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前ページ次ページなのはクロスの作品集 シン編 第4話 『夢』 闇の書の自動防衛プログラム再生まであと『2時間37分』 十年前 海鳴市 喫茶翠屋 ようやく高町家での修行を終えたシン。彼は現状を把握するために、翠屋でデス子と合流していた。・・・というより、無理やり奢らされていた。 デス子「それで(むぐむぐ)リインフォースさんは(もごもご)いまだ捜索中です。 だいぶ範囲が狭まったので(むしゃむしゃ)あと一時間ぐらいで(ぱくぱく)発見できますよ(ごっくん)」 シン 「物を食べながら喋るな! それにしても、少し時間が掛かりすぎじゃないか?」 デス子「病院から(むしゃむしゃ)転送先を割り出したんですけど、(ぱくぱく)もういなかったんですよ。 おまけに、意図的に魔力を(もごもご)隠してるみたいで・・・。」 話を聞いて、シンにはリインフォースが何故隠れているか予想が付いた。 仲間に心配を掛けまいとするのは、はやてと良く似ている。さよならさえも言わせない気なんだろうが、そうはいかない! あいつは俺が救うんだ! 今日! この町で! デス子「それより、御神流の奥義は(むしゃむしゃ)どうなったんですか?(ぱくぱく)いくつ習得できました? マスターの(もごもご)ことですから、もう全部会得したとか?」 シンが今まで一生懸命言われまいと話題を変えていたのに、相変わらず空気を読めないMSだ。 さっきから、シンが不機嫌な顔をしているのに全く気付いていないのだろうか? シン「ゼロだ」 デス子「・・・・・・はい?」 シン 「一つも出来なかった。」 デス子「かんっぜんに、無駄足じゃないですか!!何遊んでたんですかマスター!!!」 シン 「あんな人間離れしたことが、一朝一夕で出来てたまるか!!!理屈は分かったからいいんだよ!!!!」 桃子 「二人とも仲がいいのは判るんだけど、店の中だから自重してね」 桃子さんの目が笑ってない笑顔にビビリながら着席する二人。 案外、冥王の血は桃子さんが大元かもしれない。 デス子「あ、『苺のミルクシャーベット・フルーツ添え』と『チョコレートムースのキャラメルソース・パイ添え』と 『シュー・ア・ラ・クレム・スペシャル』と『レモンヨーグルトとフルーツミックス・グラス盛り』 あと、『フルーツソースのブラマンジェ』『ハニービスケットのレアチーズ添え』『いちごのホットチョコタルト』 追加でお願いします! それで? 何で(むしゃむしゃ)ヴォルケンリッターを(もごもご)ほっといて私を(ぱくぱく)呼んだんです か?」 シン 「・・・・・・(もはや語るまい)リインフォースのいる場所に心当たりがあるんだ」 シンの考えはこうだ。 この時間軸に三週間滞在して、歴史の修正力の恐ろしさは身をもって知った。 ならば、リインフォースが消える場所も本来の歴史と同じである可能性が高い。 なのはとフェイトがどこにいるかわからないのも、リインフォースを閉じる儀式を準備しているからと考えればつじつまが合う。 デス子「なら、ヴォルケンリッターも連れてくればいいじゃないですか。仲間はずれはいじめですよ! かっこ悪いですよ!!」 シン 「まず、確かめにいくのが先だろ。もしいなかったらどうするんだよ! 連絡はそのあとにすればいい」 デス子「なるほど。・・・って私は連絡役ですか! そのためだけに呼ぶなんてひどいですよ、マスタ~!!」 シン 「俺の財布を滅ぼしたくせに、今更、ひどいって言うな!!! 一体いくつ食べる気だ!!! いつもいつも食ってばっかいないで、たま には・・・」 桃子 「ふ~た~り~と~も~?」 十分後、シンとデス子は店の奥で説教食らった挙句、追い出される羽目になった。 十年前 海鳴市 海鳴臨海公園前 平日だから、人が少ないのは納得できる。だが、雪が降っただけとはいえ、今日のように誰もいない日は極めて珍しい。 いつもならジョギングしているおじいさんや、チョコやチーズが入った、たこ焼きやらたい焼きやらの屋台が店を出していたはずだが・・・。 それにシンは、前にもこの違和感を味わったことがある。 シン 「デス子、何かわかるか?」 デス子「この公園全体に、巧妙に偽装された結界魔法が張られています。遠距離ならまず間違いなく気付きませんね」 シン 「どうやらここみたいだな。俺は探しに行くからヴォルケンリッターへの連絡は頼むぞ」 デス子「了解です」 リインフォースが病院から転移してから既に6時間近く経っている。もしかすると手遅れになっているかもしれない。 シンは焦りに駆られて、公園中を走り回った。 シン「くそっ、どこにいるんだ! この公園広すぎるぞ!」 がむしゃらに走っていたシンの頭の中に、死んだはずの親友の声が唐突に響いてきた。 レイ(もっと先だ、シン。お前が最初に来た場所を思い出せ) シン「レイ! レイなのか!」 生死を共にしてきた一番の戦友の声を、シンが聞き間違えるはずが無い。 シン(何を今更・・・。レイはもう死んだだろ! でも確かにさっきの声は・・・) しばらく待ってみたが、聞こえてくるのはゆるやかな風の音と積もった雪が落ちる音だけだった。 魔法なんてものがある世界だ。幽霊の声が聞こえてきたところで驚くことでもないかと、シンは素直に納得した。 もっとも、いまだに心配を掛けているのかと少しへこんではいたが・・・。 シン「ありがとな、レイ。そっちの皆にもよろしく言っといてくれ」 どの道探す当てがない以上、空耳でも何でも頼るしかない。 彼は最初に自分がここに来た場所へと走り出した。 シン「はぁはぁ、ここら・・・辺か? ・・・・いた! 」 あの人影は、なのはとフェイトとリインフォースに間違いない。 まだリインフォースが消えていないところを見るとなんとか間に合ったようだ。 リインⅠ「海・・り深く愛し、・・・の幸福を守りた・・・思える・・・と」 コーディネーターの聴力でようやく聞こえるほどかすかな声。 初めて聞くはずなのに、なぜかシンには聴き覚えがあった。 リインⅠ「出会えればな」 悲しそうで、寂しげで、顔も知らないのに俺は守りたいと思った声。思い出した。これはこの世界に来るきっかけになった言葉だ。 シン「ぜぇぜぇ、もう・・・やめろ、リインフォ・・・ゲホッゲホッ!!!(しまった、声が!)」 ペースを考えずに走り続けていたせいで息が乱れて、この肝心なときに大声が出せなくなっている。 いつものシンならこの程度のことで息が乱れるわけはないのだが、慣れない雪に足を取られて、自分で考えていたよりもはるかに多くの体力を消耗していた。高町家で大幅に体力が減ったときも、まともな休息は取っていない。 ここに来て本人も気付かないうちに、シンの体力は限界に近付いていたらしい。 シン(くそっ、後一歩なのに、このままじゃ間に合わない。なにか・・何かないのか!) フラフラと走り続けながらも必死で辺りを探すシン。そこへ最高の(最悪の?)タイミングでデス子が戻ってきた。 デス子「マスター、ヴォルケンリッターに場所を知らせてきましたよ~」 シン 「見つけた!!!」 デス子「へ?」 今のデス子は、機動性を重視するためリインⅡみたく妖精サイズだ。これならいける、と思ったシンは迷わずデス子をその手に掴んだ。 シン 「デス子! 10秒足ったら子供モードになれ!!」 デス子「え? え? 何ですかマス・・・」 シン 「(力がないのが悔しかった!俺はこのデスティニーで運命を薙ぎ払う!!)いっけぇぇーーーー-っ!!!!デス子ミサイル!!!!」 ザフトのエースとして培った技術を、全て込めた投球によって、デス子は時速150キロ以上のものすごいスピードでリインフォースへ向かっていった。さながら大砲で発射されたピエロのごとく・・・。 デス子「うぎゃぁぁぁぁぁ~~~~~!!! マズダーのばぁがぁーーーーー!!!!!」 一方、全く気付いていないリインフォース達は、シリアスな最後を迎えていた。 リインⅠ「ひとつ頼まれてくれないか?」 なのは 「なにを・・・ですか?」 リインⅠ「私は消えて、小さく無力なカケラへと変わります。もしよければ、私の名はそのカケラではなく、やがて生まれるだろう私の妹に送っ てやってください、そう主はやてに伝えてくれ。私の魂はきっとその子に宿るだろう」 フェイト「・・・リインフォース」 何もできない悲しみ、自分が無力なことへの悔しさ、そしてどうすることもできない理不尽がなのはとフェイトに涙を流させる。 はやてを助けるためとはいえ、リインフォースを閉じる決断は、まだ9歳の彼女達にはあまりに荷が重かった。 リインⅠ「そんな悲しい顔をしないでくれ。お前達はよくやってくれた。これは誰のせいでもないんだ」 儀式も最終段階に入っている。おそらく、これが最後の言葉になるだろう。 リインⅠ「主はやて、守護騎士達、小さな勇者達、そしてシン・アスカ、ありが・・・」 デス子「ギャァァァアア~~~~~!!!」 リインⅠ「んっ、何のお・・・ぐほぁぁぁぁっ!!!!」 強烈な一撃をモロに側頭部に受けたリインフォースは、(デス子と一緒に)数メートルも吹っ飛ばされた。 子供モードになり、体重もO十キロに増えたデス子が時速150キロで突っ込んできたのだ。 避ける隙も、かわすひまもない。 後に管理局中に恐れられた『紅き砲弾』と呼ばれる合体必殺技の誕生である。 シン 「ぜぇぜぇ、リイン・・・フォース、あんたって・・・・人は・・・」 なのは 「えっ? えっ? シンお兄ちゃんどうしてここに!?」 フェイト「リ、リインフォース、デス子、・・・ひっ、白目むいてる!」 リインフォースとデス子は、仲良く? 雪まみれになって気絶していた。 なのはとフェイトは驚きながらも、リインフォースとデス子を雪の中から助け起こす。 デス子「まぁすぅたぁ~~~。ひどすぎますよぉ~~~」 シン 「・・・・・・ごめん、さすがにやりすぎた。それは一旦置いとくとして、なのはにフェイト、ちょっと席をはずしててくれないか?」 リインⅠ「・・・・・・んっ、ここは?」 シン 「ようやく気が付いたか」 リインⅠ「シン? そうか、私は何かよく判らないものに吹き飛ばされて・・・」 シン 「ひ、一人で勝手に消えようとしたから、ばちが当たったんだろ」 儀式を食い止めるためとはいえ、デス子を投げ飛ばしたとは口が裂けても言えないシンであった。 デス子「マ~ス~タ~、まったく反省してないなんて、どうやらお仕置きが必要なようですね~」 シン 「ええい、黙ってろデス子! (本当に空気読めないな、こいつは!)」 今のやり取りで、自分に何が起こったか大体想像が付いたが、話が前に進まないのであえてほっておくリインフォース。 リインⅠ「なのはとフェイトはどうした?」 シン 「ヴォルケンリッターを迎えに行った。まぁ、俺のせいで居づらくなったんだろ」 本当は、リインフォースを説得するために席をはずしてもらったのだが、それに気付いていないリインフォースは シンが怒っているため二人は居づらくなったのだろうと勝手に解釈した。 リインⅠ「シン、やはり怒って・・・いるだろうな」 シン 「ここまでくると怒るの通り越して呆れたよ。お前のことだからみんなに心配かけたくないとか、 悲しませないように黙って消えようとか思ってたんだろ」 リインⅠ「・・・よくわかったな」 シン 「いい加減にしろよ、どいつもこいつも! 前に『あんた達は俺が守る!』って言っただろ。少しは俺を信用しろ!」 デス子「(ぼそっ)まぁ、大嘘付いた正体不明のらき☆えろ居候男を信頼しろってほうが無理がありますけどね」 シン「・・・・・(デス子の今日の夕飯は無しだな)」 リインⅠ「主はやてにも同じことを言われた。私がしたことは・・・そんなに間違っていたのだろうか?」 シン 「・・・・いや、やり方は間違ってない。一を捨ててでも九を救えって考えはあるし、俺が消えて皆が助かるなら、俺もリインフォースと同 じことをしたと思う」 どんな強大な力があっても全てを守ることはできない。それは戦争に幸せを壊され、守りたかったものや、帰る場所を失ったシンの出した悲しい結論だった。 デス子「・・・・マスター」 シン 「でもな、リインフォース。その人のために正しいと思ったことをしても、その人が幸せになれるとは限らないんだ」 シンは今でもザフトにいた頃の自分は間違ってなかったと思っている。 軍人である以上、兵士は指揮官の駒であり、私情と独断で行動してはならない。上からの命令に背くことなく、命じられた敵をうち、守れといわれたものを守る冷酷な殺戮機械。それが軍人の正しい姿だし、そうすれば戦う力の無い多くの人を救えると思っていた。 何も間違っていなかったはずだ。だが、人の幸せを守ろうとしたシンが生み出したのは、不幸や憎しみ、そして多くの屍だけだった。 シン 「はやてだって、助かったとしてもたぶん一生自分のことを攻め続ける。例えそれが仕方がないことでも、どうしようもなかったとしても だ。立場が逆だったら、お前だってそうなんじゃないか」 リインⅠ「そ、それは・・・」 気にしていたことを言われ、言葉に詰まるリインフォース。 シン 「はやてに全てを背負わせて、自分だけ消えるきか、リインフォース! そんなことは俺が許さない!どうしても消えたいなら、はやて のためにもお前のためにも俺とデス子があんたを叩きのめしてでも止めて見せる!」 リインⅠ「・・・できると思っているのか? 私が本気を出せば、何の力も持たないお前など・・・。」 シン 「簡単にねじ伏せられるだろうな。けど、ヴォルケンリッターが来るまでの時間稼ぎぐらいはできる!」 リインⅠ「・・・・・。(守護騎士達まで味方につけているのか!)」 ここで、デス子の嘘が始めて役に立った。 ユニゾンデバイスの所持に加え、持ち前の頑丈さなどがリインフォースにシンは相当の実力者だと誤った認識を植え付けていたのだ。 そのことが、シンの再評価に大きく繋がっていたのだから、世の中はわからない。彼女が本気を出していれば、シンなど一分も持たなかっただろう。 シン 「俺の計画に手を貸してくれ! あんた達は絶対に守る! くだらない『運命』なんて俺が壊して見せる! 」 リインⅠ「・・・・・」 シン 「・・・・・頼む、俺はもう大事な人たちを失いたくないんだ!!」 リインⅠ「・・・手を貸すかどうかは内容で決める。先に何をするつもりか話してくれ」 シンは自分の考えた作戦を、メリットもデメリットも包み隠さずリインフォースに話した。この作戦にはリインフォースの協力が不可欠だ。 信頼を得るために、シンは必死で説得を続ける。 リインⅠ「・・・・・成功率が低すぎる。本音を言えば、そんな無謀な賭けに主はやてを巻き込みたくない。いざとなったら、お前を巻き込んででも 儀式を強行するぞ」 シン 「それでもいいさ、確かに可能性は低いけど俺も死ぬつもりは無い。必ず成功するとやくそくする!リインフォース、俺と一緒にはやて たちの居る八神家に帰ろう!」 リインⅠ「・・・そうだな、私もお前達ともう一度生きてみたい。シン、私の命をお前に預けよう(これでいいんですね、主はやて)」 シン本人は知らないことだが、儀式が中断されたとき、既にリインフォースの決意は半ば固まっていたのだ。 このまま消えるようならそれでも構わない。だが、もしもシンが儀式を止めに来ることができれば、全てをシンに託す。 結果的にシンは眠りにつく前にはやてが言った通り、二度もリインフォースの運命を覆えしてくれた。 もっとも、デス子を投げつけてきたのは予想外だったが・・・。 リインⅠ(私もこの男に賭けることにしました。元をたどればシンに救われた命です。それで、消えたとしても恐らく後悔はしないでしょう) シン 「よかった。これだけ言って駄目ならどうしようかと・・・・?」 安心したとたん、急に眠気に襲われるシン。 足にもまったく力が入らない、気を抜けば腰から崩れ落ちそうだ。 何とかリインフォースの懐柔に成功したものの、シンの体はこれまで溜め込んだ極度のストレスと『御神流奥義』の習得に関わる身体的な疲労などで、肉体も精神も限界を通り越しズタボロになっていた。 シン「(やばいな、今のうちに体力を回復しておかないと)リインフォース、悪いけど守護騎士達が来たら起こしてくれ。・・・・・限界・・・だ。少し 寝る・・・」 シンは言うが早いが近くにあったベンチに横たわると、五秒弱で眠りについた。 リインⅠ「シン、そんなところで寝ては風邪を・・・・・。(遅かったか、もう寝ている)」 リインフォースがシンの寝ているベンチに近寄ると、既に規則正しい寝息を立てていた。 どんな場所だろうが、眠れる時にすぐ眠られるのは彼ら戦士には必要な技能だ。 それをわずか十七歳の少年が身につけているのは、彼のこれまでの人生がどれだけ血にまみれているかを物語っているかのようだった。 リインⅠ「悲しい技能だな。この歳でどれほどの戦場を潜り抜けてきたのか・・・。しかし、この硬いベンチは疲れが取れまい」 リインフォースはシンの頭をそっと浮かせると、ベンチとの間に自分の太ももを滑り込ませた。 伝説に語られる『膝枕』である。 リインⅠ「これで少しは楽になるだろう。ふふっ、ここまでやって起きないのは信頼されているからか、単に疲れているからか。どちらだろう な」 幸いヴォルケンリッター達が到着するには、まだ時間が掛かりそうだ。 元々基礎体力の高いシンなら、すぐに回復するだろう。 リインⅠ「(膝枕をしたのは、主はやてに続いて二人目か)そういえばまだお礼を言ってなかったな。シン・アスカ、私が幸福になれたのは全て お前のおかげだ、ありがとう。」 シン 「・・・ん・、・・・どう・・・いたしまして・・・・」 寝言で返事をするシン。リインフォースは幸せそうに微笑みながら彼の頭をそっと撫でなでた。 リインⅠ(真っ直ぐな男だ。そして、とても暖かい。主はやて、あなたがこの男を信頼した理由がなんとなくわかった気がします) 前ページ次ページなのはクロスの作品集
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コーデ マイデコ例 コーデボーナス ジャンププログラム 【吹き出しコメント1】アースマジックフレームにスノーチャームがキラリ☆ 【吹き出しコメント2】かわいくきまったふわふわスタイル 【メモ】 ブランド ポップ コーデ トップス 不明 不明 ボトムス - - シューズ 不明 不明 アレンジ - - ▲ マイデコ例 チャーム1 チャーム2 フレーム スノー - アースマジック ▲ コーデボーナス ステージ コーデボーナス プリズムストーンショップ ◆◆◆◇◇ ほしぞらロックフェス ◆◆◆◆◇ プリズムLIVEスタジアム ◆◆◇◇◇ パウダースノーパーク ◆◆◇◇◇ スイーツカフェ ◆◆◇◇◇ プラネタリウム ◆◆◇◇◇ プリズムアリーナ ◆◆◇◇◇ トロピカルビーチ ◆◆◆◆◇ プリズムフューチャーアリーナ ◆◆◇◇◇ ゆうぐれロックフェス ◆◆◆◆◇ ディアクラウンショップ ◆◆◆◇◇ プリズムマイ☆デコアリーナ ◆◆◇◇◇ はらじゅくストリート ◆◆◆◇◇ ギャラクシースターファイナル ◆◆◇◇◇ ▲ ジャンププログラム 順番 ジャンプ 得点 サプライズ 1 はちみつキッス 100 2 きらめきフューチャースター 150 3 ブロンズスパイラル! 200 4 ポップスプラッシュ 200 ▲
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律「うーん」 今日、これで何回目だろう。 机の上に置かれている、白紙のレポート用紙を見る度、私は唸り声をあげている。 まぁ、誰も気付いてくれないけど 律(あぁー、ダメだぁ。なんも思い浮かばねぇ) 頬杖をついて、白紙のレポート用紙とにらめっこしても、文字が勝手に浮かんで来るワケもない。 朝の9時から、ずっとこんな調子だった。 律(もう午後3時か) 律「ふぅー」 一息つくと、携帯電話を取り出した。 律(ここは、あいつに電話するか) 今からかける電話の相手こそ、今回の悩みを作った原因だ。 プルルル、プルルル 数回のコール音のあと、その原因の人物が電話に出た。 『はい、もしもし』 律「おう! わたしわたし、りっちゃんだぞー」 『律?』 律「今日の澪ちゃんのパンツは、何色かなぁー」 澪『馬鹿律!』 律(はは、怒られちゃった) 律「あー、ごめんごめん。冗談だってばー」 澪『ったく! それで、なんの用だ?』 律「あー、ちょっと作詞の件で聞きたいことが……」 澪『もう出来たのか?』 律「いやー、全然。だから、聞きたいんだけど」 澪『そうか……』 律「そんで? 澪は出来たのか?」 澪『全くと言ってダメだ』 律(まぁ、そうだろな) もうすぐ文化祭がある。 私達、三年生組にとっては最後の文化祭。 そこで新曲をやる予定なんだけど、曲は既にムギが完成しているが、澪が担当する歌詞は未完成。 そこで、みんなで協力して歌詞を書いてみよう! ってなったんだけど……以外と難しい。 律「なぁ、作詞のコツとかないのか?」 澪『コツねぇ。それが分かったら今頃、私はスランプになってないと思う』 律(そりゃそうだ) 澪『んー、とりあえず思い付いた言葉をメモするしかないな』 律「やっぱ、それが早いんかな?」 澪『まぁ、何もしないよりかは』 律「澪もそうしてるのか?」 澪『一応はな。あとは、そうだな……誰かに思いを伝えたい、とか』 律「私にラブソングを書けってか」 澪『ぷぷっ。律にラブソング……あはははは』 律「笑うな!」 澪『ごめんごめん。でも別にラブソングじゃなくても、大切な人に感謝を伝えたいというか、思いを伝えたいと言うか』 澪『そう言うのでもいいと思うんだ』 律「ふーん、分かった。参考にするよ」 律「じゃあ、澪も頑張れよ」 澪『ああ、律もな』 律「じゃあな」 澪『ばいばーい』 電話を切ると、私はまた作詞の作業に戻る。 律(よし、やるか!) それから、どれくらい経過したんだろう。 私は澪の助言通り、大切な人に感謝を伝えたい気分で言葉を選び、レポート用紙に書き溜める。 大切な人……家族、友人。 そして、そこから歌詞になるようにしてみるけど…… 律「あぁー、ダメだぁ!!」 目の前のレポート用紙を思いっ切り、クシャクシャに丸めて後ろに放り投げる。 もうこの動作を何十回繰り返したか、そろそろレポート用紙がなくなりかけていた。 律(ちょっと、休憩するか) 机に突っ伏す。 そして、少し考え事をしていたら、外で物音がした。 律(ん?) 気になった私は立ち上がって、閉めきってある部屋のカーテンを開ける。 律(あ、雨だ) いつから降っていたのか、全く雨音に気付かなかった。 律(そういや、ずっと作詞に集中してたからな) 律(まだ全然、出来てないけど) 律「さて、続き……うわー」 さっき立ち上がった時に気付かなかったけど、今になってようやく気付いた。 部屋の床には、丸められたレポート用紙が散らばっていた。 律(まっ、歌詞を何度も書いたり消したり、そんで気に入らないから丸めて捨てて) 律「ふわー」 律(眠い……何時だ?) 時計を見ると、午後9時を少し過ぎたばっかりだった。 よくよく考えたら、日曜日という貴重な休みを丸々、作詞作業で半日も潰してしまった。 律(何やってるんだろなぁ) 丸められたレポート用紙を拾いながら、そんなことを考えた。 結局、この半日の成果はなく、レポート用紙を無駄にしたくらいだ。 律(まっ、澪が困ってるんだから、助けないとな) 全てを片付け終えると、私はそのままベッドにダイブした。 律(もう、寝ちゃお寝ちゃお) 律「おやすみー」 …… 翌日、部活もほどほどにして、みんなで帰り道を歩いていた。 唯「さて、今日も作詞を頑張りますか!」 梓「唯先輩。憂に手伝わせるだけじゃなく、ちゃんとやって下さい」 唯「失礼だね、あずにゃん。憂の力は、ちびーっとだけしか借りてないよ」 梓「だといいんですが」 紬「作詞って、なんか楽しいわね」 律「そうか? なーんか、色々と考える部分があるっつーか、私には似合わん」 澪「律らしいな」 律「ひっでぇー!」 唯「じゃあーねー。りっちゃん、澪ちゃん」 梓「お疲れ様です」 紬「ばいばーい」 律「おう」 澪「また明日」 …… 律「さーて、帰ったらまた作詞するか」 澪「律、なんか楽しそうだな」 律「楽しくねぇーよ。でも、澪の大変さが身に染みたよ」 澪「だろ」 律「ああ。だから、明日の締め切りにはいい歌詞を披露してやるよ」 澪「私だって負けないからな」 律「まーた動物シリーズとか?」 澪「い、いいじゃないか。動物は可愛いんだぞ!」 律「ぷっ、あはははは」 澪「笑うな、りーつぅ!」 …… 澪を茶化してはみたものの、 律(ダメだ) 私も人のことは言えなかった。 ノートに書き綴った詞を消しゴムで力を入れて消す。 レポート用紙が無駄になるから、ノートを使うことにした。 もう何度、書いたり消したりしたか、新品の消しゴムが半分くらいになっていた。 律(明日が締め切りなのに、本当に出来るんだろうか) そう思った時、机の上に置いてある携帯電話が鳴った。 律(ん?) 携帯電話を手に取る。 律(澪からか……) なんだろうと思いつつ、私は電話に出る。 律「もしもーし」 澪『律、大変だ!』 律「大変って、何が大変なんだ?」 澪『唯が……唯が……』 律「唯がどうし……」 澪『唯が風邪をひいた!!』 律「なんだってぇー!!」 それは、その日一番の絶叫だった。 …… 結局のところ、風邪をひいたのは唯ではなく憂ちゃんだった。 まぁ、唯からしたら憂ちゃんが風邪ひいたら、そりゃパニクるだろう。 なんにせよ、早く回復して欲しいものだ。 私は今、平沢家を後にし、梓とムギと別れ、澪と並んで歩いている。 律「いやー、びっくりしたなぁ」 澪「うん。去年の文化祭、唯は風邪を引いたから、電話貰った時はかなり焦ったよ」 律「まっ、唯がついてるから、憂ちゃんもすぐに良くなるだろう」 澪「そうだな」 律「で、歌詞の方はどうなんだ?」 澪「まぁ、順調かな」 律「そっか」 澪「律」 律「ん?」 澪「絶対に、いい歌詞を完成させような」 ギュッ、と澪は私の手を握る。 律「あ、うん」 澪「じゃあな」 そう言い残し、澪は走り去った。 なんだろ、物凄くドキドキする。 もしかして、私の大切な人って…… …… 帰宅して、私はノートに歌詞を綴った。 律(なんだろ、スラスラ書ける) 理由ははっきりしている。 大切な人に感謝の気持ちを伝えたい。 その大切な人は…… 私が紡ぎ出した単語を一つずつ並べて、歌詞にして行く。 決して丁寧な出来じゃないけど、様にはなってると思う。 そして、空が徐々に明るくなり、太陽の光りがカーテンの隙間から差し込み始めた頃、 律「で、出来たー!!」 ようやく、私の歌詞が完成した。 タイトル決めてないけど、まぁいっか。 …… 結局の所、歌詞は唯のを採用した。 澪が多少なり不服そうにしていたので、とりあえず澪のも採用しておいた。 律「あー、もう作詞は懲り懲りだぜ」 澪「いい勉強になったんじゃないか?」 律「まぁーな。ただ、唯のセンスには驚かされたな」 澪「あぁ」 律「これからスランプになったらさ、唯に頼め。私には無理だ」 澪「……」 律「さっ、早く帰ろうぜ」 澪「ま、待てよ!」 律「?」 澪「り、律の……」 律「私の?」 澪「律の歌詞! 私、まだ見てない!」 律「あっ」 そう。 実を言うと、私はまだ自分の歌詞をみんなに発表していない。 唯の歌詞の出来が良かったと言えばそれまでなんだけど、なんつーか周りが唯の歌詞を絶賛してたから、 発表するタイミングを見失った。 それはそれで、好都合だったけどな。 律「覚えてたのかよ」 澪「当たり前だ。いい歌詞を完成させようって、約束しただろ」 澪「だから、見せて」 適当にはぐらかそうと思ったけど、隠す必要もなかった。 だから、私はノートを澪に渡した。 澪「う、上手く出来てるじゃないか!」 律「よせ、照れるだろ」 澪「明日、これをみんなに発表しようよ」 律「えー」 澪「いい歌詞だし、みんなも納得するよ!」 律「そ、そうかなぁ……」 澪「そうだよ」 律「うーん、でもやっぱり、やめとくわ」 澪「ど、どうして?」 律「その歌詞な。私の大切な人に向けて書いたんだ」 澪「大切な、人?」 律「あぁ。だけど、よく考えたら歌うのは唯か澪のどっちかだから、別にいいかなぁって」 澪「わ、私が代わりに歌うよ」 律「いや、それは私が歌いたいんだよ」 律「他の誰でもない、私が」 大切な人の前で、声が枯れるまで、 ありのままの自分の想いを書いた、その歌詞を…… 澪「律……」 律「だから、この歌詞はなし! さーて、明日から練習キツイぞ!」 律「がんばーるぞー!!」 澪「なあ!」 律「ん?」 澪「教えて欲しいな、その大切な人のこと」 律「……」 澪「律がそこまで思っている、大切な人のことを」 澪「もしかしたら、私の知ってる人かもしれないから」 律「あぁ、いいぜ」 律「それはな……」 ノートに綴った私の大切な人への想い。 もちろん、家族や友人も大切だ。 だけど、中でも一番大切なその人は今、 私の目の前にいる。 おしまい 戻る
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はやて「ええなぁ・・・皆が家族のように協力して任務に打ち込む姿は、汗を流す隊員、それを時に厳しく時に優しく見守る隊長!まさに青春・・・ああ、ウチもあの気持ちをもう一度味わいたいものや・・・なんで解散したんやろ・・・ ヴォルケンリッター・・・」 十五話 なのはとセクハラ部隊長 はやて「あかん、あかんで、こんな弱気でどうするんや!そう、ウチも六課隊員とコミニケーションを取ればいいんやないか!!そうや、皆の健全なバストアップはウチの仕事や!!」 「・・・隊長ー!」 はやて「ウチを呼んだか?」 グリフィス「ヴィータ副隊長、今度の訓練の際、ロングアーチとの通信の演習を兼ねたいのですが良いでしょうか?」 ヴィータ「別に良いぜ、後ろから喝が飛んでくれば新人供も本気になるだろ、頼りにしてるぜ」 グリフィス「お任せください、ではなのは隊長にもそう伝えてください・・・」 はやて「別に・・・羨ましくもなんともないで・・・ ウチの・・・嘘つきーーーーーーー!!!!!」 翌日 リイン「エリオさ-ん、キャロさーん」 エリオ「おはようございます、リイン曹長」 リイン「二人は朝が早いんですねぇ・・・まだ皆着てないですよ」 キャロ「でも、今十分前ですからそろそろ集合なんですよ・・・ほら」 スバル「おはよー」 ティアナ「おはよ」 シグナム「少し遅れたか?」 フェイト「おはよう」 エリオ「でしょう?」 リイン「そうなんですかー、それじゃ今日も頑張ってください」 なのは「グッモーニンエブリワン!!」 (バリアジャケットの上に黄色の蛍光作業着ジャケット、レイジングハート指示棒(交通整理の赤い棒)モード) 「ダサあああッ!」 なのは「今日は絶対雨降ると思ったんだけど、失敗しちゃったよ・・・かさばるったらありゃしない」 フェイト「なのは、その棒何・・・?」 クロノ「おおーい、冥王八卦集じゃないか」 フェイト「あれは兄さん」 エリオ「おはようございます」 なのは「久しぶりだなぁ、ハラオウン王国」 クロノ「ふふふ、また別の物を育てようと思っているのさ」 キャロ「今度は何を植えてるんですか?」 クロノ「デバイスだ」 シグナム「・・・育つと良いな」 フェイト「・・・良いデバイスが出来ますように・・・」 「(育つかーっ!!)」 クロノ「おや、君は確か・・・」 リインⅡ「リインフォースⅡです、皆さんのデバイスの調子を見たり・・・色々やってます」 クロノ「そうか・・・それなら人間側も精神面で支えになる人材が欲しいな・・・」 なのは「精神面?」 クロノ「ああ、和み系というかドジッ子要員というか・・・ムードメーカーかな?」 フェイト「いるでしょう、和み系、緑」 シグナム「ああ・・・確かに和むな・・・」 シャマル「ど、どうしちゃったんですか?はやてちゃん・・・こんなに目が腫れて・・・」 はやて「なんでもないよ~ちょっと書類仕事してたら夜更かししてしもてな・・・」 シャマル「とりあえず・・・目薬差しますから・・・休んでてね?」 はやて「あはは、ごめんなシャマル・・・ (一晩泣きはらしたらこんなに目が腫れてしもたわ・・・)」 シグナム「シャマル、いるか?」 シャマル「あらシグナムと皆・・・どうしたの、またクヌソ?」 ティアナ「いえ、その、今回はちょっと・・・っていうか」 シグナム「実はかくかくしかじかでこちら側に来ないか?」 シャマル「最初からドジとか和みを期待されて来いといわれて普通の返事が返ってくると思う?」 エリオ「すいません・・・」 シャマル「まあ確かに・・・結構身元というか出自に関しては問題児が多いし・・・というか全員よね」 シグナム「だからこそ、皆に頼りにされる人間が欲しいんだが・・・」 はやて「!!!?」 シャマル「私は六課の皆の医療面でそういう人材だから・・・ごめんね」 シグナム「気にするな・・・ではまたな・・・」 シャマル「あれ?はやてちゃん寝てなきゃ駄目ですよ」 はやて「シャマル!シグナム達は何を必要・・・じゃなく、しようとしとるんや!?」 シャマル「え?ああ確か・・・」 なのは「それじゃ冥王八卦集、午後の訓練張り切っていこう」 ス・テ・エ・キ「イエッサー!」 はやて「本当や・・・なのはちゃん達、士気を高めるために六課での独立部隊つくっとったんか・・・ちょい見て見るか」 なのは「それじゃあ今日は・・・」 はやて「やほー、皆元気か?」 リイン「あ、はやてちゃん!」 ティアナ「や、八神部隊長に敬礼!」 なのは「いらないよ」 エリオ「もはや造反ですよこの人!!?」 はやて「アハハ、ええねんええねん、訓練はなのはちゃんフェイトちゃんにまかせっきりやから、こっちから口出しでけへんわ」 キャロ「そ・・・それで良いんですか?」 はやて「そこは皆を 信頼 しとるからな」 フェイト「・・・もう少し、現場に出れれば良いんだけどね・・・やっぱり忙しいし」 はやて「そうやな、でもまぁ・・・皆を 頼りに しとるから頑張ってえな、じゃまた」 なのは「なんか・・・変だね」 フェイト「うん・・・やたら絡んでくるね」 シグナム「そうか・・・?」 更に翌日 なのは「全員集まった?」 ス・テ・エ・キ「はい!」 はやて「うんうん、元気があって良い事やな!」 なのは「じゃあまたね、はやてちゃん」 リイン「お出かけの時に呼んでくださいね」 フェイト「はやてもお仕事頑張ってね」 はやて「(わかっとる・・・ウチはわかっとるで、本当は皆ウチの気持ちわかっとるって事、わかっとるよ・・・)」 フェイト「ところでなのは、昨日言ってた新メンバーの件は?」 なのは「うーん、実はもういなくてもいいかもって思うんだけど・・・」 シグナム「これ以上引き抜くと流石に問題だろう・・・」 はやて「(やっぱり!待ってるんやな!ウチの事を!!)」 はやて「氷結の息吹!」 エリオ「うわ寒ッ!!凍る!凍ります部隊長!!」 フェイト「な、なんなのはやて・・・敵?」 なのは「はしゃぎたい年頃なの・・・?」 はやて「いやー、デバイスもたまには使わんと錆びついてまうとおもてな、あははははは」 シグナム「な、なぁ・・・もしかして主は仲間に入れて欲しいのではないか?」 フェイト「ま、まさか・・・」 なのは「はやてちゃん・・・もしかして、仲間に入りたいの?」 はやて「いややわーもう、そんなんやないって!」 なのは「違うってさ」 はやて「くはーー!!! ウチまた嘘ついたーーー!!! そうや、本当はもっと前線でブイブイ言わしたい・・・Asの頃の熱い心意気を皆と一緒に感じたいんやあああーーーーー!!!!」 フェイト「はやて・・・」 なのは「はやてちゃん・・・それならそうと、最初から言ってくれればよかったのに・・・一緒にやろう・・・?」 スバル「はやて部隊長!」 エリオ「部隊長・・・!」 ティアナ「はやて部隊長!」 シグナム「主!」 はやて「皆・・・よし、まずは皆で訓練いこか!!」 「イエッサー!」 なのは「それじゃあスターズの二人は回避の練習だね」 フェイト「ライトニングは私と体力つけるための強行軍行くよ・・・シグナムもお願い」 シグナム「了解した」 はやて「・・・やる事、一つもないわ!」 はやてはとりあえず、ユニゾンした。 とりあえず広域結界も張った。 はやては今凄く暇だった。 なのは「はやてちゃん、訓練の邪魔しないで」 前へ 目次へ 次へ
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前ページ次ページなのはクロスの作品集 十年前 海鳴市 はやての家 リビング 八神家のお昼は、時間の関係上守護騎士達しか家にいないことが多い。 だが、そこで時たまヴォルケンリッターによる極秘会議が開かれていることはあまり知られていない。 シンが来た後もそれは変わることがなく、むしろ数を増やしていた。 シグナム「では、『第37回主はやてのための守護騎士会議』を開催する」 リインⅠ「・・・・・・?」 シグナム「む、リインフォースは初めてだったな。シャマル、説明を頼む」 シャマル「えっと、平たく言うとはやてちゃんを陰ながら守っていこうって会議なんです」 ヴィータ「闇の書事件でも後手に回りかけたからな。何か気づいたことがあったらみんなで相談しようってことに決まったんだ」 リインⅠ「そうなのか?まったく気付かなかったが・・・」 シグナム「厳重に秘匿していたからな。さて、今日も題材はこの男だ」 突然部屋が暗くなり、閉めたカーテンにでかでかと『シン・アスカ』の写真が写りこむ。 セル画の中のシンは、はやてと楽しそうに笑っていた。もっとも、いつの間に撮ったのかわからないが、これは完全に盗撮だ。 シグナム「これは武装隊にいるヴァイスという部下に協力してもらい撮った写真だ」 リインⅠ「この間の一件から、主はやてとシンはずいぶん仲が良くなったようだな。微笑ましい限りだ」 シグナム「問題は二枚目にある」 ザフィーラが機械を操作すると、別の写真が映し出された。 ところ変わってこちらは浴室。シンとはやてが仲良く背中を流し合っていた。 リインⅠ 「こ、これは・・・。」 ヴィータ 「は、はやて!おい、どういうことだよ、これは!」 ザフィーラ「見てのとおりだ。シンが間違えて主はやてのお風呂に乱入したことがきっかけで、時々一緒に入っているそうだ。主はやてはまだ子 供、シンも妹とお風呂に入ることに慣れていたとはいえ・・・」 シグナム 「これは由々しき事態だ。今はどちらも兄妹感覚でいるが、主はやてはまだ九歳。もし一線を越えるようなことになれば、我らヴォル ケンリッターの名折れだ!いざとなればシンの【オロチ】を叩き切ってでも・・・」 ザフィーラ「Σ(゚Д゚ ) !・・・・・・・・・・・・(*1)))ガクガクブルブル」 シャマル 「あの~、いくらなんでもそれはないと思うんですけど・・・。はやてちゃんはまだ九歳ですし、シン君にもそんな度胸があるように は・・・」 リインⅠ「私もシャマルの意見に賛成だ。それに主はやてが決めたことなら、我らにはどうする事もできんだろう」 リインフォースの反対意見に、守護騎士たちも頭を悩ませた。 今まで、姉という存在はいても兄という存在はいなかったはやてだ。 リインフォースの言うとおり無理やりシンと引き離して悲しませたくはない。かといって、このままでは万が一ということも・・・。 リインⅠ 「ふむ、ようは主はやてがお風呂に入っている間中、シンを見張っていればいいのだろう?」 シグナム 「何かいい案があるのか?」 リインⅠ 「ああ、それなら答えは簡単だ。もう一人誰かが一緒に入ればいい」 シグナム 「!!!」 ヴィータ 「!!!」 シャマル 「!!!」 リインⅠ 「ただしザフィーラ、お前は駄目だ」 ザフィーラ「な、何故私だけ!!!」 ミットチルダ 機動六課 はやて部隊長私室 はやて「むむ!(ピキ―ン!)」 キャロ「どうかしたんですか?八神部隊長」 はやて「なんか過去の自分に激しく遅れをとってる気がするんや。今ここで挽回しなければ永遠に追いつけないような・・・」 エリオ「気のせいじゃないんですか?」 はやて「おまけにリインフォースにも裏切られそうな予感が・・・」 リインⅡ「あの、はやてちゃん?」 はやて「こんなことしとる場合やない。今行くで、マイダーリン♡」 エリオ「や、八神部隊長!どこへ・・・・行っちゃった。」 そのときのスピードは便乗のソニックフォームどころか、冥王の砲撃スピードをも超えていたらしい。 ティア「八神部隊長、報告書です。・・・ってあの関西狸は?」 キャロ「マイダーリン♡って叫びながら、何処かへ走っていっちゃいました。」 ティア「・・・またいやな予感がするんだけど」 時空管理局本局 アースラ艦長室 はやてが一度や二度の失敗で諦めるはずがないと考えた起動六課の穏健派たちは過激派との次なる戦いに備えるため、着実に準備を整えていた。 その中において、買収され敵側に寝返ったり、わざと敵側に入り情報を流すといった、いわゆる裏切り者が出てくるのは戦場の常である。 彼らの戦いもまた、例外ではなかった。 クラウディアが修理中のため、アースラに移っていたクロノは『裏切り者』の極秘通信を受け取っていた。 リインⅡ「やはり、はやてちゃんは諦めてなかったようです。すでに時間跳躍システムの奪還に動き出しました。」 クロノ 「やはりそうか。あれからまだ三日しか経っていないというのに、なんて、立ち直りの早さだ。」 リインⅡ「動力の回復にはおそらくレリックを使うつもりでしょう。こっちは命がけなんですから。例のアレ、忘れないでくださいよ?」 クロノ「心配するな、提督の言葉に二言はない!また何かあったら連絡してくれ」 クロノが通信をきるのとほぼ同時にユーノとアルフが部屋に入ってきた。 ユーノ「大変だクロノ、数時間前から全次元総合2ch『Dちゃんねる』にID yagamiがスレを立て始めた!」 クロノ「さすがははやてだ。他次元の猛者たちに応援を頼むとはな。スレの数は!」 アルフ「現在全次元合計して約72スレ。消しても消しても立ててくるよ!」 クロノ「こちらも急いでスレを立てるんだ。それから腕に覚えのあるものを数名呼んでくれ!どうしても潰しておかなきゃならない奴がいる!」 時空管理局本局 アースラ倉庫 みんなが寝静まったはずの牛の刻、アースラの倉庫にひとつの人影が揺らめいていた。 ???「・・・ええ、やはりそちらにも裏切り者がいます。その女の名は・・・」 クロノ「そこまでだ、ヴェロッサ!悪いがしばらく拘束させてもらう!」 どこから現れたのか、武装局員数十名をつれたクロノが怪しい影にライトを向けていた。 もっと驚きだったのはスポットライトに照らされたその姿が、本局の査察官であり、クロノ提督の友達であるヴェロッサ・アコースだったことだろう。 ヴェロッサ「ひどい濡れ衣ですねぇ、僕はただ散歩の途中に電話をかけていただけですよ?」 ユーノ 「ではこう言い直そうか。八神特製シンの生着替え写真二十枚セットにつられたヴェロッサ査察官?」 そこまで調べられてはもはや言い逃れできないと思ったのか、以外にもヴェロッサはあっさり諦めて投降した。 ヴェロッサ「やれやれ、すべてお見通しというわけですか・・・。捕虜の扱いは保障してくださいよ」 アルフ 「それはあんた次第だよ」 ヴェロッサ「そうそう、参考までに聞かせていただきたいんですが、いつから僕が裏切り者だと気づいたんですか?」 クロノ 「お前がシンを熱いまなざしで見つめていたときからだ」 ヴェロッサ「ほとんど初めからじゃないですか・・・」 連行されていく元友人の姿を見てクロノは肩をすくめる。 クロノ「これだからガチホモは信用できん」 ユーノ「でも、はやて達もだんだん狡猾になってきてる。油断はできないね」 アルフ「それに戦力も圧倒的に足りないよ。どうするのクロノ!」 クロノ「大丈夫、俺には奥の手がある」 過激派どもめ、今度こそ決着をつけてやる! エイミィ達のためにも、これ以上俺の給料を下げられてたまるか! ??? ライズ 「ヴェロッサが捕まったようだな」 なのは 「奴では所詮あの程度なの」 フェイト「そうだね♪あの程度だね♪」 アティ 「重要な情報も知りませんし、ほっておいても問題はないでしょう」 リインⅡ「でも、これでスパイがいることはわかりましたね♪」 朝倉 「意外と近くにいたりしてね?」 水銀燈 「二人ともそこらへんにしときなさぁい」 レミリア「いいから、早く始めましょう。このままじゃつまらないわ」 はやて 「ふふふっ、これだけの面子がそろえば穏健派の殲滅など簡単や!」 これが、後に『第二次シン争奪大戦』と呼ばれる泥沼の戦いの始まりだった。 十年前 海鳴市 はやての家 シンの私室 シン「当事者をほっといて、どんだけ大ごとにしてんだ!あんたらって人達はーーー!!!」 デス子「うわわ! いきなり叫ばないでくださいよ~」 シン「はぁはぁ、ま、また夢か・・・・。」 な、なんだったんだ今のビジョンは・・・・。唯の夢にしては、否定しようがないくらい現実的だったけど・・・。 ま、まさかこれは正夢?い、いや、俺一人がいなくなっただけで、世界崩壊の序曲が流れるはずがない! そうだ、そう信じ込むんだ!! デス子「マスター、顔が真っ青を通り越して土気色ですよ?そんなにこわい夢だったんですか?」 シン「デ、デス子、ハルマゲドンの始まりを見たって行ったらお前は信じるか?」 デス子「???」 シン「いや、いい。あの恐怖は見たものにしかわからない。」 忘れよう。今は気にしたらだめだ。 一階から階段を上がってくる音が聞こえた後、唐突に俺の部屋のドアが開いた。 はやて「シン兄、いる~?」 シン 「おう、いるぞ。って、答える前に開けるな」 この時間にはやてが来るなら、用事はいつものあれだろう。 はやて「シン兄、また一緒にお風呂は入らへん?」 この間の一件から、はやてとは本当の兄妹のように笑い合えるようになった。それ自体は嫌じゃないんだが、今回のように時々どうも行き過ぎてる様な気がする。 俺自身はマユとよく一緒に入ってたし、ロリコンでもないからいいんだが・・・。 これって世間的にはかなりまずいんじゃないか? とはいっても、散々心配をかけた俺がいまさら断れるはずもない。 シン「いいぞ。(う~ん、まあしかたないか) 」 これは俺なりの罪滅ぼしでもあるからな。 デス子「コード:運命からコード:烈火へ。ターゲットはそちらへ行きました」 シグナム「こちらコード:烈火、了解した。ポテチは後日改めて送っておく。きたぞ!準備はいいな、ヴィータ!」 ヴィータ「いいわけないだろ! 何であたしなんだよ! 」 シャマル「私達じゃあ、絵的にかなり問題があるんです!ほら、ヴィータちゃんはその、色々ちっちゃいですし・・・。」 ヴィータ「全っ然、納得いかねー!」 リインⅠ「・・・・・(私は別にかまわないんだが)」 シグナム「ヴォルケンリッターの名誉はお前の双肩にかかっているんだぞ、鉄槌の騎士ヴィータ。いいかげん覚悟を決めろ!はやてがどうなって もいいのか?」 ヴィータ「う、わかったよ、やればいいんだろやれば・・・」 リインⅠ「・・・・・・(主はやてやシンと一緒にお風呂、楽しそうだな)」 以下、ヴォルケンリッター視点でお送りいたします。 シャマル 「暇ですね」 リインⅠ 「・・・・・・(うずうず)」 シグナム 「特にすることもないしな」 リインⅠ 「・・・・・・(うずうずうず)」 ザフィーラ「どうした、リインフォース?」 リインⅠ 「いや、私は主達と入ってみたいなどとは思ってないぞ!」 シグナム・シャマル・ザフィーラ「「「・・・・・・・・」」」 リインⅠ 「・・・あ」 以下、シンの視点でお送りいたします。 シン 「しかし、ヴィータが『あたしも一緒に入る』なんて言い出したときには驚いたぞ」 はやて 「最近かまってやれへんかったから、寂しくなったんかな~♪」 ヴィータ「な、きょ、今日はそんな気分だったんだよ!シンも笑うな!」 ひとしきり皆で笑いあった後、シンは急に悲しそうな顔になった。 シン 「ははは、しかし懐かしいな」 はやて 「えっ?それってもしかして・・・・」 ヴィータ「お前の・・・妹さんのことか?」 シン 「・・・自分でも情けないと思うんだけどな。悪かったな、変な事言って」 はやて 「ううん、ええんよ。シン兄がマユさんのことを引きずってるのは、それだけ大切に思ってるからやもん」 シン 「そう・・・・なのかな」 ヴィータ「ああ、お前は優しすぎる。そんなんじゃ、いつか潰れちまうぞ」 一瞬、レイの顔がシンの頭に浮かんだ。まさか別次元の十年前に来てまで、同じことを言われるなんて思わなかったな。 シン「似たようなことを、親友にも言われたよ。大丈夫だ、昔の俺ならまだしも、今の俺には支えてくれる人がたくさんいるからな。さて、湿っ ぽい話は終わりだ!お詫びに二人とも背中を流してやるよ!」 ヴィータの目から見ても、その言葉に迷いは内容に見えた。今のシンはちゃんと信念をもって行動している。 彼女には、シンがはやてを傷つける姿など想像できなかった。 ヴィータ「いや、のぼせてきたし、あたしはもう上がるよ(これは、余計なお世話だったかも知れねえな)」 十年前 海鳴市 はやての家 リビング 一方、ヴォルケンリッターはシンとはやてがお風呂に入っている隙に、『第38回主はやてのための簡易守護騎士会議』を開催していた。 シグナム「ヴィータ、任務ご苦労だったな。二人の様子はどうだった?」 ヴィータ「とても楽しかっ・・・・い、いや、まあまあだったな」 シグナム「???」 ザフィーラ「意味がわからんぞ」 ヴィータ「う、うるせぇ。つまり、あたしが言いたいのは・・・」 そのときヴィータの頭に、一つの考えが浮かんだ。 シンは問題無しと報告する→自分が一緒に入る理由がなくなる→素直に一緒に入ろうと言い出せない →シンとはやてはお風呂タイム→ヴィータ=寂しい_| ̄|○ ヴィータ「・・・・シンはその、あ、危ねえな。ロリコンかも知れねぇ。だから、まだまだ監視が必要だ。(ごめん、シン)」 シグナム「な、なんだと!それは本当か!だとすると主はやてが危ない!」 ヴィータ「い、いや、その」 基本的にヴィータの嘘はすぐにばれる。今回もそのはずだったのだが、 はやての事を思うあまりシグナムだけは嘘に気付いていなかった。 シャマル「ヴィータちゃん、それ私の目を見て言える?」 ヴィータ「・・・ごめん、実は・・・。」 さらに、状況を悪化させるように洗面所から悲鳴が聞こえてきた。 シグナム 「これは悲鳴!主、今参ります!」 頭に血が上っていたのか、シグナムはすぐさま洗面所へ飛び出していく。 シャマル 「あ、ちょっと、シグナム。」 ヴィータ 「いけねぇ、止めてこないと・・・」 シャマル 「ほっときなさい。シン君はああみえて頑丈だし、あとで謝っておけば大丈夫よ。それからもうこんな嘘はつかないって、約束して ね?」 ヴィータ 「・・・うん、わかった。」 ザフィーラ「ん、リインフォースはどこに行った?」 前ページ次ページなのはクロスの作品集
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*スノーストーム 雪の棺に敵全体を閉じ込めて攻撃(氷/ランク5) TP消費/MP消費とも穏やかで、全体攻撃の予備として使える。
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守ること…それは正義だと思っていた… 奪うこと…それは悪だと思っていた… 私の力は守るための、悪者を懲らしめるためのもの… 守るためには戦うことも必要だとあの人も言っていた。 いつも正しいことをしてきたあの人が言うならやはり自分は正しいのだと思った。 そう思い戦ってきた。戦っていくと決めていた…… 機動戦士ガンダムSEEDDESTINY-SIN In the Love- PHASE-5「狂気の祭典―天使降臨」 「どっちと戦うのだ?」 「未確認の3機だ。気は進まないけどな」 クライムインパルスはガデッサに接近。人がいる中であのメガランチャーを何度も使わせるのはまずい。 (見た感じ射撃タイプだ。接近戦なら…) ガデッサはランチャーを腰にマウントしビームサーベルで応戦する。パワーも運動性もガデッサが上回っている。 しかしインパルスは巧みな動きでガデッサを会場から押し出していく。 「このまま海の上まで…」 海上まで行けば周りの被害を気にせず戦える。シンはこんな戦い方をするのは初めてだった。 「レイジングハート出せる?」 バリアジャケットに着替えたなのはは会場脇の輸送艦にいた。避難誘導を引き継いだので自らも出撃するためだ。 「問題ありません」 スタッフが答える。それを聞くとなのはは専用機に乗り込む。 この『レイジングハート』は無印フリーダムを基に魔導師対応のSMSに改修したものだ。なのはの特性に合わせ砲撃戦重視の調整がなされており(フリーダムもだが)、専用長槍型複合魔法兵器『ディバインバスター』と魔力により遠隔操作可能な『アクセルシューター』を装備しオリジナル以上の性能を持っている。 「高町なのは、レイジングハート、行きます!」 キラはガラッゾ、ガッデスの2機と戦いながら残った2機のジンクスを探していた。3機に割り込まれた際に見失った。しかし離脱したにしては速すぎる。 (どこかに回収艇がいるのか…?) レーダーにそれらしき反応はない。 また新しくやってきたガンダムタイプのことも気になっている。少なくとも統合軍所属の機体ではない。 予定と違うことからスカリエッティが裏切ったのは間違いない。3機のUnknownもスカリエッティの差し金だろう。ならばそれと戦っている以上味方と判断するのが妥当だが自演の可能性も否定できない。スカリエッティが相手ならば。 「くそっ…」 こんなはずではなかった。今日という日は更なる平和への第一歩となるはずだった。スカリエッティは何かしら仕出かすとは思っていたがまさか新型、それも太陽路を積んだ機体を出してくるとはさすがに予想していなかった。 キラが思考しているとガラッゾがビームクローを収束させ振り下ろしてくる。ビームシールドを展開するフリーダム。しかし出力では核動力が上のはずなのにガラッゾの攻撃がビームシールドを切り裂く。キラはシールドにビームの先端がめり込むと同時に機体を後退させていたためダメージこそないが、ガラッゾの出力に驚愕する。 (間接のパワーだけなら機体重量で説明がつくけど…。あれは僕たちの知っているGNドライヴとは違うのか?) ガッデスがGNバルカンをばら撒く。フリーダムは確実に追い込まれていた。 海上に出たインパルスとガデッサ。インパルスはガデッサとクロスレンジで戦闘を続ける。しかし傍目からでも明らかにインパルスが劣勢である。 「押されておるぞっ! しっかりせんか!」 「一度体勢を立て直すべきです」 「そうは言うけど…」 ガデッサは距離を離せないと見るや接近戦にスタイルを変えてきた。どうやら格闘戦でも十分倒せると踏んだようだ。 「離れたら回り込まれやすくなる。右側に回られたら終わりだ」 シンの右目は閉じたまま。昼間の明るさでさえ耐えられないのだ。夜になったとはいえ今開けようものならビームがぶつかる光で焼かれ失明まっしぐらだ。 右目が開けられないことを除いても敵パイロットは強い。ブランクのあるシンでは正面からの攻撃でも避けきれないかもしれない。未だにインパルスが目立ったダメージを負っていないのは正直運である。 「機体もパイロットも向こうが上か…」 インパルスの攻撃をかわしたガデッサに蹴り飛ばされる。そこにバルカンが降り注ぐ。インパルスはシールドで防御しながら接近し再び格闘戦へ。しかしガデッサはその動きを見切っていたのか、肘のビームカッターでインパルスのシールドを真っ二つにする。 「ったく、ウンザリだな…!」 フリーダムと戦闘している2機の間を極太のビーム、否、魔力光が通り過ぎる。 『これは…』 「キラさん!」 ストライクフリーダムの横にレイジングハートが並ぶ。どちらも原型となった機体は同じだが今となっては大分姿が異なる。 「大丈夫!? 苦戦してるみたいだけど…」 『GNドライヴの性能が別物だ。気をつけて』 なのはは気を引き締める。あのキラが苦戦する相手だ。少なくとも機体性能は上だと考える。 (でも負けるわけにはいかない…。平和を壊そうとする人なんかに…!) なのはは廃墟となった会場を見る。こんなことをする者を許してはおけない。 『なのはは青い方を頼む。もう1機は僕が』 「了解」 なのはは距離をとりながらガッデスに照準を定める。レイジングハートの持つディバインバスターの魔力カートリッジを交換。 「いくよ…全力全開っ!!」 魔方陣が描かれ桜色の魔力光が撃ち出される。 「うわっ!? なんだ?」 ディバインバスターの余波はインパルスとガデッサの所まで及んでいた。機体が激しく揺れる。 「凄まじい魔力じゃな」 会場の方を見れば今の攻撃の余波で外壁が一部吹き飛んでいた。 「あれは…」 戦闘中にも関わらずシンはその攻撃を行ったであろう機体―レイジングハート―に目を奪われる。 夜とはいえ見間違えるはずがない。あれは…。 「シンっ!」 「!?」 アルの声で視線を戻す。目の前にガデッサのメガランチャーがあった。 (やられる!) しかし発射されたビームはエセルが咄嗟に発動させたGNフィールドにより減退。致命傷にはならなかった。メガランチャーがチャージされておらずガンモードだったことも幸いした。 「悪い、助かった」 「いいえ。しかし今のでGN粒子の残量がかなり減りました。このままでは…」 エセルの言うとおり粒子残量はわずか。バッテリーもPS装甲に当てているため武器に使用するのは避けたい。 「このうつけがっ! なにをボーっとしとる!」 「…ああ」 「…どうした? どこかケガをしたのか?」 心配そうに尋ねるアルにシンは「大丈夫」と告げると敵機に向き直る。 (今は気にするな。そんな場合じゃないし余裕もない) シンは自分に言い聞かせる。その横顔をアルとエセルはじっと見つめていた。 「ねばるねぇ彼は。旧式の機体に不完全な魔導書、落ちぶれたパイロット…さっさとやられるんじゃないかと心配していたが」 そう思っていたとは到底見えない表情でスカリエッティはモニターを見ている。 「しかしエースオブエースの力はすごいな。チートじゃないのかと疑いたくなるよ」 そう言って小さなコンピュータ端末を見る。そこに高町なのはの経歴や魔法適正といった個人情報が表示されていた。 「ドクター、そろそろ時間です」 ウーノが声をかける。しかしスカリエッティは手を上げて制する。 「少し延期しよう。彼女たちの出来を見たい」 「…我慢弱いのではなかったのですか?」 「私は過去を振り返らない男なのだよ」 スカリエッティの「○○な男」が変わるのはしょっちゅうなのでウーノは何も言わないことにした。 そんな彼女の気持ちをよそにスカリエッティは旧友の行動を考える。 (インパルスか…。完成していないのか、パイロットを考えてか……。こちらも急いだほうがよさそうだな) レイジングハートの圧倒的な火力の前にガッデスは回避で精一杯…でもなかった。ガッデスから射出されたGNビームサーベルファングの機動性はアクセルシューターをはるかに上回っており、レイジングハートは早くも片方の翼を失っていた。 ディバインバスターは射程、威力に優れカートリッジシステムにより連射も可能だが当然『構える』必要があり、そこを狙われうまく立ち回れない。 多少のダメージなら無視できるし量産期クラスの攻撃ならバリアで無効化できるため今まではあまり気にしなかったがこうなってくると、 「もっとスピードが欲しかったかな…」 レイジングハートは決して鈍重ではないが姿勢安定を重視しているので高機動というほど でもない。そもそもアクセルシューターで大抵の事態に対応できた。 ガッデスが接近してくる。見た目判断ではあるがガッデスには一撃で相手を破壊できるような武装はない。手に持ったヒートサーベルでバッサリいくつもりだろう。 (接近戦はきついけど…このまま離れてても勝てない。イチかバチかで…) レイジングハートは接近戦用の武器を持っていない(ディバインバスターで打撃は可能)。しかしあまり使わないが接近戦において必殺の魔法はある。 「レイジングハート、ブラスターⅡ!」 レイジングハートが光を放つ。ディバインバスターからも翼のように魔力があふれる。 ガッデスはサーベルファングで牽制しながらさらに加速。レイジングハートの右肩にファングが突き刺さるがなのはは気にせずブースター+魔力を全開。 「ACS…ドライブ!!」 レイジングハートが桜色の魔力をまといガッデスに突撃。相対速度もあり今から回避運動に入っても遅い。狙いは下半身。それだけ吹き飛べば当然戦闘不能だ。 しかしなんとガッデスは機体をずらし胴体中央をさらけ出す。 「!? だめっ!」 なのははギリギリで機体ごと横にそれコックピットへの攻撃を避ける。そこにすかさずファングが一斉に襲ってくる。加速と動揺でロクな対応も出来ずレイジングハートは両手足と頭を破壊される。 「そんな……どうして…」 なのはは敗北したことよりも敵機の動きが信じられなかった。 「なのは!?」 レイジングハートの撃墜に気をとられるキラ。無理も無い。なのははキラ、アスランに次ぐ腕の持ち主なのだ。その上キラは味方がやられるのに慣れていない。ストライクフリーダムは完全な無防備となっている。 『余所見とはいい度胸だなぁっ! スーパーコーディネイター!』 「くっ!」 少女と思しき怒声と共にガラッゾが両手のビームクローを収束させ突進してくる。フリーダムはドラグーンを展開し迎え撃つが、ガラッゾはドラグーンが並ぶ瞬間を狙い回転、ビームクローの余波で迎撃してしまう。 「なに!?」 まさかの力押し。ドラグーンが撃墜されたのは初めてだ。 ガラッゾは回転しながら突っ込む。フリーダムは胸部のカリドゥスを発射。ガラッゾビームクローで防御するが体勢を崩しビームクローも消失する。 『しまったっ!』 フリーダムは両腕を切り落とそうと接近。攻撃態勢に入った瞬間ガラッゾが一歩分間合いを詰める。 『な~んてな。ひっかかてんじゃねーよ!』 「!!」 ガラッゾの握られた拳。そこには打撃用のGNスパイクが。この超接近状態ではビームサーベルを振り下ろすよりも早く攻撃できる。 ガラッゾは高速でフリーダムに拳打の嵐を浴びせる。 衝撃を生かし一気に離れるフリーダム。PS装甲があるため致命傷ではないがカリドゥスと右のマニュピレーターが破壊されている。 「何者なんだ……」 キラは焦る。なのはがやられたならば青い機体もこちらに向かってくるだろう。そうなれば… (スカリエッティは何を企んでるんだ…?) 「もうチェックとは…彼らを買いかぶりすぎたかな?」 スカリエッティはつまらなさそうに言う。いくら対策を用意していたとはいえ、キラ君たちにはもっと奮闘して欲しかったのだ。 「シン君もいっぱいいっぱいだし…」 モニターには回避に徹するインパルスが映っている。 「お言葉ですがドクター。今回∞ジャスティスやバルディッシュを出撃できないようにしろと仰ったのはあなたですが?」 ウーノの言うとおり今回アスランのジャスティスとフェイトのバルディッシュが出撃していないのはこの一味の仕業である。アスランとフェイトを仲間とは別行動にさせたのはドゥーエであり、彼らの愛機はオーブ本国に置きっ放しなのだ。 「…」 「……」 「では行くか。もうすぐ良い子は寝てしまう時間だ」 「…はい」 スカリエッティは白衣を脱ぎウーノから着替えを受け取って部屋から出て行った。 「くそっ、あいつやられたのか…」 シンはレイジングハートが撃墜されたのを知りつぶやく。頭の中によぎるのはかつてのメサイア宙域戦でのこと。あの時レイジングハートは他のオーブ勢と同じく無傷だった。 (あっさりやられて…平和ボケでもしてんじゃないのか…) 怒りやら悔しさやらが募るが今はそれどころではない。インパルスはガデッサの砲撃にさらされ大ピンチである。 「撤退しますか?」 「それm「冗談ではない! 死ぬ気で戦え!」…だよな」 「それもいいかも」と言おうとしたシンは反省。敵の狙いが分からないが平気で民間人を巻き込むような相手を放っておくのはいただけない。会場にはまだ多くの人間がいるのだ。 (こうなったら相打ち覚悟もアリか…?) 楓たちの言葉が浮かぶ。 「相打ちは不許可じゃぞ。妾はまだ死ぬつもりはない」 「俺も死ぬ時は独りでって決めてるんだ。得体の知れない連中と心中なんて出来るかよ」 海面スレスレからビームライフルを連射するインパルス。ここならビームは減退しいきなり撃破されることはない。粒子残量なんて気にせず撃ちまくる。 (といってもあの火力ならあんまり関係ないか?) そう思った矢先、ガデッサがメガランチャーをチャージしだす。隙だらけなのだが利き目が開けられない上あの機動力では当てられない。避けるしかないがそれも難しい。水中に逃げ込んでもダメっぽい。 「…やっぱ死ぬかも」 「諦めるなぁーっ!」 ロックオンされるインパルス。ガデッサの指が引き金を引く。凄まじい出力のビームが発射される。 「やってやるさ…!」 インパルスはわずかに左に移動。右半身が丸々吹き飛び爆発。ガデッサは巻き込まれないよう少し離れようとする。 その途端、煙の中から何かが飛んでくる。 意表を突かれるもガデッサは回避。放たれた物体は…ナイフ。 (しまった!? これは…) こんな物頭部にでも当たらなければダメージにはならない。つまり回避…目を逸らさせるのが目的。あまりに陳腐な手。 ガデッサのパイロットは急いで自機のカメラを煙に向ける。 『うおおおおっ!!』 「!!」 動けるのが不思議な位壊れたインパルスがビームサーベルを左手に逆手で握り黒煙から飛び出していた。 ガデッサの頭部から右肩までが切り裂かれる。コックピットを激震が襲うがパイロットは構わず反撃に転じようと距離を取る。 「お見事です、マスター」 エセルがスパークの走るコックピットでシンを称賛する。 「相手はまだやる気のようじゃな」 アルはメガランチャーを構えたガデッサを見やる。 「メインカメラ無しでやろうってのか…」 少量の出血をしながらシンは敵機を確認。 あの手の大型兵器は兵器自体に専用カメラが付いていて顔が無くても狙えることが多い。 「もう同じ手は使えないぞ……」 メガランチャーがバチバチ音を立てながらチャージを開始。 (相手は片腕。射撃と格闘は同時に出来ない。なら…) シンはペダルを踏み込む。撃たれる前に仕掛けるしかない。 ガデッサもチャージ半ばで発射しようとする。その時…、 『ごきげんよう、世界中の皆さん。我々はソレスタルビーイング』 突然モニターに男が…ジェイル・スカリエッティが映った。 「細かい話は抜きにして要点を話そう。我々ソレスタルビーイングの目的はただひとつ。武力による全世界からの紛争及びそれに与する思想の根絶だ。そのため我々は擬似太陽炉搭載型StSを使ってあらゆる紛争に介入、終結させる。 ちなみに今回襲撃事件を起こしたのは統合軍の新型MS破壊のためだ。新しい兵器は争いを呼んでしまうからな。 なお我々は相手が民間人だろうと女子供だろうと一切容赦しない。争う者、争おうとする者、争いに賛同する者、争いを傍観する者…それら全てを世界中から排除する。 ただ勘違いしないでもらいたい。我々は世界の支配や人類の根絶やしにしたいのではなく、世界の平和を望んでいる。 行き過ぎた方法と思うかもしれないが、今の世界では表で分からないだけで似たようなことは行われている。隠そうとしないだけマシと思ってくれ。 それでは諸君、争いの無くなった世界でまた会おう」 モニターが元に戻った時3機のStSは撤退していた。今回は顔見せということらしい。 「明らかに見逃されたな…」 シンは息をつく。手が震えている。 インパルスはシールド損失、左足に大ダメージ。右半身はサヨウナラ。つまりは大破。だがMSよりも… 「会場は?」 ヘリコプターがいくつも飛んでいる。救助活動は行われているようだ。しかし救えない命はたくさんあるだろう。 「白河たちは大丈夫なのかな?」 到着したとき傷だらけのことりは見たが、それ以外のメンツは見ていない。 「見に行かんのか?」 アルが問うと通信が入ってくる。 『こちら統合軍所属キラ・ヤマト。そちらの所属は?』 フリーダムがゆっくり近づいてくる。レイハは他で回収しているようだ。 「いかがいたしますか?」 今のシンに所属はない。どこかの高校生軍人みたく「○○高校○年○組出席番号○番、二学期もゴミ係の~」とか名乗ったらカッコイイのかもしれないが、相手がフリーダム王子では確実に滑る。そもそも今は一学期でシンは妹係(杏に強制的にやらされている謎係)。 (でもこのまま逃げたらマズイだろうしな…) MSの不法所持は当然重罪。正体を明かせばいいのかもしれないが、MIA扱いのおかげで追われていないためこれもNG。何か適当な言い分が必要だ。 「むぅ…」 あまりのんびり考えている時間は無い。妹脳と評判の頭を使う。 『お~い』 下から女性の声が。見下ろせば『管理局』と書かれたボートのデッキに茶髪ショートカットの少女―八神はやて―が虎模様のメガホンを持って立っている。 『キラ君ええねん。それウチで用意した秘密兵器なんよ』 関西弁でキラに呼びかける。こちらをかばう気のようだ。 (どういうことだ…仮面野郎の差し金か? よりによって管理局かよ…) シンは苦々しい顔でボートの少女を見る。月で負けていなかったら踏み潰すぐらいしたかもしれない。 (くそっ。この間はエースオブエースに会うし…。もう管理局とは関わりたくないっての) 『そんな話聞いてないよ、はやて』 『いや~ごめんな~。ほら、こういうイベントで襲撃されるのがお約束やん? だから隠し玉は必要かなーって思うて。4ターン目あたりで味方増援があると燃えるし』 『あまり僕やラクスの知らないところで行動して欲しくないんだけど…』 キラにしては冷たい口調。しかしはやては気にせず続ける。 『そう言わんと。秘密を秘密にする最良の手段は誰にも言わないこと、やろ。これも全て“完全平和”のためやて』 『…分かったよ。なら僕は戻るよ。対策を練らなきゃね』 「っ。対策って…救助を手伝うのが先じゃないのか…?」 廃墟での救助活動は大変だ。しかしMSなら簡単に瓦礫をどかせるため1機いれば効率は跳ね上がる。にも関わらずフリーダムはアルテリア建設予定地の管制室へ向かってしまった。 シンは今すぐにでも追いかけるか会場へ行くかしたかったが、はやてを無視するわけにもいかない。仕方なくその場にとどまる。 『ほなそっちのMS。付いて来てや』 動き出したボートに続くインパルス。ボートは会場へ向かう。 「まさかのドッキリやな。どっかにカメラでもありそうや」 会場脇の広場、そこでシンとはやては対峙していた。アル&エセルは本の戻りコックピットに置いてある。本当は室内がよかったはやてだがどこも崩れており使えなかった。なので丁度人のいないこの広場にした。 救急車のサイレンやヘリコプターの飛ぶ音がそこら中から聞こえる。シンはどうにも落ち着かない。さっさと切り上げようと話す。 「軍に突き出すか? もしかしたら勲章がもらえるかもしれないぞ?」 シンは前大戦においてZAFTで一番戦果を挙げた。つまり一番人を殺した。戦時中は称えられても、敗残兵となれば単なる大量殺人犯となる。それを捕まえたとなれば間違いなく出世できる。 「ケンカ腰やな~。そないな事せんって。まずは自己紹介しよ、じこしょーかい。初対面では常識やで」 ヘラヘラした様子で言う。先ほどの発言からすると彼女はシン・アスカを知っている。MSのパイロットがそうだとは思ってなかったようだが。 「俺を知ってるんだろ。なら必要ない」 かなり冷たく言うシン。管理局の人間と仲良くするつもりは毛頭ない。 「ならわたしからな「無視!?」八神はやて17歳。見ての通り管理局所属*のかわいい女の子や。好きなものはかわいい女の子と男の娘。特技は煙に巻くこと。彼氏いない暦と3サイズは…ナイショ☆」 「*以降は容量の無駄使いだな」 「絶望した! 20バイトにも満たないことへの容赦ないツッコミに絶望した!!」 「なら俺はもういいな。じゃ、そゆことで…」 そうはさせじと去ろうとするシンの学生服を掴むはやて。 「ちゃうやろ!? そこは『ヴァーチェ呼んで来い』やろ!? わたしらの出会いはまだ始まったばかりやで!」 「じゃあ今この瞬間打ち切りだ。第2部があるといいな」 「ぐふぉぅあっ!! シビレる! 今のはサイコーや!」ウインク シンは学校にいるような錯覚を覚える。管理局はもっと真面目な人間ばかりだと思っていた。 「さてと。じゃあツッコミ上手な君の名前その他モロモロ言ってもらおか」 「…シン・アスカ。風見学園2年。以上」 「短いっ!? それじゃ名前と学生であることしか分からん!」 「他に言うことは無い」 「趣味は? 特技は? 好きなアニメは?」 ジタバタするはやて。シンと同年齢とは思えない。シンもよく「子供っぽい」と言われるがここまで酷くは無い…ハズ。 「趣味はガンプラ、特技はフラグ立て、好きなアニメはシ○タープリンセス…ですよね?」 二人とは別の声が答える。 シンがそちらに顔を向けるとお嬢様っぽい人物―瑠璃―が執事っぽい男を伴って歩いてきていた。先ほどの答えは瑠璃のものらしい。 「アンタは? どこでそんなこと知ったんだ?」 シンは彼女を知らない。自分のことを知っているということは一般人ではない、と警戒する。 (さっきので合っとるんや…) はやても瑠璃に会ったことはないが別に警戒はしない。ヤバイ相手だったらシンが先に何とかするだろうし、シンで敵わない相手なら自分がどうこうできるワケがないためである。 「わたくしは覇道瑠璃。名前ぐらいは聞いたことありません?」 シンはニュースや新聞はあまり見ないが、覇道という名前には聞き覚えがあった。 「風見学園を建て直したのが覇道財閥だったな。関係者か?」 総帥の娘あたりだろうと思いしゃべったシン。そこをスパーンとスリッパではたかれる。 「アホーーーっ! 覇道瑠璃ゆうたら覇道財閥の現総帥や! メディアに顔出さんので有名やで!」 はやてはこれでも労働者なのでニュースと新聞は毎日チェックしている。 「な、なんだと…? 女総帥といったらいかにもな美女or年齢不詳なロリじゃないのか? こんな中途半端な子が…」 「気持ちはよ~分かる。けどな、あの執事っぽいメガネを見てみ? あんな“れざーど”な声っぽいの連れてるのは覇道財閥の総帥ぐらいやで…」 「た、確かに…。超絶キャラの濃い“れざーど”を使うにはかなりの能力が必要だ。なら本当に……」 ワナワナと震える二人。ゲーム脳という共通点があった。 「と、とにかく、意外かもしれませんがわたくしが覇道財閥総帥の覇道瑠璃なのです。シン・アスカさん、あなたのことはあなたの友人から聞きました」 それを聞いてシンは不適に笑う。 「ふん、何を言ってるんだ。俺がシ○プリ好きなことは誰も知ら…」 「真弓さんから聞きましたよ。白河さんと眞子さんも『あ~』って顔をしていましたね」 「( ゜Д ゜)マヂ?」 「こっち見んな」 シンはしょっちゅうプリムラに熱く語っている。そこから洩れたようだ。 「とにかく本題に入りますね。シン・アスカ、わたくしに力を貸してください」 「なんのために?」 「来るべき変革に備えるため、です」 「変革? どういうことだ?」 「今は話せません。しかしこのままでは世界はある一人の人間の望んだ道を進むことになってしまいます。あなたはそういうのはお嫌いでしょう?」 「……」 『嫌いだった』というのが正確だろう。今のシンはラクス達の望んだ世界を半分受け入れている。 今回のことも別に今の世界を覆すためではない。 「ちょ~いと待ったぁ」 はやてが口を挟む。 「覇道の姫さんには悪いけど、こっちが先に目つけたんや。シン君にはウチに来てもらうよ」 何やらはやてもシンを招き入れたいらしい。 「管理局には何があっても行かない」 「何も聞かんと拒否!? お嬢口調がそんなにいいか!?」 「管理局が嫌いなんだ。それとお嬢様口調は間に合ってる」 はやてはそれを聞いてガックリと膝を着く。 シンの過去には管理局が大きく関わっている。管理局に入るなどアリエナイ。 正直はやて個人は嫌いなタイプではないのだが、管理局の人間であれば仲良くするつもりはない。 「ではさっそく…」 「え? いや、アンタについて行くのも遠慮したいんだけど…」 「!?」 「なんだその『必殺技が効かなかった主人公』の顔は? 俺は誰にも手を貸さない」 「な、なんですって……?」 かなり驚く瑠璃。横の“れざーど”な執事が進み出る。 「お嬢様のお誘いを断るのですか?」 声を口調も“れざーど”だった。 「お、俺は自分の意志で戦う。誰かに理由をもらうつもりは無い」 気圧されながらも答える。肝心の“理由”はまだ見つかっていないが…。 「それに力が必要ならフリーダムがいるだろう?」 今回フリーダムは随分苦戦していたが、シンは平和ボケでもしていると考えている。 「彼らとは別に事を進めているのです」 執事がメガネを直しながら言う。 「こっちもや。ついでに言えば管理局やのうて“わたし”に力を貸して欲しいんやけどな」 はやても真面目にしゃべる。 管理局は統合軍の一部だ。そこに所属する人間が外に内緒で何をしようというのか。可能性のあるものは限られてくる。 シンは改めてはやてを見る。まさかこの小さな少女は… シンが口を開こうとすると誰かの電話が鳴る。 「失礼」 言って執事がポケットから電話を取り出す。 戦闘後間もないのに通話可能な電話は珍しい。 「お嬢様」 電話を切った執事が瑠璃に耳打ち。 それを聞いた瑠璃は安心した表情を見せる。 「アスカさん。あなたのご友人が全員救助されました」 「! 本当か!?」 「ええ。今病院で確認がとれたそうです」 「そうか…」 シンは安堵する。 ケガはしているだろうが生きていることが分かれば今はいい。 (今度は失くさなくてすんだな…) 「我々はこれから病院へ向かいますが…一緒に来ますか? 車がありますよ」 「…じゃあ、頼む。あ、でも」 シンはインパルスを見る。放置はマズイ。 「コレはこっちで何とかするわ。取引材料になるしな」 ニンマリするはやて。 シンとしては悩み所だが今はことり達が気になるので構ってはいられない。 瑠璃も相手に交渉の余地を与えたくないがことり達は彼女にとっても友人。一刻も早く無事を確かめたい。 「よろしいですか、アスカさん?」 「ああ」 シン、瑠璃、執事はリムジンに乗り込む。 「さってと。どないしようかな、コレ」 シン達が去った後、はやては悩んでいた。 インパルスを迅速に隠したいが人手が足りない。誰か呼べばいいのだが、シンに言った通り他人には知られたくないのだ。 「はやて」 後ろから声がかかる。 振り向けば金髪ロングでスタイル抜群の親友―フェイト・T・ハラオウン―だった。服に血が付いているのは救助活動を手伝っていたためか。 「お疲れー。被害状況は?」 「死者は今のところいないみたい。ただ…」 「ただ?」 「傷口をGN粒子に侵食された人が大勢いて…」 「…そか」 二人は鎮痛な表情をする。 今回採用されたGNドライヴには大きな欠陥がある。噴出されるGN粒子に強い毒性があり、体内に入ると遺伝子を破壊する可能性があるのだ。それは傷が一生治らないこととほぼ同義である。大怪我でもしようものなら数日後に死に至ることもあり得る。 「それで、はやて。これは? 軍の物じゃないね」 フェイトはインパルスを見上げる。 現在『ガンダム』は統合軍しか所有していない。しかしこの機体には統合軍のエンブレムは入っていない。さらに軍と呼べる組織は統合軍ぐらいしかないため、必然的に軍用機ではないということになる。 「出所は分からんけど切り札になるかも知れん機体や」 「切り札? 何の?」 「…今は何も聞かんとコレ隠すの手伝ってくれんかな?」 はやてはフェイトに真剣な顔を向ける。 「はやて?」 「そしたらちゃんと全部話すから、な?」 (ソレスタルビーイング、か。上手く利用できるといいけどな…) (何もできなかったな…) リムジンからボロボロの会場周辺を見るシン。 敵は本気ではなかった。にも関わらず自分は終始苦戦。 ことりがペシャンコになるのは防げたが彼女が傷だらけなのには違わない。 由夢達に背中を押されたのになんと情けないことか。 (結局俺は…無力のままなのか……) その手はまだ震えていた。 『いや~、結構苦戦したッスねー。案外ラクショーかと思ってたんスけど…』 『それはアタシらのことを言ってんのか? ああ?』 『ち、違うッスよ。やっぱスパコと白い悪魔は強いなーって…』 『確かにな。真っ向勝負じゃキツかったぜ。くそっ。ムカツク!』 モニターの向こうで二人の『姉』が賑やかに話している。 『…さっきからどうしたんスか? 黙っちゃって』 モニターに映る無邪気な少女が尋ねてくる。この少女はガッデスのパイロットであり、ウェンディという。 ガラッゾに乗っている口調の荒いノーヴェも訝しんでいる。 「…」 尋ねられたガデッサのパイロットは自身の手の平を見る。 グローブで見えないがそこには汗をびっしょりとかいているのが分かる。 こんなのは初めてだった。訓練でも、回数は少ないが実戦でも無かったことだ。 『おーい』 あの瞬間、煙から飛び出した敵機はこちらのコックピットを狙えたハズだ。 外したのか外れたのか、それは分からない。だが、 「このままでは済ましませんよ…」 茶色のロングヘアーを持ったパイロット―ディード―は低い声で呟いた。 ―やっぱり経験は偉大だね。シン君がただの才能を持っただけのパイロットだったら負けていたカモ。戦況的には統合軍の敗北だけど。 しかしあのマッドサイエンティストは何を考えてるのやら。“知る”のは簡単だけどそれじゃあ面白くない。色々手を回したんだし、じっくり楽しませてもらうよ。 赤いGN粒子を浴びた娘達はどうなってるのか、シン君に一杯食わされたパイロットはどうするのか、シン君は理由を見つけられるのか…。 今回の事件が憎しみの始まりだよ―
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モンスター一覧へ戻る 居る場所:ヤード 武器:氷の剣*1*2(12ダイヤモンド) 必要エネルギー:3*2 EXP:15 キラン:35 ドロップアイテム: コレクション「邪悪なスノーマン」 つぶれたクリスマスボックス 食べられたパイ 壊れたクリスマスツリー チャージ 氷のムチ 氷のプロテクター
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前ページ次ページ涼宮ハルヒクロスの作品集 1 朝倉「デス子ちゃん、何でシン君の事嘘を交えて皆に言うのかしら、おかげでシン君今頃皆に残業を押し付けられているの?」 デス子「べっ、別に嘘はついてないですよ、涼子。ただマスターがやった事を詳しく喋った迄です。」 朝倉「そうなんだ、てっきりシン君が他の子達と仲良くしてるから嫉妬してやってたと思っちゃった。」 デス子「そんな訳ナイデスヨ。(うっ、流石は涼子。でも涼子に知られたらマスターにバレてしまって恥ずかしいから内緒にしておきます。)」 朝倉「そうなんだ、私の勘違いだったわ。ごめんね。(デス子ちゃんって、自分の嘘は隠せないのね。緊張し過ぎてロボ口調になってるんです もの。しょうがないから黙っててあげるね。)」 2 何やかんやで桔梗と言う俺と同じく時空移動してきた年頃の女の子がデス子と俺の隣室に住む事になった。 桔梗には秘密が有るがそれはまた別の日にでも語る事にする。 桔梗がこっちに来て暫くしたある日 桔梗「ね~、シンったら~、今日は休日でしょ。私さぁ、今日暇だから一緒に買い物に行きましょ?」 シン「あのな、お前は暇でも俺は忙しいんだ。明日迄にこの報告書と始末書を書かないといけないんだよ。 何でか知らないけど最近の隊長達何故か事務仕事を率先して俺に回してくるから休日返上してやらないと俺が怒られるんだよ。」 桔梗「何よそれ、(あの狸女、シンが盗られないように仕事で縛りつけておくつもりね。なら、少し恥ずかしいけど。)・・・私ね、 どうしてもシンと一緒に外に出たいの。駄目?」(頬赤らめて目をうるませる) シン「え!?、いや、その・・・、(まずい、ちょっと可愛い)」 朝倉「・・・、一応私も部屋に居るんだけどね。(笑顔)」 デス子「ぶつぶつ、ぶつぶつ(こんなに可愛いくて従順な愛機が部屋に遊びに来て居るのにあんな腹黒我が侭娘ばかり見て、 私を無視する鈍感マスターにはお仕置きが必要デス。)涼子、私、少しマスターに【お話し】をしに逝ってキマス。(晴れやかな笑顔)」 朝倉「(・・・。)それじゃあ、私少し出掛けてくるから。鍵を閉めて、ね。逝ってらっしゃい(怖い笑顔) 」 この後の事は怖くて書けない。 女難劇場シリーズ予告 はやて「[真剣な顔]最近な、管理局内に[六課は変人の巣窟]って噂が流れてるんや。 そないデタラメな噂信じたくないけど、確かに皆最近少し変になりつつあると私は思うんよ。」 ティアナ「(あんたが一番変人の癖に何言ってるのよ)そうですね。 それが今回の招集に何の意味が有るんですか?」 なのは「(確かに私以外皆少し変だしね) そうだよはやてちゃん、一応私達訓練を途中で中止して来たんだよ? 何も無いなら訓練に戻っていいよね?」 フェイト「(便乗チャンス来た!)そうだね、戻っていいよね。」 はやて「[無視する]せやからな、そんな噂を払拭したいんで皆と演劇をやろう思うんよ。」 ティアナ「(話を無視したわね)そうですか。 でも何で演劇と噂を払拭する事が関係あるんですか?」 なのは「(後で[お仕置き]だね)そうだよ、仮に演劇するにしても私達忙しいんだよ? とてもじゃないけど練習する時間なんて取れないよ。」 フェイト「(また来た!)そうだ・・、」 はやて「(遮って)シンが主役でもか?」 ティアナ・なのは「「!!!」」 はやて「今回は前みたく変にならないように普段から冷静な涼子ちゃんにナレーションをやって貰うんや。 後、シンが保護した桔梗って子とデス子ちゃんを入れる言うたらシンは「彼女達が加わるなら、・・・やります」って言ってくれたんや!」 ティアナ・なのは「「ほ、本当ですか(に)!」」 はやて「と言う訳やから演目と配役をさっさと決めて練習したいんやけど・・・[二人をちら見]」 ティアナ「[立ち上がって]早く決めましょう、すぐ決めるべきだと思います!」 なのは「[冥王モード]そうだね。 取り敢えず、訓練をさっさと終らせて決めないとね。」 フェイト「(今度は逃さない!)そうだ・・、」 はやて「ほな、さっさと仕事終らせて演目と配役を決めよか!」 ティアナ・なのは「「はい(うん)!」」 フェイト「(部屋の隅でいじけてる)・・・二回も便乗しそこねた~!」 朝倉「演劇なんて初めてだから楽しみだし緊張するわ。一体どんな演目なのかしら?」 デス子「そうですね!私も楽しみです!ね~、マスター!」 空気「でもさっきからシン君の様子変じゃないかな?大丈夫?シン君」 シン「(頭を抱えて)ちゃんと演劇が成立するか心配だ・・・。」 3 ??「は~、っはっは!君がシン君かい?うん、うん!噂には聞いていたけど良い顔してるね! 私の事、知ってるかい?」 シン「涼子から聴いてますよ、確か鶴屋さんでしたね。」 鶴屋「そうにょろよ~!そうゆう訳で宜しくっさ~!」 シン「はあ、宜し、うわ!」[ムニ!] 鶴屋「にょろ~!」 シン「大丈夫ですか?って![手が胸を掴んでいる]うわっ、すみません!」 鶴屋「(顔真っ赤)いっ、良いって事さ~!シン君だってワザとやった訳じゃないにょろね。」 シン「そんなの、当たり前です!って、きっ、キョン何時からそこに!」 キョン「あ~、色々聞きたい事が有るが、先に言っておく。生きて帰ってこいよ。」 シン「生きてって、」 〇〇「シ~ン~!あんたって奴は~、何我がSOS団の特別顧問に変な事をしてるのよ~!(私だってキョンに其処までしてないのに~!)」 シン「げっ!すっ、凉宮・・・!って、うわっ、やめっ、古泉、たっ、助けてくれ~!」 古泉「申し訳ないですが、ああなられた凉宮さんを止める事は僕には出来ません。」 シン「そんな~!なっ、長門!」 長門「[本を読みながら]自業自得。」 シン「朝比奈先輩は解ってくれるよな?って!」 みくる「すみません、シン君。私、[禁則事項]で貴方を助けられないんです。[何故か笑顔]」 シン「ちくしょ~!」 ハルヒ「シン、それじゃあ、お仕置きの時間ね。」 シン「やめっ、うっ、うわ~~~!」 キョン「(やれやれ、シンよ、お前は朝比奈さん、ハルヒに長門、更には俺の妹にまでした上に鶴屋さんにまでやっちまうなんて、 ある意味羨ましい奴め!少しは痛い目にあうがいい。」 【そんな風に俺シン・アスカのユカイな一日は続く。】 4 朝倉「今日の夜投下予定のお話しと配役を先にみせておくわね。 【女難劇場シリーズ】桃太郎 配役 お爺さん 八神はやて お婆さん ティアナ・ランスター 犬 空気(桔梗) 猿 スバル・ナカジマ 雉 デス子 鬼1 高町なのは 鬼2 フェイトTハラオウン 桃太郎 シン・アスカ ナレーション 朝倉涼子 今の内に言っておくわね。 皆の知ってる桃太郎と思って見ないでね。 なるべく本筋に併せて見たけど、かなり無茶苦茶になったの。 だから「本来の桃太郎と全然違う!」って苦情はしないでね。 それじゃあ、また夜に会いましょうね。 じゃあね。[手をふる] 前ページ次ページ涼宮ハルヒクロスの作品集