約 11,847 件
https://w.atwiki.jp/tree/pages/37.html
「ん…ちゅ、はむん…んっ…」 淫靡な水音と吐息がダイレクトに鼓膜を直撃する。 僕のそれを両手で包んで、更に小さな唇で精一杯くわえている彼女は 苦しそうな、けれどどこか愉しそうな表情で僕を追いつめようとしている。 ちろちろと先端で舌を躍らせながら、指先でそろそろと根元の方を探ってくる。 その度に僕は情けなく上がりそうになる声を押し殺そうとし、そうしきれずに漏れた喘ぎに耳まで赤くなった。 「は、うっ…ん…んんっ」 「…古泉、気持ちいいか?」 彼女は、ぷは、と顔を上げてにやにやと僕を見つめた。頬に汗で一筋張りついた髪が何ともエロティックだ。 「き、もちいいっ…です…んぁっ!?」 彼女はふふんと笑うと、ちゅっと僕のそれを吸い上げた。その満足そうな顔。 「ドクドクしてる。お前、ここ弱いもんなぁ」 滴りもろともじゅるるるるるっ!と吸われて、腰がびくびく震えてしまう。 ああ、駄目だ。こんなにされて、もう我慢なんて出来ません。 「ん…俺、お前のそういう顔、好きかも…」 こんな事を教えた僕が悪いのでしょうか?それともそうして悦んでいる僕が? しかし僕を虐めて愉しそうな彼女の顔を見ていると何もかもどうでも良くなってしまって、 僕は子猫のように僕に吸いついてくる唇と舌の求めるままに、腹の中で煮えたぎる熱をドクドクと音が立つほど吐き出した。 「あっああ…ああああ…っ!!」 「んぷ、んっ…んくっ…!」 思わず細めてしまった目に、うっとりとした顔で僕の欲を受け止める彼女の顔を、確かに見た。 ――――――――――――――――――――――― 古泉の泣きそうな声をBGMにして、どろっとした精液が口の中に流れ込んでくる。 古泉の発作はなかなか収まらなかった。そんなに溜まってたのか? とはいえ、古泉のものが口の中でビクビクする度に、俺のそこもヒクヒクと蠢くのが分かる。 触らなくたって想像できる。きっととろとろでひたひたで…ああ、考えたら余計疼いてきた。 ようやく落ち着いてきた古泉のそれをもう一度奥まで飲み込んで、強く吸いながら唇で先端までしごいてやる。 「ひうあああぁぁっ!」 文字通り搾り取られた残滓が、、とろりと舌の上にこぼれて落ちた。まとめて全部嚥下する。 「んっ…んく。ぷは」 喉を鳴らして飲み込む俺。目の前には放心したような古泉の顔があった。少し涙目に見える。 古泉とこういうことをし始めたのは、ええと、いつからだったかな。 初めは恥ずかしいし、気持ちよくて訳分かんないし…と思っていたんだが、 ひょんな事で古泉にのっかってみたら、いじる側の方が断然愉しい事に気付いてしまったのだ。 「そんなに気持ちよかったか?凄かったぞ、びくんびくんって」 まだ濡れ濡れとしている古泉のそれを指先でつつくと、古泉は荒い呼吸に溜息のような吐息を混ぜて反応した。 「…ぁ、ずるいですよ…いつも、するばっかりで…」 「だってそっちのがたのしーじゃん」 俺は古泉にぺたりとのしかかるようにして寝そべると、苦しげに開いた唇に覆い被さってくちづけた。 「ん、ちゅ…んむ…ちゅる…」 古泉の舌は、風邪でもひいたかのように熱かった。多分、俺も同じようなもんなんだろう。 自分のものじゃない舌先がひどく気持ちよくて、もっとと吸ってせがめば、 優しく吸い返される感触に背筋がぞくぞくと切なく震える。 「はあっ…古泉ぃ…俺、もうダメっ…!」
https://w.atwiki.jp/akadama/pages/63.html
「恐怖のロシアンルーレットよ!」 「はぁ?」 嬉々として机の上に立ち上がり、高らかに叫ぶ団長様を全員が見上げた。 スカートの中身がギリギリだぞおい、とは言わないのがまっとうな男子マナーだ。 「なんだ?今度はカラシ饅頭でも持って来る気か?」 「ばっかねキョン!SOS団はそんじゃそこらの芸人じゃないのよ!」 じゃあ何か、俺達は一流の芸人なのか。 「これよこれ!」 ハルヒは俺の言葉をいつもの通りスルーして何やら取り出した。 小さな小瓶のようなモノだ。なんだソレは?まさか非常識な怪しい薬ではあるまいな。 「みくるちゃん!とりあえず全員分のお茶!」 「ひゃっはぁい!」 哀れ美しい子羊さんは慌てて命じられるままにお茶を入れはじめた。 「何でしょうか、その小瓶は…シロップか何かですか?」 「だといいがな…。」 イエスマンのお前なら中身が何か聞かなくても命令さえあれば一気飲み出来るんだろうよ。 いっそそうしてくれないかハルヒ、俺はそれを飲むのはお断りだ。 「古泉くん!これはロシアンルーレットなんだから、それ相応のモノじゃないと面白くないじゃない?」 「では毒薬ですか?」 「ひぃぇ?!」 馬鹿かお前は。どうしてそう発想が極端なんだ。お前は本当に成績がいいのか?詐欺じゃないのか?みろ、お茶を入れてくださる天使様が怯えていらっしゃるじゃないか。お前のせいだバチ当たりめ。 「残念だけどそれは出来ないわ。みんな大切なSOS団だもの。」 「涼宮さん…。」 「…。」 ちょっとまて。感動のセリフのようで悪いが『残念だけど』って何だ。 「ま、と言う事で身体に害はないわよ!安心して飲みなさい!」 ルールは簡単だ。 全員分のお茶を用意する。コンピ研の部長を連れて来て、俺達にわからないようにどれかのコップに小瓶の中身を入れさせる。 コンピ研の部長を追い出す。俺達がコップを選ぶ…以上。 「さぁ!皆コップを持った?」 「本当に害は無いんだろうな?!」 「ふぇぇぇ~怖いですぅ~。」 「ドキドキしますねぇ。」 「…。」 ふと長門を見てみると、何でもない顔をしてコップを持っている。どうやら小瓶の中身は大丈夫そうだな。命に別状はあるまい。 「さぁっぐぃっといくわよ~カンパーイ!!」 「「「「かんぱ~ぃ…」」」」 「…味は何ともないな。」 ぐいっと飲み干した俺を誰か褒めて頂きたい。 「普通の…お茶ですね。」 朝比奈さんも古泉も長門も、もちろんハルヒも普通の顔をしている。若干ハルヒは強張ってる気がしたが気付かなかったことにしよう。 「いったい中身は何だったんですか?」 「ふっふふ…。」 ああ、嫌な笑顔だぞハルヒ。何だその最高にスリルを味わってます的な表情は。 そして古泉、お前も笑顔が少し引きつっているぞ。変な味でもしたのか? 「ネットで手に入れたのよ。すぐ効くって書いてあったけど…どうかしら?」 「あ、あの、私は何ともないですぅ…。」 「俺も…何も…ってお前、睡眠薬とかじゃないだろうな?!」 もしそうだとしたら身体に害がある可能性もあるじゃないか。 「違うわよ!もう…皆飲んじゃったし、言っちゃってもいいわね、媚薬よ。」 「…は?」 何ですと?今なんとおっしゃったのかこのぶっとんだ女子は。 「媚薬よびーやーく。キョン知らないの?」 「…しっ…知ってるとかそんな話じゃないだろ!」 ああ、と天を仰ぎ、そして頭をかかえた。 「なによ、アンタ大丈夫だったんでしょ?いいじゃない。」 そんな問題じゃない。もし、もしもだ、朝比奈さんが飲んでいたらどうするんだ。頬を染めてモジモジされたりしたら俺はどうしたらいいんだ。俺が股間をおさえてモジモジするハメになるんだぞ。 で、誰なんだ?飲んだのは。皆普通じゃないか。 全員を見渡す。と、消去法で推理してみよう。 まず朝比奈さんではない。身体の火照りを隠し通せる方ではあるまい。 ハルヒ、も違う。きっとハルヒなら顔を真っ赤にして「帰る!」と言いかねない。 なら後は二人にしぼられる。 長門…は飲んでも平気そうだ。まず効かないだろうな。残念だ。 古泉…は多分何とか笑顔を保つと思われる。だが身体は俺と同じ男子高校生のはずだ。 ではどうしたら結果がわかるだろうか。答えは簡単だ。 俺はニヤついている古泉の耳にフッと不意打ちで息を吹きかけた。 「ひゃぁっ…!」 「…!」 ビンゴ。ビクッと身体をしならせた古泉は、聞いた事もない声を出したのだ。 奴は顔を赤くして耳を抑え、俺を恨めしげに見てきた。その目は訴えている。『せっかく堪えていたのにどうして暴いたんですか!』だろう。 「あらぁ…?古泉くん、どうしたのかしら?」 また嫌な表情してるぞハルヒ。エロおやじそのものだが、お前はその顔で全てをカバーしているな、羨ましいやつめ。 「こ、古泉くんが飲んだんですかぁ~?」 「…とても興味深い状態。」 おいおい皆自分じゃないとわかると楽しそうだな、俺もだが。 よく見ると古泉の息は少し荒い。手を握り締めて少し小刻みに震えている。 「は…はは、やっぱり、賭けに、は…弱いようで、す。」 少し笑ってみたがどうにも上手くいかないらしい。 すみません、少し顔を洗ってくるか、水を浴びたいのですがよろしいですか?と途切れ途切れに伝えて来た。 しかしそうはいかないみたいだぞ古泉。 「色っぽいわね~!古泉くん!」 「ぇ…?」 「興味深い…観察の時間が欲しい。…駄目?」 俺に効くのか長門。 「ユキが自分から行動するなんて珍しいわね…いいわっ存分に観察しなさい!」 そしてお前が答えるのかハルヒ。 「す、涼み、やさん…!」 「いいでしょ?女の子なら問題だけど…男子なんだし、気にすることないわよ古泉くん!どーんとしてなさい!」 「ぁ…ぅ…。」 どうやら相当ヤバイ状態みたいだが。このままは結構拷問だぞ。 怯えたように俺を見られても困る。『助けて下さい、何とかして下さい。』と言う無言のメッセージはまぁ、届かなかったことにしよう。 こらこら長門、古泉の横に椅子を持って来て真横から見すぎだ。穴が開くぞ。 「触って…いい?」 「…ひっ…?」 どこをだどこを。そこまで興味深いのか?しかし局部は多分もう限界だと思うぞ。 「流石にシャレじゃなくなるから股間はやめてやれ。」 「髪だけ。…駄目?」 「髪なら…いいんじゃないか?」 「やっ…だ、ダメで、す…!」 首を微かにふるふると振る。どう見ても股間がテント張ってるぞ古泉。ああ、もう立てないのか。 と言うかこの古泉の状況を見てどうして反応するかな俺の息子は。そんな子に育てた覚えはありませんよ。 「髪だけ。」 長門の小さな指がすっと古泉の髪をすいた。 「…ふっ…!」 古泉は泣きそうな目で俯いてしまう。震えて必死に耐えているらしい。 長門は何度も髪を撫でた。古泉の表情を観察しながらそっと触る。 それをハルヒと朝比奈さんが動きを止めてじっと見ている。ハルヒ、顔が赤いぞ。 「こんなに効くなんて思わなかったわ…。すごいわね…。」 言いながら古泉の後ろに回り、首筋をすっと撫ぜた。 「んっ…あ!」 「おいおいハルヒ…。」 「仕方ないじゃない。立てなさそうだし…このままもマズイんでしょ?」 「それはそうだが…。」 「じゃあとりあえずスッキリさせてあげなきゃ。」 どういう理屈だ。いや、理屈は通ってる…のか?女子部員が部屋を出て古泉を一人にしてやればいい話じゃないのか? 「ほらキョン、手伝ってあげなさいよ。」 「…はいはい。」 俺が椅子から立ち上がり古泉の横に立つと、驚いたような怯えた目が見上げてきた。 「ほら、ちょっとベルト外すぞ。」 「っ?ぃやっ!やめっ…!」 「そのままじゃ辛いだろうが…長門、ちょっと手を押さえてくれないか?」 「了解した。」 長門は椅子に座ったままの古泉の後ろに立ち、ひょいと両手をつかんで万歳の格好をさせた。 「やっ…やめてっ…やめて下さいっ!」 カチャカチャと音を立てて古泉のベルトを外す。何をやっているのかね俺は。 何を思ったかハルヒが両手を上げさせられた古泉の脇をYシャツごしにつうっと撫でる。 「あっ…くぅ…。」 感じてビクビクしている古泉は放って置いて、俺はとりあえずチャックを下ろしてやった。 これで少しは楽になるだろう。ボクサー派か、古泉。もうシミが出来てるぞ。これは脱がしてやるべきだろうか。 「やだぁ…やめっ、くださ…。」 太ももモジモジさせて言うセリフかそれが。 というか朝比奈さん?朝比奈さん大丈夫ですか?刺激が強すぎるんじゃないですか? 「わ、わたしも触っていいですかぁ…?」 前言撤回。そう言えば年上だったなこの人。ならば遠慮は要らないな。 俺は古泉のパンツを下に引っ張り、窮屈そうなペニスを空気にさらした。 「あぁっ…!」 一瞬ゴムの所にひっかかっただけで非難の声を上げるな。 長門は古泉を観察できて満足らしい、両手を万歳させてどこか嬉しそうなのは気のせいか。 「古泉くん、汗いっぱいかいちゃってます~と、とりあえずボタン、外しますね。」 「全開にしちゃって!みくるちゃん!」 「ひぇえ~?ぜ、全部ですか?古泉くん寒くないですかぁ?」 むしろ熱いと思うんだがそれは女子にはわからないものなのかもしれん。 「ぁ…ぅ…。」 撫でられてるだけでエロい声を出すな馬鹿。色々したくなってしまうだろう。お前は俺を別世界へ陥れるつもりか。 「ひゃぅっ…!」 ハルヒが突如古泉の生肌に触ると、びくっと古泉が震える。 「肌綺麗ね~!」 「すべすべですぅ~!」 「ぁっ…はぁっ…!」 こらこら男の脇腹を撫でながら普通の女子高生の会話をしないでくれ。 あ~あ、古泉のこのおっ立ったモノを慰めるのは多分俺の役目なんだな。 とりあえず俺はそのままギュッとわし掴んでみる。 「ひあぁっーあっ…!」 ビクビクッと背を逸らし、古泉は暴れた。 長門が思いのほか強い力で両手を掴んでいるらしいから、びくともしない。 薬がさらに効いてきたのか、古泉はよだれを垂らして喘ぐ。 「あっ…やぁっ…ぅくっ…」 ビクビクさせてついに嗚咽を漏らし始めた。 「男子もここ、気持ちいいのかしら?」 見ればハルヒが乳首をクリクリと人差し指で弄っている。そのせいか。 「人によっては気持ちいいらしいぞ?」 「じゃあ古泉くんは感度いいのね!さすが副団長だわ!」 「ぁっ…ぃやぁ…!」 何がさすがなんだか。 「長門、ちょっとしっかり押さえててくれよ。」 「了解。」 そのまま俺は古泉のモノを激しく擦り上げる。 「ひぁっ!あぁぁっー!」 悪いな古泉、お前の為だ早くイけ。 「っー!!」 仰け反って古泉は精液を吐き出した。 「はっ…はっ…はっ……ぇう…。」 「泣いちゃダメよ古泉くん、怖かったの?痛かったの?キョンが下手なのね?後で怒ってあげるからね?」 「もう大丈夫ですよぅ~。」 愛でられてるな、古泉。羨ましいとはちっとも思わないが。 「…まだ。」 「ん?どうした長門。」 「まだ、彼は満足していない。」 見ればまだ古泉のペニスはおっ立ったままだ。結構な量出してたけどな、薬のせいか。 「ぅ…ふっ…も、やだぁ…。」 「困ったわね…さっきのは痛そうだったし。」 いや、痛くは絶対なかったハズだ。むしろ気持ちよかったに違いない。 泣いたのは男として精神上もう限界だったからに違いないのだ。 「長門、腕が痛そうだ。体勢がもうちょっと何とかならないか?」 「…乗せる。」 長門は古泉の腰をさっと掴み、そのまま長机の上にドンと乗せた。 何という早業。 「凄いわね、力持ち~!」 いやいやいや、そんなレベルではないだろう。 そのまま長門は古泉の両手をまた掴み、頭の上に万歳させた。 「ふっ…も、やめてくださ…。」 古泉はまだ観念していないのか、うつろな目で少し足をばたつかせている。 残念ながら薬の効いた身体ではどうにもうまく動けないらしい。 「さて…もう一回イかすか?」 ふるふると古泉が首を振る。お前にはもう聞いてないよ。 「前立腺を弄ってあげて。」 「…へ?」 長門さん、今なんと? 「…予備知識が無ければ難しい。…おさえて。」 変われと言うのだろうか。とりあえず俺は言われるままに古泉の両手を掴み、押さえる。 長門は朝比奈さんのカバンからハンドクリームを取り出した。 「借りる。」 「は、はいどうぞぉ!」 「ひ…やっ…やめっ!」 かわいそうなくらい怯える古泉にさすがに罪悪感が沸いてきた。 ごめんなぁ古泉。そりゃあ前立腺とか言われたら普通ビビるよな。一般男子高校生ならなおさらな。 「やっ…こ、わぃ…!」 「大丈夫。」 「古泉くん、ユキが気持ちよくしてくれるって。大丈夫よ怖くないわ、私がついてるからね!」 元はと言えばお前のせいなのだが。 長門が素早い動きでズボンをひっぱり脱がした。もちろんパンツも一緒だ。 古泉はめでたくYシャツと解け掛かったネクタイと靴下だけにされてしまった。 もじもじと太ももを合わせて股間を隠そうとするがどう考えても無駄だろう。 「足、持って。」 「こうかしら?なんかプロレスみたいね。」 「こうですかぁ~?い、痛くないですか古泉くん…。」 ああ、何と言う光景か。 男子高校生が裸にされて女子高に足を広げられてるなんてな。 「…ぅっく…ふぅ…」 もう抵抗も諦めたらしい。可愛そうな古泉、危うく俺がこうなってたかと思うとぞっとする。 何もかもが終わったらアイスおごってやるからな。 長門が何やら指にクリームを取り、古泉の股間あたりで指を動かしている。 何をされてるのか解らないが、おおかたクリームをあの部分に塗られてるんだろう。 「ひっ…ぃ…!」 ガタガタ震える古泉の目が俺を見上げた。 その目を見た時、俺の息子さんが暴れ狂ったのは誰も気付いていまい。 「あっ…あっ…っく…やぁぁ…。」 「今何してるんだ長門。」 「指を入れた…二本目。」 …聞かないほうがよかったか。 「内部が慣れてきた。これから前立腺を探る。」 「…ぅっ…く…やだっ…やだぁ…。」 実況中継しないでよろしい!古泉が怯えてるじゃないか。 みろ、ガタガタ震えて涙流して…キャラ崩壊してるぞ。 「ーぃっ?!」 ヒュ、と喉を鳴らして古泉が突如仰け反った。 「見つけた。」 「い、いやぁ!やだっ!放してっ放してぇ!」 「こ、こら落ち着け。」 暴れ出す古泉に慌てて片手で両手を押さえたまま、立ち上がったペニスを握りこんだ。 そのままぎゅっと圧力をかけてやる。 「ふぅえっ…!」 古泉は驚いて硬直する。 「このまま前立腺を刺激し続け、何度か達すれば薬の効果が切れる。」 「だって!よかったわね古泉くん!」 「しっかりおさえてて。」 「古泉、ちょっとの間だからな。我慢しろ。」 「やっ…や……ひぃぃっ?!」 首をふって拒否する古泉を無視して長門の指が動きを再開させたようだ。 暴れる古泉の腰が上下する事により時たま長門の手が見えた。 指は二本ずっぽりと入っており、それが広げられ、さらにもう片方の手の指がその間を小刻みに出入りしている。 「あぁーっ!ひゃっ…かっはぁっ…!」 どうやら二本の指で広げ、前立腺を確実に一点集中で攻撃しているらしい。 「やらぁっ…!っけてっ…はぁっあっ!」 これで二度目の射精。 容赦なく長門の指は動き続けた。 「ふぇえっ…ぅっ…ぅあああー!」 三度目…と言うか、空打ちと言う奴か。精液を出さずにイッたらしい。 それでも長門の動きは止まらず、古泉は何度か空打ちした後に失神した。 やれやれ…俺の息子さんはどうしたらいいんだ。トイレに行って来る。
https://w.atwiki.jp/akadama/pages/208.html
「…僕がいつ、イってもいいと言いましたか…?」 その声音は押し殺したように低く俺の耳朶に落とされる。 吐精直後の落ち着かない息に上下する肩を震わせながら、 俺は縋るように視線を上げた。 「っご…ごめん…」 古泉は一瞬だけその綺麗な瞳を眇めたかと思うと、 直ぐににっこりと口角を吊り上げ柔和に微笑んだ。 その様子から察するに、 俺が口にした謝罪は古泉のお気に召さなかったようだ。 「…全く。わからない人ですねぇ…」 クスクスと吐息で笑った古泉の表情はいかにも優しげで、 その声音だって微塵の怒気さえ内包していなかった。 むしろ愉しげとさえとれそうな程に口調は凪いでいる。 しかし、俺は知っている。これが古泉の怒りのデフォルトなのだ。 「誰の許しを得て射精したのか、と僕は聞いているんですが」 そう言うと古泉は、俺に跨ったままの腰をグリっと大きくグラウンドさせる。 深く結合されたままの性器の皮が捩れ、痛い程にひきつれる。 「ふっ!ぐぅ…!」 「勃起しか存在価値のない棒の癖に」 古泉は俺の顔を覗き込みながら容赦なく そこを何度も締上げながら腰を揺すり続けた。 だらしなく開かれた俺の口からは抑えられず悲鳴が漏れ、 脳内を占めるのも最早苦痛だけだ。 しかし、強く絞るように締め付けられたままである為か、 萎えることも出来ず古泉にされるがままになってしまう。 「…あぁ。所詮射精しか頭にないペニス脳には 考えて行動しろと要求する方が無意味だということなのでしょうか…」 「ひぐっ!ぃあっ!」 絶妙な方向に捩られながら、古泉のアナルによって 器用に締め付けられたイチモツから受ける過ぎる痛みに、 いよいよ耐えきれなくなった俺は無様な悲鳴を垂れ流しながら懇願した。 「ひぃっ…ごめんなさ……っ許して…くださ…いっ……ひっ…くぅ」 涎と鼻水と涙をを垂れ流しながらひたすら謝罪を繰り返す俺の情けない顔を、 仕草だけは愛しげに両手で包み込んだ古泉は、 聞き分けのない子供に諭すように囁いた。 「んっふ…ダメに決まってるじゃないですか」 そして手探りで俺のネクタイを解くと、少しだけ力を緩めて腰を浮かし、 そのネクタイで俺のペニスの根元を容赦なく締め上げた。 「ひっぎ…!」 限界を超えた苦痛に、一瞬呼吸さえも忘れて俺は息を詰める。 遠慮なしに固く結ばれたネクタイのせいで、 あっという間に股関全体が痺れに似た感覚で覆われ、 ペニスが尋常でない熱を孕むのが分かった。 「ホラ、見て下さいよ。真っ赤になってビクビクしてますね。可哀想に」 更に力を緩めて腰を上げた古泉の尻の穴から、 ずるりと充血した勃起が引き抜かれていく。 僅かに覗いたそれは異常に血管が浮き出ており、 ネクタイに締め付けられている付近の皮膚は既に赤黒く変色してきていた。 「これは、僕の許しを得ずに、勝手に射精した罰です」 古泉の楽しげな声に、俺は悲鳴を上げるしかなかった。 このままの状態でセックスを続ければ、例えば不能になったりだとか、 よくない機能障害が起きたりするのではないのか。 そんな恐怖が頭を擡げ始め、青ざめた俺を見た古泉はしかし、 止めてくれるどころか声を上げて笑うと 『生バイブですよ。頑張って腰を振ってくださいね』 と言いながら、また俺の股間に深く腰を落とすのだ。 感覚の麻痺したペニスにもその刺激は敏感に伝わり、 それは更に膨張する。 「あっは!こんな風にされても、まだ、大きく、するんです…か?」 古泉の動きに併せリズムよく飲み込まれる中が、 俺を更に締め付けた。 相変わらず股間には痛みしか感じない。 それでも、苦痛に歪む俺を見て嬉しそうに微笑む古泉が、 余りに綺麗で、そして愛おしい。 俺は堪らず古泉の細い腰を掴み、勢いよく腰を突き上げた。 痛みで意識は朦朧とし、口からは悲鳴が漏れ、痺れた股間の感覚は曖昧なまま、 それでも俺は古泉の奥を目指し一心に腰を振り続けた。 膨張しきった俺の怒張が、古泉のうねる内壁を抉り、擦り上げる。 「あっ!あっ!あぁっ!すごい…!ひぁぅ!」 このような、暴力的な行為にしか快楽を見出せない、 古泉の性癖が分かっているからこそ、俺はそんな古泉を受け入れたい。 快楽に溺れた古泉は、何よりも美しくて、 そしてその瞬間だけは俺を愛してくれていると、 俺を見てくれていると実感できるから。 「いぃっ!もっと…動いてぇっ…!動けっ…!あははっ…!」 だから、俺は、古泉の為なら、腐り落ちてしまっても構わないのだ。
https://w.atwiki.jp/akadama/pages/165.html
ぶえっくしょい!!!と、ものすごい声。 古泉のくしゃみだ。 なんともオッサンくさいこれを聞けば、 古泉に夢を持っている女子連は一発で退いてしまいそうだ。 ずずっと、俺が目の前にいるにも関わらず、 古泉が大きな音で鼻をすすった。 でも。 俺は平気。 むしろ古泉がこんなにも素の部分を さらけ出してくれているのが嬉しい。 「吸ってやろうか?」 鼻、と古泉の鼻先を指さし、俺。 結構です、と冷たい返事。 古泉はティシューの箱へと手を伸ばし これまた大きな音を立てて鼻をかんだ。 ぽいと投げたティシューの屑がゴミ箱から ずいぶんと離れた場所に落ち、 古泉がそれを拾おうと立ち上がった。 が、俺はそれを奴の腕に抱きつくことで阻止した。 「もっかいしようぜ」 「嫌ですよ。寒い。鼻水つけますよ」 そもそも誰のせいで鼻を垂らしていると思っているんですか、 と、古泉がぶつくさ言うのを無視して、 俺は奴の腕へと口吻を落としていく。 困ったように笑い、古泉は軽く俺を押し退けようとするが、 そんな力、俺をはね除けるには至らない。 「もう、服着ましょうよ」 「やだ、もっかいする」 なんだか、すごく、俺は、否、俺が、 古泉のことを好きなんだということをわかってもらいたくて、 面倒くさそうに俺をあしらう今の古泉のその様さえ、 俺はすごく好きなんだぞと、そう、言いたくて。 でも、うまい言葉が見つからずただ、抱きしめて。 先ほど随分と弛め、奴が嫌がるのも無視して 俺の体液を放出したそこへと、指を這わせた。 「あっ!ちょっと!!!」 古泉を四つん這いにさせ、腰を抱きかかえながら 空いた手で古泉のそこを探る。 「やっ・・・めなさ・・・、クソッ!」 癖だと言った敬語が崩れ始め、 まるで自分自身に浴びせるような罵りの言葉を古泉は吐いた。 反った背中に舌を這わせる。 く、と古泉の中の指を曲げれば開きかけた唇を噛んで、 古泉は俺を恨めしそうに、けれど潤んだ瞳で俺を睨み付けた。 いくら俺を睨み付けたとしても、 潤んだ瞳のそれは扇情的でしかないことを 古泉はわかっていないのだろう。 ぐちゅり、先ほど俺が放った残滓が 指を動かすたびにいやらしい音を立てる。 数度繰り返せば古泉の白い太ももを 精液がどろりと伝っていった。 本当に、と切なげに古泉。 「止めてください」 何言ってんだよ。気持ちいいだろ、お前も。 「・・・トイレに行きたいんです」 「何?おしっこ?うんち?」 態と子供っぽい言葉で聞いてやる。 「おし・・・ううん、小の方です」 言い直し、古泉は俺から逃れようと体を動かした。 それを俺は止めなかった。 古泉は体を穿っていた異物を取り出して あからさまにほっとした様子を見せている。 そんな古泉へ畳みかけるように、俺。 「いいぜ。おしっこ、すれば?俺、飲んでやるから」 「・・・はぁ?」 「んだよ。したいんだろ?我慢すんな」 きゅ、と古泉の中心を握り、見せつけるように舌を舐める。 「・・・っ!」 驚いた、古泉の顔。 それを上目遣いに確認しながら、俺は唇を古泉のそれへと寄せ、咥えた。 「ちょ・・・!あの!聞いていましたか僕の話?」 馬鹿な奴め。聞いていたからこうしているんだろうが。 俺は奴を咥えたまま『早く出せよ』と頷いた。 「・・・この変態め」 古泉が口の中でぼやく。 本人的にはただの呟き。 けれど二人だけの部屋。俺に聞こえないはずがない。 何とでも言えばいい。 俺はお前の全部。身体から出るもの全て、 受け止めてやる。受け止めてやりたいんだ。 そういう気持ちでいることが『変態』ならば、 甘んじて俺はその言葉を受けよう。 だから、ほら。出していいぞ。 促すように、俺は口に含んだ古泉の先端。 穴の先をぐりぐりと舌先で掻き開くよう蠢かせた。 ずくり、質量を増す古泉のそれ。 ・・・そういう意味じゃなかったのだが。 いや、大きくなったのは嬉しいけれど。 大きくなっちまったらおしっこ、出ないだろ? 舐っていた唇を離し、俺。 「出ないのか」 押し黙る古泉。俺を睨んでいる。 「出ないなら、また入れたい」 「・・・出ます、けど」 「けど、なんだ」 「そうやってしゃぶられてたら、出るものもでません!」 離れてください、と古泉は俺の頭を押し退けた。 「じゃあ、しゃぶってなけりゃお前はここで、出すんだな?」 やけのやっぱち。古泉の言葉はまさに売り言葉に買い言葉。 「出しますとも。だから離れてください」 立ち上がり固くなったそれに指を添えて、古泉は放尿のポーズ。 「・・・出すんですからね。止めても無駄ですからね」 どうぞどうぞ。 俺は顎先で先を促した。 暫くは、ただただ古泉を見上げていた。 古泉は俺から視線を外し、尿を出すことに専念しているようだ。 と、 ぱた、ぱたた・・・。 床に小さな雫が、垂れる。 それは段々勢いを増し、遂にはじょろじょろと放物線を描き 床を汚していった。 排尿の開放感に気の抜けた古泉の、顔。 それを見上げながら俺はにんまり、笑った。 トイレでもなく、こんな室内で排泄行為をする 古泉を見ることが出来るなんてつきあい始めの頃は思いもよらなかった。 否、妄想は、した。 俺の前で恥ずかしいことをする古泉をそれはもう色々と、だ。 勿論その妄想の中には俺の目の前で排泄する古泉の姿、 というものもありそれを妄想して俺はオナニーをしていたわけだが、 今のこの、古泉の姿は現実だ。 現実が妄想に寄り添うことなんてそうそうあるわけがない。 もったいない。 そう、思って。 思うと同時に、俺は随分と溜まっていたのだろう 未だ放出を続ける古泉のそれを、身体が汚れるのもかまわず口に含んだ。 「え!え?な・・・何やってるんですか!ちょっと!」 尿はすぐには止まらない。 俺の口に入っても、古泉の排泄は止まらなかった。 苦い味が口内に広がる。 古泉の尿は、俺の嚥下するペース以上に量が多く、 飲み下せなかった液体が俺の唇から顎、 そして胸から下半身へと伝っていった。 馬鹿、変態、と古泉が泣きそうになりながら呟いている。 ぶるりと身体を震わせて、古泉の尿が漸く止まった。 俺は最後の最後までしゃぶってやろうとそれを吸い上げる。 そして、態とらしく喉を鳴らし、飲み下した。 濡れた顎先をぬぐい、俺は胸を張って古泉に問う。 「何か言いたいことは?」 「・・・ど変態」
https://w.atwiki.jp/tree/pages/42.html
「っこ……い、ず、み」 むかつくくらい余裕たっぷりなニヤケ面が俺を見下ろす。 さっきまでぶっ飛んでいた恐怖が再び蘇ってきて、俺は目をいっぱいに見開いた。 「いい子で待ってました?」 そう言って、にやにやと俺を観察する。 無遠慮なまでの視線に晒されて、見られている部分がかっと熱を持つのがわかる。 じわりと再び溢れ出したのに気づいたときの絶望といったらなかったね。 「そんなに物欲しそうな顔して……、我慢も限界ですか?」 違う、俺は今すぐこれを抜いて欲しいんだ。 次にどんなひどいことをされるのかと怯える俺に、古泉がゆっくり近づいてくる。 やだ、怖い、怖い! 「うっ……く、ふ、」 ガタガタと腕を動かしたが縛めは緩む気配もない。 古泉は俺の正面にしゃがみこみ、間近で目線を合わせてきた。 そっと手が頬に滑らされ、古泉は俺の顔を両手で包み込むように固定して覗き込んできた。 「もっと気持ちよくなりたいでしょう?」 いやもう十分だ。お願いだから解放してくれ。 確かに気持ちいい、気持ちいいがな、よすぎるのも考えものだぞ。 ここまでくると苦痛と紙一重だって。 見ろよ、俺なんかもうこんな涙ぼろぼろで息も荒くて震えて怯えていっぱいいっぱいじゃないか。 可哀想だと思わないか。 ていうかお前はそんなに俺を苛めて楽しいのか! 「楽しいですよ。あなたの泣き顔を見ると性的興奮を覚えます」 「なっ……!」 「ほら、こんな風に」 言うが早いかローターの振動が激しくなった。 「ひゃああぁあ! あっあ」 きっと最強にされたんだろう。 「あっあう、ひ、あぁ……」 泣きながら喘ぐってかなり苦しい。酸素が足りない。 古泉は魚みたいに跳ねる俺の腰を掴み、割れ目に指を押し当てる。 水っぽい音がして、俺は息を呑んだ。 「ひぅ」 「とろとろですね。ローターもそれなりに楽しんでいただけたようで良かったです」 「や、ち……ちが」 ぐじゅっ、と指先が中へ挿れられた。 「ぁあっ!」 「こんなに濡らして……いやらしい人だ」 「やっ! ひやあぁっ!」 ローターが入っているのにもお構いなしに、指が中をかき回す。 そしていつの間にか二本に増え、ばらばらに動いて壁のあちこちに触れる。 ローターの刺激に加えてこれはきつい、耐えられない。 や、やだ、いく、いかされるっ……!! 眼の裏が真っ白くチカチカした。 はぁはぁと荒い呼吸をするいったばかりの俺の身体は古泉の指によってもう一段階上へと押し上げられた。 敏感な突起を軽く潰されて、背骨がぐんと反る。 「んぅぅっ……!」 いい加減にしろ、誰かこいつを止めて俺を助け出してくれ。 この際誰でもいい、誰だって古泉よりはマシだろう。 でも救いの手は差し出されず、代わりに古泉の手が俺の太ももを掴んで左右に大きく割った。 「!!」 あまりの恐怖で身体が強張る。 いよいよきやがった、レイプで処女喪失とか嫌だ、絶対嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ、怖いよお母さんっ……! 俺は恐慌状態に陥り、恥も外聞もなく泣き喚いた。 「やだあぁぁ、やめ、いやだぁ」 バージンロードをバージンで歩くんだなんて古臭いことを言うつもりはないがだからってこんな無理やり奪われるなんて最低だ。 自分が可哀想過ぎて悲しくてどんどん泣けてきた。 みっともなく泣けば古泉も萎えてくれるかもしれない、と一縷の望みを抱いたからでもある。 考えが甘かった。 さっき古泉も言ったのにな、俺の泣き顔に興奮するとか。 それにこいつは女の子を縛ってローター責めするような鬼畜だった。 「仕方ありませんね」 やれやれ、と溜息をつくこいつの頭を殴り飛ばしたい。 「まあ、こんな形で純潔を散らしてしまうというのも味気ないかもしれませんし。どうせならもっとちゃんと舞台を整えて、次の機会にということで」 「……?」 指が割れ目に沿ってすっと下りる。さらにその下へ。 「では今回はこちらにしましょうか」 うそ、だろ。 やだ! 絶対やだ! ずっと嫌のターン!! あまりの展開に脳が理解を拒否する。 古泉の指がゆっくりと後ろの穴をなぞる。 その手つきに鳥肌が立ちそうだ。 「ひっ……」 もう俺なんか生まれたての子羊か何かのようにぷるぷる震えているというのに古泉の野郎はやれやれ呆れましたという感じで、 「そんなわがままを言われても困ります」 お前が困ろうと知ったことか、むしろいい気味だからもっと困れ。 「まあ、僕は僕のやりたいようにさせてもらいますけど」 おもむろに指先が沈んだ。 「っ!?」 たぶん爪の先がちょっと入ったくらいだったんだろうが、俺にとっては大根突っ込まれたくらいの衝撃だった。 いや、大根を突っ込まれたことなどないが。 「僕も結構限界なんですよね、あなたのその顔だけでかなり……」 そう言うやつのズボンの前は膨らんでいて、窮屈そうだ。 ファスナーを下ろす音、取り出されたブツはでかくてグロくて俺は自分の体温が低下するのを感じた。 指で大根レベルなのに、あんなの突っ込まれたらスイカだ。 産みの苦しみは鼻からスイカを出すのに匹敵するというが、出産もしないのに似たような苦しみを味わうとか怖すぎる。 「やだっ、無理い! い、から、ふつうに」 古泉は俺の言葉に軽く目を見張り、それからにやりと口の端を吊り上げた。 「いいんですか? 処女、いただいても」 よくはない、決してよくはないが、そっちは元々受け入れるための器官だし、引き換え後ろの穴は出すための穴で入れるところではないし、どっちがマシかっていったら前のほうがいい気がする。 それに前より先に後ろを経験するってのもなんか心情的に嫌だし。 本当はものすごく不本意だけども、もう十分苦しんだ俺としては、これ以上痛いのも苦しいのもやめて欲しいんだよ。 だから、やるなら早くしろ。そして俺を解放してくれ。 そろそろ死ぬんじゃないかと、冗談じゃなく思えてきたんだ。 「っく、は、やく……っ」 終わらせろ、と続けたかったのだが最後まで言えなかった。 そのせいで、はやく挿れろだと誤解されたらしくて不本意だが訂正もできない。 古泉がローターを勢いよく引き抜いたからだ。 「ぅっふぁああああ!!」 快感ってやつは天井知らずなのか? よく生きてるよ俺も。 気力的にも体力的にもそろそろ限界だ。 いった余韻でぐったりと力の抜けた俺の両太ももをつかみ、古泉はぐっと腰を押し付けてきた。 う、やっぱ怖い、怖い嫌だ、当たってる、ひあ、は、入ってくる……! 反射的に逃げを打つ身体を古泉は離さない。 ぐ、と身体を押し広げられていく感じがする。 「んっ……はぁ……っ!」 すでにとろけているそこは古泉をなんなく飲み込んでいく。 小さなローターとは違う、熱くて大きい。 途中少しつっかえたような抵抗があった気がしてちょっと痛かったが、これが破瓜ってやつなんだろうか。 痛みには個人差があるらしいけど、俺は幸いにしてそんなに痛くないほうだったんだろう、たぶん。 「あなたの中、すごい、ですよ」 古泉が満足げに息を吐く。 ああそうかい、じゃあとっととやることすまして出てってくれ。 心の中でぶぶ漬けを出したり箒を逆さに立てたりする一方で、俺は必死に呼吸していた。 も、意識ぶっ飛びそう。 むしろぶっ飛ばないでいられることが不思議だ。 「っ……はぁ、はぁっ、んんっ」 身体の中が熱い。熱くて溶け出してるんじゃないかと思う。 今動かれたら何かが溶岩みたいに溢れるかもしれない。 実際に古泉が動き出し、俺は自分の予感が捨てたもんじゃないことを知った。 結合部がちゅぷちゅぷと音を立て、時折その隙間から液体が流れるのを感じる。 「はっ……ぁあ、ん、あ! やっあ」 古泉がぐいぐいと腰を動かし、抜き差しを繰り返す。 そのたびに俺の膝から下が浮き上がり、力なく震えた。 「やっ、ん、あ、あっあ、ぁう」 「っ……」 柔らかな肉の壁を古泉の先端がつつく。 ひだがざわめき、古泉を締め付けている。 俺は嫌なのに、疲れてるのに、身体は貪欲に求め続けている。 「こんな、絡み、ついて。男が欲しくて、しょうがない、みたいです、ねっ」 「……!」 ぐっと突き立てられて、たまらず喉が反る。 さらけ出されたそこに古泉が吸い付く。軽い痛みが走る。 それすらも今は快感の火種にしかならない。 「いやらしくて、可愛い」 そんな、違う、 「ちが……ぁっ」 否定の声は我ながら嫌になるほど甘くて、誰が聞いても肯定と受け取るだろう。 ふにふにと胸を揉まれて、腰の辺りがじんと痺れるような、疼くような、なんだろうこれ、変だ。 「ねえ、あなた、気持ちいいこと好きでしょう? これじゃ、まだ、足りないですよね……?」 何を言ってるんだ、足りないどころか飽和状態だっての。 俺はもうかなりギリギリのラインにかろうじて踏みとどまっているだけ、崖に片手でぶら下がってるようなもの。 これ以上されたら本当に命に関わりかねない。 しかし、瀕死の俺の訴えを綺麗に無視して、まあ訴えといってもほとんど喘ぎ声しか言えなかったんだが、古泉は俺の愛液にまみれてぬるぬるのローターを、あろうことか後ろに押し込んできやがった。 「ひっ……」 指でぐっと奥に押し込まれ、中で波打つように振動しているのがわかる。 なんだ、何がどうなってんだ。俺の身体、壊れるんじゃないだろうか。 「やぁ、な、にこれ、おかし……っ」 ひく、と軽いひきつけを起こしたみたいに身体が跳ねて、それにあわせて涙がぽろぽろこぼれる。 身体の中の薄い壁ごしに二つの刺激があって、お互いがお互いを高めあう相乗効果でありえない快感を生む。 前の古泉はぐりぐりと抉ってくるし、後ろは絶えず振動して、やばい、変になる。 「や、こ……ずみっ、こんなの、やだぁっ」 今まで嫌だといったことが止めてもらえた例がなくても、懇願の泣き声を言わずにはいられなかった。 「嫌? 嘘ですね、気持ちいいんでしょう?」 奥深くまで突きこみながら言われ、反論しようとした俺の思考は一瞬真っ白になった。 「……っは……っ、あ」 ぱくぱくと水面の鯉みたいに口を開け閉めして、端からは涎をたらし、きっとすっごいだらしない表情になってるだろう。 「だってこんなに僕に絡み付いて、後ろだって」 指がローターを飲み込んでいる穴に触れた。 びくっと身体が竦む。 「んぁ!」 「ほら、ひくひくしてる」 古泉は俺に思い知らせるようにそこを撫でて笑った。 必死に否定しても「身体は正直だな」って自分でもそんなエロ親父みたいなことを思うくらい反応しちまって、もう嫌過ぎる。 意識が全部そっちに持っていかれて気持ちいいことしかわからない。 このまま死んだら末代まで語り継がれる恥だ。 「んっ……や、ぁ……や、」 古泉が背をかがめて胸を舐め、乳首に強く吸い付いた。 「やぁっやああ! らめぇ!」 まさかこの俺がみさくらあえぎをさせられる日がやってこようとは。 この調子で次には、こんなやつに悔しいでも感じちゃうとか言わされたりビクビクッさせられたり極とかハードとかされんのは絶対ごめんだ。 「らえ……っう、らめら、って」 フルマラソン走り終わってぶっ倒れる選手みたいな呼吸、苦しくてそろそろお花畑が見えそうだ。 ぐぷぐぷ泡立つような音が下半身から響いて思考を溶かしていく。 繰り返される律動の間隔が狭まってきている。 古泉が乳首を触りながら耳元で囁く。 「ね……あなた、今日、危険日なんですよ」 知ってました? って、俺は今まで危険日を把握する必要なんてなかったから知るもんか。 「このまま、中に出したら……さて、どうなるでしょう?」 溶かされていた思考が一気に形を取り戻した。 危険日。 危険日って、子供ができやすい日ってことだよな? 子供って受精したらできるんだよな? 受精って、精液を中に出して……。 理解とともに血の気が引いていく。 もちろん古泉はコンドームなんてつけてない、生だ。 このまま、中に出したら――――出されたら、妊娠しちゃうかもしれないってことで。 「ひっ……やぁ、あ、や、やああ! はなせ、はなし」 嫌だ、怖い怖い怖い!! 力なんてほとんど入らなかったが、それでも精一杯暴れたつもりだ。 けど、やっぱりどうしたって古泉の力にはかなわなくて、逃げられないようにがっちりと捕まえられ、揺さぶられるがままになる。 「やだ、やだぁあ、うっく、うっ、やああ」 まだ高校生なのに。 人を好きになって、彼氏彼女になって、デートしたりキスしたり、愛情を深めていって、いつかは身体を重ねて、結婚して。 そんな風に大好きな人と進んでいくんだと信じ込んでた。 全部すっ飛ばして、無理矢理犯されて妊娠なんて、夢にも思わなかったし、ありえないことだったはずだ。 ひどすぎる。なんで俺がこんな目にあわなくちゃいけないんだ。 急き立てられて、絶頂まで間もないことを悟る。 たぶん古泉はそのとき一緒に行く気なんだ。 俺はどうしたら、わからないよ、怖い。 現実感を帯びた不安が襲ってきて、涙が溢れて止まらない。 中に入っている古泉の熱さに、そこから絶望が広がっていくような錯覚を覚える。 しっかり埋められていて、出て行かない。 逃げようとしても逃げられない。抜けない。 唇が、耳たぶを柔らかく食む。 「んっ……」 「大丈夫ですよ」 古泉の片手が下腹部に伸びる。 「……僕とあなたの子供なら、きっと可愛いですから」 俺は目を見開いて、きわから涙が零れ落ちるのを感じた。 ぬるり、と指がクリトリスを摘まんで滑った。 ぐっとつま先が丸まる。 「や――――ぁああああ……っ!!」 「……んぅ……っ」 古泉のどこか恍惚とした呻き声が聞こえ、体内で脈動するものと、何かが溢れるような感覚が、俺の心を粉々に砕いた。 気を失っていた。 どのくらい時間が経過したのかわからないが、古泉がまだ入れられたままだったから、そう長い間じゃなさそうだ。 真上に見える古泉の顔は満足げに微笑んでいて、すごく優しい顔で、なのに俺は泣けて仕方なかった。 顔がたちまち滲んでぼやける。 繋がったままの下半身が、しゃくりあげるのにあわせて揺れる。 ずいぶん体力を消耗してしまっていて、指一本動かすのすら億劫だ。 古泉がその手を取って重ね、指と指を絡めてきても振り払えない。 「楽しみですね、できてるか、できてないか、どっちだと思います?」 「……!!」 かちりと歯が鳴った。嫌だ考えたくない、こんな、 「お、前……、こんな、ことして」 俺の言葉を聴く古泉の、手を握りこむ力が強くなる。 「もし、俺が、ハルヒ、に、言ったら……」 「――――言いませんよ」 指先にキスをされた。 「言えません。そんなことをしたら僕はきっと死ぬか、世界が崩壊する。あなたは僕を殺すことも、世界を崩壊させることもよしとしないでしょう」 断定的な口調で古泉は言った。 卑怯者。 確かに俺は、古泉を許すつもりはないが、だからといって殺せない。 それに世界が崩壊するなんてあってはならないことだ。 古泉は全部わかってて、俺をレイプしたんだ。 「あなたは涼宮さんに、少し前から僕と付き合っているとだけ言えばいい。愛し合う二人が身体を重ねるのは、なんら不自然ではありませんよ。時には若気の至りで避妊がおろそかになることもあるでしょう。その結果、子供ができてしまうなんてこともね」 古泉の言葉が毒みたいに浸透していく。 「たとえ親や友人に見離されても、世間がなんと言おうと、気にする必要はありません。僕がいますから」 そっと髪をなで、涙の伝う頬をなで、息をする唇に触れる。 「ああ、やっとあなたを手に入れた」 唇が重なる。 やがて古泉が身体を起こし、性器がようやく引き抜かれ、足の間を伝う液体に俺は泣くことしかできなかった。 「今回できなくても、またいくらでも注いであげますからね」
https://w.atwiki.jp/akadama/pages/68.html
キョン「……おい古泉。俺の気のせいかもしれんが、何かお前背が縮んでないか?」 古泉「……………え?…いえ、そんな事は?」 キョン「そうか」 次の日 キョン「おい古泉…」 古泉「何も言わないでください。目の錯覚です!目の錯覚!」 キョン「顔が近い!そんな力説しながら声を張り上げんでも聞こえる!」 古泉「す、すみません。動揺してしまって……」 5日後 キョン「古泉…どうやら言い逃れはできないくらいに縮んだようだな」 古泉「うっうっ…何でこんなことに…。これも涼宮さんの力なんでしょうか…?」(めそめそ) キョン「さあな。神のみぞ知るってとこだ。…それはそうと…」 古泉「?」 (カチャカチャカチャ…ジーーッ……) 古泉「!!??ちょっ、ジッパー下ろさないでください!ズボン下ろさないでえぇぇ!!///」 キョン「…………………」(股間見つめ) 古泉「………………うぅ…」(不安げにキョンを見上げる) キョン「………よしっ!」 古泉「何が『よしっ』なんですかぁ!どうせポークビッツですよ! 仕方ないじゃないですか、背が縮んだんですから!うあぁぁぁん!」 キョン「ま、まだ何も言ってないだろうが;何だ、男はアレの大きさだけじゃないぞ」 キョン「とりあえず落ち着け。騒いでも何も解決しないからな。 ハルヒは今日は都合よくココへは来ないらしいし、朝比奈さんも用事で 来れないらしい。ココにいるのは俺とお前、そして長門だ。よかったな。 とりあえずオセロでもするか、な?」 古泉「………ふも…(何故だかキョン君がいつもと違って優しいです…)」 古泉「ぅ……手が届かないです…」 キョン「仕方ないな。おい、俺の膝に座れ。それなら届くだろ?」 古泉「いいんですか?それならお言葉に甘えまして…… (やっぱり優しいです。どうしたんでしょう?)」 キョン「(今の古泉見てるとアイツ(妹)の小さい頃思い出すな…)」 古泉「よいしょ……」 キョン「………」(後ろからそっとオセロ盤を少しだけ遠ざける」 古泉「あれ?よいしょ…っ…」(腕を伸ばす) キョン「ww」(更に遠ざける) 古泉「・゚・(つД`)・゚・ 」
https://w.atwiki.jp/akadama/pages/106.html
「38.2℃か……座薬を使うには少し早いか」 汗みずくで布団に寝転がる古泉を眺めつつ言う。 高熱の為に顔は赤く、目は潤み、忙しない息は少々苦しそうだった。 「早く、服、戻して下さい……」 動くのはだるいのか、力なく身を投げたままだが、口はどうやら元気なようだ。 「何だ、寒いのか?」 「……そういうんじゃなくて……」 もぞもぞと布団の上で古泉は下半身に手を伸ばした。 言い遅れたが、先程の検温の為に下着ごとズボンを引き下ろしたままだ。 何故体温を測るのに下を脱がす必要があるのかって? そりゃ勿論、直腸検温をしたからに他ならない。 小さく悲鳴を漏らしながら、水銀式体温計を突き刺される古泉は なかなかそそるものが……っと失礼、なかなか気の毒だった。 風邪って大変だよな、うん。 「いい加減服を戻して欲しいんですが……」 寝巻きの上着の裾を掴んで腰を隠しながら 古泉が恨みがましい目で見上げてくる。 さっきまで体温計に感じてたのにな。 「なっ……感じてません!」 そういう事にしておいてやろうか。 ところで古泉、どうせ脱いだのなら、ついでにトイレ行かないか。 「え……、あ、はい。そうですね……」 よろよろと身を起こそうとするのを軽く手で制して。 不思議そうな顔をする古泉に俺は言ってやる。 「ああ、起きるのも辛そうだよな。お前寝てて良いから。 尿瓶とカテーテル、どっちが良い?」 「はぁぁ!?」 一体何を言い出すのかと古泉が驚きの声を上げた。 結構元気じゃねぇか。だが、俺はこれでも有言実行の男なんだ。 「ちょ……何言ってんですか、幾らなんでも、それは……」 まぁまぁまぁ。良いだろやってみたいんだよ。 一層顔を赤らめて、ばたばたともがく古泉を宥めながら 俺はどうやってこの提案を押し通すかを考え続けるのだった。
https://w.atwiki.jp/akadama/pages/296.html
そこを訪ねる時は決まって、星も見えない灰色の夜だ。 古泉は一目で女物と分かる、毒々しいまでに真っ赤な着物を着ていた。 「……趣味悪いな」 「ひどいですね。一枚きりの晴れ着なのに」 服も化粧もあなたのためだと嘯く唇を奪って、華奢な首筋を露わにする。 「どうせ俺が脱がすのにか」 「あなたに剥いで貰うため、ですよ」 小造りな頭を抱き寄せ、匂い立つ白いうなじに噛みつけば、甘えるようにすんと鳴いた。 「会いたかった……」 媚びる声を聞きながら、細い肩から着物を滑らせる。 様々な男の残滓を安物の香でごまかした、血のように嘘っぽい衣が落ちれば、闇にひっそりと浮かぶのは肌襦袢と、同じように白い古泉の肌だけだ。 「あ…ふぅ、」 こんな商売ですっかり作りかえられた古泉の体は、簡単に快楽を拾う。 すらりと伸びた脚を撫で上げて、足袋を脱がす。赤く染めた爪をからかうように舐めれば、細い足首が若魚のように跳ねた。 「……う…っん」 出会った頃より筋肉の落ちた身体は、男にしては薄く女よりは硬く、言葉にしがたい妙な色気を放っている。 既に背も伸びきり、なよやかでもなければ女顔でもない古泉が、ここでそれなりに良い部屋を与えられているのも、こいつの色香にあてられた奴の数を物語っているだろう。 「なにか、難しい顔を、しておられますね」 こんな時だけ昔みたいな言葉を使う。 難解な事ばかり流暢に喋っていた唇は、楚々とした形だけはそのままに、男を誘う言葉を吐く。 「俺以外にもこんな反応するんだろうな」 古泉は何か言いたげな顔をしたが、そのまま滑らかな鎖骨に吸いつけば、口から出てくるのはすぐに喘ぎ声だけになった。 昨晩もさんざん弄られただろう乳首は、布の上からでも分かるほど芯を持っていて、息を吹きかければ触れて欲しそうに震えた。 「あっ…は…も、う……」 「触って欲しい?」 必死で頷く顔は欲望に塗れてるくせに、赤く染まった頬は子どもみたいだ。 素直な反応に気分を良くしながら襦袢をはだけ、色づいた乳首にじゅっと音を立てて吸いついた。 「ぁあんっ」 男にしてはぷっくりと形の確かなそれを揶揄するように、ちろりと舐める。 舌でねぶれば熟れたように赤くなり、まぶした唾液でぬらぬらと光るそこを、痛いくらいにきゅうと摘み上げた。 「ひぁ、っああ」 「こんなに乳首勃たせて…やらしいな」 責める言葉に感じたのか、肌着に先走りが滲んだのが見えた。 「っん、はぁ……」 「そろそろ欲しいだろ?」 俺の股間に伸びたひらひらと白い手を捕まえて、指を吸う。腰にまとわりつく布を取り去ると、ひくつく窄まりに香油を垂らした。 「ゃあっ」 震える内腿を、先走りと混じって温くなったそれがとろりと流れた。 「あ、あ……」 そっと指を添えれば容易く呑み込むそこは、こいつが受け入れてきた男の数だけ柔らかくなっている。 「はあ…ん……」 すんなりと入った三本を動かす。古泉は、まるでそうされている方が自然であるかのように恍惚とした声を漏らした。 慣らすまでもなく解れたそこを揶揄するように、知り尽くした内側の性感帯を撫でる。 「んぁ、そこ……」 古泉は待ち焦がれたように、ねだるような声を出す。 「ここか?」 そのまま気を遣らせるくらいのつもりで執拗に愛撫を施せば、古泉は胸を反らせて身も世もなく喘いだ。 「ひ、ぁんんっ……!ふぁ、ぁんっ」 快楽に溺れる古泉を見るのは好きだ。何も考えずただ目の前の欲望を追う瞳は、俺を映さない代わりに、他の何も見えていないから。 「ふぁ、あ、っあ、もっと…」 「気持ちよさそうだな」 火照った頬を流れる涙を遡れば、子どものように濡れた目にぶつかった。途端、瞳の中の快楽が悲痛に変わる。 「っ…ごめんなさい……」 こいつは、快楽に弱い自分を責める。 流されてしまえばいいのに、与えられる快感にも、それを求める淫らな自分にも、怯えて揺れる。 ……馬鹿だな。我に返って顔を隠すように掲げられた腕を、強引に自分の背に回す。 俺が来た頃には既に数多の男を知っていた身体と裏腹に、置いてきぼりの心の方は、時々こうして強過ぎる悦楽に均衡を崩すことがあるらしい。 扇情的に男を誘っておきながら、子どもの頃みたいに震える背を、宥めるように撫でる。 たとえこの無垢さが嘘でも、この哀れな震えが収まるならそれでよかった。 ……なんてな、馬鹿は俺だ。 こめかみに流れた涙を吸っていると、このまま動物の親みたいに、全身舐めてやってもいい気がしてくる。 もうお互いどうしようもない昂ぶりが腹にぶつかってるくせに、本当に馬鹿だ。 「あ…もう……だいじょう、ぶ」 古泉が囁く。 唇には紅を刷き、首筋からは白粉と古泉の匂いがしてくらくらするほど色っぽいくせに、背を探る手は迷子のように必死だ。 「嫌じゃない?」 眦に口づけながら古泉が頷く気配を感じる。足を開かせて、淫らに濡れたそこに疼く熱を宛がった。 「ひぁ、うっ…ん……」 ぬちりと水音をたてて雁首を食い込ませれば、あとは根本まですんなりと入った。 「は…やばい」 古泉の中は熱くとろけているくせにぎゅうぎゅうと絡みついてきて、入れただけで達してしまいそうだ。 落ち着くまで待とうかと腰を撫でると、さっきまでの怯えを忘れたように、胎内は挿入の歓喜にやわらかく蠢いて俺を誘う。 「あ、っも、いいからっ……」 「無理するな、」 「っく、ふ、あ…ぁん」 ゆるゆると浅い抽挿をくりかえすと、焦れたように腰を揺らめかせる。 あえやかな声さえ、先までの切羽詰まった喘ぎではなく、媚びるような色がある。 古泉が無意識に見せる淫らさにどうしようもなく劣情をそそられた。 細腰を抱え直して、一気に奥まで挿入する。 「ひぁっ…あっ、あぁ!」 先端で前立腺だけ狙って突き上げると、古泉はあられもなく嬌声をあげた。 快感を享受する器官として慣らされたそこは、もはや激しい抽挿にも傷つく事なく、刺激を欲して蠢いている。 感じればいい。怯える暇もないくらい、媚びも憂いも全部忘れて、ただ快楽だけ追えばいいのに。 「気持ちいい、だろ?」 もう古泉の口からは、意味をなさない喘ぎ声が溢れるだけだった。 抱き寄せた細い背中は、薄い筋肉越しに肋骨を感じる禁欲的な作りのくせに、それを覆う肌は女のように滑らかでしっとりと手に馴染み、容易く快楽を拾う淫乱さをもてあましている。 うっすらと滲む汗からは、こんな時でも変わらない古泉の甘く清潔な香りがして、俺を誘惑する。 「ふぁ…あ、ぁん、ぁあんっ」 「いい?」 「あ、きもち、い…です」 ずちゅっと、腰を落とす度にいやらしい水音が零れる。 腰に絡むしなやかな脚は、快楽に翻弄されるようにひきつきながら、つま先を反らせている。 「あっ、も…だめ…ひぁ……!」 古泉は既にゆっくりと絶頂を極めているようで、先端からは先走りだけではない、白いものが少しずつ漏れていた。 それに合わせて中の方も、精を搾るように強く蠕動をくりかえす。 「……うわ、…っ」 啜り出されるような感覚に負けじと腰を打ち付ける。 「ん、あっ、あ、やっ…んっあぁっ…ああぁあん!」 「……くっ…きつ…」 熱い粘膜の貪欲な収縮に誘われ、俺も古泉の中に出した。 「は、…ふぅ」 そのまま次になだれ込んで、抜く時にはもう、古泉は息も絶え絶えだった。 たった一晩買っただけでこんなに喉を嗄らして、起き上がる体力も残ってないくせに、初夜の娘のように初々しく満ち足りた顔で微笑んでみせる。 「…っん……」 緩んだ窄まりからとろりと流れ出す精と香油に、またその気になりそうな自分を宥めながら、古泉の髪をかき混ぜる。 「後やっとくから寝てろ」 「………」 古泉は俺の掌の下、目を瞑ったまま動かない。もう眠ってしまったのだろうか。 「おい?」 「……ねえ、僕には」 瞼を閉じて、まるで譫言のようにうっとりと微かな声で古泉は囁いた。 「あなただけ、です」 きっと、あなたは知らないでしょうけど。それは毒のように甘い言葉だった。 身体は誰にでも柔く開かれて、言葉は誰へでも甘く偽って。 心は?きっと、その両方を犠牲にしなければ、どこにあるかさえ知れないだろう。 いいさそれでも。俺は古泉の全てを手に入れる事は出来ない。 身体、言葉、心?それどころじゃない。俺の手に入るのは、小金と引き替えの消えていく数時間。それだけだ。 「…おやすみ、射月」 あの頃よりすっかり痩せた背を撫でる。 これが古泉だと知っているのは俺だけだ。古泉自身でさえ、俺が気付いてることを知らないだろう。 それでもいいんだ。
https://w.atwiki.jp/akadama/pages/23.html
みくるの着替えだとかポロリを間違って目撃 ガチャ…… 古泉「すみません。遅くなり……」 古泉・みくる「!!!」 みくる「ひゃ「きゃああああああぁぁぁぁ!!??」 ハルヒ・みくる「っっ!!??」 古泉「ごめんなさいごめんなさい。見る気はなかったんです~!!」 ガチャガチャバタン!!(慌てて部室のドアを閉めて逃げ出す) みくる「……叫ぶタイミングを逃しちゃいましたぁ…。」 ハルヒ「というか…今の古泉くんの声どこから出たのかしら…。」 長門「………(ユニーク)」 キョン「……(何だよあの反応。不本意だが可愛いな。忌々しい)」
https://w.atwiki.jp/akadama/pages/257.html
俺は今昼食を摂っている。 目の前には古泉が居て、古泉が作ってきた手製の弁当が俺の膝の上にある。 「おいしいですか?」 俺が箸を口へと運ぶ度に、にこにこと笑みを浮かべる古泉の指先には小さく絆創膏が巻かれている。 今日はこれだけで止められたんだなと、その指を見て僅かに安堵した。 「あなたが……僕を食べてくれて嬉しいです」 うっとりと夢見るような眼差しで、咀嚼し続ける俺の口元を眺める古泉。 今食べている弁当に、そこまでの違和感は無かった。 食材の味を損なわずに混ぜるのが上手くなったものだ。 不快な歯ざわりも特に無い。今日は何を混ぜてあるのだろう。 「指、見せてみろ」 一度気になり始めると、俺も自制が効かない。 有無を言わせず俺は古泉の手を取り、絆創膏を剥がした。 そこは肉が削られている事もなく、鋭い刃物による切り傷だけがあった。 今朝調理の際に切ったのだろう。 俺が指先に力を込めれば、開いた傷口からじわりと血が滲み始めた。 やがてそれは、古泉の細く長い指を伝い降りていく。 その様をただ俺は眺めていた。 「……舐めてはくれないんですか?」 流れ行く血液を惜しいと思ったのだろうか。古泉が呟いた。 「既に弁当に入っているんだろう?」 俺が食べていたのは、古泉の血が混ざっているであろう弁当。 手違いで切ったと言う訳では無いはずだ。 当てられた事が嬉しいのか、古泉はふわりと笑う。 「はい。あまり固形物を混ぜると、味が悪くなりますしね」 固形物、か。 俺がそれも構わないと言えば、古泉は躊躇う事もなく自らの体を傷つけるのだろう。 俺に取り込まれる事を喜ぶ性癖が古泉にはあった。 古泉の愛情表現が歪んでいるのは、とっくに解っている。 他人の目がある日中にこの有様だ。 夜になり、古泉と過ごす時は更に色々な事を要求される。 食われるだけでなく、俺から与えられる苦痛も嬉しいのだそうだ。 俺にその感覚は理解出来そうに無い。 でも古泉がそれを望むのだから。 そっと古泉の指に舌を這わせ血を舐め取ると、目を細めた古泉の唇から小さな吐息が漏れた。