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作品名(内容を表すもの):投下された方のレス番 の順に内容を表示して掲載させていただきます。 失明したフラン(レミリアいじめ含):6スレ589 第一回!緊急おぜうさまカリスマ持続会議!!:7スレ224 紅魔館は今日も平和:8スレ35 美鈴がクビになる:8スレ159 グロ注意 LUNATIC DAWN:13スレ835 カレー:14スレ679 「幻想郷の維持」ということ:15スレ873 月の狂気:19スレ923 レミリア いぢめ:22スレ521 レミリアの運命操作もの:22スレ636 カリスマクイズ!紅魔郷 その1 24スレ177 カリスマクイズ!紅魔郷 その2 24スレ177 当主フランドール フランの命とレミリアの責 26スレ167 なっとう:27スレ845 缶詰の日々:33スレ234 紅魔館の光:35スレ218 紅魔館の反乱:35スレ764 破壊の少女と隙間妖怪(前) 35スレ916 破壊の少女と隙間妖怪(後) 35スレ916 運命を弄んだ結果(未完)
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Blu-ray おねがい☆ティーチャー / ツインズ 特別編 初回限定生産 Blu-ray発売日:3月26日 Please!10周年記念 「おねがい☆ティーチャー」・「おねがい☆ツインズ」を井出監督による新解釈で再構成! 2013年8月18日に開催されたイベント「summer wind」キャストパートも収録したファン必携の記念アイテム! 10年経っても色褪せない名作「おねがい」シリーズの最新アイテム! 初回限定生産なので買い逃さないでくださいね! 最優先事項よ! 2003年7月放送開始。2012年3月23日、Blu-rayBOX発売。おねがい☆ティーチャーのシリーズ続編。 http //www.please-please.jp/one2/index.html 監督 井出安軌 脚本 黒田洋介 キャラクター原案 羽音たらく キャラクターデザイン 合田浩章 メカニックデザイン 渡辺義弘 美術監督 佐藤豪志 美術基本設定 須江信人 色彩設計 渋谷圭子 撮影監督 わたなべぢゅんいち デジタルオーサリング 田中恒嗣 3Dモデリング 福島秀機 音響監督 菊田浩巳 効果 浦畑将、上田文子 録音エンジニア 蝦名恭範 アシスタントエンジニア 田中文章 音楽 feel、細井聡司(hosplug)、ZIZZ 設定制作 米田和博 アニメーション制作 童夢 プロデュース協力 ジェンコ 脚本 黒田洋介 絵コンテ 八谷賢一 野中卓也 くるおひろし 米田和博 井出安軌 蒼井啓 あおきえい 菅沼栄治 演出 八谷賢一 野中卓也 くるおひろし わたなべぢゅんいち 菅沼栄治 小川浩司 あおきえい 作画監督 奥田淳 山下祐 きみしま幾智 大河原晴男 合田浩章 山元浩 坂田理 ■関連タイトル おねがい☆ツインズ Blu-ray Box Complete Edition 初回限定生産 Blu-ray おねがい☆ティーチャー / ツインズ 特別編 初回限定生産 おねがい☆ツインズ オリジナルサウンドトラック集 イメージヴォーカルアルバム 『Esquisse』 イメージサウンドトラック~Soleil~ オフィシャルファンブック Lien みずほ先生とはちみつ・ツインズ ドラマアルバム1時間目 いちゃいちゃツインズ おねがい☆ツインズビジュアルコレクション―メガミマガジンスペシャルセレクション おねがい☆ツインズ CD-BOX 期間限定盤 コトブキヤ 宮藤深衣奈 水着版 1/7PVC塗装済み完成品 Wave 小野寺樺恋 1/8スケールPVC塗装済み完成品 おねがい☆ティーチャー・おねがい☆ツインズ コレクト800 お願い☆温泉コレクション フィギュア・ホビー:おねがい☆ツインズ コミック版 あきかん/おねがい・ツインズ 1巻 小説 雑破業・羽音たらく・合田浩章/おねがい☆ツインズ〈1〉一人と二人
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レミリア7 7スレ目 955 あれ、レミリア様。お一人でお酒を飲むなどめずらしい 「ええ、咲夜は 952の相手をすると言って席を外しているわ。相変わらず素直じゃない子なんだから。」 そうなんですか、同僚として冥福を祈ってます。それでは私はこれで 「あら、どこに行くのかしら。あなたは私の酒の相手をするのよ。咲夜がいなくて物足りなかったし。」 え゙!私が酒にめっぽう弱いことはレミリア様もご存じでしょう。 「だからよ。あなた私の眷属のくせに酒に弱いんですもの、スキマの式や白玉楼の料理人を見習いなさい。私が馬鹿にされてしまうわ、それに…。」 それに? 「それに私だって愛しい人と長い時間晩酌したいとおもったっていいじゃない…。」 む、敬愛する主人にそこまで言わせて断るのは使用人の、もとい恋人の名折れだな。わかったよ、今宵は朝まで付き合うさ。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 8スレ目 86 コンコン ○「はーい、どなたですか?」 レ「私だけど少しいいかしら?」 朝食を食べて一心地ついている所に俺の恋人であるレミリアが突然やってきた ○「レミリア?お前が朝から来るのって珍しいな、しかも咲夜さんは一緒じゃないのか?」 そう、彼女は闇の住人である吸血鬼、本来なら夜に活動し、朝は眠っている たまに昼間で歩く時もあるがそれでも朝起きていることはほとんどない レ「ちょっと咲夜には……他の皆には内緒の話がしたくて」 ○「ふーん、そういやなんか顔色悪いな、大丈夫か?」 レ「え、ええ、ありがとう心配してくれて」 ……なにか変だ、妙だ、おかしい、咲夜さんを連れず朝から家に来ることも十分変で妙でおかしいが レミリアが素直に感謝の言葉を言うなんて絶対なにかある 顔色が悪いことに何か関係しているのか? ○「なあレミリア、単刀直入に聞こう お前何か俺に隠し事してないか?」 レ「……隠して、ないわ」 ○「態度でばればれだ、まあ俺は頼りないし、弱いし、お前の支えになれてないし 畜生、自分で言って悲しくなってきた……」 レ「そんなことないわ、貴方がいてくれるだけで私は……」 そういうとレミリアは下を向いてしまった なにか変だと思ってたが今日のレミリアは妙にしおらしいのだ いつもだったらしっかりしろだろの言うのに今日はそれがない そんなレミリアの様子を見ながら俺はレミリアにもう一度何があったのか聞いてみた ○「なら、隠し事せずに喋ってくれるか?」 レ「その……子供が出来たみたい」 ○「……………why?」 レ「だから子供ができたのよ!当たり前だけど貴方の子供が!」 ○「そ、そうか子供か、だから顔色悪かったんだな で、他に知っている人いるのか?」 俺は努めて冷静に聞き返した、今俺まで混乱してはレミリアが不安がる レ「……永遠亭の薬師ぐらいしか知らないわ、今日吐いて もしかしてって思って何も言わず館を出てきたから ○「そうか……で勿論産むんだろ?」 レ「産んでも、いいの?私は吸血鬼なのよ」 ○「わざわざ聞くこうなことでもないだろう、だって俺はレミリアを愛しているんだからな」 レ「○○……ありがとう」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 8スレ目 162 すっかり日が暮れた川原に一人の男が座り込んでいた 先ほどからため息しか吐いてないところから見るに落ち込んでいるようだった 「はぁ・・・」 またため息を一つ 「知ってる?ため息を吐く度に幸せが逃げていくのよ?」 「!?」 そこには一人の少女が、いた 「お嬢ちゃん・・・じゃなね、同類かい?」 「私や妹以外の吸血鬼なんて久しぶりに見たわ」 「なり立てでね、ちょっと腐ってる部位もあるが気にせんでくれ」 男の身体からは僅かだが腐敗臭がすることから出来損ないである事が解かる 「何故そんなに落ち込んでいるのか・・・話してくれる?」 「えっと・・・好きな女がいたんだよ、でも吸血鬼だって知ったら逃げちまった、簡単に言うとこんな所」 「ふーん人間に恋したの?」 「ああ、俺だって最近まで人間だったんだ、人間に恋しても可笑しくはないだろ?」 自嘲気味に笑って見せるが少女はただ聞いている 「初めは殺そうと思ったわ、でも今は少し興味がわいた」 「ん?何の話だ?」 「私の館に来なさい、こき使っていや、面倒見てあげるわ」 少女は立ち上がって男に向って手を差し伸べた 「こき使うとか聞こえたんだけど気のせいかな?」 「来るのか来ないのか、此処で死ぬか、今決めなさい」 偉そうな少女は紅い眼を輝かせて選択肢のない選択肢をいいはなった 「・・・俺の名前は○○ってんだ、まぁ・・・よろしく」 偉そうな少女の手を握り返し立ち上がった、手は暖かかった 「私はレミリア、レミリア・スカーレットよ、レミリア様と呼びなさい」 ○○はこの先白黒や赤白やパッドやら引きこもりやらに大変な目に合わされるとは夢にも思わないのであった ─────────────────────────────────────────────────────────── 8スレ目 474 レ「今日は何の日か分かる?○○」 ○「何の日って、十三日の金曜日だろ?」 レ「そうよ、すなわち悪魔の日でもあるわ」 ○「何そのこじ付け、そもそも悪魔じゃなくキリスト教徒にとって忌むべき日じゃね?」 レ「吸血鬼である私にとってキリスト教徒は敵よ! つまり将来私の夫で吸血鬼になる○○にとっても敵ということになるわ!」 ○「ふーん…………はぁ!? お前今なんつった!?」 レ「だからキリスト教徒は敵」 ○「その後ろ!俺の耳が確かなら夫になって吸血鬼になるって聞こえたんだけど……」 レ「確かに言ったわ、それが何か?」 ○「いつの間に決めやがったコン畜生」 レ「そんなの最初からよ」 ○「……は?」 レ「○○に初めて会ったときに決めたのよ『ああ、この人間は私の夫になるわね』って 漠然とした感じだけどね」 ○「その…なんだ、『視』えたってことか?」 レ「違うわよ、単なる私の一目ぼれ それで?返答はどうなの?」 ○「へ、返答って?」 レ「私は告白したわよ、だからその返答が聞きたいわ まあどう答えようが○○の運命はもう私の手の中だけどね」 ○「なんじゃそりゃぁーーーーー!!??」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 8スレ目 702 「ねぇ○○、私が貴方を本物にしてあげようか?」 いきなり呼ばれたかと思うと、いきなりわけワカメ 「本物・・・?」 「本物の吸血鬼にって事よ!なりたくないの!?」 ああ、そういうことですか、てっきり本物の男にしてくれるのかと 「・・・今はいいです、JOJOになって行こうと思います」 「せっかく役に立つと思って拾った眷族が!腐った死体で!再生も出来ない出来損ないだからこんな事を言ってるのよっ!!」 あー・・・言い返せないなぁ、腐敗はもうないけど、再生も出来ないし能力もそのままだし これじゃ日の光に弱い人間だもんなぁ、再生は出来ないけど接合治癒は出来るよ!? 「ははは・・・返す言葉もありません」 「・・・もういいわ、下がりなさい」 「はい、失礼しました」 ナイーブな俺は傷ついて家出しようと玄関を開けようと・・・灰になりかけて断念 「本物の吸血鬼か、面倒な」 「そんな貴方に!」 「うぉう!??パチュリー様!?」 「おっす!おらパチュリー!・・・ごほん、そんなに落ち込んでどうしたの?」 す、すべったーしかも自分でスルーですか 「え、ええかくかくしかじか」 「ふーん、レミィも酷いのね、こんな可愛い子を」 いきなり首筋をペロッと舐められた 「うひゃぁぁ!」 「うふふ、前に言ったでしょ?私の僕になりたかったらいつでも来なさいって」 これは・・・危険なかほりがする →逃げる 逃走 パチュリー様!もっと踏んでください!! 「失礼しましたっ!」 とりあえず逃げた 逃げた先、偶然か必然か、レミリア様の部屋の前だった しかも丁度レミリア様が出てきたし 「tgyふじこl;」 「何あわててるのよ、そんなに私が怖いかしら?」 しまった怒らせたorz 「まったく、私も貴方が憎くて説教してるわけじゃ無いのよ?貴方の事が大好きだからもっとよくなってもらおうと」 「だ、大すk!?そ、それはラヴですか!?ライクですか!?」 ドグォ!!痛恨の一撃、○○は心が砕けた、目の前が暗くなった 「そんな事・・・言わせないでよバカ」 頬を紅く染めて、ちょっと拗ね気味に・・・最高だ、可愛すぎるぜご主人さ、ま あーあ意識が戻ったらへんじをしなきゃー ○○が残った意識で考えたのは「結婚式は教会じゃできない」だったらしい ─────────────────────────────────────────────────────────── 8スレ目 908 「来ないで。」 レミリアが叫んだ。 「あなたが来てなんになるというの。」 冷徹な事実。僕はあまりにも弱い。 「敵は強大、勝ち目など無い。あなたは今すぐ逃げて。」 「君を置いて逃げられるものか。」 そう言ったとたん、レミリアの表情が険しくなる。 「何を勘違いしてるのかしら? 」 夜の王が持つ威圧はあらゆる物の畏怖を呼び起こす。 「まさか、愛してるなどというのではないでしょうね。もしそんな感情を抱いてるとすれば それはまやかしよ。」 「人と妖怪の違いなど僕は気にしない。」 「そんな事ではないわ。私は吸血鬼。たとえ死しても産土、貴方達の言う所の邪な土の元で 、吸血鬼となった時に定められた定常状態へと回帰するだけ。そもそも生き物じゃない。」 「それでも、回帰するのは定常状態へ、だ。」 必死で訴える。 「僕の愛する君は、君の記憶は、君が死ねば失われる。それは生きてるという事にはならないか。」 レミリアはうつむいている。 「二人で逃げよう。紅魔館は、落ちたんだ」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 9スレ目 171 ○「・・・なにやってんのレミリア」 レ「・・・咲夜に言ってよ、私が誰かと会うたびにああしてるんだから」 ○「そ、そうかじゃあどこ行こうか」 レ「久しぶりに○○の家に行きたいわね」 ○「それならタイミングよくいい紅茶の葉っぱが手に入ったんだ」 レ「あら、それは楽しみね」 ○「んじゃ行こうか」 レ「・・・・・・」 ○「・・・・・・」 咲「・・・・・・」 ○「なんで咲夜さんまで付いて来てるの?」 咲「貴方がお嬢様に(バキューン!!)や(ズキューン!?)なことをしないように見張る為よ」 レ「恋人同士なんだからいいでしょうが!」 咲「そ、そんなお嬢様は私の愛がいらないというのですか!?」 レ「変愛はいらないし少なくとも今はいらないわね」 咲「ガーン!?」orz ○(いま口でガーンって言ったぞこの人) レ「さ、ほっといて行きましょう○○」 ○「ほ、ほっといていいのか!?」 レ「い い の よ」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 9スレ目 299 「○○ーちょっと手伝ってくれない?」 「何ですかレミリア様・・・地下室?」 大理石かなんかの重い扉を片手で軽くあげてみせる 床をめくって現れたのは地下室への階段 「ワインセラーよ、ちょっと急にお金が必要なのよ、それで」 「ワインを売ろう、というわけですな」 地下にには結構な・・・カビくせぇorz 「このメモに書いてある名前、年号、の奴を探して頂戴、見つけても触るんじゃないわよ」 「かしこまりました」 暗い、臭い、湿っぽい気がする ~青年捜索中~ 「これで全部ね、お疲れ様」 「しかし・・・売ったらそんなにお金になるんですか?」 「2~3億ぐらいには」 しんだ、一般市民には縁のない桁でですね、あはははは 「そしてこれは・・・あなたのワインよ」 年代が書いてる・・・俺が生まれた年のワインだ 「今日は特別、私と同じ席で」 「あ、ありがとうございます」 「それじゃあ早速飲みましょうか」 つれてこられたのはレミリア様の部屋 初めて入ったが・・・まぁなんと豪華な事 「其処に座りなさい」 椅子は二つ、待っていたかのようでちょっと驚く グラスに注がれる真紅の液体、ゆらゆらと、ゆれる それを口にしたとたん、周りがゆれる、ゆれる 「ぐ・・・あ」 血を飲んだ様な気がして、体が過剰に反応してしまった 「ちょっと大丈夫!?」 「だ、大丈夫です」 そういえば血飲んでないなぁ、生きちゃ居るから問題ないんだろうけど 「・・・○○、ちょっとコッチに来なさい」 「は、はい・・・?」 レミリア様の隣へ、正確に言うと行こうとした、だ ワイングラスが割れた、幸い中身は入っていなかったので 「レ、レミリア様!?大丈夫で「怪我したわ、指の先を切ってしまったようね、うっかりだわ」 「レミリア様?」 ガラス片で怪我するなど、おかしい そして傷が治らないなんておかしい レミリア様は血の滴る人差し指を、俺に 「舐めなさい」 「へ?」 「さっさと舐めなさい、怪我したら舐めて治すのが鉄則でしょ」 わけワカメな事を、しかししょうがないし逆らいようもないのでとりあえず おそるおそる、指を、くちにふくんだ 「・・・ありがたく思いなさい、私の血液を飲めるなんて、これであなたも半人前ぐらいにはなれるでしょう」 「レ、レミリア様・・・」 「自分じゃ平気だと思ってるかもしれないけど、もうだいぶ血を飲んでいないでしょう?貴方に死なれちゃ困るわ」 「あ、ありがたいお言葉ですが・・・俺みたいなのなら居ても居なくても・・・」 普通ビンタだと思う、俺の場合グーでアッパーだった 「バカッ!彼方が、彼方じゃ無いと・・・私はいやなんだから」 「レミリア様・・・それは・・・どういう風に受け取れば宜しいのでしょうか?」 「知らないわよ!自分で考えなさい!」 そっぽ向かれてしまった、後ろからでも真っ赤なのが解るけども 後ろから抱きしめてしまいたい所だが・・・命は惜しいしなぁ・・・う~ん 「レミリア様・・・失礼します」 後ろから、そーっと抱きしめてみた 特に反撃等は無いので安全と確認 「レミリア様・・・」 「今は・・・今はレミリアでいいわ」 甘い甘い、午後の一時 特に何かするでもなく、ただずっと、ずっと抱きしめていた、それだけでも、十分 後日レミリア様(レミリアって呼んだら怒られた)になんで血を飲ませてくれたのか問うたら 「だって、私の未来の旦那様がいつまでも出来損ないじゃ困るでしょ?」 だってさ、こりゃあ・・・死なないといいなぁ俺 ─────────────────────────────────────────────────────────── 9スレ目 372 「○○?」 「? 何でしょうか、御嬢」 「ほら、外」 「外……? あぁ、良い満月ですね」 「でしょう? 貴方がやってきた時の夜を思い出すわ」 「あの時も満月でしたか? 記憶にございませんが」 「そうだったのよ。私はよぉく覚えてるけどね」 「それは失礼。御嬢との出会いの記憶を忘れるとは、仕える者としては三流以下ですな」 「本当にね」 からかう様にレミリアは笑う。 「○○、外に出るわよ」 「どちらに?」 「庭で紅茶でも。用意しといてちょうだい」 「畏まりました」 「どうぞ」 「ありがと、○○。……咲夜のとはまた別な味ね」 「それは褒めていらっしゃるのか貶していらっしゃるのかどちらですか」 「褒めてるのよ。不味いとは言ってないでしょ」 「成程。失礼致しました」 「ねぇ、○○。貴方もどう?」 「御付き合い致しましょうか?」 「私はどう? って聞いてるの。質問を質問で返さないで」 「貴方は私の主でしょう。貴方の決定に私は全て従いますよ?」 「だから私は紅茶を飲みたいのか飲みたくないのか答えなさいと命令してるの」 「これは一本。では、折角ですし頂きます」 「血は?」 「結構です」 「私の愛は?」 「要りませ、……。御嬢?」 「愛が入れば紅茶も美味しくなるんじゃない?」 「いや、それはどうか存じませんが、愛とは」 「あぁ、言おうと思って忘れてたけど眷属になる気は無い?」 「あ、あの、御嬢?」 「更に言うの忘れてたけど、拒否権は無いわ」 「お、御じょ」 かぷ その日、一人の人間は吸血鬼になりました 館の住人に振り回されながらも執事は続けているそうです ─────────────────────────────────────────────────────────── 9スレ目 999 10スレ目 46 >レミリアの半分のデレって誰に向けられてるんだ? では、未公開レミリアデレ分をどうぞ ()内はレミリアの内心です 「遅いわね○○。 よほど死にたいのかしら」(なによ、ずっと待ってたのに○○のバカッ) 「は、も、申し訳ございません!!」 レミリア様は、その細い指で俺の胸元から首筋までつつぅ…と撫で上げた いつでも俺の首を刈り取れるその体勢に、俺の本能が警鐘を鳴らす 「それで、どんな愉快な言い訳を聞かせてくれるのかしら?」(あぁん! その表情ゾクゾクしちゃうぅぅ!) 「それが、その……先ほどパチュリー様と交戦なされたため、負傷が癒えるまで入るべきではないと咲夜様が…」 「見くびられたものだな。あの程度の傷なんともないわ」(治る前に○○に手当てさせたかったのにぃ! 咲夜のバカァ!) あぁ、恐ろしい。レミリア様がお怒りになっておられる。 俺は、ただひたすらに地面にキスするほど頭を垂れ、許しを請いた。 「まぁいい。顔を上げろ。お前のような下衆に礼儀が解るなどと思ってないわ」(かわいいっ!でも顔が見えないっ!上げさせちゃえ) 「はっ!慈悲深き御言葉、ありがとうございます」 「では、着換えを持て」(○○に選んでもらうパジャマ~♪) 最初の難関だ。 レミリア様のお気に召さないものを選んだら最後、俺の命はそこで終わりだ。 迷った末、純白のネグリジェを選びレミリア様の御覧頂く。 「ふん、変わり映えしないな。 まぁいい。 着換えさせなさい」(○○は白系が好みなのねぇ。 さて、着換えさせてね♪) 決して不快感を与えぬように、そして飽きるような時間を与えることがないように素早く 指から血が滲むほど練習した手順を踏み、お着換えいただく。 「あぁ、今日は肌着も替えなさい」(そういえば、パチュリーに焦がされたのよね。お気に入りだったのに。クスン) 「は、肌着も…でございますか?」 「何を躊躇う? 奴隷ごときに肌を見せることを躊躇う王がいるものですか 早くしなさい」(やぁん!恥かしがる○○かわいすぎっ!) 決して失礼がないように、これも手早く済ませなければならない。 ミスをする恐怖で吐き気を感じながら、素早く行なう。 「ふん、手際が悪いな」(うぅっ!手がプルプル震えてる……かわいぃぃ) 次は、いつも通りレミリア様を寝所にお運びする。 俗に言うお姫様抱っこ、という奴なのだが羽がある分コツがいる。 横には持てないので、ローゼンメイデンの真紅のような抱き方をしなければならない。 「今日は、どんな戯言を寝物語にしてくれるのかな?」(○○のお話~♪) 「き、今日はデビルマンレディーというお話をさせて頂こうと思います」 「安直な題名だな」(どきどきわくわく) ~~~ 「そこで!彼女はカッターを敵に向けて―…!」 「そ、それで!それでどうなるの??」(「はっ!安直な展開だな」<と、言っているつもり) 「レディーは神の使いに向け、カッターを放つのです! そして吸い込まれるようにその羽根を絶ち、戦いに勝利するのでありました!!」 「やっと、レディーが勝利したのねっ……!!」(「つまらん話だ。 眠気を誘う」<と、言ってるつもり) あぁ、今日も何とかご満足頂けた。 明日も、というこぁとの約束は果たせそうだ。 「ところで○○、最近小悪魔と親しくしているそうね?」(これからよ……) 「は、そ、その、それは……」 「実は最近あなたに飽きてきてね。 代わりを小悪魔にしようと思っているのよ」(う・そ・よ) 「そ、それだけは……私はどうなってもいいから彼女だけは…っ!!」 「王に指図する気か? まぁそれを望まぬなら、私に飽きられないようにしなさい」(あなたは小悪魔を通して、心から私だけの奴隷になるの。 小悪魔はあなたを縛り続ける鎖よ。なんて素敵な関係なのっ!) あぁ、こぁのために、俺はこの恐ろしい悪魔相手に生き続けなければいけないらしい。 「では、○○の忠義を試そうかな? 私に接吻してみなさい…小悪魔の前で、小悪魔にするように。 面白い余興でしょう?」(虐めるついでにキスしてもらえるなんて、最高の思いつきよね?!) 「―――……はい。仰せのままに」 俺はもう、この支配から抜け出せない。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 11スレ目 136 深夜 紅魔館 レミリア自室 今日も彼がやって来る。 私に血を提供するために。 「失礼します」 来たわね。 ずいぶんと遅かったじゃない? 咲夜に呼ばせるまで来ないなんて。 吸血の時間だというのを忘れていたのかしら? 「申し訳ございません、主」 まあいいわ。 思えば今日が初めてね、あなたが時間内に来なかったのは。 …別に攻めているわけではないわ。 あなたにしては珍しいと思っただけよ。 「……………」 あの時からもう数ヶ月、か。 あなたも酔狂な人間ね。 望んで私に仕えたいなんて。 ただの、なんの変哲も無い人間が…呆れるわ。 「しかし、こんな私でも仕えることをあなた様は許してくださった。私にとってはそれが全てでございます」 本当に嬉しそうに言うわね。 笑顔まで浮かべて、まったく…あなたは本当に理解できないわね。 「そうですか。しかし、例え私が最期を迎えてなお主に理解されずとも、私はあなた様に仕えることができるだけで十分です」 …仕える、か。 それよりも、早く血を吸いたいのだけど。 「承知いたしました」 もう少し屈みなさい。 そう、そのくらい。 「っ……!」 んっ、ふ、ちゅぷ、ちゅう。 ぷはっ。 ふう、美味しかったわ。 でも…もしあなたが私のことをもっと恐れるようになったら、どれ程この血の旨味が増すのかしらね。 「残念ですが主、それは無いと思われます。 私はあなた様を畏れることはできても、あなた様を恐れることはできません。 私が主に吸血されるときに感じる恐怖自体は紛れも無く人間、もとい生き物としての本能です」 っ…!果たしてそうかしら? 「がっ!ある…じ…。一体…何を(怒っている?)」 あなたが本当に私自身を恐れることが無いか、ためさせてもらうのよ。 あなたはどこまで耐えられるかしら? 人間がその言葉を口にしたからには覚悟を決めなさい。 「ぐっ(痛い。さっきの吸血とは違う、乱暴な吸血だな)」 ん、んく、んく、ふ、う、ん、んぅ―――― 「あ…ぐ…(まずい、血の減りが早く感じる。意識も…朦朧として…きた)」 (おかしい、血の味が変わらない。まさか、本当に恐れていない?) (そんなはずは無い。人間なら、生きるものならば、私を…) 「(主…そんな…に、一生…懸命、俺の血を…吸われて)可愛…い」 んっ!!? ぷはっ! か、か、可愛いっ!? 何を馬鹿なことを!! 「え…?お気に…障りましたか…?」 気に障るも何も、自分が危うい状況で何をいいだすのよ! 本当にもう、あなたという人は! 「失礼しました。お気になさらずに吸血を…続けてください」 …あなたは自分の死が怖くないの? 望んで吸血されたいなんて。 「怖くないといえば嘘になります。しかし、主のお役に立てるのならば私は例え血袋や捨て駒でも構いません」 「少なくとも、それほどの覚悟で私はあなた様に仕えております」 …………。 (彼ならこういうと思っていた…) (彼が初めてここに来てから、私はずっと…) (何故、いつも私を狂わせるの?) (何故、いつも私の思い通りにならないの?) (私はこんなただの人間に…何を期待しているの?) 「?吸血なさらないのですか?」 興が削がれた。 もういいわ。 それより、二つ聞きたいことがあるの。 「はい、何でしょうか?」 あなたはどうして、私を疑わないの? 何故、私を恐れないの? 「ええと…。一つ目は単純に、私が仕えるべきお方だと認めたからです。自分が一度信じ続けると決めた者を疑いたくはありません」 「二つ目は、……もしかしたらまたお気に障るかもしれませんが、主従と言う関係以外で、あなた様が大切な存在であるからです」 っ!! それって、つまり……。 「それ以上は言えません。私と主はあくまで主従の関係。それだけは裏切れません。…やはり、さっきの言葉は取り消します」 待ちなさい。 …その言葉を今更取り消すのは許さないわ。 命令よ、さっきの言葉を取り消すのはやめなさい。 「しかし――――」 聞けないのかしら? 「…承知しました」 いい? もう一つあなたに命じるわ、一人の男としてその先の言葉を言いなさい。 敬語も使っては駄目。 これは命令よ。 「………。はい」 「俺はレミリア・スカーレット。君を愛している。当然、一人の女性として。これでよろしいでしょうか」 最後の確認の一言は要らなかったけれど、まあいいわ。 それで、何故私なのかしら? 「理屈ではありません、初めてあなた様に会い、あなた様に仕えることを望み、あなた様を見ていくうちに、少しずつこうなっていっただけです」 そう…。 「……」 ……。 …その…他に何か言うことは無いの? 「え?ええと…」 ……………。 「……………」 …ふふ 「…っふ」 気恥ずかしいだけで、やっぱり何も変わらないわね。 「そうですね」 でも、悪くないわ。 「同感です」 さて、適当に何か一つ、話をしてくれないかしら。 そうね…あの話の続きを聞きたいわ。 「承知いたしました、我が愛しき主」 と、まあそんな感じよ。 まったく、他の者に言っては駄目よ? とりあえず、あれから少し彼も積極……いや、何でもないわよ。 本当に、悪くないと思うわ。 こういう感情。 とりあえず、いつ彼を解雇しようかしら。 え?何故? いつまでも従者のままだと、彼が遠慮するでしょう? ─────────────────────────────────────────────────────────── 11スレ目 155 紅魔館、時間は夕食時である。 「今日は私が皆さんの夕食を作りたいと思います」 目の前には美鈴さんと咲夜さん、パチュリー様と小悪魔さん、お嬢様と妹様がテーブルを囲んでいる。 美「○○さんは料理できるんですか?」 咲「美鈴、○○は私が教え込んだ執事よ。料理くらいわけないわ」 パ「まったくどういった吹き回しかしら」 子「まぁまぁ、期待しましょうよ」 レ「こらフラン、ナイフとフォークで遊ばないの」 フ「わーい! ○○の料理ー!」 いつもは咲夜さんが全員分の食事を作ってくれるのだが、今日は頑張って自分が作ると言ってみた。 美「で、○○さんは何を作るつもりなんですか?」 ○「昨日人里で買ってきたこれを使った料理を作る予定です」 咲「それは……カレー粉ね」 レ「咲夜、カレー粉って何?」 パ「外の世界の料理で"かれー"というのがあって、それを作るための香辛料の集合体よ」 ○「正解です。さすがはパチュリー様」 子「図書館には外の世界の料理本もありますからね」 フ「それって美味しいの?」 ○「様々な食材、香辛料を精密な分量で配合し煮込む事7日7ばn」 咲「要するにまいうーですわ、お嬢様」 ○「ゴシカァン」 最後の自分と咲夜さんのしめ方に違和感があったが、概ね全員に伝わったようだ。 ○「では調理に入ります」 レ「それは終わるまでにどれくらい時間がかかるわけ?」 ○「アバウト3日」 レ美子「「「ちょっ」」」 パ「むきゅー」 フ「出来るまで暇だね」 咲「○○、あなたは私達をどれだけ待たせる気?」 ○「冗談ですよ。予め煮込んでおいた物がありますから」 ~青年仕上げ中~ ○「はい、完成しました」 咲「改行6つで完成なんてお粗末ね」 ○「知識の欠如により大幅にはしょりました」 フ「ねーねー『はしょる』って何?」 レ「さぁ?」 子「うわー、いい匂いですね!」 美「まともな食事は3週間ぶりです!」 パ「……門番って辛いのね」 パチュリー様が微妙にうまいことを言った時、全員分の盛り付けが終わった。 ちなみに鶏肉カレーだ。本当は牛肉を使いたかったが、幻想郷では牛が貴重なので鶏になってしまった。 ○「はい、全員分盛り付けたんで食べてみてください」 レ「じゃあ私が代表して音頭を――」 フ「いただきまーす!」 レ「あ、こらフラン!」 フ「んぐんぐ……!」 ○「どうですか妹様?」 フ「おいしー!!○○すごいよ!!」 美「ではわたしも頂きますね」 パ「私達も食べましょうか」 子「そうですね」 レ「みんなで無視かい」 咲「お嬢様」 レ「あぁ咲夜だけよ、私を慕ってくれるのは…」 咲「これまいうー」 レ「お前もかっ!?」 結局お嬢様だけが取り残されてしまったようだ。 レ「まったく皆で私を苛めるんだか――!?」 フ「どうしたのお姉様?」 パ「もしかして辛いの苦手?」 ○「それは大変ですね。紅魔の主が辛いものが苦手とは……」 レ「そ、そんなことないわ!!」 咲「汗がすごいですけど」 レ「涙よっ! 美味しさのあまり泣いてるだけよ!!」 ……やりすぎたか? 美子フ「「「ごちそーさまでした!」」」 レ「……」 パ「まぁ中の上かしら」 咲「できればもう少しスパイスを効かせてもよかったわね」 ○「そうですか、精進します」 子「パチュリー様、食事も済んだことですし魔道書の執筆の続きを」 パ「そうだったわね。 それじゃあお先に失礼するわ」 美「私も仕事の方に戻りたいと思います」 咲「食後の睡眠は減俸よ」 美「わかってまーす」 レ「……咲夜、フランを部屋に送ってあげて。それと食後のデザートでも作って頂戴」 フ「じゃあ私がデザート作るっ!」 咲「それではご一緒に作りましょうか?」 フ「うん! ○○に負けたくないもん!」 部屋には俺とお嬢様だけが残された。なんだか空気が痛い。 「では私も食器の方を片付けに――」 「待ちなさい……」 「なんでしょう?」 「 何 を 入 れ た ? 」 「…と仰られますと?」 「さっきのカレーよ」 「他のみなさんと同じですよ。辛さ以外」 「……」 「お願いしますお願いしますそのスペルカード仕舞ってください」 「正直に真実を話しなさい」 「お嬢様のカレーのみ辛さを300倍にしてライスのほうをのガーリックライスにしました」 「やっぱりな!! 絶対ニンニク入ってると思ったわ!!」 「流石はお嬢様、良い舌をお持ちで」 「さっきので全部イかれたわよ! 私を殺す気!?」 「『紅魔のトリックスター』によるちょっとした悪戯ですよ」 「あれのどこが『ちょっとした』なのよ!! それにその二つ名なによ?」 「妹や友人、従者が平然と食べているのに自分だけ食べれないなんて威厳に関わる。そう思いながら必死に食べるご様子はとても可愛らしかったです」 「神槍『スピア・ザ・グングニル』×300」 「すごく…多いです…」 「さぁ、小便は済ませた? 神様にお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はOK?」 「お嬢様、小便行って来てもいいですか?」 「却下」 「お嬢様」 「何?」 「300本まであと42本足りません」 「細かいこと気にするなっ! キリよくしたかっただけよ!」 「あ、妹様のデザートができたようですよ」 「!? ……何よ、誰も居ないじゃない、って逃げるの速っ!!」 長い長い漫才の中、一瞬の隙を衝いた○○は全力で逃亡した。 だが○○のいた場所には紙が落ちていた。 「何これ…『実はここ数ヶ月、料理に少しずつニンニク混ぜてました。慣れってすごいですね。 by 貴女の○○』。 よし、殺す」 この後紅魔館内でリアル鬼ごっこが行われた。 夜の王(本気モード)と紅魔のトリックスターによるその鬼ごっこは5時間23分にもおよび、紅魔館の3分の2が崩壊する事態となった。 今回の騒動を引き起こした執事は門の前に大量の神槍で磔にされていたと、館を修理中の門番が語っていた。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 11スレ目 344 今日のレミリア様は何かおかしい。 そもそも急に夜の散歩に誘われたわけだし……更にこれだ。 「……○○」 「はいなんでしょうか?」 「な、何でもない」 「……分かりました」 何かを言おうとした止める。 これが紅魔館を離れてからもう7回繰り返されていた。 ちなみにさっきのは8回目だ。 何を言いたいのか分からないのでは対応のしようもないし、何も出来ない。 従者は主人が言いたくなるまでは待たなければならないのだ。 「○○……その……お前は私が好きなのよね?」 更に3回同じやり取りがあった後、小さな丘の上でレミリア様の言葉が変わった。 だがそんなこと聞かれるまでもない。 「勿論ですレミリア様。主人としても一人の女性としても愛しております」 「……○○。その……今だけは呼び捨てにして……良い」 「呼び捨て……ですか」 「めっ命令……だ。呼び捨てに……しろ」 妙に必死なレミリア様。 ……命令とまで言われたら断るわけにはいかないな。 「レミリア。これでよろしいですか?」 「…………」 レミリアは顔を少し赤くして無言で頷く。 というかレミリアが動かないからここで散歩は終わりということなのだろうか? 「えっと……」 「○○……私は女としての魅力には欠けるかも知れない」 え? 僕が話そうとするとレミリアは不思議なことを言ってきた。 あのプライドの高いレミリアが……。 「知識もないし……まだまだ子供だ……でも……」 「…………」 「お前を……好きだと思ってる気持ちはある」 レミリアは少し泣きそうな目で必死に話してる。 きっと恥ずかしくて仕方ないんだろうけど……僕はその必死のレミリアに何も言えなかった。 「だから!……お前が嫌じゃなければ……キッキキキ……」 「……分かりましたレミリア。もう伝わりましたよ」 ……つまりはそういうことか。 確かに普通お互いの気持ちが分かれば……一度くらいはしてても良いものだった。 でもどこか僕は嫌われるのが嫌で……控えてたのかもしれないな。 それが逆にレミリアを不安にさせてたのに……。 「○○……?」 近寄った僕を不安そうな瞳のレミリアが見上げる。 大丈夫……そんなに怖がらなくて良いですよ。 「……失礼します」 そして僕はそっとレミリアのことを抱き締め、上からその可憐な唇に自らの口を合わせた。 「ん!……ん……」 一瞬驚愕の表情になったレミリアだったが、すぐに驚きはなくなり目を閉じた。 そしてしばらく時が止まり……僕は口を離した。 「あ……」 「愛してますレミリア」 「……わた……しも……」 顔を真っ赤にして、トロンとした表情ながらもレミリアは僕の言葉に答えてくれる。 そんなレミリアを苛めてみたくて……僕はもう一度レミリアにキスをした。 「んぅ!?」 驚きに目を広げるレミリア。 そんなレミリアをもっと苛めたくなり……その唇を唇で挟む。 「ふぁ……や……」 一瞬抵抗しそうになるレミリアだが、力が入らないのか少し身動ぎしただけだった。 無論そんなことで逃げられるわけもなく、僕はレミリアの唇の味を楽しんでいた。 「はぁ……あぁ」 レミリアの吐息が色っぽくなり、僕はたまらなくなってその舌に舌を絡めた。 レミリアの唾液を舐めとるように舌を動かし、レミリアを思うがままにする。 「んん!!……ぁぁ……」 さて僕自身はまだ満足はしてないが、もう足に力が入ってなく、僕に支えられているレミリアを開放してあげようか。 もう息も絶え絶えだし……凄く可愛いしね。 「……バカ」 力が入らないのか、僕に寄りかかったままレミリアは呟く。 その頬も耳も真っ赤で……レミリアが恥ずかしがってるのが良くわかった。 「……すみません。レミリアが可愛すぎるんです」 「……バカ」 僕の言い方にもう一度レミリアは呟くとギュッと僕に抱きついた。 月の浮かぶ闇夜……僕とレミリアはただ抱き合い、幸せを感じていた……。 おまけ(後日談) 「レミリア様」 「ん?どうかしたの○○……ん!?」 僕は振り返ったレミリア様の口を奪っていた。 レミリア様は驚き離れようとするが、僕が抱きしめると逃げられなくなった。 無論僕の力ではそんなこと普通不可能なんだけど。 「んん!……んんぁ……」 僕がキスをして苛めてあげるとレミリア様は力が完全に抜けてしまうのだ。 そしてそこから僕にされるがまま……。 誰かが来たら別かもしれないけど、二人きりならば全く抵抗出来ないからな。 「バ……バカ!こんな所で……しかもいきなり」 「いきなりでも良いじゃないですか。可愛いですよレミリア」 「あ……っぅ……」 呼び捨てとキスの魔力でレミリア様は翻弄。 ちょっと変な愛の形かもしれないけど、僕もレミリア様も幸せそうだから……きっと良いんだろうな。 ───────────────────────────────────────────────────────────
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ここは うんめいの にくまん こと おぜうさま の AAを ほかんする ぺーじ。 したの りんくから とんでね。 ,. -───-- 、_ rー-、,.'" `ヽ、. _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 \ ゝイ,.イノヽ! レ ヽ,_`ヽ7ヽ___ 、 _人人人人人人人人_ ´ ィ"レ´ ⌒ ,___, ⌒ `! i ハ > うー! うー! < / ! /// ヽ_ ノ /// i ハ 〈〈  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ ノ /l ハノ i ヽ 〈,.ヘ ヽ、 〈 i ハ i 〉 ノ レ^ゝi ヽ 、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ ヽ L_ { ヽ _ノ `ヽ ノ } _」 `Y⌒`Y´ ` ´ ヽ ',⌒Y⌒Y´ ,' , ', ', ,' ★ ★ '、 ', ,' ,'`- ` ´ ', ', ,' ,' ` 、 '、 ', う.レミリア E1 わ.レミリア G1 あ.レミリア I1
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レミリア3 3スレ目 154 「レミリア! 俺と結婚してくれ!」 「・・・そう。ならば吸血鬼の『花嫁』にしてやろう」 「本当か?! よっしゃ・・・え、花y(ぢぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」 「不味いわ。咲夜、どこかに捨ててきて」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 3スレ目 463 レミリアお嬢様に献血のため部屋に行く。 「あら、やっと来たわね。でも、最近ずっと首筋からしかもらっていないから、少し飽きてきたのよ。 たまには趣向を変えて、ほかの場所からもらってみるのもいいわね。どこがいいかしら。言ってみなさい?」 1・手首 2・耳たぶ 3・指 4・唇 4を選んだ場合 「……いいわよ。言うようになったわね。でも、私とあなたじゃ背の高さが違いすぎね。 ……私を抱き上げなさい。あなたの唇から、奪ってあげる」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 3スレ目 596 「レミリア、好きだ」 「100年早い」 「そうか・・・残念だな。俺は100年は生きてられない・・・」 「ならば私の眷属になればいい。・・・100年間、待っていてやろう」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 3スレ目 728 「あれ? お嬢様、お出かけですか? お酒持ってどちらに?」 「ちょっとそこまで、ね。サボるんじゃないわよ、美鈴」 「判ってますよ。ナイフは嫌ですから」 ――キュポン。 「久しぶり。数年ぶり、かしら? 最近来てあげられなくてご免なさいね。アレ、なかなか手に入らなくって」 「……」 「怒ってるの? 心配しなくても貴方の事は忘れやしないわ」 「……」 「でも、貴方も悪いのよ? 貴方があんな無茶な注文してくれるから」 ――ダバダバ。 「そ、アレ。貴方、コレが大好きだったでしょ?」 「……」 「そうそう。一度無理矢理私に飲ませようとして大変なことになったわよね。あの時のパチュの青い顔ったらなかったわ」 「……」 ――ダバダバ。 「この前言ってた人間? ああ、咲夜の事? ええ。とっても出来た従者よ。あの子にもいつか貴方のことを紹介してあげるわね」 「……」 「ふふっ、そうね。あの子、きっと吃驚するわ」 ――ちょろちょろ。 「最近あった面白いこと? そうね……フランに友達が出来たわ。それも人間の魔法使いの」 「……」 「白黒の変な奴よ。図書館から色々くすねてるってパチェがぼやいてたわ」 「……」 ――ぴちゃん。 「……さて、と。咲夜が心配するといけないから帰るわね。丁度お酒も切れちゃったし。次が何時になるかは判らないけど」 「……」 「じゃ、またね。――私が大好きだった人」 ――俺の事はあの酒が手に入った時にでも、思い出してくれればいいから。 ――馬鹿ね。忘れないわ。ずっと、これからも。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 3スレ目 898 「突然だけど」 「なんだ」 「私はあなたが好きよ」 「そうかい」 「何よその反応、もう少し喜んでよ」 「……悪いが」 「俺は突然夜中に家に押し入って眠い俺を外に叩き出した挙句、 不夜城レッドで俺の大切な新築ログハウスを破壊するほどのデストロイヤーな吸血鬼から好きと言われて喜べるほど頭は春じゃない」 「つまりは?」 「嫌いってことだ」 「そう。で、今日はどうやって生きるつもり?」 「お前が破壊したんだろ……」 「そうね、責任は取るわ」 「……お前の口からそんな言葉が出るとは意外だよ」 「失礼ね」 「ああ、失礼だ」 「まあ、兎も角。うちは広いから住んでも別にいいわよ」 「無論そのつもりだ、俺が新しい家を建てるまでな」 「決まりね」 「ところで」 「なに?」 「あのぐらいのでっかい洋館なんだから空き部屋の一つぐらいあるよな?」 「無いわよ」 「……じゃあ俺は何処で寝ろと?」 「私の部屋」 「……断る」 「じゃあフランのところで寝泊りする?」 「すみませんでした貴方様の部屋で寝泊りさせて頂きます」 「あ、そうそう。さっきの話だけど」 「なんだ」 「あなたが今嫌いでも、きっと好きにしてみせるから」 「……俺としてはあんまりレミリアと関わりたくは無いんだが」 「ふふふ、そのうちその言葉も言えなくしてあげるわよ」 「それはそれで物騒だな」 一蹴されるのが有りならするのも有りなのかなって思って書いてみた。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 4スレ目 23 レミリアへ ぼく以外の血を吸わないで ─────────────────────────────────────────────────────────── 避難所 50(うpろだ0027) 「……俺は何しようとしてたんだ?」 ドアノブに手をかけたところで俺はふと思った。 っていうかそれ以前の記憶が無い。 ……記憶喪失か? だとしたら大惨事だ。 行くとしたら妹様のところか永遠亭だな。 「……あー、そうだ。外に行こうとしたんだっけ」 しかし、少し考えてすぐに思いつく。 いやはやド忘れなんてことは俺には無いと思っていたが……世の中は広い。 ついでに言っておくが、今は夜でここは紅魔館の内側だ。 この時間帯はレミリアが起きているのでメイドたちも大変らしい。 まぁそんなことは俺には関係ない。 で、なんで外に出ようとしたんだっけ。 ……お、思いだせん。 「まぁ、少ししたら思い出すだろう」 と楽天的に考えてドアを開けようと押すが――― 「あ、開かないっ!?」 開かなかった。 力いっぱい押してもナチュラルな人間である俺に扉をぶち破るほどの力は無い。 「ま、まさか閉じ込められた!?」 やばい、食料とかためてないぞ? 水は? 暖は? えーと他には…… 「そのドアは引くて開けるのよ?」 狼狽している俺の後ろから呆れた声がしたので慌てて振り向くと、そこにはまぁちっさい吸血鬼が立っていた。 小さすぎて俺の今までの焦りが嘘の様に消えたほどぐらい。 「悪かったわね、ちいさくて。というか、教えてあげたんだから感謝しなさい」 勿論発狂している妹のほうではなくて、傍若無人のレミリアのほうだ。 「あはははは、そうだっけ。このドア押すんじゃなくて引くんだったんだなぁ」 とうとうボケが始まったか。 畜生、まだ若いのに……。 とりあえず気を取り直して、本来を目的を達成させるために引いてみようとするが――― 「うお! 開かないっ!?」 これまたどんだけ力を入れて引いてもびくともしません先生っ! もしや鍵が必要とか!? それかレミリアが嘘ついたかなのかっ!? お、落ち着け。もちつけ。そういえば餅食べてないなー。 ……って、違う違う。落ち着くんだ。 とりあえず辺りを見まわしてみよう、もしかしたらヒントがあるかも試練。 左よーし。 右よーs…………元凶発見。 そしてその極悪な元凶ちゃんはドアが開かない様にドアによりかかってこちらを見ていた。 「なにやってんだお主は……」 「あなたの邪魔」 「……何故?」 レミリアの理不尽は初めてではないがやっぱり訊きたくなる。 っていうか理不尽なまますごすごと帰ってたまるか。 「妖怪を舐めちゃ駄目よ。あなたなんてすぐ食べられるわね」 成る程、俺の身を心配してくれるのか。 初めて俺に気を使ってくれた気がする。 「食べられたらあなたの血が飲めなくなるもの」 前言撤回。 やっぱりコイツは自分勝手な我侭お嬢様だ。 しかし、どうせ無理やり行こうとしてもレミリアと俺の力の差なんて火を見るより明らかだ。 この状況は普通に変えるのが得策。 「はいはい解りましたよ」 外に出る理由も忘れちまったしな。 俺は踵を返して自分の部屋に戻ろうとした。 「待ちなさい」 が、やっぱりこうなるとは思っていたがレミリアに呼びとめられた。 勿論振り向かないのは礼儀的に咲夜さんに殺されるので、仕方が無く振り向いて問う。 「なんで?」 「私が外に出たいから付き合いなさい」 「一人で行け」 「一人じゃつまらないわ」 「じゃあメイド長と一緒に出りゃ良いだろう」 「咲夜は今忙しいらしいわ」 「じゃあ――」 「五月蝿い黙れさっさと行くわよ」 他の案を出そうとしたら凄い剣幕で止められた。 そして俺に反撃の隙を与えずに外に出てしまった。 ……我侭だなぁ。 散歩なんだけどレミリアと一緒に外に行くのが主流なのか? 正直困るだろ。 俺はそのまま帰ってやろうかとドアに手をかけかけて――― 「行くわよ!!」 本気で怒鳴られた。 ってな事でレミリアに無理やりに散歩に参加させられた。 ちなみに湖を越えるときは(強制的に)レミリアに運ばせてもらった どんな運び方だったかは教えられない。死んでも教えねぇ。 とりあえず現在は現在は森の中を歩いている。 なんでかって言うと、空を飛べない俺に配慮してかもしれない。 まぁ、飛べない奴置いて空飛ぶほど非情じゃなさそうだしな……。 森の中といえば妖怪がうじゃうじゃいると思うが、レミリアのお陰か妖怪は寄り付きさえしない。 それでも四方八方木ばっかりで俺としては薄気味悪い。 話をしようにも話題がなければ声も出ず、結局は無言で歩いている状況だ。 そしてなんとなく気まずい雰囲気があたりを支配する。 何が悲しくてこんな吸血鬼と薄気味悪い森の中を歩かなければいけないんだ……。 日ごろの行いが悪いせいか? いやいや神様。俺は普通に悪い事なんてせずにゆったり生きていますよ。 天罰下すなら目の前の吸血鬼にしてくれ。一応悪魔なんだし。 歩いていて気付いたが、結構蒸し暑い事に気付く。 まぁ夏だしな、仕方がないか。 「○○」 「な、なんだっ?」 突然の呼びかけにビックリしてしまって5mmくらい浮遊してしまった。 その上若干上ずって返答してしまった。ああ、なんか笑いの種になりそう。 「今日は何日か知ってるかしら?」 「何日かだって?」 なんでこの吸血鬼はそんな事を聞くのだろう。 しかしながら俺もここに来てからというもの年月とかは忘れてしまったので解らないと素直に答えた。 「そう。いいわ、別に期待してなかったし」 何気ない一言が俺の心を傷つける。 幻想郷に来てから何回心を傷つけられただろう。結構荒んでいる気がする。 そんな事もお構いなしだから困る。 「毎年この時期になると見えるのよ」 「何が?」 「上を見てみなさい」 と、いわれたので仕方が無く上を見てみると――― 「木だな」 暗いから良く解らないけど日が出てきたら青々とした木と枝が見える事が大いに予想がつく。 「そうじゃなくて…………ああもう、ここからじゃ見えないわね」 そう言ったレミリアは俺の手首を掴んで一気にスピードを上げて前に進んだ。 前に言った通り、俺は普通の人間だ。 そんな普通の人間が吸血鬼のスピードに絶えられるわけが無く、つまりは――― 「痛い痛いもげ、もげるからレミリアさん聞こえているけど無視してどんどん速度上げてるでしょてめぇこら止まれぇぇぇぇぇぇ!!!」 俺の腕が千切れそうになったとさ。 「はい、着いたわよ。上見て」 着いた場所はなだらかな斜面の草原が広がる一種の丘だった。 なんでレミリアはこんなところを知っていたのだろうか。 それよりもこの腕の痛みはなんとかならないのかな。 「し、死ぬ、千切れる。……てめぇ、絶対殺す……」 俺がブツブツと呪詛を呟きながらレミリアの支持通り上を見ると――― 「……うぉ」 それまでの怒りやらなんやらが吹っ飛ぶぐらい綺麗な――― 「凄いでしょ?」 俺の元いた場所では想像できないほど綺麗な星空と天の川だった。 「……ああ」 久しぶりに天の川。 これを見てぎゃーぎゃー騒いでたのが前の俺なんだよな今の俺は家に引きこもってるから困る。 少し俺の心が洗われた景色だった。 「まぁあなたの事だからこの時期でさえ空が見えないところで寝ていたんでしょうけどね」 そして洗われた部分をさらっと傷つけるのがここの吸血鬼だ。 「成る程、レミリアが散歩しようとした理由がわかった」 「……っていうか、私が運んでいるときには見なかったのかしら?」 「怖くて下ばっかり見てましたが何か? 上見たら負けかなぁなんて思ってた」 「そうね、多分あなたが上を見たら思いっきり下に投げてたわ」 そんなことで人間版スカーレットシュートしないでくださいな。 血が吸えなくなるから外に出るなっていったのは誰だよ。 「で、俺を強制的に外に連れ出したのはこれが理由か?」 「咲夜には結構見せたからね。どうせあなた見てないと思ってたし」 「失敬な、ガキの頃は見たぞ」 「ってことは最近は見てないって事でしょ」 なんて他愛な話を座って空を見つづけながら言い合う。 こんな雰囲気が続いたら良いなーって思っている俺がいた。 適当に喋って、嫌だけどまたあの運び方で紅魔館に戻って、また明日って感じで。 「○○」 けれど、ゆったりムードの雰囲気もそう長くは続かなかった。 原因は別にパララッチな天狗でもナイフが怖いメイド長でも俺の歌を聞けーな夜雀でもなんでも無い。 すぐ近くにいる吸血鬼だ。 突如視界が吹っ飛んだと思うとドスッという鈍い音と共に背中と頭に痛みが走り、目の前に写る景色が突如変わった。 その景色とは、レミリアの顔だった。当然目線が合ってしまう。 肩にはレミリアの手がかなりの力で乗っているため、俺は置きあがれずに逃げ場が無くなってしまった。 良く見ると普段青白い顔が若干紅いような気がする。 「前から思っていたんだけどね……」 そう言ってレミリアは一旦言葉を噤んだ。 その一瞬で俺の心臓の鼓動がかなり早くなった。 なんで俺が緊張せねばいかんのだ。 「私はあなたに前から興味を持っていたの。食料以外でね」 「……興味?」 思わず聞き返してしまう。 ああ、なんか言いたい事が解ってしまうと顔が赤くなるな。 視線を逸らしたいけど逸らしたら何言われるかわからないからそのまま固定。 「それで、何故かと色々と考えをめぐらしていたら答えについたのよ」 俺の質問を無視するのは故意ではなくて気に出来ないほど緊張しているからだとは思う。 思いたい。思いつめたい。小一時間思いつめたい。 「○○。私はあなたが好きみたい」 言いやがった、この吸血鬼。 心臓がかなり早いスピードで脈を打っているのが解る。 慣れてない事はどうしても駄目だね。 「あなたは私の事をどう思っているのかしら?」 うおぃ、返答聞かれちゃったよ! なんて答えれば良いんだ? いや、自分に正直になればいいんじゃないのか? 正直に答えるとなると…… 『……我侭で傍若無人、とりあえずはかかわり合いたくない相手』 ってなるじゃないか! し、死亡グラフ確定!? 却下! でも嘘ついても見破られる気がしないでもない……。 「ちなみに恋心としてだから。解ってるわね!?」 どうやら考えている事を読まれしまったらしく若干怒り気味で言われた。 はて、恋心? そう言えばそんなの生死の境を毎回いったりきたりの毎日じゃそんなこと考えられんわ。 さて今は安全なので考えてみよう。 気付いたら傍にいるのは誰だ? ふとした時に思い出すのは誰だ? ……決まってるじゃないか。半強制的だがな。 「恋心かどうかはわからないが……、気付いたらレミリアと一緒にいて気付いたらレミリアのことを考えている事が多い。 多分、お前の事を意識しているとは思う」 「なんか微妙な言い方ね……。まぁ、あなたが何時も憎まれ口を叩いているのもわかるけどね」 そいつは驚きだった。また別の意味で心臓の鼓動が早まる。 ついでに冷や汗も。 「だって言うじゃない? 嫌よ嫌よも好きのうちってね」 いや、そうなのか? 俺にそれは適用されるのか? ファンだ。違う、不安だ。 「でもね、そんな曖昧な言い方じゃ駄目」 結局却下されちゃったみたいですわ奥さん。 はいはい解りましたよ。薄々は俺も気付いていたし、曖昧な答え方でなんとかなるかなって思ったけど駄目みたいですね。 「レミリアが好き……みたいだ」 最後の言葉は俺の精一杯の抵抗。 でないと心臓が破裂してあたり一帯がスカーレットな状況になってしまう。 「また曖昧だけど大体解るから許してあげるわ」 ……ひょっとして、俺に好きと言わせるまで何回も訂正させる気だったのか? そういえばこんな大胆なレミリアは初めて見るな。気付くのが遅すぎるか? 「……そういえば。なんで七夕を選んで、しかも俺をここまで連れていってまでしようとしたんだ?」 「ここなら多分見つからないと思うし、織姫と彦星が一年に一回会える時期、妖怪と人間の境界も越えられるかもって思ったのよ」 おうおう、ロマンチストだな吸血鬼よ。 まぁ関係無いけど粋な計らいだ。 「じゃあ誓いの……」 なんか色々吹っ飛んでいる気がするんですけど先生ー。 いきなり誓いのうぎぎなんて早すぎる。 ちょ、今ここで? ってか逃げられんっ! 別に嫌じゃないけど助けてっ! 「吸血を」 ……まぁそうだろうと思ってたさ。 なんか泣ける。 仕方が無い、せめてもの抵抗でもしてやろうか。どうせ無理だろうとは思うけどさ。 「ちょっと待て、今やる気か? 帰ってるときに血が無くなったらどうするんだお前はー!? うわ、無視かっ! 非情だっ!」 なんて抵抗も空しくレミリアは首筋に顔を近づけたその時――― 「あははははははっ!!! だ、駄目死ぬわっ! これはっ!!」 凄まじく場違いな笑い声がした。 気付いたら俺はレミリアの部屋で机に突っ伏していたわけだが、そこに居たのは――― 「だ、駄目ですよお嬢様。○○が起きてしまいますわ」 けっこう顔が引きつっている咲夜さんと――― 「いいえ、もう手遅れの様ね。……プッ」 最後のほうでたまらず噴出してしまったパチュリーと――― 「もう、ちょ、っと、見れるかと、お、もったん、ですけ、どね」 笑いを堪えているのかで途切れがおかしくなっている小悪魔と――― 「あははははは! あははははははは!」 無茶苦茶に笑い転げているレミリアが居た。 ……はい? 状況が掴めませんが、俺は先程吸血されそうになったはずじゃないのか? キョトンとしていると引きつったままのパチュリーが答えを教えてくれた。 「こ、紅茶を飲んだのは、覚えているかしら?」 「紅茶?」 えーっと、紅茶なんて飲んだかなぁ……。 過去を振り返ろう、どうせ浅い時間だろう。 紅茶……確かに飲んだな。その後……の記憶が無いんだが。 「アレは睡眠薬入りの紅茶よ。私特性の」 思いっきり引きつっている顔のままパチュリーがまたもや教えてくれた。 ってぇことは? 「あなたはずっと夢を見ていたわけ。それを私の水晶球でウォッチしていたの。勿論内面描写もろもろね」 「あははははは!」 成る程、どうりでレミリアがいつもより変だと思った。 っておい、内面描写って事はだ、俺が夢の中で見ていたことやらなんやらが全部? 包み隠さず? ここの面々に見られたわけで? ああなるほど、だーから皆笑っているわけかぁ。 成る程成る程。 どうやら解ってきた俺を見て更に全員それぞれに横を向いて口を抑えたり、余計引きつったり、余計に笑い転げたりしていた。 くあっ! 首吊りてぇっ! 「首吊ってくる!!」 有限実行とはこのことだね。俺ってば素晴らしい。 なんて焦りながら自分を褒め称える。 「まぁまぁ落ち着いて」 「これが落ち着いてられるかっ! 今から俺はここにいる全員を根絶やしにするか幻想郷から出たりしない限り俺の安眠は無い!」 自殺が駄目なら外に漏らさなければ良い。 そう考えた俺は、そこらへんに偶然あった新鮮な長ネギを二本持って謎のフィンランド語の歌を口ずさみつつ身構えた。 「レミィが無意味にこんな事をすると思う?」 「思う!!」 「……レミィ、彼からの信頼無いわね」 「あははははは! だって、からかうのが、面白すぎて、あははははは!」 「オーケー、今から閻魔のところまでぶっ飛ぶがいい」 「落ち着きなさい。今の状況でもあなたがレミィと戦って勝てる見込みは無いわよ?」 「…………う」 そりゃそうか、吸血鬼と人間だしねぇ。 しかし長ネギは下ろさずに構える。その気になれば誰か一人くらいは……無理だけど、とりあえず下ろさない。 「レミィは私に聞いてきたのよ。効率良くあなたの気持ちを知れないかって」 「……仮にその話が本当だとしても、レミリアが俺の気持ちを知ろうとする理由が思い当たらないが」 「……呆れた」 引きつった顔のまま言われても困る。 ちなみにレミリアは未だに笑いつづけている。 時折俺の内面描写の一部をブツブツと言った後また笑ったレミリアを見ると、やっぱりコイツは極悪だなと解る。 「ついでに私はこう答えたわ。他人の気持ちを知るならばまず最初に自分の気持ちを言うべきだってね。 でもね、レミィはそれを聞いたときに自分からは言えないって言ったわけ。で……」 「この作戦が採用されたわけか」 「そう」 なんか卑怯な気がする。自分で言えってのに……。 「拒否されるときにレミィはどう対応すればいいかとか解らなかったんじゃないかしら?」 さらっというあたりさすが友人だ。 レミリアが居るにもかかわらず言ってのけるところ、笑いで状況判断ができなくなったのだろうか。 と、今更ながらある事を思いつく。 「ってことは、レミリアが夢で言った事は?」 「若干捏造はしたけど大体は本当よ」 うへぁ! そいつは知らなかった。 いや、知らなくて当然か。今言われたし。 そういえばここはレミリアの部屋だな、うん。 なんで呼び出されたんだっけか。たしか、重大な話があるっていってたっけ。 ……なんとなく、未来がわかった気がする。 ここで俺がやることは一つ、逃げねば。 「く、国に帰らせていただきます!!」 そう言ってダッシュはしないにしろ早歩きでドアへと向かう。 そしてドアノブを捻って思いっきり押したが――― 「あ、開かないっ!?」 夢の続きかっ!? 押しても引いても開かないってどう言う事ですか先生っ!! もしや思って振り向くと、レミリア以外の三人が居ないじゃないか。 ……閉じ込められた? 部屋には俺とレミリアだけが取り残された。 レミリアがもう笑っていないせいか俺が喋ってないせいかはたまた両方か、部屋が物凄い静寂に包まれていた。 「○○」 と、レミリアが突然話しかけてきた。 少々ビックリしたので声が上ずってしまわない様黙る。 「私はあなたのことが……好きよ。あなた、は?」 真っ赤になって答えるレミリアがそれほど近くない距離からでも解る。 元が青白いからそのぶん変かがわかりやすいって事だな。 で、質問の答えだが。もう言ったはずだ。 まぁ言わなければいけないんだろう、しょうがないから言ってやろうじゃないか。 「俺は……レミリアが好き、みたいだ」 夢と似たような答えにレミリアは少し笑って夢と同じ答え方をした。 「また曖昧だけど大体解るから許してあげるわ」 どうせなら俺も乗ってやることにする。 「……そういえば。なんで七夕を選んで、しかも俺をここまでやってまで確かめようとしたんだ?」 「織姫と彦星が一年に一回会える時期、妖怪と人間の境界も越えられるかもって思ったのよ」 本当なのだろうか、まぁ捏造込みって言ってたし。嘘かも。 「じゃあ誓いの……」 と言った瞬間ベッドに投げ飛ばされてしまった。 ……ちょいまち、この状況ってことはこうなるわけで? 「吸血を……」 「うおい! ここまで再現する気なのかっ!? それともなにか、俺が見たのは予知夢だったのか!?」 「ふふふ、どうかしらね」 「話せば解るっ!」 「嫌よ嫌よも好きのうち、でしょ?」 「それはお前が言った事だろ! お、鬼! 悪魔!」 「私は吸血『鬼』で悪魔よ」 「じゃあ豆は弱点だなっ!」 と、まぁよくわからんことをグダグダ言っている間に月明かりや天の川やらに照らされて出来た二人の影は変わった形で重なり合いましたとさ。 ちなみに、俺の夢については他言したら撲滅とレミリアと俺で決めた。 ……いやはや世の中はどうなるかわかりませんねぇ。 彦星と織姫みたいな関係にはなりたくないけど、こちらもどうだか。 「なんか言った?」 いや、なんにも。 なんでお前なんかを好きになったのかなーなんてこれっぽっちも思ってないよ。 「……ふうん。どうやら現実でもう一度、今度は全員の前でやる必要があるようね……」 おうち、つい調子に乗って本音を言ってしまった! レミリアストーップ! 話せば解る! だからアレは勘弁! 絶対止めて! 頼むから! お姫様抱っこは死んでもやめてくれっ!! Hoppy End? ─────────────────────────────────────────────────────────── 4スレ目 652 窓から一条の光が差し込む薄暗い部屋 彼女はその光に腕を差し出し その深紅の瞳で俺の眼を射抜いていた。 「吸いなさい。それだけで貴方は永遠の命を得ることが出来る」 「私と共に歩んでいく命を得ることが出来る」 「でも、それは何よりも深い闇の道を歩むと言うこと」 「死よりも辛い時間という流れを歩むと言うこと」 「それでも、私を愛していると言うのなら」 「私を求めると言うのなら」 「今ここにその覚悟を示しなさい!」 「人を捨て、光を捨て、私を手に入れて見なさい!」 何と言うか・・・ 私の願望?というか、こんな事をレミリアに言われてみたいな~とか 思っていたら出来上がってしまった妄想文です。 もう一つ、弱いレミリアVerを考えているんですが 投稿しようかどうか迷っています。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 4スレ目 696 「まぁ……お前が運命を操るとかいう以前に、俺はお前が好きだったって ことなんだろうな」→レミリア ─────────────────────────────────────────────────────────── 4スレ目 844 いつのまにか、自分は家の窓から満月が映える空を見上げていた。 どうも、自分は寝ぼけているようだ。頭がすっきりしないし、今まで何をしていたのか思い出せない。 ただ、気付いたら満月をずっと眺めていた。 まぁ、これも暑さと暇な所為だろう。そう思って、その晩は結局そのまま床についた。 しかし、翌日になっても、この不思議というより、困った記憶の感覚はひきずったままだった。 昨日の事がさっぱり思い出せない。いや、それだけではない。昨日より前の日の出来事も所々忘れているようだ。 どこか出かけた事は覚えていても、どこに向かったのか、何をしたのか、誰と会ったのかが抜け落ちている。 深く考え込みながら過ごしているうちに、今日も夜が来た。窓から見上げた月は少し欠けていた。 ふと、視線を周辺の木々へと移すと、そこに見慣れない人の影があった。よくは見えなかったが、 月明かりによって見えた姿は、大きなリボンのついた帽子を被り、髪は長く青みがかった銀髪の少女だった。 その直後、自分は幻想のようなものを見た。一人の男と、さきの少女のような人が話をしている。 けれど、その二人の表情はよく分からなかったが、どこか悲しそうであった。そして、少女は目元に光を残して去っていった。 同時に幻想はゆっくり、うっすらと消えていった。現実に戻った自分の目の前に、あの少女は居なかった。 あの夢のような、幻は何だったのだろう。ただ、この光景は知っているような気がした。そして、胸が押しつぶされそうな感覚を受けた。 思わず顔を俯かせる。すると、自分の手のひらに涙がこぼれ落ちた。そして、一言口にした。 「君は・・・誰?」 ───────────────────────────────────────────────────────────
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