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傷キズ泣ナ語ガタリ 螺旋眼・浅上藤乃 ◆mist32RAEs ◇◇◇ 黒い壁が目の前にそそり立つ。 まるで矮小な存在が前に進もうとするのをあざ笑うかのように。 輝いていたはずの朝日は隠れ、全て闇に染まる。 「はは……なんだこりゃ」 全て真っ暗な中で、震える声で阿良々木さんは笑った。 命の危機だというのは分かっていてもあまりにバカバカしいほどの出来事で、もはや笑うしかないといった心境なのだろう。 「ごめん、浅上。僕は君を救えない」 ただ、呆然と――ではない。 悔しそうに、本当に悔しそうに。 阿良々木さんの声は震えていた。 どうしてそうしようと思ったのか。 私は声のする方へと手を寄せて、そして彼の手を探った。 強く握りしめた拳があった。 そこに温かさがあった。 痛みを取り戻して、そして得た温もり。 生きている痛みと、そして温もり。 私は、浅上藤乃は生きている。 「阿良々木さん」 「あ……さ、がみ……」 痛い。 心が痛い。 自分のことを、そんなふうに想ってくれる人が泣いているのは辛いから。 このまま死ぬのだろうか。 そんなのは嫌だ。 だって私はなにも残していない。 だって私はなにも伝えていない。 そんなのはむなしすぎる。 そんなのはかなしすぎる。 ただ消えていく孤独はつらすぎる。 だから私は、今までずっと意固地になって守ってきた、ちっぽけでささやかな願いを……伝えた。 「泣かないでください、阿良々木さん」 「貴方が泣いていると、こんなにココロが痛いと、わたし、泣いてしまう」 「藤乃は……泣いても、いいんですか」 阿良々木さんは息を詰まらせて、そして――ごめん、とだけ言いながら、私の手を強く握り返した。 ――あたたかい。 生きているから、痛い。 生きているから、温かい。 死にたく、ない。 失うのが、怖い。 脳裏に船着場全てを飲み込もうとする黒い津波が浮かぶ。 そして、こちらに襲いかかる寸前に位置する波の中に、地面から空への方向に向かって回転軸を作り――それを曲げる。 そう念じると、途端に頭の中が溶けそうになるくらいの灼熱で満ちて、視界が赤く染まった。 赤い景色。 夕焼けはいつも赤い色。 私はずっと前に、三年前の夕暮れに、先輩が教えてくれた言葉を思い出していた。 ――馬鹿だな、君は。いいかい、傷は耐えるものじゃない。痛みは訴えるものなんだよ、藤乃ちゃん。 私は痛みを知らなかった。 だからあの時、お祭りみたいな総体の時に挫いたくるぶしは全く痛まなかった。 痛まなくても見るからに尋常ではない腫れ上がり方をしていたから、だから私は仕方なく動けず、独りで途方に暮れていた。 助けは呼ばなかった。呼んだら、きっとみんな訝しげに聞くんだ。 ――痛くないの? ――よく我慢できたね。 ――とか。 私はそれが嫌で、普通のふりをして座り込んでいた。 痛みを知らない私は異常なんだ。 だからせめて普通のふりをしていなくちゃいけないんだと、そう思っていた。 他校の生徒だったあのひとに声をかけられて、「痛いの?」と言われても、私は認めてなんかやるもんかと首を振った。 痛みがわかる普通の人なんかにかけられる無神経な言葉を、私は聞きたくなかったから。 けれども、次にやってきたのは違う言葉だった。 誰も気付かない、気づかせない筈だった自分の苦しみを案じてくれたあの言葉。 あの言葉を私はずっと覚えている。 あの言葉が、淡い夢みたいな思い出が、溶けかかった思考をつなぐ。 燃え尽きそうになりながら、あの時の、遠くの地平線が燃えているみたいな夕暮れ時を思い出して。 私は、灰になるまで叫んだ。 「凶がれえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」 ◇◇◇ 巨大なるものは強い。 単純なる大質量は 小難しい理屈など地の果てまで吹き飛ばす。 計略だの兵法だのが馬鹿らしくなるような光景がそこにはあった。 魔王が放った瘴気の津波は、船着場の一帯全てを文字通り闇へと沈めていた。 それはまるで黙示録の断罪された世界のよう。 「なんて……ことですの!」 衣と式を抱えて上空へと逃れた黒子は自らの無力を嘆き、絶望するしかなかった。 このあたりは元から瓦礫と化していたが、もはやそれすら跡形も残らず飲み干されてしまった。 背後の豪華客船も漆黒の大波の直撃を受けて横転し、真っ二つに割れ、そして外壁を溶かされて無残な有様を晒している。 もう少し経てば完全に水没、おそらく乗っていた黒服もすでに生きてはいないだろう。 「……なんで助けた」 左肩に衣を抱え、そして反対の右手の先からぶっきらぼうな声が聞こえた。 撃ち抜かれた右肩がズキリと痛む。 だがこの怒りに比べれば痛みなど眼中になかった。 「あなたなんか……!」 つないだその手を握りつぶさんばかりに、強く力を込める。 そして吐き出される少女の叫び。 「士郎さんを殺しておいて、よくもそんな事を!!」 「……」 「絶対に許しませんわ。あなたの望みどおりの死に方なんて、絶対にさせてやるものですか!!」 「許さない、か……」 叫びと共にこぼれ落ちた黒子の涙が、その下に位置する式の頬に触れた。 やがて宙空に浮かんでいた三人の身体が、重力加速度の法則に従って高速で落下していく。 「私は阿良々木さんたちを見捨てましたわ! 私の判断で! あなたを助けて他の皆さんを見捨てた!」 あの瞬間、衣を助けてくれと指示したのはグラハムだ。 だがそれも自分の判断だと黒子は考えていた。 黒子、衣を含めてテレポートできる重量限界では、暦、スザク、グラハムの三人は成人男子という時点で限界ギリギリ、もしくは確実なアウトだ。 衣を見捨てて三人のうち誰かを助けるという選択はグラハムが簡単には許すまい。悩んだり説得したりする時間はないのだ。 そして失敗すれば黒子自身と衣の身すら危うくなるリスクを考えれば、おのずと式か藤乃のどちらかを助けるべきだと言える。 黒子との立ち合いでも凄まじい身のこなしを発揮、そしてルルーシュとのコネクションを考えれば式を選ぶことはよしとすべき判断。 だが――そんなものは所詮、机上の空論だ。 選んだ方の命しか助けられない。選ばなかったほうは永久に失われて二度と戻らない。 その重さの前にはいかなる理屈も紙のように吹き飛ぶ。 「死にたくないですって!? でも仕方ないですって!? 私は逃げも言い訳もしませんわ! 見苦しくとも、泣きわめいても、最後までっ! あなたのように、生きることに投げやりになるなんて絶対に私は許しませんの!!」 「生きることに……投げやりに……」 「どうして私と戦ったときも! そうやって自分も他人もどうでもいいみたいな態度で!」 「うるさい! 俺だって……!」 何があっても無気力でぶっきらぼうな態度ばかりだった式が、珍しくむきになって何かを言い返そうとした瞬間だった。 いきなり視線を黒子から外して、眼下に広がる地獄のような光景を見つめる。 「浅上……阿良々木も」 「なんですって!?」 上空から見れば、黒い泥沼に染まる船着場の真っ只中で、浮島のように見えるわずかなコンクリートの上に二人はいた。 ほっと息をつくのもつかの間、そこに近づく巨大なる影も同時に発見する。 「信長だ……! おい、早く私をあそこに送れ。できるだろ!」 「くっ……言われなくともっ!」 怪我の痛み、身体面と精神面両方の疲労で本当はとっくに限界だ。 だがここで弱音を吐くわけにはいかない。いや吐くことは許されない。 気合でカバーだ。根性があればなんとかなる。ついでにこの無責任女への八つ当たりも追加だ。 黒子はそんな根拠のない理屈で己を奮い立たせ、再びテレポートのための演算を開始した。 ◇◇◇ 突然、視界が変わった。 今の今まで遠かった地面が直ぐ目の前にある。 「とっ――」 とっさに体勢を整え、地を覆うぬるりとした黒い泥に足を取られないよう慎重に着地。 ブーツの底が、じゅうっという音を立てて湯気を発生させる。 まるで強酸性の液体のようだ。 黒子は大丈夫かと、繋いだ手の方を見やると案の定バランスを崩して転びそうになっていた。 抱えた金髪の子供と一緒に支えてバランスをとってやる。 「ぐっ……余計な……」 次の瞬間に文句がマシンガンのように飛んできそうな表情だが、顔色が極めて悪い。 怪我のせいか、疲れているのか。おそらくは両方だろう。 結局文句をいう元気もなく、またフラリと崩れ落ちそうになる。 すぐ近くにかろうじて残った瓦礫に座らせてやった。 浅上は――いた。 「気絶だけはするなよ。その子供は守ってやれ」 「い、言われ……」 その言葉を最後まで聞かず、自分のデイパックを強引に押し付けてやった。 すでに取り出しておいた刀を抜いて走りだす。 「預けとく」 待ち受けるのは間違いなく命ギリギリの死闘。 戦力差を考えれば一騎打ちで10回やったとして一回勝てればいい方だ。いや、もっとか。 だけど、それがいい。 ――そうやって自分も他人もどうでもいいみたいな態度で! どいつもこいつも人間ってやつは勝手に人の像を作る。 外見がそうだからって、なんで中身まで判断できるって言うんだ。 私のことなんて私自身ですらわからないのに、他人なんかにどれほどわかるっていうんだ。 ああ、それでも――、 ――そっか。じゃあ仕方ない。式の罰は、僕が代わりに背負ってやるよ。 ――ならその減らず口が叩けねぇように、今ここでぶっ殺しておいてやろうか! 鬼が死神に殺されるなんざ、さぞかし洒落た絵面だろうなァ!? ――絶対に許しませんわ。あなたの望みどおりの死に方なんて、絶対にさせてやるものですか!! なんで、なぜ他人なんかに、私なんかに構うんだ。 ココロが空っぽになって、何をしても埋められなくて、誰かが埋めてくれたと思えば消えて失くなる。 そして伽藍洞は前よりもどんどん広がって、もう何が何だか分からない。 織田信長。 今の私はお前と戦って死の際を、生きる実感を得られるか。 お前は何のために人を殺すんだ。見境もなく、どこまでも際限なく。 お前はなんだ。答えを見せてくれ。 私の身体、速く、速く、走れ。 浅上藤乃。 私と似たもの同士で、そして決定的に違っていたお前は、なぜあんな風に言い切れるんだ。 殺したくないなんて言いながら、殺すのを愉しんでおいて。 生きたいと、そう言える理由はなんだ。 死にたくないだけ、死ぬことを許されないだけの私は、じゃあどう生きればいい。 私の身体、速く、速く、走れ。 疾く、あそこへと辿りつけ。 たとえ無駄でも構わない。 私に――何らかの答えをくれ。 ◇◇◇ まるで暗い棺に閉じ込められたかのようだった。 凄まじい衝撃が襲いかかり、上下左右に狭いスペースを撹拌していく。 狭い内壁に肘や膝を押し付け、無理矢理にでも自分の身体を固定しようと試みる。 身体が揺れれば視界は安定しない。 そうなれば生き残るための一縷の望みすら潰えてしまう。 だがまるでになぶられる一枚の木の葉のように、己の力は矮小でどうしようもなかった。 連続して襲いかかる衝撃が再び視界を撹拌する。 眼前のモニターが左右に大きくブレて映った。 天地無用――もはやどちらが天でどちらが地なのかわからない。 ここで終わりかと弱い考えが浮かぶ。 そんなことはあるものかと操縦桿を強く握り直すも、それをどちらに向けていいのかわからない。 このままか、それともこちらに倒すか、それとも――結局、無駄か。 そんな中で、狭い空間の中で、ふと目に入った強く光る赤い双眸だけが、ひどくグラハム・エーカーを惹きつけた。 サザーランドの操縦桿を握るグラハムの手に別の手が添えられる。 それは同乗者である枢木スザクの隻腕だった。 ◇◇◇ 阿良々木暦は空を見上げていた。 真っ白な朝日が東から顔を覗かせ、空は夜闇の残滓と朝焼けのコントラストで彩られている。 痛い、と暦は思った。 手足がまるで焼けるようだった。 だが、その程度のダメージならここに来てからいくらでも受けてきた。 吸血鬼もどきの再生力がなかったらとっくに手遅れだったろうが、とにかくこんなときは大抵ろくな目に合わない。 女の子に刺されたり、女の子に切られたり、女の子に捻られたり――といったところで実は女難の相でもでているんじゃないかと、自分の不運にセルフツッコミを忘れない。 とにかく痛かろうが何だろうが倒れていることは許されなかった。 というか、倒れていたら間違いなく死んでいた。そんなケースの連続だった。 経験による、さらなる危機の予感無理やりに身体を起こそうとして、そして自分が誰かに抱きかかえられていることに気付く。 女の子だった。 その子はとても綺麗だった。 だけど泣いていた。 尋常じゃない赤い涙を流しながら、でもその顔はとても美しかったのだ。 彼女のくちびるが動いている。 暦はその美しさに呆けて、涙の赤さも、自らの激痛も一瞬忘れてその動きを追った。 ――い ――た ――い 「痛い――の?」 彼女にそう尋ねた。 そしてつい先刻聞いた言葉を思い出す。 ――もっと、生きて いたい ――もっと、話して いたい ――もっと、想って いたい ――まだ、ここに いたい その涙の正体が血だと、目の前にいる女の子が浅上藤乃であると、ようやく暦は認識する。 周辺はすべて黒い泥に覆われ、得体のしれぬおぞましい大気に包まれている。 信長に襲われる直前に、浅上と二人で乗り込もうとしていた軍馬はすでに跡形もなく消えていた。 真っ黒な地獄の中で、阿良々木暦と浅上藤乃だけがそこに在った。 「浅上ッ!!」 矢も盾もたまらず、体を起こして彼女の肩を掴んだ。 そしてぬるりとした嫌な感触。 ほんとうに嫌な感触だった。 おぞましいと思えるほどの、激痛の思い出と共にある傷の記憶。 「浅上――!!」 もう一度、その名を呼んで背中に手を回した。 ぬるりとした感触は増し、さらにぶよぶよした何か、そして指先に刺さる硬い何かの感触があった。 津波が襲いかかる直前に「曲がれ」と叫ぶ声を聞いた。 誰が言ったかなど考えるまでもない。 だが液体を――ましてや波を曲げようとしたところで、流水というものは変幻自在に形を変え、最後には大きな流れに従う。 浅上藤乃はそれでも阿良々木暦を守った。 黒い泥沼の中に、ぽつんと浮かぶ僅かなスペースは、彼女がこの赤い血の涙と、えぐれて溶けた肉を代償に守りぬいたものだった。 異能で大津波を曲げるなど、どれほどのことなのか暦にはわからない。 だがそれは素人目にも聞くだけでおおよそ無茶な所業であって、挑戦しようなど考えもしない。 だから諦めた。 だから浅上に謝った。 諦めずに守ってくれた彼女に、そうしなければならなかった。 「ごめん、浅上……! ごめん……!」 彼女の真っ青なくちびるが震えた。 でもそれはもう、何らかの言葉を紡ぐ力など残っていない。 何かを言おうとして、そして力尽きたように微かに息をつく。 それが最期。 どんなにそうであって欲しくないと願っても、もう二度と動かないことは誰よりも阿良々木暦が理解していた。 【浅上藤乃@空の境界 死亡】 ◇◇◇ 「どうやら君のおかげで助かったようだ。礼を言う、スザク」 「いえ――それよりもどうしますか。いまの僕らでは……」 船着場から離れた、倉庫などの施設群。 そこに立つのはグラハム・エーカーと枢木スザク。 彼らの背後には手脚や装甲が半ば以上も溶け落ちた無残なサザーランドの残骸が横たわる。 あの津波が襲いかかってきた瞬間に、グラハムは咄嗟の指示で黒子に衣を預けた。 直後、スザクと自分の二人でサザーランドのコクピットへと乗り込んだのだ。 そしてあの漆黒の津波をナイトメアフレームで泳いだ。 無茶な真似は百も承知、だが選択肢が他になければ是非もなし。 初撃の黒い壁をブーストでかわした。が、逃げ切れずに脚部をもっていかれる。 あの波が強酸性の液体に似た特性を持っているとここで判明し、そしてその後は激流に逆らわずに流される。 そして極力コクピットブロックを波に触れさせないように機体を制御する必要があった。 いかにユニオンのエースとはいえ、慣れない機体を操るグラハムには荷が勝ちすぎる作業だった。 しかしもはや絶体絶命かと諦めかけた時に手を貸してくれたのがスザクだった。 一人乗りのコクピットに無理やり二人詰め込んだ状態、しかも隻腕で命がけの超難度機体制御を見事にやり遂げた。 まさに恐るべき技量。 「おとめ座の私としてはセンチメンタルな嫉妬を感ぜずにはいられないな……」 「は?」 「いや、何でもない。それよりも彼女たちが無事かどうかが気になるな」 グラハムは、たしかに指示はだしたが、あれでどれほどが助かったかは分からない。 あの瞬間にグラハムたちから距離が離れすぎていた浅上藤乃と阿良々木暦の二名には、声すらかけてやれなかった。 見捨てたも同然だ。無力感がつのり、屈辱が胸を焼く。 「もどるんですか」 「当然だ。だが、君は行く必要はない」 「何故です」 ルルーシュという、君の主のためだ――とグラハムは返した。 こちらの集団はすでに壊滅状態だ。頼みのサザーランドもすでに無く、式は生死不明。 はや人数的に考えて信長や一方通行に勝てるのは、彼ら以外にいないと断言していい。 そしてその集団ともっともスムーズに渡りをつけられそうなのは、スザクを置いて他にないのだ。 「君は死ねない。死なせるわけにはいかない。黒子の話を聞く限り、一方通行が信長の力を防げるかはわからん。 だがもし奴がそれすら跳ね返せるなら、倒せるのは君を置いて他にない」 「……」 スザクは押し黙る。 そして口を開いて言った。 「さっき僕に言ったでしょう、背負うなと」 「ああ、だから私は何も背負わない。君がどんな事情を抱えているのか知ろうとも思わん。 ただ私はグラハム・エーカーとして、戦う。まだ戦友が生きてあそこで戦っていると信じ、自らの意思のみで戦場へと戻るだけだ」 「……ずるいですよ」 「そうかもしれんな。だがあえて言わせてもらおう、それがグラハム・エーカーであると」 ◇◇◇ 阿良々木暦の眼前に織田信長の刃が迫っていた。 両儀式のからの距離は10メートルより僅かに遠いか。 浅上藤乃は――手遅れだ。 彼女に尋ねたいことがあった。 だが死んでしまったのなら、それはもはやモノだ。 用があったのは浅上藤乃という人殺しであって、モノじゃない。 それにもう既に一度殺した相手だ。だからもう興味はなかった。 だが阿良々木は何をやっているのだろう。 あんなモノを抱きかかえて、命が危ないってのにそこから動かない。 別に他人なんてどうだっていい。 でも死は嫌だ。だからできるだけ助けてやろうと思う。 だからさっさと逃げればいいのにそこから動かない。 「――まあ、いい」 無理ならこっちも勝手にやるだけだ。 思考を切り替え、信長に集中。 刀を持つことにより、自らの肉体と精神を極限まで戦闘用に切り替えた。 感覚が鋭敏になり、それでいながら痛みや恐怖に必要以上に頓着しなくなる。 相対距離は10メートルを切った。 一足飛びで届く間合いに、一切の恐れなく飛び込む。 「――ふざけんじゃねえぞ、馬鹿野郎!!」 突如、ズタボロの血まみれで、阿良々木が吠えた。 その手にはいわゆるロケットランチャー。 式は慌ててブレーキをかける。 信長に向かって、そして着弾とともに炸裂する爆音と爆風。至近距離。 「ムチャを――!」 この距離じゃあほとんど自爆だ。 もうもうと煙が立ち込め、あたりは視界がきかなくなった。 「くそっ……邪魔が――」 「邪魔ってなんだ! 殺し合いかよ! お前らそれだけ強いくせに、殺しあうことしか能がないのかよ!」 「……ああ、そうだ。俺は人殺しだ。それしか能がない」 「この野郎……!」 それだけの言葉を素っ気なく返して、式はやがて晴れゆく煙の向こうだけを見つめていた。 やがて地獄の底より沸き起こるような声が響く。 式の興味はその向こうにしかない。 「くくくくくく……」 やっぱりだ。ろくに効いちゃいない。 式も再び刀を構える。 「笑止……! この世に生を受けて、滅せぬもののあるべきか! 人も! 物も! 全て死に絶え、滅するために生まれてきたのだ! そしてその滅びを与えるは、この織田信長よぉぉぉぉおおおお!!!!」 大音声。 そして軍馬にまたがった漆黒の鎧武者は再び黒い瘴気を操り、身にまとう。 それを式は真っ向から紫蒼に輝く瞳で睨みつけた。その厚みが先程に比べて弱まっていることを直死の魔眼は教えてくれている。 「さっきと比べて弱まってるな……お前の取り巻き、死が視え易くなってるぜ。さっきの一発でだいぶ疲れたんだろ」 「死が視えるとな……面白い」 「ああ……面白い、か。お前は楽しいのか」 「フン、その妖しく輝く眼を抉りとって食ろうてやるわ。くるがいい、人も物も、戦国という時代すらも全て滅ぼすが、この信長よ。 貴様の如き小娘など眼中にありはせん――!!」 ――なぜだろう。こいつは極上の獲物だ。ギリギリのところで殺しあえるってわかってるのに、楽しくない。 ――なぜだろう。こいつはアラヤとはまるっきり違う。いや、似ているのか――人間じゃない、すべてを滅ぼすという概念に充ち満ちた存在。 ――そうなのだろうか。なぜだろう。わからない。 ――うん、じゃあ、わかりあおう。 ――殺し合おう。 【F-3/船着場/二日目/早朝】 【阿良々木暦@化物語】 [状態]:疲労(中) 、全身に銃創(処置済み、治療中)、手足に火傷のようなダメージ、失血(大) [服装]:直江津高校男子制服(破損:大) [装備]:ベレッタM1934(5/8) [道具]:基本支給品一式、毛利元就の輪刀@戦国BASARA、マウンテンバイク@現実、拡声器@現実 ギー太@けいおん!、ピザ@現実×10、RPG-7(グレネード弾×2、煙幕玉×2付属)、衛宮邸土蔵で集めた品多数 軍用ゴーグル@とある魔術の禁書目録、沢村智紀のノートパソコン@咲-Saki、レイのレシーバー@ガン×ソード [思考] 基本:戦場ヶ原だけじゃなく、個人の意思としてこのゲームから生きて脱出。 0:浅上を助けられなかった……。 1:対一方通行戦の準備。 2:―――戦場ヶ原……。 3:ルルーシュ達との確執は最大限妥協する。特に憂の事は結果はどうあれ決着を付ける。 4:支給品をそれぞれ持ち主(もしくはその関係者)に会えれば渡す。原村和とは一方的な約束済。 5:落ち着いたら【ホール】を再調査してみる。 [備考] ※アニメ最終回(12話)終了後から参戦。 ※回復力は制限されていませんが、時間経過により低下します。 ※サポート窓口について知りました。また、原村和が主催側にいることを知りました。 ※衛宮邸の土蔵にあったガラクタを多数回収しました。武器の類は入ってません。 ひょっとしたらなんらかの特別な物が混入してる可能性もあります。 ※衣の負債について、直接内容は分かっていませんが、何らかのリスクを負ったと想定しています。 【補足備考】 ※薬局、遺跡で何か買ったかどうかは後の書き手の自由です。ペリカの差し引きはお忘れなく。 【天江衣@咲-saki-】 [状態]:頭部失血中(応急手当済)、血液700ccマイナス、グラハムに抱えられ睡眠中、首輪爆発まであと2~3時間(現在の負債:2億ペリカ) [服装]:いつもの私服 [装備]:チーズくんのぬいぐるみ@コードギアス [道具]:麻雀牌セット、エトペン@咲-Saki-、水着セット@現実、サンドイッチ@現実×10、ミネラルウォーター@現実×20 ペリカード、血液700cc [思考] 基本:殺し合いには乗らない、麻雀を通して友達を作る。 0:Zzz…… 1:グラハムとまた会えて嬉しい。 2:ギャンブルルームで麻雀をする。 3:誰にもバレないように負債を返済する。 4:《はらむらののか》と《清澄の嶺上使い》を救い出したい! 5:ギャンブルではない麻雀をして友達をつくる。 6:チーズくんを持ち主である『しーしー』(C.C.)に届けて、原村ののかのように友達になる。 7:インデックスと友達になりたい。浅上、白井とは友達になれた……? 8:東横を止めたい [備考] ※利根川を帝愛に関わっていた人物だとほぼ信じました。 ※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました。 ※エスポワール会議に参加しました。 ※『黒子の仮説』を聞きました。 ※ヒイロ・ファサリナと情報交換し、今まで判明した情報を『エスポワール・ノート』で整理しました。 ※エスポワール船底に『ジングウ』が存在していることを知りました。 ※帝愛グループに1億ペリカの借金をしました。借金は定時放送を迎えるごとに、倍額になります。 7時32分までに借金を返済出来ない場合、首輪が爆破されます。 【白井黒子@とある魔術の禁書目録】 [状態]:疲労(極大)、全身に切り傷、刺し傷、擦り傷(いずれも処置済み)、右肩口貫通(麻酔処置)、転移能力精度低下 [服装]:常盤台中学校制服(破損:大、右襟排除)、両手に包帯 [装備]:スタンガン付き警棒@とある魔術の禁書目録 [道具]:基本支給品×6、ペーパーナイフ×6@現実、USBメモリ@現実、ティーセット@けいおん! ルイスの薬剤@ガンダムOO、特上寿司×37@現実、空のワインボトル×2@現実 ピザ×8@現実、シャトー・シュヴァル・ブラン 1947 (1500ml)×25@現実、麻酔注射器、痛み止め、 落下杖(故障)、伊達政宗の眼帯、基本支給品外の薬数種類@現地調達 、ペリカード(残金5100万) [思考] 基本:士郎さんの夢は、わたくしが。 1:士郎さんを殺した両儀式に守られる…… 2:この短剣で魔術を解除できる……? 3:グラハム達と合流する。 4:薬局での天江衣のリスクを調べる。 5:対一方通行の作戦を練る。 6:スザクに頼もしさと警戒。ルルーシュとの同盟は何としても成功させたい。 7:士郎さんが解析した首輪の情報を技術者へ伝え、解除の方法を探す 8:お姉さまが死んだことはやはり悲しい。 9:アリー・アル・サーシェス…… 10:イリヤって士郎さんとどういった関係なのでしょう? 11:危険人物を警戒。藤乃のことは完全に信用したわけではないが、償いたいという気持ちに嘘はないと思う。 [備考] ※本編14話『最強VS最弱』以降の参加です ※空間転移の制限 ・距離に反比例して精度にブレが出るようです。ちなみに白井黒子の限界値は飛距離が最大81.5M、質量が130.7kg。 ※エスポワール会議に参加しました。 ※帝愛の裏には、黒幕として魔法の売り手がいるのではないかと考えています。 そして、黒幕には何か殺し合いを開きたい理由があったのではとも思っています。 ※衛宮士郎の【解析魔術】により、首輪の詳細情報(魔術的見地)を入手しました。 上記単体の情報では首輪の解除は不可能です。 ※原村和が主催者に協力している可能性を知りました。 ※衛宮士郎の能力について把握しました。 ※衣の負債について、直接内容は分かっていませんが、何らかのリスクを負ったと想定しています。 ※帝愛グループは、ギャンブルに勝ちすぎた参加者側を妨害すべく動いていると推測しています。 ※傷の痛みで空間転移の精度が落ちています。程度は後の書き手次第に。 ※両儀式の荷物を一時的に預かっています。 【両儀式@空の境界】 [状態]:ダメージ(小)・切り傷多数 [服装]:白い和服(原作第五章・荒耶との戦いで着たもの) [装備]:九字兼定(投影)@空の境界 [道具]:基本支給品一式(水1本消費)、首輪、ランダム支給品0~1 、ルールブレイカー@Fate/stay night 、陸奥守吉行@現実、鬼神丸国重@現実 ※今はデイパックごと黒子が預かっています。式自身は装備品のみ。 [思考] 基本:私は死ねない。 0:戦う。 1:士郎との約束に基づき、白井黒子を守る。 2:澪との約束は守る。殺そうとしてくるヤツを……殺す? 3:澪に衛宮士郎の遺言を伝える。 4:そういえばデュオを置いてきてしまった。 5:荒耶は確実に殺す。 6:刀を誰かに渡すんだっけ?もったいないな……。 7:荒耶がこの殺し合いに関わっているかもしれないとほぼ確信。荒耶が施したと思われる会場の結界を壊す。 8:首輪は出来るなら外したい。 [補足] ※A-5の敵のアジトが小川マンションであると分かりました ※以下の仮説を立てています。 ・荒耶が殺し合いの根幹に関わっていて、会場にあらゆる魔術を施している。 ・施設に点在している魔法陣が殺し合いの舞台になんらかの作用がある。 ・上の二つがあまりに自分に気付かせんとされていたこと自体に対しても疑念を抱いている。 ・首輪にはなんらかの視覚を始めとした五感に対する細工が施されてある。または魔眼の効果を弱める細工がある。 ※ルルーシュと情報交換をしました。阿良々木暦が殺し合いに乗っていると吹き込まれました。 ※平沢唯から聞いた信頼できる人間に刀を渡すというプランを憶えています(引き継ぐかは不明) ※荒耶が生きていることを知りました。 【備考】 ※今の九字兼定は投影品です。耐久力や存在していられる期間などは後の書き手にお任せします。 【織田信長@戦国BASARA】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(中)治療済み [服装]:ギルガメッシュの鎧、遮光カーテンのマント [装備]:カリバーン@Fate/stay night [道具]:なし [思考] 基本:皆殺し。 1:伊達軍の馬を駆り、参加者を殺し尽くす。 2:荒耶は可能な限り利用しつくしてから殺す。情報に不備があった場合、問答無用で殺すつもりでいます。 3:首輪を外す。 4:もっと強い武器を集める。その為に他の者達の首をかっきり、ペリカを入手する事も考慮。 5:余程の事が無ければ臣下を作る気は無い。 [備考] ※光秀が本能寺で謀反を起こしたor起こそうとしていることを知っている時期からの参戦。 ※ルルーシュやスザク、C.C.の容姿と能力をマリアンヌから聞きました。どこまで聞いたかは不明です。 ※トランザムバーストの影響を受けていません。 ※思考エレベータの封印が解除されましたが、GN粒子が近場に満ちたためです。粒子が拡散しきれば再び封印されます。 ※瘴気によって首輪への爆破信号を完全に無効化しました。 ※首輪の魔術的機構は《幻想殺し》によって破壊されました。 ※荒耶との間に、強力な武具があれば譲り受けるという約束を結びました。 ※伊達軍の馬の裏切りを許しました。ただし、もう一度裏切った場合は問答無用で切り捨てるつもりでいます。 ◇◇◇ 「これは……!」 それはスザクが見つけたコンテナ倉庫だった。 グラハムがすぐさまジープで船着場に戻ろうとしたのだが、黒津波で流された工業地帯の瓦礫が運悪く道を塞いでおり、車が走れる場所まで歩かなければならなかった。 いや、運は良かったのかもしれない。 なぜならそこで見つけたものは、彼らが欲してやまないものだったのだから。 最初に見つけたのはルルーシュたちだった。 ガンダニュウム合金でできていると推測された特性のコンテナ群。 おまけに式の魔眼にすら見切らせない、なんらかの仕掛けが施されたいかにもなにかあるといった感じの特別性だった。 信長の放った黒い津波がそのコンテナを流し、そして溶かし、偶然にもその中身が無事だったのはちょうど二体。 まさに神の思し召しか。 いや、それによって最終的にグラハムとスザクがどんな道を選び、どんな未来にたどり着くかは誰も知らない、 この二体の機神がどんな運命をもたらすかは、まだ誰も、わからない。 神が微笑むのか、悪魔があざ笑うのか、結末は未だ闇の中。 【F-3/倉庫群/二日目/早朝】 【グラハム・エーカー@機動戦士ガンダムOO】 [状態]:疲労(中)、全身にガラスによる刺し傷(処置済み) [服装]:ユニオンの制服(破損:小) [装備]:コルト・パイソン@現実 6/6、コルトパイソンの予備弾丸×30 、GN拳銃(E残量:小)、ゲイボルグ@Fate/stay night [道具]:基本支給品一式、サザーランドのキー、SIG SG552(30/30)@現実(予備弾30×3)、軍用ジープ@現実、ゼクスの手紙、RPG-7(グレネード弾×3、煙幕玉×2付属) 双眼鏡、手術用の針、手術用の糸、消毒用エタノール、ヴァンのテンガロンハット、水着セット@現実、ミネラルウォーター@現実×15 ギャンブル船商品カタログ(機動兵器一覧)第3回放送分@オリジナル、『ガンダムVSガンダムVSヨロイVSナイトメアフレーム~戦場の絆~』解説冊子、 2757万ペリカ(端数変動)、包帯(20m)×3、治療に使えそうなもの(1万ペリカ分) [思考] 基本:断固として殺し合いには乗らない。主催の思惑を潰す。 0:この機動兵器は……? 1:信長を倒す。 2:できれば薬局で治療のリスクを調べたい 3:ルルーシュ(とスザク)には最大限の譲歩を。もし対立が不可避なら……。 4:天江衣をゲームから脱出させる。脱出までの間は衣の友達づくりを手伝う。 5:首輪を解除したい。首輪解除後は『ジングウ』を奪取または破壊する。 6:荒耶宗蓮への警戒。 7:ガンダムのパイロット(刹那)と再びモビルスーツで決着をつける。※刹那の名を知らない為、相手が既に死んでいることを知りません。 8:サザーランドもいいがモビルスーツが欲しい。できればフラッグ。更に言うならオーバーフラッグ。 9:可能ならば、クレーターと遺跡の隠し通路を調査したい。 【備考】 ※バトル・ロワイアルの舞台そのものに何か秘密が隠されているのではないかと考えています。 ※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました。エスポワール会議に参加しました。 ※衛宮士郎の【解析魔術】により、首輪の詳細情報(魔術的見地)を入手しました。この情報だけでは首輪の解除は不可能です。 ※『黒子の仮説』を聞きました。 ※原村和が主催者に協力している可能性を知りました。 ※ヒイロ・ファサリナと情報交換し、今まで判明した情報を『エスポワール・ノート』で整理しました。 ※エスポワール船底に『ジングウ』が存在していることを知りました。 ※ヒイロから【憩いの館】にある遊技台、『戦場の絆』について聞きました。 ※衣の負債について、直接内容は分かっていませんが、何らかのリスクを負ったと想定しています。 【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュR2】 [状態]:疲労(中)、左腕切断(処置済)、 [服装]:ナイトオブゼロの服(マント無し) [装備]:レイのレシーバー@ガン×ソード、アゾット剣@Fate/stay night [道具]:基本支給品一式×2、鉈@現実、 スフィンクス@とある魔術の禁書目録、あずにゃん2号@けいおん!、アーサー@コードギアスR2 イングラムM10(9mmパラベラム弾32/32)イングラムの予備マガジン(9mmパラベラム弾32/32)×4 シグザウアーP226の予備弾倉×3@現実、M67破片手榴弾×2@現実、シャベル@現実 軽音部のラジカセ@けいおん、お宝ディスク、Blu-ray Discドライブ搭載ノートパソコン、水着セット@現実 サンドイッチ@現実×10、ピザ@現実×10、ミネラルウォーター@現実×20)、 [思考] 基本:生きて、ユーフェミアの約束(命令)を果たす。 0:どうする……。 1:態勢を立て直す。当面の目的はルルーシュとの合流。 2:阿良々木とルルーシュとの間の仲裁に入る。その際ルルーシュがギアスを使える状況を作る。対立が決定的ならルルーシュに付く。 3:ショッピングセンターで義手をとりつけたい。 4:ユフィ……。 [備考] ※ラウンズ撃破以降~最終決戦前の時期から参戦。 ※主催が不思議な力を持っていることは認めていますが、死者蘇生が可能という点は全く信じていません。 ※一回放送の少し前に、政庁で五飛が演じるゼロの映像を見ました。また、ビデオメールの送信元と受信時間を確認しました。 ※飛行船についての仮説、ライダーの石化能力と藤乃の念動力についての分析を一方通行から聞きました。 ※二日目深夜に、ルイスの薬剤@ガンダムOOを飲みました。 ※一方通行の反射の壁を越える方法を理解しました。 【コンテナ群の機動兵器について】 ※ルルーシュや式たちが調べたうち、当たりと見た四体のうちの二体が残っています ※当たりの四つにしても時間制限があったり、定員が決まっていたり、中途半端に使えないものばかりかもしれません。 ※グラハムとスザクがどうするか、どんな機体があるかは次の書きてさんにお任せです。 時系列順で読む Back 絆キズナ語ガタリ 半端者・阿良々木暦 Next 許せないのどっち(前編) 投下順で読む Back 絆キズナ語ガタリ 半端者・阿良々木暦 Next 許せないのどっち(前編) 289 絆キズナ語ガタリ 半端者・阿良々木暦 白井黒子 291 BRAVE SAGA『死踏』 289 絆キズナ語ガタリ 半端者・阿良々木暦 阿良々木暦 291 BRAVE SAGA『死踏』 289 絆キズナ語ガタリ 半端者・阿良々木暦 グラハム・エーカー 291 BRAVE SAGA『絶望』 289 絆キズナ語ガタリ 半端者・阿良々木暦 枢木スザク 291 BRAVE SAGA『絶望』 289 絆キズナ語ガタリ 半端者・阿良々木暦 浅上藤乃 GAME OVER 289 絆キズナ語ガタリ 半端者・阿良々木暦 天江衣 291 BRAVE SAGA『死踏』 289 絆キズナ語ガタリ 半端者・阿良々木暦 両儀式 291 BRAVE SAGA『絶望』 289 絆キズナ語ガタリ 半端者・阿良々木暦 織田信長 291 BRAVE SAGA『絶望』 289 絆キズナ語ガタリ 半端者・阿良々木暦 伊達軍の馬 291 BRAVE SAGA『絶望』
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69ページ目 執事名 性格 レアリティ [海賊Special]浅葱カイリ 妖艶 ネオドラマチック [ナースSpecial]鈴木世界 ミステリアス ネオドラマチック [ダークご主人様Special]橘脩二 俺様 ネオドラマチック [プリティサンタSpecial]浅葱カイリ 妖艶 ネオドラマチック [セクシーX masSpecial]鈴木世界&三日月トーリ ミステリアス ネオドラマチック [ドタバタX masSpecial]朝比奈蓮介 男気 ネオドラマチック [年末年始Special]東雲健吉 男気 ネオドラマチック [年末年始Special]浅葱カイリ 妖艶 ネオドラマチック [凶愛VD★Special]浅葱カイリ 妖艶 ネオドラマチック [凶愛VD★Special]鈴木世界 ミステリアス ネオドラマチック ← ▲ →
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「知りたければ教えてやろう。 白銀聖闘士(シルバーセイント)タランチュラのアラクネだ!」 『週刊少年ジャンプ』で連載されていた車田正美氏の漫画『聖闘士星矢(セイントセイヤ)』のアニメ版に登場するキャラクター。 「蜘蛛座」は「タランチュラ」と読む。 担当声優は 山口健 氏。 1986年アニメ版オリジナルの白銀聖闘士(シルバーセイント)。 放映当時は「タランチュラのアラクネ」とカタカナのみで表記されていたが、後に各媒体で「蜘蛛座」「毒蜘蛛座」等と漢字でも表記されるようになった。 同じくアニメオリジナルキャラである教皇アーレス(の偽物*1)の指令により射手座(サジタリアス)の黄金聖衣(ゴールドクロス)の所在捜索中、 黄金聖闘士(ゴールドセイント)の超能力者である牡羊座(アリエス)のムウの助力を得るためジャミールへ派遣されるが、途中ジャンダーラの秘境で星矢と対峙する。 腰を落とし前屈した、さながらクモのような構えから放つ、必殺技「タランチュラネット」のエネルギーの糸で星矢の小宇宙(コスモ)を吸い取って苦しめるが、 救援に駆け付けた鋼鉄聖闘士(スチールセイント)の翔に技を封じられ、星矢の流星拳により敗れる。 ちなみに蜘蛛座(毒蜘蛛座)は国際天文学連合による88星座には現存しない*2が、 イギリスの風刺作家兼博物学者であるジョン・ヒル氏が1754年から1768年に作った星座でその存在が確認できる。 なお、現存する虫の星座は昆虫以外を含めても「さそり座」と「はえ座」の二つだけである。 また、アラクネの名前はギリシャ神話に登場する女性が由来で、*3 芸術の神でもあるアテナに匹敵する程の織物の名手だったが、それを鼻に掛けていたため、老婆に化けたアテナに勝負を挑まれる事になる。 勝負自体は互角だったものの、アテナが神々を称賛する内容を織った事に逆張りしたのか、 事実ではあるが神々を揶揄した内容を織ったために、 遂に堪忍袋の尾が切れたアテナによってトリカブトの毒を浴びせられてしまい、下半身が蜘蛛の姿に変えられてしまった。 メデューサの件といい、アテナの怒りを買うと碌な末路にならないのはオリンポスの神だからしょうがない。 ちなみに英語で「蜘蛛恐怖症」を意味する「アラクノフォビア」も彼女が由来。 (以上、Wikipediaより引用・改変) MUGENにおける蜘蛛座のアラクネ Erradicator氏とGemeaux氏が共同製作したものが存在。 ボイスは外国語で、キャラ名は「Araknen」となっている。 やはりと言うか蜘蛛繋がりからか、ドットはスパイダーマンをベースにしているようだ。 ゲージが満タンになると紫色のオーラを纏ったり、敗北時には鎧が砕ける演出も搭載されている。 なお、DOS時代からのキャラであるため、WinMUGEN以降で使用すると色化けを起こしてしまう(こちらを参照)。 「無限小学校」などで入手可能な「CharSffDtoW」を用いて修正されたし。 他にもスプライトに抜けがあるらしく、通常投げを決めると姿が消えてしまうのが難点。 操作方法はシンプルな4ボタン方式。 必殺技は蜘蛛の糸を射出して相手を拘束する飛び道具「ウェブボールcosmo web」、 昇龍拳風の対空アッパー「aracne upper」、突進パンチを放つ「aracne punch」の3つとやや少なめ。 超必殺技はもちろん「タランチュラネット」で、1ゲージ版と3ゲージ版の2種類がある。 威力も1ゲージ版が2割6分、3ゲージ版で4割超とそこそこなのだが、打点が微妙に高いのでしゃがまれるとスカる場合が多く、 3ゲージ版に至っては発射前に例のあのポーズを決めるので、普通に撃ってもまず当たらないという哀しみを背負ってしまっている。 あと、見た目が単なるビームなので原作再現度が低い(原作では「ビーム射出→ネット上に広がって相手を絡め取る」という演出) 幸い1ゲージ版は通常技からキャンセル可能なので、こちらをコンボに組み込むのが主な使い道になるだろう。 なお、原作のように相手のゲージを吸い取るといった特殊な効果は無い。 AIは搭載されていない。 出場大会 「[大会] [蜘蛛座のアラクネ]」をタグに含むページは1つもありません。 *1 原作の設定が固まる前にアニメ化してしまった弊害で、 アニメで「教皇の弟であるアーレスが兄を暗殺して新しい教皇の座に就いた」と言う設定を出した後に、 原作で「双子座(ジェミニ)のサガが教皇を暗殺してすり替わった」と描かれてしまった。 その整合性を取るためにアニメ版の設定が変更され、 「サガが教皇補佐だったアーレスを暗殺してすり替わった後に、教皇をも暗殺してアーレス名義のまま教皇の座に就いた」となったのだ (更にはアーレスは白銀聖闘士だという設定も存在するが、守護星座までは明言されていない。 一応『聖闘士星矢大全』で祭壇座(アルター)が教皇補佐であると発表されているため、祭壇座が有力視されている)。 なお当然と言うべきなのか、243年前の聖戦を描いた前日譚『Next Dimension』にも、その並行世界となる外伝『Lost Canvas』にも、 後に教皇となる牡羊座(アリエス)のシオンに弟が居るという話は存在しない。補完の絶好の機会だったのに……。 似たような話として有名なのが白鳥星座(キグナス)の氷河やアンドロメダ星座の瞬の師匠問題。 詳しくは該当項目で。 他にも映画版オリジナル聖闘士と同じ守護星座を持つ別人が後から原作に登場したり、 アニメオリジナル聖闘士が「ヘラクレス猛襲拳」という技を使ったのでヘラクレス座の聖闘士なのかと思ったら、 原作で別人がヘラクレス座の聖闘士として登場してしまったために、 最終的に「アテナの聖闘士ではなく、教皇子飼いの私兵聖闘士」というパチモン扱いにされてしまったりと、当時は色々と凄かったのだ (原作にも暗黒聖闘士(ブラックセイント)と言う勝手に聖闘士を名乗っていた連中が存在したが、 アニメ版ではアーレス(サガ?)が教皇の名の下に正規の聖闘士と認めたと言う設定が追加されている)。 さらに、アニメではアテナ側も(アテナ公認ではあるが非正規な)鋼鉄聖闘士(スチールセイント)という連中を戦線に投入しており、 本来の「星座に選ばれた戦士達」以外の戦力を抱えているのはどっちもどっちだったりする……。 *2 88星座に含まれない星座は原作にも「地獄の番犬座(ケルベロス)のダンテ」が登場している。 そしてこの怪物ケルベロスはアテナ軍が冥界に侵攻した時に本物が登場しており、 ハーデスのペットを模した星座の聖闘士がアテナに仕えていたという事態が発生している。 一応ダンテが攻撃に使用する装身具「地獄の鋼球鎖」は「地獄の番犬を繋ぎ止めるためのもの」と言及されており、 地獄の番犬座の聖闘士は本物のケルベロス対策のために存在したのかも知れない。 そのダンテが、本来活躍すべき冥界侵攻前に内乱で死亡してしまっていたというのは残念な事であった。 ただ、ダンテの実力で本物のケルベロスを抑えられたかと聞かれると怪しい気がする、それ以前に肝心の鋼球鎖の強度が青銅聖衣の星雲鎖に負けるレベルだし(まぁ小宇宙の差だろうが)…実は相手の神性が高いほど強度が上がるとか? と言うか88星座の半数近くは大航海時代以降にキリスト教徒が作った新星座であり、ギリシャ神話とは無関係だったりするのだが… (そもそも所謂「プトレマイオス(トレミー)48星座」にギリシャから見えない南天の星座は存在しない。十字架がモチーフの南十字座はその代表例だろう)。 さらには『Ω』では見習い(学生)の時点で聖衣を貰えるため、青銅聖闘士だけで88人を超えそうな勢いである。 聖衣修復士である牡羊座の貴鬼(シオンの孫弟子)がアテナの命を受けて新作を創ったと言う事なのだろうか? そして小宇宙が弱くて聖闘士の学校・パライストラに入学さえ出来ない人間は鋼鉄聖闘士として現代科学で作られた鋼鉄聖衣というパチモンを着て戦っている また、アスガルド編に出てきた神闘士達は別の神話とは言え神話由来なのでまだ良いが、 冥闘士(スペクター)「天英星バルロンのルネ」に至っては、1981年発売のコンピュータRPG『ウルティマ』に登場する悪魔バルロンが元ネタである (バルロン自体も『指輪物語』に登場する悪魔バルログがモデルだが、それでも1954年である)。 ハーデスは神話の時代に「遠い将来の人間が執筆する小説を元ネタにしたコンピュータゲームのキャラ」をモデルに冥衣(サープリス)を作らせたのだろうか? なお聖闘士の方も前述の通り星座の半数近くが新星座のため、『ギガントマキア』や『Ω』に登場した六分儀座(セクスタンス)の元ネタが1731年の発明品だったりする (六分儀の元ネタである四分儀なら古代ギリシャから存在していた。 なお六分儀座と八分儀座(八分儀は六分儀の前年に発明)は現存するが、四分儀座は現存しない星座である(本シリーズに登場したのは六分儀座のみ))。 *3 本作では他にも美の女神アフロディーテの名が男性の黄金聖闘士に使われていたり、 天界編で美の女神アフロディーテを出す際はどうするつもりなのだろうか。『リングにかけろ』の時のようにビーナス名義で出すとか? 男らしいキャラ造形をされているアイオリアも実は女性名だったりする (そもそもアイオロス(本作ではアイオリアの兄)の女性形がアイオリア)。 なので、この漫画で名前の性別を深く考えてはいけない。そもそも星座の性別さえ適当だし (本来、水瓶座は「水瓶を抱えた美少年」のはずなのに、技のカットインでは「水瓶を抱えた美女(not美少女)」が登場している)。
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僐物語-ヒトモノガタリ- ◆VxAX.uhVsM 01 「阿良々木君…少しの間そこで待っていて」 幸せだった感情も、いつかは終わりが来るものである。 それは必然である。 それは当然である。 それは明白である。 それは明瞭である。 いつかは完全に終わる、幸せの時間。 それが今だということは一目瞭然だった。 彼女は眼を復讐と言う色に染めていた。 「……行きましょう」 戦場ヶ原さんは歩き始めた。 俺はそれについて行く。 「……………」 「……………」 しばらく、無言が続く。 雰囲気が重い、とは思うが仕方ない。 彼女は、先ほど自分の彼氏との別れをしたばかりだ。 俺でも無理に声をかけてはいけないのは分かる。 しかし、彼女は俺がそう考えている中話しかけてきた。 「ねえ、人吉君…どこに行くべきだと思う?」 「……そう、だな」 正直言って、めだかちゃんがいるならば…箱庭学園と言う事になる。 しかし…俺はあまり行きたくない。 理由は単純明快。 俺はめだかちゃんに会いたくはないからだ。 彼女は今すぐにでも会いたいのだろう。 だが、俺は違う。 それは、俺の我が儘である。 めだかちゃんが阿良々木さんを殺したという事を知りたくない。 俺はまだどこかでこの事実を否定しているのだ。 だから、あのめだかちゃんが殺す訳ないと未だ信じている。 彼女が正しいのは知っている。 だが、今の彼女は彼女ではないのかもしれない。 めだかちゃん(改)という、彼女であり彼女でない人物。 都城王土の求める女性として作られた人格。 彼女ならば人も殺せる。 もし…本当になっていたのならば。 彼女を殺すか、人格を戻すかをするしかない。 だが、戻すといってもあの時は偶然という偶然が重なって上手くいっただけだ。 今度も上手くいく確証などはないのだ。 話がずれてしまったな。 行き先…出来れば箱庭学園ではない所がいい。 だが、思いつかないので俺は戦場ヶ原さんにこんなことを聞いた。 「阿良々木さんと関係がありそうな所、ないか?」 「……なんで?」 「何かあるかもしれない…そう思っただけだよ」 「…………そう、ね」 今度は、結構疑われている。 当たり前だよな。 自分の彼氏が死んだ事を誤魔化されて、挙句その彼氏を殺したかもしれない人と幼馴染なんて。 信頼される要素なんて、正直ない。 だが、彼女も仕方ないような表情を見せて語り始めた。 「ここから南側に、塾の跡地があるのよ」 「……地図で言う、E-3の奴か?」 「そうよ…ここは、阿良々木君に助けてもらったような場所よ」 「じゃあ、そこに行こうぜ」 「そうね」 なんとか、違う場所に行く事が出来る。 これでめだかちゃんに会うまでに時間ができる。 それまでに、心を落ち着かせて…覚悟を決めなくてはいけない。 02 「…あら、人吉くんではないですか」 さて…言っておこう。 失敗した。 人生で最大と言える失敗をしてしまった。 考えてみれば、行くまでに箱庭学園の近くを通るのだ。 これで、めだかちゃんと会うと言った状況が出来てしまった。 この確率はほぼ0だっただろう。 しかし、その確率が成立してしまった。 いくら確率が低かろうが、0ではない。 完璧に0でなければありえることなのだ。 その結果のこの遭遇である。 「めだか、ちゃん…お前、なんで」 「めだかちゃんではありません、めだかちゃん(改)です」 これはめだかちゃんではない。 そう戦場ヶ原さんにごまかすことはできなかった。 理由は簡単…先ほど写真で見てしまっているからだ。 写真と言うよりはデジタルカメラのデータだが、特に気にすることもないだろう。 しかし、なんて運が悪いんだ。 もし少しでも速かったり遅かったりしてでもすれば。 戦場ヶ原さんがめだかちゃんの顔を知らなければ。 この場はまさに『なかった事』だっただろう。 俺がああだこうだ考えている間に、めだかちゃん(改)は語り始めた。 「なんて簡単で簡素で簡潔な事を言っているのでしょうか、私自身を"完成"させるためです」 「……"完成"?」 そんなワード、もう終わったと思っていた。 いや、正確には終わってはいない。 球磨川達が箱庭学園に来たのも、元々は理事長がめだかちゃんを完成させるためだ。 どこかでまだそのワードは続いていたのだ。 そして、今のめだかちゃんはめだかちゃんではない。 自身を"完成"させる事しか考えていない、めだかちゃん(改)だ。 「一つ…教えてくれ、なぜお前はめだかちゃん(改)になっているんだ…!」 「それについて答える義務なんてありません」 「………」 「さて、人吉くん…貴方にお願い、いや…命令があります」 「断る」 「……話を聞かずに断るとは…なっていませんね、少しくらい聞こうとでも思わないのですか」 「残念ながら、何を言うか予想はついているからな…」 「そうですか…ならあなたに付き合っている時間はありません」 めだかちゃん(改)は後ろを向いて歩きだそうとした。 だが、普通に見過ごすわけにもいかない。 「待て!めだかちゃん(改)!!」 「しつこいですね…荒業になりますが……『跪 き な さ い』」 「嫌だッ!!」 言葉の重みをもってしても抑えられない。 人吉善吉はただ気合いのみをもって言葉の重みにあらがっている。 だが、横にいる戦場ヶ原ひたぎはその例ではない。 地面に寝ている、いや…圧されている。 「戦場ヶ原さん!大丈夫か!?」 「大丈夫…なわけない、でしょう…解く方法はないのかしら…?」 「えっと…気合と根性で!」 「ふざけないで」 これまでないほど冷ややかな視線である。 まるで下等生物でも見るかのように。 まるでゴミムシでも見るかのように。 まるでゴキブリでも見るかのように。 まるでミジンコでも見るかのように。 その目には、自分より下位である者に向けられるような冷酷な雰囲気があった。 「っていうか本当にすみませんでしたっ!」 俺はすかさず土下座を繰り出す。 なんか必殺技みたいになっているけどこれで俺の人間的地位が下がっていることは間違いない。 決していいわけではない、というか悪い事しかない。 「ええ、分かったからゴミムシ君…対処方法を教えなさい」 「…と、言ってもな…気の持ち様としか言えないんだよな…」 「だから、それ以外にないのかと聞いているのよ、便所コオロギ君」 「もう人間には戻れないのか…!」 「……悪いですが、貴方方の茶番に付き合っている暇はないのです、それでは」 「って…待て!……」 とは言っても止めるネタが思い浮かばない。 せめて何かがあれば…。 考えろ人吉善吉……。 めだかちゃん(改)を止めるためには…どうすればいい? 間違いなく何もしなければ行ってしまう。 そうすれば見失ってしまうのは確実だ。 だが…彼女をここに置いて行ってしまえばどうなるだろうか。 確実に彼女は予想できない行動を取る。 それだけは自分でも分かった。 だったらここで引きとめるしかない…。 考えろ…今までで一番脳細胞を働かせるんだ人吉善吉…! 「俺には…『異常』がある!」 ついとっさに出た言葉だ。 だが出まかせなどではない。 こっちには正真正銘の『異常』がある。 「……ほう」 喰いついた…そうか、これで良かったんだ。 とりあえずこの後をどうにかしないといけないな…。 「貴方の『異常』とは…どんなものなのでしょうか?」 「俺の『異常』は相手の視界を"借りる"事だ…!」 「……相手の視界を"借りる"ですか」 興味は持ってくれているようだ。 ありがたいのかありがたくないのか。 だがどっちにしろ…めだかちゃん(改)との戦闘は避けれそうにない。 ……いや、自分から戦いを挑んだ感じなんだがな。 「ああ、そうだ……その名も『デビルアイ』だっ!!」 「「……」」 「……あれ?」 さっきまで面白そうに見ていた(ように見えた)めだかちゃん(改)の目も冷ややかになっていた。 「人吉君…それはないと思うわ」 「あれ?さりげなく距離とられた気がするんだけど」 「そんなこと気にするならさっさと戦いなさい、ゴミ吉君」 「…ああ、はいはいそうですか分かりましたよ!」 まったくひどい連中だ……。 めだかちゃん(改)は表情を一切動かさないでこっち見ているし。 クソッ…いつになったら時代が俺に追い付くんだよ。 「…行くぜ、めだかちゃん(改)」 「……では、徴収させてもらいましょうか…貴方のその『異常』を」 それでは今から開始である。 正真正銘、二度目の『戦い』の。 03 「お、らぁ!」 蹴る、蹴る、蹴る、蹴る、 蹴る、蹴る、蹴る、蹴る、 蹴る、蹴る、蹴る、蹴る、 蹴る、蹴る、蹴る、蹴る、 とにかくひたすらに蹴る。 とにかく我武者羅に蹴る。 とにかく蹴り続ける。 この戦いは二度目だが、この戦いはあの時と違う。 意外な事に…と言っていいものかは分からない。 だが、今は人吉善吉が押していた。 確実にめだかの攻撃を避けて蹴る。 その『視力』を使用しながら、蹴る。 「どうしためだかちゃん(改)!あの時より動きが悪いぜ!」 「…………」 人吉が押している理由。 それは戦闘時における生理的行動によるものを利用しているからだ。 相手の攻撃すべきところを一瞬『視る』こと。 その行動を利用して人吉善吉は攻撃を避け、蹴りを繰り出す。 これで人吉善吉は勝ちを確信していた。 人吉善吉は勝ちを『確信』し自分の考えを『過信』しすぎていた。 「…………」 「さぁ、どうしためだかちゃん(改)!あのときみたいになってんのか!?」 「あの時、というのは私たちが始めて戦った時と取っていいのであれば、それは見当違いです。 私は貴方に勝ち、『異常』を徴収する策を練っていただけです…決して、あの時と同じではありません。 私がすべきことは私自信を『完成』させることです。あなたに心を許す事ではないのです」 「…ああ、そうかい」 めだかちゃん(改)が攻撃を繰り出す。 人吉の眼に映ったのは自分の右脇腹部。 その通り、右から来るはずだった。 だが、攻撃は右から来ることはなかった。 瞬間 左脇腹に走る激痛、そして衝撃。 その衝撃のままに人吉は吹っ飛ばされた。 めだかはそのまま追撃に入るが、人吉が受け身を取り蹴りでめだかを近寄らせない。 人吉の先ほどまでの表情から余裕が消えていた。 「……なんで、だ」 「なんで、とは何に対してのことなのでしょうか? 今まで当たらなかった攻撃が急に当たったことでしょうか? 貴方の能力に背くような事をしたからでしょうか? 残念ながら私には貴方が何に対して言っているのかが分かりかねます」 「……何故、俺の右脇腹を見たのに、左側を攻撃した」 「…大方、あなたはその『異常』を利用して私の視界でも見ていたのでしょう。 そして、私の攻撃が読めるというのなら一瞬どこを見るか…と考えれば簡単でしょう。 私が攻撃するときに一瞬見たその方向…それを見ていたのだろう、と考えたわけです。 その方向のままに守っているのなら逆を突けばいい、意識すれば簡単に破れる策でしたね。 逆に考えればこの策を破られるまで過信している貴方の方に私はなんでと聞いてみたいものですね」 「……ああ、やっぱりもう…いらないよな……そうだよな…」 「どうかなさったのですか?人吉くん」 「俺は…もともとこの身一つで戦ってきたんだよ……。 『異常』なんて…元々いらないんだよ…………。 俺は、きっとこの力を得て天狗にでもなってたんだろうさ。 だが、これを使ってお前を倒しても、意味はないんだよ」 「……策が破れて、何を言い出すかと思えば…脈略もない会話をしだすとは…」 「そうだな…俺でも何言ってるか説明はできない……だから簡単に言っておく」 「俺は、『普通』の人間なんだよ」 人吉善吉は、目を閉じた。 『視る』事を拒否する。 『視る』事を放棄する。 『視る』事を拒絶する。 『視る』事を棄却する。 人吉善吉は『欲視力』を使う事をやめた。 あとは、自分の力のみで戦う。 今までだってそうして戦ってきた。 こんな力に頼り過ぎていたら、今までの彼の努力が否定される。 だからこの『異常』は棄てる。 「さあ、再戦だぜ…めだかちゃん(改)ッ!」 「……何をしたかは分かりかねますが、いいでしょう」 今度はめだかから攻撃を繰り出す。 右足による蹴り―――それを人吉は間一髪で避けて蹴り返す。 それを受けながらもめだかちゃん(改)は顔に蹴りを繰り出す。 今度は避けられずに攻撃を喰らい吹き飛ばされる。 そしてすかさずめだかちゃん(改)は追撃――もとい、必殺の一撃を繰り出す。 『理不尽な重税』である。 これを喰らってはいけない、それを一瞬で判断した人吉は腕に力を入れて思い切り地面を押した。 ドゴォ、と言う轟音―――。 地面がへこんでいる。 その場所はどこかなんて言うまでもない…人吉善吉がつい先ほどまでいた場所だ。 あれを喰らっていたら死んでいた。 その恐怖が少しであるが人吉に焦りをもたらした。 「……めだかちゃん、聞いてくれ」 「めだかちゃんではありません、めだかちゃん(改)です」 「……そうだったな…悪いな……聞いてくれ。」 人吉善吉は息をゆっくりと吸う。 そして、吐く。 そして目をしっかりと黒神めだかに向けて、言い放つ。 「俺は――――お前が本当のめだかちゃん(改)だとは思えない 何故か、なんて聞かれても確かにそんな確証はないさ。 でもよ…本当に俺のこの『異常』が欲しいなら手段を選ばないはずだ。 少なくとも、自分を完成させる事しか頭にないめだかちゃん(改)ならな。 さっきの『理不尽な重税』の時に首を締めながらやれば、避けれなかったはずだ。 それ以前に俺が『異常』に頼っていたと気付いた時に何か行動を起こせばよかったんだ。 だが、お前は決して行動を起こさなかった。 俺を殺そうとはしなかったんだよ…お前は、めだかちゃんは。 それはどうしてだ?―――――俺は考えたよ、少しだけどな。 なあ、めだかちゃん……お前は迷っていたんじゃないのか? 俺にはお前の『視界』が視えるだけだが…お前の『視界』はおかしかった。 何かに迷っているような、そんな視界だったんだよ。 心の奥底で…人を殺すことに抵抗が出ていたんじゃないのか? 理由でいえば…阿久根先輩が死んだ事かもしれない。 他に理由があるのかもしれないが、俺が見えるのは『視界』だけだ。 お前の思考なんざ…読めないんだよ………。 なあ、めだかちゃん……だからこそ言わせてもらう」 「お前は――――止めてもらいたいんじゃねえのか?」 言い放ち―――終わる。 人吉善吉は、先ほどまでの真剣な眼差しのままめだかちゃん(改)を見る。 少しの間ではあるが、両者はただお互いを見ていた。 そして今度はめだかちゃん―― 「馬鹿らしい意見ですね」 いや、めだかちゃん(改)の番だった。 目は再び死んだような目に。 視線は冷酷に人吉善吉に向けられていた。 「私の目的は自分自身を『完成』させることなのです。 そのためには、どんなことだって犯すつもりです。 殺人、放火、強盗、薬物―――極刑となるものだろうが。 私は迷うことなく犯す事でしょう……それが私を『完成』させるためならば。 だから――――貴方の言う事は、全て的外れです」 「嘘だっ!!」 「ッ―――!」 「目的が完成させることだって?ああ、それは否定しないさ。 それはきっとお前が少し前まで考えていた事なんだろうからな。 だが…どんな事だろうと犯す気があるだと?それは違う。 だったら、お前は確実に俺を殺しているはずだ! 迷うことなくなんていうのは、まっぴらな嘘なんだ! 的外れなんかじゃねえ!お前はきっと助けてほしいんだろう! だって――お前はもともとは、周りの事しか考えていない優しい奴だった。 洗脳されたか何だか知らないがお前はきっと何かをされたに違いない。 だから―――きっと何かをすれば元々のお前になると思っている。 だったら俺が助けてやる!――――絶対にだっ!!」 人吉善吉の新・真骨頂『上から目線性善説』である。 黒神めだかの真骨頂を借りただけである。 だが、それはきっとめだかちゃん(改)に何か思わせる事でもあったのだろう。 先ほどまであった人吉善吉の焦りがめだかちゃん(改)に移ったような形となった。 人吉善吉はその焦りで、このめだかちゃん(改)を説得するという行動に出た。 それは案外成功の一途をたどっている。 だが、めだかちゃん(改)は逆にその焦りで追い詰められていっている。 次の一手が思い浮かばない。 だから―――めだかちゃん(改)は考えた。 いや、考えてなどいなかったのだ。 この焦りを消すにはどうすればいいかなんて、簡単だ。 目の前にいる、この人吉善吉を殺せばいいんだ。 少しでも戸惑いを見せてはいけない。 『私は私を『完成』させるのだから、甘えを見せてはいけない。』 その考えを守るために彼女は強く思った。 (確実に、殺す――――!) 「…ッ―――ああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 めだかちゃん(改)は駆ける―――。 距離としては4メートルもない位置だっただろう。 必殺の一撃こと『理不尽な重税』を心臓に撃ち、殺す。 人吉善吉は、それを避けなかった。 その代わり、思い切り叫ぶ。 「めだかちゃん!!!」 「ッ――――」 めだかちゃん(改)の動きが止まった。 いや、止められたというべきなのだろう。 『理不尽な重税』を使うために伸ばされた手刀が止められ、その横をすりぬけて人吉善吉は『異常』な行動に出る。 めだかちゃん(改)を抱きしめる。 そんな簡単な、そして愚かな行為。 「無理すんな、前も言ったけどよ…お前も幸せにならなきゃいけない。 人を殺して、お前は幸せだったのか?――――違うだろう。 俺は、悲しかったんじゃないかって思う…。 ほら…涙の痕が残ってんじゃねえか……お前にも優しさは残ってんだよ。 なぁ、めだかちゃん……一緒にさ………不知火理事長を止めようぜ?」 満面の笑みを私の前で繰り出した。 その笑顔に、再び浮かんでくる…あの笑顔。 始めて彼と会った時の、笑顔。 彼は、こんな時でも変わらなかった。 私を救ってくれたのだ。 だから、戻らなくてはいけないのか? 意地でも…戻らなくてはいけないのか? 私は――――――。 いや、騙されてはいけない。 もしこの考えが嘘だったら? これが私を騙すための出まかせだとしたら? ……だったら、これを使えばいい。 行橋二年生の『人心把握』…これを使えば嘘は吐けない。 迷わずに使う……これが嘘かどうか……すぐに……。 「めだかちゃんっ!!」 叫び声が聞こえた。 急に頭に入ってきた声に私は驚く。 それと同時に、私の体は中に投げ出された。 訳も分からず、何も分からず、受け身も取れないまま、倒れる。 衝撃で視界が一瞬ぶれる。 だが、すぐに元に戻る。 しかし…その世界は見えない方が良かったものなのかもしれない。 彼の白い服が、赤くコーティングされていた。 その中心には、深々と刺さった刀。 四季崎記紀が作りし完成形変体刀が一つ―――絶刀「鉋」である。 決して折れず曲がらない刀である。 そしてそれを突きさしている人間、それは人吉善吉にとって衝撃以外の何物でもなかった。 「なんで、だ…よ、せんじょ、うあ、がはらさん」 「愚問ね、決まっているじゃない…彼女を殺すためよ…貴方ごとね」 04 人吉善吉が何故後ろからの襲撃に気付けたか。 それは、偶然見た戦場ヶ原ひたぎの姿。 『視た』理由などない、いうなればそれはわずかな心配である。 戦っている間も、彼女はひれ伏せさせられていた。 その彼女を、少し気遣ったのだ。 そして、彼女を見た。 首を少し曲げて、視界を出来るだけ寄せて。 もし倒れているならば、めだかちゃんとともに彼女を手当てしなくてはいけない。 もし起きているならば、すぐにめだかちゃんについて話さなくてはいけない。 そんな気持ちであった。 だが、現実はそんな理想のように甘くはなかった。 彼女は移動してきていた。 方向はこちらに――――。 手に持っていた物は、直刀。 人吉善吉は一瞬で判断した。 だが、見たころには遅かった。 すぐ近くまで来ている、このままいけば二人とも刺され御陀仏だ。 しゃがめばどうだろうか、だがきっとそれでもすぐに判断してめだかちゃんを刺すだろう。 振り払って戦場ヶ原さんを攻撃するか? だが、そうしたら今度はめだかちゃんに何が起きるか分からない。 だから人吉善吉は選んだ。 黒神めだかを出来るだけ優しく押して、戦場ヶ原ひたぎに刺されることを。 05 「……人吉くん、何故…?」 「……待ってくれ、めだか、ちゃ、ん…少し、だけ…はな、させて、くれ」 「…………」 俺はなんとか気合いで戦場ヶ原さんに向き合う。 胸には刀が刺さったままだが…逆にその方が良いようだ。 刺さったのは肺のようで…抜けば逆に大惨事だ。 抜かなくても十分大惨事だけどな。 「なん、で…殺そ、うと…した……!」 「またなんでとは…貴方はなんでと言う言葉が好きなのかしら? それともそれを使わないと死ぬ病気にでもかかっているのかしら」 「……!」 「……冗談を言ってる場合じゃないみたいね、まあ簡単に言えば―――優勝するためよ」 「………」 「もし優勝したら、阿良々木君を生き返らせてもらうわ 出来ないなんてほざけば…主催を殺して、私も死ぬわ」 狂っている…と言おうと思ったが言えなかった。 もう体に力が入らず、なんとか立つだけで精一杯なのだ。 だが、このまま何もしなければ…戦場ヶ原さんかめだかちゃんのどっちかが死ぬ。 それは避けなくちゃならない。 被害者は、俺だけで十分なんだ。 悲劇の役は、俺だけで十分なんだ。 これ以上誰も苦しむなんて、俺が許さない。 だから―――最後の力らしいものを振り絞って叫んだ。 「消えろ―――戦場ヶ原ひたぎ」 「呼び捨てだなんて失礼するわね、一応先輩なのよ?」 「殺し合いに乗るのなら、先輩だろうが関係ない」 阿久根先輩の時もそうだった。 俺は決して許さなかった。 あの時容赦なく攻撃し、撃退した。 だから、この場でも例外はない。 胸に刺さった刀を抜く。 血が一気に噴出し、息も苦しくなる。 「俺は、これで…あん、たを…刺す……刺されたく、なけりゃ…逃げ、ろ」 「逃げる?何を言っているのかしら……今更私が退くとでも」 「逃げろっつってんだ!」 「ッ―――!」 彼女は初めて俺に対し萎縮した。 そのためかは分からない。 だが、彼女は背中を向けて走り出して行った。 「さようなら―――人吉君、貴方の事…嫌いではなかったわ」 最後に少し、ツンデレのデレの部分を残して。 06 「…人吉くん」 「悪ぃ、な…めだか、ちゃん」 人吉の顔には血の気がもうほとんどと言っていいほどなかった。 かすかに残った魂を振り絞っているような感じであった。 人吉は、左側にいためだかの手を握った。 その手を使い、自分側にめだかを引き寄せる。 そして、二人の唇が重なり合った。 「…何を?」 「最後の、残し物だ…お前、の…行きすぎ愛情表現、とでも…言って、おく、よ」 人吉は満面の笑みでめだかを見た。 だが、その満面の笑みはすぐに失われた。 力が抜けて、動かなくなる。 だが、まだ死んではいない。 だから、人吉善吉は最後にこの言葉を残した。 一度死んだときに残したこの言葉を。 「好きだぜ、めだかちゃん」 『だから、泣くんじゃねえぞ…お前の泣き顔なんて見たくねえ』と、言おうとしたところで彼は力尽きた。 人吉善吉はここに二度目の死を迎えた。 だが今度は、生き返らない。 「善吉?」 彼女は、いつの間にか元に戻っていた。 先ほどのキスで、戻っていたのか。 最後の言葉で、戻っていたのか。 それは分からない。 「善吉―――」 彼女の頬に涙が流れた。 今度は彼女自身でも泣いていると分かったのか、涙を拭いている。 そして、善吉の胸に耳を当てた。 死んでいてほしくない。 生きていてほしい。 それだけを願って鼓動が残っているか耳を当てる。 だが、鼓動は止まっている。 動いてはいない。 それが指す物は―――『死』 「うわああああああああああああ!!!!!!」 彼女は泣きだした。 涙を流すだけではない。 子供のように、泣いている。 子供のように泣きわめいている。 「善吉いいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」 髪から色が抜けていく。 それは彼女が壊れた証。 黒神めだかは大事な人を亡くし、乱神した。 彼女に救いは――――無い。 【人吉善吉@めだかボックス 死亡】 【1日目/朝/C-3】 【黒神めだか@めだかボックス】 [状態]乱神モード、『不死身性』(弱体化) [装備]なし [道具]支給品一式×2、ランダム支給品(2~6)、心渡り@物語シリーズ [思考] 基本:善吉―――――。 1:善吉を殺した奴(戦場ヶ原ひたぎ)を殺す。 [備考] ※『不死身性』は結構弱体化しました。(少なくとも、左右田右衛門左衛門から受けた攻撃には耐えられない程度には) ※都城王土の『人心支配』は使えるようです。 ※宗像形の暗器は不明です。 ※めだかちゃん(改)は解けました、それに伴いめだかちゃん(改)の思考が消えています。 ※戦場ヶ原ひたぎの名前、容姿、声などほとんど記憶しています ※戦場ヶ原ひたぎのランダム支給品である絶刀「鉋」は人吉善吉の死体の傍に置いてあります。 07 今回の後日譚…と言うか今回の終わり。 私はただ逃げていた。 武器であった、あの刀を失い…もう武器は無い。 だから、利用できる者は利用する。 それが友人であろうが。 それが怪異であろうが。 それが武器であろうが。 それが異常であろうが。 それが負荷であろうが。 私は阿良々木君を愛している。 だから、止まるわけには行かないのよ。 これを見たら阿良々木君は怒るかもしれないけれど。 それが、私なりの愛し方なのよ。 覚えておいてね、阿良々木君。 あと、一つだけ…届かないかもしれないけれど。 ごめんなさいね、人吉君。 【1日目/朝/C-3】 【戦場ヶ原ひたぎ@物語シリーズ】 [状態]右足に包帯を巻いている、逃走中、思考能力低下 [装備] [道具]支給品一式、ランダム支給品(0~1) (武器はない) [思考] 基本:優勝する、願いが叶わないならこんなことを考えた主催を殺して自分も死ぬ。 1:今は逃げる。 2:黒神めだかは自分が殺す。 3:使える人がいそうなのであれば仲間にしたい。 [備考] ※つばさキャット終了後からの参戦です。 ※名簿にある程度の疑問を抱いています。 ※嗅覚麻痺は解消しました。 この世に生きる喜び -Theory that can be substituted- 時系列順 刀らしく人らしく この世に生きる喜び -Theory that can be substituted- 投下順 刀らしく人らしく 傀 コヨミモノ 物 ガタリ 語(上) かんにんぐ編 戦場ヶ原ひたぎ 一つ、オモイ 傀 コヨミモノ 物 ガタリ 語(上) かんにんぐ編 人吉善吉 GAME OVER 止まる足、進む訳 黒神めだか ローリンガールなロンリ―ガール
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RED STONEシリアスシリーズ 第二章 1 827 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/12(月) 21 10 36 [ hNlLsBE2 ] RED STONEシリアスシリーズ 第二章 第一回 つまりただ、それ、砕け散っただけ 昔々、世界がまだ一つの世界で地上に誰も居なかった頃の話です 世界には陰と陽の力をつかさどる二つの石がありました ある日、二つの石が互いに交じり合い、そこから6つの石が出来ました 6つの石はそれぞれ、火、水、土、風、光、闇の世界を作る力を持っていました 火の石 Red Emerald 風の石 Green Alexandrite 水の石 Blue Sapphire 土の石 Yellow Topaz 光の石 White Diamond 闇の石 Black Opal 石はそれぞれのエーテルを放ち、人、天使、悪魔が生まれました ある日、石と石とのバランスが崩れ、世界は三つに分かれることになりました 光と風と水の石で出来た世界、天上界 火の石で出来た、中世界 闇、土の石から出来た、地獄界 そして、天使、人間、悪魔はそれぞれが適した世界へと巣立っていきました 2 847 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/13(火) 22 54 17 [ hNlLsBE2 ] >>846を真似てみます、いろいろな紹介 盗賊シリーズ 主な登場人物 盗賊A 半端者で盗賊、臨死体験の経験あり 盗賊B Aの相棒 デビ・ロンに襲われたりした RED STONEシリアスシリーズ 登場人物紹介シリアスシリーズ版 主人公 ウィンタークロウの通り名を持つ23歳くらいの青年 本名はまだ語られていません 孤児院の女 孤児院を一人で切り盛りしている若い女 美人、ボン!キュ!ボン!、面倒見がいい性格 三拍子そろってます 首領 シーフギルドの首領で主人公と死んだ息子を重ねている まぁこんなところです、はい 3 848 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/09/14(水) 20 27 28 [ hNlLsBE2 ] RED STONEシリアスシリーズ第二章 第二回目 アークエンジェル 旧約聖書の天地創造を呼んでいると後ろに人の気配を感じる 「お前もヒマだなぁ、また旧約聖書読んでるのか?」 後ろから聞きなれた声が聞こえてくる、振り向くと銀髪の天使が立っている 「いいじゃないか、今日は大切な日なんだから」 まぁな、と言って隣の椅子に座り込む、彼の名はカリル 「なぁケイスン、俺たちやっとアークエンジェルになれたんだぜ しかも、成績優秀者だけが入れる第17部隊に」 今日、私たちはエンジェルから1ランク上がったアークエンジェルに配属されるのだ 「そういえば、今日はすぐに任務するらしいよな」 カリルが指をいじりながら話しかけてくる 「どんな任務?」本を戸棚に戻しながら聞く 「なんか魔法剣を手に入れた人間から、それを取ってくるらしい」 「人間が相手か、なんか弱いものいじめみたいで嫌だな」 「仕方ないだろ、俺たちはプロの戦闘集団だぜ。任務は遂行するのみだ」 時計を見ると集合15分前だった、新入りが遅れるわけには行かないので、部屋から出て集合場所へと向かう 集合場所にはまだ人が居ないので、景色を見て時間をつぶす すこしすると、ハーフプレートに身を包んだ天使がやってくる 「君たちが本日付で配属される二人だな?」 「はい」と答えて敬礼をする 「私が17部隊隊長のクルーゼだ、今回の任務はターゲットが持っている魔法剣 [ゴーファの希望]の回収だ。邪魔者は全て排除してもいい、それが上層部からの命令だ」 ゴーファの希望とやらは随分と重要なものらしい 説明を聞いていると、他の天使達も集まってきた 「行くぞ」と隊長が号令してコールをする 4 860 名前: 名前がない@戦士見習い 投稿日: 2005/09/16(金) 20 17 06 [ hNlLsBE2 ] RED STONEシリアスシリーズ第二章 第三回目 シーフギルドを潰してから三ヶ月にもなる 砂漠で生活をしていたのだが、なんとなく故郷の孤児院が見たくなったのだ 故郷の孤児院はブリジヘッドとアウスダクの中間に位置している、ややブリジヘッドの方が近いだろうか 今、目の前には壊れた孤児院がある、雑草が多い茂り、人の気配は無い 孤児院を眺めていると、瓦礫から人が出てくる 杖を持った若い男がこちらに歩み寄ってくる 茶髪に銀のピアスをつけている、どこと無く見たことのある風貌だった 男がゆっくりと口を開いて、つぶやく 「お前、もしかしてジンか?ジン・シャーリーテンプルか?」 誰も知らないはずの、本名を男が言い当ててくる、よく顔を見る 「お前は・・・・もしかしてギムレットか?」 そうだ、と男が言って首を振る 「ギムレット・ネグローニか?本当にお前か?」 半信半疑で近寄りながら聞いてみる 「ああ、そうだよ」 ギムレットが笑いながら荷物を置いて近づいてくる こちらも荷物を置いて近づく 「久しぶりだな、お前が養子になってから何年になる?」 8年さ、と言って孤児院の方に振り返る 「どうしたんだ、孤児院、みんな瓦礫になってる」 そう聞かれて、心が重くなる 「とりあえず、川へ行って話そう」 そういって、わき道にそれて川へと行く、ギムレットも後から付いてくる 川の近くにある、菩提樹の影に入って座る、何から話せばいいか、見当が付かなかった 「孤児院は焼き討ちにあったんだ、俺以外は全員殺されたんだ」 そう言うと、ギムレットの顔に動揺が現れる それから、色々と話し合った、ギムレットの家の事や、俺の放浪生活の事 賞金稼ぎになった事や、シーフギルドの事 いつの間にか日が暮れて、空が朱に染まっていた 孤児院に戻ると、背中から白い翼が生えた、神の使い天使が居た 5 869 名前: 名前がない@戦士見習い 投稿日: 2005/09/17(土) 19 12 59 [ hNlLsBE2 ] RED STONEシリアスシリーズ第二章 第四回目 殺し合い 目の前に居る、盗賊風の男がターゲットらしい おそらく、腰にぶら下げている短剣が[ゴーファの希望]だろう カリスに目をやると、こちらを見てにやりと笑う 自身の現われだろう、こちらも笑ってから、ターゲットに目を移す 隊長がターゲットの方へ歩いていく あんた等誰だ、とターゲットが言ってくる 「君が持っている短剣が欲しいのだよ、譲ってくれないか」 隊長は質問に取り合わずに、用件を述べる 「この剣は何だ?それを教えてくれないか?」 「それは教えることが出来ないな」 じゃ駄目だ帰ってくれ、そう言ってターゲットは立ち去ろうとする 隊長が羽を飛ばして、不意打ちを食らわす それが戦いの合図となる、目標の近くに居たウィザード風の男は戸惑っている様子だ 目標は[ゴーファの希望]を抜いて隊長に向けて一閃する、が当たらない 隊長は空中に浮かんで目標に向けてハンマーを落とす 目標はすばやく移動して、こちらの隊列に向かってくる 一瞬、目標が消え、すぐに悲鳴が聞こえてくる 右端の天使が羽を切られたのだ、羽を切られた天使が激昂して目標に襲い掛かる 銀の煌めきが見えた瞬間、天使の首がこちらへ飛んでくる 隊全体が動揺する、さらに後ろからファイアーボルトが飛んでくる さっきのウィザードらしい 「この糞餓鬼がぁぁ」 天使が一人ウィザードの方へ向かって光輪を投げつける ウィザードから悲鳴が上がり、その場で倒れこむ 「ギムレット!」 天使を二人同時に相手にしていた目標がウィザードの方に振り向く 一瞬の隙をつかれ、目標が念力を喰らって後ろに吹き飛ぶ 「ふん、ゴミが」 そう言って隊長が[ゴーファの希望]を奪いに行く 隊長が急に足を止める、よく見ると、首からダガーが飛び出している 目標がよろよろと立ち上がり、こちらを睨む 恐ろしく、冷たい光を放つ目だった 6 875 名前: 名前がない@戦士見習い 投稿日: 2005/09/18(日) 18 46 53 [ hNlLsBE2 ] RED STONEシリアスシリーズ第二章 第五回目 氷龍 肋骨が折れて息がしにくい、腹に力を込めるたびに痛みが襲う 首にダガーを刺された、隊長格の天使が声にならない悲鳴を上げてその場で倒れこむ 他の天使たちは呆然としている、敵は五人 鞄から封印していた刺青を取り出してつける 背中に広がる感触、神経が研ぎ澄まされ、世界変わる 「かかって来い、畜生がぁ」威勢良く叫び天使に向かって走る 一歩足を出すたびに体が痛むが、それを上回る怒りが体を突き動かす 刺青の魔力が体中を駆け巡り、封印していたカラスのような黒い翼を出す 天使たちが驚いて一瞬、動きを止める 右端に居た天使に向かって走り、首を狙って剣を一閃する 首に直撃して赤い鮮血を撒き散らしながらその場に倒れこむ 近くに居た天使が、声を上げながらハンマーを投げてくる 剣でハンマーを受けつつ、分身を生み出して天使を斬る 羽を切るだけに終わり、逆に反撃を受けハンマーで肩を砕かれる その場で片膝を地面に付く、天使がにやにやと笑いながらこちらへ近づいてくる 「上等だぁぁ」叫びながら剣を片手で持ち上げる、が念力で後ろに吹き飛ばされる 他の天使たちもこちらに近づいてくる 先ほどの天使が髪を持ち上げて語りかけてくる 「手こずらせやがって、屑が」 唾を顔に吐きかけて鼻で笑い飛ばす、顔面を拳で殴られる、が剣は放さない 立ち上がって、余裕の表情で近づいてくる天使達をにらむ 天使達が歩みを止める、その隙を付いて走って近づき 渾身の力を込めて剣を横に振るう 剣の軌跡に巨大な龍が現れて、天使達にぶつかる 二人の天使が龍に飲み込まれて消える 残った天使は、驚いた表情で呆然と立っていた 7 884 名前: 名無しさん@戦士見習い 投稿日: 2005/09/19(月) 21 22 36 [ hNlLsBE2 ] RED STONEシリアスシリーズ 第六回目 槍の名家 呆然としている天使を睨み、剣を構える すると天使は悲鳴を上げてどこかに消える 羽を封印してからその場で片膝を付く、左腕の肩に焼けるような痛みが走る 肋骨も何本か折れてるだろう 鞄からポーションを取り出して飲む、それからギムレットの所に行く 肩と膝を斬られている出血がひどく、包帯で止血をするが止まりそうに無い 意識も無く呼吸も浅い、ポーションを飲ませるがこのままでは死んでしまうだろう 包帯を巻いていると後ろから拍手が聞こえてくる 振り向くと、黒髪、黒目、黒いマントの男が手を叩いている 「さっきの天使の一味か?」そう言いながら剣を抜く 「実に見事だ、あれだけの天使を一人で退けたのだからな」 「何?お前何者だ?」 「そんなことよりも怪我人の手当てをしなければいけないだろう ついて来給え」 そう言って男が歩いていく、ギムレットを背負い男についていく 少し歩くと男が立ち止まり魔方陣を描き始める 魔方陣を描き終わると体が光に包まれ、目の前が急に白くなる 次の瞬間、見慣れた町並みが眼前に広がる 塩の匂い、空を飛ぶカモメとトンビ、ブリジヘッドだった 「そこの病院で手当てを受けたまえ、それではまた会おう、ゴーファの希望よ」 わけがわからないが、とりあえず病院で治療をしてもらう あれから三ヶ月も立つ、今はスマグのギムレットの家に身を寄せている 豪華な調度品、贅沢な食事にでかい屋敷 ギムレットを引き取った家は相当裕福な家らしい ギムレットの部屋に行くと、ギムレットと、その彼女のシェリー・ホーセスネックが居た 「こんにちわ、ジン」と品の良い微笑を浮かべて、シェリーが挨拶をしてくる 「ああ、俺はお邪魔だったかな」と言いながらソファーに座って、テーブルに置いてあるクッキーをつまむ 「そう思うなら座るなよ」とギムレットが笑いながら言う 「ねぇ、ジン貴方何時になったら私と手合わせしてくれるのかしら?」 碧眼の大きな目をこちらに向けながらシェリーが聞いてくる 「試合ならギムレットとすればいいだろう」 「彼は相手にならないわよ、庭で待ってるから来てね」 そう言ってシェリーが部屋から出て行く 「シェリーそんなに強いの?」ギムレットに聞いてみる 「まぁ、槍の名家の娘だし、俺はそこの養子なのにウィザードだから肩身が狭いよ」 「いいじゃないか、可愛いフィアンセなんだから」 そう言いいながら一緒に部屋を出て中庭へ向かう 中庭に行くとシェリーが露出度の高い軽鎧を来て待っている 「手加減しないでね」そう言いながら槍を振り回している 「お嬢様はシーフを相手にできるかな?」 軽くステップを踏んで槍の軸を会わせないようにする、剣は抜かない ハッ!と気合を発しながら高速の突きを繰り出す 横に避けて脇を狙う、が回転する槍に阻まれて近づけない 二回目の突きが来る、今度は横に避けず姿勢を低くして懐に潜り込む 強力な蹴りが来るが、受け流して背後を取り、軽く首を突っつく 「勝負ありだな」とギムレットが言う それと同時に屋敷の中から悲鳴が上がる <前 ▲戻 次>
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【シナリオ】【こ】 (攻撃側) ウェルスタ公国 ファーレン王国 エルネシア帝国 (防衛側) ウェルスタ公国 ファーレン王国 エルネシア帝国 (出現モンスター) (備考)
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ガチで危険とのご指摘があり除外されました -- (じゃがいも) そもそも野菜じゃないお!食べてみたいけど・・ハァハァ -- (よろずや) ある京都方面のDJが栽培していて増えた葉の始末に困っていたのを思い出したので -- (しそ) 2005-08-31 14 21 16 にんにく:らっきょと似てるので上手に写真とってピクトでうpすれば偽装にんにくとなるが見破られた場合恐ろしいことに -- (にんにく) 2005-09-01 08 01 13 |・∀・)ベジタリアーン -- (test) 2005-09-01 14 22 21 馬www -- (にんじん) 2005-09-09 20 15 56 是非とも玉葱を入れてもらいたい。-- (n) 2005-09-10 21 56 39
https://w.atwiki.jp/aimless/pages/43.html
No. 名前 TP 効果 価格 065 暗闇に呑まれる重刹那 7 盲目 066 パラライズキューブ 5 麻痺 067 四肢奪われの鳴波動 7 麻痺 068 フリーズピラミッド 6 凍結 069 凍てつく師走の猛吹雪 8 凍結 070 ペトロアーチ 7 石化 071 畏れと恐怖の黒き雨 9 石化 072 コミックシール 6 封印 073 獄より盗まれた冥界の鍵 7 封印 074 奈落への溝淵 8 即死 075 赤火 8 炎属性攻撃 !250 076 ファイアブラスト 14 炎属性攻撃 077 朱の呪縛 8 炎属性+中毒 078 七行錘緋 18 炎属性+封印 079 スパイラルフレア 14 炎属性+遅延 080 フラムツイスト 16 炎属性+駆動解除 081 紅を纏う鳳仙花 16 炎属性+LUK-15% !450 082 細雪 6 氷属性攻撃 250 083 ラフリーズ 12 氷属性攻撃 084 白雪の舞 10 氷属性×2 !500 085 白雪の舞・改 12 氷属性×3 086 安らかに眠れる寒気楼 8 氷属性+睡眠 087 アイスインパクト 8 氷属性+凍結 088 六杖六花 15 氷属性+封印 089 磁波 8 雷属性攻撃 250 090 ライトニング 13 雷属性攻撃 091 エレキクロス 15 雷属性+麻痺 092 風神雷神様の天罰 17 雷属性+石化 093 一末白雷 20 雷属性+封印 094 サンダーストーム 12 雷属性+遅延 !450 095 ラグナブラスト 14 雷属性+VIT-15% 096 綴斬 4 斬属性攻撃 200 097 クロスネイル 6 斬属性攻撃 098 ヘルクロスネイル 8 斬属性攻撃 099 冥界の掃除屋 14 斬属性攻撃 100 唐草流し 7 斬属性×2 101 ポイズンネイル 5 斬属性+中毒 102 魔封斬り 5 斬属性+封印 !350 103 ヘブンズブレイク 6 斬属性+VIT無視 104 落葉 6 斬属性+遅延 105 ブラッドネイル 10 斬属性+即死 106 力祓いの斬戟 6 斬属性+STR-15% 107 圧殺 4 壊属性攻撃 !200 108 ソニックアタック 4 壊属性攻撃 109 対極の崩壊 7 壊属性攻撃 110 厳かな鉄槌 15 壊属性攻撃 111 ダブルアタック 8 壊属性×2 112 トリプルアタック 12 壊属性×3 113 ロストメビウス 10 壊属性+麻痺 114 喝采マテリアル 10 壊属性+石化 115 バックアタック 8 壊属性+遅延 !350 116 無穴-ブラックホール- 10 壊属性+強化解除 117 斥落の妨撃 8 壊属性+AGI-15% 118 貫突 4 突属性攻撃 200 119 フラインドショット 6 突属性攻撃 120 ビーストテイル 7 突属性攻撃 121 ステップテイル 8 突属性攻撃 122 乱れ突き 8 突属性×1~4 123 鬼門乱れ突き 10 突属性×1~5 124 堕落と混沌の宙矢 5 突属性+盲目 !400 125 アローズバッシュ 7 突属性+駆動解除 126 狂乱サジタリウス 10 突属性+VIT-20% 127 アンガーパイル 10 突属性+TEC-15% 128 アンラッカーテイル 8 突属性+LUK-20%
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786 :名無したんはエロカワイイ:2006/08/10(木) 08 02 21 ID hhW++0W8 厳島戦で船にのる毛利の異様な跳躍力にいつも笑ってしまう 787 :名無したんはエロカワイイ:2006/08/10(木) 09 13 01 ID YXOQ32eA 落ちたらどうすんだろうな 788 :名無したんはエロカワイイ:2006/08/10(木) 09 13 37 ID SOBDPdvG 計算してないぞ!(がぼごぼ) 789 :名無したんはエロカワイイ:2006/08/10(木) 09 18 03 ID i4bayCtp 間違いなく頭から沈んでくな… 790 :名無したんはエロカワイイ:2006/08/10(木) 09 43 22 ID T+B6+qkY そのシーンが出る前にバサラ技で倒してる俺ベジタリアン
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建国 青歴42年12月10日 元首 大統領 混神男→コエル・コーウェリア女性 国内情報 領有域 不明 首都 コーネリアス 内容