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いえゆ 家中にいるゴキブリみたいなやつだぜ。 最初から居たんでなく、庭から進入してくるものもいる。 最初から居たものは庭から進入したやつの子孫だろう。 野生は どんなものか不明であるが、 たぶんモグラ穴を活用したんだろうな! 主に家具裏を住みかとする。 主食は雑食でポテチカスなどカス。 寝床はティッシュを持ち帰り使用、 トイレは寝床から隔離しておる。 赤ゆのうちからしつけられているのか 起きてその場でせずトイレに一直進す。
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本人へのまともな指摘 少年革命家ゆたぼんに対する意見でなるほどなーと思ったもの|なとりのブログ 本人のまともな意見 ゆたぼんくん、アンチに勝っていた「学校で何を学んできたんや?」「今まで◯回裁判して◯回勝ってる」 オレ的ゲーム速報@刃 「今まで3回裁判して3回とも裁判で勝ってる 誹謗中傷してる奴はホンマ学校で何を学んできたんや」 「誹謗中傷してる奴はホンマ学校で何を学んできたんや」 【警告】Twitter「本当にヤバいのは校則違反する子じゃない。こういうタイプだよ」→ 6万いいね 凹凸ちゃんねる 【画像】ゆたぼん、親父のインスタを晒す「この親父は何をしとるん?」:キニ速 【画像】ゆたぼんさん覚醒。ガチで革命を起こす:キニ速
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『ぼくのかんがえた家ゆ』 4KB 観察 小ネタ 最近、巷では家ゆっくりが話題になっている。 人工的に品種改良された豆ゆっくりとは別の、野良から進化した小型種らしい。 だが、どうもネットのゆっくりスレでの反応は鈍い。 普段、愛ででも虐待でもない、中立的な立場のスレをチェックしているが、 家ゆの話題になると、低テンションだったり拒否感のある書き込みが目立つ。 未だ自宅に家ゆが現れた事は無く、実際どのような物かと少し気になっていた。 そして今日、晩飯を食べ終わり、くつろいでいた所、視界の端で何かが動いた。 目を向けた先には金髪に黒帽子と、黒髪に赤リボン。まりさとれいむというよくある組み合わせだ。 一瞬赤ゆかと思ったが、おうち宣言も無く、本棚の間からのそのそ出てきた所を見ると、 どうやらこれが噂の家ゆのようだった。 「ゆ!」 「ゆっち!」 台所の方に移動するのをしばらく待ち、立ち上がって近づいてみると、 一応警戒心はあるのか一声鳴いて、狭い隙間へと跳ねて逃げ出ようとした。 とはいえ所詮ゆっくり、逃走の努力を、跳ねる際のゆっくりした溜めが 台無しにしていた。二匹まとめて鷲掴みにして、 持っておいた子ゆっくりサイズの透明な箱に落としてみる。 「ゆ゛ぅ!」 「ゆ゛ぢ!」 二匹とも顔から落ちてしーしーを噴き出したが特に怪我は無さそうだった。 とりあえず箱を道具箱と一緒に机に置いて観察してみる。 「ゆぅぅぅ!」 「ゆっちぃぃぃ!」 互いにペーろペーろしあう事も無く痛みに頭を振る二匹。 赤ゆでも発する「いちゃいよぉぉぉ!」という鳴き声もない。 この辺が普通のゆっくりとの違いだろうか。 「ゆっ!」 「ゆー!」 抗議するようにこちらを向いて鳴いてくるが、当然無視する。 一般的な威嚇であるぷくー!もしないようだ。 両方とも大きさは五百円玉ほど。よくピンポン玉サイズと表現される赤ゆよりも小さい。これで成体なのだろうか。 生まれ落ちる少し前の実ゆっくり位だろう。全体的なフォルムは普通のゆっくりと大して変わらないが、 一番の見た目の違いはすぐ分かる。目だ。 原始ゆっくりの、人を小馬鹿にしたような目でも無く、 最近のゆっくりの良くも悪くも表情豊かな目でも無い。 そこにあるのは白目が無く、黒目だけが覗く眼球状の寒天だった。 ハムスターのような小動物なら、そのような目も可愛らしいと思えるが なまじ人間に近い顔面に、非人間的な真円の黒目が収まっているのは、 昆虫の複眼が収まっているような不気味さだった。 気分はやや萎えていたが、せっかく捕まえたのだし、もう少し詳しく調べてみようと思い、 道具箱からカッティングマットと小型ナイフを取り出すと、 ぽんぽん跳ねていたれいむの方をつまんで持ち上げる。 「しょっちゃ!」 多分おそらをとんでるみたいと言ったのだろう。端折り過ぎだが。 つまんだままマットに置き、ナイフで幹竹割りにする。 「ゆ゛ぢ!」 短い断末魔と共にれいむは真っ二つになった。 断面を見てみると普通のゆっくりとほとんど変わりは無い。 ただ、普通のゆっくりと変わらないせいで、中枢案が酷く小さく見える。 周囲を寒天で保護されたそれはスイカの種ぐらいのサイズしか無い。 今までの、どこか足りないゆっくりに見える家ゆの行動にも納得が行った。 一応目玉も繰り抜いてみると、やはり目玉というより単なる黒い玉だった。 「ゆ゛っ!ゆ゛ぢっ!ゆ゛ゃぁぁぁ!!」 れいむの末路を見たためか、箱の中では まりさがしーしーとうんうんを噴き出しながら 甲高い悲鳴を上げていた。ただ、無機質な黒目のせいで いまいち恐怖感が伝わってこない。 これ以上調べる事も無さそうだし、主に目が気持ち悪かったのため、 殺ゆん剤を取って来て、箱の中のまりさに噴きかける。 「ゆ゛っぢぃぃぃ!」 目玉を剥いて、歯を食いしばって悲鳴を上げた後、 コロリと転がって、まりさは永遠にゆっくりした。 さすが、中枢餡を瞬時に破壊するから後はそのまま捨てるだけ!と宣伝してた殺ゆん剤だ。 それにしても半分飛び出したような黒目がやはり気持ち悪い。 残骸を三角コーナーに捨てた後、スレに家ゆが気持ち悪かったという主旨で書き込んでおいた。 その後、調べた所、ペットショップで売られている豆ゆっくりは 中身の餡の大部分を中枢餡が占めており、普通のゆっくりの頑丈さを犠牲にして ある程度の知能を保つよう調整されたゆっくりらしい。 デリケートなので飼う際は水槽飼いやケージ飼い推奨との事。 それに対して、通常餡と中枢餡の比率そのままで小型化してしまった家ゆっくりは、 ゆっくり特有の行動をほとんど失い、僅かな感情じみた反応と、 むーしゃむーしゃ、すーやすーや、すっきりという、 人間の三大欲求に似た、ゆっくり本能を残すだけの饅頭となってしまったようだ。 ある意味、真っ当な生物に近付いたともいえるが、あの虫っぽい見た目では わざわざ虐待する気にも、愛でたくなる気にもなれないだろう。 後日、ネットで殺ゆん剤やゆっくりホイホイに加え、 殺虫剤やゴキブリホイホイなどの売上が伸びているというニュースを見た。 昆虫サイズとなった事で、家ゆ対策として害虫用の駆除道具も普通に使えるらしい。 進化した先が害獣から害虫へのランクダウンとは、ゆっくりらしいというべきか。
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『ばっちぃ家ゆはれみりゃも食わぬ(修正版)』 22KB 愛で 制裁 自業自得 日常模様 駆除 飼いゆ ゲス 捕食種 現代 anko3377だったものを削除し、本編&あとがき修正とおまけを付けて再投稿させて頂きました。 「ばっちぃ家ゆはれみりゃも食わぬ」(修正版) 「今回も大量だったなれみりゃ」 「うーいっぱいあまあまもらえたど~!れみ☆りあ☆う~!!」 俺と飼いゆのれみりゃ(胴付き)は月一の野良ゆ駆除の手伝いを終えて家路を歩いていた。 れみりゃの右手には加工所の従業員の人から貰ったお菓子の詰め合わせが入ったビニール袋が しっかりと握られていた。 俺のれみりゃ以外れみりゃやふらん、ゆうか、ぬえなどバッヂ付きの捕食種ゆっくりが多数参加しており 参加者にはお菓子をプレゼントしてくれるのだ。 れみりゃにとってもこれが楽しみで張り切って駆除に励んでいる。 張り切りすぎて、過去に他人の飼いゆを手に掛けようとする事もあったので目が離せないのが困りものではあるが・・・ 「おにーさん、はやくかえってあまあまたべるど~!、れみりゃまちきれないど~!!!」 「はいはい、もうすぐ家だから落ち着けって。」 アパートの2階、1R8畳の家の前に着き、鍵を開けて、1人と1匹が玄関に入った。その時 「ゆ?」 「え?」 「う?」 「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」 「「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」」 「え!?うわ!!!」 「うううううううううううううううううううううううう!!! いえゆだどおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 「にんげんさんがかえってきたあああああああああああああああああああ!!!」 ええと・・・状況を整理させて頂きます。 ドアを開けて、れみりゃが先に入って、俺も玄関に入り靴を脱ごうとした時、居間のど真ん中で 薄汚れた赤ゆサイズのまりさが小さな袋をくわえて跳ねていた。 暫くの沈黙の後、俺以外の2匹が絶叫した。 れみりゃは泣きながら俺に抱きついてきた。今でもお腹に顔をうずめて小刻みに震えている。 一方まりさ・・・れみりゃ曰く家ゆらしいがピョンピョンとタンスに向かって跳ねていた。 ていうか、未だ現在進行形で必死に跳ねている。 本当に家ゆであるならすぐに捕まえたいのだがれみりゃが抱きついているせいで動けない。 大いに困って考えた結果、れみりゃをお尻から抱え上げ、足だけで靴を脱ぎ、何とか家に上がる事が出来たが 時すでに遅し、すっかりタンスの隙間の中に入り込んだ後だった。 取り合えず、れみりゃには俺から離れて貰わんと・・・ 「おいれみりゃ、いい加減離れてくれ・・・。」 「いやあああああああああああいえゆいた いえゆいたあああああああああああああああああ!!!」 「もう居ないから!少なくとも視界に入らない所に行ったから!!ていうか・・・重い・・・・・。」 「う~~~れみりゃおもくないど~~~~~!!!」 いやいやあなた4~50キロはあるじゃないっすか・・・ 「取り合えず離れろ!!!退治するにもこれじゃ何も出来んだろ!!!」 それを聞いて羽を動かし空を飛び、ようやく俺から離れてくれた。ていうかなぜ飛ぶ? 「とにかく、逃げ込んだ家ゆを引きずり出さないと・・・1匹=10匹以上って言うからな・・・・・ ええっと、山盛りの砂糖を置いとけば自然と出て・・・あれ・・・?」 家ゆは近くにあまあまがあれば人間が居ようが何だろうが釣られて這い出てくるのだが 何の用意もしていないのに家ゆがタンスの隙間からゾロゾロと這い出てきた。 大きさはソフトボール大のものからピンポン球サイズのものまでその数20匹程・・・軽く泣けて来た・・・。 「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 真後ろで物凄い叫び声、家のれみりゃだ。 「おま、静かにしろって!近所迷惑だろうが!!!」 「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 全く聞き入れてくれない。するとその様子を見ていた20匹の家ゆの内1匹のまりさが口を開いた。 「おもったとおりなんだぜ!このれみりゃはまりささまをおそれてるんだぜ!」 その言葉を皮切りに周りの家ゆ達が「ゆーゆー」と騒ぎ始めた。 一方れみりゃは、飛びながらおかざりの帽子の端を両手で握りしめ深々とかぶり、端っこで縮こまっていた 今さっきまで野良ゆ駆除をしていたのが、家ゆ相手に怖がっている・・・何故だ? 「おい!くそじじぃ!!!」 「え?は?なに?」 れみりゃに夢中になってた俺は不意にまりさに声をかけられ慌ててそっちに向き直った て言うか、今ビキィと来るような事言われたような・・・ 「れみりゃのどれいのじじぃはまりささまにあまあまをもってくるのぜ!!!」 「な・・・はぁ!?」 「まりさたちはれみりゃもおそれるさいっきょうっいえゆぐんだんなのぜ!!!」 「ゆぷぷ、れいむたちをおこらせるといたいめにあうよ!それがいやならさっさとあまあまもってきてね!!!」 「「「「「しゃっしゃちょもっちぇこいくしょじじぃ」」」」」 どうやら家のれみりゃが自分たちに怯えているのを見て自分たちは捕食種よりも強い存在であると勘違いしたらしい。 しかも俺とれみりゃの生活を覗き見していて何故か俺がれみりゃの召使いだと思われていたようだ。 「まりさほんゆんもきがつかなかったのぜ・・・まさかれみりゃもおそれるそんざいだったなんて・・・」 「ほんと、いままでおびえてくらしてたのがばかみたいだったよ!」 「これでのびのびとゆっくりできるよ!」 「「「「「「「「「「ゆっきゅりできりゅにぇ!!!」」」」」」」」」」 なんとまぁ単純な奴ら・・・でも確かに今のれみりゃはおかしい。何故ここまで怯えているのか? 「おい、一体どうしたんだれみりゃ?さっきまで野良ゆの駆除に参加してただろ? 大きなゆっくりだって沢山殺して来ただろ?何でこんなちっちゃい家ゆを怖がるんだ?」 「いやあああああああああああああああ いえゆはいやあああああああああああ」 野良ゆ駆除をしてきたと聞いた瞬間、家ゆ共は一瞬ビクッとしたが、れみりゃの反応を見てまた得意げになった。 「ゆっへっへ、この様子だと外のゆっくりも大した事無さそうだよ!」 「こうなったられいむたちでせかいせいっふくっでもしてみようよ!」 「せかいじゅうのあまあまはすべてまりさのものなのぜ!!!」 「ゆ!ずるいよまりさ!れいむにもすこしちょうだいね!!!」 「せかいいちのびゆっくりはまりさがすっきりーしてやるのぜ!!!」 「「「「「せかいのあみゃあみゃ!せかいのあみゃあみゃ!」」」」」 後ろの勘違い軍団が超うるせぇんですけど・・・こいつら潰してから話聞こうかな・・・・・ 「だって・・・だっでえぇぇぇぇ・・・」 おっ?れみりゃが理由を話してくれそうだ。 「だってこいつら・・・ばっちぃんだど~!!!」 「え・・・?」 「ゆ・・・?」 「きたないし!くさいし!なんかぬめぬめしてそうだし!だにとかたべるし! ぜったいびょうげんきんとかもってそうだし!ていうかきんそのもの!? ばいきん!ゆっくりじゃなくてばいきん!そんなのてぶくろしてても さわりたくもない!ていうかおなじくうきもすいたくない! でもなんかおにーさんはだいじょうぶそうだからはやくころしてほしいんだど! ころして!ねぇころして!ころしてください!おねがいしますううううううう!」 「わーお・・・」 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「・・・・・・」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 なんというか・・・ほんの少しだけ家ゆに同情しちゃったわ・・・。 て言うか喋り方的に自分がれみりゃだって事忘れてたよね?最後だけ取り戻したけど。 「「「「「「「「「「ゆううううううううううううううううう?なにいってるのおおおおおおおおおおおおおお? まりさ(れいむ)ばいきんじゃないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「まりちゃ(れいみゅ)ばっちきゅにゃいいいいいいいいいいいいいいいい」」」」」」」」」」 しばらく固まってた家ゆ共が封を切ったように叫びだした。 「うっさい!おまえらしね!いますぐしね!しねしねしね!このせかいでいきてるかちもないおぶつどもが!!! いましね!すぐしね!ほねまでくだけろ!!!」 それに対抗して飼い主の俺ですら聞いた事が無い暴言を吐き続ける、てかお前ふらんじゃね~だろ あと最後のセリフ!ゆっくりに骨無いから!!!それ教えたの俺だけどさ(笑) 「おにーさん!なにボーっとつったってるんだど!!!はやくこいつらころしてほしいんだどおおおおおおおおお!!!!!」 「あーはいはい・・・わかったからもう大声で叫ぶな、近所迷惑に・・・もう手遅れか・・・・・。」 俺は駆除作業に使っていたゴム手袋をはめてビニール袋を片手に家ゆに近づいた 「ゆううううううううううううううううう!!!もうおこったのぜ!!!まずはどれいをぼっこぼこにしてあのれみりゃも せいっさいっしてやるのぜえ!!!」 怒りを爆発したまりさ、多分一番最初に見た奴だろう、そいつが俺に向かって勢い良く飛び跳ねて来た しかし一飛びが大体2cm程で、まりさを待つより自分から向かった方が早かった。 (まぁしばらくは抵抗させてやるか・・・) と有情の心でまりさの前に手の甲を差し出した、案の上まりさは体当たりをし始めた。 「ゆっへっへ、まりささまのスーパーウルトラミラクルゴージャスダイナマイトアタックをくらうがいいのぜ!!!」 大層な技名の割にはやってる事はただの体当たり、体躯の差もあって痛くも痒くも無い。 10回程やった所で疲れたのか、ぜーはー言いながら一旦休憩を取り、また体当たりを再開した。 後ろの家ゆ達もまりさがぶつかる度に歓声が上がる。れみりゃからは怒号が聞こえるが、左手をヒラヒラさせてなだめる。 ぶつかって休憩してまたぶつかる工程を2~3分程寝そべりながら付き合うと「ゆひーゆひー」と言いながら倒れこんだ 「ゆひー・・・ゆひー・・・ど、どうなの・・・ぜ・・・?もぅ・・・うごくこと・・・も・・・できないの・・・ぜ・・・?」 セリフが丁度言い終わる頃に俺は生あくびを一回した。 「ゆ・・・ゆうううううううううううううううううう!?」 「「「「「「「「「なんでゆっくりしてるのおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」」」」」」」」」 「「「「「「「「「「しょにょリアクションはおきゃちいでちょおおおおおおおおおおお!?」」」」」」」」」」 「いやだって・・・退屈の極みでしか無いもん。」 「ゆへ・・・?」 「俺は、死に逝く運命にあるお前の最後のお遊びに付き合ってるだけ。」 「ゆ・・・ゆっ・・・・・ゆわああああああああああああああああああああああああ!!!!! なめるんじゃないのぜええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」 俺の挑発に触発されてまた体当たりを再開した、が、今までの疲労が溜まっているのだろう、 4~5回ぶつかった後倒れ込み動かなくなった。すぐさま起き上がったものの、飛び跳ねる気力はもう無く 「ゆぜぇーゆぜぇー」と言いながらただ体を押しつけるだけだった。 その姿に後ろの家ゆ達も「なにやってるの?さっさとやっつけてね!」「ゆっくりせずにはやくしてね!くずはきらいだよ!」 「「「「「しゃっしゃとしりょくじゅまりしゃ!!!」」」」」などと、歓声から罵倒に変わっていた。 れみりゃは、縮こまり体勢のままイライラした様子でこっちを見ていた 何故早く殺さないのか?・・・とでも思っているのだろう。 さて、俺もそろそろ動かないとな・・・ 「気は済んだか?」 「ぜぇー・・・ぜぇー・・・ゆ?」 体を押し付けて来るまりさを左手で持ち上げ、そのままビニール袋に放り投げた。 「おそらとんでるみたゆべぇ!!!」 「さ、お前らも入ろうね。」 俺は起き上がり、残りの19匹の元に向かった 「ゆぎゃあああああああああああああああ こっちこないでええええええええええええええええええ!!!」 「やめてね?ひどいことしないでね?やあああああああああああ ほうりこまないでええええええええええ!!!」 「れいむぷくぅするよ!ぷくううううううううう・・・なんでこわがらないのおおおおおおおお!?」 「「「「「「「「「「ゆっきゅりできにゃいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」」」」」」」」」」 栗を拾うようにヒョイ、ヒョイと拾い上げ、袋の中に入れていく。そして残り1匹になった。 「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・・・もうじじぃとかどれいとかいいません・・・ なんでもいうことききますから・・・まりさだけはたすけてください・・・・・」 自分だけは助かろうと大粒の涙を流しながら命乞いをしていた。 「何でも言う事聞く?」 「なんでもいうことききます!でていけといえばでていきます!・・・ゆ!でていくまえにそうじもしますから!」 「じゃあ捕まれ」 「ゆ・・・(ガシッ!)ゆあああああああああああああああああ いやじゃあああああああああああああああああああああ!!!(ポイッ)」 「ハイ、これで全部と」 全ての家ゆを捕獲しタンスの前に立った。 「おいれみりゃ、今からこいつ等殺すぞ」 「ううううう・・・おにーさんおそすぎだど~・・・。」 「時間に余裕がある時は少し泳がせてから一気に絶望を味あわせるのが俺のやり方なんでな、お前も好きだろこういうの?」 「こんかいばっかしはそっこうでやってほしかったど~・・・。」 這い上がってくる事は無いだろうが一応袋の口を閉めておく・・・あんこが飛び出たら大変だからな。 「さ~てお前ら」 「ゆぐっゆぐっ」と袋の中で泣いている家ゆ共に話しかけた。 「ゆぐ・・・にんげんさん・・・ゆるしてください・・・こうげきしたの・・・あやまりますから・・・」 話しかけて来た声の主はおそらく、いや確実に、先程俺の手に体当たりをしてたまりさだろう。 「ああごめん、そういうの要らないから。」 「ゆ・・・?」 俺は懇願するまりさを冷たく突き放す。 「言っただろ?お前は死に逝く運命だって・・・」 「ゆ・・・ゆううううう・・・・・」 「あ~あ、どっかのまりさが、最初に見つかったのが運のツキだったよなぁ? だってそいつが見つかんなきゃ家ゆの存在も気付かなかったしさ。 しかもそのまりさの勘違いに釣られて、全匹出て来ちゃったんだもんなぁ? ま、こっちとしては?手間が省けて良かったんだがよぉ?」 「ゆ・・・ゆゆ・・・・・?」 「有難うよ、さいっきょうっいえゆぐんだんのまりささま(笑)」 「ゆがああああああああああああああああああああああああ このくそまりさああああああああああああああああああああああああ!!!」 「おまえがあのときぜいたくいってあめだまさんとりにいかなかったらこんなことにはああああああああ!!!」 あ、あのくわえてた小さな袋、飴だったんだ。 「おまえのせいだ!ぜんぶおまえのせいだああああああああああああああああああああああああああ!!!」 「おまえのせいでれいむたちはゆっくりできないんだあああああああああああああああああああああ!!!」 「おまえだけがしねばよかったんだ!!!」「おまえさえいなければ、まりさはああああああああ!!!」 「「「「「「「「「「おみゃえだきぇぎゃちねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」」」」」」」」」」 「ゆ・・・ゆあ・・・ああああああああああ・・・・・」 「じゃぁかましいわぁ糞饅頭共ぐああああああああああああああああ!!!」 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ゆひぃ!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 「今から全員死ぬんだよぉ!どうせタンスの裏はてめぇ等の糞小便でいっぱいなんだろうが!!! 勝手に人ん家汚しやがって・・・許されると思うなよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」 俺は袋を持ったまま右腕を振りかぶって・・・ 「「「「「「「「「「いやああああああああああああああああああああああああああ」」」」」」」」」」 こいつ等の元住居であるタンスに・・・ 「「「「「「「「「「やめちぇええええええええええええええええええええええええ」」」」」」」」」」 叩きつける!!! ベチイイイイイイイイイイイイイイイイン!!! 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ゆびゅ・・・・・・・!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 「はぁ・・・・・」 翌日、俺は部屋の掃除をしていた。主にタンスがある周辺。 まずは家全体に掃除機をかけ、タンスの上の荷物を下ろし、 積もってた埃を取り払い、タンスを人一人分は入れるようにするまでずらしていく そして、あの忌々しい家ゆ共の住居跡を今、綺麗にしようとしている。 状況は・・・言うまでも無い・・・・・。全く遠慮と言うものを知らないらしい。 「まぁ、呼び名がどうあれゆっくりだしな・・・。」 カーペットに染み付いたうんしーの跡、砂糖水とあんこなので、乾いてガチガチに固まり なかなか落ち辛くなっている。しかも甘ったるい匂いがいちいち鼻を刺激する。 「臭いって言うのは嘘じゃなさそうだな・・・おい、れみりゃ?」 れみりゃは日傘を差しながら狭いベランダに出ていた。 「う~?おにーさん、おわった~?」 「まだ。ちょっとCDラックの近くにあるマスク取ってくんない?」 「う~!れみりゃまだなかにはいりたくないど~!!!」 こやつは・・・お前のせいで昨日どれだけ大変だったと思ってるんだ? 家ゆが這いまわってる最中叫びまくったれみりゃ。近隣の住人から苦情が来ないはずありません・・・。 家ゆを始末し、怒りが治まって冷静になった時、ふとブザー音が鳴っている事に気付いた。 まさかと思いおそるおそるドアを開けると・・・後は分かるな・・・・・? 何でも5分ほど前から鳴らしていたらしい、まあ不思議、全然気付かなかったあはは・・・ その後近隣一帯に土下座しながら理由を説明してひたすら謝ったのは言うまでも無い・・・。 まぁ野良ゆ駆除に積極的に参加しており近隣の評判が良かったから今回はお咎めは無かったが。 「頼むよれみりゃ、今日プリン2個食っていいから。」 「ううううう~・・・わかったど~。」 渋々ベランダから家の中に入り、マスクの入った箱ごと持って渡そうとした。 それを俺が受け取った後、すぐさまベランダに直行し日傘を差し、外を眺めていた。 れみりゃがあれ程までに家ゆを怖がっていた理由についてだが、以前、テレビで家ゆの特集をしていて、 それをれみりゃと観ていた事があった。いかに不潔で迷惑な生物かを報じていた内容だったが キッチンで屈んでいた女子アナの頭に油でギトギトのゆっくりが数匹降り掛かるアクシデントがあり 絶叫する女子アナを見てトラウマを抱えてしまったらしい。 飛んでまで遠ざかっていたのは、自分の頭や顔に乗っかられるのが嫌だったからだと言う。 まぁ普通に立ってても顔に来る事は無かったと思うが足に乗っかられてもパニックを起こしていただろう。 全てをやり終わるのに約半日かかった。うんしーがこびり付いたカーペット、壁、タンスの裏を濡れ拭きし、家ゆの再来を 防ぐ為、テレビや本棚の裏など隅々まで掃除機をかけ、家具を元に戻した。 一応キッチンや押入れ付近にも山盛りの砂糖を設置し生き残りが居ないか調べたが、どうやら始末した奴以外いないようだ。 これで完全に終了した。 「はあぁ・・・家ゆはもう懲り懲りだぜ・・・。」 「う~まったくだど~・・・。」 1人と1匹はテーブルに突っ伏していた。 れみりゃは掃除は全く手伝わなかったが、元々夜行性なので日光があまり得意ではないのと、一日中狭いベランダに居座るのが辛かったらしい。 駆除の時は、冬でも日差しが強いと唾の広い麦わら帽子をかぶり、日焼け止めクリームを全身に塗って参加している。 「おにーさーん・・・ぷっでぃ~ん・・・。」 「そういや、今日何も食って無かったっけ・・・」 とは言え本格的に作る気力もなく、本日最初の食事は、カップラーメンにプリンである。れみりゃには約束通りプリン2個 「う~♪ぷっでぃ~んだど~♪」 「プリンごときで元気出るなら世話ねぇよな・・・」 俺はお湯の入ったカップラーメンの容器を見つめ、出来上がるのを待っていた。 「これ食ったら寝るか・・・。」 「れみりゃもいっしょにねる~」 「はいはい、分かってるよ。」 とにかく、昨日今日で色々有り過ぎた・・・今日はもう休もう、明日も日曜で休みだ。れみりゃと遊んでやるのは明日でも良い。 定期的に掃除をやっていないあなたもこんな状況になる前に一度山盛りの砂糖を置いて、家ゆが居ないか調べてみてはいかがですか? (終) おまけ・後日談(虐待、制裁模写無し): 「ところでれみりゃさんや」 「う~?なんだどおにーさん?」 「前から気になってたんだが…大きさ以外で野良ゆと家ゆの違いって何?」 「う!?」 れみりゃは家ゆと言う言葉を聞いてビクッっとした。 「この前家に家ゆが居た時あったろ?」 「うぅ~…うん……。」 「あん時めっちゃ怖がってたなお前?あそこの天井の端っこで 帽子掴んだまま縮こまってガタガタと(笑)」 「う~~~!おにーさんはずかしいからやめるどぉ~!!!」 「恐怖の余り我を忘れて、喋りまで変わってたし、 挙句の果てにはゆふらん化するわ、バル〇トス化するわでもう」 「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(泣)」 「ちょおま!?近所迷惑だから叫ぶのやめろっちゅうに!」 「ぐす…おにーさんが…いじわるするからぁ……」 「おぉよしよし、悪かった悪かった、お兄さんもう止めるからなぁ だからもう俺に近隣一帯の土下座周りさせるのだけはやめてくれなぁ…」 俺は慌ててれみりゃの身を引き寄せ、頭を帽子ごと撫で回した。 もうあんな精神にどっと疲れがくるアレだけは2度とやりたくない…。 確かにお咎めは無かったもののその後しばらくは 周囲の目の冷たい事ったらもう……軽く死にたくなる………。 ぐずっていたれみりゃを何とかなだめ、落ち着いて来た所でさっきの話の続きをする 「んで?話をもどすが、実際何が違うんだ?」 「あのときもいったけど、ばっちくてふけつでくさそうでぬめぬめしてていやなんだど~。」 「それを言ったら野良だってそうだろ?…いや実際野良の方がばっちぃかもしれない。 家ゆは埃や自分のうんしーの汚れとかなんだろうけど、野良ゆは排気ガスや 生ゴミの汁なんかが染みついてるから家ゆの方がまだマシなんじゃ…」 「そんなことないど~いえゆのほうがきたないど~!」 「野良ゆは平気で素手で掴めるじゃんか、家ゆは駄目なのか?」 「うぅ…のらゆはむかしからなれてるからきにならないというか… それにいえゆはぬめぬめしてるんだど~」 「いや、実際ぬめぬめはしてない」 「うそだど!だってこのまえのてれびのおねーさん、いえゆにのっかられてたとこ ぬめぬめしてたんだど!」 そういやそれが原因だって言ってたな…。 「あれはな、台所の流しの下の物置(?)に住み着いててな、台所のシンクの上に 登った時に、何かの拍子で油でも踏んだか、もしくは業と油を塗りたくったかなんだよ。」 それが合ってるのかどうかは定かでは無いが、女子アナに降りかかった家ゆは確かに油ぎっていた。 当時、女子アナ含め全スタッフが台所の下に注目していた余り、シンクの家ゆに気が付かなかったと言う。 今改めて聞くと情けない話では有るが… 後、どうやって小さい家ゆがシンクまで登って来れたのかは未だ解っていない。 「それでも…やっぱりいえゆはやだど~……それに、のらゆだってすででころしてるわけじゃないど! れみりゃじまんの【ぐんぐにる】があるんだど~♪」 そう言って、何処からともなく槍の形をした玩具をブンブン振り回した。 れみりゃが言うには【神槍・グングニル】と言うらしい。 「れみりゃ…人が近くに居る時は……」 「う!?ご、ごめんなさいだど~…」 「家の中で俺だけだからまだ良いけど、他人の前ではやめてくれよ?」 母親が幼稚園児に注意するように、人が近くに居る時は玩具を振り回さないようと教え込んでいる。 まぁ精神年齢の低いゆっくりれみりゃなので、調子に乗るとすぐ自慢げに振り回すのでその度に 怒られているのである。 「まぁ要するに、あの時のテレビ番組がトラウマで、野良ゆは触れても家ゆは触れないって事か…… って何か可笑しい様な…?」 「こまかいことはきにしちゃだめだど。それに、のらゆをさわったあとはちゃんとてはあらったり、 うぇっとてぃっしゅさんでふいたりしてるど~。」 「それは当たり前な事ですから。」 散歩の際も他の飼いゆや子供に悪さをする野良ゆを見かけたら懲らしめている。 しかし、ウッカリ【グングニル】を忘れた時は素手で殺る時があるが、 すぐさま手持ちのペットボトルの水で手を洗いタオルで拭いた後、ポケットサイズの アルコール除菌のウェットティッシュで拭いたりして綺麗にする。 手や返り血ならぬ返り餡子で顔が汚れる事はあっても、服が汚れた事が無いのが不思議だが… 「それで野良ゆがOKだったら家ゆもいk」 「ぜったいいや!!!」 「ですよねー、まぁ良いけどさ。」 もう家ゆに関わるのは御免だし、そんなに嫌なら無理に触らせる必要もないかと思い、 この話を切り上げ、何をする訳でも無くテレビ番組をぼーっと見て、休日を過ごした。 一人と一匹の日常は今日ものほほんと過ぎていくのでした。 (終) あとがき(修正版): 初投稿です。 無駄に長い&虐待分少ない&他の所で頑張り過ぎで、読み手の皆様のお目汚しになっているようであれば御免なさい。マジで。 半年どころか3年近くROMってた奴が急にSS書いた結果がこれだよ!!! もうチョット内容を短くまとめて虐待分を増やせるように日々精進したいと思います。 もし次回作を作る気力が湧いたら作って投稿したいと思いますので、その時見かけたらまた広い心で読んでやって下さい。 今後ともよろしくお願いします、でわでわ。 ※ちなみに自分は両刃・制裁派です。理不尽な虐待・虐殺はあまり書かないかもしれません。 また書くとしたら、また制裁系かぬるいじめ系辺りです。 (知ってる人の方が多いと思いますが、1度【anko3377】で投稿しました。 ssの内容自体はそれなりの評価を頂き、初投稿の身として幾ら感謝してもしきれない程だったのですが、 修正前のあとがきのある1文が読者の皆様から不評だった為、今回あとがきと本ssに数箇所手を加えて、 おまけとして本編の後日談を書き加えた修正版として再投稿させていただきました。 読者の皆様に不快な思いをさせてしまった事を大変申し訳なく思っています。 もし修正前の作品を保存して下さっている方は、外部に公開する以外なら削除するなり残して置くなり好きにして下さって結構です。 これからは、ss初心者として出過ぎた真似はせず、なるべく話の流れの良く読みやすい作品を作っていきたいと思います。 まだまだ未熟者では有りますが、これからも応援の程よろしくお願いいたします。 また修正版が初見の読者の皆様は、どうか修正前のあとがきについて触れないようにして下さいますようお願いいたします。) PS:例のもう一つの作品に関しては、次回作のssの時に書きたいと思います。
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『可愛いあの子と家ゆっくり』 33KB 愛で いじめ 観察 小ネタ 愛情 日常模様 希少種 現代 独自設定 お久しぶりです、ほぼ愛で? 近頃気になっていることがある。 さみしい一人暮らし、夜中にふと目が覚めることもあるだろう。 そんなときシンと静まり返った部屋にふと耳を澄ますと、窓ガラスをなでる風の音や遠くに聞こえるボイラーの駆動音に混じって、 聞き逃してしまいそうなほどかすかにではあるが、こんな音が聞こえるのだ。 『ゆ・・・ゆ・・・』 いや、訂正しよう、これはおそらく”音”ではなく”声”だろう。 ついに我が城にもあいつらがやってきたのだ。 あいつらの名前は”家ゆっくり”という種類のゆっくり。 ゆっくりは外にでてちょっと自然が多いところや暗がりに行けば、大抵居るといって過言ではないポピュラーな生き物で、 あんなにたくさんいるのに、いまだにイマイチよくわからない生体系の謎の生き物だ。 やつらは人間でいうところの生首のような外見で、体長は成体でサッカーボールほどで、ほとんどの場合雑食、多繁殖、不衛生。 そして人間にとってこいつらの害のうちもっとも嫌がられているのが”鳴き声”だろう。 『ゆっくりしていってね!』 ゆっくりといえばこれ。 出会いがしらに「ゆっくりしていってね」から始まる大音量のうるさい鳴き声。 これは我々人間が理解できる言葉そのもので、犬猫の「わんわん」「にゃーにゃー」と違い、 何を言われても分かってしまう、そして向こうはこちらがその言葉を聞いてどう思っているかなんて考えちゃいない、 というところが非常に重要なのだ。 おっと、つい長くなってしまった、というのも俺が日ごろ奴らと出会うたびに、 「おいくそじじい!あまあまよこすのぜ!」 だの 「ゆふふっ!れいむのかわいいあかちゃんみせてあげるね!」 『ゆくちー!』 だの 一々プチイラッとさせられ続けているせいだろう。 はっきりいって俺は奴らゆっくりってやつが大大大嫌いだ。 世の中には可愛い愛らしいと野良のゆっくりに餌付けしているようなやつらもいるが後ろから頭を叩いてやりたい気分だ。 と、また脱線してしまった、今回の本題は”家ゆっくり”だ。 名前だけ見ると家に住むゆっくりっていうことは飼われているのか?と思うかもしれないがそんな生易しいものじゃない。 ようはゴキブリだ、いやゴキブリ以下のド畜生だ。 奴らの体調は大きくても2・3センチ程度、小さいものだと数ミリのものも存在する。 どこからか侵入し、家具の隙間に入り込み巣をつくり、その家にあるあらゆる食えるものを捕食する。 そして排泄物をそのままにし、2匹以上が同テリトリーにいるとまず子づくりをしてぽんぽん増える。 前述したように普通のゆっくりと同じでなき声もでかい。 数センチ程度の家ゆの放つ声も、数が増えれば普通に聞こえてこちらの神経をがりがり削ってくる。 まだ家ゆに侵入を許したことのない諸兄も想像してみてほしい。 耳を澄ませば箪笥や冷蔵庫の裏、はては通風孔、荷物の段ボールの中、etc…から 『ゆっ、ゆっ、ゆっ』 『かわいいよー、かわいいよー』 『れいむはきょうもびゆっくりなのぜー!』 『むーしゃむーしゃしあわせー!』 虫唾が走り背筋が凍り吐き気を催し精神異常者じゃなくても全身を掻き毟って死にたくなるだろう。 え?俺だけ?いやそんなはずないさ。 「と、いうわけで店員さんにホイホイすすめられて買ってきました『マジ!ユル☆サン』!! 説明しよう!『マジ!ユル☆サン』我らがゆっくり嫌いの救世主株式会社らいゆんの誇る 対ゆっくり用無差別殺戮兵器『ユル☆サン』をさらに進化させた究極のウェポンだ! これが噴き出す霧を吸い込んだ瞬間憎き家ゆどもは苦しみ嘔吐し断末魔を上げる暇もなく絶命するのだ! ハーーーーッハッハッハッハ!覚悟しろ畜生共!とぅぅう!!!」 薬局で商品を購入してからアゲっぱなしのテンションのまま製品を床にセットする。 ここまではよかったのだが使い方がわからず結局説明書片手に四苦八苦し、やっと起動することに成功した。 円柱状の製品から、勢いよく白い霧が噴き出していく。 「えーっと何々、人体には無害ですが使用後はなるべく換気をしてください、ね、ってか無害なのかこれ」 確かに霧のにおいをかいでもわずかに辛いようなにおいがするだけで特別気分が悪くなったりするようなことはなかったので、 俺はそのままテレビをつけてくつろぐことにする。 早めの発見早めの処理が害ゆ退治には一番重要なのだ、上機嫌の俺はビールととっておきのつまみを取り出して勝利の晩酌をすることにした。 すると… 「ぐわああああ!ぐ、ぐるぢいいいい!!」 「えっ?」 断末魔の悲鳴を上げながら家具の隙間から飛び出したのは、想像していた豆饅頭ではなく、 小さい女の子が遊ぶのに使う人形のような大きさの小人だった。 「ぢんじゃう・・・じんぢゃうよ・・・おっぉお・・・うっ・・・」 全身茶色の服に身を包み、ぽっこりと膨らんだ大きなスカートからは可愛い足がのぞいている。 顔を伏せた黄色の髪の毛の後頭部には服と同じ色の大きなリボンで、これまた大きなポニーテールが揺れていた。 苦しみでもがくように伸ばした手は、やがてゆっくりと力を失い床に下される。 「おっ、おい大丈夫か!?」 訳が分からず思わず駆け寄り、手ですくってやる。 掌の上で横たわる姿はほほの丸い小さな女の子そのもので、なぜこんな子が隙間から飛び出してきたのか全く分からない。 女の子は眉間に皺を寄せながら口をパクパクとさせる。 「な、なんだ!?どうした!?」 「くうきが・・・からいのぉ・・・どうして・・・?やま・・・わるいこと・・・して・・・」 「ちょ、ちょっとまってくれ」 どうやら女の子は『マジ!ユル☆サン』の霧にやられてしまったらしい、あまりに不憫なので急いで窓を開けて霧を外に追い出した。 しばらくすると女の子は顔色もよくなり、テーブルの上でちょこんと座って微笑んでいる。 「ありがとーおにーさん!」 「はは、どういたしまして…」 あまりに無垢な微笑みに、アレを焚いたのは俺だということは言い出せなかった。 「ところでキミは誰なんだ?」 「ゆ?やまめ?やまめはやまめだよ!」 「やまめちゃんっていうの、ふうん…やまめちゃんはえーっと、もしかして俺にしか見えない妖精さん?」 こんな小さな女の子が突然!なんて何年前のアニメみたいな話、とてもじゃないけどまともに受け止められない。 もしかしたら日ごろの疲れとかが見せた幻覚かもしれないと、一応聞いてみる。 本人に聞くのもどうかとは思うが。 「ようせいさん?なにいってるの?やまめはゆっくりだよ?」 「うっそだー!俺はやまめちゃんみたいなかわいいゆっくり見たことないぞ、ゆっくりってのはもっとこう小憎たらしくて…」 そういいながらそばに置いてあったスマートフォンで検索をかける。 『ゆっくり やまめ』検索クリック、便利な時代になったものだ。 検索マークがゆっくりと回転し、結果が表示される、何かがひっかかったらしい。 だが文字だけではよくわからないのでそのまま画像検索に移行することにした。 「・・・まぢかよ」 画面に表示されたのは、金髪ポニーテールの生首だった、それはまさに目の前のやまめちゃんそっくりの生き物だ。 「いったでしょ?やまめはやまめだよ!」 「ん~・・・ってことはなにかい、君はもしかしてゆっくりやまめで胴付きで家ゆなわけ?」 「いえゆ~?」 「家ゆっていうのは人間さんのおうちに住むちっちゃいゆっくりのことだよ、ここはお兄さんのおうちなんだけど、やまめちゃん知ってた?」 「しらなかったー!おにーさんよろしくね!」 「はいはいよろしく…」 やまめちゃんは相当マイペースなようだ、今一つ会話のキャッチボールがうまくいかない。 俺は俺のつまみに目をつけて小さな口でかぶりつき始めたやまめちゃんを後目に、携帯を続けて操作した。 『家ゆ やまめ』…どうやらやまめ種も家ゆにはごく稀に存在するらしい。 『家ゆ 胴付き』…あまり情報は引っかからない、だが愛玩用の小さな胴付きゆっくりは存在しているので、居ないということはないようだ。 『家ゆ やまめ 胴付き』…まさかの情報なし、引っかかったといってもブログや掲示板の他愛ない書き込みが主だ。 画像検索をかけてみても有益そうな画像はひっかからなかった。 「ってことはもしかして新種発見やまめっちってやつ?」 ”やまめ”に反応して名前を呼ばれたとおもったのか、やまめちゃんは小首を傾げてこちらを仰ぎ見る。 一瞬勃発したかとおもった小人騒動は、一転して本来の家ゆ退治という目的の原因が目の前にいるという状況に変わってしまったようだ。 といっても正直ゆっくり嫌い、家ゆ大っ嫌いの俺をもってしても、今すぐやまめちゃんを叩き潰そうなんていう考えは起こらなかった。 愛らしい外見、ふつうのゆっくりとは違いほほがまるいという以外にはほぼ人型のそれを握りつぶしたりすれば、目覚めが悪くなることうけあいだろう。 アルコールが回って少々霞がかかった頭をぼりぼりと掻いて、ふぅとため息をついてから俺はやまめちゃんに告げた。 「ま、やまめちゃん、うちでゆっくりしてくかい」 「うん!やまめゆっくりするよ!」 こうして俺とやまめちゃんの同居生活が始まったのだ。 あとで聞いた話では俺が知らなかっただけでそれなりに長い付き合いだったらしいが…。 さて同居生活と一口にいったところで、今までのように自由に家のスペースを貸し出すということは難しい相談だ。 やまめちゃんだって生き物だ、外見は頬の丸い美少女だとしても、食事をとれば糞もする。 彼女曰く”うんうん”らしいが、それはそれ、たとえ仮に本人が場所を決めていたとしても床にされて気分のいいものではない。 俺は押し入れにつっこんであった、はるか昔のもう何に使ったかすら覚えていない小さな虫かごを、やまめちゃんのお家にしてあげることにした。 所詮ペットと言ってしまえばそこまでだが、そこはある程度意思疎通の図れるゆっくり、 彼女の意向をなるべく聞き入れる形でそこを生活スペースにしてもらうことにしよう。 「ゆぅ・・・せませまだよー」 何もない虫かごの中に入り、端から端まで歩いて透明な壁に手をつき頬をむにゅうと押し当てるやまめちゃん。 「ま、そこは我慢してくれ、いい子にしてくれたらもう少し大きなおうちを買ってあげるから」 「ほんと?たのしみ!」 やまめちゃんは壁の向こうの俺に向かって、にぱっと微笑みを投げかける。 虫かごの中の小さな少女という光景は、見様によってはなかなか背徳的な雰囲気だ。 「やまめちゃん、なにかほしいものはあるかい?」 「ん~、べっどさんがほしいよ!」 欲しい物がベッドとは、なかなかハイカラな生き物だと思わず苦笑してしまう。 「ベッドねぇ」 人形用の小さなベッドなんてものがあるわけではない、どうしたものかと考えていると、やまめちゃんはかごの壁をぺしぺしと叩いて俺を呼んだ。 「なんだい」 「やまめのべっどさんあるよ、とってきてもいい?ここからだして!」 一瞬、逃げるための口実か?などと思ったが、無邪気な顔を見ると邪推でしかないかという気がして、 俺は素直にかごから出してしばし自由にしてやることにする。 するとやまめちゃんは迷いなく家具の隙間に体を滑らせ、なにやらごそごそと音を立てながら戻ってきた。 「おかえり・・・って、げげっ!」 「べっどさ~ん!」 誇らしげな笑みを浮かべながら何かを引きずってきたやまめちゃん。 俺はそれをみて思わず声をあげてしまった。 それはよくよく見るといつか失くしたはずの俺の靴下で、小さな手がつかむ靴下の口からは、 何に使ったかわからないようなティッシュの残骸が顔をのぞかせていた。 「うわあああああ」 おそらく靴下の形状からするとそれと同じティッシュか何かが中にも詰まっているのだろう、 小動物の寝床らしいといえばらしいが、とても中を見る気にはなれず、俺は素早くそれを奪ってゴミ箱にボッシュートする。 「やまめのべっどさんがぁーー!!どうしてひどいことするのぉ!?」 「あーあーあーきこえなーい」 家に寄生する勝手な同居人ということは分かってはいたつもりだったが、 やはり根本的な考え方のミゾは埋められそうもないな…などとセンチな気分になってしまった、ぶっちゃけ引いた。 ぷりぷりと怒るやまめちゃんを無視して、俺は次の休みには絶対家具裏を徹底的に掃除してやろうと心に誓う。 すっかり機嫌を損ねてしまったやまめちゃんを捕まえてかごに戻す。 俺の使い古しの靴下(使用済みティッシュ入り)が相当お気に入りだったのか、半べそかいてすらいる。 仕方ないので俺は洗って干してある新しめの靴下を提供してやることにした。 「いいの!?」 「ああいいよ、汚いのより千倍マシ」 できるだけ元の状態を再現してやったほうがいいかと思い、ティッシュを数枚与えると、 やまめちゃんは嬉々としてそれを受け取り、小さな両手を使って器用にまるめたり折ったりして靴下の中に巣を作っていく。 しばらくすると突然勢いをつけてずぼりと頭から靴下にダイブし、足だけを残して埋まってそのまま微動だにしなくなった。 たっぷり数十秒その状態を維持してから、もぞもぞと後ずさりで這い出てくる。 「あ、ノーパンなんだ・・・」 いかんいかん何を見ているんだ俺は………。 「んふぅ~、とってもゆっくりできるよ!」 夢中になって作業してほんのり赤みを帯びた頬に、無造作に突っ込んだせいで乱れた髪の毛や衣服がちょっぴりエロっぽかった。 新しいねぐらは思いのほか快適だったらしい。 その後も有り合わせのもので、ご飯用スペースやらおトイレやらを設置していく。 といっても俺は彼女が欲しいといったものを与えるだけだったり、こういうのどう?と提案する程度で、 実質的な内装づくりは全てやまめちゃんが行っていった。 そこらへんは種族が違っても女の子、といったところなのだろう。 一通り作業が終わり、虫かごの中がまさに我が城というような状態になったところで、 やまめちゃんはこちらを向いて誇らしげに胸を張って言い放った。 「ここをやまめのゆっくりぷれいすにするよ!」 全身をつかった作業でとっちらかった髪の毛や、汚れのついた頬もそのままに、 実に嬉しそうにお家宣言をするやまめちゃん。 ついついこっちも微笑ましい気分にさせられてしまう。 「ふふっ、どうぞゆっくりしていってね」 「おにーさんもゆっくりしていってね!」 ゴキブリか家ゆか、と言われているほどの嫌われ者退治を行ったところの今回の騒動。 これにて一件落着! …と、そうそううまくは行かないのが世の常である。 ちょっと変わったペットを手に入れたぞ、という程度で終わったと思いすっかり気を抜いてしまった俺。 不幸やアクシデントっていうやつはこういう気持ちの隙間を、わざわざ狙いすましてやってくるものなのだ…。 俺とやまめちゃんが出会ってから数日後の夜。 『ゆ・・・ゆ・・・』 大音量というわけではないが耳につくあの声が、俺を眠りの淵からひっぱりだした。 「うぅ~ん・・・やまめちゃんうるさいぞぅ・・・」 結局俺が悩まされていた家ゆ騒動の原因はやまめちゃんだったので、あとはやまめちゃんが静かにしてくれればいいだけだ。 だけどここ数日思い出したかのようにやまめちゃんが夜泣きを初めてしまった。 俺は明日ことは注意してやるぞと思いながら、もぞもぞと布団をかぶって頭を覆い隠し再び深い眠りにつく。 だが、次の日の朝、靴下ベッドに下半身を突っ込みながら、 餌として与えていたピーナッツを齧るやまめちゃんに詰め寄った俺は、違和感を覚えることになる。 「ゆ?やまめはずっとおねむだったよ?」 「ずっとって、夜中も?」 「よなかってまっくらなとき?」 「そうそう、真っ暗な、俺が寝てるとき」 「おにーさんがねてるならやまめもねてるよ?」 「でもほら、夜中に起きてちょっとお歌を歌ってみたくなったりとか」 「なあにそれ?まっくらならやまめはねて、あかるくなったらやまめはおきるよ」 「そ、そう・・・」 あまりに無邪気な反応に、どうせやまめちゃんが犯人だろう、いやそうに違いないと思っていた俺は、かるい罪悪感さえ抱いてしまう。 でもやまめちゃんじゃないとしたら一体…考えられるとしたら選択肢は一つ、いやでも…。 そんな思いを抱えながら、俺は会社へと出勤するのだった。 帰宅後、いつものように部屋着に着替え、やまめちゃんの餌やフン置き場をチェックして、ぼんやりと過ごしていると、 やまめちゃんが虫かごの壁をティッシュで拭き掃除しながら、俺に話しかけてきた。 「ねーねーおにーさん」 「なんだいやまめちゃん」 「さっきそこでれいむをみたよ」 「はっ!?え、れいむってゆっくりの?」 「そだよ、おにーさんがいってた”いえゆ”ってやつだとおもうよ」 「ま・・・まじか、そうか、やっぱり・・・」 前にユルサンを炊いた時に、出てきたやまめちゃん以外居ないとすっかり思い込んでいた。 というよりも、仮にいたとしてもあれ以来しばらく平和な日々が続いたので、 あの時やまめちゃん以外は全て死滅していたと思っていた、思いたかったのだ。 考えても見れば、侵入経路と住み着きやすい状態さえあれば、害獣っていうやつはそうそういなくなるものではない。 たかが一回程度駆逐したところで、所詮それは気休めに過ぎなかったのだ。 「お、おのれ家ゆっくり・・・」 絶対に許さない!絶対にだ! 俺がメラメラと黒い闘志を燃やしていると、やまめちゃんがクスクスと笑って俺に声をかける。 「おにーさんって、ほんといえゆがきらいなんだね」 「ああ、だいっきらいだ!」 「おもしろいねおにーさん、ねえねえ、やまめがいえゆやっつけてあげようか?」 「へ?」 「だして~」 「あ、おう」 小さな手でぺしぺしとプラスチックの壁を叩くやまめちゃん。 俺は突然のことに思わずすんなりとやまめちゃんを出してやってしまう。 「じゃあいってくるね、ちょうどあまあまがたべたかったんだ~」 「い、いってらっしゃい」 やまめちゃんは軽く俺に手をふって、大きなスカートとポニーテールをゆらゆらと揺らしながら、 家具の隙間に向かってパタパタと走っていく、そして器用に身を滑らせて家具の隙間に入って行ってしまった。 「ん?どういうこと?」 俺はやまめちゃんが走って行った方向を見つめながら呆然としてしまう。 やまめちゃんの言った、『俺は家ゆが嫌い』『家ゆをやっつける』そして『あまあまが食べたい』が、今一つ俺の中でつながらない。 彼女は一体なにをしたかったのだろうと考え出したとき、俺の耳にクソうるさい不快な声が飛び込んできた。 「うわああああああああああああああああ!」 「やまめだあああああ!!!」 「おちびちゃんにげてえええええ!!!」 「やまめちゃんだぞ~」 「うるっせ・・・」 思わず俺は耳をふさいでしまう、それでも聞こえる叫び声。 どこか聞き覚えのあるうるさくムカつく悲鳴、ゆっくりれいむとゆっくりまりさのものだろう。 「いやだぜええ!しにたくないのぜ!しにたくゆ”っ!!!」 「まりざあああああ!やめでねごないでねれいむだけはたすけゆ”っ!!!」 「ゆっくちにげりゅよっ!」「ゆっくちこないでにぇ!」「ゆんやああおうちきゃえりゅうう!!」 「おとなしくしろぉ~」 緊迫感と絶望感あふれる叫び声に混じって、間延びしたやまめちゃんの声が聞こえるのが、かなりシュールだった。 にゅっ、ぷるんっ! 効果音にするとそんな感じだろうか、けれどこれを見た俺は思わず鳥肌ものの映像が目の前で繰り広げられる。 やまめちゃんが入っていった隙間とは反対側の小さな隙間から、大きさ一センチ前後くらいだろうか、 とにかく小さな家ゆっくり達が顔を出し、飛び出してきた。 おそらくさっき聞こえた悲鳴から察するに、子れいむと子まりさなのだろう。 一匹、二匹、三匹…十数匹が次々飛び出しては蜘蛛の子を散らすようにでたらめに走り去っていく。 吐き気と軽い眩暈に襲われながらふと我に返り、手近にあった雑誌を丸めて応戦しようとしたところで、 別の隙間からやまめちゃんが颯爽と飛び出す。 「あっはははははーー!!」 妙にテンションの上がったやまめちゃんが、普段ののんびりとしたイメージとは真逆の俊敏な動きで一匹また一匹と、 逃げ惑うゆっくり達をとらえていく。 あるものはつかんで投げ飛ばされ、あるものは脳天を踏みつぶされ、動きを止めていく。 やまめちゃんはあっという間に奴らを全員仕留め、一か所に固めてその上にまたがった。 「いやじゃ・・・いやじゃよぅ・・・」「たしゅけてね、れいみゅをたしゅけてね・・・」「ゆぴぃぃぃぃ・・・」 まだ息のある子ゆ達の命乞いや鳴き声がスカートの中から聞こえてくる。 「んっあっぁ・・・」 それらを無視して、何故かやまめちゃんは突然恍惚とした表情を浮かべ、ぷるぷると震え出した。 「ふぅ・・・」 うっとりと息を吐いてからその場をどいたやまめちゃん、やまめちゃんがいた場所には、子ゆ達と入れ替わって白い塊が置いてあった。 「おにーさん、これたべていーい?」 「え、それ食べるの?」 「うん!」 「べつにいいけど・・・」 「やった~」 俺の答えに、やまめちゃんは両手を挙げてひらひらとさせ、喜びを全身で表す。 いい運動になったのか、頬は紅潮し、実に満足そうだった。 「おかたづけしてくるね」 やまめちゃんはそういうと、最初に入っていった隙間に再び潜り、さっきと同じような白い塊をいくつも運び出してくる。 「ふう、これでおわりー、ねえねえおにーさん、これおうちにいれてくれない?」 集め終わった白い塊を指して、やまめちゃんは俺におねがいをする。 「別にいいけど、ってなんだこりゃ」 白い塊を触った俺は、なんだかネバつく感触に思わず顔をしかめてしまう。 「なあやまめちゃん、これなにさ」 「いえゆだよ?」 「まじで」 「まじだよ?」 やまめちゃんは手近にあった塊の一つに手を差し込み、ぶちぶちと音と立てて割り開く。 すると中から、うつろな目をして息絶えているれいむが顔をだした。 「げっ、キモ」 「おいしいよ?」 やまめちゃんはれいむの顔の一部を手でちぎると、そのまま口に運び、笑顔になった。 「あまあま~しあわせ~」 「よ、よかったね・・・」 バイオレンスなその光景に、思わず胸やけしてしまう。 「おにーさんもたべる?」 「遠慮します、ところでその白いのはなんなのさ」 「ねばねばさん?」 「ねばねばさんっていうの?これ、これはなんなの」 「ねばねばさんは、ねばねばさんだよ、みててね」 そういうとやまめちゃんは俺に背を向けて、おもむろにスカートをまくりあげ、軽く足を開いた。 まるくて可愛いおしりが俺の目に映る。 「んっ・・・あっ!」 悩ましげな声を上げてやまめちゃんが力むと、おしりの間から白い糸状のものが勢いよく床に降り注ぐ。 「これが・・・ねばねばさんだよ・・・」 頬を紅潮させたやまめちゃんは、スカートを下して床にたまった糸をすくい、俺に差し出した。 たしかにそれはさっき見た塊のように白くてねばねばしていて、まるで蜘蛛の糸のようなものだった。 全ての塊を片付け終わってやまめちゃんをかごに戻すと、やまめちゃんは収穫物を自らの餌箱のそばに置いて、実に満足そうだ。 「ねえねえやまめちゃん、また家ゆが出たら退治してくれる?」 俺が思いきって相談すると、やまめちゃんは俺に笑顔でピースサインを送った。 「まっかせてー!いままでもそうだったんだよ?」 その後聞いた話では、今までうちに住んでいたやまめちゃんは、発生した家ゆを駆逐して食糧にして生活していたらしい。 俺はあの日家ゆを退治するつもりでユルサンを炊いて、やまめちゃんを捕獲した。 それが結果として家ゆの繁栄をもたらすことになってしまっていたとは、なんとも本末転倒な話である。 その日俺は、虫かごはそのまま家として利用してもらうことにして、 やまめちゃんが自由に箱から出入りすることができるようにかごを改造してやった。 やまめちゃんはきれい好きで、たとえ自由に外に出ることができたとしても、糞尿をまき散らかしたりはしなかったし、 おうちの虫かごを気に入ってくれていて、普段はそこ居て俺に愛くるしい姿を楽しませてくれる。 そしてなんと、頼めば今まで家ゆ達が残していったうんうんや、その他生活汚れを隙間に潜って綺麗にしてくれたりもしたのだ。 まさにやまめちゃんさまさまである。 全てが上手くいき、これからが順風満帆に進むと思っていた…。 ある日俺が帰宅すると、部屋の隅にやまめちゃんが立っていた。 けれどそのやまめちゃんは、俺が毎日見ていたものよりもずっと体が小さく、 俺と目があった瞬間に肩をビクリとさせ、どこかよそよそしい。 疑問に思った俺はやまめちゃんのかごの中の靴下のベッドをつつくと、靴下がもぞもぞと動き、やまめちゃんが顔を出す。 「あれ?いたんだ」 「ゆ?おにーさんおかえりー」 やまめちゃんは眠っていたのか、むにむにと目をこすって大きなあくびをする。 俺がさっき目撃した小さなやまめちゃんは、再びそこを見るとすでにいなくなってしまっていた。 「ん~??変だな」 「どうしたの?」 「いやね、さっきそこに小さいやまめちゃんがいた気がしたんだよ、疲れてるのかな・・・」 「!!?うそ!おにーさんそれほんとう!?」 俺のつぶやきに、やまめちゃんは珍しく声を張り上げて食いついてくる。 「あー、見間違いじゃなきゃ、たぶん」 俺がそういうと、やまめちゃんは突然そわそわとして、居ても立っても居られないという様子になってしまった。 「どうしたのさ」 「あのね、ずーっとまえにね、ゆめでままがいってたの」 「夢で、ママ?」 「うん、ままはやまめになんでもおしえてくれてね、かりのしかたや、 ひとりでいきていくほうほうも、ぜんぶままからおしえてもらったの」 「そうなのか」 そういえば聞いたことがある、ゆっくりは最低限必要な知識や記憶の一部を、親からそのまま受け継ぐことができるのだそうだ。 やまめちゃんが言っているのは、きっとそういうことなんだろう。 神妙な面持ちで語るやまめちゃんに、俺は思わずかしこまって聞き入ってしまう。 「それでね、ままが、ひとりでいきてていつかおとなになったら、やまめをさがしにいきなさいって、 それかいつかやまめをべつのやまめがむかえにきたら、ついていきなさいって、いってたの」 「え、それって・・・」 やまめちゃんはどこかさみしそうに眼を伏せた。 「ごめんなさい、やまめ、いかなきゃ・・・」 「ま、待ってくれよ、突然すぎるって」 そう、あまりに突然のことだ、俺はやまめちゃんのことを気にいっていたし、これからもずっとうまくやっていけるって信じていた。 「夢のことなんて、もしかしたら本当じゃないかもしれないじゃないか、もっとここでゆっくりしていきなよ」 思わず必死になって引き留めようとする俺、しかしやまめちゃんは顔を上げてはくれなかった。 「おにーさんには、いっぱいいっぱいありがとうってきもちでいっぱいだよ、でもままのいうことはきかないといけないの・・・」 「そうか・・・」 全身の力が抜けてしまったように、その場で呆然と立ち尽くしてしまった。 やまめちゃんの表情は俺からは見えない、やまめちゃんも心苦しいのか、重たい空気が二人の間に横たわっていた。 「さっき見たやまめは、あっちにいたよ、今追いかければ会えるかもよ、いきな」 そんな空気に耐えられなくなって、俺はできる限り明るい声を出したつもりでやまめちゃんを促す。 けれど自分でもわかってしまうほどに、こみ上げる何かが俺の声を少しずつ鼻にかかったような声にしていく。 「ごめんなさい、もしもちがったら、かならずすぐにもどってくるから!」 やまめちゃんは結局俺のほうを見ないまま、俯いた状態で俺の指差す方向に駆け出していった。 これでいい、これでいいんだ、俺は何度も自分に言い聞かせる。 今振り向かれたら、もしかしたら閉じ込めてでも引き留めてしまうかもしれない、そんな予感さえしていた。 やまめちゃんは滑り込むように家具の隙間に入っていき、結局その日俺のもとに戻ってくることはなかった。 「ただいま」 部屋の中にむなしく響く声、返ってくる音はせいぜいボイラーの駆動音くらい。 温かみのない部屋と、意識すると耳にこびりつく単調な音の波、一人なのだということを認識させられる。 やまめちゃんと過ごしたほんの短い時間、指折り数えられる程度の日数の中に、 こんなに未練が残ることがあるなんて思ってもいなかった。 あれから数週間が立った。 やまめちゃんが去って行った次の日、俺は部屋を掃除し、家具の裏に小さな穴を発見する。 忌々しい家ゆはあの穴から侵入していたのだろう、 けれど俺はやまめちゃんとの繋がりを消してしまう気がして、その穴をふさぐことはできなかった。 俺が与えたやまめちゃんの虫かごのお家は、今もそのままに置いてある。 もちろん適度に餌箱の中身を新しくして、手入れをしている、 そんなことが意味のないことなのかもしれないことは、十分わかっているつもりだ。 着替えを済ましてテレビをつけ、コンビニで買ってきた飯を食う。 何を考えるわけでもなくぼんやりとしていると、部屋の隅で小さな物音がした。 「まさか!」 思わず声を上げる、居てもたってもいられなかった。 「なんだ・・・」 立ち上がり音のする方向を見やるとすぐに落胆が俺を襲う。 「ゆっ!ゆっ!しあわせー!」 遠くからでも聞こえる声は、耳につく不快な声。 まん丸の体に、ぎょろぎょろと動く大きな目から涙なんか流して飯を貪る家ゆの姿がそこにあった。 まだあいつは気づいていない、そこにあるのは俺がやまめちゃんと別れて少ししてから買ってきた、 『アニキ印の家ゆっくりホイホイチャーハン』だ。 何故チャーハンなのかはよくわからないが、これは簡単に言えば家ゆ用のネズミ取り。 つまりのうのうと食事をしているあいつはすでに檻の中、かったるいが後で処分することにしよう。 やまめちゃんがいなくなってから、壁に開いた穴を修理することもなかったせいで、 たびたび家ゆの被害にあうようになってしまった。 けれどユルサンを炊くことはできない、運よくあの時のように出会えたらいいものの、 万一この家のどこかや穴の向こうに住んでいるかもしれないやまめちゃんを、 殺してしまうような危険を冒すことはできなかった。 「ゆゆっ!?うんうんでるよ!うーんうーん!」 「チッ・・・」 飯を食ったらクソを出す、生物として当たり前といえば当たり前の行動なのだが、 どうしてゆっくりっていうやつは見ていてこんなにも不快なのか。 実はやまめちゃんは家ゆっくりなんかじゃなくて妖精で、俺の妄想が生み出した架空の存在だったのではないだろうか。 この目の前で丸いケツをゆがめてクソをひりだしている饅頭と、 やまめちゃんが同類であるという事実よりは、そっちのほうがマシなような気がしてきた。 「あーあ、めんどくせ」 苛立ちともやもやで胃がムカムカとしてきた、俺は晩酌用に買ってきたビールをあおってティッシュを数枚引き出す、これがクソ饅頭の棺桶になる。 「ゆふー、まんっぞくっしたよ!おうちかえる!・・・ゆんやあ!どうしてでられないのお!?」 あの間抜けは小さな身体を檻の細かい網目に食い込ませて、今度は絶望の涙を流している、どうやらやっと自分の置かれた状況に気付いたらしい。 いや、正確に言うとまだ出られない箱の中に閉じ込められたという程度の認識だ、 おそらくこの後自分が何のためらいもなく殺されるなんて思ってもいないだろう。 俺はその現実を思い知らせてやるため、あくまで事務的に箱を開け、ティッシュでくるんでそいつを圧殺し、ゴミ箱に捨てた。 なんてことはない、単なる害虫駆除だ、一寸の虫にも五分の魂というが、 人間様には自分たちの衛生的に悪いだの不快であるという殺すべき十分な理由がある。 だけど決して晴れた気分ではない、一匹見たら十匹五十匹、こんな無益な一方的な殺戮とストレスとの戦争が続くのかと思うと辟易してしまう。 再び罠として活用するために、先ほど哀れな家ゆをとらえた檻を利用可能な状態に持っていく。 これが案外と難しい、餌をセットするのには扉部分を上げてセットし、抑えたままひっかけを組んで…。 「痛てっ!」 バチンと音がして、俺の腕に金属のパーツが食い込む。 酒が入ったおぼつかない手と、濁った思考ではスムーズに作業が進まなかった。 俺は苛立ちに任せてぽいと檻を投げる、壁に当たって床に落ち、ガチャリと無機質な音が部屋に響いた。 「あーあ、やまめちゃん帰ってきてくれよ・・・」 深いため息をつき、その場にうなだれて愚痴を吐く。 当然その声に返すものはいない…はずだった。 「よんだ?おにーさん」 「やまめちゃん!?」 家具の影からひょっこりと顔を出したのは、まぎれもなくやまめちゃん。 一瞬酔って見た幻覚かと思った、けれどあまりの驚きにビール一本分の酔いなんて吹き飛んでしまう。 「本当に本物のやまめちゃん!?」 「ほんとーにほんとのやまめだよ、いなくなってごめんね・・・」 「いいんだ、いいんだよ、お帰り、帰ってきてくれたんだよな!」 あまりの嬉しさについ語調が強くなる、駆け寄るように近づいて、俺はやまめちゃんを手ですくい上げた。 「ひゃっ!びっくりしちゃうよ」 「ごめんごめん、何か食べたいものとかあるかな、今すぐ用意するよ」 「ううん、とくにないよ、ありがとう」 すっかり歓迎ムードで一人浮かれきっている俺に対して、やまめちゃんの表情はあまり明るい物ではない。 「やまめちゃん、どうかした?」 そこで初めて俺はやまめちゃんの異変に気付く、身体全体に力が入っていない、 やまめちゃんは俺の掌の上でぐったりと身を投げ出し、横たわったままだった。 「どうもしないよ、だいじょうぶ」 「全然大丈夫じゃないじゃないか、えっと、こういう時どうしたらいいんだ、病院とかって今からやってるのかな」 あわてふためく俺に、やまめちゃんはゆっくりと笑顔になって、俺を止める。 「ほんとうにだいじょうぶだよ、でもごめんね、せっかくあえたのに、やまめはきょうおにーさんにおわかれをいいにきたの」 「そんな・・・」 やまめちゃんの、俺を安心させるための驚くほどやさしい笑顔、 でもそれはとてつもなく儚げで、今にも消えてしまいそうだった。 その醸し出す雰囲気に、俺は思わず動くのをやめ、掌の上のやまめちゃんとじっと見つめあってしまう。 「おにーさん、ほんのみじかいあいだだったけど、やまめはおにーさんとあえてしあわせーだったよ」 「おい、やめろよ、なんでそんなこと言うのさ、それじゃまるで・・・」 言葉が詰まる、もうわかっていた、きっとこのまま、今からやまめちゃんは俺の手の中で死ぬ。 俺の掌の上で、わずかな重みが軽くなるかのように、どんどんやまめちゃんの体から力が抜けていく、もう頭しか動いていない。 「きいて、おにーさん・・・」 「ああわかった、聞く、最後まで聞く」 涙がにじむ、だけど俺はやまめちゃんの最後をしっかり目に焼き付けようと、袖で目をぐいぐいと拭う。 やまめちゃんが言う言葉の一つ一つを決して逃すまいと、耳をそばだて、じっとやまめちゃんの顔を見つめた。 「あのね、やまめしあわせーだったよ、おにーさんとあえて・・・ ずっとひとりだったけど、さみしくなかったけど・・・おにーさんとあって、もっともっといっしょにいたいっておもってた・・・ だから、だから・・・」 「うん、うん・・・俺もやまめちゃんとあえてよかっだ!」 鼻水をすする音も煩わしい、涙と鼻水でぐちゃぐちゃの俺の顔を見て、やまめちゃんがほにゃりと笑った。 「おにーさん、へんなかお・・・ふふっ、あのね、これからもずーっと、やまめを・・・よろしくね・・・」 「ああ、約束する、ずっと一緒にいてやるから!」 「あり・・・がと・・・」 やまめちゃんが静かに目を閉じる、俺の目から落ちた涙がぼたぼたとやまめちゃんの頬に落ち、 俺がそれを拭ってやっても、もうやまめちゃんが目を覚ますことはなかった。 どうしてこんな結果になってしまったのかわからない、けれどやまめちゃんは最後に俺のところに会いに来てくれた、 もう二度と会えないと思っていたけど、最後の最後にほんの少しだけでもあえた、それが純粋にうれしかった。 やまめちゃんとの再開と、あまりにも早い永遠の別れ、その悲しみに泣き崩れそうになったところで、やまめちゃんの身体がもぞもぞと動いた。 「えっ?」 いや、正確に言おう、やまめちゃんの大きなほっこりと膨らんだあのスカートが、あまりに不自然にもぞりもぞりと動いている。 左右にふわりふわりなんて可愛いものじゃない、上下左右縦横無尽に、荒ぶっている。 「えっ、ちょっ、何?えっ!?」 あまりの突然の現象に思わずやまめちゃんを落としそうになってしまう、パニックを起こしそうになったところで、それは起こった。 ぞわぞわぞわぞわ!!!!! 『ゆゆゆゆっゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆっゆゆゆ』 「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 今度こそ、本当に申し訳ないけどやまめちゃんの体をぼとりと床に落とす、 その光景は後にも先にも本当に一生涯ないだろうというほど衝撃的だった。 やまめちゃんのスカートの中から現れた、粒、粒、粒、ほんの小さな何かの大群。 一や二じゃない、もしかしたら百、それ以上。 それらはやまめちゃんのスカートの中から飛び出すと、床に広がっていき、思い思いに散って、次第に動きをとめ、 一斉にこちらを向いた。 『おにーさーん!!』 「ひっ!」 ちょっとしたホラー映像だった。 バクバクと高鳴る心臓を無理やり押さえつけて、あくまで冷静にそれらを観察する。 大体個々の大きさは一センチあるかないか程度、すべてが見覚えのある顔をしていた。 「やまめ・・・ちゃん?」 『やまめだよー!』 おにーさんおにーさん、やまめだよ、きゃっきゃうふふとその子たちが一斉に騒ぎ始める。 一つ一つの音は小さくても、それは確かな波になって俺の耳に届いていた。 聞き覚えのある愛嬌のある声、見覚えのある顔、いや、というかそこで横たわっている大きなやまめちゃんと同じ顔。 半分以上は2.5投身程度の体のある個体だったが、顔だけの子もいる、それら全てが”やまめちゃん”だった。 結論から言おう、我が家の家ゆ被害はまさに0、まったくなくなったわけである。 それはなにを隠そう家ゆのおかげ、そう、やまめちゃんのおかげ。 「ただいま」 『おかえりなさーい!』 やまめちゃんは、いや、やまめちゃん達はあの後ほとんどが外の世界に旅立っていき、うちに残ったのは5匹だった。 ここから離れた子達も、元気に生活していることを祈るばかりだ。 だいぶにぎやかになったやまめちゃんハウスは、いまや虫かご程度では収まらず、 結局棚にしていたカラーボックスの下の段を貸し出す形でペットにしてはだいぶリッチな生活を送れるようになっている。 彼女らはもう半分同居人だ、我が家に侵入する不届きものは、家ゆや害虫を問わず俺に知られないうちに狩られている。 成長したやまめちゃん達から聞いたところ、とどのつまりあの時やまめちゃんがいなくなったのは、交配のためだったわけだ。 家に住み着くゆっくりという特殊な形態で生活していると、 交配相手が現れたら一も二もなく繁殖を優先させるというのは、種としての当然の本能なのだろう。 「あそんであそんでー」 「おにーさんだっこー!」 「おなかへったよー」 「きょうはさんびきもやっつけたよ!みてー!」 「うんうんでーるー」 うちに残ってくれたのは一部といっても、数は当初の5倍、姦しさは10倍といったところだろう。 「はいはい、ちょっと落ち着けって」 生まれた時から一緒に過ごしているおかげで、すっかりお父さん気分だ。 やまめちゃん達の一挙手一投足が微笑ましく愛しい。 ひょんなことから始まった俺とやまめちゃんの同居生活だったが、何の因果かこんなことになってしまった。 ゆっくりの記憶や経験は親から子に受け継がれる、それがどれくらいの割合だとか難しいことはわからないけど、 それが本当だというのなら、俺はなおさら”やまめちゃん”との約束を破るわけにはいかない。 もちろん破ろうだなんて気持ちはこれっぽっちもないけれど。 約束通り、俺とやまめちゃんは一緒、これからも、きっとずっと。 終わり。 ------------------------------------ お久しぶりですばや汁です。 家ゆ設定お借りいたしました、相変わらずの胴付きものになってしまいましたけど。 前作から約半年も間が空いてしまいました、久しぶり過ぎて感覚が取り戻せません・・・。 去年は後半まったく活動していなかったので、今年はもちょっと頑張って作品を出していけたらなと思います。 ご意見ご感想是非是非よろしくお願いいたします。 個人用感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/ 過去作はこちら。 ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー-ばや汁ページ- http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html ばや汁でした。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3580.html
『気持ち悪い!』 14KB 制裁 駆除 群れ 野良ゆ 現代 独自設定 ネタ被ってるかも もし台所でゴキブリを見かけたら?普通は気持ち悪いと感じて駆除しようとするだろう。 もし天井裏でねずみがちゅーちゅー鳴きながら走り回る音が頻繁に聞こえたら? 普通は気持ち悪いと感じて駆除しようとするだろう。 じゃあもし家の中で家ゆを見かけたら……? 「おじびじゃぁぁぁんっ!にげるんだぜぇぇぇぇっ!!」 「ゆんやぁぁぁっ!おちょうしゃんもいっしょににげようよぉぉぉっ!?」 「おじびじゃんはばりざがまもるんだぜっ!こんっしんっのぷくーでぐぞにんげんは ゆっくりしないでじんでね!ぷくぅぅぅぅっ!!」 とある民家の台所。家の住人である女の子に見つかった家ゆのまりさ親子は見苦しくうろたえていた。 家ゆとは人間の住居に侵入して住み着きやすくする為に進化したゆっくり種の事である。 体が成体でも普通のゆっくりの子ゆっくりと同じ程度かそれ以下のサイズなのが特長だ。 その小ささゆえに人間に見つからずに家具の隙間や冷蔵庫の後ろ等に人知れず巣を作り、 家の中のものを好き勝手に拝借して繁殖する事が可能なのだ。 それと家ゆが普通のゆっくりに比べて違う点がある。それは人間を極度に恐れているということだ。 理由は二つ。一つは身体が小さい家ゆに進化するという事はそれだけゆっくりどもの餡子に 人間への恐怖が深く刻まれているという事実に他ならないということだ。 不法侵入しておうち宣言で人間の住居を乗っとろうとしたり力で奪おうとして結果は失敗続き…… 際限なく潰され続けて、それでも人間の住居への未練を捨てきれないからこそ家ゆへ進化したといえる。 二つめは頭部の大きさでゆっくりは自身より強いか弱いかを測るという事だ。 ならば自分の体が小さくなった家ゆが大きな頭部をもつ人間を恐れるのも無理のない事といえる。 ……といっても、あれだこれだと屁理屈つけて腹の中では人間を見下しているだろうが。 ともあれそういう訳で家ゆのまりさ親子は人間に見つかったとたんに恐慌状態に陥って こうして泣き叫んでいるというわけだ。 だがそれよりも心中穏やかでないのが…… 「き……気持ち悪い!なにこれっ!?家ゆ!?な、なんでこんなのがうちに……!とにかくスプレー!駆除しないとっ!」 その家に住んでいると思われる女の子は顔をまっ青にして家ゆ撃退用のトウガラシスプレーを探し出すと いまだに泣き喚いている家ゆ親子にさっと吹きかけた。 「おちょうしゃぁぁ……ゆぐっ!?ゆげえええええええっ!!?も、もっちょ……ゆっくじ……」 「お、おちびぃぃぃ!く、くぞにんげんんんっ!よぐもさいっあいっのばりざにのおちびを」 「キモい!キモい!はやく死んでっ!!」 「ゆげっ!……も、もっと……ゆ………」 スプレー1発で子まりさは即死。親まりさは女の子にスリッパで叩かれて 間もなく最愛のおちびとやらの後を追った。 「ううー嫌だなあ……死んでも気持ち悪いよこいつらー……ティッシュ越しでも触りたくないよ……」 女の子は後始末のことを考えると軽く鬱になったが……ふと思い出す。 家ゆは一匹見かけたら百匹いると思え!とどこかで聞いた事があることに。 「ま、まさか家中に……?もしかして私の部屋にも!?じょ、冗談じゃないわよ! 確か……そうアレ買ってあったよね?前に家族一緒に買い物いったときお母さんが念のためにって 買っておいた……えーと……あった!」 慌てて洗面台の戸棚をしばらくごそごそしていたが、どうやら目当てのモノが出てきたようだ。 家ゆ退治用のお徳用5個セットゆるサン……まさかこれを使う日がこようとは。 女の子はしばらく考えていたが… 「……よし五個全部使おう。居間とお風呂場と台所と和室に2階の部屋……家中に設置するっ!家ゆがあれだけで 他にいないのならそれでいいけど……もし家ゆがあちこちに巣を作ってたらと思うともう夜も眠れなくなるわ!」 女の子は家中を閉めきって鍵をかけ、ゆるサンを各部屋に置くと蓋をこすって次々と始動させる。 もうすぐ煙が出てきて家ゆを一勢駆除するはずだ。 すべてが終わると既に外出の準備を完了していた女の子は玄関の鍵を閉めて外へ出た。 どうせ家族はまだこの時間帰ってはこないのだ一時間ほどで終わるというし問題ないだろう。 「……ゆっ?ゆゆっ?だいじょうぶだよみんな!くそばばあはでかけたみたいだよ!」 女の子が出て行ったとたんに台所の至るところから家ゆがぞろぞろ出てきた。 数はざっと六十匹……人間が見たら身の毛もよだつ光景であろう。 「ひどいみょん……またむれのゆっくりがえいえんにゆっくりしちゃったみょん……」 「わかるよーにんげんはおにだからようしゃないんだねー」 「どぼじてごんなごとするの……?れいむたちはにんげんさんにめいわくをかけないでゆっくりしてただけなのに!」 「むきゅ。しかたないのよ……にんげんはごうよくでひとりじめばかりするかとうせいぶつだから……」 「それでもすこしくらい、ありすたちにゆっくりぷれいすをわけてもくれてもいいのにね!」 「ぜったいにゆっくりとわけあおうとはしないんだねー。けちなんだねーわかるよー!」 「まりささまたちはくそにんげんのかおをたてて、おとなしくすみっこでくらしてやってるというのに! まったくかんしゃのきもちがたりないんだぜ!」 「ほんとうならおうちせんげんして、このいえぜんぶをぱちぇたちのものにするところなのに!むきゅ!」 「にんげんはくじゅにゃにょ?おんちらずにゃの?」 「にんげんはいなかものだからね!とかいはなありすたちのこころづかいがりかいできないのよ!」 「くじゅ!にんげんはくじゅなんりゃじぇ!」 「ばーきゃ!くちょにんげんのばーきゃ!」 「ゆっくりしね!おんしらずのくそばばあはゆっくりしないでいますぐしね!」 女の子が外出したとたんに好き勝手言い始める家ゆたち。 もちろんこんなのは単なる負け惜しみ、負け犬の遠吠えという奴だ。 口で偉そうに吠えて少しでもゆっくりしようという空しい行為。 だってこいつら本当はまりさ親子が殺されているのを冷蔵庫の下や食器棚の陰から見てたのに 誰ひとり助けにいかず泣きながらガタガタ震えて見殺しにしていたのだ。 要するに自分が屑だと認めたくない為に人間を悪者にしているだけの話なのだ。 だがそんな家ゆどもの勝手な戯言ももう終わり。 ゆるサンから煙が出てくる。ゆっくりの死臭成分と辛味成分がブレンドされた死の煙が…… 「……ゆっ?なんだぜ?なんだかゆっくりできないかんじなのぜ?」 「わかるよー。けむりさんがでてきたんだねー」 「けみゅりしゃんはさいっきょうっのまりちゃがせいしゃいし……げふっ!げふっ!……ゆべえええええっ!?」 「ゆんやああああ!?れいぶのおちびちゃんがぁぁぁぁ!?」 「あ、あんこはいてえいえんにゆっくりしちゃったんだみょん!?」 「なんでぇぇぇぇ!?どぼじでぇぇぇぇぇっ!?」 「……むきゅっ!?みんなこのけむりさんをすってはいけないわ!このゆっくりしていないけむりさんが れいむのおちびちゃんをえいえんにゆっくりされたのよ!」 「なんだとぉぉぉぉっ!じね!ゆっくりしていないけむりざんにゆっくじじな……ゆげええええええっ!!?」 「れ、れいぶうううううううっ!?」 「みんな!いそいでおうちにひなんするのよ!たなさんやれいぞうこさんのうしろまでは けむりさんはこないはずだわ!」 「ゆ、ゆっくりりかいしたよっ!」 まりちゃに続いて親れいむもゆるサンの煙を吸い込んだとたんに餡子を吐いて死んだ。 残った家ゆはおうちである物陰に隠れて煙から避難しようとする。 考え方は悪くないが惜しい、家ゆ駆除専用は伊達じゃないのだ。 ゆるサンは部屋の隅々まで煙が行き届くようになっている。そう時間をかけてゆっくりと…… 「ゆふ~~!これでもうあんっしんっなのぜ!」 「とかいはなありすのおうちにまではけむりさんはこないわ!」 「けむりさんがなくなるまでれいぶはすーやすーやす……ゆんやああああっ!けむりさんがくるぅぅぅ!」 「やべちぇね!ゆっくじできないけむりさんはむこうへい……ゆげえっ!?ゆげええええっ!?」 「お、おちびちゃぁぁぁんっ!?」 まずは耐性がなくすぐに死ぬ赤ゆっくりや子ゆっくりから。 一気に吸わなければ成体なら少しは耐えられる。あくまで少しだけだが…… 「む、むきゅ……エレエレエレエレ……!も、もっと……むっきゅり……」 「ゆんやああああ!ぱちぇりーがしんじゃっだぁぁぁっ!」 「も、もうごんなぐざいとごろにはいられないよっ!れいぶはだいどころさんのむれをぬげて いまさんのむれにいぐよっ!」 ……ん?今れいむは気になることを言った。 台所の群れを抜けて、居間の群れにいく……?どういう意味だろうか? それはとりあえず置いておくとして、れいむの考えに賛同したらしい台所の家ゆどもが全部表へぞろぞろと出てきた。 その数、大小合わせて100匹超!人間に見つからずによくぞこれほどの数まで増やしたと関心するべきなのだろうか。 とりあえず果てしなくキモい光景であることだけは確かだ。 しかし物陰に隠れてやりすごそうとしていたのに表に出てきたらどうなるか。 そうたちまちゆるサンの餌食である。そして実際に多くの家ゆが餡子を吐き出して死んでいく。 まあ中には台所中央に置いてあるゆるサンに向かうバカな家ゆもいるのだが…… 「けむりさんはゆっくりしないででるのをゆっくりやめてね!」 「やめてくれないとまりさぷくーするのぜ!ぷく―――………ゆべええええええっ!」 「ゆっくりやめるみょん!ゆっくりしないでやめるみょん!やめないとせいさいす……ゆぶううううっ!?」 ぷくーとやらでゆるサンが止まると本気で思っているらしいバカな家ゆがゆるサンの周囲で次々と死んでいく。 もう台所は多数の家ゆの死骸で足の踏み場もないくらいだ。 そんな中、台所脱出に成功したれいむとまりさ、ありすが居間に向かって懸命に跳ねていた。 「だいどころさんはもうおしまいなんだぜ!いまさんのありすのむれにいれてもらうんだぜ!」 「あそこならけむりさんはとどかないはずよ!それにあのむれのおさありすはとってもとかいはだしね!」 「もうずぐだよ!もうすぐいまさんにとうっちゃくっす……ゆっ?」 「ゆ……うっ……」 「ゆっ?あれはありすのむれのまりさなんだぜ!」 「ちょうどよかったわ!ありすをあなたたちのむれにいれてちょうだいっ!」 「に、にげ……るんだ……ぜ」 「ゆゆっ!?」 「い、いまさんに……ゆっぐりできないけむりざん……が……ゆげええええっ!!」 「「「ゆううううううううっ!?」」」 言い切ったとたんに居間のまりさは餡子吐き出して永遠にゆっくりした。 居間まりさの後ろをよく見ると居間の中からもうもうと煙が出ているのがわかった。 それと聞こえてくる。居間の群れのものと思われる家ゆたちの悲鳴が…… 「い、いまさんはだめよ!けむりさんでだいどころさんとおなじじょうきょうになってるわっ!」 「じゃ、じゃあどこにいけばいいんだぜ?げんかんさん?わしつさん?どこもけむりさんだらけなのぜええええっ!!」 「ゆううううっ!げむりざんはどっかいげえ!れいぶをゆっくじざぜろおおおおおっ!!」 気がついた時にはもう手遅れで家中がゆるサンの煙に包まれていた。 女の子はご丁寧にも押し入れや洋服タンス等もすべて開けっぱなしにしておいたので それらに住んでいた家ゆは苦しさのあまり表に出てきて……そして力尽きて死んだ。 それにしても恐ろしいことで家ゆは本当に一匹見つけたら百匹はいるものだ。 あまりにも数が多くて家の中であるにも関わらずいくつかの群れがあるほどに。 まず台所にぱちゅりーが長をする百匹前後の群れがある。食料が豊富にとれるから数が多いのだろう 居間にはタンスの後ろなどを巣にしているありすを長とする八十匹前後の群れが。 玄関にもちぇんが長をする三十匹ほどの群れが靴箱を住みかに生息しているし、 和室の押し入れ等ににはだぜまりさを長とする七十匹ほどの群れがある。 さすがにトイレにはいないようだ。基本的に使ったらドアを閉めきってるからだろう ともあれそれらがゆるサンによって苦しさのあまりぞろぞろと巣から出てきて盛大に餡子吐き出して死んでいく。 げに恐るべき光景といえよう。なんというか後片付けが大変そうだ。 あ、後もうひとつ群れがある。勇者の群れと呼ばれる特別な群れが…… 「ぞうだよ!にかいのゆうじゃのむれにたすけてもらえばいいんだよ!」 「ゆうしゃってあのちぇんとみょんのむれのことなのぜ?」 「そ、そうよ!くそにんげんのにもつにかくれてにかいさんへいじゅうした、あのちぇんならたすけてくれるわ!」 そう以前女の子のお母さんが洗濯物を干そうと二階に上がったとき、 洗濯物が入った洗濯籠の中に隠れて2階へいくことに成功したちぇんとその番のみょんがいた。 連中は二階の部屋に住み着き、子供をあっという間に産んで増やして群れを作ったという。 一階の家ゆたちから勇者の群れと呼ばれて尊敬されている連中だ。 そいつらに助けてもらえばいいと台所の家ゆどもは階段の前にくると大声で二階に向けて叫ぶのだった。 「たずげてね!ちぇんたちはれいぶをたずげでね!」 「けむりざんでみんなたいへんなんだぜ!ちぇんにみょんはゆっくじじないでばりざざまたちをたずけるんだぜ!」 「……ごっ!……べっ!」 「なにじでるのおおおおっ!ざっざとたずげなざ……」 「……べっ!……ゆべえっ!」 「ゆぎゃっ!」 「も、もっど……ゆっぐじ……」 「……ゆっ……?」 「か、かいだんさんからちぇんにみょんたちがころがりおちてきたの……ぜ?」 「たずげでねー……ちぇんのむれ……が……ゆぶぶううううう……!」 「ど、どぼいうごとおおおおおおおっっ!!?」 階段から多数のちぇんとみょんの家ゆが転がり落ちてきた。 二階の部屋にも同様に女の子によってゆるサンが焚かれたからだ。 二階の群れのちぇんとみょんも一階の家ゆ同様、右往左往した挙句に次々と死んいく。 まだかろうじて生きてるちぇんとみょんたちは部屋から飛び出して、 狂乱して考えなしにあちこち逃げ回った末に階段から大量投身したというわけだ。 大抵は階段の途中で潰れて餡子の染みになるのだがまれに成体が一階にまで到達することがあった。 とはいえすぐに死ぬことに変わりはないのだが。 この調子だと二階の家ゆも全滅だろう。 「ゆうううううっ!どぼじでごんな……げほっ!ごほっ!?」 「げ、げむりざんがとうとうここまできちゃっだわ!?」 「いやだあああっ!じにだぐないぃぃぃ!ばりざはごんなどころでじんでいいゆっくりじゃないんだぁぁぁぁっ!!」 「じね!くぞけむりはゆっくじじないでじねえぇぇぇっ!!」 「ごんなのとかいばじゃないわああああっ!うっ……!?ゆぶぶぶっ……!」 「うぶぶぶぶっ!」 「うげろえおおおおおおおおおおおっっ!!?」 「「「も、もっとゆっくり……したかっ……」」」 最後の最後まで見苦しく足掻いた3匹が一勢に餡子吐き出してペラペラの皮だけになった。 これにて駆除は完了だ。ゆるサンはの煙はあと20分もすれば消えるであろう。 だがしかしこれは……家中に数百という数の家ゆが所狭しと死んでいる光景は家ゆでなくとも吐き気がする光景であろう。 まこと後片付けが大変そうである。死んでも迷惑をかけるのがゆっくりという奴とはいえ…… そしてゆるサンの効果が切れてからしばらくして……帰ってきた女の子が自宅の前にいた。 だがなぜかなかなか家に入ろうとはしない。 「うーん……どうしよう。思い切って……いやでもなあ~」 「お前……門柱から我が家を覗き込んでなにしてるんだ?」 「あ、お兄ちゃん」 「なんだ?また母さんに怒られでもしたのか?」 「違うよ!いやその……家の中にアレがいてね。で、アレ焚いて帰ってきたんだけど家の中に入る勇気がなくて……」 「はあ?ちっとも言いたいことが理解できんぞ。もうちょっと分かりやすく言えよな」 「うーつまり……」 女の子は部活から帰ってきた中学生の兄に事情を説明した。 まあ要するに、もし家の中で家ゆが大量に死んでたらと思うと怖くて入れないとかそういう事だ。 「なんだお前~来年はもう中学生になるというのにいまだにゆっくりが怖いのかよ!?」 「怖いというよりキモいじゃない!あんなの見るだけでも嫌だよ!」 「はっはっはっ。まだまだお子様だなあ……じゃあ俺と一緒に家の中に入ろうぜ。2人なら怖くないだろ?」 「それは……まあ」 「それじゃ入るぞー。まったくお前はいつまでたっても怖がりな……ん……だか……ら…………?」 「……え?」 ……兄妹が見たものは。家中で黒くなって死んでいるたくさん……とにかくたくさんの家ゆの死骸。 足の踏み場もないくらいに家ゆの死骸が床に転がっている。足元の玄関にも…… 玄関で呆然と立ち尽くしてしばらくそれらを見て黙っていた兄妹だったが…… やがて、うぞぞぞぞっと鳥肌を立てて顔を青くして…… 「うぎゃああああああああああああっっ!?」 「い、いやあああああああああああああっっ!?」 とりあえず絶叫した。 その後、家中の家ゆの死骸を集めてゴミ袋にいれて捨てにいくという苦行を兄は泣く泣くやらされることになる。 妹ちゃんは自分の部屋だけ、これまた泣く泣くちぇんやみょんの死骸を片付けたとか。 これに懲りたらこの家では以後、戸締りを厳重にして家ゆを侵入させないようにしたり 禁避剤を設置したり定期的にゆるサンを焚くなどの家ゆ対策をするようになるだろう。 家ゆはいつ、どこからやってきて、どこにどれだけ家の中にいるのか分かったもんじゃないのだ。 笑い事じゃありませんよ?そこのあなた…… あなたの家は大丈夫ですか?油断しているとほら……あなたのすぐ後ろに家ゆが…… 今まで書いたもの anko3367人間に飼われるというのは… anko3370野良ゆは人間に関わってはいけないという話 anko3379親の罪は anko3401たすけあい anko3410世紀の凶悪立てこもり事件 anko3416選んだのはお前だ anko3440ぷくー!をしてみた anko3486胴つきさんはゆっくりできない anko3501胴つきさんはゆっくりできるね! anko3503じゃまもの anko3509ゆっくりいーたー