約 2,366 件
https://w.atwiki.jp/daman_wiki/pages/18.html
基礎的な知識 解説するために使うワード 編成のコツ繋ぎ文字「い」「う」に関して 繋ぎ文字「ん」「く」「き」「つ」 クエストのコツ手札の回し方 基礎的な知識 ここを見れば大体わかるようにしたい。 コトダマンwikiを利用するなら最低でもここは読んでほしい 編集中。ごめんね 解説するために使うワード 盤面 コトダマンを置く場所 手札 クエスト中、下にいる4体のコトダマン 〇段 五十音表の横の列、え段だと「えけせてねへめれ」 編成のコツ 繋ぎ文字「い」「う」に関して コトダマンには繋ぎの文字と呼ばれる文字がある 言霊祭でも特に登場が多い「い」「う」は非常に使い勝手が良い。 例えば「か」というコトダマンで4文字作りたいとき 「か」と「い」をセットにして使って 盤面の「こう」と合わせれば「かいこう」が出来る。 この場合、「か」を繋げるための文字「い」がつなぎ文字となる。 もちろん、盤面にある「こう」も「こ」に対して「う」が繋ぎ文字である。 そこから 「い」が繋ぎやすい文字を「い軸」 「う」が繋ぎやすい文字を「う軸」と呼ぶ。 基本的に「い軸」の文字を「う」で繋ぐことはできない、逆も然り。できるのは「す」「つ」くらい。 その為、編成もどちらか片方の軸に寄せるのが普通。 「い」 基本的に「あ段」「え段」「す」「つ」「る」を繋ぐことが出来る 「う」 基本的に「う段」「お段」を繋ぐことが出来る 繋ぎ文字「ん」「く」「き」「つ」 「い」「う」ほどではないが「ん」「く」「き」「つ」も繋ぎ文字として使われることがある。 「ん」 「ん」は「い」「う」より繋ぎやすいのだが「ん」から始まる言葉が非常に少ない上に実用性がない。「ん」はコンボが減る。 その為、デッキに1~2個程度で十分。 「く」 基本的に「あ段」「お段」を繋ぐことが出来る。 「く」は「い」「う」よりつなげる文字が少ないものの「い軸」「う軸」の文字をまたぐことが出来る。 「かく」「たく」「こく」「そく」等。 また、「い」「う」が繋ぐことが出来ない「や」を繋ぐことが出来る。 「き」 基本的に「え段」の文字を繋ぐことが出来る。 「えき」「げき」「せき」「てき」「へき」「べき」「ぺき」等 また、きょう 等の5文字を作るサポートにもなる。 「つ」 「あ段」「い段」「え段」「お段」の一部を繋ぐことが出来る 「あつ」「しつ」「せつ」「こつ」等。 また、促音「っ」が使える上 「つい」「つう」と「い軸」「う軸」を跨ぐ文字としても使える。 クエストのコツ 手札の回し方 クエストに入るとデッキにいる12体のコトダマンのうち リーダーは必ず初手に来る。
https://w.atwiki.jp/genkaisrtr/pages/25.html
下記の4文字の市区名はそのままで4文字、また語尾にし(く)・えき・し(く)ない・し(く)ちょう・し(く)やくしょをつけることで5~8以上文字に対応することができます。 ※下線は区名です/斜体は同じ駅名が無い市区名です あ段 い段 う段 え段 お段 あ行 あいおいあいさいあおもりあかいわあかびらあきしまあきるのあさきたあさくちあさくらあしかがあしべつあつべつあづみのあばしりあまくさあらかわあんなか いいづかいいやまいさはやいしおかいしがきいしかりいせさきいせはらいたばしいちかわいちはらいとしまいとまんいなざわいなしきいぬやまいばらきいぶすきいまばりいわくにいわくらいわつきいわぬまいんざい うおぬまうきょううらそえうらやすうれしのうわじまうんぜんうんなん えたじまえちぜんえどがわ おおいたおおがきおおかわおおさかおおさきおおたけおおだておおつきおおまちおおみやおおむたおおむらおかざきおかやまおきなわおけがわおごおりおだわらおのみちおびひろおみたま か行 かいづかかいなんかけがわかこがわかごしまかさおかかしはらかしわらかすがいかすかべかたがみかつうらかつしかかつやまかつらぎかながわかなざわかまいしかまがやかまくらかめおかかめやまかもがわかわぐちかわごえかわさきかわにしかんざき きくがわきさらづきしわだきたかたきたかみきたもときづがわきのかわきょうときりしまきりゅう くだまつくにさきくにたちくまがやくまもとくらしきくらよしくりはらくろいし こうとうこうなんこうのすこうほくこがねいこしがやこだいらこのはなこばやしこまがね が行 ぎのわんぎょうだ ぐじょう ごじょうごてんば さ行 さいかいさいたまさいわいさかいでさきょうさくらいさっぽろ しおがましおじりしずおかしながわしぶかわしまばらしまんとしもつけしもつましょうわしらおかしらかわしろいししんぐうしんしろ すかがわすぎなみすながわすみのえすみよし せたがやせとうちせんだいせんなんせんぼく そうじゃ ざ行 た行 たいとうたいないたいはくたかいしたかおかたかさきたかさごたかしまたかつきたかはぎたかはしたかはまたかまつたかやまたきかわたきざわたけはらたちかわたてやまたるみず ちがさきちくしのちくせいちょうしちょうふちりゅう つちうらつるおか てんどうてんぱく とうおんとうかいとうがねとくしまとこなめとっとりとみおかとみさととよあけとよおかとよかわとよなかとよはしとよひら だ行 だいせんだいとうだざいふ な行 ながおかなかがわながくてながさきながはまなかはらなかむらなめがたならしのなんこくなんたんなんよう にいがたにいはまにしなりにしわきにちなんにっこうにっしんにらさき ねやがわ のおがたののいちのべおか は行 はくさんはこだてはしもとはちのへはなまきはにゅうはびきのはまきたはままつはんなんはんのう ひがしねひとよしひゅうがひょうごひらかたひらかわひらつかひろさきひろしま ふえふきふかがわふくおかふくしまふくやまふくろいふじえだふじおかふじさわふじみのふちゅうふなばし へきなん ほどがや ば行 ばんどう ぱ行 ま行 まいづるまいばらまえばしまつうらまつさかまつばらまつもとまつやままるがめ みずなみみなまたみのかもみまさかみやぎのみやざきみやまえみやわか むさしのむなかたむらかみむらやまむろらん めいとう もとみやもりぐちもりおかもりやまもんべつ や行 やちまたやつしろやながわやまがたやまぐちやましなやまなし ゆうばりゆくはし よこすかよこはまよしかわよどがわよねざわ ら行 りっとう わ行 わかまつわかやま
https://w.atwiki.jp/aiosciao/pages/5.html
発音に関しての検討 使う音の検討、選定 子音 調音 母音符 特殊調音 発音に関しての検討 日本語の音節モデルを真似る。(あまりに特殊な音だと筆者 as設計者自身ができないので(爆))。 基本としてはCV単位。「か」→"k-a"。 「きゃ」などはCvVと書くことにする。 「ん」は他の音韻(CVやCvVなど)の後に続き、単独または語頭に来ることはない。 本言語では、子音の調音方法に基づいてグループわけを行う。 (文字もそれに依存・影響する形になるが、それは「文字」のページを参照のこと) 使う音の検討、選定 子音 グループ k、g 日本語の「カ」行、「ガ」行。 g k(カ行),g(ガ行),m(マ行),p(パ行),N(ン)の後は鼻音になりやすい。 s、z 日本語の「サ」行、「ザ」行 s そのままだと音で言うと「サ」「スィ」「ス」「スェ」「スォ」になるが、 「シ」、「ソ」については調音符をつけて調音する。 z そのままだと音で言うと「ザ」「ズィ」「ズ」「ズェ」「ズォ」になるが、 「ジ」、「ゾ」については調音符をつけて調音する。 t/d, ts/z, ch/j -/n, -/l p/b, -/m f/v, h/w y n (←その他:ん) hは”あ”の口で息だけ、は行。 yは”い”の口から、や行。 nI(ナザルの き゜)とkI(ぎ)を分けるか?? 調音 後述 母音符 無声音 あ、い、う、え、お の5種。 か(きゃ、くぁ)、さ(しゃ、すぁ)、た(とぁ、つぁ)、は、ふぁ行で使う。 有声音 あ、い、う、え、お の5種。 が(ぎゃ、ぐぁ)、ざ(じゃ、ずぁ)、だ(どぁ、づぁ)、ば(ヴぁ)、ら、わ 鼻音 あ、い、う、え、お の5種。 な(にゃ、ぬぁ)、ま(みゃ、むぁ)、ぱ(ぴゃ、ぷぁ)、か゜(き゜ゃ、く゜ゎ)行で使う。 同一母音が連続する場合は、母音符を有声、無声の順に並べてモーラの区切りを明示する。 ヤ行については、特殊調音として扱う。中身は二重母音。 q その他:曖昧母音 特殊調音 y 子音と母音の間に入ると、拗音(ゃ、ゅ、ぃぇ、ょ)を作る 「ぃ」:「い」の調音から始める。キャ=キィァ 先に子音が付かなければ、日本語の「や行」と異なり、やゆよの3音ではなく、イェも含む4音を作る。 w 子音符と母音符の間に入ると、拗音(ゎ、ヲゥ、ゥェ、ゥォ)を作る 「ぅ」:「う」の調音から始める。クァ=クゥァ 「わ」:ワのときは「お」の調音から始める=ウォァ。 先に子音が付かなければ、日本語(歴史的仮名遣い)に相当する「わ行」(わゐゑを)に加えう段の音も含む5音を作る。 yについては、子音符として位置づく場合は大文字で記述する。
https://w.atwiki.jp/cdotsifu/pages/12.html
訓令式ローマ字表記法やヘボン式とは異なります。 昔、使われていた平仮名、片仮名、変体仮名を参考に拡張平仮名、拡張片仮名を作りました。ローマ字表記は訓令式をもとに変化させて作りました。 あ い う え お ア イ ウ エ オ a i u e o か き く け こ カ キ ク ケ コ ka ki ku ke ko さ す せ そ サ ス セ ソ sa si su se so し シ sci た て と タ テ ト ta ti tu te to ち チ tci つ ツ tsa tsi tsu tse tso な に ぬ ね の ナ ニ ヌ ネ ノ na ni nu ne no は ひ ふ へ ほ ハ ヒ フ ヘ ホ ha hi hu he ho ま み む め も マ ミ ム メ モ ma mi mu me mo や ゆ よ ヤ ユ ヨ ya yi yu ye yo ら り る れ ろ ラ リ ル レ ロ la li lu le lo わ ゐ ゑ を ワ ヰ ヱ ヲ wa wi wu we wo ん ン q が ぎ ぐ げ ご ガ ギ グ ゲ ゴ ga gi gu ge go ざ ず ぜ ぞ ザ ズ ゼ ゾ za zi zu ze zo じ ジ zji だ で ど ダ デ ド da di du de do ぢ ヂ dji づ ヅ dza dzi dzu dze dzo ば び ぶ べ ぼ バ ビ ブ ベ ボ ba bi bu be bo ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ パ ピ プ ペ ポ pa pi pu pe po fa fi fu fe fo きゃ き きゅ き きょ キャ キ キュ キ キョ kya kyi kyu kye kyo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ sya syi syu sye syo しゃ し しゅ し しょ シャ シ シュ シ ショ scya scyi scyu scye scyo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ tya tyi tyu tye tyo ちゃ ち ちゅ ち ちょ チャ チ チュ チ チョ tcya tcyi tcyu tcye tcyo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ tsya tsyi tsyu tsye tsyo にゃ に にゅ に にょ ニャ ニ ニュ ニ ニョ nya nyi nyu nye nyo ひゃ ひ ひゅ ひ ひょ ヒャ ヒ ヒュ ヒ ヒョ hya hyi hyu hye hyo みゃ み みゅ み みょ ミャ ミ ミュ ミ ミョ mya myi myu mye myo りゃ り りゅ り りょ リャ リ リュ リ リョ lya lyi lyu lye lyo ゐゃ ゐ ゐゅ ゐ ゐょ ヰャ ヰ ヰュ ヰ ヰョ wya wyi wyu wye wyo ぎゃ ぎ ぎゅ ぎ ぎょ ギャ ギ ギュ ギ ギョ gya gyi gyu gye gyo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ zya zyi zyu zye zyo じゃ じ じゅ じ じょ ジャ ジ ジュ ジ ジョ zjya zjyi zjyu zjye zjyo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ dya dyi dyu dye dyo ぢゃ ぢ ぢゅ ぢ ぢょ ヂャ ヂ ヂュ ヂ ヂョ djya djyi djyu djye djyo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ dzya dzyi dzyu dzye dzyo びゃ び びゅ び びょ ビャ ビ ビュ ビ ビョ bya byi byu bye byo ぴゃ ぴ ぴゅ ぴ ぴょ ピャ ピ ピュ ピ ピョ pya pyi pyu pye pyo ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ fya fyi fyu fye fyo っ ッ xtsu っ(か行) っ(さ行) っ(た行) っ(な行) っ(は行) っ(ま行) っ(や行) っ(ら行) っ(わ行) ッ(カ行) ッ(サ行) ッ(タ行) ッ(ナ行) ッ(ハ行) ッ(マ行) ッ(ヤ行) ッ(ラ行) ッ(ワ行) kk ss tt nn hh mm yy ll ww っ(が行) っ(ざ行) っ(だ行) っ(ば行) っ(ぱ行) っ(行) ッ(ガ行) ッ(ザ行) ッ(ダ行) ッ(バ行) ッ(パ行) ッ(行) gg zz dd bb pp ff (あ段)ー (い段)ー (う段)ー (え段)ー (お段)ー んー (ア段)ー (イ段)ー (ウ段)ー (エ段)ー (オ段)ー ンー ā ī ū ē ō ゃ ゅ ょ ャ ュ ョ xya xyi xyu xye xyo 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名のパソコン用外字 EUDC.EUF EUDC.TTE 古期仮名文字由来考案平仮名・片仮名・ローマ字追加文字 参考文献 大辞林 特別ページ 日本語の世界3 平仮名 大辞林 特別ページ 日本語の世界4 片仮名
https://w.atwiki.jp/junretsuwago/pages/397.html
基本 名詞 動詞 形容詞・形容動詞 副詞 助字 其他 基本 日本語は 基 (もとゐ)に交替形を取る。交替形とは子音を残し、母音が 異 (こと)の音になる事を云ふ。 「たかむしろ」と「たけむしろ」、「たなごころ」と「てのこころ」、「そびら」と「せびら」、「まなこ」と「まのこ」、「なぬか」と「なのか」、「くがね」と「こがね」、「しらくも」と「しろくも」、「よもつかみ」と「よみつかみ」、などなり。新たなる物事の言作りにて交替形をも用ゐる。「あを」と「あゐ」の如し。又、子音交替有りて、広く認められたるものは「m」と「b」なり。「せばし」と「せまし」、「けぶり」と「けむり」、「とぼす」と「ともす」、「しまらく」と「しばらく」、「とむらふ」と「とぶらふ」などなり。 約音を 為 (す)。約音とは、形態素の間を省きてそれらを繋ぐ事を云ふ。 「はやひと」を「はやと」、「ながあめ」を「ながめ」、「かれいひ」を「かれひ」、「くれのあゐ」を「くれなゐ」、「つきひぢ」を「ついぢ」、「きぬいた」を「きぬた」、などなり。 日本語の文の 法 (のり)を当つ。即ち、主語、目的語、動詞の法にて言作りを為。 「わたつみ」は「わた、つ(=の)、み」にて「みつわた」に非ず、「きりさく」は「きりてさく」にて「さきてきる」即ち「さききる」に非ず、「はりがみ」は「はりたるかみ」にて「かみばり」は「かみをはる事」の如し。 名詞 最も有り触るる言作りに動詞の連用形を名詞とし用ゐる 方便 (たづき)有り。 「ひかる」より「ひかり」、「はかる」より「はかり」、「おもふ」より「おもひ」、「のぞむ」より「のぞみ」、「はなす」より「はなし」などなり。又、助字の項を見よ。 人を言ふに、性別にて接辞に古くより日本語に「 男 (を)」と「 女 (め)」有り。中性にては接尾辞に「こ(子)」や「て(手)」有り。又、後に「もの」有り。 「みやびを」、「くはしめ」、「かこ」、「まもりて」、「わかもの」などなり。 物事にて「もの」、「こと」を附く。 「あつもの」、「くだもの」、「よごと」、「ねがひごと」などなり。 形容名詞にて「さ」、「み」、「 様 (さま)」を附くる 方便 (たづき)。 「うつくしさ」、「おほきさ」、「あたたかみ」、「まるみ」、「おもみ」、「ことざま」、「うつしざま」、「よこさま」などなり。 抽象名詞にて「ら」と「 柄 (がら)」とが有り。 「きよら」、「さかしら」、「おしから」、「みがら」、「ぬしがら」、「いへがら」などなり。 又、日本語にて名詞を作るに多く、形態素の間に格助詞を挟む。格助詞として「の」、「つ」、「が」、「の」の変はりたる「な」有り。 「すみのえ」、「くにつかみ」、「わがつま」、「みなと」などなり。 形容詞の就きては、終止形を名詞として用ゐらるる言葉有り。 「なし」、「からし」、「をかし」などなり。 又、文にて連体形を名詞を如く用ゐることも 為 (す)。此は「名詞に準じる語」として現代文にて云ふ。 「 長 (なが)きを 経 (ふ)る 木 (き)」、「 兵 (つはもの)の 古 (ふる)きは 失 (う)せて」などなり。 動詞 う段の音を附く、若しくはう段に 為 (す)る 方便 (たづき)。現代語にて様様なる言葉に「る」を附くるが正しく是なり。 「はやし」より「はやむ」、「たふとし」より「たふとぶ」、「つよし」より「つよる」、擬態語「さわ」より「さわぐ」、擬態語「たわ」より「たわむ」などなり。 「す」及び「さす」に於きては助動詞として有りて、他動詞にする働き有り。 自動詞「ひゆ」と他動詞「ひやす」、自動詞「すく」と他動詞「すかす」、自動詞「まはる」と他動詞「まはす」の如し。 「る」及び「らる」(と「ゆ」及び「らゆ」と)も同じく、助動詞にて、自動詞にする働き有り。 他動詞「きく」と自動詞「きこゆ」、他動詞「おもふ」と自動詞「おもほゆ」、他動詞「さだむ」と自動詞「さだまる」の如し。 又、四段動詞を下二段にし、動詞の働きを変ふる 方便 (たづき)も有らむか。 「みつ(満)(みつと、みてると)」や「いく(生)(いくと、いけると)」、「やぶる(やぶると、やぶれると)」など。 交替形の用ゐ、母音をuにする 方便 (たづき)有り。 「のりごと」を「のりごつ」、「しりゅうごと」を「しりゅうごつ」、「すみやか」を「すみやく」などの如し。 がる。 「さかしがる」、「かはいがる」、「ほしがる」などなり。 つく。専ら擬態語に附く。 「まごつく」、「がたつく」、「もたつく」などなり。 ばむ。 「あをばむ」、「ぬればむ」、「ゆゑばむ」などなり。 ぶ。 「みやこぶ」、「あからぶ」、「ふるぶ」などなり。 めく。 「うごめく」、「ほのめく」、「をこめく」などなり。 形容詞・形容動詞 最も有り触るる言作りに「し」を附くる 方便 (たづき)有り。 「ゑむ」より「ゑまし」、「ふさふ」より「ふさはし」、「いさむ」より「いさまし」、「まぎらふ」より「まぎらはし」、「ふるめく」より「ふるめかし」、などなり。 四段活用は 直 (ただ)に未然形へ「し」を附くるのみにてなるが、四段活用に無き言葉は、言葉の連用形を 二重 (ふたへ)にし、其の尾に「し」を附くる 方便 (たづき)有り。 「さえざえし」、「すねすねし」、「なれなれし」などなり。 又、 漫 (すずろ)の 例 (ためし)にて、 漫 (すずろ)を動詞化さするに、「すずろふ」とし、形容詞化「すずろはし」といふ、 種 (くさ)を作る事も 為 (す)。 此の「し」、他、様様あり。 がまし。 「ものがまし」、「をこがまし」、「さしでがまし」、「わざとがまし」などなり。 けし。 「いささけし」、「かそけし」、「ゆたけし」、「さだけし」などなり。 たし。 「じれったし」、「くすぐったし」、「やぼったし」などなり。 たらし。 「ながたらし」、「むごたらし」、「にくたらし」などなり。 なし。 「いたいけなし」、「はしたなし」、「せはしなし」などなり。 めかし。動詞接辞「めく」に「し」を附けたる接辞。 「ふるめかし」、「ときめかし」、「なまめかし」などなり。 らし。 「ひとらし」、「をとこらし」、「かはいらし」などなり。 抽象形容詞にて「げ」を附くる 方便 (たづき)有り。 「おぼろげ」、「いみじげ」、「ありげ」、「たのしげ」などなり。 又、俗語なるに「っぽい」、「っこい」有り。 「いろっぽい」、「わすれっぽい」、「まるっこい」、「なつっこい」などなり。 形容動詞にて、「か」、「やか」、「らか」を附くる 方便 (たづき)有り。 「つぶらか」、「ひそか」、「はれやか」、「あてやか」、「おほらか」、「のどらか」などなり。 副詞 形容詞の連用形、異の名に副詞形と云ひ、是、 直 (ただ)に副詞なり。 「やさしく」、「つよく」、「せはしく」、「はかなく」、「すくなく」などなり。 言葉を重ね副詞と為る 方便 (たづき)。 「ゆらゆら」、「さらさら」、「ほろほろ」、「しくしく」、「いよいよ」などなり。是、専ら擬態語を以て成す。 「に」を附くる 方便 (たづき)。 「しきりに」、「ただちに」、「つひに」、「いかに」、「さいはひに」、「たがひに」などなり。 「て」を附くる 方便 (たづき)。 「すべて」、「しひて」、「あへて」、「なべて」、「つとめて」などなり。 「と」を附くる 方便 (たづき)。 「しかと」、「わざと」、「みると」、「なんなりと」などなり。 助字 旨 (むね)無き言葉とし、言はくを整ふる言葉なり。是を外来語の翻訳にて、便宜なる言葉の翻訳に活かし得。(「選」の訓みを「える」、「択」の訓みを「えらぶ」などと 為 (す)めるが如し)。 頭 い。 「わたる」と「いわたる」、「かくる」と「いがくる」などなり。 お。 「にぎり」と「おにぎり」、「とぎ」と「おとぎ」などなり。 か 「ほそし」と「かぼそし」、「くろし」と「かぐろし」などなり。 け。 「けはなる」、「けおそろし」、「けおとる」などなり。 さ。 「よ」と「さよ」、「ぬ」と「さぬ」、「とし」と「さとし」などなり。 た。 「はかる」と「たばかる」、「やすし」と「たやすし」などなり。 て。 「きびし」と「てきびし」、「はやし」と「てばやし」などなり。 ま。 「まつぶさ」、「まはぎ」、「まっぴら」などなり。 み。 「やま」と「みやま」、「くし」と「みぐし」、「あへ」と「みあへ」などなり。 あひ。 「あひつらなる」、「あひたがふ」、「あひかなふ」、「あひはつ」などなり。 うち。音便形にて「うっ」。 「うちけす」、「うちこゆ」、「うちすう」、「うちとく」などなり。 おし。音便形にて「おっ」。 「おしつつむ」、「おしだまる」、「おしひたす」、「おっぴろぐ」などなり。 かき。音便形にて「かい」、「かっ」。 「かきけす」、「かきいだく」、「かいくぐる」、「かいはさむ」などなり。 さし。 「さしかざす」、「さしおさふ」、「さしせまる」、「さしさはる」などなり。 たち。 「たちなる」、「たちもとほる」、「たちいたる」、「たちかくる」などなり。 つき。音便形にて「つい」、「つっ」。 「ついつくばふ」、「ついゐる」、「つっぱる」などなり。 とり。 「とりしく」、「とりしまる」、「とりいそぐ」、「とりつくろふ」などなり。 ひき。音便形にて「ひっ」、「ひん」。 「ひきしのぶ」、「ひきたがふ」、「ひきわたす」、「ひっとらふ」などなり。 尾 こ。 「はし」と「はしご」、「なか」と「なかご」、「ね」と「ねっこ」などなり。 ね。 「しま」と「しまね」、「いは」と「いはね」、「き」と「きね」などなり。 ふ。反復、継続の助動詞及び接尾辞。然れど、旨薄まりて二つの言葉を同じとして用ゐらるる言葉有り。 「える」と「えらぶ」、「ゆふ」と「ゆはふ」、「きしる」と「きしろふ」などなり。 ら。訛れる「ろ」有り。 「まれ」と「まれら」、「いも」と「いもら」、「すめ」と「すめら」、「なるせ」と「なるせろ」などなり。 中 s。雨と稲との例のみか。 「こあめ」を「こさめ」、「きりあめ」を「きりさめ」、「むらあめ」を「むらさめ」、「うるいね」を「うるしね」、「にひいね」を「にひしね」などなり。 し。 「ねのみしなかゆ」、「くににしあれば」、「ありとしある」などなり。 っ。 「またく」を「まったく」、「とくに」を「とっくに」、「もはら」を「もっぱら」、「もとも」を「もっとも」、「うでふし」を「うでっぷし」などなり。 ん。 「みな」を「みんな」、「とがる」を「とんがる」、「まな」を「まんな」、「おなじ」を「おんなじ」などなり。 其他 逆さ言葉。言葉を逆さに読みて言葉を作る 方便 (たづき)。 「たね」を「ねた」、「はまぐり」を「ぐりはま」、「これ」を「れこ」、などなり。
https://w.atwiki.jp/kata-niho/pages/934.html
日本語における活用(派生語の作り方)を例を出し、解説していきます。 名詞の作り方 ク語法 動詞の作り方 形容詞の作り方 助字 接頭辞 接尾辞 その他 名詞の作り方 連用形を名詞とする。 造り、話、飾り、譬え、慰め、光 「さ」や「らしさ」を付ける。専ら形容詞に付く。 美しさ、楽しさ、温かさ、自分らしさ、女性らしさ 「み」を付ける。専ら形容詞に付く。 楽しみ、温かみ、重み、面白み 「こと(事)」を付ける。専ら動詞に付く。 私は動くことが好きだ、しっかり寝ることが大切である 「の」を付ける。専ら動詞に付く。 彼は食べるのが速い、見ず知らずの人と仲良くするのがうまい 「性」を付ける。 可能性、安全性、適応性 「ら」を付ける。 賢しら、半ら、清ら ク語法 言葉の名詞化で古くから用いられた方法。動詞のほか、形容詞、助動詞にも付く。意としては「~こと」を表す。 言葉の例:いはく(曰く)、おもはく(思はく)、おいらく(老らく)など 作り方は四段活用・ラ変動詞は未然形に「く」。形容詞は「けく」。その他は終止形に「らく」が付く。 「いはく」は原形の「いふ」が四段活用なので、未然形の「いは」に「く」を付け「いはく」となる。 「おいらく」は「おゆらく」の変化した語で「おゆ」が上二段活用なので、終止形の「おゆ」に「らく」を付け「おゆらく」となる。 また、ク語法の派生語として打消「なく」、推量「まく」、過去「しく」または「けく」がある。 付け方は「なく」と「まく」は未然形に付き、「しく」は連用形に付く 「知らないこと」はク語法で「知らなく」。「掛けようとすること」はク語法で「掛けまく」。「言ったこと」はク語法で「言い(言ひ)しく」となる。 動詞の作り方 + 動詞活用表 確認方法 -ず -て -とき-こと -ども 現代仮名遣いあ行の四段活用の多くは元来は「ふ」。未然形は「は」であり、現代においては「わ」。 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 備考 四段活用 -a -i -u -u -e -e 「会う」や「打つ」、「敷く」など。 上二段活用 -i -i -u -uる -uれ -iよ 「睦ぶ」や「滅ぶ」、「落つ」など。 下二段活用 -e -e -u -uる -uれ -eよ 「定む」や「冴ゆ」、「束ぬ」など。 上一段活用 -i -i -iる -iる -iれ -iよ 「着る」や「見る」、「生きる」など。 下一段活用 -e -e -eる -eる -eれ -eよ 「上げる」や「伝える」、「出る」など。 カ行変格活用 こ き く くる くれ こ 「来」のみ。 サ行変格活用 せ し す する すれ せよ 「為」と「おわす」のみ。 ナ行変格活用 な に ぬ ぬる ぬれ ね 「死ぬ」と「往ぬ」のみ。 ラ行変格活用 ら り り る れ れ 「あり」と「居り」、「侍り」、「いまそかり」のみ。 「する」や「る」を付ける。 お茶する、制する、害する、けちる、愚痴る、事故る、道化る (ぬを除いた)う段のいずれかを付ける。 速やく、戦ぐ、あやかす、独り言つ、楽しむ 「く」の例は「絞く」(罠の動詞化)。「す」の例は「直す」(直の動詞化)。「す」は使役の助動詞。「ぬ」の例は「連ぬ」(列の動詞化)。「ふ」の例は「繕ふ」(作るに継続・反復の助動詞「ふ」を付け動詞化。)。「ふ」は継続・反復の助動詞。「ぶ」の例は「否ぶ」(否の動詞化)。「む」の例は「癖む」(癖の動詞化)。「ゆ」の例は「栄ゆ」(咲くと関連がある)。「ゆ」は自発・受身・可能の助動詞。「る」の例は「焦がる」。「る」は自発・受身・可能の助動詞。 ぬを付けた場合、打ち消しの意になるので動詞化させる目的であれば、正確に伝わらない可能性が出てくる。ただ、純粋な動詞として「死ぬ」や「往ぬ」、「寝ぬ」などがある。 「じる」、「ずる」を付ける。 信じる、投じる、安んじる、肯んじる 「じる」と「ずる」に大きな違いは無い。強いて言えば「じる」が口語体で「ずる」が文語体程度の違いである。 「ぶる(振る)」を付ける。 勿体振る、偉ぶる 「がる」を付ける。 有難がる、嬉しがる、得意がる 「なる」を付ける。 白くなる、力になる、大きくなる 「つく」を付ける。専ら副詞の語幹に付く。 ふらつく、ざわつく 「めく」を付ける。専ら副詞の語幹に付く。 揺らめく、犇めく、響めく 「かす」を付ける。 散らかす、はぐらかす、誑かす、光かす 「張る」付ける。 嵩張る、欲張る 「なう」を付ける。 担う(荷なう)、伴う(共なう)、誘う(いざなう)、諾う(うべなう) 「化」を付ける。動名詞化させる働きがある。 温暖化、商品化、効率化 「ばむ」を付ける。 黄ばむ、汗ばむ、戯ばむ 「染みる」を付ける。 田舎染みる、年寄り染みる 「びる(ぶ)」を付ける。 大人びる、古びる 形容詞の作り方 + 形容詞活用表 確認方法 -ず -て -とき-こと -ども 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 備考 ク活用 く く し き けれ シク活用はク活用の終止形を除いたそれぞれの頭に「し」をつける。ク活用とシク活用の確認方法は言葉の後に「なる」と付けて確認し、「~しくなる」であればシク活用となる。 から かり かる かれ 「い」や「しい」、「し」を付ける。 黄色い、面倒い、羨ましい、勇ましい、騒がしい 「い」、「しい」の関連語 「がましい」、「がまし」 痴がましい、押し付けがましい 「けし」 長閑けし、豊けし 「こい」、「こし」 油っこい、丸っこい 「たい」、「たし」 焦れったい、めでたい 「たらしい」、「たらし」 長ったらしい、憎たらしい 「っぽい」 色っぽい、怒りっぽい 「ない」、「なし」 切ない、忙しない 「めかしい」、「めかし」 古めかしい、艶めかしい、子めかし 「らしい」、「らし」 男らしい、阿呆らしい 動詞の過去形(た形)を形容詞として扱う。 使われた、肥えた、古びた、馬鹿げた 国文法では動詞の過去形は形容詞に当たらないが、実質的な働きは同じであることによる。 「か」や「やか」、「らか」を付ける。 華やか、細やか、速やか、大らか 「みたいな」を付ける。 夢みたいな、嘘みたいな 「のよう(様)な」を付ける お伽話のような、子供のような 「がち(勝ち)」を付ける。 遠慮勝ち、忘れ勝ち 「たげ」を付ける。 言いたげ、行きたげ 「風」を付ける。 和風、現代風 「的」を付ける。 印象的、形式的 「げ(気)」を付ける。 大人気、恐れ気 「気味」を付ける。 風邪気味、太り気味 助字 助字とは語調を整えるもので実質的な意味が薄い言葉をいいます。 接頭辞 相~ 相伴う、相従う い~ い漕ぐ、い隠る 打 (う)ち~、うっ~ 打ち嘆く、うっ開く 御 (お/み/ご/ぎょ)~ 御前、御負け、御飯、御下げ、御家芸 本来なら丁寧語化させるものであるが、一部の言葉は専ら単体より「御」を付けた形で用いられているため、助字としての働きも有していると考えます。 押し~、押っ~ 押し留める、押し削ずる、押っ始める、押っ魂消る か~ か弱い、か細い、か黒い 搔き~、掻い~、掻っ~ 掻き消す、掻い摘む、掻い潜る、掻っ穿る け~、気~、毛~ けざやか、気怠い、気懐し、毛二歳 さ~ さ迷う、さ夜 差し~ 差し迫る、差し控える、差し放つ た~ た易い、た謀る 立ち~ 立ち寄る、立ち入る、立ち騒ぐ つい(突い)~、つっ(突っ)~ つい蹲う、つい潜る、つっ走る 手~ 手厚い、手短、手広い 取り~ 取り繕う、取り乱す、取り囲む 引き~、引っ~、引ん~ 引き忍ぶ、引っ絡む、引っ背負う、引ん剥く ぶち(打ち)~、ぶん(打ん)~、ぶっ(打っ)~ ぶち壊す、ぶち殺す、ぶん殴る、ぶん投げる、ぶっ飛ばす 罷り~ 罷り通す、罷り要る 接尾辞 ~ 子 (し/す/こ) 帽子、様子、拍子、杓子、扇子 ~こ 餡こ、端っこ、隅っこ ~っぽ 先っぽ、空っぽ ~ね(根) 屋根、杵ね、羽根 ~ま まほらま、かえらま ~ら(良、等) 野良、荒野ら、稀ら ~ろ 嶺ろ、日ろ その他 ~っ~ 片っ端、ちっとも、奇っ怪 ~ん~ みんな、あんまり、そのまんま 重ね言葉 嘘偽り、正真正銘、津津浦浦、実に誠
https://w.atwiki.jp/cmwc/pages/49.html
CMWC NONEL COMPETITION6 已むを得ず、無題 作:塩瀬絆斗 3、デコード≒ブリタニカコピー 見れば見るほど奇妙な記号群だった。蛇の男は丁寧にも俺に上下の向きを示したと見える。わざわざ自分の目の前で紙を半回転させて俺に手渡したのだ。記号は釣り針のような鉤型が多く見受けられた。俺はこれを《釣針暗号》と名づけることにした。 いや、しかしなによりの優先事項はこの部屋から脱出することだ。 俺は暗号の紙をポケットへ仕舞うとドアを叩いた。もしかしたら外には誰もいないのではないかという希望が少しだけ――まさしく針の先端ほどだけあった。 「出してくれ」 「黙れ!」 向こう側からドアが蹴られ、大きな音がした。 「頼む。彼女が待っているんだ」 「静かにしてろ。……分かってくれ。お前を逃がすわけにはいかないんだ」 意外な言葉だった。何か押し殺したような声なのだ。 「ダイスケといったな」これは押すしかない。「君もこんなことはやっちゃいけないって思ってるはずだ。頼む、出してくれ。一緒に警察へ行けば大丈夫だ」 しかし、ドアの向こうから返答はなかった。思わず施錠ツマミに手が行く。開錠すると同時に向こうから叫ぶ声がした。 「ふざけんな!」すぐさまロックがかかる。「もう下手なことは出来ないんだ! 大人しくしてろ!」 「頼む!」 だが、しかし、ダイスケはそれきり俺の言葉に答えることはなかった。 俺は諦めて床に腰を下ろした。固く、冷たい。俺はすべてに見放されたような気持ちに陥った。仕方なくポケットから《釣針暗号》を取り出す。あいつらが俺に解読を強要したというのは、おかしなことだった。やつらはどういった経緯でこれを手に入れたのか。また、これを書いたのは誰で、何を記したのか。 俺の脳内に疑問符が次々と沸き上がってくる。 暗号を解読するには、鋭い観察眼と閃きが必要だとサイモン・シンは言っていた。 じっと暗号を見つめる。 記号の種類は二十六をゆうに超えている。これは《釣針暗号》が日本語で書かれていることを意味する。どうやらローマ字表記ではないらしい。日本語で、その表記法ならば、「子音→母音」という基本構成が立ち現れるのだ。つまり、母音に使われている記号は頻出し、それが五種類であればA、I、U、E、Oのいずれかだとすぐに分かるはずなのだ。 さらに見ていくと、すべての記号が六種類に分けられることに気付いた。 《第一》は、釣針の形が記号の右側にのみ見られる場合だ。釣針は針の先端を上方にしてひとつだけが現れている。 《第二》は、《第一》とは反対の向きのものだ。つまり、上向きの釣針は左側にのみ見られる。 《第三》は、上向きの釣針が両端から出ている場合だ。 《第四》は、右側には上向きの釣針が、左側には下向きの釣針が出ている場合だ。 《第五》は、《第四》の反対。すなわち、右側には下向き、左側には上向きの釣針が出ている。 《第六》は、既述のものとは一線を画していた。これはただの横棒で、釣針は見られない。 この六種類の他に釣針以外の形状があって、この二つが組み合わさっているようだ。日本語であることを考えれば、五十音になるのだろうか。 これらの観察が何を意味するのか。《第六》が暗号中にはごく小数のみ見られる。俺はこれを「ん」であると仮定した。それならば、他の五つの場合に納得の行く説明がつけられるのだ。つまり、他の五つの場合――《釣針の五種類》はそのまま母音の数と一致するのだ。あとは釣針以外の形状の違いが行を指定しているのだろう。問題は、《釣針の五種類》のなにが何の段を示し、釣針以外の形状のなにが何の行を示しているかだった。 子供の頃に、小説の一ページに出てくる「段」の文字数を数えたことがあった。確かホームズ物の短編だったと思う。そのときは「あ段」が一番多かった。他は頻度は拮抗していた記憶がある。 とりあえず、何か出来ることをやらねばならない。《釣針の五種類》に対応する記号数を数えてみるしかない。俺はこの部屋に閉じ込められながらも、ユウリが無事だったという事実を頼りに、随分と冷静さを取り戻していた。 《第一》が一番頻度の高い記号だった。四十三個だ。《第二》、《第三》は共に三十五個。《第四》が三十九個で、《第五》が一番少なく十七個となった。 子供の頃の頻度検出を頼りにすれば、「あ段」は《第一》となる。しかし、一番頻度の少ない《第五》は一体どの段を表しているのだろうか。あまりにも他と差がつきすぎている。 俺は《釣針暗号》の紙を投げ出した。溜息が漏れる。ダメだ。これ以上は何も分からない。「ん」が分かったとしても、その数自体が五個と非常に少なく、そこから他の文字を推測することなど不可能なのだ。同じ記号の並びを調べれば、また何か出てくるのかもしれなかったが、今の俺にはそこまでの気力はなかった。 曇りガラスの小さな窓を見上げる。すっかり外は暗くなっていた。ユウリは俺の異変に気付いてくれただろうか。あのメッセージを読み取ってくれただろうか。今頃は警察に連絡が行っているだろうか。 静かだった。 俺はダイスケという見張りがまだいるのかどうか確かめるために叫んだ。 「おい、出してくれ! お願いだから!」 ドアが蹴られる。見張りはまだ張り付いているようだった。 ここで大声を出しても通行人に声が聞こえるかどうかは微妙なところだった。この部屋を擁する廃ビルは路地の奥まった場所にある上に、その路地は人通りが極端に少なかった。もしかすると、少年グループの縄張りという意識が近隣の住民にあって、それが人を忌避しているのかもしれなかった。 俺は惨めな気持ちで床に放った暗号を見つめた。今は暗号はそっぽを向いたように上下反転していた。 そういえば。 なぜあの蛇の男はこの暗号の向きが分かったんだろうか。暗号を手に入れた際に暗号の向きだけが分かるということなどあるだろうか。また、向きだけを聞き出すなどということがあるだろうか。向きも聞いたのならば、そしてその相手(暗号の持ち主)が喋ったのなら、暗号の内容まで知っていて当然ではないだろうか。なぜ向きだけを知っていた? 俺は高まる鼓動を胸に《釣針暗号》の紙片を拾う。 もしかすると、蛇の男はこの暗号の内容を知っている? しかし、なぜ俺に解読を強要したのか。 俺は脳味噌の回転を早める。今まで自分が冷静だと思ったのは飛んだ思い違いだった。これまでの出来事はおかしなことばかりだったのだ! なぜあの四人組は俺に包丁を盗ませたんだ。 なぜ俺なんだ。 なぜ見張りを一人残して他の三人は去ってしまったのか。 なぜ四人組は途中まで俺から携帯電話を奪い取らなかったのか。 包丁は何に使うつもりだった? 分からないことだらけだった。俺の状況を客観視してみれば、俺はホームセンターで包丁を万引きした窃盗犯だ。四人組は包丁を欲しがっていた。包丁は調理器具だが、それを持つのが少年グループのメンバーだとすると、瞬間的にそれは凶器へと変貌する。奴らは凶器を欲しがっていた? しかし、それを俺に盗ませた。 俺を罠に嵌めた? しかし、そういえば、蛇の男は去る前にダイスケに包丁を渡していた。ということは、出て行った三人は包丁を必要としていないということか。俺の動きを牽制するための凶器として包丁を? しかし、それはあまりにもおかしい。 そして、なぜ俺に暗号解読を強制したんだ。 今まで分かったことから、どうやら奴らは暗号の内容を知っているかもしれないようだ。つまり、暗号を解読する必要はない。 そこまで考えて俺の頭の中に去来したのは恐ろしい計画の存在だった。 ブリタニカの複製なのだ。あの有名な短編。俺はもしかすると、奴らの計画の一端を背負わされているのかもしれない。もし、俺が盗まされた包丁が何かの事件の凶器として用いられたとしたら、その出所から俺に疑いの目が向けられるだろう。すべての証拠が俺を犯人だと物語る……。それは恐ろしい姦計だった。 どうにかして、この部屋から脱出しなければ。 俺は《釣針暗号》の紙をポケットに仕舞いこんで、打ち捨てられた携帯電話を回収。まずは窓を調べて見ることにした。背伸びしてようやく届くほどの高所に窓はある。クレッセント錠が遠い。足場になるものが部屋の中にはなく、とても窓を開くことはできそうになかった。この調子では換気扇の方も絶望的で、これら二つの外界への道はひどく不親切に、そして閉鎖的に配置されていた。となると、脱出口はドアひとつのみだ。 これは賭けだ。 俺は蹲って出来るだけ苦しげに声を上げた。 「うっ……!」 「どうした?」 怪訝なダイスケの声がドア越しに微かに聞こえた。俺はもっと大きな呻きを上げた。 「ぐえぇ! 痛い!」 すぐさまドアノブの施錠ツマミが回転して縦になった。ダイスケはのた打ち回る俺の姿に目を丸くして、駆け寄ってきた。右手に包丁を持っている……。 「どうしたんだ!」 俺は相手がさらに混乱に陥るように憎悪の念を込めた視線でダイスケを睨みつけた。 「お前ら……よくも、やりやがったな……!」 「な、なんだ?」ダイスケはあたふたしている。「知らない。俺は知らないぞ!」 それは完全なる隙だった。 俺は横たわりながらも、ダイスケの脇の下めがけて固く握った拳を叩き込んだ。 「ぐえっ!」 くぐもった悲鳴を上げて包丁を取り落とす。ダイスケは口を半開きにしたまま真っ赤な顔に玉の汗を浮かべて倒れ込んだ。俺はすぐさま立ち上がって彼の側に転がった包丁を蹴り飛ばした。相手もなんとしても俺の逃走を防ぎたかったらしく、懸命に手を突いて立ち上がろうとした。ダイスケを無力化する。俺は相手の頭を抱えるように両手で持ち上げると、無防備の顎に膝蹴りをお見舞いした。彼は堪らず声を飲み込んだまま気絶した。 俺は瞬間的な集中で切れた息を整えると、ダイスケのポケットの中をまさぐっていた。いつこいつが起き上がるか分からない。仲間が戻ってくるかもしれない。まずい。早くしなければ。俺は我を忘れていた。ポケットから部屋の鍵を取り出すと、すぐに外に出てドアを閉めて施錠した。思い出すのが今だから言えることだが、ここでドアに鍵をかけても何の意味もないのだった。なぜなら、ダイスケは起き上がれば部屋の内側の施錠ツマミで簡単に外に出られるのだから。だが、このときの俺は邪悪な計画にぶち当たったという思いとこれまでの人生には経験することのなかった攻撃的な一発勝負に打って出たことで気が動転していた。何とかダイスケを部屋に閉じ込めておかなければと思っていた。 脱出した俺の頭にはユウリのことしかなかった。もしかしたら奴らに捕まっているかもしれない。そして何よりも、心配をかけさせていると思った。 ユウリの部屋に到着し、そこに彼女がいなかったのに気が付いたときは心臓が止まるかと思った。彼女は俺のことが心配で俺の家に行っていたらしい。突然背後から声をかけてきたのがユウリだった。 その後の俺はユウリに事情を説明して警察を呼んだ。その警官と踏み込んだあの部屋で惨劇は展開されていたのだ。 死んでいたのはダイスケだった。ビニール製のゴミ袋を上半身に被せられ、腹にはあの包丁が刺さっていた。部屋は密室だった。警察の疑いは俺に真っ直ぐに向かって来て、刺さった。 4、∀utumn 目の前の刑事は、俺の長い話を聞き終えると難しい顔で唸った。そして、彼の口から吐き出されたのは疑惑たっぷりの質問だった。 「で、その残りの三人のお仲間はどこにいるんだ?」 「分かりません」 「辻褄は合ってる。が、合いすぎている。典型的な嘘のパターンだ」 「違う!」 頭に上った血が、俺の拳を突き動かして机をぶち叩いた。書記官が驚いた顔で振り向いたが、刑事は冷静だった。 「たとえ君が本当にあの部屋に閉じ込められたとしても、それが君の殺人の動機になる。そして、それはもやは正当防衛ではない。君は死体にゴミ袋を被せた上に部屋を密室にして、あの都市伝説を思わせるように迷彩柄のバンダナを置き去った。これは殺人現場の装飾であり、純粋な殺人事件だ。それに、万歩譲ってその三人の仲間が犯人だったとして、なぜ仲間を殺さなければならない? そこに動機はないのだ」 「物は考えようですよ。あのダイスケという男は、俺を逃がしてしまった。その過失を咎められて殺されたんだ。現にダイスケは『もう下手なことは出来ない』と言っていたんです」 俺の目には三人の男の顔が焼きついていた。その三人さえ見つけてしまえば、俺のこの状況は打破できる。そう信じていた。 そのとき、刑事の背後にあるドアが静かに開かれた。そこから顔を覗かせたのは狸みたいな顔の肥満体の中年男だった。 「失礼するよ」 その声に振り向いた刑事の表情が凍りついた。 「清澄警視長!」 清澄警視長と呼ばれた男は刑事の過剰な姿勢を手で制すると、温和な口調で言った。 「すまない、席を外してくれないかな」 清澄は書記官にも同じように声をかけた。納得が行かないというような表情で、しかし渋々と下がる二人を見送ると、清澄は先ほどまで刑事が腰掛けていた椅子にゆったりとした動作で座った。張り出した腹を気にかけているようで、左手を添えている。左手は添えるだけ、だ。 「名前はなんというね?」 「霧島ソウジ、といいます……。あなたは?」 「警視庁の方で警視長をやっていてね」彼の持ちギャグらしい。狸オヤジだ。「まあ、世間話もなんだから、早速本題に移ろうかね。君が殺した、あの少年についてだ」 「俺は殺してない!」 俺の剣幕にも動じない。皮の厚そうな顔。細い一重の目がじっと俺に向けられていた。 「実際のところ」清澄は静かに切り出した。「君が殺そうが、誰が殺そうが問題じゃない。問題は、誰が、ではなく、殺した、というほうなのだよ。あの少年は常田ダイスケという名前だ。彼は“綱”であった」 綱? 何を言っているんだ、このメタボリカル狸オヤジは。 「正確に言えば、今にも千切れそうな綱――だった。彼は《アイコノクラスト》のメンバーでありながら、人としての良識が心のどこかにあったんだろう。我々警察に極秘裏に犯罪計画のひとつをリークしたんだよ。君は覚えているかね。一ヶ月ほど前、あの少年グループのメンバー数人が一斉に逮捕された事件を。あの逮捕劇のもとになったのが彼の情報だったというわけだよ。しかし、ここ最近、彼は我々との経路を断ち切ってしまった。我々警察としては、凶悪な少年グループ根絶のための大切な繋がりだった。それが失われてしまった」 清澄は心底残念そうにそう打ち明けた。 「それと俺に、何の関係があるんですか」 「そう構えずともいい。今回の事件、彼――常田ダイスケの粛清だと私は思っている。君が殺したのならば、君が《アイコノクラスト》であるということだ」 「……なんだと」 「まあ、そういきり立つな」清澄はあることないこと言って俺の反応を楽しんでいるようだった。それが俺の神経を確信的に逆撫でしていた。「君が《アイコノクラスト》であろうがなかろうが、それも関係のないことだ。しかし、最終的には自分のためになる道を選ばざるを得なくなる。今回の殺人は、あの少年グループにとっては朗報だ。彼らは君を敵としてではなく味方として見るかもしれん。君は《アイコノクラスト》のメンバーか?」 「ふざけんな!」 俺は机を両手で叩いて相手に飛び掛るポーズをとった。だが、ここでも清澄は微動だにしなかった。そして、部屋のまわりにいる、今の音を聞いただろう警官たちも部屋に押し入ってくることはしなかった。このオヤジ、陰では嫌われているに違いない。 「それならそれでいい。そこで私からの提案だ。君には《アイコノクラスト》へ特別捜査官として潜入してもらいたい」 俺は耳を疑った。 「なんだって?」 「スパイだ。かっこいい響きだろう? グループの摘発のつながりを失った我々は今の君を必要としている。君が常田ダイスケを殺した《アイコノクラスト》のメンバーであればそのままグループに戻るがいい。ただし、情報は逐一我々に渡すこと。最終的に君のグループ内での行為は不問に付される。君が常田ダイスケを殺していないのならば、そして本当に善良な一般市民であるのなら、我々と共に正義を行うべきではないかね。――まあ、今すぐに返事をしろとは言わない。私の携帯に直接連絡をくれればいい」 清澄は番号の書かれた紙を俺の手に握らせた。 「今ここで話されたことは君と私との秘密だ。誰にも喋ってはならん。いい返事を待っているよ」 清澄はそう言い残してさっさと部屋を出て行った。 俺は番号の書かれた紙を握り潰すと、不快が体中を駆け巡るのを感じた。それは犯されるみたいに。 この国の警察は腐ってる――。そう思った。 デブオヤジが去ってからしばらくしてあの刑事が戻ってきた。刑事は俺に何も聞かなかった。じっと俺の顔を見ている。 「今」彼は静かに口を開いた。「三人組の少年が署に連行されてきた。君の言っていた《アイコノクラスト》のメンバーかもしれない。ひとりは君の言うように蛇に似ていなくもないが……どちらとも言えず判断がつかない。君はまだ容疑者扱いだが、特別にそいつらの顔を見てもらおうかと考えていた」 思いがけない言葉だった! 俺は頭を下げて懇願した。 俺は刑事に先導されて特別な取調室の隣室へ通された。そこは狭く、壁の一面がガラス張りになっていて、その向こうが取調室になっていた。今、その中には誰もいなかった。 「これはマジックミラーで向こうからこちらは見えない。君も映画か何かで見たことがあるだろう」 「その三人組というのはどこに?」 「今呼ばせる」 刑事は一旦廊下へ出て、すぐに戻ってきた。 しばらくすると、取調室のドアが開かれて、警官の誘導で三人の少年が入室して来た。その三人の先頭を切る男の顔! それはまさしくあの蛇の男だった。 「あいつらです! 間違いない!」 「そうか」俺の叫びとは裏腹に刑事の声は冷静そのものだった。「君は別室で待機していてくれ」 「どうして! あいつらと話をさせてください」 「ダメだ。それに、君の彼女、君を心配していたぞ。彼女もその別室に待たせてある。行ってやれ。ただし、絶対にその部屋から出るな。もし約束を破れば、本当に君を犯人だと考える」 有無を言わせない言葉。しかし、その根底には何か優しさが満ちているように俺には思えた。俺は頷いた。 「大丈夫だった?」 ユウリの第一声はそれだった。 「ああ。俺を信じろよ」 「うん、ごめん。でも、よかった、本当に」 ユウリは目尻に涙を溜めて俺に抱きついてきた。 「俺こそごめん、心配かけて」 ユウリの体は微かに震えているようだった。しかし、確かに温かい彼女の体温が俺を安心させてくれる。俺はユウリのことが本当に好きなのだ。 俺たちは体を離すと、隣り合ってソファに腰を下ろした。そこはこじんまりとした接客室だった。ドアにはワイヤー入りのガラスが嵌めこまれていて、そこから部屋の外に見張りの警官が立っているのが分かった。気が滅入りそうになったが、先ほどまでの待遇との違いが感じられて俺は胸を撫で下ろした。 「無事でよかった」 「だから、大丈夫だって。どうした?」 「さっき」ユウリは俺の手を握っていた。「この部屋で待っているときに、ソウジ君を連れ去った人たちが連行されているのが見えたの。廊下で鉢合わせたりしたらどうしようって、私、心配で……」 「あ、そうだったんだ……。ああ、大丈夫だよ。俺の担当の刑事が結構気を利かせてくれてね。このままだと俺の疑いも晴れそうだよ。その三人組があのダイスケって奴を殺したんだと思う。もうすぐ帰れるよ。……そうしたら、ユウリが言っていた大切な話ってのもじっくり聞けると思う。あれ、なんだったの?」 ユウリは恥ずかしそうに頬を紅潮させると首を振った。 「ううん。いいの、もう。それにこんな状況で言うようなことじゃないし」 「なんだよ、気になるなあ!」 ユウリは悪戯っぽい笑みを浮かべてその唇に人差し指を当てた。 「ヒミツ。それより、あの電話、どうして急に英語なんか……」 「ああ、あれか。あの電話をかけたときは四人組に捕まっていた最中だっていうのは話しただろ。そこへお前からの電話があった。俺はどうにかしてSOSを送れないかって考えた。でも、直接言えば、多分俺は殺されたと思う。そこで、暗号にしてみたんだ」 「暗号?」 「そう、俺が英語で言った内容を並べてごらん。『I’m gonna be late』『 On the way to you』 『Rope your books』。この英語のそれぞれ頭の言葉を取るんだ。『I’m』『On the』『Rope』になる。『I’m on the rope(s)』は英語でどういう意味か分かるだろ?」 ユウリの目は見開かれていた。彼女は大きく開け放した口に手を当てていた。 「『絶体絶命』! そうか、ピンチに陥ってるっていうことを言っていたんだ」 「その通り。君には届かなかったけど……」 「ごめん。全然気がつかなかった……。早く気付いてたら警察に連絡できたのに」 「まあ、いいさ。結果こうして無事だったんだからさ」 俺はユウリの髪の毛を撫でて、今の状況に危険なんかひとつもないことを実感するのだった。 その闖入までは――。 おずおずとドアを開いて入ってきたのは神妙な面持ちのあの刑事だった。 「どうでした?」 刑事はなかなか切り出さなかった。 「俺の容疑は晴れましたね?」 「残念だが、君を第一容疑者として考えることにした」 その声には、彼自身も意外だというような雰囲気が滲み出ていた。 「どうして! 俺はこの部屋から一歩も外に出ていないんですよ! なんだったら、外の見張りに聞いてくださいよ!」 「そうじゃない。あの三人組に、ダイスケを殺すことは出来なかった。君にはまだ言っていなかったな。ダイスケの死亡推定時刻は午後七時半過ぎ。今から二時間前だ。君は七時半前にあの部屋から脱出したと言った。そして、湯根山さんの自宅へ行き、事情を説明した後に警察を呼んだ。それが八時頃。そして、問題の七時半頃。あの三人組は町で暴行事件を起こして警察と悶着を起こしていた。そして警官を殴った末に逮捕されたんだ。つまり、あの三人組には完全なアリバイがあるということだ」 「そんな……」 絶句。それは紛れもない言葉の封印だった。すべての思考が停止し、足元の地面が崩れる音が聞こえた。 だって、犯人はあの三人以外に考えられないんだ! あの部屋にダイスケがいることを知っていたのはあいつらだけなんだから! 俺は犯人じゃないんだから! 「嘘だよね?」 ユウリが涙を流している。 「そうさ、嘘だ。そんなことあるはずがないんだ、絶対に」 「残念だが、夢でも幻でもない。君が犯人であると言わざるを得ない」 5、In the: Sound and Gate 署内の拘置所はひどく寒々しい場所だった。ユウリは刑事の話した内容にショックを受けているようだった。それは、信じたくはないが、真実であると認めざるを得ないといった表情だった。 俺は犯人じゃない。そのはずだ。いや、俺が見てきたすべての光景は俺が犯人ではありえないことを示しているのだ。そんな俺でさえも、俺が犯人であると考えざるを得ない事実。何が起こったのだ。 まさか本当に俺がダイスケを殺してしまったのだろうか。あの膝蹴りで気絶したと思っていたが、本当はあれが死因だった? 違う。刑事はダイスケの死因が包丁で刺されたことによる内臓へのダメージだと言っていた。俺がダイスケに一撃目を加えた後に蹴り飛ばした包丁がダイスケに刺さってしまったのか? それも違う。その後にダイスケは立ち上がろうとした。その体には包丁なんて刺さっていなかった。包丁は部屋の隅の方へ飛んで行ったんだ。 部屋の隅……。そうだ、ダイスケの死体は部屋の隅にあった。だが俺はダイスケの体を移動させていない。ゴミ袋も被せていない。そういえば、ゴミ袋はあの部屋にあったものだっただろうか。確か、未開封の二十枚入りのゴミ袋が落ちていたはずだ。あの部屋には雑多なものが打ち捨てられていた。なぜ犯人は死体にゴミ袋を被せたんだ。なぜ死体を移動させたんだ。それともダイスケ自身が死の瀬戸際であの場所まで這って行ったのだろうか。しかし、包丁は彼の腹に刺さっていたはずだ。腹を下にして這うには無理がある。それとも背中を床につけて這って行ったのか? だが、何のために。ダイスケ自身が自分の意志であそこまで這って行ったにしても、犯人が死体を移動させたにしろ、不可解なことだった。 そして最大の謎は、密室だった。あの部屋の鍵は俺が持っていたひとつしか存在しない。つまり、俺以外に外から施錠することは出来ない。 密室トリック。もしそんなものがあるとすれば、犯人は部屋側のドアノブについている施錠ツマミを利用したはずだ。それ以外に施錠する手段はないからだ。しかし、それを利用するには犯人自身も部屋の中にいなければならない。それとも糸か何かを使って……? だが、あの施錠ツマミはするすると動くようなものじゃなかった。一度内側から回したから分かる。しっかりとしているのだ。施錠ツマミは縦の状態のときに開錠されていて、それを反時計回りに回転させて横倒しにすると施錠するタイプだ。縦の状態から、あるいは横の状態から回転するそのはじめに一番負荷が必要なのだ。糸で外から引っ張るのでは力が足りないように思える。もし、外に出ることができれば試そう。あの部屋にはタコ糸があった。しかし、そういえば接着テープの類はなかった。外から持ち込んだ? しかし、なぜダイスケがあの部屋にいると犯人は知っていたのか。刑事の話を信じるのならば、アリバイのあるあの三人が外から持ってきたテープを使って糸のトリックを施したのではなさそうだ。それに、 テープを使って施錠ツマミに糸を貼り付けて引っ張っても、やはりおそらく力が不足してしまうのだ。 もしかすると、本当に『敗残兵の蛇男』が現れたのだろうか。その証拠に、迷彩柄のバンダナが落ちていた。あれは現場をただ装飾するだけ? それともトリックに関連しているのだろうか。 俺は思考の海から這い出ると、ただ呆然とした。 拘置所内には俺以外の姿はなかった。あの三人はどうしただろうか。もっとも、同じ空間にいなくてよかったが。溜息をついたときにポケットの中にガサリと音がした。二枚の紙片。一枚は《釣針暗号》もう一枚はメタボリカル狸オヤジの携帯番号の書かれた小さな紙だった。ポケットの中は詳しく改められなかった。壊れた携帯電話は没収されたが、紙は俺の手に残っていた。 メタボリカル……あいつは今回の事件が《アイコノクラスト》によるダイスケへの粛清だと言っていた。まさにダイスケはグループにとってユダだったというわけだ。あのような汚い契約を提案するからには、ダイスケと警察が繋がっていたのは本当のことだろう。ならば、グループに関係ない俺にはますます犯行の動機はなくなる。ダイスケと警察が繋がっていることが、俺にとってなんの損益ももたらさないのだから。 しかし、なぜ《アイコノクラスト》は一部のメンバーが捕まるだけで壊滅に至らないのだろうか。俺は思う。それはおそらくリーダーが尻尾を出さないからだ、と。あれだけの少年グループだ。相当にヤバイ奴だろう。もしかすると、そいつが今回の事件の犯人かもしれない。しかし、警察もダイスケという綱を持っていながら、どうしてリーダーを特定できなかったのか。何か特別な連絡の手段があるというのだろうか……。 《釣針暗号》! 俺はもう一枚の紙片に目を落とした。これが奴らの連絡手段だったとしたら! 俺に暗号を渡した蛇の男は暗号の向きを知っていた。そして暗号の内容を知っているのではないかというところまで俺は行き着いていた。もし、これが奴らの連絡手段ならば、そこに整合性のある説明がつけられる。これを解読すれば、奴らの情報が……。 しかし、本当にそうだろうか。自分たちの情報が書かれたものを部外者である俺に渡すだろうか。そもそもなぜ俺に解読させようとしたのか。 いや、もっと奇妙なことがある。ダイスケを見張りに立てて出て行ったあの三人。あの三人は俺が脱出したことについてどう考えているんだろうか。刑事の話にはそこのところが語られていなかった。あの三人は俺を閉じ込めて他で事件を起こしていた。まるで、アリバイを主張するみたいに……。 まさか。 これはあの三人の逮捕時の話をよく聞く必要がある。だが、今は暗号の解読を優先させた方がよさそうだ。おそらく警察は、今は俺の話を聞かないだろう。 釣針以外の形状は多数あるのが分かる。俺はそれを数える前にあることに気がついた。この釣針以外の形状には手の加えられていないただの直線の種類があるのだ。つまり、《釣針の五種類》だけが特定要素になる種類の記号だ。俺は見当をつけた。この《直線形状》は母音を示すのではないかと。ということは、《釣針の五種類》がどの段を示しているか分かれば、自動的に《直線形状》の記号が判明することになるのだ。 しかし、この《直線形状》が母音であるならば、暗号作成者の傾向は少し読める。それは、字の順番で徐々に記号の複雑さが増していくということだ。例えば、「あ」と「め」では「め」の方が記号が複雑になっているはずだということだ。もしそうだとすると、これは進歩的な手がかりだ。というのは、《釣針の五種類》にも複雑さの差があるからなのだ。《第一》(右側のみに上向きの釣針)と《第二》(左側のみに上向きの釣針)と、《第四》(右側に上向き、左側に下向きの釣針)と《第五》(右側に下向き、左側に上向きの釣針)の間には確実に段階的な複雑性の高まりが見られる。《第三》(両側に上向きの釣針)は中階的な複雑性を持っているといえるだろう。ここで強引に推測を押し進めていくのならば、《第一》と《第二》は、「あ段」か「い段」のいずれか。《第四》と《第五》は「え段」か「お段」のいずれか。そして中階的な複雑性を持つ《第三》は「う段」ということになる。 暫定的であるが俺は「う段」と「ん」を手に入れることが出来た。あとは、これを《直線形状》の場合に当て嵌めて推測していくことにしよう。 ところが、ここで詰まってしまう。《釣針暗号》は切れ目なく最後まで綴られているために文の長さが推定できない。文の終わりが分かれば、推測の余地はあったのだが。 なにかシリー(予測可能なメッセージ鍵)はないだろうか。例えば、これが奴らの連絡手段ならば、仲間の名前が書いてあるとか。しかし、俺の手に入れた名前はダイスケ、だけだ。しかし、「ダイスケ」というのは面白い特徴を示している。それは段に直せば「AIUE」になるからだ。「う段」は暫定的に手に入れている。だから、一番目、二番目が《第一》、《第二》のいずれかで、四番目が《第四》か《第五》である記号列を探せばいいのだ。しかし、これは骨が折れる。そして、絶対にこの暗号にその言葉が含まれていると確信できない以上手を出すのは躊躇われた。 この《釣針暗号》が連絡手段であれば、それは何を伝えているのだろうか。蛇の男の俺への指示はてきぱきとしていた。それがこの暗号に書かれたものだとしたら。しかし、なぜそれを俺に解読させるのか。本当に“ブリタニカ複製”なのだろうか。だが、もしこれが指示を書いたものであるなら、そこには「包丁」や「盗む」といったような単語があると予想できはしないだろうか。「地下室」とか「監禁」、「閉じ込め」といったものも期待できる。 しかし、待てよ。これが指示書なら、俺は暗号の解読を強制された。ならば、この暗号中には「暗号」とか「解読」といった言葉が含まれているかもしれない。そして、「暗号」という言葉には母音の「う」そして、既に明らかにしている「ん」が含まれている。 これを探そう。まずは「う」を見つける。それが見つかったらその二つ前の記号が「ん」を示す《第六》の横棒であればビンゴだ。 それは九行目の一番左端にあった。その二つ前の記号は横棒で、これは「ん」を示している。そして横棒の前の《直線形状》は《釣針の五種類》が《第二》で、これは先ほど「あ段」か「い段」のいずれかだと推測したものだ。「暗号」という文字列は《釣針暗号》の中にあったのだ。まだ可能性の域を出ないのだが。(参照2) これが正しい場合、「あ段」は《第二》であるといえる。そして、《第一》は自動的に「い段」となるのだ。そして、《第四》が「お段」であることも明らかになり、したがって残る《第五》が「え段」となるのだ。興味深いのは、「ご」がひとつの記号で表されていることだ。釣針以外の形状の種類は、そう考えると、濁点の行も含めることになり、五十個以上の文字を表すことが出来るということになる。そして、釣針以外の形状(《中心形状》と名づけよう)で、尖山型のものは「が行」を示していると分かった。 俺が手に入れたのは「あ行」と「が行」、「ん」だ。ここで俺は、強引に推測を続けた。というのは、先ほど考えていた“特徴”が暗号の中に現れていたからだ。しかも、その“特徴”は二度同じ形で現れていた。それは、五行目の右五番目から三つ目にかけての四つの記号だった。それと同じものが八行目、左七つ目から十個目にかけて記されている(参照3)。 已むを得ず、無題3 へ続く . .
https://w.atwiki.jp/zanette/pages/55.html
私は和歌山で生まれ、和歌山で育ち、そのまま和歌山の企業に就職しました。つまり、ずっと和歌山で過ごしてきたわけですが、先日、会社から辞令がおりて大阪に移動することになりました。大阪は隣の府ですし、子供のころから幾度なく遊びに行っていますから、むしろワクワクしたような気持ちでいっぱいになったのですが、住居を探すという段階に至って改めて妻と相談を重ねることになりました。妻にしてみれば、今回の大阪行きは栄転という感覚で、出来れば和歌山を出て、そのまま大阪でずっと暮らしたいという気持ちが強いようです。確かに大阪と和歌山は隣同士の府県なのに、まったく内実が異なります。 大阪は押しも押されぬ日本有数の大都会であり、一方の和歌山はみかんや漁業が産業のメインとなっているのどかな田舎です。 私は和歌山のこの雰囲気が大好きなのですが、妻は都会への憧れが昔からあったらしく、どうしても引っ越しして移り住みたいと言います。もうすぐ子供も生まれますし、確かに子供のためにも便利な都会に出て、そこに定住するというのも悪くはないなと思い直し、大阪で新築住宅を探すことにしました。これは妻というより、むしろ私の意向によるもので、せかく本腰を入れて移り住むのなら大阪で新築住宅を探して買った方がいいと思ったわけです。幸い、条件の良い新築の住宅が見つかりそうな感じです。 まずは私が単身で乗り込み、半年後をめどに出産後の妻と子供を連れて、改めて今回購入予定の新築住宅に引っ越しするという段取りになっています。
https://w.atwiki.jp/onirensing/pages/83.html
鬼レンチャン用語をまとめたページです。 何か追加してほしいものがあればコメント欄に書き込んでください。 ※全体的に敬称略です。 ※要所要所に私情をねじこみますが、個人運営の良さだと思ってください。私がどのような人間なのか少しでも伝えたくて ※追加が超不定期です。だから今は待って 待って 浅岡 熱語り 阿呆 カメラ遊び 木山 強制ミュート 圭ゲーム 時短 染みる 水分スリー 徳永る 濱フラ 早い早い案件 ビートchay 左手・ヒダリー 100稼ぎ ヘッドボイス ほい唱法 細シャ・細魚(ほそぎょ) メカ真麻・ロボ真麻 雄大 レジェンド 浅岡 横柄な態度をとること。また、ダブルピースをすること。また、失敗した際に切腹をしようとすること。 浅岡雄也(FIELD OF VIEW)が2回目の挑戦時、レベル1「Easy Come,Easy Go!/B'z」挑戦前に「失敗したらこの場でシャキン ズサーッ(切腹)みたいなね」と発言。クリア後にダブルピースをし、レベル3「世界が終るまでは…/WANDS」で外した直後とても態度が悪かったことが由来(*1)。 熱語り 挑戦前に熱く語ること。 神山智洋(WEST.)が初登場時レベル8「ドライフラワー/優里」歌唱前に語ったことが熱かったため、以降彼の代名詞とされている。 なお神山はその熱語り直後に失敗したため熱語りは危険信号とされている。 特に「死ぬその日まで音楽してたい」「死んだも同然」のような死にまつわる熱語り「死語り」の直後は失敗率100%となっているため注意が必要。 なお、神山曰く熱語りをしすぎると喉がしんどくなる。自己満足以外利点のない行動である。 阿呆 濵田崇裕(WEST.)の異名。 初登場時レベル1「青いイナズマ/SMAP」で歌詞を間違え0レンチャンで終了したことに対して大悟が呼び始めた。 FNS27時間テレビでのタッグモード大会の際珍しく彼が「ジャニーズWESTは今年で10周年〜」と熱語りをしたが、正しくは9周年であり「圧倒的阿呆」というテロップが出た。まぁ確かに10年目と10周年ってちょっと紛らわしいよね レギュラー版第30回では新たなる阿呆として後輩の松田元太(Travis Japan)が登場。成功失敗関係なしにいきなり阿呆という紹介で登場した挑戦者は初。 「失敗したらどうしますか?」に対して「トリートメントをしません」と返したり、高低差を「寒暖差」と言ったり、前評判通りの阿呆だった(*2)。 カメラ遊び 3方向のカメラに向かって連続で何かをすること。 徳永ゆうきのお家芸でもあり、指パッチンや変顔などでふざけることにより少し気を楽にする効果がある。 木山 スキンヘッドの人を指す呼称。 木山裕策が由来で、彼の挑戦時には何種類もの木山が登場。 現時点で第六までおり、以下のようになっている。 第一木山:細魚 第二木山:Mr.シャチホコ 第三木山:スタッフ木山 第四木山:チョップスティックス木山(新沢としひこ) 第五木山:とも兄木山(千鳥・ノブの実兄) 第六木山:キングレコード木山(三浦雄一郎)(*3) 強制ミュート ワイプの4人があまりにもうるさい際に発動されるシステム。 保田圭がTiming〜タイミング〜を歌っている際ワイプの4人が終始ビビアン・スーの話をしていたのが始まりで、その後27時間テレビなどの生放送などでも使われた。 圭ゲーム モーニング娘。の映像が流れたときに行われるゲーム。 ルールは至ってシンプルで、保田圭が映ったら「圭!」と叫ぶだけ。 在籍中のPV17曲約84分のうちソロショットの秒数が、人気メンバーの安倍なつみは6分51秒なのに対し、保田圭は1分ちょいという少なさゆえちょうどいい塩梅で出てくる。 新宿二丁目でも似たようなゲームが流行っていて、本人映像のある曲をカラオケで歌い、保田圭が映った瞬間に歌っていた人がお酒を飲むというルールとなっている。 みんなも音楽番組でモー娘の過去映像が出てきたらやってみよう! 時短 歌唱シーンがダイジェストになること。 現時点で1回の挑戦における最大時短曲数は4。 時短曲数 該当挑戦者 4 ほしのディスコビューティーこくぶ星乃高橋真麻保田圭 3 柏木ひなたchay富田鈴花金ちゃん池田裕楽ほいけんた&ほい航大エハラマサヒロ 時短中の曲は0レンチャンでもない限り基本失敗しないのが通例だったが、FNS27時間テレビでのタッグモード大会で徳永ゆうき&彩青が時短失敗。時短に入る際は「その後も」というフレーズが必ず入るが、このときは「その後」と差別化がされていたため判別も可能。 染みる 歌が上手く、心に響く際に使う動詞。 ノブには島谷ひとみの歌が染みない(*4)(*5)。 水分スリー 定期的に泣くマルシア(泣き)・初登場時目が湿り数秒で終了した徳永ゆうき(湿り)・1レンチャンで終了した代わりに1.5Lの水を飲み干したmisono(渇き)の3人のこと。 他の挑戦者で水分が絡んだ際に登場し「水分が絡むと危ない」と言われることも。 レギュラー版第28回ではマルシアとmisonoの水分系タッグも登場。 徳永る 目が湿ること。 徳永ゆうきが初登場時目が湿り、レベル1「家族になろうよ/福山雅治」ですぐ失敗したことが由来。 徳永ると危険信号のため目に水分を溜めすぎないことも攻略のコツとなる。 濱フラ 濱家フラッシュバックの略。 濱家が女子トイレに侵入した事件をきっかけに富田鈴花(日向坂46)が挑戦する際に出てくることが多い。 レギュラー版第18回にて事務所NGが出たため今後はおそらく登場しない。 齊藤京子(日向坂46)挑戦時には濱フラを打ち消す山フラ(山内フラッシュバック)も登場した。 早い早い案件 若い挑戦者が昭和歌謡に挑戦すること。 柏木ひなた(私立恵比寿中学)が初登場時レベル5「川の流れのように/美空ひばり」を選曲した際に敵軍の千鳥に「早い早い」と言われ失敗したことが由来で、池田裕楽(STU48)が名付けた。 2回目の挑戦ではレベル4「イミテイション・ゴールド/山口百恵」で失敗しまたも突破できず。 3回目の挑戦でレベル1から昭和歌謡を歌い過去に失敗した2曲も攻略し、ついに早い早い案件を突破。最終的にレベル10まで到達した。 ビートchay chayが歌唱中体がすごい角度になることがあり、初挑戦時ビートたけしをもじって視聴者にSNSでつけられた異名。 濱家曰く放送時そんな書き込みはなかったため、自分で裏垢で言っていると思われている。 体が沈む際は「縦chay」と呼ばれる。 左手・ヒダリー マルシアの左の手。 歌うたびに縦横無尽に動くため2回目の挑戦時は左手専用カメラが設置された。 挑戦終了後にはスタジオの千鳥・かまいたちに1分以上いじり倒され、寄生獣の登場キャラ「ミギー」をもじり「ヒダリー」と名付けられた。 27時間テレビのグッズにも登場する予定。 27時間テレビから落選したタッグモードの際は相方であるmisonoと軽い喧嘩になった際左手でmisonoを食べるという謎演出も。 派生として富田鈴花・藤川千愛も左手を動かしていたためそれぞれマルシアの後継者/左手使い・白マルシアなどと呼ばれ、高橋真麻は右手を動かしていたためミギーと言われた。 100稼ぎ 島谷ひとみの異名。 鬼ハードモード復帰戦でまたしてもレベル7で失敗した際、山内が「降格させなくていい、また100万円獲られて」という言い方をし、そこにすぐさま目をつけた千鳥が考案。 これ以降、元レジェンドの挑戦者がノーマルモードで失敗した際には枷がつくことに。 ヘッドボイス ササキオサムの持ち技。本人曰く強めの裏声。 初登場時レベル7「U.S.A./DA PUMP」でキーが高いという理由で全ヘッドボイスで挑戦し、スタジオから総イジリされた(*6)。 2回目の挑戦ではレベル3「BEAT/河村隆一」からヘッドボイスを使いまくり、10レンチャンを達成するもスタジオの千鳥は「外れている」と猛抗議。 しかし後に佐野晶哉が挑戦した際、相対音感を持っているという理由でササキオサムが歌唱した「HERO(ヒーローになる時、それは今)/甲斐バンド」と「I LOVE…/Official髭男dism」を判定してもらった結果全く外れていなかった。 後に挑戦した竹中雄大にこのヘッドボイスを聴いてもらった際「ヘッドボイスはもっと高いところにあるはず」と言われ、本物のヘッドボイスを披露してもらった。今までヘッドボイスだと思ってたものはただの「変な声」だったことが判明した。 さらに、Kが6曲目でハイトーン曲のENDLESS RAINを選んだ際、高音ロングトーンが得意な理由にヘッドボイス(*7)を挙げた。 ほい唱法 歌詞を改変したり、高音部で裏声を使って歌うこと。 ほいけんたが高音・裏声を苦手としていて「う段」でしか出せないため裏声部分での歌詞改変がとても多い。 また、裏声以外でも一部歌詞改変は起きている。 楽曲 改変詳細 放送回 Glass/河村隆一 いつまでも→いつまでむぅこの心は→この心うぅ レギュラー版第9回 やさしいキスをして/DREAMS COME TRUE 今日という→今日のいう明日なんて→あしななんて しるし/Mr.Children 予防線を→予防線うぅ レギュラー版第12回 HIGH PRESSURE/T.M.Revolution カラダが→カラダぐぅ本気を→本気うぅ未熟な→未熟ぬぅ 名もなき詩/Mr.Children もがいているなら→もがいているぬるぅ 抱きしめたい/Mr.Children 心の傷跡は→心の傷跡うぅ FNS27時間テレビ BEAT/河村隆一 oh→uh I LOVE YOU/尾崎豊 悲しい歌に→かうぅしいうとぅぅに 瞳をとじて/平井堅 Your love forever→Yourるぅふうぅver Lemon/米津玄師 あなたとともに→あぬぅたとともに 君は薔薇より美しい/布施明 変った→くるっくぅ 口笛/Mr.Children 途切れない→途切れぬぅ立ち止まった→立ち止うぅった二人で→ふとぅりで レギュラー版第29回 OCEAN/B'z 想いを→想いうぅはなさない→はなうぅすあない見てるのは→見てうぅうぅぅうぅOCEAN→うぅおCEAN め⃝組のひと/ラッツ スター めッ!→2回とも判別不能 ロビンソン/スピッツ つくり上げたよ→つくりうぅぐぅたよ離さぬように→ふぅぬぅすぅぬぅゆうに力で→ちくぅるぅで ドライフラワー/優里 ちゃんと→ちゅんときっときっと→きっとぅくっとぅ 白い恋人達/桑田佳祐 恋の歌→恋のうとぅWhite Love→White LoveUhただ逢いたくて→とぅどぅふいとぅくて涙→ぬむどぅ ultra soul/B'z あれもこれも→あれもこれうぅ欲しいのなら→欲しいのぬるぅ ほい唱法はバズる確率が高く、1000万回再生を叩き出すことも。 なお飽きている人も案外いる模様。なんなら運営者も←個人の感性ですごめん叩かないで 細シャ・細魚(ほそぎょ) 本名が木山裕策の挑戦者。 初登場時Mr.シャチホコに成績で1レンチャン負けたため「細シャチホコ」の略称で「細シャ」という名前に。 2回目の挑戦ではもっと木山に成績で勝つもシャチホコの過去最高記録を抜くことができなかったため名無しに。 レベル8「未来/コブクロ」で最後のロングトーンの際に力一杯出した結果一瞬画面から消え、その後頭が飛び出したさまが魚のようだったことから細シャの細と組み合わせて「細魚」という名前になった。 3回目の挑戦時、鬼レンチャン以外では木山として活動していることに対して「細魚の自覚が足りない」ということで20万円使って細魚カチューシャ、60万円使って細魚ヘッドギアが作られた。 さらに金額を伝えられるとを「9レンチャンを目指してダメだったら次回以降検討」と宣言し前回と同じ8レンチャンとなったため、27時間テレビから落選したタッグモードの際カチューシャをつけて挑戦していた。 なお、細魚の本来の読み方は「サヨリ」なので漢字クイズの際「ほそぎょ」と答えないように注意しよう。 メカ真麻・ロボ真麻 高橋真麻の異名。 初登場時本気で10レンチャンを狙うためか10曲ほとんど裏声でバーに合わせに行く歌い方をし、普段の歌声とは違うことから名付けられた。 唯一レベル9「Time To Say Goodbye/サラ・ブライトマン」ではメカではなくサラ・ブライトマンになっていた。 再登場時は185万円の費用をかけて作ったメカ衣装で挑戦し歌唱でも相変わらずのメカっぷりを発揮した。 FNS27時間テレビ内で放送された鬼レンチャン歌謡祭ではメカ状態で残酷な天使のテーゼを歌唱後、父・高橋英樹のビデオメッセージにより人間に戻りシンデレラ・ハネムーンを歌うという演出もあった。 雄大 イキった発言をする人のこと。また、その言動。 竹中雄大(Novelbright)がイキった発言をしていることが由来。 「だいぶ雄大してる」「雄大全開」のように使う。 レジェンド ノーマルモードで10レンチャンを達成した挑戦者。 鬼ハードモードへの挑戦権があり、レベル9までの5曲で失敗するとレジェンド剥奪となる。 上記のルールだったが、2023年の間に7人もの剥奪者が出てしまったため、1度目の失敗では剥奪されず、2度目の失敗でレジェンド剥奪となるルールに。 今までレジェンドになった挑戦者は累計21人でうち7人が現在剥奪されている。 第21回では「天城越え/石川さゆり」が過去に麻倉未稀が失敗した曲であることを紹介する際にレジェンド麻倉と本来の意味で使用された。
https://w.atwiki.jp/mtglnt/pages/16.html
「即席」は霊気紛争で登場したキーワード能力です 「即席」を持つ呪文を唱える際、コストを支払う段階でアーティファクトをタップする事で、「1」を支払う事ができます 〇この能力で支払えるのは呪文の「不特定マナコスト」の部分のみです 似たような効果を持つ「召集」と違い、タップするアーティファクトが色を持っているとしても色マナシンボルの支払いに利用する事はできません 〇この能力でタップするのは「実際にコストを支払う段階」です。コストを支払う前にタップしたり、生贄に捧げたりしたアーティファクトでは「即席」能力でコストを支払う事はできません 例:耕作者の荷馬車で色マナを支払いたい場合、「即席」能力でタップする前に耕作者の荷馬車の能力を起動してマナを出さなければならない。「即席」能力でタップする際には既に耕作者の荷馬車はタップ状態であり、1つで2マナを賄う事はできない 例:クラーク族の鉄工所を利用して「即席」能力で3マナ分の支払いとする事はできない。「即席」能力でタップする際には既にクラーク族の鉄工所の能力は起動されており、生贄に捧げたアーティファクトは戦場に存在しない為 〇「即席」能力でアーティファクトを必要以上にタップする事はできません 〇「即席」能力は「コストの支払い方法」を変更しています。コストを軽減しているわけではありません 例:三なる宝球がアンタップ状態で存在する場合でも「即席」で支払った分から更に3マナが必要になる、という事はありません