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憧「はぁ~」 京太郎「ん?どうしたんだ憧、溜息なんかついて」 憧「最近さ、クラスのモブ美とモブ太がくっついたじゃない?」 京太郎「あー、何かそんなこと言ってたような」 憧「色々相談に乗ってあげたりアドバイスしたりしてたから上手く行ったこと自体は嬉しいんだけど」 憧「惚気られたりイチャついてるのを見せられると何だかねー」 京太郎「ああ、その気持ちは分からなくも無いな」 京太郎「っつーか恋愛相談なんか乗ってたのかよ、自分も彼氏いたことも無いくせに」 憧「余計なお世話よ!それに相談って言っても服装とかメイクとかのオシャレのことだし!」 憧「ま、そっち方面相談されても大丈夫だけどね~、男心はよく分かってるし」 京太郎「嘘つけ」 憧「嘘じゃないわよ、何たって男の京太郎と十年来の付き合いなわけだし?バッチリよバッチリ」 京太郎「……だから信用ならないだっつーの」ボソッ 憧「何か言った?」 京太郎「いや別に」 憧「ふーん、ま、話を戻すといい加減モブ美の惚気が胸焼け気味なのよ」 京太郎「付き合いたてのカップルだし仕方ないだろ、今が一番楽しい時期だろうし」 京太郎「それか惚気が嫌だってんなら憧も彼氏作って惚気返してやったらいいんじゃねーの?」 憧「うーん、別に彼氏とかまだ作る気無いのよねー、好きな人がいるわけでもないし」 憧「恋バナとかするのは大好きだけど」 京太郎「そ、そっか、いないのか、好きな奴」 憧「所でさ、京太郎は好きな人いるの?」 京太郎「んー……まあ、いるよ」 憧「えっ、嘘!?誰々?私の知ってる人?」ガバッ 京太郎「食いつきいいな!?いや、言わんし」 憧「えーっ、いいじゃない教えなさいよー、相談に乗ってあげるからさー」 憧「もしかしてよく遊んでるしシズとか?それとも好み的に玄か宥姉?」 京太郎「いや、だから」 憧「ほらほら、内緒にしてあげるからとっとと白状しなさいよ、ウリウリ~」カラダグイグイ 京太郎「………………っ、はーっ……」 憧「あ、あれ?気を悪くしちゃった?ゴメンね京たr「……お前」……えっ?」 京太郎「だから……お前」 京太郎「俺は好きなのは、新子憧っていう幼馴染の女の子だよ」 京太郎「昔からな」 憧「え……?ちょっと、えっ!?」アタフタ 京太郎「ったく、何が男心は分かってるだよ、ちっとも俺の気持ちに気づいてねーじゃん」 京太郎「散々アプローチもしたってのにさ」 京太郎「その癖そうやって結構気安くスキンシップ取ってくるしよー、抑えるの大変だったんだぜ?」 京太郎「何しろ好きな女の子にくっ付かれてる訳だし」 憧「!!」バッ 京太郎「あーあ、こんな風に告白するつもりは無かったんだけどなー、しょうがないか」 京太郎「……憧」 憧「っ!は、ハイッ!」ビクッ 京太郎「俺はお前が好きだ、どうか……俺と付き合ってくれ」 憧「~~~~~!!」マッカ 京太郎「急な話だし、返事はすぐにくれなくても……憧?」 憧「ふ……」 京太郎「ふ?」 憧「ふきゅあぁぁぁぁぁあああ~~~~///」ダッシュ 京太郎「あ、憧ー!?」 京太郎「に、逃げられた……だと……?」 憧「はーっ、はーっ」ドキドキ 憧「何か訳分からなくなって思わず逃げてきちゃったけど……京太郎が……私を……」ドキドキ 憧「いやいや、ドキドキしてるのは走ったからよね!うん!無い無い!京太郎何て!」 憧「…………無いんだから……」ドキドキ ~~~翌日~~~ 憧「この教室の扉を開けたら京太郎もいるのよね……」ズーン 憧「昨日は混乱して逃げちゃったし、顔合わせ辛いなぁ……」ハァ 憧「いやいや、でもいつまでもここでこうしちゃいられないし気合入れろ、私!」パンパン 憧「おっはよー……ん?」 穏乃「京太郎なんだか今日元気ないね」 京太郎「そうか?別にそんなこと無いって」 穏乃「いーや!元気無いね!見れば分かるもん」 穏乃「というわけで私が元気を分けてあげる!そーれ!」ガバッ 京太郎「ちょ、止めろって穏乃、それくすぐったい!くすぐったいから!」 穏乃「元気になるまで離さないぞ~♪それそれ~♪」コチョコチョ 京太郎「なった!元気になった!だから止めっ、ははっはははははっ!」 穏乃「うりゃうりゃ~……ってあれ?憧?どうしたの?」 京太郎「ひーっひーっ……って憧!?」 憧「……」ツカツカ 穏乃「どうしたの憧?何か顔怖いよ?」 憧「……京太郎」 京太郎「は、はいっ!」ビクッ 憧「私ね、今さっき自分の気持ちがよーっく分かったわ」 憧「だからさ、ちょっ~と頭の位置を下げてくれるかしら?」ニッコリ 京太郎「は、はい……」ビクビク 京太郎「あ、あのな憧?さっきのは別に何でもな「……んっ」……んむっ!?」チュー 穏乃他クラスメイト「「「!!!?」」」 憧「……ぷはっ」 京太郎「あ、憧……?」アゼン 憧「いくらシズ相手とは言え、あんなの見せられて嫉妬しない訳無いじゃない」 憧「私も!……私も、京太郎が好き、大好き」 憧「だから私と……付き合って下さい」ペコリ 京太郎「……憧っ!!」ギュッ オオオオオオッッ~~~~! モブ美「きゃーっ!素敵ー!」 モブ太「お幸せにな!お二人さん!」 京太郎「憧……」ギュ 憧「京太郎……」ギュ 穏乃「あ、あのさ~、二人とも……?」トントン 京太郎「何だよ穏乃、ちょっと空気読んでくれよ」 憧「そうよ、今良い所なんだから」 穏乃「いや、でもさ~」チョイチョイ 教師(40代独身)「……」ピキピキ 京憧「「あ」」 教師(40代独身)「貴方達!教室で一体何をやってるんですかッッッ!!」 京憧「「ご、ごめんなさ~い!」」 この後麻雀部でもレジェンドを筆頭とした面々に散々からかわれましたとさ カンッ
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京太郎「…犬だよな、これ」ピコピコ 和「…犬ですね」 京太郎「部室で寝てる間に何が起こったんだよ」 和「耳と尻尾が生えるなんてそんなオカルトありえません」 京太郎「……今ありえちゃってるんだが」 和「……耳が4つありますね」フニ 京太郎「あっちょ…優しく触ってくれよマジで」 和「……」フニフニフニフニフニ 京太郎「…ひぁ……っん…ちょ、ちょっと、和!!」 和「!すいません悪気は無かったんですごめんなさい」 京太郎「いいんだ別に…若干そんな気はしてた」 京太郎「しかしどうすりゃいいんだよこれ」 和「麻雀部のみんなには伝えましたか?」 京太郎「言えるわけねえよ……からかわれるだけだ」 京太郎「特に部長には会いたくねえよ…」 和「……心中お察しします」 和(でも、須賀君…)ジーッ 京太郎「……な、なんだよ。そんなに人の顔見て」ピコピコ 和「かわいいですね……っ!?」バッ 京太郎「…喜ぶべきかそれ?」 和「い、いえ!ごめんなさい、須賀君」 京太郎「別に、いいよ」フイッ 尻尾ブンブン 和(かわいい) 和「一つ、お願いがあるんですが」 京太郎「嫌な予感しかしない…どうぞ」 和「尻尾……触っても?」ワキワキ 京太郎(手つきがヤバい) 京太郎「や、ごめんそれはちょっと…」 京太郎「尻尾は本当敏感なんだよ、できればよしてくれ」 和「……どうしても?」 京太郎「う゛」 和「ダメ、ですか」ウルッ 京太郎「あああ…分かった分かったよ」 京太郎「尻尾は敏感だから、優しく…本当に優しくな?そーっとだぞ」 和「ぜ、善処します……いきますよ」サワッ 京太郎「っ」ビクッ 和「……」モフモフ 京太郎「う、あっ…くぅ…」ビクッ 和(震えてる…かわいい)モサモサ 京太郎「…っの、和!もういいだろ、頼む離してくれ」 和「まだです、まだ…」モフモフモフモフ 京太郎「お、おいっ…ひぃっ……あぐっ」 和「須賀君…かわいいです…かわいい」サワサワモフモフ 京太郎「バカ、それ以上はっ…」 久「おっはろー……!?」 和「っっ!?」ギュムッ 京太郎「あぎィっ!?」ビクンビクンッ 久「……」 和「……」 京太郎「はぁっ…はあぁっ…」トローン 久「あ、あはは……じゃ、じゃあ今日は部活無しってことで!」ガララッ 和「ぶ、部長、誤解です!やましいことは何もーっ!!」 京太郎「……」ゼーゼー
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京太郎「染谷先輩、この荷物はこのへんでいいんすかね」 まこ「ああ、その辺で構わん。しかし悪いのー、こんな猛暑日に来てもらって…」 京太郎「大丈夫ですよ、このくらいなら。やっぱ男手も必要になりますからね」 まこ「そういって貰えるとありがたいんじゃがの…。礼もしたいけぇ、ちぃと休憩していきんさい」 京太郎「んじゃ、お言葉に甘えますね。…しかしここまで暑いと、客足も減りそうですね」 まこ「まあその辺は仕方ないところもあるけえな…ほれ、お茶入ったぞ」 京太郎「うお、ありがたい……ふぅ。働いた後だから、ちょっと眠いな」 まこ「もし眠いようなら、勝手にベッドで寝てくれて構わんよ」 京太郎「う、いいんですか?女の子のベッドで寝るのはちょっとな」 まこ「別にわしだけが使っとる訳じゃないけぇな、遠慮せずに」 京太郎「じゃあ、ちょっと眠ろうかな…イタズラとかしないでくださいね」 まこ「せんせん、子供かわしは…」 京太郎「……」 まこ「…子供じゃったな」 まこ「わし、自分にあんまり自信がないけぇ、こんな手段しか取れなんだ」 まこ「……すまんな、京太郎。大好きじゃ…んっ///」 京太郎「……」ピクッ 京太郎「……ん、もうこんな時間?」 まこ「おはようさん。いい寝顔じゃったから、起こすのためらってしもうた」 京太郎「え、寝顔見てたんです?うわ、恥ずかしいな…」 まこ「いひひ、堪能させてもろうたわ。飯はどうする、食ってくか?」 京太郎「大丈夫ですよ。帰って食わないと親にどやされますから」 まこ「ほうか…じゃあ、また明日にの」 京太郎「ええ…あ、一つ言い忘れてましたけど」 まこ「何じゃ?」 京太郎「好きです。お茶に入ってた薬、あんまり効き目なかったみたいですね」 まこ「えっ…!?」
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咲「お姉ちゃんが京ちゃんを虐めていると聞いて」 京太郎「何言ってんだいきなり」 照「咲・・・何を言っているの?、むしろ京ちゃんが私を虐めている」 京太郎「ちょっ!?照さん!?」 咲「京ちゃん・・・?」 京太郎「咲までそんな目で見るな!」 照「いつもベッドの上で(ry」 咲「お姉ちゃん?、いくらなんでもその冗談は笑えないよ」 京太郎「照さん!、咲の前でそれは・・・」 咲「え?」 照「私は事実を言っているだけ」 京太郎「場所をわきまえてくださいよ・・・」 咲「えっ・・・え?」 この後滅茶苦茶問い詰められた カンッ
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京「よっと」ガチャッ エ「ァ、キョウタロ…」 京「エイスリン先輩、どうしたんですか、変な格好して?」 エ「Japanese toilet、ツカイニクイ…」ショボン 京「あー、和式って言う位ですしね」 エ「ウマク、チカラハイラナイ」 京「うーん……だったら」イソイソ エ「ァ、ンン…」ビクッ 京「どうですか? 和式トイレ、慣れました?」 エ「バッチリ! オシエテクレテ、Thanksキョウタロ!」 白「……??」←たまたま通り掛かった カンッ
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怜「京太郎~」 京太郎「はい、どうかしましたか、怜さん?」 怜「膝枕してーなー」 京太郎「またですか?竜華さんは?」 怜「今日は京太郎の気分なんや!」 京太郎「はぁ、そうですか。まあ、構いませんが。よい、しょ、っと。どうぞ」 怜「ん~、おーきに。あ、あと頭撫でてくれたら嬉しいな~」 京太郎「これでいいんですか?」ナデナデ 怜「ええ感じやで~。これやったらすぐ………………Zzz」 京太郎「あらら。マジで寝ちゃった……」 ~~~~ 京太郎「ん~……やっぱりここでこの打牌は間違いだったかなぁ……」ペラ… ペラ… 怜「京太郎~、何してるん~?」スル 京太郎「うぉ、と、怜さん?いえ、昨日の部活の時の自分の牌譜をちょっと。それより……」 怜「ふ~ん……あ、ここは点数的に逃げるより勝負やったな」 京太郎「あ、確かにそうですね。俺もそこはミスったなぁ、と……って、そうじゃなくて!」 怜「ん?どないかしたか?」 京太郎「いやいや、『どないかしたか?』じゃなくて、取り敢えず背中から抱きつくのやめてもらえませんか? あたっt……お、重いですから」 怜「ぶーぶー。女の子に言うことちゃうで、それは。ま、しゃあないなぁ」 京太郎「ほっ……」 ~~~~ ピンポーン 京太郎「は~い。どなたですか~?」 怜「ウチやで~。京太郎、開けてくれへん?」 京太郎「今日もですか?俺の家までそこまで近くもないでしょうに、どうしてまた毎週のように?」ガチャ 怜「京太郎の家は居心地ええからな~。おじゃましま~す」 京太郎「ただの学生寮じゃないですか。怜さんの家の方が快適でしょう?」 怜「ちゃうで、京太郎。家やと親がおるやん?誰もおらん空間とは自由にダラけられる度合いがちゃうねん」 京太郎「とかなんとか言ってますけど、いつもうちに来ても」 怜「Zzz……」 京太郎「ちょっと遊んだら寝ることが多いじゃあ……って、今日は早っ!」 怜「んみゅ……」 京太郎「…………」 ~~~~~ 京太郎「――――という具合なんですけど……」 浩子「ほぉほぉ。つまり、最近園城寺先輩のスキンシップが過度に思える、しかも無防備すぎや、と」 京太郎「はい。怜さんも女の子なんだし、こんなことは良くないと思うんですけど、俺がいくら注意喚起しても……」 浩子「ん~……せやったらこんなんはどうです?」 京太郎「こんなん、とは?」 浩子「それはですねぇ……ゴニョゴニョ」 京太郎「うぇ!?そ、それは結構、いや、かなりマズいんじゃあ……?」 浩子「そこまで深刻なことにはなりませんよ。ウチが保証します」 京太郎「……分かりました。丁度明日休日ですし、実行してみます。相談に乗ってくださってありがとうございました。 それでは」 浩子「気にせんでええよ。ほなな~」 浩子「………………はぁ、やれやれ。世話のやける人達ですねぇ」 ~~~~ ピンポーン 京太郎「……来たか」 京太郎「やっぱり今日も来たんですね、怜さん」ガチャ 怜「お~。今日も来ちゃった怜ちゃんやで~」フリフリ 京太郎「まあ、取り敢えず上がってください。飲み物は麦茶でいいですか?」 怜「ん、全然オーケーやで」 京太郎「はい、どうぞ」コト 怜「おーきに」 京太郎「…………」 怜「ンク……ンク……っは、冷たいお茶は美味しいなぁ」 京太郎「怜さん。ちょっといいですか?」 怜「ん?どしたん、京太郎?いつになく真面目な表情やな」 京太郎「俺、結構普段から真面目なつもりなんですけど……いや、それは置いといて。怜さん、最近ちょっと無防備が 過ぎませんか?」 怜「んん?そう?」 京太郎「今もこうして俺の家に一人で来て……何かあったらどうするつもりなんです?」 怜「何かって……ウチは普通に遊びに来てるだけやん?」 京太郎「……怜さん、俺も男なんです。スキンシップが多くて、休日には一人で遊びに来て、それで目の前で 無防備に眠られたりするとね……」ジリ 怜「きょ、京太郎?な、なんか怖いで……?」 京太郎「どうしても、誘ってるんじゃないか、って、思ってしまう時があるんですよ」グッ 怜「っ!?ちょ、待って!京太郎、お願いやから、手、離して?」 京太郎「…………」パッ 怜「っ!……え、えっと……ウ、ウチちょっと用事思い出したから今日は帰るわ。ほ、ほんじゃな……」タタッ ガチャ パタン 京太郎「…………はああぁぁぁ……」ドサッ 京太郎「ふぅ、これで怜さんが気をつけてくれるようになれば……俺が嫌われるかどうかなんかより、そっちの方が ずっと大事だもんな」 ~~~~ 怜「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」タタタタ 怜(なんでや?なんでウチは、京太郎は大丈夫やと思っとったん?そもそもなんでウチは京太郎をあんなに気にしてるん?) 怜(話してると楽しいから?気が合うと思ったから?ウチのサポートしてくれとったから?) 怜(全部そのはずや……けど、全部ちゃう気がする……たったそれだけやったら、休みの度にウチが誰かのとこに 行こうなんて思うやろか?) 怜(クラスメイトとか浩子とかから、男の色んな怖い話は聞かされて知っとった。やのに、なんでウチは京太郎の 家に行っとったん?) 怜「………………あ」 怜(まさか……そうなんやろか?今までウチがそうなるなんて、考えもせんかったことやけど……でも……) 怜「そう考えたら、今ウチがこんなに悲しい理由も、説明がつく……」 怜「…………っ!」クルッ ダダダッ ~~~~ 京太郎「…………始めは、勧誘活動してる竜華さん見て、一目惚れで入ったんだよなぁ」 京太郎「ハンドボールの最後の試合で怪我して、もう戻れないと決め付けて逃げて。どこでもいいから適当に 入ろうとしてた時で……」 京太郎「麻雀は全然ダメだったけど、運動部やってた中学で培った雑用技術が認められて、『ときシフト』のサポートを 任されて……」 京太郎「体はあんなに弱いのに、怜さんの心の強さにいつの間にか惹かれてて……」 京太郎「でも、俺が出来ることはほとんどなくて。だから出来る限りのお世話をして……」 ガチャ タタッ 京太郎「…………強く注意するためとは言えあんなことやらかしちゃったわけだし、明日にでも退部届け出さなきゃな」 京太郎(でも、これが怜さんがちゃんとした幸せを掴める手助けになるのなら、俺はそれで……) 怜「それはアカン、京太郎!」 京太郎「っ!?と、怜さん!?どうして……」 怜「京太郎……ウチな、さっき京太郎に言われて、考えてん。なんであんなことしてたんかを……」 京太郎「それは、怜さんに……」 怜「いくら病院暮らしが長かった言っても、それくらいの常識はあるわ。それでもな、ウチはあんたやからこそ…… 相手が京太郎やからこそなんや」 京太郎「それは、どういう……」 怜「京太郎……ウチな、こんな体やから、彼氏どころか男の子の友達一人出来た事ないねん。皆、ウチの体のこと知ったら 嫌そうな顔してな」 怜「でも、京太郎はちごた。京太郎は嫌な顔するどころか、より一層ウチのこと理解しようとしてくれたし、色々と ウチのこと考えて本来やったらやらんでもええようなことまでやってくれた」 怜「始めのうちは、というかホンマはさっきまでやねんけど、初めて出来た男の友達と遊ぶ、一緒に戯れるんが 楽しいだけやと思ってたんよ」 怜「けど、ちゃうかったみたいやわ。今考えたら、さっきの京太郎のはウチに警告してくれてたんや、っていうのが 分かるんやけど……」 怜「さっき、京太郎に脅されて、怖なって、それ以上に京太郎にそうされたことが悲しくなって……それで考えて気付いてん」 怜「ホンマにいつの間にか分からん。きっかけも分からん。もしかしたら最初からやったんかも知れん」 怜「ウチな……京太郎のこと、好きや」 京太郎「っ……」 怜「京太郎がウチのことどう思ってるか分からんねんけど、それがウチの本当の気持ちやったわ」 京太郎「…………ただでさえ病弱な人がどうして倒れてまで麻雀を続けるんだろう、って、最初はそう思ってました」 怜「京太郎……?」 京太郎「竜華さんやセーラさんに、怜さんの子供の頃、中学時代、高1、高2の話を聞いて、今の怜さんを見て、 チームの為に、皆の為に必死に頑張る怜さんを、素直に尊敬しました」 京太郎「所詮俺は口に出して言えないような邪な理由で入部して来た輩です。でも、せめてそんな尊敬する先輩の 力になりたいと思いました」 京太郎「尊敬はすぐに憧憬に、そして恋慕に変化しました。でも、元々がここに逃げてきた俺にはそんな資格は無い、 と今までずっと押し込めてきました」 京太郎「なのに……そんなことを言われたら……」 京太郎「怜さん、俺もあなたのことが好きです。ずっと好きだったんです!こんな醜い俺でもいいんでしたら、 俺と付き合ってきださい!」 怜「京太郎……京太郎が何から逃げて来たんかはウチには分からん。けどな?京太郎は麻雀部で一生懸命、 やれることやっとったやん」 怜「あんだけやれる人のことを醜いなんて、ウチは絶対に思わんで」 京太郎「怜さん……」 怜「あ、返事忘れとったわ。さっきも言ったけど、ウチも京太郎が好き。やから、勿論オーケーや!」 京太郎「怜さん……!」ギュッ 怜「あ……ふふ、こうやってギュッと抱きしめられるんはええもんやな。あ、京太郎、ちょっとだけ離して?」 京太郎「あ、す、スイマセン、きつかっt、ンム?!」 怜「ん……ん……プハッ。ふふ、ウチのファーストキスや。ありがたく思いや?////」ギュッ 京太郎「ええ、一生の思い出にしますよ」ギュッ 怜「最高の親友に、最高の恋人。ウチって、日本一の幸せモンやわ」 京太郎「最高の彼女が出来た俺ほどでは無いですね」 怜「ほんなら、ウチら2人分合わせたら」 京太郎「ええ。世界一の幸せなカップルです」 怜「ふふ。これからもよろしくな、京太郎」 京太郎「こちらこそ。怜さん」 カン!
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細かいところは気にしないでください 京太郎「...zzz」ソファーで熟睡中 爽「おーい、京太郎ー?」 揺杏「完っ全に寝てるなー」 誓子「疲れてたのかな」 成香「このまま寝かせておきましょう」 由暉子「……いや、これはチャンスじゃないんですか?」 誓子「チャンス?」 由暉子「えぇ……今なら、京太郎になにしてもいいわけですよ?」 爽「ほほぅ」 揺杏「いいねぇ」 成香「だ、駄目ですよ!?そんな寝てる人相手に!」 爽「まーまー……とりあえず、脱がす?」 揺杏「実は前々から女装させたいと思ってたんだよねー」 誓子「そ、それは似合そうだけど……って何ズボンに手を掛けてるの!?」 爽「え、いや……ねぇ?」 誓子「変な同意を求めないで!」 揺杏「あぁ……なるほどね」 成香「分かっちゃうんですか!?」 爽「いやほら、将来のためにも確認は必要だし?」 揺杏「そーそー。ちょっとサイズを測るだけだから」 由暉子「何のサイズですか……あ、答えなくていいです」 爽「なんだよー。もしもの時はユキの胸でも揉ませればいいじゃんー」 由暉子「別に京太郎に揉ませることはいいんですけど、ファーストタッチがそんな理由っていうのはちょっと……」 成香「とにかく!寝てる人にイタズラとかダメです!!」 爽「そこまで言うなら仕方ないなー」 誓子「ほっ」 揺杏「だな。脱がすだけにするか」 成香「駄目だって言ったじゃないですか!!」 由暉子「とりあえず前をはだけさせてみました」 誓子「いつの間に!?」 由暉子「結構逞しいですね」 爽「おー、いいねー」ペタペタ 成香「わわっ、そんなに触って……」 揺杏「これは結構……ユキ、そのまま下もいっちゃって」 誓子「だから駄目だって!!」 由暉子「ここまで来たらもう…」カチャカチャ 京太郎「…………ん?なんだ、やけにうるさい……え?」 5人「…………あ」 目が覚めたら半脱ぎの状態だったが、爽と揺杏の必死の誤魔化しと由暉子の胸を強調したポーズで黙殺された京太郎 だが、それから部室で眠るたびに不穏な気配で目を覚ますようになり、水面下での争いは続いていた 爽「寝てくれないなー」 揺杏「すぐ済むようにカメラ用意してるのになー」 誓子「だから駄目だって」 成香「そうです!そんなことやらせません!」 由暉子「写真、焼き増しお願いしますね?」 揺杏「勿論全員に回すよ?」 京太郎「なんだ、寒気が……」 カンッ!!
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四月 清澄高校 新入生の須賀京太郎は入る部活を探していた。 彼は中学校の頃ハンドボール部に所属していたが 去年の夏、県大会の決勝戦で選手生命に関わる怪我をしてしまい ハンドボールは勿論、他の運動部でも活動することができない身体になってしまった。 続けることができないならきっぱり諦めてやる! と ハンドボール部のない清澄高校に入学した彼だが… 「うーん…どの部活に入ったらいいのか…」 彼は迷っていた。今までハンドボール一筋だったため 文化系の部活については全く知らないのである。 体験入部というのもあったが、一度入ると断りづらい性格のため どの部活にも入部への一歩を踏み出すことが出来ずにいた。 そんな彼が掲示板に貼ってある部活勧誘のポスターを一枚一枚見ているときに 一枚のポスターが目に映った。 ――部員が少なくて困ってます! 麻雀部に入りませんか? 麻雀…世界中でかなり人気のある競技だ。 ハンドボール一筋だった彼でも一度はやったことがあるくらいである。 それほど人気のある競技なのに部員不足で困っていることに彼は不思議に思った。 しばらく掲示板の前でそのポスターを眺めていると 「あのう…スミマセン…麻雀はお好きですか…?」 と、横から声をかけられたので京太郎は声の聞こえた方へ向いた。 その瞬間、彼は心を射抜かれたようなものを感じた。 ピンク色の長髪に豊かに育った胸、整った容姿… 彼は彼女に一目惚れだった。 そして面と向かって彼女からもう一度話しかけられた。 「麻雀は…お好きですか?」 カン!
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淡「はじめてにきょうたろーのことあった時はね、「なにこいつ」って思ったよ」 淡「テルーが連れてきてね、いきなり自分の専属マネージャーにするってさ」 淡「スミレがいくらもとの場所に返してこいって言っても全然聞かないしさ」 淡「スミレが頭抱えてたし、タカミーも亦野先輩も呆然としてたんだ」 淡「えっと…『ナシクズシ』っていうんだっけ?そんな感じで入部したんだけどさ」 淡「めっちゃ弱かったんだよねー。もうびっくりするぐらい」 淡「焼鳥ばっかでさーみんなきょうたろーの事バカにしてたんだ」 淡「色んなやつが陰口叩いてたんだ。「なんであんなやつがテルーと一緒にいるんだ」って」 淡「…私もね、そのひとりだったんだ。うー、今はちゃんと反省してるよ。ちゃんとみんなで、ごめんなさいしたもん」 淡「きょうたろーはさ、こっちが拍子抜けするぐらい簡単に笑いながら許してくれたけどさ。 「そう思われてもしかたない」とかいってさ」 淡「むしろブチキレたのはテルーのほうだね。この事聞いてさ、ギュルギュルギギギッて感じで怒ってたんだ」 淡「きょうたろーが止めてなきゃ…うぅ、怖かったよー」 淡「…でも、あの時のきょうたろーはかっこよかったなー」 淡「あ、脱線しちゃった…あのねきょうたろーはね、楽しそうに麻雀を打つんだ」 淡「ボロボロにトバされても、マグレ当たりでアガれた時も全部楽しんでんの」 淡「はじめはさ、みんなでもきょうたろーの事笑ってたんだ。初心者丸出しで、白糸台で続くわけないって」 淡「それでも、きょうたろーは笑ってたよ」 淡「その笑顔は、日に日に大きくなってった」 淡「バカにして笑っていたやつも、陰口たたいていたやつも、私も、きょうたろーの笑顔に引き込まれていったんだ」 淡「そしてね、きょうたろーの事をバカにするやつなんていなくなってたんだ」 淡「それに気づいたとき、淡ちゃんは確信したんだ」 淡「イケてるやつだ、ってね」 淡「そっからは、まぁいろいろあったけどさ。みんな仲良くやれてたんじゃないかな」 淡「え?はしょりすぎだって?にひー、まぁいいでしょ。きっとずっと覚えてると思うからさ」 淡「そんじゃね、これで終わりにしたいと思いまーす」 淡「それじゃね」 「…なっつかしーなー、これ」 「あぁ、お前がタイムカプセルに入れたのって、それか」 「うん。未来の私にーって書いた手紙」 「びっくりだよ。ホントに全部覚えてる」 「…そっか」 「うん」 「…なぁ、淡」 「なーに?」 「お前は、昔の自分に誇れる自分に、なれたか?」 「…」キョトン 「…もっちろん!!」 「女子麻雀プロ兼きょうたろーのお嫁さんだよ私は!そんな私が誇れない自分じゃないはずないでしょ!?」 「…そっか」 「うん!!…それにね」 「この子にえへんって胸を張っていられるお母さんになりたいし、ね」 「あぁ、そうだな。おれも、誇れる父親でありたいと思う」 「よろしい!!」 ーーねぇ、昔の私。私はあなたにエールを贈るよーー ーー幸せは歩いてこない。だから手を伸ばさなきゃーー ーー私の隣を歩いている、彼の手を握れるようにーー ーー未来が、大金星の輝きで満ちるようにーー 淡「あわ?」 京太郎「どした?」 淡「んー…」 淡「なんでもない!!」 京太郎「なんじゃそりゃ…」 淡「…」 淡「がんばるよ」 カンッ
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ミーンミンミンミンミン 京太郎「……んあ?」パチッ 京太郎「あぁ~…あっちぃ~…」ムクッ 京太郎「ふぁ~…」セノビー 京太郎「えーっと…もう9時か…メシ作んねぇとなぁ…」 京太郎「…」チラッ 桃子「くー…」スースー 京太郎(最後のほうは結構激しくしちゃったし…もう少し寝かしといてやるか)ガタッ 桃子「ん…」パチッ 京太郎(何作るかな~、もう遅いし適当にトーストでもいっか…) 桃子「…えい」ギュッ 京太郎「うおっ起きたのか、モモ。おはよう」 桃子「おはようっす、京さん」ギュ~ 京太郎「あ~…メシ作るから離して欲しいんだけど…それに暑いし」 桃子「しばらくはこのままがいいっす」ギュ~ 京太郎「…当ったてるんだけど」 桃子「当ててるんすよ、嫌だったっすか?京さん」 京太郎「いえいえ、とてもすばらで…(お互いに服着てないし)」 桃子「なら良いじゃないっすか」 京太郎「ん~…じゃあちょっとだけな?」 桃子「はいっす。まぁ、私としてはこのまま致しちゃっても良いんすけど…」チラッ 京太郎「まずはメシが先だ」 桃子「ちぇっ」 京太郎「それに昨日、メシのとき以外はずっとやってたろ…」 桃子「昨日は昨日、今日は今日っす。だから連日だろうと朝からバッチコイっす」 京太郎「俺は少しくらい休憩したいんだが…」 桃子「そう言ってるくせして、京さんも朝から元気じゃないっすか」 京太郎「朝だから元気なわけじゃねぇよ…」 桃子「それでも、せっかくだし有効活用したほうが良いと思うっすよ?」 京太郎「はいはい後でな」 京太郎「…そろそろメシ作りたいんだけど…」 桃子「まだ離さないっす」 桃子「そんなに言うなら私も手伝うっすよ?」 京太郎「その代わりくっついたままか…」 桃子「ダメっすか?」 京太郎「いや、ダメじゃないけど…モモも飽きないなぁって」 桃子「飽きるわけないじゃないっすか」 桃子「大好きな人に触れてるんすから」ニコッ カンッ!