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ゆっくりにとって火とは、強大な脅威である。 灼熱の炎はお飾りを焼き、髪の毛を燃え上がらせ、皮膚をただれさせ、全身を燃え殻に変える− たとえゆっくりが人語を操り、人と会話をすることがあっても、 ゆっくりが火を文明を利器として利用することは決してない。 ---------------------- 「「ここはまりさとれいむのおうちだよ!ゆっくりしていってね!」」 青年が買い物から家に帰ると、そこではおうち宣言の真っ最中だった。 一人暮らしをしているその部屋は、決して片付いている方ではないが、今はいつもよりも一層ゴミゴミとして見える。 絨毯の上に散乱したガラス片。窓ガラスを突き破ったであろう石。 そして、その石を投げたであろう−ゆっくり一家がリビングを占領していた。 「なにしてんだよクズ共・・・」 「ゆゆっ!れいむたちはくずじゃないよ」「くずだなんてゆっくりできないんだぜ!」 思わず毒づいた青年に、親れいむと親まりさが反論する。 侵入してきたのは、典型的なまりさ種とれいむ種の番だった。 よく見ると子連れで、子れいむ2匹と子まりさ1匹が、それぞれ両親に寄り添っている。 「にんげんしゃんはゆっくりあやみゃってね!」 「ゆっきゅりしにゃいではやきゅでていっちぇね!」 「みゃりしゃしゃみゃにあみゃあみゃをみょっちぇきゅりゅにょじぇ!」 子ゆっくりたちも、両親に同調して声を上げるが、青年は言葉を返さない。 ため息をつきながら、入ってきた「クズ共」を見つめる。 (・・・ガラスとかは後で片付けるにしても、こいつらをどうするかな・・・殺すことは殺すんだけど) さっきはつい毒づいてしまったが、ゆっくりと会話することは青年のポリシーに反することだった。 会話とは、対等かつ理解し合える関係でのみ成り立つものである。 ゆっくりには人間の話を理解する知能がないし、そもそも理解しようとしない。 無理にゆっくりと会話をしようとすれば、一方的にゆっくりの言うことを聞くだけになる。人間が、饅頭の言う事をだ。 そんなわけで、「ゆっくりとは会話をしない」のがこの青年の流儀の一つだった。 「くしょじじい!」 先程あまあまを要求した子まりさ −口調や大きさから見て、どうやら末っ子らしい− が、さらに声を張り上げる。 無視されたことに腹が立ったのだろう。 「ひゃやくあみゃあみゃをみょっちぇきょい!ききょえにゃいにょ!?びゃきゃにゃにょ!?しにゅにょ!!??」 (・・・あ、そうだ。火鉢がある) 青年は早速準備に取り掛かった。 ---------------------- 「「ゆっくりできないいぃぃぃぃぃぃ!」」 ゆっくり達の悲鳴の上がる中、青年は一通りの準備を終えていた。 まずは、火鉢− 炭火を使った伝統的な暖房器具である。 買い物にいく前から火は入れてあったので、ほとんど準備は必要なかった。 次に、ゆっくり一家− 専用の箱がなかったので、透明なビニール袋 −もちろん口はしっかりと縛ってある− に閉じ込めた。 袋は合計で3つ。親まりさ、親れいむ、子ゆっくりたち、という分け方である。 最後に、鉄製の串− 本数は3本。主にバーベキューに使われるものである。 今すぐに使うわけではないが、今回、青年の流儀のために必要となった。 「よし、じゃあ始めるか」 青年がそう言って手を鳴らす。ゆっくりに話しかけることはないので、これは独り言である。 「まずは観客を用意しないとな」 そう言ってから、親まりさを袋から取り出す。 「なななにをするんだぜ!?はなすんだぜ!まりさはつよいんだぜ!」 「そのまま火鉢の中へゴー!」 「きいて・・ゆ?・・・ゆぎゃぁぁぁあああああああああああああああぁぁ!!!!!」 火鉢の灰にあんよを押し付けられ、まりさが絶叫する。 ちなみに、熱さに気がつくまでにたっぷり5秒かかった。 「まりさぁああああああ!れいむのまりさぁああああああああああ!!やめろぉ!まりさをはなせぇえええええええ!」 「「「おきゃーしゃんゆっくりしてぇぇえええええええ!」」」 一家の悲鳴がこだまする中、炭火の熱がじっくりとまりさのあんよを焼く。 「あづい!あづいぃいいいいいいい!!だずげ、だずげで!まりさのあんよがぁあああああああ!!!」 「足焼きはまあ、こんなもんかな」 青年はまりさを火鉢から取り出し、また袋に戻す。 まりさはもう動けないので、袋の口を縛る必要はない。 「おっと、こっちも観客だったな」 次に青年は親れいむに手を伸ばす。今度は親れいむが絶叫する番だった。 「は、はなしてね!やめてね!ゆっく・・・ゆぎゃぁああああぁああああああああああああああああ!!!!!」 ---------------------- 「観客」2匹の準備を終えた青年は、いよいよ今日の主役たちに手を伸ばす。 言うまでもなく、子ゆっくりたちだ。 「ひゃにゃちぇ!ひゃにゃちゅんだじぇ!」 「おきゃーしゃん!りぇいむたちをたちゅけちぇね!」 「もうおうちきゃえるー!」 彼らがもうおうちに帰ることはない。子ゆっくりたちはこれから、青年の流儀の犠牲になるのだ。 「に、にんげんさん!おちびちゃんたちをゆるしてあげてね!かわいいおちびちゃんにいたいことしないでね!」 「おちびちゃんたちはなにもわるいことしてないのぜ!はなしてあげてほしいのぜ!おねがいなのぜ!」 観客となった親れいむと親まりさは、台の上に置かれ、火鉢を見下ろしている。 先程、ついでに火鉢でお飾りを燃やされたので、足焼きと相まって全くゆっくりできていないが、 それでも、子供達が一番に心配らしい。 ぷすっ 「いちゃいのじぇえええええええええええええええええええええええ!!!!!」 親ゆっくり達の懇願もむなしく、末っ子まりさが激痛に悶える。 青年が鉄製の串を、まりさに突き刺したのだ。 ぷすっ ぷすっ 「ゆぎぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」 「ぃいじゃぁぁぁあああああああああぁぁいいいいいいぃ!!!」 程なくして、子ゆっくりたち全員に串が刺された。 いずれの串も背中から突き刺されており、子ゆっくりたちを完全に貫通している。 「「おちびぢゃあぁぁぁあああああああああんんん!」」 3本のバーベキューの串の様になってしまった子ゆっくりたちの姿に、親ゆっくり達が絶望する。 「それじゃ、拷問スタートだ」 ---------------------- 青年は、火鉢の中に3本の鉄製の串が立てた。 それぞれの串の中程に、1匹づつ子ゆっくりが刺さっている。 「いちゃいのじぇ・・・」「あづい・・・」「おきゃあしゃぁん・・・」 背中から腹を貫かれた子ゆっくり達は、火鉢の灰と向き合う形になった。 炭火からは距離があるものの、その熱はじりじりを皮膚を焼いてくる。 「おちびちゃんたち!あきらめちゃだめなのぜ!」 「そうだよ!ひさんはゆっくりできないけど、じかんがたてばいつかきえるよ!そしたらまたゆっくりできるよ!」 「「「ゆぅ・・・」」」 ぽたぽた 「「「ゆっ?」」」 体は弱り、心も折れかけていた子ゆっくり達は、突如背中に水滴が落ちるのを感じた。 ぽたぽた ぽたぽたぽた 「ゆーん、ちゅめたくてゆっくりできるよ!」 「しょれになんだきゃりぇいむ、げんきになっちぇきちゃよ!」 「みゃりしゃもなのじぇ!」 元気を取り戻した子ゆっくり達に、親ゆっくりも安心した表情を見せる。 その原因は−他ならぬ青年の手に握られていた。 (・・・オレンジジュースで回復するなんて、単純な奴らだよなぁ) そんなことを思いながら、ぽたぽたとスポイトで子ゆっくりの背中にオレンジジュースを垂らす。 「きょれにゃら、ひさんがきえりゅまで、よゆーだにぇ!」 (・・・まだ死なれちゃ困るしな。せいぜい回復してもらおう) 「ゆっ!?」 元気を取り戻したはずの子ゆっくりに突如 −青年にとっては予定通りの− 異変が訪れる。 最初に異変に気づいたのは、子れいむだった。 「あちゅい、あちゅいよぉぉおおおお・・・」 「れいぶぅぅうう!?どうしちゃのぉぉお!??」 「おにぇーしゃん、ゆっきゅりしちぇにぇ!」 三姉妹の中で、おそらく次女と思われるれいむは、再び熱さに苦しみだした。 しかし、今度は皮膚を焼く熱さではない。あんこを内側から焼くような苦しみが子れいむを襲う。 そう、鉄製の串が火で熱せられているのだ。 「あづい、あぢゅい、あぢゅいぃぃぃいいいいいい!!ゆっくりできないぃぃぃぃぃ!!!」 「おきゃーしゃんあぢゅいよう!おきゃーしゃん!!おきゃーしゃん!!!」 「あちゅいのじぇぇぇ!!!とっちぇ!きょれとっちぇぇぇえええええええ!!!」 ついに3本の串に熱が伝わり、3匹の子ゆっくりが苦しみだす。 そのもがき方とけたたましい悲鳴は、もはやゆっくりのものとは思えないほどだ。 しかし、3匹がどんなにもがいても、その体を貫いた串が外れることはない。 ぽたぽた ぽたぽたぽた 「いだい!!あぢゅい!!ゆぎいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 「おきゃーしゃんだじゅげでぇぇえ!!!もうゆりゅしちぇええええ!!!!」 「ゆきゅりゃりゃりゅあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 ぽたぽたぽた ぽたぽたぽた 「おちびちゃん!ゆっくりして!おちびちゃん!おちびちゃあああああん!!!」 「にんげんさんおねがいします!おちびちゃんをたすけてください!!まりさなんでもいうことききますからぁ!!!」 加速していく苦痛と絶叫 − オレンジジュールによる治療も、青年の思惑通り働いた。 たっぷりと体力を回復した子ゆっくり達は、やはりたっぷりと苦しむことになるのだ。 「ゆっくりは出来る限り苦しませて殺す」−これが青年のもう一つの流儀だった。 ---------------------- 「ゆあっ・・・・あっ・・・・・ぁ・・・・・・・・・・」 「・・・・ゆ・・ぎ・・・・ぎ・・・・・・・・・・」 「も・・・・ゆっ・・・・く・・・し・・・・・・・・・・・・」 「「おちびちゃあああああああああああああああああああああああああああんん!!!!!」」 体の外側から治療され続け、体の内側から焼かれ続けた子ゆっくり達は、およそ30分もの間、延々と悶え苦しみ死んだ。 どんなにか痛かっただろう、どんなにか熱かっただろう、どんなにか苦しかっただろう。 せめて、体を貫かれただけで死ねたなら、 せめて、体を外側から焼かれていたら、 せめて、オレンジジュースを浴びていなかったら、 こんなに苦しむことはなかっただろう。 しかし、その全てはかなわなかった。 出来うる限り残酷な方法で、出来うる限り苦しむように、出来うる限り長く拷問されて死んだ。 「ぐすっ・・・おちびちゃんが・・・かわいいかわいいいちびちゃんがあ・・・」 「なんでぇぇぇ・・・、どうしてぇぇぇ・・・」 その疑問に答えが与えられることはない。与えられるのは、更なる苦痛のみ。 お飾りもあんよも、最愛の子供たちまでも奪われた絶望と悲しみ−それを上回る苦痛を味わって彼らは死ぬ。 なぜならそれが、虐待鬼意山の流儀なのだから。 虐待鬼意山の流儀・完 ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。 ゆっくりたちの苦痛や絶望が際立つように、 鬼意山の虐待は淡々と書き、ゆっくり達の悲鳴はオーバーに書くようにしてみました。 上手くいっているかどうかは分かりません。 小説(?)を書いたのは初めてなのですが、拷問道具にちなんで「火鉢あき」と名乗りたいと思います。 ご感想をいただければ幸いです。 火鉢あき
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呂邑姜(改名前:すーぷーしゃん) ≪成績≫ 総対戦数 205戦 勝利数 57勝 勝率 28% 累計BP 2096pt 最大連勝数 3 最大RP 2258 総合 戦績 871戦 448勝 423敗 勝率 51% ナポ 戦績 155戦 102勝 53敗 勝率 66% 副官 戦績 159戦 90勝 69敗 勝率 57% 連合 戦績 557戦 256勝 301敗 勝率 46% ≪ギルド≫ ≪コメント欄≫ ≪受賞歴≫ ≪所有アカウント≫ 名前 ギルド 備考 ≪活動期間≫ ?~現在 ≪ログイン曜日/時間帯≫ ≪イクサーネーム由来≫ ≪サイト≫ ≪記事≫
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「原点に戻ってみる」 D.O ふと気がつくと、我が家に一匹の、野良の子ゆっくりがはいってきていた。 私自身外出もしていなかったので、戸締りは確かにしていなかったのだが・・・ テニスボール程度ならば、入る隙間があったということか。 それにしたって、ゆっくりに侵入されるとは我ながら迂闊なものだ。 「ここはれいみゅのおうちにしゅるよ!ゆっくちでていっちぇにぇ!」 ・・・ぷすり。 「ゆぴぃぃいいいい!!いぢゃぁぁああい!!みゃみゃぁぁぁあああ!!!」 話にならないので、 私はとりあえず、子れいむの頭頂部にマチ針を一本刺した。 ちくっ、ちくっ、ちくっ。 「ゆっくちさせちぇぇぇぇ!ちくちくしにゃいでぇぇぇええ!!おうぢがえりゅぅぅううう!!!」 何回か刺したら、涙と変な粘液でべしょべしょになり、子れいむは大人しくなった。 床は汚くなってしまったが、これで会話が出来るだろう。 「ゆっくちごめんにゃしゃい・・・」 「お前にこの家はいらんだろ。親はどうした。」 「おきゃーしゃんは、あめしゃんにぬれちぇ、ゆっくちしちぇないよ。 だかりゃ!だかりゃ、れいみゅがおうちをみつけりゅんだよ!」 そうか。こいつは親のために・・・ そんなわけで私は、赤れいむを新聞紙で包んで踏み潰し、ゴミ箱に捨てた。 このまま追い出したら、よその家に迷惑をかけるかも知れなかったので。 我ながらいいことをしたと思う。
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『辞世の句』 12KB 実験 現代 ぬるいです かすがあきです。 注意 「」はゆっくりの発言です。 『』は人間の発言です。 人間の名前は てきとうです。 辞世の句 夏。公園で野良ゆっくりたちが木陰で涼んでいる。 そんな野良ゆっくりたちに、一人の少年が声をかける。 『ねぇ、あまあま 欲しくない?』 あまあま。甘い食べ物。 それは野良ゆっくりにとって滅多に食べることができない ご馳走である。 「ほしいよ!すぐに ちょうだいね!とくもりでいいよ!」×たくさん 「ほしいのぜ!さっさと よこすのぜ!!」×たくさん 「とかいはな あまあまを くれるだんて、とかいはな にんげんさんね!」×たくさん 「むきゅ。あまあまは とってもゆっくりできるわ!」×たくさん 「ほしいよー!わかれよー!!」×たくさん 当然、全ての ゆっくりが欲しいと言う。 『それじゃぁ、このダンボール箱に入ってね。』 少年は横倒しになっている大きなダンボール箱を指差しながら言う。 ダンボール箱の中には、砂糖が入っており、ゆっくりたちは我先へと入っていく。 『よっと………け、けっこう重いな……』 少年はダンボール箱を縦にし、台車に載せる。 そして、公園の隅にあるゴミ箱の側まで台車を押しながら移動する。 「ぺーろぺーろ……っしっあっわっせーー!!」×たくさん 箱の中では、ゆっくりたちが砂糖を舐め幸せそうな声をあげている。 少年は地面に きなこ棒を置き、ダンボール箱に砂糖をてきとうに追加してから、 1匹のぱちゅりーを取り出す。 「おそら とんでるみたい!」 お決まりのセリフを言う ぱちゅりーを きなこ棒の前に下ろす。 「むきゅきゅ。もりの けんじゃである ぱちぇに きなこぼうさんを けんっじょうするのね。 いいわ、うけとってあげるから かんしゃなさい。 それで、なにを しりたいの?もりの けんじゃである ぱちぇの ちしきが ひつようなのでしょ?」 ぱちゅりーの発言を無視して、少年は金槌で ぱちゅりーを思い切り殴る。 「っぐっびゃぁああ……も……もっど……ゆっぐじじだが……っだ……」 ぱちゅりーがお決まりの言葉を言ってから絶命する。 少年は ぱちゅりーを ゆっくり専用のゴミ箱に捨ててからメモをとり、ダンボールからまりさをとりだした。 「おそら とんでるみたい!」 お決まりのセリフを言う まりさを きなこ棒の前に下ろす。 「ゆ!きなこぼうさんなのぜ!さいっきょうの まりささまに おそれをなして けんっじょうするのかぜ? げらげらげら。いいのぜ。とくっべつに どれいに してやるのぜ。かんしゃするのぜ。」 まりさの発言を無視して、少年は金槌で まりさを思い切り殴る。 「っぐっべぇえええ……もっど……ゆぐり……じだがっだ……」 少年は まりさを ゆっくり専用のゴミ箱に捨ててからメモをとり、ダンボールから ありすをとりだした。 「おそら とんでるみたい!」 お決まりのセリフを言う ありすを きなこ棒の前に下ろす。 「まぁ!なんて とかいはな きなこぼうさんなの? いなかものの にんげんさんが とかいはに なりたくて ありすに けんっじょうするのね!」 ありすの発言を無視して、少年は金槌で ありすを思い切り殴る。 「っぐっぶぅううう……もっど……ゆっぐ……ぃ……じだ……‥がっだ……」 少年は ありすを ゆっくり専用のゴミ箱に捨ててからメモをとり、ダンボールから ちぇんをとりだした。 「おそらとんでるみたい!」 お決まりのセリフを言う ちぇんを きなこ棒の前に下ろす。 「きなこぼうさんなんだねー!これは ぜんぶ ちぇんのなんだよー!」 ちぇんの発言を無視して、少年は金槌で ちぇんを思い切り殴る。 「っゆっぎゃぁぁぁああ……もっじょ…ゆっぎち……ちちゃぎゃ……じゃ……」 少年は ちぇんを ゆっくり専用のゴミ箱に捨ててからメモをとり、 ダンボールから次の ゆっくりを取り出し、同じように金槌で潰していく。 ダンボール箱の中では、ゆっくりたちが必死に砂糖を舐めている。 彼女達は、仲間が減っていくことも、薄壁1枚の向こう側で仲間が次々と死んでいることにも気がついてない。 砂糖、純粋な甘味を舐めることは彼女達にとって初めての経験であり、 辛い生活を、全てを忘れ没頭するには十分なものである。 「ぺーりょぺーりょ……ちあわちぇーー!!ゆぅーん ちょっちぇも ゆっきゅり できりゅよ! でみょ、れいみゅ のじょぎゃ きゃわいちゃよ。にぇえ、おきゃーしゃん?」 「ぺーろぺーろ……しあわせー!!ゆ?ほんっとうだね。おのどが かわいたね。 ゆ?ゆゆ??だれも いないよ?はこさんの なかは でいぶと おちびちゃんだけだよ? ゆぷぷ。そっか、でいぶたちを より ゆっくり させるために、 みんな おさとうさんを なめずに さきに おうちに かえったんだね。 ゆーん。おさとうさんを くれるだなんて、でいぶたちったら、あいされすぎてるよ。」 「ゆーん ちゃっちゅぎゃ れいみゅ だにぇ!ゆっきゅりちちゅぎちぇぎょーめんにぇー!!」 最後の2匹となった でいぶとその娘の れいみゅは喉が渇き、注意が途切れたことで まわりの ゆっくりがいなくなったことに気がついた。 まわりに誰もいないという異常事態に でいぶは餡子脳らしい楽観的意見を口走し、 餡子脳を受け継いだ れいみゅも疑うことなく賛同する。 「さ、おちびちゃん、おかーさんの あたまに のってね。そしたら ゆっくり おみずを のみにいこーね。」 「ゆっきゅりりきゃいちちゃよ。ひゃきゃきゅ ふんしゅいしゃんまで ちゅれちぇっちぇにぇ!」 でいぶは汚い舌で れいみゅを頭にのせる。 「ゆ?でぐちさんが ないよ?どいてね!げすな かべさんは さっさとしんでね! ………どぼじで ぎえないのぉおおお!!」 ダンボール箱から出ようとするが、出口がなくでいぶが叫んだ。 ------ 『次で最後か……』 そう言って、少年が箱から出られずに騒いでいる でいぶを持ち上げ、きなこ棒の前に置く。 「おそら とんでるみたい。ゆ!すっごく おいしそうな きなこぼうさんだよ! ゆーん。さっすが でいぶだよ。 でいぶが あんまり ゆっくりしているから おさとうさんだけじゃなくて きなこぼうさんまで にんげんさんが けんっじょう してくれたよ。 でも、にんげんさん。だめだよ。でいぶは いま おのどが かーらからなんだよ。 はやく どりんくさんを ちょうだいね。おれんじじゅーすさんで いいよ。 のみおえたら きなこぼうさんを たべてあげるから かんしゃしてね。 そしたら かいゆっくりに してね!あんっしんしてね! でいぶは かんっだいだから、どれいに やさしくしてあげるからね! まいにち あまあまを もってくるんだよ! そしたら ごほうびに でいぶと おちびちゃんの うんうんを あげるからね!よろこんでいいよ!」 「にんげんしゃん! きゃわいい きゃわいい れいみゅの どりぇいに ちちぇあげりゅきゃら かんちゃちちぇにぇ!」 『赤ゆは さっき試したからいいや。でいぶは始めてだし写真撮らないと。』 少年はでいぶの頭に乗った れいみゅを持ち上げ、地面に置き、デジカメを手にする。 - カシャ 少年は でいぶを撮影した。 「ゆ?それは かめらさん?ゆぷぷ。 あんまり でいぶが ゆっくりしていて かわいいから しゃしんさんを とったんだね。 でもね、しょうぞうけんの しんっがいだよ。ただで とったら だめだよ。 でも あんっしんしてね。 でいぶは かんっだいだから おれんじじゅーすさんで ゆるしてあげるよ。かんしゃしてね!」 でいぶの発言を無視して、少年は金槌で でいぶを思い切り殴る。 「っぐっべぇえええ!!!……っいっじゃぁああああああ!! っな!なにずるのぉおおおお!!ごの どれいぎゃぁあああああ!! ばいっじょうを ようっきゅうするよぉおおお!!」 面の皮の厚さには定評がある でいぶだけあって、一撃では死ぬことがなかった。 少年は少し驚きつつも、金槌を再び持ち上げ、でいぶを思い切り殴る。 「っぐっべぇえええ!!!……っぶっびゃぁあああ!! っごっべんなっざ……っゆっべぇゃぁああああ!!! やべ、やべっぐっぶぅううううう!!!…… ごべんにゃじゃいぃいいいい!!!でで でいぶぎゃ わるぎゃっじゃっでっぶぅぅうううう!!! ど!どぼじでぇええ!!ああああ あやばっだのっぐっびゃぁああああああ!!!! だ!だっじゅげっゆっぎゃぁああああああああああああああああああああああああああ!!!」 中々死なない でいぶを、少年は何度も金槌で殴る。 殴られ続ける でいぶを、れいみゅはガタガタ震え、失禁しながら見つめる。 「ゆぎゃわぁぁああ……や、やめちぇ……ちょ、ちょんにゃ いちゃいこちょ ちにゃいじぇ…… おでぎゃい、おきゃーしゃんをいじめりゅのがおわっちゃら、れいみゅだけはたちゅけちぇ!」 れいみゅの声が聞こえた少年が、れいみゅに言う。 『ん?ああ、お前にはしないから安心しろよ。それより、その きなこ棒、食べていいよ。』 「ゆ?ほんちょうに?ゆぷぷ。ちゃっちゅぎゃ れいみゅだよ。 ゆっきゅちちちぇにゃい おきゃーしゃんちょと ちぎゃっちぇ ゆっきゅち ちぇりゅきゃら どりぇいぎゃ きにゃこぼうしゃんを けんっじょうちちゃよ! むーちゃむーちゃ……っちあっわっちぇーー!!」 自己保身しか頭になりれいみゅは、自分に危害がないと分かった瞬間笑顔になり、きなこ棒を貪る。 この きなこ棒、ゆっくりの逃亡防止と、動きを止めるとめるために置いたものである。 きなこ棒に注意して、動かない ゆっくりであれば、少年でも金槌で簡単に殴れるのだ。 少年は でいぶを潰し終えれば ゆっくりを潰すつもりがないので、もはや必要のないものである。 「だ、だじゅげ……おちびじゃん……だじゅげ…… っぐっべぇえええ!!!」 「ゆぷぷ。びゃきゃにゃの?ちにゅにょ? ゆっきゅりちちゃ れいみゅぎゃ、 おみゃえみちゃいにゃ ゆっくちちちぇにゃい ゆっきゅりを たちゅけりゅわけ にゃいでしょ。 れいみゅは きにゃこぼうしゃんを たべりゅのに いちょぎゃちいきゃら かっちぇに ちんじぇにぇ!! むーちゃむーちゃ……ちあわっちぇーー!!」 「っぞ!っぞんなぁああああ!!!っだ!だじゅっげっぐっっべぁああああああ!!!」 子供に見捨てられた でいぶは、金槌で何度も殴られる。 数分後。 「っぐっべぇええええ!!!!!!っげっぼ!!っげっっぼ!!! ………も……もっどぉおおお!!もっどぉおおお!!! もっどゆっぐじぃいい!!!……っげっぼ!!……じだが……っだぁああああああ!!!!」 でいぶはようやく辞世の句を読み、逝くことができた。 少年はメモをとり、でいぶをゆっくり専用のゴミ箱に捨ててから汚れた地面を掃除し帰宅の準備をする。 立ち去る際、満腹になった れいみゅが気持ちよさそうに寝ていたが、少年はそれを無視して帰宅した。 十分後、孤児になった れいみゅが目を覚ます。 「ゆーん。ちょっちぇも ゆっきゅち できちゃよ! ゆ!うんうんちちゃく にゃっちゃよ!うんうんちゅりゅよー! きゃわいい きゃわいい れいみゅが うんうんちゅりゅよーー!!っちゅっきりーー!!」 汚い れいみゅが汚い餡子を排泄する。 尻には餡子がついているが元から汚いので問題はない。ただ1匹、当人を除いて。 「っゆっびぇぇぇん!あにゃりゅに うんうんぎゃ ちゅいちゃよぉおお!! おきゃしゃん!ひゃやきゅ にゃめちぇ きりぇいにちちぇよぉおおおお!!!」 母である でいぶが死んだことなど、餡子脳の れいみゅは すっかり忘れて泣き叫ぶ。 「ゆぅ……おきゃーしゃん……どぼちちぇいにゃいにょ? れいみゅぎゃ あんみゃり きゃわいいきゃら ちっちょちちゃにょ? ゆ?ゆぷぷ。しょっきゃ、おきゃーしゃんは きゃわいい きゃわいい れいみゅの ちゃめに きゃりに できゃけちゃんだにぇ! れいみゅは ゆっきゅり まちゅよ!おきゃーしゃんが かえっちぇきちゃら、あにゃりゅを きりぇいに ちちぇもりゃうよ!」 餡子脳だけあって、非常に楽観的な発想をする れいみゅである。 「ゆ?あんっちん ちちゃりゃ おにゃきゃぎゃ ちゅいちゃよ! でもだいっじょうぶだよ。れいみゅには あみゃあみゃを けんっじょうちゅりゅ どりぇいぎゃ いりゅもん!」 母でいぶの死は忘れても、きなこ棒をくれた少年のことは憶えている れいみゅである。 餡子脳は都合のよいことだけは忘れないのだ。 「ちゃぁ!どりぇい!しゃっしゃちょ、あみゃあみゃを もっちぇきちぇにぇ!ちゅぐでいいよ!」 当然だが れいみゅに食料を提供する存在などどこにもいない。 「っどっびょじで だれみょ いにゃいにょぉおおおおお!!! だれぎゃぁぁあああ!!きゃわいい きゃわいい れいみゅに あみゃあみゃを ちょうじゃいよぉおおお!! おにゃきゃちゅいちゃよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 「どりぇぃ……おきゃーしゃ…… あみゃあみゃを もっちぇきちぇ…… もっちょ……ゆっぎゅり……ちちゃ……きゃっちゃ……」 3時間後、泣き叫び体力を消耗した れいみゅは餓死した。 ------ 『よし。できた。』 少年が満足そうな顔で言う。 少年の前には、模造紙が置かれている。 模造紙には、 《じゆうけんきゅう:ゆっくりの じせいのくに ついて 1ねん2くみ たなか たろう》と書かれている。 ゆっくりは死ぬとき、辞世の句を読む習性があり、その句は常に同じだと言われている。 少年はそれが本当なのかと疑問をもち、夏休みの自由研究のテーマにしたのだ。 研究方法は簡単。ひたすら ゆっくりを潰し、辞世の句を聞き、メモするだけだ。 そのために少年は複数の公園を回り、100匹の ゆっくりを殺した。 なお、100匹という設定は、少年は 1匹 = 1%で計算できると考えたからだ。 (れいみゅを潰さなかったのは でいぶが ちょうど100匹目だったため。) 模造紙には、各種族と でいぶの写真が貼られ、それぞれの特徴と、 殺した順番に種族と辞世の句が書かれている。 そして、研究結果として模造紙には 《ゆっくりが【もっと ゆっくりしたかった】という じせいのくを よむ かくりつは100%》と書かれている。 模造紙の最後の まとめの部分には、 《ゆっくりは ゆっくりしたいと いうだけで なんの どりょくも しません。 だから、ゆっくりすることが できずに、もっと ゆっくりしたかったと いって しぬんだと おもいました。 ぼくは しょうらいのことを かんがえて、もっとべんきょうしようと おもいました。》 と書かれている。 余談になるが、少年が公園の ゆっくりを大量に潰したことで公園が綺麗になり、 翌年から自由研究に ゆっくりを使うことが全国で推奨されるようになった。 あとがき 自由研究で昆虫の標本を作った記憶があります。 こういう世界ですと、ゆっくりの標本を提出する子供がいるのでしょうか? 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孤高のゆ虐~アーケードのしんぐるまざー~ 13KB 虐待-普通 パロディ 小ネタ 虐待人間 ※別にゆっくりを食べたりする話じゃありません とにかくゆ虐したくて仕方なかった。 営業周りが上手くいかず、色々苛立っていた。 何回も足を運んでいた取引先が、急に取引を取り止めにしてきた。 よくある事なのかもしれないが、とにかく今までの努力が無駄に終った。 そんな事を考えて歩いていたら、道に迷った。 その上追い討ちをかける様に、雨まで降り出した。 雨宿りに迷い込んだ先が下町のアーケードだった。 殆どの店がシャッターを下ろしている、なんとも寂れた商店街。 しかし、それを良しとする者達が居た。 「ゆふふーん!ここならあめさんも、こわくないのぜ!」 「おちびちゃんたち、ここならあんしんよ!とかいはに、あめさんがやむのをまちましょうね」 「ゆっくちー!」 「れいむはおこるとこわいんだよ!あめさんはえんりょしてふってね!」 「おきゃーしゃんが、おこるときょわいんだよー!あめしゃんはゆっくちりかいしちぇね!」 「れいむ、ばかなことはやめるのぜ…そんなことしても、あめさんはやまないのぜ…」 人通りも少ないのを良い事に、雨宿りしているゆっくりをあちこちで見かける。 優良そうな野良もいれば、典型的な馬鹿野良もいる。 そんな様子を見ていると、どのゆっくりを虐待しようか迷ってしまう。 焦るんじゃない、俺はただゆ虐がしたいだけなんだ。 アーケードを一周し終わると、目を付けていたゆっくりの側に行ってみる。 何か言い合いをしてる様子だったゆっくり達の元に静かに歩み寄る。 「このあまあまは、れいむがさきにみつけたんだよ!れいむはしんぐるまざーだから、れいむがもらうよ!」 「れーみゅのおきゃーしゃんが、しゃきにみつけんだよ!ゆっくちりかいしちぇね!」 「なにいってるんだぜ!これはまりさがさきにみつけたんだぜ!まりさだってしんぐるまざーなのぜ!」 「まりちゃのおかーしゃんは、おこるとこわいのじぇ!ばかなれーみゅたちは、あきらめてどこかにいくのじぇ!」 遠くから見た時には、夫婦喧嘩でもしているのかと思ったが、 どうやら道端に落ちていたクッキー1枚を取り合っているようだ。 いかんな、しんぐるまざーが被ってしまった。 しかし、れいむのしんぐるまざーはよく見かけるが、まりさのしんぐるまざーとは珍しい。 二組の親子は未だに俺に気が付かず、醜い言い争いをしていた。 「ばかなまりさだね!しんぐるまざーはれいむのとっけんだよ!だからこのあまあまは、れいむがもらうよ!」 「ばかなのはれいむなのぜ!みのほどしらずが、いきがるんじゃないのぜ!」 「れいむはおこったよ!ぷくぅぅぅぅ!」 「ばーきゃ!ばーきゃ!おしゃーしゃんのぷくーはきょわいんだよー!ないちぇもしらないよー!」 親れいむが親まりさをぷくーっと威嚇した。 だか、親まりさは特に気にする様子も泣く不適な笑みを浮かべる。 「それがなんなのぜ?ただのでぶれいむなのぜ?ぷくーってのはこうやるのぜ!ぷくぅぅぅ!」 「おかーしゃんのぷくーなのじぇ!おろかなれーみゅたちは、しーしーもらすがいいのじぇ!」 醜く膨れ上がった両ゆっくりの親達、アホな戦いはなかなか終わりそうにない。 見ているのも飽きてきたので、そろそろ行動に移す事にする。 俺は得意そうにニヤつく両アホの子をそれぞれの手で捕まえる。 「ゆん?…ゆわーい!おそらをとんでるみちゃーい!」 「ゆゆ?なんなのじぇ?…ゆわーい!おしょらをとんじぇるのじぇー♪ゆっくちー♪」 「ふしゅるるるる……いったいなんなのぉぉ?……ゆ?…ゆがぁぁ!なにしてるのぉぉぉ?! くそにんげんは、きたないてで、おちびちゃんをさわらないでねぇぇぇぇ!!」 「ゆふしゅー…なんなのぜ?………ゆわぁぁぁぁぁ!!どおしてにんげんさんが、ここにいるのぉぉぉぉ?!」 お決まりの台詞を吐く、アホの子ゆっくり達。 それに対してようやく俺に気が付いた、両アホ親。 親まりさの方は人間の恐ろしさを知っているのか、急に慌てだす。 親れいむの方は馬鹿丸出しで、俺に向かって暴言を吐いてくる。 同じしんぐるまざーでも、個性があるのが面白い。 ここでふと俺はある事を思いついた。 母性の強いと言われるれいむと、まりさのしんぐるまざーでは、 どちらの方が子供を大切にするのか興味があった。 「おい!お前ら!お前らのおちびは俺が預かった。返して欲しければお前らのお飾りを俺に寄越せ!」 「なにいってるのぉぉぉぉぉ?!どおしてれいむが、そんなことしなくちゃならないのぉぉぉぉぉ?!」 「に、にんげんさん!いきなり、なにいってるんだぜ?まりさたちは、なにもわるいことはしてないのぜ!」 「寄越さないなら、お前らのおちびはこのまま殺すぞ!」 「ゆ…ゆがぁぁぁぁ!れーみゅをはなしぇ!くそにんげん!れーみゅはおきょるときょわいんだよー!」 「ゆゆ?…ゆびゃぁぁぁぁん!おきゃーしゃん!きょわいのじぇー!」 「なにいってるのぉぉぉぉ?!そんなことしたら、れいむがしんぐるまざーじゃなくなるでしょぉぉぉぉ?!」 「おちびちゃん、ゆっくりしてね!ゆっくりしてね!……ゆ…ゆうぅぅ…まりさのおぼうしをわたせば…… おちびちゃんを、かえしてくれるのぜ?…」 親れいむは依然強気な態度で騒ぎ立てるが、親まりさの方は賢そうで子供思いのようだ。 俺に握られた子ゆっくりも親の教育のが良いのか餡統の差か、子れいむは親と同じく俺に大して恐怖してないようだ。 俺を睨みながらプクーと膨らみ始める子れいむ、だが俺が少し握る力を強くすると途端に萎みだし、苦しそうにしている。 対して子まりさの方は、泣きながら必死に身を捩っている。 子れいむと同じように少し力を込めて握ってやると、苦しそうに変な汗を流し始める。 「くるちーよぉぉぉ!れーみゅをはなしぇー!ゆんやぁぁぁぁ!」 「いだいのじぇぇ!おきゃーしゃん、たしゅけちぇぇぇぇ!ゆびゃぁぁぁぁん!」 「ゆがぁぁ!れいむのおちびちゃんに、なにするのぉぉぉ?!さっさとはなしてねぇぇ!あとあまあまもよこせぇぇ!!」 「ゆわわわ…やめてほしいのぜ!おちびちゃんが、くるしがってるのぜ!ま、まりさんおぼうしさんをあげるから、 それでおちびちゃんを、はなしてやってほしいのぜ!」 やはり馬鹿の親は馬鹿なのだろう。 俺が親れいむの言う事を聞くと本気で思っているのか、子れいむを離せと騒ぎついでにあまあまも要求してきた。 こんな様子ではこのまま野良生活を続けても、そう長くは生きられないだろう。 親まりさの方は子供の事が余程大切なのか、帽子を俺の方に差し出してきた。 人間に対して何処までも低姿勢な様子を見ると、野良生活が長いのだろうか? この様子なら、飼いゆっくりにしても増徴する事はないだろう。 俺は少し面白くなり、未だ叫ぶ親れいむに蹴りを一発入れてみた。 「ゆんぼっ!!」ガシャーーン! 「ゆんやぁぁぁ!くるちーよぉぉぉぉ!おきゃーしゃん!れーみゅをはやくたしゅけろぉぉぉぉぉ!!」 「……?!……ゆぎゃぁぁぁぁぁ!いだいぃぃぃぃぃ!どうなってるのぉぉぉぉ!」 親れいむは勢いよく吹っ飛び、シャッターにぶち当たる。 いきなりの事に頭が付いていかないのか、苦しそうにしながら目を白黒している。 子れいむは親が吹っ飛んだには気が付かないのか、親に助けを求める。 親まりさは苦しんでいる親れいむをみてガタガタと震えだした。 子まりさは恐ろしーしーしてしまった。 こういうゆ虐も良いじゃないか。 俺は未だに苦しんでいる親れいむにもう一発蹴りを入れる。 「ゆっぼん?!」ガシャーーン! 「くずおやぁぁぁぁ!かわいいれーみゅがくるちんでいるんだよぉぉぉぉ!なにしてるのぉぉぉ?!」 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!いだいぃぃぃ!もうやだぁぁぁぁ!おうちかえるよぉぉぉ!!」 再度シャッターにぶつかる親れいむ、今度は少し片目が飛び出し歯が何本か欠けていた。 情けなく泣き叫び、お家帰る宣言が飛び出した。 子れいむは親の状況などお構い無しで、自分だけ必死に助かろうとしている。 俺は逃げ出そうとする親れいむに足を乗せ、少しずつ体重を掛けていく。 「ゆぎゃん!…ゆぶぶ…なに…するの…ゆがが…おちび…ならあげるから…れいむから…あしをどか…せ…ぎぎぎぎ」 ますます怪しくなるれいむの母性(笑)であるが、当然親れいむも子れいむも見逃すつもりはない。 俺は子れいむを子まりさに見せ付けるように、握り締めていく。 「ゆぎゅん!ががが…ぎがごが…ぐるじ…はなぜ…」 「ゆっぴぃぃぃぃ!こわいのじぇぇぇぇ!やめちぇぇぇぇ!れーみゅを、はなしてあげちぇほしいのじぇー!」 先程までは対立していた筈なのに、この子まりさは子れいむを開放して欲しいと頼んできた。 このまりさ親子はかなり優良なゆっくりだろう。 だか当然ここで子れいむを開放するような事はしない。 俺はそこから一気に子れいむを握り締めた。 「ゆびゅっ!」 「ゆびゃびゃ?!……………………………ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁ!!くしゃいよぉぉぉ!ゆっくちできにゃぁぁぁい!!」 子れいむは奇声を一言発すると、両目と一緒に口から餡を飛び散らせ息絶えた。 両目と餡シャワーの直撃を喰らった子まりさは、呆然して目を白黒させていたが、しばらくすると元気に泣き叫びだした。 親れいむと親まりさは、その様子を上目で追っていた。 「ゆがぁぁぁぁ!れいむのおちびちゃんがぁぁぁ!しんぐるまざーがぁぁぁぁ!!どおしてくれるのぉぉぉぉ?!」 「ゆががががが…おちびちゃん!ゆっくり、ゆっくりしてねぇぇぇぇぇ!!」 親れいむは子供の事より、しんぐるまざーなのが大事なのか涙を流し騒ぎ立てた。 親まりさはガチガチと震えながらも、子まりさの事を心配している。 なかなか良い感じじゃないか。 俺は手に付いた子れいむを地面に振り落とした、その際に親まりさの帽子に少し餡が付いた。 だが、親まりさはそんな事よりもしきりに子まりさの心配をしていた。 なんとなく気に入らなかったので、親まりさにもけりを一発入れてみた。 「ゆびゃん!」ガシャーーン! 「ゆがぶぎぎがが………?!おきゃーしゃん!ゆびゃぁぁぁぁぁん!ゆっくちー!ゆっくちしてー!」 「ゆがべべべ……お…おちびちゃ……おか…さんは…だいじょうぶ……おちび……こそ…ゆっくち…」 親まりさも派手に吹っ飛び、シャッターに当たる。 お互い悲惨な状況にもかかわらず、相手を思いやる親子。 なんだかあったっかくて、良いゆっくりじゃないか。 れいむ親子もこいつ等のあんよの垢(?)を煎じて飲ませてやりたいくらいだ。 俺は握っていた子まりさを地面にそっと下ろす。 開放された子まりさは、すぐに親まりさの元へ駆け寄りお互いを舐めあった。 俺なそんな様子を眺めながら、親れいむに乗せた足を上げ、そのまま何度も親れいむを踏みつけた。 「ゆびゃ!…ゆごぼっ!…ゆびぇん!…ゆがぼ!…ゆぶぶ!…げぼっ!…ごびゃ!…ぶびゃん!……」 踏みつけられる度に醜い音をだしながら、親れいむは次第にその姿を変形させていく。 涙を撒き散らしながら苦しそうにしていたが、そのうちしーしーを漏らし始める。 そこにはもう先程までの憎たらしい姿はなく、ただ醜く汚らしいだけのゴミ饅頭になっていた。 舌を自分で噛み千切りそうになり、歯も肌もすでにボロボロ、目を飛び出さんばかりに見開く親れいむ。 俺はそんな親れいむにまた脚を乗せ、ゆっくりと体重を掛けていく。 「ゆべぼご…がぐぐぐ…やべ…くぞ……にん…れいむ…ぐぐ……しんぐる…びがべご……ぎべべ………ぶびゃっ!!」 親れいむは何か苦し紛れに呟いていたが、圧し掛かる俺の脚に耐えられず穴という穴から餡を撒き散らして死んだ。 最後まで醜い姿をさらしたれいむ親子だった。 俺は未だに汚らしく舐め合うまりさ親子を軽く蹴り飛ばす。 「ぺーろ、ぺーろ、ぺー 『ドゴッ!』 ゆぎゃぶ!」 「ぺーろ、ぺーろ、ぺーろ…ゆびゃぁぁ!おきゃーしゃ 『ドスッ!』 ゆびゃい!」 大げさなほど吹っ飛ぶまりさ親子の帽子を汚れてない方の手で拾い上げる。 「ゆがげぶっ!いだいのぜぇぇ!………ゆがぁぁぁ!おちびちゃぁぁぁん!!しっかりするのぜぇぇ!」 「ゆびゃげべっ!ゆびゃぁぁぁぁん!まりしゃのきれいにゃはが、おれちゃったのじぇぇぇぇぇ!」 自分が痛いのも我慢して、すぐに子まりさに駆け寄る親まりさ。 帽子がなくても自分の子供がわかるようだ。 親まりさは怖がりながらも俺を見つめる。 「にんげんざん…おねがいじまず…まりさはどうなってもいいがら、おちびじゃんをだずげでぐだざい」 「ゆびゃぁぁぁぁん!まりちゃは、おきゃーさんがいないちょいやなのじぇぇぇぇぇ!」 実に仲の良いまりさ親子だ、美しい家族愛だ。 だが、ゆっくりの家族愛には正直お腹いっぱいだ。 俺は善良だろうとゲスだろうと野良には容赦しない。 「そうだな…助けてほしければ…親まりさはこの元しんぐるまざーの残骸を残さず食え! 子まりさは親を助けたければ、この子れいむを残さず食え!そしたら助けてやる。」 「ゆわぁぁぁ!そんなことできないのぜ!そんなことしたら、ゆっくりできなくなるのぜ!」 「ゆびゃぁぁぁん!しょんなことできないのじぇー!」 「お前らの大好きなあまあまだろ?食えないならすぐにでも踏み潰してやるぞ?」 「……ゆん…わかったのぜ…そのかわり…やくそくはまもってもらうのぜ…」 「………ゆぅ…まりちゃ…がんばっちぇたべりゅから…おかーしゃんを………のじぇ…」 お互いの為に渋々れいむ親子の残骸を食べ始めるまりさ親子。 時折吐き出しそうになりながらも、必死で我慢して飲み込んでいく。 親子共に涙を流しならが変な汗でびっしょりだ。 その姿はあまりにも不細工で気持ち悪い、こっちが吐きそうになる。 「むーしゃ…むーしゃ…ぐえ…ごぼ…ふしあわせー…ゆっくり…できない…もご…もぐ…」 「むーちゃ…ぐご…むーちゃ…もう…いやなのじぇ…ごぶ…むーちゃ…むーちゃ…ゆっくちしちゃい…のじぇ…」 文句を言いながらも、子まりさは子れいむを完食していた。 まあ、俺の手についている分もあるので、元の形よりは多少減っているものの、 食べ終わった子まりさはなすび型に膨れ上がり、苦しそうにしていた。 親まりさは親れいむの残骸を半分ほど食べた辺りから苦しそうにしていた。 体もでいぶ以上に膨れ上がり、先ほどから食が進んでいなかった。 まあ、流石に自分と同じくらいの大きさのれいむを完食するには無理があったようだ。 「ゆぐぐげぶ…もう……たべれましぇん……ごべんなざい…にんげんざん…おちびちゃんのかわりに…ぐえぶっ… まりさを…ふみつぶじて……ごぶっ…くだざい…」 「ゆんやぁぁぁぁ!…ぐぶ…しょんにゃのいやなのじぇー!げぼぶっ!」 「ああ…わかった…ちょっと無理があったな…食べるのはその辺で勘弁してやろう…お前らも生かしておいてやる …そのかわりな………」 「ゆあぁぁぁ!ありがとうござい…げぶっ…まず…おかげで…ゆっくりできまず…」 「ゆぅ…にんげんしゃん、ありがちょーなの………ゆわぁぁい!おしょらをとん 『ブチョ!』 …?!むもももむ…」 俺は喜んでいた子まりさを持ち上げると、食べかけの親れいむの餡子の中に子まりさを頭からねじ込んだ。 でっぷり太った子まりさは汚いケツをプリプリさせながら必死にもがいていた。 呆然と見つめる親まりさを尻目に、俺は手に持っていた親子の帽子で汚れた手を拭く。 そしてその帽子を子まりさと同じように、親れいむの餡子に突っ込んでやる。 「……………ゆがぁぁぁぁ!なにてるのぜぇぇぇ?!かんべんしてくれたんじゃないのぜぇぇぇ?!」 「親れいむを食べるのを勘弁してやっただけだ、殺されないだけありがたいと思ってくれ」 「おちびちゃぁぁぁぁん!いまたすけるからねぇぇぇぇ!」 俺は親子まりさをそのままにして、その場所を去る事にした。 数メートル歩いたところでまりさ親子の方を振り返ると、子まりさが救出されていた。 しかし親子の顔は涙にぬれてゆんやゆんやと泣いてた。 子まりさと一緒に取り出された帽子には餡子がびっしり付いていた。 あの帽子では臭いのせいでゆっくり出来ないだろう。 いつの間にか雨は上がっていた。 少し歩き回ったところで、ようやく知った道に出た。 母性(笑)のあるはずのしんぐるまざーれいむの行動と、しんぐるまざーまりさの行動をふと思い出す。 もしかしたら、れいむ種はしんぐるまざー化しない方が子供を大切にするのかもしれない。 れいむ種にとってのしんぐるまざーとは、無能な種が生き残るための手段に過ぎないのかもしれない。 もっとも、それも何の役にも立っていないのが滑稽ではあるが… 俺は得体の知れない奇妙な満足感を味わっていた。 完 某漫画のコラを見てやりたくなりました。 たぶんシリーズ化はしないと思いますが 気が向けばまた書くかもしれません。 徒然あき 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 霊夢の母性(笑と魔理沙の母性のちがいがわかりすぎたW -- 2014-03-17 21 44 57 ゲスだから番が死ぬか逃げる、だからシングルマザーになる、 -- 2014-01-14 01 11 19 れいむはうんうんの化身なんだねーわかるよー -- 2013-08-01 17 33 14 ゲス駆除鬼意山ならまだしも善良親子を虐待するゴミクズおにいさんは同じ目にあって死んでどうぞ -- 2013-01-19 21 27 04 母性の強さうんぬん たかが1個のデータで判断するとかバカにもほどがあるだろ 頭悪くてもいいからゆっくり考えてねー -- 2012-06-07 10 58 47 母性(笑)の強いと言われるれいむより まりさのほうが母性(笑)が強いと思うのだがww -- 2012-01-04 14 26 47 焦るんじゃないに吹いた。 -- 2010-12-19 06 04 41 これが本当のゆっくりの母性って奴か… でいぶはざまぁww -- 2010-12-12 19 30 40 最後の最後でやってしまったな… -- 2010-09-07 08 28 34 何にせよ、しんぐるまざーとやらは不快ですな。 -- 2010-08-14 16 05 40 最後に子まりさを埋め込んだのが面白かった この後あの二個がどうなったのか知りたいな -- 2010-07-26 04 16 03 ここはゆっくりを生きてる生糞ゴミとしてみられる人のための場所だもんね。 -- 2010-07-10 12 24 56 ↓もうここに来ちゃいけない。今ならまだ間に合う。 -- 2010-07-08 22 03 24 私はゆっくりを命あるものとして見てしまう… 罪なきゆっくりを虐待するのは哀しい… -- 2010-07-08 06 00 03 ゲス、善良限らずいじめる鬼意山はなかなかのとかいはね -- 2010-06-29 15 54 50
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真夏はゆっくりできるね 24KB 虐はゆるめです。 『真夏はゆっくりできるね』 D.O 皆さんもご存じのとおり、ゆっくりは自然災害にとても弱い。 住んでいる場所が都会だから、田舎だから、などという区別など存在しないのだ。 梅雨、台風、長い冬。季節がめぐるたびに多くの群が全滅の憂き目を見る。 だが、そんな中にあって森ゆにはあまり被害が出ない、 それでいて町ゆには壊滅的な打撃を与える自然災害も存在する。 それは『猛暑』だ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆ・・・ゆぅ、おちびちゃんたち、ゆっくりしていってね。」 彼女は町中の広場、その中にある公衆便所の裏に住んでいるゆっくりれいむだ。 広場とは言ってもただの空き地同然で、野球やサッカー、かくれんぼをするにはいかにも狭い。 結果として近所の子供たちもほとんど来ないここは、町ゆにとっては比較的安全な『ややゆっくりめのプレイス』である。 「おきゃーさん・・・ゆっくちしちぇいっちぇにぇ。」×3 だが、れいむのとてもゆっくりした(笑)赤ちゃん×3の挨拶には元気がない。 「ゆぅ、きょうもあついね。」 理由は簡単。日本の夏は今年も暑い。具体的には30℃台後半。 連日連夜続く、うだるような暑さに責められ続ける彼女たちはすっかりグロッキー状態だ。 「おきゃーしゃん。のどさんかわいちゃよ。」 次女れいむは体が余り丈夫な方ではなく、そのせいか我慢強い方ではなかった。 だが、生まれた時から延々と続く苦しみを我慢しろというのも酷な話である。 「れいみゅ、がまんちてにぇ。おきゃーしゃんをこまらせたらときゃいはじゃにゃいわ。」 長女ありすは次女れいむをなだめながら、すーりすーりしてあげている。 ありすは長女としての自覚と責任感を十分に持ったゆっくりだった。 このまま育てばきっと本当の都会派ありすとなれるだろう。育つことができればだが。 「しょんにゃのどーでもいいきゃりゃはやくおみじゅしゃんちょーらいにぇ!」 3女れいむはこれまた末っ子としての自覚を十分に持ったゆっくりだ。 わがままなのも別にゲスだからではない。甘えといえばそれまでだが。 「おちびちゃんたち、ゆっくりしてね。 ぺーろぺーろしてあげるからね。ぺーろぺーろ。」 「「「ぺーりょ、ぺーりょ。ごーきゅ、ごーきゅ。ゆっくちー。」」」 赤ゆは体積が少ない分すぐに乾燥してしまうが、 成体の場合はある程度水分を体内に蓄えられる。 そこでこうやって親ゆは赤ゆの体を唾液で潤してあげるとともに、 口移しで水分を与えるのだ。 とはいえ所詮一時しのぎ。やはり根本的解決には『ごーくごーく』、 つまり水場での水分補給が必要となる。 そこらの草花を食べて得られる水分だけでは全く足りない。 「おちびちゃんたち、ゆっくりごーくごーくしにいくよ。ゆっくりついてきてね。」 「「「ゆっくちりかいちたよ」」」 「ゆう。たいようさんはきょうもゆっくりできないよ。 かげさんにかくれていどうするよ。」 「たいようさんはときゃいはじゃにゃいわ。 どうしておきゃーしゃんたちをいじめるのきゃしら。」 「ありすはやさしいおちびちゃんだね。 でも、たいようさんはいつもゆっくりできないわけじゃないんだよ。 はるさんやあきさんにはとってもぽかぽかでやさしくゆっくりさせてくれるんだよ。」 「ゆーん。じゃあきっとごきげんななめなのにぇ。たいようさんごめんなしゃい。ゆっくちしちぇいっちぇね。」 「ゆふーん。こっちにおみずさんのにおいがするんだねー。わかるよー。」 「「「わきゃるよー」」」 「わきゃるわー」 と、れいむたちと入れ違いでちぇん一家が公衆便所へやってきた。赤ちぇん×3と赤ありすを連れている。 ちなみに家族構成とシングルマザーであることから察っしてもらえるだろうが、 れいむの子供達もちぇんの子供達もレイパーに襲われてできた子供である。 親が死なずに済んでいるのは別に運が良かったわけではなく、レイパーありすも夏の水不足ですっかりへばっているからだ。 「おきゃーしゃん。あのちぇんたちはおみじゅしゃんがあるっていちぇるよ?」 「おちびちゃんたち、あのおうちにはおみずさんがあるけど、にんげんさんしかつかえないんだよ。 ゆっくりがつかおうとするとえいえんにゆっくりしちゃうこともあるんだよ。ゆっくりりかいしてね。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− さて、便所の中ではちぇん一家がにおいを頼りに水を探している。 「おきゃーしゃん、あそこでおみずさんがたれてるよー。わかるにぇー。」 「でかしたよー。でもちょっとたかすぎるねー。 おちびちゃんたちはおかーさんのあたまにのってねー。じゃんぷするよー。」 そういってちぇんは子供を乗せてジャンプした。 そこは洗面台。 直前に誰かが使ったのだろう。 水が蛇口からわずかにたれていた。 「ぺーりょ、ぺーりょ。ふまんぞくー。」 当然足りなかった。 「おみずさんをもっとだしてねー。わかるー。」 当然蛇口が答えるはずはなかった。 「なんときゃいっちぇね!とかいはじゃないわ!」 そういって赤ありすが蛇口に体当たりした。 グサリ 「ぴゃぁぁぁああああああ!!!いじゃぁぁぁぃぃいいいい!!!」 水不足で弾力を失ったありすの体は簡単に蛇口に突き刺さった。 「なにやってるのー!やめてねー!おちびちゃんをはなしてねー!」 そういって親ちぇんは蛇口に噛みつく。 ブジャァァァァーーー 「ぶぴゅうっっ・・ブシャッッ!ガボッガボッ!!!」 その途端蛇口が全開となって噴き出した水は、先端に突き刺さっていたありすの体をバラバラに粉砕しながら、 洗面台の中で水滴をなめていたもう一匹の赤ちぇんに降り注いだ。 「ゆびぃぃぃいいいい!!!わがらにゃ・・・・・ガボォォ。」 「おぢびじゃぁぁぁぁあああん!!!わがらにゃいよぉぉおお!!!」 「「ゆあーん。わからにゃいよー。」」 こうしてちぇん一家は姉妹の半分を失った。 「ゆん、ゆん。おちびちゃんたち。ゆっくりしていってねー。」 「おきゃーしゃん。こんなゆっくちしてないおみずさんのめにゃいよー。わかるー?」 この辺の切り替えの早さはさすがに野良ゆ。所詮死は日常なのだ。 だが自分たちは生きている以上ゆっくりする努力を続けなければならない。 ともあれこんな流れのはやい水ではとても飲めたものではないので、他に水場を探すことにした。 「おきゃーしゃん!こっちにおみずさんがあったよー。」 そこは洋式便器だった。 確かに水がたまっている。 「よかったねー。おりてごーくごーくしてねー。」 「「やっちゃー!」」 そろーりそろーりと赤ちぇんたちは水面まで下りて行き、存分にごーくごーくした。 そして自分たちが這いあがれないことに気づいた。 「すべってあがれにゃいんだよー!おきゃーしゃんたすけてねー!」 「おちびちゃんたちー。いまたすけ「やべえ!もれるっもれる!」ゆ?」 「なんだこいつらっ!便器にはいってんじゃねえ、はやくでろ!こちとら緊急事態なんだよ!」 彼はたまたま下痢気味の近所のお兄さん。別にゆっくりに対しては優しくもなければ関心もない。 「かわいいおちびちゃんたちがゆっくりでてこれなくなったんだよー。たすけ「もういい!勝手に入っとけ!こっちも勝手にさせてもらう!」ゆゆっ?」 ブ(記述に耐えない音)「ゆびゃーーーーー!くしゃいーーー!!ゆっくちできないよーーー!!!」 「おにーさん、なにしてるのー!?おちびちゃんたちにへんなこ「うわっ、紙無え!しょうがねえなあ。おいちぇん。帽子よこせ。」ゆゆゆっ?」 ごーしごーし、しあわせー。それじゃー流しまーす。流れるかなこれ。じゃぁぁぁぁぁぁぁ・・・ 「ゆぴいいいぃぃぃぃぃぃぃ・・・」 「・・・おにーさん。ちぇんのかわいいおちびちゃんたちは?ちぇんのおぼうしは?」 「流した。じゃあな。」バタンッ 「おちびちゃん・・・わからないよぉ」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 一方れいむ一家は、おうちから人間の足で2分程度の距離にある公園にやってきた。 多くのゆっくりが住む児童公園は雨風をしのげる場所も多く、人気のゆっくりぷれいすだ。 しかしナワバリ争いも激しいためれいむは別の住処を選んだ。 「おちびちゃんたち、もうすぐだよ。ここならゆっくりごーくごーくできるいずみさんがあるからね。」 「ゆっくちー。」 「ここはときゃいはにぇ。たくしゃんゆっくりがあつまっちぇるわ。」 「れいみゅはもうあるけにゃいよ。おきゃーしゃんおんぶしちぇにぇ!」 この公園には噴水がある。そのふちには子ゆ程度でも飛び乗れるし、成体ならば中に飛び込んでもすぐに這いあがれる浅さだ。 ごーくごーくだけでなく、清潔好きで水浴びも大好きなゆっくりにとっては正にオアシスだ。 しかもその水はいつもあふれるほどにある。 はずだったが 「なんでいずみさんかれてるのぉぉおおお?」 残念ながら夏期は人間だって節水を行うことがある。 住宅が断水するほどではないにしても水不足は深刻なのだ。 噴水などに使う水は一番最初に止められる。 「ゆああぁぁぁああん、のどがかわいちゃよぉぉ。」 「おみじゅのみちゃいいぃぃぃ。」 水を止められた噴水の周りにはれいむ一家と同じ境遇のゆっくり親子たちが多数泣いていた。 れいむ一家の赤れいむ&ありすたちも当然泣きそうだ 「ゆゆっ、だめだよおちびちゃんたち、ないたらおみずさんがなくなってもっとゆっくりできなくなるよ!」 「ゆぅ。ゆっくりりかいしちゃわ。」 「しょうがないよ、あきらめてべつのばしょでおみずさんをさがそうね。 ここはかげさんがないからゆっくりできなくなっちゃうよ。」 親れいむは伊達に街中で生き延びてはいない。切り替えの早さと決断力はなかなかのものである。 だが、近くで泣き続ける他の親子たちはあきらめきれないのか、 水などこれっぽっちもない噴水の水槽内に飛び込んで「おみずさんでてきてね!」などと言っている。 彼女たちの運命は周辺に転がる乾燥饅頭たちと同じものとなるだろう。 「「「「「「いずみざぁぁぁん、ゆっぐりおみずだじでねぇぇぇええええ!!!」」」」」」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− れいむ一家はまだ見ぬ水場を求めて、ブロック塀の日影で日射をやり過ごしつつ街中を進む。 「むきゅん!ここのつちさんはしめっててゆっくりできるわ!」 そう言って民家の花壇に侵入した挙げ句、 花を食い荒らすわ湿り気のある土の上で転げまわるわしているぱちゅりーに出会った。 れいむたちももはやぱちゅりーに注意する気力など湧かず、そのまま通り過ぎた。 そもそも街中に暮らしていながら人間に配慮できないようなゆっくりなど遅かれ早かれ間引かれる。 「さーてと、愛しのエリザベスちゃんをキレイキレイにしてあげますかねぇ。」 彼は車大好きお兄さん。近所の小学生たちの間では『虎兄ちゃん』と呼ばれている。 筋骨隆々で背中から上腕部にかけて虎の刺青を入れ、頭髪を黒と金の縞模様にするというヤンチャっぷりのためだ。 ちなみに彼の暴力はもっぱら人間に向けられるため、ゆっくり虐待に関心はない。 水不足がニュースで流れる中でも空気を読もうとも思わず洗車を始めても当然誰も注意したりはしない。 ちなみにエリザベスとは彼の愛車のオート3輪だ。 そのセクシーなボディラインを惜しげもなくさらす恋人の姿に、彼の鼻の下も伸びっぱなしである。 「そーれ濡らしちゃうぞ~。って、なんだありゃあ。」 「「「「「「「「おみずざんだぁぁぁっぁあああ!!!ゆっぐぢいいいいぃぃいぃぃぃ!!!!」」」」」」」」 それはさながら地獄に垂れるクモの糸に殺到する亡者たちのごとし。 これまで一体どこに隠れていたのか。たちまち大小200を超えるゆっくりが洗車によって生まれた水たまりに殺到した。 「なんじゃあこりゃあ!おらぁてめえら、俺のベッツィに触れたら容赦しねえぞ!!」 「「「「「「「「「「「ゆっぐぢ!ゆっぐぢぃ!ゆっぐぢぃぃいいい!」」」」」」」」」」 ゆっくりたちは道路に流れ、すっかりぬるま湯となった洗車水を舌が擦り切れるほどに舐めまわした。 赤ゆや子ゆたちは突然生まれた水場のうるおいを味わおうと、全身を汚水まみれにして転げまわっている。 この汚物饅頭たちが釣り用の餌のごとくうごめく、あるいは石の下のダンゴムシ×100の様相を見せる、 現実離れしたあまりにもおぞましい光景にはさすがの虎兄も怖気を覚え、茫然としていた。 「きもっ・・・じゃねえ。てめえら、さっさと失せやがれ!!!」 ゆっくりになど興味なかった虎兄だったが、このままではエリザベスたんが危ない。 というか文字通りの泥饅頭に触れさせるわけにはいかなかった。 まあ、殺すのもなんだということで、最高水圧に設定した洗車用ホースを彼らに向けて放水を開始する。 「「「ゆびゃぁぁあああ!!!いじゃぁぁああい!!」」」 「「「ゆっぐじざぜでぇぇぇぇえええええ!!!」」」 こうして、ゆっくりの生態をろくに知らない虎兄は、自分でも気付かないうちにゆっくり大虐殺を行ったのだった。 撃退されたゆっくり達は大半がその水流によって体の一部を引き裂かれ、 あるいは飾りを吹き飛ばされ、虫の息となっていた。 「おちびちゃんたち、だいじょうぶ?ゆっくりしてる?」 「ゆぅ。びしょびしょになっちゃたわ。でもみんなゆっくちしちぇるわにぇ。」 「「ゆぅ・・・」」 あの地獄の中には例のれいむ一家もいた。 だが幸運にも到着が遅れたため、ホースからの距離もそこそこあったおかげで、ずぶ濡れになっただけで済んでいる。 「おぢびぢゃぁぁぁあああん。ゆっぐぢぢでぇぇぇえええ。」 「わがらにゃいよぉぉぉぉおおおお。」 周囲では体を水流で引き裂かれて絶命した赤ゆ、子ゆにすーりすーりしながらすすり泣く親ゆであふれていた。 だが彼女たちはまだマシな方であり、大半の赤ゆたちはバラバラに粉砕された挙げ句排水溝に流され、 遺体も存在しない有様だった。 それに親ゆたち自身もあんよや眼球、飾りなどを破壊されており、餡子を致死量以上に垂れ流している。 先ほどの泥饅頭空間が人間にとって地獄であるというならば、現状はゆっくりにとっての地獄である。 れいむ一家は幸運であったというしかない。 「おちびちゃんたち、はやくかわかさないとゆっくりできなくなっちゃうよ。ぺーろぺーろ。」 「しょーだわ、おきゃーしゃん。たいようさんにかわかしちぇもらいまちょう。」 「しゃしゅがありしゅおにぇーちゃん。あっちゃまいー。」 「しょりぇじゃあ、りぇいみゅとあのちゃいろいまんまるさんまできょーそーしゅるよ!」 びしょ濡れはゆっくりできないが、さっきまではひからびて死にかけていたのだ。 たっぷり水を吸った3姉妹は生まれて6日目にして初めて、元気一杯跳ねる姿を親れいむに見せてくれている。 れいむは目元と心に熱いものがこみ上げてくるのを感じていた。 姉妹のかけっこは、長女ありすがわざとペースを緩めて、3女れいむは全力でも追いつかず、 一番欲張って水を飲んでいた次女れいむがトップでゴールに飛び込んだ。 道路の真ん中の茶色いまん丸、太陽の光をたっぷり浴びたマンホールのふたに。 じゅうぅぅぅぅ 「ゆびゃぁぁぁぁあああああああ!!!」 「どうちたのれいみゅ!『ジュゥ』ゆびゃぁ!」 「ゆあぁぁぁあああん!おにぇえぢゃあああん!ゆっぐじじでぇ!」 「おちびちゃん、どうしたのおおお!」 「お・・・おきゃあしゃん。あのまんまるさん、しゅごくあぢゅいの・・・あんなのときゃいはじゃにゃいわ。」 「おぎゃあじゃぁぁぁぁあああんん!だじゅげじぇぇぇぇええええ!」 「まっててね『ジュ』ゆぎゃああああ!あづいよ!おぢびじゃん、はやぐごっぢにぎでねぇぇええ」 「あんよがぐっづいでうごげにゃいのぉぉおおおお。」 濡れたゆっくりの皮×焼けた鉄板=油をひかなかったお好み焼き。 「ゆ゛っ、『ジュウ』いまっ『ジュゥゥゥ』だずげであげるがらね゛ぇぇ。」 ベリッベリッブチッ 「ゆぁああああん!おがあじゃんのべろがぢぎれぢゃっだぁぁぁあ!」 「ゆぎゃぁぁぁぁあああああ!もっぢょっ!もっぢょゆっぐぢぢだがっだぁぁぁああああ!!!」 結局、次女れいむは体力が回復していたことが災いし、苦しみぬいた挙げ句焼け死んだ。 そして、それを舌で助け出そうとした親れいむも、味覚と舌の半分を失う大けがを負った。 ゆっくり受難の猛暑は続く。何せ未だ本日は正午を迎えてすらいないのだから。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 姉妹の一人を失い、親れいむも大けがを負ったが、まだまだ彼女たちは休むわけにはいかない。 なにせまだまだ猛暑は続くのだから。 「み・・・みじゅ・・・。」 「ゆう、おそとはあつすぎるね。おちびちゃんたち、おかーさんのおくちのなかにひなんしてね。」 親れいむの口の中なら日射を浴びる心配はないし、わずかな湿り気が体を潤してくれる。 しかし気温の高さだけはカバーしきれない。なんとか水を探さなければ。 道をフラフラと進んでいると、先ほど花壇で転げまわっていたぱちゅりーにまた出会った。 あんよは丁寧に叩きつぶされ、頭頂部には色とりどりのきれいな花が植えられている。 痙攣しつつ「むきゅ」と悶えていることからも生きていることは確かなようだが。 愚か者には速やかに制裁が執行される。彼女たちは人間の世界に住んでいるのだ。 と、その時親れいむはかすかに水のにおいを感じ取った。 においをたどっていくとそこは2件の雑居ビルの間、人の肩幅ほどの隙間からであった。 こんな日影ならばひょっとすると水たまりくらいあるのかも知れない、そう思い親れいむが隙間を奥へ進んでいくと、 そこには木箱とブルーシートで組み上げられた堅牢なおうちがあった。 入口にはおそらく相当な修羅場をくぐり抜けてきたであろう、険しい目つきをしたまりさがおり、 赤まりさにペットボトルのキャップに入れた水を飲ませてあげていた。 「ま・・・まりさ・・・ゆっくりおねがいをきいてほしいよ。」 「ふん。入り口を塞ぐのが遅れたのぜ。こんなヘロヘロのれいむにおうちを見つけられるなんて焼きが回ったのぜ。」 「お、おねがいだよまりさ。おみずをすこしだけわけてほしいよ。」 「ハッキリと断るんだぜ。」 「おねがいだよ。なんとか、おちびちゃんたちにだけでも。」 「こっちにだって余裕はないんだぜ。他ゆっくりにあげるお水なんてないんだぜ。」 「お・・・おねがいしましゅ。」 「赤ちゃんありすでも関係ないんだぜ。」 「おねがいしましゅ、おきゃーしゃんにおみじゅをのませちぇあげちぇにぇ。」 「おきゃーしゃん、あさかりゃほとんどおみじゅしゃんのんじぇないにょ。ちんじゃやじゃよぉぉ。」 「おがあざんはいいんだよぉぉぉ、おぢびぢゃんよりだぐざんごーくごーくでぎるがら、だぐざんがまんでぎるんだよぉぉお。」 「・・・うるさいんだぜ!お水はやるから飲んだらとっととどっかに行くんだぜ!」 まりさのおうちの中は、木箱を複数連結させて、ブルーシートでしっかり全体をカバーしたもので、 相当な奥行きがあり、空気もひんやりしていた。 このおうちを見ただけでも、まりさがそこらの野良ゆと別物であることがうかがえる。 そして、その一番奥には地面に穴を掘って蓋つきの鍋を埋めてあり、水がなみなみと貯められていた。 まりさはそこから小皿3つに水を注ぎ、れいむたちに飲むよう促した。 「そいつを飲んだら早く消えうせるんだぜ。」 「ごーきゅごーきゅ、ちあわちぇ~。」 「ありがちょう。まりしゃはとっちぇもときゃいはだわ。」 「まりさ、ありがとう。でも、こんなにおみず、どうやって?」 「雨水さんを貯めてただけだぜ。当然の備えなんだぜ。 大体どいつもこいつも公園の噴水さんを当てにして、お水を貯めてないからひどい目にあうんだぜ。 あんなの人間さんの気持ち一つで簡単にお水が出なくなるんだぜ。 冬の前にご飯を貯めてないのと同じなんだぜ。」 「ゆぅ。れいむたちがわるかったんだね。」 「おとーしゃん。」 「何なんだぜ。」 「なんであのれいむたちにはおみじゅあげちゃの?ぜったいほかのゆっくりにあげちゃだめだっていっちぇちゃのに。」 「お前のお母さんに似てたんだぜ。」 「?」 「何でもないんだぜ。今日も暑いからおうちの中でゆっくりしてるんだぜ。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− それにしてもあのまりさとのであいはいろいろとべんきょうになったよ。 おうちのことも、おみずのことも。 これからはごはんだけじゃなくておみずさんもためておくよ。 おうちももっともっとゆっくりできるおうちにするよ。 だが現実は、そのような未来の計画を実行する以前にまだまだ努力が必要だと言っている。 まりさから水をもらって多少は持ち直したが、れいむたちが生き延びるにはもっと多くの、 できればおうちに持ち帰れるくらいの量の水が欲しいところである。 そうこう考えているうち、いつの間にかれいむ一家は小川にかかった橋を渡っていた。 「かわしゃんだにぇ。」 「あんにゃにおみじゅしゃんあるのににぇ。」 「ゆぅ、しょうがないよ。れいむたちじゃとどかないよ。」 しかし、やはりあきらめきれないのか、 れいむたちはしっかり護岸工事がおこなわれている、落ちたら二度とはい上がれないであろう川を少しの間眺めていた。 あまりきれいとは言えない川。よくみてみると、なにやら丸いものがぷかぷかと浮いていた。 「「ゆ?」」 「おっ、おちびちゃんたちみちゃだめぇぇえ!」 浮いていたのはゆっくりだった。しかも、その数は一匹や二匹ではない。 10・・・20・・・50・・・100・・・1000・・・ 「「「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」」」 「ゆ゛ぁぁぁああああ!やじゃあああああ!やじゃやじゃやじゃぁぁぁああああ!」 その光景はれいむたちの未来を暗示するかのよう。 渇きに耐えられず飛び込んだゆっくり達の餡子によって、川は茶紫色に染め上げられていた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− すっかり生気を失った赤ゆ達をおくちに入れてれいむが向かった先は、 れいむが知る限り最後の水場、隣町の小学校だった。 小学校なら屋外にも水飲み場が当然設置されている。 とはいえれいむは蛇口をひねるという超高等技術を持っていないため、 花壇の水撒きやら掃除やらの際にバケツやホース、じょうろの中に残った水が狙いである。 だが、残念ながらそのような道具が今時放置されているはずもなく、れいむの目論見は外れた。 代わりに、そこには一匹のまりさがいた。 先ほどの険しい表情をしつつも、知性と優しさをどこかに持ち合わせていたまりさとは異なり、 ニタニタ笑うその表情から明らかにゲスの雰囲気を示している。 「みずさんがほしいのかだぜぇ?」 「ゆっ!くれるの?」 「こっぷいっぱいで1すっきりでいいのぜ。」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉおおお!?」 そのとき、まりさは水飲み場の蛇口を口で器用に、れいむに見えないようにひねって水を出した。 「す、すごいよ~。まりさはにんげんさんとおなじことができるのぉ?」 「そうなんだぜぇ。だからちゃんとみずさんはくれてやるんだぜぇ。」 「でもすきなゆっくりいがいとすっきりなんて・・・」 「べつにいやならいいんだぜ。でも、のぞまぬすっきりーとおちびちゃんのいのちとどっちをえらぶのかだぜぇ。」 「ゆぅ。」 れいむは揺れた。だが、実のところれいむのファーストすっきり―はレイパーとのものだ。 貞操云々など今さら赤ちゃんの命と引き換えに守るほどのものではない。 なによりこのまりさは、ゲスではあっても水道から無限に水を生み出せる能力を持っている。 れいむの目から見たら、後光が差す救いの天使そのものだった。 「まりさとのあかちゃんならばしんぱいするなだぜぇ。まりさはひにっんはてなれたものなんだぜぇ。」 「ゆっ、わかったよ。れいむですっきりーして、おみずをちょうだいね!」 「「ゆっ、ゆっ、ゆっ、ゆっ、ゆっ、ゆっ、ゆっ、」」 「おきゃーしゃん、なにやっちぇるのー!」 「やめちぇね!そんなのときゃいはじゃにゃいわ!」 「ゆっへっへっへぇ。よ~くみておくんだぜぇ。 おまえたちのおかーさんはあかちゃんたちにおみずをあげたくて、からだをうってるんだぜぇ。」 「やめちぇにぇ!れいみゅたちはゆっくちぎゃまんしゅるよ!おみじゅしゃんにゃんちぇいりゃないよ!」 「やめで~!おちびぢゃんたちのまえではずっぎりじないで~。」 「ゆっへっへぇ。そんなこといって、おみずをほしいなんてのはいいわけなんだぜぇ。 ほんとはれいむもうれたからだをもてあましてるんだぜぇ、 じぶんからこし(笑)ふってよがってるくせに、こばんでるふりなんてやめるんだぜぇ!」 「むほぉぉおおおお!すっき」「教育の聖域で不謹慎なことをするな。」ボスッ! 「ゆぎゃぁぁっぁああああ」 すっきりの直前に背後からケリを入れられたまりさは、ゴロゴロと転がり水飲み場の角に顔面をぶつけて失神した。 そこには、『用務員』と書かれた腕章を巻いた、 水や食事に不足したことなど無いのであろう、身綺麗で実にゆっくりしたゆうかりん(胴付き)が立っていた。 「なにずるんだぜえぇぇぇええ!」 「最近学校の備品やお水が勝手に使われてるんだけど、あなたがやったの?」 「ゆゆっ!まりさはこのみずのみばにあったものいがいは、なんにもふれてないんだぜぇ。おそとのものはみんなのものなんだぜぇ。」 「ここも学校の敷地内よ。まりさ、肥料になりたい?それとも肥料をつくりたい?」 「ひりょうになりたくはないんだぜぇぇええ!つくるのをてつだわせてほしいんだぜぇ!」 ゆうかりんは校庭の隅っこにあるコンポストに目をやった後、まりさをバケツに放り込んでれいむに話しかけた。 「れいむも体を売ってお水を手にいれようなんて下品な真似はやめなさい。 こどもたちも泣いてるわよ。そんな方法で手に入れたお水でこどもたちがゆっくりできると思うの?」 「・・・けないでね。」 「?」 「ふざけたこといわないでねっ!れいむがからだをうったからなんだっていうの!? れいむはおちびちゃんたちとゆっくりするためならなんだってするよ! れいむがまりさにからだをさしだすだけで、これからもまいにちおみずさんがてにはいるはずだったんだよ。 おちびちゃんのからだもきれいきれいしてあげられるんだよ。それはとってもゆっくりできることなんだよ。 おみずさんがあったらまちのみんなもとってもゆっくりできてたはずなんだよ。 おみずさんがいくらでものめるゆうかりんはしったふうなこといわないでね・・・。」 セリフの最後の方はくぐもった涙声だった。 れいむの剣幕に、ゆうかりんだけではなくバケツに放り込まれていたまりさまでもが唖然としている。 一方れいむの方もたまりにたまった怒り、苦しみ、諸々の激情を吐き出しきった後で、自分の失敗を後悔していた。 ゆうかりんは飼いゆっくり。 飼いゆっくりに敵意を向ける=人間さんに損害を与える=親子共に駆除。 すでにれいむは自分の命をあきらめ、どうやって赤ちゃんだけでも逃がすかということを考えていた。 ゆうかりんはれいむにその場で待つよう言い、校舎内に入って行った。 れいむは逃げない。本気になった人間から逃げることなど不可能だ。 少しでも心証を良くするために従順にふるまおう。 「これ、持って行って。」 戻ってきたゆうかりんは人間を連れては来ず、代わりに水を満タンに入れた牛乳ビンを持っていた。 「ゆぅ?」 「ひどいこと言ってごめんなさい。 私も教育者のはしくれだというのに、必死で生きてるれいむの思いを汚すようなことをいっちゃったわ。」 所詮は用務員ならぬ用務ゆっくりであるのだが、ゆうかりん的には教育者のはしくれということらしい。 「ゆぅ、いいの?」 「誤解しないでね。これは謝罪。他のゆっくりたちみんなにお水をあげてたりしたら、私もここを追い出されちゃうから。あなたたちだけ。」 「「ありがちょうにぇ。ゆうかおにぇーちゃん。」」 「お水がどうしても必要になったときはまた来て。あなたたちの分くらいなら何とかなるから。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− れいむたちがおうちに戻ったときには、もう日も暮れかけていた。 赤ありすも赤れいむも、姉妹が一匹減ったおうちを寂しく思いながらも、 お水をはった小皿の中で久しぶりの水浴びにはしゃいでいる。 親れいむはさっそく拾ってきた小鍋をおうちの隅に埋めていた。 まりさにならい、次に雨が降ったときは水が貯められるようにするためだった。 「たいようさん、あまぐもさん。あしたはゆっくりしていってね。」 今日は多くの幸運と、多くのゆっくりに助けられて生き延びることができた。 だが、赤ちゃんは一匹永遠にゆっくりしてしまい、他の二匹も綱渡りだった。 片道数時間の学校にいるゆうかりんに、毎日頼りっぱなしともいかない。 自分がしっかりしなくては、と決意を新たにした親れいむは、 日が暮れて多少は過ごしやすくなったおうちの中で、すーやすーやの準備をはじめた。 ちなみに天気予報ではこれから三日、今日以上の快晴と猛暑が続くとのことである。 自分で書いててなんですが、冗長。 でも、思いついたら全部入れたくなっちゃうんですよ。 挿絵 by儚いあき 挿絵 byじゃりあき 挿絵 by街中あき D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ..............ドンマイとしか言えないけど.......可哀想ゲスは嫌いだけど....こう言うのは好きだは~ 火桜冬風 -- 2018-12-31 15 40 32 悲惨な生き方だからなんだっていうんだ この家族も死んでほしかった -- 2018-12-16 06 54 34 川のゆっくりの水死体の描写が生々しいぜ! -- 2016-08-12 23 10 36 ゆっくりは人間の映し鏡 ゆっくりの行動は人間の行動とも取れる -- 2016-07-25 10 15 24 おお、むごいむごい -- 2016-05-22 08 17 02 むごいのうむごいのう -- 2016-05-21 21 06 33 あの川のゆっくりはだしのげんみたいだな -- 2015-12-31 19 43 53 ↓×7ここにいるぞ 因みに自分は愛で派です -- 2015-08-21 18 00 20 愛で派ですここにいるぞ 因みに自分は 愛でこ -- 2015-08-21 17 56 33 れいむ...よく頑張った -- 2014-06-27 19 21 13 ↓いや、D. Oさんの他のはなしとつながれている -- 2014-01-19 22 29 53 ↓そういう妄想コメはゆっくりできません -- 2013-12-10 01 03 44 実はこのゆうかりんが一番最悪な状態。この学校の先生がゆうかりんに・・・ -- 2013-07-11 19 50 45 河川のゆっくりを人間に置き換えて考えると、何故か東北地震が出てくる・・・ なんかもやもやしてきた・・・ なかなか面白かったな、この親子の今後も気になる -- 2012-12-14 16 22 32 おいおい、ゆっくりは不思議物体ということを忘れるなよwあとゲスまりさの行動を見てた人間がれいむを助けまりさだけを虐待を期待したがさすがにそんな奴はいないか -- 2012-07-16 12 58 39 ↓確かに -- 2012-06-08 22 25 10 いい話だな~、もっと書いてください、こうゆう話。最初のゆっくりまりさといい、ゆうかりんといい、マジカッコイイし、やさしい・・・そこに涙ぐむ私がいる・・・。 -- 2012-06-05 22 13 28 ↓×2 確かにw -- 2012-05-13 15 50 33 ↓×5確かにこのアリス可愛いなw -- 2012-04-30 22 11 52 この親子にはゆっくりしてほしい -- 2012-02-21 01 13 13
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『塵の生涯』 1KB 観察 小ネタ 子ゆ 元気いっぱいの子ゆっくりが出ます 『塵の生涯』 D.O ゴミ置き場の中に、子れいむと子まりさを見かけた。 みすぼらしい姿でありながら、2匹の表情は明るかった。 ちょうどゴミ置き場の中から、お目当ての物を見つけたようであった。 それは、 賞味期限切れの弁当でもなく、 お菓子の食べ残しや、壊れたオモチャの類でもなく、 …空気の抜け切った、古いサッカーボールとバレーボールだった。 2匹はゴミ置き場の脇まで2個のボールを運ぶと、その奥の、植栽の茂みに飛び込んだ。 再び茂みから顔を出した2匹の口には、おそらく成体ゆっくりの物であっただろう、 子ゆっくりには不釣り合いに大きな帽子とリボンが咥えられており、 そして、2匹は2個のボールに、その2つの大きなお飾りを、そっとかぶせた。 「おとーしゃ…」 「おきゃーしゃん…」 「「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!」」 2匹は力無くしぼんだボロボロのボールに、 さびしかった、と言ってはほおを擦りよせ、 もうどこにもいかないで、と言っては優しく微笑んだ。 その時、強い風が吹いた。 風は、ボールの上にのっていた2つのお飾りと、 そして、子まりさの頭の上の帽子を、 ふわり、と天高く舞いあげた。 2つの大きなお飾りと、1つの小さな帽子は、 寄り添うようにひらひらと、空の青に溶け込んで消えた。 先ほどまでよりもう少しだけ色褪せたゴミ置き場で、 2匹の小さな子ゆっくりは静かに、 空の、さらに向こうの何かを見つめ続けながら、 そっとお互いのほおを寄せ合っていた。
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画像 データ 船名 おーしゃん のーす 英名 Ocean North 総トン数 11,114トン 全長 166.0m 全幅 25.0m 就航年 - 乗客定員 148名 乗組員数 - 所有 オーシャン東九フェリー トラック積載台数 31台 乗用車積載台数 71台 造船 尾道造船 データ 2012年3月15日更新 履歴 解説
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長い注意書き 初投稿 俺設定あり、どこかで見た他の作者様方の設定っぽいのもありです。各作者様ごめんなさい。 虐待描写のみ、バックストーリーほぼ無しなので物語性を求めているかたは別のSS読むが吉。 一応現代 お兄さんの一方的虐待です。 超御都合主義者なので引っ張り方が異常です。 『拷問道具赤ゆ用』 やあ、僕は数多いる虐待お兄さんの一人。 僕は成体ゆっくりは虐待しない。 何故なら僕は生まれたての生命の輝きに満ちた、小さくて、可愛らしくて、無力な饅頭の弱弱しくもより強くより大きくと伸びていこうとする炎を削り取っていくことに夢中になり、成体のこれから小さくなる一方の命の炎には興味を失ってしまったからだ。 なかなか他のお兄さん方には理解してもらえないけど。 とにかく、折角の休日だ。惰眠を貪って終わりだなんてもったいない休日の過ごし方はご免だ。 と、いうわけで今は森の中。 今日はゆっくりするために朝早くに起きた。うっすらと朝焼けが残り徐々に日が高く昇っていくぐらいの時間。 「ゆっ!れいむのかわいい赤ちゃんたち早く生まれてきてね!」 「きっとまりさとれいむの子供のだからすごくゆっくりした赤ちゃんがうまれることだぜ!」 なんと好都合なことなのだろうか。 頭に茎を生やし、それにれいむ4つまりさ3つの7つの実をならした夫婦がいた。オーソドックスなゆっくり一家だ。 もうすぐで生まれそうだったので、全部実が落ちるまで待ってから産声兼両親とのあいさつ”ゆっくちちちぇいっちぇね!”を言わせてから拉致しよう。 親に興味はないから仲間の虐待お兄さんにでもプレゼントしよう。あ、あの人ゲスじゃないと受け取らないんだっけ。まぁ知ったことではないか。 「ゆっ!れいむの赤ちゃんたちがゆっくり生まれそうだよ!」 植物型にんっしんのゆっくりでも実が落ちることを生まれるという。何故だろう? そんなこと考えている間にれいむの頭の茎から次々とポトポト赤ゆっくりたちが地面へ落ちていき、 「「「ゆっくちちちぇいっちぇね!」」」 と言った。 「「ゆっくりしていってね!」」 親のゆっくりしていってね!を聞いて目を輝かす赤ゆっくりたち。 悪いけど君たち一家はお兄さんの幸せの材料になってもらうよ。 「まりさとれいむに似てたかわいい赤ちゃんたちなのだぜ」 「やあ、君たち!ゆっくりしているかい?」 「ゆっくりしているよ!ゆっ!?お兄さん誰?れいむの赤ちゃんたちを見に来たの?」 「半分そうだね。正確には拉致だけど。」 「らち?それってゆっくりできるの?」 「ゆっくちちちゃいよ!おきゃーしゃん!」 「そうだよ、ゆっくりできるよ。赤ちゃんたちの為にもお兄さんが今拉致してあげるね!この箱の中にみんな入ってね!」 「「「「ゆわーい!!!」」」」 ぴょこぴょこと用意した段ボールの中にゆっくり一家が入っていく。 拉致すると公言しての一網打尽誘拐。 ゆっくりたちを煙に巻く魔法のご都合ワード、”ゆっくりできる”。 ゆっくりの知らない言葉をゆっくりできるもの、と説明すれば食らいついてくる。 獲物を獲得したところで車に先ほどの家族を積み家に帰る。 途中、親ゆっくりはお隣のお兄さんに渡した。 赤ちゃんと離れることを抵抗したが、先に親からといえば信じ込んだ。純粋なゆっくりだ。 お兄さんはゲスではないものの捕獲する手間が省けたので喜んでくれた。 こういう友好関係も大事にしたいと思う。 さて、家について箱をのぞくと親がいなくなり探し回っている赤ゆ達がいた。 皆一様に、 「おきゃーしゃん!おとーしゃん!どこにいりゅにょ!?」 「かくれんぼはもうおわろうよ!おきゃーしゃん!」 などと叫んでいた。 とりあえず庭に箱をおろし、どう裁こうか考えていると過剰に大きくなってしまったハエトリグサが目に付いた。 まりさ3匹に対しれいむ4匹は何となく不釣り合いに感じたのでれいむを一匹つまみあげた。 「ゆー?おしょらとんでるみちゃい!」 そんなテンプレ発言を軽く聞き流しハエトリグサの中へ。 ハエトリグサは二枚の葉をパタンと閉じ、赤ゆを閉じ込めた。 「いちゃいよ!せまいよ!おとーしゃんたすけちぇええええ!!」 そう喚きながら出ようとするがすでに出口はふさがれている。 必死に叫ぶがもがいても出られない。 とりあえずハエトリグサは消化に何日かかかるので放置し、箱を家の中へ。 再び蓋を開けるとさっきの赤ゆの叫びをきいたのか、 「りぇいむのいもうとをどこへやったああああ!」 「がえぜえええええ!おねーちゃんとおきゃーしゃんとおとーしゃんをかえせええええ!」 と叫びまわっている。 涙で段ボールがふやけていたので透明のプラスチックの箱に移す。 と、その時隣から 「ゆぎゃああああああああああああ!!!!!」 という叫び声が聞こえてきた。 隣でお兄さんが張り切っているみたいだ。 「ゆっ!おきゃーしゃん!どこ!?」 赤ゆは皆母親の声を聞き必死に探しまわす。 恐怖心から完全に警戒された。 「げすのおじしゃん!ここからだちて!」 「まりさたちをだちたらゆっくりいもうとのためにしんでね!」 おお、こわいこわい。 ゆっくりたちから煽られてとうとう僕の本性が顔を出す。 「ヒャア!我慢できねぇ!虐待だあ!」 我慢することなど何もないのだがテンプレ通りの台詞を吐く。 とりあえず軽い朝食も兼ねてまりさを一匹つまみあげ串で刺す。 「ぴぎゃあああああああああああああああああ!」 「おねーちゃああああああああああん!」 「じじい!おねーちゃんをはなしぇ!」 この叫び声が、この泣き叫ぶ絶望の顔がたまらない。 串に刺した赤まりさをコンロにもっていき火であぶる。 「あじゅいいいいいいいいいい!たしゅけてえええええええええ!」 などと叫んでいる。基本的にコイツらは表皮をあぶろうが中身のあんこさえ出なければ生き続けるので、きれいな焦げ目がついて火から離した時もまだ物申していた。 「あじゅいよ・・・ゆっくちちたいよ…」 饅頭のくせに体力はあるみたいだ。 先ほどの元気はもうなく疲れきっている様子だったが表皮が硬くなり中身の熱が逃げにくくなったせいでいつまでも体内が燃えるような苦痛から逃れられない。 家族を目の前で殺され流石に怒り心頭の饅頭に満ち溢れる箱。 その串を赤ゆ達のいる箱の中へ持っていき、一匹のれいむにあててみた。 火から離したばかりなのでまだ熱い。 「ゆっ?あ、あじゅい!」 赤れいむは串刺しの妹を助けに来たがその体は異常に熱く、つい飛びのいた。 「どぼじてにげるにょ…おねーちゃん……」 そう唸ったところで熱いうちに口に運んでしまう。 焼く前に絶望させ焼いた後にもう一度絶望させたのでその味はとても甘い。 親兄弟を消され消沈するゆっくりに対し糖分を補給した僕は朝からハイテンション。 「ヒャッハー!今までのはまだまだ序の口だぜ!」 そう叫んで残り5匹に手を伸ばす。 迫りくる手を相手に小さな箱の中で必死に逃げ回る赤ゆをゆっくりと追い詰めていく。 殺されるのを目の当たりにした直後はいいがその手が迫ってくると恐怖を感じるらしい。 とうとう先ほど串刺しまりさを当てたれいむが捕まった。 「ぴぎゃああああああああ!もっどゆっくぢぢだいいいいいいいいいい!」 「おねーちゃああああん!」 「おにいざん!ゆっくりはやくおねーぢゃんをはなしてね!」 さっきまでジジイと呼んでいたのにお兄さんになった。 いざ殺されかけるとなると丸くなる。純粋なものだなぁ。 そんなことは置いといて、さっきの赤ゆを虐待道具に固定する。 この道具は人間用の拷問道具、通称”恐怖の振り子”と呼ばれる道具の赤ゆ版だ。 ちなみに自作で非売品。 振り子に刃がついている。 その振り子刃は赤ゆの後ろから徐々に赤ゆへ近づいていき赤ゆをスライスしてゆく。 赤ゆは刃で飛ばされないようにがっちりと足を固定する。 その際赤ゆにはまぶたは剥いで目をつぶれなくし、目の前に鏡を置き後ろから迫る刃を見てもらう。 と、道具の説明をしている間にもセッティングが終わったのでスタート。 ちなみに10分ぐらいで刃が背をなぞる。 箱の赤ゆもよく見えるようにとまぶたを剥いでおいた。 ヒュンヒュンと刃が空を切る音が聞こえてくる。 鋭利な刃なので迂闊に触ると怪我をする。 「ぴぎゃああああああああ!やいばしゃん!ゆっくりとまっちぇね!こにゃいでにぇ!」 「やいばさん!やめちぇあげてにぇ!いもうとがこわがってるよ!」 そう、いいぞ!この声が聞きたかった!刃が迫りくる恐怖に何の抵抗もできずにただただおびえ続け次は自分だと思わせる! 最高ダアアアアアアアア! 叫び声の愉悦に浸っている間に刃が到達したようだ。 「いちゃいいいいいいいいい!こわいいいいいいいいい!」 「いやああああああ!ゆっくりやめてあげてね!」 「おねーちゃああああん!」 そんな叫び声も届かず刃はどんどん赤ゆをスライスしていく。 ポテチぐらいに薄っぺらい赤ゆの断片が道具の左右に跳ねのけられていく。 「もっど…ゆっくち…ちちゃかっちゃ…よ…」 声を振り絞って赤ゆ独特の死に台詞を吐き叫ばなくなった。 この道具はやはり作って正解だった。何度やっても飽きない、この反応。 悦に浸り余韻も薄れてきた頃次にとりかかった。 今度捕まえたのはまりさだった。 「ぴぎゃああああああああああああ!はなしちぇえええええ!!!」 と叫ぶ姿がなんとも言えない。 恐怖の振り子の次は伸張拷問台赤ゆ版。 こちらはつい最近作って今回が初挑戦だ。 赤ゆを仰向けに固定し、上あごと下あごにひもをかける。 ひもを両側に引っ張っていき引き延ばす道具だ。 「ヒャア!実験開始だア!」 「ゆっ!?」 そう言って引き延ばすためハンドルを回した。 だがしかし、 プチッ という音とともにあっけなく果ててしまった。 「チッ!一回転毎の引っ張る強さが強すぎたか。」 今や残りの赤ゆは助からないと悟り、全員うつろになってしまった。 叫び声が聞こえそうにないので、オレンジジュースを与える。 ゆっくりはオレンジジュースで傷も気分も元に戻ってくれる。 「ゆーあみゃあみゃー!」 「ゆっ!あみゃあみゃどこ!?」 「ちあわちぇー!」 さっきまでの虚無感が餌にで一瞬に消え去り、 「おにーしゃん!もっとあみゃあみゃちょうだいね!」 などとおねだりしている。 元気になったところで再開! 今度は残りのれいむ2匹でやってもらおう。 「君たち、スィーには乗りたくないかい?」 スィーとはいかなる場所であっても難なく進むことができるゆっくり専用の乗り物。 意識するだけで勝手に動くらしい。 少々値が張ったが気にしない。 れいむ一匹をスィーに乗せもう一匹は紐で縛りスィーとつなげる。 「ゆゆっ?おにーさん!ひもさんをはやくほどいてね!」 などと叫んでいるがスィーに乗せたれいむが興奮し、スィーを勢いよく走らせた。 当然紐でくくられているれいむの方は引きずりまわされる。 「ぴぎゃああああああああ!やめちぇ!とめちぇえええ!」 などという叫び声はスィーに乗っているれいむには届かない。 「おねーちゃん!やべてあげてね!いもうとがひきずられてるよ!」 箱の中のまりさも止めようとするがお構いなしに妹れいむはひきずりまわされ削りとられていき、息絶えた。 紐れいむの方が死んだところでスィーれいむに用はないので、スィーの速度を上げて走らせている最中に引きずり出しスィーの前に放り投げた。 スィーに勢いよく跳ね飛ばされ、壁に叩きつけられた後ペリペリとはがれるように地面に落ち、そのまま息絶えてしまった。 ラスト一匹になったまりさが涙を流して命を助けてくださいと懇願しているがお構いなしに次の道具を用意する。 最後に用意したのは、リッサの鉄柩。 こちらは箱型で、中にゆっくりを入れハンドルを回すと押しつぶされる。 ワイン絞り機を思い出してもらえるとわかりやすい。 伸張台が失敗に終わってるので、それの逆のことをするリッサの鉄柩には頑張ってほしい。 いやだあああああ!とか叫んでいるけど箱の中に入れ蓋を閉める。 正面が透明になっているので中の様子をうかがうことができる。 ハンドルを回すごとにゆっくりと天井が下がっていき、赤ゆの縦の長さを3分の1ほど押しつぶしたところで止めた。 目や口からちょっとずつ餡子をもらしながら泣き叫び飛び跳ねようとするが飛ぶスペースさえ無く、飛ぼうとするほど無駄な餡子を流していく。 「ゆっ…ぐっ…」 苦しみの声をあげながら徐々に漏れていく餡子を見つめながらお兄さんは悦に浸り、その赤ゆが死ぬ頃には気がつけば日が傾きつつあった。 「………さて、今週一週間の疲れをとって来週の英気も養った。来週は何にしようかな。」 やあ、僕は虐待お兄さん。 僕の仕事は、僕と同じゆ虐愛好家向けの道具を開発すること。もちろん大っぴらにはできないので飲み会などで発表している。 by 拷問道具好きの人 あとがき? 制裁ものや物語のあるものではなくサッパリとした虐待描写のみの作品を求めているうちに書いていた。 拷問道具は個人的に好きなだけです。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4904.html
長い注意書き 初投稿 俺設定あり、どこかで見た他の作者様方の設定っぽいのもありです。各作者様ごめんなさい。 虐待描写のみ、バックストーリーほぼ無しなので物語性を求めているかたは別のSS読むが吉。 一応現代 お兄さんの一方的虐待です。 超御都合主義者なので引っ張り方が異常です。 『拷問道具赤ゆ用』 やあ、僕は数多いる虐待お兄さんの一人。 僕は成体ゆっくりは虐待しない。 何故なら僕は生まれたての生命の輝きに満ちた、小さくて、可愛らしくて、無力な饅頭の弱弱しくもより強くより大きくと伸びていこうとする炎を削り取っていくことに夢中になり、成体のこれから小さくなる一方の命の炎には興味を失ってしまったからだ。 なかなか他のお兄さん方には理解してもらえないけど。 とにかく、折角の休日だ。惰眠を貪って終わりだなんてもったいない休日の過ごし方はご免だ。 と、いうわけで今は森の中。 今日はゆっくりするために朝早くに起きた。うっすらと朝焼けが残り徐々に日が高く昇っていくぐらいの時間。 「ゆっ!れいむのかわいい赤ちゃんたち早く生まれてきてね!」 「きっとまりさとれいむの子供のだからすごくゆっくりした赤ちゃんがうまれることだぜ!」 なんと好都合なことなのだろうか。 頭に茎を生やし、それにれいむ4つまりさ3つの7つの実をならした夫婦がいた。オーソドックスなゆっくり一家だ。 もうすぐで生まれそうだったので、全部実が落ちるまで待ってから産声兼両親とのあいさつ”ゆっくちちちぇいっちぇね!”を言わせてから拉致しよう。 親に興味はないから仲間の虐待お兄さんにでもプレゼントしよう。あ、あの人ゲスじゃないと受け取らないんだっけ。まぁ知ったことではないか。 「ゆっ!れいむの赤ちゃんたちがゆっくり生まれそうだよ!」 植物型にんっしんのゆっくりでも実が落ちることを生まれるという。何故だろう? そんなこと考えている間にれいむの頭の茎から次々とポトポト赤ゆっくりたちが地面へ落ちていき、 「「「ゆっくちちちぇいっちぇね!」」」 と言った。 「「ゆっくりしていってね!」」 親のゆっくりしていってね!を聞いて目を輝かす赤ゆっくりたち。 悪いけど君たち一家はお兄さんの幸せの材料になってもらうよ。 「まりさとれいむに似てたかわいい赤ちゃんたちなのだぜ」 「やあ、君たち!ゆっくりしているかい?」 「ゆっくりしているよ!ゆっ!?お兄さん誰?れいむの赤ちゃんたちを見に来たの?」 「半分そうだね。正確には拉致だけど。」 「らち?それってゆっくりできるの?」 「ゆっくちちちゃいよ!おきゃーしゃん!」 「そうだよ、ゆっくりできるよ。赤ちゃんたちの為にもお兄さんが今拉致してあげるね!この箱の中にみんな入ってね!」 「「「「ゆわーい!!!」」」」 ぴょこぴょこと用意した段ボールの中にゆっくり一家が入っていく。 拉致すると公言しての一網打尽誘拐。 ゆっくりたちを煙に巻く魔法のご都合ワード、”ゆっくりできる”。 ゆっくりの知らない言葉をゆっくりできるもの、と説明すれば食らいついてくる。 獲物を獲得したところで車に先ほどの家族を積み家に帰る。 途中、親ゆっくりはお隣のお兄さんに渡した。 赤ちゃんと離れることを抵抗したが、先に親からといえば信じ込んだ。純粋なゆっくりだ。 お兄さんはゲスではないものの捕獲する手間が省けたので喜んでくれた。 こういう友好関係も大事にしたいと思う。 さて、家について箱をのぞくと親がいなくなり探し回っている赤ゆ達がいた。 皆一様に、 「おきゃーしゃん!おとーしゃん!どこにいりゅにょ!?」 「かくれんぼはもうおわろうよ!おきゃーしゃん!」 などと叫んでいた。 とりあえず庭に箱をおろし、どう裁こうか考えていると過剰に大きくなってしまったハエトリグサが目に付いた。 まりさ3匹に対しれいむ4匹は何となく不釣り合いに感じたのでれいむを一匹つまみあげた。 「ゆー?おしょらとんでるみちゃい!」 そんなテンプレ発言を軽く聞き流しハエトリグサの中へ。 ハエトリグサは二枚の葉をパタンと閉じ、赤ゆを閉じ込めた。 「いちゃいよ!せまいよ!おとーしゃんたすけちぇええええ!!」 そう喚きながら出ようとするがすでに出口はふさがれている。 必死に叫ぶがもがいても出られない。 とりあえずハエトリグサは消化に何日かかかるので放置し、箱を家の中へ。 再び蓋を開けるとさっきの赤ゆの叫びをきいたのか、 「りぇいむのいもうとをどこへやったああああ!」 「がえぜえええええ!おねーちゃんとおきゃーしゃんとおとーしゃんをかえせええええ!」 と叫びまわっている。 涙で段ボールがふやけていたので透明のプラスチックの箱に移す。 と、その時隣から 「ゆぎゃああああああああああああ!!!!!」 という叫び声が聞こえてきた。 隣でお兄さんが張り切っているみたいだ。 「ゆっ!おきゃーしゃん!どこ!?」 赤ゆは皆母親の声を聞き必死に探しまわす。 恐怖心から完全に警戒された。 「げすのおじしゃん!ここからだちて!」 「まりさたちをだちたらゆっくりいもうとのためにしんでね!」 おお、こわいこわい。 ゆっくりたちから煽られてとうとう僕の本性が顔を出す。 「ヒャア!我慢できねぇ!虐待だあ!」 我慢することなど何もないのだがテンプレ通りの台詞を吐く。 とりあえず軽い朝食も兼ねてまりさを一匹つまみあげ串で刺す。 「ぴぎゃあああああああああああああああああ!」 「おねーちゃああああああああああん!」 「じじい!おねーちゃんをはなしぇ!」 この叫び声が、この泣き叫ぶ絶望の顔がたまらない。 串に刺した赤まりさをコンロにもっていき火であぶる。 「あじゅいいいいいいいいいい!たしゅけてえええええええええ!」 などと叫んでいる。基本的にコイツらは表皮をあぶろうが中身のあんこさえ出なければ生き続けるので、きれいな焦げ目がついて火から離した時もまだ物申していた。 「あじゅいよ・・・ゆっくちちたいよ…」 饅頭のくせに体力はあるみたいだ。 先ほどの元気はもうなく疲れきっている様子だったが表皮が硬くなり中身の熱が逃げにくくなったせいでいつまでも体内が燃えるような苦痛から逃れられない。 家族を目の前で殺され流石に怒り心頭の饅頭に満ち溢れる箱。 その串を赤ゆ達のいる箱の中へ持っていき、一匹のれいむにあててみた。 火から離したばかりなのでまだ熱い。 「ゆっ?あ、あじゅい!」 赤れいむは串刺しの妹を助けに来たがその体は異常に熱く、つい飛びのいた。 「どぼじてにげるにょ…おねーちゃん……」 そう唸ったところで熱いうちに口に運んでしまう。 焼く前に絶望させ焼いた後にもう一度絶望させたのでその味はとても甘い。 親兄弟を消され消沈するゆっくりに対し糖分を補給した僕は朝からハイテンション。 「ヒャッハー!今までのはまだまだ序の口だぜ!」 そう叫んで残り5匹に手を伸ばす。 迫りくる手を相手に小さな箱の中で必死に逃げ回る赤ゆをゆっくりと追い詰めていく。 殺されるのを目の当たりにした直後はいいがその手が迫ってくると恐怖を感じるらしい。 とうとう先ほど串刺しまりさを当てたれいむが捕まった。 「ぴぎゃああああああああ!もっどゆっくぢぢだいいいいいいいいいい!」 「おねーちゃああああん!」 「おにいざん!ゆっくりはやくおねーぢゃんをはなしてね!」 さっきまでジジイと呼んでいたのにお兄さんになった。 いざ殺されかけるとなると丸くなる。純粋なものだなぁ。 そんなことは置いといて、さっきの赤ゆを虐待道具に固定する。 この道具は人間用の拷問道具、通称”恐怖の振り子”と呼ばれる道具の赤ゆ版だ。 ちなみに自作で非売品。 振り子に刃がついている。 その振り子刃は赤ゆの後ろから徐々に赤ゆへ近づいていき赤ゆをスライスしてゆく。 赤ゆは刃で飛ばされないようにがっちりと足を固定する。 その際赤ゆにはまぶたは剥いで目をつぶれなくし、目の前に鏡を置き後ろから迫る刃を見てもらう。 と、道具の説明をしている間にもセッティングが終わったのでスタート。 ちなみに10分ぐらいで刃が背をなぞる。 箱の赤ゆもよく見えるようにとまぶたを剥いでおいた。 ヒュンヒュンと刃が空を切る音が聞こえてくる。 鋭利な刃なので迂闊に触ると怪我をする。 「ぴぎゃああああああああ!やいばしゃん!ゆっくりとまっちぇね!こにゃいでにぇ!」 「やいばさん!やめちぇあげてにぇ!いもうとがこわがってるよ!」 そう、いいぞ!この声が聞きたかった!刃が迫りくる恐怖に何の抵抗もできずにただただおびえ続け次は自分だと思わせる! 最高ダアアアアアアアア! 叫び声の愉悦に浸っている間に刃が到達したようだ。 「いちゃいいいいいいいいい!こわいいいいいいいいい!」 「いやああああああ!ゆっくりやめてあげてね!」 「おねーちゃああああん!」 そんな叫び声も届かず刃はどんどん赤ゆをスライスしていく。 ポテチぐらいに薄っぺらい赤ゆの断片が道具の左右に跳ねのけられていく。 「もっど…ゆっくち…ちちゃかっちゃ…よ…」 声を振り絞って赤ゆ独特の死に台詞を吐き叫ばなくなった。 この道具はやはり作って正解だった。何度やっても飽きない、この反応。 悦に浸り余韻も薄れてきた頃次にとりかかった。 今度捕まえたのはまりさだった。 「ぴぎゃああああああああああああ!はなしちぇえええええ!!!」 と叫ぶ姿がなんとも言えない。 恐怖の振り子の次は伸張拷問台赤ゆ版。 こちらはつい最近作って今回が初挑戦だ。 赤ゆを仰向けに固定し、上あごと下あごにひもをかける。 ひもを両側に引っ張っていき引き延ばす道具だ。 「ヒャア!実験開始だア!」 「ゆっ!?」 そう言って引き延ばすためハンドルを回した。 だがしかし、 プチッ という音とともにあっけなく果ててしまった。 「チッ!一回転毎の引っ張る強さが強すぎたか。」 今や残りの赤ゆは助からないと悟り、全員うつろになってしまった。 叫び声が聞こえそうにないので、オレンジジュースを与える。 ゆっくりはオレンジジュースで傷も気分も元に戻ってくれる。 「ゆーあみゃあみゃー!」 「ゆっ!あみゃあみゃどこ!?」 「ちあわちぇー!」 さっきまでの虚無感が餌にで一瞬に消え去り、 「おにーしゃん!もっとあみゃあみゃちょうだいね!」 などとおねだりしている。 元気になったところで再開! 今度は残りのれいむ2匹でやってもらおう。 「君たち、スィーには乗りたくないかい?」 スィーとはいかなる場所であっても難なく進むことができるゆっくり専用の乗り物。 意識するだけで勝手に動くらしい。 少々値が張ったが気にしない。 れいむ一匹をスィーに乗せもう一匹は紐で縛りスィーとつなげる。 「ゆゆっ?おにーさん!ひもさんをはやくほどいてね!」 などと叫んでいるがスィーに乗せたれいむが興奮し、スィーを勢いよく走らせた。 当然紐でくくられているれいむの方は引きずりまわされる。 「ぴぎゃああああああああ!やめちぇ!とめちぇえええ!」 などという叫び声はスィーに乗っているれいむには届かない。 「おねーちゃん!やべてあげてね!いもうとがひきずられてるよ!」 箱の中のまりさも止めようとするがお構いなしに妹れいむはひきずりまわされ削りとられていき、息絶えた。 紐れいむの方が死んだところでスィーれいむに用はないので、スィーの速度を上げて走らせている最中に引きずり出しスィーの前に放り投げた。 スィーに勢いよく跳ね飛ばされ、壁に叩きつけられた後ペリペリとはがれるように地面に落ち、そのまま息絶えてしまった。 ラスト一匹になったまりさが涙を流して命を助けてくださいと懇願しているがお構いなしに次の道具を用意する。 最後に用意したのは、リッサの鉄柩。 こちらは箱型で、中にゆっくりを入れハンドルを回すと押しつぶされる。 ワイン絞り機を思い出してもらえるとわかりやすい。 伸張台が失敗に終わってるので、それの逆のことをするリッサの鉄柩には頑張ってほしい。 いやだあああああ!とか叫んでいるけど箱の中に入れ蓋を閉める。 正面が透明になっているので中の様子をうかがうことができる。 ハンドルを回すごとにゆっくりと天井が下がっていき、赤ゆの縦の長さを3分の1ほど押しつぶしたところで止めた。 目や口からちょっとずつ餡子をもらしながら泣き叫び飛び跳ねようとするが飛ぶスペースさえ無く、飛ぼうとするほど無駄な餡子を流していく。 「ゆっ…ぐっ…」 苦しみの声をあげながら徐々に漏れていく餡子を見つめながらお兄さんは悦に浸り、その赤ゆが死ぬ頃には気がつけば日が傾きつつあった。 「………さて、今週一週間の疲れをとって来週の英気も養った。来週は何にしようかな。」 やあ、僕は虐待お兄さん。 僕の仕事は、僕と同じゆ虐愛好家向けの道具を開発すること。もちろん大っぴらにはできないので飲み会などで発表している。 by 拷問道具好きの人 あとがき? 制裁ものや物語のあるものではなくサッパリとした虐待描写のみの作品を求めているうちに書いていた。 拷問道具は個人的に好きなだけです。