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【検索用 たんたんすきになってゆく 登録タグ Kintsugi VOCALOID た 初音ミク 初音ミク ロジックペイントS 曲 曲た】 作詞:Kintsugi 作曲:Kintsugi 編曲:Kintsugi 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『だんだん好きになってゆく』(だんだんすきになってゆく) 『初音ミク ロジックペイントS』収録曲。ゲーム内でoffvocal版がパズルゲーム中のデフォルト曲として使用されている。 歌詞 (ニコニコ動画より転載) だんだん好きになってゆく だんだん近づいてゆく ねえ 君に言おうとするたび 喉の奥につっかえて 上手く伝えられないの ねえ このパズルには 答えはあるのかな もっと君のこと知りたい 知りたい だんだん好きになってゆく 君のことをもっと教えてよ だんだん近づいてゆく はじまるふたりの物語 ねえ 君は気にしてないけど 近くにいるだけで ドキドキが止まらないの ねえ この気持ちさえ いつか忘れるのかな もっと君のそばにいたいよ いたいよ だんだん好きになってゆく もっと私のことを知ってほしいの だんだん近づいてゆく 君だけのすがたを見せて だんだん好きになってゆく 君のことをもっと教えてよ だんだん近づいてゆく はじまるふたりの物語 だんだん好きになってゆく だんだん近づいてゆく だんだん好きになってゆく コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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きょうじゃなくてよかったよ【登録タグ VOCALOID き 初音ミク 曲 朝乃孤月】 作詞:朝乃孤月 作曲:朝乃孤月 編曲:朝乃孤月 唄:初音ミク 曲紹介 朝乃孤月 氏の5作目。 絵:あすぱら 歌詞 (動画説明文より転載) 明日の天気は晴れのち雨 気分は憂鬱で顔暗め みんな俯いたまま歩くんだ 私だけ特別前向いて 「世界一幸せそう」だって 今日だけ頑張ればいいからね 笑顔見せて 心配かけず生きて 私 いい子だからって お皿割っちゃうのも 粗大ゴミ出しに行く日も あなたがいなくなった日も 今日じゃなくてよかったよ 友達と遊びに行く日も 漫画の発売日も 全部 全部 全部 今日じゃなくてよかったよ 昨日は服の袖引っ張るし 一昨日は泣いていた どうしても笑顔が作れなくて 明日の空は綺麗な快晴で 教室に置いてきた 新品の紙飛行機 外に飛ばすんだ ノート端に願い折りたたんで 私 夢が叶うよって 電車が止まる日も 学校の開かない日も 親がずっと家に居る日も 今日じゃなくてよかったよ こんな涙を流す日も バイバイが言えない日も 全部 全部 全部 今日じゃなくてよかったよ コメント 名前 コメント
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キミじゃなくてよかったよ 晋さんの銃撃事件直後、晋さんの護衛に失敗したSPに対する慰めの言葉…だが、正確に言えば晋さんの発言ではない語録。 これは護衛に失敗して泣きじゃくっていたとされるSPに関して晋さんの後援会幹部が「安倍さんならきっと、こういう時に『キミじゃなくてよかったよ』と言っていたのではないかと思うのですが、あまりの憔悴ぶりに、かける言葉がなかったといいます」と語った、所謂妄想上の晋さんの発言である。 ちなみに晋さんの感動秘話としてたまに5chやエッヂなどでこのお人形遊び発言のスレが建つが、以下のように晋さんファンからは不評である。 1 風吹けば名無し 2022/07/15(金) 22 08 03.60 ID Nvgho4k40 安倍氏の後援会幹部によると、事件の現場を担当していたSPは強いショックを受けているという。 「警視庁から派遣されたSPに後援会会長が電話したところ、号泣して言葉にならなかったそうです。『お前の責任じゃない』とは伝えたものの、ずっとそんな調子で泣いていたと聞きました。安倍さんならきっと、こういう時に『キミじゃなくてよかったよ』と言っていたのではないかと思いますが……」 https //www.news-postseven.com/archives/20220726_1776603.html?DETAIL 0021 風吹けば名無し 2022/07/15(金) 22 17 02.06 ID bPNQZ7Lc0 命を取り留めてたらぜってえSPに対してムカついてたろ 0029 風吹けば名無し 2022/07/15(金) 22 19 51.79 ID YpbS1L8R0 安倍がこんなこと言うわけないわ 0036 風吹けば名無し 2022/07/15(金) 22 25 27.62 ID mVheOoAJ0 安倍さんはそんなこと言わない…🥺 0041 風吹けば名無し 2022/07/15(金) 22 27 11.20 ID XkEHr61k0 勝手に妄想で創作すんな 元スレ 【感動】安倍晋三「(SPに対して撃たれたのが)キミじゃなくてよかったよ」 https //eagle.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1657890483/ そもそも晋さんが本当にこのような発言をしそうな聖人だったと仮定しても、流石に警備ミスって撃たれて気にしない人間はどんな聖人でもいないのではないかということはこれはちょっと3秒くらい考えればわかることだと思いますよ ソース 安倍元首相を守れなかったSPの悔恨 警察のなかでも過酷な職務のリアル https //www.news-postseven.com/archives/20220726_1776603.html?DETAIL
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休日の昼下がり、比呂美の部屋。 ごろんと寝転がった視線の先に、眞一郎は数冊積み上げられた少女漫画を見つけた。 勝手知ったる比呂美の部屋。これが彼女の持ち物ではないことはすぐに分かった。 「どうしたのこれ?」 ページをぺらぺらと送りながら眞一郎が尋ねる。 「何?」 流しで洗い物を終えた比呂美がタオルで手を拭きながら顔を出す。 「あ、それ? 朋与に借りたの」 眞一郎の隣に腰掛けて、一冊受け取ってページを開く。 「遊びに行ったときに一巻だけ読んで惹き込まれちゃって……時間も無かったから借りてきちゃったの」 「そんな面白いの?」 「うん。今度自分で買い揃えるつもり」 「へー……」 確かに絵は綺麗だし、女の子が好みそうなかっこいい男の絵もちらほら見える。 けど、比呂美が漫画にハマるなんて珍しいなと眞一郎は思った。 仲上の家にいた時はそういった類のものを買ってる様子もなかった。 居候の身分ということで我慢していたのかななんて考えていると、 「……ほら、ここ読んでみて」 「ん?」 言われて比呂美が指差すページを覗き込む。 彼女の長い髪の甘い香りがふわっと鼻こうをくすぐりドキっとさせられる。 「『知ってた? 私たち兄妹なんだって……』……あっ……」 ピンときた。比呂美がこの漫画に惹かれた理由。 「これ……」 「うん。恋をした二人が実は兄妹だったっていう話なの。 どこかに似たような二人がいたよね」 比呂美は冗談めかして微笑む。 「俺たちは違っただろ」 誤解だったとはいえ、あまり思い出したくない記憶だった。 「うん……でも、この話しは本当の兄妹で……結局結ばれないの」 「おかしいだろ。漫画だったら普通ハッピーエンドにするだろ? 実は血が繋がってなかったとか」 比呂美はゆっくりページを捲りながら、 「そうだったらいいなって思いながら読んでたんだけどね…… 読み終えたとき悲しくて泣いちゃった…… 真っ先に眞一郎くんのこと思い浮かべた。 よかったって。私たちは兄妹じゃなくてよかった……って」 そういう比呂美の瞳には涙が滲んでるように見えた。 そんな苦しい思いをしたのになんで、 「買い揃えることないんじゃないか?」 眞一郎がそういうと比呂美は首を振って、 「だからこそ大切だって思いたから。眞一郎くんのこと」 「比呂美……」 見つめる瞳が綺麗で愛しくて吸い込まれそうになる。 そんな見とれている眞一郎の隙を付いて、比呂美はすっと唇を重ねた。 ほんの少しの触れ合いに胸が温かくなる。 「本当に兄妹だったらこんなことできなかったね」 「もし今、本当は兄妹だって言われたらどうする?」 口にした眞一郎自身が胸を締め付けられる思いがした。 比呂美が身を寄せて眞一郎の背中に腕を回す。 「今さら言われたって無理…… 眞一郎くんと抱き合う嬉しさ知ったもの…… 眞一郎くんに満たされる幸せ知ったもの……」 同じ気持ちを共有できていることに無上の喜びを感じる。 「んっ………ん、……んっ……」 抱きしめ合い唇を重ね、抑えきれない劣情が互いの舌を絡ませあう。 「んっ……比呂美、いい?」 とても高ぶりを抑え切れそうにない眞一郎が尋ねる。 「駄目って言われても私からしちゃう」 抑えきれないのは比呂美も同じだった。 「……ん、んっ…………」 再び唇を重ねると、眞一郎は比呂美の胸に手を伸ばす。 ブラと薄いセーター越しでもその柔らかさを十分感じられて、ますます興奮させられる。 もっとちゃんと触りたいのだが、比呂美がキスを止めてくれないので(眞一郎も止めるつもりはないが)、 セーターとブラをたくし上げ直に触れる。 初めて触れたときより大きくなってきている気がする比呂美の張りのある胸を両手でまさぐり、 桃色の乳首を親指で弾くと、ビクビクと感じてくれるのが嬉しい。 「っ……そんなにされたら感じちゃう」 唇を話して比呂美が反論する。 「仕方ないだろ。比呂美の胸 触りたくなるんだから」 「私にもさせて……」 比呂美は屈みこんで、眞一郎のベルトを外すともぞもぞとトランクスを動かし、 すでに勃起した肉棒を取り出す。 「もう凄く熱くなってる……」 熱っぽく呟いて比呂美は肉棒にキスをする。 「比呂美……」 一方的にされる事に行為を制しようとしたが、美少女にフェラチオされることを 男として拒めるはずが無い。 「んっ……ちゅ、ちゅっ、んっ……」 バスケをしてるのにすべすべとした柔らかな手で優しく握られ、亀頭にキスの雨を降らせながら、 唾液を乗せた舌で舐められると、背筋にぞくぞくと快感が走り抜けた。 比呂美のフェラチオは何度しても慣れない。 これだけの美少女が献身的に奉仕してくれる現実にものすごく興奮して落ち着かない気持ちになる。 それに、 「比呂美……なんか凄く上手い」 回数を重ねる度に上達していき、こちらの快感のポイントは把握されていた。 「こういうこと上手って言われても恥ずかしい……」 そういう間も手でしごくことを忘れない。 「そう感じるんだから仕方ないだろ」 「っ……ん、んんっ…んっ!ぢゅっちゅっ、んっ…ちゅっ、んんっ……」 ごまかすように奉仕に集中する比呂美。 肉棒を口に含み、舌を絡めながら出し入れして吸い上げる。 時折聞こえる唾液を吸い上げる淫らな音が、静かな部屋に響きわたるのが更なる興奮をかきたてる。 「比呂美……もうっ……」 絶えていたが我慢の限界だった。はっきりとは言わずとも射精を懇願する。 「いいよ、このまま出して……」 一度髪をかき上げ上目遣いにこちらを見る瞳に欲情した。 びゅるっ! びゅくっ、びゅくっっ! 先端を含んでいた比呂美の口内に勢いよく射精した。 「比呂美っ……!」 好きな女に受けとめてもらえる悦びになかなか高ぶりが収まらない。 濃い白濁の体液を本能のまま注ぎ込む。 その全てを比呂美は眉をしかめながらもちゃんと受けとめた。 「んっ……んんっ……」 射精が終わるのを待って比呂美は口を離し、そして精液を嚥下する。 この瞬間がまた眞一郎の劣情を誘う。 「無理しなくてもいいのに」 「ちゃんと受けとめたいの……眞一郎君のだから」 最初のころは全てを受けとめきれなかったり、吐き出したりしていたが、そ れでも眞一郎が気持ちよくなった証を無下に扱いたくないと比呂美は言う。 精液を飲むなんて簡単に出来ることじゃない。 愛されてるんだと眞一郎は実感する。目の前の少女が愛しくてたまらない。 「きれいにするね」 言って比呂美は、唾液や精液を纏った肉棒に再び舌を這わせ、それらを拭っていく。 射精後で敏感になってる先端を優しく刺激され、肉棒は萎えることがなかった。 「今度は俺がするから」 我慢ができずに逆に比呂美に覆いかぶさり、スカートの中に手を這わせると、 「ま、待って……! 私は大丈夫だから」 何が大丈夫なのか瞬時に理解できなかった眞一郎から身を引き、比呂美は自分でスカートを脱ぎ、 「……あんまりじっと見ないで」 比呂美は顔を赤くして言うが、どうしても目が離せずわずかに視線を外すだけの眞一郎。 彼女がショーツを脱いで言葉の意味を理解した。 すでに密壷からは愛液が溢れていて、ショーツと糸を引いていた。 恥ずかしさに、比呂美は両手で自分を抱きしめるように丸くなる。 「……いやらしい娘だって軽蔑しないで」 今にも泣きそうな比呂美。 眞一郎と触れ合い、彼に快感を与えてるだけで、身体が勝手に悦びを溢れさせ男を求めていた。 まだ16歳の、子供でも大人でもない曖昧な年齢。 清らかでいたいと願う少女の心と、好きな男に愛される悦びを知った淫らな心が入り乱れ、 情緒が不安定になる。 そんな比呂美を眞一郎はそっと抱きしめキスをする。 「軽蔑なんてするわけないだろ。 比呂美が俺を欲しがってくれてるってわかって嬉しいし……」 少しキザな台詞を言ってるなと自分で照れくさくなるが、それが正直な気持ちだ。 「眞一郎くん……」 優しく自分を受け入れてくれる彼が愛しい。 だからこそ眞一郎が欲しい。 「……お願い」 比呂美なりの精一杯のおねだりに応えるべく、眞一郎は忍ばせていたコンドームをすばやく装着し、 彼女の足を開かせ身体を滑り込ませる。 先端を膣口に宛がい蜜を馴染ませる。 この先の密壷の快感を知っているがゆえに眞一郎は息を呑んだ。 「入れるな?」 「うん」 眞一郎は息を止めるくらい集中して、腰を押し進めた。 「んっ、んんっ……!」 熱い肉棒が膣内を進入してくることに自然に息が漏れる。 眞一郎からすれば呑み込まれる感覚だった。 最初の抵抗を過ぎれば後は歓迎されるように“ぬぬぬ”と呑み込まれいくようだった。 『初めの頃はあんなに抵抗感があったのにな』 思わず思い返す眞一郎。 それだけ比呂美と身体を重ね、互いを馴染ませていった証拠だった。 根元まで挿入してやっと息を吐く。 「比呂美大丈夫?」 「うん……眞一郎くんでいっぱいになってる」 嬉しそうに微笑むと膣内も肉棒をきゅうきゅうと甘美に締付けてくる。 それだけで思わず射精しそうになるのをぐっと堪える。 「膣内でびくびくしてる……」 「比呂美の膣内 気持ちよすぎるから……」 彼女の膣内は複雑にうねっていて無数の襞が生き物のように絡みついてくるうえに、 いろんな箇所で締めつけてくる。 比呂美しか女を知らない眞一郎だがこれが名器と呼ばれるものなんだろうなと感じていた。 なんとか気をそらそうと視線を逸らして気が付いた。 「比呂美、腕回して」 「? うん」 言われるまま比呂美は首に腕を回すと、眞一郎は比呂美の背中を抱いて身体を起こさせると、 自分が横になり彼女を上にさせた。 「背中痛かっただろ?」 「このくらい大丈夫だよ。気を使わなくてもいいのに」 「少しくらいカッコつけてもいいだろ? ……正直あんまりもちそうにないからカッコ悪くて」 苦笑いする眞一郎。 「気持ちよくなってもられてるのにカッコ悪いなんて思わないよ」 「ん、でも…なぁ……動くな?」 全肯定されることに気恥ずかしくなり、行為に集中することにする眞一郎。 わずかに腰を揺するだけでも圧倒的な快楽が襲ってくる。 「奥……揺さぶられるっ……」 比呂美の方も深く挿入され奥を刺激されると、快感が溢れてきてあっという間に高ぶってゆく。 自然と腰も動き、眞一郎の肉棒を淫らに締めつける。 「んっ、あっ……あんっ……眞一郎くん……気持ちいい……?」 喘ぎの合間に問いかける。 「ん……凄く気持ちいい。比呂美は……?」 「私もっ……ふわっ、んっ…気持ち……いい……気持ちよくて……んっ、腰っ、動いちゃって…… いやらしくない?……嫌いにならない……?」 いつも以上に比呂美は蜜を溢れさせ、結合部がらぐちゅぐちゅと音がする。 「嫌いになるわけないだろ。俺だって、めちゃくちゃ硬くしてるだろ? 比呂美としたくってこうなってるんだぞ? 嫌いになるか?」 「ならないっ、んっ…ならないっ……求めてくれて嬉しいっ……」 「ならお互い様だろ?」 「……うん」 比呂美は恥ずかしそうに微笑み、眞一郎に覆いかぶさってキスをする。 「んっ、んんっ!んっ…んふっ、ん」 舌を絡ませながら、眞一郎は快感に張り詰める胸を愛撫し快感を送り込む。 「んっ、俺もうイクからっ」 「うん、私ももうっ……」 眞一郎が切羽詰って告げると、比呂美も抱きついて切なげに訴えてきた。 最後とばかりに突き上げると、膣内も情熱的に絡みつき締めつけてくる。 「比呂美……っ!」 「眞一郎くんっ! 好きっ…あっ!んんっ、ああっ…イっちゃうっ……!!」 どくんっ! びゅくっ! びゅるっ、びゅるるっ!! 比呂美の腰を抱き寄せ、奥まで挿入し射精する。 膣内が精液を求めるように収縮してくるので、さっき以上の精液がゴム越しの膣内に注がれてゆく。 ゴム越しでも意識が飛びそうなほど気持ちいい。 もちろん眞一郎は何もつけずに膣内射精する快感も知っている。 ゴム越し以上の開放感に加え、比呂美を妊娠させるかもしれないという背徳感が混ざり合う、 神経が焼ききれそうな快楽。 あれは麻薬だ。 だからこそこうやってゴムをつけて自重しないと、簡単に比呂美を妊娠させる自信がある。 「んんっ……凄いっ……気持ちよくて……幸せ……」 愛しい男が自分の胎内で果てる幸せをどう表現したらよいのだろう。 こんなにも自分は満たされているんだともっともっと眞一郎に伝えたい。 もっともっと眞一郎の喜びを受け取りたい。 だからこそ強く思う。 「兄妹じゃなくてよかった……」 「そうだな」 指を絡ませあい、優しく優しく慈しむように唇を重ねた。 「なぁ……比呂美?」 「……何?」 「もっといいか?」 「……うん」 二人は布団に移動して、時間が許す限りお互いを求め合った。
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あー、落研入ってよかったー。(八嶋) 12月の落研非公認飲み会で八嶋がしみじみと連呼していた言葉。 これを聞いたメアリさんは、「こんなこと言ってくれる子は今までいなかった!」と感動し、目頭を押さえた。 しかし理由を聞いてみたところ本人曰く「安心して肉が食えたから。」とのこと。 これを聞いてメアリさんの涙は、乾いた。
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きみかいきてなくてよかった【登録タグ BiliBiliミリオン達成曲 NexTone管理曲 VOCALOID YouTubeミリオン達成曲 Yuma Saito き ピノキオピー ミリオン達成曲 初音ミク 曲 曲か 殿堂入り】 作詞:ピノキオピー 作曲:ピノキオピー 絵:ピノキオピー 動画:Yuma Saito 編曲:ピノキオピー 唄:初音ミク 曲紹介 初音ミクの曲です。 曲名:『君が生きてなくてよかった』(きみがいきてなくてよかった) 初音ミク10周年記念コンピレーションアルバム『Re Start』収録曲。 2021年11月26日、自身15曲目となるミリオンを達成。現在、ボカロオリジナル曲でミリオンを達成している曲の一つである。 歌詞 (動画説明文より転載) 君は変な声で 奇妙な見た目で 時に気持ち悪いと言われてきた でも 心臓が動いてないから 傷つくことはなかった 第一印象はマイナス 変化してったバイアス 流れ流れて 月日は経ち まだ こんな歌を作っていた こんにちは はじめまして さようなら またあした 変わらぬ愛も 儚い恋も 君からすれば ただの記号で 正義も悪も 帰らぬ日々も 君の前では どうでもよくて ずっと ずっと 君が生きてなくてよかった ずっと ずっと 君が生きてなくてよかった 今日も 君は変な声で 奇妙な見た目で 時に 素晴らしいと持て囃された でも 感情がわからないから 喜び方も 手のぬくもりも知らなかった 知らなかった 知らなかった 知らなかったはずなのに 巡り巡って たどり着いた 想像もしていなかった未来 ひさしぶり ごめんなさい おめでとう おげんきで 楽しい夜も 虚しい朝も 君からすれば ただの記録で 破れた夢も 心の傷も 景色のように ただ すり抜けて ずっと ずっと 君が生きてなくてよかった ずっと ずっと 君が生きてなくてよかった 今日も 変わらぬ愛も 儚い恋も 君からすれば ただの記号で 正義も悪も 帰らぬ日々も 君の前では どうでもよくて ここにいること いなくなること 君からすれば 不思議じゃなくて この世の果ても 命の謎も 君の前では どうでもよくて ずっと ずっと 君が生きてなくてよかった ずっと ずっと 君が生きてなくてよかった くだらない 理想じゃない 非日常のゴミ溜めで ぼんやり 君は歌ってて 未来が楽しいか わからないけれど もう少し ここにいさせて コメント 新曲来た!!! -- 名無しさん (2017-08-28 20 21 10) お疲れ様です! -- 名無しさん (2017-08-28 20 22 23) 新曲きた! -- 名無しさん (2017-08-28 20 23 49) 間違ってるところあったら編集お願いします -- つばめ (2017-08-28 20 24 14) 追加乙です! ただひたすらに良き。。。もうめっちゃ好き -- Rimu (2017-08-28 20 27 47) これはピノキオピーにしか書けないミク観だなぁ10周年に相応しい曲をありがとう -- 名無しさん (2017-08-28 22 32 15) 新曲ですね。追加お疲れ様です!(*´▽`*) -- 舞 (2017-08-29 10 59 13) ほんといい曲!いつもありがとう!! -- 名無しさん (2017-08-29 11 52 54) すろおもぉしょんを越えて個人的ナンバーワン曲に更新されました -- 名無しさん (2017-08-29 17 12 48) 相変わらず独特な世界観、、でも私は魅了された………! -- 哀歌 (2017-08-30 07 52 47) 良い曲すぎるね!ミクの10周年にはもってこいな曲だわ。 -- 脳漿炸裂してる系女子 (2017-08-31 20 02 55) タイトル東京マヌカンかと思った -- 名無しさん (2017-09-01 22 25 02) PV素敵でした -- 腐れ外道 (2017-09-08 16 18 08) やっぱピノキオピーのミクの絵好きだと実感した -- in米 (2017-09-08 18 55 59) 最高の曲を10周年にありがとうございました -- Eve (2017-09-12 19 33 46) 相変わらずすっばらしい!desune -- 名無しさん (2017-09-19 21 23 14) 切なくなるけど元気が出てくるなッ!←矛盾) -- 名無しさん (2017-11-17 19 54 51) 泣ける -- 名無しさん (2018-10-27 23 45 54) 「未来(ミク)が楽しいかわからないけれど もう少しここにいさせて」、最高ですね。 -- 名無しさん (2018-12-01 13 02 08) 学生だが、学校の授業中に頭に浮かんでくる。 -- 名無しさん (2019-04-15 21 16 08) 最っっ高! -- 名無しさん (2019-04-16 07 48 07) 感動的な曲 -- 日食 (2020-04-16 09 35 56) ピノキオPはやっぱメディアストーカー部隊だな -- 栗原直樹 (2020-11-07 15 53 25) 名前 コメント
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元スレURL 鞠莉「会えてよかった」 概要 泣き虫幼マリのメモリー タグ ^小原鞠莉 ^松浦果南 ^黒澤ダイヤ ^鞠莉ママ ^短編 ^感動 名前 コメント
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五木ひろしの音楽アルバム。 日本に生まれてよかった(代名詞)
https://w.atwiki.jp/mojo_mojo/pages/18.html
8 彼氏いない歴774年 2010/10/12(火) 23 03 40 ID I3/oTz1i 本気で結婚したい人のお見合い活動マニュアル/山田由美子/飛鳥新社 仲人のマニュアル本なんだがアテクシ童顔だし大学生?とか言われるし30過ぎたらぼちぼち婚活すればいーやって今までの考えがガチ\(^o^)/コースつうことがわかった。毒女板初めてみたら末期ガン宣告かとおもった(今29 自分が世間知らず過ぎだっただけなんでほんとに自分の中だけの買ってよかったものなんだけど。
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最終話 『魔法があってよかった!』 少し郊外に出た所にある海の星コンサートホール。 美紗緒の父、天野茂樹の演奏会はそこで行われた。 上演開始のブザーが鳴り、壇上に現れる茂樹。 彼は自分のことを熱心に見つめる二人の少女の姿を見つけると、 そっと少女達に微笑んだ後、席について演奏を始めた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 演奏が終わった後、茂樹は二人の少女を楽屋に招いていた。 「美紗緒、見に来てくれてありがとう」 「ううん、パパの演奏は絶対見たかったもの!」 屈託の無い笑みで、父親の手を握る美紗緒。 「そちらのお友達のキミも、美紗緒と一緒に来てくれてありがとう」 「いいえー、とんでもない! こんな素晴らしい演奏をタダで聞かせてもらったんだから申し訳ないぐらいですよー!」 砂沙美は、たははっと照れくさそうに笑う。 「でもね、美紗緒ちゃんのピアノも凄いんですよ! もちろんパパさんにはまだ敵わないけど、 それでもどんどん上手くなっていってるんです!」 「え……美紗緒、ピアノを続けていたのかい?」 茂樹は少々驚いたような顔をする。 妻と離婚して以来、美紗緒は一度も父の前でピアノを弾くことが無かった。 何度もやり取りしている手紙でも、 ピアノを練習しているような素振りは全く見せなかったのだ。 美紗緒は言う。 「私……やっぱりピアニストになりたい……。 私はピアニストの……天野茂樹の娘だから……」 「……………………」 そんな美紗緒の言葉に対し、茂樹は少し難しい顔をしていた。 「美紗緒……おまえは自分のやりたいことをやりなさい。 無理をして、僕の後を追ってピアニストの道を歩むことは無い」 「違う……違うのっ! 私……真剣にピアニストになりたいの!!」 真剣な目で父を見つめる美紗緒。 「私のピアノで、誰かを元気にしてあげたい……それが、私の夢なの……!」 美紗緒はあくまで目を逸らさず、キッパリとそう言った。 そんな美紗緒を、茂樹も見つめ返す。 「それならば、何よりも人の和を大切にしなさい……。 ピアノは一人でも弾くことが出来るから忘れてしまいがちだが、 例えソロの演奏会だって、決して一人で出来るわけではないんだ。 僕のために舞台を用意してくれる沢山の裏方さん……。 そして、見に来てくれるお客さんが居て、初めてピアノの演奏は成り立つんだ」 茂樹は、美紗緒の目を覗き込むようにじっと見る。 「……僕の言いたいこと、分かるね?」 「……うん……」 茂樹は、美紗緒が合唱部に行かなくなったことを言っているのだろう。 後ろめたさから、ズキンと美紗緒の心が痛んだ。 でも、もう痛みから逃げるわけには行かない。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 合唱部に戻ろうと決意した美紗緒は、放課後に合唱部の前まで来ていた。 だが、やはりいきなりは顔を出し辛い……。 「美紗緒ちゃん!」 その時、誰かが背後から声をかけてきた。 それはツインテールの青髪の少女だった。 「砂沙美ちゃん……」 「美紗緒ちゃん、あたしも合唱部入るよ!」 「えっ、どうして……」 「えへへ、天地兄ちゃんが田舎に帰っちゃってヒマだし……ダメかな?」 「ううん……ありがとう、砂沙美ちゃん」 二人はそっと手を重ね、ドアノブを回した。 「天野さぁん、やっと合唱部に戻ってきてくれたのねぇ!」 栗色の髪をしたショートカットの少女は、目をキラキラさせて万感の喜びを表現した。 学級委員にして合唱部の部員でもある伊達映美である。 「発表会まで一月を切ったっていうのにぃ、 ピアノ弾ける人が居なくて本当に困って困ってぇ……」 「う、うん……今までゴメンなさい、伊達さん……」 「いいの、いいのよぉ!」 映美は美紗緒の手を取ってぶんぶん振る。 そうやってしばらく美紗緒が振り回された後、 映美はようやく隣の人物に視線を移した。 「……で、萌田さん。どうしてあなたまでついて来てるの?」 一瞬前とは対照的に、心底どうでも良さそうな顔で砂沙美を見る映美。 「えへへ……あたしも合唱部に入部しようかと……」 「萌田さん、歌なんて歌えるのぉ?」 「舐めないでよね! これでも演歌は十八番なんだからっ!」 砂沙美は幼い頃から河合ちひろという演歌歌手の大ファンで、 ヒマさえあれば彼女の歌声を真似て喉を鍛えていたものだ。 もっとも、河合ちひろはアイドル崩れの歌手だったため、 歌唱力に関してはイマイチ良い評価をされていない人物だったりするのだが。 「とにかく、早速だけど天野さんはピアノをお願いね。曲は例のアレよぉ」 「うん……任せて!」 力強くうなずくと、ピアノの前に向かう美紗緒。 「あたし達で一回合わせるから、萌田さんはとりあえず見学してなさぁい」 「うん、分かった」 映美は他の合唱部員と共に壇上に並ぶと、美紗緒に合図を送る。 美紗緒は小さくうなずくと、ピアノを奏で始める。 「あれ……この曲……」 砂沙美は、この曲に聞き覚えがあった。 美紗緒が昔からいつも弾いていた曲。 砂沙美が何度も勇気付けられた曲だった。 これならきっと砂沙美も歌える。 美紗緒ちゃんの曲はいつも砂沙美の頭の中に……。 ううん、心の奥に残っているから。 砂沙美も参加し、本格的に合唱の練習を始める面々。 心配された砂沙美の歌も、それなりに上手く溶け込んでいるようだ。 一方、映美は気が散ってしょうがなかった。 とある一節に差し掛かると美紗緒がぴくっと反応し、チラリと映美の方を見るのだ。 最初は無視していた映美も、何度も繰り返されると流石に気に障ってくる。 ピアノの演奏が停止すると同時に、映美は美紗緒に詰め寄った。 「ちょっと天野さぁん!」 「ま、待ってよ委員長!」 砂沙美が慌てて二人の間に割って入る。 「邪魔しないで萌田さん! 天野さんだって言いたいことがあるならはっきり言えばいいじゃないのぉ!」 「み、美紗緒ちゃん……」 映美の剣幕を受け止めつつも、困ったような顔で美紗緒を見る砂沙美。 「あ、あのね……」 美紗緒は、おずおずと口を開いた。 「……あそこの音、違うと思うの……」 「えっ?」 「もっと高く、伸ばすように発声するべきなんじゃないかって……」 「…………天野さ―――」 「そうそう、俺もそこおかしいと思ってた」 何かを言おうとした映美に、部員の一人が割り込む。 それを皮切りに、他の部員達もワァッと言いたいことを言い始める。 「やっぱりそうだよな、気になってるの俺だけかと思ってた」 「映美ちゃんは声が大きいのはいいけど、ところどころ音がおかしいんだもの」 「でも委員長はおっかないからなかなか文句言えなくてさぁ」 「物怖じせずにちゃんと指摘した天野さん、偉いわ!」 「え、えっと……その……」 思わぬところで部員達に味方され、美紗緒はパニクってしまう。 「むぐぐ……あたしだって自分が下手なことぐらい分かってるわよ! だから天野さんに付き合ってもらって必死に練習してたんじゃない!」 映美は、美紗緒にキッと向き直る。 「天野さぁん!」 「は、はい……」 映美の強い語気に気圧され、思わず縮こまる美紗緒。 「今みたいにおかしい所あったら、ガンガン指摘しなさぁい! あたし、もっともっと上手くなって、天野さんを見返してやるんだからっ!」 言うだけ言うと、とっとと列に戻ろうとする映美。 美紗緒はそんな映美を、少し躊躇った後に呼び止める。 「……あ、あのっ!」 振り向いた映美を含め、みんなの視線が美紗緒に注がれる。 「そ、その……。あ、ありがとう……。 ずっと部活を離れてた私なんかの言葉を聞いてくれて……」 「なぁに言ってるの! そんなの当たり前でしょ!」 「えっ……」 「天野さぁん、あなたは合唱部の大事な一員なのよ! ちょっと来なかったぐらいでどうってことないわよ!」 「そうそう!」 「みんな天野が帰ってくるの待ってたんだぜ!」 「おかえり美紗緒ちゃん!」 口々に温かい言葉をかけてくれる合唱部の面々。 砂沙美は、そっと美紗緒に耳打ちする。 「……良かったね、美紗緒ちゃん。 みんな、美紗緒ちゃんのこと大事な友達だと思ってくれてたみたい」 「……うん」 「これからは、みんなでいっぱい笑えるね!」 「……うんっ!」 美紗緒は気付く。 自分はずっと臆病だった。 あんたなんか友達じゃないと言われるのが怖くて、 いつも他人の領域に踏み込めなかった。 でも、それは違った。 自分の心の蓋を開ければ、誰とでも友達になれる。 友達か否かを分けるのは他人じゃない、自分の心なんだ……! 何事も無かったかのように練習は再開される。 でも、少しだけピアノの音色が暖かくなった。 そう感じたのは、きっと自分だけじゃない……。 砂沙美は、そう思った。 「お疲れ様でーす」 部活の時間が終わる。 挨拶をして帰っていく部員達。 静まり返った部室には、砂沙美、美紗緒、映美の三人だけが残った。 「天野さぁん、今日ばかりは居残り練習に付き合ってもらうわよ! しばらく来なかった分の遅れを取り戻さなきゃならないんだからっ!」 「うん、分かってる」 映美に呼びかけに、美紗緒は笑顔でうなずく。 そんな美紗緒に砂沙美は耳打ちする。 「美紗緒ちゃん、本当にいいの? いくら合唱部に戻ったからって、委員長のワガママに付き合うことないと思うけど」 「萌田さぁん、聞こえてるわよぉ!」 「ううん、大丈夫……。だって、私と伊達さんは、友達だから……」 「……!」 「友達だから……私に出来ることなら、喜んで力になりたいの」 微笑む美紗緒。 「……突然、恥ずかしいこと言わないでぇ。さっ、練習を始めるわよぉ」 誤魔化す映美だが、まんざらでも無さそうだった。 「うん!」 「あたしも練習付き合うよ、美紗緒ちゃん!」 ピアノの音色と、二人の少女の歌声が重なる。 三人の居残り練習は、日が落ちるまで続いた。 「天野さんが言い出したのよぉ。 パパに作ってもらった曲があるから、合唱に使わせて欲しいってぇ」 「へぇ、そうなんだー」 教員に校舎から追い出されたことで居残り練習も終わり、 砂沙美と美紗緒と映美の三人は、適当におしゃべりをしながら家路を歩いていた。 「でも知らなかったな、あの曲に歌詞があったなんて」 「うん……ごめんね、内緒にしてて」 「ううん、別に責めるつもりで言ったんじゃないよ」 「本当は、砂沙美ちゃんには合唱が完成してから聞いて欲しかったの。 でも……砂沙美ちゃんと一緒に合唱できるなら、こっちの方が良かったかも」 そう言って顔をほころばせる美紗緒。 「でへへへ……砂沙美も美紗緒ちゃんと合唱するの楽しいよ!」 同じく、顔をとろけさせる砂沙美。 「あーあー、本当に仲が良いわねあなた達は」 そんな二人を、呆れたような目で見る映美。 「とにかく、明日からもビシバシ練習するわよぉ! 特に萌田さん、新入部員のあなたが一番の不安要素なんですからねっ!」 「ちぇっ、委員長には言われたくないなぁー」 「な、なんですってぇ!? 萌田さん、あなた新入部員の癖に―――」 「伊達さん、砂沙美ちゃんは私が責任持って練習させるから」 砂沙美の何気ない一言で頭に血が上り始めた映美を、美紗緒が制す。 「砂沙美ちゃん、土日は私の家に来て、一緒に練習しよーね♪」 「ええーっ、土日もーっ!?」 「うん!」 「……ど……土日はちょっと勘弁して欲しいかなー……なんて……」 「砂沙美ちゃん……」 美紗緒の全身から、にわかに健気ウェーブが放出されはじめた。 「砂沙美ちゃん……。 友達だから、一緒に強くなるって言ってくれたアレ……嘘だったの……?」 「う、うぐっ!!」 美紗緒に涙ぐんだ瞳で訴えかけられ、砂沙美の良心に多大なダメージが加算される。 「わ、わかったよ美紗緒ちゃん!! 土日もちゃんと練習するから、泣かないで!!」 (えへっ♪) 慌てる砂沙美に背を向け、笑顔で小さく舌を出す美紗緒。 こうしたズルさを体得することも、 彼女が強くなるためには必要なことなのかもしれない。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 休日。 美紗緒の家に集まり、一心不乱に練習に没頭する砂沙美と美紗緒。 砂沙美は歌を。 美紗緒はピアノを。 お互いに負けないように、高めていく。 そんな二人の様子を、魎皇鬼が温かい瞳で見守っている。 演奏に集中していると、美紗緒の脳裏に様々な記憶が蘇ってくる。 この曲を作ってくれたパパのこと……。 この曲が大好きだと言ってくれる砂沙美のこと……。 この曲で歌うことを選んでくれた合唱部のこと……。 いつも傍らで演奏の感想を聞かせてくれた留魅耶のこと……。 (……ルーくん……。ちゃんとお母さんに会えたかな……) その時、美紗緒はハッとして、あることを思い出す。 (お母さん……ママ……。……そうだ……そうだった……!) 突然、美紗緒は演奏を中断してしまう。 「どうしたの、美紗緒ちゃん?」 「……………………」 美紗緒は楽譜をたたむと、そっと胸に抱え込んだ。 「この曲……本当は、パパがママの為に作った曲なの……」 「えっ、そうなの?」 「でもね、作曲の途中で離婚しちゃったから、 それからパパは私のためにこの曲を完成させてくれたの……」 「そうなんだ……」 「……今思うと……まるで、この曲をママから奪っちゃったみたいで…………」 うつむく美紗緒。 「だから……あれ以来、パパの前でピアノを弾いた事が無かったんだと思う……」 「……………………」 美紗緒は黙り込んでしまう。 しばしの間、二人の間に沈黙が流れる。 そんな美紗緒の背中を、砂沙美がつんつん突く。 思わず美紗緒が振り返ると……砂沙美は何かを思いついたかのように笑っていた。 「ねぇ、美紗緒ちゃん! これから美紗緒ちゃんのママに会いに行こうよ!」 「えっ!?」 「それで完成した曲、それにいっぱい練習したピアノ、 ママさんに聞いてもらっちゃおうよ!」 「……うんっ、私……ママにこの曲を聞いてもらいたい!」 砂沙美の提案に、パァッと顔を輝かせる美紗緒。 「でも……ママが住んでる所が分からないわ」 「う~ん、電話帳で調べてみるとか?」 「あっ、おじいちゃんに電話してみれば分かるかも!」 「探偵事務所に依頼を……」 「霊界通信で……」 思いつく限りの方法で美紗緒のママを探してみる二人だが、 いくら調べても、手がかりすら見つけることは出来なかった。 「探偵事務所ってお金かかるんだなぁ……」 「おじいちゃんも、今は連絡がなくて分からないって……」 「うーん、何かいい方法ないかなぁ……」 途方にくれる砂沙美と美紗緒。 そんな二人を見かねてか、魎皇鬼がずいと身を乗り出してきた。 「……方法はある」 「ホント、リョーちゃん!?」 魎皇鬼はうなずくと、一回転して魔法のバトンを取り出す。 「そう、サミーの魔法だよ! 心と心を繋ぐサミーの魔法なら、きっとママさんの所へも……!」 「あ、そっか、その手があった!」 バトンを受け取ると、早速サミーに変身する砂沙美。 「えっ、何々、一体どうするの?」 「美紗緒ちゃんの演奏を『想い』という形に変えて、 コケティッシュボンバーに乗せて打ち出すんだよ。 美紗緒ちゃんがママさんを想う気持ちを魔法に込めれば、 きっとママさんの所へ届けることができるはず!」 「そんなこと、できるのかな?」 「砂沙美と美紗緒ちゃんが力をあわせれば、絶対できるよ!」 「……分かった、やってみる!」 相槌を打って、ピアノに向かう美紗緒。 「行くよ、美紗緒ちゃん!」 サミーは、プリティ空間を発動する。 広がった魔法の空間は、二人の少女の心を一つに繋ぐ。 『ママ……私……』 今になって、美紗緒の心に不安が現れる。 ママが……この曲を聞くことを望むだろうか? 『美紗緒ちゃん、恐れないで! 美紗緒ちゃんの中を全部、ママさんのことでいっぱいにして!』 『…………うん、そうよね…………逃げて後から悔やむのは、もう嫌だものっ!』 美紗緒は意を決して、演奏を始める。 指先から紡ぎ出されるメロディ、その一つ一つにママへの想いを籠める。 『ママ……ママ……。私、この曲をママに届けたい! だって……パパが作った曲だから……。 だって……ルーくんが褒めてくれた曲だから……。 だって……合唱部のみんなと一緒に歌う曲だから……。 だって……砂沙美ちゃんが大好きな曲だから……。 だって……私、この曲と一緒に強くなってきたから……。 だって…………大好きなママに、聞いて欲しいと想うからっ!!』 『……す、すごいパワー……これなら……!!』 サミーのバトンに、とても強いエネルギーが伝わる。 プリティ空間を通して伝わった、ママを想う美紗緒の心。 その心にそっと自分が美紗緒を想う気持ちを加え、サミーは叫ぶ。 「プリティー・コケティッシュ・ボンバー!!!」 サミーは部屋の窓から、力強い、そして優しいハートの魔法を空に向けて打ち放った。 『ピアノの音色』を載せたその魔法は、空を越えて、遠く遠く飛んでいく。 「ママに届くかな……?」 「届くよ、絶対!」 自分達の魔法を信じる二人の表情は、一切の曇りが無かった。 一週間後、美紗緒の元に絵葉書が届く。 そこには美紗緒のピアノを褒める言葉と、満面の笑みをたたえた母の姿が写っていた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「美紗緒ちゃん、良かったね。お母さんに気持ちを伝えられて」 美紗緒ちゃんに絵葉書を見せてもらった帰り道、 砂沙美と魎皇鬼は一緒に歩きながら色々と話をしていた。 「砂沙美ちゃんのおかげだよ。 美紗緒ちゃんがママを思う気持ちもモチロンだけど、 砂沙美ちゃんが美紗緒ちゃんを思う気持ちが強かったから、あの魔法は成功したんだ」 「えへへ」 褒められて悪い気はしない。 思わずニヤニヤしてしまう砂沙美を、微笑ましく見つめる魎皇鬼。 ―――ふと、魎皇鬼の表情に影が落ちる。 「ん……どうしたの、リョーちゃん?」 「ボク……砂沙美ちゃんが最初は魔法を使えなかった理由、今なら分かる気がするんだ」 「えっ? どういうこと?」 「ボクは魔法が人を幸せにするんだとずっと思ってた。 でも、それは間違いだったって、砂沙美ちゃんを見ていて気付いたんだ」 魎皇鬼は砂沙美をじっと見つめる。 砂沙美の目に映る魎皇鬼の瞳は、いつになく真剣で……どこか寂しげだった。 「魔法はまやかしの術だ。 魔法で人の夢をかなえても、真夜中の十二時がくればその夢は消えてしまう……」 「……………………」 「でも、砂沙美ちゃんが使う魔法は違う。 砂沙美ちゃんが誰かにかけた魔法は消えたりはしない。 砂沙美ちゃんの笑顔が誰かの心に灯した魔法は、その人の中でずっと生き続ける。 そう……砂沙美ちゃんは、最初から人を幸せにできる魔法を持っていたんだ」 魎皇鬼は悲しそうに首を振る。 「魔法は人を幸せにすることはできない……。 本当に人を幸せにできるのは、その人を想った心からの笑顔だけ……。 だから、砂沙美ちゃんにはボクの魔法なんて必要なかった……。 それなのに、ボクがそれを押し付けてしまった。 ボクは……いやジュライ人は……。 こっちの世界に、来るべきじゃなかったのかもしれない……」 魎皇鬼は唇をかみ締める。 そんな魎皇鬼に、砂沙美は首をぶんぶん振って答える。 「ううん、それは違うよ! リョーちゃんの魔法が無かったら、 砂沙美はきっと、美紗緒ちゃんの本当の気持ちが分からないままだったと思う。 ううん、美紗緒ちゃんだけじゃない。 魔法のおかげで、色んな人の心と触れ合うことができたの」 「…………でも…………」 「聞いて、リョーちゃん」 目を逸らす魎皇鬼を、今度は砂沙美がじっと見つめる。 「確かに、魔法は人を幸せにすることはできないかもしれない。 でもね、人と人の心を繋ぐことはできる。みんなを笑顔にするお手伝いができる。 砂沙美はそんな魔法が好き、大好き。 だから、今はプリティサミーになれて本当に良かったって思ってる」 「……………………」 魎皇鬼は、そっと視線を元に戻す。 砂沙美は優しく笑っていた。 その笑顔によって、魎皇鬼の心には何度目かも分からない魔法が灯る。 「……ありがとう、砂沙美ちゃん……。 ボクは、魔法の国の住人に生まれたこと……。 そして……プリティサミーのパートナーとなれたことを、心から誇りに思ってる」 そう言って、魎皇鬼は誇らしげに微笑んだ。 そしてどちらからともなく、その言葉は自然に二人の口からこぼれていた。 「『魔法があって良かった!」』 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「さて、今日も元気に行ってきまーす!」 「いってらっしゃい!」 今日も元気に学校に出発する砂沙美と、それを見送る魎皇鬼。 ピコン、ピコン、ピコン! 「むっ!?」 見送りを追え、寝っ転がってTVでも見ようかと思った魎皇鬼に異変が起きる。 やかましい警報音と共に、魎皇鬼の額のタトゥーが点滅していた。 「……そっか、もうそんな時期か……」 その現象の意味を理解すると、魎皇鬼は一人、物思いに沈んだ。 「砂沙美ちゃん……」 「あれ、リョーちゃんどうしたの?」 放課後、魎皇鬼が校門の前で待っていた。 彼がこうして砂沙美を待っているのは、しばらく無かったことだ。 「砂沙美ちゃん、人助けを……正義の魔法少女の使命を果たしに行こう!」 「え、どうしたの急に?」 「いいから!」 「……うん、分かったよ!」 今日の魎皇鬼は、いやに真剣に見えた。 砂沙美はそれに気付いたが、あえて詮索はせず、魎皇鬼に付き合うことにした。 砂沙美は後ろの美紗緒に振り返る。 「ごめん美紗緒ちゃん、発表会を控えてるのに悪いけど、 今日は合唱部は休むね。みんなにもよろしく言っておいて」 「うん、分かった」 「ごめんね、ありがとう!」 大きく手を振りながら駆け出す砂沙美と魎皇鬼を、 美紗緒は微笑みながら、そっと手を振って見送った。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ウチの猫が帰ってこねーんだ!」 ガラガラガシャーン 「ネズミに結婚指輪取られちゃったの!」 シュタシュタシュタッ 「おい、肉屋のロクさんと豆腐屋のギンさんがケンカおっぱじめたぞ!」 ドタゴタバッタン 「はぁっ、はぁっ・・・・・・」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― いつものお堂のテラス。 適度に人助けを終えた後、二人はそこで夕日を眺めていた。 「……なんか……あたし、全然成長してないような気が……」 抱いたバトンで肩をぽんぽん叩きながら、そうボヤく砂沙美。 「そんなことないよ。正義の魔法少女として、すごく立派になったよ」 「……………………」 今日の魎皇鬼は、さっきからずっとこんな調子だ。 妙に堅苦しく、いつものイタズラっぽいやんちゃな所はおくびにも出さない。 「……ねぇ、今日のリョーちゃん何かヘンじゃない? 急に使命がどうとか言い出すし、ヤケに砂沙美のことを褒めてくれるし……」 「…………それは…………」 魎皇鬼は少し言いよどんだが……意を決して、口を開く。 「……今朝、合図があったんだ。帰還魔法発動の合図が」 「それって……」 「儀式の期限が来たんだ。ボクは、ジュライヘルムに帰らなくちゃならない」 魎皇鬼は、そっと夕日を見つめる。 「帰還魔法の発動は日の落ちる頃。……そう、もうすぐだ」 そっと砂沙美に振り返る魎皇鬼。 「だから……最後にもう一度だけ確認したかったんだ。 ボクはプリティサミーという偉大な魔法少女と、共に戦ってきたんだってことを」 「……………………」 すがるような魎皇鬼の視線に対し、砂沙美の反応は薄かった。 「そっか、リョーちゃん帰っちゃうのか……寂しくなるなぁ……」 テラスに肘をかけ、そっと夕日を見つめる砂沙美。 寂しくなると言う割りに、その表情にはあまり動揺は感じられない。 ふと、砂沙美は何かを思い出したかのように口を開く。 「……そういえばリョーちゃん、善行ポイントって結局いくつになったの?」 「えっ、あっ、そういえば!」 魎皇鬼は慌てて手帳を開いて確認する。 「……10610ポイント……良かったぁ、目標達成してるよ!」 「……リョーちゃん、ひょっとしてポイントのこと忘れてたんじゃ……」 「うっ……」 「全く、しっかりしてよね」 「みゃ、みゃはは……」 笑って誤魔化す魎皇鬼。 そんな二人の下へ、誰かがやってきた。 「やっぱり、ここに居たのね」 「美紗緒ちゃん?」 やってきたのは、ちょっと心配そうな顔をした美紗緒だった。 「練習終わってから、急いで来たの。 魎皇鬼ちゃんの様子、なんだかおかしかったから……」 「ほら、美紗緒ちゃんにまで気付かれちゃってるじゃない!」 「うーん……」 そんなにボクって態度に出やすいかなぁ?と思いつつ、美紗緒に説明する。 「ボク……あの夕日が落ちたら、ジュライヘルムに帰るんだ」 「やっぱり……そうなんだ……」 美紗緒はきゅっと口元を結ぶと、魎皇鬼に向き直る。 「魎皇鬼ちゃん……私、あなたに言わなければならなかったことがあるの……」 「言わなければならないこと?」 「……………………」 美紗緒は…………深々と頭を下げる。 「今まで悪の魔法少女として迷惑をかけて……。 あなたのことを傷つけて……本当にごめんなさい……」 「……なんだ、そんなことか」 「そんなことって……」 魎皇鬼に怒声を浴びせられた時の記憶は、未だ美紗緒の中に鮮明に残っている。 しかし当の魎皇鬼は、さもどうでもいいことかのように振舞っていた。 「気にしないでよ。美紗緒ちゃんがいなかったら、 きっと善行ポイントの目標を達成することもできなかっただろうしね」 そう言っていたずらっぽく笑う魎皇鬼。 話しているうちに、彼らしい茶目っ気が表に出てきたようだ。 「も、もう……魎皇鬼ちゃんったら……」 ちょっと怒ったような顔をする美紗緒だが、 内心では魎皇鬼がもう気にしていなかったことに安堵する。 「……あ、そうだ」 何かを思い出し、神妙な顔になる美紗緒。 「あの……一つだけお願いを聞いてもらってもいいかな?」 「なんだい?」 「ジュライヘルムに帰ったら、ルーくんに……」 「あぁ……あいつ、絶対に美紗緒ちゃんのこと心配してるだろうから、 ボクが責任持って伝えておくよ。全く全然これっぽっちも心配御無用、ってね」 「ふふ……ありがと魎皇鬼ちゃん」 美紗緒は、そう言って微笑んだ。 そうこうしている内に、夕日は海の向こうへと落ちてしまっていた。 魎皇鬼の帰還魔法が発動しはじめる。 天から伸びた光の帯が、魎皇鬼の身体を包む。 「おわかれだ、砂沙美ちゃん……」 思わず目から涙がにじむ魎皇鬼だが、 笑って見送る砂沙美の顔を見て、グッと堪える。 「リョーちゃん、砂沙美が見てないからってダラけちゃ駄目だよ。 しっかり規則正しい生活を送って、 天地兄ちゃんみたいにカッコイイ男の人になってよね」 「カッコイイの基準が天地かよ。ボクは賛同できないね」 「ひっどーい、天地兄ちゃんに言ってやろー!」 「もしもまた天地の奴に泣かされたら言ってよ! ボクがぶっとばしてやるから!」 「あはは……その時はよろしくね」 いつもの調子で軽口を叩きあう二人だが、 これから魎皇鬼が大人になると、もう二度と地球にやってくることはできない。 つまり、二人が今後再開することもない。 これが今生の別れになるのだ。 そう考えてしまうと、もう駄目だった。 魎皇鬼の瞳から、一気に涙が溢れてくる。 「くぅ……に、似合わないな、こんなの……。 男は泣いちゃダメだって、姉さんから教わってたのに……」 「リョーちゃん……」 「ヤだよ……ボク、砂沙美ちゃんと離れたくないよ……!」 涙と共に、抑えていた感情が溢れる。 「……リョーちゃん、このバトンを見て!」 「えっ……?」 そんな魎皇鬼の眼前に、 砂沙美は魔法のバトン―――プリティサミーのバトンを突き出してみせる。 「ジュライヘルムに帰っても、これだけは忘れないで! どんなに離れてたって、リョーちゃんは砂沙美の……。 魔法少女プリティサミーの、最高のパートナーだってこと!」 そう言って、砂沙美は力強く笑った。 「う……うん……。ボクたちは……ずっとずっと、死ぬまでパートナーだっ!」 砂沙美に負けじと、涙を拭って魎皇鬼は笑った。 その次の瞬間、彼の身体は光に包まれ、天の向こうへと消えていった。 魎皇鬼が去った後……砂沙美の頬には、そっと二筋の水滴が流れた。 「砂沙美ちゃん……」 「……え、えへへ……砂沙美が泣きじゃくって、 リョーちゃんが帰り辛くなっても困るもんね……」 空を見上げながら、あくまで笑顔を作ろうとする砂沙美。 しかし、その眉はプルプル震えている。 「でも、リョーちゃんはちゃんと帰ったから……。 ちょっとぐらいなら……泣いてもいいよね」 「うん……砂沙美ちゃん、とっても立派だったよ」 美紗緒は微笑みながら、砂沙美に向かって両腕を開く。 「ありがとう……美紗緒ちゃん……」 誘われるまま、砂沙美は美紗緒に抱きつき、泣き濡れた瞳を美紗緒の肩に埋める。 泣き声は、上げなかった。 「……よっし、いつまでも泣いていられないぞ!」 袖でゴシゴシと涙を拭った砂沙美は腕をまくる。 「これで魔法少女の使命は終わったけれど、 今の砂沙美には合唱部の発表会を成功させるという使命があるんだもんね!」 「うん、また明日から頑張ろうね!」 決意を新たにし、家路に着こうとする二人。 その時……。 『どろぼーーーーッ…………!』 二人の居るテラスに、女性の悲鳴が聞こえてきた。 ここは丘の上なので、風に流された音がここまで運ばれてくることがままあるのだ。 「泥棒!? 大変、懲らしめなきゃ!」 「待って砂沙美ちゃん、もう魔法少女でもないのに無茶は……」 そこまで言って、二人は傍と気付く。 「……あれ、そう言えばこのバトン……」 魎皇鬼が回収し忘れたのか、砂沙美の手には魔法のバトンが収まったままだった。 思わず顔を見合わせる砂沙美と美紗緒。 「……えへへっ」 「……うふふっ」 二人は同時に笑った。 故意か過失か知らないが、あるものを利用しない手はない。 「プリティミューテーション・マジカルリコール!!」 光に包まれ、砂沙美はプリティサミーに変身した。 お馴染みの決めポーズ、そしてもう何度言ったか分からない決め台詞! 「正義も恋も友情も、サミーにおまかせっ!!」 正義の魔法少女・プリティサミーの活躍は、まだまだ終わらないようだ。 魔法少女プリティサミーCB コツコツ社会貢献!編 ~ 完 ~ エピローグ ジュライヘルムに帰ってきた魎皇鬼は人間の姿に戻り、女王の前で跪いた。 「女王様、使命を果たしてただいま戻りました」 「本当に地球の善悪バランスを戻すことに成功するなんてねー。 やるじゃない、魎皇鬼。正直言ってアンタには絶対無理だと思ってたわ」 ジュライヘルムの女王である赤髪の女性は、 褒めてるんだか貶してるんだか分からない言葉で魎皇鬼を労った。 それからしばらくは女王の自慢話みたいなものが長々と続いたが、 どうでもよかった魎皇鬼の耳には入っていなかった。 「……なぁ、魎皇鬼」 女王の間から出来てた魎皇鬼を、脇から呼び止めたのは留魅耶だった。 「あぁ、留魅耶。無事だったんだ」 「いや、全然……」 留魅耶は痛みに顔を歪めながら自分の頭をさすってみせる。 母である女王にこってり絞られた結果のタンコブは、まだ完全には直っていない。 「ともかく、お役目ご苦労さん」 「いやいや、はっはっは、ボクみたいな天才魔法少年にかかれば大したことないよ!」 女王の前では我慢していた分、魎皇鬼は思う存分ふんぞり返った。 「で、何か用? ボクの活躍を称えたかっただけ?」 「いや、それは……その……」 留魅耶は何とも言いにくそうだったが……それでも、そっと訊ねてくる。 「あのさ……。美紗緒、あの後どうしてた?」 「……………………」 どう答えるべきか少し迷った後……魎皇鬼は、自分が見たままの事実を述べた。 「いっぱい、笑ってたよ。砂沙美ちゃんと一緒に」 「……そっか…………良かった」 留魅耶は、そっと笑った。 本人すら気付いていなかったことだが……。 事故で地球に飛ばされて以来……。 彼が笑顔を見せたのは、これが初めてのことだった。