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基本情報 国籍 不明 出身地 不明 誕生日 不明 身長 不明 体重 不明 選手情報 投打 右投両打 ポジション 遊撃手 初出場 2021年 概要 元ネタ解説 同人シューティングゲーム「東方Project」シリーズの登場人物。 紅魔館のメイド長。初登場は「東方紅魔郷」で、5面ボスとして登場した。その次作の「東方妖々夢」で初の自機を務める。以後、「東方永夜抄」「東方花映塚」「東方輝針城」でも自機を努めた。 選手経歴 選手としての特徴 ニコニコ動画で連載されたプレイ動画シリーズ「東方野球in熱スタ2007」の幻想郷タートルズに所属する咲夜がモデルで、守備力が抜群の遊撃手。 余談 記録 成績 年度 球団 防御率 試合 勝利 敗戦 S H イニング 打者 被安打 奪三振 四球 失点 自責点 暴投 被本塁打 QS HQS 完投 完封 奪三振率 whip 勝率 年度 球団 試合 打席 打数 得点 打率 安打 2塁打 3塁打 本塁打 打点 三振 四死球 犠打 犠飛 盗塁 併殺 失策 出塁率 長打率 OPS 背番号 登場曲 応援歌
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現在加盟中の球団 ./京都中信ブラザーズ ./福岡ランダース ./東京結ヶ丘アトムズ ./京都ロビンス ./名古屋金鯱ヒーローズ ./神奈川ガリバーズ ./北海道スターゲイザーズ ./南滋賀タイガース ./大阪南堺ホークス ./埼玉エクスプレス 準加盟もしくは加盟検討中の球団 解散した球団 ./東舞鶴イーグルス ./奈良ファイヤーバーズ ./福井MWNエレファンツ
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基本情報 国籍 日本 出身地 東京都 誕生日 8月8日 身長 154cm 体重 不明 CV 楠木ともり(2018-2023)林鼓子(2023-) 選手情報 投打 右投右打 ポジション 遊撃手 初出場 2023年 概要 元ネタ解説 テレビアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」及びその原案であるアプリゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS」の登場人物。 虹ヶ咲学園の2年生であるが、その正体は謎に包まれており、校内で彼女の姿をみた人はいない模様。というのもその正体とは生徒会長・中川菜々である。 以後アニメ版準拠 + ... ある日、ダイバーシティ東京プラザの階段でライブを披露していたところを、偶然通りかかった高咲侑と上原歩夢に目撃され、2人がスクールアイドルに興味を抱くきっかけを作った。 しかし、そのライブを最後に優木せつ菜は活動を休止し、同好会は廃部。原因は同好会の活動について他のメンバーとの食い違いが生じていたことであった。 やがて、旧メンバーらによる調査で生徒名簿にせつ菜の名前がないことが判明し、その正体が生徒会長・中川菜々であることが発覚する。そして、侑と旧メンバーに呼び出され、侑からは(競技としての)ラブライブ!を目指さないソロ中心の活動を示されるとともに、せつ菜がモットーとしていた「大好き」を貫いてもいいことを認められ、目の前で菜々からせつ菜へと変身し同好会に復帰、さらには旧メンバーに侑、歩夢のみならず、宮下愛と天王寺璃奈を加えて同好会は本格的に再始動した。 以後、スクールアイドル・優木せつ菜と生徒会長・中川菜々という2つの顔を持つようになり、そのことは同好会メンバーだけが知ることとなっていたが、2期で三船栞子にも正体がバレ、周囲との相談の結果、改めてせつ菜が菜々であることを公表した。なお、せつ菜の熱烈なファンだった生徒会副会長はそのカミングアウトの瞬間、驚きのあまり悲鳴を上げた模様。そして生徒会長を退任し、残りの学園生活をスクールアイドルに注ぐことを決意した。 選手経歴 2023年 高咲侑、上原歩夢とともに神奈川ガリバーズに入団。当初は坂本速人との併用で起用されていたが、その坂本が不振に陥るとレギュラーの座が舞い込んできた。走攻守ともに無難な働きを見せ、6月11日(第27節)には満塁本塁打を記録するなど、二桁本塁打を記録。あわせて二桁盗塁も記録した。 選手としての特徴 走攻守に優れた遊撃手。特に守備に関してはリーグ最強レベルになりうる可能性を持っている。 余談 担当声優はこれまで2人いる。初代である楠木ともり氏は2017年の就任当時、弱冠17歳という同好会のキャストでは最年少であったが、2021年頃から関節の病気に悩まされ、パフォーマンスも制限されていたが、2022年11月に「エーラス・ダンロス症候群(関節型)」という国指定の難病であることを公表するとともに、同役を2023年3月限りで降板すると発表された。 代わりに2023年4月から就任した林鼓子氏はその楠木氏よりさらに年下であるものの、ラブライブ!シリーズでは過去に「サンシャイン」劇場版や「スーパースター」1期にも登場しているほか、楠木氏とは別作品でも共演している。林氏は「Lovelive! Series Presents ユニット甲子園2024」の組み合わせ抽選会に出演し、所信表明で満塁ホームランを目指すと意気込んでいたが、その後司会の藤井康生アナウンサーから「満塁ホームランは何点か」と聞かれ、答えが出なかった。ちなみに当リーグのせつ菜は2023年シーズンで第27節にて満塁ホームランを記録している。 絶望的に料理が下手。 アニメ、ゲーム、特撮が大好きだが、親はどうも否定的とのこと。 記録 成績 年度 球団 試合 打席 打数 得点 打率 安打 2塁打 3塁打 本塁打 打点 三振 四死球 犠打 犠飛 盗塁 併殺 失策 出塁率 長打率 OPS 2023 神奈川 92 348 336 30 0.244 82 12 1 10 26 31 11 0 1 10 9 2 0.268 0.375 0.643 背番号 登場曲 応援歌
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赤より紅い鬼神/無様を晒せ (前編) ◆guAWf4RW62 天高く昇った太陽の下で、今も尚執り行われている殺人遊戯。 その舞台となっている孤島の一角に、古びた喫茶店が屹立している。 ユメイは意識を取り戻すや否や、再び蘭堂りのの足を治し始めていた。 「あっ、あの~……良いんですか? ユメイさん、未だ殆ど休んでないじゃないですか。 ユメイさんが無理して倒れちゃったら、私悲しいです……」 「心配しないで、りのさん。わたしはもう平気だから」 りのを安心させるように微笑みながら、ユメイはエクスカリバーの鞘による治癒を続けてゆく。 過度の疲労で一度は倒れたユメイだったが、既にその顔色には十分な生気が戻っている。 エクスカリバーの鞘は制限さえ無ければ、明らかな致命傷ですらも治療し切る宝具。 ならばユメイの疲労が短時間で回復するのも、当然の事だった。 「どう、りのさん? 痛みは引いてきた?」 「あっ……はい。だいぶ楽になってきました」 あれだけ酷かった銃創も、既に傷口は塞がっている。 未だ激しく動き回るのは厳しいが、歩く程度なら大きな支障は無いだろう。 「だったら一安心ね。でも血で足が汚れてるし、背中も汗で濡れちゃってるわね……。 傷が完全に治ったら、タオルで拭き取ってあげるわ」 「は、はうっ!? 拭き取るって、ユメイさんがやるんですか!?」 「ええ、そうよ。女の子なんだから、身だしなみはちゃんとしないとね」 ユメイの言葉に、りのが顔を真っ赤に紅潮させる。 身体をタオルで拭くという行為は、ある意味素肌と素肌の触れ合いにも等しい。 そのような好機を彼女が――聖ル・リム女学校生徒会長、源千華留が見逃す筈もない。 「あら、楽しそうな事をしようとしてるわね。でもりのちゃんの独り占めは駄目よ? 私も混ぜて下さらないかしら」 「ええ、良いですよ。一緒にりのさんの身体を拭いて上げましょう」 「はわわわっ! ち、千華留さんまでー!」 千華留は愉しげな、ユメイは穏やかな笑みを浮かべ、りのも恥ずかしがりつつも何処か楽しそうだった。 それぞれが厳しい体験をした少女達だったが、誰一人として明るさを失ってはいない。 凄惨な殺人遊戯の中であるにも関わらず、独特の雰囲気を漂わせる三人。 そんな雰囲気を打ち破ったのは、三人の背後から聞こえて来た一声だった。 「皆、大変だ!」 叫ぶ声は、九郎との交信を試み続けていた直枝理樹のものだった。 理樹の手には、トランシーバーがしっかりと握り締められている。 事態を把握しかねた千華留が、疑問を解決すべく問い掛ける。 「大変って、一体何があったの?」 「九郎さんから連絡があったんだけど……。虎太郎先生が、例の怪人に襲われているみたいなんだ」 「な――――」 瞬間、千華留は心臓を鷲掴みにされたような感覚に襲われた。 それはユメイもりのも同じだろう。 三人共、怪人――鉄乙女と直接対峙した事は無いが、その恐ろしさは情報交換の際に聞かされていた。 聞いた話によれば、鉄乙女は皆が知り得る中でも最強の敵であるとの事。 千華留は焦る心を懸命に抑えながら、若干上ずった声で尋ねる。 「……それで、九郎さんはどうすると?」 「九郎さんは場所だけ云って直ぐに通信を切っちゃったから、分からないよ。 でも……きっと、虎太郎先生を助けに行くつもりなんだと思う」 そう推測するのは、九郎の性格を考えれば余りにも容易だった。 あの正義感の強い男が、窮地にある仲間を放っておく筈が無いのだ。 「たたた、大変です! どうしましょう!?」 狼狽し切った声を上げるりの。 そんな彼女に逸早く答えたのは、覚悟を決めた一人の少年だった。 「……僕が一人で助けに行ってくるよ」 「そ、そんな! 理樹さん……無茶です!」 「無茶でも何でも、やらなくちゃいけないんだ。九郎さん達を見捨てる訳には行かないよ」 答える理樹の表情に迷いは無い。 強く生きると、正しき怒りを胸に戦うと誓った。 ならば此処で臆して九郎達を見捨てるなど、到底有り得ない話だった。 千華留は少しばかり思案した後、自分なりの考えを口にする。 「仲間だもの……私だって九郎さん達を助けたいわ。 でも、助けに行くんだったら皆で行けば良いんじゃないかしら?」 「怪我しているりのさんを連れてはいけないよ。 そして千華留さんやユメイさんまで来たら、りのさんを守れる人がいなくなる。だから、僕一人で行くのが最善なんだ」 「……なら、理樹さんよりも私が行くべきね。 理樹さんもりのちゃんと同じで、未だ怪我が治り切ってないんでしょ?」 「それは……」 千華留の指摘は正しい。 理樹の腹部に刻まれた銃創は、未だ完治していない。 エクスカリバーの鞘による治療である程度は回復したものの、完調には程遠かった。 「ほら、図星でしょ? そんな身体で無茶しちゃいけないわ。だから此処は私が――」 「いいえ、わたしが行きます」 千華留は自分が救援に行くべきだとの主張を試みたが、それは途中で遮られた。 声がした方へ振り向くと、そこには凛とした表情のユメイが立っていた。 「九郎さん達の救援に一番適任なのは、わたしです。皆さんも知っての通り、わたしは特殊な力を使えますから」 敵は人外の存在である以上、それ相応の力を持つ者が救援に向かうべきなのは間違いない。 そしてユメイは霊力により、様々な技や魔具を用いる事が出来る。 更にエクスカリバーの鞘による治療も可能なのだから、ユメイ以上の適任者などこの場には存在しない。 しかし、千華留はユメイの提案を直ぐには受け入れず、確かめるように問い掛ける。 「きっと今回の戦いは、辛く厳しいものになるわ。もしかしたら、死んでしまうかも知れない。 ……ユメイさんには、その覚悟があるの?」 千華留の脳裏に去来するのは、ユメイと出会った時の記憶。 怯え切っていたユメイの姿だ。 だからこその質問だったが、ユメイは躊躇わずに首を縦へと振った。 「ええ、大丈夫です。怯えているだけじゃ桂ちゃんは守れないから。 もう絶対に、恐怖に屈したりしません」 語るユメイの顔には、怯えているだけだった頃の面影は欠片も見られない。 瞳には勇気が、言葉には揺ぎ無い意志が、宿っている。 「それに……桂ちゃんだけじゃない。わたしは皆を守りたいんです。仲間を死なせたくないんです。 だからわたし――戦います」 その言葉は、ユメイの紛れも無い本心だった。 人を殺せば桂が哀しむし、何より自分自身だって人殺しなんてしたくない。 人を傷付けてしまった時の、あの押し潰されるような罪悪感はもう味わいたくない。 だけど、守る為になら戦えるから。 戦わずに後悔するだけなんて、もう絶対に嫌だから。 殺す為にでは無く、守る為に力を振るう。 それがユメイの――羽藤柚明の、新たなる決意だった。 その決意を前にしては、最早誰にもユメイを止める事など叶わない。 ユメイは理樹から九郎の居場所を聞き出して、早々に出発しようとする。 「ユメイさん、待って! 行くのなら――せめて、これを持っていってよ」 そう云って理樹が差し出したのは、バルザイの偃月刀。 魔力や霊力を持つ者でなければ、この武器の真価は引き出せない。 ならばこの場に残しておくよりも、死地に赴くユメイこそが持っていくべきだった。 「助かります。有難く使わせて貰いますね」 「絶対に……死なないでね」 「分かっています。桂ちゃんを生きて帰すまで、わたしは死ぬ訳にはいきませんから」 「うん……皆の事、頼んだよ」 その言葉に、ユメイは迷い無く頷いて、喫茶店から飛び出して行った。 そんな彼女の背中を見送りながら、理樹は一人小さな声を洩らす。 「僕は――――」 本当なら、自分が行きたかった。 正しき道を示してくれた九郎を、自分自身の手で救い出したかった。 だけど、それは不可能。 腹部を怪我している今の自分が向かった所で、九郎の足手纏いにしかならないだろう。 自分の我儘を押し通して、九郎や他の仲間達を危険に晒す訳には行かない。 だから理樹は私情を抑え込んで、唯只拳を握り締める。 自身の無力を呪いながら、九郎達の無事を祈りながら。 血が滲み出る程に、強く、強く。 ◇ ◇ ◇ ◇ ユメイが喫茶店を発った頃から遡る事、数十分。 玖我なつきは拳銃型のエレメントを両手に握り締めながら、リゾートエリアの中を駆け抜けていた。 視線を横に向ければ、少女を右腕で抱き抱えたまま走る眼鏡の男の姿。 なつきはその男と安穏で無い関係だったが、今は互いに争っている場合などでは無い。 押し潰されるようなプレッシャーが、背後から迫りつつある。 そのプレッシャーの正体は、返り血で赤く塗れた制服姿の女子高生。 口元に張り付いた歪な笑み、爛々と輝く不気味な光を湛えた瞳。 呼吸をするかのような気軽さで他者を喰らい尽くす、異形の死神――鉄乙女だった。 「糞っ……なかなか引き離せないな」 なつきとて非日常の世界に生きる、HIMEの一人。 身体能力に関してはある程度自信があったものの、追跡者は正しく桁違いの怪物。 走力の差は火を見るより明らかだった。 故になつきは、自身が誇る拳銃型のエレメントで敵の足を止めようとする。 「このォッ!」 駆ける足は決して止めぬまま、後方の乙女に向けて銃を撃ち放つ。 高次物質化能力によって作り出されているエレメントには、弾切れなど存在しない。 間断無く矢継ぎ早に放たれる銃弾は、標的の前進を十分に止め得る筈だった。 敵が、只の人間ならば。 「……化け物が!」 眼前で繰り広げられた光景に、なつきが苛立たしげに舌打ちする。 乙女は銃弾の雨を刀――斬妖刀文壱で払い落しながら、一直線に突っ込んで来ていた。 なつきがその場を飛び退くよりも早く、乙女は刀の届く間合いに侵入する。 しかし文壱が振るわれる寸前、一条の稲妻が煌めいた。 「八咫雷天流、砕鬼(くだき)!」 横より駆け寄って来た眼鏡の男が、その勢いのままに左ストレートを繰り出す。 直撃を受けた乙女は吹き飛ばされ、背中から近くの木に激突した。 しかしこの程度の事で倒せる敵で無いのは、なつきも眼鏡の男も十分に理解している。 なつきと男が逃げ出した数秒後には、再び疾駆する乙女の姿があった。 「おい、大丈夫か?」 「あ、ああ……助かった」 男の声に答えながらも、なつきは驚嘆の念を禁じ得なかった。 男の右腕は、未だ制服姿の少女を抱いたまま。 この男は人間を抱き抱えながらも、先のような鋭い一撃を放ってみせたのだ。 その身体能力の凄まじさは、接近戦に特化したHIMEである美袋命すらも上回っている。 この男ならば、生身でもオーファンやチャイルドとやり合えるのでは無いか。 「お前、名前は? 何者だ?」 「加藤虎太郎――ただのしがない、一教師だよ」 虎太郎と名乗った男が、不敵な笑みを口元に浮かび上がらせる。 なつきは後方へと牽制の銃撃を放ちながら、虎太郎は油断無く左拳を構えながら。 二人は肩を並べたまま、逃亡を続けようとする。 しかしそこで突然、なつき達の首輪が規則正しい電子音を打ち鳴らした。 『貴方は禁止エリアに侵入しました。後30秒後に爆破します』 「「……ッ!?」」 なつき達は逃げている内に、禁止エリアであるF6エリアへと侵入してしまっていたのだ。 思い起こされるのは、殺人遊戯の開幕時に首を吹き飛ばされた少年達の姿。 このまま進み続ければ、自分達も同じ末路を辿ってしまうのは確実。 「虎太郎先生、このままじゃ……!」 「分かってる!」 虎太郎は腕の中の少女――山辺美希に反応を返すと、直ぐに身体を反転させた。 なつきと共に大地を蹴って、元来た道へと引き返そうとする。 しかし後方に舞い戻るという事は即ち、自分達の方から追跡者に近付くという事。 三人が禁止エリアから逃れた時にはもう、目の前に乙女の姿があった。 「くぅ…………」 なつきが次々と銃を連射したが、やはり弾丸は一発の例外も無く斬り落とされる。 ならばと、虎太郎が大きく前に踏み込んだ。 その勢いを拳に乗せて、渾身の左ストレートを打ち放とうとする。 「吹き飛べ――砕鬼!」 しかし美希を右腕で抱いたままの状態で放つソレは、速度も威力も不十分。 加えて一度見せている技が、そう何度も通用したりはしない。 乙女が腰を横方へと捻らせた事で、拳は空を切り裂くに留まった。 続けてお返しだと云わんばかりに、乙女の刀が横凪ぎに一閃される。 虎太郎は石妖の力で左腕を硬化させて、迫る剣戟を何とか受け止めたが、所詮は苦し紛れの行動。 桁外れの衝撃力までは殺し切れずに、後方へと弾き飛ばされた。 「ぐ、がああああ!」 「きゃああっ……!」 虎太郎は背中から近くの民家に叩き付けられて、その拍子に美希も地面へと投げ出された。 それは乙女にとって、獲物を仕留める絶好の機会に他ならない。 乙女は標的を戦力的に一番劣るであろう美希に絞って、絶望的な速度で疾駆する。 「チィ!」 なつきが二度三度と、乙女の背中に向けて銃撃を敢行したものの、その行動は無意味。 乙女は天高くへと跳躍して銃弾から逃れながら、刀を大きく振りかぶった。 「あ、―――――」 標的にされた美希は、まるで蛇に睨まれた蛙であるかのように動けない。 ただ呆然としたまま、これで自分は死ぬのだ、とだけ理解した。 しかし、そんな結末を認めない少女が一人。 「させ、るか――――――!」 なつきは全速力で大地を疾駆して、美希へと飛び付いていた。 美希の身体を抱き抱えて、勢いのままに地面を転がる。 標的を失った乙女の剣戟は、大地を深く抉るに留まった。 しかし続け様に放たれた中段蹴りが、なつきの側頭部を直撃する。 「あぐっ…………!」 鈍器で殴られたような衝撃を受け、なつきは勢い良く地面に倒れ込む。 更に乙女は刀で追い討ちを仕掛けようとしたが、突然攻撃を中断してその場を飛び退いた。 次の瞬間には、それまで乙女が立っていた場所を、虎太郎の拳が蹂躙していた。 虎太郎の視線が、地面に倒れ伏すなつきへと向けられる。 「おい、立てるか?」 「ぐあ……うっ……」 なつきはなかなか立ち上がれない。 側頭部に衝撃を受けた所為で、脳震盪の状態に陥ってしまっていた。 なつきは云う事の効かない身体を動かそうとしながら、苦々しげに奥歯を噛み締める。 (私は……何をやっているんだ…………?) 先程身を呈してまで少女を助けようとしたのは、深い考えあっての行動では無かった。 目の前の少女を死なせたくないと思い、その感情に身を任せただけだ。 結果として手痛い一撃を被り、大きな被害を受けてしまった。 本当に、自分は一体何をやっているのだろうか。 (私は……私は――――) 殺し合いに乗っている訳でも無いのに、伊達スバルの命を奪い。 戦場跡で見付けた狐の治療に、貴重な時間を割いて。 挙句の果てには、見ず知らずの人間を救う為に、無用なダメージまで負ってしまった。 静留を見付ける事だけ考えて動くつもりだったのに、余分な行動が多過ぎる。 一体何がしたいのか、自分で自分が分からない。 自分は―― 「何を悩んでいるのか知らないがな、今は考えていられる状況じゃないだろ?」 「…………っ!?」 何時の間にか考え込んでいたなつきは、虎太郎に手を引かれ、強引に立ち上がらされた。 虎太郎は乙女に向けて拳を構えながら、なつきへと語り掛ける。 「お前はその子――山辺を連れて逃げろ。あの怪物は、俺が何とかする」 「――え?」 それはなつきにとっては寝耳に水の話。 自分とこの男は少し前まで敵対関係で、今はより大きな脅威から逃れるべく休戦しているに過ぎない。 だと云うのに何故この男が、自分を逃がそうとしているのか、分からなかった。 それにこの男一人で怪物に対抗出来るとは、到底思えない。 「無茶だ! あんな怪物、一人で何とか出来る訳が無い!」 「いいや、一人じゃないみたいだぞ?」 虎太郎はそう答えて、自身の足元を指差した。 そこには白い体毛を総逆立てて、乙女の方に身構えている子狐――尾花の姿。 「そんな狐が一匹居たところで、どうにかなる敵じゃないだろう……。 第一、何故私を逃がそうとしてくれるんだ? お前は私を信用していないんじゃないのか?」 「それは少し前までの話だ。お前は捨て身で山辺を助けた。 その事実だけで、俺がお前を信頼するには十分だ」 虎太郎は一呼吸置いてから、続ける。 「それに生徒を――子供達を守るのが、俺の役目なんでね。 あの怪物とは因縁もある。だから此処は俺に任せて、お前達は逃げろ」 「……分かった、その言葉に甘えよう。ほら、行くぞ!」 「……は、はい!」 そうしてなつきは、美希の手を引いて走り始めた。 脳震盪がまだ収まり切っていない所為で、駆ける速度は遅いが、それでも確実に怪人との距離が開いてゆく。 そこで、走り去るなつきの背中に声が投げ掛けられた。 「山辺を救おうとした時の気持ち、忘れるなよ。 そうすれば、お前はきっと間違えないさ」 その言葉に、なつきは何を思ったのか。 なつきの瞳の揺らぎが、より一層激しくなった。 それでもなつきは足を決して止めずに、戦場から離れてゆく。 一方で、なつきに手を引かれている美希は、冷静に思案を巡らせていた。 (不味い事になったなぁ……) 恐らくは眼前の女もお人好しに分類される人間であり、自分の事を保護はしてくれるだろう。 しかし虎太郎程の強さや冷静さを持っているとは、到底思えない。 暫くはこの急造の『盾』で我慢するしかないが、ずっとこのままなのは不味い。 いずれもっと良い『盾』を見付けて、乗り換えなければ―― 『お前のそんな考えの所為で、霧は死んだんだぞ』 瞬間、そんな声が心の何処かから聞こえて来た。 「…………ッ」 美希は拳を握り締めて、ともすれば溢れ出しそうな感情を噛み殺した。 そんなものは知らない、と必死に否定する。 何をしても生き残りたいと思った。 誰を犠牲にしてでも生き残ると決めたのだ。 親友まで死んでしまった今、躊躇う理由など何処にも無い筈だった。 心に大きな迷いを抱えたまま。 二人の少女達はただ走り続ける。 ◇ ◇ ◇ ◇ なつき達が戦場から離れた後。 虎太郎は乙女を引き付けるべく、尾花を抱えて、なつき達とは反対の方向へと逃亡した。 そのまま駆け続ける事数十分。 完全になつき達の安全を確保出来たと判断し、草木の生い茂る草原で足を止めた。 身体の向きを百八十度転換させて、尾花を降ろし、背後より追跡して来た怪物――鉄乙女と対峙する。 「さて、と……」 正直、状況はかなり不利であると云えるだろう。 石妖の血を引く虎太郎は、肘から先を岩石の如き硬度に変化させられる。 その硬度を活かした拳撃こそが、虎太郎の最も得意とする攻撃方法である。 だが頼みの綱である硬化能力が、今は制限の所為で弱体化してしまっていた。 その一方で、敵が持つ刀――斬妖刀文壱の切れ味は落ちていないに違いない。 こちらの攻撃が当たっても、敵に大きなダメージを与えるのは難しい。 逆に敵の剣戟を食らってしまえば、それこそ一撃で致命傷になりかねない。 この戦いは、武器を持つ者と持たない者の戦い。 言い換えれば、狩る者と狩られる者の戦いなのだ。 「けどな。男には……教師には、退けない場面ってのがあるんだよ」 虎太郎は迷いの無い声でそう云うと、石と化した拳を構えた。 自身の不利を理解していても、絶対に退く訳には行かない。 自分が保護していた少女、佐倉霧は眼前の怪物に殺されてしまった。 エレンだって、この怪物に殺害された可能性が極めて高い。 目の前の怪物は、自分にとって忌むべき怨敵なのだ。 それにこの怪物を放置すれば、未だ見ぬ子供達までもが犠牲になってしまうだろう。 故に此処で、刺し違えてでも倒さなければならない。 虎太郎は捨て身の覚悟を以って、怪物との対決に移ろうとする。 しかしそこで、虎太郎の聴覚は誰かが駆け寄って来る音を聞き付けた。 「――おっちゃん!」 草々を踏み締めながら現れた男。 それは放送の少し前に別れた仲間、大十字九郎だった。 理樹の予想通り、九郎は虎太郎を助けるべく戦場に飛び込んだのだ。 「よお、九郎。無事で何よりだ」 「ああ、アンタもな。けど――問題はこれからだろ?」 そう云って、九郎は乙女の方へと視線を寄せた。 鬼と化した少女は、底冷えのする濁った瞳でこちらを睨み付けている。 「……あの女はもう、完全な鬼と化している。油断するなよ、九郎」 一緒に戦うつもりか、とは聞かなかった。 そんな事、聞くまでも無い。 短い付き合いだが、九郎が正義感の強い男である事くらいは理解している。 そんな九郎が自らこの場に現れた意図など、虎太郎の救援以外に有り得ないのだ。 「俺だって魔術師の端くれだ、そんな事くらい分かってるさ。 大体こんな馬鹿デカイ殺気を叩き付けられたら、油断したくたって出来る訳が無いだろ?」 九郎は鞄から異様な長さの刀を取り出して、虎太郎も石と化した拳を握り締めた。 数多くの死地を潜り抜けて来た二人が肩を並べて、眼前の鬼を睨み付ける。 交錯する三つの視線。 歴戦の猛者達の殺気を一身に受け、乙女は凄惨に嗤った。 「ふふ……美味しそうな、獲物達だ」 乙女は愉しげな声でそう云うと、生物とは思えぬ速度で九郎達に向けて駆け出した。 それとほぼ同時に、九郎達も前方へと疾駆する。 先手を取ったのは九郎。 九郎が持つ刀――物干し竿は、通常の刀に倍する長さを誇る代物である。 乙女の斬妖刀文壱よりも更に長い。 先に敵を射程内へと捉えた九郎は、刀を振り下ろしたが、それは乙女の刀によって受け止められる。 金属の衝突音を響かせながら、お互いを刃先で押し合うが、腕力で劣る九郎が押し負ける事は明白。 だから、その事態を予見していた虎太郎は、間髪置かずに横から乙女へと殴り掛かった。 「ガッ…………!」 一発。 石の拳を脇腹に打ち込まれ、乙女が九郎から引き離される。 その隙を狙って、虎太郎はここぞと云わんばかりに足を踏み出した。 「喰らえ悪鬼――八咫雷天流、散華(はららばな)!」 散弾のような打撃が、鬼と化した少女の全身へと襲い掛かった。 その速度は最早連撃というレベルに留まらず、拳による面制圧と表現するのが相応しい。 しかしそんな猛攻に晒されて尚、乙女は悠然と刀を振り上げた。 その場から一歩も退かないままに、反撃の剣戟を繰り出してゆく。 衝突する剣と石の拳、連続して鳴り響く衝撃音。 「ぐ、うぅ、ぁ―――――」 虎太郎が苦痛に顔を歪め、じりじりと後ろへ後退する。 一撃一撃を打ち合う度に、石と化した筈の拳に痺れが奔っていた。 虎太郎の劣勢は明らか。 慌てて九郎も加勢しようとしたが、乙女は背後から振るわれる一閃を跳躍で回避した。 一瞬で頭上へと回り込んだ乙女に、九郎と虎太郎は反応し切れない。 「しまっ…………」 「く!?」 完全な無防備を晒している二人に向けて、乙女は全力で刀を振り下ろそうとする。 恐るべき膂力で振るわれる斬妖刀は、一撃で二人の命を破壊し尽くすだろう。 だが、そこで乙女の顔面へと吹き付ける純白の疾風。 「―――――ガッ!?」 小躯の子狐――尾花の突撃を受けて、乙女の剣戟は失敗に終わった。 乙女は着地と同時に尾花を両断しようとしたが、斬撃は命中しない。 尾花は流星のような身のこなしで刃を掻い潜って、爪による一撃を乙女の左脇腹へと叩き込んだ。 上空へと飛び上がり、更に乙女の右腕に一撃、右肩にもう一撃。 続けて乙女の頭部を蹴り飛ばして、九郎達を庇うような位置取りへと着地した。 尾花は白い体毛を総逆立たせて、全く怯む事無く鬼の少女と対峙する。 「助かった、けどよ……。コイツ、何モンだ?」 九郎が思わずそう呟いてしまうのも、仕方の無い事だろう。 奇襲じみた攻撃だったとは云え、こんな子狐があの屈強な鬼に一杯食わせたのは、俄かには信じ難い事態。 しかもあろう事かこの子狐は、足に包帯を巻いている状態で、それだけの事をやってのけたのだ。 ――九郎達には知る由も無いが、尾花は嘗て鬼神とまで呼ばれていた、恐るべき存在だった。 今は大半の力が封印されてしまっているが、それでも只の人間よりは余程強い。 「考える必要なんて無いさ。この狐は味方で、あの怪物と戦えるだけの力を持っている。 それだけ分かってれば十分だろ?」 「ああ……そうだな。今はあのバケモンを倒す事に集中しなきゃな……!」 虎太郎の言葉に頷きながら、九郎は再び刀を正中線に構えた。 尾花の正体について、今は知る必要など無い。 心強い味方が増えたという事実だけが、大切だった。 しかし異能の力を内に秘めているのは、尾花だけでは無い。 鬼とは、力のある者を食べれば食べる程、それだけ自身の能力を高めてゆく怪物。 嘗て乙女が英霊――アサシンを喰らったという事実を、決して忘れてはいけないのだ。 「あれは……?」 九郎の眼前で、乙女が斬妖刀文壱を鞄へと仕舞い込んで、代わりに一振りの西洋剣を取り出していた。 黄金色に輝く刀身は、こんな状況で無ければ見惚れてしまいかねない程に美しい。 それは、殺人遊戯の開始当初に対馬レオへと支給されて、今は乙女の所有物となっている黄金の剣。 嘗ての乙女ならば扱い切れぬ代物だったが、英霊を喰らった今なら別。 乙女の身体から赤い瘴気が立ち昇って、手元の剣へと吸い込まれてゆく。 「い、一体どうなってやがるんだ……!?」 得体の知れぬ恐怖に、九郎が小さく震える声を洩らした。 黄金の剣を眩い光が包んでゆき、悪寒が際限無く膨れ上がる。 発生した強い風に押され、九郎の身体がじりじりと後退してゆく。 そのまま経過する事数秒、九郎は唐突に叫んだ。 「不味い! 皆、避けるんだああぁぁぁっ!」 魔術師の端くれである九郎は、迫る危険を何とか察知する事が出来た。 仲間に退避を促してから、自身の全脚力を駆使して横へと飛び退く。 それとほぼ同時のタイミングで、鬼と化した少女が聖剣の真名を紡ぎ上げた。 「勝利すべき黄金の剣(カリバーン)――――――――!」 それは正しく、滅びの光そのものだった。 吹き荒れる烈風、煌めく閃光。 カリバーンから放たれた黄金の奔流は、進路にあるモノ全てを飲み尽してゆく。 辺りに生い茂る草や木が、秒にも満たぬ時間で焼き尽くされる。 そして、訪れる静寂。 光が止んだ後、カリバーンが向けられた先に残っているのは、無残な破壊の跡だけだった。 「おっちゃん!」 「心配するな、直撃は受けていない。だが……左腕をやられたな」 叫ぶ九郎の眼前には、左腕から煙を立ち昇らせている虎太郎の姿。 尾花や九郎はそれぞれ別方向に退避して、無事に閃光から逃れる事が出来た。 一方で反応の遅れた虎太郎は避け切れずに、左腕を焼かれてしまったのだ。 それでも虎太郎は、自身の幸運に感謝しなければならないだろう。 カリバーン本来の持ち主に比べて、乙女の力は未だ不十分。 更に、殺人遊戯の参加者全てに課せられた制限。 それらの要素が、カリバーンの威力を本来の十分の一程度にまで抑えていた。 もしカリバーンが完全な形で放たれていれば、虎太郎は跡形も無く消し飛ばされている筈だった。 「掠っただけでこの有様か。やれやれ……疲れる奴だ」 虎太郎は溜め息を一つ吐きながら、焼け爛れた左腕をポケットに突っ込んだ。 敵が遠距離からの『砲撃』を可能としている以上、静観していてもいずれ殺されるだけ。 未だ無事な右拳を握り締めて、活路を見出すべく自ら鬼に殴り掛かる。 「八咫雷天流、散華!」 気合一閃、虎太郎は負傷した身にも関わらず拳を繰り出してゆく。 正に鉄の精神力があってこそ為せる技だが、片腕で放たれるソレは以前よりも速度が落ちている。 乙女は武器を使うまでも無いと云わんばかりに、空いている左手で虎太郎の拳を受け止めた。 「ぐぅ………ク……!」 虎太郎が拳を引き抜こうとしたが、セメントか何かで固定されたかのように動かない。 乙女は力任せに虎太郎を持ち上げて、反対側から突っ込んで来る尾花の方へと投げ飛ばした。 尾花は宙へと跳躍して虎太郎を受け止めようとしたが、小柄な狐の身体では衝撃を抑え切れない。 虎太郎と尾花は受け身を取る事もままならず、強く地面へと叩き付けられた。 「畜生……なんてバケモンだ!」 尾花に続けて飛び込もうとしていた九郎は、その機会を失って唯只歯軋りする。 鬼と化した、そして英霊を食らった鉄乙女の実力は、想像を絶するものだった。 虎太郎も、九郎も、尾花も、それぞれが懸命に戦っているが、足りない。 屈強な鬼を打倒し得るだけの、破邪の武器が足りない。 死の閃光から身を守るだけの、護りの力が足りない。 そして尚も、絶望を司る鬼の猛攻は止まらない。 乙女は標的を九郎一人に定めて、荒れ果てた草原の中を疾走する。 「この、糞ったれが!」 九郎は両腕に全力を籠めて、刀を横凪ぎに思い切り払う。 それは常人よりも幾分か鋭い剣戟だったが、その程度では人外の存在に通じない。 乙女は迫る一撃を易々と飛び越えて、九郎の懐にまで侵入する。 九郎も何とか第二撃を振り下ろして、それと同時に乙女がカリバーンを上方へと一閃した。 衝突する凶器と凶器。 圧倒的な腕力差により打ち負けた九郎の刀が、空中へと弾き飛ばされる。 「や、やられる…………!?」 武器を失った九郎の眼前で、乙女がカリバーンを天高く振り上げる。 濁りに濁った赤い瞳が、ぎろりと九郎に向けられた。 九郎程度の身体能力で、この距離から逃れるのはまず不可能。 虎太郎と尾花も未だ先のダメージから立ち直っておらず、救援に駆け付けられる状態では無い。 正しく絶体絶命の状況。 そんな状況を覆したのは、何処からともなく飛来した謎の物体だった。 「…………っ」 乙女が小さく舌打ちした後、九郎への攻撃を中断して飛び退いた。 次の瞬間、それまで乙女が立っていた場所に一振りの刀が突き刺さっていた。 「これは、バルザイの偃月刀……!?」 「――九郎さん、それを使って!」 聞き覚えのある声が、九郎の鼓膜を振るわせた。 目の前には、使い慣れたバルザイの偃月刀。 それは魔力を持たぬ者なら扱い切れぬ代物だが、九郎は魔術師で、そして魔力入りの宝石を持っている。 考えている暇など無い。 即座に懐から宝石を取り出して、秘められた魔力をバルザイの偃月刀へと送り込んだ。 偃月刀は魔力を炎へと変えて、その刀身に豪火を纏わせる。 「うおおおぉぉぉっ!」 九郎は偃月刀を手に疾駆して、乙女の下へと走り込んだ。 躊躇は無い。 灼熱の刃と化した偃月刀を、眼前の敵に向けて一閃する――! 「グ……ガァァァッ!?」 乙女も咄嗟にカリバーンで防ごうとしたが、偃月刀の纏う豪火までは止められない。 偃月刀から伸びる炎が乙女の腕に纏わりついて、一気に焼き尽くそうとする。 しかし乙女とて、そのまま両腕を奪われるような失態は犯さない。 一瞬の判断で後方に跳躍して、何とか炎を振り払っていた。 「ユメイさん!」 九郎は無理に乙女を追撃しようとはせずに、救援者の所に駆け寄った。 救援者の正体は、和服を全身に纏った少女、ユメイだった。 「サンキュな、助かったよ。でも――どうして此処に?」 それは九郎からすれば当然の疑問。 ユメイが特殊な力を持っている事は、九郎も情報交換の際に聞いている。 しかし九郎は錯乱したユメイに襲われた時の経験から、彼女の事を少し臆病な少女だと判断していた。 だからこそ、ユメイが救援に来てくれた事を不思議に思っていたのだが。 「それは、貴方達を守る為です。 わたしはもう逃げないって決めたから――貴方と一緒に、戦わせて下さい」 その解答は、九郎にとって十分過ぎるものだった。 仲間が勇気を胸に駆け付けてくれたというのなら、拒む理由など無い。 九郎は力強く首を縦へと振って、ユメイの頼みを快く受け入れた。 「一つだけ聞いとく。理樹や他の皆は無事なのか? ああ、生きてるってのは理樹から聞いたよ。 そういう意味じゃなくて、ヤバい状態になってないかって事だ」 「ええ。怪我をしている人も居ますけど、誰も命に関わるような重傷は負っていません。 皆、希望を持って前に進もうとしています」 「……そっか。なら、後は簡単だな」 九郎は視線を前へと移し、こちらに向けて身構えている乙女を睨み付けた。 乙女の両腕は表面の所々が黒く変色しており、ぶすぶすと煙を立たせていた。 それは先の一撃が、有効打であった証拠に他ならない。 「ああ、簡単だ。後は――あの悪鬼を倒すだけだ」 右拳を固めた虎太郎が、白毛を逆立たせた尾花が、九郎の横に並び掛ける。 此処に、鬼討伐の役者は揃った。 嘗て鬼神と呼ばれし妖狐、尾花。 オハシラサマの継ぎ手、羽藤柚明。 八咫雷天流を操る人妖、加藤虎太郎。 そして正しき心を胸に秘めた魔術師――大十字九郎。 155 無法のウエストE区 投下順 156 赤より紅い鬼神/無様を晒せ (中編) 154 誠と世界、そして侵食 時系列順 147 明日への翼 (後編) 鉄乙女 大十字九郎 ユメイ 加藤虎太郎 山辺美希 玖我なつき 直枝理樹 源千華留 蘭堂りの
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./テンプレート 現役選手 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 他リーグ派出中の選手 FAもしくは引退した選手
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基本情報 国籍 キノコ王国 出身地 キノコ王国 誕生日 身長 体重 不明 選手情報 投打 右投右打 ポジション 投手 初出場 2019年 概要 元ネタ解説 「スーパーマリオシリーズ」の登場人物。キノコ王国の国家元首であるが、毎度のことクッパにさらわれてしまう。 選手経歴 選手としての特徴 落差の大きい魔球「ヒステリックボム」で三振を奪う。球速は140前半と低いが、制球力も高い。ただしスタミナがないため、QS率が低い。 余談 記録 成績 年度 球団 防御率 試合 勝利 敗戦 S H イニング 打者 被安打 奪三振 四球 失点 自責点 暴投 被本塁打 QS HQS 完投 完封 奪三振率 whip 勝率 年度 球団 試合 打席 打数 得点 打率 安打 2塁打 3塁打 本塁打 打点 三振 四死球 犠打 犠飛 盗塁 併殺 失策 出塁率 長打率 OPS 背番号 登場曲 応援歌
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レギュラーシーズン順位 順位 球団名 勝利 敗戦 引分 勝率 1 京都中信ブラザーズ 55 44 9 0.556 2 国鉄東京アトムズ 56 45 7 0.554 3 京都ロビンス 55 45 8 0.550 4 福岡ランダース 53 45 10 0.541 5 名古屋金鯱ヒーローズ 53 46 9 0.535 6 神奈川ガリバーズ 50 51 7 0.495 7 北海道スターゲイザーズ 48 50 10 0.490 8 南滋賀タイガース 43 56 9 0.434 9 大阪南堺ホークス 43 57 8 0.430 10 福井MWNエレファンツ 40 57 10 0.412 ポストシーズン ワイルドカード決定戦 試合 ビジター球団(先攻) 結果 ホーム球団(後攻) 開催地 デイリーMVP 第1戦 名古屋金鯱ヒーローズ 1-2 福岡ランダース 福岡 赤城 福岡ランダースがプレーオフ進出 準プレーオフ 試合 ビジター球団(先攻) 結果 ホーム球団(後攻) 開催地 デイリーMVP 第1戦 福岡ランダース 1-2 京都ロビンス 京都 ジョーンズ 第2戦 福岡ランダース 2-3 京都ロビンス 七瀬遙 第3戦 京都ロビンス 0-3 福岡ランダース 福岡 ペレス 第4戦 京都ロビンス 1-6 福岡ランダース 朝倉ちはや 第5戦 福岡ランダース 1-0 京都ロビンス 京都 レオン 福岡ランダースがプレーオフ進出 準プレーオフMVP:セリオス プレーオフ 試合 ビジター球団(先攻) 結果 ホーム球団(後攻) 開催地 デイリーMVP 第1戦 福岡ランダース 5-4 国鉄東京アトムズ 神宮 安藤 第2戦 福岡ランダース 4-5x 国鉄東京アトムズ 桐嶋郁弥 第3戦 国鉄東京アトムズ 3-5 福岡ランダース 福岡 左門豊作 第4戦 国鉄東京アトムズ 10-2 福岡ランダース 黄陽レイカ 第5戦 福岡ランダース 3-2 国鉄東京アトムズ 神宮 F.ハワード 福岡ランダースがグランドチャンピオンシップ進出 プレーオフMVP:春日原弘信 グランドチャンピオンシップ 試合 ビジター球団(先攻) 結果 ホーム球団(後攻) 開催地 デイリーMVP 第1戦 福岡ランダース 4-1 京都中信ブラザーズ 京都 レオン 第2戦 福岡ランダース 5-3 京都中信ブラザーズ 安藤 第3戦 京都中信ブラザーズ 7-0 福岡ランダース 福岡 小野成一 第4戦 京都中信ブラザーズ 4-3 福岡ランダース 山﨑達士 第5戦 京都中信ブラザーズ 6-2 福岡ランダース 杉野弥七 第6戦 福岡ランダース 3-4 京都中信ブラザーズ 京都 大潮 優勝:京都中信ブラザーズグランドチャンピオンシップMVP:杉野弥七 敢闘賞:押田 タイトル・表彰 個人タイトル タイトル 選手 球団 記録 最優秀防御率 アイコ 東京 1.79 最多勝 追分正平 北海道 12勝 最多奪三振 T.リンスカム 神奈川 101個 最多ホールド 小林雅秀 中信 27H 最多セーブ 野分 中信 33S 首位打者 R.アロマー 京都 .268 本塁打王 坂本速人 神奈川 29本 打点王 坂本速人 神奈川 61打点 盗塁王 押田 中信 39個 最多安打 ヴァイオレット.E 京都 108本 表彰 ベストナイン 守備位置 選手 球団 成績 投手 R.ジョーンズ 京都 2.37 11勝2敗 73奪三振 捕手 キム・ヨンジョ 東京 .253 16本 39打点 OPS.714 一塁手 一文字隼人 名古屋 .247 25本 55打点 OPS.764 二塁手 R.アロマー 京都 .268 25本 58打点 OPS.840 三塁手 長門 神奈川 .244 16本 38打点 OPS.686 遊撃手 坂本速人 神奈川 .231 29本 61打点 OPS.754 外野手 能代 東京 .251 16本 38打点 OPS.715 深雪 神奈川 .251 20本 43打点 OPS.738 R.ジャックス 中信 .249 23本 52打点 OPS.749 指名打者 花形満 東京 .250 23本 57打点 OPS.760 ピリオドMVP 選手 球団 成績 第1ピリオド 坂本速人 神奈川 .327 9本 22打点 第2ピリオド R.ジャックス 奈良 .266 8本 18打点 第3ピリオド 月永求 京都 .318 6本 18打点 第4ピリオド 野分 中信 11試合 0.00 0勝0敗11S1H MVP・特別表彰 賞 選手 球団 成績 選定理由 シーズンMVP 吹雪 中信 2.37 9勝3敗 57奪三振 ブラザーズの右腕エースとして優秀な成績を収め、チームの優勝に貢献。特に20試合中18試合でQS、14試合でHQSを記録するなど安定した投球を披露した。 最優秀投手賞 R.ジョーンズ 京都 2.37 11勝2敗 73奪三振 防御率と勝利数で上位に入り、ロビンスのエースとして君臨。特に完封勝利を4回記録するなど好投が光った。 優秀賞 R.アロマー 京都 .268 25本 58打点 OPS.840 首位打者、25本塁打のほか、守備でも堅実さを見せ、ロビンスの模範的な選手となった。 山﨑達士 中信 .252 19本 59打点 OPS.735 ブラザーズの4番打者としてここ一番の場面で活躍し、チームの統合優勝に貢献した。 F.バレンシア 名古屋 1.87 8勝4敗 77奪三振 防御率は惜しくも2位であったものの、千反田とともに1点台の好投手としてチームの2年ぶりのPS進出を後押しした。 特別賞 瑞鶴 滋賀 防御率、勝利数、奪三振でいずれも5傑に入り、低迷するタイガースを支えた。 アルス 福井 最下位に沈んだチームの中でも5度の完封勝利を記録した。 大内良明 大阪 シーズン途中に移籍し、23本塁打を放つなど低迷するホークスの主軸となった。 福岡ランダース(団体表彰) レギュラーシーズン4位から初のGC進出を果たしたほか、記録的打低の中で9選手が二桁本塁打を記録した。 できごと 第1ピリオド 第2ピリオド 第3ピリオド 第4ピリオド 第5ピリオド ポストシーズン シーズンオフ
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基本情報 国籍 不明 出身地 不明 誕生日 不明 身長 175cm 体重 不明 選手情報 投打 左投左打 ポジション 投手 初出場 2018年 概要 元ネタ解説 マリオの弟。通称「永遠の二番手」「緑の人気者」。 兄と比べて臆病な面もあるが、ジャンプ力は兄以上のものを持っている。 選手経歴 2018年 京都ロビンスでデビュー。防御率2.85 13勝5敗で三日月宗近と並んで最多勝を獲得した。 2019年 2020年 2021年 2022年 選手としての特徴 最速167km/hの剛速球が武器。加えてサークルチェンジで打者のタイミングを乱す。 余談 JR東日本の車内ビジョンの広告で「ルイージを救え!」シリーズが放映されていた。ルイージがクッパに捕らえられてマグマの上に落ちそうなところを、マリオがクッパから出題される三択クイズに答えるというものであるが、マリオが一発で正解するときもあれば、2回とも不正解の場合はそのまま落ちて沈むかと思いきや、その弾みでマリオのところへ戻ってくるのであった。転じてルイージが好投してもなかなか援護がない場合は「ルイージを救え!」というメッセージが出される。 記録 成績 年度 球団 防御率 試合 勝利 敗戦 S H イニング 打者 被安打 奪三振 四球 失点 自責点 暴投 被本塁打 QS HQS 完投 完封 奪三振率 whip 勝率 年度 球団 試合 打席 打数 得点 打率 安打 2塁打 3塁打 本塁打 打点 三振 四死球 犠打 犠飛 盗塁 併殺 失策 出塁率 長打率 OPS 背番号 登場曲 応援歌
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基本情報 国籍 アメリカ合衆国 出身地 不明 誕生日 身長 体重 不明 選手情報 投打 左投左打 ポジション 外野手 初出場 2021年 概要 元ネタ解説 アニメ「侍ジャイアンツ」の登場人物。原作には登場しない。 大リーグのアスレテックス所属の大物スラッガー。二冠王というタイトルを引っ提げて来日し、番場蛮擁する巨人軍と対戦。最初は番場の分身魔球に抑えられたが、ヌンチャクを打つ特訓でその次の試合での再戦で分身魔球の攻略に成功した。その後最終戦で三度番場と対戦し、番場のこれまでの魔球をすべて打ち返してファウルにするも、最後は複合技「ミラクルボール」で空振り三振を喫した。 選手経歴 2021年 北海道スターゲイザーズにシーズン途中に加入。第82節でデビューして初打点を記録すると、次の試合で初本塁打を記録。その後も順調な働きぶりを見せたが94節の対中信戦、パダルの放った初球が死球となり、ジャックスは負傷退場。そのままシーズンを終えてしまった。 2022年 京都中信ブラザーズに移籍。リシュリューや杉野弥七とともに中軸を任され、23本塁打と52打点を記録し、チームの統合優勝に貢献し、外野手のベストナインに選ばれた。 2023年 引き続きブラザーズに在籍。前半こそ苦しんだシーズンだったが、特に後半にエンジンがかかった。この年54打点で打点王を獲得したが、第4ピリオドだけで26打点を記録。当然ながらそのピリオドのMVPとなった。 選手としての特徴 余談 記録 成績 年度 球団 試合 打席 打数 得点 打率 安打 2塁打 3塁打 本塁打 打点 三振 四死球 犠打 犠飛 盗塁 併殺 失策 出塁率 長打率 OPS 2021 北海道 10 32 32 4 0.188 6 1 0 4 5 7 0 0 1 0 0 0 0.188 0.594 0.781 2022 中信 107 426 409 48 0.249 102 19 1 23 52 46 17 0 1 0 3 1 0.279 0.469 0.749 2023 108 427 405 35 0.235 95 21 0 22 54 57 22 0 0 0 4 1 0.274 0.449 0.723 背番号 登場曲 応援歌
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基本情報 国籍 日本 出身地 東京都? 誕生日 不明 身長 156cm 体重 不明 CV 矢野妃菜喜 選手情報 投打 右投右打 ポジション 捕手、外野手 初出場 概要 元ネタ解説 テレビアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の主人公。 もともとはアプリゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS」におけるプレイヤーキャラクター(通称「あなた」)がベースであり、名前は一般公募により選ばれた。 東京お台場にある虹ヶ咲学園の生徒で、幼馴染の上原歩夢とともにショッピングをしていたところ、偶然「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」のライブを目撃する、所属メンバーの一人である優木せつ菜のパフォーマンスに「トキメキ」を覚えた侑は後日、同好会の部室を訪れるが、生徒会長である中川菜々から廃部になったことを告げられてしまうものの、歩夢とともに同好会の再建に乗り出すことを決意した。 選手経歴 2023年 上原歩夢、優木せつ菜とともに神奈川ガリバーズに入団。山田太郎、加賀との正捕手争いに加わったが、基本的に3連戦のうち1試合という出場ペースとなった。意外性のある打撃を備え、6月30日(第40節)では1試合3本塁打を放った。しかし後半になると打撃が鳴りを潜め、終わってみれば打率は.184に甘んじた。 選手としての特徴 中の人の苗字つながりで元阪神・矢野燿大氏と元巨人・矢野謙次氏を折衷したようなステータスとなっている。 余談 担当声優は矢野妃菜喜氏。アニメ1期3話の最新話直前生放送で挿入歌シングルが発売される際、同一の3曲が収録されるが、ジャケットのキャラクターが異なる3形態での発売となり、共演者からは「好きなメンバーのCDを買うのももちろんいいんですけど…」と振られるやいなや「ヒトリダケナンテエラベナイヨー!(一人だけなんてえらべないよ)」という後に名言となる叫びを放った。ちなみにその時の生放送で共演したのが当時の優木せつ菜役・楠木ともり氏である。その後の生放送でも挿入歌シングルが発売されるたびに同様の発言をし、2023年に放送されたショートアニメ「にじよん あにめーしょん」の主題歌にも歌詞に登場。さらには同作本編にセリフにも登場。そしてついには矢野氏のコールアンドレスポンスにも実装される。 髪型は黒髪ツインテールだが、毛先が緑色に染められているという特徴的なヘアスタイル。一部鉄道ファンからは先っちょの緑色から「近鉄のパンタグラフ」とも呼ばれているとか。 記録 成績 年度 球団 試合 打席 打数 得点 打率 安打 2塁打 3塁打 本塁打 打点 三振 四死球 犠打 犠飛 盗塁 併殺 失策 出塁率 長打率 OPS 2023 神奈川 35 122 114 15 0.184 21 3 0 8 15 9 8 0 0 2 2 0 0.238 0.421 0.659 背番号 登場曲 応援歌