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《 The End of Pluto (ジ・エンド・オブ・プルートー)》 効果モンスター 星10/闇属性/悪魔族/攻3500/守2000 このカードは特殊召喚できず、3体の生け贄を捧げなければ通常召喚できない。 1ターンに1度、フィールド上の魔法・罠カードすべてをデッキに戻すことができる。 このカードは召喚されてから(自分ターンで数えて)5ターン後のエンドフェイズ に除外される。 part20-300 作者のコメント プラネットシリーズ妄想。世界に一枚だからこれくらいの効果があってもいいかなと。 コメント 名前 コメント
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※チル裏にて→ の絵はどんなシーン? てのをやっていたので勝手に参加させて頂きました。 ※結果、いつもの数倍やらかしました。 ※この物語は二次創作です。原作東方、キャラ、幻想郷とは一切関わりありません。いつもの数倍関係ありません。 ※本SSには『ヤンデレの早苗さんに愛されすぎて夜眠れないCD』的な成分が付属されています。 ※早苗さんと霊夢が好きな人、ゆっくりしたい人は引き返して!今ならまだ間に合う!だから、う‥うわぁああああ(ry ゆっくり逃走者 ~BADEND~ 満月の夜。 広き森の小路を、赤と白の衣装を身に纏った少女が走っていた。 全速力で、それでも険しい表情で周囲を警戒しながら、焦るようにひたすらに脚を動かす。 その腕の中には、護られるように力強く抱かれているゆっくりれいむが居た。 「そう、このまま真っ直ぐ進めば人里に出れる。そこまで行けば‥きっと逃げられる」 眼を細め、冷や汗を流しながらも、自分で自分に確認するように呟く。 ここは幻想郷。 この小路は比較的人里から近い距離にあるとはいえ、森に住んでいるのは妖怪ばかり。 人間にとって決して安全な通路ではない。 だが、彼女たちが恐れているのは、妖怪ほど生易しい存在ではなかった。 (後方からの気配はない‥、巻いたか?) そんな楽観的な想像が彼女の胸を過る。 だが、彼女のその想いはすぐさまに打ち砕かれた。 「きゃっ!」「ゆっ!」 少女たちの進行は、突然に眼の前に現れた光の壁によって阻まれた。 勢いよく走っていた少女はその壁にぶつかり、地面に強く尻もちをついてしまう。 「しまった‥、結界か!」 よく見れば、小路の先にある幾本かの木には、青い難解な文字が書かれた御札が貼られている。 あらゆるものの通過を阻む、強力な神通力により作られた結界。 それが、彼女たちの信仰を阻むように小路の先に貼られていたということは‥、 「待ち伏せされていたっていうの!?」 「はい、お待ちしていましたよ、霊夢さん」 少女は起きあがり、声がした上空を驚愕の表情で見上げた。 そこには、優しそうに微笑む一人の巫女が、月に照らされながら宙を漂っていた。 青と白を基調とした巫女服に、蛇と蛙の髪飾りを付けた緑の髪。 妖怪の山に存在する守谷神社の風祝の巫女、東風谷早苗。 「まったく、やっと捕まえましたよ」 やれやれを首を振りながら、早苗は一人と一匹の数m前に緩やかに着地した。 「ふん、最初から逃走通路はお見通しだったってこと?私としたことが‥、まんまとやられたわ」 狼狽したように言う。 前方には強力な結界、そして後方には追跡者である青巫女、早苗。 口では余裕あるように言ってみたが、彼女たちの逃げ道は完全に封鎖されてしまったようだ。 絶体絶命とはまさにこのことだ。 「それじゃ、奪われたもの。返して頂きますよ」 「御断りよ」 追い詰められながらも、強い意志とともに彼女は真正面から相手の申し出を断る。 「と、言われても困るのですが。お願いしますよ、返してくださいよ。どうしてこんな意地悪するんですか?」 困ったように愛想笑いを浮かべながら、早苗は本当に分からないといった表情で彼女らに対し少しずつにじり寄る。 「五月蠅い、意地が悪いのはそっちの方でしょ? あんたがこれまでこの子に対して何をしてきたか‥、全部知っているんだからね」 「そんな悪いことや酷いことしてたみたいに言われても‥。お家で可愛がってあげていただけですよ?」 「可愛がる‥?鎖で繋いで逃げられないようにしていた癖に? 外に出る自由も他の誰かに会う自由も与えなかったっていうのに!? 私と同じ顔の生き物がそんな目に遭ってるの、放っておける訳ないでしょ!」 「う~ん、外に出れない分は、私が精一杯愛してあげてたんですけどねぇ」 「それじゃぁ‥!!」 彼女は強く早苗を睨みつけ、大声で訴える。 「それじゃぁどうして今この子はこんなに怯えてるのよ!?」 少女がゆっくりれいむを掴んでいる両腕は、遠目から見ても分かるくらい、ガタガタと震えていた。 早苗が彼女たちの眼の前に現れた時からずっとこの調子だ。 その表情は恐怖と涙で酷く歪んでいる。 いったいどれだけの仕打ちを受ければここまでの恐怖が刻みつけられるというのだろう。 「さぁ? 貴女が何か酷いことしたんじゃないですか?」 だが、早苗は特に気に留める様子もなく、シラっとした顔で返す。 「この、外道!よくもぬけぬけとそんなことッ!」 「五月蠅いですねぇ」 早苗はまたやれやれと首を振って、片手に御札を構えた。 「その子を返してください。でなければ、死にますよ?」 早苗の眼が変わった。表情から完全に笑みが消える。 右手に持つ御札に彼女の神通力が溜まっていく。 この世界にとっての宣戦布告。 必殺のスペルカードを発動する準備が整ったという合図。 「ちっ、やっぱ言葉が通じる相手じゃなかったようね」 こうなったら、最早戦う以外の道は残されていない。 彼女もまた身体に力を入れ、スペルカードを発動する準備を整える。 「分かったわ、あんたのその腐った性根、私が叩きなおしてあげる!」 「もう御託はいいですよ。さっさと私の霊夢を返してください!」 そして、双方睨みあい、 彼女‥、ゆっくりれいむは、少女の腕からピョンと跳ね出て、声高らかに自分のスペルカードの名を叫んだ。 「緩符『夢想封印モドキ』!!」 「神徳『五穀豊穣ライスシャワー』!!」 双方の激しい弾幕が辺りを覆い尽くし、森は光の雨に包まれた。 互いに全力を掛けた一撃。 決着は一瞬でついた。 「馬鹿ですね」 巫女服を多少焦がし、それでもすり傷一つなく、 早苗はにんまりと笑いながら、眼の前で倒れ落ちているゆっくりれいむに声をかけた。 「ゆっくりが人間に、それも現人神である私に勝てるはずないじゃないですか」 全身に傷を負い、すっかり焼きまんじゅうとなってしまったゆっくりれいむは、それでも早苗を睨みつける。 「ちくしょうが‥あんたなんかに‥私が‥」 「これが負け犬の遠吠えというものですか。近くで見ると思いのほか滑稽なものですね」 そして、早苗はそんな敗者の姿を最後に一瞥し、 ニンマリと笑いながら、小路の脇に腰を落としている少女、 霊夢に一歩ずつ近づいて行った。 「ひぃ!!」 早苗の接近に気付いた霊夢は恐怖で顔を歪め後ずさったが、 後方には未だに御札によって作られた光の壁が存在していた。 加えて霊夢の両腕にも、巫女としての能力を封じ込めている強力な札が貼られている。 逃げることはできない。 「そんなに怖がらないで下さいよぅ。私は、霊夢さんを傷つけたりしませんから」 優しい声で、優しい微笑みで、それでも奥にどす黒い狂気を忍ばせて、 早苗は霊夢に優しく語りかけた。 「さぁ、帰りましょう。私たちの『お家』へ」 そして、震える霊夢を優しく抱きしめる。 気恥ずかしそうに頬を紅で染めながら、 精一杯の愛情と共に。 「あぁ、霊夢。大好きです。ずっと、ずっと一緒に暮しましょうね」 霊夢は、恐怖に震えながら、 その抱擁をただ受け入れることしかできなかった。 GAME OVER コンティニューしますか? はい ニア いいえ 「ああ、そういえば鎖が切れちゃっていますね。後で、新しいのを買ってあげますね」 ※この後霊夢はゆかり様に救出されて事なきを得ました、と私は信じます。 ※S苗さんの圧勝のように見えますが、れいむの前髪があと2cm長かったら、結果は変わっていたかもしれません。 ※むの人様、アホなもの書いてごめんなさい ※ネジが2、3本外れていたと思われる作者→かぐもこジャスティス ゆっくりの口調が決まっていないことを利用したミスリードが素晴らしい。怯えながられいむに抱きつく霊夢って素晴らしいと思う -- 名無しさん (2009-07-06 12 03 26) 早苗さんマジぱねぇ -- 名無しさん (2009-07-07 01 25 23) 名前 コメント
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522 :名無しさん(ザコ):2006/04/22(土) 13 22 23 ID vcsNrEu20 まず、ダウンロードページ。 「~第一部・覚醒編~ 」 この文字を見た瞬間とっても嫌な予感がした。 でも ぼくは くじけないぞ!! 取説。 画像関係は自作らしい。 「撃破表は各ステージのeveの[情報の"#"]を外せば見ることができます。 中身は確認用の[撃破数や被撃破数・ターン数]などです。 …ただ、見ないほうが後の楽しみになるかも…?」 見たほうがいいのか見ないほうがいいのかはっきりしてくれ。 あと、これは個人的な事だけど作者がeve覗けとか言わないでほしい。 でも ぼくは くじけないぞ! スタート。 StopBGMが無いからデフォが垂れ流し。 気がついたらどこかの研究所でした。って飯が、飯がーっ。 魔王とかいう地球をクリーンにしつつエナジーを吸っているやつがいるらしい。 昔は魔王にビビリまくっていたが、いまは当たり前のものとか。 フグの毒みたいなものか。違う? 研究所の地下からモンスターが出現。 いや、あの、唐突すぎやしませんか? なんで急によ。勇者がいるからか? 戦闘バランスが独特。ENが500もある代わりに通常武器の消費が30とか移動力5とかがデフォ。 …そんなん普通でいいじゃん!バトコン使っていないならここらへん独特にする必要ないじゃん! ターンテロップがうざったい。ON,OFF切り替えをつけて欲しい。 ぼかぼか。戦闘終了…と思ったら。 …えーと。突入するんですか連戦なんですか。 ワケが分からないまま戦ったのに主人公ポジティヴすぎやしませんか。 ぼかぼか。戦闘終了。 わけが分からないままいつの間にか町に到着したらしい。 次回重大な事実が明らかになるそうだ。 でも ぼくは くじけないぞ 第二話。 えーと、不老不死だからってなんで戦わないといけないの? ユニットの名前が勇者だから? とゆーかどこだよここ。 所長って誰やねん。 よく分からんが所長がさらわれたらしい。 助けに行こう。おー。 井戸の中に闘技場があるらしいが早く終わらせたいのでスルー。 観戦とかNPCの戦闘だらだら見せられそうだし。 スケルトンのグラフィック、コミカルでええね。 所長を助け出し終了。 でも ぼくは くじけない 第三話。 いつの間にか魔王と戦う気マンマンですね主人公。 モンスターよ、所長の鍵を狙っていたなら盗っておくべきじゃなかったのか? 誘拐しておいて寝かせたままかい。 せめて盗もうとしたアクションくらい入れたほうが良くないか? もぅいいや。 勇者の仲間の封印を解くためにダンジョンへ。 Lvアップとか言われるとすごい萎えるんですけど。 そして後半戦もデフォですね。 幸い敵はHP10000ちょいのボス一体。 主人公でひらめきかけて地道に削っていくか…と思ったら HP回復Lv1=非表示ってムカつきますよね。 こちらの最大攻撃力は1200だっての。アイテム買っていないし装備していないし。 科学者は敵の攻撃2発受けると死ぬし。 初期装備のままでは勝てないと踏み、投げ。 うん、こんなに早く初期装備プレイで勝てなくなるとは正直思っていなかった。 いや、取説に書いてあったように頑張れば勝てるんだろうけど。やる気しないよ。 でも ぼくは くじけな 全体的なこと。 うーん、イマイチ面白さが見出せない。 戦闘もバランスが独特な「だけ」だし。 物語もありきたり…というか失礼ながら房臭いと思った。 後半は何かヒネリがあるんだろうけど、正直そこまでやる気がしない。 連戦も萎えるよ。一気にやってほしい。 あと、語りに展開を任せちゃっている感じがする。 そのため盛り上がりにも欠けて説明不足で展開が急すぎる印象が。 等身大シナリオとしてはイマイチかな。 P.S. あんさん、Robot.txtて。
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《ブラッケンドペガサス -The Blackend Pegasus-》 効果モンスター 星6/闇属性/獣族/攻2250/守1200 フィールド上にフィールド魔法「ダークゾーン」が発動している時、 このカードが守備表示モンスター攻撃時、その守備力を攻撃力が 越えていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。 このカードがフィールド上から墓地に送られた時、フィールド上に 存在する「ダークゾーン」を破壊することが出来る。 part22-653 コメント 名前 コメント
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『まだ帰ってくんなよー』 なんだよ、それ。 「ってかさぁ、あたしが自分チ帰ったらいけねーのかよ」 まいちんからもらったメールにケチつけて、で、 『sorry! もう少し待っててね』 って、アヤカ。 もう少しって、どれくらいだっつーの。 しょーがないから家の近所うろついて、みんなからもらったおたオメメール読み返して…。 あーあー。 ちっきしょー。いー天気だなー。 あー。ボールあったらフットサルの練習できたな。 でもなぁ、買うのメンドーだし。 とりあえず近くにある石蹴っ飛ばしたら、カンって柱に当たった。 「あー! すっげーひま」 マジでさ、空なんか青くって。 ったくさぁ、なにすきこのんで……。 「あ? メール」 『おっまたせー! 早く帰ってこーい!』 「ったく、なんなんだよー」 まいちんのメールに八つ当たり。 でもなんかようやく帰れるし、なんかちょっとウキウキしてたり。 ダッシュで帰ったら、 パーーーーーーン! 「うわっ!」 紙ふぶきパーン!の、目の前にあたしの大好物ドーン!の、アヤカとまいちんの笑顔バーン!って…。 やべ…。どきどきしてるし…。 「ハッピーバースデー! ヨシコ!」 「HAPPY BIRTHDAY! HITOMI!」 クラッカーから飛び出した紙ふぶきやらリボンに包まれて、なんだなんだ!? そーゆーことなの? 「っは…ははははははっ! やっべぇぇぇぇっ!」 「なになに!? ヨシコどーした?」 「えっ!? えっ!? ヨシコ?」 二人ともきょとーんとしてる。でもさ、だってさ…。 「すっげーさいこぉーーーーッ!」 オトナになった二十歳の誕生日。 きっと一生忘れらんない、大切な思い出。 素敵な1日のできあがり! (2005/5/16)
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【登場キャラ(敬称略)】 フェイツ、真島 正路、ギフト、フェネキッス フェイツと薬指 真島正路の契約書が消滅した。 その前兆はもちろん、あった。彼が我が身可愛さにメネと多重契約を交わした、その時から。いや、もしかしたらそのずっと前からも……。 だから彼に呼び出され、契約の破棄を求められた時も、「一方的契約破棄は大罪デス」と事務的に返しただけだった。メネへの復讐にも、参加しなかった。 そんな彼の契約書が、燃えて無くなった。 つまり彼が、何かしらの理由で死んだ、ということだろう。 自殺は契約破棄の大罪に数えられる。だが、他者の手を借りた自殺は、それに含まれない。何故なら、それが自殺か他殺かを審査することに時間がかかり、労力として無駄であると魔導法務部は考えているからだ。そこまでして死にたかった者はそのまま放置し、早く別の契約者を見つけろということだ。 彼は死の寸前、多くの悪魔を手元に置いていた。 別世界で生きるネデをも巻き込み、死した弟を生き返らせようと奔走していた。 まさしく、愛の暴走。 (僕はそれを何より軽蔑する) 我が身可愛さは合理的だ。自分を守ることで、より長く生きながらえようとすることは、とても生物的だ。 だが、弟の件はどうだ。その命を蘇らせるため、ギフトやロノエル、フェネキッスとも契約したというじゃないか。己の感覚も人生も犠牲にして、なにを得たい、なにを取り戻したい? なにを取り戻せた? フェイツは、その顛末を見ていない。見る気にもならなかった。結局、真島正路は……自分を慰めていただけだ。 自分の過ちと罪悪の影を消し去ろうと、どす黒いインクをそこら中にぶちまけただけだ……。 (狂ってる、その愛情は、狂ってる) まるで理解できなかった。ネデなどは完璧に、巻き込まれただけじゃないか。それでも最期まで突き進んだのか。 (人間が、わからない。理解できない) 理解できない、ということを、理解していた筈なのに。 何故、喪失感を感じているのだろう? 彼ならば理解できると、錯覚していたのだろうか…? ……いつから……。 「おや、フェイツ殿ではありませんか!」 「ピャッ!」 思考が中断され、反射的に距離を取った。 噂をすれば…… 「……ア、アア、ギフトサンではないデスカ。お久しぶりデスネェ」 「相変わらず俊敏な動きをなさいますね」 させているのは、お前だ。 「正路サンとの契約は終わったのデショウ? 何故こちらへ?」 「確かに契約は終了致しました。ですが! まだアフターサービスが残っております!」 「アフター…? ……アア」 苦笑し、小さく首を振る。 この世に生を受けてからの時間としては後輩と言える存在だが、なかなかどうして目敏く、欲深い。 「ギフトサンも、イイ性格をしてマスネ」 おそらく正路は、復活した弟の将来の成功を支えるよう、ギフトに願ったのだろう。愛という感情は、ここまで視界を曇らせるものなのだろうか。このギフトという悪魔が、単純な幸福と成功を、運んでくれる筈はないのに。 「丁寧な仕事こそ、小生のモットーで御座いますから!」 まったく、たくましい。彼ならば実に丁寧に、運命の糸の綻びを手繰り寄せ、スルスルと解いてしまうだろう。 そして、関わった人間の、すべての幸福を瓦解させてしまうだろう。 「小生、これからもしばしばこちらの世界を訪れる予定で御座います。フェイツ殿さえ宜しければ、また観劇と洒落込みましょうぞ」 「エエ、是非とも」 微笑んで、答えた。 この世界には、罪悪しか存在していない。 しばらく、見晴らしのいい鉄塔の上で、ぼんやりと夜景を見ていた。 家々に灯る明かり、夜の街に浮かぶビル。連綿と続く人間の営みが見渡せる。 「ホッ! フェイツ殿、こんな所にいらっしゃるとは!」 風の音がしたと思ったら、ぐちゃりという粘度と質量のある音が響いた。 悪魔フェネキッスだ。次から次へと……。 「どうかなさいマシタカ? 僕様に何かご用ガ?」 「ええ、正路様……ワタクシの元ご主人様より、お届け物で御座います。ウッフフフフ…!」 唇の両側をつり上げて彼は笑い、フェイツの掌にぽとんと小さな何かを差し出し、そのまま姿を消した。 ツン、とした血の匂いがした。 真島正路の薬指がそこにあった。 最初に沸いたものは、 怒りだった。 「――詫びのつもりカ? コレガ?」 全身の毛が逆立ち、息が荒くなった。人に化けていた歯が荒々しい牙となり、眼球に黒い血が集まるのを感じた。 「己が罪と向き合えず、敗北した人間ガ……」 掌に熱がこもり、赤く光った次の瞬間には、その指先が燃え上がった。 「その死後でさえも僕を愚弄するノカ!?」 鉄塔が、火の玉のような紅に煌めいた。 黒く、黒く煤けていく正路の破片に、尽きぬ怒りを真っ直ぐにぶつけた。 爪が割れ、骨が見え、その骨さえもいずれは灰になった。 その火が消えても、悪魔はぶつけようのない苛立ちと悲哀に身を震わせるしかなかった。 無言の慟哭が胸を充たし、決して放出されることは無かった。 終わりのない痛みがそこに生まれた。 紀元前から、彼は人間を見てきた。 彼は人間を、理解したかった。 ――真島正路を、理解したかった。 End. →「正路BADENDから二年後」に続く
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正路さんBADENDギフト視点 ※正路BADEND妄想1/二十日を読んでからでないとわけがわからない仕様です 【登場キャラ(敬称略)】 ギフト、真島 正路、ネデ、フェイツ 真島正路は油断ならない男だ。知り合って間もない頃、契約について詳しく説明した後に放った第一声からして隙の無さが伺えた。 「才能の開花は契約者自身に限られるのか? 他者の才能を開花させる事は?」 これだ。初手から急所を射抜いてくる。 「……ンッフフフ……ファインプレーでございます、正路殿」 「御託はいい。答えは」 「まあまあそう焦らず。時間はたっぷりございます! 正路殿のご質問には正直にお答え致しますから、ゆっくりとこの歓談の一時を味わおうではありませんか!」 他人を容赦無く利用する性格かはまだ分からない。しかしこの勘の良さ。冷静さ。動作の端々から見える思考。全てがギフトの頭に祝福の鐘を鳴らしている。 ――彼は逸材だ! 「……だと思ったんですがねえ」 つい今しがたギフトの前で起こった事態は、かつての予想を裏切るものだった。 正路はギフトと契約を結んだ。それも二回も。しかも才能を与える対象は他者。 契約を結ぶ事は無いと思っていた。結ぶとしても、自身に新たな才能を目覚めさせる為に自身の感覚、あるいは他人の感覚を消費するものだと。しかし現実はどうだ。二人の他人に才能を目覚めさせる為に自身の感覚を犠牲にした。 (正路殿はイイ線行くと予想してたのですが) 悪魔を上手く使って人生を順調に歩み、妻子と財産と権力に恵まれた環境を築き、そしてある時ふとした不注意をきっかけに綻びが生まれ、全ての環境が破綻する。その綻びは彼の家庭に止まらず、広く世界に不幸をばら撒く。それこそギフトが目標とする終着点であり、正路にはそれが出来ると感じていた。 まさか、一匹の女悪魔に惑わされて本来の慎重さを失って契約を結び、その結果弟を失い、彼を救う為に名を無くし魂を譲渡し他者の才能を開花させて全てを失う結末を迎えるとは予想だにしなかった。 これはこれで素晴らしい終着点だ。女の色香に惑わされて破滅する男という図は古典的ながら飽きが来ない。 しかし。 (……ギリギリ合格、で御座いますね) 正路を逸材として信頼していただけに、裏切られた気持ちが強い。効率的に感覚を奪って絶望に叩き落とし、彼との契約によって二人の人間に才能を与える事が出来た。全てをひっくるめて何とか及第点。満足とは程遠い。 そう。程遠いのだ。 * * * 訳の分からないうちにネクロマンサーの才能を与えられた少年、ネデは彼がいた世界で簡単に見つかった。 「ネデ殿! ご機嫌麗しゅう!」 「……ギフト?」 「先日はお忙しい中契約にお付き合い頂き感謝致します! その後お体に変わりは御座いませんか?」 「……やっぱり、あれは夢じゃなかったんだな」 ネデは微妙な面持ちで肩に乗っている鼠の頭を撫でた。この様子では何度かネクロマンサーの術を試してみたに違いない。 「ええ、ええ! 事実で御座います! ネデ殿には現在、人の魂すら呼び戻せる稀代の才能が芽生えております!」 ですが! とギフトは芝居がかった動きで両手を広げる。 「この世ではネクロマンサーは歓迎されない存在! しかし一つだけ極まった才能は隠しがたいもの、ネデ殿は優秀なネクロマンサーとしていずれ世間に知られる事になるでしょう! そこでネデ殿、木を隠すなら森と言うお言葉はご存知でしょうか?」 ネデは無言で頷く。ギフトが言いたい事も理解したのだろうが、構わず台詞を続ける。 「小生からの提案で御座いますが、魔術や錬金術の才能を萌芽させ、その方面で名を売るのが上策かと。無論、この提案を受けるも断るもネデ殿の自由意思。小生はただネデ殿が才能を有効活用し、充実した人生を送る手助けをするだけで御座いますから」 「…………」 ネデはやはり無言だ。この場で決断を下す事は出来ないだろう。ギフトはにこりと微笑んでふわりと空高く浮かび上がった。 「返事はすぐにとは申し上げません。ネデ殿の決心がついたその時、小生に仰って頂ければ契約成立と致しましょう!」 それでは! と捨て台詞を吐いてネデの肉眼では捉えられないレベルに体を拡散させる。 ネデと契約する場合のシナリオは、元々いくつか練っている。 今回のように他人の手で才能に目覚めるケースまでは考えていなかったが、既存のシナリオに少々手を加えるだけで十分に対応できる。 単純で分かりやすい、栄光と凋落。ネデに秘められたシナリオは普遍的で何度も味わったものだが、この味は嫌いではない。 * * * 次の世界に到着すると、見知った背中を見かけた。 「フェイツ殿ではありませんか!」 彼の名を呼ぶと、フェイツは「ピャッ!!」と悲鳴じみた鳴き声を上げて瞬間的にギフトと距離を取った。 「……ア、アア、ギフトサンではないデスカ。お久しぶりデスネェ」 「相変わらず俊敏な動きをなさいますね」 どういうわけかフェイツはギフトと相対する時のみ、妙に素早い動きを見せる。その理由は今になってもさっぱり分からない。 「正路サンとの契約は終わったのデショウ? 何故こちらへ?」 「確かに契約は終了致しました。ですが! まだアフターサービスが残っております!」 「アフター……?」 フェイツは少しだけ何かを考えていたが、すぐに合点がいったようで「アア」と頷いた。 「ギフトサンもイイ性格をしてマスネ」 「丁寧な仕事こそ、小生のモットーで御座いますから!」 と言うわけで、とギフトは指を一本だけ立てた。 「小生、これからもしばしばこちらの世界を訪れる予定で御座います。フェイツ殿さえ宜しければ、また観劇と洒落込みましょうぞ」 この世界はなかなか良いシナリオが転がっている。作り物は本物には到底及ばないが、暇潰しや参考資料には十分役立つ。フェイツは「是非とも」と短く答えてにこりと微笑んだ。 フェイツと別れて辺りを探索すると、彼の住む家はあっさりと見つかった。そろそろ日付が変わろうかという時間だが、部屋には明かりが灯っている。新聞記者という職業柄、就寝時間が遅くなるのはよくある事なのだろう。好都合だ。 ギフトは自身の体を拡散させて扉の隙間から部屋に入り込む。随分と狭い部屋で、あちこちに散らかる物品から彼の生活水準が手に取るように分かる。 「真島蒔殿で御座いますね?」 寝間着姿の彼の背後で瞬時に体を作り上げて話しかける。彼はゆっくりと振り向いてギフトの姿を認めたが、そこに驚きはない。正路の家でたまに顔を合わせた事があるからだろう。正路の事は忘れても、ギフトの事を忘れる道理はない。 「最近、心にぽっかりと穴が開いたような虚脱感に襲われておりませんか?」 蒔は何も答えない。沈黙は肯定也。ギフトは構わず話を続ける。 「小生にはその原因が理解できております! そう、今こそ長年眠らせ続けていた写真の才を発揮する時なのです! 素晴らしい写真を撮り、人々に認められ、健康的で豊かな人生を送る! それこそが、それこそが蒔殿の虚脱感を癒す術で御座います!」 「……写真?」 蒔がどうもぼんやりとしているのは眠気に襲われているからだろうか。 まあいい。夢の中の出来事だと捉えられてもいいから、まずは積極的に写真を撮るよう仕向けるべきだ。 「蒔殿の写真の才はなかなか芽の出ないもので御座いました。しかし今、萌芽の兆しが確実に出ております! ヒトの才能を多く取り扱った事のある小生にはそれが分かるのです! 今こそ人生の転換期、写真家としての道を歩み始める契機ッ!」 そう、才能は目覚めただけでは使い物にならない。才能は使ってこその才能! 「例えるならば、才能は種子。そのままでは何の価値も御座いません。日々の研鑚という名の水と栄養を与えて育て、やがて才能は美しい花を咲かせます。それこそが幸福! 人生の充実! 蒔殿の才も研鑚を重ねれば、いずれは非常に美しい幸福の花を咲かせる事でしょう!」 ギフトはそこで言葉を切り、「花を咲かせる事こそ、虚脱感を癒す術。蒔殿のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます」とだけ言い残して蒔の部屋を去った。 * * * 才能は幸福という花を咲かせる。それは事実だ。美しい花は人々や金、権力を魅了する。 だが。 花は大輪であればあるほど、大きな果実を実らせる。果実はやがて成熟して腐り落ち、花に魅せられて集った虫を押し潰す。 嗚呼、それこそ不幸! 花が幸福であるなら、果実は不幸そのもの! 正路はギフトが思ったような「不幸の果実」を実らせなかった。だが、彼は二人の人間に才能の種をまいた。 ネクロマンサーとしての道が開かれたネデ。写真家としての道が開かれた真島蒔。 どちらも上手く育てれば見事な果実を実らせるだろう。特に、蒔により大きな才能を目覚めさせるよう仕向ければ、正路と蒔の兄弟どころかより広範囲に不幸を撒き散らす「最悪の兄弟」のシナリオが出来上がる。 ネデと蒔のシナリオを並行して進める必要があるが、ギフトにはそれが出来る自信があった。 「……さて、ここからが小生の腕の見せ所」 ギフトの顔から自然と笑みがこぼれた。嗚呼、忙しくも充実した日々が待っている! 「じっくり時間をかけて……大きな大きな花を咲かせて差し上げましょう……ンッフフフ……!」
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漫画のことや小説、あとアニメのこと・・・・・・・・。 なんでも話しましょう!! 基本はBLEACHとかです^^ 小説はみなさんあまり知らないと思いますが、西尾維新が書いている 【戯言シリーズ】や【りすか】です。 あと!!!自分が趣味で書いている小説の話などもどうぞ☆
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