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目次 目次 コメント 心属性 陽気な風使い 陣 ←やや推SR 凍矢SR UR 技属性陣 ←やや推薦N R HR SR UR 化粧使い 画魔SR UR 体属性 コメント 名前 心属性 陽気な風使い 陣 ←やや推 SRに「自チームの同属性攻撃力アップ」が2つあるので劣化UR痩傑として使える。 SR レベル 50/50 100% コスト 29 攻撃力 6781 防御力 6260 霊魂スロット 攻撃 風を操る者 ★3 Lv.3/30 └自分の攻撃力アップ大! 攻撃 修羅電撃旋風拳 ★3 Lv.9/30 └自チームの同属性攻撃力アップ大! 攻撃 修羅疾風乱舞 ★3 Lv.1/30 └自チームの同属性攻撃力アップ大! 凍矢 魔性使いチームのメンバー。氷を操る妖怪で、強力な術を使いこなす忍。 SR http //game22.klabgames.net/static/image/card/104014084/sp_frame.jpg レベル 1/50 0% コスト 26 攻撃力 1920 防御力 2830 霊魂スロット 攻撃 極寒地獄 ★3 Lv.1/30 └自分の防御力アップ大! 攻撃 連続魔笛霰弾射 ★3 Lv.1/30 └自チームの同属性攻撃力アップ大! UR http //game22.klabgames.net/static/image/card/105014084/sp_frame.jpg レベル 1/60 0% コスト 33 攻撃力 2530 防御力 3720 霊魂スロット 攻撃 極寒地獄 ★4 Lv.1/40 └自分の防御力アップ特大!! 攻撃 呪氷剣 ★4 Lv.1/40 └自分の攻撃力アップ特大!! 攻撃 連続魔笛霰弾射 ★4 Lv.1/40 └自チームの同属性攻撃力アップ特大!! 技属性 陣 ←やや推薦 攻・防は低いが、URには同属性攻撃力UPが2種あるので劣化UR痩傑として使える。 N R HR SR UR http //game22.klabgames.net/static/image/card/205014086/sp_frame.jpg レベル 1/60 0% コスト 33 攻撃力 3200 防御力 3110 霊魂スロット 攻撃 風を操る者 ★4 Lv.1/40 └自分の攻撃力アップ特大!! 攻撃 修羅電撃旋風拳 ★4 Lv.1/40 └自チームの同属性攻撃力アップ特大!! 攻撃 修羅疾風乱舞 ★4 Lv.1/40 └自チームの同属性攻撃力アップ特大!! レベル 85/85 MAX コスト 33 攻撃力 8550 防御力 8304 化粧使い 画魔 SR レベル 50/57 53% コスト 29 攻撃力 6124 防御力 5263 霊魂スロット 攻撃 戦闘の粧 ★3 Lv.1/33 └自チームの同属性防御力アップ大! 攻撃 念縛封呪の粧 ★3 Lv.1/32 └敵チームのスキル発動率ダウン大! UR http //game22.klabgames.net/static/image/card/205024083/sp_frame.jpg レベル 1/60 0% コスト 37 攻撃力 3650 防御力 3140 霊魂スロット 攻撃 戦闘の粧 ★4 Lv.1/40 └自チームの同属性防御力アップ特大!! 攻撃 血の化粧水 ★4 Lv.1/40 └敵チームの同属性スキル発動ダウン特大!! 攻撃 獄錠の粧 ★4 Lv.1/40 └敵チームのスキル発動率ダウン特大!! 体属性
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【GM】 1d 【Dice】 bako_zenji - 1D = [5] = 5 【凛】 「ど、どうも・・・巳音 凛です、はあ 【凛】 ・・・はぁ・・・」 【凛】 「つい先日から体調が・・・っん!」と赤い顔で 【凛】 「・・・ど、どうぞよろしっ!・・・・」と近くで子供が遊んでて咄嗟に逃げ出す 【凛】 http //www.usagi-o.sakura.ne.jp/TRPG/wiki/wiki.cgi/HC?page=%CC%A6%B2%BB+%F4%A5 【凛】 ↑キャラシのURLです 【GM】 だいぶまいってきてますねぇ・・・ですがまだまだ逃さない! 【GM】 【GM】 【GM】 HeroineCrisisTRPG くらくら!「【転生少女・凛】禁断の花園、『魔性』ベアトリスの魔手【2巡目】」 【GM】 軍団「ストリーミング・ショウ」シナリオ開始です。 【GM】 http //www.usagi-o.sakura.ne.jp/TRPG/wiki/wiki.cgi/HC?page=%A5%B9%A5%C8%A5%EA%A1%BC%A5%DF%A5%F3%A5%B0%A1%A6%A5%B7%A5%E7%A5%A6 【GM】 【GM】 【GM】 蔵鞍市:黒百合の花園 【GM】 【GM】 貴女「巳音 凛」は燻る身体と揺れる心を押さえつけて、次なる奈落へ向かっている。 【GM】 まるで何かに突き動かされるように、自分でもなぜここまで固執するのか解らないまま…『知性』の残した地図に従いとある女子高の庭園に忍び込んでいた。 【GM】 ソコは一面を綺麗な花々が囲う素晴らしい空間なのだが・・・凛だけにはその違和感を感じられる。 【GM】 庭園の中央・・・真っ白な百合の花が咲き乱れるその場所から放たれる強烈な瘴気がここに『魔性』がいることを示してている。 【GM】 ☆調教刻印 奈落への誘惑/軽度 :獲得CP+1:消費CPと同数のダイスロールで5or6を出さないと「BS【拘束】」を付与する。 【GM】 ▽(RPとダイスロールどうぞ~♪シーンアクト1つ宣言可能! 【凛】 ふみゅ、では 【凛】 「や、やっと着いた・・・」と疼く身体を抑えながら、庭園の中央の瘴気溢れる百合を睨みつけ 【凛】 シーンアクトで仕込まれた異物! 【凛】 「はぁぅ!」と薬物の副作用で凛の身体が覚えている肉棒の感覚がフラッシュバックし、その場で絶頂しながらへたり込む。 【凛】 そして、今入手したCP突っ込んで 【凛】 2d振ります! 【凛】 2d 【Dice】 B04_rin - 2D = [1,5] = 6 【凛】 おっしゃ 【GM】 ぐう! 【GM】 5があったので拘束されない! 【凛】 うにゅ! 【凛】 CP1点は、貰えるんです? 【GM】 あ、調教刻印を指定された時点でCP1点が与えられるよw 【凛】 ふみゅ 【GM】 CPなくて判定できないってのを防ぐ為の措置だねw 【凛】 ふみゅ 【GM】 では、ゾワりと身体が一瞬こわばる・・・が、それも気力でねじ伏せて百合の花の花園へ凛が足を踏み入れると・・・ 【GM】 【GM】 【ベアトリス】「いらっしゃぁい、私がこの『黒百合の花園』の主人…『魔性』ベアトリスよぉ♪可愛い可愛いお人形さん♪」一瞬の浮遊感の跡、突如目の前に現れた豪奢なナイトドレスの美女はクスクスと笑いながら凛を手招きする。 【GM】 しかし、そんなベアトリスの言葉も姿も、凛は意識する余裕がなかった・・・ベアトリスが手招きしたテーブルにはもう一人座っており、その人物から目が離せなかったからだ。 【GM】 ベアトリスに負けないくらい豪奢なドレスに包まれているが、そのEカップの胸は丸出しで、ニプルファック後なのかくぱりと乳首が開いている。 【GM】 テーブルの下では常に愛液がふきだしているのかぽたぽたと雫が垂れる音がして・・・歪な絶頂の連続は何か薬物の影響かもしれない。 【GM】 しかし、その眉目秀麗な顔は僅かも歪まず、人形の如き無表情にほんのり発情による汗で濡らすだけ・・・そんな「凛」がベアトリスに肩を抱かれて座っていたのだ。 【GM】 ▽ 【凛】 「な、んで・・・わたしが・・・」未だ異物感に生まれたての小鹿の様にプルプルと脚を震えさせながら、 【凛】 キッと魔性を睨みつけて、「このっ、『魔性』ベアトリス!あなたの 【凛】 あなた、わたしが来ると知って一般人の人を成形したのね!」と、とっさに一番あり得そうな答えを突き付けて 【凛】 「それに、こんなむごい責め苦を・・・覚悟しなさい!」と戦う構えをとって言うよ 【凛】 ▽ 【ベアトリス】「クスクスクスv『知性』も本当に趣向を凝らすのが好きよねぇ・・・えぇ、そうね?きっと、コレは貴女にそっくりなだけのお人形ね・・・でもぉ、本当に、そうだと、いいわねぇ?クスクスクス」 【GM】 ベアトリスは笑いながらぎゅうっと丸出しの胸を揉み、楽しそうに凛を見つめながらバチバチと瘴気を纏う・・・彼女が座る椅子・テーブルごと空間が歪み強い魔力が目に見えるほど凝縮されていく・・・ 【GM】 【GM】 【GM】 戦闘開始します!今回は『魔性』ベアトリス (Bi/IV10)が相手だ!行動順はこちらが先だね! 【凛】 ばっちこーい! 【GM】 ターン更新でMP回復&開幕!そちらが開幕なければこちらからだ! 【凛】 なーし! 【凛】 こーい! 【GM】 ではは!1度で死んでくれるなよ! 【GM】 1d6+13+1+2 [氷]白兵/単体/4回攻撃 ダメージ+(魔物刻印*3)&致命表+1《能 ヘイルストーム 4~》(MP16) 【Dice】 bako_GM - 1D6+13+1+2 = [6]+13+1+2 = 22 【GM】 凛は刻印が2こだからコレに+6で28か! 【凛】 おぉう 【GM】 1d6+13+1+2+6 [氷]白兵/単体/4回攻撃 ダメージ+(魔物刻印*3)&致命表+1《能 ヘイルストーム 4~》(MP16) 【Dice】 bako_GM - 1D6+13+1+2+6 = [4]+13+1+2+6 = 26 【GM】 1d6+13+1+2+6 [氷]白兵/単体/4回攻撃 ダメージ+(魔物刻印*3)&致命表+1《能 ヘイルストーム 4~》(MP16) 【Dice】 bako_GM - 1D6+13+1+2+6 = [4]+13+1+2+6 = 26 【GM】 1d6+13+1+2+6 [氷]白兵/単体/4回攻撃 ダメージ+(魔物刻印*3)&致命表+1《能 ヘイルストーム 4~》(MP16) 【Dice】 bako_GM - 1D6+13+1+2+6 = [1]+13+1+2+6 = 23 【凛】 ばこさん。 【凛】 (目を逸らす 【GM】 火力だけなら多分随一のベアトリスだ!その分打たれ弱いがな!受動アクトどうぞ! 【凛】 じゃあ 【凛】 あれ?CPって持ち越し出来ましたっけ? 【GM】 持ち越しは無いね! 【凛】 ふにゅじゃあ 【GM】 トラウマ 淫乱症で開始時+6 さっき刻印で+1 の分がのこってるんじゃないかな? 【凛】 いや、 【凛】 今の攻撃力 【凛】 だと、三回目で落ちるんですよwww 【凛】 www・・・・ora 【凛】 なので、ロールに欲しいのだけピックアップしてきます 【GM】 だろうね! 【GM】 正直 受動なしだと ベアトリスは一番厄介だとおもうんだ・・・w 【凛】 いぢめてください屈服した子宮、尻穴奴隷の三つで 【凛】 致命表、振っていいですかの? 【GM】 あくとは全部つかっていいよーw AP~HPダメージ全部適応だろうから 【凛】 じゃあ全使用で 【GM】 8つと10こ どっちにするかだけおしえてねw 【凛】 SPは14 10こ使いますですよ~ 【GM】 らじゃー! 【GM】 では、先ずは致命表どうぞ!堕落持ちなので+1だよ! 【凛】 はーい 【凛】 じゃ 【凛】 1d+7 【Dice】 B04_rin - 1D+7 = [4]+7 = 11 【GM】 Oh 【GM】 ふらふらとモンスターの中へ歩き出し、行方不明になる。 【GM】 モンスターに拉致され、肉奴隷や苗床、孕み袋として飼われる。あるいは奴隷として売られる。 【SP】+2され、即座に+4の修正で全滅表を振ってその効果を適用する。 【凛】 えーと、8で全滅表振りますね? 【GM】 ちょっとまってねー! 【凛】 あーい 【GM】 ☆敗北ヒロインを更に&徹底的に貶めるスレ:調教室&責め具一式相当(捕縛):[▼] 敗北したPCのSP+4。解説:敗北ヒロイン対しての責めが書き込まれるスレ。 【GM】 これをどうぞw 【凛】 にゃーい! 【凛】 じゃ、じゃあ、全滅表・・・・ 【GM】 ではあらためて・・・ ロスト見える全滅どぞ! 【凛】 1d+8 六分の1、こいっ! 【Dice】 B04_rin - 1D+8 = [6]+8 = 14 【GM】 wwww 【凛】 ぎゃくだってばぁ! 【GM】 これでもかというロストっぷりだ! 【凛】 うにゅあ~! 【GM】 こればかりはどうしようもないな・・・! 【GM】 ☆完堕ちヒロイン丸晒しチャンネル:刑場相当(捕縛):[●]侵略点5を得る。この施設は[淫乱症][ロスト]になったPCにしか使用できない。解説:完全に屈服したヒロインの痴態を専門に配信するチャンネル。 【GM】 コレを使用して、、、リザルト後、ロスト級のエロールといこうか! 【凛】 ひゃーい! 【GM】 総獲得CP/SP/アクト数宣言どうぞ! 【凛】 総獲得CP21/SP18/アクト10 【凛】 ですの! 【GM】 らじゃー! 【GM】 ん?SPは14+2+4で20じゃないかな? 【凛】 あ、 【凛】 そうでした(;・∀・) 【GM】 いや、ちがうか!10個全部なら18+2+4で24かw 【凛】 いや、4は足してるから20です 【凛】 致命表分だけ忘れてましたwww 【GM】 にゃるる あくとのSP合計って14であってる? 【凛】 うん! 【GM】 数えたら合計19だともったけど・・・ 【凛】 あれ? 【凛】 ほんとだ!? 【凛】 なんで数え間違えてた!? 【凛】 ってすると、25? 【GM】 ですわねw 【GM】 では、それでリザルトー! 【GM】 【GM】 PCリザルト:凛 【GM】 [経験点]基礎:20 + モンスター:0(0) + CP:21 + 戦略:0 + 装備効果 -10=31 【GM】 [ミアスマ]基礎:8 [SP]25(19+2+4) [名声]0 [BS]ロスト 【GM】 [魔物刻印] ストリーミング・ショウ [人脈/任意] 奈落魔人衆(NPC/任意) 【GM】 【GM】 軍団リザルト(掟:法令 初夜権) 【GM】 [ミアスマ]基礎:12 + タッグ:0 + アクト:10 + 敗北:0 + 軍団施設:22+5+0+0 = 49 【GM】 [侵略点]基礎:4 + アクト:5 + 勝利:0 + 軍団施設:2+5 = 16 【GM】 [その他]ポーン兵3体+ルーク兵1体+再生用ミアスマ+16 【GM】 【GM】 こうなったよ! 【凛】 あーい! 【GM】 では、裏で相談しつつこっちはエロールだ! 【GM】 【凛】 ひゃっはー! 【GM】 【ベアトリス】「えぇぇぇ・・・貴女、何しにきたのぉ?もうちょっと、頑張ってくれないと私も張り合いないのよぉ?」椅子に座ったまま、空間を一瞬で凍結する魔法を操る魔人・・・しかも片手で同時に4つも展開する異常な連続攻撃は凛の処理速度を、耐久力をほんの数分で奪い去る猛烈さだった、反撃の機会など欠片ほども存在しない・・・圧倒的な上位者からの嬲りだった。 【GM】 ▽ 【凛】 「ご、あがっ・・・な、みえな・・・・」苦痛に呻きながら地面を転がされる凛の姿は悲惨だった。 【凛】 一切使えなかった魔力でどうにか痛覚を鈍らせて居るけれど 【凛】 氷塊を叩きつけられたあばらは何本も砕け散って、右ひざは関節が逆向きに曲がり無事な右腕を除いて四肢が芯まで凍り付いて 【凛】 白兵戦闘を主にしていた凛は、一切の攻撃力を奪われて、地面に転がっていた▽ 【ベアトリス】「随分お粗末な玩具を作ったものねぇ『知性』らしくもない・・・つまらない、つまらない、あぁっぁあ、せっかく「前の貴女」まで引っ張り出して、準備してたのにぃ・・・『淫堕』にやられすぎて弱くなってるなんて、ヒドイわぁ・・・」四肢を凍結し、肺を一部凍結して魔法すら使えなくした凛をベアトリスはつまらなそうに魔法で引き寄せ空中に磔にする。 【GM】 そのままつまらない、と二度繰り返しながら・・・あっさりその細腕で凛の凍結した左腕を二の腕の半ばからペキン!と折り取る。 【GM】 痛みは無く、出血もない、ただ綺麗なピンク色の断面が冷気をはなって凛の脳に四肢欠損という事実だけをつきつけた・・・その凶行は苛立たしげに左足の爪先から膝までをけり砕き終えるまで続いた。 【GM】 ▽ 【凛】 「や、やめて、取らないで、私の腕ぇ!脚も、脚もぉ!」四肢欠損という事実に顔を青くしながら魔性に訴える 【凛】 「返して!私の腕、かえしてよぉ!」涙ぐみながら、魔性に噛みつきます 【凛】 「この、殺すぅ!殺してやるぅ!」と磔にされた腕を魔力強化した腕で振り払おうと力を込めて言い放ちますね 【凛】 ▽ 【GM】 バギン!っと凛が放った拳はしっかりと肉を撃ち、骨を砕いて相手を吹き飛ばした・・・ベアトリスを庇った「凛」を。 【ベアトリス】「クスクスクス、、、どう?自分で自分を殴り飛ばす感触はぁ、、、そうね、私が相手するには不足だけどぉ、自分同士なら、過不足無いわねぇ?クスクスクスあぁ、コレは楽しそうだわぁ♪」笑いながら凛の左腕を弄んでいたベアトリスがパチン!と指を鳴らすと凛の身体が自由を取り戻し・・・しかし四肢を欠損して立ち上がることすら出来ない哀れな格好になった。 【GM】 そんな凛に覆いかぶさってくるのは、殴られ青あざをつくり鼻血をながしながらも無表情の「凛」…地面に仰向けになった凛の腕と脚をあっさり封じると・・・ぽとりぽとりと鼻血を凛に落しながら・・・ゆっくりと凛と「凛」が唇を重ねる。 【GM】 ▽ 【凛】 「な、なんで魔性を庇うの!?まさか、体まで操って、あうっ、」地面に落とされて歪に曲がって氷結していた右膝が砕けて膝から先がなくなる。 【凛】 「あ、脚が・・・」と呆然としたところに「あ、あなた、だいじょう、んむっ!?」唇を奪われて、凛は自分を抑え込む自分の下でバタバタともがく▽ 【GM】 ぴちゃぴちゃ、むにゅ、むっちゅ・・・鼻血がぬりたくられるように、執拗に柔らかな唇が凛に押し付けられる。ベアトリスの魔法で凍えていた凛にとって、血や吐息、唇から与えられる熱がとても心地いいのは自然な事で・・・しかし、ソレを成しているのはまるでかがみ写しのような無表情な自分という事実がどんどん凛を追い詰める。 【GM】 やがて、舌が伸ばされ、ぺろぺろと鼻血のかわりに唾液を塗りたくり始めると・・・ふっとそのキスをしていた顔が遠ざかる。 【『凛』】「あなたは、次の私よね・・・?なんで、かは、私はしっているの・・・・・・安心して、操られてはいないわ、、、ただ、私が「巳音 凜」があのお方達に仕えたいと、心からおもっているだけ。」自分とまったく同じ声、同じ口調・・・同じ瞳がまっすぐ凛をつらぬき、心をかき乱す。この『凛』は他人ではない、でも自分でもない・・・そんな二律背反を呼び起こすには十分な「意志」が『凛』には宿っていた。 【GM】 ▽ 【凛】 れろ、あむ、むちゅ、と無意識にキスに応じて 【凛】「ぁ・・・」唇が離れた瞬間、惜しそうな声を漏らす。 【凛】「なに言ってるの?次?あなたは何か刷り込まれてるだけよ。本当の事を思い出して!」そう言って、目の前の彼女を否定して 【凛】 「あの魔性を倒さないといけないの!だから、邪魔しないで!」そう言って、片腕で自分を押しのけようとします▽ 【『凛』】「んんっ///そう、なのね・・・貴女は「まだ」開放されてないのね・・・なら、ごめんなさい。でも、貴女歯ココで終わりなの・・・次の私に託して、楽しみましょう?女性同士の快楽は、、、すばらしいわ♪」ぐっと押し返されると・・・丸出しだった胸に凛の手が食い込んで心地いい、いままでの無表情が嘘のように快楽の笑みを浮かべた『凛』はゆっくりとその手に自分の手を添えてゆっくり自分の胸をいじらせる・・・ソレと同時に、片腕になり抵 【GM】 抗できない凛の胸をまったく同じ動きで責め立てた。 【GM】 最初は胸を下から持ち上げるように、たぷたぷと全体を揺らして肉をほぐし、ゆっくりと細い指が食い込むように力がこめられる。 【GM】 ▽ 【凛】「このっ、意味が分からないこと言ってないっでぇ!」胸を揉まれて、乳肉の中でミルクが揺れる感覚に、甘い声を上げて 【凛】「はなひなひゃいひぃ!」指が食い込むのに合わせて乳首からミルクが滲む 【凛】「このぉ!」そして凛も、これ以上弄らせまいと、障害を排除しようと、ぽっかり空いたEカップニプルに手を押し込んで、そのまま、中で開いて一気に引き抜く▽ 【『凛』】「はぁっぁうううっV 激しい、わ・・・駄目。。。んっ///はぁぁ・・・ミルク、こぼれちゃった///もったいない、あはぁvミルク・・・おっぱい、あまぁいいっ・・・喉が、渇くっv」凛の巨乳をいじり続け、溢れた母乳を見たとたんにごくりと喉がなる・・・湧き上がる渇き、熱、欲しいという欲求で瞳孔が広がり、ほんの数秒悩み、、、そしてすぐに凛の胸へかぶりつく。 【GM】 じゅぞぞぞぞ、ぶちゅるる、、ちゅるるうう~~~♪下品に乳首ごとミルクを啜り、はぁはぁと荒い吐息を吐きかけて、まだ足りないと乳首を噛み締め、舌先で穿り返す・・・かつて男の肉棒を、精液を求めたあの屈辱の光景を想起させる浅ましいその顔をみせつけながら必死に凛の母乳を啜り続ける。 【GM】 【GM】 じゅぞぞぞぞ、ぶちゅるる、、ちゅるるうう~~~♪下品に乳首ごとミルクを啜り、はぁはぁと荒い吐息を吐きかけて、まだ足りないと乳首を噛み締め、舌先で穿り返す・・・かつて男の肉棒を、精液を求めたあの屈辱の光景を想起させる浅ましいその顔をみせつけながら必死に凛の母乳を啜り続ける。 【『凛』】「あひっぅううっvV 乳首、ほじほじ、、、だめっ///ベアトリス様の、指、以外で、、イクなんて、、、だ、、あぁっぁめめええええ~~っ♪」ぽっかりと小指の先ほどの穴が開いているニプルは、凛の反撃をあっさり受け入れ、きゅうっと脂肪の塊とは思えない締め付けを凛に返し、引き抜かれた瞬間噴乳アクメをきめてしまう。 【GM】 ▽ 【凛】「ひひゃあぁぁあぁあ!!、ば、ばか、吸うな飲むなぁ!ほじくりゅにゃはぁああぁぁ」啜られれば啜られるほど母乳が溢れて『凛』の喉を潤していく。 【凛】「このぉ!このっ、にょむなぁ!! 【凛】 」と、性感に理性を溶かされはじめた凛は、目の前の女性を気遣って抑えていた膂力全部使って、『凛』の胸を内側から揉みし抱く様に殴りつけた▽ 【『凛』】「ひぎゅうっ!?あ、、あぁぁぁ・・・あくひゃぁぁぁっvVVそれ、好きっvわたひのぉ弱い、とこりょっ~~~っ♪」ずぐん!っと拳がめり込むような衝撃で思わずのけ反り、唇から母乳をたらす乳首を離してしまう・・・無意識だろうが、凛は自分の最も弱い責めを相手に叩き込み、そしてそれはその通り、、、『凛』は耐え切れない快感に悶えている・・・凛の手が食い込むニプルからはだくだくと母乳が溢れ、凛の頬にぽたぽたとふりそそぐ・・・ 【GM】 その甘い香りは、わずかだがあの「渇き」を凛に思い出させる香りでもあった。 【GM】 だが、『凛』は悶えるだけでは終わらない・・・自分を責める凛の手の動き・・・ソレをそっくりそのまま凛へ返すのだ。『凛』ほど拡張はされていないが、それでも舌でほじくっていた乳首に指をもぐりこませ、じゅぼじゅぼ、ずにゅずにゅ、手馴れた手つきで自分の胸をいじるように凛から快感を引き出し、痛みを伴うニプル拡張をあっという間に薦めていく。 【GM】 ▽ 【凛】「はぁ、はあ・・・あまひ」『凛』を押し飛ばして、無意識に手に付いた、ミルクを舐め取り恍惚の表情を、体の記憶がなぞらせる 【凛】「ふぉ?・・・」そうして気を抜いた一瞬に凛のニプルに指が入りこみ 【凛】「っ!~~~っ!!」一瞬で開発された。いや、開発されて居たのを起こされて、『凛』を吹き飛ばさん勢いで仰け反って絶頂する。目の前の『凛』と同じように 【凛】 ▽ 【『凛』】「どう?私が弱い所は、貴女が弱いのは当然なの・・・んぅううっ///たしか・・・こう、すると、溢れるのが、とまらないのよね///」目の前で自分と同じイキ顔を晒す凛へ笑いかけながら・・・もぐりこませた指をぐるぐると乳線を刺激するように回してく、それだけで母乳がとまらなくなり・・・凛は今までに無いほど大量の母乳を溢れさせる。 【『凛』】「どう?こうすると、一杯出るの・・・あなたも、私に・・・して。」ゆっくりとささやくように自分の胸をいじっている凛の手を同じように導く・・・ 【GM】 ▽ 【凛】「はっ、ひっ」絶頂に慣れていない凛と、『凛』の差は直後の余裕という形で如実に現れて、 【凛】「ふぁひ」思考の蕩け切った凛は言われるがまま、片手で『凛』のニプルに指を押し込んで、ジュポ、コリコリュッと自分がされた様に、同じ場所をほじくり返す 【凛】 ▽ 【『凛』】「んくぅう~~~~~~っ!!っv///っはぁぁ、はぁ・・・どう?いっぱい、溢れちゃうでしょ?///ベアトリス様はもっと上手よ?///」びくびくっと身体を震わせ噴乳に近い量の母乳を溢れさせると・・・それを凛の口へ注ぎ込む様に唇へをえながら凛へ言葉を送る。 【『凛』】「もっと気持ち良い事…私が感じる場所を教えてあげるわ・・・だから、諦めてね?もう「貴女の番」歯終わりなの・・・ここで、一緒になりましょう?」凛の四肢欠損した身体を横抱きにして、母乳を吸わせながら「凛」はにこやかに笑う。 【GM】 凛の右腕と絡めていた手をゆっくり解き、するするとお腹をなでながら降りていき、一度太ももを撫でた後・・・ゆっくり秘所へ手を伸ばしていく。 【GM】 ▽ 【凛】 ごくごくと喉を鳴らしながら『凛』のミルクを飲み下し、【凛】「私の番は・・・・終わり・・・」と色に塗れた声でつぶやくと、目の前の『凛』の胸にむしゃぶりついて渇きを、あの辛い渇きを癒そうとミルクを啜る 【凛】 右腕で『凛』に抱き着くと、砂漠で遭難した人間のようにミルクを求めて舌でほじくり返し、歯で噛み潰しながらミルクを絞りだしていく▽ 【『凛』】「んんんっ///それじゃ・・・もっと楽しみましょうv」ゆっくりと中指を凛の膣へもぐりこませていく、浅い部分をくちゅくちゅっといじり、開いた膣の分だけゆっくりひだひだをなぞりながら。凛が行う自慰を再現したようなおっかなびっくりの手淫にはじまり・・・しかし的確に弱点を突いて、そえだけでも確実に身体を高ぶらせる。 【GM】 ソコに、『凛』が新たな刺激を加える。ぷっくりと膨らんだクリトリスを親指で転がし、ゆっくりゆっくり痺れるような甘い快感を膣の痙攣にあわせて的確に送り込む・・・しかし絶頂させるほど激しくはない、女性のほっそりとした指に与えられる優しい柔らかな快感の高ぶりだった。 【GM】 ▽ 【凛】「はむ、は、はぁっ、や、もっとぉ」柔らかな快楽に吐息が漏れる。優しくされる快楽を享受しながら 【凛】「はむぅ、ガリっ」物足りない。と『凛』の乳首を思い切り噛みしめて、無理やり舌でニプルファックして、乳首を苛烈に責め上げていく▽ 【『凛』】「んんくうううぅうっ///もう、やったわね?・・・それじゃ、こっちも、イイの、しってたかしら?」ぶしゅ!っと凛の口淫で緩んでいた乳首がかみつかれ、舌を入れられ暴れ回るたびに大量の母乳があふれ、『凛』の顔から余裕が削れる・・・はぁはぁとだらしなく頬が緩み、瞳は潤んでじいっと母乳を飲む凛をみつめながら・・・秘所をいじる手に新しい動きを加える。 【『凛』】「さぁ、しーしーの穴で、気持ちよくなるのよ?」クリトリスをいじっていた親指の位置がほんの少し下がり・・・ヒクヒク痙攣する尿道口をぐりぐりっといじめ始める。爪先を優しく、しかし容赦なく小さな穴に宛がい激しくこすりあげる・・・その動きはクリトリスを根元からこそぎ上げ、膣とあわせて3箇所の同時責めになっていた。 【GM】 ▽ 【凛】「しょぅ、しょれへ!っく、いっくぅ!」 【凛】 三点責めに数瞬で絶頂させられる凛、ニプル責めもする余裕がなくなって、声を上げて、 【凛】 右腕を震わせながら絶頂感で声を上げて、悦ぶ▽ 【GM】 【GM】 【GM】 セーブ! 【GM】 【GM】 【GM】 00 48 【GM】 【『凛』】「んんくうううぅうっ///もう、やったわね?・・・それじゃ、こっちも、イイの、しってたかしら?」ぶしゅ!っと凛の口淫で緩んでいた乳首がかみつかれ、舌を入れられ暴れ回るたびに大量の母乳があふれ、『凛』の顔から余裕が削れる・・・はぁはぁとだらしなく頬が緩み、瞳は潤んでじいっと母乳を飲む凛をみつめながら・・・秘所をいじる手に新しい動きを加える。 【GM】 00 51 【GM】 【『凛』】「さぁ、しーしーの穴で、気持ちよくなるのよ?」クリトリスをいじっていた親指の位置がほんの少し下がり・・・ヒクヒク痙攣する尿道口をぐりぐりっといじめ始める。爪先を優しく、しかし容赦なく小さな穴に宛がい激しくこすりあげる・・・その動きはクリトリスを根元からこそぎ上げ、膣とあわせて3箇所の同時責めになっていた。 【GM】 00 51 【GM】 ▽ 【GM】 00 53 (B04_rin) 【凛】「しょぅ、しょれへ!っく、いっくぅ!」 【GM】 00 54 (B04_rin) 三点責めに数瞬で絶頂させられる凛、ニプル責めもする余裕がなくなって、声を上げて、 【GM】 00 55 (B04_rin) 右腕を震わせながら絶頂感で声を上げて、悦ぶ▽ 【GM】 00 59 【GM】 【GM】 00 59 【GM】 【GM】 00 59 【GM】 セーブ! 【GM】 【『凛』】「ふふふ、可愛い・・・♪どう?おしっこの穴も、『私達』にはこんなにエッチな穴なのよ?」絶頂している凛を優しくなでながら、横抱きだった姿勢を変えていく・・・凛と『凛』の股間が密着するように脚をからめて貝合わせのしせいになる。 【『凛』】「んんっv・・・ふぅ・・・あv どう?私と貴女のオマンコが、ちゅってしてるの・・・わかる?」ぷにっとやわらかなおまんこどうしがふにゅっと重ねられて体温が、体液が絡み合う・・・ただくっつけているだけなのに、お互いのオマンコの震えが伝わり絶頂直後の凛に軽微な、しかし無視できない快感を送り込む・・・ 【GM】 ▽ 【凛】「ふおぉん」ふにゅ、とマンコが圧迫されて、『凛』と擦れ合う快感に声を吐き出す。 【凛】「お、おしっこの穴ぁ、マンコにされちゃってたのぉ?」 【凛】「ねぇ、もっと、もっと教えて、こんなの知らなかったの、こんな気持ちいいの知らないのぉ」と右腕とひびが入っていく膝をバタつかせて、抱き着きながら快楽を求めます▽ 【『凛』】「んぁあん///そんなに暴れちゃ、、駄目っvんくううっ///う、、あぁぁんっ///」暴れるせいで、密着したオマンコ同士がくちくち、ぐにぐにとお互いを愛撫する・・・あふれる愛液がぬるぬるの膣口からあふれだし、二人のオマンコをつなげるようにくちくちと湿った音を漏らす。 【『凛』】「んっぅふうう、おしっこ、穴だけじゃない。。。わぁ、貴女も、私も、、、、あぁぁ、、ぜぇんぶ、おまんこなの、だから、こんな、こと、しても、、、~~感じるのよ?、っっひぃんv」松葉崩しのように凛の足を抱えてぎゅうっと抱きしめながら腰を振ってオマンコ同士を激しくからませながら、『凛』は前に伸ばした足・・・その親指を凛の乳首・・・広がったニプルまんこへぐじゅっと差込み足蹴にしながら抽送する。 【GM】 ▽ 【凛】「んひぃ!おっぱいぃ!おっぱいマンコになったぁ!もっと、もっと広げて!私もするからぁ!」ニプルマンコに刺しこまれた指の快感に声を上げて、悦ぶ 【凛】 そしてお返しと『凛』の両乳首を片手で抑えると、親指と小指を挿入して『凛』のおっぱいを片手で揉み犯す▽ 【『凛』】「はあぁぁんっ///嬉しいわ・・・もうすぐ、貴女も『私達』になれるのね・・・そう。もっと、もっと・・・!淫らになって・・・!」凛の手が届くように抱いていた凛の右足ごと身体を寄せて胸を差し出す・・・指でニプルファックをされながら、嬉しそうにつぶやく言葉は、凛の終わりが近いことを静かに告げている・・・ 【ベアトリス】「あらぁ?ならぁ、、、コレ使うぅ?折角綺麗な手だから・・・ふふ、いい玩具になると思ってぇ♪」そういって二人の凛の目の前に差し出されたのは、「凛の左腕」だった。 【GM】 凍結され、二の腕の半ばで割り折られた左腕はつやつやとした血色を取り戻し・・・しかしマネキンのように固定されて歪なL字を描いている。掌は中指を突き出す形に固定され、二の腕の断面はピンク色の肉が盛り上がり、みちみちとイソギンチャクのように蠢いている。ベアトリスはその掌側を凛のオマンコにぐりぐり、ぐりぐりとおしつけて、どんどん押し込んでいく。 【GM】 ▽ 【凛】「や、やだっ、それ、私の手ぇ!返して、いれなひぃぃぃ!」ズプズプ入り込んでくる自分の腕を思い出したように混乱しながら手を伸ばして取ろうとする。 【凛】 『凛』のおっぱいに指を突っ込んだまま、無理やり手を伸ばして、『凛』のニプルマンコをグッチィとひき 【凛】 広げながら▽ 【『凛』】「あぎぃいいっ♪お、おっぱいまんこvこわれりゅっ///やって、もっと、もっとひどい事vV凛が、『凛』にぃいっ♪」凛の指をくわえ込んだ柔らかなおっぱいは、しかしむにむにっと形を変えて暴れる凛の手についていく・・・そのおかげで存分に広がった乳首からは歓喜のシャワーが母乳となって凛に降り注いでいく。 【ベアトリス】「いい加減、あなた達の可愛い可愛い愛し合いに私も我慢できなくなってね?・・・さぁ、フィストファックで、存分に貴女をぶっこわしてあげるわぁ・・・存分に狂いなさぁい?///」グリ!っとベアトリスが腕をねじりこめば・・・一気に拳が膣口を通り抜ける。常人なら裂けるしかない強引な突っ込みも、凛の改造された肉と、ベアトリスの雌肉を見切る技量で確実に快感をひきだして、凛の腕は簡単に膣口に中指を突きたてた。 【GM】 ▽ 【凛】「やらぁ、て、てえぇぇぇぇ!!」必死に自分のマンコに手を伸ばし、焦りと混乱で『凛』から指を引き抜く事を忘れて『凛』のニプルをグニュッゴリュ!手を振りまわして拡張しながら腕に手を伸ばそうとする 【凛】「おぐぉ!?」だが、子宮口に中指を突き立てられた途端に、自分の手が子宮を押し上げて腹までせり上がり、胃液を『凛』の顔にぶちまける 【凛】 ▽ 【『凛』】「んんっ///もう、お口から潮吹きなんて・・・はしたないわね。お返し・・・よ?んむぅうっ、ちゅっ、るる、、んまぁうう、、、ちゅっ、じゅぷるる♪」胃液をぶちまけられて、顔をしかめる『凛』…しかし、すぐに顔は蕩けたモノにもどり、、酸っぱい胃液を口の中にあつめると、凛に返すように口付けを交わす。…凛の足を抱いたまま、密着したことで、凛の残った右足の股関節はビキビキと悲鳴をあげ、膝も逆に曲がりそうなほど反らされるのに、 【GM】 痛みはぎりぎりのところで快感が押し流すように、『凛』とベアトリスは凛を責め立てた。 【GM】 ベアトリスによるフィストファックも、より苛烈さを増していく・・・中指を突き立て、細い細い子宮口をほぐすと、実に呆気なく子宮口を開放させ、正真正銘、子宮内部へ拳をもぐりこませた。膣の中に腕が丸々入っているだけでも恐ろしいのに、形がわかるほどしっかり子宮を犯す自分の手・・・ただでさえ自分と同じ存在という『凛』に揺るがされた精神を鷲づかみにするような心を攻め立てる拷問は、始まったばかりだ。 【GM】 ▽ 【凛】「や、やべっ、でぇっ、おながっ、じんじゃっうぅんっ!」『凛』に密着されて口付けで悲鳴が押し込められる。 【凛】「(足いぃ、どれ、どれちゃ、)おぶふっ」『凛』に口を塞がれて、子宮を突かれた起きおいで上がってきた胃液が鼻から噴出し、密着し押し付けられたおっぱいに挟まる指が『凛』のおっぱいうを深いところにまで突き刺さる。 【凛】 目の前の『凛』のおっぱいを窒息で暴れて抉りながら、凛は自分の腕をひり出そうと腹に力を込める▽ 【『凛』】「んむぅっvふぁ、・・・んむぅ~~~~~♪」死ぬ、と叫んだ凛にむかって、狂気すら感じさせるほどの笑顔で破顔する『凛』窒息寸前の凛へほんの少しだけ空気を送り込む以外は、胃液も唾液も呼吸も一切許さない激しいディープキスでどんどん凛を追い詰め、股関節が外れるほど密着する。 【GM】 ベアトリスもにこりを微笑むと、ぐっと押し返してくるオマンコに負けないようより深く激しくフィストファックディルドーを動かし始める。ぐぼぐぼ、ぐじゅり、抜き差しして、ねじって、内臓を押し上げる・・・同時に、ピンク色に盛り上がった二の腕側の断面を、ベアトリスが人撫ですると、子宮の中で凛の手はバ!と掌を広げ、握り、子宮壁をなぞるように動き出す・・・断裂した神経を支配し、自在に操って凛の子宮を苛め出したようだった。 【GM】 ▽ 【凛】「んぐ、んんぅ~~~っ・・・・・ごぼっ」自分の胃液に溺れ、目から光が消えて臨死の恍惚にドロドロと沈んでいく 【凛】 股関節がビキビキと悲鳴を上げて、凍ったまま残った脚に亀裂が走るのも、 【凛】「ごぶっ!?」手が開いて子宮や内臓を圧迫し、傷つけて胃液に血が混ざるのも、 【凛】 凛を恍惚の糧になってドロドロに梳かされていく▽ 【GM】 ぼぎゅんっ!っとくぐもった音を立てて、とうとう凛の股関節が外れる・・・その勢いで日々の入っていた左足の太ももが砕け、ぶしゅしゅ!っと大量の血液が舞い散る。 【ベアトリス】「あらあら・・・やっぱりそろそろ限界ねぇ?フィストだけで内臓もぼろぼろ・・・、なら、一度しっかりこわしてあげましょう、そのほうが、組み立てやすいでしょうし。」血濡れになりながら楽しそうに笑うベアトリスがぐっと凛の腕に魔力をこめる・・・子宮を虐めていた手が、ごそごそと凛の子宮にアル小さな穴・・・卵管を探り当てると、ぐりぐりと指をねじりこんで何かをつかませると・・・ずりゅるうう!!っと凛の腕ごとの卵巣を引きずり出 【GM】 し、ぶびぶちじゅるる!っと子宮をひっくり返しながら卵巣を引きちぎる・・・ベアトリスは楽しそうにその卵巣を掌の魔力で包み込むと・・・ 【GM】 凛と『凛』そっくりの、小さな赤ん坊があっというまに生み出された・・・子供という凛のトラウマを刺激するその存在を大事そうに抱えたベアトリスはゆっくりその首の裏をみせてくる・・・ソコに刻まれているのは「04」というナンバリング。 【『凛』】「んむぅっ・・・あむ、、ぷぁ・・・みせてあ、げますね?」瀕死の凛へ『凛』も髪を書き上げ自らの『02』の数字を見せ付ける・・・そして、魔法の氷で反射する凛自らの首の裏には・・・「03」とナンバリングが存在して・・・ 【GM】 ▽ 【凛】「ごっ!!」恐怖感に離れた口から胃液と血反吐を吐き出して、 【凛】「4・・・?私が、3で・・・あなたが・・・に・・・い、いやあああぁぁぁぁぁぁ!!!!」記憶のロックが解除されて、忘れさせられていた凌辱を全て一気に思い出して 【凛】「い、ひひゃあぁぁぁあああ!?!?!?」同時に今までの凌辱を追体験し、血を滴れさせる脚からさらに愛液も滴らせて、『凛』の足を真っ赤に、淫らに、液体がこびり付く▽ 【『凛』】「思い出した?そう、、、それが「私達」の記憶・・・何度も死んで、甦って、壊されて・・・それを知らずにまた挑むの・・・、貴女はもう挑む力も心も残っていないでしょう?なら、ここで、私と一緒に、ベアトリス様と一緒に、ずっとずっと、愛し合いましょう?」鮮やかな赤に彩られた『凛』がかつて自分が体験した記憶のフラッシュバックに苦しむ凛を慈しむようにささやく・・・それは、かつてベアトリスに施された忘我の極地に刷り込まれる暗示、 【GM】 洗脳、破魂の儀式。腕一本にまで追い詰められた凛へ更に魂まで削り取って、自分達と、ベアトリスだけを愛する肉奴隷にする為にベアトリスが用意した演劇だ。 【ベアトリス】「安心しなさい、次は「この子」の番・・・貴女はもう、二度とあんな目にはあわなくていいわ。さぁ、遊びましょう?楽しみましょう?愛し合いましょう?…二人の『凛』♪」するり、とドレスを脱ぎ捨て、その美貌を晒と、血塗れの二人を抱きしめ振れるだけのキスを二人に捧げる・・・そして、甘い唾液を滴らせるその真っ赤な舌を二人の凛にむけて差し出し、悪魔の契約を結ぼうとする。 【GM】 ▽ 【凛】「あ、あは、あはははははは、」03のナンバリングをされた凛の精神は、限界を通り越して既に崩壊していた。真っ黒に色に染まった瞳がベアトリスを見つめる 【凛】「もう、良いの?・・・なら、」そう言って、ベアトリスに手を伸ばして【凛】「なら、私を・・・貴女のモノにして下さい」と服従の言葉を唱えて契約に応じて身を乗り出す▽ 【『凛』】「おめでとう、私も嬉しいわ・・・『凛』、さぁ、一緒に、堕ちましょうv んむ、ちゅっ・・・ぺろ・・・んむぅっ♪」凛の動きを鏡映ししたようにまったく同一の動きでベアトリスの舌へ口付けをする『凛』 【GM】 二人の頬がぷにっとあわさりながらも、ベアトリスの舌を同時に愛撫してぺろぺろぴちゃぴちゃと嬉しそうに舐めとっていく。ベアトリスもその愛撫に応え、二人の秘所に手を伸ばして雌を知り尽くした、たとえソレが瀕死の凛であっても、めちゃくちゃにされた脱子宮だったとしても、快楽だけをしっかり感じる魔性の手つきで凛の魂をとりこにしいていった。 【ベアトリス】「んむっ・・・ちゅっvふぅ・・・んむうっvいい子ね・・・そう、もう何も悩まなくていいわ、苦しまなくていい、貴女たちは私の事だけを考えなさい、私を楽しませ、愛する事だけを・・・ふふ、ふふふふ、ふふふふふ♪」裏返った子宮を優しく撫で、尿道に指を添えてクリトリスごとこする・・・やっている事は『凛』と同じ・・・めちゃくちゃにされた分、快感など引き出しようも無いのに、人撫でするだけで絶頂を抑えきれない快楽が凛へ流れ込み 【GM】 、最後に抵抗するであろう本能すら手懐ける。 【GM】 ▽ 【凛】「ほおぉお!あひっ、ひっきぃぃぃ!にゃりまふ!あにゃたひゃまのためのにくどれひに、肉人形にひてくらはいぃ!」03の凛の魂に魔性への従属が書きこまれる。 【凛】 子宮から愛液を滴らせ、尿道から潮を噴き、脚から致死量の血液を溢しながら、従属した魂が肉体に死を許さない。 【凛】「ベアトリシュしゃま、もっろ、『凛』達をあいひてくらひゃぁい!」そう必死に懇願していく▽ 【ベアトリス】「ふふふ、うふふふふ、可愛いわね、あなた、なら、捧げなさい、コレまでの全ては貰ったわ、だから、これからの全ても、全部もらうわね・・・♪」凛の懇願に、対価をかかげ・・・刻んだ魂に、しっかりと刻み込んだ。死すら奪い、嗜好を捻じ曲げ、未来永劫、ベアトリスの玩具となった二人目の『凛』へ最初のご褒美を与える。 【GM】 凛の唇を奪い魔性の唾液を流し込んみながら、3点攻めだった手淫が子宮へのフィストファック…今度はベアトリスの手による、触れるだけでイキそうになり、なでられればイキ狂う魔手による、魂を揺さぶるフィストファックが、『凛』の誕生祝に振舞われた・・・その日から黒百合の花園に響く声は、同じ声が二重に重なる美しい響きを得ることになるだろう。 【GM】 ▽ 【凛】「あ"っ、~~~~~~~~~っ!!」音にならないほどの声を上げて、絶頂する凛、その表情はゆがんだ幸福に塗りつぶされていた▽ 【GM】 【凛】 1d 次回は 【Dice】 B04_rin - 1D = [6] = 6 【GM】 21 27 【GM】 HeroineCrisisTRPG くらくら!「【転生少女・凛】禁断の花園、『魔性』ベアトリスの魔手【2巡目】」 【GM】 21 27 【GM】 軍団「ストリーミング・ショウ」シナリオ終了です。お疲れ様! 【凛】 お疲れ様でした~ 【凛】 次回は、愚鈍ですなの? 【GM】 6は マッドネスかな? 【凛】 ですかの? 【GM】 生まれ変わった凛ちゃんを新しく作るのでしたら、わかりやすいよう名前をいじるといいかもですねえw 【GM】 巳音 凜Ver2 みたいなw 【凛】 あーい! 【凛】 明日明後日にでも書きあげて掲示板に書きこんでおきますね 【GM】 あ、調教刻印を出来れば引き継いでくれると嬉しいw 【凛】 にゃるる。 【GM】 一応ロストしたりんちゃんもロストの欄にもっていってあげてねw 【凛】 ロスト特典で出来るんでしたよね? 【凛】 はーい
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登録日:2017/06/02 (金) 09 18 18 更新日:2022/08/05 Fri 17 39 13NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 DCコミックス Earth-0 New 52 Prime Earth アイヴァン・リース アクアマン アメコミ イーサン・ヴァン・スカイバー カルロス・ダンダ グリーンアロー グリーンランタン サイボーグ ジェフ・ジョーンズ ジム・リー ジャスティス・リーグ ジョー・プラド ジーン・ハ スティーブ・トレバー スーパーマン タロン デビット・フィンチ デビッド・グレイブズ ハル・ジョーダン バットマン バリー・アレン パンドラ フラッシュ ポストフラッシュポイント ワンダーウーマン 『Justice League The Villain s Journey』は2012年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。 + 作品情報 『Justice League Vol.2』#7~#12 発売 2012年3月から 脚本 ジェフ・ジョーンズ 作画 ジーン・ハ(#7)、カルロス・ダンダ(#8)、アイヴァン・リース(#8、#12)、ジム・リー(#9~#12)、 デビット・フィンチ(#12)、ジョー・プラド(#12)、イーサン・ヴァン・スカイバー(#0短編) 日本では2013年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。 ジェフ・ジョーンズによる『ジャスティス・リーグ』・サーガ第2巻。 前巻から5年後の現代を舞台に『ジャスティス・リーグ』の活躍を描く。 タイトルの『Villain s Journey』は神話学者のジョーゼフ・キャンベルの提唱した『Hero s Journey』の逆を意味し、 前巻で犯罪者のような立場から神のごとき救世主となったヒーローたちが、同じような戦いを経験しながらも真逆の結果に向かっていく姿が描かれる。 スティーブ・トレバーにもスポットが与えられており彼の苦難が描かれている。 『Justice League Vol.2』#7 『Justice League Vol.2』#8 『Justice League Vol.2』#9~#12 『Justice League Vol.2』#7 【物語】 『ジャスティス・リーグ』誕生から5年、世界を守るための戦いを続ける彼らだったがその裏にはスティーブ・トレバーの活躍があった。 【登場人物】 スティーブ・トレバー ヒーローたちのサポートと監視を行うアメリカの政府機関『ARGUS』の局長で階級は大佐。『ジャスティス・リーグ』との唯一の連絡係でもある。 ワンダーウーマンの初めて会った男性で彼女の保護者のような存在だったが、現在の関係は微妙。 前線でも平時でも『ジャスティス・リーグ』をサポートし、記者会見や議員との報告会議では批判やからかいの矢面に立たされる。 エッタ・キャンディ 『ARGUS』の新人でトレバーの秘書に選ばれる。 ≪ジャスティス・リーグ≫ メリーランド州バルチモアでスポアと戦う。戦いを終えると衛星基地でトレバーと通信を行う。 スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル) メトロポリスを守る鋼鉄の男。普段通り真面目に戦う。 バットマン(ブルース・ウェイン) ゴッサムを守る闇の騎士。戦いの指揮を執ろうとするがグリーンランタンとフラッシュに無視され台無しにされてしまう。 トレバーには『ジャスティス・リーグ・インターナショナル』を解散するよう求める。 ワンダーウーマン(ダイアナ) 超人的力を持つアマゾン族の王女。戦闘ではグリーンランタンを真実の投げ縄で救助する。通信ではトレバーと顔を合わせる。 グリーンランタン(ハル・ジョーダン) 宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員で地球担当。バットマンをからかって楽しんでいる。トレバーには食料を求める。 フラッシュ(バリー・アレン) 超スピードを操る鑑識官。基本的には真面目だがグリーンランタンの悪ノリに付き合うこともある。 アクアマン(アーサー・カリー) アトランティス人と地上人のハーフで七つの海の王。堅物に見えるが戦闘中グリーンランタンに冗談を言う。 サイボーグ(ビクター・ストーン) 特殊な技術で半身が機械化された青年。様々な機能を持ちスポアの正体や目的、位置を探る。通信では父にハッキングしないようと伝言を頼む。 ≪ヴィラン≫ スポア(サミュエル・ストリート) 生物兵器のスペシャリスト。胞子ウイルスを『ARGUS』に保管してもらおうとするが、謎の侵入者と遭遇してウイルスに感染しスポアに変化してしまう。 暴走状態にあり離婚調停中の妻のもとに向かった。シードという肉食の妖獣を生み出し使役する能力を持つ。 『Justice League Vol.2』#8 【物語】 結成以来7人のメンバーを保ってきた『ジャスティス・リーグ』。そこに加わろうとグリーンアローは彼らを追い続ける。 【登場人物】 グリーンアロー(オリバー・クイーン) シアトルを守るエメラルドの射手。かつてはろくでなしだったが無人島で一年余り過ごし精神的に変化し、贖罪のため特技の弓を活かすヒーローとなった。 『ジャスティス・リーグ』に加入することでより大きな善を成そうと考え彼らに付きまとう。 ≪ジャスティス・リーグ≫ アマゾやタロン、謎のカルト集団と戦い、その度にグリーンアローが現れるがにべもなく追い返す。 スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル) メトロポリスを守る鋼鉄の男。メンバーの増員には前向き。 バットマン(ブルース・ウェイン) ゴッサムを守る闇の騎士。政府職員を狙うタロンの対処を『リーグ』に依頼し、その際ランタンに性格が似てきたと言われる。 とある理由からメンバーの増員には反対の姿勢をとる。 ワンダーウーマン(ダイアナ) 超人的力を持つアマゾン族の王女。初対面のグリーンアローの態度に気を良くする。 グリーンランタン(ハル・ジョーダン) 宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員で地球担当。バットマン同様グリーンアローもからかいながら加入を拒否する。 フラッシュ(バリー・アレン) 超スピードを操る鑑識官。政府職員の前でも軽口をたたくメンバーを注意する。 アクアマン(アーサー・カリー) アトランティス人と地上人のハーフで七つの海の王。グリーンアローと因縁があるらしく彼の加入にもっとも拒否反応を示す。 サイボーグ(ビクター・ストーン) 特殊な技術で半身が機械化された青年。ワープやハッキングなどでメンバーをサポートする。 ≪ヴィラン≫ アマゾ 悪の科学者プロフェッサー・アイボに造られたロボット。『ジャスティス・リーグ』に敗北し『ARGUS』の『レッド・ルーム』に保管される。 タロン ゴッサムに古くから存在する秘密結社『梟の法廷』の暗殺者。ゴッサムの重要人物を狙い『ARGUS』の飛行機を襲撃するが『ジャスティス・リーグ』に敗北する。 ≪その他≫ スティーブ・トレバー 政府機関『ARGUS』の局長で『ジャスティス・リーグ』の連絡係。政府から『リーグ』の増員を打診されるが、その必要も人材もないと断言する。 『Justice League Vol.2』#9~#12 【物語】 人々に神と崇められながらもそれぞれ悩みを抱え戦い続ける『ジャスティス・リーグ』。 『リーグ』の秘密を探る存在を知った彼らは対策を練っていると、その張本人デビッド・グレイブズが現れ攻撃を受ける。 姿を消したグレイブズを追うが、『リーグ』は既にグレイブズの術中にはまり破滅の道を歩み始めていた。 【登場人物】 ≪ジャスティス・リーグ≫ 彼らの秘密を探るグレイブズの存在を知り、衛星基地で互いのことをよく知らないことを認識する。 その後、襲撃を仕掛けてきたグレイブズの後を追い、トレバーの妹トレーシーのもとにたどり着く。 彼女からトレバーがさらわれたことを責められ、この一件をきっかけに仲間割れを起こしその様子を全世界に放送されてしまう。 放送から逃れるためグレイブズの家に移動し、彼が家族を失った後に行った『須弥山』に向かい寺院を発見する。 スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル) メトロポリスを守る鋼鉄の男。バットマンに誘われ『アーカム・アサイラム』のキーのもとに向かいグレイブズの存在を知る。 仲間割れの際にはトレバーを救おうと暴走するワンダーウーマンに殴られてしまうが後に謝られる。 『須弥山』の寺院では実の両親と育ての親の両方に遭遇する。 バットマン(ブルース・ウェイン) ゴッサムを守る闇の騎士。『アーカム・アサイラム』でキーが暴走していることを知り、スーパーマンとサイボーグを連れて向かいグレイブズの存在を知る。 グレイブズとの初対決では攻撃に耐えきる精神力を見せ、持ち前の推理力でグレイブズの素性と隠れ家を見破った。 『須弥山』の寺院では両親の霊に遭遇する。 ワンダーウーマン(ダイアナ) 超人的力を持つアマゾン族の王女。『真実の投げ縄』で脱走したウェポン・マスターからグレイブズの存在を知る。 トレバーが連れ去られたことを責められ責任を感じ、単独行動を取ろうとしてグリーンランタンとスーパーマンを殴り飛ばしてしまう。 『須弥山』の寺院ではトレバーの霊に遭遇する。 グリーンランタン(ハル・ジョーダン) 宇宙の治安維持組織『グリーンランタン・コァ』の一員で地球担当。フラッシュと共にウェポン・マスターを捕まえグレイブズの存在を知る。 トレバーを救おうとワンダーウーマンが単独行動を取ろうとすると、彼女を止めようとして戦闘になってしまう。 彼女が冷静になってからもスーパーマンと違って謝られなかった。 『須弥山』の寺院では父の霊に遭遇する。 フラッシュ(バリー・アレン) 超スピードを操る鑑識官。グリーンランタンと共にウェポンマスターを捕まえグレイブズの存在を知る。 その際、ウェポンマスターに凄みを利かせるも通用しなかった。 『須弥山』の寺院では母の霊に遭遇する。 アクアマン(アーサー・カリー) アトランティス人と地上人のハーフで七つの海の王。人命救助中『リーグ』に呼び出されグレイブズの存在を知る。 人の目から逃れるためにグレイブズの屋敷に移動後、ワンダーウーマンとグリーンランタンを説得し争いを止めた。 『須弥山』の寺院では父の霊に遭遇する。 サイボーグ(ビクター・ストーン) 特殊な技術で半身が機械化された青年。様々なネットワークとつながっているため他のメンバーの情報も持っている。 バットマンに誘われ『アーカム・アサイラム』のキーのもとに向かいグレイブズの存在を知る。 『須弥山』では生と死の狭間にいる人間しか見つけられないはずの寺院を発見し、寺院の中では自分の霊に遭遇し動揺する。 ≪ヴィラン≫ デビッド・グレイブズ 超常現象や古代伝説に関する著名な作家。5年前のダークサイドとの戦いでヒーローに救われ、 その体験談を出版し彼らを『ジャスティス・リーグ』と名付けた。 しかしその後、一家揃って謎の病にかかり妻、娘、息子を亡くし自身も死の淵に立たされてしまう。 病が治らないと悟った彼は主治医を殺害し、中央アジアにある『須弥山』を訪れ家族の霊魂と一体化し怪人へと変化した。 霊魂のようなものを発して、触れた相手に関係する死人の霊を見せ氷漬けにする力を持つ。 『ジャスティス・リーグ』を破滅させるために彼らのヴィランを尋問し情報を集め、トレバーを誘拐する。 その後、人々に『リーグ』の真実を見せつけ『須弥山』で彼らが現れるのを待つ。 キー 脱獄の達人で特殊な化学物質で精神を操れる。『アーカム・アサイラム』で爆発事件を起こし、現れたバットマンたちに自分を閉じ込めるよう要求する。 その際グレイブズの名前を出す。 ウェポン・マスター 様々なハイテク武器を作り出すヴィラン。刑務所から脱走し街で暴れるもフラッシュとグリーンランタンに捕まった。 ワンダーウーマンの『真実の投げ縄』でグレイブズの名前を出す。 ≪その他≫ スティーブ・トレバー 政府機関『ARGUS』の局長で『ジャスティス・リーグ』の連絡係。 『リーグ』と政府の緩衝役やワンダーウーマンとの関係をゴシップにされることに疲れ荒んでいた。 グレイブズに誘拐され拷問と脅迫を受け『リーグ』の本拠地への移動手段を教えてしまう。 トレーシー・トレバー スティーブの妹。疲弊する彼を心配する。グレイブズにスティーブを連れ去ったことを告げられ、その原因が『リーグ』と思い糾弾する。 アルフレッド・ペニーワース、ロイス・レーン、サイラス・ストーン、バルコ ヒーローたちの関係者でそれぞれバットマン、スーパーマン、サイボーグ、アクアマンの回想に登場。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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韓国ドラマ- 魔性の喜び -あらすじ-最終回まで感想あり-初回視聴率%-全話一覧-全16話-出演チェ・ジニョクやソン・ハユン-TVN制作-演出キム・ガラム-脚本チェ・ジヨン-相関図やキャスト-動画もあります コン・マソンは、事故にあった名残が残っていました。 その影響で深夜12時の時報が鳴ると..。 なんと前の日の記憶が消えてしまう【シンデレラ症候群】に感染していたのです。 そんな中、前の日の記憶が消えてしまうことで日常生活にも影響がでていたマソン! そこで常に前の日の事をメモしてて...。 次の日。朝起きると前の日のメモを見て、記憶を懐古していたのだった。 でも又次の日には、前の日の記憶が全部、失してしまい..。 その繰り返しだったのです。 しかもコン・マソンは、好きな人を愛した記憶も思い出せなくて..。 だが有名な芸能人のチュ・ギプムは、マソンとは正反対で、全部のことを記憶することが出来てるのだった。 ところが大恥をかいてしまったチュ・ギプム! なんと奈落の底に落ちてって..。 そんな記憶障害を患ってるマソンと、大恥をかいて奈落の底に落ちた有名芸能人の愛の物語のドラマです。
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. 失われし竜が行く手にひそむ 竜は避けえず、まどろまず かれはおのれの死を悟る 死もまた物語の半ばに過ぎぬことをも ――ルイス・マクニース、『燃える橋』 . ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ この国の人間は、殊更に日曜日を好む傾向にあるのだな、と。 道行く人間を眺めていたり、日々の営みを本や映像媒体で調べる内に、『オフェリア・ファムルソローネ』は気付いた。 別に、日曜になると嬉しいのは、この国の人間に限った話ではない。 オフェリアが生まれ育った国でもそうだった。神様ですら、仕事をせずに眠っている日。それが日曜である。 勿論日曜日に全ての人間が休める訳ではない。365日、稼働していなければならない職場と言うものもあるからだ。 そう言う所で働く者は日曜も休めない事がある。とは言え大抵の労働者は日曜日は休みであるし、学生に至ってはほぼほぼ全員が休みである。 労働とは煩わしいもの。学業とは退屈なもの。 自発的に好きな事を行い、学んでいるのならばそうではなかろうが、殆どの者は、己の意に反する仕事や勉学をしている事だろう。 しかもこれが、強制のものであると言うのだから堪らない。元々嫌な事なのに、無理矢理やらされているのだ。楽しい訳がない。 そう言う、面倒な事から離れ、好きな事をしても良い、身体を休めても良い、と言うのが日曜日だ。 何も、日本人だけがこの曜日を楽しみにしている訳じゃない。海の向こうの異国の民もまた、日曜日をオアシスとしているのである。 「アナタは、日曜日が好き? キャスター」 問いを、投げかけるオフェリア。 「好き嫌い、の軸で語れんな。己(オレ)には休みの権利は与えられてなくてな。旧い時代の標語だが、月月火水木金金、と言う奴さ。己にはそれが適用されている」 「勤勉なのね」 投げかけられたオフェリアの問いに答える者こそは、冥府の窯底に再現されたこの東京都における、彼女のサーヴァント。 キャスターとしてのクラスで当て嵌められて招かれた、人類史の英雄、その影法師と呼ぶべき存在であった。 ――どこが? そう思いたくなるような姿をしている事もまた、事実だった。 色素の抜け落ちた白髪を、後ろに長く伸ばした、筋肉質の男だった。 それだけならば、まだ英霊として認識されたかも知れない。このキャスターは、下半身。臍から下の部位がまるまる、欠損していた。 それも、外科的な措置を以て、正確に切断したと言うよりは、巨人が無理矢理、腕力のみで引きちぎって見せたように、不細工な形で身体が欠けていた。 そんな男が、透明な液体でなみなみと満たされた、巨大なガラスの培養槽の中で揺らいでいた。 その培養容器の形は宛ら、カプセルかフラスコか、と言うようなところで、そんなものに入れられているキャスターはまるで、何かしらの実験生物めいた趣すら感じる事が出来た。 その、実験生物と言う表現は、間違っていないだろう。当人が、試験管のような容器のなかで、用途不明の様々なプラグに繋がれているのだ。 末期の患者が、身体中に点滴の措置を受けているかの如く、オフェリアには見える。見えるだけで、本当に正しく、そう言う措置になっているのかは、オフェリアにも解らないのであるが。 ――間違っても。 彼を見て、強いと思う人間は、この世に存在しないだろう。 成長途中で失敗し、不具の障害者となってしまった人造人間か。はたまた、生きては帰れぬ激戦地で負傷してしまい、治療途中の傷痍軍人。 そう言う風にしか、余人には見えなかろう。 オフェリアもそうだった。 大仰な容器の中で沈黙を保つ目の前のキャスターを見て、初めは、「ダメそうだ」と思った。 その第一印象がオフェリアの側からの思い込みに過ぎぬと思ったのは、彼と一言二言会話を交わし、並ならぬ力と意志をその言葉から感じ取ってから。 本格的にその認識を改めたのは、既にこのサーヴァントが、2体のサーヴァントを屠っていると言う実績を披露してから。 未だに、その強さの全貌は掴めない。ただ、計り知れない何かを持っている。 頂きが、大気の境を超える高さの山を見上げているようだった。陽の光すら届かない、果てなき深海の底へと繋がる海面を覗いているようでもあった。 強さに関しては、きっと、本物である。だが、無条件に全幅の信頼を寄せている訳でもない。常に、一歩引いた所からオフェリアは、このキャスターと接するようにしていた。 ――真名を『カグツチ』。 記紀神話において、出産と同時に、産みの母であるイザナミを、身体から噴出する焔で焼き殺してしまった、荒ぶる神。 そんな恐ろしい荒御魂と同じ名を冠するサーヴァントを、オフェリアは招聘してしまった。つくづく、我が身は炎と縁があるようだと、内心で自嘲する他ない。 「私はそうね……日曜は、嫌いな方なの」 「ほう。ワーカーホリックは、己を創造した大和の民の業病だと聞いたのだがな……。お前は働く事の方が好きなのか? 要石(マスター)よ」 「そう言う訳ではないわ」 静かに首を横に振るうオフェリア。 「どちらかと言うと私も、多くの人間同様に、安息日の方が好き。ワーグナーを流しながら、お菓子を作ってる方が落ち着くの」 「高尚な趣味だが、己の相棒としては控えめよな」 「かも……ね。そんな姿になってまで、牙も心火も失わない、やる気のあるアナタに比べれば、私は大人しい小娘にしか見えないでしょう?」 「そうは思わんよ」 液体に満たされたカプセルの中に当人はいると言うのに、カグツチの声は、音吐朗々。 オフェリアの耳にもよく聞こえて来た。その声が、正しい発声プロセスを経て聞こえて来たそれなのか、それともテレパシーの類で語りかけて来ているのか。 彼女には区別が出来なかった。 「己を呼び出せる運命を持っているのだ。低くは見積らん。お前は十分過ぎる程に、優秀な女だ」 カグツチの姿を、オフェリアが初めて見た時。 抱いたイメージは、罰を受けた後のよう、であった。決して逆らい、弓を引いてはならない、天上の高みに座して構える大神。 そう言うものに逆らって、身体を失い、その状態のまま、久遠の時を苦痛と共に生き続けなければならなくなった、堕ちた天使のようだと。オフェリアは思ったのだ。 そう言う、見るからに胡散臭くてきな臭く、いかにも腹に一物隠してそうな見た目とは裏腹に。 カグツチの言葉は、驚く程正直な物ばかりだった。マスターを謀ろう、裏をかこう、と言う気概がまるでない。 今口にしたオフェリアの評価も、リップサービスや御世辞の類ではなく、本心から下した物なのであろうと言う確信が、オフェリアにはあった。 「それだけの力がありながら、何故、往かん?」 フラスコの中で、満身創痍のキャスターが、荒ぶる事なく問うて来る。 「己の世界には魔術がなかった。科学と、魔法に限りなく近い科学があるだけだった。故に、魔術の優劣、妙味は己には解らん。解らぬが、人間性の優劣だけは、世界が移ろい変わろうとも、普遍である事はお前を見て悟った」 「お前は――」 「魔術の世界でも、出来るのだろう?」 「……口が達者ね、キャスター」 立板に水、とでも言うように、流暢にカグツチが話すものであるから、オフェリアは困惑した笑みを浮かべた。 「優秀さとは、結果を残す事だと思ってるの。その定義で行くのなら、私は多分、落第。3度も、失敗してるから」 己の無様さに、呆れて物も言えない。 そんな風の、捨て鉢な笑みを浮かべて、オフェリアは今の言葉を紡いだ。 現代の戦乙女だと、持て囃された事もあった。 宝石クラスの魔眼を授かって産まれた、選ばれし者。両親はオフェリアに対して常々、当家はお前の代で以て根源に到達するのも夢ではないと誉めそやしていた。 しかもこの上、魔術の才能にもまた、恵まれていた。覚えが大変によく、実践も極めて上手い。魔眼だけが頼りの木偶の棒でもなかった訳だ。 カルデアに招かれてからも、彼女の評価は高かった。最優秀者で構成されたチームである、Aチームに彼女が選ばれたのは当然の帰結。 チームのリーダーであるキリシュタリアと並ぶ程の活躍が期待出来ると、太鼓判を押された事もあった。 ――それだけの実力を有していながら、彼女の生前の歩みは、失敗と敗北の連続だった。 人理修復には、立ち会えなかった。 本番直前に、予測も出来ない回避も不能の爆破テロに見舞われ、人間の魔術師としてのオフェリア・ファムルソローネは此処で死ぬ筈だった。 死に逝く筈だった命を、キリシュタリアに拾われて。 彼に報いようと、カルデアの生き残りと戦っても、向こうの側についたかつての友人に情が湧き、本気で排する事も出来ず。 そして挙げ句の果てには、決して解放してはならない焔を解放してしまい。 友誼を結んだ異聞帯の女王と、彼女が胸を痛めて必死に維持していた異聞帯の、破滅の引き金を引いてしまった。 やることなす事失敗続きで、期待外れ。 己に課せられた課題、そこに設けられていた基準を何一つ、望まれていたレベルでクリア出来なかった女。 それが、オフェリア、と言う女の正体であった。 「日曜日が嫌い。私を天才だと目を掛けてくれる父と母が、一堂に集まるこの曜日が嫌いだった。私ならきっと、先祖が成し得なかった悲願を成し遂げられるだろうと、期待を寄せられるのが……能力に対しての責任が、嫌だった」 掛け値なしに、オフェリアは優秀だった。 実家の両親の身内贔屓だけではない。他家からは勿論、他にも優秀な麒麟児が揃う、カルデアのAチームから見てすら、彼女の才覚は高い方にラベリングされていた程である。 その稀有な先天的な体質と、魔術師として天才同然の才覚の故に、押し潰されそうな期待を寄せられる。 不思議な事は、何も無い。嘘偽りなく、オフェリアの才能は確かな物なのだから。出来る筈だ、任されてくれ。 そうと誰しもが思うのは、当然の心理的力学とすら言えるのだった。 本当は、その責任と重圧から、逃れたかった。 コフィンの中で爆風に飲まれ、急速に、己の意識と身体感覚が断絶されて行く心地を。何処かで、望んでいたものとすら思っていた程だ。 「……お笑い種って奴ね。本当に本当の、自分の時間を処分出来る日曜日が訪れるかもって思ってたのに、結局、まだ働かなくちゃならないの」 何者が、オフェリアに期待しているのだろう。 レフ・ライノールの爆破テロから、運命の悪戯同然に生還させられ。その後は、クリプターとしての仕事を果たせと来たものだ。 それだって、頑張った。クリプターとしての使命から、と言うよりは、きっと恐らく、恋心の為に、身を粉にして働いた。 それだって、失敗した。多分カルデアは、自分が亡き者になった後の、異聞帯との生存競争に、勝っただろう。 異聞帯の存続の為に、民を間引かなくてはならないとオフェリアに相談した時。泣きそうな横顔を見せた、あの山の女神を下しただろう。 全ては、無為。 オフェリアが為した事の全て、それが実を結ぶ事はなかった。 灰だ。種を蒔いていたつもりが、そもそも、種ですらなかったのだ。ただの、燃えカス、灰を撒いていたに過ぎないのだった。 「挫折か」 身体を半壊させているキャスターが、己のマスターに問うた。 「幻滅した?」 「己にも覚えがある」 「アナタに?」 オフェリアには正直、想像が出来ない。 不具で重度の、身体障害者。それが今のカグツチを見て抱いた、オフェリアの印象である。 こんな状態になってすら、牙も、心の熱も失わないような男が、挫折? 彼の心を折れるような何物かの姿、その輪郭すらオフェリアは捉えられない。 「己を創り出した創造主(つくりぬし)の為。そして、主が住まう祖国と、其処に営む億千万の民の為。己は、肺肝を砕いて働き、魂が粉になる程尽瘁した」 其処に、カグツチは疑問を覚えない。不満を抱かない。 旧西暦に存在した、日本国(アマツ)が産み出した脅威のテクノロジー。本物同然の仮想空間、飛んでいる蠅にすら命中させられるミサイル、老衰以外の全ての病を克服出来たと言う医療技術。 それが、カグツチがロールアウトされる前の、世界における技術水準であり、この極まった技術で以て何をしていたのかと言うと、戦争だった。 地上に残った僅かなエネルギー、その奪い合いと、換言しても良い。日本も、その戦争に加担していたのである。 古の昔に、世界に誇れるだとか言って尊ばれて来た、憲法の9条など、100年以上も前に改憲され、カグツチが産まれた時には、日本はとっくに戦争の出来る国であった。 そんな時代の最末期に産み出された、生体兵器。それが、カグツチだった。 従来の運動兵器、爆弾、生物兵器に化学兵器、質量兵器の進化とその対策法のレベルが極点にまで達した結果、思うような戦果を得られず、戦局の膠着を強いられるようになった。 ために、各国は、全く違うアプローチの兵器の開発を余儀なくされた。日本の場合は、己の意思を持って自律行動を行う、人間と同じ外観の生物兵器の作成に着手したのである。 用途は仮想敵国内部に隠密に侵入、内部から破壊工作やスパイ活動を行うと言う、言ってしまえば秘密工作だった。 そんなコンセプトの下で、カグツチは創られた。 既存の兵器を超える身体スペックを誇る生体兵器としての側面と、当時の時点での平均的なコンピュータ性能を遥かに超える演算能力を搭載したバイオコンピュータとしての側面をも兼ね備えた、次世代型潜入兵器。 そう言う展望を以て創られたカグツチだ。御国の為に働き、尽くす事について、忌避も不満もない。それが当然の責務とすら思っていた。 「だがな、己が活躍する事など、遂になかったのだ」 「何故? アナタ程のスペックなら、大立ち回りの一つや二つ……」 「完成目前に、国が地球上から消え去ってはな」 きょとんとした顔を浮かべるオフェリア。宇宙の真理にでも気づいてしまった猫のような顔である。 そう言う顔をするのも無理はないと、カグツチは思った。真実を知れば誰だとて、そうなるのだ。 果たして誰が、敵国の工作員によって、次世代エネルギー粒子の増殖炉を破壊された結果。 莫大なエネルギーを放出しながら、日本の国家面積の全てを、東アジア全域と中東の一部、ロシアの国土の7割と、オーストラリア大陸の8割、アラスカの9割とカナダの4割、と言う膨大な陸地面積を巻き込んで消滅させた、など。 誰に言って、信じられると言うのだろうか。核を炸裂させたとしても、破壊されるのはせいぜいが、都市か、インフラだ。 エネルギー粒子ーー即ち、星辰体(アストラル)の暴走事故は、国家のみならず、陸地すらも地球上から消しとばしてしまったのだ。 地球上に現存する核兵器の全てを炸裂させたとしても、星を破壊する事は勿論、地球からしたら薄皮同然の、ほんの表面に過ぎない陸地を消滅させる事すら出来ないが。 星辰体は、星の破壊の手前に近い規模の被害を齎せてしまうのだ。 そう言う大破壊(カタストロフ)から。カグツチは、生存してしまったのである。 「最初の600年は、退化した文明の水準の底上げから始めねばならなかった。地上の全ての演算装置が、ガラクタになったのでな。それに基づいて動く全ての機械も、金属の塊に成り下がったよ」 カグツチが今の半壊同然のボディになってのもこの頃の話だ。 星辰体は地球全土に隈なく散布され、この結果として、何が起こったのか。星辰体は地球上の遍く金属から、電気抵抗を廃してしまったのだ。 この結果として、旧西暦で言う半導体技術は完全に消滅、つまりはコンピュータ技術が完全に利用不可、断絶してしまったのだ。 それは翻って、コンピュータ管理によって依存していた旧西暦の技術の断絶をも意味し、結果として、人類の文明レベルの深刻な退化をも招いた。 それだけではない。 星辰体が惑星を覆ったと言う事実は、空気抵抗の増大をも引き起こした。 これだけならミサイルを始めとした飛翔兵器の使用不可程度で済んだが、これは同時に、航空機のノウハウも死に絶えた事を意味する。 飛行機が、飛ばない。それは即ち、人類の移送技術は、蒸気機関だとか蒸気船を利用していた時代まで下落する事を意味しーー。 もっと言えば、ある意味人類の最大の武器である、協力と言う行為に大幅な制限が掛かった事をも意味する。 衛星通信も電波通信も使用不可能である以上、人類はグラハム・ベル時代の電話か手紙、対面の会話によってでしかコミュニケーションが取れなくなる。 これでは、新しい西暦ーー新西暦で人類が発展させるのが、困難になるのは当たり前の話であった。 「己の目的は、高次の世界に国土ごと消し飛ばされた、日本国を地上に降ろす事。彼らを、地球における唯一絶対の覇権の國として君臨させる事」 その為に、カグツチは元の世界で、存在を秘匿させながら、少しづつ。 人類の文明のレベルを漸進的に向上させるよう、陰ながら誘導させていたのである。 高次世界に召し上げられた日本を現世に戻す。文章化するだけで頭が痛くなるようなこの作業は、言われるまでもない難行だった。 カグツチ単体の力では到底為し得ない。だから、あらゆる既得権や既存のテクノロジーが破壊され切った世界に生きる人間にも、動いて貰わねばならなかったのだ。 カグツチから見て実用的に足る動きをして貰うには、19世紀レベルの技術では駄目だった。相応のテクノロジーを、提供して、文明レベルを向上させる必要があったのだ。 星辰奏者(エスペラント)、人造惑星(プラネテス)、アダマンタイト、オリハルコン。この基本的な4本の柱の技術体系を確立させるのに、足掛け600年。 後は400年もの間、日本を地上に君臨させる為の、土台作り。つまり、カグツチを完全状態で復活させるのに十分なエネルギーを、自国で発電出来るだけの技術水準を持った国家の誕生を待つのみ。 ――地獄だった。 世界の命運を大きく左右させたあの大破壊の時に、自らも壊れていた方がマシだったと、思える程に。 全ての期間において、カグツチは孤独だった。壊れた身体で自由にもならぬ身体のまま。一人、祖国の復興を夢見て演算を続けていた。 己の作りがもっと粗末で、時間の経過による耐用年数超過で壊れる仕様なら、どれだけ良かったろうかと、考えた事もある。 それがならない。壊れないし、思考も明瞭。だから、考える。いと高き所に行った祖国の為に、身を尽くすのだ。 「木石を組み合わせて、月を踏破する文明を作り上げろ。己の使命は、これに等しい苦行であったが……旅路の果てに、漸く、高次世界に行った日本と連絡が取れるようになったのよ」 「……」 「己の努力は不要。任を解く、だそうだ」 その言葉を告げられた時の絶望は、今もカグツチは忘れない。 そこまで考えが至らなかった自分の思考能力、その限界もまた、忌まわしい。 日本国民が、苦しんでいるとカグツチは勝手に思っていたのだ。過酷な上位次元へと消し飛ばされた彼らが、地獄の業火で焼かれているのだと、思い込んでいたのだ。 聞こえる筈のない、1億数千万の日本の民の、地上に戻りたいと言う声が、都合良く聞こえていたのである。 1億人以上の日本人が飛ばされた、その遥かな上位次元は、物質世界のあらゆる苦しみから解き放たれた、涅槃(ニルヴァーナ)だったのだ。高天原だったのだ。 飢えも老いも病もなく、金銭の多寡による貧富の差もない。まさに、桃源郷。エリュシオンの園。 何故そのような所を離れて、辛く苦しい地上の世界に舞い戻らなくてはならないのか。我々は、そんな事を求めてはいない。余計な世話と言うものだ。 カグツチの言われた事は、要するにこう言う事だった。当時の日本国の軍部の上層や長官、元帥がやって来て、直接労うでもない。 言葉だけだ。 「1000年にも及ぶ、己の不断の努力は、当人達からすれば無用なお節介に過ぎなかったと言うわけだ」 初めからこの世の何処にも、カグツチの居場所など、なかったのだ。 ただ1000年、何処とも噛み合わさる事なく、空回りしていた歯車に、彼は過ぎなかったのである。 10世紀にも渡る活動を、たったの一言で否定されてたその時に初めて、カグツチは、絶望と言う感情を覚えた。 今までカグツチが歩んで来た1000年の歴史の中で、日本国の為という大義名分と正当性の元に切り捨てて来た弱者達。 彼らが味わった苦悩と絶望、惨めさを。最悪の形で、彼は思い知ったのである。 「己は、お前の絶望がよく解る」 フラスコの中の、壊れかけの益荒男は語る。 「何事も成し得ず、何者にもなれなかった。その無念、その慚愧。己は笑わんよ。全てに疲れ、休みたいと思う事を、糾弾するつもりもない」 「それでも」 「在るのなら、征くべきなのだ」 重ねて言った。 「決めたのならば、果てなく征くのだ」 沈黙が、流れた。 居辛いと、オフェリアも、カグツチも、思わなかったった。その黙考の分だけ、答えに近づいていると言う、確信が。2人にはあったからだ。 ――そうだ、進め。踏み出していけ。迷ってもいい。悩んでもいい。だが止まるな、進め―― ――後ろに進んでもいいさ。ただ、止まるな。退くな。戻るな―― ――胸を張れ、オフェリア。オマエは、ただ、あるがままで美しい―― そんな事を。 自らの命を賭して、オフェリアに伝えた男が、いたっけか。 人間が想像し得る中で、これ以上とないサクセス・ストーリーと転落劇を、一代一人で体現した、盛大な花火の人生を送った男。 生前の今わの際に、その名を譫言のように口にしたと言う程好きだった女。ジョセフィーヌを愛すると言ったその口で、オフェリアを口説いた快男児。 無限大の炎と、僅かな氷の大地しか残らなかった北欧の世界に、一筋の虹の橋を掛けて、派手に散った、ナポレオンと言う英霊が。いたと言う事実を、オフェリアは思い出した。 「……前に、進み続ける事は、それ程までに美しいのかしら」 朧げに、口にするオフェリア。 愚かしいと思う。自分ですら解り切っている筈の答えを、改めて聞く事が、である。 美しいに、決まっているのだ。その歩みに惹かれたから――誰もが出来ぬと思うような理想を追い求め、前に進み続けたキリシュタリアの姿に、英雄の姿を見たから。オフェリアは、彼について行くと、決めたのではないか。 「常に、美しい」 カグツチは、肯定する。迷った時間は、1秒たりとてなかった。 「先に何が待ち受けているのかも解らない、輝く光の中を進撃する者。覚悟と勇気を以て茨の道を踏破する者に、人は惹かれるのだ。例外は、ない」 「――己は」 「光の中を恐れず進む勇者の姿と言葉に、不変のものを感じたのだ。ただの機械の身に過ぎなかったこの己の在り方をも変える、人が持つ中で最も価値のある、勇ましき精神を」 死そのものを受け入れる事、これを出来る者は少なくない。 死は解放であり、安楽であり、そして、諦めである。どうあれ、現世にどれだけの業を重ねていようが、死を以てこれらから逃れられる。そうでなくては、ならない。 オフェリアも、諦めた。レフ・ライノールが起こした爆破テロ、それによって自分の命脈が断たれた事を、一度は受け入れた。 いや。受け入れた、と言う言い方は、余りにも、格好を取り繕ったかも知れない。諦めたのだ。足掻く事を放棄し、炎に焼かれ、灰になる道を、選んだのである。 死ぬと言う事も、存外大した事はないなと、悟ったような態度で、己の命が消え失せるのを待っていたのだ。 キリシュタリア。 完璧な人、完全な心の持ち主。アナタ1人で、全ての用が足りると言われていたのに。 何故、潜らなくても問題ない地獄を潜ってまで、私達を助けたの? アナタは、それ程までに、人間が好きだったと言うのか。 実の父母、兄弟ですら信じられなくなる魔術師の世界で生きていながら、如何してそこまで、人間を信じられるの? 私達を蘇らせた事など何でもないと言わんばかりに、偉ぶる事のなかったアナタに、畏怖を覚えた。 支払った対価など、何でもないしどうと言う事もないと言わんばかりに、普段通りに振舞っていたアナタに、戦慄を覚えた。 世界中の全てを敵に回しても、己の理想の為に邁進し続けるアナタの姿に、英雄の姿を見た。神の威光を、感じた。 ――そんなアナタに抱いていた思いが恋だった事に気付いたのが、人生の最期の最期だったこと。とても、後悔しているの。 「……フフッ」 「ムッ……?」 忍び笑いを浮かべるオフェリアの姿を、カグツチは怪訝に思ったらしい。 「ごめんなさい。アナタの事を笑った訳じゃないの、キャスター。ただね、そっくりだったから」 「何に、だ?」 「生き方を変えさせたって言う勇者の事を語る時のアナタ……あんまりにも、恋する乙女みたいな語り方だったから」 「――――――――――――――」 カグツチが沈黙する。 全く想像してないタイミングで、水を浴びせかけられたように。思考が纏まらず、呆然とした様子で、オフェリアの顔を見つめている。 そして、数秒程のフリーズを経てから、漸くカグツチは、己の思考を纏まらせたのか。口を開いて、言葉を紡ぎ始めた。 「……決して、己1人だけが、超人めいた不撓不屈の精神力で、歩んだ訳ではなかった」 プランだけなら、頭脳が健在であれば幾らでも思い描ける。 組み上げた設計図を実行に移すのは、半壊した身体では不可能だ。だから必然、協力者が必要なのだ。 カグツチの組み上げた設計図を理解し、必要な材料と、実験に適正な人間を揃え、計画を実行出来る。そんな人物が、どうしたって必要になってしまう。 カグツチ自身が言う様に、彼は決して、全てを己の力で成し遂げた訳ではない。困難と言うハードルを独りの力で乗り越えて来た訳でもない。 カグツチの計画に理解を示し、力を貸してくれた者がいたのである。その中には、力が足りない者もいた。無理だと判断し途中で去った者もいる。 計画によって齎される利益のみにしか目が行ってない愚物もいたし、協力するフリをしてカグツチを出し抜こうと知恵を振り絞った者もいた。 どのような形であれど、カグツチの意思に思う所があり、事実上、『地球に住まう全人類を奴隷にする』と言っているに等しいカグツチのプランに、手を貸す者が、いたのである。 「山が出来そうな程にうず高く犠牲者を積み上げ、優秀な人間と、悍ましく輝く我欲の持ち主を湯水のように使い潰し――その果てに己は、人を得た」 率直に言って、男の才能は、『並』だった。 スラムと言う卑賤の地に産まれ落ち、特に何のコネも持っていた訳でもない、他の多くの軍人同様に一般選別で軍属への門戸を叩ぎ、最下級の軍人からスタートする。 軍人としてはありきたりかつ、典型的なスタート。多少剣術や運動能力に心得はあったし、星辰光への適正だって有していた。それだって、カグツチから言わせれば、平均の域を出ない。 400年、人を見続けて来たが、その男以上に優れた知能や身体能力、星辰光への適性を持った人間は大勢いた。それどころか、その3方全てを、男より高い水準で持ち合わせていた者だって、何人も、見て来た。 ――『意志』。 その一点だけが、400年の間に見て来たあらゆる人間を、凌駕していた。 否、凌駕と言う言葉ですら足りない。この400年の間に、いやさ、人類と言う種がこの世に満ちて、彼以上の心の強さを持った人間など、存在しなかったと言う確信すらあった。 あらゆる人間の意志力を、突き放していた。決めた事は成し遂げる、行くと決めたら何処までも行く。男の場合その強靭な鋼の精神は、『正義』に向いていた。 生まれ育った帝国の全ての臣民を笑顔にしたい、帝国を地上の覇者として君臨させたい。帝国民のみならず――地上の全ての人間の笑顔を陰らせる、悪なる者を裁き、絶滅させる光となりたい。 コネも何もない、スラム出身の一兵卒の身から、男が後に帝国の総統に上り詰めた事について、カグツチは何の疑問も抱かなかった。 出来て当たり前だとすら思う。あの意志力の前では、才能によって生じた格差など、誤差に過ぎない。才能の平凡さを、意志の強さで鍛え上げ、磨き抜いた。 生きては帰れぬ激戦地を幾つも経験し、生き残り、知識と力を身に着けた。人によっては1回の施術で大幅に寿命を削らせる、星辰奏者への改造手術を何度も何度も経験した。 そうする事によって、遂には、生来の才能すらも男は越えた。その姿に人は、魔人としての姿を見、またある者は英雄と称賛し、またある者は身を捧ぐに足る神と同一視した。 カグツチは、総統の地位になる前の、英雄――クリストファー・ヴァルゼライドの姿を見て、こう思った。 これを逃せば2度はない。類似した精神性の人間すら、この世界には2度と産まれ出でないのではないかとすら思っていた。 この男の光の意志を受け継げる者は誰もいない、理解出来る者もいない。大和(かみ)が遣わした配剤のようなこの英雄を以て、カグツチの計画は完遂(コンプリート)する。 市井から産まれし光の英雄、雷霆の勇者の姿を見て、カグツチは、己の夢と競わせる『好敵手』と理解したのである。 「覇を競り合うなら奴しかいなかった。滅ぼされるのならば、奴以外にあり得なかった。勝ち名乗りを上げるのならば――奴であって欲しかった」 「……それを」 「恋だと言うのならば……。そうだな……否定は、し辛いかもな」 ヴァルゼライドよ。 お前は今、何処にいる。誰と、戦っている? 揃って、踏んではならない者の尾を踏んでしまった男よ。 積み上げて来た屍の山は、冥王(ハーデス)の逆鱗に触れるに足りる量だった。その故に死神は、地の底から弱者の怨念を纏って蘇った魔狼を遣わせ、我らは共に、狼に臓腑を喰らわれてしまった。 その程度で、お前は、諦める男ではないのだろう。 この世にいられなくなっても、諦めない。此岸を捨て、彼岸に逝きてもなお、お前は、歩き続けているのだろう。 ならば、己も、諦めぬ。他でもないお前と、夢を競い合い、勝利の雄叫びを上げたかった。そのお前が征くのなら、己もこの地で、征くとしよう。 「……我が要石よ」 カグツチが、言った。 「この冥界の地でお前が折れず、歩み続けると言うのなら。己の夢見る新天地、お前に見せるとしよう」 「新天地……?」 それは、オフェリアが恋した男が、挑もうとした理想に、よく似た響きをした言葉だった。 「我が君主である大和の國が、星の覇権を握った世界」 原初にカグツチが抱いた夢。 被造物としてプログラミングされた目標とは最早一線を画す、カグツチと言う男の目指す、大願。その成就を今も、心で強く祈っていた。 「――星の始まりを、共に見よう。我が要石よ」 そのような言葉を、昔投げ掛けてきた、滅びる世界で燻っていた炎が在った事を、オフェリアは今、思い出した。 オフェリアの背骨に、冷たい電流が走った事を、カグツチは、知らない。同じ言葉を投げかけた事など、もっと、知る由もない。 . 【クラス】 キャスター 【真名】 加具土神壱型@シルヴァリオ ヴェンデッタ 【ステータス】 筋力C 耐久B+++ 敏捷C+ 魔力A+ 幸運A+ 宝具EX 【属性】 秩序・悪 【クラススキル】 陣地作成:A 正統な魔術師ではないが、キャスターとしてのクラス補正と、超高度な学術的知識によって、自らに有利な陣地を作成する事が出来る。 キャスターの場合は“工房”を上回る“研究要塞”を形成する事が可能。 道具作成:A+ 本来キャスターは魔術が根差している世界の出身ではないが、己の出自と彼自身の高度な知識の結果として、魔術・魔力を補助する超高度な利器の作成を可能としている。 高硬度で武器としても優れ、魔力や各種エネルギーの燃費を改善し出力も向上させる特殊合金、アダマンタイト。このアダマンタイトを装備した上での補助輪であるセイファート。 適合者を選ぶが、上述のアダマンタイトやセイファートを超越する燃費改善と出力向上を約束させる神鉄、オリハルコン。こういったデバイスを初めとした道具を、キャスターは作成する事が出来る。 【保有スキル】 二重召喚:B 極一部のサーヴァントのみが持つ希少特性。クラス別能力をキャスターとアサシン両方を両立した適正で、当該サーヴァントは保有している。 気配遮断:C 上述の二重召喚スキルによって持ってこれている、アサシン専用のスキル。隠密行動に適している。 本来のキャスターが産まれた理由とは、他国への侵入及び主要・基幹施設の破壊にあり、言ってしまえば『スパイ』の為に産まれた個体である。 神星:EX 正式名称、アストラル運用兵器。またの名を、第五次世界大戦用星辰兵器。 後世に於いて、魔星、人造惑星と呼ばれる生体兵器、そのオリジンとなった存在。それがキャスターである。 星辰奏者とは隔絶した性能差、実力差を誇り、このスキルを持つサーヴァントは総じて高い水準のステータスを持つ。 また、キャスター自体が極めて高度なアストラル運用兵器であると言う側面から、反則的なまでの魔力燃費を誇る。 彼らのような星辰兵器は通常プログラムとその命令によって行動が決定され、意思を持たず、粛々と任務を遂行し、設計者が予め定めたエネルギー量と、 その総量の範囲内で設計者が想定した運用方法によって活用される、兵器としての性能や規模を除けば、常識的な存在であった。 キャスターもそのような存在として当初は設計され、実際その通りに活動していたが――――。運命そのものとしか思えない男と出会い、その在り方が崩れた。 今ではキャスターは、生来定められた最大出力に、己の意志と気合と根性を出力に足し算出来、気合と根性で活動不能を無視出来る、意味不明の兵器と化してしまった。ランクEXとは、兵器でありながら兵器を越えた規格外性とカテゴリーエラー性の双方を意味する。 光と希望の星:A++ 極めて高ランクの勇猛、鋼鉄の決意を内包した複合スキル。 初期値として自身より霊格の高い、あるいは宝具を除く平均ステータスが自分の初期値より高い相手と相対した場合に全ステータスに+の補正をかけ、瀕死時には更に全ステータス+の補正をかけ、霊核が破壊され戦闘続行スキルが発動した場合には更に++の補正を加える。 戦闘中は時間経過と共に徐々にステータスが上昇し、その上昇率はダメージを負うごとに加速する。この上昇効果は戦闘終了と同時に全解除される。 また、相手がステータス上昇効果を得た場合には自身もそれと同等の上昇補正を獲得し、自身のステータスを低下させられた場合にはその低下量の倍に相当する上昇効果を得る。 意志一つであらゆる不条理を捻じ伏せ、機械の枠組みすら逸脱した勇気こそが、キャスター最大の武器である。 但しこのスキルのステータス補正効果は、キャスターが五体満足の状態で復活した状態でのみしか、発動出来ない。 人類史上最も不条理かつ理不尽な英雄の光に当てられて覚醒したスキル。馬鹿専用スキル。アホのきらきら星。 戦闘続行:A++ たとえ致命的な損傷を受けようと、「まだ終われない」という常軌を逸した精神力のみで戦闘続行が可能。 勝利と、聖戦への渇望。生者どころか、機械としての因果すらも当然のように無視したその在り方は、人間の手からなる被造物として、異様その物。 【宝具】 『惑星間塵(コズミックダスト)』 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:- 平時の状態では自律行動が出来ないキャスター、そんな自分の代わりに外界での活動を担当する存在が必要となり、それがこの宝具となる。 キャスターの道具作成スキルによって創造された、神星鉄(オリハルコン)の外殻体。これに、自身が保有する生体情報を打ち込み、自律的に活動させるのが当該宝具の骨子。 自律活動に耐えうる程のスペックの個体は2名。マルス-No.εと、ウラヌス-No.ζと呼ばれる個体であり、三騎士レベルのステータスを持つサーヴァントとの戦闘にも使用可能なスペックを誇る。 だがこの2個体の最大の特徴は、彼ら自身が保有する固有の能力で、前者のマルスは、物質間の分子結合を崩壊させ、殆ど万物と呼んでも過言ではない、あらゆる物質を消滅させる波動を放てる。 そして後者のウラヌスは、極めて広範囲に渡って極低温の凍結現象を引き起こさせる事が出来、指一本触れる事無く、遍く生者を凍死させる事を可能とする。 必要な魔力は、最初にオリハルコンの外殻を創造するのに必要な分と、2個体が戦闘に際して消費する魔力の分の2つ。 彼ら2体が戦闘で消費した魔力は、キャスター及びマスターの魔力のプールから徴収され、その供給ラインを絶たれた瞬間、オリハルコンの外殻を残して機能を停止させる。 2名の個体は、能力とステータスこそ生前に準じる程度の水準まで引き上げられているが、生前の彼らの人格は再現されていない。 あくまでも、機械的な自律活動しか保証されておらず、また同時に、キャスター自身と、そのマスターであるオフェリアの身辺警護位しか担当が出来ない。 これは、キャスターが創造するマルスとウラヌスと言う個体は、既に英霊の座にて反英霊として登録されている存在だからであり、座への接続が不能であるキャスターでは、彼らの人格を再現出来ない為。 また、この宝具の真の効果とは、生前のキャスターの配下であった人造惑星(プラネテス)を再現させると言う事になるのだが、その人造惑星自体が、実は2体だけではない。 本当はその配下の人造惑星は5体いたのだが、その内3体は、キャスターから完全に離反しており、命令を聞かない状態となっている。 この為、人格の再現については危険を伴うのと、そもそもこの造反した3体と言うのが、先のマルスやウラヌスよりもキャスターと接点がない所で活動していた個体なので、キャスター自身も自律活動可能な個体を創造する事が出来なくなっている。 ――後述の宝具が発動可能段階になると、この宝具の隠されたもう1つの効果。 生前にキャスターが創造に関わり、認知していた人造惑星の能力を全て使用可能となる、と言う効果が解禁される。この段階になっても、前述の3体の人造惑星の再現は不能となっている。 『大和創世、日はまた昇る。希望の光は不滅なり(Shining Sphere Riser)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:∞ 最大補足:∞ キャスター自身が到達した、覇者の王冠。その人生の旅路で気付いた悟り。遥か高位次元に叫び、刻み付けた命の答え。 キャスターのいた世界において浸透していた、星辰光と呼ばれる能力の究極の到達点。 勝利とは、大義を燃やす事。天を巡り、正座を作り、千年万年経とうとも、創造主の意思を汲みそれを実行に移す事。 そして、互いに競い合う好敵手がいてこそ、大義の焔は更に燃え、理想への王手も更に近づく。 その事に気づいたキャスターが手に入れた、異星の真理。世界の法則をもやがては塗りつぶし得る、侵食異星法則。 能力の本質は、核融合能力。実を言うとキャスターの宝具の効果とは単純明快で、凄まじいエネルギーの炎を産み出す、程度に過ぎない。 ただ、無造作に放った程度の炎の温度が『数億度』にまで達する、と言うのならば話は別。意味不明の熱量の炎の直撃は、灰どころか魂すら残らぬ程に相手を焼き尽くす。 また、本質的な部分が核融合能力の為、戦闘時における応用力も極めて高い。水爆現象など当然のように引き起こせるし、ブラックホールの創造や、縮退星砲の発動すらも可能とする。 奇など一切衒わない。圧倒的な出力とエネルギーで相手を攻撃すれば、死ぬ。それを極限まで突き詰めた宝具である。 ……勿論、こんなMax Bakaな宝具がリスクなしで放てる訳もない。 魔力の消費が、数値化、言語化不能なレベルで激しいのもそうであるが、最大の要因は、現在のカグツチの状態であり、肉体が半壊状態の現状ではこの宝具は無条件で発動不能。 つまり、肉体を復活させると言う措置が必要になるのだが、先ずその時点ですら、膨大な魔力が入用になり、当のキャスターですら、『どれだけの魔力が必要なのか理解してないが、兎に角滅茶苦茶必要』程度の理解しかしていない。 これは、そもそも生前の段階からして、キャスターは脱法にも程がある手段で復活し、必要コストを踏み倒して地上に君臨したからに他ならず、そんなイレギュラーな方法で蘇ったせいで、これ位は必要だろうと言う憶測が出来なくなっている。コイツ本当に最先端技術を搭載したコンピューターか? そう言う訳なので、兎に角ネックになるのは膨大な魔力が必要になる、と言う一点だが、この宝具は所謂『極晃星(スフィア)』に分類される能力である。 この能力群で一番大事な点が、『同じ想いを共有している他人がいる事』になり、これを以て、スフィアと言う能力は地上での発動を可能としている。 サーヴァントになり、宝具となった今でも、この特質は変わっていない。天文学的な確率だが、もしも、キャスターの理想を正しく理解している者がいるのなら、この宝具の発動、維持に必要な魔力が踏み倒しとなる。 神の手を借りる事無く。 人と人との絆と、消せど燃えぬ人の心は遂に、地上のみならず宇宙をも焼くに足るだけの炎を産み出すに得た。 人類は、その技術の進歩と、意志の継承によって遂に、人類自らを含めた万物万象を焼き尽くすだけの、ラグナロクの炎を産み出すに至ったのだった。 【weapon】 道具作成スキルで作成可能なアイテムを加工した武器: 但し、キャスターの身体は半壊状態の為使えない。よって、オフェリアがこれを使用する形となる。 【人物背景】 日本を復活させるとかほざきながら、テンション上がり過ぎてその復活させる土台である地球を、高次元に吹っ飛んだ日本ごと吹っ飛ばそうとしたウルトラのバカ 【サーヴァントとしての願い】 大和に地上の覇者としての地位を/今度こそ、聖戦の成就を 【マスターへの態度】 己を冥界に留め置く為の要石と認識している。 優秀な女性だと思っているし、マスターと呼ぶに不足はないと思っているが、幾度の敗北のせいで、少々虚無的なきらいになっているのがマイナス。 とは言え、当のキャスターも、ヴァルゼライドがいなければ立ち直れなかった程の挫折を経ている。 そう言う存在から激励の言葉を、オフェリアはかけられなかったのだろうと思っていて、そうなると彼女には惻隠の念を禁じ得ない。 だから、今度は己が、ヴァルゼライドのように、落ち込む彼女を導いてやろうと意気込んでいる。新天地を共に見よう。 【マスター】 オフェリア・ファムルソローネ@Fate/Grand Order 【マスターとしての願い】 今はない。ただ、進むだけ 【weapon】 【能力・技能】 降霊術、召喚術: オフェリアが修め、得意とする魔術 遷延の魔眼: 『宝石』ランクの魔眼。未来視の一種で、あらゆるものの可能性を見る事が出来る。 そして、その一度見た「能性を魔力を消費することで『ピン留め』が可能。この「ピンで留める」とは、都合の悪い可能性の発生を先延ばしに出来る能力である。 相手の自己強化、他者強化に干渉して強化すると言う行為を無効化するのは勿論の事、行動出来ると言う可能性をピン止めして行動不能にさせる事も出来る。 また可能性が見えるという事は、ある種の未来視でもあり、起こり得る可能性をもとにして、自身がどう動くかも選ぶ事が出来る。 弱点は、自身から遠すぎる可能性には干渉することはできない事。作中ではこの弱点の故に、レフ・ライノールの用意した爆弾での死から逃れられなかった。 また、魔眼の対象になった者が『別の可能性の自分』が存在できない程に『精神を固定する』と同じく可能性に干渉できなくなるということである。 【人物背景】 カルデアが嘗て用意していた生え抜きメンバー達、所謂Aチームとしてカルデアから選抜された優秀なマスターの一人。 高い戦闘能力と優れた才能、またその魔眼の故に、キリシュタリアからの信頼も厚く、戦闘に於いては彼女の方が分があると認めていた程。 しかし、人理焼却に際して、レフ・ライノールの用意した爆弾によって一度は死に、その後、クリプターとして蘇り、カルデアと敵対した。 原作第2部2章終了後より参戦 【方針】 居場所がなくても、それでも、進む。進めと、言われたから 【サーヴァントへの態度】 呼び出したサーヴァント。キャスタークラスではあるが、オフェリアは全くカグツチの事を軽んじていない。肉体が半壊している現状を見ても、なお。 滅茶苦茶プラス思考のサーヴァントだなぁと思うのと同時に、その明るさは、根の暗めなオフェリアにとっては、やり辛い所もある。 本SS中最後のセリフが、生前の北欧での死因ともなった、炎の不快男児くんと似通ってる所が散見出来てしまい、少々気が気でない。あの後自分の能力が、炎を操るそれと聞いて、余計冷や汗を流したとか。
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【種別】 二つ名 【初出】 1巻-215 【登場巻数】 1巻、6巻、8巻、 【解説】 ひなたの二つ名で、保護欲を掻き立てるしぐさを指すこともある。 由来はクラスの男子の半数が彼女に好意を持っていると噂される程の人気を持ちながら色恋沙汰とは無縁の純朴さから。
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imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Diabolic Tutor.jpg) 最高のアイデアは、往々にして最低の心から生まれるんだ。 The best ideas often come from the worst minds. オデッセイ 第8版 第9版 第10版 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Diabolic Tutor2.jpg) 賢き者は、常に力の囁きに耳を傾ける。 The wise always keep an ear open to the whispers of power. 基本セット2010 基本セット2011 基本セット2012 基本セット2014 コンスピラシー:王位争奪 統率者 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Diabolic Tutor3.png) 「あなたの炎がどれほど熱いか思い知らせてやるのよ。」 ――リリアナ・ヴェスからチャンドラ・ナラーへ "Show them. Show them how hot your fire can burn." ――Liliana Vess, to Chandra Nalaar カラデシュ 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/kirakira_dangerous/pages/102.html
寝静まった夜の静寂を突き破る渋谷から距離にして約2キロ。 ビルとビルの隙間を通り、路地へ入り、路地を抜け、路地を曲がり、路地に行き着いた。 その境界地帯は建ち並ぶ雑居ビル群に挟まれて、光や色彩とは無縁のつかの間の眠りにある。 隣接する大型デパートと併設された約300台を収容する設計の立体駐車場。 ──────それがとある殺人鬼たちの待合室だ。 Get Some! Get Some! 灯りをつけてもなお暗く、心を蝕むような闇の中。 雲一つない冥(くら)い空に不吉極まりない悪月。 そして、血腥い殺人鬼たちが興す狂宴(サバト)である。 渋谷の夜空を血の色に焦がして燃える景色は、もはや常人の認識の埒外にあった。 毎夜毎夜と都民は虐殺の憂き目に逢い、朝になるとその骸を晒す。 この大都市(メガロ・ポリス)は神も悪魔も預かり知らぬ無法の世界と化してしまったのだった。 ──────濡れたアスファルトに真っ黒でしなやかな姿が映る。 Get Some! Get Some! 犯(ヤ)るか、殺(ヤ)られるか。 欲望とは際限なくもなく成長する怪物。 何処からともなく血の匂いを嗅ぎつける殺人鬼たちの無軌道な欲求はとどまる所を知らない。 集うのは地獄の深淵に立った魔人。 当然だ。正気で立つ人間など既にこの場所には居ないのだから。 全員が最期の一人になるまで悦楽と死の双曲線を味わおうとしているのだから。 ──────触手兵器“MIYAGI”。 Get Some! ──────使用済みコンドーム蒐集家“ケリー・オクタヴィアス” Get Some! ──────陰茎剥製師“英田 菫(あなだ すみれ)” Get Some! ──────ニンフォマニア。死姦愛好家(ネクロフィリア)。その他怱々たる変態性欲者‥‥。 Get Some! Get Some! Get Some! Get Some! Get Some! Get Some! Get Some! Get Some! ──────皆、たちまちのうちに絶命した。 彼らは食物連鎖の頂点の口の中に飛びこんだのだ。 選り好みなどなく獲物を引きずりこみ、喰らう玩具箱(キル・ボックス)。の中に‥‥。 そして、新たな影が運命のように音もなく、そっと近づいてくる。 ──────見つけた。 ──────黒猫が一匹、音もなく死体たちを飛び越えて。 ◆◆◆◆ 黒猫の名はヤット。この街での名は「慈愛のお迎え天使」。殺人鬼である。 ──────ドコかな? ヤットの地獄の底からこの世の全てを憎むかのような視線を闇の中に突き刺す。 ただの猫が能力覚醒するという、魔人の中でも稀有な存在であったヤットの狩猟動物特有の獣性から来る鼻(カン)のよさ。敏捷性。追跡能力。 そのどれもがそこいらの魔人ごときとは比べ物にならない。 ──────居るのかな? その特殊な視力は魔人たちを異能の光として視認し、なるほどねと感心した。 ここはまるで地の利を最大限応用した砦のように管制された殺意が張りついているのだ。 街灯で浮き立つ灰色の外観が汚れでさらに黒ずんでいる。それらは全て血だった。 ──────ココかな? パトカーのボンネットは大きく開き、ラジエーターの亀裂から蒸気が立ち昇り、焼け焦げたアスファルトには様々な破片の散乱していた。 鋭利な破片を踏まないように跳ぶ。ヤットの三角飛びは低い天井を垂直に駆けあがると、そのまま重力を無視して天井を歩いていく。 どうやらこの立体駐車場には自動消化装置のスプリンクラーは付いていない。いや、作動していないようだ。 その代わりに海外映画の壊れた消火栓と化し、鮮血を壁に吹きつける首なし死体が数人いる。 ──────穢(くさ)い。 ヤットは今は亡き主人を思い出すのでこの臭いが大嫌いだった。 次に見つけたのは料金窓口のゲートから鎖にくくられ吊り下げられたマン・ターゲットだ。鎖には“立ち入り禁止”の札がぶら下がっている。 黒猫のヤットは今度はそれを猫本来の好奇心で上下逆さまにそれを見つめる。 ──────お肉屋の豚みたい。 世にも無惨な殺戮現場。まさに血濡れの火祭りだ。 ドロリとした人血に遮られた赤ランプがペカペカと明滅(めいめつ)し、怒ったような光を淀んだ水面に投げかけていた。。 揺蕩った傾斜路に累々と横たわった殺人鬼たちはそこかしこに死と排泄機能の無様を訴える。 しかしその正体を知っているヤットにはびた一文、同情などできなった。 その奥から呻き声が漏れてくる。 ──────居る。ここに居る。 「助けてくれ!」 「殺される!」 心悸の高めたニンゲンたちが出口の扉を叩きながらナニか喚いているらしいが、 Get Some! Get Some! 新たな悲鳴、閃光。これにはヤットもビックリした。 爆発の激しいショックが駐車場全体を揺るがせ、噴煙が吐き出される。 噴煙とともにを千切れ飛んでくる殺人鬼。 ボロ人形のように内臓を剥き出しに死んでしまった。 袖の付いたままの腕があっちに、頸はそっち。 当然ピクリとも動かない。 気まぐれに子供遊んで四肢をもぎ取った人形の末路を思わせた。 ──────ふぅん。僕以外にも命を欲しがってる輩はいるんだ。 ヤットは殺人鬼たちのかき抱くその一瞬の熱情、寒々しい不快感プラス殺意の火花には正直うんざりしていた。 ──────異能の輝きはあと、三つ。 それでも、殺す。絶対殺す。 主人を奪った殺人鬼の命を手にいれるその日まで‥‥。 さぁ、始めようか。襲うべき敵はそこにいるんだから。 ──────捉えたよ、ニンゲン。君の命は僕のモノだ。 最後に聴こえたのは人間(ヒト)のものならぬ猫の叫び声。 ある男の耳にはそれが苦痛に喘ぐ女の悲鳴にも、セックスの絶頂に達した女の絶叫にも聴こえた。 ◆◆◆◆ ──────悪は正義に勝つ。抗しがたい残酷な力で。 魔人犯罪対策室の橋本は視線を周囲に放ちながら、懐から超小型無線機を取り出し電源を入れた。 「本部、こちらD(デルタ)・T(タンゴ)・S(シエラ)!大至急、救急車を!負傷者多数」 しかし、無線機の向こうの声はひび割れたノイズを吐き出すのみだ。どうやらトラブルはここだけの問題ではないらしい。 「本部応答を!?おい‥‥本部!?ええい!クソ‥‥」 こんな気持ちはどんなに清廉潔白な人の心にも、時々襲って来るものだ。 「野郎、ブッ殺してやる」 捜査一課のおこなった殺人鬼ファイトクラブを一網打尽にする突入作戦は思わぬ横槍が入る。 ──────狩りをするのは我々だけではなかったのだ。 突入直前に起こった謎の毒ガス攻撃。予め設置されたと思われるブービートラップの数々。 所属不明(アンノーン)の強襲、敵味方入り乱れる銃弾のカオス。 ──────結果はご覧の有り様。残っているのは本田刑事と部下の橋本のみ。 「‥‥‥バカヤロー、橋本。何で逃げなかった?」 隣にいるのは本田警部は後輩刑事の橋本に担がれてもなお、厳しい口調で告げる。 特に本田警部はかなりの重傷だ。顔面に吹き付けられたマスタードガスによって顔を焼き爛れさせ、眼は白濁とさせ視力はないに等しかった。 橋本は辛うじて微笑み返す。 「置いて逃げるような教育は‥‥受けた覚えはありませんよ。本田さん‥‥‥ッ!」 盲目となった本田刑事の重い身体を担ぎ上げ、橋本は非常扉に体当たりし、転がり出ると共に一気に階段を駆け下りた。 「‥‥‥へっ」 猛々しかった本田はすぐに黙り、自分を律する為に息を吐き、顔を伏せた。彼は追われるの身を忘れ微笑んでしまう。 この地獄から脱出するには地下下水道管へと入り、マンホールから外に脱出するしかない。 ウンコや使用済みコンドームなんかが浮かぶ汚水に肩まで浸かることは感染症・性病の原因などから正直やりたくない。が、この状況では背に腹は代えられない。 逃げる二人はこの東京(せかい)が徐々に翳っていくの感じている。 三十七名もの優秀な捜査官たちが殺人鬼の醜悪な毒牙の餌食となり、その犠牲者の中にはなんと全ての事件を物理で解決するあの“徒士谷警部”が含まれていたのだから‥‥。 「先輩の知ってる“ジャック・ザ・リッパー”って、あんな奴なんですか?クソ、乳首がジクジクするぅ‥‥」 己の両乳首を消失している橋本警部は本来は乳輪があった血まみれの箇所を指で捏ねながら、辛いと訴える。 「いいや違うな。もっと厄介なヤマになっちまったなぁ、こりゃ。あの男は‥‥“猛毒”だ」 本田警部は大丈夫だ我慢しろ、と無視した。 「じゃあ、例のレッドノーティスの‥‥?」 「ああ、顔を替えているがたぶんな‥‥」 「大変だ。この事をみんなに教えないとまた──────」 次の瞬間、チャイムの音とともにエレベーターからまろび出た影の中の影。 その忽然と姿を現した生ぬるさに驚愕して橋本は目玉をひん剥いた。 「どうした!?‥‥‥逃げろッ!橋本!」 叫ぶ本田警部。 嘲笑うトール・ダーク・アンド・ハンサム。 ──────“歩く劇薬(リーサルドーズ)”!橋本の乳首を奪ったあの男の微笑だった。 眼前の男の手に握られるのはその元凶、消音器(サイレンサー)付きのH&K(ヘッケラー&コッホ) P7 9ミリ。 『おーおーまだ生きてるよ。オッサン結構しぶといね』 “歩く劇薬”はメロディックに口笛を吹き鳴らし、挑戦的に唇を吊り上げる。 毒液が滴るようでそれでも耳に心地よい声。瞬間、 『さっさと死ねよ、ボケ』 本田刑事は、前へと飛び出した。 「橋本‥‥うぉぉぉぉっ!」 一瞬の閃きとともにブシュッ、という小さな発射音が漏れる。 小鳥のような声を漏らして本田の身体は跳びはねた。 眉間から頭蓋骨にポッカリと穴を開け、脳に弾丸を食いこませた本田警部は目玉を眼窩から飛び散らし絶命する。 「本田さん!!」 橋本の驚愕を無視して、リーサルドーズの左膝が跳ね上がった。 涎を垂らしていた橋本の顎を砕く。 尻餅をついた橋本は舌先を噛んで口を血だらけにしている。 「うげぇぇぇ‥‥」 橋本は赤黒い血とともに数本の前歯を地面に嘔吐した。 “歩く劇薬”は容赦なくブーツの先端で橋本の脇腹を蹴り続け、踵でペニスを踏みつけにする。 橋本の激痛とは裏腹に、ペニス自体が独立した生き物のようにその刺激を甘受する。 それにリーサルドーズは面白そうな顔はしなかった。 ◆◆◆◆ 『ひー、ふー、みー、よー、いー、むー、やー、なー、こー‥‥‥』 贋(ニセ)のジャック・ザ・リッパーの情報にまんまと誘き寄せられた、 馬鹿なジャック・ザ・リッパー志望者七名。 ────全員落第(しね)。“本物”はもっと骨があったぞ。 オマケの魔人捜査官八名。普通警官二十五名。 ────全員クビ(ころす)。こいつらとおんなじ給料だったとか俺が死んじゃうぜ。 最初の罠で四人、二番目の罠で二人。俺が八人。同士撃ちで捜査官と殺人鬼が一人ずつ死んで、 立体駐車場(ここ)に入らずで尻尾振って逃げた奴らは────────全滅。 ──────だったらこの死体はなんだ? ──────どうしてだ? どうしてこいつは死んでいるだ?俺はまだ”何もやってない”のに‥‥。 横たわる全身無傷のピカピカな魔人小隊の隊員が一人。 開いたままのその口から飛び出しているのは、十センチほどの尻尾のようだ。尻尾は軒先の花のように揺れている。 蛇が卵を飲み込んだように膨れあがった魔人隊員の喉から、不気味な呻き声が洩れでている。 ソイツは引き裂くような音とともに出てくる‥‥。 液体が宙を飛び、リーサルドーズの横顔にもへばりついた。 約三十分間この立体駐車場に充満したサルファマスタードガスをコイツは一体どうやってやり過ごしたのか、はたして。 この冒涜的な光景が終えると同時に、魔人小隊の陣地へ正面から乗り込んだ大胆不適な男が、たった一匹のカワイイ動物の扱いに困惑した。 なんとも不気味な事にコイツはずっと隠れていたか‥‥死体(この)の中に。 『‥‥猫‥‥だと?』 拳大の口(クレーター)から這い出てくるのはてっきり宇宙生物を想像していた。 口から転(まろ)び出てきた猫と俺は正面から向き合うことになる。猫も俺を睨み返してくる。 大きな青眼(ブルーアイズ)が爛々と輝かせる 血のりにまみれた猫。重さも二キロとあるまい。 おそらく何人も屠ってきたであろうこの魔性の猫(ヘル・キャット)は、今この俺を葬ろうとしていた。 『お前は一体‥‥何なんだ‥‥?』 猫は耳を前に傾ける。 ──────ヤット。 拳銃の先に付いた不気味な消音器の死の威嚇に傲然と尾を立てて歩いてくる。 『嘘だろ‥‥コイツ人語まで‥‥!?』 ──────まあね。 なんて、猫は呟いた。 ──────リーサルドーズの眼差しが遠くなる。 奴は俺に話しかけ、完全に俺の思考を読んでいた! 遠感能力(トランス)。もはやこの猫にとって言葉は何の意味もない。 信じられないことだが、この猫は俺の思考を捉えて、それを自分に判る言語に翻訳している。まるでイソップの寓話や映画ドクター・ドリトルの世界だ。 ──────動くな。 『──────ッ!』 出し抜けに胸に鈍い刺すような痛みに、俺の思考は中断された。 猫は唸りながら、その場を離れない。 猫はのどを鳴らし続けている。さながら不思議の国のチェシャ猫さながらに。 ──────コレ、君が殺したの?。 猫はうずたかく積み重なった死体を前脚で、おかわいそうにという感じでポンポンと叩いた。 『‥‥あぁ、そうだ。悪いね』 ──────全然、良かったよ。 猫は唸り声をあげながら、死体の顔に飛びついた。 ──────僕にはコイツらを“こんな風”に殺したりは出来ないから‥‥。 『よくご存じで‥‥ハハハ』 リーサルドーズの死魚の眼から放つスマイルにヤットは口から血を滴らせて返した。 爪を剥き出しにすると、ヤットはその殺人鬼の死体の頭の肉を抉りはじめた。 ──────やっと‥‥見つけた。コイツだ‥‥コイツが僕の主人を‥‥ ──────死んだ!死んだ!死んだ! 爪は顔の肉をやすやすと切り裂き、頬肉を磨り潰した。地を這う小動物を捕らえる甲高い鳴き声は雷のようだ。 ──────もっと苦しめばいいのに‥‥! 顔の皮は剥がれて真っ赤な筋組織がむきだしになっても猫は青白い光沢を帯びた瞳は憎悪に満ちていた。 『‥‥たいした飼い主様だな』 鮮血のしずくが眼に入ってきた。片手が上がりそれで血を拭う。リーサルドーズは、鋭い音をたてて息をのんだ。 ──────うん♥️ 黒猫は頷いて、口元をほころばせた。 ──────僕の大のお気に入りだったんだ。 リーサルドーズはこういう眼をキラキラさせて、戦場灯りにやってくる手あいには前にも会ったことがある。 ──────どれもこれも愛の破滅願望(デストルドー)な最も危険な種類(タイプ)の相手だった。 その後も甘ったるい馬鹿げた言葉を連発して、俺を唖然とさせた。 元々猫は独立不羈(どくりつふき)の生き物だ。人間の魔人とは別の存在感を持っている。 もはや、この世界とは絶対に相容れない存在のように思える。 人間と猫は紀元前何千年もの間、不和と協調の矛盾に満ちた関係を築いてきた。 ネイティブ・アメリカンにとって、猫は魂のない唯一の動物で邪神の化身に他ならない。 唐を渡った金華猫も有名な話だろう。映画にもなった。 他にも悪魔(サタン)の密偵。旧神の一柱‥‥。 穏やかな郷愁も、血を凍らせる恐怖も、善良ではないが、邪悪でもない。 ──────そう、猫は神(ゴッド)だ。少しも奇妙ではない。 ペットから神話の妖精並みの変身、あまりのその変貌ぶりはまさに麻布の大妖怪や、ウェールズの怪物の再来であった。 H&K P7(二列装弾(ダブル・カーラム)十三発の九ミリ弾は、たとえ一発でも猫は殺せる‥‥たとえ神でも。今ならまだ間に合う。 変貌を遂げつつある猫のふくみ笑いが届く。 ──────ありがとう。じゃあ、永年にさようなら。 ──────殺せる。 ──────生きていくのに不安はないの?その身体で? 魔性の猫の超常を体験しながらも、自信に満ちた笑みは消えていない。 『負けた時の事は、考えてない‥‥!』 霊的衝撃(インパクト)と銃声が交錯した。 死ね 捉えた 不動の直線を引いた弾道が逃げる猫を捉えられたのは、視覚よりも鼻(カン)だった。 猫の方は、この俺の反撃に予期していなかったらしい。 発砲した九ミリ弾が見事胴体にめり込み、猫から苦痛が滲み出た。 ヤットからみるみる鮮血に溢れ出でた。 ──────心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ心臓停まれ! 力強くリズムカルにヤットはリーサルドーズを天国に運びながらも、勝負は一瞬に決する。 一斉に糸を断たれた操り人形のように、リーサルドーズはその場にへたり込んだ。 黒猫ヤットの最期の断末魔の呪いは彼の身体をそのまま満足するまで蹂躙する。 最も純粋で危険な念が、リーサルドーズの全身を突っ走る。 『うがああぁぁぁぁぁあぁ──────っ‥‥クソ』 このまま心臓麻痺につながる気もしたが、恐怖するのも億却である。 リーサルドーズは肌身離さず持ち歩く注射器を懐から取り出すと、カートリッジ式アンプルを装填して、首の静脈へと押し当てる。 意識が切れる──────はたして俺は生きて朝を迎えられるのか? 『“深愛を抱く蒼(ハイドレンジア)”──────』 固く閉じた目蓋から涙が滲み出し、頬に筋を引いた。 全身がびくびくと痙攣する。手には血管が走り、筋肉が盛り上がる。 『‥‥‥ぁ‥‥‥』 呻き声をたて、血と泥にまみれた顔ごと仰向けになり、地面に爪をたてて弱々しい呻いた。 リーサルドーズは硬直した手足を数度痙攣させたきり動かなくなる。 『──────コメット』 ──────魔人能力によって精製されたニトログリセリンの静脈注射による心肺蘇生法。 ──────脳の酸欠死まで残り九十秒。 その一分足らずな心臓の再起動までの時間は彼にとっては途轍もなく永い時間であった。 ◇◇◇◇ 目映い十二月の曙光。月曜日の早朝。 東京の初雪は街を白い砂糖菓子に変え、晴れ渡った空はまるで邪悪などこの世に存在したことがないと言いたげだ。 今日の朝刊、Twitter・ネットニュースは相変わらず殺人鬼の凶行を報じている。 渋谷の惨劇。新宿での激しい銃撃戦。ショッピングモールの大乱闘。 真贋の見分けはつかないが“倫敦の悪魔(ジャック・ザ・リッパー)”という名前も一部報じられていた。 もちろん、それらの記事の中に“歩く劇薬(リーサルドーズ)”という俺の殺人鬼(なまえ)は一切登場しない。 それが俺には大変喜ばしいことだった。 俺の背後からけたたましいサイレンたちが渋谷方面へと向かって集結していくのが喧しく聞こえる。 それを無視し、行き交う男と女の息。それらは混じり合いながら、冷たい朝の空気の中を湯気となって流れた。 晴れた日の朝は寒い。 地を這う寒風が渦巻き、アクアスキュータムのトレンチ・コートの裾が風に煽られる。 今日は手袋も持ってくれば良かったなぁと俺は思いつつ、すれ違い驀進するパトカー、消防車、救急車、装甲車の群れに邪視を贈った。 (赤坂の方向。横田の車。アメリカ軍‥‥?) 他にも考えうる政府機関は半ダースほどはあるが、どれも理由は推測できるし、理解することも容易であった。 唇は挑むように不適な微笑にゆがんだ。 俺は人波で雑沓するイチョウの並木通り抜けてを姫代学園へと急ぐ。 学園は冬休み‥‥だが、学生は休みでも教師に休みなどあるわけがない。 昨夜の事件もあり一様の生徒たち全員の安否確認。また、通知表の作成。年明けのテスト問題の作成。授業の教材準備。あと実験室の廃液ドラム缶の中にある死(・)体(・)の始末がある。仕事は山積みだった。 (あーあ。もっと人殺してぇ、あと女‥‥) 内なる破壊欲の燻りは火を吐く。 それを表面(おもて)に現すほど、馬鹿ではないが、 自分の時間をカモフラージュの為の偽装工作に割くのが苦痛の極みに達していた。 (教師やめてテキトーに女の家に転がりこむか‥‥でも、売りは辞めたしなぁ) 実のところ被っている“羊の仮面”は一つだけではない。 姫代学園の教職に立つ“榎波春朗”という名前も職業上の偽名(ワーク・ネーム)の一つに過ぎないのだ。 13歳で魔人に目覚めてから日本を離れ、俺は上海、アテネ、オーストラリア、シンガポール、ニュージーランド、ロサンゼルスを転々とし、この世界の深淵を垣間見た。 生きるため、仕事をやり遂げるためにはどんな手段(ツール)を使うことをいとわなかった。 十八ヵ国の国籍と偽の名前、特殊技能、殺しのスキル。 入神の演技でどんな役もこなし、どのような人間にだって化けてみせる。 各国の政府高官(おえらがた)はそんな俺を重宝して、国益を損なう恐れのある害虫どもの駆除を任せたのだ。 裏の世界では、いつからか俺は“歩く劇薬(リーサルドーズ)”と呼ばれるようになった。 千を越える死者を曳きずって生きる放蕩無頼。 諜報局破壊工作員。 不可能を可能にする“猛毒”と──────。 「ちょっと、やだぁ‥‥。カワイソー」 『────?』 チラリと視線を泳がせると、前を歩く人の流れが滞っている。 隣にいたサラリーマンも、物陰に顔を向けると数秒間制止し、眉に険を刻み、立ち去ってゆく。 裏路地が開く黒い口を黄色テープの規制が円(まどか)かと囲まれていた。 俺は散らばる奇怪な薔薇の花の模様に流し目を送る。 目を凝らし、観察して初めてああ血(・)かと判る程度の血痕だった。 まじまじと観察する視線の先にそれは四肢を大きく突きだし、静かに横たわって死んでいる。 あんぐりと口を空けた黒猫だった。 皎(しろ)い歯をきらめかせ無言の絶叫を放っていた。 既に二羽の鴉たちが死骸の両目を食べ終えて、その嘴は凶暴な昆虫のように腸(はらわた)を暴きにかかっている。 この寒さだ。せめて蛆が湧くことのないことが気休めだろう。 すると何処からか現れた防護スーツで武装した警察隊と消防署員たちが滑るように死体に近づく。途端、鴉はひと啼きして、何処かへ飛び去っていった。 隊員はすっかり冷たくなった肩や背中を引っ掻くようにして愛撫する。 触れた毛は自らの出血で糊付けされたようにゴワゴワと固まっていた。 輪郭をなぞる五指は優しく、黒猫の下顎にかかった。 隊員が引っ付かんで拾い上げると、俺は何処かで見覚えのあるような銀翼のチャームの付いた首輪を垣間見る。 ‥‥それを見届けた俺は何事もなかったようにこの場を離れた。
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屍人になると人間は楽しい人生を送れるのかと思ってしまいそうですがそこは深呼吸して落ち着くところ。今回愉快な結果で終わったモルテも何万分の一くらいの確率かも知れませんので -- (名無しさん) 2013-08-11 18 35 10
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KINU キリコ コ ガ し~らんぺ~ いや~知りませんでした。 おもしろいな~。 すばらしい好奇心&観察眼&行動力!! 館内放送に興味を持つ人、それによって行動する人は多くても、その行動する人を観察するために、カウンターまでかけつける人はなかなかおらんよ! おかげさまで、その貴重な統計を知ることができました。 乗り物オタク(あずみんを含む)って、ゆみタンファンとキャラかぶるんだね・・・ 2009/11/22(コガ)