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ちょっと前! 律「また明日なー」フリフリ 紬「また明日」 梓「またです!」 紬「・・・ふぅ。梓ちゃん分が足りない・・・」 梓「・・・唯先輩じゃないんですから」 紬「梓ちゃん断ちはつらいのね・・・」 梓「まだ初めて1日も経ってないですよ」 紬「梓ちゃんはつらくないの?」 梓「・・・まぁ。ちょっとだけ・・・」 紬「ふふっ。正直なのね」 梓「嘘ついても仕方ないですから」 紬「そうね。でも我慢しなきゃね」 梓「そうですよ」 紬「じゃあね。梓ちゃん」 梓「また明日です。ムギ先輩」 紬「夜更かししちゃダメよ」 梓「そ、それはムギ先輩もです!」 紬「ふふっ」 紬「じゃあね」 梓「はい。では」 梓「(はぁ・・・。一週間かー。思ったよりつらいかも・・・)」 梓「(私ってかなりムギちゃんに依存してたんだな・・・)」 梓「(でもムギちゃんのためだもん!がんばらなきゃ!)」グッ 梓「・・・はぁ」 梓「ん?憂だ」 梓「おーい」 憂「?」クルッ 憂「あ、梓ちゃん」 梓「どうしたの?こんな遅くに」 憂「お買い物だよ」 梓「そうなんだ。私も行っていい?」 憂「うん!」 梓「今晩の夕食?」 憂「それもあるけど、チョコの材料をね」 梓「チョコ?」 憂「もう、バレンタインだよ。梓ちゃん」 梓「あ!あー」 憂「梓ちゃんも一緒に作らない?」 梓「え?いいの?」 憂「もちろん!」 憂「みんなに作ってあげて励まそうよ」 梓「そ、そうだね」 憂「本命の紬さんにも」 梓「!」 梓「も、もう」/// 憂「梓ちゃんは料理得意なんだよね?」 梓「お菓子はあんまり作ったことないから・・・」 憂「そうなんだ。じゃあ一緒にがんばろうね」 梓「そっか。受験の前日がバレンタインか・・・」 梓「でもまだ時間あるよ?」 憂「今日は試し作りだよ」 憂「だから量も少なめなの」 梓「へーっ」 梓「憂はなに作るの?」 憂「定番のチョコレートケーキかな」 梓「ほう」 梓「ではお願いします!」 憂「うん!」 憂「このあと作るつもりだけど時間大丈夫?」 梓「大丈夫だよ」 憂「ならよかった。ならついでにご飯も食べて行ってよ」 梓「いいの?」 憂「うん!きっとお姉ちゃんもよろこぶよ」 梓「じゃあお邪魔になります」 梓「(これは浮気じゃないですよね?ムギちゃん・・・)」 店員「あーしゃー!」 憂「よいしょっと」 梓「あ、持つよ。憂」 憂「ありがと」 梓「唯先輩はどう?」 憂「ちゃんと勉強してるよ」 梓「そう」 憂「ただいまー」 ドタドタ 唯「おかえり!憂!」ダキッ 憂「お、お姉ちゃん」/// 唯「あれ?あずにゃんだ」 梓「こ、こんばんわです」/// 憂「そこで会ってね、夕食に誘ったの」 唯「おー、そうなのか。いらっしゃい、あずにゃん」 憂「夕食はもうちょっと遅くてもいい?」 唯「うん。いいよー」 憂「それまでがんばってね!」 唯「うん!」トトトッ 憂「さて、チョコケーキ作りしますか!」 梓「う、うん」 憂「まずは・・・」 ・・・・・・・ チーン 憂「焼けたね」 梓「う、うん」 憂「うん。ちゃんと焼けてるよ」 梓「よ、よかった」ホッ 憂「あとは冷蔵庫で冷ませばだいじょうぶだよ」 梓「結構ケーキ作りって大変なんだね」 憂「慣れれば簡単だよ」 梓「うーむ・・・」 憂「本番はバレンタインの前日に作るけどどうする?」 梓「・・・お願いします」 憂「うん!じゃあ夕食作っちゃうね」 梓「私も手伝うよ」 憂「ありがとー」 憂「できた!」 梓「うん!」 憂「お姉ちゃん呼んできてくれる」 梓「わかったよ」トトトッ 梓「唯先輩、ご飯ですよー」 シーン 梓「唯先輩?入りますよ」 ガチャ ソーッ 唯「スゥスゥ」 梓「・・・寝てる」 梓「ちょっとお菓子作りに時間かかっちゃったかな・・・」 梓「唯先輩、起きてください」ユサユサ 唯「んぁ・・・、うーいー?」キョロキョロ 梓「私ですよ。ご飯できましたよ」 唯「・・・はっ!寝てた!」 唯「お願い!あずにゃん!」 梓「なにがです?」 唯「私が居眠りしてたの憂には内緒にして!」 梓「は、はぁ・・・。別にいいですけど」 唯「よ、よかった・・・」ホッ 梓「どうしてです?」 唯「居眠りしてるの見つかるとお仕置きが・・・」ガクガクブルブル 梓「・・・お仕置きですか」 ホワンホワン 憂『居眠りしちゃったの?』ゴゴゴゴ 唯『ひいいいい。お許しをおおおお』ガクブル 憂『居眠りしたらお仕置きって言ったよね』ニコッ 唯『あわわわわわわわわ』 憂『受験終わるまでアイス禁止だからね』 唯『うわーん。憂ー』シクシク ホワンホワン 梓「(まぁ憂のお仕置きってこの程度でしょ)」 唯「来てくれたのがあずにゃんでよかったよ!」 梓「はいはい。早く下に行きますよ」 唯「うん!」 トトトッ 梓「連れてきたよ」 憂「ありがと。じゃあ食べようか」 唯「わーい。ハンバーグだー!」 唯憂梓「いただきます!」 憂「お勉強ちゃんと進んでる?」 唯「」ギクッ 唯「も、もちろんだよ!」 憂「居眠りしちゃダメだからね」 唯「ししししてないよ」アセアセ 憂「そう、がんばってね!」 唯「う、うん!」 唯「」クンクン 唯「なんかチョコの匂いがする・・・」 憂「うん、食後のデザートにケーキ作ったの」 唯「ケ、ケーキ!」 憂「梓ちゃんも手伝ってくれたんだよ」 梓「少しですけどね」 憂「ケーキ食べて残りの勉強もがんばってね」 唯「了解しました!」ビシッ …… 唯梓「ごちそうさま!」 憂「お粗末さまでした」 唯「ケーキとってもおいしかったよ!」 憂「ありがと」 唯「あずにゃんも!」 梓「いえいえ」 憂「じゃあ勉強、がんばってね!」 唯「うん!やる気出たよ!」 憂「片付けは任せてね」 唯「・・・うん。ごめんね」 憂「気にしないで。受験勉強のほうが大事だもん」 唯「ありがと、憂」ダキッ 憂「がんばってね」ギュッ 梓「(うわー)」/// 唯「やるぞー!」トトトッ 梓「(客観的に見ると結構恥ずかしい・・・)」 憂「どうしたの?」 梓「う、ううん。なんでもないよ」アセアセ 梓「洗い物手伝うね」 憂「え、いいよ」 梓「いいからいいから」 憂「もう。じゃあお願い」 梓「うん」 梓「そういえばさっき唯先輩が言ってたんだけど」 梓「居眠りしたらお仕置きがあるんだって?」 憂「も、もう。お姉ちゃんったら」/// 梓「どんなお仕置き?」 梓「アイス禁止とか?」 憂「えっと、スキンシップ禁止だよ」 梓「スキンシップ?」 憂「うん」 憂「具体的には抱きつくの禁止だね」 梓「・・・それはちょっと、唯先輩には辛いのでは」 憂「私も寂しいけど・・・」 憂「お姉ちゃんには大学受かってほしいから!」 梓「(憂!厳しい子!)」 梓「そ、そう」 憂「でもお姉ちゃんなら大丈夫だよ!」 梓「(もう寝てるの目撃しちゃいました・・・)」 梓「今日はごちそうさま」 憂「じゃあまたバレンタインの前日にね」 梓「うん。お願いします」 憂「気をつけてね。おやすみ」 梓「うん。おやすみ」 バタン 梓「(バレンタインか・・・。全然覚えてなかったな・・・)」 梓「(バレンタインの次の日が受験か・・・)」 梓「(ムギちゃん、よろこんでくれるかな・・・)」 梓「(・・・えへへっ)」 梓「私は私にできることをしよう!」 梓「(まずはムギちゃんの私断ちを応援することだよね)」 梓「(ムギちゃんも寂しいのかな・・・)」 梓「(でもムギちゃんから始めたんだしね)」 梓「(私も我慢しなきゃ!)」 梓「よーし!」 バレンタイン前日! 律「そういや梓。この前唯んちに行ってたな」 梓「はい?いつですか?」 澪「私も見たな。たしか受験一週間前だって騒いでた日だ」 梓「あ・・・」 紬「」ジーッ 唯「うん。家に来たよ」 唯「晩御飯作るの手伝ってくれたんだよねー」ナデナデ 紬「」ジーッ 梓「(うっ。ムギちゃんの視線が痛い・・・)」 唯「でもどうして家に来たんだっけ?」 梓「えっと、その。帰りの途中で憂に会って」アセアセ 唯「そうだったのかー」 唯「ハンバーグおいしかったよ。ありがとうね」ニコニコ 紬「」ジトーッ 梓「(あああ・・・)」 紬「一緒にご飯作っただけかしら?」ニコッ 梓「えっと。私もごちそうになりました・・・」 紬「一緒にご飯作って食べただけかしら?」ニコッ 梓「・・・う」 梓「も、もちろんです」 紬「・・・そう」 梓「(バレンタインのチョコ作る練習してたなんて言えないですよ・・・)」 … 律「よし!今日はここまで!」 澪「だな。帰ろうか」 唯「うー。疲れたよー」 紬「そうねー」 梓「・・・はぁ」 律「またなー」フリフリ 唯「またねー」フリフリ 紬「また明日」 紬「さて・・・」 梓「」ギクッ 紬「私も梓ちゃん断ちで辛いのに・・・」グスッ 梓「ム、ムギ先輩?」 紬「寂しいからって唯ちゃん達と遊んでるなんて」 梓「ご、誤解ですよ。本当にご飯食べてただけです!」 紬「・・・本当に?」 梓「ほ、本当ですって」 紬「」ジーッ 梓「」アセアセ 紬「浮気してないのね?」 梓「も、もちろんです。私はムギ先輩一筋です!」 紬「・・・ふぅ」 紬「疑ってごめんね。こっちもピリピリしてて・・・」 梓「い、いえ。私も誤解を招くことして・・・」 梓「明後日の本番、がんばってくださいね」 紬「えぇ。受験が終わったら思いっきり甘えちゃうんだから」 紬「覚悟しときなさい」 梓「は、はい!」 紬「じゃあね」 梓「また明日です」 梓「(危なかった・・・)」 梓「(でも今日も行かないと・・・)」 梓「(見つからないように慎重に・・・)」コソコソ 梓「」プルルルル 憂『もしもし、梓ちゃん?』 梓「うん。もうそっちに行っても大丈夫?」 憂『大丈夫だよ。梓ちゃんの分の材料も買ってあるから』 梓「ありがとう。今から行くね」 憂『うん』 梓「」ピッ 梓「よし!」サササッ 4
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・・・ 唯「あー。いい湯じゃった」ポカポカ 憂「おじいちゃん?」 唯「今日はなんか疲れちゃった」 憂「試験行ったりお買い物行ったもんね」 憂「早いけど寝ちゃう?」 唯「うん。そうしよっかな」 唯「久しぶりに憂と一緒に寝れるよー」 憂「そ、そうだね」/// 唯「ほら、憂。おいで」 憂「うん!」 唯「明日は寝坊するぞー!」 憂「もう、明日だけだよ」 唯「憂厳しい・・・」 唯「明日楽しみだね」 憂「うん。みなさん今日の為にがんばってきたんだもん」 憂「明日は楽しんでもらおうね」 唯「うん!」 唯「きっとみんな憂の料理に期待してるよ」 憂「もう」/// 唯「おやすみ、憂」 憂「うん。おやすみ、お姉ちゃん」 唯憂「スゥスゥ」 次の日! 梓「むにゃ・・・」ムクッ 梓「寒っ!」ブルッ 梓「あれ?なんで私裸・・・」 梓「」 梓「」カアァ 梓「」ガバッ 梓「(お布団あったかい・・・)」 梓「(そ、そうだ。昨日ムギちゃんと・・・最後まで)」/// 紬「スゥスゥ」 梓「(ムギちゃんまだ寝てる)」ツンツン 紬「・・うんっ」 梓「(・・・いたずらしたい)」 梓「」ムニッ 紬「んぁっ・・・」 梓「(大きくていいなぁ)」モミモミ 紬「あっ・・・」 梓「(あ、固くなってきた・・・)」クリクリ 紬「はぁはぁ・・・」 梓「(・・・まだ起きない、なら)」キュッ 紬「んぅっ!・・・あれ?」キョロキョロ 梓「おはようです。ムギちゃん」 紬「え、あ・・うん。おはよう、あずにゃん」 紬「(・・・夢だったのかな?)」 紬「(あずにゃんにいたずらされる夢見るなんて・・・)」/// 紬「(しかもちょっと濡れちゃってるし・・・)」 紬「・・・お風呂行かない?」 梓「へ?あー、そうですね。行きましょうか」 紬「じゃあ軽く着替えて・・・」 紬「よし!行きましょう!」 梓「はい!」 バタン カポーン 梓「はふー」 梓「朝風呂っていいですよねー」 紬「そうねー。・・・ふぅ」パチャパチャ 紬「昨日の疲れがとれるわぁ」 梓「」/// 紬「あ・・・」カアァ 梓「たくさんしましたからね・・・」 紬「あ、あずにゃんがもっとしようって・・・」/// 梓「・・・む。ムギちゃんだって楽しんでました!」 紬「ふふっ。そうね」 梓「・・・ムギちゃんとできてよかったです」 紬「私もよ」 梓「・・・」 紬「ここではしないわよっ」 梓「!」 梓「と、当然です!」アセアセ 紬「毎日なんてやったら倒れちゃうわ」 梓「で、ですよね!」 紬「今日のパーティー楽しみね」 梓「ですね」 紬「そうだわ!試験合格パーティーはここでやりましょうか?」 梓「ここってムギちゃんちで?」 紬「うん。毎回唯ちゃんのお家じゃ悪いもの」 紬「どうかしら?」 梓「えっと、ムギちゃんがいいならいいのでは・・・?」 紬「そ、そうよね」 紬「一週間後だし、調整してみるわね」 梓「(調整・・・?)」 紬「あがろっか」 梓「はい!」 ザパッ 紬「今日はどうしましょっか」 梓「うーん。もうお昼前ですからね」 梓「何時に唯先輩の家に集合なんですか?」 紬「・・・あ、まだ聞いてない・・・」 梓「・・・」 紬「ちょっと電話してみるわね」 梓「はい」 紬「・・・唯ちゃん、電話でないわ」 梓「寝てる姿が目に浮かびますね・・・」 紬「そうね・・・」 紬「きっと憂ちゃんなら」プルルルッ 紬「・・・あ。憂ちゃん?」 ・・・ 紬「・・うん。じゃあまたあとで」ピッ 紬「夕方に来てほしいそうです」 梓「夕方ですか」 梓「寝てる姿が目に浮かびますね・・・」 紬「そうね・・・」 紬「きっと憂ちゃんなら」プルルルッ 紬「・・・あ。憂ちゃん?」 ・・・ 紬「・・うん。じゃあまたあとで」ピッ 紬「夕方に来てほしいそうです」 梓「夕方ですか」 紬「また軽くご飯食べてお散歩しましょうか」 梓「ですね。トンちゃん2号にエサもあげたいです」 紬「それもいいわね」 梓「ではまずは荷物まとめておきますね」 紬「うん。ご飯お願いしてくるわね」 梓「はい。お願いします」 梓「パーティーかー」 梓「・・・太っちゃいそう」 ―――― チュンチュン 律「おーい澪ー。起きろー」 澪「ううん・・・」 律「そろそろ出る時間じゃないのか?」 澪「・・・んむぅ」ムクッ 律「おう、おはよう」 澪「・・・おはよ」 律「ほれ、出る準備する!」 澪「・・・これでよしっと」 律「早く出ようぜ。見つかったらやばいって」 澪「焦るなって、そうそう見つかるわけ・・・」 エリ、アカネ「」 律澪「」 エリ「こ、こんにちわー」 律「・・・こんにちわー」 ・・・ 澪「」 律「・・・で、では私達はこれで・・・」 エリ「う、うん。・・・また学校でね」 澪「お、おい!なんであの二人がホテルにいるんだ!」アセアセ 律「お、落ち着けって。あの二人もそうなんだろ?」 澪「」 澪「・・・なるほど」 澪「いやよくないって!」 律「落ち着けって。まぁバレたのは痛いけどそれはむこうも同じだ」 律「わざわざ自分たちの危険になることはしないだろ」 澪「・・・なるほど、お互いに秘密にすると」 律「そういうこと。お互いなにも見なかったのさ・・・」 澪「・・・心臓が止まるかと思った」ドキドキ 律「・・・同じく」 澪「もうラブホなんかには行かないよ・・・」 律「さて、どうする?」 澪「とりあえず家に戻るか」 澪「憂ちゃんに電話したら夕方に来てほしいって言ってたし」 律「夕方か・・・。二度寝でもするかな」 澪「そうしようか。昨日は疲れた・・・」 律「誰のせいだ、誰の」 澪「じゃあまたあとでな」 律「おう」 律「やれやれ」 ガチャ 律「ただいまー」 聡「おう。姉ちゃんおかえり」 律「今から寝るから起こすなよ」 聡「・・・朝帰りか」 律「ブッ」 律「あっちいけ」シッシッ ・・・ 律「んあー。・・・よく寝た」 律「4時か。そろそろ準備するかな」ゴソゴソ 律「・・・ん。これは・・・」 律「」ニヤリ 律「せっかくのパーティーだしいいよな」ゴソゴソ 律「んじゃ行ってくるわ」 ガチャ ―――― 憂「お姉ちゃん。もう2時になるよ」 唯「んがー」Zzzz 憂「いくら寝坊してもいいからって寝すぎだよ」ユサユサ 憂「そろそろ料理作らないと」ユサユサ 唯「・・・んあ。・・・料理」ムクッ 憂「おはよう。お姉ちゃん」 唯「・・・料理、ない。嘘つき」 唯「・・・ぐぅ」 憂「おねえちゃーん」 唯「いやー。もうこんな時間になってるとは」 憂「早くしないとみなさん来ちゃうよ」アセアセ 唯「面目ない」 唯「やーるぞー」 憂「うん!」 ・・・ 唯「料理って楽しいね」グツグツ 憂「そうだね」 ピンポーン 唯「来た!だれだろ?」 律「おいっす」 澪「おじゃまします」 唯「おー。あがってあがって」 律「こんばんわ。憂ちゃん」 憂「みなさんこんばんわ」 澪「ごめんな。いきなり押しかけて」 憂「気にしないでください。試験、おつかれさまです」 律「いやー。確かに肩の荷が下りたって感じだよ」 澪「そうだな。やっとゆっくりできるよ」 憂「ふふっ。大したものは用意できないですがゆっくりしていってください」 律「いや!憂ちゃんの料理はおいしいからね。期待してるよ」 澪「あぁ。毎回すまないな」 憂「好きでやってるんですから気にしないでください」 唯「適当にテレビでも見ててー」 ピンポーン 唯「お。ムギちゃん達かな?」 紬「こんばんわー」 梓「こんばんわです」 唯「いらっしゃい。ささっ、どうぞどうぞ」 梓「おじゃまします」 紬「わぁ。おいしそうな料理」キラキラ 梓「ですねー」 憂「そういえば和さんは?」 唯「さっき連絡したらね、遅れてくるって」 憂「よかった」 唯「じゃあこれで全員そろったかな?」 律「おー」 ピンポーン 憂「あれ?だれだろ」 信代「ちわーっ。三河屋でーす」 唯「お、ありがとー。のぶちゃん」 信代「これ、昨日の注文の品ね」 憂「昨日・・・」 唯『ごめん。ちょっと用事あるから行ってくるよ』 憂「昨日行ってた用事ってこれ?」 唯「そうだよ。黙っててごめんね」 憂「・・・これって、お酒?」 信代「私は唯のクラスメイトでさ、実家が酒屋なんだよ」 唯「いやー。せっかくのパーティーなんだしちょっとくらい」 憂「・・・もう。怒られても知らないよ?」 唯「えへへっ」 律「おかえり。どうした?」 憂「お姉ちゃんがお酒注文したみたいで・・・」 唯「ちょっとだけだよー」 律「・・・さすが唯だぜ!」ゴソゴソ 律「私も持ってきちゃった」ドンッ 澪「おい!なに持ってきてるんだよ」 律「いいじゃん。パーティーだぜー」 唯「そうだそうだー」 澪「もう、ムギからもなにか・・・」 紬「」スッ 紬「えへへっ」 澪「ムギーー!」 梓「ムギちゃん・・・、いつの間に・・・」 梓「・・・チューハイ、日本酒、ワイン」 澪「ここは居酒屋か?」 唯「まさかみんなが持ってくるとは」 律「まぁ今日だけだしな」 紬「そうよ!少しくらいなら大丈夫よ!」 澪「み、未成年なんだからだめだって!」 律「では澪は水で乾杯しようか」 澪「う・・・」 澪「あ、あぁ。そうするよ!」 唯「わたしこのオレンジのー」 律「じゃあ私はこのレモンのにしようっと」 紬「私は桃ー」 梓「・・・」 紬「あずにゃんはどれにする?」 梓「・・・うぅ。と、とりあえずジュースで様子見します」 憂「わ、私も」 律「ほら、唯があいさつしろよ」 唯「わ、私?えっと・・・」 唯「では、みなさん昨日は試験お疲れ様でした!」 律「うむ」 唯「みんながんばったよね。だからきっと合格だよ!」 唯「今日は私もお料理手伝いました」 唯「少ないですが楽しんでください」 唯「かんぱーい!」 律紬「かんぱーい」 澪「か、かんぱい」 10
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8月25日、藩国の資金を使用して、施設かアイテムを購入しよう! ということでメッセ上で相談しました。 そちらの連絡です。 会議参加者:よんたさん、かくたさん、沙倉霞さん、margoさん、歌枕さん、ヒロキ おおまかなまとめ 当初→治安判定の対策のために警察署でも買おうか、という流れだったのですが。 よんた の発言 難民支援で1000マイル払ったんで よんた の発言 治安判定はない見込みっ>< とのことで。 でもまあ、罰金で消えるのも悲しいし、余裕もあるので何か買うことに。 出てきた選択肢は以下の三つです。 1.警察署、自警団の購入 2.病院の購入 3.勲章の購入→根源力分配 以上を踏まえ、 参加者の意見より、「病院の購入」を決定しました。 以下は会議ログです。基本そのままですが、見難いところの整形と、ウインドウ保守用発言は削除だけしています。 転責、文責:ヒロキ よんた の発言 いたので召喚 よんた の発言 相談窓です 支那実@沙倉 霞 の発言 こんばんわ~ ヒロキ の発言 お。こんばんは、お疲れ様です。 よんた の発言 今日は相談で よんた の発言 今食堂でターンエンドにくるだろう治安判定どうしたもんかと話してまして よんた の発言 手持ち資金では買えるんで警察署買いたそうかなあ、と よんた の発言 こういう話です かくた@よんた藩国 の発言 みなさまこんばんは、おつかれさまでございます よんた の発言 懸案としては、罰金見込み140あるけどどうするの?→輸送で資源掘ってきたのうればいいんじゃない? よんた の発言 参加税やらは?→手持ちが140あるので警察署1軒くらいなら買える ヒロキ の発言 ふむふむー ヒロキ の発言 (治安は良い方が国民嬉しいです。買えるなら買うに一票かなあ… かくた@よんた藩国 の発言 同じく警察署に1票です よんた の発言 ふむふむ・・・ ヒロキ の発言 うあー、そうか…病院とかもまだないのですか。むむむ(食堂見てきた) よんた の発言 で、ここで よんた の発言 前提を覆す情報 かくた@よんた藩国 の発言 はい よんた の発言 難民支援で1000マイル払ったんで よんた の発言 治安判定はない見込みっ>< 支那実@沙倉 霞 の発言 なんとー ヒロキ の発言 あら……でもまあ、おめでとうございます(w よんた の発言 まああくまでないと思うなノで よんた の発言 ある可能性は否定も出来ず よんた の発言 緊急度が下がったのは確かです かくた@よんた藩国 の発言 ああ、ようございました(w>治安判定なし ヒロキ の発言 なる>緊急度 あ、質問よいですかー よんた の発言 へい ヒロキ の発言 Q1:他の選択肢(お金の使い道)って何かあります? よんた の発言 ありますよ~ よんた の発言 病院買うとか よんた の発言 アイテム買うとか ヒロキ の発言 Q2:施設の性能が分かるページを教えて下さい…(ううう、アイドレス関係のページ増え過ぎ…) よんた の発言 http //www11.atwiki.jp/asea/pages/12.html ヒロキ の発言 ありがとうございます! よんた の発言 http //gamechaki.kotonet.com/iishop/cart.cgi よんた の発言 (藩国向けは資金でも買えます よんた の発言 勲章かってばら撒くとか よんた の発言 (資金3で根源力5000に ヒロキ の発言 なるほどー よんた の発言 まあレムの玄関口なので治安強化するってのもありです(つまり警察署とか交番 ヒロキ の発言 そですねー、せっかく警官も取りましたし(ホームレスの警官もなかなか面白くて捨てがたいですが。 よんた の発言 個人的には溜め込んでも罰金で持ってかれて凹むので よんた の発言 ある程度藩国につかっちまいたいところ かくた@よんた藩国 の発言 せめて、パトロール隊と(w>ホームレス警官 よんた の発言 交番は・・・あるんです・・・ よんた の発言 設定上だと本部はちゃんとあるんです・・・ ヒロキ の発言 (設定見た感じ、交番には入りきらねえなあ…と思ったのです…(ほろり よんた の発言 なおうちの無限の食料をつかえば よんた の発言 http //www11.atwiki.jp/asea/pages/85.html よんた の発言 これで毎T警官50人とかおけたりもします 支那実@沙倉 霞 の発言 50人・・・ww よんた の発言 実際は軍団税で30、編成で20くらいとんでくでしょうから よんた の発言 20人ってとこかと ヒロキ の発言 我らがアイドル(イベント) ……なにかしらなにかしら。 よんた の発言 一日署長とかあるので・・・ ヒロキ の発言 あ、成程。 よんた の発言 ついでに国民にお仕事まけますし、これで ヒロキ の発言 なる。設定国民→自警団って訳ですね。 よんた の発言 そういう施設なので よんた の発言 病院だと国の住みやすさが上がるので よんた の発言 国民のイライラとか緩和できるでしょうねえ よんた の発言 とまあこのあたりの施設だと よんた の発言 何かってもメリットはあります よんた の発言 反対に今買っちゃダメなのは街灯 ヒロキ の発言 クーリンガンが何かしてるんですっけ…>街灯 よんた の発言 あと、打ち上げ施設は買っても使い道なし よんた の発言 罠張ってます<街灯 よんた の発言 ぺか~と光に当たると呪われます よんた の発言 それ解除しようとしても呪われます ヒロキ の発言 ひでえ! よんた の発言 街灯落とすと国の通信網死んだりもします ヒロキ の発言 なんてやりたい放題…個人的には自警団か警察署が欲しいです(次アイドレスが面白そう&もしも判定来たら用、で margo がこの会話に参加しました。 よんた の発言 相談窓~ よんた の発言 資金でなんかかわない?相談 かくた@よんた藩国 の発言 こんばんは、おつかれさまでございます>margoさん margo の発言 こんばんはー ヒロキ の発言 こんばんは、お疲れ様です(ノーアさん絵メチャ素敵でしたよ! とついでに今更言ってみます) 支那実@沙倉 霞 の発言 こんばんわ~ margo の発言 (ありがとうございます、ヒロキさんのイラスト見て頑張ったよ!<ノーア margo の発言 お買い物ですかー よんた の発言 (ログながしたと よんた の発言 毎度毎度罰金で資金減るのも悲しいので よんた の発言 なんか買おうぜ、と よんた の発言 (まあ罰金は払うんですが margo の発言 読みました<ログ 買えるなら買いたい・・ よんた の発言 一応見込みはあるので よんた の発言 もしなかったら、そのときはごめん罰金待って、の方向で よんた の発言 (どの道その場合は参加税やらで足りません ヒロキ の発言 使いましょう使いましょう(w 消去法で行くと、やっぱ病院か警察署(自警団)の二択が妥当っぽいです?<今の所 よんた の発言 あと勲章かって根源力まくというのも よんた の発言 リザルト購入で減った人もいることなので よんた の発言 全部は出来ないので よんた の発言 どれかになりますけど ヒロキ の発言 じゃあ3択ですねー(ピドポーションの大量購入などどうか。などと一石投じたくなった俺は多分酔っています) よんた の発言 んじゃ、えらんでくだせえ 支那実@沙倉 霞 の発言 治安判定ないようなら、病院欲しいかなーと思います ヒロキ の発言 (理由はさっきの通りで)悩ましいですが警察署に一票入れますー。 margo の発言 警官取ってるし交番あるし、一番効果見込めるのは警察署?と思うけど margo の発言 病院ないって不安なのよね・・ margo の発言 病院か警察署かどちらか。で、病院に傾いてる感じ・・ 音在誠自/歌枕/会計の人@秘書官@よんた藩国 が会話に参加しました。 よんた の発言 相談窓、藩国の資金使ってなんか買おうぜ 支那実@沙倉 霞 の発言 こんばんわ~ margo の発言 こんばんはー かくた@よんた藩国 の発言 こんばんは、おつかれさまでございます>歌枕さん ヒロキ の発言 こんばんは、お疲れ様ですー 音在誠自/歌枕/会計の人@秘書官@よんた藩国 の発言 こんばんは(すみません、いきなりかたまりぎみです よんた の発言 でまあ読んでもらいつつ よんた の発言 病院1警察署1病院or警察署1と よんた の発言 あとありますか~ 音在誠自/歌枕/会計の人@秘書官@よんた藩国 の発言 (すみません、今ログ読んでます・・・(というか送信先フォルダをようやく見つけたところです・・・ よんた の発言 (ぐ~ぅ・・・ よんた の発言 (お腹がすいてきたらしい 音在誠自/歌枕/会計の人@秘書官@よんた藩国 の発言 (ログ読み終了・・・遅れました、すみません) 支那実@沙倉 霞 の発言 つ【よんた饅】 音在誠自/歌枕/会計の人@秘書官@よんた藩国 の発言 つ【赤よんた饅】 ヒロキ の発言 (よんた饅を出しま……ああ、先に言われました(w よんた の発言 (・~・) よんた の発言 (ごくん よんた の発言 ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ よんた の発言 で、どでしょ?なんかあります?<歌さん 音在誠自/歌枕/会計の人@秘書官@よんた藩国 の発言 とくにないっす(アデリーの開発いいなあと科思ったんですが既に交番国にあるじゃん、と思いまして・・・) よんた の発言 購入にかんしてはどでしょ? 音在誠自/歌枕/会計の人@秘書官@よんた藩国 の発言 国が寂しいと思うのでいいと思います・・・ 音在誠自/歌枕/会計の人@秘書官@よんた藩国 の発言 (いや、ピド大量購入に一票入れたいところですが・・・) よんた の発言 へい よんた の発言 ではなんぞ選んでくだせえ 音在誠自/歌枕/会計の人@秘書官@よんた藩国 の発言 災害救助能力あるので自警団つめ所に一票で・・・ ヒロキ の発言 (恐らく最初の被害者は歌さんっぽい気もします)>ピド よんた の発言 病院1警察署1病院or警察署1詰め所1、と よんた の発言 あとかくたさんか。どうしましょ? かくた@よんた藩国 の発言 そうですね かくた@よんた藩国 の発言 病院、ですかねえ>治安判定がなし、でしたら よんた の発言 病院2警察署1病院or警察署1詰め所1 よんた の発言 これから行くと病院ですねえ よんた の発言 じゃあ病院で よんた の発言 警察は又次にでも ヒロキ の発言 はーい。 音在誠自/歌枕/会計の人@秘書官@よんた藩国 の発言 うぃす 支那実@沙倉 霞 の発言 はい。でも治安判定ありそうなら警察でー よんた の発言 へ~い よんた の発言 んじゃ病院買う方向でこのログwikにせいりして転載し説いてください ヒロキ の発言 うい、んではざくっとやっときます>転載 よんた の発言 おねがいしま~す よんた の発言 これで相談終了、と
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ファンシーショップ! 紬「!」 紬「フフフ」 紬「梓ちゃん、ちょっとこっちに来てちょうだい」グイッ 梓「ム、ムギちゃん?」 梓「!」 梓「こ、ここは・・・」 梓「あ、あの~。持病の癪がでたのでちょっとそこのベンチに・・・」 紬「さぁいくわよ!」フンス 梓「ム、ムギちゃーん」ズルズル 梓「あうー」 紬「すごいわね!ネコグッズがこんなにたくさん!」キラキラ 梓「まぁ、そうですね」キョロキョロ 梓「(なぜこんなピンポイントな店が・・・)」 紬「これなんか似合いそうよ。梓ちゃん!」 梓「わ、私のはもうあるじゃないですか」アセアセ 梓「そ、それにムギちゃんと一緒につけるって約束しましたから今はつけません」プイッ 紬「えーっ」 梓「無理やりつけるならお店出ちゃいます!」 紬「もう。変なところで頑固なんだから」 梓「あと、今日はムギちゃんのネコミミ買いにきたんですからね!」 紬「そういえばそうだったわね」 梓「うーん。やっぱ白ネコミミですかね?」 紬「まぁ。そうなるのかしら」 梓「このふわふわの似合いそうです!」 紬「本当?」 梓「ちょっとつけてみますね」 紬「・・・うん」スチャ 梓「」 紬「ど、どう?」 紬「梓ちゃん?」 梓「・・・今なら唯先輩の気持ちが分かる気がします」ドキドキ 紬「ん?」キョトン 梓「!」 梓「その顔は反則です!ムギにゃん!」ダキッ 紬「あ、梓ちゃん」アセアセ 紬「梓ちゃん!ほら、ここお店よっ」アセアセ 梓「ムギにゃん・・・」 梓「そ、そうですね。すみません」 紬「ふふっ。今度は梓ちゃんから抱きついてきたわね」 梓「」/// 紬「じゃあこれ、買いましょうか」 梓「は、はい!すっごく似合ってました!」 紬「・・・もう」/// 紬「じゃあついでにしっぽも買っちゃいましょう!」 梓「しっぽ?」 紬「せっかくネコミミを買うんだもの。いいじゃない」 梓「それってやっぱり私の分も・・・」 紬「もちろんよ!」 梓「・・・」 紬「梓ちゃんが買わないなら私も買わないわー」 梓「(ネコミミしっぽ・・・)」 紬『にゃーん』フリフリ 梓「・・・」 梓「買いますか」 紬「うふふっ」 紬「さすがに手袋はいいわよね」 梓「(イイ!)」 梓「そ、そうですね。まだ早いですよ!」 紬「?」 紬「ふぅ。結構周ったわねー」 梓「ですねぇ」 紬「休憩しましょうか」 梓「はい」 紬「わぁ。ここも食べ物屋さんでいっぱいね」 梓「クレープ、ワッフル、アイス・・・すごいですね」 梓「!」 紬「梓ちゃん?」 梓「たい・・・焼き」 紬「たい焼き食べたいの?」 梓「」コクリ 紬「じゃあ食べましょうか」 梓「はい!」 紬「梓ちゃんって本当、たい焼き好きねぇ」 梓「えへへ」 紬「ふむ。味の種類はあまりないのね」 梓「みたいですね」 梓「やはりあんこが鉄板か、しかしカスタードも・・・」ブツブツ 紬「味、迷ってるの?」 梓「あ、はい。どっちにしようかな」 紬「なら両方頼みましょう。私と半分こにすればいいわ」 梓「ムギちゃん・・・」 梓「そうしましょう!」 紬「じゃあ買ってくるから席取っておいてくれる?」 梓「はい!」 店員「はい。あんことカスタードね」 紬「ありがとう」 紬「梓ちゃんは」キョロキョロ 梓『こっちでーす』フリフリ 紬「おまたせー」 梓「ありがとうございます」 紬「どっちから食べる?」 梓「じゃああんこからで」 紬「熱いから気をつけてね・・・はい」スッ 梓「どうもです」 紬梓「いただきます」 紬「あふっ。あふいわ(熱いわ)」 紬「でも、おいしいわね」 梓「ですね。皮もパリパリです」 紬「」 紬「ふーっ。ふーっ」 梓「そんなに熱いですか?」 紬「ふふっ」 紬「はい。あーん」 梓「ム、ムギちゃん」/// 紬「半分こって言ったじゃない」 紬「ほら。あーん」 梓「・・・あ、あーん」パクッ 紬「どう?」 梓「お、おいしいです」/// 紬「でしょう」 梓「じゃあ次はこっちの番です!」 梓「ふーっ。ふーっ」 梓「はい。あーん」カアァ 紬「あーん」パクッ 紬「あんこもおいしいわ!」 紬「も、もう一口おねがい」チラッ 梓「どうぞ」/// 紬「おいしいわぁ」 紬「さて、休憩もしたし」 紬「次に行きましょう!」 梓「はい!」 梓「あと2階の半分くらいですからね」 梓「なんとか周れそうです」 紬「どんなお店があるのかしら」ワクワク 本屋さん! 紬「本屋さん!見ていい?」 梓「はい!」 紬「えーっと」 梓「探してる本あるんですか?」 紬「うん。お料理の本買おうかなって」 梓「料理ですか」 紬「前も言ったけど、一人暮らしするから少しくらいはね」 紬「それに・・・」 梓「?」 紬「梓ちゃんに食べてもらっておいしいって言ってもらいたいなって」 梓「」/// 梓「ム、ムギちゃんのおかげで舌が肥えてるので難しいかもしれないですね」/// 紬「えー、そんなぁ」 紬「んーっ。今日はたくさん歩いたわー」ノビーッ 梓「ですねー」 梓「なんとか一通り見れてよかったです」 紬「また来ましょうね」 梓「はい!」 紬「じゃあ車を呼んでくるわね」 梓「お願いします」 梓「(今日も楽しかったなー)」 梓「(そういえばさっきのお店に)」 梓「(ムギちゃん、すぐには戻らないよね)」 トトトッ 梓「あった」 梓「ペアのエプロン」 梓「ムギちゃんにプレゼントしたら喜んでくれるかな」エヘヘ 梓「悩んでる時間はない!」 梓「これくださーい」 梓「よかった。まだ来てない」 紬「おまたせ。もうすぐ来るから下で待ってましょう」 梓「は、はい!」 梓「(よかった。気づいてない)」ホッ 紬「ロッカー空だし。忘れ物ないわね?」 梓「大丈夫です!」 紬「にしても結構な荷物になったわね・・・」 梓「ですね。車で助かりました」 紬「入口まで来てくれるからここで待ってましょう」 梓「はい」 紬「えへへ、明日筋肉痛になってそう」 梓「私もです・・・」 紬「今日のお風呂はきっと気持ちいいわよー」フフッ 梓「でしょうねー」 紬「あ、きたわよ」 梓「」 梓「・・・はい?」 ガチャ 斉藤「お待たせいたしました。紬お嬢様」 斉藤「まずはお荷物をお預かりさせていただきます」 紬「お願いね」 梓「」 紬「梓ちゃん?」 梓「・・・な、なんですか?これ?」 紬「なにって。車よ?」 客「スゲー。リムジンダー」 梓「・・・」 梓「これって、りむじんってやつですか?」 紬「そうよ。乗るのは初めて?」 梓「普通は初めてだと思います・・・」 紬「本当は普通の車でよかったんだけど」 紬「せっかくだから梓ちゃんを驚かせようと思って♪」 梓「」 紬「あ、梓ちゃん?」 梓「・・・そうですね。ものすごく驚いてます・・・」 紬「そう!ならよかったわ♪」 ガチャ 斉藤「ではどうぞ」 紬「梓ちゃんからどうぞ」 梓「え?あ、はい」 梓「こ、これは・・・」 梓「変わった座席ですね・・・」 梓「対面になってる」 梓「ど、どこに座れば・・・」オロオロ 梓「と、とりあえず奥に行きます」トスッ 紬「じゃあ私は向かい側に座るわね」トスッ 梓「広いですねぇ」 紬「じゃあ斉藤。あとはお願いね」 斉藤「はっ」 ガチャ 紬「なにか飲む?」パカッ 梓「冷蔵庫があるんですか!」 紬「そうよ。このテーブル広げて」カチャ 梓「!」 紬「どうぞ。梓ちゃん」 梓「ど、どうもです」 梓「なんか・・・。本当に映画の世界ですね」チューチュー 紬「ふふっ。驚いてくれてなによりだわ」 梓「これで驚かない人のほうが絶対少ないですって・・・」 梓「(にしても、迎えでこんな車使うなんて・・・)」 梓「(ムギちゃんの家はどれだけ大きいんだろう・・・)」チラッ 紬「?」 紬「でも今日は楽しかったわねぇ」 紬「私、久しぶりにあんなに歩いたわ!」 梓「ですねぇ。ムギちゃんすごくはしゃいでましたし」 紬「む。それは梓ちゃんもよ」 梓「・・・ですね」 紬「お店の中なのに抱きついてきちゃって」 梓「それはムギちゃんもです!」 紬「そうね♪」 紬「もうそろそろ着くわね」 梓「あっという間ですね」 紬「もう荷物はまとめてあるんだっけ?」 梓「はい。朝のうちに準備してあります」 紬「あ!」 梓「・・・ムギちゃん?」 紬「・・・えへへ」 紬「だ、大丈夫よ!荷物少ないからすぐに終わるわ!」アセアセ 梓「まったく」 キイィ ガチャ 斉藤「お待たせいたしました」 紬「ありがとう。さぁ降りましょう」 梓「は、はい。ありがとうございます」 斉藤「お荷物はどちらをお出しすればよろしいでしょうか?」 紬「そうねぇ。いいわ。自分で出します」 斉藤「はっ」 ガチャ 紬「お茶碗の袋ってこれだっけ?」ガサガサ 梓「そうです。あとは私のを」ガサガサ 梓「これで大丈夫です」 紬「うん」 バタン 紬「荷物を取ってきますので少し待っていてください」 斉藤「はっ」 7
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今までは、セミロングの長さの髪でしたが、思い切ってショート切りました。 これから風が強く吹くし、最近は髪の毛のお手入れが面倒臭くなってきたからね~ だから、イメージチェンジを兼ねて髪の毛を切っちゃいました。 昔だと、失恋した? なんて聞かれていたけど、そんな歳でもないし、あまりこだわりはないからね。 しかも、髪の毛を洗う時間もケアも手間がかからないから、エコになるかな? アルティナ シートカバー アルティナシートカバー≪国内最安値≫送料無料はコチラ! エターナルラビリンス エターナルラビリンス口コミ評判@WEBキャンペーンはこちら!
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琴吹家朝! チュンチュン 紬「・・・うん」パチッ 紬「ふわーっ」ノビーッ 紬「ふう」 梓「スゥスゥ」 紬「何時だろう・・・」キョロキョロ 紬「!」 紬「もうお昼になるのね・・・」 紬「疲れてたし、夜更かしもしちゃったものね」 梓「いい匂いでふ・・・」フフフ 紬「」 紬「もう、ほら。起きなさい」ユサユサ 梓「んにゃ・・・」ムクッ 紬「おはよう。もうお昼になるわよ」 梓「ムギにゃーん」ダキッ 紬「え?あずにゃん?」 梓「・・・いい匂い」クンクン 紬「もう」/// 梓「・・・ぐぅ」 紬「・・・あずにゃん?」 梓「スゥスゥ」 紬「寝ぼけてたのね・・・」 紬「起きなさーい!」ユサユサユサ 梓「・・・うぅ」 梓「・・・ムギちゃん?」 紬「もうお昼よ!」 梓「・・・」 梓「・・・え?」 梓「ほ、本当ですか!せっかくの日曜日が!」ガバッ 紬「本当よ。ほら時計」 梓「」 梓「ななな、なんで起してくれなかったんですか!」 紬「それは・・・」 紬「・・・私もさっき起きたから」ポッ 梓「・・・そうですか」 紬「ふふっ。二人揃って大寝坊ね」 梓「ですね」 紬「昨日誰かさんが夜更かししてたからかしら?」チラッ 梓「」 梓「そそそそ、それは・・・・」カアァ 紬「ふふっ。冗談よ♪」 紬「昨日はたくさん歩いて疲れたものね」 梓「・・・ムギちゃんのいじわる」プクーッ 紬「ごめんなさい。ついね」 梓「うーっ」 紬「拗ねてるあずにゃんもかわいいわぁ」 梓「」プイッ 紬「ちょっと早いお昼ご飯食べましょうか」 梓「・・・」ジトーッ 紬「お腹空いたでしょ?」 梓「・・・」グーッ 梓「」カアァ 紬「あらあら。ほら、行くわよ」スッ 梓「た、食べ物に釣られたわけじゃないですからね・・・」ギュ 紬「ふふっ」 紬「寝起きだし、軽いのでいいかしら?」 梓「はい」 メイド「おはようございます。紬お嬢様」ペコリ 紬「おはよう。ご飯、軽いのを2人分お願い」 メイド「フレンチでよろしいですか?」 紬「梓ちゃん、いい?」 梓「は、はい!」カチコチ 紬「じゃあフレンチでね」 メイド「かしこまりました。すぐにお持ちいたします」 紬「少し待ってようね」 梓「は、はい!」 梓「・・・にしてもすごいですね」 紬「ん?」 梓「その・・・メイドさんとか執事さんとか」 紬「うーん。家事とかは自分でやりたいんだけどね」 紬「これだけ大きい家だとどうしても手が回らないもの」 梓「た、確かに・・・」キョロキョロ 紬「それでなかなか厨房に入れてもらえなくて」 梓「ふむ。それであまり得意でないと・・・」 紬「・・・うん」シュン 梓「そ、そんなに落ち込まないでください」アセアセ 梓「一緒に頑張るって言ったじゃないですか」 紬「あずにゃん・・・」 紬「そうよね!がんばるわ!」 メイド「お待たせしました」コトッ 紬「ありがとう」 梓「あ、ありがとうございます」 紬「じゃあいただきましょう」 梓「はい」 紬梓「いただきます」 梓「お、おいしいです!」 紬「それはよかったわ」 紬「あと半日どうしようかしら」 梓「どうしましょう・・・」 紬「どこかへ遊びに行くのもいいけど・・・」 梓「いいけど?」 紬「今日は家でゴロゴロしましょう!」 梓「えっ?いいんですか?」 紬「二人っきりで静かにすごすのも素敵だと思うの」 梓「(二人っきり・・・)」 梓「えへへ」/// 紬「じゃあ決まりね!」 梓「は、はい!」 紬「食べ終わったらお散歩に行きましょう」 梓「散歩、ですか?」 紬「今日も晴れてるからきっと気持ちいいわよ」 梓「そうですね。確かにいい天気です」 紬梓「ごちそうさま」 紬「そうだわ!」 梓「」ビクッ 紬「お散歩の前にいいもの見せてあげる」 梓「は、はぁ」 紬「こっちよ」 ガチャ 梓「こ、これは・・・」 梓「ト、トンちゃんがいっぱい・・・」 紬「ふふっ。残念だけどスッポンモドキはいないの」 梓「うわーっ」 紬「ちょうどお昼をあげるところだから手伝ってくれる?」 梓「は、はい!」 梓「こ、これはなんて種類ですか?」 紬「それはミナミイシガメよ」 梓「こっちのは?」 紬「ミシシッピーニオイガメね」 梓「でも、なんでこんなにたくさん・・・」 紬「まぁ・・・いろいろあってね」 梓「はぁ」 梓「どうりでカメに詳しいわけです!」 紬「これだけ飼ってるとねぇ」 梓「みんなかわいいですね~」 紬「よろこんでくれてよかったわ」 紬「見たくなったらいつでも言ってね」 梓「はい!」 梓「またね。トンちゃん2号」フリフリ カメ「」スイーッ 紬「さぁお散歩に行くわよ!」 梓「はい!」 梓「」ポカーン 紬「あずにゃん?」 梓「ひ、広い庭ですね・・・」キョロキョロ 紬「もう少し早ければ紅葉してたんだけどね」 梓「池もある・・・」 紬「さぁ行きましょう」 梓「は、はい」テクテク 紬「日差しが暖かいわ」 紬「♪」テクテク 梓「あ、あの」 紬「なに?」 梓「ムギちゃんはその・・・」 梓「私のこと、ご両親には・・・」 紬「・・・まだ言ってないわ」 梓「・・・そう、ですか」 紬「言ったらたぶん、勘当されるんじゃないかしら?」 梓「!」 紬「私は別にいいのよ」 紬「あずにゃんと一緒にいられるなら」ギュッ 梓「ム、ムギちゃん・・・」 梓「で、でも!」 紬「私も一人っ子だし」 紬「顔も知らない人と結婚させられるくらいならあずにゃんと一緒にいたいの」 梓「ムギちゃん」 梓「だから一人暮らしするって・・・」 紬「そうよ。勘当させられちゃったらもうここにはいれないもの」 梓「・・・」 紬「あずにゃんが落ち込むことないわ」ナデナデ 梓「で、でも私のせいで・・・」 紬「梓ちゃん!」 梓「」ビクッ 紬「それ以上言うと、怒るわよ」 紬「まだそうなると決まったわけじゃないわ」 梓「・・・」 紬「案外喜んであずにゃんを琴吹家に招き入れるかもしれないし」 梓「・・・」 紬「もう」ナデナデ 紬「あずにゃんが心配することなんてないのよ」 紬「ずっと私の隣で笑っていてほしいの」 梓「(ムギちゃん・・・そこまで私のこと・・・)」グスッ 梓「ムギちゃん!」 紬「は、はい!」ビクッ 梓「私も覚悟を決めました」 梓「もし話して、その・・・だめだったら・・・」 梓「一緒に住みましょう!」 紬「あずにゃん・・・」 梓「私だってずっとムギちゃんと一緒にいたいです・・・」グスッ 紬「ありがとう」ナデナデ 梓「・・・」 紬「どっちにしても一緒に住もうね」 梓「・・・はい」 紬「一人暮らしなんて許さん!なんて言われたらあずにゃんちに家出しちゃう」 梓「はい」 梓「いつでも、来てください」 紬「ふふっ」 紬「こんなにやさしい子が私の恋人で本当にうれしいわ!」ダキッ 梓「ム、ムギちゃん・・・」カアァ 紬「ふふっ。ずっと一緒にいようね」 梓「・・・はい」/// チュッ 紬「そろそろ戻りましょうか」 梓「あ、はい」 紬「このあと、なにしましょうか」テクテク 梓「うーん」テクテク 梓「そういえば」 紬「?」 梓「ムギちゃんって昔、ピアノで賞をもらったことあるんですよね?」 紬「そうねぇ、何年も前よ」 梓「聞いてみたいです!」 紬「え?えーと・・・」 紬「さ、最近ピアノ弾いてないから鈍ってるかも・・・」 梓「構わないです!」 梓「」キラキラ 紬「・・・もう」 紬「じゃあ行きましょうか」 梓「はい!」 紬「確かにずっとキーボードばっかりだったから」 紬「たまには触らないとね」 梓「です!」 梓「(どこまで歩くんだろう・・・)」テクテク 紬「ここよ」 梓「は、はい」 ガコン 梓「」 梓「へ?」 紬「じゃああずにゃんは客席ね」 梓「(コ、コンサートホール・・・)」 梓「うわーっ」 梓「・・・すごいですね」 紬「そうねぇ。ここまでする必要ないと思うんだけれど」 梓「」キョロキョロ 梓「では、ここで」チョコン 紬「うん。少し練習させてね」 梓「は、はい」 紬「」~♪ 梓「!」 梓「(これは・・・)」 梓「(どこが鈍ってるかも・・・ですか)」 紬「よし!じゃあ弾くわね」 梓「お願いします」 紬「(緊張するわぁ・・・)」 紬「」♪ 梓「」パチパチパチ 紬「ど、どうだったかしら?」 梓「すごいです!」 梓「とってもやさしい曲で」 梓「ムギちゃんみたいで」グスッ 紬「あら?」 梓「な、泣いちゃいました・・・」グシグシ 紬「ありがとう」ダキッ 梓「」ギュッ 梓「もっと、聞きたいです」 梓「ムギちゃんの曲」 紬「いいわよ。たくさん弾いてあげる」 紬「誰かの為に弾くのってこんなに気持ちいいのね」 紬「だからあずにゃんの為に弾くわね」 梓「はい、お願いします」ギュッ 紬「」~♪ 梓「(すごいなぁ)」 梓「(あんなに楽しそうに演奏できるなんて)」 梓「(羨ましいです)」 梓「」グスッ 紬「ありがとう」 紬「あずにゃんのおかげでとっても気持ちよく演奏できたわ」 梓「すごく、感動しました」 梓「もっと、って言いたいですけど・・・」 紬「そうね、もう暗くなる時間ね」 紬「どうする?今日のお泊まりも歓迎よ」 梓「い、いえ。さすがに帰ります」 紬「・・・そう」シュン 梓うっ・・・」 梓「昨日、今日と、お世話になりました」 紬「なら夕食だけでも食べていって!」 梓「いいんですか?」 紬「もちろんよ!」 紬「あずにゃんの冷蔵庫が空なのは調査済みよ!」 梓「うっ」 梓「・・・で、でも。あんな高級な・・・」 紬「気にしなくてもいいのに」 紬「なら。また一緒に作りましょう」 紬「それならいいわよね?」 梓「うぅ・・・」 紬「さぁ交渉に行くわよ!」ズンズン 梓「は、はい」 14
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「じゃあ行って来るね、お姉ちゃん!」 「また彼のところ?あんたたちラブラブね」 「えへへ。だって初めての彼氏なんだもん」 彼との出会いは大学のサークルだった。 あたしが愛した最初で最後の人だった。 今までずっとお姉ちゃんたちと一緒に行動してたあたしは他人と話すのはもの凄く苦手で、ましてや男の人と話すなんてとてもむりだった。 サークルに入りたての頃は、どうしていいか分からず、いつもみんなを遠くから眺めていた。 周りから見ればあたしもその仲間にいるかのように見えるけど、実際は馴染めていない。 そこにいてもいなくても変わらないような存在だった。 そんな時、優しく声をかけてくれたのが二つ年上の彼だった。 彼は見た目は怖いし、年上だけど、話してみるとすごく優しい。サークルでもいつも人なの中心にいて楽しませてくれる。 そんな彼はもちろん人気者で、あたしたち一年生の間でも彼を好いている人が数人いた。 そして、あたしもいつしかそんな数人の一人になっていた。 ある日、サークルの飲み会があった。 その日はサークル一同の飲み会でみんな盛大に飲んで、酔って、騒いでいた。 あたしはというと相変わらず空気のような存在で、周りの会話に参加できず、一人隅っこで皆の会話に耳を傾けながら、苦手なお酒を我慢して飲んでいた。 正直、自分でもまったく楽しくないし、周りも空気を濁している自分の存在を疎ましく思っていただろう。 それでも、あたしが懲りずにここにとどまり続けるのには理由があった。 なぜなら、こうしていると決まってあたしに声をかけてくれる人がいるからだ。もちろん彼のことだ。 あたしがつまらなそうにしていると必ず彼はそばに来てくれる。 あたしもそれがたまらなく嬉しくて、その時だけはここにいることが本当に楽しくて幸せだった。 そして、その日も彼はあたしに声をかけに来てくれた。あたしは嬉しくてドキドキしていた。 彼がまたあたしに話し掛けに来てくれる。それだけで最高に幸せだった。 しかし、その日の彼はいつもとは違っていた。 あたしのそばに来てくれたのにいつまでも黙っている。あたしはどうしていいか分からず、不安になっていた。 すると、突然彼があたしの手を掴んでこう言った。 「今日は二人で別のところで飲まないか?」 彼がその一言を発してすぐ、あたしたちはこっそり店を出た。 夜の人通りの少ない道を歩いている間、あたしは混乱してドキドキしっぱなしだった。 彼はずっと黙ってあたしの少し先を歩いている。 なぜ彼はあんなことを言ったのだろう。あたしと二人っきりで飲みたいってどういうこと? もちろん意図が全くわからないわけではなかった。 彼はいつもあたしに声をかけて来てくれたし、あたしの気持ちにも気づいていたかもしれない。 けれど、人気者の彼があたしを好きになるはずがない。あたしはそう言い聞かせてはやる気持ちを抑えていた。 歩き始めて数十分、彼が突然足を止めた。あたしも合わせるように足を止める。 すると、彼は近くの自販機でおそらく自分の分であろうビールと、あたしの分のジュースを買った。 「どこか近くに座って飲もうか」 自販機の近くに公園を見つけると、あたしたちはベンチに腰掛けた。 周りにはほとんど人影もなく、薄暗い明かりだけがあたしたちを照らしていた。 彼は相変わらず黙っている。 そして、あたしは相変わらずドキドキして興奮を抑えられずにいた。 彼は一体何を考えているのだろう。 あたしはどうすればいいのだろう。 不安と興奮が入り混じり、あたしはジューズもまともに飲むことができなかった。 喉はカラカラなのにジュースを持った手が動かない。 ほんの数分が、永遠の時のように感じられた。 そして、気がつくとあたしは横にいる彼の視線を感じていた。 最初は気のせいだと思っていたが、そうではなかった。彼は間違いなくあたしの方を見ている。 あたしのドキドキは頂点に達していた。 彼があたしの方をずっと見ている。 何も言わずに、ただずっとあたしの方を見ている。 風の音と街頭の明かりしかないこの場所で感じる彼の視線を、あたしは体中で感じ取っていた。 あたしは彼のしようとしていることに気づいていたのかもしれない。 でも、心のどこかでそれを否定していた。 どうして彼なんかがあたしのことを好きになってくれるのだろうか。 しかし、現実彼はあたしの隣にいて、あたしのことをずっと見つめている。そして、その視線は明らかにあたしだけを見ている視線だった。 あたしは思い切って彼のほうを振り向いてみた。 するとそこにはあたしをただまっすぐ見つめている彼の瞳があった。 あたしは目をそらすことが出来なかった。 彼の瞳はあたしをまっすぐ捕らえ瞬きすらせず、あたしをはなさない。 見た目は怖いけれど優しい瞳。 そうだ、あたしはこの瞳がたまらなく好きだったのだ。 いつもいつもあたしを気にかけてくれいていたこの瞳が大好きだったのだ。 そして、彼は言った。 「おれ、前から柊のことが好きだったんだ」 あたしはただ無言で彼を見つめていた。 その言葉を放った口元、あたしをまっすぐ見つめている瞳を。 もうなにもかもどうでもよくなっていた。ただ、彼がそこにいてくれれば良かった。 彼はあたしに顔を近づけてきた。彼の吐息が肌で感じられる。 そして、あたしは初めてキスをした。 生まれて初めてのキスだった。 体全体がとろけるようなその感覚にあたしは力が抜け、何も考えられない。 彼のキスはとても優しく、そして激しく、あたしは彼のなすがままに全てをゆだねた。 今まで生きてきてこれほどの幸せを感じたことはなかった。 友人といる時、家族といる時、そのどれとも比べられないほどの幸福感はあたしの全てを抜き取っていった。 そして、あたしはその日、初めて男を知ったのだ。 彼と付き合い始めて、約半年。あたしは毎日のように彼の家に通っている。 おかげで、家にもほとんどいることはなく、家族との関係も疎遠になってきていた。 高校までは、毎日いっしょに行動していた姉ともすれ違いがちで会話も滅多にしない。 それでも、あたしは幸せだった。一秒でも彼のそばにいたい。彼と一緒にいられればもう他にはないもいらない。 あたしは彼のことを本気で愛していたのだ。 彼の家の前に着く。彼は一人暮らしでちょっと古いアパートに住んでいる。 あたしはドアの前に立ち、一呼吸する。そして、これから会う彼の顔を想像する。 彼の家に入るときはいつもこうしている。そうして、幸せをかみしめるのだ。 ―コンコン 「つかさか?入っていいぞ」 「おはよう!今日も暑いねー」 「そうだなー」 「昨日帰りに作っていったカレーちゃんと食べた?最近暑いから、ちゃんと栄養のあるもの食べなきゃだめだよー」 「んー」 「あたし料理得意だからいつでも作ってあげるからね」 「なぁ、そんなことよりセックスしないか?」 「えっ?」 「いいだろ。こっちこいよ」 「…そんな…だってまだ昼間だよ?」 「関係ねえよ。おれ今ムラムラしてんだ」 「…仕方ないなぁ」 最近、彼とは会うたびにセックスしている。 もちろん最初のころはセックスなんてとても怖かった。裸をみられるなんて恥ずかしいし、なによりやりかたが全く分からなかった。 高校時代は、色恋話なんてほとんどなくて、男と女がどんなことをするかの知識を得るのは友人から借りた漫画くらいだった。 でも、そんな戸惑うあたしに彼は優しく接してくれていた。 彼は恋愛経験豊富で、あたしがどんなに下手でも気にしなかった。あたしが彼を満足させられなくても彼はいやな顔一つしなかった。 そして、いつもあたしを絶頂までもっていってくれる。それは最高に気持ちよかった。 あたしは彼を満足させるために色々勉強した。その類の雑誌も色々読んだし、恥をしのんでレンタルビデオ店で借りたビデオでいろいろ研究した。 雑誌やビデオでまなんだ知識を彼に施してあげると彼はいつも褒めてくれた。 あたしはそれがたまらなく嬉しくて、彼を気持ちよくさせてあげられていることが誇らしかった。 そして、半年経った今では彼が気持ちよくなる術は全てわかっている。 「ねえ、今の気持ちよかった?」 「ああ。すげぇ良かった。気持ちよかった」 「あたしね、あなたが気持ちよくなってくれるならなんでもするから。あなたのしてほしことならなんでもするから」 「ああ。…好きだぜ、つかさ」 「…あたしも大好き」 「ただいまぁ~」 「あら、つかさ。今日はちゃんと帰ってきたのね」 「…なんだお姉ちゃん、いたの」 「…つかさ、最近彼氏の家に行ってばかりみたいだけど、大丈夫なの?」 「なにが?」 「あんた、大学生でしょ?そりゃ、彼氏作るのはいいけど、勉強の方は大丈夫なの?高校の時はあたしが面倒みてあげれたけど、今は学校も違…」 「…お姉ちゃんも早く彼氏作れば?」 「なっ!?」 「お姉ちゃんも大学生になったんだから勉強ばっかしてないで彼氏ぐらい作ったほうがいいよ」 「ちょ…つかさ!」 「あたし、もう寝るから」 ――バタンっ! 「…つかさ」 「かがみ、ちょっといいかな」 「あ、お父さん」 「最近のつかさはどうなんだい?」 「…なんだか彼氏の家に入り浸ってるみたい」 「うん…なんだか最近つかさがやつれてきているように見えてね…ちょっと心配なんだ。その…彼氏は一体どんな人なんだい?」 「サークルの先輩って言ったてけど…詳しくは分からないわ。あの子、大学入ってから自分のこと話さなくなったから」 「そうだね…つかさは大学に入ってから少し変わったようだね。今度、少し色々聞いてみようか」 「そのほうがいいと思うわ。あたしもあの子のことが心配だわ」 今日もあたしは彼氏の家に向かっている。もうほぼ半同棲生活のようなものだからいちいち連絡をいれたりはしない。 むしろ、行けなくなった時やバイトの時に連絡をするくらいだ。 そして、今日も彼の家の前で一呼吸する。彼の顔想像すると自然と顔がほころんでしまう。 しかし、今日はいつもとは違っていた。 ドアが少し開いていた。そして、違和感を感じた。いつもとは違う、部屋の中に彼以外の人がいる。 最初は、彼の友達かと思った。彼の友好関係は広いし、大学でも常に友人が話しかけてくる。 でも、聞こえてきたのは明らかに男の声ではなかった。しかも、その会話は友人同士がするような会話ではなかった。 彼は友人や他人と会話する時とあたしと会話する時では微妙に喋り方がちがう。他の人は気づかないかもしれないけど、あたしにはわかる。 二人でいてその声の違いに気づいた時、あたしは嬉しかった。彼はあたしを他の人とは違う存在として会話してくれていると思っていた。 愛し合う人間同士がする会話…そう、今の彼の言葉はいつも彼があたしにかけてくれる言葉そのものだった。 そして、ドアの隙間から見えた靴は赤いハイヒールだった。 あたしは茫然としてドアの前に突っ立っていた。 なぜ彼の部屋に他の女の声がするの?どうしてそんな会話をしているの?中で一体何をしているの? 色々なことが頭を巡って体が動かなかった。ドアを開けたいと思うがどうしても体がそれに抵抗する。 考えていることとやろうとしていることが全く噛み合わない。 突然、部屋から誰かが出てくる気配がした。 あたしははっと我に返り、大急ぎでそこから走り出した。 行く当てもなく、ただただ全力で、一秒でも早く、一メートルでも遠くそこから離れたくて思いっきり走った。 顔は涙で濡れて周りはよく見えない。それでも走りつづけた。 信じたくなかった。今起きていた出来事はすべて勘違いだ。あんな優しい彼が、あたしだけを見ていてくれた彼が、そんなことするはずがない。 あたしはその日、一日歩き回り、家に帰ろうと気づいたときはすでに夜も深けていた。 家に帰るとまだ玄関の街頭が光っていた。こんな時間に誰か起きているのだろうか。 ――ガチャン 無言でドアを開け、部屋に入ろうとすると声をかけられた。 「…お帰りなさい。遅かったわね」 「…お姉ちゃん、まだ起きてたの」 「つかさの帰りを待ってたのよ、お父さんと一緒に。ちょっときてくれない」 「…」 今に入ると姉と父が真剣な顔でこちらを見ていた。一体なんだろう。 そういえば最近、家族とまともに会話していなかった。大学に入ってから彼のことしか頭になかったから… 「つかさ…ちょっといいかな」 「…何?」 「最近、家にあまり帰ってこないけど、彼氏の家に行っているというのは本当かい」 「…そうだけど」 「その彼氏はどういう人なんだい?」 「…関係ないじゃん」 「関係ないわけでしょ!お父さんは心配してるのよ!」 「…知らないよ、そんなの」 「まあ、かがみ落ち着いて。最近、つかさがちょっとやつれてるみたいでね。心配なんだ」 「…お父さんやお姉ちゃんには関係ないでしょ、あたし疲れてるんだけど」 「つかさ!いい加減にしなさいよ!あたしたちはあんたのこと心配してんの!毎日彼氏の家行って、やつれて帰ってきて、家族を心配するのは当たり前でしょ!」 「…うるさいなぁ!お姉ちゃんこそ自分のこと心配したら?彼氏も作らず勉強ばっかして、どうせ友達すらいなんでしょ?そんな人生終わってるよ!」 「あ、あたしのことは関係な…」 ――バシィッ! 大きな音が部屋に響いた。あたしは何が起こったか分からなかった。 頬が痛い。気づくと父があたしの目の前に立っている。 あたしは父に殴られたのだ。 「…痛い」 「何てこと言うんだ!かがみはつかさのことを心配していってるんだぞ!それなのにおまえは…おまえは人の気持ちを理解できないのか!?」 「…うそ…殴られたの…信じられない…」 「お、お父さんはあんたのことを本気で心配して…」 「もういい!こんな家でてってやる!」 「ちょ…つかさ!?」 ――バタンッ! ドアを開けるとあたしは走り出した。向かう先は一つしかない。 たとえあんなことがあってもあたしにはそこ以外思いつかなかった。 あたしの居場所はあそこしかないのだ。 勢いで彼の家まで来てしまったが、さすがにこんな時間にきたら迷惑だろうか。 それに、さっきの女もまだ家にいるかもしれない。 あたしは彼の家の前で立ちすくむ。物音はしない。しかし、部屋に誰がいるかはわからない。 あたしは迷った。でも、思い切ってあけることにした。どっちにしろもうここ以外行く場所なんてないのだから。 ――コンコン …なにも返事がない。 ――コンコン 「…んー誰だ」 「あ、あのつかさだけど、今大丈夫かな…」 「…なんだよ、こんな時間に」 「…そのちょっと、行く場所がなく」 「…ったく、入れよ」 「ごめんね」 部屋に入ると、彼は寝ていた。どうやら他には誰もいないみたいだ。 「ごめんね。…ちょっと家族とケンカしちゃって…」 「…んー」 「それでここ来ちゃったんだけど…あたし、居場所ここしかなくって…」 「…おれ、明日早いんだ。寝かせてくれ」 「そ、そっか…。バイトあるの?」 「…おまえには関係ない」 その言葉を聞いたとき、あたしは違和感を感じた。いつもの彼とは違う、優しさのカケラもない冷たい言葉だ。 「ど、どうして!あたし彼女なのに関係ないことないでしょ!」 「…うるさいな!関係ないったらないんだよ!だいたい彼女って誰のことだよ」 「え…誰って…あたしのことに決まってるじゃない」 「いつお前がおれの彼女になったんだよ。おまえが勝手に毎日おれの部屋にきてるだけだろ」 「だって…あの時、好きだって言ったじゃない!」 「嫌いな女とセックスするわけないだろ!好きってのはそういう意味の好きだよ!だいたいお前みたいな根暗な女、彼女にするわけないだろ! お前だってセックスしたくて俺の部屋に来てたんだろうが」 「…うそ…違うよ!そんなんじゃないよ!あたしはあなたに会いたくて…」 「うぜぇよ!夜中にわざわざ部屋まできてそんなこと言ってんじゃねぇよ!でてけよ!」 「いや!お願い!あたしを見捨てないで!あたなに見捨てられたら生きていけない!」 あたしは必死だった。彼になんと言われようとあたしには彼が必要だった。 あたしは必死で彼にしがみ付いた。 「マジでうぜぇ!」 ――ドカッ! しがみ付こうとするあたしを彼は思いっきり蹴り飛ばした。あたしは壁に叩きつけられた。 それでも、あたしは彼に蹴られたなんて信じたくなかった。 「…いたた…。ごめんね、なんか足滑らしちゃった」 「はぁ?何いってんのおれが蹴り飛ばしたんだよ」 「ううん、違うよ。あ、そういえば明日朝早いんだよね。朝ご飯作ってあげる」 「何言ってんだお前?気持ち悪りいよ」 「あははー。えっと…まずはおみそ汁を…」 「ふざけんなっ!さっさと出てけ!」 あたしはまた彼に蹴られ、とうとう部屋から追い出された。 どうしてこんなことになってしまったのだろう。あたしが一体何をしたのだろう。 あんなに好きと言ってくれた彼の言葉はすべて嘘だったのだろうか。 すべてはあたしの体が目当てだったのだろうか。 信じたくない。あんなに優しい瞳をした彼がそんなことするはずない… …そうだ。彼がそんなことするはずない。きっと何かあったに違いない。 すべてはきっと…そう…あの女のせいだ!あのハイヒールの女が彼を騙しているに違いない! 憎い!憎い!あの女が憎い!あの女せいであたしがこんな目に!あたしから彼を奪おうなんてそんなことはさせない。 あたしは彼の家の前に立って一日中待っていた。きっとあの女は今日の朝この部屋に来るだろう。 彼はあたしを気遣って関係ないなんていっていたけど、きっとあの女に口止めされていたに違いない。 数時間後、足音が聞こえてきた。ハイヒールの音だ。あの女に違いない。 あたしは、近づいてくるその女の前に立ちはだかった。 「…なに?あんた誰?」 「あははー。あなたこれからどこいくの?」 「彼の家だけど…ちょっとそこどいてくれない?」 「ううん。ここは通さないよ」 「何言ってるの?…もしかして、あんた彼の言ってたいつも家に来るうざい女かしら?」 「…」 「やっぱりそうなのね。彼迷惑してるからストーカー行為はやめてくれない?あんまり酷いと警察沙汰になるわよ」 「…全部おまえのせいだ…」 「え?何言ってるの?あんたが勝手に彼につきまってるだけ…うっ…!?」 ――ドスッ! 彼女がすべてを言い終える前にあたしは勝手に動いていた。 あたしは彼女の腹めがけて思い切りナイフと突き刺した。 「いっ…なに…すんの…あんた…狂ってるんじゃないの…」 「うるさい!全部お前のせいだ!お前なん消えちゃえ!」 ――ドスッ!ドスっ!ドスッ! …彼女はもうピクリとも動かない。 「あははー。これで邪魔者はいなくなったよ。彼はあたしだけのものなんだから」 そして、あたしはそのまま再び彼の部屋に向かう。 あの女を殺したからあたしと彼を邪魔するものはもう誰もいない ――コンコン 今度はすぐドアが開く 「おーやっときたか。遅かったじゃ…」 「あははー。ごめんね。ちょっと邪魔がはいったから」 「って、つかさかよ!なんでまたうちに来るんだよ!」 「だってあたしの居場所はここしかないもの」 「まだ言ってるのかよ!…っておまえ血だらけだぞ?なにしたんだ?」 「何って…邪魔者を殺しただけだよ?あたしとあなたの邪魔をする性悪女を始末しただけ。安心して。もう誰にも邪魔はさせないから」 「始末って…お前もしかして殺したのか!?」 「あははー。そのとおりだよ。だってうざかったんだもん。 「ふざけるなっ!近寄るな!警察呼ぶぞ!」 「どうしてそんなこと言うの?せっかく二人きりになれたのに…」 「…いやだ…お前となんか二人きりになりたくない…早く…あっちいけ!!!」 「やだなぁ。そんな興奮して。今あたしが落ち着かせてあげるから」 あたしは彼の首をすばやく掴んだ。 「…あっ…うぐっ…やめ…ろ…」 あたしは彼の首を思いっきり締めようとした。彼と一緒になるために。 もう彼をどの女にも触れさせないために。 「…もうすぐ…一緒に…なれるから…ね…」 「…あぐっ…おっ…はな…せ…」 あたしは全力で力をこめた。 初めて愛したこの人をあたしだけのもにするために。 END
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中野家! 梓「ただいまー」ガチャリ 紬「おじゃまします」 梓「冷蔵庫に入れてくるので先に部屋へどうぞー」 紬「うん。あずにゃんの荷物も持っていくわね」 梓「お願いしますー」 紬「また斉藤に電話しなきゃ」 紬「私です、えぇ、そう、あと私の私服ね」 紬「そうねぇ・・・。3つ目のクローゼットの、そう、白とピンクのね」 紬「じゃあまた時間は連絡するので。お願いね」ピッ 紬「これで明日の準備は大丈夫」 梓「戻りました」 紬「おかえり、あずにゃん」 梓「晩御飯までどうしましょうか」 紬「うーん、そうだわ。この前の続き!」 梓「(!この前ってまさか昨日のキスの・・・)」ボフッ 紬「ギターの練習しましょう!」 梓「・・・」 梓「そ、そうですね」 梓「じゃあ前の続きからで」 梓「ここの指がこうで、こっちが・・・」 紬「うん」 梓「じゃあどうぞ」 紬「せーの」ジャン 紬「せーの!」ジャン 紬「むむむむむ」ジャンジャン 梓「(やっぱりかわいいなぁ)」 紬「指いたーい」ヒリヒリ 梓「赤くなっちゃいましたね」サワサワ 紬「・・・」サワサワ 紬「あずにゃんの手、気持ちいいわね」 梓「・・・もう」/// 梓「そろそろご飯作りますよ」 紬「あぁん、もっとー」 紬「やっきそば、やっきそばー」♪ 梓「焼きそば好きなんですね」 紬「うん!」 梓「じゃあがんばっておいしく作りますね!」 紬「うふふ」 梓「おー!」 梓「よっと」ジュージュー 梓「コップに少し水入れてください」 紬「うん」ジャー 梓「よいしょ」ジュー 梓「もうすぐできるのでお皿お願いします」 紬「はーい」コト 梓「できましたよー」 紬「わー、いいにおいー」 紬梓「いただきまーす」 紬「・・・」モグモグ 紬「私、ここで死んでもいい・・・」 梓「大げさですよ、もう・・・」 紬「そんなことないわ。今まで食べた焼きそばで一番おいしいもの」 梓「おだてても何も出ませんよ」モグモグ 紬「うふふ」 紬「さぁ明日はどこに行きましょうか!」 梓「うーん」 梓「特にこれといったところはないですけど」 梓「ムギ先輩はどこかあります?」 紬「・・・」シカト 梓「ムギ先輩?」 梓「あ、ムギちゃんはどこかあります?」 紬「どこでもいいわよ」ニコッ 梓「じゃあパソコンでちょっと調べてみますか」 紬「そうね」 梓「なにかイベントがあればそこに行ってみましょう」 紬「うん!」 紬梓「ごちそうさま!」 紬「本当においしかったわ、あずにゃん」 梓「いえいえ」/// 梓「片付けも終わったし調べますか!」 紬「よしきたー!」 梓「ふむふむ」カチカチ 紬「なにか面白そうなところありそう?」 梓「ショッピングモールとかどうです?」 梓「先週オープンしてセールやってるみたいです」 紬「お買い物ね。いいわねー」 梓「じゃあ決まりですね」 梓「明日に備えて早めに寝ましょう!」 紬「うん。今日も一緒にお風呂に入りましょ」 梓「は、はい!」 梓「・・・昨日みたいないたずらはしないで下さいよ」ジトー 紬「はぁい」 紬「でもちょっと待ってね。電話しちゃうから」 梓「はい」 紬「私です。うん、今すぐお願い。え?家の前で待ってたの?」 梓「?」 紬「そこまでしなくてもいいのに。じゃあお願い」ピッ ピンポーン 梓「はーい」 紬「もう、斉藤ったら」 梓「昨日の人ですか?」 紬「そうよ。外で待ってたみたい」 ガチャ 斉藤「夜分遅くに失礼いたします」 梓「あ。い、いえ」 紬「もう、待ってなくてもよかったのに」 斉藤「申し訳ありません。こちらです」スッ 紬「ありがとう。これは昨日持ってきたもらった分だから」スッ 斉藤「はい。確かに受け取りました」 斉藤「では失礼いたします」 ガチャリ 梓「あ、相変わらずすごいですね・・・」 紬「そうかしら?」 紬「さて、着替えもきたしお風呂に行きましょ」 梓「は、はい。着替え取ってくるのでお先にどうぞ」 紬「はーい」 梓「・・・いたずらしたら一緒に入りませんからね」ボソッ 紬「!」ギクッ 紬「ししししないわよ」アセアセ 梓「・・・じゃあ取ってきます」 紬「あうう」 紬「しょうがないわね」 紬「びっくりした顔も好きだけど一緒にお風呂に入りたいもの」ヌギヌギ 紬「今日は先に入ってましょう」ザパーッ 紬「はふー」チャプン 梓『もう入ってますかー?』 紬「入ってるわよー」 紬「(ドアの向こうであずにゃんが服を脱いでいる・・・)」 梓『フフフーン♪』ヌギヌギ 紬「(なぜかこう・・・興奮するわね・・・)」ドキドキ 梓『入りますよー』 紬「う、うん」 ガラリ 梓「よいしょ」ザパー 梓「ふあああ」チャプン 梓「気持ちいいですねぇ・・・」 紬「そうねぇ・・・」 紬梓「はふー」 梓「明日楽しみですね!」 紬「初デートだもの。当然よ!」 梓「・・・ですね」/// 紬「じゃあまた洗いっこしましょうか」 梓「はい」 梓「先にやりますね」 紬「ありがとう」 梓「んしょ」コシコシ 紬「あずにゃん、背中洗うの上手ねー」 梓「えへへ」コシコシ 梓「・・・つ、ついでに前も洗いましょうか?」/// 紬「・・・えっと、それはまた、今度お願い」カアァ 梓「・・・はい」 梓「・・・」ザパー 梓「終わりましたよ」 紬「うん。じゃあ交代ね」 紬「ほら、座って」 梓「はい」 紬「んしょ」コシコシ 紬「・・・」 紬「そんなこと言うあずにゃんの前も洗おうかしら?」 梓「・・・」/// 梓「そ、そう言われるとかなり恥ずかしいですね」カアァ 紬「でしょう?で、どうする?」ニマニマ 梓「あうう」 梓「ま、また今度で・・・」 紬「うふふ。わかったわ」 紬「はい。終わり」ザパー 梓「あまりお湯に入ってないのにのぼせそうです・・・」 梓「あ、明日行くショッピングモールですけど」チャプン 紬「うん」 梓「中に温泉があるらしいんですよ」 紬「まぁ」 梓「ついでに行ってみます?」 紬「うーん」 紬「・・・初デートのあとはあずにゃんと二人きりでお風呂がいいかな」/// 梓「・・・もう」/// 紬「だからその温泉はまた今度行きましょ?」 梓「そ、そうですね」 紬「大きいお風呂もいいわねー」 梓「何種類もお風呂があるみたいですよ」 紬「まぁ。それは楽しみね」 梓「ですね!」 紬梓「はふー」 紬「そろそろ上がるわね」ポカポカ 梓「はい」 ガラッ 紬『フフーン♪』フキフキ 梓「(ムギちゃんって意外とガード固いんだなぁ)」 梓「(結構オープンなイメージだったんだけど)」 梓「(そりゃ私もいざ言われたら恥ずかしくて守りに入っちゃうけど)」 梓「(でも、ムギちゃんだったら・・・いいんですよ・・・)」 ユラユラ 紬「!地震!?」 紬「あずにゃん!」 ガラッ 梓「むぎちゃん!」ガシッ 紬「・・・」 梓「・・・」 ユラ・・・ 紬「・・・ふう。小さい地震でよかったわ」 梓「ですね・・・。久し振りでびっくりしました」 紬「あ・・・」 梓「・・・そういえば今裸でしたね・・・」 紬「そうね」カアァ 梓「今日家に帰ってきて初めて抱きつけました・・・」 梓「地震がきて怖かったですけど、ほっとしました・・・」 紬「私もよ。こんな時一人は心細いものよ・・・」 梓「ムギちゃん、また濡れちゃいましたね」 紬「いいのよ。あずにゃんが無事なんだから」 紬「ほら。早く拭いて服を着ましょう」 紬「また地震が来るかもしれないわ」 梓「そ、そうですね」フキフキ 紬「」フキフキ 梓「特に落ちてるものがないですね」 紬「よかったわね」 梓「さて、牛乳も飲んだし」ケプ 梓「もう少し明日の場所を調べますか!」 紬「えぇ!」 梓「ふむふむ」カチカチ 紬「面白いところありそう?」 梓「すごいですよ。洋服屋さん、本屋さん、雑貨屋さんなんでもあります」 紬「広いわねー。一日で回りきれるかしら?」 梓「レストランとフードコートも充実してますし」 紬「お昼はここで大丈夫ね」 梓「ですね」 梓「でもどうやって行きましょう?」 梓「歩いて行くにはちょっと遠いですよ?」 紬「そうね。それは問題ないわ。車を用意させるわ」 梓「・・・さっきの執事さんですか?」 紬「そうだけど?怖い?」 梓「い、いえ。怖いとかじゃなくて緊張しそうだなーと」アセアセ 紬「そんなの気にしなくていいわよ」 紬「あずにゃんは私の恋人なんだから」 紬「もう私の家族みたいなものよ」 紬「執事は家族に無礼なことはしないわよ」 梓「・・・家族」/// 紬「うふふ」 紬「じゃあこうしましょう!」 紬「行きは電車で、帰りは車」 紬「帰りはきっとたくさん買って荷物多くなるもの」 梓「そ、そうですね」 紬「それでね、よかったらなんだけど」チラッ 梓「?」 紬「明日は私の家にお泊りに来ない?」 梓「え?いいんですか?」 紬「もちろんよ!」 紬「あずにゃんのお家にお泊りばっかりじゃ申し訳ないわ」 梓「別に気にしないですけど」 紬「・・・いや、かしら?」ウルッ 梓「」ドキッ 梓「ぜひ行かせてください!」 紬「ほんとー?えへへ」 紬「じゃあどうしようかしら」 紬「お買い物終わったら車であずにゃんちに寄って荷物置いてから私の家に行きましょうか」 梓「その方がいいですね」 梓「着替えも持っていけますしね」 梓「(そういえばムギちゃんの家に行ったことないなぁ)」 梓「(執事のいる家って一体・・・)」 梓「(妄想中)」ポワワワ 紬「あずにゃん?」 梓「」ポワワ 紬「あずにゃん!」 梓「あ、は、はい!」 紬「もう。ぼーっとして」 梓「い、いえいえ。なんでもないです」 紬「そう?じゃあ電話しちゃうわね」 紬「私です。明日車お願いしたいんだけど、うん」 紬「そう、時間はまたあとで。あと梓ちゃんがお泊りに行くから」 紬「うん、準備をお願いね。じゃあまた明日」ピッ 紬「おまたせー」 紬「車の準備は大丈夫よ」 梓「はい。ありがとうございます」 梓「では早めに寝ますか」 紬「それなんだけど・・・」 梓「?」 紬「実はあずにゃんにプレゼントがあるの」 梓「ほ、本当ですか!」パアァ 紬「うん!」 紬「あずにゃんの部屋にあるから渡すわね」 4
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