約 3,461,960 件
https://w.atwiki.jp/25438/pages/3838.html
▼‐04 #========================================= ナレーション 「織園戸高校に通う8人の女子生徒は、山奥のコテージに来ていた。 ここでウィンタースポーツでもと思っていたが、生憎の大雪。 雪は夜遅くになって、多少マシになっていた」 【スクリーンに見取り図投影。居間を指示。 ここが現在位置となります。今後も見取り図投影の指示があれば同様です】 【るき、あすた以外の全員。二人は上手に待機】 【照明、徐々に明るく】 【居間の背景は北側。家具と、廊下に繋がる扉を】 いずる『全く、たまったもんじゃないわ! 夜まで弱まらないなんて!』 こごみ『怒ったって仕方ないことでしょう』 いずる『そりゃあそうだけど……。もう』 【上手から二人が登場】 あすた『晩ご飯できたよー』 るき『さ、今日は残念だったけれど、明日に備えてご飯にしましょ』 なすみ『この中に誰か雨女ならぬ、雪女でもいるのかね』 るき『なに、どうしてわたしに向かって言うの?』 なすみ『天気予報では夜から大雪のはずだったんだよ。 それが、るきが前日に突然参加してきたせいで、昼間から大雪になっちゃって』 るき『えー、関係なくない? 許可してくれたのはれんだし』 れん『ごめんね、二人とも……』 なすみ『れんは謝る必要なんてないって。 るきも、れんに無理言って強制気味に参加したっていうのに、 罪をなすりつけない』 るき『そもそもわたしに罪なんてないし!』 なすみ『ま、そんなことはどうでもいいし、早く食べましょう』 【暗転。そのまま次のセリフ】 全員『いただきます!』 【箸を持つ。利き腕を間違えないように】 【照明をつける】 舞『ねえ、これ作ったのはあすたなの? 意外と料理うまいんだね』 あすた『なんだ、こんな怪力女が作る料理は変だって?』 舞『そ、そんなこと言ってないよ』 えな『へえ、怪力女の自覚はあるんですね』 なすみ『普段からバカみたいに高い山登っているような子じゃあね』 あすた『否定はしないけど、ひどいなあ』 るき『ほら、れんも食べな』 れん『うん。……電話、まだ繋がらない?』 なすみ『ああ、そのことだけど、相変わらず駄目ね。 この雪でどこかやられちゃったのかも。まあ年数も経ってるし、仕方ない部分もあるけど』 いずる『はあ、携帯も繋がらなきゃ、コテージの電話も繋がらない……。 ちょっとした隔離空間ね、ここは』 【暗転。見取り図。キッチンを指示】 【るき、あすた。お客さん側を向いて。お皿を運んでいる】 【背景は横引きの掃き出し窓。雪は弱い】 るき『しかし寒いねー』 あすた『まったくだ』 【風の音と、窓がガタガタ揺れる音】 るき『おお、風はまだ強いね』 あすた『それでも随分と収まってきた方だよ。 雪は止んでるし、そろそろ風も止んできてくれるんじゃない?』 るき『んー、なら明日は心配ないね。よかったよかった』 【暗転。見取り図、居間を指示】 【いずる、るき、あすた以外。るきとあすたは上手で待機】 【るきとあすたが上手より出てくる】 るき『あれ、いずるは?』 舞『寝ちゃったよ』 るき『早くない!?』 舞『退屈で眠くなっちゃったんだってさ』 るき『へえ……』 舞『……って、ああ! わたしたちの部屋の鍵、誰が持ってたっけ?』 あすた『いずるじゃないか?』 舞『まさかとは思うけど、部屋の鍵さ……持って行ったまま、締めてないよね?』 あすた『んー……ないとはいいきれない』 舞『か、確認してくる!』 #========================================= 「そして鍵が案の定締まっていることを確認して、急いで戻ってくる、と」 脚本の読み直しを一度区切り、ちかちゃんは少し疲れたのか、ふうと息を漏らした。 すると美冬ちゃんが代わって、ここまでの流れを汲みながら、口を開いた。 「この劇は暗転で見取り図で場所移動を示してるみたいだけど、 そのぶん舞台セットとかは少ないのかな?」 「なるほど……舞台セットの他にも、小道具も必要最小限になってそうね。 それがかえって推理を解きやすくしてるかも。姫子、聞いてもらえる?」 「りょーかい」 「あ、それと散々出てくる見取り図も、あれば送ってもらって」 姫子ちゃんは携帯を取り出し、後輩ちゃんを電話越しに呼び出した。 「ねえ、ちずる」 姫子ちゃんが話しているなか、しずかがわたしの袖をちょいちょいと引っ張る。 「どうしてこの人たちを選んだのかな」 「どゆこと?」 「被害者と探偵の人はわかるんだけど、残りの人がわからないんだよ。 五人は特に上から順番に選んでいるみたいだけど……」 しずかに言われ、もう一度人物欄を見直す。 なるほど、確かに被害者と探偵を除く六人中五人は、上から順番に取っていったようだ。 しかしそこから一気に飛ばした六人目――安藤れんが何故選ばれたのか、わからない。 なにか重要な役割でもあったんだろうか。 和ちゃんに疑問を投げてみると、あっけないほど簡単に曖昧な答えが返ってきた。 「とても重要、かもしれないわ」 「いまいち決まらないね」 「原作のアンドレニ外交官夫妻は特異な立場にあるのよ。 ただ、夫妻のうちどちらに“安藤れな”が当てはまるのか、それがわからないから」 「女の子だから妻じゃないの?」 和ちゃんは肩を竦めた。 「原作では男のキャラなんて、ここには溢れかえってるわ」 ごもっとも。よく考えてみれば、探偵も原作じゃ男だ。 わたしたちの疑問が一つ解決したのか、してないのかはさておいて、 一段落ついた頃、姫子ちゃんは電話を切った。 「うん、やっぱり舞台上のセットは無いって。 座ったり寝そべったりする椅子を、いくつか置いておくぐらい」 「それ以外には一切?」 「一切」 随分と省エネな劇だ。道具係も、作り甲斐がないんじゃないかな。 と、そのとき、姫子ちゃんの携帯が軽快な着信音を鳴らしだした。 いま流行りのアーティストの、特に有名な曲だ。 「お、きたきた。写真撮ってくれたんだ。これが見取り図だって」 たったいま受信したメールに、見取り図の写真が添付されていた。 それを全員で覗きこみながら、ここが居間で、ここがキッチンなどと話し、 簡略化してしまってはいるけれど、きちんと紙に写し取った。 「そうそう、背景はスクリーンに全部映すんだって。 見取り図が映って、すぐに背景に切り替わるみたい。 で、小道具なんだけど、鍵が一つ。返り血を浴びた掛け布団が一つに、 シーツが一つ。あとは財布に、鞄に、ロープだってさ」 「ロープ? 絞殺ではないよね?」 「何に使うのかはわからないって言ってたけど」 眉を八の字にした美冬ちゃんが、脚本を改めて見直そうとするけれど、 ちかちゃんがそれを止める。 目で合図すると、阿吽の呼吸で、バトンが美冬ちゃんからちかちゃんに渡った。 「それじゃ全員で読み直しを再開して、この疑問を解いてみよう」 ▼‐05 #========================================= 【見取り図。二階廊下】 【背景は北側】 【るき、舞、なすみ。困った様子で】 【扉が本当に締まっているかどうか調べる】 舞『ほらね、締まってるでしょ?』 るき『ほんとだ……勝手なんだから。 なすみ、この家の持ち主なんでしょ、もう一つ鍵とかないの?』 なすみ『ないんだよね』 るき『えっ?』 なすみ『つまりここを開ける鍵は、この部屋の中にしかないんだよ』 舞『えー……』 るき『なんというか、正直ずさんね……』 なすみ『……そうだ、ベランダの鍵が開いてるかも。 わたしの部屋から回って、ベランダ側に行ってみましょう』 舞『あ、それ賛成ー』 るき『ベランダ側も開いてなかったら?』 なすみ『ベランダと部屋を繋ぐ窓には、外から開ける鍵なんて元々ないよ。 そういう作りじゃないし。そこは恨まないでもらいたいね』 るき『はいはい』 なすみ『じゃあ早速、鍵を取ってこなくちゃ。ちょっと待っててね』 【暗転】 【取りに行ってる時間を考えてから、照明をつける】 なすみ『お待たせ。それじゃ行こうか』 【暗転】 【見取り図。ベランダを示す】 【雪は止んでいるものの、寒さで凍える三人】 【背景は加瀬田の部屋の掃き出し窓】 舞『さむさむー!』 【舞、足をどたどたさせる。 ベランダの柵上に乗った雪を手に持ち、下に落とす】 【効果音】 舞『ほら見て、こんなに積もってたんだ!』 るき『ホント、室内にいると全然感じないけど』 なすみ『ふふ、部屋ごとに扉があってかっちり仕切られてるし、 壁もしっかりした作りだからね。寒さには強いよ』 舞『なすみの家自慢のコテージだけあるわー。鍵は一つしかないけど』 なすみ『外の事務所にはあると思うの、事務所にはね。 ……さて、いずるの部屋はここなんだけど』 るき『暗くてなにも見えん……寝てるね、こりゃ』 舞『おーい、起きろー!』 【舞の窓を強く叩く音。反応はなにもない】 舞『くっそー、わたしに怪力が備わってればこんな窓突き破るってのに……』 なすみ『備わっててもわたしが許さないから』 るき『そもそも断トツに非力な舞がそんなこといっても、虚しく聞こえるだけだよ』 舞『るきちゃんひどいよー……』 るき『少しは力つけてから文句言ってね。さすがに細すぎ』 なすみ『ま、いずるは完全に寝ていそうね。仕方ないから舞とあすたの二人は、 わたしの部屋とるきの部屋、それぞれに寝てもらうことにしましょう』 【暗転】 【見取り図。玄関前の廊下を示す】 【背景は玄関】 【上手を向いてこごみが待機。下手から三人登場】 るき『こごみ?』 こごみ『あら、戻ってきたのねえ。どうだった?』 るき『駄目だね。舞とあすたは、わたしたちの部屋に振り分けるしか』 こごみ『全く、勝手な人よね』 なすみ『そういうこごみはなにやってるの?』 こごみ『見ての通り、順番待ちよ。えなのトイレが長くて長くて』 舞『洩れそうなの?』 こごみ『下品なことは言わないでもらえる?』 舞『ごめんなさい!』 こごみ『全く……わたし、あんまり話してる余裕はないの。 少しは気を遣ってくれる?』 【暗転】 #========================================= ああ、トイレで待ってるのに、遠慮なしに話しかけてくる人。 確かに困る、とても困る。 こっちは必死の思いで我慢してるのに、なにか返さなくちゃいけないからね。 「余裕がないってどういうことだろうね?」 しずか、もう少し大人になったほうがいいよ。 と思ったけど、やっぱり子供のままのしずかもいいかもしれない。 「あ、いま馬鹿にされた気がする」 「気のせいじゃない?」 こういうことに関して妙に勘が鋭いのは、自覚があるからかもしれない。 #========================================= 【居間。安藤が一人。下手より、三人が登場】 るき『あれ、あすたは?』 れん『キッチン。お皿洗ってくるって言ってた』 るき『そっか。で、れんは一人ぼっちで寂しくしちゃってたか』 れん『そ、そんなことないよ……』 るき『今はわたしがいるからそんなことないかー、そっかー』 【じゃれる二人】 舞『いい加減それぐらいにしときなよー。見てるこっちが恥ずかしいっての』 【上手より、あすたが登場】 あすた『なんだ、戻ってきてたんだ。それで?』 なすみ『あすた、おかえり。でね、残念ながら鍵は締まってる。 ベランダ側にも回ったけど、駄目だったね』 舞『というわけでわたしとあすたは、部屋を移ることになりまーす』 あすた『ん、わかった』 なすみ『ああ、そうだ。わたしえなに用事があるんだった』 舞『今はトイレにいるんじゃないっけ?』 なすみ『そうだったね。ちょっと行ってくるよ』 舞『行ってらっしゃーい、こごみに気を付けてねー』 【下手へなすみが去る】 るき『……う、寒っ』 れん『ベランダに出て、身体が冷えちゃったんだね。 いま温かいお茶を入れてくるから、待っててね』 るき『あ、いいんだよ別に』 れん『わたしがそうしたいの』 るき『……じゃあ、お言葉に甘えて』 【暗転】 【四人のまま。くつろいでる風に。照明オン】 るき『やっぱれんの淹れたお茶は落ち着くわ~』 れん『他の人がいれても変わらないよ……』 るき『気持ちの問題よ、気持ち。ハートね』 舞『このやり取り、既に二回目なんだけど』 るき『あれ、そうだっけ?』 あすた『ここに来たばかりのとき、れんがお茶を淹れてくれたでしょ。 そのとき同じことを言ってたね』 るき『あちゃー、これぞまさしく二番煎じ……』 舞『上手いこと言ったつもりかっ』 【下手からなすみ、えなが登場】 えな『わたしたちの部屋にどちらかを寝させる、ってこと?』 なすみ『うん』 るき『おかえり。二人の部屋割りの話?』 なすみ『その通り。舞、あすた、どっちがどっちの部屋に行くの?』 あすた『どちらでも。ま、寝相の悪い舞を、どちらに押し付けるかって話だね』 るき『わたしたちの部屋はもう寝る場所まで決めちゃってるから、困るなあ。 寝相の悪い子を端っこに寄せられないじゃない』 舞『なにをー! ……』 れん『どうしたの、舞ちゃん?』 舞『お腹……痛い……』 るき『外に出たとき、お腹まで冷やしちゃったんじゃない?』 舞『じゃあなんで一緒に出た二人は痛くなんないのさー!』 るき『知らんって』 なすみ『普段の行いとか?』 舞『二人とも呪ってやるううう……』 【下手に走っていく舞。トイレのドアを叩く音】 【しばらくして、下手よりこごみが怒った顔で登場】 こごみ『全くなんなの! やっと入れたかと思えば、さっさと追い出されて!』 るき『あはは、舞のやつなー……』 あすた『出るもん出たならいいでしょ』 こごみ『なんでそう下品なこと言えるのよ』 なすみ『それで、その舞がどっちの部屋で寝るかってことになってるんだけれど』 こごみ『今みたいなこと、これ以上は御免ね。 ……まあ、仕返しさえできれば、話は別だけれど』 なすみ『何する気なの?』 こごみ『ちょっと、ね』 【暗転】 #========================================= ▼‐06 「ここまでで、気づいたことは?」 ちかちゃんが台本の上から目を外す。 左右で小さく結ばれた髪が、顔の動きに合わせて揺れていた。 一方で隣のワンレングス少女は垂れ下がったまま、目は釘で打ち付けられていた。 「みーふーゆー?」 ちかちゃんがひょいとその釘を抜いた。 「あ、ああ、ごめんね。さて、このあとに龍野こごみは、 蛭田舞に自分の食らった仕打ちを繰り返させるわけだけど」 「飛び出してきた蛭田舞が結構本気で怒るんだよね」 しずかが自信なさげに、口を動かす。 「ちょっとした悪戯の仕返しのつもりだったんだけど、そうもいかなかったんだね。 それで、部屋割りは二人を別々にするものになった」 「つまり、穂和呂るき、龍野こごみ、安藤れん、江戸川あすたの部屋と、 阿部なすみ、水阿利えな、蛭田舞の部屋とに別れたんだ」 「どっちがどっちの部屋だっけ?」 「それなら」 和ちゃんがすかさず、メモを加えていた見取り図を指さしながら説明する。 「こっち、北側が穂和呂るきたちの部屋で、南東側が阿部なすみたちの部屋ね。 そして南西側が、たった一人で独占してしまった加瀬田いずるの部屋」 「鍵までかけちゃうなんて、非常識な子だね」 「まあ。お話の中の人物に常識語っても虚しいだけよ」 肩を竦めて、和ちゃんは言葉を続ける。 こちらには名探偵ポワロもいなければ、作中の穂和呂もいない。 しかし、和ちゃんがいる。 わたしのカメラ紛失事件のときも、お世話になったことを思い出した。 と、同時に、あまり思い出したくないことが、 頭の中でむくりと起き上がってきた。 今お前はお呼びじゃないと、そのことを頭の片隅に押しやる。 「喧嘩して、それぞれの部屋に別れたあと、長めの暗転がある。 照明がついたときには、起床時刻になっているようね」 「夜の間のことは、なにも情報がないってこと?」 「なにかあっても、主人公が熟睡してて、見てないってことでしょう」 唯ちゃんがうんうん唸っている。 「じゃあいつ事件が起きたのか、わからないよ~……」 「さて、それはどうかしら」 「え、和ちゃんはわかってるの?」 「この先をもう一度読んでみないことにはわからないわ」 「ハッタリ!?」 和ちゃんはけろりと、そうよ、とだけ言った。 これじゃ唯ちゃんは適わないな、とみんなで笑った。 #========================================= 【るきたちの部屋。見取り図】 【背景は窓】 【寝てるるきと、舞、れん、あすた。下手より、なすみが登場】 【ドアを開ける音。衝突音】 るき『痛っ』 なすみ『……なんでドアの前で寝てんのよ』 るき『あ、うんん……まあなんとなく。で、どうしたの?』 なすみ『ちょっとついて来て』 【暗転】 【なすみたちの部屋。るき、なすみ、えな、舞】 えな『るき……』 るき『一体どうしたのさ……?』 舞『……おかしいんだ、さすがに』 るき『だから、なにが?』 舞『いずるのこと。やけに静かすぎるっていうか、嫌な予感がするんだ』 るき『なにそれ……』 舞『朝になったからさ、ドアからも、窓からも叩いてみたんだ。 でも全くの無反応で……るきも一応、覗いてみてよ』 【暗転】 【ベランダ。背景は、雪のくぼみができた柵側を。つまり手前が窓】 るき『いずるー!』 【窓を叩く音。反応なし】 るき『……嫌な予感の意味、少しわかったかも』 舞『そうでしょ?』 るき『ねえ、なすみ。これ、もしかしたら緊急事態かもしれない』 なすみ『……うん。わたしの家だ、責任はわたしがとる』 るき『それじゃ、お言葉に甘えて……!』 【暗転。ガラスの割れる音】 【いずるの部屋。見取り図。背景は掃き出し窓、一部割れている】 【横たわるいずると、かけられた血の布団、床に落ちた鍵】 なすみ『嘘……!』 るき『いずる! いずる!』 舞『うっ……』 なすみ『舞、見るのが辛いなら見なくていいよ。 ねえ、るき、もしかしてもう……』 るき『うん……。死んでる』 えな『そんな、どうして……』 【るき、床に落ちてる鍵に気づく】 るき『……これは』 【扉を確認。鍵は締まっている】 るき『なんてことなの』 えな『え、どうしました……?』 るき『なすみ。確かに鍵はこの家の中には一つしかないんだよね?』 なすみ『うん。下に降りれば、それを証明してくれる人だっているよ』 るき『そう……。だとして、これが殺人だとすれば、これは……』 【暗転。セリフは暗転したまま言う】 るき『……密室殺人だよ』 #========================================= 3
https://w.atwiki.jp/g-nome/pages/20.html
瑠璃風鈴獅子咲猫 職業 ドラグーン(槍) Lv 145 愛称 鈴さん、すずぽ 出現時間 18:00~26:00(余裕で前後する) 生産 防具32 底辺槍ドラ Libelldra 職業 ガンスリンガー Lv 120 隼7の右上を渡り歩く 世紀末技師 職業 マイスター Lv 122 無敵SMG取りたい ユズラ・N 職業 ウォーロード(槍) Lv 104 ユズラシリーズの生き残り Altaria/鈴帆/涼璃 職業 (左から)マジシャン トレジャーハンター(弓) ブレイダー 倉庫ちゃんズ
https://w.atwiki.jp/gamedev5wannabe/pages/13.html
ゲ製ワナビスレ顔文字レベルアップもくもく会 Lv1 「なんとか番」 題材「倉庫番っぽいもの」 【参考URL】 https //2dgames.jp/godot-sokoban-sample/ 【注意】 チュートリアル自体も勝手に使ってるので、先方の迷惑になりそうなことや怒られそうなことはやらないこと 概要 チュートリアルに従ってシンプルな倉庫番(パズルゲームの一種、商標登録名なので注意)っぽいものを作る。 それを通じてゲームプログラミングの理解を深める。 ついでにGodot(ゲームエンジン)の使い方にも慣れる。 備考 【場所】オンライン、各自の部屋 【開始日時(仮置き)】2024年04月27日(土) 13時ごろ~ 【終了日時】 気が済むまでやって現地解散 【参加費】 無料。各自で飲み物とポテチとGodotが動くパソコンを用意する 【連絡手段/会中のつぶやきや質問はここで】 ゲーム製作技術@2ch掲示板 = 【ワナビ歓迎】ゲーム開発者未満の雑談スレ8 https //mevius.5ch.net/test/read.cgi/gamedev/1713560443/
https://w.atwiki.jp/ymst/pages/154.html
【作品名】DAETH ノーて 【名前】 なんとかしなくちゃ 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】 【防御力】 【素早さ】 【特殊能力】試合前にそのキャラの創作者を説得させテンプレ改変を行わせる。 【戦法】 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/25438/pages/3842.html
▼‐12 あんなに殺人事件で騒がしかった教室は、 学びの舎としてあるべき落ち着きを取り戻している。 わたしと和ちゃん以外は全員帰宅した。 帰り際になってしずかが心配そうに声をかけてきたけど、 そっと笑いかけたら、あとは何も言わず、そのまま立ち去っていった。 でもわかる。あの背中は納得していない。 「どうしたの?」 「あとでご馳走するとか、埋め合わせしないとなって」 「わたしに?」 「まさかー」 もちろん今日の働きは、労われるべきものだろう。 まあ、それとご馳走は別ということで。 「それで話ってなにかしら?」 「あの推理の続き。当ててもいい?」 和ちゃんは考える間もなく、すぐに頷いた。 わたしに呼び止められたときから、腹は決まっていたといったように。 「あのとき、和ちゃんは犯人の名前を五人挙げた。そして、それで打ち止めにした。 でも本当は――“六人目”がいるんだ」 「続けて」 「あのロープの使い方は当たってると思うし、それを使ったのは姫子ちゃんだった。 でも、それだとおかしな点が出てくる。 美冬ちゃんたち二人がトイレの前で話していた理由を、和ちゃんは、 “唯ちゃんを守るという意味合いが強かった”と言っていた」 「確かに言ったわね」 「うん、この点も間違ってはいないと思う。それだけ慎重になってたんだから。 だったらどうして“姫子ちゃんを守る人はいなかったの?”」 和ちゃんは横目に窓の外を見ながら、眼鏡のつるをそっと擦っていた。 「すぐに戻ったから、とは考えられないかしら? わたしたちが廊下にいる間に上り、刺し、下った。 短い時間だったら、守る人は必要ないかもしれない」 「窓には鍵がかかっていた。そして、あの窓は外から鍵を掛けられる作りじゃない。 つまり和ちゃんたちが部屋を覗き込んでいる間は、姫子ちゃんは部屋の中にいたということ。 短い時間なんて、とんでもないよ」 「唯だっていた」 「唯ちゃんはちかちゃんが鍵を取りに来てから、すぐにトイレへ行った。 守るという役割を全うしていたとは到底思えない」 「だったら聞くわ。この問題を解決する、六人目の犯人は誰?」 ここまで来れば簡単だ。名探偵でなくても、唯ちゃんでも解けちゃうかもしれない。 ああ、こんなこと言ったら、唯ちゃんに失礼かな。ごめんなさい。 だけどわたし、今はこうするしか無いんだ。でも時間は待ってくれない。 覚悟を決めて。 「……わたし」 簡単で最も身近な三文字の言葉は、 高等学校の教室にとってふんわりとしすぎたものだった。 けれどもそれは重くもあり、吐き出した瞬間軽くなったけれど、 でも、この言葉を繕うのに随分と時間をかけた。 和ちゃんは微笑を浮かべた。 「まるで自白ね。これまで費やした労力を返して、って言いたいぐらい」 「そうだね。でも、和ちゃんはもう一つの解決法を見つけ出した。 それだって、結局わたしと同じことをするんでしょ?」 「そうね。ええ、そうよ。姫子は実際、誰かに守られていた。 その子は姫子の異常な行動を発見すれば、すぐさま通報するだろうと思われていた」 「でも逆だった。わたしはむしろ、姫子ちゃんを守る立場にいた」 そして和ちゃんの二つ目の方法では、さらにもう一度逆転が起こる。 「和ちゃんの提案は“探偵をありふれた人間にする”。 作中の“ありふれた”という言葉の主語は――」 ――殺人。 「和ちゃんは名探偵を犯人側の協力者にしろと言ったんだ。 そうすれば、あの犯行は至ってシンプルなものになる。 短い時間で犯行を終え、ベランダからすぐさまキッチンへと下れる」 「そうね」 「そして、鍵を取りに行った行動は、それが終わったことの合図でしょ。 唯ちゃんがトイレに行ったのは、その後のこと。 でも……色々と最後で無茶な展開を用意しなきゃいけないよね、これ」 「だからそれは全部脚本家に投げたわ」 そうなのかな。むしろ、和ちゃんは選択肢をあげたんじゃないかな。 なんとなく、あの和ちゃんからは、優しさが感じ取れていたんだ。 「でも、最後に一つだけ教えて。それだけでいいから」 「あら、なにをかしら? この事件は今度こそ解決したのだけど」 「まだだよ。うん、まだ……オリエント急行の殺人の、最後を聞いてない」 突飛な質問に、和ちゃんは吹き出した。珍しい。 「え、え、ちょっとちずる、それ本気?」 「もういいよ。こっちの方が気になる」 困ったジャーナリスト精神ね、と和ちゃんはため息混じりに語った。 待って、わたしは写真部で、新聞部じゃあない。 「最大級のネタバレよ、いいの?」 「もう散々された」 「そう……じゃあ覚悟して聞きなさいよ」 思わず息をのむ。名作として世に通じている作品の、最後。 それは一体どんな姿を、わたしの前に見せてくれるというのだろうか。 「犯人はアンドレニ外交官夫人を除く乗客と車掌の、合計十二人。 でも名探偵ポワロは、その人たちの事情を考え、一つ目に挙げた嘘の真実を本当のこととした。 犯人を完全に当てたのに見逃したのよ」 「その、アンドレニ外交官夫人って……」 「安藤れん……つまり、ちずるのことね」 和ちゃんの言葉が頭の中に滑り込んだ瞬間、わたしの頭のあらゆる回路が繋がった。 それは、パーツ単位では理解に苦しんだものたちが、 パズルのように歯車のように、かしゃ、かしゃ、と噛み合っていくような感覚だった。 止まってしまった脚本。 役者のケガ。 後輩ちゃん。 多数決。 ありふれた人たち。 たった一人の非殺人者。 最後の犯人。 罰せられるべき殺人。 繋がった回路には電気信号が忙しなく走り、そして、てっぺんについている電球を灯す。 和ちゃんは即興劇で二つ目の方法を暗示していた。 けれど本当に、その二つ目は、脚本家の考える劇中で出てきていただろうか。 “オリエント急行の殺人”にはあっても、“織園戸高校の殺人”にはあっただろうか。 そこまで行きつく前に脚本は途切れてしまっていたけど、あの劇の結末は、きっと。 「……ねえ、和ちゃん。脚本家さんは、和ちゃんの言葉に頷いていた?」 「電話越しだからわからないわ」 「そういうことじゃなくて」 「あとに続いた会話を聞いたなら、わかってくれると思うけど」 全てが腑におちた。ピースは一枚の絵となり、歯車はブリキを動かし始めた。 「まあ唯一わからないのは……、いえ、きっとそうなんだけど、 安藤れんに罪の自覚があったかどうか、かしらね」 なんとなく、そんなこともわかっていた。 恐らく彼女は、わたしが演じた彼女は、自覚していた。 だけど最後に怖気づいた。だからこうなった。 「わたしはね、ちずる。今回のこの事件、解決ができたと思ってないわ。 そうね、多少は前に進めることができたかもしれない。 でもそれが最善の手だったかはわからないし、できることが他にあったかもしれない」 「らしくないよ、和ちゃん。それに、頼んだのはわたしたちの方なんだから、 和ちゃんがなにかと考えることもないんだよ」 「一度参加してしまえば、後だ先だなんて、関係ないことよ」 和ちゃんは肩を上下させ、大きなため息を吐いた。 「わたしは、こういう推理モノは好みよ」 やたら主語を強調しているように聞こえた。 次に続く言葉が、わかるような気がした。 そんな言葉はついに鼓膜を揺らすこともなかったけど、ぼんやりと、頭の中で囁いていた。 だから。 「ねえ、和ちゃん。今日は本当にありがとう。 だからさ、この後なにか食べに行こうよ、ご馳走するよ」 「ありがとう。でも、気を遣ってくれなくてもいいのよ」 「なに言ってんのさ。これは最後をハッピーエンドで締めたい、わたしの願望だよ」 「……ふふ、そうなの。じゃあお言葉に甘えさせてもらうわ」 和ちゃんはそっとわたしに笑いかけてくれた。 どうも、たったこれっぽちしか生きていないわたしたちでも わかるぐらいに、この世界のままならないことというのは多いようだ。 「どうぞどうぞ。あ、ついでにしずかも誘っていい?」 「負担を減らすため?」 「あ、バレてる……まあしずかにはバレないだろうし、大丈夫でしょ」 例えばこの後、その狙いが一瞬で見透かされてしまったとか。 出会い頭に彼女が言った言葉は、わたしへの不平不満、やっぱりなにかあったんだ、とかとか。 そこまでしずかを悩ませていたなんて、思ってもいなかった。 こりゃこっちもご馳走しなくちゃな。 ああ、ままならないこととは、お財布に優しくないことだ。 わたしの周りはままならないことで恵まれている。 なーんてね。 第四章「ままならない殺人事件」‐完‐ 戻る
https://w.atwiki.jp/nantoka/pages/21.html
なんとか動画がんばってくれ!! -- (名無し) 2007-12-14 00 30 44 最近ログアウトしすぎ -- (名無しさん) 2007-12-15 14 01 27 ↓同じく俺も・・・ -- (名無し) 2007-12-15 21 22 48 おもすぎて使い辛い。全然避難できなくね? -- (名無しさん) 2007-12-16 12 06 19 重いのをどうにか出来れば・・・ -- (名無しさん) 2007-12-16 16 49 48 重いが画質最高!! -- (名無し) 2007-12-18 15 36 36 避難民に愛を、そして軽さをください・・・ -- (名無しさん) 2007-12-22 12 21 55 なんとかに登録しようかと思ったけどサーバーが表示されない -- (名無しさん) 2007-12-24 18 13 18 サーバーが表示されないwww -- (名無しさん) 2007-12-27 18 41 00 ニコニコも何とかも両方見れねえwwwwww -- (名無しさん) 2007-12-27 21 19 42 「ニコニコのノリで」ってなんなんだあの煽り・・・ -- (名無しさん) 2007-12-31 00 15 31 転送速度17.6KB/s 終わったな -- (名無しさん) 2008-01-03 20 08 03 ログインできなくなったあああああああああああああああああああああああああ -- (名無しさん) 2008-01-09 02 28 48 サーバーが表示されない・・・さぼるな運営 -- (名無しさん) 2008-01-09 20 38 10 今日知って見ようと思ったら接続できねえw・・・何かあったのか? -- (名無しさん) 2008-01-20 18 17 54 避難民来るなああああああ なんとk -- (名無しさん) 2008-01-23 18 41 43 避難民来るな あ、それと運営からのお知らせ4がうpされたよー -- (名無しさん) 2008-01-23 18 43 44 名無しさん -- (///) 2008-01-23 18 48 17 おおい -- (///) 2008-01-23 18 48 33 がんばれ運営 -- (名無しさん) 2008-02-01 22 40 13 運営からのお知らせを更新しました。その他なにかあれば下にある[管理者に問合せ]からどうぞ。 -- (nantoka) 2008-02-01 23 12 28 今日のアクセス数 11821 人って異常なような。。 -- (名無しさん) 2008-02-07 14 47 19 ゚・* .。.☆.。. *・゚☆.。. *・゚☆゚・* .。.☆゚・* .。.☆.。. *・゚☆.゚・* .゚・* .。 -- (コピペして使用してください) 2008-02-21 17 38 39 ☆⌒*。,。・゚ ゚・。,。・゚ ゚+。,。・゚ ゚・。,。・゚ ゚O。,。・゚ ゚・。,。・゚ ゚☆⌒*。,。 -- (コピペして使用してください) 2008-02-21 17 39 00 ☆⌒*。,。・゚ ゚・。,。・゚ ゚+。,。・゚ ゚・。,。・゚ ゚O。,。・゚ ゚・。,。・゚ ゚☆⌒*。,。 -- (名無しさん) 2008-02-24 16 29 03 バカなニコ厨が来ないことを祈る -- (名無しさん) 2008-03-06 04 55 50 DL厨が鬱陶しいな・・・ -- (名無しさん) 2008-03-08 05 54 03 ニコsp1になったけど、動画一覧がみにくくなったな。 -- (名無しさん) 2008-03-08 17 20 56 ヘルプを更新されました -- (ニュース) 2008-03-12 07 47 42 なんかとてもメンテ長いなー -- (ke) 2008-03-26 08 22 13 今回のメンテでデジモンが全部消されてた。他にも結構削除されてるかも -- (名無しさん) 2008-03-27 21 06 19 またメンテか・・・・ -- (ke) 2008-03-28 15 15 15 ファイルサーバーがずっと死んでるんだが -- (名無しさん) 2008-04-12 13 15 01 irvineでDLしようとするとDLできてないのに成功しましたってなるんだが・・・昨日までできたのに -- (名無しさん) 2008-04-16 00 53 20 メンテ( A`) -- (名無しさん) 2008-04-22 10 24 50 なんか以前うpした動画が跡形もなく消滅してたw -- (名無しさん) 2008-04-26 17 43 30 昨日からずっとメンテ中なんだが -- (名無しさん) 2008-05-20 12 43 33 メンテ終わったのにファイルサーバーが瀕死状態 -- (名無しさん) 2008-05-20 17 35 06 メンテ以降正常にDL出来ないorz -- (名無しさん) 2008-05-21 21 02 39 気分的にWikiのデザイン変更 -- (nantoka) 2008-06-15 19 18 56 DL出来ねぇ・・・ -- (名無しさん) 2008-08-04 10 31 08 コメントのDLさえできません・・・ -- (名無しさん) 2008-08-17 18 05 07 DLできなくなりました。DLできてるツールって無いですか? -- (名無しさん) 2008-09-10 23 09 35 なんとかなんてDL以外に使い道ないだろうにwwwww -- (名無しさん) 2008-09-12 17 48 54 DLはorbitでできるYO。firefox使ってるならdownloadHelperとかでもできるし。 -- (名無しさん) 2008-09-14 20 09 10 DLしても再生できない時間情報があって見れない・・・ -- (名無しさん) 2008-09-25 22 19 23 2ch現行スレを変更し、古いのは過去ログに移動しました -- (名無しさん) 2008-09-27 14 50 26 またメンテやってるよ -- (名無しさん) 2008-10-10 19 12 59 データ鯖破損したみたいだな -- (名無しさん) 2008-11-26 07 01 52 DLしても再生できない時間情報があって見れない -- (名無しさん) 2009-05-19 19 39 51 ログインできねぇ・・・ -- (名無しさん) 2009-05-23 12 47 00 メンテ長いね・・・ -- (名無しさん) 2009-05-24 13 39 36 またメンテかよ -- (名無しさん) 2009-05-25 09 21 51 ま -- (名無しさん) 2009-06-02 23 19 20 DLが途中で止まるんだけど・・・ -- (名無しさん) 2009-06-08 00 18 47 Service Temporarily Unavailableって出るよ・・・なんで? -- (名無しさん) 2009-06-15 22 28 33 同じく。。。 -- (名無しさん) 2009-06-16 02 26 01 新規登録したら なんとかのトップページにすら繋がらなくなった・・・ -- (名無し) 2009-07-02 07 42 55 ぜんぜん繋がらないけど何かあったの? -- (名無しさん) 2009-07-02 13 53 02 繋がらないと言うかトップページから中に入れない。認証エラーは出てないのに。 -- (名無しさん) 2009-07-02 14 37 02 新規登録したらトップページが繋がらなく・・・なぜ? -- (名無しさん) 2009-08-07 19 28 52 仮登録して、メールがきて、 -- (名無しさん) 2009-09-19 18 36 45 さいきん重いね -- (名無しさん) 2009-10-06 22 34 05 「動画のダウンロードに失敗!!」こればっかりだ -- (名無しさん) 2009-10-31 17 15 34 ツール使用者対策システムを導入したせいで、サーバとの接続が一定時間遮断され「サムネイルが表示されない」「動画が視聴できない」といった現象を引き起こしているんだと -- (名無しさん) 2009-12-04 23 59 01 きゃっしゅを間接的に使って保存していたけど・・・・動画によってきゃっしゅに無いのは何故? -- (名無しさん) 2010-01-25 23 36 17 きゃっしゅがないのは気のせい。必ずあります。 -- (名無しさん) 2010-02-01 13 16 04 最近、夜だけ臨時サーバが追加されるようになった。 -- (さすらいびと) 2010-03-06 16 01 27 最近、通常用サーバと混雑時用サーバが入れ替え運用やってる。だからそのサーバにあたると切替時に接続が切れることに・・・ -- (さすらいびと) 2010-03-17 01 20 38 ブラウザのCacheから拾うならNirSoftのVideoCacheViewがオススメかも。いろんなプラウザに対応してる -- (名無しさん) 2010-03-17 01 23 07 つながらなくて困ってます;;何が原因だ・・・ -- (名無しさん) 2010-04-19 13 22 21 CacheViewerを使いましたがキャッシュが見つかりません。 -- ( ) 2010-05-03 09 53 33 つながらないよー -- (名無しさん) 2010-06-04 10 43 00 また仕様変更か・・・もっと根本的な改善をしろっての・・・ -- (名無しさん) 2010-07-23 00 06 55 カービング使ってもDL出来ないんだけど(IE) -- (名無しさん) 2010-09-11 17 05 37 operaのキャッシュも使えなくなった。昨日まで使えてたのに -- (名無しさん) 2010-09-14 00 44 08 直ってた。 -- (名無しさん) 2010-09-14 19 58 38 今日午前2時ぐらいからどの動画にも「動画のダウンロードに失敗!」って必ず出てしまうんですがどうしてでしょうか? -- (名無しさん) 2010-09-20 07 17 51 直ってました。すいませんでした。 -- (名無しさん) 2010-09-20 19 05 33 キャッシュから保存はできるけど再生に時間かかりすぎてなかなか保存できない(IE6、VideoCacheView、テンポラリ) -- (名無しさん) 2010-10-17 07 27 42 うはw対策された -- (名無しさん) 2010-10-26 15 03 59 operaでなんとか動画が再生できなくなってる -- (名無しさん) 2010-11-02 18 34 14 鯖が死んだかな、全く繋がらんぞ -- (名無しさん) 2010-11-05 03 39 22 orbitでDLできねー -- (名無しさん) 2010-11-09 18 18 30 重いし落ちんしクソカス -- (名無しさん) 2010-12-07 16 22 34 誰か、初心者にもわかるように、エンコについて充実させてくれ -- (名無しさん) 2010-12-24 01 30 30 つながんね -- (名無しさん) 2011-09-30 23 04 37
https://w.atwiki.jp/10chigi/pages/18.html
_________ / 'r r.r.r.i / | | | | | / u .ノ.ノ.ノノノ ハ_ノ ヽ、__ / /ノ / (●)(● ) .( l ヽー―ー-、 / .(__人___) ム イ r ヽ ./ / ヽ`⌒´ | .l / 、 l / / 八_ 、__ /l | ,' l l . / ,' ヽ| | ノ ハ l / .l ∧ | レ' ノ l / l ノ ヽ | | ノ } ∧ / ,〆 ヘ l , ' l ヽ、_,ノ'´ ヘ .l / ノ ', | / ,' ト、 ノ ノ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ な、なんとか・・・・まさか、マンホールに落ちた先が【異世界】だったなんて…… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 白くて長い現代日本人。 バイト帰りにマンホールの穴に落ちて異世界グンマー王国にやって来る。 元の世界に帰ることを夢見て古明地家にて居候中。 やらない夫自身は貧弱一般人の為、いい装備を頼まないとグンマーの獣たちや指名手配犯に殺されてしまうため金の大概の使い道は装備品である。 最初はグンマーの常識に振り回されつつも、その常識に慣れつつある。 ステータス 体力:50 装備品 【蒼天】:剣・ダメージ+49 【ソリッドアーマー】:ダメージ-40 ※即死耐性あり 技 アローレイン:弓専用、相手に最大五回攻撃、二発は必ず当たる 武器攻撃力-5 針串刺し:槍専用、敵の体力が一定値以下・ボス以外の時のみ発動可能。敵を一撃で倒すが、失敗すると受けるダメージ+50 三連槍:槍専用、相手に三回連続で攻撃。武器攻撃力-10 不動崩し:槍専用、相手を怯ませた上、ダメージ補正を【+5】増加する。攻撃の際、武器攻撃力-15 一回の戦闘に一発のみ 刹那五月雨切り・改:剣専用、相手に最大五回連続で攻撃、絶対に二回は命中する。武器攻撃力-5 トマホークブーメラン:斧専用、相手に二回の連続攻撃、武器攻撃力-5 弾幕のロールシャッハ:弓専用・相手全体に【70】の固定ダメージを与える。 技術 【みね打ち】:オートモード時発動、敵を自動的に捕縛する。捕縛にすると【持ち帰り】【捌く】【逃がす】の三つから選択することになり、持ち帰るとプレゼントアイテムになり、捌くと死骸になる。尚、持ち帰れる敵は一回の冒険につき一体のみである。 【解体技術】:みね打ちで倒した敵を捌く場合、売るのに一番適した状態にする。この技術がある場合、ドロップアイテムの入手確率が上昇する。 サポートブースター:協力者の能力が【+1】される。重複可能 現在3個 オートポーション:ダメージを食らうと自動的に傷薬を使用する。(ON・OFF可) 後の先:連続攻撃系の最低命中率が【二回】になる。 持ち物 【お金】:9400GD 【所持品】 【傷薬】:体力を【50】回復する 残り36個 【蜂蜜】:あま~い、体力を【50】 残り1個 【牛乳】:体力が【20】回復する、次のターン武器攻撃力【+2】される。 残り2個 【たべのこし】:体力が【1】回復する、なくならない 残り1個 食屍人の肉】:臭い・・・・一応食べると【50】回復するが…… 残り1個 【ハーブティー】:プレゼントアイテム、香り豊かな西洋茶 体力が【10】回復し、毒を治療する 残り2個 【ココア】:プレゼントアイテム、とても甘い飲み物 体力が【20】回復する 残り1個 【保存食】:プレゼントアイテム、所謂携帯食料日持ちがとても長い 体力が【50】回復し、そのターン受けるダメージ-3 残り1個 【ニクミーの肉料理】:体力が【全回復】する、次のターン、武器攻撃力が【2倍】になる 残り2個 【油】:相手全員を【油まみれ】にする、攻撃アイテムの威力が二倍になる 残り7個 【石油】:相手全員を【石油まみれ】にする、攻撃アイテムの威力が三倍になる 残り5個 【修理パッチ】:鎧の破損を修復する。全壊すると修復不可 残り4個 【反魂香】:死亡時自動的に発動、体力全回復で復活 他にも使用用途があるらしい…… 残り1個 【折り畳み式シールド】:戦闘中、このアイテムを使用すると相手の攻撃を一回だけ半減出来る 【残り10回】 【爆弾札】:相手単体に【15】の固定ダメージを与える、特定条件で追加ダメージあり 残り1個 【マハラギオンストーン】:相手全体に【20】の固定ダメージを与える、特定条件で追加ダメージ 残り3個 【ラインボム】:相手全体に【30】の固定ダメージを与える、特定条件で追加ダメージ 残り2個 【爆導索】:相手全体に【50】の固定ダメージ、特定条件下で追加ダメージ 残り5個 【マカラの鏡】:相手の攻撃を一度だけ反射する、特殊攻撃に対応 残り3個 【不思議な球体】:??? 何に使えるのかは不明 残り2個 【湿り気スカーフ】:敵が自爆する際に自動的に発動、自爆のダメージを0にする。 残り3個 【エルダーサイン】:特定の敵を大幅に弱体化させる道具 残り1個 【エクスカリバーⅡ】:剣・ダメージ+35 売却価格:【9000GD】 残り1個 【ブラスターテックランサー】:槍・攻撃力+39 売却価格:【12000GD】 【ファイナルゲッタートマホーク】:ダメージ+40 売却価格:【15000GD】 【フレンドドリンク】:プレゼントアイテム、仲良くなる薬、効能は不明 売却価格:【5000GD】 残り2個 【惚れ薬】:プレゼントアイテム、異性に使える薬 同性には使えないんだとか 売却不可 【大きくなる薬】:マスコットとか、成長途上の子に使える薬とかなんとか…… 売却価格:【10GD】 残り2個 【先生の教科書】:狩りについて適切に纏められた素晴らしい教科書、だけど先生って誰? 売却価格:【2000GD】 残り2個 【超合金】:固い!固すぎる! その為鍛冶には使えません 売却価格:【2000GD】 残り1個 【触手】:なんかウネウネしてる…… 売却価格:【5000GD】
https://w.atwiki.jp/25438/pages/3837.html
▼‐01 ついに、なんて言ったら野蛮な期待をしていたと思われちゃうかもしれない。 それでも、ついに起きてしまったんだ。 殺人が。殺人事件が。生徒一人が刺殺されてしまうという、殺人事件が。 カメラマン根性というやつがここぞとばかりに働いている。 手元のカメラを通して、映しだされた世界を、真実を切り取ろうと。 例えば、机の上に置かれた紙束だったり、それを囲んでいる友人たちの姿だったり、 なんの変哲もない教室の姿だったり。 ぱしゃりと一つ。その瞬間、目を細めた彼女たちの視線は、一斉にこちらへ向く。 フラッシュが彼女たちの目には眩しかったみたいだ。 「ああ、ごめんね、眩しかった?」 「それもそうなんだけど、どうして写真なんか」 「これも思い出でしょ?」 「殺人事件だっていうのに……」 和ちゃんは呆れたようにこちらを見たあと、 少し疲れた顔をして、少しずれた眼鏡の位置を直した。 「持ってきたのは姫子だとしても巻き込んだのはちずるなんだから、 少しは協力してくれないと」 「ごめんごめん」 「それで、書き上がってるのはここまでなのね?」 声をかけられた相手は紙束を手に取り、めくって、目を走らせた。 茶髪ロングの一見チャラチャラしていそうなその子の姿勢は、 それでいながら規律あるたたずまいだった。 紙面の文字を最後まで追いかけた後、 その子は――夏祭りで偶然会って遊んだことのある茶髪ロング少女、 姫子ちゃんは、紙束を閉じた。 「間違いなく、ここまでだね」 「正直解けるかどうか、かなり怪しいわね……それでもいいの?」 「初めから覚悟はできてるよ。 でも後輩のためだし、できることはしてあげたい」 「そう言うのなら、自分の力だけでなんとかして欲しいものね」 「とか言って。断れるなら、もっと前から断ってるでしょ」 和ちゃんは姫子ちゃんの持つ紙束――脚本を受け取った。 そして先程起きた殺人事件のあらましを、初めから読み直していた。 世にも恐ろしい殺人事件、それは、 今年の学祭で一年生が演じるはずの、劇中で起きるものだった。 「それはそうなんだけど、未完成とは聞いてなかったわ」 「でも和ちゃんなら大丈夫だよ!」 唯ちゃんは大きく手を挙げた。 横で溜め息を吐いている和ちゃんと並べて見ると、 なんだかバランスの取れたコンビという感じがする。 この劇は姫子ちゃんの部活の後輩、つまりソフトボール部一年のクラスが演じる予定のもの。 そんな大切なものをわたしたちがどうして先に演じているかといえば、 要は、その後輩ちゃん自身が姫子ちゃんに頼んだからだ。 この劇のジャンルはミステリー。殺人事件は解決されなければならない。 でも、解決される前に作者が筆を投げてしまったら。 これが実際に起きてしまったわけだ。 困り果てて姫子ちゃんに相談した後輩ちゃん。 後輩ちゃんを助けたいものの、一人じゃ解けそうもないとわたしに相談する姫子ちゃん。 やっぱ頭のいい人に手伝ってもらおうと、一度お世話になった和ちゃんに相談するわたし。 ついでに巻き込んでおいた、しずか。 大体こんな感じで、いまの人たちは集まっている。 「わたしは大丈夫なんて一言も言ってないんだけど……?」 「今更言っても暇だってことバレバレだよ?」 「うぐっ」 ところで、この劇には登場人物が全部で八人いる。 ここまでで集まったのは五人。一人はすぐ死んじゃうとしても、少しだけ足りていない。 まあ、実際に演じなくても頭で考えればいいか――と思っていた矢先、 意外な助っ人が現れてくれたのだ。 演劇部所属の松本美冬ちゃんと、その友達、野島ちかちゃんだ。 「わたしたちは好きで参加してるから、気にしないでいいよ」 「そそ。なにより面白そうじゃん?」 「ちかもこう言ってるし」 まさか演劇部部長の力が借りられるなんて。 ちなみに演劇部は三年生の年代がぽっかり空いており、 二年生の美冬ちゃんが部長の座を射止めている。 「わたしたちもやっぱり劇するんだけどさ、こういったジャンルはやってなくてね。 たまには別の空気にも触れてみた方がいいと思うのよ」 「努力家なんだね」 「作る側として当然のことよ」 美冬ちゃんは和ちゃんの開く脚本に目を映し、指差した。 「ここ、もう一度演じてみない?」 「え、また演じるの?」 「実際にやってみた方がわかることも多いと思うわ」 「よっし、じゃあ配役はさっきと同じねー」 ちかちゃんもやる気に溢れているようだ。 一方のわたしはというと、配役が同じということを聞いて、早速やる気がなくなっている。 「じゃあちずるは、あっちで横になっててね」 珍しくしずかがくすくす笑って、わたしをおちょくってくる。 そう、美冬ちゃんの示したシーンでは、既にわたしは死んでしまっているのだ。 さらにわたしは二役任されているけど、その二役目の人物も、ここでは出ない。 ▼‐02 わたしは既に何者かにやられてしまった死体になりきりつつ、 後輩ちゃんのクラスで起きた出来事を思い出していった。 まず一つ目に、完成しなかった脚本のこと。 これについて正確に言えば、“まだ”完成していない脚本だ。 二学期も始まったばかりで、一応は学祭まで多少の時間がある。 この時点で完成していないのはだいぶまずいけど。 完成していない要因は、夏休み初頭から続く、脚本家の急な長期欠席だ。 脚本家の友人である後輩ちゃんは、脚本家の家に足しげく通っているそう。 そんな後輩ちゃんでも、長期欠席の理由はわからないというのだから、タチが悪い。 いくら考えても仕方ないので、長期欠席の理由は後回しにしよう。 そもそもこの脚本に完成への道筋があるのかどうかと言われれば、 答えは既に出ている。ある、――らしい。 後輩ちゃんが通った中で脚本家から得られた一番大きな情報はそれに違いない。 脚本家はこう言ったそうだ。 「一応、最後の結末まで考えてから書き始めた。 だから完成しないことはないはず、もう少しだけ待ってほしい」 だけれど最初に休み始めたときから、 夏休みに行われる練習には一度も顔を見せず、ついに二学期が訪れてしまった。 始めは楽観的だった現場も大慌て、こちらで書き足すか、 むしろ新たな脚本を用意するかで、てんやわんやだという。 そんな中、後輩ちゃんは友達の脚本をせめて生かしてやりたいと思い、 頼れる先輩である姫子ちゃんにすがったわけだ。 姫子ちゃんが聞いたところによれば、元々その脚本家も乗り気ではなかったらしい。 人の死ぬ話なんて、わたしは大嫌いだ、と。 この劇にも当然反対した。まして脚本など、断りの言葉をひたすら重ねたという。 しかしクラスの多数決は無情にも、彼女を脚本家とした劇を作ると決定してしまい、 逃げ場を失った脚本家は、それを作らざるを得なくなってしまったのである。 ちなみに後輩ちゃんは、そんな脚本家の思いを知っており、 それを決める多数決でも明確に反対したらしい。 そんなわけで、二人の互いに対する信頼はとても厚い。 「……はい、ここまで。新しくわかったことはある?」 「わたしは特にないかなー……唯は?」 「ありません!」 「ははっ、自信満々だね」 どうやら劇は一段落した様子。 身体を起こして、二つ目の出来事について考える。 後輩ちゃんのクラスで起きたことその二。 それは、役者の怪我だ。 しかも劇に出ることができなくなってしまうほどの、大きな怪我だという。 これも夏休み初頭に起きたことのようで、 不意に飛び出してきた自転車に激突されてしまったとのこと。 命に関わるようなことではなかったものの、 ステージ上でなにかを演じるのはもはや絶望的だった。 それと、当然代役が立てられたわけだけど、その代役があの後輩ちゃんなのだとか。 劇に反対していた後輩ちゃんだけど、他の出演者たちは劇に賛成した、 積極的な参加者たちだというので、どうも少し肩身が狭いらしい。 なんでそんな人に任せたのか。多分、あまり考えてないんだろうけど。 この役者の怪我と、脚本家の欠席に関係があるかどうかは、今のところ不明。 それはわたしたちより二人に近い、クラスメイトたちに聞いても同じだ。 二つの時期は近く、怪我の方が早いため、関係ないとも言い切れない。 「なんで未完成の脚本を渡すんだろうね。 普通だったら、完成してから渡すもんじゃない?」 「色々と急かされたらしいよ。だから、書き上がった部分だけがこうして来てるってわけ」 脚本家の不満も積もりつもってそうだ。 「ねえ、ところでこの劇って元ネタの作品あるよね?」 「どういうこと、ちか?」 ちかちゃんの提案に、和ちゃんが賛同した。 「そうね、タイトルや登場人物の名前から、間違いないでしょう」 「元ネタはそんな有名な作品なの?」 「そうなんだよ、しずかちゃん。読んだことなくても、名前は聞いたことあるんじゃないかな」 半ば忘れられてる感じのわたしも、耳を傾ける。 なんとなく、頭の片隅でぼんやり思っていた言葉が、耳にそのまま舞い込んできた。 「“オリエント急行の殺人”」 ▼‐03 #========================================= 【タイトル】 「織園戸高校の殺人」 【登場人物】 加瀬田いずる (かせた いずる) …… お山の大将になりきれない女子高生。裏がある。右利き。 蛭田舞 (ひるた まい) …… はりきりで空回りの多い女子高生。一応いずるの友人。左利き。 江戸川あすた (えどがわ あすた) …… ロッククライムが好きな人一倍の力持ち女子高生。一応いずるの友人。右利き。 阿部なすみ (あべ なすみ) …… コテージの持ち主でありながら嫌味のないお嬢様女子高生。えなと仲が良い。右利き。 水阿利えな (みあり えな) …… 相手との距離感を慎重に測りがちな女子高生。なすみと仲が良い。右利き。 龍野こごみ (たつの こごみ) …… 無駄にプライドの高い女子高生。いずるのことをあまり好いていない。右利き。 安藤れん (あんどう れん) …… 言いたいことを言い出せずもじもじする女子高生。るきに面倒を見られている。右利き。 穂和呂るき (ほわろ るき) …… 頭の回転が速く信頼もあるが頼りない女子高生。れんの面倒を見ている。右利き。 #========================================= ちかちゃんは脚本の一ページ目を開き、タイトルと書かれた部分を指さした。 「このタイトルなんか“オリエント”ってもろ入っちゃってるしさ」 「え、これオリエントって読むんだ!?」 しずかはその突飛な読み方に、目を見張らせている。 「無理やりな当て字だよねー。 で、こっちの登場人物も恐らく無理やりな当て字が多い」 こっちはタイトルと違って読みが書いてある。 まあきっと、演じる側からもクレームが入ったんじゃないかな、とか考えてみた。 自分の役だけどなんて読むのかわかんないよ、みたいな。 ちかちゃんが懐から文庫本を一冊取り出した。 「で、これが図書室にあった“オリエント急行の殺人”ね。 登場人物欄を見てみよっか」 #========================================= 登場人物 ラチェット …… アメリカの老人 ヘクター・マックィン …… ラチェットの秘書 エドワード・マスターマン …… ラチェットの召使 アーバスナット大佐 …… イギリス人 メアリー・デベナム …… イギリス人、家庭教師 ドラゴミロフ公爵夫人 …… ロシア人、亡命貴族 ヒルデガルデ・シュミット …… 公爵夫人のメイド ・ ・ ・ アンドレニ伯爵夫妻 …… ハンガリーの外交官夫妻 サイラス・ハードマン …… アメリカ人、私立探偵 ・ ・ ・ エルキュール・ポワロ …… ベルギー人の探偵 #========================================= ああ、なるほどと唸った。 この場にいる他のみんなも、同じように思ったのだったらよかったのだけど、 なんとなく察してた通り、唯ちゃんは腕を組んで、身体を左右に揺らしていた。 「んー、外国の人の名前は難しいねー……」 「そういうことじゃなくて……ああ、でもそれでもういいわ」 和ちゃんが大きなため息を挟んで、説明を始める。 と、思ったところで、なにかに気づいたのか、すぐさま言葉を止めた。 「あ、ねえ唯、このまま続けると“オリエント急行の殺人”のネタバレを しちゃうことになるけれど、それでもいいの?」 それは大切なことだ。 和ちゃんは他の人にもちらりと視線を送り、同じことを尋ねていた。 この中で何人が未読かわからないけど、出来ればまっさらな状態で読んでほしい。 なにかを知ったあとに読むのも面白いけど、それとは違う読み方。 この作品に関してはわたしも読んだことないけれど、その気持ちはよくわかる。 「うーん……わたしからは読まないんじゃないかなあ」 ただそれでも、この事件に対しての興味が、そんな気持ちよりも優っていた。 他の人についても概ね同じ思いだという返答ばかりだった。 「じゃあ続けるわね。この劇の人物の名前は、原作を元にしてるのよ」 「え、そうなの?」 「無理やりな部分が大半だけど、一応見比べてみて。 ヒルタマイとヘクターマックィン。響きがそこそこ似ているわ」 響きがそこそこ似ている、という表現に、わたしは苦笑いするしかなかった。 脚本家はよほど苦心したんだろうなあ。 「エドガワとエドワードは、あからさまね。 ドラゴミロフは、ドラゴの部分を龍に見立てたんだと思う」 「なるほど」 「あとの極めつけは名探偵ポワロと、こんな名前多分存在しないでしょう、ホワロ」 「ああ、ほんとだ!」 「オリエントにこんな当て字を使うんだもの、これぐらいの力技あってもおかしくないわ」 「え、でも待って」 姫子ちゃんが一番目の名前を指さした。 「このラチェットって名前と、加瀬田いずるって名前は、どこが一致してるの?」 「ああ、姫子は読んでないのね。このラチェットというのは本名じゃないの。 この男の本名は、カセッティ」 「そっか、カセッティと加瀬田ってわけね」 「じゃあ……まとめると、こんな具合?」 美冬ちゃんは別の紙に、それぞれの対応する人物を書き出した。 #========================================= 加瀬田いずる ⇔ ラチェット(カセッティ) 蛭田舞 ⇔ ヘクター・マックィン 江戸川あすた ⇔ エドワード・マスターマン 阿部なすみ ⇔ アーバスナット大佐 水阿利えな ⇔ メアリー・デベナム 龍野こごみ ⇔ ドラゴミロフ侯爵夫人 安藤れん ⇔ アンドレニ外交官 穂和呂るき ⇔ エルキュール・ポワロ #========================================= それぞれの名前に関連性があることはわかった。 とはいえ、それでなにかが一発でわかるほど、事態は甘くないようだ。 それならば。 「よし、ここでもう一回読んでみよ!」 2
https://w.atwiki.jp/momonemomo/pages/26.html
UTAU作品ではお手軽キャラクターのイラストを生成するのに フリーソフトの「キャラクターなんとか機」を活用することが定番になっています。 キャラクターなんとか機は、好きなパーツを組み合わせてキャラクターの画像を生成することのできるフリーソフトです。 ユーザーが自由にパーツを製作し、共有することもできるようになっており、 UTAUのユーザーコミュニティ(互助会など)では、自作パーツの配布も行われています。 イラストを描けない人が動画用にキャラクターの絵を用意したい場合、頼もしいソフトです。 なんとか機の入手先 K.Hみっくす ふぁーすと えでぃしょん http //khmix.sakura.ne.jp/download.shtml 使用パーツ詳細についてはこちら、ももももPさんのブログの記事が参考になります。 ももももももも!2009/7/14 -なんとか機のももさんのパーツ キャラクターなんとか機によるモモのイメージサンプル ※固定デザインではありません imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 なんとか機で生成した画像を利用した動画の例。 口パク機能(RipSync)も活用しています。 http //www.nicovideo.jp/watch/sm6460977 .
https://w.atwiki.jp/gundamwar/pages/313.html
「対象にならない」効果について 「対象にならない」効果が適用されているカードは、対象の選択において「存在していない」かのように扱います。この為、対象の指定時に選択する事ができません。 また、「全てのカードを廃棄する」等の条件を満たす場合において、「対象にならない」カード以外の全てのカードを廃棄する事ができれば、その条件を満たした事になります。 また対象の指定後に、指定したカードが「対象にならない」カードになった場合、対象が喪失し、その効果は解決に失敗します。 「全ての」という対象を持つ効果の場合、解決時や「待機中の効果」の起動時に、そのカードは対象から外れる事になります。