約 1,796,964 件
https://w.atwiki.jp/jizoproject/pages/4.html
From:蔭山 歩 2002/03/12 18 02 今森光彦さんの写真集の中に「里山のはじまり」と題して、仰木にまつわる文章が掲載されています。この文章を書くために仰木の方に聞きとりを繰り返し、かなり苦労があったとお聞きしています。 ---------- 今から千年以上前の話である。天智天皇の付き人だった加太夫仙人(かだゆうせんにん)は、訳あって聖地を離れ新しい安住の地を求めて旅にでた。四〇人の家来を連れてのまったく当てのない旅だった。 そんなある日、湖岸に鬱蒼と茂る葦原に沿って、北へ北へと進路をとっていると、遠くに民家らしきものがみえてきた。そこからは白い煙が立ちのぼっていたので、すでに先住民が生活していることが窺われた。加太夫仙人は、行く手を阻まれたような気持ちになって戸惑った。さて、どうしようかと思い、ふと山並み(比叡山)を眺めると、黒い稜線に、紫色の雲がかかっているのが認められた。加太夫仙人は、あの山の麓こそ、瑞雲(ずいうん)たなびく聖地であり、自分が探していた安住の地であるという確信をもった。加太夫仙人は、家来たちを暫し休ませ、腰につけていた斧(よき)を研がせ、山の麓に向った。藪を切り開き、湿地を越え、川(御呂戸川)を遡っていった。やがて、大きな尾根を越えると水量の豊かな川(天神川)に合流した。さらに、それを上り詰めると、山裾に行き当たり、そこに清流が渦巻く滝壷があった。これこそ、霊気の宿る場所ということで、加太夫仙人は、奈良の丹生川上村のお宮さんに出向き、そこで、霊の分身をいただき、再び滝壷に帰り、それをお祭した。 加太夫仙人は、この聖地に稲作をつくろうとした。朝鮮から遣唐使がもってきたという水稲の種を、浅い窪地に水を張って播いた。 この加太夫仙人の行いを見て、焼き畑で陸稲をつくっていた先住民たちは、「水の中に稲の種を捨てるとは、何という奴だ」と笑っていた。ところが、窪地の水面からは、浅緑色の葉がすくすく伸び、やがて、黄金色の稲穂が実り、人々はたいそう驚いた。(仰木の古文書より) 『里山物語』今森光彦 著(新潮社発行/1995)からの抜粋
https://w.atwiki.jp/mh4_ta/pages/203.html
【ありあり】テオ・テスカトル 剣士 大剣 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位 太刀 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位 片手剣 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位 双剣 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位 ハンマー 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位 狩猟笛 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位 ランス 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位 ガンランス 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位 スラッシュアックス 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位 チャージアックス 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位 操虫棍 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位 ガンナー ライトボウガン 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位 ヘビィボウガン 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位 衝重砲【怒頭】 9:47 通常弾・連射矢UP 回避性能+1 弱点特効 舞闘家 ネコの射撃術招きネコの幸運 なし 芋次郎 動画 弓 順位 武器名 タイム スキル 食事 オトモ HN 備考 1位
https://w.atwiki.jp/jizoproject/pages/10.html
From:蔭山 歩 2002/03/19 16 17 現在、太鼓会館があるあの小さな丘は「御所(ごしょ)の山」と仰木で呼ばれています。この小さな丘は平尾の馬蹄形の棚田からも望め、集落内からも目に付くところに位置します。実はそこには多田(源)満仲が居館を構えていた・・・という伝説です。 ---------- 多田満仲の館跡 堅田から山手へ県道仰木本堅田線を走り、仰木小学校をすぎたあたり、奥比叡ドライブウェイに向う道路沿いに、地元で「御所の山」と よぶ小さい丘がある。丘の上には、元禄6年(1693)当時の領主であった賀子内親王(後水尾天皇の皇女)の発願になる、源満仲館の旧跡を示す石碑が立つ。この地には古くから、清和源氏発展の基礎をつくった平安時代中頃の武将・源満仲の居館があったところだという言い伝えがあり、江戸時代に石碑が建立される直前まで小さな祠がたち、像も安置されていたようである。 彼が仰木の地にいたという同時代の確実な史料はなく、なぜこのような伝承がのこっているのかは定かではないが、彼が仰木庄を領有したためとも、あるいは比叡山横川の恵心僧都と深いつながりがあったためともいわれている。確かに仰木は恵心僧都とのつながりで語られることが多く、満仲の九男僧源賢が恵心僧都の弟子であったことから、恵心僧都との親交が語られ、恵心僧都ゆかりの仰木の地に満仲の伝承が残るようになったのかもしれない。 地元の小椋神社に伝わる古文書などから当時の様子をふりかえってみると、満仲が摂津国多田庄から仰木に移ってきたのが天禄2年(971)。その理由は書かれていないが、京の地で政争にあけくれていた身体をいやすためであったのかもしれない。彼は当地で恵心僧都の戒師として出家、満慶と号し、居館を寺とした。おそらく人里離れた静かな仰木の里での生活は彼にとっては何ものにもかえがたいものがあったのだろう。十年余りの歳月がまたたくまに過ぎ、再び多田庄へ帰ることを決意した満仲が馬で仰木の地を去ろうとしたとき、村人たちは彼との別れを嘆き悲しみ、馬の前に立ちはだかって必死になって 引き止めたという。これが五月に行われる小椋神社の仰木祭りでの「駒止めの行事」となって残ったのだともいわれている。 満仲とのつながりを示す旧跡は他にもあり、上仰木集落のはずれにも、満仲の死後、彼の武具を埋めたところとも、あるいは源頼朝が満仲ゆかりの仰木の地に、満仲・頼光・頼信・頼義・義家の五代の塚をつくり天下泰平を祈ったとも伝える「五社の塚」とよぶ五基の石積の塚がのこる。 『大津の伝説』ふるさと大津歴史文庫5(大津市発行/1992)より抜粋
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/5631.html
このページはこちらに移転しました ありふれた。 作詞/あとおとえ 腐った夢をぶら下げて煙草に火をつけた。 誰かの声が聞こえた。煙草はまだ燃えて。 腐った今日をぶら下げて布団にもぐり込む。 果たして今日は正解か?それとも間違いか? ありふれた在り方にただ何も思えず。 泣き方を忘れた僕がいた。 ありふれた在り方にただ薬を飲んで。 悲しさを忘れた僕がいた。 透明な面影を引きずって笑ってる。 良く出来た偽物ですね。 透明な面影を引きずって生きている。 腐ってる偽物ですか? あの頃の僕は閉じて見えなかった。
https://w.atwiki.jp/bdueloflegendwikidol/pages/325.html
「~ありますか?」 ①行動したいけど保険が無くてつい聞いてしまう場合。 主に、王の狩り(装備つきが多い)を使いたいけど、保険が無い。 妨害されると敵側にアーコル*3が残ってしまうので、同盟仲間に確認を取るケースが多い。 但し、DoLのチャットの仕様上相手にもその発言が見えてしまう為、上級者には情報の餌とみなされる。 逆に保険はあるけども聞くことで仲間だけでなく敵側をも陥れるトリックスターも中にはいるので、妄信は止めよう。 ②敵側の除去発動にチェーンして同盟仲間に確認を取る場合。 同盟仲間の場にもユニットが出ているケースが多く、 通常時は「自分は回避あります(もしくは欠片もあります)けど、あなたはありますか?」 あと一歩で敵側に止めを刺せる状況では「欠片ありますか?」 という言い回しが多く見られる。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/19883.html
登録日:2009/07/15(水) 13 46 47 更新日:2023/04/16 Sun 11 48 28 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ありす うさみみ アリス ヒロイン 不思議の国のありす 介錯 変身 巨乳 有栖川ありす 清水愛 薄幸 鍵姫物語永久アリス輪舞曲 『鍵姫物語永久アリス輪舞曲』のヒロイン。 cv.清水愛 中学2年生。 「アリスの物語」が大好きで、「終わらないアリス」の物語を読むためにアリスロワイヤルに参戦している。 何故か、有人の考えた「アリスの物語」に出てくるアリスにそっくりで、本物のアリスと間違えた有人から告白されている。 名前の通り、「不思議の国のアリス」がモチーフ。 戦闘では、不思議の鍵を使用し戦う。 有人の妹のきらはとは最初は仲が悪かった(きらはが一方的に敵視していた)が、有人・きらはとアリス同盟を結んだ後は仲良しになる。 漫画とアニメでは若干、性格等の設定が違う。 漫画 有人とはじめて会ったのは昼過ぎの学校、図書館でキサと戦っていた。 不意打ちや騙し討ちを得意とし、それ以外の方法で戦って勝った事はなかったが、有人から注意を受け、戦い方を直すようにした。 有人から告白されてからは、同じアリス好きの友人として接しているが、異性として意識はしている。終盤で恋人のような関係になる。 対アスカ戦で、過去の記憶が無いことがわかったが、本人も記憶が無いことがわかっていなかった。 対アカネ戦で、有人が裏切り(ありすを助けるための嘘であったが)、アカネと共にありすを置いて去ってしまった際や、 自らの記憶が何故無いのかを考えた際、泣き出してしまう等、精神面は打たれ弱い模様。 武器の能力は、武器の性質、形状を自由に変えること。正に不思議な武器。 武器は持ち主の心や過去の記憶によって性質・形状が変わるため、武器自体を自由に変えられるありすに、きらはは「中身が無いみたい」と言っている。 アニメ 有人がはじめて会ったのは真夜中の学校、図書館でリサと戦っていた。 物語中盤で相思相愛になる。 過去の記憶を持っているのだが、矛盾している。 原作のような精神面における打たれ弱さは無い模様。 武器の能力に原作のような能力は無い。 ■セリフ集 「大丈夫、死にもケガもしないわよ。心の鍵を開けて少しその物語を読ませてもらうだけだから――」 「私は……私だけのアリスの物語を探しているの」 「アリスは……そうね夢……女の子としての夢……その夢のためならなんだってするわ」 「この世界に足を踏み入れた人の目的はひとつ!! 相手から物語を奪うのみなのよ!!」 「だって……有人君が卑怯な事はするなって……」 「私の昔が……ないの……」 ネタバレ 有人と一度は結ばれるのだが……、 編集及び追記ありましたらよろしくお願い致します。 △メニュー 項目変更 カタカナのアリスじゃなくて ひらがなのありすよ -アニヲタWiki- 以下ネタバレ 正体は有人の書いた「アリスの物語」の主人公・アリスが、 きらはの兄の愛するアリスになりたいという願望と、鏡の鍵の力で、自我と体を手に入れた存在。 そのため、きらはの自身の胸が大きくなって欲しいという願いや、有人の戦い方を直して欲しいという願いが反映された。 過去の記憶が無かったり、矛盾していたのはそのため。 ラストの違い アニメ リデルを倒した後、残された双子のアリスと物語の世界を守るために、 メルヴェイユスペースに残ることを選び、有人ときらはが元の世界に戻るのを見送り、物語が終わる。 漫画 タキオンを倒した後、有人ときらはが結ばれたのを見届け、一人メルヴェイユスペースに残るが、 有人を想うあまりメルヴェイユスペースを飛び出して二人の下に戻ってくる。 想像力は創造力に変わる―― 『完成されたキャラクターは一人歩きする』 『物語の中で自由に動き出して楽しい……あなたはそう言ったわ……』 『この行動は私自身の行動――――』 『この想いは……私自身の気持ち』 『作られたものではない私自身の心……』 そして―― 『迷惑?』 『いまさら――?』 『お邪魔――?』 その創造力は―――― 『関係ないわ』 『まだ勝ち目はあると思うのよね』 創造者を越え―――― 『うん』 ピンポーン 「はーい」 『なんたって私は理想のアリスなんだから』 (今度は私の言葉で) 「どなた?」 (物語を始めるわ!!) 終わらない物語へ―――― △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ありすは原作でもアニメでも気になる終わり方をしたよね。 -- 名無しさん (2013-09-26 23 13 23) アリスってのはそういうもんさ。 -- 名無しさん (2013-11-11 21 31 25) ヤンデレしかいない登場人物の中では一番まともと言う貴重な存在 -- 名無しさん (2015-06-27 01 25 38) 探偵兼推理小説作家じゃないのか -- 名無しさん (2017-03-29 23 50 59) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dreamxkiss/pages/601.html
ありがとう。(ありがとう) ■作詞・作曲:ドラ 編曲:T.NOZAWA ■アルバムズッコケ大脱走に収録
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/1129.html
【作品名】新横浜ありな in アキハバラ 【ジャンル】ビエンナーレ第9回国際建築展 日本館カタログ付録フィギュア 【名前】新横浜ありな 【属性】小学2年生 【大きさ】55m 【攻撃力】【防御力】【素早さ】大きさ相応の小学2年生並み 【長所】町を歩くだけでみんなの視線を1人じめしちゃうよ! 【短所】ちょっと背が高いのがコンプレックスみたい…… vol.16 342 :格無しさん:2008/06/21(土) 17 11 16 新横浜ありな考察 スペック近いコンバトラーから下げる ×ヴァニラ・アイス 削り負け ○ヨッシー 大きさ勝ち ○カイム 大きさ勝ち ○ケンシロウ 大きさ勝ち ○ネイキッド・スネーク 大きさ勝ち ○雷電 大きさ勝ち ○~×アダ このくらいの大きさだと精神共鳴効かないか?効くなら負け ×アベル ドラゴンの杖連発負け ×ネス 普通に負ける ×ソロ 普通に負ける ○ニンテン 大きさ勝ち ×中原小麦 普通に負ける ×司 異世界移動→守護者負け △エイト 倒せない倒されない ○ジェームズ・ボンド 大きさ勝ち ○越前リョーマ 大きさ勝ち ヴァニラ・アイス>新横浜ありな>ヨッシー アダ~ケンシロウあたりが小さいが攻防高い奴らを止めてるのでここら辺カオスってる むしろコンバトラーとこいつが位置高いかも 343 :格無しさん:2008/06/21(土) 17 17 18 もつなべ 精神攻撃系は大きさの影響受けたかな 憑依は大きさ関係ないみたいな話が有ったが 344 :格無しさん:2008/06/21(土) 17 29 17 精神攻撃は大きさ関係ないはず でかければ精神強度が上がるような奴でもない限り 346 :格無しさん:2008/06/21(土) 17 46 01 344 洗脳とかは脳も大きくなるから効くかどうか微妙
https://w.atwiki.jp/hitorikakurenbo/pages/1058.html
同居人あり 2009年4月12日トロ ◆Y0Ku9y3HOk&まこうじん ◆XA32.sk8mその1 2008年8月13日濃厚男汁 ◆WrQEk/AVK2 2008年8月13日さるこ ◆2wpxqTQRaY 2008年8月10日ジュース2 ◆V9yoJz/z06その1 2008年9月25日ぽこちゃん ◆rgfo3PKWzkその1 2009年4月7日チキン ◆JfK.F8VVqc&大吉 ◆OPlflSSQ8Q 2009年3月2日まこうじん ◆XA32.sk8m.その1 2009年3月6日まこうじん ◆XA32.sk8m. 2009年3月7日ピヨ ◆cKKHa6WOvw&狐 ◆r7Y88Tobf2 2009年3月15日ざん湖◆nswdUnNGnQ 2009年3月24日リラクマ ◆P98.zrUl4U [2009年2月10日丁(ひのと) ◆hinotoatMI 2009年5月2日トロ◆Y0Ku9y3HOk 2009年2月18日◆ITMv32OB66 2009年2月21日ガチャピンその1 2009年5月14日エスカ◆sALBEmrZFg 2009年5月17日トロ◆Y0Ku9y3HOk 2008年11月11日レンコン ◆CBK/6srufI 2008年11月11日NT ◆XVXh/MJ1JQ & ひのと ◆hinotoatMI 2008年10月19日キムタク ◆l4HomHl55sその1 2008年10月25日赭 ◆dSuGMgWKrs 2008年10月31日◆ITMv32OB66 2008年9月4日ガンダム ◆3SkCSNj.Uc 2008年9月5日小池屋 ◆JkKZp2OUVk 2009年4月29日おいら◆stBcDvPAZI 2008年9月28日アル ◆0pMA.RIvAM 2008年8月7日ガンディー ◆uHa9xkN2bg 2008年7月1日レティス ◆dFeO3E76Yo 2008年7月27日ひでお ◆qLXT0QtpXk 2008年6月21日レティス ◆dFeO3E76Yo 2008年5月2日ひのと & 柚子茶 & 上海蓬莱 & マカロニ & えら呼吸その1 2008年5月18日 とら ◆I7ud1/ga5M 2008年5月20日 Yenn ◆3qDMUSp0ng & ひのと ◆hinotoatMI & ひでお ◆qLXT0QtpXk (コラボ) 2008年5月25日◆T9h7QL.be6 2008年4月26日むーみそ ◆NcWggmcipE 2008年11月8-9日◆ITMv32OB66 & ノア ◆WODiPzWX8U
https://w.atwiki.jp/monsterbr/pages/159.html
大空を自由に飛ぶ夢を見た。 それはついさっき体験したばかりの夢だ。 勿論流れる映像も、ついさっきのもの。 もう二度と戻れないけれど、確かに存在した時間の記憶。 高い山に登ることでは見られない、それこそ鳥にでもならねば至れない群青だけの世界。 色のない風も空を溶けこませているようで、頬に胸に体に、触れる風から青色を抱きしめる。 空は何処まで続くのか、高さは果てしないのか、知り得ない情報の一端に触れて否が応にも心が騒ぐ。 最初は緊張していた。 恐ろしい相手からなんとか逃げ切って、追いかけられるんじゃないかと怯えて。 でも長いこと、四方が自由な場所に居ると、そんな気持ちにも羽が生えてふわふわと軽くなる。 「フリスビーみたいにできるかは不安だったけどやってみるもんだなー」 ぼんやりとしていた僕の思いに滑りこむ声。 そうだ、これは夢だから。 「これもガー太郎……あ、ガーディのニックネームなんだけどよ」 ダッサイよなあ、絶望的にセンスを疑う。 呆れたように目を細めて、しかしすぐに口角を上げて。 「でも、いい名前なんだよなあ、あのご主人サマがつけたーって感じで」 その……人間なんだろうな、のことが大好きだと言わんばかりにしきりに納得しているジュペッタ。 僕は人間が好きじゃなかった、こんな殺し合いの場に招いたのも人間だし、もっと遡れば。 けどこんな顔で言われたら、何か酷いことを言える気持ちにはなれない。 「もしかしてジュペッタも……」 「な、ないない、俺はただのジュペッタだから、うん」 あるんだろうなあ……彼曰く飛びきりダサいのが。 「モンスターマスターって職業の人間がいるって聞いたけど、ご主人サマってそれなの?」 魔物を従え戦う者。 本当に噂でしか聞いたことがない存在だが。 「モンスターマスター?なにそれかっこいいな!ご主人サマはトレーナーだけど」 ふうんと腕を組んで、思案する。 「よし決めた、帰ったらご主人サマのことマスターって呼ぼう」 ダサさが半減するかもしれない、名案だとばかりにグッと拳を握った。 他愛もない話で、でも嫌じゃなかった。 嫌いな人間でも、ジュペッタが言うなら会ってみたくなる。 「っはーー……しかし全く、いつまで飛ぶのかね、この靴さんはよ」 焦れた様子で、辺りを落ち着きなくきょろきょろと見回すジュペッタ。 「でも、安全だと思うよ?」 少しずつでも変わりたいと願った。 しかし、当てるでもなく詠唱した呪文に震える指先、心。 僕には、勇気が足りなかった。 だからこの空の旅は僅かな、逃避の時間にも思えたんだ。 殺し合いという嫌なことからも、命を奪う敵からも、そのために変わらなくちゃいけない事実からも。 「まあなあ、このまま家に帰れたらそれこそ万々歳なんだが……」 楽天的だと自負するジュペッタも、不安そうにため息をつく。 「呪い、ってやつ?俺それなりに専門家だからさあ……あるんだろうなーってのがすげえ分かって」 胸に手を当て、遠くを見る。 僕も真似するけど、さっぱりわからなかった。 「僕が知ってる呪いは、装備品が外れなくなるのくらいかなあ」 それなら、シャナクや神父様のお祈りで解除ができる。 命を奪う呪いとは、やはり違うだろうけど。 「それとは違うんだよなー、なんだろね、この喉奥にコイキングの骨格もろとも引っかかったようないやあな感じ……」 分かりそうで分からない。 そう言いたいのだろうか、コイキングってなんだろう。 それを尋ねるのもなんだか見当違いな気がして、僕は言葉を止める。 聞いておけばよかったな、もっとたくさん、話しておけばよかったな。 僕の意識は風に溶け込んでいた。 夢で動く僕とは別に、それを静観していた。 風の音が吹き抜ける程度、途切れた会話。 そのまま黙っていれば、ジュペッタがきっとまた全然関係ない話をしてくれていたはずだ。 けれど僕は、僕の中の少しの勇気は、口を開かせる。 「ねえ、ジュペッタ」 「どしたよ」 逃げていても終わりがやってくる。 その終わりが、いいものであるようにと願うのは、当然だ。 「相談、したいことがあるんだ」 砂粒一欠片ほどの勇気を使って、僕は変わるために、自分のことを話す。 どう変わればいいか皆目見当がつかないから。 勇者として生まれてきた自分のこと。 誰かを傷つけるのが怖いこと。 回復魔法すら他者に向けられないこと。 仲魔……仲魔を死なせてしまったこと。 「そっかあ……」 うーんと唸る声。 僕は、風を吸い込んで頷く。 初めてこんなに長いこと、自分の気持を言葉にして喋ったような気がする。 「あの……シャドームーンじゃないけどさ、僕も変わりたいんだ」 傷ついた魔物を見て、戦いを経て、僕はこのままじゃいけないと改めて思った。 誰かに傷ついてほしくない、死にたくない、今更当たり前の感情が心の底から沸き上がってきて。 臆病な気持ちに押しつぶされそうでも、なんとか持ち上げる。 「あんだけすげーかみなりを持ってるのになんで……とは思ってたがよ」 「ごめんね、あのキノコの魔物に回復魔法が使えればよかったんだけど」 そうすれば、あの時にシャドームーンに会うこともなかったんだろうな。 「自分や、ジュペッタ……それだけじゃない、もっとたくさんの魔物に傷ついてほしくない」 「だけど、ここにはシャドームーンみたいに戦いが好きな魔物もたくさんいる」 こんな意気地なしが抱くには、だいそれた願いなんだろう。 答えが見えてこないのがその証拠だ。 「僕はどうしたら、変われるんだろう」 「ま、今は沢山悩むといいさ」 ジュペッタの軽い返事に、僕は目を丸くする。 「悩むって……それだけでいいの?」 「いや、良い訳はないけども」 空中の姿勢に慣れてきたのか、ジュペッタはリラックスした体勢で。 「どう考えたってすぐに出る答えじゃねえだろ?ま、安心しとけって、 お前が答え出せるまではこの強くて格好良くて頭がいいジュペッタ様がなんとかしてやるからよ」 なんとかなるさ、とケラケラ笑うジュペッタに、僕は自分でもびっくりするぐらいの声で怒鳴る。 「ジュペッタ!僕は、僕は……!」 「俺だって嫌だよ、アイドルが怪我させるとか、まして殺すなんて最悪だわ」 怒鳴るのを想定したように、静かに入り込んだ言葉に、僕は面食らう。 考えればそうだ、誰かを傷つけるのが好きじゃないのが、僕だけではないなんてこと。 「ちょいとやりすぎた感あるけども、まあアレはああでもしねーと退かなかっただろうし」 言葉を濁しつつ、水鏡の盾に残る体液の跡を見やる。 「プチヒーローは当てられなくたって、強い技が出せるんだろ?」 木をなぎ倒して目眩まししたように、傷つけ戦えずともできることはあるとジュペッタは言う。 「それに変わりたいとか、強くなりたいって思えるのはそれだけでもすごいことなんだぜ?」 「ずっこい手段かもしれないけどよ、逃げて、生きて、悩んで、そんでプチヒーローなりの答えを探そうぜ」 自分で時間が有限だと、ことが早急だと決め付ける必要はどこにもないと、笑っていた。 「どうして」 どうして、僕をそこまで信じてくれるのか。 ジュペッタの言い分は、いつか僕が強く変われると、胸を張って言えるのなら成り立つ。 「いやーやっぱり、決められただの生まれだの関係なしにプチヒーローは凄いやつなんだって」 「強くて格好良くてオマケに優しい、うんうん、俺の次ぐらいにはイカしてるよ、プチヒーロー」 優しさと臆病は表裏だと、僕は思っていた。 ジュペッタは違うと断言する。 「自分を好きになればいいんだよ、いいとこも悪いとこもひっくるめて、自分を好きになるのさ」 いつも、期待はずれだと、勇者のくせにと、どうして勇者になれないのかと、そう言われてばかりだった。 じゃあ僕は、僕は自分のことをどう感じていたんだろう。 好きなのか、嫌いなのか。 「変わりたいって言うならさ」 向かい風が追い風に変わる。 「プチヒーローは何になりたい?」 変わりたい、何に、強い自分に。 強い自分とは何か、それは勇者、みんなが理想にする勇者。 僕は、みんなが理想にする勇者になりたいんだろうか、違う気がする。 「分からないや……」 「そんじゃあまずはそれを考えようぜ」 僕は、この笑顔をよく覚えている。 何にもなれない僕を、何かになれると言外に示してくれた笑顔を。 あの時は、何も言えなくて、うつむくだけだった。 風が、時間が、僕を遮る。 ここに僕は居ない、だけど、だけど伝えたい。 ありがとうと。 あの時に言うべきだった言葉を、とびきりの笑顔で。 赤い光が瞼の裏を刺す。 ゆっくりと、理解しながら、僕は目を開き起き上がった。 夕焼け空は、過ぎてしまった世界をありありと伝えて僕の周りに広がっている。 夜の闇が降りてくれば、思い出も塗りつぶされそうな不安が襲ってくるだろう。 だけど僕の胸の、大事な勇気は記憶を思いを照らしてくれる。 自分のものではない体に宿る記憶と、自分の記憶を重ねて。 戦いの跡地に横たわる、立ちはだかった魔物。 彼はジュペッタを殺し、僕を殺した恐ろしい敵だった。 でも、声が聞こえていた。 僕達を称賛する声が。 恨む気になれない程に、彼の最期は潔かったのだろう。 鮮明な記憶に残っていなくとも、その死に顔を見れば思うものがある。 だから、傍に落ちていた剣を拾い上げて彼の、ギルガメッシュの遺体の前に突き立てる。 夕日に一筋の陽炎を落とす剣。 戦いに生きて、剣に生きた魔物の墓標にこれほどふさわしいものはない。 ギルガメッシュのように強く好戦的な魔物と対峙することがまたあるだろう。 例えばシャドームーン。 彼らと、どう向き合うべきなのか。 すぐに答えは出ないが、見つかるまで戦うことが今はできる。 からん。 背後から聞こえた音に振り返ると、剣が倒れていた。 深く差し込んだはずなのに、そう訝しんで拾い上げる。 「いらないの?」 この剣の使い手の声がした。 『冥府への道連れにするより、良き使い手に振るわれることを剣は望むだろう』 思い込み、空耳かもしれない。 それでも僕は、この剣を、ギルガメッシュの心を連れて行きたくなった。 「一緒に行こうか」 炎の化身の剣に話しかける。 手に馴染んだ剣は、応と返事をするようで。 握りしめたぬいぐるみの手は、友達のもので。 僕たちは、自分の影に寄り添って走りだす。 誰かに勇気を与えるために、守るために、戦うために。 【G-6/草原/一日目/夕方】 【プチヒーロー@ドラゴンクエスト】 [状態]:ダメージ(中)、魔力消費(大) [装備]:水鏡の盾@ドラゴンクエスト、ヒノカグツチ@真・女神転生Ⅰ [所持]:ふくろ(中身無し) [思考・状況] 基本:勇気を与える者になる 【備考】 オス。泣き虫でこわがり。プチット族に期待されていたプチット族の勇者。一人称は「僕」 死後、心をジュペッタの死体に宿らせることで復活しました。 No.60 意志の凱旋 時系列順 No.62 勝者なき戦い No.60 意志の凱旋 投下順 No.62 勝者なき戦い No.49 show me your brave heart プチヒーロー No.71 その心まで何マイル?