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名前 芥川ゆめみ 愛称 ゆめみちゃん 誕生日 10月8日 シーズン1職業 シーズン2職業 活動者名 ゆめみうつつ Twitter Twitter 配信先 YouTube 配信先 Twitch 【プロフィール】 己の名前を間違えて登録してしまった愚かな女。ゆめみなのに。 【シーズン1の軌跡】 記入場所 【仲が良い人】 名前 関係性 ストーリー 芥川ひびき 兄 【アーカイブ】 日付 タイトル URL 記入場所 記入場所 記入場所
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夢現<ゆめうつつ> ゼロ、ユーリ ゼロの髪の色に苦労した覚えがある。 (実は青や緑、見えにくいところで紫も混ぜています。) 色を淡くしすぎたかな?
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このページはこちらに移転しました 夢現(ゆめうつつ) 作詞/あろーん ◆zpZzqHqd5o 1) 数学は得意だけど 計算で求められない そう1+1=(イコール) 2だとわかっているのだけれど どうしても答えが違う 簡単な計算なのに 2次元と3次元 たった1次元の違いが 大きな壁を隔て 現実にそびえ立ってる その壁は大きすぎて あなたが遠く感じる 近づきたい 近づきたい 近づきたい でも 近づけない どうして伝えればいい このもどかしい気持ちを こんな気持ち 私には 似合わない でも 大好きだよ 2) 現国は得意だけど 言葉では伝えられない そう大好きだよは 愛情表現と知ってても どうしても伝えられない 簡単な言葉なのに 2次元と3次元 その1次元の違いで リアルかバーチャルかの 住む世界を決めている その壁は分厚すぎて 一緒になれないと知っても 寄り添いたい 寄り添いたい 寄り添いたい でも 寄り添えない どうすれば一緒になれる この私の願い事 叶ってほしい そう願うけど 叶わないかも でも 大好きだよ
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【ゆめうつつダイアリー】 【ひめとあそぼ♪ 真夜中サバイバル!】 キャラクター 関連リンク ブランコで、ゆらり、ゆられて いつか聴いた曲をくちずさめば あの日見つけたきらめきも 大好きなみんなの笑顔も 瞼の奥にまたたくダイアリー カードコネクトのポップンミュージックカード第2弾に登場したレアカード。 「歌」や記憶を意識したキャラクターを描いているとでも言うべきか。 ポエットが赤ポップ君を抱えているのが印象深い。 また、シルエットではあるが、虹の上にピエール&ジルおよびニャミ・ミミらしき姿も。 (解説は後日) キャラクター ニャミ ミミ かごめ(pm16) レナ ポエット(pmSP) ファントム ししゃも リル プルプ どすえ 関連リンク レアカード カードリスト(ポップンミュージックカード)/コネクト/Vol.2 カードリスト(ポップンミュージックカード)
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/ | | \ . | | | | 丶 / .| | O . | | | \ | | ∧ ∧ | / ..| | / V | / ‘, .| く | O | /<≧V| r≦> 、 , `¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨「 ̄‘, . |γ⌒ヽ ー―' γ⌒ヽ \ /`¨丁¨¨¨ | / / .. ィ芹气ミ ィ芹气ミ / . ′ │ l/ .′ 乂__ソ 乂__ソ ′ { .. ‘,| / . ′ ; , i ‘,. / ' ′ ; i , / .. i .个 ‐ ィ ′ ..i ′. / .. | i }> __ イ ! j i .. ..’ / | | /\ /ハ i | l . ′ | |イi i i i∧ / i i i ∧ヽ| ◯ | | |\ i i i i ∨ i i i i/ | | i γ | | 丶 i i i| i i/ | | | ′ .| | ィ⌒ヽ | |ヽ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃名前:宮うつつ┃性別:女性┃ランク:☆┃配合回数:4┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃HP:60┃基礎ダメージ:1┃ランダムダメージ:1d1┃敏捷力:63┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃《特技名/種類/説明》┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃ハエノスエヒロ┃補助┃味方単体のHPを15回復し、敵から受けるダメージを-2(重複可能)┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃コチノヒオウギ┃蘇生┃戦闘不能の味方単体をHP1で蘇生する(☆-50% ☆☆-10% ☆☆☆-1%)┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃ホビロン┃防御┃味方単体をホビロン状態にし、戦闘終了時まで指定した数字のダメージを無効化する(重複可能)┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃分身召喚 ┃召喚┃分身を召喚する。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃《タイプスキル/種類/発動回数/説明》┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃命の左┃補助┃回復対象が☆の時、回復量を+10する。ただし☆☆☆の時は回復量を-10する。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃キメラアント(猫)┃防御┃1┃任意交代で登場したターン、このキャラは敵からのダメージ・状態異常を無効化する┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃少女の夢┃防御┃このキャラが生存している限り、スザクの変身はいかなる妨害であっても解除されない。┃. ┃ ┃このキャラが戦闘不能になった瞬間、スザクは変身する。ただしHPは回復しない(控)┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 分身 n___◎ ___ -‐……‐-ミ |┌‐┘ └‐┐ | / . . . . . . . . . . . `¨¨¨¨¨¨フ L.二コ ┌‐┘ | / Oo . . . . . . . . . . . ヽ . . /、、  ̄ ̄ / i { . .イ{. . . ト、ヽ.. .. .. .. ..Χ } i n___◎ ___ / . | . /ミi.{. . .イ込}..│. . . . . . ヽ ノリ |┌‐┘ └‐┐ | ¨¨´} |代ラ`¨´セフ}. .|i i . .`ー─┘´ L.二コ ┌‐┘ | j 从 /. .|i i i . . . . ヽ  ̄ ̄ /|. . {> .`_ イ. . .!i i i i i . . .o. . ' .|. . {´ / ヽ│. ..|`¨¨ヽi i . . . . i 八. .{ /` ´|. . .j }i i . . . .i |. i |ヽ{ム |. ./ у 从i i . . .| |. i | {/∧ y /∨,∨ /i i i i . . . | 乂i | ∨/∧///// /i i i i i . . . ノ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃名前:分身┃性別:無し┃ランク:-┃配合回数:-┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃HP:1┃基礎ダメージ:-┃ランダムダメージ:-┃敏捷力:-┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃《タイプスキル/説明》┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃回復┃補助┃ターン終了時、場にいる味方キャラのHPを10回復する。┃. ┃ ┃また、うつつが戦闘不能になった瞬間に50%の確率でHP1で蘇生させる。各分身につき1ターン1回。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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671 名前:Nana[sage] 投稿日:2005/08/17(水) 11 29 05 ID UngsBA+O0 メアの「月の光、うつつの夢」のフリ分かる方いらっしゃいませんか? 672 名前:Nana[sage] 投稿日:2005/08/18(木) 14 47 53 ID +JWxvosu0 メアの月の光のフリまじうざい。 てか、メアのフリ厨うぜー。しかもフリださくない? 月の光くらいじっとして聴けないのかと 673 名前:Nana[sage] 投稿日:2005/08/18(木) 17 22 41 ID HpDKFRbm0 672 ダサいって、フリにカコイイダサイあるんだーフーン で、672はどこ盤のどのフリがカコイイと思うんだ? ダサいって言うからには、フリわかってんだろ?教えてやれよwww ここはフリを教えあうスレなんだからおまいのようなヤシはスレチだな。 674 名前:Nana[sage] 投稿日:2005/08/19(金) 02 18 45 ID A8YceBlsO 673 必死だな(´,_ゝ`)
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146「うつつ/盗撮」 登場人物:石川・ミャムラ・にゃんごく・宮村・仙石・井浦・柳・渡部・京子・ユキ コメント ←145「おさがり/おさがり2」 147「容量オーバー/骨まで」→
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「お疲れさまでーす」 本日も、部活動にいそしむ時間がやってきた。音楽室の扉を開け、室内を一望すると、まだ唯先輩だけしか来ていないことが分かる。 私の挨拶にも上の空な先輩が、一体何をしているかと言えぱ、トンちゃんをぼーっと眺めているだけだ。あの愛らしい姿を見つめていれば自然と心は安らぐから、手持ち無沙汰の時に見蕩れてしまうのは致し方ない。 でも、今の先輩は――笑っていない。なんだか浮かない顔をしていて、決してトンちゃんの癒しを堪能している訳ではなさそう。何か他のことでも考えながら、茫然としているように見えた。 「唯先輩……聞こえてますか?」 「あっ、あずにゃん……」 「どうかしたんですか? 何だか元気が無いですね」 「な、何でもないよ! 何でもないっ! そ、そう。トンちゃんの新たな可愛さを発見できるかと思って、じっくり観察してたんだ。……あはは」 「……?」 どうやら、私が入室してから側に寄って声をかけるまでの間、私の気配に全く気付いてなかったみたいだ。声をかけられたことに殊更驚いたみたいで、唯先輩は慌てふためきながら、取り繕うように答えた。でも、唯先輩のそれは明らかに挙動不審だ。こんなにも分かりやすく、疑る余地の有る誤魔化し方は他にないだろう。 様子がおかしい先輩を案じて、しばらく無言のまま観察していると、この空気に堪えかねたらしく先輩からこう切り出された。 「あずにゃん、ごめん。来て早々悪いんだけど……私、用事を思いだしたから、先に帰るね」 「あ……はい、分かりました。お気をつけて」 「……じゃあね!」 鞄とギー太を抱えて、唯先輩は教室を出て行ってしまった。その後姿を見送りはしたけど、今日に限っていつもの先輩らしくなかったことが、胸の中でどうにも引っかかる。 軽音部での日頃の行いを窺う限り、そうそう深く悩むことをしなさそうなのが唯先輩らしさというか、美点だと思う。だからこそ、さっきの浮かない表情を目の当たりにしてしまうと、その落差がどうしても心配になってしまうのだ。 ――唯先輩……何かあったのかな。 でも、私には分からない。一人で悶々と考え込んでみても、効果は無さそうだ。思案に明け暮れている間、ほどなくして、律先輩と澪先輩が部室に到着した。 「よーっす、梓」 「あ、お疲れさまです。お待ちしてましたよ」 「あれ、梓ひとりなのか? 唯は何処行った?」 「唯先輩なら……たった今、用事があるからって帰りましたよ」 「用事……? あいつ、さっきまでそんなこと言ってなかったけど」 「え……?」 先輩方に話を通していないとなると、よっぽどの急用だったのだろうか? いやいや、そんなに急ぎだと言うならば、部室に立ち寄る暇があったのはおかしな話では。ましてや、トンちゃんを愛でていく時間なんて有るはずが……。 「唯先輩、どことなく元気が無さそうでしたけど……何かあったんですか?」 「あぁ……そのこと何だけど」 「朝からちょっと、な……」 「朝から、ですか?」 律先輩と澪先輩は互いに顔を見合わせ、少し困った顔をしていた。 「唯が……なんていうのかなあ。朝っぱらから凹んでた、とでも言うのかな」 「うん。強がっている割には、隠し切れてなかった」 「どうしたんだよ、って聞いてもさ。『なんでもないよ』の一点張りだったしな」 「……何か悩んでいるのかもしれないな。一人で抱え込む真似をしないと思っていたけど、私たちにも打ち明けられないような悩みが、あるのかも……」 澪先輩の言葉が頭の中で反芻し――ちくりと胸を刺す痛みを覚えると、急に不安に駆られ始める。 唯先輩が誰にも打ち明けられずに思い悩んでいることがあるかも知れない……なんて。 ――その悩みが、唯先輩の笑顔を奪っているのだとしたら。 私は居ても立ってもいられなくなり、鞄とむったんを抱えて出口へと駆けだした。 「おい、梓っ! いきなりどうしたんだ?」 「……すみませんっ! 私も用事を思い出したんで、今日は先に帰らせてもらいます!」 * 部室を抜け出して、学校を出たところまではいいけど、先輩を追いかけるには少し遅かったか。さてさて、これからどうしたものか……。 途方に暮れてしまった私は、とりあえず帰路へ着くことにした。 <唯先輩、部室ではお見かけした時、あまり顔色が優れていないように見えました。身体の具合は、大丈夫ですか?> 正門を抜けてからすぐに送ったメールは、三十秒と経たずに返事が来ると思っていたのに、返信が届いたのは五分も経過してからだった。 <あずにゃん、わざわざありがとう。心配かけさせちゃってごめんね。本当に何でもないから、安心して練習に励んでね> ーー全く……この人はもう。 メールだと、何だかんだでのらりくらりと躱され、いつまで経っても煮え切らない態度をとられてしまうに違いない。そんなんじゃダメだ。ケータイのアドレス帳を開き、唯先輩の携帯番号を確認する。そして、ためらうことなく通話ボタンを押した。 Trrr......Trrr...... 呼び出し音は、一向に鳴り止まない。着信には気付いているけど、理由を付けて取ることが出来なかった、と言い訳をするパターン……だったりするのだろうか。若しくは、何があっても出ないと決めているのか。 仕方がないので、奥の手を使うことにしよう。通話を諦め再度アドレス帳を開き、先輩に一番近しい人物を選んでから、通話ボタン。 Trrr......Trrr...... 「もしもし? 梓ちゃん?」 「あ、憂?」 よし、成功。憂だったら電話を拒まれることはないという読みは当たりだ。 取り急ぎ、用件を伝えることにした。 「急で悪いんだけどさ、今から憂の家に遊びに行っていいかな?」 「えっ? 別に構わないけど……今日の部活は? さっきまで張り切ってなかったっけ?」 「あ、えっと……今日は、特別に休みにしようってことになったんだ」 「へぇ、そうだったんだ。珍しいね~」 「ははは……」 憂、ごめん。本当は嘘を吐いて抜け出して来て、今こうして電話を掛けている。部活はちゃんとやっている……はずだ。ティータイムが部活動だとは、素直に認めたくない気持ちはまだ拭い切れていないけれど。 「それで――行ってもいいかな?」 「うん。今日もお父さんとお母さんは居ないから、遠慮しないで来てくれていいからね」 「おっけー。支度が出来たらすぐに向かうね」 「うん。でも、何でまた急に、家に来たいってことに? 梓ちゃん、何かあったの?」 「それはこっちのセリフなの。……あ、唯先輩に私が行くこと、言わないで」 「えっ、なんで? お姉ちゃん、喜んでくれると思うんだけど」 「びっくりさせたいから、だよ」 「……うん、わかった。お姉ちゃんにはナイショにしとくね」 「ありがと、憂。それじゃ、また後でね」 通話を終えて、一息つく。まくし立てる用に喋っちゃって、憂には悪いことしたかな……。後でちゃんと謝らないといけないな。 ーーじゃあ、ちょっとだけ外出してきますか。 * 「梓ちゃんいらっしゃーい」 「こんばんは、お邪魔しまーす。……えっと、唯先輩は?」 「お姉ちゃんなら自分の部屋だよ。しばらく集中したいから、ご飯が出来るまで呼ばないで……って言われたんだけど」 「ふーん……なるほど」 憂はご飯の用意があるからと、そのまま台所へと戻ってしまった。お構いなしに、私は足音を立てないよう細心の注意を払って二階へと上がり、唯先輩の部屋の前に立った。 とんとん、と二回だけノックをすると、中から返事が聞こえた。 「憂……? 悪いけど、今、手が放せないからまた後で……」 「先輩。今すぐここを開けてください」 「そ、その声は……あずにゃん……!?」 驚嘆した声をあげた唯先輩は、少しだけ逡巡したらしく、部屋の鍵を開けるまで少し時間がかかった。扉の隙間から顔をのぞかせる唯先輩は、目元が腫れていた。 自分の部屋に居るというのに――唯先輩は、ものすごく暗い顔をしている。 「唯先輩、こんばんは。突然押し掛けてごめんなさい」 「あずにゃん……何でここに……」 「もう。電話をとってくれないのが悪いんですよ」 「あっ……ごめん。ごめんね」 立ち話もなんだからと部屋に通してもらい、ベッドに背をもたれる体勢で、唯先輩と並んで腰を下ろした。 外は薄暗くなっているにも関わらず、部屋の電気は点いていなかった。そんな暗い室内は程よく散らかっていたが、その惨状を見回して分かることは、今の今まで勉強していた訳でも、ギターの練習をしていた訳でもなさそう、と言うことだった。 ――じゃあ……何のために部屋に籠もっていたの? 唯先輩はまだ制服のままだ。帰宅してから大分時間も経っているだろうし、着替えぐらいは済ませているものだと思っていたのに、一体何をしていたのだろうか……。 「唯先輩……今日はどうしちゃったんですか? 何か……変、ですよ」 「……そんな風に見えちゃったかな? でも、私はいつもと変わらないよ」 「いつもと様子が違うから、訊ねているんです。何かあったんじゃないんですか?」 「だから……何でもないって、言ってるでしょ?」 いつもだったら、こんな応酬もおどけた口調でやるだろうに、今回に限ってはあからさまにむきになっている。私だって、食い下がる訳にはいかないんだ。 「……なんでそんなに隠したがるんですか?」 「隠してなんか、ないもん」 「うそ、ですね。全然隠し通せてませんよ」 「そんなことないってば。……ほら。私はいつだって元気……」 「……いい加減にしてください!」 いつまでも煮えきらない態度を取る先輩に堪えきれなかった私は、思わず大声を出してしまった。 「私は、真面目に心配してるんです。何でもないなら――なんで、泣いてるんですか。ちゃんと訳を聞かせてください。そうしないと、絶対に帰りません」 「あずにゃん…………」 流石の唯先輩も凹んだらしく、重い口を開く気になってくれたようだ。ふう、と大きく息を吐いてから、か細い声で話を始めてくれた。 「昨日ね……怖い夢を見たの」 「夢、ですか?」 「うん。あずにゃんに……大嫌いって、言われちゃう夢だったの」 「…………」 「私たち四人で先にお茶をしているところに、後からあずにゃんが来てね。歓迎するつもりで……抱きついたら、すごく嫌そうな顔をしてさ。『いつまでこんな事するつもりなんですか』とか、『迷惑だからもう近づかないください』とか言われちゃって」 「…………」 「たかが夢のはずなんだけど……ね。何だか、急に自信が無くなっちゃったんだ。いつもあずにゃんにしてあげてることって、あずにゃん自身が本当に喜んでいるかなんて、私が判断できることじゃないのに。実は、今までしてきたこと……全部、迷惑だったんじゃないかって……。そんなことばっかりしてきた私のこと、実は嫌いなんじゃ……」 ぺちっ、と気の抜けた音が鳴り響いた。 私は、唯先輩の両頬を叩いていた。嘘を貫き通そうしたことに対するおしおきと、次は私の言うことを聞いて貰う番であるという、意思表示。 「唯先輩は最低です」 「…………」 「とんだおバカさんにもほどがあります」 「……あずにゃん……」 「何で、夢の内容なんかを鵜呑みにしちゃうんですか。いつから、そんな弱い人になっちゃったんですか。何で……何で、ちゃんと確認してくれないんですか」 「……だって…………」 大粒の涙をためこんでいた唯先輩も、とうとう堪えきれなくなってしまい、子供みたいにわんわんと泣き始めてしまった。ぼろぼろと溢れ出す涙を指で拭い続けながら、先輩は言葉を続けた。 「あずにゃんのことが好きだから……大好きだから……嫌いだなんて。そんなこと、夢の中でも言われるのが嫌だった……本当に嫌だったから……」 「だーかーら!」 もう一度ぺちっ、と頬を叩く。先輩の視線をこちらへ向けさせて、その瞳をじっと見つめながら、凛然として言ってみせる。 「私だって、唯先輩が好き……大好きなんですよ。だから、勝手に嫌いにしないでください」 そして、先輩の頬に添えた手で、ふわふわとした頬を軽く抓んだ。 「……あずにゃん。いたいよ」 「……はい。だから、今のは夢じゃありません」 「そっか……そうだね。良かった」 * 「……うん。そういう訳だから、よろしく」 「どう、だった……?」 「良いって……言ってくれました。あんまり迷惑はかけないように、とだけ」 「……ありがとね、あずにゃん」 明日は学校が休みだからと、親からお泊まりの許しが得られた。 憂にアポを取った時点ではわざわざ泊まりがけで来るつもりはなかったのに、当然のように憂特製の夕食をご馳走になったり、唯先輩と一緒にお風呂に入ったり、憂にパジャマを借りて先輩と一緒に寝ることになったりしていた。それもこれもみーんな、唯先輩にお願いされてしまったのだから、断れるはずがないのだ。やれやれ。 「今日はね、朝からずっと不安だったの」 唯先輩のベッドにお邪魔して、二人並んで寝る体勢になってからだった。 私は横になったまま、先輩の方へと顔を向ける。先輩の髪の毛から醸されるシャンプーの香りが、私の鼻腔をくすぐった。 「あずにゃんと顔を合わせることが出来るのかな……とか、本当は私のことどう思っているのかな……とか。部室であずにゃんが来るのを待ってる時も、ずっとそのことで頭が一杯になってて……これから私はどうしたらいいんだろうって、考えてた」 「それで、私から逃げ出した訳ですね」 今の先輩には辛辣に聞こえるかもしれないけど、私は敢えて棘のある言葉を選ぶことにした。 「……うん。帰ってからも、ずっと、ずーっと思い返しちゃって……そうしたら、学校で我慢してた分が一気に出ちゃったみたいで」 「着替えもせずに、暗い部屋でえんえん泣いていた訳ですか」 「電話に出なくて……出れなくて、本当にごめんなさい」 「いえ。もう、いいんです。やっぱり、先輩はおバカさんでした」 「……えへへ」 唯先輩は、ばつの悪そうな顔をしながらはにかんだ。ほんの数時間前からは考えられないほど、綻びた顔を浮かべている。 その顔を見たのは、今日は初めてだ。 ――そうか。今日一日、この顔が見たいって、ずっと思っていたんだ。 「あっ、そうだ」 「……うん? あずにゃん、どうかしたの?」 「ちょっと……失礼します」 布団の中を手探りして、私の左手は唯先輩の右手を見つけ出す。そして、簡単には解けないように、指のひとつひとつを絡ませながら固く結んだ。 「唯先輩。朝起きるまで、この手はずっと握ったままです」 「……うん。分かった」 「もしも嫌な夢を見たら、私を起こしてください。何とかしてみせます」 「……頼もしいね、あずにゃんは」 「ふふ、任せてください。それじゃあ、そろそろ寝ましょうか」 「あっ、ちょっと待って……私からも」 先輩は左手で支えながら上半身を起こして、私の顔を見下ろす。横になったままの私は、唯先輩を見上げている。 「改めて、お礼を言わせてね。今日は、私の為にいろいろ心配をかけさせちゃって、ごめんなさい」 「……先輩の為ならお安い御用です」 「本当にありがとう。あずにゃん、大好きだよ」 「……はい。私も……んっ……んっ!?」 あまりにも瞬間の出来事だったので、呆気にとられてしまったけど―― 私の唇は、先輩の唇と触れ合ってしまった。 「せ、先輩……これって……」 「……えへへ。大好きと、ありがとうを籠めた、私からのご褒美」 「…………」 「あ、あずにゃん、ひょっとして嫌だった……?」 「そ……そんな訳ありません……嬉しいです……」 いきなり過ぎてびっくり。 びっくりしたけど……とっても、とっても、嬉しくて。 ――すごく、しあわせだ。 「良かった……。それじゃあ、おやすみ」 「……は、はい。お、おやすみなさい」 明日は丸一日、唯先輩と二人きりでお出かけの約束をしている。 怒濤の一日が終わろうとしていて、少し名残惜しいけれども――今夜のところは、このまましあわせな気持ちを持ち込みつつ、夢の世界へ誘われることにしよう。 ――二人で、良い夢が見られますように。 【おしまい!】 最高ぉぉおおお!!! -- (名無しさん) 2010-09-18 14 09 11 ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ -- (クリスティア) 2010-12-30 13 23 06 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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夢現 地面がどろりと、溶けだした気がした。 そのままただただずるずると飲み込まれて、飲み込まれて、 最後に見えたのは、赤に飲み込まれていく三日月。まぎれもない自分の姿。 自分が目を開けているのか閉じているのかすら分からない暗闇の中。 不意に、真っ白な手が伸びてきた。 手が、手に、 引きずり込、ま、れて、 ◆ 「…起きろ、クレセリア」 「おい、起きろ!いつまで待たせる気だ」 誰かの声が聞こえる。 声の向こう側からは打ち寄せる水の音と、優しく吹き付ける風の音。 「まったく、このアト様をこんなとこまで来させた癖に!いつまで寝てるんだ、クレセリア!」 「痛ッ!」 がんッ、と音がして、頭が地面に打ち付けられた。頭を思いっきり踏みつけられたらしい。痛みに瞳を涙ぐませながら顔を上げると、そこには仏頂面の綺麗な顔があった。クレセリアは痛みも忘れて、とっさに伏していた体を持ち上げる。 「あ、アトラーシャ、さま?」 この世の総てを生み出した創造神<アルセウス>、ことアトラーシャは、未だぽかんとした表情のクレセリアを見下ろしながらふんと鼻を鳴らす。相当立腹しているようだった。 「なんだ、起きてるじゃないか。なら早く返事をしろ。アト様は忙しいんだ」 「ど…どうして、アトラーシャ様がこんなところに…」 「なんで?アト様がここにいてはいけないのか?ここはアト様のモノだというのに」 「アト様の…もの?」 言われて周りを見渡してみる。すると、ようやく気がついた。 ここは赤い世界じゃない。 青々とした葉を茂らせる木、見上げれば広がるのは青い空と眩い太陽。ミオシティ一歩手前、218番道路はいつもと変わらない風景だ。ただ、人もポケモンも、自分たち以外はすっかり姿を潜めてしまってはいるが。 「…クレセリア、アト様が何でわざわざこんなとこまで来たのかは分かるな?」 業を煮やしたように、アトラーシャは腕を組んでクレセリアに尋ねる。クレセリアは思わず背筋を伸ばしてアトラーシャに向き直り、少し口を噤んでから言葉を探した。 「…ダークライの件、ですね?」 「そう。それで、レックウザ達はどこにいる」 「…まだ、街の中に」 「ふぅん、で、いつつれて帰ってくるんだ?」 「……わかりません、いえ、私には…できません」 クレセリアに、理由を問う声も怒鳴り声もかけられることなかった。アトラーシャは黙って、クレセリアの吐露を耳にする。 「私には彼の世界を破るほどの力はありません。私には翠…空瑚たちを救う力は、ありません」 泣いていては前に進めない。そう強く思って何度も閉じこめた涙が、まだ込み上げてくる。 私は弱い。 アトラーシャは彼女を見下ろしたまま、重く息を吐いた。そしてくるりと振り返ると、突然足を進め出す。ようやく口を開いて、言葉を流しながら。 「力はない、な。よく分かってるじゃないか」 「……はい」 「だけど、答えてみろ、クレセリア」 ちゃぷり。アトラーシャは海と陸の境界に屈み込み、右手を水中に浸けた。 次の瞬間、腕を高く持ち上げたときには。 クレセリアの口から出たのは、絶句。 「お前は今、誰に話しかけている?」 彼の右手には海水の塊。まるで固体であるかのような、当のアトラーシャほどもある大きさの水の塊が、彼の腕の先に在る。立ち上がりもう一度振り返ったアトラーシャは、顔ににんまりとした笑みを浮かべていた。 「そ…創造神、アトラーシャ、セルリュオス……さま」 「そうだ。アト様だ。世界を生み出したアト様だ。アト様は世界で一番偉い。だから、誰もアト様に逆らえない。アト様以外はみんな、“アト様以下の存在”だからな。そんなことは、こんな水でさえ、知っている」 水に意志はない。記憶もなければ、生きてすらいない。 けれど、水という存在は、“絶対神”に従うように出来ている。水だけじゃない。 空も地も海も空間も時間も、世界に存在するもの総て。そしてそれは、命有る者も変わらない。 ひゅ、という音と共に投げられた水の塊は弧を描いてクレセリアの方に向かい、やがて彼女の真上で弾けた。大きな水滴がばらばらと、クレセリアに降り注ぐ。 「お前はいつからそんなバカになったんだ?世界で一番偉いアト様には誰も逆らえない。アト様の命令に逆らう権利はこの世の誰にもない!そんなこと誰だって知っている! クレセリア、お前は弱い。けどアト様が止まれと言うまで、お前には止まる権利はない。アト様以外が止まれと言ったって、関係なんてない。何故ならアト様が進めと言ったのだからな!!」 それとも何だ?と、アトラーシャは相も変わらず勝ち誇った笑みを浮かべながら付け足す。 「クレセリアもさみしがりか?『ほーむしっく』とやらにでもなったのか?」 「なっ、ちっ…違います!別に、その、そんな訳じゃ…」 「ならさっさと行け。アト様の命令だぞ。一分一秒でも早く行け」 そう言うとしっしっとアトラーシャは手をふった。何か言いたそうにじぃっとクレセリアはアトラーシャを見つめるが、アトラーシャは全く気にかけない。 けれどやがて、クレセリアが諦めて立ち上がろうとした時に、思い出したようにアトラーシャは彼女に何かを投げつけた。 クレセリアが慌てて受け取ったそれは、三日月の形の羽根。 「… みかづきのはね ?あの、アトラーシャ様、これは…」 「鈴鈴から預かってきた。お前の忘れ物らしいぞ。 …さて、渡すものは渡したしレックウザはいないし、アト様は帰るぞ。今日のおやつは鈴鈴のふるーつたるとだからな」 昨日の残りだけどな、とアトラーシャはつけたしてまたそっぽを向く。 海に向かって歩きだしたその背中と手の中のみかづきのはねを見つめて、 やがてクレセリアは、ぎゅっと目を閉じた。 ◆ 夢の世界。 広がるのは赤い空。その空の下に蠢く人々。飛び散る血飛沫。張り裂けんばかりの絶叫。 それらが全て、突然、止まった。 誰の息づかいすら、小石の転がる音すら聞こえない、ほんの一瞬の無音。 けれど、空だけが違っていた。 硝子にひびが入り悲鳴を上げる音が空から世界に響きわたる。 やがて耐えきれなくなった緋色の硝子は一度の高い音と共に弾けて、動かない世界の上にばらばらと落ちていった。 最後の破片が地面に落ちたのと同時に、世界は時を取り戻す。 そして誰かがふと空に目をやってみれば、空には赤色の向こう側から光を零す白銀。 クレセリアは、右手をしっかり握り締めて、地面に降りた。 ◆ ★クレセリア関連Final補正 時系列的にはvs冥さん編途中くらいからの復帰 外からのクレセリア復帰により悪夢世界がちょっと不安定化。→特性:ナイトメアによるダメージが若干増す ★みかづきのはね効果 影経由の攻撃(影そのものからの攻撃/冬たんの影憑依/冥さんのヤミラミ影憑依 とか)無効。ばちんって弾くよ 道具なので受け渡し可。無効効果が発動するのは所有者に対してのみ。落としてなくしたりしないでね “夢”に対しての効力はあっても通常攻撃には弱いから直接攻撃されたらあぶあぶ
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作詞:ぽて 作曲:ぽて 編曲:ぽて 歌:鏡音リン 翻譯:弓野篤禎 半夢半醒 一下子緊緊貼了上來 在夢中 戳了一下 扭向一旁的 臉蛋的柔軟也好 一下溢出來的憂鬱之中 面帶倦意舉止卻得意洋洋 不要太勉強了 慌慌張張亂成一團的今天也好 心情憂鬱有點悲觀的日子裡 就算注意不到淡淡的彩虹 腳邊也有著Crazy Pattern的運動鞋(*注) 就那樣到了今天 追逐著朦朧的 理想形象 小睡時的 口水流了下來 輕松高興地笑起來的臉蛋 多少次重複 如小孩子一般現在在閃耀呢 如此流轉推移 為了讓這甜美的情景不會消失 給憂鬱的現實獻上一場夢吧 為難時不知覺間 會碰右耳的習慣 總是改不掉 止步不前的現在也好 『今夜凌晨似乎要有星星落下』 向著更遠 更遠 遠在天邊的地方 能接近的話就好好地笑一笑吧 怎樣到了今天的呢 什麽來著 快要忘記了 在忙碌的間歇 肚子也咕嚕嚕響了 垂頭喪氣寂寞得想哭的晚上 多少次重複 夢見了快要摔倒了的現在呢 如此流轉推移 就算找不到悲傷的理由 也要對做著夢的現實打一個哈欠 就算無法順暢吸氣 被突然的雨打濕 不足道的笑容也會傳開 變成日子中的雨傘 為了能安閑地,笨拙地 不相稱地,任性地 活下去 是想用奇怪的睡臉 度日的吧 如此慌慌張張 為了不隨著無聊就沮喪了 給憂鬱的現實獻上一場夢吧 一下子緊緊貼了上來 在夢中 軟騰騰的清晨 再稍微 睡一小下 注:Crazy Pattern指不同顔色、圖案等拼貼做成的式樣。