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レミリア6 うpろだ537 僕はあの日、あのお方に出会った。 時に優しく、時に怖い僕の最愛の人。 始めて会った時から僕はあの人にただ惹かれていた。 向こうではなんでも出来てしまった僕。 僕を変えたものの全てに……僕は感謝してます。 「○○、そっちはもう良いわ。こっちをお願い」 「はい。メイド長、じゃなくて……咲夜さん」 僕は今日もまた咲夜さんの手伝いをしていた。 この幻想郷に迷い込んできてはや1週間……なのかな? とりあえず色々あってここ、悪魔の住む屋敷、紅魔館に住み込むようになってからは1週間か。 最初は少し大変だったけど、いつものようにすぐに慣れた。 一通り屋敷のことは覚えたし、もうお茶も満足いくレベルのが淹れられる。 一応従者では合格点を貰えるくらいの実力なんだ。 咲夜さんには全く勝てないけど。 「今日は他にやることはありますか?」 「……いや今はないわね。でもそろそろお嬢様が起きてくるから、少し休んでて」 「そうですか……では少し失礼します」 咲夜さんとは一応同僚兼上司の関係。 とは言っても咲夜さんはメイド長で、僕は一介の従者。 本来物凄い立場の差があるはずなのに、僕は特別扱いを受けている。 それは全て……僕がレミリアお嬢様付きの従者だからなんだよね……。 「○○、今日も外には出ていないわよね?」 「はい。レミリアお嬢様の言う通り、今日も一歩も出てません」 僕は何故か森で発見され、ここ紅魔館に連れてきてもらってから、レミリアお嬢様の命令で一度も外に出てない。 レミリアお嬢様の命令なら逆らう理由はなんだけど……一応疑問には思ってるんだけど、聞けないし。 他にも屋敷が騒がしい時には図書館やパチュリー様に近づくなとか……良くわからない命令が多い。 だから僕はこの幻想郷の森と、紅魔館しか見たことない。 でもまぁ問題ないかな? 僕はただレミリアお嬢様のお側に居られればそれで……。 「レミリアお嬢様はお出掛け……少し暇だなぁ……」 実際レミリアお嬢様がいないと僕の仕事はないに等しい。 基本的な仕事をあんまりやると咲夜さんに怒られるし、図書館には轟音が鳴っていて近づけない。 だから今日は一日部屋でのんびり……してて良いのかなぁ。 「レミリアお嬢様……」 気付くと呟いてる我が最愛の人の名前。 あの日、幻想郷に迷い込んだ僕を救ってくれたレミリアお嬢様。 始めは確かに食料として確保してたみたいだけど……僕のあの言葉から突然変わった。 正直な所……僕がもう少し普通の感性を持っていたら……今ここにはいなかったんだろうな。 でも……僕はレミリアお嬢様との出会いを最高だと思ってる。 「人間。貴方は私に食われるの。覚悟は良い?」 そう言って木の幹に体を預けていた僕の前に一人の少女が立った。 対する僕と言えばきっとまねけな表情をしていたに違いない。 だって……始めて見たから……思わず声に出てた。 「……可愛い」 はっきり言って○○との出会いは最悪だった。 このレミリア・スカーレットに向かってあいつが放った第一声。 未だに耳に残って離れない。 この私に向かって、ただの人間に過ぎない○○が……あろうことか自分を食おうとしてる私を可愛い!? 正直、怒りを簡単に通り越して呆れがあった。 そして最後に出たのは興味。 私を全く恐れないこの人間……傍に置いたらどうなるか……興味があった。 だから館に軟禁状態にして咲夜に世話をさせてる。 どうやら○○は私のために働きたいらしく、従者にしてやったら妙に喜んでた。 ……別に喜ばしたかったわけじゃないけど……まぁ喜んでるならそれで良かった。 でも流石にそろそろ限界か……パチェや咲夜、小悪魔や美鈴だけに○○の存在はわかってる。 そう○○は外の人間。 霊夢やあのスキマにばれれば外に帰る話が出る。 もう○○は私の物。 誰にも渡すわけにはいかないのだ……。 「収穫はなし……か」 霊夢の所にわざわざ偵察に来てみたが、霊夢は相変わらず。 特にバレてるようでもないし、感づいてる様子もなし。 こういう偵察は咲夜に任せようかと思ってたけど……何故か自分で来てた。 どうも最近の私は変だ。 ○○のことになると、自分で確認しないと安心できない。 しかもこうやって早く帰って○○の顔を見ないと安心出来ない。 どうしたと言うのだろうか……この私が……。 だがこの時私はぬかっていた。 この運命を操る私なら気付くはずだったことを……私は気付いてなかったのだ。 「……困ったなぁ」 僕は心底困ってた。 僕はレミリアお嬢様から館から出ないよう命令を受けている。 でも……あの三人の見慣れない妖精の仕業で僕は今知らない森の中にいた。 紅魔館から出たことのない僕は正直な所外に出てしまえば右も左もわからない。 しかもただの人間である僕が飛べるはずもなく……完全に迷子になっていた。 「レミリアお嬢様に叱られるだろうな……命令も破っちゃったし」 僕は普通の人間だし、夜もだいぶ近づいてきた。 このままじゃ僕は妖怪に食われてしまうだろう。 でも……帰り道はわからない。 仕方なく僕は当ても無く歩くしかなかった。 「○○がいない!?」 「は、はいっ。見ても部屋に姿がなくて……今メイド達に探させています」 帰った私を待っていたのは、咲夜の○○不在の報告だった。 ○○が逃げ出すとは思えない。 だが実際○○の姿はない……私の落ち度だ。 「くっ!!」 「お嬢様!?」 私は咲夜の静止の声も聞かず再び外に飛び出した。 もう夜になる……ただの人間である○○は妖怪の餌でしかない。 そんなことはさせない。 ○○は私の物だ!私以外の奴に好き勝手にされてたまるもんか! 「はぁ……はぁ」 迷いに迷った僕は予想通り妖怪に追われていた。 しかも一匹どころじゃない。 走れば走るほどその数は増えていき、今はもうどんな数になってるか予想もつかない。 でも捕まるわけにはいかない……命が惜しいんじゃない。 でも僕の命を誰かに渡すわけにはいかないんだ! 「っ!!」 そんな僕に追い討ちをかけるかのように飛んでくる妖怪の弾幕。 だがあんなのはもう慣れた。 体が追いつくかはわからないけど、そんなの当たるはずがない! 「!!」 こんな人間に避けられているのが腹が立つのか、弾幕は更に激しさを増し、僕を打ち倒そうとしてくる。 でも弾幕をいくら厚くしてもパターンは一緒。 だから慣れている僕に当たるはずはなかった。 普通は当たらないはずだったのだ。 「が!?う……」 だが現実は違った。 僕の体の疲労は思ったより激しかったらしく、思ったような動きが出来なかった。 僕は弾幕を数発受け、地面に転がった。 あぁ……レミリアお嬢様から貰った執事服……汚しちゃったな……。 でも……執事服が汚れても逃げるのを止めるわけにはいかない……。 僕の命なんか惜しくない。 でも……この命はもはや僕一人の命ではない。 いやもう僕の命じゃないんだ。 僕の命はあの時救って頂いた、最愛の人……レミリアお嬢様の物なんだ! 「う……わぁぁぁぁぁ!!!」 僕は自分を奮い立たせるために叫び、また走り出した。 体なんかもうとっくに限界を超えてる。 妖怪の放った弾幕によって痛めた足や背中が酷く痛む。 それでも走らなきゃ……僕はレミリアお嬢様の所に帰らなきゃならないんだ……。 「う……うぐぅ……」 何度目か分からない転倒。 妖怪達は狩でも楽しむかのように僕が逃げるのを見ている。 でも好都合だ。 すぐに殺されないなら走れる。逃げれる。 でももう……僕の手足は言うことを聞いてくれなかった。 足が片方変な方向に曲がってる。 今かその前に転んだ時にやられたんだろう。もう感覚がなかった。 それに気付いた妖怪達はつまらなそうに僕に近寄ってくる。 あぁ……申し訳ありませんレミリアお嬢様……貴女に頂いたこの命……こんな妖怪達に散らされてしまって……。 「○○!!」 あぁ……レミリアお嬢様のお声だ……。 大丈夫ですよ……そんな泣きそうな声をしなくても。 僕は貴女様の物……どこにも……行ったりは……。 「……え?」 気付いた時には僕は知らない場所にいた。 白いベットに横たわる僕……そうか、ここは僕の世界の病院に似てるんだ。 紅魔館にこんな所あったかな? 「気付いたみたいね」 「貴女は……」 「私は八意永琳。驚いたわよ。血相を変えたこの子が、貴方を背負って永遠亭に飛び込んできた時は何かと思ったわ」 「この子……?あ、あれ?レミリア……お嬢様」 近くの椅子に座った不思議な女の人、永琳さんの言葉でベットの重みに気付くと、上半身を起こしてみて見ていた。 そしてそこにはレミリアお嬢様が寝ていた。 服は乱れ、酷く疲れていたように寝ている……なんでここにお嬢様が。 「そういえば……僕は妖怪に襲われて……まさかレミリアお嬢様が助けて」 「見た所そうね。大事にされてるみたいで良かったじゃない」 「それは……嬉しいですけど」 永琳さんはからかうような目線で僕を見てくる。 でもどうやらまたレミリアお嬢様に命を救ってもらったみたいだ。 この……なんとも可愛らしい、僕の最愛の人に。 「ん……○○?」 「あら、起こしちゃったみたいね。私は少し出てるからごゆっくり」 「レミリアお嬢様……」 永琳さんは出て行ってしまい、僕はレミリアお嬢様と二人きりで残される。 レミリアお嬢様はまだ起ききってないらしく、まだ目が空ろだ。 「レミリアお嬢様……申し訳ありません。命令を……破ってしまって」 僕はもう一度名前を呼んで謝る。 だがあまりレミリアお嬢様から反応は返ってこない。 「僕の最愛の方レミリアお嬢様、僕はどんな罰でも受けましょう……僕は!?」 そこまで言った所で不意にレミリアお嬢様が僕に抱きついてきた。 僕は何も言えずに固まってしまう。 「……○○……なんで勝手なことした……」 レミリアお嬢様の強がるような、似合わない口調。 泣きそうなのを堪えているのが、僕にはわかってしまった。 「申し訳……ありません」 「許さ……ない。でも……生きてて良かった」 レミリアお嬢様はそう言うと、体を震わせてそのまま何も言わなくなった。 泣いて……いるのだろう。 レミリアお嬢様は優しい、だから……僕のために泣いてくれているのだ。 そう思うと、僕は自然に言ってしまった。 「大好きです……レミリアお嬢様」 結果だけ言えば僕の無謀なプロポーズは簡単に断られた。 従者の身である僕がレミリア様の夫になるのはダメなのだ。 でも僕は今でもレミリア様の隣にいる。 いやむしろ……あれからと言うもの僕の外出禁止の命は解かれ、逆にレミリア様が外に出る時に必ず付き添うようになっていた。 そして必ず毎日レミリア様はこう言うのだ。 「良い?必ず私に相応しい男になりなさい。これが……貴方に与える永遠の命令よ」 はい……レミリアお嬢様。 ─────────────────────────────────────────────────────────── うpろだ544 「貴方、自分に能力があるの理解してる?」 「え……?」 それはいつものように神社の宴会にレミリア様の付き添いで来てた時だった。 前に元の世界に帰る話しをした(勿論断った)、えっと……たしか八雲紫さんが不意にそんなことを言ってきた。 えっと能力ってあれだろうか?あのレミリア様で言う運命を操る程度の能力とか言う奴。 「僕に能力なんてありませんよ。普通の人間ですし」 僕の言葉に紫さんは微笑を返してきた。 「貴方は理解してないだけ。前の事件だって貴方は能力を生かして生き残ったの」 「僕が能力を生かして生き残った?」 事件とは僕とレミリア様の距離が縮まったあの時のことだろう。 あの時は妖怪達の攻撃を必死に避けてたけど……。 「貴方の能力は全てに順応する程度の力って言えばいいかしらね。直接的ではないにせよ強力な能力よ」 「全てに順応する程度の能力……」 紫さんの言葉自体に僕は物凄く思い当たる節があった。 僕こと○○は自慢ではないが物凄い物事の覚えが良い。 例えばの話し、というか実話なのだけど……。 僕が紅茶を始めて淹れた時……その出来は酷かった。 だけど、次に淹れた時はまぁ飲めるレベルの紅茶が淹れられるようになっていた。 そして三度目……その時には僕は味に厳しい人でない限り大丈夫な紅茶を淹れられるようになっているのだ。 流石にそれ以上は無理だが、それが順応する程度の能力だとしたら納得出来る……かもしれない。 「でも僕に能力なんてあるわけが……」 「ふ~ん……ならなんで元の世界に帰りたいことをすぐに言わなかったのかしら?」 「それは……」 その紫さんの言葉に僕は返す言葉がなかった。 確かにレミリア様のこともある……だがそれ以上に僕は帰りたくない理由があったのだ。 僕はその順応してしまうことを心底嫌がっていたのだから。 外の世界で僕は……。 「○○!」 「え、あ!レ、レミリア様……」 僕は完全にぼんやりしていたようで、レミリア様に呼び掛けられて気付いた。 従者としては完全な失態だ。後で咲夜さんに怒られるだろうなぁ。 「○○、何をボーとしてるの?私が少し目を離してる間に何か……」 「いえ何もありませんよレミリア様……心配かけてしまいすみません」 「し、心配なんてしてない!た、ただ主として従者のことを……」 ふふ、顔を赤くして必死に言い訳をしようとするレミリア様は相変わらず可愛らしい。 まぁそんなことを言ったら怒られるから言えないけど。 「……では、僕のことを考えて頂いてありがとうございます」 「……○○。お前わかってて言ってるだろう?」 そう言ってレミリア様はそっぽを向いてしまう。 正直たまにこうやってレミリア様はからかいたくなる。 だってからかうと物凄く可愛いのだ。 咲夜さんが見てない所でしか出来ないが、実は僕の楽しみの一つだったりする。 まぁでもレミリア様がお優しいから許して貰える楽しみなんだけど。 「僕はレミリア様に大切に思われて、幸せですよ」 「○○……もう良いからそろそろ帰るわよ。少し疲れたわ」 「はい。了解しましたレミリア様」 実はという所……僕はもう空くらいなら飛べる。 レミリア様にずっと付き添うモノとして空くらいは飛べないと不便と言うことで、なんとか飛べるようになったのだ。 次は弾幕、その後はスペルカードと順々に覚えていく予定だ。 「咲夜も帰るわよ」 「はいお嬢様」 僕に続いて咲夜さんもレミリア様の背後に続いた。 というか普通僕の方が立場が下だから一番後ろのはずじゃ……。 「あの……」 「あなたを後ろにしたら誰もあなたを見張れないでしょ?」 僕の質問の意図がわかっているらしく、用件を言う前に咲夜さんが答えてくれた。 どうやらまだ僕はレミリア様を心配させちゃってるみたいだな……。 早く強くなってレミリア様に心配をかけないようにしないと……そのためにはパチュリー様に授業を増やして貰って……。 「○○?」 それに美鈴さんにも体自体を鍛えるの手伝ってもらおうかな。 効率重視ばかりじゃ偏っちゃうから……。 「○○!」 「え、あ、はいレミリア様?」 「さっきから呼んでるのに答えないとは良い度胸してるじゃない?」 僕はどうやら前を飛んでいた(これはかなり珍しい)レミリア様を怒らせてしまったようだ。 割と本気な怒気が目の前に、かなり本気な殺気を背後から感じる。 「すみませんレミリア様……レミリア様のことを考えていたらぼんやりしていたようで」 「え!?」 途端顔を真っ赤にさせるレミリア様。 怒気は一気にしぼんでいき、代わりに赤みだけが残る。 「自分でも注意はしているのですが、どうもレミリア様のことを考えると集中してしまって」 「え……あう……」 「従者としてこれではダメですね……以後気をつけるようにします」 「わ、分かれば良いのよ……分かれば」 そう言うのがやっとと言う感じでレミリア様はそう言って、そのまま先に紅魔館の方へと加速していってしまった。 不意に背後からため息が聞こえる。 「あなたわざとやってるでしょ?」 「何がですか?」 「……本人に自覚がないのか、それとも狙ってるのかわからないって始末が悪いわよね」 咲夜さんはそう言うと付いて来いとばかりに僕の手を取って加速し出した。 咲夜さんが言わんとしてることは何となく分かる。 でも仕方ないじゃないですか……あぁ言う時のレミリア様は凄く可愛いんですから。 うpろだ564 「○○の様子がおかしい」 「はぁ……」 ここ数日で何度目かわからないお嬢様の発言。 これまたいつも通り○○のことだった。 どうやら相当悩んでるらしく、先ほどから紅茶に一口しか口をつけてない。 「私に隠れて何かやっているように見える」 「……そうでしょうか?」 あのお嬢様に絶対的な忠誠を持っている○○がお嬢様に隠し事? そんなの有り得るのかしら……。 「怪しいのはパチェ……何かパチェとやっているみたいなのよね……う~ん」 唸りながら考えるお嬢様。 その様子を見てると、もうパチュリー様には聞いてみたみたいね。 多分上手くはぐらかされたんだろうけど。 「咲夜。貴女も○○が何をやっているか探ってみて」 「……直接聞けばよろしいのでは?」 「それじゃあ命令になるからやりたくはない」 確かにお嬢様が聞けば○○は必ず答える。 でも……それがお嬢様の求めるやり方じゃないのなら仕方ないわね。 「ではどことなく探ってみます」 「えぇ……期待してるわ」 最後に小さくため息をつくお嬢様。 正直な所を言えば、お嬢様にこうやって心配をかける○○を許してはおけない。 でも……○○を殺すことも傷つけることも出来ない……それはお嬢様の望むことではないから。 「とは言っても困ったわね」 お嬢様にはああ言ったが、○○に私が直接聞くわけにはいかないのよね。 私だって○○の上司に当たる役職。 上下関係を大事にする○○なら命令として受け取って、答えてしまうかもしれないし。 パチュリー様が素直に答えてくれる筈ないし……他に知ってそうな人はいないかしら。 「あ、小悪魔」 そっかパチュリー様が知ってるなら小悪魔も知ってるかもしれない。 それに小悪魔ならもしかして軽く教えてくれるかも……。 「ねぇ小悪魔?」 「咲夜さんですか?なんでしょう」 私があんまり小悪魔に話しかけたことないから少し戸惑ってるみたいね。 そんなに私怖そうかしら……。 「○○のことについて何か知らない?」 「え、○○さんのことですか……」 今あからさまにまずいっ!って顔したわね。 「わ、私は何も知りません~パチュリー様に聞いてください!!」 「あ」 これ以上追求する前に逃げちゃった……。 これ……もしかして怖がられてるの? 地味に傷つくのだけど……。 「……?咲夜さん?」 僕が図書館に向かう途中の道で咲夜さんが呆然と廊下に立ち尽くしていた。 どうしたんだろ……何か落ち込んでるようにも見えるけど。 「あの……咲夜さん?」 「……○○。私って怖い?」 「え?……いえ別に怖くないですけど」 咲夜さんは後ろから見た時よりも落ち込んだ顔をしてた。 それにしても不思議な質問だな……咲夜さんが怖いはずないのに。 「どうかしたんですか?」 「……少しね。それよりも貴方に少し聞きたいことがあるんだけど?」 吹っ切れたように普段の表情に戻った咲夜さんは改めて僕の方に向き直った。 でもあからさまに後に引いてるような顔をしてるけど。 「貴方、お嬢様に何か隠し事をしてるわね?」 「……はい」 咲夜さんの質問の内容に僕ははいと答えるしかない。 だって咲夜さんに嘘をつくことは出来ない。 それが大変なことでも、聞かれた以上答えなきゃならないんだ。 「素直に答えたわね……じゃあそれはお嬢様に知られると困ること?」 「……はい。今は……まだ」 そう答えた僕の顔は少し苦笑いでもしてたかもしれない。 だって咲夜さんはメイド長。 使用人が主に隠し事をしてるなんて許してくれるはずはない。 レミリア様に報告もきっとするだろう。 「……それはお嬢様にとって良いこと?」 「それは……わかりません。僕の自己満足で終わるかもしれませんし、そうならないかもしれません」 僕の曖昧な答えに咲夜さんはあからまさにわかるくらい大きくため息をついた。 「……お嬢様が心配してるの。早くお嬢様を安心させてあげて」 「え……?咲夜さん報告するんじゃ……」 僕の質問に咲夜さんは少し子供染みた、それでいて少女のような笑みを浮かべて笑った。 こんな顔始めて見たかもしれない……。 いつもメイド長ってイメージしかないから……。 「数日だけ待ってあげる。その代わり必ずお嬢様を喜ばしてあげて」 それだけ言うと咲夜さんは僕の横を通り過ぎて去っていこうとしてしまう。 まずい、これだけは言ってから……。 「ありがとうございます咲夜さん!!それと……僕は咲夜さんのこと怖いんじゃなくて可愛いと思いますよ!」 ってあれ?僕が叫んだ瞬間咲夜さんの姿が消えた。 時間を止めてさっさと行っちゃったのかな……さっきの聞こえてると良いけど。 「え、え、えぇ!?い、今○○私を可愛いって……~~~~~」 「出来た……うん。これならきっと……」 仕事の合間を見て図書館でパチュリー様の修行を受けながら完成させてきたコレ。 コレがあればきっとレミリア様も喜んでくれる。 「……良くもまぁこれだけのを作ったわね。あなた人間にしとくには惜しいんじゃない?」 「そんな……コレ一つ作るのにこんなに苦労しましたから」 パチュリー様の褒め言葉がなんだかくすぐったい。 あんまりこのお方は人を褒めないからなぁ……。 「ありがとうございますパチュリー様。パチュリー様のお蔭で……」 「……私にお礼は良いからレミィに早く持っていてあげなさい。小悪魔、包装を」 「はい~」 ふふ、僕にお礼を言われてパチュリー様少しだけ赤くなってますね。 相変わらずこのお方はお礼を言われることに慣れてないんですから。 「それじゃあ行ってきます」 「報告、待ってるわ」 「頑張ってくださ~い」 パチュリー様と小悪魔さんに見送られ、図書館を後にする僕。 向かうはレミリア様の所。 これを早く渡さなきゃ……。 「や、やっと来たのね○○。お嬢様が中でご立腹よ」 お嬢様の部屋の前では咲夜さんが少しだけ顔を赤くして待っていた。 あれ……?なんで咲夜さん顔赤いんだろ? 「あの……どうかしたんですか?」 「い、良いから○○は部屋に行きなさい!」 無理矢理押し切る感じで咲夜さんに部屋に押し込まれてしまった。 どうしたんだろ……まぁそれよりも今はレミリア様!? 「……何しに来た」 似合わない威圧口調まで使われて……物凄い不機嫌なようですねレミリア様。 でも……そのお顔はお似合いになりませんよ? 「すみません……無礼を覚悟で失礼します」 「えっ……ちょ○○!?」 一気に歩み寄った僕に、レミリア様は焦ったように一歩下がる。 そうそう威圧口調より、そっちの方が可愛らしいですよ。 「これをお受け取りください。僕の……傑作です」 手を取りレミリア様の小さい手に箱を置く。 どうやらレミリア様は唖然として何も言えないようだ。 「お開け頂けると光栄です」 「…………」 レミリア様は無言で箱を開けていく。 あの中に入ってるアレ……喜んで頂ければ良いけど。 「これは……」 ○○に強引に渡された箱に入っていたのは、赤いとてもとても綺麗な宝石だった。 私が見る方向を変えるたびに赤い色が少しづつ変わる不思議な石……とても綺麗な魔法の石……。 「レミリア様にお世話になってから……何もお礼をしていなかったので」 そう言って○○は優しく笑った。 その笑顔は……さっきまであった不安や苛々を全部消してくれて……。 「本当はアクセサリーに加工しようと思ったんですが……時間とか足りなくて」 心の奥から何か暖かいものが込み上げてくるようだった。 この私が……人間からのプレゼントで感動してると言うの? ……バカらしいって言い切れれば……良かったんだけどね……。 「……このために最近?」 「はい。沢山の宝石を魔法で加工して一つにするためにパチュリー様に教えてもらいながら少しづつ……」 「……そう」 もう怒る気なんか完全に無くしてた。 ……お節介な執事め。 こんな嬉しいこと……簡単にするんじゃない……。 私は嬉しいことを意識すると急に恥ずかしくなり、何も言えなくなってしまった。 ○○が嬉しそうに笑ってる所を見ると、私の顔は真っ赤なのだろう。 でも何か心地よい……そんな気分だった。 ─────────────────────────────────────────────────────────── うpろだ565 今日こそ何もない一日を望んでる……と思いたい。 正直な所、僕こと森近霖之助に平凡な日常など皆無である。 主に毎日のように現れる略奪者の仕業なんだが……。 まぁ長い生のほとんどは長い暇潰し……今日もその暇潰しを満喫させてもらうとするか。 「香霖!今日も来てやったぜっ!」 「……毎日来てるね。暇なのかい魔理沙?」 一番の略奪者である魔理沙はほぼ毎日ここ香霖堂に現れる。 でも同時に僕は魔理沙の持ってる品をほぼ騙し取ってるから何も言えないのだが。 「何言ってるんだ。私が来ないと香霖にいつの間にかキノコが生えるじゃないか」 そう言って魔理沙は許可もしていないのに勝手に上がって行く。 いつものことだから今頃何も言わないが……僕はそんなキノコが生えるような生活をしてるかい? 「はぁ……いい加減ツケを返して欲しいんだけどね」 「だからこうやって夕飯を作りに来てやってるだろ?」 「きみも「お邪魔するわよ」……今名前を出そうとした霊夢も夕飯をたかりに来ただけにしか思えないんだが?」 次に現れた霊夢。 ツケを払わない第二号で略奪者の一人。 まぁ基本はお茶とかだから被害自体はそんなに大きなものではないのだけど。 「魔理沙も来てたの?じゃあ私も食べてくわ」 「……何がじゃあなのか良く分からないんだが?」 勿論霊夢は僕の言葉なんて気にせず魔理沙の方に言ってしまう。 いつもそうなんだが、ここが僕の店であることが分かってるんだろうか? 「香霖~?塩はどこにいったんだ?」 「塩は奥の棚だよ。この前取られたからね移動させたんだ」 ってしまった。霊夢に取られないために移動させたのに意味がないじゃないか。 はぁ……これでまた僕の家から塩が消えていくか……。 「先に言っておくけど今日は少し商談があるからあんまりうるさくしないでくれよ?」 「「商談?」」 珍しい言葉を聞いたとばかりに魔理沙と霊夢が同時に顔をこっちに向けた。 「あぁ正直この商談が上手くいかないとしばらくかなり苦しいんだ」 「霖之助さんもそんな生活苦しいの……?」 そんな同志を見るような目で僕を見ないでくれ霊夢。 きみも苦しいのは分かっているが、同志みたいに見られると何か辛い。 「香霖に商談をするなんてどうかしてるぜ」 「魔理沙……何度も言ってるけどここは店なんだからな?」 「分かってるぜ?」 満面の笑みを浮かべながら魔理沙は相当失礼なことを言い、台所に戻っていく。 多分もう興味を失ったんだろう。 それで商談の相手って誰なの?」 どうやら霊夢はまだ興味があるみたいだな。 でもいい加減売り物のツボに座るのは止めてくれないか? 「あぁ多分そろそろ……」 とそんなことを言った途端ノックが来たな。 ここにノックをする人なんて本当に少ないからすぐに分かる。 「入ってくれて構わないよ」 そして扉が開き、そこには……。 「森近さん遅くなりましてすみません」 「いや問題ないよ。いらっしゃい」 今日の商談相手は始めての相手である○○だ。 どうやら外の世界の人間らしいけど……この妙に似合ってる執事服を見てると、妙に馴染んでいる。 「えっと……○○だっけ?レミリアの執事の」 「はい。霊夢……うん。敬意を払う必要はないって言われてますから、呼び捨てで良いですよね?」 どうやら霊夢は○○と初対面に近いみたいだ。 まぁそう言う僕もこの前始めて○○がここを訪れたのが始めて会った時だが。 「敬意を払う必要ないって……レミリアが言ったの?」 「いえレミリア様は何も。言ったのは咲夜さんです」 「咲夜の奴……まぁ良いけどね呼び捨てで」 「ご理解頂けて嬉しいですよ」 霊夢と話す○○の物腰は柔らかだがどこか人間味が薄い。 いつもこうなのかはわからないが、変わった人間であることには変わらないな。 「それでだ○○。今日の商談だが……見ての通り霊夢と魔理沙が来ていてね。二人がいてダメなら後日になるが……」 「あぁいえ構いませんよ。霊夢や魔理沙がいても僕にとって問題は特にありませんから」 僕の配慮に○○は薄っすらと笑って返してきた。 まぁ○○が良いのなら僕は別に構わないのだが……。 「○○、あなたレミリアの執事なのにお金あるの?」 「……霊夢。レミリア様はご自分の部下に何も与えないような貧困な心の持ち主ではありませんよ?」 霊夢の言葉に少し呆れたような表情の○○には先ほどより遥かに人間味がある。 どうやらレミリア関係になると感情が出てくるらしいね。 だがそれよりもだ。 「霊夢、商談をするから少し下がっててくれないか?○○との雑談になってしまう」 「あらそう。じゃ勝手に上がってお茶を飲んでるわ」 僕の言い分に珍しく簡単に乗ってくれ、霊夢は魔理沙のいる方に戻っていった。 これでやっと商談が出来る。 「とりあえず用意した椅子がある。お茶を持ってくるから座ってくれ」 「はい……失礼します」 僕が一旦お茶を持って戻ってくると、○○は座った体勢のまま動くことなく待っていた。 完璧なる従者を徹底してるってことか……。 いや実は執事になるために生まれてきたのか!? ……まぁ冗談は置いておくとして、少し徹底しているのは気になるな。 「さて商談に入ろうか。確か外から取れた貴金属……主に宝石に当たるものが欲しいんだったね?」 「はい。在庫の方はどうなってますか?」 「案外多く手に入れることが出来てね。値は少しあるが、それなりの量があるよ」 そう言いながら僕の出した袋をじっと見ている○○。 実際の年齢は良く知らないが、こう言った所を見るとまだまだ子供のような好奇心があるな。 そういう意味ではレミリアと良くお似合いなのか? 「えっと……宝石が出来るだけ欲しいんです。あんまり僕はお金を持ってない方ですけど……ってどうかしましたか?」 「い、いやなんでもないんだ……」 略奪者しかいないこの店に客が……お金をきちんと払おうとするお客がいるよ……。 おっと感動のあまり泣きそうになった。 「おーい香霖?商談まだ……って○○?」 「魔理沙、まだ商談は終わってないよ」 「香霖……?森近さんそれって……」 「あぁ僕のことだよ」 「へぇ……」 何故か○○は口の中で小さく何か呟いている。 何か……まさか何か良からぬことを考えているんじゃ!? ……まぁ魔理沙じゃあるまいし、そんなことあるわけないか。 「なんだ商談の相手は○○だったのか。香霖に商談をするなんて時間の無駄だぜ?」 「……ちょっと待ってくれ魔理沙。時間の無駄とはどういう意味だい?」 「そのまんまの意味だぜ」 「……仲が宜しいんですね」 いつものように魔理沙と話していると、○○が子供のような笑顔を見せて笑っていた。 僕が何かそんな面白いことをしただろうか。 「へ~○○の笑う顔って始めて見たかもしれないぜ」 「そうですか?僕はそれなりに笑ってるつもりですが……」 「そいつそんなに笑わないの?」 魔理沙の話しに○○も乗ってしまったか……。 霊夢も乱入してきたし、これはしばらく商談はお流れかな……まぁ良いさ。 ○○が随分と子供な顔をしてるからね。 「すみません。商談を忘れて話し込んでるなんて……」 「良いんだよ。物を買おうという意思すらない誰かさん達と比べればね」 僕の皮肉交じりの言葉にも魔理沙はどこ吹く風だし、霊夢はお茶をのんびりと飲んでる。 きみ達のことなんだけどね。 「いえでも宝石は買っていかないと……これで買えるだけの宝石をくれませんか?」 そう言って出した袋を僕は受け取っ……重!? 「こ、これはどれくらい……うわ!」 思わず僕は叫んでしまった。 物凄い量のお金がそこには入っていたのだ。 これだけあれば僕が出した宝石を全部買ってもお釣りが来るぞ!? 「一体どこでこんなに……」 「レミリア様からは一応お給料を貰ってますから……今までもらった全額ですけど?」 「全額!?それじゃ生活はどうするんだい?」 「食事は館で出ますし……別に欲しいものとかないんですよ僕」 はっきりと言い切った……。 これは実はアレか!?僕の店で買い物をしたことを口止めするための口止め料……って○○がそんなことする意味ないじゃないか。 「じゃじゃあその宝石は……」 「魔法の練習に使う分とあとは砕いて錬金してお嬢様にプレゼントしようかと」 「……正直脱帽だよ○○。きみは完璧なまでに執事なんだね」 呆れる……というかもう関心するしかなかった。 どうやら意思がないと言う心配も杞憂だったみたいだ。 「ではこれで……今日はありがとうございました。香霖さん」 「え……」 僕がまともな反応を返す前に○○は扉から急いで去っていってしまった。 今確かに香霖さんと呼んだような気がするけど……。 「香霖~終わったなら飯食おうぜ~」 「……あぁ今そっちに行こう」 まぁ……良いだろう。 今度○○が来た時にでも確認すれば良いさ。 そうして珍妙な客による多額の商談は終わった……。 結果は珍しく僕の黒字で終わるのだった。 珍しくは余計さ。 ─────────────────────────────────────────────────────────── うpろだ595 ○○は私の完全なる従者。 ○○は私のもの。 ○○は私を愛して……本当に○○は私の愛してる? ……この綺麗な宝石を私のために作った○○……でもそれはただの感謝の気持ち? わからない……私が、夜の王がここまで悩まさせられるなんて……。 でもダメ……○○が成長するまで待てると思ったけど……私はもう耐えられない。 ○○……○○……。 「う……」 私は悪夢の中に目を覚ました。 悪夢の内容は最悪な気持ちながら覚えてる……。 く……この私があんな……私はこんなに弱い奴だったか? 「……くそ」 私は立ち上がり窓に目を向けた。 夜空に浮かぶ月……どうやら私の夜らしいな……。 「咲夜」 「はいお嬢様」 「身支度を整えて。少し……いや大切な用事があるわ」 「?……かしこまりました」 私の態度に咲夜は少しだけ疑問を持ったみたいだけど……関係ない。 咲夜は完璧な従者……私の命令を完璧にこなしてくれる。 今夜が勝負……私はやるしかない。 必ずあいつを……私のものに。 「……今日はレミリア様にお会い出来なかったなぁ」 月の浮かぶ闇夜、結局僕は咲夜さんに押し切られ起きるのが遅いレミリア様を待たずに部屋に入れられてしまった。 なんでも咲夜さん曰く、僕が眠そうだと咲夜さんがレミリア様に怒られるらしい。 咲夜さんにはお世話になってるし、出来れば迷惑かけたくないけど……一日一回は会いたかったなぁ。 「……はぁ」 僕はレミリア様の望むような従者になれてるだろうか? いやまだ足りない……でも少しは追いつかないと……。 僕には寿命があるんだ……時を操れる咲夜さんや、魔女であるパチュリー様。 妖怪である美鈴さんに吸血鬼のレミリア様……みんな長い寿命を持ってる。 僕だけが死ぬ……でも死ぬ前に……レミリア様の望む人間に……。 「○○」 「……え?レミリア様?」 なんでだろう?レミリア様がなんで僕の部屋の窓の所に……。 それもそんな悲しいお顔をなされて……。 「○○……起きてたみたいね」 「……はいレミリア様。すみません主の起床に立ち会わず」 「そんなの別に良い……」 レミリア様……? 僕に迫ってくるレミリア様。 そのお顔はとても苦しそうで……僕は何も出来なかった。 そしてレミリア様は僕の顔の目の前まで来ていた。 「○○……あなたは私のもの。だから受け入れなさい」 「!?」 レミリア様……? なんでレミリア様は僕の首を……噛んで……。 あぁそっか……これは吸血鬼であるレミリア様が眷属を……。 「……○○」 私はきっと最低なことをしただろう。 ○○は私が何をしても抵抗しない……それがわかってて私はこんな真似をしたんだから。 一瞬驚いた顔をしていたけど、○○の顔は何故か穏やかだった。 なんで……あなたは血を吸われたのよ? 「……レミリア様」 「○○!?」 ○○の意識はすぐに戻ったらしく、急に私を抱きしめてきた。 その力は強く……でもとても安心出来るものだ。 「ありがとうございますレミリア様」 「あり……がとう?」 私は○○の言葉がしばらく理解できなかった。 私は無理矢理○○を眷属にしたのに……ありがとう? 「なんで……」 「僕は嬉しいんです……愛するレミリア様の眷属になれて」 「あ……」 ○○のその言葉で私の力はフッと抜けていった。 そっか……始めから何も心配する必要なんてなかったたんだ……。 ○○は始めから私を愛してた……そんなわかりきったことを疑う必要なんて……なかったんだ。 「……ごめん……なさい○○」 急に自分が恥ずかしくなった私は、恥も何もかも捨てて○○に謝った。 ちゃんと私を愛してくれていた○○に……。 「……謝る必要なんてありませんよレミリア様。それに……泣かないでください。僕が悲しくなりますよ」 ぎゅっと私が落ち着くように○○は私を抱きしめてくれる。 それがなんだか凄く嬉しくて……始めて私は他人の胸の中で涙を流して泣いた……。 「○○……良い?あなたは私のもの……それは間違いない」 「はいレミリア様」 泣き止んだレミリア様はまだ残る涙を拭きながらそんなことを言ってきた。 どうやら僕の体は凄く吸血鬼に馴染むみたいで……レミリア様に噛まれた傷は早くも再生を始めていた。 しかし吸血鬼になってもあんまり感覚は変わらないんだなぁ……。 「でも同時に……私は○○のもの。私を愛する限り……私をものに出来るのよ」 「そんな……僕がレミリア様をものにするなんて」 「……あなただけなんだから。私を泣かせたあなたが……私を唯一ものに出来る」 そう言ってレミリア様はもう一度僕に抱きついてきた。 僕は少し驚いていたけど……笑って抱きしめ返してあげた。 「……○○。私の眷属になったんだから……私に頼るだけではなく頼らせなさい」 「はい……レミリア様」 「私を愛して……一番。ずっと思いっきり」 どこか言い聞かせるようなレミリア様の言葉。 でもその全てが僕にとって嬉しくて……思わずこう口にしていた。 「もちろんです……ずっとあなたを愛しますよ……レミリア……」 ───────────────────────────────────────────────────────────
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デッキタイプ レミリア主体 レミ4(レミリア4) 親友(レミリア3パチュリー1) 絶対親友(レミリア2咲夜1パチュリー1) カリスマ(レミリアver)(レミリア2幽々子1輝夜1) レミリア1幽々子3 壁レミリア(L妖夢)(妖夢1レミリア3) 壁レミリア(L輝夜)(輝夜1レミリア3) 紅色の境界(紫1レミリア3) レミリアが含まれるデッキ 瀟洒(咲夜3レミリア1) 姉妹砦(咲夜1妖夢1レミリア1フラン1) 約束(咲夜ver)(咲夜2レミリア2) 約束(レミリアver)(レミリア2咲夜2) スマスマ(紫1レミリア1幽々子1輝夜1) カリスマ支配(アリス1レミリア1幽々子1輝夜1) カリスマ(幽々子ver)(幽々子2レミリア1輝夜1) カリスマ(輝夜ver)(輝夜2レミリア1幽々子1) 支配親友トリレイ(アリス1魔理沙1レミリア1パチュリー1) 2:2親友(レミリア2パチュリー2) バレンタイン(レミリア2+フラン2) ハートブライド(レーヴァライド)(フラン2レミリア2) 茶会(レミリア1霊夢3) 紅魔館(レミリア1咲夜1パチュリー1美鈴1) 叡智親友(レミリア1パチュリー1永淋1慧音1) デュオフラン(フラン3レミリア1) デュオの世界(フラン1レミリア1幽々子1輝夜1) 中国支配(美鈴1妖夢1アリス1レミリア1) 月下美人(慧音3レミリア1) 鬼神楽(萃香2レミリア2)
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僕はあの日、あのお方に出会った。 時に優しく、時に怖い僕の最愛の人。 始めて会った時から僕はあの人にただ惹かれていた。 向こうではなんでも出来てしまった僕。 僕を変えたものの全てに……僕は感謝してます。 「○○、そっちはもう良いわ。こっちをお願い」 「はい。メイド長、じゃなくて……咲夜さん」 僕は今日もまた咲夜さんの手伝いをしていた。 この幻想郷に迷い込んできてはや1週間……なのかな? とりあえず色々あってここ、悪魔の住む屋敷、紅魔館に住み込むようになってからは1週間か。 最初は少し大変だったけど、いつものようにすぐに慣れた。 一通り屋敷のことは覚えたし、もうお茶も満足いくレベルのが淹れられる。 一応従者では合格点を貰えるくらいの実力なんだ。 咲夜さんには全く勝てないけど。 「今日は他にやることはありますか?」 「……いや今はないわね。でもそろそろお嬢様が起きてくるから、少し休んでて」 「そうですか……では少し失礼します」 咲夜さんとは一応同僚兼上司の関係。 とは言っても咲夜さんはメイド長で、僕は一介の従者。 本来物凄い立場の差があるはずなのに、僕は特別扱いを受けている。 それは全て……僕がレミリアお嬢様付きの従者だからなんだよね……。 「○○、今日も外には出ていないわよね?」 「はい。レミリアお嬢様の言う通り、今日も一歩も出てません」 僕は何故か森で発見され、ここ紅魔館に連れてきてもらってから、レミリアお嬢様の命令で一度も外に出てない。 レミリアお嬢様の命令なら逆らう理由はなんだけど……一応疑問には思ってるんだけど、聞けないし。 他にも屋敷が騒がしい時には図書館やパチュリー様に近づくなとか……良くわからない命令が多い。 だから僕はこの幻想郷の森と、紅魔館しか見たことない。 でもまぁ問題ないかな? 僕はただレミリアお嬢様のお側に居られればそれで……。 「レミリアお嬢様はお出掛け……少し暇だなぁ……」 実際レミリアお嬢様がいないと僕の仕事はないに等しい。 基本的な仕事をあんまりやると咲夜さんに怒られるし、図書館には轟音が鳴っていて近づけない。 だから今日は一日部屋でのんびり……してて良いのかなぁ。 「レミリアお嬢様……」 気付くと呟いてる我が最愛の人の名前。 あの日、幻想郷に迷い込んだ僕を救ってくれたレミリアお嬢様。 始めは確かに食料として確保してたみたいだけど……僕のあの言葉から突然変わった。 正直な所……僕がもう少し普通の感性を持っていたら……今ここにはいなかったんだろうな。 でも……僕はレミリアお嬢様との出会いを最高だと思ってる。 「人間。貴方は私に食われるの。覚悟は良い?」 そう言って木の幹に体を預けていた僕の前に一人の少女が立った。 対する僕と言えばきっとまねけな表情をしていたに違いない。 だって……始めて見たから……思わず声に出てた。 「……可愛い」 はっきり言って○○との出会いは最悪だった。 このレミリア・スカーレットに向かってあいつが放った第一声。 未だに耳に残って離れない。 この私に向かって、ただの人間に過ぎない○○が……あろうことか自分を食おうとしてる私を可愛い!? 正直、怒りを簡単に通り越して呆れがあった。 そして最後に出たのは興味。 私を全く恐れないこの人間……傍に置いたらどうなるか……興味があった。 だから館に軟禁状態にして咲夜に世話をさせてる。 どうやら○○は私のために働きたいらしく、従者にしてやったら妙に喜んでた。 ……別に喜ばしたかったわけじゃないけど……まぁ喜んでるならそれで良かった。 でも流石にそろそろ限界か……パチェや咲夜、小悪魔や美鈴だけに○○の存在はわかってる。 そう○○は外の人間。 霊夢やあのスキマにばれれば外に帰る話が出る。 もう○○は私の物。 誰にも渡すわけにはいかないのだ……。 「収穫はなし……か」 霊夢の所にわざわざ偵察に来てみたが、霊夢は相変わらず。 特にバレてるようでもないし、感づいてる様子もなし。 こういう偵察は咲夜に任せようかと思ってたけど……何故か自分で来てた。 どうも最近の私は変だ。 ○○のことになると、自分で確認しないと安心できない。 しかもこうやって早く帰って○○の顔を見ないと安心出来ない。 どうしたと言うのだろうか……この私が……。 だがこの時私はぬかっていた。 この運命を操る私なら気付くはずだったことを……私は気付いてなかったのだ。 「……困ったなぁ」 僕は心底困ってた。 僕はレミリアお嬢様から館から出ないよう命令を受けている。 でも……あの三人の見慣れない妖精の仕業で僕は今知らない森の中にいた。 紅魔館から出たことのない僕は正直な所外に出てしまえば右も左もわからない。 しかもただの人間である僕が飛べるはずもなく……完全に迷子になっていた。 「レミリアお嬢様に叱られるだろうな……命令も破っちゃったし」 僕は普通の人間だし、夜もだいぶ近づいてきた。 このままじゃ僕は妖怪に食われてしまうだろう。 でも……帰り道はわからない。 仕方なく僕は当ても無く歩くしかなかった。 「○○がいない!?」 「は、はいっ。見ても部屋に姿がなくて……今メイド達に探させています」 帰った私を待っていたのは、咲夜の○○不在の報告だった。 ○○が逃げ出すとは思えない。 だが実際○○の姿はない……私の落ち度だ。 「くっ!!」 「お嬢様!?」 私は咲夜の静止の声も聞かず再び外に飛び出した。 もう夜になる……ただの人間である○○は妖怪の餌でしかない。 そんなことはさせない。 ○○は私の物だ!私以外の奴に好き勝手にされてたまるもんか! 「はぁ……はぁ」 迷いに迷った僕は予想通り妖怪に追われていた。 しかも一匹どころじゃない。 走れば走るほどその数は増えていき、今はもうどんな数になってるか予想もつかない。 でも捕まるわけにはいかない……命が惜しいんじゃない。 でも僕の命を誰かに渡すわけにはいかないんだ! 「っ!!」 そんな僕に追い討ちをかけるかのように飛んでくる妖怪の弾幕。 だがあんなのはもう慣れた。 体が追いつくかはわからないけど、そんなの当たるはずがない! 「!!」 こんな人間に避けられているのが腹が立つのか、弾幕は更に激しさを増し、僕を打ち倒そうとしてくる。 でも弾幕をいくら厚くしてもパターンは一緒。 だから慣れている僕に当たるはずはなかった。 普通は当たらないはずだったのだ。 「が!?う……」 だが現実は違った。 僕の体の疲労は思ったより激しかったらしく、思ったような動きが出来なかった。 僕は弾幕を数発受け、地面に転がった。 あぁ……レミリアお嬢様から貰った執事服……汚しちゃったな……。 でも……執事服が汚れても逃げるのを止めるわけにはいかない……。 僕の命なんか惜しくない。 でも……この命はもはや僕一人の命ではない。 いやもう僕の命じゃないんだ。 僕の命はあの時救って頂いた、最愛の人……レミリアお嬢様の物なんだ! 「う……わぁぁぁぁぁ!!!」 僕は自分を奮い立たせるために叫び、また走り出した。 体なんかもうとっくに限界を超えてる。 妖怪の放った弾幕によって痛めた足や背中が酷く痛む。 それでも走らなきゃ……僕はレミリアお嬢様の所に帰らなきゃならないんだ……。 「う……うぐぅ……」 何度目か分からない転倒。 妖怪達は狩でも楽しむかのように僕が逃げるのを見ている。 でも好都合だ。 すぐに殺されないなら走れる。逃げれる。 でももう……僕の手足は言うことを聞いてくれなかった。 足が片方変な方向に曲がってる。 今かその前に転んだ時にやられたんだろう。もう感覚がなかった。 それに気付いた妖怪達はつまらなそうに僕に近寄ってくる。 あぁ……申し訳ありませんレミリアお嬢様……貴女に頂いたこの命……こんな妖怪達に散らされてしまって……。 「○○!!」 あぁ……レミリアお嬢様のお声だ……。 大丈夫ですよ……そんな泣きそうな声をしなくても。 僕は貴女様の物……どこにも……行ったりは……。 「……え?」 気付いた時には僕は知らない場所にいた。 白いベットに横たわる僕……そうか、ここは僕の世界の病院に似てるんだ。 紅魔館にこんな所あったかな? 「気付いたみたいね」 「貴女は……」 「私は八意永琳。驚いたわよ。血相を変えたこの子が、貴方を背負って永遠亭に飛び込んできた時は何かと思ったわ」 「この子……?あ、あれ?レミリア……お嬢様」 近くの椅子に座った不思議な女の人、永琳さんの言葉でベットの重みに気付くと、上半身を起こしてみて見ていた。 そしてそこにはレミリアお嬢様が寝ていた。 服は乱れ、酷く疲れていたように寝ている……なんでここにお嬢様が。 「そういえば……僕は妖怪に襲われて……まさかレミリアお嬢様が助けて」 「見た所そうね。大事にされてるみたいで良かったじゃない」 「それは……嬉しいですけど」 永琳さんはからかうような目線で僕を見てくる。 でもどうやらまたレミリアお嬢様に命を救ってもらったみたいだ。 この……なんとも可愛らしい、僕の最愛の人に。 「ん……○○?」 「あら、起こしちゃったみたいね。私は少し出てるからごゆっくり」 「レミリアお嬢様……」 永琳さんは出て行ってしまい、僕はレミリアお嬢様と二人きりで残される。 レミリアお嬢様はまだ起ききってないらしく、まだ目が空ろだ。 「レミリアお嬢様……申し訳ありません。命令を……破ってしまって」 僕はもう一度名前を呼んで謝る。 だがあまりレミリアお嬢様から反応は返ってこない。 「僕の最愛の方レミリアお嬢様、僕はどんな罰でも受けましょう……僕は!?」 そこまで言った所で不意にレミリアお嬢様が僕に抱きついてきた。 僕は何も言えずに固まってしまう。 「……○○……なんで勝手なことした……」 レミリアお嬢様の強がるような、似合わない口調。 泣きそうなのを堪えているのが、僕にはわかってしまった。 「申し訳……ありません」 「許さ……ない。でも……生きてて良かった」 レミリアお嬢様はそう言うと、体を震わせてそのまま何も言わなくなった。 泣いて……いるのだろう。 レミリアお嬢様は優しい、だから……僕のために泣いてくれているのだ。 そう思うと、僕は自然に言ってしまった。 「大好きです……レミリアお嬢様」 結果だけ言えば僕の無謀なプロポーズは簡単に断られた。 従者の身である僕がレミリア様の夫になるのはダメなのだ。 でも僕は今でもレミリア様の隣にいる。 いやむしろ……あれからと言うもの僕の外出禁止の命は解かれ、逆にレミリア様が外に出る時に必ず付き添うようになっていた。 そして必ず毎日レミリア様はこう言うのだ。 「良い?必ず私に相応しい男になりなさい。これが……貴方に与える永遠の命令よ」 はい……レミリアお嬢様。 うpろだ537 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「貴方、自分に能力があるの理解してる?」 「え……?」 それはいつものように神社の宴会にレミリア様の付き添いで来てた時だった。 前に元の世界に帰る話しをした(勿論断った)、えっと……たしか八雲紫さんが不意にそんなことを言ってきた。 えっと能力ってあれだろうか?あのレミリア様で言う運命を操る程度の能力とか言う奴。 「僕に能力なんてありませんよ。普通の人間ですし」 僕の言葉に紫さんは微笑を返してきた。 「貴方は理解してないだけ。前の事件だって貴方は能力を生かして生き残ったの」 「僕が能力を生かして生き残った?」 事件とは僕とレミリア様の距離が縮まったあの時のことだろう。 あの時は妖怪達の攻撃を必死に避けてたけど……。 「貴方の能力は全てに順応する程度の力って言えばいいかしらね。直接的ではないにせよ強力な能力よ」 「全てに順応する程度の能力……」 紫さんの言葉自体に僕は物凄く思い当たる節があった。 僕こと○○は自慢ではないが物凄い物事の覚えが良い。 例えばの話し、というか実話なのだけど……。 僕が紅茶を始めて淹れた時……その出来は酷かった。 だけど、次に淹れた時はまぁ飲めるレベルの紅茶が淹れられるようになっていた。 そして三度目……その時には僕は味に厳しい人でない限り大丈夫な紅茶を淹れられるようになっているのだ。 流石にそれ以上は無理だが、それが順応する程度の能力だとしたら納得出来る……かもしれない。 「でも僕に能力なんてあるわけが……」 「ふ~ん……ならなんで元の世界に帰りたいことをすぐに言わなかったのかしら?」 「それは……」 その紫さんの言葉に僕は返す言葉がなかった。 確かにレミリア様のこともある……だがそれ以上に僕は帰りたくない理由があったのだ。 僕はその順応してしまうことを心底嫌がっていたのだから。 外の世界で僕は……。 「○○!」 「え、あ!レ、レミリア様……」 僕は完全にぼんやりしていたようで、レミリア様に呼び掛けられて気付いた。 従者としては完全な失態だ。後で咲夜さんに怒られるだろうなぁ。 「○○、何をボーとしてるの?私が少し目を離してる間に何か……」 「いえ何もありませんよレミリア様……心配かけてしまいすみません」 「し、心配なんてしてない!た、ただ主として従者のことを……」 ふふ、顔を赤くして必死に言い訳をしようとするレミリア様は相変わらず可愛らしい。 まぁそんなことを言ったら怒られるから言えないけど。 「……では、僕のことを考えて頂いてありがとうございます」 「……○○。お前わかってて言ってるだろう?」 そう言ってレミリア様はそっぽを向いてしまう。 正直たまにこうやってレミリア様はからかいたくなる。 だってからかうと物凄く可愛いのだ。 咲夜さんが見てない所でしか出来ないが、実は僕の楽しみの一つだったりする。 まぁでもレミリア様がお優しいから許して貰える楽しみなんだけど。 「僕はレミリア様に大切に思われて、幸せですよ」 「○○……もう良いからそろそろ帰るわよ。少し疲れたわ」 「はい。了解しましたレミリア様」 実はという所……僕はもう空くらいなら飛べる。 レミリア様にずっと付き添うモノとして空くらいは飛べないと不便と言うことで、なんとか飛べるようになったのだ。 次は弾幕、その後はスペルカードと順々に覚えていく予定だ。 「咲夜も帰るわよ」 「はいお嬢様」 僕に続いて咲夜さんもレミリア様の背後に続いた。 というか普通僕の方が立場が下だから一番後ろのはずじゃ……。 「あの……」 「あなたを後ろにしたら誰もあなたを見張れないでしょ?」 僕の質問の意図がわかっているらしく、用件を言う前に咲夜さんが答えてくれた。 どうやらまだ僕はレミリア様を心配させちゃってるみたいだな……。 早く強くなってレミリア様に心配をかけないようにしないと……そのためにはパチュリー様に授業を増やして貰って……。 「○○?」 それに美鈴さんにも体自体を鍛えるの手伝ってもらおうかな。 効率重視ばかりじゃ偏っちゃうから……。 「○○!」 「え、あ、はいレミリア様?」 「さっきから呼んでるのに答えないとは良い度胸してるじゃない?」 僕はどうやら前を飛んでいた(これはかなり珍しい)レミリア様を怒らせてしまったようだ。 割と本気な怒気が目の前に、かなり本気な殺気を背後から感じる。 「すみませんレミリア様……レミリア様のことを考えていたらぼんやりしていたようで」 「え!?」 途端顔を真っ赤にさせるレミリア様。 怒気は一気にしぼんでいき、代わりに赤みだけが残る。 「自分でも注意はしているのですが、どうもレミリア様のことを考えると集中してしまって」 「え……あう……」 「従者としてこれではダメですね……以後気をつけるようにします」 「わ、分かれば良いのよ……分かれば」 そう言うのがやっとと言う感じでレミリア様はそう言って、そのまま先に紅魔館の方へと加速していってしまった。 不意に背後からため息が聞こえる。 「あなたわざとやってるでしょ?」 「何がですか?」 「……本人に自覚がないのか、それとも狙ってるのかわからないって始末が悪いわよね」 咲夜さんはそう言うと付いて来いとばかりに僕の手を取って加速し出した。 咲夜さんが言わんとしてることは何となく分かる。 でも仕方ないじゃないですか……あぁ言う時のレミリア様は凄く可愛いんですから。 うpろだ544 「○○の様子がおかしい」 「はぁ……」 ここ数日で何度目かわからないお嬢様の発言。 これまたいつも通り○○のことだった。 どうやら相当悩んでるらしく、先ほどから紅茶に一口しか口をつけてない。 「私に隠れて何かやっているように見える」 「……そうでしょうか?」 あのお嬢様に絶対的な忠誠を持っている○○がお嬢様に隠し事? そんなの有り得るのかしら……。 「怪しいのはパチェ……何かパチェとやっているみたいなのよね……う~ん」 唸りながら考えるお嬢様。 その様子を見てると、もうパチュリー様には聞いてみたみたいね。 多分上手くはぐらかされたんだろうけど。 「咲夜。貴女も○○が何をやっているか探ってみて」 「……直接聞けばよろしいのでは?」 「それじゃあ命令になるからやりたくはない」 確かにお嬢様が聞けば○○は必ず答える。 でも……それがお嬢様の求めるやり方じゃないのなら仕方ないわね。 「ではどことなく探ってみます」 「えぇ……期待してるわ」 最後に小さくため息をつくお嬢様。 正直な所を言えば、お嬢様にこうやって心配をかける○○を許してはおけない。 でも……○○を殺すことも傷つけることも出来ない……それはお嬢様の望むことではないから。 「とは言っても困ったわね」 お嬢様にはああ言ったが、○○に私が直接聞くわけにはいかないのよね。 私だって○○の上司に当たる役職。 上下関係を大事にする○○なら命令として受け取って、答えてしまうかもしれないし。 パチュリー様が素直に答えてくれる筈ないし……他に知ってそうな人はいないかしら。 「あ、小悪魔」 そっかパチュリー様が知ってるなら小悪魔も知ってるかもしれない。 それに小悪魔ならもしかして軽く教えてくれるかも……。 「ねぇ小悪魔?」 「咲夜さんですか?なんでしょう」 私があんまり小悪魔に話しかけたことないから少し戸惑ってるみたいね。 そんなに私怖そうかしら……。 「○○のことについて何か知らない?」 「え、○○さんのことですか……」 今あからさまにまずいっ!って顔したわね。 「わ、私は何も知りません~パチュリー様に聞いてください!!」 「あ」 これ以上追求する前に逃げちゃった……。 これ……もしかして怖がられてるの? 地味に傷つくのだけど……。 「……?咲夜さん?」 僕が図書館に向かう途中の道で咲夜さんが呆然と廊下に立ち尽くしていた。 どうしたんだろ……何か落ち込んでるようにも見えるけど。 「あの……咲夜さん?」 「……○○。私って怖い?」 「え?……いえ別に怖くないですけど」 咲夜さんは後ろから見た時よりも落ち込んだ顔をしてた。 それにしても不思議な質問だな……咲夜さんが怖いはずないのに。 「どうかしたんですか?」 「……少しね。それよりも貴方に少し聞きたいことがあるんだけど?」 吹っ切れたように普段の表情に戻った咲夜さんは改めて僕の方に向き直った。 でもあからさまに後に引いてるような顔をしてるけど。 「貴方、お嬢様に何か隠し事をしてるわね?」 「……はい」 咲夜さんの質問の内容に僕ははいと答えるしかない。 だって咲夜さんに嘘をつくことは出来ない。 それが大変なことでも、聞かれた以上答えなきゃならないんだ。 「素直に答えたわね……じゃあそれはお嬢様に知られると困ること?」 「……はい。今は……まだ」 そう答えた僕の顔は少し苦笑いでもしてたかもしれない。 だって咲夜さんはメイド長。 使用人が主に隠し事をしてるなんて許してくれるはずはない。 レミリア様に報告もきっとするだろう。 「……それはお嬢様にとって良いこと?」 「それは……わかりません。僕の自己満足で終わるかもしれませんし、そうならないかもしれません」 僕の曖昧な答えに咲夜さんはあからまさにわかるくらい大きくため息をついた。 「……お嬢様が心配してるの。早くお嬢様を安心させてあげて」 「え……?咲夜さん報告するんじゃ……」 僕の質問に咲夜さんは少し子供染みた、それでいて少女のような笑みを浮かべて笑った。 こんな顔始めて見たかもしれない……。 いつもメイド長ってイメージしかないから……。 「数日だけ待ってあげる。その代わり必ずお嬢様を喜ばしてあげて」 それだけ言うと咲夜さんは僕の横を通り過ぎて去っていこうとしてしまう。 まずい、これだけは言ってから……。 「ありがとうございます咲夜さん!!それと……僕は咲夜さんのこと怖いんじゃなくて可愛いと思いますよ!」 ってあれ?僕が叫んだ瞬間咲夜さんの姿が消えた。 時間を止めてさっさと行っちゃったのかな……さっきの聞こえてると良いけど。 「え、え、えぇ!?い、今○○私を可愛いって……~~~~~」 「出来た……うん。これならきっと……」 仕事の合間を見て図書館でパチュリー様の修行を受けながら完成させてきたコレ。 コレがあればきっとレミリア様も喜んでくれる。 「……良くもまぁこれだけのを作ったわね。あなた人間にしとくには惜しいんじゃない?」 「そんな……コレ一つ作るのにこんなに苦労しましたから」 パチュリー様の褒め言葉がなんだかくすぐったい。 あんまりこのお方は人を褒めないからなぁ……。 「ありがとうございますパチュリー様。パチュリー様のお蔭で……」 「……私にお礼は良いからレミィに早く持っていてあげなさい。小悪魔、包装を」 「はい~」 ふふ、僕にお礼を言われてパチュリー様少しだけ赤くなってますね。 相変わらずこのお方はお礼を言われることに慣れてないんですから。 「それじゃあ行ってきます」 「報告、待ってるわ」 「頑張ってくださ~い」 パチュリー様と小悪魔さんに見送られ、図書館を後にする僕。 向かうはレミリア様の所。 これを早く渡さなきゃ……。 「や、やっと来たのね○○。お嬢様が中でご立腹よ」 お嬢様の部屋の前では咲夜さんが少しだけ顔を赤くして待っていた。 あれ……?なんで咲夜さん顔赤いんだろ? 「あの……どうかしたんですか?」 「い、良いから○○は部屋に行きなさい!」 無理矢理押し切る感じで咲夜さんに部屋に押し込まれてしまった。 どうしたんだろ……まぁそれよりも今はレミリア様!? 「……何しに来た」 似合わない威圧口調まで使われて……物凄い不機嫌なようですねレミリア様。 でも……そのお顔はお似合いになりませんよ? 「すみません……無礼を覚悟で失礼します」 「えっ……ちょ○○!?」 一気に歩み寄った僕に、レミリア様は焦ったように一歩下がる。 そうそう威圧口調より、そっちの方が可愛らしいですよ。 「これをお受け取りください。僕の……傑作です」 手を取りレミリア様の小さい手に箱を置く。 どうやらレミリア様は唖然として何も言えないようだ。 「お開け頂けると光栄です」 「…………」 レミリア様は無言で箱を開けていく。 あの中に入ってるアレ……喜んで頂ければ良いけど。 「これは……」 ○○に強引に渡された箱に入っていたのは、赤いとてもとても綺麗な宝石だった。 私が見る方向を変えるたびに赤い色が少しづつ変わる不思議な石……とても綺麗な魔法の石……。 「レミリア様にお世話になってから……何もお礼をしていなかったので」 そう言って○○は優しく笑った。 その笑顔は……さっきまであった不安や苛々を全部消してくれて……。 「本当はアクセサリーに加工しようと思ったんですが……時間とか足りなくて」 心の奥から何か暖かいものが込み上げてくるようだった。 この私が……人間からのプレゼントで感動してると言うの? ……バカらしいって言い切れれば……良かったんだけどね……。 「……このために最近?」 「はい。沢山の宝石を魔法で加工して一つにするためにパチュリー様に教えてもらいながら少しづつ……」 「……そう」 もう怒る気なんか完全に無くしてた。 ……お節介な執事め。 こんな嬉しいこと……簡単にするんじゃない……。 私は嬉しいことを意識すると急に恥ずかしくなり、何も言えなくなってしまった。 ○○が嬉しそうに笑ってる所を見ると、私の顔は真っ赤なのだろう。 でも何か心地よい……そんな気分だった。 うpろだ564 ─────────────────────────────────────────────────────────── 今日こそ何もない一日を望んでる……と思いたい。 正直な所、僕こと森近霖之助に平凡な日常など皆無である。 主に毎日のように現れる略奪者の仕業なんだが……。 まぁ長い生のほとんどは長い暇潰し……今日もその暇潰しを満喫させてもらうとするか。 「香霖!今日も来てやったぜっ!」 「……毎日来てるね。暇なのかい魔理沙?」 一番の略奪者である魔理沙はほぼ毎日ここ香霖堂に現れる。 でも同時に僕は魔理沙の持ってる品をほぼ騙し取ってるから何も言えないのだが。 「何言ってるんだ。私が来ないと香霖にいつの間にかキノコが生えるじゃないか」 そう言って魔理沙は許可もしていないのに勝手に上がって行く。 いつものことだから今頃何も言わないが……僕はそんなキノコが生えるような生活をしてるかい? 「はぁ……いい加減ツケを返して欲しいんだけどね」 「だからこうやって夕飯を作りに来てやってるだろ?」 「きみも「お邪魔するわよ」……今名前を出そうとした霊夢も夕飯をたかりに来ただけにしか思えないんだが?」 次に現れた霊夢。 ツケを払わない第二号で略奪者の一人。 まぁ基本はお茶とかだから被害自体はそんなに大きなものではないのだけど。 「魔理沙も来てたの?じゃあ私も食べてくわ」 「……何がじゃあなのか良く分からないんだが?」 勿論霊夢は僕の言葉なんて気にせず魔理沙の方に言ってしまう。 いつもそうなんだが、ここが僕の店であることが分かってるんだろうか? 「香霖~?塩はどこにいったんだ?」 「塩は奥の棚だよ。この前取られたからね移動させたんだ」 ってしまった。霊夢に取られないために移動させたのに意味がないじゃないか。 はぁ……これでまた僕の家から塩が消えていくか……。 「先に言っておくけど今日は少し商談があるからあんまりうるさくしないでくれよ?」 「「商談?」」 珍しい言葉を聞いたとばかりに魔理沙と霊夢が同時に顔をこっちに向けた。 「あぁ正直この商談が上手くいかないとしばらくかなり苦しいんだ」 「霖乃助さんもそんな生活苦しいの……?」 そんな同志を見るような目で僕を見ないでくれ霊夢。 きみも苦しいのは分かっているが、同志みたいに見られると何か辛い。 「香霖に商談をするなんてどうかしてるぜ」 「魔理沙……何度も言ってるけどここは店なんだからな?」 「分かってるぜ?」 満面の笑みを浮かべながら魔理沙は相当失礼なことを言い、台所に戻っていく。 多分もう興味を失ったんだろう。 それで商談の相手って誰なの?」 どうやら霊夢はまだ興味があるみたいだな。 でもいい加減売り物のツボに座るのは止めてくれないか? 「あぁ多分そろそろ……」 とそんなことを言った途端ノックが来たな。 ここにノックをする人なんて本当に少ないからすぐに分かる。 「入ってくれて構わないよ」 そして扉が開き、そこには……。 「森近さん遅くなりましてすみません」 「いや問題ないよ。いらっしゃい」 今日の商談相手は始めての相手である○○だ。 どうやら外の世界の人間らしいけど……この妙に似合ってる執事服を見てると、妙に馴染んでいる。 「えっと……○○だっけ?レミリアの執事の」 「はい。霊夢……うん。敬意を払う必要はないって言われてますから、呼び捨てで良いですよね?」 どうやら霊夢は○○と初対面に近いみたいだ。 まぁそう言う僕もこの前始めて○○がここを訪れたのが始めて会った時だが。 「敬意を払う必要ないって……レミリアが言ったの?」 「いえレミリア様は何も。言ったのは咲夜さんです」 「咲夜の奴……まぁ良いけどね呼び捨てで」 「ご理解頂けて嬉しいですよ」 霊夢と話す○○の物腰は柔らかだがどこか人間味が薄い。 いつもこうなのかはわからないが、変わった人間であることには変わらないな。 「それでだ○○。今日の商談だが……見ての通り霊夢と魔理沙が来ていてね。二人がいてダメなら後日になるが……」 「あぁいえ構いませんよ。霊夢や魔理沙がいても僕にとって問題は特にありませんから」 僕の配慮に○○は薄っすらと笑って返してきた。 まぁ○○が良いのなら僕は別に構わないのだが……。 「○○、あなたレミリアの執事なのにお金あるの?」 「……霊夢。レミリア様はご自分の部下に何も与えないような貧困な心の持ち主ではありませんよ?」 霊夢の言葉に少し呆れたような表情の○○には先ほどより遥かに人間味がある。 どうやらレミリア関係になると感情が出てくるらしいね。 だがそれよりもだ。 「霊夢、商談をするから少し下がっててくれないか?○○との雑談になってしまう」 「あらそう。じゃ勝手に上がってお茶を飲んでるわ」 僕の言い分に珍しく簡単に乗ってくれ、霊夢は魔理沙のいる方に戻っていった。 これでやっと商談が出来る。 「とりあえず用意した椅子がある。お茶を持ってくるから座ってくれ」 「はい……失礼します」 僕が一旦お茶を持って戻ってくると、○○は座った体勢のまま動くことなく待っていた。 完璧なる従者を徹底してるってことか……。 いや実は執事になるために生まれてきたのか!? ……まぁ冗談は置いておくとして、少し徹底しているのは気になるな。 「さて商談に入ろうか。確か外から取れた貴金属……主に宝石に当たるものが欲しいんだったね?」 「はい。在庫の方はどうなってますか?」 「案外多く手に入れることが出来てね。値は少しあるが、それなりの量があるよ」 そう言いながら僕の出した袋をじっと見ている○○。 実際の年齢は良く知らないが、こう言った所を見るとまだまだ子供のような好奇心があるな。 そういう意味ではレミリアと良くお似合いなのか? 「えっと……宝石が出来るだけ欲しいんです。あんまり僕はお金を持ってない方ですけど……ってどうかしましたか?」 「い、いやなんでもないんだ……」 略奪者しかいないこの店に客が……お金をきちんと払おうとするお客がいるよ……。 おっと感動のあまり泣きそうになった。 「おーい香霖?商談まだ……って○○?」 「魔理沙、まだ商談は終わってないよ」 「香霖……?森近さんそれって……」 「あぁ僕のことだよ」 「へぇ……」 何故か○○は口の中で小さく何か呟いている。 何か……まさか何か良からぬことを考えているんじゃ!? ……まぁ魔理沙じゃあるまいし、そんなことあるわけないか。 「なんだ商談の相手は○○だったのか。香霖に商談をするなんて時間の無駄だぜ?」 「……ちょっと待ってくれ魔理沙。時間の無駄とはどういう意味だい?」 「そのまんまの意味だぜ」 「……仲が宜しいんですね」 いつものように魔理沙と話していると、○○が子供のような笑顔を見せて笑っていた。 僕が何かそんな面白いことをしただろうか。 「へ~○○の笑う顔って始めて見たかもしれないぜ」 「そうですか?僕はそれなりに笑ってるつもりですが……」 「そいつそんなに笑わないの?」 魔理沙の話しに○○も乗ってしまったか……。 霊夢も乱入してきたし、これはしばらく商談はお流れかな……まぁ良いさ。 ○○が随分と子供な顔をしてるからね。 「すみません。商談を忘れて話し込んでるなんて……」 「良いんだよ。物を買おうという意思すらない誰かさん達と比べればね」 僕の皮肉交じりの言葉にも魔理沙はどこ吹く風だし、霊夢はお茶をのんびりと飲んでる。 きみ達のことなんだけどね。 「いえでも宝石は買っていかないと……これで買えるだけの宝石をくれませんか?」 そう言って出した袋を僕は受け取っ……重!? 「こ、これはどれくらい……うわ!」 思わず僕は叫んでしまった。 物凄い量のお金がそこには入っていたのだ。 これだけあれば僕が出した宝石を全部買ってもお釣りが来るぞ!? 「一体どこでこんなに……」 「レミリア様からは一応お給料を貰ってますから……今までもらった全額ですけど?」 「全額!?それじゃ生活はどうするんだい?」 「食事は館で出ますし……別に欲しいものとかないんですよ僕」 はっきりと言い切った……。 これは実はアレか!?僕の店で買い物をしたことを口止めするための口止め料……って○○がそんなことする意味ないじゃないか。 「じゃじゃあその宝石は……」 「魔法の練習に使う分とあとは砕いて錬金してお嬢様にプレゼントしようかと」 「……正直脱帽だよ○○。きみは完璧なまでに執事なんだね」 呆れる……というかもう関心するしかなかった。 どうやら意思がないと言う心配も杞憂だったみたいだ。 「ではこれで……今日はありがとうございました。香霖さん」 「え……」 僕がまともな反応を返す前に○○は扉から急いで去っていってしまった。 今確かに香霖さんと呼んだような気がするけど……。 「香霖~終わったなら飯食おうぜ~」 「……あぁ今そっちに行こう」 まぁ……良いだろう。 今度○○が来た時にでも確認すれば良いさ。 そうして珍妙な客による多額の商談は終わった……。 結果は珍しく僕の黒字で終わるのだった。 珍しくは余計さ。 うpろだ565 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○○は私の完全なる従者。 ○○は私のもの。 ○○は私を愛して……本当に○○は私の愛してる? ……この綺麗な宝石を私のために作った○○……でもそれはただの感謝の気持ち? わからない……私が、夜の王がここまで悩まさせられるなんて……。 でもダメ……○○が成長するまで待てると思ったけど……私はもう耐えられない。 ○○……○○……。 「う……」 私は悪夢の中に目を覚ました。 悪夢の内容は最悪な気持ちながら覚えてる……。 く……この私があんな……私はこんなに弱い奴だったか? 「……くそ」 私は立ち上がり窓に目を向けた。 夜空に浮かぶ月……どうやら私の夜らしいな……。 「咲夜」 「はいお嬢様」 「身支度を整えて。少し……いや大切な用事があるわ」 「?……かしこまりました」 私の態度に咲夜は少しだけ疑問を持ったみたいだけど……関係ない。 咲夜は完璧な従者……私の命令を完璧にこなしてくれる。 今夜が勝負……私はやるしかない。 必ずあいつを……私のものに。 「……今日はレミリア様にお会い出来なかったなぁ」 月の浮かぶ闇夜、結局僕は咲夜さんに押し切られ起きるのが遅いレミリア様を待たずに部屋に入れられてしまった。 なんでも咲夜さん曰く、僕が眠そうだと咲夜さんがレミリア様に怒られるらしい。 咲夜さんにはお世話になってるし、出来れば迷惑かけたくないけど……一日一回は会いたかったなぁ。 「……はぁ」 僕はレミリア様の望むような従者になれてるだろうか? いやまだ足りない……でも少しは追いつかないと……。 僕には寿命があるんだ……時を操れる咲夜さんや、魔女であるパチュリー様。 妖怪である美鈴さんに吸血鬼のレミリア様……みんな長い寿命を持ってる。 僕だけが死ぬ……でも死ぬ前に……レミリア様の望む人間に……。 「○○」 「……え?レミリア様?」 なんでだろう?レミリア様がなんで僕の部屋の窓の所に……。 それもそんな悲しいお顔をなされて……。 「○○……起きてたみたいね」 「……はいレミリア様。すみません主の起床に立ち会わず」 「そんなの別に良い……」 レミリア様……? 僕に迫ってくるレミリア様。 そのお顔はとても苦しそうで……僕は何も出来なかった。 そしてレミリア様は僕の顔の目の前まで来ていた。 「○○……あなたは私のもの。だから受け入れなさい」 「!?」 レミリア様……? なんでレミリア様は僕の首を……噛んで……。 あぁそっか……これは吸血鬼であるレミリア様が眷属を……。 「……○○」 私はきっと最低なことをしただろう。 ○○は私が何をしても抵抗しない……それがわかってて私はこんな真似をしたんだから。 一瞬驚いた顔をしていたけど、○○の顔は何故か穏やかだった。 なんで……あなたは血を吸われたのよ? 「……レミリア様」 「○○!?」 ○○の意識はすぐに戻ったらしく、急に私を抱きしめてきた。 その力は強く……でもとても安心出来るものだ。 「ありがとうございますレミリア様」 「あり……がとう?」 私は○○の言葉がしばらく理解できなかった。 私は無理矢理○○を眷属にしたのに……ありがとう? 「なんで……」 「僕は嬉しいんです……愛するレミリア様の眷属になれて」 「あ……」 ○○のその言葉で私の力はフッと抜けていった。 そっか……始めから何も心配する必要なんてなかったたんだ……。 ○○は始めから私を愛してた……そんなわかりきったことを疑う必要なんて……なかったんだ。 「……ごめん……なさい○○」 急に自分が恥ずかしくなった私は、恥も何もかも捨てて○○に謝った。 ちゃんと私を愛してくれていた○○に……。 「……謝る必要なんてありませんよレミリア様。それに……泣かないでください。僕が悲しくなりますよ」 ぎゅっと私が落ち着くように○○は私を抱きしめてくれる。 それがなんだか凄く嬉しくて……始めて私は他人の胸の中で涙を流して泣いた……。 「○○……良い?あなたは私のもの……それは間違いない」 「はいレミリア様」 泣き止んだレミリア様はまだ残る涙を拭きながらそんなことを言ってきた。 どうやら僕の体は凄く吸血鬼に馴染むみたいで……レミリア様に噛まれた傷は早くも再生を始めていた。 しかし吸血鬼になってもあんまり感覚は変わらないんだなぁ……。 「でも同時に……私は○○のもの。私を愛する限り……私をものに出来るのよ」 「そんな……僕がレミリア様をものにするなんて」 「……あなただけなんだから。私を泣かせたあなたが……私を唯一ものに出来る」 そう言ってレミリア様はもう一度僕に抱きついてきた。 僕は少し驚いていたけど……笑って抱きしめ返してあげた。 「……○○。私の眷属になったんだから……私に頼るだけではなく頼らせなさい」 「はい……レミリア様」 「私を愛して……一番。ずっと思いっきり」 どこか言い聞かせるようなレミリア様の言葉。 でもその全てが僕にとって嬉しくて……思わずこう口にしていた。 「もちろんです……ずっとあなたを愛しますよ……レミリア……」 うpろだ595 ─────────────────────────────────────────────────────────── あれ、レミリア様。お一人でお酒を飲むなどめずらしい 「ええ、咲夜は 952の相手をすると言って席を外しているわ。相変わらず素直じゃない子なんだから。」 そうなんですか、同僚として冥福を祈ってます。それでは私はこれで 「あら、どこに行くのかしら。あなたは私の酒の相手をするのよ。咲夜がいなくて物足りなかったし。」 え゙!私が酒にめっぽう弱いことはレミリア様もご存じでしょう。 「だからよ。あなた私の眷属のくせに酒に弱いんですもの、スキマの式や白玉楼の料理人を見習いなさい。私が馬鹿にされてしまうわ、それに…。」 それに? 「それに私だって愛しい人と長い時間晩酌したいとおもったっていいじゃない…。」 む、敬愛する主人にそこまで言わせて断るのは使用人の、もとい恋人の名折れだな。わかったよ、今宵は朝まで付き合うさ。 7スレ目 955 (952は咲夜4先頭にあります) ─────────────────────────────────────────────────────────── コンコン ○「はーい、どなたですか?」 レ「私だけど少しいいかしら?」 朝食を食べて一心地ついている所に俺の恋人であるレミリアが突然やってきた ○「レミリア?お前が朝から来るのって珍しいな、しかも咲夜さんは一緒じゃないのか?」 そう、彼女は闇の住人である吸血鬼、本来なら夜に活動し、朝は眠っている たまに昼間で歩く時もあるがそれでも朝起きていることはほとんどない レ「ちょっと咲夜には……他の皆には内緒の話がしたくて」 ○「ふーん、そういやなんか顔色悪いな、大丈夫か?」 レ「え、ええ、ありがとう心配してくれて」 ……なにか変だ、妙だ、おかしい、咲夜さんを連れず朝から家に来ることも十分変で妙でおかしいが レミリアが素直に感謝の言葉を言うなんて絶対なにかある 顔色が悪いことに何か関係しているのか? ○「なあレミリア、単刀直入に聞こう お前何か俺に隠し事してないか?」 レ「……隠して、ないわ」 ○「態度でばればれだ、まあ俺は頼りないし、弱いし、お前の支えになれてないし 畜生、自分で言って悲しくなってきた……」 レ「そんなことないわ、貴方がいてくれるだけで私は……」 そういうとレミリアは下を向いてしまった なにか変だと思ってたが今日のレミリアは妙にしおらしいのだ いつもだったらしっかりしろだろの言うのに今日はそれがない そんなレミリアの様子を見ながら俺はレミリアにもう一度何があったのか聞いてみた ○「なら、隠し事せずに喋ってくれるか?」 レ「その……子供が出来たみたい」 ○「……………why?」 レ「だから子供ができたのよ!当たり前だけど貴方の子供が!」 ○「そ、そうか子供か、だから顔色悪かったんだな で、他に知っている人いるのか?」 俺は努めて冷静に聞き返した、今俺まで混乱してはレミリアが不安がる レ「……永遠亭の薬師ぐらいしか知らないわ、今日吐いて もしかしてって思って何も言わず館を出てきたから ○「そうか……で勿論産むんだろ?」 レ「産んでも、いいの?私は吸血鬼なのよ」 ○「わざわざ聞くこうなことでもないだろう、だって俺はレミリアを愛しているんだからな」 レ「○○……ありがとう」 8スレ目 86 ─────────────────────────────────────────────────────────── すっかり日が暮れた川原に一人の男が座り込んでいた 先ほどからため息しか吐いてないところから見るに落ち込んでいるようだった 「はぁ・・・」 またため息を一つ 「知ってる?ため息を吐く度に幸せが逃げていくのよ?」 「!?」 そこには一人の少女が、いた 「お嬢ちゃん・・・じゃなね、同類かい?」 「私や妹以外の吸血鬼なんて久しぶりに見たわ」 「なり立てでね、ちょっと腐ってる部位もあるが気にせんでくれ」 男の身体からは僅かだが腐敗臭がすることから出来損ないである事が解かる 「何故そんなに落ち込んでいるのか・・・話してくれる?」 「えっと・・・好きな女がいたんだよ、でも吸血鬼だって知ったら逃げちまった、簡単に言うとこんな所」 「ふーん人間に恋したの?」 「ああ、俺だって最近まで人間だったんだ、人間に恋しても可笑しくはないだろ?」 自嘲気味に笑って見せるが少女はただ聞いている 「初めは殺そうと思ったわ、でも今は少し興味がわいた」 「ん?何の話だ?」 「私の館に来なさい、こき使っていや、面倒見てあげるわ」 少女は立ち上がって男に向って手を差し伸べた 「こき使うとか聞こえたんだけど気のせいかな?」 「来るのか来ないのか、此処で死ぬか、今決めなさい」 偉そうな少女は紅い眼を輝かせて選択肢のない選択肢をいいはなった 「・・・俺の名前は○○ってんだ、まぁ・・・よろしく」 偉そうな少女の手を握り返し立ち上がった、手は暖かかった 「私はレミリア、レミリア・スカーレットよ、レミリア様と呼びなさい」 ○○はこの先白黒や赤白やパッドやら引きこもりやらに大変な目に合わされるとは夢にも思わないのであった 8スレ目 162 ─────────────────────────────────────────────────────────── ○「っつ・・・ここは、どこだ?」 ○「それになんで鎖が・・・」 ガチャッ レ「気分はどう?○○」 ○「レミリア? これはお前がやったのか?」 レ「ええ、そうよ」 ○「・・・なんのつもりだ?」 レ「貴方を私の物にする為によ さしずめその鎖は私からの婚約指輪といった所かしら」 ○「な!?ふざけんな!勝手にこんな事しといて何言ってやがる!」 レ「今更何を言ったって遅いわよ、だって○○はもう吸血鬼になってるもの」 ○「くっ!?」 チャリガシャガチャ レ「その鎖、銀で出来てるは いくら吸血鬼の力とはいえ新生(ノウルサリート)したばかりの○○じゃ絶対に千切れない」 ○「レミリアぁーー!!!」 レ「外はまだ○○と暮らすにはうるさいから50年もしたらちゃんと出してあげる それに毎日ここに来るから大丈夫よ」 ○「……………狂ってるぞ」 レ「○○が私を狂わせたのよ もう、暴れるから血が出てるじゃない、止血、しないと ん……ふぅ、ん…」 クチュペチャ レ「やっぱり○○の血はおいしいわね 貴方の血も魂も体も心も全部私のもの その代わり、私の全ても○○に捧げるわ」 ○「レミリア……」 レ「ふふふふふ、また来るわ○○」 ギィーガチャ 8スレ目 214 ─────────────────────────────────────────────────────────── ゴクゴク レミリア「んぁ……これで貴方は私のもの、髪も血も身体も魂すらも私のもの 誰にも渡さない、誰にも見せたくない、フランにも咲夜にもパチェにも美鈴にも この世界に住むもの全てに貴方を見せたくない、貴方を見ていいのは私だけ そう、私だけが貴方の全てを見れる」 8スレ目 320 ─────────────────────────────────────────────────────────── レ「今日は何の日か分かる?○○」 ○「何の日って、十三日の金曜日だろ?」 レ「そうよ、すなわち悪魔の日でもあるわ」 ○「何そのこじ付け、そもそも悪魔じゃなくキリスト教徒にとって忌むべき日じゃね?」 レ「吸血鬼である私にとってキリスト教徒は敵よ! つまり将来私の夫で吸血鬼になる○○にとっても敵ということになるわ!」 ○「ふーん…………はぁ!? お前今なんつった!?」 レ「だからキリスト教徒は敵」 ○「その後ろ!俺の耳が確かなら夫になって吸血鬼になるって聞こえたんだけど……」 レ「確かに言ったわ、それが何か?」 ○「いつの間に決めやがったコン畜生」 レ「そんなの最初からよ」 ○「……は?」 レ「○○に初めて会ったときに決めたのよ『ああ、この人間は私の夫になるわね』って 漠然とした感じだけどね」 ○「その…なんだ、『視』えたってことか?」 レ「違うわよ、単なる私の一目ぼれ それで?返答はどうなの?」 ○「へ、返答って?」 レ「私は告白したわよ、だからその返答が聞きたいわ まあどう答えようが○○の運命はもう私の手の中だけどね」 ○「なんじゃそりゃぁーーーーー!!??」 8スレ目 474 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「ねぇ○○、私が貴方を本物にしてあげようか?」 いきなり呼ばれたかと思うと、いきなりわけワカメ 「本物・・・?」 「本物の吸血鬼にって事よ!なりたくないの!?」 ああ、そういうことですか、てっきり本物の男にしてくれるのかと 「・・・今はいいです、JOJOになって行こうと思います」 「せっかく役に立つと思って拾った眷族が!腐った死体で!再生も出来ない出来損ないだからこんな事を言ってるのよっ!!」 あー・・・言い返せないなぁ、腐敗はもうないけど、再生も出来ないし能力もそのままだし これじゃ日の光に弱い人間だもんなぁ、再生は出来ないけど接合治癒は出来るよ!? 「ははは・・・返す言葉もありません」 「・・・もういいわ、下がりなさい」 「はい、失礼しました」 ナイーブな俺は傷ついて家出しようと玄関を開けようと・・・灰になりかけて断念 「本物の吸血鬼か、面倒な」 「そんな貴方に!」 「うぉう!??パチュリー様!?」 「おっす!おらパチュリー!・・・ごほん、そんなに落ち込んでどうしたの?」 す、すべったーしかも自分でスルーですか 「え、ええかくかくしかじか」 「ふーん、レミィも酷いのね、こんな可愛い子を」 いきなり首筋をペロッと舐められた 「うひゃぁぁ!」 「うふふ、前に言ったでしょ?私の僕になりたかったらいつでも来なさいって」 これは・・・危険なかほりがする →逃げる 逃走 パチュリー様!もっと踏んでください!! 「失礼しましたっ!」 とりあえず逃げた 逃げた先、偶然か必然か、レミリア様の部屋の前だった しかも丁度レミリア様が出てきたし 「tgyふじこl;」 「何あわててるのよ、そんなに私が怖いかしら?」 しまった怒らせたorz 「まったく、私も貴方が憎くて説教してるわけじゃ無いのよ?貴方の事が大好きだからもっとよくなってもらおうと」 「だ、大すk!?そ、それはラヴですか!?ライクですか!?」 ドグォ!!痛恨の一撃、○○は心が砕けた、目の前が暗くなった 「そんな事・・・言わせないでよバカ」 頬を紅く染めて、ちょっと拗ね気味に・・・最高だ、可愛すぎるぜご主人さ、ま あーあ意識が戻ったらへんじをしなきゃー ○○が残った意識で考えたのは「結婚式は教会じゃできない」だったらしい 8スレ目 702 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「来ないで。」 レミリアが叫んだ。 「あなたが来てなんになるというの。」 冷徹な事実。僕はあまりにも弱い。 「敵は強大、勝ち目など無い。あなたは今すぐ逃げて。」 「君を置いて逃げられるものか。」 そう言ったとたん、レミリアの表情が険しくなる。 「何を勘違いしてるのかしら? 」 夜の王が持つ威圧はあらゆる物の畏怖を呼び起こす。 「まさか、愛してるなどというのではないでしょうね。もしそんな感情を抱いてるとすれば それはまやかしよ。」 「人と妖怪の違いなど僕は気にしない。」 「そんな事ではないわ。私は吸血鬼。たとえ死しても産土、貴方達の言う所の邪な土の元で 、吸血鬼となった時に定められた定常状態へと回帰するだけ。そもそも生き物じゃない。」 「それでも、回帰するのは定常状態へ、だ。」 必死で訴える。 「僕の愛する君は、君の記憶は、君が死ねば失われる。それは生きてるという事にはならないか。」 レミリアはうつむいている。 「二人で逃げよう。紅魔館は、落ちたんだ」 8スレ目 908 ───────────────────────────────────────────────────────────
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レミリア ロダ up0676 0679 0683 0685 up1488 yndr/src/up0037 yndr/src/up0061 kill me kiss me,kill you kiss you. ドレミースイートの夢占い ■運命 運命 一話/運命 二話/運命 三話/ ■執事○○と紅い悪魔 執事○○と紅い悪魔1(流血表現注意)/執事○○と紅い悪魔2(流血表現注意)/執事○○と紅い悪魔3/執事○○と紅い悪魔4(最終話) スレネタ ■1スレ目 レミリア/1スレ/91 レミリア/1スレ/22-23 25 ■4スレ目 赤の手記 レミリア/4スレ/881 ■5スレ目 赤の手記・リメイク レミリア/5スレ/169 レミリア/5スレ/263 ■7スレ目 レミリア/7スレ/189-190 レミリア/7スレ/435 レミリア/7スレ/523 レミリア/7スレ/570 レミリア/7スレ/829 レミリア/7スレ/831 829の続き? ■9スレ目 レミリア/9スレ/242・249 レミリア/9スレ/798 プロット風味 ■11スレ目 レミリア/11スレ/316 ■12スレ目 レディと人形 ■13スレ目 レミリア/13スレ/71 ■14スレ目 レミリア/14スレ/553 ■17スレ目 レミリア/17スレ/922-923 ■18スレ目 レミリア/18スレ/77-79 ■21スレ目 レミリア/21スレ/26-28 レミリア/21スレ/227-228 レミリア/21スレ/631-635 レミリア/21スレ/782-785 レミリア/21スレ/816-819 ■22スレ目 レミリア/22スレ/303-304 レミリア/22スレ/433 ■23スレ目 レミリア/23スレ/72 レミリア/23スレ/734 ■24スレ目 脚本が延期された日 誰がそれをやったのか9 小ネタ・分類不可・未整理/24スレ/221の完結編 レミリア/24スレ/305-307 不夜城レッド2 レミリア/24スレ/954 965 ■25スレ目 切り札はいつだって悪手3 運命の女神 光の先へ 終電にて 救いの手 指輪 意味を通じて 埋めネタ ■ジョバンニ氏 レミリア/ジョバンニ氏①
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レミリア対策 キャラ対の第一回目はいきなり同キャラである。一番遭遇率が高いから仕方がない。 同キャラは実力勝負!という言い方は確かにできるかもしれないが、同キャラ独自のキャラ対というものもあるはずなので、ページを作っていってみる。 目次 レミリアってどんなキャラ? レミリアにお触りするために レミリアの固めを抜けるには? その他、対レミリア特有の対策 対レミリア用のデッキについて レミリアってどんなキャラ? キャラ特性考察で既に書いてあるとおり、ガン攻めキャラである。 というか、このキャラ、接近しないとまとまったダメージを取る手段がない。 しかも、立ち回りで守る手段もあまりない。 切り返しはあるものの、どれもリスキー。 が、一旦近づけば高威力のコンボとスペカが危険な存在。 起き攻めも強く、ダウンは取られたくない。 起き攻めの強さとリバサのリスクが相まって、レミリア同キャラでは攻めるターンを握ってる方が有利。 多少のダメージよりは攻めを継続することを優先的に考えていくほうがいいだろう。 レミリアにお触りするために お触り案1 遠距離編 グレイズ狩りを狙ってみるのはどうだろう? レミリアは動きが早く、適当に追っても捕まえるのは簡単ではない。 とりあえず、考えるべきことは、レミリアの動きはある程度決まった軌道でしか動けないことである。 ダッシュにしろ、空ダにしろ、どちらも軌道は一定だ。レミリアの特徴として書いたとおり、グレイズが苦手なことを利用する。 距離が離れたら徐ろにサーヴァントや溜めCを撒いておく。 他キャラの前ダッシュのように地上で下を潜りながら抜けることはできない。 ここからは射撃を追って近づいて、相手の行動を見て見ることにする。 低空の空ダや地上ダッシュでかわそうとする場合。 グレイズ狩りをしやすい。 どちらも似たような高さだからだ。 持続の長いJ6Aを使ったりするのもいいかも。空中でガードされると確定もらうけど。 それ以外ならJAがベターか。J2Aは空中戦には強くないので自重。 射撃を斜め上飛翔とかで抜けられた場合 どうするか難しい。 J8Aで追っていっても届かなかったりスレ違いになることも多そうだ。 上に逃げられた場合は、飛翔の不自由さと飛翔回数が少ないことを利用して、地上で待つのがいいかもしれない。 空ガ不可の2Aが狙えればベストだが、着地際に2AかDAを重ねれればそれでも御の字。触れればこちらのターンになる。 次点では、JBとかを重ねてからさわりに行くとかか。 気をつけるべきは、J2CとJ6A。飛翔を使い切っててもこの二つがあるので空中で落としに行くのはちょっとリスクがある気がする。 ここだけ注意すれば、着地際を効率良くお触りできそうな気がする。 射撃に対して射撃で対抗されたら よくわかりません。 誰かいい手がないか教えて。 その他の射撃 スティグマに書き換えているなら、これも機能しやすいと思う。 レミリアの射撃には強度が高いものは殆ど無いので、スティグマを消せる射撃は余りない。 中距離くらいからスティグマをすれば、空中への回避行動を強要できる。 もしガードしたらそのまま固めにいける。 スティグマ後、空中へ逃げるところを予想して追いかけるか、地上で降りてくるのを待つか。 いずれにしろ相手の行動を読みやすい状況に持っていければ触りやすいだろう。 お触り案2 中距離編:やっぱりJBから近づくのが基本かな 弾速が早いB射は相手の動きを止めるには最適だ。 強度は低いので、比較的射撃の弱い相手に機能しやすい接近方法である。 レミリアの射撃は強度はあまり無いのでB射からの接近は有効だろう。 ただし、動きが早いので近くから撃つのは危険。 B射が届くギリギリの距離から牽制していきたい。 近い位置だとB射は控えたほうがいいかもしれない。 お触り案3 近距離編:相手のお触りを利用する ダッシュ攻撃が届きそうな距離でウロウロしてるとジャンプやダッシュで襲いかかりたくなるのがレミリア使いの習性。 というか、冷静に考えればレミリアの近~中距離からの攻撃方法は3通り程度。 ダッシュ攻撃するか 空ダから攻撃するか JB、Bから近づくか くらいしかなさそう。 そこで、相手の突進に対して後ろ歩きなどで距離を調整する。 相手のジャンプ攻撃が届かない位置から、こちらの2Aを狙う。もしくは目の前に着地した相手にDAをかぶせる。 これは低空ダッシュや地上ダッシュの移動が多い相手だと効果的だろう。 多少距離が近くても2Aの判定で勝てる可能性が高いからだ。 但し、これはJBなどを撒いて近づいて来る相手には相性が悪い。 射撃をガードするかグレイズするかさせられてから相手の攻撃を受けることになる。 この場合は、逆にこちらからハイジャンプで差し込みに行かないといけないので、相手の行動を読むことが大事になる。 相手の空ダやJBが読めたら、徐ろにハイジャンプを先に置いておくといいだろう。 その他、相手の差し込み行動に2B2Cで撃退を狙う方法や、一度、相手のDAやJBをガードして銭を使ってから触りにいく手もあるかもしれない。 だが、2B2Cはグレイズされると危険だし、銭は相手に先に触られるリスクがあるので、できれば使わずにこちらから触れるのがいいだろう。 その他 ダッシュ攻撃がぎりぎり届く間合いより近づくと、もはや何でも攻撃が当たる距離になりそう。 この距離に来たら先に攻撃するか、バックジャンプで距離を取りなおすか、もしくは後ろ歩きで安全な距離に行くのがいいと思う。 レミリアの固めを抜けるには? そもそも固められないためには? JB、DA、空ダの間合いと軌道を把握してそこに近づかないことk 遠距離からの射撃は無理にグレイズせずに射撃で対抗する(上や下が抜けれそうならそれでもいいけど) JBや空ダを簡単に振らせないようにたまにhjaを置いたり、歩きで距離調整しておく。 くらいだろうか? 触られちまったら:レミリアの固めルートと対抗案 れ、レミリア使いは決してうろたえない。 レミリアの固めは怖いが、それは相手も同じなのだから。 主に自分がよくやる固めルートの対策を考えてみる。 行動 解説と対策 AA→2A→3A AAと刻んでちょっと距離を離してから、2A→3Aのルート。AAの後に4Aなら割り込めるが、AAAとされる場合がちょっと怖いね。あるいは、AA- 3Aの暴れ潰しルートにも負ける。AAの後は、ガードしてるのがよさそうだが、4Aドラキュラやグングニルがある状況なら、4Aや5Aで暴れてみるのも悪くはない。2A- 3Aの部分では最速入力でない限り、後ろジャンプなどで抜けれる場合もある。なので3Aをかわせそうだと思ったら後ろジャンプJ2Cなどしておくのもある。 AA→3A 相手の下段を狙ったり、AAの後に暴れてくる相手にやる固めルート。これが読めたら素直に下段ガードしときましょう。ガードできれば自分のターンになるのだから。 AA- 2A- 5C- (ウォーク) 2Aの後にC射ウォークと行くルート。C射に対して結界するとウォークが当たる。5Cに対して、DAで差し込みを狙ってもウォークに負ける。多分最善は、C射が見えた瞬間にバックダッシュ。上手くいけばC射をグレイズで消した上に、ウォークが届かないで目の前で止まってくれるので反撃できる。2A- 3Aのルートで来られてもかわせる可能性があるので、バックダッシュは狙えるかもしれない。もちろん画面端だと駄目だけど。 JAA- 着地- J2B- 前ダッシュ 運送用ルート。JAAをガードさせると有利フレームが長いのでこういう固めも可能になる。連ガ構成ではないので、J2Bのタイミングでグレイズできるのだが、見てからは難しい。他の人はあまりこれやってるの観たこと無いので遭遇率は少なそうだがやられたら、J2Bを読んでハイジャンプで狩りにいくことか。ただし、これと対になる行動として、JAA- hj2AとかJAA- J2Cなどもあり、結構難しい。当然、JAAから普通に近Aで固めにくるパターンも多い。 その他、対レミリア特有の対策 対レミリア用のデッキについて
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各キャラ紹介文 レミリア と フラン ここは うんめいの にくまん こと おぜうさま とあんまんの いもうと いもうとさま の AAを ほかんする ぺーじ。 したの りんくから うー! うー! _人人人人人人人人_ > うー♪ うー♪ <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ ,.へ ___,.へ ,. -───-- 、、_ __,,. --─'──`<.,,/ ト、 rー-、,.'" `ヽ、 ,. '" `'く ト. _」 i _ゝへ__rへ__ ヘ_ ヽ ∧ / ゝ____,.へ--、へr-、ノ i、 ! | /!く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ V i__,.へ!_,./--'─'--'-<ヽi__/ Y | /」 \ ゝイ/__,,!ヘ ハ ト,_ `ヽ7ヽ___ }^ヽ __i. r'へ,.イ / ハ ハ i `ヽ7、.| .|/ r'´ ィ"レ'ノメ!ノ Vレヽ/ト、ハ〉、_ソ ハ } \ ∠__,.ヘ `Y´ / / ノ / ィ レ' 、! ハ i i iヘ| | > /ヽ/ハ ⌒ ,___, ⌒ / |ハ / }! i ヽ /iヽ. i イハ ハ ´ ⌒ ,___, ⌒ !_!ィヘ.| .| / / ハ !/// ヽ_ ノ ///// | 〈{_ ノ } _」 !/ !., | V | /// ヽ_ ノ ///ハ ハノ.| |> ⌒Y⌒Yヽ ィ / ハ ヽ⌒Y⌒Y´ ∧ `ヽ、ノ 〈 ハ. .从ヽレi. | ハ !ヽ、 // ノ | | 〉 V /!〈rヘハ!|>,、 _____, ,.イハ ハ〉 レ レVヽノ` ー--─´/レヘノVヽハ♪ ( ̄⌒) W(^ヮ^*∬W うー! うー! +う.レミリア 基本AA う.レミリア 基本AA ■左向きダンス ■正面向き ■右向き +|.レミリア その1 |.レミリア その1 ■咲夜さんとレミリア ■うー! うー! ■おぜう様ご乱心 ■ヘブン状態 ■帽子もつけずに大爆笑 ■洗脳 ■レミリア パチュリー ■賽銭泥棒 ■噛まれたよー ■見ましたとも ■霊夢的な何かを食すおぜうさま +!.レミリア その2 !.レミリア その2 ■ふとましい ■間違えてしまったおぜうさま ■やる夫 ■お前のドリルで天を突け ■地獄の番犬 ■おわり ■はじまり ■楽しいイベント ■モケーレムベンベごっこ ■きぐるみおぜうさま○きぐるみおぜうさまと萃香 ○予想外の事実 ■ビルドアップ ■ナウシカ ■おぜうさまいじめたらなんか飛んできた ■ちとせあめ ■洗脳ふたたび +う.レミリア その3 う.レミリア その3 ■黒みりゃ ■おぜうさまのおたけび ■爆発した ■紅符「不夜城レッド」 ■ウー!ウー!ウマウマ ■いない いない うー!○いない いない うわああああ! ■おぜうさまも変形○ゆっくらげ ○マーズピーポー ■ブレインブラスター ■衝突寸前 ■いないいないそのままおやすみ ■勢いあまって ■新しい うー!うー! ■tanasinn ■おぜうさまが人生の仲間を見つけたようです ■チルノフを食すおぜうさま +|.レミリア その4 |.レミリア その4 ■落書き ■おぜう様とケロ帽子 ■うーこぁいこぁい ■うぜえさま誕生 ■奇形を食す○食後 ■ゆっ☆ ■大型うー! ■ゴジラ ■きもリア ■トイレみりゃ ■まりおとわりお風 ■うどんげの耳を拝借 ■直射日光 ■鋼の救世主 ■代われるものなら代わってあげたい ■おぜう郵便 +!.レミリア その5 !.レミリア その5 ■巨大うー☆ ■とうふぱっく ■ぶらっくうーく ■さがわうーびん ■誘拐 ■誘拐2 ■四速歩行 ■上半身付き ■「レッドマジック」 ■ヤマメボディ ■細目 ■無茶しやがって… ■さらにどす黒くなったおぜうさま ■悪の華 +う.レミリア その6 う.レミリア その6 ■まるで天使のようなおぜうさま ■ほほう、それでそれで? ■レ…レミリア!! ■ゆゆれみりん ■おぜうさまは風船をゲットしたようです ■NGシーン ■うーどん○夜食に讃岐うどんセット用意したよ ○煮込みうどん ○バリエーション ■植木鉢とおぜうさま○ハンマーブロス ○空中爆撃 +わ.レミリア その7 わ.レミリア その7 ■エロゲ宅配 ■脂tktk ■智将レミリア ■ニヤリ ■太眉おぜうさま ■容量配慮版 ■withかまぼこ咲夜さん ■朝の支度 ■うーぱっく進化 ■考えてたら眠くなってきた ■ザ・グレイトフルうーデッド ■うーぱっくに洗脳されたゆっくり ■おぜうさま型寝袋 ■おぜうさまの時報 ■新TENGAとおぜうさま ■全ての根源はr=ァである――キメラ「幻想郷論」より ■キャラ変えの季節 ■共食い? ■やさぐレミリア ■爆笑 +あ.レミリア その8 あ.レミリア その8 ■ことりばこ ■泣き顔 ■いー! ■狂乱おぜう必死 ■きょろきょろおめめ ■対戦車砲「うーPaK40」 ■ハロウィン ■花京院典明 ■ぶー!ぶー! ■よなか(レミリア版) ■それは大ちゃんですよ、おぜうさま ■フリーのカメラマン、レミリア ■リアル版 ■蒸し立て肉まん ■爆弾岩 ■新しい服を着たおぜうさま ■松岡修造 ■素のおぜうさま ■なんでこんな理不尽がレミリアの身ばかりに………! ■イイハナシダナー ■うーサンタ帽子(クリスマス) ■クリスマス +あ.レミリア その9 あ.レミリア その9 ■パイルダー・オフ!! ■美味しんぼ 海原 ■シウマイ状態!! ■きれいなおぜうさま ■お好み鯛焼き本舗 ■ソーナンス ■まるみあ ■カップヌードル ■みんなのアイドルの本性 ■こんがり ■【米国】男が女性にかみつき逮捕 「500歳の吸血鬼」と主張 ■肉まんのトランスフォーマー ■レミリア・ブルーレットおくだけ ■ヌード +あ.レミリア その10 あ.レミリア その10 ■ぶっかけうーどん ■巨大うー! ■新しい目 ■ハッピーセットで遊ぶおぜうさま ■スッポン ■ねんどろいどが「ババくせえ」と言われて ■二字文閻魔 ■チャリーン ■ツーオブ赤インド ■中二病 +あ.レミリア その11 あ.レミリア その11 ■レミリアドラゴン ■いちごレミリア ■レミメ ■太ましいまるみあ ■メロンパン ■オルメカうー ■remilia ■キスしてもいいのよ? ■見上げりゃ ■牙をむく ■まるみあで学ぶ恒星いろいろ ■DIO ■合掌 ■ブラクラ ■こっちくんな ■ジュウシマツ ■いないいない… +あ.レミリア その12 あ.レミリア その12 ■何か言いたげなおぜうさま ■擬態 ■OJAWSAMA ■媚び始めたおぜうさま ■スタン・ハンセンとおぜうさま ■テンガロンハット ■うーロン茶 ■サイレン 消防車 ■きめぇ丸寄生 ■おやすみ中おぜうさま ■新おぜうさま ■歌うおぜうさま ■ジュース ■でっかいおぜうさま ■ゆるみあ ■節分 ■ハイパーインフレ ■ムーミン ■顔長 ■ちょう―――――――――おぜうさま ■ギレンとおぜうさま ■ポルナレフ状態 +あ.レミリア その13 あ.レミリア その13 ■ケーキを監視 ■レミリアと加藤 ■ソうーセージ ■かわいいレミリア ■危ないネタ ■サーヴァントフライヤー ■れみ りあ うー♪ ■ルーミアとおぜうさま ■怒ったおぜうさま ■右向き ■事故 ■おぞうさま ■ヨコハマレミリア ■れいむをナデナデ ■comic LU ■バーカ! +あ.レミリア その14 あ.レミリア その14 ■えっちなのきんし! ■初夜ごっこ ■なでなで(性的な意味で ■メイド服? ■渋い顔 ■おぜうさまが退屈そうです ■あちらのお客様からです。 ■一体何が・・・ ■不貞寝 ■コーヒーブレイク ■借家 ■おなかいっぱい ■整形 ■和服 ■夜道 ■新レミリア ■穴からうわあああああああ!!! ■足攣った ■研究 ■メタ発言 ■トカゲの尻尾 +あ.レミリア その15 あ.レミリア その15 ■月刊「うー」 ■ちゅうかのたつじん ■きめぇ風船ゲット ■febri ■クールなレミリア ■天子のような悪魔の笑顔 ■キャプ翼等身 ■クローアーム ■首をかしげる ■どぜうさま ■ZUN帽の真実 ■露店で売っているアレ ■輝く翼のおぜうさま ■ぷんすか ■ギャルゲー その3 ■巨大化 +あ.フラン 基本AA あ.フラン 基本AA +あ.フラン 1 あ.フラン 1 ■ロゴ ■全身 ■バーボンハウス ■ニコ厨死ね!!! ■世界まる見え ■キラーマジンガ ■美味しんぼ○京極フランドール ○海原フランドール ○鬱になってしまった岡星美鈴と山岡フランドール ■ふらんやべえ ■にちょり運搬 ■拾ってきた(カオス箱) ■落書き○悲しき落書き ○落書き乙 ■リアル頭身 (七英雄・クジンシー) ■ロリコン ■天使のようなあんまんの笑顔 ■ニコニコ中 ■グレイハウンド ■ぷよどころか大ちゃんですらない ■禁忌「フォーオブアカインド」 +あ.フラン 2 あ.フラン 2 ■まだ ■おニュー ■エヴァッカニア・フランドゥーム ■ヤダヤダ ■かわいいフラン ■きゅっ♪きゅっ♪きゅっ♪ ■フランの冒険1 ならば愛などいらぬ!! ■フランの冒険2 紅魔館の鼓動は愛 ■フランの冒険3 メイドの黄昏 +あ.フラン 3 あ.フラン 3 ■ゆっくり聴いていってね!!! ■フランCAR進化 ■腐乱ちゃん(仮) ■フ ラ ン ち ゃ ん ウ フ フ ■SAW ■たーべちゃうぞー ■自慢げな顔 ■ヨコハマフラン ■フエッスル ■お正月(おせち) ■着ぐるみ ■フランちゃんの表情六変化 ■明治フラン なめらか塩ミルク ■二重アゴ? ■乳臭いフラン +あ.フラン 4 あ.フラン 4 ■腐乱テディベア ■魂のるフラン ■ドン引き ■がおー ■フランスパン ■表情差分 +あ.レミリア と フラン その1 あ.レミリア と フラン その1 ■レミリアとフラン ■ふとましい姉妹 ■レミリアとフランのクリスマス ■じゃれあいっこ ■マトリョーシカ ■銀狼怪奇ファイル(ミッドナイトシャッフル) ■ヨコハマレミリアvsフランドール ■牙をむく ■それは禁句 +あ.レミリア と フラン その2 あ.レミリア と フラン その2 ■タバコじゃない ペロペロキャンディだ ■お正月(ハッピー卯ーイヤー) ■woo...hard... ■未曽有のバイオハザード ■思春期と姉想い ■男前スカーレット 各キャラ紹介文 レミリア と フラン
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《レミリア・スカーレット(れみりあ・すかーれっと)/Lemiria Scarlet》 アイコン ゲスト 性別 女 年齢 不明(見た目は中学3年生くらい?) 種族 吸血鬼 職業 娼婦 常備品 紅い宝石が付いたステッキ 武器 ??? 紅魔館のレミリアと同姓同名の吸血鬼(英字のスペルは違う)、地球の激動戦乱の時代のフランス出身であり信心深い修道女の姉がいたという…。現在は混沌世界に移住し娼婦などをしながら生計を立て暮らしている。吸血鬼としては特別な存在であり十字架や日光をまったく恐れない。日光を恐れない理由として、ステッキについている紅い宝石『アテンの憎悪(なみだ)』の影響もあるだろう。アテンとはエジプトの太陽神の一柱であり、夕日を神格化したした神である。あまり信仰もされず神性も薄れ、神としての意義がほとんどなくなったアテンの恨みそのものが宝石の形になったもの。レミリアはとある契約を果たしたことによりこの宝石を手に入れ太陽の力を味方につけたとされる。ステッキを利用しての魔法や杖術・体術はお手の物、しかしこれ以上の奥の手もあるようだが…? そんな彼女の住んでいるところだが、紅魔館とは正反対である。大きくもなければ小さくもないタダのボロ洋館でメイドもいなければ門番だっていない地下牢も図書館も存在しない。そんな中で彼女は死んだように眠り日々を過ごす。基本的に男は軽蔑しているが、それでどうこうしようというような気はないらしい。 テーマ曲 戦闘BGM 吸血鬼にいたるまで +... 時は西暦1300年代、激動のフランス。 フィリップ6世、エドワード3世は我こそがフランスの王位継承者と高らかに上げ戦争を起こした。 後に有名な『百年戦争』の始まりである。戦火は付近の小さな村や町にまでおよび兵士だけでなく罪のない人々の血と怨嗟、そして神々への届かぬ祈りでフランスは満ち満ちていた。そんな中、レミリアは歳が5つ離れた姉と共に町で暮らしていた。両親は5年前に他界し、姉は神に仕える身、生活は貧しく食べ物もロクに買うことが出来なかった…それでも、姉との生活は幸せだった。姉は誰よりも優しくレミリアにとっては天使か女神に等しい存在だった。しかし、現実は無情にも二人を飲み込んでいく。侵略軍が町に押し寄せ、町の人々を次々に殺していった。農家も、商店も、家も次々と焼かれ人々は蹂躙されていった。レミリアと姉は教会へ逃げ込んだ。しかし、ここも見つかるのも時間の問題。教会に逃げ込んだところで隠れるところはほとんどない。姉はせめて妹だけでもと思い、レミリアを教会の教壇の床下に隠した。レミリアは泣きながら、いっしょに隠れようとしがみついた。しかし、姉は妹の無事だけを考え、レミリアを一人床下へと隠した。そして、運命の時、血と欲に飢えた侵略軍の兵士が教会へ入ってくる。姉を見つけるなり、奇声をあげ姉に襲い掛かる。レミリアはただ床下で怯え目を瞑り神と姉の無事を祈るしかなかった。嫌な音が聞こえる…聞きたくない声が聞こえる…。現実とは非常なものだ。一人の兵士が…教壇を蹴り上げ床下へ通ずるその扉となる蓋を見つけ、レミリアを発見したのだ。不安と恐怖で半狂乱に叫び逃げようとするが、力の差は火を見るより明らか…力の強い男とか弱い乙女、いとも簡単につかまってしまう。引きずり出されてレミリアが見たもの…それは大好きな、それはもう大好きな姉の変わり果てた無残な姿だった。修道服は乱れところどころ破け仰向けに酷い有様で倒れ死んでいる姉だった。泣き叫んだ、姉のあられもない姿に、姉の死に、深い傷と悲しみ、そして男への偏見をその身と心に焼き付けた。レミリアはその場では殺されなかった…侵略軍が強奪した物資とほかの少女たちを乗せた馬車に乗せられ、城へと連れて行かれたのだ。あぁ、町が燃えている…大好きな姉と暮らした町が…大好きな姉と通った教会が…目に光はなく虚無だけが残った瞳で馬車から町をただただ見ていた。 城へ連れて行かれ、地下牢へと全員が入れられた。すぐに理解できた…自分を含め、ここにいるすべての少女たちは、あの兵士(おとこ)共の慰みものとなるのだろう…と。 連日連夜、兵士(おとこ)共の欲望と穢れにより少女たちは何度も何度も染められた。助けも来ない、祈りの声も届かない。力もない…。 すべてが諦めと絶望に打ち菱がられたレミリアが見た果て…それは、なんとも甘く悍ましい誘惑であろうか…。 『力が欲しいか?』 心の中に響く声、男か女かもわからない。それでも何度も呼びかけてくる。 『私は----』 少女が選んだ決断。負けない強さ、どんな力も組み伏せる圧倒的な力、絶望さえも打ち破る生命力…。 その決断の証として手に入れたるは、魔性の翼と一本の槍。 その後、その城とレミリアがどうなったか…それは歴史には記されていない。 関連ページ NOAH 祇陀 関連画像 キャラクター紹介へ戻る|キャラクター紹介 【ゲスト④】へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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『偽』レミリア:攻/範/敏/命/能 入手手段:おみくじ 『人工の紅い月』レミリア:攻/範/敏/命/能 入手手段:進化(『偽』レミリアLv30) 『紅魔』レミリア:攻/範/敏/命/能 入手手段:イベント 『ツェペシュの末裔』レミリア:攻/範/敏/命/能 入手手段:進化(『紅魔』レミリアLv50) 『スカーレットデビル』レミリア:攻/範/敏/命/能 入手手段:進化(『紅魔』レミリアLv50) 『永遠に紅い幼き月』レミリア:攻/範/敏/命/能 入手手段:進化(『紅魔』レミリアLv50)
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レミリア レミリアイベント シナリオ攻略幻想郷戦記・今昔幻想郷 永夜抄 イベント 4ターン目以降、紅魔館を占領している フランドールが仲間になる(幻想郷戦記・今昔幻想郷) パチュリーの敵撃破数が7以上 パチュリーの日符(日S土S光S)か月符(水S風S闇S)のどちらかを使える(幻想郷戦記・今昔幻想郷) 人里占領、レミリアが死亡していない 軍資金+100Ley(幻想郷戦記・今昔幻想郷) くるみが死亡、霧の泉を占領している、レミリアが死亡していない くるみが仲間に加わる(今昔幻想郷) レミリアが死亡する(1ターン後以降) フランドールがマスターを引き継ぐ(幻想郷戦記・今昔幻想郷)フランドールマスターとなり能力が強化される。さらに次のターンに人材としてレミリアが仲間に加わる。※注意! レミリアとフランドールが一緒に出撃している必要あり。レミリアしか居ない時に死亡すると普通にゲームオーバー。 妖怪の山が人里を占領 何故か占領した旨のアナウンスが流れる。(設定ミス?) シナリオ攻略 幻想郷戦記・今昔幻想郷 足の遅いパチュリーは前線に辿り着くことが稀なので、イベントではヒールレインLv2のある日符が良いかもしれない。 人材ユニットに恵まれているものの、戦争の要となる一般ユニットは弱点だらけに雇用環境が困難と不遇を極める。 序盤初期の動きは大雑把に2通りあり、紅魔館の領土を維持するか、放棄するかがある。 紅魔館を放棄する場合、魔法の森の中立地帯方面へ進出するのがいいだろう。この場合、初期配置のサーバントフライヤーを落とさずに何人吸血鬼へクラスチェンジできるかが最初のポイントになる。悪魔系の回復ユニットが欲しいなら、魔法の森奥地で見習い魔法使いを雇用して地道に育てよう。 紅魔館の領土を維持する場合、まずは霧の湖周辺を占領しよう。育成の中心が吸血鬼になるのは放棄した場合と同じだが、CPUのレベルが低い場合は紅魔館の雇用能力で精鋭メイド妖精を育てる手もある。メイド妖精系は種族が違うので戦略画面でも戦争中でも一切の操作ができないが、コストパフォーマンスの良さとCPU操作の分かりやすさ(メイド妖精系は魔法が使えないので、戦争開始直後から移動して敵ユニットを狙う)からとても使いやすいユニットだ。ノーマルメイド妖精や青妖精を盾役にしつつ、30体のうち10体くらい親衛メイド妖精にクラスチェンジしてくれればいいくらいでガンガン攻めよう。イベントで+100Leyされるので、人里の占領を早期に目指すのもいい。 中盤以降Leyに余裕ができたらインプでも雇って人材捜索をしよう。紅魔館最大の弱点はイベント後のパチュリーしか有用なヒールが使えないことにある。広範囲に対して有効な単体ヒールLv3(光A)か、全部隊を回復できるヒールレインLv2(光S)を使えるなら誰でもいいから欲しい。たとえ種族が違って操作ができなくてもCPUは必ずヒールを優先してくれるので、光A以上の人材ならまずは雇ってみよう。 永夜抄 レミリアのスペックに酔いしれろ。瀟洒なメイドの華麗なナイフ捌きを目に焼き付けろ。 問題点が3ッつ。1.レミリアが光・神聖に弱い。2.レミリアの攻撃が意外に軽い。3.咲夜のHP回復手段が無い。 1つ目は足を止める事無く動き回れば問題無い。毎ターン最大50HP回復があるので集中攻撃さえされなければ絶対に死なない。 2つ目はそれ単体ではあまり気にならないが、VS永遠亭の兎は仕留めそこなうと光魔法を連発されるのでそこが怖い。 3つ目、これが嫌な点。お嬢様に盾になってもらうしかないがそれにも限界が……。しかし主人を盾にするメイドって…… 霊夢、魔理沙に接敵するまえに少なくともお嬢様のランクはBまで上げて置く事。Sまで行けば人間系マスターはただの雑魚。神聖・光もどんなもんじゃい。 一方永遠亭は滅茶苦茶キツイ。レミリアの弱点である光魔法。食らうとうざい毒。おまけに兎どもはレミリアの一撃では死なず、そしてヒール3であっとういうまに回復。やってられるか!咲夜のHPをみて場合によっては3,4ターン掛ける必要あり。一般さえ駆除できればあとは作業。ただし咲夜は永琳には手を出さない事。万一石化するとお持ち帰りされるはめに……特技・魔法は問題無い。 妹紅は敵の数が少ないので運が悪くなければまず負けない。 幽々子はレミリア一人で戦闘し、一般を駆除し終えたら撤退。直に咲夜を出して通常攻撃で倒そう。神聖攻撃があるので幽々子のランクが上がりすぎてなければまず一撃。妖夢の神聖攻撃が案外痛いがろくに冥界組は回復手段が録に無いので難なく倒せるはず。 とにかくレミリアは動き回って敵を撹乱する事が大事。足を止めて戦うといかな超再生力とてもたない。
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+目次 特徴スペック 説明 長所 短所 技クロー ヴァンパイア グングニル 立ち回り戦法 サバイバル キング チーム考察 キャラ対 特徴 スペック 体力 ディレイ 移動量 80 1 2 説明 今作最強キャラ。 はっきり言ってチームに入れないという選択肢が無い程に強い。 今作のどのキャラよりディレイが速いため、どの攻撃も避けることが出来る。 「グングニル」は、このゲームにおいて最も優秀な技と言っても過言ではないだろう。 このゲームでは確実にダメージを与える機会と言うのは少なく、10~20ダメージを与えていくのが鉄則である。 だがしかし、レミリアは「グングニル」は確実に60ダメージを与えられ、なおかつ自分は10~20ダメージをも回避が出来る。 体力は少なめだが、回復技の「ヴァンパイア」のおかげで生き延びやすい。 とにかく技と自身のスペックの強さと噛み合い具合が良い。逃げに特化しており、長期戦になればなるほど有利になる。 弱点は範囲技がないこと。大勢に追い詰められると対処しきれず負けやすい。 なお、ステージ「魔法の森」の水入ると移動が一切出来なくなるという仕様を抱えている。 長所 確定で大ダメージを与えられる どんな技でも移動が出来れば避けられる 体力回復技を持ち、生き延びやすい かなり遠くから攻撃が出来る 移動量2なので逃げやすい 相手の移動より速く移動出来るので、衝突して移動が制限されることがない 短所 体力が少ない 範囲技を持たない 技の燃費が良くない どのキャラより速く移動出来てしまうため、移動距離が制限されてしまう 技 クロー 威力 ディレイ SP 段差 10 1 5 × 普通の近接技。 移動後でもパチュリーには確実にダメージを与えられる以外は他の近接と差はない。 基本トドメ用。 ヴァンパイア 威力 ディレイ SP 段差 20 2 20 × ダメージを与えた時、自分の体力を10回復する能力を持つ。 ゲーム中唯一の回復手段。 少なめの体力を補えるため重宝するが、燃費は良くないのでグングニルを撃つ機会は減る。 グングニル 威力 ディレイ SP 段差 60 1 60 O レミリアを代表する技。 射的、威力も優秀だが、極めつけはディレイの速さ。 止まって撃てばレミリア以外のキャラの移動より速く撃てる。 立ち回り 戦法 基本は相手との距離を保ち「グングニル」を撃つのが仕事となる。 序盤は混戦状態の場に向かって「グングニル」1発。 中・終盤は他の味方で追い込んで「グングニル」を放つのが理想的な立ち回り。 近接はあまり得意ではないので、追い込まれる前に逃げるのが吉。 サバイバル キング レミリアはキングの適正が非常に高い。 相手のレミリアの「グングニル」や近接技を避けれることが出来て生き延びやすいためである。 むしろレミリア以外は「グングニル」を避けることが出来ないので、キング役はレミリア以外難しい。 戦法はいつも通り後方がいいが、グングニルを撃つ際相手が移動してグングニルを撃ってくるのが怖い。 安易に撃つとグングニルの餌食となるが、むしろ避けることが出来れば次ターン安全に撃てる。 ここらへんは読み合いとなるだろう。 チーム考察 アリス 前衛に上海人形を置くことにより、相手の移動を制限することが出来る 更に、生成した上海人形に「ヴァンパイア」を当てることにより、確実かつ安全に体力回復が行える ヤマメ 糸に引っ掛けることによって、次ターンに確実に「グングニル」を当てることが出来る 熱病も当てれば合計100(「ウェブ」が当たっていれば105)ダメージなので、どのキャラクターでも倒すことが出来る キャラ対 霊夢 説明 魔理沙 説明 アリス 説明 レミリア 説明 咲夜 説明 にとり 説明 パチュリー 一番楽 移動後も「グングニル」が当たるので簡単に大ダメージを与えられる。 パチュリーの移動量は1なので射程内からはずれることもない。 後は味方の適当な範囲技を当てれば勝てる。 天子 説明 ヤマメ 説明 紫 説明