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クラールヴィント [名前]クラールヴィント [出展]魔法少女リリカルなのはA s [声優]サンドラ ヘフェリン [一人称] [二人称] [三人称]わかりません [能力]指輪型のデバイス。 攻撃力がほとんど無い代わりに、強力なサポート能力を持つ。 常に4つ一組で使用されている。一つ一つを単独で使用出来るかどうかは描写がなく不明。 待機フォルム 鎖を通した4つの金の輪の形状。通常はこの状態のクラールヴィントを首に掛ける。 リンゲフォルム 基本状態。 普通の指輪状態で、青と緑の石がそれぞれ一個はまった金色の指輪が2つずつ。 A s第2話他において、はやての携帯電話と通話している。この状態で通信防御や回復もできる。 ペンダルフォルム 指輪に入っている石が分離、振り子サイズに拡大して、指輪本体と紐でつながった状態。 この振り子は自在に動くようだ。紐は伸縮式のようで、『旅の鏡』はこの紐でフレームを構成しているものと思われる。 以下、行使できる魔法。 静かなる癒し 行使できる魔法。あらゆる傷を一瞬で治した優秀な回復呪文。だがシグナムでは無理っぽい。 通信妨害 敵の通信を阻害するフィールドを形成する魔法。 魔法的な通信どころか電波や無線の妨害も可能。 便利に見えるが、範囲内ではクラールヴィント経由の通信のみ可能であり、範囲外との通信は自分たちもできなくなる。 効果範囲は術者からの距離に依存する。シグナムではかなり範囲が狭くなりそう。 旅の鏡 空間を繋ぐ「鏡」により、離れた場所の物体を「取り寄せ」する。 本来は攻撃魔法ではないので、防護服や魔法防御が正常に機能している相手への使用は難しい。 やっぱりシグナムでは無理っぽい。 [性格]わかりません [備考]本来の持ち主はヴォルケンリッターが一人、守護者シャマル。 シャマルは補助や回復を担うべく作られた存在であり、当然クラールヴィントも彼女に合わせて作られている。
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極星霊ガンダールヴ 星3 闇属性 魔法使い族 チューナー ATK/1100 DEF/700 1ターンに1度、自分フィールド上の「極星」と名のついたモンスター1体をリリースする事で、デッキから「極星霊ガンダールヴ」以外の「極星」と名のついたチューナー1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターをシンクロ召喚に使用する場合、そのモンスターをチューナー以外のモンスターとして扱う事ができる。 自分フィールド上の「極神」または「極星」と名のついたモンスターがカードの効果の対象になった時、墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。その効果を無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。 【極星】(おにやなぎ)
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《伝説の使い魔 ガンダールヴ》 儀式・効果モンスター 星7/光属性/戦士族/攻 0/守 0 「使い魔召喚の儀」により降臨。 このカードは「虚無の魔法使い」がフィールド上にいる時のみ儀式召喚される。 このカードは、自身に装備されている全ての装備カードの装備制限を無視し、 装備カードの効果を得ることができる。 さらに、その装備カードの能力修正の値を攻撃力、または守備力にプラスできる。 part16-694 名前 コメント
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『右手』のガンダールヴ 「ルイズが平民を召喚したぞ!」 爆煙の中から現れたのは 少年だった。 白地に緑のラインが入ったシャツに 同じく白のデニムズボン。 年の頃は高校生くらいの デイパックを背負った少年。 疲れ果てたように 眠っていた。 彼が、『母親の顔と身体を乗っ取った怪物』と戦ったばかりだと知る者など 誰もいない。 そして 正確には『彼』ではなく、『彼ら』であることに気付く者も… 前例の無い「平民の召喚」であっても、学校のカリキュラムの一端である『召喚の儀式』を取りやめるわけにも行かず、 目覚めた少年の意思を無視する形で「コントラクト・サーヴァント」は続行された。 ルイズは呪文を唱えた。ここまではイイ。だが 契約を完成させるためには、相手に口付けをしなければならない。 出会ったばかりの少女にキスを迫られ、少年は近づくルイズの顔を押しのける。その際 右手が僅かに唇に触れた。 突然 右手の甲が輝き、そこにルーンが刻まれる。『契約』は成立した。 事情の全く判らない少年の方は当然として、ルイズも驚いていた。 (私… まだ『キス』してないのに!) 「コントラクト・サーヴァントは 一度で成功したようですね。」 ルイズと少年が密着していたため、担当の教師や他の生徒達からは キス出来た様に見えたらしい。 「ほう、これは珍しいルーンですね。ちょっと 書き写させてもらいますよ。」 珍しいことは間違いない。なにせ 伝説の使い魔『ガンダールヴ』のルーンなのだから。 この教師 コルベールは、後にルーンが何であるか突き止めた際に 首を捻ることになる。 (はて、ガンダールヴのルーンは、左手のハズでは…?) その晩 ルイズは自室で 使い魔となった少年に、実に多くの事を説明せねばならなかった。 少年は、ハルケギニアにおける常識的な知識を ほとんど持ち合わせていなかったからだ。 説明に頻出する『魔法』と言う存在、そして 窓から見えた二つの月に、少年はここが『異世界』であることを理解した。 (父さんは きっと心配してるだろうなぁ。 でも、母さんの仇は討ったし、ここなら もう あのバケモノ達に関わらなくて済むだろうし…) 「ちょっと、アンタ ちゃんと聞いてるの? そういえば、まだアンタの名前って 聞いてなかったわよね。」 「ん~、『シンイチ』でいいよ。 で、ルイズさん、だっけ?」 「シンイチ! アンタは使い魔なんだから、私の事は『ご主人様』って呼びなさいって言ったでしょ!」 「それなんだけどね~。 貴女が契約した『使い魔』って、たぶんオレじゃないよ。」 「そんなはずないわ!ちゃんとルーンだって刻まれたし!」 そう言ってシンイチの右手を掴もうとしたルイズ。 だか、『右腕』は ありえない角度でグニャリと曲がり、ルイズの手をすり抜けた。 「なっ、ナニよこれ!?」 右腕は傍らの机の上まで伸びて、先端に粘土の様な塊が出来た。 塊から、申し訳程度の短い足が生えた。 頂点から ひょろりと伸びた触手が生え、触手の先にはギョロっとした目玉が出来た。 胴体には 不釣合いに大きな唇が現れた。 その「何か」を指差して、口をパクパクさせるルイズ。 二人?の視線が合った時 ソレは言った。 「やぁ 『ご主人様』。 私が 君の使い魔、『ミギー』だ。 シンイチ共々 宜しく頼む。」 残念ながら ミギーの挨拶は、気絶したルイズには届かなかった。 END (『寄生獣』から ミギーとシンイチを召喚)
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MHP:7,268 種族:Human サイズ:中 属性:念2 アクティブ DEF:10 MDEF:60 出現場所: 取得中です。 Dropアイテム: 囚人の腕輪 s1ガード s3スタッフ s0見習いローブ s1クリップ ラウレル=ヴィンダーカード* ※
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前ページ次ページ堕天召喚録カイジ 第五話「王国」 ああ……それにしても退屈っ……!! トリステイン魔法学院の学院長室は本塔の最上階にある。 そこにいるのは、トリステインの影の帝王……オールド・オスマンと、学院中の教師たちであった。 ざわ…… ざわ…… 長い白ひげをたくわえたオスマン氏は、重厚なつくりのテーブルに肘をつき、目の前の教師たちを見回した。 「ククク……無論……と言うか…… 言うまでもなく……わしは持っておるっ……! この学院の誰よりも……持っておるっ……! 力をっ……! カネで……コネで……! 魔法力で……権力で……! 持っておるっ……! ククク……! 生徒はいわば人質っ……! トリステイン王家であっても容易には手を出せぬ……! 最近では、ガリア王家へのつながりも手にした…… 簒奪された血筋だが……正統継承権は持っているっ…… 転ばぬ先のなんとやらだ……! 常にリスクの分散は怠らないっ……!」 ざわ…… ざわ…… 学院長の言葉に教師たちがざわめく。やがて一人が手を叩き始めると、すぐにそれは万雷の拍手に変わった。 「学院長っ……! 学院長っ……! 学院長っ……!」 教師たちの声に両手を上げて応えるオールド・オスマン。 「バカがっ……!!!!」 バーンッ!! 突然机に手を叩きつけるオールド・オスマンに、一瞬で学院長室は静まり返る。 「つまらんわっ……まるで……!! わしは……もっともっと……楽しみたいんじゃっ……! 女を……! 賭博を……! 決闘を……! 邁進せよっ……! 掻き集めるんじゃっ……! 世界中の力をっ……!! 貴族とはつまるところ力につきるっ……! それを牛耳る魔法学院こそ……王っ……! 築くんだっ……! 王国をっ……!」 オールド・オスマンの言葉に歓声を上げる教師たち。 ワァー!! ワァー!! ワァー!! 「学院長っ……! オスマン学院長っ……! 学院長っ……!」 「容赦なく勝てっ……! 王国実現のためにっ……!」 「勝ちますっ……! 勝ちますっ……!」 「以上だっ……! フフ……では……解散しよう……!」 昼の訓示を終え、教師たちは各々の授業へと戻っていった。 ……いや、ひとりの教師が、学院長室に残っていた。コルベールである。 「学院長。内密のお話が……ミス・ヴァリエールの呼び出した使い魔のことなのですが……」 「なんだっ……! はっきりと言えっ……!」 イライラとコルベールをにらみつけるオールド・オスマン。コルベールは冷や汗をかきながら続ける。 「はっ……! 珍しいルーンであったので、調べましたところ、伝説の『ヴィンダールヴ』ではないかと……! 『ヴィンダールヴ』といえば、幻獣を自在に操るという使い魔……ご報告をと思いまして……」 コルベールの話を聞き、見る見るオールド・オスマンの表情が変わっていく。 「ククク……カカカ……コココ……! 面白いっ……! 面白いではないかっ……あぁ~んっ……!? 詳しくだっ……もっと詳しく説明しろっ……! 我が右腕っ……! コルベールっ……!」 「はっ……!!」 コルベールはその輝く頭を深々と下げた。 右腕……! これはつまり……事実上…… 学院長に次ぐナンバー2であることの証明……! コルベールはほかの教師をおさえ……ナンバー2……! その地位を確立したっ……! ルイズが爆破した教室の片付けが終わると、使い魔たちは各々の主人のもとに帰っていった。 『覚えていてくれ……! 我らは友人っ……! いつでも、共にあることを……』 別れ際、フレイムの一言がカイジの心にやさしい灯を燈していた。 (やれる……! 一人じゃねぇっ……! 俺は孤独じゃないっ……! 仲間っ……! 友人っ……! 信頼っ……! それこそが本当の力……魔法なんかよりもずっと強力な力っ……! 貴族たちに反撃するナイフっ……小さくとも尖った刃だっ……!) ……やがて、自分のベッドで静かに泣いていたルイズが、教室に戻ってきた。 黙って二人で食堂に向かう。 カイジの昼食は抜きであった。 第五話「王国」終わり 前ページ次ページ堕天召喚録カイジ
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伝説! 神の左手ガンダールヴ 承太郎は言った。ミス・ロングビルこそ土くれのフーケだと。 承太郎は言った。証拠もあると。 タバサも肯定した。承太郎が正しいと。 タバコの紫煙がその場に漂う。ルイズは思わず顔をしかめた。 「ジョータロー。その、本当に証拠はあるの?」 「ああ……。あるぜ、間違いなくな。今確信した。 自白するなら今だぜ、土くれのフーケ」 嫌味ったらしく彼女の顔にタバコの煙を吹きかけながら承太郎は言い、ミス・ロングビルは何の事だかさっぱり解らないという風に首を振った。 承太郎はタバコを指で掴み、ビッとミス・ロングビルに突きつけた。 「これはタバコと言って、パイプの一種ではあるが……俺の故郷の魔法探知機だ。 破壊の杖も俺の故郷にあるマジックアイテムで、危険物として厳重に管理されている。 だから無断で触れた者を探し出し罰するため、特殊な条件である目印が現れるよう……呪いがかけられている」 「何ですって!?」 今まさに破壊の杖を持っているルイズは自分の身体に異常が無いか慌てて見回した。 そしてキュルケはゆっくりと三人の人間を順々に見る。 「破壊の杖に直接触ったのは……ルイズと、ジョータローと……フーケだけ……」 ミス・ロングビルの頬を汗が伝う。そして尻餅をついたままわずかに後ずさりをした。 「そ、その目印とは……いったい……?」 動揺して震えているミス・ロングビルに対し、承太郎は自信と確信にあふれた口調で言った。 「破壊の杖を触った奴はタバコの煙を少しでも吸うと……鼻の頭に、血管が浮き出る」 鼻の頭を指で撫でつつ承太郎は言い、フーケの鼻を凝視した。 「えっ!?」 ルイズは思わず鼻の頭を指で触った。 「嘘でしょジョータロー!?」 キュルケは改めてジョータロー、ルイズ、ミス・ロングビルの鼻を確認した。 ミス・ロングビルも自分の鼻を指で触って、というより隠すように手で包んでいる。 それを見て承太郎は眼光を鋭くした。 「ああ嘘だぜ……だがマヌケは見つかったようだな」 『あっ!!』 ルイズ、キュルケ、ミス・ロングビルが声を上げる。 そして一同の視線はミス・ロングビルに集中された。 「破壊の杖を触ってなければ、鼻に手は当てない。触った人の鼻を見るだけ」 補足するようにタバサが言う。 「そして触った人は本当か嘘か確認するため自分の鼻を触る。 ……証拠が無ければ作ればいい……。鮮やか」 褒めながらタバサは杖をミス・ロングビル――いや、土くれのフーケに向けた。 フーケの顔つきが見る見る変わっていく。 そこにもはや怯えや困惑の色はなく、明確な敵意が表れていた。 「ジョータロー。どうしてミス・ロングビルが土くれのフーケって思ったの?」 鼻から指を放しつつルイズが訊ねた。 「フン、最初からだぜ。学院で少しだけフーケを見たが、男には見えなかったんでな」 「……なるほど……。農民のデマ情報なんて、最初から信じてなかった訳ね」 「最後にひとつだけ訊くぜ。わざわざ学院から追っ手を連れてこようとしたのは、この『破壊の杖』の使い方が解らなかったから……そうだな?」 「ご名答。平民の使い魔って聞いてたけど、やるじゃない。 あなたは知っているのかしら? 破壊の杖の使い方……」 「ああ。だがそれをてめーに教える必要はねーな……」 「なら……『次』の追っ手に期待しましょうか!」 ミス・ロングビルは地面についていた左手を突然振った。 わずかばかりの土が承太郎の目にかかる。 「ぬううっ!」 「どう! この土の目潰しはッ! 勝ったッ! 死になさいッ!」 ミス・ロングビル、いや、土くれのフーケは折れた杖を拾い、 その鋭い先端を承太郎ののど目掛けて突き出した。 「オラァッ!」 だが高速で出現したスタープラチナがフーケの腕を払い、脇腹に拳を叩き込む。 「ゴヴァッ!?」 肋骨を折られて吹っ飛ばされ背後の木の幹に激突したフーケは気絶する。 「てめーにはギーシュをやられた借りがある……。 女だろうが、借りは返させてもらったぜ。せいぜい苦しむんだな」 こうして土くれのフーケを無事捕まえる事に成功し、破壊の杖を回収した一行は、意気揚々と帰路につくのだった。 ロープで折れた肋骨が痛むような縛り方をされたフーケは馬車の中で目を覚まし、ヒイヒイと悲鳴を上げるはめになってたりする。 「読書の邪魔」 の一言でタバサにサイレンスをかけられ、誰も彼女の悲鳴を全然ちっとも耳にしなかった。 「ところでダーリン。そのタバコが探知魔法のマジックアイテムっていうのも嘘なの?」 道中、ふと思い出したようにキュルケが訊ねてきた。 「まあな。今回はタバコの事をここの連中が知らねーって事が逆に幸いしたぜ。 しっかりと嘘っぱちの効果を説明して信じさせる事ができたからな……。 品評会での失敗の面目躍如ってところか」 「そんな自慢げに言ってもアレが大失敗なのは変わらないわよ」 ルイズの冷たい発言に、承太郎は深い溜め息をつくのだった。 学院長室で、オスマンは戻った四人の報告を聞いて苦い顔をした。 聞けば街の居酒屋で給仕をしていた彼女のお尻を触って、怒らなかったから秘書にならないかと誘ってしまったらしい。 それを聞いたコルベールとルイズ達は呆れ返ってしまう。 誤魔化すようにオスマンはルイズ達を褒め出した。 フーケは城の衛士に引き渡し、破壊の杖は無事に宝物庫に収まり一件落着である。 そこでオスマンは、ルイズ達に『シュヴァリエ』の爵位申請を宮廷に出した事を告げる。 「本当ですか?」 キュルケは喜びの声を上げたが、ルイズの表情は固い。 「……オールド・オスマン。ジョータローには、何もないんですか?」 「残念ながら、彼は貴族ではない」 「ケッ。見返りが欲しくてやった訳じゃねーぜ」 どうでもよさげに承太郎はタバコを取り出し火を点けた。 オスマンはタバコに視線を一瞬だけ向けた後、ぽんぽんと手を打つ。 「さてと、今日の夜は『フリッグの舞踏会』じゃ。 この通り『破壊の杖』も戻ってきたし、予定通り執り行う。 今日の舞踏会の主役は君たちじゃ。用意をしてきたまえ。せいぜい、着飾るのじゃぞ」 三人は礼をするとドアに向かった。だがジョータローは部屋から出て行こうとしない。 「ジョータロー?」 「先に行ってな。俺はこいつ等に野暮用がある」 ルイズは心配そうな表情を見せたが、うなずいて部屋を出て行った。 「何か、私に聞きたい事がおありのようじゃな。 言ってごらんなさい。できるだけ力になろう。 君に爵位を授けることはできんが、せめてものお礼じゃ」 「破壊の杖……あれをいったいどこで手に入れた? あれは俺の故郷の武器だ。 正式名称は『M72ロケットランチャー』……」 「何と。しかし……君の故郷とはいったい?」 承太郎はしばし黙考し、口を開いた。 「俺は……この世界の人間じゃあない。ルイズの『召喚』で別の世界から来た」 「本当かね? なるほど、そうじゃったか……なるほど、それなら『納得』できる」 オスマンは溜め息をつき、遠い目をして語り出した。 「あれを私にくれたのは、命の恩人じゃ。しかし死んでしまった……今から数十年前の話じゃ。 数十年前、森を散策していた私は、ワイバーンに襲われた。 そこを救ってくれたのが、あの『破壊の杖』の持ち主じゃ。 彼は、もう一本の『破壊の杖』で、ワイバーンを吹き飛ばすと、ばったりと倒れおった。 怪我をしていたのじゃ。私は彼を学院に運び込み、手厚く看護した。しかし……」 「死んじまったのか」 オスマンはうなずいた。 「私は、彼が使った一本を彼の墓に生め、もう一本を『破壊の杖』と名づけ、宝物庫にしまい込んだ。恩人の形見としてな……。 彼はベッドの上で、死ぬまでうわごとのように繰り返しておった。 『ここはどこだ。元の世界に帰りたい』とな。 きっと、彼は君と同じ世界から来たんじゃろうな……」 「誰がそいつをこの世界に呼んだか……それは解らないのか?」 「どんな方法で彼がこっちの世界にやってきたのか、最後まで解らんかったよ」 「やれやれ……ようやく手がかりを掴んだと思ったってのにな」 オスマンも承太郎も黙り込んでしまう。 そこでずーっと黙って聞いていたコルベールが、プハァと息を吐いた。 「まさか『破壊の杖』にそんな曰くがあったとは……」 彼が呟くと、承太郎の視線が向けられた。 「あんたにも訊きたい事がある。フーケの捜索に向かう前、俺を何と呼ぼうとした?」 「いや、それは……」 コルベールがオスマンに視線を向けると、オスマンは承太郎の左手を取り再び語り出した。 「おぬしのこのルーン……」 「……使い魔のルーンと聞いたが、他に何かあるのか?」 「これはガンダールヴの印じゃ。伝説の使い魔の印じゃよ」 「伝説の……使い魔?」 「そうじゃ。その伝説の使い魔はありとあらゆる『武器』を使いこなしたそうじゃ。 曰く『神の盾』……もしくは……『神の左手ガンダールヴ』という」 「…………」 承太郎は破壊の杖に触れた瞬間、正式名称から使い方まで瞬時に理解できた理由を理解した。 「しかし……なぜ俺がその伝説の使い魔に? 俺を召喚したのは『ゼロ』のルイズだ」 「解らん。ただの偶然か、もしくは何らかの必然か……。 すまんの。ただ、もしかしたらお主がこっちの世界にやって来た事と、そのガンダールヴの印は、何か関係しているのかもしれん。 ……力になれんですまんの。ただ、これだけは言っておく。 私も、ここにいるミスタ・コルベールも、お主の味方じゃ。ガンダールヴよ」 そう言うとオスマンは両手で承太郎の左手を強く、強く握りしめた。 「……恩人の杖を取り戻してくれて……ありがとう……! 改めて礼を言うぞ」 「…………」 「お主がどういう理屈で、こっちの世界にやって来たのか、私なりに調べるつもりじゃ。でも……」 「でも、何だ?」 「何も解らなくても、恨まんでくれよ。なあに、こっちの世界も住めば都じゃ。 嫁さんだって探してやる。どーゆータイプが好みじゃ? ムチムチプリンなのがええかの」 「……やれやれだぜ」 空条承太郎十七歳。好みの女性のタイプ、日本人的な女性。すなわち大和撫子。 ヨーロッパっぽい世界観のトリステインに、そんな女性がいるとは思えなかった。 「ところで……お主の吸っているそれ、確かタバコといったのう? 品評会で見とったぞ。パイプの一種らしいな。一本だけでいいから私にも吸わせてくれんか?」 媚びるような口調でオスマンが頼んできて、かなり気色悪く感じながらも、一応ここの学院長だし貴重な情報ももらえたお礼として承太郎は一本差し出した。 「……数に限りがあるんだがな」 「ほっ。しかし作りはシンプルなようじゃの。これならミスタ・コルベールが作れるかもしれん。 彼は変わり者でな、魔法を利用して様々な研究をしておるのじゃよ。のう?」 「は、はぁ……。これなら、多分作れると思いますが、やってみます。承りました」 こうしてコルベールが紙タバコの製作に成功し、ツェルプストー家がバックアップについて、トリステインとゲルマニアに紙タバコブームを巻き起こし、 コルベールが『煙草王』として歴史に名を残す事になるとは、誰も予想できなかった。 そして、アルヴィーズの食堂の上の階の大きなホールで『フリッグの舞踏会』が開催された。
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エクヴィンカールヴァ 北欧神話に登場する女性。 がっしりしたふともものエクヴィンカールヴァと呼ばれる。 関連: スレール (父) シール (母)
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autolink ZM/W03-052 カード名:“ガンダールヴ”サイト カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:3500 ソウル:1 特徴:《使い魔》?・《武器》? 【永】他のあなたのカード名に「ルイズ」?を含むキャラクターがいるなら、このカードのパワーを+2000。 【自】[①]このカードがアタックした時、クライマックス置場に「伝説の使い魔」があるなら、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは控え室のキャラを1枚選び、手札に戻す。 俺、手加減とかできませんよ? レアリティ:RR illust.ヤマグチノボル・メディアファクトリー/ゼロの使い魔製作委員会 場に「ルイズ」を含むキャラが1枚でもあれば常時1/0/5500と、能力を持たない1/0のキャラと同等のサイズになれる。 対応するキャラは前衛にも後衛にも幅広く存在するので、条件を満たすのは難しくないだろう。 クライマックスシナジーも使いやすい控え室回収であるため、何事もなく優秀なカード。 ・対応クライマックス カード名 トリガー 伝説の使い魔 2 伝説の使い魔(EX) 2 ・関連ページ 「サイト」? 「ルイズ」?
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ヴィヴィンダヤ インド神話のアスラの一。 バーラタの戦いでチャールデーシュナに殺された。