!!」 突然れいむが子ありすに圧し掛かった。 「ゆぎゃ!!!!なにずるのおお!!!!ゆびゃあ!!!!いじゃいい!!!びょお!!!!!」 「おかあさん!!ゆっくりしないでね!!」 「ゆふふ。おちびちゃん、しにかけがいちばんおいしいんだよ!!」 数回押し潰したところでれいむは子ありすから離れた。 「どぼじで……ぐるじい……ままぁ……だずげで…」 子まりさが子ありすに近づいた。そして子ありすを食べ始めた。 「むーしゃむーしゃ、あまぁぁい!!しあわせええ!!!!」 「ひぎゃっ!!!ひい!!いじゃいよおお!!!かまないでええ!!!あり…ぎゃ!!!たべぼのじゃ!!!」 子ありすは叫んだ。が、子まりさの方は全く動じず子ありすを美味しそうに食べている。 「おかあさん、おいしいよ!!いっしょにたべようよ!!」 「ぜんぶおちびちゃんがたべていいんだよ!おかあさんはこっちをたべてるから」 親れいむはというとダンボールハウスの前で散らばっていたありすの死骸を食べていた。 「むーしゃむーしゃ。このありすはおいしいね!!」 綺麗に死骸を食べ終えた頃子まりさがダンボールの中から出てきた。 「おちびちゃん!おいしかった?」 「うん!!れいむよりもありすのほうがおいしいよ!!」 「じゃあおうちにかえろうね!」 2匹は帰路に着いた。その途中だった。 「ゆぎゃっ!!!」 「ゆ!!おちびちゃん!!どうしたの!!!??」 「いじゃいよおおお!!!!ざざっだあああ!!!なにがさざったよおお!!!」 子まりさは寝転がりあんよを親れいむに見せた。確かに小さな石が子まりさのあんよに刺さっていた。 「お…おちびちゃん!なかないで!!いまおかあさんがとってあげるからね!!!」 普通の動物であれば全く問題無い砂利や小石がゆっくりにとっては致命傷になりかねない傷を付けることがある。 「ゆふう…ゆふう……」 子まりさのあんよから小石が抜かれた。子まりさは起き上がり息を切らしていた。 「だ…だいじょうぶ?れいむのかわいいおちびちゃん!」 親れいむは子まりさをぺろぺろ舐めて宥めていた。 「ふう…ふう……ゆ!!おかあさんもうだいじょうぶだよ!!もうあるけるよ!!」 子まりさは泣き止んだ。 「だいじょうぶ?おかあさんがおんぶしてあげるよ」 「だいじょうぶだよ!おとうさんとやくそくしたもん!!つよいゆっくりになるって!!!」 「おちびちゃん!!」 親れいむの目が潤んだ。番だったまりさはもうこの世にはいない。れいむにとっては誰よりも頼れる存在だった。 そのまりさの面影を我が子に見たのだ。 (まりさ…おちびちゃんは…おちびちゃんはまりさみたいなゆっくりになれるよ!) 「おかあさん?」 「ゆ!おちびちゃん、じゃあゆっくりかえろうね!」 子まりさは全く痛くないわけではなかった。少し強がっている。それでも一歩ずつゆっくりとはしていたが地道に自らの足で家路に着いた。 「ついたよ!!!ゆふううう!!!つかれたああ!」 結構な時間をかけて親子は巣に帰ることができた。 「おちびちゃんはとってもゆっくりできるじまんのこだよ!!よくがまんしたね!!えらいね!!」 「おかあさん……まりさつかれちゃったよ…」 「ゆぅ…おちびちゃんといっしょにいてあげたいけど……そろそろゆうごはんさんさがしにいかないと…」 「まりさひとりでおるすばんできるよ!!ねんねしてまってるよ!!」 「そうだね!おちびちゃんだったらだいじょうぶだよね!!だってこんなにりっぱなゆっくりだもん!」 親れいむは子まりさを巣に残し餌を探しに行った。 「おちびちゃんはりっぱにそだってるよ!!ゆゆ!!こんなにあんこもらしちゃってる…。きょうはがんばってごちそうだよ!!」 親れいむはいつもより力強く走り出した。 「まりさは…ねんねするよ……ゆゆぅ…つかれちゃよ……」 子まりさは巣の中で眠りについた。 さて、都会は田舎に比べ生き物が少ない。しかし都会でも普通によく見かける生き物がいる。 「ゆぴぃ……ゆぴぃ……」 暢気によだれを垂らしながら眠っている子まりさ。時間が経つにつれ子まりさに一本の黒い線が近づいてきている。 「ゆぅ…くすぐったいよ…ゆひゃひゃ…おかあさん…」 子まりさが身を捩じらせる。 「ゆひゃ!!おとうさん……くすぐったい……ひ…くすぐ…ゅ……」 子まりさは夢の中で違和感を感じていた。どうも体がむずむずする。ゆっくりできな……ゆっくりできない!! 「ゆあ!!!!!…ゅ…ゆ……ゆがああ!!!!!なにごれええええ!!!!」 子まりさは目を覚ました。自分の体に黒いものがビッシリとくっついていた。 「なにごれえ!!!!なにごれえええ!!!!どっでえええ!!!!だれがどっでえええええ!!!!」 子まりさは暴れた。体からボトボトと小さくて黒い物体が振り落とされた。 「ありざん!!!!!まりざからはなれでよおおおお!!!!!!きぼぢわるいよおおお!!!!!!」 子まりさは巣の中をゴロゴロと転がったり壁にぶつかったりと大いに暴れた。大量の蟻が振り落とされたり潰されたりした。 ゆっくりは虫を好んで食べるが蟻も例外ではない。蟻酸のせいなのか妊娠中のゆっくりが好んで食べるという話もある。 だが蟻にとってもゆっくりは食べ物なのだ。赤ゆっくりや小型の子ゆっくりが大量の蟻に蝕まれることがある。 弱った成体ゆっくりも蝕まれることがあるくらいだ。 「うがああああ!!!!!!!おがああざああああん!!!!!!!だずげでええええ!!!!!」 怪我をして破けたあんよから漏れ出した餡子を辿って蟻が湧いたのだろう。 「ゆぎゃあああ!!!!ゆ!!!…な…なに!!???なに!!!!??なんなのおおおお!!!!!!」 子まりさはまた別の違和感を感じた。目元がむずむずするのだ。 「ううう…うぞでしょおおお!!!!!!いやっ!!!!いやあああ!!!!!だずげでえええええ!!!!」 子まりさは今から起きることが予想できた。 「いや!!!!いやだあああ!!!!!!ありざんででごないでええええ!!!!!……ゆ……ゆあああああああ!!!!!」 予想は的中してしまった。子まりさ目から蟻が湧きだしたのだ。1匹、また1匹と蟻が目玉の上を歩き回る。 子まりさが就寝中に体内に侵入し中身を蝕みながら目元まで進んだのだろう。 「ひいいいいい!!!!!…ぉぉ……もおぼおろおもぼろぼ………」 視界を動き回る黒い点々に子まりさの精神が限界を迎えてしまった。大量の餡子を吐き出し白目を剥いて気絶してしまった。 「おちびちゃん!!おそくなってごめんね!!」 それから暫くして親れいむが帰宅した。相当頑張ったのだろう、花や葉っぱや虫など口の中を一杯に詰めて帰ってきた。 「おまたせ!!おちび……ゆ!!!な…なにごれえええ!!!!!?????」 巣の中にはビッシリと蟻が集っていた。 「お…おちびちゃん!!!おちびちゃん!!だいじょう…ぶ……?」 蟻を潰しながら親れいむは中へ入っていった。目の前に蟻で真っ黒になっている球体があり見慣れている帽子を被っていた。 「……う!!!…ゆあああああああああああ!!!!!!!!!!おおおお…おちびぢゃんがああああ!!!!!!!」 親れいむは舌で蟻を払い除けた。我が子に近づこうとする蟻を喚きながら踏み潰した。 「ででげええ!!!!!ででげええ!!!!おちびぢゃんがらはなれろおおお!!!!!!ゆあああああ!!!!!」 蟻を払い除けると目玉が現れた。真ん丸でキラキラした子まりさの目玉は破れどろっと中身が垂れていた。 「ゆあああああ!!!おちびぢゃん!!!!!!おちびぢゃん!!!きでいなおべべがああ!!!!おべべあげでよおお!!!!」 さらに蟻を払い除ける。以前は少し汚れていたもののもちっとした触感だったお肌。ボロボロで所々餡子が漏れていた。 「おちびぢゃあああん!!!!!べえろぺえろずるがらあああ!!!へんじじでよおおお!!!!!」 口元が見えた。口は半開きで餡子がべっとりと垂れていた。異常を察したのか蟻が口の中から逃げ出していた。 「おべべあげでよお!!!へんじじでよおおお!!!!うごいでよおおお!!!!おちびぢゃあああああん!!!!!」 子まりさは既に事切れていた。 「ひっぐ……おちびぢゃぁん……ゆえぇえぇえん……っぐ…じんじゃっだよぉ……」 親れいむは供養にと子まりさを食べ始めた。 「おぞらで……っぐ…まりざど……ゆっぐぢぢでね……ゆっぐ…」 同属を平気で食べていたが流石に我が子を食べて"しあわせぇー"にはならないようだ。 「あ、こんなところに饅頭が住んでるぞ!!」 「ホントだ。どっからこんなダンボール拾ってきたんだろうな?」 れいむの後ろから声が聞こえた。れいむが振り返ると外には小学生くらいの少年が数人こちらを覗いていた。 「れ…れいむはまんじゅうじゃないよ!!れいむはれいむだよ!!……ゆ…ゆっくりしないででていってね!!」 れいむはそう答えた。 「おい、なんか言ってるぞ」 「生意気だなこの饅頭」 「おらよ!!」 1人の少年が段ボール箱を軽く蹴飛ばした。 「ゆびゃ!!やめてね!!おうちがこわれちゃうよ!!!」 「ほれほれ!」 「早く出てこないとおうちが壊れちゃうぞ!」 れいむは抗議したが少年達はふざけ続けていた。 「おねがいだからでていってね!!おこるよ!!!ぷくうう!!!」 外に出たれいむは威嚇して大きく膨らんだ。 「おもしれえなこいつ」 「ピンク色に塗ったらまんまカ○ビィだな」 「そうだ、ちょっと味見してみないか?」 「食えんのか?不味そうだけど」 「まあ見てなって」 1人の少年がれいむを押さえつけ頭頂部を鷲掴みにした。 「いじゃい!!!れいむはかわいそうなんだよ!!おちびぢゃんをなくしちゃったんだよ!!だからだいじにしない…」 「うるせえよ」 彼は思いっきり頭頂部を引き千切った。 「ゆがあああ!!!!あだまがいだいよおおお!!!!!」 更に千切ると中身の餡子が現れた。 「食えんのかそれ?」 「いやまだだ。ちょっと待って」 腕を突っ込み餡子を掘り始めた。 「でいぶのながみがあああ!!!やべぢぇええええ!!!!ぐるじいよおお!!!!!ゆるじでええええ!!!!」 「よく叫んでいられるよな。もうじきだよ」 丁度中心くらいのところまで掘り続けた。 「このあたりのが美味いんだって。兄貴が言ってた」 「どれ…お、うめえ」 「俺にも食わせて…うは!超うめえ」 少年達は手を突っ込み餡子を食べ始めた。 「やべでえ!!やべでえ!!!!ながみたびぇにゃいぢぇえ!!!!!ゆぴゃあ!!!ゆびょお!!!」 れいむの言動がおかしくなり始めた。 「ゆぴょぴょぴょぴょぴょぴょぴょ!!!!!!ぴゅびょおおおお!!!!!」 彼らが美味い美味いと言っているのは丁度中枢餡と呼ばれているところだ。 「あ、雨だ」 「こりゃ結構強いぞ」 「おお!!帰るべ!!!」 少年達は走り去っていった。れいむは残され雨に打たれていた。 「ぴゃぴぴゅぺぴょおおお!!!!!!!ゆゆゆゆゆゆゆ!!!!!ゆぎょびょのよごお!!!!!!」 雨が止んだときそこにはどろどろになった餡子の塊だけが残されていた。 また会う日まで by 虐待おにいちゃん? このSSに感想をつける